ひとりごちるゆんず 2003年4月
銘板
2003.4.1 火曜
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CPU 安定化 虎の穴 28

〜 国際業務は意外と杜撰 〜

エイプリルフールだけど、特にそれ系のネタなしっす。

昨日勘違いしてたことがあって、まずはそのこと。ブラックキャット・アロウターゲット・ピンポンボトルの貨物追跡のところで、

よく見ると番号、"014xxxxxxx" になってる。何回確認してやり直してもそうなる。

(# ̄□ ̄)っ☆彡 お前が誤ってるよ!!

ってとこ、やっぱおいらが誤ってました。ブラックキャットさんごめんなさい m(_ _)m ブラックキャットが担当する国内輸送の貨物追跡番号、伝票の別なところに書いてあってさ。UPS トラッキング No. とは違ってた。今朝それに気付いて。そんでさ、職場で確認してみたのよ。朝9時頃。昨日の夜に八戸を発ったなら、もしかしてもう東京の UPS 日本支社に引き継がれてたりして、とか思ったりして。まずは UPS。ぽちっとな。

トラッキング・ナンバーの検索結果
出荷を追跡できません "M014xxxxxxx "。

このトラッキング・ナンバーの情報が見つかりません。
トラッキング・ナンバーが正しいことを確認して
再度検索してください。

相変わらずかい (-_-;) そんではブラックキャットの方はどこまで行っとるんかね。今度は正しい番号を入力して、しつっこく5回くらい確認して、ぽちっとな。

伝票番号誤り

( ゜□ ゜;) は?

だから今度は誤ってないってば。さらに3回確認してその都度「ぽちっとな」したのに、全部「伝票番号誤り」。ていうかもう少し敬意の現れた表現ができんもんかね。昼にもつないだけど同じ結果。

夕方、仕事で使うゴム印を作りに街のハンコ屋に出かけたから、通り道のブラックキャットの支店(2003.2.28 登場の中央サテライト)に立ち寄った。そこで伝票控えを見せながら経緯を説明して、どうなってるのか訊いてみた。もしかして紛失されたんじゃないかと心配になって。

ブラックキャット八戸営業所(八戸市内の総本山)に電話で問い合わせてもらったら、なんでも荷物の〆がうんたらかんたらでどうたらこうたらな状態なんで、まだネット上では検索できないとのこと。

ゆんず解釈:「忘れられて放置されてた。言われて思い出してテキトーに言い訳した」

荷物が今どこにあるのかも訊いた。中央サテライトの受付さんはどこかに電話をかけてくれたけど話し中。仕事中なんで諦めたけど、受付さんは「今晩か明日の朝にはネットに出ますよ」と言ってくれた。それを聞いてちょっと安心してハンコ屋に向かった。紛失じゃなかったらしい。

うちに帰って、さっきつないでみた。UPS は相変わらず「出荷を追跡できません」。ブラックキャットは?

荷物状況 日 付 時 刻 営業所名 営業所コード
発送 04/01 08:25 八戸沼館
ピンポンボトルセンター
(……)

これだけ? あとは? 沼館って同じ八戸市内だけど、昨日預けた八戸営業所とは違うところ。八戸営業所から結構近い。3km も離れてなさそう。目的地のカリフォルニアまであと 10,000km くらいあるんだけど。で、今朝のうちに沼館を発ったのは分かった。その上で、現在(4月2日午前1時)まで消息不明というのはどういうことなのか、納得の行くご説明を願いたい。

UPS の追跡にもまだ引っかかってないし。ていうか集荷の地点と時間が載ってないってのがまず腑に落ちん。どうなっておるのだ。これじゃ先方に連絡できやしないよ。あの運送会社は日本で一番信用してたんだが、今回の1件はどうもなぁ。落ち度が目立ってるんですけど。

荷物よ。こんな段取りの悪い会社のエリアをとっとと抜けて、早いとこ UPS の縄張りに行ってくれ。UPS の追跡情報システムは詳細に説明できるし結構早くていいなぁ。追跡システムは FedEx も同じくらい早いな。アメリカの運送会社は総じてここら辺のきめが細かいってことになりそうだな。

ブラックキャットよ。役所の民業圧迫事業と戦うのは陰ながら応援するけど、かえって客の不安を煽る仕組みになってしまってる、現行の貨物追跡情報システムをもっと洗練してくれよ。ていうか国際便の場合は UPS の追跡番号のみで追跡できるようにもしてくれ。荷受人にとっとと状況を知らせたいときとか、教えるのが煩雑で困るからさ。

頼んますよほんと。

銘板
2003.4.2 水曜
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キッチャイの挽歌 2

なんで死んじまっただよレスリー・チャン!(泣)「心の映画殿堂オブゆんず」に燦然と輝く珠玉の1本、『男たちの挽歌 2』(原題『英雄本色 2』, 英題 "A Better Tomorrow 2")で死んでたけどさレスリー。若死には映画の中だけで充分だってば。

ジョン・ウー監督のあのシリーズ、1作目は評判と違って全然おいら好みじゃなくてね。全く期待しないでビデオで観た2作目がすごくてさ。一般的には評価は低いらしいけど、ハマる人はディープにハマる作品でさ(3作目の監督はツイ・ハーク。傑作でも駄作でもないけど3作中最低の出来なのは確か。それでも時任三郎の素晴らしい死にっぷりと、アニタ・ムイが歌う主題歌『夕陽之歌(←あんまり気に入ったんで、手を尽くして彼女の CD を入手してしまったぞ)』は良かった)。

なんつってもジョン・ウーがあの独自のスタイルを確立した作品でね。いきなり完全体として世に現れた。その衝撃たるやあんた、ハリウッドのアクション映画が90年代、ひたすらパクりまくったほど。

ちなみにアメリカの映画人でジョン・ウーのスタイルに最初に気付き、取り入れたのはかのクエンティン・タランティーノ。デビュー作の『レザボア・ドッグズ』で既にジョン・ウーにイカレてるのがバレバレ。タランティーノ脚本の『トゥルー・ロマンス』では劇中のテレビで『男たちの挽歌 2』が放映されてて、『男たち…』の見せ場のひとつがワンシーンまるごと流れたりする。

『レザボア……』の公開はおいらが『男たち…』を知ってからだったから、おいらはタランティーノとほぼ同時期にジョン・ウー・スタイルを発見したことになる。ならないかもしんないけどなるかもしんないんで、そこらを大変誇りに思っとるよ。

『男たちの挽歌 2』の主な登場人物は4人。レスリーの役はそのうちのひとり。「キット」という役名で、仲間内で一番年下の設定。他の登場人物たちは「キッチャイ」(「チャ」にアクセント)と呼んでた。日本語だと「キッちゃん」「キー坊」みたいなノリらしい。1作目でのキッチャイは、「もともとは純真だったのに、兄のホーのせいで不幸と不運を背負い込んですっかり神経質になってしまった人」ってな感じであんまり魅力を感じなかった。2作目ではホーを許しながらも不幸と不運の影をまだ引きずりつつ、命知らずの潜入刑事として果敢に敵陣のただ中に突っ込んでゆくのだったな。

ある組織に取り入るため、その対抗勢力にひとりで向かっていくキッチャイがまたもうこれがジョン・ウーが編み出した編集必殺技にモロハマリで、返す刀でヒロイズムを煽るあの主題曲も相まってもうこれが! いつ観てもここでおいらの理性、一発轟沈!! キッチャイすごすぎ!!!(思い出し感激泣) 今持ってる携帯は着メロを直接打ち込めないけど、打ち込み可能な携帯を使ってた頃はあの曲を自力で入力して、電話がかかるたびに鳴らしてたんだぜレスリーさんよ! その都度あの映画のおびただしい名場面の数々が心に沸き上がってくるわけだ。キッチャイの活躍もちゃんといつも思い出してたんだぞ!

自殺行為すれすれの潜入捜査を重ねたのが命取りになってしまったキッチャイ。絶命の場面も泣けたけど、弟の死で取り乱しそうなのをグッとこらえるホーがまた涙を誘ってさ。今頃はレスリーのご遺族も、ホーと同じような気持ちになってるかもなぁ。

『男たちの挽歌 2』に出会ってから年1回くらいはビデオレンタルしてて、もうそろそろまた借りようかなぁと思ってたんだけど、辛くてしばらく観られんよ。

銘板左端銘板銘板右端

4月2日の朝刊で訃報を知ったんだけど、もしかして現地での報道は4月1日? ウソだったら嬉しい。

銘板
2003.4.3 木曜
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挫折・空港シャトル新幹線

いや、面白いこと思いついたんだけどさ、確認したら全然だめで。東京湾の形を全く把握してなかったことが敗因だな。東京湾、あんなに縦長な形だったとはさっきまで知らなくて(恥)面白い思いつきってのは、

「比較的低コストで、羽田空港と成田空港とを

高速鉄道で結べるんじゃないか」

というやつ。例えばね、羽田空港から南に向かって列車が始発するわな。日本では普通の狭軌レールのホームから。

そのまま横浜駅・横須賀駅で客を普通に乗り降りさせると、列車は湾岸横断道路(←名称に自信なし。千葉県と神奈川県を結ぶ、橋と海底トンネルで構成された、あの道路)に入る。この道路、需要予測に基づいて立派に6車線作ったけど、現時点では全然ガラガラという話だよね。しかも将来的にも需要予測に近づく気配もないらしいということで、この計画ではそのうち2車線をもらって鉄道にしちゃう。ここは新幹線規格の標準軌レールだ。

列車は現在開発中、というかもう完成してるはずのフリーゲージ(軌間可変)列車だ。これは狭軌←→標準軌を自由に乗り入れられる列車で、スピードは1999年の時点で最高時速225km(標準軌)を達成していて、その年末には時速300kmで耐久試験もしたはず。

こいつで湾岸横断線路をぶっ飛ばす!

途中でうみほたるに停まってもいいかも(笑)。新幹線スピードアップの目下最大の障壁は騒音だそうで。でもこのプランの高速区間はトンネルの中と海の上。沿線は無人地帯というわけで、騒音公害を被る人は誰もいまい。飛ばし放題ですぜダンナ! 橋を渡り終えたらまた狭軌に戻って、在来線で千葉駅を経由して、終着は成田空港。

国際線の成田と国内線の羽田の連絡が悪い、というかめちゃめちゃ時間がかかるんで、高速鉄道で直結させればいいんではないかと考えた結果だったんだが。あり合わせのインフラと技術で、とにかくあんまりカネをかけずに済む方法はと考えたつもりだったんだが。思いついて以来そうやってここ数日、アイディアを暖めてきたつもりだったんだが。

さっき喫茶店で、最近読み込んでる『沈黙の艦隊』を今日もまた読んでたら、これがまたちょうど戦闘的原潜 やまと が東京湾に入っていくところでさ。地図が出るわけ。国会議事堂に核弾頭を積んだハープーンミサイルが命中したと仮定しての被害規模想定円みたいのも出てて、距離感も大体掴めた。ふむふむ、東京湾はこんな形だったのか。

……、

……、

……。

だめっぽいわ。空港シャトル新幹線。遠回りし過ぎ。現行の東京を横断する直結列車よりよっぽど時間かかりそう。海中・海上の高速区間より地上の低速区間の方がはるかに長いし。

……考えてる間は面白かったから良しとするか。

銘板
2003.4.4 金曜
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独自路線で Go!

国の制式 OS として、今こそ TRON を抜擢するわけにはいかんのか。なんかようやく国も反 Windows に傾きかけてるよね。オープンソースの OS に切り換えよう、と。企業や個人が Windows を使うのは「使いやすいしソフトが豊富だし圧倒的に普及してるし」で問題ないけど、国の制式採用でその論理は通用しないべ。と前々から思ってた。

オープンソースに移行する大義名分は「Windows はソースコード非公開で、セキュリティ対策が独自に出来ないから」っつーことで、マイクロソフトも特定の大口客に対してはソースコードを公開することにしたよね。でもきっとこの大義名分、ただの建前だと思うんだ。ほんとはマイクロソフトに支払うライセンス料が高いからだと思うんだ。それに、独立国として、頼りにしてる国のものとはいえ外国の1私企業に急所を掴まれるのがイヤだからだと思うんだ(←これが本命の本音であって欲しい)。

マイクロソフトもそこらを重々承知してると思うから、ソースコード非公開限定解除の方針は、その建前を潰すためのもんだろきっと。

「ほれ、建前だろうがなんだろうがそっちが出した条件を飲んでやったんだから、今度はそっちがうちの製品を受け入れる番だぞ」

てなもんで。ちょっと日本は不利っぽい。ここから先は日本政府がこの問題に対してどれだけ真剣になってるかにかかってるわな。そんな状況だけど、日本政府採用 OS の後がま候補最右翼が Linux ってことになってるらしい。確か中国は Linux ベースで独自 OS を開発済みだよね。

雑誌『パソコン批評』によると、政府の使用だけでなく民間へもその独自 OS を普及させるべく頑張ってるらしい。あとアルゼンチン政府も Linux にせっせと移行してるそうで。こっちの理由はもろにカネ。ライセンス料、ゼロだもんな Linux は。Mac OS X 以外の PC UNIX は大抵オープンソースで無料だし(Mac OS X も "Darwin" と呼ばれる コマンドライン OS そのものの部分はオープンソースで無料)。

でもなんで日本が Linux なのかよく分からん。まぁ万が一 Mac になったらもっとよく分からんけど(笑)。日本には東大が開発した TRON があるだろが。TRON もオープンソース化の候補に挙がってるそうだけど、やっぱ Linux の方が旗色いいみたい。なんかその論拠が「反マイクロソフト支配を掲げる国々みんなが採用してるから、うちも」なんていう弱っちいものに見えるのは気のせいか?

