ひとりごちるゆんず 2004年3月
銘板
2004.3.1 月曜
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ブート CD が焼けるまで 1

〜 CD-RW ってやつを買ってみた 〜

今まで使ってきたマシン、どれにも CD-R や CD-RW ドライブが付いてなかったんス。DVD-ROM のは1台あったけど。でもとうとう必要に迫られて買って参りました内蔵用 CD-RW ドライブ。ほんとは CD-R ドライブでよかったんだけど、今どきそんなのないみたい (^_^;) 。「4KUS」……「よんくす」って「サンクス」のパクリか? なんでまたコンビニ? と思ったらもしかして「フォーカス」って読ませたいんだろうか(笑)

内蔵用と言っても実際は外付けとして使うのだ。先月、FireWire (IEEE1394) で接続する、それ用のガワを、余った HDD いじり用に買ってあったんで、こいつに入れてある HDD を取っ払って CD-RW ドライブを搭載して、外付けってことにするのだ。内蔵用でわざわざ「Mac 対応」なんて書いてるドライブがなくてさ、多分動くとは思うけど実際は動くか動かんかやってみなきゃ分からんもんにカネかけたくないのさ。まぁ Power Mac G4 の DVD-ROM ドライブと CD-RW ドライブとを換装するのも簡単だしそういえばドライブベイがひとつ余ってるけど、FierWire はホットプラグだからね。いちいちマシンを止めなくてもいいのさ。それにしても USB もそうだけど、便利になったよなぁ最近の周辺機器接続状況は。今日も職場で SCSI 機器のスイッチ入れるタイミングを誤ってマシンを凍らせてしまっただよ。

うち帰って箱開けてビックリ。おまけで CD-R (700MB) と CD-RW (640MB) のメディアが1枚ずつ付いてきてるんだもん。早くそれ言えよ。一緒に CD-R メディア 700MB 10枚セット1パック買っちゃったよ。まぁよい。失敗してもいいってことさ。お、ガワに装着して FireWire つないで電源入れたら、Mac はこのドライブを認識してる。よしゃよしゃ。

で、これで何すんのかというと、最新の FreeBSD 5.2.1-RELEASE を Mac にダウンロードして CD-R に焼いて、そんでもって COMPAQ DESKPRO に新規インストールしちゃおう、と、そういう計画なんですな。どうもうちの FreeBSD で日本語がうまく扱えないのは 5.1-RELEASE の仕様のような気がして。だからって 5.2.1 にすりゃ解決するという保障もないんだけど、いや、すんません本音は「一番新しいの入れたいから」っす。

手持ちの 5.1 からアップグレードさせようとしたんだけど、ど〜も途中でよく分からんエラー出ちゃって先に進めない。2回やって2回ともだめ。教科書が参照してるバージョンが古いんで(4.6-RELESAE)、5.x-RELEASE では勝手が違うのかもしれん。そこで 5.2.1 のディスクを焼いてそこからいきなりインストールしてみるべぇと相成った次第にござる。FreeBSD は無料かつ再配布自由なんで、こういう荒技ができちゃうのだ(たぶん Linux もそうだと思う)。

現在ダウンロード中。「disc1」が 643MB。「disc2」が 262MB。シャレなんないくらい重いっす。うちの ADSL 回線は遅いんで、え〜とあと4時間ちょいかかる見通し。5.1-RELEASE は CD 1枚に収まってるんだけどなぁ。ちなみに 5.2 はまだ安定版じゃないんだそうで(現在の安定版は 4.9.1-RELEASE)。あ、ここに 5.2 の記事が出てる

なになにふむふむ。

5.1-RELEASEからの変更点として、i386プラットフォーム版では(←うちの環境だ)、デフォルトで使用されるGENERIC Kernelがマルチスレッド化されてSMP機能が有効化されたほか、Hyper-Threadingなどの「論理的な」SMPシステムへの対応もデフォルトで有効となっている。……

……分かる言葉で言ってくれよ (-_-;)

さてほんじゃもう寝るか。起きたらとっくにダウンロード終わってるはずだわい。

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お、FreeBSD 用 Java はこんな現状だったのか。ふむふむ FreeBSD 4.x-RELEASE 用で Java 1.3.1 があるだけなのか。5.x-RELEASE 用はまだかいのぉ。別に最新の Java 1.4.x じゃなくてもいいんだが。Linux 用の流用はできるんだけどあんましやりたくないのだ。FreeBSD の Linux エミュレータが独自のコマンドサーチパスを要求したりしていろいろめんどいってのもあるけど、それよりなんかこう、日陰者っぽいのがちょっとね (^_^;)

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3月2日追記:"SMP" =「対称型マルチプロセッサ」

銘板
2004.3.2 火曜
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ブート CD が焼けるまで 2

〜 処女的衝撃バージンショック 〜

FreeBSD 5.2.1-RELEASE ダウンロードは無事終わったけど、何だよこの「ディスク作成: 非対応」てぇのは!(嗚咽)

昨日買った CD-RW ドライブ、Mac ではディスクの書き込みに対応してないらしい。そんな決まりあったのかよ……。てっきり何でもいけるのかと思ってたんだが。試しに音楽 CD 入れたらちゃんと再生してやがる。読み込みのみかい。

で、どこの何が対応してるかという対応表も見つからない。それらしいのはここに出てるけど、Mac OS 9.1 用で情報が古い。

「対応するCD-RWドライブの最新情報については、iTunesのWebサイトを参照してください。」と言いつつ、そのリンクをたどってもなかなか情報が見つからない。やっと見つけたのが これひとつだけ。内蔵型じゃない。「AluminiumとZamacの2種類のメタル素材を使い、コンパクトであるにもかかわらず、圧倒的な質感と高級感を実現しました。」って別にそんな質感も高級感もいらないからさ、内蔵型はないのかよ。

あちこちいろいろ探しまわってようやく こんなページが見つかった。昨日買った店に行って対応品と取り替えてもらうべ。

Mac OS X は高速書き込み未対応 らしく、対応 CD-RW ドライブみんなけっこう安い (^^;) 。店に交換しに行ったら差額をもらえちゃいそう。

もう買っちゃったやつ、DESKPRO に入れて FreeBSD で使えばいいかも。んー、FreeBSD ハンドブックだとどうもはっきりせんな。i386 用の 5.0R, 5.1R, 5.2R で CD-R(W) ドライブに関して何も書いてないや。なんか恐いからとりあえず返品・交換の路線で行ってみるべ。

CD-RW/DVD-ROM のコンボドライブでも買って Power Mac G4 に入れて、PMG4 に付いてきた DVD ドライブを DESKPRO に入れちゃうのも手かも(死神博士的発想)。

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追伸:最近のひそやかなハマり事

左の鼻の穴の中にかなり大規模な「ハナクソ成長スポット」を発見した(笑)。「なんか鼻の通りが悪いな〜」と思うと、大抵そこで大きく育ってやがる。奥の方なんで、指でほじろうとしてもブツはますます奥に行くばかり。

それでもとりあえず鼻の内面からの剥がしに成功するので、そこで右鼻を押さえて「フンッ!」とやると、景気よく飛び出すんですわスゴイのが「スポォーーン!」と。栓が抜ける快感の後は鼻の通りもスッキリの一石二鳥。今ではその場所での収穫物の実りを待つのが楽しくなってしまって (^^;)

「そろそろ行くか? いやもうちょっと大きくなるまで待つか?」

あれ? もしかしたら、例えば真珠の養殖業者さんなんかも、実はこんな喜びを感じつつお仕事に励んでおられるのでは!?(業者さんごめんなさい)

銘板
2004.3.3 水曜
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珍つらら

つららの写真を撮ったんでちょっと立体でお見せしようかと。つららなんて別に珍しくも何ともないけど、ちょっとヘンテコな形のつららだったんで。

昨日は午後から吹雪いてさ、これまた山奥の方に職場の担当車の日産アベニールで出かけてさ、濡れ路面なのに気温は氷点下だから、クルマの脇やタイヤ周辺に氷がびっしり張り付いちまった。タイヤが水滴を巻き上げて、車体の表面上の至る所で凍るのだ。タイヤハウスの内側の泥を含んだ氷なんか、走ってるうちにみるみる巨大化していって鍾乳洞みたいになっちゃう。そのままだとタイヤとこすれてしまうんで、クルマを止めた折にでもバンパー(樹脂製)に蹴りガンガン入れると、バキッ! ドサッ! とその鍾乳石風の氷が割れて落ちるんだな。なかなかこれが気持ちよくて(笑)

今日の朝一番の仕事はそれだった。前の日に堆積したその厄介な氷を落とす作業。フェンダーみたいな鋼板部分は蹴ってもあんまりたわまないんで(ていうか強く蹴りすぎるとへこんでしまうんで)、スノースクレイパーっつう北国ドライバー御用達のお便利車載ツールでガリガリ削り落としたりする。

そこまでやって、「あ、この鍾乳洞を写真に収めておくんだった」と気付いたけど後の祭り。でも別な場所にけっこう面白いつららが残ってて、そっちはちゃんと撮ったよ。

こいつは右側前輪。ホイールの中心近くにトゲトゲが出てるでしょ? これ、つららがホイールの回転でできる遠心力の方向に育つからこうなっちゃうのだ。なんか自由の女神の冠みたい(笑)

で、後輪はもっとすごいことになってた。何たって前輪が巻き上げた水滴をモロかぶりしながら凍っていくから、こんなんなっちゃって。

キモッ!

でも見た目のすごさの割にはけっこう軟弱で、蹴り一発でガラガラと砕け散ってしまった。

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つららはいいとして、今日も仕事はクルマでお出かけで、長ーい上り坂の途中でクルマが止まってしまってさ、その坂、木立の日陰になってて昼近くでもアイスバーンのまんまだったの(泣)。坂の終わりのところから日当たりでただの濡れ路面だったんだけど、その手前10メートルくらいでとうとう止まってしまって。いや〜久々に披露しましたですよ教習所直伝「坂道発進」。

サイドブレーキ引いてアクセル少しふかしてクラッチを軽く当ててからサイドブレーキをそっと戻すと、上り坂での発進時でも一瞬後ろに下がることがないというアレ。原理上はクラッチが直列で2つついてるのと同じことになるんで、そこらを微妙に調節してやれば、始めはソローリソロリと、そして少しずつ加速していって脱出! の段取りだったのに、スタッドレスタイヤがグリップするのは始めのうちだけで、スピードが乗ってくると(それでも時速1kmくらいだったけど)とたんにホイールスピンしてしまう。

別にクラッチの繋ぎを上げてるわけでも、サイドブレーキを緩めてるわけでもないのに。なんでそうなるのか謎だけど何回やってもそんな感じだったから、何かおいらの想像を超える自動車運動物理学的現象が起きているのではないかと思う。で、20分くらいかけて、少し上っては停止、また少し登ってはまた停止を繰り返して、20回くらいの連続トライでようやく自力脱出できた。

後ろから他のクルマが上がってくるたびにクラクション鳴らされて大変だったよ。他のドライバーたちも必死だったろうからな。

今日みたいなこういうときは四駆が断然有利なんだけど、どうもあの機械的ロスの大きいメカニズムが嫌い。ハナっからそんな感じで観念的に嫌いだったけど、あるとき、車検の代車としてホンダトゥデイのビスカス LSD 装着 4WD 仕様に乗ったんだわ。そしたらあの運転感覚の気持ち悪さ(カーブ走行時 [3つの LSD が全部同時に作動してる時] の不自然な抵抗感)がどうにも気になって気になって、ますます四駆嫌いになってしまった。あれに慣れた人だと、FF や FR の感覚を気持ち悪く思うのかもしれんけど。

こういう「やっぱ四駆だよな」みたいな状況は実際はおいらの生活では滅多にないし、たまーにこうなっても今までなんとかやってこれたんで、おいらは FF 派だな。こういう場面では FR より走破性あるしな。

追伸:日産の「CREW」ってクルマ、タクシー専用かと思ってたら自家用車としても売ってたんだな。この前初めて見かけたよ。「なんか妙にのっぺりしたタクシーだなー」と思っちゃった (^^;)

銘板
2004.3.4 木曜
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ブート CD が焼けるまで 3

〜 気付くの遅すぎ 〜

昨日のこと。いったん箱を開けてしまった 4KUS の CD-RW ドライブが返品可能かどうかは不明だったけど、とにかく買った店に行って店員 A さんに事情を話した。仕事のふりして職場の複合機を使ってプリントアウトした、Mac 対応とされる CD-RW ドライブの数々が載ったページを見せながら。

相手をしてくれた店員 B さんは、そのページの製品が取り扱いリストにあるのかどうかひとつずつ調べてくれた。その答え:

「すみません、どれもうちでは入荷できないです」

ぐがーん! (T□T;) で、どうすりゃいいんで?

