ひとりごちるゆんず 2006年3月
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2006.3.1 水曜
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短縮形

最近じゃさ、「自動車学校」って、「自車校」って言うんだね。案の定、Mac(OS 10.3.9)の標準 IMことえり に入ってないや。もちろん FreeBSD の Canna にも入ってない。

そういやおいらの高校生のみぎり、「自販機」ってまだまだ一般的じゃなくて、けっこうみんな「自動販売機」って律儀に呼んでたっけなぁ。「自販機(これは ことえり に入ってる)」って言葉を使ったやつは「お前、何でも短くしやがるな」とバカにされてたぐらいにして。

五文字熟語を短くするときは、偶数番目の漢字を抜くのが慣例なのか? つうことは、「連立方程式」は「連方式」? 「レンポウシキ」? それだったらおいら的には「ジオン式」がいい(すんませんガンダムネタです)。

「公文式」も実はもともとは五文字熟語とか? 受験用語かな。「公立文系式」? いやいや、だったらなんで計算なんだ? まぁ国公立大は文系でもセンター試験で数学の点数を勘案したりするからな。いや、しないのか? どうでもいいことだけど。ていうかきっとこの考え、的外れだって。

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「くもんしき」と打ったら真っ先に「苦悶式」と出たのは内緒 (-」・) シーッ

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2006.3.2 木曜
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ファーストガンダム入門帳

2006.2.28 に放送された『八戸フォーラム シネサロン』の原稿を一部公開。DVD 版の『機動戦士ガンダム 特別編』3部作の各冒頭から抽出・編集した、永井一郎のナレーションに基づくファーストガンダムの設定とあらすじ。これからファーストガンダムを学ぼうという青雲の志を持った若者の道しるべになるかと(笑)

  人類が増えすぎた人口を宇宙に移民させるようになって既に半世紀。地球の周りには数百基の巨大なスペースコロニーが浮かび、人々はその内壁を故郷とし、子を産み、育て、そして死んでいった。
  宇宙世紀0079(ダブルオーセブンティナイン)。スペースコロニーのひとつ、サイド3はジオン公国を名乗り、地球連邦政府に独立戦争を挑んできた。
  この1カ月あまりの戦いで、ジオン公国と連邦軍は、総人口の半数を死に至らしめた。
  人々は、自らの行為に、恐怖した。
 
  戦況が膠着状態に陥って8カ月。レーダーを無力にするミノフスキー粒子が実用化されたため、宇宙でも接近戦が行われるようになった。そのために開発された人型の兵器を「モビルスーツ」と言う。
  連邦軍はこの開発に遅れ、ようやくジオン軍のザクに対抗しうるモビルスーツを完成させつつあった。
  スペースコロニー・サイド7の少年アムロ・レイは、偶然のことから、この新型モビルスーツ・ガンダムに乗ることとなった。
 
  人の革新たる「新しい人」、「ニュータイプ」の出現を待つのは、戦いに疲れた人々の願望であったが、その戦いの中で、アムロはニュータイプ戦士へと育っていった。それを彼の仇敵、シャア・アズナブルが追う。
  そして、ジオンの宇宙要塞ア・バオア・クーが、連邦とジオンの、そしてアムロとシャアの、最後の決戦の場となるのだった。でんどんでんどん……。

若者の道しるべっつうより、あまりにも苦労した仕事だったんで、記念に取っとこうってのがホンネ (^^;)

いやほんと大変だったんだから。3部作のナレーション全部を、DVD 観ながら途中で止めつつ紙に鉛筆で書き取って、それをパソコンにみんな打ち込んで、そこまでしてから編集開始。

  1. ダブってる所はより簡潔な方を選んだり混ぜ合わせたり、
  2. 最後の1文を創作したりした上で、
  3. 余計な所は大胆に切り落とし、
  4. より分かりやすくするためなら多少の語句は付け足し、
  5. 平易な表現にできる所を見つけてはひたすら直し、
  6. 短くできる所もひたすら見つけては少しでも短くし、
  7. 辻褄が合っているか・喋る順番は最適か・内容の取りこぼしがないかをチェックし、
  8. モニタに向かって発声練習も兼ねて朗読を繰り返し(当然、本番と同じ声量・声色で)、
  9. 読み練習を繰り返しながら間(ま)や緩急を磨き上げ、
  10. その時点で発見した改良点をまた 3. 〜 7. に沿って直し、
  11. 一晩寝てからまた見直しして 3. 〜 9. を繰り返し、

そうして丹誠込めて鍛え上げたる涙モンの原稿なのだよ。つうことで、埋もれさせとくのが惜しくなったってわけ。で、ここまでやるだけやって、おもいっきしボランティアだもん泣けるぜほんと。まぁ自分で放送を聴いて、プロとの無慈悲なまでの実力格差に愕然としたわけだが。

あの程度じゃボラでもしょーがねぇか。

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2006.3.3 金曜
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ファルコンは寝ている

今日のタイトルは、『ライオンは寝ている』からイタダキ。

あの、昨年末日本中をハラハラドキドキさせた小惑星探査機 はやぶさ は今どうなっておるのか。しばらく忘れてたけど急に思い出して気になったんで、ISAS(宇宙科学研究本部)サイトを漁って調べてみた。

結論から言うと、けっこうヤバい。新聞の報道だと、「地球への帰還は当初予定より3年延ばして2010年になる」ということだったけど、それは「もしうまくいったら」という前提付きの話だったよ。

どうヤバいのか。

現在、通信途絶状態。ISAS は毎日 はやぶさ がいる方角に向かって通信を投げかけてるけど、12月9日を最後に、いまだ返事が来ないそうで。どうも はやぶさ の太陽電池が太陽の方向を向いてないらしく、システム運用に必要な電力を確保できていないっぽい。そこに至るまでの不運のストーリーを軽く解説。

11月26日に行われた、小惑星イトカワへの第2回着陸の後、上昇中にスラスタ(姿勢制御のために局部的に推進力を発生させる小型ロケット装置。機体の端々に付いていて、組み合わせ方により回転運動、並進運動を制御できる)の異常で姿勢が乱れるというトラブルが発生したよね。姿勢制御用推進剤のバルブがいかれて、探査機内部で液漏れを起こしたらしく、推力のバランスが崩れて姿勢が乱れたらしい。

しかも、探査機内部に漏れ出した推進剤が気化した時に気化熱を奪って、探査機内部が冷え込んでしまってシステムが初期化されちゃったり、バッテリーが深い放電状態になってしまったり(ケータイと同じリチウムイオン電池搭載。鉛蓄電池は完全放電すると、以後の充電容量が減ってしまうことは知られてるけど、リチウムイオンでも同じなんだろか)。さらに、内部の温度を上げてその使えない推進剤を機体外部に排出したら、排気の反動でなんだかわけ分かんない回転状態に陥ってしまった。

スラスタがそんな調子で使いものにならないもんだから、メインエンジンの推進剤であるキセノンを姿勢制御に使って立ち直らせようとしたけど、パワーが全然足らなくてほとんど無駄足。その挙げ句、恐らく太陽電池の向きの関係により電力不足になって、通信途絶。現在に至る。

で、資料を読み進んだところ、ISAS は はやぶさ がどういう状態になっているかはっきりとは掴めてはいないものの、おおよその予測はついてるらしい。ゆっくりと回転してることは確実で、それが味噌すり的に斜めに回転してる可能性が高いそうで。で、はやぶさ ってのはこういう場合も想定してあって、放っておくと、メインアンテナ(高利得アンテナ。機体上部に上向きに付いてるパラポラ型のやつ)を軸にしたような回転に収束するようにできてるんだそうで。この回転に収まると、太陽電池は常に1方向を向くようになる。それが太陽の方向を向くと発電が始まり、はやぶさ は再び目覚める、と。

うまいことそうなったら、各部をチェックして使える部分と使えない部分を明確にして、それに合った段取りを2007年の春までに組み立てて、「地球に向け、発進!」となる。これが楽観的なシナリオ。

実は太陽の方向だけじゃなく、地球の方向も大事なわけで(通信できなきゃいけないんで)、両方の条件が揃わないと、はやぶさ は目覚めない。現状じゃ はやぶさ がどっちを向いてどう回転してるのかよく分からないんで確率論で解析が進んでて、それによると、通信復活の可能性は約6割だそうで。

ん〜、賭けですなこりゃ。もちろん6割つったら賭けるに充分値する数字だけど、それは賭けだと割り切ればの話。悲観的に見ると失敗率4割なわけで、ギャンブルじゃなく本来の、機械の動作信頼性として見れば、かなり危なっかしい数字なんですな。

ま、とにかくここは賭けに乗る以外に道はないわけで、火星探査機 のぞみ 以来、惑星空間での探査機運用で不運に遭い続けては格闘し続けてきた、勇気と根性と諦めの悪さじゃどこにも負けない ISAS に、今度くらいは幸運の女神さん、微笑んでやってくれろ。

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2006.3.4 土曜
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町田一匹狼の八戸での夜

昨日さ〜、また飲んだんだけどさ〜、カウンターで隣に座った客、めちゃめちゃムカツク野郎でさ〜。軽めのリーゼントに革ジャン着込んて、まぁ初めは単に「スカしたあんちゃん来たな」って感じだったんだけど。

いろいろ世間話してたら、東京から来たらしくて。そいつのお婆様が亡くなったんで、葬式に出るために八戸に来たんだそうで。で、話の流れで、彼の肩を軽くポンと叩いたら、真顔で、

「俺に触るな」

そんな露骨に拒絶されるなんてなぁ。それでもまぁ嫌がられたわけだから、「失礼しました」とまともに謝ったけどさ。

基本的に、「俺は東京から来たんだぞ」と我が八戸を見下してる態度モロ出しでさ。だもんで、営業スマイル&ヨイショ型人間のおいらとしては、おいらのやり方で反撃に出ましたですよ。

東京のどちらからいらしたか訊いたら、「町田」の一言が帰って来た。知ってて当然みたいな口調。いやあの、東京の地理に自信がないおいらにとっては、それかなり漠然とした答えなわけ。でも23区に入ってなさそうだってことは分かってた。ということで、ヤツがことあるごとにあんまし東京人気取りするもんだから、さらに質問したよ。

「町田『区』ですか?」

ヤツ、なんかヤな顔してさ、面白かったんで笑顔でもっとツッコんでみた。

「ああ、町田って『市』なんですか。すみません詳しくなくて。東京ってなんかこう、西と東で分かれてますよね、東側の都会の方が23区なんですよね、で、確か西の、山の方が『市』なんですよね……」

