ひとりごちるゆんず 2002年7月 |
顔文字・車の故障・テロの偶然。2001年9月の「ひとりごちるゆんず」。ビッグタイトルはこんなとこですかね。
顔文字は、なんかそのあたりに急に目覚めちゃって。それまで顔文字はほとんど使ったことさえなかったんだけどね。この年いっぱいがピークで、最近は低調。年が明けてから全然作ってなかったりする。
ああ、またこの季節が巡ってきたか。( -_-)/凸< ぷー (「殺虫剤」[2001.9.28])
車の故障はねぇもぉ……読んで思い出したら悲しくなってきた。ほとんど自爆的な故障だもん。豪雨でエンジンがかからなくなったのが運の尽き(「水害報告」2001.9.15)。がんばって自力復活。やばくなってそうなところを専門店でメンテナンスしてもらった。その帰りに発生したのが「滑走路にて(2001.9.30)」。
10月に入っちゃうけど、自分のミスで水浸しにしてしまったクルマを押しがけして、それを直しに行ったら意外と簡単なトラブルでラッキー! でも帰ろうとしたら……(「クルマ直ったけど、また…(泣)」2001.10.3)。ほんと自分のアホさ加減が憎かったあの頃……。さらに今年のはじめはそうして苦労かけて修理代かけたクルマを全損させちゃったしなぁ。
新たに買い直したミニちゃんは絶好調。購入以来修理代ゼロ (^o^)v
9月11日の同時多発テロ、あれは日本時間の午後10時頃に起きたよね。「昔拾った実話:『エアポート ’99』(2001.9.11)」を書いたのはその日の昼間(もちろん日本時間)。99年に仙台空港を利用したときの、ハイジャック対策のかなり笑えるホントの話でね、人に話すごとにものすごいウケを取ってきた自慢のネタでござったYO!(←忍者ハマー)
まさかあんな凄まじい事件が数時間後に発生するなんて、書いてる当時は想像だにしなかったでござるYO!(←ハマー) その夜はずっとテレビにかじりついてて、日記の自主削除を忘れてしまって。ようやく削除したのは次の日の午後3時。もっと早くに削除するんだった。反省。
このネタのせいで読者さんに疑われたみたいで、後日頂いたメールで「あの時、ゆんずさんて実は!? と思っちゃいました」だったそうで(笑)。えーと、この際ここでもはっきり言っておいた方がいいな。テロとはおいらは無関係っすよ。
ものすごいタイミングだったもんなぁ(笑)
ばあちゃんが植えた紫陽花が、3年ぶりに咲いた。
ばあちゃんは3年前に天寿を全うした。
ばあちゃんにかわいがられた紫陽花も、喪中だったんだね。(^-^ )
素人の経済論ぐらい当てになんないものはないけど、さっき考えてたらこれが自分としては面白くなってきてさ。忘れる前に書いておこうと思って。難しい表現は一切ないよ。書いてる本人が素人だもん(自爆)。いつも通りの馬鹿節です。笑って読んでやって下され。
金利。これは変えるべきじゃないのかね。今は実質ゼロ金利でしょ? 金利は1次元の事象だから、上げるか下げるか据え置くかしかない。なんでほぼゼロまで利率が下がったかというと、デフレ対策ということらしい。預金者に対しては「お金を銀行に入れても仕方がないよ。有り金はどんどん使ってくれ」というメッセージ、銀行融資利用者に対しては「個人消費でも工場投資でも今なら利息が安いから楽だよ。どんどん金を借りて使ってくれ」のメッセージなんだってさ。
でもさぁ、もう何年もゼロ金利政策して、しかもその間もじりじりとゼロに近づいてるってのに、全然効き目がないよね。ていうかこの政策がデフレを加速してない?
銀行預金者の心情:「利息があんまり来ないから、あんまりものを買わないようにしてもっと預金してもっと利息をもらわにゃいかん」
銀行融資利用者の心情:「モノが売れなくて元本さえ返済できるかどうかさえ分からないんだから、利息ごときがちびっと安くなったからって借金なんてできるわきゃねえべ」
こんな感じじゃないのかね。金利を据え置いても効果がないことはもう分かった。だからまた下げようかと言っても、これをまたゼロに近づけたって大して数字が変わるわけでもない。大金持ちにとっては、今から金利が下がると何百万かの損失とかになりそうだけど、大金持ちならやっぱりゴミ同然でしょ何百万なんて。一般人にとっても何十円、何百円の損失。大抵どうにかなる金額だよ。
そこで金融新政策案その1:金利上げ
金利を下げるのはゼロまでだから自ずと限界がある。理論限界ってやつだ。ほぼ既に、壁にぶち当たってる。で、そっちの道は行き止まりだったから、思い切って反対方向に駆けだしてみる。1次元の事象だから、立ち止まっても下げてもだめなら上げるしかないよね。どうなるか。期待することは、
銀行預金者の心情:「おお、受取利息が上がった。小遣いにこいつを足して買い物しよっと!」
とりあえずこれでよしと。問題は銀行融資を受ける人たち。金利が上がると借りづらいわな確かに。だったらここでも考え方を変えよう。ものは捉え様。モノの捉え方が変われば気分も変わる。ここまで来ればこっちのもんだ。なぜなら「人は気分でのみ動く」(←おいらの今までの人生で最大の発見)から。
気分が変われば行動も変わる。行動が変われば社会もきっと変わるのだ。そこで、気分を変えるためにこう捉える。
「支払利息なんていう、元本に比べればけし粒みたいなのがちょっと増えたからってしり込みするような事業計画なんて、危ないしあんまり望みはないね。事業主さん、本気でどうしてもやり遂げたい事業なら、金利の上昇ぐらい飲んでくれ」
例えば年利 3% だったのが 30% になったらとか言うなら話は別だけど、上乗せが2%ぐらいなら通用しそう(←この数字に、特に根拠はありません)。それと、いま利率がどのぐらいなのかよく分かってないけど、あまりにも低いと、銀行も利ざやが薄すぎてやる気が起きないんじゃないの? それに預金利息のうちの20%(だっけ?)は税金として取られるんだから、金利が上がれば国庫も潤う。
計算してみよう。例えば預金金利が 0.01% 上昇すれば、ええと日本の預金総額は1200兆円ぐらいだったよね。すると銀行が支払う利息は1200億円増。税収増はこれの 20% で240億円。0.01% の預金金利上げの他になんもしないで、税収240億円増。どうじゃ。債務残高を埋めるには正直言って全然足りないけど、無視できる金額でもないべ。
デメリットもあるけどね。国民がセオリー通りに反応すれば元も子もない。
「預金利息が上がるなら、もっと預金しよ〜っと」
「成功すれば最高だけどリスクが大きすぎてどうしても自信が持てないこのプロジェクト、どうしよう。恐くてカネ借りるなんて出来ないな。悔しいけどやめよう」
利上げはこういう気分をも醸成しかねない。というか、普通はそうなると踏んでるんだよな。よっぽどうまく国民の気分を焚き付けないと、この計画、逆効果になっちゃうわけだ。
そこで金融新政策案その2:金利下げ
「ばかだねお前。『下げてもだめ』ってさっき自分で言ってたくせに」とでもツッコんで下さい(笑)。ばかと言われても金利下げ。さっき言った壁ってやつを、破る。つまりマイナス金利。なおさらばかみたいに聞こえるだろうけど、その世界をちょっと考えてみよう。
まず銀行預金者の心情:「ぇえ〜、預けるとカネ取られるのぉ? だったら引き落とすよ。預金してカネ取られるなんてもったいない」
これで銀行に眠りっぱなしのカネがそこら中に溢れますな。手元にあるカネはいつの間にか使ってしまうもの。よどんでたカネは「世間の回り物」に晴れて復帰する、と。これじゃ銀行にとっては準備高が激減してたまったもんじゃない。商品が超品薄になった状態だもんね。しかし案ずることはない。預金が全部消滅することはないのだ。
「カネは手元に置いておきたいけど、うちに全財産を置いてると強盗が恐いなぁ。蓄えるぶんは銀行に残しておこう。支払利息は預金の管理手数料と考えれば合点がいくし。考えてみれば当たり前のことだったね。そうそう、カネ払ってまで預けるんだから、サービスも質が上がるらしいぞ」
この考えが普及すればなんとかなるでしょ。銀行はこの路線で宣伝すればよろしい。それ以上の資金集めは……国の役所にすがったり横並びしたりをやめて自助努力せい。預金者は、お金を払ってくれる本当の意味でのお客さまになるんだぞ。
次に銀行融資利用者の心情:「おお、銀行からカネを借りれば、返済額はそれより少なくてもいいのか。すごいなそれ。よし、それならとりあえず工場の老朽化したとこを最新式に改修するか。それにリスクが恐くて手が出せなかったあの独創的プロジェクト、今ならやれるぞ! うぉぉぉぉぉぉやるぞぉぉぉぉ! かあちゃんちょっくら銀行に行って相談してくるぜ!」
かくして社会の血行は日毎にぐんぐん良くなっていくのであった……、と。なんだ最高じゃんこれ(笑)。
銀行は仕事の内容が逆回転してしまって大変だけど、いっぺんやってみた方がいいんじゃないのかね。そのことで正常になる部分もあるぞ。それは銀行の態度。現行の銀行(プラス金利)の仕組みってさ、普通の企業となぞらえると、預金者ってのは納入業者だよね。銀行は利息という代金を払ってるわけ。融資利用者はお客様。銀行は利息という代金を頂いてるわけ。
それなのに銀行は大抵、預金者にはヘエコラ頭下げて、融資利用者には尊大でしょ?ひっくり返ってるよ。マイナス金利になるとそこらへんが正しくなるぞ。その状態で銀行は初めて、正しい経済的上下関係を学べる。ということで、なんだかいいことずくめな気がしてきてるんですけど。
どうですか塩爺(笑)
買い直したミニちゃんは絶好調。購入以来修理代ゼロ (^o^)v
と書いたのはついおとといのこと。今日、エンジンがケムリ吹いてます。プラグのあたりから…… (T□T;) ぐがーん 灼けたオイルのカホリが室内に充満してるよ(嫌いなニオイじゃないけど)。えほえほ。朝、通勤で車に乗ったときから、
「なんかオイル臭がするなぁ。あったかくなったからかなぁ。でもいいニホヒ (^o^)」
とか思ってたら、どんどん強くなっていってんのオイル臭! 気がつくと、左タイヤのあたりから白煙が!
ミニのエンジン冷却ファンてさ、左向きに、排出方向で作動するんだよね。エンジンルームの空気を吸い出して、左の前タイヤに吹き付けるような感じ。だから煙の出どころがエンジンてぐらいはすぐ分かったんだけどさ。でもそれ以上は分からない。診てもらわんといかんな。でも下田町(八戸市の北隣)のミニ専門店までは 20km ぐらいある。なるべく走らせたくない。市内の、親戚の知り合いの整備工場に電話してみた。ここなら 4km 程度。
「ローバーは部品を取り寄せられないんで、すみません。正規の代理店にお願いしたほうがいいかと……」
くっはー、下田まで自走かよ。一応、レッカー屋の電話番号を押さえて携帯に登録しとこうかなぁ。あ、その前に車の点検をちょっとだけやっとこう。ていうかその「ちょっとだけ」しかできないし。水温は異常なし。オイルはそろそろ交換の時期だけど、点検用の棒を抜き取って見たらけっこうきれい。量も問題なし。プラグのゆるみかな。でも4本全部のプラグの付け根からケムリ出てるぞ。そんなに一斉にゆるむかなぁ。
とりあえず専門店に電話してみた。どうしたらいいっすか? そしたら社長、ちょうどこれから八戸に行くところだったんだってさ。
「これからミニ運搬用のトラックでここを出て、帰りにゆんずさんの車を拾ってこうか? 」
だって。あ〜り〜が〜た〜や〜 (-人-) なむなむ しかし、以前のクルマのトラブルも合わせて、今回のが今までで一番ヘヴィな気がする。エンジンからケムリだからなぁ。しかも異音も出てるし。けっこう根深いトラブルだったりして。いくらかかるんだべ(恐)。あう〜。
追伸1:「冬季アジア競技大会」のマスコットキャラについて、県職員やってる友達からツッコまれました。クマゲラがモデルのマスコットキャラ、正式な名前は『ウィン太』だそうです。
このキャラ、けっこうかわいいと思うけど、どう? 六戸町のメイプル君も大会に一緒に出してやりたいな。こいつもまたカワイイ。
追伸2:東北新幹線の八戸開業に合わせて改築した八戸駅、もうオープンしたから早くその姿を見に行かねば。なんたって先代の八戸駅舎、明治時代から111年の長きに渡って使われ続けてきたからな〜。当然ボロでさぁこれが。改築のため、おととしその駅舎が取り壊されてね、プレハブの仮駅舎がその隣に建ったんだ。
そのプレハブ駅を使った八戸市民の感想。
それ以前の八戸駅がいかに徹底的にボロかったのか、お察し頂けるかと存じます(笑)
今週号のジャンプに読み切りのギャグマンガが載っててね。それがね、ネタは悪くないのに、どうにも乗れなくて。なんでか考えたんだけど、「出し手側ばっかり盛り上がってる」が原因のような気がして。
「自分がつっ走ってばかりじゃなく客を引っ張ってくれよ」
というか。これだと面白みがうまく伝わらないんだよね。
そこで思い至ったわけだ。「はっ、もしやこのサイトも……」これからどうあるべきか、考えさせられるなぁ。
2001年10月分を振り返る。パソコン話・「青空劇場」・新作立体写真関連。なんだかパソコン関連の話が多い月だったね。関係ない人には全然面白くないネタだとは分かってたけど、その頃はそっちに血道を上げてたということで。
「G4一年(2001.10.8)」で思い出してる PowerMac G4 400MHz。これが市場にデビューして2年。今じゃこの「はんぺん G4」に当たるローエンドの PowerMac G4 は 800MHz だもんな。時代だねぇ。スケロク(Netscape 6.x)のネタでは、今はさらに改良された Netscape 7 を使ってるよ。
「青空劇場に投稿!(2001.10.11)」はほんと、意外な結果というか。投稿したときはおもきし自信がなかったんだけど、得票数が1位になっちゃった。番狂わせ度ではフランスとアルゼンチンの予選敗退なんて目じゃない感じで。(^^;) 合格ラインの過半数には遠く及ばなくて残念だったけど、作品の内容的には、数字はこんなもんかもねぇ。
情景や人物の描写とかもほとんどないし。そこらへんを青空劇場 BBS にてツッコまれることも想定してたから、一応、言い訳がましく聞こえない回答(笑)を用意してたんだけど、特にツッコまれなかった。それどころかストーリーから哲学性を見出された方々もいらしたりして。いやーびっくり (^_^;) 正直に「すみません、そこまで考えてませんでした」と謝りましたよ(笑)。
さらに、哲学的な構造に無理がある、というような感想も頂きまして……だから、だからそこはですね、ほんとすんません(自爆)。軽いノリで書いたんだけどね。んだからしてタイトルもまたふざけてて。
『菊地』。