B さんも悩み込んでしまった。それを横で聞いてた店員 C さんおもむろに発言。

「Mac はパイオニアのドライブが標準ですよ」

……は? 言われたときはなんだか分からなかったけど、彼の次の行動で全て理解した。「今あるのはこれです」と C さんが持ってきたのはパイオニアの内蔵スーパードライブ。DVD も読み書きできちゃうやつ。これが「Mac で書き込めるはず」の商品だそうで。このお方、プライベートではマカーだそうで、たまたまその商品なら Mac で書き込めることをご存知だった。証拠にその搭載手順を示したサイトを見せてくれた。確かにそのサイトではちゃんと動作してる。うむ、信頼できそう。

彼はもうひとつパナソニック製のスーパードライブも持ってきた。これも動くはずらしい。違いを訊いたら DVD-R(W) の規格だそうで。まぁ別にどっちでもいいや。目的は CD-R 焼きだからな。ほんとは DVD なんて焼けなくてもいいんだけど、値段さえ折り合えばまぁこの際それでもいいや。

パイオニア: 15,800円。パナソニック: 24,800円也。パイオニアに決定。で、次の問題は 4KUS ドライブの返品が聞くかどうかだ。うまくいけば差額の約8,000円で済む。ところが、

「すみませんが……」

ぐがごーん! (T□T;;) なんでもパーツメーカーさんは、初期不良以外の返品を受け付けてくれないんだそうで。ということで、

内蔵ドライブ兄弟 揃い踏みの図!(泣)

いまだに分からん。な、なんでうちに2つもあるの? 1個でいいのに。まぁしょ〜がないやね。と強制納得して今日になってようやく気付いた。FreeBSD 機に CD-RW ドライブを搭載して、5.1-RELEASE でダウンロードサイトに接続、そこから 5.2.1-RELEASE インストーラを落として CD-R に焼けばよかったのではないか、と。

だったら DVD-RW ドライブ買わなくても、と!

なんで気付かないかなぁ〜!>自分

……かなりの敗北感を味わってるっす。

で、さっきそれやってみた。ダウンロードに4時間かかるんで(あれこれ合わせると 1GB くらいになる)その間に銭湯に行って帰ってきて「まだまだだろ〜なぁ」なんて見てみたら、途中でエラー出して勝手に止まってた。"Disk is full." だそうで。あんた 40GB の HDD まるまる使っといてそりゃないんじゃござんせんこと?

他にも今いろいろトライ中だけど、なんだかよく分からんことばっかし起こっとるよ。もう午前1時半だ。寝るべ寝るべ。

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追伸:パイオニアの DVD-RW、Mac でちゃんと書き込みできた〜。でもなんで COMPAQ DESKPRO 君はその CD-R からブートしてくれないのかね。君はやればできるはずなんだぞ。うむ〜。

銘板
2004.3.5 金曜
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ブート CD が焼けるまで 4

〜 期待のエキスパート 〜

5.2.1R (5.2.1-RELEASE のこと) のブート CD を焼けたつもりなのに、それでブートしてくれない。焼く前の何か大事な要素なり手順なりが抜けてるらしい。鍵は「El Torito 方式」という言葉らしいけど、めんどがってまだ調べてない。

とりあえず自前で焼く路線は置いとくことにして(5.1R でも使えないことはないし)、あんまり当てにしないで本屋を覗いてみた。もしかしたら 5.2.1R の CD-ROM 付きの雑誌があるかもしんないと思って。でも最近ほんと見かけなくてなぁ FreeBSD 雑誌。

でも、あった。見慣れないのがひとつだけ。

FreeBSD Expert

だってさ。はじめて見た。でもこれ何月号か書いてないんだよ。一発もののムック本かな? 上のページでは「2月12日発売」と書いてるけど、この本の最後では「平成16年3月5日初版第1刷発行」となってる。今日じゃん。何なんだろこの3週間のズレは。それにしてもものすごいナイスなタイミングで出てきたなぁこの本。

まぁ何でもいいや。付いてきました 5.2R インストール CD-ROM。5.2.1R じゃないけどまぁしょうがないやね。

この本のインストールガイドをざっと見たところ 5.1R のインストールと同じ(4.6R のインストールと同じ)だったんで、いつもの『FreeBSD 徹底入門 [改訂版]』の通りにインストールして無事成功。とうとう 5.2R を手にした。この際「あの CD-R 焼き騒動は何だったのか」とか考えんようにしよう (^^;)

しかし 5.1R と勝手が違うところにいきなり出くわした。

ネットにつながらん。

何がどう悪いってんだろ。

銘板
2004.3.6 土曜
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ブート CD が焼けるまで 5

〜 泥沼 〜

やっぱしネットにつながらん。ルータまでは通ってるんだが、そこから先に旅立ってくれない……。

銘板
2004.3.7 日曜
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キモ夢

〜 庄屋パーティーの惨劇 〜

なんかまたキモい夢見ちゃって。1週間くらい前なんだけどさ。その前にも同じ夢を何回か見てるらしいんだわ。それまで起きたときに忘れてたってだけで。今回はそれでうなされて目が覚めたらその内容を反芻しちゃって、記憶にとどまってしまっただよ。欠けてるところや、夢らしくつじつまが合ってないところも多いんだが。ていうか冷静に考えるとおもくそ荒唐無稽だったりするんだが。

時は明治か大正かそのあたり。所はどこか山奥の村。おいらはそこの庄屋の家の3姉妹の真ん中だった(なんで女の役だったのか謎)。その村の人が勲章をもらったとかそういうことで、庄屋であるおいらのうちは、小作人もその家族も駐在さん憲兵さんもその奥さんもお子さんも、村長さんも助役さんもただの職員さんもみんなみんな、村人全員を呼んで祝賀会を催した。

そんな楽しいパーティーのさなか、長女がいたずらをひとつ思いついた。「ねえねえこの毒、料理とお酒に入れたらどうなるかなぁ」。宴の楽しい雰囲気に浸かってたおいらと三女は、「ねーちゃん何言ってんのあはははは」なんてノリでいたら長女、出す前の料理と酒に、毒らしきものを本当に盛り始めた。そうなったらそうなったで、「ほんとにどうなるんだろうねぇ」なんて宴会の雰囲気に浮かれてワクワクしたぐらいにしてたんだけど気付いたら事既に遅し。そこにいた村人、全員死んでた。

なんでか全員とも直立したまま死んでた。

業罰は即座に姉に下された。なんだかよく分からんけど姉は生首だけに成り果ててしまって、それでもまだ生きてた。

ボットン便所から少し出るような形で竹竿が立ってて、姉の生首は竿の上端に刺して固定されてた。だからちょいと見は便器から顔を出してるみたいな感じ。なんでそうなったのか、そこらのいきさつは記憶が抜けてる。

で、なんだかよく分からないまま3年間、家から一歩も出ず、直立した死体たちと一緒に3姉妹は暮らしたのだった。日に日にわずかずつ弱っていくけどなかなか死なない長女の生首におにぎりを食わせてやりながら、「おねーちゃんが死んでくれれば妹と町に降りて行けるんだけどなぁ。でもこのことが表沙汰になったらあたしたちどうなるんだろうねぇおねーちゃん」なんてなぜかアンニュイに語りかけたりして。姉はもう髪振り乱して白目むいてただ呻くだけのヤマンバみたいな様相だったけど、おにぎりを食ってる間は少し落ち着いてる感じだったりして。

そこらへんで「こりゃ夢だわ」と悟った。んでまぁ正気に返ったというか、「おおお、なんてひどいこと考えるんだおれぁ〜。前にこんな映画を見たせいだきっとこりゃ、うん! なんでそんな映画見たかな〜」なんて絶えらんなくなって明け方に目が覚めた。

目覚めて考えてみても、そんな映画なんぞ見た記憶ない。全部自分で作ってしまったことだと気づいて、布団の中でしばらく自己嫌悪と戦ったっすよ。いや、昔ちょっと流行ったあの杉沢村伝説が元ネタかもしれんな。

ま〜さすがに何日か経つと、起きてからいったん夢を定着させたとはいえ、夢ごときの記憶は普通の記憶より速いペースで風化するもんみたいだね。リアルさが薄れるにつれて荒唐無稽さが目立ってきて、ようやくこうして書くに至れたというわけ。

いや〜正直、この夢の感触が生々しかったここ数日間はきつかったっす。

銘板
2004.3.8 月曜
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『ロボコップ』に見るアクションの極め手

悟った。映画のアクション表現の極意を。一言で言うと、

「こっちに迫ってくること」

おいらの心の殿堂に入っているアクション映画は数あれど、『ロボコップ』(1987) は珍しくハリウッド出身。ここに鍵がある。

けっこういろいろと映画を観てるうちに気がついたんだけど、映画に引き込まれる瞬間って、劇中でポッと突然出てきたケレンな演出だったりする。で、それが「こっちに迫ってくる」型のド迫力なワンカットだったりする。『ロボコップ』のクライマックスの決戦は、『七人の侍』に勝るとも劣らぬ見事な編集(おっ、アカデミー編集賞、獲ってるよ)。もちろんその編集手腕がおいらの映画的ハートをがっちり鷲掴んだのは言うまでもないけど、その中で特にすごいワンカットがあって、これでもう完全に銀幕の向こうに引き込まれてしまったのだった。

カーチェイスってのはま〜なんてーか、もうやり尽くされてるよね。今さら見ても、よっぽどのことがない限りコーフンしない。いつも大体お約束の手だしさ。香港映画だと最後は必ず大ジャンプで〆(笑)。まぁそれはいい方だけど、日本映画だと必ず FR 車でチェイスして、コーナリングでわざとらしくケツ流してわざとらしくカウンター当てて、カメラはカウンター当てた前タイヤがよく見えるようにコーナー出口外側でわざとらしくローアングルから捉える、ってのをここ30年ばかしやり続けててアクビが出たりする。マンネリやる以上の頭があるんなら、実社会では今や完全に FR より普及した四駆や FF で同じことやってみろってんだ。

カーチェイスの本場ハリウッドでは、昔ながらのチェイスをただやるだけならもう誰も面白がってくれないことはとっくに合点承知の助で、だったら、と頭をひねって必ずいろいろ新しいことに挑戦してくれる。

『レッドブル』(1988) だとグレイハウンド(アメリカの長距離バス)同士でカーチェイスやってみたぐらいにして。想像するだけじゃなんだか鈍重そうだけど侮るなかれ、高速バスだからけっこうスピードは出る。そんな状態で急ハンドル切ったらどうなるか。そりゃあんた断面がほぼ正方形なんだもんサイコロ振るみたいにドンゴロドンゴロ派手に転がりますわなぁ。あれはかなり興奮したっすよ。

日本のアクションファンとしては、ついでにあのバスでテールスライドさせてドバッとカウンター決めて、コーナーのひとつも見事にクリアしてほしかった(いや、だからできなくて転がったんだって)。でもそこをなんとかやってみせてくれてれば、日本の映画人もさすがにあの「普通乗用車でのマンネリ逆ハン」がもうつまんないんだということを自覚してくれたかもしんない。

