ひとりごちるゆんず 2003年6月 |
昨日(5月31日)は物産展のお仕事。八戸市内でさ。馬淵川(まべちがわ)の河川敷で。当然屋外での物産展。主催者が運動会に使うようなテントを張って、そこで五戸町の物産売り。主催者はなんと国土交通省。
何のイベントに参加したかっつーと、馬淵川・高瀬川流域の水防合同演習と一緒に行われる『水防フェア』。なんだかすごいセンスの名前だよね (^_^;) しかもなんだか地域の特産品と全く関係なさそうだし (^_^;;)
とりあえず「水防」とは何か。
んーと、自分でもこのイベントで初めて知ったんだけど、水害の防災や災害救助のことらしい。で、消防とかレスキューとか自衛隊まで動員して本格的に演習してた。河川敷のだだっ広いスペースで演習は午前中一杯続いた。聞いたところではこの合同演習、1年に1県、東北6県をぐるっと回るんだそうで、1回でひとつの県の川の1流域でやるんだそうで、ということで6年後にはまた青森県に順番が来るんだけど、たぶん違うところでやるんだろう。そういうことで12年かそれ以上に1度の、惑星直列並みに珍しいイベントなのであった。いやー、自衛隊のヘリも演習に参加してたもんな。あと雪上車みたいなごっつい車両もキャタピラ回して走ってたし。
で、演習スペースの隣のスペースで同時に水防フェアを開催。こっちは午後3時までの予定で。物産販売の他にも水防関係の体験コーナーなんかもあった。「縄の結び方講習」とか「土のう(土嚢)作り体験コーナー」とか。土のう作りはなんとなく笑っちゃったけど、でもまぁ知ってて損はないわなぁ。
あと、堤防の決壊を防ぐテクニックを模型で表現してたな。杭とロープと土のうでいろんな陣形を組んで、様々なケースに対応できるようになってる。これもなかなか見てて楽しかった。しかも近くの土手で実際にやって見せてるし。
恥ずかしながら水防なんて普段なんにも考えるところがなかった。知らないところでこんなに技術や経験が蓄積されていたのだな。まぁ仕事の合間にそうやっていろいろ見学してたんだな。
仕事はどうなのか。もうやるまえから遊びモード(笑)。だってさ、事前の資料では一般来場者数見込みはたった3,500人。1日だけだししかも午後3時までだし、なんだかメインのイベントと物産展は関係なくてピンと来ないし、それに天気予報が「午後から雨70%」だったし。
主催者側の狙いとしては、午前中いっぱいは大規模な合同演習で客を集め、お昼からの3時間で啓蒙活動込みの水防フェアでいろいろとお客さんに楽しんでもらおう、という作戦だったらしい。まぁそうなれば演習に参加した人たちも、昼に演習が終わってからはお客さんになってくれるかもしれんし。
実際テレビでも合同演習と水防フェアの宣伝してたそうだし、前日には新聞にも載ってた。ナメてたら時間が経つごとにだんだん客が増えてきてさ。駐車場も満杯。商売も意外と良かったな。12時頃までは。
天気予報ドンピシャ。小雨がパラついてきて。それでもうおしまい。もちろんイベントはやってるけど、お客さんは蜘蛛の子散らすようにいなくなってやんの。ちょうど水防合同演習も終わったんで、せっかく集まってくれたお客さん、「よしちょうど見物も終わったし雨も降ってきたし、帰るべ!」なんてノリで。
おおーい! (T/O\T) 帰る前になんか買ってってくれぇー!
まぁそういう感じで、チンタラやらせていただきましたよ。チンタラついでにいろいろ写真撮ってきた。災害対策用の特殊車両の展示もあったんで。
水害と来たらまずはこれでしょ。
お次はなんだか主体性が希薄そうな名前だけどけっこういかしたおクルマ。
あとはね、
ってのもあったけど、展示じゃなくて実際に演習に参加してた。邪魔しちゃ悪いから1枚だけ。それと、かなり素晴らしかったのがこれ↓
土のうって自衛隊員が人海戦術で作るもんだとばっかり思ってたんで、こんなお便利なメカがあるとは思いもよらなんだ。後ろのベルコンに土砂を乗せると正面から土嚢が出てくるらしい。すごい分かりやすいなぁ(笑)。ていうか漫画っぽいよね。この「見るからに」な使い勝手が。形もなんだかこんなもんなんで、わざわざ立体で撮る気が起きなかったよ。
と、こんなイベントだったっす。でね、天気予報が当たっても午後のプログラムは強行されたのよ。なんたって「雨天決行」だったからさ。水防なんだから「雨が降ったんでやめます」なんて言えないだろうしなぁ。で、誰もいない中、魅惑のイベントは次々と続けられたのだった。以下後日。
おっと後で忘れないようここに書いとこう。彼の名は『リバーエース』。
雨の降り始めあたりまで五戸町ブースで売れてたのが、馬肉鍋とイカ焼き。馬肉は五戸の特産。イカは……五戸の魚屋さんが持ってきたんだけど、五戸って内陸だからね。イカで有名な港町の八戸市内で、五戸の特産品としてイカを売るのはちょっと無理があるっぽかったけど、まぁそれ以上に人気があって良かった。結果オーライ(笑)
またこの魚屋さんのイカ焼きが独特で。
その工夫もさることながら、タレの具合がまた良くてさ。あああ思い出すだけでよだれが止まらぬ。うまかったなぁ。でも見た感じ思わず、
と言ってしまったら魚屋さん、アハハと笑いながらも、
そして注いだ運命の雨。嗚呼閑古鳥。昼少し前のことだった。まぁ今回の物産展は期待してなかったから、あとはチンタラ流すだけだけどさ(朝からチンタラだったけど)。そして水防フェアのステージは午後一番から予定通り始まった。雨天決行だからな。一般観客は4人だったかな。あとは水防合同演習を終えた参加者たちがパラパラと。
マーチングバンドの演奏。テントの中なのだ。楽器が濡れないように。バトントワラーも3人来てて、午前中はステージ前でいろいろと段取ってて期待したんだけど、踊ってくれたのは1曲のみ。
写真撮りたかったんだけどさ、でもほとんど誰もいない中、一人だけ前に出てって写真撮りまくったらさ、関係者から必ずや「こういう会場ならどこにでも必ずいるアヤシイあんちゃん」と思われるに違いないってことでさ、そう思われるのは大変心外ってことでさ、ええまぁそこまでする勇気が出ませんでしたですはい。やっぱしきれーなおねーさんを撮るときは堂々と一言お願いしてから撮りたいしさ。撮ったら礼を言いたいし。
タッチ&ゴーって感じでただ黙って撮ってるやつらにはわからんかもしれんがね、「ありがとうございました!」と笑顔で頭を下げたとき。その時が大事なんですよええ。頭を上げるとそこで待ってるのは、そのきれーなおねーさんのステキな笑顔なのだよ。コンパニオンとかミス○○とかそういう人たち、きっと一般撮影タイムではタッチ&ゴーな撮り逃げ撮影にばっかし慣れてるんだろうな。だから撮る人から珍しく人間扱いされると、いい笑顔を返してくれるのだよ。
それを撮れないのが(撮った後なんで)残念だけど、ここはひとつ、君の胸のフィルムに焼き付けるのさ(←おおっ我ながらカックイイ表現!……てーかクサい?) ということでカメラ小僧諸君、被写体への礼儀だよ礼儀。相手も人間なんだから。そこらへんわきまえてがんばり給え。ていうか別にそこにはカメラ小僧とか全くいなかったけどさ。
ブラスバンドの演目で感銘を受けたのは「なんでだろう」だな。テツ&トモの(笑)。フルコーラス聴くと意外といい曲でさ。他の曲もアニメソングメドレーとかで親子連れをターゲットに頑張ってたんだけど、ほんと見事なくらい客が引けてたからなぁ。
客というものは気まぐれでわがままで神経質なのが相場だが、八戸人ほど醒めてるのってなかなかないかも。「列に並ぶの嫌だから帰るよ」「暑いから帰るよ」「寒いから帰るよ」「雨が降ってきたから帰るよ」。
ま〜聴かせてもらったんで精一杯拍手してあげたよ。どうせこっちも暇だったしさ (^_^;)
お次は子供たちお待ちかねのぬいぐるみ劇、『水防ビーバーまもるくんショウ』!水防の大切さを説く啓蒙劇だ。
あらすじ:なかよし村は、いろんな動物が仲良く暮らしている村でした。明日は年に一度の防災訓練の日。まもる君のお父さん(水防隊員。ビーバー)はまもる君(ビーバー)に心構えを教えます。でもまもる君もまもる君のお友達のみなこちゃん(ビーバー)も、なんだかピクニックに行くような気分です。まもる君のお父さんは、二人に正しい心がけを諭してから、明日の防災訓練のことを村のみんなに知らせに出かけました。まもる君の同級生には、ずるお君(狼)がいました。ずるお君はいたずらを思いつきます。「そうだ、明日の訓練の日、川の上流の「水止めの石」を動かしてやれ。そうすると水が増えて、きっとみんな慌てるぞ いひひひひひ」次の日、防災訓練の最中に、ずるお君は「水止めの石」を動かしました。すると……。
と、こんなお話。ステージはあたかも観客がたくさんいるかのように、気合いの入った演技で進んでいった。
左から、みなこちゃん、ずるお君、まもる君。ですはい。
プロだ彼らは。客がいないってのにテープに合わせてしっかりと演技してる。
「みんな、わかったかなぁ!?」(痛々しい沈黙)「声が小さいぞ! 分かったかなぁ!?」(狂おしいほどの沈黙)「よぉーしもう大丈夫だねっ」
きちんと架空の観客からのリアクション待ちの演技してる。そして話が進むと、意外な展開が待っていた。まもる君のおとうさんはクライマックスで言い放った。
「こんなこともあろうかと思って、なかよし村の水防隊が密かに用意していたものがある。今こそその『リバーエース』の出番だ。さあみんなでリバーエースを呼ぶぞ。せーの『リバーエースぅ!』(身を切るような沈黙)声が小さいぞ。もう一度、『リバーエースぅ!』(断腸の沈黙)もう一度!『リバーエースぅぅぅぅ!』」
いや〜もうあんまりアレだったから、最後は五戸の仲間たちと一緒に、野太い声で呼んだよリバーエース。それで登場したのがまたこれがレンジャー系の超かっちょいいヒーローで(大幅に予想外)、彼が一気に問題を解決してしまった。リバーエースのスーツアクターさんは、動き鋭く大胆かつ華麗。本格派ヒーローの突然のご降臨に腰が抜けただよ。
八戸のガキどもめ、雨が降ったくらいで帰りやがるもんだから軒並みリバーエース見逃してやがんの。うはははざまみろ。彼は12年に1度かそれ以上の周期でしか八戸に来てくれないんだぞ。ぬはははははは。ブルー1人しかいなかったけど、まぁ水関係だからね。うん。無理にアミノンジャーのレッドとか出てこられたりでもするとかえってイタイしね。
お話はハッピーエンドで幕を閉じ、
で水防の大切さを謳い上げた。左から、まもる君のお父さん、(その後ろ)みなこちゃん、ずるお君、リバーエース、まもる君、犬のお巡りさん。しかし、物語が終わってひとつ気付いたことがある。
そこらへんどうにかした方がいいと思うぞ国土交通省さん。主人公、存在感 薄すぎ。
さらにこのあと、お客さんから参加者を募り、まもる君とずるお君も動員して水防知識○×クイズに突入! おおっと参加者が3人も集まったぞ。どこから出てきたんだ(謎)。雨も本降りになってきたことだし、1問やって全員正解で、景品あげてとっとと終了。
時刻は2時20分。主催者側の係員がまわってきて、撤収に入るよう指示が出た。予定では3時までだったんだけど、もうやる意味ないしな。
急いで片づけてうちに帰った。チンタラやってたのになんだかどっと疲れちゃって、そのまま爆睡しちまった。
ちょっと日記を書くのが遅れる日が多いけど、まぁ充電中ってことにしといて下さい。タラタラいかせていただいておりまぁ〜す。いや別に鼻にコンセント差し込んで寝てるわけじゃないけど(笑)
おめでとーございまーす! ぱちぱちぱちぱち……。
めでたやめでたや。
東京在住の友達が、超難関の国家試験の1次試験を突破してさ。これからまだ2次があるんだけど、それでも初の快挙なのだよ。八戸から遠いんで電話会見のみだったけど、なんだかもう嬉しくて一緒に泣いちまっただよ。
おいらは別分野の人間なんで、同じ志を持ってるわけでもないわけで、その試験の詳しいことは正直よく分かっとらん。んでもそいつがここ何年も死ぬほど頑張ってきてることくらいは知ってるわけで。ともかく嬉しかったんで、いつもは発泡酒だけど風呂の帰りにコンビニでヱビスビール買って、寝る前に飲んだよ。ぷはー。
いやーよかったよかった (^〜^ )
追伸:コンビニで思わず立ち読みしてしまった本があった。タイトルは忘れたけど鉄拳(芸人さん)の絵本。いや〜、あんまりの面白さに笑いをこらえながら、気が付いたら立ち読みのまま読破してしまったよ。鉄拳さん、コンビニさん、すまん。今度買うからさ (^人^)
ずっと忘れてた幻の名画を思い出した。『グランド・ツアー』という SF 作品。1991年 日米合作。
クレジットタイトル、かなり日本人の名前が出てた。バブル期で日本はハリウッド映画に盛んに参加してた頃だね。そういうやつだと『クライシス2050('90)』の方が有名だな。こっちの方は、いろんな問題やしがらみをなんも解決しないまんま作ったから、いわゆる「やっちゃった」作品としてつとに有名だな(笑)。でも『グランド・ツアー』は違うぞ。これがほんと感動の名作なのよ。おお、調べるとやっぱり記憶どおり、山形テレビが全額出資してるわ。
いや、この頃ちょうど山形に住んでてね、やたらテレビでこの作品の試写会の宣伝してたんだわ。で、その宣伝がベタだったんであんまり出来を信用できなくて、あとでビデオで見たのよ。そしたらもうほんと感涙もので。バブル期の日本絡みの SF という、どう考えても杜撰そうな状況なのに。劇場で見とくんだったなぁ!