これがそのタイトル。凝ったタイトルの作品もいくつか出てたけど、まぁこっちはこっちで自分なりのこだわり、とでも言えば言い訳がましくならないだろうと踏んでたんだけど、特に突っ込まれなくて一安心だったりちょっと寂しかったり(笑)。しかし、こんなのが人気取っちゃっていまだ腑に落ちない方々もけっこういらしてたりするんじゃなかろか。
いや、まぁなんだかんだ言って、実はすごく嬉しいんだけどさ。あ、もうイベントも終わったことだし、自由に発表しても構わないんだった。あとでここに出すね。
新作立体写真、半年ぶりに出したんだよねこの月に(2001.10.25, 2001.10.29, 2001.10.30)。Web 日記で手一杯で、なかなか写真を撮る気がしなくて。でも日記を始めたらお客さんが増えてきたんで、「そろそろいっちょ」というノリで。
まったくもってスキャナ騒動。あれに尽きる。新しいメカやソフトを導入すると、必ずトラブル三昧になっちゃうんだ。勝手が分からなくて。それと、このまえ「2002年1月」を作った時点でようやく Photoshop にも慣れてきたぐらいにして。まだ「2002年4月」のぶんが未加工なんだ。あと、どうにもうまくまとまらない「2000年11月」ってのもあるし。
テンション上がったら加工を始めるっす。まだほとんど手つかず状態。
♪だんだだんだだんだんだだんだだん
♪だんだだんだだんだんだだんだだん……
あのキョーレツにカッチョええテーマ曲が頭から離れないっす。今日が最終日。また行って観てきました「少林サッカー」。サントラ買おーっと。サントラってけっこう季節商品だから、早めに買っとかないといかんかもな。ていうか DVD を買えば主題曲はいつでも聴けるんじゃないだろうか。うーん、それで行こうかな。でもそれじゃ車で聴けないじゃん。
DVD の音を CD に落とすソフトも持ってないしなぁ。えい、気張って両方買うか!? それがベストだな。うん。一応考えとこ。あの曲ほんと覚醒系だよなぁ。聴いてると暴れたくなる(笑)。車はね、夕方に専門店から電話があって、直ったって。ε=(^◇^;) ホッ オイル交換もついでに頼んどいたけど、いくらかかったか訊いたら、
「ええっと、16万をちょっといったぐらい……」
なんですとぉ!? (@o@;)
「うそうそ。修理の方はタダです。オイル交換代が 6,080円。以上です (^^)」
なんですとぉ!? (@▽@;)
明日、どうやって車を取りにいこうかな。JR 下田駅から歩いて5分ぐらいのとこだから電車で行けばいいんだけど、チャリで八戸駅まで行ったとして、下田でミニちゃんに乗ってうちに帰ったとして、誰がどうやって八戸駅までチャリを取りに行くんだ? 駅まで歩いて1時間ぐらい。歩いて再び八戸駅に行って自転車で帰ればいいのか。そうかそれでいくか。待て。だったらはじめっから歩いて八戸駅まで行けば済むんじゃないのかね。ああそうだそれで行こう。決まり。
「少林サッカー」みたいな一点の曇りもない娯楽作品に出会うと、随喜が体中を駆け巡って泣けて泣けてしょうがなくなるのって、変かな? 今日は2回目だから笑いどころも見せ場も分かってる。ということで映画的な部分を楽しみに行ったんだな。編集やらアングルやらカメラワークやら。
でもだめ。
オープニングであの曲のリフがガツーンと鳴り響いて「地球 ‐ 少林僧 ‐ サッカーボール ‐ 太陽」の直列が現れると、もうだめ。さすがに前よりは落ち着いて観られたけど、またどっぷりハマってしまった。
♪だんだだんだだんだんだだんだだん
♪だんだだんだだんだんだだんだだん……
地球市民の一応の義務として「スターウォーズ」の新しいやつも見ようと思ってるんだけど、「エピソード1」があんなもんだったでがしょ?(ジャー・ジャー・ビンクスにムカついてたのはおいらだけじゃなかったと最近知って、ちょっとほっとしてたりして) しかも全般的に最近のアメリカ映画はおいらをときめかしてくれてないから、おいら内では今度の「スターウォーズ」は信用を失ってる。でも「エピソード1」よりずっと面白いらしいし。
んだけどそれってハリウッドお得意の、前宣伝のうまさのなせる技かもしれないし(←ここらへんから既に信用してない)。とは言っても、観て面白くなくてもせめて公開期間中は嘘ついて「面白かったよぉ (^o^)」ってふりしないとみんなから白い目で見られそうだし。それなら「そんな言うなら観なきゃいいじゃん」て感じだけど、観ないなら観ないでバカにされるような気もするし。
そうやってうじゅうじゅ迷ってたら決心できた。よし、やっぱり観に行こう。「エピソード2」。エキサイティング度を「少林サッカー」と比べよう。「あの名作(エピソード4, 5)の続編最新作だから」なんて肩入れは一切なし。ルーカス殿、いざ尋常に勝負!
直った直った、クルマ直ったよぉ〜 \(^▽^)/ あ〜えがっだぁ〜。
ラジエターの底にクラックが入ってたみたいで、そこから水がじょんじょろ出ていってたんだそうで。とりあえず水を入れたら全部その場で出ていったぐらいモロだったそうで。つうことは、ケムリ噴いてたときってのは空冷エンジン状態。オーバーヒート寸前。あ・ぶ・ね〜。下田町まで自走してた暁にはどうなってたろう。トラブったクルマを拾いに来てもらえて、ほんと良かった! (T▽T;)
で、そのクラックを埋めてもらったんだけど、修理代はいらないってさ。あー助かった。今年に入ってから乗り物系は受難続きだったからね。今回もどんなひどいことになったろうかと思ってたら、こういう命拾いもあったんだね。なんにしてもよかったよかった。
八戸市内のとある食堂のカニラーメンがすごいうまいらしいとのタレコミを得た。明日はそこに行って食ってみよっかな。あと、小川原湖のしじみラーメンもうまいらしい。うおお、想像しただけでよだれが出てきた!
ああそうか今日は七夕だったのか。気付いた頃にはもう日付けが7月8日になってたわい(笑)
今、風呂屋から帰って来たとこでね、帰りにビール買って来てね。いや、発泡酒だけどさ。んでさんでさ、自転車で行って来たんだけど、今夜はなんかすごく快適でさ、行きも帰りもぶっ飛ばしたんだよ。いやーライトがめちゃくちゃ明るくて。そんで、帰ってすぐこの日記の原稿を開いて、同時に発泡酒の缶をプシュっと開けてグビッとひと口め。
ぷっはー 自_( ̄▽ ̄*) ウメェ!
その瞬間、体中から汗ドバーッ!
せっかく風呂に入ったのに……。
そいでは今日は、去年の11月のぶんでも特集しようか。この月は、・立体写真の改良 ・冬の坂道サスペンス ・アイデアもの の3つかな。
まず「立体写真の改良」(2001.11.3, 2001.11.6)。まぁそのまんまの内容。10月に新作を公開したとき改良することを思いついて、立体写真のバックナンバーを全部チェックしたのだ。写真画像の修正ではなく、画像を貼り付けてる HTML ページに改良を加えた。
ここの立体写真は、「左目要・右目用・左目用」の順で3枚並べて、交差法・平行法ともひとつのページでできるようにしてるんだけど、それまではこの3枚並びの左右の端がブラウザの枠とくっついちゃってたんだよね。こうなると立体視するとブラウザの枠(大抵明るい色)やその外側の関係ない画像が混ざっちゃって、けっこう立体視しづらかったんだよね。で、左の写真の左側と右の写真の右側にそれぞれ幅50ピクセルの空白の table セルを入れて、標準に設定してる黒い背景を回り込ませることにしたんだ。どうせ3枚並べる時点で table タグは使ってるんだし、大したことないやと思ってたらこれがまた難物で……。
写真のテーブル行の上に、もう2行あったんだわ。「交差法・左」と書いてるやつと、立体視のターゲットになる「●」。こいつらにもそれぞれ幅50ピクセルの空白セルを入れてやらなきゃならなくて、しかも気が付いたら、今までかなりの量の立体写真をリリースしてたんだね。いやーもう大変だったよ全部直すの。途中で間違ってやり直したのもかなりあったぞ。いじってたらもとの table の形が崩れてしまって、1から作り直したやつとか。あとで、古い写真をまたフィルムからきれいに読み込み直そうかとも思ってるんだけど、まだやる気が出ないっす……。
お次は「冬の坂道サスペンス」。
「♪冬が来ぅれば思い出すぅ(2001.11.12, 2001.11.13, 2001.11.14)」の3部作。
タイトルはダサいけど(後でもっとかっこいいのに直そっかな)、内容的にはなかなかうまく書けたかな。でもさこれ、全部ほんとの話なんだよ。まじで死ぬかと思ったんだから。その坂道を滑りながら下るほんの1分ぐらいの間に、こんだけのドラマがあったのだよ。でもこの前の冬はさすがにこんなに都合よくは行かなくて、クルマ全損してしまったけど。いででで……。
最後は「アイデアもの」。まぁしょうもないことをよく書いてるけどさ、ちょっと聞いてよ。あのね、「回転寿司に、ひとつ提案(2001.11.20)」を読んでくれたのかどうか知らないけど(多分読んでないだろうな)、「八戸で最もうまい回転寿司屋」と評判のお店に最近久しぶりに行ったら(おいらもそこが八戸一だと思うけど、いつ行っても混んでて待ち時間が長いから、ここしばらく、行っては諦めて帰ってしまってた)、そのときに書いたことにかなり近い状態になっててさ。快適なんだよこれが。おいらの思いつき、間違いではなかったぞ。
ええとね、その寿司屋ではどうだったかというと、「ひとりごちるゆんず」でのいわゆる「周辺機器セット」が、通された席に既に用意されている、という状態だった。それを目の当たりにして密かに感激してしまったよ。おいらの案では「手を伸ばして『周辺機器セット』を取る」ってアクションが入ってたけど、これならそのアクションさえいらない。
さらに、おいらは自らの案ではこれらの部品をバンドルする器具が必要だと考えてたんだけど、はじめから座席に部品を並べておくわけだから、バンドルする器具なんてのもこの回転寿司屋の実践では不要だった。実用案の方が数段優れておった。脱帽。
ちょっとちょっとそこの回転寿司屋の大将、これ読んでる? やろうと思えば、手間は少し増えるけどコストなしで今すぐできるアイデアだよ。「街がさびれたし、デフレで寿司食う客が減ったねぇ」なんて何でもかんでもデフレのせいにして嘆く前に、これぐらいやってお客に喜ばれようよ。リピーター、絶対にグッと増えるよ。
追伸:その回転寿司屋では、醤油さしも新しいのにしてた。ていうか昔のウスターソースさしみたいなやつなんだけどさ。容器の本体がポリエチレンかナイロン樹脂製で、キャップは普通の固いプラスチック製。醤油の出口だけで、空気穴がないのがミソ。容器を傾けてグーッと掴むと、そのぶんだけ醤油が出るんだ。つまり必要なぶんだけしか出ないしこぼれない。昔のウスターソースさしと違って尻下がりしない注ぎ口だから、汚くならない。いいところに目を付けてるよなぁその寿司屋。また食いに行こうっと。
安らかにお眠りのところ申し訳ありませんが、起きて下さい。久々にあなたの出番です。ちょっとこき下ろしますから、その後はまた誰かに叩き起こされるまで安らかにお眠り下さい。ではいきますよ。「不純異性交遊」さん。
すごいよなぁ ATOK12 で熟語として1発で出てきたよ。ことえり2だと「不順位制交友」か。まぁことえり2はかなりおバカだからな。載ってなくてもどうってことないか。ていうか死語は死語らしく、シカトされてたほうが正常な気もする。最新のATOK15 は今や関西弁まで理解できるっていうから、この死語も死んでてほしいもんだが。あ! Mac OS X 付属の ことえり 3 にはデフォルトで登録されてやがった! 信じらんないよ全く。
さっきいきなり思い出しちゃって。この言葉が生きてた当時の、友達のあの一言が忘れられない。
「この言葉の存在自体が不純だよな(爆)」
あまりの見事な洞察に、激しく同意したのを覚えてる。
今の学生さんたちはいいねぇ。人目をはばからず手を繋いだり腕を組んだり抱き合ったり、ああなんかチューしてるやつらもいるよなぁ。もうおじさんうらやましさのあまりバケツで水ぶっかけたくなっちゃうよ(笑)。古い奴とはお思いでしょうが(ハンカチマイク鶴田)。
んでさ、我々の世代(←重みをつける表現)はさ、この死語に縛られてたわけよ。幸薄かった青春の日々をこの言葉のせいにしてたりするわけだが、そこは気にしないでほしい。(^_^;) でさ、「なんかあやしい言葉だ」と、学生は当時からけっこうみんな思ってたわけよ。例えば、
「お前ら不純異性交遊だ!」
なんて真顔でクラスメイトを指弾する奴なんか皆無だったもんな。ギャグでは使ったけど。その言葉を発音するのがダサダサな気配があって。んで、なんでダサイのか考えてみた。とりあえず友達をそういうかどで指弾すること自体がダサすぎるってのが大きいんだが、教育用語でもあることだし、ここはひとつ国語的にツッコんでみたい。
6文字なんて、熟語としてめちゃくちゃ据わり悪い(「天下一武道会」を除く)。考え出した人のセンスの悪さモロ出し。きっと作者は戦時中のムリヤリ翻訳語に慣れ親しんだ人だと思う。当時の国語の先生たちがこのことをまったく問題にしなかったのは、とても問題だと思う。醜い日本語を教育現場にはびこられた罪は重いぞ。
この熟語をよ〜く見てると、偶発だと思うけど、かなり露骨な二字熟語が混じってるのが判ると思う。それでもまぁ格式語だけど。これもまた、この言葉を使うのがなんとなく恥ずかしい、というか、この言葉で若いカップルたちを責める人たちの品位をおとしめる要因になってたと思うんだが、当の使用者(主に教育関係者)たちは誰一人としてまったくそのことに気付いてなかったからこんな言葉を口に出して使えたのだとも思う。
ていうか、この言葉が広がる最中にでも誰か気付けよ(笑)。六文字熟語がセンスの悪さなら、こっちは趣味の悪さだね。「言葉を作る」という、神聖と言ってもいい作業なのに、この作者は、偶発イメージのチェックを怠ったのがよく分かる。わざと入れたのかな? だとしたらますます悪趣味だけど。この言葉の品の悪さを感じ取っていたのは、他ならぬ生徒だったのであった。
中学の頃の学年主任の先生が、好きでよく使ってたなぁこの言葉(笑)。学年集会の「学年主任の言葉」で、これを言わないときはなかったような。そういえば中3の時の担任は国語の先生だったけど、彼はなんかこの言葉に対する見解を言ってたような……。
「こんな言葉、すごく変なんですけどね」
これだ。さすが国語の先生。でも上に意見することはできなかったってことか。ん〜、確か少年チャンピオンの「750(ナナハン)ライダー」でもこの言葉が出てきてたと思ったな。前に単行本を全巻読破したのは4年前だから、記憶はまあまあ確かだ。ということは70年代には既に使われてたのかな。歴史を持ってしまってるのかなぁ、こんな言葉でも。
あ! なんか「こんな言葉でも」を表すいい言葉を今思いつきそう!