そいつ、気に障ったらしく、おいらの話を遮った(笑) でもまだ面白かったんで話を続けた。今度は当たり障りない出だしで。

「もしかして中央線沿いですか? 三鷹市の隣あたりかな?」

「そうそう三鷹の隣」。ヤツがまた鼻の穴を膨らまし始めたんで、畳みかけてみた。

「いや〜町田のこと知らなくて申し訳ないですけど、三鷹はすごいですよね。国立天文台ありますもんね。町田は何があるか分からなくてほんと申し訳ないですけど。でも三鷹は天文台だけじゃなく、地下に重力波検出装置があるんですよね。あれはすごい。すげぇよなぁほんとすげぇよ三鷹は……」

ヤツはまたしてもおいらのスマイルトークを遮り、「そういう話しないでよ」との言葉を最後に、もうおいらに顔を向けることはなかった。ヤツ、天文台も重力波も、知る縁さえ一生なさそうな感じだったしな。せっかく近くに住んでるのにもったいない。で、おいらに関しては厄介祓い完了。

ヤツの次のターゲットは、反対隣に座った若い女性だった。ちょっかい出してんの。女性は嫌がってんのに。体をベタベタ触り始めてさ、女性がとうとう「やめてください! 次触ったらグーで殴りますよ!」と言って、ようやくヤツのお手手のちょっかいは止まった。けんど、お口のちょっかいは止まらない。

「へぇ〜 どう殴るの? ねえねえ」

なんかもう端から見ててハラワタ煮えくり返ってきてさ。とりあえず、嫌がる女性にちょっかい出し続ける男って、見てるとすっげぇみっともねえのな。そこらへんは大変勉強になり申した。我が輩も気を付けねばな。んで、これ以上おイタが過ぎるのは見てらんないんで、そうなったらもうおいらの責任に於いて(つまりこいつの勘定をおいらが持つということで)、こいつを店から叩き出そうと思ったんだわ。

でもおいらはそんな勇ましいこと考えちゃいるけどもろにビビリだし、余計なことして騒ぎが大きくなるのもまずいから、も少し様子を見ることにした。

ヤツの「どう殴るの?」の問いに対し、彼女は黙って拳を彼の前に出した。拳から中指の第二関節を1センチほど突き出した形で。しかも嫌悪と憎悪むき出しの表情。

それ見てこのバカ男、その女性客にちょっかい出すのをやめた。なんだこいつもビビリだったか (^^;) 彼女は彼女で、自力で厄介祓いを完遂したのだった(笑)

両隣から愛想を尽かされた彼は、おもむろに立ち上がった。帰ってくれるのかと思ったら、今度はカウンターの向こうをいじろうと手を伸ばした。その先にあるのはおでんの鍋。つまみ食い態勢。おいおい汚ぇ手で触るんじゃねぇよ。と思ったら、その手は鍋に届く前に、店主にガッチリ掴まれて止まった。「ちょっとお客さん何すんの」と。

野郎はなんだか引くに引けなくて、無理に手を伸ばそうとするけど、店主は掴んだ手首をますます締め上げる。ヤツはようやく諦めて席に座って、そこで初めて、自分が3人の人間の真ん中で、険悪な孤独に陥ってることを悟ったらしい。

いたたまれなくなったらしく、それからほどなく、ヤツはお勘定して店を出てった。したら店主が追っかけてって、そいつに説教してた(爆) ここに書いただけじゃなく、もっといろいろおイタしやがったからなぁ。

今思うとあいつ、構ってほしかったのかな。誰かに「へぇーすごいんですねぇ」と持ち上げられたかったんじゃないのかな。けどあんなやり方じゃ無理な注文だっての。ていうかそうされたかったら居酒屋なんかじゃなく、スナックにでも行けっての。行って褒め上手(&飲ませ上手)なおねーさんたちに慰めてもらえっての。ばかだねまったく。

……、

……、

……。

あ、今思いついた。あーゆー態度を「粋がる」って言うんじゃないだろか。「粋」と「粋がる」は別もんですぜ。江戸っ子のくせにそんなことも分からんのですかね。ああ、町田とかあのあたりは江戸じゃなかったから違うか。結局おいらと同じ、田舎者のヤボテン君なのもしょうがないか。

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2006.3.5 日曜
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三丁目の化物

金曜の日本アカデミー賞、『ALWAYS 三丁目の夕日』が、主演女優賞以外総なめだったね。そのおかげで嬉しさ半分恨み半分な(と思われる)人たちがいたりする。

2006.1.15 で、八戸フォーラムで ALWAYS の上映が始まったことを書いたけど、これが、八戸のすぐ隣のおいらせ町(旧 下田町)にある、東宝の直営館からのお下がりだってのにすごい人気で、1月21日に公開してから2月一杯まで、ほとんど客足が落ちなかった。でも3月といったら映画興行業界じゃ春休み作品が目白押しなわけで、八戸フォーラムでも3月4日(土曜)から6作品も一挙に封切り公開されることが決まってた。

ということは、それまで上映してた作品を何本も終わらせなきゃ時間割を組めないわけで、『ALWAYS』もその終了候補に上がってた。八戸フォーラム公式サイトのタイムテーブルじゃ、先週の金曜昼の時点で、『ALWAYS』は「3日終了予定」と書かれてた。

この書き方だけど、「×日終了」と「×日終了予定」とがある。八戸フォーラムの支配人さんにそのへんの違いを伺ったら、つまりは「終了させる可能性の多寡」の区別らしい。基本的にどっちも終了のスタンスだけど、「終了予定」の方が「終了」よりも続行の可能性が高い。けどそれは客足を見ての判断なんで、「終了予定」でそのままサックリ終わっちゃう時もあれば、「終了」でも延長する場合もある、のだそうで。

で、ともかく3月3日(金曜)に上映が終わっちゃう可能性がある以上は観とかんとな〜、下田で1回観たけどもっぺん観たかったからな〜、と2日(木曜)のレイトショウに足を運んだ。

観客モレモレいるじゃん(「モレモレ」って八戸の方言か?)。

終わるのもったいないって絶対。

けど3月4日(土曜)封切りは6本。9スクリーンの八戸フォーラムにとって、古くなった番組はできるだけ切り捨てたいところ。その時点で4日以降の番組編成はかなり苦しんでたみたいだけど、気になるのは3日(金曜)夜の日本アカデミー賞。『ALWAYS』も日本アカデミー賞も、どっちもバックに日テレが付いてるという深読みもあったりして、どうも総なめになりそうな勢い。そうなったらやめるにやめられない。

そして大方の予想通り、ALWAYS が13部門中12部門制覇の大快挙。

それを受けて八戸フォーラムは、春休みの怒濤の番組スケジュールの中に ALWAYS を1日2回のみだけど、無理矢理ねじ込むことに成功した。けっこうな力技だったかと。ご苦労様です。ていうか日本アカデミー賞、ほんとすごいタイミングだったなぁ。

八戸フォーラムの作戦会議メンバー連絡掲示板(非公開)ってのがあるんだけど、4日14時、支配人からそこで発表があったよ。

おかげさまで、本日大盛況です!
ナルニア、オールウェイズ、ワンピースが大入りです。
可能な限りのスタッフをそろえましたが、それでも足りないくらいでした。明日はもっと混む事が予想されます。がんばります!!

すげぇよ『ALWAYS』。延命はおろか、受賞効果の燃料投下でますますヒートアップだよオイ。八戸フォーラムとしては17日まで延長するつもりらしいけど、これまた客入りによっちゃさらに延びちゃったりして (^^;)

今度の週末も春休み新作がドバッと公開されると思われるんで、上映スケジュールはこれからますます厳しくなっていく一方なはずなんだけど、そんな中で『ALWAYS』なんつう去年公開の作品がいまだ大盛況のまま生き長らえてるってのが、なんかこう、痛快さを通り越して不気味ささえ漂わしてる気がする。封切りから4カ月もロングランしてる時点で既にお化けだよこの映画。

なんかもうこのまま今年の冬休み作品の時期まで引っ張っちゃって、「封切り1周年」なんて本当に達成しちゃうんじゃないのかとか(笑)

おいらが多感な思春期を過ごしてた頃には考えられなかった事態だよな〜。日本映画が日本でここまで人気を保つだなんて。あの当時の日本映画の興行収入を支えてたのは、アニメと寅さんとアイドルものだけだったという、たとえ夏休み公開でもそら寒い惨状だったもんな。「隔世の感」ってこのことですかね。

実際『ALWAYS』1本が突出した形になってるけど、『パッチギ!』とか『妖怪大戦争』とか『男たちの大和』とか、去年の作品だけ採り上げても、娯楽としてまともに楽しめる状況になってるよね。品質が上がってきてるというか、娯楽の迷路をさまよい続けてきた作り手たちが、何をどうすればいいのか分かり始めてきてる。少なくとも、日本映画の観客は、昔みたいに「ぇえ〜日本映画なんか観てんのかお前、マジかよ〜」と鼻で笑われることはなくなった。品質だけじゃなく、信頼も回復しつつありますなぁ我が国の映画界は。

そんな中でもやっぱし ALWAYS が一番イイ感じなんだよね。昭和30年代ブームにうまく乗ったせいもあるけどさ、ここまで日本の観客に愛された日本映画って、『Shall We ダンス?』(1996) 以来だね。ていうか興行的にも作品的にも Shall We を既に超えてるかと。その前は……『南極物語』? あれって動物ものの典型だわ。『子猫物語』と同系列。娯楽映画の手段として一段低い。その前は……寅さんと釣りバカは別格として、単発ものじゃ……マジで『砂の器』(1974) や『七人の侍』(1954) まで遡っちゃうかも。

とんでもない化物映画にリアルタイムで遭遇できたってのは、なかなか気分がいいもんですなぁ。そんな化物に付き合わされて上映スケジュール組みで四苦八苦してる人たちにはまぁ、頑張れとしか言いようがないけど (^^;)

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『南極物語』、ハリウッドリメイクがもうすぐ来るんだって? で、やっぱしというかディズニー作品なのな。

でもさ、オリジナルの『南極物語』(1983) がブームになってる頃に、テレビか何かで聞いたことあるんだわ。

「あんな過酷な環境に、犬を生きたまま置き去りにするなんて残酷なこと、考えられない。アメリカ人だったらその場で犬は銃殺だよ。苦しまなくて済むように。それが動物に対する本物の愛情なんだよ。日本人は本当になんにも分かっちゃいない」

そう言ったのがデーブ・スペクターだったかどうかは忘れた(笑)けど、それを聞いて、「ふーん、この決断は海外じゃ通用しないんだ〜。日本人の感覚って遅れてるのかぁ」とずっと心の隅で信じてたんだが。まぁ常識ってやつは10年もあればガラッと変わっちゃう時があるから、アメリカ人の犬に対する常識も、この23年で相当変わったってことなのかもしれんなぁ。

てことは、1958年に実際に南極に犬を泣く泣く置き去りにしてきた日本人の感覚って、アメリカ人より半世紀近く進んでたってことか?