比較的低予算な作品なんだけど、「凡作なら景気付けだけが目的の、『ありがちな SFX』をこれ見よがしに使いたくなる場面」は敢えて通常撮影のみにして、脚本・撮影・演出・編集技術という映画の本道でフォロー(これがまた独特の味わいを出してるのだ)。でも大規模なスペクタクル場面が少しだけあって、SFX の予算と技術はそこに集中的に注ぎ込んで完璧な映像にしてる。限られたカネの使い方、製作陣はよくご存じでいらっしゃる。しかもストーリーがすごく良くて。大作でだってあんな丁寧な筋書きはなかなか観られんよ。娯楽映画の鑑ですな。
でもさ、やっぱり完全に成功したわけじゃないのだな。ひとつ手落ちがあって。何が失敗だったかって、それは宣伝。これだけが唯一の失敗。結局、全国的・世界的には超マイナーな地位に甘んじてしまった。出来映えは完璧なのに。もっと知られるべき作品ですぞこれは。
内容に関してはまず、淡々とした語り口が大変にイイ。主人公(中年男性)が自分の娘を救いたい一心で、教会の鐘を鳴らすんだな。つまんない演出家だとまぁとりあえずスローモーションですな。で、額に汗して歯を食いしばって泣きそうな顔を、ローアングルからググーッとズーム寄せて撮ったりしてさ。「さぁお客さん、ここは泣きどころですよぉ〜」なんて感じで。
『グランド・ツアー』は違う。
ノーマルスピードかつロングで撮影。主人公、真剣だけど無表情でサクサク鐘を鳴らす。人間、何かに集中して必死になってる時って、けっこう無表情だと思うのよね。そこらへんを恐いくらい的確に表現してた。これ観ちゃったから、もうゴッテリドロクサベッタベタな「この夏の超話題作」なんてのは、どんなに宣伝が煽ろうと堂々と「つまらんもんはつまらん」と言えるようになったよ。
今度ビデオ屋で探してみるべ。
かの国では、将軍様。
この国では、米軍様。
いや、別に深い意味はないんだ。昨日ちょっと思いついたもんだから。
八戸高校のギター部&演劇部と八戸南高校演劇部の合同自主公演て〜のを観に行った。大会じゃなく、その名の通り公演てやつだな。
楽しかったぞ。うむ。感想のアンケートを集めてたんで、「いかがでしたか?」の欄にでっかく花丸を書いてきた。けど残念ながら第一部のギター部の演奏は、ちょっと時間が取れなくて間に合わなんだ。観たかったなぁ〜。
続く第二部は八戸高校演劇部の『蛍』からスタート。不思議風味なメルヘン(ああ、メルヘンてのは普通、不思議なもんだわな)。自作脚本だそうで、なんかこう、ほのぼのしちゃうようなお話。主人公が狂言回し的なところがあるから、シリーズものになっちゃうかもとか考えたりして。
主人公の青年の、密かに捨て身なアクションが素晴らしかった。アクション自体は目立たないように演出されてたけど、良質なアクション見世物に常に餓えてるおいらの眼力は、そんなとこばっかししっかりとらえていたのであった。
その次が八戸南高校演劇部の『戯曲『探偵小説入門』』。開演前に幕の前で前座の漫才が始まって。これが面白くてさ。いきなり大笑いしてしまったよ。本編もまた強烈で。探偵ものだけど随所でキレのいいギャグが効いてて (T▽T)
おいら、普段は推理ものってすごく苦手なんだわ。話についていけなくて。途中で出てくる設定とかどんどん忘れちゃう方だから、最後の種明かしタイムに入っても全然楽しめなくてさ。サンデーもマガジンも毎週読んでるけど、『名探偵コナン』『探偵学園 Q』、絶対読み飛ばすもん。『金田一少年の事件簿』もまともに読んだことなかったしな。ジャンプの『プロファイラー草薙葵』は、ちゃんと読むかどうか迷ってるうちに不人気で打ち切りだったし(笑) ガモウひろしの探偵ものは、もうタイトルも忘れちゃった。内容がなんだか全然アレでさ(一応全話読んだ。すぐ終わったけど)。主人公の頭蓋骨が割れててさ、推理する時はその主人公、ビン入りの酢をその割れ目から注ぎ込むんだ。脳みそに。決め台詞は「おれの頭は酢入り(推理)だぜ〜!」。読んでてひたすらイタかった。
マンガの話はともかく、南高校の演目は、なんといってもそんなおいらでも楽しめたのが嬉しい。ちゃんと話についていけて良かった (-o-;A) チェック入れとしては、役者さんがた、腕組みポーズ・腰に手を当てポーズが多すぎたかな。手の扱いがラクになるのは分かるけど、ちょっと目に付いちゃった。
ポーズといえば、4人揃って戦隊もの風にポーズを決めた時、あんまり見事で満場の拍手がわき上がった(笑) いやマジで。『ここは拍手でしょう』と拍手1番乗りを目指したんだが、ちょっと迷いが生じた隙に他の人に1番乗りを取られて、2番乗りになってしまったのが大変口惜しい。
トリは八戸高校演劇部の2本目『死の賛美歌』。今度はちょっと恐い系ファンタジー。登場人物たちは人の魂を管理する職員らしい。まぁそんな感じの設定で。しょっぱなの設定語りでついていけなくて、ストーリーに理解が追い付くのにちょっと苦労した(汗)
筋書き、こっちもオリジナルストーリーだそうだけど、きれいにまとまってたなぁ。展開が面白かった。でも、ん〜、クライマックスでピストル出しますか (-_-;) おいらの好み的には、ああいういきなりなピストルの出し方はいささか×。ストーリーの構成上、ピストルが便利なのは分かるけど。それ出すだけで緊張感高まるし、それを巡ってひと騒動も起こせるし、用済みになった登場人物はその場で消せるし。
ほら、横から突然割り込んできたやつに場を引っ掻き回されるのって、なんとなくヤじゃない? こういう便利な使われ方するピストルってのがまさにそれ。突然登場するやいなや客の目と関心を奪っちゃう上に、その後のストーリー進行の決定権まで握っちゃう。観客としては「そんなの聞いてねーよ」って感じがする。ていうか「結局それに頼るんか。あーあ」って感じもチョトダケ。ピストル出すなら出すで、話の流れの早いうちから、ピストルの存在をチラッと知らせておいた方が良かったかも。
まぁピストル演出ひとつにここまでネチネチこだわるやつなんてのも、あんましいないとも思われ。と、重箱の隅をつっつきながらも、実はこの芝居を十二分に楽しんでたりする (^o^;)>
総評:出てた人たち、みんな自然体なのがとってもよござんした (^▽^ ) 舞台での自然体って、いざやるとなるとなかなか出来ないんだよね。
なんでこう頑固なのかねぇ UNIXてやつぅわぁ〜。港を出てゆく〜 船のよーだね。悲しけ〜れば 悲しい〜ほどぉ〜 黙り込ぉむ もんだーね〜。黙り込んでんじゃねえ! ちゃんとご主人様の思い通りに反応しろよ!
ていうか大滝! 船が悲しむと黙り込むのかよ! 霧笛ぐらい鳴らせ!(←八つ当たり) 八つ当たりついでに、やい谷村! 「♪目を閉じて何も見えず」ってあたりめーだろ!
幾分すっきりしたところで事情を語らしてくれ。また、というか、 UNIX がゆーこときいてくれん。
そういえば最近知った話で、「"UNIX" という名詞は、BSD や Linux 等のいわゆる PC UNIX とは別のものに対する商標として登録されているので、原則的に "UNIX" という名詞は、いわゆる PC UNIX に対して当ててはならない」らしい。業界の慣例では、いわゆる PC UNIX にこの名詞を当てるときは "UN*X" とするらしい。
でもまぁ伏せ字じゃなんとなくアヤシイし、雑誌とかで BSD や Linux に関する記事で堂々と UNIX と表記されてるので、「この OS の仕様の一般名詞として、かつ商標登録者の権利を害さない使い方ならば、使用を容認されている」と考えることにする。ということでこのページでも引き続き、"UN*X" のことを "UNIX" と表記させてもらうっす。
でね、"setenv" と "echo" という新しく覚えた2つの呪文をがんばって駆使してるのに、うまくいかなくて困り果ててんの。『魔法使いの弟子』みたいな言いぐさだけど、ほんと魔法でもなきゃ直らん気がしてきた(疲)。2003.4.23 の症状、復活してさ。今度はいくつかのコマンドが効かない(前回は全部)。問題のコマンドを打ち込んでリターンすると "Command not found!" と出ちゃう。
前回と同じなのは、別のアカウントでログインし直すと問題ないってこと。ということで、問題がユーザディレクトリ以下で発生してることは確か。普通に Finder(Mac OS X の GUI 環境。旧 Mac OS と区別するときは "Aqua" と呼ぶことになってるらしい)を使ってるうちは問題ないから、ターミナル(Mac OS X の CUI 環境)の設定の問題。そんなわけで前回と同じく初期設定書類を捨てるという作戦に出たんだが、効かない。
効けよ!
怒鳴っても効かないものは効かない。別のログインアカウントで OK なんだから、コマンドそのものは無事なはず。コマンドサーチパスがいかれてるんだと思う。コマンドサーチパスってのは、コマンドが収められてるディレクトリへのパス(path。「筋道」「経路」の意)のこと。コマンド入力すると、OS はこの筋道を通ってコマンドを探し出して、実行するっつう仕掛け。
この筋道の現在設定をどうやって知ればいいのか。そしてどうやって書き換えればいいのか。OS X のターミナルの使い方を教えてくれるサイトを当たってみたら、"setenv" というコマンドで環境設定を替えればどうにかなりそうな気配。
「setenv (設定の種類) (設定内容)(リターン)」で変更できるそうな。とりあえず「setenv(リターン)」だと設定表示のみ。設定表示だけなら「env(リターン)」だけでいいことがあとで判明したけど。これでコマンドサーチパスを見ると、何だかもうごちゃごちゃしてて。よく見ると同じパス指定が3回くらい繰り返されてたりして。それが3種類くらいあったりして。無駄な反復って DNA 配列じゃないんだから。
なんだかわけ分かんなかったんで、今度は失われたコマンドを探す旅に出た。「cd ../」コマンド(←こいつは生きてた)でディレクトリ階層を鯉のように滝登り、設定表示に出てたフォルダを訪ね歩いた。「Users」以上の階層に行くの、まだ恐い。管理者権限を発動してないから、見るだけで変更はできないんだけどね。
「♪ファイト! 冷たい水の中をぉ〜 震えながら上ってゆけぇ〜」泣ける歌だよねみゆき。
設定表示に出てた「usr/bin(usr フォルダの中の bin フォルダ)」を覗いたら、なんだか見慣れぬコマンドがいっぱい入ってた(←数えるほどしか知らない人)。bin フォルダの隣に、何やらクサそうな「sbin」フォルダってのがあった。こいつを開くと……おお、あったあった! さっきやろうとして "Command not found!" で突っぱねられたコマンドどもめ!
