ひとりごちるゆんず 2003年9月
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2003.9.1 月曜
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f 分の1ゆらぎ研究:途中経過 2

まず、昨日、目次ページの更新(『2003年9月のぶん』のリンク追加)で手違いしてしまって、2003年8月ぶんにアクセス不可能になってしまってました。おいらの間抜けなミスです。すみません m(_ _)m

MS ブラストとかとは全く関係ないっすよ。

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2003.8.19 にようやく動き出した『f 分の1ゆらぎで明滅する背景色を作るぞプロジェクト』(←今テキトーに付けた名前)、また少し進展。今回の成果はこれ

まぁ見た目は大して変わりないけど、スタート時の明るさ数値(ウインドウ下端のステイタスに表示されてクルクル変わる文字列のこと)が、起動するごとにランダムに設定されるようになった。

今までは "#888888"(白と黒のちょうど真ん中の明るさの灰色)から明るくなっていく向きにしかスタートしなかったんだな。それが、まあ例えばかなり黒いところから明るくなる向きに始まったり、明るめのところから暗めの方に向かって始まったり、または明るっぽいところからもっと明るい方に向かったり、どこからどうスタートするかテキトーに決めるようになった。前回のと、それぞれ再読み込みを繰り返して比べてみると分かるよ。以上が今日追加した機能。

この機能がどう重要なのか。この機能を入れておくとね、スタートごとに毎回違うパターンの f 分の1ゆらぎが出てくるようになるんス。今はまだ波はひとつだけど、これからいろんな周期の波を10個かそれ以上重ね合わせるわけだ。

「周期の長さに反比例した影響度」。これが「f 分の1ゆらぎ」なわけだ(←おいら的理解が間違ってなければ)。でもね、芸術作品ならまだしも、こんな単純なやつでいっつもいっつもどの波も同じスタートの仕方だと、その後のゆらぎ方もまた同じなわけであんましおもしろくない。f 分の1ゆらぎの挙動ってのは、「予想通りだったり予想外だったり」がミソなわけ。それが、「何回も体験してるうちに慣れっこになって、挙動がずっと先まで予想できちゃう」じゃ塩梅よろしくなかろう、というわけ。んで、それぞれの波のスタート地点(位相)をランダムに設定することで毎回違うパターンの f 分の1ゆらぎを作ろう、というわけ。

「ランダムな挙動」というのは f 分の1ゆらぎとは違うんで、そこらへん f 分の1ゆらぎ作りにぶち込んでいいものかどうかちょいと悩んだ。でも確たる根拠はないが、たぶん位相のずれはランダムでも問題ないだろう、との直感を信じることにしたよ。そうじゃないと行き詰まるし (T▽T) アハハ……

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2003.9.2 火曜
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天空の女神は

欲深き者へは

ほほ笑まない

(2009.1.9 追記:この現象の正体が判明しました

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ちょっと先走って書いてます(現在9月2日午前1時30分)。あんまりくやしくて。

さっき、夜中あたり、散歩してたのよ。近くを。いつもの折り返し点で振り返ると、今さっきまで背を向けてた真正面の東の空が、なんだか様子がおかしいことに気付いた。

光の柱が15本〜20本くらい立ってるんだわ。空に。ぽやぁ〜っと。はじめは変な形の雲かと思ってね。でも、柱みたいに何本も突っ立ってる雲なんてそんなの見たことないし。それ以外の空の状況は薄曇り。そのせいで南の空では大接近中の火星が暗め。他の星も数えるほどしか見えない。

どうもオーロラの一種ような気がして。さっきまで光ってた光柱の一群がぼやけてきたなぁと思ったら、それまで目立たなかった光柱が際立ち始めたり。見れば見るほどオーロラのような気がしてならん。太平洋上空の成層圏か。北緯でも南緯でも、40゜くんだりで出るってのはかなり珍しいと思う。そんなわけで散歩の帰りはオーロラ(らしきもの)の方向にずんずん歩いて行くわけだ。

だんだん足が速くなっていくわけだ。早く家に帰り着かねばならんのだ。なんでってあーた写真撮影しなきゃなんないでしょが。正面にオーロラらしきものを見つめつつ、繰る足をだんだん速めつつ、撮影プランを練った。

ここは「立体ゲッター1号:ニコン EL2」に久々にお出まし願うしかないでしょう。「立体ゲッター2号:メーカー不明の超安物カメラ」も「立体ゲッター3号:OLYMPUS CAMEDIA3040Z(デジカメ)」も「立体ゲッター4号:DoCoMo D251i」も、シャッター開放という荒技ができんのよ。フル手動一眼レフ以外に出る幕はない。フィルムは ASA 100 が5本ある。ちと古いけどまぁ大丈夫だろ。露光時間は30秒、1分、2分、3分、5分で撮れば大丈夫かも。

そうなるとですな、撮影後の段取りにも考えが及ぶわけですな。どうやって新聞社に持ち込むか。これですこれ。このために撮るんですな。

昔、下宿暮らししてた頃、地方銀行員の工藤さんというかたもそこに住んでらしたんですわ。ある夏の早朝、向かいの一軒家が火事になったとき、下宿の連中はみんなパジャマのまま露天廊下(というのか?)から野次馬して高みの見物を楽しんでたら、あの人だけ「ハッ!」と自分の部屋に飛んで戻った。かと思ったらカメラ持ってきて現場をバシバシ撮影し出したんだよなぁ。その晩、食堂でメシ食ってたら工藤さん満面の笑みで入ってきて、「出勤途中に新聞社に寄って現像前のフィルムのまま渡したら、金一封もらっちゃったよぉウハハハハハハハハハハハハ!」と高笑いが止まんなかったっけあの人。次の日その新聞にもろに写真が載ってたし。脇に工藤さんの名前込みで。

あああああああ、

金一封!! (▼皿▼;)

よしオーロラ(らしきもの)の撮影したらソッコーでクルマ飛ばしてマックスバリュ行って現像してもらうべ。そのままケータイで地元新聞社に電話入れてアポとっとくべ。他にもライバルがいるかもしんないしな。幸いマックスバリュはその新聞社のすぐ近くだ。もしかしたら現像が上がる前に店に記者さん来てくれるかもな。ああ待てよ、現像しないで工藤さんみたいにフィルムのまま持ち込むか? ああでも撮影に失敗しててなんも写ってなかったらかなり恥ずかしいしな。ああだったらやっぱし現像上がって確認するまで新聞社への連絡はナシだな。ていうかほんとにオーロラなのか? 例えばイカ釣り漁船か何かの光が変な具合に雲を照らしてるってだけだったりして。とか。

いやいや、よしんばそうだったとしても、それはそれでニュースになりうる。

20年以上前のとある晴れた午後、八戸で UFO 騒ぎがあったことがある。それは次の日の地方新聞にも載った。そのオチとともに。岩手県内の三陸海岸で放球した気象観測バルーンだったらしい。てことは何か珍しいことがあって、その正体がフツーの現象だろうが何だろうが、今回だと正体が別にオーロラじゃなくても、写真さえ撮れて記事にさえなればこっちのもん。金一封イタダキ。

万が一あれが本当にオーロラもしくはそれに準ずるほどの大変珍しい気象現象だったら、写真は全国版の新聞に名前付きで載ることうけあいですぜダンナ! 全国版の新聞社だったら、きっとおこづかいの額も半端じゃござんせんぜウハ、ウハ、ウハハハハハハハハハハハハ! そんなこと考えてると、家路に向かう足も自然と速くなりますわな。最後は小走り状態で家に駆け込んだ。しぱたたたたたた。

カメラ OK! 三脚 OK! レリーズ OK! フィルム OK!

金一封を目指し いざ出陣!!

……、

……、

……。

ありり?

家に着く直前までは確かに光ってたんだよオーロラ(らしきもの)。なんも見えん。薄い雲だけ。でもさっきより厚くなってる感じ。完全に雲に隠れたか。とりあえず暗いところに行って三脚立ててカメラ据えて待つこと15分。オーマイスパゲティを茹でたらもうアルデンテなんてとっくの昔に通過して、トマトソースだのミートソースだのより昆布と追い鰹のダシの汁に漬けて七味唐辛子振って割り箸でいただいた方がいいかのような経過時間。ていうかスパゲティなんかより、この15分間で足とか腕とかひたすら蚊に刺され続けてるんすけど。めちゃめちゃかゆいんすけど。

雲が薄くなる気配、一向になし。待てば待つほどますます厚くなってる感じ。

とりあえず諦めた。帰り道、何度も何度も東の空を見上げた。うちに帰り着く直前、光の柱が2本か3本また現れた。そいつらがさっきみたいにドドーッと増殖することを期待して、その場でカメラをスタンバって待つこと10分。

やっぱ諦めた。もう夜も遅いし。金一封は他の人に任したよ。それでもやたらくやしかったんで、帰ってから焼そば U. F. O. かっ食らって気を晴らしたぜチヒショォ〜。

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八戸沖なんて中緯度地域でオーロラがほんとに出たんだとしたら、太陽表面の爆発で磁気嵐とか発生してるってことだろ〜か。日本は夜中だから直接的な影響はないけど、実は反対側(南北米大陸あたり)は今頃、停電とか通信障害とかひどいことになってたりしてな。とりあえずこのサイトの書類が入ってるサーバ(カリフォルニアにある)は何ともないみたいだな。asahi.com の国際欄でも別にそれ関係のことは書いてないし。

