ひとりごちるゆんず 2003年1月
銘板
2003.1.1 水曜
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謹賀新年

あけましておめでとうございます。

今年もどうぞよろしくお願いいたします。m(_ _)m

 

_○/ ̄\_ ←富士山と初日の出のつもり

さっき久しぶりに、このサイトのこまごましたタイトル画像関係を手直しようと思い立ったのよ。2003年だし。関係ないか。トップページのリンクの部分の『2001年4月』とか、あそこらへんに貼ってる画像がどうも汚くて前々から気になってたんだわ。そうすると Photoshop LE 立ち上げるわなぁ。スキャナについてきたやつ。Photoshop LE の Mac 用は売り出されたのがけっこう古いんで、「Classic アプリ」とゆー範疇に入る。

基本的に Mac OS 9.x までのためにしか設計されてないから、Mac OS X でこれを使うには「Classic モード」というので立ち上げにゃならん。これは何かっつーとあれだ。んーと、OS X 付属のエミュレータで、OS X 上に OS 9 を起動しちゃうというかなりなチカラワザ(笑)。ということで、Photoshop LE を起動するとまずウインドウがひとつ開いて、OS 9 の起動画面が出てくるわけだ。そしたら感動したね今日は。

「明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします」

って出てくるんだもん。いやーパソコンに挨拶されちゃったよ。そういや今までも毎年挨拶されてたっけ。前は(OS 9.x までは)こういうからくりがあったんだけどねぇ。今の OS X は正月だろうがなんだろうがお構いなしだもんな。この新型 OS は機能的にいろいろメリットがあって気にいってるけど、も少し潤いってやつが欲しゅうござんすな。

そんな感じで作業を始めて、去年まではジャギー出まくりでコ汚かったけど、少しきれいになったっすリンク画像。年末には新しいメインタイトル画像にも影のところにちょびっと修正かけたし。

ああすっきり (^o^A;)

銘板
2003.1.2 木曜
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八戸らーめん お写真

ものすごく今さらなんだけど、八戸らーめんの写真なんか載せようと思って。2002.10.17 では専用どんぶりの写真を出したけど、今回はとうとう注目の中身が公開されるのだ! といってもパンフの写真をそのまんまスキャンしたまんまだけど。

これが八戸らーめんだ!

ほんと容赦なくパンフ写真そのもの (^_^;)> いろんなお店で食べてみたけど、チャーシューはけっこう店によって違ってるなぁ。一応、統一レシピで同じようなものができるはずなんだけど、各お店によってかなり違う。これより厚いとこはまだお目にかかったことはないけど、同じ厚さとか、厚くはないけど2枚入ってたりとか。

サービスでライスや漬け物をつけてくれる店もあるね。ま、無料の付け合わせの味はあんまし期待しちゃダメよ(笑)。付け合わせなしのある八戸らーめん参加店で、ちゃんとライス代200円払って食べたら、やっぱしほかの無料ライスより断トツにうまかった。いい米を使って、炊き方もきちんと気をつけてるんだそうで。

明日の昼は、帰省した友達と八戸らーめんを食いに行く日なのだ〜 (^o^) でも今晩は中学の同窓会。昼までに起きられるのか?(汗)

銘板
2003.1.3 金曜
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飲んだくれ日記

あああいきなり1月2日付のやつ、日付が「2003.1.1」になってたりしてとっても前途多難そうな今年の Web 日記。しかも「これが八戸らーめんだ!」と絶叫しながらリンクおもくそブチ切れてました(汗)

直しときました。直ってますか?(焦)

銘板左端銘板銘板右端

いやもう同窓会すごい楽しくて。ε=(^◇^;) ふい〜 二次回でスナックになだれ込んだら、人数多すぎてカウンターの中まで人が溢れちゃって。おいらもその一人。ビールサーバ担当。ひたすら注ぎまくって2タル空けた(笑)。お店を突然占拠しちゃって、先に来てた他の客に悪かったよなぁ……。先客さん、あの晩は運が悪かったと思って勘弁してけろ (^人^)

今日の昼は、帰省した友達と八戸らーめんを食べに行った。消防署の前を通ったら、電飾が壁に掛かってた。夜はぴかぴか光るらしい。そのときは光ってはいなかったけど、電線の筋道で八戸の名物の絵だと分かった。八戸の名物といえば、「(言わずと知れた)新幹線はやて」「八幡馬(やわたうま。木彫りの民芸品。昔の日産車みたいにカド張ってるくせに妙にかわいい)」それに「イカ(水揚げ全国1位)」だよなやっぱし。この電飾もきっと……ええとどれどれ「はやて」に「八幡馬」に……

タコ!? マジで?

わざとこうしたんだろうか。八戸市民の誰かにツッコんでもらえる日を、ただひたすら待っていたんだろうか。

今晩もまた飲んで来ましたよええ。八戸市内の岩泉町(いわいずみちょう)という通りにある高級寿司屋で食っても来たぞ。チキショーやっぱいいよなぁ回転じゃない寿司屋は。カウンターで目の前に出された寿司、黙ってても逃げて行かないもんな。

最初に出たカンパチの味が既に、回転寿司の大トロを上回っていたのは一体どういうことなのだ。回転でも勇気いるんだぞ大トロの皿を取るのは。それを思ったとき、なんだか無性に泣けてきた (T▽T) ネギトロとしめ鯖も素晴らしかったなぁ……。

もう毎日飲んだくれ〜。

銘板
2003.1.4 土曜
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回転寿司ネタ

回転寿司でひとつ思い出してしまった実話。何年か前、食いに行ったのよ回転寿司。まぁ何年か前でなくてもよく行くんだけど。店によっては、なんつうか、その日のお勧め品の皿を台に乗せてるところもあるよね。普通の皿はベルコンに直接乗ってるけど、そういうのは一段高くなってて目立つ。

その店では、台にネタの名前を書くことになってた。「旬です・かんぱち」とか「高級あなご」とか。その日、思わず注目せざるを得ないようなものすごいネタが来た。ベルコンに乗って。カタカタカタカタ……。なんだかよく分からないけど、ぬらぬら・べそべそしたやつ。皿の下の台を見たけど、すぐ前を行く皿に隠れてよく見えない。見えるのは、

「……の目玉」

オイ! ハマチカドの目玉だけとかそういうのか!? でもあれが目玉だとしたら、やたらでっかい目玉を切り身にしたとしか思えん。海には巨大生物っているからなぁ。ダイオウイカか? マッコウクジラか? え!?

そこで賢い僕ちゃん(笑)はひらめいたね。台の反対側にも同じ文句が書いてあるに違いない、と。とりあえずスルーさせて、台の後ろ側を見た。カタカタカタカタ……。

正解:↓

→  →  →  → 「本日の目玉」

カタカタカタカタ……。

……、

……。

回転寿司屋さん、その節は大変勉強になり申した。

銘板
2003.1.5 日曜
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2003年初徒労

起きたら西日が部屋に差し込んでる。1月3日深夜から4日早朝まで、かなり手こずっとりました。うちの ADSL からネット接続できなくなっちゃって。つなごうとすると「認証に失敗しました」とか出て。その少し前から ADSL モデムがカチカチ鳴り始めて、アヤシイ雰囲気出まくりだったんだけど。ダイアルアップしても同じで、モデムよりプロバイダ原因説が出てきたわけですな。

それと OS も壊れてるかも。そこで別パーティションに入れてある Mac OS 10.1.5 を立ち上げたら、ちゃんとつながってんの。こりゃ OS だな。通信のログってどこに出るのか知らないし、それをネットで調べようとしてもつながんないし。当たり前か。

4日は仕事始めで、そこから ISDN を通したらちゃんとつながった。やっぱプロバイダはシロ。犯人はモデムか OS か。もしかしたら、考えたくないけど LAN ポートが死んでるとか? うち帰ってから OS 関係でできる対策全部やったけど効果なし。やりましたよええ。パックアップ取って。 OS 10.2 クリーンインストール。2時間がかりで。OS 10.2 はインストール CD-ROM 2枚もあったりして。さらに ver. 10.2.3 のアップデータ回して。そのたびに「システムの最適化をしています」でイライラさせられて。接続成功ほっと安堵。Netscape のデータはまるごと復旧成功。

SETI@home も復旧。これが復旧を急ぐ主な理由だったんだな。データ解析が終わったのにつなげないのはツライ。ただでさえ同日参加者ランキングで仁義なき100位争いを繰り広げてるっつーのに。もしかしてその14時間かけて解析したデータユニットが消滅してるんじゃないかとドキドキしたけど、「たぶんこれだろ」ってな書類をとっといたらドンピシャ。無事に次のその解析結果を返送して、次のデータ解析が始まった。~□D_(-o-;) フゥ

IE は……バックアップ忘れてお気に入り完全消滅。ろくに使ってないから気になんないけど。あとは WebDAV 接続ソフト "Goliath" とエディタソフト "mi" の新バージョンが出てたからそれぞれバージョンアップかけて、と。安心してネットをしばらく見てたらまたモデムがカチカチ言い出して。お、おい待て……

「認証に失敗しました」って

あんた今さら何言ってんの!

あのクリーンインストールは一体何だったんじゃ……。結局、ADSL モデムの電源を、Mac やら FAX 電話やらファンヒーターやらがつながってるタコ足配線から取ってたのが原因だったらしく、別系統のコンセントにつなぎ直したら完璧に直っちゃった。なんかすごいチカリタ。それから、レンタルしてた「影武者」のビデオの期限が迫ってたからそれから観て、それで今日は午後3時まで爆睡こいてた。

おはよう。

銘板
2003.1.6 月曜
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『影武者』中毒

『影武者』('80) をビデオで久しぶりに観たんで。大規模な映画だよね。何がどう大規模な映画かというと、ペテン!(笑) いやマジで。どういう大規模なペテンかっつうと、

国を盗むようなとんでもない大悪党が、自分が死んでからも手下の小悪党どもをコキ使い、敵も味方も見境なく次から次へと一杯食わせまくる!

