ひとりごちるゆんず 2003年7月
銘板
2003.7.1 火曜
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今日の成果

♪じゃ〜〜〜〜ば〜〜〜〜〜だ〜〜〜〜〜
 じゃばだばだ じゃばだばだ

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今日の Java 成果はこれ。ソースは以下。

import java.awt.*;
import java.applet.*;

public class mvngcrcl5 extends Applet{

  int i, x, d;
  
  public void paint(Graphics g){
    for(i=1; i<=20; i++){
      x = 20 * i;
      d = 20 + i;
      g.drawOval(x, 20, d, d);
      g.drawString(String.valueOf(i), 30, 10*i);
    }
  }
}

新スキルは "String.valueOf()"。こいつは () 内の変数を文字列 (string) 型に変換してくれる。そうじゃないと "drawString() メソッド" が受け付けてくれない。 drawString() メソッドてぇのは、文字列を画面に描画するためのメソッドのこと。「メソッド」ってなんだか分かりづらいよなぁ。翻訳しても「手段・方法」だったりして、ますます分からん。こういうとこ嫌いよ Java。で、drawString() が直接描画するんじゃなく、こいつで段取った文字出身の描画データをその上の方の "paint メソッド" が受け取って初めて実際に画面に描画するのだ。ああほんと小めんどい。

"String.valueOf(i)" の右隣は、このdrawString() メソッドで書き出す文字列の、左端の水平方向座標。右向きに数値が増えて行く。ここでは30ピクセル。その右隣は書き出す文字列の下端の垂直方向座標。下向きに数値が増えていく。for 構文で20回繰り返す仕組みになってて、1回ごとに10ピクセルずつ下げて表示する。

drawString() のすぐ上の "drawOval()" メソッドってのは図形の「○」を描くやつ。drawString() と同じ階層に並んでるから、for 構文が1回まわるごとに drawOval() と drawString() が1回ずつ実行されるわけだ。"Oval" ってんだから drawOval ってのは楕円を描くためのものなんだな。この drawOval の () の中の4文字はそれぞれ楕円の「左端の座標」「右端の座標」「横幅」「高さ」。

はじめの "x"は for 構文の繰り返しで1回ごとに20ずつ増えるようになってる。次の "20" は20ピクセルで固定。3番目の4番目の "d" は円の直径になる。横幅と高さを同じ "r" にしたんで真円になるわな。

ちなみに前回(2003.6.21)のときは黒丸だったけど、今回は白丸(背景と同じ色)。「枠だけの楕円」を描くときは "drawOval()" メソッドを、「塗りつぶし楕円」には "fillOval()" メソッドを使う。今回は白丸にしてみたんで drawOval() の方を採用。それ以外はま〜定型句だね。"mvngcrcl5" ってのはこのソースの名前。自分で付けたやつ。この Javaファイル名と一致してなきゃいかんので、ファイル名は拡張子を付けて "mvngcrcl5.java" になる。

こいつを Java コンパイラ(通常「javac」という名前)でコンパイルかけてやると、この Java 書類と同じディレクトリにコンパイル済み書類(拡張子:.class)が勝手に生えてくる。アプレット(ブラウザ上のみで動くアプリもどき)だから、HTML 書類を用意して、その書類からこの Java 書類を呼び出してやらなきゃいかん。その HTML ソースは以下。

<html>
<head>
<title>mvngcrcl5</title>
</head>
<body>
<applet code="mvngcrcl5.class" width="760" height="400">

</applet>
</body>
</html>

この HTML 書類で呼び出すコンパイル済み Java 書類(拡張子:".class")と同じディレクトリに入れておけばパス指定は上記のように単純に済む。"width=760 height=400" ってのは、このアプレットを動作させるためにブラウザ上に確保した範囲。単位はピクセル。この数字がやたら小さいと、描画がはみ出しちゃって、はみ出した分は表示されなくなっちゃう。

とまぁ今日はこんな感じですわ。今度はまたもう少し難しいのに挑戦するぜぇ〜。

銘板
2003.7.2 水曜
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HSFD Phase 2 の明日はどっちだ

なんか大量破壊兵器の捜索、もう諦めモードだよね。少し前に読んだいしいひさいちのマンガで、日本政府が米軍から、大量破壊兵器発見の人材を要請されるっつーのがあった。

小泉君「それで米軍はどんな人材が欲しいって言ってるんだ?」
側近「ええ、あの『ゴッドハンド藤村』です」

彼なら必ず見つけてくれそうだよなぁ。前の晩にでも念入りに仕込んで(笑)

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それとは関係なく宇宙ネタ。またぶっ壊したんだって? 航空宇宙技術研究所+宇宙開発事業団の実験機。↓asahi.com で知った。

http://www.asahi.com/science/update/0701/003.html

プロジェクト名は「高速飛行実証(HSFD)」というやつ。別に毎回失敗してるってわけじゃないけどさ、まる1年で2回だよこの手の失敗。3回やった内で。ちょっとひどくないか?飛行実験だから落ちるリスクは必ずあるけどさ、どうもねぇ。2002.7.15 で書いたのは、航技研が単独で開発した次世代超音速旅客機研究の下準備するための無人実験機の失敗。

今度は、宇宙開発事業団と航空宇宙技術研究所が共同開発した日本版スペースシャトルの下準備するための実験機、パラシュートが完全に開かなくて着陸時に破損したそうで。この実験、通称 "Phase 2" って呼ばれてたやつなんだな。2があるんだから "Phase 1" ってのがその前にあったわけで、こっちはきちんと成功してる。どんなのかというと、

Phase 1は、この機体形状で音速以下の速度領域を飛んだときの滑空特性や操作に対する機体の反応等の特性を調べるための実験。実験機にジェットエンジンと自動着陸装置を装備し、無人全自動で離着陸をした。オーストラリアの飛行場にて完全成功(日程に多少の遅れがあったけど、天候不良による飛行見合わせなので問題はないと思う)。ついでに1997年に ALFLEX という実験機で成功していた自動着陸技術にも磨きをかけた。

そして Phase 2 は、音速前後の速度領域での飛行実験。ジェットエンジンを取り外し、気球で釣り上げて高度 30km(ジャンボジェット機の巡航高度の約3倍の高さ)で切り離し、重力で音速を超えさせる。そのまま水平飛行に移る。データを取り終わった時点でパラシュートを開いて垂直降下。最後は機体底部のタイヤと脚を取っ払って仕込んだエアバッグで軟着陸。という段取り。

でさ、今回は実験場所がスウェーデンの原野上空なんだわ。なんでまたいっぺん地球を4分の1周してオーストリアまで持ってった機体を今度はわざわざ地球の反対側のそんなとこまで持ってったかっつーと、今回の実験に使う気球のノウハウ、フランスの CNES という宇宙機関が豊富に持ってたからなんだそうで。つまり Phase 2 は CNES との共同実験ってこと。で、せっかく自慢の自動着陸システムがあるのに、現地にはそれに適した滑走路がない(のだろうきっと)。どうしたか。

それで編み出したのが「パラシュート+エアバッグ」による着陸法。どうもこれが裏目に出ちゃったみたいね。asahi.com の記事だと「飛行実験自体は成功したものの」って書いてる。たぶん主催者発表がそうだったからそれを正直に伝えたんだろう。でもさ、なんてーか、最近の宇宙開発事業団、うまいんだよ。ものの言い様が。年ごとにだんだんうまくなってきてる。

まぁ失敗やトラブルごとにマスコミにウソ記事書かれまくって鍛えられた結果なんだろうけど、とりあえずここ見てくれ。今回のこと、「第1回飛行実験」って書いてるぞ。

1回だけじゃデータ取りきれないから、実験条件を変えて何回か実験機を飛ばす予定だったんじゃないの? まぁそうじゃなきゃ「パラシュート+エアバッグ」で念入りに回収するわけないわな。1回こっきりのつもりだったら、データをテレメータ受信したあとは海にでも原野にでも落とせばいいんだから。ちなみに Phase 1 では3回飛ばしてる。その機体を Phase 2 に流用する予定でもあっただろうし。asahi.com の写真を見ると左主翼がもげてなくなってるように見えるけど、こんな状態で修理・実験再開できるんだろうか。

次世代超音速旅客機研究の打ち上げ失敗のときは「実験機大破・修復不能」、ということで実験計画は頓挫したままだったと思う。今回の HSFD にも同じ運命が待ってるんだろうか。

おいらとしては、それが飛ぶ姿を是非見たい! 見たいのだよ開発関係者諸君よ! なんで見たいのかってそりゃ、見たいから見たいのだよ(←もうめちゃくちゃ)。種子島から H-IIA ロケットの先端に搭載されて国際宇宙ステーションに飛んで行き、大気圏再突入ののちキリバス共和国クリスマス島の専用滑走路に全自動でかっこよく着陸するところを見たいのだよ。

ん〜、日本版スペースシャトル(計画名 "HOPE")、本計画は税収減→予算削減の流れで凍結されてるんだけどね。凍結前に予算が付いてた HSFD の結果が良ければ凍結解除になるんじゃないかと踏んでたんだがね。大気圏内のみという程度の実験で、実験の本質とは全然関係ない周辺機器事情でのこの体たらく、宇宙開発ファンとしてかなり辛いものがあるぞ。関係者の方々も好きでこんな状況にいるわけじゃないのは分かってるけどさ。

去年までのタイガースファンってこんな気持ちだったのかもな。今年のタイガースみたいになってくれよぉ〜。

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宇宙三機関(宇宙開発事業団・宇宙科学研究所・航空宇宙技術研究所)って近々統合するけど、統合後の機関の略称、"JAXA(ジャクサ)" というんだそうで。すごく変テコな名前に感じるけど、慣れれば何ともなくなるのかねぇ。今、「じゃくさ」と打ち込んで変換したら、1発目が「弱さ」だった。なんかそこで不安になってしまった (-o-;)

宇宙科学研究所の略称 "ISAS(アイサス)" ってかっこいいと思うんだがなぁ。「この略称を保つように単語を入れ替えて、新しい宇宙機関の名前とする」なんてわけにはいかんのかなぁ。

宇宙開発事業団は "NASDA(ナスダ)"。なんだか NASA のパクリっぽくて80年代の昔からイヤだった。ロゴも似てるし。証券取引の世界で "NASDAQ(ナスダック)" なんてのもあるなぁ。全く関係ないけど。「なすだっく」の変換は1発で「ナスダック」と出たのに「なすだ」の1発目は「茄子だ」……。

航技研は "NAL(ナル)"。こっちもこっちで JAL のパッチモンぽくてな。

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2003.7.3 木曜
前日に飛ぶ
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「ひとりごちるゆんず」2周年記念事業

〜 シンボルマーク作成 〜

2周年記念事業、決まった。ていうかもうできた。ていうかできてないといえばできてないけど。『さんでー立体写真館』のシンボルマークを新しく作った。ていうか新しくないといえば新しくないけど。何のことかって、とりあえずこのできた立体画像を見てねん。

しばらく前に六角大王(以下「六角」)で作り始めてたんだ。で、思ったほど美しくできなくて、いつものごとく途中で飽きちゃって投げてたのよ。その投げた日ってのは六角の当該書類の最終更新日を見れば分かる。それは「2001年6月27日」だった。おお、なんとこの Web 日記を書き始めて3日目だ。ええとどれどれ、この日はどんなこと書いてたっけ。

……、

……、

……。

あれ、抜けてる……。2001.6.26 の次が 2001.6.28 になってる。早速サボったんだっけ?ああ、なんか28日の日記に書いてるわ。

5日目で4回目。昨日はお休み。これにて3日坊主の儀式完了というわけですな。

何やってんだ>自分

話を戻す。どーも六角のレンダリングに不満だったんで、2002.4.10 に "POV-Ray" (以下 "POV")っつう 3D モデリング兼レンダリングのフリーソフトを導入し始めた。この POV を試しに使ってみたら、ろくにセッティングしなくてもものすごキレイなんだわレンダリング出力。でもモデリングはコマンドラインなんですわ。ほとんど暗闇手探り状態でモデリングして、出来映えをいちいちレンダリングして見ながら少しずついじるというやつらしくて。

一方の六角、モデリングはマウスとキーの組み合わせで直感的にできる。慣れるとけっこう簡単。でも付属のレンダリングソフトが 全然タコでさ。いまひとつきれいな画像が得られない。そのうえ出力サイズの制限あるし、遅いし。どうもこれ、もともと存在する純正レンダラの機能限定版らしい。使ってると何かとフル機能版を勧めてくる。でもシェアウエアなんだな。ああめんどい。試用期間中にただで使わしてもらったけど、画質的には何の変わりもないことが分かったし。

そこらへんを六角のソフトハウス(株)終作、よぉ〜く分かってらした。そのため六角は POV 形式で書き出し可能になってた。六角に付属の純正チュートリアル本でも POV を勧めてる。その本で POV を知って導入したってわけだ。

六角と POV のタッグ、まぁ電人ザボーガーがバズーカ砲を搭載したバイクと合体してストロングザボーガーになるようなもんだね。ストロングザボーガー、どこがどう合体するとあの形になるのかすさまじく謎みどろだけどまあそういうノリってことでここはひとつ。

去年、POV の教科書を買ってきたんで、POV いじりながら半分くらい読んで大体の雰囲気を掴んだ。なんかいっつも半分くらいで投げてるよなぁパソコン関連の教科書。んで、さっき書類フォルダの忘れてた数々の書類やフォルダをめくってったら出てきてさ。モデリングは完成してたけど、レンダリングがねぇ。

「よし、んじゃ POV をマスターしてからにしよう」。おあずけにしたまんまパーペキ2年もの歳月が過ぎてた(汗)。で、POV の学習も投げてから3カ月くらい経つけど、基本的なところはまだ覚えてた。

最近は Mac OS X のターミナルやら Java やらをけっこういじってたんで、コマンドラインに対する恐怖感も薄れてきたし。結局 POV 教科書を再び開くことなくコマンドラインを使って、POV 書類内で照明の位置や数をいじったり、立体画像にすべくカメラの位置もいじったりできたぁ〜。いや、それだけなら実はやたら簡単なんだけどさ(被写体もいじるとなると途端に難しくなる)。

この日記を始めた頃に中断してた作業、偶然だったけどちょうど2年で一区切りってわけだ。ああせいせい。でもさ、このままじゃシンボルとして使えないのよね。タイトルも一緒に焼き込みたいんだけど、おいらのデザインスキルじゃどうやっても折り合わなそう。

それにさ普通、シンボルマークってのは、「パッと見」の識別しやすさとインパクトが勝負でしょ?これ、平面画像として見るより立体視で見た方がずっと面白いんだけど、このマークをパッと見た瞬間にすでに目が立体視モードになってる都合のいい人なんてどう考えたって、いないよなぁ。ここらへんの問題が解決しないとシンボルマークとしては役に立たんわけで、そういう意味で「まだできてない」わけで。

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2003.7.4 金曜
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iCatch 改 1

今日はアメリカ合州国(← "The United States of America" の正しい訳)の独立記念日。それは別にどうでもいいや。

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今回はこの写真見てちょ。こいつ、マウスなんすよ。1998年秋に iMac とともにデビューした "Apple USB Mouse" ってやつ。2001年春までの2年半、Mac の USB 対応純正マウスといえばこれしかなかった。おいら手持ちの Power Mac G4 AGP Graphics モデルと iMac Slot Loading 350MHz の両方にこれがついてきた。

これ、見た感じ、使いにくそうじゃない?

