ひとりごちるゆんず 2004年2月
銘板
2004.2.1 日曜
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あんごあんご開発計画

〜 文字列シャフラとエンコーダ 〜

こないだから作り始めた JavaScript『あんごあんご』、けっこう順調に進んだっす(過去形)。今は JavaScript のフォーム(textarea)をマスターしなきゃいけなくて、そこでつまずいてるところ。

成果物は下記の2つができたよ。開いてみるときは、場合によっては表示まで何秒もかかったりブラウザがフリーズしたりするかもしれないんで、そうなってもいい状況で開いた方がいいかと存じまする。無論 JavaScript ON じゃないと作動しないっす。

動作確認済みの環境

Mac OS X 10.2.8:
Netscape 7.1
Mac OS X 10.3.2:
Netscape 7.1, Safari 1.1, Internet Explorer 5.2.3
FreeBSD 5.1-RELEASE + KDE:
Mozilla 1.3, Konqueror 3.1.2
  1. 文字列シャフラ002

  2. あんごエンコーダ002

1. は、あんごあんごで対応している文字を、ランダムでシャッフルして1本の文字列として並べるやつ。これが暗号表のもとになる。はじめはひらがな・カタカナ・全角英数だけにしようかと思ったけど、全角記号も Web 表示で安全そうなものを選んで使っとります。

半角英数は数字とアルファベットはいいかもしんないけど、句読点は JavaScript の処理を混乱させるかもしんない。半角英数を使うときは句読点も欠かせないような気がするんで、どうしたらいいか検討中。Windows や FreeBSD の日本語表示だと半角も全角も見分けつかないしね。

2. は、このまえ(2004.1.27)出したものの発展形。前のは入力文も暗号表も出力暗号も全てたった5文字だけで動作確認したけど、今度は 1. でいったん作ったランダム文字列をまるごと入れてそれを暗号表にして、それで任意の入力文を暗号文に変換しようってやつだ。これ、バージョンが「002」。「001(これを表示するリンクは特に貼ってないけど、探す気になればすぐに見つけられます)」からすると、未対応文字対策が組み込まれてる。暗号変換中にそういう文字が出てきたら、変換しないでそのまま暗号文に素通しするだけ。

今度は半角文字を発見したら全角文字に置き換えてから変換する、というのをやってみようかな。全角だとコンピュータがプログラム言語の一部だと誤認する可能性がないんで。エンコード中に対応表に載っていない半角文字が出てきたら「この文字は入力しないでちょ〜」とエラーダイアログ出すとか。

ああその前にフォームの textarea だ。フォームは苦手 ( -_-) フッ

銘板左端銘板銘板右端

そのあと全角罫線・半角数字・半角アルファベットを足してみたよ。半角スペースはブラウザ表示では無視されることもあるんで、どう扱っていいか検討中。とりあえず angoEncode002 の例ではちゃんと素通しになってるけど。

暗号をさらに難解にすべくギリシャ文字も入れたいけど、Netscape だと表示するとき勝手に半角に変換されちゃうしなぁ……。文字バリエーションの最終目標は JIS 第一水準漢字全て網羅ってことで(笑)

いやその前に textarea か (-_-;)

銘板左端銘板銘板右端

追伸:angoShuffle002 の文字表で、ひらがな清音とカタカナ清音にそれぞれ小さい「わ」(=「ゎ」)、小さい「ワ」(=「ヮ」)を入れたけどこれ、どういう状況で使うんでしょ。ケータイの文字入力にある字で、「0」キーを押すと「わ」「を」「ん」の次に出てくるんだわ。カタカナ変換するとちゃんとカタカナにもなるし。しかもケータイメールで自分のパソコンに送ったらちゃんと表示されてるし。FreeBSD の Mozilla でもちゃんと出てる。同じく FreeBSD の Konqueror (KDE) では付属の日本語フォント "Mincho" は記号の表示でトーフが出まくりなんだけど、「ゎ」「ヮ」はちゃんと表示される。

これほどまでに日本語フォントに普及してる文字なのに使い方が全く分からん。 Mac でのキーボードからの入力方法も不明。アイヌ語? ……にしては「ト゜」「ツ゜」「セ゜」がそれぞれ1文字にまとまってくれないし(ケータイでも不可)。ん〜、謎。

銘板
2004.2.2 月曜
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「減光処理」とは

小文字の「ゎ」が気になってキーワード「小文字 ゎ」で調べてたらやっぱりどう使うためのものなのかお悩みの方がいらして、そのかたのブログを拝読しているうちに「『ロボ・コップ』のテレビ放映で減光処理がなされていて……」なんて文が出てきた。なんだべその減光処理ってのは。画像関係の何からしいが。キーワード「減光処理」で調べたら、映像作品の「ポケモンショック」が起こりそうなカットで一時的に画面を暗くすることらしい。

基本的にテレビ放映のための処理で、販売用ビデオなんかだと処理しないバージョンが出回るらしい。ポケモンショックを防ぐための共通ガイドラインはあるもののけっこうユルく、テレビ局や制作会社の社内規準はまちまちらしい。で、その規準にそぐってるかどうかを確認する作業は通称「ポケモンチェック」と呼ばれてるそうで。

そうか〜あのポケモンショックはそういう状況を作り出したんだなぁ。

するってぇとアレかい。洋画『ロボコップ』でも減光処理したんなら(どの場面でそれをやったんだろ。思い浮かばんぞ)、『スター・ウォーズ EP II クローンの攻撃』がテレビに登場しても規制対象になるかもしれんのだな。クライマックスの「赤と青の剣の舞」、あそこかなりヤバいと思う。でも背景が暗いから、減光処理なんかしたら何やってんだかますます分かんなくなりそうな気もする。

そういやずっと前、テレビのロードショウで『ゴールデンチャイルド』(1986)やってたのよ。予言によって見つかったチベットで一番偉いお坊さんの後継者(子供)をエディ・マーフィが守るという話で。

それ観たときのテレビってのがかなり性能悪くてさ、夜襲ってきた暴漢と戦うところでエディ・マーフィ大活躍なんだけど、暗い背景に溶け込んじゃって何がなんだか分からんのよ。セリフだけで状況判断したぐらいにして。映画館じゃちゃんと分かったんだけど、あれもまぁ一種の減光処理か?(笑)

あと減光処理の対象になりそうなのは黒澤の『八月の狂詩曲』(1992)かな。激しい落雷の場面があるから。あそこをよく見ると、役者の動きを速めるために、稲光りの点滅に隠れて編集でコマをかなり大胆に切り詰めてるのが分かるよ。という妙な名画観光案内も入れてみたりして。これを減光処理したらコマ飛ばしがバレバレになりはしないだろうか、と余計な心配してみるテスト。

銘板
2004.2.3 火曜
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拗音「ゎ」

昨日うやむやになった「ゎ」の使い方、分かった。

こちらのサイト様によると、「ゎ」は「ゃ」「ゅ」「ょ」と同じく『拗音(ようおん)』という種類の音らしい。「拗音」とは、岩波国語辞典第五版では「一音節であって、「キャ」「ショ」「ニュ」「クヮ」などのように、ヤ・ユ・ヨ、またはワを添えて(普通小さく書く)書き表されるもの。」と出てる(傍線ゆんず)。

「ゎ」の前につく文字は「く」くらいしか思い付かんな。古語では「か」と「くゎ」は別物の発音だったけど現代語では「か」に一本化されてしまった、ということかと思う。

原作:小泉八雲・監督:小林正樹の映画「怪談」(1965)は英題が "KWAIDAN"。恐らく小泉自身が執筆時にそう綴ったのだろう。ということは「怪談」という言葉の当時の仮名遣いは「くゎいだん」だったってことになる。この頃は文明開化の時代とはいえ言文不一致(話し言葉の言い回しや発音は時代の流れとともに大胆に変わっていくが、書き言葉はなかなか変わらないので、奈良・平安期は言文一致だったはずが、時代の流れとともに次第にずれてきた)だったんで、執筆当時の発音が「くゎいだん」だったのか、それとも既に発音は「かいだん」で表記にのみ「くゎ」が残ってたのかはちょいと分からんところですな。

で、カナ入力なおいらは一時的に設定をローマ字入力にして実験してみた。入力「kwa」で「くゎ」が出るか。

んー、「くぁ」だ。

使い方は分かったものの、キー操作による「ゎ」の出し方はまだ分からん。建前上、言文一致とされる現代文(最近ズレがまた出てきてるらしいんで「建前上」)を扱う上ではもはや「ゐ」「ゑ」と同様、出番のない文字だったんですな小文字の「ゎ」と「ヮ」。

銘板左端銘板銘板右端

あと、意外な小文字だと JIS X 0213 で「か」と「け」の小文字があるぞ。Unicode 対応アプリがないと表示できないそうで、今この書類を書くのに使ってるテキストエディタだと表示不能。小さい「か」「け」の用途はやっぱし不明。

あ! 現代語「ゎ」が使われた疑い例(←「疑い例」という単語を使ってみたかっただけ)を今思い出した! 『Dr. スランプ』を連載してた頃の鳥山明のアシスタントの名前、「ひすゎし」だった! (発音はたぶん「ひさし」) このかたが執筆された読み切りが少年ジャンプに掲載されたのを覚えてるよ。それに『Dr. スランプ』にも、担当のドクターマシリト(現・週刊少年ジャンプ編集長)と共にときどき出演されてた気もする。

現代語とはいえ20年ほど前だが、あれが「ゎ」の最後の輝きだったのかもなぁ……。

銘板
2004.2.4 水曜
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過分なお誘い

「中古の Mac 買ってほしい人がいるんだけど」と昨日、間に二人挟んだオファーが来た。おいら Mac オタクとして八戸市内で少し知られちゃってるらしい。ユーザ会とかそういうのに特に入ってないローンウルフ状態だし(八戸にユーザ会があるのか不明。あっても入る気ないけど) 八戸圏在住のマカーな知り合いも2人しかいないんだが、うちの職場に出入りしてる事務機器屋の営業さん(クリスマスイブにうちの職場を祭り状態にした彼らの会社じゃないとこ)いろいろ言いふらしてるらしい(笑)。最近は Mac より FreeBSD の方に興味が行ってしまって、おいらの噂してくれてる方々には悪いけど。

そんでその売りに出てるマシンとスペックはどうなのよ。接触してきたエイジェントはおいらに紙切れを1枚手渡した。それに書いてあったものは……

Power Mac G4 1.42GHz Dual
メモリ 1.5GB で 200,000円

G4 の最速機種!? これほどまでの装備でこのお値段はマジ安い。 ( ̄▽ ̄*)

だが……20万もどこから出てくるんだ? それにこんな G4 1.42GHz Dual なんて化け物みたいなスペック、おいらの仕事や趣味のどこに必要なんだ? 大体にして現行モデルの G5 2GHz Dual なんて、なんでそんなリーサルウエポンがそこらのパソコン屋で小売りされてるのかいまだに理解できん。ていうか Apple は「2004年夏までに 3GHz の Power Mac G5 を出します」なんて公言してやがる。個人で『ファイナルファンタジー』映画版の続編でも作れってか?

うちの職場なんかだと iMac 350MHz でちょうど快適なほどだし、去年の夏まではメイン機が Performa 6410(G3 240MHz)だったし、自宅の G4 1.25GHz というこれでもまだ身分不相応なスペックはほとんど SETI のためのものだし。

なんか来月7日あたりに SETI@home 計画は終了するっぽいんだよな。そしたら 1.25GHz なんて余りまくっちゃうんだけど。S@h のノウハウを活かした新計画 "Grid.org" は Windows 専用みたいだし。

中古 Mac で今欲しいのといったら、デスクトップなら iMac か Power Mac G4 の 400〜700MHz、ノートブックなら G3 の 300〜500MHz 程度かな〜(ショボっ)。そんなわけで、せっかくのお誘いだったけどあまりにもセレブなグレードだったんで慎んでお断りいたし申した。お申し出下さった方、お伝え下さった方々、相済みませぬ。

銘板
2004.2.5 木曜
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遥かなり、網の上のジャワ航路 1

FreeBSD で Java するの、スタートラインまでがすごい遠いんすけど。

FreeBSD に Java 1.3.1 をインストールしようとしたらトラブル発生。これがケチの付き始め。「Name resolution がモゲラモゲラ……」と突っ込まれて。どうやらたまに目にする「名前解決」とかいうのが問題らしい。名前解決とは何か。実はおいらもよくわかってない。よって以下のページを参考にされたい。

http://yougo.ascii24.com/gh/21/002166.html

http://www.atmarkit.co.jp/icd/root/42/5783742.html

どうも GUI からコマンドラインに戻すときいつも「うんたらが bad name でかんたら」みたいにダイアログで不満を言われてて、たぶんそれのことだったんじゃじゃないかと。前に同じ理由で hosts という書類の中身を手動で書き直したらますますおかしくなったんだけど使えてたからそのままにしてた。けどもう年貢の納め時らしい。再び hosts を開いてみたけど何がおかしいのやらやっぱし分からん。

キーワード「name resolution」でネットを漁って初めてその問題が「名前解決」という変な名前(カタカナよりずっとましだけど)の事象のことだと知った。用語の説明はいいとして(読んでもよく分からんし)、他の個人の FreeBSD に関するページで名前解決の実際例を読んで、それから自分の hosts の内容としげしげと見比べてて分かった。前回 hosts に手を加えたとき、関係ないところの記述を知らずに壊してしまったまま保存してたのだった。エディタの vi に慣れてなかったのが原因。その個人ページ様(場所、忘れてしまった)のアドバイスに従って設定し直したら完治しちゃったよヤホ〜。もうこれで GUI から CUI に戻るたびにダイアログに文句言われずに済む。

Java 1.3.1 インストール再開。これで先に進めるはず。

……確かに先に進みはしたけど、すぐに何かのパラメータ(ALT_BOOTDIR なんとかともうひとつ)がおかしくてエラー停止。そんなもん初心者に分かろうはずもないんですぐさまネット検索。 2ちゃんの FreeBSD 初心者スレにドンピシャの質問を発見! してその回答は?

