右の図は、各アイコンの簡単な説明です。詳細はこのマニュアルの関連セクションで説明します。 |
スペースキーで、ツールを素早く変更できます。デフォルト設定のツールと最後に使ったツールとで切り替えます(環境設定... で、物体を移動 か 物体を移動/拡大縮小/回転 かで設定できます)。
1.2.5 オブジェクトリストとプロバティパネル
最後に、メイン画面の右側にあるオブジェクトリスト(デフォルトで上の方)とプロパティパネル(デフォルトで下の方)を説明します。
当然ながら、オブジェクトリスト はカメラと照明も含む、シーン内のすべてのオブジェクトのリストです。オブジェクトの編集時には、このリストで単にクリックするだけで選択できます。複数のオブジェクトを選択するには、<Ctrl> キーを押しながらクリックします。範囲で選択する場合、オブジェクト1個を選択してから別のオブジェクトを <Shift> クリックすると、その間にあるすべてのオブジェクトが選択されます。
オブジェクトのタイプによっては(曲線、スプライン、メッシュなど)、普通の移動・拡大縮小・回転に加えて編集も可能になります。オブジェクトリストのオブジェクトをダブルクリックすると、その編集ツールが開きます(オブジェクトの編集 をご覧ください)。
このリストはオブジェクトの階層配列もサポートしているので、いくつものオブジェクトをほかのオブジェクトの「子」にできます。「親」オブジェクトを移動・拡大縮小・回転させると、ツール設定によって小オブジェクトにも同じ変換が適用されます(オブジェクトの変形 をご覧ください)。あるオブジェクトをほかのオブジェクトの子にするには、そのオブジェクトをクリックして、親にしたいオブジェクトのすぐ下にドラッグします。リスト内の矢印バーで、オブジェクトの位置が表示されます。このバーが字下げ(インデント)されていると、このオブジェクトはリスト内でその上にあるオブジェクトの子になれることを表します。マウスボタンを放すと確定して、親オブジェクトの隣には下向きの三角形が現れ、階層として表示されます。この三角形をクリックすると子は隠れ、三角形は右向きになります。
オブジェクト間の親子階層の配列は アニメーション 作成のときも便利です。
左の図の例は、歯磨きチューブのシーンでのオブジェクト階層です。「歯磨き」と「フタ」は「歯磨きチューブ」の子になっています。「フタの端」は「フタ」の子です。「歯磨きチューブ」に行った変形は、ここにあるすべてのオブジェクトに作用します。「フタ」に行った変形は、「フタ」と「フタの端」のみに作用します。 必要なら、オブジェクトリストは シーン → オブジェクトリストを隠す で非表示にできます。 |
ここに表示されるプロパティは、選択中のオブジェクトのタイプによります。この例では球オブジェクトのプロバティが表示されていて、編集が可能です。 位置と向きの値を直接入力できます。テクスチャと材質も設定できます。 オブジェクトの X, Y, Z 半径も、テキスト入力欄やその右側にあるコントロールノブで直接設定できます。操作するには、カーソルをノブに乗せて、左マウスボタンを押しながら左右にドラッグします。数値を大きく変えるには、 ドラッグのときに ALT キーを併用します。 |
さらに、ほんのいくつかのオブジェクトのみで作業したいとき、ほかのオブジェクトをロックする便利なツールがあります。あるオブジェクトがロックされていると、視点内でのそのオブジェクト上でのクリックはすべて無効になります。非表示と異なり、ロックされたオブジェクトは見えていますが、あたかもそこにないかのように振る舞います。オブジェクトをロックするには、それらを選択して オブジェクト → これをロック をクリックします。またはオブジェクトリスト内のオブジェクトか視点ウインドウのひとつでオブジェクトそのものを右クリックして、これをロック を選択します。
To unlock objects again, select them in the Object List (because of course you can't select them in the view) and click on Object -> Unlock Selection or right click the object(s) in the Object List and select Unlock Selection.