けどまぁ首輪のひもを杭に繋いだまま置いてきちゃったってのは、非常時だったとはいえやっぱしかわいそうな気がする。

銘板
2006.3.6 月曜
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盗撮もの

なんか書く気起きない&ネタ思いつかないんで、過去に盗撮した写真でも。

ワンカップデミタス

レジ横にて発見。この酒屋のオヤジに気付かれずに撮るというミッションインポッシブルにドキがムネムネだったよ(笑)

95円か。なかなかお買い得なお酒ですな。

銘板
2006.3.7 火曜
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連作もの

ついでに、最近いじった画像でも。Bフレッツの電柱広告。

その1 その2

その3 その4

自分では、『その4』がネタ的にもイイ感じかな、と。

銘板
2006.3.8 水曜
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ファルコンは起きている

はやぶさチーム、賭けに勝ったみたいだよっ! 2006.3.3 に書いた小惑星探査機はやぶさ、実はもう通信が復旧してたんだってさ。昨日の夜7時に発表があった。おいら飲みに出てたんだけど(またかい)、JAXA からのメールマガジンをケータイで受信して歓喜したすよ。

1月23日のビーコン回復から今までの経過は、詳細は 宇宙科学研究本部の 「『はやぶさ』探査機の状況について」に、簡潔で分かりやすいダイジェスト版は『松浦晋也のL/D』2006.03.07 付に出てるよ。

『松浦晋也のL/D』上のリンクをたどって、発表記者会見の記録を読んだ。それと JAXA の発表を総合すると、1月23日に はやぶさ からビーコン電波が届いて はやぶさ の生存が確認できたんだけど、その時点で、通信できるのは1回に20秒間だけ。これが50秒〜1分間隔で繰り返される状況(機体がゆっくり回転してたせい)。そんな細切れな通信状況の中で新たなプログラムを送り込んで姿勢を安定させて、そしてようやく落ち着いて通信ができる状態に持っていったらしい。

そうなるまでの間、はやぶさ には、ビーコンの周波数を変調させて情報を送らせたとのこと。それ FM 放送と同じ原理じゃん。こんな状況を想定して、そんな機能まで盛り込んであったとは。すごすぎるぞ はやぶさ!(2008.12.6 補足:はやぶさ に先立った火星探査機 のぞみ のギリギリの運用下で開発したいわゆる「1ビット通信」の改良版とのこと)

で、本来のデジタル通信の確立後に はやぶさチームが探査機の状況を調べたところ、予想以上にズタボロな状況らしい。姿勢制御に使う燃料・酸化剤はともに残量ゼロ。バッテリーは一部のセルが短絡状態になってて、充電すると爆発する恐れがあるんでもう使えない(これからは太陽電池からの直結電力のみですべて運用する)。機体内部に漏れた姿勢制御推進剤がまだかなり残存してるんで、ベーキング(機体内部の温度をヒーターで50℃くらいにまで上げる作業)をして機体外に追い出すつもりだが、そのとき発生する余計な推力でまた姿勢が乱れて、太陽電池が再び働かなくなるリスクがある。スタートラッカー(特定の星の光を検出して自分の姿勢を割り出す装置)等、まだ動作確認が取れていない機器がある。地球への帰還で一番重要なメインエンジンがまともに動作するかどうかもまだ分からない。

通信が回復したらしたで、難問がどっさり山積みということが判明したわけだけど、ともかくがんばって各部のチェックと復旧作業をして、今年の後半か来年初めあたりに「地球に向け、発進!」に持っていく予定とのこと。到着するのは、今から4年と3カ月後の2010年6月。それにしてもほんとよくやってくれるよ はやぶさチームは(漢泣)

はやぶさ の宇宙旅行はひたすら姿勢制御系のトラブルに泣かされ続けてきてる。小惑星イトカワに到着前に、機体の回転運動を精密に制御するリアクションホイール3セット中2セットが死んだのがケチの付き始め。そのままだとイトカワへの着陸と試料採取ができない。

プロジェクトマネージャーの川口淳一郎教授はそのとき、「もはやこれまで」といったんは観念したものの、ガスジェットでの姿勢制御(けっこう大まかにしか制御できない)の精度を1桁上げること(どんな魔法を使ったかは不明)と、着陸リハーサルを繰り返してその手法を煮詰めることで克服。着陸・離陸を見事に2回果たした(試料採取の成否は、地球に戻ってきたカプセルを開けてみないとか分からないけど)。

2回目の離陸直後にガスジェットの姿勢制御系が壊れて、使用不能になった。着陸ミッションの後だったんでラッキーといえばラッキーだったけど、それから地球に帰るのに、姿勢を全く制御できないんじゃ話になんない。

しかし はやぶさ はもうひとつ、姿勢制御の奥の手を持ってた。メインエンジンの推進剤キセノン、これを姿勢制御用に転用する。この機能のおかげで、はやぶさ が地球に帰る望みは絶たれずに済んだ。

さらに記者会見記録を読んで初めて知ったんだけど、メインエンジンであるイオンエンジン(キセノン等のイオンを電力で加速して後方に高速噴射することで推力を得るエンジン。力は弱いけど燃費がやたらいい)ってジンバルに乗っかってて、エンジンが稼働中なら、推力の方向を任意に変えることである程度の姿勢制御ができちゃうらしい。エンジン、てっきり胴体に固定されてるもんだと思ってたから、そこでも感服つかまつり申した。エンジン稼働中は、ピッチング(Y軸回転)・ヨーイング(Z軸回転)制御はエンジンのジンバルでできる。ローリング制御は、1セットだけ生き残ってるX軸リアクションホイールでできる。最後のリアクションホイールが死んでも、キセノン噴射でどうにかできる。3軸制御が一応確立されるわけだ。地球へ帰れる!

それにつけてもこの粘り腰よ!(感涙)

はやぶさ が負ってるダメージは、川口教授曰く「この探査機が生きていることが奇跡だと思って欲しい」ってほどのひどさだったけど、想定より早く通信が回復した(確率論的に、通信復旧は6月以降を考えてたらしい)ということは、宇宙の幸運の女神は今、はやぶさチームに微笑んでくれてるらしい。このチャンスを逃さず、なんとかこれ以上の致命的トラブルを起こさずに、はやぶさ君には地球に戻ってきてほしいよ。

〆は『松浦晋也のL/D』が紹介してくれた、2ちゃんねらが作った感動の はやぶさ Flash アートのご紹介。

はやぶさ Flash アート その1

はやぶさ Flash アート その2

『はやぶさ、帰って来い…』の歌詞を読みながら一緒に歌ったら、泣けて泣けて……。

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はやぶさ は、宇宙科学では、小惑星イトカワへの着陸ミッション前にみっちり行ったイトカワの光学観測や重力場観測だけでも、小惑星に関する、人類が未知だったデータや知見を膨大に得ることに成功してるんだが。宇宙工学の面でも、イオンエンジンの長期稼働や宇宙機初のリチウムイオン電池の採用、高精度なガスジェット姿勢制御、地形が未知の天体への自動操縦による離着陸その他の新技術を、現場で運用・実証してみせたという実績を引っさげて、宇宙科学・宇宙工学の両面で世界の最先端に躍り出てるんだけど、そこらへんに関してはマスコミさんたちは徹底的に無関心なのな。

この成果のおかげで NASA(米航空宇宙局)や ESA(欧州宇宙機関)から JAXA 宛に、技術提供の依頼や共同計画の申し込みがガンガン舞い込んで来てるらしいんだけどねぇ。たかだか120億円台のマシン(惑星間宇宙機としてはかなり安い部類)とたった数十人の運用チーム(NASA の惑星探査だと数百人規模)がここまでやってくれたんだから、海外の研究機関のアツい反応も鑑みて、もう充分成功してると言っていいと思うが。

ここから先の帰還ミッションもまた、満身創痍の宇宙船をどうサバイバルさせながら4年も運用していくかで、日本の宇宙工学界の英知と根性をさらに鍛える鉄火場として、千金の値を持つと思う。イトカワから取ってきた試料の持ち帰りに完全成功したらこれまた宇宙科学への大きな貢献になるけど、もし帰還の途中や最後で失敗したらなら失敗したで、彼らはそこまでの経験から多くを学び取って、次の機会に大いに活かすことは確実(はやぶさ は便宜上「小惑星探査機」と呼ばれてるけど、正体は「工学実証試験機」という、試作品というかプロトタイプというかひな形というか [全部同じか] なんで、うまくいかない事象の洗い出しもまた計画の一環なのだ)。だから、万一そうなったときは、彼らをいたずらに責めないようにしようや。

銘板
2006.3.9 木曜
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時空の旅人 2

左上にも書いてるけど、今日は2006年3月9日なんだわ。

昨日(3月8日)マンキツに行ったら、『からくりサーカス』の41巻が入荷してたんだわ。読み終えて発行日を見たら、

こんなだったわ。

未来からやって来た書物……。出版界じゃこういうフライングは常識なのかもしんないけど、1週間(か、それ以上)とはまたけっこう派手にいきましたですなこりゃ。

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『時空の旅人』1作目は、2005.11.7 だよ。

銘板
2006.3.10 金曜
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三丁目の引っ張りだこ

八戸フォーラムで延長上映中の『ALWAYS 三丁目の夕日』、もともとターゲットが学生や中高年世代なんで、八戸の街なかという立地条件がターゲット層に合致してたこともあったけど、さらに日本アカデミー賞総なめ効果で、すごい客入りを記録し続けてるんだってさ。ていうか1月21日の緊急公開から今週で7週目なんだけど、その7週目が一番の大入りというお化け映画ぶり。

でも配給元の東宝の意向で、八戸フォーラムで上映できるのは17日(金曜)まで、と決められてしまったそうで。とはいえそれで『ALWAYS』が八戸地方のスクリーンから消えてしまうわけじゃなく、それ以降は『ALWAYS』のフィルムは八戸の隣にあるおいらせ町(旧 下田町)、そこにある東宝直営シネコンに里帰りするってことらしい。

『ALWAYS』が八戸で売れに売れてるのを見て、いったん手放したフィルムを奪い返すことにしたかと。フィルムの所有権はもちろん配給元にあるんで、八戸フォーラムとしては従うしかないんだけど、なんかえげつないよね。

全国で見れば、もう上映終了した地区も多々あるだろうから、全国一斉封切り公開時に用意したフィルムは余ってるはず。だから八戸とおいらせの両方で上映することもできるはずなんだけど、向こうはあくまでも、八戸フォーラムに貸してたフィルムをおいらせで使うつもりらしい。露骨に言えば、八戸フォーラムに続々と詰めかけてる『ALWAYS』の客を、自分とこにそっくり持って来たくなった、と。元はといえばうちのフィルムなんだから文句ないだろ、と。