提示された解法(インストール再開時にパラメータの値を指定する)は効かなかった。質問した人も返事を書いてないんで、やっぱしだめだったかと。めげずにさらに検索すると、海外の FreeBSD 相談 BBS で再びドンピシャ質問を発見。解法は「Java 1.3.1 なんて古いのは気にしないで、最新の 1.4.2 をはじめから入れ直す」。

うちの ports にある JDK1.4 はちょっと古くてデベロッパ版なのだ(ports: FreeBSD が読むためのインストールの段取り書が入ったディレクトリ。これを実行すると、自動でソースコードを入手して自動でコンパイルして自動でインストールしてくれる。依存ファイルも、必要になった時点で大抵は自動で取ってきてコンパイル&インストールしてくれる。自動ダウンロード不可の書類の場合は、手動でとってくる旨ダイアログ表示が出てそのダウンロード方法をけっこう丁寧に教えてくれる)。

そこで ports を最新のものにしようと考えたわけだ。いつも使ってる教科書によると、とりあえず今持ってる ports から CVSup というアプリをインストールし、それを使って ports の最新になっていないところだけを自動で取り替える、という方法がいいらしい。早速 CVSup をインストールしたけどなぜか起動せず。こうなれば最後から2番目の手段だ。それは「ports 全取っ替え」。ちなみに最後の手段は「システムクリーンインストールで、何事もなかったことにする」。

「ports 全取っ替え」、なかなかこれが辛かった。最新 ports のダウンロードは大したことないとして、そのあとの入れ替えがね。GUI 的に行こうと、ウインドウ上に出た ports ディレクトリをゴミ箱にドラッグ&ドロップしようというわけ。これが、操作は簡単だけど内部ですごい手間かかってて。

まずゴミ箱の中にそのディレクトリと書類のコピーをして、それが完了したら移動元からそれらを消す、ということらしくて。書類、1万個以上あった。ディレクトリは何千個だったっけな (^^;) 途中でディスクが満タンになってしまって強制終了。つうことはゴミ箱とかなんとかに移動させちゃいかんということ。ports ディレクトリをその場でいきなり消去して、その上に最新 ports をコピーすればいいわけで。いや〜この「ports 全取っ替え作戦」おとといの午前3時までかかったわ。たまんなかったっすよ。んで昨日気づいたんだけど、ports ディレクトリ直下の java ディレクトリだけ取り替えれば、苦労は数十分の一になってたはずだった(汗)(2007.10.29 補足:そんな面倒なことしなくても、cvsup で ports コレクションを最新版に更新すれば、もっと手間が省けたのだった……)

昨日の夜から Java 1.4.2 インストール開始。直後にエラー停止。Sun のサイトから手動でダウンロードしなくちゃいけない書類を指定された。Java1.3.1 で経験してたんで予測の範囲内だな。指定のダウンロードサイトから(この前ユーザ登録したから入場は楽ちん)まずは "bsd-jdk14-patches-6.tar.gz"(1.0MB)をサクッと落としてインストール再開。直後にまたエラー停止。手動ダウンロードの要求。分かってる分かってる。今度はもっと大きいやつなんだろ?

指定のページには似たような名前の書類が2つ。「j2sdk-1_4_2-src-scsl.zip(47.0MB)」と「j2sdk-1_4_2-bin-scsl.zip(2.4MB)」。「さてここに大きいつづらと小さいつづらがあります」ってやつだ。

ここでめんどがらずにコンソールのダイアログファイル名をきちんと確かめておくんだったよ。ろくに調べもしないでとりあえず1つ目のでかいファイルを18分かけて落とした(うちの回線は ADSL のくせに極細)。こいつを /usr/ports/distfiles/ に入れればインストールを続けられるのだよ。分かってる分かってるって。インストール再々開。

お約束というか、要求されてたのは小さい方のつづらだった(泣)

小さい方はお茶の子さいさいでゲットしてインストール再々々開。ログがガラガラ巻き上がってる間に、さっき間違えて落としたいまいましいやつを消去。ports 全消去のときディスク容量にあまり余裕がないことが判明したんで。

インストール、また中断。まだ何かあるのかよとエラーダイアログを見ると、手動ダウンロードする書類としてさっき捨てた 47MB のファイルの名が……。

カモンベイベー! (T▽T;)

再びでかいファイルを18分かけて落として今度こそはと再々々々インストール開始。おお、先に進み出したぞ。さらにもうひとつ "j2sdk-1_4_2_03-linux-i586.bin"(34.2MB)の手動ダウンロードもこなし、再々々々々インストール作業が始まった。

これで終われば万々歳だったんだが、試練はまだ続くのであった。

銘板
2004.2.6 金曜
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遥かなり、網の上のジャワ航路 2

「まりなで〜す!電話変わったんだぁ。こっちTELして♪ 03xxxxxxxx」

ケータイに今届いたばっかしのショートメール。最近こういうの増えたなぁ。03始まりだから東京の固定電話からか。誰だよ東京のまりなちゃんてのは。迷惑だからやめてほしいんだが、この場合パケット料を取れるから NTT 系列はまた対応が遅いんだろうな。あ、それにまた最近ワン切りがよく来てたけどここ数日は来ないな。こっちは電話代かかんないから、NTT 系列は迅速に業者に圧力かけたとか?

銘板左端銘板銘板右端

FreeBSD に Java を入れる話の続き。

エラーが出たときそのダイアログの語句をキーワードにネット検索してみると、けっこう同じ問題に引っかかってる人がいるんだよなぁ。Unix だとコマンドライン操作が主体なんで文字検索で見つけやすいし。

手動ダウンロードも全部終わり、コンパイル&インストール作業は着々と進んだ。けど 少ししてエラー停止。またかよ。ダイアログは「linux なんとかかんとか ELF うんたらかんたらが 0 になるのはおかしいっす」。だからどうしろってのよ。こっちは初心者なんだから分かるわけないっての。Java 1.3.1 入れてたときに出たパラメータとは違うやつだった。ネット検索したら再び2ちゃんねるで回答発見。やっぱしいるんだなぁ同じ悩みの人たちが。

でもその回答はうちの環境には効かなかった。リリースのバージョン違いのせいかも。向こうは 4.x-RELEASE。こっちは 5.1-RELEASE。さらに検索(FreeBSD やってる人ってけっこう「かく戦えり」風なブログ書く人多いんだね)。その中でかなり説得力ある回答を発見。

トラブル発生理由:
Linux エミュレータが作動していない
対処法:
/stand/sysinstall/ 起動で Configure → Setup と進み、「Linux」の項目にチェックを入れる。

信憑性が高そうですなぁ。Sun から落としたソースコード、Linux 向けだったもんな。実際 sysinstall で見てみたら、「Linux」項目のチェックものの見事に外れてやんの。そいつにチェック入れて sysinstall 終わらせて、なんかシステム起動時に有効になるような気がしたんでシステム再起動。おお、起動時のログに「Linux うんたらかんたら」が出てるわ。そして Java 1.4.2 を再々々々々々インストール開始。さっきエラーが出たところを難なく通り越して、ログがドカドカ巻き上がっていくぜ。

しばらくすると、なんか遅い。"Compiling ..." で始まる行が続いてる。コンパイルは時間かかるんだよね。インストールに入るとざくざく進むんだけど。ていうかなんかログが止まってるように見えるんすけど。何か大物をコンパイルしてる最中かも。様子見るか……。

……と1時間ほど放置したけど全く進んでない。コンソールで別タブ開いて(GUI ならではだねぇ) top コマンドで見ると、 "Java" が "setiathome" と CPU を2分して酷使中 。何なんだねこれは。インストール中のものがもう走っておるのかね。てかコンパイラは?(2007.10.29 補足:要は、Linux エミュレータで Linux 用 Java を起動して、それで FreeBSD 用 Java を作る、ということらしい。いまだに自信なし orz)

とりあえず SETI を止めたら Java が CPU をみんな使ってしまった。おお、きっとこりゃここで "Java" と表示されてるのがコンパイラなんだな。インストーラなんだな。とまた1時間放置。……全然進んどらん(汗)

なんかつっかかってる感じ。しかしそれにしても "Java" は CPU いっぱいいっぱい使い込んで何しとるんだ? ダイアログには出てないけどなんだかトラブル発生中っぽいんで make install は強制終了。ついでにシステム再々起動。インストール再々々々々々々開 → すぐにエラー停止。そうそうそのダイアログを待っておったのだよ。エラー理由は意味不明だったけど、直し方が書いてあった。「以下の2つのコマンドを実行してください」。各コマンドはオプションがいろいろ付いてて長ったらしかったんでコピー&ペーストで済ませた。だからどんなコマンドだったか忘れちった。

インストール作業、再々々々々々々々開。

それからはずっと続いてたんで安心して SETI@home も再開。ダウンロードファイルの大きさからいっても長期戦になりそうだしな。でもやっぱしコンパイルのスピードが異様に遅い。また top コマンド入れてみたら、そこは天下三分の計。

インストール中であるはずの Java が最も強大なる魏。次点の SETI が呉。我らが劉備殿と孔明殿の蜀、ccl は長江の上流に陣取り、こつこつとコンパイル作業にいそしんでいた。表示は2分に1行くらい。これは遅いでしょう。CPU パワーを最も使ってる "Java" という名のコマンド、こいつ勢いで立ち上がっただけじゃないのか? kill コマンドで強制停止させようと思ったのに受け付けん。ていうか殺しても殺してもすぐ立ち上がりやがるぞこのターミネーター曹操。

ま〜これでこの Java コマンドが稼働してなきゃいかんことは分かったけど、あのさ、24時間経ってまだ回ってるんだよコンパイル過程が。あと何日かかるんだべ……と思ってる矢先にコンパイルは完了し、インストールに入った。よぉーしダイアログがキャタピラみたいに巻き上がっていくぜ。

今朝起きたら、インストールは成功裏に終了してた(感涙)。終了時刻のダイアログがある。朝6時ちょい過ぎ完了だったらしい。ついさっきじゃん。

トータル33時間かかった。SETI が CPU パワーの3分の1 を食ってたから、他の負荷がない状態で22時間くらい。 Java のインストールごときにここまで時間かけるのはちょっといかがなものかと思うが。

今思うと、これに先立つ Java 1.3.1 のインストールに失敗したのも、Linux エミュレータ OFF だったから、が原因だったんじゃないかと思う。

Java もそうだけど、他に Netscape や RealOnePlayer とかの有名どころって Linux 用は出してたりするけどそれ以外の BSD 用なんて特に出してないんだよな。

「勝手ながら PC UNIX 軍団代表 を Linux と決めさせてもらったんで、その他大勢の BSD 諸氏諸兄らは Linux 用リリースを流用する形でどうかひとつ」

恐らくそういうことなんだと思う。他の BSD、例えば OpenBSD や NetBSD や BeOS 軍団(BeFree, BlueEyedOS, Cosmoe, OpenBeOS, Zeta)にも Linux エミュレータがあるのかどうかはしらんけど、はっきりしてるのは、Linux の存在感が増せば増すほど Linux 向けの個人用フリーソフトが出回るようになるってことで、それを FreeBSD ユーザは使えるってこと。

んだからして、Linux が盛り上がってくれればそれだけ FreeBSD ユーザは恩恵にあずかれるってことで。そんな感じで、世話になってる Linux をやっかんでケチつけるのはどうかと思うぞ>一部の FreeBSD ユーザ

銘板左端銘板銘板右端

ムカついた話。Macromedia Flash を使ってるページに FreeBSD + Mozilla 1.3 で行ったら「Flash がインストールされていません。今ダウンロードしますか?」なんてダイアログが出てきた。「おおっ! この環境用の Flash をご用意くだされたか! かたじけのうござる!!」なんて感激して、促されるがまま OK ボタン押してそのダウンロードサイトに行くと、こんな表示をしてきた。「あなたの環境にベストマッチのリリースはありません。下の表からそれらしいものを自分で探して持ってってください」。そんな感じ。かちーん (-_-#) そのページからソッコー離脱。

頭に来てそれから Macromedia のダウンロードサイトを覗いてないけど、Linux 用があったらそれをインストールすればいいんだろうか。ほんとにそれで作動するのかどうか自信ないけど。

銘板
2004.2.7 土曜
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脳みそ爆発寸前

FreeBSD に Netscape 7.1 入れたら、なんだかわけ分かんない事態が発生中。起動コマンド "nets" が効かんのは何故?(汗)

起動コマンドが書いてあると思われる書類のありかを探し出して GUI 状態でクリックしたら起動したけど、その次の起動時(そのコマンドで起動してみた)、なんかコマンドラインのウインドウが暴走してるし(泣)。SETI は止まってるし(号泣)

FreeBSD 5.2-RELEASE も出てることだし、また最初っからシステムインストールし直そっかなぁ……。

銘板
2004.2.8 日曜
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今日も悪戦苦闘

Mozilla 1.3 とバッティングしてる気がしたんで Mozilla 関係(アカウントも含んで)をアンインストールしてみた。そしたら今日はご機嫌いいみたい。しかし FreeBSD での Netscape 7.1(← Linux 用)の正しい起動方法がやっぱり分からん。

起動コマンド "nets" はどうも Netscape Communicator 4.x の時のらしいし。昨日シェルスクリプトで見つけたコマンドらしきもの "exec ./netscape7$*" とかいうやつを実行してまた暴走されてもいやだし。やり方が悪かったのかな。で、今日うまくいった起動方法は、

  1. GUI のウインドウで "/usr/local/leb/Linux-netscape7-english/" に行く。
  2. "netscape7english" をクリック。

FreeBSD をもっと理解するまではこの方法で行こう。うん。でもこれで Konqueror より使えるブラウザがようやく手に入った(感涙)。はじめから Flash プラグイン入っててまた感激。

銘板
2004.2.9 月曜
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冬場の電気自動車を想像してみる