つうことは、やっぱオーロラじゃなかったのかな。それだったらそれだったで、結局成果物(証拠写真)もなく、夜中に一人で空騒ぎした自分がちょっと悲しひ……。

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2003.9.3 水曜
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手直し中:過去の立体写真

このサイトの、古い立体写真を手直ししてる最中だよ。本格的に写真原稿のスキャンし直しとかやってるわけでなく、公開中の画像を今一度レタッチし直してるとこ。過去の立体写真をさっき久しぶりに見てみたらやたらコ汚くて(笑)

常に自分にできるいっぱいいっぱいのところまで、必死にレタッチして画像を引き立ててきたはずなのになぁ。その時そのときで満足いく出来上がりにして出してるはずなのになぁ。もうすぐ(今月末)このサイトも4周年だけど、少しは目が効くようになり、腕も上がってきたってことっすかね。

2000年7月ぶんまではその調子で写真をガシガシ手直ししたよ。ついでに台紙ページの HTML を今風に書き直したり、こなれないところをこなれさせたり、明らかな間違いを見つけて直したり。さらに、複雑だったディレクトリ構成を少し単純めに直したり。

いい調子で進んでるけど、ここからが本番なんだわ。公開1回あたりの写真組の数がどんどん増えていくからな。そんなわけで今のとこ、1999年4月ぶん〜2000年7月ぶんまでは、前よりも見やすくなったよ。それにしても数だけはけっこう出してきたんだなぁ立体写真。ちょっと感慨。

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八戸の地方紙のデーリー東北と読売新聞と朝日新聞をチェックしたけど、昨日も今日も、八戸沖に現れたオーロラ(らしきもの)に関する記事はなかった。ということは、まだ八戸の新聞系マスコミはどこもあれを感知してなかったということになる(あと、青森県の地方紙・東奥日報があるけど、とってないからチェック不能)。

かえすがえすもくやすぃ〜(泣)

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2003.9.4 木曜
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f 分の1ゆらぎ研究:できちゃった

「f 分の1ゆらぎで明滅する背景色を作るぞプロジェクト」(←このまえテキトーに付けた名前)、「あと何日かかけて完成させるべ」と思ってたら、今日できちゃった。いや、「つらつらやってるうちに気が付いたらできてた」なんて天才的ないきさつなんかじゃ全くなく(笑)、やってる途中でなかなかうまくいかないところが出てきて、そいつを退治するまで後に引けなくなって思わずアツくなってしまったっつう、そんな成り行きで。と、そんなわけで、

疲れてるときは、

これ眺めてナゴんでね。

ってどう実際。ナゴむ? おいらは眺めてても別にどってことないけど(ォィ)

ベース周期(0.05秒で1゜)、sin 波の数(20個)、波同士の間隔(一定間隔)なんかの数値の調整(前述の括弧内は現在の値)はまだ必要だと思うけど、一応これで f 分の1ゆらぎのプログラミングはできたぞ、ということでこのプログラムは無事落成ってことにする。ふ〜い、自分にお疲れさんどした。

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お知らせ:今週の土日(9月6日, 7日)は出張が入ったんで、この日記はお休みをいただきますぅ〜 m(_ _)m その間は、まぁ再レタッチして前よりは見られるようになった立体写真のバックナンバーでもお楽しみ下さい。1999年4月ぶんから2001年4月ぶんまでは再レタッチ完了済みっす。

銘板
2003.9.5 金曜
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意外と速いフレッツモア II

職場のフレッツ ADSL モア II(24Mbps)がおととい開通したんだけど、これが意外と速かった(あくまでも「意外と」)。今回の線路長は 3,100m 。「自宅のフレッツ 1.5Mbps の線路長が 4,320m で、その速度 480Kbps」「高速 ADSL は距離による速度低下が大きい」ってとこから考えて、2M も出ればいいやと思ってたらこれが、4.5M

4.5Mbps = 4.5 × 1024Kbps = 491520Kbps

自宅環境の10倍以上。そんなにいらないってのに (^^;) なんか、8M のとき、「距離による速度低下により、3km以上では 1.5M サービスと実質変わりないか、むしろひどくなることもある」と聞いてたんだけど、12M 以上のサービスができたとき、規格が変わってその状況が改善されたんだそうで。まぁそれも噂で聞いてはいたんだけど、どうも信じられなくて。

家のやつも フレッツモア II に乗り換え時かなぁ。2M 出てくれれば御の字なんだけど。1.5M サービスだとどう考えても 1.5M 以上出ないしな(笑)。料金が上がったぶんは、NTT にマイライン登録すればちょうど埋め合わせられそう。今はまだマイライン無所属なんで。

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そんでは明日とあさってにかけて、出張行って留守にしますです。いってきますぅ。

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2003.9.6 土曜
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旅に出とります

旅しとるでよぉ〜。

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2003.9.7 日曜
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鳴子温泉から帰って参りました

ただいまぁ〜。あれ、「出張」って書いてたんだっけ? 行く前は疲れが溜まってたのかなぁ。いや実はその、もろ、観光でした。100人級の団体旅行。行き先は宮城県北部の鳴子(なるこ・なるご)温泉。

職場の慰安旅行。銀行のツアー企画にのっかって、他の方々と一緒に。いや〜行ったらこの週末、温泉街ではちょうど『こけし祭り』をやってて(鳴子温泉はこけしで有名らしい)。そこで撮った素晴らしい証拠写真を是非ご覧あれ。

ミスこけし

いや〜もう最高。写真をお願いしたら快く引き受けて下さって。夜だったし、温泉街ってのは夜は暗いから、自販機の前にお立ちいただいて光量を確保して撮って、そしたら青白めに写ってていささかおよろしくなくて、今さっき GIMP でレタッチして黄色と赤を増やしてこんな感じに仕上げたでぇ〜。カメラが大したことないから、元画像がけっこうノイズ出てたりしててね。

おいらのスキルでこれ以上やると、かえって不自然というか厚化粧な出来になってしまう。そしたらこのコの素材のよさが台無しになってしまうんで、ここらへんを落としどころにしたぐらいにして。

もしかしたら今までで最もレタッチに魂がこもった写真かもしれん (==) ウム

銘板左端銘板銘板右端

いやあの、でもやっぱし写真、もうちょっといじってみよっかな。素材を損なわずに雰囲気盛り上げる路線で。

どぉぢゃ!

いやあの、GIMP の "Script-Fu"(種々のレタッチを組み合わせ、自動で連続処理するスクリプト集。自作もできる)のデフォルトにある "Old Photo"ってのをいっぺん試してみたかったんで (^o^;)>

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2003.9.8 月曜
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レタッチ作業中

温泉旅行写真のレタッチやら過去の立体写真の再レタッチやらがごちゃ混ぜに進んどりますぅ〜。

すみませんけどしばしお待ちを。

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2003.9.9 火曜
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八戸フォーラム 内覧会

9月12日に新しくオープンする映画館『八戸フォーラム』の内覧会に行ってきたでよぉ〜。もちろんケータイのカメラでその様子を写してきたでよぉ〜。速報サイトにして立ち上げたでよぉ〜。

してその注目の八戸フォーラム、

こんな感じだったでよぉ〜。

まさかというか、こんなにかっこいい映画館に出来上がるとは夢想だにしてなかったでよぉ〜。今週末のオープンがめちゃめちゃ待ち遠しいでよぉ〜。『マトリックス リローデッド』も、このときのために我慢してきたでよぉ〜。

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2003.9.10 水曜
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名刺の裏側

名刺の裏面について。といっても、

「一見何気ない名刺の習慣に秘められた、
 まだ誰も気付いていない裏側に迫る!」

とかそういう衝撃的な話じゃなく(汗)、物理的な名刺の裏面のこと。

名刺を渡すでしょ、「ゆんずですどうぞよろしく」なんて言いながらさ。受け取った人の何人かは、ふと裏返すんですな。自分でも相手から受け取ったときに何となくやってしまうときがあるんだけどさ。問題はそのとき。

何か書いてあればそこから話がつながるけど、白紙だとちょっと気まずいよね。お互いに。それがどうにもねぇ。おいらの名刺がそれ。裏が白紙なんだわ。

自分でデザインして(文字中心の普通のデザインだけど)印刷して(白黒だけど)、裁断器で1枚ずつ切り出してる、材料以外は100%手作りの名刺だからどうにでもできるんだ。けど裏は白紙にしていたい。だってさ、名刺を保管するのに「名刺フォルダ」ってよく使うでしょ? あれに綴じ込めてしまうと、名刺の裏側を見ることなんてまずなくなる → いちいち裏側の原稿を作って印刷するなんてただの二度手間でしかないんじゃないのか。という筋道で。

でも、渡した瞬間に裏返されると、お互い気まずい。

アハハ…… <(;^^^)_ ヽ_(^^^;) アハハ……

あれが嫌だ。やっぱし裏面にも何らかの情報を刷るべきか。連絡先みたいな大事なものは書けんな。連絡したいとき相手が不便するだけ。役職とか。まぁ今は特にないけど、将来的に何かボランティア的な役職とか割り当てられたときにでも。

いかんなぁ、もろに田舎のオッサンくさいよなぁ。何年か前に何かの会合で、ご高齢のおじいちゃんから名刺をもらったんだわ(おじいちゃんはみんなご高齢だよな)。そのときおいらは、別に名刺を裏返さなかった。裏返すのに特に理由がないんだから、裏返さないのにも特に理由はないっす。んでそのまま世間話でも始めようとしたらおじいちゃん、笑顔でおいらの目を見て、手では紙をひっくり返すジェスチュアをしてるんだわ。

