ひとりごちるゆんず 2003年8月
銘板
2003.8.1 金曜
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ウニ疑惑

先月末あたりは1日早めに書いたから、昨日1日休んじゃったよ。なんだか先月一杯出てきまくったプログラミング話、昨日と今日で作ったぶんもまだあるけど飽きてきたな。んじゃまぁ久々に食い物の話なんぞ。しかも珍しくグルメな話題。

先週、ウニ食ったんだ。うん。ちょっといい料理でこれが。どういう状態で出てきたかっつーと、トゲの上の部分を角刈りみたいに平らに切り揃えて皿に逆さまに置いて、殻の底の部分を丸くくり抜いてた。殻が壷みたいになって、オレンジ色の身が露出してるわけです。そこにクリーム(かな? そう見えたけど)を少し入れて、さらにジュンサイをひとつまみ。それを小さなスプーンで少しずつすくってお上品においしく頂く、とそのようなメニューでございましたの(兼高かおる風)

そのように食おうと思った。でもいきなりスプーンを立てるのはおよろしくない。だって殻を支えてるトゲを平らに切りそろえてるとはいえ、硬い陶器の皿の上に硬いトゲってことで、滑る。左手の指で、痛くない程度に軽くトゲを押さえますわな。そしたら思わずさ、

「おおっ、トゲ、動いてるよ!

 こいつ生きてる生きてる!

 うっわぁーうっわぁー」

そう口走っちまったよ。上品なお料理だったけど。高級だろうが何だろうが、おいら面白ければいかしていただきますよ。ええ。

この動物を表す「ウニ」って名前、絶対このトゲの動きから来てると思ったね。もう「うに〜ん」としか言い様のないけだるい動きしてたよ。指で触ったところとその周囲数本のトゲが動くんだ。「うに〜ん」と。

そしたら同席された方々も「え? どれどれ……あ、ほんとだ! すげえなこいつ、殻くり抜かれてまだ生きてやがる!」とかもう、それはそれは大変楽しゅうございましたのオホホホホ(兼高風)。いや、楽しいとかちょっとアレなんだけど、みんないい歳して興味むき出しで観察しちゃって(その場ではおいら最若年。次に年上の人は10歳上)、食事を中断してしばらく「つんつん、つんつん……」ってやってた。

するとですね、当然この状況ではこういう疑問が浮かぶわけです。

早速やってみたですよ。やっぱしここは若造が先陣切るべきでしょう。少しずつさじを入れて、少しずつ食いながら観察した。そしたらものすごく重大な事実を発見した。つまり、

これ、うまい!!

いや〜マジでうまかったな〜。それはいいとして (^o^;)

第1の疑問はね、身を食っても別に暴れたりしないのよ。普通にしてた。指で触ったとこだけ相変わらずトゲ「うに〜ん」。自分が今まさにおいしく食べられているというこの切迫した状況を、本人はなんだかあんまりよく分かってないらしい。ただのホラ話かもしれないけど、「バカ殿」で有名だったおフランスのルイ16世(マリー・アントワネットの亭主)、フランス革命で自分が処刑されるって時にも何が起こってるのかまったく理解してなかったそうで。

蜂起した民衆が浴びせる罵声をも自分への歓声だと思ってたらしく、ギロチンの穴に首を通してもまだ民衆に向かって笑顔で手を振ってたとか。なんかそれ思い出しちゃって。

次は2番目の、「どの時点でくたばるか」。これがまた意味不明で。身を全部食っちゃってもまだ「うに〜ん」。食う前から全く変わらず。じゃああの高級食材である「ウニの身」、ウニにとっては一体何の役に立ってるんだろ。ただ溜め込んでるだけのような気もしてきた。

どうも殻を触った感じ、殻の内壁と外壁の間に何やら不穏な厚みがあるような気がした。生命維持に不可欠なものは、そっちの方に格納されてそうな気がする。

あれ? それじゃ皆が珍重する「ウニの身」とは、もちろんおいらも好物のアレは……

もしかして

…排泄物?

ねえちょっとこれ違うよね!? 違うと是非に信じたい! 頼むから誰か「違う」と言ってくれ!!

銘板
2003.8.2 土曜
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サイト改造三昧

サイト、大改造しとるでよ〜。この日記ページだけだけどさ。一部工事中だけど、閲覧には影響ないんでそのまま営業中。

  1. 「うにょ」の JavaScript を多用途に流用しやすいよう改良(完了)
  2. トピックの境目に出る「うにょ」、の左右に「端」を付ける(完了)
  3. 過去ログを全部昇順にする(完了)
  4. 各トピックの頭にアンカーを埋め込んで、参照しやすいようにする(工事中)

と、こんな感じ。1. は JavaScript ソース内の改造。変数を多用して、「同じ色を何回繰り返すか」「何色並べるか」「画像サイズ」を一発で変更できるようにした。ソースは以下。

銘板左端銘板銘板右端

//ランダム波うにょ

var l = 7;  //うにょの色数
var m = 2;  //何セット繰り返すか
var n = 2;  //1色で何個続けるか

var unwdth=109, unhght=30, tpwdth=7;
var iUnyo = new Array;
var unyoCol = new Array;

for(i=1; i<=m; i++)
{
  iUnyo[i] = Math.round(-0.5+l*Math.random())
  if(iUnyo[i] >= l - 0.5){
  iUnyo[i] = l -1
  }
}

document.write("<table width=" + (m*n*unwdth+2*tpwdth) + " align="center" 
height=" + unhght + " border="0" cellspacing="0" cellpadding="0"><tr>")

document.write("<td width=" + tpwdth + " height=" + unhght + "><img 
src='../../gifpics/unyo_w1/un_wtp" + iUnyo[1] + "l.gif'></td>")

for(j=1; j<=m; j++){
  for(k=1; k<=n; k++){
    document.write("<td width=" + unwdth + " height=" + unhght + "><img 
    src='../../gifpics/unyo_w1/un_w" + iUnyo[j] + ".gif'></td>")
  }
}

document.write("<td width=" + tpwdth + " height=" + unhght + "><img 
src='../../gifpics/unyo_w1/un_wtp" + iUnyo[m] + "r.gif'></td>")

document.write("</tr></table>")

銘板左端銘板銘板右端

長くなっちゃったけど、あとあと便利になるだろう。それにしても、一応 JavaScript はオブジェクト指向言語ってことになってるんだけど、使ってるオブジェクトとメソッド、見事なまでに "document.write()"(文字の書き出し)のみですな。ああ、かろうじて "Math.round"(乱数発生)もあったか。

2. はね、「うにょ」の並びの両端に、丸みを付けた「端っこ画像」を取り付けた。その隣と同じ色になるようにして。ど〜も前から、端っこがぶった切れた感じなのが嫌だったんだ。なんかいい感じに仕上がって良かった。

もともとが GIF 画像にディザ入れたやつ(GIF は 256 色しか使えないので、中間色を表現するのに、指定色にプラスマイナスで近い色のピクセルを市松模様のように並べ、見た目がその色になるようにする方法がある。それが「ディザ」。例:「チェッカーフラッグ模様を、升目ひとつひとつの区別が付かないくらい遠くから見ると、灰色に見える」)だったから、端っこ画像作りはちょっとしんどかった。もとの画像からスポイトツールで色を転写して、鉛筆ツールで1ピクセルずつ埋める。それを7色各色に対して。ああしんど。

あと、先月まで「うにょ」1個ずつ3色並べてたけど、たまにとってもキモい配色になるときがあったんで、無難に2色にしてみたよ。

3. は、2001年7月ぶん〜2002年1月ぶんが降順だったけど、やっぱり昇順の方が読みやすいってことで。テキストエディタソフト mi の新規書類に降順のやつを下から1日ぶんずつ転写していった。並べ替え作業は全部終わって、4. の作業がてらに確認。やっぱしたまにトピックの順番間違えてたな〜(笑)

4. は、最近とうとうアンカー(リンクをクリックすると、あるページ中の指定の場所に飛ぶ)をマスターしたんで、そいつを早速利用しよう、ってことで。前まではアンカーのやり方をろくに知らなかったから、

「……(参照:2002.4.5)」

みたいな書き方しかできなかったけど、アンカーがあると、

「……(参照:2002.4.5)」

というふうにできるのだ。先月から試験的に投入してたけど、今月からは正式採用。同じページ内で、だと『自虐スプラッタ友の会 Boosted!!』の「もくじ」でやってるから大したことないんだけど、別ページに飛ぶってのがどうにも分からなくてさ。そうかリンクページ URL 末尾の「...html」に「#」を足してその後にアンカー名を付けるだけで良かったのか。なんだそんなもんか。

HTML の教科書は2冊持ってるけど、どっちもその説明はなかったんで、自力でやり方を見つけだしたよ。で、よく過去ログを参照するときがあるから、そんなら全トピックの先頭にアンカーを埋めよう、と。そうすると、リンクの行き先をその度ごとに設定する必要がなくなる。で、新しく日記を書き足すときはアンカーも一緒に埋め込むのだ。

書く時にその日のぶんのアンカー書き入れるのは大した手間じゃないけど、25か月に渡る過去ログ約750日ぶん全部に埋め込むのはなかなか難儀で。さっきやっと2002年5月分まで完了。「2003年8月2日」なら、アンカー名は「LOG20030802」とするようにルールを決めて打ち込んでるってわけだ。mi の検索・置換機能、ほんと頼りになるなぁ。これで「年・月」まで一気に入力できるもんな(感涙)

そしてあらためて、1日ずつ「日」情報を書き込んでいく。残りあと、14か月ぶん…… (-_-;)

まぁ、このサイトの完成度がこれでまた少し上がると思ってがんばんべ〜。

銘板
2003.8.3 日曜
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ダブルヘッダー

今日は、昼は結婚式。夜は別口で飲み会だよぉ……。

行く前から既に、うぷっ。

銘板
2003.8.4 月曜
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最近の結婚式

昨日は結婚式に出席。いいね。最近の結婚式。趣味が。市内のホテル付きのチャペルでね、知人が式を挙げたわけですよ。チャペルと同じ建物に会食するホールなんかあったりしてですな、そんな大きくないんだけど。挙式をしてすぐパーティーなわけで。

それがですな、外装も内装も、ギンギラでもなく地味でもなく、なかなかいい趣味なわけで。ホテルのホールでやるとどうしても密閉感が出ちゃうよね。それがここだと開放感があってさ。窓が大きくて明るくて、自然光主体なライティングの中での披露宴なわけだ。

式次第でも、いわゆる「うちは結婚式場専門ですから」みたいなとこだと、大抵はミッキー手袋&黒タキシードの従業員とか和服の仲居さんとかがぱたぱたぱたぱたそこらじゅう走り回ったりいろいろとり回したり先回りして次の次第を待ち受けてたりしてけっこうウザいんだけど、その割には涙を流す新婦にハンカチも渡さなかったりして全然気が利かなかったりするんだが、ただでさえ目立つから気が利かないのも目立ったりしてさ。

何年か前、すごいことになった披露宴があったな。

花嫁のお母さんが、花嫁に宛てた手紙を読んだ。ここでこう書くとクサい演出に思えるけど、いざその場にいるとこれがなかなかよくてね。ん〜しんみり。高砂の新婦には正面から青白いスポットライトが当たってるわけだ。花嫁、光り輝いてるわけだ。その中でも一番きらきら輝いてるのは彼女の潤んだ瞳。やがてはらりはらりと涙がこぼれてきた。輝く筋が頬を伝う。

1本、また1本……そしてさらに2本……って、え? 何あの光の筋は!

うおっ! 新婦の鼻の穴から流出してるっすよ! Σ( ̄□ ̄;) がーん

これがまたきらきらと、そしててらてらと輝いてるんだ。スポットライトの光を存分に浴びて。花嫁お付きのスタッフはその場ですぐにハンカチを出すべきだったね。何やってんだか全然気付いてない。手紙が進むほどに、そのふたつの筋はよりたくましく輝きを増していく。

花嫁と母との、嬉しくも切ない気持ちのやりとりにはじめは心を奪われてもらい泣きしそうになってた客たちも、なんだかその様子を見てドヨドヨしてきた。みんな心の中を (-_-;) な表情にして、切迫のテレパシーを発してた。

『おい、気付けよ係の人! おい!!』

悲しいかな、その場にはニュータイプもジェダイも、一人として、いなかった。母の手紙が終わる頃、いいかげん気付いたお付きのおばさんが、ハンカチで彼女の顔を押さえてくれた。遅いって。

うちに帰ってから、疑問がひとつ湧いた。アップだとモロまずいし、ロングだと客たちが不安げにそわそわしてる様子がうつってるだろうし、

ビデオのその場面、
どう編集するのかなぁ……。

市内の別な披露宴で過去にそんなこともあったわけだが、昨日のスタッフ、余計な存在感がなくてさ。気を消してて(ドラゴンボールかい)。それでいて主役の二人をしっかりサポートしてる、という見事さ。

式の進行もけっこうシンプルでさ。とりあえず「新郎新婦それぞれのご友人のスピーチと余興」ってのがなかった。これはいい傾向だ。うん。暴露話とかもういいかげん飽きちゃってて。確かに面白いときもあるんだが、大抵は喋る人がキンチョーしまくってて、台本上では一発狙っててもスベりまくったりして、面白いかどうかより、気の毒になったりして。

職場の同僚による余興も別に笑えないかったりしてね。やってる人たちばっかり楽しかったり、仲間が結婚するごとに同じ余興を繰り返すだけだったり。やる人たち、妙に慣れてるけど「こなすだけ」って感じだったりしてな。でもあれは新郎のためにやってると考えればまぁそれはそれでいいのか。

昨日はそういう痛々しいのがなくて、「二人のプロフィール紹介」も、みんなして飲んで食って歓談してる間に司会者がソツなく読み上げてた。司会者はプロだから聴衆のリードもうまいわけで。そうなるとみんな別にかしこまって聞く必要も感じなくて、料理を食べたりちょっと小さめな声で喋ったりしながらちゃんと内容を聞いてたりする。

きっとガチガチのプログラム至上主義じゃないからなんだろうな。「結婚式場専門店」でたまに感じる、「ハイ次はこれをやります」「ハイこれやったらあれやります……」という、なんだか「俺たちが仕切った通りに進めるからな。文句あっか」みたいな、なんだかベルコンに乗せられて産業ロボットに組み立てられてるみたいな、そんな感覚がしなかったよ。思い出すとプログラムは全て普通の結婚式通りだったのに、普通の披露宴よりリラックスしていられたなぁ。

今まではこういうのを知らなかったからまぁ「披露宴てのはそういうものなのだ」と思ってたけど、これを知ってしまった今、後にはちょっと戻りたくないなぁ。まあ別に戻ってもいいけどさ。全体的にはけっこう楽しいし。

