ひとりごちるゆんず 2004年5月
銘板
2004.5.1 土曜
前日に飛ぶ
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ギジツの進歩はツッコむ

そんなわけで、今月からは曜日も表示するわ「前日に飛ぶ」リンクを各ログの右上に付けるわでちょっと充実させたぞ。

日付と「前日に飛ぶ」を同一行に収めるのに table を追加しちゃったから、うにょうにょ画像を削ったよ。あれで1行5列の table 組んでたけど、今度の table は1行2列の画像なしだし、日付の区切りは鉄パイプ画像を代わりに入れたんで、表示はかなり速くなったかと思う。今日は初日でデータ量が少ないんでそんな差は出ないと思うけど、月の後半になってログがたまっていくにつれて違いが出てくるかと。

これが Web 日記作成 JavaScript の最新版だ。出力結果が HTML 書類の形になるようにしてる。これを「全て選択 → コピー」して、テキストエディタの新規書類に貼り付けると、その月のぶんの Web 日記の台紙が出来上がる。

前までは各月末の条件を自分で定義してたけど、日付の扱いは getDate() メソッドとその一族(getFullYear() とか getMonth() とか getDay() とか)を駆使することにした。記述が簡単になるかと思ったんだけど、やっぱし小めんどくさくなっちまった。

それと、前は「15月」とか平気でできたんだけど、それやると激しくツッコミ入れるようにもして、間違いを防ぐ仕様にしてみた。

ツッコまれたい方は、

  1. 『ひとごち作成 JS』で「ページ ソースを表示」する。
  2. 表示されたページソースで、「全て選択」して「コピー」する。
  3. 新規テキストエディタ書類に「貼り付け」する(Mac だと「ペースト」)。
  4. 7行目の "mm0 ="(「何月か」を定義するところ) に続く数字を、「16」等のあり得ない月の数字に変える(半角で入力してね)。
  5. そのテキストエディタ書類にテキトーに名前を付けて、拡張子 ".html" で保存する。
  6. JavaScript ON 設定のブラウザで開くと、お望み通りツッコまれます (^o^;)

銘板左端銘板銘板右端

ははぁ……今年の55月1日は火曜日なのか〜。

銘板
2004.5.2 日曜
前日に飛ぶ
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バーコード仕様書の著作権

2004.4.27で発生した謎:「バーコードの作り方がなかなか見つからない問題」、ここにつなぐと理由が分かるよ。このページの「X0501_01(PDFファイル:459KB)」をクリックすると確認ダイアログが出てくる。

当該JISは著作権で保護されているため、
本サイトではJISの閲覧のみ可能となっております。
本件を承諾し、閲覧を行う場合はOKを選択してください。
キャンセル   OK  

っつうことで、他のサイトで勝手にその仕様の内容を書けないらしい。まぁ別に登録とかしなくても PDF で普通に見られるから不便じゃないけど。

ローカル環境に保存して閲覧するのはいいのかと思って試してみたけど、保存もできないように細工されてる。直接閲覧のみってことで。

著作権ってのはどこまで保護するもんなんだろ。こういう工業規格の仕様書の場合はちょっと分からん。小説だの映画だのに関する著作権の場合、「本質(言いたいこと)が同じでも、ストーリーと表現方法が違えば大丈夫(パクリじゃない・転載可能)」ってことになってると思う。

その線で行くと、「バーコードの作り方を、自分の文章で表現すれば転載可能」になるかと思うが、規格の仕様書の場合はその本質自体が一番の存在意義なわけで、やっぱし勝手にその本質を転載しちゃいけない、という線なんだろうな。そんなわけで、他のどこのサイト様でも、バーコードの作り方は文章として書き表せない、と。

でも、たぶんプログラムとしての表現なら大丈夫なんだろう。それさえ制限されてるのなら、ここまで普及してないだろうし。ていうか JIS になってるということは、使うぶんには誰でも使っていいと考えることにする。

特許に関しては、JAN コードのバーコードはもう20年くらい前から世に出てるんで、有効期限切れの可能性が高い(そうじゃない可能性もあるけど。特許の期限は「認可から20年」で、申請してから認可が下りるまで何年もかかる場合もある。その待ってる間、暫定的に特許権が発生するんで、実質20年以上有効だったりする)。そのアイディアは誰がどう使おうが自由のはず。

つうことで、「バーコードを作るプログラムは自由に作って自由に頒布していい」と解釈する。

あとは、仕様を理解する頭とプログラミングの腕か (T▽T) アハハのハ

銘板
2004.5.3 月曜
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突発旅行

明日、ちょいと旅に出て参りやす。

何も訊かないでおくんなまし (^^:)

銘板
2004.5.4 火曜
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旅してる最中

 ♪しーらなーいーまーぁぁちーを
  んーんんーんーんーんんんーん(←ハミング)
 
  あるいーてーみーたぁいー
  んんんーんーんーんんんー(←ハミング)
銘板
2004.5.5 水曜
前日に飛ぶ
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帰ってきたよ

 ♪どぉこーかーとーおぉくーへ
  んんんーんーんーんんんーん(←ハミング)
 
  ゆぅきーぃーたーぁーいー
  んんんーんーんーんーんー(←ハミング)

浅田飴浅田飴浅田飴。(本文とは関係ありません)

つうことで、なんか急にパァーッと景気良くいきたくなって、JR 東日本や行った先にちょいと稼がせてきたよ。

ていうか随所で小金浮かせながらのビンボ旅だったけど (^^;)

銘板
2004.5.6 木曜
前日に飛ぶ
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聖地巡礼之旅 1

〜 自分への言い訳さがし 〜

「どっか行きてぇ〜!」

「出先でバァーッとカネ遣いてぇ〜!」

ときどき起こる発作。普段は我慢してればじきに収まるもんだけど、折しもゴールデンウィークの入りばなに来てしまったこの発作、止めることなどどなたに出来ましょうや。

♪んーんんーんーんーんんんーん(「遠くへ行きたい」のハミング)……四六時中これが口をついて出る症状に陥った者を止められほど徳のあるお方など、いずこにかおられましょうや。

いずこに……いずこに! 探しにでも行くか! もう出かける気満々 (^^;)

しかし責任ある社会人としては、何か理由が欲しい。何らかの強い動機が欲しい。入院中の親戚の容態も、手術後の経過は医者が驚くほど良好なんで、周囲の人間への説得は楽勝っぽい。だが事前に、そして事の最中や事後に自分を納得させる理由が欲しいのだな。後悔しないためなのだな。

4連休初日はそれで一日頭をひねった。そしてひとつ思いついた。

在京フレンドで、かなり難関の国家試験の受験生がいる。そいつにお守りを届けに行くのだ。去年あげた地元のお守りはなんぼか効いてたみたいなんで、同じ神社でまたゲットして、去年みたいに封筒に入れて郵送して……ってだめじゃんそれじゃ!

ど〜も「お守りを届ける」ってだけじゃ理由が薄いな。さらに他に何かを付け足さねばいけない気がする。でもこれで行き先は東京方面と決まったわけだが。

さて東京には何がある? 去年のゴールデンウィークも東京に行った(2003.5.4)けど、突然行って友だち集めるのもなんか悪い気がするし。てか誰も来ないとけっこうキツいし(笑)

となるとやっぱしあそこですな。秋葉原。あの妙に気分が休まる喧噪の中に時間の許す限り滞在して、いい中古 PC や書籍があったら買ってくる、と。よし、「秋葉原回遊に付き合う気のある人は来てね」ってことで一応在京フレンズにはメール打っとくか。おっ、そういえば半年くらい前、アップルストア銀座店がオープンしたっけな。時間があったらそこも行こう。おいら中古やキズもの専門の Mac ユーザだから、新品を定価で売ってる店なんかで全く買う気ないけど、とりあえず話の種にでも。

そういや去年は上野の国立科学博物館に行ったな。『神秘の王朝 マヤ文明展』を観に。今年はどんな出し物やっとるんじゃい。どりどり……。ほほーお、『スターウォーズ サイエンスアート』展か。これはなぁ……いや、ミニチュアの宇宙船とか実物のコスチュームとか見ちゃったらかえってがっかりするんじゃないのかね。ああいうのはあくまでも映画のスクリーンで観るためのもんだ。肉眼で見たら見たくないところまで見えてしまう気がする。こいつはとりあえず観ない線で行こう。

ということで、

  1. お守り渡し
  2. 秋葉原回遊
  3. アップルストア詣で

の3本立てで行く事にした。でもアップルストアも別に行かなくてもいいんだ。スターウォーズ展より優先順位がわずかに高いけど、これも暇があったらってことで。場所よく分かんないし。「銀座」って東京都内だってことしか知らん (^^;) いやいや東京ディズニーランドの例もあるし、意外と東京駅から JR 京葉線に乗って海浜幕張駅のちょっと向こうあたりかもしれん(それはないかと)。

旅行の目的(出かける口実)が出揃ったんで、旅行の準備を綿密に煮詰める。3日は入院してる親戚にお見舞いに行くんで行けない。出発は5月4日朝。昼頃までに東京に着けば良し。新幹線はやてで3時間なんで、出発は9時頃を予定。持って行くものは、例のお守りと、日帰りかもしんないけど1泊になるかもしれないんで(←実はアバウト)、そのぶんのシャツとパンツと洗面具など。移動中に読むのは Java の教科書、と。あと、カネ。おいらが持ってる八戸信用金庫のキャッシュカード、東京じゃ祭日なんかだと使えないところが多くてな。

この時点で手元にないのはお守りのみ。こいつは3日のうちに入手するべぇ。

これで計画は整った。しかし次の日、お守りを手に入れるときに思わぬ難問を投げかけられるとは、この時のおいらは知る由もなかった。

銘板
2004.5.7 金曜
前日に飛ぶ
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聖地巡礼之旅 2

〜 鉄のお守り 〜

入院してる親戚は既に救急救命センターから解放されて、普通の4人部屋に引っ越していた。

かなり元気になったのを確認して、ホッとしていったん家に帰ってから、今回の旅の初めの聖地である、市内の M 神社へと向かった。お守りゲットのためである。夕方5時頃到着。一応お参りして(お守り買うだけだとなんとなく効き目が薄そうに感じたんで)、近くの貼り紙を見ると「お守りをお求めの方は、宮司自宅(神社となり)までおいで下さい」。確かに去年もそうだった。うんうん。「学業成就」のお守りでいいな。うん。

と、宮司さんのお宅にお伺いして、『学業成就』のお守りを頂きたいんですが、と切り出すと宮司さん、「受験ですか?」はいそうなんですよ。「受験合格のありますから、今持ってきますね」。

たぶん去年のと同じやつだろう。宮司さんはいったん奥へ消えて、すぐ戻ってきた。そしておいらに向かい、静かに両手を差し出した。

「金のお守りと銀のお守り、どちらですか?」

しまった今年はそう来たかぁ〜。こいつは悩んだ。いや、ほんの一瞬だったけど。しかしその一瞬に、稲妻にように降って沸いた「あの答え」を言いたい衝動に強く激しくそして鋭く突き上げられた。

『いいえ、金でも銀でもなく、鉄のお守りを』

試しにこれ言ってみるんだったぁ〜!! 超絶好球だったのにプレッシャーに負けて、普通に「じゃ、じゃあ『金』のやつを……」って答えてしまっただよ!(啜泣)

「取り返しのつかないことをしてしまった。取り返しのつかないことを……」(アムロ)

銘板左端銘板銘板右端

とりあえずお守り買えたから問題はなかったんだけどね (^_^;) それにしても惜しいことをした(まだ言ってる)。で、今日になってやっと思いついたんだけど、どうせ大した値段じゃなかったんだし、豪気に両方買っても別に良かったんではないのかと。

この、アドリブの全く働かぬ我が身の不明を思うと、返す返すも情けないやら悔しいやら……。

銘板
2004.5.8 土曜
前日に飛ぶ
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聖地巡礼之旅 3

〜 清算鉄道員の作法 〜

東京入りしたのは、5月4日午後1時半頃だった。いや、ちょっとあの寝坊して (-o-;)>

いきなりテンション低いけどまぁいいや。車内にてケータイメールで三鷹市在住の受験生と連絡を取ったら、「秋葉原はちょっと遠いよ。新宿なら20分くらいなら会えるかな」だそうで。寸暇を惜しんで勉強してるだろうからな。あんまし邪魔しちゃいかんよな。よしそんじゃサクッと新宿行ってみよ〜。

中央線の快速は東京駅始発なんだよな。秋葉原にいきなり乗り付ける気で上野までの特急券しか買ってなかったけど、乗り越しってことで。乗車券の方は、東京の区内ならどこで降りてもいいやつなんで関係なし。

そんで東京駅の新幹線改札口近くで清算したら200円。ん〜、上野 → 東京で200円か。つうことは、大宮で新幹線降りてあとは鈍行で行ったら1000円くらい浮いたかもな。だったら帰りは大宮から新幹線に乗ってみよっかな。帰りのぶんはまだ乗車券しか買ってないし(これも、東京都区内のどこから乗っても OK)。

ていうか精算所でダベってんじゃねーよ JR の職員さんがた(仕事に関しての話な感じではあったけど)。ていうか客が来たらダベり止めろよ。「あの〜乗り越しですけど」と一言切り出すまで、ダベりの区切りいいとこまで思わず待ってしまったぞ。

カウンターの職員さん、おいらの切符を眺めながらもまだダベってて、話の合間にこっちを見ずに「200円」。ダベりの内容かと思ってホゲーッとしてたら、おいらの横にいてダベってた職員がこっち向いて「200円」。

「200円です」だろ!?

