ひとりごちるゆんず 2003年10月
銘板
2003.10.1 水曜
前日に飛ぶ
http://yunzu.qee.jp/threedstudio/copages/htrgtr/htrgtr0310.html#LOG20031001
 この記事へリンクを貼る時は↑の URL をコピペしてね。

電工エピソード第3話

『仕事中の儀式(2003.9.27)』『タイムマシン冷蔵庫(2003.9.28)』に続き、電灯に関する別件の話題ができたんで。続くときは続くなぁ。

今日は常夜灯について。うちの職場の駐車場には常夜灯が2つある。どっちも蛍光ボールを使ってる。

もともとはシリカ電球だったんだけど、2か月に1ぺんくらいの割合で切れてさ。そのたびに脚立や屋根に登っていちいち交換するのが面倒で、あるときから蛍光ボールを採用。これが良くて。いいねぇ切れないってのは。持つときは1年以上持つもんな。電気代もあんまりかからんし。

とはいえやっぱり寿命ってのはある。先週中頃あたりに1つが切れたかと思ったら、3日後にもうひとつの方も切れてしまった。続くときは続くよなぁ。おかげで夜は駐車場真っ暗。ちょっと物騒っぽい。てなわけで今日、職場の近所の、優勝セールでものすごいことになってるダイエー系スーパーで、新しい蛍光ボールを買ってきた。

2〜3年買わないでいるうちに、また小型化が進んでた。シリカ電球にかなり近いサイズになってきてる(それでもまだちょっと大きいけど)。うちの職場の常夜灯の場合、電球が露出する形だからサイズは関係ない。ほいほいっと22ワット(シリカ電球100ワット相当)を2つ調達。単価は2100円なのに、2つ合わせて税込みでも4000円しなかった。

んん〜、優勝セールの威力ってやつですか。こいつはなんだか得した気分。

王監督、おめでと〜&ありがと〜 (^▽^)/

安いのは嬉しいけど、「シリカ電球 xx ワット相当」なんつう消費電力で明るさを間接表現する紛らわしい表示、どうにかならんかなぁ。ダブルスタンダードになってるぞ。それよか明るさを直接表現してくれんかなぁ。 電気照明器具がエジソン型のシリカ電球しかなかった頃ならまだしも、蛍光等がここまで普及して、しかももうそろそろ LED(発光ダイオード)照明まで製品化されそうなのにさ。

LED 照明は蛍光灯よりも消費電力が少ないんで、明るさの単位をワットにこだわるとダブルスタンダードどころかわけ分かんなくなっちゃうぞ。そのうえ近年じゃ基準のはずのシリカ電球でさえ「明るさ60ワットで消費電力54ワット」とか出てきてるし。関係者よ。人類としての知性があるならこの問題を理解し、あまり騒ぎになってない今のうちに照明器具の明るさの普遍的な単位を普及させてくれよ。明るさの単位、ルーメンとかカンデラとかあるじゃん。

JIS(日本工業規格)、あんたの仕事だ。

で、明るいうちに2つの蛍光ボールを装着完了。ひとつは単なる付け替え。もうひとつは、これを機会にひと工夫してみた。

なんか、ソケットのところに円盤型の傘がついてるのよ。傘にしても反射板にしても小さすぎて役不足っぽいやつ。あってもなくても別にいいような気がして。それどころか向きが悪くて、駐車場内の照らされているべき一部区域が、この影に入って真っ暗になってたりする。それでこの無意味そうな傘を外そうかと。

ひとつの方は高所の作業で位置も悪かったんで断念。まぁこいつは角度が良くて、傘の影に照らすべきものがなかったんで余計なことはしなくていい。問題のもうひとつは脚立で手が届く高さ。で、傘の影が悪さしてる。

ネジ切りした短いパイプ状のもので、傘は固定されてた。この短いパイプを手でぐりぐり回して外したら簡単に傘が外れた。そのままにしてたらソケットがぐらぐらしてきて初めて、外したパイプねじとソケットのカバー(建物の壁に据え付ける足と一体)で挟んでソケットを固定してることを理解した(汗)。パイプねじだけ元に戻して作業終了。あとは暗くなるのを待つだけ。光センサーで自動点灯なんで。

……(暗くなってから)。

おっ、どっちも点灯した。よしよし。しかしやたら明るいなぁ。おろしたての蛍光灯のスペシャルな明るさって何日かしか続かないけどね。おおっ、問題だった駐車場の隅、ちゃんと光が届いてるよ。これでよしこれでよし。うむうむ。と満足した瞬間、不意に周囲が薄暗くなった。

問題の常夜灯が消えてる。あわわ、ショート? それともあの傘、人知れず何か重要な任務を兼任してたとか?焦ってるうちにまた点いた。ほっ。ありゃ何だったんだ。蛍光ボールの初期不良だったのかな。まぁ1回くらいは大目に見よう。これからちゃんと光り続けてくれればいいんだよ。うん。

あ、また消えた。待ってたらまた点いた。しばらく様子を見たけど、どうも約1分周期で点滅してるらしい。

……、

……、

この現象は……。

……、

……、

んん〜……。

……、

……、

はっちゃけ〜はっちゃけ〜……。

……、

……、

あ……。光センサーにこの蛍光ボールの光が当たってるとか?

このセンサー、暗くなったのを感知して電灯を光らせるんだな。夜が明けて周囲が明るくなると消灯させる。こいつ、自分の光らせた蛍光ボールの光を明るく感じて電気消してるんじゃないのか? で、電気が消えたら暗くなるからまた点灯、と。なんで今までこんな間抜けなことが起きなかったかというとヅバリ!

昼間に取り外した傘。あれが電球の直射光が光センサーに当たるのを防いでいたのでしょ〜!

そう考えるのが妥当ですな。そうかあれは、反射板としては電球に比べて不釣り合いに小さいとは思ってたけど、そんな役割も担っておったのか。それが分かったのはいいとして。

どうするよ。傘を戻すんかい。

……、

……、

なんかシャク。それにまた傘の影が悪さするし。傘の、影を作らせたくない部分をペンチででもひん曲げて装着するか。なんかなぁ。うらぶれた感じになりそう。

「丸い傘がついた街灯」ってだけで昭和な雰囲気満点なのに。そんな寂しげな街灯の明かりが差し込む窓の奥、四畳半の真ん中におじさんがあぐらかいて、一升瓶に米入れて棒でつっつく風景がベストだ。いやベストなのか?ていうかあの昭和の象徴みたいな作業は一体何のためのものなんだろ。

そんなこたどうでもよくて、も〜ちっとはっちゃけはっちゃけしてひらめいた(逆立ちはしなかったけど)。センサーを部分的に隠そう。

センサーのドンガラは約 3cm 四方。基底部は黒いプラスチック(ABS 樹脂?)で遮光性。それ以外の部分は白い半透明のナイロン樹脂。このナイロン樹脂カバーを透過した光をセンサーが受け止めるらしい。このカバーのうち、蛍光ボールに向いた面を適当に遮光してやればいいのではないか。どうやって?

……、

……、

黒いマジック?(いや、黒魔術じゃなくて)

……、

……、

塗り足しならいいけど、塗り過ぎると消すのが面倒っぽい。仮ボツ。

……、

……、

貼るやつ?

……、

……、

セロテープ? 透明じゃん(笑) それで紙を貼る? 雨風ではがれるだろ。

……、

……、

……。

あ、ガムテープは? いいかも。でも紙ガムテープはいかんな。剥がすときしつこく残るからな。カッコ悪く破けるし。ということで梱包用の布ガムテープ採用。指でテキトーにちぎって貼ったら、センサーのカバーの蛍光ボールに向いてる面の8割くらい隠れた。結局これだけで直っちゃったよ。外が明るくなってからも点きっぱなしじゃまずいんで、それは明日確認するってことで。

引っ張った割にはあっけない幕切れごめんち。もう2どんでんくらいあった方が良かったっすか?(汗)

銘板
2003.10.2 木曜
前日に飛ぶ
http://yunzu.qee.jp/threedstudio/copages/htrgtr/htrgtr0310.html#LOG20031002
 この記事へリンクを貼る時は↑の URL をコピペしてね。

ガセネタについてのおわび

八戸フォーラムの速報サイト、検索エンジンに載っている URL 、

http://www.hi-net.ne.jp/~shoyu/hachinoheforum/sokuhouforum.html

からは繋がらなくなっていました。3日前の晩にお会いした多数の映画ファンの方々の前でこの速報サイトを「検索エンジンで見つければすぐですよ」と宣伝をしてきておいて。検索エンジンで見つけようとされた皆様、本当にすみません。あああ、宣伝した後すぐにでも自分で確認すればよかった。

『内覧会速報』だけだった頃に検索エンジンにタイミング良く見つけてもらったようですが、そのあと『開店速報』を足したとき、ディレクトリ構造を変えたのを忘れてたのが原因です。新しい構造になってからは検索ロボ来てくれてないし ( ̄□ ̄;) がーん その前に、古い URL でもアクセスできるように対策さえしていれば良かったのですが……。

今その対策しました(遅っ)

ということで、この文を読まれている方々の中には、3日目にしてようやく速報サイトを発見して、ついでにこっちのページにいらした方もいらっしゃると思います。お手数をおかけして本当にごめんなさい。おわびの印に自作マネキネコをおあげします。

これでどうかご勘弁を↓→

∧_∧
mΦωΦ)
し m つ
S_¥_2

んではひとつよろしく m(_ _)m

銘板
2003.10.3 金曜
前日に飛ぶ
http://yunzu.qee.jp/threedstudio/copages/htrgtr/htrgtr0310.html#LOG20031003
 この記事へリンクを貼る時は↑の URL をコピペしてね。

超楽勝! ゆんずの木工講座

光センサーの遮光はあれで問題ないみたい。蛍光ボール、ちゃんと昼に消えて夜に点いてる。
今日は電工に引き続き、木工。やってみるとけっこう簡単なんだよ単純なやつは。わざわざ既製品を買う必要もない。工具も電動ドリルと普通のねじ回しをちょっと使うだけ。自前のがなければホームセンターの工作室で借りればいいし。

今日、入場行進のプラカードみたいなのを作った。別に入場行進もデモ行進もするわけでもなく、職場の駐車場内の、月極で貸してるところ用の立て看板。地面が土なんで、立て看板の柄が長めなるように作って地面に刺すわけだ。

以前作った時はノコギリで下の先をとんがらせて、上の先端に木っ端を乗っけて金槌で打ち込んでた。でもそうすると、板と柄を固定してるところ(木ネジ2本で固定)にガタが来ちゃう。こいつはまずいんで、地面を移植べらで掘ってそこに柄を埋めて、周囲の土を足で踏み固める方針に換えることにした。こうすると柄の先をノコギリで斜めに切ってとんがらせる手間も省けて一石二鳥だ。

材料は、これがまたホームセンターでいろんなサイズと材質のやつが揃ってるんだな。サイズはその場で適当に見繕って、材質は一番安いやつを選んだよ。ん〜と、板:「桐集成材 450×15×180(mm) 300円」。柄:「桐集成材 910×24×30(mm) 180円」。切ったり削ったりする必要なし。そのまま使う。

2つの部材を固定する木ネジは「さら木ねじJS 3.5×32(mm) 鉄・ユニクロメッキ 約77本 200円」(←「約」って一体……)。板の表側に塗るスプレーは「アサヒペン水性ニュースプレー『白』700円」(これで立て看板3枚に4度塗りして、まだ3分の1くらい余ってる)

ネジ穴を開けるのにドリルが必要だけど持ってないんで、加工はホームセンター内の工作室にて(ここはひとつ「飯場(ハンバ)」と呼びたい)。ここで工具をタダで使わしてもらうのだ。部材の会計を済ませてからカウンターで飯場の使用願いを書いて出し、胸に「工作室使用中」の札を下げてから、買った部材を飯場に持ち込む。

電動ドリルの刃は3ミリ。木ネジなんで、その差 0.5mm はネジが自力で広げる。ねじ込むときもそんなにきつくないし、木材がネジを脇から締め付けるからガッチリ出来上がるぞ。横倒しにした柄の狙った位置に板を乗せて、ずれないように気をつけながら電動ドリルで穴を開ける。穴は2か所。位置は板の中心線上の、上から5分の1くらいと下から5分の1くらい。テキトーに目分量で。もちろん柄のほうも中心線上で。

穴の深さは、木ネジが 32mm なんで 30mm くらいでいいかな。柄を貫通させる必要なし。事前にドリルの刃のどのくらいまで行ったら OK なのかをチェックして、こいつも目分量で掘る。立て看板の必要な枚数まで穴あけをこなしたら、電動ドリルなんて危ないものはコンセント抜いてから刃を抜いて、それぞれ工具置き場のもともと置かれてた場所に戻す。

普通のプラスドライバー(大)で木ネジを締め付け。これだけで飯場での作業はおしまい。胸に下げてた「工作室使用中」の札をカウンターに返して、できたブツを持って帰る。飯場作業の最後のネジ締めくらい、飯場の外だろうがどこででもできたんだけど、今回は組み上げといた方が持ち運びが楽だったんで。

残るは板の表側の塗装のみ。これは屋外で。

まずは柄の部分に新聞紙を巻き付ける。ほどけないようガムテープか何かで固定。できれば湿度の低い日を選び、まずはスプレー塗り1回目。20cm くらい離して一定速度で横移動させる。これで板の半分くらいが白っぽくなる。同じ要領で残った部分も塗る。これだけじゃ足りないんで、1回目の塗りがあらかた乾いたら2回目を同じやり方でやる。足りないようだったらまた同じ作業の繰り返し。

手間を惜しんで一度に厚塗りすると、塗料がタレて仕上がりが素人っぽくなっちゃうからやんない方が吉。それに時間が経つと表面がヒビ割れたりするしね。そこからポロポロはがれたりもして。で、納得いくまで重ね塗りしたら、1日くらい乾かして完成。

白く塗った板面にマジックで文言書いて(本格的に塗料や墨で書いてもいいけど)、さっき言ったように移植べらで地面を何十センチか掘り下げてその穴に柄を入れて、土を戻して柄の周りを踏み付けよう。あとは放っておけば、「雨降って地固まる」でがっちり立つようになるよ。ちなみにこのままだと前後左右方向の外力はいいんだけど、上方向に引っ張ればけっこう簡単に抜けてしまう。

自然現象でそうなることはまずないから、この立て看板が抜けたのを発見したら十中八九、「人が抜いた」ということ。熊とかだったら抜くかもしんないけど(笑)。

『超常現象で立て看板が抜けた』『UFO が現れたら立て看板が抜けた』『訪問販売に勧められるがままに壷を買ったら、相変わらず不幸だけど立て看板が抜けた』『あぐらをかいたまま体が浮き上がる修行の最中、体は浮かなかったけど立て看板が抜けた』『今日はなんだか10倍かめはめ波を出せそうな気がして、思い切ってやってみたら残念ながら普通のかめはめ波しか出なかったけど立て看板が抜けた』とかそういうのもまぁ、そう主張したい人は勝手にやって下さい。別に止めませんから (^^;)

で、せっかく作った立て看板を誰かに簡単に引っこ抜かれないようにするには、柄の地下部分に横木を取り付けてから埋めるといいかも。やったことないけど。

自分でモノを作るったって、この程度ならやることはたったこれだけ。簡単簡単。やってみると意外と面白いよ。怪我しないようにだけ気をつけてやってみよ〜。そんじゃこれにて『超楽勝! ゆんずの木工講座』はオヒラキ。

次回は配管講座と左官講座。乞うご期待!←ウソですよ (^o^;)

銘板
2003.10.4 土曜
前日に飛ぶ
http://yunzu.qee.jp/threedstudio/copages/htrgtr/htrgtr0310.html#LOG20031004
 この記事へリンクを貼る時は↑の URL をコピペしてね。

脱 Mac 計画シリーズ

〜 素晴らしく最悪なタイミング 〜

「『脱 Mac』を目指して PC Unix の勉強してま〜す」というスタンスを取ってはいるけど、そんなら中古 PC でも買ってきて Linux だろうが Free BSD だろうが突っ込めばいい話なんだけどさ。んでもなんか恐くて。そんなわけでまた Mac OS X が PC Unix の一派なのを利用して、Unix 用のフリーソフトをまた導入しようかと。

今回のターゲットは "OpenOffice.org"。画像レタッチソフト "GIMP" と双璧をなす、Mac OS X 用に移植された Unix の大型フリーウエア。Unix 向けビジネス用アプリ。Microsoft Office とけっこう互換性があるらしい。略称は "OOo"。

んんー。2週間くらい前にダウンロードに失敗したと思ってた OOo パッケージ、200MB くらいあるもんだからやり直す気が起きなくてどうしようかと思ってた。でも今日気が付いたらデスクトップにちゃんとインストーラが出来上がってた。早速インストールしたけどこれがやたら時間かかる! しかもインストール中「あれやってくれこれやってくれ」と何かとうるさい!(苛) その間に Netscape 7.1 立ち上げて操作してたら、やっぱしインストーラ回しながらだから反応遅くて。8月に200円で売っ払った Macintosh Performa 6410 の操作性をしばらくぶりに思い出したな〜。

今、インストール終わって試しに起動してみたとこ。いきなり重いぞ起動。しかもスプラッシュウインドウがダサめ。やっと立ち上がった。ん〜、見た目はけっこう普通っぽくて使いやすそう。ありり、参考資料(MAC POWER 6月号)によると、このままだと日本語が全然扱えないのか。確かに日本語を打ち込むと化ける。これでは実用できんではないか。意外とショボいか?

