ひとりごちるゆんず 2013年6月
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2013.6.1 土曜
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銀幕の彼我

東映に関してのウンヌンを前に何かで読んだことあってさ、今ふと思い出して、ホントだったのかなーどうだろーと。

東映といえば昔から任侠映画が有名だったけどさ、次第に映画館の客席は本職さんばっかりになって、一般人は怖くて観に行けなくなったとかw

真偽は不明だけど、なんか面白くてww

スクリーンの向こう側だけの話なら問題ないのに、スクリーンのこっち側のすぐそばに本物がいらっしゃると、確かにキツいわww

映画で人気の巨大な恐竜も殺人兵器も巨悪の陰謀も、同じ理屈ですな。絶対安全圏から見るなら楽しい娯楽になり得ると。

いやー映画って本当に(略)

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先月初めに出した方針に沿って、この日記のもくじページをようやく改良したわー。見栄えと機能は今までとまったく同じ。CSS の記述を簡略化したですよ。今まで1年ごとに CSS を24行ずつ、本文を36行ずつ増やしてたのが、CSS のほうはもう固定。手を付けなくてよくしたと(しかも2行だけになった。つーかこれが CSS 本来の用途なんだよな)。本文の手動書き換え部分も3分の2に減らせたんで、更新作業がかなりラクになるわ。

そんなわけで、そこらへん今までの記述を大幅削除。前までのは 79.3KB に達してたのが、新版では 33.7KB になったですよ。半分以下になるとはなー。そのあたりの作り方が下手だったときそのまんまの仕様だったわけで。長年の垢を一気に落としただすよ。

あとは CGI 化か。これはまだまだかかりそう(汗)

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2013.6.2 日曜
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八戸ローカル線活性化祈願祭

八戸のローカル鉄道路線っつうと、青い森鉄道(東北本線)と八戸線の2本。せっかくあるんだし、ここらへんの利用が活性化してほしいなーと常々思ってて、ひとつ考えてみた。

今はここらへんの駅の周りって、大抵は寂れてるんですわ。利用客の少なさを反映して。駅の近隣の人達が駅を存分に使うようになればいいわけで。

八戸も日本の地方の街なわけで、ご多分に漏れず移動は自家用車で、という人が多い(おいらもそう)。そしたら、駅前に駐車場を確保すれば便利になるではないですか。月極有料がいいかな。有り余るスペースを利用していつでも自由に停められるってのだと、満車のときがあるし、なんとなく危険な感じもする。

月極有料だとしたら鉄道会社に関係なくやれるけど、問題は宣伝。ライフスタイルの提案っつうかなり大上段なアピールしないと、理解してもらえない気がする。とりあえず成功したとして、そうなるとその駅の周辺のかなり広い範囲の通勤客を見込めるわけで。

と、ここまで考えてやめた。

なんでって、せっかくクルマを持ってるなら、職場までクルマで直接行けばいいんじゃん。という単純なことに気づかなかった間抜けなおいらww

地元のローカル線ってときどき乗りたくなるんだわ。活性化、なんかいいのないかねぇ。青い森鉄道だと最近、各駅にちなんだグッズ通販を始めたな。ほかの地域のやり方をまねたみたいだけど、なかなかいい取り組みなんじゃないかと。こんな過疎地域じゃ運賃だけだとやっぱし足りんもんなぁ。

そういや「八戸ときえ」っつう萌えキャラがあったっけ。あれって八戸駅だと思うが、JR かな、青い森鉄道かな。と思ってたら青い森鉄道らしい。あーそうか、全国のローカル私鉄なり第三セクターなりで合同でやってるプロジェクトなのか。あ、企画会社が主導して、該当する鉄道会社とタイアップの形かな。まーどんな形でも、八戸を走ってる鉄道の名前と存在を存分にアピールしていきましょー。売れるも売れないもまずは認知度だからな。

八戸ときえって「青い森鉄道の駅員」ってことになってるけど、どうせどの駅に行っても実物はいないんだろとか無駄にやさぐれてる自分を発見ww

鉄道むすめ、青森県めっさ乱立しとるんですがwww 全国のバランス的におかしいだろwww なんぞこれwwww

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先月24日のログに出した「Wikipedia のリンクを作るやつ」を改造して、「HTML のリンクソースを作るやつ」を作ったよ。ほかのサイトでも URL とタイトルをぶち込むと、リンクを作って差し上げるっつうやつだ。Wikipedia の場合、ページの記事名を入れるとリンクを作るのは相変わらず(このサイトではその使い方が多いんで)。

さっき鉄道むすめのサイトのリンクを手書きしてたとき、「えーいもうどのサイトでもリンクを作れるようにしちまえ」と一気にやっちまったw

ただ、今この部分を書いてて、自分のサイト内にリンクを貼るのにはまったく対応してないことが発覚ww

あとさ、前に Table Maker なるものも作ったんだわ。これにもっと汎用性を持たせると(今はこの日記専用の仕様)、リンクづくりと合わせて HTML 手書き派の皆さんに使っていただけそうな気がする。

さらに ul と ol と dl のリストタグ三兄弟の HTML ソース自動生成マシンを作ると、セットでかなり使えるものになりそうなような……。リストタグも手書きで組むのめんどくて。

あ、リンクのやつは別タブで開く設定を選べる機能を追加しようかな。

っつうか DreamWeaver も使わず、今どきテキストエディタのみで HTML を書いてる人ってほかにどんだけいるんだろww 90年代には手書き HTML で自作サイトを作るアマチュアの方々がけっこういらしたもんだが。みんなどっか行ってしまった(遠い目)

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2013.6.3 月曜
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次の言いがかりネタも仕込み済みか

韓国経済がヤバいのはアベノミクスのせいって、なんかウソ入ってんじゃね? 本当にそうなのかもだけど、おいらはそこらの仕組みがよく分からんくて。アベノミクスっていろいろありそうでおいらは分かってないけど、韓国に関係ありそうなのは円安かな。んで円安になるとどうなるか。

日本からの輸入:
韓国が日本から買ってる部品・素材の代金が安く済む。
日本への輸出:
円建てでの商品原価が上がり、売りにくくなる。

この2つの影響を合わせるとどうなるか。もともと韓国の対日貿易は輸入超過で大赤字が続いてるらしい。それを考えると、輸出でのデメリットより輸入でのメリットが上回るはず。トータルでは円安は韓国経済にとって福音のはずだが。

海外市場での価格競争でも、韓国の製品だって円安のおかげで日本からの部品代が安くなるわけで、そのぶんの価格競争力を持てる。日本の輸出系企業はけっこう製造工場を海外に移転済みなんで、円相場の上げ下げの影響はそのぶん薄まってるはず。別に韓国企業に対して、日本企業だけが一方的に得してるわけではなさそう。円安ごときで韓国がここまで騒ぐ理由はやっぱし分からん。

ってカマトト(死後)するのもこのくらいで。要は韓国経済そのものがもうおかしくなってて、件の政府なりマスコミなりは、国民の不満を逸らすために、何かにつけ口実を見つけては日本叩きしてるだけなんじゃないのかな。

その間にいろいろ対策を打って効果が出るのを待ってるならまだいいだろうけど、こっちから見る感じ、そのスケープゴートを自分で信じてしまってるっつうか現実逃避のネタにしてしまって、実際は何もしてない的な感じもするような。

来月、日韓通貨スワップが期限切れを迎えるそうで。韓国側からはいまだ延長の申し出が来てないそうで。これ韓国経済7月危機説の根拠になってるみたいだけど、どうなんでしょ。円安とスワップの件だけだと、大筋では問題ない気がするが。

去年の10月、拡大スワップが1年の期限満了で終わったじゃないの。その影響って特に出てない感じなんで。来月、スワップ協定が完全停止して枠がゼロになっても、金額の減少はあのときほどではないわけで。影響もそれなりにとどまるんじゃないですかね。延長しようが停止しようが日本には何の得もないから、日本としてはどっちでもいいと。韓国経済の方針は韓国が自分で決めればいいと。

ってそれが独立国の普通なんだよな。

日本の閣僚の靖国参拝を理由に、かの国の閣僚は来日を延ばしたり中止したりしてるけど、あれもなあ。新政権発足からそんなに経ってないのにここまであからさまに反日姿勢を打ち出してるってことは、むしろ国内経済はそんな優雅なこと言ってらんない惨状なんじゃないですかね? つか代々あの国の大統領が反日を始めるのって、政権末期の死に体になってから、任期をなんとか持ち長らえるためだったと思うが。最初から反日って、今から4年後はこの政権どうなってるんだろ。