その直感、大正解。すごく使いにくい。人間工学ってやつを完全に無視してる感じ。このマウス、発売当初から「使いにくい」と不評でさ。我慢してる使ってると、手と指の形がいつの間にか『遊星からの物体 X』の形になってる。クワッと。なんでこんなマウスなんぞ採用されたのか、ちょっとその感覚を疑ってしまう。

この形、「萩の月」をパクったみたいなこの形が使いにくさのもとでしょどう考えたって。本物の仙台銘菓『萩の月』は大変おいちいけど。で、このマウスの発表直後からしばらく続いた iMac ブームに乗って、ひと山当てた商品がある。メーカー名は忘れたけど "iCatch" というやつだ。これは、Apple USB Mouse に着せるだけのカバーみたいなパーツ。これでマウスの形が「いくぶん掴みやすい形」になる。

おいらの場合、Power Mac G4 にはとっとと ELECOM の2ボタンホイールマウスを投入して満足してるものの、iMac の方には話題になってた iCatch を導入してみたのよ。ところがそれでもまだ使いにくい。理由は3つ。

そのこと詳しく書こうと思ったけど、眠いから後でね。おやすみ〜。

銘板
2003.7.5 土曜
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iCatch 改 2

でだ。マウスを改造することにした。まずはじめの「マウスボタン押しにくい問題」

これは iCatch の前縁部分をカッターでひたすら削り取ってボタンを押しやすくした。昨日の日記の写真は、既に削られた状態のやつ。マウスにはめるとこんな感じ。まあ旧石器人の打製石器みたいな仕上がり(笑)でさ、紙ヤスリとコンパウンドでもっと綺麗に仕上げてもいいんだけど、もしかして後でもっと削り込むかもしんないからな。打製石器フィニッシュのまましばらく使ってみるべ。とりあえず以前よりずっとマウスボタンを押しやすくなった。次は「逆モーメント発生問題」

大柄なマウスを左右に動かす時、平行移動じゃなく手首を振るような動きするよね。こうすると iCatch 付きマウスは、手首が回転してる方向と逆向きに回転しようするんだな。掴んでる指より重心位置が前だからどうしてもそうなる。これがとっても嫌な感じの挙動なんだわ。マウスを持ち上げるときもマウスの頭の方ばっかりやたら重くて、そのときの感触も気持ち悪い。

対策は「iCatch のしっぽの部分(手首に近いところ)に重りを入れる」。こうすると全備重量は増えるけど重心位置が手首寄りになり、普通のマウスに近い感覚で操作できるだろう、と。

はじめは消しゴムを入れたんだけどね。ちょうどいいサイズに減ったやつ。それでも足りない。もっと重いもの探して物置きを物色したら、こんなのが出てきた。何をどうするための物品なのか分からんけど、それが入ってた袋に "HAMMER CASTER" と書いてあったから、きっと HAMMER CASTER ってやつなのだろうと納得(←依然、用途不明)。

こいつをどうやって iCatch のしっぽの中に固定するか。まあ現物もあることだしとりあえず突っ込んでみるか。どりどり……。

やってみたら一瞬でできた。

まさに「案ずるより……」ってやつでしたな。写真はマウスを裏から見た図。ここまですっきりハマるとは……。ちょうどマウス本体で固定してる形でぴったんこ。HAMMER CASTER という謎の品物、このためにこの世に存在してるんじゃないかと錯覚してしまった(笑) いやマジで。

……おおっ! まるで手に吸い付いているかのような追従性! 重心が 1cm 後ろに移動した iCatch 付き Apple USB Mouse、ずいぶん操作しやすくなったなぁ。やはり実際の重量よりも重心の位置が鍵であったか。以上の2点を改造したその

出来映え。

んむ〜、この時代の iMac にふさわしい「半透明の向こうにメカ」なデザイン(笑)ていうかグロい? 最後は「掴む部分が滑りやすい問題」

これはまだ手を着けてないんだな。ということで考察に留める。持ちにくい理由は「滑りやすい形状と材質」ってだけでなく、「掴みどころの幅がやたら広い」というのもある。でも幅はどうしようもないわな。狙いを形状と材質に絞るか。

形状について:

指が引っかかるようにエポキシ接着剤でも盛り上げるか〜。でもはがれる心配あり。うまくいっても、見た目、コ汚なそう。

材質について:

何かテープ状の滑り止めを買ってきて貼り付けるのがよさそう。明日あたり DIY を物色してみるか〜。こっちもはがれる心配あるけどさ。

CPU 冷却のときもそうだったけど、パソコンを改造するのにとりあえずホームセンターに行く人ってなかなかいないかも(笑)。ていうか市販のスクロールホイール付き2ボタンマウスを買ってきて取り付ける方がもっと便利で快適になることに、たった今気づいたわけだが(汗)

銘板
2003.7.6 日曜
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『ソラリス』『ミニミニ大作戦』を観てきた

久しぶりに観たなぁ映画(DIY でマウス改造の品物を物色するんじゃなかったんかい)。昨夏の『スターウォーズ クローンの攻撃』以来のような気がする。今日観たのは『ソラリス』と『ミニミニ大作戦』。どっちも郊外型ショッピングセンター付きのシネコンで。同時上映ってわけじゃなく45分の間があった。

はじめに『ソラリス』観て(変換したら「そら」の何番目かで「宇宙」が出てきた。ガンダムの影響?)午後7時15分。『ミニミニ……』は8時から。ショッピングセンター内のモスバーガーで腹に軽く補給。映画観てる最中に腹が減るとどうしようもなくみじめになるからな。

シネコンに戻ったらかなりの行列ができてて焦ったの焦らなかったのって。『ミニミニ……』、上映終了間近だってのにこんなに流行ってるとは。なんかこんな混雑の中で見るのヤだなぁ。今からじゃいい席なんて取れなさそうだしなぁ。

行列のところに上映作品が書いてあって、よく見たら『バトルロワイアル2』(8時10分から上映)だった(笑)ん〜、実は『BR2』も候補に入れてたんだけど、まぁ『ソラリス』と『ミニミニ……』が終了寸前だったから優先したのだ。まぁこの調子だと『BR2』は8月23日(ここらへんの学校の夏休みが終わる日)以降に見に行けばいいか。『夏休み全国一斉ロードショウ』の「夏休み」って「東京地方の夏休み」って意味だからな。映画の全国配給網ってお役所よりお役所仕事なんだな(笑)。この客入りだと『BR2』は不人気打ち切りの線はなさそうだし。

2本立てで腹が減るといえば、今は亡き八戸の洋画館(特定の配給網を持たない映画会社の邦画もやってた。ヘラルドエースとか)でよく組んでたのが、人気が切れてきた話題作とあんまり話題になってない新作を3本立てで上映するという荒技。1回だけその3本立てってやつを体験したことがある。最後の方は、ケツは痛いわ腹は減るわ背中は蒸れるわでそりゃあもう大変なもんじゃった。今でもその組み合わせと順番を覚えてるぞ。1.『ショート・サーキット2』('89)、2.『風の惑星/スリップストリーム』('89)、3.『風の又三郎 ガラスのマント』('89)。

『風の又三郎』がその中で最も一番出来がよくて満足度が高かったからまぁどうにかこの強行軍を全部こなせたけど、もしトリが『風の惑星』だったら、『風の又三郎』の満足感なんてすっかり忘れて怒り狂ってたろうなぁ。

今日見た映画の話は後にするべ。なんかその3本立てを思い出したら抜けなくなっちゃってさ。ホラー風に言えば「このままでは奴らは怨霊化してしまう」ので予定変更。今日はそいつらを採り上げてとっとと成仏させてやることにする。

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まずは『ショート・サーキット2 がんばれジョニー5』。1作目 ('86) を見てないんだけどさ、その1作目はなんでも、実験室で作られたロボットのジョニー5、偶然、回路がショートしたら自分の意思を持つようになっちゃって、そのことに興味を持った米軍だか NASA だか FBI だか CIA だかに追いかけ回されるという、80年代のハリウッドでやたらありがちな話だったらしい。

この設定のブーム、たぶん『E. T.』('82) がエポックだと思うんだけど、この『ショート・サーキット』までにま〜出るわ出るわ。異星人から始まって、子供型アンドロイドやら知性を持ったゴリラやら迷子のソ連の兵士やらが、判で押したようにアメリカ中流家庭に転がり込んでそこの一家と心を通わせて、判で押したように家族同然に仲良くなって、これまた判で押したように国家機関に追いかけられて、もうやんなっちゃうけどダメ押しで判で押したようにその家族の一丸となっての助けを得て、本来住むべきところに帰って行った。よかったね。はいはい。

そういうありがち路線として生まれた『ショート・サーキット』、2作目もやっぱりありがち路線なのだった。え〜、『クロコダイル・ダンディー2』('88)。これとどこが違うのだ?

1作目の騒動の後、理解者たちと一緒に楽しく暮らしてる主人公のロボット、ジョニー5。彼の町に悪いやつらが現れる。ジョニーは仲間とともに、機転を利かせて犯人をやっつける。はいそーですか。よろしゅござんしたね(鼻ほじほじ)印象に残らんなぁ。でもひとつ覚えてるのは、ジョニー君の最後の台詞。

"I'm alive!"

字幕は「僕は生きている!」。"I'm living!" じゃないのだな、とひとつ英語の勉強になった。それだけの映画だ。

でも一応、少しだけでも褒めとくか。「どう見ても生きてるようにしか見えないジョニー5君の演技」。こんなところで。

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お次は『スリップストリーム/砂の惑星』。話題性といえばマーク・ハミルが出てるってことくらいか。『スター・ウォーズ』の主人公、ルーク・スカイウォーカー役といえばすぐ分かるでしょ? 彼。『スター・ウォーズ』以外全然パッとしなかったみたいでさ。なんかジャンキーになったって噂も聞いたけど。ああそれはキャリー・フィッシャー(レイア姫役)だったっけ(自信なし)。

でさでさこの映画、これがまたマーク・ハミル本人以上に全くパッとしなくてさ。何が面白いんだか全く分からん。ちなみに世間での評判も最悪。なんでこんなのが全国ロードショウに組まれたかねぇ。あまりにも不自然なんで、きっとどこかの権力から日本の映画業界全体に黒い圧力が行き渡って実現した全国公開だったんじゃないかと思う。で、配給会社の松竹富士がその圧力を真正面から受けちゃってババ引かされた、と。それほどつまんなかった(断言)

唯一「おっ」と思ったところといえば、CD の裏側を手鏡にしてたアイディア。ストーリーとは全く関係なし。どのくらいつまんなかったかって、「未来惑星ザルドス」('74) の方がまだマシに思えるほど。

観客の心を 1mm たりとも動かさないうちに話は終わってしまい、最後は何の脈絡もなく面白い形の気球をいっぱい映してお茶を濁してた。映画を作りながら作り手さん、自分で「だみだこりゃ」と観念したと思われる。

その後のマーク・ハミルの消息は知らない。別に興味ないし。

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トリは『風の又三郎 ガラスのマント』

二枚目ってのはツブシが効くよねぇ。草刈正雄ってほんとなんでもできちゃう便利なカオしてるよなぁ。細菌兵器と核に汚染された地球上で生き残る最後の人類だったり、バイクのトップレーサーだったり、加瀬大周(漢字自信なし)のオヤジだったりとまぁ変幻自在さは役所広司級だけど、役所広司より評価されないのはなぜだろう。草刈君の芝居は大人しいからね。あまり役に突っ込んでいかないというか、どれやっても大体同じというか。そこらへんかもな。

『汚れた英雄』('82) 公開中だったか公開直後だったかに大麻不法所持で捕まって、「汚れた俳優」と呼ばれた過去は面白すぎ(笑)。でまぁ『又三郎』でもイイ父親ぶりを披露してるわけだ。話にあんまし関係ないけどね。

この映画で良かったのは、いい意味で日本映画的な色合い。アメリカ映画って渋いよね。色が。「いぶし」って感じ。日本映画の色合いは最近また独自の進化をし始めてるけど、この頃は「淡白系」「カラフル系」「そのまんま系」「青と琥珀系」の4種類(またはそれ以上)があった。『又三郎』はこのうちの「カラフル系」。でも他のカラフル系にはない独特のツヤがあった。

それから、軽便鉄道が夕暮れ空に離陸したりする。『銀河鉄道の夜』からの引用だね。これがあんまり見せつけがましくなく、普通に飛んでく。ところが日本のつまんない映画ではよくやるんだよ。アメリカ映画に比べればチャチくさくてボロだらけの特撮を「どぉだぁ〜!」とわざとらしく見せつけたり、香港映画が鼻で笑うような腑抜けたアクションを「これでもかぁ〜!」とコッテリ見せつけたり。いやはや「見てる方が恥ずかしくなる」ってやつですな。『又三郎』の SFX、そういうところがないのが良くて。なんだやればできるじゃないですか。