ふむふむ、TrueType フォントとやらを入れれば、入力は無理でも表示ならできるようになるのか。なんかまたちょっとショボくなってきた気がする。で、どこで手に入れればいいのよこのフォント。フリーの TrueType フォントの例として、『東風(こち)明朝フォント』『東風ゴシックフォント』が紹介されてる。入手先は、

My Linux 日本語化計画

このサイトの管理人であり東風フォントの開発者であられる古川様、どうも開発ご苦労様です。そして寛大なるフリーの措置に感謝いたします。では早速フォントを頂きにあがりたく存じます。よろしくお願い申し上げ候。URL を打ち込んで、お邪魔しま〜す。

ぽちっとな。

……、

……、

……。

は!? 「公開中断」て? なっ、ちょっ、えっ、……。 ぇえ〜!?

東風フォントは今、とんでもない事件に巻き込まれてるみたい。サイトのこの記事は9月29日付け。この日、フォントデザインの本当の権利者である日立製作所から、東風フォントへの許可条件が通告されてる。ほんのつい数日前じゃん。

おいらもまたずいぶんとまたアレなタイミングで東風フォントが必要になったもんだなぁ。もっと早めに OOo をインストールしてればよかった。しかしおいらが OOo の手ほどきを受けてる MAC POWER 6月号は6月1日発刊。事件が発覚したのは、『My Linux 日本語化計画』さんによると6月18日。こっちもかなり微妙なタイミングだぞ。

使っていいフォントを他に探すか。とほほほほ。同じお方が開発されたと思われる東雲フォント(たぶん「しののめふぉんと」と読むんだと思う)はどーなんだろ。まぁこっちもこっちで、いろいろ探し歩いてみるか……。

それはそうと、悪いのは渡邊フォントなのがはっきりしてるから開発者の方々に責任はないだろうけど、この事件はかなりのショックだったろうなぁ。心中お察し申し上げます。

銘板
2003.10.5 日曜
前日に飛ぶ
http://yunzu.qee.jp/threedstudio/copages/htrgtr/htrgtr0310.html#LOG20031005
 この記事へリンクを貼る時は↑の URL をコピペしてね。

ミスター・ギーン

別にこの政党を嫌ってるわけでも、この人を嫌ってるわけでもないんだけどさ。Mac のハードで走る無料の Linux はないかと情報を漁ってたら、なんでか衆ギーンキーンの先生のコラムにぶち当たってね、これがなかなか凄まじくて。もったいぶらずにいくよ。

このページ。

道州制の話は置いとくとして、コラムのメイントピックとして今コンピュータ業界で持ち切りの話題、『トロン、マイクロソフトと提携』について一席ぶっとるわけ。そして「この記事にピンとくる方は極少ないであろう」と来た。そりゃやっぱり詳しい解説を求めますわな読者として。挑発してるもんこの人。「鈍いあなたは見過ごしたろうが、おれだけは問題に気付いたもんね!」と。だったらあんただけが気付いたってぇその問題、とっくと語ってもらおうじゃねえか。おう、ジャンジャンやっとくれ!

ところが。いや、なんてーか、こう思ったよ。

あんたの話にピンと来る方は

極少ないであろう。

思い込みに基づく観念的な話ばっかだな。NEC の 98 シリーズの段落、よく読めば読むほど焦点がふらついてて意味分かんないぞ。

「日本人が開発したインターネット言語」って、TCP/IP 等のプロトコルのことか? それとも各国語のコードのことか? そのうちどれかは日本人や日本企業が開発したとかいう話か? PC 98 シリーズって、インターネットを考えて作られたものなのか? それよりずっと前の設計だと思うが。マイクロソフト社内で日本語関連を扱う主だった人員はほとんど日本人なんじゃないかと思うけど、外資企業に勤める日本人は日本人じゃないのか?

NEC が米企業に敗北したのは、この記事によると PC のハードとソフトの性能向上により「日本語の壁」が消滅したことが原因らしいけど。確かに1995年に、当時の NEC 社長がテレビに出て、「世界の PC 事情がどう変わろうと、日本語の壁があるから大丈夫。日本の PC だけはこのままです」みたいな甘ったれた考えを披露してたのを覚えてる(顧客や株主を安心させるためのコメントかもしれんが、いずれにしろ方便)。結局、ハイテク企業でありながら「技術の限界」を頼りにした NEC が負けたのも当然な気がするんだが。

この段落の後半は、まるで NEC が現在まで TRON を開発してきたかのような意味に取れるけど、ギーン先生の文中で「国士たる技術者達」が具体的にどこの誰なのかを言わないからこうなるわけで。80年代、米政府がスーパー301条を掲げて TRON を狙い撃ちしたとき、日本の PC メーカーは1社残らず TRON を置き去りにして逃げ出したんだが。NEC もそのひとつだったんだが(そんな中で、ほとんど個人的にがんばってきた技術者の方々は各企業にいらしたらしい。『プロジェクト X』で紹介してたよね)。

で、次の段落でようやくこの先生の定義する「日本語」とやらの姿が見えてくる。彼がこの文章で定義する「日本語」は、「コンピュータ業界における日本発の規格」という比喩らしい。

先に言えよ!

言葉で物事を伝える上で、自分で持ち込む定義は本題に入る前に表明しておくのは常識かと思うんだが。ここらへん、弁論のプロのはずのギーン先生、どういうおつもりですかな。

「ネットワークの上で、日本人にしか理解できない暗号すら流せなくなった」って、特定の人同士のための暗号なら SSL というちゃんと機能するものがあるけど、それと違うのか? 全ての日本人が対象で、1人の外国人にも知らせたくない情報ってあるのか? 国益はもちろん大事だけど、そんな差別主義的な情報を、世界に直結したネットに流して何する気だ? ていうかそもそも日本人にしか使用を許可しないものを国際規格に織り込めるのか?

「そんなネットワークに、日本の国益に影響を与える重要な情報を流して良い筈がない」と言うのは自由だが、

インターネットなんぞに、国益に影響を与える重要な情報を流して良い筈がないのは、マイクロソフトと TRON の提携発表より遥か昔からの世界的な常識なんでね〜の?

このコラムの趣旨は結局、「TRON の純潔が外国にけがされた」なんて、そんなレベルの話だと理解したよ。うん。クズだ。頼むからこんなの黄色い半透明のポリ袋に入れて火曜の朝に外に出しといてくれ。おいらもマイクロソフトは嫌いだけど、だからって「マイクロソフトのものは何でもかんでも悪いに決まってる」なんて短絡的な決めつけはいかんと思うが。

銘板左端銘板銘板右端

ギーン先生ありがとう。書き物の掟の重要さを再認識できたよ。

銘板左端銘板銘板右端

てゆうか実質上、ネットに流す文書の言語を日本語にするだけで、ほぼ日本人以外に破れない暗号になると思うが。口語体の文書ならさらによし。例えばこの日記も、国際的には暗号でプロテクトされてることになりますな。

銘板
2003.10.6 月曜
前日に飛ぶ
http://yunzu.qee.jp/threedstudio/copages/htrgtr/htrgtr0310.html#LOG20031006
 この記事へリンクを貼る時は↑の URL をコピペしてね。

ミスター・フジー

しまった遅かったか! いや〜悪いことしたよフジー君には。ひとつ入れ知恵してやろうかと前々から思ってたんだが。んじゃもうしょうがないから、石原国土交通省大臣に入れ知恵するか。

このアイディアは、ん〜……あ、そっか。道路公団総裁なんかより国交省大臣の方が通りがいいや。なんだいいタイミングじゃ〜ないか。

ヅバリ。
高速道路を値下げせずに
繁盛させる方法。

これっすよこれ。まぁおいらも高速料金があまりにも高いと思うんで、本音じゃ4分の1くらいまで値下げしてほしいんだけどね。で、高速を値下げなしで繁盛させるにはどうすればいいのか。

まずは敵を知る。高速道のライバルは一般国道だわな。不景気もあって、法外に高い高速より、制限速度は低くても無料の一般道に人気が集まるわな。当然だわな。

でだ。高速としては料金に見合ったサービスをするのが定石なわけだけど、まぁある程度は有料の価値はあると思う。とりあえず道路脇を歩いてる人がいないから、そのぶん神経使わなくていいってところは買いだ。でもあれだけの料金取られる側としては、それだけじゃ納得いかんよな。

じゃあドリンクサービスとか、100km 走る毎にマイレージがたまって1万 km でキャラクターグッズをもれなくプレゼントとかすればいいのかというと、そうでもない。こりゃ定期預金するとキッチンペーパーや洗剤を貰えるのと同じ。定期預金の契約するとき、必ず思うよね。

モノなんかじゃなく

カネ(利息)でくれよ!

高速道も同じ。かなり多くの人たちが文句を言ってくるだろう。「こんなの用意するカネあるなら値下げしやがれ!」と(実際こんなキャンペーンやられたら、おいらもその一人になると思う)。

でだ。

「あの法外な料金のままで、一般道ユーザを高速道路に連れてくる方法」だ。しかもしかも、高速道路側としてはビタ一文出さなくていい方法がある。答えはこれだ。

高速道路に並行する一般道に
うんざりするほど横断歩道と
信号機を設置して、
一般道ではやたらと赤信号に
引っかかってビチビチ止まる
ようにする。

高速道路の、一般道に対するもうひとつの買いどころはもちろん「速いこと」。これを実現している要因はふたつ。まず「制限速度が高いこと」。次がこの話の本命、「信号がないこと」。そこを狙って作戦を立てるとこうなるってわけだ。

高速料金が割高な大型車は仕事で走ってる場合がほとんどだから、時間ロスと高速代をいつも天秤にかけてるはず。今のところは一般道を使う会社が多いけど、それは結局、「天秤で計れば多少の時間ロスの方がマシ」という結論が出てるということ。しかも速度違反すればそれだけ時間ロスを埋められるし。そこで、「速度違反しようとしてもできない仕組み」として「やたらめったら信号設置」なのだ。

ドライバーの心理としては、速度違反はフツーにやれるけど信号無視ってのはそうそうできるもんじゃない。なんでか知らないけどそういうもんだ。これで一般道の平均速度を大幅に下げる。運送会社としてはトラックの稼働率がガッタリ落ちるから、そのうちの何割かの事業者やドライバーは再び天秤を見比べて、(渋々とだけど)高速道路を選ぶだろう。沿線住民の交通安全を確保する意味でも有効。

これを執行する口実としては、「急ぎたかったらズル(速度違反)しないできっちりカネ払え」てなあたりでいいのでは?

んでさ、もちろんこれと同時に道路公団の腐ってるところをみんな切り落としてさ、無駄ガネを垂れ流さないようにするとさ、借金返済もサクサク進むだろうって腹さ。どうだねフジー君じゃなくて大臣。ちょっくらこれ考えてみては。

とは言うものの、高速料金、やっぱり高すぎると思うけどね。

銘板
2003.10.7 火曜
前日に飛ぶ
http://yunzu.qee.jp/threedstudio/copages/htrgtr/htrgtr0310.html#LOG20031007
 この記事へリンクを貼る時は↑の URL をコピペしてね。

テロメア方式補完計画

〜 日記書式自動生成 JavaScript 〜

またやっちまった。昨日とおとといの日記の日付けが「2003.10.4」になってたのにさっき気付いて、慌てて直した。今年の10月4日は3日間続いたのかよ…… (-_-;)

前々からちょくちょく間違えては直してたんだけど、8月17日から『テロメア方式』を試験導入して以来、この間違いが増えた気がする。確かに前々からあったにはあったけど、事態が悪化してるんでどうにかしたくなった。

発生原因:

例えばその日のログを新しく書く場合、前日の頭の部分をコピーして貼り付けてる。「ログヘッダ」とでも呼ぶか。ログヘッダは8月半ばまでは、以下の4要素で構成されてた。

  1. 「波うにょ」画像 のJavaScript
  2. サイズ5の仕切り線
  3. 日付け表示
  4. タイトル部分の書式まるごと

この4つをコピー&ペーストして、日付け表示とタイトルを書き換える。そこにテロメア方式の試験導入でさらに、

5. テロメア型日付けアンカー列を適切なところで切り取り、「波うにょ」JavaScript の上に貼り付ける

という作業が加わった。5. はちょいと無造作にやるわけにいかない作業で、こいつを無事終えるとすっかり安心しちゃって、日付けの書き換えを忘れてしまう。そこらが原因。慣れればどうにかなると思ってたけど、なかなかそうもいかなかった。

で、ログヘッダの作成手順をさらに改造することにした。月末に次の月のログヘッダをまとめて作っちゃう。各日付けのぶん全部。まだ書き込まれていない日付けのログヘッダは、ブラウザ上で見えないように処置する。HTML ソースの記述内容をブラウザ表示で隠すためのタグはこれ。→ <!--(隠したい記述)-->

ログヘッダをまとめて作るのはもちろん JavaScript。この自動化が成功しても、相変わらず新規ログを書く度にテロメアアンカー列(以下、「テロメアンカ」。外国の人名みたいだな)を切った貼ったしなきゃいかんけど、毎日の面倒も間違いも減る。そうなると毎日毎日 <!-- の位置を下げて隠す部分を替えなきゃいかんが、今までの日付けの書き換え作業より単純だし、テキストエディタソフト "mi" では隠しタグの間にあるものはすべて真っ赤っかになって表示されてるから、<!-- で隠されてるのか露出してるのかは一目で分かる。こぎゃん便利なこつ試さんわけにはいきもはんでごわすたい!(何弁?)

んじゃどうせだったら以前作った「日付けアンカー製造機」も混ぜ込んで、テロメアンカも一緒に作るべ。だったらだったら、もぉ〜月ごとの HTML 書式をドバッと丸ごと同時作成しちまおう。月末ごとに次月ぶんの日記書類を作るの、けっこう面倒だったんだよな。ひな形書類から新規書類を作って、所定の各部にその月を表す数字を埋めて行くんだ。ここもどこか間違えたまましばらく気付かなかったりしてさ。

新方針では、その HTML の文面をまるごと JavaScript を使って作って(JavaScript ソースの「月」の数値をそれぞれ1か所ずつ書き換えるだけで、出力結果ではすべての箇所で書き変わっている、という風に作る)、ブラウザ上に出たその出力結果を全部コピーして、mi の新規書類を開いて貼り付け。その mi 書類に適正な名前を付けて保存すれば出来上がり。

これが実現すると、毎日のログヘッダ作成作業が簡単になる。特に日付け書き換えの間違いがなくなる。さらに毎月末の新規日記書類作りという面倒な作業からほとんど解放される。ああこれぞまさに「IT 化」ってやつじゃないっすかねムフー(鼻息)。理想は全自動だけど(日記の内容を考えて書くことまで全自動だといいなぁ (^^;))現状の腕前じゃそこまではできん。けどここまででもやるだけの価値はありそう。

よ〜しそんじゃ作るぜっ!