80年代後半〜90年代初頭の昔、まだインターネットのイの字も普及してなかった昔、スーパー301条だか言うアメリカからの外圧で、一旦決まった制式採用をとっ潰されたあの OS、日本人の血税で開発したんだから、自分で育てて使う義務があるだろが。

あの頃のアメちゃんの外圧は凄まじかったからな。他にも科学観測・技術試験目的以外の実用目的の人工衛星(「国際入札で公平に発注せよ」→実用衛星の開発・製造はアメリカの独壇場)とか次世代支援戦闘機(「我が国の世界最高の戦闘機を買わずに、わざわざ高いカネをつぎ込んで独自開発だなんてばかげてる」→ F16 をベースに共同開発する形に持って行かれた)とか、開発し甲斐のあるものみんなそれでアメリカに狙い撃ち&横取りされた。買う気がないのにバカにされながら買わされるってのはほんと腹立ったなぁ。

でもそのときの話はそのときの話。時代も事情も大きく変わった。あのとき日本にゴリ押ししたマイクロソフトは強大になりすぎて、今や本国でも持て余してるほど。そんな、その時代がもたらした理不尽な外圧で叩かれた TRON はそれでもお家お取り潰しは免れ、家電やモバイル機器の組み込み OS に市場を見出して生き残ってきたわけだ。それに汎用 PC 向けとしても『超漢字』という製品で出てるしね。売れてるかどうかは別として。

実際、TRON は現在でも、「出来てあまり年数が経っていないので、まだ熟成が足りない」と開発責任者の坂村健教授も認めてるけど、これは使われていけばだんだん出来上がって来るものでしょう。あまり使われてないからなかなか熟成しないわけでもあるけど。

しかしですね。現時点で既にひとつ、(汎用コンピュータ用 OS として)マイナーという立場ならではの素晴らしい利点があるぞ。「何?」って、セキュリティ。「誰がわざわざこんなマイナーな OS 向けのウイルスを作るんだ」っつーことで。世界の情報網を形づくるサーバ市場は、UNIX 系列(Linux も含まれる)と Windows でほとんど占められてるんだそうで。そうなると新手のウイルスが狙うのはそのどっちかっつーことで。

世界中がシステムダウンするようなことがあっても、日本だけは他よりマシな状態でいられるっつーことで(TRON にサーバを任せられるだけの能力があると仮定。分からんけど)。逆を言えば、セキュリティ対策を怠ってると酔狂なウイルスのせいで日本だけダウンっつーことでもあるけどさ、それもそれでいいじゃ〜ないか。TRON ユーザ以外の人たちに迷惑かけないっつーことで。

それにさ、世界中の人たちに日本ブランドのものをより信用して買ってもらうためには、日本が独自開発したものをまず自分で使ってるところを見てもらわなきゃ説得力ないでしょっつーことで。そんなこんなで、米一極支配の OS 業界で Windows にも UNIX にも依存せず、日本が我が道を行くと、外国の人たちはきっと日本を尊敬してくれると思う(アメリカはまた妬むだろうけど今度は大丈夫。アメリカの利益を脅かす無料 OS は Linux が幅を利かせてきたんで、TRON を責めるならそこいらへんの無料 PC UNIX も責めなきゃいかんことになる)。

他の多くの国々じゃやりたくてもできない芸当なんですぞ。完全に自国オリジナルな OS を作って持てる国、他にあったとしてもドイツ・フランス・北欧諸国くらいだろうし。ということで、日本政府の制式採用は TRON に決めてちょーだい。

銘板左端銘板銘板右端

ということで、TRON 開発者の方々、おいらも TRON 使ってみたくなったです。でもカネ使いたくないんで、Linux for PowerPC みたいな Mac のハードウエアで直接動く TRON を是非開発して、無料または格安で配布してちょーだい。今売られてる Mac 用『超漢字(TRON のこと)』は "Virtual PC" っつう、サードパーティー製 DOS/V エミュレータ上でなきゃ動作しないもんなぁ。

Mac OS、DOS/V、そして超漢字の OS 3段重ね状態で何ができるってのよ。あれ? てことは TRON て DOS/V がなきゃ動かんの?(謎)

銘板
2003.4.5 土曜
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北島じゃない方のマヤ 1

最近、密かに狙ってたことがあって。ゴールデンウィークの間、上野の国立科学博物館に入り浸ろうかと。

神秘の王朝
マヤ文明展

はやてでバビューンと八戸から上野まで行ってそこらの安宿を取って、3連休を博物館でひたすら過ごす、と。これ、先月、新聞で広告見たときから気になっててさ。それよりずっと前にも、なんか取り憑かれたようにマヤ文字解説サイトとか漁ってたりしてけっこうマヤには心奪われるものがあったりしたのさ。いや、そのときは2日くらいでマイブームは終焉を告げたけど。その前はインカ。そしたら次はアステカだろか。

そういう、スケジュールというか野望というか、日常生活に全然必要じゃないのにものすごく真剣な予定が入るとですな、人は皆、こう、周囲の目を盗むようになるんですな。きょろきょろ、きょろきょろ。自分の秘密を知る何者かに密かに尾行されておるのではないか、と。俗に言う「『抜け忍』症候群」てやつですな。今勝手に名付けたけど。

いやなんかもう、不意に後ろから「マヤ展?」とか訪ねられるとドクター中松の靴なしで垂直跳び3メートルは軽くいっちゃいそうな気配っす。そんな状態で今朝新聞を見てたらテレビ欄で視界の隅に「マヤ」の文字が! うわ びっくり!!

今週の『世界ふしぎ発見』がその特集。科学博物館のサイトを見ると、後援に TBS の名がある。メディアミックス戦略ですなこりゃ。メディアミックスでも何でもいいや。とにかく番組見るべ。おおー、野々村君まだレギュラーなんだ!

ふむふむ……。

うむうむ……。

んむんむ……。

こ、これは! ゴールデンウィークはやっぱし上野か。すごすぎるぞマヤ。遺跡の復元模型、真っ赤っかじゃん。緑のアクセントがなんだかちょっと中華風(笑)。久しぶりにこの番組を見たけど、ラストミステリーに向かってだんだん問題がくだらなくなっていくのは昔ながらだなひとしくん。ミステリーハンターがかわいいのも不変なのだな。がんばれ日立。この番組のために。磯野家を支える東芝もがんばれ。ナショナルは別にいいや。越後のちりめん問屋、もういいでしょ。「今さら終われない」ってのが終わらない理由だと思う。

ロート製薬はクイズダービーが終わったからもういいや。ブラザーミシンも別にいいや。何の番組のスポンサーだったか忘れたし。ていうか金色の背景しょって存分にスパンコールを輝かす惑星ブラザーのあの映像(←そんなふうに見えた)は子供が近寄るとヤケドしそうな蟲惑的な妖しさをたたえてたよな。それはそれとして、引き続き番組を楽しむとするか。どれどれ……。

銘板
2003.4.6 日曜
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北島じゃない方のマヤ 2

ははぁ、マヤ文字は仮名と同じ音節文字だけかと思ったら漢字みたいなのもあるわけか。漢字仮名混じり文ですな。前々から思ってるんだが、環太平洋圏の言語の発音は、音節文字親和型というか、そんな言語が広く分布してると思うのよね。環太平洋っつーか太平洋のど真ん中のポリネシア諸語は、文字を持たなかったけど音節の取り方が日本語と同じだそうだし。ハワイ語もポリネシア語の一派ね。アロハ〜。

北アメリカのチェロキー語が文字を持ったのはヨーロッパ人と出会ってから。西洋人と交流するうちに文字というものの便利さに自分達で気付いてアルファベット(音素文字の代表格)を導入したそうだ。ところがアルファベットの読み方もルールも知らないまま導入した結果、音節文字として使われたんだそうだ。そんなわけでどうもチェロキー語の発音も音節文字親和型っぽい。ネイティブアメリカンたちは、氷河期に陸続きになったベーリング海峡を渡ってアジアから渡来したということになってる。とすると、アリューシャン列島とかの北方民族の言葉も興味が出てくる。

一方ポリネシア人は、もともとはインドネシア辺りの発祥とされてるらしい。その地への進出が止まらない南方中国系(というか現インドネシア系)民族に押し出された形で太平洋の無人島を島伝いに広がり、北はミッドウェイ島、西はイースター島まで到達。「押し出された形」とは言っても形の上だけで、本人たちは希望に燃えて船出したらしいけど。いやいや出てっただけならニューギニアあたりで止まってただろうし。

彼らの民謡の歌詞を読んだことがある。もちろん日本語訳で。あんまり覚えてないけど感動したよ。「俺たちゃ水平線の向こうにずんずん進んで行くんだぜ! 野郎共、なんでもいいからともかく漕いで漕いで漕ぎまくれ!」みたいな。

翻って、ネイティブアメリカンの一番遠くまで行ったグループは現ペルーにインカ帝国を開き、それでも止まらずマゼラン海峡あたりまで行っちゃったらしい。南極大陸すぐ手前。するってぇとイースター島ってのはポリネシアの東端で、南米大陸に最も近い。距離はどのくらいか。中学の頃に支給された社会科の副読本である地図帳を見ると(変に物持ちいいな)、それまでポリネシア人が渡ってきた島々よりも、ずっと離れてる。南米とポリネシアは、交流があったかもしんないしなかったかもしんない。微妙。けど仮に交流があったとすると、すごいことですよこれは。ええ。

同じ祖先を持つ2つのグループ、一派は太平洋を陸伝いに北回り。日本列島に落ち着いた人たちもいたりして。もう一派は島伝いに海を渡って南回り。なんと生き別れになった人たちの子孫が、回り回って顔かたちも肌の色もなんとなく変わってしまってから、地球の反対側でめでたく再会したことになる。しかしそのときお互いに共通だったのは、発音の基本概念だけだった、と。

この筋書き、もしかして既に誰かが語ってることかもしれんけど、とりあえずおいらはまだそんな話、読んだことも聞いたこともない。考古学やら言語学やら民俗学やら、関係ありそうな学会にコネがあるわけでもなし。もし万が一まだ誰も考えついてなければ、この日記が世界初公開ということになりますぞ。うはははははは。もしこれが定説になったらこのサイトを思い出してくれ。ぬははははははははは。

まぁ、こんな仮説↓も立てられないこともないけど(笑)

その昔、太平洋の真ん中にムー大陸というのがあって、そこで栄えた文明の持ち主たちが、大陸が沈む前に太平洋沿岸の各地に避難し、そのまま定住したのです。そしてその文明こそが環太平洋型の音節概念を持っていたのです。

説のシンプルさはいいけど、ムー大陸が存在したことから立証しなきゃいかんので大変過ぎ。あの雑誌のせいか、「ムー」って単語が入るだけでやたら胡散臭くなるし。だからそっち方面のいわゆる裏の学問じゃなく、現実的なオモテの学問を利用する方に懸ける。

でも現実的な方も、現在は断片的な状況証拠だけが手がかり。確証を得るためにはとりあえず、太平洋を囲む地域の様々な言語を少しずつでも知らねばならん。ところが独自の文字体系を持ってる民族はあんまり多くない。おいらが知ってるぶんには、さっき挙げたのと、あとアステカ文字で全部。イースター島から出土した「コハウ・ロンゴ・ロンゴ」と呼ばれる木製の文字板もあるけど、現地人にも言語学者にも誰も読める人がいないそうだ。これは参考にならん。

解読しようにも文字のサンプル数が少なく、音素文字(アルファベットやハングル)・音節文字(日本の仮名やマヤ文字)・表意文字(漢字やエジプト文字)のどのタイプなのかさえ分からんらしい。(←この記述内容は間違いでした。訂正と解説は 2002.4.18 にて)

文字タイプの調べ方は統計学的だからな。文字のバリエーションを数え、目安として50個以内だったら恐らく音素文字、30〜100個くらいだったら音節文字、なんだかもうめちゃめちゃいっぱいだったら表意文字、なんだそうだ。

そんなわけで、環太平洋地域の数少ない文字文明のひとつであり、しかも日本語のカナと同じ音節文字を使ってたマヤ文明は、貴重なサンプルとなりうる。そんなわけで、マヤ文明展。なのだ。