名刺を裏返したらもぉ〜いろんな肩書きがこれでもかとばかりにびっしり並んでた。職業じゃなく地域ボランティアのやつ。「交通安全うんたら委員」とか「福祉事業かんたら常任理事」とか「地域ふれあいコミュニティかくかくしかじか相談役」とか。

名刺を裏返した瞬間の、二人の状況↓。

アハハ…… <(;^^^)_ ヽ_(^^^;) アハハ……

裏側が白紙のときとまったく同じ(笑)。しかも受け手にとっては最悪なことに、おじいちゃん肩書きを自慢し始めて。「いやぁなんでもかんでも押し付けられて大変ですわ。他にやる人いないもんだからねぇうははははははははははは」

さいですか (-_-;) 結局このおじいちゃんが何者なのか、今では完全に忘れてしまった。名前も顔も思い出せない。ていうか肝心の名刺もどっかになくしちゃったし。

裏に書くのは肩書きもあんまりよろしくないことが判明。とにかくその名刺に名前が載ってる人とはあんまり関係ない情報が適してるらしい。絵画とか……著作権、版権に引っかかるよな。じゃあ格言とか。いや、それで一席ぶってしまいそう。ていうかそれ実行してないとまずいし。ていうか相手の「一席ぶちたい欲」をも刺激しかねん。だめだだめだこんな危ないの。

それじゃ〜最終的にはやっぱしあれかな。つらつら考えた末、ひとつの方針に考えが至った。それにそぐってサンプルを2つ作ってみた。

めくっちゃ
イヤ〜〜ン
 
見ぃぃたぁぁ
なぁぁぁ!!

やっぱし白紙のままにしとこっと (^_^;)

銘板
2003.9.11 木曜
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レタッチ地獄三昧

今日はあのテロから2周年か。改めて、亡くなられた方々のご冥福をお祈りします。

最近はレタッチ&サイト作りに追われてるっす。「追われて」っつったって自分で勝手にやってるだけなんだけどさ。ああまだ鳴子旅行の写真のレタッチ、半分以上残ってるわ。

今日出来上がったのは、『2001年10月』の立体写真の、再レタッチとページ書式のアップデート。なんか、前々は1回の公開に付き小さい立体写真が4組とかそこらだったのに、時代が下るにつれて写真はでかくなるわ数は増えるわ。まぁレタッチ技術も多少なりとも上がってきてるからいじるのもラクといえばラクだけど。今月末、このサイトは4周年でね。それまでに完成させたく思ってるんだが、はてさて間に合いますかな。

銘板
2003.9.12 金曜
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八戸フォーラム 開店

で、今日は今日で八戸に新しくオープンした映画館・八戸フォーラム開店の様子を取材してきたりして、その速報ページをさっきようやく作り終えたとこ。

八戸フォーラムに関する個人的速報

ここ見てね。今日の様子と、この前の様子も載ってるから。さ〜て今週末は3連休だし、早速フォーラムに行ってみよっかなぁ〜。

銘板
2003.9.13 土曜
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レタッチ作業中……

まだレタッチ三昧っす。今は『2002年1月』をやってる最中。ここらへんに来ると少しはレタッチの技も上がってきてるから、「画像を明るくする」が主な作業。それと、写真によっては「表面を覆うザラザラの除去」。

もともとレタッチいろいろやりまくった後でまた明るさとかいじったりするもんだから、色情報が飛んでしまって、予期せず渋い色合いになっちまって。色の表現は中くらいの明るさが一番豊かなんだけど、それよりぐっと明るくしたせいでどうしてもこうなる(その方が、単に見るぶんには見やすいので)。

「表面を覆うザラザラ」は、写真ののっぺりした部分で特に目立つ、明るさムラというかいろんな色の粒子が隣り合わせで並んでる様子というか、そういうの。これを撮ったのは安物カメラでね(立体ゲッター2号。コジマ電器で780円で買った)、クローズアップするとその値段並みのレンズ性能が露呈してさ。こいつの有効な消し方、最近ようやく発見したんでそれを使って緩和した。ザラザラが完全に消えたわけじゃないけど、けっこう見苦しくはなくなったかと思う。

Photoshop だと、「フィルタ → ぼかし → ぼかし(詳細)」。GIMP だと「Filters → Blur → Selective Gaussian Blur...」。

これで出てくるパレットで「ぼかし半径」と「しきい値」をいろいろいじって一番いいセッティングを探す、と。この作業のやりやすさでは Photoshop に軍配だったな。パレット内に画像のサンプルが出るし、作業自体も速かったし。

しかし、レタッチしまくるのもいろいろ問題ですなぁ。もともと、スキャナで読む時点で画像情報のロスってのはかなり大きい。そして当時&今回にわたる2段階のレタッチ攻撃だもんな。まぁとりあえず前より見やすくはなってるんでよしとするか。

銘板
2003.9.14 日曜
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レタッチれんきゅ〜……

3連休も今日で2日目か。そして、

『2002年1月』、再レタッチ完了。

昨日も言ったけど、「明るくして見やすくする」のが重点項目。その副作用として、全体の色具合や部分の微妙な明暗もけっこう飛んじゃった。

例えば「新幹線300系」。例えば『お茶の水駅2』。ここらへんにそんな感じが伺えたりする。あとはね、秋葉原交通博物館の『D51 顔1』『D51 顔2』。ここらへん、2枚の写真の角度を調整し直して、立体視しやすくなったよ。

そして今回の大修理の天王山は、新庄駅の立体写真2組。夕方撮ったんだけど思った以上に暗くて、しかも道具はシャッター速度の調節なんかどう考えても出来そうにない安カメラ。そのときの出来はこうだった

そんなわけで、もともとの写真自体の仕上がりがかなり悪くて、当時最も時間かけて根性出してレタッチするも空しく……って状況。だって「レベル」や「明るさ」を調整して単純に明るくすると、今度は例の「ザラザラ」が強調されて目立ってきちゃってさ。そんで、最近手に入れた技術、「Selective Gaussian Blur」を使ってそのザラザラを幾分か除去。そのぶんだけ明るくできた。

これがそれ

相変わらずザラザラのボサボサだけど (^_^;) 、まぁこれも「明るく見やすく路線」てことで。もっとレタッチ技術が上がったらやり直そうっと。いじるごとに画像情報は消えていくわけだから、そうそう何度もできるわけじゃないのがきついとこだな。

フィルムスキャンからやり直すか?

銘板
2003.9.15 月曜
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レタッチに始まり  

レタッチに終わる連休

そんなわけで相当に引きこもりな3連休を過ごした。ひたすらレタッチレタッチレタッチ。一体何の特訓かと思うほどレタッチレタッチレタッチ。最近出したばかりの『2002年4月』、あんまりいじるところないかもな、と開けてビックリ玉すだれ南京。

いや〜あれも直せるこれも直せる、で、『山桜』シリーズ4組以外はすべて再レタッチ。山桜シリーズはこれから。ていうかもう深夜だからして明日以降に持ち越し。今回の主な改造点は、

  1. 左右の写真の色あいと明るさの整合
  2. シャープかけ

てとこ。1. はね、まぁ別にいつものテーマなんだけど、もっと厳しく揃えようってことで。この『2002年4月』はそれまでになく高品質だから、さらに磨きをかける、ということで。2. は、1回めのレタッチでなんであの程度しかシャープかけなかったんだろ。木立を写した時はけっこう派手にシャープかけた方がいいのに、完全に忘れてたみたい。おかげで眠たげだった画像がほんとバッチリクッキリに仕上がっちゃったよ。

例えば『屏風林』。
例えば『春の中島くん1』。

レタッチでシャープかけ過ぎみたいだけど、確かに一般的な2次元写真の場合だとこれは明らかにシャープかけ過ぎなんだけど、まぁ騙されたと思って立体視してみてくだされ。ほれ。「過剰シャープで勝手に発生したシブシブ柄」と思われた模様のひとつひとつが、実は枝葉の先や石ころのひとつひとつまでを克明に表現したものだったのだよ。

特に立体だと、微妙に異なる2枚の写真を脳内で合成して1枚にするんで情報密度が上がる。解像度が上がるのと同じことになるんですな。その効果も合わせて、シャープをキツめにかけると相当細かいところまで再現しちゃうのだよ。とあたかも前々からこの現象を熟知していたかのような口調で書いたわけだが、ほんとは昨日、間違えておもくそシャープかけ過ぎたとき偶然発見したことだったりする(笑)

なんか、立体写真作品、ようやく「作品」と呼べるレベルになってきたなぁなんて、ちょっとしみじみしただよ。いや実際は「しみじみ」じゃなく「ニマニマ」だけど ( ̄▽ ̄*)

銘板左端銘板銘板右端

3連休の間、ほんとにほんとにレタッチひとすじだったわけじゃなく、ちょいと外にも行ってきたよ。八戸フォーラムに『座頭市』を観に。今日。

チャリンコでの行き道、見上げると今日はドバーッと日本晴れなわけで。空気も澄んでて遠くまでくっきり見渡せるわけで。なんてーか、風景にレタッチで「コントラスト」をかけたみたいなわけで。しかし実際、写真をいくらいじろうと肉眼にはかなわんわけだよ。うん。だからこそプロの写真家たちは、肉眼そのままではない見え方の表現を競っておられるのだろうなぁ。そんな当たり前のことをしみじみと実感しながらペダル漕いでたよ。