トンテンカントンテンカントンテンカントンテンカントンテンカントンテンカン……

よしできた!

高度な技を使わなくてもサクサク出来た(ていうか高度な技持ってないし)。HTML 書式をブラウザ上で表現するのにちょっと混乱したって程度で(笑)。来月から本格投入予定。でもまだ10月も始めの方だから、10月ぶんの日記フォーマットをこの最新鋭 JavaScript でサクッと作ってみた(今までの手間を考えると、ほんと「サクッと」だなぁ(涙))。そこから明日のぶん以降のログヘッダをこの書類にコピー&貼り付けして非表示で仕込んどいたぜ〜。ページソースを見ればわかるよん。

とりあえず実地での動作確認も兼ねるってことで。これで「日付け表示が前日と同じ」という間違いはなくなるはず。さ〜てまたしばらく試験運用するかいのぉ。テロメア方式の落とし穴を補完するこの措置、うまく機能すれば全部同時に本採用だ。

銘板左端銘板銘板右端

この『日記書式自動作成 JavaScript』、ちょっとバグがあるのだ。こいつ、大の月・小の月それぞれの月末日や、閏年かどうかでの2月の末日を自動設定するんだけどさ、確かにそこまで作り込んだんだけど、

「2003年16月ぶん」とか
「2003年4583月ぶん」とか
ものすごい月を設定できたりする (^▽^;)

どうせ自分の作業用に作ったやつだから、自分で分かってりゃい〜やと放置してるけど。ちなみにこの自動生成 JavaScript によると、13月以降の月末はすべて31日(笑)

銘板
2003.10.8 水曜
前日に飛ぶ
http://yunzu.qee.jp/threedstudio/copages/htrgtr/htrgtr0310.html#LOG20031008
 この記事へリンクを貼る時は↑の URL をコピペしてね。

マスク除霊

何、体調がすぐれんと?

それは最近のことか? ほほう、じわじわ悪くなってきた気がする、か。あ、分かっておる。マスクは気にせんで結構。おぬしの一族は皆、呼吸器が繊細だでの。口のマスクは着けたままで構わんぞ。

むむっそのマスク! わしによくお見せなされ! おおおおおお、見ゆる。見ゆるぞよ! この浮世に漂う小さな浮遊霊がびっしりと張り付いておるぞ。原因はこれじゃ! 貸しなされ。土間に叩き付けて折伏(「しゃくぶく」と読むそうです)してくれる。ゆくぞ霊ども!

悪霊!(パコーン!)
退散!(パコーン!)
悪霊!(パコーン!)
退散!(パコーン!)
どぉじゃぁ〜〜〜〜!

うぬう〜〜まだ懲りぬか! まだしがみついておる気か! ならば行を続けるのみ!

悪霊!(パコーン!)
退散!(パコーン!)
悪霊!(パコーン!)
退散!(パコーン!)
悪霊!(パコーン!)
退散!(パコーン!)
どぉじゃこれで!

はぁっ……、はぁっ……。お主、この除霊したてのマスクを着けてみなされ。うむ。気分はいかがかの?

ほほぅそれはよかったのぉ。今回は応急処置じゃったが、特注の品物とはいえ、マスクはそろそろ新しいものに換えた方がよいぞ。ではまた何かあったら来るがよい。次の方、入りなされ。おお、お主のマスクにも浮遊霊が見ゆる……。

銘板左端銘板銘板右端

愛車のミニちゃん、どうも最近調子が悪くてさ、トルクが細ってきたというか、クラッチのつながりっぷりがナーバスになってきたというか。別に何がきっかけってわけでもなく、だんだんそうなって来たみたいな。クラッチのせいかと漠然と思ってたんだけど、ふと気付いたものがあって。

エアフィルタ。ボンネット開けてカタツムリみたいなフィルタケースを開けて、エアフィルタを取り出してみた。うひゃ。埃まみれ。これじゃぁ吸気効率上がんないわなぁ。考えてみたらこれ買った去年の1月以来、まだこのケース開けたことなかった。買い換えもいいけど、とりあえずこの埃を落としてみるか、と、うちの玄関の土間にフィルタを叩き付けたら出るわ出るわもうもうたる埃ゲホガホ。フィルタの表面の蛇腹、見る見るきれいになっていくよ。

しつこく埃を叩き出してからエアフィルタを再び装着&試乗。加速は大した違いを感じるほどじゃなかったけど、クラッチつなぎは笑っちゃうほど楽になった。トルクが太くなってる。今週末あたりに新しいフィルタに交換してやるべ。

続いて職場の担当機:日産アベニールのエアフィルタもチェック。こっちは1997年3月末に新車で買って以来、一度もエアフィルタを見てない。恐る恐る覗いてみた。

うぎぇ〜! エンジン側のフィルタ表面は赤い(フィルタの材質が赤く着色されてる)のに、外気側は真っ黒。湿ってるから埃が泥になってる! しかもしかも、わけ分かんない羽虫の死骸も何個かくっついてるし。一応マイナスドライバーで泥や異物をすくい取ったけど、やっぱりフィルタは真っ黒。

この車を買った日産の販売店に「何かの用でこっちの方に来たついででいいですから、アベニール用のエアフィルタを1個持ってきて下さい」と電話したら、1時間くらいで持ってきてくれた。こいつを自分で装着。やっぱしこの車もトルクが太くなった(元に戻っただけなんだけどね)。それにしてもこんなに効くんだなぁエアフィルタのメンテナンス。

クルマの調子がイマイチと感じてる人は、電装系チューンとか考える前に、エアフィルタをちょっと見てみるといいよ。汚れてたら応急的にでもきれいにすると、かなり感触が変わるから。大抵は「クリップを外す」「ネジを外す」程度の簡単な作業だけで、フィルタを取り出したり付け替えたりできるから手軽だよ。

銘板
2003.10.9 木曜
前日に飛ぶ
http://yunzu.qee.jp/threedstudio/copages/htrgtr/htrgtr0310.html#LOG20031009
 この記事へリンクを貼る時は↑の URL をコピペしてね。

異説:ミスター・フジーの変心

ミスター・フジー、何考えてんでしょね。asahi.com では作家の猪瀬直樹氏(道路関係4公団民営化推進委員会メンバー)のコメントを載せてる。引用。

「(ミスター・フジーは)道路だけが人生という人。命がけの抵抗をしたんでしょうね」

だそうで。実際にいたんだなぁこういう人。二昔前のマンガでしかそんなやついないと思ってたら。ていうかそんなまんまで老人といわれる年齢まで行けたり、重責を負う役職に就けたりしてしまうところに、半世紀以上にわたる日本の平和がしみじみ垣間見えて、素晴らしいったらありゃしないよ。

猪瀬氏の上記のコメントはごもっとも。でもただ引用しただけじゃ記事にリンク貼れば終わりなわけで。せっかくここに来て読んでくれてる人たちにも悪い。そんなわけで別の説(もちろん憶測)を出してみる。猪瀬氏のコメントは「ミスター・フジーは単独で暴走している」と取れるので、その反対、「ミスター・フジーの頭の上がらない人が裏にいる」としてみた。

ミスター・フジーの陰に隠れてる汚職フレンドたちに
ミスター・フジーは脅されて or そそのかされて
いるんじゃないのか?

自分で辞表を出せば2千万円超の退職金が貰えたのにそれを蹴り、総裁のポストにしがみついてるという事実。これはつまりミスター・フジーは今や、

日本みっともないやつ大賞

栄光のグランプリ

ということなんだが、ああすりゃこうなるってことは事前に分かってることだと思うんだわな。それでもスッテンテンで追ん出されて、国じゅうから指差されて嘲られるという最高にみっともない道を選んだ。普通、自分で進んでできないよ。堂々と貰えるはずの大金を断ってしかも笑い者になるなんて。メリットないじゃん。なんで彼はこんな不自然な行動を取ったのか。

ミスター・フジーに今すぐやめられると都合の悪い人たちがいるとか。彼とは昵懇の仲で、しかも彼に圧力をかけられる立場でもある。ミスター・フジーの飼い主ってわけだ。で、ミスター・フジーが囮になってマスコミの目を引いたり時間稼ぎしたりしてる間に、今までコソコソやってきたことの証拠を燃やしたり、証人や目撃者を型枠に蹴り込んでセメントを流し込んだりしてる。

今やつらはその仕事の真っ最中にて大わらわ。ただ、いくらなんでもタダ働きさせちゃいつ飼い主に噛み付くか分からんから、彼らはミスター・フジーに報酬をチラつかせてるはず。現金だとすると、2000万台の退職金なんてケチ臭く見えて、そのうえ国民的大恥をかいてもよだれが出る額。2,3億相当ってとこか。すごいよなぁ。裏方さんはどんな人たちなんでしょね。

政治屋か天下り仲間かムッシュ・ゴクドー。大体そのあたりか。カネ持ってる順だと、

天下り仲間 < 政治屋 < ムッシュ・ゴクドー

となるかな。猪瀬氏のおっしゃる通りだとシンプルでいいんだが。

銘板
2003.10.10 金曜
前日に飛ぶ
http://yunzu.qee.jp/threedstudio/copages/htrgtr/htrgtr0310.html#LOG20031010
 この記事へリンクを貼る時は↑の URL をコピペしてね。

ネタ落ち

今日は久しぶりにネタ落としてしまいました。

3連休前だけど特に関係ないけど。

「テロメア方式補完計画」、いいぞ〜。思った以上に楽だぁ〜。

銘板
2003.10.11 土曜
前日に飛ぶ
http://yunzu.qee.jp/threedstudio/copages/htrgtr/htrgtr0310.html#LOG20031011
 この記事へリンクを貼る時は↑の URL をコピペしてね。

今秋の物産展情報

今日は親戚の披露宴。近くのホテルで友達が別な披露宴に出ていたんで、メールで実況し合いながら楽しく過ごさせて頂きました(笑)

そだそだ。物産展の首都圏遠征のお知らせ2連発。まずは八戸らーめんの出店だ。埼玉県に再出現決定!場所は前回と同じくまるひろ百貨店だ。まるひろ百貨店サイトの「インフォメーション → 各店催事スケジュール」と開いて、まずは入間店

『青森物産展』と書いてある10月29日(水)〜 11月3日(月・祝)

返す刀で川越店。11月5日(水)〜11月10日(月)

怒濤の入間ツアー。あれからまる1年か…… ( ̄- ̄ ) 遠い目 結局何しに行ったんだかまったく不明なトマソン(←死語)な旅だったけど、足、見事なほど完治してほんと良かったよ(涙)

ところが!

今回、おいらの参加は見送りと相成り申した。去年はね、うちのチームは入間のみ参加で、川越は別の八戸らーめんチームが担当したんだ。だから1週間の参加でよかった。それが今回は入間・川越ぶっ続けの2週間。1週間しか都合が付かなくて。チームが2週間まるまるがんばるってのに、おいらだけ1週間だけってわけにも行かなくて。せっかく今年もチームから声をかけてもらったのに。すごい残念ですぅ(戦力外通告されたわけじゃなくて、その点はちょびっと安堵 (^^;))

でも去年の日記が語る通り、おいらがいなくても味は大変好評だったんでご安心を(ォィ)。そんなわけで、どうか皆さん遊びにいらして下さい。あまりのおいしさに、八戸にいらした服部幸應先生が続けて3杯お召し上がりになった八戸らーめん(←本当)が、地元八戸と同じ味で、入間・川越にお邪魔いたします。

どうぞよろしくお願い申し上げます m(_ _)m

もうひとつはこれも去年と同じく千葉の幕張メッセでの、『電気のふるさとじまん市』。五戸町観光協会の一員として、再び出陣予定。

今年の日程は、11月21日(金)〜11月23日(日)。24日も休みなんだから、主催者さんには「土・日・月」の3連休で決めてほしかったのに、なぜか平日を含めた「金・土・日」。去年は「D 出展」という最も小さな小間でちんまり出たけど、今年は「A 出展」というデカい小間。

でもまた奥の隅っこだったりする。このクジ運の悪さ、誰か何とかしとくれ〜。

ところが!(またかい)

おいら最終日(23日の日曜日)のみ参加予定。いや〜22日(土)に仙台で披露宴出席が入っちゃって。そっちに出たらその足で幕張に向かうつもり。そしたらもうその日のじまん市は閉場したあたりなんで、最終日のみ参加。撤収が楽になるように、いっぱい売れるといいなぁ〜。去年は人通りのないところに店割りが当たって全く売れなくて、鴨長明のありがたい格言も空しくモッサリ売れ残ったもんなぁ。片付け、マジ大変だったよ。

銘板左端銘板銘板右端

近場の物産展も予定がふたつ。八戸市の隣町の下田町にある イオン下田ショッピングセンター の西コートで3年ぶりに五戸町物産展やるよん。

日時は 10月25日(土)〜26日(日)。1000円以上お買い上げの方は福引きをド〜ゾ〜。

1等は五戸町の物産1000円相当。2等は同じく500円相当。3等は南部せんべい2枚(もちろん五戸町のせんべい屋さん謹製)。空クジなしで必ずどれかが当たるよ〜。でも、決定事項なのに、なんでイオン下田のサイトにはイベント情報として載ってないんだろう(謎)

あと、六戸町でのメイプルタウンフェスタ2003。これに今年も出陣だ。相変わらずかわいいなぁ六戸町のキャラのメイプルくん(強引な話題逸らし)。福引きは、出展する小間が小さいんで、やるかどうか未定。

下田でも六戸でも、五戸名物の桜鍋が出るよ〜。いやほんと超うまいんすよこれが。ええ(涎)

今秋の物産展はこんな具合。皆様、おヒマ作って是非遊びにいらしてくだされ〜 (^o^)/

銘板
2003.10.12 日曜
前日に飛ぶ
http://yunzu.qee.jp/threedstudio/copages/htrgtr/htrgtr0310.html#LOG20031012
 この記事へリンクを貼る時は↑の URL をコピペしてね。

観光名所査察隊 1

〜 実は試乗の口実 〜

十和田湖査察である。

青森・岩手・秋田3県の誇る観光名所といえば、それは十和田湖である。3県の中でも最もその恩恵を享受しているのは青森県である。ちょっと(「と」にアクセント)行ってきた。県の財政を大いに潤わす観光資源がきちんとお客をおもてなししておるのか、問答無用に抜き打ち査察いたす所存にござる。

ていうか今日は天気良くてさ〜 (^▽^;) まぁちょっとぷら〜っと行ってみようかと。おいらのマシン、昨日の朝ちょいとまた修理&整備したからさ。その試し乗りもあって。

何日か前、ウインカーレバーをハイビームに入れたら「バキョッ」といい音がしてさ。以来、レバーが前後にプラプラ遊ぶようになっちゃって。ハイビーム入れなきゃいいだけの話かと思ってたら、ウインカー入れるごとにパッシングしちゃうんですな。なんかこれやばいっすよね。対向車に喧嘩売ってどうするって感じで。ナイフみたいに尖っては触るもの皆傷つけるやつと思われたくないしさ。

ちょうどいい機会。6月あたりからウインカーの動作も怪しくなってきてて、「カッチンカッチンズズー……カッチンカッ……ズー…チンカッチン」と不整脈の症状が出てきてさ。リレーも要交換。

そんなら埃をちょっと取って騙し騙し使ってきたエアフィルターも取り替えるべぇ、と。ウインカーを直してもらってる間に、おいらは自力でエアフィルター交換。あっはっはまたしてもパワーアップだ〜(元に戻っただけだけど)。クラッチつなぎ、また楽になったぁ〜。ウインカーレバーのユニットを新品に取り替えたから、ウインカー入れる時の感触、めちゃめちゃ気持ちイイ〜。くひぃ〜。

そんなゴキゲン状態で出現しました十和田湖に。ええ。紅葉が綺麗でさこれが。うん。

と、つらつら書いていこうと思ったけどもう眠いっす。おやすみ〜。

つづく

銘板
2003.10.13 月曜
前日に飛ぶ
http://yunzu.qee.jp/threedstudio/copages/htrgtr/htrgtr0310.html#LOG20031013
 この記事へリンクを貼る時は↑の URL をコピペしてね。

観光名所査察隊 2

〜 行きがけの墓参 〜

十和田湖査察である。

普段なら、八戸からなら十和田市を横切って奥入瀬川沿いに攻め上っていくとこだけど、なんでもこの時期は渓流沿いの自然保護のため、交通規制が敷かれてるらしい。たぶん、渓流散策の人たちの交通事故予防も兼ねてるんだろう。大変理解できるから別ルートを取る。五戸町を横断し、倉石村・新郷村を突っ切るコース。

新郷村と言ったらやっぱしあれでしょ。

キリストの墓(笑)

今回はケータイに付いてるカメラのメモリ容量に余裕がなくて、キリストの墓の写真は1枚もなし。すまぬ。サイト検索して拾っておいたんで、そちらでお楽しみ下され。

こちらや、
こちらや、
こちらなど。

この墓がまたちょうど十和田湖に向かうルート沿いにあって便利なんだわ。まぁおいらは信じてないけど (^o^;)だって新郷村の伝説によると、今から2000年近く前にシルクロード1.5往復だよ? いくら神の子ったってなぁ……体は人間だったんでしょ? あんまりツッコむのも野暮ってもんだからここらで切り上げるか。

おっと。いい機会だから、10年ちょい前に聞いた、この「キリストの墓」にまつわる恐い話でも。

地元の新聞にも記事で載ったんだけど、墓の十字架(木製。近年、観光目的で立てられた)が何者かに根元から切られるという事件が発生した。夜のうちにその犯行があったらしい。警察も調べたけど結局犯人は分からずじまい(確かそうだと思った)。で、ここからは新郷村の青年団メンバーよしひろさん(仮名)のお話。

「あの事件以来、青年団で当番決めてキリストの墓を夜回りすることになってさ〜。大事な観光資源だしね。んで、おれが当番の時、もう一人連れて夜中に行ったらなんだか上の方が明るいわけよ(キリストの墓は小高い丘の上にある)。『何だぁ〜?』と隠れながら登ってったら、

墓の脇で、白い服着た連中が

焚火囲んで踊っててよぉ〜!

