ひとりごちるゆんず 2003年12月
銘板
2003.12.1 月曜
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すんませんサボり

最近ちょっと書く時間なくって(汗)、ごめんち。

銘板
2003.12.2 火曜
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師走になってもハマってま〜す

今日もサボらせてもらおうかと(滝汗) まぁでもちょっとくらいは行けるか。近頃そればっかりの FreeBSD 話だけど。

無手勝流インストール&いじり倒ししてるうちに、なんだか本格的に様子がおかしくなってきた。ネットの設定も当然のように雰囲気に任せて打ち込んで、ルータ経由でネット接続しようとしたら ping 以外の信号が外に出なくて。そうこうしてるうちに同じルータにつないでる Mac までネット接続不能になって、ルータの設定を見たらなんだか勝手に書き替わってたぐらいにして。すげぇ、おいらが自分のセンスで立ち上げた FreeBSD 、ひたすら暴れ狂ってやがる……。WAN には ping しか打ってないんで大丈夫でしょう。たぶん(汗)

無手勝流を諦めてそのぶっ壊れた設定を全部捨てて、とうとう教科書を読みながらクリーンインストールしてみて初めて発覚。例えるなら地雷原で座頭市タップ踏みまくりな状態だった。「知らない」って最強 (^o^;)

くどいくらい教科書に忠実にインストール&設定したら、ようやくまともに出来上がってきてさ(感涙)。KDE(PC Unix 向けの GUI 環境のひとつ)でネット接続もできるようになったし。あのツボどころ、何も見ないでいきなりインストールしてみましたじゃ絶対分かんねーよ。

まともな状態でいじってよく分かった。

コマンドラインだけで動かすだけならメモリは最低 5MB でいい(←12月8日訂正。2.x リリースのときまでの要求スペックらしいです。あまりにも低い数字すぎて最近は現実的じゃなくなったとのことで、新しめのリリースだと要求スペックは特に書いていないそうで)らしいけど、KDE やるならメモリ 64MB なんかじゃ全然足らない。KDE で操作してる間はほとんどずーっと HD がゴリゴリ鳴りっ放し。画面の反応めっさ遅いし。HD のシーク音に合わせてウインドウがジリジリと塗り替わるんだもんなぁ。はじめはクロック今どき 333MHz のせいなのかと思ったけど、メモリを積み増しせんうちは何とも言えんな。

それでも根性出して SETI@home 落として、今はコマンドラインのみの状態にして解析中。PowerPC の感覚だと、333MHz で25時間くらいかなぁ。クロックも大事だが、この CPU の2次キャッシュ容量でも大きく違いが出るわな。でもその数値不明。256MB くらいはあってほしいけど。

頃合いを見計らって、途中で止めて解析状況を覗かにゃならん。SETI アプリを立ち上げるとき、バックグラウンド処理にするの忘れたからな (-_-;)

銘板
2003.12.3 水曜
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チャンスはマンガのように巡る

人生たまにはカッコ良くキメる場面が回ってくることもある。それはいきなりやってくる。

おととい来た。

お美しいご夫人に突然難題を出され、それに見事即答したのさ。ふっ。彼女は大変喜んでおられたさ。ふふっ。

いつも昼ご飯を食べてる、職場近くの喫茶店。そこで最近読み込んでる川原正敏の『修羅の門』を3巻ほど消化。主人公・陸奥九十九はこの日もべらぼうに強かった。

ご婦人というのはそこのウエイトレスさんだ。会計のとき、訊かれた。

ご婦人: あの……ここじゃなくても読んでます?
ゆんず: はい?
ご婦人: いえあの、マンガ、他でも読んでます?
ゆんず: (意図不明で)え、いや、はい?
ご婦人: 何か面白いのご存じないですか? 新しいの買い出しに行かなきゃいけなくて。
ゆんず: (カウンターに片手をつき、低めの声で)『ワンピース』
ご婦人: あ! あれ面白いですよね!
ゆんず: うははは最高っすよ!

難を言えば、ちょい普通すぎたかな。いや、んー、ここはひとつ『セクシーコマンドー外伝 すごいよマサルさん』も出すべきだったか。あ、そしたら『ピューと吹くジャガー』『ボボボーボ・ボーボボ』もまとめて……。

いやいや、そんなん仕入れた日にゃ食い物や飲み物を噴き出すお客さん続出だな。

銘板左端銘板銘板右端

しかしあれだね。週マガの『へなちょこ大作戦Z』が終わってもう1ヶ月くらい経ったかな。これでジャンプ・サンデー・マガジンの御三家から完全に4コママンガがなくなって、かなり寂しい(『脳みそプルン』も最高だったよ)。思えば4コマに限らず、一般的なギャグマンガはだいたいジャンプに取られてしまったんじゃないのか。

今、ジャンプのギャグ陣は秋本哲治先生・うすた京介先生・澤井啓夫先生という鉄のトロイカ体制で磐石だからな。さらに尾田栄一郎先生・久保帯人先生・武井宏之先生・和月伸宏先生もストーリー系のくせにときどき切れのいいギャグ見してくれるし。そこに村田雄介先生の参入でもう独走態勢ってやつですか。

サンデーは久米田康治先生と杉本ペロ先生が、マガジンでは野中英次先生と、安童夕馬先生・朝基まさし先生のタッグが独自テイストのストロングなギャグでがんばっておられるけど(てか『クニミツの政』はストーリーマンガのくせにギャグ最強)、それぞれとも編集部がギャグをあんまり重視してない感じでなぁ。ジャンプに敗北宣言みたいな。『幕張!』(ジャンプ)の作者をマガジンが引き抜いたけど、それで出した『代表人!』も『幕張!』程度だったしな。

映画はアクション、マンガはギャグだぞ(今勝手に決めた)。両誌とももっと王者に挑まんかい!

銘板
2003.12.4 木曜
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恐怖は空からメディアから

恐怖が次第に近づいてくる。

ゆっくり空から降りてくる。

いやあの、この前の H-IIA ロケット打ち上げ失敗でさ、過去の H-II(H-IIA の前身)の打ち上げ失敗も鑑みて、「打ち上げてからトラブルが起きるタイミングがだんだん早まってきている」ということに気付いてさ。

H-II 系の打ち上げのときの最初の大きなトラブルといえば、H-II 2号機での技術試験衛星 VI(きく6号)の、静止軌道投入失敗(1995年)。正確には、トラブったのは衛星側のメインエンジンで、H-II 2号機自体は役目を完璧に果たした。

マスコミは「打ち上げ失敗」と派手に囃し立てて宇宙開発事業団を非難したけどこれ、マスコミの完全な勘違い。もろに誤報。もしかしたら奴らはセンセーショナリズム主義に頼ってわざと誤認して騒ぎを大きくしたのかもしれないけど(つまり頭が悪かったのか程度が低かったのかのどっちか。同じか)、ともあれ世間的にこれが H-II/H-IIA のイメージを悪くした最初の事象だった(衛星も事業団のものだったから、誤解を生みやすい状況だったのは事実だな)。

一応きく6号はヘンテコな軌道ではあったけどとりあえず衛星にはなったわけで、関係者たちはそれから大いに努力し、機能停止までに予定していた実験の6〜7割をこなした(あれだけ大騒ぎしたくせにこのことはマスコミは報じなくて、「きく6号は打ち上げ直後に行方不明になった」との誤った印象をまたしても日本中に植え付けた。他人の仕事は失敗だと勘違いしてあげつらうくせに、自分の仕事での失敗にはほっかむり決め込みやがった)。「予定した実験の6〜7割をこなした」は、半年くらい後に発行された『Newton』からの情報。

H-II はそこからさらに3回連続して打ち上げ成功(3号機、4号機、6号機)。そして運命の6回目の打ち上げ(5号機)は長野オリンピック開催中の1998年2月に行われた。

第2段目の2回目の燃焼時にトラブルが発生。エンジン LE-5A は出力低下し、予定していた到達速度を大幅に下回った。これで通信試験衛星 かけはし の静止遷移軌道への投入に失敗。ロケット側のトラブルなんで、旧宇宙開発事業団としては初の「打ち上げ失敗」。かけはしは自前のエンジンでできるだけ高度を稼ぎ、予定していた実験の約2割を行って機能停止した。

この時点で、良からぬものが少しこっちに近づいて来たような……。

H-II 5号機の失敗をもとに 2段目エンジン LE-5A は改良され、既にテストに入っていた後継エンジン LE-5B にもそれは反映された。そして次の年、1999年8月に、満を持して H-II 8号機の打ち上げ(7号機の打ち上げはスケジュールの都合で後回しにされた)。搭載衛星は、航空管制とひまわり5号の後継としての気象観測という2つの仕事を担った MTSAT。

打ち上げ後、第1段エンジン LE-7 がトラブルにより出力低下。それにより計画より低い速度・高度で1段目を切り離し、第2段に点火。2段目に試験的に搭載された次世代ロケット用の LE-5B エンジンは完全に機能するも速度・高度ともに挽回するには至らず、管制室から指令破壊信号が送信される。H-II 8号機も MTSAT も、大気圏から出ることさえできずに太平洋の藻くずと消えた。ちなみにロケットは管制室からは捉えられない場所にあったため、きちんと指令破壊されたかどうかは不明。旧宇宙開発事業団は墜落地点を計算し、問題の出た LE-7 エンジンを海底から引き上げて事故原因を突き止めるという大仕事を成し、『プロジェクトX』でも紹介された(見てないけど)。

ぐんと近づいたね。まぁまだ日本国民からは見えないほど遠いところでの失敗だけど。

H-II 運用計画は2連続失敗という結果を受け、予定されていた7号機をキャンセルして計画自体を中止。このロケットの時代は、まさにブッツリという感じで終わった。純国産大型ロケットなんていう巨大計画をこんなに簡単にやめられたのは、そのとき既に後継の H-IIA の開発が大詰めを迎えていたから。

新鋭 H-IIA の初打ち上げ(2001年)は、関係者もファンも緊張と不安でいっぱいいっぱいだったけど無事成功。今年上半期の5号機による情報収集衛星打ち上げまで5連続成功。2002年打ち上げの2号機に搭載された DASH という衛星が分離に失敗したけど、これは DASH 開発側のみに責任があり、ロケット側は衛星側との契約通りの仕事をきちんとこなしていたことが、不具合が出た直後に判明。読売新聞はそれを「ロケットの打ち上げ失敗ではないのか」と事実を無理にねじ曲げて報道することに執着し、朝日新聞はわざわざ鍵括弧でくくって「打ち上げ『成功』」と表現し(「責任者は『成功』と主張しているが、朝日新聞はそれを認めない」という意味)、全国区のマスコミは人気取りのためなら悪質なデマを平気で流すことを実証してくれた。

で、先月末(11月29日)の H-IIA 6号機の打ち上げ失敗。トラブル発生歴は H-II の頃から、第2段エンジン、第1段エンジンときて、とうとう今まで土付かずだった固体ロケットブースター(SRB。H-IIA の SRB を H-II のものと区別するときの呼び名は "SRB-A")に。

打ち上げ映像をまだ見てないんだけど、天気がいいと、SRB の分離って地上からのテレビカメラで見えるんだよね。ロケット本体から2つの塊が対称に離れて落ちていく様子が。

今回の打ち上げもいつも通りの段取りだったとすると、決定的瞬間がついに報道テレビカメラに収められたってことになる。実際、ロケットに積んだ監視カメラで分離失敗の様子が撮られて、そっちは確実にお茶の間に流れたみたいだけど。トラブルは国民の目に見えるところまで近づいて来た。今までは「ロケットが飛び去って見えなくなってから、打ち上げ中のアナウンスでトラブル発生を知り、具体的に何が起こったのかはその後の記者会見で」という形だったけど、直接見えるようになるとショックの大きさが違う。世論も関係者も、かなり直接的に動揺するわけ。

で、この、「トラブル発生がだんだん近づいて来ている」のが恐いわけよ。単なる偶然なんだけどあんまり続くんで、次に失敗するときはかなり高度が低くて、はっきり見えるところで文字通り「醜態を晒す」ってことになりそうで。そうなったらもう JAXA の受ける精神的社会的ダメージは今までの比じゃなくなっちゃうわけで。