音響監督には冨田勲を投入。川に投げた石が川底の石にぶつかる音が素晴らしかったのを覚えてる。でも日本映画ってそういう気配りが散発的なんだよな。映像と音響、全編にわたり脚本段階からハイテンションの気配りを保ってほしいもんなんだが。今日見た『ソラリス』くらいこだわって頂きたいもんなんだが。日本映画としてはかなりこだわって気を配ってる方とは思うが。

子役たちがみんな奇跡のようにうまくてさ。特に主人公のかりんちゃん、又三郎の去った廃屋で「どっどどどどうど……」と歌うところ、思わずもらい泣きしちゃったよ。しゃくり上げてきて歌が続かなくなっちゃうんだよね。うぐぐ、思い出したらまた泣けてきた (TへT ) 東映が得意な「力ずくなもらい泣き演出」と全然違い、なかなかおよろしい後味でござんした。

ということで、各要素の瞬間最大だけ取り上げると、この世にふたつとない素敵な映画なのです『風の又三郎 ガラスのマント』。

ああもう午前2時過ぎちゃったよ。突然だけど、おやすみぃ〜。

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2003.7.7 月曜
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「『ソラリス』感想

昨日は打ち捨てられた映画記憶の怨霊化阻止というのっぴきならぬ理由により急遽話題を変更しちゃったんで、今日はちゃんといきます。『ソラリス』だけだけど。

今回はあんまり技術的な感想は突っ込まないよ。こういう非娯楽映画って、重箱の隅をつっつけばつっつくほど野暮ったくなるからな。本質をズバッといっちゃいます。その前にさ(ォィ)、アンドレイ・タルコフスキーが監督した『惑星ソラリス』('72・ソビエト) もずっと前にビデオ借りて見たことあるんだわ。けどこれがつまんなくてつまんなくて。何言いたいんだかちいとも分かんなかったし。やたらめったら長かったし。まぁ「未来都市の描写を見る」目的は果たしたからいいか。

いやあの、「未来都市の空中ハイウェイを車が走っていく」という設定でタルコフスキー監督が選んだのが、当時の日本の首都高速そのまんまなのだ。そんなわけで物見遊山の観光鑑賞気分だったわけで。つまんなく感じたのは「当時はガキだったから」っつー理由も多分にあるだろうから、後でまた見直しとこ。

話変わるけどさ(ォィ、「本質」は?)、このまえ友達がね、近頃いつも持ち歩いてる写真見してくれたんだわ。新しいカノジョの。このコがかわいくてかわいくてあんたもう! クイズ番組でボケた答え出してたりマチャアキと一緒に料理作ってそうなくらいかわいくて。いや、初めてだよあの男に殺意を覚えたのは(爆)

でね、その写真をサカナに飲んだわけだ。いやいやもう分かりましたでげすよダンナ。いよっ! この色男! もぉ〜今宵はめいっぱいノロけちゃって下さいっすよ聞いたげるからさぁ。

……、

……、

……。

しかし彼の口から泉のように溢れ出づる言葉は、その写真のカノジョのことをほとんど表していなかった。1年以上前に彼を振った、前のカノジョのことばかり。見事なまでに未練たらたら。

いやあの、ちょっとちょっとにーさん、あのね、前のコもステキだったよ確かに。でもあーた今のカノジョさんだって負けず劣らずおかわいいんじゃございませんこと? 一体何が不満なのかねチミは。30字以内で簡潔に答えよ!

あれか!? 今のコ 性格悪いんか! そうだよなぁ〜かわいいコにはそうゆーの多いからなぁ〜。よし分かった。んじゃお前また新しいコ探せよ。なるたけ見た目かわいくないのをさ。おおっとそしたらその見た目だけかわいいコは余っちゃうよな。しょうがねーなぁだったらおいらが引き受けた! とりあえずお名前なんてーの? そんな目で見るなよな。こっちとしては、イヤイヤながら、不本意ながらに引き受けるんだからね。

だから……、え? 全然ニヤついてないってば! 失礼な。ゴホゴホゴベベ……。む、むせたのはゲハッいや、な、何でもないってばもう。おーいママちょっと今日のこのビール炭酸きついんじゃないの? ねえ。ねえってば。ああそうかこのビール、自分で冷蔵庫からピン持ってきて自分でフタ開けたんだっけガフッ。

え? 今のコ 性格もいいの? (#-_-) チッ だから前のやつのことなんかいいかげん忘れろよ! かわいくて性格もいい今のカノジョをそのまんまかわいがればいいだけの話だべ!

こいつ聞いちゃいねぇ。そらまた「元カノ賛歌」が始まった。そんな怨念にも似た虚ろな愛の言葉がエクトプラズムになって、口から立ちのぼるやいなやムンクの叫び顔みたいな形を作ってるぞ。ふふふ、見えるのさそのくらい。ニュータイプには。

こいつ、ある意味『ソラリス』の主人公より不幸かもしれんな。『ソラリス』は正しい悲恋物語をベースにしたストーリーだからな。

気持ちのいっときの行き違いで、愛し合ったまま死別した恋人レイア。主人公クリス・ケルヴィン(心理学者)は、恋人を失った悲しみと、それについての自責と後悔に沈んで毎日を暮らしている。

そんな折、彼が関わっている有人宇宙開発プロジェクト(クリスの担当は飛行士のカウンセリング。地上サポート)から要請があり、プロジェクトの現場である、惑星ソラリスの衛星軌道上のステーションに向け地球を発つ。そこで彼は、死んだはずのレイアに出会う。自らの意思を持つこの惑星が、彼の心から汲み上げた情報をもとに造り出したコピーだった。

ステーションに滞在する各乗組員のもとに、「客」は一人ずつ訪れていた。どうやら最も深く心にとめている人物が現れるらしい。乗組員たちは戸惑いながらも、それが自分の心にある虚像であり、実物とは決して同じものではないと知りながらも、それぞれの「客」と正面から接しなければならなかった。

ソラリスは妖しい光をたたえつつ、「客」を通し、人間心理を静かに観察するのだった。

『ソラリス』はそんなストーリー。話が伝えようとしてる意味は以下のように受け取ったよ。

クリスが愛してたのは本物のレイア。クリス自身はそう信じてきた。まぁ別に意識してそう信じてきたわけじゃないけど、常識として。

ニセモノが実在しないうちは、相手をそのまま愛しているうちはそこらを気にする必要はない。でも本物が消えた後にコピーが現れるとどうなるか。しかもコピー元は直接の本物ではなく、自分の心が自分の都合や感性を混ぜ込んで造り上げたもの。本物とは違う。そんなコピーと向き合ってるうちに、クリスは結局「本物」と「自分が心の中に造ったニセモノ」とを区別するのをやめちゃう。「もうどっちでもおんなじだぁ!」ってな感じで。

心にあるニセモノが物質化して目の前に現れるのはフィクションだけど、他者の姿形や行動、考え方のシミュレーションを心の中に、自分の感性で造り上げてしまうのは、現実世界で普通にあること。まぁ良識的にはそこらをきっちり区別すべきなんだろうけど、そんなことできる人などそうそういるもんなのかい?

映画館に来てくれたお客さん、あんたが「あの人が大好き」「あいつが大嫌い」なんて思うその心、ホントは相手本人に対する気持ちじゃなく、あんたが自分で自分の心に造ったニセモノに対してのものなんじゃないのかい?

で、あんたはどぉ? 区別つけてる? ていうかその前に、区別ついてる?

以上のメッセージを、この作品から明快に受け取ったぞ〜 (^o^)v 一方、資料の確認でいつもお世話になってる映画総合データベースサイトの鑑賞者コメントはカンカンガクガク。

人によっていろんな感じ方があるのは対象作品を問わず当然のことだけど、ざっと読んだ感じ、「そのままじゃ理解できなかったから考え抜いて力ずくでひねり出した解釈」てな感じのがいくつか出てた。理解があまり整理されてないせいか、文章も難解でこれが。対して『ソラリス』をサクッと飲み込めたコメンテイターは、かえって平易で読みやすい文体でコメントしてたりする。

ここでおいらの友達の話に戻る(忘れてたわけじゃないよ〜(汗))。やつの元カノジョ、やつの近所で元気で暮らしてる。少なくとも顔を合わせたら世間話する程度には、2人の人間関係は修復されてきてる。

彼女にも今は新しいカレシがいる。そっちはそっちでよろしくやってるみたいで、他人が口を挟むアレでもない。問題はゆんずフレンドの方。やつの未練。

やつが苦しむ理由は、虚像の彼女と現実の彼女との、彼へ待遇のギャップ。これに尽きる。以前は虚実が一致してたから区別する必要もなかったけど、何と言いますか、彼は幸せのあまり、虚像を最新版に更新するのを怠ってしまってたわけで。実物の状態が、彼と付き合ううちに少しずつ変化していってるのに気付かなかったわけで。

つまり彼は虚像の方と付き合ってたわけで。つまりやつは現物の彼女を「心にある虚像を具現化したニセモノ」と見なして接していたわけで。ソラリスでは「虚像に実像を求めてる」、ゆんずフレンドの場合では「実像に虚像を求めてる」てなわけで。

彼女はそんな雰囲気を察知したんじゃないのかねぇ。彼女自身は本物だからねぇ。自分を通して、自分に似てる別のものを見ている恋人が許せなかったんじゃないのかねぇ、と。この男の現在の混乱ぶりを見るにつけ、「やっぱし普通、人は自分の内の虚像と現実世界の実像とはなかなか区別つかないんだよなぁ〜」と。「いざ意識して区別せにゃならん状況に陥ると、こういう風に苦しむんだよなぁ〜」と。

そんなことを思いつつ、おいらは惑星ソラリスのような気分で彼を観察してたりする(←何様!?)

『ソラリス』の場合、オリジナルの恋人はもうこの世にいないから、自分の心から生まれたコピー恋人を愛していいかどうかの判断はまぁ当事者任せでいいと思うけど、ゆんずフレンドの場合、相手が今現在ちゃんと生きてて近所で暮らしてるからな。そろそろ現実を受け入れてさ、決心してさ、彼の中にいる「バーチャルあのコ」を最新版に更新しなきゃいけないと思うんだけど、見た感じもうしばらくかかりそう。クリスがソラリスの衛星軌道上で受けた責め苦よりキツいかもなぁ。

ていうかあいつこの状態で、今の彼女はどうする気なんだべ。いやマジで(汗)。思い切って打ち明けるといいかもな。そしたらカノジョのリアクション、

「そんな人、忘れさせてあげる。
 ア・タ・シ・ノ・
 ミ・リョ・ク・デ
(はぁと)」

だったりしてとか? 言っちゃったぐらいにして? うひゃ〜 やつのドタマ 斧でカチ割っていいっすか?(笑)

銘板
2003.7.8 火曜
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経済学的流言飛語 1

あのさ、「巨人が優勝すれば景気が良くなる」って、まるっこウソだよね。平成不況の間じゅうに巨人が何回優勝したか知らないけど、全然景気良くなんなかった。たぶん読売グループの単なる宣伝文句だと思う。それが一人歩きしてそう言われるようになった、のだと思う。根拠なんかないのだと思う。

翻って最近、東京はここ最近なかったほど景気がいいという噂を聞いた。巨人が低調であるにもかかわらず。株価もしばらくぶりに1万円くらいに上がってるし。でさでさ、今年の阪神めちゃめちゃ強いよね。そこで思うわけよ。やっぱアレじゃないの?

タイガースの強さと日本経済の景気は連動してるんじゃないの? だってさ、前回優勝したの1985年だよね。その直後だよバブル景気が到来したのは。あの好況がいつから始まったのか知らないけど、1988年にはもう目に見える形で好況街道ネコまっしぐら。

バブル景気といえば「地上げ屋」。この単語が一般に浸透したのは1985年頃。1985〜1986年の『この冬の超話題作』映画『グーニーズ』の字幕(戸田奈津子)で「地上げ屋」って出てたから、当時の日本人みんなが知ってるほど、この言葉は日本じゅう隅々まで行き渡っていたと思われる。そしてその冬頃、関西ではいまだ阪神優勝の熱気が残っていたはず。この映画や『バック・トゥ・ザ・フューチャー』で阪神日本一を思い出す人たち、大阪近辺では多いのではなかろーか。

阪神の強さが景気を良くしてるのか景気の良さが阪神を強くしてるのかはニワトリタマゴで分からんけど、ていうかどういう仕組みと繋がりで連動してるのか分からんけど、ていうかホントに連動してるのかということからして全く知らんけどさ、阪神の勝率を見てれば株価の動向が大まかに分かったりして(笑)。どーせ「巨人景気」もウソッパチだったんだから、「阪神景気」ってのを提唱してもまぁいいんではないかと。

「バブルの夢よもう一度」だなんてみっともない妄想はしないけど、まぁ平成不況に入ってから今まで世の中が苦しんだぶんだけでも、景気が良くなれば楽になるなぁなんて気持ちをタイガースにちょいと託してみた。ファンの皆さん、勝手言ってすんません。

銘板左端銘板銘板右端

追伸1:今年の末頃、Mac OS 10.3 が発売になるそうで。開発コードネーム(相性としても使われる)は "Panther" なんだそうで。10.1 が "Cheetah"、10.2 が "Jaguar" とネコ科の強そうなのから取ってるらしい(アメショーとかミケだと弱そうだもんな)。

ということで、OS 10.3 のコードネームは、日本限定でもいいから "Tiger" に変更するとよく売れるような気がする。

追伸2:それにしても "19xx" って数字、めっきり時代がかって見えるようになっちまったなぁ。

銘板
2003.7.9 水曜
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経済学的流言飛語 2

職場にやたら来やがるんだよ FAX で。なぜか命令口調の講演・セミナーの案内。

「激動の時代の経営戦略はこう立てろ!」だの「強い営業はこうして育てろ!」だの「製造業は中国力を身に付けろ!」だの、なんだか今時「オレについてこい!」みたいな。命令される筋合いじゃ全然ないのにさ。無意味にビックリマーク連発だしさ。覚醒系一本槍というか。あんまり強気だから、セミナーを修了すると10倍界王拳くらい出せるようになってそうだけどそうはいかないらしい。けち。

それでさ、おととしの暮れ頃によく FAX で送られて来て笑っちゃったのが、

『2002年、日本にバブルが来る!』

「だからそれに合わせて経営・営業戦略をこう立てろ!」 だとさ(爆)。2002年のどこにどう来たってんだそのバブルとやらは。信じた人なんているのかなぁ。「経営戦略!」だ何だと威勢のいい人、危ないから信用せん方がいいと思う。やつらが言うことは肩書きでそれらしく飾ってるだけで、中身は「タイガースの強さと景気は連動している論」と同レベルだからな。つうことはナニ?