恐くて恐くて、仲間と走って逃げたよ〜。もう、坂、転げ落ちるようにさぁ。あんときゃマジ必死だったよぉ〜」

ブルッと来たね。これ聞いた時。まあでも笑っちゃったけど (^^;) オバケも通り魔も恐いけど、ヤバい集団の無気味な行為ってのもまたそれはそれでなぁ……。でも白装束の集団って、もしかして少し前に騒ぎになったあの人たちだったのかもなぁ(そういや彼らの言う、地球に衝突するはずだった小惑星うんたらなんとかって、あれは今宇宙のどこらへんを飛んでるんだろ(笑))。

その青年団の人とはそれっきりで名前も覚えてないんで、今となっては確認のしようもないけど。

そういえば「キリストの墓切り倒し事件」の少し前、地方新聞に記事が出たんだわ。「墓の十字架の表面に、キリストの顔が浮き出た!?」という内容で。写真付きの記事でね。その「人顔のようなシミ(泣いているようにも見える)」とかいうのがクローズアップで載ってた。

おいらの判定:

どう見てもただのシミ。

その新聞が読まれてる青森県南じゅうでウケまくったんじゃないかと思うぞ。新郷村とその新聞社、なかなか上手に話題を作ったよなぁ。東スポ路線で来たかぁ(笑)

たぶん墓を切り倒した犯人、その「話題」がきっかけでサイコな妄想に取りつかれ、それで事件をやらかしたと踏んでるんだが、これも今となっては確かめようがないのぅ。

つづく

そんなわけで、え〜、次回こそ十和田湖に到着する所存にござります。

銘板
2003.10.14 火曜
前日に飛ぶ
http://yunzu.qee.jp/threedstudio/copages/htrgtr/htrgtr0310.html#LOG20031014
 この記事へリンクを貼る時は↑の URL をコピペしてね。

スーパーのうた

♪た〜べほだいヨロレヒ〜

スーパーの精肉コーナーに行ったらラジカセでこんな歌がかかってた。焼き肉食べ放題の歌らしい。なんかやたらおかしくてさ〜フルコーラス聴き入っちゃったよ。ヨーデルって、かなりの技術と鍛錬が必要な高度な歌唱法なのはもちろん知ってるけど、素人耳に聞くとあの明るさがバカっぽくて笑えるんだよなぁ。まぁこの歌い手さんはそんなに「高度な」ってわけでもない感じだけど。

とりあえず、この歌に限っては「そこそこ」ってレベルだと思うけど (^^;) この食べ放題の歌を歌ってる人、そこらへん充分理解して歌ってるぞきっと。

スーパーの歌といえば、日本シリーズを前に、八戸でもダイエー系スーパーやらローソンやらでダイエーホークスの応援歌がガンガンかかってる。しかし初めてあれ聞いた時、♪ワカタカぐんーだんー って、てっきり大相撲の歌だと思ったよ。買い物しながら心の中で「2人で『軍団』は寂しいだろ」とか突っ込んでたぐらいにして。

で、職場で「焼き肉食べ放題の歌(正式名称不明)」の話をしたら、え、最近は「イカの歌(正式名称不明)」ってのが流行ってんの? 全国区で? マジ? おお、いいじゃんそれ。八戸といえばイカだからな。うんうん。でもさその歌、ど〜せイカ名産のライバルの函館かどっかが売り出したんじゃないの? あっちの方がずっと宣伝うまいしさ。ていうか八戸って昔からそういう宣伝が超ド級ヘッタクソだしさ。え? 八戸で出してんの? マジ? どこで聴けんのそれ。 八戸市街のあのスーパーで? よ〜し! 仕事引けたら聴きに行くぞ〜!

って、え? あそこはダイエー系列だから? 今は店内の曲は「ワカタカ軍団」一色なの? え、でもイカのコーナーではイカの歌がかかってるかもしんないから? 自分で確かめろって?やってるかやってないのか分からんのか。なんかちょっとめんどい気分になってきたな〜。

銘板左端銘板銘板右端

「次回こそ」と言いつつ、十和田湖にまだ着いてないっすね (^^;)

銘板
2003.10.15 水曜
前日に飛ぶ
http://yunzu.qee.jp/threedstudio/copages/htrgtr/htrgtr0310.html#LOG20031015
 この記事へリンクを貼る時は↑の URL をコピペしてね。

観光名所査察隊 3

〜 飢餓湖畔 〜

キーワード「焼 肉 食べ放題 ヨーデル」で YAHOO! 検索したら、水揚げ57件もあった。そうかあの焼き肉食べ放題のヨーデル、もう3年も前のヒット曲だったんだ。不覚を取ったなぁ。全く知らなんだよ。

桂雀三郎 with まんぷくブラザースの『ヨーデル食べ放題』という歌なんだそうで。でも遅ればせながら昨日初めて聞いてあんまり強烈だったんで、今日一日、♪ヨロレヒ〜 が頭から離れないっすよ。

あと、八戸市街のダイエー系スーパーに「イカの歌(正式名称不明)」を聞きに行ったけど、やっぱし「ワカタカ軍団の歌(正式名称不明)」だけだった(泣)。しかしあのワカタカソング、「♪我らの我らの〜」なんて歌われたら、「♪コ〜ンバトラーV!」と続けたくなっちゃうぞ。

銘板左端銘板銘板右端

十和田湖査察である。

査察隊は、一路目的地に向かう。キリストの墓を発ち、新郷村のメインストリートを過ぎると、すぐに登り坂が始まる。山越えである。それにしてもあれだねぇ。だんだん高くなってきたら、紅葉がいっぱいになってきたよ。あっ向こうの山、すっげ〜真っ赤! よーく見ると、ほんとに赤いのと黄色いのが混じってオレンジ色だな。

そうして走ってるうちに、道路のすぐ脇の景色も赤くなってきた。おおお。さすがだぞ紅葉の名所・十和田湖。天晴じゃ!査察隊、いきなり大満足!

「今通ったとこ、特に綺麗じゃねかった?」

「ん〜、でもなんでかパワーショベルがあったのがちょっとな〜」

「けど一応、塗装は紅葉の色だったぞ」

「……ま〜な (^^;)」

エアフィルターを換えたばかりのマシンは順調に坂を上り、てっぺん近くの「道の駅 新郷」でイベントをやってたらしく、脇の原っぱにはものすごい人の数。何やってんだか知りたかったけど、日中になるべく長く十和田湖にいたかったんでスルー。とっとと目的地を目指す。

今度は下り坂。つづら折りをガーッ降りていくと、ときどき急に視界が開ける。かなりいい景色が見えたんで緊急停車して、しばし観望。ええなぁ〜。写真はケータイのメモリ容量がヤバいんでやめといた。この時はまだ、カメラ付きケータイ本体のメモリから写真データをメモリースティックに移せばいいということに、気付いていなかった。早く気付けよ。

また出発。高度も十和田湖の液面に近くなってきところで、道は二手に別れる。南回りで休屋(やすみや・地名)方面に向かおう。いろいろ面白いものありそう。途中でまたワインディングの登り坂。そしたらだんだんクルマが詰まってきて、ちょっと渋滞気味になってきた。観光シーズンだからねぇ。一応クルマは流れてるから、ひどいってほどじゃないな。坂の頂上あたりでその原因が分かった。そこに展望台があった。原因これ。道路の両側にみんなクルマ止めてるよ。幸いそこは道幅があるから、路肩が両方塞がってても、徐行で対面通行できてる。

よしほんじゃいっちょテンボーダイ行ってみますか。普通のクルマだったらちょっと難儀しそうな縦列駐車スペース発見。いくぜ軽より小ちゃいミニちゃんのお出ましだ。もういきなり頭からスペースに突っ込めぃ。よっしゃ余裕あるぜ。そのあと2回ほど切り返しちまったけど。だってパワステないんだもん(泣)

そしてその展望

残り少ない空き容量をがんばって投入して撮ったんだけど、なんかものすごく中途半端なパノラマになっちゃったな。重なってる部分が多くて無駄が出たし、左側が切れてるし。でも景色は最高だったよほんと。査察隊、ここでも満足! 素晴らしい。大自然の姿に関しては、他県からのお客へのおもてなし度満点じゃ!

心ゆくまでいい景色眺めると、査察隊は休屋に向かい、坂を降りて行った。観光地での接客態度。そろそろこのチェックが入ってくる頃合いにさしかかってきたな。

査察隊は腹が減ってきたことに気付いた。もう2時近い。これで腹が減らない方がおかしい。休屋が近くなってきたら沿道にお店が増えてきたんで、減速してキョロキョロしてると、よしあった! 看板に「レストラン」と書いてあった店にソッコー駆け込み。

ほほう1階がお土産品売り場、2階がレストランか。階段の周りに団体さんの名札がズラーッと並んでおるな。あの「歓迎」と赤で印刷されててその下の方が空白の紙。空白のところに名前を書く、あの紙の名札。さすが観光地。で、メシ食わすのは団体さんのみってわけじゃねーだろな。

歓迎名札を何の気なしに見ていくと、その橋の方に立て札があった。

『個人のお客さまは、建物の脇からお回り下さい』

って何だよその「脇から」ってのは。勝手口から勝手に入れってか? その「脇」ってのがどこなのか今ひとつよく分かんなかったから、土産物売り場のおっさんに行き方を訊いてみた。

「すいませんねぇ。今日は団体さんでいっぱいなんですよ。もっと湖の方に行くとレストランたくさんありますから。いやぁすぃません」

ケッ! 個人客軽視かよ。なんかムカついたから、お土産品の試食(アップルパイ各種)を食いまくってきてやった。

クルマは進む。レストランを探して。休屋と呼ばれる地域に入っていったけど、どうもなんだか「団体様歓迎」みたいな雰囲気のとこしか目に付かない。マップル見ると、なんかカッコイイっぽい湖畔のリゾートホテルっぽい名前があった。ちょっとそこの前を通りながら見てみるべ。どりどり。

……、

……、

……。

ケッ! 名前負けかよ。西日で色あせた店構えからして「やる気なさそうオーラ」出まくり。そろそろペンキ塗り替えろよ。そことあと2件ほどのホテルの前を過ぎたら、湖畔リゾートな雰囲気は急速消滅。そっから先は、景色以外なーんもないっすよ〜なんて雰囲気ありあり。

対向車線の脇に駐車スペース(らしき空き地)発見。ほんじゃまそこにクルマ停めて、湖畔を散歩してれば、道々、喫茶店ぐらいあるっしょ。安全確認して一気にハンドル切ったら、ちょうどその駐車スペース(らしき空き地)にスパッと入った。だからいいのさミニは〜。

湖畔を歩くとすぐ、貸しボート屋があった。そこの事務所は喫茶店も一緒にやってる。おお、メシ食えるか!? 何だよコーヒーと? ケーキと? アップルパイだけ? ちょっとなぁ。すんませんよそ当たります。

それじゃあっちの喫茶店は? また貸しボート屋の喫茶店か。すんませーん。え? やっぱしコーヒーとケーキだけ? ご飯食べるとこなら? もう少し行ったところの? 遊歩道の向かい側にたくさんあるから? そっち行ってくれ? なんかさっきの団体様専用レストランみたいな追い出し方しやがるなぁ。んじゃもう少し先に行ってみるか。どれどれ。おお確かにいっぱいあるな。そこはどうだ。すいてるし。

すんませーん、って、あれ、準備中の札が下がってら。まぁいいや。すんませーん、個人客なんすけど、いいっすか? はぁ……ダメなの? 今日は終わっちゃったの? そうですか。どうも(ショボボーン)。ってさ、あのさ、じゃあ奥で給仕さんが忙しそうにテーブルの上に並べてる固形燃料鍋付きお膳は? あれは一体何なんだろ。

どう考えてもここも団体様専用。メシを求めてまた放浪。ここじゃ個人客は罪人かよ。

十和田湖に団体旅行がたくさん来るのは知ってるよ。団体を扱った方が、店としては効率いいのも知ってるよ。でもちょっとこれ、露骨過ぎねーか? 個人客として来た人たち、地元に帰ったらきっと言い触らすぞ。「十和田湖は団体客しか見てない。個人で行くと邪慳にされる」とな(←現に今、自分がそう言い触らしてることに気付いた)。けど景色が最高なんだわ。結局あそこで営業してる人たち、どうも自然におんぶにだっこらしい。

まともそうな店もあるけど団体専用ばっか。まともじゃなさそうな店もいくつかあったし。やってんのかつぶれてんのか分からんようなとこ。やってても入る気しないけど。

空きっ腹を抱えてしばらく歩いてたら、看板に「軽食」と書かれた喫茶店をやっと発見。ちゃんと「営業中」の札もかかってるぞ。ああようやくメシにありつける。ていうか空腹はピークを過ぎて直ってきちゃってるんすけど。まぁせっかく見つけたから、ここで食っとくか。

でもまさか、「団体様専用喫茶店」なんてオチはないよな……。

つづく

銘板
2003.10.16 木曜
前日に飛ぶ
http://yunzu.qee.jp/threedstudio/copages/htrgtr/htrgtr0310.html#LOG20031016
 この記事へリンクを貼る時は↑の URL をコピペしてね。

観光名所査察隊 4

〜 店内語 〜

十和田湖査察である。

やっと見つけた軽食喫茶店に、我々査察隊は入った。

「らしゃーせー」

ちゃんと言えよ。「いらっしゃいませ」だろ!? まぁそれで「団体客専用じゃない」かつ「営業中」ってのは分かったけど。湖が見える窓際のボックス席がひとつ空いてたんでキープ。店員がメニューとお冷やを持って来た。

ってオイ!

無言で帰んのかよ!