第1章:現状の不満と将来の希望

この時期何が辛いかって車の暖機運転。これが辛い。出勤前にエンジンかけるのに、ギンギンに冷えきった朝の寒空の下にいったん出るのが辛い。これがねぇ。オートマ車ならリモコンでエンジンを始動する装置があるけど、マニュアル車だと安全の観点からそれが使えないらしい。

それ以外のときでも、ふと出かけようって時もやっぱし暖機しないといかんのでそれで5分くらい潰れる。車に乗って待っててもいいけど、エンジンが温まらないことには暖房も効かないわけで、やたら寒い。冷蔵庫より寒い。気温マイナスだからな。

雪の多い地方だとかえってちょうど良かったりする。とりあえずエンジンだけかけてから雪かきを始めると、車を出せる頃にはちょうどエンジンも室内もあったまってたりして。

八戸は寒いだけ寒くて雪はあまり降らない。今年は特に雪が少ない。何もすることなくて、寒い車内でガタガタ震えながら CD 聴いてたり、1分くらいの暖機でごまかして走り出したり。ゆっくり走って、走りながら暖機しようって算段でちょいと苦し紛れ。エンジンに良くないんだよね。どっちにしてもやっぱり車内は凍えるほど寒い。目的地に着いたあたりでようやく暖房が効いてきたぐらいにして。

要は暖機運転したくないわけ。そのくせとっとと暖房を効かしてほしいわけ。

それにしても車のエンジンって重量どのくらいあるんだろ。おいらの愛車、ミニの 1300cc で 200kg くらいかも(知らないけど)。それほどのサイズの鋳鉄の固まりを暖めるんだよ。さらに冷えきったオイルと冷却水も暖めるんだよ。それでようやく車内に温風が吹き出す仕組みになってる。エンジン廃熱の有効利用だけど、それじゃ車内が暖まるまで時間かかるのも無理ないわな。

話は変わって、最近ようやく燃料電池車が出てきたね。一時期は「電気自動車なんてバッテリー容量が全然足りなくて使い物にならない」と言われてたけど、燃料電池の導入で状況が一変。にわかに現実味を帯びてきた。まだ1台あたりの単価は億単位らしいけど、とにかく現物が出てきてる。生産台数が増えればだんだん価格が下がってくるでしょう。

燃料電池だろうがバッテリーだろうが、電気自動車については北国在住民としてひとつ期待するところがある。

暖機運転不要。

これですこれ。熱機関じゃなく電気モーター駆動なんで、発動機が暖まらないといけないということはない。むしろモーターは冷えてる方が磁石が長持ちしてかえって都合がいい。そうなると車内の暖房は独立して装備した暖房専用電気ヒーターを使うことになるんで、車のキーを回してシステム起動するといきなり温風が吹き出すことになる。もちろん乗ってすぐ走り出してもよし。エンジンを始動してからの、凍えながらただ待つ時間がなくなるんですなぁ。これは大変なメリットだと思うんだが、なんで誰も言わないんだろ。

世界の有力市場で見ると、北京やニューヨーク、ヨーロッパの主要都市の緯度はだいたい青森県や北海道のあたり(北緯40度以上)に位置してて、冬はかなり寒いところが多いはずなんだが。日本は主要地域が関東以西で気候が比較的温暖だから、開発陣の考えがそこまで行き届かないのかもな。だからこそ北国の人の観点や発想は、自動車の世界市場を狙う人たちにとっては貴重なものだと思うんですがね。無視して存在を忘れてる場合じゃないと思うんですがね。と自己主張してみる(笑)

たぶん燃料電池車の場合、熱機関ほどではないにしても燃料電池からけっこう熱が出るので、燃料電池が暖まったらその熱で暖房する形になると思う。ただし停車時はほとんど電気を使わないので、燃料電池からの発熱量が落ちる。そんなときは暖房専用ヒーターを使う、という併用型になると思われ。暖房専用装備を載せるくらいなんだから朝一番の乗り始めでもこの装備を使わない手はない。でも燃料電池車はまだまだ北国に普及しにくい理由があるそうで。

最近発覚した燃料電池車の弱点。それは「排出水分の凍結」。聞いて初めて気がついたけど、言われてみるとけっこう当たり前のことというか。

燃料電池の原理は、「燃料の水素と空気中の酸素で水の電気分解の逆の反応を起こし、電力を得る」で、そうなると排気物質は水(水蒸気)ですな。この燃料電池から出て外に出きらなかった水が、北国では冬場に凍ってしまって燃料電池がうまく動かなくなるらしくて。どう対策するかは知らんけど、電気のヒーターで溶かすしかないんじゃないだろうか(憶測)。だとしたら燃料電池の他にも普通のバッテリーも積まんといかんよなぁ。燃料電池利用の電気自動車、そう簡単な仕組みにはならんのかもな。

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第2章:手近な未来の方向性

慶應大学などが共同で研究・開発中の8輪の電気自動車 ELiiCA(エリーカ) がすごい。燃料電池じゃなくリチウムバッテリー搭載だけど、とんでもない実力があるらしい。電気自動車のスピード記録を更新中だそうで。確か先代マシンの KAZ で時速300kmを達成したのは何年か前に聞いたけど(確か20世紀中だと思った)、今度の ELiiCA で時速400kmに挑戦するらしい(朝日新聞2003年9月26日付記事より)。

この発想がすごくて。従来の思考は「電気自動車は航続距離が不安だしパワーも足らん → 軽くなきゃいかん → 余計なものを全部取っ払った小型車」というビンボ臭めな方向性だったのが、ELiiCA は見た目かなりゴージャスかつグラマラスなボディラインの大型乗用車。さすが私大 (^^;)

ELiiCA に採用されてるパワー不足対策の一つとして、歯車の伝達ロスをなくす「インホイールモーター」というのがある(名前は「ホイールインモーター」でも可のはず。昔、電気自動車の本でこう書かれてた。出どころは忘れたので、「可のはず」)。アイディア自体は昔からあるんだが、さてどんなものかちょっと解説。

まず熱機関のクルマの構造の解説。以下の理由があって、「単一のエンジンから出たパワーを、クラッチ(トルクコンバータ)→トランスミッション→ドライブシャフト→デフギア→ユニバーサルシャフトと経由させて駆動輪を回す」のが基本条件になる。

  1. シリンダー1本あたりの排気量が大きくなればなるほどエネルギー効率が向上する傾向がある(車1台につき、エンジンを複数載せるよりも、大きな単一のエンジンを載せた方がいい)。
  2. エンジンは停車時も回り続けていなければいけない(要クラッチ or トルクコンバータ)。
  3. エンスト防止のため、はずみ車(フライホイールが必要)
  4. 実用的な回転力(トルク)が出る回転速度の範囲が狭い(要トランスミッション)。
  5. タイヤの近くまで駆動力を伝達(要プロペラシャフト。FF 車なら不要の場合もアリ)
  6. 2つ以上ある駆動輪が軸でつながれているため、旋回時に各駆動輪の回転速度差を吸収する機構が必要(要ディファレンシャルギア = デフギア)。
  7. デフギアで分割した駆動力を、サスペンション越しに駆動輪に伝達(要ユニバーサルシャフト)。

せっかくエンジンが生み出したパワー、上記の各機構を順に通っていくうちに、さしずめ商品が問屋を通過するごとに消費税を取られるかのようにエネルギーを削られていく。軸は伝達するだけだけど、加速時に慣性ロスが発生する。一説ではエンジンの出したパワーの10%以上は、この経路の途中で奪われるらしい。

んで本題。インホイールモーターとはどんなものか。これがものすごく単純。

各ホイールに1個ずつ、モーターを直接配置する。これがインホイールモーター。こうすると、上記の内燃機関自動車の6項目はどうなるか。

  1. 電気モーターにはサイズと動力変換効率の関連性がほとんどない(小出力モーターを多数使える)。
  2. 停車時にモーターが止まっていてもいい(クラッチもトルクコンバータも不要)。
  3. はずみ車も不要。
  4. 回転速度による回転力(トルク)のムラがない(トランスミッション不要)。
  5. プロペラシャフト不要。
  6. 各タイヤは独立した発動機を持ち、機構学的な繋がりがない(デフギア不要)。
  7. ユニバーサルシャフト不要。

動力源からタイヤまでの動力伝達ロスがほとんどなくなる。「歯車と軸のロスを減らすには、歯車と軸の数を減らせばいい」という大胆かつごもっともな論理(2005.3.14追記:これを書いた時はモーターとタイヤが直結だと思っていましたが、ELiiCA のサイトをよく読んだら、各インホイール駆動ユニットに減速ギアが組み込まれているそうなので、それに合わせて書き直しました)。

単純化が高効率化になる好例。このメカを知ってしまうと、現在、自動車の発動機として主流をなしてる内燃機関が、いかに我がままで小うるさくて難しがり屋であるかがよく分かったりする。メカとは一般に、同じ仕事をするなら仕組みが単純な方がより優れてるわけで。

でもこの完璧にさえ思えるインホイールモーターという考え、泣きどころもあった。それは、現在のモーター技術では、4輪合わせてモーターを4個配置してもまだパワーが足りないということ。「ホイール内に入るサイズのモーター」という制限がなかなか厳しいらしくて。そこで慶應大チームは発想を転換した。これほんと見事な発想だよ。

タイヤの数を増やせば、それだけモーターの数も増やせる。それで8輪車になったのだ(と思う。おいらの推測ね)。とにかくこれでモーターの個数倍増で出力倍増。車体もかなり大型にできた。「クルマのタイヤは4つ」という既成概念を破ることで「電気自動車 = 非力 = 小型車」の常識を見事にひっくり返した、と。

朝日新聞2003年9月26日での、開発リーダーの慶応大環境情報学部・清水浩教授のコメントは「燃料電池車の普及には時間がかかる。リチウム電池が量産化できれば、電気自動車の利用がもっと広がる」とのことで、かなりいけそうな感触。「バッテリーの容量が少なくて不安」というのは昔ながらの鉛蓄電池についてのことだったのかも。それをリチウム電池にすると、実用レベルになるってことらしい。それに燃料電池か否かは単に電源の種類の違いなので、電気自動車として最先端の車体を実際に作って限界まで走らせてるということで、ELiiCA は自動車の将来に影響を与えそうだよ。

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第3章:具体的解決策

清水教授の将来ビジョンでは、「燃料電池車の前にバッテリー車の時代が来る」ってことで、話は一番はじめの「車内暖房問題」に戻る。やっぱし寒冷地に住んでると、車内暖房問題はどうしても重要なんだわ。それに今の内燃機関のクルマより便利にしてほしいし。

燃料電池は自分で発熱するしエネルギー密度もバッテリーよりずっと大きい。だから暖房をガンガンかけてもそれなりに燃料は持つと思う。翻ってバッテリー車は、燃料電池車に比べると貯蔵エネルギー量にあまり余裕がなさそう。バッテリーだって使ってれば熱を出すけど、出てくる熱量は燃料電池ほどじゃない。それにバッテリーは冷えてると出力が落ちるので、恐らくバッテリーを保温する方向の設計(→バッテリーから熱を外に取り出さない設計)になるはず。

となるとこの手の電気自動車の暖房は、バッテリー電力による電熱ヒーターかヒートポンプで、ということになる。ただでさえ余裕のない電力量がさらに危うくなる。そこで ELiiCA 開発チームにおいらから提案なんだが、

FF 式ファンヒーターを搭載するってのは?

灯油を燃料にするやつ。汚れた排気だけ外に出して、室内の空気をきれいに保ったまま暖めるやつ。普通の排気ファンヒーターでもいいかもしんないけど、車内は狭い上に密封性が高いから、暖まった頃には乗ってる人は二酸化炭素中毒(←映画『アポロ13』に出てきたよね)で具合い悪くなってそう。窓を開けて換気するのもめんどいし、それで冷たい外気を取り込むのは嫌だし。そんなわけでここは FF 式。

二酸化炭素を出してしまうから環境にいいわけじゃないけど、同じ暖を取るのなら、現行のガソリンや軽油をエンジン内で燃やすのより、灯油の排気ガスの方が有害ガスを出さないぶんだけよっぽどまし(大抵の反射式石油ストーブなんて室内に排ガス出しまくりでしょ?)。灯油ならガソリンスタンドで簡単に買えるし、揮発性が低いんでガソリンより本質的に安全性が高い → 機構の安全基準を低くできる +乗り物の動力用じゃないから自動車関連の課税対象外 = ローコスト。いけそうじゃないですかね。

プロパンとかの可燃ガスでもいいやね。天然ガス車普及のため、高圧可燃ガスボンベの使用者認可基準が下がったらしいし。燃料電池車が普及してきたら、発電燃料の水素を暖房の燃料に直接使ってもいいかも。

今までの電気自動車事情は「エンジン自動車の性能にどこまで近づけるか」だったけど、これからは「エンジン自動車よりどこまで便利になるか」が主になっていきそう。コストの問題が大きいだろうけど、インホイールモーター車はどう考えても内燃機関自動車より精密機械部品の点数(特に歯車と軸受け)が断然少ないんで、世の中がインホイールモーター車を認知して受け入れさえすれば、製造コストはけっこう簡単に下がると思われ。

銘板左端銘板銘板右端

トヨタがプリウス(並列ハイブリッド形式)を発表した直後、日産は対抗意識を燃やしたか、別な形式(直列ハイブリッド形式)を新聞で発表した。97年だったかな。

そのあとやって来たゴーン社長の決断でこの計画は立ち消えになったけど、ほんとは将来性のあるメカだったんだよな〜。だってこれハイブリッドとは名ばかりで、もろに電気自動車そのものなんだもん。クルマを走らす直接の動力源は電気モーターのみで、その電力源としてレシプロ発電機(内燃機関)を載せてるってだけで、その発電機をあとでバッテリーにも燃料電池にも置き換えられたんだよな〜。この構想が実現してれば、それで電気自動車の車体作りの経験を積むいいチャンスになってたはずだったんだよな〜。社長は日産全体の総合的な状況判断で決断されたんだと思うけど、長い目で見るとほんと惜しいことしたと思うな〜。でもそのときの日産は、長い目では見られない状況だったんだよね。運命のいたずらですなぁ。

