ひとりごちるゆんず 2003年3月
銘板
2003.3.1 土曜
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月初めから

呑んできました。あむぅ〜。

もう寝るです。おやすみ〜。

銘板
2003.3.2 日曜
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CPU 返品大騒動 改め

CPU 冷却ケモノ道 10

〜 吸気の隘路 〜

さらに冷却しようと思って。我が Power Mac G4 400MHz。早ければ来週、1.2GHz CPU の交換品(いっぺん買ったやつは不良品だった)が来る。それに合わせて CPU の冷却効率をもっと上げよう、と。いやさ、もしかしてさ、「取り付け直後の起動のとき、熱で逝っちゃった」という可能性を考えてしまって。

あのときは冷却用の空気吸入口が狭かったし、2年以上にわたる使用で冷却ファンは綿埃まみれであんまし風の流れが良くなかった。ていうかほとんど流れてなかった。そこで今日のお買い物。

まず追加の冷却ファンは、ヒートシンクに何とかして直づけしようかな、と。標準の冷却ファンはなんつーか主な目的が「筐体への外気の取り入れ」って感じ。ヒートシンクにその風が当たるようにはなってるけど、風の半分くらいしか当たんない。位置がずれてるんで。そこでヒートシンク専用の小型ファンを増設しよう、と。電源は内蔵 HD 用のやつが3つも余ってるから、そのうち1つを使う。HD、そんなに増設しそうにないし。

実際に売り場に行ったらヒートシンクのサイズに自信がなくなってしまって。ちゃんと計ってくるんだった。なんだかもう分かんないから、使えなくてもダメージ少なそうな安物にした。でかすぎるかもしんない。フタ閉めるとどっかに突っかかりそうだけどまぁいいや。実際、帰ってからそのファンをビニールテープでヒートシンクに仮止めしてフタ閉めたら、オモキシつっかかった。フタ、閉まんなかった。使用不能。がっくし。

次はニッパ作業。その前に、先月行った作業の解説。吸気ファンにつながる空気の吸入口には、ボトルネックが2つある。ひとつは入り口。ここが狭い。筐体の向かって左側下面に細い隙間(5mm くらいかな)があいてる。かなり心細い。

先週、新しい CPU の具合が悪くて、慌てて対策したのはここ。隙間の片辺はポリカーボネイト製サイドパネルの下辺だから、サイドパネルを固定してる4つのねじのうち下の2本を外しちゃった。そんで、適当なところにゴムのスペーサーを噛ませた。材質がポリカーボネイトだから弾力があって、スペーサーもちょうどよくはさまって固定できた。

スペーサーに使ったのは、ギボシコネクタのガワ。シリコンゴムのチューブ。耐久性のある素材だからそう簡単に弾力を失わないと思う。ていうかそのコネクタのガワ、18年ぐらい前にラジコンカー用に買ったんだけどまだちゃんとしてる。このままあと18年はいけそう(笑)。

これで吸気口面積を倍くらいに広げて第一のボトルネックは解消。汚れたファンの掃除もしたら、風量が倍くらいになった。ファンの風に手を当てた感触で。

先月の作業の解説はここまで。今日は第2のボトルネックをニッパで解消しようと。

外気は吸気口から入ると、ポリーカボネイト製のサイドパネルとスチール製の筐体というかシャシーというかの間を通る。冷却ファンはシャシーの内側にあって、シャシーのそのあたりには 6mm 径のバカ穴が何十個もぼつぼつあいてる。100個以上ありそう。で、そのバカ穴が円形状に集まって、網みたいになってる。円形の真ん中あたりは冷却ファンのスピナーのあたりで、穴あけ加工はされてない。

なんかなぁ、どうせならポッカリとでっかい穴をあけた方が良かったのになぁ、とこれを見たとき思った。だったら思った通りにやりましょうや。外縁の隣り合った穴同士を、間をニッパでちぎってつなげちゃう。1周つなげたらそのアミアミ部分が丸ごとなくなって、ポッカリと穴があく。そうなりゃボトルネックその2も解消するだろ。

やってみたらこれがなかなかきつくて。ニッパ握るだけじゃそう簡単に切れてくれなくて、握ったままグリグリとえぐるようにして1個ずつ切ってった。ああしんど。狙った通りに大穴があいたんで、電源入れてファンを回してみた。

んん〜〜……。大して変わらんかなぁ、って感じ。がんばったんだけどな。吸気ファンが吐き出す風は筐体内の循環流も多分に含まれてるんだけど、「今回の改良で外気の含有率が上がり、気流の温度が低くなったはず」とちょっと無理に納得すべえ。お役所言葉だと「一定の成果があった」ってやつだね。おいらもまねすることにする(ォィ)。

あとは循環流を減らす方向で考えるか。どう考えても外気より循環流のほうが温度が高いからね。そっちの方はちょっとめんどそう。段ボールとガムテープで、吸気用冷却ファンの枠とシャシーの間の隙間を塞げばよさそうだけど、寸法測りがちょっとね。隙間が開き過ぎると循環してしまうし、シャシーとくっついちゃうとファンの振動がシャシーに伝わって騒音が出そうだし。それでもあとでやってみっか。こっちは失敗したら元に戻せるし。

ニッパの使い過ぎで手がイテェ……。

銘板
2003.3.3 月曜
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CPU 返品大騒動 改め

CPU 冷却ケモノ道 11

〜 貨物追跡情報 〜

日付 (現地) 時間 (現地) 場所 状況
2003/3/2 9:52 P.M. イリノイ州 Rockford 到着

4:05 P.M. ケンタッキー州 Louisville 出発

12:13 P.M. ケンタッキー州 Louisville 入国手続
2003/3/1 3:04 P.M アラスカ州 Anchorge 出発

3:04 P.M アラスカ州 Anchorge 到着

6:21 P.M. 千葉県 出国手続

6:20 P.M. 千葉県 起点設定

3:41 P.M. 千葉県 出国手続

3:40 P.M. 千葉県 起点設定

12:20 P.M. 東京都 起点設定
2003/2/28 12:42 A.M. 日本国内 支払い情報受取

UPS の追跡情報によると上記の通り。「起点設定」ってのは変な言葉だけど、もともとは "ORIGIN" と書いてあって、たぶん中継ごとのスタート地点を設定する行程なんではないか、っつーことで勝手に翻訳した単語。

UPS と提携してる日本の運送会社、ブラックキャット・アロウターゲット・ピンポンボトルの受け付けねーちゃんの話で、「日本の税関は土日は休みなんで、出国するのは月曜になりますよ」と聞いたんで鷹揚に構えてたら、土曜のうちにとっとと出国審査を済ませちゃってるってば。それどころか既に目的地のイリノイ州内に深く入り込んでやがる。3日(現地時間)じゅうに届くぞこりゃ。さっき慌てて先方にメール打ったよ。運送会社と追跡番号を知らせなきゃいけなかったんで。仕事するふりしてこっそり。

今こっちは17:30。時差15時間だから、向こうは月曜の02:30。丑三つ時。まだ週末は実質明けてない。この時間に活動中といえば魚屋くらいか。アメリカ中部でどれだけの魚屋が活動してるのかは不明(笑)

追伸:ピンポンボトルの追跡サイトに追跡番号を打ち込んだら、確認して何度入れても「番号間違い」と突っぱねられてしまった。誠実本意のサービスで日本国内では絶大なる信用を勝ち得てきた会社だというのに、いやはやどういうおつもりでしょうかなこれは。まぁ今回は UPS の情報がしっかりしてれば事足りるけど……腑に落ちん。

銘板
2003.3.4 火曜
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CPU 返品大騒動 改め

CPU 冷却ケモノ道 12

〜 ノートン先生とゴンタ君 〜

今日はひとつ思い付いた。CPU をより効率良く冷却する方法。なるべくカネかけずに。ゆんずマシンの Power Mac G4 AGP Graphics 400MHz モデルは、正面ど真ん中にスピーカーが付いてる。その背後に CPU のヒートシンクが位置していることに気付いた。フタを開けて中身を見るときは、ロジックボードがフタの裏側に付いてて一緒に開いちゃう。それで位置関係になかなか気付かなかった。

このマシンのスピーカーは、買って半年もしないでオダブツしてしまった。アナログ出力端子にウォークマン用の安物のスピーカーをつないでるから、別に不便はないけどね。ていうか標準のスピーカーしょぼすぎ。1,700円で買ってきて取り付けたスピーカーと大して音質が変わんない。しかも買ってきたやつはステレオ。モニタのすぐ近くに置けるし。今の状況の方が断然いい(笑)

ということで純正のスピーカーはただ付いてるだけ。無用の長物。これを取り払ってみた。するとスチール製シャシーのこの部分も、2003.3.2 での空気吸入経路第2ボトルネックと同じ穴あきアミアミ加工がされてた。前面パネルは樹脂製(多分アクリル)の細かい穴あきアミアミ構造。シャシーとパネルの間にはスポンジ膜が挟まれてる。ここを素通しにしたいな。そしてヒートシンクとこのスピーカー穴の間を、ボール紙か何かで作ったダクトでつなぐ、と。

まずは素通し計画発動。先日と同じニッパでぶっちぎり開始。今日のは8回ほどぶっちぎるだけで完了。穴と穴の間も狭くて楽勝! スポンジは……取り方が分かんなくて。しっかり挟まってて。結局ラジオペンチでつまんでひっちゃぶった(強引)。パネル側のアクリルのアミアミは外し方不明。力ずくで開けちゃうと外観にモロに響いてしまうから、放置することにした。

次はダクト製作。適当な紙は……よしこれだ。ノートンユーティリティーズの箱(ォィ)。他にも六角大王 Super 2、クラリスファイルメーカー Pro 3、驚速、ATOK 12 の箱があったけど、厳正なる吟味の結果、厚さと強度のバランス、そして加工性が他を抜きん出ているノートンが選ばれた。

ノートン先生、

本当におめでとう!!

決め手になったのはやはり「ハサミを入れたときの独特の切り心地」。最も気持ち良うございました。

そして恐らくこれ、

世界初。

ノートンがハードウエアとして

パソコンにインストールされた(笑)

Mac のフタを開けたり閉めたりしてスピーカー穴とヒートシンクの位置関係を確認したら、高さはほとんど同じ。横には数センチずれるんだな。そこらへんを折り込んで寸法を決めて、ノートン先生の箱を広げて書き込んで、切り取り開始。パーツを切り取ったらビニールテープ(20年ほど前、ラジコンカー用に買ったやつ)でくっつける。

なんかパソコンの改造っつうより、のっぽさんとゴンタ君のノリだなぁ。ちょきちょきぺたぺた。出来たダクトをビニールテープで筐体内に固定。仮止め程度。フタをゆっくり開け閉めして、どこか引っかからないか確認。

ダクトは筐体の本体側に固定してる。だからフタ側に付いてるヒートシンクとぶつかる可能性があったのに、我ながらすごい。完璧。マージン 1mm くらいの位置にぴったり合ってた。仮止めだから衝撃があるとずれちゃう。そーっとフタを閉めてスイッチオン。吸気冷却ファンの風の半分がヒートシンクにぶち当たり、ヒートシンク沿いに流れつつスピーカーの穴の方向に来るはず。そしたら待ち受けるダクトに捕まり、外に排気されるはず。どりどり……、

……、

……。

評価:「風が出ていないとも一概に言い切れない、らしい、かもしれないけど……ああそうだきっとニュータイプの人ならはっきりと風を感じてくれる可能性がそんなにないわけでもないと信じる」

いや、まぁ、歯切れ悪いっすね (^_^;) 指を旧スピーカー穴に 1cm くらいまで近付けると、そこにかすかに空気の流れが分かるか分からないか程度。効き目はあるんだかないんだか。その風、意外と冷たい……ような……。お、SETI@home を回し始めたら少しぬるくなった……気がする。一応排熱効果は認められる、ということでめでたしめでたし!(強引な結論)。

こうなると、このダクトを当初の思惑通りに活かすには、ヒートシンクに当たる風量をどう確保するかだな。吸気の大口径ファンを交換するか、小型ファンを買ってきてヒートシンクをダクトとそのファンで挟むか。悩ますぃ〜……。

銘板
2003.3.5 水曜
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CPU 返品大騒動 改め

CPU 冷却ケモノ道 13

〜 役立たずコンビ発覚 〜

UPS の貨物追跡サイトによると、こっちから送ったブツ、現地時間で月曜の朝10時に届いたはずなのにまだ何の連絡もない。再現試験してるのかなぁ。2ちゃんで SONNET の同じ CPU アップグレードカードに関するスレを昨日、過去ログ倉庫で発見したのよ。それによると同じトラブルがけっこう発生してたみたい。中には同じように OWC から買って同じトラブルが出て、返品したら交換品として返品したやつが届いて激怒した、なんて報告もあったりして。大丈夫かよ。

他に、国内で買ったら例のトラブルが出たんで買った店に持っていったら、お店のマシンでは症状が再現されなかった、とか。その人は店頭実演品がちゃんと動いてるのを見て、交渉してその実演品と交換してもらったんだってさ。持ち帰って取り付けたらつつがなく作動しているそうで。

もしおいらが引いたハズレ製品の症状が OWC で再現されなかったら、どうなるんだろ。解約返品するかどうかは1か月間の猶予がある。それがいろいろと長引いたせいであと2週間も残ってない。リミットは3月17日。新しいのが送られてきたらソッコーでテストして、もしまたハズレだったら3月17日までに OWC に2度目の返品が届かにゃいかんらしい。

もちろん解約すればお金は戻ってくるけど、手数料として5%引かれる。今まで交換返品騒動でけっこう投資してきてるぞ。このままじゃタダのゼニ失いになっちゃうよ。やい OWC! とっとと新しい品物を送りやがれ!!