翻って設定表示を見ると「usr/sbin」がない。これだな。トラブルの所在特定完了。なんでまたここが勝手に書き換えられるのかはまだ謎だけど、とっとと設定を直してしまいたい。
で、このパス指定を "usr/sbin" 込みに直すにはどうすればえ〜の? お教えサイトでは setenv コマンドを使えとのこと。ここに、正常に作動するログインアカウントから取ってきたパス指定を添えて、
setenv PATH /bin:/sbin:/usr/bin:/usr/sbin:/usr/X11R6/bin
これでいいはず。どうじゃ!……まともに動いてるよコマンド! \(T▽T)/
♪カーンパァイ 今 君はじんしぇい(←長渕節)のォ 大きな 大きな舞台に……
だけどターミナルアプリを終了・再起動したり、別セッションを立てたりすると元の木阿弥。一応の前進はあったけど、セッション立てる度に setenv... を実行すればいい話なんだけど、めんどすぎ。なんで恒久的に設定を書き換えてくれんのかね (-_-;)
ふと気がついた。勝手に書き換えられてた内容、"X11R6" ってのが入ってる。なんか過去に、"PATH" という単語とともにこれを入力したような……。記憶の糸をたぐってみる。
( -_-)っ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜クイッ(-_-c)〜〜〜〜〜[記憶]...ズルッ
おおーあれだ! GIMP(フォトショップっぽいフリーソフト)を初めてインストールしたときだ。確か 2003.1.23 で X Window System(BSD UNIX 共通の GUI 環境。Mac OS X Finder [Aqua] とは別)が "XDarwin" てやつで、それと一緒に GIMP をインストールしたとき「パスを通す」とかいう名目で、なんだかこういうコマンドラインを入力したぞ。
でも 2003.5.20 にあらためて XDarwin を外して "X11" をインストールしたときには、そのコマンド入力は不要だったはず。X11 の方がよりOS X に最適化されてるだろうから(Apple 純正だしね)面倒要らずだったということかも。とにかく XDarwin のときの設定がしつこく生きてるらしい。ここまで生き永らえてるということは、setenv みたいな吹けば飛ぶよなコマンドじゃないはず。
当時参考にした MacPower 2002年9月号を見てみる。ほほう、「echo」つうコマンドを使っとるよ。うん。こいつはターミナルが立ち上がるときの「起動項目」の役割らしい。
「echo (実行させたいコマンド名とその内容)」で実行すると、次回起動時以降は真っ先にこの echo で登録した内容を実行するらしい。それで setenv でせっかく設定した内容が、新規セッションで上書きされちゃう、とそういうことかな。そんならさっきやった setenv コマンドとその内容を、まるごと echo コマンドで実行すればいいわけだ。簡単簡単。どれどれ。
……、
……、
……。
だめかよ。再起動したら sbin ディレクトリ内のコマンドがまた効かなくなってる。パスの設定、前にも増して DNA 配列っぽくなってるし(長ったらしくなってる)。謎なのは、それでも最後にちゃんと「/usr/sbin」つう表示が出てるのに sbin ディレクトリのコマンドが効かないってこと。順番も関係あるんかいな。つーか昔の echo 設定なんでまだ生きてんの? 新しく入力した echo 設定が、昔のやつの後ろにつながる形で出てやがる。過去の echo 設定を消さにゃいかんらしい。
この echo 設定さえきれいに消せれば、次回からは setenv コマンドでの設定が上書きされないような気がする。で、どうやって消すんだろ。ようやくここまで来たけれど、また行き詰まった。
♪迷い道くーねくねー 〜┳= (ToT )
あれ? いつの間に日記が一日遅れてるのだ? 今日は10日だぞ。UNIX と死闘を演じたのが昨日(9日)だよな。自主公演を見に行ったのは土曜(7日)だよな。
……、
……、
……。
そうか土曜の夜は一緒に見にいった仲間と飲んだから書かなかったんだわ。それでずれたのか。まあいいや今回は9日の日付けのままいっちゃおう。ていうかどうせ穴埋めなんで、半年前に撮ったお写真でも(←書く内容をその場で考えるタイプ)。
八戸駅に新幹線が来たあたりの、駅で撮ったネタ写真2点。
まずは鈴木京香さんのお出まし。JR 東日本の東北売り出しキャンペーンのポスターなんだけどさ、ま、その宣伝が意欲満々ということがよく現れてて、普通のポスターの倍のサイズだったんだわ。縦長の紙を横に2枚並べたサイズで。
壁にはめ込みのショウウインドウいっぱいにそのポスター1枚なわけよ。ポスターを盗まれないように、ちゃんとガラス戸が締まってるわけよ。写真の内容は、「秋田の造り酒屋の軒先で、旦那さんからお話を伺う」という設定で、主人公はもちろん写真のど真ん中なわけよ。それらの要素が全て折り合って、
これだったら別に有名人じゃなくたって…… (^_^;)
2日ぶん書かなきゃいけないんだったら、ネタをひとつずつ小出しにすればいいんだよな。そんなわけで今回は残りのもうひとつ(←書く内容をその場で考えるタイプ)。
新幹線はやてが開業したのは12月1日。この日、八戸駅に隣接するビル「ユートリー」内での物産展の仕事が入ってね、その合間に近くをほっつき歩いてたら、ユートリーの中の一部がいつの間にか郵便局になってたのを発見した。以前は休憩所だった場所。いつの間に……。で、特別な日だから郵便局もがんばってたんだ。
が登場。簡易保険だから「Kan ちゃん」というらしい。何の動物かイマイチ分からんけど、おなかに袋もあるし、きっと Kan ガルーなんだろうな。
安直な名前に似合わず、たまんなくいいところがあるんだこいつ。首がセクスィーなのよ首が。中の人のスーツ・ワイシャツ・ネクタイが
もちろんそれを狙って撮ったんだけど、感銘を受けたね。うん。あたかも全て計算済みであるかのようで。普通の、スーツ型の制服着た郵便局員さんが持ち回りで中に入るんだろうな。写真撮らせてもらって頭下げてお礼を言ったら、おなかの袋から簡保の広告入りのポケットティッシュをひとつ出して、おいらにくれた。
なんだか下心が申し訳なくなってしまったよ。でも面白いもんは面白いんで、心を鬼にして公開したぞ。どだ。
なんでまた半年も前の写真が昨日出てきたのかっつーと、メモリースティック Duo とメモリースティックリーダ/ライタを買ったからなんす。今使ってる携帯(DoCoMo D251i)のカメラ機能、画像サイズが5種類あってね。そのうち写真付メール(i ショット)で転送できるのが、一番小さい「iショットS(120×120)」と中くらいの「iショットL(288×352)」。
最近そこらで撮ってきてここで公開してる写真(昨日のやつとか)、みんなその2つのうちの大きい方の規格で撮ってるんだな。iショットSなんて小さすぎて話になんないし。それでiショットで自分の普通のメールアカウントに送信して Mac に取り込んで、GIMP で色合いやフレーミングを直してここに出してる。GIMP でいじれる状態に持っていくまでが、正直めんどい。
パケ代かかるし、iショットは1通で画像1枚しか添付できないし、設定の記憶ができないから「1通作るごとに画像を選んでアドレス呼び出してタイトル振って」と小めんどくさいし、iショットL の送信は1通で50秒もかかるし、FOMA なんてまだ買う気にならないし、現行規格のだって買い換えるにはまだ早いし。ま〜そういう制約だらけでなかなかツラくて。
メモリースティック Duo とメモリースティックリーダ/ライタをとっとと揃えれば PC に一気に取り込めるんだけどさ、画像サイズも最大の「VGA(480×640)」が遠慮なく使えるんだけどさ、電話代かかんないんだけどさ、転送時間でイライラすることもないんだけどさ、画像加工に至る行程もグンと減るんだけどさ、D251i にはメモリースティック Duo 8MB とメモリースティックアダプタがご丁寧にも付属してたんだけどさ、
弱小勢力のツラいとこなわけ。ここ2カ月くらいでようやく Mac OS/Mac OS X 対応のが出てきてて、昨日ようやくパソコン屋に買いに行った、てなわけ。ケータイに付属してたメモリースティック 8MB は買ってから1度も使わなかったからなくしちゃって、新しいのは 16MB だからそれを買ってきたわけ。そんなわけで、撮ったままケータイに入れっぱなしだった画像を半年ぶりに取り出せて、昨日・おとといの日記に載ったわけ。
いやぁ〜ほんと、今までのあの面倒は何だったんだって感じ。楽だなぁパソコンへの転送。昨日の昼間に一枚試し撮りした VGA サイズの画像、
年輪に刻まれた歳月の中、ぐるりぐるりと目くるめく想い出の数々にむせぶおいらであった……
♪めぐるー めーぐるーよ じだいーはめぐるー 〜┳= (゜O ゜)
じゃなくてさ、何なんだろ周囲の同心円状のボケは (-_-;) iショットL の時から確かに気になってはいた。画像が大きくなるとますます強烈に出るなぁ。ケータイのチャッチい液晶画面で見るぶんには気になんないけど。
めいっぱいシャープかけるも効き目なし。まぁそれはそれで雰囲気出るけど、いつでもどの写真でもこれじゃ困るんだよ。
例えば焼肉定食を写したときにこんな特殊効果かけられたら、まるで腹減って目が回ってるみたいじゃん。うまそうじゃん。それはそれでいいか。それじゃ例えば大嫌いな奴がこんな風に写ったら、まるでそいつのこと大好きみたいじゃん。大嫌いな奴なんか撮らないよな。だったらまぁ、
良かねー! この 木の切り株写真、手ブレが出ないように5秒タイマー使って、両手でしっかり固定して撮ったんだけどな。周辺ボケ現象とは関係なかったっぽい。シャッター音が鳴った直後に動かしたからかな。まだ画像取得中だったとか。でもそういうブレなら画面全体が一様にぶれてると思う。動きブレなら、撮ってる最中にレンズを中心にカメラを回転させなきゃこうはならないだろうし。でもそんな器用な動き、意図してもこんな一様にはできんだろ。それにブレ方も、中心から周辺に向かって線形的にブレが大きくなっていくはずなんだがね。
フィルタの汚れ? レンズ保護用に平板ガラスのフィルタがはめ込まれてるんだけど、説明書では「撮影前によく拭くこと」と出てる。あんまり拭いたことないんだよな。今度からきちんと拭いて撮影するべ。もしそれも違ってたら、残るは、対策しようがないからあんまし考えたくないけど、「カメラの構造」か。だとすると、以下の2点が怪しい気がする。
もしカメラの構造が問題だとしたら手の打ちようがありませんな。けっこうでかい画像が得られるようになったから、とりあえずボケた部分はレタッチで切り取る方針で対処しますかな。なーんかナットクいきませんなぁ〜。
いやぁ何かと思ったよ。何がってさ、いきなり
だよ。とある駐車場のトラックの脇にそう書いてあるのを目にして。なんかそのまま「ノック」と続けるとすごくしっくりくるんだけどさ(笑)。ちょっとセンス古いっすか?(汗)
まったく何考えてるんでしょうね。で、よく見たら右書きで、
だった。(^_^;)> それで思い出したんだけど、前にもまたキョーレツな読み違いして。同じようにトラックの側面に書かれてたんだけど、
原文は、
芝生屋さんのクルマだと思う。アルファベット表記を右から読ませる感覚に乾杯。
追伸・ターミナル その1:2003.6.8 の『迷走・歌謡 UNIX』、問題解決!! (-_-;)Jwl ぐわっし
setenv コマンドでいくら環境設定を直しても古い環境設定がしつこく復活する問題、ユーザフォルダ内に仕組まれた ".tcshrc" を消したら復活しなくなった。どうもこの不可視ファイルに古い設定が書かれてて、ターミナルを起動するごとに、同時に書き込まれてた echo コマンドで真っ先に「設定書き直し」が作動してたらしい。
追伸・ターミナル その2:ターミナルでの FTP を実践したぞ。このページをアップロードしようとしたら、Apple の 有料ネットサービス ".Mac" の1機能、"iDisk(リモートディスク)" が死んでた。ゆんず環境だけでなく、けっこう何人も同じ目に遭ってるらしくて、ちょっとホッとした(笑)
せっかくこの原稿を書いたんで、とにかくアップロードしたい。明日の昼間に iDisk が復活してたら、暇を見て職場でアップロード作業できるかもしれんし。そのためには、別なリモートディスクに原稿を入れとかにゃいかん。ハイネットですな。契約プロバの。ここの残りはまだ 4MB くらいあるはず。
問題は、FTP 接続ソフトが OS 9 専用なことですな。OS X 用はターミナルしか持ってない。ちょっと腕試しに、ターミナルでアップロードしたら無事にアップできた。ここでも「脱 Mac OS 9 」計画「脱 Mac」計画が進んだ瞬間であった(感涙)
手順を忘れないように書いとこうっと。
既成 FTP ソフトに比べると工程数はやたら多いけど、とにかく成功。.Mac の契約は今年の9月いっぱいだからな。その後は別なリモートディスクサービスに引っ越そうと思っててさ。そこが FTP 接続なんだな。そんなわけでいい勉強になりましたとさ。