あとあのバスチェイスで期待したのは「超巨大マックスターン」(笑)(マックスターン:『マッド・マックス』(1979) でならず者の一人が見せた、オーストラリア発世界普及のバイク技。前輪をブレーキロックしたまま後輪をホイールスピンで横滑りさせ、アスファルト上にタイヤの焦げ跡で円を描く。クルマでもできないことはないだろうけど、バイクほど綺麗にはできないだろうなぁ)。いや、だからそういうことできなくて横転したんだって。

『レッドブル』でのそういう工夫も大変面白かったんだが、『ロボコップ』では昔ながらの技を使いつつ、すごい迫力を出してた。

香港の大ジャンプ、日本の逆ハンに対抗する、アメリカ式カーチェイスの昔ながらの定番といえば、

「ホイールカバー外れ転がり」

なんかすごい地味だよね (^^;) 別にこれだけじゃ何も面白くも何ともないのに、なぜかハリウッドのカーチェイスとなるとほぼ必ずと言っていいほどこれが出てくる。確か『男たちの挽歌2』でもやってて(ニューヨークの場面)、なぜアメリカでチェイスを撮ると何が何でもこれをやらなきゃいかんのか本当に理解できなくてかなり悩んだっけ。そのくらい客にとってはどうでもいい伝統なんだな。

で、『ロボコップ』。カーチェイス場面は冒頭とクライマックスとで2つある。冒頭のやつもすごかったけど(警察とチェイスしながらの銃撃戦で撃たれて足手まといになった下っ端を、犯人グループはパトカーに投げてぶつける)、クライマックスの方に至っては「究極のホイールカバー外れ転がり」が観られる。

廃工場の敷地内で、ルイス巡査のパトカーが実行犯リーダー、クラレンス・ボディッカーの駆る 6000 SUX("SUX" は「エス・ユー・エックス」と読んでください。そのまま英語風に読むと、スラングの "Sucks!" と同じ発音になって大変まずうございます。ていうかそれがこの映画でのこのクルマの役回りなんだけど)を追う。で、どっちかのクルマから外れたホイールカバーが、コォーン、コォーンとバウンドしながら転がってくる。こっちに!

地面すれすれのローアングルに構えたカメラ(たぶんそこに穴を掘ってカメラとカメラマンが入ったんだと思う)に向かって、一直線にホイールカバーが迫ってくるんですわ。で、カメラの目の前で最後のバウンドをして、「ヒュッ!」という効果音とともに視界の上方に消える。と同時にカメラが微妙に揺れる。ホイールカバーがカメラのフィルムケースにでも当たったか、それともカメラマンがビビって震えたのかは不明。

劇場でこのド迫力カット観たとき、思わず首すくめてよけちまっただよ。あれ、偶然そうなったのかな。それとも狙ってああなったんだろうか。狙ってやったんだとしたら、ハリウッドの「ホイールカバー外れ転がり」って単なる伝統じゃなく芸の域に達してるよな。今なら CG で好きに作れるだろうけど、この映画じゃロボコップの主観映像以外は全部デジタル処理無しだからな。

演出はこのクライマックスを境に急速に近未来 SF から西部劇へと衣替えをして、マーフィ(ロボコップ)が立ち去って映画が終わるまで、ひたすら怒濤のごとく西部劇西部劇したスタイルが貫かれる。それが妙にしっくり来ててさ、例のホイールカバーの件で心をとらえられちゃったから、最後にマーフィの後ろ姿がカットアウトして黒地に白く "ROBOCOP" とタイトルがドーン! とカットインした日にゃ、なんだかあまりの見事さに感涙してしまったよ。

この映画自体、はじめから引き込まれるものがあったんだけど、やっぱあのホイールカバーが決め手だったなぁ。

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追伸:クラレンスの殺されっぷり最高! 首筋から血を噴き出しながら虚空を指差して水溜まりに沈むあの死に際、思い出すだけでシビレルぜ! 『荒野の用心棒』(1964) の悪役ラモンの最期に引けを取らんぞ。

あと、人形振付師フィル・ティペット先生の仕事が天晴!

銘板
2004.3.9 火曜
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尊敬されないナンバーワン

やってくれるなぁマイクロソフト。正直な感想を言わしてもらう。ばかじゃねぇの?

この情報について確認してみた。現在ではポルノ専門サーチエンジンへの誘導はなくなってるけど、日本語版 msn サーチで「XFree86」を検索すると、検索結果より上に

子供をインターネットの有害サイトから守ろう
お子様を有害なコンテンツから守るために、MSN8を導入してみてはいかが
でしょうか? MSN8の保護者による制限機能では、フィルタリング内容を
カスタマイズすることが出来ます。お子様の電子メールやメッセンジャー
の相手を限定することにより、見知らぬ人とのやりとりを防ぐ機能も。

なんつう、「以下にその有害サイトが含まれています」とでも言いたげな文言が出る。ランダムに出たり出なかったりじゃなく、5回検索して5回とも出てきた(2007.6.14追記:いつの間にかこの変な挙動は起きなくなってました。今じゃ普通に「XFree86」の検索結果が出ます)。

「XFree86」というのは、 Unix というコマンドライン OS に GUI 環境を提供するフリーソフトのこと。これで Unix が便利になるというだけで、別に有害とか無害かを論議するようなものじゃない。他の似たキーワード(「XFree85」「XFree87」)で検索してもそんな文言は出てこなくて、ちゃんと検索結果だけ表示される。狙い撃ちかよ。本家の英語版でも確かめたら、そっちはこの陰湿な嫌がらせはもうやめたみたいだけど、なんだかなぁ……。

なんでもマイクロソフトは Linux を目の敵にしたキャンペーンを展開してるそうだけど、クライアント OS で 95% 、サーバ OS でも 70% のシェアを誇ってるってのに、こんなこと陰でコソコソやって、バレたら直しますだなんてガキ臭い真似してからに、そういうのが自分たちの信用を落とすってことに気づかないのかねぇ。

「このシェアならもう好き放題やっても大丈夫」という安心感で気軽にやらかしてるんだと思うけど、やっぱしさ、商品てのは客に満足感や優越感を与えるべきものだと思うのよ。それが、「他に選べないからしょうがない」なんて理由でその商品を使われるのって、メーカーにとっても商品にとっても、もちろん買った客にとっても不幸なことだと思うが。

王者は王者らしく、みみっちい小細工なんか一切やめて、自信満々で腕組みして堂々とふんぞり返ってればいいってこと。それだけでも顧客は「ナンバーワンの商品を使っている」と実感して満足感を得るもんだと思うぞ。その王者がこんなことしてたら逆に顧客に呆れられてしまうんじゃないのか。

おいらとマイクロソフトとの間はまた遠くなったな。おいらがわざわざ離れるべく動いてるわけじゃなく、マイクロソフトが自ら離れていってる。別にマイクロソフトの会社も製品もなくてもこっちは何も困らないんで(Excel は使ってるけど OpenOffice.org や Koffice で代用できそうだしな)、離れていこうが何しようが一向に構わんけど、おいらが自分で好んで使ってるものをばかにしたり嫌がらせしたりするのはやめろよビリー、分かるかい?

それにおいらの友人・知人でも、あんたとこの OS とアプリを本当に気に入って使ってるという、あんたの真っ当なお客さんがいるんだぞ。彼らをがっかりさせるようなくだらない真似なんかしないでくれよ。

カタギ衆を相手に商売してるんならその程度の仁義くらい守んなさい。ビリー頼むぜ。

銘板左端銘板銘板右端

ブート CD が焼けるまで 6

〜 犯人は resolve.conf 〜

キタ━━━━━(・∀・)━━━━━━!!

FreeBSD 5.2-RELEASE 、やっとネットにつながっただよ。

原因は「/etc/ に "resolv.conf" という書類がない」ということだった。いろいろ調べまくったさ〜。5.1R のときと同じく「名前解決」がまた問題になったのは分かってたけど、5.1R でやった対処(/etc/hosts にホスト名を書き込むこと)をしても一向に直らなくて、基本に返ろうと IT 辞書ページの「名前解決」をまた調べたら(← Windows サーバの Linux 叩き広告が載っててなんだか気分悪くなったが)、最後の方にいいことが書いてあった。

 たとえばpingコマンドなどにおいて、名前では実行が失敗するが、IPアドレスを直接指定すれば正しく動作するような場合、これは名前解決のための設定が失敗している、ということを意味する。このような場合には、DNSサーバの設定ミスなどがないかを調査する必要がある。

おお、まさにその状態。DNS の数字を入れて ping を打ったときだけ外につながる。さてそれで、解決法とみられる「DNS サーバの設定」とは果たして何なのか。どうしたもんかと悩み抜いてたどり着いたのがこのページ

(FreeBSD 5.2R を)試しにインストールしてみて気になったのは、nicを設定するときdhcpを選択するとなぜか/etc/resolv.confが作られずホスト名からIPを引けない状態になっていました。
dhcpを使わずにIPを手動でふるか、resolv.confを自分で書けばよいだけですが、予備知識が無い場合相当困惑すると思います。

それですそれ! 予備知識が無くて相当困惑してたんスよ! 手元の 5.2R の etc ディレクトリを見ると、resolv.conf なんて書類、見事にない。なんか勢い付いてきたぞ。でもその書類の文面をどう書けばいいのかがまだ分からん。

その次に当たったページは「FreeBSD 公式ハンドブック 6.7.2.1. /etc/resolv.conf」。ここでおべんきょしながら思いついた。今使ってるこの Mac(OS 10.3.2)の /etc/resolv.conf を書き写せばいいんじゃないかと(Mac OS 10.3.x は、FreeBSD 4.8Rに 5.0R の新機能を付け足した仕様らしい)。調べると

nameserver 192.168.1.1
nameserver 210.143.144.11

たったこれだけ。ちなみに1行目のやつはルータのデフォルトの DNS(ドメインネームサーバ)。LAN 内のネームサーバ(うちではブロードバンドルータ)についての記述だな。大抵どのルータを買っても、ルータの DNS としてこの番号がデフォルトで振られてる。もちろん設定変更可能。2行目は、たぶんインターネット上にあるネームサーバのドメインかと思う。

そんで FreeBSD 5.2R の方で、最近やっと使い慣れてきたテキストエディタ vi にてこの書類の丸写しを新規作成して /etc ディレクトリ直下に保存。そしたらあ〜たちゃんとお外につながるのよ。試しにプロバイダの FTP 領域につなげてみて、いやもう嬉しくて泣きそうになってしまった。さらに /usr/ports から CVSup をインストールして ports の更新できただよ。くっは〜よくできました〜。あれ、でも最新 ports のはずなのに、ports/x11/ の KDE(XFree86 を利用して動作する GUI 環境)のバージョンが 3.1.4 てのはどういうことで? 確か今は 3.2.0 のはずだったが。これは今後調査することにするべ。

……まさか KDE 3.2.0 は何らかの事情で引っ込めたとか? ま〜 3.2.0 は日本語版の翻訳が間に合わなかったから、現在翻訳作業が進んでる 3.2.1 から導入するのも手だけど。翻訳作業は BSD らしくボランティアベース。特に資格など要求せずに広く参加者募集中だそうで、参加したいにはしたいんだけど、KDE も BSD もよく分かってないやつが下手に訳したらとんでもないことになりそうなんで静観を決め込むつもり。

FreeBSD 5.2R もこれはこれでけっこう不完全な部分が多かったらしく、今リリースされてるのは、FreeBSD にしては珍しく 5.2.1R なんつう細かい番号のやつ。もしかしたら 5.2.1R だとこの「resolv.conf なし問題」が解決されてるかもね。

銘板
2004.3.10 水曜
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今週末の休業予告

今週末(3月13日 [土]、3月14日 [日])は、この Web 日記はお休みを頂きとうござりまする。ちょっと友達の結婚式に出かけてきま〜す。

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ブート CD が焼けるまで 7

〜 フライング KDE 3.2.1 ダーッ! 〜

いざ ports から KDE を make install してみたら、希望通りのバージョン 3.2.0 のインストールが始まった。何だったんだ /usr/orts/x11/kde3/ にあった 3.1.4 の説明は。昨日 CVSup で ports を全部新しくしたとき取り残されたみたいね。

インストール中、エラー停止。依存ファイル kdebase のダウンロードがジャムってた。「ports/x11/kdebase/ のナントカのバージョンが合ってない」んだそうで。そのナントカ(←記憶に頼って書いてるんで思い出せない)という書類を開くとそこには、kdebase の MD5 チェックサム(照合番号みたいなもの)が書かれていた。こいつと、ダウンロードした書類のチェックサムを照らし合わせ、一致してたら合格、ということでコンパイル/インストールが始まるわけだが。ちょっといいスか? ここに書いてある書類名、

「kdebase-3.2.1」?