つーか李前大統領の末期に日本はまともに相手しなかったんだから、同じ路線を続けても効果ないこと分からんのかいな。ちょうど日本の民主党政権も末期だったよね。んであの親韓政権、そのままじゃ衆議院選で国民に見放されるとようやく悟ったか、最後は韓国を捨てにかかってたね。おととしの10月は日本から申し出たような形でスワップ拡大。解散総選挙が見えてきた去年の10月はスワップ拡大停止と、「実はスワップ拡大は韓国からの申し出だった」とバラした。けど遅きに失したですな。

日本に対して何かと傍若無人な態度なのがすっかり定着したあの国になぜか大サービスの政権、って時点で人気なくなってたのはそうだけど、選挙対策でいきなり手のひら返したってのもまた……節操のなさに呆れた有権者も多かったんじゃないかと。でも民主党としても、甘やかしたらまさかあんなにまでつけあがる相手だとは思ってなかったかも。

対中国政策もそうだったな。ご機嫌伺いつつ尻尾振り続けたら、中国様はすっかりいい気分。あっちにしたら、日本はちょろいと思ってたんだろうな。したら突如、尖閣国有化だもんな。さぞかし飼い犬に手を噛まれた気分だったろうよw あの国の経済もまたかなりまずい状態になってたらしく、反日暴動でガス抜きするいい口実にもなったというか。思わずやりすぎて、進出しまくってた日本企業は絶賛撤収中。

日本の新政権がますます対中強硬路線と悟るや、昨日のニュースじゃ「尖閣問題は棚上げを」と言ってきた。またリセットしましょうと。何回目じゃ。これからしばらく、中国の対日政策は懐柔策に転向するんだろ。それで日本の態度が軟化したら、またぞろ船だの飛行機だのをあの海域に出すつもりなんだろうなぁ。

民主党が全部悪いとは言わんけど、なかなかに罪なことをしなされたww 衆院選で審判を下した多くの日本人はもとより、あの党が大事にしてたはずの国々にも、あの党は嫌われてしまったんじゃないですかね。

話をあの国に戻しまする。経済がうまくいってないのを全部日本のせいにできれば、本来の国内経済問題をごまかすのには成功ってことですかね。今のそのネタはアベノミクスの円安、来月はスワップ停止を予定、て感じですか。

あとは韓国経済がどんなふうにうまくいってないのか、ですな。決定的なものはおいらわからんす。ネタがいろいろ出すぎてて、どれが支配的要因なのやら判断できんす。ここが分かればパズルのピースが大体揃いそうだけど。

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そういや、「安倍総理が乗ったブルーインパルスの機体に『731』と書いてあった。けしからん」と韓国が騒ぐのはなんでなんだ? 中国が騒ぐならまだ分かるが。

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2013.6.7 補足: ゴールドマン・サックスを含む複数機関共同の報告書で、韓国経済について「低成長の泥沼にはまった」との記述があったらしい(記事。本国発の情報。日本のマスコミより説得力ありそう)。ゴールドマン、ついこないだ韓国を散々持ち上げといて、ここで下げに来たか。これは「GS は売り抜けた。あの国にもう用はない」宣言でしょうか、それとも「今が買い時」でしょうか。いかがでしょう先生方(誰のこと言ってるんだw)。

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2013.6.4 火曜
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『PRO−ARM:プロアーム』

〜 予告編から本編まで20年 〜

ときどき思い出しては、「あーそういやもう埋もれてしまったんだよな」と寂しくなる映画作品。「あーそういや予告編しか観たことなかったんだよな」「本編、1回でいいから観たかったなー」なんてさ。

前に探したけどダメだったっけ。この日記にそのことを書いたような。

その作品の名は "PRO-ARM"。アマチュアによる自主製作短編。香港風のアクション作品でさ、『平成名物 TV・えびぞり巨匠天国』にエントリーしてたんだわ。短編とはいえ尺が何十分かあったらしく、番組の応募の時間制限に合わせて、予告編のみテレビ公開されたんですわ。

特に80年台のジャッキーアクションを愛するおいら、その予告編ですっかりアツくさせられてしまいましたとさ。ちなみに前にこの日記で書いたのはコチラ。10年以上前かぁー。そしてそこでも「10年ぐらい前。」とか書いてる。"PRO-ARM" 予告編、今はもう20年前に観たことになってしまった。この日記も無駄に長く続いてるなぁ。

しかしこの失われた20年の間(←なんか用法が違う)、本編を鑑賞する機会は一度もなく。あの予告編さえも……。タイトルを覚えてただけでも幸いか、と、ときどき思い出しては強制納得するこの20年でござりました。

……、

……、

……。

あった。

さっきすげー久しぶりに探してみたら、YouTube に4分割で全編が出てた(感涙)。アップロードは2010年。はぁー生きててよかった。

矢も盾もたまらず、一気に最後まで鑑賞させていただきました。ああもうなんだかもう本当にありがとうございました。あまりの素晴らしさに、まことに勝手ながら、ここに埋め込みコードを貼らさせていただきます。

エビ天で言ってた「出演者全員が本当に命を懸けた」は伊達じゃないですよ。しかも単なるファンがジャッキー映画の真似したとかじゃなく、アクションをそれなりのクオリティに演じられるまで、体も段取りも撮影技術も鍛えまくってるのが分かるよ。派手でかっこいいバトルアクションは、丁寧な準備から生まれるんですなぁ。

正直、プロ作品と比べるとさすがに厳しいところもあるけど、プロに比べて超低予算の自主制作でここまでやりきってるのって、きっとそうはないと思う。カーアクションとか、今あれを自主制作レベルで(つまり警察に届け出ないで)やったらいろいろヤバいかもw ていうか日本映画で、バトルアクションの質でこの作品を超えてるものはないんじゃないかな。

アクションの段取りはジャッキーものからいただいてるのが多いけど、オリジナルもかなりあるわ。オリジナル演出でいえば、主役と妹役とのコメディ場面なんかいちいち笑ってしまったよ。

アクション場面の気合の入れ方すごいしな。4分割ファイルの後半2本がまるまるクライマックスという大盤振る舞いぶりww 定番の工場内でのバトルで、そこにあるものを存分に使いきってる。ラスボスとの戦いは『スパルタン X』へのオマージュだね。そのオマージュが成り立つのは、主役のみならず敵役も体と技を鍛え上げてるから。妥協ないなぁ。ほんとかっこよかったしワクワクドキドキしましたですよ。

この作品で、映画製作って撮影前にかなり細かいところまできっちり作り込まないと完成し得ないものなんだなーって分かったわ。"PRO-ARM" は絵コンテ、カメラワーク、編集なんかも事前にかなり煮詰めた跡が見られるような。「何をしたいのか」「何をどう見せたいのか」がはっきり出来上がってるよ。アクション以外のカットでも、見せ方がきちんとしてて丁寧な作りでこれが。プロの商業作品でも、ものによってはここらが甘かったりするもんなぁ。

一般商業映画って普段はなんとなく観てるけど、あれもプロの技できちんと段取ってから作り始めてるってわけで。この作品、これからのおいらの映画の見方を変えてしまったかも。

この "PRO-ARM" という作品、20年前の深夜番組でたまたま予告編にお目にかかって知ったわけで。そして今日ついに、感動の対面と相成りました。その巡り合わせに感謝です。そして製作された皆様、YouTube に上げてくださったかた、素晴らしい作品で楽しませてくださり、本当にありがとうございます。

スタッフ・キャストの皆様、今はどうしておられるのだろう。どうか皆様お元気であられますように。

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ムーンサルトでバイクに乗るのマジスゲー!! そして NG 集でのその場面、本当に痛そうだった……。

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昨日ドヤ顔で円安円安と書いてた間に、円高方向に振れてきてるんだね。また99円台に戻ったかー。もっぺん円安方向に反転してくれないもんですかねぇ。株価もこの影響で、こりゃ相当落ちそうですな。「為替はこのまま円安方向に進む」と読んで株を買ってた人はきっと多かったろうし。難しいもんですなぁ。

考え方によっては、為替も株価もバブル状態になってたのがこれで調整かかって、現在の適正値に向かってるってことかな。かなり急な動きだったもんな。

銘板
2013.6.5 水曜
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もっと前向きになられてはいかがですか

映画館の座席って、端のほうはなんでスクリーン中央を向いてないんだろ。2時間にわたって首を曲げ続けるのって疲れるんですけど。

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Table Maker を改造しようってことでファイルを開いたら、なんだかアルゴリズムが汚くてこれがw なんぼか直しといたのはコチラ