ターミナルは小めんどくさいけど、自分が主導権を握って作業を進めてるのが実感できるのがなかなか気持ちが良いのだな。と長々と書いてたら iDisk が復活してた(汗)
追伸の追伸:事件がないと覚えんなぁ UNIX。
「いいかお前、男ってのは昔からなぁ、そうじゃなきゃダメなんだって。そこんとこ分かんねーと……聞いてんのか?」
説教オヤジに捕まった (-_-;) 昨日は仕事関係の飲み会(現在、14日)。といっても T シャツ着てって OK だったようなくだけたやつ。このオヤジさん、数年前にも同じ状況&同じ展開でヘキエキだったんだけど、あれ以来おいらも成長したのだ。
数年前のときはもう耐えらんなくなって、人生の先輩として彼がアツく語るのを、腕組みしながら満面の笑顔で『しょうがないねこの子は』という雰囲気満々で受け止めてあげてたら怒っちゃって(当たり前だ)、彼は席を蹴って帰ってしまったんだな。
このオヤジとは今回までに2回くらい飲んだけど、 まぁちょっと避けてたわけだ。でもこの人、おいらのこと気に入ってるらしくて寄ってくるんだよ(笑)。前回、彼に軽くカマかけたところ、おいらの不遜な態度に怒り狂ったあの夜のことは完全に忘れ去ってた。彼、あの時かなり酔ってたしね。忘れてくれてるのはありがたい反面、また来るわけだ同じのが。
ほんと不味いもんだよね。説教たらされながら飲む酒は。でも今回は聞いてやったぞ。(表面上は)真面目な顔で相槌打ちまくり。彼は大変満足した様子で家に帰っていった。
酒は楽しく飲むとうまいんだが。
「楽しく飲む」とは、飲んでる仲間がみんな楽しい気分ということなんだが。
説教酒って言ってる方だけ楽しくて、聞かされる方は全然楽しくないんだが。
どうしてくれるおつもりなんでがしょ。それが一次会。ストレス溜め込んだまま次の河岸へ。うるさいのがいなくなった二次会は、「お好み焼きスナック」という大変素晴らしいコンセプトのお店にて。そこではお店のママにピンクレディーの振り付けを教えてもらっちゃった(爆)
うぃ〜〜〜〜〜〜〜〜よぉ〜〜〜〜〜〜〜〜うぃ〜〜〜〜〜〜〜〜よぉ〜〜〜〜〜〜〜〜うぃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ゆっふぉじゃかじゃじゃんじゃんじゃんじゃかじゃじゃんじゃんじゃんじゃかじゃじゃんじゃんじゃんじゃかじゃじゃんじゃんじゃんじゃかじゃてっをっあっわせってみっつめるだっけぇでじゃんじゃんじゃん じゃかじゃじゃんじゃんじゃん……
説教オヤジのことなんか忘れてひたすら歌い踊った。でも今日になってちゃんと思い出せる振り付けは半分くらい。今度行ったらまた教えてもらわにゃ。あと『ペッパー警部』と『カメレオンアーミー』の振りも教えてもらおっと。
最後は正しい飲み会ができてよかった。うん。
このサイト、『ふぃ〜らぁ』という月刊タウン誌の7月号で紹介される運びとなり申した。実はおいらの知らなかった雑誌なんだけど (^_^;)> 青森県内の地域情報を扱ってるらしい。
6月6日、契約プロバイダのハイネットから推薦していいかどうかのメールが来てさ。なんでも、
「広告掲載プロバイダが推薦ホームページとして数件の会員ホームページを、(株)フィラーステーションへ推薦することが出来ることとなりました。そこで、ハイネットのご契約者の中から、お客様のホームページをご推薦したいと思い連絡させていただきました。」
とのこと。喜んでお受けするわん! (^_-☆) ばちこ〜ん ハイネットさん推薦してくださってありがとうございます m(_ _)m おいらの人生で「推薦された」なんてこと、生まれて初めてじゃないだろうか(笑)
返事の締め切りが6月9日だったけど、次の日(6月7日)ソッコー返事出したよ。掲載されるのは、『3丁目のおもしろサイト』というコーナーだそうで、趣旨は、
県内から発信されているおもしろサイトを紹介する企画です。企業や個人サイトで、役立つ情報・充実する情報・趣味の情報など織り交ぜて紹介していく企画です。
って……役立つ情報があるのか? このサイト (-_-;) 充実する情報が? (-_-;;) ああでも「趣味の情報」ってことでいいか。立体写真という趣味ってことで(汗)
一応コメントも提出するよう言われたんで(編集部の方で書く可能性もあるそうだけど。よっぽど変な自己紹介コメントだったらそうするってことかな?)、お返事にと一緒に出した。
「本来は立体写真サイトのはずなんですが、最近はすっかり Web 日記サイトになり果てました」「その日記も、内容のテーマを決めたりジャンル分けしたりすれば読みやすいんでしょうが、整理が面倒なので行き当たりばったりの乱取り形式です」「注意:お食事中やロマンチックな状況下の場合、『J. S. T. Boosted!』は読まない方がいいです」これ↑では自分で読んでもあんまりでしたので、もう少しまともなもの↓を作りました。
「八戸市周辺や旅先で撮った立体風景写真のページ。肉眼では立体感が得られないような被写体にも挑戦しています。最近は Web 日記も充実。興味ある話題を手当たり次第書いています。一番の人気コーナーは、『J. S. T. Boosted!』ですが、お食事中やロマンチックなご気分の時は読まれない方がよろしいかと (^^;)」
今読むとモロにとりとめない文章だな……。ボツだろなきっと (^o^;)
まぁそんなこんなで『さんでー立体写真館』がちょこっとだけど雑誌に載るそうなんで、青森県在住の読者さんは『ふぃ〜らぁ 7月号』を買ってみてくだしゃんせ。ふぃ〜らぁを買うとなんと! おまけで青森県の地域情報が付いてくるぞ(←それがメインだろ)
2003.6.12 に UNIX の .tcshrc 問題を解決して、またちょっと慣れてきた。スキル的には全然まだだけど、まぁ UNIX に対する恐怖心が少し減った、ということで。そんなわけで、もひとつ悲願の UNIX 化をやってみた。
去年の2月あたりから今までは『Mac OS X GUI』版でやってきた。その前までは『Mac OS』版(OS 9.x 以前)のもの。これらは Mac 専用に開発されたいわゆるスクリーンセイバーとしての S@h アプリ。Mac 用があるくらいだから当然のごとく Windows 用も UNIX 用もある。おいらは Windows に全く関係ないんでパス。で、UNIX 用(コマンドライン版)。
かなりの数の UNIX プラットフォームをカバーしてる。ていうか UNIX のバリエーションてこんなにいっぱいあったのね (^_^;) こいつはスクリーンセイバーとしては動かなくて、起動したらひたすら解析しっぱなし。すべてターミナル上でコマンドラインによる操作&表示。
「自前のウインドウを持たない」=「描画に CPU パワーを食われない」が成り立つわけで、データ解析のスピードに期待が持てますな。OS 10.2 だと "Quartz Extreme" という機能があって、描画作業は全部 GPU に丸投げする仕様になってて結局は同じことになるはずなんだけど、うちのマシンのグラフィックカードが Quartz Extreme 対象外なんで、描画作業に相変わらず CPU が駆り出されちゃうのよね。
S@h のためだけに Quartz Extreme 対応のグラフィックカードに買い替えちゃおうかとも思い悩んだけど、根性出して S@h UNIX コマンドライン版を導入できればタダで上がるわけで。
以前、2ちゃんねるでそこらの導入ノウハウが出てすかさず保存しといたんで、それを参考にインストールしてみた。以下はデスクトップ上でいろいろ作業する場合の手順。何か不測の事態が起きたときに備えて、ここに記録しとこっと(UNIX スキルが心許ないんで)。
手順5.と6.の間で英文がモサモサと出てきたんで「んげっ!」と警戒しつつ読んでみたら、スポンサーの紹介だった(笑)
「もしかして、コマンドライン版は予想以上に速いんではないのか」と期待してみた。OS X GUI 版だと、画面スリープがかかった状態で6時間台が平均かな。これを上回ってくれれば大成功なわけだ。ちなみに画面が ON の場合、たとえ S@h のウインドウが他のウインドウに隠れてても画像処理をしてしまうらしくて、10時間くらいになる。ま〜コンスタントに6時間台をキープしてくれればいいか。
で、1回目の解析が終わった。前回の Total CPU Time を引き算すると……6時間25分。やっぱそんなもんか…… (-_^;) ぴくぴく
追伸:『ふぃ〜らぁ』様から、きちんと掲載の依頼が来た。ハイネットさんは ふぃ〜らぁ さんに推薦したので、ふぃ〜らぁ さんはそれを受けて「確認したところ採用の決定」と相成ったのであろう。関係者の皆さん、本当にありがとうございます。
コメント原稿はすべて編集部で作るそうで、別になんも考えなくていいんだそうで。「ボツ」じゃなくて、そういう仕組みらしくてちょっと安心。画像は、トップ画像と見どころ画像の2点とのことで、後者は立体写真の内容になるのかな。意外と『J. S. T. Boosted!!』か?(笑)
まぁこのサイトで食ってるわけじゃなし、サイト運営に人格を賭けてるわけでもなし、タウン誌掲載に関する管理人のスタンスは、けっこうテキトー (^o^;)>
能。
熊じゃなくて。
よぉ〜 かっぽんかっぽん の、能。あれで一つ覚えの知識がある。
能の話のひとつで、最後に主人公が崖から足を踏み外しそうになる場面があるそうだ。話の流れから、主人公はその瞬間、人生の深淵を垣間見て「ハッ」と正気に戻る、とか。まぁそういうくだりがあるんだそうで。田原のトシちゃんならそのあと「グッ」と来るんだろうなぁ。関係ないけど。
何でそれを知ったかというと、黒澤映画の評論本。『乱('85)』のラストで、薄幸のキャラ・鶴丸がその動作をする。映画を見た時はなんだか訳の分からないゾッとするような感動に満たされてしまったけど、後で読んだ評論本によると、元ネタは能のその表現らしい。
人生、そういう瞬間ってあるもんだ。
昨日飲んでさ(またかい)今回は八戸で飲んだ。帰りは歩き。行きも歩きだったんで。川原の堤防の上をトボトボ帰還するわけだ。昼間なら金八先生な風景が広がるわけだけど、夜中だから真っ暗。そういや金八先生のシリーズで『新八先生』『貫八先生』ってのもあったけど、生き残ったのは鉄矢だけだったな。それはどうでもいい。
わずかな明かりを頼りにトボトボ歩くわけだ。一本道であんまりヒマだから何かしたい。だったらあれでしょ。ケータイいじり。カメラモードにして「見る」を選んで、Mac に保存済みの画像を次々と消去した。歩きながら。
下ろしたはずの左足が不意に宙に浮いたと思ったらガクッ!と体が左にのめった!! 何事!!! 体勢を立て直して立ち止まってから、知らぬ間に進路が左に曲がって川の方に向かってたことにやっと気付いた。
暗くて全く気付かなんだ (^_^;) ケータイの画面、やたら明るくて(←言い訳)
驚いたことに先人の言う通り、暗いところで不意に足を踏み外すと、確かに何か、その瞬間の事態に関係ないことがハッと頭に浮かぶわけよこれが。いやーほんとにそうだとは夢にも思わなかった。
で、何が浮かんだかって? 肝心のそれ、きれいさっぱりなんも覚えてない。あまりにも一瞬だったんで。人生の深淵だったかもしんないけどさっき飲んだビールの喉ごし具合だったかもしんない。まぁそこらはもっとゲージツ的センスがないとどうにもならんな。
ことに、まっすぐ歩けない酔っ払いがそこいらの機微を汲み取るというのは、多分に酷なことかと(笑)。シラフでそういう状況になった時またここで語りま〜す(ほぼ不可能)。いやいや、人生の深淵てのは意外とビールの喉ごしそのものなのかもしれんなぁ。ビールの一口目が ガコッ! と喉を通ったとき、「生きててよかったぁ!」って感じするもんな。……と意味なく大仰にまとめてみたりする。
よぉ〜 かっぽんかっぽん
さて問題です(いろんな意味で)。
に、国家の公的組織にあるまじき恥ずかしい間違いがあります。探してみましょう(2006.5.29追記:いつの間にか先方に直されちゃいました)。いや〜、国の機関として、その中でも特にコワモテで権威を必要とする国税庁のサイトで、こんな恥ずかしい間違いをしてるとは(ぷっ)
とっとと答えを言っちゃう。
URL 欄、"taxanser" だってさ。"s" と "e" の間に "w" 入んないの?(ぷぷっ) こっそり直される前に、
を撮っといたよ(ていうかこっそりでもいいからとっとと直すべきだよな)。
外国からもたまにアクセスあるかと思う。日本市場に進出したい企業とかは現地の税制を知らなきゃ商売できないしね。それに日本企業や日本経済を調べてるジャーナリストなんかも、通訳を脇に置いて、資料として見るかもしんない。彼らはそのときこの URL に目が止まるわけだ。
どうするよ。国税庁のせいで日本は実態以上に間抜けな国だと思われちゃうぞ。なんとかしてくれ江角マキコ。宮本信子も OB として手伝えよな(笑)
……、
……、
……。
と、さんざんけなしてからインフォシークでもう少し調べたら、どうもわざと "anser" としたらしい。略語ということで。もとのフレーズは、
みたい。誰が考え付いたか知らないけど、ひどいセンスだねぇ。マジボケか狙ったボケかの区別がつかないってのはお笑いの仁義から外れてるでしょ。あんたもっぺんおししょさんにしごかれて出直しといで。で、それが載ってるはずのページはなぜか 404 エラーが出るんすけど。一応その URL は、