査察隊は、彼の「これフツーっす」と言わんばかりの確信に満ちた後ろ姿を呆然と見送ったのち、メニューに目を通した。

ふむ。メニュー内容はきちんとした喫茶店だ。料理はスパゲティ・サンドイッチ・ピザ等。あと和食系も 2, 3 あるらしい。飲み物はコーヒー・紅茶を主体に各種ソフトドリンク。こぶ茶もある。ちゃんとツボを押さえてるな。ふむふむ。値段も普通。街と同じ。「観光地だから」とバカ高い金額ふっかけたりはしてなかった。けどちょっとよく分からんかったのが、メニューの文面。

『当店のコーヒーはすべてエスプレッソです』

と書かれて、「ホットドリンク」の囲みにあるのはコーヒーのみ。紅茶は「ティー」の囲み。熱い紅茶はないのか?(笑) 「ホットドリンク」と書かれた囲み(「コーヒー」の意味らしい)の中に「エスプレッソ」があるのはいいとして、「アメリカン」もある。「エスプレッソ」の「アメリカン」ってちょっとなんだか想像しがたいものがあるんすが。ああ、ブレンド頼んじゃったなぁ。アメリカンにして確かめとくんだった。

料理の注文はミックスサンドとピザトースト。味、けっこうおいちいと思うよ。てか、ここら程度で失敗してたらかなりアレだけど (^^;) ナポリタンでも頼んで確かめとくんだった。

しばらくそこでまったりして、そこでようやく「ケータイのメモリを埋めてる昨日までの画像情報は、メモリースティックに移せばいいんだった」ということを思い出し、早速実行。しかしこの D251i のインターフェイスはどこ製なんだろ。三菱電機オリジナルかな。NTT 製かな。ちょっとかゆいところに手が届いてないんすけど。

このケータイの、内蔵メモリのデータをメモリースティックに移すのはけっこうめんどい。

  1. 画像選択モードにして、画像を選ぶ
  2. 「サブメニュー」から「メモリースティック」を選ぶ
  3. 暗証番号を入力する
  4. 「コピー」「全件コピー」「全件移動」から、やりたいものを選ぶ

この4番目でさ、「フォルダ内コピー」。この選択肢がない。それだけでおいらは、写真を1枚1枚コピーする労苦を強いられるのだよ。「全件コピー」「全件移動」はマジで「全件」だからな。別のフォルダの写真までいらなくコピー・移動されて、あとで整理しにくくなるし。で、写真を一粒ずつ「コピー」で移していくのさ。ああめんど。時間と労力の無駄さ。サブメニュー製作陣がちょっと手を抜いたしわ寄せさ。

大どころの写真は移し終えた。容量に多少余裕ができたはず。そんじゃ〜景色を楽しみに、外に繰り出しますか。ていうかさっきからボートを操縦したくてさ。ミズーミと来たらやっぱボートっしょボート! 白鳥だのあんなチャラチャラしたやつじゃなく手漕ぎっしょ手漕ぎ!

人類がその根源に持つ「手足のように操縦したい欲」を強く激しくかき立てる、甚だ憎たらしい乗り物。それが手漕ぎボート。もう支点の金具なんかギコギコ言わして、櫂のしずくも花と散るのさ〜。乗りて〜! ボート乗りてぇ〜!! ぐおおおおおお、この想い、

ウズウズ とぐろうにょ 、うずうず とぐろうにょ

そんな高ぶる欲求を胸に、喫茶店を出るとき背中に受けた言葉。

「どもりぁとぉざいあー」

ちゃんと言えよ「どうもありがとうございます」だろ!?

つづく

銘板左端銘板銘板右端

追伸:10月1日のログでの疑問。

四畳半の真ん中におじさんがあぐらかいて、一升瓶に米入れて棒でつっつく(中略)あの昭和の象徴みたいな作業は一体何のためのものなんだろ。

について、読者さんから「精米じゃないの?」とのご意見を頂きました。どうもありがとうございます m(_ _)m

ん〜言われるとそんな気もする。ああやって米をつっついていると、まず玄米粒がヌカと白米粒に分離して、さらに比重の違いで全体的にも分離する、ような気がする。瓶が透明だから、様子を見ながら作業できる、と。分離しなくても後でふるいがけすればいいのかな。

よし、今確認しよう。キーワード「精米 升 棒」で検索。ど〜だ。

YAHOO! で67件釣れた。やっぱし「精米」が正解らしい。でも このページ 以上に詳しく説明してるところはなさそうな感じ。

ははぁ、棒でつっつかれてたのは配給外のヤミ米だったか。暗い雰囲気で、人目を忍ぶようにやってたのの説明がつくなぁ。

銘板
2003.10.17 金曜
前日に飛ぶ
http://yunzu.qee.jp/threedstudio/copages/htrgtr/htrgtr0310.html#LOG20031017
 この記事へリンクを貼る時は↑の URL をコピペしてね。

日中 宇宙開発明暗

中国、とうとう成功したなぁ有人宇宙飛行。日本の有人打ち上げは構想さえろくに固まってないってのに。中国が初めて自力で衛星を打ち上げたのは1970年。日本次いで世界で5番目。ほんの2か月遅れだったんで、ほとんどタメのはずだったのに。それから現在までの33年間で、何が両者をこうまで引き離したんだろ。

ロケットの開発初期、中国はソ連から、日本はアメリカから技術導入を受けたことは共通だな。で、そこから先はそれぞれ独自にがんばってきた、と。

1996年あたり、日本(宇宙開発事業団)の打ち上げは失敗知らずでイケイケだった。ところが中国は3連続失敗を喫した頃で、事業団関係者の著書ではけっこう露骨に中国のロケット体制を見下してた。中国はそこから背水の陣を敷き(具体的にどういう陣を敷いて「背水の陣」としたのか知らないけど)、今回の有人打ち上げに至るまで全部打ち上げ成功してきたそうで。一連の挫折が、中国の宇宙技術を大きく成長させたってわけですな。

対して我らが宇宙開発事業団はどうか。

中国をコケにしたその舌の根も乾かぬ98年と99年に H-II ロケット打ち上げ連続2失敗。どこにどういうあおりを食ったか、設計からして全く違う、宇宙科学研究所の M-V ロケットまで2000年に打ち上げに失敗してしまった。3連敗。その3年前の中国と同じ状況に自らを追いつめてしまった。

そして、日本もまた「背水の陣」(具体的にどういう陣をもって「背水の陣」としたのかやっぱしよく分からんけど)にて新型ロケット H-IIA を開発前倒し(ていうか前倒しが決まったのは打ち上げ絶好調の時だったけど、さらに前倒しした)。今のとこ5回連続成功してるけど、中国と違ってどうもパッとしない。新型ロケットも何もかんも、将来の方向性がすべて「コスト削減」なせいだと思う。交通機関としてのロケットは、コストが一番の壁だけど、でもなぁ……やっぱし魅力に欠ける。ここらへん、中国はどうしてパッとしたか。

それは「有人飛行」。これを公言し出したからなんですな。さすがに「背水の陣」をクリアしてから表に向かって言い始めたと思ったけど、これ初めて聞いた時は「無茶言うよなぁ〜」と呆れたもんだ。ほんと当時は無茶としか思えなかったよ。その少し前あたり、中国は3連敗の他にも、ロケットに燃料を充填中に大爆発して16人死んだりとかほんと凄まじかったもんな。燃料充填なんつう明らかに危険な作業区域に、なんでそんなに大勢いたんだろ(そこには多分もっといたはず)、と。

こんな杜撰な安全管理で人を打ち上げられるわけねーじゃん、と。この有人打ち上げ計画、初成功まであと何十年かかるんかな、と。それまで生け贄をあと何百人食らうんかな、と。

でもこの大目標に向かって中国は大変よく頑張り、昨日、見事その「無茶な目標」を達成した。いや実際、おいら今回の打ち上げから飛行士が無事に帰ってくるまでの間、何かとんでもないミスが出るんじゃないかと疑ってたもんな。

日本もそろそろ「背水の陣」じゃなくなってきてるんで(また2連続失敗でもすれば別)、中国に倣い、このタイミングで国民や世界の人々がワクワクするような構想を発表・開始すべき時期じゃないのかねぇ。コスト話も大事だけど、せっかくの宇宙利用なんだから、「宇宙に行ってどんな面白いことをするか」のアピールが足りないと思うんだけどどうでしょ。

「中国に倣おう」ったって有人打ち上げはまぁとりあえず置いとこう。万が一失敗して飛行士を殺してしまったら、日本の宇宙開発機関そのものが存亡の危機に立っちゃうんで、もう少し自信と実績を付けてから考えた方がいい。今やれることといえば、例えば、無人技術は世界レベルなんだから、惑星探査機や深宇宙観測機をもっと派手に宣伝してドカドカ打ち上げたりとかできんもんかね。やっぱ「宇宙」っつうと、通信インフラだの環境観測だの偵察衛星だのより、純粋に「天文学」な計画が一番分かりやすい。

打ち上げペースは我慢して現状を維持するにしても、宣伝が足らんと思うぞ。幸い、去年までの日本人ノーベル賞受賞ラッシュで、科学への理解も国内で高まってきたとこだし、基礎設計段階(だと思う)の金星探査機計画、派手に宣伝しながら進めてはみんかね。惑星探査なんてなおさら分かりやすいではないか。

今は月探査の セレーネ計画っ てのが控えてるんだけど、しかしこいつがなかなかトホホな状況で。

初めは月の周りを回る周回機と月面への着陸機を一度に打ち上げるという「無人版アポロ計画」の趣きだったのが、国産ロケットの打ち上げ失敗が相次いだ頃、リスク分散のため別々に打ち上げることになった。これがケチの付き始め。一向に回復しない国内景気のせいで予算は縮小され、その煽りで計画は何度も見直され、気が付いたら着陸機は間引かれ、周回機だけになってた。学術的な成果を最優先したんだろうけど、将来の予算拡大への道筋、つまり国民へのウケと分かりやすさを考えると、着陸機の方が断然面白い。

ここら、スポンサーに対するウケより学会でのウケを優先させてることから、まぁ芸術か娯楽かの区別でいえば、芸術型なんですな。

中国の宇宙開発は反対に娯楽型。国威発揚という政治の道具になってスポンサーを喜ばせるのが第一目的。科学への貢献なんて二の次以下。この方向性、中国が宇宙に目を向けた当初から既にそうだもんな。

1970年、中国が初めて自力で打ち上げた衛星の名は「東方紅衛星」。これに搭載した機材がすごい。軍歌を吹き込んだエンドレスのカセットテープと再生機。それとラジオ送信機。電池が切れるまで、衛星軌道上からひたすら人民解放軍の軍歌を電波で流し続けたらしい。他の人に迷惑かけなけりゃ何しようと構わんとは思うが、それにしてもこのセンス(笑)

このまま現代まで来ちゃってるんですな。他国の衛星打ち上げ請負(経済)・ICBM や偵察衛星の開発と打ち上げ(軍事)・有人宇宙船の打ち上げと飛行(政治)・ガリレオ計画(欧州版 GPS)参加(政治・軍事・経済)と多方面で頑張ってるのは分かる。でも、中国の宇宙技術で科学探査っての、あるのかもしれんけど一度も聞いたことない。ちょっとくらいやってもバチ当たらんと思うが。

宇宙開発事情、日本も中国も両極端なんですな。

ただ、中国くらいにそれ一辺倒でやれとは言わんが、日本も独自路線で娯楽色を出さないとさ。いや、軍事色じゃなく、さっき言ったような、「天文学ですぅ〜」てなノリの派手めな月面・惑星探査計画とか。ここらを狙うと科学への貢献と人気取りが両立するわけで。実はこれ、最近の NASA の路線なんだけど、そろそろここらを狙わないと、日本の宇宙開発は尻すぼみになるばっかりじゃないのかねぇ。

ときに、アメリカの宇宙でのライバルは旧ソ連。現ロシア。

民主化以後、魅力ある新構想をほぼ全く打ち出せず、過去の技術遺産で食いつないでるだけのロシア。

技術者の平均年齢が50歳を超えてるロシア。

若く有能な人材は、欧米に高給で引き抜かれてしまったロシア。

かの国を見るにつけ、日本の宇宙開発の悪しき将来を見てるみたいで恐い。

ロシアの宇宙技術はそれでも旧ソ連時代に大輪の花を咲かせて、いまだに誰も追い付けてない。だから過去の遺産なのに「生きている資産」として今も機能して、外貨を稼いでる。パイオニアとして尊敬もされてる。だからそのぶん幸せなんだけど、日本の花はどれも小さくて、学会ウケこそ多くあれど、世界的な一般人ウケなんて今までほとんどない。

宇宙開発の資金(税金)を出してるのは一般人なわけで、研究学会は資金を頂く立場なわけ。ロシアみたいに外貨獲得手段としてスポンサーに還元されてるなら、あるいは中国みたいにスポンサーに誇りと名誉を与えてるなら厚遇もされるだろうが、スポンサー(一般納税者)が喜びを実感するようなものはあまり還元してないうえに、スポンサーに特に礼も言わない日本の宇宙機関の場合(アメリカの場合、大きなプロジェクトが成功すると、NASA は納税者への感謝の言葉を発表する)、この現状だと、このままひっそりとフェードアウトしていきそうな気配を感じるんすけど。

ちょうど日本の「宇宙3機関(宇宙開発事業団・宇宙科学研究所・航空宇宙技術研究所)」は10月1日から省庁再編で統合されて、宇宙航空研究開発機構(JAXA) となったんだが、さて JAXA、どう出るかのぅ。ていうかぶっちゃけもうカッコつけてられる時代じゃなくなったんで、もっと揉み手でスポンサー(一般納税者)へのご機嫌取り・ご意見伺いくらいしろよと思うんだが。

銘板
2003.10.18 土曜
前日に飛ぶ
http://yunzu.qee.jp/threedstudio/copages/htrgtr/htrgtr0310.html#LOG20031018
 この記事へリンクを貼る時は↑の URL をコピペしてね。

観光名所査察隊 5

〜 手漕ぎ階級 〜

うーさみさみ。今日は今シーズン初のファンヒーター点火。石油の燃えるニオイって、子供の頃から石油ストーブに親しんできたせいか、毎秋の初点火ごとに懐かしい気分になるなぁ。

銘板左端銘板銘板右端

十和田湖である。

昨日は中国の有人宇宙船打ち上げを先にちょろっと書いてから本題に入ろうと思ったら長くなってしまって、結局それが本題になってしまった。けど今日は十和田湖の話である。

船だ船だ〜!

人類の乗りたい乗り物ベスト3。宇宙船、巨大ロボット、そして手漕ぎボートだ〜! いやもう昼めし食えるとこ物色してる最中からずって見てましたあなたのことうふん。季節は秋。アタクシの視線、「秋波」ってまさにこのことなのねうふふん。査察隊の連れを引っ張って、行きましたよボート貸し出し所。

とりあえずさ、スワンも悪くないけど。なんか今日はその気分じゃなく。

やっぱ手漕ぎっすよ手漕ぎ。

隠しようのないシンプルさと適度な難しさが、「操縦したい欲」をそそる。しかし愕然としたよ。ボート小屋の料金表を見て。

手漕ぎは1時間で1000円。でもさ、スワンは30分で1500円だったかなぁ。スワンべらぼうにレートが高いんだわ。あともうひとつ、スワンと基本的に塗装が違うだけの「恐竜トッシー」(←十和田湖だから「トッシー」らしい)はもっと高い。いくらだか覚えてないけど。まぁ元手かかってるスワン系が高いのは分かるけどさ、手漕ぎとのこのあまりにもな価格差、ちょっと手漕ぎ派の尊厳を侵してないか? いやマジで。

これじゃあカップル需要も低いんじゃないかなぁ。ボート小屋に料金が明記されてるからさ、ここでまぁ彼氏が手漕ぎを選んだとするわな。「操縦したい欲」に駆られたりしてさ。まぁ、「カノジョと向き合える」ってメリットもあるけどな。でも料金表が目に入ったカノジョ、どう思うかな。

「こいつこんなところでケチって……」なんて……。まぁ、他でドバッとカネ使えば別にいいんだけどさ。それにしても安すぎるよ手漕ぎ。愛用者がカノジョに誤解されないため、もうちっと考えた値段にしとくれ。「30分で1000円」でも誰も文句言わんと思うぞ。

まぁ今回のおいらの場合、相手は別にカノジョじゃないんで全く問題なし(笑)

船だ〜。手漕ぎだ〜。乗るとき揺れる揺れる。あ〜こわ。漕いでみると、どうも右手の漕ぎがうまくいかん。左手のオールより水を掴んでない。角度が悪いんだろうけど、何べん直してもうまくいかん。全体で4回漕いだら右手だけもう1回漕ぐってことで調整かけた。

よしよしけっこう沖に出たぞ。他にはここまで来てるやつなどいない。ぬふふふ。と思ってたら、かなり根性あるスワンボートが2艘、我々査察隊をぶち抜いてった。敵の動力源は足だもんなぁ。しかも2人がかりだもんなぁ。こっちも根性出して抜き返そうと思ったとき、別な桟橋からでっかい遊覧船が発進したのが見えた。

げ、白波蹴立ててこっち向かってるよ。マジすか? 船を停めて様子を見てたけど、向こうが進路変更する様子はない。それどころか舳先に立ってる海兵隊風制服のオッサン、こっち見て帽子を手に持ち、「てめーら早くどけろー!」と激しいジェスチュア。何なんだよ。そっちの船に乗ってるのは大事な観光客様なんだろうが、こっちの船だって観光客なんだぜ。邪険にしないでおくれでないかい?