……、
……、
……。
思い出した。「不純異性交遊」ってのはね、言葉のレベルとしては「落ちこぼれ」だわ。なんかまたすごい死語を動員してしまった(笑)。まぁ、同世代の言葉でこき下ろされて本望でしょう。でももう、この言葉に歴史があったとしても、やっぱり落ちこぼれ語だもん、気にすることないや。
人間の落ちこぼれなら後からどうにでも成長できるけど、言葉はねぇ……。忘れてあげるのが一番じゃないかと。忘れた頃にこうして墓場から引きずり出して置いてナンだけど。んじゃもうそろそろ許してやるか。
「不純……」さん(←フルネーム書くのが恥ずかしくなってきた)、こっちは用が済んだから、死語の世界でとっとと永遠の眠りについて下さい。おやすみ。
いやー、前々からこのネタを書こうと思ってたんだけど、そのたびに忘れてね、今日はパソコンに向かうまで忘れなかったもんだから。ああすっきり(笑)。
ゆんず脳みそ、まだ言語チャネルが開いとります。
「とどのつまり」って言葉、一応格式語だよね。まじめなノンフィクション本や、演説なんかに出てくるけど、真顔でこの言葉を言われると笑っちゃわない? この場合の「とど」はまぁよく知られてると思うけど、アシカとかゴマフアザラシとかの仲間の方じゃなくて、出世魚の方。ブリ、ハマチ、カンパチ……(注意・順不同です)などと成長するごとに呼び名が変わる魚のことだよね。
寿司屋さんに訊いたら、トドはブリ系列とは別の出世魚らしい。で、最終形態の名前。トドの若い頃の名前もその寿司屋さんに教えてもらったけど忘れちゃった。「ここから先はない」という意味が「とどのつまり」で、転じて「結局」の意味、だったよね。
笑っちゃう理由1:由来の推測
これ、絶対シャレだよ。きっと昔の落語家あたりが言い始めたシャレだよ。
絶対こんな感じの落語由来だってば。そうじゃなきゃ魚の名前まで動員してこんな回りくどい言い方しないってば。
笑っちゃう理由2:やっぱりトド
食用としても魚のトドってのはブリやハマチほどには聞かないし、どうしても海獣のトドをイメージしちゃって。「とどのつまり」って聞くと、ほんの一瞬だけ電撃的に、すしあざらしの一家が袋小路で身を寄せあって、みんなでこっちを見てる画像が頭に浮かび上がっちゃって(笑)。
以上の2点を踏まえた上で、現実に目の前でこの言葉を発した人の表情が真剣だったり緊張や怒りをあらわにしてたりすると、なーんか笑えるんだよな。
言語チャネルは無事に閉じた。うむ。「なんかネタないかな〜」とさっきから悩んでたけど、悩む必要なかった。「2001年12月のぶん」を振り返ってみるんだった。おお、この月もまた、なんかつまんない日が多いな! どうなっておったのだ(笑)。とりあえずそれでも選ぶ。月初めはいつもつまんないのかな。そうでもないと思うけど、後半の方が盛り上がってるな。特集するのは……よし、ネチネチ3部作だ。
の3本。「ほんとに本当に……」はね、子供の頃 NHK でやってた人形劇を思い出しちゃって、「なかなかすごかったよなぁ」とか思って。徹底的に利己的なところが妙にあの超大国に似てて。自国だけの常識を、世界の常識とでも言わんばかりに他国に押し付けて、自己満足に浸るあたりも。そういやあの番組にスパイが出てたけど、NHK にしてはかなり踏み込んだ名前だった。
「ゼロゼロセブン・ヘンナキブン」
って、かなりやばいよなこの名前 (^o^;) もっと昔、山口百恵が紅白に出たとき、歌詞に「ポルシェ」ってあったのを「社名・商品名は宣伝になるからご法度」と無理やり「クルマ」に替えさせた NHK とは思えんな。
話の中盤あたりまでは人気があったんだけどね、この番組。最後の方がすごくつまんなくなって、見なくなっちゃったんだよ。だからどういうエンディングだったかも覚えてない。別にどうでもいいんだけど。脚本家や演出家に何か異変があったのかもしれんな。それまで NHK ではかなり頻繁に人形劇をやってたのに、それからしばらくの間、やらなくなったような気もする。なんとなく、「オトナの事情で打ち切られた」って感じがするなぁ。やっぱりネタ的にヤバい地雷を踏んじゃったのかなぁ。
「誤訳が正解」は、この前日の「ほんとに本当に……」で「合衆国」って字を打ち込んだときに思い出したネタ。言いたい内容は全部この日の日記に書いたからここでは繰り返さないけど、こんな決定的な間違いを教育関係者が誰も気にも止めないってのは、やっぱり変だぞ。国語と英語と社会と数学の先生、どうよこれ。それとも何か、納得させてくれるような理由があるんだろうか。
「話題の魔法映画の魔法を暴く!」ってのはほんと、これもねぇ……。いや、結局「ハリー・ポッター」観なかったから内容については何もコメントできないけど、最近になってようやく酷評解禁って感じでしょ? 当時、ケチつけられる雰囲気じゃなかったよねぇ。アメリカ映画ってほんとこういうの多いよな。「宣伝で洗脳」ってやつ。実際、ちゃんとカネ払って観た作品でも、公開期間中は日本中が魔法をかけられちゃって、酷評できる雰囲気じゃないんだよな。
おいらはね、少し古いけど、あの話題作が嫌いなの。「ダイ・ハード」。娯楽アクション派のおいらとしてはストライクゾーンなジャンルなんだけど、実際に観に行って、どうも素直に受け入れられなくて。編集がやたら荒いところが1か所あって、そこで蹴つまずいちゃって。それと挿入曲の選択。ビデオやテレビ放映でも何回か観たけど、やっぱり同じところでそれぞれ蹴つまずく。そういうことで、あの映画はクオリティが低い気がするんだけど、それでもいまだに超人気作なんだよね。不思議。いいところもあったけどね。あの映画で学んだよ。
自分が通るってだけの道なら、自分で作っちゃっていいんだ
ということを。で、ハリー・ポッター、まだやるんだって? もういいんじゃないの? やらなくても。1作めを逃したから、続編も観ることないだろうけど。
「指輪物語」だかいうのも然り。ハリウッドのプロデューサーの皆さん、あこぎな宣伝戦略、いい加減にしとかないと長期的に信用なくすよ。20世紀いっぱいまでの日本映画みたいに。
ありゃ、確か今日の昼間、暇を見て職場で今日のぶんを書いたと思ったんだけど。アップロードするのを忘れたっぽい。書いたと思ったんだけどなぁ。でも内容を思い出せん。
明日、職場で Web 日記の書類を見てみるわ。
職場の Web 日記ファイルを見たけど、11日のぶんはなんも書いてなかった。幻覚だったか。暑くなるとど〜もねぇ(笑)
今年1月の「ひとりごちるゆんず」トピック3本は、
かな。「HD ドミノ移植計画」の1回目は、12月の「りうたいぢくうけのきょうい」。でも後に、IBM 製ハードディスクは流体軸受けじゃないことが判明しまして、ええ。すみません誤報でした。m(_ _)mでもこれですごく静かになったのよ。で、最上流の Power Mac G4 から摘出したやたらうるさい 10GB は、iMac に組み込まれた。そしたらやっぱりうるさくて。たぶん世界有数の、「うるさいファンレス iMac 」なんじゃないかねぇ。
おいらが持ってる旧式 iMac も、初期型は冷却ファンが付いてたから多少はうるさかったんだろうけど、この 10GB HD のうるささは半端じゃないからなぁ。初期型よりやかましいかも。そのあとは一番難儀した「iMac からの 6.4 GB を Performa 6410 に組み込み」。そんなこんなで最終目標の Performa 6410 の HD はめでたく 1.6GB → 6.4GB と 300% 増しになって、危機は去ったのであった。今はどの Mac も HD 領域が広くなって快適〜 (^o^) その後、職場の2台は LAN 接続したから、お互いにバックアップを取り合って万一に備えてるよ。
「ゆんず、首都に来襲」は、仕事で東京に出かけたときの旅行記。濃密な旅だったなぁ(笑)。旅すがらに撮った立体写真も、ようやくこのまえ公開できたし。帰ってきてからの日記も、我ながらすごかった。旅してたときのぶんと書いてるその日のぶん、1日で2日分をこなしてたもんな。別に、休みを頂く宣言してたんだから、そこまでしなくてもよかったはずなのに(笑)
「真夜中の行軍」。雪、一気にあんなに積もるとは……。あれはきつかった。ほんときつかった。燃料に余裕があったからまだよかったけど、「うちに帰るに帰れない」ってのはつらかっただよ。次の日はクルマが道路脇の雪だまりに刺さったし。(T▽T)
あ、そうだ。「とぐろうにょ、JavaScript にて投入! [2001.1.2]」の JavaScript について、Internet Explorer 6 でスクリプトエラー警告が出るという指摘を頂いて(「スクリプトエラー警告について [2002.5.22] 」 )、読者さんのご協力を得ながら調べたり勉強したりしてました。んで、「たぶんこれでいいかな?」って感じのができたんで、そのご報告。
今は「ひとりごちるゆんず」の目次ページ(このページの、ひとつ上の階層のページ)にのみ改良版 JavaScript を入れてるけど、もう少し試して異常ないようだったら、立体写真の解説ページも同じように改良しようかと思ってます。改良版、何ともなきゃいいけど。
なんであんなに素晴らしい文が書けるのだ。我が文章力と比べてしまって落ち込むなぁ……。いや、おかしくて笑っちゃってるんだけどね。東海林さだおのエッセイ読んだ直後です今。
それとは関係ない話題。新型というか、最新技術を導入するととっても素晴らしくなる列車ってあるのよ。新幹線とかじゃなく、在来線。というか正直に言うとローカル線。あ、そこ、あからさまに瞳孔を収縮させないように。
ローカル線と言っても電化されてない路線ってことだから。例えば北海道の 函館‐札幌 なんかも幹線でありながらもディーゼルでしょ。そういうとこの改良案。ディーゼルじゃなくて何にするか、となるともうこれは電化でしょう。「だから電化は一定以上の本数が確保できないと設備コストばっかりかかるからディーゼルなんでしょ。そんなことも分からんのか」という意見、今のうちです。ばんばん言って下さい(笑)。
さて、おいらでもそのぐらいはワカットルよ。設備コストがかからん電化のことだよ言いたいのは。もったいぶらずにいってみよう。それは「燃料電池車」。これですこれ。分かってる、分かってるってば。燃料電池は高価です。分かってるよ。でもそれは現時点で、でしょ。自動車業界では2005年あたりをメドに燃料電池車の市販を目指してる。遠い将来かと思ったら、たったあと3年。この間に製造コストはどんどん落ちるはず。家庭用コージェネレーション(熱電併給)システムとしての燃料電池の発売はもう少し早いらしい。さらに、携帯機器用の燃料電池ってのも来年あたりには出そうな勢いだ(2013.5.27 補足: そんなふうに考えていたときが私にはありました)。
ハイテク系の職に就いてる友達から携帯機器用の燃料電池の話を聞いた頃には思いっきり疑ったもんだった(すまぬ)が、どうも燃料電池の実用一番乗りジャンルになりそう。一番必要とされてるもんな。モバイルコンピュータのバッテリー、1チャージで2〜3時間の現状で満足してる人、ほとんどいないでしょ。iBook や PowerBook なんかは、「1チャージ5時間」と公称してるけどやっぱりそんなのはウソで、実際はその半分ぐらいらしい。
ちょっと似てるの思い出した。80年代の京商のラジコンのカタログスペック、バレバレなぐらいものすごい数字が並んでたなぁ(爆)。1/10 電動バギーのスコーピオン、公称最高速度 30km/h の半分も出なかったぞ。
んで、市場がアツくなってくると製品はだんだんと値が下がって性能と信頼性は上がってくる、と。燃料電池はかように汎用性が高く、各ジャンルにて期待されておるパワーソースなので、ひとたび波が来れば劇的にコストが下がるだろう。
そういうことで、コストが下がった時点で導入すれば、ローカル線に充分使えるのではないかのう。なんでディーゼルよりも燃料電池なのかというと、環境対策というのが一番。でも地球環境とか、そこまでのものじゃなく、鉄道会社の経営環境とか、沿線住民の環境とか、そのレベルでの意味。確かに高尚じゃないけど、会社の金庫により近い環境問題ともいえる。あのさ、ディーゼルの列車、見たことある? ナマで。八戸には八戸線っつうローカル線が走っててね、これがディーゼルなんだわ。問題点2点。
まず騒音だけど、ローカル線だと線路のかなり近くまで住宅が立て込んでたりするでしょ。きっとうるさいと思うんだよね。そこらへんも鑑みて、鉄道会社はあんまりの早朝や深夜は運転しづらいと思うんだ。ところが燃料電池はとっても静か(なんだか宣伝めいてきたな・笑)。なんでも改質器(燃料のメタノールから水素を抽出する装置。燃料電池は、この水素と大気中の酸素を化合させて発電する)から冷却ファンの音がする程度で、あとは普通のパンタグラフ式の電車と同じぐらいの騒音しか出ないはず。
普通の電車も、パンタグラフが騒音を出すからね。特に高速走行時の風切り音。どっこいどっこいじゃないのかね。まぁ明らかにディーゼルより静かになるでしょう。
次は排気ガス問題。ディーゼルの宿命だよね。聞いたところでは、日本の軽油は中東の原油由来がほとんどで、中東の原油ってのは硫黄の含有率が高いそうで、そこらへんを考慮して、法律での軽油中の硫黄含有率の上限、ヨーロッパより甘いんだそうな。どうしたって硫酸化物が出ちゃいますな。これが燃料電池だと、改質器から二酸化炭素が、燃料電池からは水蒸気が出る。水蒸気は無害だからどうでもいいとして、改質器の二酸化炭素が問題になりそうだけど、燃料電池の効率は一般的に 50% ぐらい行っちゃう。対して、列車や自動車程度のサイズのレシプロエンジンってのはどう頑張っても 30% 程度。
ディーゼルよりも二酸化炭素が出ない。そして硫酸化物が出ない。ついでに窒素酸化物も出ない。もちろんディーゼル排気浮遊粒子 (DEP) も出るわけがない。なんだ、完璧じゃんこれ(笑)。
