ひとりごちるゆんず 2002年12月
銘板
2002.12.1 日曜
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「電気のふるさとじまん市」紀行

その4:シモキタ、ヨコハマ。

新幹線はやて、開業したねぇ。これからは遠出するのにすごく便利になるよ。(^-^ ) でも開業寸前は入間だ幕張だと出かけまくったのに、開業後は遠出の予定がなかったりして(笑)。おいらはいつ乗れるんだろうなぁはやて。

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「第13回 電気のふるさとじまん市 in 幕張メッセ」2日目。この日は開会式なんつーイベントもないから、各出店者は開場に間に合うように出勤すればよろしい。仕込みがいろいろある飲食系の人は早く行かなきゃいかんだろうけど、物販系はけっこうのんびりでもいい人が多い。まぁ余裕があるってわけ。シャトルバスも初日ほど混んでなかった。

うちは開店準備に余裕がある系だけど、やっぱ前日の惨澹たる有様をどうにかしないとまずいから、左うちわ出店者たちよりちょっと早めに到着。現場で今日の対策を練ろうということで。んでシャトルバスを降りると、500m はあろうかという長蛇の列と鉢合わせ。おおお、今日はさすがに土曜のせいか開店前から大勢が集まっておるぞ! ゆんずカンゲキ! \(TT▽TT)/ すごいよなぁめちゃめちゃ期待できそうじゃん今日は。

会場である「幕張メッセ 9〜11 ホールに意気揚々と向かう途中に気付いた。なんか列の向き、おいらたちが歩いていく方向と逆向きじゃなくって? 振り返って列の先頭を見ると、でっかい看板にこう書かれていた。

「全日本吹奏楽コンクール」

オイ!! ( ̄- ̄c) → (  ̄o ̄)っ☆彡 その列に向かって、じまん市スタッフのにーちゃんが拡声器で呼びかけてた。「じまん市にご来場の方はいらっしゃいますかぁ〜? こちらは違うイベントですので、向こうの『9〜11 ホール』の方へおいで下さぁ〜い」。誰一人として反応しない。はたして、「電気のじまん市」の正面には、開場待ちしているエンスージャスティックなお客など一人もいなかった(泣)。

9時20分頃、余裕を持って売り場に到着。今日の作戦を練って開店準備開始。どうせ場所が悪いから今日も大して客が来ないんだろうけど、なるべく成功率を上げようということで、試食体制の充実。これで行こう。今日はもうちょっとリッチにしてみる。作戦が決まったあたりで館内放送。

「皆さん、お早うございます。今日は予定を早め、9時50分に開場いたします。それまでに開店できるようお願いいたします」

まぁうちはいいけど、しかしなんで早めるんだろう。誰も並んでなかったじゃん。との疑問もあったけど、でも昨日も開店と同時に人が押し寄せてきたからなぁ。うちの売り場近辺以外は。開場待ちのお客が並び始めるのが遅いのかもしれんな。

9時50分の開店と同時に、やっぱり押し寄せてきた。うちの近辺以外に。こっちに人が流れてきたのは10時過ぎ。さーいらっしゃいよぉ〜。思った通り、ほとんど来ない。でもサクッと口あき(その日のお買い上げ第1号のこと)してもらえた。幸先いいなぁ。それでも人の流れはこっちに来てるわけじゃない。そうだメガホン作って呼び込もう。五戸町の観光パンフレット、どうせ誰も来なきゃ誰も持ってかないんだから、尊い犠牲になってもらおう。円錐形に丸めてセロテープで止めて、と。はいいらっしゃいよぉ〜。

お、客の数人がちょっとこっち向いた。これでよし。でも、それでも苦戦。今日は目の前で酒盛りする人たちがまだいないから、カモチョーマジックは健在。はいいらっしゃいよいらっしゃいよ。押さないで、押さないでってば! 整理券の順番に並んでくださーい。ウケるかと思って手製メガホンで言ったら、対岸のそば屋さんに怪訝な目で見られただけだった。突っ込んでくれよな!

あんたもどうせヒマだろ!?

昨日一緒に飲んだ関川村のメンバーが、客の動きが落ち着いたあたりに遊びに来てくれた。昨日はどうも〜 (^o^)/ うちとこの商品を買ってってくれた。ありがとぉ〜 (^▽^)/

終わってみると、客数は前日(金曜)よりずっと多かった。売り上げもそのぶん伸びた。でも依然超赤字。まぁ期待せずに遊びに行ったようなもんだからいいといえばいいけど。仲間とは、「来年も参加しよう。今度はコマ数(売り場スペース)を倍の規模で申請して、もっといい場所にしてもらおう」と話が決まった。だってなぁ、期待してなかったとはいえ、この客数を見たら、いい場所でバカスカ売りまくってる人たちを見たら、そう考えちゃうよ。んじゃそういうことで、帰るか。明日の最終日もガンバロー。ツライけど(疲笑)

今日はこのあと、おいらは単独行動。ぶんのおやど の ぶんさんと飲み。2日前の準備日に、例のビジネスホテルに着く前にメールを出しといたんだ。

「6時半に会場を出て 30分ぐらいでホテルに着くから、それから顔洗ったりして、会えるのは7時半頃かな」

あのホテルの文言を信じたばっかりに、がんばって急いだけど結局8時に会った。いよっ3年ぶりだね。京成千葉駅近くの居酒屋に飛び込んで積もり積もった話、炸裂! 炸裂!! 炸裂!!! え!? 10年ぐらい前に会った? うそ、どこで? シモキタ? ぇえ〜っおれシモキタなんか10年前に行ってないってば。記憶違いじゃないの? 他の人だよそれ。だから行ってないもんシモキタにはその頃。だって、だから行ってないって。いや、え? いや、そっちのこと!? ああそうだ会ってるわ、うん。そうだったそうだった。

あのねぶんさん、現役青森県民にとって「シモキタ」ってのは青森県下北郡のことなのよ。下北半島があるあそこ。下北沢じゃなく(爆)。これをお読みの皆さんへ。ちなみに「ヨコハマ」といえば青森県上北郡横浜町のこと(笑)。菜の花畑がきれいなところだよ。

ぶんさん、すごく楽しかったよ〜。また飲もうね (^_-☆) ばびゅん あああまた深酒してしまった。3日連続っすよ。

ういい。例のホテルの、パンフ写真と全く合一なのになんだかすべてが違う部屋に戻ってきた。風呂入るべ風呂。むくんだ足を冷やすのは、さっきぶんさんに会う前に済ませたな。それじゃぁお湯出して〜……やたらぬるいなぁ今日のお湯。38℃もなさそうだぞ。まぁいいや。半分くらいたまったからもう入っちゃおっと。それにしてもぬるい。上がったら風邪引かないように気をつけねば。

あら、なんか電話が鳴ってるんすけど。着メロは「越天楽」。これはメル着じゃなくて電話に設定。やばいやばい早く出ねば。その電話がおいらの今回の旅行計画を大きく変えてしまおうとは、この時点では知る由もなかった……。

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2002.12.2 月曜
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「電気のふるさとじまん市」紀行

その5:5年目の拉致

あ、電話は茨城在住の主婦からだ。2児の母。ハンドルネームは「ミライ」とでもしておくか。今勝手に決めた。ええとどれどれ。はいはいもしもしゆんずです。

「ねーちょっとゆんず君メール読んだよ。幕張に来てるの? なんでうちに泊まりに来てくれないの? 」

間男じゃないっすよ(汗)。

「いや、だって一応団体行動だしさ今回のツアーも。24日で仕事は終わりだけどこのビジネスホテルも25日まで取っててさ、25日は横浜(青森県上北郡の横浜町じゃなく、神奈川県の)のラーメン博物館で『八戸支那そば』を食わにゃならんのよ」

「横浜はやめときなよ。あたし食べたけど、わざわざ横浜に行ってまで食べるほどのもんじゃないって。ああもうこの子は、なんでトイレに行くのに全部服脱いじゃうのよ! ちょっとフラウ(下の娘さんのハンドルネーム。今、勝手に決めた)、待ちなさい! カゼ引いちゃうよ!」

「だったらそれを実際に食って確かめなきゃなんないじゃん。八戸らーめん側の人間として。ていうかミライちゃんご一家もご一緒に横浜でラーメン食うってのは? ていうかなんでおれがいま裸なの分かるの? 風呂に入った瞬間に電話がかかって来たんだよ。まったくカゼ引きそうだよ。お湯はぬるいし」

「だからあれはもう食べたってば。それじゃ25日の晩に泊まるってのは? セイラ(上の娘さんのハンドルネーム。今、勝手に決めた)も会いたがってるよ」

「いや、改良してもっとうまくなってるかもしんないよ。26日からは通常勤務だから、25日じゅうに八戸に帰んなきゃなんないのよ。ほんとごめんち。セイラちゃんおっきくなったろうなぁ…。ていうかかなり寒くなってきたんすけど。体拭いてベッドに入っちゃっていい? もそもそ……ああやっぱ、しっとりモイスチャライズドな体でベッドに入るの、すっげー気持ちわりー!! 」

「だから早く服着なさいってばこの子はほんと手が焼けるんだからもう! ブライト君(ミライちゃんの旦那のハンドルネーム。もちろん今、勝手に決めた)も『なんでゆんず君泊まりに来てくんないんだろう』って言ってたよ」

「ん〜だってぇ〜……」

「ねー ゆんず君、あたしのこと嫌いなのぉ?」

「おい待て!! この場合『そんなことないよ愛してるよ』って言わなきゃなんないのか!?」

「よしもう明日(24日)の晩、仕事が引け次第拉致しちゃう! 決まり!」

……、

……、

……。

混信気味な会話の果てに、とうとう押し切られた(笑)。24日の晩は茨城県龍ケ崎市のミライちゃん宅に泊まることに決定。会場まで、夫婦と娘さん2人総出でクルマで迎えに来てくれるんだってさ。25日は単身、ラーメン博物館に行ってから八戸に帰る、と。ホテル、1日分キャンセルしなきゃな。まぁいいや。宿泊費は主催者持ちだからキャンセル料払わせちまえ。予定通り泊まられるより安くついてかえって好都合だろ。

拉致、またか……。5年前にもこの夫婦に拉致されたんだよなぁ……。

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あのときも電話で唐突に、「明日八戸にクルマで行くんだ。その晩はむつ市の友達のとこに泊まるから、ゆんず君も一緒に行くんだよ」だった。

本人抜きで決めてんじゃねー!

電話を受けた日は木曜日。金曜、仕事が引けたらソッコーでクルマに詰め込まれて下北半島のかなり奥の方、恐山のお膝元であるむつ市まで連行された。ていうか土曜も仕事あるんすけど。ミライちゃんが記憶に頼って道案内。「ここだよここ」とクルマが入って行ったら、そこでは大勢の若者たちが盛大にバーベキューパーティーを楽しんでた。みんなが一斉にこっちを見た。

当然知らない人ばっかし……

旦那のブライト君も同じ状況らしくてパニック。それを見ておいらもますますパニック! ミライちゃんはこのうちのほとんどと友達なんだろうなぁ〜。この場で頼りになるのはミライちゃんのみ。人の輪の真ん中にいたのは、その家の女の子。ミライちゃんとは大学の同級生らしい。二人は久しぶりの再会を喜びあったあと、互いの連れを自己紹介し始めた。お友達の地元の仲間に挨拶するミライちゃん。

「はじめましてぇ〜 (^▽^)/」

あんたも知らん人たちばっかりかい!

場違い扱いされるんじゃないだろうかとビクビクしてたのはおいらとブライト君。でもむつ市の人々はとってもフレンドリーだった。いや〜初めて会ったのにもう酒酌み交わしてアホ話全開。さてカラオケだ。時間は……もう12時回ってるけどいっちょ行くか! 次の日仕事だったことも忘れて歌いまくり飲んだくれまくり。んーと、あれ歌ったな。「サーキットの娘」。

ミライちゃんのお友達の家に戻ったのが3時。そのまま雑魚寝で泊めてもらってしまった。5時起床。ミライ夫妻に叩き起こされ、一路八戸へと向かう。クルマの中で少し寝かせてもらった。そして何事もなかったかのように出勤した。でも二日酔いと寝不足で、死んだ方がましなくらい具合が悪かったっけなぁ……。この夫婦、それから八戸市内を観光してフェリーで北海道に向かったんだと。ド根性夫婦だよなぁ。

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そんな過去のあるご夫婦の家にご招待されちゃった。なんかすごいことになりそうで恐いっす。でも楽しみだったりする(笑)。

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2002.12.3 火曜
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「電気のふるさとじまん市」紀行

その6:売り込めバーモント系!

24日(日曜)。物産展最終日。朝ごはんは和食。ほんと「これでもか」ってぐらいてんこ盛りだな。ごはんを半分残した。出がけにホテルのフロントで、その晩の宿泊予約をキャンセル。さて出かけようか、というところで別な客の一行もフロントに鍵を預けた。ホテルマンは彼に声をかけた。

「昨晩はお湯が出なかったそうで申し訳ありませんでした」

なんだ他の部屋もそうだったのか。うちの部屋は一応ぬるま湯が出たけど。謝られた客の仲間、去り際に一言。「そんなんでよぉもつわ!」。うわぁ (T▽T) 謝ってる人に追い討ちかけるかそこで。関西の言葉で言われると余計きついかも。くわばらくわばら。

前日の土曜ほどじゃなかったな、人出。でも前々日より入ってる感じ(後日の報告では、入場者数は初日3万人台、2日目5万人台、3日目4万人台だったそうだ)。相変わらず売れないけどもう慣れた。自前の商品も引き続き売り込むけど効率が上がらないから、仲間が持ってきた中の売れ筋商品を重点的に売ろう。それはハチミツ。リンゴハチミツ。ヒデキのバーモントじゃなくて(笑)、リンゴの花から取ったハチミツのこと。

味的にはトチやアカシヤの蜜よりちょっぴり癖があるから料理なんかにはあまり適さなくて、もっぱらパンに塗る用途専用。トチミツが十和田湖畔、アカシヤミツが秋田県で採取されるのに対しリンゴミツは地元の五戸で採取されることも相まって、値段も3者の中で最も安い。青森県内ではこのリンゴハチミツは普通なんだけど、千葉ではなかなか売ってないらしい。普通のハチミツ(アカシヤ)より安いうえに珍しさも相まって、うちの売り場で一番の稼ぎ頭になった。お客がこっちにあんまり流れてこないから「面白いように」とはいかなかったけど、けっこうよく売れたよ。

11時半頃に弁当到着。昼飯は3日ともこの弁当だったんだよな。主催者が紹介した仕出し弁当。1食800円。後で請求が来る仕組みになってる。事前の主催者からの説明では「営業中は忙しくて食べに出かける余裕がなくなってしまうから」ということだったんだけど、うちの売り場に限ってはおもきしヨユーだったね (T▽T;) アハハ ヨユーさ加減を表すものとして、こんなのもあるんすけどね。

隣で売ってた「福島路ビール」

の応援に駆け付けた、

ウサギキャラ と ミス・ピーチの写真

ええまぁちゃんとお願いして並んでもらって、撮ったあとはちゃんと頭下げてお礼を言ったね。ウサギよりおねーさんの方が目当てだったんだけどさ(笑)。でもお二人が帰るところを呼び止めてしまったから焦っちゃって、撮影サイズが小さいままで撮ってしまった!(痛恨) おねーさん、どんなお顔なのか、この写真からは全然分かんないっすね。五戸町にもなんかかわいいキャラが欲しいなぁ。ああ、六戸町の「メイプルくん(2001.11.10)」を借りてくればよかったんじゃないのかね。「隣町のキャラですけど」って説明するのはヘンか……。

午後、友達が遊びに来てくれた。高校の同級生たち。さらにミライちゃんご一家もご到着。で、実地にて場所の悪さの不満ぶちまけ。そこらへん、彼らによぉ〜く分かってもらえたよ。商品もいっぱい買ってもらっちゃった。みんな、ありがとう! 切実な話、助かったよ。後から貰ったメールでは、

幕張は、駅の周辺にいろいろあって、けっこう楽しかったよ。
駅に隣接してアウトレットモールがあるとは、盲点であった。
事前に知ってれば、それなりの資金を用意していったものを…。