と不満を持ってもやっぱしヤバそうだったんで、慌てて貸しボートの母港方面に少し戻って逃げたね。遊覧船の通過直後からしばらくは引き波攻撃。どこまでも迷惑なやつだった。あと、和船風の小さな遊覧船もあって、こっちの引き波の方がきつかったのは謎(笑)

面倒なのが去って沖をよく見ると、おお、スワンボートのあいつら、あんな遠くに。こいつは巻き返さねばなるまい。全速前進!

ターゲットはあの沖に出た2艘のスワンだ。追跡再開。けっこうあっけなく追い付いちゃった。手漕ぎも捨てたもんじゃないのさ〜。これが「正義の遂行」なのだ(違う)。

そこまで行く途中、手漕ぎの極意を思い出した。とはいえ簡単なこと。効率良くスピードを出すには、上半身を前後に動かすこと。結局これに尽きるのだ。「エンヤートット」風な動きだけど、これでかなりスカスカ進むよ。上半身を動かさずに、腕と手だけでもちゃんと進むには進むけど、すぐ疲れちゃうのだ。

予想外だったのは、いきなり寒くなってきたこと。まだ午後3時前なのに。ボートの時間が1時間だから、湖上でのんびりしすぎたかな。しかもクルマを降りた時からボートに乗る時までは外はけっこう暑くて、上着をクルマに置いてきてしまってた。寒くなったし帰る時間も近いし、そろそろ戻るか、と桟橋近くに戻ってハタと悩んだ。

貸しボート桟橋、2つある。

別々の貸しボート業者らしい。どっちだったっけ。分からんから近い方に行ってみた。桟橋に寄せながら、そこにいたオヤジに声をかけた。「このボート、こっちですかぁ?」。もちろん満面の笑顔でだ。

オヤジの反応。

「#あっちだ!」

怒ることねーじゃん! ムカつくなあ。さっきまで波間にプカプカ浮いてたマターリ気分をぶち壊してくれんじゃねぇよ。しょーがないから、無礼オヤジの指差した方向の桟橋に向かった。

船を桟橋に着けたら係の人に押さえてほしいわけだ。そうじゃないと恐い。読んでるみんな分かってると思うけど、さっきからことあるごとに玄人っぽいこと書いてきたけど、マジでド素人なんだ。ちょうどあんちゃんが桟橋に出てきた。「すんませーん、船、着けまーす」。ボートを操って、あんちゃんの立ってるあたりにドンピシャで着けてやった。ていうか彼が歩み寄ってきたのかもしれんけど、おいらは操艦に必死でよく分からんかった(ォィ)。

あんちゃん期待通りに船を押さえてくれて、査察隊は問題なく上陸できたわけだが、なんかなぁ……。

何か一言くらいくれよ。

「海の男は荒っぽい」ってのはよく聞くけど、「湖の男は無愛想」だな
うっぶるるい。ますます寒くなってきた。クルマまでけっこう遠いから、どっか店の中に入って寒さしのぎするべえ。

つづく

銘板
2003.10.19 日曜
前日に飛ぶ
http://yunzu.qee.jp/threedstudio/copages/htrgtr/htrgtr0310.html#LOG20031019
 この記事へリンクを貼る時は↑の URL をコピペしてね。

日本の夜明けは突然に

なんかビンラディンの「憎いアンチキショォ死んでまれリスト」にとうとう日本も名を連ねたんだって? ん〜、褒められもしないけど責められもしないという、我が国のあの影の薄さはそれはそれで便利で心地良かったんだが、もうそれじゃやっていけないのかねぇ。それならそれで、開き直って目立ちまくって国際渡世を渡りつつ景気回復し、ついでに世界平和にも貢献しようというのが今日の話。

少し古い話だけど、世界がイラク戦争の是非に揺れる中、日本政府はアメリカ支持をサクッと打ち出した。それもロシアとフランスが渋ってる時にだ。思えばこれが日本の運命の分かれ道だったかと思う。明快支持のココロは、「メリケンの旦那、イラク平定のあとは、分かってらっしゃいますよね。頼みますぜ北の方も」だったわけだが。

「うちにちょっかい出したらメリケンの大旦那さんが黙っちゃいないよ」と北の王国にだけ聞かせるつもりだったのが、あまりにも大声で世界中に知らせちゃった。そしてイラク戦争の顛末はご存知の通り「はじめと話が違う」ってやつで、

そんな状況なんで、米英両国のトップたちは吊るし上げられてる。藪大統領の方はけっこううまく逃げ回ってるみたいだけどね。しかしあの大統領補佐官って相当の切れ物なんだろうなぁ。あんなにしょっちゅうメディアに露出する補佐官て今までなかったんじゃないかのねぇ。アメリカ現政権の大統領と大統領補佐官、結局どっちが有能だかはっきり分かっちゃってなぁ。次期大統領選はこの人を出して当選させた方が、よっぽど世界の利益にかなうんじゃないだろうか。日本の森前総理も、話す内容は必ず有能な補佐官を通すようにしてれば、あんなに恥かかんでも済んだろうに(笑)

で、イラク戦争ソッコー賛成で世界にその名を轟かせた日本。開戦派のトップがこうして吊るし上げられてるんだから、両国の政権がこれ以上苦しくなるとですな、自分だけのうのうと政権継続を決めた日本政府に、ヤッカミ半分で責任転嫁し出すような気がするんだけどなぁ。「お前も仲間なら一緒に泥かぶれよ」と。

まぁ日本はあくまでも「従」の立場だったから、直接の責任転嫁は無理があるかな。そしたらあの伝家の宝刀「クリントン戦術」発動か? 自分達が政敵に突っ込まれそうになると、「そんなことより日本がまた何かしでかしてますよ。放っといていいんですか?」と何かと口実を作っては日本をぶっ叩いてごまかし通すアレ。中国でも韓国でも北朝鮮でも、政府が自分達のポカから国民の目を逸らさせる目的で普通に行われてる戦術だけどね。どこも生け贄に日本を選ぶのが不満だが(笑)

実は日本もそれやってるのかな。日本政府が北朝鮮の非道を非難するのは理解できるけど、そうやって国民の目を逸らさせて、後ろで何か別なことやってたりしてな。とりあえず世間がマンギョンボン騒動たけなわの頃、自衛隊のイラク派兵の話が猛スピードで決まっていったしな。「時期が偶然重なっただけ」とも言えるけど、世間の監視が甘くなってたぶん楽に決められたんじゃないかと。だったらその機に乗じて、普段なら決められないようないろんなことまで、鬼の居ぬ間とばかりにパパッと手早く決められちゃったりしたんじゃないかと。

日本のマスコミ、エサ投げられるとみんな一斉にそれに飛びついちゃって、しばらく他のことが見えなくなるからな。しかもそのとき騒いだらそれっきり忘れて、追跡取材なんてめったにやんないし。権力者にとっては便利な式神だよなぁマスコミって。

話ずれまくり(汗)

で、もう、いったん注目浴びて目ェ付けられた以上、再びフェードアウトするのも大変かと思う。影が薄い立場を楽しんでられなくなっちゃったのよ日本は。同時多発テロの折までは「日本は大丈夫。国際的に影が薄いからテロするだけ無駄。テロリストは歯牙にもかけないだろう」と自信を持って言い切れたけど、どうなるんかねぇこれからは。

イラク戦争明快支持の腹である「メリケンの親分、北のアンニャロウもとっちめてやって下さいよ」についても、イラクへの出費が底なしなせいで、藪大統領の任期中にはもうドンパチは一切できないらしい。日本としては、全然当てが外れたうえにテロリストにまで目を付けられちゃって、こりゃ自分で窮地に入ってきちまった感がありありなんだが。

でも考え方を変えると、日本には今、千載一遇のビッグチャンスが回ってきてるわけでもあるんだが。

ここを見事に立ち回って乗り切ると、日本外交は世界中から賞賛されること請け合いなんだが。

例えばだ。一旦決めたイラク復興資金15億ドル拠出を、一方的に白紙に戻す。そして、

「その資金はきちんと用意してはありますが、これは日本からの ODA 事業として、イラクに直接投入することにしました。発注先は日本企業のみにして、最近のサミットでいつも皆さんに約束させられてきた我が国の景気回復を、これで果たします。よもや異存はありますまいな?」

とぶち挙げる。日本から15億ドルもの小遣いをせしめて政権との癒着企業にばらまく腹積もりの薮政権、慌てますわな。

「いやいや日本さん、それではならず者どもに我々の隙を見せるようなもんです。我々のパートナーシップが磐石であることを見せつけるため、ここはひとつ余計なこと考えず言われた通りカネこっちよこせバーロー

そこでだ、日本としては、イラク復興問題に関してはもちろん米国との対等なパートナーシップを発揮するのにやぶさかではないわけなんで、たったひとつだけ、ほんの簡単な条件を出すんだ。

「京都議定書の批准」。

「政治的取り引き」ってやつですな。別にイラク戦争と京都議定書は関係ないけどさ、「この戦争であんたの国はとんでもない量の二酸化炭素をまき散らかしたんだから、その責任くらい果たしなさいよ」てな理由で充分でしょ。

そこでカメラはアメリカの担当官の顔をアップで捉える。見たか? いま一瞬ギョッとして、慌ててそれを飲み込んだぞこの担当官。この取り繕った澄まし顔! プレイバックだ。今はとりあえず5回繰り返して放送しろ。あとの定時ニュースで3回ずつ流すぞ。

世界はこれで日本に大喝采だ。威張りくさったメリケンの大旦那が、この一発で間抜けな田舎者に見えちゃうぞ。できればこっちの要求をしっかり呑ませたいとこだけど、なに、最終的には取り引きが成功しなくてもいいんだ。どうせダメモトのパフォーマンスなんだから。これを言ってのけたってことで、ウケたもん勝ち。え?「一旦決めたことを変えるなんてできない」って?

京都会議のとき、アメリカは一旦は二酸化炭素排出の 5% 削減に同意しておいて、大統領が替わったとたん反古にしたからな。そのときの貸しを返してもらうだけ。全く問題ない。それからはもうアメリカ以外の外国に行った日本人はしばらくの間、その国々の人たちに老若男女を問わずモテモテだぞ。

「あんた日本人か? 日本はよくやった! ありゃ〜最高だった! まぁ一杯飲んでくれ」

米国内でも、支持基盤の石油系癒着企業の指示にヘェコラ従って環境問題からトンズラこいた現大統領を恥じてる良識ある人たちが多いそうだから、けっこう英雄扱いされるかも。そうなりゃ日本製品も日本株も世界中で好感されてガバガバ買われて、国内景気も回復路線でネコまっしぐら。

現在既に、ムスリムもユダヤ人も日本製品を好んで使ってる。日本が国として人気者になると、自分が使ってるものが日本製だってことを、今まで以上に強く意識し始めるだろうな。そうなったら、日本のしている仕事は、いがみ合う人たちへの共通の楽しい話題の提供ってことになるな。

「お宅のホンダ、新型ですな? お羨ましい」

「あなたのもいいクルマじゃないですか。マツダのロータリーは素晴らしい」

なんて異教徒同士で話が盛り上がればそれで良し

日本は半年前のほんのひとつの判断のアヤで、もう影の薄い国じゃいられなくなっちゃった。だったら積極的に打って出よう。目指すは国際政治界での世界最強のエンターテイナー国家だ。どんな舞台でもウケを取りに行け! というわけだ。

世界平和のお題目を唱えるだけじゃ平和は来んよ。日本としては、文化・宗教で単独性が高い(中立性が高い)のを利用して、仲の悪い人たちを同じ客席に座らせて、みんな一緒くたに楽しませられる、いい位置にいるんではないのかねぇ。

ついでにビンラディンも一緒に笑わすと、テロ起こす気も少しは削げるだろ(笑)

銘板
2003.10.20 月曜
前日に飛ぶ
http://yunzu.qee.jp/threedstudio/copages/htrgtr/htrgtr0310.html#LOG20031020
 この記事へリンクを貼る時は↑の URL をコピペしてね。

観光名所査察隊 6

〜 サ店と土産と銅像と 〜

十和田湖である。

昨日は、ビンラディンの「憎いアンチキショォ死んでまれリスト」の話をサワリにちょろっと書いてから本題に入ろうと思ったら長くなってしまって、結局それが本題になってしまった。中国の有人飛行の話のときもそうだったな〜。けど今日は十和田湖の話である。

ボートから桟橋に立つと、なんか「地に足がついてる」って感じがするなぁ。自分の足で、何も意識しないで自由に移動できるってのはいいもんなんだなぁ。手漕ぎボートを「手足のように」とはとても言えない程度にしか操れなかったんで、ちょっと感慨を覚えたよ。

土産物屋に入った。ちょっと寒かったからトイレも借りよう。うん。うーい。しかしクルマまで行くの、寒いよなぁ。道の途中、さっきと違う喫茶店あったら寄ってさ、コーシーすすってあったまるべ。と、いきなりイイ感じの喫茶店発見。湖に面した窓辺の席は、客でけっこう埋まってる。営業中だな。入り口は反対側か。よしよし行くべ行くべ。

満席かい。

隣のブースがお菓子のお土産コーナーで、席があくまでそこの売り物でも物色することにした。そろそろ席あいたかな? おお、大丈夫っぽい。ならば参るぞ!

……、

……、

……。

ってこの立て札、なんで道を遮る場所に置くかねぇ邪魔だなぁ。何書いてんのよ。ええとなになに?

……、

……、

……。













ゥオイ! (; ̄□ ̄)っ☆彡

まだ4時台だぞ。こんな早仕舞いしてどーすっ気だ。昔の病院の晩めしかよ。土産屋づたいにクルマまで行くか。しっかし信じらんねーよあの喫茶店(怒)

土産屋の品揃えってさ、民芸品とおもちゃとお菓子と料理。大体このあたりなんだけど、生ものの店もあったぞ。盛りだくさんの海の幸。ホタテとかホヤとかウニとか。なんでこんな山の上でわざわざ海産物を売ってるのかねぇ。その土地で消費するための魚屋だったら分かるけど、お土産物として売ってる。うーむ。こうしてきちんと営業してるってことは、意外と売れるんだろうなぁ。買わなかったから味はどうか分からんけど。

でもこのお店は良かったなぁ〜。何が良かったって、オープン冷蔵庫だらけなのよ店内。冷蔵庫の排熱で店内があったかくて、暖をとれた(笑)

もちろん「正しい土産物屋」もいくつもあったよ。わけ分かんないオモチャ売ってたりするよーな。なかでも「ヨーヨー」として売られてた、水入りゴム球が印象的だったな。中は水が入ってるんだけど、ゴムは茶色や緑の半透明で表面がジャワジャワしてて、基本的にキモ系。手触りも宇宙感覚。ジャワジャワで中がよく見えないけど、何かが入ってた。表面の一部を伸ばしてよーく見たら、カニのオブジェやクモのオブジェが1個ずつ入ってた(キモッ!)