しかし日産はキューブやマーチの新型で e-4WD なる新メカを投入した。基本的に FF のこの兄弟車の後輪をモーター駆動にして四輪駆動にするというこのアイディア、脱帽したっす。なぜか世の中ではあまり注目されてないけど、メカニズムの本質はプリウス、インサイト(ホンダ)と同じ並列ハイブリッド形式だ。ただ、後ろの2輪は、1個のモーターでデフギアとユニバーサルシャフトを介して駆動してるらしい。

一気にインホイールモーターまで行ってほしかったけど、新しい試みだったろうから、きっとなるべく使い慣れた技術を織り込んで確実さを求めたんだろな。インホイールモーターだと駆動輪にデフギアなしで運転感覚が違うはずだから、運転する人が戸惑うかもだしな。

そういやホンダのプレリュードと三菱のギャランがほぼ同時期に4輪操舵を導入したことあったね。でも世の中への受けが悪かったみたいで、あのあと追従した車種はなかった。仕組みを一気に変えるってのは、客受けの面で厳しいのかも。

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追伸:最近ハイブリッド車や超低燃費車が大モテだけど、熱エネルギーの動力変換効率がいいぶん、冬場は普通の車よりエンジンも車内も暖まりにくいんじゃないだろうか。

銘板
2004.2.10 火曜
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夢の人、蘇る

ワタクシは今朝から、ずっと悩んでいた。

ワタクシの悩みは、目覚めた直後から続いていた。

あの起き抜けに見た夢、あの人は一体何だったのか。

人を寄せ付けない雰囲気を持ちつつも妙に懐かしく、はつらつとしながら背中には哀愁を帯びた中年男。

手に工具のようなものを持ちこちらを睨んでいたが、どこか憎めないものがある。

果たしてあの人は……あの御仁は果たして……。

思えば彼は、ワタクシの人生に幾分かの影響を与えた人だったような気もする。

人生の時々において、ワタクシがゴム動力模型飛行機をいじる時、自作紙ヒコーキをいじる時、

ガンダムプラモをいじるとき、ハセガワ製72分の1震電のプラモをいじるとき、

RC カーをいじる時、自転車をいじる時、パソコンをいじる時、プログラムをいじる時、

クルマをいじる時、職場の電気配線をいじる時、その他諸々のモノをいじる時、

彼はよく、ワタクシの心の隅に現れていたような気がする。

そんな時は不思議な歌の不思議なフレーズが、心の内に繰り返し再生されていたような気もする。

その歌の、途中の歌詞が特に心を打った。

あの歌詞が、昔日のワタクシが痺れたあの歌詞こそが、今朝の夢の中で聴き入っていたものだった。

運転中も彼のことを思い出そうとするあまり、ワタクシは危うく追突しそうにさえなった。

「ハッ!」とブレーキを踏んで事なきを得た瞬間、あの素晴らしい歌の最後のフレーズを思い出した。

♪俺は風邪気味 バラバラ〜マ〜ン

(コーラス)バラバラマン バラバラマン

      バラバラマン バラバラマン

バラバラマン様!(T▽T)

ワタクシは今すべてを思い出した。そう、あの心を打たれた歌詞は、

♪鉄のハートも恐怖に凍る〜

だ。カッチョエー! d_(≧▽≦)_b

YAHOO! 検索「バラバラマン」で196件も釣れたぜ〜!(関係ないのもけっこうありそうだけど)

おお、作曲は小林亜星だったのか! ワンダバ系コーラス最高だぜ亜星!

その歌のときの画像(『ロボット8ちゃん』の終わりの歌だった)まで紹介してるサイトがあったけど、バラバラマン様のあまりのダサさにワタクシ大幻滅。こんなだったっけぇ? 紹介するのは歌詞だけにしてほしかった(笑)

いろいろモノをいじるとき、他にも故・死神博士(合掌)や則巻千衛兵博士やボヤッキー大先生なんかがワタクシの傍らにご降臨されてたのは分かってたけど(ォィ)、歌付きはバラバラマン様だけだな。

銘板
2004.2.11 水曜
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21世紀の商売最新トレンド

「戦国武将祭り!!」

最近当たってる商売は何かと考えるとどうしてもこの「戦国武将祭り!!」を思い起こしてしまう。鎧の通信販売。読売新聞の社会面の一番下によく出てる。この鎧屋さんの商品写真付き広告、居並ぶ来日外タレのライブチケット販売広告よりずっとでかく出てる。今日も出てた。よっぽど当たってるんだろうなぁ。

『ラスト サムライ』ブームにうまいこと乗ったってだけかもしれんけど。

広告の写真を眺めるに真田幸村の兜、スゲーカッチョエー! d_( ≧▽≦)人(≧▽≦ )_b

いや、おいらは特に買う予定ないけど (^_^;)

銘板左端銘板銘板右端

追伸:

遥かなり、網の上のジャワ航路 3

この前ようやくインストール完了した Java 1.4.2 on FreeBSD、恐くて手を付けられなかったんだけど昨日の夜、一念発起してやってみた。教科書から短いソースを書き写してコマンド javac でコンパイルしてみたらエラー出た。ネット検索で打開策を探してひとつずつやってみたけどどうもうまくない。

そうしてがんばってるうちに、何個目かの指南サイトの方法を試してたら「csh.cshrc ファイルに以下のパスを指定する」というのが出て来た。「パス(path)」とは、実行コマンドを探しに行く経路のこと。これやったらあんた root が死んでしまっただよ。そのパス先にあるコマンド以外受け付けなくなって。そのサイトの管理者さん、きっと慣れたユーザなら常識な、そういうときの作法を書くのを省かれてたんだろうなぁ。

書き換えた書類を元の状態に書き直そうにもエディタが起動しない。シングルユーザモードも効かない。緊急用のフロッピーも用意してない。で、久しぶりにクリーンインストール

Ports の同時インストールはやめてみた。最新の ports をダウンロードした方がいいと判断して。その方針でインストールしたての FreeBSD 5.1-RELEASE に最新 ports を無事に突っ込んで、昨晩は寝た。GUI はいつも通りの KDE 3.1.2 だ。

今日は KDE の日本語環境を構築しようとしてだね、まぁ何だ、前にもやったことがあるんだが、/usr/ports/japanese/kde3-i18n/ と入って、コマンド make install でおしまい。簡単なもんさ。

……(汗)

なんか最新 ports の内容、 KDE 3.2 に合わせてるみたい(滝汗)。

Checking for libxml libraries >= 2.6.3...configure: error: Version 2.5.7 found.
You need at least libxml2 2.6.3 for this version of libxlt.
===> Script "configure" failed unexpectedly.
 
libxml ライブラリのバージョンが 2.6.3 以上かどうか確認中... configure: エラー: バージョン 2.5.7 発見。
少なくとも libxml2 バージョン 2.6.3 の libxlt が必要です。
===> スクリプト "configure" は予期せず失敗しました。

と言われてもなぁ……。それが何を言わんとしてるのか理解するのにまず小一時間。ネット上を探しまくって libxml2 2.6.3 とかいうのを見つけるのに小一時間。拾って来たら実はその最新 ports の /textproc/libxml2/ にバージョン 2.6.5 というもっと新しいのが入っていたのに気付くのにまた小一時間。

Ports の libxml2 2.6.5 をコマンド make install でインストール開始。必要な書類を自動でダウンロードして、ピルド中に必要だと判断された依存ファイルも自動でダウンロード → ビルド → インストール。で、libxml 本体のビルドに自動で戻って自動でインストール。頭いいよなぁ。ログが流れるの見てて飽きないや。

libxml のアップデートに成功したはずなんで、もとの /usr/ports/japanese/kde3-i18n/ に戻って作業再開。

……(脂汗)。

また同じところで止まってる。pkg_info で見ると libxml 2.5.7 がまだ生きてやがる。コマンド pkg_delete libxml 2.5.7 で消そうとしたら、こいつに依存してる書類がいくつかあるみたいで。ダイアログも「以上の書類に依存されているので、うまく消せるかどうかは分かりません。でもとにかく消す作業はやるだけやってみます」みたいな無責任な言葉を返して来た。

「そんな古ダヌキなんかにいつまでも頼ってないで、今度入った新人を使ってやってよ」とまたコマンド pkg_info で調べると、ちゃんと置き換わってた ε=(^o^;) ホッ

そしてまたもとの /usr/ports/japanese/kde3-i18n/ に戻って作業再々開。この辺りから、当初何を意図してこんな作業を始めたのか分かんなくなって来た。ああそうか日本語。KDE で日本語だ。これだった。ビルドは進む。エラーはもうこれっきりにしてほしかったが、

An older version of textproc/libslt is already installed (libslt -1.0.30)
You may wish to ``make deinstall'' and install this port again by ``make reinstall'' to upgrade it properly.
 
textproc/libslt の古いバージョンが既にインストールされています(libslt -1.0.30)。
このポートでコマンド "make deinstall" を実行してから再び "make reinstall" でうまいこと行くかもしれないです。

なんかまた微妙に無責任な感じだけど、言われた通りやったら進めた。お前やればできるじゃんもっと自信持っていいぞ。それにしてももぉ〜このくらいでエラーはご勘弁願いたいんだが。

Checking for Qt... configure: error: Qt(>=Qt 3.2 (library qt-mt)) not found. Please check your installation!
For more details about this problem, look at the end of config.log.
Make sure that you have compiled Qt with thread support!
===> script "configure" failed unexpectedly.
 
Qt を確認中... configure: エラー: バージョン 3.2 以上の Qt 発見不能。インストールされているか確認してください!
この問題の詳細は config.log の最後に出ています。
スレッドサポートでコンパイルされた Qt を用意してください!
===> スクリプト "configure" は予期せず失敗しました。

来た (-_-;) 。なんかビックリマーク2つも付いてる。Qt 3.2 もどうせ ports に入ってるんだろうなぁ。でもどこに入ってるんだか見当付かない。手がかりを求めてネット検索すること小一時間。

/usr/ports/x11-toolkits/qt32/ に入ってることを突き止めた(Unix のファイル検索方法が今ひとつよく飲み込めん……)。make install を始めたら思ったよりでかいファイルがネットから落ちて来て、インストール完了まで3時間かかっただよ。ちょうど今終わったとこ。今回のシステムにはまだ SETI 入れてないから全速力で make したんだが。ともあれ正常に終わってよかった (-o-;A) ヤレヤレ

ってまだ依存ファイルのアップグレードの2個目が済んだってだけだった。KDE 3.1.2 に最新 ports で日本語環境を整えるのに、あと何回こういうのあるんだろ(恐) さーてそんじゃ大もとの /usr/ports/japanese/kde3-i18n/ の make install を再々々々開すっか〜。おっ、新しい Qt 認めたぞ……。

…………。

インストールは無事終わったんだけど、KDE が二度と立ち上がらなくなった(泣)。バージョン 3.1.2 と 3.2 の混在はまずかったか。システムインストールからまたやり直すべ。とほほほ。

銘板
2004.2.12 木曜
前日に飛ぶ
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久々の立体写真

この前ちょっと市内の県合同庁舎ってところに行ってきたら、いい被写体があったんで久しぶりに立体撮影してみた。すぐ前の道路に歩道橋を架ける工事が進んでて、その基礎工事らしい。題して

『パイルドライバー』

「パイルドライバー」っつうとプロレスのあの技(和名「脳天杭打ち」)を思い出すけど、もともとはこのパイル打ちメカから来てるんじゃないかと思われ。いや、この機械の正式名称がほんとに「パイルドライバー」なのかどうかも知らないけど。

まーでも最近はこの写真でどうにか分かると思うけど、ドリルで縦穴を開けてそこにパイルを押し込む「静音パイル工法」が法律で義務化されてるみたいだね。

プロレス技の命名インスピレーションのもとになったと思われる昔のいわゆる「パイル打ち」はですな、とにかくやかましかった。木材に釘を打つのと全く同じ要領で地面に土台用パイルを打ち込んでたもんな。巨大ハンマーでガゴーン! ドジャッ!……ガゴーン! ドジャッ! と。これが街じゅうに響き渡るくらいの大音響で、あまりにも近所迷惑だったから最近は静音パイルなわけ。これだと近くを通りかかっても、機械を見るまでパイル打ってることに気がつかないほど静か。テクノロジーの進歩が世の中をより良くしてるってわけですな。

だけど昔のパイル打ちの音、近くだとそりゃたまんなくやかましかったけど、遠くで一定間隔で鳴ってるのを聞くと、なんだろうねぇ、なんか妙に懐かしい気分にさせてくれる音だったよ。かこーん(パイルを打つ音)かっしゃ(ハンマーを吊るすチェーンが落ちる音)かこーんかっしゃ…………かこーんかっしゃ かこーんかっしゃ…………かこーんかっしゃ かこーんかっしゃ…………。エコー何回かかかったぐらいにして。

そういや YMO がこの音をリズムに取り入れた曲を作ったな。なんか祈りの曲っぽいやつ。ノルタルジックな感じで。タイトルは『エピローグ』か『プロローグ』のどっちか。忘れた。

子供の頃 H. G. ウェルズの『宇宙戦争』(タコ型火星人が地球に攻めてくるという、あの有名なやつ)を読んだら、引き込まれるように一気に貪り読んでしまった。なかでも石炭庫に追いつめられた主人公に火星の殺戮メカが迫っていく場面はドキドキだったよ。意外な結末で火星人が全滅してからも不安で不安で、そーっと窓を開けて世の中の様子をうかがったら遠くでパイル打ちの音が鳴ってて、「ああ地球は平和なのだ」と胸を撫で下ろしたもんじゃった(当時はイラン・イラク戦争と米ソ冷戦の真っ最中だったけど)。