だったんだそうで。そいつはおいらも現着するまで知らなかったんで勘弁してくれろ (^人^) 仕事で来たんで、メッセ周辺を散策する余裕もなかったし。事前に聞いた話では、「幕張メッセ以外に周りはなんもない荒野みたいなところだ」ということだったんだけどね。全然違ってたわ。

最終日なんで、早めに4時で閉店。すぐさま後片付け開始。6時頃には外に出られるかなぁ。外でクルマで待っててくれてるミライちゃん一家にその旨メールを打っておいた。ところが荷物が多くてこれがもう。売れなかったもんだから。五戸町観光協会職員の人はその日のうちに帰らなきゃいけなかったから、彼は5時で切り上げ。はやてが八戸開業してさえいれば6時までは残れたのになぁ。

荷造りと荷物の口数チェックを終えて、受付のスタッフの人たちに挨拶して外に出たのは結局6時45分。最後まで残ったハチミツ屋さんとおいらはそこでお別れ。ハチミツ屋さんは千葉にいる弟さん宅に泊めてもらうことになってるらしい。ていうかその時点で弟さんと連絡が取れてなかったみたいだったけど(笑)。そしておいらは会場前でミライちゃんご一家に拉致される、と。おお、おお、セイラちゃんもフラウちゃんもいい子で待っててくれたのか。ありがとね。では行きますかぁ〜。

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追伸:ミライちゃん宅に向かう途中で見かけたお店。

ドラッグストア・リバース

飲むとゲロっちゃう薬を売ってそう。

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2002.12.4 水曜
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趣味の声優

ちょっと自慢。自慢になるかどうか微妙だけど。今さっき、八戸のそっち方面の元締め的存在である沖縄料理屋に声優の仕事を依頼された。地元ラジオ向けの CM かラジオドラマか。明日収録らしい(いきなりだなオイ)。詳しいことは追って連絡が来るそうで。ていうか日時と場所だけ教えてもらって、肝心の内容は「社長と専務の会話」っつーこと以外全く知らされてないんすけど(汗)

きっと現場でいきなり台本渡されて、「はいこれ読んでね」ってノリなんだろな。しかも多分タダ働き (T▽T) ウハハハハ何年か前にもいっぺん、今回とは別ルートで制作された、

窓口ねーちゃんの化粧のケバさが

地元ではけっこう有名な地方銀行

2002.5.16 参照)

のラジオ CM に出演したときがあった。そのときはスタッフがその場でセリフを作ってメモ帳に書いて、それをひっちゃぶってこっちに渡してきた (^▽^;) 先方のお望み通り、きっちりと南部弁(岩手県全域と青森県南の訛り)のイントネーションで喋ってやりましたよあのときは。さすがに5回ぐらい練習して、喋るスピードとか微調整してから本番録りしたけど。ある日、クルマのラジオをかけてたらいきなり自分の声が聞こえてきてどビックリ(笑)

明日はどんな仕事かなぁ。楽しみっす〜。

銘板
2002.12.5 木曜
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実益の声優

声優してきましたぁ〜。コンピューター学校のラジオ CM。なんかこのクライアントさん、CM のコンテストでよく受賞してるらしくて。知らずに気楽に参加したんだけど後の祭りっすかね。

おいらも(汗)。

クライアントさんも(脂汗)。

制作会社さんも(華厳の汗)。

元締の沖縄料理屋さんとの掛け合い。社長と専務という設定で。とりあえずお調子者の専務の役柄を振られたんだけどこれがなかなか難物。オチがどうにもうまくできなくて。オチのセリフ単体だと打ち合わせ通りにサクッとやれて、演出さんからも「いいですね、それで行きましょう」と言ってもらえるのに、いざ全編通しになるとどうしてもその通りにできん。沖縄料理屋さんは

「よし、ゆんずが自分で納得できるまで気長にやろう」。と優しく言ってくれたけど、こっちは仕事を抜け出して来てるから早く帰らないとまずいんすよ(泣)。まぁそれでもクライアントさんに提出できそうな OK テイクをいくつか録ったあと、役柄交代。今度は社長役。やってみたらめちゃめちゃ楽じゃん社長 (T▽T;)

沖縄料理屋さんは専務として、練習と本番、両方でオチを上手く決めてくれた。そこらへん、経験の差が如実に現れるね。このバージョンの本番は1テイクで OK。さらにおいらの要望でもう1発録って終了。どっちのバージョンが使われるか、どのテイクが使われるか、はクライアントさんが聴いて決めるんだそうだ。

さぁ帰ろうと思ったところで、スタジオの事務所に連れてかれた。なんだべ……。 ((((;-_-) [事務所]

……、

……、

……。

ギャラもらっちゃったぁ〜 \(^▽^)/ ホクホク たかだか30分ぐらい喋っただけなのに、肉体労働さえ全くしてもいないのにイナゾー先生。これっぽっちも期待してなかっただけに、これは嬉しいなぁ。実は収録の合間に演出さんと少しダベったとき、タダ働きだと思ってたんで、「平日昼間ってのはきついっす。今もほんとは勤務中なのに」とか散々言ってしまっただよ(滝汗)。あああ今さらだけどすみません……。

ともあれなんとか一日声優稼業を終えることができた。声をかけてくれた沖縄料理屋さん、ありがとう! 今度またソーミンチャンプルー食べに行くね! (^_-☆) ばびゅん!

銘板左端銘板銘板右端

追伸:いつオンエアなのか、どのラジオ局でかかるのか、聞くの忘れた……。

銘板
2002.12.6 金曜
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「電気のふるさとじまん市」紀行

その7:ホラーマンの夕べ

ゆんずの足取りは幕張から忽然と途絶えた。ミライちゃん一家に拉致されたゆんずはその約1時間後、茨城県龍ケ崎市内の酒屋のおばちゃんに目撃されている。

「んじゃさブライトさん、これにしようよ。せっかくだから『清酒 ねぶた』」

「ゆんず君、『せっかく』ってあんたわざわざ茨城まで来て青森の酒買うことないじゃん」

「だって飲んだことないんだもん『ねぶた』」

決定。ゆんずは再び車で連れ去られていった。

しかしあの酒屋はすごかった。ミライちゃん夫婦がよく買いに行く酒屋は日曜日で閉まっててさ、しょうがなく普段行かない店に行ったんだ。店に入ったら棚の電気付けた。酒買って店を出たら棚の電気を消した。やる気あんのか!?(笑)

ミライちゃんちはすごく立派だった。築3年だったかな? ええと、「2世帯住宅」って言うのかな。1階がミライちゃんのご両親とミライちゃんの妹さんのイセリナちゃん(ハンドルネーム。今、勝手に決めた)のお住まい。2階がミライちゃん夫婦のお住まい。セイラちゃんとフラウちゃんの寝室は2階にあるけど、階に関係なく自由に遊んでる。

「おうち、すごい立派だねぇ!」と素直な感想を言ったら、「ローンいっぱいだよぉ〜 (T▽T)」なんだって。そうだろうなぁ。ブライト君がんばってくれぃ。ミライちゃんも子供が2人とも小学校に入ったあたりに社会復帰を狙ってるみたいだし。2人ともがんばれぇ〜。

シャワーを貸してもらってウーイいい気分。明日は立ち仕事じゃないから足は冷やしとかなくてもいいだろ。シャワーから出ると、夕飯支度が始まってた。で、なんか手伝おうかと思ったら、おいらの仕事は別なところにあった。

「ゆんずくん、こっちこっち来て来てぇ〜」

セイラちゃんとフラウちゃんに手を引かれて子供部屋にお呼ばれ。ご飯ができるまで遊んであげるという役柄らしい。子供の遊び相手ってのはあんましやったことがないんすけど、地でいけばいいのかな……。とりあえず地でいこう (^_^;)

お部屋には、段ボールを利用して作った二人の「おうち」があった(笑)。ブライトさんが腕によりをかけて建設したらしい。屋根には瓦の絵、窓枠の脇には開いた窓、下にはチューリップ花壇の絵がちゃんと描いてある。子供二人で入ってちょうどいいサイズ。窓から二人が顔を出すとめちゃめちゃカワイイ!あと1〜2年もすると、大きくなった二人が入るにはきつくなるだろうけど、モノが段ボールだけにそんなに何年も使い続けられんわなぁ。その頃には新しくもっと大きな「おうち」に建て替えてあげればいいでしょう。ブライトさんの技術力なら大丈夫だ。

で、ぬいぐるみで二人と遊んだ。腹話術みたいな感じで。よしよし掴めてきたぜ。セイラちゃんが絵本を持ってきた。次は「ご本読み」か。ええとハイそれじゃここに座ってね。静かに聞くんだよ。絵を見せながら読んで聞かせた。二人とも集中してます……。よしよし。

2冊読み終えた頃、ご飯の準備が出来た。ホットプレートを囲んで楽しい食事タイム開始。いやもう過去話暴露大会だの子供たちとアンパンマンの歌を歌ったりだの。さすがは子供のいる家で、アンパンマンの CD がある。その歌詞カードを見ながら。それにしてもアンパンマンの主題歌(やなせたかし作詞)って、けっこう哲学性に富んでるんだよね。

5年くらい前に物産展やってたら、そこで「アンパンマンと一緒に写真を撮ろう」という企画もやってたんだわ。着ぐるみアンパンマンとバイキンマンが会場を歩き回って、1枚500円でポラロイドカメラで写してあげるよ、というやつ。で、その時間帯にはずっと会場にはアンパンマンの歌がかかってた。歌のはじめの方でいきなり、

そうだ 嬉しいんだ 生きる喜び
たとえ 胸の傷が 痛んでも

初っぱなからとばしますなぁやなせ先生……。最後の方がまた強烈なんだよね。

時は 早く 過ぎる
光る 星は 消える
だから 君は行くんだ 微笑んで

物産展で物売りながら感動してしまったよ。今回、子供たちと歌いながらそれを再確認。これを繰り返し聴いて育ってる今の世の子供たち、将来が楽しみですなぁ。他の「ナントカマンのうた」もいろいろ充実してるみたいね。

おいらはホラーマンが好きなんだが(笑)。彼は今どうしておるのだろう。10年ぐらい前、ふとテレビをつけたらアンパンマンがちょうど始まった。そのときがホラーマンデビューの回だった。最後にヨドチョーさんの真似して「サイナラ、サイナラ、サイナラ〜」とやってて、これがまたたまたまおいら、徹夜明けでアッパーテンションかかっててウケまくってしまったということが好きな理由なんだけど、まぁそれだけっちゃそれだけだな。

「ホラーマンのうた」なんてのもあった。タイトルは定かじゃないっす。こいつがもうなんつーか、「曲、作る気ありません!」てな雰囲気をありありと感じて取れるほどあからさまにテキトーな曲で(泣)。「敵か? 味方か?」だったらロールパンナちゃんだって同じ立場だろうに、ロールパンナちゃんの曲、「二つの心」とのあの圧倒的な出来の差は一体……。キャラの重要度がそのまま出てるんだなぁ。

あと、CD 聴いてたら、何マンだか忘れたけどフラメンコの曲のやつもいたなぁ。そのセリフが良くて。

さぁみんな オレと一緒に
オレオレしようぜぇ〜
オレ!
オレ!
オレ オレ オレ!!

さらに続くヤキソバパンマンは

マカロニウエスタン調で

超かっちょいい!!!

いやもうあの夜は、『うち帰ったら絶対この CD 買おう』って思ったほどだ。

さて散々飲んで食って歌った大盛り上がりだった宴の後片付けして、寝るとしますか。とそのときおいらは気付いた。右足の甲が腫れ上がって、とっても痛くなってたことに。物産展の期間中ずっと左足をかばってたからなぁ。無理が右足に集中しちゃったみたい。お風呂場借りて足冷やし開始。腫れてしまってからじゃ遅いんだってば。あああ冷やしてもまだ痛い。でも他にできることないからな。そのあと湿布を貼って寝た。朝までに治ってるといいなぁ。明日は新横浜ラーメン博物館に「八戸支那そば」を食いに行くんだから。

とりあえず松葉杖を1本持って来ておいてよかった。明日は主に右足をかばおう。左足は、無理しなきゃ明日1日ぐらいは歩き尽くしでも持ちそう。ちょっと不安だったけど、まぁなるようになれとばかりに布団に入りましたとさ。

銘板
2002.12.7 土曜
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「電気のふるさとじまん市」紀行

その8:キモ大仏詣で

ミライちゃんちでの一夜が明けた。右足の腫れもだいぶ引いたな。まだ少し痛いけど。起きたらブライトさんはもう出勤しちゃったあとだった。あれ、セイラちゃん幼稚園行かないの?

「今日ねぇ、休んじゃったの」

なんで?

「だってママがねぇ、『休もっか』って言ったの」

おいママ、いいのかよそんないい加減で。

「いいのよたまには」

だとさ(笑)。セイラちゃんよかったね。フラウちゃんと一日中遊べるねぇ。

……、

……、

……。

「ご本読んでぇ〜」

う゛……、またですかい? よろしい。フラウちゃんも一緒に聞くんだよ。なんだか今日の本はちょっと厚いねぇ。昨日のバンビとは大違いだ。んー、「いのちのうた(作:村山由佳)」か。なんか心なしかテーゼが重そうだけどこれ、面白いの? いいから早く読めって? はいはいええとどれどれ……。

ぐはっ! こ、こいつは!……

泣ける!!(T□T;)

声が詰まっちゃうよ。ああ読むのが止まっちゃってごめんごめんすぐ続けるからね。ちょっとこっち見ないでよセイラちゃんお願いだから。ううう、もう声上げて泣いちまいたいよぉ〜。

……、

……、

……。

ぐおおお、なんとか読み切った。ああ助かった。うん。ぐすっ。読み終わって、セイラちゃんと二人してしんみり。ちなみにフラウちゃんは飽きちゃってそこらで勝手に遊んでた(笑)。あとで聞いたら、ミライちゃんもこの本を読むとどうしても泣けて困っちゃうんだってさ。

駅までクルマで送られることになった。なんて駅だったか忘れちゃったけど。そこから上野まで1時間ちょいだそうで。クルマはミライちゃんとおいらの他、ミライちゃんママとセイラちゃんとフラウちゃんも同乗。幼稚園に勤めるイセリナちゃんがお弁当を忘れて行ったそうで、それの届けついで。幼稚園に着いて、ミライちゃんママ、イセリナちゃんのお弁当を持ってクルマのドアを開けた。刹那、ミライちゃんはセイラちゃんに命令一下!

「あんたズル休みなんだから隠れなさい!」

まったくこの母親は! (T▽T)

クルマは駅に向かって走る。

「ねぇゆんず君、牛久大仏(うしくだいぶつ)見たくない?」

あるの? ていうかどうでもいいけど。何かすごいことあるの? それ。

「すごいも何も、異様にでかくてもう気持ち悪いったらありゃしない」

キモいの? ふーん(ちょっと興味出てきた)。

「ここ来たらアレは見なくちゃだめだよ。ほんっと不気味なんだから」

ブキミ!? 大仏が?(すごく興味が湧いてきた)。ミライちゃんのお母様も、

「あんなに気持ち悪い大仏、なかなかありませんよ。ほんとゆんずさんも一度ご覧になった方がいいですわよ話の種にオホホホホ」

オゥ運ちゃん、その大仏とやらに連れてってくんな! そして現場にて撮影して来ました。

これがそのブツ(仏)だ!

んー、立体撮影するとちょっと大きさ感に乏しくなるんだよな。そんでは背景、じゃなくて前景込みの1枚もの写真でも。どうっすか? 手前の建物とか周りの木々がミニチュアに見えるでしょ? 木立も別にそんなに低いわけじゃない。ともかく桁外れにでかいんだこの大仏。想像を絶する光景だったよ。思い出すだにああ気持ち悪い気持ち悪い(笑)。

駅に着いた。おいらをおもてなしして下さった皆さんとそこでお別れ。なんか寂しいなぁ。ありがとう。元気でね。と、ミライちゃんママ、フラウちゃん、セイラちゃんの順に挨拶して、最後は一番お世話になったこの方に……

本当にありがとうセイラちゃ……

あ、あれ? どっ ど忘れ(汗)。慌てたおいら思わず一言。

セイラちゃんじゃなくて、

…あんた誰だったっけ!?