しかしどうなんだろ。八戸フォーラムは9スクリーンあるけど、1館あたりの客席数は大体60〜90席という試写室並みの小ささ。対しておいらせの東宝直営シネコンは6スクリーンで、1館あたり300席くらいありそう。だから八戸で超大人気大入り満員御礼と言っても、おいらせに持って行けば大したことないような気がする。

そのうえ、この映画のターゲットが学生と中高年世代で、「公共交通の便がいい市街地で映画を観る」層なんで、八戸からはクルマじゃないとなかなか行く気にならない郊外型シネコンで再上映しても、果たしてお客はついて来てくれるもんなんだろうか(鉄道 + バスで行くという手段もあるけど、めちゃめちゃ不便)。日本アカデミー賞効果だっていつまでも続くわけじゃなし。

東宝本社にすれば、『ALWAYS』はターゲットと立地条件が合致してる八戸フォーラムに好きなだけ上映させて、黙って配給収入を納めさせてる方がずっと効率いいような気がするんだが。

まぁおいらせ町に隣接する三沢市や十和田市の「わざわざ八戸くんだりまで行きたくない」客層の取り込みはできるかと思うけど、それだけだと長続きしなさそう。つうことで、おいらせ町での客入りが引けて来たあたりで、『ALWAYS』はまた八戸に戻ってくるような気がする。時期としては4月初旬か半ばあたりか。ちょうど春休みとゴールデンウィークの谷間だから、番組編成に余裕があって都合がいいかも。

ところがこの映画はお化けなのだよ。八戸という適地に舞い戻ったら、岩手県北をも巻き込んで再び超大入りになる可能性あり。

実は3月18日(土曜)からは八戸フォーラムは10本もの新作公開(東宝からのお下がりを含む)を控えてるんで、『ALWAYS』が抜けるのはまぁそれはそれで番組編成上助かるところだったりするけど(ドル箱が消えるのは痛いけど)、もし4月頃に『ALWAYS』が戻って来て、人気を保ったままゴールデンウィークに突入しちゃった場合、またしても八戸フォーラムの中の人たちは頭を抱える毎日になるんだろうなぁ。

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っつうか『ALWAYS』の DVD がそろそろリリースらしいんで、八戸の映画館にはもう戻ってこないかもしれんなぁ。

銘板
2006.3.11 土曜
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久々に代行抜きの日

そんなつもりじゃなかったのに、結局今日も飲んでしまった。なんかこの1週間で5日くらい飲んだような気がする。大体、映画観るだけのつもりで街に出かけて、観終わって気が付いたら居酒屋にいるってのどうゆーことよ。

帰りは、運転代行代をケチって歩いて帰ってみたよ。ちょっと雨がパラついてるけど気にしない。ああもう全然寒くないわ。予定通り50分かかってうちに着いた。

これで自動的に明日、クルマを取りに歩いて街に行かなきゃいけなくなったわけだが。♪あーしった天気にしっておっくれー。

で、実はこれ、日曜の午後2時半に書いてるんだけど、窓の外は

雪が降ってる orz

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2006.3.12 日曜
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苦労は報われるのだ

世の中、「苦労が報われる」ことって本当にあるんだなぁ。まぁ苦労の程度なりの、それなりの報いっちゃそれまでだけど。

雪の降る中、クルマを取りに街まで行きましたですよ。歩いて。「今日の天気は、雪が降ったり止んだりでした」ってのを肌身で感じながら、黙々と街まで歩くこと50分。うーさみさみ。昨日の夜より全然寒いって今日。だからさ、降ったり止んだりなんだから、降るときはもっとおしとやかに降れってのに、ドバーッ(本降り)、ビタッ(青空垣間見え)、ドバーッ(本降り)、ピタッ(青空垣間見え)、って歩行者をなめんのもいい加減にしなさいよオテントさん。黒澤映画の天気みたいにやたらデジタルだぞ。

歩いてる間中、横や後ろから吹き付けられてたんで、顔面直撃は避けられたけどさ、上着のフードかぶってたからまだ良かったけどさ、でも寒いもんは寒い。うっぶるるい。

そんな感じでなんだかしかめっ面になってようやくたどり着いた先は、クルマを置いてる職場の駐車場じゃなく、市民の映画館 八戸フォーラム。せっかく街に来たんだもん映画観てから帰るべ、と。

『美しき野獣』と『フライトプラン』がどっちも今度の金曜までで、しかも6時台しかない。ということは、どっちか一方を今日観るしかない。ていうか『美しき野獣』は12時台があったんだけど、起きたのが2時って時点で、既にそういう状況に陥ってた。しかし結果的に、それで良かったのだった。

選んだ映画は『美しき野獣』。『フライトプラン』は『美しき野獣』より上映時間が10分遅い。もしかしたらウィークデイになんとか観れるかも、という判断で。その判断、今日の時点で既に正解だった。

さてもうすぐ始まるから改札に行くか。その前にコーラ買おっと。と売店に行ったら、見慣れた女の子が見慣れない服を着て、ホットドッグセットを買ってた。そのコは八戸フォーラムの従業員さんで、今日は非番だから1人で映画を観に来たとのこと(ということでいつもの制服じゃなく、私服だったのだ)。

「あれ、ゆんずさんももしかして『美しき野獣』ですか?」。おおーそうだよー。

「なんか他にお客さん、いないみたいですよ」。マジ? じゃあおいらと由美ちゃん(仮名)の2人きり? やったーやったー。

八戸フォーラムの席は指定制だけど、お客が少ない時は空いてる好きな席に座ってもいい。由美ちゃん(仮名)はカワイイ。こんなときは是が非でもカワイイおにゃのこの隣に座りたい。それがオトコってもんです。

由美ちゃん(仮名)の隣に是非座りたい。彼女が座ったあとにおもむろに隣に座るって手もあったけど、漢(「オトコ」とは区別するのだ)としてそれはちょっと気が引ける。ということで、館内に向かって歩きながら、漢らしく直球勝負をかけてみた。「ねえねえ隣同士で座ろーよ」。

……、

……、

……。

彼女の意向により、1席空けて座る運びとなった。うん。いいのだ。ナイストライ>自分。漢としての行動を全うできたことが、ワタクシに結果以上の満足感を与えてくれたのであった。ちょっと無理してるんじゃないかって? ううん、ちっともそんなことなくってよ(薄涙)。

んで、映画が始まるまでの10分間、ずっと由美ちゃん(仮名)とダベッちったぁ (^〜^)

歩いて街まで来る羽目になったいきさつとか、ここにたどり着くまでの苦行のような天気の話とか。ま〜ま〜程度だったけどウケちったぁ。由美ちゃん(仮名)のお話もこれがまた面白かったぁ。そして、カワイイおにゃのこと思いがけず2人っきりで映画を観ちったぁ。

ほんと、悪天候の中を歩いて街まで行った甲斐があったですよ。神様がいたらお礼を言いたい気分ですわ(ちと大げさか)。

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2006.3.13 月曜
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愛と蜜月のひとりごと

愛してるのさ君のことを。

ずっとずっと何年も、君のことだけを想ってきたのさ。

確かにちょっとだけ浮気してた時もあったけど、それは君がいつまで経っても大人になろうとしなかったから、しびれを切らしただけなのさ。だからほら、君が大人になろうと、一からやり直そうと決心して頑張り始めて失敗を繰り返してきた時からは、僕はずっと君の失敗を受け入れながら、君だけに僕のこの気持ちを捧げ続けてきただろう?

でも君はもう僕の気持ちを分かってくれないんだね。僕のもとから去ろうとしてるんだね。一体どうしてくれるんだい。僕はもう君なしじゃいられないんだよ。知ってるくせに、それを知ってるくせに、それでも君は出て行ってしまうのかい? お願いだ。もう一度考え直してくれ。そしてまた一緒にやり直そう。

なぁ Netscape よ!

おいらがインターネットを始めた時、使えるソフトは Netscape Navigator 4.01J だけだった。Web ブラウジングもメールも、それだけに頼ってればよかった。4.5 や 4.7 にバージョンアップさせながら、幸せな日々を過ごしてきたのも束の間、Mac の世界には Internet Explorer & Outlook Express がはびこり始めて、ネスケはだんだん立場が悪くなっていった(後に、ビルゲが Apple を脅迫して、Mac 向け IE & OE を Mac のデフォルトアプリに設定させたことが判明)。

ネスケとしては当然巻き返しを図りますわな。機能的にも、Mac 用 IE は最終バージョンの 5.2.3 に至るまでずっとヘボだったからまぁいいとして(それでも本家 Windows 用 IE 6 よりはるかに出来がいいという謎)、OE の方はネスケ 4.x のメール機能より数歩先を進んでた。特に、複数アカウント対応の是非が、おいらを OE に浮気させたのさ。その頃2個目のメールアカウントを作ったばかりだったんで、ネスケ 4.x じゃ実際使い物にならなくなってた。使い心地も申し分なかったしさ OE for Mac。

Netscape もただ手をこまぬいてたわけじゃなく(「『こまいて』の間違いじゃないのか」と疑問をお持ちの方は、こちらの過去ログをお読み下さい)、いろいろあがいて頑張ったんだけど、なかなかその成果物が出てこなかった。ようやく出て来た Netscape 6 は起動も動作も悪夢のように重い上にすぐ落ちるというスカタンぶり。おいらアッタマ来て、56kbps モデムで苦労と電話代をかけてダウンロードしたインストーラごと消し去っちまったよ。ただ、4.x よりずっとかっこよくなったのは印象的だったなぁ。

今思うと Netscape 6 って「とにかく何でもいいから正式版をリリースすること」が最重要だったんじゃないかな。Netscape 社側でもそこらへんの不満はよく分かってて、ほどなく出て来た 6.01 ってのがすげぇ素早くなっててさ。おいらこれで恋に落ちちゃったのさネスケちゃんに。思わずこのシリーズを「スケロク」と名付けて呼んだぐらいにして。前は「ネスケ 4.x しかないから」「OE しかないから」ってのがそいつらを使う理由だったけど、ネスケを使う理由は「ネスケを愛してるから」、これをはっきり意識したのがこの 6.01 からだったってこと。4.x よりも IE & OE よりもカッコ良かったし。

まだメール機能を信用する気になれなかったんでしばらくはブラウザとしてのみ使ってたけど、6.1、6.2 と着々とバージョンアップしていくごとに不信感も薄れ、ネスケはいつしかおいらのメインのメールソフトとしての地位に復帰してた。メール機能は、設定が分かりにくかった 4.x の反省点をよく踏まえて、かなり整理されて、しかも簡素化されたしなぁ。そんな発見があるたびに、もう可愛くて可愛くて。

メール機能での一番の売りはアレだったね。Netscape Webmail との合体。Netscape Webmail ってのは、このサイトの公開アドレスとして今でも使ってるんだけど、基本的にはブラウザで操作する Webmail。でも Netscape のメール機能を使うと IMAP メールアカウントとして扱えるという優れもの。これほんといまだに重宝してるのよ。

Mac 版は 7.1 が出るまでは、ブラウザ機能、メール機能ともに、特定の条件で文字「〜」をうまく扱えないっつうバグがあったんだけど、その回避策を自分で探し出したり、場合によっては「〜」を使うのを諦めたりして、そうまでしてネスケを可愛がって来たのよ。6.01〜6.2.x でいったんは速くなったものの、Mac OS X 版でまた激重になってしまったけど、それでも可愛がり続けて来たのよ。7.1 で「〜」バグがなくなった上に動作が軽くなったと知ったときの嬉しさったらもう!