パイル打ち工事を見かけるとそういうもろもろのよしなしごとが思い浮かぶんだけど、もうあの「かこーんかっしゃ」は聞けないんだのぅ。

銘板
2004.2.13 金曜
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機械に仕事させる日々

毎年この時期は残業がち。常連客へのダイレクトメールの印刷で。

なんぼバージョンアップ重ねてもバグまみれな A 社製安物統合ソフト AppleWorks(←社名出てるって)で葉書の文面を書いて(結局最後はクラリスワークスというこの前身のソフトに戻してしまった)、インクがなかなか乾かない D 社製 DP-33S(印刷機)で葉書の文面を印刷し、使いやすいと評判だけど実は細かいところが全然使いにくい F 社製データベースソフト FileMaker Pro(←社名モロ出てるって)にて顧客名簿を整理して宛名職人に書類を渡し、葉書印刷がやたら苦手な R 社製 imagio Neo 350(複合機)のプリンタ機能にて宛名印刷をし、それを出す。

今日でソフト的な加工が終わった。印刷機に版下も出力したから、週明けはひたすら葉書の文面印刷。それが終わったら宛名印刷。難関が続く……。どいつもこいつもなぁ〜。まぁでもパソコン環境がましになったけど。Performa 6410(G3 アップグレード・240MHz)→ iMac 350MHz で相当ラクになった。FileMaker のスクリプト処理に2時間半かかってたのが、75分で終わった。倍速。

今さら 350MHz で感激してるってのもアレだけど (^^;)

銘板
2004.2.14 土曜
前日に飛ぶ
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やっぱし飲み会

バレンタインデイだけど飲み会。もうこんなんばっか(笑)。ありがたいことにお呼び出しがかかって、いそいそと飲み会。

でも呼び出した人、我慢してお追従してると容赦なく朝まで酒に付き合わせるお方なんで、10時半頃から帰りたい言動を見せ始めて伏線を張り、11時半に半ば強引に帰って来た (^_^;)

いやもう「うち帰ってパソコンいじるんだ〜。作業やりかけで電源入れっぱなしの回しっぱなしで、もう結果が出てるはずなんだ〜」と、「現実世界に戻れないくらいキテしまったパソコンおたくになってしまった」と架空の設定で話を持って行って、とにかく帰った(汗)

銘板左端銘板銘板右端

追伸:

遥かなり、網の上のジャワ航路 4

週末なんだから別に朝まで飲んでもいいようなものの、なんでまたその日のうちに帰ったのか。それは……。

FreeBSD でやりかけの作業があって、

それがど〜にも気になって気になって。

( ̄- ̄c) → (  ̄o ̄)っ☆彡 オイ! 架空の設定じゃないのかよ!

新規にインストールし直したんで Java もまた新しく入れ直そうかと思って、昼頃起きてすぐその作業に入った。1.4.2 でひどい目にあったから、古めの Java1.3.1(/usr/ports/java/jdk13)、これ今回は行こうかと思って。実は 1.4.2 入れる前に 1.3.1 でエラー終了してヘタレたんだけど、今度はもっと頑張ろう、ということで昼からインストール作業にいそしんでたのよ。ゾンビ(正式名称らしい。kill コマンドで殺しても殺しても死なないタスクのこと)が出まくりで1日半もかかった 1.4.2 インストールと違って、1.3.1 は速かった。make install コマンドでビルド&インストールはサクサク進む。そして問題のエラーがやって来た。

../../tmp/bsd/i386/stubs.o ../../oji-plugin/src/motif/common/stubs.c
In file included from ../../oji-plugin/src/motif/common/stubs.c:29:
/usr/X11R6/include/npapi.h:1:2: #error
"/home/espenr/tmp/qt-3.1-espenr-14496/qt/extensions/nsplugin/src/npapi.h
must be provided by Netscape"
/usr/X11R6/include/npapi.h:2:2: #error "This file is just a
placeholder. Please see the documentation"
/usr/X11R6/include/npapi.h:3:2: #error "to learn how to obtain the real
file"
In file included from ../../oji-plugin/src/motif/common/stubs.c:30:
/usr/X11R6/include/npupp.h:1:2: #error
"/home/espenr/tmp/qt-3.1-espenr-14496/qt/extensions/nsplugin/src/npupp.h
must be provided by Netscape"
/usr/X11R6/include/npupp.h:2:2: #error "This file is just a
placeholder. Please see the documentation"
/usr/X11R6/include/npupp.h:3:2: #error "to learn how to obtain the real
file"

ログを見ると、このメッセージが出てからエラーがドバーッと続き、最後はこんな感じ↓。

../../oji-plugin/src/motif/common/stubs.c:439: syntax error before
"NP_Shutdown"
../../oji-plugin/src/motif/common/stubs.c:440: warning: return type
defaults to `int'
../../oji-plugin/src/motif/common/stubs.c: In function `NP_Shutdown':
../../oji-plugin/src/motif/common/stubs.c:442: warning: implicit
declaration of function `NPP_Shutdown'
../../oji-plugin/src/motif/common/stubs.c:443: `NPERR_NO_ERROR'
undeclared (first use in this function)
gmake[1]: *** [../../tmp/bsd/i386/stubs.o] Error 1
gmake[1]: Leaving directory
`/usr/ports/java/jdk13/work/j2sdk1.3.1/ext/plugin/build/solaris'
gmake: *** [plugin-all] Error 1
*** Error code 2

Stop in /usr/ports/java/jdk13.

以前は最後の方だけ見て「こりゃ手に負えん。さっぱり分からん」とサジ投げた。今回気がついたのは、はじめに出した方の、

"...npapi.h must be provided by Netscape":
「…npapi.h は Netscape から提供されなきゃダメです」
"...npupp.h must be provided by Netscape":
「…npupp.h は Netscape から提供されなきゃダメです」
...
..."This file is just a placeholder. Please see the documentation":
…「この書類はただの場所取り用です。解説を読んで下さい」

どうも Netscape をインストールしないとこのエヌパピだかとエヌプップだかいう変な名前の書類を手に入れられないらしい。Java アプレットの絡みだと思うけど。Netscape の著作物っぽい気がする。で、そいつらを入手すべく Netscape インストール開始。

この書類さえ手に入ればいいんで ports から Netscape Communicator4.8(/usr/ports/www/netscape48)をインストールする port を選択。インストールしてみたら途中でエラー停止。ある依存書類を提供してくれてるはずのサイトが全て、その書類の掲載をやめてるらしい。いくつか自動で当たってたけど、みんなから断わられてた。自分で探してみたけど見つけられず。古いソフトだからねぇ。もしかして問題の見つかった書類なのかもしれないし。

この時点でエヌパピ・エヌプップ(仮称)が入ってればよかったけど、JDK 1.3.1 を再インストールしてみたら同じところで止まった。NS 4.8 はあっさりクビ。もっと新しい Netscape が必要なんですな。

FreeBSD 5.1-RELEASE の ports コレクションにデフォルトで入ってるのは、Netscape 7.01 を呼び出してインストールする port(/usr/ports/www/netscape7)。で、こいつをやろうとすると「7.0x はセキュリティ上の問題が見つかったので配信を停止しました」と出ることは分かってた(経験済み)。つうことは、もっと出来の悪い 6.x は当然ダメ。つうか ports コレクションにも 6.x なんて既に入ってないし。現行の Netscape 7.1 を入れるしかないわけで。つうことは ports のアップデートが必要なわけで。ports 全体を丸ごとアップデートすると、前みたいにバージョンの不整合が出て GUI が死ぬ可能性もあるわけで(復旧させようとしてシステム全体をおかしくしてしまったからな)。そこで新兵器投入。

新兵器の名は "CVSup"。前回はインストールしたにもかかわらず全く起動しなかったけど、今回またインストールしたらちゃんと起動した。このソフトはシステムの書類を選択的にアップデートしてくれる。しかも差分のみアップデートするんであんまし時間がかからない。こいつをディレクトリ /usr/ports/www/ のみ限定で働かせると、アップデートしてほしくないところはみんな放っといてくれて、ブラウザなんかの ports が入ってるところだけ最新版にしてくれる。教科書『FreeBSD 徹底入門 [改訂版]』に従いつつ /usr/ports/www/ だけで働くようにちょいとオリジナルの工夫をしたら、狙い通りに動いてくれた。ポート netscape7 はちゃんと 7.1 になってたんで Netscape 7.1 インストール開始。今回もあっさりインストールされてくれた。起動も OK。

さて懸案だったエヌパピ・エヌプップ(仮称)はどうなったか。

……また同じエラー停止かよ! ( ̄- ̄c) → (  ̄o ̄)っ☆彡 オイ!

全然進歩してねーじゃねーか。ここまで苦労して Netscape をインストールしたってのに。とりあえず問題が出てる場所にあるエヌパピ書類(仮称)とエヌプップ書類(仮称)を訪ね、開いてみた。ヒントを漁りに。そこに書かれていたのは、

エヌパピ書類(仮称)
"...npapi.h must be provided by Netscape":
「…npapi.h は Netscape から提供されなきゃダメです」
...
..."This file is just a placeholder. Please see the documentation":
…「この書類はただの場所取り用です。解説を読んで下さい」
エヌプップ書類(仮称)
"...npupp.h must be provided by Netscape":
「…npupp.h は Netscape から提供されなきゃダメです」
...
..."This file is just a placeholder. Please see the documentation":
…「この書類はただの場所取り用です。解説を読んで下さい」

ははぁエラーダイアログはこの文言をそのまま書き出してたわけね。こいつらは偽物の書類なわけね。ここに本物を呼んできて下さいよ、と。とにかく Netscape のインストールは成功したんだし、きっとこのシステムのどこかに、本当のエヌパピ・エヌプップ(仮称)は潜んでいるに違いない。

find コマンドでの検索、どうもうまくできなくて。で、ありそうなところを片っ端から開いていく、あるいはネット上でどこにあるのか書いてあるサイトを見つけるというかなり原始的なファイル検索法を今までやってたんだが、今回あまりにも漠然としてるしネット上でも場所が分からんし、Linux エミュレータ内の可能性も大きいんで捜索範囲はやたら大きい。少しでも楽する方法を考えてたら、KDE の機能でちゃんと GUI 的な「ファイル検索」があることが判明。そいつに "npapi" と打ち込んで /usr/ 以下を探させた。

なんかやたら時間かかってるんすけど。同じ FreeBSD ベースでも Mac みたいに電光石火で探し出すってわけには行かんのだろうなぁ。なんたって無料だし。待ってる間にこっちの方が時間切れ。そのまま探させて飲みに出かけましたとさ。

居酒屋から逃げ帰って来たら (^o^;)、エヌパピ書類(仮称)、ちゃんと2つ拾ってあった。ひとつはさっき漁った偽物(usr/X11R6/include/npapi.h)。本物と推定されるもうひとつの住所は、なんかやたら長かった。

usr/ports/java/jdk13/work/j2sdk1.3.1/ext/plugin/oji-plugin/src/motif/badapter/npapi.h

( ̄- ̄c) → (  ̄o ̄)っ☆彡 オイ! ports の Java フォルダの中じゃねーか! その書類の中を覗いたら、さっきの場所取りとは違ってプログラムが詰まってた。本物らしい。

「幸せの青い鳥は、実は家の(略)」ていうか「灯台もと暗(略)」。Netscape のインストールしてはじめてそこに書類が入ったのかもしれんけど、はじめっからあったのかもしれん。どっちにしろ、どうもインストーラは自分ではこの書類を動かす権利がないらしい。それで指定の書類が入るべき場所に名前だけ同じ「場所取り書類」を置いた、ということか。

本物のエヌパピ・エヌプップ(仮称)を偽物のあるディレクトリにコピーして JDK 1.3.1 のインストール再開。今度は jri.h という書類がエラーを出したんで、確かめたら全く同じ理由。本物の jri.h を偽物と置き換え、ついでに同じディレクトリにあった似たような書類、jri_d.h と jritypes.h も置き換えておいた。

ついにファイナリー Java 1.3.1 のインストール成功!(悲願) いや、それが動かなかったらなんにもならんわけだが。Java 1.4.2 はエラー出たしな。短い Java ソースコード "Sample.java"を用意して、"javac Sample.java" にてコンパイル……できん。そして出た "Command not found!"。ふふふしかしバット今回はこれだけじゃ引き下がりませんことよ。これはズバリ、コマンド javac のあるところにパス(path: 経路)が通ってないからでしょー!

ふむふむ javac は /usr/local/jdk1.3.1/jre/lib/i386/green_threads/ にあったぞ。パス指定はちょいと面倒だから、とりあえずはコマンドに絶対パスを含めてやればいいのさ。ちうことでコマンド "/usr/local/jdk1.3.1/jre/lib/i386/green_threads/javac Sample.java" でポチッとな!