例えば、上昇途中の、まだロケットの姿がテレビに大きく映ってる時に突然大爆発して部品の雨が降るとか。1段目、2段目エンジン、SRB と、主要な大物パーツが一通り故障の洗礼を受けた感じだけど、いかれるとソッコー致命傷になる大物部品はまだある。衛星フェアリング(衛星を覆う部分)と慣性誘導装置(自分の位置を測定しながらロケットの姿勢を調整する装置)だ。フェアリング分離は誤作動するとしてもカメラの視界外だけど、慣性誘導装置は打ち上げ直後からずっと作動してる。こいつがおかしくなるとロケットはとたんに迷走しはじめる。

事故原因は分からんけど、NASA の過去の失敗映像でそういうのがあった。恐ろしいよ。巨大なロケットが水平飛行したり空中でぐるぐる回転したり。もちろんそうなったらもう宇宙になんて行けないんで、人のいる集落とかに墜落される前に指令破壊コマンド送信で爆破。税金何百億円ぶち込んだ衛星とロケットのセットが、カメラの目の前で無惨なスプラッタシーンを惜し気もなく見せちゃう。これ見ちゃったらもう納税者としては怒り心頭だろうね。

もっとひどい想定:リフトオフ直前、発射台上でメインエンジン爆発。これも NASA の過去映像で見たことあるけど、まさに衝撃的。

ロケット底部のエンジンが爆発すると1段目の胴体にも誘爆する。燃料満載だし。そうなると、2段目以上や衛星が載ってるところは上の方にふっ飛ぶような気がするでしょ? 「ポーン」と。でもこれが、宇宙ロケットくらい大きい物体になると爆圧より重力の方が勝って、引きずり込まれるようにずぶずぶと爆炎の中に崩れ落ちていくんス。で、燃え盛る発射台に2段目以上が落ちてきてまた大爆発(そっちも燃料満載だからね)。おいら、H-IIA でこんな悪夢みたいな映像を見ようものなら、しばらく床に臥せってしまうぞ。

もし H-IIA でこうなると、拘束がなくなった SRB 2本はものすごい加速度でどっかに飛んでいくはず。「ブースター」ってくらいだから、自重の何倍もの推進力がある。固体燃料ロケットの原理は基本的にロケット花火と同じだから、燃焼は燃料が尽きるまで止まらない。しかも燃料が減ってくると当然だんだん軽くなり、その推進力は自重の10倍をゆうに超える。それでどこに飛んでいくか分からんからたまったもんじゃない。

1986年のスペースシャトル・チャレンジャー号の爆発事故のとき、Y字を作るように伸びていった2本の細い煙、あれ、スペースシャトルの両脇に付けられた SRB が飛んだ跡。本体というお荷物がなくなって、SRB がパワー全開でぶっ飛んだ跡。

SRB には SRB 専用の指令破壊装置がちゃんと載ってるんだろうか。ないと大変ヤバいと思うぞ。飛ぶ方向によっては他国の領土に命中するぞマジで。万が一そうなったら、テポドンショックのときみたいな「ミサイルが頭上を通過してアッタマ来た」なんてレベルの話じゃなくなる。

チャレンジャー号のとき、SRB は少しの間まっすぐに飛んでから急にグニャグニャと迷走しはじめたから、こういうときは遠くに飛んで行かないよう、わざと迷走するように安全設計が仕組まれてるのかもしれんけどね。H-IIA の SRB にもそれが施されてるか不明。施されてることを祈る。

お茶の間のテレビに映るは、ロケット本体は爆炎にくずおれ、両脇から祝賀花火のように派手に飛び立つ2つの SRB。この映像だけで既に失神ものなのに、消火活動が進むにつれ、衛星・ロケット・発射台の各部品が三位一体に混じりあった阿鼻叫喚の機械的地獄絵図が姿を現し始める。そこまで見た視聴者の反応はどうだろ。

「それでも日本独自の宇宙開発は続けなければならない」と言い切れる人、どれだけいるかな。

これからもときどき起こるであろうトラブル発生場所が、今回が一番近いことを祈るよ。コスト設計の都合で、確率上、打ち上げは10回に1回は失敗する仕組みになってるんで、「これが最後の失敗」とはならないんで。

関係者がもしこれを読んだら「起こってもいないことでケチ付けるなんて」と憤慨するかもしれないけど、現にトラブル発生位置はなんでか着実に打ち上げ地点に近づいてきてるし、今まで出たトラブルはほとんど初出(それまで起こってもいなかったこと)だし、「絶対大丈夫」と思われてたところがトラブってるしなぁ(1999年の LE-7 エンジン故障は、燃料タービンポンプ内での「旋回キャビテーション」という特殊な現象が原因であると結論されたけど、この現象は先代の LE-7 エンジン開発時に既に発見されていて、対策は充分になされていたはずだった)。

銘板左端銘板銘板右端

今回指令爆破されたロケットの機体や衛星は、ニューギニアの近くの海に落ちたらしい。日本の情報収集衛星のスペックを知るべく、中国・韓国あたりがこっそり引き揚げ作業してる気がする。この前打ち上げ成功した情報収集衛星と同じ機種だろうし。

銘板左端銘板銘板右端

追伸:武富士の社長の肩を持つわけじゃないけど、もし盗聴されたのが記者じゃない一般人だったら、マスコミもあんな大騒ぎしないんだろうな。「たかが盗み聞きでしょ? そんなことぐらいでいちいちギャーギャー騒がれちゃ俺らみたいな職種は食っていけねんだよ」なんて鼻で笑ってポイなんだろうな。

「不正を突き止めて世に知らしめる」というより、「見ろ! 愚民の分際で俺たちに楯つくやつはこうだぞ! マスコミ様の権力を思い知れこのブタども!」と恫喝されてる気分がしてとても不愉快だ。

銘板
2003.12.5 金曜
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K 点越えを目指す死神博士:1

FreeBSD の GUI 環境、"KDE (K Desktop Environment" の導入は、システムを全部クリーンインストールしてやっと成功。今日は写真付きで。

何に焦ったっかって、システム入れてチョチョイといじったあと KDE のインストールしてる最中、画面がいきなり燃え始めるんだもん。いや〜何かと思った (^^;) なんかコマンドライン環境でのスクラーンセイバーで、なんかこんなの選んだような……。ただそれだけなんだけど。

んで、めでたくKDE のウェルカム画面。この状態では、国は選べるけど言語は英語だけだったよ。国を選ぶのは時計の関係らしい。

で、KDE にはありがたいことにブラウザが付いてきててさ、"Konqueror" っつうやつ。もちろんうちのページを開いてみますわな。

(-_-;) バケバケ。しかも背景色が変。でもウインドウ枠のページタイトルはちゃんと出てる(謎)。なんか分からんかったけど、とりあえずうちのページは面倒がって <meta> タグで文字の設定してないからな。したら一気に直ったよ。ただ禁則文字の設定がまだ変なんで「、」「。」が行頭に来ちゃったりする。日本語フォントもデフォルトでは "Mincho" つっうジャギー出まくりのガクガクしたやつしかないしな。

背景色の問題は、これ、バグでしょ。Konqueror についていろいろ調べたら、どうもこれに入ってるレンダリングエンジンの "KHTML" 、Apple 純正の Mac OS X 最速ブラウザ "Safari" に使われてるらしい。Mozilla のレンダリンクエンジン "Gecko" とどっちを採用するか迷った挙げ句(どっちもオープンソース)、どうも Mozilla の方はソースコードがあまりにもごちゃごちゃしてて導入しにくかったようで、K 陣営を採用したらしい。で、Safari のほうも以前、同じような背景色のトラブルがあってね。JavaScrpt の bgColor で背景色を決定すると、指示してない色が出る。うちのサイトの場合は変に暗い色になる(うちのサイトのオリジナルの背景色決定 JavaScript だと、わざわざ明るい色しか出ないようにしてるのに)。

Safari の方はベータ版のうちに積極的にバグ報告を受け付けて、ビルドが上がるごとにチェックして bgColor 問題を報告し続けてたら、正式リリースまでに直してくれてた。Konqueror ではどこに報告すればいいんだろ。それに超初心者じゃ相手にされないような気もするし。もう少し慣れてからにするべ。

で、このブラウザ Konqueror、GUI のファイル操作にも使うんですわ。Windows での IE の扱いと同じ。するってぇと、ファイル操作しようとウインドウを開けると、いちいち Konqueror が起動する。メモリ 64MB が溢れてしまってる環境としてはこれはきつい。前も言ったけど、ウインドウを開いたり閉じたりでもいちいち HD にアクセスするもんだからとにかく遅い。ただでさえ 333MHz なんて今どき冗談みたいなクロックで Unix 動かしてることだし。

やっぱここはメモリ増設だよなぁ、と決意したおいらであった。

銘板
2003.12.6 土曜
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K 点越えを目指す死神博士:2

そして昨日はメモリを探し。COMPAQ DESKPPO SERIES S6333/3.2JPにはどのメモリが合うのか検索。

知らなんだ。COMPAQ って今は HP だったんだ。サポートなんか期待してないからどうもでもいいけど。で、さらに分かったのは、うちの機種には最大 384MB しか載らないってこと。ひとつ上限 128MB でスロット3つ。できれば 256MB × 3枚 = 768MB くらいでいきたかったんだが。

BUFFALO のラインナップにいいのがありそうで、それに目を付けてパソコン屋に行ってみた。詳しいいことは分からんので店員のあんちゃんに聞いたら、「ECC 機能がついたものといえば、『絶対に大丈夫』ということでお勧めできるのは IO-DATA のやつですね」だそうで。なんだか分からんけどとりあえずいくらかな。まぁ128だからね。高くて3000円てとこ? 取り寄せなの? そのカタログにはどう書いてんの? どりどり……。

「あの、『価格 15,500』ってその隣の欄のやつですか? (-_-;)」
「いやこれの価格です。けどもう古い製品なんでさすがにこんな高くはないですよ」(笑)
「じゃあ…(3,000円くらい?)」
「14,400円です」

高っ! (@o@;) PC の本体、税込み1万で買ったんだよ!? でもしょうがないから1枚だけ注文。3枚揃えると43,200 + 税か。絶対嫌だそんなの。1枚は買うとして、あとはどうしよっかな。そういえばなんか、今 Mac に使ってるメモリ、似てるんだよなぁ見た感じ。同じ SDRAM だし。ただ、ECC とかいうなんだか分からんものがなんだかちょっと付いてないみたいで恐いけど、やってみよっかな。同じ家庭内 LAN につないでる Power Mac は 512 + 512 + 64 + 64 だから、このうちの 64MB が流用できればかなりいいんだが。

今日の夕方、ケータイに連絡あり。注文した 128MB メモリ、もう届いたらしい。んじゃ 明日買ってきて取り付けてみよっと。ついでに Mac 用の SDRAM をトライだ。ちょっと死神博士な気分。

銘板
2003.12.7 日曜
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K 点越えを目指す死神博士:3

はじめに試してみるんだったな、Mac に使ってる SDRAM。完全対応の RAM 128MB を注文する前に。64MB が2枚あるんだわこれが。2枚とも Power Mac G4 に刺さってるけど、別にあってもなくてもいいというか。他に 1GB(2 × 512MB) 刺してるし、実はそれだけで充分間に合ってるし。

しかし、注文したら意外と早く来ちゃった IO-DATA 128MB、買って来たよ。うん。高かった〜。こいつはきちんと認識してくれた。そうじゃないと非常に困るわけだが。

で、本題の死神博士実験。この御仁は 168pin SDRAM PC100 CL2 64MB を理解して下さるのだろうか。ドキドキ。爆発とかメルトダウンとかしないだろな……。

おおーっ! 分かっとる! 分かってくれとる!(感涙) そんじゃあれだ。も〜そしたら買って来た 128MB 1枚 + PMG4 からの 64MB 2枚いっちまお。COMPAQ DESKPRO からトコロテンで追ん出された 32MB 2枚は PMG4 に入れとこ(DESKPRO はメモリスロットが3つしかないんで)。うんうん。……って PMG4 のほうじゃ 32MB は1枚しか認識しとらん。"COMPAQ" のシールが貼られたやつはいいが、ADTEC 社のがどうにもよくない。これ、前のオーナーが後付けしたやつなんだろな。この型の DESKPRO はデフォルト 32MB だし。ということで ADTEC の 32MB は DESKPRO に戻す、と。あと PMG4 からの 64MB とさっき買って来た 128MB を突っ込んでどうじゃ! よしゃ、224MB いった! 買ったときから3.5倍。PMG4 の方は 1.09GB ね。こっちは母数がでかいから 32MB 減なんてカスみたいなもんさ。お、32MB も PC100 として認識されとる。よしよし。