でも、こういう洗練を感じる結婚や披露宴、広まるといいなぁ。

けどさ(と余計なところに突っ込んでみたりする)、あのさ、ホテル側のビデオカメラマン、少しどうにかなんねーのか。

式を進行させる諸々のスタッフは上述の通り「気を消して」見事な働きをしておったんだが、カメラを扱うこの人たちがね、気が出まくってるのよ。スカウターで見るまでもなく一目瞭然。ホテルのホールでの披露宴のビデオカメラマンと兼用らしくてさ。いや、人が兼用なのは別にいいけど、機材と立ち居振る舞いも兼用なのよ。陰影が多く出る人工照明の下ならあまり目立たないけど、今回は自然光のただ中、おもきし野暮ったく浮いてた。

ごっついキャスター付きのごっつい三脚のてっぺんの高度 1800mm 地点にベータカム据えてね、三脚のむき出し鉄パイプにはところどころケーブルをまとめるビニールテープ(白)が巻かれてたりして、そのまたてっぺんに 300W スポットライト1基を装備したくらいにして(数値に自信ないけど)、あっちにゴロゴロゴロゴロこっちにゴロゴロゴロゴロ、至るところにその撮影機材セットを転がしては来客を押しのけ、反対側に位置する来客に非常識にまぶしい照明を当てまくるわけですよ。ええ。

とにもかくにも槍が降ってこようが小惑星が落ちてこようが何が何でもベストアングルをキープしたいらしくて。そのためには主役の二人が招待したゲストたちなんて別にどうでもいいらしくて。ええ。新郎新婦がカメラからのスポットライトを浴びるのはいい。それは当然。でもこちとら回転テーブルから自分の皿に料理よそってるとこなんかをあかあかと照らし出されて鋭いアングルで赤裸々に切り取られても、ねぇ……。

確かに「楽しい披露宴のひとコマ」だけどさ。確かにおいら、「素晴らしい食いっぷりと飲みっぷり」とよく言われるけどさ(笑)。しかもビデオカメラとライトに電力使うもんだから電源ケーブル引きずっちゃって、そこかしこの客の足すくってた。ケーブル処理と客に礼を持って場所を譲って頂くのが任務のアシスタント、もう一人付けてもいいと思うが。まぁ披露宴全体の良さに比べたら微々たるもんだけどね。

あと、「なんだかな〜」と思ったカメラは、礼拝堂の中のリモコンカメラ3機。後ろの出入り口の上に1機。祭壇の両側の壁に1機ずつ。こっれっがっ、どう見ても監視カメラの流用なんすよ。回転台座は壁のアイボリー色に合わせてたけど、カメラ本体のボディは黒と銀色とネズミ色でさ、カトリックな礼拝堂にあってはならぬような「メカ」なのよ。

不粋。

「カメラが捉えた歌舞伎町! 眠らない街・新宿分署24時!!」とかじゃねんだから。カトリックに則った儀式の間じゅう、この2台のカメラ(後ろのは皆からは見えないから許す)がウニュウニュ動いてんのよ。こっち向いたとき V サイン出そうかと思った。

ま、これも、式・披露宴全体が今まで体験したことのない良さだったから目立っちゃったってだけなんだわ。でも現状だと100人を超すくらいの大人数での披露宴になるとこの形式、使えないよなぁ。このチャペル付きホール、80人くらいが限度っぽくて、それ以上だとぎちぎちになっちゃって雰囲気がベストから外れてしまうし。

そうかホテルのホールでやるのならニギニギシ系路線で演出してくれればいいのか。問題は「気の毒なスピーチの人」だけどさ(笑)

そういやホテルのホールでの披露宴では、「ジャイアン親子、晴れ舞台」(2002.6.29) ってのがあったな。あれもあれで、娯楽としての素晴らしさ(ていうかキャラの強烈さ)のあまり、感激を禁じ得なかった。

チャペル付きホールであの大盛り上がりはちと無理かと思う。

銘板
2003.8.5 火曜
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ウニ疑惑:解答編

読者さんからウニの「身」についてのタレ込みがありました。あれは排泄物なんかじゃなく、卵巣または精巣なんだそうで。なんか一安心。情報提供どうもありがとう (^o^)/

キーワード「ウニ」「卵巣」で一応サイト検索してみたら、このページ様等でそのことが書いてあった。ますます安心。それにしても、容積で見て体のほとんどが生殖器ってのも、なんだかあの生物の悲しきサガに思えてくるなぁ。

ちょっと聞いてみたくなるなぁ。「何のために生きてんの?」

ウニに聞き返されたりして。「じゃああんたは?」

……、答えに窮して死んじまいたくなりそう (T▽T;) アハハ

銘板左端銘板銘板右端

あと、ウニについて、ついさっきまた別な疑問が生じたんだけど。今度はトゲのことで。

獰猛な魚や海獣から身を守るためのものだってのは見れば分かるけど、なんで動かす必要があるのだ? 本体にただ植わってるだけで、その防御力は十二分だと思うんだが。トゲの1本に触ると、その周囲のトゲトゲが寄り添うように、触られたトゲの方に「うに〜ん」と動くんだが。一体あれは何の意味があるのだ?

う〜ん、もしかしてウニのトゲって、ほんとはもっと積極的な武器なんだったりして。触られたトゲの方向に敵がいるわけだから、周囲のトゲトゲをそっちに向けて、

撃てッ!
ヅドヅドヅドヅドッ!

……、

……、

……。

今日、なんか疲れてるかなぁ……。

銘板
2003.8.6 水曜
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あの会社に救われた

いやね、最近ね、最近つってももういつ頃からかな。去年の暮れ頃からかな。漠然とね、なんだかうざくなってさ。いろいろ。で、こんなんじゃいかん、と。そのときだけテンション上げるんだけどすぐダレちゃってね。

メールなんかも前はほぼ毎日誰か彼かに複数出してたのに、最近じゃ1週間に2, 3通いくかいかないかって程度まで落ち込んでるし。ほんと漠然と、特別な理由もなく、まぁなんてーか、昔風に言うと「バイオリズムが下がりっぱなし」というか。で、やっぱし「こんなんじゃいかん」とまぁ、「何か実務的な特技を持てば状況を打破できるに違いない」とか。それで6月あたり、「ボイラー技士資格2級」とか狙ってみて教科書買ってきたぐらいにして。でも全然開いてない。八戸でのボイラー試験は年1回。8月。今から勉強してもう間に合わない。

まぁ宮城県では毎月やってるそうだからまぁいいか、なんて、これじゃいつまでも経っても取れないよな。こんなんじゃいかん。と、ますますドツボですな。そんなあんましよろしくない状態で2003年を半分以上過ごしちゃってるわけで、「こんなんじゃいかん」という焦りがまたますますいかんということに気付いたわけで、「『こんなんじゃいかん』じゃいかん」とか思ってしまうとそこは行き止まりなわけで。

「ど〜も復活には、どんなことでもいいから、何かちょっとでも自信をつけるきっかけが必要らしい」。というところまでは分かってきた。そしてとうとう来た。きっかけ。

今週号だか先週号だかの週刊誌、文春だったか新潮だったか。あんまし覚えてないけど、きっかけはそいつが運んできた。なんてことない記事でさ。今、アメリカですごく話題になってる本の内容を記事に起こしただけの、まあそういう意味でただのお追従記事なんだけど。

その内容ってのが「マイクロソフト社の入社試験問題集」

マイクロソフトの入社試験問題は常に極秘扱いなんだそうで、それでも著者は試験に落ちた人にインタビューを重ねて聞き出したらしい。それで明らかになったのは、

「解答に必要なのは柔らか頭」

の「超難問」だらけだった!

とのこと。いやもう記事のはじめの方でそういうことを読んだだけでビビっちゃったね。うん。おいらなんかじゃ全然だめだろう、と。コンピュータ業界を世界レベルで牛耳る会社だもんな。そんじょそこらの一般人では足下にも及ばぬすごい問題が出るんだろうなぁ。で、通り一遍じゃないエレガントな解答が必要とされるんだろうなぁ。まぁでもマイクロソフトに入社したいわけでもなし。恐いもの見たさで読み進んでいくと案の定、「超難問」の例がいくつか出てきた。

こっれっがっ……、

……、

……。

簡単じゃんこんなの!

どこが「超難問」なんだべ。いやいやきっと落とし穴があるに違いない。例えば、

問題:はかりを使わずに戦闘機1機の重量を測る方法を答えよ。

これの解答なんかすぐできた。

  1. その戦闘機の主翼、水平安定板の翼形を精査する。
  2. それをもとにコンピュータシミュレーションまたは模型による風洞実験をし、「x 軸: 翼の前進速度」「y 軸: 翼の迎角」「z 軸: 発生する揚力」を3次元グラフにプロットする。
  3. 実際にその戦闘機を飛ばし、一定速度で水平飛行をさせる。
  4. そのときに仰角と機体の前進速度を 2. のグラフに代入し、揚力の値を求める。
  5. 速度一定で水平飛行している時、機体に発生する揚力と重力はつり合っているので、「揚力の絶対値=機体重量」となる。終わり。

これだけなんだが。

おいらの解答はこんな感じでどれもエレガントとはほど遠くてさ。ひねりがないというか。でも実際やるとしたらできそうだけどね。シミュレーションの質が悪いと激しく誤差が出るだろうけど、見当付ける程度の数値くらいは出せる。こんなんでいいのか? マイクロソフトさん。

解答の筋道をこう考え付いてから、後ろの方の模範解答へと進んだ。そこで見た驚くべき模範解答とは!

その飛行機を空母に乗せて、吃水線の沈みを見る。そこから飛行機の重量を逆算する(←実際の記事では、吃水線の沈みから計算するところがもう少し詳しく書かれてたけど、あんまり良く覚えてないんで割愛)。

これって……、

全然エレガントじゃねー!!

戦闘機と空母の重量差、何千倍あると思ってんだ。戦闘機1機が乗ったか乗ってないかくらいで、空母みたいな巨大船舶の吃水、どれだけ変わるってんだよ。そんなけし粒みたいな変位、測定時は水面の波で攪乱されないのか? 鏡のようなベタ凪ぎの水面を、作りたい時に自由に作り出す方法も併せてご説明願いたい。

机上の空論だなこりゃ。実用性が感じられない。おいら的には自作解答の方が、測定成功率が高い分だけ多少エレガントだ。こんなみっともねぇ解答で合格できるんかい天下のマイクロソフト社ってのは。

もし頭の固い試験官があくまでも空母にこだわるようなら、その何の役にも立たない解答を手直しして、少なくとも「ほんとにやればできる」レベルにまで叩き直してやるよ。

  1. 同モデルの戦闘機を、空母にできる限りたくさん積み込む。
  2. 吃水線の沈みを測る。
  3. 模範解答と同じ手順で、戦闘機ひとまとめの総重量を算出する。
  4. 求まった戦闘機の総重量を機数で割り、1機あたりの重量とする。終わり。
  5. さらに精度を上げるには、空母の設計書から舟形を把握し、「吃水位置」と「荷重増分と吃水量増分」の関係を算出し、それを補正要素とする。

こうだ。文句あっか!

「その場で答えなければいけない」って条件があったっけな。自作解答を作るのが約3分。模範解答の改良が約15分だった(最後に精度を上げる段階で、言葉を探すのに手間取った)が、何かご不満でも?

世の中、なんでもかんでも難しい難しいと思い込んでただけでその実、案外と簡単なことが多いのかもなぁ、とちょっと自信がついたよ。ありがとう、マイクロソフト。入社試験を受けることはないだろうけど。なんでって、おいら、お宅のボスが嫌いだから(笑)

で、こんなガチガチの論理問題、どこらが「柔らか頭」なんだろ。もう少し考えると、試験問題は落ちた人から聞いたわけで、しかも問題が極秘なんなら正解も極秘なはずで、この本で、そしてこの記事で紹介された「模範解答」ってやつ、どうも信頼できん。真実はマイクロソフトの人材採用関係者だけが知ってるってことだが、ほんとはやっぱし想像を絶するエレガントな模範解答が用意されてたりして。

まぁこの本の著者と週刊誌の記者には勝ったと思われるんでよしとするか。

銘板
2003.8.7 木曜
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ウニ疑惑:同情編

ナマコもウニの仲間なのかな。なんか、海に住む、進化の度合いが低い、あまりアクティブに動けない動物って感じが。

ナマコって、敵を威嚇するのに自分の内臓を口から吐き出すんだそうで。バビュッ!と。現役の京大生が描いてた伝説の動物マンガ「ナマケモノが見てた」からの知識だけど(笑)。いやもうおいらなんかにそれやられると一発で失神だろうなぁ。ううっいかんいかん。想像してはいかん。

……、

…うぐぷ…、

……。

ひーはー。

今ちょっと危なかった (-o-;) で、そうすると敵はびっくりして逃げてったり、内臓だけ食べて満足しちゃってナマコ本体(というかチューブ状の物体)の身は助かるけど、体の中が空っぽになっちゃう。で、そんなからっぽの体だと、えさ食っても消化できない。「どっちみち死ぬんじゃん」と思うなかれ。死ぬ前に内臓は再生してきて、また元通りの食生活に戻れるんだそうだ。ナマコの生への執着、恐るべし。

でだ。実はだ。そのナマコの内臓、ナマで食うと意外とうまいらしい。南太平洋のどこかの文化の話で、おやつとしてナマコの内臓を食べる、というのを聞いたことがある。船で浅瀬に出てナマコを掴んで取って、ナマコの口を自分の開けた口に向けてからナマコを握ると内臓が飛び出してきて、それを食うらしい。ナマコの本体はそのまま海に返す。内臓を取られたナマコは、先述の通りしばらく安静にしてると内臓が再生して元通り。資源を殺さないで済むから乱獲にはならず、人間は子々孫々の代まで安定してこの海の幸を楽しめる、と。

そこで思いを馳せるのはウニのこと。その不幸な運命が哀しくて。彼らの先祖、まだトゲも硬い殻もなかった頃の遠い先祖はきっと、当時の海の動物たちに食われまくったんだろう。ほとんどまともな逃げ足を持ってないことにつけ込まれて、ひたすらカモにされまくったんだろう。それでも逃走手段を代々にわたり放棄し続けた。

「逃げる」という行為を頑ななまでに拒み続けたところに『♪そんなときゃ そうさ 逃げるのさ』とうそぶく『泳げたいやき君』なんぞが持たぬ不撓不屈のガッツみたいなそういうものを感じ、おいらはしばし目頭が熱くなるのだった(ぉぃ)。不退転の専守防衛に徹してきたウニの先祖は、そうしてあの硬い殻と鋭いトゲトゲを獲得し、安定して子孫を残し、現在に至る。