財布を出してそこから200円出すまでの間もダベりっぱなし。カネ受け取っても同じ。

「ありがとうございます」は!?

微妙にムカつく新幹線清算を終え、新幹線改札口を抜けて1番ホームへ。意外と早くオレンジ色の「中央特快」という快速列車が来た。乗ってみるとなんかこの列車、新宿を過ぎたあと三鷹にも停まるらしい。メールを打って、三鷹で会うことに決まり。もう一人、もしかして暇かもしれないやつにちょいとメールを打ってみた。

「できれば、三鷹駅に2時に集合せよ」

その返事。

> 俺、今、横浜で仕事してる。無理だって

すまんかった! (-人-) やっぱみんなそれぞれ忙しそうだな。他の仲間にももう少し声かけようかとも思ったけど、なんか気が引けてきた。ということで、とりあえず今回人を集めなかったのは、横浜で頑張ってたあいつのせいにしてみた。ほんとすまん (^人^) おれに免じて許しとくれ。

こういうときに便利な言葉があったような……あ、あれだ。

「迷惑ついでにひとつよろしく」

日本語って素晴らしい(笑)

三鷹で受験生と一緒に遅い昼飯食いながら、無事にお守りを渡し、そのとき忘れず、お守りをゲットしたときに大いに悩んだ話も伝えといた(笑)……鉄のもあるのか、やっぱし一応聞いとくんだったなぁ(←まだ言ってる)。まぁ試験なんかでのお守りの実質的な役目は、おいらは「あがり止め」と考えてるけど。不信心者の発想として。お守りを意識すればするほど試験に対する過剰な意識が逸れて焦りが鎮まって、そのぶん実力を発揮できる、と。もしかしてほんとにご利益あったらラッキー! てな感じで。

でもさ、もしかしてほんとにあの神社に秘密の「鉄のお守り」があったりして、金のお守りと銀のお守りを出された時点で正しく答えた人のみがそれを買えるんだとして、それをほんとに買ったりしてそのエピソードとともに授けた日にゃ、試験本番でお守りを意識すればするほど笑っちまってかえってまずいかもしれんしな。そんなわけで、まぁいいんだ。金のお守りで。うん。

三鷹駅に戻ったあたりで、「せっかく上京したんだから」っつうことでアップルストア銀座店に行ってみたくなった。切符売り場の上に掲げてある路線図で探してみた。「ええと『銀座』、『銀座』……」

ないじゃん銀座駅! どーなってんのよ一体! やっぱし千葉県の東京ディズニーシーの波打ち際あたりにでもあるんだろうか銀座って。アップルストアはとっとと諦めて、秋葉原に向かって中央特快に乗り込んだ。お茶の水で黄色い電車に乗り換えるといいんだよな。そのルートだけは何回か使ったことあるから分かる。

電車に乗ってたら、受験生からサンキューメールが来た。いやいや、それより受験勉強の邪魔にならんかったろうか。え? これからどこ行くのかって? 「銀座の場所が分からないんで、予定通り秋葉原に向かうとこだよ」と返信。すると

> 銀座は有楽町(JR 山手線)から歩けるよ

何ですと? そうだったのか! その情報を元に、東京駅から山手線で有楽町に向かった。乗り越し、またダベり職員相手なのかなぁ……とちょいと鬱になったら、自動精算機があった。しかも乗り越し料金はタダだった。ラッキー (^▽^)v

で、「銀座方面」と書かれた出口から出て歩き始めたんだが、さてどっちに行けばいいのやら。一口に銀座といってもけっこう広そうだし。どこからどこまでが銀座なのか見当もつかんし。「銀座何丁目」とかのアップルストアの住所も全く知らんし。歩いていくうちにだんだん不安になってきた。

とりあえず「インズ銀座」とかいうビルの下をくぐったんで、すでに銀座に足を踏み入れていたことだけは分かったけど。せっかくここまで来たんだからぜひともアップルストアを見ていきたいところではある(見るだけ)。

アップルストアまでの道をそこ行く人に聞いたって、銀座じゃ有名店なんて多すぎて、知ってる人に当たる可能性は低そう。ていうか銀座でパソコン屋の場所を人に聞くってのもなんか変な顔されそうな気もするし。ということでお巡りさんがいたらとっ捕まえて吐かせる(ォィ)という方針で、それまでは自らの野性の嗅覚を頼りに歩くことにした。

果たしておいらは、「鉄のお守り」神社に続く第2の聖地、アップルストアに辿り着けるのか?

銘板左端銘板銘板右端

「インズ」って単語、妙に八戸弁っぽい気がする。

銘板
2004.5.9 日曜
前日に飛ぶ
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今日はちょっと

写真の仕込みのため、サボらせて頂きます。すんません m(_ _)m

それとちょっとショックなことがあって、かなりガチョンな気分なんで。いや、うん、あの、『聖地巡礼之旅』シリーズが続くと、のちのちそのことにも触れられるかと。

銘板左端銘板銘板右端

は〜 ε-(-o-;) 噂には聞いてたアレが、まさかほんとに起きるとは……。

買っていきなり GLOD かよ〜。

でも調べてみたら、それともちょっと違うような……。

銘板
2004.5.10 月曜
前日に飛ぶ
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今日もちょっと

ホッ ε=(^▽^;) 秋葉原で買った Mac 、いわゆる GLOD だったのかもしんないけど、買ったお店の30日保証のサポートに相談したら、的確なアドバイスをもらってそれで直っちゃったっぽい。しばらく様子を見るつもりではあるけど。

今日はその作業で疲れちまってまたサボり。すまんす。

ほんじゃま〜とりあえず、立体で COMPAQ DESKPRO (Pen II, 333MHz) のヒートシンクでも見る?

たかが 333MHz で、AltiVec (PowerPC G4 & G5 に付属の加速装置) に相当するものもないくせに、ずいぶんと大仰なスチール製ヒートシンクを擁しておるのぉ。やっぱ基礎的な消費電力が大きいからなのかねぇ。放熱対策が Mac より万全だって意味かもしれんけど。

銘板
2004.5.11 火曜
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聖地巡礼之旅 4

〜 聖地でのお約束 〜

駅からまっすぐ向かった位置は、なんだか華やかさに欠ける、ただのビルの谷間だった。銀座ってこんなもんなのか? いやいや、じっと様子を見てると、道行く人々の流れや方向、密度の不均一性から、銀座の中心地の方向が大体分かる。よし、右に行ってみるべ。

ふふふ……見せてもらおうか。銀座の性能とやらを!(赤い彗星のキャスバル兄さん)

人々の雰囲気を察しつつ、適当なところで左折。おお、なんかかっこいい街並が見えてきた。でも銀座アルタの交差点で迷った。どうもそこが垢抜け度のピーク地点らしい。そこからは、どっちに向かっても「下る」って感じがして。まぁどうせイナカモンなんだから、今さら隠してもしょうがない。もしかしたらもう近くにあるかもしれない。アップルストア。

ぐるーーーーーーっと時計回りに見回すと、おおおドンピシャ! 9時の方向 距離150フィートにアップルの看板発見!!

いざ行って建物を横から見ると、かなりのサイズらしい。でも正面から見ると思ったより狭かった (^^;)

店に入ると、1階は Mac 販売コーナー。ゴールデンウィークってんで客も多かった。全機種のサンプル機が並んでて好きにさわれる。Power Mac G5 が空いてたんで、とりあえず触ってみると……ターミナルないじゃん! やっぱしこういうところだと、勝手にいろいろいじられてすさまじい環境にされちゃうんだよな(笑) ハードディスクの名前もなんだか変だったし。

フロアの一番奥はエレベーターが2基。室内の壁もエレベーターの壁も総ガラス張りで中が丸見え。エレベーターの前に立ってる店員さんが乗り込む客に話しかけてた。「エレベーターは自動で、各フロアに順に停まっていきま〜す」

せっかく乗ったけど2階で降りてしまった。こんな感じ。サラッと1周しただけで、何のためのフロアだったかよく思い出せん (-o-;) とりあえず、フロア真ん中の手すりの内側は1階からの吹き抜け。写真の一番奥のカウンターは "Genius Bar" っつうやつで、テクニカルな質問に立て板に水の如く答えてくれる係員が配備されてるらしい。特に訊きたい質問が思い浮かばなかったんでスルー。

3階は講堂。時間割に合わせて Mac やらいろんなソフトの使い方をプレゼンするところ。行ったときには、Keynote(PowerPoint の対抗商品)の説明をしてた。ん〜、プレゼンソフトのプレゼン……。

ははぁ、図形はドローソフトをいじる感覚で作れるのか。AppleWorks(Microsoft Office の対抗商品。安いけどバグいっぱい)と同じ使い心地だね、と思ったら、例えば文字のフォントを選択した際、Keynote ではいろんなフォントを示してるリストがパレットで表示される。消えない。で、ウインドウ上ではリアルタイムでフォントが変わる。選択しただけだと仮決めってわけだ。んだから、いろいろ試して一番気に入ったやつを選んでから OK ボタンで本決めするわけだ。

これが AppleWorks だと、リスト(プルダウンメニュー)から1つ選んだ瞬間に本決めになってリストが消滅してしまうから、あれこれ比べて選びたいとき面倒なんだよな。この操作性、是非とも AppleWorks の次バージョンに流用してほしいっす。

このプレゼンの様子も写真に撮りたかったけど、講師さんがライブでお話ししてる最中にケータイカメラの撮影音「イョォ〜〜ッ ポン」なんて鳴らすわけにもいかなかったんで、それは控えたよさすがに。

あとは、4階が周辺機器で、5階がソフトウエア・書籍・ネットカフェだったかな(記憶が曖昧)。

ネットカフェではもちろん、うちのサイトを表示した状態で去ってきてやったぞ。お約束ですな(笑)

この、液晶画面の上に付いてるやつ、テレビ電話風インスタントメッセンジャー(←正式名称知らない)用の専用カメラ "iSight" で、おいらは別にそれには興味ないんで自分の環境では使う気がない(回線細いしな)。で、まぁ自分撮影用カメラが装備されたパソコンってのをこのとき初めていじったんだが、落ち着かないもんだねぇ見られてる感じがするってのは。