ま、ダメモトで DESKPRO に PMG4 で使ってる 512MB 刺してみたけど、BIOS の理解を超えた行動だったらしく受け付けてくんなかった。

おとなしく 128 + 64 + 32 に戻して、KDE の方はこれで HD にアクセスしまくりなことにはならなくなった。けどそれでもまだ遅いんだよなぁ。特に Konqueror の描画が。その高速性を買われて Mac OS X 純正ブラウザに採用されたってのに。でもこいつはもうどうしようもない。このマシンの限度。ていうか KDE が重いのかもしれんけど。うちの iMac 350MHz(Mac OS 10.2.8)は Netscape 7.1 なんて重量級ブラウザ使っててもこんなに遅くないぞ。……ということは、あとで DESKPRO にも Netscape 7.1 for Linux を突っ込もうと思ってたんだけど、さらに輪をかけてめちゃ重になりそげな予感。

あと残る課題は日本語入力環境。教科書、イマイチよく分からんのだなぁ。もうすこしおベンキョ必要。

あ、LAN 内通信もできとらん。Mac 同士なら簡単だけど、FreeBSD と Mac てどうやってデータ交換するんだべ。ちなみに今のデータ交換方法は、リモートの FTP にアップしてそれを落とすというなんだかかなりモーロクな方法。うちのプロバイダの FTP 領域、5MB しかないし。

銘板
2003.12.8 月曜
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人類の未来を拓くお店

人類の、そして科学の目的はもはや「自然の征服」などではないことは周知の通り。「人類の持続的発展を保ちつつ、地球の自然環境と共生すること。これをいかに実現するか。これが21世紀の科学界の、ひいては人類全体の課題である。

ことに微生物との共生に関しては目覚ましいものがあることには異存がなかろう。伝統的に、あるいは近年では細菌学的裏付けにより、我々は多くの菌を手なずけ、それら個々の種の働きを少しずつ解明し、生活環境から排除するのみならず、我々の健康や食生活、環境保全に至るまでにうまく活用するにまで至っている。

しかし、いまだに我々と相容れないものもある。それは菌類より小さいウイルス。

ヒトゲノムの解読さえ完了した現代人でさえ、 SARS や AIDS などの病原性ウイルスについてはいまだにおびえて暮らすことを余儀なくされている。だがそれでも、それでもなお、人類の歩みはとどまることなどないのだ!(机ドン!)

見よ! 名もなき戦士がまた今日も、人類の敵に反撃の狼煙を上げている!! そしてその本拠地は我が地元、八戸にあった!!

がんばれ VKEN!!

人類の勝利は君の双肩にかかっている!

銘板左端銘板銘板右端

カレーライス、牛どん、ラーメン、カレーうどん。この研究所って……いや、すみません何でもないです。ウイルス研究でもレシピ作りでもお好きに何でもなさってつかあさい。このお店、とりあえず微生物には詳しそうだから食中毒の心配はないかも (^^;)

銘板
2003.12.9 火曜
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あゆ、全国ツアー

いや、あの「あゆ」じゃなく、川魚の鮎 (^^;)

10年くらい前から不思議に思ってたことがあってさ。まぁ川魚一般についての疑問だけど。とりあえず鮎って全国の川にいるよね。全部の川じゃないにしても。で、進化の過程で、鮎の先祖はいつかどこか、ある場所で生まれたわけだけど、それがまたどうして全国に広がれたんだろう、と。川は基本的にそれぞれの水系で独立してるわけで、鮎に足か羽根でも生えてない限り、水系の引っ越しは自力では無理だろうと。

説をいくつか考えたりもした。

  1. ときどき川に入る鳥や獣の体に卵が付着して移動した
  2. アマゾン川のピラニアのようにある特定の川にしか棲んでいなかったが、食用として人間がいろんな川に放流した
  3. ときどき海に下って、来た川と別の川に遡上した

個人的には 1. が一番それっぽいかなぁと。2. はつまんないよなぁ。3. はちょっと想像を超えてる気がする。で、長年の疑問だったんだがとうとう今日、その答えを知ることが叶った。

今朝の読売新聞の記事によると、なんと答えは3!!

鮎、稚魚のうちにいったん海に下りるらしい。それから遡上するらしい。たぶん鮭みたいに元の川に戻るのが基本なんだろうけど、まぁ間違えたりわざとだったりで他の川に行ってみるチャレンジャーな個体もたまにはあるだろう。そうして鮎は全国の川に広がっていったと思われる。

いや〜『美味しんぼ』の鮎対決で、海原雄山が「四万十川の鮎」で山岡クンに勝ったときからの疑問だったんだよなぁ。本州ならいざ知らず、海を挟んだ四国にまで天然ものの鮎がいるってことが不思議で不思議で(『美味しんぼ』で養殖ものが勝つのは考えにくいし)。

疑問氷解ああすっきり! (^▽^A;) 読売新聞、今日はいい記事をありがとう!

そうなると、イワナだのコイだのメダカだのどじょっこだのふなっこだのも海に出て川を替えるんだろうか。謎が謎を呼ぶ……。

銘板
2003.12.10 水曜
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地球の歴史はザリガニと共に

ザリガニ。こいつの進化の過程というのも謎めいててなかなか興味深い。

本題とはあまり関係ない豆知識でも話の枕にしよっか。日本に昔からいるいわゆるニホンザリガニの呼び名は、本来は単に「ザリガニ」なんだそうで。戦後あたりからアメリカザリガニが幅を利かせてデファクトスタンダード化してしまい(多分食用に輸入されたものが逃げて繁殖したんだと思う)、それと区別するため、今では在来種は「ニホンザリガニ」と呼ぶのが一般的らしい。

それと「アメザリが和ザリの棲息圏を奪ったもんだから、和ザリは絶滅の危機に瀕してる」なんてまことしやかに言われて、アメザリがすべての責任を負わされてる形だけど、別な説もある。なんでも和ザリの生育条件はアメザリのそれよりかなり要求が厳しいらしく、「日本人による日本の国土の自然環境破壊の結果、アメザリぐらいしか棲めない環境ばっかりになってしまった」だそうで。ふむふむ。

で、本題。和ものだろうがアメものだろうがザリガニはザリガニ。同じザリガニである以上、こいつらは同じ先祖を持ってるに違いない。どっちも淡水生物だから、棲息圏が陸地の水べりに縛られてることには変わりがない。たとえ海に出られたとしても鮎程度に泳ぎが得意ってわけでもなさそう。そこで疑問。

なんで原産が地球の反対側同士なんだ?

なんでそんなに遠いんだ?

こいつらの祖先はどこでどうやって生き別れて、それぞれの道を歩み始めたんだろ。

ロブスター(海棲生物)が共通の先祖かとも思った。ではロブスターはどこに棲んでるのか。こちらのサイト様では、大西洋沿岸あたりらしい。してアメザリの原産地はこちらのサイト様によるとアメリカ合衆国東南部。ふむ。この線は近そう。ロブスターがザリガニ一家の祖先だとして、それにしても日本にはかなり遠いぞ。自力でアメリカ大陸を横断したのか? アメザリが。パナマ地峡さえ越えられなさそうだぞ。

太古のアメザリのうちで素晴らしい根性持ちの一族がいたとして、そいつらが希望に燃えてパナマ地峡あたりをどうにか越えたとして、そこからどうやってはるばる日本まで? 淡水に適応しちゃって名実共にザリガニとなり、その淡水生物のままどうやって太平洋を渡るのさ。卵が北赤道海流にでも乗って流れてきた? なんかすごく無理がありそう。

ん〜、ここは大陸移動説ってやつ?

大昔、地球上の陸地は巨大なひとつの大陸だったんだそうだ。その近海でエビだのロブスターだのの中から淡水で生きていく道を選んだ一群がいて、それがザリガニの共通祖先になって大陸の一部に広まって、気がついたらその棲息圏が分断しちゃってたとか? ちなみにこの陸地の断片群、マントル対流に乗っていろんなルートを進んで、離反したり合従連衡したりとかけっこうすごかったらしい(「すごかった」って……)、そこらへんのストーリーはよく知らないんだけどね。

ちょっと知ってるウンチクを大放出すれば、のちにインド亜大陸と呼ばれことになる土地は、いったん大海の中に孤立して、そのまま一心に進んでいくうちに一番大きな陸の塊(後にユーラシア大陸になる陸地)にまたぶつかったらしい。だって地球は丸いんだもん(by フォーリーブス)。

んで、ぶつかる圧力はとどまるところを知らず、インド亜大陸とユーラシア原大陸は構わずグイグイとラグビーのスクラムみたいに互いを押し続けてるうちに、昔は海底だったその二つの大陸の合わせ目がせり上がった成れの果てがヒマラヤ山脈なんだそうで、今でもその原理でヒマラヤ山脈は少しずつ成長し続けてるんだそうで。チョモランマの山肌から大昔の海の生き物の化石が出るらしいよ。

一方オーストラリア大陸は早くから今までずーっと孤立してたらしく、ユニークな動物の宝庫になったとさ。有袋類ってのは哺乳類の進化上ちょっと遅れた形態らしくて、昔はどこの大陸にでもいたけど生存競争に負けて絶滅しちゃったらしい。憶測だけど、ネコ科の足の速い肉食獣にやられたんだと思う。狩られる側としては、おなかのポケットに子供なんか入れてたら、親が捕まったら皆殺しになっちゃうからね。そんなわけでオーストラリア以外の土地じゃ、狩られがちな草食動物は生まれたらなるだけ早くに自分で立ち上がって、親が殺されても自力で生きられるようなのだけが生き残ったんではないかと。これが当たってるとすると、いやはや世知辛いもんですなぁ地上の生活は。

早いうちに孤立して移動し出したオーストラリア大陸にはなぜかキョーレツな大型肉食獣が乗り合わせず、そこの哺乳類は有袋類から先に進化する必要がなかった、ということらしい。ていうかオオカミはいたらしい。でもこれがまたフクロオオカミっつう有袋類だったりするあたりになんかよく分からない丁寧さみたいなものを感じる今日この頃。

ウンチクこれで全部。ああすっきり。

でだ。ここまで大風呂敷を広げておきながらだ。ザリガニのやつがどーしてザリガニであるままに日米なんておもっきし離れたところに生きているのか、結局なんも分かんなくてやっぱしすっきりしないんだけど眠いから寝るのだ。おやすみ〜。

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寝る前に追伸:今日から行の間隔を少し開けてみる。CSS で "line-height:150%" だ。特にブラウザのフォントを MS ゴシックや Osaka-等幅に設定してる読者さんは読みやすくなったかも。それと、昨日このサイトのすべての HTML 書類で、meta タグで言語指定したよ。今までほとんどのページで怠けて何も言語指定してなかったけど、それだと Konqueror(PC UNIX 用の数ある GUI 環境のひとつ "KDE" に標準付属のネット&ファイルブラウザ。Windows にとっての IE に相当するもの)で文字化けすることが判明、きちんと言語指定すると化けないということも判明したんで。

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(12月12日追記。有袋類は南米の一部地域にも現存しているそうです。それと、有袋類の歴史と大陸移動の関係が分かりやすく説明されているページを見つけたのでリンクしま〜す。このサイト様では「北米起源説が有力」となってるけど、今日付けの朝日新聞・読売新聞の両紙によると、アジア起源を示唆する化石が中国で見つかったそうです。妙にいいタイミングだな (^^;))

銘板
2003.12.11 木曜
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今日のねーちゃん

これ書いてるの12日。ぐあぅ〜二日酔いでへろへろ。忘年会でさ。

三次会は、去年オープンした八戸の街のど真ん中の屋台村 みろく横丁に乱入。そこの居酒屋さんでまたアルコール燃料注入。奥でおやっさんが料理作って、カウンターには女の子。刺身の活きも良かったけどこの店員のコがまた輪をかけて活きがよくて楽しくてさ。遅い時間に行ったから、少ししたら彼女は仕事を上がっちゃったんだけど、お帰りになる前にお願いしてお願いしてお願いして、

1枚撮らして頂いたよ〜。

-->

(2019.7.13 補足: プライバシー保護の観点から、写真を削除しました)

おいらがお願いしたってのにカウンターの隣の席に座ってるやつまでケータイカメラ構えてさ。ねーちゃんがそっち向いてるとこ撮っちまった。チッ。

ふ〜、飲みすぎで具合悪ぅ〜。うぷ。

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2003.12.12 金曜
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The Konqueror Conqueror

今日のタイトルはまぁ「コンカラコンカラ」とでも読んで下さい(笑)