その CPU が届く前に、パソコンの方を整備しておこうと思って。そして今日も CPU 冷却方法に頭をひねってたりする。なんだかクロックが3倍になったら、発熱量ももろに3倍になったらしい。なんでだろ。PowerPC G4 はその間、型番 MPC 7400 から MPC 7455 までマイナーチェンジを幾度か行い、その間に SOI 技術や銅配線を投入して消費電力の抑制に努めてきたんじゃなかったのかい。

ああ、あれかな。オンダイ2次キャッシュ 256KB。7400 の2次キャッシュは CPU の外のドータカードに少なくとも 1MB まで付けられる仕様だったけど、7450 以降だったかな。CPU のダイの中に組み込まれた。このオンダイ2次キャッシュ、容量は小さいけどクロックと同じ速度で動作するんだそうで。メモリのくせにそんなに速いんじゃさぞかし発熱するだろうなぁ。しかもやたら小さいチップの中で。PowerPC のダイ面積は Intel 等の半分程度らしい。そうであれば放熱面積も半分。発熱の影響は単純計算で倍。

なんで2次キャッシュ内蔵なんて余計なことしてくれただよ。結局オンダイ 256KB じゃ足りなくて3次キャッシュ増設する羽目になったくせに。やいモトローラ! そこらへん何考えてるんだか説明しやがれ!!

銘板左端銘板銘板右端

さっきヒートシンクに直接紙とビニールテープをちょきちょきぺたぺた ♪ ハテハテフフ〜ンハテホホ〜ン といろいろ試したところ、重大な事実が発覚した。

吸気ファンからの風はヒートシンクに

ほとんど当たってなかった。

一体何なんだあの冷却ファンは。「筐体内全体に外気を届けるのみ」という消極的な役割をこなしてるに過ぎんのではないか。こりゃこのファンを強いのに交換してもたかが知れてるわ。それよかヒートシンクに直接取り付ける小型ファンを買ってきた方がいいや。

ここ何日かでサイトを漁ったら、取り付け方のお手本を複数発見。スペースの制約上、ヒートシンクの上じゃなく横に付けるんだが、紹介されてる固定方法はかなり苦しげ。まぁなんとかすべえ。市内のパソコン屋2店の DOS/V パーツコーナーを見てきたけど、ちょうどいいファンがなーい。4cm 角のを探してるのに。

5cm 角×2 のハードディスク冷却用の2連装の製品があったな。あれが最小だったな。あれをバラしてファンだけ取り出して組み込めるか。筐体内スペースの都合上、下流側にしか付けらんないかも。意味ないよ……んむ、待て(ゆんずブレイン回転中)……。

ここはひとつ逆流させるか。昨日は排気用ダクトを作ったけど、そいつを吸気用にしちゃえば……。小型ファンが旧スピーカー穴からノートンダクト経由で外気を吸い込んで、昨日考えたのとは逆向きにヒートシンクに吹き付けさせる、と。どうせメインのファンからの風圧は全然あてになんないし。これ、いいかも。

いやでもやっぱし、メインファンは筐体下面から吸い込んでるから気温の低さが期待できる。スピーカーの穴はそこから 15cm ほど高い位置なんだわ。どのくらいの影響が出るかな。

面白さで考えれば、スピーカーから温風が出るのがベスト(笑)

銘板
2003.3.6 木曜
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八戸支那そばが来た!

八戸麺道大陸(お店の名前)の『八戸支那そば』が八戸に凱旋してきた。今日オープン。新横浜ラーメン博物館で先月まで営業してた、佐野実プロデュースのあのラーメン。さっきそこに様子を見に行ったら、おお、行列できてるっすよ。並ぶの大嫌いなはずの八戸人たちが行列を作ってる。いや〜万が一すいてたら食ってこようと思ってたんだけど、列に並ぶのイヤだから素通り(笑)

2002.12.9 に書いたとおり1回食ったことあるし、客足が落ち着いてからでいいや。仕事の合間にのぞきに行ったんだわ。午後2時過ぎ。そんな半端な時間にも関わらず、とりあえず並んでる人、30人前後。

なんか開店日の割には少ないなぁ、と思ってたら、その他に整理券を持って待ってる人たちがもっとたくさん。その人達は近くのベンチに座ってたり立ち話してたりして待ってた。彼らはどのくらい待たされるんだろ。おいらは八戸支那そばじゃなく八戸らーめん側の人間だけど、こうしてお店が賑わうのを見るのはいいもんだ。嬉しいことにどっちも好評だし。

そういやこのまえ八戸に服部幸應さんが講演にいらした。服部先生、メディアに超疎いおいらでも知ってるくらいだからみんなご存知かと思う。先生、食文化に関する基調講演とパネルディスカッションに続き、八戸の食材をいろいろと試食してみたそうで。中でも一番気に入られたのが八戸らーめんだったらしい! o( ̄▽ ̄ ) オオ!

そこにいた取材陣や飲食関係者へのリップサービスじゃない証拠に、おかわりして2杯食べてったそうだ。今日オープンの八戸支那そばの評判はもう全国に知れ渡ってるし、いや〜もうたまんないっすな八戸の一市民としては。

銘板
2003.3.7 金曜
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映画館が来る!

今朝、地元の新聞に載ってた。イトーヨーカ堂八戸店が撤退したビルに、映画館が入ることが決まったみたい。

ヤッター!! ヽ( ̄▽ ̄*)ノ 三 ヽ(* ̄▽ ̄)ノ ドタドタ

してその映画館の会社は……。おお!!

『フォーラム』!!

サイコー!! \(T▽T )/ ばっざ〜い!

山形県発祥の映画館運営会社でね、本拠地の山形市の他、福島市と仙台市と盛岡市にも支店(支社?)があるんですわ。そして今度はとうとう我が八戸に。

あそこの映画館、最高なんだわ。昔、米沢市に何年か住んでてね。この米沢市ってのがちょうど山形市と福島市の中間あたりにあるのよ。距離はそれぞれの都市に 50km くらい。で、よく山形フォーラムと福島フォーラムに映画を観に行ったもんさ。かなりお世話になった、というか、その節はもう相当お世話になったよ。年会費いくらかで入場料が何百円か割引だった。あれも助かったなぁ。最近は盛岡フォーラムを使ってるけど、八戸から盛岡は国道で 120km もあるからなかなか行けなくて。

このフォーラムってのは山形在住の映画ファンの集まり(八戸で言えば『シネマウッド』)が設立した映画上映会社で、観客が創立しただけあって徹底的に観客至上主義なのが特徴。今ではまぁ大手シネコンでは当たり前になったけど、でっかくてゆったりした座席、それにゴージャスな音響システムが売り。国内では初めてそこらへんを徹底した映画館なんじゃないかと思う。

フォーラムならどこの劇場でも、スクリーンの真下に対空ミサイルの胴体みたいな巨大 BOSE ウーファーがでーんと鎮座してるもんな。あれには見た目からして圧倒される。『ジュラシック・パーク』の封切り、山形ヌーベル(フォーラムの系列店舗)で観てほんとよかった。ティラノサウルスの足音が BOSE のウーファーから、腹に響いてきたもん。

上映作品は話題性より品質重視で、その季節の超大作も確かにやるけど、過去の名作や東京のミニシアター系でしか見られないようなレアな傑作もよく上映される。なんでも映画を仕入れるときは必ずフォーラムのスタッフが鑑賞して、「これは!」と思ったものだけ買って持ち帰るらしい。系列の製作・配給会社からのお仕着せ・押しつけがまかり通る映画の流通業界では、きっと煙たがられてるんじゃないかと思う(笑)

一般的にシネコンって「今話題の超大作」ばっかりだよね。ああいうの、映画を長いこと観続けてすれてしまうと、ほんとに子供騙しなのが多いと感じる。

ふ・ざ・け・ん・な(中指)。

最近のハリウッド超大作とかいうやつ、CG 技術以外は、昔何かの映画で見た古臭い技法ばっか継ぎはぎであてがってるだけというか。東映アニメフェアと同レベルに思える。製作費・宣伝費さえガバガバ投入すれば、どんなクズフィルムでも超大作・超話題作だもんな。ハリウッドはいつでもそうさ。さすがに10年以上騙され続ければそれくらい分かるようになるって。

もぉそんなのうんざりだよぉ〜!! でも八戸近辺にはそういうのしかなくなったし。盛岡は遠いし。と、欲求不満ワダカマリストなおいらは映画館からすっかり足が遠のいてしまってた。そして米沢市に住んでいた頃の、フォーラムを中心とした夢のような映画鑑賞生活の過去に浸ってたりした。

そういや山形市にはフォーラム系列の他に宮崎グループという老舗の映画館チェーンがあって、ここにもけっこうお世話になったなぁ。

『継承杯(けいしょうさかずき)』『シティ・ハンター』『コロンブス』『チンギス・ハーン』…… 。
我が映画鑑賞史上最低の駄作どもは、ことごとくこの旭座系列の劇場で観た(思い出し爆)。いやほんと最低(笑)。さすがに観に行かなかったけど、角川映画の『レックス』もやってたな(核爆)

……、

……、

……。

八戸に帰ってきて8年。我が生活圏に、フォーラムくらいハイレベルな映画館が、欲しかった! でもあれ以上の映画館、マジで他に知らない!! そしてそれが実現しようとは夢にも思わんかった!!!(感涙)

6月オープンなんだそうで。ああもう待ち遠しいなぁ!!!!

銘板
2003.3.8 土曜
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超大雪 (-_-;)

昼頃起きた。出かけなきゃいけなかった。寝ぼけたまま外に出て、クルマのエンジンかけたとき気付いた。

雪、腰の高さまで積もってる。

風の具合か、なぜかクルマの置き場所を含む家の周囲2mくらいはあんまり積もってないの。でもそこから先は腰の高さ。昨日の予報で雪がけっこう降るような話だったから、自前のミニちゃんは職場の駐車場に置いといて、仕事のクルマであるアベニールを職場から借りて帰ったんだ。昨日の夕方は。それがあんた腰の高さじゃ、ねぇ……。アベニールだろうが無理だって。

全力で雪かき開始! しかし3月の雪は重い。小休止3回入れて、隣家1軒はさんだ除雪済み道路にようやくつながった。ちなみにお隣さんは男手がないんで、はじめから自力除雪を諦めてた(笑)

用事で出かけてる間もずっと凄まじい吹雪。そんな帰りにひとつ思い付いた。八食センターに寄って行こう、と。八戸支那そば、もしかしたら今日くらいひどい天気ならすいてるんじゃないかと踏んで。いざ行ってみたら、駐車場が既に混み混み。建物からかなり離れたところにようやく停めて、吹雪を浴びながら首すくめてしかめっ面して八食センター内に入ったら超満員。八戸駅とのシャトルバス停留所には長蛇の列。ははあ。観光客の方々が今日もたくさんいらしてるんだな、と悟ったよ。

もうその時点で諦めたけどね。お店に行ってみたら案の定、八戸支那そばには長蛇の列。帰ろうかと思ったら仕事関係の知人とばったり。その方も偵察に来てたらしい(笑)。そしてその方の口から意外な言葉が!

「ゆんずさん、見ましたよホームページ。

たまたま発見しちゃって」

やべっ! 近しい友達以外には、家族にさえ隠れてこのページを運営してたのに、ついに察知されてしまったか。参ったぞ……(オドオド)。「秘密なんですから、秘密にして下さいね」と一応念押ししといたけど。
ええいもうこうなりゃ。

田村さん、今日も見てくれてますかぁ?

昼間はコーヒーごちそうさまでした。

これでよし(何が?)。

うちに帰ったら帰ったでまた雪が積もってて、雪かき追加。ひいはあ。なんだか今夜また降る予報らしい。週末は肉体労働で全部潰れちまいそうな勢いですぞこれぁ。

銘板
2003.3.9 日曜
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CPU 返品大騒動 改め

CPU 冷却ケモノ道 14

〜 淡麗フード 〜

いきなり今朝、返品交換品の Sonnet ENCORE ST/G4 1.2GHz CPU アップグレードカードが届いた。これ。まったく、送ったなら送ったで連絡のひとつもよこせよな。それはそうと、組み込む前に CPU ヒートシンク冷却を完成させねば。

ノートンダクトは単体では効き目がないことが分かったんで、ハードディスク冷却用の 5cm 角2連装ファン1480円を買っといた。参考にしたサイトでは 4cm 角2連装900円だったけど、5cm 2連装のしか見つからなかった。こいつのねじを早速外していろいろな位置にビニールテープで仮止め。どうやら 5cm 角でも何とか入りそう。

さて2連装。こいつを利用しない手はない。参考サイトでは CPU ヒートシンクの両側を挟み込むようにつけてた。ヒートシンクから吸い出す向きで。この方のマシンは真上から大口径吸気ファンの風が当たるようになってるらしいけど、ゆんずマシンは大口径吸気ファンとヒートシンクの位置関係が中途半端にずれてる。この方法そのままじゃいかん。だったら片方を吹き付け、もう片方を吸い出しにしてノートンダクトに引き込むか。

良さそうだけどどうもね。吸い出し側の固定方法が思い浮かばなくて。んで、小型ファン2個をつらつらと見てるうちに思い付いたね。

直列配置でどうだ!