さて。ある言語をグループ決めして音節の概念をわざわざ「環太平洋型」と分類するからには、別の型が少なくとももうひとつなくてはいかん。そのもうひとつは、「ユーラシア型」。別名「音素文字親和型」とでも言っておくか。こっちはどこからどこまでか。

その名の通り、朝鮮半島からイギリスのあるブリテン島まで。両音節概念の違いは、

  環太平洋型(音節文字親和型) ユーラシア型(音素文字親和型)
音節の終わり方 母音のみ 母音・子音どちらでも
長音の音節数の
数え方
2音節 1音節
複合母音の
音節数の数え方
構成する母音の数と同じ 1音節

こまごまとした例外もあるとは思うけど大体こんな感じ。「日本語にも子音終わりがあるじゃん! 『ん』がそれじゃん!」という意見もあるけど、これがまさに例外。ユーラシア型の音節概念では子音以外の何物でもないけど、日本語感覚では普通「ん」は特殊な音節として扱われてる。

証拠:五十音の最後は「わ・を・ん」ときちんと音節として発音する。子供の頃からもうこの音節概念は叩き込まれてるってわけだな。

銘板左端銘板銘板右端

あ〜なんかスーパーひとしくんから話題がずいぶん隔たってしまったなぁ。話題を戻そうかとも時々思ったけど、もう諦めた。ものすごい尻切れ状態で今日はお開き。なんで急にやめるのかって? いや、どうしようもなく眠くて(笑)

眠いと言いつつ追伸:そういや平成ガメラじゃ、太平洋に沈んだムー大陸はルーン文字文明ってことになってたなぁ〜(西部・北部ヨーロッパ原住民、ケルト民族の文字。もちろん音素文字)。

んー、我が説に照らすと、すごい無理がある(笑)。ていうか位置関係がもろに地球の反対側同士だぞおい。ていうかガメラを作れるほどの科学技術を持ってたんなら、地球の反対側と交流があってもおかしくはないか(爆)

銘板
2003.4.7 月曜
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CPU 安定化 虎の穴 29

〜 3度目の正直…

   …か? 〜

そろそろ Sonnet から交換品の 1.2GHz カードが来てもいい頃だな。最速だと昨日来るはずだったけど来なかった。先週の金曜に向こうを発ってなければ、土日を休んで今日発つことになるのかねぇ。カリフォルニアだからな。時差18時間くらいらしい。ほとんど1日遅れ。つうことは日本時間では実質火曜出荷と考えて、3日かかってうちに来る(東京だと2日で OKらしい)から、着くのは金曜か。待たせるなぁ……。

あり?向こうの話だと「返品商品が到着し次第5営業日以内に交換品発送」だったな。向こうに着いたのが先週木曜(現地日時)だから、到着日をカウントしないとすると、一番遅くて今週木曜(現地日時)発送か。これだと来週日曜到着。ぁあ〜もぉ!(苛)

銘板左端銘板銘板右端

と思ってたら、来てた。郵便受けに不在通知が入ってた。いっぺん届けにきたバカ通航空に電話したら、営業所で預かってるとのこと。営業所の場所を訊いたらけっこう近くだったから、クルマで取りに行ってきた。

今度のはまともに動くんだべな……。

銘板
2003.4.8 火曜
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CPU 安定化 虎の穴 30

〜 一応の大団円 〜

くは〜(感涙)。ちゃんと動作してるよ3枚目の CPU カード。7時間以上 SETI@home 回しっぱなしでもびくともしないでやんの。やっぱあれは製品の不具合だったのか。2枚目でもダメだった時分にゃ半分絶望してたもんな。「投資したカネ、ドブに捨てちまったよぉ……」なんて。今回も、運送屋の営業所から引き取りはしたもののなんだか恐くて、FedEx の梱包あけるのに2時間かかったよ(笑)。いやマジで。

新しいリビジョンは化粧箱からして少し違った。少しね。f(-o・) シール貼ってて。そこには "New Version Now also supports QuickSilver 2001" と書いてある。"QuickSilver 2001" ってのは 通称 QuickSilver という Power Mac の1モデルのうち、2001年中に発売開始になったバージョンのこと。銀色つうより白とネズミ色だけど。で、「ENCORE ST/G4 1.2GHz のこの新バージョンは、そのモデルもサポートしましたよ」ということ。確か QS 2001 はクロック数が733 〜 867MHz だったから、1.2GHz でもまぁ増速ってことになるわな。

化粧箱を開けて製品を取り出してステッカーを確認。ありゃ、リビジョンは相変わらず A か。ほんとに変わってんのかよ。あ、でもリビジョン表示すぐ下のステッカーには「1250」という数字が。え、もしかして 1.25GHz なの? 1.2GHz じゃなくて? 化粧箱を見直すと、脇にシールが貼ってある。ここにはパーツ番号とシリアル番号が書かれてる。ええとなになに?……おお!やっぱし 1.25GHz!! なんかちょっと得した気分!! パーツ番号は相変わらず 1200 って数字だけど。いや〜、1.2G と比較して 4% の増速。体感できるほどじゃないけどちょっと嬉しい (^〜^ )

しかししかし、まともに動かにゃそれも意味がないのだよ。早速インストールして……この作業に手慣れてしまうってのも悲しいよなぁ。CPU カードとヒートシンク、何十回脱着したことだろ。今回の初回は PRAM クリアなしで普通に起動。もし改善されてなかった場合、これだと10分程度でフリーズするはず。そういやフリーズも全然恐くなくなったなぁ。2か月前に初めて「紗がかり4か国語フリーズ(画面に紗がかかって、中央に再起動を促すダイアログが英・仏・独・日の4か国語で表示されるフリーズ)」に出くわしたときはパニックに陥ったもんだったが。

さあどうだ今度は!快適快適。全然トラブらない。今までの苦労がウソのようさ (T▽T)

買うときはこんなに大変なことになるなんて想像もしなかったっけな。

期限切れのパスポートで身分証明したっけな。

運送屋が思いのほか態度悪くてムカついたっけな。

届いたのはすごい雪の日だったっけな。

販売店にもメーカーにもメールで窮状を訴えたっけな。

熱暴走を疑っていろいろ対策したっけな。

おかげで工具がたくさん揃ったっけな。

初めて返品するときは関税の高さにびっくりしたっけな。

ああなんだか走馬灯状態。(^-^ )

……(^-^ )

……(^-^ )

……(^-^ )

……(^-^ )

はっ! (゜□ ゜!) 今、あまりの満足さに成仏するとこだった(ォィ)

銘板
2003.4.9 水曜
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アメリカンアトムと日本のアトム

おとといの時事ネタだけど、アトムの誕生日だったよね。

♪ハッピバースデイ ディア アトム〜
 ハッピバースデイ トゥ ユ〜

おぉ〜ぱちぱちぱちぱち。ちょっと遅れたけどお誕生日おめでと〜 (^o^ )

新聞記事によると、ロボットにここまで好意的で熱心に開発してるのは日本くらいなもんだそうで。その原動力になってきたのがアトムをはじめとする数々のロボットマンガなんだそうで。日本に生まれ育つとそれが普通で特に気にならんけど、欧米だとロボットは悪役っぽいイメージらしい。アメリカ映画のロボットって人間とどうも折り合いが悪いのばっかだよね。人類の敵だったり、登場する人間たちに拒絶されてたり。それでイメージが暗くなってるというか。

『2001年宇宙の旅』とか。『エイリアン』とか。『ブレードランナー』とか。『マトリクス』とか。『A. I.』とか。『ターミネーター』なんか殺人専用ロボだし(2作目はそれまでにすっかり人気者になったシュワちゃんのために、いいロボットの設定になってたけど)。

映画の話はあくまで映画の話だけど、アメリカ人のロボットへの拒絶感を証明するかのような雑誌記事を読んだことがあるよ。10年近く前の話だけど。記事は、アメリカの大学で知能ロボットを研究してる博士がいて、その研究室の様子を紹介してた。とりあえず博士に案内されて、記者が研究室に通される。そのドアには何者かが書いた紙が何枚も貼られてる。

「お前は悪魔の手先だ!」「神の意思に背く研究を即刻中止せよ!」

おいら的には、ロボットという完全な人工物より、遺伝子操作や脳機能の研究の方がよっぽど倫理的にギリギリっぽいと思うが。それはそれとして、記事では記者はそんなヤバ気な研究室に入っていった。

がらんとした室内の真ん中に大きなテーブルがある。その真ん中にスチールアングルむき出しの上半身だけの、殺伐としたなりの人型ロボットが、ぶっといボルトでガッチリと固定されていた。なんで不必要に思えるほどガッチリ止められているのか、と記者が博士に尋ねると、

「いつかこれが意識を持ったとき、逃げられないようにするため」

ロボットの腕は1本だけ。その手の届く範囲には絶対に何も置いてはいけないことに決めてるそうで。

「道具をどう使われて何をされるか分からないから」

さらにこのロボットの主電源スイッチは、ロボットから遠く離れた壁に据えつけられてる。

「想定を超えるまずい状況になったら即座に殺せるように」

こ、恐い! ロボットも。博士も。この環境で「体を与えられた人工知能の自己成長」を観察するってことらしい。安全策は確かに理にかなってはいるんだろうけど、このロボットに人間を模倣した自我が芽生えたとしても、こんな荒んだ環境じゃろくでもない心しか育たん気がする……。

これで「心優しいラララ科学の子」が生まれるのか? ハリウッド映画のロボットを実現する方向性な気もするけど。まぁこの博士にとってはどうでもいいことなのかもしれんけど。ていうかこの研究が今もまだ続いてるのかどうかも知らないけど。

一方、アトムを生みたい日本のロボット技術界は、精密作業したり、歩いたり、転んだとき受け身を取ったり、人間の作業員といっしょに物を運んだり、と手足の機能が主になってる気がする。

優しい心を開発・搭載する研究はちゃんとやっとんのかい。

銘板
2003.4.10 木曜
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捨てられぬ夢

もうずっと待ってんのよこちとら。数えてみたら半年以上だよ。7カ月と3日。いつになったらよこしてくれるのよ「夢資金100万円」。

去年の9月7日の日記を見てくれ。「100万くれる」ってんで、なったよなりましたよ「きのこ党」党員に。それがあーた、来るのは明治製菓からの広告メールばっかし。昨日も来た。

明治製菓ホームページリニューアルOPEN!!
より見やすく楽しくなりました!

メール配信を希望したから来るんだけどさ。なんでまた希望したかって、100万欲しかったからちょっとでも印象良くしようと思って(笑)。配信停止はいつでも出来るんだけどなんだかもったいなくて。また次のキャンペーンがあったらすぐに察知できるし。

そんなわけで、ええ、まだ待ってるんですけどね100万当選のお知らせ。早く来ないかなぁ(←外れたと認めたくない人)。

銘板
2003.4.11 金曜
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そしていまだ捨てられぬ夢

懸賞といえばもうひとつあってさ。2000年のことだからもう3年も前の話になるか。思いも寄らぬ事態になってしまったのがあって。ちょうど今の時期だったかなぁ。それとも5月に入ってからだったかなぁ。新聞にその懸賞広告が載ったのは。その会社の新発売の商品の名前を書いて応募するやつ。同じ広告の別な部分にしっかり名前が載ってる、答えが分かりきったクイズ形式のやつ。

懸賞ってのは様々な法規制がかけられてるらしい。まぁ意味は分かる。賞の総額とかが無制限だったら、懸賞の目的である「販売促進」の枠を超えて、体力のある会社がどうしても勝っちゃうからね。サッカーのルールで言ったらオフサイドみたいに、強い会社と弱い会社の差を埋めるべく法律で規制してる、と。あとギャンブルは利権の縄張りがあるからね。大物バクチの胴元が役所なんだから、他に客を取られないように彼らができる必殺技っつったら、がんじかんらめの法規制が一番手っ取り早いのではないかと。憶測ですよ憶測。宝くじ興行の認可企業が特定の銀行1社だけっていうのもめちゃめちゃウサン臭いよなぁ。

いやいや、どこにでもいる一般人の他愛ない戯れ言でござんすよ(笑)

で、たぶんクイズ形式ならその法規制のうちいくつかをクリアできるんだろうきっと。そういう具合でああいう白々しいクイズ形式がよく使われるんだろう。さらにクイズ形式ということを利用すると、消費者に商品名やその特徴を覚えてもらえたりもするかもしんないしね。実際、覚えちゃったもんそのときの回答にして商品名。

これがまた懸賞賞品が素晴らしくてさ。iBook。なんと合計100名様にプレゼント。初期型 iBook。この初期型はなかなかかわいくてさ。スペックの割に値段はけっこう高かったけど、タダならもうあんた何グズグズしてんの早くそれよこしなさいよって感じでさ。いや〜新聞をコピーしたよその広告のとこ。

で、その情報をもとに必要事項の原稿を書き上げて印刷したよハガキ100枚に。お一人様何枚でも応募可だったんだもん。そのハガキを利用してのユニセフへの募金も兼ねてたらしい。さらにインターネットでの募集も受け付けてて(これは1人1通)、もちろんそれも応募。万全だったっすよ。あとは iBook が届くのを待つのみ。うははははははは。

「当選の発表は発送を以って替えさせて頂きます」

だと? なんかごまかされそうな雰囲気だけど、まぁよい信じて待つとするか。どはははははははははは。一度に投函しちゃうと抽選箱の中でまとまっちゃうよな。だったら少しずつ出すか。不定期に10枚ずつ出したよ。最後に出したのが6月29日。締め切りちょいと前。

その次の日から、ある重大ニュースが世間を騒がせはじめた。あああ。あの会社、大阪の方で大量の食中毒患者を出しちゃった。なんだか日を追うごとに被害者がどんどん増えてくぞ。とうとう死亡者まで出しちゃった。記者会見も混迷を極めてるなぁ。会見の最中に工場長が証拠と思われる物体をいきなり出して見せたりして。でも何日かしたらそれは関係なかったみたい。かえって混乱させただけじゃんか。何なんだ一体。その混乱のさ中、そこの社長はインタビューで、

「私だって寝てないんだ!」

なんて逆ギレしてるし。

それはそれとして……お取り込み中のところ大変あいすみませんが……、

懸賞は…?