せっかく紡ぎ上げてきたイイ雰囲気、自らぶち壊し! (T▽T) それでも皆さんに暖かく見送られ、常磐線にて上野に向かうおいらだった。新横浜ラーメン博物館にて「八戸支那そば」を食するのももうすぐだ。ああ早く食ってみたい〜。

それにしてもミライちゃん一家とのあの夜はほんと楽しかった! ありがとう!! (^▽^) 上野に向かう電車の中でもずっと、前の晩のことを思い出してはニヤつくおいらであった。

銘板
2002.12.8 日曜
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作者急病のため休載いたします

「作者の急病」っつったら、「原稿落とした」病ってやつっすか。自分でバラしてどうするよ……。

ということでスマヌ! (-人-) 今日は臨時休業させてちょ〜。

銘板
2002.12.9 月曜
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「電気のふるさとじまん市」紀行

その9:たそがれラーメン

「作者急病」と来たら次は、

ご愛読ありがとうございました。

先生の次回作にご期待下さい。

ですかね(笑)。いやいや「じまん市紀行」、続きます。

「新横浜ラーメン博物館」に行くべく、上野で常磐線から山手線に乗り換え。雨が降ってるけど、大した降りでもないから傘がなくても大丈夫でしょう。松葉杖ついてるんだよね。今日は右足をサポート。左はもう OK っぽい。物産展期間中、移動のときは松葉杖でかばってた甲斐があった。

左足サポートの歩き方はもう慣れてるけど、右手に持つやつはなかなかこれがうまくいかなくて。「やけに右足が痛いなぁ」と思ってると逆順で使ってたりして。患部に負担かかってるってば (TT▽TT) アハハ…… 山手線ではサラリーマンの方に席を譲ってもらっちゃった。東京駅なんて上野からすぐなのにすんませんどうも。

東京駅からリッチに新幹線を使ってみた。時間が欲しくて。午後にあわよくば秋葉原にも寄ろうかなと思ってて。茨城からの切符を窓口に出して新横浜まで買い直し。一緒に特急券も買って東海道新幹線ホームに急いだ。

んげ! 発車まであと2分? はっ、走れ!!

えーい松葉杖なんて担いで行くぜ。

さすがにおっかなくて2段跳びまでは出来なかったけど。うーい間に合った。まぁ次の便は10分後だったけど。青森県では電車1本逃すと1時間待ちが普通だからね。どうもこの駆け込み乗車はやめられん。自由席は満杯だからデッキに立った。でも新横浜駅はすぐそこ。何の苦もなく到着。走った直後は少し痛かったけど、両足とも異常なし。

新横浜駅ってのはアレか、東海道新幹線が出来たあとから作った駅みたいだな。メインの線路の脇にいきなりホームがついてて、速達便を追い越させる待避線がない。在来線がその下を交差するところに駅を作ったってとこか。東北新幹線でいうと花巻駅と同じタイプ。しかしいいねぇ南の新幹線駅は。冬でもあまり寒くないんだろうなぁ。壁がないよ壁が。ホームと外を仕切るあの壁が。開放的ですがすがしいぞ。まあ古めの駅だからインテリアは殺風景だけど (^^;) 東北新幹線駅だと必ず風雪よけの壁がついてるもんな。冬、吹きっ晒しで列車を待ってるとマジで切なくなるから。

でもやっぱりちょっと設計古いのねこの駅も。ホームから改札まで、エスカレーターは現在工事中。そのせいで階段がやたら狭くて降りるのに苦労したよ。エレベーターの存在は不明。松葉杖だとエスカレーターはちょっと恐いけど、階段は疲れるし後ろから来る健常者の客の邪魔になる。僅差でエスカレーターの勝ち。バリアフリー化にかける意気込みや良し。あとは早く完成させてくれぃ。改札口から地上の高さに降りるのは昇りエスカレーターと階段のみ。広い階段なんだからその一部を下りエスカレーターにしてくれたっていいのに。

駅の職員さんに「新横浜ラーメン博物館」への行き方を訊いた。ウワサ通りかなり近そう。ご親切に地図までもらっちゃったよ。駅前のでっかい通りは歩道橋で横断。なんとエレベーター付きだ。こりゃいいや (^▽^) 町並みは狭い通りでもちゃんと 3m 級歩道が確保されててキャブシステム完備。電柱がなくていいねぇ。こういうところを見習ってほしいよ八戸の土木課も。新しい道路ができると何が何でも電柱おっ立てるからなぁ。もう21世紀だってのに。

大して迷わず(←ちょっと迷った)にラ博に到着。入場料は大人 300円か。それぐらい楽しませてくれれば文句はないぞ。どれどれ……。

入るといきなり博物館だった(そりゃラーメン博物館だからな)。ラーメンの歴史年表やら昔の屋台の実物やら歴代カップラーメンの陳列やら。で、お目当ての八戸支那そばはどこじゃい。う〜ん、ぐるっと歩き回っても博物館一色。おお、行列発見! ここか? 八戸人としては列に並ぶのはちょっと嫌だなあ。とりあえず確認するか。先頭を探り当てると、

トイレかよ(笑)

ちょうど昼過ぎだからね。昼飯にラーメン食いまくった人々なんだろう。ああやっと入り口発見。トイレのすぐ近くだった。ははぁラーメン屋は全部地下に入ってるのか。階段や壁がかなり薄汚れてる。「ふむふむ古いビルをそのままうまく利用したんだなぁ」なんて思ったけど、あとで建物から出たとき礎石を見たら平成6年落成だそうで。たった8年であそこまで汚れんわな。古っぽく見せるためにわざわざウェザリング処理したとしか思えん。礎石に気付いてよかった。その時点で、このテーマパークの気合いの入りっぷりがやっと分かったよ。

改札を通った時にゲットしたパンフによると、地下1階に下りてすぐ右側が、八戸支那そばのお店・「八戸麺道 大陸」らしい。おおー、並んでるわ。ここはおとなしく列に並ぼう。列の最後の方に行くと、壁に貼り紙。

「八戸支那そば 15分待ち」

なるほど列の長さで待ち時間が分かるわなぁ。いいアイディアだ。15分ならそんなでもないな。1時間も待たされたら諦めるかもしんないけど。それにしてもこのセットが良くて。「昭和33年当時の下町の夕暮れ時」を再現したそうだけど、いや〜凝ってて。

撮ってきちゃった。

このテーマパークの案内係は、当時の制服を着た警察官なんだ。派出所があったりして。で、「なんで警察がうろついてるんだ?」なんて思ってたら笑顔で「こんばんはぁ〜」と声をかけられた。いいねぇ (^-^ ) 外は昼なんだけど、このセットでこう声をかけられるとほんと夕暮れ時な気分になるよ。ちょうどこの「15分待ち」の貼り紙のあたりからだと、「狭い路地の向こうに目指すあのラーメン屋があった」って感じでまたいい雰囲気。

そんで、これがその写真。

手前の家壁に貼られてる貼り紙は「ジャンケンオリンピック 地区選抜戦」開催のお知らせ(笑)。「我が町の代表者はあなただ!」ってのも大変よろしい。しかしまさかほんとにジャンケンオリンピックが始まるとはこのときは思っても見なかったな。あとで中央広場を見て歩いてたら、来場客を巻き込んでいきなり始まってんの。凝ってるなぁ。画面の左側には写真機屋さんのお店があったよ。ショウウインドウに昔のカメラをいっぱい陳列してあった \(^▽^)/ スッゲー!

写真は、セット全景・八戸支那そばの店構えともよく見えるように画像を明るめにいじったけど、ほんとはもっと薄暗くて、ほわーんとしたいい雰囲気。夕暮れ時なんで。

で、とうとう八戸支那そばにありついた。10月末に埼玉県入間市に行ったとき、あのとき食うはずだったんだよなぁ。八戸らーめんドリームチームでここに来訪して。その雪辱を晴らす機会がようやく訪れた。薄暗くて薄汚い(←薄汚く見えるように演出してるけどほんとは2002年現在の衛生基準法に従って清潔なんだと思う)路地とは打って変わって、店内は明るくて上品な雰囲気。それでも照明が白熱灯主体であったかい感じで、店外との違和感はあまりない。入店して10分も経たずに八戸支那そばが来た。順番待ちで並んでるうちから食券(1杯850円。ミニサイズは500円)を集めるから効率いいぞ。

う……うまいっすよ。麺もスープも。なんか事前にはあまり味がよくない噂も聞いてたんだけど。5月ぐらいかな、実際に食べてきた人たちからそういう反応を聞いたのは。それから半年も経ってるんだもん、いろいろ改良したのかもね。路線は八戸らーめんとだいたい同じ。ちりちり麺にスープはあっさり醤油味で、具はあんまり入ってない、ほとんど素ラーメン。具はメンマ・チャーシュー・ネギ。ここまでは八戸らーめんと同じ。あと八戸支那そばにはほうれん草も入ってた。合うんだよねぇラーメンにほうれん草。ほうれん草自体が客の好き嫌いの出る素材だから、作り手としては入れるかどうかちょっと悩むところかもしれないけど。

チャーシューも好みが別れるところだなぁ。個人的には八戸支那そばのハムっぽいやつより、八戸らーめんのやわらかチャーシューの方が好きだな。ていうか八戸らーめんのチャーシューレシピにはおいらの意見を採用してもらってたりするし(笑)。

気になったのは、パンフに載ってた八戸支那そばの解説。なんでも「八戸にはラーメン文化がないことから製作を思い立った」というふうに書かれてて。実はあったんだよね八戸にもラーメン文化が。「ちりちり細麺煮干しダシのアッサリ系醤油味」ってのが。それを復活させたのが、現在八戸市内40店舗ぐらいで出してる「八戸らーめん」なんだけど。

正直言うとおいらもその八戸にもラーメン文化があったなんて、今年に入るまで知らなかった。どうも昭和50年代以降の全国的なコッテリブームに押されまくって絶滅しかけてたということらしくて。八戸らーめん開発に顔を出すようになって初めて、「ああ、気にも止めたことなかったけど、子供の頃、近所の滝田食堂や じどうゆうえんち(児童遊園地)の食堂でよく食べてたあれ、八戸の独自スタイルなラーメンだったんだぁ。もうしばらく食ってないなぁ」なんて思い出したりして。

八戸市ロー丁(ろうちょう。江戸時代、そのあたりに牢屋があったらしい)の板橋食堂という数年前に親父さんがトシで引退して閉めてしまった店がその味を守り続けて、根強いファンに支持されてきていたんだそうだ。あと、今もそのスタイルを続けてきてるのが、八戸市小中野のキクヤ食堂。今は八戸らーめん会に入会して、リニューアルされた八戸らーめん(といっても統一レシピを使ってるというだけで、ほとんど同じものだけど。ていうか現行の八戸らーめんは、キクヤ食堂の醤油ラーメンをベースに生まれた)を出してる。

そんなわけで、ラ博で「八戸にはラーメン文化がない」と断じちゃってるのはどうかと思うんだけど。ラ博 + 佐野実の「八戸支那そば」企画に料理人を派遣した「大陸飯店」もロー丁にあって、板橋食堂はすぐ近くだったんだけどねぇ。それに「ラーメン文化がない」のならなぜ八戸らーめんや滝田・板橋・キクヤ・じどうゆうえんち食堂ラーメンと八戸支那そばの方向性が一致してるのか、矛盾になっちゃう気がする。八戸支那そばそのものは今の状態でおいしいんだから、この宣伝文句ぐらいは直して欲しいなぁ。

もひとつ気になったのは値段。味はおいしかったんだけど「素ラーメン1杯850円」は高い。八戸人の感覚としては。首都圏ではこのぐらいが普通なんだろうか。ラ博のテナント料、相当高そうだしなぁ。八戸麺道 大陸は2月中にラ博を卒業して、3月からは八戸市内で開店するはずなんだけど、同じ値段で地元に受け入れられるか疑問。予定地の八食(はっしょく)センターのテナント料はさすがにラ博より安いだろうから、そのぶん値段に反映させるべきだと思う。

以上が八戸支那そばへの、おいら的感想と提言。

そんなことを思いつつ八戸麺道 大陸のお店を出た。そういや今日は朝からなんも食ってなかったわ。今のはあっさり味だったからまだヨユーで腹に入るな。あと2杯は行けそうじゃ。うはははは……。まあ焦らず、腹ごなしにテーマパーク見学と行きましょうか。

さっきの店は地下1階。真ん中が地下2階との吹き抜けになってる。その吹き抜けを囲むように路地のセットが組まれてる。他にラーメン屋が2件。あと交番とたばこ屋(たばこ型チョコを売ってる(笑))と駄菓子屋さんがある。この手のお店屋さんの人もまた当時っぽい服装のおばちゃんというかおねーちゃんというか。いやもう完璧っすよ。おいらは昭和33年に生きてた人じゃないけどさ、でもこの雰囲気、きっと50代以上の人なんか泣いて喜ぶと思うよ。この時代っておいらは白黒映画でしか知らないけどさ。

カメラ屋さんやスナックとかもあるんだけど、そこらはダミー。電気はついてるけど店内は見えないし入れないようになってる。「ラーメン博物館」だからね(笑)。そんなとこまでリアルに営業すると何の博物館だか分かんなくなっちゃうし (^_^;) でも居酒屋から笑い声とか聞こえてくるんだ。エンドレステープだと思うけど、ほんと演出が抜けてるところがなくていいわここ。横浜方面に行ったらまたここに寄ろうっと。入場料300円は絶対安いぞ。その路地を歩いてたらミニカーとかを飾ってるショウウインドウがあって、

立体撮影してみた。

またこれが小さい画面サイズで撮っちゃって(だってデフォルトがそうなんだもん。DoCoMo D251i のカメラ、起動時設定を自動読み込みとかしてくんないんだもん(泣))見づらいけど、雰囲気だけは分かってもらえるかも。

地下2階に降りると中央に広場があって、広場の真ん中には昔懐かしい「型抜き」屋さんがいた。お祭りなんかになるとよくこういうテキヤさんが出てきてたっけな。来場客に混じって一所懸命型抜きやってるこの街の住人は、いかにもなフーテンのおじさん(爆)。

この街の映画館では「ゴジラ」で有名な本多猪四郎監督の SF 作品「地球防衛軍」と、巨匠黒澤明の「隠し砦の三悪人」が公開中らしい。広場を囲むラーメン屋の建物の上の方に、でっかい看板が出てる。その看板の向こうには夕暮れ空(がリアルに描かれた天井)。もうたまんないっすよ。脈絡もなく泣きながらラーメンすすりたくなる情景っす。ヅルヅル …… ううっ、涙がしょっぺえ。

広場脇の壁には掲示板があって、

そこにも「隠し砦の三悪人」のポスター。

是非劇場で観たい! 黒澤初のシネマスコープ作品! 「スターウォーズ」の元ネタになったあの伝説の映画!!

ゆんずお勧めの見どころは

 「お姫様の眉毛」!

ええとなになに……? あら、「次週上映」なのか。残念 (^_^;)> (どうでもいいけど、Mac OS X ver. 10.2 に付属の日本語 IM 「ことえり3」、人物名が得意なのかな。「くろさわあきら」で打って変換したらちゃんと「澤」が出たのに、そのあと「くろさわ」と打ったら「沢」が出た)

さて腹もこなれてきたし、そろそろ2杯目いきますか。どこのラーメンにしよっかなぁ〜〜〜。よぉーしあそこに決ぃ〜めたっ!