「株の動きは阪神の勝率で読め!」

と強気な命令口調で言えば、おいらを講師として招いてくれるんか? この大変ありがたい講演は5秒で全部終わっちゃうけど(笑)

銘板
2003.7.10 木曜
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言い逃れセオリー

「そんなつもりはない!」

人に迷惑をかけたのに、謝るべき時なのに謝らずにごまかし通す人って、よくこう言うよね。なんでか居丈高に。年寄りに多い。若いのにもいるけど。自分より格下や同格のやつに頭を下げるのが許せない心の狭い人たち。

この言葉、さっき気付いたけど、とっても理にかなった方法だなぁ、と、ちょっと感心したりして。「自分の体面のためならどんなみっともない手も使う」というスタンスには全く感心せんけど、その手口の巧妙さに感心、という意味で。素晴らしいハーモニーだよなぁ「そんなつもりはない」と「!(ビックリマーク(仮称))」の組み合わせ。

まず、ビックリマークを除いた「そんなつもりはない」。この言葉、故意の可能性だけを否定してて、過失の可能性に触れてない。意味が同じ言葉は「わざとじゃない」。ところが、「わざとじゃない」だと過失を認めたニュアンスが出る。ここを認めちゃうと謝らなきゃいけなくなるわけだ。自分の過失のことを相手に思い出させないように言い逃れるのに便利なんですな「そんなつもりはない」は。

ということで、この言葉が出たときは既にこの謝るべき人は「謝るべき事態を自分が引き起こした」ということを心では認めてるんですな。ところが彼はもうひとつ罠を仕掛け、迷惑がかかった人も、そして自分の心さえもごまかしてしまうのだ。

そのごまかすのが「!(ビックリマーク(仮称))」の役目。「言われなくてもおれだって分かってるんだ!」「この問題にそれ以上首を突っ込むな! おれは不愉快だ!」という警告と脅し。逆ギレして相手がひるんだ隙に立場を逆転させて、相手より頭ひとつ上に出る作戦。「居直り」ってやつですな。ツッコむ人たちはそこでもう諦めちゃうわけ。「この人に何言っても無駄だなこりゃ」と。

かくして、言い逃れのうまい人は自分の体面をまたしても守りつつ、今日も周囲に毒ガスまき散らす、と。自分の体面を守るのはみんながやる普通のことだけど、このやり方だと代償として、やるごとに周りの人からの信頼を失っていくんすけどね。いずれ誰からも相手にされなくなるんすけどね。「謝る=体面が傷付く」の時点ですでに間違ってるんすけどね。なんで気がつかないかねぇ。

妙にしっくり来る英単語。

"spoil":(他動詞)「甘やかす」「だめにする」

気が滅入るんだよなぁ。露骨に自分を spoil する人を相手にするごとに。見たくもないのにみっともない姿を見せつけられちゃうんで。

年寄りに多いってことはあれかい。今の自分はここまでひどくはないと信じてるけど、おいらも年取ったらこんな恥ずべき人格になるんかなぁ。ああいやだいやだ。

銘板左端銘板銘板右端

てゆーか、迷惑かけてるつもりがあろうがなかろうが、他の人に実際に迷惑がかかってる現実を完全に無視してるよな……。

銘板
2003.7.11 金曜
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終末の鐘を鳴らすビー玉

びぃぃぃぃぃぃん

ビー玉が固い床で弾むような音が、我が愛機 Macintosh Performa 6410(1996年製)から響いた。同時に画面のメニュー表示が文字化けした。システム終了させようと慌てて出したプルダウンメニューも、文字化け。「システム終了」のあるべき場所を選択したらハングアップ。それは昨日の夕方に起こった。

過去に、Apple Discussion Boards でこの「ビー玉音」について何件か読んでた。この症状が出るっつーことは、「ハードディスク(以下 "HDD")の臨終が近い」ということらしい。対策は「一応動いてるうちにとっととバックアップ取って HDD を新品に交換。ビー玉音が出た HDD は迷わず廃棄」。

おいらの愛機の Macintosh Performa 6410、職場に持ち込んで使ってるんだわ。仕事のデータ満載。ものぐさ持ち主ってことで、バックアップは1カ月くらい前のやつしかない。職場にもう1台持ち込んでる iMac ともども、HDD は比較的新しかったんで油断してた。まだまだいけると思ってた。そのときの HDD の布陣は

Performa 6410 用:

銘柄:Quantum 製 6.4GB, 5,400rpm, ボールベアリング軸受
使用条件:およそ1日3時間×3年≒3,285時間
iMac Slot Loading(2000年製)付属のものを流用。

iMac Slot Loading 350MHz 用:

銘柄:IBM 製 40GB, 5,400rpm, ボールベアリング軸受
使用条件:およそ1日10時間×1.5年≒5,475時間
バルク品として購入(2002年12月)

各 HDD の稼働時間はおもっきし大雑把だけど、どう考えてもQuantum 6.4GB の方が IBM 40GB より条件ユルいんだよな。それでも Quantum 6.4GB にビー玉音は来た。新規にバックアップを取らにゃいかん。常套手段は、「LAN で繋いでる iMac でデータを吸い出す」。

Performa を起動してと。しかし iMac の方から Perfoma が見えん。Performa を見ると、あ、また止まってる……(汗)。ん〜、6.4GB は終わってますな。何とかデータを出すとして、代わりの HDD は……ん〜、Quantum 10GB が遊んでるな。iMac にこの前まで突っ込んでた、なんか回転音もアクセス音もやったらウルサイやつ。確かあいつはビー玉じゃないけど、ブザーみたいな音がしてやばかったから外したんだわ。んなもん代車としても使えんわなぁ。

買うか。

仕事をサボってパソコン屋にバルクを探しに行った。10GB か 20GB ありゃ間に合うんだけどね。けど売ってたのは、最小でも 30GB(7,200rpm, 流体軸受)。しゃ〜ない、それで手を打つか。それにしても最近の小容量 ATA HDD、薄いねぇ。30GB で厚さが普通のやつの3分の1くらいだよ。とにかく新しいブツは調達した。問題はデータ移行だよなぁ。

うちに持ち帰ることにした。自室の Power Mac G4 AGP Graphics 1.25GHz の HDD マウント(2nd)に 6.4GB を搭載して、PMG4 用の HDD 80GB(1st)にデータを吸い出す。うまくいったら買ったばかりの 30GB を 2nd マウントに積み替えて、パーティション切ってデータを流し込む、っつー作戦。

狙いはスピードですな。ATA 経由だし、職場の環境よりクロックも数倍速い。起動してから 6.4GB が落ちるまでの間に、一気にデータを盗んじゃおうって腹。6.4GB がまともに動いてくれるかどうかが勝負の分かれ目。とりもなおさずうちに新旧のブツを持ち帰り、作業は始まった。

結果から言うと、すごいあっさり成功しちゃったよ。やる前はドキドキもんだったけど。ビー玉音が出やすい環境、出にくい環境ってあるのかも。それとも疑惑の HDD からシステムを起動したときだけ発生するとか。もうどうでもいいや。うまくいったことだし。余ってしまった 6.4GB と 10GB はどっちもゼロクリア。いつでも捨てられるように。

30GB にデータを移し終えた時点で3時間半が経過してた。けっこうなオペだったな。

今朝、30GB を Performa に突っ込んだ。どだ! げ…起動ディスクを認識せん。CD-ROM で起動したら、げげ… HDD がデスクトップにマウントされん。パーティション3つに分けたから3個表示されて欲しいとこなんだけど。

「コントロールパネル」→「起動ディスク」を見たら、ちゃんと HDD とパテを認識してはいる。はて。と悩んでたらデスクトップに HDD のアイコンが3個出てきた。びっくりさせやがるぜ。システムが入ってるパテを起動ディスクに選んで再起動。おおお! やった!!

いやぁ〜やりましたですよちゃんと起動してますですよ!(ニマァ〜) ファイル共有の設定が壊れてたけどすぐ復旧。あと、ドラッグドロップが効かなくなってるのはなんで? いくつかのアイコンが消えてるのは? 致命的問題じゃないんで、しばらく使って様子を見ましょうかねぇ。

いいなぁ流体軸受。かなり静かになっちゃったよ。

銘板
2003.7.12 土曜
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Netscape 7.1 〜 宿痾殲滅 〜

出ましたよ Netscape 7.1。ていうかとっくに出てました(汗)。早速ダウンロードして動かしてみてるとこ。今度のはとうとう Mozilla 1.4.x がベースになったんだそうで(Netscape 7.0x は Mozilla 1.0.x がベース)。

とりあえず Netscape と Mozilla との関係についてひとくさり。Netscape Communications 社は、主にネット事業の広告収入でまかなっている会社。AOL タイム・ワーナー社の傘下。Netscape Communications 社は Mozilla.org という非営利団体に開発資金を提供している。Mozilla.org はその資金と世界中の開発協力ボランティアにより、インターネット総合アプリ "Mozilla" を開発・無料リリースしている。Mozilla に Netscape 社が若干の改造を加えたものが Netscape。こっちも無料。

「若干の改造」の一例:
無料メールサービスの Netscape Webmail は基本的にブラウザ(種類は問わない)で接続・操作するいわゆるウェブメール。ただし Netscape の Mail & Newsgroup 機能では、普通の IMAP アカウントとして扱える。これは Mozilla や他のメールソフトではできないようになっている。

でさでさ、気になるのはアレですよ。「波ダッシュ(『〜』のこと)及び全角マイナスの文字化け問題」。これが直ってるかどうか。え? この日記では「〜」をばんばか使ってるんじゃないかって? んー、そうなんだ。なんでかこのサイトの場合はちゃんと表示されるんだ。この問題が発生するのは、いくつかのサイトを表示した時(何らかの設定によると思われる)や、あるいはメール発信時にタイトルか本文中に「〜」が含まれていた場合。

それと Mac OS 9 版 Netacape ではブックマークのプルダウンメニュー。ここに出たサイトのタイトルに「〜」が入ってると、タイトルじゃなく "Blank menu item" というのが表示されちゃう。うちのサイトが「さんで〜立体写真感」から「さんでー立体写真感」に微妙に改名したのは、それが理由だったりする。

Netscape 6.0 から一貫して直らなかったこの「波ダッシュ・全角マイナスの文字化け問題」、実は日本の Mozilla グループ もじら組 の努力によってとっくに解決され、Mozilla 用の日本語パックとして完成していた。それは Mozilla 1.1 ベースの "Wazilla(和ジラ) 1.1(もじら組謹製)" に初めて実装され、最近では本家 Mozilla にも採用されてるらしい。ところが Netscape 7.0x の方は相変わらず Mozilla 1.0.x ベースなもんで、ずーっとこの問題は放置されっぱなし。いつしかおいらはメールでは波ダッシュを使わないようになってしまった。

いやもう大変だったんだから。メールの返信に相手の文章を引用するわけだ。着信メールの場合は『〜』はちゃんと表示されるんだよ。うん。相手は「Mac 用の Netscape は『〜』の表示に問題がある」だなんていちいち気にしちゃいられないわけだ。ここはひとつおいら側で対応すべき問題なわけだ。例えば「メールソフトを違うのにする」ってのも有効な解決法なわけだ。

でもおいらは Netscape を使いたいわけだ。なぜって、

愛してるから(爆)

いやマジで。好きなのよ Netscape。で、例えば返信メールの引用で、

> そうなんだなぁ〜

という文を

> そうなんだなぁー

に勝手に書き換えちゃったりしてた。これやるの、もとの書き手に申し訳なくてさ。でもやらないと「〜」は「?(半角クエスチョン)」に化ける。そのココロは、

ぬっはぁ〜〜〜。

でも、でも、今度のは大丈夫のはず。なんたって Mozilla 1.4 ベースだもん。どれどれ試してみるか。どきどき。今まで Netscape 6.00 以来、アップデートするごとにこうして試しては裏切られてきたもんなぁ。今度こそ……。Mail & Newsgroup ウインドウを起動して、「メール作成」ボタンをポチッとな。

な、なんじゃこの署名は!!

正しいゆんず署名↓

-- 
せば

今日のメールソフト:Netscape 7.1

 c(ΘoΘ)っ c(ΘoΘ)っ c(ΘoΘ)っ c(ΘoΘ)っ どぐう

    ゆんず / Yunzu / Minovski1@netscape.net
   http://www.hi-net.ne.jp/~shoyu/3dstudio.html

し|●o●|つ し|●o●|つ し|●o●|つ し|●o●|つ はにわ

実際に出てきたゆんず署名↓

-- 
?1?I^

???u´?I`???[??? ?t?g?FNetscape 7.1

 c(?|o?|)?A´ c(?|o?|)?A´?@c(?|o?|)?A´?@c(?|o?|)?A´?@?C?(R)??

?@?@ ?@?a¨?n?? / Yunzu / Minovski1@netscape.net
?@?@ http://www.hi-net.ne.jp/~shoyu/3dstudio.html

?μ|??o??|?A^ ?μ|??o??|?A^ ?μ|??o??|?A^ ?μ|??o??|?A^ ?I´?E´?i´

ナメック語!?

焦りながらいろいろ試した結果、署名の書類の文字コードを Unicode (UTF-8) にして保存すると正しくなることが判明。Mozilla 系は内部では Unicode で処理してるそうだから、それが表に出てきちゃったものと思われる。署名の文面、Outlook Express みたいにアプリの中に書き込む形にすりゃいいのに。署名のための書類をアプリの外部にテキスト書類で作らせて読み込む形の Mozilla 系、またしても思わぬバグってやつですか。

バグってほどでもないかもしれんけど、パソコン初心者には解法が分からんと思うぞ。けどとりあえず一段落。さて本題。自分宛にメールを出してみる。「〜」「−」を入れて、それと署名もちゃんと受信者が読めるのかも確認すべえ。「発信」をポチッとな。自分の持ちアドレス3つに出してみた。POP あり IMAP あり。少し待って全部受信。どりどり?