ファンを2つ、重ねちゃう。ファンのフレームの4隅にねじ穴があいてるから、それで締め付ければいいや。とりあえず試験的にビニールテープで固定して、予備の HD 用の電源にコネクタ差して、筐体のフタを開けたまま起動。う゛、パトカーのサイレンみたいな変な騒音がする。共鳴だろか。ファン同士の距離を取ると止まる。近付けるに従って大きくなる。

フレームとモーターをつなぐ支柱かな? 流体にもろにぶつかられるくせにいかつい断面形してるからな。こいつを少しカッターで削って円柱っぽくしたら、少しは静かになったけどまだうるさい。ん〜だったら隙間 1cm くらいをあけて固定するか。ひとつのファンのねじ穴に、長めのねじを通してまずはナットで固定して、ねじの余ったところの真ん中あたりにまたナットを入れて別のファンのねじ穴を通す。さらにねじの余ったところを3番目のナットで固定。ねじは M4 の 40 mm 以上だな。固定はブチルゴム両面テープでも買ってくるか。

直列ファン、こんな感じに仕上がった。

お写真、ピンぼけですんませんけど。風力については狙い通り。ファン1個だけより確実に風が強くなってる。直列だと回転数が上がるからちょっとうるさいけどね。それにベアリングの寿命も短くなるだろうなぁ。

仮留めして様子見。ヒートシンクの横から風を当ててるけど、途中で上に逃げちゃう。風は反対側まではあんまりたどり着かない。そしたらヒートシンクの上部はビニールテープで目貼り。どうだこれで。おお、筐体のフタを閉めてみたら、ノートンダクト伝いにスピーカーの穴から風がちゃんと出てる。Apple の筐体設計者も、よもやスピーカーの穴を排気孔に利用されるなんざ夢にも思わなかったろう(笑)

よし。直列ファンはこの位置で決定。ブチルゴム両面テープで留めよう。ん〜、ヒートシンクに留めると、粘着面積があんまし取れなくて危なっかしい。んじゃちょうどいい位置にビデオカードがあるからここにも両面テープ留め。 GPU の真裏。ファンのモーターからの電磁波ノイズは仮留めのとき影響ないのを確認済み、と。おお、がっちり留まった。

だけど、これじゃ CPU のヒートシンクをどけたいときにどけらんないよね。直列ファン経由でビデオカードに固定されちゃってて。ていうかこれから CPU ドータカードを交換するんだからヒートシンク絶対どけなきゃいけないんじゃん。それじゃはじめっからファンはビデオカードのみに固定するべ。それだけで十分な粘着力を発揮してそうだし。あと、ヒートシンクに目貼りしたビニールテープってのも見た目なんだかなぁ。熱で粘着力が落ちるかもしれんし。ノートンの箱とかじゃパソコンの電源を落とした直後に熱がこもりそうだし……。

ここ数日そんなことをつらつら考えてたら今朝、交換品が届いた瞬間、どうすればいいかひらめいちゃったよ。アルミの薄板を使おう。白羽の矢を立てたのは、昨日寝る前に飲んだ、

麒麟 淡麗 アルファ<生>

プリン体90%カット

の缶。これですこれ(笑)。初めて飲んだけど、けっこううまかった。この缶から長方形のアルミ板を切り出し、「コ」の字型に折り曲げてヒートシンクにかぶせる。ヒートシンクそのものがダクトになるという寸法だ。この部品だけじゃダクトじゃないから、ん〜、『淡麗フード』ってことで。

こいつを作るには金切りばさみが必要だなぁ。コの字型に折り曲げるには、えーと、なんつったっけあの工具。んむ〜〜、あ、あれだ。「タガネ」。安かったら買うけど、1000円以上するようだったら他の方法考えるべ。しかしパソコンいじりでタガネを動員するやつなんて聞いたことないぞ (^^;) 

買い出し。ねじと金切りばさみとタガネは DIY 店で一番安いのを即ゲット。ブチルゴム両面テープはパソコン屋で。

早速加工開始。意外と簡単に進むなぁ。アルミ缶のフタのふちの丸まってるところをまずニッパで切り開く。あとは肉厚が薄いんで、金切りバサミで簡単にチョキチョキ切れちゃう。コンクリートブロック上にノートンの段ボール紙の切れ端を敷いて、目印を付けたところにタガネを置いて、ゲンノウでドン。これで折り目が付く。作りながら悩んでたのが、直列ファンと同じく固定方法。どうやって淡麗フードをヒートシンクに固定するか。

タガネを使ってる最中に思い付いた(ほんと行き当たりばったりだな)。アルミの弾力ってのを忘れてたよ。コの字のカドを 90゜以上にして、ヒートシンクに噛み付かせてみよう。ダメならセロテープで端々を止めるべ。やってみたら意外とサクッと出来ちゃった。缶、やたら薄くて加工が楽だったわ。薄いから軽い。ということで、コの字はさみもうまくいきそう。

そして堂々の完成写真。

ヒートシンクの全てをカバーせずに放熱フィンのスリットが一部露出してるのは、強制終了なんかで直列ファンが突然止まってしまったとき熱がこもらないよう、ある程度の通気性を確保しとこうと思ったんで。

早速試運転。いんや〜、スピーカーの穴から風、ちゃんと出とるよ。よしよし (^〜^ )

CPU 増速の前加工の最後に、新しく大口径ノートンダクトを作ろうと思って。ノートンダクト1号 だと淡麗フードがはみ出しちゃうもんだから。ちょきちょきぺたぺた。

できた! ノートンダクト2号!!

そしてその装着図。

……、

……、

……。

則巻千兵衛さんみたいに、マンガで言えば1コマで簡単に作ってると思ってるでしょ(笑)。こういう自作装備、作るのはひとつ30分〜1時間程度だけど、でもけっこう大変なんすよほんと。

さあ準備完了。でもまだ CPU の換装はしないのよ。ノートンダクトの効果を確認せねば。一応、CPU 温度のベンチマーク取ってたんで、公開。


無冷却 直列ファン
+ 淡麗フード
直列ファン
+ 淡麗フード
+ ノートンダクト
室温 18℃ 17℃ 20℃
定常時 27℃ 19℃ 23℃
有負荷時 35℃ 27℃ 27℃
Power Mac G4 400MHz AGP Graphics, Mac OS 9.2.2,
負荷:Netscape Communicator 4.7J 立ち上げ
「有負荷時温度」は3回ずつ計測。
計測回ごとのばらつきはなかった。
温度計測手段:
・石油ファンヒーターの室温表示(室温)
・Sonnet Metronome 2.0.2(定常時温度・有負荷時温度)

ほんとは Mac OS X で温度計測したかったんだけど、フリーソフトを探し出せなくて。なんか、ノートンダクトの働きがいまいち掴めんなぁ。「直列ファン + 淡麗ダクト」までは効果テキメンなんだけどね。「室温が高かったぶんだけ相殺された」と言えるかもしんないが、効き目がはっきりしないんでノートンダクトはスタメンから外すことにした。

いよいよ 1.2GHz 装着段階に入りましたぁ〜。今回はまともに動いてくれるんだろな。冷却もこれ以上ないほどバッチシだし、これで不具合出たら泣くよほんと。どきどき……、

……、

……。

とりあえず OS 9.2.2 で立ち上げて……よし、いきなりクラッシュの事態はなかった。温度測定結果。


直列ファン
+淡麗フード
室温 19℃
定常時 31℃
有負荷時 27℃

ありゃ、何べんやっても負荷をかけると温度が低く出る。やっぱしあれは本当だったか。最近のプロセッサでは温度測定がまともにできないっつー噂は。こりゃ全く参考にならんな。今度は OS X で再起動して、このまましばらくいじってみるべ。おおそうだ、OWC にメール書こう。交換品の催促したまんま、ブツが届いたことはまだ教えてなかったわ。

Sonnet ENCORE ST/G4 1.2GHz の不良交換品、今朝届きました。
今のところ、前の品物とは違い、順調に作動しています。
大変ありがとうございました。

と。30分くらい SETI 回しながら Netscape 7.02 を使ってても異常なし。次に日記を書き始めたんだな。もう大丈夫っぽい。

げ! Finder が、

全アプリもろとも落ちた!!

まぁじぃでぇぇ〜〜!?

「気のせいさ」と、モロにぶっ飛んだ日記を再びはじめから書き直し。今度はこまめに保存して……。

んげげ!!

ハングアップ!?

うそぉおおお〜〜!!

しかしこれ、前回よりましになってるような気がする。やっぱ冷却が効いたかな。でも前回はいろいろやって挙げ句にでっかい扇風機の風を当てまくってもだめだったんだよな。あ、でもあの時点ではもしかして熱で物理的に逝っちゃってて手遅れだったとか?いずれにしても謎が多いなぁ。でももう返送するのヤだ。あんな面倒もうヤだ。

OWC のサイトを見ると、736ドルで買ったこの製品、もたもたしてるうちに今じゃ600ドル台にまで落ちてるし(泣)。再度返品交換する前にもう少し抵抗してみるべ。でも交換のリミット、今月17日必着なんだよね。だったらこの 2, 3 日のトライが正念場。原因を探さねば……。

高い買い物して、なんでこんな目にあわにゃならんのだぁ〜〜!(慟哭)

銘板
2003.3.10 月曜
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CPU 返品大騒動 改め

CPU 冷却ケモノ道 15

〜 病巣発見!…か? 〜

首謀者を突き止めたかも。ヒートシンク内の熱流の局部的ボトルネックと思われるところを発見。CPU とヒートシンクの接点の位置が、Sonnet のカードだと変なところにずれてるんだわ。それかと思って。

ヒートシンクの受熱部はヒートシンク本体から突き出てる。「正方形が突き出てる」って感じ。正方形の1辺は25mmくらい、受熱部の突き出した高さは7mmくらい。対する CPU の放熱部の形は長方形。11mm×9mmかな。ヒートシンク受熱部の方がはるかに大きい。

CPU ドータカード上の CPU 本体の配置場所が、ノーマルの 400MHz と Sonnet の1.2GHz とでは少し違う。ノーマルの 400MHz はヒートシンク受熱部のど真ん中で、Sonnet の 1.2GHz はずいぶん隅の方で接してる。はみ出してはいないけど、ほとんどカドっちょ。このヘンテコな接触位置が諸悪の根元かも。

CPU 放熱部の長方形の4辺のうち、余裕がない2辺はマージンが1〜2ミリしかない。CPU が発熱したとき、余裕のある方向への熱流は、ヒートシンク受熱部の中を拡散しながらヒートシンク上部に流れていく。CPU から見れば、その方向へはどんどん熱が奪われる。

余裕のない2辺の方は、拡散できずにひたすらヒートシンク上部に流れるしかない。わずかに受熱ブロック表面から放熱はするけど、放熱面積としては大したことがないんで効果は期待できない。結局はマージンがない方は熱流が悪くて、CPU から見れば、なんつーか、出した熱が跳ね返ってくるような感じかと。で、CPU が局部的にオーバーヒートすることがトラブルにつながっているのではないか、と。

対策は?→とりあえずそこで籠もってる熱をいくらかでも逃がそう。

どこへ?→そうですな。受熱ブロックの問題の部分に放熱フィンを追加しよう。

具体的には、DIY 店で一番小さいアルミのアングル(断面が L 字型の棒というか板というか、そういうやつ)を買ってきて受熱ブロックの辺の長さで切る。L 字の1つの面に伝熱グリスを塗りたくり、受熱ブロック側面に貼りつける。そうすると L 字のもうひとつの面が受熱ブロック側面から直角に立ち上がり、放熱フィンになる、と。

これを、受熱ブロックの CPU 放熱部が偏っている2辺について行う。風が当たりにくいところだからあまり効果はないかもしれんけど。んでまぁやってみた。DIY 店で売ってたのは、8mm × 8mm、厚さ1mm の L 字アングル。全長2m。長いって。でもそれより短いのはなかった。

切断はニッパで力ずく。金ヤスリも買ってきて切り口を整えて、いざ装着しようとしたら受熱ブロックよりアングルの面の方が高いんでやんの。金ヤスリで削って改めて取り付け。

結果:

誤作動が起きるまでの間隔が長くなった!!
……気がする。

こんなもんか……。例の病巣部と思われる部分から、もっと派手に熱を奪う方法を考えるべぇ。そうだこんなのはどうだ……。名付けて『熱街道』

銘板
2003.3.11 火曜
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CPU 返品大騒動 改め

CPU 冷却ケモノ道 16

〜 逆襲のノートンダクト 〜

おとといの Mac OS 9.2.2 + 400MHz CPU での温度測定結果を整理したら、受動的な熱対策の割に意外とノートンダクトが効いてたことが判明。新しく組み直した表を見てくれ給え。


  室温   定常時温度 有負荷時温度
オプションなし 18℃ 27℃ 35℃
室温との差 --- +9℃ +17℃
定常時温度
との差
--- --- +8℃
直列ファン
+ 淡麗フード
17℃ 19℃ 27℃
室温との差 --- +2℃ +10℃
定常時温度
との差
--- --- +8℃
直列ファン
+ 淡麗フード
+ ノートンダクト
20℃ 23℃ 27℃
室温との差 --- +3℃ +7℃
定常時温度
との差
--- --- +4℃
Power Mac G4 400MHz AGP Graphics, Mac OS 9.2.2
負荷:Netscape Communicator 4.7J 立ち上げ
「有負荷時温度」は3回ずつ計測。
計測回ごとのばらつきはなかった。
温度計測手段:
・石油ファンヒーターの室温表示(室温)
・Sonnet Metronome 2.0.2(定常時温度・有負荷時温度)

「室温との差」「定常時温度との差」の項目を見るに、「直列ファン + 淡麗ダクト」が室温との温度差を埋め、「ノートンダクト」追加で有負荷時温度が抑えられている、と取れる。ノートン先生、侮ってすまんかった。早速スタメンに組み入れるっす。

銘板
2003.3.12 水曜
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CPU 返品大騒動 改め

CPU 冷却ケモノ道 17

〜 熱街道建設構想 〜

要はヒートシンク受熱ブロックがもっとデカけりゃいい話。問題のポイントにアルミブロックを伝熱グリスで貼り付けて、受熱ブロックを見かけ上大きくしてやればいい。その大きくなった受熱部の真ん中あたりに CPU 放熱部がくっつけばいい。よく見ると、CPU 放熱部はヒートシンクの放熱フィン側(直列ファンの風が当たるところ)にずれてる。

っつうことはだ。この新設アルミブロックを延長して放熱フィンの真裏まで到達させればもう、例の部分に出た熱は CPU に跳ね返ることはない。熱は「ああここは昔ボトルネックだったところね」などと感慨に耽りつつ新設アルミブロックの中をじゃかすか通り抜け、直結された放熱フィンから風に運ばれていく。それが熱街道

ネーミングは他に「ヒートバイパス」だの「ヒートスーパーハイウェイ」だの「ヒートコンボイ」だの考えたけど、特にかっこよくもない名前だしなんだかこまっしゃくれた感じがイヤになったんで、直訳してこうなったっす。とにかくその路線で行きましょう。

この計画は、ふさわしい寸法(特に厚み)のアルミ素材が見つかるかどうかにかかってるな。またしても DIY 店へ。広い店内を歩き回って、とうとう見つけた。またアルミアングルなんだけど、厚さ3mm。L 字の各辺は 20mm × 30mm。長さは今度は 300mm 程度。(^_^;)

今度は L 字じゃなく平板の方がよかったんだけど、それしかなくて。でもこいつはニッパ・金切りバサミ・タガネ・金ヤスリじゃ加工できんよなぁ……。

……、

……。

決断。

金ノコ導入(替え刃付きでも1,000円しなかったけど)。さらにノギスと簡易防塵マスクも投入(アルツハイマー病と体内蓄積アルミニウムの関係が疑われているそうなんで、一応)。それにしても、夜毎日毎に工具類が充実していく……。

はじめまして。(有)ゆんず金属工業です(笑)。略称は『YKK』……まずいよな。

ひらがなの頭文字だとどーだ!!