と、そんなとこ。こんなすごい設定、なかなか思い付かないと思うよ。面白いのは、ペテンの大芝居の主役が悪党軍団の中で一番下っ端の小泥棒ってとこ。この男の演技力に、ペテン計画のすべてがかかってたりする。なんたってプロの泥棒として食い扶持を稼いできたこいつのアドリブ能力は半端じゃない。仕掛け人連中でさえ思わずその気になってしまうほど。

コソ泥時代のこいつはある日とうとう捕まって、死刑になるところを「何かの役に立つかも」なんてことで悪党の2番ガシラに目を付けられた。そのあとまさかあんな大役やらされるとはお釈迦様でも気づくまいってやつだな。黒澤作品で敵に一杯食わせる話はいくつかあるけど、『隠し砦の三悪人('58)』が近いかな。

んーとあっちは、反乱軍再興のため、既に勇名を馳せているルークがレイア姫を守りつつ C-3PO と R2-D2 に金塊を運ばせ、しまいには敵方についてたハン・ソロを寝返らせる荒技の末、見事敵中突破を果たす痛快アドベンチャーストーリーだったな。

『影武者』では守る対象がお姫様じゃなく、悪党集団の一番の下っ端だったってのが、状況がしょぼかったっちゃしょぼかったわなぁ。そのせいで仲間割れしちゃうし。そんなことだからネタバレ直後、戦国のライバルにプチッと踏んづけられて幕なわけで。いや、これで最後まで「してやったり」のハッピーエンドだったら完全にコメディになるわけで、それならそっちの分野に本気で命を懸けておられる三谷幸喜に作っていただいた方がいいってことになる。池辺晋一郎の、荘重かつ黒澤映画にしてはかなり叙情的なサントラもあえてそのまま使えば、さらに笑いが取れそう。

ということで三谷さんリメイクどうですか(ォィ)

銘板
2003.1.7 火曜
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惜しむほどの手間でいいから

もうちょっとまともな『影武者』評を1場面に絞って書いてたんだけど、あんまり面白い出来になんなかったからボツ。場面を換えて攻めてみたけどやっぱり面白くなくてボツ。

なんだかものすごく無駄なことしたとゆー気分で胸が一杯さ〜。

銘板左端銘板銘板右端

年末に書いた『低圧マフラー(2002.12.31)』、自分の車で試してみようと思ってるんだけど、試作をどう作ろうか試案中。鉄管を買ってきてやろうかと思ってね。始めは。溶接に詳しい人に聞いたらこれがけっこう面倒で。

まずアセチレン溶接を考えてみた。設備費がかからなそうだから。気軽に出来そうだし。機材は5万ぐらいで買えるそうだけど、アセチレンガスを買うには免許が必要なんだってさ。挫折。

ガン方式。20万くらいだって。パス。一番手軽に始められるのはアーク溶接だそうで。機材の値段は小規模のやつで5万以内。まあ手袋とか防護マスクとか足カバーとか必要だけど。ネックは電力。家庭用 20A だと10分程度でブレーカーが落ちるんだそうで。そこで、そういう人のための発電機付きアーク溶接装置というのがあるんだそうだ。おお、ナイスアイディア。しかし中古で20〜30万……溶接は諦めた。ふーんだ。まぁあの程度の装置の試作性能チェックならここまで装備する必要はないか。もし目論みが外れて効果がなかったら、とっとと元通りに直したいし。

塩ビ配管かなぁ。水道用の。かっこ悪いけど最も手軽&確実そう。ガムテープで固定したりして(笑) 吹き出し口の整形が難しそうだな。その他は普通の円管をつなげばどうにかなるでしょ。配管の固定はやっぱガムテープかな。お手軽路線で。

その次は FRP か。DIY 店なんかでよく扱ってるよね。「サーフィン補修キット」「マフラー補修キット」なんて感じで。これだと結構サマになるかもな。手作りのスペシャルパーツっぽいし。加工は……溶接ほどじゃないけどめんどいだろうな。大体にしてパイプ構造をどうやって作ればいいんじゃ。木材で型を作ったりとか? その上から2液混合のエポキシ接着剤を塗りたくって、その上からグラスウールを巻き付けて、またその上からエポキシ接着剤を塗りたくって、グラスウールによくしみ込むように、しばらく手でなでなでして……。

以前やったことあるんだわ。サーフィン補修キットを買ってきて。サーフィンを直したわけじゃなくて。サーフィンやんないし。できないし。やる気ないし(^_^;) 当時持ってたクルマに CD プレイヤーを取り付けようと思ってさ。せっかくカセットのカーステを持ってるのに CD カーステに買い替えるのが嫌だったし、ポータブル CD プレイヤーが1台余ってたし。

ということで、助手席を固定するねじを利用して、シートの下から足を立ち上げてその上にポータブル CD プレイヤーを取り付けよう、と。ダミーのカセットテープからステレオミニジャック配線が伸びてるやつで CD プレイヤーとカセットのカーステをつないで、CD の電源はシガーライターソケットから取る。

足の素材は、DIY 店を物色したらいいのがあってさ。瞬間湯沸かし器に使う、スチール製蛇腹ホース。ある程度自由にぐにゃぐにゃ曲がるやつ。これを縦に2本つないだ。蛇腹ホースの両端には固定用のナットがついてた。そうなると両側がねじ切りされた短いパイプが必要になる。もう少し売り場を物色したら、これがまたうってつけっぽくテーパーねじ切りされた 50mm 長の鉄管がひとつだけあってさ。蛇腹ホースがビニール袋入りだったから実際に確かめるわけに行かなかったけど、勘を信じて買ってみた。うちに帰ってねじ込んでみたらこれがピッタシで。しばらく高笑いが止まんなかった(笑)

それで「CD 足」を作って試乗&試聴に出かけたらこれがものすごく揺れまくっちゃって。この CD プレイヤー、ダッシュボードだろうがおいらの腕だろうが辺り構わずぶつかりまくって。音飛びしまくって聞けたもんじゃない。その前に安全運転義務違反だと思う(笑)。考えた末、「CD 足」の下半分を FRP で巻いて強化することに決めた。思った通りの出来具合いになって、 車体から CD プレイヤーへの振動は吸収しつつ、どこにもぶつからない、ちょうどいい強度の足に仕上がった。

今のクルマには CD カーステを入れたから用済みになっちゃったけど、最近その CD カーステが調子悪いから、復活しそうな気配。今のクルマはミニだから、それでもそこら中に CD プレイヤーがぶつかりまくるかもしんないけど。とまぁそういう成り行きで、以前 FRP 加工はしたことがあるんですわ。1回だけだけど。

どうしようかねぇ今回のパイプ構造は。型が木材だったらくっついてしまいそうだし。ワックス型なんて高級なものは使いたくないし。

……、

……、

……石膏? 段ボールで作った箱に石膏を流し込んで豆腐みたいのをまず作って、それをナイフやヤスリでガシガシ削って目的の形に整形。それに FRP を巻き付けて、一晩放置して完成。この時点で既にめんどそうなんすけど(ォィ)。で、そのあとどうするんだよ。どうやって形を抜き取るんだよ。石膏の型は……破壊か……掘り出す形で。なんかすごい手間かかりそう。

と、よく考えたらさっきから「めんどいめんどい」ってそればっかですな。手間を惜しむからいつも、せっかく考え付いても何もできないんだよなぁ。水冷媒式エアコン(2001.7.25)とか。人力音速突破構想(2002.2.15, 2002.2.20)の続きとか。自転車用ライトの発光ダイオード化(2002.4.3)とか。

どれも手をつけてさえしてない。よし今度こそやるぞ! 具体的なプランは、そーだなぁ……あとで考えよっと(←企画倒れへの一本道)

銘板
2003.1.8 水曜
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ナイス言葉

今日は眠いんでチョトダケ。さっきもらったメールで、ナイスな言葉があったんで。

> マジ真剣によろぽく!

の「よろぽく」が。これ流行ってんの? いや、全然そこいら疎いから知らんけど。気に入ったから早いとこ使いこなせるようになろっと(笑)

そんだばおやすみ〜。

銘板
2003.1.9 木曜
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偉大なる山々に

相手を喜ばそうとしても、なかなかうまくいかないこともあるもんだね。いや、ちょっと5年も前のことを思い出しちゃって。群馬に行ったんだ。1998年2月に。仕事で。お隣の長野での冬季オリンピック直前だったけどそれは特に関係なし。

仕事が一段落付いて、現地の人と雑談タイムに入った。そこから見える山がきれいでね。八戸からも、空気が澄んでると八甲田山が西のずーっと果てに見えるけどそんなもんじゃない。群馬の山並みはすごかった。見事さに思わず感激して、その群馬人に山の名を聞いた。地元のこの人も誇りに思ってるらしい口振りだった。誇れるよなぁこれは。

次々と列挙される名前は、いくつか聞き覚えがあるなぁと感じ入ったり。子供の頃、図鑑で何回か目にしたよ。とはいえ特に趣味と言えるほど山に興味を持ったことはなくて、山の図鑑なんて1度も見たこともないのになんで? まあいいや。とにかくよそから来て感動を覚えた人間として、これはきちんと口にして褒めずばなるまい。そう思ったとき、なじみの名前の由来をちょうどよく思い出した。それでろくに考えもせずに、それで褒めよう、と。

すごいですねぇ。
特に「赤城」「榛名」なんてほんと、
軍艦みたいなネーミングで。

……、

……、

……。

いまだに忘れられん。それを聞いた彼の苦笑い。「軍艦が山の名前を取ったんだろが」と、彼は目でツッコんでた。

前出の図鑑、「第二次大戦中に活躍した軍艦」の図鑑だった(笑)

銘板
2003.1.10 金曜
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武蔵と現代

『バガボンド』、好きなんだよね。でさ、その人気のせいか、NHK 大河ドラマも『武蔵』だよね。けっこう期待してるんだ。でもこのまえの第1回、観てないんだ。テレビって、毎週毎週、決まった曜日と時間にしかやんないじゃん(大河の再放送は仕事中の時間帯だから無理)。いちいちそれに合わせるのがめんどい。あれがどうにもテレビ嫌いになっちゃうおいら的理由。