/usr/libexec/ld-elf.so.1: Shared object "libhpi.so" not found

って何?(汗)

またもや新たな難関に出くわしてまたもやヘタレそうなおいらであった。たぶんきちんとパスを通せば動くとは思うけど、「パスを通す」作業で致命的状況に陥ったこと、Mac OS X での操作も含めて何回かあるからな (-_-;)

「男には、決着をつけなきゃいけない時ってのがあるのさ」という妙に男らしいセリフを何かの漫画で読んだことあるけど(『シティーハンター』かな?)、おいらにもついにその時が来ましたか。どうするか……。

ここはまぁひとつ穏便に「先延ばし」ってことで(←男らしいか?)。

銘板
2004.2.15 日曜
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運がいいんだか悪いんだか

高速道路の職員さんに助けらもらっちまった。

クルマをチューンするカネが貯まったんで、我がミニちゃんのサスペンションに念願のコイルスプリングをぶち込もうと。ちょうどオイル交換の時期でもあったし、あと細々したところを直してもらおうかなとか。

ミニの標準のスプリング、鋼じゃなくラバーコーンなんだわ。設計者のサー・アレック・イシゴニス卿(←イギリスっぽい敬称)の、当時画期的な発明。小さい車体に合わせたコンパクトなサスペンションシステムの中核的発想、てなことらしい。まぁ当時は画期的だったんだろう。このラバーコーン自体がスプリングでありショックアブソーバー(ダンパーともいう。オイル式とガス式がある。以後「ショック」)でもあって、まあショックも標準装備されてるけど貧弱なやつでいいわけで。それだけ場所を取らないわけで。

ただ、なんつーか、こう、その「世紀の発明」から50年くらい経ってるけど、世の中見回してもサスのバネにゴム使ってるクルマ、他にないでしょ? 全然普及してない。やっぱりというか難点があって。

  1. ゴツゴツした乗り心地
  2. ゴムは経年劣化する(鋼のバネは、錆びさせなければそのクルマの寿命以上に持つ)

1. は、高校物理でやる「バネ係数」、この問題だと思う。データがないんで経験に基づく推測で言っちゃうけど。普通の鋼のコイルスプリングだと変位(「バネが縮む量」と考えてくれ)がどうあろうとバネ係数 k は一定。変位に正比例した反発力を発生する。あるコイルスプリングが、伸びきった状態(変位 0cm)から 1cm 縮むと 1kg の反発力を出すとすると、10cm 縮めば反発力は 10kg。分かりやすい。

これがラバーコーンだと、変位が増えれば増えるごとにバネ定数が上がる。変位 0 から1cm 縮むと 1kg の反発力だとしても、変位 5cm で 7kg、10cm で 20kg ……みたいに、バネが縮むほど、普通のバネよりキョーレツな反発力を発生させる。これがミニの走りのゴツゴツ感というか突き上げ感というか、そういうのになる(はず)。

2. は、やっぱほらゴムだから、変形するほどの力を何年も受け続けてると、だんだんヘタってきて車高が落ちる。そしてゴムも固くなっていく。酸化もするだろうしねぇ。

ミニは FF 車なんで前がやたら重い。んだからそのまんま乗ってると、だんだん前下がりになってカッコ良くなっていく(笑)。見た目カッコイイのはいいけど、ほとんど縮まなくてしかもやたら硬いバネなもんだから、歳月の経過とともに乗り心地は悪くなる一方。こうなると曲がり角でハンドル切るごとにフェンダーにタイヤが当たってゴリゴリ鳴るし。さらにそこで急ぎ目で轍を横切ったりすると「ギゴゴッ! ギガゴッ!」なんていう明らかな異音にまでなって街行く人々が振り返ったりして、カッコいいどころかめちゃめちゃカッコ悪かったりする。

ミニが小改良を重ねつつ50年近くも売られ続ける間(2000年に生産終了した)、メーカーはオースチンに始まりローバーを経由し最終的には BMW になったけど、ついに最後までラバーコーンは受け継がれてきた。そしてその間、サードパーティーのオプションで、コイルスプリングとそれ用のショックが出てんの。90年代に入ってからだと思うけど。テクノロジーの進化ってやつですな。

そのテクノロジーをうちのクルマに入れるには「工賃込みで10万くらいかかる」と専門店に言われ、いやほんとがんばって貯めたよ。走行距離7万キロを突破してヘタり切ったラバーコーンとおさらばしたくて。

八戸の北隣の下田町にその専門店はある。八戸からだと一般道で行ってもいいんだけど、はやる心で高速に乗って八戸北インターからバビュンと150円で下田インター。降り口の料金所で前のクルマを待ってるうちにエンジンが勝手に止まっちゃった。グドグドグド(エンジンの息つきの音)……プスッ(予期せずエンジンが止まった音)。

オイ……!(汗)

スターターいくら回しても駄目。キヨヨヨヨ!(スターターの音)グドグドグド…プスッ。キヨヨヨヨヨヨヨヨ!グドグド…プスッ。キヨヨヨヨヨヨヨヨヨヨヨヨヨヨヨヨヨヨ!グドプスッ。キヨヨヨヨヨヨヨヨヨヨヨヨヨヨヨヨヨヨヨヨヨヨヨヨヨヨヨヨヨヨヨヨヨヨヨヨヨヨヨヨヨヨヨヨヨヨヨヨ!…(静寂)

だみだこりゃ。燃料ポンプが逝ったっぽい。配管に残った燃料でゲートを出るところまでどうにかならんかなぁ。えい! キヨヨヨヨヨヨヨヨヨヨヨヨヨヨヨヨヨヨヨヨヨヨヨヨヨヨヨヨヨヨヨヨヨヨヨヨヨヨヨヨヨヨヨヨヨヨヨヨ!…(静寂)。

……。(-_-;)

うっわ〜うっわ〜やばいよやばいよ後ろめちゃめちゃ渋滞してきた。ここの料金所、ETC ゲートと現金ゲート1個ずつしかないんよ。支払いブースで右手を出しておいらを待ってるおじさんAも事態に気づいてくれた。「ちょっと待ってて、今、人呼んだから」。

ほどなく高速道路職員のおじさんBとおじさんCの2人が駆けつけてくれた。「押しますよ〜。せーの!」

3m ほど進むと、おじさんAの指示で支払いブースで止められて、チケット渡して150円払って、そこからまたおじさんBとおじさんCにインター付きの駐車場まで押してもらった。どうもあんがとさん (^o^;)/ 「ええ、今クルマを整備に出すところで、その店に電話かけて助けてもらいますから、ええ大丈夫です」

お店に電話したら、キャリアカーでクルマを拾いに来てくれるそうで。ほっ。助かった〜。え? 連絡あと10分遅かったらそのキャリアカーで名川町(八戸の南西隣の町)に行くとこだったの? おおーっラッキー(嬉)トラブったのが助っ人がいる場所だったのも超ラッキーだったなぁ(嬉泣)

調べてもらったら、やっぱし燃料ポンプご逝去。5万くらいかかるんだわ燃料ポンプ交換。中古ポンプじゃいつ同じことになるか分からんから、新品じゃないといやだし。

突然の出費がかなり痛かったけど、当初の予定通りオイル交換とコイルスプリング導入も注文してきたぜ! てやんで持ってけドロボー!(ヤケ)

今週末あたりまでミラが代車。ミラで「乗り心地い〜なぁ。サスふかふかだぁ〜」と思ってしまうラバーコーンユーザの悲しき性よ。クルマが出来てきたら、これより乗り心地良くなってるとい〜なぁ。

銘板
2004.2.16 月曜
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バーチャルスタジアムはどうなった?

今さらな話なんだけど、立体写真家としてやっぱし気になることがあって(最近あんまし活動してないけど)。

今をさかのぼること8年ほどの昔、日本と韓国は相争っていた。ワールドカップサッカー2002年のホスト国候補として。既に共催案も出てたけど、当時は「FIFA ワールドカップは原則として1カ国開催」とのことで、両陣営とも自国での単独開催を狙っていろいろ運動してた。今になると、共催が一番よかったと思うよ。両代表チームとも地元で今までにないいい結果を出せたし。一緒に手を組んで素晴らしい大会を作ったといういい歴史も作れたし。しかも開催後のダブツキ施設の運営赤字も半分こにできたし(2016.6.5 追記: ♪そんな風に考えていたときが私にもありました)

で、ホスト権ゲットに関して、争いようはまさに熾烈そのものだった。それぞれ目玉企画をいくつか出したりして。韓国側は忘れたけど、日本側の1つは「バーチャルスタジアム構想」。これしか覚えてないけど、これがすごかった。「日本による単独開催が実現した暁には、この企画でチケット売り上げを今までの何倍、何十倍にして差しあげましょう」との触れ込みで、売り込んだらしい。どういうものか。

「開催中のゲームを、そことは別なスタジアムの無人のピッチ上に 3D 映像で生中継で、あたかもそこでプレイしているかのように映し出し、そのスタジアムの観客席にも客を呼んで入場料を取ります。技術は現在開発中ですが2002年までには間に合わせます」

日本は他国に真似のできないテクノロジーで売り込みます、ということだったらしい。おいらまだ立体写真サイトを立ち上げるつもりどころかネット接続環境さえなかったけど、この企画には興奮したね。誘致団体には悪いけど、これならたとえ韓国の単独開催に決まっても、日本のスタジアムで開催国と同じように盛り上がれるじゃん。そう思った。共催なら共催でもいい。どこで開催しようがとにかくこのシステムを2002年6月までに実用化してくれ〜! そう強く思った。

何もない空間に何かがあるかのように、しかもピッチを 360゜囲む観客席全てに 3D 視覚情報を発信するってのは、実際どうやったらいいんだかおいらはいまだに見当もつかん。霧を発生させるとかしないと無理っぽいような。でも霧の濃淡で奥の方がよく見えたり見えなかったり、ボールや選手が f 分の1ゆらぎでかすれたり消えたりじゃ不満だしな。霧を保つには湿度が必要だけどまぁ梅雨の時期だから OK としても、風が強いとだめだし。実際に人やモノがそこにあるわけじゃないんで、テレビみたいに映像自らが光る形になるだろう。だったら昼間の試合は無理だな。となると昼の試合は屋内競技場じゃないと無理か。おっ長野オリンピックのエムウェーブ(屋内 400m スピードスケートリンク)使えるじゃん。あのリンクの内側に人工芝を敷けばそれっぽいぞ。それに立体映像のサイズが小さくてもいいなら武道館や横浜アリーナ、なんならそこらの市営体育館なんかでも放映できるじゃん。映像・音響データが巨大になるだろうから、かなりの大容量高速通信環境が整ってないと解像度や色合いが犠牲になるかもなぁ等々、想像は膨らむばかり。

……で、日韓共催に決まったらなんだか関係者たちは開催の準備に忙しくなったらしく、誰もこのことを口にしなくなった。あの話はフェードアウトってことになったみたいで。でもおいらは密かに期待してた。長野オリンピック前の「エムウェーブへの氷筍(ひょうじゅん)導入構想」より期待してた。「もしかしたら話題にならないのはワールドカップそのもののお祭り騒ぎに隠れているだけで、この画期的新技術は静かにしかし確実に完成しつつあるのではないか」と。

そして運命の2002年6月。

バーチャルスタジアム、やらなかったよね。

もしかしてあの話、

ハッタリ?

もし開催国が日本単独で決定したらしたでハナっからバックレるつもりだったのか? FIFA から単独開催を釣り上げるためだけのルアーだったのか? もしかしてそのルアーにおいらが騙されて食いついちまったのか?

期待してた人間としてはそこらへんを言い出しっぺさんにご説明いただきたい。今ちょっとキーワード「バーチャルスタジアム サッカー」で検索したら、あれは黙殺されたわけじゃなかったようだけど、どうやらこんな代物でお茶を濁したらしい

上記のページ様によると言い出しっぺは日本サッカー協会だな。やい日本サッカー協会、ど〜なんだオイ! 八咫烏に誓って答えろ! あれはただのハッタリだったのか!? はじめから2002年までには実現不可能と知りつつ提案したのか!?

いまだにものすごく納得いかない。バーチャルスタジアム、せめて2006年のドイツ大会には稼働するんだろうな!

立体屋としておもくそ期待してっからな!

銘板
2004.2.17 火曜
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さらにバーチャルスタジアム

今日はあのバーチャルスタジアム実現のための考察。やっぱし何もないところに 3D 画像を出現させるってのは無理な気がして、ちょいと違う角度から考えてみた。裸眼は諦めて、観客全員がモニタ付きゴーグルを装着して、その画像を見ながら何もないサッカーグラウンドに向かって歓声をあげる、なんて感じでどうか。

ソニーのグラストロンを利用すればいいのではないかと。単価すごい高くつくけど。このページによると定価5万8000円也。1999年の情報なんで、最近じゃ液晶画面の値段も下がったことだしもっと安く作れるかも。ていうかもしかしたら不人気で生産中止になってるのか? 今でも売ってるのかどうか不明。

グラストロンを利用したとして、実際の例だと以下のようになる。

銘板左端銘板銘板右端

前準備篇

観客全員がバーチャル会場に自前のグラストロンを持ち込む。あるいは入り口でレンタルする。観戦指定席の下にはそれぞれリアルタイムでビジュアル情報を処理するコンピュータ(以下 RTVC (仮称))が入った箱が1つずつ設置されていて、その脇から iLink (IEEE1394 とも FireWire ともいう) のケーブルとコネクタが出ている。これをまずグラストロンにつなぐ。さらにグラストロン着用前に、グラストロンに iLink と同じケーブルから枝分かれしてる小さな装置をつける。それが済んだら着用。

小さな装置にはボタンがひとつついていて、これを押すとスクリーンに「視角度情報を初期化します」と表示が出る。この状態で、目の前のフィールドの中心と画面に映ってるフィールドの中心が一致するように頭を向ける。一致したらボタンもう一度を押す。

銘板左端銘板銘板右端

観戦篇

あとはただ観戦で盛り上がるのみ。ボールや選手を目で追って頭を動かすと映像は反対方向にグルリと移動し、まさに向いた方向の映像を見ることになる。例えばフィールドのもろ真横に席があるとする。左手方向のゴールを見ようと頭を左に向けると同時に画面はぐるっと右に流れて行き、視野の中心で。左側のゴール際の攻防が行われてる。

さぁキーパー、ボールを掴んで派手に蹴った! ボールは放物線を描いてセンターラインを越える。選手全員が、あなたから見て左から右に向かって走っていく。あなたもそれを、頭を左から右に回しながら目で追う。すると画像は右から左へと同じ角度だけ流れる。さあ今度は右手側のゴール前での攻防だ。

右手のゴールを向いているあなたの視野の中心には、当然のごとく右手側のゴールが映っているぞ。そのときグラストロンを外すと、無人のピッチに寂しげにたたずむ、今いるスタジアムのゴールが見える。グラストロンをまたかけると白熱の試合が展開中。おお、その臨場感!