また八戸線の話だけど、八戸駅から出て5分ぐらいで、長苗代(ながなわしろ)駅にディーゼル列車は停まる。ここの駅、無人駅でこぢんまりしてて、ちょうどその上をまたいで、国道104号線の陸橋がかかってる。駅への出入りはこの陸橋の歩道を使うようになってる。駅に行くにはこの陸橋の歩道を通って陸橋の最高点まで行き、そこで階段を下りるという段取り。この駅で降りると階段を上がる。そうすると国道の陸橋のてっぺんに出る。
いっぺんこの駅で降りたとき、陸橋に上がりきったときにちょうど乗ってきた列車が発車してね、「おお〜、風情よのう」なんてその様子を眺めてたら、排気ガス、モロかぶり。(×o×;) 上に排出するんだね。なんだかものすごく裏切られた気分がした。燃料電池列車だと、客にそんな思いをさせなくて済む。八戸線長苗代駅利用者のイメージ、大幅アップ(笑)。
最近、ローカル鉄道会社の赤字の話を聞いてるといたたまれなくなってくるんだけど、客が離れていく理由は、「自家用車が普及したから」って他に、イメージが影響する部分も大きいかと思って。「ディーゼル、環境や体に悪いし騒音も無視できなくてイメージが悪いけど、電化に比べるとコストがダントツに安いから仕方がない」と、そういう後ろ向きにしかディーゼルを選択してないと思うんだよね。他に選択肢がないもんだから。とまあそういうことで、おいらは将来のローカル線に、「新たなる選択肢・燃料電池列車」ってのを期待するわけだよ。
ん〜と、忘れる前に、あとで書く予定のネタを書いておこう。八戸らーめん開発最終章と、新しい八戸駅を見てきた話。
f(-_・)
日本の次世代超音速旅客機 SST の実験機、打ち上げ失敗だってさ。計画では、小型ロケットで高度 20km まで運び上げて滑空させてデータを取るはずだったんだそうで。1998年から、日本の各機関まとめて4回失敗してるんだけど。打ち上げ。連続じゃないのが救いだけどさ、平均して年に1回失敗ってのはどう考えてもまずいよ。今回のはたったの高度 20km だよ。普通、衛星の打ち上げでは高度200kmは行くから、条件はゆるゆるだったはずなのに。
今回ばかりは「打ち上げってのはたまには失敗するもんだ」ってフォロー、できんな。しかも打ち上げのほんとに直後だもんなトッチラかったの。崩壊の有様がしっかりビデオに映っちゃってる。今までの失敗は、かなり遠くに飛んでから爆発したりエンジン停止したりしてたから直接その醜態をさらすことがなくて、国民に与えるインパクトも少なくて済んでた。それにある程度飛んでからだったから、その間に取ったデータは後々に活かすこともできた。
そして今回のアレは何だ。あの不様さは。もちろんろくなデータも取れてないだろうなぁ。日本のロケット史でも最悪じゃないのかね。ほんとどうかしちゃってるんじゃないのかね。とっとと省庁再編して一枚岩にならにゃいかんぞ。
ううう、晩飯食ったときから腹の調子がおかしい。しかもだるい。具合も少し悪い。なんだべぇ。納豆、古かったかなぁ……。分かんないよ納豆は。古いのかどうかなんて(弱笑)。
朝になっても具合が悪かった。腹も重いまま。早めに寝たのに変な夢ばっかり見て、あんまりよく眠れなかった。一応出勤して仕事したけど、午後に近くの内科に行った。体温、37.9℃。うおお、そこまでの自覚はなかったんだが。呼ばれて診察室に入った。お、案内してくれた看護婦さん、かわいい!! 先生の質問に一通り答えたんだけどさ、そのかわいい看護婦さんがそこに立って一緒に話を聞いてるんだよね。そしたらなんでか便に関する質問が随分と多岐に渡ってさこれがまた(笑)。
『この看護婦さんに聞かれたくないなぁ』とは思ったけど、なんだか開き直っちゃって、微に入り細に亘り、全てお話し申し上げたよ(泣)。
「ではお腹の音を聞かせて下さい」と先生。おいらはシャツのボタンを外す。そしたら件の看護婦さん、おいらの背後に立って、シャツの襟を持って広げるんですよこれが。「くわっ」と。そう、まさに「くわっ」と。いやーなんか熱で朦朧としてたせいもあってか、至福のひとときでした(爆)
腹部のレントゲン写真を撮って採血・注射することになった。レントゲン室で、担当の看護婦さん(さっきの方とは違うけど、この方も美人だった)の指示に従って撮影。焼き上がった写真を見て、看護婦さん、首をひねる。納得いかない出来だったらしい。
「もう一枚撮るんでちょっと待ってて下さい」
再びセッティングに入る看護婦さん。さっきの写真はそこらに無造作に置かれた。おいらはそれを拾い上げた。自分の骨格なんてなかなか見られないからね(内臓ものに弱いくせに、骨なら大丈夫らしい)。
「おっと逆さまか」
写真の上下をひっくり返した。
「あ、裏だった」
写真を裏返した。正しい位置にして、天井の蛍光灯に透かしてしげしげと写真を眺めてたら、いつの間にか手を止めてた看護婦さん、遠慮気味に尋ねてきた。
「あの……ゆんずさん、医療関係の方なんですか?」
「へ? 全然。なんで?」
「いやあの、レントゲン写真の上下や裏表が分かるなんて……」
「あ、あの、ここんとこ(写真のふち)におれの名前が書いてあるんで、それ見たんですけど」
看護婦さん大爆笑。v(T▽T)v ヤッタ! こんな体調で何やってんだか。
再撮影は無事に済んで、今度は採血。これは別に笑えるネタじゃないんだけど、最近の注射器って、いいね。昔は、注射器といえばシリンダ部と針部が一体型のしかなかったでしょ。今は分離してるのがあるんだね。知らなんだ。シリンダ部と針部の間は、長さ 30cm ぐらいの細いシリコンチューブが取り持ってる。ほら、一体型の注射器だと、ピストンをいじると針まで微妙に動いてしまって痛いよね。でもこれだと針が動かないから痛くない。
さらに、状態によってシリンダを好きな向きに変えられるからいろいろと便利らしい。看護婦さん、採血しながらシリンダを上向きにしたり横向きにしたりして、何やら血液の状態を観察してた。一体型じゃできないよね。で、採血が終わったらシリンダ部からシリコンチューブを外して、薬が入った注射器に換装。そのまま注入。うーんエクセレント。痛みが最小限になるよう工夫されてるんだ。ふむふむ。さすが21世紀。でもまた2, 3日したら病院か。うぅ〜。今度は検便も持ってかにゃならん。めんどいのぅ。
追伸:最近の聴診器もいいね。肌に当たるところがゴム製だった。触られても、ちべたくない。
今日の八戸らーめんの会合は、現時点での八戸らーめん会への参加希望のお店の方々を集めての試食会。レシピは3週間前に出来上がっちゃったから、あとはそれを基本にそれぞれのお店で手を加えてくれ、という感じで。おおむね好評に受け入れられた。率直な意見を求めたから、まさに率直な意見も頂いたけど、各お店の調整の範囲で解決できる程度で一安心。でもハラハラドキドキだったけど。
それから、広報スタッフが作ったロゴやのぼりのデザイン案に関しても意見交換があって、おいらも遠慮なく意見を述べた。
「もっと字が太い方が遠くから分かりやすいよ」「2種類ののぼりのデザイン案のどっちかをここで選ぶのもいいけど(そういう議論になってた)、両方作って両方をお店の前に並べて立てた方が目立つよ」「下の方の空白のところ、ここにそのお店の名前のシールを作って貼るってのは?」「お店の前だけでなく、駅前や町中や観光地にもどんどんのぼりを立てようよ」とか、自分の担当じゃなきゃ容赦なく言いまくるおいらであった (^▽^;)> でもありがたがられて嬉しかったぞ。うむうむ。(==)
今日の会合はそうして滞りなく済んだ。次回以降の、八戸らーめんデビューまでの段取りを詰める今後の日程も決まった。試作が完成してからの段階も、順調に進んでるっすぅ〜。(^o^)
朝起きたらもう完全に体が治ってた。具合悪いのも腹の張りも熱っぽさもだるさも抜けてた。やっぱり病院に行ってよかったわ。注射と薬が効いたんだろう。あ、今日は朝一番の便を取って持って行かなきゃ。まだ便意がない。朝飯食ったらしたくなるだろ。ほんじゃとりあえず新聞読むか。ああ健康ってこんなにいいものなんだ。体調崩した後は特にそう感じるよ。読売新聞を適当に開いた。目に飛び込んできたはこの言葉。
な、何じゃこりゃ……。それは「週刊 女性セブン」の広告。具合悪いのが治ったと思ったら胸クソ悪くなった。女性セブン、どうしてくれる。なんでまた一般全国紙の朝刊にこんなのが載ってるんだ。読売、どうしてくれる。
読売新聞といえば、去年あたりに週刊誌のポルノ記事やグラビアページの扇情的広告文句を排除するという大英断をした新聞社ではないか。それが、こんなのならいいのか。記事の内容が憶測がかってても、誘導がかってても、この点(と4コママンガの面白さ)だけは高く評価しておったのだぞ。
どうなんだナベツネ!
おーい「地球防衛家のヒトビト(朝日新聞の4コママンガ。作・しりあがり寿)」よ、何とかしてくれよ。女性セブンが世界的いい男を、ブームが終わってから執拗に特集するのは前からそう('89年のローリングストーンズや、「タイタニック」の頃の「レオ様」)だから今さら別にどうでもいいんだけど、今回のはちょっと行き過ぎでないか?
『よく覚えてるなお前』だって? なんかすごく目立つんだよあの広告のレイアウト。見たくなくても思わず目に入っちゃうんだよ。それで見させられた文言がこれだもんな。すがすがしい朝一番に。たまんないよ。
なんか久しぶりにあの単語を思い出したな。別に思い出しても懐かしくもなんともないけど。その単語とは、
女にもいるんだな、こういうの。この変態見出しのせいで、あ〜もう今日一日、胸クソ悪い。
疑惑の ".Mac (ドットマック)" を、独断に基づいて調査中っす。
すんません「取材のため」だとか体のいいこと言ってサボりました日記(笑)。で、今日は全世界の Mac ユーザを震撼させている、久々に出た Apple 伝家の宝刀(つまりワガママ)、".Mac" について。
2, 3日前から、Apple Computer, Inc. は .Mac(「『ドットマック』と呼んでください」だそうで)という新サービスを始めた。「新しい」というか、今まで iTools と呼ばれてきたネットサービスの強化版なんだけどね。強化版なら強化版で歓迎されて(あるいは無視されて)しかるべきなんだけど、みんな憤りわなないてるんだこれが。
既に懐古モード。嗚呼 iTools は素晴らしかったことよ詠嘆。登録するとそれ以上はなんもめんどくさいこともなしに
という、それはそれは太っ腹なサービスだった。Apple さん、ここまでしてくれてありがとう、ほんとにそう思ったよ。うちのプロバはちょっと規定が古いままでね。デフォルトでくれるサーバ領域はわずか 5MB 。うーん、1900年代まではそれが普通だったんだが、今では少なすぎると思う。増量は 500円/2MB。高い。めちゃくちゃ高い。だから iTools はとっても重宝だったんだ。うちは立体写真のサイトだし、さらに友達と一緒に行った旅行の写真を貼った個人的サイトもあるし、とうの昔に 5MB なんて超えてしまってる。
え〜、そこで iTools が .Mac に名前を換えました。サービスの強化とともに。
さらに、
というのが加わった。「なんだいいじゃないか」そうお思いでしょう。それがね、違うんですよお客さん。「その代わり……」ってのがあるんです。それは有料化。今までの iTools がなんでよかったかというと、全部無料だったんですよ。全部。
でさでさ、初めて .Mac のことを知ったとき、誤解してたんだよ。「iTools はそのままで、その高級版として出てきたもんだ」と。ところが Apple サイトの .Mac を読むとそうでもない。ゆんずビジョンで読んだ要約は、こういうことだ。
今はまだ iTools サービスが使えるんだけど、なんとこれが「.Mac トライアル期間」と勝手に決められちゃって。9月30日までにカネ払わないとあんたの iTools アカウント、自然消滅しますよ、と。ちなみに料金は、iTools からの移行はなんと破格の 49.95 ドル。新規アカウント登録でもたったの 99.95 ドルなんだと。あと、来年以降の更新も 99.95 ドル。
今までタダで使わせといていきなりこれだもん。高く感じない方がおかしいと思う。支払いがドルってのがとりあえずなんか変。支払い方法はクレジットカードのみだし。Apple がネット上で Mac やらソフトやら直売する「アップルストア」では、日本の場合で言えば「コンビニで円建て支払い OK」だってのに。
おいらは直接読んだり聞いたりしたわけじゃないんだが、Apple の CEO・スティーブ・ジョブズがいつぞや言ってたらしい。「iTools は永遠に無料のままサービスを続けます」と。なんじゃそら。ま、ツッコんだところで「有料なのは .Mac であって iTools は無料のままサービスを終了するのです」って詭弁が返ってくるだけだろうけど。
「永遠に」も、このサービスが生まれた以上いつしか終わりが来るわけで、ほんとの意味での永遠じゃないってことぐらいは分かる。iTools の規定でも「管理者側の都合でサービスを中止することがある」って書かれてるしさ。「iTools サービスが存続する限り永遠に」の意味だよね。常識で考えて。そんなわけで、いつかは終わる日が来るとは思ってたけど、こんなにもお早いお陀仏とは……。
んで、ここまでユーザをいからせることというのは、普通の感覚ではできないでしょう。それをなんでまたこうもヌケヌケとできちゃうんだ Apple は。ということが疑問に出てくるわけですな。
答え:Apple だから
それを言っちゃおしまいだけど、そうだよなぁ前科あるしなぁ。'95〜'96年頃、「互換機路線」ってのがあったんですわ。Windows 95 にシェアを食われっぱなしでジリ貧の Apple、うるさいスティーブ・ジョブズも追放していなくなったことだし、Mac OS を搭載するメーカーを外部に募って(それまでは自分のところのマシンにしか Mac OS を載せることを許さなかった)巻き返しを計ろう、と。で、何度も立ち消えになってた互換機話、とうとう実現した。