 ↓ ↓ ↓

ビデオに撮ればいいんだよな。録画予約でもして。

 ↓ ↓ ↓

うちのビデオ、アンテナからの配線をしてないんだよな。テレビとは繋がってるから再生専用としてしか使えない。アンテナからの配線を今からやるのは面倒。

 ↓ ↓ ↓

だったら NHK エンタープライズあたりからビデオが出た頃、レンタルすればよろしい。でもビデオ発売しないかもしれん。出しても販売のみで、レンタル屋には置かないかもしれん。

 ↓ ↓ ↓

それなら同じストーリーなんだから、昔の宮本武蔵もののレンタルビデオでもいいんではないのか。

 ↓ ↓ ↓

そうだとしたら、別に今観なくてもいいんではないのか。

 ↓ ↓ ↓

いやちょっと待て。今やってる大河ドラマと同じ演出の武蔵を確実に見るのは今しかない。

 ↓ ↓ ↓

毎週毎週、決まった曜日と時間にいちいちそれに合わせるのがめんどい。

 ↓ ↓ ↓

……、

……、

……。

この堂々巡りの回転エネルギーから電気でも取り出せれば、世の中の役にも立つってもんなのに。

銘板
2003.1.11 土曜
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『陰陽師』

ビデオ鑑賞。野村萬斎主演の『陰陽師』('02)。映画館で観たかったんだけど逃してたんだな。思ったより面白くて満足じゃ。いや、日本製の SFX 映画って、おしなべて弱いじゃないの脚本。今回のも夢枕獏の原作があるとは言えエピソードをつなぎ合わせたような、縦糸のほとんどはオリジナルストーリーなんでしょきっと。と思う(←未検証なんで)。んだから「展開は全然つまんないんだべな」と覚悟してたんだわ。

なんつーか、そう思うようになったのはバブル期なんだ。『帝都物語』で代表される、陸続と発表された「日本の誇る SFX 技術を駆使した超大作」ってのがね、うん。アクションやら SFX やら大道芸的な娯楽大作が好きなおいら、いくつか観たよ。どれもひどくて。脚本が。「急げって言われたんで、こんな大作なのに一晩で書き上げました凄いでしょ」とでも言いたげなひどいのが多くて。

『ジパング』とか。『孔雀王』とか。『未来忍者』とか。ジャッキー映画の同時上映だった、アートネイチャーだかアデランスだかがカネ出してハリウッドに作らせた『ホワイトライオン』とか。NHK エンタープライズと学研となんでか郵便局までもが70億ものカネを出してハリウッドに作らせた『クライシス2050』とか(脚本は純日本製らしい)、当時「ビジュアリスト」という肩書きの珍しさで有名だった手塚眞監督の『妖怪天国』とか、「日本映画にしては高度な」特撮技術と主演に沢田研二を迎えたことだけが売り物で、ネタは『遊星からの物体 X』のモロパクリだった塚本晋也監督の『ヒルコ 妖怪ハンター』とか。

『帝都物語』もなぁ……いいんだけどさ。かなり特撮臭いのにそれを映像美でカバーしきったところにとても好感。しかし林海象の脚本はこれ以下ないほどひどかった。文庫本全10巻の原作を2時間17分で消化しようという無茶。ストーリー、ほんと原作のダイジェスト版でしたね。映画の中で徹底的に破壊された東京の町並みよりも、さらに悲惨なブッ壊れぶりでござりました。

あ、もうひとつあったね。松竹の『ウルトラ Q ザ・ムービー』。「ウルトラ Q だから」ってことだろうけど怪獣が出てきた。ナギラという名前の。なぎら健壱とは関係ないと思うけど、彼の名と関連して覚えてしまったからいまだに覚えてたってだけで。この怪獣、お約束どおり暴れるんだけど、誰にも相手にされない。桂歌丸がおまわりさんの役でナギラの出現に驚いたのが唯一のリアクションで。

この手の怪獣の存在意義はヒーローに派手に仕留められるところにあるわけで、悪役としてできるだけヒーローを苦しめ、できるだけ壮絶に散ってこそ観客の心に長く留まるものだと思うんだが。そういう意味ではナギラほど哀しい立場の怪獣もないわなぁ。せっかく派手に登場しても無視されるだけ。

つまり「ボケ殺し」。

せっかくボケても誰も突っ込んでくれないあの空しさ。ボケる前は「誰か、他に誰も思い付かないようなクリエイティブなツッコミで一刀両断にしてくれぇ〜」と願っていたのに、ボケて反応がなかった時、「誰でもいい。十人並みでいいからツッコんでくれぇ〜」と望んでしまうあのランクダウンのみじめさと焦り。ナギラはそういう芸人魂の暗部でも見事に表現するつもりだったのだろうか。

あとは金満バブルのジャパニーズ SF 超大作としては、住友グループの『AKIRA』('88) があったな。んー、他のに比べるとまだいい方だ。しっかりしたアニメーション技術に裏付けられたビジュアルのぶっ飛び具合は世界最先端だったから、いまだに世界中にファンが多いそうだ。でもストーリーは……酷いというほどの破綻も、製作者の自己満足の押しつけもなかったけど、そんなに面白いってもんでもなくてな。

映像と同じく、脚本もしっかりした技術の裏付けでぶっ飛んでほしかったもんだ。特にしょっぱなに出てくる暴走族のクラウン、そのときだけのただのニギヤカシで出番が終わったのが悲しかった。クラウン(道化師)つうよりチンドン屋じゃん位置的に。

……、

……、

……。

ああ、『陰陽師』の話だったっけ(熱弁汗)。なかなか素敵に切ない恋物語が2つも組み込まれてて、ファンタジーの雰囲気ともストーリーの縦糸ともよく折り合ってたねぇ。泣けるってほどでもなかったけど、期待してなかっただけに得した気分。期待してた SFX アクションもいいねぇ。CG 技術の発達で、バブル期からは比べ物にならないぐらい完成度が上がってる。しょぼいという意見もあるみたいだけど、おいらは満足いってる。

ツボを押さえた配役もいいね。SFX 使ってるとはいえアクションは欠かせないからね。自在に体を動かせる俳優を使わないと、どんなに凄い特撮を使ってもただの厚化粧になっちゃう。相戦う二人は野村萬斎と真田広之。狂言舞いとスタントマン。いい組み合わせじゃあないか。最後に野村萬斎の舞いが見られたのも得した気分になれた(笑)

監督は滝田洋二郎。『僕らはみんな生きている』('93) を観たことあるな。期待してたけどそれほどでもなかった(笑)。ああ、あのとき真田広之を主演で使ってたな。松竹映画だったからパンフの文章が変に若作りでダサダサでさ〜(爆)。松竹のパンフ、今でもダッサいのかなぁ……。ていうか同時上映で松岡錠司監督の『きらきらひかる』('93) が入ってて、そっちの方に感動したけど。

その日はデートでさ。ラストの『のっぽの古時計』で思わず大泣きしておいらにめちゃくちゃ赤っ恥かかせたという経歴がある映画だ(笑)。「対位法」という映像・音楽の組み合わせ方に弱いんす。

そういや『バトルロワイアル』('00) でも対位法使ってて、これがまた今まで未知だったボディブロー的用法を繰り出してきて、あああのときも泣きそうになってしまったよ。またこれがデートだったりして、今度は必死でこらえたさ〜。でも必死でこらえてるのバレバレ。そこまで隠してる余裕なんてなかったんじゃあ〜!

……、

……、

……。

ああ、『陰陽師』の話だったっけ(うなされ汗)。『僕らはみんな……』のときもそうだったけど、この監督は BGM の使い方が大人しいんだよな。あんまり攻めない。雰囲気づくりでとどめちゃう。面白いのに強烈な印象が残らないのはそういうところからか。特撮場面でない、一般的な部分の映像美もごく普通のレベルだし。

でもね、道尊(真田広之)に取り憑く怨霊(名前忘れた)の一門の遺骸が打ち捨てられた、呪われた土地。ここの映像感覚は凄かった。で、他の場面との画像的な整合性がなかったのが、まだまだ日本映画の画像には改良の余地があるのを見せちゃってたかな。

話のネタは『帝都物語』と同じ。古い怨霊を利用して首都を破壊し尽くそうと画策するやつがいて、そいつなんとか食い止めようという話。両作品とも弱いのは、悪いやつの動機がはっきりしないということ。なんでそこまで現体制を恨むのか。そこに至るまでの過程がろくに描かれてない。『陰陽師』の場合、ヒーロー側の目的意識がしっかりしてたから、そこは『帝都物語』より数段優れてた。

でもなんでか印象に残るのは『帝都物語』のほう。やっぱしあれのせいか。

嶋田久作の見事すぎるアゴ(!!)

(このあとこまっしゃくれたことをズラズラ書き綴ったけど、読み返して面白くなかったから潔く削除!)