北野の『座頭市』、完璧すぎるっす。超巨大満足。勝手な憶測だけど、北野監督、『Dolls』で芸術ジャンルに直球勝負を仕掛けて玉砕してたから、きっと自己嫌悪に陥ってしばらく立ち直れないんじゃないかと思ってたんだが。

公開中にまた観に行こっと。

銘板
2003.9.16 火曜
前日に飛ぶ
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芸術家に於ける寺山的青春

人口密度の低い地域に住んでると、有名人に出会うことなんか実質上ないけど「こんなとこで古い顔見知りにバッタリ」ならけっこうあるんだわ。

階上町(はしかみちょう。八戸市の南東隣)山中の道を車でひたすら走ると、ログハウスのイィ〜イ感じのそば屋がある。ログハウスの各部の名称を知らなくてアレだけど、なんてーか、「1階ベランダ」というか「洋風縁側」みたいな場所(ものすごくダサダサな表現だなぁ)。いすとテーブルが2セット。そのうちひとつでは別段ナオコおばあちゃんでもないお客がそばを食べてた。

もうひとつのテーブル。彼はそこでゆったりと椅子に腰掛けつつ、「あ、ありり? この人どっかで……」なんて面持ちでこっちを眺めていた。「あ、ありり? 名川町(ながわまち。八戸の南西隣)の陶芸家のホルホース(仮名)さん? ああやっぱり。どぉ〜もお久しぶりですぅ (^▽^) 」

この陶芸家の方、バブルとその前後に「弘前・八戸の物産展」で一緒に全国のデパートを回った仲。景気が悪くなってからは長期遠征の物産展じゃなかなか黒字にならないんで、彼もおいらも最近では「弘前・八戸の物産展」から足が遠ざかり、とんとご無沙汰になってた。

「何年ぶりですかね」

「95年の仙台の物産展以来じゃないですか?」

「そんなになるのか〜」

前に会ったときまではお師匠さんのもとで修行中だったホルホース(仮名)さん、今では自前の窯を持って独立されたそうで。おめでとうございます。そんな感じで、今日はお互いの近況をいろいろ話して別れた。

この人、なかなかな学生時代を過ごしたらしくてさ。物産展の旅先、仕事が引けた夜に居酒屋で酒を飲みながら、とってもアレな話を聞いちゃったんだ。

そっかぁ〜ゆんずさんはバイトで来てる学生さんかぁ〜。学生さんならちゃんと読んでる? 寺山。
テラヤマ?……寺山修司って人? いえ全然。椎名誠ばっかしですアハハ。
学生なら寺山読まなきゃアハハハ〜(苦笑)
アハハ……(椎名誠でなぜ苦笑? ここは爆笑でしょ [←それもどうかと] )
じゃあさ〜、警察と遊んでる?
遊ぶ? 警察? 何が?
ほらあれだよあれ。やんない?
……????????
例えばさ、夜中に大学近くの交番の前まで友達と行ってさぁ素っ裸で、
はぁ?
俺たち見ると飛び出してくるんだよ巡査が交番から!
はぁ……(そりゃそうだべ)。
逃げると追っかけてくるんだよ。そのまま大学の門の内側まで逃げ切れば勝ちっ(誇らしげ)。
いや、それ、あの……(汗)
大学の構内っつうのは警察が入り込めないわけよ治外法権だから。知らなかった?
……(^□^;)(知らなかったけど、知ってるとか知らないとかじゃなくてさ……)
全力でそこまで走らされた挙げ句に悔しがって帰るしかないわけその巡査。俺たち大学の敷地の中から『ヤ〜イ ヤ〜イ』ってコケにするんだよ素っ裸のまんま。最高だねありゃ。最近やんないの?

やりませんよ!

なんだ。確かにちょっとヤバいからな。うん。だったらさ、あれくらいはやるでしょ。
何すか今度は (-_-;)
クラスの女の子をとっ捕まえてさ、素っ裸にしてさ、
……(-o-;)(また素っ裸かい……)
縛って吊るすんだよ学舎の2階の窓から。すごい。あっれっはっすごい! やるよねこれ! 学生時代は一度はやるよね!!

絶対やりません!!

ってか何の意味あるんすかそれ(ってか『一度は』ってこの人これ何回やったんだろ)。
意味ったってなぁ…んん〜…分かんない?
すんません てんで分かんないっす。
寺山読めば一発だよあははははははははは。

おいらそれまで寺山修司の作品を鑑賞したことなくて、同郷の著名芸術家の偉業を知らないのは恥ずべきことと思ってたんだけど、この陶芸家さんの話を聞いて意識がますます寺山から遠のいてしまっただよ(笑)。まぁひとかどの芸術や芸術家に対して、そんな短絡的に印象を持つべきもんじゃないってのは頭では分かってるつもりなのに、ホルホース(仮名)さんの武勇伝がどぉ〜にもキョーレツで (^^^;)>

そんな若かりし頃をご体験なさったホルホース(仮名)さん、ついに陶芸の道でご立派に一本立ちされた。やっぱアートにはそういうラジカルな経歴が有用なんだろか。いや、おいら別にアーティストじゃないからやんないけど。

銘板
2003.9.17 水曜
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それでも同罪っすか!?

NTT 東日本から手紙が来た。8月分の電話(と ADSL )の料金が未納だから早く払え、との催促。手紙の内容は、

「8月分が未納です。9月13日にお支払い頂いたのは9月分の料金でした」

と来て、

「9月24日までのお支払いを確認できなければ、9月25日からサービスを一時停止いたします」

だと。なんかなぁ。8月分は払い忘れてたけど9月分ならちゃんと払ってるわけで、そこを鑑みられずに8月分、9月分と続けて未納の人と同じ扱いを受けるってのがなぁ……。確かに今は9月分の支払い期間中だから、9月分をもう払った人もまだ払ってない人も同じ立場ではあるんだけどさ。

ほとんど使ってない電話を止められても別に痛くも痒くもないけんど ADSL が止まると厳しいものがあるんで、今さっき8月分をコンビニで支払ってきたんだが、どぉ〜もなぁ。なんか納得行かん。

銘板左端銘板銘板右端

追伸:立体写真の全作品(Web 日記の一部として発表のものを除く)、再レタッチ終わったよ。最新作の『2002年4月』さえも再レタッチで質が良くなったのだ。出来が一番いいのは、昨日と今日いじった『山桜シリーズ』。過去最高と言っていいでしょう(笑)

銘板
2003.9.18 木曜
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初ルータ導入記 1

〜 モーロクからの解脱 〜

職場の PC 環境に、ブロードバンドルータなるものを導入することになった。少し前に、職場が ADSL 化すれば必要になるであろう、と型遅れの安いやつ(GIGABYTE 社 [台湾] の GN-BR401。購入価格7,800円税別)を買っといてた。最大スループット 80Mbps。まぁこんだけありゃ充分。ハブだけでどうにかなったのかもしんないけど、どうせなら、と。パソコン屋のルータコーナーでこの安いの見っけたし。

ついこの前までの ISDN 環境じゃ、「ネット接続は Macintosh Performa 6410 の ADB ポート、LAN やプリント出力は増設した PCI Ethernet カード」と分業体制ができてた。プリンタとして LAN に繋いでる複合機 RICOH imagio 350 の Mac との接続方法は Ethernet しかない。ADSL も Ethernet 接続のみ。 やっぱしそろそろルータの出番なわけで。

職場への ADSL 導入が決まったあたりにルータを調達しといたのはいいけど ADSL 工事が不意に1週間延期になって、しかもそれまでメイン機だった Performa 6410 は売っ払ったし(200円だったけど)、それに合わせて買った中古 Power Mac G3 350MHz がとんだ一杯食わせ物で返品しちゃったしだったんで、iMac を中心とした体制を立ち上げることに決めたらこれがなかなかどうして手間どってさ(パソコンは iMac 1台だけだけど)。ルータの買い置きがあったこと、完全に忘れてた。この前まで「複合機の付属品的存在」という屈辱的な地位に甘んじてた iMac は水を得た魚のように順調に稼働して、Performa から受け継いだデータもすぐにこなれた。工事が仕切り直しになった ADSL も、いざ工事が終わるとあっさり繋がった。

とりあえずそこまでは来た。それから昨日まではちょうどいい具合に印刷仕事がなくて、iMac の Ethernet ポートは ADSL モデムに直結させてた。で、さっき、「ネットで調べながら書類を作ってプリントアウト」という仕事が入って。ルータ忘れっぱなしなおいらはどうしたかというと、

電源いちいち落として

Ether ポート繋ぎ換え

かなりモーロクっぽい作業に明け暮れたよ ( -_-) ヤキ回ったか

そんなさなかに、箱も開けずに席のすぐ脇の床の上に放置してたルータのことをようやく思い出したけど、設定がなんだかめんどそうでさ。ルータ扱うの初めてだったんで。いろいろ意味分からずにいじくって、ひどいことになりゃしないかと思うとなかなか箱まで手が伸びなくて。舞い込んだ仕事は結局「Ether ポート手動繋ぎ換え」で強引にこなしちゃった。

そしたら明日までの期限でもうひとつプリンタ仕事が入って。そんなら明日までの仕事は明日に回して、ここはいっちょ腰を据えてルータってやつに取り組んでみようかと。満を持してのルータ登場と相成った。