1.2.8 Grids
1.2.8 グリッド
オブジェクトを正確に位置決めできると便利なことがよくあります。シーン → グリッド でグリッドを ON にするとできます。これで以下のようなダイアログが現れます。
グリッドの幅 で、各ウインドウに表示されるグリッドの線の間隔を決定します。グリッドを実際に見るには、グリッドを表示 にチェックを入れます。グリッドにスナップ モードも使えます。これはオブジェクトの移動を完全に自由にするのではなく、別個の位置に強制的に配置します。グリッドにスナップ ボックスにチェックを入れると ON になり、グリッド間スナップ位置 に値を入力します。これは各グリッド格子内で一様に分配された、配置できる位置の数値となります。ここから、数値が大きくなれば、移動の自由度が増します。左の例では、グリッドにスナップ ボックスが ON の場合、オブジェクトはグリッド間隔の10分の1にスナップされます。 |
新規 で、新しくシーンを作るための Art of Illusion の新規インスタンスを開きます。この何もないシーンには、デフォルトでカメラと 平行光 が1つずつ用意されています。 開く... で、既存の Art of Illusion シーンファイル を別の AoI インスタンスで開きます。 最近使ったファイル では、最近開いた10件のシーンのリストが表示されます。ここから1件を選んで開けます。 閉じる で、現在のシーンファイルを閉じます。AoI で開いているインスタンスが1件のみの場合、AoI プログラムは完全に終了します(訳注: Mac 版では AoI プログラムは起動したままです)。 データ読み込み で、AoI 以外のフォーマットの 3D モデルを開けます。対応しているファイルフォーマットは WaveFront の .OBJ のみです。この機能で、OBJ の材質も読み込めます。プロンプト画面で単に OBJ ファイルを選択すると、材質ファイルは自動で読み込まれ、AoI テクスチャに変換されます。このモデルは自動で拡大縮小され、AoI の大きさの単位に適合されます。 |
VRML 書き出しオプションダイアログ | OBJ 書き出しオプションダイアログ | POV-Ray 書き出しオプションダイアログ |
外部オブジェクトをリンク... ほかの AoI ファイルにあるオブジェクトを、そのファイルに直接リンクして現在のシーンで使う方法です。この方法では、もとのオブジェクトに変更を加えると、このオブジェクトにリンクしているファイルに自動的に作用します。例えばキャラクターのモデルを作成して、ほかの多くのシーンに使われているファイルに保存する場合、キャラクターへの変更はもとのファイルにも及び、リンクしているすべてのファイルにも自動で適用されます。 このオプションを選択すると、右の図のようなダイアログが表示されます。ここで、もとになるファイルと、そのファイル内でリンクしたいオブジェクトを選びます。選択オブジェクトの子を含める かどうかも選べます。 |
取り消し/やり直し で、選択を含め、最後の作業を取り消したり、最後の取り消しをやり直したりします。 切り取り(カット) で、選択中のオブジェクトをメモリにコピーし、もとのオブジェクトは削除します。 コピー は 切り取り(カット) に似ていますが、もとのオブジェクトはそのまま残ります。 貼り付け(ペースト) で、切り取り(カット) や コピー でメモリに入ったオブジェクトを新規に作成します。 削除 で、選択中のオブジェクトをすべて削除します。 子を選択 で、選択中のオブジェクトの「子」をすべて選択します。 すべてを選択 で、シーン内のすべてのオブジェクトを選択します。 |
環境設定には、全般とショートカットの2つのタブがあります。まず 全般 タブの設定を以下で説明します。 レンダー方法 で シーンのレンダー に使う、デフォルトのレンダリングエンジンを設定します。 オブジェクトのプレビュー方法 で、スプラインメッシュ と 三角メッシュ のオブジェクト編集でのレンダープレビュー実行時の、デフォルトのレンダリングエンジンを設定します。 テクスチャのプレビュー方法 で、さまざまな テクスチャ ダイアログでのデフォルトのレンダリングエンジンを設定します。 テーマ で、AoI のウインドウ全体の見映えを設定します。このプログラムにはデフォルトのテーマが1件あります。そのほかは Scripts and Plugins Manager(スクリプトとプラグインマネージャ) でダウンロードできます。各テーマは 配色 から選択できます。 標準の編集ツール とは、ウインドウが最初に表示されたときに選択されているツールのことです。またスペースキーを押すことで、デフォルトのツールとほかの選択したツールとを切り替えられます。 |