まぁ Windows の対抗馬としてはとき既に遅かったけど、それでもいろんな新規メーカーが勃興したり、日本ではパイオニアが Mac OS を積んだマシンを出したり、コジマ電器も Windows と Mac OS の両方が入った PC を売りに出したりしてた。それでも Apple はジリ貧が治らず、そこへスティーブ・ジョブスが帰ってきた('97年か'98年だと思う)。復帰早々、彼はまっ先に互換機路線を否定。Apple の収益はハードウエアから出ているから、という判断で。
Apple はすかさず Mac 陣営各社に出していた Mac OS 搭載ライセンスを剥奪した(と言うと語弊があるな。ライセンスの年次更新を受け付けなかったり、手切れ金を積んで有無を言わさずライセンスを買い戻したりした、という意味)。まあそれで泣く人が大勢出るのは火を見るより明らか、ってわけ。OS 公開の流れに乗って新規に会社を作り、順調に伸びてたところもあったらしい。でもだめ。すぐにライセンスを返しなさい、と。
パイオニアくらいの大企業だったら「悪いやつに引っかかった」で済むかもしれないけど、Mac 互換機販売が主力だったメーカー、悲惨だったろうなぁ。もう会社をやる意味がないのに、買ってくれたお客のために最低限のサポート業務だけはだらだら続けなきゃならなかったんだから。互換機を買ったユーザも泣いたはず。ハードウエアこそ他社製だけど、Mac OS を買った客になんて仕打ちだ。ひどい時代もあったもんだ。
まぁでもあの頃はねぇ…… Windows 95 がすごすぎたもん。日に日に喰われていく市場シェアの円グラフを見ていれば、焦って互換機路線にも走りたくもなるだろう。当時の役員や大口株主だってそれで納得したんだろう。OS 非公開路線にジョブスが強引に戻したのも、背に腹をかえられず、食わんがための苦渋の選択だったのかもしれん。当時は Apple の身売り話が虚実ともに華やかだったしなぁ。
そのあと、'98年7月(だったと思う)、あの iMac 発表。ほどなく発売。半病人というか重病人だった Apple はこの超メガヒットで一気に持ち直し、以降今まで、身売り話なんて「そんなこともあったなぁ」レベルの昔話。すっかり健康体になった Apple はそこで何思う。
「さてと、Mac の魅力を保ち続けるため、Mac ユーザのためになる全く新しいサービスを始めようじゃないか」
2000年初頭、"iTools" サービス開始。
でだ。前回の伝家の宝刀(ワガママ)のときには、害を被ったのは互換機メーカーとそのユーザーだけだった。言ってみれば、ほとんどの、Apple 社の直接のお客様には大した実害や迷惑は発生しなかった。そんじゃ .Mac の場合はどうなんだ。と話は戻る。iTools 誕生までの Apple 近代史を軽くおさらいしたところで、次回は、
その背景に迫ってみたいと思う。先に言っとくけど、ほとんど憶測(笑)。
実は現状の "@mac.com" アドレスのサーバは不安定で、仕事などの大事にはとても使えない。Apple 直営のユーザ同士の技術情報交換 BBS; Apple Support Discussions ではつとに有名なこと。メールの遅配ならまだいい方。「メールが送れない」「受信できない」は当たり前。途中で POP 形式から IMAP 形式に移行(セキュリティの度合いを上げる関係だったらしい)したはいいが、「IMAP 形式に従ってサーバに預けてあるメール全紛失」なんて悲劇もあったらしい(Discussion 上での、あるユーザの報告)。
要するに悪評高いんである。そのたびに Discussions に上がってくるユーザの意見。
「大事なメールがまだ届かない / 消えた」「こんなひどいサービスならやめろ」「Mac の機能の一部 / Mac ユーザへの特典ということなのに、これじゃかえって機能を落としてる」という怒りの声あり、「ただなんだからしょうがないよ」「@mac.com は大事な用事に使っちゃいけない」「サーバが落ちるたびにこの手の意見が出てくるのは読んでてイタイだけだから、もう書かないでくれ」という諦めの声あり。
まぁ、おいらは諦めサイドがより合理的だと思う。だって、この世のメールサービスはなにも "@mac.com" しかないってわけじゃない。きちんと信頼できるところもある。大概そういうのはきちんと料金をもらう、有料サービス。あるいは無料だけど、発信メールの最後に広告を載せるとか、広告メールを送りつけるとか、そういう条件が付いてる。
客の側から見ると、メールサーバの仕事ってのは決まってるよね。けっこう単純。商品価値を上げるといってもウイルスチェックサービスぐらいしかない。ということで、有料にしたり条件を付けたりするメールサービスの品質基準てのは、いきおいサーバの信頼性で判断されることになる。そうなると、払う料金と信頼性の比例関係ってのが期待されるわけだ。そこへきて @mac.com。
無料。アカウント登録時の個人情報も、ぶっちゃけた話、でたらめでいい。それに一人いくつでも取り放題。広告添付等の条件もない。運営側からすれば、時間が経てば経つほどアカウントの総数は毎日ひたすら増えて業務は煩雑になる一方なのに、運営費は他部署からの稼ぎに頼ってる。これは社内じゃ肩身が狭いよ。だいたい直接カネにならないサービスに気合いを入れ続けるってのは、営利企業としては精神的にきついと思う。きっと iTools の計画段階では有料サービス案ってのがあったはず。そしてサービスが始まってからも、有料案はくすぶり続けていたはず。でも無料派がそれをずっと押さえてきた、という考え、そんな無理はないと思う。
社内的にはそんなに居心地の悪い状態で、ユーザからはそのうえ信頼性をも確保しろってつつかれるのはたまったもんじゃないでしょう。ていうか「これ以下ない」ってぐらいの出血大サービスなのにもっと品質上げろなんて、自分で言い出して始めたこととはいえ、やってる方からすれば暴れ出したくもならないか? このままの料金・条件体制だったら、サービス内容もまたこんなもんだと諦めるのが筋じゃないのかねぇ。無料の条件付きメールサービスならけっこう信頼できるところがあるし、一番確実なのは自分のプロバイダのメール機能を使うってのもある。どうせプロバの契約料を支払ってるんだし、メール契約してなかったら、月なにがしかの料金を足すだけでしょ。
おいらの場合、プロバイダとの契約にメールアドレスひとつが組み込まれてる。メインアドレスに使ってるんだけどね。このメールサーバ、99年2月に使い初めてからこのかた、落ちたことない。POP 形式だから、そういうトラブルがあっても気付きづらいってこともあるだろうけどさ。サーバダウンで泣くような大事なメールをやりとりするんなら、どっちがいいかはすぐ分かると思うけど。
でも Mac OS X ver. 10.1.x を、Mac を買って初めて立ち上げたり新規インストールしたりすると、ユーザ登録の段階で iTools 登録を巧みに勧誘されたりするんだよね。初心者だとこんな裏側のここまで込み入った事情なんか知ったこっちゃないから、言われるがままに iTools に登録しちゃって、「こんなはずではなかった」とか思ったのかもしれないけど(裏事情を知ったり探ったり勘ぐったりして気を回しまくるのもどうかと思うが)。
一応、こういう問題が表面化してたのは @mac.com だけで、iDisk なんかかなりの信頼性で稼働してるんだが(この2年の間、「さんで〜立体写真館」に一般の方々から接続できないトラブルは何回か出したけど、iDisk トラブルは1件のみ。大抵はおいら自身のミス。他、プロバイダのサーバトラブル1件)、無収入のままアカウント総数がこのまま肥大化を続ければ、iDisk もまた @mac.com と同じ運命をたどる可能性は高い。つまり、iTools は Apple の当初予測よりも、規模も負担も大きくなりすぎた、ということかもしれん。
このことで、「Apple は iTools 計画の見通しが甘すぎた」と今頃になってから非難するのは簡単。でももしかしたら Apple 社だけではどうにもならないような、あるいは緊急の、あるいは iTools サービスが始まったあたりでは予測不能だった外的要因が働いて、今突然こういう結果が来たのかもしれない。うむむ、そう考えてみると、
「iTools からの移行のあまりにもな性急さ・支払い方式の不完全さ・利用者をバカにしたような広告文句」
でデビューした .Mac から、おいらは、「存在してはいたものの冷や飯を食わされていた iTools 有料化案が、出番だとの号令一下、なりふり構わずばたばたと化粧されてばたばたと衣装を着せられ、ばたばたと舞台に押し出されてきた」ってな印象を受け取っていたんだが、これで思い当たる節があったりする。
「Apple は昔からワガママだったから、こんな横暴もできるのだ」と言いたくなる気持ちも分かるが、今この場でこんなことをする必要性ってのがやっぱりあるはず。そこらの個人商店がムラッ気や思いつきで始めたならいざ知らず、世界経済のカギを握る IT 関連業界の、紛う方なきトップブランドのひとつなんだから、こんなにもひどい出来(主に商品の紹介・導入)の企画ってのは、出したくてもなかなか出せるもんじゃない。
じゃあなぜ、Apple は敢えて今そう出る?おいらはこう読む。
やっと本題に入れた。ふぃぃ。なんかさ、最近特にやばいじゃないアメリカ経済。わざわざここで書く必要もないよね。さっきもテレビのニュースでも報道してたよ。ワールドコム破綻について。近頃は落ち着いていたとはいえ、あれだけ長続きしたアメリカの景気、とうとう本格的なバブル崩壊の筋書きが見えてきた(楽観論もあるが)。これがエンロン破綻と不正会計疑惑だけなら Apple は別業界だから「注意深く傍観」の立場でいられるんだろうけど、ワールドコムはインフラ業主体とはいえ IT 系だからなぁ。当のパソコン製造業でも業績 30% ダウンしたところなんてのもあるみたいだし。
Apple は3% ダウン程度らしいけど、それは売上の話。ほんとに大事なのは利益。実質どれぐらいかは会社の上の方しか知らないわけだし(粉飾とは言わないまでも、発表する数値はある程度どうにかできる)。で、もし自社が不況の中、依然として利益を上げてたとしても、やっぱり世間の様子を眺めると、こんな時は自衛策を講じるというか、手っ取り早く現ナマを掴める道を作っておいた方が絶対にいい。利益がガタ減りしてたり赤字だったりしたらなおさらのこと。今は米経済について楽観論・悲観論の両方が出てるけど、会社の偉い人がいくら「楽観論に賭けます」なんて言ったって株主は納得しないでしょう。最悪の経済状況を想定して、それに備えるべき。
パソコンの販売会社ってのはどういう体質なのか。それはパソコンの商品性に尋ねてみよう。こいつは耐久消費財。何年も使える。老朽化や、スペック・機能の陳腐化が主な買い換え要因。自動車に近い性質の商品。ということは、1人の消費者は1度買ったら何年も次を買わない。そして、一度ある製品を買ったからと言っても、次も同じメーカーのものを買うとは限らない。
Mac は OS と CPU の組み合わせに特徴があって、他では出していないこともあって顧客の忠誠心も高い。ハードウエアや画面のデザイン・操作性にもただでなくカネとセンスと根性を注入してる。だからちょっと高め(95年ごろは、AT 互換機に比べると倍額は軽く取ってたが)でも商売をやってられるんだけど、やっぱり一度買ってもらったら、同じ客から長いこと買ってもらえないのは変わらない(おいらも Mac 一筋で来たけど、中古品・展示処分品・返品再出荷品とかそんなもんばっかりで、新品で買ったことなど一度もないぞ。えへん。いばるな。世界の Mac ユーザの皆さん、すんません)。
Apple は他のパソコンメーカーとは体質が違うとは言っても、依然、自動車型商品を扱う会社ということ。自動車ではまぁ、日本の話だけど、ディーラー車検ってのがある。一般の整備工場とやることは同じだけど、これでも買ってくれた客の何割かはディーラーにお任せしたりする。ちょっと高いがメーカーならではの安心感ってやつだ。こうなると、メーカーとしての見方は、「クルマの代金は基本料金徴収、あとはときどきにオプション料金を稼ぐ」って形だ。似た性格の商品のパソコンでもそれをやるのは効果的っぽい。
箱を買ってもらったらハイさようならではうまみに欠ける。製品に何かサービスを付帯して、そこから小口でも頂けたら安定収入の元になる。.Mac サービスはそういう思考過程で世に出てきたんじゃないのかねぇ。まとめると、明日にも不況の嵐が来そうだから、できるだけ早く、安定して収入が落ちてくる仕組みを作っちゃおう、との思惑。
家に水を引く例えなんか出してみる。お客さんに車を買ってもらった、パソコンを買ってもらった、というのは外に出てバケツで水を汲んでくるということに近い。1回でドバッと得られるけど、バケツや汲み手が外に出ている間は水は台所には入ってこない。バケツを持って外に出ていく(販売促進する)労力も必要。付帯サービスで稼ぐ方法はといったらもう、家まで水道を引くことそのもの。立ち上げまでは大変だけど、いったん軌道に乗れば、あとはメンテナンスするぐらいでいつでも一定量の水が家に入ってくる。かなり安心できる。
景気の先行きが見えなくなると自分の将来まで不安になり、耐久消費財なんかは買い控えが顕著になる現象はもう日本人の常識的知識。バブル時代が長かったアメリカだって、大会社お抱えの経済・経営の専門家たちにはよく知れ渡ってることだろう。だからこその、小口安定収入路線。気付いたときには不況の門は既に大口を開けてすぐそこまで来ていた。だから躊躇なんかしていられない。性急すぎてお客には不誠実だが、生きていればこそまた浮く目もある。ここはいっとき、お客に甘えて我が身を生かしてもらおう。この恩義はのちに必ずや……。
これだと思うけどね。.Mac が突如登場して実行された理由。最後の「この恩義は……」は全然思ってないかもしれないけど(笑)。希望として。一応。