この第2の聖地では予定通り1円も使わず、ただ見るだけで出てきてやった。うははー。

こんなただの物見遊山客も多かろうに、各階ともかなりの数の店員を配備してたんだけど、ちゃんと元が取れてるのか疑問。まぁ「東京・銀座」っつう土地の消費意欲は、どのくらいなもんなのか見当もつかんけど半端ないらしいからな。買う人は、各階であれもこれもとゴッソリ買って行ったりするんだろうなぁ。

帰りはまっすぐ JR 有楽町駅にってことで、アップルストア脇の細い路地を通った。振り返って見上げると、こんな感じ。しかし、別にどーでもいいといえばどーでもいいけど、この外壁の色どうにかなんないかね。ビビビのネズミ男じゃないんだから。OS X の現バージョン "Panther" のイメージなのかもな。だったら次バージョンの "Tiger" 発売の折には、全部塗り替えるんだろうか。どんなイメージカラーになるのか知らんけど(Panther のときは絶対ピンクだと思ってたんだが、ガンメタだったのを見て裏切られた気がしたな(笑))。

さてこの時点で夕方5時半だ。ちょっと暗くなってきた上に厚い雲が出てきて、今にも降りそう。それでもおいらは第3の聖地、秋葉原へと向かったのだった。アキバでは中古 Mac を1台か2台買う予定。いいのがすぐに見つかったら、在りし日の宮路社長のように即金叩き付けて(所持金額は彼の1%にも届いてないけど)買い取って、ブツは自宅に発送。自身もとっとと八戸行き。日帰りツアーですな。

すぐに見つからなかったら安宿を探して1泊して、次の日をまるまる当てて探しまくる、とまぁそういう段取りだ。秋葉原にそういう都合のいい宿があるかどうかは全く謎。いつも通りの行き当たりばったりツアーなのだった。

秋葉原駅の改札を出た頃、雨がポチポチ降り始めた。

銘板
2004.5.12 水曜
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聖地巡礼之旅 5

〜 中古信者の楼閣 〜

秋葉原広しといえど、中古 Mac を扱ってる店なんてそんなにはないだろう。その中でおいらが知ってる店や現場で探知できる店となればなおさら。

とりあえず3年半前に Power Mac G4 を買ったソフマップの何号店だか(大通り沿い)に行ってみたんだが、ない。その店があったあたりを3往復くらいしてみたんだが、ない。あったのかもしんないけど見つけられなかった。確か少し前に火事を出した秋葉原の店ってソフマップ系列だよな。店員の誘導が良くて死者が出なかったけどけっこう大きかったあの火事。あれで事業を縮小したのかもしれんな。

ソフマップの中古専門の店に行ってみた。3年前に Performa 6410 の2台目を買った店。ここはちゃんと存在してて (^^;) 相変わらず繁盛してる。商品を一通り見たけど 「これは!」ってのはちょっと。

大通りの交差点を渡って(SEGA がある側)歩いてたら、マカーには有名な秋葉館(通称「バカン」)を発見してしまった(おお、しかも Mac OS X 標準の IME「ことえり」に「秋葉館」がデフォルト登録されてやがる)。なんで今まで発見できなかったんだろ。看板に派手に「ここが秋葉館」と書いてあって笑えた。

店内は思ったより狭い。アップルストア銀座店の半分もなさそう。1階は新品 Mac とパーツ売り場。

なんかさ、去年の2〜4月の足掛け4カ月に及んで、個人輸入で死ぬほど苦労して手に入れた PowerPC G4 1.25GHz ドータカード(ひとりごちるゆんず0302, ひとりごちるゆんず0303, ひとりごちるゆんず0304)、不良品を2回もアメリカに自費で返送したり、忘れた頃に FedEx から消費税の立て替え分を請求されたりでトータル10万くらいかかったあのドータカード、それでも八戸の PC 屋に注文して定価で買うよりはわずかに安く上がったあのドータカード、

現在、バカンで税込み39,800円(忍泣)

1年で、たったの1年でそこまで行き申したか……。

そこは見なかったことにして(汗)、2階に上がると中古品売り場だった。98年〜99年モデルの「青白 Power Mac G3 が何台も並んでてさ、ちょっと気色ばんだわけよ。うん。でも去年の8月に地元でこのモデルの中古買ってひどい目に遭ってるわけよ(結局返品した)。あの時の経験で、後期型モデルなら大丈夫らしいという知識とその見分け方(母板上の「コントロールチップ」に書いてある型番で見分ける。"KAG1" だとアウト)を心得てるわけよ。買うならぜひとも後期型で行きたいところだけど、居並ぶ PMG3、けっこう高い棚に置いてあってさ、しかもきっちり詰めて並んでるから、それを1台1台下におろしちゃ横のフタを開けてチェックする、なんて気になれなくてさ。お店の人に怪しまれそうだし (^_^;)

もう夜の7時近く。まだ最終のはやてに間に合う頃合いだったけど、1泊することに決めた。焦っちゃいい買い物ができないってことで、次の日1日かけて、他の店も合わせてゆっくり見てまったり決めればいいってわけ。

CRT 画面の通称「おむすび iMac」は 2台あった(横から見た姿からの連想らしい。後ろから見ると炊飯器にも似てるけど。ちなみに現行の液晶画面 iMac の通称は「大福」)。どっちも Slot Loading 400MHz(「iMac DV」ってやつ)。うちの iMac と同時期の、ひとつ上位のモデルだな。税込37,590円か。まぁこんなもんでしょ。

一口に iMac といってもロングセラーなだけあっていろいろある。おむすび iMac だけでも、かなり大雑把に分けて2系統ある。うちの iMac Slot Loading 350MHz は、後期型の一番始めのやつ。手持ちの Power Mac G4 とも COMPAQ DESKPRO ともメモリの互換性あり。それより前のモデル(いわゆる Rev. A 〜 Rev. D)はメモリの規格が違うんで、いくら安くても買う気になれん。現物を見るとヨロッと来たりもするけど(今、地元の店で Rev. C が 14,800円だったりする)、とりあえず候補外。おいらの場合、そういうわけで iMac 買うとしたら Slot Loading 以降の大福以前。

そこいらへんをチェックして、更一層楼。そこは Do-夢秋葉原出張所。いつのまにアキバに進出しとったのだ。

下の階と同じ iMac DV 400MHz は価格も同じ。3台ある。2台はうちのと同じブルーベリーっつう色。いや、単なる水色。あと1台はライム。っつうか黄緑。きっと両店で値段を示し合わせてるんだろ。

こっちの店の方がより中古 Mac に軸足置いてる感じ。お、下の棚に青白 PMG3 が1台。しかも横には何も置いてない。フタを開けるスペースがあるってこと。店員さんにお許しを貰って開けてみた。けど暗くてコントロールチップの型番が見えん。奥の方に位置してるし、字もすごい小さいし。そんなとき重宝なのがコレ

親指サイズの超小型白色 LED ペンライト。あの「元・奴隷」(笑)の中村教授の、あの対価600億円(裁判所査定)の、あの発明が使われておるのだ。いつもキーホルダーにぶら下げてるんだけど、けっこう使える。特に冬場はよく使った。冬は夕方すぐ暗くなるでしょ。足元や鍵穴を照らすのに便利でさ。電池の持ちもいいし。

そんな必殺武器を引っさげて、あらためて薄暗い棚の奥に潜り込んで、照らして見てみたわけですよピカーッとコントロールチップを。端から見てかなりアヤシかったろうけどまぁ気にしない。

"KAG1" かよ (-_-#) ケッ

あとは青白 PMG3 より前の、ベージュ色の Power Mac G3 MT と DT もいくつか在庫あるな。青白や iMac の時代になって外された SCSI ポート、ADB ポート、フロッピードライブがついてるのがメリットだな。OS X も10.2までなら載るし。

明日は他も見て回るけど、この店チェックだな、と決めて、また更一層楼。そこから上は、コンバット系のお店(サバゲー屋?)と航空グッズ屋。さすがマニアの街・秋葉原(笑)。

そっちの道には用がないんで、外に出た。

店に入る前にパラついてた雨は、しとしと雨に変わってた。

あの〜、宿まだ決めてないんすけど。ていうか秋葉原にカプセルホテル等の安宿があるかどうかさえ、全く知らないんすけど(汗)。しかも傘を持ってきてないんすけど(脂汗)……どうすべ。

銘板左端銘板銘板右端

追伸:次回は「濡れそぼつ」という言葉を使ってみたいところだ。意味は……よく知らん(ォィ)

銘板
2004.5.13 木曜
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知ってか知らずか巧妙な戦術

今日は、さっき気付いたことを忘れないように書き留める日にしちゃう。

スーパーマーケット業界は常に同業者と激しく競争してるもんだから(商品の品揃えがどこも同じだからね)、その戦術のひとつとして、自社のイメージアップに尽力するのはまぁ定石と言える。ただ、商品アイテムの豊富さも魅力のひとつなわけで、あると便利だけどそのせいで一部の客に不興を買いがちな商品もある。タバコなんかそのいい例。で、スーパー業界はタバコを買いたい客と、タバコに対して何かと悪いイメージを持ってる客の両方に、自分の商売がきれいであることを主張すべく、あるポスターを貼る。

最近のタバコの販売店ってさ、「20歳未満の方には売りません!」ってポスターが貼られてるよね。あれのこと。

販売業者組合か何かが作って配布してる共通ポスターらしい。それはいい。そういう方針を掲げるのは当然といえば当然。タバコ業界は近年はただでさえ立場が悪いんで、イメージアップに必死だからな。そこからいくと、「あの店は非合法な客相手にも商売してる」と陰でそしられないようにするのが主な目的なんだろう。「うちはちゃんとやってますよ」という主張ですな。で、ほんとにちゃんとやってるのか。

スーパーなんかだとレジのところによくカートン単位で置かれてますわな。そこで未成年客っぽい人が買おうとしたら店員さんが質問する、ということもできないではない。まぁそのポスターの方針が機能してるといっていいだろう。店員さんが実際にお客に年齢を訊けるかどうかは疑問だけど、買いたい側の未成年者としては後ろめたい気持ちがあるんで、対面販売じゃかなり買いにくいと思う。予防効果アリってやつだ。

裏を返せば、自販機じゃあんまし意味ないっつうことなんだが。

スーパーのタバコ自販機。

昨日立ち寄ったスーパーで、自販機の脇に件のポスターが貼られてたんだが。「売りません!」なんて強気な語調なのにも関わらず、めちゃめちゃ買いたい放題な感じだったんすけど。確かに建物内なんで店員の目が光ってるといえば光ってるけど、その自販機で買った未成年らしきお客に、後ろから「ちょっとちょっと」なんてツッコミ入れらんないでしょ実際。ツッコんでみたら童顔の成人だったりしたら気まずいし。

スーパーがもし本気でその問題を考えてるんなら、やっぱしレジを通さないとタバコは買えないという仕組みになってるはずなのですな。「未成年者に売らない」と言うだけでそうしていないというのは結局、未成年喫煙問題に関してスーパーの本音が「客ウケを考えたポーズをしてるだけ。未成年者だろうが誰だろうが、買ってくれる人にはなんぼでも売ります」だということが導き出されるわけですな。

スーパーって客の心を読むプロだからね。それはそれでうまく客のに申し訳を立たせてるのかもしんないけど、効き目としてどうなんだろ。もしこのことでスーパーにツッコミ入れたとしても、本気でこの矛盾に気付いてないのかもしれないし、図星でも「気が付かなかった」と言い張ってしまえばどうとでもなるわけで。

銘板
2004.5.14 金曜
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ヤマギワソフトは誰の物?