KDE の標準ブラウザ Konqueror だとうちのサイト、背景がとっても暗い色になっちゃって文字が読みにくくなる問題、暫定解決。このJavaScript の document.bgColor で背景色を決めるのがうまくいかないのは Konqueror のバグなんで、これは開発サイドで直してくれないと完全解決できない問題(Konqueror をもとにした Mac 純正ブラウザ Safari もベータ版の頃は同じ問題を持ってたけど、正式リリースまでに修正できたから、やっぱしバグでしょう、と)。今日最初にやったのは、

JavaScript の navigator.appName メソッドで、訪問者のブラウザが Konqueror かどうかを検出し、Konqueror だったら JavaScript OFF を勧める文章を出す

うまいこと動作。FreeBSD + KDE + Konqueror で確認。 table セル内に表示するようにして table の背景を白に指定したから、その勧告文はちゃんと読めるのだ。一応はそれで満足。

でもよくよく考えたら、JavaScript でプラウザソフトを検出して、Konqueror だったら背景色決定 JavaScript だけ作動しないようにすればいいんでないのか、と思い至った。これ、やってみたらけっこう簡単で。

『文字色・背景色ランダム決定』JavaScript のソースコードは外部スクリプトにしてるから、.js 書類を2つ書き換えただけで完了。このソースコード作った当初は全ての書類にその JavaScript ソースを書き込んでたんで、その状態で直すとしたらとんでもない重労働になってたろうなぁ。

で、Konqueror で見たら、おお、日記なんかちゃんと読みやすく表示されとるではないか!(感涙) はぁ〜いい仕事した気分。で、Konqueror ユーザってどんだけいるんだべ。

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2003.12.13 土曜
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エビ的トリック

週刊少年サンデーの『楽ガキFighter』終わっちまった! デビP かわいかったのにな〜。アメリカに渡ってからは話がすっごい駆け足だったしな。ネコ先生の『売ったれダイキチ』もなんかちょっと人気出てないみたいだし。面白いと思うんだけどなぁ。『ロボットボーイズ』はまぁ別にどうでもいいや。「一見パッとしないが情熱に溢れている主人公」ってのはいいけど、話の展開自体がパッとしなくてな。

でだ。ザリガニに続き今日はエビの話でも。

このまえ八戸で一番売れてる回転寿司屋に行ってさ。10分待ちくらいで席に着けてラッキーだったよ。そうそう、この店の最大の売りものといえばアレだ。

給仕のねーちゃんたちの帽子が

なぜかサンダーバード風。

いや、ちゃんと味で売ってる店なんだけどさ (^^;) で、お吸い物を頼もうと思ってね、何があるのか店員さんに聞いたら3つあって、そのうち最も興味を引いた「伊勢エビのカブトのみそ汁」を注文。そしたらこいつ、期待に違わぬすごい逸品で。登場したとき思わず歓声あげちゃったぐらいにして。でっかいおわんに蓋がかかってて、そこから伊勢エビの巨大な頭がはみ出てんのよ。蓋を開けたら素のみそ汁に伊勢エビのカブトがまさに「ゴロン!」と1個入ってんの。具、マジでそれだけ。

いや〜あっけにとられたけどすぐに我に返り、去り際のサンダーバード帽子のねーちゃんに尋ねた。

ゆんず:あのこれ、手でバキバキ割って食うんすか?
サバ帽:え? ええ……だと…思います

あんたも知らんの!?

まぁそういう食べ方があんまり変じゃないってことは分かったんで、ともかくバキバキゴリゴリ割りに割って食べに食べた。指が痛いの痛くないのって。伊勢エビのあの不必要なまでに固い外骨格って、さらに念の入ったことにイボイボというかトゲトゲというかがすごくて、指に食い込んでたまんないなんてもんじゃないのよ。これでもかと言わんばかりに食い尽くしてやったけどね。うん。

で、食いながら発見した。

我々はエビに騙されていた。

ほら、エビのいわゆる「カブト」って「頭」だと思ってるべ? そんで、いわゆる「実」が「胴体」なんだ、と。ところが違ってたんだ。本当はカブトが胴体で、「実」はまぁなんだ、いわば尻尾みたいなものなんだこれが。伊勢エビのカブトを食いながら分かったことは、「中身の構造はカニと一緒」ってこと。食べたやつはエビミソは既に取られてがらんどうだったけど、それ以外の、足の付け根あたりのうまいところは残ってた。

ここらのパーツ構成がカニとおんなじ。エビミソもカニミソも味がほとんど同じことから、内臓の組成も同じはず(おいら内臓ものには弱いはずなのに、ここらへんの動物の場合はなぜか、人間のと違いすぎるせいか食い物としての認識の方が強いせいか、別にどうとも思わんなぁ)。

つまり、エビとカニは見かけによらずかなりの近縁種だったのだよ。もう知ってる人にとっては別にどうってことないんだろうけど。

さらに、エビの料理なんかで見ると、「実」の部分には内臓なんかない。筋肉だけ。尻尾的なもんだね。まあ小足がいっぱい生えてるから「尻尾だ」と言い切るには抵抗あるけど。で、やっぱし生命維持装置は全てカブトの中に内蔵されておる。ということで、エビはカブトが胴体なのだ。

おいらエビが具体的にどう活動するのか知らんからして、なんでまたあんな立派な尻尾が必要だったのか謎。まぁとりあえずエビにとっての不幸は、なんか知らんけど発達してしまった尻尾的なものが、人間にとってめちゃめちゃおいしい物体だったってことだろうな。うん。ああでも尻尾のないカニもカニで大変おいしく食べられてるから不幸さは同じか(もしかしてカニの「ふんどし」がエビの尻尾に当たるもんなのか?)。

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伊勢エビの生態を分かりやすく解説したページを見つけたよ。

そのページのホームはこちらですぅ〜

銘板
2003.12.14 日曜
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結局落ち着く先

先月から意気込んで始めた FreeBSD 、日本語化がちょっとめんどそうだし KDE はうちのハード環境だとトロくて使い物になんないことが判明したし(必須ブラウザの Koqueror が特に)で、最近はあんまし進展してないんだよね。

でもせっかく揃えた装備なんだから活用してるんス。何に?って、

SETI に(やっぱりって感じで)。

KDE はトロかったけど FreeBSD 自体のスピードはまんざらでもなくて、333MHz で 1ワークユニット 21時間くらい。1.25GHz の Power Mac と合わせて、週30ワークユニット突破だぜ。

毎週月曜の朝9時〜10時頃頃(日本時間。サーバの状態によって、たまに日程が変わることもあり)においらと同じ日に SETI に参加した人のランキングが発表される。現在56位。今(日曜日の午後11時40分)の時点で、今週こなしたワークユニット数は既に31個。集計までにあと1個できる予定。よしよし。

今、ちょっとルータに問題を抱えてるんだけどね。1〜2日に1回の割合で WAN 接続してくれなくなっちゃって。いっぺん電源引っこ抜いてまたつないで設定し直すと復旧するんだこれが。安物はだめだねぇ。

しかしほんと有線ルータは安くなった。前は1機2万とか3万とか普通にしてたのに、無線 LAN のルータ人気に火がついてからはおもくそ値崩れ。今年の夏に職場に ADSL を導入したのを契機に有線ルータ買いに行ったら 8,000円まで落ちてて迷わず買い。今自宅で使ってる先月買ったやつなんか 3,980円だったよ(笑) ただなぁ、やっぱここまで安いのは危なかったか。安手のものの中では唯一、対応 OS に Unix が明記されてた機種だったんで買ったんだが(Unix 対応を謳ってないやつでは 3,480円てのもあった)。まぁブラウザ + JavaScript で設定するタイプなら、まともに動くブラウザさえあればどの OS でも構わんわけだが。

と、そんな具合に、せっかく新しい OS を入れても結局は SETI に回されてしまうのね (T▽T) アハハ

銘板
2003.12.15 月曜
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法則

古より『マーフィーの法則』とも言われる、あれだろうか。

小銭が一杯でね。財布。ケツポケットに入れてるから座り心地が大変悪くてね。見たら100円玉や5円、1円玉数枚ずつ。そして10円玉がほんとジャラジャラ入ってんの。ちょうど何か飲みたかったんで、目の前の自販機でダイドーデミタスコーシーでも……と10円玉を数えたらやっぱしというか、

……、

……、

……、

……、

……、

……、

……、

……、

……、

……、

……、

……、

……、

……、

……。

110円。

なんかデミタス飲みたくなっちゃったから買ったよ100円玉1枚混ぜて。そしたら10円玉が、

……、

……、

……、

……、

……、

……、

……、

……、

……、

……、

……、

……、

……、

……、

……。

9枚になった。

相変わらず半端だよなぁ〜。しばらく座り心地悪いまんま我慢かよ。ああいやだいやだ。

銘板
2003.12.16 火曜
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随喜 1

16日はちょっとサボっちまっただよ(これ書いてるの17日)。うち帰ったら眠くて眠くて爆睡。おねんねタイムは12時間に及んだよ。

今日はそのぶん仕事こなして(雑務だけだけど)、そしたら職場の iMac の調子がおかしくてさ。OS 9.2.2 と OS 10.2.8 が入っててね。最近は印刷仕事が多いからしばらくぶりに OS 9 でいろいろやってたわけ(輪転機が SCSI で、iMac には SCSI 端末がなくて、LOGITEC の USB → SCSI 変換器のドライバがなぜか OS 9.x 用のしか動かないんで)。

不具合発生。

今年の夏に導入した「宛名職人 ver. 10」、特に理由もないけどあんまり信用できなくてインストールしただけでほとんど使ってなくて、ver. 5 だけ使ってた。この ver. 10 がどうしても必要になった。ver. 5 は OS 9.x まででしか使えないけど、ver. 10 は OS 9 でも OS X でも動く Carbon という仕様で出来てて、どっちでブートしてても変わらず使えるという、そこが欲しくなった。そのはずが OS X じゃ普通に動くくせに OS 9 じゃ立ち上がらない。

その原因究明・修復作業は置いとくことにして、今度は Apple 純正総合ソフト AppleWroks 6(機能の種類では Microsoft Office に対抗してるけど値段が 8,800円なんで、それなりの仕事しかできない)での作業。数カ月前に久々に ver. 6.2.5 アップデートが出たんで、今になってそれ入れたら、こいつも OS 9 で動かない。こりゃ OS 9 の機能拡張 "CarbonLib(Carbon アプリを OS 9 で動かすためのもの)" がアヤシイですな。最新の ver. 1.6 が入ってたけどインストールし直し。効果なし。あとでデータベースソフト FileMaker Pro も今使ってる ver. 5 (Mac OS 9.x 専用)から ver. 6 っつうこれまた Carbon アプリを入れようと思ってるからな。このまんまじゃ FileMaker もヤバい。

こいつはもうシステムですな。

思えば今 iMac に入れてる OS 9 システム、夏頃死んだ Performa 6410 に入ってたのをまるまる移植したやつだった。かなり無理あるよなぁ。末期はクラッシュしまくりだったしなぁ。ということでバックアップ開始。システム再インストールの前準備としてバックアップ取り開始。

そしたらバックアップ途中で引っかかって立ち止まってしまう書類があって。宛名職人 ver. 10 に入ってるハガキ裏面用イラスト。やり直しても同じ書類で引っかかるからその書類を取っ払った(どうせ使わないし)。

またバックアップ開始。時間がかかる上に、その最中は他に何もできない。暇になったんで、いつも行く喫茶店に少年サンデー読みに行くとマスター、相談を持ちかけて来た。年賀状に写真を入れたいそうで。自分とこの料理や飲み物をかっこ良く並べた写真。これを使いたいんだけどデジカメで撮ればいいの? と。「でもマスター、パソコンできないじゃん」なんて茶々入れたら、娘さんがパソコン持っててやってもらうんだそうで。だったらあんたスキャナで読んだ方がきれいにいくよ。え、スキャナって何?って? んとね、コピー機の上だけみたいなやつで、カラーで読み取れるよ。今だったら2万もあればけっこうなの買えるかな。ああ、なんだったらおいらそれやったげるよ。フロッピーに入れて持ってくるから。その原稿ちょっと貸して。

職場に戻ったらまた別な書類のバックアップで止まってやがった。また宛名職人 V10 のイラストかよ。この書類もいらないから消しちゃえ。

そしたらとりあえずスキャン始めるか。スキャナは Canon FB 630 っつう、めちゃめちゃ古いやつ。 この立体写真サイトを立ち上げるために買ったスキャナ。SCSI 接続のみ。ということで OS 9 必須。まぁスキャナは昨日ちゃんと動いたからこのままでダイジョブ。