デフォルトのショートカット: Delete - Delete Selection(選択を削除) 1 - Display Mode: Wireframe(表示モード: ワイヤーフレーム) 2 - Display Mode: Flat(表示モード: フラット) 3 - Display Mode: Smooth(表示モード: 滑らか) 4 - Display Mode: Textured(表示モード: テクスチャ) 5 - Display Mode: Transparent(表示モード: 透明) E - Selection Mode: Edge/Curve(選択モード: 辺/曲線) F - Selection Mode: Face(選択モード: 面) V - Selection Mode: Point/Vertex(選択モード: 点/頂点) Page Down - Select Tool: Next(ページ選択: 次) Page Up - Select Tool: Previous(ページ選択: 前) Space - Select Tool: Toggle Default(ページ選択: デフォルトと切り替え) NumPad-0 - View: Toggle Perspective(視点: 遠近法と切り替え) NumPad-1 - View: Front(視点: 前) NumPad-2 - View: Back(視点: 後) NumPad-3 - View: Left(視点: 左) NumPad-4 - View: Right(視点: 右) NumPad-5 - View: Top(視点: 上) NumPad-6 - View: Bottom(視点: 下) NumPad-7 - View: Camera 1(視点: Camera 1) NumPad-8 - View: Camera 2(視点: Camera 2) NumPad + - View: Zoom In(視点: ズームイン) NumPad - - View: Zoom Out(視点: ズームアウト) |
ファイル機能: Ctrl+N - 新規 AoI ファイルを作成 Ctrl+O - 既存の AoI ファイルを開く Ctrl+W - 現在の AoI ファイルを閉じる Ctrl+S - 現在の AoI ファイルを同じ名前で保存 Ctrl+Q - Art of Illusion の終了 |
編集機能: Crtl+Z - 最後の作業を取り消す/やり直す Ctrl+X - 選択中のオブジェクトをクリップポードに切り取り(カット) Ctrl+C - 選択中のオブジェクトをクリップポードにコピー Ctrl+V - クリップポードからファイルにオブジェクトを貼り付け(ペースト) Ctrl+A - シーン内のすべてのオブジェクトを選択 Delete - 選択中のオブジェクトを削除 |
オブジェクト機能: Ctrl+E - オブジェクトを編集 Ctrl+L - オブジェクトレイアウトを編集 Ctrl+T - オブジェクト変形ダイアログを開く Ctrl+U - 選択中のオブジェクトのテクスチャと材質を設定 Ctrl+M - 選択中のオブジェクトの材質を設定(訳注: ver. 2.9 ではなくなったようです) 移動/回転アイコンが ON のとき、現在アクティブな視点ウインドウ内で、選択中のオブジェクトの移動と回転に矢印キーが使えます。 Ctrl キー併用での↑↓で、ほかの軸での移動/回転ができます。ALT キー併用で、移動/回転は10ピクセルずつとなります。 |
アニメーション機能: Ctrl+P - プレビュー Ctrl+] - 次のフレーム Ctrl+[ - 前のフレーム Ctrl+J - ジャンプ(時刻...に飛ぶ) Ctrl+D - キーフレームの編集 Ctrl+K - 選択トラックに設定 Ctrl+Shift+K - 位置を設定 Ctrl+Shift+A - 関連トラックを選択 |
シーン機能: Ctrl+R - レンダーダイアログを開く Ctrl+Shift+R - 現在の設定ですぐにレンダー Ctrl+B - 1画面表示と4画面表示を切り替え Ctrl+G - グリッドのダイアログを開く Ctrl+F - 選択範囲に合わせる Ctrl+Shift+F - 全体に合わせる Ctrl+Shift+U - テクスチャ,材質ダイアログを開く Ctrl+Shift+M - 材質の編集機能を開く(訳注: ver. 2.9 ではなくなったようです) |
メッシュ編集機能: Ctrl+Z - 最後の作業を取り消し/やり直し Ctrl+A - 頂点/辺/面をすべて選択 Ctrl+X - 選択範囲を広げる Ctrl+F - なげなわ選択モードと切り替え Ctrl+W - 四角で表示 Ctrl+M - 影響のダイアログを開く Ctrl+E - 選択した点を移動 Ctrl+T - 選択した点を変形 Ctrl+B - 選択したものを傾斜/押し出す Ctrl+P - テクスチャパラメータダイアログを開く Ctrl+S - 頂点/辺の平滑度を設定 Ctrl+R - プレビューをレンダー(訳注: ver. 2.9 ではなくなったようです) Ctrl+D - 骨編集ダイアログを開く Ctrl+G - グリッドのダイアログを開く 移動/回転アイコンが ON のとき、現在アクティブな視点ウインドウ内で、選択中のオブジェクトの移動と回転に矢印キーが使えます。 Ctrl キー併用での↑↓で、ほかの軸での移動/回転ができます。ALT キー併用で、移動/回転は10ピクセルずつとなります。 |