おとといの日記で書いた、

確か少し前に火事を出した秋葉原の店ってソフマップ系列だよな。

について、「火事のあったのはヤマギワソフトで今は石丸電機の系列じゃないかな〜」とのご指摘をいただきました。どうもありがとうございます m(_ _)m

なんか自信がなくなったんで、ネットで調べてみたっす。キーワードは「ヤマギワソフト 親会社」。

http://www.tanteifile.com/tamashii/scoop_2004/02/10_01/

http://www.platon.co.jp/~take6/blog/archives/000026.html

上記のページ様では「ソフマップが親会社」ということだそうで。でも当事者による記事じゃないんで信憑性は「?」。

http://www20.big.or.jp/~rin_ne/tdiary/20040209.html

↑ も第三者の記述ではあるけど、「今の資本ってソフマップなんだよなぁ」とのことで、つい先頃ソフマップが親会社になったことを匂わせてる。

さらにキーワード「ヤマギワソフト 資本」で調べたら、ソフマップの事業報告書(PDF)という、信憑性の高そうな物件が出てきた。

http://guide.sofmap.com/corporate/ir/pdf/21annualreport030610.pdf

この4ページ目に、「……平成14年8月に子会社であるソフマップソフト株式会社により、ヤマギワソフト株式会社のソフト関連事業の営業を譲り受け……」とある。これでソフマップが関係してることは分かった。でもソフマップが買う前のヤマギワの親会社が書かれてないな。そのときは石丸だったのかも。でも独立企業だったかもしれんし。ん〜、火事のあと石丸に渡ったというのも考えられるし。

謎ですなこりゃ。

銘板
2004.5.15 土曜
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聖地巡礼之旅 6

〜 その国道の果てを想う 〜

この日(5月4日)の東京は、けっこう暑かった。じっとしてると別にどってことないけど、ちょっと歩くとすぐ汗が出て。湿度が高くて。そのうえ夕方以降、ほんとに降ってきたし。さてそんな状態で宿探しに出ますか。

秋葉館から見て、秋葉原駅の反対側にそういうとこありそう。駅前を通ったら秋葉原デパート前で傘を売ってた。1本1000円。なんかなぁ、うちに帰れば傘くらいあるんでわざわざ買う気も起きん。明日の軍資金も限られてることだし、まぁ今日のところは濡れて帰ろう。いや、帰る先がまだないんすけど。

雨にはもう降りたいように降らせつつ、ガード下をくぐって少し歩いたところにホテル発見。「ワシントンホテル」。まぁいいんだけどさ、なんか高そう。ここは最後の手段にってことにしてまた歩く。

国道4号線に突き当たって左折。国道沿いに探してみるべ。ははぁ、いや、国道4号って東京まで来てるんだねぇ。ていうか東京が起点なんだけどさ。4号線は東京から東北本線沿いに北上する。これとは別に、仙台より三陸リアス式海岸にきっちり沿ってウネウネと北上してきた国道45号線は、青森県八戸市をバッサリ袈裟掛けモンドノスケで撫で斬りにしたのち、同じく青森県十和田市にて4号線に併呑される。その少し前、4号線は既に八戸市を横断してきた国道104号線を名川町にてしゃぶり尽くしておるので最早その勢いたるや、誰にも止めるところにない。4号線は並みいる小道を次々と飲み込み、勢力を拡大しつつ北上を続ける。そのまま七戸町、天間林村、野辺地町、平内町を立て続けに蹴散らし、県の心臓部である青森市に雪崩を打って駆け込む。しかしそこで待ち構えているのは国道7号線。日本海に沈む夕日を左手に浴びつつ、ここまで勝ち上がってきたもう一方の猛者である。日本海側内陸部を突破してきた国道13号線を秋田県大曲市にて一騎打ちで打ち破り、勢いに乗ったまま勝ち上がってきた先が青森市。4号線と7号線の両雄は今日も青森市にて真っ向からぶつかり合い激しくせめぎ合っておるのだが、地元青森市民の感情は冷ややかである。街の真ん中でのドンパチはもうたくさんとばかりにバイパスを完成させ、あとはお好きにやっとくれと放置状態。さて眼下にて連日繰り広げられる抗争に、その接点に鎮座する昭和大仏は何を思う。

別に大仏っつぁんが何をどう思おうといかようでも構わんけど、はるばる東京まで出て来て、この道路がはるか最果ての我が故郷、青森県にまでつながってるかと思うと、なんか感慨深いものがあってさ。

んで感慨深いのもいいんだけどさ、あのさ、別にフーゾク店で遊ぶために来たわけじゃないんだよ。なんかこう、そういうのばっかなんだけど東京都台東区秋葉原の国道4号線沿いは。普通の宿はないのかね普通のは。食い物屋はけっこうあるねこの通り沿い。しかしまたなんで秋葉原ってのはこう、

カレー屋ばっかしなんだべ(謎)。

ハンバーガー屋もあるけどね。宿を見つけてからはここいらで晩飯食うとして、宿探しは続く。なんかこの通りに1軒くらいありそうな気がするんだけどな。銀座のアップルストア探しでも役立った野性の嗅覚ってやつですか(笑) 歩き続けてたらだんだん街の明かりがとぎれとぎれで暗くなってきた。大丈夫か野性の嗅覚。そんな感じで不安になってきたあたりで、

ありました! カプセルホテル!

o(T□To) ヤッタ!

濡れネズミのまま迷わずチェックイン。あ〜よ゛か゛った゛〜。

それにしてもカプセルホテルってのもまたなんつーか、茶室のワビサビとでも申しましょうか、「限られたスペースに極限まで詰め込む」という方針が徹底してるんだよね。件のカプセルは寝るためだけのもので、ロッカーは別の階にあったりする。それがカプセルの常識なんだけど、やっぱしちょっと不便なんだよな。安く雨露しのげればいいから不満言っちゃいけんけど。

んでとりあえず何するかというと、充電。携帯の。去年のゴールデンウィークは充電器を持って行かなかったがために新宿高島屋に修羅場を作り出してしまったんで、その反省を活かし、今回は充電器を持ってきた。案の定、電池が2個の表示になってる。充電器を取り出してからカバンをロッカーにしまって、あとは電源を探すだけよ。

ロッカーのある階には、なんて言うのかな、リビングみたいなところがあった。ビールの自販機と麻雀ゲームが2機。椅子四脚。まぁそれだけの場所なんだが、壁を見たら麻雀ゲームの電源がタコ足タップで引かれてた。ここからちょいと電気くださいよ、と。普通のホテルではケータイは充電し放題なんで、見つかっても大丈夫だろう、と充電開始。

麻雀できれば暇つぶしできるんだけどさ、ああいう頭と経験のゲームって苦手なんだわ。全然できない。ていうか勝負事自体苦手なんで学ぼうとも思わんし。ということでまたロッカールームに行ってカバンから本を出す。『基礎 Java』。こいつを麻雀ゲーム上で広げて読み進んだ。そこで初めて知った。パソコンのない環境でパソコン教科書を読む。これほどやるせないものはない、と。何の罰ゲームなんだろこれ(涙)。あと、充電の義理として、自販機ビール買って飲んだ。♪オトコひとり飲む酒 わびすぃい〜

そとはふーゆのーあめー まーだやーまぬ と誰もいないリビングでゲーム機と自販機の明かりに妖しく照らされながら切なく盛り上がる前に、とりあえずメールしとくか。昼間、仕事中だったのに呼び出してしまった彼に。もしかして今年もおいらに宿を期待されてると思われてちゃ悪いんで(去年、彼の部屋に泊めてもらったことだし)、無事に宿を取ったことを知らせといた。メールってこういう時いいよな。相手先の邪魔になんなくて。

腹も減ってきた。何か食いに行こっかな。でもまだ充電終わってないや。

盛り上がりどころも特にないけど、長くなったから今日のぶんはここまで。

銘板左端銘板銘板右端

あ、「濡れそぼつ」を使いそびれた。

銘板
2004.5.16 日曜
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聖地巡礼之旅 番外編

〜 The Yads (ザ・宿ズ) 〜

「宿」でいろいろ思い出しちゃってさ。宿と言えば相互リンク仲間で『ぶんのおやど』さんがいらっしゃるけど、そちらは現物をそのままお楽しみあれ。

今までの我が人生に去来した印象深い宿たちをご紹介しようかと。お品書きは

の3本どす。まずは今回の旅と関連する、カプセルホテルについてのいろいろだ。

とりあえず言わしてくれ。

世の中には2種類のカプセルホテルがある!

以前、仙台のカプセルホテルを使ったことがある。そこの寝室は「2段ベッド式」だった。「寝台列車式」と言ってもいいかな。側面から入るやつね。出入り口が広いから、カーテンを閉めてても開放感がある。

ところがだ。今回泊まったところは「蜂の巣式」。軸方向の片側の面に出入り口があるんだな。これ初体験。

とりあえず断面が四角だから辛うじて人間としての尊厳が保たれてる感じがするものの、もし断面が六角形だったらほんとになんかこう、奥にまします女王様に忠誠を誓い、この身捧げて花の蜜を上納し奉らねばならぬ気分になっちゃうんじゃないかと (^^;)

んで、少しでも開放感を得るには、頭を出入り口側にして寝ればいいんだが、上のベッドを使う人がハシゴを昇り降りする気配が気になりそうだしな。しかもテレビ(天井からぶら下がってる)を見るにはどうしても頭を奥にしなきゃいかん。ラジオや空調を調節するのもすべて、頭を奥にした状態を想定してる。

これ、テレビ見てるうちはいいんだけど、テレビを消して室内灯を点けた状態でいるとさ、ねぐらが全て見えるわけよ。すごかったね。

圧迫感が。

四角い土管の中って感じで (^^;)。よっぽどの力士体形でもなきゃ中で転回できる程度の空間はあるけどね。上体も起こせるし(故・G馬場だとたぶん無理)。でもその狭さが好きな人もいるかも。秘密基地のノリで。

あれも勘弁してほしかったけどね。あれっつうのはつまり、こう、むしろ土管つうより奥が閉じてるんで横倒しの試験管みたいなわけで、そのどん詰まりに頭を入れて寝てると、そのままだと物理的に息苦しくなってしまう。そこでどん詰まりの辺りに空気穴があいてて、空調の風が送り込まれるようになってる。その空気穴の存在自体が心理的に息苦しいんだが、カプセルでは何事も悟るのが大事。

そんで、風量が気にならない程度に設定されてるのはいい。しかしだ、その管の向こうからかすかに聞こえる

鈴虫みたいな音はやめてくれ。

秋でもないのに聞こえてくるんですわ。リリリリーリーリリリリ……。たぶん空調ファンがこすれてる音だと思うけど、大した音量でもないんだけど、とにかくわびしい気分にさせられたぞ。

やっぱし長期滞在には向かないよね。カプセルホテル側もそのつもりらしく、朝ごとにチェックアウトなんだよな。仙台の場合は1週間滞在したけど、毎朝チェックアウトしてカバンを預けて(預かり賃50円)、毎晩違うベッドとロッカーをあてがわれるんだわ。正直、わずらわしい。2日以上の滞在だったら個室のやつの方がいいわな。

銘板左端銘板銘板右端

個室の宿ってのもまたいろいろあるわけで。面白かったのが大宮駅近くのホテル。1998年に、長野オリンピック開会式前日に泊まったところがなかなか趣があってさ(オリンピックと関係ない旅だったけど)。駅前交番で近場の安宿を聞いたら紹介してくれたという、埼玉県警お墨付きの宿だ(笑)。

カプセルと個室の両方を備えててさ、安い方がいいな、と一旦はカプセルでチェックインしたんだわ。でもいざカプセルを前にしたらこれが例の蜂の巣型でゲンナリ来ちゃって、個室に替えてもらったんだわ。宿泊料はいくらだったか忘れたけど、個室にしてもかなり安い料金。どんなところかと思ったらこれが、ビルの1フロアまるまるの大部屋をパーティションで区切っただけ。ちゃんと鍵がかかるようにはなってたけど、体当たりとかされたら絶対持ちこたえられないだろうな(笑) まぁそういう状況は考えにくいやね。