SNACK
ゆきこ

いやそれはそれでちょっと……。いや待てよ、「実はスナックゆきこは世を忍ぶ仮の姿で、その地下の秘密工場では今日も『今週のビックリドッキリメカァァァァ!』が製造されているのであった……」という設定でひとつよろしく(何がだ)。

でだ。このアルミアングルから平板を切り出すと、目的を達成できそう。厚さ 3mm なんで、2枚重ねるとちょうどよさそう。問題になってる部分は受熱ブロックの2辺なんで、それぞれにあわせた2組を用意すればよろしい。

うちに帰って早速加工を開始したんだが、大雑把な寸法の平板を2枚(2組ではなく)切り出した時点で力尽きちまっただよ。あまりにも重労働で。アルミは柔らかいからってタカをくくってた。金属は金属。木材加工のようにはいかんのね。連日の雪かきで既にへとへとだったせいもある。

昨日のうちに装着・試運転までこぎつけたかったなぁ……。今日は飲み会なんで、改造作業はお休み。

追伸:もし熱街道でもだめなら、あと疑わしいのは電源ユニットかなぁ。CPU はただでさえ電気食うようになったし、HDD は1個だけだけど7,200回転にしたし、ヒートシンク冷却用に直列ファンを組んだし。

銘板
2003.3.13 木曜
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CPU 返品大騒動 改め

CPU 冷却ケモノ道 18

〜 そして 新たなる旅立ち 〜

とうとう完成。足かけ3晩を要した。熱街道のパーツ製作に。現在、試運転がてらこれ書いてます。今立ち上げてるアプリは Netscape 7.02, mi,(テキストエディタソフト) SETI@home 3.07, CPU モニタ(CPU の稼働状況を表示するユーティリティ)。

mi でキーを打つ指が痛い。肉厚 3mm のアルミアングルから板材を切り出すだけだったけど、人力だけだときつくて。それにしてもやっぱ速いわ。うん。またいつアプリや OS が落ちるか分かんなくてけっこう恐いけどさ。S@h は思ったより速くはならんかった。もともとが 14 〜 15時間だったのが、このままでいくと 8 〜 10 時間になる程度。めちゃくちゃ速くなった気がしてたけど、見た感じの速さに騙されちまったか。

対してもろに速くなったのが、mi と Netscape ……と書いてたら、出た。「紗がかりハングアップ」。またかよ。ムカつくけどもう驚かん。負荷が高いとやっぱり発生。冷却はこれ以上ないってほど手を尽くしたぞほんと。

するってぇとこれはあれかい。電源容量不足。もっとでかいのに換装すべきかなぁ。とりあえず電源ユニットを点検してみるべ。何か分かるかもしれん。取り外そうとしたらこれがまた難物で。いろんなとこが引っかかってなかなか取り出せん。悩みながらいじってたら、ようやく鍵になるところが見つかった。そうかドライブベイのユニットを、固定ねじを外して前にずらせば良かったんか。ここまで理解するのはなかなか大変だったわい。

ユニットの中身、全体に埃がたかってた以外は特になんも分かんなかった。電源ユニット内蔵の冷却ファンの埃を綿棒で拭いて通風を良くした。これで直ってくれるといいんだけどなぁ。こんなんじゃ直ってくんないだろなぁ(泣)。やっぱ電源ユニット新調っすか? と、ネクストロのサイト を物色。

けっこう高いね。おいらもう CPU カードと返送代金と冷却工事の材料と工具代でスッカラカンだよ。それにここで売ってる PMG4 AGP 用の電源ユニット、モニタの電源を供給してくんないし。だったらモニタ用の電源はコンセントから取んなきゃいかんわけで、モニタの電源ケーブルをそれ用のプラグコードに換装しなきゃいかんわけで、ああよく考えたらそしたら買い替えの電源ユニット、ただでさえ大容量の上、モニタが付かないぶんだけ不必要に容量余るじゃん。

おお、もっとよく考えたら、今のモニタ電源を、電源ユニットからじゃなくコンセントから取れば、現行の純正電源ユニット容量に余裕が出来ちゃうではないか。それいいやうんうん。考えたら17インチ CRT だもん、それなりに食うよなぁ電力。

コンセントにつなぐための電源ケーブル、職場に転がってたような気もする(「ガメてんじゃね〜」とのツッコミ無用。うちの職場のパソコンやパソコン付属品はほぼ全部おいらの私物なんで。さすがに周辺機器までいくと職場の資産だけど)。明日、パーツ箱を漁ってみるか。

もう OWC への返品はきつそう。明日出せば多分ぎりぎり間に合う(タイムリミットは現地日時の3月17日)けど、もぉ〜イヤ。400MHz に戻るのも、英語メールで細かいことをやり取りするのも、ブツの返送・再送でドタバタするのも。

風呂入って6本セットで買った淡麗アルファの残り飲んで寝るべ。この1週間、冷却のアイディア出しと加工・施工とでほんとチカリタ。

犯人はオーバーヒートじゃなかったのか。あう〜。電力不足でもなかったらどうするよ (-_-;)

銘板
2003.3.14 金曜
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CPU 返品大騒動 改め

CPU 冷却ケモノ道 19

〜 決意 〜

今回得たノウハウで、 Power Mac G4 AGP Graphics の CPU 冷却方法伝授サイトを作ってやるぅ〜。「よくここまでやれたもんだ」と自分で思っておるよ。せっかくだからそれで自慢しようかと。3年前に売られてたこのモデル、おいらみたいに今でも使ってる人も多いみたいだし。

追伸:家庭用コンセント用のモニタ電源ケーブル、発見&確保完了! (゜o ゜)ゞ ハッ

銘板
2003.3.15 土曜
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CPU 返品大騒動 改め

CPU 冷却ケモノ道 20

〜 製作進行中 〜

いやもう CPU 冷却どころじゃないわな。モニタ電源を別コンセントから取るのもダメ。効果なし。今度はメモリの相性だべか。512MB, 256MB, 128MB 各1枚ずつ差してるんだけど。でもやっぱ電源だべか。

モニタの電力は交流で供給されるわけで、電源ユニットの仕事は主に交流電力から直流電力を作り出すこと(AC/DC コンバート)なわけで、ということは電源ユニットから取ってるモニタ電力ってのは、電源ユニットが受け入れてそのままモニタに横流ししてるというのが自然な考えなんで、モニタ電源を別のコンセントから取ったからといっても、それがつまり AC/DC コンバータの容量不足を解消するとは言えないわけで。

そんなわけで、電源説はまだ消えちゃいないのだ。もしかして AC 電源コードから来てるノイズの影響かもな。フェライトコア導入か。

銘板左端銘板銘板右端

昨日言った CPU 冷却方法伝授サイト、とりあえず作ってるけど、写真の撮り足しが多くて大変だわ。

銘板
2003.3.16 日曜
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CPU 冷却ケモノ道 改め

CPU 安定化 虎の穴 21

〜 メモリ? OS バージョン? 〜

メモリもチェックしたよ〜。512MB 1枚と 256MB + 128MB = 384MB とに分けて実行したけど、どっちも芳しくないっす。

次の予定は OS のバージョン疑い。ちょうどこれを買ったあたりに Mac OS X ver. 10.2.4 アップデータが出てね、もしかして 10.2.4 だとまずいとか、と考えて。なんでも 10.2.3 までは Sonnet 社で動作確認済みらしくて。10.2.4 アップデータ自体もなんだか問題抱えてるみたいだし。Mac の OS はバージョンダウンはできないから、空いてるパーティションに新規インストールだな。しかし OS インストール作業、手持ちの OS X 10.2.0 は2枚組で、1枚で30分以上かかるんだよな。その間に CPU が誤作動こいた日にゃ目も当てらんないっすよ。

OS インストールの前に、メモリ取っ替え引っ替えしてもう少し様子をみるべ。

追伸:これ書いてるときは、SETI@home は止めてるのよ。重い作業をさせないとハングアップしにくいんで(しないというわけじゃない)。S@h 回してると30分以内で確実にやられるもんなぁ(泣)

いつまでこんな生活続けにゃならんのだ。ていうか重い作業をバリバリこなしてほしくて大枚はたいて買った CPU カードなのに、軽い作業しかできないなんて。ああ、今度から作成中の書類はこまめに保存かけにゃ……。

銘板
2003.3.17 月曜
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CPU 冷却ケモノ道 改め

CPU 安定化 虎の穴 22

〜 泥沼 〜

うち帰って久しぶりにテレビつけたら NHK にチャンネル合ってて、『おしん』やってた。今までちゃんと見たことなかったんだけど、橋田壽賀子、反則だよなぁ。3分おきに泣かせどころ用意してるんだもん。思わず見入ってしまった。いやもうおしんに同情して泣きそうになってさこれが。何度も何度も揺さぶってくるもんなぁ。

ああ危なかった。

銘板左端銘板銘板右端

どうすりゃええんじゃまったく。昨日、試しに起動時にしつこく何回も NVRAM クリアと PRAM クリアをかけてみた。起動直後から option + command + P + R キー押しっぱなしにして、起動音が「ジャーン」となるごとにクリアがかかる。1回だけじゃ完全に消去できないんだそうで、2, 3 回連続でやるといいらしい。

たぶん最初の1回が NVRAM クリアで、次以降が普通の PRAM クリアのような気がする。で、起動直後の「ジャーン」のあともう1回鳴らすだけでは NVRAM しかクリアされない、ということのような気がするけどよく分からん。

5回くらい鳴らしてみた。そしたらけっこう調子良くてさ。SETI@home、1時間動作したよ。途中30分ちょい過ぎに1回 S@h が落ちたけど、それ以外はつつがなく進行。いや〜これだったのね。今日は「ジャーン」は合計3回。 NVRAM / PRAM それぞれ1回ずつクリア(だと思う)。そして日記書き。

10分で「紗がかりハングアップ」。

何なんだろ一体 (-_-;) 再起動してまた NVRAM クリア1回、 PRAM クリア2回かけたら、今度は調子いいみたい。もう今日で OWC の返品期間(必着)はタイムアウトだし。米中部時間ではまだ17日の早朝だからあと半日あるけどね。どっちにしてももう間に合わん。これはもう製造元の Sonnet 社に問い合わせるしかないんか? 3年保証だし。

ちなみに他に昨日試したのは、「空きパーティションに Mac OS X ver 10.2.0 新規インストール」と「電源ケーブルにフェライトコア」。もしかして OS 10.2.4 との相性が悪いんじゃないかとの読みで。意外や Disc 1, 2 とも快調に終了。続いて 10.2.3 にアップデート。おお、これもずんずん進んで行くぞ。最後の最後、「システムの最適化」もパーセンテージ表示が滑らかに上がって行く。

98% で紗がかり。

ガクッ……。OS のバージョンとも関係ないみたいね。フェライトコアも同時に導入したんだが(泣)。残るは電源容量不足説か。こいつだきゃ投資せんことには判明せんな。

銘板左端銘板銘板右端

おっ、今回の起動、ここまでノートラブルだぁ〜。v(^▽^)v こんな程度で喜び噛み締める自分が大変みじめだ……。

銘板
2003.3.18 火曜
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天才君との青春

昨日見た『おしん』でひとつ思い出したことがあって。あの頃、民放でも丁稚奉公ものが流行ってたと思う。時代が何年かずれてるかもしんないけど、『がしんたれ』っつう「男の子版おしん」みたいな番組もあった。まー何てーか、奉公に出た子供が辛い目に遭いながらも成長していく話だな。

当然、奉公人てのは身分が低く力も弱いんで過酷ないじめの対象になるわけで、『おしん』さえ見てなかったおいらは『がしんたれ』も当然のように見てないわけで、ていうかどっちも平日昼間の放送だから夏休みとかじゃないと見らんないわけで。

時はおいらの中学時代に飛ぶ。たぶん2年生。そのわずかな視聴チャンスに『がしんたれ』にハマったやつが、別なクラスにいた。

学年きっての天才君。いや努力家という噂だったから秀才君かな。まぁどっちでもいいや。とにかくダントツに成績のいいヤツだった。彼とは小学校は別々だったし、中学になっても同じクラスになったことがなくて話もしたことがなかった。

しかしうららかな春の遠足の日、どっかの川原の土手で昼飯を食べてしばらく自由時間、というとき、なぜかおいらは天才君とふたりして向かい合って立ってた。土手の上で。そして記憶によれば次の瞬間、おいらはなんでか土手の芝生に横になってひたすら転がり落ちてた。

天才君は転がるおいらを追いかけ、こっちに向かって叫び続けた。

この がしんたれぇ!!