銘板
2003.9.19 金曜
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やっちまった

皆さんすみませぬ。

踏んじゃった。

でもちょっとうれしい(笑)

銘板
2003.9.20 土曜
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初ルータ導入記 2

〜 取り説ブギー 〜

このルータ、Mac の対応は「OS 8 & 9」としか書いてない。まぁ職場の環境は OS 9.2.1 だから問題ないけど。Windows の対応は XP までなのになぁ。まあ OS X でもやってみりゃできるのかもしれんけど。

箱を開けて、本体より先に取り説を見る。パソコンやその周辺機器に限らず、電子機器ってのはほんと取り説読まんとなんもできんからな。昔ながらの機械的機器と電子機器が決定的に違うのは、電子機器は操作方法をどうにでも設定できるってことだからな。でも面倒なんだよはっきし言って。機器ごとにいちいち説明書で操作方法を学ぶってのが。なんでも Mac ユーザはその傾向が強いってどっかで聞いたことあるけど(笑)。まぁその傾向に乗ってるからなのかどうか知らんけど、機器を導入するごとに意味わからん説明書を開いて悩むのはイヤなんだよな。覚えた操作はその機械でしか使えないし。

最悪だったのは、知り合いの店の LED 電光看板。あれの説明書。

おととしの、とあるけだるい午後3時、知り合いの店が移転新装開店したんで挨拶に行ったらそこの旦那、新しく導入した電光看板に出てくる文句が間違ってる、とグチグチ。

「なんだそんなの直せばいいじゃん。説明書あるんでしょ?」。そしたらその説明書、チンプンカンプンなんだそうで。この人、おいらより機械に強いんだけどな。電子機器は苦手なのかな。といぶかりつつ、その説明書を見せてもらった。二人で考えれば理解できるかもしれん、ということで。

結果:怒り心頭の男が二人になった。

こんなんでわかるわけね〜!

この電光看板を作った開発チームじゃなきゃわからん専門用語、というより造語のオンパレード。しかもというか当然というかカタカナばっかし。図解も全然足りない上に超テキトー。ていうかこの本自体、説明書の体をなしてない。取り留めなくいろいろ書き連ねてるってだけでまとまりがない。メーカー・取り扱い店以外の人に理解しろってのが無茶。だったら誰がこの店の宣伝文句を打ち込んだのか。

案の定、看板の取り扱い店がやったらしい。そのセールスさんに電話で文章を言ったら、それが入力された看板を持って来たんだそうで。そのとき「内容を書き換えるときはこれ見ながらお願いします」と渡されたのが、その役立たずな説明書。おいら旦那に進言したね。

「そのセールスを今すぐ呼び出して直させようよこの場で。間違えた内容なんて営業の妨げだよ」

「それがさぁ、朝電話したのにまだ来ないんだよ」

「何回かけたの?」

「いや、朝のその1回だけ」

「またかけようよ。来るまで何回でも」

「ん〜、そぉお?」

この旦那さん、人がいいんだよな。ここぞというときガツンと行けない。「自分のことだったらまぁちょっとぐらい我慢すれば済むことさ」て感じで。おいらも自分のことだとそういう風に考えがちだから気持ちは分かる。でもこれじゃ相手にいいようにされるだけなときってのがあるんだよ。うん。そして端から見てて、まさに今がその時。おいら気付いた時にはそこの電話機掴んで、その販売店の番号押してたよ。

「何やってんすか今朝から呼んでるのに。今すぐ来なさい今すぐ。お宅の商品がヘマやらかしててそのせいでこっちじゃ大変迷惑してるんですよ新装開店直後の大事な時に。お宅、事務所どこ? ああそこならここまで30分もありゃ来れるでしょ。30分以内に来なさいガチャ」

これでやっとセールスが来た。文章入力、手慣れてるの。聞いたらやっぱりというか、ほとんどすべてお得意さんに打ち込んであげてるんだそうで。客は誰も説明書を理解できないから。説明書が不備だってだけで、使う客も困るし、販売店も手間暇カネ全体でコストをずいぶん損失してると思うんですがね。で、何の話だったったっけ……あ、ルータか(汗)

電子機器ってのはま〜説明書が大事なんですわ(強引に戻す)。このルータには、本の形に綴じられたいわゆる取り扱い説明書と、8つに折り畳まれてるクイックスタートとがある。それと CD-ROM。え? ドライバ入れなきゃ動かんの?(鬱)。とりあえずクイックスタートを見よ〜。なんだ英語かよ。裏側が日本語なのか?

開けてビックリ中国語。

確かに台湾製ルータだけどさ。化粧箱は完全に日本向けなのに、中に入ってる説明書がこれなのはまたどういうおもつりですかな。ふんばって英語版いきますか。いやその前に取り説も見てみよう。おおっこっちは中国語と日本語だ。なんだかめちゃくちゃですな。まぁ日本語があるからいいけど。でもフォントがあやしくて。ポイントでかくてやたら細い明朝体。

編集したの、絶対中国系の人だなこのセンス。印刷も日本国内じゃないな。ところどころかすれてる。肝心の文章はどうなんだ文章は。書いた人が日本語が下手だと最悪だぞ。理解できるのか? うむ。内容はきちんと理解できる。日本人が書いたと思われる例の LED 電光看板よりずっといい。ときどき中国語の単語が残ってたりするけど、文全体で意味は分かるからご愛嬌ってとこだな。で、大まかに全体を読んだ上で、問題発生。

Mac の設定方法は?

何べん読んでも Mac の "M" の字「マ」の字さえ見当たらない。ルータの設定はブラウザ上でやるから(JavaScript を使ってるらしい)全部共通だけど、パソコン側の設定の説明は Windows 98, Me, 2000, XP の場合のみ。化粧箱に書いてあった「Mac OS 8 & 9 対応」ってのは一体あれは……。

ままよ。パソコン側の設定なしで、いきなりルータ側の設定に入るぞ。ちなみにルータ設定に使う指定ブラウザは IE のみらしい。よしわかった Netscape 7.02 いってみよ〜(何故)

Windows 用の IE と Mac 用の IE って名前が同じだけで全然別モノだから、どっちみちあてにはならんだろう、と。そしたらこれが、ネスケで何の問題もなかったぐらいにして。設定一発でネットにつながってんの。うほほ〜相変わらずサクサクだぞ ADSL。プリンタもちゃんと動いてっぞ〜。パソコン側は設定要らずだったってことですな。付属 CD-ROM に入ってるドライバも出番なし。

まぁこういうことはよくあるわな。周辺機器を買うと、分厚い説明書の半分が全環境共通、残り半分のほとんどが各種 Windows 用で Mac 用は1ページだけだったとか、1文だけだったとか。その1文が「Mac は特に設定は必要ありません」だったりして(笑)。こういうとき「Mac で良かった」としみじみ思うなぁ。んでもせっかく対応してるんだから、Mac に関することも取り説に1文くらい入れてくれてもいいと思うぞ。うまく動くかどうか不安で不安で、思春期みたいにドキドキしちゃったぞ。

そんなわけで、Mac に関する設定の説明はただでさえ短いし、今回みたいに載ってない時もあったりするんで、新しい周辺機器を導入するたび毎度毎度ひと苦労するわけだ。設定の苦労よりましだと思うけど。でもこんな場合↓もあったりする。

去年、意気込んでワケアリ市で安くデジカメを買ったとき、勇んでうちに帰って説明書を端から端まで読んで、最後の方でようやく "Mac" という文字列を見つけた(目次には載ってなかった)。その1文とは……、

「Macintosh コンピューター

 では ご使用になれません」

……、 (-_-;)

……、 (-_-;;)

……。 (T□T;) ヌハァ〜

設定が楽なのはいいけど、対応する周辺機器やソフトが少ないのはツラいとこさ〜。

銘板
2003.9.21 日曜
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部品の独白

8年ちょいくらい前かなぁ。イングランドの名もない工場で、汎用バックフォグとして俺は生まれた。バックフォグってのは、霧の日や雪の日に追突されないように点灯する、明るめのテールランプのことだ。イングランドを含むヨーロッパ圏の道交法では、今や俺は必需品てことになってる。えへん。

しかし俺は汎用品。それぞれの特定の車種の一部として専用設計されたものじゃない。どんなクルマに取り付けられるのかというと、古いクルマ。もろに古いクルマもあれば、設計が古いまま長いこと生産され続けてるクルマもある。そういうやつらのためのものさ。

俺が取り付けられる相手先はもう決まってた。ローバー社のミニ。クーパーかメイフェアかスプライトか。そのどれか。もしかしたら全然違うクルマ用に横流しされるかもしれなかったが、当初の予定どおり無事、ダークグリーンのミニ・スプライトに装着された。

本当はこの当時、ローバーミニなんて古くさいクルマはとっくに生産中止になってるはずだったんだな。ローバー社は当時、そういう意向を持ってた。そうなってれば、あおりを食って俺も生まれてなかったかもしれない。1990年代初頭に生産中止計画が発表されたとき、遠い東洋のそのまた東の端の日本という国で、ミニの生産継続を求める声が大きくなったんだそうで。ローバーミニというクルマのデザイン、どうも日本人の感覚にうまくハマったらしい。