確かにドアに鍵はかかるけど、壁の上も下も、天井と床から15cmくらい空いてるわけよ。空調がそのフロアひとまとめなもんだから。パーティションそのものだから。でもそのパーティションの中は、ベッド・テレビ・机・椅子・マッチ・灰皿と、全部揃ってるわけよ。普通のホテルと比べて足りないのは、ユニットバス(風呂とトイレは共同だけど、広々とした大浴場がナイス)と目覚まし時計と聖書くらい。聖書はまあおいらはクリスチャンじゃないんで、あってもなくてもどうでもいいし。

カプセルよりはプライバシー空間を意識できるって程度だけど、それで充分な人もいるわけで(>自分)「こんなのもアリかぁ〜」と妙に感心してしまっただよ。

んで、けっこう快適に1晩を過ごした次の朝、目覚ましもまた「共同」だった。

「皆様おはようございます。ただ今8時30分です。チェックアウトは10時となっております……」

館内放送。

そこ、もともとただのなんもないフロアだから。

天井の至る所に館内放送用のスピーカーが埋め込まれてるの。

パーティションの板と天井の間に隙間があるから、全個室にそのまんま放送が届くの。

なるほどぉ〜。と、なんか朝一番からまたウケてしまったよ。

そこもカプセルと同じく1日ごとにチェックアウトする形式だったと思う。それがちょっと残念。

銘板左端銘板銘板右端

旅先で泊まるところといえばまずホテルを思い浮かべちゃうけど、日本には日本の旅館ってのが昔からある。和風だと、観光ホテルや温泉ホテルとしてそこで楽しむための旅館が台頭してきてるけど、本来の意味での宿泊用の旅館もまだ健在だよね。いくつか泊まったことあるけど、昼は旅先で仕事して、夜は畳に布団。これも気持ちがいいもんだ。

しかし、最も思い出深い旅館は、忘れたくてもなかなか忘れさせてくれないほど強烈な思い出を植え付けてくれた、イヤな和風旅館だったりする。

場所は伏せるとするか。ある企業城下町に7泊8日したことがある。物産展の仕事で。

現地調達のマネキンさんは、力量もなかなかで大いに助かったんだが(というかマネキンという職の人は皆よく教育・訓練されていて、バイトさんとは格が違うものなのだ)、商売も景気のいい頃だったんでうまくいったんだが、宿がな〜。今まで泊まったところでダントツすごかったですよ。いやあの豪華とか快適とかとは逆の方向性で。

とりあえず、すごい古い。あのさ、木造の3階建ての建築って最近また認可されるようになったみたいだけど、それまで長いこと「木造は2階建てまで」と規制されてたと思ったが。たぶん昭和30年代か40年代か、そこらあたりからの建築基準だと思う。んでその旅館、木造3階建てでさ。いきなりそのくらい古いわけよ。ガタピシ街道ネコまっしぐら。

割り当てられた部屋はその3階だったんだが、何が凄まじいかって、階ごとに間取りが全然違うんだよ。階段上がるごとに別の建物に入っていくような感じ。いやマジで。階段の位置も違うから、3階に上がるまでに、まず1階を歩いて覚えた間取りをすべて忘れて2階間取りの情報を頭の中から引っ張り出して、それに照らし合わせて迷路のような廊下を進み、階段を見つけて3階に上がるとまた頭の奥から3階の間取り情報を引っ張り出して、それにそぐって自分の部屋に入るわけだ。

しかもさ、意味不明の階段とかも付いてるんだよ。いっぺん2階で迷って、1階に下りるのに階段を探したら隅の方で見つけて、「なんか上がってきた時と違うよな〜この階段」と思いつつ、1段下がるごとに暗く湿っぽい雰囲気を醸し出していく階段の下まで着いて、「確かさっきは開き戸だったよな〜」と思いつつ薄暗闇の中で引き戸を開けると、ギラつくばかりの太陽に目が眩んだ。そこはいきなり裏庭。

その意外さ、あるいは異常さ、まさに

和製ウィンチェスターの館

何でこういう造りなのか理解できなかった。ほんとにウィンチェスターの館を思い出してさ(大して広くはなかったけど)、「この旅館の主、祈祷師か何かからのお告げを元にこれを建てたんだろうか。っつうことは、出るのか?」とか。ゾッとしちゃって。

でも一緒に泊まってた物産展仲間からひとつ聞いて、初めて納得したよ。

「こりゃ連れ込み宿だな」

今でこそまともに旅の滞在客相手なんだろうが、この建物は、それが目的で作られたものらしかった。抜き打ちでガサ入れがあったときにお巡りさんを建物内で迷わせ、その間に裏階段で客と女を逃がす、という段取りを想定して建てられたものらしかった。

まぁ、もしかしたらギミック好きの人なら気に入るかもしれないけど、でも部屋の戸、ふすまだよ。鍵なんか影も形もない。便所も一応水洗だったけどさ、3階にもあったけどさ、お約束というか水の出が悪くてさ。流すとき、レバーをかなり長いこと持ち上げてやんなきゃ全部流れてくんないんだわ。それでも流れきらない時は、レバーを戻して水がたまるのを待って、またレバーを上げるとさっきと変わらずすすり泣きのような音色を奏でながら、やる気なさそうに水が流れていく。

そんな建物の中でそんなことしてる自分の姿が、斜め俯瞰のアングルでふっと頭に浮かんだりしてさ。何でこんなところにいなきゃいけないのかと自虐的な気分になってさ。そうして辿り着いた結論は、「朝の大の方はその旅館では我慢して、仕事場に早めに行って従業員用トイレを使う」。

あとはこの宿については……そだそだ、あれもたまんなかった。

客が部屋と外を出入りするのに玄関を通りますわな。あの裏階段を使わないとして(笑)。でも玄関←→自室の間、階段と廊下だけ通ればいいわけじゃないんですな。

旅館オーナー家族の居間を

通らなきゃいけない。

これがなんかもう最高にトホホで。

朝、「よぉーし今日もいっちょ頑張るぜ〜!」と部屋で自分に気合い入れて出勤するじゃないの。そんで件の居間を通るわけよ。旅館一家はちょうど朝めしタイムだ。黙って通るわけにもいかない。「あ、どもどもすんませんおはようございます後ろ通ります」。上げたテンションだだ下がり。

「ぼはおうぼばいばふ。いっぺばっふぁい(おはようございます。いってらっしゃい)」

きちんと挨拶を返してくれるんだが、くれるのは挨拶だけでいいんだって。一緒にゴハンツブ飛ばしてこられても……。

なんかこう、いろんな意味で客に「強いる」宿だったっつう記憶ばっかり残ってるよ。

銘板左端銘板銘板右端

世の中いろんな珍宿・奇宿(チンヤド・キヤドと読めばいいのかな)があるんだろうけど、それはそれでこんなふうに話のタネになるという意味では価値があるんだけど、長引く不況で淘汰されちゃったところも多いかもなぁ。

最後の話に勝るとも劣らぬ鋭いセンスのお宿を体験された方からのご報告、心よりお待ちしております (^^;)

銘板
2004.5.17 月曜
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インダス文明は分相応か

旅の日記は書くのちょっと疲れてきたんで一休み。気分転換に目から鱗ネタでも。

中学の歴史で「世界四大文明」って習うわな。ご存知メソポタミア、エジプト、インダス、黄河。

疑問。なんで「4」なんて半端な数字なのか。2でも3でも5でもいいけど、4はないだろ、と。山形県山形市では「東北四大祭り」と称して、青森のねぶた、秋田の竿燈、仙台の七夕、の「東北三大祭り」に続けて自分とこの花笠祭りをねじ込んだりしてときどき失笑を買ってたりする。「4」が半端だからこそ。ていうか「4番目でいいです」という卑屈な姿勢に問題があると思う。どうせなら「東北一」や「日本一」(ナンバーワン指向)あるいは「ここでしか見られない」(オンリーワン指向)ということを標榜すると、かえって失笑されないと思うんだが。

話を巻き戻すよキュルキュル(テープ逆回転)。そんならこの四大文明(正確には「四大古代文明」と呼ぶべき。他に後発の文明がいくつもあるので。でも六文字熟語はクドいんで、以後やっぱし「四大文明」で進める)をとりあえず据わりのいい「三大文明」にするには、どれを外すべきか。

インダス文明でしょうな。

なんせどんな文明だったか、政治形態も生活様式もろくに分かってない。有名人の一人も知られてない。他地域の文明・文化とどうつながってたかも推測の域を出ない。独自の文字が見つかってるけど未解読。「超古代の日本の文字で読める」と主張する本も読んだことあったけど、その超古代日本文字がほんとに存在したのか怪しい上に、それによるインダス文字の読み方があまりにも無理矢理に感じたんで却下。

そんなわけ分からんものを、人類史上の最も特別な文明のひとつとして安直に認めていいんだろうか。他の三大文明は、多かれ少なかれ現代の文明生活に影響を与えてるのに、インダスはこれといって何も貢献してないっぽいし。

選考基準に大いに疑問を感じる。

「インダス研究の第一人者が考古学界でえらい権力を握ってて、花笠祭りよろしく教科書に無理矢理ねじ込んだ」という線を疑ってるんだが。花笠祭りの場合「四大祭り」と吹聴してるのが山形県内だけだからかわいいもんだが、世界的にはどうなんだろうねぇ。どこの国の教科書も「四大文明」という特等席を用意して、そのうちひとつをインダスのために取ってあるんだろうか。

どうしてもインダスを入れたいのなら、「ガンジス文明(仮称。聞いたことないので)」も入れないといかんと思うが。ガンジス文明(仮称)に伝わる「マハーバーラタ」という歴史叙事詩において、別の国と大戦争をした末、敵の街を焼き尽くし民を皆殺しにし、完膚なきまで壊滅させた話が誇らしく語られてるそうで、どうもそれでやられちゃったのがインダスだったという説もあるそうで(出典は忘れた。これを否定する説もあり)。ガンジス文明(仮称)はそのくらい強力な文明なんだが。

武力だけじゃなく、ゼロの発見で代表される数学も重要だし、哲学も言わずもがな。バラモン教を母胎に仏教やヒンドゥー教まで生み出してる。現代の人類の英知に多大なる貢献をしてるんだが。

ガンジスがインダスより劣ってるとは思えんのですがね。

近場に2つあったのでより古い方を選んだ、というのであれば、中国の「長江文明(四川文明)」はどうなるのか。この長江文明、インダス文明と同じく詳しいことはまだ解明されてない。そしてこれまたインダスと同じく、お隣の黄河文明に滅ぼされたとの説がある(他に諸説あり)。でも、現在まで続く文明より滅びてしまった方が大事にされてるインド2文明の場合とは逆に、中国2文明では、今も健在の黄河文明が四大文明の一席を見事獲得したのに、滅びた長江文明は冷や飯を食わされてる感じ。

「四大文明」、数も半端なら基準も曖昧なんじゃないのかね。

それでも何が何でもインダスを入れたいというのなら、南北米大陸のインカ文明、マヤ文明、アステカ文明はどうなるのかね。いずれも時代は四大文明より下ってるけど、独自様式の文明生活をしていたことは確かだし、その詳細も、インダス文明、長江文明よりよっぽど深く知られてる。文字を持ち(インカの場合は、ある時、神のご託宣により文字の使用が禁じられ、それを守るうちにいつしか文字を持たない文明になったそうで、もともとは文字を持っていた)、大規模な農耕で主食を生産し、それにより稠密な人口を持つ大都市が栄え、王侯貴族や神官、職業軍人みたいな、食料生産に携わらない特権階級もあり、有り余る富と権力と技術力が巨大建築物をたくさん建てた。大文明と呼べない理由があろうか。

んでもそこらも全部入れてしまうと「九大文明」に膨れ上がって、数も半端な上に覚えるのがちと大変になってしまうわな。

もっぺん整理すると、「三大文明」ならメソポタミア、エジプト、黄河。「四大文明」ならさらにガンジスを足し、「5」は同着が複数(インダス&長江、あるいはアメリカ3文明)になってしまうし「6」は半端なんで飛ばして、「七大文明」であればインカ、マヤ、アステカを足す。中学生が他の教科の傍らに覚えるにはこのあたりでいっぱいいっぱいな気がするけど、その次あたりでようやくインダス、長江が来るのではないのかね。「7」の次の切り番は「10」か。あとひとつはギリシャ・エーゲ海文明でちょうどいいかと。こんなんでどうでしょとかいきなり振られても困りそうだけど、どうでしょ?