最初のをリリースしたのは 2011.2.16 か。意外と最近だった。2年ちょい前まで、こんな汚いアルゴリズムしか作れなかったんだ。自分でちょっとびっくりww

んでこの前までの現行だった ver. 0.5 リリースは、その3日後の 2011.2.19 と。おおう、ここらへん震災まで1カ月切ってるじゃござんせんか。うは、「まだ出来上がりの仕様が自分専用の形なんで、一般の方々に使ってもらうにはさらにいろいろやんなきゃなんないけど」とか、当初から一般化を目標にしてたとは。完全に忘却してるわ。

銘板
2013.6.6 木曜
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昭和教育ステマ

前にも出したかもしらんけど。おいらの義務教育時代に受けたステマの話。

道徳の時間だったかな。だとしたら小学校かな。記憶が曖昧。

教科書か副読本で、子供でも「???」な文章があったんさ。

「●●先生がヨーロッパ旅行でモスクワに行ったとき……」

記憶に頼ってるんで、文体の違いはご勘弁を。

当時、モスクワはソビエト連邦の首都。日本人があんまし簡単に訪問できるところではなかったと思ったが(それでも訪れると、スパイを疑われて監視が付いたらしい)。つか当時の常識的な感覚でも、ヨーロッパ旅行っつったら西側諸国だったんだが。ソ連がヨーロッパってのもいささかしっくりこない。ソ連(ロシア)って東側諸国で一番東の果てだったしな。モスクワの位置はヨーロッパっつうより、むしろオリエントの北の方って感じだし。

当時、西側の東の果てがドイツだったわけで、そのうち東半分は共産圏の東ドイツだった。この地図で言うと、ベルリンは完全に東ドイツの中のあった。ヨーロッパの西側諸国からモスクワってマジ遠いんだが。「ヨーロッパ旅行でモスクワに」なんてサックリ言っちゃって……。

しかも為替レートは1ドル360円とか300円とかそこら。そんな時代に、日本の学校の先生が海外旅行っつうのもなんだか不自然で。自費での観光旅行ではないような。

今思うとなんかこう、向こうで監視を付けられて怖いというより、観光とは別な目的で、向こうの意向に添う本来のミッションを果たしに行った先生なんじゃないかって気がする。てことはあの組合の構成員かな。そしたら組合の資金で渡航して、本場の思想教育を受けてきたんかな。

わざわざ「ヨーロッパ旅行」っつうからには、ソ連だけじゃなく複数の国を歴訪したっぽいな。東欧諸国巡りかな。どうやって東側に入国したんだべ。手続きがめんどくさかったはずだが。やっぱし向こうに事前に連絡が行ってて、西側に潜伏中の同志だから、と現地でシークレットエージェントメンが出迎えてくれたりしたんだろうか。

その文章の以降の流れも、モスクワ礼賛だった気がする。確かに当時の日本は自虐と欧米礼賛の時代で、「それに比べて日本はダメな国」と話を持ってくのが普通ではあった。けど子供の目からしてもいろいろと不自然なお話でして。

事実である必要もないんで、事実無根の創作話だったのかもしらんが。創作だとしても、わざわざそういう設定を立てて存在感をアピールってのもどうなんだろ。勝ち誇りたかったのかな。あるいは単に、著者さんが洗脳されきってただけなのかな。

本場で思想教育だとしたら、先生はその道のエリート候補生だったってことですかね。それなら洗脳済みだろうから、誇らしげに書きたくなるのもわかるかも。

あと、当時でもアカはデンジャラスとされてたけど、日本の世の中全体が今よりずっとアカ味ががってたもんな。そういうものを大手を振って出せた時代でもあったと。

……、

……、

……。

てことは、あの時代の日本のアカっぽい空気とモロに併存してたアメリカ絶対礼賛の空気って、アカへのカウンターとして国内のどっかで意識的に作り出されて世の中に流されてたんだろうか。

なんか、なんか……ヤバいかなこれ。冷戦が終わって久しい今なら、こんなこと言っても問題ないかな。「おっとそこまでだ。何事も知りすぎたヤツは……」とかゆーあの展開とか大丈夫かなw あ、誰か来たみたい。

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ヘルメットがなければ即死だったww

けどはっきりとアカ派 vs アメ派に分かれて対立してたのは、ごく一部の人たちだけだったような気がする。日本の世の中の大部分では、神道と仏教みたいにそれぞれ1個人の中で両方が平和に共存してたような気がする。それ別な意味ですごく日本人っぽいような気がするwww

銘板
2013.6.7 金曜
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金油円

先々週末あたりから相場が逆流しとりますなぁ。円安・株高→円高・株安と。んでも現時点では揺り戻しと言えなくもない範囲。これからどう進むかまったくわからんけど。

"Sell in May."(5月に売れ)ってのは、この前どっかで読んで知った相場の言葉。アメリカでは会計決算が5月の会社が多いらしく、利益確定目的で株を売る→相場が下がる、というのが毎年のことらしい。というわけで、その影響でこの時期は一時的に株式市場の元気がなくなるってことらしい。定期的な季節変動ですな。

先月末からの日本での円高・株安基調はその影響が出ただけ、という見方をどっかで拾ったわけで。そうだといいなーと思ってたら、6月に入って1週間経ってもまだ続いてる。これは理由のひとつかもしらんが、決定的要因ではなさそう。

この流れを説明するもうひとつの理由は、「調整」ですな。安倍さんが自民党総裁になった途端、それまで長く続いてた円高・株安基調が反転、円安・株高基調になったわけで。そりゃあもう破竹の勢いでしたな。その方向への進み方があまりにも急だったんで、実態より行き過ぎてたと。それでブレーキがかかってる、と。

説得力ありそうだけど、じゃあその実態ってどこらへんだよ。民主党政権時代の国内の為替と株価もまた実態からかけ離れてて、アベノミクス発動でその実態とやらに近づいてるんじゃなかったのかよ。この説は急すぎた変化と辻褄は合ってても、その根拠の「実態」の定義があやふやなような。

ここらへんの株価の動き方は、輸入系企業と内需系の合計よりも、輸出系の動向に大きく影響を受けるってことは分かった。てことで円安なら株高、円高なら株安と。為替と株価が滑稽なくらい連動してる気がする。これって昔からこうだったんだろうか。それとも今だけ? バブルやその前の時代は、円高が進行しつつも株価は上がり続けてたが。

あの当時の景気は地価上昇に支えられてたわけで、最終的には、すべての根拠になってた地価が上がりすぎ→実態に揺り戻す→バブル崩壊、っつう流れだった。

今はそういう後ろ盾がなくて、それでフラフラしてるってことかな。

てことは、海外の動向から影響を受けやすくもあるわけで。そういや今回の逆流が始まったのは、中国経済の先行き不安説を反映したところからだったな。アメリカ株も下げ局面に入ってるらしいってことで、日本株はそのあたりの国々の事情で揺さぶられてる、となるか。この理由が一番無理がないかも。「今の国内株は、地価上昇などの安定した後ろ盾がない状態なので、海外の動向の影響をもろかぶり」と。

あーそうか、この前までの株価爆上げは、円安トレンドだけを後ろ盾にしてたんだもんな。それが崩れたからこうなっただけ、と取れるな。さっきと同じ事を言ってしまってるけど、今はもうちょっと深く腑に落ちたわ。

今は爆下げ中とはいえ、底だった頃に比べればまだ高い状態(先行き不明ではあるけど)。円安・株高に一旦持ち込んで余裕を確保しといてラッキーというか。下げの主な要因が海外動向の場合、その前に爆上げしとかなかったらもっと悲惨なことになってたろ。

てことで、日本株は為替次第ってこともよく分かった。その為替だけど、また日本円が派手に買われてるってことだよね。経済不安が出ると、資金が安定商品に避難するのは世の常。日本円は金と石油に並ぶ安全な避難先と見なされてるってことですか。

金や石油の相場が上がると産出国は笑いが止まらないのに、円相場が上がると供給元の日本は青息吐息。なんか理不尽だなぁ。

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「日本の国内経済は内需型への転換に成功し、今や GDP において輸出の占める割合は 20% にも満たない」というのをおととしあたり知った。けど株式市場は、「日本経済は輸出依存」の判断をまったく変えてないってことかな。

しかしあんまし都合よくない面ではしっかりと内需型みたいだな。

今の円安トレンドは、安倍氏が自民党総裁に就任した直後から始まったよね。それに合わせて株価が上がり始めた。株価だけじゃなく、恐らく輸出系企業の実際の業績も上がってることだと思う。最近また円高トレンドに逆流してるけど、安倍総裁前よりはまだまだマシな状態なんで。けど輸出依存度が低いぶん、景気好転の波及に時間がかかるわけで。ここらは実際の内需型経済の実体を反映してると思う。

株価の動向は、各企業の実情というより投資家の気分というか思い込みというかの集合、というのはアバウトに知ってたけど、その程度を少し理解できた気がする。てことは、株で儲けるにはそのギャップを利用するのが吉ってことかな。