しかしそこで新手の敵が現れた。ご存じ人類。ウニが殻とトゲをこれでもかこれでもかと発達させてこの世知辛い渡世を切り抜けてきたのに対し、人類ってやつは、脳みそを「そこまでせんでも」ってくらい肥大化させ、それによる知性を武器に数度にわたる自らの絶滅の危機を乗り越え、今日まで生き残ってきた。

両雄の勝負はあっけなかった。ウニの底にはトゲが生えてないから、手のひらにきちんと乗っけると別に痛くはない。人類は海底からやすやすとウニを捕まえられるわけだ。しかも逃げないし。陸に上がったら獲物をひっくり返し、底部の真ん中にある穴(肛門と口の兼用。椎名誠が漁師から聞いた話によると、この部分は『アリストテレスのちょうちん』という大変エキセントリックな名前で呼ばれているそうだ)に石器や木の棒のとんがった先っぽでもエイヤッとぶち込むと、億万年にわたり培ってきたその自慢の自衛装備は、案外あっさりと割れてしまう。しかもその中身(卵巣)がまた人類の味覚に絶妙にマッチしてたぐらいにして。

ウニの不幸なのはさ、ナマコみたいに自分から中身をぶちまける癖があるならここまで派手に殺されはしなかっただろう、ということ。武力をもってして我が身を守る者は、もっと強い武力に征服されてしまうのが世の常なのだよとか知ったかぶってみる。なんかウニ一族の哀しい運命を思うと、やっぱし食うときはもうちょっとありがたく食おう、と心を新たにしてみたりして(笑)

じゃあナマコから見た、「ナマコと人類との関係」は幸福なものなのかというと、そっちもそっちでそういうわけでもなさそう。なんたってナマコ、うまいからな。というより日本人と中国人は中身よりあのチューブ状の「殻」を主に食べたりしてさ。進化しながら殻を中途半端に強化してくれたおかげで、ほんとあのゴリゴリ食感がたまんないんすよええ。と、ナマコはナマコでやっぱり人類に捕まっちゃ殺され、おいしくいただかれちゃうのだった。

あとで海鞘(ホヤ)についてでも(気が向いたら)。

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2003.8.8 金曜
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村山由佳さんという作家

いや、ホヤ話じゃなくて(笑)

2002.12.7 で、めちゃめちゃグッとくる絵本でおいらを泣かした村山由佳さん、穫ったねぇ直木賞。いやまぁ「何を今さら」な話だけどさ。いやまぁそのときの『いのちのうた』で穫ったわけじゃないけどさ(絵本で穫れるんかい直木賞 (^^;))。

でもまぁとりあえずさ、

さすがおいらを泣かしただけのことはある。

と一言言いたかった、っちうことだ(笑)本で泣いたのって、他は『アルジャーノンに花束を』だけだったりする。自分が注目した表現者が世間にも広く認められると嬉しいよね(←北野武とジョン・ウーを、世間が認める前に「発見」したことを誇りに思ってる人)。そんな理由でおいらは大変嬉しい、っちうことだ。そんなわけで、

村山由佳さん、直木賞受賞、

おめでとうございます。

まだ1作だけしか読んでないけど、ファンになってしまったファンより

銘板左端銘板銘板右端

追記:いやあの、「さん」付けにしたのは、ご本人が何かの拍子にこのページを見られたとき(そのままお名前を書いてるので、Web 検索で引っかかるときもあるかと)、呼び捨てじゃイヤな気分になるかな、とちょっと思って。別にこのお方と知り合いってわけじゃないっす (^^;)

銘板
2003.8.9 土曜
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そして彼らは人生の師匠へと……

ホヤってのがまた何考えてるかよく分からん海洋生物で。こちらのサイト様 によると、貝類に似てるけど人類と同じ脊索動物っちう分類になんだそうで。我が三陸地方の人からすると、この生き物、どうも人間様に食べられるために存在してるとしか思えないんですな。

ウニもナマコも捕まえやすくてしかもうまいんだが、このホヤもまた、これ以上捕まえやすい動物なんてないんじゃないかと思うくらい捕まえやすいもんな。岩に体の一部をくくり付けてるんだもんな。マジで逃げようがないもんな。

ホヤにはツノが2つある。便宜的に「プラス」と「マイナス」に区別されてるんだが、このうちの「プラス」のツノを切るときれいな水が出てくる。この水を取っておいてからナマコの殻を割り、内臓の部分を取り除いてからオレンジ色してる肉の部分をちぎって取り出して、さっきのきれいな水に入れる。ホヤ料理の出来上がり。なんて簡単なんだ。

ここで問題になるのは「ツノのプラスマイナスの判断」なのだが、心配には及ばない。なぜならツノの先端に書いてあるからだ。いやほんと。「+」と「−」。こちらのサイト様 の「入水口」がプラス。「出水口」がマイナス。ちょっとマイナスが見づらいかな。出入りの向きも記号に一致してるしな。

ともあれそのサービス精神に乾杯(笑)

まぁこうしてウニとナマコとホヤについてその思いを巡らしたわけだが、やつらは何でまたあんなてきとーな生態で生きていけるのか、についてもちょっと考えてみた。

海って生きやすいんだろなぁ。餌になるプランクトン、常に目の前を流れてるもんな。移動する必要なし。待ってるだけで商売が成り立つ。

地上じゃなかなかそうは行かんわな。餌ってのは「少なくとも地面に落ちてるもの」が常識。そこに落ちてるのを食い尽くすと、移動しなきゃ新しい餌にありつけん。もっと積極的に、動いてるやつを狙って食うやつらも隆盛になるってわけで。鈍いやつらは生きちゃいけない。そんな世界なんで、どの動物もみんな餌を探してうろうろしてて、物騒だったらありゃしない。

デフレ下のスーパーマーケットや電器小売業やハンバーガー全国チェーンみたいに「生き残り」「生存競争」「勝ち残り」「同業他社は体力勝負でぶっ潰せ」ってな弱肉強食の掟が全てのギスギスザワールドですな。イメージ暗いっすね。物理的には海の中よりよっぽど明るいはずなのにな。

厳しい地上の世の中に揉まれたからこそ人類も生まれてここまで育ってきたのかもしれんけど、ウニとナマコとホヤを見るにつけ、こんなのもありなのかもなぁとかちょっと思ったりして。まぁ他の動物に食われっぱなしってのもなんかイヤといえばイヤだけど、「物事いろいろ深く追求するのもいいけど、単純なままでもけっこう生きていけるのさぁ〜ぷかぷか〜」みたいなところにちょっと魅力を感じてしまった(笑)

銘板左端銘板銘板右端

今朝、新聞の経済欄で「マック、また赤字計上」なんて見出しがあった。「うそ、黒字だったべ? 黒字幅は減ったけど」と思ったらパソコンじゃなくて、「マーケティング至上主義」という、その中身を客が知ったら間違いなくイメージダウンになる商法を自慢げに見せびらかしてこの前まで鼻息荒かったけど、そのことがバレる前に、思ってたより客がバカじゃなかったってことで最近馬脚を露呈して、今とってもアップアップしてけど誰も助けてくれない間抜けなハンバーガー屋のことだった。

まぁマーケティングの勉強をちょっとかじってみるだけで、消費者が知性を持った存在とはとても思えなくなるもんなぁ。本能のみで行動する軟体動物か何かに見えてしょうがなかったりしてさ(教える方からしてそんな感じで教えるしな)。そんで「自分と同じ知性を持った人間が相手」という本質を忘れた状態で、いざ実践で軟体動物として扱うと、手ひどいしっぺ返しを食うことになる、と。

だから「マーケティング至上主義」「シェア至上主義」ってのは軍国経済や覚醒剤常習者と一緒で「栄養も摂らずにそのとき自分が持ってる体力を一気に全部出し切るからはじめだけ元気そうに見える」ってだけなんだから、後半戦はヨレヨレになるに決まってんじゃん。「シェアを獲るため安売り攻勢で体力勝負」はマーケッターの定石。それやって客の質を「安けりゃ何でもいいよ」のレベルまで自分で落としてしまったことにまだ気付いてなさそう。「安い」以外の商品価値を全部捨てちゃってから値上げなんかしたら、「安さ至上主義」に成り果てた常連客がみんなそっぽ向くの当たり前だって。

マーケティングの説く小売り業の勝ちパターンはこんな感じ。「安さと経営体力にものを言わせて同業他社を圧倒します。辛いのはそこまでで、そのまま市場を独占状態まで持って行ったら思うように値上げして、利益を好きなだけ上げで儲けまくりましょう」。そんなうまいことあるわけないって。

レアケースとしてマイクロソフトがあるけど、あれはパソコンの OS っつう、将来確実に必需品になるものがジャンルだったからですな(そんな時代が早く来るように、業界側がまっとうに努力した面もあったろうけど)。ハンバーガーって別に、将来を想像しても必需品にはならなさそうじゃん。客は嫌になったら他のものを食えばいいだけの話で。小さい子供を洗脳しまくって、ハンバーガーなしじゃ生きていけない人たちだらけにしてしまった本国と違って、日本じゃまだ重度の中毒者はそんなに出てないみたいだし。そこらへん、あのバーガー屋の日本法人は思い上がって読み間違えたって気がする。

解決法? 「看板換えて別なハンバーガー屋として一から出直し」でしょ。デパートの「さくら野」はその作戦でイメチェンに成功してるぞ。名前が変わればパソコンの Mac とも区別できるしな。んじゃこんな名前でどだ。マーケティング戦略を派手に導入して珍しく成功してる企業にあやかって、

「Win バーガー XP(クリスピー)」。

「勝ち (Win)」が入った名前で。マーケティング屋に振り回されてるあの会社の姿をも暗喩してみたりした(マーケティング理論の崇拝者はみんな「勝ち」とか「勝ち組」といった軍隊的表現が大好き)。満足だろ? 田くん。

銘板
2003.8.10 日曜
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決断は焦りによってなされる

今月発売の新型 Power Mac G5、「PowerPC G5 2.0GHz デュアル搭載の最強パソコン」がウリで、Mac ユーザの間でかなり話題になっとる。世間一般じゃどうか知らんけど。そこでだ。おいらもいっちょ奮発することにした。早速ショップで1機買ってきたよ。Power Mac 。いやマジで。

やった!! o( ̄□ ̄;o)

いや、Power Mac G3 だけど。うん。いやマジで(笑)。1998年発売の、青と白のツートーンのやつ。350MHz シングル CPU。ん〜、「当時は最強」ってやつ? (^^;)

あの「ガメラ1999」の CG レンダリングは、このマシンでなされたらしい(450MHz モデルだと思うけど)。発売時は純正17インチモニタも合わせると25万くらいかな。今日買った時点で、純正モニタ込みで49,800円。

職場に持ち込んでメインマシンとして活躍してた Performa 6410、やっぱし寿命みたいでさ。『終末の鐘を鳴らすビー玉(2003.7.11)』で HD が逝きそうになって交換したけど、どーもハードウエアとの絡みみたいでね。その怪しい HD、自宅の PowerMac G4 に突っ込んだら何ともなく動いて、バックアップも問題なく取らしてくれたし。

Performa の方、新しい HD にしてから「ビー玉クラッシュ」がないからやっぱし HD もまた犯人のはずなんだけど、今度はビー玉クラッシュよりちょっとマシな程度のフリーズが頻発するようになって。どっちにしろシステム死ぬから使い物になんない、と。システムの可能性もあるなぁ。でももういいや。Performa のトロさにはかなり我慢ならん状況だったし。特に自宅機の CPU を 400MHz → 1.25GHz に換装しちゃってからはもうそんな感じで。

そんな流れで、5年の間、2代にわたり一緒にがんばってきた Performa 6410 は PMG3 の下取りに出すってことで。すごかったね。下取り価格。7年落ちってのはこんなにもアレなのか。

200円。

Apple 製の 15インチモニタ付き(画面がやたら暗くてデザインもダサいけど)で、メモリだって上限の 136MB 付きでこのお値段 (^o^;) まぁ、タダだと思ってたからいいけど。処分代かけずに済んだからそれでいいや。

Performa で使ってた 30GB はまだ新しいからもったいなくて、それは外した。そのまま PMG3 に使おう。下取り品の HD が空っぽじゃなんだから、ロシアンルーレット段階に達した Quantum 10GB HD ゼロクリア済みをおまけに付けたげた(ゼロクリアするにもドキドキ)。実はこの HD の処分の手間省きが目的。10GB、まだしばらく使えるかもよ。運が良ければ (^▽^;)

Power Mac G3、買うまでもまた葛藤が起こってしまってさ。決心するまでかなり心グルグル。『いや、職場の周辺機器の関係上、やっぱし SCSI と ADB ポートがついてるベージュ Power Mac がいいんでないか?』とか。『倍額の10万用意すると新品の eMac が買えるぞ。そっちは G4 800MHz だぞ』とか。

で、そんなグルグルを心の内に回しながら、市内のパソコン専門店に通っては PMG3 を眺めたり触ったりフタ開けて覗いたりする毎日が続いておった。そして今日、とうとう決心してお店に向かった。いや、職場に行って Performa を運び出してパソコン屋に行こうかとも思ったけど、なんか他の人に買われちゃうような気がして。

このひと月、そんな気配もなくただ陳列棚に置かれてたからまあ不人気だったのかもしれんけど、いざ「買う」と決めたら急に不安になってさ。もしかしたらタッチの差で売れちゃってるかもしれんし。でも現場で突然気が変わるかもしれんな。今日もブツを前にひとしきりグルグル悩んでから最終決断するか。

とりもなおさずお店に行くと、ああ今日も売れずにスチール棚に残ってた ε=(^o^;) ほっ 大変だったねぇ。毎日毎日鉄板の上で焼かれてやんなっちゃってたかい? おじさん今日こそ買ったげるからね。と慈しみの眼差しを注ぎつつ近寄ろうとすると、あれれ、あのオヤジ、アヤシイ!

やつはブツの前で立ち止まり、マシンと値札を交互に見だした! 近くの棚に半身を隠して、アキコネェチャンポーズにて引き続き様子を見る。ああっあの野郎あの微妙な曲線を指でなぞってやがる。ちょっ、おまっ、勝手にナデナデしてんじゃねー!(←今まで散々やってきた人) おいら夢中でそこ行く店員さんを呼び止めたね。

「あ、すんませ〜んこれ下さいこれ」

即決!!