読み取ると PSD 書式になるからとりあえず TIFF に変換し直して、OS X でリブートして GIMP で角度のずれを補正して(Photoshop LE と違って、画像回転の時にグリッドが出るから正確に垂直水平が出せるのだ)、スタンプツールで画像のごみ取りして、そこで画質がざらざらしてることが気になったんで(ナマ原稿の読み取りだからね)選択的ガウスぼかし行こうかと思ったけど GIMP じゃサンプル画像が出ない。 GIMP は実行速度も遅いから何度も試し打ちするのはウザい。 Photoshop LE ならサンプル画像が出るんで、そっちに手渡して、もう面倒だからそのまま LE で作業続行。

印刷すると暗めに出るからレベル調整とトーンカーブでちょびっと明るめに持ってって、このままの写真の状態だとあまりおいしくなさそうだったから彩度を上げて赤も気持ち程度足したら、おお、うまそうになった。さっき選択的ガウスぼかしかけたから、シャープ軽くかけてくっきり。かけ過ぎはキモくなりがちなんでちょっと控えめ。

フロッピーに入れるには画像がでかすぎたんで、360dpi で葉書にちゃんと収まるサイズに縮小して JPEG にしたら 600KB 台。フロッピーを DOS フォーマットしてコピーして、一応そのフロッピーが読めなかった場合を考えて FTP でリモートディスクに上げといて出来上がり。一応、こんな感じっす(ISDN や 56k 以下のモデム環境では気をつけてね。600KB 以上あるんで)。

喫茶店に行く前にまたバックアップ取り開始。20分程度で終わってるはず。晩飯食ってきたら余裕でしょう。

いや〜感謝されちったよマスターに。メシ代おごってもらっちった v(^o^)v

これ系で小遣い稼ぎしよっかなぁ。画像処理のプロ的なところは全然アレなんで、あくまでも素人さんの代行業ってことで。

いや、冷静に考えると、作業に1時間半かけて700円弱って……。やっぱ素人仕事の稼ぎはこんなもんですなぁ。

銘板
2003.12.17 水曜
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随喜 2

それでもホクホクして職場に戻ったら、バックアップ作業また止まってやがった。宛名職人 ver. 10、削除決定。削除後に再々バックアップ開始。20分で無事終了。でもまだインストール前の作業あり。

iMac についてきたのは OS 9.0.4。これを 9.2.2 まで上げたい。9.2.2 にするには 9.2.1 じゃないといかん。9.2.1 にするには 9.1 じゃないといかん。ということで、Apple サイトに繋いで 9.1, 9.2.1, 9.2.2 各アップデータのダウンロード。いや〜 ADSL にして良かったほんと。合わせて 300MB くらいあったもん。

とりあえず 9.0.4 で上書きインストールしようと思ったら、曲がりなりにも 9.2.1 なんて上位のが入ってるからだめなんだと。で、新規インストール開始。アプリも書類も初期設定もみんな消えちゃうんだろうか。バックアップ取ってあるけど、システム以外は残っててくれるといいなぁ〜。

待つこと30分以内でインストール完了。やっぱしいいねぇ OS 9 は軽くて。 OS X ならこの遅いマシン(350MHz)じゃ軽く1時間かかっちまうもんな。再起動して 9.1 にアップ。8分。再起動して 9.2.1 にアップ。7分。再起動して 9.2.2 にアップ。5分。ど〜だ宛名職人は!

って、さっき消したんだよね (-_-;)

と思ったら、OS X のパーティションにも確認用にインストールしたんだった。どれどれそいつを起動してみるべか(Mac OS 9 でも OS X でも、その Mac に繋がってるディスクであれば基本的にどこにアプリがあっても起動する)

おおーっ!起動しとる! ほんじゃほんじゃ AppleWorks は!? やったー!!

は〜、結局、Performa でヨレヨレになったシステムをそのまま移植して使い続けたことが問題だったのね。とにかく直ってよかったよハヒ〜。これから春まで、職場の iMac はフル操業だからなぁ。

銘板左端銘板銘板右端

OS 9.2.1 が入ったパーティションに OS 9.0.4 を新規インストールしたら、壊れてる 9.2.1 の「システムフォルダ」は「古いシステムフォルダ」になって、その他アプリやらなんやらの書類はそのまま残しておいててくれてた。つまりシステムフォルダだけ入れ替えたって状況で。

新しい 9.0.4 システムフォルダを 9.2.2 まで上げたあとは、必要な初期設定や機能拡張を古いシステムフォルダから移植して復旧完了。けっこう楽にできて助かったっす (^o^;A)

銘板
2003.12.18 木曜
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職場突然お邪魔隊

「隊」つっても今回は一人斬り込み。

何にせよ、仕事してる最中にいきなり飛び込みセールスかけられるのはなかなか迷惑なもんだが、ちょっとその逆をやってみようかと。

仕事の外回りが終わって時間が余ったんで、ふと思いつきで、うちの職場にコピー機を納めてる事務機器メーカーの八戸営業所を急襲してみた。ちょうど通りがかりだったし、いつもそこの営業さん、「いつでも遊びにおいで下さい」って言うんだもん。真に受けちゃったことにしてお言葉に甘えてみた。

何年か前にうちの担当だった人、すごく印象が良くてね。うちのために一生懸命に尽くしてくれた記憶がたくさんある。向こうの親会社の方針とうちの職場の意向と合わないところなんかを、彼はできる限り吸収してくれた。一昨年、担当替えに当たってうちに来なくてなって寂しかったんだけど、後継の担当さんによくよく聞いたら彼、そこの営業所長になってて。「お人柄」。これですな。で、その元担当さんにも久しぶりに会いたくなって。

それともうひとつ、ちょいと聞いてみたいこともあって。ここの会社、11月7日に書いた Windows べったりの会社 なんだよね。担当の営業さんはまた最近替わり、前より明らかに IT 関係の知識に劣る人たち(初老と若手のコンビ)が来た。前にも書いたけど、お二人さんとも Linux のリの字さえ知らないという有様で。

何か月か前、新聞とかでけっこうな話題になってたはずなんだが。日本の政府や自治体採用の制式 OS は現在、事実上 Windows だけど、支払いが厳しいから無料の OS にしようってことで Linux がイチオシとして選ばれたはずなんだが。だからって役所から Windows が一掃されるわけじゃないだろうけど、Windows の牙城だった役所はこれからは、恐らくサーバあたりを手始めに、Linux が少しずつシェアを伸ばしてしていく気配があるんだが。役所がそうなら、役所を客にしてる各業種もそれに合わせていきそうな気配もするんだが。そこから Linux 市場が少しずつ拡大していきそうな気配なんだが。

だったら事務機器屋さんはその新しい風くらい既に察知して、事務機器なんていう高級周辺機器を新市場に売り込むためのドライバやソリューションくらい出して対応してないといけない気配なんだが、その Windows 一本槍の事務機器会社はその気配さえない。そこが少し気になっててさ。てのはおためごかしで、自分の興味っつうのが大きかったりして(笑)。

まぁ、「あの営業所長に報いたい」ってのもあるけど、おいらの実質的な思惑としては、


Linux 用ドライバを出すようになる
Unix 社会に目を向け始める
FreeBSD 用ドライバも出すようになる
Mac OS X 用ドライバももっと充実する

だったり。ま〜東京本社はお偉いんで八戸くんだりの営業所発の客の意見なんかで動かないけど(顧客の意見は担当を通して社内メールシステムで本社に直送される仕組みだそうで、今まで八戸営業所の担当さんを通していくつも入れ知恵してきたけどすべてシカトされてきた。ボツでも文句は言わんけど、礼の言葉ぐらい担当を通してよこせよな〜)、八戸営業所独自の活動として、来る日に備えて Linux の勉強をしておくくらいはできるでしょう。

PC も机1つに1台置いてあることだし、ショウルームにも3台くらいあるし。そのうちのどれかに実験用に Linux 入れておいて Windows との連携の実験してノウハウを積んでおくと、そこらを試行錯誤してるお客を掴めるでしょう。

そこの事務所にお邪魔すると、前に「うちは Windows しかやらないので是が非でも Windows を導入してください」と言ってきたヘボセールスは出払ってて、代わりに知らない人が応対してくれた。名刺によると、

(社名)
八戸ブロック長
兼 八戸営業所長
兼 BSグループリーダー
兼 S&Sソリューショングループリーダー
(この方のお名前)
経営品質協議会セルフアセッサー
(営業所の住所等)

え? 今あの人ここの所長さんじゃないの? はぁ、転属で津軽に行かれたんですか(何だ〜じゃあもう帰ろっかな)。

しかしこの肩書き、「八戸ブロック長」と「兼 八戸営業所長」以外はなんだか意味不明だよなぁ。「BSグループリーダー」って衛星放送の何かかよ(ちなみに "BS" は米国では卑語の "Bull shit!" の略語として取られるのが一般的。"Shit!" の強調形。日本の BS [Broadcast Satellite] 衛星はアメリカの衛星メーカーに発注して作らせたんだけど、メーカーから要望が来たことがあるそうで。「"BS" なんて名前のせいで作業員が笑いを堪えられなくて仕事にならない。どうか違う名前にしてくれないか」と。それを知った日本の放送衛星関係者は「これじゃ打ち上げた後も世界の笑い者だ」と出資者の旧大蔵省に相談したら、「いったん予算のついたプロジェクト名は変更できない」とのガチガチのお役所的理由で結局「BS 放送」なんていう、英語圏の人なら絶対にチャンネルを合わせたくないであろうシロモノが誕生した)。

外部の人が理解できない部署名って、名刺にも書かれるものとしてどうなんだろうなぁ 。トヨタの部署名も、新聞記事なんかでコメント出す人の名前と所属を見る限りでは難解なのが多い感じ。客のことを考えるならこの「部署名・役職名」、どうにかすべきだと思うんだけど。トヨタなんだからとっとと KAIZEN したらいいのに。世界のトヨタでさえこれだもん、今訪れてる事務機器屋なんか直そうなんて考えてないんでしょうな。というか、対外的にわかりにくい方が都合がいい何かがあるのかも。

そういや90年代の後半、うちで扱ったことのない事務機器メーカーの飛び込みが来てね、なんでも東京本社から直接全国に散って現地代理店に協力する販売部隊らしくて。ちょうど暇だったからお茶出していろいろお話を伺ったことあるんだ。不況真っ只中だから売り込み部隊を強化して気合い入れて頑張ってるんだ、ということらしくて(お若かったんで、研修の一環だったのかもしれないけど)。んで、名刺に書いてた彼の所属がもうなんてーか、正確には覚えてないけど、

「販拡戦略コンバットチーム」

とかいう、やってる方にとっては士気の上がりそうなネーミングでさ。でも外部人にとってはねぇ……。おいら、「戦争は商売として考えられるかもしれないけど、商売そのものは戦争じゃない」って考えだから、お茶出しながら茶々入れてみた。

「こんな物々しい名前のあなたがたの敵は誰ですか? まさか客に銃を向けて身ぐるみ引っぱがそうなんてチームじゃないですよね」

彼、黙ってうつむいてしまった。

彼に伝えたよ。客に商品をお買い上げ頂きたかったら、客の身になって考えてもみたほうがいいですよ、と。この名前を突き付けられたら、活きの良さを喜ぶ客もいるでしょうけど、怖くて距離を置きたくなる人もいそうですよ、と。部署名を決めた上司さんに、こんな意見もあることを報告したほうがいいですよ、と。

追い撃ちになっちまって悪いことしたけど、こうして飛び込んできたからこそ得られた貴重な意見だと思うんですがね。ちゃんとボスに報告してくれたかねぇ。

それはそのくらいで、あとは普通に、それぞれの業界の情報を交換したりして。

話を戻すべ。

で、まぁ、事務機器屋の八戸営業所の新しい所長さんとコーシーすすりながらお話できたんだわ。こいつそういや一度もうちに挨拶に来たことねーな。うちの職場はこの会社の事務機器とは四半世紀来の付き合いだってのに。超小口客だけど。で、

結論:
この会社はこれからも
マイクロソフトの提灯持ち。

この所長もまた Linux を存在さえ知らなかったらしい。知ってるかのようなそぶりを見せてるように見えた。

帰る際にも、「早めに Linux に対応できるようになってほしいです」と念を押したんだけど、「はいはい」と笑ってやがった。東京本社では Linux は研究段階なんだと思う。で、世の中が Linux に流れるのかどうか見極め中なんだと思う。もしそうなったら、プリンタドライバや Windows との共存のソリューションが完成してから突如「Linux 対応令」が全国の支社支店営業所に下されて、寝耳の水の八戸営業所は慌てに慌てるんだろうな。