銘板
2013.6.8 土曜
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発生学的工業生産

生物学的な発生を再現した工業生産って、やってるところってないのかな。そういや最近、日本企業で、クモの糸と同じものの工業的生産に成功したニュースがあったな。世界初だそうで。商品名の "QMONOS"(クモノス)って覚えやすくていいなあw クモの糸の引張強度って、断面積あたりで人造の既製品をはるかに超えてるそうで。てことで夢の素材だったのが、ついに人工化に実現したってことで。

素材分野では生物の模倣技術がモノになってきてるけど、成形ではどうなんだろうと思って。実はあまり進んでないかも。

去年の7月に書いたログで、昆虫の複眼を真似した CCD カメラはどうかっつうことをネタにした。こういうのってどうなんだろ、発生学的な模倣での製造工程って既に実用化されてたりするんだろうか。

おいらよくわかってないくせに今書いてるんだけどさ、その実現にはどうも「極」という概念が必要そう。んでそれを使った工業生産ってあったりするのかなと思って。で、まずその「極で作る」ってどういうことかっつうと、

例えば肋骨が作られていく過程で、隣り合った細胞同士くらいの近距離だとモノも並び方もまったく同じなんだけど、そこから先のほうに行くにつれて、あるいは逆に根本のほうに行くにつれて、まったく同じとはいえなくなりますな。そのくらいじゃ細胞の種類は変わらんとしても、その位置の構造はその位置の構造として形が決まってて、それが連続的につながってる状態なわけで。それで全体として肋骨の形になる。これ、先端か根本かというか、細胞が自分がどの位置にいるかを認識して、正しい形になってるわけで。自主的に認識してるのか、それともどこかの中央司令室から「あなたはこの位置担当」とオーダーが来てるのかは、おいらはわからんが。

その情報源になるのが「極」の概念らしい。ある細胞が今自分がどのあたりにいるのか、どの方向を向いているのかのナビゲーション情報6要素を、これで知る。自分の位置や向きを知るための「極」だと、方位磁針の N 極と S 極ってあるね。それじゃ例として、地球上での自分の位置を知る場合でのナビゲーション情報6要素と、GPS 以前からある割り出しかたを書いてみる。

方向の3要素
南北の方向: 方位磁針から、あるいは時刻や時期で位置が変わらない特定の天体(北極星や南十字星)の方向から
上下の方向: 重力から(感覚的には自明だけど、論理として)
東西の方向: 南北と上下の方向から
位置の3要素
緯度: 特定の天体や星座の南中時の天測から
経度: 系全体の基準時刻と、南中天測で導いたローカル時刻とのズレから
高度: 状況によって算出方法が異なる。かなり大まかには地球の半径と等価で、どの地点でも一定とする。あるいは位置情報の考慮に入れない。俯瞰の地図を見るときなど、この情報があまり重要でないときの考え方。地形の高さ測定の場合、基準点からの測量で相対値を算出。飛行機などの移動体では、気圧変化やレーダーをもとにした高度計から

方位磁針と重力の極性から、他の要素を導き出すわけですな。

これは球座標だけど、円柱座標でも三軸直交座標でも、3次元空間で位置と向きの特定に必要な要素は6個になる。

GPS も原理は似たようなもん。でも衛星が出してくれるのは位置の要素情報だけ。方向の要素情報については、別に方位磁針を用意するか、移動して位置を再測定して、位置の変化から見る。と、旧来でも GPS でもけっこうめんどかったりする。

発生学だと、1個体の全体の座標系とパーツごとの個別座標系で極性を定義してると思われ。どの座標系を使ってるかはおいらは分からんす。仮に三軸直交座標だとして、細胞はそれだけで位置と向きの要素を直接全部揃えられるらしい。指標には天体や時計に当たるものは要らないと。極の軸の向きがそのまま方向の情報。相反する両極の強さの割合が位置の情報。3軸それぞれでこれが分かれば、6要素全て揃う。こんな感じかな。

ただし重力だけは、その個体の全体座標系の向きを初期設定するのに必要だとする説があるらしい。けどスペースシャトルでグッピーの孵化実験が成功してたな。100分の1〜1000分の1G オーダーの微小重力下では、発生の進行に特に問題がなかったわけで。惑星間軌道なんかでのほぼ完全な無重力状態ではどうなんだろ。

とりあえず、重力がほとんどない環境でも発生に問題がなかったってことで、極性を作るには重力以外に決定的な何かがあるはず。そこはおいら何も分かってないんで、すんませんけど飛ばしますわ。

さっき出した肋骨の例でストーリーを考えてみる。既に定義済みの全体座標系に従って、肋骨が生える予定の位置にある骨細胞は「ここは右側の一番上の肋骨の発生位置で、この場所は根本になる」と理解する。そしてその全体座標系を参考に、どの方向にどんな形で骨を伸ばすかを決定、増殖を始めて肋骨を形成し始める。分裂で発生した細胞もまたその位置と方向を知り、周囲の細胞と連携して適切な形を作っていく。

人類技術の工業的生産手段はまったく違う。素材そのものには自らの状況を判断して適切な行動を取る機能はないんで、極性情報から自らの位置・向き情報を悟らせて自らを作らせるっつうやりかたができない。プラスチックなら鋳型に流しこんで固化ですな。金属なら鋳造のほかに、圧延・切削とか金型でプレスとか。

基本、単一素材を均質に、というやり方。不均質にするには、追加工程で表面処理するくらいかな。あるいは異なる素材をそれぞれで作ってからくっつけるか。後者は日本刀があるね。2種類の鋼で1つの部材にしてるけど、別個に鉄から鍛えて作ってから、熱間処理でくっつけるらしい。極性のある環境で一気に作るわけではなく。

生物とまったく同じ方式ではなくても、環境に極性を設定してグラデーション的な材料を作っていくことくらいはできそうな気がする。グラデーション的な材料づくりでは「傾斜材料」という工学研究分野が出来上がってるけど、時間で配合を変えながら積層していく方法で、ここで言う極性で作ってるわけではないらしい。

極性の実体は電界でも磁界でも電位差でも、pH でも温度勾配でも、光量や物質濃度の勾配でもいいんだが、それで全体を同時に作っていくってのができないもんかな。

いやいや、傾斜材料の作り方も取り入れて、形成の段階によって両極の強度や方向を変えると、配合や形状をけっこう自在に変えられるかも。

複数の極性の組み合わせじゃどうか。生物と同じく3次元的に操作できるかも。三軸直交座標でも、円柱座標でも球座標でも。重力も極に使えれば使い、邪魔なら衛星軌道上や自由落下施設で作ったり(恐ろしく高く付くけど)。

おいら化学はからっきしなんで具体案をまったく出せないけどさ、この製造法が確立されると、モノづくりの方法が一気に広がるような気がする。今まで誰も思いつきもしなかった、すごい素材や部品を作りまくれそうな気がする。最近は 3D プリンターが話題だけど、それどころじゃないようなものになりそうな気がする。

複眼カメラの場合は……どうせ自力じゃ実現は無理だから、妄想で行けるところまでww

レンズや望遠鏡の筒は、単一のアクリルやガラスか何かでいいかと。側面は隣の筒からの光が漏れてこなきゃいいな。内面は反射率を高くして、となると全反射させればいいのか。じゃあ光ファイバー的なものを発生させると。そして問題は、レンズの反対端に1ピクセルの CCD を発生させる方法。まったく分からんから飛ばすw 仮にそこまでの技術的めどが立ったとして、発生の手順はどうするか。1個ずつバラで作ってから並べてくっつけるか。それともカニカマっぽく並列で一気に発生させるか。カニカマ法のほうがスマートで製造コストが安いっぽい気がする。

そういえば押井守監督の『イノセンス』での義体の製造工程、発生学っぽかったな。極性と分裂で作ってたよ。発生学的工業生産っつう発想自体は既存なんだな。

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発生学的な極性を人工的に制御することは、iPS 細胞で体のパーツを作るのに重要なテーマのはず。研究室で成果がぼちぼち出てきたところからすると、医学研究ではもう極性の正体は理解し尽くされてるってことだね。

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科学での極性って発見は西洋だけど、「等価の2つの性質は対立しているが、2つ揃って初めて1つの系として成り立つ」という考え方は東洋的な感じもするな。

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2013.6.9 日曜
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意外にキャンディーズ

キャンディーズって "Proud Mary" をカバーしてたんだ。知らなんだー。新聞で、ジョン・フォガティが CCR 時代の曲のセルフカバーアルバムを出すって記事を見てさ、それで初めて知ったわ。