銘板左端銘板銘板右端

舞台裏解説篇1:バーチャル会場での画像処理

グラストロンに装着する小さな装置の中身は3軸ジャイロ。これで対象観客が頭をどの方向にどれだけ振ったかを検出して、椅子の下の RTVC に出力する。RTVC はジャイロからの情報をもとに画像をパン/ティルトさせるという仕組み。働きはバーチャルリアリティ研究でよく出てくるあのヘンテコな眼鏡そのものですな。最初にきちんと初期設定しないと隣同士で向き合って応援しちゃったりして間抜け(笑)。

各座席向けの定点画像は、試合会場から送られて来た膨大な量の立体動画像データ(3D モデリング化された動画像)をもとに各 RTVC 内で合成・レンダリングされることで得られる。各座席ごとに視点の位置が違うんで、これも角度情報と同じく個々の観客向けに RTVC で個別に処理した方がいいでしょう。ただ、フィールドから離れた後ろの方の席なんかだと隣近所同士で視点の位置ほとんどは変わらないと見なしていいんで、例えば縦3席×横3席の計9席ごとに同じ視覚情報を出力してもいいと思う。

それでも頭の向きは個別だから全く同じ画像を出すというわけにはいかないけど、ジャイロ情報処理以前の定点画像を作る処理を簡略化できるんで、RTVC の CPU は最前列のものよりなんぼか安物でもどうにかなりそう。

銘板左端銘板銘板右端

舞台裏解説篇2:試合会場での画像処理

とにかく必要なのはおびただしい量のテレビカメラ。それと超高速演算装置。まずカメラで視覚情報をいろんなアングルから一気に集めないといかん。そこからフィールド上の情報を空間的に把握しないといかん。今その瞬間、ボールがどの空間点にあるのか、いくつの物体(選手と審判)の各部位がどんな色と形(格好)をしているのか一瞬で算出しないといかんのだ。つまり試合で何がどうなっているのか、ベッカムの表情からイルハンのチョンマゲの動き、審判に隠れてジダンが掴んで引っ張ってる中田のユニフォームの裾の伸び具合まで、超精密ポリゴンで電脳内に 3D モデルとしてほとんど時差なしで再現するってわけだ。

テレビカメラのコマ速度からすると30分の1秒間隔でこれらの情報を処理し更新しつつ、その連続データをバーチャルスタジアムに向け発信する。リアルタイムの生放送だからな。スパコン何台も必要かもなぁ。

銘板左端銘板銘板右端

「バーチャルスタジアム構想」言い出しっぺの日本サッカー協会さん。今の技術で実現できそうなバーチャルスタジアムってのは、いざやるとなるとかなり大変そうなんですが。2年以内に完成できるんですか? ドイツ大会では実現してくれると信じてますよ。ええ。

もっと簡単な方法あるかもしんないけど、今のとこ他に思いつかん。

銘板
2004.2.18 水曜
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あんごあんご開発計画

〜 半角全角コンバータ 〜

半角文字を扱うんだったら、数字とアルファベットだけじゃ物足りない。でもそいつを原文や暗号文として送受信すると、プログラム中や HTML 中の記号と勘違いしてバグるかもしんない。今はそこいらへんをうまくこなすスキルがないんで、そういう問題が起きないよう原文をすべて全角文字にすべく、以下のルールを作ってみた。

  1. 半角英数の記号のヤバそうなもの(", <, & 等々)は使用厳禁。
  2. 英数記号をそれでも使いたかったら、全角文字を使うこと。
  3. その上で、原文中に半角数字・半角アルファベットが見つかったら、全角文字に自動変換してから暗号化する。

んで、半角全角コンバータ000。半角英数→全角英数の自動変換をする装置。

それもいいんだが、ここから先は form や CGI の勉強しなきゃいかん (-_-;)

銘板左端銘板銘板右端

(2月19日追記)上のリンク切れてましたですすんません。直しときましたです。

銘板
2004.2.19 木曜
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コイルスプリング様

予定より1日早く、クルマのチューン(スプリングをラバーコーンからコイルスプリングに換装)及び修理(燃料ポンプ交換)及びオイル交換が昨日仕上がった。

いいねコイルスプリング! 確かに普通乗用車よりまだ少し固めだけど(乗り心地重視の柔らかめを注文したんだが)、軽自動車くらいの柔らかさではあるな。以前のあのほとんどサスなしとしか思えない乗り心地とは雲泥の差ですぞムフー!(鼻息) 「ステアリングの反応がワンテンポ遅れるようになるよ」と言われてたのがちょいと不安要素だったけど、いざ乗ってみたら全く気になんない。峠のワインディングで藤原とうふ店とデッドヒート繰り広げるようなあんちゃんにとっては重要かもしれんけど(笑)。

路面上のつぎはぎ跡とかの微妙なギャップは少し拾っちゃう。オーバーハングがまったくないクルマなんでそうなっちゃうんだろう。けど、駐車場なんかに乗り入れるときの段差なんつう大物ギャップは相当吸収してくれる。もうギャップが恐くないのだムヒヒヒ。

最近うちの近所で下水道工事してて、道路がけっこうデコボコなんだわ。スチール板を敷いてたり、直径3メートルくらいの縦穴にふたをかぶせてたり(縁のアスファルトが盛り上がってる)、超いい加減な舗装の補修とか、砂利が露出してる部分もあるし。前はギャップの大きいところを避けつつソローリソロリと走ってたけど、今はもう別に徐行もせずまっすぐ走れちゃうのだウハハハハハ。

クルマの姿勢が前下がりだったのが水平に戻っちゃったんで、それまで正常だったライトが上向きめになって対向車に悪いんで、光軸を再調整しないといかんけどね。

銘板左端銘板銘板右端

今日は職場の我が担当車、アベニールのワイパーブレードを交換したよ。かなりズタボロでろくに窓を拭けない状態になってたんで。外したワイパーアームを普段行くパーツ屋に持ち込んで調べて買おうと思ったら、たまたま通った道沿いに別の店があったんでそこに入ってみた。ワイパーを2本、アームごと持ち込んで。そしたらそこの店員さん、ワイパー売り場まで案内してくれて数あるブレードの中から対応品を探してくれて(自分でやると時間かかるし結構めんどいんだよね)、会計が済んだらブレードの交換までしてくれた(これも慣れてないと結構面倒)。そのうえ古いブレードを廃品として引き取ってくれた。

決めた。今度からあのパーツ屋にしよっと。あの会社だよ。ミカ・ハッキネンがロータスで F-1 デビューしたときのメインスポンサー(超古いヒント)。

銘板
2004.2.20 金曜
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「ン」は「サランヘヨ」の「ン」

久々に言語チャネルオープン。

クルマに乗ってラジオを聴いてたら、リクエスト局で韓国の男性歌手のポップスが流れてきた。歌の技量からしてアイドルだと思う。歌詞の意味は分からんまでも何か収穫があるかもしれんと思って、まあ運転をないがしろにしない程度に聴いてて、ひとつ掴んだ。

韓国語も日本語と同じく「ン」は音節なんだな。音節の受け取り方が、韓国語はユーラシア型(日本語は環太平洋型)なんで、「ン」はその前の音節とひとまとめにされちゃうと思ってたんだが。例えば英語(ユーラシア型)の "man" は日本語感覚で「マン」というと「マ・ン」の2音節だけど、英語だとあくまでも「子音止まりの音節がひとつ」ということでこれで1音節。

ユーラシア型で「ン」を音節としてとらえるのは広東語もそうだけど、あっちは場合によるらしい。独立した1音節としての「ンー」という発音があるけどこれ、数字の「2」の意味。イントネーションの違いで別な意味にもなるらしい。「イエッサー!」は「ンーチー!」だしな(←ジャッキー映画から学んだ)。けど、こういう意味のある「ン」「ンー」以外は、ユーラシア型の定義に沿って、例えば「点(ティン)」は「子音止まりの音節がひとつ」で1音節になる(←梅艶芳 [アニタ・ムイ] の名曲、『一点相思(ヤッティンソウスー)』から学んだ)。まぁ日本語の歌でも、「ン」の扱いがユーラシア型と同じときもあるけど。

で、昨日聴いた韓国の歌では、歌詞の結びが「♪サランヘヨ〜」で(「♪愛してる〜」の意味だと思う)で、この歌手はしっかり「ン」を1音節(1音符)として発音してた。楽譜の歌詞部分はどう書かれてるんだろう。韓国語の音節の取り方としては「サ」「ラン」「ヘ」「ヨ」で4音節になると思うんだが。ハングルは1音節1文字なんで書いても4文字になると思うんだが。

だからって楽譜見せられても、その前にハングルの勉強しないといかん状況なんだが。

銘板
2004.2.21 土曜
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竹島問題の解決方法

(2013.4.10 補足: そんなふうに考えていたときが私にもありました)

昨日韓国の話題が出たんで、ついでに竹島問題についてもひとつ提案してみるか。

ここで言う「竹島問題」は、日本海の真ん中にある竹島という島について日本と韓国が互いに自国領土であると主張して争ってる問題のこと。日本名は「竹島(たけしま)」。韓国名は「独島(トクト)」。だから竹島問題は韓国に行けば「独島問題」という名なんだろう。

結論から言うと、この島、韓国に譲っちゃっていいんでないの? とりあえずこの問題に関する各国民のテンションが違うぞ。日本の場合は「裏側の小さな海の小さな島ひとつの問題。でも取られるのはしゃくに触る」てな程度だけど、韓国にしてみれば「世界に繋がる表側の海の真ん中にある重要な土地」なわけで、韓国から見た物理的視点で想像すれば簡単に想像できるわな。黄海と日本海(韓国名「東海」)にしか幅を効かせられない韓国に比べて、日本は太平洋上にかなり広大な領域を持ってるんで、ここを取れるか取れないかでの漁業権・鉱物採掘権の影響度も韓国の方がシビアに出る。

で、日本は気前良くこの問題から手を引くべきではないのかと。で、そうなると日本国内で問題になるのは「取られるのはしゃくに触る」というところだな。それと、係争中の領土問題に関してただただ引き下がってしまうと「日本からは領土をぼったくれる」という印象を国際社会に与えてしまう。日本が他国と帰属権を係争中の領土は他に、尖閣諸島と北方四島がありますわな。

前者は中国と、後者はロシアと争っておりますわな。中・ロとも領土確保に関してかなりがめついことで有名なんで、ここで「日本が韓国に負けた」と見られると、中・ロともに猛チャージをかけてくるだろうなぁ。もしかしたら両国が手を組んで、南北両面から日本の領土問題に同時にツッコミ入れまくって日本の担当機関を機能不全にして、思考停止した隙をついて領土問題に勝利しようとさえするかも。こいつはまずい。

どうあっても竹島問題で韓国に負けるわけにはいかん。でも竹島は韓国に譲っちゃおう。ここでですな、韓国と取引しようってところに持ち込むわけですよ。「分かりました。日本は竹島から手を引き、あの島は韓国に帰属すると認めましょう。そのかわり……」と持っていくわけですよ。つまり条件付きの譲歩だ。

「そのかわり」に続けて言う条件はこれだ。

『大陸棚問題』に全面協力してくれ」

ここで言う「大陸棚問題」とは、こちらのページ様を参照させていただくと、「領土の海岸線から200海里」という現行の経済的排他水域(EEZ)の定義を超えて大陸棚の地下資源の権利を主張するには、一定の条件を科学的にクリアできれば最大350海里までその権利が認められる、とのことで、その承認を受けるには国連にその海域を綿密に調査したデータ(出願国の自腹)を2009年までに提出しなければならず、しかも審査基準がやたら厳しいんで、現状の調査進行状況だと狙ってる海域をすべてゲットできないかもしれない(実際、既にロシアが出願したけどデータ不充分として蹴られた)。という問題。締め切りが迫っている割には日本の大陸棚調査ははかどっておらず、要はこれからカネ・人・装備をめちゃめちゃ投入しないとまずい状況っつうこと。

日本が新たにゲットできそうな海域は、上記の『くまにち.コム』によると日本の領土の 1.7 倍。こいつはすごい。世界に開かれた日本のオモテ海でこれだけ領域を広げられるんだもん、竹島なんて日本から見れば裏側の小島とそれに属する権利・利権を失っても十分おつりが来るんじゃないのか。

そういう取引をした上で、韓国には大陸棚問題では日本の側について頂きたいんですな。韓国の船が太平洋に出るには、どっちにしろ大抵は日本の EEZ を通らないといかんので、その領域が太平洋の沖合方面になんぼか広がったところで、別に韓国にはデメリットはないと思うぞ。今まで公海として漁業操業してたところが日本の領域になると、そこでの漁業権の取得で面倒が起きるだろうけど、そこは独島(竹島)の200海里 EEZ で納得していただこう。

韓国に協力してもらう具体的なところとしては、物理面では「大陸棚調査に必要なカネと人と装備を貸してくれ。あとでちゃんと利子つけて返すから」と。国際政治的には、この大陸棚の帰属権について、韓国政府には日本の賛同者になって頂く、とこんな感じで。しかもこのパートナーシップは密約じゃなく世界に公表しちゃう。これで、「日本は帰属係争中の土地をタダ取りされねーかんな。なめんじゃねーぞ。どうしても係争中の土地から手を引いてほしけりゃ、日本にとって相応かそれ以上のメリットよこせよなー」と睨みを利かせられる。

物理面(換金できるもの)の援助要請の内容を利子付きの貸し借りにとどめたのは、この「大陸棚ゲットで領域拡大」という千載一遇のチャンスであんましパートナーに頼りすぎちゃうと、「不公平な取引だった。バランスを取るため対島もよこせ」なんてあとで難癖つけられかねないんで。カネやモノ、労力等を貰いっぱなしにすると、「うちも大陸棚ゲットに投資してるんだから、そこでの海底採掘権・漁業権がある」なんて主張があったときもけっこうな説得力を持っちゃうし。

ま〜大陸棚ゲットは日本の独力でも出来なくなさそうだけど、「締め切り間近」というリスクに対して余裕を持つ意味もあるし、それにサッカーのワールドカップで学んだからね。「隣の国と仲良くするには、双方が利益を得る共同計画を一緒にやるのが一番」とね。

このやり方の問題は、そこまでやって大陸棚の利権ゲットに失敗したときのことなんだが、どなたかいいアイディアあるっすかね?