がしんたれがぁっ!!

きっと『がしんたれ』で、主人公がこんな風にいじめられる場面があったんだろう。

土手の下まで降りきって止まった二人に、何かのスイッチが入った。二人は脇目もふらず土手の上まで大急ぎで駆け上がり、全く同じことを繰り返した。連続で5回はやったなぁ。ゼエゼエ息を切らして。そのあともひたすら続けたような気がする。なんでそんな無意味なことをひたすら繰り返したのか、思い出すだに謎。まさに取り憑かれたみたいな。

回転しながら一定間隔でおいらの視界に入る天才君の形相は、底の知れない情熱と鬼気を帯び、妖しい輝きを発してたを覚えてる。彼が非凡であるからこそ、あれだけ禍々しいオーラを出せたのだと固く信じておるよ。

彼とはその後も同じクラスになることはなかった。話すこともなかった。転校してったのかな? 記憶にないな。その程度の関係だった。だから、学年一の天才君との想ひ出は、「がしんたれごっこ」ただひとつということになる。

大林宣彦監督の『青春デンデケデケデケ』のパンフに、評論家の感想が載ってた。そのタイトルは「純粋消費の季節」。作品中で、青春時代にひたすら音楽に打ち込む主人公達を指した言葉。なかなかうまいじゃないか。しかしおいらと天才君の過ごしたあの時間は、「本当に完全に何も生まなかった」という意味で、あの映画よりはるかにはるかに「純粋消費」であったぞ。誇ってどうなるもんでもないわな。

銘板
2003.3.19 水曜
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しまった、久々の

ネタ忘れ。ネタを用意してたんだけど、ここに来てど忘れ。

CPU の話ももう飽きてきたし。原因は電源ユニット容量不足じゃないよきっと。だって強制冷却ファンを付ける前からおかしかったもん。

世界情勢の話でもいい?(と、イラク情勢だとか北朝鮮情勢だとか書いていったんアッブしたけど、ヘンテコな思想に凝り固まったやつらに万が一発見されて粘着されたらとってもイヤなので削除)

銘板
2003.3.20 木曜
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CPU 冷却ケモノ道 改め

CPU 安定化 虎の穴 23

〜 お取り込み中のところすんませんけど… 〜

なんてーか、おいらが買った CPU アップグレードカードを作ってるかの国はただ今とってもお取り込み中のところで大変申し訳なく思ったんだけど、こっちはこっちなりにもう我慢できないんで、メーカーサポートに連絡を取ろう、とこっちもこっちなりの重大な決議を採択した。

もう販売店の OWC のサポート期間は終わっちゃったんだ。OWC はできる限りのことをやってくれたよ。うん。 そんで、これからは不具合の相談はメーカーの方にしなきゃいかんくなったんだ。メーカーの Sonnet Technologies 社のサイトでオンラインユーザー登録して(まだやってなかった)、返す刀でサポートセンターにメール書き。

こんにちは。
私の Power Mac G4 AGP 400MHz に取り付けるため Other World Computing 社から先月購入した ENCORE ST/G4 1.2GHz にトラブルが出ています。
現在、どうすればいいのか、御社からのアドバイスを得たいと思っています。
 
状況:
いつでも1時間以内に全システムがフリーズしたため、OWC の返品交換プロセスに従い返品交換しました。しかし2番目のものでも同じトラブルが出ました。
 
私は付属のインストールマニュアルに完全に沿って製品の取り付けをしました。
CPU は充分冷却しており、また私の PMG4 AGP のファームウエア、RAM、ハードディスク、電源ユニットおよび OS 10.2.4 はすべてチェックしたところ、まったく問題はないようです。
デフォルトの 400MHz CPU はきちんと動作します。ENCORE ST/G4 1.2GHz が入っているときのみいつも、そのトラブルが発生します。
 
御社の助けを必要としています。
では。

が1本目。直後に追伸メール。

こんにちは。
シリアル番号を教えるのを忘れていました。
A1219 です。
では。

今これを書くのに原文を読み返したら、時制をおもきし間違いまくってたわ。まぁ意味は分かってくれるだろう。夜9時頃に出したから、向こうは朝3時〜7時頃かな。どこなのよ場所は。ええと……(Sonnet サイトで住所を調べ中)……カリフォルニア州か。ロサンジェルスまで35マイル、サンディエゴまで65マイルの、両都市の間の地点、アーヴァインとゆーところなんだってさ。カリフォルニアっつうと時差は16〜17時間くらいかな?

今頃(21日 00:50 a. m.)、そろそろ木曜日の営業時間が始まるあたりのはず。まだ返事はないな。

開戦日だろうが何だろうが、こっちはこっちで必死なんすよ。ちゃんと企業としての責任を果たしてね。とっととお返事ちょうだいね。とここで言ってもしょうがないけど。

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2003.3.21 金曜
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オートマ振り子で雪道脱出

少し前に思い付いたアイディアがあって、今日それを検証する機会を得た。雪道にハマったオートマ車の脱出方法。

叔父の一家がクルマで遊びに来た。その帰り、クルマを転回する時、ハマった。駆動輪が雪のちょっとした窪みに落ち込んでしまって、滑るもんだから這い上がれない、と。先々週のドカ雪、まだうちの周りに残っててさ。雪かきしたところはとっくに溶けて地面が出てるけど、その他はまだけっこう残ってる。

ま〜クルマでうちに来てハマる人、ときどきいるんだけどさ。泥ハマりだったりすると「ウンセ、ウンセ」と押してると駆動輪が巻き上げた泥をひっかぶったりして大変だったりする。今日のパターンだと雪まみれになりそう。どうにかしてクルマの自力のみで脱出したいところ。運転、替わってもらった。今こそアレを試す時ぞとばかり。

いや〜思った通りうまくいったよ。脱出大成功!! v(^o^)> おいらは「今後オートマ車に乗るのは年寄りになってから」と思ってるんだけど、年寄りになると体力が落ちるから、雪道でハマった日にゃますます脱出させられない状況に陥りそうでちょっと将来が不安だった。しかしこの方法があればまぁ大抵は大丈夫じゃろ(←既に年寄り言葉)

マニュアルだろうがオートマだろうが、こういうときは焦ってひたすらタイヤを空回りさせる人、多いよね。でもアレ、最悪の結果にしかなんない。駆動輪は、サスペンションが伸びるがままにひたすら地面に潜っていってますます這い上がれなくなって、しまいにゃクルマの下っ腹が地面にどっかり乗ってしまって、人力くらいじゃテコでも動かなくなる。自殺行為ってやつです。

こうなるとほんと大変だよ。JAF 呼べば助けてくれるだろうけどカネかかるし、大ゴトになるから「おれ、運転ヘタクソで〜す」と言ってるみたいで、ことに自宅近くでやらかすともう恥ずかしいったらありゃしない。

近所の四駆車に来てもらってロープで引っ張ってもらうとどうにかなるときもあるけど、「近所に四駆持ちがいない」とか「ロープがない」とか「四駆もロープもあるけど四駆が踏んばれる場所がない」とか、「条件は揃ったけどハマったクルマがクラウンマジェスタで、引っ張る四駆がトゥディで、やってみたけど重量差があり過ぎて全然どうにもならない」とか、そうそう都合のいいときばかりじゃない。

人力でどうにかするとなれば、ジャッキアップして下の土や雪を全部書き出して、さらに駆動輪の前後にスロープを作ってやって、そして近所の人たちに押してもらって彼らを泥まみれにして、それでどうにか脱出できるかも。ご近所お助け軍団はなぜかお祭り騒ぎで盛り上がっちゃって諦めない傾向が強い(みんなで協力して脱出成功するとものすごくスカッとするんだよなぁ。勝利の高笑いが自然に出来ちゃうもんな)から、脱出成功率は高いけどね。

で、空回りし始めて「ヤバイ!」となったとき、まだタイヤが地面に潜る前にトライすべきことがある。マニュアル車でよく知られてるのは、はじめはクルマを少しだけ前後に動かして、だんだんその動きを大きくしていってとうとう脱出、という段取り。名前を付けると「振り子式脱出法」というか。正式名称を知ってる人はあとで教えて下さい (^人^)

具体的には、アクセルを軽く踏んでエンジンの回転を上げ、軽くクラッチを当てて少し前(後ろでもいい)に動かす。頂点に達した瞬間、頑張らないでクラッチを切る。クルマは後ろの方向(バックの場合は前の方向)に戻る。このとき勢いがついてるから、窪みの最下点より少し上ったところまでタイヤは行ってしまう。クルマはまた最下点まで戻ろうと前(後ろ)に動き出すから、そのときさっきよりもうちょっと強めにクラッチを当てる。

さっきよりもうちょっと高いところが頂点になる。これを繰り返して振幅をだんだん大きくして、ついに脱出。パワーの ON/OFF が素早くできるマニュア車の特権だね。クリープ現象でダラダラとパワーがかかり続けるオートマだとこうはいかない。そんなわけでおいらは、「オートマ車ってのは雪道に弱くて使い物になんねんだよなまったく!」と半ば嘲ってたもんだが、最近、何の前振りもなくいきなり思い付いた。

オートマ車の裏技「左足ブレーキ」で

脱出できるのではないか。

左足ブレーキだとアクセルとブレーキのペダルを踏み替える間のタイムラグがないし、特にマニュアル経験者は左足だとペダルを踏むときはおもっきし踏んづけて、戻すときは微妙な塩梅で戻す癖がついてるからうってつけなのだ。散々もったいぶったところでようやくその方法の解説に入る。特に北国在住の読者の方々、心して読まれよ。

  1. まず左足でブレーキを強く踏んでクルマを固定する。
  2. ミッションが N レンジの場合、D レンジに入れ、ブレーキを離せばタイヤが回るようになるまで待つ。
  3. アクセルを微妙に踏んで(もちろん右足で)、エンジンの回転をちょっとだけ上げる。
  4. ブレーキペダルを緩める→クルマは少しだけ前進して、窪みの途中で一瞬止まる。
  5. そこでクルマが止まった瞬間、即座に左足でブレーキを踏みしめ、その場でクルマを固定。
  6. ミッションを R レンジに入れ、ブレーキを離せばタイヤが回るようになるまで待つ。
  7. アクセルを微妙に踏んで、エンジンの回転をちょっとだけ上げる。
  8. ブレーキペダルを緩める→後退を始めたタイヤは窪みの最下点を通過して、窪みの反対側の途中で一瞬止まる。
  9. そこでクルマが止まった瞬間、即座に左足でブレーキを踏みしめ、その場でクルマを固定。
  10. あとは 2. 〜 9. を繰り返してだんだん振幅を増やしていき、脱出。

書くとなんだかめんどくさそうだけど、やってみるとけっこう単純っす。マニュアルの振り子方式に比べると手間も時間もかかるけど、こっちの方が脱出成功率が高いかも。行きと戻りの両方向で駆動力をかけられるからね。それと、スタートは D レンジ、 R レンジ、どっちからでもいいよ。いったん始めてしまえば同じことだし。その場の状況でよりよい方を判断してね。

こういうアイディアものがうまくいくと気持ちいいねぇどぉも。

銘板左端銘板銘板右端

追伸:Sonnet から返事が来た。その速さに感心。もらったアドバイスに沿って現在試運転中。今のとこ調子いいけどまだ油断できん。

銘板
2003.3.22 土曜
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CPU 冷却ケモノ道 改め

CPU 安定化 虎の穴 24

〜 指南に従う 〜

Sonnet のサポートのニール君からのアドバイス。

2つのアップグレードを続けて行っている場合、この問題に関して、お客さまのマシン内に何か原因があることが考えられます。このアップグレードに使われている新型 G4 チップは状況によっては折り合いの悪い場合があります。
 
私がいつもお客さま方にお聞きしている2点:
 
1. お客さまのマザーボードにはファームウエア 4.2.8 が入っていることをチェック済みとのことですが、今一度 OS 9 に戻してそれをご確認下さい。ファームウエアが未アップデートですと、確実にその問題が起きます。
 
2. 何か PCI カードを入れていますか? ビデオカードが AGP カードであればコンフリクトは発生せず、特に問題はありませんが、古い PCI カード のいくつかは新型 G4 チップとはうまく折り合わないことが分かっています。

アップグレードはこの 1.2GHz CPU カードだけ。その1か月前に OS を 10.2.3 から 10.2.4 にして、前日に HD を換装したけど、400MHz のやつで問題なく動いてるから関係ないと思う。ていうか新型 G4 チップは折り合いの悪い場合が……と言われてもそこらは確認しようがないし。明日、システム新規インストールを再トライしてみるかな。続けて確認した。

1. は OS X でも 4.2.8 が入ってることは確認できたけど、一応指示通り OS 9 でもチェック。4.2.8 を確認。2. はね、いや〜すっかり忘れてたよ。ビデオカードはデフォルトの AGP で問題ないとして、PCI カードが1枚入ってたんだわ。Adaptec 社の SCSI インターフェイスのやつ。

そういやこいつにゃえっらい苦労かけさせられたよ。2000年の秋のこのマシンを買ってね、秋葉原で。一緒にこの SCSI PCI カードを買って取り付けてもらったらマシンが起動さえしなくて。これがないとデータの移動ができなくてね。外付け SCSI HD 経由でしか繋げなかったもんだから。結局 Mac 本体のファームウエアアップデートで解決したんだけど、それが判明するまで丸3週間かかったぐらいにして。

今回も犯人はこいつだったか? この PCI カードが出たときはまだ MPC 7455 1.25GHz なんて CPU、影も形もなかったからな。さらに思い出した。この PCI カードのドライバ、今のシステムにインストールするのも忘れてたわ。しばらく SCSI 機器を使ってなかったから、このカードの存在自体おもきし忘れてた。まずは最新のドライバをゲットせねば。

訪れた Adaptec のサイトからダウンロードサイトに行って……。ありゃ、OS 10.1 までのドライバしかないんすけど。もう世の中は 10.2 がメインなんだけどねぇ。これはつまりあれか。10.1 用のドライバで大丈夫、ということか。前に落としたやつもあったけど、新しいとこいっとくか。ダウンロード後、早速インストール。何度やっても途中で「インストールに失敗しました」のダイアログが出ちゃう。

前に落として取っといたやつを見つけたら、今落としたのと同じバージョン。で、とりあえず古いのでやってみても結果は同じ。10.2 には対応してないみたいねぇ。SCSI の PCI カード、外したくなかったけどしょーがない。そいつを外して試運転。げ、やっぱし紗がかりハングアップ。

ああそうだ NVRAM/PRAM クリアしてなかったわ(汗)。今度はちゃんと NVRAM/PRAM クリアして、どうだ。

おおー! なんかずっと安定してる!!