クルマへ向かう道すがら、銅像を立体撮影したよ。そういえば、湖畔といえば銅像ですなぁ。秋田県の田沢湖では『たつ子の像』が有名ですなぁ。ここ十和田湖では、

高村光太郎 作『乙女の像』

全国的に有名かと思うけどね。そんなわけで、

堂々の立体画像化!

……、

……、

……。

すんません『乙女の像』と何のゆかりもないっす (^_^;)> そっちは通りすがらなかったんで。で、通りすがった『ひめます観音』って……。十和田湖ではニジマス・ヒメマスの養殖をしてるそうで、それにちなんでるとは思うけど。ていうか観音様が殺生していいんか?

さ〜てそんじゃ帰っか。よしよしクルマも違法駐車の輪っかとか付けられてないし(そこの路肩に駐禁標識が立ってた。停めたのは駐車スペースらしき空き地だったんで大丈夫だとは思ってたけど、やっぱしちょっと不安で)。帰り道は奥入瀬川(おいらせがわ)の渓流沿いで行こっかな。通行規制は時間制限制だった気もするなぁ。でもやっぱ終日規制かもしんないから(事前に調べとくんだったよ)、来た道を帰った。

行くときに寄った展望台にも、また立ち寄ったよ。

夕暮れの十和田湖

ケータイカメラの割にはいいのが撮れた〜 (^▽^) 半島の先っちょあたりのケシツブみたいな点は遊覧船だよ。

あとは元来た道を、八戸に向かってちんたら走るのみ。エアフィルター取っ替えたばっかのクルマ、やっぱいいわ(しみじみ)。八戸に到着したのは午後7時。秋だねぇ。まだ7時だってのに、とっぷり日が暮れた。あとは帰ってゆっくりするべえ。

そんじゃど〜もお疲れさんどした〜。またね〜 (^o^)/~ 査察フレンドを送って、おいらも無事にうちに帰りましたとさ。

『観光名所査察隊』

銘板左端銘板銘板右端

査察報告:

観光資源である自然は最高。その魅力で、これからも県内外からの観光客の皆様をどんどん楽しませて頂きたい。

施設の接客は……研修会でも何でも参加して勉強し直してほしい。我が県(と秋田県)の貴重な観光収入源の受け皿、かつ地元の対外イメージそのものなんだから、そこらへんもっと自覚してくれよ。頼むぜほんと。

銘板
2003.10.21 火曜
前日に飛ぶ
http://yunzu.qee.jp/threedstudio/copages/htrgtr/htrgtr0310.html#LOG20031021
 この記事へリンクを貼る時は↑の URL をコピペしてね。

HTML 三年殺し

めちゃめちゃ今さらなんだけど、HTML 4.01 とかいう規格、かなり不満なんすけど。それまでの HTML とは考え方からしてけっこう違っててさ。このサイトは「その前までの規格」で書いてる。だってその前から運用してるんだもん。で、その旧規格で今でも通用してる。

「まだまだ先のことさ〜」「新規格は下位互換でしょ当然」とタカくくってたまま3年過ごしてしまって。さっき新規格について少し調べてたらそうでもなくて。憶測だけど、なんだか体制のリーダーが交代したとたん、それまでの側近までもガラッと入れ替わってすっかり違う組織になってしまったみたいな。今まで通りと思って知らずに伺った出入り業者さんびっくりみたいな。

両規格の考え方の違い:


〜 HTML 4.0 HTML 4.01
ページの
見栄え
レイアウトやフォント等の見栄えは、HTML タグで設定すればいい。
CSS(カスケーディング・スタイルシート)を使ってもいい。
HTML は記述内容に関してのみ使うこと。
レイアウトやフォント等の見栄えに関しては CSS を使うこと。
タグ属性値
の括り
括らなくて問題なし。
「"」か「'」で括ってもいい。
必ず「"」か「'」で括ること。
大文字
小文字の
区別
どちらでもお構いなし。 タグや属性名の記述に使えるのは小文字のみ。

注:軽く調べただけなので、思い込みや間違いがある可能性あり。

それにしても窮屈になったなぁ。「ああでもいいし、こうでもいい」が「あれはああしなさい。これはこうしなさい」になった。旧規格では、見栄えにあまりこだわらないなら CSS を学ばなくて済んだ。HTML タグだけでそこそこできた。それが新規格じゃ b タグ(太字)、 i タグ(斜体)、 center タグ(中央寄せ)、 font タグ(フォント設定)その他、見栄えに関するものは「極力使わないことを勧めます。代わりに CSS を使いなさい」と軒並みならず者扱いらしい。

下位互換性、ど〜なってんのよ。旧規格でも問題なく表示されるみたいだけど、あまり褒められないソースってことになるらしい。新規格が出るまでは模範的だったページソースも、これからはお尋ね者扱い。政権交代に伴う大粛正って感じだな。新規格策定時の W3C(HTML の規格を規定している団体)内部で、かなりゴタゴタした権力抗争があったかと察せられるなぁ。

で、そんなこと察してようが察してなかろうが、いずれは新規格が台頭し、旧規格は石もて追われる時代が来るんだろう。それまでにどう対処すべきかというと、「とにかく CSS 学べ」っつうことらしい。

メンド〜 (×o× )

応急処置としては、h タグ(見出し)を多用したり、b タグの代わりに strongタグ(強調。大抵のブラウザでは太字で表される)、i タグの代わりに em タグ(強調。大抵のブラウザでは斜体で表される)を使ったりとか。こういう、観念的意味合いのタグが結果的に見栄えをつくったものは OK (「まだまし」という意味で)なんだとさ。なんかなぁ、わざわざ回りくどくすることもないだろうに。と思うんだが。

この日記ページも、来月からは応急処置済みの書式にするよ。ソースが多少シンプルになったのはいいけど、うまく制御できないところもあって大変さ。あと、今までずっと、文面を HTML 書類に何の断りもなくいきなり打ち込んでてさ、なんかちょっと変な感じだなぁ〜と前々から思ってたら、文面は <p>〜</p> で囲むことになってたらしい(旧規格からある記述方法のオプション)。

いや〜 p タグ、「存在することは知ってる」って程度で何のためにあるのかいまいち分かってなかったけど、「ここに文章入れますよ」と断りを入れるタグだったのか (^o^;) ていうか今までは p タグを使っても使わなくてもよかったのが、新規格では必須らしい。

p タグとともに、具体的用途不明につき今まで敬遠してきた h タグ(見出しを作るタグ。font, b で代用できる)も使うことにしたんだけど、こいつらなかなか余計なことしてくれてさ。表示したあと空白行を勝手に添えてくれてからに。いらないっつーに。br タグ(改行)があるんだから余計なことするなっつーに。

って、br タグも新規格じゃ ならず者っつーことらしいし。br タグの代役は p タグでどうにかしろっつーことらしいし。p タグで出てくる余計な空白行は CSS でどうにかしろっつーことらしいし。

とグダグダ考えながら、ブツブツ文句言いながら HTML 4.01 を調べてるうちに、もうひとつ知った。もっと将来的には? "XHTML" とかいう? 新規格が普及するはず? 一体なんなんだよ。

銘板
2003.10.22 水曜
前日に飛ぶ
http://yunzu.qee.jp/threedstudio/copages/htrgtr/htrgtr0310.html#LOG20031022
 この記事へリンクを貼る時は↑の URL をコピペしてね。

Hatchet in June

八戸フォーラムで今度は何を観よっかな〜。先週、『たそがれ清兵衛』観たよ。もう劇場じゃ無理かと思ってたんだが、時刻表を見たらやっててさ。あ〜よかった。

しかし『座頭市』も新しかったけど、『清兵衛』も新しい要素を相当ぶち込んでたっす。ていうかこっちは、「ニオイがしてきそうなほどのリアリティ」の表現をあの手この手で見せてくれて面白かったっす。監督が大御所だから、そこらへんは全く期待してなかったんだが。

いやあの、ほら、あったじゃん。別な大御所監督の戦国時代劇の超大作。忍者のやつ。「日本が世界に放つ本場の本格忍者ムービー見参」みたいな触れ込みの。秀吉の顔面に中井貴一がグーパン入れてオチの。なんたって「大御所の時代劇」だもん、『清兵衛』、あの忍者モノくらい見せ方が古臭いのかと思ってたもん。

『たそがれ清兵衛』、よろしかったっすよ〜。

で? 今週はどうなのよ上映ラインナップは。ん〜、好みっぽいやつがあんまりないなぁ。そういや八戸フォーラムでもう5本くらい観たけど、アメリカ映画、まだ1本しか観てないや。しかも『ボウリング・フォー・コロンバイン』(笑)。別にいいやアメリカのフィクションものなんか。焼き直しばっかしでちっとも新しくないしさ。信用できん。ああでも『キルビル』は要チェックだ。新しそ〜。

日本映画はどうか。おっ、塚本晋也が出てる。久しぶりに行くか。でもこの監督キモ系だからね(といっても3本しか観たことないけど)。今のもちょっとネチっぽそう。この作品なんだけどね。ていうかこのタイトル、どうしても「六月の鉈」って読んじゃうんだよなぁ。

まぁ今日はこれ言いたかったってだけなんだけどさ (^^;)

ちなみに「鉈」と読んでしまった人たちの自己申告、まだネット上には見つからんなぁ。けっこういると思うんだけど。

銘板
2003.10.23 木曜
前日に飛ぶ
http://yunzu.qee.jp/threedstudio/copages/htrgtr/htrgtr0310.html#LOG20031023
 この記事へリンクを貼る時は↑の URL をコピペしてね。

映画評論必殺技

何、飲み会が今晩あるから、映画を評論して感心されたいとな?

ほう、映画はまったく詳しくないとな?

それで何か秘策を授けろとな?

よろしい。実はついさっき発見した素晴らしい方法がある。これを伝授してしんぜよう。

じゃが、まず言っておくぞ。飲み会で映評をするとな、十中八九、

煙たがられるぞ。

あるいは、

喧嘩になるぞ。

今まで半可通なウンチクを披露しては散々ウザがられて来た儂の、豊富なる経験から導き出された真理じゃ。心しておきなされ。

何、それでも映評を語りたいとな。覚悟がおありのようじゃな。

そこまでの覚悟がおありならば、映画をたくさん観ながら、時間をかけて眼力を鍛えなさればよいような気もいたすが、そなたのその激しく燃えたぎる怠け心、分からぬでもないのぅ。

よしよし、ならばしかと聞け。いやなに、そんなに固くなることはない。存外に簡単だで。

よいか、どんな映画のどの場面でもよいから話題に挙げて、あごをさすりながら、一言こう添えるだけじゃ。

「黒澤へのオマージュだね」

ことに時代劇なら、どんなに黒澤の演出からかけ離れていようとも、この一言を聞いた人々は一瞬、皆「ナルホド〜」と思うものじゃ。昨今の新聞なりネットなりの映評を読むにつけ、プロの批評家もアマチュアも、この言葉の濫用甚だしいものがある。そこでそれを逆手に取ってみた、というわけじゃ。これで今宵の飲み会は、あんたが主役となるであろう。グッドラックじゃ。くれぐれもウザがられぬ程度にな。

銘板
2003.10.24 金曜
前日に飛ぶ
http://yunzu.qee.jp/threedstudio/copages/htrgtr/htrgtr0310.html#LOG20031024
 この記事へリンクを貼る時は↑の URL をコピペしてね。

落ちました

すまんけど、明日から2日間、近場で物産展があってね。準備をずるずる遅らせてたらもう直前、ってわけで。準備が終わったらもう23時。もう寝ますぅ〜。

お休みなさいませぇ〜。

銘板
2003.10.25 土曜
前日に飛ぶ
http://yunzu.qee.jp/threedstudio/copages/htrgtr/htrgtr0310.html#LOG20031025
 この記事へリンクを貼る時は↑の URL をコピペしてね。

早業

今日の五戸町物産展の様子を収めたサイトを立ち上げたよ。2時間10分くらいで作った。ぜぇ、ぜぇ……。

五戸町物産展

in イオン下田

2003

どーだ!

南部バスのチョロQ 、明日買おうっと。

銘板
2003.10.26 日曜
前日に飛ぶ
http://yunzu.qee.jp/threedstudio/copages/htrgtr/htrgtr0310.html#LOG20031026
 この記事へリンクを貼る時は↑の URL をコピペしてね。

秘蔵級お写真

(2013.4.10 補足: このログを書いた時代よりも、世の中で個人情報保護の意識が高まったので、このログでの人物写真は非公開としました)

ふーい、物産展、お陰様で無事に終わったっす (^▽^;) 2日目も初日と同じ内容だったんで、サイトの方は特にいじらないで済ましちゃう。あ、でも、ちょいとちょいと、そこ行くいなせなオニ〜サン、ええ写真入りましたでぇ〜。

ほれ。

昨日作ったサイトの方で「左端におでこだけうつってるコ」は2日目はお休み。で、交代で来たこのコもまた……なかなかでがしょ?広角レンズなんでちょっと太めにうつっちゃったけど、実物はもっとスリムですはい。このコはね〜ほんと気さくでね〜。写真そのまんまの雰囲気なのよ。あんまり愛想がいいから、おいらに気でもあんのかと思ったら、みんなに対して平等に愛想よかったっす (^_^;)>

一応、サイトに出ていただくことは御了承頂いたっすよ。

「ぇえ〜っ!」と、この時だけはなんだかイヤそうだったけど、「ほんとかわいく撮れてるも〜ん。絶対すごい人気出るよ〜」と美容師口調で腰クネクネしながら押し切りました(笑)

直後の彼女の反応「でへっ」は、そんなわけで「出演 OK」と解釈しました(やっぱ強引)。超マイナーなサイトだっつーことは言わんでおいたよ。うん。もちろん我が輩の名誉のために (^^;)

ん〜、なんかイイなぁ〜。うちのサイト、うちのサイトなのにカワイコチャン(死語)のお出ましだなんて。けど慣れないせいか、かえって居心地悪いっすね(自分が)。少し前の写真でバランス取るか。

ブチッ

捨てるの忘れてて、物産展道具の照明機材箱に入れっぱなしにしててさ、今日の営業中に箱から「ころろん」と転がり出たぐらいにして。こいつは明日処分するべ〜。

銘板
2003.10.27 月曜
前日に飛ぶ
http://yunzu.qee.jp/threedstudio/copages/htrgtr/htrgtr0310.html#LOG20031027
 この記事へリンクを貼る時は↑の URL をコピペしてね。

迅速な行動が仇

先々月発覚したことで、貧乏くじ引いた会社にちょっと同情してしまって。マイクロソフトなんだけどさ。自分で墓穴掘ってハマったなら「ザマミロ」と指差して笑っちゃうかもしれんけど、今回の件は純粋に運が悪くて。

今年2月の Mac 界の衝撃ニュースで Virtual PC 、マイクロソフトが買収 っつうのがあった。"Virtual PC" ってのは、Mac 用の DOS/V エミュレータのこと。これで Windows を立ち上げられて、Windows 用のアプリも Mac 上で動くってわけだ。これ、もともとは米 Connectix 社の製品だったのが、この会社、Virtual PC 部門を丸ごとマイクロソフトに売却してしまった。ほどなくしてマイクロソフト版の Virtual PC がデビュー。内容的には Connectix 最終版とほとんど同じだったそうだけど(持ってないから伝聞です)、値段が安くなって、ユーザに歓迎されてるらしい。

そして8月、のっぴきならぬ事態が発覚。Mac Power 誌によると、Virtual PC を PowerPC G5 CPU に対応させるには、1からプログラムを書き直さにゃいかんそうで。それで、発売元のマイクロソフトは「1年以内に対応」としか言えないわけで。