となってる。あり? よく見ればこっちの URL はちゃんと "answer" だ。それじゃ http://www.taxanswer.nta.go.jp/ でつないでみるか。どりどり……。
なんだ例の "taxanser" と同じページかよ。ちゃんとやってんじゃん つまんねー(ォィ) でもまぁこれで国税庁が綴り間違いしたわけじゃない、ということがやっと分かった。ここまで調べなきゃ「恥ずかしい間違い疑惑」が解消しないところが、やっぱしこの語呂合わせの出来の悪いところなんだが。
憶測だけど、国税庁、はじめはきっとこの "anser" を気に入ってガンガン使ってたんだろうな。そのうち今日のおいらのようにこれに気付いて「恥ずかしい間違い」と思った人たちが続々とツッコミ入れたんだろうな。国税庁はその都度「これは "Automatic answer Network System for Electrical Reques" の略ですっ!」なんて防戦したんだろうな。
でもそのうちこの略語には「狙ってるのかマジボケか分からない」という、語呂合わせとして致命的な欠陥があることを受け入れて "answer" の URL も併設したんだろうな。そうして "anser" の方はひっそりとフェードアウトさせるつもりだったんだろうな。ところが YAHOO! だのの検索エンジンには既に "anser" で登録済みだったから、やめるにやめられなくなって現在に至るんだろうな。
実際、キーワード「タックスアンサー」で調べてつなぐと "anser" の方が出てくるよ。URL の決め方を誤ると後々大変なことになる、といういい例ですなぁ。
実は昨日、税務署の消費税法の改正についての説明会を聞いてさ。そのとき渡された冊子に載ってたのが "taxanser" の URL だったのよ。問題の冊子の表紙はこれ。
その最後のページの下の方にはっきりとこう出てた(手書きの「w?」は、おいらが思わず冊子に書き込んでしまったもの)。冊子の読者に余計な誤解を与えぬためには、ここは "answer" の URL を載せた方がいいのに。該当部署の混乱が目に見えるようだなぁ。
やっぱしここも、誰か国家官僚のメンツがかかってるんだろうか。こんなくっだらねーネーミングにも。メンツでも何でもいいけどさ、納税者として、
と言いたい。
(2006.5.28 追記)おいらの願いが国税庁に届いたらしい。いつの間にか、"http://www.taxanser.nta.go.jp/" と入力すると、強制的に "http://www.taxanswer.nta.go.jp/index2.htm" に飛ばされる仕組みになってた。ていうかきっと他にも同じ不満を持つ人が多くいて、国税庁は抗議ガンガン受けたんだろうなぁ。やっぱし恥ずかしいもんなぁ。
お国のお役人シリーズ第2段! ていうかこのところ飲み会がたて続いたせいか、思い出してしまったよあの夜を。ちょっと印象深かったことがあって。
もう何年前になるかなぁ。出張で訪れた仙台で飲んだんだな。国分町(こくぶんちょう)で。その飲み会は滞りなく済み、「じゃーねー」と仲間と別れ、さてカプセルホテルのお宿に戻りますか、と。それにしてもどっと疲れたな。ああ国分町交番の脇に公園があったな。東屋もあったはず。あそこで少し休んで酔い覚ましするべ。お、ここだここだ。
繁華街のネオンの谷間にひっそり沈む公園の闇に、おいらは分け入った。東屋でホゲーッとし始めてほどなく、向かいの飲み屋ビルの地下から若い男が一人、二段飛びで駆け上がってきた。そのまま公園に半駆けしてまっすぐ東屋へ。彼はおいらの向かいに座るとすぐさま声をかけた。
「タバコ吸っていいっすか?」
「はいどーぞ」
「すいません」
「『すいません』て、吸うの? 吸わないの?」
「すいませんすいますすいません」
どはははははは!! 二人は出合い頭でいきなりテンション上がった(上がるか? 普通)。見ると彼、かなりバキバキにキメキメな格好してる。でもホストにしちゃ普通っぽい。
ライターの火が、公園の闇に彼の顔立ちを浮かび上がらせた。ん〜、往年のヤッくん(しぶガキ)に少し似てるかな。とりあえずセッション始まっちゃったから何か話のネタ探さないとな。それにしてもほんとバキバキのキメキメだなぁ。マイナス50℃のバラの花みたいに、掴むとバリバリと音を立ててくずおれてしまいそう。
「バナナで釘、打てますよね」
あっ何言ってんだ自分(動転)
「だはははは。俺なんか撃ちますよバナナで」
彼はやにわに立ち上がると素早く右手を腰に当て、当てたかと思うと銃を掴んだ手つきで想像上のバナナの先端を漆黒の闇に向け、早撃ちで3発ぶっ放した。銃声はもちろん口から出てたけど。そしてバナナの銃口を唇の前に持って行き、見えない煙を「フッ」と吹いた。同時にちょびっとヤらしい目つきをするのも忘れなかった。
こいつ、できる!
テキトーに世間話モードに入ったら、そのうち身の上話の流れになっちゃって。大河ドラマのような怒濤の半生を語り終えた時、ちょっと彼の表情をのぞいてみた。きっと深い深い感動にうちのめされとることだろう。ふふふ。
「ウソだ! ぜってーウソだ!」
「ほ、ほんとだってば!(カチーン (-_-#))」
「信じらんねーよそんなのゼッテー吹かしてるよ!」
「吹かしてねーって! じゃああそこ行けば分かるよ。証拠あるもん。明日一緒に行ってみっか?」
「んじゃマジなの? まぁじぃでぇ〜? あんたすげぇよマジ」
なんとか信じてもらえたらしい。別にゆんずライフを「怒濤」と言うなら「巨大隕石大衝突」クラスの人生を送っておられる方々も相当いらっしゃると思うけど、きっとこのキメキメ君は今まで、彼自身の人生ゲームに着々と勝ち続けてきたんだろうな。今度はヤッくんが話す番。特に催促はしなかったけど、自分から切り出してきた。
なんでもこの日は友達の結婚式に呼ばれて、東京から帰省してその足で参加したんだそうで。次の日には東京に戻っちゃうんだそうで。さっき出てきた地下の飲み屋、披露宴の二次会会場なんだそうで。飲み疲れたから酔い覚ましにちょいと抜け出してきたんだそうで。バキバキにキメキメなのはそれか。
名刺を出してきた。頼んでもいないんだけど(笑)。縦書きで白地に楷書体の黒文字。いささか古くさいデザインだね(「いささか」って言葉も古くさいが)。
それがなんと国家官僚ってやつで。肩書きがやたら長い。彼は、引いた左手を腰に当て、右肘を東屋のテーブルの縁に置き、10時の方向を鋭く見据えつつ軽く頬杖してた(爆)。あ、肩書き読み上げてほしがってるんか。んじゃご意向通りに動いてやろう。
「なになに、通産省××部○○課……んー、暗くてよく見えねーな(←ほんとはちゃんと見えてる)」
ヤッくんは軽い揺さぶりにも微動だにせずおいらの読み上げを待ってた。ちきしょう見てやがれ。
「……ええと○○課△△室……老中大目付けお庭番旗本筆頭同心」
ヤッくんずり落ちてたよ。テーブルから。肘。読み上げはそこらでごまかして切り上げたかったけど、それでも彼は最後まで読んでほしい素振りだったんで、仕方なく意地悪せずに完遂してあげて、ついでに賞賛してあげた。すると両手をこっちに向けて振って、派手に謙遜してみせてくれた。やっぱサクセス表街道をひた走るナショナル陽の当たる坂道な人生だったんだな〜この人。すごい分かりやすい。
一応、形だけだけど気遣ってみる。
「宮仕えって端から見るより大変そうだよね。新聞も叩き過ぎだよ」
「いやー上司でも実際いるよぉー使えないやつら。いっつも下っ端にしわ寄せが来てさー。明日もソッコー戻って勉強会だよまったく」
「勉強会かぁ。こりゃまたツラそーだね」
「いやなに、ほんとは退屈な話をハナクソほじりながらボケーッと聞いてるだけだけどね」
気遣い路線なんとなく変更。アホトークに持ち込んでみる。
「でも国家公務員だと態度とか厳しいんじゃないの? 間違えて中指でハナクソ掘ったら講師の先生に失礼だしねぇ(笑)」
「寝ぼけててもそれだけは気をつけてるよ(爆)」
しかし彼は、話題をアホトークから学歴に持って行こうとした。まだ自慢したいらしい。
「でもすげぇじゃんゆんず理系? いや、難しいよそこ。ほんと俺なんかじゃゼッテー無理だよ」
訊き返せって合図だね。めちゃめちゃ分かりやすい。自分や相手の学歴だの理系か文系かだのをうんぬんする気になるのは就職試験のときくらいで、いざ社会に出ちまえば別にもうどうでもいい気もするけど、ここでそれに楯つくのも野暮だな。ヒマだし乗ってやるか。
「んじゃヤッくんどこよ。東京?」
「うん。都内のまぁ大したことないとこでさ」
「どこよどこよ(別に聞きたかないけど)」
「(再び10時の方向を見据え)んー、□□大なんだけどね」
ヤッくん今度は椅子から落ちてた。いいリアクション取るなぁ。そんなこんなで夜の繁華街の隙間に吹き溜まった漢二人によるトークセッションはまったりと続いた。
眠くなったから後編は後日ね。おやすみなさいませ〜。
この前、新聞広告で初めて Xbox の写真を見た(現物は未見)。水着ねーちゃんがおなかにのっけて海に浮かんでるやつ。やっぱしあれかい。そのあと石で叩き割るんかい(笑)。で、なんであんなデカいの!?
日本で売れない理由がなんとなく分かった気がした(今日の朝日新聞の記事で、「(Xbox の販売は)日本に限っては、本当に苦戦している」と、スティーブ・バルマー [マイクロソフト CEO] のコメントが出てた)。住宅事情にそぐってなさそうな。それに重さは知らないけど、サイズは子供が楽に持ち運べる程度でなきゃいかんと思うのだが。
ではどうすればいいか。基本的におもちゃだからね。どうせバカでかいんなら、可動部をたくさん作って変形合体系ギミックにこだわったりすると日本の子供にウケると思う。もう「ゲーム専用機」の看板なんか捨ててさ(笑)。それだったらアニメでタイアップだな。
主人公の少年ビリー・関が、おうちにあるゲーム機 Xbox の分かりにくい位置にあるスタートボタンを押すと Xbox はガチョンガチョンと変形し、ビリーはそれを操縦して敵(←悪いやつらとは限らない。基本的にビリーが嫌ってるやつら)をぶちのめすのだ。ちなみに元の形態に戻すときもスタートボタン。
敵ボスキャラの名は都張 理奈子(とばる・りなこ。ペンギンのコスプレでオタク層にもアピール)。理奈子の子分は二人。職津 捨夫(じょぶづ・すてお。痩せぎすの赤鼻で飛行帽着用。メカニックと自爆装置担当)とケイン・ヒルビレッジ(巨漢だけど存在感なし。人数合わせと画面埋め担当)。
こんなとこだな。
この企画が斬新なのは、今までのヒーローもの番組がほっかむりしてきた問題「資金源」をも描いてるところだ。ビリーが信じる正義の遂行には世界中からの協力が必要なんだな。つまり、
子供たちはこの番組から、現実世界の厳しさを学ぶわけです、ええ。見どころのある子はブッシズムとの相似性を喝破したりして。
……、
……、
……。
それで Xbox 売れるのか?(汗)
日帰り出張で青森市に行ってきた。特急スーパー白鳥函館行きで。昼めし時に列車に乗って、まもなくして車内販売が来たから弁当を買った。
ってやつだ。倉石村ってのがあるんだ。八戸から十和田湖に向かう途中に。そこの牛肉、まだまだマイナーだけど、業界評価は以前からすごく高い。最近、新幹線はやて開業をきっかけに積極的に売り出し中ってわけだ。で、この弁当。
ぬっふっふ。今回ははやて弁当のときの愚(外見だけ撮って肝心の弁当内容を撮り忘れた)を繰り返さず、中身も撮ってきたぞ。
構成はシンプルで、
これがまたうまくてさ倉石牛。塩焼きの加減もまた最高で。はやて弁当より150円も安いのに。まぁはやて弁当の味が落ちるってわけじゃないけど、内容がただの幕の内だからな。あっちはフタを開けたときの失望感がそりゃあもう大変なもんじゃった。駅弁って、「高い値段の割には……」みたいなボッタクラレ感を満喫できるのが多いけど、その点「倉石牛めし」はお得だったな。
ただし加熱装置なし。山形新幹線つばさで食べられる『米沢牛焼肉弁当』に装備されてるあれのこと。それだけ値段が安いってことかもね。でも充分うまかったぞ。大変満足。
ちょいとそこなお客さん、『倉石牛めし』、超オススメっすよ。
追伸:米沢牛焼肉弁当の加熱装置もちょっとなぁ……。ちょうどよくあったまってとってもいいんだけど、ひとつ落とし穴があって。
車内販売の弁当を買う時って大抵、腹が減ってる時だよね。で、売り子さんから買うでしょ? 弁当のフタの真ん中にひもが付いてて、すぐ脇にこんなことが書いてある(原文通りじゃないと思うけど、そういう意味の文)。
正直、空きっ腹かかえて5分のおあずけ、つらいよなんてもんじゃないよほんと。自分で買った弁当なのに、目の前に自分で置いたってのにさ。温度が上がるにつれて、牛肉とタレの香ばしいカホリが立ち上ってくるんだよ。またこの芳香上昇気流のルート上に、ちょうどあるんだよあなたの鼻が。
どうよ、え!?「殺生にも程がある」ってのはまさにあのことだぞ。まぁ確かに、それだけ我慢して待つ価値のあるうまさだけどさ。
例えば加熱装置の燃料を半分にしたやつを2個用意して、ある程度離して2点に設置するとかできないもんだろうか。それならツラい待ち時間は半分の2分半になるし、弁当全体がまんべんなくあったまる。いいアイディアだと思うんだけど、米沢の弁当屋さんどうですか?