会談中、あのセリフ出てたしなぁ。「なんたって Windows はシェア 90% 越えてますからあっはっは」。うちの職場内じゃ Windows はシェア O% だが。この営業所、官公庁のこれからの入札で苦戦するかもな。

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2003.12.19 金曜
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勝手に予言:巨大ハンターの没落

『大企業おちょくりシリーズ』第2弾(笑)

2, 3 年前、とある全国系スーパーの入社式の様子を新聞が伝えてた。毎年の入社式は必ず全新入社員を1か所に集めて社長が訓示をたれるという、社内政治が権力志向モロ出しなので有名なところ。その年の訓示。

「新入社員諸君、君達一人一人がハンターたれ!」

だからさ、そのハンターが狩る獲物は誰なのよ。「客の財布の中身をどんな手でもいいからかすめ取れ!」としか聞こえないんすけど。おいら、この企業の表向きのイメージの良さに騙されてたよ。んで、「そんな失礼なやつからなんか絶対に何も買ってやらん」と決心した(このまえ少し買っちゃったけど (^^;))。

マーケティング理論なんてのを完全なものだと信じ切っちゃってなんもかんも頼りすぎるから、客を獲物としか思えないんじゃないですかね。きっと学術的には相当深いんだろうけど、おいらが講習とかで聞きかじった程度だと、どうも荒っぽすぎるところがあって。んでけっこうでっかい企業の偉い人も、マーケティング理論の理解はおいら程度な感じがしてさ。でもそれを金科玉条にしてしまってるような。

このスーパーの社長、週刊誌とかに最近よく露出して経営哲学だか帝王学だか知らんけど得意げに語るようになった(自著の宣伝かな)んで、もうそろそろこの会社、危ないと思う。朝日ソーラーとマクドナルドの「絶頂 → 社長がマスコミで経営哲学を語り出す → 予想外の何かに蹴つまずいたのがきっかけで一気に凋落」パターンに似てる。朝日ソーラーは24時間風呂の雑菌繁殖問題、マクドナルドは BSE(狂牛病)問題で蹴つまずいた。どっちも健康関係だな。さてこのスーパーの運命やいかに。

市街地出店派と郊外出店派とで、社内で長いこと派閥覇権争いしてたみたいだしね。八戸のここ数年の状況を見るに、郊外派が勝ったらしい。まず社内政治的に勝って、「今どき市街地なんてやる意味ないない」と思わせるため、市街地の店が売れなくなるように仕組んだり。別に物的証拠を掴んでるわけじゃないけど、店舗の具合を見てて分かったよ。あまりにも露骨だったんで。

客よりも社内の権力抗争の動向ばっかし見てる会社なんじゃないかな。この状態がジャスコの躍進を許してるんじゃないかと。

銘板左端銘板銘板右端

2004年1月4日書き足し:そういやあのスーパーの社長、メディアによく露出してはいるけど、勇ましく語るのはコンビニ事業の方ばっかりで、メインであるはずのスーパー事業についてはほとんど語らないよね。そっちの内情は、重役さんたちが社内政治権力抗争に明け暮れるばっかりで、もう彼もスーパーの方はサジを投げかけてるのではないかと憶測。

なんでも大日本帝国の陸軍と海軍はいつもお互いを相手取っての政治権力抗争や嫌がらせに終始して、その合間にアメリカと戦争してた、なんて冗談半分で言われるけど、この会社のそんな感じなんじゃないのかねぇ。どっちの陣営もマーケティング学導入の副作用で軍人統治的なんだろうし。

この前、このスーパー内の「(政治的)勝ち組」の郊外店に出かけて買い物をしたんだけど、従業員がおいらの前で思いっきりダベってやがった。軍隊的組織とはいえ、末端の兵隊さんたちは、客なんかを全然見てない感じ。

週刊誌で最近読んだ、その社長の名言。

「商売の相手はライバル企業ではなく、お客様なのです」

これには完全に同意。客の前で従業員をダベらせないってとこから始めてくれ。

つか「新入社員諸君、君達一人一人がハンターたれ!」な企業にこんなこと言われると、客からひたすらむしり取る気満々って風にも取れちゃいそうだな。

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2003.12.20 土曜
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「盛岡」を「ニューヨーク」と読ませる人々

大企業おちょくりシリーズ第3弾。NHK 風に言うと「3夜連続」ってやつですな。

職場に、 D 和ハウス工業株式会社から、盛岡駅の近くに新しく建った(これから建てるのかな?)「ドリームタワー」という高層ビルマンションの売り込みパンフレットが届いた。「その会員になりませんか?」ってな内容で。そんな財力ある人なんかここにゃいねーって(笑)

冷やかしで中身を見てみたら、いやー表紙からしてすごいすごい。

盛岡が変わる。駅前から変わる。
Change
 Morioka.

と白抜きでタイトル振ったその写真が豪勢な夜景で。

ニューヨークの。

しかもツインタワービル付き。

盛岡なんだから盛岡の夜景を出せよ。いっぺんナマで見たことあるけどけっこうきれいだぞ。

1ページ目と2ページ目は見開きだ。左上に

  ミッドタウンにもない。六本木ヒルズにもない。

  新しい都市機能を備えた街が生まれます。

と書かれて、見開きいっぱいのこれまたニューヨークの夕景。キングコングも登ったあのエンパイアステイトビルのライトアップが綺麗だね。

3, 4 ページも見開き。さっきまでのニューヨークに比べると随分質素な夜景。今度は本物の盛岡かと思われる。明かりがニューヨークよりだいぶ少ないのはいいとして、写真の質まで低いってのはどういう了見だろ。しかもただの住宅街の区域だからますます地味。隅のあたりにでも繁華街を入れろよ。

あんまし関係ないけど盛岡駅から見て盛岡城城趾の向こう側にある喫茶店「モダンタイムス」はいいところだ。うん。チャップリンファンの心安らぐ場所。別にファンじゃなくても惚れるよあの店内の雰囲気は。うんうん。

おっとページ右下に、消え入りそうなめちゃめちゃ小さい字でただし書き発見。

(これ)「このページの写真以外はすべてイメージです。」

キタ━━━(・∀・)━━━━!

あい分かった。じゃあこっちも。「イメージ」の意味はいろいろあるけど、単に「画像」ということで進めることにする。あくまでも盛岡の風景画像ってことだ。よもや文句あるまいな?

5, 6ページの見開きは、青い空と白い雲を背景に、キメキメにポーズを取ったおじさんが朝日か夕日を体いっぱいに浴びてるところをローアングルから撮った写真。

文章で「ここに必要なもの、ここにしかできないもの。私たちは、こう考えます(以下略)」って……それよりお前誰!?

8, 9, 10, 11ページでは、そのビルでの様々な充実ライフの「イメージ」がいっぱい貼り込まれてる。見た目みんな外人だらけ。戦前の上海かよ。でももちろんこれ、みんな盛岡市民なんだよな?

腕を組んでどこかに出かけようと階段を下りる、ビシッとキメたラテン系っぽいカップルのセリフは、男:「今日こそわんこそばであんださ(君に)勝づすけな(勝つからな)」。女:「うふふ、先週おらが立でだ148杯の記録(きろぐ)、はぁ(もう)誰さも(にも)越せねーべな(越せないだろうな)」なんだよな?(ちなみにおいらの記録は76杯)

意味分かんない「イメージ」もあって。「ミュージックルームイメージ」って写真、チェロの真ん中あたりがアップでうつってるだけで、どんな部屋だか皆目分からん。フレームの隅にわずかに入ってる背景も真っ黒。

銘板左端銘板銘板右端

なんだかなぁ。まぁ当の D 和ハウスにとっては、顧客になるカネも気もないやつなんかに茶々入れられるのは迷惑以外の何物でもないだろうけど、こうして関係ない写真ばっかりさも関係あるかのように並べ立てて、実物の写真や完成予想図は外観も内装も全く見せずに「さあ買ってくれ」ってのはいかがなものかと。

確かに表示上の違法よけ対策してはあるけど、おいらはこう思う。

この手口、ほとんどサg(略)

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2003.12.21 日曜
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アップデート2連発:Mac OS X 篇

知らんうちに出とった。Mac OS X アップデート 10.3.2。12月17日リリースだったのか。

前回の 10.3.1 は、10.3 発売直後に発覚した致命的バグ2件の緊急修正のみだったけど、今回はようやく本来の意味でのアップデートらしい。その内容。

主な改良点:

だそうで。うちの自宅環境にはあんまし関係なさそう。でも、ひとつ期待するものがあるんス。

OS 10.3 の事前情報で言われてた「カーネルの PowerPC への最適化によりアプリが平均15%ほど速くなる」。これ実はガセネタらしく、OS 10.2.x と比べてカーネルは特に高速化してないみたい。SETI(コマンドライン版)、全く速くなってないもんな。

で、「これはきっと最適化済みカーネルが 10.3 リリースに間に合わなかったんじゃないのか、と考えてて。「主な改良点」とあるから、「主な」から外れた改良点として組み入れられてるんじゃないのか、と。でもダウンロードデータが 36MB 程度なんで、あんまし関係ないかもな。

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2003.12.22 月曜
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アップデート2連発:ルータ篇

自宅環境のルータはこれ。このファームウエアアップデータが出てたんで導入してみた。

1〜2日間隔で WAN 接続してくれなくなるという症状が、これで改善してくれればいいが。初めは COMPAQ + FreeBSD のネット接続がおかしくてそうなるのかと思ってたけど(SETI のデータ授受が1日1回ある)、どうもあまり関係ないらしい。むしろ Mac 側との相性の悪さが原因のような気さえする。なんだかよく分からんけど、ともかくこうなっちゃうといったんルータの電源落としてまた入れて、ブラウザから設定画面にアクセスして設定をやり直さなきゃいかんくなる。幸い Netscape のフォーム入力の記憶機能が使えるんで、「設定」ボタンを押すだけでいいんだけど、それでもやっぱし繋ぎたい時に繋がってくんなきゃ嫌だ。

このアップデートの内容。

内容: Version 01.027 から Version 01.033B の変更点

Mac OS X 10.3.2 同様、こっちもあんまり関係ないかもな。様子見ってとこですかな。

銘板左端銘板銘板右端

CNET Japan の評価、でも特に「デザイン」、「なんかなぁ」って感じ 。「設定しやすさ」はまあ「5」で文句はない。説明書も GIGABYTE TECHNOLOGY 社製のルータと違って完璧な日本語だしね。でも「デザイン」の「4」は納得いかねぇ〜。おいらは「2」と行きたいとこだよ。LED の表示、丸穴が光るだけってのがなぁ。全体的なデザインも、箱開けた瞬間「ダサッ!」って思っちゃったぐらいにして。ていうか商品名がキテてさ。ロゴマークはアスリートが走る姿の横向きのシルエット。その左に「B」。右に「L」とローマン体ででっかく書かれてる。この時点でなんだかちょっとヘンテコなのに、問題の商品名が

"bRoad Lanner"

ってのがどうにもこうにもトホホなセンスで。"road runner" に "broad band" と "LAN" とをひっかけたのね。うんうん分かる。分かるけどさ、値段が安いからって、名前までそんなチープにしなくたって……。

とりあえず、今回のアップデートでトラブルがなくなることを祈るよ。なんか評価の「通信の信頼性」が「3」なのが気になるけど。

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2003.12.23 火曜
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祝日ヒッキー

天皇誕生日だねぇ。うん。別にどうでもいいけどさ。うん。自室のパソコン2台の間をひたすら往復して日がな一日過ごしたよ。

ルータのファームウエアをアップデートしたけどまだ落ちる。パソコン側のせいだべか。正月休みに入ったら職場のルータと取っ替えっこしてみよっと。

明日は印刷屋に頼んでた会社の年賀状が刷り上がってくるから、その宛名書き。宛名職人 ver. 10 はこのまえ Mac OS X でも Mac OS 9 でも動くのを確認済みだからして、名簿の整理もほとんど終わったからして、あとは複合機でドカドカ宛名印刷するぜぇ〜。昔は手書きで5日くらいかかってた宛名書き、今は1時間かそこらで終わるもんなぁ。腕も痛くならんし。ほんにありがたいこっちゃ。

ああでも iMac(CRT モニタのやつ)を複合機の脇の移動しなきゃ。ノートパソコンにはもちろん敵わんけど、それでも一体型ってこういうとき便利だね。そこに LAN のハブが来てるから、プリンタにつなげる。それに、まだ試してないけどルータにもつながってるからネットにもつなげるはず。まぁネット接続の予定ないけどね。

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2003.12.24 水曜
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ホーリーナイト・フィーバー

〜 聖夜は男祭り 〜

メリークリスマァス!