いやあの……事件の新事実続々発覚の折、多分に不謹慎かと存じますが……、

おいらの iBook は…?

サイト、全然つながんないし。まぁそりゃそうだろう。新聞広告でもその懸賞がどうなったかを知らせてくれる気配ないし。2か月くらいしてようやく騒ぎも沈静化した頃、またその会社のサイトにつないでみた。

トップページで謝罪をまだ出してた。まぁそれもそうだろう。それは分かりました。で、あの、例の懸賞の件はいかがいたしました?

んー……、

……、

……。

ない。どこにも一っ言も書いてない。おいらこう判断したね。

ドサクサにまぎれて

なかったことにしやがった!

(T□T#) ちゅどーん!

今からでもいい。当時の型のでいい。早く送ってくれ iBookを。

うちへの発送を以って当選発表としてくれ。あれからずっとずっと待ってるんだぞ。

銘板
2003.4.12 土曜
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CPU 安定化 虎の穴 31

〜 エピローグ 〜

4月11日、Sonnet社 サポートの Neal 君に礼状メール出したんだわ。問題が見事に解決したんで。

トラブルを解決して下さり本当にありがとうございます。新リビジョンの ENCORE ST/G4 1.25GHz は月曜に届きました。それから現在までよく安定していて、問題なく作動しています!
感謝いたします。
ありがとうございました。お元気で。

今日、返事が来た。

ゆんず様
素晴らしいニュースです! 問題を解決できて大変嬉しく思います。あなたの「新しい」コンピュータをお楽しみ下さい。

けっこうズケズケやったと思うけど、怒りや苛立ちを露にしないで連絡取ってよかったよ。向こうからの気持ちいい反応を素直に受け入れられるなぁ。トラブル発生時、サポートにいきなりケンカ腰で怒鳴り込んだり嫌味たっぷりで初登場したりすると、そのときは多少スッとするけど解決しても全然すっきりしないしね。

我慢した甲斐あったわ (^o^A)

銘板
2003.4.13 日曜
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春の行事

タイヤ交換。ミニのタイヤ交換なんて恐らくミゼット II の次くらいに楽勝な作業だとは思う(笑)。夏タイヤはロクマルだから、ナナマルのスタッドレスよりグッと重いけど、所詮12インチだし。でも腰が痛い。作業する高さが低いんで。トータルじゃやっぱし楽だけどね。ジャッキアップすると片側の前後輪が両方とも上がるからな(爆)

ジャッキ自体も小型軽量。ジャッキポイントも手探りで見つけやすくてさ。そんな風に豪快に上げるってのにジャッキのクランク、回りが軽いし。小さいクルマは便利でいいやねこういうとき。

学生時代の昔、なんでかグロリア(Y31)を手に入れてしまってね。そいつのタイヤ交換したときはかなりキたよ。タイヤからしていきなり重かったし。15インチくらいかな? もっとかな? RV 車よりマシってな程度で。1本ずつ4回も持って運ぶのめんどいし、だからって2本ずつ抱えて歩くのも辛い。そんでタイヤ置き場からクルマまで2本ずつ転がしてった。

「おっとと1本倒れちまった。もう1本も倒さないようにそーっと引き起こして……」

ミニのちいちゃいタイヤでわざわざこんなことしてると、

春の陽気にタイヤと戯れる、

目を合わせない方が無難な人

にしか見えんだろな。グロリアのジャッキは他の国産車と同様ごっついパンタグラフ型だってのに、ジャッキアップ1回で浮かせられるのは1輪のみ。

しかもジャッキポイントを探すのに一苦労。しかもジャッキのクランクはやたら重い(特に前輪)。しかもホイールカバーの留め金が硬くて脱着がやたら大変。しかもホイールナットがいらなく5個もある。しかもタイヤ + ホイール(鉄)がやたら重いから、浮かせながらホイールハブのねじにホイールの穴を合わせてはめるのが死ぬほどきつかった。

ありゃやっぱ金持ちのクルマだったわ。貧乏学生が乗っていいクルマじゃなかったわ。タイヤ交換なんかガソリンスタンドやディーラーにポイッとカネ払ってみんなやらせちゃって、「まだできんのかね。急いでるんだが。何? 他の客たちも一斉にタイヤ交換に来てるから順番があるだと? ではこれでどうにかしてくれ」なんて店長の腕掴んでちょいとユキッツァン1枚握らしたぐらいにして(笑)。あぁ〜いっぺんやってみてぇなそういうこと!

ミニで? (-_-;)

店長に掴ます袖の下もクルマのサイズ並で交換の難易度並ってあたりで、「これでどうにかしてくれ!」。……店長は店の奥に隠れ、握りしめたこぶしを開いた。たなごころでコガネ色に妖しく輝く札束は、人生ゲームの 20,000ドル(コガネ色だよね)。

……、

……、

……。

やっぱしこれからも、腰をかがめて自力で交換ってことになるか。まぁそれはそれでけっこう楽しいから良しとするか。乗ってすぐ分かるよ。サイプの変形によるパワーロスが出るスタッドレスとやっぱ違うのだ夏タイヤは。惰性走行時の伸びもいいし、ハンドリングも気持ちいいぞ〜。

ひゃほう! _/∩_(^o^ ) ブォ〜ン

銘板
2003.4.14 月曜
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PC 界の将来予測

Mac の上で Windows や Windows 対応ソフトを動かせるのは、世間にはけっこう知られてるのかな? Virtual PC とかいうエミュレータをインストールして、その上に Windows を走らせるわけだ。持ってないから詳しくは分かんないけど。それを開発して売ってた会社、何か月か前に買われちゃってさ。その買い手がなんとマイクロソフト。

Apple にとってはやばい展開かも。おいら昨日までこう思ってた。

なんでマイクロソフトは PowerPC 用の Windows 作らないんかねぇ。PC 業界のどっかのハードメーカーに PowerPC 搭載の AT 互換機作らせたらけっこう売れる気がするんだけどねぇ。PowerPC、今の Intel や AMD と比べるとクロックの数字は明らかに見劣りするけど、1クロックあたりで見ると仕事量が多くて消費電力が小さいはずなんだけどねぇ。冷却対策がユルくていいし、もともとチップの単価も安いらしいから、製造コストも押さえられると思うんだけどねぇ。そうなれば PowerPC の生産数が増えてますます安くなって、Mac ユーザとしてはとっても助かるんだけどねぇ。

と。で、ここへ来てマイクロソフトが Virtual PC を手に入れたことを思い出した。それを加味して考えたら、かなりアレなシナリオが出てきた。

Virtual PC の技術を手に入れたマイクロソフト、本当に PowerPC 用の Windows を作っちゃう。
→ PowerPC 搭載 AT 機をメーカーに呼びかけて作らせることもさることながら、Mac のハードウエアにインストール可にしちゃう。
→ マイクロソフトが得意で Apple が弱いビジネスソフトをどんどん導入しちゃう。
→ Mac OS を Mac の機体から駆逐しちゃう。
→ その頃には他メーカーからも PowerPC 搭載機が出ていて、Apple は自分の特徴が何なのか見失っちゃう。
→ Apple は数あるハードウエアベンダーのひとつに成り下がっちゃう。
→ マイクロソフトは天下統一にまた一歩近付いちゃう。

名付けて『Mac 同化撲滅プラン』。いや〜、恐いですねぇ。「PowerPC が安くなって Mac ユーザ大助かり」どころの話じゃないっすよ。

もし Apple を本気で潰すつもりなら、こんなあざとい手段でなく Windows という商品自体に圧倒的な魅力を持たせて現 Mac ユーザを酔わせ、自然に移行させてほしいもんですな。その結果 Mac が自然消滅するなら、「Mac の魅力がなくなった」ということでそれはそれで納得できるからさ。それが「資本主義における正しい競争」「ユーザーフレンドリー」「お客さま本意」ってもんです。

こんな予測、当たっても当事者としては嬉しくないなぁ。なんでって OS の操作を覚え直すのって考えただけでもものすごめんどいからさ〜。と、こんな醒めたこと言うと原理主義的 Mac ユーザの人たちに暗殺されるか?(笑)いまだにいるらしいからなぁ。

「何でもかんでも Mac が至高にして最高なんだ! Mac ニ於ケル其ノ高邁ナル教義ニ従ハヌ邪悪ナル思想及ビ邪悪ナル思想ヲ持テル者ニツヰテ我々ハ此レヲ断固拒絶スル!」

みたいな人たち。Mac 原理主義者ども、そろそろ目ェ覚ませぇ〜。Mac だろうが Windows だろうが Linux だろうが、パソコンごときに限った狭くて小さい話題じゃんか。パソコン関連の業界にいるならともかく、そうじゃなけりゃ自己の存在意義を懸けるほど大したもんじゃないぞパソコンなんて。

銘板
2003.4.15 火曜
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世話焼きゆんずの縁談セッティング

マヤ文明のコパン王朝初代王ヤシュクック・モが男だったか女だったかの謎についてひとつ思うことがあるけど、その話は後日にするべ。忘れないように書いといた、と。

今日はもっとどうでもいい話。ある楽器について、その存在を疑問に感じるものをひとつ発見してしまった。みんな知ってる有名なやつなんだけど、実用性がほとんどないというか、恐らく数十年前に誕生したときには将来性を大きく期待されながら、いまだ社会に溶けこめず浮いた存在というか。浮いてる割には役に立たないから全く目立たず、実質上存在しないのと同じ扱いを受けているというか。そんな不遇の楽器。

♪そいっつの名はぁ〜

 パパンパンパパンパパン

「エレクトーン」

たぶん「子供に習わせたい楽器」「子供が習ってみたい楽器」でピアノ、バイオリンと互角に人気を争うトップ3の常連かと思うんだが。極めた後に権威と栄光が約束されているピアノ、バイオリン(たとえプロレベルになれなくとも、たとえコンクールで勝てなくとも、聴ける程度に使いこなせれば、周囲からの尊敬と羨望に浴すことができる)のクラシック系楽器に対し、エレクトーンっていくら極めてもクラシック系より尊敬されないとゆーか。

まぁ弾けないより弾けた方がずっといいけど、それを聴いての客の盛り上がりっぷりがどうも疑問。琴や三味線の和モノ楽器にさえ押されてるぞ。実用分野の市場にしたって、

くらいしか思いつかん。あの占い師のおじさんずいぶん前に死んだと思ったけど、後継者いるのかな(謎)

エレクトーンのステイタスがいまひとつな理由として考えられるのは2つ。歴史の短さと音楽業界における重要度。電子楽器だもんそりゃ歴史は短いわな。でもエレキギターやシンセはポップスに組み込まれてしっかり定着してる。するとやっぱりもうひとつの原因が焦点になってくるわけだ。

音楽業界で重宝されるかどうかってのは、他の楽器(ボーカルを含めて)との相性の良さが重要かと思われる。その楽器ひとつで自己完結できるのはいいことだけど、折々で他の楽器を受け入れられないんじゃ起用しづらい。なんか他の楽器と相性悪そうだよね。違う楽器と一緒に仲良くパート分担してるとこなんか見たことない。「この場はあたくし一人で全部やらせて頂くざます! 皆々様方どちら様にも余計なことして頂きたくないざます!」みたいな、言いながらトニー谷メガネを平手にした指先でずり上げるみたいな。

……、

……、

……。

失礼。そんなつもりは毛頭ないのかもしれんな。それにしても相手を探してやらにゃいかんな。エレクトーンの未来はそこから開けるのではないか。

で、選んでやった。一匹狼同士だけど、合わせてみると意外とうまくいくかもしんない。どぉ?