3.2.1 もう出てんの!? てか同じバージョンの port 揃えててくれよ。KDE インストールに必要な依存ファイルはいろいろあれど、ひとつだけフライングされてもなぁ……。

対策:チェックサムが書いてある例のナントカ書類の記述「3.2.1」を、「3.2.0」にしてみる。捏造ですな。チェックサムが合わなくなるだろうけど、まぁ試してみるか、とやってみたら、一応 PC は kdebase-3.2.0 を落とすべくミラーサイトをいろいろ探ったけどどどこでも門前払い。ようやく FreeBSD 本家の ftp サイトで発見して落とし始めた。んむー、KDE は 3.2.1 に置き換わり始めてるらしいな。

ダウンロードは成功したけど、やっぱしチェックサム不一致でエラー停止。でもダイアログは提案する。「チェックサムが違っていても、この書類で間違いないと自信があるなら、以下のコマンドを実行してください」。"make NO_CHECKSUM_PKG [other args]"(今の場合は make NO_CHECKSUM_PKG install)「チェックサム照合作業は抜かしてインストールしてくれ」つうことで、「おぅ大将、このネタはサビ抜きで握ってくれ」みたいな感じ(笑)。

これでインストールを再開できたけど、実は本命として待望していた KDE 3.2.1、おいらが ports を更新した直後に出回り始めた気配(日本語パッチが使えるはず。翻訳、無事に間に合ったのかな)。

KDE 3.2.0 の make install、なんか最悪のタイミングで始めちゃった気がする。

銘板
2004.3.11 木曜
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自動車デザイン未発掘鉱脈

世の中、「すべて考え尽くされた」「やり尽くされた」と思ってても、そのすぐ隣あたりにけっこう前人未踏の地があったりする。

職場宛に日産からダイレクトメールが来た。決算セールのお知らせで、3月31日まで小型車契約すると表示価格からなんと70,000円引いてくれるというクーポン券付き。

ゴーン社長の日産、強いよね。最近のクルマのトレンドには詳しくないんだが、日産車のデザインってゴーン社長が来てからずいぶん個性的になったと思う。しかもかつての三菱スタリオンやスバルアルシオーネみたいな、トンガリ感に個性を求めるでもなく、「おっ、いーな〜」と素直に思える個性というか、そんな感じになってきてる気がする。いや、スタリオンの形は今でも好きだけど、やっぱし人に見せると誰か一人は必ず「ええ〜!?」って言いそうだよね。「お前、狙いすぎ」とか突っ込みたくもなるし。アルシオーネも好きだったよ。デザインスケッチは。確かに実物はその完璧なデザインスケッチを完璧に再現してたのに、なんだかかなりアレだったよね(笑)。タイヤサイズと車高の設定を誤ったんだと思うが。

でだ、子供の頃はおいらも子供なりに純朴で、クルマの外形デザインてのは、それぞれの研究開発チームの流儀・思想において空力などの性能を追求して生まれた、それぞれ機械的に究極のスタイルなんだと思い込んでた。そしてそれが結果的にカッコイイのだ、と。

でも違った。F-1 みたいなのだと確かに格好より性能重視だけど(それがカッコいいから不思議)、普通の商品としてのクルマは「まず外形デザインありき」なんだよね。それ知ってちょっとがっかりしたりもしたけど、見栄えがいいかどうかで売れ行きは全然違ってそうだもんなぁ。いざ自分でクルマを所有して使ってるとそのことがよく分かる。性能が良かろうが悪かろうが、ともかくダサダサなのにだけは乗りたくないもんだ。

そんなわけで自動車の開発スタッフの皆々様方は、カッチョイイ外形を編み出すべく日夜精進しておられるだろうが、そのことでおいらが前から疑問に思ってたことをちょいと聞いとくれ。なんでクルマのデザイナーさんがたはあの2つの要素にお手をお出しにならぬのか。ここらにデザインセンスを持ち込むと、クルマはもっとかっこよく街を彩れると思うんだが。街行く人々が「おっ?」と振り返るような可能性を秘めてると思うんだが。乗ってる人もなんだか楽しい気分になれると思うんだが。

つまりだ。

シートベルトとタイヤはなんで黒ばっかりなのかね。

色柄を様々に選べたりしてもいいんではないのかね。

シートベルトはゴキブリブラックの他にもたまにドブネズミ色やベージュ色もあったりするけど、せっかく人から見える部分に存在するものなんだから、もっと楽しく演出したらどうなのかねぇ。色付けの自由度はかなり高いと思うが。

乗用車のパンフを見ると、内装のしつらえにいかにこだわったかを誇示してたりするけど、だったらシートベルトもそのこだわりに含めてやればいいのに。色の付け方も、単色だけじゃなく模様や絵柄を入れたりもできるでしょ。でも内装の色とベルトの色は別物で考えるべきだと思う。シートベルトは他の内装品と違って身に着用するものだから、服装としての配慮も少しはすべきではないのかと。

いや、ついさっきクルマに乗ってたときすれ違った対向車のシートベルト、内装の基本色と同じベージュでさ、なんだか人がクルマに絡め捕られてるみたいでちょっとなぁ……と思ったよ。内装とは違う色合いの方がいい。参考にできそうなのはギターのベルト。ギタリストさんたちはギター本体のデザインだけじゃなく、ベルトの柄にもこだわってたりするよね。例えばレゲエ好きのドライバー狙いのラスタカラーのシートベルトとかいいかも。子供のいる家庭だとアンパンマン柄とか。

別な利点では、ベルト着用率の向上にも貢献できるかと。使っていないときも、シートの色(内装の色)と違うと浮き立って存在感が出るんで。それに何らかの凝ったデザインのベルトなら、ゴキブリ色とかドブネズミ色とかより着用してみたくなるでしょ。この「着用してみたくなる」効果は、後部座席のシートベルト着用率も上げるかもよ。

後部座席のシートベルトは、メーカーは装備を義務づけられてるけど乗員には着用の義務がないんで、実際はチャイルドシートの固定用以外にほとんど使われてない。地味な色だから存在さえ忘れられてる。安全面からすると宝の持ち腐れ状態ですな。これも、「この後ろの席のシートベルトもいっちょ締めてみるか」という気にさせれば、結果的に安全性が改善されるってわけだ。

シートベルトの色柄もいろいろ用意しておいて、買う前にカタログで選べたら面白いと思うんだけどなぁ。あと、途中変更も出来たりするといいと思うんだが。ただし保安部品なんで、取り替え工事は指定工場でのみってことにはなりそう。まぁこの考え、実際いいかどうかは現物を使ってみないと分からんとこだが。

タイヤの色に至っては、なんで全部が全部、判で押したように真っ黒ばっかりなんかね。確かに常に汚れる部品だから、目立たない色の方がいいのかも知んないけど。あ、いやそれもそうでもない。汚いタイヤを洗うと「きれいに黒くなる」からな。やっぱしこりゃ汚れることを意識した色の選択じゃない。泥汚れを目立たなくするためなら、一番いいのはベージュ色だろうし。でもベージュ色のタイヤだと初めっから汚れてるみたいでもあるな(笑)

だったらどんな色がいいか。とりあえずパステルカラーが無難かと。煤けたような色合いなんで(彩度が低い)汚れもそんなに目立たない……はず。あり? そんな色合いのタイヤ、どっかで見たことがある……あれだ。スピルバーグの『世にも不思議なアメージング・ストーリー』(1986)。

オムニバス形式のうちの最初の1編(他はどんな話だったか忘れた)。第二次大戦中の米軍の爆撃機の話。日本の戦闘機との交戦の結果、どこかが破損し、下部銃座の射撃手が胴体に戻れなくなった。乗組員たちは「まぁそのまま基地に帰投して着陸後にゆっくり助け出してもらえばいいや」と軽く考えてたんだけど、実は引き込み脚も破損していて胴体着陸するしかないことが発覚。胴体着陸となると、胴体下部に張り出してる銃座がぺしゃんこに潰れるのは確実。当然中の人も銃座と同じ運命になる。

機内の仲間たちはなんとか彼を助ける方法を考えたりやってみたりしたけどどれもうまく行かず、結局、下部銃座とそこにいる仲間を見捨てることになった。不運な射撃手は漫画家志望で、銃座にもスケッチブックを持ち込んでいた。事態を知った彼はただただ必死に自分の願望を紙に描き殴る。それはこの爆撃機からマンガチックな巨大なタイヤがせり出して着陸成功する絵。

そして着陸寸前、彼の恐怖と奇跡への願いがピークに達したとき、その絵そのままのパステルピンクだったかパステルオレンジだったかのでっかいタイヤが爆撃機に生えてくる、という話。

ん〜、あの映画を思い出すに、色付きのタイヤ、悪くない感じだったぞ。まぁ映画は映像としてカラーコーディネーションがなされるから、あれに限り良く見えただけかもしれんけど。これも現物を見てみないことには行けるかどうかは分からんな。

シートベルトもタイヤも、いずれにせよ結果がどう出るかはやってみないと分からんし、特にタイヤはクルマの外見と性能をもろに左右する部品なだけにコケたらひどいことになりそうだけど、生き馬の目を抜く自動車業界で(たぶん)まだほとんど試されてない以上、やってみる価値はあると思うんだが。

ゴーン君どぉ?

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そういや『AKIRA』(1988) の、金田のバイク仲間のタイヤがオレンジ色だった。

銘板
2004.3.12 金曜
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電線・電柱・鉄塔の色

やべ。もう夜中なのにまだ明日からの旅の準備してないや。準備しなきゃしなきゃと思いつつ、なんでか日記書いてたりする。しかも長編。

銘板左端銘板銘板右端

昨日、クルマの黒いタイヤをパステルカラーにしたらいいんでないかと書いてたら、もうひとつ思い出した。電線、パステルカラーになんないかねぇ。とりあえずパステルにこだわるのは別にカワイコブリッコ趣味なわけじゃなく、昨日も書いたけど、ほこりをかぶってもあんまり汚れが目立たなそうだから。

それにしても電線、なんで黒いのかねぇ。街行く人の頭の上を走ってるという自覚がないのかねぇ。天気のいい日に外を歩いても、鳥かごの中で暮らしてるみたいでたいそう窮屈なんだが。あの黒い色がいつも頭の上にあるってのはけっこううるさいってわけだ。

八戸みたいな地方都市でも最近は市街地の電線が地中化されて開放感があるんだが、そうなるとかえって電線があるところにいるとその鬱陶しさが気になる。東京近辺の景気は良くなってきてるらしいけど、地方はまだまだ不況だよ。そんなわけでカネのかかる電線地中化工事はなかなか進んでない。

行政もなんだかわけ分かんない。最近は幹線道路沿いの歩道のバリアフリー化および排水改善工事に血道を上げてるんだけど、どうせ歩道を掘っくり返すんならついでに光ファイバと電力線をそこに埋め込んでしまえばいいのに、何が何でも電柱と電線を残しやがる。あとでまた工事する余地を残す腹積もりなんじゃないのかと勘繰ってしまうよ。腹黒いのか頭悪いかのどっちかだ。どっちにしても電線地中化は進まず、相も変わらず青空も曇り空も、あの図々しい黒い線で容赦なくぶった切られてる。