おいらと目を合わせようともせず、とっとと去っていくオヤジ。

勝った!! (-_^;)Jwl ぐわっし

店員さんにいったん買う意思見せといて、下取り機をこれから持ってくることを告げた。店員さんは分かってくれて、PMG3 の値札を外した。「『交渉中』の札に換えておきます」だってさ。

職場で Performa 6410 の最後の起動。増設 CPU のドライバインストーラを取り出して電源落とし。備品を揃えてパソコン屋に持ってって、200円。ブツをゲットし返す刀で職場に戻って PMG3 の据え付け。

Performa の頃は 15インチ CRT モニタ。それにかぶせるような形のラックを置いて、その上にプリンタを置いてたけど、PMG3 とセットで買った純正 17インチ CRT モニタは背が高い。冗談みたいに高い。それでラックは使用不可になったんで、とりあえずそのラックは同じく職場に持ち込んでる iMac のとこに置いてみた。おお、ぴったし。

今日の設置はそのくらい。あとは段ボール箱と15インチモニタを倉庫にしまって、Performa と純正モニタの段ボール箱を外に出した。Performa、下取りに出すとき段ボールに入れとけば箱の片付けも不要だったんだけど、いちいち入れるのがめんどくさくて。どうせそれで査定額が上がったところで100円程度だろうし。

明日以降は PMG3 の立ち上げ。Performa から抜き取った Mac OS 9.1 入り 30GB HD そのまんまじゃ立ち上がらないことが分かったんで、OS 9 のインストールし直しからだな。

銘板左端銘板銘板右端

追伸:「PC 廃人ぽいな〜」としみじみ思ったことがあって。PMG3 の梱包のぶっといセロテープを切るとき、

PCI スロットの余ったフタを、
ペーパーナイフとしてフツーに
使いこなしてる自分

に気付いて (T▽T;) アハハ〜

銘板
2003.8.11 月曜
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紳士(服)の掟

今どき紳士系の靴下とワイシャツくらいだぞあんなひどいの。どうにかなんないのかねあの過剰包装は。

今朝方、新品の靴下を発見したんだわ。出勤間際に。押し入れから。買った覚えがないから、誰かからもらったやつだと思うんだが。でさ、最近、靴下2足すり切れて捨てたとこだからちょうどいいやと下ろしたんだわ。

封筒セットが入ってるのと同じ材質のビニール袋から取り出して袋をゴミ箱に捨て、
商品に縫い付けてあるタグをはさみで切り離してゴミ箱に捨て、
つま先の部分がばらけないように留めてる金具を外してゴミ箱に捨て、
かかとに貼ってあるシールを4枚剥がしてゴミ箱に捨て、
ようやく履けると思ったら足首のところの中に脂取り紙みたいのが片方にだけ1枚入ってて、
それを取ってゴミ箱に捨て、

それでようやく着用。朝の忙しい時にだよ。そこらへん、靴下屋は作り手として何か状況を想定することはないのか。特にあのシール、なんでまたあんなにべたべたべたべた貼りやがるんだ。剥がすのにまた時間がなくて焦ってるもんだからなかなかうまくはがれなくてさこれが。

「そこまでして訴えねばならぬ何か」が特に見えないのに、なんでか手間取らせやがるんだ。さっき剥がしたシールのひとつの文言は「西暦2000年記念!」

意味わかんねーよ!(怒)

まぁ「3年も放置してた」ってことは分かったけどさ(笑)。そんな下らん情報のために、なんでそんなことに客が手間を払わなきゃいかんのだ。「デフレデフレで安売りされて困ってるんすよ」とぼやく前に、そんな無駄をなくしてコストを下げたらいいだろ。無意味な包装でゴミだって増やしてるぞ。

靴下ごときでこれなんだから、ワイシャツ包装の過剰さは半端じゃない。

妙に頑丈なビニール袋を開いてシャツを取り出し、袋はゴミ箱に捨て、
畳まれたシャツの胴部を伸ばすと伸びきらず、
脇の部分がナイロン樹脂製フックで2か所留められていたことに気付いてそれを外してゴミ箱に捨て、
畳まれた腕の部分を伸ばすと伸びきらず、
それぞれの腕の部分がナイロン樹脂のフックで3か所留められていたことに気付いてそれを外してゴミ箱に捨て、
袖口のボタンのところにも透明なセルロイドの物体が引っかかってるのを発見し、それを外してゴミ箱に捨て、
そこで後ろ襟のところに何かがぶら下がってることに気付き、
それが「そのシャツが売れるまで型くずれしないように仕込まれたボール紙」だったことに気付いてそれを外して丸めてゴミ箱に捨て、
さあ着ようとしたらご丁寧に全部ボタンがしまってるからそれを全部外して、
癖で下のボタンから外していくと、あと2つというところでタグがひもでボタンにくくり付けられてるのを発見して、それを外してゴミ箱に捨て、
ついに一番上のボタンに到達した瞬間、そこにも袖ボタンと同じセルロイド片がはめ込まれているのを発見し、それを外してゴミ箱に捨て、
もういいだろうと着ると背中の感触がおかしいのに気付き、脱いでバサバサ振ると背中のところからでっかい和紙みたいなのが落ちてきてそれをゴミ箱に捨て、
改めて着直すと襟が妙に硬いのに気付き指を突っ込んでみると、そのシャツが売れるまで襟の形を整えるボール紙がまだ入っていたことが分かり、ただちにそれを外してゴミ箱に捨て、

そこまでしてワタクシはようやくワイシャツを着用することを許されるのであった。朝のくそ忙しい時間に。出がけに返り見すればゴミ山もっさり。

マジ意味わかんねー!!(憤怒)

「男というのは日常の決まった所作を儀式として重んずるものなのだ」とかそういう理由があるのかもしんないけど、男の中にも「そんなの無駄で無意味だからやめてくれ」と思ってるやつもいるんだよ。

何だかんだ言っても要は「そうして商品の見栄えを良くすると売れる」ってことなんだろうが、「売れる瞬間」までしか考えてないよな。あまりにも当たり前のことだからここに書くのも気が引けるけど、客がその商品を実際に使うのは売れた後なんです知らなかったでしょメーカーさん。

「売り逃げ主義」。紳士服関係者ってのは自分達がそういう悪質なことしてるってことがあまりよくお分かりでいらっしゃらないようで。紳士服業界関係者諸君、これ読んでるかどうか知らんけど、読んでるとして、どうだ勉強になっただろが。

そんじゃ菓子折りのひとつでも持ってこいよな。それとジャムパン忘れるな。

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2003.8.12 火曜
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ハズレ疑惑

悩みに悩んだ挙げ句おととい買った中古 Power Mac G3、ハズレの線が濃厚。マジで返品考えてるっす。フリーズ多過ぎ。起動途中に爆弾出たりするし。

Performa 6410 を手放したのは「クロック 33% 増の G3 プロセッサ突っ込んでもやっぱしまだトロい」「VRAM が 1MB しかない」ってのもあったけど、「けっこうちょくちょくフリーズする」ってのもあったんだわ。これがツラくて。特にバックアップ取ろうとファイルを大量にコピーすると必ず OS(Mac OS 9.1)逝ったし。

6410 は2台使ってどっちもそれだったんで、先天的持病と断定。そのトラブルから是非逃れたかったんだよなぁ。6410 より1年早く出た 6260 なんか、ファイルが何万個でも確実にコピーしてくれるし、6410 より3年遅く出た Power Mac G4 も、蹴つまずかずにきっちり仕事してくれる上にやたら速い(クロックアップしてからはなおさら)。だから、頻繁なフリーズは 6410 だけの持病と思ってたんだが。

で、OS 9.2.1 じゃどうも具合が悪かったんで、試しに OS 10.2 を別パーティションに入れてみた。これがまたインストール途中で止まっちゃって。起動失敗もあり。インストールが中途半端だから作業画面まで到達できなかったり。何回目かでやっと成功して、さて 10.2.3 あたりまで上げようかとしたらまたアップグレード中に凍ってんの。

なんか症状が、今年の2月〜4月に散々悩まされた PMG4 CPU アップグレードの不良品のトラブルに似てる。あのときの Sonnet のサポートに言われたことを思い出し、マシンを素の状態にしてもやっぱしおかしかった。ファームウエアを上げようとしたら「既に最新バージョンが入っています」と出てきた。ということでこの PMG3 も、 CPU かその周辺がいかれてる可能性が出てきたわな。そしたら、CPU アップグレードカードを買って装着すると直る可能性があるわな。

……、

……、

……。

できねーよそんなギャンブル。

CPU、G3 の 500MHz でさえ2万以上。もし読みが外れれば CPU アップグレードのぶん丸ごとスることになる。中古 PMG3 の保証は2週間あるからまだいろいろいじる時間はあるけど、もうチカリタ。明日は、仕事が引けたらパソコン屋に相談または返品交渉しに行こっと。しかしこれで代替機が見つからんと、職場のパソ布陣に穴があくんだが。

あんまり稼働してない iMac があるけど、SCSI 機器を動かさにゃいかんし(iMac には SCSI ポート も PCI スロットもない)。USB → SCSI アダプタもあるけど信頼性がいまひとつでなぁ……。「文句言うなら新品買え」ってことですかね。

SCSI PCI カードが使える Mac つったら最新鋭の G5 っすか? そんな性能いらないんすけど。

ていうか高くて買えねー! (T□T;)

とほほのほ〜。PMG5 の最低スペック(1.6GHz)をさらに4分の1スペックにしたやつがあったとして、値段も4分の1(約6万円)だったりすれば買えるなぁ(←無意味な妄想)

銘板
2003.8.13 水曜
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追憶のカップ焼きそば

カップ焼きそばっすよ。あれ、世界最強のジャンクフードだと思うんだけど。世間には同志の方々がたくさんおられると思う。以前訪れたサイトでは「カップ焼きそばといえばぺヤング以外にない」と断言しておられるグルメな方がいらしたけど、おいらの判断では最強なのは「バゴーン」。やっぱ「残り湯でスープも」ってのが。あれはいい。うん。スープも粉末と増えるわかめのくせになかなかのお味だし。

僅差の次点は「U. F. O.」(←フタのロゴを見ると、ちゃんと「.」で省略表示して、下の方に小さく "Unidentified Flyung Object" とちゃんとフルネームも書いてる。でもなんでインスタントカップ焼きそばが未確認飛行物体になるのかは謎。デビュー時に CM でピンクレディーの「UFO」人気に単に便乗しただけってのがホントのとこか?)ですな。まぁ、うん、メジャー系トラディショナル派ですはい。味はバゴーンより多少いいと思うけど、バゴーンのスープに負けたね。

ペヤングは選外。「一平ちゃん」よりずっと下。理由は「トラディショナルな正当性にあぐらかいてる」ってとこですかね。具体的には、

量が少ない。

これに尽きる。だってさぁ、カップ焼きそば業界は激烈なる競争の末ついに 1.5 倍盛りがデファクトスタンダードになったってのに、ペヤングだけが旧規格なんだもん。「それでも売れてます」「このうまさ、分かる人には分かるんです」って証なんだろうけど、ここはひとつ、

たかがカップ焼きそば風情が

お高く止まってんじゃね〜!

と雄叫びたい。やっぱし従来比1.5倍くらいないと、「食ったぁ〜」って気がせんのよ。じゃあペヤングをド〜ンと2セット一気に作って一気に食えばいいのかもしれんけど、それはならん。なぜなら、

カップ焼きそばは

カップのまま食うもの

だからだ。陶器製なんてこまっしゃくれた皿に移すだなんて、そんな気の利いたことをジャンクフードに施すなんぞ野暮の骨頂。これについては皆の衆、異存はあるまいな。

あのウレタンの容器が必須なんだよ。味も素っ気もない、白くてカサカサの、いわゆる存在の耐えられない軽さがいいんだ。ガッつくと割り箸がコーティングを破ってめり込んでしまうチープさが素晴らしいんだ。ペヤングの今となってはケチ臭い容器をふたつ並べて食えってか? なんかアホみたいじゃん。やっぱしあのでかくて正方形の、一見食いにくいけど実際に食ってみるとやっぱり食いにくい、あのサイズとデザインじゃないと「カップ焼きそば食ってんだぞバーロー」って気がどうもしなくて。そんなわけでおいら的にはペヤングは選外。

バゴーンと U. F. O は付き合い長いしな。

昔、下宿してた時あって。そこ、下宿つっても家の余った部屋を貸してるようなとこで、朝と晩ご飯はおばちゃん(そこの家庭のお母ちゃん)が作ってくれるわけ。下宿人の部屋は4つあったけどおいらを入れて2人しか住んでなくて、けっこう気楽だった。ただ、台所が母屋にしかなかったんで、腹が減った時の手段は限られてた。

晩ご飯は7時だったんで、夜更かししてると小腹が空きますわな。ポテチくらいじゃ収まりませんわな。いきおいインスタントラーメン系統になりますわな。買い置きしてたりしてさ。それ用に電気ポットを用意してたりしたぐらいにして。その電気ポットでチャルメラを煮るという荒技をも開発した(笑)けど、やっぱしカップ焼きそばが一番好きなんですわな。近所のスーパーやコンビニで、当時も定番でいつも在庫があったのがバゴーンと U. F. O. 。それですっかり馴らされてしまった。

そういや近くのコンビニ、夜10時になると照明を3分の1消して電気代を浮かしてたけど、本社にバレたら大目玉だったろうな。

それはそうと、カップ焼きそばにお湯を注いだからには、3分きっかりでお湯を捨てなきゃいかん。部屋は2階で、1階の洗面台まで降りるのが億劫で、窓から捨ててた。窓の下のすぐ脇には母屋の勝手口兼下宿人用玄関があったけど、表からつながる通路よりちょっと奥が落下地点。

まぁ表から通路を通って人が入ってきたとして、勝手口の前を素通りして奥に進むとこの家の裏庭にしか出ないわけで。夜中にそんなとこ通るやつなんてちょっと考えられないから、遠慮なくお湯を捨ててたんですわ。

ここの娘さん(当時高校2年生)の部屋、裏庭に面してたんだよ。あのコかわいかったな。かなり遊び好きだったけど。実はこの下を通って男が夜這ってたりしてな〜うははははザバー なんてアホなこと考えつつお湯を捨ててたザバー。すぐ下の部屋に人が入るまで、それを続けてた。なんか嫌だよね。上から焼きそばの汁が降ってくるのを窓の向こうに目撃するのは。それで一応気を使ったわけよこっちとしても。

その下宿を出る1週間くらい前、下に住んでるやつと一緒にいろいろダベってたら、ふいと母屋の娘さんの話題になって。下の住人の言うには、

「たまに夜中に窓の外を人がこっそり歩くんだ。どうも男が娘さんの部屋に通ってるらしくて。そんなの二人の勝手だけどさ、こっちも確かめるまで恐くてさ、とりあえずおばちゃんに訊きたかったんだよね。でも娘さんの男だったらバレてヤバいでしょ? んだから娘さんと会ったとき勇気出して訊いてみたらやっぱしそうなんだって。なんかここ2年くらい通ってるらしいよ」

マジでそうだったの!? あっぶっねぇ〜〜〜!