今、YouTube で探しだして聴いとりますですよ。ここへのリンクはなにがしかの著作権的な何かを恐れて、控えさせていただきます。

けっこうアレンジ効かしとりますなぁ。前半はブルースで、後半はやっぱしアイドル歌謡曲ww キャンディーズだもんそりゃそうだわなww

おお、ラストはカントリー風ですかい。いいねぇ。キャンディーズのスタッフでこの選曲した人、きっと "Proud Mary" 大好きなんだよ。なんかそんな感じがする。メロディちょっといじってるけど、超かわいいあのリフはそのまま残してるし。

てことで、iTunes に入れてある原曲をポチッとな。さっき聴いたばっかだけど、また聴きたくなったよ。

ちなみに、歌詞の内容を理解したのは7年も前(2006.7.31)のことさ。当時でさえ「20年来聴き親しんでて」ってどんだけ長いことダラダラ聴いてるんだとw

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関係ない話題。

イプシロンロケット初号機1段目、輸送途中にトレーラーが故障で立ち往生ですか。1週間も前の記事なのに知らんかったわ。幸い、打ち上げ日を遅らせなくてもいいらしい。

つーか1段目の固体燃料充填って、種子島宇宙センターでやってたんだ。てっきり打ち上げ場所の内之浦宇宙空間観測所でやるもんだと思っとったが。

イプシロンの1段目は H-IIA ロケットの固体燃料ブースターの転用でして。これ燃料を充填すると危険物取締法に引っかかって、運搬で公道を通れないはずだったが。だから、H-IIA を打ち上げる種子島宇宙センター内に燃料充填工場を作ったはずだったが。

最近、危険物取締法の改正があったのかな。

あとイプシロンでは、固体燃料の材質と充填方法を H-IIA のそれとは変えることになってたはず。となると、なおさら内之浦に最適化した工場を作って詰めたほうがいいはずだが。それはあとの計画でやる予定なのかな。変更目的は工程の単純化と作業規模の縮小と充填失敗リスクの軽減なんで、種子島の工場で充分できるってことかな。

打ち上げのペースはしばらくは年1回程度だし、今は種子島の既存施設で充填したほうが安上がりなのかもね。

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2013.6.10 月曜
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最古衛星最新成果

磁気圏観測衛星 "GEOTAIL"、1992年打ち上げのロートルなのに、最新成果を挙げとりますがな(記事1記事2記事3)。

地球って電波を出してたんだな。まずそこから知らなかった。熱を放射してるだろうから、それよりエネルギーが弱い電磁波の電波も、考えれば確かにそりゃ出るんだろうなと今さら納得。けど放射熱のでき方と電波のでき方って違いそうなわけで。今回の電波の場合、オーロラ電子が作り出す突発性のものだそうで。んでこれ初発見で、国際研究チームは「連続性地球キロメータ電波」と名付けたそうな。

ふむふむ、1日の周期で変化するんだ。んで、春分・秋分の日を挟んで、半年で反転するんだ。へぇー。何なんだろこれ。原理はまだよくわかってないみたいだね。この電波の周波数・強度・変動が何を示唆するのかはまだ謎らしいけど、何かの重要な指標になれば面白いですな。それには原理の解明が必要と。

気象の長期予報や地震予知の足しとかになんないかなぁ……。

しかし GEOTAIL もよく持つよなー。今年で21歳だよ。日本の科学衛星・探査機は比較的短命なのが多いけど、こいつはほんとがんばってくれるなぁ。衛星のくくりではあるけど、実質は探査機。メインミッションやってた頃は、月をはるかに超える空域に何度も出かけて、地球の夜側の磁気圏(太陽風に吹き流されて、尻尾みたいに伸びてる)の観測をしてた。

地球周回の長楕円軌道なんて、そのままじゃ何カ月かすると遠地点が地球の昼側のほうに回ってしまう。てことでできるだけ長く夜側の遠い位置にとどまれるよう、月でスイングバイを繰り返した。1990年打ち上げのスイングバイ技術試験衛星「ひてん」の成果を、GEOTAIL で早速取り入れたと。

ミッション終了後もしばらく活動を続けて、推進剤を使い果たしたあとは後期運用として、ときどき近くを通りかかる月の引力に流されるがままに地球を回り続け、その場その場で観測を続けてきたと。んで今回の発見は、長期に渡る後期運用のデータかららしい。科学衛星・探査機って、長生きすればしただけの成果があるんだな。

GEOTIAIL の漢字名は「磁尾停留」らしいww

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日韓通貨スワップ協定の7月失効ぶんって、今ある130億ドルのうち30億ドルだけだったんだな。てっきりゼロになるもんだと思ってたら。

韓国側が慌てないわけだわ。

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2013.6.11 火曜
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実は色付きなイトカワ その5

2011.12.23 のログ で小惑星イトカワのカラー合成をしてみたわけだが。

また Hayabusa Project Science Data Archive : JAXA からもう1個見つけて作ってみたよ。今回は JPEG 版じゃなく、 FITS とゆー はやぶさ から送られてきたまんまのデータから作ったんで、ちょっとはイケてるかも。今回も元画像が小さかったんで3倍ブローアップ。

下の画像は、前回作ったイトカワ全景のやつ。

今回のはだいぶまともに出たなー。イトカワはこういう色なんだなー。特に色強調のレタッチをしてない、RGB 合成したままの状態だす。それでも色がついてるのが分かる。左上の茶色の帯状のものは、なんだろう、カメラかフィルターの不具合かも。はやぶさ からの画像でこうなってるのはけっこうあるんだよね。そこは謎のままということでひとつ。

研究チームの公式発表で「イトカワ表面にはところどころ明るい領域がある」というのを読んだことあるけど、カラーで見るとよく分かるね。その部分は表面が新しいんだそうで。めくれたばっかりというか。

はやぶさ によるイトカワ現地探査で明らかになった、「小惑星の宇宙風化」。

太陽風なんかに長いこと曝されてる岩石は黒ずんでくる、ということで、明るいところは新しい、と。イトカワラッコの口とヒゲのあたりの表面は、比較的新しいんだね。

新しいってことは、比較的最近、何かにえぐられて掘り起こされたってことかと思う。ほかにもラッコの足の先の方にも斑点状に白いところがあるね。けど顔の白い領域はけっこうでっかくて帯状になってる。これはなんでこうなったんだろ。大きめの隕石がラッコの頭のてっぺんあたりをかするようにぶつかって、首の根元が折れかけたとか? でもその衝突痕らしきものはなさそうだし。

はやぶさ 劇場公開映画4本。どれもイトカワは白塗りの石膏色だった。宇宙科学研究所(ISAS)による はやぶさ 公式動画「祈り」の時点でイトカワは白塗りだったし、JAXA が発表してるイトカワの縮尺模型も真っ白。あれに疑問を持ってた。今回とうとう自力で答えを出せたってことで自己満足の日。

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はやぶさ データアーカイブで AMICA(搭載カメラの名称)の画像を漁ると、地球スイングバイのときの地球の画像なんかはかなり画角が大きいのに、肝心のイトカワの画像は小さいんだよな。どうも縮小かけてるような。2005〜2007年あたりの ISAS の方針では、「高解像度の画像を出すと、それを元に外国の研究者が先に論文を書いてしまうから」って規制かけてたんだよな。

ISAS の研究チームで Science 誌を2回も貸し切りにできたほどの論文を出したんだし、それ以外にも多くの論文を出したんだから、規制してるんだったらもう解禁してもいいんじゃないかと思うが。

あれ? っつうかイトカワデータを一般公開した2007年、おいらはそこからイトカワの立体写真集を作ったんだわ。このときは結構なサイズの画像をゲットできたんだよな。ありり、画像の落とし方に何かコツがあったんだろうか。それともデータが DARTS に移転したとき縮小かかったんだろうか。

あーそうか3原色が揃った組み合わせがあんましなかったんだった。今データアーカイブを見直しててやっと思い出したわ。画角が大きいのは1色だけなんだよなー。そして見てたら、いけそうな組み合わせがほかにも出てきた模様。ダウンロード中だす。

立体写真に使ったのは、2005年9月30日撮影2005年10月1日撮影の画像だったよ。高解像度画像が目白押しだけど、v 帯(緑色)のみしかないんだわ。ここ3原色ほしかったわー。

銘板左端銘板銘板右端

ミネルバが成功してれば、白塗りイトカワはなかったはずだったんだがなー。はやぶさ 本体のカメラは白黒で、カラー画像を得るにはフィルターを換えて3回撮ってそれを合成する必要があったけど、ミネルバは3原色カラーカメラを搭載してたんで。なんでも超低予算だったミネルバは、ソニーのデジカメの部品を流用したらしいww てことで最初からカラーなんですな。