そんなわけで、八戸の空から電線が消えるまであと2世紀くらいかかりそうな勢いなんだ。そこで、あんましカネと時間をかけずに手っ取り早く状況を改善する方法はないかと考えた末の、電線パステルカラー化。とりあえず水色というか空色というか、そういうのが第一候補だな。青空を邪魔しないってことで。明るめの灰色でもまぁいいや。曇り空対応。黒よりよっぽどまし。繁華街近くなら電線そのもので飾り付けしましょうってことで、黄色だの緑だのピンクだのモエギ色だのハナダ色だのドドメ色だのウグイス色だの、いろんな色の電線を張り巡らせよう、と。純白はねぇ……そういうのが風でうねってると、寄生虫みたいでかえってブキミに見える恐れあり(笑)

なぜか LAN ケーブルがそんな感じだよね。水色と薄黄色の2色しか見たことないけど、まぁ手元にそういう LAN ケーブルがあったらそれを眺めてイメージしてみてちょ。あの真っ黒い電線よりはるかにいいと思うんだが。

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ついでにコンクリート肌むき出しの電柱もどうにかならんもんかね。街の雰囲気を間違いなく殺伐とさせてるぞ。

あれは焦茶色に塗るとけっこうしっくり来る気がする。電線地中化された区域の信号機の柱は大抵、焦茶色だよね。落ち着いててなかなかいい感じがする。

ほんとは昔ながらの木製電柱がナゴむんだけど、強度と耐久性を考えると、鉄筋コンクリート製や鉄パイプ製(電話線に使われてる)の方が実用的だわな。まぁこういう実用一辺倒主義が、ネズミ色電柱に黒電線という悪い意味での高度成長昭和スタイルというか「食えりゃ何だっていいんだよ」的ガツガツ路線な趣味をいつまでも保ち続ける要因になってるわけだが。

んで、そういうのはもうそろそろ、バブル期を通して富貴の味を知ってしまった平成日本人にとっては目障りなわけよ。でも公共投資予算は余裕がないわけよ。だからせめて焦茶色に塗ろうよ、と。汚れもあんまり目立たなさそうだしさ。

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汚れといえば、どうせなら色付きの電線も電柱も、酸化チタンコーティングさせるといい気がする。

90年代半ばに日本で発明・実用化されたこの技術、なんと「汚れない」というすごい特技を持ってる。母材の表面に薄く塗られた酸化チタン膜が紫外線を浴びるとそれが触媒として働き、表面の汚れを分解してしまうんだそうで(古い記憶に頼ってるんで、完全に正確じゃないかも)。電線も電柱も屋外に設置されるものだから、紫外線の供給には困らんだろ。最近は、ビルの外壁をこの技術でコーティングするのが流行りらしい。初期投資はちょっとかかるけど、長い目で見ると屋外清掃費がガバチョと浮くんだそうで。

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もうひとつ色を塗ってほしいもの。それは高圧送電線の鉄塔。

あの錆び止めのためだけの灰色塗装はどうにかしてほしい。上に行くほど細くなってるんで、下から見上げるぶんにはあまり気にならないけど、ちょっとしたビルから景色を眺めようとして目の前にあの鉄塔が立ちふさがってたりすると、かなり興醒めなんだが。おいらの経験で言わしてもらうと、「ちょっとしたビル」ってのは八戸市内にある青森労災病院のこと。入院患者を見舞いにそこの5階に行ったらこれがなかなかいい景色で。そしてすぐ目の前の鉄塔が全てを台無しにしてた。

あれも LAN ケーブルみたいに水色にしたりとかできんもんだろうか。どうせ塗装するんだからできないはずはないと思うが。鉄塔の色、ネズミ色ができて、東京タワーみたいなウルトラマンカラーもできるんだから、水色もやればできるでしょ。

もしかしたら航空関係の安全基準で水色は御法度なのかもしんないけど、景色を遮るのがウルトラマン色の鉄塔ってのも、やっぱしちょっとご勘弁願いたい(東京タワーなんかのあの赤白ボーダー色は、航空パイロットの人たちに注意を促す目的で、「青空を背景にとにかく目立つ色合い」ということでああいうふうに決まったらしい)。

鉄塔なら銀色でもいいかもなぁ通天閣みたいで。賛否いろいろあるかもしんないけど、おいら的にはあのデザインと色はナイスだ。いつまでもビリケンさんのご加護あれ。

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やべ、もう1時過ぎちゃったよ。今から旅の準備か……。

銘板
2004.3.13 土曜
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旅してます

行って来ま〜す。

銘板
2004.3.14 日曜
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立体雲と立体ちらし寿司

帰ってきました〜。今回も山形県米沢市にお邪魔して友達の結婚式に出席してまいりました。めちゃめちゃ楽しかったよ〜。

その帰りの道すがら、かねてよりやってみたかった「雲の立体写真撮影」をしてきた。東北新幹線はやてに乗って移動しながら空の連続写真を撮ると、きっと雲が立体に見えるだろうという企画だ。

これなんだけど……

はやて速すぎ。確かに立体撮影は出来たけど、視差が付きすぎてエグめな立体画像になっちゃった。

思った以上に電車からの風景立体撮影は難しかった。10枚撮って使えたのが上の写真組だけ。ケータイのカメラで撮ったんだけど、撮影後に自動画像処理して自動画像保存して次の写真を撮る、となるとけっこうなタイムラグが出ちゃって。保存作業が終わって、さあ次を撮るぞとカメラを構えるとトンネルに入ったり林に遮られたり、撮れたら撮れたで架線の電柱がど真ん中に写ってしまったり。この電柱写真、かなり見事にハマってたんでお見せしようかと思ったら「ボツ写真」としてさっき消したんだった。ん〜、もったいないことしてしまった。

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立体ついでに、少し前に撮ったあんましエグくない立体写真でも。ネタ的に立体の醍醐味が存分に発揮されているかと(笑)。

この前スーパーのすしコーナーからちらし寿司を買って、うちで包みを開いて食べたんだけどこれが、

見事に露骨な上げ底!

一番下まで酢飯があるもんだと思って箸を立てたら、意外に浅いところで底に当たってしまった。食って確かめたらあ〜た底の高さ、容器の縁とほとんど同じ。なんかウケちゃって、食べるの中断してケータイのカメラで撮影したのだ。この仕出し業者の悪どさ、立体視するとマザマザと分かるぞ (-_^#) ピクピク

銘板左端銘板銘板右端

DoCoMo D251i の「ムービーモード」も、雲の立体撮影の一環で試してみた。各コマを吟味して、いちばんしっくり来るコマの組み合わせで立体写真組を作ろうかと思って。あと、状況が許せば、ひとつの動画像を2つ横に並べて時間差で再生すれば立体動画像ができるんじゃないのかと思ってたんだ。現環境でそういう編集ができればの話。

でも Mac に落としたら、再生用のアプリがないらしい。それで困ってるとこ。拡張子 ".MJP" って初めて見たんで検索したらこういうのが引っかかったけど、別に関係ない気がする。DoCoMo の製品で Mac 優先の企業の規格を採用するとは思えんし。「DoCoMo のケータイでしか再生できない独自規格」なんてのじゃなきゃいいけど。

銘板
2004.3.15 月曜
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ちょいと修正

昨日の『立体雲』、一番上の雲をひとつ切り取ったよ。距離が近すぎるんだよな。修正前のやつ、作った自分でも立体視すると頭が痛くなったんで。

これでだいぶ見やすくなったかと思う。まだエグ目だけど。

お、真ん中の大きめの雲、よく見るとその前に小さい雲と中くらいの雲がかぶさってる……。

銘板
2004.3.16 火曜
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初ノートパソコン……か?

ノート型パソコンをゲットできそうな感じ。しかもタダで。貰えそうな当てがちょっとできて。むふ、むふふ、むふふふふふふふふふ。

まぁ先方さん次第なんで現時点では何とも言えんけどね。これ貰えたとしたら初めてのノートパソコンだなぁ。NEC になりそうなんで、載せる OS はもちろん FreeBSD だ!(← やっぱ Windows じゃないのね)

今使ってる COMPAQ DESKPRO よりずっと頼りになりそう。話によるとブツのクロックは DESKPRO の 333MHz を大幅に上回りそうなんで。DESKPRO、コンパイルごとにウンウン唸ってばっかで、何するにしてもちっともはかどらんからなぁ。まぁこいつも1万で買ったやつだからな。

そういや前に iBook 買いそうになったことが2度ほどあったっけ(2002.1.19, 2002.11.08)。あれから随分経つな(感慨)

内蔵機器が FreeBSD に対応してればいいが。ていうか FreeBSD がその内蔵機器に対応してくれてるといいが。対応してなかったら Linux に初挑戦してみるか(← それでもやっぱし Windows じゃないのね)。

銘板
2004.3.17 水曜
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所要時間表示ギョーカイ事情

先週末、山形県米沢市に行ったわけよ。友達の結婚式で。で、一次会の超楽しい雰囲気のまま二次会に突入したわけよ。

二次会の席はくじ引き方式で、新郎さんのお友達と隣り合わせたんだ(おいらは新婦側で参加)。このお方、地元の不動産屋を営んでおられてですな、世間話の中で、その日においらが泊まるホテルが話題に出てきた。で、ちょいと訊いてみた。

「やっぱあの『米沢駅から徒歩1分』って絶対1分じゃ着かないですよ。どこの情報もそんな感じだけど、あれはどういう根拠なんでしょうか」

ここのホテルに限らず、アパートとかなんとかの情報で前々からこれを疑問に感じてた。そして貴重なご意見を伺うことが出来た。

「あれはですね、例えば『徒歩=分速80メートル』と定義するよう決められちゃってるんです(ゆんず注:法律かどうかは聞きそびれた)。他にもクルマとがでもそういう設定が決まっちゃっててですね。宣伝に書くときはそういうルールがあって、勝手に変えられないんですよ」

そうだったのか。それぞれのホテルやらアパートやら不動産屋さんやらが勝手に短めに決めてたわけじゃなかったんだ。他のポイントは、『直線距離ではなく道のりで計算する』『信号はすべて青として考える』だそうで。どっちも納得できますな。直線距離は明らかに現実的じゃないし、赤信号の場合なんてのもいちいち考えてちゃわけ分かんなくなるよな。

でも、それでもやっぱし、あの基準はなんだかなぁ……。今回泊まったホテル、途中に信号はなかったんだが、それでも2分以上はかかったし。おいらは別に歩くのが遅いわけじゃないと思うんだけど。なんか納得いかねぇ〜。でも酒の席でもあることだしそれ以上は食い下がらんかった。めでたい祝いの席でそんなことねちねちツッコミ入れ続けるのも情けない話だし。

八戸でもあるんだよ。一昨年暮れの新幹線開業に合わせて出来た新しいホテル、「八戸駅からクルマで10分」なんだそうで。地元の人の間では、「よくあんなすごいウソがつけるなぁ」とちょっと呆れられてるんだが、確かに八戸駅からそのホテルまでずーっと法定速度 40 〜 50km を出し続け、市の中心街を横切る間に全く渋滞に引っかからず、その間、何十個もある信号すべてがたまたま青で、その何十個もの信号ごとの交差点でも全く減速しないで、右折・左折するときでさえも法定速度ぎりぎりをキープして、そのとき必然的に発生するテールスライドをカウンターステアで押さえ込みながらアウトインアウトで華麗に駆け抜ければ9分58秒くらいで着かないこともないだろうが、だからといって「駅から10分」という表示が、ユーザが信用すべきものなのかどうかは別だと思う。

結局、表示する側にはその表示に対する責任はないことは分かったけど、「不動産情報のA地点からB地点までの所要時間表示は、実際はその2〜3倍」という世間的経験則はやっぱし継続ですな。

どうせだったら所用時間なんつう、その人やその時の状況に大きく左右されるあやふやな基準なんかやめて、道のりの総延長とその間の交差点の数を書いてくれた方がよっぽど信頼できる情報になると思うんだが。

銘板
2004.3.18 木曜
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雨乞い

なんで必ず降るのかねぇクルマ洗うと。雨。ほんと不思議なほど見事にハマる。

この前なんか何の大サービスのつもりか、洗った直後に黄砂混じりで降られちゃって。雨が上がった後のクルマ、なんだか現在パリダカ爆走中みたいな、あるいはサマワで復興支援に大活躍中みたいな面持ちになっちゃってさ。それでもおとといまではそんな砂漠仕様のまま押し通してきた。つまりその間は一滴も降らなかったってこと。