じゃ〜〜〜〜ば〜〜〜〜〜だ〜〜〜〜〜じゃばだばだ じゃばだばだ…………(間)…………じゃ〜〜〜ば〜〜〜だ〜〜〜じゃばだばだ じゃばだばだ……………………(間)……………………じゃ〜〜〜ば〜〜〜だ〜〜〜じゃばだばだ じゃばだばだ…………(間)…………じゃ〜〜〜ば〜〜〜だ〜〜〜じゃばだばだ じゃばだばだ
Java ですはい。初めて自分で作ったよ Java アプレット。別に動くわけでもないしインタラクティブでもない。クリックしてもなんもしないよ。しかも生成物自体に何の意味もなし。
でも、と来るわけですはい。
ま、これだけなんだけどね。黒丸が10個、ずれて重なってる、と。ウインドウになんも表示されない方は、Java のバージョンを上げてみてね(注:Mac 0S 9.x での Java 動作環境について、2003.6.24 で採り上げてます)。
Java 本の例題のコピーなら今まで何十回となく写しては動作させてきたんだけど(ローカル環境で)、今日はオリジナルのソース作って始めてアップしたぞ。今のとこ何の価値もないやつだけど、
♪今に見ていろケントッキー!でっかくなるんだケントッキー!すーばらっしい すばらっしい……
嬉しいからここにソース載せてみたりもする。
import java.applet.*; import java.awt.*; public class mvngcrcl extends Applet{ int x; public void paint(Graphics g){ for(int i=1; i<=10; i++){ x = i*20; g.fillOval(x, 20, 50, 50); } } }
ま、やたら単純なんけど、これ以上のことしようとすると、どんどこめんどくなっていくんですわ。
……、
……、
……。
うぐぐ(忍泣)、ここまでの道、長かったよほんと。JavaScript の下積みも2年にわたった。まぁずっとチンタラだったからここまでかかったんだけどさ。初めて Java の教科書買ってきて勉強始めたのが 1998 年の10月頃だったかなぁ。『だれでもできる JAVA アプレット』って本。
「Java なんて簡単。とにかく打ち込んでれば自然に理解できるようになるから大丈夫」というその本の言葉を信じてやってたけどウソ!理解不能!! 別な Java 本を買って読んだら「C 言語に比べると簡単」て意味だったことが判明してさ。BASIC と FORTAN 77 をちょこっとずつしか打ったことがないやつなんて全くの素人もいいとこでさ。仕組みも構造も全然違うし。素人には難しすぎるんだよ覚えることいっぱいあり過ぎ Java。
教科書、結局5冊買ったよ。ツラくても分かるまでずっとやってればすぐにマスターできたかもしんないけど、根性なかったっすそこまでは。どの本も解説ヘッタクソだしさ。一番まともなのが、最近買った『楽しく学ぶ Java ではじめる画像処理プログラミング』ってやつ。
買うときタイトル読み間違えたんだよ。「楽して学ぶ……」だと(笑)。まぁいいや。昔は Java 本と間違えて JavaScript 本を買ったから、それに比べれば……と自分を騙してみる。
この『楽しく学ぶ……』はとにかく文がクドい。クドいせいで大変読みにくい。他の本の批判を不定期に織りまぜて脱線しやがるし、自分の教育方針を押し付けやがるし。ページを繰るごとにムカつくけど、他の本はいい加減さやつまんなさにムカつくからな。教えることみんな教えてるから良しとするか。
この本だけで最近は押してきたけど(半分まで進んで、半年くらいあけてまたはじめから半分まで進んだ)、『Java による画像処理』専門だからね。いかにもプログラムプログラムしたやつもまたやりたくなって、初めて買ったいい加減な教科書を引っ張り出してみたらこれが今までにないってくらいよく理解できた。
Java 独習の秘訣はつまみ食いにあったのだった。一人のおししょさんにずっと付きっぱなしじゃダメね。あの人たち教えるのド下手だから。
調子に乗って『だれでもできる……』を進んでったら、コンパイル時にわけ分かんないダイアログが出るようになった。もともと Mac OS X ターミナルでコンパイルするとダイアログが文字化けして意味不明(ダイアログは日本語で出るけどターミナルが日本語対応していない。頑張れば日本語対応できるらしいけど恐くてまだできない)なんだけど、ソースのどの位置がおかしいのかの表示だけは化けなかったからどうにかなってた。
それで無理やり進めてたら、全く判別できない謎のダイアログが出てきて。全部きれいに化けてて。しかもそんな表示が出ても .class ファイル(コンパイルして出来る実行用書類。これが出来ると「文法のエラーはなかった」ということになる)は生成されるという不可解さ。そしてそのアプレットはちゃんと作動する。
あんまり気になったんで、言語設定をいろいろいじって英語ダイアログが出るようにしたら、「この表現は古すぎます。一応動作するけど、なるべく新しい言い回しにして下さいね」てな警告だった。「だれでもできる……」の頃の Java、バージョン 1.1.x だったもんな〜 ( ̄- ̄ ) 遠い目
今は 1.4.x 。インタラクティブのボタンやマウス入力・キー入力を拾うやつ、今は違う言葉で表現せにゃいかんのか。そいつはまた習うとしてだ、もっといい Java 教科書出てこんかい! と強引にまとめて、マンボウのしっぽみたいにヅドッと終わってみる。
追伸:しかし、「叩いてもつねってもウンともスンとも反応しない冷凍ホンマグロなプログラム」、すっかりうちのサイトの特長と化してるなぁ。Java に先立って JavaScript をいくつかアップしてきたけど、『とぐろうにょ』の onMouseover 以外どいつもこいつも図形か画像をただ表示するだけだもんな。もうひとふんばりして JavaScript の方も少し進歩してみるか。ボタンを押すとトップページを100回再読み込みして、カウンタがべろべろ上がりまくるとか(ォィ)
ていうか BBS も置いてないことだし、「特に何も受け付けない」ってのがこのサイトの基本方針だったり。 理由はね、めんどいから(笑)
カメラ付きケータイ買ってから保管してる写真が増えちゃって、整理しようと写真フォルダを掘り返してたら、文字通り掘り出し物が出てきた。
とある日、東北電力の八戸火力発電所のショウルームにお邪魔した。その帰りしなに気付いた。玄関口に東北電力オリジナルキャラが観客たちを出迎えていたことに。いやー目立たなくて全然気付かなんだ。彼はその名も
なんかテンション低いネーミング、いいなぁ。デザインもなかなか年代を感じさせる素晴らしい出来。実年齢は軽く40代振り切っちゃってるような気もするけど、いまだに坊やなのかな。黄色いメットが妙に現実的だったりする。
結局、彼に関する説明は一切なくて、鑑賞者にすべてを想像させるという、お役所系な会社のキャラのくせにかなりアバンギャルドな背景を背負っていと思われるプラス坊やなのであった。
風呂帰りにコンビニに行ったら、青森県のタウン誌『ふぃ〜らぁ』の7月号が出てた。見てみたら、おお、ほんとに載ってるよこのサイト! o( ̄▽ ̄*) ふぃ〜らぁ7月号をちゃんと買ってきて、今まさにしげしげ眺めの真っ最中なのだ。111ページだよ。見開きの左側。
ほほう。うちはハイネットさん(八戸の地域プロバイダ)ご紹介の4サイトのひとつ。見開き右側、110ページは JOMON インターネットサービスさんご紹介の3サイト。合計7サイトでお送りいたします。いたしまーす。どどん。
やばいよなぁ。どのサイトもめちゃめちゃかっちょいいっすよ。特にブティック(?)が何店かで共同で出してるページなんかすげぇしびれた。八戸でこんなに素晴らしいサイトがあるなんて。かなりカネかけてると思われ(まぁ職種柄、デザインで手抜きカネ抜きなんて出来んだろうけど)。うちマジやばくねぇ?(笑)
サイトの制作費、正直言ってデザインに1円もかけてないんすけど(自爆)。全部自前技術。まぁ HTML と JavaScript の教科書代くらいは多少かかってっけど、かっちょいいデザインてのはどうもね。別な教科書と長期にわたる修行が必要。てか生活態度から改めないとどうにもならん気がする (^_^;)>
ここはひとつ開き直るか。
|
|||||
|
|||||
|
|||||
ネクタイは原則非着用ですが、以下の場合においてのみ、着用を特別に許可します。 | |||||
|
|||||
|
うむ。完璧(何が?)。まぁ上記のチェック項目は心意気だけでけっこうですはい (^o^;) ここにいらしたらまったりだらだらしてってちょーだい、っつーことで(苦しっ)
3日前(2003.6.21)アップロードした Java アプレット、ど〜も Mac OS 9.x 環境だとエラーが出て表示されない。なんでかな〜と思ったけど、どうも OS X の Java コンパイラのバージョンが新しくて、それで作った .class 書類(Java の実行ファイル)は古い実行環境で受け付けてくれないらしい。当たり前っちゃ当たり前だけど気付かなんだ。
ソース自体は古い様式で書かれてるから、『だれでもできる JAVA アプレット』に付いてきた Java Compiler 1.0.2 でさっきコンパイルし直してみたら、OS 9.1 でちゃんと表示されてた。これなんだけどね。
でもいろいろ考えた結果、おいら手製の Java アプレットに関しては Mac OS 9 以下をサポートしないことにしました。このサイトは「おいらの技術の許す限り、できるだけ多様な環境で表示できること」を方針にしてるし(将来的には i モードでも立体写真が楽しめるようにもしたい)、実際、やれば上でやったようにできるけどさ。
手持ちの古いバージョンの Java コンパイラ、Mac OS 9.x まで用のソフトなわけ。ところが今は「脱 OS 9」と「脱 Mac」てやつをがんばってるところなんで、できるだけ使いたくないわけ。うってつけなのが「Mac OS X のターミナルを使った Java コンパイリング」なわけ。OS X 環境のままで UNIX の勉強ができるんで。
さらに OS 9.x 用の Java はもう現状以上のアップデートが望めないんで(OS 9.x で最新の Java は MRJ 2.2 [Java 1.1.x]。Apple 自らが開発したもの。Apple は OS 9 の開発を既に止めている。OS X での Java バージョンは 1.4.x。)、泣く泣く OS 9 非対応宣言しますぅ。
OS 9 ユーザはまだまだ多いんだよな。中には OS X への移行拒否派もいらっしゃるみたいだし。
まだクズみたいなソースしか作れんから、表示されなくても実質は全然大したことないわけだが。
謎なのはさ、なんでそういう場面でそういう態度を取るかなんだ(唐突)。勝ち戦のインタビューなんだよ。新聞記者からの。そういう晴れ舞台でなんでアレなのか。
西暦二〇〇〇年、八月。我が青森県の甲子園出場校は、八戸市の光星学院高校だった。その日その時、その高校は準決勝進出をかけての試合中だった。そしておいらはその日その時、八戸駅近くのビル内にいた。別に野球とは全く関係ない用事だった。
物産展。お盆の帰省客目当ての。へ〜らっしぇ〜らっしぇ〜。五戸町(←「ごのへまち」って読むんだよ)の特産品だよお客さん。え? 「お前、八戸市民なのになんで五戸のもの売ってるんだ」って?いいじゃん別に。細かいこと気にしない気にしない。五戸だって八戸だって四捨五入すりゃどっちも十戸だよ(←「じゅうのへ」なんて土地はありません)
ってちょっとちょっとお客さんどこ行くの。あああの50型の大画面テレビね、光星高校の試合、大詰めだもんね。お買い物なんか後にしてゆっくり見てらっしゃいよ。勝っても負けてもここに戻っていらっしゃい(大抵は忘れて戻って来ないんだけどね。フッ)。
いやぁ人は来るけどさすがに野球にばっかり客を取られちゃうね。しょうがないか。もう今日は商売投げたよ(いっつもこうだなぁ)。おいらも野球見るとするか。
……、
……、
……。
おおっ! 勝った! すげぇ!! 青森県の高校がここまで勝ち進むなんて伝説の三沢商業以来じゃねーの?(マジでそうだったらしい) さ〜いらっしゃいいらっしゃい! このまま優勝だよお客さん!こっちにおいしいものいっぱいあるよぉ〜!