でもまだバグがあった。「ときどきブックマークが全消去される」という、かなりなやつ。常にブックマークのバックアップを取っとくということで回避。それと、Netscape Webmail との連携の不具合。メール送信時に、送信メールが送信フォルダに残らない。これはちょっと痛かったけど、送信時はブラウザで普通の Webmail として使うことで回避。

で、待望の Netscape 7.2 でそこらのバグが一掃されたのは感涙の極みだったよ。もう完成形と言っていい。ただ、7.2 っていまだに日本語版がないんだよね。日本語パックさえ出すつもりがないらしい。これはこれで都合の悪いことがあったりして。ブラウザ機能で、いくら日本語を最優先言語に指定しても、ページによっては化け化けで表示されちゃうってとこ。

特定の文字コードを使った時、ブラウザで設定してる文字コードと食い合わせるとこうなるらしい。meta タグでその文字コードを明示しても、Mozilla 系はなぜかそこんとこ読まないからなぁ。文字化けを直したけりゃ、ブラウザの日本語表示設定をいじるしかない。めんどい。しかしそこに救世主が現れた。その名は「Firefox」。Netscape と同じく、Mozilla プロジェクトから生まれたウェブブラウジング専用ソフト。

Netscape 7.2 のブラウザ機能の問題はこの Firefox 日本語版で解消されちまった。Firefox もはじめのうちは CSS 表示でちょっとおかしいところがあったけど、最新の1.5.1 で直っちゃった。ということで、おいらの環境じゃブラウザは Firefox、メールソフトは Netscape という布陣が完成した(Mozilla 系メール専用ソフトの Thunderbird も悪くないけど、Netscape Webmail と合体できないんで不採用。あくまでも合体できるのは Netscape のメール機能のみ、という方針らしい)。そこにニュース到来。

Netscape 8 リリース!

新型キタ━━━(・∀・)━━━!!!!

……、

わくわく。

……、

どきどき。

……、

……、

……。

あの、いつまで待っても Mac 用が出ないんすけど。

それにあの、メール機能がないんすけど(Firefox ベースだから、ということらしい。よく見たら名前も "Netscape Browser" だし)。

おいらにとって Netscape の最大の肝は、Netscape Webmail との合体なのよね。だから、例え Mac 版のネスケ8が出たとしても、このままじゃ使えない。全然嬉しくない。Firefox 使えばいいだけの話だし(デザインがさらにカッチョ良くなったのは認めるけど)。

Thunderbird の1.5が出たことだし、そろそろ Thunderbird ベースのメール専用ネスケ(名前は "Netscape Mail" になるのかな)を出してほしいんすけど。でも Netscape.com のサイトを見る限り、メール機能はナマの Webmail を使えって感じになってるんだよね。Netscape Mail、出る気配なし。

はぁ〜〜〜(溜息)

これからもずっとネスケ7.2を使い続けろってことですかこりゃ。まぁ 4.x で停滞してた頃と違って、メールソフトとして不便を感じてないけどね。

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仕事中、クルマでラジオを聴いてたら、さだまさしの『案山子』がかかってさ、前に紹介した「はやぶさ」の Flash アート の歌詞で一緒に歌って、涙ぐみそうになったよ。

小惑星(ほし)のふもと 煙はいて はやぶさが降りる
輻射熱が小さな機体を 照り返してくる
銀色の毛布つけた 田圃に ぽつり
置き去られて 雪をかぶった
案山子がひとり
お前も銀河の 雪景色の中で
丁度 あの案山子のように
寂しいおもい してはいないか
体をこわしてはいないか

 
採取が無理なら データでもいい
「ダメだった…」の一言でもいい
お前の帰還を待ちわびる
みんなに聴かせてやってくれ

ぐはっ…… (TへT)「寂しいおもい してはいないか 体をこわしてはいないか」のところ、この前まで通信途絶状態で、しかもボロボロの体で……それを思うと胸が一杯さ〜。

銘板
2006.3.14 火曜
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もう寝ます

バレンタインのお返し、気合い入れた割にリアクション悪かった。もういい。寝る。枕を涙で濡らすんだい。よよよ。

やっぱ 手作りチリトリ だったかなぁ……(違う)。

銘板
2006.3.15 水曜
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復活の SETI

やった! 我が Power Mac G4 改 1.25GHz(自作ダクト冷却)が SETI@home にようやく復活したす。

勝因は多分、ひかり電話ルータのファームウェア更新。これやった直後に久しぶりにダメ元で SETI 鯖につないだら、サクッと通っちゃった。Einstein@home 鯖の方はルータ換えた直後から通ってたんで、ひかりルータと SETI 鯖との相性が悪かったんだと思うけど、仲良しになってくれたみたい。でもファームウェア更新直前に SETI への接続を試さなかったし、ていうかここ1カ月くらい SETI 接続トライをしてなかったんで、SETI 側で設定を直した可能性もあり。ともあれ、これでうちの最速マシンが SETI@home に復帰!! さ〜これからはガンガン稼ぐぜ。

で、援護軍団の PC UNIX マシーンズの方は、なんかめんどくてまだ試してなかったりする。COMPAQ マシンで FreeBSD と Linux のデュアルブートしようと思ってたら事態はそう簡単じゃなく、なんだかわけわからん方向に流れちゃってるし。一応両方ともインストールできたんだけど、起動できるのは後にインストールした方だけ。今は FreeBSD 6.0 しか起動しない。

こいつには CRT モニタを繋げてるんで、去年の12月に撮った立体写真素材を加工する義務がある。ということで、いずれは Linux 専用機にするつもりだけど、今は 2D グラフィック加工フリーソフト GIMP を突っ込んで、新作立体写真を作るのだ。

ということで、さっき GIMP のソースコンパイル&インストールを始めたとこ。このソフト、最新のバージョン 2.2.10 になったらファイルサイズがいきなり巨大化したからな。インストール終了は明日の夜あたりになりそげ。

新作立体写真の加工とリリースが無事に終わったら、COMPAQ マシンの Linux 化と Linux のおベンキョに着手するべ。

あと、富士通マシン(300MHz) + FreeBSD 6.0 での SETI@home にも再挑戦してみっか。

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しかし、昔の SETI は同日参加者間や国別、ドメイン別とかでランキングを付けて競争意識を煽って、そりゃもう燃えたもんだったけど、BOINC プロジェクトに組み込まれてからは何かと小めんどくさくなったわ煽りの仕掛けはチャチになったわで、意欲がちょいと失せ気味なのだな。もっと面白くしとくれ〜。

銘板
2006.3.16 木曜
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楼閣の名

東京タワーや京都タワーってなんで「東京塔」「京都塔」じゃないんだろ。元祖おフランスの方は「エッフェル塔」なのに。もっと元祖で「ピサの斜塔」ってのもあるわな。

単語を前半・後半に分けて、片方に漢字が来たらもう片方はカタカナにすると据わりがいいのかな。でもあの同時多発テロで崩れたのは「ツインタワー」。 「双子タワー」でも「ツイン塔」でもない。

そうか、エッフェル塔もピサの斜塔も非英語圏なんで、「タワー」は似つかわしくないよな。そこらへんの絡みか?

そこへ行くと通天閣は潔いね。全部漢字だもんなぁ。さすがだね。格調を感じる。デザイン的にはあの角張り方に格調というより時代を感じるけど、設計者は東京タワーと同じらしい。

で、その潔い名前の通天閣、今のは二代目で、初代のデザインはエッフェル塔のパクリだったらしい。

なんか全然潔くない (^^;)

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あとさ、ニューヨークの高層ビル群って「摩天楼」なんてかっこいい和名がついてるわけだけど(英語での呼称 "The Sky Scrapers" を、"Manhattan" あたりからヒントを得て意訳したものらしい。詠み人知らず)、日本の高層ビル群にもそれらしい名前が欲しいなぁ。漢字か大和言葉で是非。

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八戸ニュータウンっつう新興住宅街があるんだけど、山を切り開いて作ったもんだから、とんでもない坂の上に君臨してるんだわ。そんなわけで、市民からは「マチュピチュ」とか「ラピュタ」とか呼ばれてる(そう呼んでるのはおいらだけだけど)。

銘板
2006.3.17 金曜
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降臨静止軌道之神

感動の SETI@home 復帰から半日、「SETI@home 計画に寄付してくれ」とのお願いメールが届いた。タイミングはただの偶然かと。

この差出人がなんと、かのアーサー・C・クラーク卿。『2001年宇宙の旅』その他ハード SF 小説の大家にして、静止軌道(周期約24時間4分の、赤道上空約35800kmを回る円軌道)の存在に気付いてその有用性を世界で初めて提唱した、宇宙好きにとっては大変に偉い偉いお方。宇宙好きじゃない人でも、静止軌道は通信衛星、気象衛星、放送衛星なんかに実際に使われてて、現代の日常生活においてその恩恵にあずかりまくっておるのだ。ありがたや〜ありがたや〜。

ちなみに彼の母国イギリスでは静止軌道のことを、彼の功績を讃えて「クラーク軌道」と呼ぶそうな。

そんな、雲の上どころか、はるか 35800km の高みにおわしますカリン様か神様かみたいな大人物に、カネの無心をされてしまった。そのメールの書き出しが、

Dear yunzu,

…… (TiiT) 鼻血

もちろんこの寄付依頼メールは他の参加者たちにも同じ文面で送られてるんだろうけど、とにかく感激っすよ。同じ文面とはいえ、おいらが今まで解析してきたワークユニット数(3584個)、費やした CPU 時間(4.267年)という数字まで、謝辞の中に書き込まれてるんだぜ(寄付のお願いの前に、計画が今までどれだけの輝かしい成功を収めてきたかと、計画協力へのお礼の言葉が丁寧に述べられてる)。

あのクラーク卿に感謝されるなんて誇らしいことじゃあないか。うむうむ。で、読み手がいい気分になったあたりで、寄付が必要な理由とその必要額の説明が始まる。

理由は、この計画に使ってるプエルトリコのアレシボ電波望遠鏡に、SETI 用の新設備(データレコーダ)を増設するため。これにより、探査対象の星の数が30倍にもなるそうで、つまり宇宙人を発見できる確率が今までの30倍に上がるってわけ。