そして昨日洗車してとうとう黄砂を落としたんだが。しかもワックスがけまでやっちゃったんだが。待ってましたとばかりになんでまた降ってくれるのかねぇ雨。

何もここまで律儀にやってくれなくたって……。

銘板
2004.3.19 金曜
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新型ホーム計画

18日のぶんの「雨乞い」、実は17日に書いたんだわ。フライングして。で、18日は日記書きを休んだら、勢いで19日も書き忘れちまった。そして「何か書かなきゃなぁ」と思いつつ何も書かずに過ごし、現在21日未明(汗)。思い出すに、19日は何をしていたか。

別に何もしなかったってわけじゃないんス。その日はついに思い立って、このサイトのホームページ(トップページのこと)を数年ぶりにリニューアルしようと頑張った。とりあえず、20世紀的デザインだったのが気になってた。それに「メニューがかなり下にあって、アクセス毎にいちいちスクロールしなきゃ先に進めない」という状況を改善したかった。ダサいポップ体の画像メニューもいい加減やめたかったし。まぁダサいのやめたいからっつったって別にカッコ付けたいわけでもないんで、基本的なパーツデザインは一緒。主にレイアウトを変えたのだ。

と言うとまるで「カッコ良く作れるけどわざとそうしないのさ」みたいに聞こえるかもしんないけど、実際は今回のリニューアルは、もうギリギリ精一杯背伸びしました(汗)

新技術も盛り込んでみた。JavaScript フォーム(プルダウンメニュー)初投入、CSS の onMoseOver 画像変換を少し勉強してこいつも投入。

18日現在でホームはほとんど完成。さらにその影響で立体写真コーナーの総合もくじページを作らなにゃいかんくなって、そいつで手こずってたところ。ついでに、今までこの Web 日記で散発的に発表してたケータイのカメラで撮った立体写真も、それ用のページにまとめてみた。

動作確認が終わり次第リニューアルだ。でも古いページとの整合性が付かなくてな。そこらは新しいの出してからぼちぼちやってくことにするべ。

とりあえずここがそのテスト場だ。

「エジプト壁画のタイトル」「金属パイプ状のメニュー」「カラフルな波形うにょうにょ」……、何したいのか分からん取り合わせだけどそのまま行っちゃう(笑)

銘板左端銘板銘板右端

当初目的では「画像(主にメニュー画像)を減らして読み込みのスピードアップを図る」も考えてた。いざ作ったら確かに画像の数はガバッと減ったけど、入れ子 table 使いまくり(最大三重)で結局表示に時間かかるようになっちまった (-_-;)>

JavaScript のプルダウンメニュー、「選択したらいきなり飛ぶので Go ボタン不要」にこだわってみたんだが、それだと KHTML 系のブラウザじゃ動作しないみたい(Safari と Konqueror 3.2.1 で確認)。

てか IE 5 for Mac でも動かん。それどころかスクリプトエラー表示が出やがる。お教えサイトからの丸写しなんだが……。まともに動くのは Netscape 7.1 でのみか。あんまし意味ないかもなぁ。

銘板
2004.3.20 土曜
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ゴッドファーザー・ダイハツ

ダイハツの軽自動車、たまにすごいセンスの名前が出てくるんだが、あれは一体何なんだろ。

最近のだと "NAKED" ってのがなぁ。「裸の……」という意味なんだが、なんかこう、後ろを走っててエンブレム読んじゃうとちょっと恥ずかしいんすけど。

それでもとりあえず、そのクルマがそこらに止まってるときにでも確かめてみると、乗ってる人はちゃんと服着てるみたいだし。クルマのボディのこと言ってるのかとも思ったりもしたけど、クルマはちゃんと普通に外板で覆ってあって、エンジンとやサスペンションや燃料タンクなんかがむき出しになってるわけでもなし、何がどういう理由でどこらへんが裸で、どうしてその裸が売りなのかさっぱり分からん。

「裸一貫」とかそういうのか? 別にカッコ良くもないが。ていうか例えばそういう日本語の成句から来てるとしても、英訳した時点でその表現は死んでるわけだが。なんぼ考えても「トンチンカンな名前」としか受け取れん……。

銘板左端銘板銘板右端

でもダイハツは我が座右の名画『男たちの挽歌2』製作をスポンサードしてて、そういう観点ではおいらはダイハツに頭が上がらなかったりする (^^;)

銘板
2004.3.21 日曜
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リニューアル

オイッス! 声が小さい!

オイーッス!! シーッ、こ・え・が・お・お・き・い!!

合掌 (-人-)

長嶋のチョーさんは少しずつ回復しつつあるのに、いかりやのチョーさんは「巨星墜つ」ですなぁ。誠に残念。心よりご冥福をお祈りいたします。

世間様はそんな状況だが、うちのサイトはようやく今風にリニューアルっす。新設したページにはけっこう CSS も導入してるぞ。

プルダウンメニューで選んだページに飛ぶやつは断念。IE で動かないんじゃ無理に投入する意味なしと判断して。あとで改良させて復活を狙う所存にござる。しかしマイクロソフトのは JavaScript じゃないからな。そのせいで引っかかってる気がしてならん。JScript だっけ? パッチモンの変な独自規格出すなよって感じ。出してもいいけど JavaScript か JScript のどっちかを選べるようにするとかしたらいいのに。

リニューアルついでに、このページにも出てるうにょうにょ模様(JavaScript ON じゃないと表示されないっす)の先っぽ画像が、環境によってズレて表示されてたんで、それも直してみた。具体的には IE 5 for Mac OS X と Netscape 7.02 for Mac OS でズレが発生してた。うちではこの2環境で誤動作を確認。IE for Windows ではちゃんと表示されるんだけどね(先週末泊まったホテルのロビーにあった「ご自由にお使いください PC」にて確認)。

GIMP でこの先っぽ画像を作った時の、余白の定義を誤ったせいでこうなってしまってたのだった。気付いてからも、直し方が分からなかったんで放ったらかしにしてたけど、最近その直し方を自力で編み出して(「編み出す」って魔球みたいだな (^^;))、ようやく今回の修正と相成り申した。

銘板左端銘板銘板右端

長嶋のチョーさん、今までいろんな業績があったわけで、しかも日本国中からこれほどまで愛され続けてきてもいるんだから(彼が倒れて初めてそれを実感したよ)、アテネ五輪の監督業のひとつくらいキャンセルしてもいいと思うぞ。ていうか野球人としての現役を引退しても、もう誰も文句言えないと思う。長嶋さんにいつまでも元気でいてほしかったら、今は「アテネアテネ」と無理に仕事を押し付けるんじゃなく、「久しぶりの長期休暇ですよ。ゆっくり養生してくださいね」と言うべき時期だと思うが。

いわゆるひとつの「長〜い目で見守る」と言いますか……(ミスター風)。

でもナベツネはそうは思ってないみたいだね。今日の読売新聞に出てたけど、長嶋さん宛に、サマワにいる自衛隊員が寄せ書きを書いてるらしい。「長嶋監督も我々も日の丸を背負った日本代表」「早く良くなってアテネで頑張ってください」みたいな、思う存分プレッシャーたっぷりな内容で。なんでも大きな布に書いてるそうで、ということは長嶋さんの病室の壁に掲げられることを想定していると思われる。

記事じゃ自衛隊員が自主的に始めたような書きっぷりだけど、読売に載ったという時点で、これは読売側からの申し出でヤラセた可能性大いにアリと踏んでるが、違うかねナベツネ君。

病人を焦らせても別に早くは治らんよ。それどころかかえって悪化するかも。ナベツネ君、そこらへんちょっとは考えようね。

銘板
2004.3.22 月曜
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BSD Magazine

PC 屋で、珍しく『BSD Magazine』が売ってあったんで買ってきた(やっぱしって感じで1冊しか出てなかった)。まだ読んでないけど。

今回の表紙はショッキングピンク主体で、かなりセンスがアレだ。まぁどうせ内容はほとんどチンプンカンプンなんだけど、おまけ CD-ROM の FreeBSD 5.2.1-RELEASE が目当てだったりして。それにしてもこのサイト、相変わらず blink タグ使ってやがるな。

ありり? DVD-ROM なの? んげ、だったらちょっと面倒なことになり申したな。Powr Mac G4 純正の DVD-ROM ドライブを移植せにゃならん。PMG4 にはこの前買った DVD±RW ドライブを入れるか。今それ、外付け状態だけど。ちなみ DVD±RW ドライブ ドライブ に先立って買った CD-R/RW ドライブ、Mac だけじゃなく FreeBSD でも相性が悪くて、システム起動時の周辺機器チェックの段階に入るとこのドライブを認識できなくてフリーズこいてた。

そのドライブ + インストール CD ではブートもインストールもできるんだが。PMG4 に標準で載ってた DVD-ROM ドライブも FreeBSD または COMPAQ DESKPRO と相性悪いなんてことになると大変苦しいわけだが。

やっぱし 5.2R はまだ不安定かも。昨日からネット接続できなくなった。前回のネット接続トラブルは名前解決の問題で、resolve.conf っつう書類を作ってすべて解決だったけど、今回はルータにさえ繋がらん。けっこう重傷。また再インストールしたくなってたところで 5.2.1R ゲットは渡りに船っぽい感じ。んでも今の環境は、苦労して KDE 3.2.1 を入れたからな。そいつを手放すのが惜しい。5.2R から 5.2.1R に単にアップグレードできるのかな。ああでも設定が変わらなきゃトラブルもそのまま持ち越しかもしれんし。

とりあえず 5.2R のまま、もう少し様子を見るとするか。あともしかすると BSD Magazine に何か重要な情報が載ってるかもしれんから読んどくべ。せっかく買ったことだし。

素直に安定版の 4.xR を使えばいいんだけどね。

銘板
2004.3.23 火曜
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Dan Penn 先生

ずいぶん前に買った、今でもよく聴くお気に入りの CD がある。そいつの紹介でも。

フィラデルフィアのタワーレコードに行った時、「せっかくアメリカだから」とカントリーのコーナーを覗いてみたんだわ。ろくすっぽ聴いたことなかったし。んでそのカントリーの陳列棚、いや〜さすが本場アメリカ。ゆうに10メートルくらいはある。東部のフィラデルフィアでこんなだもん、中西部や南部だとレコード屋の棚の8割はカントリーに占められてるんじゃないだろうか。カントリー専門店とかマジでありそう。

カントリーのアーティストなんてジョン・デンバーぐらいしか知らん。「せっかく本場だから」と、それ以外を買ってみよう、とジャケ写のイメージ優先で漁ったんだけどなかなか決まらない。だってさ、どいつもこいつもおんなじにしか見えないんだもん。いわゆる「アメ車で〜す」みたいなバカデカ車を背景に、テンガロン + チェックのシャツ + ブルージーンズ + ブーツ + 口ヒゲで「いかにも」なカウボーイスタイルでキメたオッサンがギター持ってカメラ目線で微笑んでる写真ばっか。違いと言えば、クルマがクライスラーかキャデラックかシボレーかとか、クルマの前に立ってるかボンネットに座ってるかバンパーに座ってるかとか、クルマの色がピンクかえんじ色かぐらいなもんで。

まあクルマとギターの組み合わせで「カーステ・カーラジオで音楽を聴く」なんて連想が出来るから、ここらへんがギリギリの線なのかもな。例えば「カウボーイスタイルだから」って、もしクルマとギターの代わりに馬と投げ縄だったら、なんでそれが CD のジャケ写なのか理解に苦しむだろうし。

で、その判で押したような構図にいい加減飽きてきたあたりで、ビビビッと来たやつが出てきた。こいつはそこらのジャケ写とは違うぜ! という心意気を買って試聴もせずに選び出した(試聴には出てなかった)のがこの、

Dan Penn の "Do Right Man" だ!

