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2. モデリング


2.3 オブジェクトの編集

セクション 2.1 で解説したオブジェクトが作成されると、いつでも編集することができます。オブジェクトを編集するには、視点ウインドウのひとつ、もしくはオブジェクトリストでそれをクリックします。複数のオブジェクトを選択するには、視点ウインドウかオブジェクトリストで、<Shift> キー併用でオブジェクトをクリックしていきます。あるいは、マウスドラッグで選択したいオブジェクトを含むように、マーキー選択をします。


2.3.1 編集

オブジェクト編集ツールを起動させるには、オブジェクト → 編集... を選択するか、オブジェクトリストのオブジェクトをダブルクリックします。これでオブジェクトによって異なるダイアログボックスが表示され、さまざまな編集ができます。球体や直方体の基本形状では、それぞれの軸に沿った拡大縮小を変えるシンプルなダイアログです。円柱/円錐オブジェクトでは、上面と底の半径の比率や高さを変えられるほか、底の相対的な拡大縮小もできます。


曲線/スプラインメッシュ/三角メッシュ/管では、セクション 2.1.22.1.32.1.42.1.6 で解説した、それぞれの編集ウインドウが表示されます。


照明の編集オプションは 第3章 で解説します。

カメラの編集オプションは 第5章 で説明します。


2.3.2 配置

オブジェクトを選択して オブジェクト → 配置... をクリックすると、下の図のようなダイアログが表示されます。これでオブジェクトの位置、向き、サイズが分かります。

表示されている入力欄で、オブジェクトの位置、向き、サイズを明示的に変更できます。そのためには、変更したい入力欄を単にクリックして、新たな値を打ち込み、OK をクリックします。


2.3.3 変形

オブジェクトをクリックして 編集 → 変形... を選択すると、以下のダイアログが表示されます。ユーザが設定したい距離/角度/拡大縮小倍率それぞれに対して、そのオブジェクトを移動/回転/拡大縮小できます。

デフォルトでは、変形は選択したオブジェクトの子に対しても行われますが、このダイアログボックスから OFF にもできます。オブジェクトの集まりで回転を行う場合も、あたかも別個のオブジェクトであるかのように(それぞれのオブジェクトの中心まわりの回転)、あるいはオブジェクトの集まりの中心まわりで移転できます(こちらはデフォルト)。


変形は、メイン画面レイアウト左側のアイコンでもできます。

はオブジェクトの移動です。アイコンを単にクリックして、視点ポートのどれかでオブジェクトをドラッグします。ダブルクリックでダイアログボックスが表示され、選択していない子オブジェクトにも移動を適用するかどうかを切り替えられます。

はオブジェクトの回転です。アイコンを1回クリックしてオブジェクト上をドラッグすると、オブジェクトが回転します。対応するハンドルをドラッグすることで、回転を特定の軸で制限できます。ダブルクリックでダイアログボックスが表示され、選択していない子オブジェクトにも回転を適用するかどうかを切り替えられます。

はオブジェクトの拡大縮小です。このアイコンをクリックしてハンドルをドラッグすると、その軸で拡大縮小ができます。<Shift> キー併用のドラッグで、オブジェクトの相対的な次元が保持されます。<Ctrl> キー併用で、オブジェクトの中心を固定した操作になります。一度に両方を使うと、形状と中心を同時に保ちます。ダブルクリックでダイアログボックスが表示され、選択していない子オブジェクトにも回転を適用するかどうかを切り替えられます。また、オブジェクトの中心の位置を固定するか、拡大縮小に合わせて移動させるかも切り替えられます。


オブジェクトの移動とか移転の微調整は、矢印キーでも行えます。選択中のオブジェクトは、選択されている視点ウインドウ内で、矢印キーに応じて移動/回転できます。


2.3.4 整列

オブジェクト メニューでのこのオプションで、選択中のオブジェクトを互いに整列させられます。このダイアログボックスを下に示します。

オブジェクトはどの軸に沿ってでも並べることができます。また「前」「中央」「後」「基点」(訳注: Z 軸の場合)を基準にも並べられます。さらに、「整列」入力欄に値を入力して、オブジェクトを軸上の特定の点上に配置することもできます。例えば Z の中央で2で整列の場合、下の図のように、選択中のすべてのオブジェクトの中心が Z=2 に移動します。



2.3.5 名前の変更

Art of Illusion での新規オブジェクトには、オブジェクトのタイプに基づいた一般的な名前が振られます。コピーで作ったオブジェクトは、もとのオブジェクトと同じ名前が付きます。どちらの場合でも、意味のある名前を振ると作業がラクになります。これをするには単にオブジェクトをクリックして、オブジェクト → 名前の変更... を選択します。




2.3.6 コピー

カメラや照明を含め、オブジェクトはどれでもコピーできます。編集 メニューの 切り取り(カット)コビー貼り付け(ペースト) コマンドはほかの多くのプログラムと同じように機能し、切り取り(カット)コピー はクリップボード内に、選択中のすべてのオブジェクトをコピーします。これは 貼り付け(ペースト) でシーン内にまったく同じコピーを作ります。切り取り(カット) ではもとのオブジェクトを削除します。オブジェクトはあるシーンからほかのシーンへも、同じ方法でコピーできます。

これらのコマンドに加え、特殊なコピーコマンド 編集 → クローンを作成 もあります。コビー と同じように、選択中のすべてのオブジェクトとまったく同じコピーを作成しますが、こちらでは新規オブジェクトはもとのオブジェクトとリンクされています。リンクされているオブジェクトのどれかに変化があると、すべての「クローン」に自動的に反映されます。この連携を止めたい場合、コピーを選択して 編集 → クローンを解除 をクリックします。


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