銘板左端銘板銘板右端

追伸:『王家の紋章』でインダス王国からの使者が出てくるけど、見た目もろガンジスだ。

銘板
2004.5.18 火曜
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前日から続く 目から鱗シリーズ

『プロジェクトX』で東大寺の仁王像の解体修理を取り上げてたんで、今日は仏像を拝むことについて。

2001年3月、タリバンがバーミヤンの大仏を破壊したよね。イスラム教は偶像崇拝を厳しく禁じてるから、イスラム原理主義者からすると仏像は悪魔的に見えたんだろうなぁ。どっちかっつうと自分たちの名を世界に売り込む目的の方が大きかった感じだけど。ちなみにアフガニスタンのほとんどの人は今はイスラム教徒だけど、あの大仏については、先祖の遺した誇るべき文化遺産として大事に思っていたそうで、となるとそこらへんはイスラム教の範囲内でもどうにか折り合いがつくはずのものだったらしい。

で、タリバンだけでなく、仏教といえば偶像崇拝という印象が常に付いて回るわけだが、最近気付いた。仏教は偶像崇拝ってわけでもない、と(ちょっと歯切れ悪いけど)。

イスラム教徒からは偶像崇拝そのものに見えるかもしれんが、少なくともキリスト教徒(特にカトリック)から見れば、偶像崇拝の範疇に入らないと思う。キリスト教でのそこらへんの実態と分別はどうなってるかというと、

翻ってお釈迦さん。彼はこの世に生まれて生きて死んだ人間。神様じゃない。ということで、お経を読みながら彼の像を拝んでも、それは神の像を作ってそれを拝んでいることにはならず、偶像崇拝にはならない。むしろ個人崇拝に近い。

さらに翻ってイスラム教による統治を謳ってるイラン。テレビで見る限り、指導者のでっかい肖像画が街の至る所に掲げてあったりする。

キリストさんの像やホメイニさんの像は OK なのにブッダさんの像はダメっての、矛盾だと思うが。

銘板
2004.5.19 水曜
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ボス、シケてるぜ

サントリーの BOSS 買ったら、FOMA が当たる「見つめあうボス電キャンペーン」つうのやってた。缶に付いてたシリアルナンバーをケータイのカメラで撮って、うち帰ってからサイトにつないでその番号を打ち込んでみた。いや、そのナンバーでいきなり当たり外れが分かるもんだと思ってたら、射的ゲームして的にうまく当たったらくれるということらしい。

この鉄砲の左右の動きがいやらしくてさ。的の端から端までサイン関数で動くんだわ。真ん中あたりで移動速度最大。やたら当たりにくいようにできてるわけ。お望み通り外れましたでげすよ。

ありり、よく読んだら、これで当たるの「ボス電ネックストラップ」だわ。どーでもいーよそんなの。ははぁ、ユーザ登録して20点貯めて(1缶1点)、それで「BOSS ウエスタンダービー」に挑戦して見事優勝しなきゃ FOMA くれないのか。

そんな面倒なんならいらない。どうせ FOMA でテレ電する相手もいないし。

♪ボス、ボス、ボス! 全くシケてるぜ
 これじゃあんまりだ 青春が台無しだ
 給料日前にはボス いつもあんたを
 恨んでるボスボスボスボ〜ス

キヨシローも昔からそう歌ってることだし、もちっと太っ腹になれないっすかボスボスボスボ〜ス。

銘板
2004.5.20 木曜
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聖地巡礼之旅 7

〜 封印の理由(わけ) 〜

ケータイの充電完了後、晩飯を食いに外に出た。しのつく雨をまた好きに降らせつつ。ああもう濡れりゃいいんだろ濡れりゃあよ!

カレー……普通の辛さで頼んだのに、なんか食ってからずっと汗が出てきて止まんないんすけど。ホテルに戻った頃には、内と外からダブルパンチグッショリで気持ち悪いの悪くないのって。

風呂に入ろうかと思ったけど一応ケータイを見たら、あらら、いつの間にかメール来てる。おいらが新幹線やら三鷹やら銀座やら秋葉原やらで楽しい休日を過ごしてる間、横浜で激務をこなしてた彼からだ。

> 9時位に上野当たりに着くけど、軽く飲みますか

おっいいねぇ〜。まぁ濡れネズミだけどそのまま行くか。で、今何時よ。げ、8時45分。ソッコーでまたホテルを出て秋葉原駅に向かった。雨は止んでたけど早歩きしてまた汗かいて、なんか汗臭いけどまぁいいや男同士だし。でもあいつ明日も仕事みたいだしな。飲むにしても一瞬ってとこだな。

上野に着いたとき、またメール来てたことに気付いた。2通。マナーモードにしてるけど、なんで振動に気付かないかね>自分

> (20:49)今、どこにいる?

やば、このとき駅に向かって歩いてる最中だったわ。

> (20:57)忙しそうだな。疲れて眠いので、あまり遅くなると辛いので今回はやめましょう。

このとき電車秋葉原駅ホームにて電車待ち中。何で気付かんかねほんと>自分

上野駅でやつと電話でちょいと話してから、山手線で秋葉原に戻った。お疲れのところ気を使わせちゃってすまんかったっす。

上野では改札を出なかったんで、秋葉原駅で買った切符をそのまま秋葉原駅の自動改札に入れたら、通せんぼされてしまったよ。駅員さんに「上野に行って引き返してきたんですよ〜」と言ったらすんなり通してくれた。自動改札でも通してくれても良さそうなもんなのにな。

宿に帰って風呂タイム。その前にガウンに着替えるべ。あの、ビジネスホテル独特の妙に薄っぺらいやつ。で、ロッカーから引っ張り出したはいいんだが、

帯がない。

ロッカーに入ってない。いや、ガウンはいいんだけど、ガウン着て帯しめないと、なんかすごい間抜けだよな。

夢遊病者みたいで。

ロッカールームには使用済みのタオルやらガウンやらを放り込む籠があったけど、たとえ帯でも人が使ったものを使うのもなんだかちょっとなって感じだし、どうしようかと思ってさ。このまま1階ロビーに行くのもまたアレだし。悩んでたらガウン着た人が来たんで、ちょっと声をかけてみた。

「あの、帯、ありました?」

と彼の腰を見たら、ちゃんと帯が締まってる。彼の答えは意外だった。

「背中に付いてますよ」

何ですと!? 手を腰の後ろに当たると、確かに帯はそこに縫い付けてあった。そのまま左右から前に回して結ぶ方式だった。

こんな簡単なことに気付かなかったなんて _| ̄|○

まぁよい。聞くは一時の恥、知らぬは一生の恥ってやつだ。さらに旅の恥はかき捨てじゃー。とりあえずこれ以上恥ずかしい思いはしたくないけんど。

済んだことは済んだこと。風呂風呂。

仙台のカプセルホテルは「大浴場」の名に恥じぬ立派な風呂場を備えてたっけな。風呂上がりのビールが格別にうまかったなぁ。こっちはどうなんじゃい。まぁ普通の風呂で充分だけど。と思ったらほんとに普通の「旅館の風呂」だった。定員3, 4人の。でも他に誰もいなかったからもうあれだね、うん、湯船でドバーッと足伸ばして。うん。いや、足、大した長さじゃないんですごい余裕でドバーッと伸ばして (^^;)

鼻歌のひとつでも歌おうかと思ったけどやめといた。ここが旅の達人のポイントなんですハイ。こういう状況でもね、歌っちゃいけないんです旅の達人は。なんでって……。

昔、山形県の上山温泉郷の有名な温泉ホテルに泊まったのよ。すごい快適な展望風呂でさ、一晩泊まってから朝日を浴びながら「うーい」と浸かったりすると最高なわけですよ。最高気分ついでに朝っぱらからサウナにも入りますわな。朝早いから誰もいませんわな。

めちゃめちゃ気持ちいいわけですよ。歌のひとつもそりゃあ出ますわな。ええもちろん行きましたですよ。真心込めて歌い上げ始めたのはこの曲。"Merry Christmas In Summer" by KUWATABAND だ。もちろん桑田佳祐のモノマネでだ(恐らくクリカンより先にやってたのが誇り)。ヒノキの内装の反響もいい感じだ。

♪れーでっびぃ〜 くぉづぉ〜づぁ〜つ〜わ(Let it be この夏は)
 ぼぅくぉ〜うぇっき〜うぃ〜づぇぃへぃ〜(もうこれきりね)
 ゆっべっび〜るよっづぁ わっば〜ひ〜 ぶらーはーだぁぁぃず(夢見るよな甘い brown eyes)
 お〜ぅほゎくゎ〜うぇっづぇ〜ぃ どぅうぇ〜ぃつぇっつぁ〜(お別れで濡れてた)

レゲエなノリが最高潮に達した頃、涼やかな風が足元を洗った。

♪ふ〜うぃっくゎ〜へっうぇっば くっぼっづぉ〜うぅへぇづぇえへ(振り返れば雲の上で)
 くゎ〜びぃすゎ〜ばっが〜 ぅほっほ〜ぅえぶくぉほぉどぶゎち〜(神様が微笑むこの街)

振り返ってそこに見たものは、雲の上で微笑む神様ではなく、苦笑いする別な宿泊客だった……。

以来、桑田のモノマネは

封印!

よって忠告する。公共の風呂場で歌うのは、

我が屍を踏み越えてからにしろ。

つうことで同じ轍は踏まぬようにして風呂から上がって(案の定、ぬるま湯に静かにボケーッと浸かってたら、前触れなしに戸が開いて他の客が入ってきた)、蜂の巣ベッドに潜り込んだ。ここ1年くらいちゃんとテレビ見たことなかったからな(3分以内の視聴って感じで)。眠くなるまでテレビでも見ますか。

「明日こそ Mac 買うぜ〜」と心に誓いつつ、こうして旅の夜は更けていった。

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2004.2.3 で採り上げた「ゎ」(小さい「わ」)を使ってみた。桑田語と相性いいみたい。「くゎた」だからな。

銘板
2004.5.21 金曜
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バーコード作りのもくろみ 2

もう土曜日の明け方になっちまった。

2004.4.27「バーコードを Java で描く」計画

ここまでできたぜ〜。

Java 1.4.2 で作ったんで、それより若いバージョンの Java 環境だと動かないかも。あと、もちろんブラウザで Java が ON になってないと表示されないっす。

ソースはこれ。

「ソースのはじめの方の、商品識別用の JAN コード(チェックデジットを除いた12桁)を入力して javac コマンドでコンパイル → アプレットを動かす html 書類を作って、ブラウザで開く」。

皆さんとこの環境でも、Java が入ってればできるよ。Java のバージョンが 1.3 くらいならそのままコンパイルできちゃうだろうし(おととし発売の Java の教科書を元にしてるんで。1.1.x とかだと自信ないけど)。アプレットを動かす html 書類は、さっき開いたバーコード表示ページからソースをコピーすると簡単だし。そうして上のように実行すると、コンパイルで自動生成された書類3つ(拡張子 .class のやつ)の内部で、

「チェックデジットを計算し、JAN コード全13桁を完成させる → それをもとにバーコードのモジュール配置を計算する → それをもとにバーコードをブラウザ上に表示する」ってな段取りがしめやかに執り行われる、と(しめやかかどうかは謎)。