いや、おもくそバカデカ車とギターなんだけど (^_^;) 違うでしょほら、新聞みたいの読んでるしカメラ目線じゃないし。まぁそんときはすごく違うく感じたわけで(汗)。このジャケ写は、いつも車に置いてるうちに色褪せちゃった。元はもっときれいな色だったのだ。がんばってレタッチで復活させようとしたけど、このくらいが限度。一度褪せちゃうと元に戻らんもんなんですな。裏側の写真が比較的いい状態なんでスキャンしてお見せしよう。これだよ。はじめは表側の色合いもこんな感じだったのだ。ニュータイプのララァさんここで一言。

「ああ、時が見える……」

ララァはどうでもいいとして(汗)、やっぱしアメ車とギターかい (^^;)

んで実際聴いてみたら全然カントリーじゃなかった。アップテンポ気味なのも2曲あるけど、バラード主体の基本的におとなしめなポップス。アップテンポでもやっぱしおとなしめ。でも売れ筋のバラードにありがちなクサさがない。ほら、よくあるじゃんヒット狙いミエミエの曲でさ、なんかこう、

「貴様ら愚民共には死んでも手に入れられないオレ様(アタクシ)の偉大な能力に感動しろ! ほらここが泣き所だ! 泣け!」みたいな押し付けがましいクサさ。具体的には、「曲中でブレイク入れてから、エコーかけまくりドラム + キー上げフルパワーボーカルでまた始まったりする演出」とか、そういう小賢しい技。

<ボソッ>
例えば ♪えんら〜〜〜〜〜うあ〜〜〜 とか。
</ボソッ>

それがないのよね Dan Penn には。サクッと聴けるというか。勘で選んだけどいいアルバムに当たったなぁ〜。カントリーに分類されてたのは単にジャケットがそれ系列だったからか?

んでまぁバラードもいいんだけど、1曲、惚れちゃったのがあって。6曲目の "Memphis Women and Chicken" 。い〜んだわ。この曲だけブルース調。またこれが腰に来るノリで。なんてーか、「超ド級ブルース」ってーか「憂歌的大型爆弾」ってーか、ああなんでブルースってこういう安ピカな修飾語がこんなに似合うんだろ。それにしてもあ〜たまんねこの曲。

このページ様によると、ソングライターとしての活動がメインだったみたい。1941年生まれで活動時期は60年代後半から70年代前半。意外と古い。このアルバムに載ってる曲がヒットチャートにいくつか上ってる。

ありり "Memphis Women and Chicken" はヒットじゃないの? _| ̄|○

おっとこんなページも発見したぞ。今じゃ還暦過ぎか。この CD のリリースは1994年でジャケ写を見る限りもう中年もいいとこなんで、アルバムの製作から発売まであまりタイムラグがない感じ。とすると「その昔、他のアーティスト向けに書いた曲を自分で歌ってみた」ってやつかな。

Dan Penn 先生、今でもお元気なのだろうか。なんかさっき見つけた『洋楽専科・夜明けの口笛吹き』での DanPenn.com: ダン・ペンの公式ページ と Dan Penn Web Site 、どっちもリンク切れてるんすけど。ああでも3個目のリンク Tom's Cabin Production は生きてる。そこから 1999年来日時のご様子 まで辿り着けた。5年前か……。末長いご活躍を期待しておりますです。

他にアルバム出てないのかなぁ……。

銘板
2004.3.24 水曜
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件の銘柄米

ブランド米が相変わらず人気だ。

昔は、米といえば「米」しかなかった。「水晶米」のこと。一般消費者の事実上の選択肢は、米屋さんが独占販売権を持つこの水晶米以外になかった。

当時からササニシキやコシヒカリは知られてはいたけど、めったに食べられるものじゃなかった。

そんな折、一度、うちで宮城県の農家の方からササニシキを頂いたことがあって、その日の晩ご飯が信じられないほどうまかったのを覚えてる。食べる前に「これはササニシキなんだよ」だなんて言われたわけでもなかったのに、違いは歴然としてた。

それも今は昔。今では米どころ各地のブランド米が、スーパーの米コーナーで覇を競ってる。あまりにも多くの土地でそれぞれのブランド米が出来たんで、相当な商品力・販売企画力がないと全国区での認知度が得られないという過当競争状態にまでなってる。

我が青森県にもブランド米がいくつかある。全国的にはどうか知らないけど、県民で「つがるおとめ」「つがるロマン」「むつほまれ」の青森米3ブランドを知らない者はないと言っても言い過ぎではないだろう。「つがるおとめ」「つがるロマン」は主に青森県西部、津軽地方が本場。「むつほまれ」の本場は、青森県の東部である南部地方(←ややこしいけど、もともと地方豪族の南部氏の領地だったんでこういう名前になってしまったのだ)。

県産ブランドの数で我が南部地方は津軽地方に後塵を拝しているかと思いきや、実はもうひとつブランド米があった。中心地は十和田湖町という町。その名の通り、十和田市と十和田湖に挟まれた町だ。

まだあまり知られていないこの幻のブランド米の名を目にするたび、その素晴らしさにおいらはいつも感激していた。そしていつかそれを写真に収めようと虎視眈々と狙っておったんだが、とうとうそれに成功した。

これがその

十和田湖町の銘柄米の名だ!

銘板
2004.3.25 木曜
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疑問 蒸し返し

やっぱしさ、徒歩で分速 80m ってかなり速くない? 2004.3.17 での不動産業界基準のことなんだけど。

80(m/min) × 60(min) = 4800(m) で時速 4.8km。

特にホテルなんかの「駅から徒歩 x 分」の場合、旅行中で重い荷物を持ってるという場合が十分に考えられるわけで、これで時速 4.8km ってなかなか出せないと思う。せめて分速 70m だと、時速 4.2km でより実情に近い数字になると思うが。

銘板
2004.3.26 金曜
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そろそろ時効かと

牛丼復活までのつなぎのメインメニューがめでたく豚丼に決まったんで、もう言ってもいい頃合いかな。

カレー丼、うまくなかった。

牛丼をやめた次の日に早速食ってみたんだが、正直、「これでカネ取るんか?」って感じで。

八戸の店のカレー丼だけまずかったんだろうか。あるいはいきなり代打抜擢されて作り込みが浅かったのだろうか。

「初めての クリカンルパン 下手だった」という故事成句もあるしな(故事成句かどうかは謎)。

それにしても、そこのライバルである「すき家」の牛あいがけカレーを知る者として、「……がつくったらカレー丼はこうなりました」とまで自信を持って言うフレーズと味とのギャップがちょっと信じられなかったっす。というか、カレーで「まずい」と感じることなんて普通ないよなぁ。初体験だったよ「ボンカレー以下のカレー」って(ボンカレーの味はギリギリセーフ)。

一方 すき家はどうなっておるのか。ふむー『豚あいがけカレー』になったか。今度ちょっと食ってみるべ。なんか牛じゃないとあの味わいが出ないような気がするけど、思い込みかもしれない。とりあえず食ってみないと分からんってことで。

あのカレー丼もあれから改良してうまくなったかもしれんけど、いったん食べてうまくなかったのって、もう自分から進んでは食べる気しないよね。

銘板
2004.3.27 土曜
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最新機材で立体写真作成中 1

〜 カメラ篇 〜

「もう自分から進んでは食べる気しないよね」とか何とか言いつつ、なんかまた食べてみたい気もするカレー丼。いわゆる「恐いもの見たさ」ってのはこのことか。

銘板左端銘板銘板右端

今、新作立体写真集を加工中だよ。2月末頃に撮ったやつ。機材面でいろいろ新しい試みをやってるよ。

まずデジカメ初投入。おととしの8月に買ったんだけど、なんかこう、それまでフィルムカメラだったわけよ。70年代あたりに製造された、露出計以外は電気を一切使わないというかなりアナログアナログした代物で。あるいはストロボ以外に本当に全く電気を使わない、レンズ付きフィルムのガワみたいなカメラとか(それにフィルムを装填して撮るのだ)。レンズが安物でピントが甘くてなぁ。

それで撮った写真をスキャンしてたんだけど、現像に手間暇カネかかるわスキャンは作業が煩雑な上にちょっと気を抜くと画質が落ちるわでどうも面倒で。初期の頃は反射原稿専用スキャナだったんで、プリントをスキャンしてた。あとでフィルムスキャナを買ってフィルムスキャンしたら、確かに画質は上がったけど作業がますます面倒になってしまって。

フィルムスキャナもはじめは使いこなせなくてな〜。2002年1月 とか。まぁこのときのカメラは780円で買った上記の「レンズ付きフィルムのガワ」だったんで、原稿の質自体が今ひとつではあったけど。

で、おととし、年々値段が下がってきたデジカメをとうとう買った。オリンパスの C-3040Z。3.3メガピクセル。しかも型遅れになってさらに値が下がったところを狙った(笑)

だが。

しかし。

取り説読んで、難しくてナゲてしまった (-o-;)ゞ

いや、なんかこう、デジタル機器の使い始めはいつも信用できないのおいらだけ? いやきっとみんなそうだと思うんだが。初めてパソコンで表計算やってみたけどどうも信用できなくて、電卓で確かめたらなんだか電卓まで怪しく思えてきて、結局筆算で確かめたとか。で、「この機械やっぱし間違ってるよ〜」と得意さと怒りを西陣織のように織り交ぜつつ検算したら自分の計算違いを発見したりとか。

……、

……、

……。

今、笑ったべ? ねぇ素直になろうよ。思い出してみようよ初めてパソコンに計算させた日のことを。きっとみんなそうだってば。

まぁそれはそれとして、昔のアナログ機器と違ってデジタル機器って、現物を見て触るだけじゃ仕組みを理解しきれないから、ろくに使いこなせなさそうだよね。それで取り説をよく読むんだが、大抵は余計なテンコ盛り機能の説明ばっかし読まされて、「こうしたいんだけどどうすればいいのか」になかなか辿り着けなくて、結局飽きちゃって読破できないのな。いや、だからみんなそうだべ? 素直になろうよ。

とりあえず、オートフォーカスが初めてだった。

信用できなかった。

露出・シャッター速度・ピントの3パラメータを、きちんと手動でいじりたかった。

今まで使ってきた一眼レフと同じように、いじりたかった。

説明書に出ていた操作方法は、煩雑だった。

それを実現するには、小さな液晶画面を見ながらツリー型メニューで各部を調整しないといけなかった。

どこに何があるのか、何ができて何ができないのかよく把握できず、ナゲた。

みんなみんな、オートフォーカスが悪いんだ。あいつが全ての悪事の元凶なんだ。

と現実から逃避すること半年、まんまと逃げ切ったぜ。じゃなくて写真を撮らなきゃいかん機会ができた。すぐに必要で、しかもたった数枚。これでフィルム1本使って現像してスキャンするのはもったいないしめんどくさい。そこでとうとうデジカメ君の出番が来たわけだ。いや〜しかし、

楽なんだね、オートフォーカス (^^;)

なんだ、やってみたら説明書いらない。セッティングお任せでそのまんま撮るだけ。露出とかシャッター速度とか、そういうのを自分で設定するのを当然の儀式として受け入れてた身にはその世界を想像できなかったってだけの話で。撮った後、とりあえず USB 端子があったから Mac に直接つないでみたら、外部ディスクとしていきなりデスクトップに自動マウントされちゃうし。そのフォルダを開いて写真のアイコンをまとめて掴んで、HD 内に作ったそれ用のフォルダにぶち込むだけ。そこから開けてみたら、苦労してフィルムスキャンしたやつよりよっぽど綺麗に撮れてるんだもんなぁ〜。

その頃すでにカメラ付きケータイを使ってたんだけど、あんまし画質がよくなくてさ。それがデジカメの画質なんだと思ってた。「こんなものか。笑わせるぜ!(ヤザン・ゲーブル)」

んで、デジカメの威力を知ったのはいいんだけど、今度は新作立体写真集を作る気が起きなくてまる1年。その間、「笑わせるぜ」と小バカにしつつもカメラケータイによる立体写真をときどき撮ってはこの日記で細々と公開してたりして。やっぱ現像もスキャンもいらないってのは便利だよなぁ。「カメラからパソコンまでの経路が単純」→「画像がきれい」→「レタッチが簡単」という利点もあるしな。

で、立体写真加工でお役御免となったスキャナはどうすべ……。ああ、旧作のフィルムをスキャンし直す作業があったな。量があまりにも膨大で、手を付ける気になれん。フィルムの画像は経年劣化するから早めにやった方がいいんだけどね。

銘板
2004.3.28 日曜
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逃亡者の吹き溜まる密室

久しぶりに映画に行った。読売新聞が連載インタビューに見せかけた宣伝をガンガンやってた『イノセンス』。配給が東宝系なんで、隣町の郊外型シネコン(東宝直営)に出動。

前宣伝通り、陰鬱な映画だった (^^;) まぁもちろんそれだけじゃなく、さすがにあんだけ宣伝するほどの充実した内容だったが(『ブレードランナー』をこの20年ぶんパワーアップさせたリメイク版って感じ)。

で、どうせ映画に出かけるだけならケータイ邪魔だろ、と、うちに置いてった。なんかさ、上映中は電源を切るからいいとして、映画を観に行く途中の心の準備中や観た後の反芻中に、仕事絡みの話とかかかってきたら最悪じゃん。日曜だから可能性は低いけど、もし重要案件だったら映画どころじゃなくなるし、だったらもう「行方不明」ってことにしたら気が楽だよね。万一緊急事態が発生したら……オラ知らね。

ということで、行方をくらますべくケータイは置いてった。

観終わってうち帰ったら、友達からケータイにメールが来てた。

> 映画ですか?