事実、日本ではミニがよく売れていて、外国車の輸入関税撤廃とバブル景気とかいうのもあって、生産台数の4割くらいが日本で売れてたらしい。そのうえいったんはヨーロッパ向けに輸出されたミニも、かなりの数が「ヨーロッパ仕様(左ハンドルのもの)」として日本人の輸入業者が買い付けては日本に運び込んで、これもまたよく出たらしい。

直後に日本の景気が「失われた10年」と後に呼ばれる長い長い下降期に入っても、ミニは人気輸入車にしては値段が比較的安いせいか、そこそこ売れ続けた。

そんなわけで、1995年に生まれた俺もまたミニのリアバンパー下に鋼板のステイで固定され、他の多くの兄弟たちと一緒に海を渡って、この国へやってきた。

俺が送られた仕事先は青森県。あんまり待たずされずに買い手がついて、持ち主と何年も一緒に暮らしてた。そういや純正のルームミラーとバックミラー、あまりにも役に立たないもんだからオプションと取り替えられてたっけな。

戦力外通告されて去っていく純正ミラーたちに、「もっと使える形にしてもらえれば良かったのにな」と同情の言葉をかけたらあいつらそれを嫌味と取ったらしく、「お前だってこの国じゃ使うやつなんかいないだろ。ドライバーの気まぐれ以外で一度はちゃんと光ってみろ」なんて毒づきやがった。へっ、うるせいや このスクラップども。俺様の価値は分かる人だけに分かるんだよ。

強がってみても、悔しいけど実際に実用されたことなんて、生まれてこのかた一度もない。光ったのは、持ち主がリアウインドウの曇り取りと間違えてスイッチを押したときと、年に一度くらい俺の存在を思い出して光らせてみたときくらいだ。しかも持ち主、スイッチ入れたこと走らせながら忘れてやがって、クルマを降りて俺が光ってるのに気付いて慌てて消したりしてな。彼にはすっかり疎まれてしまって、出番はますますなくなった。

そんな持ち主にも彼女ができた。付き合ってた頃も結婚した後も、俺が取り付けられてるクルマは二人をどこへでも運んでいった。でも二人に子供ができた時、彼らは悩みに悩んだ挙げ句、決断した。もっと大きなクルマに乗り換えることを。

クルマと俺は下田町に運ばれた。今いる八戸市のすぐ北隣。去年の成人の日のあたりだ。ここのミニ専門店でカッチョ良くレストアされ、それなりの高い値で売られるという算段らしい。よしよし。できれば俺も継続採用されたいが、どうなるだろう。そんなことを悩んでたら、青い顔した男がその店に飛び込んできた。

店の中の話し声を拾うと、なんでもこの間抜け、正月の松の内も開けないうちにアイスバーンで滑って自爆してミニを一台オシャカにしたらしい。こいつ俺の兄弟になんてことしやがる。

ふむふむほほう。で、こいつまたミニに乗りたがってるのか。社長どうよ。店の前に並んでるどのクルマを勧めるのさ。って俺!? がついてるこのクルマ? ま〜じ〜でぇ〜!?

その年の2月にこの男のものになって、今日まで1年7か月。クルマも持ち主も再婚同士ってわけで、なかなかよろしくやってきてると思うよ。相変わらずこいつも全然俺を使っちゃくれないけどまぁいいさ。もう気にしないよ。綺麗な体のまま、いずれクルマの本体と一緒にスクラップ場までついていくさ。これが「悟りの境地」ってやつだよなぁ相棒。と、俺とクルマとをつなぐ役割の鋼板ステイに声をかけたら、意外な返事が返ってきた。

「もうオレ駄目かも。見ろよ。冬になるごと後輪が巻き上げた融雪剤をもろに食らって、全身くまなく芯までサビサビのボロボロだぁ……」

なっ、てめぇ何言ってんだ縁起でもねぇ。俺とお前は一蓮托生。おまえが死ねば俺も死ぬんだぞ。え? 『オレが死んでもステイだけ新品に取り替えて、お前は生きながらえられるだろう』って? いやいや分からんぞ。どうせこの国じゃ俺たちは不必要なんだ。一緒に捨てられっかもしんねぇじゃねぇか。それに走ってる最中にお前が折れちまったら俺、いきなり引きずり回される運命だぞ。やっぱ一蓮托生じゃねぇか。おいおい運ちゃん、とりあえず俺たちのヤバい状況に気付けよ!

……、

……、

……。

だめだ。俺たちの存在を完全に忘れてやがる。なんだこいつホームセンターからいろいろ荷物抱えてきたけど。水道用の塩ビ管やらその専用接着剤やら塩ビエルボーやら金具やら。ははぁとうとうあれやってみる気になったか? 「低圧マフラー」とかいうやつ。

そうだ、よし。マフラーだ。マフラーを見ろ。俺たちはその少し右だ。気付け! ってもうその材料、何日もリアシートに載せっぱなしだなぁ。マフラーの方を見向きもしねぇ。こいつほんとにやる気あんのか?

そして今日、運命の刻が来た。

ガソリンスタンドの店員:あのぉ〜ゆんず様、ゆんず様おられますか。
ゆんず:あ、洗車、終わったっすか?
店:それがですね、申し上げにくいんですが、洗車の最後にお車を拭いてたらですね、後ろのバンパー下についてるランプがですね、ポロッと……いやホントちょっと触っただけで、ええ、かなり腐ってたみたいでエエ……(汗)
ゆ:げ、どんな具合ですか。見せて下さい。
店:ええ、こちらです。

俺、こんな異国のこんな地方の街で、まさかこんな無様な姿を晒すとは思ってもみなかった。バンパー下からへその緒みたいなコードだけでユル〜く繋がって、コンクリートの地面の上に仰向けに転がってるんだもんなぁ。新婚さんのクルマにくくり付けた空き缶じゃねーんだから。

それにしても空ってこんなに青かったんだなぁ。雲ってこんなにくっきりしてるもんだったんだなぁ。俺の前面をすっぽりと覆う赤いフィルターガラスを通しても、空と雲の青さ白さが目に染みやがるぜ。

その青空を背景に、持ち主の野郎の顔面が視界にヌッと入り込んできた。

ゆ:こ〜りゃ確かにひどいわ。いつモゲてもおかしくなかったスね。
店:ええ、ええ(滝汗)
ゆ:どうしたらいいかなぁ。んん〜、んじゃこれコード切って本体側のコードは絶縁しといてくれます? バックフォグなんて別に法律上なくても構わないやつですから。
店:あっ、はっ、はい。分かりましたぁ。

(しばらくして)

店:コード、トランクの中でコネクタがついてたんでそこで外しておきました。絶縁も一応こんな感じで……
ゆ:おお、ありがとうございます。で、外したバックフォグは
店:はい、助手席の床に
ゆ:それですね。うん。分かりましたご苦労様でぃ〜す。

おっおいお前ずいぶんノリ軽いな。クルマの一部がもぎれたんだぞ! いいのかそんなんでオイ!

……、

……、

……。

しかし室内にいるのもなかなか悪くないもんだな。考えてみりゃ今までずっと外の吹きっ晒しだったもんなぁ俺の人生。これからどうされるのか皆目分からんけど、できれば「LED(発光ダイオード)ハイマウントストップランプ」あたりに改造されて、華々しく復活したいもんだな。バックフォグ役よりよっぽど存在感あるしな。

銘板
2003.9.22 月曜
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持ち主の独白

もげたバックフォグ、発光ダイオード(LED)でもぶち込んでハイマウントストップランプにしちゃおっかな。どうせバックフォグなんて使わんし。とりあえず LED 化に自信ないから、電球のままハイマウントストップランプ化に専念しようかな。ミニってただでさえ小さくて後続車に忘れられがちなのに、ストップランプがまたとんでもなく低いところについてるからな。

「ハイマウント」っつっても、ミニのリアウインドウの一番上に付けたあたりで、RV 車の普通のストップランプの高さより低かったりするけど(笑)。ウインドウの角度に合わせてちょっと上向きにしようかな。そうすると大型車に存在を激しくアピールできるのではないのか、とか。法律上の問題はないんかな。上向きはまずかったりして。

問題は、配線にやっぱしちょっと自信ないってことと、バックフォグけっこうでかくて、それだけで後ろの窓の面積がけっこう削られるってことだな。後方視界を保つには、ちょっと右寄りに付けるか。ん〜、法律はどうなんだろ。「ハイマウントストップランプは中央にひとつ、または複数ならば左右対称に配置すること」みたいなのがあるかもしれん。

ああやっぱし真ん中だわ。どちらかに寄せると、後ろの席に座った人が頭ぶつける可能性あり。けどなかなか難しそう。

銘板
2003.9.23 火曜
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サムネイル追加

しゃーこのやろ! しゃーこのやろ!(猪木) ど〜だ! 立体写真の目次・解説ページにサムネイル画像を入れたぜ!