そしておいらは残業 (T▽T) 別に赤服で深夜のおもちゃ宅配じゃないけど。赤鼻のソリ引きでもないよ(笑)

会社の年賀状の宛名書きなのだ。午後から iMac 350MHz + 宛名職人 ver.10 + 複合機 imagio 350 にて年賀状の宛名印刷に入ったら、わずか5枚で紙詰まり。何べんやっても紙詰まり。その度に妙に甲高い警告音が「ピピピピ!」と鳴るのがやたらムカつく。ここら、客の感情を逆撫でしてるよなもぉ。そのうちサービスセンターから電話がかかってきた。複合機って電話回線がつながってるから、それを通して、紙詰まりが何度か続けて起きると自動でサービスセンターに連絡が行くんだわ。

便利な仕組みで気に入ってる。で、サービスマンさんが派遣されることになったけど、待っててもなかなか現れない。がんばってこっちも自力修復しようとしてもやっぱし埒があかない。

4時頃ようやくサービスさんが1人来て修理開始。でもどうもうまくいかない。一休みするベェと、どっかから頂いてきたクリスマスケーキを一緒に食った。彼が一口めを口に入れたとき、ひとつ話を切り出した。

「まぁ何だ、食いながらゆっくり聞いてくれ。

これ直せなかったらリース契約切ります。

他社に入れ替えますから」

彼、ビヨヨ〜ンと立ち上がって、「電話かけてきます」とケータイ片手に外に出かけようとした。なんだよせっかくのケーキ全部食えよ。ていうかちょっと待ちなさいって。提案あるんだってば。

  1. もしすぐ直らないのなら、互換性のある代替機を持ってきてくれ。
  2. もし代替機の移動が困難なら(複合機はデカくて重たいからね)、そこにこの iMac と年賀状を持ち込ませてくれ。その場で印刷するから。

そう言い含めてから彼を電話に放してやると、15分くらいして戻ってきた。いや〜あんまり戻ってこないから、この人のぶんのケーキも食っちゃおうかと思ったよ。

「代替機、手配できました。レーザープリンタが来ますけどよろしいでしょうか」

「どうもありがとうございます。はがきに宛名を印刷できれば何でもいいですよ。方針が決まったからとっととケーキ食いなさいよ。他の人たちも来る前に平らげた方がいいですよ。あ、機種名は? ドライバをダウンロードしなきゃなんないんで」

いや〜昨日「ネット接続の予定ないけどね」なんて書いた端からこんなことになろうとは。ルータあるからそのまま接続できるよ。よかったぁ〜。

「機種は LP 3000です」

「……ええとダウンロードサイトを探して……あれ、ないってばドライバ。ほれここにもない。ほれほれここにもないよ LP 3000 なんて。もうちょい奥まで探してみるか」

彼はまた外に電話をかけにいった。別に中でかけりゃいいのに。外は寒いよ。彼が外出してる間に汎用ドライバらしきものが見つかったんで落としといた。彼が戻ってきたところにそれを伝えると、そっちはそっちで別なニュースを言い始めた。

「来るはずだった LP 3000、通信カードが Windows 専用だそうです」

……、

……、

……。

「それじゃお前さんナニかい、このマシンを直すほかないとお言いかい(キセルをポン)」

「……はいっ。頑張ります!」

彼はマシンの裏の蓋まで開けていろいろいじり始めた。暗がりだったんで懐中電灯を貸したりもして。おいらはすることがない。データは揃ってるし iMac も宛名職人 ver. 10 もプリンタドライバもちゃんと動作するし。暇になったんで、iTunes でネットラジオをかけた。

いや、他に誰もいない事務所(仕事仲間はみんな定時で帰った)の蛍光灯の煌煌と輝く下、厳かにそしてしめやかに、初めて会った同士の男2人きりのクリスマスイブ、サイレンナイ おぉ〜 ホゥリィナイ ってのがどうにも耐えられなくて。いやマジで(泣)

「あんたどんな音楽好きなんだい」

「あ、自分はハードロックとか」

「ああ、おれもかなり好みだよ。こんなの?」

「いいっすねぇ〜」

そりゃいいとしてハラ減ってきた。修理はしばらくかかりそうだしこっちはすることないし、ここはこいつに任せて一人でメシ食ってこようか? ケータイの番号教えといて、直ったら連絡させる、と。この人にゃのり弁でも買ってきてやりゃいいだろ。

でも部外者に職場を任せるのもなんだかアレだし、任せられた方にとっても酷だよなそりゃ。それボツ。あ、そうだ友達にクリスマスメールでも書くか。と、リアルタイムで起こってる惨状を書き連ねた嫌なクリスマスメール(薄笑)をしたため、書き終えようとしたところで新展開。メールの終わりはこうなった。

> うおっ、修理隊が3人に増強された。

2名様ご到着。お神輿みたいに担いできたのは複合機 imagio 220 の持ち込みだ! とうとう持ってきちゃったか。でも通信カードは Mac 使えるの?

「お宅の imagio 350 からカードを一時的に移植させてください」

おお了解。その手があったか。今日中に印刷できるめどがついたぞ。そんじゃそっちのセッティング急いで下さい。こっちはネットからドライバ落としてインストールしますから。おっ、このドライバはダウンロードサイトで見つかった。電源はそこから取ってね。なんかもう祭りモード入ってきたなぁ。

よぉぉぉしドライバのインストール完了! 一応システム再起動かけてみよっかな。あ、いやその前に嫌なクリスマスメール発信ぽちっとな(彼らに隠れてこっそりと)。

セッティング中さらに2人が増援に駆けつけ、祭りは最高潮に達した。「直せなきゃリース契約切る」の脅し、大変良く効いてるようだな。おいらも含めて総勢6人の男たちが、サンタさんの袋の中よろしくうちの狭い職場にぎゅうぎゅう詰めだ! さあどう出る? 助っ人 imagio 220 は!

おおおおおおお! 動いとる! 動いとるぞ!! o( ̄□ ̄o)

年賀ハガキに宛名がガッチョンガッチョン刷り上がっては吐き出されるぞ。 iMac + imagio 220 印刷組と imagio 350 修復組とで分業体制にあった我々の志気は大いに上がった。

「このぶんじゃ楽勝ですねアハハハ」なんて笑ってたら鳴り響く、けたたましい電子警告音ピピピピ。鳴り物入りで登場した助っ人 imagio 220 は、本当に鳴り物を鳴らしてから沈黙した。

6人の男たちも沈黙した。

そこに居た男たちが聞いたのは、遠くで鳴ってるバカ明るいクリスマスソングのみ……。

結局、imagio 220 の方は imagio 350 に比べればはるかに状態が良かったんで、小1時間ほど騙し騙し動かして印刷は終了。350 の修復はまだ続いてたんでその間は印刷チームの連中とダベり。ていうか 「職場突然お邪魔隊(2003.12.18)」 の大会社の面々だったんで、ほとんど製品に対する愚痴・不満をぶつけただけだったけど。

「なんで こういう明らかに変なところ に気付かないんかねぇ〜」とか (^^;)

修復組の最終報告では、「給紙ローラーの劣化・汚れ」が原因だったらしい。特に葉書は紙の粉が多くて、これがローラーに付着したため、とのこと。葉書プリントも機能のひとつなんだから、そこらの対策も設計時に盛り込めなかったんかね。あとで給紙ローラーを交換するってさ(年内はこっちの仕事の方が忙しくて、職場の床に道具や部品を広げられると都合が悪いんで、年明けにしてもらった)。それで直ればいいが。2月にはダイレクトメールの宛名書き1000件が控えてるんだよね。

まぁ今年のクリスマスイブはそんなこんなだったよ。ふぃ〜。

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2003.12.25 木曜
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祭りの翌日

なんか日本のクリスマスは12月24日24時で終わりで、次の日は別にどうでもいい日みたいな感じだけど、実は今日がクリスマス本番だよな。いや、だから何だってわけじゃないけど。

昨日の日記はいいネタも来たことだし久しぶりにノッて書いたんだけど(最近モチベーション下がり気味ですはい)、今日見直したらけっこう荒かったんで、いろいろ直し入れといたからまた読んでね。

タイトル、凝った。うん。

銘板左端銘板銘板右端

ちょっと暇見てゼロックスの展示機見てきたよ。ま、あんまし変わらんですなうちの imagio と。ただ、紙の通り道がシンプルなのはいい。詰まりにくそう。ボディの全体的な色使いはあんまり趣味良くないよな。ベージュ地に緑のアクセントと赤のエンブレムって、なんか合わない気がする。

東北新幹線200系の後ろ姿っぽいかも (^_^;)

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2003.12.26 金曜
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カナ入力派のぼやき

おいらはカナ入力派。確かにローマ字入力より速いけど、「ローマ字入力の倍速」はウソ。そこまで効率良くはない。スピードはせいぜい 4割 〜 6割増ってところかと。たまにローマ字入力の方が速かったりもするし。

例:「授業(じゅぎょう)」(「_」は「シフトキー押下」の意)

入力手段 入力キー 打数
ローマ字 jugyou 6
カナ し゛_ゆき゛_よう 9

こんな風に、濁点や「ゃ」「ゅ」「ょ」のような小さい文字が多く入ると逆転しちゃうときもある。特に Mac は OS 7.1 の昔から今の OS X に至るまで、なぜか一貫してシフトキーの切り替えが一瞬遅くて、気持ち良く打ってるときに「ゃ」「ゅ」「ょ」が「や」「ゆ」「よ」で「、」「。」「・」が「ね」「る」「め」で出ちゃって、そのまま思わず変換させてしまって変な字が出てこっちの調子が狂ってしまったり。

昔、リコーのワープロや PC-9801 + 一太郎を触ってたことあったけどシフトキーの遅れなんかなくて、なんも気にせずドカドカ打ちまくれたっけ。当時はそれが普通だったんで別に何とも思わなかったけど、今思い返せば「さすが日本のメーカーが日本語を扱うだけはあるなぁ」と感慨深かったり。そっちは Windows になっても相変わらずシフトが快適なんだべか。

でもカナ入力はもうやめられんなぁ。考えた言葉がそのまま画面に出てくる直結感覚は手放せん。

これ以上だと、「打てばいきなり仮名漢字混じり文で出てくる入力方法」が発明されてくれれば文句なしなんだが。あ、句読点変換が既にそれに近いな。ただこれ変換精度がよっぽど高くないと有難味を感じないんだよね。Mac 標準 IM の「ことえり」、バージョンアップごとにましにはなってきてるけどまだまだ「一発 OK」ってわけでもなくてな。

そういやなんでも「文字コードを暗記して、コードを打ち込んで漢字を直接入力する方法」ってのがあるらしいが。Mac でできるのかは謎だけど。文章入力っつうより写植のノリだね (^^;)

でも暗記の段階でヘタレそうでボツだわ。誤植もかえって増えそうだし。

銘板左端銘板銘板右端

何年か前、ローマ字入力なのにおいらより文章入力がべろべろ速い人に驚いたのを思い出したのが、今日の話題の元。しかも彼、ホームポジション無視の無手勝流でそんな速いんだもん。いかに自分の手指の動きに無駄が多いか悟ったよ。

だからって特に直してないけど(笑)

銘板左端銘板銘板右端

追伸:独断で選ぶ、カナ入力の鬼門 ワースト3

指つりそ〜 (^_-;) ピクピク

銘板左端銘板銘板右端

特に関係ない追伸:だらだら続けちゃうけど、どうなるんだろうねぇアメリカも BSE 発生国になっちゃって。マクドナルドなんて一体これから……まぁあの会社はどうなろうとどうでもいいや。おいら愛してないから。それよりだね、

すき家の牛あいがけカレーはどうなるのだ!