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追伸1:日本発のファンタジー映画といえば『ファイナルファンタジー』('01) を観ちゃったことがある。あれが売れなかった理由はいろいろ言われてるけど、単純に「つまんなかったから」じゃね? 「この世界観を共有して欲しい」とか言われたって、その前に作品の出来が悪かったらなんも共感も共有もできねって。第一、編集がトロクサかった。退屈さをかもし出しただけ。編集こそが映像表現の神髄だってのに。それをないがしろにして世界観もへったくれもあるかい。いやほんと全然つまんなかったよ。

状況が対応するバブル期作品では『クライシス2050』。あの「やっちゃったぁ〜」な作品。でも『ファイナル……』の方は、

「製作費ドン! さらに倍」。

「おもくそ派手にやっちゃったぁ〜」って感じ。それにしてもあれでよく配給収入30億も稼いだよなぁ。まぁ赤字の最高記録はレニー・ハーリン監督の『カットスロート・アイランド』('95)(確か、200億の製作費で配収20億)ってのがあるからな。

『カットスロート……』の発表年を検索で調べたら、大変素晴らしい批評に巡り会った。

爆発監督レニー大先生の傑作海賊映画。
爆発爆発爆発ちょっとストーリー爆発爆発大爆発という説明で、この映画は十分だという気がする。

このページね。でもおいらは爆発もの大好きなのだ。邦画でよくある煙だけのしょぼいのじゃなく、炎が爆発するやつ!! だからレニー大先生もけっこう好きだったりする(笑)

銘板左端銘板銘板右端

追伸2:あのさぁ、言っちゃいけないことなのかなぁ。それとももうよく知られてることなのかなぁ。そこらの事情はよく分からんけど、今まで聞いたことがないことに気付いてしまって。でもせっかく気が付いたから書こう。

野村萬斎はコロッケに似てる。

ものまねのプロにそっくりなんていい根性してるよなぁ(笑)

銘板
2003.1.12 日曜
前日に飛ぶ
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『うずまき』

『陰陽師』と一緒にビデオを借りた『うずまき』('00)。こういうの東宝&角川の独壇場かと思ったら、これは東映。タイトルからしてさすが東映。撮影所の宣伝込み。それは「うずまさ」

劇場公開中から期待してたんだよね。コピーが良くて。「ああ、きもちわるくて、きもちいい」そう書いてあるポスター画もなんだかわけ分かんないところからして素晴らしくてハイ。なんか真ん中にうつってる女の子のたたずまいがなんだか幸せそうで、

「ホラーとか言いながら、実際はハッピーエンドなのかなぁ。うずまきに町が侵食されて、はじめのうちは拒絶して戦ったけど最後はうずまきの良さに気付いて同居するようになったりして、『端からご覧になると気持ち悪いでしょうけど、私たちはうずまきの気持ちよさでこれでもけっこう幸せなのよ。あなたも一度うずまきに囲まれて暮らしてご覧なさいな。きっとこの素晴らしさを分かっていただけますわ』なんてそんな感じの『逆噴射家族('84)』みたいな展開かなぁ」とか思ったぐらいにして。もうこりゃ観ずばなるまいて! コピーの部分にこだわって観てみることにした。いや、なんだか自虐スプラッタな香りを感じてしまって(笑)

なんかね、この映画の公開年をチェックするのに検索かけたんだけど、面白い話が結構出てきた。原作の漫画についてなんだけど、勝手に引用さしてもらってすんません。

このページ。

読んで笑い狂ってしまった (^▽^ ) ぶははは

でもさ、映画を見た後、うずまき模様に敏感になってしまったのは事実。いやーそういう意味では恐いですねぇ。観終わった時の感想は「え、これだけ?」だったのに、かなり残るよ後味。新聞記者がうずまき怪奇現象の謎を解いたみたいな感じになるんだけど、阿呆な学生がその阿呆さ故に全部台無しにしちゃう。

で、その後は舞台の黒渦町はひたすら一本調子にうずまきに呪われていく、と。観終わると「これだけ?」と思ってしまうのであった。でもやっぱし、残る。映像的にかなりのこだわりがみられるもんだから。

えー、子供に見せてはなりません。トラウマになると思う。大人のおいらでさえ、洗濯機のふた開けるの恐くなったっす(脂汗)。テレビのレポーターご一行様が帰り道に死んでしまうのはちょっと意味分からなかったな。特に渦を巻いてなかったし。映像の特徴でいえば、珍しく今どきワイプに凝ってた。スターウォーズ風に。レトロな舞台仕立てだったから技法も古臭くということかな。ディゾルブ(クロスフェード)もあったっけ。

でもどうせなら道具は時代を統一して欲しかったな。携帯電話にデジタルビデオカメラ、全自動洗濯機。ここらは昔っぽいやつに置き換えても良かった。電話はジコジコ式公衆電話が別場面で使われてる(と言っても見せずに音だけで表現してたから、きっとピンク電話を調達できなかったんだろう)から携帯でなくても問題なし。洗濯機は2槽式でよし。DV カメラは8ミリフィルムカメラでいいじゃん。おお、8ミリフィルム、もともと渦巻いてるし(笑)ああ、ビデオテープもか。

主役のスカートも相手役の髪型と合わせて長い方がよかったのに。ミニスカートって子供っぽく見えるから、恐怖の演出にはあまり向かんと思うぞ。子供が騒いだって大したことないでしょ?

話の後半はゲロンチョ映像続出で目が回りそうになったよ。あまり内臓ものがなかったのがおいら的には救いだった。でもさ、いやあの、前々から気になってた器官があるんだ。なんでまたあれはわざわざああいう形をしておるのか。去年、耳鼻科で診察待ちしてたら壁に貼ってあるんだもんなそのでっかい絵。なんだか目が釘付けになっちゃって。見てたらいやな汗が脇の下から流出したり。

三半器官。

せっかく忘れてたのに映画で同じ絵が出てきちゃってさ。思い出させるなそれを!(泣)絵だけで済んだけど、めちゃめちゃ恐いよあの器官。あああ自分の体にもあれが入ってるということをできるだけ早いうちにまた忘れたい。

恐怖感を利用して笑いを取る場面もあったりして、そこらはステキ。黒渦病院のあの禍々しい威容が素晴らしい(でも中身は意外と近代的。きっとロケハンが面倒だったんだろう)。それに最後の方の、主人公の彼氏の台詞、秀逸だったなぁ。ツボに入っちゃったよ。「俺も巻かれてしまった!」で前振り。いい表現だなぁと感心。そのあと彼氏はみるみる心身共にうずまきに侵され、

「お前も渦を巻けぇぇぇ!!」

ぎゃははははははは! (TT▽TT) すごい! こんな言い方あるんか!?

……んでまぁ総評として、ストーリー性を期待して観た人はかなり酷評したと思う。あれじゃあなぁ。キャッチコピーに釣られて観たおいらはどうだったかというと、んー、「きもちわるかったけど別にきもちよくもなかった」ってところか。期待してたのは、ホラーというより観てるこっちがうずまきの魅力でラリっちゃうような、「あなたも今日からうずまき教徒」みたいな、そういう映画だったんだけどね。単なる勘違いだったと言ってしまえばそれまで。

えー、バブル期作品でいうと円谷プロのビデオ作品『餓鬼魂(がきだま)』だな。おっと調べたら『餓鬼魂』、バブル期の製作と思ってたら意外に古くて、'85 年の作品だった。プラザ合意後の円高差益還元で、輸入品が一気に安くなった時代だね。関係ないな。

映像センスはさすがに劇場公開された『うずまき』の方がましだけど。『餓鬼魂』もまたほんっとクッダラネーだけの作品だったなぁ(笑)。ずっと忘れてたあの作品を思い出させてくれた功績は認める。いや、だから三半器官じゃなくて。

銘板左端銘板銘板右端

追伸:んでまあついでだから、うちも渦を巻いてみる。

とぐろうにょとぐろうにょとぐろうにょとぐろうにょとぐろうにょ

ぐーるぐるぐる……。う、何だかんだ言いながら、結局ハマってしまったか?

銘板
2003.1.13 月曜
前日に飛ぶ
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FTP 漂流記

やっぱ成人式ならバンジージャンプだよね(笑)。20歳で大人だもんなぁ信じらんないよ。おいらハタチのみぎりは成人としての自覚、全くなかったもんな。やっぱバンジーすべきだったか(ォィ)

銘板左端銘板銘板右端

ときどき思い出しては UNIX のおべんきょしてるけど、全くと言っていいほどはかどっとらん。Mac OS X はもちろん Mac の最新の OS なんだけど、実体は BSD 系 UNIX 。普段は Mac なもんだから "Finder" とか "Aqua" とか名付けられたGUI (Graphical User Interface) 環境でラクラク操作してるんだけど、この他に CUI (Command-line User Interface) 環境の「ターミナルモード」っつうのが使える。なんでもこいつが使えるようになると、GUI 環境ではできない、かなり突っ込んだ用法ができるようになるんだそうで。で、素っ気ないウインドウが開いてそこにコマンド打ち込むわけだ。教科書は『人に聞けない UNIX の使い方』。

書類の基本操作ぐらいはできるようになった。Mac の リモートストレージ "iDisk" も、GUI 操作と合わせてなら一応できるし。ていうか iDisk は WebDAV または AppleTalk 接続なんだけど、今使ってる OS 10.2.x の前の 10.1.x のときは、うちの接続環境ではターミナル使わないと WebDAV でファイルをアップロードできないことを発見して(GUI 環境で何やってもダメで、ダメ元でターミナルやったらできた、というだけの話)、それでしぶしぶ学んでたりする。AppleTalk 接続はできたんだけど、めちゃめちゃ反応がトロいわ接続時間制限があるわで使いづらいったらなかった。

今の 10.2 で改良されて、うちの環境でも iDisk には GUI のまま WebDAV で操作できるようになったから、しばらくコマンドラインとはご無沙汰だったんだな。ところがまたコマンドラインにお世話になる日が来た。

FTP 接続。うちのサイト、書類のほとんどは iDisk だから WebDAV ができればそれでいいんだけど、ほら、うちの URL 、"www.hi-net.ne.jp/" でしょ? トップページのフレーム書類だけ、プロバのディスク領域に入れてんの。そのフレームが iDisk 内の書類を呼び出す仕組みになってんの。プロバのハイネットのディスク領域は FTP 接続なの。だからたまーに FTP で書類をいじる必要があるんだな。

今まで使ってたのは "Fetch 3.0.3" つうフリーソフト。今はバージョン 4.x が出てるけど、4以降はシェアウエアになりやがって(笑)。だからいまだにバージョン3を使ってるんだけどね。でもこれ、OS 9 用なんだわ。OS X じゃそのまま使えない。使えないことはないけど、OS X 付属のエミュレータ "Classic" つうのを使って OS X 上で OS 9 を強引に立ち上げちゃって、その上で起動しないと使えない。これはめんどい。まあ Photoshop LE もそうして立ち上げてるけどね。

最近出た OS アップデータ 10.2.3 で、今までは OS でできなかった FTP 接続ができるようになったそうな。おお、これは便利。OS X が直接 FTP につなげるのはありがたい。もう Fetch ともおさらばさっ。ということでやってみた。OS X からハイネットのサーバに接続。ID と パスワードを聞かれてそれを入力。「接続中……」のダイアログが出て消えた。よしよし。ウインドウが開いて GUI で操作できるんだろうなぁわくわく。

……、

……、

おおーい……どうしたんだぁ〜。

おおーい!