エレクトーンと

テルミンの

アンサンブル

だめかなぁ。

銘板
2003.4.16 水曜
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ケータイ行動心理学 1

目の前で誰かがケータイをいじってると、気が付くと自分もわざわざポケットからケータイ引っ張り出していじってるのに気付く時ってない? なんであれは伝染するんだろ。別にすぐに電話かけなきゃいけないわけでもなし、メール打たなきゃいけないわけでもなし。着信やメル着があったわけでもなし。何をどういじるわけでもなし。

……、

……、

……謎。

銘板
2003.4.17 木曜
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落選で傷付かない秘策

この前の日曜は青森県議会選。次の次の日曜は八戸市議会選。毎回思うんだけど、なんであの人たちは選挙運動の期間中、名前の連呼ばっかりするんだろ。自分の方針ややり方を売るんじゃなく、自分の存在をそのまま売ってる感じ。本来なら、常に名前とセットで公約もまた有権者に覚えさせにゃいかんと思うんだが。

それとは別に、選挙のたびに毎回思うんだけど、落選したら傷付くだろうなぁ。ああやって「私をよろしく!」と自分の人間としての存在を売り出しておいて落選すると、こりゃかなりきついと思うぞ。自分の人生を無意味に感じる瞬間一番のような気がする。

公約の代わりに出してると見られるキャッチフレーズ、「明るい市政を」とか「若さでファイト!」とかボケたことばっか打ち出して意味分かんないでしょ? 役に立ってないというか。それで結局立候補者の個人そのものに落選の責任がのしかかっちゃってる気がする。で、そこら、政治家先生には別に誰一人として知り合いもいないけど、そんなときできるだけ傷付かず、とっとと次に向けて復活できるようにするにはどうすればいいのか考えた。

要は自分の存在意義以外の魅力的な商品を用意すればいいわけだ。それなら落選しても、有権者に却下されたのは自分の存在そのものじゃなく提案がいまいちだったからというだけ、と考えられる。今度はまた全然別な分野の面白そうで出来そうな案でも立てて立候補すればいいことになる。もちろんいったん却下された案を洗練し直して出してもいい。これならあんまし傷付かん、と。

買う側から見ても売る側の「ワタクシの、人としての存在意義」は商品として二の次だしね。宣伝文句が「私を買って下さい!」だけじゃ、買う側から見ればいまいち魅力が弱いっしょ。客にとってはどうしても「買えばどういういいことがあるのか」が焦点になっちゃうわけだよ。

例えば家電メーカーが炊飯器の宣伝をするとする。選挙運動風だとこうなる。

「……なにとぞなにとぞ炊飯器炊飯器皆様の炊飯器マイコンジャーニューロファジー IH です炊飯器炊飯器よろしくよろしく炊飯器ありがとうございますお米を炊きます炊飯器が炊飯器ですそちらのおじい様お元気ですかどうぞニューロですよろしく炊飯器そちらの奥様も炊飯器をお願いいたします炊飯器を炊飯器ですファジーですがんばります炊飯器なにとぞなにとぞ炊飯器炊飯器皆様の炊飯器……」

連呼式宣伝したって、その炊飯器を買えば客にどういういいことがあるか、聞いてる人にはさっぱり分からん。実際、家電メーカーはそこらをどうすればいいかをよく分かってて、「新機能新搭載のこの製品なら、どういう具合においしくお米が炊けるのか」を CM で図解説明するよね。15秒で全部やらにゃいかんから技術的説明はかなり大胆に端折ってるんだろうけど、でも言いたいことはよく伝わる。プロの広告代理店を使ってるだろうからなぁ。

つうことで、選挙で望まぬ結果に傷付かんため、ひいてはなるべく早く復活するためには、狭く小さくてもいいからはっきりした政策や公約を打ち出すことですな。って、それが正攻法だろ……。

上の話を踏まえ、今度の市議会選ではこういう↓趣旨の公約を堂々とした人に1票入れてやりたいと思う。そんな候補がいればの話だけどさ。

我が八戸市は他の中小地方都市と同様、輸送・交通はほとんど道路に依存しています。そのため道路が最も必要とされる時期に道路を存分に使えれば、八戸の経済はまだまだ発展します。
それを実現するため、年末・年度末の道路繁忙期に強行されている予算消化工事を半年ずらし、6月・9月の道路閑散期に移行させます。
あなたの声を市政に届けるのが市議会議員の仕事です。具体的な移行案は市民の皆さんからネットで募集し、公開討論会や BBS で皆さんと一緒に検討したいと思います。
以上の方針に賛成される方は、私に票を入れて下さい。
(ここで殺し文句)
「あなたの1票、とことん使い切って差し上げます」

と、こんな感じ。道路工事で食ってる有権者にも配慮して、工事の事業自体はとりあえず存続としたところがミソ。いや〜もうこれやった人、きっとダントツでトップ当選すると思うぞ(笑)

ただ、実現できなかったら次の選挙で有権者に鼻も引っかけられないだろうけど。ていうかそれが正攻法だよな……。

銘板
2003.4.18 金曜
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2003.4.6 の修正・訂正・補足

過去ログの修正・訂正・補足のお知らせ。

『北島じゃない方のマヤ 2 (2003.4.6)』の中でのイースター島の話題で間違った記述があったことを発見したので。話題の元ネタにした本「イースター島の謎(著:A. コンドラトフ 訳:中山一郎 講談社現代新書)」を読み返したところ判明しました。

修正:

イースター島の古代文字について、まずはその呼び名について訂正。「ロンゴロンゴ」でも間違いではないようですが、より正しくは「コハウ・ロンゴ・ロンゴ」です。イースター語で「コハウ」が「木」、「ロンゴ・ロンゴ」が「もの言う」の意味で、訳して「もの言う木」です。4月6日付の方ではより正しい表現に入れ替えました。

訂正:

解読しようにも文字のサンプル数が少なく、音素文字(アルファベットやハングル)・音節文字(日本の仮名やマヤ文字)・表意文字(漢字やエジプト文字)のどのタイプなのかさえ分からんらしい。

と書きましたが、実際は文字のバリエーションが数百を数えることから、コハウ・ロンゴ・ロンゴは表意文字であることが判明しています。また、文字体系全体としての解読はまだまだのようですが、いくつかの文字はその意味や発音が既に解明されているとのことで、「全く解読されていない」ということではありませんでした。

他に分かっていることとして、「同音異義語の区別は、コハウ・ロンゴ・ロンゴでも漢字のように、発音担当の文字と意味担当の文字を組み合わせることで対処していたこと」「文字の並びは行ごとのつづら折りになっているうえ、行ごとにひっくり返っている。読み方は、最下行の下の左端から右に読み始め、行末に来るとテキストの上下を引っくり返し、引っくり返す前は行末のすぐ上だった文字からまた右に向かって読み始めるという、『逆立ちしたブストロフェドン(牛耕式)』であること」が挙げられます。

補足:

彼らの民謡の歌詞を読んだことがある。もちろん日本語訳で。あんまり覚えてないけど感動したよ。「俺たちゃ水平線の向こうにずんずん進んで行くんだぜ! 野郎共、なんでもいいからともかく漕いで漕いで漕ぎまくれ!」みたいな。

記憶が心許ないことを文中で断っており、「そのとき感動した」ことがこの部分の主旨なので訂正というほどではないと思いますが、本に出ている歌詞(もちろん日本語訳)の一節のちゃんとしたものが分かったのでここに書き出します。

わたしたちの前にひろがっている水平線に向かって、
永久に逃げている水平線に向かって、
永久に近付いている水平線に向かって、
疑問を引き起こす水平線に向かって、
恐怖心を起こさせる水平線に向かって、

実際のポリネシア民謡の歌詞、はるかに格調高かったです(滝汗)。4月6日付のこの部分は、特に修正や断りを入れず、記述はそのままにしておきます。

銘板左端銘板銘板右端

追伸:4月6日は、『イースター島の謎』の内容をほとんど忘れていたにもかかわらず、確認しないで書いちゃった結果の間違い。記憶ってほんといい加減なものなんだな。ちなみにこの本、タイトルは何やらあやしげ(笑)だけど、オモテの学問にのみ根ざしたまともに科学的な本っす。

本の中で、動植物学の見地からかつて太平洋上に巨大な大陸があったと思われる物証を次々と挙げつつ、そのあと地質学の見地から「その大陸は、存在したとしても人類が生まれるよりはるか昔のことだった」との結論が既に出てることを紹介してたりして。となると、「太古、太平洋上に存在していた大陸ムーで繁栄を極めた文明は、天変地異で一夜にして海の底に沈んでしまったのです。その名残のひとつがイースター島なのです」というアレは全然違ってたということで決着。それを知ってかなりすっきりした(笑)

それにしても、んー、コハウ・ロンゴ・ロンゴは表意文字だったか。マヤみたいに表意文字と音節文字の混じり文でもないのかな? もしそうだとおいら的には都合がいいんだけど、そこらがはっきりするまで解読のさらなる進展に期待、と。

昔は膨大にあったコハウ・ロンゴ・ロンゴのテキストがほとんど現存していないのは、またしてもというか、大航海時代に当地に根付いたカトリック教が「悪魔の文字」として徹底的に破壊したせいらしい。権力者の了見が狭いと取り返しの付かないことになるのは、昔も今も同じだねぇ。

ああなんか最近も、神の名のもとに大量殺人した権力者がいるなぁ。自分は世界で一番偉いんだと思い込んでるけど実はなんだかよく分からん選挙でうさんくさい選ばれ方したあの偉い人、名前からして既にうさんくせーからな。日本語にすると、

「藪大統領」。

あと、南米大陸には文字文化が全くないものだと思ってたけど、インカ文明の古い時代を含め、少なくとも3つの文化で文字を使ってたらしい。これも「イースター島の謎」からの受け売りだけど。

銘板
2003.4.19 土曜
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駆け出し開拓者の悩み

もう1年以上 Mac OS X ver. 10.2 を使ってるんだから、OS 9.x からなるべく脱却しようと思って。使えるんだけどね。OS X でも。OS X 上で OS 9 を起動する(「Classic 環境の起動」という)という荒技で。この起動に1分くらいかかるのよね。まだるっこすぃ〜。

最近はほとんど OS 9 に頼ることもないんだけど、あとソフト2つ、これをなんとか OS 9 のやつを使わないように持って行きたい。そうすりゃ快適 OS X 完全移行ライフ発動。ソフトのひとつは辞書。こりゃもう新しいやつを買うしかないですな。出てるんかい OS X 用は。出てなかったら諦めるしかないですな。しかし、辞書ってのは引きたい時にとっとと引けるのがいいはずなんだが、Classic 環境の起動で待たされるうちに調べたい単語を忘れてしまったりして大変不便。でもしばらく我慢するべえ。カネかかることは後回し〜っと。

もうひとつが "Photoshop LE"。そういやこれ、スキャナ買った時についてきたやつだからタダだったな。今は OS X 用の後がまソフトで "Photoshop Elements" というのが売られてる。売価1万弱くらいだからまぁけっこう良心的だな。本物の(プロ用の) Photoshop はその何倍も値が張るけど、どうせ LE でさえ使いこなせてないんだから Elements でもおつり欲しいくらい。でも、

タダならなお良い。

そこで 2003.1.22, 2003.1.23 に登場したフリーソフト "GIMP"。こいつに頼りたくなるわけだ。でもこいつ UNIX ソフトで、ちょっと触ってみたけどなかなか慣れん。

いや、GIMP が本質的に使いにくいソフトだというわけじゃなく、UNIX 自体を使い慣れてない& X Window System(UNIX の GUI 環境)も慣れてないんで。それでも今年の1月、本屋でマニュアル本を見つけて買ってきた。でもこれ、解説が Linux 用 GIMP に沿ってるんだよねあはは……。まだ Mac OS X 用の GIMP が出る前の著作らしい。「Mac でやるには "Linux for PPC" をインストールしてから……」とか書いてるし。OS X も Linux も PC UNIX だからけっこう操作が同じところが多いかもしれんけど、なんだかしっくり来ない。その道に精通してる人なら何でもないんだろうけど。

そんな感じでちょっと読んでほったらかしにしてて、GIMP にも触らずに過ごしてきたけど、やっぱり「脱 Photoshop」ということで。実は最近、家でスキャンしたい書類が出てきて。でもどうも Classic 環境の Photoshop LE がうまくうちの EPSON スキャナを動かせなくて。前はできてたのに。なんか OS 10.2.0 から 10.2.1 → 10.2.2 →……と1個ずつメンテナンスアップグレードをしてる最中にどこかでダメになったような気がするけどよく分からん(現在は OS 10.2.5)。

OS X の上でなく、本格的に OS 9 でシステム起動しないとスキャナが動いてくれなくなった。スキャナの TWAIN ドライバは OS 10.2 用が出てるんだけど、こいつは単なるプラグインらしく、アプリとして単独で立ち上がってくんない。やっぱし Photoshop のようなアプリが必要みたい。んでは GIMP で TWAIN ドライバが動かせるかな? と思ったけど、全く対応してないみたい。「TWAIN 対応機器からの読み込み」なんてメニューないし。

で、「もしかして GIMP ってスキャナが使えないんじゃねーの?」と半分諦めてた。それでも打ち捨ててたマニュアル本を引っ張り出して目次を読んでたら、あったですありましたよえへへ。ふむふむ、TWAIN ドライバは関係ないみたいだな。UNIX コミュニティには汎用のスキャナドライバ "SANE" があって、GIMP からも駆動できるらしい。おお、それですよそれ。探し求めてたのは。

SANE の サイトを見ると、Mac OS 10.2 には、SCSI 接続はだめだけど USB 接続で対応してる。EPSON のスキャナも対応表に入ってる(ベータ扱いだけど)。おいらのスキャナは SCSI でも USB でも OK だ。なんだ完璧じゃん。早速ダウンロード。

で、インストールはいつもの OS X インストーラ起動でええんか? パッケージをクリックすると「インストーラ」というユーティリティが起動して、ダイアログに従って簡単な作業するとあとは適切な場所を勝手に探して勝手に書類を置いてくれる、あれでええんか? って SANE の書類、全然パッケージの形になってないし 。フォルダの形で、フォルダの中は書類モロ出し。UNIX でのインストール方法、

……、

……、

全く分からん(汗)。

こういう時こそマニュアル本。Linux のやり方をまねして行ってみよ〜。何よ RPM コマンドってのは。回転数のこと? ていうか拡張子 .rpm の書類なんてねーっての。一応それっぽい書類を選んで、ターミナルで rpm コマンドとかいうので、無謀と知りつつ実行してみる……どきどき……。

"rpm is not a command!"