あと、客の怒りの火に油を注いでるかのような広告文句については、「アメリカ式」ということで説明できよう。こういう、もろに客に負担を強いる決断がなされたとき、日本の場合は平謝りしながら窮状を訴え、同情を得るのが一般的かと思う。それが、日本人にとってはその下心のなさが、誠意の現れに感じられる。(←誤解を避けるために言うけど、「だから日本はだめなんだ」論では決してないよ。そういう特色だと思う、という、それだけ。良いとか悪いとかじゃなくて)
でもこれ、アメリカ式商売術では禁じ手なんだよ。まぁ、やって誰に咎められるわけでもないけど、やるとあまりいい結果にならない。つまり、会社のイメージを落として、ますます売れなくなってしまう。「いいもの作ってりゃ売れるはずだ」と販売テクニックを蔑視する向きもあるけど、いいもの作ったというだけじゃ絶対に売れない。なぜか。ここはジム・カールトンの著書、その名も「アップル」から引用しよう。
これに尽きる。ここを読んでくれてる、今さっきまで「いいものさえ……」と思ってたあなた。どんなにいい製品でも、それにどうしてもくっつくいてくるイメージが惨めったらしかったりしたら、きっとあなたは買わないと思うぞ。とりあえずおいらはそんな製品は買う気が起きない。断言。
そういう心理、世界共通にあると思うんだけど、アメリカでは特に負け犬臭さは嫌われる。だから絶対に「すみませんけどうちの事情でこうさせて頂きます。ご迷惑をおかけしてまことに申し訳ございません」なんて態度は取れない。その時は気が楽だけど、しばらくしたら負け犬のイメージばかりがお客の間に残ってしまって売れなくなってしまう。それより、今はバレバレのハッタリでもいいから、華々しく宣伝しといた方が後々いい結果が期待できる。
無料の iTools サービスはもうすぐ消滅するんだし、2年もすればもう今回の事件を気にかける人もいなくなるだろう。そうなれば .Mac の宣伝方針もまた2年の歳月のあいだ露出し続けていることになる。形はどうあれ、きっとよく定着していることだろう。ならばその形が重要になる。三つの場合分け。
この3つ、2年後に一番効果があるのは、一貫して同じ姿勢を打ち出している 1. か 2.。どっちがいいかといえばやっぱり2。というか、1. だと負け犬くさすぎて2年と持たないと思う。3. も良さそうだけど、切り換えた瞬間に利用者は1年前の苦い記憶を思い出してしまって、居ても立ってもらいれなくなってしまうだろう。「寝た子を起こす」ってやつだ。契約解除に思い至るかもしれない。
少しずつだんだん態度を変えていく手もあるけど、結果としては1や2よりインパクトが薄くなるよね。ということで、さっき「ここはいっとき、お客に甘えて我が身を生かしてもらおう」と書いたのは、無料を有料にすることだけでなく、客を小バカにしたようなあの態度の理由も含めてるつもり。「日本には日本式で接しても」とも今ちょっと思ったけど、日本人は英語を読むからね。それに日本語が分かる米国人も少しずつ増えてるしね。ウェブサイトってのは世界中の誰でもアクセスできるしね。
同じ企業が別の国相手に全然違う態度を取ってるのを見かけたら不誠実感が沸き上がっちゃうよね。ということで、各国語版ページでそれぞれに態度を変えるのも良いアイディアのようで、だめアイディア。結局多国籍企業ではあっても、こういうところで取れる態度はひとつだけ。Apple のダントツ最大の市場は米国だし米企業なんだから、あの態度以外になさそう。それが日本人の怒りの火に油を注いだ……。
とまぁ、突如発生した「.Mac事件」の背景、こんな具合に読んでみた。ふふふ……9割ぐらいは当たってると思うよ(←憶測を語る人は皆、自分ではそう信じるもの)。
あと、.Mac についてちょっと調べてみたことがある。アップルサイトのトップページ下の方に、「世界のアップルサイト」と傍らで説明が書かれたプルダウンメニューがある。ここから世界各国語のアップルのホームページに飛べるわけだ。それで非英4カ国語の .Mac ページを見てみた(7月21日現在)。ちなみに日米の .Mac ページはカンペキに出来上がってた。最近は改善されてきたけど、日本版の対応って後手なことが多いんだよな。iTools のときなんか、オリジナルの英語版が出てから9カ月ぐらい経ってようやく日本語ページが出来て、iTools の機能のひとつ、"iCard" もその時ようやく日本語対応を果たした。
さてさて日本語版が英語版と同時に出てるってことは、各国語も一斉に出したのかねぇ。マルチリンガルな場面だと簡単にへたれて化け文字を垂れ流す田舎者な IE は不使用。かなりの数の言語を易々とこなすブラウザ界の C-3PO、Netscape 7 にて閲覧してみた。
フランス語版・ドイツ語版・イタリア語版
トップページ一番上のタブには既に ".Mac" の表示あり。ここは日米アップルサイトと同じ。そこをクリックして .Mac ページに飛ぶと、テキスト中心の1枚もの。.Mac の機能についてご当地言語で説明されてるけど、お座なり感が強い。下の方にボタンが2つある。なんとなく、「戻る」「続ける」の表示のような気がした(仏・独・伊語は読めないんで)。ボタンを押してみたらその通りだった。「戻る」はいいとして、「続ける」を押したら、ちゃんとした .Mac ページに飛んだ。なんだきちんと作ってるじゃん。
と、思ったら……。英語ページそのまんま。手抜きですなこりゃ。ヨーロッパ地域での大量顧客の国々だと思うんですがねぇ。
韓国語版
トップページてっぺんのタブはいまだに "iTools"。おいおい (-_-;) ダイジョブか? 構わずクリックするとそこは……いきなり .Mac 英語ページ。ヨーロッパ版では、お座なりとはいえその言語での説明があったというのに。
調べた4カ国、Apple にとっての重要な海外拠点だと思ったんだけどね。最近、Apple の幹部がことあるごとに「日本は特別な市場」「海外で最も大事な市場」とヨイショ発言を繰り返してたのはこういうことだったのか。大事にされてるってのは、ここ1年ぐらいの、製品の日本ローカライズの行き届き具合(Mac OS X なんか、Ver. 10.0.0 から日本語がデフォルト7言語のひとつに入ってる)から伝わってきてて嬉しかったけどさ、まさかこういうのまで真っ先に求められるとはなぁ。
日本人の財布を狙ってるのがモロに見てとれて悲しい。日本人の客としてはそこらへんの気配りがほしかった。まったく、こういうときこそハッタリの効かせどころだろうが米企業よ。
追伸:では当のおいらはどうするのか。実は iTools アカウントを4つ持ってるんだよね。使ってるのはそのうち1つだけ。メールアカウントでほしいのがあったからってだけで取ったんだけど、いずれ立体写真が溢れてきたら、一緒についてきた iDisk に分散保管しようと思ってた。
少なくとも、3つは捨てることに決めた。問題は現用してるひとつ。iDisk に代わる、サードパーティの格安または無料のディスク領域もあるんだけど、操作性では iDisk が最高だと思う。だって Mac のために作られた仕組みなんだもん。OS とも機能が融合してるし。とりあえず1年使ってみるかなぁ、それとも .Mac はきれいさっぱり使わないことにしようかなぁ。期日の9月30日までになんとか体制を固めにゃならん。アタマいたいのぅ……。
久しぶりにクルマに投資したぞ〜。え゛、6月に6万払ったじゃないかって? 裁判所に。あっあの、あれはですね、つまりですね、チリ人妻事件でひっ迫する青森県財政を微力ながら助けるためにですね、自発的に、そう! うむ! わざと、わざと捕まったのネズミ取り機の前であることを意識して、アクセルガバーッとふんずけたぐらいにして。「その日(5月14日)は天気が良かったから気が付いたら思わずスピード出した」なんてのじゃ決してないってば!
わざとだぞ。
ほんとにわざとやったんだぞコンチクショー! _(T□T#) カエセー!
そんなわけで(強引に展開)、昨日、ミニちゃんのマフラーを取り替えた。昨日までのやつはうるさくてさとにかく。特に重低音が。どろどろどろどろどろ……。ちっちゃいクルマのくせにかわいくねー! と普段から思っておった。中古で買ったときから付いてたやつ。左オフセット出しでね、けっこうぶっといサイレンサーが付いてた。端から見ると、こん棒が突き出てる感じで(笑)。サイレンサーの大きさと形は、うーん、「クロームメッキのパイナップル」ってとこか。これがクルマの左後ろ端から出てた。
どろどろどろどろどろ……。
今のミニは2台目。1台目は今年の1月に全損しちゃって。1台目のやつも中古で買ったときからウッルサクテさ。
どぼどぼどぼどぼどぼ……。
こっちはダブルのセンター出し。かわいかったんだけどねこれはこれで。見た感じ。で、八戸の隣の下田町にミニ専門店があって、当時(2000年)マフラー付け替えの相談をしに行ったら、このマフラー用のサイレンサーがあるって話で。マフラー出口の管に入れて固定するタイプ。1個4,000円のダブル出しで8,000円。取り寄せ部品だから1週間待って、お店に行ってみた。
はじめの話では、マフラー管のちょうどいいところにドリルで穴を空けてネジ止め、ということだった。現物を見るとネジ穴がない。もしかして、圧入!? マフラーの穴に突っ込んでみた。この抵抗感……3割ぐらい入ったら、もう手では入らない。やっぱ圧入だよこれ。お店の社長、持ってきたね。木槌。打ち込むんだこれでひたすら。
がこーん! がこーん! がこーん!……。奥入瀬川(おいらせがわ)の河川敷に容赦なくこだましてたよ。おいらの愛するミニちゃんが、木槌でケツをタコ殴りされるサウンドが(泣)。何十発打ち込んだことだろうか。ようやく2つの穴に、サイレンサーは完全装着された。力ずくで(啜泣)。社長はゆっくりとスターターキーを回した。
どほどほどほどほどほ……。
うーん、なんか大して変わらないような……社長が「どうだ静かになっただろ!」と何度も主張するもんだから、思わず頷いてしまう気弱ナイスガイゆんず(心泣)。でも、帰りにその静かさを実感したよ。アイドリング時はあんまり効かないんだ。ところがふかすともうこれが静かでさ。いや、音はやっぱり出てるんだけど、以前よりずっとおさまってて。「ゆんずカ・ン・ゲ・ギ〜」って最後の濁点が余計なぐらい感激しちゃったよ。
初めて聴こえたよ。ミニのロードノイズ(タイヤが路面を叩く音)。それにギアノイズ(ミニのミッションは平ギアが多いので、前進でもパワーをかけるとバックギアみたいなノイズが発生する)。いや〜聴こえるよ世界の音たちが(笑)。カーステもよく聴こえるようになって大満足だった。それでも友達には「お前のクルマ、うるさいなぁ」と言われたぐらいだったから、その前の排気音がどれほどまでに凄まじかったのかが分かる。
2台目ミニちゃん。1台目の初期よりもまだいい方だけど、やっぱりどうもご近所迷惑じゃないかと気にかかる。昨日は一応物色するだけのつもりだったんだけど、安くていいのがあったらその場でチェンジしちゃおうかなんて思ってたりもした。おいら的にはやっぱしセンター出しでしょ。オフセットもかわいいけどさ、真後ろから見ると、サイドまで斜めに配したパイプが丸見えで、どうもそこらへんが好きになれなくて。
紹介してもらいながら物色してると、いいのがあった。ブラックマフラーと呼ばれてるやつ。うーん、ブラックライダーとかブラック滝沢(「炎の転校生」作・島本和彦)とか、そこらへんのブラックかねぇ。深く考える必要もなく、黒く塗装してあるってだけなんだけどさ。いや、せっかくブラック滝沢を思い出したもんだから。
マフラーって普通はステンレス製なんだってさ。さびやすい使用環境だからね。でもブラックマフラーはスチール製。だから安い。でも耐久性に難あり。まぁ3年ぐらい持つっていうからまぁいいか。即決。早速作業に入ってもらった。今回はちゃんとクルマをリフトして「付け替え」。「木槌で圧入」なんて凄まじい作業はメニューには含まれなかった。ほっ。
作業が終わってアイドリングを聴いてみたけどアレだねぇ。静音性の評価としてはイマイチ。思ったほど静かにならなかった。でも前回のサイレンサーの例もある。ふかすと意外と静かかも。帰りに注意深く音を聴いてみた。うむぅ……中回転域でもそんなに静かじゃないねぇ。前のパイナップルマフラーよりちょっとましな程度で。期待外れだったか。おっと信号が赤に変わった。
アイドリングは、エンジンがこなれてきたら多少静かになった。ミニのエンジンはそういう性格。「ま、こんなもんか」と、信号が変わって走り出したら、何かが違ってた。それが何なのかよく分からないままうちに着いた。悪い感覚じゃない。むしろ好感。音じゃないし。
今朝、出勤で運転しててようやく分かった。低回転域でトルクが太くなってる。おおおおーこりゃいい! 発進がラクラクだぁ〜。パイナップルマフラーのときは、低回転域ではトルクが出なくて、発進時はふかさないとエンストしちゃってたんだよ。でもうるさいからあんまりふかしたくなくて。そうなるとクラッチの当て方もデリケートになってしまう。いやぁマフラーを取り替えるまで、クラッチのせいだと思ってたよ。発進しにくさは。取り替えただけでこの低速トルク。たまんないねぇ快適で。カネ払っただけのことはあったわ。カ・ン・ゲ・ギ〜
こういうのはただ良くなるのではなく、たぶん高回転域トルクにしわ寄せがいって馬力の天井が低くなってちゃったりするもんだけど、おいらの運転はそんなにぶん回さないから大丈夫だもーん。たまたまとは言えクルマを自分に合ったセッティングにすることができて、大変満足な買い物であった。
いじょ!
ぶおんぶおーん。
最近寝不足がひどくて、かなりつらくなってきたんです。長篇も多かったしなぁ。予定も今週はバンバカ入っちゃって、轟沈寸前って感じです(笑)。24日もこんな調子で失礼いたします。
訪れて下さった皆さん、すみませんです。お許し下さい。
うおお……具合悪いい……眠い……。
とまあそんなわけで、睡眠取ります。 ( ̄ω ̄ ) zzz...