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2004.2.22 日曜
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今さら『陰陽師』な夢

去年の1月11日に映画『陰陽師』のことを書いたけど、なんか1年以上経ってそれが夢に出て来た。これがかなり恐くて。

あの映画で恐かったところといえば、前半のクライマックス。帝に振られた女の生き霊が、帝を取り殺しに来るところ。化け物になるところもまぁ恐かったけど、その前の、生き霊が藁人形(主人公・安倍晴明が帝の身代わりに仕立てたやつ)にすり寄って愛を囁いたかと思えば、いつしかそれが恨み言になって藁人形をいたぶったりするあの場面、かなりブルった。その部屋の屏風か何かの向こうで、当人の帝がガタガタ震えてたりする。で、晴明の術も空しく、帝の不注意でバレちゃうわけ。なんかそこが恐くてさ〜。そんな感じの夢見ちゃったよぉ(泣)

屏風の裏に隠れて、おいらを含めてその場にいる5人くらい(メンバーは忘れた)が息を殺してるんだ。事前に術者に言い含められたところによると、「右手の手のひらを上向きにして、指を揃えて上に向けているとお化けから見えない」「声を出したり動いたりするとバレる」だそうで、みんな脂汗たらして必死で右手を指定の形にして息を殺してるんだわ。

お化けが部屋に入って来た時点でもう叫び出したかったけどひたすらこらえて、ただただ「早く去ってくれ〜」とだけ念じてたら、部屋を見回したお化け、「そぉ〜こぉ〜かぁ〜?」と屏風の裏に回って来てさ。あああああっ!

お化けには人らしいものがうすぼんやりと見えるらしく、いぶかりながら一人一人の顔をのぞいてやがるの。こっち来る! 次こっち来る!! チビリソー! (T□T;) そのとき誰かが耐えられなくて、小さく泣き声をあげてバレてしまった。動けばこっちもバレるから助けられない。みんなますます必死で、自分だけはバレませんよーに! と右手にますます力を込めて心に念じたね。

バレてしまったやつは取り殺されるかと思いきや、そのお化けと語り合い始めてさ。横から話を聞いてるとけっこういいやつでさ。「ああそういえば」なんて感じでこのお化け、「あ、みんなバレてっからもうコレやんなくていいよ」と、例の手の形をしてみせてこっちに語りかけて来たりして。いや〜お化けとしてかなりテンション低いやつだったな〜。

もうそっからはお化けを囲んで世間話に花を咲かしたぐらいにして。映画のようなドラマチックな展開はとうとう最後まで、別になんも起こらなかった (^_^;)

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追伸:去年の『陰陽師』の話題の日も今日もゾロ目だ。

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2004.2.23 月曜
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逆流物としてのデミタス

仕事でクルマに乗ると、大抵飲むんスよ缶コーシー。近年のお気に入りはダイドーデミタスコーシーなんだけど、今日はちょっと趣向を変えて違うメーカーのデミタスコーシーを買ってみた。

これがさ、いや、分かってたんだけどさ。ダイドーより缶が大きいから、なんてーの、缶コーシーの味とサイズって露骨に反比例するよね。でもさ、ここまでとは思ってなかったよ。ワンダやボスもこのサイズでけっこうそれなりな味を出してるってのに。なんか後味というか喉を通ったあとに鼻に上がってくるニホヒがほのかにゲロスメルっぽくて。牛乳ゲロ(笑)。いや、ほんと「ほのかに」だよ。うん。気にならない人は気にならないかもしんないよ。

でもまぁそんなわけでおいらはこいつはもう買わん。チャレンジャーな人はちょっと買って試してみてね〜ん。

メーカー名はね…申し訳ないから1字伏せてみる。S☆PPORO。…伏せた意味あるのか? (^_^;)

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2004.2.24 火曜
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競演 立体居酒屋

最近飲みに行った店で撮ってきた立体写真だよ〜。

和風(寿司屋)のお店とバリ風居酒屋との、置物競演だ。まずは

五戸町の寿司屋さんにて

背景と被写体が同じ色だったんで、立体視すると浮き出て見えるかなぁとか思って。けっこう狙い通りいったかと。次は

八戸市内のバリ風居酒屋さんにて

……顔が壁からリアルに浮き出てます。ちょっと恐いかも(笑)

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2004.2.25 水曜
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三たびバーチャルスタジアム

今日の読売新聞に載ってた。日立製作所がホログラムの生中継技術を完成させたらしい。

この Web 日記で今月の16日、17日で取り上げた「バーチャルスタジアム構想」実現のめどがついたか!? しかも17日に考案した「グラストロン方式」なんつうマガイモノじゃなく、裸眼で見られる本物のホログラフィーを空中にリアルタイムで投影できるらしい。

でもつらつらと記事を読むにつけ、どうもこのままじゃサッカースタジアム規模は難しそう。まず、この方式は「被写体を取り囲む24枚の鏡の画像を1台のカメラで撮影してその画像を再び24枚の鏡に当てる」のだそうで、これだとサッカーフィールドをぐるりと囲む巨大な鏡が24枚必要。そこに居合わせた観客は鏡に遮られて試合が見られないんじゃないのか。

鏡をやめて、代わりにテレビカメラとプロジェクターで代用するとする。代用できるかどうか分からんけど、できると仮定する。テレビカメラ24台でうつした画像を最終的に1台ぶんのカメラ画像にして発信、受信側では鏡の代わりに24台のプロジェクターで画像を映し出す、と。まぁどうせなら24台ぶんのカメラ画像をそのまま発信・受信してそのまま映し出すのが一番単純そう。通信容量が許せばの話。

次の問題は、「確かに裸眼立体視だけど、直接見るのではなく透明な円筒状の装置の中にのみ映し出される」ということ。上映スタジアムのフィールドに、透明な円筒をすっぽりかぶせなきゃいかんらしい。

この円筒こそが、空中に立体画像を映し出す技術のカギと見た。いくら丸く並べた鏡の画像をその中央に集めても、鑑賞者と立体画像の出現点の間にあるのがただの空気だけなら、どう考えても画像はそこに浮かんでは見えんだろう。光を送ってもそこには何もないんだもん。で、恐らく光の屈折現象を利用しているのではないかと。湯船につかって腕を水面から半分出したとき、水面を境にその上と下で腕がグキッと折れ曲がって見える、あの屈折現象の応用かと思う。それぞれの鏡から出た画像がこの筒の壁を内から外に透過するとき、絶妙な角度に屈折して鑑賞者の目に入り、円筒を外から見ている人にはあたかも円筒の中央に何か立体物があるかのように見えるのだ、と。まあそんな感じのからくりなんじゃないのかな。

しかしサッカーフィールドをすっぽり包むなんてそんなでっかい円筒、どうやって用意するんだか。柱は邪魔だからなるべく使いたくないしな。しかもフィールドは長方形だから、円筒で包み込むには無理あり過ぎ。建造可能としても、フィールドに一番近い S 席の多くが円筒の内側に入ってしまって使えなくなるだろうから収益性も悪くなっちゃうし。フィールドのカドを円筒からはみ出させれば、コーナーキックが見られなくなって興醒めだし。

「楕円筒」で少しはどうにかなるか? 円筒の場所によって屈折率を変えるなりして、結果的に円筒を使ったときと同じようになりさえすればいいわな。理論的に可能かどうか、んー、波動工学に詳しい人がこれを読んでくれてたら、波動方程式を作って解いてみてください。おいらは嫌です(笑)

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2004.2.26 木曜
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ダチョウはどうなんだ

鳥インフルエンザ、山口県のケースは無事終息したみたいだけど、いまだに感染経路が不明とのことで全国的な警戒態勢はキープ状態みたいだね。

あれはニワトリとガチョウが感染するとヤバいみたいだけど、ダチョウはどうなんだろ。しかもこの前読んだ少年サンデーの獣医漫画『ワイルドライフ』によると、ダチョウ肉の焼き具合はレアじゃないとおいしくないらしくて、まぁもしダチョウも感染するとなると、その肉を通して人間にも感染のリスクが発生する気がするんだが。

ちょっと気になったんで「鳥インフルエンザ ダチョウ」でネット検索したら こんな感じ で引っ張りだこなんだそうで、今騒がれてるあの鳥インフルエンザに関しては今のとこ問題なさそうな感じ。

八戸の隣りの隣り、十和田市にダチョウ牧場と併設のダチョウ料理レストランがあるんだそうで、いっぺん食ってみたいと思ってたんだわ。あとでヒマ見て行こっかな。

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2004.2.27 金曜
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ザ・梵字

FreeBSD のコマンドラインでの日本語表示、煮詰まった。化け化け。例えばわざと間違えて "sl" とでもコマンドを打つと、本来は「コマンドが見つかりません」と出るはずが、

サンスクリット語!?

KDE(Unix 用の GUI のひとつ)付属のターミナル "Konsole" で操作するとちゃんと日本語で出るんだけど。でもなんか妙に間延びしてたりする。

それでもとりあえず GUI なら化けずに済むのかと GIMP(Photoshop のようなフリーソフト)を立ち上げると化けたり化けなかったりでやっぱしなんだかヘンだし。どうすりゃいいんでしょうかね。「コマンドラインはまずいけど GUI だと大丈夫」というより、もっと基本的な部分の設定が直らんといかんような気もする。日本語でも言語設定がいろいろあって、教科書(4.6-RELEASE 向け)だと jp_JP.eucJP にするってことになってるんだが。5.1-RELEASE では違うのが標準なのか?……

と、今やってみたら日本語関連の文字コードは全滅。jp_JP.eucJP だと Konsole で日本語を表示できてるんだから、FreeBSD 5.1-RELEASE 内部では日本語を扱ってくれてるらしい。コマンドライン状態でのコンソールが日本語表示を拒否してるってことか。5.1-RELEASE の仕様なんかねぇ。5.2-RELEASE にバージョンアップしてみよっかな。

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2004.2.28 土曜
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トホホ党

おいらもさ、弱い者いじめはあんまりしたかないんだけどさ、なんかどうしてもツッコミ入れたくなってしまうときがあるんだわ。一生懸命なことは分かるんだけど、いかんせん頭が弱いみたいでまぁそんな感じの弱い者いじめになっちゃうかもしんないけど、やっぱしねぇ、どうしてもここはひとつ言ってしまいたいわけですわ。

去年の11月8日にツッコミ入れたあの政党、最近またヘンテコなポスター出してるよね。とりあえず前にツッコんだポスター、写真に撮って来たよ。「消費税大増税に反対なので中小規模の消費税増税なら文句ありません」と取れる、なんだか意味をなさないヘンテコなポスター。一応おいらにも情けってものがあるんで、党首と思しき人物の顔写真と政党名は伏せてやった。

で、このポスターの隣に最近、新しいポスターが貼られたわけだが……、

あのさぁ、日本国憲法って確かアメリカが作ったんだよな。んだからして「現行の憲法を変えずに守り続ける」ってことはつまり「アメリカの言いなりになってる」と取れるんだが。1組のポスターで見事に主張が分裂してるぞ(笑)

なんでポスター作ってる最中にでもこの矛盾に気付かないかねぇ。まぁこんなに頭が弱くても、国会なんかじゃ泡沫政党以上の影響力を持ってるんだよな。そういう政治力の強さに関して言えば、こういうツッコミも弱い者いじめにならないと思う。と自分を正当化してみる(笑)。

しかしそのくらいの力があるのに、なんでこんなおつむの足らない主張するかね。不思議で不思議でしょうがないんだが。

銘板左端銘板銘板右端

この前の衆議院選挙のとき、上のトンマな政党よりはるかに有力な党のポスターで "Manifesto" と赤い字でデカデカと書いてる割には肝心のマニフェストの内容をいっさい書いてないというこれまた間抜けなのも見かけたが。余計なお世話ながら、そんな調子でライバルの与党を倒せるんだろうか。

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2004.2.29 日曜
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迷彩の意味

めいさい【迷彩】 敵の目をだますために、施設・武器などにいろいろの色を塗って、他の物と区別がつかないようにすること。カムフラージュ。「〜服」(岩波国語辞典第五版)

主流は茶色と緑色のまだら模様だわな。迷彩色とか迷彩塗装とか呼ばれるのは。ジャングルの中なんかで見分けがつきにくくて効果抜群だと思われるんだが、最近はそれで説明できない使われ方してる。

八戸市の北隣のまた北隣、三沢市にある米空軍基地。ここは1本しかない滑走路を民間の空港と共用してるんで、米軍の施設が一般ピーポーエリアから見えたりする。んで、何もない平原の真ん中にいきなりでっかい格納庫が見えるんだけど、これが豪快に迷彩塗装されてる。まだらのパターンがやたらでっかくて、とにかく目を引くんだわ。一目で「米軍でーす」て感じで笑えるんだけど、迷彩で目立ってどうする気なんだろ。

はたまた現在イラクで活動中の自衛隊の皆さんの服装、テレビで見る限り茶色と緑の迷彩柄だよね。砂漠の国なのに。本来カムフラージュのためのものなのに、おもきし目立つと思うんだが。

迷彩柄って今じゃ原義と違う別の意味を持ってしまってるみたいだねぇ。

例えばどこかアメリカの敵国が三沢基地に攻めて来たら、その格納庫がすぐ米軍のものだと分かるから、そこだけ集中攻撃して民間施設や航空自衛隊の施設には手を出さないでくれるかもしれんな。サマワにやって来たテロリストは、民間人より迷彩服を着た人を狙うだろうなぁ。それはそれで民間人を守るってことになるわな。つうことは今や「迷彩」の定義は、「敵の目を引くための目立つ色柄」ということになるのかな。

迷彩ってのは昔のドイツの軍艦ビスマルクにも施されてたけど(海上で目立たなくするための色柄)、現在主流の茶色と緑のまだら模様の迷彩柄は、たぶんベトナム戦争のとき出来上がったと思うんだ。ジャングルの中での戦いだったからね。

この色柄を完成させた人が今生きてるとしたら、今風の使われ方をどんなふうに思ってるんだろね。

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