とうとう解決か!?

そんでは SETI@home も回してみるべ。どこまで持つか。

……、

……、

……。

30分でアプリ強制終了

( ̄- ̄c) → (  ̄o ̄)っ☆彡 オイ! まぁシステム丸ごとフリーズより軽いけどね。それにアプリ落ちの中でも、「予期せず終了しました」のダイアログが出るぶんだけ軽い感じだけどさ。でも落ちてんじゃねぇぞまったく! 何回かシステム終了・起動したりディスクチェックかけたりするうちに改善してくるんだべか。あるいはこの状態で再インストールとか? もう、というかまたしても分からん。

あんまり負荷かけないとけっこう長持ちするんだけどね。いっぺん終了してからの今回の起動も、使い続けて1時間で Finder を含む全アプリが落ちたけど自動復活(しばらく前、落ちっぱなしのときもあったっけな)。そのままさらに1時間使ってるけど問題なし。S@h は回してないけど。

ガンガン S@h を回しながらいろいろ作業できる日は一体いつ来るんだろ。ていうかそんな日が来るのが信じられなくなってきた(弱気)。

とりあえず明日、PCI SCSI カード外した状態で、空きパーティションにシステム新規インストールだな。最後の最後にフリーズこかないように、再起動ごとに NVRAM/PRAM クリアをしつこくかけないとな(この前のときは、最後の OS 10.2.0 → 10.2.3 のアップデートのための起動時に NVRAM/PRAM クリアを省いたせいか、最終行程「システムの最適化」の 98% でハングアップ発生のため涙を飲んだ)。

銘板
2003.3.23 日曜
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語源仮説 1

〜 「クルマ」と三国志 〜

「車」の訓読みは「クルマ」。音読みでは「シャ」ですな。この「クルマ」という言葉の語源、ちょっと思い当たったことがあって。

『三国志』の諸葛亮孔明が発明した、今で言う「ネコグルマ」、これを彼は自ら「木牛流馬(横山光輝の『三国志』では「もくぎゅうりゅうば」とルビが振ってある)」と名付けた。この運搬道具が宿敵・魏との戦いで大きな役割を果たすんだな。その、「牛流馬」が「クルマ」「グルマ」と読めるなぁ、と。

ネコグルマはもともとは「木グルマ」であったのか(おっ、ちょっとドキュメンタリー番組風)。

三国志は約1800年前の話だそうで。日本はヤマタイ国の時代。ああそういえば、「邪馬台国」という漢字、三国志の魏の国が当て字したんだよね。どうもヒミコの使者が魏の国で国名を訊かれて「ヤマト」と答えたら、「邪馬台」と当て字されたらしい。わざわざ「邪」の字を入れるあたりが中華思想だね。

ちなみに「ヒミコ」という名の本当の意味は、そのまんま「日の巫女」らしい。「卑弥呼」もまた魏による中華思想的当て字。当時の中国人が周辺国を露骨に見下してたのは「当時の中国の常識」だったんで今さら責めはしないけど、現代の日本の教科書でその蔑視的当て字だけ教えてるってのは疑問だな。

で、三国志では、蜀の孔明が発明した木牛流馬を魏の司馬懿仲達がパクるくだりが出てくる。で、考えるに、魏ではそののち瞬く間に「木牛流馬」が物資運搬用に広く普及して、ヒミコの使者がそれを「クルマ」として金印とともに日本に持ち帰った、とまあそんな筋書きでどうだ。車輪自体はその前から日本にあったかもしれんけど、要点は、「『クルマ』という単語はこれで日本に普及したのかも」ってところだ。

工事現場でオッサンに押されてセメントを運んでるあの道具。ときどき横になったりナナメになったりして放置されてたりすると、この上なくうらぶれた雰囲気を醸し出すあの道具。実はその昔、あんな有名人の手により創り出され、あんな華やかなデビューを飾ってたのかと考えると、モノの歩んできた歴史や運命ってのも、人生に劣らず分からぬものよの、とか勝手に感慨に耽ってみたり。

銘板
2003.3.24 月曜
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語源仮説 2

〜 攻撃呪文 〜

高校生のみぎり、冬場の教室の暖房は石油ストーブだった。昼休みにはストーブを囲んでしょーもないことをダベるわけだ。その日の話題は、「あるケンカ殺法」が、各出身中学の間で名称が全く違うことだった。

相手の横モモに膝蹴りを入れるやつ。地味な技だけどこれがすごく痛い。やられると立ってられないほど痛い。相手の肩を両手で掴んで引き寄せながらやると相当効く。やられた方はほんとたまんない。泣ける。こんなにお手軽にして絶大なる威力を発揮する技でありながら、その名称は各地でばらばらの乱立状態だった。しかもそれぞれ全然共通性がなかった(笑)

つまんないのもあったけどね。

「ヨコモモキック」。

なんか、中央寄せボールド大文字にするのもヤになるくらいつまんないなぁ。こんなのうちの中学じゃないよ言っとくけど。うちの中学でのネーミングは、

「おっつ」。

誰もこの言葉の由来を知らないくせに、ストーブ周りで調べたら、その他いくつかの中学出身者も「おっつ連合」の名乗りを上げ、実は最大派閥だったことが発覚した。あとさらに別名を2つ挙げるけど、この3者の共通項が、「技を繰り出すときその名前を言うこと」も確認された。おっつ連合の場合つまり、この技のヒットと同時に「おっつ!」と言うことになってる。まぁあれだ。マジンガーZに乗ったカブトコージがジャッキー・チェンの声でいちいち「光子力ビィィィム!」「ロケットパァァァンチ!」と叫ぶのとの同じ原理だ。この感覚、分かってくれ。

うちの中学の隣の学区では、こう呼ばれてたそうだ。

「なま」。

これはウケた。その場にいた全員、床に転がってしばらく笑い狂った。技を繰り出すときは当然、言うんだそうだ。「なま」。やられたら困るよなぁ痛がっていいのか笑っていいのか。なんでこれこんなにおかしいんだろ。もちろん由来不明。

しかし、名前のインパクトでは最強のやつが最後に控えていた。八戸駅裏あたりが学区のその中学ではその名も、

「ちゃらんぽ」。

皆うずくまり、涙を流し床を殴り 笑い悶えた。何? その、ちゃらんぽ? 言うの? 攻撃時に。マジでぇ? 確かにうちは最大派閥だけど、破壊力はとてもちゃらんぽにかなわん。なま派さえ脱帽したほどさ。そして相変わらず由来不明。この言葉たちはどこからやってきたのだろーか。それはおいらの人生でもライフワークと化すんじゃないかと思うほど、長い間の謎であった。

昨日、「ちゃらんぽ」について、ふと思いついた。ムエタイじゃないの? タイ人の名前、けっこう「ナントカ・チャランポン」てあるよね。それにムエタイって膝蹴りするんじゃなかったっけ? で、そこらへんから来てるんじゃないかと。でも所詮は憶測。確かな裏付けが欲しいところ。

そんなわけで、「おっつ」「なま」「ちゃらんぽ」各単語の由来について有力情報をお持ちの方、是非教えて下さい(「ヨコモモキック」情報は要りません)。

銘板左端銘板銘板右端

追伸1:こざかしい名前も仮説もすべて吹っ飛ばす、もののふな意見もあったんで、紹介。

「そんなのの名前なんてねぇよ。実戦じゃガンガン使うけどよ」

本物のファイター殿のお言葉でしたぁ〜 ( ̄▽ ̄;)

銘板左端銘板銘板右端

追伸2:たった今発見。「もののふ」ってカタカナで書くと意外とロシア人みたい。例えば、

ウラジミール・セルゲイビッチ・モノノフ

ほら。

銘板
2003.3.25 火曜
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CPU 冷却ケモノ道 改め

CPU 安定化 虎の穴 25

〜 再チェンジの勧め 〜

23日、Sonnet サポートセンターのニール君に 2003.3.22 のチェック結果を送った。それとまた新しいアドバイスが欲しくて、詳しい症状まで書き添えた。「起動時に PRAM クリアを3回連続してかけると、問題が発生するまでの時間が長くなる」とか。「長くなる」とは言っても最大2時間程度だけど。そこらへんも記載。

次の日(24日)ニール君から返信。

この CPU カードはお取り替えすべきかと存じます。最新のファームウエアがあり、互換性なしの PCI カードがない状態ですと、ほとんど CPU カードが犯人であると言っていいでしょう。
 
返品識別番号を割り当てますので、以下の項目をお教え下さい。
 
製品
パーツ番号は?
いつ、どこでこの製品をお買い求めになりましたか?
Sonnet からお買い求めの場合、インボイス番号は?
 
返送
お名前
ご住所
お電話番号

また来たか。返品交換 (-_-;) CPU カード2枚でダメだったんだから、交換したところでまたダメかもなぁ(弱気)ていうか送り返すときまた確実に送料と関税取られるんじゃん。一体いくらカネかけさせれば気が済むんじゃこの製品は。

銘板左端銘板銘板右端

このまえヒートシンクを外して問題の CPU カードを見たら、なんだかドータカードに付いてる3次キャッシュ(1MB × 2枚)のひとつが、表面が変色してたんだけど(使用前は2つとも同じ色だった気がする)。そこらへんがおかしいのかもなぁ。「3次キャッシュのひとつの内部またはその関連回路または両者の接点に異常があり、その3次キャッシュが熱を帯び、変色した」とか? もしそうだったらもう手も足も出ませんですはい。

いや、ダメモトでいじってみるか。電子回路用ハンダゴテでも買って……。いや、変にいじったことがばれると返品交換の対象外になるやもしれんな。一応、接点の具合だけ目視で確認しよっかな。

銘板
2003.3.26 水曜
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情報収集衛星

あさっての午前、日本の情報収集衛星の打ち上げですな。 H-IIA ロケット5号機で打ち上げるんだけど、今、詳しい情報を得ようと宇宙開発事業団のサイトを見てみた。トップ記事は、ええとなになに……。

NASDAも全面的に協力

『まんてん』ついに宇宙へ

( ̄- ̄c) → (  ̄o ̄)っ☆彡 オイ! トップページには「情報収集衛星」なんて言葉、一言も出てない。打ち上げの告知もなし。宇宙開発事業団も今回の打ち上げは「裏の仕事」みたいな気持ちでイヤイヤ引き受けてるんじゃないかとか、そこらへんが何となく汲み取れる気がする。

「最新情報」のページに飛んだら、「ライブ中継休止のお知らせ」ってのが出てた。なんでも、「今回H-IIAロケット5号機の打上げにつきましては、ミッションの性質及び昨今の諸情勢を踏まえたセキュリティー管理を考慮した結果、インターネット中継及び打上げ映像の配信を行わないことといたしました」だってさ。

しかし、これ成功してくれないとかなりやばい。まぁせっかく打ち上げるんだから成功してしてほしいに決まってるけど、特に情報収集衛星に肩入れしてるわけじゃなく、次の6号機での打ち上げに運輸多目的衛星 新1号・MTSAT-1R ってのが控えてるからなのだ。こいつは日本上空やその近辺を飛ぶ旅客機の航空管制のためのものなんだけど、気象衛星も兼ねてる。今飛んでる ひまわり5号 の跡継ぎってわけ。

ほんとはひまわり5号、1999年に MTSAT とに仕事を引き継いで円満引退するはずが MTSAT の打ち上げが失敗してね、H-II ロケット8号機だったな。で、2003年の現在も無理矢理現役で稼がされてる状態。もう寿命が近くてね。ひまわり5号。そこであさっての H-IIA 5号機打ち上げが失敗したらどうなるか。

原因究明で1年くらいは打ち上げ延期でしょうな。気象衛星もう全然間に合わないじゃん。そうなると天気予報、かなり精度が落ちるよ。農業・漁業・先物取り引き関係は特に打撃だろうな。アメリカの予備の気象衛星を使わせてもらう交渉をしてるそうだけど、そんなに長いこと借りっぱなしってわけにもいかし。そんなわけで、今度の打ち上げも次の打ち上げも、やっぱし成功してくれないととってもまずいのだ。

銘板左端銘板銘板右端

なんだか北の王国、「我が国が衛星を打ち上げれば非難ゴウゴウのくせに、自分の国(日本)の打ち上げはいい、だなんて理不尽だ」とかなんとか息巻いてるらしいけど、あれは詭弁。