げ、なんでそれを知っとるの? 同じ相手から、さらにもう1通来てた。

> 真後ろにいるっすよ (^o^;)

着信時間は『イノセンス』上映直前。同じ劇場におったんか〜。気付かなんだスマンスマン (^人^)

さっき、ごめんねメールを打ったら返事が来た。なんでも彼もまた世間様から隠れるようにこっそりと観に来てたんだそうで。

まぁ社会からのそんな逃亡者が2人、あの暗い密室に潜んで暗い映画を堪能してたってわけで(いや、『イノセンス』は成人指定映画じゃないっすよ(汗))。

帰りも会わなかったのは、たぶんやつはもうこれ幸いとばかりにおいらからも隠れたか、あるいはおいらがメールをシカトしたと考え、おいらのプライベート時間に干渉しないよう気遣ってくれたか。だとしたらありがとな同志よ。別に聞き出すのもなんだから聞かないけど。

でも、なんだかトホホな逃亡者たちだのぉ……。

銘板左端銘板銘板右端

追伸:予告編やってた『スチームボーイ』に期待。あの『AKIRA』で名声を得、あの『スプリガン』で「やっちゃったぁ」で、あの『メトロポリス』で再び地歩を固めた大友克洋の新作。まぁ『AKIRA』『スプリガン』『メトロポリス』、どれもスペクタクルとしてはよかったけどドラマとしての演出やら段取りやらストーリー展開やら、そこらへんにいつも疑問を感じさせるお人ではある。

でも予告編を観た限りでは胸が震えた。ああでもそれもいつもそうか(キーワード「メトロポリス 大友」で調べたら、どうやら大友の脚本が身も蓋もない感じだったのを、監督の りんたろう がどうにか作品レベルまで持って行ったらしい)。

おいらまた騙されてるんかな〜 (-o-;)

銘板
2004.3.29 月曜
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最新機材で立体写真作成中 2

〜 レタッチソフト篇 〜

前までは立体写真のレタッチには、Mac + PhotoDelux / Photoshop LE を使ってた。するってぇと問題点が出てきた。

Mac OS X ネイティブのレタッチソフトがない。

1. は、PhotoDelux, Photoshop LE はどっちも Mac OS 9.x 用なんだな。Adobe 社のレタッチソフトとしては廉価版だけどこれで十分。OS X の上で OS 9 環境を立ち上げればそのまま使えるけど、そのエミュレーションの起動を待たされるのがめんどくて嫌だ。やればやるほどめんどく感じるようになってきた。

素直に Photoshop Elements という OS X ネイティブのソフトを買えばいいんだが、でもわざわざ買うのやだ。PhotoDelux も Photoshop LE も、スキャナ買ったとき付いてきたやつなんだな。レタッチソフトは買うものって感じがしないのだな。

となるとフリーソフトに目が行くわけで、そこで GIMP(こことか、こことか)をメインで使うことにした。これだと OS X を Unix として使えばいいだけなんで、エミュレーション環境の起動をイライラしながら待つ必要がない。

X Window System(Unix の GUI 環境)も含めて初めて尽くしで習得にはなかなか根性が要ったけど、やればできるもんですな(ケータイ立体写真で鍛えた)。今じゃ Photoshop より自由に使えるようになったっすよ。

もう画像のレタッチには、OS 9 も Photoshop も使わんなぁ。『脱 Mac 0S 9 計画』はこれでかなり進んだのであった。実際、家ではもう半年以上 OS 9 を立ち上げてない気がする。職場でも、周辺機器事情でどうしても OS 9 が必要なとき以外はすべて OS X で済ませてるしな。仕事で一番使うソフトの FileMaker、宛名職人とも OS X 用のやつにバージョンアップ完了したし。

『脱 Mac 0S 9 計画』が一段落ついたところで、残るは『脱 Mac 計画』になるんだが、それは次回の講釈にて。べんべん。

銘板
2004.3.30 火曜
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最新機材で立体写真作成中 3

〜 OS, ハードウエア死神博士篇 〜

タイトルで「最新機材で」と謳ってるのが JARO な気がしてきた今日この頃。

OS、こいつは『脱 Mac 計画』で習得を進めてる FreeBSD っす。5.2-RELEASE 特有の難関を越え、現在通常運用中。さらにコマンドライン画面で日本語設定するとサンスクリット語風(?)の化け文字が出る問題も解決。

とりあえず .cshrc に "setenv LANG ja_JP.eucJP" と設定するだけだとサンスクリット攻撃を受けるわけだが、基本的には /usr/ports/japanese/ の kon2-14dot か kon2-16dot をインストールして、コンソール画面で「kon + リターン」することが解決方法だ。しかしここで落とし穴が待ち受けてるんですな。

KON> fatal error: can't open /dev/vga>

こんなの出てきてアワ食ったの食わないのって。「致命的」エラーだもんな。死なれたかと思った(笑)

その致命的現場に急行しようと恐る恐るコマンド cd /dev/vga 打ったら、No such file or directory だそうで。意味分かんなくて、"Kon> ... /vga" のダイアログをそのままキーワードにしてググったところ、お告げが出ました。ありがたや〜 (-人-) なむなむ。

FreeBSD 5.x-RELEASE では、設定に細工しないと KON は動かない。

だそうで、何をいじるのかというと、ルート権限にて /etc/devfs.conf/ 、これを vi か何かでいじる。

この書類内で

#link ttyv0 vga

となってるところを

link ttyv0 vga

とする。「ttyv0 vga」がデフォルトで無効になってるんで、それを有効にするってことだな。

あとはシステム再起動かければ kon が動作するようになる、と。あ、それでも「kon + (リターン)」打たないと動作しないよ(←それ忘れててまたもやサンスクリット語に動転した人)。

日本語出力できるようになったかの確認は、Unix でなんでか有名な「チェック用わざと間違いコマンド」の sl でも打って確かめればヨロスイ。これで日本語で「コマンドが見つかりません」と出れば合格(「存在しないコマンドを間違えて打つとアスキーアートの蒸気機関車が画面を横切って行く」っつうすごい無意味な Unix 用ユーティリティがあるそうで、どうもこの「わざと間違い」の sl コマンドが由来らしい。その SL はモナーが運転してたと思ったけど気のせいかも)。

ここまでいろいろ書いたけど、立体写真とは別に何の関係もなかったりする(汗)

で、Mac OS X も中身は FreeBSD なんで、本物の FreeBSD で GIMP を動かすのもまた簡単なわけだ(ports からのコンパイル&インストールもそんなに時間かかんなかった)。

今持ってる PC/AT 互換機 COMPAQ DESKPRO 333MHz はかなり遅いわけで、同じ GIMP 使うなら Power Mac G4 1.25GHz のが作業が断然楽なんだけど、今回は敢えて DESKPRO のみで作業中。

世の中ほとんど Windows なんで、写真は Win での見栄えを基準にしたいところですな。Mac と Win ではガンマ値とかいうのが違うらしく(詳しくないけど)、同じ画像でも Win の方が暗く出る。つうことは、Mac でレタッチかける場合、そこらを見越して明るめにしなきゃいかん。で、どのくらい明るめにしていいか分からんので、目分量に頼ってたわけだ。

それが嫌だった。でもおいらのとこには Windows 環境がない。

どうも KDE(FreeBSD 用の GUI 環境のひとつ。最低限の GUI 環境を提供する X Window System に機能を付加するガワみたいなもの)のガンマ値は Win 準拠らしい。ていうかこいつのガンマ値も独自かもしれんけど Mac よりずっと Win 寄りなのは確か。ということで FreeBSD でフツーに見えるようにレタッチかけるってことにした。

勇んで FreeBSD 上でレタッチを始めたものの、GIMP 、けっこう落ちる。

メモリが足りないらしい。この DESKPRO のメモリ許容量、カタログによると 3(スロット)×128(MB) = 384MB が最大。そこに 128 + 64 + 32 = 224MB 乗っけてた。増設したいけど、純正適合する ECC 付き 128MB は高い。そいつはこの前買った1枚でご勘弁願いたい。

以前、Mac に使ってるメモリがそのまま流用できることが判明したんで、買ってきましたよ今日。手持ちの iMac Slot Loading 用にバルク品の SDRAM 512MB CL3。iMac に入ってた 128MB と 256MB 1枚ずつを取り出して、この 512MB 1枚に換えた。iMac はまぁこんなもんで十分だろ。バルクだったんでドキドキだったけど、ちゃんと動作してる。

で、DESKPRO の出番だ。iMac からの出物を入れるのだ。カタログではメモリスロットは1基あたり 128MB までしか受け付けないことになってるけど、256MB 、もしかして載るかと思って(512MB がアウトなのは確認済み)。

DESKPRO の蓋を開け、やってみた。256 + 128 + 128。どぉじゃ(小声)

おお! o( ̄▽ ̄o) でかした! BIOS 、メモリを見事「524288KB」(=512MB)と認識しとるぞ!(小躍り)

さっきまでと比べてメモリ約2.3倍。買った時からだと8倍。くぅ〜、教師生活25年!(町田先生@ド根性ガエル)

何事もやってみるまで分からんもんだの〜。それにしてもこのマシン、けっこうどんなメモリでもぶち込みさえすればちゃんと使ってくれる(雑食性か?)。

さ〜てそんじゃ準備も整ったし、いっちょレタッチやるか。と思ったけど眠いんで寝ます。おやすみ〜。

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2004.3.31 水曜
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ドサクサ頂き物件 1

引っ越しの手伝いをしたら、素晴らしい物件がゴミとして捨てられるところだったんで、持ち主さんにお願いして頂いてきた。

キネマ旬報1984年2月上旬号

特集は『黒澤ロングインタビュー』と来たもんだ。グラビアは黒澤フィルムスタジオ。『乱』(1985年封切り)の撮影が始まったあたりだね。

掘り出し物ゲットって感じだ。まぁインタビューで黒澤が言ってることは、他の黒澤本と大体同じでそんなに目新しい内容じゃなかったけど (^_^;)

裏表紙の広告はハリウッド最新作『個人授業』。高校生の男の子のところに赴任した美人の家庭教師とその男の子との、切なくも激しい恋のレッスンものらしい(爆)。この設定、当時は目新しかったんだろうか。90年代前半に稲垣ゴロちゃんかそこらへんのジャニタレがそっくりなやつやってた気もするが(どっちも見てないけど)。

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