キッツイよなぁカノジョの家にドキドキしながら夜這う小道、あるいは愛を分かち合った後のシヤワセ気分の帰り道、いきなり上の窓がガラッと開いて、「何だ?」と思わず立ち止まって見上げると、

麺の切れ端と刻みキャベツ混じり

熱湯ナイアガラ ザバー。

夜這いしてるという立場上、そんな目にあっても声立てらんないしな。文句もつけらんないし。まあ、例えばそれでコトが公になった暁には、下宿のおじちゃんおばちゃんには感謝頂いただろうけど、娘さんにはビンタ頂いただろうなぁ。

カップ焼きそばのお湯を切る時、今でもときどきこれを思い出すよザバー。

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2003.8.14 木曜
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「光る看板」屋は神か

ちょっとムカついたことを思い出してさ。聞いてよちょっと。

仕事が引けて、行きつけの喫茶店でまったりしてた。客は他に2組。もう注文したのも届いててダベリモード。マスターも暇になったから、カウンターにいるおいらとダベってた。そこに飛び込んで来たのが「光る看板」の営業マン。発光ダイオードでいろんなメッセージを出したり点滅させたりするやつ。あのセールス。50代と40代のコンビ。主に50代がセールストーク屋で、40代がアシスタントらしい。

この看板を街のそこら中でよく見かけてることから、よっぽどやり手のセールスマンが売ってるんだろうとは思ってた。商品自体もどんなもんかちょっと興味があったんで横から話を聞いてた。セールストークはひたすら利点をマシンガントークするってだけ。マスターだって安い買い物じゃないから即決はできないよな。悩んでるうちにまたトーク。

この喫茶店、いいスピーカーを入れててさ。音がいいのよ。そんな中でまったりしてると気分がいいのよ。でもその時聞こえてくるのは看板の宣伝の声だけ。妙にでかい声でさ。耳障りもいいとこ。

50代セールスはタイミングを見て40代セールスに、「おい、あれ持って来て」と一言。営業者を喫茶店の入り口に横付けしてたみたいで、40代はしばらくすると看板のサンプルを持ち込んで来た。外に設置してあると大した大きさに感じないけど、室内だとバカでかいんだね。そんなのがノソーッと入ってきて、「レジ前」という喫茶店内における交通の要衝を容赦なくふさいでしまってるんすけど。トイレに行くにはどうしたらいいのでしょう。会計して帰るにはどうしたら……。

店はそのとき暇だったから実害はなかったけど、この二人が店内にいる客をどのくらい意識してるかわかった。つまり「店の客の存在を完全に無視してる」ことが。買ってほしい人に対してはある程度の礼儀をわきまえてるらしく、コンセントをちょっと借りることはきちんとことわってた。

暗めで落ち着きを演出してる店内、いきなりビカビカ光り出してさ。安キャバレーっぽくなっちゃって。なんだかうんざりしてきて、そのときはもうその週の少年ジャンプを読み始めてた。「早くこいつら帰れよな〜」と思って。でもそう思っててもやつらの勢いは止まらない。ひたすら悩むマスターに対し、セールス攻勢はヒートアップするばかり。で、ちゃんと聞いてたわけじゃないけど、だんだんカチンとくる言い方になってきてさ。

「ええ、人間というのは動くものが視界の隅に入ると思わず注目するように出来ていますから。この動く表示で客を引き付けるわけですええ」

客のことを魚とかカエルとか蚊ぐらいにしか思ってないんじゃないのかこいつ。確かに「動くものを思わず見ちゃう」のは正しいけどさ、その習性を利用するのも自由だけどさ、その「獲物」がその場にいる時にそのカラクリを言わないでくれる?

気が付いた時にはやつらにブースカ文句たれてたよ。いい加減にしろ、と。おれはここに客として来てるんだよ。仕事が終わってここにナゴみに来てるのに、なんだっておれにとって不必要なセールストークを今ここまで聞かされなきゃなんないんだ。営業するなと命令できる立場じゃないけど、おれのためにちょっとは遠慮してくれないか。あんたの客の客だよおれは。客の客は客。それなりに気遣ってくれよ。それを『動くものに目が行く習性』だとか、おれを実験動物扱いしてるんじゃないよ。

やつらは自分たちが何をしでかしたのかようやく気付いて、おいらとマスターに謝ると帰って行った。「光る看板」にちょっと興味を示してたマスターには悪かったから、やつらが出てったあとマスターに「ごめんね」と言って頭下げたけどさ、どうにも辛抱たまんなくてさ。

街には今日も光る看板が至るところでピカピカと発光ダイオードを輝かしててるけど、やっぱし効き目があるからここまで普及したんだろうな。

あのさ、この季節、コンビニとかの入り口近くによくぶら下がってるよね「電撃殺虫機」。殺虫機の金網に蚊が触れると高電圧電流が流れて「バヂッ!」と瞬殺するやつ。蚊をおびき寄せるのに紫外線灯を使ってる。

光る看板を見るにつけ、人間もまた蚊と同じ程度の扱いを、光る看板屋から受けてるんだなぁとか思ったりして。だったら光る看板屋は一体何様なんだろ。

銘板
2003.8.15 金曜
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貴重なご意見ゲット!

昨日、帰省してきた友達と飲んだ。話の流れでこの日記についての感想を求めたら、素直に答えてくれた。

だそうで。貴重なご意見、どうもありがとう。m(_ _)m 内容については面白いネタを優先にしてるんだけど、思い付かないとあの手の話を出しちゃうんだな。んだからまぁそれは実は「ネタ切れ隠し」ってことで (^^;) そこらへんのネタやるときは、もっと分かりやすい書き方を精進しま〜す。

「いちいち下まで行くのがめんどい」はどう解決すればいいかな。教えてくれた読者さんの OS は Win2k で、読み込んでるうちにどんどんスクロールハンドルが小さくなっていって、最新ログを見るのにそのスクロールハンドルが小さすぎてとっても掴みにくいんだそうで。なるほどなぁ。今まで気が付かなかったよ。最新ログがサクッと出るように工夫せんといかんですな。

2002年1月ぶんまでは降順だったけど、シリーズものが多くなってきたんで、そうなると昇順の方が読みやすいだろう、ということで以降は昇順に統一してしまって、最近に至っては降順だった初期の過去ログもみんな昇順に直しちゃったんだよなぁ。それに、「最新が一番下にあると途中も見てくれるかなぁ〜」とかいう思惑もあってこうなっちゃってるんすけど。

今日まで約26か月ぶんも昇順で並べてしまったものを降順に並べ直す気が起きないんで、なんとか JavaScript を組んでこの問題を解こうと思いま〜す。JavaScript をどう組んでいいのか、現状のおいらのスキルではなかなか分からんけど(汗)

・ページのはじめに出る「最新ログ」と書かれたボタンを押すと、最新ログの頭に飛ぶ

これは?

うーん、ボタンのフォームは一番上に表示するから真っ先に表示される。一方の最新ログは一番下だから最後に読み込まれちゃう。読み込み途中でボタンを押してしまったときどうなるんだべ。とりあえず目的を果たすことはないだろうな。あまり役に立ちそうにないですな。さらに「最新ログの場所」を JavaScript でどう表現すればいいんだべ。

そうだ各ログの頭にアンカーを埋め込んでるから、ページの読み込みが終わったら最新のアンカーに飛ぶようにすればいいんだわ。おっとところがアンカーの名前はひとつずつ違う。この、ひとつずつ違う名前を、日記を更新するごとに JavaScript ソースの方にも入力しなきゃいかんのか。これはちと骨が折れる。更新をし忘れることもあるだろうし。

アンカー名は年月日をもとに決めてるから、JavaScript メソッドで年月日を出してそれからアンカー名に組み直すとか。

だめだわ。この日記の更新、1日や2日、遅れるときあるからな。遅れると実在しないアンカーに飛ぼうとしてしまう。エラーが出るかも。読者さんの環境にちょくちょくエラー表示が出るってのはできるだけ避けたいとこだ。

で、ボタンはボツ。最新アンカーに飛ぶ方針は採用。そうなると、

・ページ読み込み完了とともに、自動で最新ログに飛ぶ

がベストだな。その月の過去ログも読んでも欲しいけど、その望みは捨てるべ。特にその月の過去ログを読みたくない人にもそれを押し付けてる現状はあまりよろしくないのではないか、と考えを変えてみる。んーと、作動するのはページ読み込み終了というか、一番下の最新ログの読み込み&表示終了後ならいいわけだ。つうことは、この JavaScript ソースは HTML ソースの一番下に埋め込む形になるな。

最新アンカー名を JavaScript 内に自動生成する方法がまだ思い付かんな。それからんーとんーと、最新アンカーに飛ぶメソッドが必要。これもまだ知らないし。思い立ってもなかなかどうして、作るには根性いりますなこりゃ。

銘板左端銘板銘板右端

追伸:とかなんとかうんうん唸って JavaScript を考えながら書いてるうちに、今日の日記もまた分りにくい内容になってしまいましたとさ (T▽T;) アハハ……

銘板
2003.8.16 土曜
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走りの極意

走り方の極意とでもいうべきものを、ちょっとだけ会得した気がする。別に「スペシャルチューンのマシンであのコーナーをアクセル全開のままクリアする極意」じゃなく、普通の2足走行。いや、今まで知らなかったってのもまたアレだし、まぁアスリートの方々にしてみれば「極意」どころか毎日普通にやってることかもしんないけど。

ということで、「なんか自分の走り方って効率悪い気がする。急いでる時ちょっと走ったりするとすぐ息が切れるし。でも走り込みして鍛える気なんて全然ないもんね。疲れるのイヤだし」というおいらと志を同じくする方々に、研究成果を惜し気もなく教えたげる。

極意は「かかと」にあった。

子供の頃から、走るコツはつま先にあるのかと漠然と思ってたんだけど。最後につま先で地面を蹴ると体がグイッと前に出るみたいなイメージで。でも最重要なのはかかとであった。かかとより末端の部位(土踏まずとか足の指とか)はあんまし気にしなくてよろすい。よろけたり蹴つまずいたり犬のうんこ踏んだりしない程度には気にするってことで。

で、かかと。走ってるときの後ろ足に注意。かかとで地面を蹴ってみよう。ひざも自然と真っすぐに伸びますわな。

「ぼぉ〜ん!」と体が前に出るっしょ。なんか「後ろ足という棒で、腰を後ろから押された」みたいに。それを続けてやってみよう。「ぼぉ〜ん! ぼぉ〜ん! ぼぉ〜ん! ……」てな感じで。つま先で地面を蹴ってたときより体を軽く感じるぞ。それにけっこう疲れないし。単に「自分の今までの走り方が全然なってなかった」ってだけなんだけど、いや〜足で走るのがこんなに気持ちいいもんだと感じたのは生まれて初めてかも(笑)。いやマジで。

長時間走る時や「走らにゃいかんけど疲れてもいかん時」に最適っぽい。スピード重視の全力走では通常の「つま先走り」の方が良さげ。ちゃんと長時間走って確かめたわけじゃないけど、あるときふと思いついてさ。今日、急ぎの用があったからやってみたらとりあえずイイ〜感触だったんで。

銘板左端銘板銘板右端

アスリートな人がこれ読んだら、「この人、何をあたりめーなこといちいち言葉にして書いてるんでしょうねぇ野暮ですねぇ」とか「こんなのよりもっといい走り方があるのにねぇ」と呆れるかもしれんけど。

銘板
2003.8.17 日曜
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「最新ログいきなり表示」試験運用

おとといの「最新ログいきなり表示」対策、とりあえずやってみたよん。JavaScript は教科書をいろいろ眺めてみたけど結局思いつかなくて、かなりアナログな方法で対処してみる。8月分を例に取ると、

  1. 目次ページ:リンク先の URL の末尾に "#LOG20030831(今月末ログのアンカー名)" を付ける。
  2. 本文ページ:各日付けのアンカーをずらーっと並べたやつを用意して、最新ログのアタマに付けておく。当日ログを書き込む時は、前日ぶんのアンカー文字列から前日のアンカーを残して、そこ以降の残り全てのアンカー文字列すべてを切り取り、これから書く当日ぶんのログのアタマに貼り付ける。
  3. 再び目次ページ:次の月に移ったら、前月のリンク先 URL からアンカーを外す。これをしないと、いつ過去ログにつないでも月末のログが出てしまう。ページ検索の利便性を考えると、ページの最初が出てくるのがいいと思うんで、これを怠らないよう気をつける。

こうすると、ページを開くと常に8月31日のアンカーに飛ぶようになるのだ。この8月31日のアンカーは常に最新ログのアタマに付いてるから、ページを開くといつも最新ログのはじめのところに飛ぶ、と。まぁ日々の切り取り&貼り付け操作を間違わなければの話 (^^;)

このやり方、技術的難易度は低いけど、せっかく独自考案したんで記念に命名してみる。

「テロメア方式」

とでも。作り溜めしたアンカーの列が日に日に縮まっていくからな(テロメア:多細胞生物の細胞核内にあるひも状の物質で、細胞分裂するごとに少しずつ短くなっていく。その生物の寿命を決定する「カウントダウン因子」の可能性があるとされている。ちなみに、体細胞クローン生物は新生個体でもテロメアの長さは親と同じになるので、体細胞クローンの研究により生物の老化とテロメアの関連性の解明が進むのではないかと注目されている)。

JavaScript も作ったといえば作ったけどね。1日ぶんずつアンカーを作るのは大変だからさ、月初めか前月末にその月のぶんのアンカー列を JavaScript でブラウザ上に一気に表示して(実際こう出るっす)、それを本文ソースにコピー&貼り付け、と。

おいらの JavaScript の実力ではこんなもんでしたっつうことで。でもページの装飾以外の、実用の JavaScript を初めて組んだような気がする(笑)。文明レベルで言えば打製石器ってとこですか。

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お知らせ:もし「オイゆんず! 今日つないだとき最新ログに飛ばなかったぞ!」という状況でしたら、たぶん読者さんのブラウザかネット経路上のキャッシュに古い「もくじページ」が残っていて、それが読み込まれたのだと思います。

試験運用中なのでどうなるか分かりませんが、もし9月になるまでこの方式が採用されていれば、遅くともその時から動き出すはずです。または読者さんのブラウザのキャッシュを消すだけで動作するかもしれません。

銘板
2003.8.18 月曜
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文字表示ネタ写真2発

今日から日ごとのテロメア操作、今日からいきなり間違えてないよな……たぶん(汗)

また写真ネタっす。間髪入れずに1発目。

人の心のあり方を説教する

OS インストーラ

以前、Mac OS ver. 10.2 のインストール中に発見したネタ。「大切な情(なさけ? じょう?)」。……情けでも情(じょう)でも、人生において大切だよねそれは確かに。うん……。わかるけど、わかってっけど、なんでまたインストール中に説教?(笑)