おおっ カンペキ! o( ̄O ̄o)

……、

……、

……。

ほんと長かった!(泣)

2001年初頭に Netscape 6 をダウンロードしてこの問題に出くわし、以来2年半もの歳月が流れおった。これでようやく Netscape for Mac を人に勧められるなぁ。今回のアップデートでは他にも、

という、「なんだかなぁ」と今まで気になってたところにも手が入ってよかったよかった。

ま〜、もっと早くから直してるべき問題でもあったわけだが。

ま〜、親会社の AOL タイムワーナーが左前になってきて、開発作業が滞ってたんじゃないかとも思うわけだが。

ま〜、それでも Netscape は最近とうとう、Microsoft から和解金をガッポリせしめたわけだが。

ま〜、これで安心して新バージョンを開発続行・リリースできたんじゃないかとも思うわけだが。

ま〜、そんな綱渡りな裏事情を鑑みても、今までの実績的からして 7.1 にはさほど期待してなかったわけだが。

ま〜、とにかく新バージョンに大変満足なわけだ。

銘板
2003.7.13 日曜
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カーステっすよ

カーステ付け替えたぞい! v(^_^)v いぇい 去年の10月頃から CD がたまに音飛びするようになって、だんだん頻発するようになって、しまいにゃ1曲で10回くらい飛ぶようになって、それでも我慢してたら再生不能になっちゃって。ラジオはたぶん生きてたんだろうけど、ミニってアンテナが左フェンダー上にあるんだな。右ハンドル仕様でも。アンテナを伸ばしたり縮めたりしようとすると、車の反対側まで回らなきゃいかん。

めんどい。

で、ラジオは聴かなくなった。以来、車の生理音(この自作表現、まぁそう言えなくもないなぁ、とか思って使ってみる)に聴き入る毎日でござりました。排気音「ぼふぼふぼふぼふ」。エンジンの機械音「しゅきしゅきしゅきしゅき」。ギアの音「うやぁぁぁぁん」(←ミニのトランスミッションは平ギアが多いらしく、前に進むときもバックみたいな音がする)。風切り音「しゅごぉぉぉぉ」。ロードノイズ「こぉぉぉぉぉぉぉ」。パネルのビビリ音「びりびりびりびり」。タイヤにひっついたガムの音「みたみたみたみた」。全部聞き分けられるようにまでなってしまった。

おいら用カーステの場合、CD だけありゃいいの。まぁラジオもついてくるだろうけどどうでもいいや。機種の選択基準は「ボリュームつまみと曲の頭出しボタンが右側にあるか」。カーステのラック、助手席のひざの近くにあるんだわ。手を伸ばすのがめんどいからね。それで選ばれたのが SANYO 製。クラリオンに勤める我が友よ、すまぬ (^人^)

しかし SANYO っつーとカーステのイメージからかなり遠いんすけど。うちでは 21 型サラウンドテレビ('88年製)が SANYO だけどさ。あとまぁ炊飯器・冷蔵庫・洗濯機? 白モノ三種の神器? そういう高度経済成長アカルイミライなニューファミリーにはあとブラザーミシンが欲しいわねうふふみたいなイメージが強くてちょっと抵抗あったけど、「ボリュームつまみと曲の頭出しボタンが右側」ってのは譲れん。こいつは今日訪れたオートバックスに展示されてる中で、唯一それを実現しておった。

普通に考えて、ボリュームつまみや頭出しボタンってしょっちゅういじるもんだし、カーステは普通、ダッシュボードの真ん中に付けるもんだし、日本は右ハンドルの国だからカーステは大抵左手でいじるもんだし。操作がリモコン主体じゃない場合は、どう考えてもそういう操作系統は右に寄ってるべきだと思うんだが。それもあったし安かったしで、SANYO 製で決まり。

取り付けてもらった帰り、早速聴いてみた。ああやっぱしいいやねぇカレン・カーペンター。かわいすぎるそのお声。車の生理音が薄められていくよ。トイレに付ける「せせらぎの音」みたいなもんか。なんかカレンちゃんに申し訳ない例えだけど、ここでもけっこう自分では「ナイス表現!」と思ってたりする (^▽^;)>

でもちょっと液晶パネルが明るすぎるんすけど。文字が白くて明るいのは大したことないんだけど、背景部分が青くて、ここがなんでか明るい。明るくする必要なんかないのに。夜はこいつのせいで視界の隅がまぶすぃいのよ。液晶の透過方向を調整するつまみとかあるのかな。明るい時に説明書を調べてみるべぇ(ルームライトは壊れてて点かないんだな。夜はドアを開けても閉めても車内真っ暗)

銘板
2003.7.14 月曜
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意外な死語と、その考察

「死語」って言葉自体なんだか死語っぽいけど、「これはもう役目終わったでしょ」って言葉をひとつ見つけた。別に過去の流行語ってわけじゃないけどね。それは、

「拾い食い」。

昨日、古人類学の通俗本を読んでたらこの表現が出てきてさ。アウストラロピテクスとかそこらの、類人猿やら原人やらの生活について書いてるところで。ん〜やっぱし。打ち込んでも一発で出て来なんだ(我が環境の日本語 IM は「ことえり3 (Mac OS 10.2 版)」)。「不純異性交遊」は入ってるのにさ(笑)

あ、「拾い食い」の意味が分からない人のために説明すると、「道ばたに落ちてるものを手で拾ってそのまま口に入れて食べる」って意味だよ。今の感覚だと信じられないよなぁ。まぁ幼児なら興味本位でやりかねんけど、小学校に上がった子供とか、どう考えてもやらないよなぁ。ほんと、たとえ「どういう雰囲気なのか試しにやってみる」でも、たとえ周りに人がいなくても、これやっちまった日にゃ、普段は普通すぎて忘れてる「文明人としての根本的なプライド」がいきなり頭をもたげ、自らを責めさいなみそうだもんな。

おいら小学生のみぎりで既に、そんな無謀チャレンジャーは皆無だったけど、「おいお前 帰りに拾い食いすんなよ恥ずかしいから(笑)」「するかバカ おめーじゃねんだから(爆)」みたいな、アホ会話専用表現の部品としては生きてた。今はもう子供でさえ使わないんだろうな。

恐らく戦中戦後あたりは、マジでやむにやまれずこういう状況に甘んじた方々、特に子供時代がその時代に当たってしまって拾い食いされた方々、けっこういらしたんだろうと思う。さぞかしお辛かったことかと思う。

でさ、同じ拾い食いでもさ、地面に落ちてるものをそのまま食うのは文明人のプライドが許さんけど、海に落ちてるやつを拾って生のままで食っても抵抗感少なさそうな気がする。その違いは何なんだろ。

終戦直後とかそのあたり、八戸もまた例にもれず貧乏だったそうで。特に海岸沿い一帯の貧困の度合いは、それはそれはひどかったそうで。そのあたりでは、母と子のこんな会話がよく聞かれたそうで。

「うえぇーん かあちゃーん たまにはイモ食いてーよぉー」
「うるさい子だね。海で何か拾って食べな!」
「うぇーん、ウニもアワビももう飽きたよぉー」

……、

……、

……。

やはり食材の差か!?

銘板左端銘板銘板右端

追伸:ついでに、形容詞「ひもじい」も死んでるよね。日本が豊かになった証拠なんだが。アンパンマンの歌のひとつで「ひもじい子供を救うため」みたいな歌詞があったと思う。歌詞カードでそこを読んだとき、ひとつの言葉が円満にその役目を終えたことに感慨を覚えてしまっただよ。

銘板
2003.7.15 火曜
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iCatch 改 3

ホームセンターに行って、使えるっぽいブツを売り場で見繕って入手してきた。Apple の丸型マウスに iCatch をはめて、しっぽにおもりを入れたやつ の、指の滑り止め。ボール型マウスなんてただでさえ重いのにおもり装着でますます重たくなったから、指が滑りやすくてやっぱし使いにくい。こいつが成功すれば、「iCatch 改造計画」は一段落。

でもそのブツの色がねぇ、黒しかなくてねぇ。写真、かなり難しかったのよ撮るのが。ブレてたり明るいところは色飛びしてて見にくいけど勘弁ね。見繕ったブツとは、

マジックテープ(丸型)

「ベルクロ」とも言う。

この、ザラザラした方(爪がたくさん立ってる方)を半分に切って iCatch の両脇、指がつくところに貼り付けると滑りにくいのではないか。こんなふうに。モサモサした方はナイロン繊維の綿なんで、これを貼り付けちゃうとかえって滑りやすくなりそう。そんな判断で、ザラザラの方を両側に貼り付けてみた

してその使い心地。
うぉぉぉぉ最高!
指先に食い付いてる!!
まさに異次元の操縦性!! (T▽T )

ぎゅおぉぉぉぉん! そこだ第1コーナーはそのタイミングでブレーキングだ! グキョキョキョキョ! テールが流れ始めてすかさずカウンター! スパッ! おーし方向もぴったし。アクセルベタ踏みで次のコーナーに突入だぁ! こあぁぁぁぁぁぁん!

……、

……、

……。

やだ、ずっと見てたの?(恥)

かくして、いざやってみたら意外にあっさりと iCatch の改造は完了しちゃったのであった。使いやすくなったらなったで、根本的な問題である、

「たかが1ボタンマウスのくせに、

スクロールホイールもないくせに

めったやたらにデカくて重い」

が気になりだしてきたけど、まぁいいか。しばらくは自己満足で自分をごまかすべぇ(笑)。あとで改造ノウハウのサイトでも作ろっかな〜 (^-^ )

……、

……、

……。

あ゛! Σ( ゜O ゜;) Power Mac G4 AGP Graphics 冷却サイト、作りかけで完全に忘れとった!!(滝汗)

もう夏だよ。

エレキだよ。

ベンチャーズだよ(本文と関係ありません)。

銘板
2003.7.16 水曜
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春の階上

2カ月も前のネタだけど。八戸の南東に接する階上町(はしかみちょう)を通りかかったら、ちょっといい景色の畑が目に入ってさ。車を停めて、ケータイのカメラで写してみた。

こんな感じ。

いざパソコンに落として写真を見たら全然違っててさ、自分の目で見た色合いに近づけようとして、ちょっとレタッチかけすぎたかも。写真を撮った時点で正確に自分の目に近い状態で写せればいいんだけど、ケータイのカメラだと微妙な設定ができなくてね。だからって一眼レフなら自由にできるのかってぇと、全然使いこなせなかったりする (^^;)

とりあえず今回は逆光気味ってのもあって、青かったはずの空が白抜けしてしまってる。これは紫外線除去フィルターで解決できそうな気がする。ケータイカメラ用の、レンズの上に貼り付けるやつで売ってないかな? でもどういう店で扱ってるんだろう。あと、これもどうしようもないことなんだけど、ケータイ(DoCoMo D251i)のカメラ機能がヘボでね。フレームの周辺部がボケるのみならず、画像がボサボサ。同じ解像度でも本物のデジカメより分解能が低いというか。

安物のレンズを使ってるんだろうな。ケータイにカメラとしての品質を求めるのも、なんだか間違ってるんで我慢するけどさ。

写真術、なかなかにむずかしうござりまする。

銘板左端銘板銘板右端

ついでに:今回の写真、上の方のはビスタサイズ(縦横比 16:9)、下の方のはスタンダードサイズにしてみた(縦横比 4:3)。あんまし意味ないけど (^_^;)

銘板
2003.7.17 木曜
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ケータイに多機能要望3点

ケータイってのは今やいろいろついちゃってそりゃもう多機能で大変便利だわな。で、あと3つ、簡単な機能を付けてほしいわけだ。いや〜もっと便利になっちゃうこと請け合いだよ。

どれも計測機能なんだけど、「あ、これ、大体どのくらいかな」とちょっと計ってみたくなるとき、なんてちょくちょくあると思うんだな。せっかく電卓がついてるんだから、それを活用するにはデータを取る機能が欲しいな、と。そういう路線で。

1. ストップウォッチ

10分の1秒まででいい。最大30分でいい。例えば、新考案の工程の作業時間を計ってみたりとか。他にも「あることをふと思い付いた時、それに必要なストップウォッチがない」ってゆんずライフには時々あるんだが、そんなときの強い味方だ。

2. 定規

ケータイの裏面(バッテリーがついてる面)てさ、平らなんだよね。机に置いたとき落ち着くように。この面に、7cm 程度でいい。横に数字を書き込まなくてもいい。線分を一本彫り込んで、ミリ単位で罫書いてほしい。

ネジの径や長さとか、そういう小物部品のサイズを知りたくなるときって時々あるんだけど、いちいち机の引き出しから定規をひっぱり出すのが面倒だったりする。出先でちょっとサイズを計ってみたくなったりとかもあるしな。

これは自分でできるかもな。定規をコピーしてそれをセロテープで貼り付けてみるか。

3. 重量計

あまり簡単に装備できるもんでもないけど、最大 5kg 程度でいい。目盛りは 20g 単位でいい。折り畳み型ケータイのヒンジ部と接触点に圧電素子を埋め込めばできそう。

折り畳んだ状態で机に携帯を置く。横のボタンを押すとゼロ点を設定。そこに測定対象を乗っける。1〜2秒後に「ピピッ」なんて音がして計測終了。測定対象をどかすと、ケータイ上面の画面に重量が表示されている、と。

1. と 2. なんて、やる気になったらすぐできそうなもんですけどねぇ。ストップウォッチは20年前のデジタル腕時計にさえ付いてたくらいだし、定規に至っては目盛り入れておしまい。ただし見た目がダサいと若い女性層が絶対に買ってくれない。彼氏が持つのも許さないかもしれない。商品に取り入れるなら、デザインだけは気をつけるべし。

そこでだ。このアイディアをメーカーに出そうと思ったわけだ。おいらは DoCoMo の D シリーズを使ってるから、相手は三菱電機だ。メールで出そうと思ったんだ。せめて 1. と 2. だけでも提案しようかと(やっぱし 3. はちょっと苦しいよなぁ)