ミネルバの開発時にソニーに相談したら、「使用環境が過酷すぎて(真空・マイナス50℃・放射線ありで2年耐えること。稼動時はプラス120℃でも耐えること)、もしうまく動かなかったら社のイメージが……」とか言って尻込みしたらしいww 確かに一般使用でありえない過酷さw 地上だったらそんな特殊な環境で壊れても誰も文句言わんwww きっとソニーにしてみれば、「そんな売り物にならん変なカメラ、あんたらが自分で作れよ」だったんだんじゃないかなw

しかし当時から はやぶさ 開発チームは「諦め」という言葉を知らない。ミネルバ開発チームも当然、コスト的にそのデジカメ部品を諦める気なんぞ毛頭ない。独自に試験して行けると判断。ソニーに内緒でこっそり採用wwww そしてミネルバ実機用として同型の新品デジカメをまた買ってきてバラしたら、その部品の仕様が変わってて試験やり直しだったとかwww

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2013.6.12 水曜
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月旅行記念写真

工学実証衛星 ひてん(公式サイト)。

スイングバイ航法技術の習得が主な、練習船というか実習船というかの宇宙機でしたな。宇宙科学研究所(ISAS)は1990打ち上げのこの船でスイングバイを学んで、それで得た技は後の、磁気圏観測衛星 GEOTAIL(打ち上げ1992年)、火星探査機 のぞみ(同1997年)、小惑星探査機 はやぶさ(同2003年)で大いに役に立った。

大気エアロブレーキングも世界初実証。これは日本ではまだ実用例がないみたいだけど(アメリカは金星探査機と火星探査機で実用済み)、もしかしたら金星探査機 あかつき でやるんじゃないかとおいらは期待してたり。

ひてん は月でスイングバイを繰り返して、最後は月周回軌道に入った後、月面への計画墜落でその一生を終えた。月探査機というわけじゃなかったんで、月探査については大した成果はないんだけど、「月へ行ったぞ」という証拠がほしいよなーと思ってたよ。写真があればなーと。撮ったとは聞いてたけど、JAXA のサイトを漁っても見つけられなくて。ろくな画像じゃなかったのかなー当時の ISAS 探査機は可視光カメラが貧弱だったっぽいからなーそれに機体が小さくて、いいカメラを載せる余裕もなかったかもなーとか勝手に理由をつけて、諦めて忘れてた。

この前 GEOTAIL を話題にした時に思い出して、検索で探してみたらば、こちらのページ様にありましたですよ! がめさせてていただいたブツをここに出してみるす。

細切れを貼り合わせたモザイク画像ではあるけど、バッチシ撮れてるじゃないですか。たぶん学術的な意味合いが薄いからあまり派手に出されてないんじゃないかな。画像の右上部分は、遠くから撮ったものじゃないかな。粗くて1発で撮れてるのはそのせいかな。左上から右下にかけての貼り合わせ画像は、右下に行くほど画角が狭くなってる。月面への衝突直前に撮った連続写真らしいから、左上→右下に移動しながら高度がどんどん下がっていってる、ということかと。

画像の学術的価値の有無はおいらはわからんけど、記念としても、日本の宇宙開発誌のマイルストーンとしても重要じゃないですか。日本の宇宙機は20年以上も前に、月に行ってたんだな(感慨)。ISAS の月探査機 かぐや の打ち上げがあったのは、JAXA 発足後の2007年。旧宇宙開発事業団(NASDA)系のロケット H-IIA を使った。けどそのはるか前に、ISAS 単体で他天体に手が届いてたわけで(その前にも、ハレー彗星をフライバイ観測した さきがけ と すいせい もあったし。っつうかヨーロッパもそうだけど、月より先に惑星間空間の他天体を狙うっつう無鉄砲ぶりがたまんないww)。

お、運用終了(月面到達)は1993年4月11日か。つい2カ月前がその20周年だったのか。これはまたいいタイミング。

銘板左端銘板銘板右端

ひてん の軌道図も探してたんだわ。ようやく見つけた。ISAS ニュースの ひてん 特集から。

浩三郎の科学衛星秘話 2005.5 No.290 によると、

「当初の計画では打上げ後地球を4周半して月と会合するはずでしたが,ロケットの速度増分が計画値より約50m/s不足し,衛星の初期投入軌道の遠地点高度が予定の約50万kmに対し実際には約29万kmと低くなったため,月との会合までの地球周回数を5周半とするバックアップ案を採用することとなりました」

だったそうな。軌道図の第2象限で、だんだん遠地点高度が上がって月軌道に届いてるのがあるね。それかな? のぞみ が火星に向かう前にいったん月に向かったときは逆に 50m/s 超過したんで、減速して調整したっけな。固体燃料ロケットは軌道投入精度がアバウトだからなー。しかし ひてん の場合はたったの 50m/s で遠地点高度が予定の6割にまで落ちた。長楕円軌道だと、速度誤差での遠地点のズレが、地球から離れるほど大きく出てしまうわけで。のぞみ のときは、最初はどんだけでっかい軌道になったんだとw

ひてん の軌道図に戻ると、右側に長く伸びてる8の字の軌道は、磁気圏尾部に3カ月停留ですな。ひてん に続く GEOTAIL を想定しての予行演習ですなー。

エアロブレーキングをやった A16〜A18 で、徐々に遠地点高度が落ちてるね。図で見るとかなり微妙だけど。あかつき でやるにしても、1回で軌道はこのくらいしか縮まらんのかいな。ちょっと勝手な期待が外れたいうか。

地球大気エアロブレーキングのデータメモ: 遠地点高度43万 km、近地点高度 125km で、減速量 1.8m/s、遠地点降下量 9,000km。遠地点高度約42万 km、近地点高度 120km で、減速量 2.8m/s、遠地点降下量 14,000km。近地点が大気にけっこう深く潜ってる感じだけど(人工衛星が安定して成立する最低高度の約半分)、効果はこの程度なのか……。

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2013.6.13 木曜
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実は色付きなイトカワ その6

今日は はやぶさ 地球帰還3周年。てことでニコニコの関連動画を巡回しまくったすw

あのときのもうなんかいろいろなあれとかこれとかが甦る甦る。あれからもう3年か……。

おとといの、小惑星イトカワのカラー化事業を続けてここに出したかったけど、動画見るのを優先してしまったww

あと今、2013.5.26 で出した新型サクマボタンを作りなおしててさ、ようやく最終レンダーが終わったとこなんだわ。この前のはどうもまだ納得いかなくて。また1色で5パーツをまとめてレンダーしたんで、パーツごとの切り出し作業を続けてるとこでして。今度は設定を変えて2種類ずつを作ってみたんだわ。そして色は14色で、5パーツで、2種類。だいたい同じで微妙に違う作業を140回繰り返してる途中。

Mac 向け GIMP 2.8.4 は、書き出し15回ごとくらいの頻度で、結果ファイルを書き出せなくなる不具合が出る。こうなるとソフトの再起動が必要。それまで作ってきたものがぶっ飛んでしまうんで、その被害を最小限にするよう工夫しながら進める。ひたすら進める。てな感じで。

そんなこんなをしながらも、途中でまた出来に納得いかなくて、モデルを再調整してレンダー最初からやり直しとかもう何回やったかな。そんなデスマーチがもうすぐ終わりそうでして。

サクマボタンが一段落したら、イトカワカラー化をしてみるわ。イトカワの方はまた はやぶさ データアーカイブにおじゃまして、比較的高解像度で行けそうな RGB の組を探しだしたところですわ。そして FITS 形式のままダウンロード済み。あとは合成するだけ。

「合成するだけ」って簡単っぽい感じだけど、なかなかそうでもなかったり。

調べたら高解像度カラー化に条件が揃ってるのは2005年10月のやつでけっこう多いんだけど、このとき はやぶさ は既に、リアクションホイール(回転系の姿勢制御装置)3個のうち2個が故障してて、姿勢が安定してなかった。フラフラというかヨタヨタというか。カラー画像を作る3つの画像は、それぞれ時間差で撮られてる。その間に はやぶさ は微妙に首を振ってるらしく、同じ被写体を同じアングルで撮ってはいるけど、画像内では位置がズレてるんですわ。

はやぶさ の向きがガッチリ固定された状態で撮ってあれば、単に GIMP 上で3つの画像を RGB 合成すれば事が足りる。けどこのズレを補正しなきゃなんない。GIMP ではこの作業がめんどいんですわ。けっこうな手順を踏んで RGB 合成の試し打ちをして、どの色の画像がどの方向に何ピクセルぶんズレてるかを目分量で測って、元画像の位置を修正。また手順を踏んで合成してはズレの方向と量を確認して、だんだん微調整に持ち込んでいく、と。まぁあんましやる気の起きない類いの作業でして。