銘板
2002.12.10 火曜
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新幹線の裏効果

なんでも「ブロードキャスター」とかいう TBS の番組が、新幹線八戸開業の特集コーナーを組んだそうだ。その番組をおいらは自分で見たわけじゃなく、他の人から聞いた話だけど、ずいぶんなケナシっぷりだったそうで。要旨は「こんな誰もいないところに巨額の費用をかけて新幹線を引くなんて」ということだったらしくて。「開業日から間もないのに閑散とした駅前」とか「観光地のはずなのに誰もいない砂浜」とか出てきたそうで。

んでまぁこっちはこっちで、

「開業日は日曜で混んだけど次の日からは平日続き。不況なんだし、それぞれ自分の仕事で忙しいよな普通」

「八戸駅が街から外れた郊外にあるから駅前が基本的に閑散としてるってことぐらい、八戸に来れば誰でも分かるんだけどね。自分達はそれを知ってて、全国の視聴者がそれを知らないのをいいことに、わざとこんな意地悪な言い方してるとしか思えんな」

「東京でさえ雪が降るこの時期に、誰が好き好んでわざわざ北国の海を選んで遊びに行くってんだろ」

てな具合で、地元ではその番組、「ブロードキャスター」の記事捏造ぶりが結構な話題になってたりする(笑)。

TBS 殿、こっちじゃ

全部バレバレっすよ。

何にでもケチつけなきゃ気が済まないやつってどこにでもいるからねぇ。「その程度のオツムの連中が作ったその程度の番組」ってことで納得しとくわ。街が「今まで目立たなかったのに何か大きなニュースがあって話題になる」ということは、「こういうタチの悪い輩にも目を付けられるようになる」ってことだったんだなぁ。

大変勉強になりました m(_ _)m

ビバ反面教師! (# ̄- ̄)ノ彡[塩]

追伸:地元の新聞によると、先週末、八戸駅近辺は貸し切り臨時便2本を含む東北新幹線はやてでやってきた観光客で大いににぎわい、特に十和田湖行きをはじめとする観光バスが次から次へとやってきてはお客を満載して行き、あまりの混雑にバスプールからあぶれてしまったのも何台かあったそうだ。

お偉い全国区マスコミ様のやり口は分かってるよ。このことに対してはあの番組、きっとホッカムリ決め込むんだろうな。分かってる分かってる。バ・レ・バ・レ。

銘板
2002.12.11 水曜
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抜き打ちで

飲み会はいりましたぁ〜。これから出陣っす。

3日後の12月14日、H-IIA ロケット4号機打ち上げだね。いや、飲み会と関係ないけど(笑)。今度の衛星は "ADEOS-II" という地球環境観測衛星だ。'96年夏に打ち上げた ADEOS(愛称:「みどり」)の後釜なんだな。この初代みどりは5年ぐらい観測を続ける予定だったのに、途中で太陽電池パドルが壊れて10か月ぐらいしか生きられんかった。問題の部位を設計した東芝が責任を追及される羽目になったりしてなんだか大変なことになったりしたけど、今回は大丈夫なんだろな。

それと小型衛星3個も同時打ち上げだそうで。極軌道(南極・北極上空を通る軌道)への打ち上げなんだそうで、H-IIA では初挑戦だな。今回もまた成功しますよーに (-人-)

銘板
2002.12.12 木曜
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「電気のふるさとじまん市」紀行

その10:最終話・その後の「青春の巣窟」

昨日の飲み会でちょっと飲み過ぎ (-o-;A) むおおお 「ピール → 沖縄泡盛 → 日本酒 → バリ島のピール」とエキゾチックに飲み過ぎ。(T△T;) ぐおおお でも飲んでる時は最高だったっすよ (^-^;)

ということで(強引に話の転換)今日はとうとう「じまん市紀行」最終話にござる。

話には聞いていた。八戸らーめんドリームチームのマスターから。ラ博地下2階の札幌ラーメンが人気で、すごい行列だということを。実際、地下2階に行列が出来てる店が1軒だけあった。たぶんここが札幌ラーメンの店なんだろう。うまいんだろうなぁきっと。だから常連客がついてるんだろうなぁきっと。でも並ぶのイヤだからパス(オイ)。店がすいてたってうまいかもしんないじゃん。どっかすいててうまそうなところは……みんなとこうまそうだなぁ。

「ようこそお集りの皆さん!」

中央広場で声が上がった。

「これよりジャンケンオリンピック町内選考会を行います!」

「おおおおおー!(ぱちぱちぱちぱち)」

フーテンのおっちゃんや型抜き屋も盛り上げてる。なんだほんとにやるのか。でも参加は見送っておこう。1人で来てるとちょっとこういうのイタイよね。こんなときに限ってめちゃくちゃ勝ち進んでしまいそうだし。

逃げるように飛び込んだラーメン屋。コッテリ系。よしこの800円のやつ行くか。さっきの八戸支那そばと違ってすいてるから、ちゃんと椅子に座って落ち着いて待ってられる。その間に壁に貼られたこのラーメンの歴史を学ぼう。ふむふむはぁはぁなるほどなるほど期待できそうですなぁ。おっ来た来た。いただきま〜す。豚骨スープですな。麺は太めでストレート。ほんとストレート。ちぢれの「ち」の字もない。バブル言葉で「ワンレン」ですか(←違う)。

バブル当時、おいらがワンレンよりソバージュの方が好みだったのは、生まれ育ちが八戸で、縮れ麺に親しんできたからかなぁとか十中八九違うことを考えつつスープをすする。いいねぇとんこつも。甘さが口の中いっぱいに広がるよ。とろーりとろり。

麺はどうじゃ。ワンレン麺は。箸で持ち上げると、なんだか妙に重くて。ラーメンて、麺を持ち上げた時の「ぶりりんぶりりん」なスプリング感が好きなんだけど、徹底したストレート麺だとそれがない。どうも慣れんなぁ。ぶっとい生そばを持ち上げた感じだな。豚骨アブラギッシュで滑るし(笑)。まぁ慣れてないってだけだ。味が良ければそれでよし。麺のこのストレートさがトータルでのうまさに貢献する仕掛けなんだろう。どれどれ……ほむほむ。

ちょっと全然うまくないっすよこの麺。参ったほんとマジで冗談抜きでうまくない。「麺 → スープ → 麺 → チャーシュー → スープ」てな具合にローテーションで食っても、麺が際立ってマズイ……。ていうかとても麺を連続して食ってられないから、麺を少しすすっては他のパーツで口直ししてる状態。一応全部食わなきゃ判定は出来んからな。「最後の方でうまく感じられてくる」という流れも考えられる。とにかく今は食い進めぇ〜。

……、

……、

……。

はふぅ。全部平らげた。

判定:だみだこりゃ!

最後までがんばったら具合悪くなったんですけど。うっぷ。まだ今日2杯目よラーメン。少し待ったら調子なおるかなぁ。函館じゃ軽い朝ご飯のあと連続して4杯食べたのに。ぐぼっ……。がぶぶ。ああ今、変なゲップが出た。何だったんだこのラーメン屋は。単に「コッテリ系は合わない」ってだけかな? 2002.11.28 での背油ラーメンもきつかったし。そう思うことにしようか。

広場ではジャンケンオリンピックが進んでるなぁ。楽しそうだなぁ。それ引きかえこっちは……ぐぷっ。トイレ行こう。気分がましになるかもしれん。ああもしかしてここに入った時のトイレ行列、ここのラーメン屋のせい? それは考え過ぎか。もう1杯ぐらいは食いたいけど、抜けん。この具合悪さ。そこらを歩き回っても座って休んでも、抜けん! もう今日は帰る。

横浜に来たら、必ずまたここに寄るべ。そしたら今度はなるべくアッサリ系に的を絞るべぇ。松葉杖をつきながらフラフラと新横浜駅に戻った。千葉ではお土産買う余裕なかったからな。ここで中華街っぽいお菓子を買い込んで鞄に詰めて……重い。あのヘンなコッテリラーメンのせいで体も重い。

また東海道新幹線で東京駅着。東北新幹線の次の盛岡行きは、と。あと1時間近くあるよ。さすが東北新幹線 (^▽^;) 座って休むべえ。発車30分前に改札を通ってホーム入り。おお、あんまり並んでない。このぶんだと席が取れるな。Max やまびこじゃないからけっこう速いやつじゃないかな? ええと電光掲示板ではどう書いてるんだ? 停車駅は、上野・大宮・仙台・一関・北上、終点盛岡。よしよしこんなもんだろう。

待ってる間に E2' 系やまびこが来て、回送列車として去って行った。それを見て 2002.11.7 で、はやてに使われる新型車両(最近知ったけど、この型番は "E2-1000" なんだそうだ)、すでに相当数が走ってることを書いたけど、どうもその大部分が従来型 E2 系の誤認だったことが分かった。

見分け方として「胴体側面の帯が普通は赤いのに、はやて用のやつはピンク」と書いたけど、本当はそうじゃなく、「帯の色は長野新幹線(E2)が赤で、東北新幹線(E2' と E2-1000)はピンク」ということになってたらしい。りんごをモチーフにしたというデザインも、E2-1000 に限らず、やまびこに使われる E2' にも描かれてる。

なんか変だと思ったんだわ。このとき見た車体、ピンクの帯なのに全ての窓が小さかったり(はやて用に開発された E2-1000 は窓が大きく、2席で1つのサイズ)、集電器がパンタグラフ型(横から見るとひし形のもの。E2-1000 は「く」の字型)だったし。この日おいらが乗り込んだやまびこは運悪く(笑)、E2'。揺れもいつもと変わらない感じ。ゆくゆくは E2' にもアクティブサスペンションが導入されるのだろうと期待してるぞ。

けど E2' の適度な揺れってのもまたいいかもね。200系(東北新幹線開業当初から稼働している型)の強烈なガコガコ横揺れに比べるとかわいいもんだ。揺られてたらなんだか眠くなってきたよ。うとうと……。はっ、今どこ?(ヨダレフキフキ) ああ北上を発ったところか。次は終点盛岡か。乗り換えの準備しなきゃ。いそいそ。急がんと乗り継ぎのは特急はつかりで座れんからな。

……、

……、

……。

こんなとき、はやてだったら楽なのにな。終点までグースカ寝てられるのにな。今年は例年以上に旅をして、東北新幹線をよく使ったんだな。ということは八戸−盛岡間で特急はつかりもずいぶん使ったんだな。

12月1日以降は旅の予定、全くなし。早く乗りたいのになぁはやて。

特急はつかりでも無事に座れて、八戸駅につつがなく到着。はーっ(溜息)、いまだに松葉杖を使ってはいるけど、1か月前の入間市からの帰りみたいな大騒ぎはしなくて済んだよ。足もだいぶ良くなった。降りたホームから改札のある3階(新しい八戸駅は橋上駅)まで、エレベーターを使った。今度は駅員さんの付き添いなしに自力。

駅から外に出るには下りエスカレーターで大丈夫。乗り降りのときだけ松葉杖を使わずに両足だけで歩けばいいんで。でもそのせいで、外に降りるエレベーターがいまだに女子高生のダベり場所になってるかどうかは確認できなんだ(笑)。あのときは「人の流れから離れたところにエレベーターがあるから、格好のダベり場所になったんだなぁ」と推測したんだな。今は、人の流れるメイン通路とエレベーターとをつなぐ細い通路ぞいに書店がテナントとして入った(最近確認したのは12月7日)。

その通路はすっかり明るくなって行き交う人も増え、前みたいなひっそり感がなくなってしまった。彼女らは新しいダベり場所を無事に探せたろーか。そんなわけわからん感慨に耽りながら、おいらはタクシー乗り場までカックラカックラ歩いて行った。物産展での売り上げはおもっきしアレだったけど、あ〜またしても密度の濃い旅だった(笑)。

一番濃かったのは最後に食べたコッテリラーメンかも (^_^;) 家に着いたのは夜9時だったけど、まだ少し具合悪かった (-o-;)

銘板左端銘板銘板右端

余談:ミライちゃん一家と「アンパンマンのマーチ」の哲学について語った次の朝、読売新聞にやなせたかしへのインタビューが載って、歌詞の哲学性についてコメントしていた、ということを知ったのは帰りの新幹線の中だった。うたた寝する前、携帯にミライちゃんからメールが来て。すごい偶然だったなぁ (^o^;)

銘板
2002.12.13 金曜
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Netscape 7.01

いつの間にか Netscape の 7.01 が出てた。「x.01」っつーとアレを思い出すね。Netscape 6.01。あれは名アプリだった。まぁ冷静に比べると今の 7.x の方がずっといいけどさ。オープンソース化して初めてリリースされた「Netscape 6」はタコでねほんと。Mac 版は 2001 年の正月あたりに出たんだけど、めちゃめちゃ重いわ何かしようとするとすぐアプリが丸ごと落ちるわで、全く使い物ならなかった。頭に来てインストーラごと捨てちゃったもん。

当時は 56Kbps モデムだったから、17MB 落とすってのはかなりツラかったよ。その結果がアレだもんそりゃ頭に来るって。頭に来たついでにひとつ決心しちゃって、それまで Netscape Communicator 4.7J だったメーラを Outlook Express に、ブラウザを Internet Explorer 5 に乗り換えたほどさ。

それからほどなくして Netscape 6.01 が出た。「頭に来た」とか言いつつ早速落としてインストール。どれどれ。おおお! (T▽T) 速い!! それに 6.00 よりは落ちにくくなってる。メール機能までは信頼しきれなくてメーラは OE のままだったけど、ブラウザは戻しちゃったね Netscape に。基本のスキンも 6.0x シリーズは独特な紺色ベースでかっこよかったしさ。

も少ししたら 6.1 がリリース。ちょっと動きが遅くなったけど落ちづらくなった。スキンのデザインはその時から "Mozillium" というメタリックなやつに変更。なんか 6.01のスキンの方が断然好きだったんだわ。ブラウザとしてしか使ってなかったからたまに落ちるくらいならいいか、と 6.1 をアンインストールして 6.01 を入れ直したら拒絶された。「もっと新しいバージョンのものが入っています」とか何とか警告されて。6.1 の書類は全部捨てたつもりだったんだけどなぁ。

泣く泣く 6.01 を諦めて 6.1 を使い始めてたら、新しい楽しみを見つけてしまった。それは「テーマ」。スキンのことなんだけど、Netscape ではこう呼ぶことになってるらしい。これが着せ換えできるのだ。Mac 用は大した数が出てないけど、この中で "ToyFactory" っつうのにハマってしまって。そういえば前にも書いたことあったっけな(2001.10.28)。

で、この真っ黄っ黄なテーマを 6.2.3 まで存分に楽しんでいたんだが、Netscape 7 Preview Release 1にしたらプレビュー版ということでテーマの準備なし。我慢して Mozillium を使っておった。2002.6.14 で書いたけど、7.0 正式版になっていそいそと ToyFactory を落としたら、致命的な不具合があって(泣)。また Mozillium(「モダン」とも言うらしい)生活を強いられることになった。

話が前後するけど、6.x を使ってる途中で OS を Mac OS 9.1 から Mac OS X 10.1 に換えた。それに合わせて Netscape6.x も OS X 対応のものを使い始めたんだけどこれがまた重くて。Netscape 6 の再来かと思ったよ。Netscape 7 にしてから幾分ましになった(これも 2002.6.14 に記載)けど、まだ重い。

あと、Mac 版の 6.0 からずっとなんだけど、日本語の一部がメール発信するとき文字化けするんだよね。「〜」と「−」が「?」になっちゃう。確か 6.2 からは「−(全角マイナス)」が「-(半角マイナス)」になるという、改善されたんだかされてないんだかとても微妙な変更があったけどやっぱ化け文字は化け文字。Netscape 側はリリースノートで「Mac 標準の文字セットとの関係でどうしようもない」という理由を出して、早いうちから「仕様」宣言が出てしまってた。

でもさ、受信メールやブラウザでの表示は問題ないんだわ。なんかヘンだなぁと思ってたら、最近出た Wazilla(和ジラ。日本の「もじら組」が製作)がこの問題を解決してしまった。Netscape ってのはボランティアベースで開発されてる Mozilla の成果を買い取って、そこに Netscape 社独自の機能を付加する形で作られてる。Mozilla プロジェクトには日本支部みたいなのがあって、それが「もじら組」。

いつまでも問題を解決しようとしない米本国の Mozilla チームに業を煮やしてのことだったみたいだけど、ともかく Wazilla を実際にダウンロードして試したら、きちんと直ってた。「仕様」なんかじゃないぞオイ。それでそのまま Wazilla に移っちゃおうかと思ったんだな。

使い始めて10分で断念。Netscape Webmail で取得した "@netscape.net" アカウントが、メール機能にリンクしないんだもん。やっぱしこれは Netscape じゃないとダメなのね。今考えると当たり前だったわ。いや、まあ Webmail だからブラウザで見ればいいんだけどさ。なんかくやしいから Netscape のフィードバックに出したよ。「Wazilla の素晴らしい成果を一刻も早く取り入れろ!」と。

そして出ました待望の新型 Netscape 7.01!