ところがご多分に漏れずおゼゼがかかるわけで、この研究を行ってるカリフォルニア大学じゃ負担しきれないとのこと。で、不足分を埋めるため、参加者の皆さんからいくらかずつでも寄付を頂戴いたしたく存じ上げ候、てことらしい。

んでそれなんぼなのよ。今おいら気分がいいから、少しくらいならはずんでやろうかなぁとか思いつつ見た必要額は、

$750,000(約8700万円: 1ドル=116円として

そんなにかい! とりあえず参加者数で割ってみよう。540万人いるそうだから、1人アタマ15.56円。そう考えると大したことないな。

でもな〜出すならまさか15円とか100円とかってわけにもいかないでしょ。とは言っても相場もよく分からんけど。とりあえずもっと早く言ってくれよな〜。今月半ばにして、飲み代やら運転代行代やらホワイトデイやらで出費がかさんでほぼスッカラカンだよ。貯金取り崩し寸前なんすけど。

ちうことで、静止軌道の神様ゴメン! (-人-)

銘板
2006.3.18 土曜
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ゆんず的キメ台詞

珍しく恋の駆け引きの話でも。いや、ひとつすごいかっこいいキメ台詞を考えついたんで。

ほら、あんまし態度をはっきりさせないでいて、とうとうカノジョに問い詰められる場面ってあったりするじゃないの。

「あたしのこと本気なの? それともただの遊び?」

そんな非常事態にばっちしキマるセリフをご用意いたしましたですよ。

「俺はいつだってマジさ。 
特に遊びの時はな」
↑マウスで選択してね↑

往復ビンタ食らっても、おいらに文句言わないでください。

銘板
2006.3.19 日曜
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いろいろ痛い走り初め

昨日の夜、走ったでよ〜。今年初ジョギング。

もう少し行けそうだったけど、とりあえず 6km でやめといてよかった。今日かなり筋肉痛。特にすね周りの筋肉が落ちてるっぽい。それから、走るのって腹筋・背筋も使うんだね。そこらへんも筋肉痛。

冬の間、伊藤家の食卓で新知識を得たんだわ。ほら、走ってると脇腹が痛くなるときあるじゃないの。あれをソッコーで治す裏ワザ。走りながら痛い側の腕をまっすぐ上げて、反対側に体ごと倒していく、つまり痛いところを伸ばせばいいらしい。この知識とともに走り出した。これでいつ痛くなってもこれでダイジョーブ。安心安心。ありがとう伊藤家。

……、

……、

……。

想定外の事態発生。3km 走破時点で、ヘソの下あたりが痛くなってきたんですが。どうしろってんでしょうかこの場合は。

結局、痛みが自然に消えるまで愚直に堪え抜いた orz まぁそのあたりの苦しい時間帯は根性で乗り切ったわけだけど、なんかほら、もっと辛いことを考えると耐えられるじゃないの。

でもさ、自分でやっといてなんだけど、そのとき考えてたのって、

「生理痛に比べたらこんなの……」

……知らないってばその痛み。走りながらモーローとしてたんだろか。

銘板
2006.3.20 月曜
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三寒四温

でさ、とにかく今年のジョギングシーズンが始まったかと思いきや雪が降るのってどうゆーことよ。昨日も今日もだよ。うーさみさみ。天気は行きつ戻りつ、春に向かうと。いやもういいから一気に向かえよ。

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北海道の産学が共同で開発してる CAMUI ロケット、3月18日には 400kgf 級に大型化したエンジンでの飛翔試験をする予定だったのに(前回までの飛翔試験は 50kgf 級)、どうもなかなかうまくいかないみたいですなぁ(記事)。

今までにない全く新しいエンジンだから、思い通りに開発が進まないのもしょうがないことだわね。こっちも行きつ戻りつですな。

銘板
2006.3.21 火曜
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春分の日特集

今日は春分の日。秋分の日と同じく、お日様が出てる時間と夜の時間が同じ長さの日。そういう天文学的な日を休日にするなんて日本もなかなかやるじゃんかっつーことで、ひとつ古代天文学的考察を企画してみたよ。

地球が丸いのは常識ですわな(なんたって "The Earth" の訳語が「地」だし)。ただこれ、知識として小さい頃に植え込まれたからそう思ってるだけってのが大きいと思う。滅多に実感できないからなぁ。でも今だったら時差で実感できるよね。海外旅行に行かないまでも、オリンピックやワールドカップサッカーの生中継で寝不足組続出だったりするもんね。

だからこそ、近代科学以前の世界じゃ「この世は真っ平ら」と長く信じられて来た。じゃあ昔の技術や知恵じゃ地球が丸いことは証明不可能だったのか。否。古代ギリシャ人は、月食の時に月に映る影で、地球が丸いことを悟ったらしい。それだけじゃなく、「南北で離れた2つの土地で、同じ日に太陽の南中高度(角度)を測ると角度が違う、という事実も突き止めて、地球のおおよその大きさを算出してしまったりもしたらしい。彼ら、三角関数はお手のものだったからなぁ。古代ギリシャ人、恐るべし。

でもさ、南中高度の違いから地球の大きさを算出する条件として、「太陽が、無限遠方にあると見なしていいくらいめちゃめちゃ遠いこと」が必要になるのよね。太陽の光は地表面に対してあまねく平行に注いでる、という条件。日食という現象もあることから、お月さんよりは遠いということは分かってたろうけど。で、今さらながら、彼らの証明を手助けしようかと。

古代ギリシャのテクノロジーだけを使って、「太陽はめちゃめちゃ遠い→太陽からの光は地表面に平行に注いでいる→でも土地によって太陽高度(角度)が違う」ことを表せれば、晴れて古代ギリシャ人の地球の大きさ測定に信頼性が出てくる、という段取り。

んじゃまず、地球平面説に基づいていろいろ考察と計算をしてみる。

今日、つまり春分の日、赤道上だと、太陽は真昼に頭のドンピシャ真上に来る。そうなる場所があるということを、古代ギリシャ人が知った、ということにする。

事前に我が地元・青森県八戸市の緯度で計算しちゃったんで、八戸と同じ緯度の土地に住むギリシャ人ってことにする。春分の日に八戸で太陽の南中高度(角度)を測ると、49.5°(北緯40.5°なんで、90-40.5=49.5。地球平面説を採ってるんで、ギリシャ人が実際に天測したことにする)。赤道から八戸までの距離は、今の測り方だと 111.111111×40.5=4500km。ギリシャ人は伊能忠敬風に一定の歩幅で歩くなりして、それなりに正確に測ったと考える(地中海を渡らなきゃいけないんだけど、そのことは目をつぶって下さい)。で、地表が真っ平らという前提から、赤道から太陽までの距離を、三角測量で測れる。4500×tan49.5°=5268.82km。

八戸から太陽までの距離は、4500×(1/cos49.5)=6928.96km。距離の比は 6928.96km:5268.82km=1.315:1 になるから、赤道上での見かけの太陽の大きさは、八戸での見かけの太陽の大きさの約1.3倍ちょいとなることになる。

この計算結果に反して、太陽の見かけの大きさが赤道と八戸で同じであれば、太陽は地表面からめちゃめちゃ遠いことが立証される。太陽の大きさの測り方は、真っ昼間だとまぶしくて見られないんで、明け方か夕方を狙うことになる。片手で棒かヘラを持って、その手を真っすぐに太陽に差し出す。持ってるモノで、太陽を半分隠す。もう片手に持ったナイフで、太陽の両端にあたる部分の棒かヘラの位置に印を刻む。これを、赤道と八戸(と同じ緯度のギリシャ近辺)の2箇所で行う。条件は、同一人物が何度も繰り返しやること(腕の長さの違いや観測者の癖の違いを避けるため)。何度もやるのは、けっこうな誤差が出そうなんで、その平均値を使うため。

ある程度誤差が出る大雑把なやり方とはいえ、地球が平面なら1.3倍以上の大きさの差が出るはずなんで、それに対しては十分な精度を出せると思う。

で、何度やっても、誰がやっても、「太陽の大きさは同じ」と出るはずなわけで、これにより、地表から太陽までの距離は 5269km ぽっちじゃなく、もっとずっとずっと遠いことが分かる(ホントの答えは約1億5千万km)。だから、太陽光は地表に対して平行に注いでると考えていいことになる。

ところが地表では、南北にたかだか何千km移動したくらいで、太陽高度(角度)が変わってしまう。これはつまり、地表面が凸な曲面だから、というのが自然な考えってことになりますな。

っつうことで、めでたく古代ギリシャ人は地球の大きさを計算できる、と。

実際の古代ギリシャ人は、「春分の日 + 赤道」じゃなく、「夏至の日 + 北緯23.4°(地軸の傾き角)の地点」で計算したらしいけど、今日は春分の日だし、赤道だと分かりやすいんで、そうアレンジしてみたっす。彼らが北緯23.4°という特別な地域を発見したのは、「夏至の日の正午に井戸の底に日の光が届く土地がある」という話を聞き付けてのことだったらしい。古代ギリシャ人、やっぱし恐るべし。

銘板
2006.3.22 水曜
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懐の深い街

ネタ切れなんで、昔のネタを蒸し返す日。

昨日もなぁ、いったん書き出したのが「ネタが思いつかん……」だったんだけど、ネタ帳を見たら半月くらい前に『春分特集』としてけっこう作り上げちゃってたのがちゃんと用意してあってさ、慌ててそれを載せて一安心。しかしあのまま忘れてれば、来年の春分の日まで死蔵させるとこだったよ。危のうござった。

今日蒸し返す過去ログは、2006.1.6 の記事

あの、「市民だろうと何だろうと関係ねぇ!」の拡声器オヤジ。

彼に遭遇した時のインパクトはホント強烈だったぞ。顔つきや体つきからしてその筋のお方っぽかったしさ、目も完全に据わっちゃってたりしてさ。唯一、ママチャリでトロトロ走ってたところから、ああ、その筋とは別な、どっちかつったらメルヘン方面の世界にお住まいのお方なんだなぁと察しがついたぐらいにして。

で、実は盛岡の街じゃちょっとした有名人なんだそうで。盛岡出身の人からそう聞いたよ。実害はないんで、市民は彼のことを優しくシカトしてあげてるらしい。盛岡という街の懐の深さを思い知らされたねぇ。

銘板
2006.3.23 木曜
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エアロトレイン、浮上せよ!