おおーいったら! いい加減 返事しろ!

……だんまりかよ。使えねぇやつだな (-_-;#) また Fetch ライフに逆戻りか……。いやしばし待たれよ。確か『人に聞けない UNIX の使い方』で FTP の操作方法が……おお、あった! どれどれ……。

ええと "ftp" と打ち込んで リターン。" open www.hi-net.ne.jp" でリターン。おっ、つながった!アカウントでリターン、パスワードでリターン。やった、ファイル操作できるっすよ! なんかこういうの成功するとすごく感激するなぁ。初めてインターネットの接続に成功したときの興奮と感動が、まさに今よみがえった。

テキストファイルの転送は大丈夫。でも画像ファイルがどうしてもうまくいかん。「人に聞けない……」はテキストファイルとバイナリファイルの場合しか説明してないし。時代に合わせて改訂しろよな。いつの出版だよ。え? 初版が1995年3月31日。この頃はインターネットの爆発的普及前夜だからな。UNIX なんてサーバ用途のみだったろうし、使ってるところも企業や大学ぐらいだったんだろうな。

だったら転送されるファイルは大抵はテキストかバイナリだったんだろう。事情は分かる。でもさぁ、この手もとにあるやつ、第1版第15刷だよ。発行は2001年1月11日。いいかげん第2版ぐらい出してもよさそうなもんだが。

時代はあの頃から大きく変わったんだからさ。サーバもサーバ管理者も、当時とは比べ物にならないぐらい増えたでしょが。扱う書類も JPEG や GIF が飛躍的に増えたでしょが。この教科書、いろいろざーっと UNIX の使い方を解説してるけどどこもかしこも肝心なところが抜けてる気がする。で、何やるにも途中で分からないところに引っかかっちゃって、結局なんもできん。FTP はかろうじて書いてるけど、WebDAV なんて全く触れてないし。

UNIX 、OS として使いたいんだけどなぁ。特定のアプリで書類を開いたり操作したりして。あと、UNIX 用のフリーソフトをゲットして使うとか、UNIX 社会の常識を学ぶとか、そういう解説も欲しかったんだが。別な教科書を探せってことですかね。

ああすみませぬ。今日は愚痴に終止してしまったです。おやすみなさい。

銘板
2003.1.14 火曜
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除雪態勢

降ってるんですけど。雪。さっき風呂屋に行く途中から降ってた。1時間後、風呂から上がったら3センチ積雪。時速3センチ。出勤時間まであと7時間。このペースだと21センチ。うう、ミニちゃんじゃきつい深さぞ。ていうか走行絶対不可能。一応、うちに帰ったときクルマを少しずつずらしながら前後させて、クルマを止めてるところの周辺だけは踏み固めといたけど。でもそこの積雪は3センチ減るだけの18センチだったりしてね(笑)。どっちにしても走行不可能。

八戸は太平洋側だから、寒い割には雪が降らない。日本海側の豪雪地帯に比べれば甘っちょろいけど(←山形県米沢市ライフを経験済みの人)、でもやっぱし雪かきはイヤ。んだけどそんなこと言ってられんからな。明日は早起きするべ。それにしても去年のアレ(『真夜中の行軍』, 2002.1.27)は凄まじかったよなぁ……。今日はそんなことにならなくてちょっと幸せ(笑)。

そんだばおやすみなさいませ。

銘板
2003.1.15 水曜
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除雪態勢解除

雪はその後ほとんど降らなくて、除雪しなくて済んだ。ε=(^◇^;) ホッ

メールの返事ため込んじゃってるのだ。これからいっぱい書きま〜す。めるめるめ〜。あ、レンタルビデオ、『うずまき』『陰陽師』といっしょに『ラスト・オブ・モヒカン』も借りっぱなしだった(焦&汗)。『ラスト・オブ……』を明晩までに観て返却しないと延滞料を取られっちまうぞな〜。

銘板
2003.1.16 木曜
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不条理自販機

こんな寒い日は、暑かった日の不思議体験話など。もう何人かの人たちに話してしまってる実話ネタだけど、知ってる人はカンベンね。

銘板左端銘板銘板右端

あの年の7月の、暑くて暑くてどうしようもなかった昼下がり、おいらは友達と外を歩いていた。あんまりあっつくってやってらんなかった。連れは、とある商店前の自販機のところで立ち止まった。その店に庇が出ていたせいもある。そうだよな。ジュースでも飲まねーとな こんなクソあちーい日はよ。

ガタゴッ!

しかしなんで自販機ってのはこうも暑苦しい騒音をまき散らすんだ。おいらはその無遠慮さに苛ついた。たまんねぇなぁまったく。

「あれっ!?」

取り出し口に手を突っ込んでしゃがんでいた連れは、立ち上がりざまに首を傾げた。

「アクエリアス押したのに……」

彼の手には、コカコーラ

ミィーンーミーンーミーンーミイィィィィィィ。

あああもうなんでまたセミってのはこれでもかってほど暑さを強調する鳴き声出すんだろ たまんねぇなぁ。連れは連れでなんだそのえーとつまりだ、暑さで脳みそ溶かしてるみたいだしよ。いけね、こっちも溶けてるか? ほんとたまんねぇよなぁまったくよう。このやり場のない気持ちを隠すのも面倒になって、そのまま連れを罵倒した。あほ。暑くてボケてんじゃねーぞおめー。隣のボタン押したんだべ しょぉがねーな。ていうか早くどけよお前。おれコーラ買うんだからよ。

「いや、おれ絶対アクエリアス押したってば」

んなわけねーべな。おい、いいからそこ代われって。コーラ買うからよく見てろ。いいか?(と小銭を投入)ほら、さっきお前が押したのはここ! このコーラのボタン! だーからここなんだってば。アクエリアスは隣だべが。な? その隣の、お前が押したコーラ押すぞ。ほらよ。

ガタゴッ!

ほんとなんでこんな音出すんだろ。あああやってらんねえな。だるい。だるすぎ。取り出し口の前でしゃがんで右手でふたを開け、そのまま右手を突っ込んだ。ふと横を見ると、まっすぐに延びた国道にはうんざりするほど景気よく陽炎が立ちのぼってた。ご丁寧に逃げ水まで出てやがる。まあそれはそれとして、おいらは自信に満ち溢れ、連れに正対して立ち上がった。見ろ! ほら!

不意に立ちくらみに襲われたのは、急に立ち上がったせいだけじゃない。連れの前に突き出されたおいらの手には、

……、

……、

……。

ジョージア。

……、

……、

……。

オーシーツクツク オーシーツクツク オーシーツクツク……。

後日、仲間うちで「ロシアンルーレット自販機」と呼ばれる逸品が誕生した瞬間だった。

二人はそれぞれが得た望まぬものをぶつけ合って乾杯し、泣きそうになりながらそれを口に当てた。おいらの口の中一杯に、缶コーヒーのべっとりした味が広がった。飲み込んでも、ほろ苦い味が残ってた。

銘板左端銘板銘板右端

でもあのときは本気で「暑さにやられた」と思ったっけなぁ (^_^;)

銘板
2003.1.17 金曜
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初乗り

出張でね、八戸駅からね、とうとうというか、今回初めて乗っちゃったよ。ほら、去年の12月1日に開業した話題のあの……、

特急つがる

青森経由弘前行き

出張、青森市だったんだもん(泣)。列車の内容は、11月30日で消滅した特急はつかりと全く同じ (-_-;) ああーはやてに乗りたいよぉ〜!

出張の帰りは函館始発の特急スーパー白鳥。新型車両で乗り心地けっこうよござんした (^▽^ )

銘板
2003.1.18 土曜
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2002.10.7で書いた

『ラスト・オブ・モヒカン』

について、いくつかの訂正とか

『陰陽師』『うずまき』と一緒に借りてた『ラスト・オブ・モヒカン』('92)をおとといの夜中にようやく観て、昨日返しに行こうと思ったら急に飲み会が入ってしまってね。さっき返しに行く道すがら「こりゃ〜延長料金だなぁ。3本だといくらになるんだろ」と恐れてたら、期限、今日までだった。ラッキー! v(^▽^)v

しかし、10年以上前の記憶ってほんと曖昧なんだな。2002.10.7 で『ラスト・オブ・モヒカン』についてうだうだ語った けど、実際に見直したらかなり違ってました(汗)。

「泥沼に陥った戦争」を広大な横移動ドリーのワンカットで表現し切っちゃった

まず「泥沼に陥った戦争」。これは正確には「自軍が押されまくっている戦況」だな。「ドリーのワンカットで」は、それ1発だけでなくそれが代表的なショット、だった。他にもイギリス軍・フランス軍の個々のカットがその前後に入ってた。

この場面の導入部はなかなか秀逸。主人公ホークアイの連れは、同じモヒカン族のウンカスと、イギリス軍の将校1人(兵隊がもっといたけど途中でみんなやられた)と女二人(砦を守る将軍の娘たち)。将校の送り届け&慰問という比較的軽い雰囲気で砦に到着すると、そこではまさに激戦が繰り広げられている最中だった……。うーん、あのドリーに行くまでのタメがよく効いてたね。

クライマックスは……台詞・効果音なし。音はボレロ風のリズムパートだけのやつが延々と流れる BGM のみ。全編スローモーション。

台詞も効果音もあり(汗)。曲はスコットランド風。基本的にノーマルスピードで、ときどきスローモーションのカットが入る。さすがに、全体的に淡々として抑え気味な雰囲気だって印象は間違えてなかったけど(滝汗)劇場で観たときの感動があまり再現されんかったなぁ。

原因はやっぱし画面が小さいことかも。21型テレビ。テレビだと「観る」つうより「読む」行為に近いんだななんて思ったり。

背景の圧倒的な美しさがこの映画の売りのひとつなんだけど、初めて見た時はかなりでかい劇場だったからなぁ。ドラマとしては別段壮大でも濃密でもないんだけど、ほんと圧倒されちゃったもんな。88年製サンヨー21型テレビ画面の、しかも VHS のモサモサ画質だとどうもそこらへんの良さがさっ引かれてしまって、ストーリーの凝り具合の比重が大きくなってしまうのだな。

同じく歴史物で演出が同系列の『ロブ・ロイ』(1995) なんかも、ビデオで見たらそんなもんなんだろうか。あのスコットランドだかウェールズだかの背景、恐いくらい美しかったなぁ。

こういう、時代劇で背景の自然美をくどいぐらいに表現して観客を圧倒する手法は、『乱』('85) がそのエポックかも。ロケ地熊本の自然は、背景として本当に見事であった。天晴!