うげ〜今日まで提出の書類、結局今日までにできなくて、今月いっぱいまで締め切りを延ばしてもらっちゃったよ。さいてーっす。
明日は魚屋のように早起きして出張だよぅ。(ToT) で、今日はその書類を夜までかかって一通りでかして、チェック入れるのは来週ってことにした。「締め切りが今月いっぱい」ってことで、5時半でうっちゃって来週やろうかとよっぽど思ったけど、今やらないとどうせ前日の7月30日まで伸ばしちゃうからね。でも今日中にフィニッシュしてしまわないところがなんともまた解決すべき課題ってやつですわ。
と、町に出て晩飯食いながら今週号のジャンプ読んでサンデー読んで、「うすた先生、そろそろ発作かな」とか思ったりして。でもショートコントの一番最後が一番面白かったりして。なんていうか、イラストレーター沢野ひとしの4コママンガ的なノリで、開眼した、ていうか(笑)。
それと「かってに改蔵」200回記念おめでとう! 久米田先生、天才だよなぁ。今回もイタかったですぅ……。マガジンも読みたかったけど早く寝なきゃなんないから帰ってさ、でも外を歩いてたら二次会に向かう友達(というか先輩)にばったり会っちゃって強制連行。いいやつだなぁおいら(溜息)。勘弁してくださいっすよ〜。
でも飲まなかった。うむ。コーラ2杯飲んだけど。皆さん、おいらに同情して途中で逃がしてくれた。それが10時半。うおおお、魚屋早起きできるのかほんとに。
おっ、今日はなんだか日記っぽい内容だ(笑)
日帰りで出張して研修受けて、しごかれて帰って参りましたぁ〜 (×o×;) でもマーケティング関連じゃないよ。アレで洗脳されると頭の中にしつこく残るからね。明日を生き抜くための方策だけど、10年続けると国がこんな状態になるという恐ろしい教え。こんな状態になってもまだマーケティング信仰は隆盛を誇ってるよなぁ。いいかげん気付けよって感じ。
今日の研修は、製造現場での事故から徹底的に学ぶ方策。結局のところ、製造現場での効率を上げる方法ってのは「安全第一」なんだってさ。安全であるという認識が従業員の間に定着したところで初めて、「より良い物を作りたい」「職を通じて社会に貢献したい」という気持ちが自発的に芽生えてくる、のだそうだ。なるほど。ナットク。今日学んだことは、製造だけでなく営業や事務、はたまた一般的な生活にも応用できるそうで。でもけっこう大変そうなんだけど。いざ実際にやるとしたら。
先生はさすがにその道のプロだからそういう考え方がスラスラできるんだけど、素人にはちょっときつい。でも考える筋道とかはどんどん利用できそう。それだけでも勉強になったと思う。って、せっかく出張したんだから職場で活かさなきゃ意味ないんだが。(^_^;)>
でさ、話は変わるけど、Apple Computer, Inc. って今、やたら現金が欲しいと思うのよやっぱり。2002.7.20, 2002.7.21 に書いた話の裏付けってやつです。Apple が "Jaguar" という愛称で呼ばせたい次バージョンの Mac OS X ver 10.2(以下、単に "10.2")は現在予約受付中で、8月24日に発売予定らしい。この新バージョン OS の販売形態がまたセコくてさ。
とりあえず、これを買うとしても、しばらく様子見してからにするよ。だってさ、いま使ってる 10.1.5 からのアップグレードプログラムがないんだもん。10.1 ユーザが 10.2 にアップしたいなら、新規インストール版 14,800円税別を買えってさ。厳密にいえば安価(発送手数料込み2,500円、税別)でできる最低限の手段はあるにはあるんだけどね。やっぱしというか、条件があるんだよこれが。アップルコンピュータのサイトから抜粋。
Mac OS X v10.2がプリインストールまたは同梱されていない対象の Macintosh 製品を2002年7月17日以降に新規ご購入いただいたお客様
ほんと最低限だよね。いま本体を買っちゃった人のみが対象。しかも、そういうお客からもしっかりカネを取る。前回の 10.0.x → 10.1 アップグレードが混乱してユーザから不興を買ったのが本当の原因かもしれんけど(おいらは OS X 移行でいきなり 10.1 を買ったから、たまたまこの混乱には巻き込まれなかった)。
そのうえさ〜、この新規インストール版がまた合理思想というか少数切り捨て思想というか。10.0 〜 10.1 までのパッケージには Mac OS 9.x が付属してきたんだ。古い OS からのアプリ資産や作成書類をスムーズに受け継ぐために。Mac OS X には OS 9.x までの古い OS をその上で動かすエミュレータ("Classic 環境" と名付けられている)が載ってるから、それ用に。
それが今回からは付属しなくなった。確かに一番多い購買客は 10.0 か 10.1 からのアップグレード組で次点は現在 OS 9.x ユーザ。9.0 さえ持ってれば 9.2.2(OS X 上の Classic [OS 9.x エミュレーション] 環境に最適のバージョン)には 無料でアップデートできるから、いらないっちゃいらないんだけどさ。でも、いまだにいるんだよ。OS X 対応機種で OS 8.6 を愛用してて、OS 9.x を持ってない人たちってのが。確かに少数だけど、DTP、 DTM 関連のコアなユーザがそうだったりするんだよ。あんたがた切り捨てられちゃってるよちょっと。
あと、Apple は考慮しなくていいかもしれないけど、古い型の iMac や Power Mac を中古で買ってしまった人たちも、付属の OS が 8.1 〜 8.6 だったりしてさ。ネットオークションで買えるけどね 9.x は。それにしてもなんだかちょっと……て感じ。おいらを含む大多数のユーザにとってはどうでもいい問題だけどさ(おいらは OS 9.x の CD-ROM を4枚持ってたりする)。
長くなったけど、そういうことで今度発売の 10.2 は、CD-ROM 1枚分の経費削減をしておる。ということで、
これはやはりこの前の憶測通り、
「明日にも来そうな米国大不況に備えてできるだけ速くできるだけたくさん現金を手元に取っときたい症候群」
じゃないだろか。このなりふりかまわなさからして。1企業の態度として、出資者たちを安心させるにはこの手がいいんだろうが、この前書いた ".Mac" と合わせて、一般の個人ユーザ(Apple 最大の顧客ターゲット)にはちょっときつい負担だと思うぞ正直言って。株主ではないただの1ユーザとして、「Apple の財政、そんなにやばいの? それにしてもなんか負け犬くさくない!?」って印象を持ってしまったぞ。どうするんだろ。こんな印象が一般ユーザ間に広く蔓延した日にゃ新規ユーザの開拓なんてできんぞ。なんたって、
だから。
おっ、なんだか考えがちょっと拡張してきたぞ。つまりだ。きっと Apple の財政アドバイザーがこの路線を強く主張したんだと思うけど、ということはだよ、米国のほかの大企業たちもとっくにこういう守りの財務体制に入ってるんじゃないのかね? 大企業が軒並みカネを集めて懐にしまうとどうなるか。市場にカネが出回らなくなりますな。経済の血流が滞れば苦しくなる企業が続出。倒産が増えて株価は下落していき、ますます不況に拍車がかかる。
職安には職を求める失業者が溢れ、失業していない消費者もカネを払うのをいやがり、生活防衛用に預金をため込みますな。大企業と同じように。消費者は安い物ばかり欲しがり、それを見越して、価格決定権を持つ大規模小売店は自分だけが生き残るためにマーケッターたちを雇い漁り、血も涙もない安売り競争を展開。
生産者はそのあおりでまたしても弱い順からバタバタと潰れ、大企業はますます自己防衛のためにカネをかき集めては貯め込んで市場の血流を弱まらせ、さらに支出を減らすべく(出資者を安心させるべく)大量解雇者を出し、ますます失業者は街に溢れ、平均株価はさらに下落し、消費者は将来に怯えて支出を減らすことに血道を上げて安い商品に殺到し、ぐるぐるぐるぐる……。これ、デフレスパイラルそのものじゃないのかね。
相次ぐ利下げでなんとか切り盛りしてるグリーンスパン議長、どうするよ。いくか!? マイナス金利(笑)。それともアレやるか? 地域振興券(爆)
いや、まぁ、今月はじめの話になるけどさ、供用開始になったわけです新しい八戸駅。2週間ほど前に行ってみてきたんだけど、これがもう予想以上に良くて (^▽^) ええと、7月3日に書いたけど、旧駅舎取り壊しのためにプレハブの仮駅舎が隣に建ったらそっちの方がよっぽどましで、八戸市民はそれで大いに感動したぐらい旧駅舎はひどかった。ボロで。
今回の駅、前駅の建設から実に111年ぶりに立て替えなんだってさ。いや〜嬉しいやら呆れるやら(笑)。111年て……明治時代だよなぁたぶん。木造でね、歴史的な建造物になってもいい年頃だったけど別に特別な設計を施してあったわけでもなし、実用本意なただの駅舎だったみたい。別段、市民からも愛されてなかったしなぁ。やっぱり古くて狭くて、24万もいる地方都市(東北地方ではかなり多い方)としてそのふさわしくなさが恥ずかしいというか。
で、東北新幹線が今年の12月1日に盛岡‐八戸の区間が開業する運びになったんで、それに合わせておととしから新駅の建設工事の槌音が響いておった。新駅の構造が発表されたときの拒絶感、忘れられんなぁ。「地平式橋上駅」という構造でさ。そりゃ何かというと、新幹線なのに1階に停車するんだこれが。で、自由通路が線路全てを跨いでいて、その通路の中に駅としての機能がある。なんかイヤでさぁ。建てる理由はもちろん「建設費を安く上げるため」。そりゃ分かるけど……。地元の情報誌でもそういう意見が出てたな。
「こんなので納得できるか」とか「100年に1度の建て替えのチャンスが来たのに、これではあんまり」とか。
ちなみにこの意見の中には「全国の新幹線駅でこんな形を採用しているところなどない」というのもあったけど、それは間違い。1999年に東海道新幹線の豊橋駅を使ったことがあるけど、そこがこの地平式だったよ。特に安くさい印象はなかった。通路は広いし、内装も明るくてきれいだったからね。あと、山形新幹線の山形駅。ここも地平式の橋上駅。ここも何度か使ったことがある。山形市民の皆さんには悪いけど、ちょっとしょぼいかも(都市の規模に対して、という意味で)。自由通路は採光を良くしてるけど、駅機能のところは暗くて、あまり広くない上にそのせいでますます狭く感じる。
そういうことで、おいらは地平式には絶対反対ではなかったけど、少なくとも豊橋駅ぐらいの好印象のある駅にしてほしいと願ったもんさ。山形駅の問題点を改善してくれれば、八戸駅はいい駅になりそうだなぁとの予感は、当時から持ってた。でもまぁここらへんにフル規格の新幹線を通すってだけで赤字覚悟だから、なるべく安く済ませたい JR 東日本の気持ちも分からんでもない。旧国鉄の債務の追加負担も決まってるしなぁ。
じゃあどうなればおいらは納得できるのか。この際、「地元のエゴ」ってやつは言わん。地平式橋上駅でも構わん。ただ、
建物を低くして安く上げたぶんのいくばくかを回して、外観や内装に気を使ってくれ、と。国鉄末期時代に作られた東北新幹線の駅って、ほとんどが新幹線が4階ぐらいの高さに停まるようになってるんだけど、どれもあんまりかっこよくないんだよね。実用本意というか、デザインにカネかけてないというか。新幹線のライバルに飛行機を設定するんなら、空港みたいなかっこいいイメージが、駅には欲しい。ちなみに青森県内の空港(青森・三沢)ビルは実用本意デザイン(ダサい)だからこの範囲ではない。
あと、おいらが持っていた要望としては、
八戸の冬は寒い。北海道人からすれば春の陽気かもしれないけど、八戸人にとって、八戸の冬は間違いなく寒い。八戸駅がある尻内(しりうち)地区は市街地から遠く離れた(歩くと1時間半はかかる)郊外。周りにはなんもない。木立さえほとんどない。ぽつぽつと民家が建ってて、八戸西高校なんてビルもあるけどやっぱり圧倒的に田んぼや荒野だらけ。振り向くとクリント・イーストウッドが馬に乗って歩いていそうだ。枯れ草が巨大な玉になって風に吹かれて転がっていそうだ。
現在、特急はつかりを待つときのホームは吹きっさらし。冬場はめちゃめちゃ寒い。そこに立って列車を待ってると、1分ごとにみじめな気分になってくる。切ない。ひたすら切ない。フル規格の東北新幹線の駅ってのは大抵、ホームに風よけが付いている。大きな駅には屋根も付いて、冬でもあんまり切なくない。だから、八戸駅もすっぽりと覆ってほしい。
現在各地で見かける屋根付きホームは暗い。天窓もあるにはあるけど充分とは言えない。風よけの窓ガラスからの光、つまり横からの光が主で暗い。車両がホームに出たり入ったりするだけで周囲の明るさが激しく変わって落ち着かない。そこらへんがあまりよくない。だから、天井にも充分な採光窓をあけてほしい。
3年ぐらい前に発表された新しい八戸駅の図はかなりアバウトだった。でも、おいらの要望を実現してくれそうな雰囲気を感じた。それは、
ナマコの形を作ってるフードは新幹線ホーム全体をすっぽり覆ってる。この構造物、まん中が大きく膨らんでいて、両端(車両の出入り口)がすぼまってる。こりゃいい。きっと「冬の風の切なさ対策」だろう。すぼまった両端から入る風は、容量の大きな中央部に流れるに従って減速するだろう。ただの円柱状のフードより、体感温度の低下は緩和されるだろう。駅全体の外観としても特徴があるし、曲面主体で、触っても痛くなさそうな印象でいいぞ。天井からの採光がいいかどうかはその絵からは分からなかった。あとは橋上駅スタイルの駅舎の広さと採光だな。こりゃ現物を見るまで何とも言えん。
建設中から、ナマコフードの予想外のでかさに感銘を受けていたんだが、今月はじめにとうとう新しい八戸駅は供用を開始。それから1週間してようやく見に行った。
感激ぃぃぃぃぃぃぃ。駅舎はね、まず、自由通路が広い。12m だってさ。豊橋駅より細いと思うけど、利用客は確実に豊橋駅より少ないからこれで充分。ちなみに JR 東日本の当初計画では 6m だったけど、八戸市でさらに 6m ぶんの建設費を負担したんだってさ。実用上は 6m で充分かもしれないけど、市の方でケチってほんとに 6m だけになってたら、かなり狭苦しかったろうなぁ。
八戸駅の線路は全て南西‐北東の方向だから、直交する自由通路は南東‐北西の向きにかかってる。そうなると自由通路の壁は南西側と北東側、ということになる。駅機能があるのはすべて南西側。屋根は片屋根式で、北東側が高くなってる。こっちの側の壁の方が高いということ。この高い側の壁、全面ガラス張り。おおー明るい! 奥の新幹線ホームがある方(北西)に行くと、自由通路はナマコフード中央部に横から刺さる形になる。そこはますます屋根が高い。ここではもう自由通路のガラス張りの壁は途切れて JR 系の旅行代理店や喫茶店のブースが入ってる。その反対側が新幹線改札口。
新幹線ホームは立ち入り禁止(開業前なんで)だったけど、喫茶店の窓からホームを眺めることはできた。そこは新幹線ホーム中央部直上。天窓はあるけど期待したほどじゃないみたい。そこはちょっと残念。でもナマコフードは旧来の東北新幹線駅より天井が高いから、列車が入ったとたんに壁の窓が列車に塞がれて周囲が暗くはなるだろうが、現行の東北新幹線駅ほど極端に明るさが変わることもないだろう。
新型八戸駅で、いま運用中なのは駅付属のお店と、在来線のホームと改札口だけ。在来線の改札はくぐらなかったけど、ちょっと改札越しの様子をのぞいてみてみた。改札を通ると待合室みたいなスペースがある。天井と壁がある、ちゃんとした「室内」。そこから階段かエスカレーターかエレベーターでホームに降りる仕組み。ベンチは窓際にのみ配置。乗り降りの客がごった返すから、それを吸収するスペースだと思う。
で、見た瞬間、「待合室にしては狭いなぁ」と正直思った。でもすぐに気付いた。この面積、111年来の旧八戸駅及びプレハブ仮駅の客用待ち合いスペースと同じぐらいだわ(笑)。新幹線の待合室は別に用意されてるから、合計するとかなり広がったことになる。
JR 東日本、今回いい仕事したなぁ。まぁあとは使い心地なんだけどね。それは実際に使うとき、特に新幹線の開業後にチェックということで。バブルのあたり、日本人が大量に海外に行き始めたよね。それで、特にヨーロッパの駅の素晴らしさに衝撃を受けた人が多かったらしい。当時、けっこういろんなところでそういう記事やコラムを見かけた。彼らは帰国して日本の駅を改めて見直し、改めてがっかりしたらしい。あのときは「国鉄が JR になった程度じゃそういう体質までは変わらんだろうなぁ」と思ったもんだったが、八戸駅は満足できる出来じゃないか。少なくともおいら的には。
10年ぐらい前にできた山形駅は、世界を見てきた人たちの意見を汲み上げ、駅のデザインを良くするためのプロトタイプだったんだろうか。東北新幹線が大宮‐盛岡までで暫定開業してから約20年。八戸市民はずいぶん待たされたけど、その間にバブル経済期があり、駅のデザインを見直す機会があり、その間ずっと待ったおかげでかっちょいい駅が使える運びになった。新幹線「はやて」、早く来ないかなぁ〜。ぷしゅー、しゅしゅぽぽしゅしゅぽぽ(←こんな音、誓ってしません)。
追伸:ついでにというのもなんだけど、さすがに最新の駅だけあって、バリアフリーも行き届いてるらしい。入り口からいきなりエスカレーターだもんな。先月までの八戸駅じゃ考えられないよ(嬉泣)。それと、駅構内の表示が日本語・英語・中国語・韓国語の4か国語だった。2003年の冬期アジア競技大会に間に合わせるために、この時期に八戸に新幹線が来たんだったなぁと今さら思い出してしまった(笑)。
魚肉ソーセージ、おいしいと思うんだが、みんなはどうかな? 「荒挽きソーセージに比べるとちょっと……邪道、っての?」とか言わないでさ、別物の食べ物と思って、どぉ? 荒挽きだのバイエルンだのの本格派ソーセージと絶対違うのが、キャラとタイアップしたりしてるとこ。今日はそこらへんを攻めてみる。「責めてみる」じゃないよ(笑)
「ドラえもんソーセージ」とか、昔よくドラえもんのテレビのコマーシャルで流れてた。それを見るたび、「そんなの関係ねーじゃん」と醒めてたもんだが、でもキャラクター使用料を払ってまでそういう製品を出すからにはけっこうこれで売れるんだと思う。小さい子供を持ってる知り合いに聞いてみたら、スーパーに子供を連れて買い物に行くと、そういうキャラクター商品に子供が執着して大変なんだそうだ。
またこれがスーパーってのもあざとくて、ソーセージに限らず、売り場の何か所にもそういう商品を並べていて、この手の商品を我が子に見せぬよう必死にコース取りしている夫婦をまるであざ笑うかのように、行く先々に幼児の目を引くキャラグッズが出現するんだそうだ。キャラソーセージを買わされる親ってのは納得が行かない。だって同じ味だったらもっと安いやつがあるんだもん。そこらへん、商売としては邪道だと思うのよねおいらとしては。
だったらどんなキャラソーセージならいいのか。実際にカネを払う人にターゲットを絞る。おじさんだったら……うーん…… AV 女優ソーセージですかね(爆)。なんかめちゃくちゃ程度が低いけど、客の興味を引きゃいいんだというスタンスは、 アニメキャラグッズと同じですな。ていうかおじさんと幼児、同レベルかい。(^_^;) でもこんなのスーパーの棚になんか置けるか。ボツ!