日本は打ち上げ前に、必ず打ち上げ予定を世界に公表する。軌道に達するまでのコースは日本の領海上か公海上を選んで、他国の上空は飛ばないように(打ち上げ失敗時に他国領土に墜落させないように)設定する。さらに打ち上げ当日、コース真下の指定海域は全ての船舶をシャットアウトして、徹底して国際問題が起こらないようにしてる(シャットアウトが完了しないと打ち上げられない決まりになってる)。

まぁそれがロケット打ち上げに関する国際ルールなわけだ。しっかりとした国際法としては存在してないのかもしれないけど、少なくとも国際モラルではある。対して、「1998年に衛星の打ち上げに成功した」と主張しているかの国はどうだったか。国際社会に対して事前連絡全く何もなし。頭上を通られる国、つまり日本に対してさえなんも言わない。もちろん補償交渉なんてない。いきなりドン。そりゃ非難されるっつーの。

あまりにもガキっぽさ丸出しのゴネかたするもんだから、ニュースで聞いて笑っちゃったふふん。ほんとに衛星を打ち上げたいんならそこらへんもっとよく認識してから出直して来い、ってとこだな。

あのときはうちの近くの上空を通過したんだけど、もし間違えてロケットの燃え殻なんかが日本のどこかに落ちて実害が発生してたら、一体どうするつもりだったんだろ。もしそうなったとしたら、あの国の国内的には担当責任者の首を斬ればそれで済む話だろうけど、被害国にはどう言い訳する気だったんだろ。日本の東北地方の北部っつったって市や町には万単位や十万単位で人が住んでるし。

被害額、請求したってあの国の財政事情じゃまともに支払えないでしょどう考えたって。ほんと、万一の時にはどう言い訳するつもりだったのか、住んでる土地柄、そのときは当事者になってたかもしれない身として、非常に興味あるところだな。

銘板
2003.3.27 木曜
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CPU 安定化 虎の穴 26

〜 再チェンジ決定 〜

昨日、Sonnet に送ったメール。

取り替え以外に方法はないのでしょうか。自分で問題解決する方法がまだ何かあればいいと思っているのですが。いま手元にある製品は、一度 Other World Computing 社で取り替えてもらったものなので、私はまだ自分のマシンに問題がありそうな気がしています。
 
以下の情報は返品識別番号用のものです。私は上記のように思っていますが、それでも商品取り替えをお勧めであれば、それに従うことにします。
 
(必要な製品情報と個人情報)

↑こう返事を出したら、反応早い会社だな〜。もう来たよ。

製品のお取り替え以外に解決策はございません。実際、弊社は現在、OWC 社の伝票を確認し、在庫の1.2GHz カードが最新版であるかどうかを確かめる作業を行っている最中です。
 
ゆんず様用の RMA(Return Machandise Authorization: 返品商品識別)番号を作成しました。注意して以下の指針に沿って下さい。もしまだおありならば、発送時の包装箱をお使いになり、以下の住所・宛先をご記入下さい。
 
(Sonnet Technologies 社の住所、RMA 番号)
 
発送の前に、RMA 番号が荷姿の外側に目立つようにご記入されていることをご確認下さい。RMA 番号が荷姿の外側に目立つように記されていないと、弊社の受け取り部署が正しく判断できなくなってしまいます。
 
こちらへの輸送手段はお任せいたしますが、宅配便をお勧めいたします。これならばお客さまは貨物追跡情報を得られ、私どもは会社内にて荷物を受け取ることができます。受け取りましてから5営業日以内に準備を済ませ、新しい取り替え品を Federal Express にて発送いたします。
 
RMA 番号は今日より30日間有効です。この期間内に返品されなかった場合、新しい RMA 番号を取得し直さなければいけなくなります。
 
ご不便ご迷惑をおかけし、まことに申し訳ございません。

とまぁそういうことだ。販売店の在庫品を最新版に入れ替えてる最中なの? ん〜、やっぱ設計または製造上の不具合があったんだべか。そいつにおいらは2回も引っかかった、ということだべか。なんだか悲しくなってきただよ。今あたりに注文してれば問題なかった、ということだべか。

ていうか3回目でもしダメだったら、もうどうしていいか分からんなこりゃ。でも他に道はないそうだし、こりゃまた宅配会社ブラックキャット・アロウターゲット・ピンポンボトル再登場だね。ああまた米国に10% の関税払わにゃいかんのか。どうせ壊れてる品物だからな。今度はもっと安く申請しようっと。んで、こっちに来る便が FedEX だと!?

んでまた日本入国時、通関で消費税・地方消費税あわせて6%もまた払わされるのかよ。勘弁してくださいっすよほんと。この前 OWC から交換品が来たときは、送料・輸送保険・日本への消費税の支払いは向こう持ちだったぞ。UPS だったけどね。

なんで米企業は FedEx ばっかし使いたがるんだろ。運送会社いくつかから選べるようにしてもらえれば、間違いなく UPS に頼むのになぁ。日本国内での提携企業がブラックキャットなもんだから。FedEx の日本の提携運送会社はちょっとアレでなぁ……。

銘板
2003.3.28 金曜
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情報収集衛星 品定め

打ち上げ成功か。うんうん。はいはい。まぁ必要だとは思うけどね。北朝鮮がまた「日本が偵察衛星を打ち上げ、ミサイル防衛システムを樹立するのは、我が国を狙った敵対行為となり、重大な脅威」とか言って頭から湯気立ててるけど、何が発端でこういうことになったのか、よく考えてから発言して欲しいもんですな。

あの国はどうせ今までもいろんな国から偵察衛星でさんざん覗かれてるんだから、覗く国がまたひとつ増えたってだけで、ショックはほとんど受けてないはず。それなら向こうの態度はポーズだってことで、こっちが偵察衛星のことで向こうを気遣うことはないな。

で、北朝鮮が取るであろう偵察衛星対策を考えてみた。今までも、昔から偵察衛星を保有していた国々に覗かれまくり、イヤというほどこの対策をしてきたはずなんで、海千山千の向こうの担当者はとっくにこのくらいは押さえてるだろう。

しかし日本側は今まで他国に衛星偵察されてもあんまり気にしたことなかったっぽい上に、自分が他国を衛星偵察するのはもちろん始めての新米丁稚。全然ノウハウがない。そんな状態なんで、日本の衛星偵察についていろいろと考えたり議論したり実行したりする人は、以下に言うことを知識としてわきまえてから事に当たると、けっこういろいろはかどるだろう、ということでひとつ。

本題。監視される方としては、どんなふうに監視されるかが分かればそれで行動計画を立てられる。

  1. カメラやセンサーの特性と性能はどのくらいか
  2. どのくらいのタイミングで衛星は上空を通りかかるのか
  3. ある地点が視界に捉えられるのは1回でどのくらいの時間か

が分かればよろしい。1. は、光学衛星は「分解能1メートル、晴天の昼間のみ」、レーダー衛星は「分解能1〜3メートル、天候・昼夜問わず」という、巷で言われてる通りかと思う。2. と 3. は以下の筋道で考えればけっこう分かるぞ。

2. について。今回打ち上げた衛星2基、公式発表では高度 400〜600km の極軌道ということになってる。共同通信の記事では「関係者の話」として、高度 490km と出てる。となると公転周期は約100分。恐らく2基は同じ軌道の反対同士に位置して交互に目標を観察すると思われる。ということは50分に1回の周期ということになる。今夏に追加で打ち上げられる2基を足すと計4基で25分に1回。「そんなに短い時間間隔じゃ、衛星の目を盗んでも何もできんよ」と思われるけど、これは地球の自転を考慮に入れてない。

1周100分で衛星が同じところに戻ったときは、地球は25゜自転してる。衛星は2基あるからその半分で西に 12.5゜ずれた地点が見える(2衛星の位相のずれが180゜かつ同一軌道を回っている場合)。北緯40゜線上の距離にして約 1,063km。地図で確かめてみたら、北朝鮮を撮影した次に見えるのは北京だったりする。記事によると、実際は1衛星あたり4日に1回、同じ地点の上空を通るのだそうで。

現時点の2基体制では2日に1回となる。4基完備で平均1日1回。けっこう悠長ですな。特定の隣国監視が圧倒的に大きな狙いなのに、全世界をくまなく見られる極軌道をわざわざ選ぶ意味はあったんだろうか。いろいろ理由はあるんだろうけど。

それと、周期が100分おきなのが分かっても、いつ衛星が来るのかを知るには衛星の位置が分からなきゃいかん。それを知る方法。

まず光学衛星の位置の割り出し。その衛星で撮影された写真を、合法・非合法を問わず入手する。撮影した場所と日付のデータも必要。場所・日付情報とさらに写っている建物や土地の起伏の影の長さ・方向から、何時に撮影されたか、どの角度から撮影されたかを算出できる。

日本で大規模災害が発生したときにも情報収集衛星は活躍するはずだから、もしそういう写真が公開されたら、その写真に写ってる災害の段階的進行状況から、労せずして時間帯も正確に推定できる。

その計算結果が、衛星のその時間の位置。光学衛星は晴れた昼間じゃないと撮影できないんで、画像には地形の起伏や建物の影は必ず出る。高度数百キロの低軌道衛星ってのは普通、いったん投入された軌道を、「もういっぺん同じ場所を撮りたいんで、1周回の間に25゜変更」とか、あんまりそんなに大胆には変えられないものなんで(どうしても必要なときは変えられるかもしれないけど、1回やるごとに衛星の寿命が確実に縮む)、しばらくはそのデータに基づいた位置割り出しが使えるはず。

次はレーダー衛星。合成開口レーダーは、自分からレーダー波を発射して、反射波を受信して地形の起伏を読み取る。つまりレーダー周波数が分かれば、電波の目で見ると相手は自分で光ってるわけだから、けっこう簡単に割り出せるかと思う。合成開口レーダーの周波数は変えられない。その周波数だからこそ性能が発揮できるのだから。だから1回掴んでしまえばもう逃がすことはない。

レーダー周波数の数値は、公表されてる合成開口レーダーの論文を漁れば出てくるでしょ。情報収集衛星計画のはるか前から、宇宙開発事業団は80年代に打ち上げた「ふよう1号」という測地観測衛星に合成開口レーダーを既に搭載してたし、来年打ち上げ予定の陸域観測衛星 ALOS にも、もっとごっつい合成開口レーダーが積まれる。

実は情報収集衛星のレーダーは、平和利用目的のその2衛星開発からのスピンナウト技術なんだよね。だからいろいろな情報がとっくに公表されてる。ということで、レーダー衛星の素性を丸裸にするのはけっこう簡単かと思われる。

3. について。これは衛星のスピードと高度、カメラの画角で決まる。スピードは、この場合は衛星そのもののスピードより、衛星の運動が地上に描いた鉛直投影のスピードを扱うのが適当。

地球の周長は40,000km。これを衛星の地上投影は100分で一回りする。地上への投影速度は、
40,000km ÷ 100min = 400km/min
分速400キロ(!)

北朝鮮の領土上空を縦断するに3分もかからんだろ。衛星のカメラは機体に固定されていてアングルを変えられないそうだから、事前に衛星全体の姿勢でアングルを決定して、ワンチャンスでその画像を取得。別な目標を撮影するには、次回以降のタイミングを待たなきゃいかん、と。

広い範囲をざっと一気に調べる環境観測衛星と違って、偵察衛星は望遠レンズでピンポイント狙いで撮るから、1分違ったら全然関係ない場所が写っちゃうかも。でも望遠とは言っても、一回で意外と広範囲を撮れるかもしれんな。ワンショットでどのくらいの範囲を撮影できるのかを検証してみる。

自前の経験とデータを参考に考えてみる。目安くらいにはなるだろう。機器はビクセンのフィールドスコープ GEOMA とキヤノンの一眼レフ EL2で、フィールドスコープの接眼レンズとカメラ接続アダプタを選ぶと、望遠倍率40倍でちょうどカメラのフレームにお月様が入る。フレームの横方向はけっこう空くけど、縦方向はマージン10%程度。ということで、地球から見えるお月様の角度直径が分かれば、倍率40倍でカメラが写せる画角も見積もれるだろう、と。

月の公転半径(≒地球と月との距離)は約38万km。
月の直径は地球の約1/4(≒3,183km)。
画角をθとすると、
θ≒tan-1(3,183/380,000)
 ≒0.000837... [rad]
 ≒0.48 [゜]
(注:380,000>>3,183 として近似計算)

んー、ちょっと厳しい数字な気がする。衛星搭載のカメラと望遠鏡が大体この画角だとして、高度 490km から撮影したら何km 四方を写せるのか。画角1辺の長さを L として、

L = 490 × tan(3,183/380,000)
 ≒490 × (3,183/380,000)
 ≒4.104 [km]

1辺約 4.1km か。撮影目標の正確な位置が特定できれば、画角は大きすぎず小さすぎず、ちょうどいいくらいだね。おっと、一応別な経路から考えて裏付けてみる。それであまりにもとんでもない数字が出たら、考え直す必要が出るんで。

光学衛星の分解能が 1m ってことは、まぁ1ピクセルが 1m ってことだと思う。画角が 4,100m だとすると総ピクセル数 N は、

N = 4,1002 = 16,810,000
 ≒ 16.8 × 106

約17メガピクセル。現実的に考えられるくらいの数値でないかい? おいらの手持ちのデジカメ、OLYMPUS C-3040ZOOM(3.3メガピクセル)よりスペック低かったらどうしようかと思ったけど(笑)

そんなわけで、上記の考察はけっこういい線いってるかと思う。さっき衛星の速度が分速 400km、画角が1辺 4.1km って結果が出たから、分速100フレームで撮影すると、衛星の真下の様子は途切れなく撮影できることになる。秒速では1.67フレーム。言い方を変えると約0.6秒で1フレーム。