1. ToyFactory は使えるのか!?
2. 6.00 → 6.01 みたいに軽くなったのか!?
3. 文字化けは直ったのか!?

さぁどうなんだ!?

結論:

  1. 全く改善なし。
  2. 気付くほどの改善なし。
  3. 全く改善なし。

何なんだよ一体。何が良くなったのかさっぱり分からん。でも使い続けちゃうんだぁ〜。なんか Netscape って、いいんだぁ〜。(はぁと)フィードバック出そうっと。いや、やっぱ Wazilla かなぁ……。

銘板
2002.12.14 土曜
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打ち上げ また成功っすよ

そんな中で、打ち上げ失敗について

H-IIA 4号機の打ち上げ、また成功したね〜。よかったよかった。メインの積み荷の "ADEOS II" も、放出後の経過は順調で「みどり 2」と命名されたし、他の3個の小型衛星も無事にそれぞれの軌道を回ってるそうだ。やれやれ。

使い捨て型の無人ロケットというものは設計上、確率的に10回に1回は打ち上げ失敗することになってるらしい(各部品の信頼性を算出して全部かけ算すれば、理論的な成功率が出てくる。コストとの兼ね合いで、H-IIA だけでなくどこの国の無人ロケットも理論成功率がおおよそ 90% 程度になるように設定している)。ではいつ失敗すればダメージが少ないのか、を考えてみる。

宇宙開発事業団の H-IIA 打ち上げ予定表では、今年度に情報収集衛星の1回目、来年度は気象衛星を兼ねる運輸多目的衛星 新1号機 MTSAT-1R と情報収集衛星の2回目、再来年度に陸域観測技術衛星 ALOS と技術試験衛星8号 ETS-VIII か。これで9回。その次は増強型の試験飛行だから、とりあえずここまでで区切ろう。

どれも外せんなぁ。強いて挙げれば情報収集衛星は1回ぐらい失敗してもいいかも。2回も打ち上げるんだし、衛星の性能も、初開発ということであまりよくないみたいだし。政治絡みで打ち上げは大騒ぎになるだろうなぁ。中国がかなり非難しそう。まあ ICBM と核弾頭を保有してる国が非難しても説得力ないけど。あ、やっぱだめ。情報収集衛星打ち上げも失敗しちゃだめ。一度打ち上げに失敗したら、原因究明と対策、その実証試験などなどでそのあとの計画がどんどん遅れちゃうから。

情報収集衛星に続く MTSAT-1R は絶対に失敗できないだけでなく、打ち上げが遅れることも許されん。気象衛星ひまわり5号の後継として作られた MTSAT、'99年に打ち上げ失敗で太平洋の藻くずと消えたからなぁ。そのせいでひまわり5号、設計寿命をはるかに超えていまだに活躍中。MTSAT-1R が打ち上げ成功しても、ひまわり5号の搭載燃料はギリギリ間に合うか間に合わないかの瀬戸際らしいぞ。ていうか今のところの予測では間に合わないらしくて、そのときはアメリカ上空の静止軌道にある助っ人衛星をアメリカから1台借りるべく交渉中とのこと。

ALOS はみどり2(今回打ち上げた ADEOS2 のこと)と組んで地球観測するのが目的だから、失敗しても人の暮らしにすぐに影響を与えるものじゃないけど、製造費が目ん玉飛び出るほどかかってるらしい。それに将来的に自然保護つまり人類の生存環境維持に、みどり2 と ALOS が連携して得たデータは大いに役立つ。失敗させるには惜し過ぎる。

ETS-VIII は実験用衛星。実験用の衛星だから、それ自体には実用性がなさそうな感じで、失敗しても金の無駄遣いってだけで他には全く何の影響もなさそうに見えるけど、これもまた失敗すると当てが外れる人たちが恐らくいるんですわ。NTT とかの通信関係だと思うけどね。予定の実験終了後も何年かは正常に作動するように設計されてるのよねこういう衛星は。だから、実験後の余命は実用衛星として働けるようになってる。'95年打ち上げの ETS-VI (愛称:「きく6号」)は通信衛星として NTT におもっきしあてにされてたのに、衛星に組み込みのエンジン不調で静止軌道投入失敗。'98年打ち上げの通信実験衛星 COMETS (愛称:「かけはし」)は、H-II ロケットの第2段エンジントラブルでこれも静止軌道にたどり着けなかった。

どっちも予定の実験の何割かはこなしたけど、実用衛星としては使い物にならなかった。そういう意味で、ETS-VIII はかなり期待されてると思うんだな。通信系の実験をする衛星だし。ちなみに既に予定の実験をすべて終え、先頃円満に停波(衛星との通信を地上側の意図で打ち切ること。廃棄を意味する)した ETS-VII (愛称:「きく7号」。2機1セットで構成されていて、それぞれの愛称は「おりひめ・ひこぼし」)は、実験内容が「ランデブー飛行・ドッキング」と「宇宙空間用ロボットハンドの遠隔操作・動作確認」という特殊なものだったんで、そのあと実用目的に使おうと名乗りを上げる人はいなかった。

そんなところで、4回連続成功したとはいえ相変わらず H-IIA ロケットは背水の陣のまま。「打ち上げ責任者は胃ガンで死ぬ」と言われる通り、これからも大変ストレスまみれな打ち上げが続くのだ。がんばれぇ〜開発者たち〜。

銘板
2002.12.15 日曜
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声優っつーか

昨日、ひまわり5号のことを書いてて思い出したんだけど、あの衛星を打ち上げたのは H-II ロケット3号機だったっけ。確かこの3号機だと思ったんだけどな。んとね、カウントダウンや発生イベントのアナウンスを担当した女性の声がすごくかわいかった(爆)。ん〜、芸能人で言うと ZARD 風のお声。特に「リフトオフ!」で思わずうわずるところなんか最高でした (^o^A;)

今、宇宙開発事業団サイトのムービーライブラリを漁ったんだけど、その音声付き画像はなかったな。H-II 関連本の付録 CD-ROM で鑑賞したんだっけかな? この方はどうもその1回だけでアナウンスをされたみたいだけど、これからの打ち上げで復帰してほしいもんですはい。

これで〆るのもなんかもの足りんな。こんなときはどう〆たらいいんじゃ。ええと……。

あなたをいつも見ています。

紫のバラを添えて

こ、これでいいっすか?(汗) 別にいつも見ているわけじゃないけど。ていうか声以外知らないんすけど。

やっぱこの程度の〆か……。

銘板左端銘板銘板右端

余談:「『ガラスの仮面』の速水真澄って京本政樹に似てるよね。いや、京本政樹が似せてるのか?」と友達にメールを出したら、

「ええ〜っ、聖さんの方が

 京本政樹に似てるよ」

だそうで。そおかぁ〜?

銘板
2002.12.16 月曜
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4人は世襲アイドル

大正ロマンな居酒屋が、八戸にある。数年前、このお店がオープンしたとき早速お邪魔した。一緒に行ったのはなぜかじーさんばーさんばっかし(笑)。内装はもちろん、ビールサーバの形や店員さんの服装もいい感じでさ。壁に貼られてるビールのポスターも水着ねーちゃんの写真とかそういうのじゃなく(←それだと雰囲気ぶち壊しだよね)、なんつーか昔のカルピスのポスター(「はつこひのあじ」みたいな)を思わせるタッチの絵で。

そんな素敵な店内でじーさんばーさんたちと気分良く酒を飲んでたら、あることに気づいた。やめときゃいいのに、酔っ払ったおいらは思わずそこにツッコんでしまった。

「大正ロマンなのになんで BGM がビートルズなんだ?」

「それもそうねぇ」。昔ビートルズに狂ってた世代っぽいばーさんたち(と言うには少し早いお年頃かな。でもお孫さんがいそう)がうなずいた。まあトータルで雰囲気いいから気にするほどのことじゃないんだけど。でも参ったなぁ笑い話で済ませるつもりだったのに、同意するじーさんばーさんたちが「変だ変だ」とドヨドヨし始めたぞ。まずいな……。

イイ具合に酔った1人のじーさん、曲に耳を傾けてから鶴の一声。

「ははぁこりゃ2代目ビートルズだな。
 いいんだよ。
 2代目でもビートルズはビートルズ!」

(・▽・?) え……。理解に苦しんでとまどってしまった。そしてドヨドヨさんたちの反応は!?

「あぁなんだ2代目かぁ〜」

すごい! 納得しちゃったよこの人たち!! ヤバ気なドヨドヨも1発で収まってしまった。いや〜おいらも思わず納得しそうになったもんな(笑)。そして今がチャンスとばかりにすかさず、

「あっはっは そうか2代目でしたか。それは気づきませんで。どうですもう一杯」

調子を合わせてゴマカシ切った! (^o^;A) ヤレヤレ

「2代目説」を提唱したあのじーさん、どっちかだな。並々ならぬ切れ者か、並々ならぬホラ吹きか。

銘板
2002.12.17 火曜
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民間療法の果て 1

キーボード篇

キーボードまたおかしくなりやがった。もう持病だよこれ。最下段のほとんどのキーが入力を無視するようになるの。直るけどね、直るけどさ、その直し方、 2001.7.26 に書いたけど、まあなんつーか、民間療法の王道ってやつ。つまり、

ぶん殴る!

これがまた効くんだ。かなりアナログな方法だけど、効くものは効く。最近じゃキーボードをキー面がこっちを向くように立てて、机から高度 30mm まで持ち上げて4回自由落下させる方法が主流になってたけどね(「主流」って単語、この使い方でいいのか?)。なんかパソコンいじってるのにこんなアナクロな修理の仕方してるのがちょっと腹立たしいから、高校物理の範囲で理論解析的なことをしてみる。今これを読んでる物理選択の受験生、このぐらい理解せい。っつーかもし計算間違いを見つけたらこっそり教えてね(←弱気)。

ええと衝突速度は、

速度 v = gt[m/s],
等加速度運動の移動距離 x = (1/2)t2[m] (t の単位は秒[s])
の2式から、
衝突速度 vmax = (2gx)1/2
x = 30[mm] = 0.03[m]
重力加速度 g0 = 9.8[m/s2]
を代入。
vmax= (2×9.8×0.03)1/2
≒ 0.77[m/s]
≒ 2.76[km/h]

とまぁ歩くより遅いスピードですな。大したことない。衝突エネルギーは……キーボードの質量が分からないんで何とも言えませんな。持った感じ 800g ぐらいかな。

運動エネルギー K = (1/2)mv2[J]
 
(m は キーボードの質量[kg], v はこの場合 vmax
m = 800[g] = 0.8[kg], v = 0.77[m/s] を代入。
 
K = (1/2)×0.8×0.772
≒ 0.237[J]

がんばってエネルギー量まで求めたけど、0.237ジュールっつったってどのくらいだか皆目見当つきませんな。「バナナで釘が打てるくらい」とか「歯茎から血が出るくらい」とか「ウィリーしたバイクの前輪が電柱にくっつくくらい」とか(笑)の分かりやすい表現が欲しいとこだけど思い浮かばぬ。そこまでやるんじゃなかったってことか。でもせっかくやったから記念碑として残しとこっと。

でだ、これやると直るけど、一時的なものでしかないのだよ。しばらくするとまた症状復活。結局、中古キーボード買ってきちゃった。4000 円したけど。Apple USB Keyboard。今まで使ってたのと同じ型のやつ。現行型の Apple Pro Keybord も新品が 7,500 円で売ってたけど、とりあえずこの中古を試してダメなら新品にしようっつー計画だ。現行型、パワーキーがついてないし(起動時には本体のパワーキーを押さなきゃいかん。旧型はその点ラク)、でっかくて机の場所取るし (^_^;) キータッチはさすがに現行型の方がいいな。

で、まあどちらかっつうと旧型中古の方が好みだからいいんだけど、問題はこれ、Power Mac G4 用じゃないんだわ。iMac 用。オレンジ色(←「タンジェリン」と言わなきゃいけないらしいけどオレンジ色だから「オレンジ色」で通す)。PMG4 の本体はパールホワイトとグレイ(←「グラファイト」と呼ばなきゃアレらしいけど「グレイ」でいいや)だから、色合い的には最悪に属しますな(笑)。

自室用で、誰に見せびらかすわけでもないから色はどうでもいいんだけど(モニタも SONY のベージュ色のやつ [中古] だし)、 iMac 用だと USB ケーブルが短くて。モニタ・本体一体型の iMac と違って Powe Mac G4 はタワー型だから、本体をちょっと離して置いてるんだな。そうなるとケーブル長、足りん。日曜にこれを買ってきた時には気付かなんだわ。昨日 USB 延長ケーブル買ってきて解決。

で、さっきまた例の症状が出てムカついたからとうとう交代。これでしばらく使ってみよう。しかし持ち主の使い込み方の差かな? 同じキーボードでもキータッチが微妙に違う。慣れるまでしばらくかかりそ。

銘板
2002.12.18 水曜
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民間療法の果て 2

モニタ篇

今朝の新聞で知ったよ。「雪国はつらいよ条例」事件

なかなかこういうナイスネタないよ(爆)。正しくは「雪国はつらつ条例」なんだね。

銘板左端銘板銘板右端

またパソコン話ですけんど。去年の今頃、突如炎上したモニタ(2001.12.6「もにた、モエタ。」)に代わり、その日のうちに中古の Apple 純正 15 インチモニタを買って Performa 6410 に接続して早や1年。それは辛く長い苦難の日々であった。一応、Performa シリーズ用向け純正モニタの初期型らしいけど、画面が異様に暗くてなぁ。おもくそ見づらかった。しかも角張ってて格好悪いし。Apple が負け犬だった頃の製品だからな。Performa シリーズ(販売期間は確か '94年 〜 '97年ぐらいの間だと思うけど未確認)という存在自体が既に負け犬くさかったしな。

このモニタ、'00年にPerforma 6260 を中古で買ったときに付いて来たやつだから画面が暗いのは知ってたはずだったのに、去年のモニタ炎上事件当時は焦ってたんだろうなぁ。思わず買ってしまった。買って気づいたのは暗さの他に、モニタ側コネクタの接触の悪さ、ときどき画面が青っぽくなるんだわ。接点復活剤も効果なし。一番効くのはやっぱりこれ。

信号ケーブルを手で持って、振る。

昨日書いたキーボードといい、こんなんばっかし(泣)。ちなみに炎上したモニタは Performa 6410 純正 15 インチ。明るくてデザインも良くて、内蔵スピーカーもいいのが付いてた。要するに

最高だったってわけ。

燃えなきゃね。

ええ、問題児を主に扱ってますようちでは(自嘲)。去年買い換えたやつは燃えないけど、やっぱりちょっとね。この角張ったド暗いモニタに我慢ならず、3日前の日曜、とうとう新しいの買っちまっただよ。今度はサードパーティー製だ。もちろん中古ね(笑)。ViewSonic 社 の "E53" という製品だと。初めて聞く社名だな。

中古にしては高めの7,000円。予算は8,000円ぐらいを見込んでたからダイジョブよ。値段なりの性能に期待だ。ていうか新品の 15 インチってパソコン屋には液晶しか出てないよね。高いんだってば液晶。CRT でいいのに。でも CRT は17 インチ以上のばっかし。なんで 15 インチにこだわるのかっつうと、Performa 6410 のVRAM、1MB しかないんだわ(泣)。15インチでも32,000色で 60Hz が限度だし。目がチカチカ (@△@;) ビデオカードは本体と一体だから交換できないし。PCI スロットに市販ビデオカードを入れてもいいのかな? そこらはよく分からん。そもそもそこまでするほど価値ある機体なのか謎。

日曜のうちに本体に接続しようと思ったら、コネクタが合ってないじゃん。ははぁ 15ピンと15ピン(ミニ)との変換コネクタが必要なのか。よし月曜に買ってきましょうや。おお、ちゃんとあるじゃんパソコン屋に。920円か。こんなもんだろ。早速装着しよう。