例えば「2002年4月」のぶん

他のバックナンバーも全部サムネイル入りだ。目次・解説ページ、地味だったんだよなぁ〜 (T▽T) アハハ

3日前、よそ様の立体写真サイトを見てて、うちにはサムネイル画像がなかったことにようやく気付いて。「画像のリファインも終わったことだし、ちょうどいいからうちもやってみようか」と。そこからが大変。

 「立体写真につながるリンクの左脇にサムネイルを貼ろう」

→「ああでもそこは『とぐろうにょ』が出現する場所なんだよな」

→「マウスポインタを置くとサムネイルと『とぐろうにょ』が差し変わるようにするか?」

→「これから見たい画像のサンプルが、候補に挙げたとたん消えるなんて変だろ」

→「じゃあサムネイルの上に重ねて『とぐろうにょ』を出せるか?」

→「スタイルシートのレイヤーの知識が必要なんじゃね?」

→「今から学ぶのは億劫」

→「できねーじゃん」

→「いや待て、table セルの背景画像としてサムネイルを表示したら?」

→「おっ行けそう。全部書き換えなくていいし」

→(試作開始。結果は上々。思ったより見映えがする)

→「だったらついでに、ページ冒頭にサムネイルをズラッと一覧で並べたら?」

→「いいねいいね。解説文をだらだら読みたくない人もサクサク見られるね」

→(その試作も開始。結果は上々。こっちも想像以上に見映えがする)

→「それじゃ作業開始!」

軽いノリで始めちゃって。技術的には大したことなかったけど、作業量が膨大で。サムネイル製作は余裕だったけど、目次・解説ページの改造が半端じゃなくて。それでも完了(ふんが〜!)。かなり良くなった!(と思う)

つうことで、「立体写真全作品の再レタッチ」「目次・解説ページへのサムネイルの追加」の2点をもって、『さんでー立体写真館』4周年記念事業とさせていただききまぁ〜す。満足したんでもう寝ます。おやすみ〜。バタキュ。

銘板
2003.9.24 水曜
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『座頭市』& "Dolls"

先週末観た『座頭市』の感想書こうと思ってたんだけど、さっき "allcinema ONLINE" に登録して、そこにユーザコメントとして出しちゃったよ。同じものをこのページにも出しちゃう。

このデータベースのデータおよび解説文等の権利はすべて株式会社スティングレイが所有しています。
データ及び解説文、画像等の無断転用を一切禁じます。

の文言が気になるけど、「無断転載を禁ずるデータ及び解説文、画像等」は「この会社が用意した各映画に関するデータのことを指し、自分で書き込んだ文章はそれにあたらない」と解釈することにする。

超微細ツッコミ

すごい細かいツッコミ:
・血しぶき、天井に刺さって落ちる刀、斬られてふっ飛ぶ腕。気持ち程度 CG 臭くなかった?
・新吉のギャグ、しょうもないのにやたら笑わされてしまって、なんか口惜しい(笑)
・芸者姉妹、クライマックス手前でようやく仇に対面したのにいいとこなし。おいしいところは市っつぁん独り占め。ちょっとずるい。せめて姉妹に雑魚を3人ほど斬らせるくらいの花を持たせてから市が登場しても良かったんじゃ…。
・最後のダンス、おきぬちゃんだけ笑顔がなかった。少女時代の子役は笑顔だったのに。振り付けこなすのに必死だったのかな?
・同じく最後のダンス、服部夫妻も幽霊としてでも出てほしかった。せっかく浮き世の憂さとしがらみから切れたんだから、弾けんばかりの笑顔で手を取り合って、思いきり踊り狂ってほしかった。でも幽霊じゃ足がないからタップは無理か。

ここでいつもやってる通りというか、ど〜でもい〜ことばっかしバシバシ書かしていただきました(笑)。そういや "Dolls" ('02) の感想を書いてなかったっけ。では "Dolls" の感想スタート!(テキトーだなおい)

北野監督、"Dolls" では引き分けってとこだったな。いや、「この映像作品の内包する人類社会に向けた本質的メッセージと映画史に於ける普遍的存在価値の均衡と衝突」とかそういうコムヅカ論理系観念話じゃなく、細かいツッコミで。

何が引き分けの基準かっつーとね、もう10年以上前に出た『ビートたけしの仁義なき映画論』という映画の感想本。週刊誌の企画として、ビートたけしが毎週1作品を観て思ったままに言いまくった内容を収録するという企画で、当時の作品(バブル前後)の作品を気持ちいいほどメッタ斬りしてたんだわ。その単行本を買って読んだことがあって。その本どこ行ったか分からなくなって今手元になくて申し訳ないけど、"Dolls" 観たあとその記憶をもとにまぁチェック入れちゃったわけだ。意識してそうしたわけじゃないんだけどさ。

で、"Dolls" ではこの本で言い放ったツッコミを、北野は自分の作品でやらかしてしまってた。黒澤明監督の『八月の狂詩曲(ラプソディー)』('91) について、たけしはこんなことを言ってた。

「最後の台風なんて、画面の手前ばっかり風が吹いてて後ろの方はソヨともしてねぇじゃねぇか!」(←原文は違うと思うけど、「こういう意味」ということでひとつ)

"Dolls" ってのは一般に「日本の絢爛たる春夏秋冬を見事に表現した作品」、とされてるらしく、そこに異存はない。けど、問題は「秋」。ツッコミかましてよかですか?

画面の手前の道ばっかり紅葉してて、

後ろの山はしっかり緑色じゃねぇか!

まぁそんなところで。でも別な場面で、前に言ったことをきっちり実行してもいる。『仁義なき映画論』では、桑田佳祐監督『稲村ジェーン』('90) については、

「真っ正面から撮るのは相当な勇気が要るのは分かるけどさ、こうも斜めからばっかり撮っちゃって、やたら自信なさそうじゃねえか」(←原文通りではないけど、「こんな内容」ということでひとつ)

"Dolls" のヤクザの親分さん、昔惚れ合ってた女性と公園のベンチで弁当を食べる。二人して楽しそうなわけだ。幸せそうなわけだ。ここ。カメラはベンチの二人をもろに真正面から捉えてる。

一歩間違えば「招かれざるギャグ」になって

しまう綱渡り、よくぞそのまま渡り切った!

のっぺりした真っ正面ショット、確かにこれで作品を作るのはほんとに相当な勇気が要りそうだわ。本を読んだ当時はピンとこなかったけど、いざ実例を見せられてようやく分かったよ。考えてみれば、横長のベンチに二人が腰掛けてやり取りするのを、横長の画面の真ん中に左右対称になるように撮る、ってのはこれほど安定な構図もないわけで、映画の流れにも助けてもらえば、「平和」とか「到達後」とか「停滞」とか「退屈」を表してたんじゃないか、との理解に至る。

だからこそ直後に起こる事件が鮮烈になる、という計算でこの大胆な「真正面ショット」を採用したんじゃないかな。そんなわけでこの構図の選択、後からよく効くことが分かったけど、さらに考えるとその場面が流れてる最中は特に何の効き目もないどころか、ちょっと間違えれば作品全部ぶち壊しになっちゃうわけだ。出来上がったものを観てから知ったかぶって一席ぶつのはラクだけど、作り手はとんでもなくキツかったかと思う。天晴!

ま〜以上が「引き分け」の根拠なんだけどさ、映画全体としては、こう、おいら向けじゃなかったね。メインの話の「つながり乞食」の二人、最後は綺麗に心中できましたってことで、「さいですか」って程度の感想しか持てんかった。何もない物干し竿に丹前が忽然と現れた日にゃ〜劇場出てうち帰ろうかと思った。でも「最後まで観なきゃ後であーだこーだ言う権利を得られん」、ということで我慢して最後まで観たけど。『ソナチネ』('93)(←脚本・監督・編集を一人で行う現在の形式を採った初の作品)以降の北野作品の中で、一番ピンと来なかったぞ "Dolls"。

注:この文章は「観客の感性は一人一人違うので、一人一人が独自かつ等価の感想を持ってしかるべき」という考えで書いています。"Dolls" を愛する方々の感じ方を否定するものではありません。

銘板
2003.9.25 木曜
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クロス攻撃

なにげに思いついたんだ。このまえ立体写真へのリンクに、サムネイル画像を入れたんだ。そのときその画像、<td>(HTML で table のセルを作るタグ)の背景画像として読み込んだんだ。こうすると画像を2枚重ねることができるわけだ。

それで思いついたんだ。今ある画像素材と技術だけで、このサイトのトップページがもっと派手になりそうな案。

善は急げと試作した。

……、

……、

……う゛っ。

ボツ! ボツだこりゃ! キモッ!

銘板
2003.9.26 金曜
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週末は仕事漬け

ふ〜い、今週末はちょっときついっすよ仕事が入って。これ、27日に書いてるんだけど、昨日はその準備で夜中近くまで残業。手早く効率良く作業できる能力ってのが欲しいですな。うぃぃ〜。

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2003.9.27 土曜
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仕事中の儀式

今週末は、八戸市内で小さい物産展やってるんだけどさ。そんな仕事中にもちょっとばかし心安らぐものが欲しい。でもキツい仕事してると、キレちゃうやつってのがたま〜にいるわけで。

キレたのは、展示品を照らす電球(ォィ)。予備を用意してたから取り替えて済んだ。そして用済みの電球については、ある儀式を執り行なった。「儀式」つっても、「これは使用済み電球です」という旨をマジックで書き込むだけなんだけどさ。

こんなふうに。

あとはこれを人に見せて、笑いを取るってだけのことなんだけどさ。キツい仕事中でもまぁ一時的にナゴめるという、それだけのネタなんだけどさ。

銘板
2003.9.28 日曜
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タイムマシン冷蔵庫

商売には演出が必要ってことになってる。過剰演出は JARO にチクられる対象だけど、商品品質を正しく伝える意味での演出ってのは、やっぱり必要に思うことがあった。

五戸の物産展仲間で馬肉料理屋さんがいる。物産展では馬刺や馬の精肉を売ってる。その店の知名度もあって、それに肉も料理も実際うまいんで、物産展では稼ぎ頭だったりする。で、生肉だから商品陳列は当然冷蔵庫なわけで、でも家庭用みたいな形の冷蔵庫だと商品が見えない。そんなわけで「オープン冷蔵庫」というのを使う。こういうやつ。物産展の出先で貸してくれる時もあるけど、五戸町観光協会では自前で1台持ってる。