だから怒鳴るこたねーだろ!

あ〜もう UNIX って礼儀がなってないところがイヤなんだ。まぁフリーソフトだからな PC UNIX は。ユーザはお客様ってわけじゃないからな。

あれ、rpm コマンド、もしかして Linux 専用なの? けっ! (`_´#) マニュアルは他のインストール方法を書いてくれてないし。FreeBSD でのやり方くらい書いとけってのに。サイト検索しまくってもろくな情報引っかかんないし。

行き詰まった……。

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追伸:PC UNIX の操作法って、かなりいろいろとめんどくさい割には解説サイトが著しく少ないと思う(特に日本語サイト)。ユーザ人口が少ないのは分かるけど、底辺の拡大をもうちっと考えてくれよ。Linux はそこらが充実してきてるのかもしれんけど、BSD 軍団のあたりはなぁ……。ちょいと寂しい感じ。サイトの見栄えも地味なのばっかしだし。

今 Mac ユーザは続々と OS 9 から OS X に乗り換えてて、PC UNIX 社会に押し寄せてきてる最中なんだな。とうとう Mac は BSD 社会で、ユーザ数の上だけでは最大のグループにまでなってしまった。でもほとんどが PC UNIX 初心者。おいらもその一人で、早く基本を覚えて先住民のみんなと仲良くしたいっす。で、もちっと初心者向けという意味で分かりやすいサイトをひとつ……と言わず出来るだけたくさん欲しいっす〜(←それは横柄か?)。

ていうか PC UNIX ユーザってみんなエキスパートっぽいけど、どうやって PC UNIX を使いこなせるようになったんだろ。そこらへんがイースター島以上に謎。ていうか新技術習得はまたしてもヘタレモードに突入中。

銘板
2003.4.20 日曜
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容疑者はゆんず

(-o-;) マジデ?

朝一番に来訪者。寝てたおいらはふらふらと戸を開けた。

「警察です」

な゛っ!(汗)

え゛っ?(焦)

あ゛っ、もしかして見つかった?

シャモ。(2002.11.17)

てっきり誰かにおいしく食われたとばっかり……。いやあれ? 違う? ではどんなご用件で? ははあそうですかひき逃げ犯をお探しですか。ご苦労様です。近くであったんですか? 目撃情報を集めておられるのですか? どれどれ資料はこれですね。見てもいいですか? では失礼して……。

ははあ2月23日午後2時台、八戸市内の白銀(しろがね)地区で発生ですか。しかしもう2か月も前の事件だし。ここは白銀には遠いのに、なんでまたわざわざこんなとこまで調べに来たんだろ。とにかく資料を読み進めるべ。ははぁ追ってるクルマはアベニールですか。うちの職場マシンもアベニールなんですよ関係ないけど(笑)……ナンバーは……あれ、なんかうちの番号と酷似してるんすけど。ていうかその資料、うちのマシンの個体データがおもくそ載ってるんすけど気のせいですよネ!?

……ネ (-o-;)

……ネ (-o-;;)

事情聴取開始! (T□T) マ゛〜

でも「厳しく取り調べ」ってのじゃ全然なく、雑談混じりで。ていうか犯人じゃないし。アベニールは他にもいっぱい走ってるから、うちだけじゃなく他も同時に調べてるみたいだし。

その日のその時間にそこにいなかったというアリバイは、職場で記録を見なきゃはっきりと提示できないけど、あとは職場に置いてるうちのアベニールをちゃんと調べてもらえれば容疑は晴れるかと。明日かあさって、今度は職場でうちのクルマがあるところで再び調べてもらうことに決まった。事件を起こしたクルマはバンパーやボンネットを破損してるそうだから、そこらの痕跡が焦点になりそう。

いや、ぶつけた痕跡といえば、去年の1月に雪に突っ込んで少し破損したんだけど(2002.1.28「刺さった」)、ボンネットが潰れるほどじゃなかったんで、紛らわしいというほどのこともないかと。そのことも言っといたけど、でもドキドキ。ひき逃げ事件の話は、そういうことで今日のところは納得してくれた。

銘板左端銘板銘板右端

追伸:おまわりさんとの雑談。

「捕まったことありますから。去年の5月(2002.5.14)。ええ」

「えっ、どうされたんですか」

「スピード違反で。33キロオーバーでした」

「けっこう派手にいきましたね。どこで捕まりました?」

「長苗代駅(JR 八戸線)の近くで。あの頃、妙によくやってましたよ。罰金6万ホント痛かった」

「おお、それはそうでしょう」

「当時の時期柄、ワールドカップの警備費稼ぎされたと思ってますよわはははは」

「い、いや、そっそんなことはありませんよあはははは」

思わず本音が…… (^_^:)

銘板
2003.4.21 月曜
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GIMP と FINK

"FINK" というソフトを使うといいらしい。2003.4.19 で判明したことは、GIMP でスキャナを連動させるには SANE というドライバが必要だということと、SANE のインストールがよく分からんということだった。なんでも UNIX は何かアプリをインストールする時、それ単体だけじゃなく一緒にいろいろな書類をダウンロードしてインストールしなきゃいけないらしくて。

たぶん Mac だって OS X じゃ UNIX なんだからそうなんだろうけど、インストールパッケージに全部含まれてるということなんだろうと思う。で、ユーティリティのインストーラソフトにそのパッケージを開かせると、インストーラはパッケージから出てきた書類を適切な場所に自動的に配置する、と。たぶん。一般的な UNIX ではそこらを手動でやるのが普通らしい。オンラインウエアなんか「ソースコードを圧縮しただけのものをダウンロード&解凍して、自力でコンパイル(機械語に翻訳)するのが流儀らしいし。

で、FINK。こいつを使ってアプリをインストールすると、他に必要な書類をネット上から見つけてきては適切に配置してくれるらしい。FINK についてもよく分からんことがまだ多いんで、結局もっと勉強しなきゃ UNIX はうちでは使い物にならんということ。Mac OS X てそういう意味でよくできてる OS なのかもな。BSD UNIX のくせに UNIX のこと何も知らんでもおもきし使えるからなぁ。

そこまでやれとは言わないけど、UNIX での元祖 GUI、X Window System ももうちっと簡単に(理解しやすく)なってくれんかなぁ。CUI が分からないと使えない GUI って、順番が逆なような気がする。

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警察は今日は来なんだ。

銘板
2003.4.22 火曜
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消費電力の真実

本当なのか。「モトローラや IBM から出てる CPU、PowerPC の消費電力は、インテルや AMD の CPU より少ない」は。Mac ユーザたちは常識のように信じてるけど、ちょっと疑問に感じててさ。「PowerPC ってクロック数が向こうより断然少ないからそう見えるだけであって、実はクロックあたりの消費電力は同じなんでねーの?」とか。

「消費電力が少なかったのは PowerPC G3 までで、G4 になった時点でほんとは追い付いてるんでねーの?」なんて。

ここはひとつ、1GHz あたりの消費電力で決着を付けたい。「PowerPC は RISC 型プロセッサだから、CISC 型の インテルや AMD より1クロックあたりの処理量が多い」という主張も存在するけど今回は無視。速度の測定条件によって違いが大きく出るそうなんで、定量比較できないのが理由。PowerPC 陣営にはちょっと辛い条件かもしれんけど、「『RISC は処理量が多い』はマヤカシ」という説もあるみたいだし。

で、ネット検索でデータを拾った。

その結果:

CPU W/GHz 備 考
IBM PowerPC G3 (PPC 750FX) 5
Motorola PowerPC G4 (MPC 7455) 17
Motorola PowerPC G5 (MPC 8500) 18.6 26W/1.4GHz
噂サイトなので信憑性に疑問
AMD Athlon XP 1500+ 26.9 35W/1.3GHz
情報が少し古い
Intel Celeron 24.9 59.8W/2.4GHz

情報源:

IBM PowerPC G3 (750FX): http://www.zdnet.co.jp/news/0110/15/e_ibm.html
Motorola PowerPC G4 (7455): http://www.zdnet.co.jp/news/0201/29/e_soi.html
Motorola PowerPC G5 (8500): http://slashdot.jp/article.pl?sid=01/09/18/0740246
AMD Athlon XP 1500+: http://homepage2.nifty.com/sophia0/jisaku/thermal.html
Intel Celeron: http://support.intel.co.jp/jp/support/processors/spec/celeron/watt.htm
注:AMD の情報は1年以上前のもの。最新事情はどうなんだろ。

結論:

PowerPC の方が、G4 でさえ CISC 型プロセッサよりクロックあたりの消費電力が少ないことが判明した。しかし Celeron の 30% 減程度で「決定的な差」と言えるかどうかは微妙。消費電力が目に見えて少ないのは確かなので、クロック数が Celoron に追い付けば、PowerPC G4 の省電力性が目立ってくると思われる。

Athlon はクロックあたりで電力を最も食うという結果が出たが、新しい機種はもっと改善されているかも。

審査員特別賞:

それにしても PowerPC G3 の「5W」がダントツ。大変素晴らし〜。G3 は Mac ユーザにさえ「終わった CPU」となかば思われてる節があるけど、この絶対的な利点、なんとか活用できんかなぁ。例えば4個や5個で対称型マルチプロセッシングするとか。G4 非対応アプリで強力なパワーを発揮しそう。たぶん SETI@home がそうだと思うんだけど。なんでも AltiVec(PowerPC G4 に搭載されている加速装置。PPC G4 ≒ PPC G3 + AltiVec)は倍精度演算してくれないそうだから。ていうか Mac OS X と S@h for Mac は CPU 3個以上でも対応できるのか?(汗)

銘板
2003.4.23 水曜
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UNIX 修羅場ライブ中継

なんか知らないうちにターミナル(Mac OS X の CUI 環境)が機能不全になってしまった(泣)。コマンドを受け付けてくれん。X Window System(BSD UNIX の GUI 環境)のコマンドラインウインドウでも受け付けてくれん。コマンド cd と echo だけは効くなぁ。あとは ls も man も rm も "... command not found." と蹴られちゃう。コマンドサーチパスが死んでる? だったらもうお手上げっすよ。

ターミナルの環境を、なんかいじっちゃったらしい。不思議と Finder(Mac OS X の GUI 環境)越しだとなんともなく使える。UNIX 関係のページで「『パスを通す』がよく分からないという方はとりあえず次のコマンドを1回叩いておいてください」との文に続いて何やら呪文が書かれてるのを見て、なんだか分からないままやってしまったのが運の尽きだったか!?