次回の目標は、「ブラウザ上で JAN コード12桁を入力して OK ボタンを押すと、バーコードを作って表示する」だ。その次は「JAN コード込みのバーコード画像を作る」。その次は「タックラベルへの印刷を想定して、バーコード画像を縦横に並べる」ってあたりですか。

そこらあたりから Java アプリの知識が必要になってきそう。

銘板
2004.5.22 土曜
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久々に映画

2本続けて観たよ。『スクール・オプ・ロック』と『CASSHERN』。おケツ痛いっす。

『スクール……』は評判通りというか。あり得ない内容だけど、ハリウッド映画の定石をうまく使いながら、見事にそれっぽく造ってたな。それにしても、アメリカじゃ日本以上にロックに対する偏見が強いよな。ロックはロックで、ロックにしかできない表現もあるってのに、「♪不良が弾いてるエレキギター(RC サクセション)」という観念が今も強いというか。

映画としては、ちょっと間延びしてた気がする。

間延びといえば『CASSHERN』の方はもっとすごい間延び映画だったわ。正味2時間程度なんだけど、3時間以上に感じられたよ。キャシャーンが生まれるまでと自らをキャシャーンと名乗るまで、そこまですごい時間かかってさ。確かに話の中盤で戦闘場面が2連発で来るけど、クライマックスじゃ主人公のくせに全く活躍しないし。ストーリーに絡ませてもらってないというか。

タツノコアニメのキャシャーンを観に来た人たちに一応配慮してて、あの月光仮面みたいなヘルメットもスクリーンに登場させるんだけど、主人公の目に触れる前に壊れてしまうようにして、そういう客層には「この映画はあれのリメイクというわけじゃないんですよ」ということを伝えたりして。

そういう気遣いは分かるんだが、ボディスーツが例のアニメのまんまなのはどうしたことか。「対テロ戦での兵士の身体防護用に開発中のもの」とのことだったけど、戦場では兵隊さんたちはリアルな軍服を着てるんで、それとのつながりが全くないのがすごく変な気がしたが。ヘルメットをやめたんで、戦闘状態だと頭部むき出しでアゴのプロテクターだけになってしまって、これがまた全然かっこ良くないし。

ボディスーツを着る理由は「生き返ったテツヤ君の筋肉は異常に発達していて、そのままだと自己分裂してしまうので、それを防ぐため」と、一応説得力のある理論武装してるんだが、だとするとアメコミヒーローみたいな「マッチョボディにぴちぴちコスチューム」になると想像がつく。でも主人公テツヤ君の体の線は、生き返っても針金みたいに細いまま。ボディスーツにしわが寄ったりして、余裕さえある。どこらへんの筋肉がどう異常発達してるんだ? さらに件のボディスーツ、身体の防護用のはずなのに、日本刀でサックリ刺し貫かれちゃったりして。

結局この主人公、「全然役に立ってない」、「半端なコスチューム」、「線が細い」、「深刻そうな顔ばっかしてる」。こんな要素ばっかりで、「この世界の矛盾と理不尽に立ち向かうヒーロー」というより「変な服着せられてからかわれてるいじめられっ子」にも見えちゃったよ。

それにしても展開のトロさに加えてあの着色モノクロ風の暑苦しい画質、ちょっと堪え難かったんすけど。最後に通常のカラー画像を出すためだけに、はじめからあれを続けたんだとすると、あまりにも前振り長過ぎじゃないですかね。確かに「場面や場所ごとに異なった色を用意する」のは分かる。んでもこれ、ジョルジオ・モローダー版「メトロポリス」が20年くらい前にやってる。今、新作でやっても、どうだろう。

あのデータ落ちな画質をひたすら強行する別の理由を邪推すると、「CG やセット撮影のチャチさを映像アートっぽさで隠すため」って感じですか。「第七管区」の場面ではことさら白黒寄りになるんだが、そうやって色情報を落として、16mmフィルムっぽいチリチリ感をわざと過剰に出して、さらに念を入れて被写体のみに焦点を合わせて背景をぼかしても、

やっぱしセット臭い。

照明の当て方がセットっぽくてな。さらに屋外の設定なのに完全に無風だし。いまだに残る日本映画の課題ですな。そこらへんから、上に挙げた邪推が生じるわけだ。

作品の謳うメッセージが今の時代にそぐってて、しかも明確でよく伝わったのは評価に値しますな。まぁセリフでもろに言ってたけど。疑問の提示で終わらず、この作品なりの解答を出したのも立派だった。

また観たいとは思わんが。

良かった点をひとつ。「邦画なのにシネマスコープサイズだった」こと。どうも黒澤明が『影武者』(1980) 以降の自作をビスタサイズに決めて以来、日本のメジャー映画界は「右に習え」というか「天皇より上ははばかられる」というか、そんな感じでビスタサイズの作品ばかりが蔓延してた(それ以前から続く『男はつらいよ』シリーズはシネスコを通したが)感じだった。ことに超大作の『敦煌』(1988) がビスタだったのには本当に情けなくなった。作品自体は好きだけどさ。

日本映画黄金期という太古のバブルを知る映画人が次第にいなくなって風通しが良くなってきた今の日本映画界、だんだん自由に動けるようになってきた感じがするよ。その自由さを使いこなすという段階にまでは達してないってのがこの『CASSHERN』と。このあたりがまとめってことになりますか。

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予告編で要チェックだったのは『サンダーバード』ですなやっぱし。映画版は人形劇じゃないんだね。2号が微妙にかっこ良くなってる気がした。

それから『マッハ!!!!!!!!』だったっけかな。東南アジア(タイかな?)からすごいアクション映画が来るらしい。これも絶対観たいぞ。いまどき本物のアクションが観れるのは嬉しいことだ。予告編がケレンに満ちてたのが悲しかったが。なんでアクション映画の地位はこんなに低いのだ!?(雄叫び) アクションこそが、映像でしか語れない表現なのですぞ!!

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2004.5.23 日曜
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つうことで、

昨日鑑賞した作品で最優秀だったのは『無敵鉄姫スピンちゃん』(週刊少年ジャンプ)でした。カリントウ、もう食えないかも(爆)

次点は『ビューと吹くジャガー』(同)ね。

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↑だけじゃナンだから、子供の頃から疑問に思ってることなど。

いやあの、脇腹のことを「わき」とも言うでしょ? なんかこう、格闘技のコーチングなんかで、「ワキがガラ空きだぞ!」とかさ。

そんで、その「わき」の上にあるのがなんで「わきの下」なのだろうか。

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ついでに、2年くらい前からやってる「ページを読み込むごとに文字色がランダムで決定される」という JavaScript を少し調整したよ。たまに鮮やかな緑色の字が出る時があってさ。これ、けっこうキモくて、出てしまうとなんだかハズレ引いた気分になっちゃうんで、緑の発色の最大値を1割ほど下げてみた。スモークがかったイイーイ感じの緑も出ることもあったけど、その確率も減ったかも。

銘板
2004.5.24 月曜
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OCR-B

「バーコードを Java で描く」計画で、後回しにしようと思ってた「バーコード下に JAN コードを書く」を、特に理由もなく今やってるっす。ていうかその字体の画像作り。

この OCR-B というフォントの字体やサイズ等にも "JISX9001" という規格があった。んで、そこの書類から字体丸写ししようかと思ったら、この規格文書にも著作権がかかってた。

で、その規格書に台紙が載ってるんですな。方眼紙に、字体の中心線と字体の線が部分的に描かれたやつ。この台紙を利用して、線の太さなどを規格に合わせて自分で描けばいいだろう、と解釈して現在自作中。0〜9までの数字10個だけで済むんで、まぁどうにかなるかと。しかしこの書類、1976年に書かれただけあって、もともとは紙媒体の書類だったのをスキャンした PDF 書類なんだわ。これくらいなら個人使用目的ってことでコピー取ってもいいんではないかと思って、相変わらず直接の保存は制限されててできないけど、スクリーンキャプチャでこの画像を取り込んで、それを元に字を作ろうって算段だ。でもこれ、いつスキャンしたんだろ。方眼がめちゃめちゃ汚いし解像度も荒い。目がチカチカ。

とりあえず今、「1」の型取りが終わって、「0」の型取りの最中。はじめは全てパソコン上でやろうと思ったんだけど、あまりにもめんどくて断念。いったんプリントアウトして、色鉛筆と定規を使ってかなりアナログに文字の輪郭を決めてたりする。輪郭が決まったら、スキャナで読んで再びデジタル画像化する。レタッチソフト GIMP にて字形の内側を1色で塗りつぶし、その文字の部分を選択したら「選択範囲を反転」。いじっても文字が消えない状態になるんで、文字と接してるコ汚い方眼を、消しゴムツールでゴシゴシ消していく、と。仕上げに輪郭線が揺れてしまったところなんぞを微調整。

「1」の型取りの図(縮尺1/4)

著作権については、文字フォントそのものについての著作権は JIS として公開されてるから問題ないと思う。規格書の文書内容の著作権は、方眼の台紙をスクリーンキャプチャしちゃったけど、公開用の文字の画像を作るのに、キャプチャ後にアナログ行程(色鉛筆での輪郭取りのこと。こんな感じ)が入ってるってことで、ご勘弁いただこうかと。

目が疲れたんでちょっと違う作業を、と、確認のため、手元にあった TDK のカセットテープ(今年の始めに買った)のバーコード欄の数字を観てみたら「T49102030210052」だそうで。

アルファベット入っちゃってるんすけど……。数字だけでも14桁だし(今いじってるやつは、数字のみ13桁)。JAN コードの規格、いつの間にか変わったんだべか。

でもまぁここまで来ちゃったんで(汗)、このまま旧規格かもしんない JAN コードをもとに製作を続けるっす。

あと、残った升目を頼りに周囲のマージンを決めて、出来上がったら赤いところを黒く塗りつぶしていっちょ上がり、となる。「1」は簡単だったけど、「0」「6」「8」「9」は全部曲線なんで、型取りでよろめいたところの修正がめんどそう。とりあえず型取りを先に済ませるべ。

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JIS の文章、特許申請の文章と違って理解しやすくていいな〜。

銘板
2004.5.25 火曜
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掘り出し大豆サイト

「面白くてためになる」系の秀逸ページを発見したよ。

日本の大豆☆アメリカの大豆

ホームはこちら

ためになるのはもちろんのこと、この面白さの方が半端じゃなくて、ガンガン読み進んでしまうのだった。普通こういう読み物の「面白さ」ってのは、当たり障りがないというか、正直、笑うに全く至らないというか、果てはあまりのつまんなさにムカつくもの(書籍で「マンガ・楽しく学ぶ微分積分」だったかな、心の底からつまんなくて、その本を持って振りかぶってゴミ箱に力いっぱい叩き捨てた)まであるんだが、このサイト様はきっちり笑わしてくれますです(10週目を過ぎたあたりからノッてきてるらしい)。

ぅぅ、「Java でバーコード」計画に加えて、また寝不足のもと発生か……。

銘板
2004.5.26 水曜
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マシンの独白

ここ2, 3日、マシンと化してるっす。「Java でバーコード」計画で JAN コードの数字画像作りが続いてて。今、「4」が終わったとこ。残るは「5」と「7」の2つだけだけど、しんどくなったんで休憩中。ふーい。

しかしあれだね、暇なときはずっとプログラムをどうするか悩んでたりこうして作業してたりするんだけど、そうなると没頭しちゃって日記書く気にならなくてさ。最近日記が遅れ気味なのはそこらへんが理由。

さーて、ひとっ風呂浴びたら「5」やるか〜。

銘板
2004.5.27 木曜
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主題歌の印象は視点による

「マシンの独白」といえば、『グレートマジンガー』の主題歌ってマシンの独白だったよね。「♪君(乗り手)と一緒に悪を討つ」ってなもんで。

あとさ、マシンじゃないけど『キャプテン翼』の主題歌も視点が面白かったよね。優れ者ぞと町中で騒がれてるのは「俺」じゃなく、同じサッカーチームにいるエースなんだよな(「優れ者ぞ」って言葉、今どき使う人がいるんか?)。