最近、夜中に腹が減ると食いに行く超お気に入りメニューなんだぞ! あああ心配だぁ〜心配だぁ〜(オロオロ)

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2003.12.27 土曜
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ハイパースリープ 1

休日なので目覚ましをかけず、起きたら夕方4時だった(汗)

銘板
2003.12.28 日曜
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ハイパースリープ 2

昨日の「夕方4時起き」はあんまりだったんで、前日は午前2時に無理矢理寝た。眠くなかったけど、いざ布団に入れば眠れるもんだな。

起きたら夕方5時半だった(寝汗)

なんでこんなに眠れるんだろ。しかもまだまだ寝られそうだし。も〜風呂上がったらそのまま朝まで寝ちゃおっかな。

また夕方に起きたりして。明日は仕事あるんだが (^^;)

銘板左端銘板銘板右端

追伸:寝すぎて背中と腰が痛い……。

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2003.12.29 月曜
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ゼロヨン摘発番組のウソ

先週の金曜日、ちょいとテレビを見たらなんと、全国版で八戸のことが出てた。暴走族のゼロヨン取り締まりで(笑)

番組は青森県警八戸署の悪戦苦闘を描くコンセプトなんで、警察側の味方についてる。それは文句ない。おいらも違法行為はいかんことだと当然思っとるよ。警察の皆さんが頑張るのを応援するのだ。

でもさ、やっぱしテレビって過剰演出しちゃうのよね。

だめだよ警察の味方がウソついちゃ。

ナレーションは「住民への迷惑行為」を盾に正義の味方ぶってたけど、あの、ちょっといい?

あの地区の半径 500m 以内は

人っ子一人として住んでない、

もろに無人地帯なんですけど。

臨海工業地帯のかなり海よりの場所なんだよね。で、問題の道路の周りにあるのは、海辺側はフェリー埠頭とガントリークレーンがあるコンテナ埠頭。あとパルプか何かの素材搬出入埠頭。そのゼロヨン道路の内陸側の隣はスクラップ場・製鉄所・資材屋くらいなもん。そういう企業の主な出入り口は、ゼロヨン道路に面しては全くない(徒歩用程度のはあるかもしれんけど)。その巨大な建物群のまた向こうに、4車線の産業道路が別に通ってて、産業道路とゼロヨン道路とを結ぶ測道沿いに、そこらへんの建物の出入り口がある。

この地域は八戸←→三沢・むつ小川原方面への重要な結節点だけど、ほとんどの車は産業道路を走るのよね。ゼロヨン道路は位置が不便すぎて、昼間で常にガラガラ。夜になるとほとんど誰もその道路に用がない。

ゼロヨン道路から見て、産業道路の向こう側は小高い丘になってて、丘の上は陸上/海上自衛隊のだだっ広い駐屯地および飛行場。そこらの周辺にまで来ると民家が多く建て込んでくるけど、その民家はゼロヨン野郎のたかだか最大数百馬力ぽっちの排気音なんかより、1機あたり推定数万馬力の軍用機の騒音対策として、恐らく国からの補助金でばっちし防音加工済みのはず。

で、どこの住民がゼロヨンで

迷惑を受けてるって?

違法行為をするやつの肩を持ちたくはないけど、現地人の実感としては、連中は全国版のテレビ番組が特番組んであんなに大騒ぎするほど、周りの人に迷惑かけてないと思うが。

マスコミ、正義遂行モードになるとほんと好き放題に捏造するなぁ。とりあえず仕事熱心な点は褒めてやろう。

お前ら、視聴率のためなら

本当に何でもやるんだな。

と。そういや前に、みのもんた司会の、指名手配犯を探す番組を喫茶店のテレビで見たら、みのがカメラ目線でこっちを指差しつつ、

「今まで5回の放送で6人が捕まりました。つまり逮捕率120%! 犯人たち、あなたがたはもう逃げられませんよ!」

なんて言ってスゴんでた。みのの両脇のアシスタント風のネェチャンたちも、言葉に合わせて口元ギュッと締めてカメラを睨んでたりして。それはそうと分母の取り方、おもくそおかしいんだが。1回の放送で未解決事件を何ケースも紹介するんだもん、その通算ケース数を分母にしなきゃ分子と単位が揃わないじゃん。

「お前ら雁首並べてこんな簡単な計算違いに1人も気付かんのか」と画面にツッコミ入れたくなった。それがまた不必要に格好付けてるもんだから、余計に間抜けに見えちゃってなぁ。出演者たちの間違いというより番組全体としての演出方針なんだろうけど、分数の計算もろくにできない人に追いつめられる犯人に同情したくなっちまった(実際に追いつめるのは、警察からの情報に心当たりのある視聴者と警察なんだが)。それとも番組制作者たちは、「視聴者で分数の計算ができる人なんてまずいないでしょう」とでも思ってたんだろか。

みのなんか別にいいとして、ゼロヨンの連中、なんでも盛岡や弘前なんかからも集結してくるらしい。まぁマフラーうるさいのつけてて、それに乗ったままゼロヨンしに来るから産業道路も週末は多少うるさくはなるけど、実際、彼らはあのコース以外ではけっこうおとなしい走りしてるよ。夜中の産業道路でリミッターいっぱい 180km/h でぶっ飛ばすやつなんて見たことないもんな(うちはゼロヨン道路からは遠いけど、産業道路の近くではある)。

4車線の産業道路をミニなんかで夜テレテレ走ってると、やつらは後ろからグオーッと近づいてヒュンっと抜いていくけど、抜いた直後においらが走る左側車線にいきなり飛び込んでびっくりさせるなんて運転するやつには遭ったことないよ。煽りもなし。同類以外には興味ないんじゃないかな。車種やドレスアップの感じで同類かどうかすぐ分かるしね。スピードも 80km/h も出てないんじゃないかってくらいだったりしてさ(一応、50km/h 制限の道路だけど)。

そんなわけでおいらマスコミの捏造ぶりにまたうんざりだったんだけど、あともうひとつ疑問があって。

あのゼロヨン道路、場所が場所なんで
交通量があまり見込めないのは
計画段階で分かってたはずなのに、
なんであんな立派なの作ったんだろ。

確かにないと困る道路だけど(必要なときもときどきある)、交通量からするとどう考えても4車線なんかいらないのにな。八戸港はほとんど国のカネで整備されたそうで、なんかそれ考えるとほんと申し訳なくて。

でも出来ちゃったもんはしょうがないから、可能な限り有効に利用したい。

そこでだ。どうせだったら警察が管理する形で週末はその遊んでる道路を封鎖して、入場料をクルマ1台で1晩2000円くらい取って(最低限の警備コストや道路維持費くらいは使うやつが払えってことで)公認ゼロヨンやらせてやればいいのに。入り口で検問して整備不良車は締め出す、と。どうせ現状でもパクる容疑は整備不良とスピード違反くらいしかないだろ。公道を走れないスペシャルチューンの車をどうしても持ち込みたかったら、自分でそれ用のトラックを調達して運べばいいわけだし、事故ったら救急車は自分たちのケータイででも呼べばいいわけだし(警察がそこまで面倒見る必要はないと思うんで)、と。

漫画『ブラックジャックによろしく』によると、夜勤の当直医ってまともなのがあんまり居ないらしいけどね(「あんまり」と書いたのは、何年か前、うちの親父が実際に夜に救急車で病院に担ぎ込まれたときがあって、そのときの当直医がとてもいい先生だった、ということから。結局その先生がそのまま担当医になってくれた。運が良かったってことだったんだろうか)。んだからリスクはかなりあるんだけど、まぁそれも合点承知の助な人は好きにやんなさい、と。

で、そうなるとですな、まじめに車が好きで好きでたまんない純粋なやつらや、まじめにスピードを極めたくて極めたくてたまんないストイックなやつらが、毎週末、全国から集まってくるわけですよ八戸の波止場に。

大体にして法定最高速度が 100km/h なのにもかわらず、2トンもない車体重量で200馬力以上も出て、リミッター作動速度 180km/h くらいすぐに出せる車が合法で、しかも大量生産で普通に安く売られてるってこと自体が既に異常な状況なんだよな(リミッター作動速度が法定最高速度の1.8倍ってのも余裕持たせすぎな気がする)。でも、そんなモンスターマシンを手にしてるのならなんとかしてその車の最高性能を試してみたい、そういう合法的な場が欲しい、と思うのが人情だと思うんだけど。八戸周辺にはサーキットないしな。

人に迷惑かけそうなやつら(「違法改造車で乗り付けるやつら」、が主な基準になっちゃうけど)は県警八戸署が面子をかけて入れさせなきゃいいわけだし、もしそれでも喧嘩とか起こったら、あらかた決着ついた頃合いにでも警察が仲裁に入ったりしてな。あとパーツ屋や応急チューンの出店に食い物の屋台も出れば、八戸の町おこしにもなったりしてな。

銘板
2003.12.30 火曜
前日に飛ぶ
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続・八戸港ゼロヨントーク

知り合いで、週末の夜に軽のワゴンで荷物を運んでる最中に、思わずそこに行ってしまった人がいる(おいらではありません)

別に普通に産業道路の方を通ればいいのに、なんか、どういうわけかその日はそっちを通ってみたくなっちゃったそうで。

彼の回顧。

  いや〜なんかそっち行ったらいきなり渋滞しててさ夜も遅いのに。「何だろな〜」って周り見たら、前も後ろも隣もすっごいキメキメのクルマばっかしだしさ、道路っ端にギャラリーもいるしさ、それでも少しずつ進んでるし U ターンもできないし、そのまま何だか分かんないうちに視界がばーっとまっすぐに開けて、チョークで書いたラインの前でクルマ止めさせられて、そこでようやく「ゼロヨンに迷い込んだ」って気付いた時にはもう「3, 2, 1」って秒読みが始まってて、「Go!」で言われるがまま発進したよもぉ (^▽^;)

  トロトロやってたら後ろがつかえてまずいよなとか思って、俺もできる限りぶっ飛ばしたよ。ギャラリーにもすごいウケてたしさウハハハハハハ!

警察の皆さんも大変だろうけど、実は八戸のゼロヨン事情ってけっこう牧歌的らしい(笑)

銘板
2003.12.31 水曜
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よいお年を

なんだかんだでもう年末ですか。早いですなぁ。この日記も2年半っす。ここまで続くとは思わなんだ。ていうか読者の皆様、今年も遊びにいらしてくれて本当にありがとうございます。

銘板左端銘板銘板右端

今年は後半からちょっとアレだったかな。9月初めの鳴子ツアーと10月末の関東ラウンドトリップも書くのサボっちゃったし。その代わりと言っちゃなんだけど、十和田湖の観光名所査察(2003.10.12〜)と クリスマスイブの壮絶な一夜 に凝ったからそれでカンベンしてね (^人^)

技術面では、日記の最新ログに自動で飛ぶ『テロメア方式』の開発・導入(2003.8.17)、その熟成(2003.10.7)が大きかったな。あと、HTML 4.01 や XHTML 対応に向けて、タグの使い方や文体の様式を少しずつ替えてきてはいるけどまだまだ中途半端。来年以降もいろいろ新しいことを学びながら遊びたいと思う所存にござりますぅ。

『脱 Mac 計画』として FreeBSD に挑戦中だけど、日本語環境の導入で手こずってる状態。それならまず Mac の方の Unix 環境に日本語を導入させて練習しようかという、なんだか逆立ち状態になっちゃってるっす(笑)

世の中じゃ今年もいろいろあったね。その中の最大の事件、イラク戦争はまだ「終わった」と言えない状態だけど、フセインの捕まりっぷりが妙に麻原ショーコーのときと似てたのは笑えたな (^o^;)

スペースシャトル・コロンビア号は来年秋の運行再開を目指してるんだってね。あれもショックだったなぁ。思えば1986年のチャレンジャー号の爆発事故の後、NASA は原因究明と現存機の改修に2年半も費やした。あの事故後に一番乗りで宇宙に戻ったスペースシャトルがコロンビア号だった気がする(違うかも)。

残るはディスカバリー・アトランティス・エンデバーの3機のみ。これだけだとローテーションがきつそうなんで、新型シャトルを作って投入しようなんて論議も出るかもね。

あ、今気付いたけど、"C" で始まるネーミングはスペースシャトルでは縁起が悪そう。

NASA では従前から完全に新設計のシャトルの開発話が出ては消えてを繰り返してるけど、この現状で冒険は出来そうもないんで、たぶん今度新造されるとしたら今までと同じ設計のものになると思う。ボーイング 747 がボーイング 747'400 に替わったくらいの変更はあるだろうけど。いずれにしても "C" 始まりの名前は避けた方がいいかも。

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またいろいろしょうもないことを列挙してしまったけど、こんなページです始まってからずっと(笑) そんなわけでこれからもこんなもんだと思うけど、来年以降もまぁ思い出したときにでもテキトー遊びにいらして下さい。

では読者の皆様、よいお年を m(_ _)m

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