システムに別にアカウント作ってログインし直したら、ターミナルはちゃんと作動してた。ということは変になってしまった設定はローカルディレクトリ以下にあるはず(ズビシッ!)。おお、だんだん判明してきた。そしてだんだん落ち着いてきたぞ。はぁ。はぁ。さっきは動転して、システム再インストールとか Apple Discussion Boards への質問投稿を考えてたもんな。

ローカル以下ならまぁ探す場所は限られるぞ。ここらへんかな?「ユーザ/ライブラリ/Preference」と辿って……これか?「com.apple.Terminal.plist」いやこれは違う気がする。ターミナルでの背景色とかフォントを決める、大したことない書類のような気がする。でも試してみるか。こいつを Preference フォルダから外してみるべ。どりどり……。

……、

……、

……、

くっはー! 直った!! バッザーイ \(T▽T)/

……って、ええと何するのにターミナルだったんだっけ……って、 GIMP しかないわな。立ち上がるかな? どりどり……おお、ちゃんと立ち上がるよ GIMP。

ええと何するのに GIMP だったんだっけ?……ああ、Power Mac G4 AGP (Sawtooth) の CPU 冷却マニュアルサイト。あれの写真を加工しようと思ってたんだ。でも今日は疲れ切ったからやんない。あぁぢがりだ。

こんな単純なトラブルで、早まってシステムインストールだの Discussion Boards 投稿だのしないで良かった。 UNIXって、地味な見かけによらずスリル満点……。

銘板
2003.4.24 木曜
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喜ばしいことやら

悲しいことやら

まだるっこしいことやら

夜10時頃メールを落としたら、東京在住のある友達から久しぶりに1通来た。同時に18人に出してた。かなりの緊急事態らしい。メール出したのは夜8時。ご親戚が悪性リンパ腫で緊急手術することになり、急ぎ RH マイナスの B 型の人を探している、とのことで。あああどうしようどうしよう。おろおろおろおろ。

と、ただただおろおろしてるうちに10時半、お礼のメールが来た。区役所にも依頼をしたら適応者を紹介され、手術も無事終えて助かった、と。

ふいい。なんも力になれなかったけど、よかったよかった。「おめでとう! よかったね! (^▽^)」とメール打っといた。

上の件とは関係のない別な友達から数日前に貰ったメール。彼女の高校時代の同級生がこのまえ胃癌で亡くなった、という内容。それは早すぎだよね。まだそんな病気になっていい歳じゃないよ。亡くなられたのはおいらのまったく知らない方だけど、友達の友達は友達ということで、心よりご冥福をお祈りします。

しかし癌ってなんでいまだにこんな厄介な病気なんかなぁ。とっくに21世紀になってるってのにさ。黒澤明が、胃癌で余命いくばくもない人間を主人公にした『生きる』を作ったのは1952年だったかな? あれから半世紀。いまだに胃癌で亡くなる人は後を絶たんなぁ。その頃より5年生存率とかはだいぶましにはなってるんだろうけど。

何年か前アメリカで開発された、「癌細胞が自分用に勝手に作った血管を壊して癌細胞のみを餓死させる治療法」はどうなった? 発表は1998年だったかな。そのときはまだ「効果が確認されたのはマウス試験のみで、人体でも有効かどうかまだ不明。実用化するとしてもあと何年もかかる」だったな。それでも末期癌患者らから「自分を実験台に使ってくれ」と志願が殺到してたっけ。

そうだよな。このままだったらどっちみち死んでしまうんだもん新療法に賭けたくもなるよな。実用化まできちんと手順を踏まなきゃいけないのは分かるけど、それにしてもあの治療法、早くデビューしないかな。

今日もまた世界中で癌患者が次々と死んでるんだよ。早く早く。

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2004年4月27日追記:はじめの方の話題の「親戚が悪性リンパ腫で緊急手術することになり、急ぎ RH マイナスの B 型の人を探している」っての、どうもメールアドレスをかき集めるための方便として有名なものらしい。後で別な友達から教わったよ。たぶん名簿業者のアルバイトか何かでそういうのがあるんだろう。

メール出したやつ、途中で良心の呵責に耐え切れずに「無事助かった」メールを出しのかな。あいつも何やってんだか。トホホホ。

そういや学生だった頃、実験指導の大学院生が学部生相手にそういうセコいバイトやってやがったな。レポートの評価は A, B, C, D の4段階で、この院生は「不可」を意味する「D 判定」をする権限が与えられてた(それでふるい分けされたものを教諭が採点して A, B, C を決める仕組みだった)。そして彼はその権限を悪用した。

「この名簿書かなきゃ D 判定だからな!」

めちゃめちゃ腹が立ったんで、うちの班は全員、そのいかがわしい名簿への記入を拒否して、みんなで堂々と D 判定をもらったよ。今思えば、紙が回ってきたときすぐにでも実験の担当教諭か大学の事務室に抗議に行けば良かったんだけど、こんなクズ野郎に構うのがなんだかアホらしく思えて、結局何もしなかったのが悔やまれる。

さらに今思えば、名簿用紙が回ってきたとき破り捨てるくらいしても良かった。どうせ不正なものだったんだから。その程度の知恵と勇気がなかったことが情けない。あ〜嫌なこと思い出しちまった。

ていうか次の日また別な実験があって、そこの指導院生の態度がまた横柄だったんで、前の日の鬱憤もあったことだし、我が班はその場で彼に「そんないい加減な説明で分かるわけないです! はじめからまともに説明し直してください!」とか全員でガンガン抗議してやり込めちゃった(笑)

以来、我々は他班の人々に「世直し隊」と呼ばれることになったのであった (^^;)

銘板
2003.4.25 金曜
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「初飛行」100周年とキティホーク計画

見事に出来上がった計画ほど、うまくいかないものはないのだな。

今年はライト兄弟「初飛行」の100周年。1903年12月17日、アメリカのノースカロライナ州キティホークで成し遂げられた。まぁあれはあれで偉業だが、やっぱカッコでくくって「初飛行」とした方がふさわしい。人が空を飛んだ公式記録はそれ以前にもあったんだな。ライト兄弟に先立った主な業績は、2組の兄弟による。なんでみんな兄弟なんだろ(謎)

正真正銘、公式に認定された人類の初飛行は、フランスのモンゴルフィエ兄弟の作った熱気球による快挙(1783年。資料:http://www.kanazawa-it.ac.jp/dawn/178301.html)。パイロットはモンゴルフィエじゃなく、ピラト・ド・ロジェとダルラン侯爵だそうだ。このことはもっと知られるべきことだと思うが。

その100年以上後、ドイツのリリエンタール兄弟が有人グライダーを発明(1891年。資料:http://member.nifty.ne.jp/lay/spo/llter.html)。こっちは重航空機による人類の初飛行(気球や飛行船は「軽航空機」)。ただ飛びたいだけの人ではなかったらしく、何度も試験飛行を繰り返して詳細にデータを積み上げ、学会に公表していた。

ライト兄弟はリリエンタールのグライダー理論とデータをより洗練し、独自発明の「たわみ翼」を導入。さらに手持ちのエンジンを軽量高出力に改良して飛行に成功。確かに偉業だけど、別にライト兄弟は航空機そのものを発明したわけじゃない、と。「飛行能力を持った動力重航空機を初めて製作し、それで実際に飛んだ最初の人」って位置付けでよろしいかと(実はその前に、ブラジルの富豪が製作した先尾翼機が飛んでいたという話もある)。

ここらへん、アメリカのお国びいきを鵜呑みにしちゃうととっても危険だっつーことなんだが、とにかく今年はライト兄弟の「初飛行」100周年。アメリカの国威が大いに発揚する年。きっと「100年前にアメリカでアメリカ人が、人類として初めて空を飛んだのだ」と大いに世界を勘違いさせそうな年。そんときゃフランスとドイツとブラジル、なんか言ってやれよ。まぁアメリカがこれで国内的にお祭り騒ぎするぶんには構わんが。

そしてこれに引っかけて、ひとつ大きな計画を練っていた団体がある。それは NASA。計画はその名もキティホーク計画

力いっぱい当て込んでますね(笑)。八戸の地方紙デーリー東北1998年9月27日付にその記事が載ってた。手元にある。

火星の空に無人飛行機

2003年12月にNASA

ライト兄弟初飛行記念し

記事によると、火星探査機 キティホーク はライト兄弟「初飛行」と同じ日付の12月17日に火星の大気圏に突入しプロペラと翼を展開。火星の赤道付近の東西方向約 5,000km にわたるマリナー峡谷の上空をジグザグに動力飛行し、詳細な地質調査をするんだそうだ。

いや〜見事っすねこの当て込みよう(笑)。うまいこと企画を仕立てたもんだ。で、計画が順調に進んでれば来月あたり打ち上げのはずなんだが、この記事の後、キティホーク計画の話を一切聞かない。この当時の NASA は、日本の宇宙科学研究所に学んだ「小さい・安い・早いのスリム予算三拍子路線」で取り憑かれたように火星に探査機を打ち上げまくってた。これもそのシリーズのひとつ。でも1999年、三拍子に留まらずもう一拍子、「杜撰」も加わってたことが露呈して、NASA の火星探査機ラッシュはぴたりと止まってしまった。

これでキティホーク計画も取りやめになったとか?

三拍子火星探査シリーズの皮切りになったマーズ・パスファインダーはアメリカの独立記念日の7月4日に火星に着陸して、米国内的にはそれも合わせて大変な注目を浴びた。キティホークもそれと同じ路線を狙ったんだと思うけど、ちょっと狙い過ぎな感じ。

当て込み企画は時機を逸すると注目度激減だよね。やる意味さえゆらいでしまう。もしかしたらまだ計画は順調に進んでて、本当に来月か再来月打ち上げるのかもしれないけど(来月は日本が小惑星探査機 MUSES-C を打ち上げるから、バッティングしないで欲しいなぁ。世間の注目はどうしたって NASA に取られちゃうもんな)、今はあんまりそういうのに構ってられる雰囲気でもないしね。

NASA 内部では今年早々にスペースシャトルがあんなことになったし、国際政治ではイラク問題に北朝鮮問題。大体にしてキティホーク計画に当て込まれる母体イベント「『初飛行』100周年」、これでさえ全然話題に上らないほどだし。NASA もこんなに白けてる現状には予想できなかったろうな。今はどうなんだ。計画がスケジュール通りに動いてれば焦ってるだろうし、遅れてたり止まってたりしてれば案外プレッシャーから解き放たれてほっとしてるかも。

そもそも NASA ともあろうものがなんでここまでガッチリとイベントへの当て込みなんかしでかしたのか。恐らく厳しい財政事情のためだと思う。宇宙計画が60〜70年代の重厚長大路線から最近の軽薄短小路線に転向したのはそのためと思われる。その路線の初の結晶と言えるマーズ・パスファインダーは、70年代に火星を探査したヴァイキング計画の20分の1の予算で達成したそうだ。それでも着陸成功時の NASA のコメントは、

「全国の納税者の皆様に感謝いたします」

NASA も変わったなぁ。あのアメリカバブル絶頂期でさえ予算がろくに回ってこなかったんだろうなぁ。それで国民に媚びることを覚えたんだろうなぁ。悲しいといえば悲しいけど、税金を消費する役所の姿勢として当然そうあるべきといえばそうとも言えるが。

発表当時は想像もできなかった逆風まっただ中のキティホーク計画、実際はどうなってることやら。「見事な計画」ってのは「その当時は見事に思われた計画」のことであって、「本質的に見事な計画」というわけではないのだな。

銘板
2003.4.26 土曜
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めがみは きゅうちに あらわれる