三菱電機のサイトを見てみたけど、メールで連絡を取れる仕組みにはなってないらしい。お客様相談窓口は電話のみの対応らしい。時間指定があるらしい。

やめた。めんどい。こうして企業は、客がもたらす次なるビジネスの入り口を見逃すわけだ。三菱じゃなくてもいいや。この案を使いたかったら菓子折のひとつでも持ってきやがれ。

でもジャムパン忘れてきたら門前払いだぞ。分かってるな。

銘板
2003.7.18 金曜
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乱数のやりかた発見

♪じゃ〜〜〜ば〜〜〜〜だ〜〜〜〜

今日はこれ作った注意:Java 1.4 以降じゃないとたぶん動かないっす。ソースは以下。

import java.awt.*;
import java.applet.*;

public class mathrandom5 extends Applet{

  int i, j;
  int []x = new int [3];
  int []y = new int [3];

  public void paint(Graphics g){
  
    for (i=0; i<=2; i++){
      x[i] = (int)(690*Math.random()+10);
      y[i] = (int)(390*Math.random()+10);
    }
    
    g.setColor(Color.gray);
    g.fillPolygon(x, y, 3);
    
    g.setColor(Color.orange);
    g.setFont(new Font("TimesRoman", Font.PLAIN, 18));
    
    for (j=0; j<=2; j++){
      g.drawString("(x" + j + ", y" + j + ") = (" 
      + x[j] + ", " + y[j] + ")", 10, 20+22*j);
    }
  }
}

読み込むと灰色の三角形が現れて、再読込するごとに三角形の形がランダムに変わる仕掛け。ブラウザの癖によっては2回読み込んだり、クリックすると三角形の形が変わったりする。そこらの統制の仕方は知らねっす。

今回の新スキルは5つ。

  1. "[]":配列変数
  2. "Math.random()":乱数発生
  3. "setColor":色の設定
  4. "drawPolygon":多角形描画
  5. "setFont":フォントの設定

配列変数ってのは、「変数のグループ」を作るって感じ。このソースだと「この一家の構成員は3人で、各自の名は『x[0]』『x[1]』『x[2]』という。つまり『x』は一家の名字(共通)で、構成員各自の名はそれぞれ、『0』『1』『2』である」ってノリだ。『y』一家についても同じ。

で、変数の名前が決まったところで各構成員にデータを与える。それが "for (i=..." のとこ。各構成員に与えるデータは、乱数で決めてる。まぁおみくじを手渡すみたいなもんだ。どんなの数字が出るか分からんからな。一応、設定したフレームからはみ出さない値に決めてる。

そしたら次はそのデータを元に、色つき三角形を作る。多角形を作るオブジェクト "fillPolygon" には各頂点の座標を与えてやらにゃいかん。そのために「配列」というものが必要なのだ。

色を付けるのは "setColor"。これが読み込まれた後の画像出力には、これで指定した色が付く。"setColor.gray" としたんで、三角形は灰色。

その次は座標の数字を書き出す。さっき x 一家と y 一家の各構成員に手渡したおみくじ数字を公開するのだ。色を変えないと三角形と重なったとき見えなくなっちゃうよね。そんなわけで再び "setColor" の出番。今度はオレンジ色にしてみた。ちなみに、表示が重なっても数字が読めるよう、まず三角形を出してからその上に文字を書き込むようした。

Java のデフォルトのフォントサイズって小さくて読みにくいんだよね。で、フォント情報を決め直す。"setFont" で。"timesRoman" が指定フォント。これがお手元の環境になければ、ローカルデフォルトのフォントを出してくれると思われる。"Font.PLAIN" と出てるのは、「太字・イタリックの処理なし」という意味。3番目の "18" がフォントサイズ。

以上でフォントの設定が終わったら、最後に "drawString" を for 構文で3べん回して、行を替えながら各座標データを書き出し。

銘板左端銘板銘板右端

「再読込で変わる」ってのはまだインタラクションじゃないよね。「ブラウザ画面上のボタンを押すと変わる」とか「文字ボックスに数値を入力したりプルダウンメニューで何か選択したりしたら変わる」とかじゃないと「このページはインタラクティブでございます」だなんて恥ずかしくて言えん。

でもその方法が載ってる手持ちの教科書、古くてさ。文法が。コンパイルは通るけど、そのときコンパイラにツッコまれるが面白くなくてさ〜。しばらくは手持ちの教科書からいろいろ学んで、ある程度自由にいろいろできるようになったらそっちやるべ。

今回は乱数をいじれたのが大きい。どうやって乱数を出すのか分かんなかったのよ。乱数発生って便利なんだよねプログラミングの勉強するのに。実行結果がどう出てくるか分からなくて、やってて飽きないもんだから。ていうかおいらの好みとして、「乱数が好きなんだよぉ〜」って感じ。

JavaScript でも乱数ばっかし使ってるしな。このページの背景色と文字色とか。で、たまたま Java 教科書の例題で乱数のオブジェクトが使われてるのを発見してさ。それが、JavaScript と同じだった。ていうか JavaScript が Java を真似してるんだよな(笑)。三角関数や対数の扱いも JavaScript と同じかも。

しかし、Java やって何したいかっつーと、最終的にはそれでアプリが作れるようになれれば目標達成なんだけど、今のところはですな、Java アプレット(ブラウザ上のみで動くアプリもどき)作りの修得なんですな。

で、Java アプレットやって何したいかっつーと、アニメーションしたいわけですよ。で、微妙に視点が違う2枚のアニメーションが横に並んで同時に動く、と。それぞれを右目・左目で見ると、立体が動いて見える、と。別な立体画像サイトでそれは既にやってるから新しいわけじゃないんだけどさ、3年以上前に見かけちゃったんだけどさ、素晴らしくて感激しちゃったんだけどさ、あっちは線で構成したワイヤー物体のアクションなわけで、こっちはポリゴンでいければいいなぁ、とか思ったり。

アニメーションってどうやるんだろう。そこが今のとこの難関。いろいろ試してみてるけど、ど〜もうまくいかん……。

銘板左端銘板銘板右端

追伸1:いっぺんアップしてからも何べんかプログラム見直して、効率化したよ〜ん (^o^ ) 配列 x と配列 y のデータ入れで別々にループを組んでたのをひとつにまとめたり、フォントや白の指定がループに入ってたから、外に出して1回だけ処理するようにしたり。まあこのプログラムは短くて単純だから、改善してもミリ秒程度の短縮でしかないと思うけどさ。

追伸2:このページに背景画像を入れてみた。他のページと同じく、レンガ壁のやつ。これあると読みにくいかなぁと思って無地にしてたんだけど、いざやってみたら、罫線が入ったような感じでかえって読みやすくなった気がする。んだからバックナンバーも全部そうしてみた。

銘板
2003.7.19 土曜
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メガ巨大立体写真サイト

おいらもさ、ちょっとは自負してたわけよ。立体写真サイトはいつくかあれど、まぁうちくらい巨大な被写体を扱ってるところなんてなかなかないよね、なんて。2000年からは近場の天体にまで手を出して、途中でデータ整理が面倒になってほっぽらかしになっててまぁそんな具合でへなちょこなんだが、発表済みのやつでも山とか橋とか町並みとか立体で撮ってるしさ。

それがうちのウリってことにしてたんだが、ついさっき、めちゃめちゃとんでもない立体写真サイトを発見

こちらのサイト様。

でけぇなんてもんじゃないって!「深宇宙の立体画像をデータに基づいてこしらえました」てだけなら、天体マニアさんはいくらでもやっちまうだろうけど、いやその、こちらのサイトの展示写真組『すばる』、その立体感の美しさに感銘を受けてしまったよ。ていうかどうやって撮ったんだ!?

マジでどうやって撮影したんだろ。恒星の立体写真は、目と目の間の距離(おいらはこれの正式名称を知らないので、便宜的に「眼間距離」とか「視差長」とかと呼んでる)は光年単位が必要だと思うわけだ。この視差長が少なすぎると、鑑賞者は立体感を感じない。

例えば、おいらの経験上、被写体が 50m も離れていると、もう人間の目ではそこに置いてある2つの物体のどちらがより近くてどちらがより遠いのか判別できなくなる。人間の視差長は 5cm くらい。計算して言い換えると、人間の立体感は(両開き)視差角 0.11°で既に認識不能ということ。このときの「被写体までの距離:視差長」の比率は 1000。

「1光年」ってのは光で1年かかる距離。キロメートルに直すと、約9兆5千億 km。別な言い方だと、約 9.5×1012km。地球からすばる(プレアデス星団)までの距離は約50光年くらいだった気がした(自信ないけど)。50光年として、その1000分の1は 0.05光年。1光年の5% だね。キロメートル換算で、約4.525×1011km。約4525億キロメートルのこと。視差長が、少なくともこれ以上なければ立体視できない。

一方、今現在の人類が得られる最大視差長は、地球の公転直径。地球の公転半径=太陽から地球までの距離=約1億5000万キロメートル。直径ぶんだから2倍して約3億キロメートル。

全然足らんぞ(汗)

太陽系自体の、銀河系内公転による移動量も含めるのか? ていうか地球から単独で見分けられる恒星は銀河系内の、太陽系に比較的近い星だけだから、太陽系とほぼ一緒に銀河系内を公転してるってことになるわな。ということは銀河系内の公転で得られる視差長もほとんどキャンセルされちゃうわけだな。

ていうか銀河系の直径は約10万光年で、その中での50光年のへだたりってのはミジンコのうんこみたいな数字なわけで、太陽系もすばるも、ほとんど一緒に公転していると考えて差し支えなさそう。

結論。やっぱし何らかの別な方法で擬似的に視差を創り出しているに違いない。なんかこう、1枚の天体写真を2枚にコピーして、デジタルな手法でそれっぽく視差が出るように加工したような気がする。

おいら的にはそういう疑似立体画像も立体写真としてアリだ。だってよぉ〜、すばる の立体写真、すげ〜きれ〜なんだもんよぉ〜。

件のサイトをもう少し徘徊して分かった。「星座 3D スライド」「天体 3D スライド」といったものを製作・販売しておられるらしい。ええとなになに?

身長12光年〜46光年の

巨人が見た宇宙を

味わうことができます。

ま、負けた。完膚なきまでに……。

銘板左端銘板銘板右端

余談。だだっ広くて視界のいい平野の道路で発生するいわゆる「十勝型交通事故」も、実際は運転手の立体感が消失してるのに本人にその認識がなくて、そこに見かけの距離感の錯覚が入り込んで起こるのだと思う。

銘板
2003.7.20 日曜
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仕切り線ブルース

2003.7.12 でも言ったけど、Netscape もとうとう 7.1 なわけだ。この前も言ってるけど、HTML の <hr> で表示される仕切り線の見栄えがとってもよくなったわけだ。

「仕切り線」とは、このページでも日付けを区切るのに使ってる、↓


この、細い溝みたいな線↑のこと。Netscape 6 〜 7.02 までの仕切り線がイマイチだったのが、Netscape 4.x や IE 程度まで改善されて嬉しいわけだ。これを目立つ形で多用するサイトって大抵、デザインのセンスがないサイトか、デザインする気合いがないサイトか、90年代の昔からだらだらやってるサイトだったりして、うちなんか全部あてはまっちゃうわけだ(汗)

うちはまぁそういうわけで、仕切り線を多用させてもらってるわけだ。インターネットが珍しかったその昔(と言っても数年前だけど)、この「仕切り線」てのが画面に出てるだけで「インターネットですっ!」「ホームページですっ!」みたいな正しい強圧的権威があったわけだ。

今となっては古き良き権威みたいな。「こいついまだに仕切り線使ってるよォィ (・m・ ) プッ」みたいな。

たぶん、サイト作成指南書みたいなのの最新版なんかで、「仕切り線なんてダサい」「最近のサイトは仕切り線を使わない方向でデザインするのがトレンド」みたいに言ってるんではないだろうか。あるいはもう仕切り線なんてなかったことにして、全然教えないか。で、スタイルシートを奨励したりしてるんだと思うが。憶測だけどさ。でもさ、仕切り線を使うと楽なんだよね実際。レイアウトをあんまりぐだぐだ考えなくてよくて。ページも軽くなるしさ。確かに見栄えはそれなりだけど。

スタイルシートも少しやってみたことがある。この日記ページを使って試験的に。公開してないけど。そしたらさ、このページって大きいフォントサイズとか使うよね。そうすると行と行の文字が重なったりして具合が悪い。

このページでフォントサイズを変えるときは、<font size=+2>文字列</font> みたいにするわけよ。20世紀に発刊された HTML 本に基づいて。ど〜もこの昔ながらの方法、スタイルシートと折り合いが悪いみたいでね。そんなわけで、もっといろいろと具合が悪くなるまでは、アンチスタイルシートを貫こうかと。「マウスの矢印をリンク文字に乗せると色が変わる」ってとこだけはスタイルシートを使ってるけどさ。

で、ひいき目に見ても <hr> と打っただけのナマの仕切り線てのは、やっぱりどうもイマイチなわけだ。このページではそれを補うべく、色付きうにょうにょ画像を並べたりしてるわけだ(2006.7.25記:後でもっとシンプルで趣味のいい画像に換えました)。

当初はこの「ランダムに色が選ばれるうにょうにょ画像」で仕切り線の代用を果たす気だったんだけど、この表示には JavaScript を使っててさ。世の中には JavaScript を OFF にしてる方々もいらっしゃるわけで、このサイトのポリシーとして「素の HTML でもきちんと見られる」ということを掲げてるわけで、非 JavaScript な設定でも、何らかの仕切りが表示されていないと読みづらいのではないかと。

そんなわけで、「仕切り線はなんかイマイチだけどやっぱし存続」ってことに決めた。これからも うにょうにょ画像と平行に入れちゃう。JavaScript が OFF 設定なら仕切り線だけが出てきて、日付けの区切りであることは分かる、と。

しばらく前、「仕切り線の幅を太くすれば」そして「幅をウインドウいっぱいに取らなければ」、ちょっとは目新しいということを発見した。「発見した」だなんて威張るほどのもんでもないけどね。このページでもよくその日の内容の中で区切りを入れる時に使ってるやつ。ページのソース見れば分かるけど、属性の設定は <hr align="center" width="40%" size="5"> (2006.8.31 追記:この後で模様替えをして、hr タグはこの日記では使わなくなりました)。

まあなんてーか、結局なんだかんだ言ってさ、おいら好きなんス仕切り線。うん。告白(笑)。仕切り線イノチの証として、前に JavaScript でかなりな仕切り線を作ったことがあったっけ。んーと……これだ「キモい演出略してえんきも(2002.4.15)」。

あまりのキモさに、完成と同時に『自虐スプラッタ友の会 Boosted!!(J. S. T. Boosted!!)』に導入したアレ。ツベルクリン反応だがなんだか忘れたけど、少し前まで子供たちが腕に打たれてた防疫証明マークみたいなの。あれを思い出しちゃわない?