……、

……、

……。

コネクタのオスメスが合わん……(お約束)

その日のうちにまた同じパソコン屋に行ったけど、条件に合う変換コネクタ発見できず。持ち腐れになっちまうよこのモニタ。せっかく買ったのに……。昨日の夕方、また別なパソコン屋に閉店寸前で滑り込んで、とうとうそれっぽい変換コネクタを見つけた。ジャンパスイッチが6つも付いてて、お値段もまたこれが2,280円なんつう「コネクタごときでなんでこんなに……」てな額。

モニタ交換費用、たかが 15 インチ中古 CRT なのに10,000円突破しましたぁ〜 (T▽T) アハ アハ これで映りが最悪だったり映らなかったりしたら泣けるよなぁ。さっきジャンパスイッチの設定を済ませて、モニタを Performa 本体につないでみた。

あ……、明るい! 前のとは断然違うよ。換えてよかった。色温度の設定ができるのか。初めてだよこの機能は。ははぁあの暗いモニタ、色温度が 5000K 程度だったんだ。ええいもう最高温度の 9300K いきま〜す。……カ・イ・テ・キ。ふむふむ、何じゃこの "DEGAUSS" ってのは。アイコンからすると「消磁」のことかな? とりあえずやってみよう。スイッチいいいいオンんんんんん!(土居まさる風)

あはははおもしれーこれ! 画面がブルブル震えるよ。やっぱり消磁機能だと思う。この ViewSonic 社のモニタ、いつの発売か知らないけどなかなかのもんだ。Performa の 純正 CRT モニタって、こういう機能もなしに「純正」ってだけで売ってたんだなぁ……。まぁあとはスピーカー内蔵だったのが Performa 純正モニタの特徴か。でも内蔵スピーカーがなけりゃないで、Performa は本体にもスピーカが内蔵されてて、それが鳴るんだよね。

結局、退化したのは音がステレオからモノラルになったってことくらいか。

あとは燃えないことを祈るのみ(笑)。

これからも純正にこだわらないでいくべ。

銘板
2002.12.19 木曜
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忘年会

これから出撃っす。

この前の飲み会、次の日に後悔するほどの二日酔いになったからなぁ。

今日はそこらへんを十分に鑑みることを目標として定めたい。

せば。

銘板
2002.12.20 金曜
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ヒーロー大集合 in 八戸

今度の日曜、八戸市公会堂でガオレンジャーとか仮面ライダーうんたらとかが集結してでっかいショーをやるんだそうで。行かないから関係ないけど。ネコ好きな身としては、ガオレンジャーより「ニャオレンジャー」とかあったらそっちの方が魅力だなぁ(笑)

……、

……、

……。

弱そう。ニャオレンジャー。

銘板
2002.12.21 土曜
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海の名称 第3案

(2012.8.25 追記:そんなふうに考えていたときが私にもありました)

最近下火な話題だけど、思い出したんで忘れる前に書いとこ。

「日本海」か「東海」か。今年はこの話題がまた出てたけど、んーと、ああ、ワールドカップ日韓共催が終わってすぐ出たよね韓国から。なんか白けさせてくれるなぁ。でもまぁ言い出した時期はアレだけど、気持ちは分かる。ここまで執拗にこの名称問題に食い下がる心理は、

「うちのとこの海でもあるのに、向こう岸に有利なだけの名前なんて……」

てなとこだと思う。だってこの海の名前がもし「朝鮮海」だったら、日本人としてはちょっと納得いかないかもしんない。でさ、おいらが問題に思ってるのは韓国・北朝鮮が共同で提案してる「東海」という名称。これはおかしい。これはこれで日本の立場や存在を無視してるから、国際正式名称としてのセンスは「日本海」と同レベルだったりする。

7年ぐらい前、ソウルに旅行したときそのツッコミどころを発見した。旧日本領事館の建物(当時まだあった)を利用した博物館。ここに韓国の古い地図が展示されてた。ハングルの普及前のもので、地名はすべて漢字。もちろん後の世で38°線で分断されるなんて予想だにしていない時代のもの。朝鮮半島と日本列島に挟まれた海の名は「東海」と書かれてた。とりあえずこれでその名称が、最近でっちあげられた名前などではなく、少なくとも朝鮮の中では歴史あるものなんだなと分かった。

それだけならまだなんぼか説得力があったんだけど……。その地図にはさらに、朝鮮半島と中国大陸に囲まれた湾状の海域も描かれていた。そしてここにも、現在の「黄海」と違う名称が記されてた。その名も

「西海」

分かっちゃったよその由来が(笑)。「東海」「西海」とも、朝鮮半島から見た方角を海の名にしただけじゃん。ちうことは「東海」陣営さん、日本海を『東海』と改名するよう正式に提案してるなら、同時に黄海も『西海』と改名するよう正式に、同じ重みで提案しなきゃ道理がおかしくないか? もしその道理を踏まえて「黄海ではなく『西海』」の提案もしたとしたら、対岸の中国はどうリアクションするかねぇ。「東にあるから『東海』だ」なんて言ったら、あの海は日本から見たら西や北にあるんだからおかしいことになるよね。「西海」だって中国から見たら「東の海」。正式国際名にする根拠があやふやな上に、もしそれに決まった日にゃ、かえって近隣の当事国に混乱をもたらすぞ。「東海」案、上記の理由でおいらは受け入れられんな。

ところが「東海」陣営に対抗する「日本海」陣営ってのもまたトホホでね。「『日本海』の名の方が国際的には通用してきた」とかナントカ。大航海時代の西洋の地図なんか広げたりして。なんだか弱い気がする。完全に「東海」陣営のペースに巻き込まれてる。3泊4日の観光旅行帰りのやつでもこうして「東海」案の矛盾を発見したってのに(呆)。東アジアの内海なんて国際的には辺境もいいところなんだから、そんなの大航海時代の船乗りたちが便宜的に「日本海」と呼んでたのが由来なんじゃないのかねぇ。対岸の国の意見を押さえてまで、その海のことを自国名のみ記述された名称で外国人にも呼ばせたければ、もっと強力な論理が必要じゃないのかね。具体的にはだね、

「なんでその海が "the Sea of Japan (←英語名の場合)" と呼ばれるようになったか、そのありがたくてごもっともな由来」。これを示せなきゃ、「東海」案を圧倒することなんかできん。もし由来を調査した結果が、「当時の船乗りがビール飲みながら適当に付けた」とか、あんまりありがたくないものだったとしたら、まぁ諦めるしかありませんな。名残惜しいけどそのときは、「日本海」の名を使うのは国内だけにしましょうや。

「だったら『東海』にしろってのか! さっき『到底受け入れられない』って言ったくせに! うぬぅ〜〜」とか早とちらないでね(笑)。問題の根っこは、「日本海」も「東海」も 、支持する国の都合や満足ばかりで、その海に一緒に接してる他国の気持ちを考えてない名前 だってことなんだわ。国際名として正式に認めさせちゃいたくて政治パワーゲームを展開なんて、どっちに最終決定しても両陣営とも世赤っ恥な気がする。

だからね、第3案てのを言ってみたりする。早い話が「日本海」でも「東海」でもない第3の名称だよ。どうだね。例えば「玄界灘」から取った「玄海」とか。今思いついたテキトーな名前だけど、とりあえずこれを叩き台にしてみる。読み方は、日本国内では日本語で「げんかい」と、韓国・北朝鮮では、ん〜、何て読むのか知らないけど、朝鮮語の「玄海」にあたる読み方をすればいいんではないのかね。

国際正式名ならアルファベット表記できなきゃいかん。それならこの場合は漢字なんだから、中国語の発音にもとづけば、「一方の陣営にのみ有利」にはならないべ? 「玄海」よりもっと中立的な言葉があるかもしれないし、「これのために新しく単語や熟語を作り出す」ってのも創造的じゃあないか。

この問題、どうなるんでしょうねぇ。

銘板左端銘板銘板右端

追記:「玄海」で調べたら、佐賀県に「玄海町(げんかいちょう)」というところがあるんだね。既に存在する単語だし、国名じゃなくてローカルな土地の名と国際的な海の名なんで特に混乱しなさそうだし、とりあえず問題ないかと思うけど。

銘板
2002.12.22 日曜
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SUPER HERO FESTIVAL

POWER LIVE 2002

♪ しゅしゅっとさんじょ〜!

  しゅしゅっとにんじゃじゃ〜ん!

2002.12.20行かないから関係ないけど なんて書いといて、やっぱ行ってきちゃいました "SUPER HERO FESTIVAL POWER LIVE 2002"。知り合いが現地受け入れスタッフやってて、その応援に。応援と言ってもスタッフ仕事を手伝うわけでもないんで、「心理的な応援」つーかぶっちゃけた話、酒の差し入れ(笑)。

午前は用事があったんで、午後にデパートで酒を買ってって、会場の 八戸市公会堂 に向かった。写真は終演後(午後5時頃)に撮ったやつだから空が暗いけど、開演は2時半。で、午後の部の開演時間を知らなくてテキトーに行ったらちょうど30分前で、PA ブース脇の関係者席で見せてもらえることになった。ラッキー! v(^o^)v

ステージは2部構成で、第1部はヒーローたちがドラマ&アクションを演じるストーリー編。出演はハリケンジャー(3人)・ゴウライジャー(2人)、シュリケンジャー・仮面ライダー龍騎・仮面ライダーナイトの計8人。第2部は本物の歌い手さんたち3人による主題歌ライブ。

なんか第1部が終わればあとはショボそうだけど、そうではないらしい。午前の部を観たスタッフによると、第2部はヒーローたちが客席通路を歩いて子供たちに握手して回るんだそうで。出演ヒーローは先の8人 + ガオレッド(ガオレンジャー)・ガオシルバー(ガオレンジャー)・仮面ライダーアギト・仮面ライダークウガの総勢12人!! 子供たち、痙攣するほど興奮してたんだそうで(笑)。

そりゃヒーローたちが目の前を練り歩いてたらするよなあ痙攣。おいら幼少のみぎりにこんなでっかいショーなんてあったら、ぜってー痙攣して泡ふいてぶっ倒れて救急車で運ばれてたぞ(爆)。なんでもこのぐらいのでっかいヒーローショウ、今回が青森県初らしい。

第1部のストーリーは、ヒーローたちがなんだかわけ分からん空間に飛ばされたところから始まる。それは仮面ライダーナイトの心の弱い部分が作り出した悪いライダー(なんて名前か忘れた)が、現実世界を乗っ取ろうとして仕組んだ罠だった。ヒーローたちは力を合わせて悪いライダーの野望を打ち砕き、世界の平和を守ったのだった。でんどんでんどんでんどんでんどんでん、ぱぱぱぱぱ。てな感じ。最後はライダーナイトが悪いライダーと一騎討ちして倒すというわけだ。

しかしなかなかテーマが重くて。「強くあるべき者にもある、心の弱い部分は認めるべきか」ってのが含まれてる。

「俺はお前を倒す! 俺が俺であるために! 行くぞ!!」

二人ともそう言って戦うんだわ。自己の存在価値。最近の仮面ライダーはけっこうこの手のお悩みをお持ちのご様子。で、もう一人、悪いライダーと手を組んだ悪役がいる。ハリケンジャーの悪役らしい。そいつは最後、ハリケンジャー・ゴウライジャー・シュリケンジャーから必殺武器の集中砲火を浴びて滅びる。こっちはこっちでまたレンジャー系らしいチカラワザだなぁ(笑)

演目は撮影禁止だったからその間の写真はないっす。ステージからかなり遠かったから、携帯電話付きカメラなんかじゃ写しても小さすぎただろうけど。んでもおもっきしビデオカメラ持ち込んでた親子連れとかいたなぁ (-o-)

照明は背景が暗幕だから、地明かりが点いてても暗めの印象。会場内には薄くスモークが張られてて、メツブシ系のライトがふんだんに置かれてる。ええと固定メツブシが、4灯が縦1列に並んだやつが8組、2×2のやつが4組。さらにリモコンでスリットを入れ替えたり向きを変えたりするライトが4灯。とにかくマブシイッ! そうすると背景の暗幕が効くわけですな。スモークで光条が見えて、立体感に富んだステージを演出しとった。

音響もまたいい機材を入れてるっぽかったけど、「機材のすごさを誇るだけ」って感じの無茶なセッティングもしてなかったんで、聞き取りづらいということは一切なかった。よぉ〜く分かってらっしゃるなぁ音響スタッフ。BGM もいいねぇ。悪いライダーの曲はアコースティックギター曲だった。渋すぎるっす。ハリケンジャーの BGM は三味線がメインなんだね。けっこううまくまとめてたと思う。

なんでも打ち合わせ時点で、この音響・照明だと八戸市公会堂の電力容量を超すことが判明したそうで、発電機を調達して公会堂の建物脇に設置して、それで補ったんだそうだ。

舞台美術は、長年の経験が活きていそうな造り。ステージの幅いっぱいに、でっかいひな壇が2段組んである。1段 90cm ぐらいか。中央にはひな壇上段からステージ上につながる階段。このひな壇の上段に工夫がされててさ。その後ろは暗幕。暗幕とひな壇の間は隙間がある。さらに両方の舞台袖に近い壇上には穴があいてる。登場人物が退場する時はここにサッと飛び下りる。歩いて舞台袖に消える時もあるけど、手早く退場できるしかっこいい。

そしてひな壇中央にはものすごい仕掛けがある。エレベーター。舞台のセリを特設したようなやつ。悪役がこれで登場する時は、そこに立ってスーッと出てくる。エレベーターとして使ってる、と。ところがヒーローがそこから登場する場合、上死点近くでジャンプするんだ。ぴょーんと高く飛び上がってひな壇上段に着地。エレベーターっつうよりカタパルト。この発想はすごい。

んで、ストーリー進行は子供向けということで、語りの場面は思ったより少なめで、ひたすら戦う。はじめのうちはヒーローも悪役も動きがトロかった(笑)んだけどクライマックスではかなりの運動量だったなぁ。キビキビしてたし。出だしは体力温存ということなんだろか。大人の、しかも映画好き(それもアクション映画)な観客としてはちょっと物足りない部分もあったな。黙ってじっとして観てなきゃいけないってのもあって、飽きてきたのを自覚した時、ちょっと辛かった。でも気にすることはないぞ。子供時代のおいらなら、痙攣して口から泡ふいて鼻血流して白目剥きながら興奮すること請け合いだったはずだ。

15分の休憩を挟んで、おいらがあんまり期待してなかった第二部・主題歌ライブの始まり。ハリケンジャーの歌はかっこいいけどね(2002.11.10 の物産展で聴いて覚えた)。本物の歌のお兄さんたちだけど、子供たちはこのお兄さんたちが歌うのをテレビで観てるわけじゃないから、ウケるかどうかちょい心配してた。

……、

……、

杞憂。

めちゃめちゃ盛り上がってんの! 歌ってると後ろでヒーローたちが戦ってみせたりポーズ決めたりするしね。それに歌い手さんたち自身、子供たちのノセ方うまくて(笑)。そんなわけで、歌のお兄さんたちが通路を歩くと、みんな握手を求めに集まってた。あんまり歌が自然なうまさだから「口パクだろきっと」とか思ってたら、歌いながら握手すると微妙にリズムが乱れる。ちゃんと歌ってるってばオイ。こんな状況でも歌いっぷりは丁寧なまま。音程は全く外してないし。プ……プロじゃ……。紅白の最初の方に出てくる若手歌手たちよりずっとずっとプロじゃ。

しかしなー、ガオレンジャーの歌のおにーさん、見た目ものすごアヤシかったのは勘弁してほしかった(笑)。第一印象、ぶっちゃけ悪役キャラかと思ったもん(爆)。厚底ブーツにベルボトムの皮パンツ、上半身は裸にモエギ色の着物みたいなの羽織ってロン毛を腰まで垂らしたぐらいにして。

悪役っていうか…往年のヒデキ!?