……。
嗚呼。
ねぇ誰か教えて。なんでこんなにすきま風が身にしみるの? 夏真っ盛りなのに。
大画面テレビに群がっていた人々は戦勝気分でご満悦のまま、脇目も振らず散り散りに帰ってしまった(八戸人は用事が済むとすぐ帰る)。
退けるの速すぎるぞ客! まだあと3時間あるけどさ、もうブース片付けよっか……。そんなとき目の前で、ひとりの男性が、近くの別なおっさんに声をかけた。
「あの、○○新聞ですが、光星高校の今日の試合についてコメント頂けますか?」
おっ取材だ。お客じゃないけど面白そう。こっちにも来ないかな。とりあえずあのオッサンはどんなこと言うかねぇ。わくわく。
「えーっ、今日の試合はですね、コホン(咳払い)。本当に素晴らしかった。選手も応援団もとにかく全員頑張ってるのがとても印象的でした」
ォィォィ (  ̄o ̄)っ☆彡 アンタなにわざわざこのチャンスに「全校朝会の校長センセのお言葉」みたいな、どこかで聞いたようなどーでもいーこと言ってんのよ。ここはひとつアンタじゃなきゃ言えんような独創的なコメントを出すべきでねーのか。と思ったけど、おいらが訊かれてるわけじゃないから脇から黙って聞いた。
なんかねぇこのオッサン、一言言うごとにそれを記者さんが手帳にコメントを書き終えるのを確かめてから、したり顔で演説を再開すんのよ。変に落ち着き払った言葉遣いで。どうでもいいことを。だらだらと。なんかすごい場慣れしてる感じ。それなりの地位の人なんだろうな。今さっきまでそこらでみんなと一緒に万歳三唱してたじゃん。その興奮と感動を記事にしたくて尋ねてきたんじゃないのかね。いきなりモード切り替えされたせいか、記者さんちょっと困った顔してるぞ。
おいら我慢できなくて茶々入れちまったよ(マジで)。
「オホン。えーっ、こんな素晴らしい選手に育ってくれて、彼らをとても誇りに思います」
「おまえ監督かよ!! (  ̄o ̄)っ☆彡」
ナイスツッコミ! by 仕事仲間 オッサンにも記者さんにもウケてたから結果オーライだザマミロ。
彼は最後までつまんない話題だけを、最後まで自信満々のまま貫き通した。オッサンへのインタビューが終わった頃、あたりにはもうほとんど誰もいなくなっていた。記者さんは『変なの捕まえちったなぁ』みたいなホロニガな顔をして、建物の外に取材対象の人々を求めて足早に去っていった。
ん〜、ここにもインタビューを待ってる人(ゆんず)が居たんだが……。
……。
自己アピールしたつもりだったんだが。
……、
……、
……。
避けられたか…… (-_-#) ちっ
エピローグ:インタビューの直後のこと、ひとつひらめいた。「あ、あのさ、ひとつ思い付いたんだけど、明日は準々決勝の試合だからさ、うちから16型テレビと室内アンテナ持ってくるよ。ブースのところに置いとけば試合を見にお客さんがきっと寄ってくるよ」と。
次の日、計画通りすべてを用意して試合中継に臨んだ。売るぜこのチャンスを利用して。なんてアタマいいんだオレッチ。
ふっ……
ふっふっふっ……
ぬふふふふふふふ……
準々決勝の中継が始まってから、あることに気付いた。いや、考えてみれば当然なんだけどね。うん。
そうだよな。
どうせわざわざ外に出かけてみんなで応援しながら野球中継見るんなら、16型テレビより50型大画面テレビの方で見たいよな……。
うちからわざわざ持ってきた16型の方は、仕事場から離れられない物産展関係者たちが試合を見るのに重宝しましたとさ(どうせ試合中は商売になんなかったし)。
書こうかどうか、書くならどう書けばいいのか迷ったけど、やっぱそのまま思った通りに書くことにする。ムカつくことあってさ〜。八戸らーめんについての新聞社の扱いで。
あ〜ムカつく。
八戸の地方新聞の昨日(6月25日)付の18ページに、八戸らーめんの記事が載ってる。おととい(6月24日)、八戸らーめん会に加盟している飲食店を対象に八戸らーめんの基本形講習会ってのが行われた。それを取材した記事なんだな。
おいらも参加してた。ただそこにいただけだけどさ。でもその場にいて始めから最後まで見て聞いたぞ。記者も同じように始めから最後までいて見て聞いてたんだが、一体彼は何を見、何を聞いていたのか。この人、事実の断片をつなぎ合わせて、何やら違うものを創り上げちゃってる。ウソも入ってるし。
この講習会は開発スタッフの間でかなり前から「八戸らーめんがデビューしてから半年くらいしたらやろう」と決めてたやつなんだ。そうだなぁ、去年の9月にはもう決まってたなぁ。
八戸らーめんのデビューは2002年10月1日。その前に、参加者に基本形を教える講習会を9月中に一度開いてる。その時点で、半年後の基本形講習会は決まってた。その理由。
もう予想できてるんだよそういうことは。だから昨日の基本形講習会は、「客からのクレームに驚いて慌てて開いた」なんてのじゃ決してないんだよ。あくまで予定通りの開催だったんだよ。そこら、普通に分かると思うんだが。確信がないなら、記事に書くはずの内容を取材対象に確認すべきだと思うんだが。で、昨日出てきた記事がこれ↓。
記事の内容の雰囲気はけっこうそのままに出来てるけど、問題は見出し。文字サイズが大きい順に並べてみよう。
八戸らーめん「味ばらばら」 |
苦情続出、レシピ徹底 |
加入店急増が裏目に |
新聞を開いたら、記事ってまず見出しを読むよね。でかくて目立つやつから目に入ってくるよね。でかい順に読んでいくと、自然に出てくる印象:
「あっ、八戸らーめんって、ほんとはやばいのか? どうなってんだ? 大丈夫なのか?」
こんな感じじゃないかな。そうやって先入観を与えられてから記事を読んだら、ねぇ、内容の理解にその影響が入っちゃうでしょが。新聞屋はそういった文章/レイアウト技術を自在に使いこなせるプロなんだから「たまたまそうなってしまった」はずはない。分かってわざとやったはず。
まあ、分かってない可能性もあるか。だってさ、記事の最後の「一周年記念イベント開催を決めた」ってとこ、ウソだもん。
そのときの現場の正しい様子はこうだった。八戸らーめん会の会長さんが、
「一周年記念イベントでこういうことを是非やりたい(イベント内容は記事を参照のこと。そこは合ってます)んですが、会員のお店全部がやらないとお客さんは混乱されるでしょう。ですから全会員の参加を前提にしたいと思います」
と話された、というだけ。だから記念イベントの話は現状では提案に留まってて、やるかどうかはまだ正式には決まってない。問題の記者、全然分かってないじゃん。その結果、八戸じゅうにウソをばらまいちゃってるんすけど。
今日、八戸らーめんを食ってきた。そのお店の旦那は基本形講習会には参加してなかった。講習会の話をしたら旦那、不安げに訊いてきたよ。
「あの記事読んだけど、記念イベントっていつ決まったの? なんにも聞いてないんだけど。仲間で講習会に参加したやつに電話して訊いたら、別にそれは決定じゃなかったって言うし」
ちゃんと教えてあげてきたけどね。新聞屋がデタラメ言ってるんだよって。で、さっき書いた正しい話を教えてきた。記事だけ読んで不安がってる会員のラーメン屋、他にも多いと思うぞ。
これが普通レベルの記者なんだろうか。彼だけ特別に出来が悪いと信じたいが。まぁ彼の名前は知らないけどツラは覚えたからな。何かの機会に彼に取材された折には(そうそうあることじゃないけど)充分に気をつけようっと。そういや彼、講習会の過程で出来上がった八戸らーめんを一人前おすそ分けされて、うまそうにすすってたっけな。
「いやぁどうもすいませんごちそうさまでした。おいしかったですぅ!」
とやたら愛想よかったんだが。職場に帰ってペンを持てば、急に世の中に対して偉くなるんだな。特権階級のつもりだろか。
「マスコミ界には質の悪い記者もけっこういる」ことは読売新聞・朝日新聞にさえたまに出てくる杜撰な記事を見つけて分かってたつもりだったけど、いざ出くわすとほんとムカつくなぁ。今回のケースで言えば、読者の視点だけだとどれだけ正確な記事なのか判別できないからな。新聞情報の信頼度って、けっこう一般的にこんな程度なのかねぇ。そう思いたくないけど。
追伸:そういえば何日か前の朝日新聞の『天声人語』も内容の一部が間違ってたよね。
「梅雨はカビの季節でもあり憂鬱だが、カビを一概に邪険に扱うわけにもいかない。なぜなら人類、特に日本人は、カビを有効に利用してきたのだから。カビの一種である酵母がないと、日本酒、醤油、ビール、パンなどの発酵ができないのだ。
大体こういう↑内容。言いたい趣旨は前後の文脈から確かに理解できたけどさ、「酵母はカビの一種である」というのは、きれいさっぱりかすりもしない間違い。両者は似ても似つかぬ赤の他人だよ。
確かに日本酒と醤油の醸造過程では、コウジ(麹・糀)を造る段階でカビの一種であるコウジ菌が必要だけどさ(その後のもろみ醸造で酵母が使われる)、普通、ビール醸造やパンの発酵はコウジを造る必要がないんで、カビは使わないんすけど。
知らない人が読んだら信じるだろうな。天下の『天声人語』だもんな。一体どうなさるおつもりだろう。その日は全国の醸造業者とパン屋から朝日新聞にツッコミが殺到したことだろうと思うが。
しまった今年もまた忘れてた! 「去年の今頃は何やってたっけなぁ〜」とバックナンバーを読んでて思い出した。6月24日でこの Web 日記、2周年だった (汗)。ちなみに去年の6月も忘れてて、その日はその1年を「犬のウンコの話」で〆てしまってた。
しかしそうだなぁ。振り返ると去年の6月はいろいろあったなぁ。ワールドカップで盛り上がったし、『少林サッカー』に感動したりして。他にも5月にスピード違反で捕まったせいで、交通違反者講習会と裁判所に行ってるしな (T□T;)
すごかったのは、1周年記念事業に半年かけたってことだな(爆)終了が12月28日だもん。今度はもっとサクサクいこうっと。って、またやるんかい。ん〜、未定(テンション低っ!)
キャメロン。いいねぇジェイムズ・キャメロン。タイタニック観ちゃったよテレビで。
青がいいよねあの監督は。『ターミネーター』 ('84) ではどうだったか忘れちったけど、『エイリアン2』('86) で出した澄んだ青、自分でよっぽど気に入ったのかしばらくそのまま使ってたよね。『アビス』('89。完全版は '93)、『ターミネーター2』('91。特別編は '93)、『トゥルーライズ』('94) と来たもんだ。
『タイタニック』('97) もあの色でしょう、と当時そう踏んで映画館に行ったけどちょっと違ってた。ゴージャス目に霜降りが入ったというか、ハリウッドっぽくなったというか(それまではハリウッドの標準からかけ離れた青を出してた)。それでもやっぱし青色の出し方にこだわってたな。まぁ海の話だし。楽隊の演奏が終わったあたり、船長が一人キャビンに入ると窓ガラスを破って海水がなだれ込んでくるところはもろに昔ながらのキャメロンブルー復活って感じ。
船の電気が止まって照明が全部消えてしまってからはほとんど青着色モノクロな画像になるわけで、そうなると新型霜降りキャメロンブルーの独壇場なわけだ。「海での死」ってのは『アビス』と同じ設定だけど、今度は「凍死」限定だからな。霜降りにしたのは正解と思われ。そんなわけで「霜降り青」が「凍死」、生存者捜索の懐中電灯の黄色っぽい光が「生」を表す、と取れるわけで。
ということで、「ホイッスルを吹くローズの顔に黄色い光が当たった」ところで「惨劇」の場面が終わるわけだ。そうなると救命ボートにローズが引き上げられる場面は要らないから、事故当時の描写は、明け方に別な船が助けにきたところに飛ぶ。とまぁ綿密に計算された映像ってのはそんな感じに言語的解釈に変換できたりするんだが、やったからどうってわけでもないのはおろか、いちいちそういうことするのは往々にして野暮だったりする(笑)
でさ、野暮ついでに疑問があるんですけどキャメロン先生。なんでレオ様の死体、沈んだかね。確かに救命胴衣を付けてないけどさ、海水なんだし、死体は浮くんじゃないですかね。
でもローズがせっかくジャックを解放してやったのに目の前にいつまでもプカプカ浮いてられたら困るよな。カッコ悪くて。死んだヒーローはいつまでも骸をさらしてちゃいけない。そういうものはとっととカッコ良く消滅しなきゃいけない。で、「波の下の静かな暗闇に沈んでいくレオ様」になったと思われるけど、キャメロン先生どうです?