今日もまたネタ帳の資源を食いつぶす日。実は最近、面白くない思いをしてしまって、ネタを考えようと脳みそを回すと、その面白くなかったことばっかしが頭の中ぐるぐるでさ、全然思いつかないのよ。そんな時のためのネタ帳。

東北大で、新しい輸送システムが研究されてる。その名も「エアロトレイン」。名前の通り列車的な乗り物なんだけど、時速500kmっつうリニアモーターカー並みの速度で、しかもリニアよりずっと少ないエネルギー消費で走るのが売りらしい。

詳しい説明はこちらのページ様にて。

リニアモーターカーの線路みたいな溝状の線路を使うのは同じだけど、磁力じゃなく空力学的な「地面効果」で浮上して、壁との隙間を保つのも同じく地面効果の横向き版で対処する仕組み。推進力はダクテッドファン(筒の中にプロペラが入ってる)で得る。動力用の電力は、リンク先の図を見た限り、どうもレール底面から胴体下面を経て得るらしい。下向きにパンタグラフを出すのかな。

今は、宮崎県にあるリニアモーターカーの初期試験に使われてた施設を再利用して研究中だそうだけど、いつまで経っても実用化のめどが立たないリニアに対する好ライバル出現って感じ。

燃費の他にも、リニアに比べていくつか利点がありそう。

で、どこまで進んでるかというと、2001年時点で

このくらいまで進んでる

この実験車両の走りっぷり(飛びっぷり?)を見ると、揺れが大きくて実用にはまだいろいろ煮詰めないといかんみたいだけど、とにかく自力で浮き上がって走ってはいる。今頃は 150km/h 走行に成功した頃かなぁ。

翼で空力学的に走るわけだから、強風や突風の影響をかなり受けそうだけど、そこらへんはどうなってるんだろ。まぁ翼は凹型のガイドウェイの内側に付かず離れずの位置だから、思ったほどの影響はないのかもしれんけど。

で、動画によると大胆にも、2020年の営業を目指してるとのことだけど、どこからどこまでとか、走行区間選定も進んでるんだろうか。

環境負荷や経営側の負担も考えると、新幹線の倍速で消費電力3分の1っつうエアロトレイン、これくらいおいしい選択もない気がするんで、応援したいところですな。頑張れエアロトレイン!

現時点で、ライバルのリニアモーターカーに比べて知名度も完成度も低いんで不利な状況だけど、なんなら海外市場にいきなり打って出るという荒技もアリだと思うぞ。

銘板左端銘板銘板右端

リニアや普通の鉄道に比べて不利かもしんない点を見つけてしまった。プロペラでの空力推進ってことで、上り勾配に弱そう。それと、緊急時のブレーキはどうなってるんだろう。今のとこ何も対策してなさそうだけど。

緊急時は翼にスポイラーを立てて揚力を殺して、タイヤで制動をかけるのが一番早いかな。

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2006.3.24 金曜
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人を見限る話

今日はひとつ決断をして、実行に移した。ここんとこ気分がウギャーなのをどうにかしようっつうことで。内容の詳細はちょっと伏せさせてもらうっす。

詳細は伏せるけど、事情を少しばかり書こうかと。気分ウギャーの原因はあの 羅生門の女。この女にちょっとというか随分な扱いを受けちゃってさ、すっげぇムカついたんだわ。前々からときどき、おいらを下に見た言動があったりしたんだけど、それでも耐えて来た。

相手は女だから凄んだりぶん殴ったりなんてできないし(いっぺん友達のことを悪く言われて怒鳴ってしまったことはあるけど)、かといって口で言って分かってくれる相手でもない。そんなことしたって、かえって一生かけて逆恨みされるだけ。そんなら耐えた方がまだマシ。

でも、溜まり溜まって、ついに臨界値を超えてしまった。

あの女のツラ、もう二度と見たくない。

で、どうするかなんだけど、あの羅生門女の前からフェードアウトすることに決定。でも、それだけじゃなんかけじめがつかない。っつうか、羅生門女と関わりのある人たちに、「あれ? ゆんずさん最近どうしたんだ?」と心配をかけちまうのが嫌。関わりのある人たちってのは、「キャットファイト前夜(か?)」(2005.11.8), 「キャットファイト終結(か?)」(2005.11.16) に出て来た、羅生門女以外の方々。

ああそうか、あのときあの女にふっかけられたあの人の気持ち、こんなだったんだなぁ。で、なるべく穏便にしかしキッパリと羅生門女と切れるためフェードアウトする旨を、関係各位に伝えることに成功したのじゃよ。もちろん羅生門女には内緒ってことで。まぁバレてもいいか。恨まれるってだけだしな。

これにはある程度の覚悟が要ったよ。っつうのもそれは、あのキャットファイト時においらが守ろうとした(けど失敗した)おにゃのことも自動的に疎遠になるっつうことなんで。けど、あの羅生門女と金輪際顔を合わせたくないっつう思いの方が、ついに上回ってしまったのじゃよ。

おいらが守ろうとした(けど失敗した)おにゃのこを含む関係各位は、おいらの決断に理解を示してくれたよ。ていうかその人たちはおいらが最後に羅生門女に嫌な思いをさせられた現場にいたんだわ。「あんな目に遭わされちゃしょうがないよね〜」だってさ。

その関係各位も、もうすぐ羅生門女とは切れることになってる。そっちは仕事絡みで羅生門女と付き合いがあって、その仕事の関係上。だから別に「嫌だから切れる」ってわけじゃないけど、実はその面々も羅生門女の本性を既に見切ってて、切れたがってた(笑)

で、おいらは覚悟して、おにゃのこに暇を乞うたわけだが、いろいろ話してるうちに、どうも特に疎遠にはならないということが発覚。かえって、邪悪なあの女抜きでスッキリサッパリ会えるみたいな状況になりそげ。なんだ、とちょっと気が抜けたぐらいにして。

11月のキャットファイトの折には、おいらの決断が皆に多大な迷惑を及ぼして大失敗だったけど、今回の決断はうまくいった感じ。あとは羅生門女本人だな。これから何かの折に偶然会ってしまうかもしんない。それに、テキさんは何も知らないわけだから、こっちにフツーに接触を図ろうとするかもしんない。そのときどう対処するか、どんな態度を取るか、そこらへんまだ決めかねてるんだよね。ま、腰を低くして調子のいいこと言いながら、体よく受け流したり断りまくることにしますかね。

銘板左端銘板銘板右端

人を見限って自発的に関係を切るっての、生まれてこのかた2回目なんだけど、気分がスッキリする一方、やっぱ心が痛むところもあり。けどそれが人生ってやつなんですか?(誰に訊いてるんだろ)

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2006.3.25 土曜
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挫折の日 orz

今日こそ、今日こそやろうと思ってたんだ。去年の12月に撮ってきた新作立体写真の加工。でも、なんかほげ〜っとしてる間に1日が過ぎ去ってしまった。正しい「休日」だったと言えなくもないけどさ。

今回は「完全 脱 Mac」ってことで、デジカメからのデータ読み込みからいきなり FreeBSD を使うことに決めてて、そこまではもう終わった。我が FreeBSD 備忘録『The FreeBSD Grappler』首っ引きで。あれ見ないとできんのよね (^^;) ていうか記述に間違いがあったんで直しといたぐらいにして。

おお、The FreeBSD Grappler、単独サイトだった時分にはいくら待っても Google が拾ってくれんかったのに、『さんでー立体写真館』の一部にしたら拾ってくれてた。なんかよく分からん仕組みだけど、まぁめでたい。これで少しでも FreeBSD 初心者を手助けできればそれでよし。ていうか YAHOO! JAPAN じゃいまだに拾ってくれてないのね(溜息)。

んだからあとは立体写真の加工を始めさえすりゃ勢いでどんどん進んで行くってのに、それ分かってるのに、なんかなかなか手が付かねんだよな〜いつものことながら。

まぁいいや。明日がんばるす。

銘板左端銘板銘板右端

あ、あと、紙ヒコーキ集の文字コード、EUC_JP から Shift_JIS に直しといたっす。Windows IE の間抜けなバグを、おいらの方からわざわざ回避してやるんだから有り難いと思えビルゲコノヤロウっつう意味もないわけじゃないけど、Netscape 7.2(英語版しかない)の設定によっては激しく文字化けすることが判明したってのが一番の理由。愛するネスケちゃんに嫌われたくないのよ僕ちん。

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2006.3.26 日曜
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発見!「できない理由」と「なれない理由」

でっ! 今日こそ立体写真加工の日! とりあえず起床したのは午後1時!(テンションいきなり低っ)

その前に 八戸フォーラム の上映作品&時間チェックだ。おおお、なんかまたサイトが見やすくなってる! 奥に進まなくても時間が分かる。こいつはお便利。さ〜て何観よっかな〜。立体写真の加工? だめだめ。明るいうちは画面に背景が映り込んじゃって正確な色合いが出せないから。暗くなってからね。夜やるよ夜(←言い訳)。

でっ! 「何観よっかな〜」と言いつつ、既に心に決めてたある作品があった。おお、そいつは 14:00 からじゃないでごわすか。こいつは急ぎオタケンに連絡を取らねば。一緒に観に行こうと言っておった作品なのだよ。

……、

……、

……。

交渉成立。かくて我々は、

『ワンピース THE MOVIE カラクリ城のメカ巨兵』

を拝観すべく、八戸フォーラムに集ったのであった。いや〜なんかさ〜このまえ『八戸フォーラム シネサロン』にオタケンをゲストに呼んで出演したとき(Zガンダム & 1st ガンダムの世界について熱くそして濃ゆく語っていただいた)この映画の紹介したんだけど、そのときからずっと気になってたんだわ。なんか面白そうで。んで、大の男が1人で行くのはこっ恥ずかしいから、番組収録の最中にオタケンを誘ったってわけよ。

そこらへんもオンエアされたんで、次回出演時の話しネタもこれで1個ゲット。「ホントにオタケンと観に行きましたですよ」と。

あのさ、おいら最近「映画を楽しめない病」にかかっちゃってるのよね。原因は不明。なんか、観てもあんまし面白くないっつうか。『イーオン・フラックス』なんか八戸フォーラムボランティアスタッフの仲間内じゃ評価が高いんだけど、なんかタルく流して観てしまって全然楽しめなかった。そんな自分にショックだったりして。

でっ! そんな鬱屈したアムロ&カミーユみたいな気分を吹き飛ばすためにも、もしかしたらワンピース、気分転換としてイケるかもしんない、という目論見もあったりして。

とりあえず仲間がいると、八戸フォーラムのカウンターでワンピのチケット買うのも気が楽だわね。やっぱまだ1人じゃ買う勇気出ないわ。そしてチケット片手に、映画館に入って行った2人だった。ドキドキ。

おおーっ! やっぱお子ちゃま多い〜! 後ろの方にカップルも1組いたけど、おいらたちはいきなり前から2列目。ていうか1列目が無人だったんで、フロントロウをゲット。怪しいって。絶対怪しがられてるっておれたち。まぁよい。なんだか冷たげな視線を後ろ頭にじんわりと感じつつ上映を待ったね。

ていうか始まるまでまだあと10分もあるんすけど。みんな期待してるんだなぁ。ワクワクしてるんだなぁ。ルフィたち、どんな冒険してくれるのかなぁ。あ、この上映前のワクワク、最近のおいらには足りなかったのはもしかしてこれでは?