でも MC はおどけてて、一番ウケてた。 (^▽^) いろんな主題歌やエンディングテーマのメドレーが始まると、ヒーローたちが再び登場。歌のおにーさんたちも繰り出して、客席じゅうで子供たちと握手、握手、握手。頭をなでられたりだっこされたりもして子供たちほんと失神寸前! 大盛況で終了すると客席からすかさずアンコール。アンコールでまたさらに盛り上がってた。嗚呼、今日はハリケンジャーの主題歌をナマで2回も聴けた。歌のおにーさんたちも、見る前はおいらは勝手に「メジャーになれなくて卑屈になってるミュージシャンなんじゃないか」と思ってたけど、実際はこの仕事で仕事以上の充実感を得てるみたいでとっても好感。

ショウが終わると、ロビーのグッズ売り場は この混雑。近づいて見てみたら、「ハム太郎マラカス」も、"ONE PIECE" のルフィとチョッパーのぬいぐるみも売ってた(笑)。売れるのかなぁそういうの。ひとごとながらちょい心配。

ゲート口では ハリケンレッド仮面ライダーナイト が客出し中。なんか隠し撮りみたいなアヤシイ写真でスマヌ。実際、隠れて撮ったんで(笑)。はっきり写ってなくてアレだけど、かえってこの方が著作権侵害に抵触する恐れがないかもなぁとか思ったり。

はじめは見るつもりなかったのにな。思いがけず楽しんでしまった。来年もまた来ないかなぁ。

♪ 風にな〜れぇ〜

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おまけ:終演後、「もう使わないから」と イベントスタッフが胸に着けるプレート をもらっちゃった。(^o^)

銘板
2002.12.23 月曜
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「ひとりごちるゆんず」

1周年記念事業 11

2002年5月のぶん

すごい久しぶりに行きますか記念事業。なんか年内に片付けたくなって。実はその間の9月30日にこの「さんでー立体写真館」3周年という節目があったのに、忘れてた。(^_^;)

「そんな時代もあったね」と
いつか笑って話せるさ

と紅白初出場みゆきを出してみたりしてお茶を濁してみたりする(その曲じゃないだろ)。で、今回は2002年5月分。

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桜井さんジェシーさん最高です!(2002.5.4)

これを書いて出したあと、長らくこの日記を楽しんでくれてる、業界事情にお詳しい読者さんからタレ込みがありまして。ええ(笑)。いやマジで。情報、どうもありがとうございます m(_ _)m 桜井さんとジェシーさんは別人らしいことが判明いたしました。ただ、情報によると「ジェシー楠木」さんというお方はボイストレーナーをされている女性らしくて……。

声から想像するに、絶対この人テカテカのオールバックかリーゼントだよ。口ひげはやしてるね。アゴもモミアゲもヒゲでつながってんの。うん。あとレイバンに革ジャン。

のはずが(汗)。たぶん同姓同名の別な方かと。謎が謎を呼ぶ……。

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『自虐スプラッタ友の会 Boosted!!』新ネタ追加の気配(2002.5.14)

不覚! とうとう掴まっちまっただよ。ショックでかかったなぁ……。免許を取って以来ゴールドを更新し続けてきたっちゅーのに。33km/h オーバーで6点ゲットだもんなぁ。記録は5年消えないんだそうで。なんかあのあたりは落ち込んじゃってさ。社会的ランキングが落ちたような気がして。「烙印を押された」って感じで。風呂屋のオヤジがいつも通り「はいいらっしゃいませ」と笑顔で言ってくれたのが妙にありがたかった(そりゃそうだよなぁ目の前の客がスピード違反で掴まったかどうかなんて知ったこっちゃないもんな)。

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「強襲・函館ラーメンツアー 前・中・後篇(2002.5.25, 2002.5.26, 2002.5.27)」

八戸らーめん開発のために武者修行に出かけたおいらであった。「修行」とは言っても、行って食ってきただけだけど。

佐野実って、動いてるところを見るのは初めてだったんだな。恐い職人さんだとはこの時点ですでに聞いてた。で、最近聞いた話では、客に対しても恐い職人さんなんだね。テレビの中では。でも実物はとてもそうは見えなんだ。おいらが見たナマの佐野実はこんな感じ↓

手がすくと店の前に立つんだ。つまり自分が看板になるってわけだ。なかなか出来た人じゃないか商売人として。そうすると、客が握手を求めに来る。きちんと笑顔で握手してたよ。でかい手だね。職人てな手がでかいとそれだけで説得力が出るなぁ。

一緒に写真に写るようお願いした人たちもいて、これにも快く応えてた。写真撮るときは腕組みするんだね。職人っぽく。さすがテレビに出てるだけあって、見せ方知ってるなぁこのオヤジ(爆)

ま、バラエティ番組はそういう演出が入るんでしょうな。飲食関係は素人客が相手だからね。ラーメンなんていう大衆食の王道は特に。客に怖がられるような店なんて、ほんとにそうやってるとしたら、長く続かないと思う。

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思えば今年は「車」に泣かされた年だったよ。1月はミニちゃん全損。5月は自転車で派手にコケて左手首負傷。また5月にスピード違反で掴まり、10月には台車をふんずけて転んで剥離骨折。

今年も残すところあと8日。特に運転には気をつけようっと。

銘板
2002.12.24 火曜
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クリスマスソングの秘密

~A
( ^o^)o-o<※:*~.☆゜ぽん!
めりぃくりすまぁす!

定番のクリスマスソングってあるよね。「恋人がサンタクロース」とか山下達郎(タイトル知らない)のやつとか Wham! の "Last Christmas" とか。えー、今日はこれをネタに、ツッコむ!(なにも今日やらなくたって……) いや、この時期はやっぱアレだよね。うん。ええと、タコ。寒ダコ。高いときもあるけどね。でもそんなに好きだからって恋人にしちゃうってのも行き過ぎかと思うぞ。

♪恋人が寒ダコぉ〜

 値の高い寒ダコぉ〜

まぁ旦那さんのお名前から察するに、気持ちも分からないでもないが。マサタコさん……だったっけ?

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山下くんのやつはねぇ……。お姉様がいらっしゃるのかなぁ。食っちゃ寝のお姉さんを嘆く歌だもんなぁ。

♪姉は夜更け過ぎに

 牛へと変わるだろう

クリスマスイブの真夜中、冷蔵庫の前にうずくまり、お歳暮で頂いたハムにまるごとかじりついてる、姉……。目を白黒させながら、一心不乱に牛乳でぐいぐい流し込んでる……。不意に手と口を止め振り向く姉。立ちすくむ達郎少年に、姉はかぶりつきそうな形相で、

「見ィたァなァァァァァ!」

「ひぃぃぃぃっ!」

恐いですねぇ。「見てはいけないものを見てしまった」というトラウマが、彼にこの曲を書かせたのでしょうか。あ、それともカフカか。小説「変身」。『朝起きたら、信じられないものに変身していた』という話。もともとはあれの主題歌として作られたとか?

♪兄は夜更け過ぎに

 虫へと変わるだろう

今度はお兄様ですか。幼き達郎君だけが、お兄さまの身に起こる異変に気づいていたんでしょうなぁ。恐くて言えなかったんだろうなぁ。そのトラウマが彼にこの曲を……。

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なんか「くっだらねーのばっか作ってんじゃねー!」とか聞こえてきそう (^_^;) でもねでもね、今度のは作り物じゃないよ。元の歌詞そのまんまなんだから。Wham! の "Last Christmas" の出だし。

♪Last Christmas, I gave you my heart

いやー本気? めちゃめちゃ凄まじいこと言ってるよこの人。以下その日本語訳。

♪去年のクリスマス、

君にあげたよ 僕の心臓

うげげ。聖夜の儀式は人身御供……。さわやかな曲のイメージでとんでもないことしてますね(笑)。

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師走の街を音で彩るクリスマスソング。その歌たちにはこんな意味が隠されていたんですねぇ。誰がいつ何をしようと自由だけど、だからって真っ正面から信じ切って、円錐形のマスクみたいな帽子みたいなのかぶって祭壇組み立てて羊の生首を供えて拝んだりしないよーに。他の人に見られていぶかられたとき「だってゆんずがそう言った……」とか言わないでね(笑)

そんなわけで、ええ。たまにはこういうクリスマストークもまた風情かと(ォィ)

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2002.12.25 水曜
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ご近所……?

八戸市としては、「新幹線はやての八戸」として売り出したいわけだ昨今。別においら八戸代表ってガラじゃないけど、まぁたぶん八戸の総意としてはそんなところかと。

でも、

でも、

でも。

はやてとは別件で、最近よく報道番組や特集番組で出るよねぇ「青森県八戸市」って字幕表示。

拉致関連で。

あああそんな恐ろしいことが我が街でも起こっておったのかいな。ショック……。拉致された方は、身寄りがないことにつけ込まれたらしくて。早急にかつ無事に帰国されることをお祈りいたします。

さっき銭湯のロビーで風呂上がりにテレビ見てたら拉致特集やってて、映像が出てくるんですわ「青森県八戸市」と字幕が入って。なんか見覚えある通りをカメラを乗せた車が走ってたりしてさ。で、市内のあるラーメン屋(現在は廃墟になってるらしい)がその舞台となったらしくて。

なんか、うちの近所みたい……

そういやラーメン屋があったかもなぁ。いや、候補は2か所あるんだけど。どっちだか判別できなくて。近い候補地は自転車で10分ぐらい。遠い方は40分ぐらい。そのラーメン屋は去年まで営業してたみたい。しかし何てこった。今、八戸は「八戸らーめん」と「八戸支那そば」を売り出し中だってのに。これじゃ評判が……。

ええとここをお読みの皆様にお知らせ。「八戸らーめん」はこの事件のラーメン屋とは無関係です。商工会議所が主体となって開発して、開発メンバーに加わった飲食店及び八戸らーめん会に参加している飲食店に、その店は含まれていません。「八戸支那そば」も関係ないはずです。「はずです」と書いたのは、単においらが八戸支那そば陣営にあまり詳しくないという理由からです。母体となってる中華料理店は問題のラーメン屋とは違い、よく売れていてしっかりしたところ(もちろん味も良いですはい)で、問題のラーメン屋とは全く違うお店なことは確かです。どうかご安心下さいませ。

前から気になってたんだけど、ラーメンの漢字って、「老麺」もあるけど大抵は「拉麺」だよね。「拉致」の「拉」か……。いや、これも事件と全然関係ないけど。

銘板
2002.12.26 木曜
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ゆんず的名画探訪

解答篇

あれも年内に片付けちゃおう。「世界初ツッコミか? ゆんず的 名画探訪(2002.10.21)」の解答。ええーと、お題は「七人の侍」('54) だったよね。みんな、「七人の侍」、ちゃんと30回ぐらい観たろーな。観たってことにして話を進めるぞ。

「どこから回る?」
「まずは一番心配なところから」
「なるほど(微笑)」
と二人の向かった先は菊千代が夜番をしている小川のほとり。
案の定、菊千代は焚き火の前で居眠り中。脇に漬けもの石サイズの石を積み上げ、その真ん中に自慢の長〜い刀を立てて。
その様子を見た夜回りの二人、菊千代の刀をそこから抜き取ると、ふいと物陰に隠れる。
五郎兵衛は手に持った石を勘兵衛に見せる。二人は顔を見合わせてニヤリと笑う。
そして五郎兵衛はそれをバリケードの向こうの小川に投げ込んだ。
水音を聞き付けた菊千代、慌てて飛び起きて、
「誰だッ!」
と警戒態勢。小川を睨みながら手で後ろをまさぐる……。
あれ、刀がない!?
仕方がないから菊千代はその場にあった丸太を掴んで構え、また小川に目を凝らす。
そこへ二人が出てきて菊千代に刀を返す。
「儂たちで良かったのぉ。これが野伏せりだったら、貴様の首は今頃……」
勘兵衛の言葉にゾッとした菊千代、刀を手にしたままその場にへたり込む。

↑これがお題。映画で見ると、この中にものすごい突っ込みどころがあるぞということで。ではもったいぶらずに答えを言っちゃう。

でもちょっとその前に……とか言わないっすよ(笑)

答え:
石積みがいつの間にか
丸太積みになってる。

菊千代の刀が立ててあるのは石積み。勘兵衛と五郎兵衛が菊千代の刀をそっと取り上げるカットでは。ところが菊千代が飛び起きて刀をまさぐるカットになると……あれれ、石積みがあったはずの場所には焚き火用の丸太積みがある。まぁとりあえずビデオででも確かめてみてよ。ほんとにそうなってるから。こういうつじつまの合わなさってのは普通、映画ではかなり気を使うところだと思うんだわ。どの製作現場でも、スクリプターというそれ専用のスタッフを必ず置くぐらいだから。

で、この場合、恐らく黒澤先生、わざとこれやったんじゃないかと思う。まず、自分も必ず参加して、その他数人の脚本家と合宿して徹底的に強力な脚本を仕上げるという執筆スタイル。それに、あまりアドリブ演出をせず脚本に忠実に撮るという、この監督の撮影スタイル。もちろん現在の物価換算で製作費約39億円という超大作なら、相当腕のいいスクリプターも付いてたはず。これじゃこの手の凡ミスが入り込む余地はないはず。

で、わざとやるとどんなメリットがあるのかっつーと、こうすると話の流れがスムーズになるんですな。勘兵衛が刀を持ち出した時、どうやら五郎兵衛はその石積みから石をひとつ持って行ったらしい。五郎兵衛がそこから石を持っていく描写はないけど、そう考えると自然。で、五郎兵衛はその石を川に投げて菊千代を起こす。菊千代は刀を探しても見つからないから仕方なくそこに積み上げていた丸太を一本掴んで構える。

よ〜く考えるとそういうわけで不自然なんだけど、いざ観てみると気付かないんだよなぁあまりにも流れが自然で。「この映画を20回は観た」と豪語してた友達でさえ気付いてなかった。一緒にビデオを見ながらその場面でそのことを教えたら、死ぬほどウケてたよ(笑)。

あと、黒澤監督がわざとやったんじゃないかと疑う理由はまだあるぞ。あの人、実は特撮というかトリック撮影というか、そういうのが好きな人だから。かなり騙されてるよ観客。なんたってデビュー作の「姿三四郎」('43) で既に「コマ落とし」やってるそうだし(←ビデオで1回観たけど分からなかった)。なんでも背負い投げを撮影したら「凧が揚がるみたいにふわーっとしてイメージと違ったから」ということでコマを間引いて倍速にしちゃったらしい。おいらもこの作品は1回観たけど、どこでそれをやったのかは確認できなかった。あとでまた観てみるべ。

「七人の侍」よりずっと後になっちゃうけど、「乱」('85) でやったものすごいトリックがある。これも3回観ても全く気付かなかったんだけど、黒澤インタビュー本で、自分でバラしてた。このトリックは、2つの場面で同じカットを使うというもの。攻め込んでいく騎馬武者が鉄砲で撃たれて落馬するところ。これが1回目。2回目は敗走する騎馬武者が鉄砲で撃たれて落馬するところ。これ、フィルムをひっくり返して騎馬武者の方向を変えただけなんだわ。あとでビデオで確認したら、なるほど2回目のカットではこの騎馬武者、刀を右の腰に差してた(笑)。いやーあれはバラされるまで気付かないって。

映画の中じゃ平気で大ウソもつくしね。「用心棒」('61) では、女郎たちが着物でラインダンスやるもんな。座敷で。お囃子はジャズ。鼓と鉦と三味線で。それがあんまり場面と馴染んで自然なもんだから、「なんかおかしいぞこれ」と気付くまでかなりかかった。(^▽^;) 踊り子さんたちが見事な営業スマイルなのに、楽隊の人たちはなんだかしんどそうにイヤイヤやってるのも笑える。

「影武者」('80) では武田信玄(の影武者)がウインクしちゃうし(爆)

黒澤の映画っつうとなんだか「巨匠」って言葉の方が重くて、なんだか格式張って敷居が高そうだけど、実際はちょっと観ただけじゃ分からないようなところを狙って突っ込みドコロを用意してるところが一番面白かったりする。なんで誰もツッコまないんだろ。