あとさ〜アメリカ映画のビデオ化で許せんのは、スタンダードサイズのテレビ画面(4:3)に合わせて容赦なくフレームの両端を切り落としちゃうアレ。よくあるビスタサイズ(16:9)の映画ならそれでもどうにかなったりもするけど今回のはシネマスコープ(比率忘れた。たぶん8:3ぐらい)で、常時、全画像の半分しか見えない。カットごとの重要どころをちゃんと見せてはくれてるけど、やっぱりなぁ。

シネスコってスタンダードやビスタとは撮り方が違うんだよね。何かの映画本の受け売りで出展も忘れた話だけど、シネスコが使われ始めたとき、当時スタンダードサイズに慣れてた監督たちは、幅が2倍にも広がったフレームをどう埋めるかに苦労してたそうで。正直言ってどう扱っていいのか分からない状態だったみたい。

そしたらエリア・カザン監督が『エデンの東』('54) で大胆な発想の転換をやってのけたそうな。「ワイド画面を『上下が切れたスタンダードサイズ』として扱う。切れた部分は観客が想像力で補ってくれ」というもの。こりゃなかなか思いつかないよ。

このアイディアが大変にウケて、のちのシネスコ映画にどんどん応用されていった、と。『ラスト・オブ・モヒカン』もその例外ではなかったりする。この『エデンの東』方式にすると必然的に、登場人物の表情を遠慮なくアップで撮るカットが多くなる。おでこから上が切れちゃったりしてもお構いなし。でも暑苦しくならない。横幅が余ってるフレームに十分に背景が映り込むから、風通しが保たれる。この余った横幅をビデオじゃ切り詰めるんだもんな。たまんなくムサ苦しい。

構図的にも、もともと上下が切れてる上にまた横も切るんだもん。観客の想像力だけじゃ埋まらないって。もう断片のみです視覚情報。この映画は背景部分が売りだってのに片っ端から切り落としちゃって。主演ダニエル・デイ・ルイスの、妙にシュワちゃん似な どアップばっかり。まぁ映画会社側のメッセージだろうとは思うけど。

「きっちりと観たかったら公開中に劇場でどうぞ」ということか。きっちりと劇場で観て良かったからまた観直したんだけど、どーも参ったねこりゃ。結局、期待通りにいかずフラストたまっちゃった再鑑賞でござりました。

銘板左端銘板銘板右端

追伸:画面の風通しでいえば、故・伊丹十三監督の絵造りはほんと暑苦しかったなぁ。ビスタサイズにいつでもとにかくギチギチ詰め込まなきゃどうにもこうにも落ち着かんみたいな脅迫されてる的な雰囲気が、どうしても好きになれなかった。色合いも脂っこくてね。正反対なのは阪本順治監督だべな。徹底してスカスカな画面だもんな。この人もまたビスタサイズで造る人だけど、スタンダードサイズに切っても全く問題なさそう(笑)。

ていうかなんで日本映画はビスタサイズばっかしなんだろ。そうでなければならない必要性は感じられんが、まさか「黒澤が最終的に落ち着いた規格だから。それだけ」なんつう意志薄弱そのものな理由じゃないだろな。

銘板
2003.1.19 日曜
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新作立体写真 製作進行状況

2002年4月分の立体写真、今日ようやく画像の加工をフィニッシュ。数えてみたら18組36枚もあるのよ。まとめて 1.9MB ってあんたそんなにどうする気よ。いくつかカットしちゃおっかな。ていうか妙に重い画像を発見したんで、ちょいときつめに圧縮し直そうっと。

あう〜今回かなり長くかかりました。あとは写真を貼りつける台紙ページ作ってコメントページ作ってトップページのリンク画像作って、か。うあ〜まだまだかかりそ。

銘板
2003.1.20 月曜
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新春の拷問

『新年名刺交換会』というのに出かけてきた。背広の飲み会、あんまり好きじゃないんだけどさ。今朝から具合悪くてねこれが。風邪かな。腹もまた景気良くチャチャピー(脂汗)。それでも行って参りましたよええ。午後になったら少し体調も持ち直したし。相変わらずチャチャピーだったけど。

……、

……、

……。

あのさ、代表挨拶、長すぎ! 同じこと3回ぐらい繰り返して喋ったぞ。話す内容は事前にきちんとまとめておいてくれよ。あるいはおもしろい話でつなぐとか。いきなりうんざり。続いて来賓挨拶2件。超うんざり。そのうち1人は「今日は都合があって来られないから」と長々したメッセージを、託された部下に代読させる形で。そんな中途半端な真似するぐらいならなんもすんな! と言いたかった。具合悪くて機嫌も悪かったのよおいら。

代表の人はね、その長い挨拶で確かにこう言った。「今日は異業種の人たち同士で名刺を交換し合い、いろんな新しいものを作るきっかけにして下さい」。その言葉にも関わらず、いざ乾杯したら(乾杯の音頭の挨拶もまた長かったなぁ)、ソッコーで始まったのがステージ。そのステージってのが、あんましおいらの好みじゃないジャンル。

体調のせいもあって悪寒が走りまくり。よりによって、通された席がスピーカーの近く。轟々たる大音響。それでもその会の趣旨に添って、一応隣の席に座った人たちとは名刺を交換してお話するわけだ。

「はぁはぁ!、そういうアレですか!!」

「ええ!! こちらこそ!!」

「それにしても……ですね!!!」

「え!? 何ですって!?」

「いやあの、……ですよね!!!」

「は!!? 何!!?」

「だーかーら! おーじーちゃん! あ! の! ね!」

なんだかモーローとしてきちゃって。持ち直してきたのにますます具合が悪くもなって。もう新しいものを作るきっかけとかそれどころじゃ全然ないんすけど。それにしても BOSE のサウンドは健康なとき以外に聴いちゃいけないよ。遠慮のない重低音が腹に響いてます……。

ズミズミズミーーン(BOSE 重低音)

きゅらきゅらきゅぉぉぉ(腹の共鳴音)

ドムドムドムーーン(BOSE 重低音)

ぐりゃぐりゃぐりょぉぉぉ(腹の共鳴音)

うっ、トイレ……。個室にこごもってたらだんだん情けない気持ちになってきて。会場に戻って料理にちょっと箸をつけてみたけどどうしても耐えられなくて、意を決してとっとと帰った。会費もったいね〜。

会場になったホテルから出たら外は静かでさぁ〜。やっとほっとしたよ。そしたら急に腹が減ってきて、帰りに牛丼食った。並盛り + 味噌汁 + 漬け物で440円。いつの間にか安くなったよな牛丼。

うちに着いてからはどんどん具合が良くなってきてさこれが。もしかして効いたのか? あの大音響荒療治。でもも〜イヤッ!

銘板
2003.1.21 火曜
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ささやかな抵抗

けちくさい反逆と言われようと、いいのだこれで。うん。いいのだ。2002.7.20, 2002.7.21 の日記ですっかりおいらの混乱・当惑ぶりをご披露してしまった、Apple のあの悪評高いネットサービス ".Mac" 。あれについては密かにしかし確実に反抗しておるよ。ってここに書いちゃ「密かに」じゃ〜ないか(笑)。

Apple が直接運営している、Apple 製品に関する技術情報交換 BBS、"Apple Discussion Boards" には今日も相談トピックがいくつも立っておる。3日前に出た質問のひとつが、Netscape 7 のメールデータを Entourage(アントラージュ。マイクロソフトの Mac OS X 用メールソフト)に移行する方法について。どうも Entourage の Netscape からの読み出しは Netscape Communicaotr 4.5, 4.7 にしか対応してなくて、近頃の Netscape 6, 7 からは読めないらしい。

「.Mac 経由法」と名付けて、IMAP アカウントを経由する方法を教えてあげたよ。喜ばれてラッキー! v(^o^)v そこで無料 IMAP サービスの例として出したのが .Mac。こいつは正式契約すると年間 99.95 ドルかかるんだけど、「.Mac トライアルアカウント」という機能・期間限定版お試しサービスもある。これは無料。このトライアルアカウントをひとつ取って Netscape のメールデータを転送して、Entourage に落とす方法。これ。

実は数カ月前に Netscape Webmail アカウント(メールソフトとしては Netscape からじゃないとアクセスできない)から Mail.app(Mac OS X 付属のメールソフト)のローカルアカウントへとメールデータを転送する方法の相談が別な人から出て、その時にも教えてあげた。「.Mac にタダ働きしてもらいましょう」とタイトル打って。このときも喜ばれたっけ。うはははは。

まったく、「永遠に無料です」なんて言っておきながらいきなり有料化しやがって。.Mac 発表当時、Discussion Boards にもユーザーからの不満の声が繰り言みたいに上がってたけど、彼らは一言ずつ文句つけただけで満足したみたいだな。いやもうそれじゃ敵の思うツボってとこでしょ。

おいらは違うぜベイベッ!「カードでネットのお買い物(2002.9.6)」で結局 .Mac ユーザになっちまったからな(今期1年は半額だけど来期からは定価になるんで、継続するかどうか未定)。Apple の突然のわがままに言われるがまま付き合ってやった以上、こっちのちょっとしたわがままにもきっちり付き合ってもらお〜じゃあないの。ね〜 Apple さん。うひひひひ(←コイツアヤシイゾ)

まあ「あのトピックを読んで日本全国の Netscape for Mac ユーザが一斉に .Mac トライアルアカウント経由でメールデータを他のメールソフトに移したせいで、アメリカにある .Mac メールサーバが止まってしまって世界中の .Mac ユーザが大混乱」なんてことはないだろ。「.Mac が気に入ったんでそのまま正式契約することにしました〜」なんてのもあり得るだろうし、「ささやかな」と言えるほどの抵抗でさえあるのかどうかは微妙だけどさ。

まぁでも、サービス悪用アイディアを堂々とサービス提供者側の掲示板に書いちゃうところに意味があるのだよ。まぁどうせ向こうだって、こっちに何か対抗するとすれば「そのレスを削除」ぐらいしかできんだろうし。
言葉は悪いけど「ザマミロ」って感じっすよ。アルフィー風に言えば

♪燃え上がれ 愛のレジスタンス

違うよな(汗)。ていうか Netscape 6, 7 for Mac 日本語版のバグまみれなメール機能を使ってる人、おいら以外に一体どのくらいいるんだろう(汗)。10人くらいはいるかもな(滝汗)。ちうことで(←強引なまとめ)、

全国の Mac + Netscape ユーザよ!