予告編開始。もちろんお子ちゃま向けにアレンジされた予告編の組み合わせ。その中でも『ガメラ』が気になったね。『妖怪大戦争』系のノリで楽しめそう。仮面ライダーの新作にもちょっと惹かれるものがあったなぁ。変身がカッチョ良くて。でもさ、なんかバイクが一切出てこなかったんだけど、「ライダー」って言葉の意味は一体……?

そんな疑問を孕みつつ『ワンピース』本編スタート!

……、

……、

ちょ……、

これ……、

おもしろすぎ! \(T▽T)(T▽T)/

ギャグ最高! d( ≧▽≦)人(≧▽≦ )b

前々から「アニメのギャグは程度が低い」と思い込んでたんだけど、食わず嫌いだったよ。すげぇ笑っちった。

いやはや天晴。はぁ〜楽しゅござんした。次回作も期待してますぞ。旧作もチェックしよっかな(今回のは7作目)。これで勢いがつけば、また元の映画好きに復帰できそうな気がする。

オタケンは 18:30 からの『Zガンダム III ‐星の鼓動は愛‐』を観る予定だったんで、それまでの2時間半は近くの喫茶店で大相撲千秋楽を見ながらダベリタイム。おいらもあと1本観たかったけど、立体写真加工があるんで諦めた。オタケンを再び映画館前まで送ってからうちに帰った。

家でしばしほげ〜っとして、晩メシ食って、さてさて日記(これ)書くか〜。あ、昨日のぶん書いてなかった。そっち書かんと今日の『ワンピース』話が書けん。ダダーッと書いて推敲して、読み直してまた推敲かけて、これでよし。続いて今日のぶんを書き始め。

……、

……、

……。

現在 23:39。いつの間にこんな時間 orz これ書き上げて風呂に入ったら25時頃? どうやって立体写真の加工をしろとおっしゃるんで?

なんかさ、日記に凝り過ぎという現実が浮かび上がって来たんですが。あーもっとサクサクッと時間をかけずに書けるようになりたいもんだねぇ。

銘板左端銘板銘板右端

喫茶店でダベってるとき、オタケンからこの日記についてリクエストがあった。「シリーズものを選り抜いてまとめて公開してくれ」「トップページのメニューに『空き部屋』があるんだからそこに入れればいいんじゃないか」うむー。

シリーズものといえば旅日記が主だな。ゴールデンウィーク旅行はここ毎年だし(今年は行くかどうか不明)、2002年の秋あたりはまたいろんなとこ行ったからなぁ。ていうかとりあえずさ、このサイト、みんな忘れてると思うけど、立体写真のサイトなんですけど (^^;) ちうことで、新作立体写真をリリースしてから考えますわ。

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2006.3.27 月曜
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ザ・似てる

ワンピースの原作マンガで今絶賛大活躍中のフランキーってさ、グラサン外すとガンダムのスレッガー中尉に似てるよね。

つうかフランキー面白すぎ(笑)

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2006.3.28 火曜
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月の兎はもういない

マヤ文明の秀逸な紹介・解説サイト "Rabbit in the Moon" に久しぶりに行ってみたら、つなげなくなってた。ショック……。

引っ越ししたかと思って Google でガサ入れしたところ、"Nancy McNelly's Calendar Notes" を掘り出した。おお、その名も気高きナンシー・ミキネリ様(なんで「マクネリ」じゃないのかについては 2004.6.2 にて)。Rabbit in the Moon の管理人様にして、ご自分のお名前を使ってマヤ文字の書き方をお教え下さったそのお方。お懐かしゅうございます。このゆんず、マヤ熱の再燃により、またお教えを乞いに参上つかまつりました次第でございます。

で、ええとなになに?

The material on these pages comes from Nancy McNelly's outstanding Rabbit in the Moon web site. Unfortunately, Nancy is no longer with us, and her web site has gone. I have taken the liberty of preserving some of her material here. It was copyrighted by Nancy, but I have been unable to contact anyone who might be able to give me permission to keep it on-line. My intention is to ensure that her contribution to popular understanding of Maya civilizaion is not lost.

このページの素材は、ナンシー・ミキネリの傑出したウェブサイト Rabbit in the Moon からのものです。あいにナンシーはもう我々と一緒ではなく、彼女のウェブサイトも閉鎖されました。私は彼女の素材の一部をここに保存する自由を得ました。この著作権は彼女のものでしたが、使用許諾を私に下さる人とウェブ上で接触することができませんでした。私の意図は、一般社会のマヤ文明への理解に対する彼女の貢献が失われてはいないということを保証することにあります。(訳責 ゆんず)

えっ? えっ!? "It was copyrighted by Nancy" って著作権の話題が過去形なのは、まさかミキネリ先生は他界されたとか? そうは考えたくない。でもマヤ研究や一般向けの啓蒙活動の一線からは退かれたっぽい。

はぁ〜(溜息)。あのサイト、ほんと好きだったのに。マヤ文明やその文化の紹介が広い範囲にわたっていて飽きさせず、初心者でも分かりやすいようによく噛み砕いてあって、「自分の名前をマヤ文字で書こう」なんて楽しい企画もあって。こんなことになるなら、もっといっぱい通って、できるだけ多くの知識を授かるべきだった。英語のサイトだから面倒で敬遠してた。おいらバカだった。後悔したってもう遅い orz

昨晩、またおいらの考古学チャネルが開いちゃったんだわ。ターゲットは3年ぶりのマヤ文明。寝る寸前だったんで "Rabbit in the Moon" に繋ぐのは後にして……なんて考えてさ。素晴らしいサイトなんで、ミキネリ先生から許可を頂いて日本語版を作らせてもらおうかな、そしたら初メールの内容は……とかいろいろ楽しく想像しながら寝付いたんだわ昨日。それが、こんなことになってたなんて。

Nancy McNelly's Calendar Notes の他に、Rabbit in the Moon が確かに存在したことを証明するページを見つけたよ。

完全にミキネリ先生のサイトに依存してたおいらのマヤ学の学習、ほとんど振り出しに戻ってしまっただよ(泣)

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2006.3.29 水曜
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天文観測実験の日

‐ Rabbit in the Moon に捧ぐ ‐

昨日書いた、今は亡き素晴らしきサイト "Rabbit in the Moon"(マヤ文明の紹介・解説・啓蒙のサイト)を偲んで、記念イベントを執り行ってみた。

そう、それはマヤ文明が、文明そのものが傾くほどに没頭した天文観測。観測対象は太陽。そう、マヤ文明が神と崇めた太陽を、近現代のテクノロジーを用いずに観測してみようとの試み。

太陽表面の黒点を確認することを目標とする。やり方。

  1. 要らない名刺を1枚用意する
  2. 安全ピンか針で、名刺の真ん中に穴を開ける
  3. その名刺を太陽にかざし、反対側にはスクリーンとなる別な紙を用意する(ピンホールカメラの原理)
  4. 名刺とスクリーンの間を調整し、スクリーンに映る太陽がなるべく大きくなるようにする
  5. うまくいけば、太陽表面の黒点が見えるかも

……、

……、

……。だめでした orz

原理的には OK だし実証もできたんだけど(太陽と名刺の間に、巻き上げたブラインドのひもが入ったとき、その影がちゃんと逆さまに投影された)、像が小さすぎてね。スクリーンの紙の繊維のキメの方が太陽黒点より大きくて。

名刺とスクリーンを離せばそれだけ像が大きくなるんだけど、それに比例して像が暗くなるわけで(光量が一定だからね)、周囲がフツーに明るいせいで、その環境光に太陽の映像が埋もれてしまうのだった。暗室でなら成功しそうだなぁという推論に達したことを以て、今回の観測実験を終えることにした。場所が悪いんだよ場所が。うん。

ていうか職場で仕事中に

何やってんだ>自分

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2006.3.30 木曜
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『東京ゾンビ』

を観たけど、何が面白いのか全く掴めなくて、失意に沈みつつ帰宅 orz

あまりの心の不動さに、自分がゾンビになっちまったかって感じで。

観る直前、切符モギリのおねーちゃんは「これ面白いですよ〜」と言ってたんだが。若いねーちゃんの感覚には充分ついていけてると自分で思ってたんだが。というあたりがまた倍率ドンさらに倍 orz

やっぱまだ全然治ってないわ「映画を楽しめない病」。はっ! そうかこの症状、2005.11.30 の時点で既に発現してたんだなぁ。その間に観た『キング・コング』と『ワンピース THE MOVIE カラクリ城のメカ巨兵』は確かに楽しんだけど、興奮が長く続かない。減衰が速すぎ。それになんか時とともに深刻化してる気がする。

まずいんだよなぁこの状態。4月18日(火曜)の『八戸フォーラム シネサロン』出演が決まっちゃったんすけど。こんな状態で収録かい。なんとかこのゾンビ状態から回復しなきゃいかんのだね。

おいらの心の殿堂入りしてる映画を DVD で観てアツくなってみよっかぬわーん。

銘板左端銘板銘板右端

つーか、実は映画を観ること自体に疲れてきてるんじゃないかとか。

銘板
2006.3.31 金曜
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モテ方の問題

最近、付き合い長いある女のコとちょくちょくメールしてる。世間話が主体だけど、ま、なんてーの、恋の話とかも折り混ぜちゃったりなんかしてテヘヘ。

それとは別件で、今日、突然連絡入れて来た人がいてさ。これがまたけっこう前のカノジョだったりなんかして。何年ぶりだろ。なんか急に声を聞きたくなったらしくて。いろいろ近況を教えあったぐらいにして。今日のところは、当時の話題には特に触れずサクサクって感じで。

まぁおいらもまだまだ捨てたもんじゃないやねとかちょっと自信持ったぐらいにして。

それはそれとして、なんでまた人妻ばっかから連絡来るんだ!? 独身の女で今現在おいらに構ってくれるやつはおらんのか!(慟哭)

ていうか、おいらと昔そうなったりした女性は、今はみんな人生のパートナーを見付けて、それぞれ幸せを掴んでるみたいだよ。大変いいことだとは思わんかね。うむうむ。

……、

……、

……。

い…いや、べ、別になーんも無理なんかしてないもーんへっへーんだ!!

……、

……、

……。

みんなみんな、おいらを置いてって…(薄涙)

つかここ2,3年、ほんとなんでか人妻にばっかしモテてるんですが(友達として)。去年の夏、上記の人達とはまた別口で、人妻4人と一緒に飲みに行ってホッペチューしてもらったり(友達として)とかもあったしな。

この何の生産性もない現状を、今年こそは打破したいかな〜でも別にそれでもいいかな〜とか、そうゆーいーかげんなところが我が人生の停滞を生んでるんじゃないかと切実に感じる今年度末の〆。

銘板
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