んで「♪それにつけても俺たちゃ何なの? ボールひとつにキリキリ舞いさ」と自分で心細くなるけど、「♪いつかキメるぜ稲妻シュート そのとき俺がスーパーヒーローさ」と未来を夢見るという、かなりポジティブ思考な歌だったよな。

見方によっては、口先だけのダメダメ君の繰り言に聞こえなくもないけど(笑)

ギターリフがカッチョイイ曲だった。ボーカルは……合掌 (-人-)

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最近はどうか知らんけど、アニメの歌詞ってたまに変なのあったよな。ガンダムの終わりの歌の「暖かい温もり」の中で目覚めたアムロ君とか。温もりには冷たいのもあるのか?(始まりの歌はツッコミどころ多すぎて今さらツッコむ気になれん)

『伝説巨神イデオン』の終わりの歌も「♪いつくしみ ふと分け合って 傷をなめ合う道化芝居」と抜群の意味不明度は無人の広野を行くが如しだ。

銘板
2004.5.28 金曜
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飲み会その1

今日は五戸で飲み会。運転代行料金は高いけど、まぁしゃーないわな。

銘板
2004.5.29 土曜
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飲み会その2

そして今日は八戸で飲み会。

なんでかすごい疲れてるんすけど。

銘板左端銘板銘板右端

OCR-B 書体の型取りが一段落したんで、バーコード画像に挿入すべく表示サイズの規格を、JISX0501 文書を精読して調べたら、文字サイズ云々の前に、バーコードのモジュール(一番細い線)の太さ、文字ごとに微妙に違うんだね。モジュールの太さ一定でもいいらしいけど、規則に従って微妙に太さを調整すると、誤読率が下がるんだそうで。

その法則性がかなりめんどいけど、がんばって採り入れてみようかと思っとるよ。プログラム、かなり書き換えが必要だわ。

銘板
2004.5.30 日曜
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さらにもう1台

なんかまた PC もらえそうな話が降って沸いたよ。

前にノートパソコンをもらえる話もあったけど、今回は別口。ノートパソコンは先方さんすっかり忘却の彼方みたいなんで、あてにしないことにしてる。

今度のはデスクトップ。スペックは、HD なしの RAM 64MB ってこと以外不明。メモリスロットが2つついてるし、メモリを見た感じ、我が共通規格 168pin SDRAM みたいなんで、自前の Mac やら COMPAQ DESKPRO やらから外して積み込めそう。

これ、妹夫婦のうちに遊びに行ったら床に転がっててさ、なんでも「自作 PC マニアの知り合いに新しいのを作ってもらって、それに乗り換えたから要らなくなった」んだそうで。そのことは前から聞いてたんだけど、その話では、「中の部品を抜いて新しいマシンに移し替えたから、ドンガラしか残ってないよ」ということだった。

そのドンガラとやら、見たらフタが開きかけてた。「どうせ捨てるんだからきちんと閉めることもない」って感じで。でもさ、なんか中に入ってそうなんだよね。そんでその開きかけたフタを開けようとしてだね、でもけっこうきついんで難儀してたらだね、妹、「見てどうすんの。どうせ空っぽだよ」と突き放した口調で言いやがるんですな。おいらの嗅覚は「ここ掘れワンワン」状態だ。いや〜ムキになったね(笑)。

ついにフタをひっぺがしたらなんと、HDD 以外全部揃ってんやの。単に HDD だけ新しいマシンに移し替えただけらしくて(その自作マニアさんに作業を全部お任せしたそうで、何をどういじったか見てもいなかったらしい)。んむ〜、知らないって最強(笑)。あんまりもったいなかったんで、もらう次第になりましたとさ。

HDD はうちに 6.4GB が1個余ってるからそれを積むとして(クラッシュ寸前ぽいけど)、OS は何を行こうかねぇ。まさかクロック 333MHz(うちの DESKPRO のスペック)以下なんてことないだろうから、FreeBSD 5.2.1 入れてみようかねぇ。それともそれとも、実際 FreeBSD って思ったように使えなくて挫折気味なんで、Linux 行っちゃおっかな。そっちの方が簡単そうだし。ていうか今使ってる FreeBSD 5.2-RELEASE 、現状はこんな感じで、まだ安定してないんだよね。安定版とされる 5.3-RELEASE はいつ出るか分からないことだし、Linux のインストール CD 付き教科書あったら買ってこよっと。

銘板左端銘板銘板右端

そういやこの身請け予定の PC については、こんな事件があったなぁ。

銘板
2004.5.31 月曜
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聖地巡礼之旅 8

〜 ベイゴとベーグル 〜

すまぬ。とうとう『聖地巡礼之旅』シリーズを書きかけで月末を迎えてしまった。

なんか面白い内容を考えてるうちにずるずる来てしまっただよ。いや、作り話じゃなく。だって今回、結構ソツのない普通の旅だったからさ、だらだら書いててもあんまし面白くなくて。イモヅルで出てきた思い出話はけっこういいのが見つかったけど(笑)

そんでまぁやりかけってのも気持ち悪いんで、また続けることにいたしまする(←ちょっと弱気)

銘板左端銘板銘板右端

然るになぜ Mac なのか。

秋葉原に出向いて、なぜ Mac にこだわるのか。

Mac 一辺倒の生活に不安を覚えていたのではなかったのか。

それがため「脱 Mac 計画」を押し進めていたのではなかったのか。

いやあの、PC/AT 機って、どのメーカーのどういう商品のどういう年式が、どういうスペックや特性なのか知らなくて、ハズレ掴まされたら恐いってのがひとつあって。タダ同然で手に入るならいいけど。その点 Mac は慣れてるからさ。うん。どのモデルがまずくてどこらへんだと都合がいいのか(拡張性やら手持ち機とのメモリの互換性やら)よく分かってるからさ。うんうん。

というのは建前。

本音はもうなんてーか、「脱 Mac」として始めた FreeBSD にめちゃめちゃ手こずっててさ。なんだかよく分からんことが起こりすぎてヘタレてきたんだわ。今使ってるのは雑誌に付いてきた FreeBSD 5.x-RELEASE なんだけど、頼りにしてる教科書『FreeBSD 徹底入門』ってのが 4.x-RELEEASE なんですな。だからいろんなところが違う。言われた通りに操作しても受け付けてくれないときが多くて。うまくいったと思ったら、しばらくすると動かなくなってたり(Netscape 7.1 ね。Linux 用を流用するんだけど、Linux エミュレータがおかしいのかな)。日本語入力環境もいまだに全然できてないし(教科書やいろんなサイト様の指南通りにやってるつもりなんだけど)。

5.2.x-R まではベータ版みたいなもんだから。4.x-R と比べると、仕様が変わったところもあればバグもあるんで、そこらを納得して使ってくれってことらしい。まぁ開発は遅れ気味だけど、もう少し待てば安定版とされる 5.3-R が出てくるみたいだけどさ。

しかもこの教科書、2002年に5年ぶりに改訂したそうだから、あと3年くらいは 4.x-R 対象のまま行っちゃうんじゃないかと思うわけ。あてになんないわけ。そんなこんなで最近では、COMPAQ DESKPRO + FreeBSD 5.2-RELEASE はすっかり SETI@home 専用機に成り下がってたりする。クロックわずか 333MHz なのに週に9ワークユニットもこなしてくれて、けっこう素晴らしいものはあるんだが。2次キャッシュがまあまあ大きくて 512KB ある。これが効いてると思われ。

FreeBSD はせっかく勉強し始めたんだからそのまま勉強していくつもりだけど(でも FreeBSD は食傷気味なんで、今度もらう予定の PC で Linux に挑戦しようかと思ってる)、まだまだ初心者で使い物にならないんで、しばらくは Mac がメインのままでしょうってことで。

そんな言い訳をビニール傘の下(カプセルホテルの出がけに買った。500円。秋葉原駅前で買うより安く上がったよ)で考えつつ、おいらは再び秋葉原の雑踏へと向かって行った。

でもチェックアウトが10時ってことで、10時前に出ちゃったんだよね。どこの店も開いてなさそうな気がする。つうことは、まずは腹ごしらえですな。朝飯。

朝っぱらからカレーってのもチト気が引けるし、ハンバーガーもなんだかアレな気もしたけど、空腹がピークを迎えた瞬間に通りかかった店に入った。マクドかい (-_-;) まぁいいや。なるべくあっさりしたやつにするべ。

入ってみたら、ハンバーガーの品書きが見当たらない。朝メニューは別ってことなのかな。あんまし使ったことないから知らないけど。主なのはベーグルだった。しかし、まぁ、どーでもいーっちゃどーでもいーけど、この食品に「ベーグル」なんつう変な日本名を付けた日本人は誰だね。"bagle" を仮名で書くと、間違いなく「ベイゴ」(太字にアクセント。「ゴ」は鼻濁音でない、いわゆる『固いガ行』)なんだが(アメリカ英語の場合)。

その昔、アメリカを訪れたときに初めてベイゴの存在を知って、初めて食べた(セブンイレブンで売ってた)んだが、あまりのまずさにあれから食ったことがなかった。

しかし今いる秋葉原マクドでの選択肢はベイゴしかないらしい。もしかしたらアメリカ牛の BSE 問題のせいでハンバーガーがないのかもしれんけど、詳しいことは知らん。あのめちゃめちゃまずかったという記憶しかない、あのベイゴか。しかも注文するときはわざわざ「ベーグル」と呼ばなきゃ恐らく通じない。いろんな意味での「しょーがない」にがんじがらめのまま注文したよ。「ベーグル」とコーラ。

マクドの仕事は相変わらずウソみたいに速い。遅いのもなんだけど、ここまで速いのもどうかと思うくらい速い。そこらへんを鑑みて、どうせ味も期待できないから、腹の虫がおとなしくなりゃいいってことで割り切るべ。

で、奥のカウンターに腰掛けて、その姿を見ると即座に「マズい食い物」と連想してしまう、パブロフの犬的条件反射を刷り込まれてしまってるベイゴを、あんまり見ないようにして口に運んだ。ところが……。

意外とうまい。

空腹という条件を差し引いても、これ、けっこういける! 一体こりゃどうしたことだ。貴様それでもマクドか!?(←混乱中)

マクドさん、ちょうど米国 BSE 問題でいい区切りだよ。安さだけが売りだったハンバーガーの値を元に戻しただけで、安かった間に定着した質の悪い客(「安けりゃ何でもいい」客)に袋叩きにされるのなんてもうこりごりじゃない? そんなファーストフードハンバーガーなんてタチの悪い業界から足を洗ってさ、こっちの専門店として出直したらどうかですかねぇ(ハンバーガー業界がタチが悪くなったのは自業自得だなんて今さら責めはしませんけど)。

で、最近になってこのことを思い出すにつけ、ある見解に達した。

「ベーグル」≠「ベイゴ」

及び

「ベーグル」=「うまい」

「ベイゴ」=「まずい」

いや、ほんとこれは意外だったよ。ベーグルってうまもんだったんだなぁ。同じく米国 BSE で受難中の牛丼屋のカレー丼なんか食ってる場合じゃないって(4月頃、恐いもの見たさでまたあのカレー丼を食べてみたけど、少しマシになった程度でやっぱしまずかった)。

いや〜思いがけずいい拾い物した気分で店を出たよ。こいつは幸先いいやね。山手線のガード下をくぐって、秋葉原の秋葉原たる区域、「アキバ」とカタカナで呼んだ方がなんだかしっくり来るあの電子の聖域に、おいらは再び戻ってきた。店もちらほら開き始めてきてる。

そんでは物色開始。夕方まで時間はたっぷりあるぞ。中古 Mac はどこじゃらぴょ〜ん。

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