今こそその力を見せる時ぞ!!

数を頼みに敵をいたぶってやれ!!

んじゃ点呼。

1, 2, ……, 9, 10。よし、全員揃ったな。

ほんじゃせいぜい頑張んべ(鼻ホジホジ)

銘板
2003.1.22 水曜
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"GIMP" てのを試してみようか、と

あ、どうも。昨日の日記はなんだか途中で切れてしまってたみたいで(汗)。ちゃんと最後まで書いて保存したんすよ確かに。で、WebDAV 接続用フリーソフト "Goliath 1.0J" でアップロードして、修正するとこみっけて直して保存してアップロードして……というのを10回くらいは繰り返したと思う。このソフト、転送は速いんだけど、同じ書類を何回も素早くアップロードを繰り返すとジャムっちゃうみたいなんだわ。転送中の書類に上書き保存かければそうなるのも当然か (-_-;)> 幸いローカルの書類は無傷だったから、さっきアップロードし直したけど。

今日のネタはコレだけだけど勘弁ね。これから X Window System 環境(UNIX での GUI 環境)づくりに挑戦しようと思ってて。
"GIMP" という UNIX ソフトを試してみたくて。なんでも Photoshop の対抗馬と言われるほどの高性能でありながらタダなんだそうで。去年の MAC POWER 9月号を引っ張り出して、いろいろダウンロードしつつインストールの段取りを学習中……。

追伸:なんか日を追うごとに 2003.1.11 の『陰陽師』が肥大化してます(笑)。昨日は『カットスロート・アイランド』の話題も追加。もうその日のぶんの日記、わけわかんなくなってきた(笑)

銘板
2003.1.23 木曜
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動いた……

GIMP、ようやくインストール完了。昨日は一晩かかって必要なファイルをダウンロード。

以上4点。ところが dlcompat が、指定された ftp ライブラリになくて、いろいろな検索エンジンをぶん回して探したけど見つからなくて、昨夜はダウンロード断念。「dlcompat がなくても動いたりして」といい方向に考えて、さっきインストール作業を開始した。それのインストールを除いて作業完了!……全然立ち上がらん(泣)

ダメ元でまた Web 検索。おお、あった! どっかの誰かさんのページから直リンで落ちてきたから、結局どこのライブラリに入ってたのか謎。リンクの HTML ソース見とくんだった。でも手に入ったからもういいといえばいいのだ。遅ればせながら dlcompat をインストールして、ターミナルからコマンド打ち込んで GIMP 起動!……やっぱ立ち上がらん(落涙)

それまで入れたやつ、怒りのアンインストール開始!

で、もっぺんはじめから手順どおりにやり直したら、ああ……これが X Window System なのね。これが GIMP なのね(感涙)。いやー、自分の Mac の上で他の GUI が立ち上がるのを見たら、妙に感動しちゃって。しかも Windows とも全然違う、全く見慣れないやつ(笑)。それでこれ、どうやって操作するんだよ。基本操作もアプリの操作も分からん。そんじゃ今日はまぁこれぐらいで良しとするか。

おまけ:GIMP の起動画面。メルヘンチックなのがよいね〜 (^o^ )

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2003.1.24 金曜
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えっ! ガッツポーズ

って、ガッツ石松がやったから「ガッツポーズ」なの!? ほんとかよそれ(疑)

銘板
2003.1.25 土曜
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喉元まで → 出てきた

おととい、風呂に入ってるとき「あの曲とこの曲はサビが似てる」をひとつ思いついた。今日のネタで書こうと思ったのに、ネタの内容を忘れてしまった。喉元まで出かかってるのになぁ〜。う〜ん……。と、今日はこれで終えようとしたところで思い出した。

『心の旅』(チューリップ)」と
『天国のキッス』(松田聖子)

ちょい苦しいか。

銘板
2003.1.26 日曜
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昨日の接続不能について

昨日の昼あたりから何時間か、このページが表示されなくなってしまっていました。おいで下さった方々、無駄足を踏ませてしまって申し訳ありませんでした。m(_ _)m 昨日の日記ネタ、仕事のふりして書いて、12時40分頃アップロードしようとしたら全然つながらなくなってしまって。

このサイトのデータのほとんどは Apple のネットサービス ".Mac" の機能のひとつ、リモートディスクの "iDisk" に入れてる。で、WebDAV 接続でいつもアップロードしてるの。WebDAV がだめだったから、今度は Mac に古くから伝わる "AppleTalk" プロトコルで久しぶりにつないだけどこれもだめ。せっかく日記を書いたからどうしようかと思って、とりあえずプロバイダにある領域に ftp 接続したらうまくいったんで、そこに入れといた。うちに帰るまで iDisk が復旧しなかったら、復旧を待ってうちからアップロードする、ということで。

Apple の .Mac 会員専用サイトの公式 BBS を見ようと思った。きっと怒りの会員たちがいろいろぶちまけてるのを見に。ていうかなんともなければおいらの環境に問題ありな可能性も出るわけで。ところが全然その BBS につながらない。Apple サイトの一般向け Discussion Boards は生きてた。 .Mac カテゴリを覗くと、ああやっぱり来てる。つながらなくなってる人、他にもいたわ。

一応「うちもです」と Res 入れといた。それと、どこがどう落ちてるかの報告。iDisk や会員専用ページの他にも、メールサービスも落ちてるし。この問題に関しては4番乗りを果たした。んで、更新する毎に来るわ来るわ。みんな怒ってます……。ところがレスを追うと、

関係ないのかもしれませんが、
.Macだけでなく他所でもエラーが続発。
 
ひょっとしたらどこかの太い回線に何かが起きているのでしょうか?

と来た。何名か他の方々も、他のところでもなんかおかしいことを報告。「韓国でネット回線がみんな止まっちゃってるらしい」との情報も出たりして。でもその間も .Mac の対応に対する不満が連なってた。だってさ、.Mac カテゴリのはじめのところにステイタスが出るんだけど、

現在、通常運用中です

って出っぱなしなんだもん。騒ぎがいいかげん大きくなってから「障害発生中です」に変わったけど。このステイタス表示も、はじめはなかったんだよなぁ。特に、.Mac になる前の、 iTools という名前だった無料サービス時代なんて全然そんなの表示しようという気配さえなかった。ところがあんまりしょっちゅうメールサーバが落ちて、その度に今回みたいに不満のスレがどかどか立ち上がって、ようやくステイタス表示をすることになったんだわ。

今は随分改善させたわ。昔は予告なしで勝手にメンテナンス停止やってたし、落ちても知らんぷりだから復旧宣言なんてのもなかった。さすがに今はやってるけどね。でもものすごく対応が遅かったりして。そんなわけで、アナウンスの対応がとろい症状は全く治ってないぞ、と。夕方の時点で外的要因説が出てきてはいるけど、相変わらず

メール送受信不能。またか.... (4:18 pm)
 
前回も休日だったような・・・ (6:45 pm)

とのレスが来てたりして、このネットサービスがどのくらい信用されてないのかよく分かる(苦笑)。参加者のひとりから「復旧しました」とのレスが出たのが 9:01pm。なんかやっぱり世間様の復旧よりずいぶん遅かったりする。でも直後にはステイタスが「通常運用中です」になった。ここだけは素早いのはなぜだ。大体そのあたりにこの日記も無事アップロードできて、こっちは一件落着。

あーほんと、.Mac サービス使うの今期だけにしよっかなぁ。どうせうちのサイト、プロバのハイネットさえ契約を続けてれば、今 .Mac/iDisk に入れてるデータをどっかに引っ越ししても、引っ越し宣言まったく必要ない状態だし。

復旧後に .Mac 会員専用 BBS に書き込んだ、「.Mac しりとり」。

「ドットマック」
「(iTools からの)くされ縁」
一瞬で終わりかい。

銘板左端銘板銘板右端

追伸:と、ここまで書いてアップロードしようとしたら、またつながらん。ステイタスを見たら、昨日サーバが落ちてたことを謝った文のみ。一体何やってんやがんだぁ〜! 一応再起動かけてまたつないでみた。接続は確立したけど、プロバへの FTP は全くつながらないわ、このページもなかなか表示されないわ。ああ、iDisk はタイムアウト出た。な……何がどーなってんの?(汗)

銘板
2003.1.27 月曜
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科学離れを憂う人の科学離れ

過去、「科学に強い」とされてた朝日新聞のことなんだけどね。あそこまでメジャーな全国紙が科学離れしてどーすんのよ、と言いたい。文部科学省を批判するときは「科学離れの深刻化がうんたらかんたら」といまだにかうんちく述べるくせに。たぶん科学情報誌 "SCIaS(サイアス)" が 2001 年に休刊(実際は廃刊らしい)になったことが引き金かと思う。