ひまだったので きんじょのげーせんにいった。
がんきゃのんで じおんのもびるすーつを どかどかたおしているさいちゅうに そのかんかくはきた。
おおきいほうのといれ。
それはとつぜん きた。
まだすこしはよゆうがありそうだったから とにかくきょだいなてきを うってうって うちまくったけど そのうちだんだん いわゆる よせてはかえすなみ が たかまってきた。
あ・ばおあ・くー ちゅういきで ぼくのがんきゃのんは ちった。びぐろ と げるぐぐ のこうげきをかわすには たいへんなしゅうちゅうりょくが ひつようだったのに なみ はそれを ゆるさなかった。
それほどまでに それはすでに きていた。
といれにかけこむと ありがたいことに こしつはあいていた。らっきー。
すっかりおちついて さいごのさぎょうをすべきとき はじめて じぶんがいかに まずいじょうきょうにあるのかに きづいた。
かみが ない。
ふりかえると たなが あった。
よびの かみを おくための ものらしい。
でもそこには たなしか ない。
こしつじゅう みまわした。
ぽけっとも さぐった。
ない。
たいさくを かんがえた。
いっしょうけんめい かんがえた。
あん そのいち。
といれっとぺーぱーの しんは いっぽん のこっていた。
それは だめだ。
これでさぎょうをかんりょうさせても、すてるところが ない。
それにぼくにも にんげんとしての そんげんが ある。
にじゅういっせいきにいきるじんるいとして それでさぎょうをすることはどうしても さけたい。
あん そのに。
そーっとぱんつとずぼんをはいて くるまでうちにかえって さぎょうをかんりょう させる。
だめだ。
くるまのいすに すわったしゅんかん すべてがむだに なる。
あん そのさん。
そーっとぱんつとずぼんをはいて あるいてうちにかえって さぎょうをかんりょう させる。
これも だめだ。
あるいているうちに もんだいのぶぶんが どういうぐあいにすりあわされるのか まったくよそく できない。
やはり このてんないで かいけつするしか ない。
うまれてはじめて こんなになやんだ というくらい なやんだ。
あん そのよん。
まずは そーっとぱんつとずぼんをはいて とりあえず ぶつを ながす。
そして なにくわぬかおで といれをあとに する。
これで もしそこにいあわせたひとがいても あやしまれることはない だろう。
そのまま おみせのかうんたーにいき じゅうぎょういんのあんちゃんに かみをもらって またといれに もどる。
これで おみせのひとには「といれをつかおうとしたら かみがなかったので つかうまえに かみをもらいにきたひと」にみえる だろう。
しかるのち こしつにておちついて さぎょうをかんりょう させる。
よし かんぺきだ。
さっそくじっこう した。
けいかくどおり しゅびよく こしつをでて といれをでて かうんたーに むかった。
わるいことは かさなるものだ。
かうんたーにいたのは あんちゃんではなく ねーちゃんだった。
なにもわざわざ こんなときに ねーちゃんじゃなくても いいのに。
じぶんのうんめいを のろった。
しかもけっこう かわいかった。
すこしだけ ゆうか に にていた。
ちょっとひるんだけど じたいはせっぱくしていたので まよわず ゆうか に のねーちゃんに といれにかみがないことを つげた。
よそうがいな ことばだったらしく かのじょは いっしゅん かたまってたようだったけれども「ちょっとまっててください」と かれんなおかおで あいそわらいして じむしつのなかにはいって いった。
ほどなくして ゆうか に のねーちゃんは といれっとぺーぱーを 3こ かかえて あらわれた。
とってもにあわないなあ とすなおに おもった。
それをうけとろうとおもったら かのじょはそのまま だんしといれに はいっていって しまった。
そして とがあいたままのこしつにも ずんずんはいっていって しまった。
ああ ながしておいて せいかいだった。
「あ あの じぶんでやりますよ」
と こえをかけたときには すでにかのじょは ぺーぱーの せっちさぎょうに はいっていた。
うしろのたなに 2こ。つづいて まえのぺーぱーほるだーに 1こ。
けっきょく ぜんぶやってもらって しまった。
けいかくは すべてよていどおりに すいこうされ ほかにふそくのじたいはなにもなく たいへんまんぞくな けっかを えた。
ただ それにしても ゆうか に のねーちゃん に そこまでやってもらったことが たいへん いたかった。
「だますつもりは なかったんだよ」
そんなことばが こころにうかんでは きえた。
 
ついしん:ぺーぱーほるだーに かみをとりつけているときの かのじょのしせいは まさに そのばを しようちゅうの かっこうだった。
そのおすがたを はたからみながら ああ ほんもののゆうかでも こういうかっこうをすることが あるんだろうなぁ と なんだかとっても しんきんかんを おぼえた。
おわり。
銘板
2003.4.27 日曜
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今さら BeOS

その波乱の半生

知らなかった。BeOS がフリーウエアになってたなんて。早速ダウンロードしようとさっきその情報を聞き付けていろいろ検索して分かったことは、Be 社はかなりやばい状況ということ。Be 社のサイト、出だしから株主様に対する、今後の身の振り方についての説明。下の方に最近の記事が書かれてて、どうもマイクロソフトを相手取って反トラスト法違反の訴訟を起こしてるらしい。

株主とか訴訟とかそういうのはどーでもいいの。で、フリーウエア版の BeOS はどこで配ってんのよ。"Download" のキーワードで引っかからない。サイトマップに行っても「このウェブサイトは事情により、ページ左のリンクだけに切り詰めています」なんて景気の悪い文しか出てこないし。ダウンロードも不可かな。時すでに遅かったか。もっと早くに気付いてればよかった。

BeOS ってのはあれだ。90年代前半、元 Apple 重役のジャン・ルイ・ガセーが設立した Be 社の製品。この頃スティーブ・ジョブズも Apple を離れてて(自分で作った Apple 社から追放されてた)、NeXT 社というのを作って、こっちも自分の OS を開発して売り出してた。2人とも Mac OS のいいところも悪いところも知り尽くしてるだけに、どっちも UNIX ベースのモダン OS の上に美しい GUI を乗っけてたらしい。

また両社とも OS とハードウエアのセットという Mac と同じ商法を採ってて、Be はあとからハードウエアを捨て、OS 単体販売に切り替えた(Intel 搭載機向けと PowerPC 搭載機向けの両方が出てたらしい)。どっちも元 Apple の人が作ったんで、ハードウエアの構造も Mac にかなり似てたと思われる。で、結局どっちも彼らの目論見より全然売れなかった。

一方その頃の Apple。今までの OS の基本部分が時代遅れになりつつあり、全く違う設計のモダン OS を開発して移行する必要に迫られてた。自力開発路線が失敗したんで、新 OS の基幹部分をどこかから買い入れることになった。候補は Mac との親和性を考えて Be と NeXT。

結局 NeXT に決定。親方の格が違ったってことかもね。NeXT は Apple に会社丸ごと吸収合併され、その製品は新型 Mac OS の基盤となった。ついでにジョブズも暫定 CEO として復帰(後に正式の CEO に返り咲く)。Mac 信者たちは狂喜することになる。

Apple はその頃赤字漬けでジリ貧で、しかも常に身売り先を探し続けてた。みじめそのもの。IT ブームでパソコン市場自体が拡大期にあって、それに助けられてはいたものの、そのまま飽和すればシェア競争での負けが確定という状況。

Apple は彼の復帰と同時に急激に業績を回復。しかも iMac がタイミング良くデビューして(あたかもジョブズが復帰直後に放った奇跡のスマッシュヒットに見えるけど、実は彼が戻る前に大体出来上がってたらしい)、一気に鼻息が荒くなっ会社ってのはほんとイメージが大事なんだねぇ。ジョブズ復帰前夜までの Apple、ほんと負け犬臭かったもんな。

と、それが NeXT OS の一生。勝者は栄光を手にした。そして BeOS はその頃、敗因を「Apple に値段をふっかけ過ぎた」として、自分を納得させようとしてたらしい。ああもうなんだか…… (T_T) モライナキ 大旦那さんに買われることなく独立路線で生きて行く羽目になった BeOS、商業ベースなんで、ちょっとやばい。しかもこのあたりから Linux なんつう無料 OS も台頭してきた。かなりやばい。

ここからは憶測。そうやって追いつめられた結果のひとつが、「パーソナルユース BeOS の無料化」ではないかと。で、プロユースにアップグレードするとき料金を頂く、と。一見いいアイディアなんだが、やっぱ宣伝して知名度くらい上げないとなぁ。市場開拓がうまくいかないせいでソフトハウスの確保もうまくいかなかったろうし。つまるところカネと邪魔なライバル。

この両方の条件を満たす格好のカモとして選ばれたのがマイクロソフトだったのではないのかねぇ。反トラスト法違反で提訴したってのは、こういう流れだったんではないのかねぇ。創業者のガセーが退社してから(2001/12/31)この反トラスト法の話が出てる(2002/2/19)から、リーダー不在で迷走してるということなのかもしれんけど。手段を選ばなくなったというか。

で、まぁなんてーか、諦めてたんだけどね。BeOS。こんなページ(OSBOS)を見つけてしまって。まだ生きてるんですわ BeOS。商業ベースの有料 OS としては失敗したけど、今は新しいオープンソース OS の母体としての価値を見い出されてるらしい。UNIX ベースだから開発しやすいしね。

そのうちのひとつ、"BlueEyedOS" ではダウンロード可能になってるけど、まだまだベータ版みたいね。"OpenBeOS" はダウンロード以前の段階。でも2003年4月1日、というとついこの前だな。BeOS 創始者ジャン・ルイ・ガセーを OpenBeOS のリーダーとして迎えたらしい。BeOS の新しい人生はこれからってとこですかな。

いろいろ調べていくうちに次々と発覚する新事実。BeOS なんて今まで気にしたこともなかったけど、こっちの OS の動向も面白そ〜。ていうか、世の中いろんな OS があるんだねぇ。

ていうかこのページからのリンクから察するに、PowerPC 版 BeOS、Be 社とともに沈んだか? ( ̄□ ̄;)

銘板
2003.4.28 月曜
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(SARS の盲点)

→ 削除

ここに書いた内容は全くの間違いだったことが分かったので、残しておく意味がないと判断し、削除しました。内容は、「SARS 禍が長引いたら『来年の北京オリンピックはヤバいんじゃないのか』というものでしたが、よくよく考えたら来年はアテネオリンピックでした。北京は2008年。

記:2004年5月3日

銘板
2003.4.29 火曜
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Mac ユーザに悪い人はいない説

Mac 関連の BBS とかでときどき見かける言葉で「Mac ユーザに悪い人はいない」ってのがあるんだけど。外の世界では マイナーな Mac ユーザが Mac のコミュニティの中に入ると安心してそう言いたくなる気持ちも分かるけど、なんてーか「Mac 使いにあらずんば……」って感じの排他主義的な物言いに疑問を覚えてた。実際、周りでパソコンやってる人は Windows ユーザばっかりだけど、彼らはみんなきちんと良識を持った人たちだし。

「Mac ユーザに悪い人はいない」説を見かけるたび、あやしいと思ってた。そして「Mac ユーザに1人でも悪い人がいればこの説は崩れ去るわけだ」とも。

今日の読売新聞の社会面でネット犯罪を特集してた。記事の文面には機種について書かれてはいなかったけど、犯人から押収した証拠品の写真にパソコンが2台写ってた。紛れもなく年式違いの Power Mac 2台。うち1台はおいらのと同一モデルの可能性あり(爆)。ちゃんといるじゃん悪い Mac ユーザ。

この犯人、企業ウェブサイトの製作代行会社に勤めてたらしく、ある依頼企業のサイト変更パスワードをそのサイト製作過程で得てたんだってさ。で、サイト製作をお任せしてしまった被害企業のサイトに裏パスワードを打ち込むと裏サイトに入っていけるように作り込んで(ドメインは被害企業のもの)、そこで違法コピー商品を販売していた、と。せこいことしやがりますね。

銘板左端銘板銘板右端

追伸1:犯罪といえば例のひき逃げ事件(2003.4.20)、警察もこっちもお互いなかなか都合が合わなくて、先週の金曜にようやく警察の人が職場に来て、クルマを確認してくれた。「報告に沿った破損の痕跡がないし、ボディの色も違いますね」ということで、容疑者の線から外してくれたみたい。

犯人、早く捕まるといいですな。

銘板左端銘板銘板右端

追伸2:あ〜眠れん。もう30日の朝3時40分だよ。おもっきし目が冴えちゃって。

なんもすることなくて Mac OS X のアプリケーションフォルダを探険してんの(実はまだよく知らないデフォルトアプリがけっこうある)。"Ink" という、タブレットコンピュータを多分に意識した手書き文字認識機能の存在を思い出して、今探してるんだけど見つからん。あれは標準装備じゃなかったのかな。それよりもっとすごいのを見つけてしまった。

これっすよこれ。

『イメージキャプチャ』

そんなのがあることに全然気付かなかった上、何のソフトだか分からなかったからからとりあえず起動してみたらこれが、スキャナ制御ソフト。うぉぉぉなんかタナボタ気分満喫! こんなお便利ソフトがデフォルトで付いてたなんて……。しかも 2003.4.19 の時分にインストールしといた EPSON TWAIN for Mac OS X を、立ち上げた瞬間に自動認識してやんの。動いてますスキャナ。ああもうこれで UNIX の汎用ドライバ SANE のインストールに悩まんでもええんじゃ!(嬉泣)

これで『脱 OS 9』は完了したも同然じゃ!(感涙) いやはや今日に限っては、「夜更かしは三文の得」(^o^;)

ヘルプ見たら、Ink には Wacom タブレットが必要らしい。マウスで書いてもいいことにしろよな。

銘板
2003.4.30 水曜
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自己満足特集

できた!これだ!!「ゆんず」のマヤ文字表記っす。ちょっとバランス悪いけど。マヤ文字解説サイト "RABBIT IN THE MOON" で学んだ輝かしき成果だ!

左から「ゆ」「ぬ」「つ」の3文字。マヤ文字表記のルールに沿って書くと、どうしても「ゆんず」は「ゆぬつ」になっちゃうのよ(笑)。他にも同じ発音でいろんな文字があったりするから(たぶん地域によって違う文字を使ったんだと思う)、この書き方ひとつだけじゃないけどね。

もう最近の苦労の集大成って感じですわ。このマヤ文字、しばらく前に RABBIT IN THE MOON から紙に手書きで描き写したんだけど(コピペで済ますと絶対覚えないから)、そいつをさっき Mac OS X の『イメージキャプチャ』でスキャナを駆動して読み取って、GIMP で字を並べ直したり字の大きさを揃えたりして、ついに完成の日を迎えたのであった!

異文明の文字だけど日本語の仮名と同じ音節文字なんで、いじってて親近感が湧いたよ。書いてるときより並べてるときの方がより親しみを感じた。

ほぁあぁ〜〜〜、充実!!

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