真ん中あたりの「インストールのタネ」ってのも相当キてるよなぁ。意味、分かるようで分かんないようで。

インストール後は普通に使えてるから何も言うことないんだけどさ(この文章も OS X に付いてきたデフォルト IME で書いてるよ)、インストール段階でこんなの見せられると、ホントにダイジョブなのかけっこう先行き不安になったりするっす (^o^;)

銘板左端銘板銘板右端

次なるお写真は、

おととい入った温泉の効能書き

おととい、八戸市内のとある温泉に入ってきた。いつも通ってるアッサリスッキリ系の温泉とは違い、ここの泉質はコッテリトンコツ系というか。昨日いつものアッサリ系温泉に入るまで、体じゅうから温泉臭が立ちのぼってたほど。

そこまでコッテリなんで、効能もたくさんあるね。脱衣所に掲げられてたよ。この写真の効能書き。ほほう特に効く分野があるねぇ。「女性性器慢性炎症、卵巣機能不全、子宮発育不全及び月経障害」か。

んで どうしろってんだろ。
… 男湯の脱衣所なんかで。

しょうもないネタばっかですんません (^_^;)>

銘板
2003.8.19 火曜
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f 分の1ゆらぎ研究:途中経過 1

『ゆらぎの真実』(2002.10.9)で宣言した「背景の明るさが f 分の1でゆらぐ JavaScript」作り、あれから思いっきりほったらかしだったけど少し進めてみた。まだ基礎研究段階っす。まず作ったのが、

1. 要素20個での重み配分

「f 分の1ゆらぎ」というものは、いろんな周波数の波が重なりあってて、重なりあった波の中のある周波数の波の影響度(強度または振幅)が、その周波数に反比例してる状況のことを言う。らしい(弱っ)。ということで、例えばここに波長が違う20種類の波があるとして、たまたますべての波が山の最高点に至った時、その合成波は最大の数値に達するわけだが、このとき、「周波数が低い波ほどその合成波の高さの中に占める割合が大きく、周波数の高い波ほどその割合が少ない」ということ。

どのくらいの割合で多いか少ないかが決まるかというと、「周波数に反比例した割合」。ここでは一定間隔の周波数の違いで20個の波を考えてみた。それぞれの波が担当する影響度(以下「強度」)の割合を求めるんで、

ある波の強度
━━━━━━━━━━━━━━
すべての波の強度の合計

が答えになる。んじゃその答えを出してみるか。

数値表の左端の「i=」は、それぞれの波に付けた番号。ついでに周波数も示してる。波1の周波数を基準に、波2の周波数は波1の2倍。波17の周波数は波1の17倍。その右の「weight」は、振幅(=強度)。上の式の分子だな。波1の強度を「1」として他の波の強度を出したもの。周波数に反比例してるから、順に「1/2 = 0.5」「1/3 = 0.333...」「1/4 = 0.25」……となってる。

この20個の「weight」の総和が、一番上の「total weight=」。これで分母も出てきたんで、それぞれの波の強度を「total weight」で割ると、数値表の左から三番目の列、「weight ratio」。見ると、波1の強度は約 27.8% 、波13の強度は約 2.14% なんだなと分かる。

数字だとイマイチ分からないんで、一番右にグラフを描いてみた。きれいに反比例の形になっとるな。よしよし。次に調べたのは、

JavaScript メソッドの

三角関数関係

それぞれの波はサイン波で作るんで、JavaScript での sin の表現をチェック。三角関数だと円周率πも定数として使えると便利(いちいち「3.14...」を組み込むのも面倒)なんで、これも使ってサンプルプログラムを組んだ、と。

一番上が、円周率πを出すためのメソッド「Math.PI」を使った結果。16桁の倍精度で出てきた。その下はお遊びで作った「フォントサイズを Math.sin() で変化させながらフォントサイズの数字を書き出したプログラム」の実行結果。ちゃんとサインカーブっぽくなってる。よしよし。

今日最後にやったのは、「サイン波1個で背景色を変化させる」。一からこのプログラムを作る技術がないんで、参考書に助けてもらった。『Q & A 100 で学ぶ! JavaScript』(井上健語 著 エーアイ出版)137ページの「背景色をスムーズに変化させたい」に、

サイン波を1個 埋め込んでみた 。

我ながらなかなか面白い仕掛けを思いついたと思う(笑)。けっこううまくいったけど、ずっと見てるとなんだか具合が悪くなるなぁ。ほんとにこれで、f 分の1に従った強度の波をいくつも重ねた状態を見て安らいだりするんだろか。疑問に思えてきた。

とりあえず具合悪くなったんでとっとと寝るべ。おやすみ〜。

銘板左端銘板銘板右端

おまけ:「f 分の1ゆらぎ」の名前の由来について

反比例のグラフを描く関数は一般に、「y = 1/x」だわな。これ中学の数学。横軸 x は、この場合は振動数(=周波数)のこと。慣例で、振動数を表すのに「f (frequency)」の文字を使う。これ高校の物理。だから「y = 1/f」。

で、「f 分の1」。波がゆらいでるから「f 分の1ゆらぎ」。変テコな日本語だけど、そういう意味らしい。

このゆらぎ方は自然の中にいくらでも発見できるそうで(どうしてそうなるのかはいまだ謎らしい)、このゆらぎを体験してる人は、心地良い気分になる傾向があるんだそうで。優れた芸術表現もまた、間合いの取り方や音階の移り変わりや筆のタッチを調べると f 分の1ゆらぎがけっこう見られるんだそうで、優れた芸術家は鑑賞者を心地よくさせるため、なかば無意識にこのゆらぎを作品に導入するらしい。

1950年代あたりに発見され、数学で表現できるまで解明されてきた f 分の1ゆらぎは、技術の進歩により1980年代後半から家電製品に応用されるようになって(扇風機やエアコンの風の吹かせ方とか)、かなりの市場を創り出してきたわけで。ここらを知ってしまうと、

「ガッコのベンキョなんぞ、特に数学なんぞ、中でもサインコサインなんぞ何の役にも立たん!」

と断言する人たちが、こう↓見えてくる。

「僕は自分で物事を確かめられない、臆病で思い込みが激しくて頭の悪い怠け者です。どんなウソでも鵜呑みにするのでよろしくお願いします」

「ガッコのベンキョなんぞ」教徒、意外と多いよね。「勉強さえしてれば将来安泰」教(「お経さえ唱えれば極楽に行ける」思想と似てるなぁ)崩壊の反動もあるだろうけど、学校側の、知識ばかり学ばせて「知識の使い方(すなわち知恵)」を授けない、それどころか「知識は使いよう」という教育の重大な本質さえ教えない方針も元凶かと思うが。

するってぇと学校だけはまだ「勉強さえしてれば将来安泰」教なんだな。

銘板
2003.8.20 水曜
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PMG3 は運用軌道に乗ったか

2003.8.10 に意を決して買った中古「青白 Power Mac G3 350MHz」、2003.8.12 にハズレ疑惑が浮上したってところで、現況の記録。

Mac People の最新号の記事(長期ロードテスト)や Apple Discussion Boards の過去ログを漁ったら問題機種だったことが判明してさ。いや〜まったく知らなんだ。どうもハードディスク(以下「HD」)の相性にやたらうるさいらしくて。Maxtor 製は怪しくて、Quantum か IBM のやつならまぁまぁ大丈夫かも、ということだそうで。

この前、下取りに出す前の Performa 6410 に積んでた 6.4GB が調子おかしくなったから新品の 30GB HD 買ってきたんだよね(2003.7.11)。それにデータ移植してもやっぱし挙動があやしかったんでマシンを買い換えたんだが。よりによってその Maxtor が地雷とは。とほほほほほ。本体に付いてきた Quantum 6GB は全然問題ないしなぁ。また買うのかよ HD。余っちゃうよ。

Discussion Boards によると、PCI スロット近くに「コントロールチップ」というのがあって、その表面の刻印が「KAG1」だとまずくて「KAG2」だとOK。それと、同じ場所の別な刻印が「PIC646U2」だとヤバくて「PIC646U2-402」だとOK。調べてみましたよ早速。ええ。

……、

……、

やられた。見事に「KAG1」&「PIC646U2」

もお〜なんでこんなヘッポコチップ載ってんだぁ〜。とボヤいても始まらん。保証は2週間だからあと3日あるけど、正規の Quantum 6GB だと不具合ないから返品効かなそ。やっぱ HD 買わなきゃだめ?

と思ってたら、IBM の 40GB HD を保有してることを思い出した。現在 iMac Slot Loading 350MHz の中に入ってる。iMac の HD 交換、めんどいんだよなぁ。でもこれでまともに動けばめっけもん。iMac には Maxtor 30GB を入れればいい話だし。そんな思惑をはらみつつ作業開始。

iMac でインストールした OS 9.2.2 が入ってるんだけど、まぁ同じ G3 機同士だし時代も似てるんで問題ないでしょう。自信ないけど(汗)。そういやこの IBM の 40GB、iMac の前は Power Mac G4 に入れてたんだよな。初期化しないでいきなり iMac に突っ込んで恐る恐る起動したら、PMG4 でインストールしたOS もソフトも、PMG4 で作った書類も問題なく使えたっけ。もう消してしまったけど。OS インストール時に機種による最適化は行わんのかなぁ。

起動したら、とりあえず何の問題もなしに立ち上がっちゃったよ。違いといえば、モニタのサイズが違うんでデスクトップアイコンの位置が少し変わってた程度。iMac に積んだ Maxtor も調子いいっぽい。こっちは Performa 6410 でインストールした OS 9.1 にアヤシイ PMG3 でアップデートかけた OS 9.2.2 なんだが (^_^;)

なんだか円満に収まりそうな雰囲気。あとは両者を Ethernet で接続してデータを交換するだけでどうにかなりそうな雰囲気。その接続がまた難関っぽそうだけど(笑)

銘板左端銘板銘板右端

青白 Power Mac G3 で気付いた問題がもうひとつ。本体じゃなくて純正モニタについて。まぁけっこうカッコいいんだ。色とデザインも本体と統一されてて。

Performa の頃は15インチで既に VRAM 1MB がアップアップで、3万2000色を選ぶと 800×600 ドットの リフレッシュレート 60Hz しか選べなかった。画面はすぐに一杯になるわ目はチカチカするわでもぉ〜こっちがアップアップだったよ。そうじゃなきあとはコ汚い 256 色だしね。

PMG3 の VRAM は、ああまだ調べてないけどたぶん 8MB か 16MB。17インチモニタで16万7000色なのにチラ付かないよぉ (T▽T) で、快適なんだけど、今までのモニタで、自宅の PMG4 用の SONY 17インチでも経験したことがない問題があって。

うなずくんですわ。

モニタが。小刻みに。

「うんうんうんうんうんうんうん」って何度も何度も。いやあの、おいら、文字入力の時は気が付くとキーボードをけっこう強めにドカドカ叩いてたりするんだよね。そうするとモニタ、うなずいてる。ノッてるときにそうされるもんだから見づらくて入力ペースが落ちちゃうんだな。

原因はたぶんこのモニタ特有の、

「宇宙人みたいな3本足」。

見た目ちょっとヘンでかわいいっちゃかわいいし、高さがあるからその下にキーボードを入れられる利便性はあるんだけど、剛性に問題ある気配。何らかの補強材をどうにかして組み付けたいとこだな。そうするとせっかくのヤワ気なデザインがゴツくなるけど、自分のアイディアに基づいて改造した跡が残るのはむしろ誇りに思う方なんで、そんなこた別にどうでもいいや(マウスとか。2002.7.4, 2002.7.5, 2002.7.15, 2002.7.22)。

銘板
2003.8.21 木曜
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国道19号線と強度2倍鋼 その1

仕事帰りによく行く喫茶店でほげーっとテレビのニュースを見てたら、最近「木曽高速」と呼ばれてる国道19号線の特集をしてた。なんでも並行する高速道路はトンネル勝ちで通行料が普通の高速道路より割高なので、この国道19号線を利用するトラックの運ちゃんたちが増えてるんだそうで。

不況による値下げ競争の波をもろにかぶってるのは物流業界も同じ。トラックはギリギリに設定した時間に間に合わせて、しかも安い料金で荷物を運ばないといけないので、ひたすらこの国道をぶっ飛ばす。これで困ってるのがこの国道の沿線住民。国道には歩道もろくになくて、家の周りを歩くだけでもかなり危ない思いをされているらしい。しかも大型車の騒音・振動・排ガスで居住環境もひどくなってしまってるそうで。

どっちの立場も生きていくのに必死な状況らしい。どちらにも言い分があるから面倒なケースなわけで。

国土交通省もようやく事の重大さを認識して、問題の区間の高速料金の割引とかトラックの乗り入れ規制とか、まぁいろいろとこれから試してみるところらしく、ニュース見ててもお役人さんが一番のんきな感じだったなぁ(視聴者にそう感じさせるよう、番組が意図を持って誘導してるのかもしれんけど検証不能)。

こういう問題はテクノロジーにて解決できればカッコいいと思うんだが、まぁその前にとりあえず幅 3m 以上の歩道を道路の両側に完備する計画のひとつもなきゃいかんと思うが。そうすれば現状より歩行者の安全が確保できるし、道路から家が多少でも離れるから、騒音・振動・排ガス公害の程度も少しは緩和される。

で、公害だけだけど緩和できる技術がある。もうそろそろ製品として市場に出回ってもいい頃なのに、なぜかその話をあまり聞かない。どんな技術かってぇと、従来比で強度が2倍の鉄鋼

1998年4月20日付の朝日新聞にこの記事が載ってた。つくば市にある科学技術庁の金属材料技術研究所(金材研)というところが開発中で、その時点で1.7倍の強度を達成してた。鉄の結晶粒径を小さくかつ均一にするのがポイントなんだそうで。ただ強いだけでなく、なるべく単純な工程でできるようにして製造コストがあまりかからないようにすることまで配慮されてる。実用化した折の素早い普及を第一に考えてるってわけだ。

まぁとにかくだ、この「強度2倍鋼(正しい名称が分からんので、以下「2倍鋼」と呼ぶことにする)」で車を作ると、かなり軽量化できる。単純計算で、鉄鋼を使う部分は重さが半分になる。エンジンはそのままだとしても、トラックだとキャビンの外装やフレームを軽くできる。

「自動車の軽量化」ってのは大抵、省エネや地球温暖化の対策として語られるけど、それ以外にも、特に大型車の場合は沿線の公害の緩和に役立つ。車重が軽いとそれだけエンジンがパワーを出さなくてもよくなるから、あまりエンジンが踏んばらなくていいから排ガスが減る。排気騒音も小さくなる。ロードノイズ(タイヤが路面を転がる音)も小さくなる。車重が軽いと沿線の振動も減る。