昨日、今日の物産展では自前のものを持ち込ませてもらって使った。前々から気になってはいたんだけど、商品を照らす照明、蛍光灯なんだわ。よりによってこれがまた青っぽい色でね、いわゆる「クッキリ感」みたいな。あれで生肉を照らすと黒ずんでマズそうなんだよね正直言って。なんで食品用に買ったオープン冷蔵庫にそんなのがついてたのか不明だけどさ。せめて「安らぎ感」程度の色合いの蛍光灯に換えるべきだと思ってたんだ。うん。

どうせなら生肉専用みたいな蛍光灯。あれが手に入ればベストだ。スーパーなんかの精肉コーナーでよく使われてる、あの独特の赤っぽいやつ。最近だと回転寿司屋さんのベルコンを照らすのにも使われてるよね。でもその入手ルートが分からない。普通の電気屋さんでは扱ってなさそう。そんでいっちょ頼んでみることにした。物産展を開かせてもらってるスーパーの店長さん捕まえて。

「蛍光灯、1本売って頂けませんか? ほらあの精肉コーナーで使ってるあれ」と。

……、

……、

……。

言ってみるもんだなぁ。「うちで使ってるのが1本切れたと思うことにするよ」と、タダでもらっちゃったよ。店長どうもありがとうございます。さっそく取り付けたねオープン冷蔵庫に。

うひゃははははははは。さっきまでと段違いにうまそうだってば。やった! でもなぁ、この照明はお客さんの立ち位置から遠いところにあるんだな。だからお客さんから見ると、手前の肉は店内の普通の天井照明に照らされてちょっと黒ずんで見える(今まで通りなんだけど)。黒っぽい肉ってのは古い肉に見えますわな。味が落ちてるように見えますわな。遠い方の肉ばっかりうまそうに見えるんだわ。どれも同じ日の出荷なんだから鮮度とうまさは同じなのに。

そこらは現場の写真で一目瞭然。

で、これで売り上げ倍増したかというとそうでもなく、やっぱしお客さんから見て手前の、手に取りやすいほうの見映えがイマイチなもんだから、そこらへんがイメージの足を引っ張ってしまうらしい。だから手前の方は今まで通りなんだけどね。

なかなか難しゅうございますな。しかしどう見てもやっぱり、というか見れば見るほど、手前のやつの鮮度が悪くて奥の方のが新鮮なように見える。そこで大実験開始。

並んでる肉のうちのひとつを持って、手前から奥にゆっくり移動させてみた(どこらへんが大実験なのか謎)。おおお、お肉がだんだん新しくなってゆく!(笑)

今度は奥から手前の向きに移動。お肉がどんどん古くなってゆく!(爆) だから同じ肉だってば。

この特殊な蛍光灯のあまりにもな威力に、しばらくこれで遊べた(←仕事の邪魔)。数時間してこの肉屋さんに聞いたら、なんでもお客さん、買うときわざわざ奥の方の肉ばかり選ぶようになったんだってさ。

蛇足:この蛍光灯の存在を知ったのは、伊丹十三監督の『スーパーの女』('96)。これに出てくる悪徳スーパーの安売り大魔王が、鮮度の悪い肉を売るのに使ってたりして、「客を騙す小手先の技」と受け取る人もいるかもしれんな。

確かに映画でやって見せたような悪用もできる装置ではあるけど、この馬肉屋さんの馬肉はうまいんで、それに見合った演出として使ってるから問題なしだ。ていうか今日びスーパーと名の付く販売者はみんなこの蛍光灯を使ってるんで、そんな中でこれを敢えて使わないで、せっかくの商品品質をわざわざ他より劣ってるかのように見せる意味もないしね。

銘板
2003.9.29 月曜
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速報サイト存続

今月前半に作ったサイト『八戸フォーラムに関する個人的速報』、存続することになりました。八戸フォーラム様にこのサイトの是非を伺ったら、

「個人のサイトですから、管理者の責任において運営されるならいいんじゃないですか」

との寛大なご返事を頂いたので。八戸フォーラム様、どうもありがとうございまする (-人-) おがんでみる

ん〜、そしたら後でちょこっと直そっと。オープンして2週間も経つのに「速報」は変だよね。

銘板
2003.9.30 火曜
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プロも木から落ちる

昔、テレビを見てたらアナウンサーの失言が飛び出した、っつうのをひとつ思い出してさ。言葉ってのは生活必需品だし、その道のプロでも間違うことがあるんだなぁ、そういう変テコな感慨も含めて、せっかく思い出したから忘れないように記す。

イモヅルで思い出した有名どころでは「ミソラさん」。あれテレビでリアルタイムに目撃しちゃったんだけどさ。いや〜たまげたねあのときは。あと、阪神大震災の現場からのリポートで、「もしこれが東京で起こっていたら」みたいなこと言って被災者の人たちにひんしゅく買いまくりだった、というのを聞いたことがある(おいら未確認)。

最近では気をつけてくれてるみたいでもう聞かないけど、全国版の天気予報で、「関東を襲った台風は東北地方に抜けたのでひと安心ですね」とか。東北だって日本だぞ。全部合わせるとスウェーデンの総人口ほどの人が住んでるんだぞ。とまぁそんなあたりはけっこう知られてるところか。

今日思い出したプロの失言でキテたのは、バブル真っ只中、あの頃のこと。夕方だったか夜だったかの全国版の報道特集番組で、世相を反映して「ヤケクソリッチ」という言葉が出てきた。

「首都圏に職を持つ人たちで、仕事が順調で収入もそれに応じて伸びているのに、地価がそれ以上のペースで上がるせいで都心に一戸建てを構えることを諦めた人たちのことを、最近ではこう呼ぶようです。彼らは昔と同じ狭いマンション暮しをしながら、自家用車・テレビ・家具などは競うように高級品を買い漁ります」

男性アナウンサー氏は原稿を読みながら、その言葉をそう説明した。そして最後に、カメラ目線で一言。

「かく言う私も『ヤケクソリッチ』です」

聞いた瞬間、なんだかカチンと来たぞ。当時は日本国中バカみたいに景気のいいお祭り騒ぎ状態だったとはいえ、その弊害に苦しむ人たちもまた確かにいたぞ。地上げ屋に脅されてた人たちね。あと、好景気をダシにした詐欺にあってごっそり持って逃げられた人たちとかも。それとさ、地方だと好景気と関係なく暮らしてた人たちも多かったし。八戸もバブルの影響があったみたいだけど、ほとんどの庶民には無関係な他人だったよ。

「みんながみんなバブルさまさま」ってわけじゃなかった。それは別においらだけ知ってたわけじゃなく、好況の影の部分もよく報道されてて、そんな状況に追いやられた人々に対する一般人の認識率はかなり高かったと思う。このことについては、マスコミはよくその役目を全うしたと思う。でもそのことを無視してそのセリフはないでしょ、と。

その頃のおいらの生活も別に、好況とはあんまし関係なかったしさ。寿司屋のバイト(配達とウエイター)で、チップをくれる客がたまにいたって程度で(相場は500円か1000円だったけど、正月にバイト入ってたら、会計済ませて受け取ったおつり6600円也を「お年玉だ。お前とっとけ」とチップとしてまるまるくれた客が1人だけいたなぁ。びっくりしちゃってさ。おいらが全部いただいちゃうのは悪いんで、バイト仲間で山分けしたっけ。そんな程度の経済感覚)。

ヤケクソだろうが何だろうがリッチはリッチ。テレビでの職務中のアナウンサーに自分の高収入を自慢されて面白い人なんかいないって。ていうかあんたの放送局もしょっちゅう地上げ屋の非道をニュースや特集で告発してたべ。

ツッコミ入れるにしてももう時間が経ち過ぎて野暮もいいとこだけど、せっかく思い出したんで。

こういうの、言った本人はもしかしたら今でも悔やんでるのかもしれんけど、聞いた方としてはなかなかの人生の教材になりますなぁ。ヤケクソリッチのアナウンサーさん、あれには当時ムカついたけど別に迷惑のかかることじゃなかったんで、ありがたく教訓にさせていただきます。ありがとう。いや、厭味じゃなく。

なんてしみじみ思いつつもキーワード「ヤケクソリッチ」で YAHOO! と Google で検索したら0件、「やけくそリッチ」で1件ずつ(同じサイト。アナウンサーの表現についての言及なし)しか引っかからなかった。キーワード「ミソラさん 紅白」では YAHOO!, Google 合計92件、キーワード「阪神大震災 東京で起こっていたら」で合計13件引っかかったことを考えると、「ヤケクソリッチ」をひけらかしたあのアナウンサー、別に何の咎めもなかったみたいだな。

誰も見てない番組だったんだべか。

ていうかアナウンサーって基本的に給料取りだし(その人はフリーじゃなかった気がする)、歩合制だとしても時間給の要素もあるから(どうがんばっても1日あたり合計24時間以上出演できない、という意味で)本業の稼ぎにも限界があったろう。それでも好景気でリッチになったのなら、株式投資か土地転がしでもしてたんだろうか。

バブルはじけて、この人なんぼスッたんだべ。

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