そういや『グラン・ブルー』('88) のエンゾ(ジャン・レノ)も死んだとき海の底に沈んでったっけ。ちゃんと沈むように腰におもりでも付けてたのかな。と、イイ場面は一度は雰囲気ぶちこわさないとなんだか気が済まないひねくれ者ゆんずの映評どした。
でも、ローズがホイッスル吹くところは、いつ観ても泣けちまうのさ (T□T) ぐは〜
ゆんずブレインの映画チャネルが開いてるうちにもう1ネタ。
現役中は「とにかくカネがかかる監督」「製作費を無駄遣い」とか、撮影時の派手なカネの使い方について、カネを出してない人たち(マスコミ)からさえ、いろいろブーブー言われ続けたあの監督について。ていうがそのブーブーに突っかかってみたりする。
仮説: |
「黒澤明監督は意外と気を遣って |
節約に励んでいたのではないか」 |
完璧に望んだ天候になるまで撮影しないとか、妥協を排除したオープンセットや、一度に複数台のカメラを回す「マルチカム撮影」(1本の映画のフィルム代は数千万円に上ることがあるので、フィルムを無駄に使わないのは大事なこと)、それに望遠レンズを多用するため照明機材やそれ用の人件費が嵩む、以上が主な非難の的だったらしい。
とりあえず言えることは、客の身としては製作費がいくらかかったって構わんということ。出来上がった作品が、入場料に見合うだけ面白いか面白くないか、それだけなんだから。でもセットがチャチいのは興醒め度が高いよね。天気待ちはまぁ関係者全員を待たせるということだから、カネでどうにかなりますわな。ということで、カネかけまくるのは正しい方針だと思うのだが。
興行側としても、監督が世界的に有名なんだからそれだけで相当な宣伝になるわけで、その宣伝効果分を計算しないといかんのにそれは勘案されてないわけで。なんだかそこらがおかしな具合な論議に感じるんですな。監督自身も反論してた。
そんな感じで。
ここは黒澤を支持したいねぇ。「ハリウッドを引き合いに出されちゃ」と言いたくもなるかと思うが、アメリカ映画とその他との差は世界配給網を持っているかどうか。それって営業努力の差じゃねーの? この件は製作・配給会社に、より責任のある話ではないのかね。
マルチカムの勘定についてはどうもよく分からん。フィルム代が安くなるとしても、リハーサルから本番まで複数人のカメラマンを使うわけで、機材もそれだけ用意しなきゃいかんわけで。(チーフカメラマンのギャラは現在の貨幣価値で、機材込みで1日40万くらいらしい。噂で聞いただけだけど)。トータルで安く上がるのかやっぱり高いのかは不明。
実は黒澤、どうも撮影時に彼なりに工夫して安く上げていた、というか、製作費の制限をアイディアとテクニックでカバーしてるような、そういうふしが作品中に見られる……ような気がする。お門違いな文句に反論してたばっかりじゃなく、そういう意見もできるだけ聞いてたような
『七人の侍』('54) でだけ2場面で確認した技法なんだけどさ。いずれの場面も勘兵衛と勝四郎が会話するところ。1つめは勝四郎が勘兵衛に弟子入りをお願いする場面。2つめは久蔵の試合を見た帰り。どっちもカメラが台車(ドリー)に乗って彼らに付き添うように移動撮影する。何遍も見てたら気付いたんだけど、共通点があって。
「背景のセットの、特定の一部が常にフレームに入るようにドリーしている」ということ。
弟子入り交渉のときは、崩れた土塀の向こうのこれまた崩れかけたお堂。これがドリーで移動する視点の焦点になってる。試合見物の帰りでは、物見櫓の上の鐘。これがドリー焦点。気付いた時には「なんか面白いことやってるなぁ」と思ったけど、これが演出上、何を意味してるのかさっぱり分からん。まぁ意味があるのかもしれんが、実用的な見地で思い付いたのは、
ってこと。だってそのドリー焦点のセットとその近辺だけ作り込めばいいんだもん。
『七人の侍』以降、すっかり望遠レンズの魅力に取り憑かれてしまった黒澤、その後も遺作まで望遠を愛用し続けた。望遠レンズってのはもちろん、遠くのものを大きく見せるのがその機能だけど、何もアップばっかり撮りたかったわけじゃなく、むしろ望遠を取り入れてからの黒澤映画では引いた構図のものが多い。では望遠はその他にはどんな効果があるのか。
距離感の圧縮ですな。例えばカメラの視界のすぐ目の前から奥の方に、遠ざかるように人が歩いていくとする。その人の後ろ姿、普通のレンズだと一歩歩くごとに自然に小さくなっていきますわな。これが望遠だと、歩いても歩いてもなかなか小さくならない。歩くふりしていつまでもそこにいるみたいな。それと、背景がやたら大きくうつる。背景は被写体よりずっと遠いくせに、被写体のすぐ後ろにあるかのように見える。これが「距離感の圧縮」。
例えば、黒澤じゃないけど『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』('89)のラスト、ジョーンズ親子が沈む夕陽を追いかけて馬で走っていくところで、この望遠効果をうまく使ってる。あり得ないほどでっかい夕陽。その夕陽に向かって走っても走ってもなかなか彼らの影は小さくならない。だから客はいつまでもその勇姿に浸ってられる。
そういや『ブレードランナー』('82。最終版は '92) を肴に仲間内でダベってたときのこと。「あの映画でハリソン・フォード、うどん食ってたよな。変な箸の持ち方でヅルヅル〜っと」と言ったら、ダベり仲間の女の子、
「やめて! その話はやめて!」。耳ふさいで首振るというものすごい拒絶反応を示した。絶対にあってはならぬ場面だったらしい。
今だったら、コメカミに梅干し貼ったトム・クルーズがくさやの干物に青汁ぶっかけてガツガツむさぼり食ってるって感じ?(演出意図不明) 別にハリソン・フォードがうどん食ったっていいじゃん。デビッド・ボウイなんか PV でラーメンを頭からかぶってたぞ。まぁいいからとりあえず讃岐の人たちに謝れ。
話を戻す。黒澤は望遠レンズのこの圧縮効果が特に気に入ったとされてて、まぁそれはそうなんだろうけど、ドリーの工夫で見られたように「背景があまり要らない」という特質もまた買ってたんじゃなかろうか。「背景は特定の一部のみ切り出した形で写る」→「あまりたくさんセットを組まなくてもいい」てなことで。
まぁ「赤ひげ」('65) では望遠も多用したけど、江戸の町のセットをかなり大掛かりにかつ精密に作ったから(守衛の人がそこで寝泊まりできたほどだったそうで)、そこらから考えるとこの「望遠で節約」ってのはあんまり説得力ないけどね。
初期の映画ってのは、台詞(サイレント)がなくて、白黒で画面の縦横比が旧来のテレビと同じく 4:3 だった。チャップリンなんかほとんどこの形式(全部かな?)。時代が下るごとにサイレントはトーキー(台詞音声付き)に、白黒はカラーに、画角はワイド(規格はいろいろあり)になっていった。上に挙げたのは、それらが実用化された順番でもある。
黒澤映画はデビュー作の『姿三四郎』('43) からトーキーだったけど、『隠し砦の三悪人』('58) からシネマスコープ(ワイド画面の1規格)に、『どですかでん』('70) からカラーを取り入れてる。ワイド化とカラー化の順番が、世の中の流れと逆転してることに注目。黒澤自身の証言に基づく定説では、「もともと画家を目指していて、しかもゴッホを深く敬愛していたこともあり、自作品で色を扱うことについてはかなり慎重だった」となってる。
支持するけど、やっぱしもうひとつ「光量確保と経費」ってのがあったんじゃないかと。まず単純に、フィルムはカラーより白黒の方が断然安いはずだよね。普通に考えて。
次に、照明機材や照明スタッフの経費。黒澤は先に言ったように、望遠に取り憑かれてしまった。この望遠レンズの難点は、フィルムが取得する光量が少ないため、画面が暗くなるということ。おまけに黒澤は「画面にうつるものは何でも大事。観客に全部きちんとお見せしなきゃいかん」との理由で、画面全てにピントを合わせたそうで(おいら的邪推は、「画家志望だったからあくまで肉眼的な画風を大事にしていて、『距離差によるピンぼけ』という、いかにも写真写真した表現が嫌いだった」)。カメラのセッティングとしては、F を思いっきり絞るわけ。当然そのぶん光量が落ちる。
以上を実現するために撮影現場ではどうするかというと、感度の高いフィルムを使ったり、被写体にライトやレフ板の光をやたらめったら当てまくらなきゃいかん。撮影所の機材を借りてきたり操作する人手を借りてきたり、ともかく大掛かりになるんですな。黒澤の望遠好きはもうかなりいくところまでいっちゃって、しまいには 500mm なんていうとんでもない超望遠レンズを使うようになった(普通の、望遠でも広角でもないレンズは 50mm)。
なんでもそのあたり(白黒シネマスコープ時代)では、「黒澤の昼間のロケ撮影は、普通の映画のセット撮影より照明機材を使う」とまで言われてたらしい。でもですな、それでも黒澤映画が時代の流れ通りに早い時期に「カラー+スタンダードサイズ」ってのを経験してたらそんなもんじゃ済まなかったと思う。
カラーフィルムってのは、赤・緑・青の各原色にのみ選択的に反応する感光粒子の層が3枚重なってる。対して白黒フィルムってのは、色を問わず可視光に反応する感光粒子の層が1枚だけ。こうなると、光の感度の性能としては白黒の方が有利と思われる。同じ階調の写真なら、白黒フィルムの方がより少ない光量で写せる、と。
今度はシネマスコープについて。これ、ブルース・リーがよく使ってたやたら広い画面のこと。日本映画じゃ今ではほとんど見られなくなったけど、アメリカの超大作とかではまだよく見られる。縦横比はだいたい 4:9(正確には1:2.35)。
今調べたら「シネマスコープ」は20世紀 FOX の商標だそうで、一般名としては「シネスコサイズ」みたいに「〜サイズ」と付けるべきらしい。でもまぁ細かいこと言わずにここでは以後、「シネスコ」で押し切っちゃう。
資料:http://www.geocities.co.jp/Hollywood-Theater/1228/p11.html
このシネスコ、どうやって撮影するかというと、「アナモフィックレンズ」というのを撮影用レンズに組み合わるんですな。これを使うと画面は左右方向にギュッと圧縮されてフィルムに映る。フィルムはスタンダードサイズ(縦横比3:4)のまま使う。だからフィルムには妙に縦長のひょろひょろした画像が写る。
上映時には例のアナモフィックレンズを上映機に取り付けると、圧縮された画像は元に戻され、画面幅いっぱいのド迫力シネスコサイズ画面としてスクリーンに映し出される。この「圧縮」がポイント。
フィルムが取得する光量が、スタンダードサイズに比べて 70% も増えるんですわ。だからカメラマンにとっては、カメラセッティングに余裕ができる。または照明担当にとっては照明機材や電力確保に余裕ができる、と。白黒フィルムと合わせると、なんぼか予算削減効果が出そう。
そうやってけっこう彼は彼なりに、カネの使い方に気を使って作品を作ってきたんじゃないのかねぇ。と言うのが結論。そういえば黒澤の初カラー作品『どですかでん』はスタンダードサイズで光量的(フィルム・照明関係の経費的)には最悪だったはずだけど、思い出す限り、あんまり望遠を使ってなかったと思う。
2003.6.26 ではいい加減な記事に思わず怒り狂ってしまったけど、例の『八戸らーめん基本形講習会』そのものは和やかな雰囲気だったよ。専用チャーシューもその場で作ってさ。写真撮ったから見てみて。
八戸らーめん開発時においらの意見が取り入れられた、あの「やわらかチャーシュー」のできあがり。自分で写真見てたらよだれ出てきた(笑)。あとね、八戸らーめんの特徴のひとつ、「ちりちり細麺」の手もみの仕方は
まぁ製麺の規格が「平ウエーブ24番」というはじめから縮れてるやつなんだけど、仕上げにこうやってさらにちりちりにするのだ。そうすると麺にスープがからんで大変おいしくなるのだぁ。ん〜、また未知の八戸らーめんの店を開拓しに行くべ〜。
おととい、八戸市内で熊本ラーメンの店を発見した。食ってみてよく分かった。おいら、熊本ラーメンは合わん。なんか黒くて苦いかけらみたいなのがいっぱい入ってて、どうもそいつが苦手(焦がしたニンニクらしい)。噛んで食うもんじゃないのかな。なんだかよく分からんかった。
脂っこいし。あっさり好みの人にはきついと思う。脂、少なめで注文したんだけどね。
もくじ | ||
![]() |
||
![]() |
![]() |
![]() |
前の月 | ホーム | 次の月 |