ていうかコレ↑

ソースは以下。

<script type="text/javascript">
for (i=1; i<=5; i++)  {
  document.write("<table align="center" border="0" cellspacing="0" cellpadding="0"><tr>")
    l=0;
    while(l<=33*15-50*(i-1)){
      s=Math.round(20*Math.random()+1);
      t=Math.round(40*Math.random()+2);
      t1=15+t;
      document.write("<td align="center" width=" + t1 + "><hr
        size=" + s + " width=" + t + "></td>")
      l=t1+l;
    }
  document.write("</tr></table>")
}

<\/script>

自分で言うのもなんだけど、単純な割になかなかの出来だったからさ、さっきもういっぺんソースを見直してみた。悦に入ろうかと思って(笑)。そこでバグ発見! (T□T;) 直しついでに、この JavaScript ソースの出番をもうちょっと増やしちゃった(そういやこれには名前がないなぁ)。

表示、ますます重くなったかな (^^;) でもうちの環境(Power Mac G4 AGP Graphics 1.25GHz, 1.125GB RAM, Mac OS 10.2.6, Netscape 7.1)だと大して変わらないから良しだ(ォィ)

後でまた <hr> 使った JavaScript 作ろっと。今度はきれいなやつが目標…… ( ̄▽ ̄;) デキルノカヨ

銘板
2003.7.21 月曜
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インネンドリーマー

起き抜けの夢って、なんか変だけどリアルだよね。今朝のはある意味、よりリアル寄りだった。というか。

知らないラーメン屋に連れてかれてさ。注文するわな。「んじゃこの○○ラーメン下さい」と。壁に書かれた品書き指さしてさ。なんか店内も新しくて小綺麗で、最近隆盛な「うちは気合い入りまくりなラーメン屋ですぅ!」って感じがみなぎってる。期待するわなそりゃ。

客が他にいないけど、まだできたばかりで知られてないんだろうな。厨房にいた店主あんちゃんが威勢良く返事してきた。「はいよ ○○ラーメンいっちょお!」。そこに注文取りのねーちゃんやってきた。

「ショウダレどうしますか」

「は?」

「ショウダレどうしますか」

「え、何?」

「あの(イライラ)、ショウダレどうしますか」

「え、ショウダレ? って何?」

「(イライラを隠す様子もなく)ショウダレですよ。どうしますか(「そんなのも知らないの?」って顔)」

いや、だから、その『ショウダレ』なるものが何なのかを知りたいんだが、こいつ客をバカにするばっかしでまともに教えてくれなさそうだな。どうする、ったってなぁ。まぁ出されたもの見れば分かるかもな。

「ん〜、んでそれ、どう選べばいいの?」

「量です量。多いか少ないか」

ますます分からん。店内用語を一見の客にそのまま押しつける神経が信じられん。ていうかその前にその愛想の悪さ、どうにかなんないもんか。

「じゃあ中ぐらい」

「(知らないくせに、と見下しつつ)『大』か『小』です」

「ああもう分かったよ。『大』でいいや」

この投げやりな態度が、店主あんちゃんの地雷を踏んだらしい。彼はこっちを睨んだ。ギロッと。何度も。ねえちゃんそのショウダレとかいうもののセッティングを聞き終えると、店の外へ出てった。調合か何かするらしい。

何でもいいから早く食わせろよな。仲間に連れてこられたからっつったって、うまくなきゃイヤだし。内装の良さと違って、人はギスギスギスギスしてやがるしなぁ。とっとと食ってとっとと店を出たいのが本音。もうかなり待たされてるんすけど。それでも我慢して待ってたら、ねーちゃんが何かを携えて戻ってきた。厨房の奥で、店主あんちゃんの作業と合流した。そろそろか。

おっどんぶりが来た。もうかなりイラついてるんだけど、うまかったら気持ち半分くらい許してやろう。どっちにしてももう来たくないけどこんな店。

「味見どうぞ」

「は?」

出されたどんぶりには、濃いタレみたいのが深さ 1.5cm くらいで入ってるだけだった。それとレンゲがひとつ。本格コダワリ派の演出のつもり? これで OK 出したらようやく料理スタート? 勘弁してよ。少しだけすすってレンゲをどんぶりに戻した。

「もういい。帰る」

激怒あんちゃん瞬間湯沸かし器。

「別にお前に食ってもらわなくたっていいんだぞ。なんも知らねーくせによ」

なんでラーメン食いに来てラーメン屋からインネンふっかけられなきゃなんねんだろ。売り言葉に買い言葉。

「客に向かって『お前』かよ。何なんだ。お前こそ『お前』だよ。どうでもいいけど店内ガラガラだな。どうせ他の客もこうやって怒らして愛想尽かされたんだろ。もう何でもいいや。帰る帰る。ともかくここに居たくない。会計なんぼだ」

ねーちゃん仏頂面でレジ叩いてやんの。カネ取んのかよ。マジで?

「1200円」

めちゃめちゃ高いなォィ。あんちゃん値段を復唱しながら、ご丁寧に手ェ差し出して来やがった。財布を出したら覗き込んでやがるし。信じらんねぇよこいつ。経営よっぽどやべぇんだろうなぁ。いいよいいよ。恵んでやるよ。

……、

……、

……。

妙にリアルなんだよなぁ。夢のくせに。現実の飲食店でこういう不愉快な目にあったことはないけどさ。

……、

……、

……。

まず小銭入れから200円出してあんちゃんの手に置いた。あんちゃん微動だにせず。覚えてろ。開店したばっかでまだ借金まみれなんだろうが、ここでの事実を言いふらして、この流行らねぇ店にトドメさしてやる。借金まるまる抱えて路頭に迷って人生の勉強もっぺんやり直しやがれ。

「安くていい店だな。ボッタクリにしちゃあよ」

我ながら名文句だなと思いつつ、確かに財布の札入れから千円札をつまんで出してるのに、あんちゃんの手にそれを乗っける頃には、ずっと前に運転代行を使ったときの領収書に化けてる。何回やってもそれ。払いたくない気持ちそのまんま。

「お前ふざけんなや!」

「てめぇにゃそれで充分だ!」

第二次罵倒大戦勃発。『ここはひとつ、言われた金額を置いてかっこよく立ち去ってやろう』と思ってるのにいつまでも支払えず、悪態を飛び交わせつつ、ラーメン屋のバカ店主に次から次へと運転代行の領収書を渡し続けるおいらであった。

そんな雰囲気の中で目が覚めた。おぅう〜。こんなにも気持ちよくない夢見たのに、なんでこんなにも寝覚めスッキリなのだ?

銘板
2003.7.22 火曜
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iCatch 改 4

別に新たな改造はしてないけど、iCatch 改の立体写真を撮ってみた。例の "HAMMER CASTER" をおもりとして組んだところを2点。

これだよん。

撮影中、ひっくり返したり元に戻したりして見てるうちに「何かに似てるなぁ〜」と思ってたんだけど、立体視しながら写真を編集してて分かった。

「青いカブトガニ」

だなこりゃ(笑)。裏側の、なんだかグチャグチャした雰囲気なんかまさにそんな感じ。うぷっ。ちょいキモ。

銘板左端銘板銘板右端

追伸:おっ何だ何だ? SETI@home 、今のやつ、ええと……(計算中)……ウソ!? わずか6分28.9秒で終わったぞ。今回もだけど、過去ログ 「ワ・レ・ワ・レ・ハ……!?(2001.12.3)」「SETI の異常結果画像(2002.1.4)」で書いた「異常に短時間で終わる S@h ワークユニット」、どうやら原因は人工衛星らしい。

明らかに人工衛星から来てる電波信号を含んだデータは、事前にその部分を削除してから参加者に配信するらしい。だからこういう「欠けたワークユニット」が当たるとラッキーなのだ v(^▽^)v 全部確認してきたわけじゃないけど、「6分台」ってのはその中でも特に短い方だと思う。

あれ、でもログ見る限りでは問題のワークユニット、いつも通り 341KB 来てるなぁ(謎)

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2003.7.23 水曜
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続・仕切り線ブルース

HTML の <hr> でできる仕切り線って、窪んでるよね。溝みたいに。それが普通だと思ってた。ところがですな、Java ではそうでもない。仕切り線じゃないけど、用意されてる図形でボタンみたいなのがあって、こいつは「凹バージョン」と「凸バージョン」がある。そんなら仕切り線にもそういう「凸バージョン」があってもいいと思った。

そう思ってたら、JavaScript の教科書付属の CD-ROM でそれをやってるのを見かけた。いやぁ早速ソース覗いたね。そしたら単なる HTML で、JavaScript は使ってなかったよ。

ほれ。できた↑。でもなぁ、やっぱしソースは <hr> じゃないのね。

<table align="center" width="50%" border="2"><tr><td></td></tr></table>

table を縦につぶしただけじゃん(笑)。いちいち table 全部組むの、めんどすぎ。

銘板
2003.7.24 木曜
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新作立体写真『2002年4月』

やっと公開にこぎ着けただよ。新作立体写真『2002年4月』。1年以上もブランクあけてしまった。この間、写真加工環境の Mac OS X 化を進めててさ。前までは OS X の Classic 環境(Mac OS 9 エミュレーションのこと)で Photoshop LE を使ってたけど、これがトロいうえに何かと面倒で。OS X ネイティブで写真をレタッチできる環境を模索しておったのだよ。という言い訳でいいっすか?(汗) まぁ『2002年4月』は Photoshop LE + Classic 環境のまま作っちゃったけど。

これからは UNIX アプリ "GIMP" 導入でどうにかなりそう。Photoshop と同じ加工をしても違う仕上がりになったりするけど。またこれが、有料なぶんだけやっぱし Photoshop の方が出来上がりがよかったりもするんだけど。でもこのまましばらく GIMP で頑張ってみるかぁ〜。それでどうしても納得いかなかったら Photoshop Elements を導入するべえ。

でさ、これより新しい立体写真シリーズ、用意してないんだ〜。これからどうしよっかなぁ。

8月にデジカメ(OLYMPUS CAMEDIA 3030Z)を導入したけど、どうも撮影が思ったようにできなくてさ。撮影のセッティングが煩雑で。分岐メニューをボタン押しながらピポピポいじるってのに、どうしても慣れん。現像要らずだし USB で Mac につなぐだけで画像を落とせるし、スキャナのセッティングもいらないから、撮った後は断然楽なんだけどね。

カメラ付き携帯(DoCoMo D251i)も導入したけど、大きい画像を得るにはメモリースティック Duo とリーダーが必要で、最近ようやく Mac 用が出たぐらいにして。こいつも分岐メニューでセッティングするんだけど、設定項目が少ないから使いこなせてはいるかも。

いざケータイカメラの転送設備を完備して大きい画像を撮ったら、レンズと CCD の性能がイマイチだったことが判明したぐらいにして。カメラのクオリティを電話に求める方が間違ってるといえば間違ってるけど。

今さらフィルム撮影に戻るのも抵抗あるなぁ。でも立体ゲッター2号(700円カメラ)の常時携帯くらいはしておこうかな。壊しても痛くも痒くもないし。ケータイカメラより写りいいし。ああそうか。ケータイカメラで撮り溜めした立体画像がいくつかあるから、次は Web 日記で公開済みのぶんも合わせて出しちゃおっかな。

銘板
2003.7.25 金曜
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Quartz Extreme のばか

ゆんず環境では、どうも Mac OS X ver. 10.2 の目玉機能のひとつが作動していないらしい。その目玉機能とは、処理高速化の仕掛け "Quartz Extreme"

とりあえず今さらながら Quartz Extreme(以下 "QE")の解説。

これ、なかなかお見事な発想でね(Apple の発明ではないらしい)。最近のビデオカード(モニタに映す画像を扱う部品)って 3D 描画エンジンの性能が向上してるのはいいんだけど、ウインドウ表示とかの一般的な 2D 描画(平面画像)では別にこの 3D 描画エンジンは作動しない。で、2D 描画で主にがんばってるのは、パソコン本体の CPU。本業のアプリの処理作業のかたわら出力データを画像データに変換してビデオカードに手渡し、ビデオカードは最後の仕上げだけしてモニタに信号を送る。らしい(詳しくは知らない)。

ゲームしてるときでもないと、高速な 3D 描画エンジンなんてそんなに酷使しないわけで、大抵の場合は高性能ビデオカードの「高性能」の部分は遊んでるってわけで。そこで誰かが考え付いた。

「ウインドウやアイコンを『奥行きゼロの立体物』として扱えば、モニタに現れる画像は全て 3D 描画エンジンで処理できるんじゃないのか。そうすればそれだけ CPU の負荷が減って、全体的に高速化できるんじゃないのか」と。

言われてみれば誰にでも分かるコロンブスの卵なアイディアだけど、いざモノにするにはなかなかどうして難しかったらしい。グラフィックカードごとに内部処理の方法がかなり違うらしくて、互換性を持たせるのがきついらしい。それでもとにかく技術者たちはがんばった。そして実現したのが QE 。

一方、2001年にリリースされた新しい Mac 用 OS、Mac OS X ver. 10.0.x ってのは、動きがともかく重かった。反応が悪夢のように鈍かった。それまでの MacOS 9 に比べると、一目瞭然で重かった。確かに OS 10.0.x → 10.1 で大幅に軽くなった。10.1.5 でもっと軽くなった。でもやっぱり、まだ重い。