CNET の記事によると、マイクロソフトがこのことを知ったのは、8月時点で「2カ月ほど前に」だから6月。Connectix 社の Virturl PC 部門を買収したのは2月。買おうか買うまいか、あと4か月ゆっくり悩んでれば苦労せずに済んだのに。大きくのし上がったベンチャー企業ってのはどこも決断と行動が速いもんだけど、この件に関してはそれが裏目に出ちゃったか。

ババ引いたマイクロソフトはもちろんのこと、Apple と Mac ユーザにとっても不幸なことなんだよな。今の Mac はマルチプラットフォームが売りのひとつ(Mac OS X, FreeBSD [Darwin], Mac OS 9 [エミュレーション], Windows [DOS/V エミュレーション], ひいては超漢字 [DOS/V エミュレーション] のアプリを同時に立ち上げられる。デュアルブートで Linux や NetBSD, Open BSD も動く)なんで、最大勢力の Windows アプリが Mac の最上位機種で走らないって状況、かなり痛いんじゃないのかねぇ。

なんか Virtual PC のライバル製品で G5 でも動くやつがあるらしいけど、かなりトロい上に使い勝手も悪いらしくて。それに PC/AT 機向けに "Lindows" なんつうマルチプラットフォームのライバルも出てきちゃってるし。おいらに関しては、今のとこ Windows アプリ必要ない人だから害はないんだけどね。

その前に G5 買う予定ないや (^▽^;)

銘板左端銘板銘板右端

2004.9.6 追記:Power PC G5 対応の VirtualPC for Mac Version 7 が、マイクロソフトから2004年10月7日に発売予定だそうです(記事)。

銘板
2003.10.28 火曜
前日に飛ぶ
http://yunzu.qee.jp/threedstudio/copages/htrgtr/htrgtr0310.html#LOG20031028
 この記事へリンクを貼る時は↑の URL をコピペしてね。

追憶のスタイルシート

昨日から頭が重い。唇がカピカピ。鼻も乾いてる……いや、鼻はグズグズ。風邪引いたっぽい。なんだか少し具合悪いし。

久しぶりにサイト作成本を買ってきた。『HTML 3年殺し(10月21日)』で HTML 4.01 を散々罵倒したけど、罵倒してばかりじゃ何も進展しないんで、ほとんど知らないまま過ごしてきたスタイルシート(CSS)の勉強でもするべかと思って。

でもさ、不思議。CSS を狙い打ちした専用の教科書って見当たらないんだよなぁ。必ず HTML や JavaScript とごちゃ混ぜになってる。CSS は HTML や JavaScript から独立して機能できないってことなんだろうけど、そのせいで分かりにくくてなぁ(←やっぱり愚痴る人)。

しかも CSS の文法・作法を総括的に解説した本、マジで見当たらないし。見かけるのは「ページをこうしたい? だったらこのサンプルを使うこと」みたいな場当たり的なのばっかりで。「丁稚風情が一丁前なこと言ってんじゃないよ。ツベコベ言わずに黙って修行してな」って感じで。それにしてもそのサンプルってのが、まぁ、20世紀の教科書に比べれば相当ましにはなってきたけど、なんだかなぁ。

例えば、その教科書に載ってる、「サイト訪問者が使ってる OS と ブラウザの情報を取得する」ってJavaScript のサンプルがあってさ。その作例、「ご使用の OS は Windows で、ブラウザは IE 6 ですね」とページに表示するんだよ誇らしげに。わざわざ指摘されんでも自分の環境くらい分かるっつーの。単純な例にする必要があるのは分かるが、もうちょっとなんかこう、ひねりとかないもんですかね。それは贅沢ですかね。

あれ思い出したね。冬の寒い日、外から暖かい室内に入るとさ、眼鏡が曇るよね。結露して。眼鏡をストーブにかざしたり温風に当てたりしてあっためれば早く復旧するんだけど、そうもいかない場合は、眼鏡かけたまま我慢するわけ。眼鏡が冷たいうちは、いくら拭いてもすぐ結露するから拭く意味ないし、我慢して待ってれば室温で暖まって、いずれ復旧する。そういうわけで、特に何もせず、眼鏡が曇ってるのを承知で眼鏡をかけてたりする。

そんなとき必ず来るんだ。ご親切なやつからの指摘。

「お前の眼鏡、曇ってるよ」

言われんでも分かっとるっちゅーに。眼鏡ってのはそれを通してモノ見るんだから、気付いてないわけないっちゅーに。想像力が足らんやつだなぁと思うんだけどさ、でも親切心で言ってくれてるんだろうから、苦慮するのよ対応に。

昔、酒の席でそのネタを話して盛り上がってたら、「でもマジで気が付かないやつがいたら凄いよなぁ」と意見を出したやつがいた。そいつ、すぐさま実演。

「えっ、うそ?(眼鏡を外して見る) あっほんとだありがとう助かったよ! 全っ然気が付かなかったぁ〜(満足げな笑顔)」

迫真の演技が妙にハマって、死ぬほど笑い転げたよ。うん。

話を戻す。ま〜その環境判別のトホホな作例はそこで終わりじゃなくて、それを基本に、いろいろ高度に展開していくから、まぁ分かるけどさ。それにしてもどうにかならんかったもんかねぇ。買って気付いたけど、その本、意外と古かったし。対応表に Netscape 6 までしか載ってなくて。またハズレ引いちゃったかなぁ。でも今まで買った教科書の中では一番 CSS に詳しそうだし、これでぼちぼち学びますか。

銘板左端銘板銘板右端

追伸:

八戸らーめん、首都圏に出現!

八戸らーめん入間遠征、明日(10月29日)から来週の月曜(11月3日)までですよ〜。

まるひろ百貨店入間店の『青森物産展』でやってますので、ご近所の方、是非遊びに行ってみて下さい。おいらは今年は行けませんけど、よろしくお願い申し上げます。同じく まるひろ百貨店川越店 では11月5日〜10日です。こちらもどうぞよろしくお願いいたします m(_ _)m

スープはインスタントの袋入りなんかじゃなく、2人の料理人が、野菜・豚骨・鶏ガラ・煮干し(野菜以外はすべて八戸から直送。野菜は鮮度最優先にて現地調達)を、ちゃんと現地の厨房で煮込んで作るっすよ。ちぢれ細麺も八戸から直送。届いてから料理人たちがさらに手揉みを加えるっす。さ〜いらっしゃいいらっしゃい。

もう夕方過ぎたから、明日のぶんの仕込みは終わってるはずだな。

銘板
2003.10.29 水曜
前日に飛ぶ
http://yunzu.qee.jp/threedstudio/copages/htrgtr/htrgtr0310.html#LOG20031029
 この記事へリンクを貼る時は↑の URL をコピペしてね。

謎の iPod OS

疑問。iPod の OS って何だべ。Apple はパソコン用 OS(Mac OS X)とサーバ用 OS(Mac OS X Server)を開発してるけど、TRON や Linux や Wndows CE がライバルとなるような、組み込み用の OS って特に開発してないような気がする。

Apple 製 OS じゃないとおかしい気もするけど、iPod の仕様には iPod 側の OS は別には書いてない。でも「言語」のラインナップが Mac OS X に似てる。やっぱし OS X かなぁ。

別に iPod 持ってるわけでも買う予定があるわけでもないけど、なんとなく気になる……。

銘板
2003.10.30 木曜
前日に飛ぶ
http://yunzu.qee.jp/threedstudio/copages/htrgtr/htrgtr0310.html#LOG20031030
 この記事へリンクを貼る時は↑の URL をコピペしてね。

ムッシュ・ギーン・モトソーリ

〜 不沈空母は体面が沈める 〜

いつにもましてつまんない話題です(笑) サクッと読み飛ばして OK だす。

銘板左端銘板銘板右端

「人間の業」とかそういうものを、痛いほど感じさせてくれたねぇ。普段は心の隅にひっそりと巣食うあの怪物に心を全部乗っ取れらてしまった人間の、なんと哀れな有様よ。

ナカソネ君。20年ほど前は「ロン」「ヤス」と互いを呼び合うほどのレーガン米大統領(当時)との蜜月を背景に、しまいにゃ調子こいて「不沈空母」発言まで飛び出すほどブイブイ言わしてた(←死語)、元総理のナカソネ君。そりゃあすごいもんじゃった。のちの消費税に繋がる売上税を導入しようと躍起になったりしてなぁ。その執着ぶりたるや、

あのスダレ頭にバーコード読み取り機を

当てると、レジに売上税が出るらしい。

と噂されるほどすごいもんじゃった。実際、売上税構想が潰されたすぐあとに、名前が変わっただけの「消費税」が導入され、さらに後に税率も売上税が想定してた5%になって、彼の権力をまざまざと見せつけられたわけだ(来年4月からは内税表記の義務化で、税率を好き放題上げられるようになるなぁ。これも彼の売上税構想にあったんだろか)。

で、このまえ彼が久しぶりに表舞台に出て来たかと思ったら、何だねあの醜態は。とりあえず髪がもうバーコードを成さないまで薄くなったのにまだあの髪型をやってるところが未練がましかったけど、それはどうでもいいとして、「自民党議員73歳定年制は、総理経験者は除外」という自分だけのルールにしがみついちゃって。同じく政治家稼業の息子さんも反発して「これは体面の問題だ。次の選挙は1000%出る」と息巻いたぐらいにして。

「体面の問題」と来ましたか。

この「体面」という代物、厄介なもんですなぁ。多分誰でも自然に心に持ってるものだけど、この恐さはあまり知られてないような気がする。知らないうちに本人はおろか、周囲の人まで誤った方向に連れて行く、恐ろしい怪物なんじゃないのかと。

(以下は、簡単のため「体面」という単語で統一するけど、場合によっては「自尊心」等と、似た意味の言葉に読み替えた方がいい場所もあるんで、そこらは適宜お願いします)

他人から体面を大事にされているうちは、体面てやつは大人しくしてるけど、この体面、ひとたび挑発でもされると、心の中で怒って暴れ出す。暴れっぷりが小さいうちなら理性で押しとどめもできるし、表に出ても、まだ小さいうちなら仲介者になだめられもする。でも臨界点を越すともう、どっちに非があろうとなかろうと、自分がそれで醜態をさらして周囲の笑い者になろうとお構いなし。「前後の見境がなくなる」ってやつ。

さらに放置してると、事態がみんなに迷惑をかける方向に行ってしまおうと気にならなくなり、自分の体面を満足させる方向にしか突き進まなくなる。結果、その人は物笑いの種になるばかりか、仲間たちにも損害を与え、ついに誰にも信用されなくなってしまう。喧嘩というものは大抵、「相手に体面を傷つけられた。だから相手の体面も傷つけ返してやる」という復讐の念をやり取りして強めあった末に、勃発するもんだと思う。

制御工学で、もろにあてはまる事象がある。これを「正のフィードバック」という。名前は印象いい感じだけど実は大変ヤバい現象で、何らかのリミッターを取り付けないと、自身が破壊されて機能不全になるまで一途にパワーやエネルギーを増やして溜め込み続ける。従ってこれを設計に取り込む場合、細心の注意を要する。

「人の心は不可解なもの」とはよく言われるものの、この「体面」という事象に限れば、実は機械の挙動の一例として説明できちゃうほどの単純なカラクリなのだった。人間の心は感情的になればなるほど、機械的で単調な振る舞いになるというわけ。

せっかく知性を持ってる生き物なのに、取り扱いに細心の注意を要するこの危険な要素を持ってしまってるばっかりに、それに普段は目立たないから存在を忘れがちなばっかりに、何かちょっとしたことでもすぐ話がもつれる。または話がもつれやしないかとビクビクしてなきゃいかん。こうして「体面」の化けの皮を剥がしてしまうと、「人のつながりの効率を落とすもの」としての面がはっきりしてくる。もちろん、「体面」は「自尊心」として、人の精神が健全に機能するための力の源でもあるわけだけど、負の側面が今までずっと放ったらかしにされてきてる気がして。

世の中、駅のホームでもネット上でも国際政治でもいさかいが絶えないけど、発生の基本原理は「体面の、正のフィードバック現象」に尽きるかと思う。

「戦争は人間の本質である。だからしょうがないのだ」だなんて諦めるのは、この厄介な感情の制御をマスターすべく努力してからでいいんではないかねぇ。うまくいけば、人類は無駄な損失を大幅に減らせると思うんだけどねぇ。

肝心の「どうマスターすればいいか」は分からんす。そこは人類の知性の限界ってわけじゃなく、おいらの知性の限界(笑)。旧来はこれは宗教の仕事だったけど、宗教自体が紛争を起こしてることからして、あんましあてにならなそう。

やっぱあれしかないのか!?

ジェダイへの道(ぉぃ)

で、話はズズ、ズイーッと戻る。
ナカソネ君も結局は引退ってことになっちまって。一方のミヤザワ君の方はといえば、コイズミ君の依頼をサックリ受け止めて引退を決めたら、体面に振り回されなかっただけ体面を傷つけられず、それどころかかえって国民から好印象を持たれたわけで。

何もミヤザワ君の真似しましょうってわけじゃないけど、結局、体面の暴走に任せて周囲を鑑みない狭いわがままを押し通すことが、どれだけの害になって自分に返ってくるものなのか、それを実感させる出来事だったなぁ。

今回の両氏の引退のいきさつは、自分のやり方を作る足しにしよう。うん。

でも一般的に、人は年寄りになっていけばいくほど、自分の体面を最優先するようになっていくらしくてなぁ。

ああいやだいやだ。

銘板
2003.10.31 金曜
前日に飛ぶ
http://yunzu.qee.jp/threedstudio/copages/htrgtr/htrgtr0310.html#LOG20031031
 この記事へリンクを貼る時は↑の URL をコピペしてね。

ボタンにけっこう凝ってみる

2003.10.7 で作った『日記書式自動生成』、初稼働。ラクだぁ〜。さっき11月分の日記のページソース作ってね、いや〜もう自分で感激しまくり(笑)。

それと 2003.10.21 HTML 4.01 対応準備も、既に少しはやってる。お勧めでないタグをお勧めのタグに置き換えてるってだけなんだけど、慣れるまでなかなかツラいぞこりゃ。

銘板左端銘板銘板右端

今日はね、この日記ページ用のボタンを作ってる最中なんで、それをお見せしようかな、と。いや、つまりアレです。

ネタ切れ。

この Web 日記、他の月のログを見る時、現状では目次に戻らにゃいかんでしょ? それを「前の月」「次の月」ボタンを付けて(過去ログページには「次の月」ボタンも)、せめて隣のページくらいにはすぐ行けるようにしようと思って。

バックホームimage  ← このテキト〜な絵もいい加減飽きてきたしさ(苦笑)

それじゃ今まで通り「もくじ」にも行けるようにしよう。ついでに「ホーム」にもだ。

で、そのボタンがこれ。

思ったよりきれいに仕上がった感じ。てか色によってはけっこうおいしそうかも(笑)。使用ソフトは、グレイスケールのボタン作りまでが AppleWorks 6(ドローとペイント)。色付けから透明 GIF 化までが Photoshop LE。普段使ってる GIMP は、AppleWorks からコピーした画像を貼り付けられなかったんで出る幕なし(Aqua [Mac OS X の GUI] と X11 [Unix の GUI] とでクリップボードが別々なのかな?)。
ボタンはできたけど、そこから先のギミックがなかなかうまくいかなくて。そのギミックの構想:

  1. マウスの矢印を重ねると色が変わるようにしたい
  2. マウスの矢印を重ねた時の色と重ねない時の色はそれぞれ、ページを開くごとにランダムに選ばれるようにしたい
  3. 「前の月」等の文字は、ボタンの上にかぶせて表示したい
  4. JavaScript, CSS が共に OFF のブラウザ環境でも、せめて色が変わらないボタンが表示され、リンクとしてきちんと作動するようにしたい

1. は、JavaScript じゃないとできないと思ってたら、CSS でもできることを最近知った。2. は JavaScript 必須。3. は CSS。4. はこのサイトのポリシーとして絶対条件。
やたら複雑になりそう。そんなわけで、しばらくは 2. は除外だな。とりあえず 1. だけでも CSS で実用化して、以降につなげよ〜っと。

銘板
銘板