おばさん相手だと、んむー、「梅沢富美男ソーセージ」? なんか、何かが破綻してるって感じ(笑)。若い独身男性向けだと女性アイドルもの。若い女性向けだと男性アイドル。版権高そうだなぁ。あ、そうか。タレントをイメージキャラとして使うってのはもうどこでもやってるよね。
ちょっと視点を変えよう。一番多い買い物客構成は、若いおかーさんとそのお子さん(幼児)、の組み合わせであろう、と考える。両者を同時に満足させれば、とりあえず売り手としての義理は果たせる。その結果、こうなった↓。
「梅沢富美男ドラえもんソーセージ」(即ボツ)
ウルトラマンや仮面ライダーのキャラもの。ポイントは、変身前と変身後、両方の写真をパッケージの目立つところに大きく出すこと。もちろん変身前の俳優さんは、かなりヴィジュアル的に素晴らしい(若奥様たちが惚れるような)人を用意すること。まぁその点は最近は普通だよな。
魚肉ソーセージ屋さん、こんな感じでどう?
料亭ってところで食ってきた。
料理は八戸近海ものの海産物主体。ホヤのなますが絶品だった。(^▽^ )
同日
あ〜もうその料亭ってところでいやな目に遭ってきたよ。若造がそういうとこに呼ばれていくってのは、そういうオチが付くってことさ。別にケンカ売られたとかスピード違反で捕まったとか言われのない借金取りが来て居座られたとか宗教団体がしつこく勧める100万円の壷を当然断ったら信者に取り囲まれて太鼓叩きながら「地獄におちれ〜」と歌われたとかそういうのじゃないけどさ、まぁそういう非常事態に比べればずっと楽だろうけど、ああでもいやだいやだ。
お年寄りの説教。
あんたはこれからああでなきゃならないこうでなきゃいけない、人生ってのはあれだよ、年寄りの言うことは聞くもんだよ。あんたにゃ分からんことかも知らんがうんたらかんたらうんたらかんたら……。おれはあんたのじいさんにはずいぶんお世話になったんだ。今こそおじいさんにそのご恩をお返しするときなんだ。だからおれのいうことを聞きなさい。うんたらかんたらうんたらかんたら……。そういうことだ。いいね。約束しなさい。絶対だぞ! 絶対だぞ!! 絶対だぞ!!!
Est! Est!! Est!!! みたいだな(笑)。うちのじいちゃんに恩義を感じてくれるのはありがたいけど、本人(ゆんず)の意向を忘れてるぞ。でも、言えないよなぁそんなこと。旧制中学を出てこのかたシャカリキに働き続けて成功を遂げた御歳85の御仁に楯突こうなんてさ、できんよ。時には笑顔で、時には真顔で、ハイ、ハイ、とうなずいてきたよ。
疲れた。とても疲れた。
おいらの住む土地は青森県八戸市というんだ。青森県の南東の海沿いにあるんだ。「太平洋に面している」ってやつだ。明け方やら夕方やらに海を見てると蜃気楼が出るときがあってね。双眼鏡で見えるんだよ対岸が。ハリウッドの看板とか。
と言ったら信じたやつがいたよ(笑)
今信じた人、ごめん、ウソです。見えません。これを目当てに観光に来ないで下さい。で、太平洋に面してるってことで、三陸海岸の一部(北端だけど)ってことで、漁業が盛んなんだ。最近は漁業全体が下火だから、八戸自身も漁業の町っつうより工業の町って感じだけど。でもまぁ漁港があって、魚介類が毎日水揚げされるわけだ。八戸の場合は、イカ。これが名物。近海で良くイカ釣り船団が夜中にドバーっと大光量ライトで海を照らしてイカを穫ってるけど、その他にもなんでか南大西洋まで遠洋漁業に行ったイカ釣り船団もわざわざ八戸まで来て水揚げする。南太平洋は South Atlantic Ocean ということで、漁師さんや魚の加工屋さんたちには「SA イカ」と、中途半端に洒落た名前で呼ばれてたりする。
八戸のイカの紹介はこのぐらいにして本題。「イカヒコーキ」と聞いてピンと来る人、前まで全国区だと思ってたんだけど、どうもここらへんだけらしい。同じ青森県でも、津軽地方(県の西半分の地域)で知ってる人は皆無、みたい。というか、八戸の隣町でも知ってる人にはあまり会ったことがない。会う人ごとに聞いてるわけじゃないんでサンプル数は10に満たないんだけどね。
紙ヒコーキの一種のこと。いや、ハサミで切ってのりで貼り付けるような凝ったやつじゃなく、新聞の折り込み公告やコピー用紙を折ってパパッと手早く作るやつ(ゆっくり作ってもいいんだが)。その作り方(折り方)を紹介しようと思った。「六角大王」で 3D モデリングをすればうまく表現できるかも、と思った。紙を折るやつだから基本的に平面だけで、楽だろうと思った。左右対称だから六角大王の対象モードを使えばさらに楽にできるだろうとも思った。
でもやめた。2時間はかかりそうだしなぁ。もう夜中だし(低テンション)。今日のところは紹介にとどめよう。すんません。
折り方の流儀が2通りあったりする。ひとつは折る工程が一つ少ない。かなりリアリスティックにイカの形を表現してる。でも頭が軽すぎて(イカの耳の部分が大きいだけ揚力が余分に発生して)、すぐに失速してあんまりよく飛ばない。ふわふわ浮いてるぶんには浮いてるけど、飛ばしても飛距離が出なくてあんまり気持ちがよくない。ま、おいらがスペシャルセッティングを施せば、飛ばない紙ヒコーキなどないがね。ふっ(ちょい自慢)。
でだ、もう1工程増やすとけっこう気持ちよく飛ぶようになる。イカの正方形の耳の部分を三角形になるように二つ折りにしてしまうから、見た目がイカヒコーキというより「シュモクザメヒコーキ」に近くなっちゃうのが難点だけど。
しかしこれはやっぱりアレですか。古来、八戸人が毎日毎日イカを釣ったり皮をむいてさばいたり干したり焼いたり短冊切りにしたりゲソ揚げたりイカちょうちんを作ったりしてるうちに、自然発生的に誕生してしまった紙ヒコーキなんだろうか。「やっぱりアレですか」と言い切るには無理がありすぎる展開だけど、ねぇ……。「ねぇ……」って言われても困るよね(笑)。
あ、思いついた。関係ない話だけど。YAHOO!! BB にしよっかな。今はフレッツ・ADSL + 地元プロバイダだけど、YAHOO! の「リーチ DSL」、魅力なんだよね。回線の線路長 4230m で、なんぼがんばっても 300kbps しか出ない環境のおいらとしては。600kbps ぐらいいくかなぁ。むふふふふふふ。それに今使ってる Apple の無料サーバ領域もあと2か月で有料化しちゃうから、カネ払って居残るのか新しいところに引っ越すのか速く決めなきゃなんないし。
あれ? なんか以前この日記で、「ADSL の理論最高速度を下げれば収容局から遠くても通信速度を保てるのではないだろうか」ってなことを書いたことあったよな。ええと……(過去ログ検索中)。見つけた。2002.4.17 の日記だ。あの説は正しかったのか。嬉しぃ〜! 「額面速度が遅いから料金も控えめ、といいことずくめ」はちょっと虫がよすぎる気もするけどさ。YAHOO! BB はもとから安いし。
NTT 東日本にそれを期待してたんだけどねぇ。そしたらサービスを変更するだけで面倒なことないのに。で、YAHOO! BB、サーバ領域はどれぐらい提供してくれるんだろう。今、YAHOO の HP を漁ってるんだけど、なかなかその答えに辿り着かない。ああそうだそれよりうちは開通してるのかね。そっちの方が重要だわい。ええと開通予定情報のページを出して、と……。おぉーい! 八戸地域唯一の「八戸NW3棟」ってどこのことじゃい。うちの地区にはまだ来てないのか……とほほほ。
ははぁ…… 無料サーバ領域の容量は、無料のホームページ開設サービスとして、Yahoo! JAPAN IDをURLに明示できる新規「Yahoo!ジオシティーズ」をご活用ください。「Yahoo! BB」会員の方に限り、 25Mバイトまでの容量をご利用いただけます。なのか。うーん、100MB な気がしてたけど、それは甘かったか。ああそれは YAHOO! が買収した東京めたりっく通信のサービスだった。ああどうしようサーバ領域。あと2か月で YAHOO! がうちの地域に来てくれる保証はないしなぁ。
また関係ないけど、とうとう今月の Web 日記、あと1日を残して容量が 100KB いっちゃったよちょっと! 次点は1月分の 92KB。東京旅行記がかなり稼いだんだろうな。で、今月は何よ。何がそんなに……ああそうか .Mac 関連か。あと1周年記念事業。いけね! あれ途中だったよね。何月ぶんまで書いたんだ?……。(只今検索中)ああ、1月分で途切れてら。あとで2月分からまた書くね。
もう今日は話があっちに飛んでこっちに飛んですごいことになりましたな。
風呂上がりに風呂屋のロビーでほげーっとテレビを見てた。ここ何年もずーっとテレビをろくに見てないから、地方 CM も変わったなぁと実感したよ。深夜は地方(地元企業) CM がけっこう入るんだよね。広告枠の値段が安いらしくて。枠が安いうえにさらにカネかけないのが多くてね。最近ではあんまり見かけないけど、前は、友達の間で「1枚もの」と呼んでた広告ばっかりだった(よくその話題を出し合っては笑ってた)。社名や商品名のテロップ1枚を15秒間出しっぱなしで、あとは宣伝文句を付けるだけのやつ。地元アナウンサーの耳慣れた声だったな。ひどいのだと、テロップ1枚を出して音声はずっと鳥のさえずりだけってペットショップの広告もあった。
80年代、1枚ものでもなかなか骨のあるやつもあった。ある精肉店は、4段階ぐらいでだんだんテロップがアップになって、最後に画面一杯になるという演出を施してた。まぁそれぐらいやったって CM 制作料にそんなに影響ある訳じゃなさそうだし、そういうやり方があるんなら他のスポンサーたちもどんどんバリエーションをやった方がいいと思ったな。でもこの精肉店、そのあとただの1枚ものに逆戻りしちゃうんだ。でも凝るぶんには凝ってた。ブルース・リーの絵だもんなぁ。肉屋なのに。その絵の下にお店の名前。わけ分からん。そして「燃えよドラゴン」のテーマ曲をバックに従えたナレーションが、
で、そのあと社名が語られる、と。ほんとに、ほんっとうに全然意味分かんなかったけど、うちのクラスでこの CM を知らない男はモグリ扱いだったね悪いけど。自動車学校の CM で、これをさらに進化させたのが、そういえばあった。そこはちょうど30秒で歌いきる爽やかな CM ソングを持ってて、車に乗ってる若者の絵(古っぽいけど、なかなか趣味のいいイラスト)が何秒かおきに入れ替わる。でも映像としては止まっていないで、カメラがそれぞれの絵の上を移動して動きを与えてた。スタイル的に1枚ものか動画かの区別が中途半端なせいか、全体的にインパクトが薄いのが難点だった。
地元 CM にはもちろん、ちゃんとした動画のものもあった。大体パチンコ屋なんだけどさ。でもいざ動画ものとなると、全国版の大手企業 CM と比べちゃって、その見劣り加減がトホホなんだよね。出演者の知名度はまぁしょうがないとして、照明・撮影・音響・演出・編集といった映像的基礎力の差が如実に現れちゃうわけよ。自分たちでもよく分かってるみたいで、そうなるとどうなるかというと、どうせ深夜にしか放送しないということも見越してエゲツナ路線だったりして。
それでも面白けりゃいいんだけどこれが全然面白くなくてなぁ。チャップリンファンであるおいらは、チャップリンの似てない真似を延々、延々と続けるパチンコ屋 CM に憤りを感じておったよ。寅さんのそっくりさんを使ったとこもあったな。えげつなくない CM だったことは、このスポンサーの名誉のために言っておこう。で、最後にそっくりさんがこっちに向かって手を広げて言うんだ。
「出ます、出します、トラせます」
うーん、微妙にトホホホ……。10年以上前に「テレビ探偵団」て番組があった。そこでは知られざる地方 CM が流され、出来のひどさが容赦なく笑われたもんだった。我が青森県からも多数が抜擢され、僕らはとても自虐的に笑ってたもんだった。水戸黄門の3人がスーパーマーケットに訪れる CM もそうやって発掘されたもんだった。
あれは、役者さんたちはけっこう良かったけど、脚本、演出、照明のへなちょこさがひどさを醸し出してた。具体的にどこをどうすればいいのかってところまではよく分からないけど、あれじゃひどいってことぐらいはわかった。
そんな感じで、資金だけでなく発想力や技術力など全ての面で劣っていた青森県の地元 CM だったけど、最近はそうでもないらしい。出色は NTT 東日本 | 青森。さすがにカネがあると出来が違うねぇ。映像も編集も、かなりしっかりしてる。強いて言えば SFX が少し弱いぐらいで。え? 全国版 CM に「青森」って名前を足しただけじゃないのかって? それがそうでもない。だって出てる役者、みんな津軽弁だもん。ネイティヴな津軽弁、聞き取れないと思うよ全国的には。おいらも注意して聞かないと半分も分かんないもん(うちは南部弁)。
さらにその CM のクオリティを実感したのが、そのすぐあとに流れた有名な整腸剤の CM。全国版のくせにめちゃめちゃベタベタでさ。まぁあそこは昔からベタベタだけど、それがことさら際だっちゃうぐらい、NTT 東日本のはよく出来てた。
あと、「1枚もの」はもうほとんど絶滅したみたい。みんなとこ無理して動画 CM にしてるんだろうか。それとも「コストをかけない CM だと逆宣伝になるからやらない方がまし」という流れなのか。あの精肉屋の CM を見ればヒントが掴めるか? そこらはもっと深夜帯の CM を観察しないと分からないけど、観察する気力ないし(笑)
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