排ガスの量と排気騒音についてはどれだけ低減できるかは寡聞にして知らないけど(低減できるのは確かだけど)、ロードノイズと振動公害なら心当たりがあるんで、ちょいと検証してみる。

まず、「ロードノイズと振動公害は道路の損傷具合に比例する」と考えてみる。「道路の損傷具合は大まかに、車重が10倍になると10000倍になる」のだそうで(←これがその「心当たり」)、んだから「道路の損傷具合は車重の4乗で効いてくる」と言い換えられる。すると「振動公害は車重を少しでも軽くするだけで大幅に緩和できる」ことになる。

「10トントラック」とか「20トントラック」とか、まぁよく言うけど、あれは貨物積載量がその数字ってわけで、車両自体の重量は入ってない。だから荷物満載の場合、その表示プラス車重の重量の物体が国道19号線をつっ走ってるわけだ。空荷のトラックってどのくらいの重さなんだろ。只今いすゞ と三菱ふそうのサイトを漁ってるっす。

……、

……、

……だみだ。車重は書いてない。

カタログを請求せんと分からんことになってる感じ。ここはひとつ推定で我慢してくだされ。乗用車が1〜2トンだから、20トントラックで車重10トンくらいありそうな気がする。だとすると合計30トン。

ある20トントラックが、2倍鋼を積極的に導入して空荷の車重を 30%(3トン)くらいダイエットしたとする。荷物満載で 10% 軽くなる。全備重量が90% になるってことで。そうなるとですな、現状のロードノイズと振動公害を 100% とすると、

0.94=0.9×0.9×0.9×0.9=0.6561≒66%

ロードノイズと振動公害は約3分の2にまで低下するわけですな。思ってた以上に効くなぁ。荷物満載の20トントラックっつう最も厳しいの条件下でこの効果。実際は空荷のトラックや最大積載量の半分の重量物しか積んでないトラックも走ってるはずで、その場合は公害の減衰効果はもっともっと出ることになる。

ちなみに空荷の20トントラックでは、もとの車体重量が10トンとして3トンの軽量化をするとして車体重量7トン。もとの 70% の重量になる 。

0.74=0.7×0.7×0.7×0.7=0.2401≒24%

現状の空荷の20トントラックの4分の1! すげぇ効きますぜ親方!(誰?) 当該区間での高速道路の割引や大型車侵入規制は即効性があるやり方だけど、この「木曽高速」をきっかけに恒久的な公害低減をも考えるなら、強度2倍鋼の導入と実用化を急いでほしいわけだ。

例えば上の計算では道路の損傷具合もまた算出したわけで、大型トラックの軽量化を進めると道路の維持補修費が劇的に下がるわけで、国や自治体にもメリットが発生するわけだ。土建屋にはデメリットだけど(笑)。軽量大型トラックの普及、補助金出してでもやる価値はあると思うぞ。

ついでに、事故が起きた時に車重が軽いと周囲に与える被害も小さくなるよ。運動エネルギーの定義は、

(1/2)mv2(m:質量 v:速度)

これが自動車が道を外れて沿線の家などに突っ込んだ時の破壊エネルギーになる。こっちは4乗じゃなく重量との正比例なんで、軽くした割合だけしか被害が軽減しないけど、車重差以外が同じ条件で事故が起きた場合、被害は間違いなく小さくなる。この点も対物自動車保険で優遇できそうですな。

こんな感じで軽量車両の普及に弾みを付けるとですね(エアバッグと ABS は保険の優遇が効いて普及したよね)、現状を憂えたり不況を恨んだりするだけじゃなく、世の中を具体的にましにしていく元ネタになるかと思うんすけど。

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2003.8.22 金曜
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国道19号線と強度2倍鋼 その2

昨日の計算式をつらつら見てて思い至ったことがもうひとつあって。大型トラックを軽量化すると、思いのほか燃費も改善されるんじゃないかと。

普通、自動車の軽量化による燃費改善効果の程度は、昨日も出した運動エネルギーの公式

(1/2)mv2(m:質量 v:速度)

で計算される。重量との正比例だから、軽くした割合だけ燃費も良くなる、と。ただ、この公式で考えた燃費改善効果が得られるのは加速する時だけなんだよね。発進時とか、あるスピードからもっと速いスピードに上げるまで。一定速度で走ってる時は、この公式から考えられるメリットはない。

でもですな、昨日の振動公害も考えてみると、トラックは走ってる時、エンジンパワーを常にある方面に浪費してるんですわ。「何?」って地面や沿線の家屋を振動させるのに。

いや〜この損失、今まで読んだクルマ関係のどの本にも書いてなかったぞ。実際、メジャーな損失である空気抵抗やタイヤの転がり抵抗、駆動系の伝達ロスなんかに比べてどのくらいの割合でエンジンのパワーが地面の振動に消えていってるのか知らんけど、沿線の家と地面を震度2や3で揺さぶるほどだからな。大型車両の場合、無視できる程度じゃないと思う。

昨日の試算と同じく荷物込み30トンの重量のトラックが3トン軽量化した場合、振動に費やすエネルギーが 66% になる。ほれ、損失は3分の2に減ったよ。これは運動エネルギーの公式で導かれる燃費改善効果とは関係がないんで「あちらを立てればこちらが立たず」という、効率化を阻む常連ジレンマはここにはない。

たかだか速度に2乗比例程度でしかない空気抵抗を減らすため、運転席の上に風防つけて燃費に気遣ってるくらいなんだもん(しかも空気抵抗のごく一部しか減らさないし、速度が遅いときはただの無駄な荷物)、重量に4乗比例の「振動損失」を軽減する軽量大型トラック、経営難に苦しむ運送会社にとっても燃料コストを浮かす福音かと思うんすけど。

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2003.8.23 土曜
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そして返品(泣)

2003.8.10 に焦りにより最終決断して買った Power Mac G3 350MHz、結局返品と相成りまして候(泣)。切り札の IBM 製ハードディスクも、Maxtor のより多少相性がいいってだけでやっぱし挙動がおかしくて。あ゛う゛〜〜〜〜〜〜〜〜〜。ずっと欲しかったモデルだったのによぉ〜〜〜〜〜〜〜 (T□T) ぐはぁ〜

昨日それ買ったパソコン店で事情を素直に話したら、恐らく不良品の規定から外れてる(標準状態ではちゃんと動く)にもかかわらず返品を OK して頂いた。2週間保証タイムリミットの今日、マシンを買った状態に戻して梱包して持ってって、税込み52,290円也を返してもらっただよ。こんな形でカネ貰っても嬉しくねぇなぁ……。

ま、今回の件で得たものもいろいろあったけどね。思い返すに、なかでも一番大きかった収穫はアレだな。

そのパソコン店のポイントカードのポイントを

まるまる49,800円ぶんタダ取りしちゃったこと

オイ!! (; ̄□ ̄)っ☆彡

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2003.8.24 日曜
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『ミニミニ大作戦』と今日の修理

観てからもう1か月以上経っちゃったけど、映画『ミニミニ大作戦』について。観た直後に公開しようと思って書き始めたけど途中で投げててさ。でもまぁそのまんまいってみよう。

まぁまぁ面白かったけど、とりあえず邦題のセンス間違ってる。そして感想をひとことで言うと、

「ばっかりてっきりでがっかり」。

新旧ミニクーパーが30台ほど入り乱れて走り回るものだとばっかりてっきりでがっかり

旧ミニが主役で新ミニはサポート役に徹するものだとばっかりてっきりでがっかり

ミニのかわいさ大炸裂の、キュートで軽い泥棒コメディものだとばっかりてっきりでがっかり

ミニが主役で裏技をごっそり見られるものだとばっかりてっきりでがっかり

登場人物が絶対死なない(血生臭くない)ものだとばっかりてっきりでがっかり

以上がその感想。もっと書くつもりだったけどうまくまとめらんなかったっつーことでご勘弁。

今日知ったけど実はこの作品、リメイクだったらしい。八戸の北隣の町にあるミニ専門店に出かけてた。昨日パソコン屋に返品してゲットしたカネ持ってって。左前のウインカーが壊れたんで、その修理してもらいに。

修理の前に店内でダベりつつちょっと訊いてみた。「『ミニミニ大作戦』、観たっすか?」。誰も観ちゃいない。おいおい。自分とこの商品関連なのにまたなんで観ないのさ。と思ったら社長、奥からおもむろにビデオを1本持ってきた。それがオリジナルの『ミニミニ大作戦』('69)。リメイク作品だったのか。そのときまで知らなんだ。

オリジナルに登場するのはもちろん全部旧ミニ。で、これがまた超つまんないんだそうで!(爆) それでこのお店の人たちはリメイク作品も見送った、ということらしい。まぁ、2003年版は「観ると損する」ってわけでもなかったけど、「通り一遍のアメリカ映画」って感じですかね。と、映画総合データベースサイトで調べたら、おおそうか!

ストーリーにひねりがない。二転、三転、四転、五転のどんでん返しや三つ巴、四つ巴の金塊強奪戦や迫力アクション場面の連続などは期待できない。

そう!! 観る前はそれ期待してたんだよなぁ〜。ハリウッドの製作フォーマット至上主義から一歩も踏み出さない、作り手サイドからするととっても安全な映画でしたとさ。

あと、きっと BMW(現在のミニのメーカー)から製作費ふんだくったんだろうな。新ミニが3台出てきて走り回るけど不自然なほどピカピカのまんま。最後に、1台の左ドアの表面に傷がつくって程度で、転倒・クラッシュなんかの汚れ場面一切なし。物足りねぇわけだぁ〜。

やっぱカーチェイスものっつったら「ドガシャァッ!」なんてサウンドが似合う派手なクラッシュのひとつも欲しいんだよなぁ。自分のミニは もう壊したくない(『自爆記』[2002.1.9]) から、他のミニがドカーンと景気良く逝っちゃうところを端から見たかったわけさ。

まぁイヤになるほど見せられたことあるけど。『ミスター・ビーン』で(笑)

そして我がクルマの修理。うちのミニの前ウインカーってのは、中古で買ったときからオプションが付いてて(純正品はダサい)、これがシロートではちょっと交換不可能なんですわ。以前、右ウインカーが作動しなくなったときそれを実感したよ。今回もプロにお願いして交換してもらった。

なんてぇか土台の部分、ものの見事に腐ってたね。迷わずユニット全部取っ替え。いかれてたやつ、もうこんなでしたわ (T▽T) アハハ

復旧完了で会計しようとして思い出した。左のスモールランプ、点いたり点かなかったりなんだよね。メカニックさんに見せた時は点かなくて、メカニックさんそれを見て左ライトにテッポウ1発かましたら即座に点いたぐらいにして(笑)。それにメインライトも暗くてさ。いっそのことライトも左右ゴソッと新しいのに全取っ替えしちゃおうかな、と。んで、取り替え前と取り替え後。イマ風のやつにしちゃった。

旧型ミニとは見た目ちょいミスマッチぽいけど、こっれっがっまったっ、明るくてもぉ〜!外が暗くなったら走りに行って確かめようっと。今のこの気持ちを歌で表すと、

♪チャンスは 今夜ぁぁぁぁぁ!
 マブいぜベイベェ!
 Check, check, check tonight
 Check, check, check tonight...
(Vocal, Guitar: 仲井戸麗市)

……、

……、

……。

いつの歌よ (^o^;)

そんなわけで故障も直ったし明るくなったしで、あ〜すっきり。

ライトを交換してる間にふと思い出したことあって「オイル交換お勧めキロ数ステッカー」と距離計を見比べたら、これが面白いくらいドンピシャ。追加でオイル交換(エレメント交換とサスのグリスアップ込み)もして、今日の会計は34,424也。

パソコン買い換えに用立てたはずのカネ、けっこう見事に化けましたとさ (^_^;)

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2003.8.25 月曜
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都市伝説の種

今日は都市伝説に昇華する可能性がありそうな話でも。都市伝説といえば、『恐怖! 90゜男』(2002.9.9)ってのもまぁあったわけだ(「あった」と言えるのか?)。どうでもいいけど『恐怖! 90゜男』、何年何月の日記に書いたのか忘れちゃってさ、ローカルディレクトリで1か月ごとの書類をひとつずつ開いて探すの面倒だったから思いきって YAHOO! で Web 検索したら、一発で出てきた(笑) まさに「急がば回れ」。検索結果には自ページ以外なかったんで、この企画は都市伝説化に失敗したなと実感できた (T▽T) アハハ

それにつけても YAHOO! さんよ、ロボット検索でうちのサイトを拾ってくれてるんだったら、も〜そろそろ立体写真カテゴリに登録しておくれでないかい?