そういえばスピルバーグの映画会社、「生きる」('52) をリメイクすることを発表したっけ。スピルバーグが最も好きな黒澤映画がこれなんだそうで(←8年ぐらい前に読んだ黒澤関係の本で、インタビューに答えてスピルバーグ自身がそう言ってた。ということでリメイク映画の宣伝のためのヨイショ発言じゃないことは確かだ)。地味で暗めな作品だけど、大胆なストーリー構成で観客を飽きさせない点が秀逸。娯楽の王様スピルバーグもそこらへんに感じるものがあったのかもな。

古い作品だから、今の感覚で原作を見ると違和感を覚えたりもするけどね。オープニングのナレーションなんかね。とっても。でもまたこれが、音楽監督の早坂文雄とグルになってまたトリック仕掛けてた(笑)。スピルバーグ版、どう作るのか期待しちゃうなぁ。

銘板
2002.12.27 金曜
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禁断の裏技

〜 密室にて 〜

うーさみさみ。雪、積もっちゃったなぁ。しばらく溶けんぞこりゃ。今日は真冬日。最高気温マイナス4℃。まだ12月なのに。しかし予定されていた忘年会は何の滞りもなく決行された。今回はおっさんおばさん軍団にひたすら酌をして回るという大変素晴らしい会だ (^_^;) 8時半に脱出したね。

「すみません今日はダブルヘッダーなんで、そろそろ次に行かなきゃ」

ウソだけど。

そして沖縄料理屋にシケ込んだ。市内在住の友達に電話したら、万難を排し10時半に来てくれたよ。ありがとうね。その帰り、3階にあるそのお店からエレベーターで1階に降りようとしたら箱の中、既にけっこう人が乗ってるんですわ。なんかイヤな予感。でもまず友達が乗って、次においら。

ビーーー

重量オーバーですな。降りようとしたら、先に乗ってた人たちの一人が引き留めた。だって鳴りっぱなしだよブザー。どうすんのさ。

「よおーしみんなでジャンプだ! せぇ〜のっ!!」

ノセられて思わず全員でジャンプぴょん! あ、ブザー止まった。でも着地したらまた鳴り出した。

ビッ ビッ ビッ ビッ

振動で鳴ったり止んだり。

……ビーーー

あははは やっぱだめだわ。でも面白かったよぉ〜 (^o^)/ 箱から降りようとしたら、またこのあんちゃんおいらを引き留めた。

「まぁまぁこっち来てよ」

あっ……。(* ̄ω ̄)入( ̄□ ̄;)))) あんちゃん何を思ったかおいらをきつく抱き寄せた。きゅっ。き、貴様 何をしておるか! 男に抱きしめられても全然嬉しくないぞ!……え? あら、ブザー止まってる。あんちゃんすかさず号令。

「今だ! ドア閉めろ!」

パネル前にいたお仲間さんの一人が「閉」ボタンを押すと、エレベーターのドアは何事もなかったかのように閉じ、何事もなかったかのように下降し始めた。な…なんで? あんちゃんは、回した腕の中で不思議がるおいらに答えた。

「乗ってる人が端っこに寄ればブザーは止まるんだよ」

無事にエレベーターは1階に着き、あんちゃんはおいらをその腕から解放した。知らなんだなぁ。エレベーターの重量センサーって床の真ん中あたりに仕込まれてたのか。床の端の方は壁の下端とくっついているから、壁に体重が支えられる形になって、重量センサーにはあまり体重がかからなくなる、ということらしい。

あまりにも見事な解決策に感動してしまった。ほんとはやっちゃだめなんだろうけど。でもいきなり抱きしめるのは反則だべ。何されんのかと思ったよ (^▽^;) ていうかこのリーダー、抱き着き上戸らしく、エレベーターから下りたら、おいらの連れにも後ろから抱き着いてた(笑)

銘板
2002.12.28 土曜
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「ひとりごちるゆんず」

1周年記念事業 12

2002年6月のぶん

ようやく最終回。2002年6月分の「ひとりごちるゆんず」を振り返ろうか。

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立体写真『2002年1月』公開!(2002.6.9)

ああ……あれからもう半年以上経っちまったか。最新版(と言っても4月に撮ったやつ)、まだ半分しか加工してないのよ。この「2002年1月」は、物産展で東京に行ったときの特集だったな。持ってったカメラ、立体ゲッター2号は、おととしの夏コジマ電器で780円で買ったやつ。いつぶっ壊しても惜しくない逸品。立体ゲッター2号は露出計とかそういう高度な機能はないから撮ったとこ勝負。

公開したものの他に、東京駅構内の立体写真もあったんだわ。屋根のドーム構造を内側から撮ったやつは画像が暗すぎて、Photoshop でかなり頑張ったけどやっぱりだめ。窓から差し込む光条を立体撮影したものもあったけど、窓の明るさに負けて光条が薄くなりすぎて失敗。帰りの新幹線の車窓から郡山の街なみも立体撮影したけど、現像後に見てみたら立体感があんまりきれいに出てなくて、さらに走ってる列車からだから手ブレもあったりしてこれもボツ。

新庄駅内の写真も、現像して見たらやたら暗かった(夕方に撮影したんで)けど、それでもなんとか復活できてよかった〜 ε=(^◇^;) ホッ

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出頭せよ。

 法廷に乱入するゆんず

 戦慄の略式起訴血風録(2002.6.18)

法律関係を職とする友達から、修正点などのアドバイスを頂きながら書き上げた大作(笑)。そういやタダ働きしてもらっちゃったな。あとでまたお礼言おう(←やっぱりタダ働きかい)。

警察と検察でいろいろと煩雑な手続きがあるのだろうと思う。それらはすべて必要なことなのだろうと思う。それでもやはりこう思う。「チンタラやってんじゃねー!」ほんとあれはなぁ……無駄に時間食われる方の身にもなって欲しいよ。違反のペナルティにそれは含まれてないはずなのに。罰金てのは稼ぎから出るんだから、平日昼間に裁判やるんなら、その稼ぎの邪魔をなるべくしてくれるなってこと。

具体的には検察・法廷の人員を増やして欲しいなぁ。そのあたりの人たち、かなり忙しそうに書類を処理してたよ。あるいは開廷日を増やして、1日に処理する違反者数を減らして欲しい。見た感じ、人員に余裕のある警察側は、検察・法廷側の処理速度に合わせてチンタラやってたようだった。あの日の午前中だけで罰金を600万ぐらいかき集めたはずだから、もう何人か検察の人員を雇っても大丈夫な気がするぞ。彼らへの給料が罰金から出てるのか不明だけど。

ていうか支払った罰金の用途ぐらい、その場で説明があってもいいと思う。そうすれば多少でも払い甲斐が出るってもんだが。まあそんな不満を持った人たちが裁判所に集まったわけで、そんな中にはキレるやつも出るわけで。

あれから半年。「雄叫び君」、彼もそろそろ、あの時の態度を思い出して密かに恥じ入るくらいには気分が落ち着いたろうか。

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さんで〜立体写真館、裏の仕事をこなす(2002.6.24)

その数日前、このサイトのご意見ご感想募集用に公開してるアドレスに1通のメールが届いた。ええとどれだっけ(検索中...)。これか?

アギトは俺一人でいい……。

なんだこりゃ。はいそーですね。サクッといくよ〜。

連邦のモビルスーツは化け物か!

さいですか。妹さんによろしく。サクサクいくよぉ〜。

助けてオビワン・ケノービ。
あなただけが頼りです。

わしはその名は捨てたんじゃ。自分で何とかせぇ。

(引き続き検索中...)見つけた。

「検索をしておりましたら、ゆんず様のHPに遭遇致しました」

との埼玉県ご在住の方から、青森県内で放送中のあるラジオ番組のエアチェック依頼があって。それでその週に放送されたのを録音したんだけど、その番組内容というのが……。いや〜思い出しただけでまた笑いがこみ上げちゃうっす(笑)

この方はその後もこのサイトに遊びにいらして下さっているそうで、埼玉県入間市での物産展で八戸らーめんを売りに行く話を書いたら、わざわざ食べにいらして下さって感激しました! 本当にありがとうございます。また、骨折して八戸に帰ってしまい、お会いできなくて、どうもすみませんでした。お陰様をもちまして完治いたしましたぁ〜 (^o^) いやもう毎日100回カカト落としの練習してまぁ〜す(←それはウソっす

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これにて「ひとりごちるゆんず1周年記念事業」は完了。まる半年もかかっちまっただよ (^▽^;) 年越し前の仕事がまたひとつ片づいたわい。

銘板
2002.12.29 日曜
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低温マフラー

車のエンジンのパワーを上げる方法をひとつ考え付いた。同じ燃料消費でパワーが上がればそれだけアクセルを踏み込まなくてもよくなるから、「燃費が良くなる」方法としてとらえてもいい。

車のエンジンてのは内燃機関てやつで、熱機関の一種。こいつの作動原理は、燃焼室中の環境(つまり爆発したガス)のエネルギーと外界環境(一応、外気ということになるけど、内燃機関の場合は排気ガス)とのエネルギー量の差が動力になる。この場合、エネルギー量の差は圧力と温度、この2つで決まる。排気ガスの温度や圧力が低ければ低いほど、内と外とのエネルギー差が大きくなり、同じ量の燃料を燃やしてもパワーがそれだけ多く取り出せるっつーことになる。一番低い状態は、外気と同じ状態。1気圧&そのときの気温。

とりあえず圧力で考えてみる。これはいわゆる「排気の『抜け』を良くすればパワーが上がる」という話と同じ。排気行程で発生する損失を減らす方向。これやるには極端な話、マフラーもマフラー配管も触媒も全部取っ払って、エンジンからいきなり排気が外に出るようにすればいいということ。

いくらなんでもこりゃ無理。エンジンルームに排気が出るから、そこらからエアコンの空気を取ってる車内はかなりヤバくなる(笑)。それに信じられないほどうるさくなる。確かに二酸化炭素の排出は狙い通りに減るだろうけど、排気ガス浄化装置(通称「触媒」)を通さないから有毒ガス出まくり。その前にそれ違法。

やっぱし配管と触媒とマフラーは必要。ということで、モノを減らして排気抵抗を直接下げる方法はあんまり現実的でない、と。妥協案として「マフラー口径を太くする」というのがある。走り屋さんたちがすでにそれをやってるから効果は実証済みだね。格好だけでそうしてる人たちもいるけど、格好以外でも、大口径マフラーってのはそういう存在理由があるわけだ。そのぶん排気音も豪快になっちゃうけどね。

今度は温度で考える。こっちが本題。排気の温度が下がると圧力が下がる。排気の体積というか排気の見かけの流量も減る。マフラー径を大きくするのと同じ効果が得られるんじゃ〜ないのか。しかも実際のマフラー径は大きくなってないから、排気音も大きくはならない。温度が下がればむしろ小さくなるかも。温度を下げる位置としては、触媒より後じゃなきゃいかん。触媒の有毒ガス分解作用は温度が高いほど効率がいいからな。

つうことでマフラー缶か最後の排出管あたりを加工すればいいことになる。ここらにヒートシンクを取り付ければ、排気の温度が下がる。現行のマフラー缶と排出管の放熱効率は、材料で見ればスチールかステンレスだからまあそんなに悪くはない。でもマフラー缶の形状が楕円柱で排出管は円柱なんで、放熱効率は最悪。だったら、製造時に本体と同じ材質のフィンを溶接で取り付けるってのでどうだべ。マフラーは設置場所が場所だけに風当たりはいいぞ。

世のエンジニアさんたちはこの程度はとっくに考えが及んでるだろうから、今それを見かけないということは、「計算・実測した結果、製造コストの割には改善効果が薄い」でとうの昔に決着した話題なのかもね。排気系統の内側表面はススまみれだからな。ススが断熱材になってあんまり効き目ないのかもな。

銘板
2002.12.30 月曜
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「日本語は乱れとる」

と言うやつの

日本語も乱れとる

数日前、東京から帰省してきたという18歳の男の子と話をした。感動したよアバンギャルドな言葉遣いに(笑)。「フツーに」「ゼンゼン」の使い方がナイスでこれが。それでもちゃんと意味が通じちゃうからまた面白くて。いや、おいらもそこらへんはある程度使うけど、若者より年寄りと話す機会の方が多くて控えてるからなぁ。あの言葉遣いを毎日常用してる若者の方がより高度に使いこなしてる。もう太刀打ちできません。素晴らしすぎ (^▽^)

その言葉遣いに目くじら立てる人、よくいるよね。「最近の日本語は乱れている」とか。

おいらは前々からそういう目くじらには異論を持ってたんだが、それを思い出しちゃって。「慣れない日本語を使われてなんとなくムカツク」という程度の気持ちは分かるけどさ、「乱れている」ということは基準になるものが必要なわけで、その基準がはっきりしないことがどうにも胡散臭くてなぁ。多分自分たちが子供の頃、日本語を聞いて育った数十年前の日本語環境が基準なんだと思う。言葉は時代とともに変わるからね。何十年か経ったらその何十年なりに変わってくるのが自然てもんでしょ。

例えば鎌倉時代の人が聞いたら、今の年寄りが使ってる日本語も相当ヘンテコだと思うぞ。鎌倉時代に生きてた人は全員死んでるから文句を言えないってだけで。あんな自己中心的な世迷い言を言う偉い年寄りたち、まぁよく新聞とかにも出てきて世迷い言をご開陳してるけど、なんで彼らは飛鳥〜平安時代あたりの言葉遣いで喋らないんだろ。その時代に成立した日本語の話し言葉は、時代とともに常に「乱れに乱れ」続けてとうとう現在の、彼らが「正しい日本語」と主張する形になったのに、自分の言葉が乱れてることは完全に棚に上げてるよなぁ。

乱れ始める前の古代日本語のみを正調と認め、かつ話し言葉として常用・実用していること。これを21世紀の現在やってのけている人のみが、「日本語の乱れ」を糾弾できるのではないのかね。近頃の年寄りはまったく…ゼンゼンたるんどるわい。

銘板
2002.12.31 火曜
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低圧マフラー

年末だ〜。けどそれとは特に関係なくまたエンジンの効率化の話。排気の「抜け」を良くする方法をまた思いついたんで。今度のはより直接的に排気管内を低圧化。排気口周辺の外気圧を下げて、排気ガスを吸い出す。そうすると排気管内全体が低圧化して「抜け」が良くなって、エンジンの効率が上がる(排気行程で発生する損失が減る)。対策前よりパワーが上がるということであり、同じスピードで走るなら燃費が良くなるということでもある。

これが意外と単純に仕組みで出来ちゃうことに気づいた。普通の乗用車は後ろ向きに排ガスを出してるでしょ。これをだね、排気管を曲げて、風に対して横向きに排出するようにする。排気口の穴を風が横からかすめればいいんだから、排気口は上向きでも下向きでも、右向きでも左向きでもいい。とにかく走ってるとき前から吹いてくる風に直交するように排気すればいい。これだけで、排気管内のガスは能動的に吸い出されて、排気管内は低圧化する。

ベルヌーイの定理ってやつだ。例えば飛行機の翼の断面はこれを応用した形になってて、翼の上面に低圧部を作ることで揚力(浮力)を得てる。

低速で街乗りしてるときはほとんど効果はないけど、国道や高速道路を巡航中はパワーが出て燃費改善効果があると思うぞ。ただ気になるのは、きちんと整った風が排気口に吹き付けてくれるかどうかっつーところ。例えば進行方向に対して円筒形マフラー缶が縦置きで、缶のフタにあたる部分から排気管がまっすぐ突き出ている場合。缶のヘリの部分で乱流が発生して、排気口には「カルマン渦」と呼ばれる気流の渦が周期的にぶち当たってるかもしれない。こいうなるとまずい。

排気管内圧力が周期的に変動すると、エンジンの爆発タイミングと変にシンクロして回転が不安定になりかねない。運転してて不愉快だろうなぁこんなクルマ(笑)。こういう場合は、風が比較的整ったところから排気口の直前までを配管して、一定速度の風が排気口に前から直接吹き付けるようにすれば影響は減ると思う。

銘板左端銘板銘板右端

年末に関係ない話題で今年のぶんを締めくくってしまったけど、皆様、今年もこの「さんでー立体写真館」に遊びにいらして下さり、とても嬉しかったです。

本当にありがとうございます。m(_ _)m また来年もよろしくお願いいたします。

それでは、よいお年を! (^o^)/~

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