昔みたいに Mac がパソコン市場のシェアの結構な部分を占めてればまぁ、「便利さの対価です。このくらい我慢して下さい」「より高速なニューモデルに買い替えて下さい」なんて高飛車な言い訳もできようもんだけど、今となってはそれは許されないようなシェア(独自 OS を開発しながらという高コスト体質にも関わらず、シェアが下がり続けても利益を出し続けてるのは大したもんだが)。

OS 9 時代から「Windows に本気で対抗するには、分かりやすい数字で表せる性能で圧倒しなきゃいかん」とされてた。ところが PowerPC 製造元のモトローラが、主力 CPU の Power PC G4 の設計でチョンボしたのが運の尽き。2年の長きに渡り、クロック数の伸びが 500MHz で頭打ちになってしまった。その少し前まで、

「Mac が搭載する RISC 型 CPU、PowerPC は、旧来の CISC より1クロックごとの処理数が多いんです」「そして RISC プロセッサは原理的にクロック数を上げやすいんです」

と左うちわで威張ってられたのが、CISC 陣営は思ったよりはるかに根性があった。クロック数をひたすら上げまくったり部分的に RISC を導入したりで猛反撃。とうとう PowerPC が常勝できるのは「消費電力の少なさ」くらいになってきた。ジリ貧。そのうえ新型 OS(Mac OS X)の処理効率が悪いってのはどう考えてもまずい。

「Mac は快適なんです」だなんていくら言ったって、それは買ってしばらくいじってから分かること。買う前に分かる情報といったら値段とカタログデータと、店頭でちょっと触った感じくらい。客の中には「欲しいのは処理速度。快適さはオマケでいい」なんつうスペシャル指向な人たちもいると思う。この状況で「Mac しか考えられない」なんて思う客、そう滅多にいないって。

ということで Apple は モトローラの尻にローリングソバット入れつつ、OS X の弱点:「トロさ」を埋める技術を追求した。それで実現したのが QE 。

ところがだ。新技術の作動には必ず「条件」ってのがある。QE が発表されたのは、それを実装する Mac OS 10.2 の発表(2002年6月頃?)のとき。そのときは「32MB 以上の VRAM を積んだビデオカードが必要」となってた。当時の既存 Mac では、標準でそこまででかいビデオカードを積んでる機種は、ハイエンドの Power Mac シリーズくらいしかなかった。

おいら手持ちの Power Mac G4 は 2000 年モデルで、VRAM は 16MB。買った当時は「VRAM でけぇ〜」と感動したもんだが、今や新技術対象外かよ。この恩恵にあずかるには、新しいビデオカード買わにゃなんないのかよ(泣)。そう思った人たち、他にも多かったらしい。Mac ユーザの間では 32MB VRAM はまだまだ普及してなかったんだと思う。

でまぁいろいろと誤解混じりのブーイングが起こったわけだ。誤解で多かったのは「VRAM が 32MB 以上じゃないと OS 10.2 全体が使用不能」ってやつ。どう考えてもその線はないだろ (^_^;) その条件外で使えないのは QE だけってことで、描画性能は OS 10.1.x の据え置きってことじゃん。

で、10.2 移行での速度大幅アップを諦めてたところに、OS 10.2 発売前に新しい発表があった。

「QE の作動条件は VRAM 16MB 以上になりました」

でかした!! o( ̄▽ ̄o)

期待したよ OS 10.2 をインストールしたときは。特に SETI@home は当時は GUI 版を使ってて、目まぐるしく動くグラフの描画が CPU を圧迫してるのが分かってたから、これでグンとスピードアップだなぁなんて。
わくわく……。

……、

……、

……。

グラフの動くスピード、変わんないじゃん。処理時間も OS 10.1.5 とほとんど同じだし(5% ほど速くなったけど、それは OS 全体の最適化によるものらしい)。QE、ほんとに作動してんのか? ハメられたような気分のまま数カ月が経った。雑誌記事によっては「作動条件:32MB 以上」と書いてあるのも見つけた。「16MB 以上」ってガセ?

ある Mac 雑誌に、QE が作動してるかどうかの判別方法が書いてあった。マウスの矢印に影がついてれば「作動」なんだそうで。確かに OS 10.1.5 までは、デスクトップ上のものではマウスの矢印だけ立体感がなかったんだよな。のっぺりしてて。そこらへんに気付かなかったな。うちの OS 10.2 では影がついてたっけかな。

どれどれ……。

動いてねーじゃねぇか!! (T□T;)

やっぱし「VRAM 16MB 以上」はガセだったか……?

そのあと、なんでも QE の作動条件を下げるフリーソフトが出た、と聞いた。その情報が載ってる雑誌のページが思い出せなくて、ソフトの名前も分からなくなって諦めてたんだけど、今日、ネット上を探してみることにした。けど見つけられなかった(涙)。ていうか正確には、そこで衝撃の事実を発見してしまって、それ以上探すのをやめたんだけどさ。

「VRAM 16MB 以上」は本当だった。それなら条件は満たしてるはず。だったらなんでうちの環境では「のっぺり」なのか。

おいら手持ちの Power Mac には ATI RAGE 128 というビデオカードが載ってる。

「条件その2:ATI RAGE 128 は非対応」

無念……。名指しでバッサリ袈裟がけもんどのすけ。このビデオカード特有の、画像処理プロセスの制約がひっかかってるらしい。んむ〜、QE 開発チームにはこの壁も突破してほしかっただよ(滂沱)

銘板
2003.7.26 土曜
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徹夜 HTML

なんだかなぁ。『ひとりごちるゆんず』をメンテナンスしてたら夜が明けてしまった。ネムネム。2002年の1月いっぱいまで日付け降順で日記書いてて、2002年2月以降は現行の昇順にしてたんだ。昇順の方がやっぱり読みやすくてさ。

で、降順で書いたやつ、全部昇順にしたのよ。うん。あう〜たまんね。そんで、ちょっとついでにって感じで、また今日までに全部のページの HTML を今風にしたり。どんな風にって、んんとね、「"」←これをね、なるだけ減らした。いちいちこれを付けなくても作動する場合がけっこう多いことが判明したんで。だからって今さら外す必要もないんだけどさ(笑)

そういやいつだったかなぁ。以前もこんな風に「ソースの見映えを今風にする改修」を行ったことあったな。そのときまでのとも、font タグを例に挙げて比べてみよう。

第1期<FONT SIZE="+2" COLOR="BLACK">
第2期<font size="+2" color="black">
第3期<font size=+2 color=black>

こんなふうに変遷してきた。だんだんすっきりしてきましたな。HTML の教科書を見てると、時期によりだいたいこういう具合になってるらしい。まぁ直さなくたってブラウザは理解してくれるけどさ。ソースの見映えより、ブラウザに出てくる描画の見映えの方がずっと大事なんだけどさ。ブラウザ描画よりソースを重視する人なんていないんだけどさ。で、ブラウザ上での見栄えは全く変わってないんだけどさ。

何やってんでしょうね(疲)

時代に合わせて節操なく変わっていくといえば、ルパンのふぅ〜じこちゃんの顔みたいかもな。自分で何言ってんのかわかんなくなってきた。うぅ〜ねみぃ〜。そんじゃもう朝だけど、おやすみなさいませ。

銘板左端銘板銘板右端

2004.5.6 追記:でもまた最近、HTML 4.01 とかそういうのに合わせて、また上記の「第2期」に戻しつつあったりする。ほんと何やってんでしょうね(疲)

銘板
2003.7.27 日曜
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S@h 1000個!

とうとう到達したでよぉ〜。SETI@home ワークユニット処理数、1000個達成! イェイ v(^▽^v)三(v^▽^)v イェイ

証書

長かった。

2年半かかった。

途中いろいろあった。

Power Mac G4 400MHz + Mac OS 9.1 で始めたときは14時間ちょいだった平均タイム、OS 10.1 にしたら22時間くらいになってやんの。しかも全ての動作が堪え難いほどトロくなってなぁ。OS 10.1.5 以降は少しましになった(平均15時間くらい)けどまだまだつらくてさ。しばらく堪えるしかなかったけど、とうとう我慢できなくなったのが今年2月。

CPU ドータカード 1.25GHz を「送料入れても安いから」とアメリカに直接発注したらこれがとんだ一杯食わせ物で。商品とメールと FAX は何度となく太平洋を飛び交い、まともな品を得るまで丸2か月費やした。国内の代理店で買った方が安く上がったよ。とほほほ。その2か月での SETI の進み具合は全部でわずか10個。それまで週10個だったんだが。とほほほほほ。

4月からようやく CPU 実質2.5倍速(クロック数では3倍だけど)が稼働。こうなってからは快進撃が続いて、さらにコマンドライン版 S@h を導入してちょっとスピードアップし、とうとう今日の栄光をみた。最近の平均タイムは6時間ちょい。今まで全部の平均は11時間53分55.4秒。大台に乗ったことだし、ここらで一息つこうかな。

どりどり、状況を見てみるか。うむぅ、ちょっと前(900個台)までは同順位の人数が150人くらいしかいなかったのに、1000個だと700人もいる。みんな根性出して1000個を目指して、クリアと同時に一息ついてるんだろうなぁ(笑)。つうことは、「今がんばればガンガン抜ける」ってことになりますな(現在、4,599,213人中186,629位)。

よ〜しこのまま全速力で行ってみよぉ〜。

追記:おいらと同日スタート参加者の順位表は ここまだもう少し順位が上がりそうだけど、60位台で頭打ちかもなぁ。

銘板
2003.7.28 月曜
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『SETI 戦績』

そんなこともあって、昨日出した SETI の証書のページ、トップページからもつながるようにしてみた。ただの自慢だから、わざわざ見ても別に面白くも何ともないんだけど。

リンク画像はちょっと違う書体(「フォント」って言葉、「書体」のことなんだから「書体」でいいんではないか、と最近思った。ていうかパソコン始めた頃そういう反発を覚えたのを最近思い出した。ということで「書体」と言ってみる)を使った。「RFナウ-MM」なんだとさ。今まで使ってたのは「HG創英角ポップ体」(旧来のリンク画像にはまだ使ってるけど)。ポップ体ってさ、もうそろそろさ、ダサくなってきたよね。(今どき「ナウ」が入る書体名もいかがと思うが)

そんなわけで細身のやつにしてみた。あとで全部直しちゃおっかな。んでもなかなかめんどいのよこれ作るの。GIF の透明化を利用して背景色を透けさせてるんだけど(透明にすると画像がいくぶん軽くなるらしいんで)、透明でないところのフチの部分が問題で。最近使ってる Unix 用レタッチソフト "The GIMP" 。これが曲者。フチにアンチエイリアスかかんなくて、ジャギーがもろに出るんだわ。

「脱 Mac」「脱 Mac OS 9」に反するけど、結局 Photoshop LE のお出まし。こいつで仕上げなきゃいけなくて。GIMP で何かそこらの設定があるんだろうか。今度探してみるか。まぁ無料ソフトだから期待薄だけど。

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2003.7.29 火曜
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今日の物件

これがまたいぃ〜い物件に遭遇して思わず立体撮影。ケータイのカメラ機能って性能は「所詮」だけど、いつも持ち歩いてるからチャンスを逃すことなくて便利だよなぁ。

しかしてその物件とは。

もう、「遺跡」と呼んでもいいでしょう(笑)

銘板
2003.7.30 水曜
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HTML 棒グラフ

HTML の table(表)を利用すると棒グラフを作れるのではないのか、と考えて、早速作った。

棒に hr(仕切り線)を使ってみた。

ん〜、なんだかちょっと目立たんな。仕切り線に色を塗るのは IE じゃできるけど、Netscape だと無視されるんだよな。そいつはいかん。でもこれ以上どうにもできないったって、これじゃ見にくい。

そんじゃ table で棒を作っちゃうか。

「入れ子 table」ってことでどだ。続・仕切り線ブルース(2003.7.23)で、table で棒を作ることはやってたからな。その応用。まぁまぁ満足いく出来ですな。でもこれ作るの大変なんだよ。数値、全部タグの属性にぶち込んで表現してるからな。「データとその個数が分かればすぐグラフが描ける」って代物じゃない。JavaScript 化でそこらは解決すると思われ。

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2003.7.31 木曜
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JavaScript 棒グラフ

さらにがんばって HTML 棒グラフを改造してみた。

JavaScript を導入して。

まぁこんなもんだ。HTML だけのやつ(下の方のグラフ)と同じ見映えにできた。JavaScript プログラムのはじめの方でデータを集中して入力できるのが利点。データだけのページを作って表示プログラムに呼び込んだりも出来そう。はたまた入力フォームを作って好きに作るとか。

で、もうひとつ発展させてみた。棒がどうしてものっぺりしてるんで。円柱みたいにできないかな、と。そこでここは、画像を img タグで読み込めばいいのではないか、と。例えば幅10ピクセルの棒だとして、用意すればいい画像は 1 × 10 ピクセルのすごく小さな画像。それを棒の長さに応じて引き延ばせばいいのではないか、と。

これなら読み込み時間なんて気にならない。もしかしたら table で棒を組み立てるより速くなりそうだし。プログラムソースの見た目もすっきりするし。いいことずくめってやつだ。

棒画像 ←棒の元画像(16倍サイズ)

こんな画像を用意して、

table 棒と差し替えてみた。

うおっ、キターーーーーーー!! コレっすよコレ!!(ふんが〜〜〜)

o(・▽・o) ヤッタ

(o・▽・)o ヤッタ

……、

……、

……。

待て。なんかこれとほぼ全く同じ棒グラフ、前によく見かけた気がする。

……、

……、

……。

( -_-)っ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ←記憶の糸
クイッ
(-_-c)−−−−−−−−[記憶]......... ズルッ

あ゛! 青空劇場(2001.10.11)だ!!

あの投票ページで確か、投稿作品の得票数をこれと同じグラフで表示してたぞ。なんだぁ〜せっかく自力でたどり着いたのに、とっくに先着がいたのかぁ〜。あれ、もう2年も前のことだよ。

世の中、甘うござらんなぁ…… (#-_-) チッ

銘板
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