銘板左端銘板銘板右端

でだ。都市伝説の格好のネタになりそうなのをひとつ思い出した。

それは『ソニーの超能力研究』。いつかこれを元ネタにした都市伝説、絶対流行るって(笑)

このページによると、ソニー(株)の ESPER 研究室は1991年に設立、1998年3月にひっそりと廃止された…

…ことになっている。

この「……ことになっている」と話を持ってくのが大事なんスよお客さん。ん〜「組織と被験者と設備が実は、ある新興宗教団体に売られてた」だとキモいから却下。政府にしよう政府。おおっスケールでかいかも。1998年つったら橋本政権と故・小渕政権の端境期……だったと思う。

その頃すでに、ソニーが積み上げてきた超能力研究のデータは政府に買い上げられていた(この文もここから先の文もウソですよ)。その夏のテポドンショックが政府の危機感を煽ったのだ。現状の中枢指令系統では既存の自衛隊が張り子の虎も同然なこともあり、内閣と防衛庁内で極秘計画が発動したのであった。その名も

『ヱスパァ国防軍計画』

通称:『ヱ号計画』

政府外部でいち早く情報をキャッチしたのは CIA。トム・クルーズが首相官邸に極秘潜入し、ピアノ線で体を吊るしたり、落ちる汗のしずくを自らの手でキャッチしたりして、苦労して入手した貴重な情報だった。

♪どんつどんつどんどんどん どんつどんつどんどんどん……

ところが当時ニコール奥方とギクシャクして精神的に参っていたトム・クルーズ、心にふと隙ができたとたん、大監督ジョン・ウーの代理人を騙る男が「2作目の打ち合わせ」と称して近づいたのを見抜けずまんまとはめられ、『ヱ号計画』の情報をその男に手渡してしまった。謎の男は、中国の人民解放軍諜報部に所属するスパイであった。

一方その頃、北の王子様はまだ偽造のドミニカ共和国パスポートでディズニーランド通いをする知恵がなく、しょうがないから北京に遊びに行って中国共産党高官におごらせて何日も豪遊している最中だった。王子様は知り合いの高官に無理矢理パーティーを開かせ、それで顔見知りになった高官たちの家を渡り歩き、中国政府要人たちからすっかり煙たがられていた。

『頼むからもうそろそろベトナムかキューバあたりにでも行ってくれ』。ブチ切れそうになりながらも王子様を仕方なくもてなしていた要人たち、たまり切ったストレスのあまりふとした弾みでつい口を滑らせ、『ヱ号計画』の極秘内容を王子様に漏らしてしまった。王子様はビッグニュースに興奮し、父である北の王様に褒められるべく自国に引き返した。

一方その頃、北の王様は国事を投げ出し、憧れのプリンセステンコーをどうやって自国に呼び寄せどうやって口説き落とすか、ああでもないこうでもないと思案の真っ最中だった。

「よし今度の『4月の春親善芸術祝典』の特別ゲストということで、偉大なる私の名前で招待しよう。偉大なる私の人民に、宝石をすりつぶした粉で彼女の肖像画を作らせ、そのとき彼女に贈ろう。偉大なる私の偉大なる権力と考え合わせるとこれで落ちない女などいない。パーペキじゃん偉大なる俺、やっぱ偉大なる天才?」

「偉大なる我がパパ、大変だ! パパに次いで偉大なる僕、北京で日本の秘密計画を聞いてきたよ!」

駆け込んでくるやいなや矢継ぎ早に自分の手柄を報告する王子様に妄想を邪魔された王様、ちょっと不機嫌。

「何だ。偉大なる私に次いで偉大なる我が息子よ。私に次いで偉大なるお前のお前より偉大なる父は今、崇高な理論を構築しておったのだぞ。いや待て 超能力と言ったな? もしかしたら偉大なる我が憧れのプリンセスも計画に一枚噛んでおるかもしれん。あの見事なマジックはきっとそうだ。彼女は素晴らしい超能力を持っているに違いない! 一刻も早く彼女を偉大なる我が威光に従わせねばならん。それにしても実際、衰退し続ける偉大なる我が体制を偉大なる繁栄に転じさせるには、もう超能力にでも頼らないと無理だよなぁ……」

対岸での不穏な動きを察知した日本の内閣調査室、関係筋を調べ上げている最中に、『ヱ号計画』情報が盗まれていたことにようやく気付いた。

「おお、ならば計画を早急に実現せねば!」

時の小渕首相は表の顔では「真空首相」「借金王」と自嘲しつつもその傍ら、夜昼なく関係者たちにブッチホンをかけまくり、例の秘密計画の遂行に全力を挙げた。しかし、悲劇は訪れた。計画半ばにして首相は倒れ、そのまま帰らぬ人となった。

おもっきし不透明な手順で、自分でも何だかよく分からないうちに小渕元首相の後釜に登り詰めた森君、首相の椅子に座ると同時にこの国家最重要機密を初めて知らされ、気が気じゃなくなった。そのせいか在任中は緊張のあまり持病の失言癖が10倍ブーストで大炸裂。ときには『ヱ号計画』の内容もうっかり喋ってしまったこともあったのだが、矢継ぎ早の失言騒動でむしろ誰にも勘ぐられずに済んだ。そのことは、『ヱ号計画』チーム内で「かみのくに5人衆」と呼ばれている責任者5人(神田某・三笠某・野島某・工藤某・西村某)にとり、不幸中の幸い以外の何ものでもなかった。

事実、森首相の「神の国」発言の直後、チームの動揺は哀れなほどだったという。マスコミもその発言の背後を嗅ぎ回り始めてはいた。しかし賢明な5人衆は取っておきの実話ネタ、かの有名な「森・クリントン会談 Who Are You? 事件」の顛末をこのときとばかりにリークしてマスコミの目先を転じさせることに成功。以後『ヱ号計画』が森首相のうっかりで国民にばれそうになる度に、「森失言語録」を小出しにしてごまかし通し、次の小泉政権までの難局を切り抜けた。

ちなみに5人衆各氏の担当は「かみのくに」の順に、「透視」「テレポーテーション」「テレキネシス」「トランプの柄と数字当て」「力ずくにしか見えないジェリー藤尾のスプーン曲げが本人の主張通り本物なのかどうかの鑑定」とされているが、森政権時の綱渡り以来、国家は『ヱ号計画』の存在自体を公式には否定する立場を取っており、現在では事の真相は誰にも知り得ない…

…ことになっている。

銘板左端銘板銘板右端

こんな長ったらしい話、都市伝説で流行るのか?(汗)

銘板
2003.8.26 火曜
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代替機のないまま明日は ADSL

土曜(2003.8.23)に Power Mac G3 を返品したのはいいけど、職場での代わりの機器がない。まぁあるっちゃあるけど iMac Slot Loading 350MHz。頼りねぇ〜。これからどうすんのよ Duplo DuPrinter(輪転機)と CanoScan(スキャナ)と外付け HD。どれも SCSI なんすけど。iMac には SCSI ポートないんすけど。Logitec の USB → SCSI アダプタは確保してるけどこれがなかなかアレで。OS X 用ドライバはなぜか効かないし、OS 9 用ドライバも機嫌が悪いと動作しないし。

SCSI PCI カードはある。けど iMac には PCI ポートもない。ついでに FireWire(IEEE 1394, iLink)ポートもない。ないない尽くし。大量のデータ移動は Ethernet(LAN)以外にない。でもペアになる機器がない。残るは USB で悠久の時が流れるデータ移動。

たまんねぇなぁこれからどうしよう。複合機の RICOH imagio 350 の Ethernet 接続は問題なく動くからちょっと安心だけど。

前まではおいらの机に Performa 6410 があって(近くに輪転機などの SCSI 機器がある)、ちょっと離れた複合機の脇に iMac があった。複合機で出力する時は iMac にデータを送って印刷すると、出てきた書類を見て不具合を見つけて直して出力してまた書類を見て……の繰り返し作業が、椅子に座りっぱなしのまま素早くできたんだけど、代替機を導入するまでは1回印刷するごとに自分の机と複合機の間をドタドタ駆け回らにゃならん。ああめんど。

で、明日、とうとう職場に ADSL が来るんですわ。今までは ISDN だったけどどうにも耐えられなくて。遅いぶんには耐えられたけど、どうも今まで使ってた NTT 製の TA, INS メイト V30 Tower、始めからちょっとおかしくて。うちの職場環境だけかもしんないけど USB じゃつながんないんだわ。ベージュ Mac でモデムポート(シリアル)と COM ポートをつなぐと動いたんだけど。今ではモデムポートがなくて代わりに USB ポートでそこらをやってしまう Mac が主流になってきたんで、USB 使えないんじゃダメだろう、と。そんならってんで USB → シリアル変換アダプタを投入したけどこれも不発。やっぱ NTT って Mac に冷たいよなぁ。

でもフレッツ ADSL ならまぁなんとかなるべ。自宅ではそれでつないでることだし。……って、そういや Mac OS 9.x 用のフレッツ接続ツール、バージョンアップでもして不具合ちゃんと直したべか。自宅機で ADSL 始めたらこんなひどいことになったし。

うちでは今は Mac OS X ばっかし使ってるからナマのまま ADSL できて問題ないけど、職場じゃいまだに OS 9.x メインだからなぁ。あ〜そういえば「ADSL お繋ぎセット」が NTT 東日本から届いてたけどまだ箱開けてないや。フレッツ接続ツールをインストールしなきゃなんないのか。あんな変テコなソフト入れたくねぇ〜。ぶつぶつ……。

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2003.8.27 水曜
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さて今日は何を書こうかな

と部屋で横になって考えてて、「ハッ、しまった!」と目覚めたら翌朝だった。

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2003.8.28 木曜
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粗相工事屋

そういえば昨夜は泥のようにゴーガー寝てるうちに火星が6万年ぶりに大接近してたんだっけ。どうせ今年の八戸の夏は毎日曇りだよ。さっきはちょっと出てたな火星。雲から出たり隠れたり。望遠鏡で見てみたいけど出たり引っ込んだりじゃ探せないって。もう少し晴れた晩にしよっと。

それと昨日は、職場に ADSL 工事の人がやってきた。やほ〜早くつないでくんろ。今の ISDN をアナログ回線に戻して ADSL にするんですよ。分かってますよね。工事のおっちゃんビジネスホン分配機のフタを開けるなり一言。

「あ、ISDN の専用回路入ってますよ」。ふ〜んそんなら早くアナログ用の回路に取っ替えてくんろ。

「注文になります」

は!? ( ゜□ ゜;)

「いえあの、このメーカーに注文してアナログ用の回路を取り寄せなきゃなんないんで」。ちょ…まっ……ぇええ〜〜〜! 何それ!! どのくらいで来るんですか。今日の午後には来ますか?

「いえあの、1週間以内には」いっしゅ…って……はぁぁ〜!? ( ゜皿 ゜メ)

……、

……、

……。

工事屋のおっちゃん、ど〜もうちの分配機のセッティングを事前になんも調べず、丸腰でノコノコ来たらしい。職場のこのビジネスホン、わずか4か月前に同じ工事屋さんに注文して更新したばっかしなんだけど。

今回はそのとき担当した人じゃなかった。しょうがないからこの丸腰のおっさんと相談して、ISDN はそのままにして、別な既存のアナログ回線を ADSL 化することになった。ISDN と ADSL は普通折り合いが悪く、一緒に引っ張り込むと ADSL のスピードがガタ落ちするのはよく知られてるけど、それは回線をペアにするとそうなるわけで、おっさんによると、ペアにしないと影響ないらしい。で、おっさんにはそれができるらしい。そこから先はどこの誰の回線とペアになるかはその工事屋でも把握してないから、あとは運頼みだけど。

ほんとここまで来ちゃってどうしようもないから、おっさんを信じることにした。これで分配機のアナログ回路を買わずに済むってもんだ。でもそうなるとですな、NTT の局内工事もメニューが変わるわけで。「指定した ISDN 回線をアナログ化して ADSL に」だったのが、「それはキャンセルして、別なアナログ回線を ADSL に」と。NTT にとっては全く違う作業なんで、局内工事のアポ取り直し。ADSL 開通は来週の水曜日(9月3日)に相成りましたとさ。

結局、あの工事屋が事前にうちの職場の電話の状態を、自分のとこの資料なりうちにきて調べるなりして事前に把握してれば、こんな間抜けな状況にはならなかったはずなんだが。古い付き合いの業者だから悪く言うわけにもいかなくて、職場で使ってるビジネス電話機への不満をこのおっさんに聞いてもらって憂さ晴らし(笑)

銘板左端銘板銘板右端

職場の1番機に昇格した iMac(っつーか1番機しかない)、今のところは順調に稼働してるなぁ。今日はフロッピーディスクに DOS フォーマットで書き込まにゃいかん作業があったんだわ。IMATION 製 USB Super Disk ドライブ出動。

この前まではこういう作業はベージュ Mac(Performa 6410)でやってたから内蔵フロッピードライブでフツーにできたんだけど、もうベージュ Mac はない。iMac って内蔵フロッピードライブを廃して物議を呼んだんだよなぁ。でもやっぱしたまに必要になるんだよなぁ。

職場環境で LAN 組む前は Performa と iMac はこの IMATION のドライブ使ってフロッピーで情報を交換してたんだけど、OS 9.2.1 を新規インストールしちゃったからドライバ入ってないしなぁ。Super Disk のドライバ、どこにやったっけなぁ。まぁ IMATION のサイトにあるだろうから拾うか。……ってまだネットにつながってないんだっけ(汗)。エエイままよとドライバなしでつないだら、ちゃんと認識してた。DOS フォーマットもデータ書き込みも問題なくできた。

カ・ン・ゲ・キ! \(T▽T)/

そうして書き込んだフロッピーディスク持ってちょいとお出かけして、先方の Windows 機に突っ込んだらちゃんと表示されてた。よしよし。ていうか Mac の感覚でフロッピードライブにフロッピー突っ込んで黙って待ってたら、全然何も起こらなくてめちゃめちゃ焦ったけど(Mac だと自動でデスクトップにマウントされる)。

Windows ってフロッピー突っ込んだらそこから自分でマウントせにゃいかんのか。いきなり壊したかと思ったよ(汗)。マウント操作は、やるとこ見せてもらったら意外と簡単だった。そこの人がやるのを横で見ててすぐ覚えちゃったよ。HTML 書類、作った通りちゃんと作動してよかった。

今、仕事絡みで、とある団体のサイト作ってんのよ。うまくそのサイトが立ち上がったらここでお知らせするよん。

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2003.8.29 金曜
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大江戸日曜大工

ホームセンターにてふと視界の隅に飛び込んで来たネタを撮ってきた。

こんなとこで、なんで

徳川の階級序列!?

鍬とか鍬とかショベルとかの総称ってこうなのか。初めて知った。目に入った瞬間、ほんと何事かと思った (^▽^;)

銘板左端銘板銘板右端

Google, YAHOO!, Infoseek でそれぞれ検索した結果、「土農工具」と「士農工商」を読み間違えたのは、たぶんネット世界初の快挙であることが判明(笑)

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2003.8.30 土曜
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はしご

今日は4軒。

はしごしましたぁ〜〜。うっぷ〜。

すんませんこれだけで。

もう寝ます。

あ〜ぎゅるじい〜。

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2003.8.31 日曜
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暗号ごっこプログラム

また忘れてしまう前にメモっとく。暗号を作ったりそれを解読したりして遊べるプログラム(実用性はないと思う)を思いついて。何か月も前に思いついて、そのまんま今さっきまで忘れ去ってたよ。初めて思いついた当時は、

「Java ベースででもプログラムを書いて、デベロッパツールで Cocoa(Mac OS X 専用のアプリエンコード形式)アプリにしちゃおう。うはははは。名前は、ん〜……『まかんご(Mac + 暗号)』でど〜じゃ」

と壮大なことを(笑)考えてたけど、これが JavaScript でできちゃいそうなんだよなぁ。文字列の扱いを相当勉強しないとできなそうだけど。使い方の流れとしては、

と、こんなあんばい。暗号表は交換可能にしておくのがミソ。プログラムの外部から読み込む形で。暗号化したメールを送る人、メールを受け取って暗号を解く人それぞれが共通の暗号表を持ってればまぁ暗号通信の成立というわけ。

あるいは、例えばこの日記で暗号化した文章を載せる。読者の皆さんは暗号解読 JavaScript をブラウザの別ウインドウに立ち上げてデコードすると、その内容が表示される、と。ときどき暗号表を換えたりしてね。武田信玄の合い言葉みたいに。

名前は、そうだなぁ……「あんごあんご」ってあたりで。由来はイースター島の未解読文字、「コハウ・ロンゴロンゴ」ってあたりで。

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