デジカメを考えると、充分いける数字だと思う。というより、フレーム速度的にはもっといけるはず。ビデオなんか秒速30フレームだからね。望遠だから光量を稼がにゃいけなくて、レンズ径をできる限りでっかく取るのは必須だけど。データの整合性のため、ペアのレーダー衛星の画角スペックと時分解能も恐らくこのくらいかな。

つうことで、ある1地点をワンショット撮られたら、ペアの衛星は位置を把握してないといつ来るか分からないけど、同じ衛星は4日くらいは来ない。ああ、知らぬ間に 1. についての話になってた(汗)

まとめ:以上を総合的に鑑みて、日本の情報収集衛星に隠れて何かをコソコソやる場合は、以下のようにすればよし。

  1. 情報収集衛星の位置を事前に個別に探知して、そいつらが見てない隙に行う
  2. 曇天の日か夜間に行う(光学衛星対策)
  3. 日本の情報収集衛星は小回りが利かないので、おとりの作業を派手に行い、衛星の目をそっちに向けさせている隙に目的の作業を行う

北朝鮮も、この程度の考察は既に完了してるはずだと思うが。

銘板左端銘板銘板右端

ま、なんてーか、日本の情報収集衛星はけっこうザルだということがここに判明したっちゅーわけだ。情報処理する地上システムや人材もまだ未熟らしいけど、熟成してもまぁ大体の構造的限界はこれで見えちゃったわけで。マスコミや政治家や当該国がこのことで騒ぐようだったら、ただ考えが足りずに騒いでるだけなのか、それとも何か別な腹があってわざと騒いでるのか、上記の結果と照らし合わせ、そこらへんを見極める足しにでもして下され。

あと不思議なのは、この手のことについては何でもかんでも因縁をふっかけてくる中国と韓国が、今回の情報収集衛星打ち上げは黙認してるということ。中国は「日本の再軍備化を懸念」、韓国は「半島情勢をいたずらに刺激する行為」とまた口をきわめて非難するもんだと思ってたんだが。なんでだろう(謎)

憶測:「日本政府は、情報収集衛星の打ち上げと運用を中韓両国に認めさせるため、衛星で撮影した画像の提供を、両国に密約している」

極軌道で世界中をくまなく写せるからね日本の衛星は。中国は以前から自前の偵察衛星を持ってるけど、打ち上げ場の場所柄、極軌道に打ち上げられないっぽい。韓国は地政学上、領土内からの自力での衛星打ち上げはほとんど不可能なんで、自前ロケット&自前施設での打ち上げが前提な軍事衛星の保有はあまり現実的ではなさそう。技術力・開発力はあると思うけどね。

あ、極軌道を選んだ狙いはそれか!?

銘板
2003.3.29 土曜
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情報収集衛星 裏技

昨日は情報収集衛星で撮影される側の立場でいろいろ考えたけど、今日は撮影する立場でちょっと思い付いた性能アップ方法でも。

情報収集衛星の性能は、「光学衛星で分解能1m。レーダー衛星で1〜3m」と発表されてる。手間さえ惜しまなければこの性能はなんぼか上げられる。分解能は機械的性能そのままだけど、解像度は上げられる。

分解能って解像度に比べてあまり聞かない言葉だけど、この2つは似てるけどちょっと違う。「分解能」は、撮影機器の性能で決まる、「どこまで小さいものまで撮影できるか」のこと。「解像度」は、画像として出力されたものが「どこまで小さいものまで再現できるか」のこと。デジカメ→パソコンみたいに全部デジタルな流れだと一般に、「画像解像度はデジカメの分解能を超えることはできない」とされてる。

ところがですね、やればできるんですよ。まずはその証拠でも。

まずはこの立体写真をご覧くだされ。

写真1枚だけを見るとかなりボケてる。ガントリークレーンの細部や手前の船の様子なんかよく分からん。広角レンズでフィルム撮影したものを無理矢理拡大したんでこうなってしまった。でもいざ立体視すると、ボケが飛んでけっこうクリアに見える。理由は「立体感が出たから」というのもあるけど、それを差し引いてもまだくっきりとして、1枚だけ見たときより明らかに細部がよく見える。つまり画像の解像度が上がってる。

2枚の画像が脳内の視覚野で合成され、ボケている情報を補いあった結果そうなってるわけだ。脳内作業なんで「錯覚」と言えないこともないけど、この合成処理は精神的作用の介在はないんで、脳が機械的に行っている情報処理作業と言える。

こういう作業はコンピュータで置き換えられる。これを情報収集衛星の画像処理に応用すると、以下のようになる。

  1. 情報収集衛星が目標地点上空に差しかかったとき、目標地点を短い間隔で2回撮影する
  2. 地上の情報処理施設で、2枚の写真の合成処理を行う

「短い間隔で2枚撮る」がミソ。「ほとんど同じだけど微妙に違う」ってのが大事。

合成処理は具体的どういうことをするのか。ミクロな視点で言えば、画像の構成要素はピクセルが最小単位なんで、1つのピクセルの中身はそのピクセルの位置情報の他は、一定の色と明るさの情報のみ。モザイクのタイルそのもの。そこで2つの画像を重ね合わせるとお互いにピクセルの継ぎ目を跨ぎ合うんで、ピクセル内部に複数の情報が発生する。そのとき画像解像度を上げ(ピクセルを分割して、より小さいピクセル群にする)、発生した情報を新しい各 小ピクセルに収納する、ということだな。

曖昧さが残る説明だけど、そこはおいらの能力的限界ということで(汗)。これで解像度がきっちり2倍になるとは思えんけど、分解能 1m だとしたらこれで解像度は 70cm くらいまでは上げられるんじゃないのかね。定量的根拠はないけどさ。

昨日の考察から、たぶん光学衛星は秒速1.67フレーム以上の速度で撮影できる。画像のトリミングマージンを考えると秒速2フレーム以上は確実かと。そうすると2枚の画像が重なりあう部分が出るのでこの方法が使える。もしかしてバックアップとして同じ性能のカメラを複数搭載してるかもしんない。それだと同時撮影できるからもっと話が早いね。

独立した撮影システム同士だと、同じ被写体を同時に撮ってもピクセルが完全に重なることはないっしょ。まぁこれも恐らく専門家の間では当たり前な技術かと思うけど。

銘板左端銘板銘板右端

純粋にソフトウエア的な解像度アップ法がもうひとつある。よく知られてるやつだと思うけど、あるピクセルを前後左右斜めを囲む8つのピクセルたちの情報から、そのピクセルを分割した場合の各小ピクセルの情報を推定するってやつ。ただしこれをやり過ぎるととんでもないウソ情報になることもあるから注意。

昔、アメリカの火星探査機バイキング2号が火星の衛星軌道上から火星の地上を撮影したら、なんだか巨大な顔のレリーフみたいに見えるものが写ってた。

「火星文明の痕跡か!?」と世間は色めき立ったそうだけど、画像は、そのまま見るとそう見えなくもないけど、アップで見るとピクセルのあらが目立ってはっきりと断定できない。この話題について NASA は「画像やそのときの状況を詳しく調査したところ、自然にできた特定の地形が、そのときの太陽光と影の関係でたまたまそう見えただけ、と結論しました」と公式発表した。

人類はそれから火星に探査機を20年近く送らなかったもんだから、その間に「NASA 陰謀説」とかなんとかで、「人面岩」話は怪しい方向に大きくふくれあがった。そしてその間にコンピュータ技術が格段に進歩・普及し、例の「隣接ピクセルによる推定プログラム」が生まれ、実際にそれで「人面岩」画像の解像度を上げた人がいた。

彼の結論:「間違いありません。これは知的生命体による人工的な産物です」

これをやって発表した人がまた元 NASA 職員だったもんだからもう世界中の「怪しい科学愛好家」たちは「やはりそうだったか!」なんて手を叩いて大喜び。けど、NASA は巨大組織だから、いろんな人がいるんだろうなぁ。人の出入りも激しいそうだから「元 NASA 職員」と名乗れる人たち、どれだけいるんだか……。

で、これが90年代前半までのこと。ちょうどその頃、「巨大・高価・長期」プロジェクトの代名詞だった惑星探査計画で、日本の宇宙科学研究所に学んだ新方針「小さい・安い・早い」に転向した NASA は、1996年から数年間、火星探査機を次々と送り出した。撮影機器も20年前とは比べ物にならないほど高性能だ。そしてそのうち1機が「人面岩」地点を撮影し、「これでどうだ!」と言わんばかりの鮮明な画像を送ってきた。新聞記事でその写真を見たけど、いやあの、

もろにただの自然の風景

だったよ(笑)。そんないきさつもあって、おいらはこっちの解像度アップ法はどうにも信用しきれないんですな。まぁ「使うのはいいけどほどほどに」ってことで。

先述の画像合成法とはバッティングしないんで、うまく組み合わせるとかなり解像度が上げられると思う。まず画像合成してから隣接ピクセルによる推定をちょっとだけ実行する、とか。

銘板左端銘板銘板右端

そんなわけで、「分解能1m = 解像度1m」なんて考えちゃいけませんよ。ほんとはもっともっとよく見えるはずなのだ。

銘板左端銘板銘板右端

2009.2.12 補足:小耳に挟んだ噂だと、火星の人面岩の正体を「ただの自然の風景でした」と確定したとされる衛星写真(by NASA/JPL)、フォトショップみたいなソフトでエンボス加工されて、意図的にのっぺりしてるように見えるようにされた疑いがあるとか。写真を解析すると、エンボス加工された画像特有の特徴が見られるとか。

このネタ、前にキッチュ(松尾貴史)の公式サイトに出てたんだけど、今はそのコーナーは閲覧不能。真相はどうなんだろ。ま〜画像が加工されたからと言って、それが直に「火星の人面岩は実在する」とはなんないけどね。何か別の意図があったかもしんないし。研究用途でその処理をしたものを間違えて出しちゃった、とかさ。

銘板
2003.3.30 日曜
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あの人は今……?

どうしてるんだろう。

トルシエ監督。

銘板
2003.3.31 月曜
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CPU 安定化 虎の穴 27

〜 再び返送 - ツッコミ三昧 〜

夜8時頃、ブラックキャット・アロウターゲット・ピンポンボトルに出向いて、Sonnet ENCORE ST/G4 1.2GHz を送り返しただよ。国際返品、もう2回目 (-o-;) 担当したのはこの前(2003.2.28)の「融通きかせまくりアリガタヤねーちゃん」じゃなく、なんかちょっと横柄な感じのジーチャンだった。

前回と同じの轍を踏まぬように気をつけた。あの時は品物の価格を95,000円(買い値)とバカ正直に記入しちゃったせいで、関税としてその10%、9,500 円も米国に取られたもんな。今回は 20,000円 で申告。関税額は 2,000円。まぁこれでも高いと思うけど、あんまり安く申告すると Sonnet 側に見くびられるかと思って。

重量 0.6kg で料金計算。もう情けにはすがらんぞ。ええとこの前は 0.5kg ということで 2,500円くらいだったかな。今回はそのひとつ上で 3,000円台のはずだけど……。オヤジ、いくらだ。

「8,500円だな」

オ、オイ!! (; ̄□ ̄)っ☆彡

なんでそうなるんじゃ! あれれ、料金表だとそうなってるな。0.5kg 以内でも 5,000円くらい。おかしいな〜。

「エンベロップ(封筒便)かい?」

いや、ちゃんと段ボール箱の梱包だったっすよ。としばらくがんばったら、

「ああ、パッケージ便だな?」

と奥から別な料金表を出してきた。

0.5kg 2,600円
1.0kg 5,000円
…… ……

(  ̄□ ̄)っ☆彡 ちゃんとあるじゃねぇか!!

ふっかけてんじゃねぇ! このタヌキオヤジ!! なんか 5,000円ってのが高いような気がしたけど、3,000円台だったと思ったのは記憶違いかもしれんな。いまひとつ納得いかなかったけど、トータル7,000円で手を打った。今回は輸送保険なし。相手方の要求になかったんで。

さっき(夜11時40分)、もう荷物はラインに乗ってるはずなんで貨物追跡サイトをあたってみた。先方に知らせなきゃならなくて。伝票控えによるとええと、「UPS トラッキング No.」ってやつは "M014xxxxxxx" か。とりあえずUPS のサイトに行こ。「UPS トラッキング No.」だからな。

番号を確認してと。おっと M の次は O(オウ)じゃなくて 0(ゼロ)だった。確認したぞ、と。「実行」ボタンをぽちっとな。

トラッキング・ナンバーの検索結果
出荷を追跡できません "M014xxxxxxx "。
 
このトラッキング・ナンバーの情報が見つかりません。
トラッキング・ナンバーが正しいことを確認して
再度検索してください。

なんでだよ!! (!  ̄□ ̄)っ☆彡

ああもしかして、この追跡システム、日本国内でのパートナーのブラックキャットから UPS 日本支社に荷物が引き継がれた時点で発動するのかもねぇ。きっとそうだろう。ていうかそうじゃないとこの事態は納得できん。もういい。次行こ次。

今度は「ブラックキャットの荷物お問い合わせシステム」に入力してと。「お問い合わせ開始」ボタンをぽちっとな。

伝票番号誤り

んげ、何よそれ。よく見ると番号、"014xxxxxxx" になってる。何回確認してやり直してもそうなる。

(# ̄□ ̄)っ☆彡 お前が誤ってるよ!!

銘板左端銘板銘板右端

ど〜も連携の悪いチームみたいだねここは。UPS に荷物が渡るのは東京でだろうから、こりゃ明日の昼頃にでもならなきゃ追跡サービスは使用不能ですな。もうこんな返品騒動は二度とやりたくないけど、今度海外に発送するときは「バカチン通運 + FedEx 連合」にでも頼もっかな。意外と日本からの発送はまともだったりして(このまえ読者の方から「日本から FedEx で発送しようとしたらえらい目にあった」という情報を頂いたけど)。

銘板
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