去年の4月から朝日新聞の科学欄は大幅に弱体化してさ。正直言って全然面白くなくなった。朝日の科学欄はそれまでいつも楽しみにしてたのに。「科学」欄と言いつつ純粋に工業技術的な記事がけっこうあったりして、そこらへんの勘違いがすでに「分かってねーな」って感じは確かにあったけど(工業技術は常に科学を基礎にしてるから、名前を「科学 & 技術欄」にすれば別に問題はなかったはずだが)、ハードめな内容でも分かりやすく説明されてて、火曜と木曜はほんと朝日新聞広げるのが楽しみだったよ。

それが、1年近くあの幼稚な「新しくなった科学欄」に付き合って、そろそろフラスト爆発しそう。科学が分かる人が朝日からいなくなったんだと思う。だってなぁ、今の科学欄、科学や技術つうより「家庭の医学」とか「生活科」のノリだもん。科学として程度が低いよ。明らかにターゲットは子供。または子供レベルの人向け。我慢ならなくなったのは、(たぶん)3週間前の Q & A 形式の技術解説。社会面に毎日掲載されてる人気マンガ『ののちゃん』のキャラを使って、どうして飛行機は空を飛べるのか、を解説してた。

目のつけどころは悪くないと思う。この原理は説明されなきゃ分からん。分からんまま大人になってしまった人も多いだろう。でもここできちんと納得すれば、そこから将来、素晴らしい航空技術研究者が育つだろう。これぞ影響力の大きいメジャー全国紙の使命だな。

おいらは一応その原理は知ってる。ある断面をした翼(その名も翼形[よくけい]という。綿密な実験や解析によって、様々なバリエーションが考案されている)に前から風が当たると、「ベンチュリー効果」と呼ばれる現象により翼の下面の流速より上面の流速が速くなる。流れに対して横向きに計る気圧は、流速が速い方が低くなる。つまり翼の下面の気圧より上面の気圧が低くなる。この気圧差が翼を上に押し上げる(引っ張り上げると言ってもいい。同じこと)。

翼の端や付け根などの特殊な場所での現象などの難しいことを考えなければ、この力は翼の幅に比例し、かつ、風速の2乗に比例する。ということで、ある重さの飛行機の胴体を持ち上げるための翼の幅とスピードが計算でき、ちゃんと空を飛ぶ飛行機の設計はそこから始まる、と。まぁ航空力学の基本中の基本ですな。

科学離れした朝日は、これをどう解説したか。

「翼が風を下向きに曲げることで生じる反動で浮き上がる」

オイ!!!!

いやまぁ確かにその考えの筋道もありだけど、これだけを信じて飛行機に興味を持った子供、いざ飛行機を学ぶ時いきなりけつまずいて混乱するぞ。学ぶ段階ってのをわきまえろよ。んでまたこれが、それっぽい実験の例なんか出しちゃってるのよ。水道の蛇口から水を出して、その水流にスプーンの背を触れさせるというやつ。ベンチュリー効果や翼の原理を説明する時よく使われるお馴染みの実験。

おいらはこれはあまりいい実験だとは思ってないが。全く状態が違う二つ流体(空気と水)を使ったりして、しかも速度条件が初期状態からして全然違う。本来の翼の原理が発生する条件とは環境がかなり異なってる。

まぁ普通の解釈は、「静止している大気より、流れている水の方が圧力が低くなってる(流れに対して垂直方向の、見かけの圧力)。だからスプーン(翼)は水流の方に引き寄せられる」ということをこれで説くんだけど、朝日は違う。

この実験の盲点を見事に衝いた(笑)。確かに朝日の主張どおりの実験写真が出てるんだわ。スプーンの下の方で、スプーンの曲面に沿って水流が曲げられてる。実際にやってみれば分かるけど、スプーンはその反対方向にグイッと引っ張られる。朝日の「反動説」はこれで完全に立証されたかのようだ。この実験に限ってはこれで説明ついちゃうもんな。ていうか反動の原理については全く記事で触れられてなかったのは一体……。質問者役の ののちゃんも「そうかぁ反動で……」とか納得しちゃってるし。

だからあの実験はダメなんだって。子供向けや初心者向けの飛行機の解説書によく載ってるけど、こんなふうに誤用されちゃうんだってば。実際の翼は、確かに離着陸時は低速で揚力を稼がなきゃならないから強引に風を下向きにするけど、これ、「圧力差を作る」という方向で理論構築していて、その設計どおりに作動しているわけで、気流による反動の考え方は、圧力差とはまた別の筋道で解析すると同じ答えが出ますよ、という流れなんだよね。結局は同じことだけど、素人向けにいきなり裏道で説明するってのどうよ。

つかスプーンの実験ってさ、スプーンの上面と下面で流体の物質が違ってるとか、空気の方は静止してるとか、どうも実際の翼と揚力を綺麗に再現してない感じでな。

元「科学に強い」、今では科学離れのヘボ新聞がエセ科学を語ってるこの現状、どうにかなんないもんかのぅ。今では大手新聞社の一方の雄・読売の科学欄の方が、朝日科学欄が堕ちたぶんだけずっと上質。

銘板
2003.1.28 火曜
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はやてで脱北

木曜の午後、南に向かいます。とは言え行き先は同じ東北だけど。はやて初乗り。とは言え仙台までだけど。

そこから同じ東北新幹線のやまびこに乗り換えて福島へ。そこから山形新幹線つばさに乗り換えて米沢へ。「初はやてはぜひ首都圏まで一気に」と思ってたけどまぁいいや。今まで米沢までは列車を4本使ってたけど、はやてが来たからこれからは3本でいいのだ。乗り心地のいい「当たりはやて」だといいなぁ。

2日ほど泊まる予定なんで、その間は日記はお休みをいただきまぁ〜す。

銘板
2003.1.29 水曜
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公共事業一発逆転

ケインズ理論に基づく景気対策で楽しんじゃおう、あわよくばこれで国庫を潤わせよう、というのを、ひとつ考えついた。ん〜と、ケインズ理論てのはまぁ大ざっぱにしか知らないけど、つまりは「公共投資=景気刺激」を裏付ける考え方。不況の時は政府がカネを出してたくさん人を雇って事業をする。そうすると世の中の金回りがよくなって景気が良くなる。それで好況になったら、今度は政府は徴税に徹するかたわら財布の紐をガッチリ引き締めて、国庫を潤わせて次の不況時に備えればよろしい。とまぁこういう考え方。

最近はこの理論も効き目が薄くなってきてて、その理由として、昔は国の富のほとんどが政府の管理下だったから、国庫をちょっと開けば効果テキメンだったのに対して、今はほとんどが私有資産になったから、いくら政府が大盤振る舞いしてもあんまり効き目がないんだそうだ。から聞いたか忘れたけど、なるほどと納得したねこれ聞いたときには。

なんか日本政府(というか自民党)の政治家先生たちはガチガチのケインジアン(ケインズ理論の信者)が多いそうで。その割にはバブルのときに財政引き締めどころか「ふるさと創生事業」というバラマキ、つまり不況時政策を採ったりして意味わかんないんだけど、たぶん「不況のときは臨時でケインズ信者になります」ということなんだろう。だったら今彼らはすっかりケインジアンなんだから、それらしい政策しか出せなかろう。それじゃあだめだろうとは思うけど、世の中そういうもんだろうということで無理に納得することにするべ(と来ないと話が進まない)。

「無駄な公共投資を即刻止めろ!」と声高に叫ぶのもいい。というかそれが正論なんだけど、あの人たちはそれをやめられそうにない。そこでだ。今一度ケインズ理論に立ち返ってみる。ケインズの経済論の原典を読んだわけではないんでアレだけど、どうも「景気対策の意味での公共事業は、国や自治体が投資してカネを巡らせることに意味があるのであって、その事業の成否は関係ない」という意味のことが書かれてるようだ。

そして極論も載っているらしい。「大量の労働者を雇ってひたすら大きな穴を掘り、その穴を埋め戻すだけで景気刺激効果がある」んだそうな。やりましょうそれ。

ケインズ理論の基本に立ち返り、穴を掘ろう。穴を。国の公共事業として。どうせ無駄な投資と割り切って公共事業してるなら、今より国民が納得できる使い方をしよう。それで掘り当てよう。

徳川の埋蔵金!

もうみんなに白目向けられてる無駄な道路工事の予算を年間200億円ぐらい削って、このプロジェクトに充てよう。同じドカタ仕事だし道路以上に意味のない工事だけど、国民の支持率が全然違うと思うぞ。事業主体が国そのものだから、万一埋蔵金が出たら即座に国庫が潤う。赤字国債なんかかなり消えるんじゃないだろか。もし空振りでも、毎年200億円を公共事業に投資して穴掘ってるんだから、ケインズ理論にそぐった景気刺激にはなる。あきらめて穴を埋め戻すときもまた景気を刺激だ。

国のためを思ってボランティアも参加するかもな。彼らは自分の財産を取り崩して参加するわけだから、対デフレ自己防衛対策で高くなってる個人預金率のせいでますますカネ巡りが悪くなってるデフレ日本経済には、これまたいい景気刺激だ。失うものは何もない。

確かに失うものはないけど、できれば最大効果を発揮したい。単に経済効果というだけでなく、国が国民を楽しませるスペクタクルショウとしての機能を忘れちゃいかん。となるとこの事業は国民のウケが命だから、やっぱ総指揮者はみんなが納得する人でなきゃいかん。あの人しかおらんでしょう。

糸井重里。

彼にまた夢を見させてあげようじゃありませんか。今度は大幅にスケールアップだ。予算規模、倍率ドン! さらに100倍! 『ギミアぶれいく』のときの予算はせいぜい2億かそこらだったと思う。今度は200億だもんなぁ。しかも毎年。

どーだ総理。納得の行くカネの使い方だとは思わんかね。

銘板左端銘板銘板右端

あと、舞鶴港の近くの海底に、財宝どっさり積んだ軍艦が沈んでるらしい。そいつも国の事業でトレジャーハンティングいってみよー!

銘板
2003.1.30 木曜
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はやてで脱北中1

南へ逃げてま〜す。

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2003.1.31 金曜
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はやてで脱北中2

今日も南に逃げてま〜す。

銘板
銘板