けど帰還3周年だもんな、ちょいと遅れるけど、いっちょやってみるかー。

銘板
2013.6.14 金曜
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AoI でサクマボタン その3

モノはどっちもできただすよ。サクマボタン新型も、カラーイトカワも。

とりあえず力尽きたww

サクマボタンの方はサンプルお見せ用の HTML 台紙も一応できたから、ここにリンク出してみるかいね。

濃い系(50×50ピクセル)
薄い系(50×50ピクセル)

ここにサンプルも出しとこ。上が濃い系、下が薄い系。

Lime

lime_u
lime_l lime_c lime_r

lime_d
Magenta

magenta_u
magenta_l magenta_c magenta_r

magenta_d
Orange

orange_u
orange_l orange_c orange_r

orange_d
Lime

lime_u
lime_l lime_c lime_r

lime_d
Magenta

magenta_u
magenta_l magenta_c magenta_r

magenta_d
Orange

orange_u
orange_l orange_c orange_r

orange_d

上に出してるのは、このサイトで使うのにちょうどいいサイズの、1辺50ピクセルのやつ。下は汎用の150ピクセル版。使いたいかたがいらっしゃったら、この下の150ピクセル版を持ってって、お好きなサイズに縮小かけるといいかも。

濃い系(150×150ピクセル)
薄い系(150×150ピクセル)

今回は薄い系も追加。夏菓子っぽいというか。濃い系も、拡散反射色を白にして少し薄めてみた。あと、これのすぐ前の 3D モデリングバージョンはカドがきつかったんで、そこらも直しといたわ。見栄えをようやく、ペイント版の直系バージョンアップ風に作り直せたわ。

しかし「サクマ」という割にはのっぺりだし、らしくなくテカってもいるなぁ……。んー、いっぺんなめてから口から出したサクマドロップ的なものという設定でひとつww カドを丸めた理由には、いにしえのペイント版に合わせるののほかに「口に入れたら刺さりそう」感をなくすのもあったりしてw

物事の何が一番めんどいってさ、最後の仕上げですがなwww さっさとフィニッシュすればいいのに、なんでここ一番めんどいんだろww 今回もサンプルページは作ったものの、このサイト全体に差し替えるのがまためんどくて。すぐなのにな。それが目的でボタンを作り直したのにな。

面倒な物事ってあとは、おいらの場合「決定」がもうめんどくてめんどくて。悩んだ挙句にどっちか、ではなく、形がはっきりしてない状態から決めていくっつう創造的な決定。これがめんどくさくてさ。

とか言いつつ今、このサイトのボタンを新型の薄い系に換装しましたですよ。最近暑いんで、涼しげにww

……、

……、

……。

んー、薄い系は背景が暗色のサイトのほうが合いそうかも。とりあえずこのままいってみるか。

あとはカラーイトカワ。新型サクマボタンともども、新たにサイトの立ち上げかなーと思っててさ。このフォーマットづくりがめんどくて。サイト構成で後悔しないよう、のちのちのことまでできるだけ見通さなきゃなんなかったり。えーとイトカワはまずサイトのフォルダを作るところからですか。

カラーイトカワのサイト、1枚もののページにしちまおう。画像1枚ごとにいちいちリンクをクリックする形は、作る側の手間は大して変わらないけど、お客さんにとってめんどそうだし。それよりだったらスクロールでザーッと見れたほうがいいかなと。そだ、6年前に作った立体イトカワのページと相互リンクにすんべ。

銘板
2013.6.15 土曜
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異常に小さい文字

最近はあまりないような気がするけど、10年くらい前かな、アメリカのサイトでフォントサイズが異常に小さいページってけっこうあった。BBS に多かったような。

読めないくらい字が小さいんすよ。拡大すればいいだけの話だけどさ、ブラウザっていったん拡大・縮小かけると、その設定を勝手に覚えてたりするじゃないですか。そんで次に別のページを見たとき、いじった拡大率で表示したりするじゃないですか。あれがどーもね。

アメリカのサイトなんてそんな頻繁に見るわけじゃないんで、今もそういうのが流行ってるのかとかわからんけどさ、もっとわからんのは、なんで読めないくらい字を小さくするなんてのが流行ったのかと。

今の MacBook とかのディスプレイの解像度はものすごく高いらしいね。それなら読めるのかも知らんけど、10年くらい前ですよ。比較的新しい PC モニタが 96dpi くらいですよ。 72dpi もおもっきし現役の時代ですよ。

何の意味があったんだろ。ただ不便なだけとしか思えんかったが、あれがカッコイイとかもてはやされたりしたんだろうかねぇ。まーカッコ良さは実用性を多少犠牲にするのもアリとは思うけど、読めない文章ってのはないだろ、と今も思う。そういや色も、白い背景に灰色っぽい文字だったような。なんてーか、読まれたくない的な状態というか。

オチなくてすまんですけど、思い出したもんだから記録しときたくなってさ。

銘板左端銘板銘板右端

あーちょっと思い出した。当時はまだ、素人がサイト作りをしようって気風があったんだわ。てことで、素人向けのサイト作りの指南書がけっこうあったんだわ。あれで、「大きな字は格好悪い。若干小さめで」という指導がよくあったような。その流れが行き過ぎた結果だったのかも。日本人はそこらへん加減がわかってたけど、向こうでは競うように小さくしていったとか、そういうのかもしんない。

そういやこのサイトも、最初の最初は読みやすいようにと字が無駄にでっかかったわ。んで指南書に納得して、普通よりちょっとだけ小さいかなと思えるくらいのサイズ(10pt)に調整したんだった。

銘板左端銘板銘板右端

Windows xp の Excel で字をめちゃめちゃちっさくすると、見栄えがアラビア語みたいになるよねw

銘板
2013.6.16 日曜
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続・昭和教育ステマ

2013.6.6 の補足。

10日前の妄想がもしかして正しかったとして、したらアカ派の方にしてはいい面の皮だったろうなぁと思ってさ。まずは思惑通り日本人に、

「所詮日本人なんて」「日本人は何も分かっていない」「日本に文明はあるが文化はない」「その文明だって西洋の猿真似」「だから日本はダメなんだ」

なんつう自虐思想を植え込むのには成功した。大戦争で大敗を喫した後だったしな。

んで続く思惑として、

「やっぱりこの国には革命が必要」

と持って行きたかったんだろうと。ところが横槍が入り、

「やっぱりアメリカは何もかも素晴らしい」

となってしまったとwww

革命まで持って行きたい過激な人たちも確かにいたけど、非合法アングラとされて白い目で見られるだけ。事態に何の好転もないまま、そのうちとうとう「彼らの本国」のほうが自壊したり資本主義に宗旨変えしたり。

アカな人たちにとって、敵さんのほうが常にウワテだったとwwww

あくまで妄想ですよw

銘板左端銘板銘板右端

映画『新幹線大爆破』が公開された1975年あたりは、一部の若者にとってアカはまだ魅力だったらしい。犯人の一人がそこらへんに染まっちゃってたよ。けど演出はそれを馬鹿にするでも批判するでもなかった。Wikipedia 記事ではうまい言い方してるな。「……犯人は今でいう『負け組』となった三名のグループで……」なるほどなるほど。

てことは、日本でのアカな活動はこの時代は落ち目だったのかな。

あ、そういやあさま山荘事件で、日本社会はアカに対してドン引きしたとか聞いたことがある。ふむふむあれは1972年か。

学生運動のピークって東大安田講堂事件のあたりかな。これが1968〜69年。ははぁ元ネタはベトナム反戦運動・第二次反安保闘争ですか。なるほどねぇこりゃもろに反米ですなぁ。工作員からの援助、このときはかなりあったんだろうなぁ。義賊になりたいお年頃の学生ってこういうのに乗せやすいもんなぁ。なるほどなるほど。

あ……もしかして映画『椿三十郎』(1962)って、ここらへんの時事的な皮肉が入ってたのか? この手の学生運動自体は、1960年の安保闘争でかなり世間の知られるようになってたみたいだし(しつこいようですが、ただの妄想ですよ。学生運動に詳しくもないし)。

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HTML のリンクソースを作るやつに不具合を見つけたです。もう直したです。

URL 入力ボックスに文字列だけ入れると Wikipedia の当該記事が出るんだけど、このときタイトル入力ボックスに何を入力しても、出力のリンク文字に反映されないっつう不具合で。なんか面倒なところかなー見つけても改修するのウギャーかなーとか思ってたら意外と簡単で。すぐ直せたわ。

TABLE Maker 0.6とも合わせて、さらにサクマボタンとも合わせて、さらにこのサイトで過去に作った画像素材とも合わせて、素材集としてまとめて公開しようかなと思ってるとこ。けどサイトの構成考えるのめんどくせーwww

あーあとリストタグ三兄弟のやつ最初から作るんだったな。TABLE Maker も、もっと汎用化させるんだったな。サイト構成よりそっちのほうがとっかかりやすい気もしてきたww 逆だろw

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TABLE Maker 0.6.2 できますたー。table タグの基本的な属性を、サンプルを見ながらいじれるようになったよ。

変更できるのは、(その table 全体の)align, border, cellspacing, cellpadding, summary の5つだ。背景色やフォントサイズは未実装。

特に状況の何がどう変わるってのは考えずに進めたんだけど、いざできてみたら、出来上がりのサンプルがリアルタイムに変わるのを見ながら設定をいじれるのって便利だわー。試し打ちのループが最小限までちっさくなったんで、じゃんじゃん試せる。これはいけるはww とりあえずここ、デフォ値はこの日記で使う仕様にしといたわ。

と言ってる間に、TABLE Maker 0.6.3 もできますた。table 内の背景色3種類(全体・見出しセル・データセル)も好きにいじれるようになったす。ただし24ビットカラーの16進数6桁を手で打ち込む必要があるんで、そこらへん少しでもわかる人向け。入力しながらリアルタイムで確かめられるんで、ほんのちょっとでも分かってれば作業でかなりラクできると思う。

色の設定はスライダーで3原色をいじれる仕組みだと、グラフィック系の人にも優しいし格好もイイ。けど実装には HTML + JavaScript のスライダーを勉強する必要がありまして(なんか IE のバグ対応でめんどくさいらしい)。今はパスww やるにしても RGB のみで、HSV とかは無駄に凝りすぎっぽいんでやる予定なし。スライダーのお教えサイトをここにリンクして、あとで探しやすくしとく。

table ソースって設定するとこ多いんだよな。それだけでもめんどいのに、タグを手書きしながらデータなりタイトルなりでマス目を埋めていくのも、またこれが混乱するんだわ。データ入力も TABLE Maker 上でできると、すげー便利だよなぁ……。表計算からマルコブチコ(「丸ごとコピってぶち込む」の勝手造語)もできるとなお良いとな。

銘板
2013.6.17 月曜
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見るとやるとじゃトラップ

ホリエモン、しょうもないこと言ってその道のプロから反感買ってるなぁ(ガジェット通信様の記事『ホリエモン『声優ってそんなにスキルいるの?』発言に人気声優の緒方恵美さんや榎本温子さんがコメント』)。

実際にやってみればいいんだよ。プロの人達に囲まれて。オファー来てるみたいだしさ。そんでその作品を自分で鑑賞すればいいんだよ。たぶん実力のあまりのダンチさに、自分で情けなくなること請け合いかと。

演技っておいらはかなり昔、アマチュアで舞台に立ったり、地元のラジオ CM で声優のマネゴトしたりしたことあるんだわ。

全っ然イメージ通りにできんぞ。まさに「見るとやるとじゃ大違い」。自分の下手さ加減が情けなくて涙が出るぞ。イメージできてるつもりなのに、なんでそのとおりにできないのか皆目わからんし。たまに天然でいきなりうまい人もいるけど、ホリエモンは特にその才に恵まれてるわけではなさそうに思う。

上のほうで「才に恵まれて……」とか書いたけどさ、持って生まれた才能ウンヌンとは関係なく、訓練すればなりなりに上手くなるんですよ。発声練習とかのアホみたいにしか見えない基礎訓練を毎日繰り返しながら、稽古と本番の場数を踏んでいけば。お客に喜んでいただけるようになるまで、おいらは通算3年くらいかかったよ(かなり遅いほう)。いろいろツッコミどころ多いままだったし、自由自在にも程遠かったけど。してそこからブランク長すぎで、今や元の木阿弥 orz

場数については彼は

「有料オーディション通いまくる自己流でトレーニングの方が場数踏めたりしてね」

ともあるけど、さて。有料オーディション通いまくりがダメとも言えんけどさ、スクールより場数を踏めるとも言えないかと。スクールの内容はおいら知らんまんま言っちまうけど、稽古の場数はスクールのほうが踏めそうなような。ほかの人の技を盗んだり、ほかの声優と協調しての演技も実際にやりながら学べるだろ。基礎訓練の恥ずかしさも、仲間の数に反比例するだろ。つか基礎や応用の訓練の仕方自体を学べるんじゃないですかね。オーディションだけ何回受けても、そこを分からんままじゃないですかね。

てことで演技って、客から見て「そのくらいなら自分でも余裕でできるよ」レベルまで行くのでもけっこう大変なんですわ。

と言っても、客として見るぶん聞くぶんには、どうしてもそんなにまで難しそうには思えない。「こいつ何言ってんのオーバーなんだよ」「お前が特別ヘタなんだよ」て感じかと(おいらがヘタなのは同意)。素人ならではってことで、彼がそう思ってしまうのもしょうがない面もあるか。

言葉でなんぼ説明したって通じないだろうから、ホリエモン殿におかれましては、実際に自分でやってみるのが一番かと。プロは本当にプロだからね。彼我の差をこれでもかと見せつけられるだろうよ。

演技についてではないけど、白状するとおいら、前に合気道の達人動画を見て「こんな簡単なの誰でもすぐできる」と思ってしまったですよ。スローモーション映像をよーく見て、とても真似できんことにようやく気づいたり。このケースと似てるなぁ。

ついでに。声の演技で手っ取り早く素人臭さを抜くには、演じるキャラの把握や感情の起伏の表現なんてハイレベル&めんどくさいモロモロなんて後回しにして、滑舌だけ鍛えるといいよ。これだけでかなり玄人っぽくなる。それにキャラ分析とかは1仕事終われば捨てるけど、滑舌とかの基礎技術は毎回使い回しできて便利だったり。

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そういや映画『プロメテウス』、おいらは日本語吹き替え版で観たんだが、主人公の声は話題優先で若手アイドルが担当してたんだわ。いやあの人選は別にそのやり方でもいいと思うけど(商業映画/ドラマは売れなきゃいけないんで、有名どころの起用はよくあるんで。ホリエモンにオファーが来てるのもその理由だろうし)、クオリティを謳った作品だったんで、その道の訓練をさせてからにして欲しかったすよ。

銘板
2013.6.18 火曜
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辺境からこっそり

このまえピアプロから曲をダウンロードしたんで作者様にお礼のコメントをお送りしたら、お返事をいただいてしまった。やばいくらいうれしいww

ボカロクリエイターの方々は、おいらのような最辺境の最下層カーストからは、作品を物陰からこっそり鑑賞させていただくしか能わぬ天上の異世界の人々としか思ったことがないっす。そんなお一人からお言葉をかけていただいた。身に余る光栄にござります。

てことでこれからも、上位カーストの皆様のお邪魔にならぬよう、またこっそりモードで楽しませていただきますです。

クリエイターの皆様、お疲れ様です。いつもありがとう。

銘板
2013.6.19 水曜
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BACK TO ITOKAWA

小惑星イトカワにまた行くってのはないのかな。なんか行く価値がまだありそうな気がして。

はやぶさ の現地探査で判明したのは、イトカワの密度は異常に小さいってこと。この見解として研究チームが出したのが、「中身が隙間だらけでスカスカだから」というもの。

CG ドキュメンタリー映画 "HAYABUSA -BACK TO THE EARTH-" では、「イトカワを形成する岩同士の間に隙間がある」説を採用してた。たぶんこれでほぽ本決まりなんだろうけど、2005年の現地探査直後はこの説と同時に、研究チームは「内部の岩ひとつひとつが軽石のように空洞を持っている」説も出してた。あるいは、もしかしたら正解はこの両方かもしんない。はやぶさ の現地探査も はやぶさ が持って帰ったイトカワの土壌サンプルも、この謎の真実までには迫れなかった。

おいらが考えつくのはこの謎くらいだけど、研究チームや世界の研究者たちは、イトカワを知って、なおさら深まった謎がいろいろあるんじゃないかと思ってさ。さらに深く精密に調査したかったりするんじゃないかなと思ってさ。

そうだ。イトカワの表面がゴツゴツと岩が露出した状態ってのも、まだ完全には解明されてない謎かも。

その仕組みを勝手に妄想してみた。

直系 10km オーダーかそれ以上の小惑星だと、表面はレゴリス(地球のより粒が細かい砂みたいなもの)で覆われてる。微小な隕石が絶えずぶち当たってて、表面が砕かれるかららしい。そのあたりの小惑星だと、破片の多くは重力で引き戻される。イトカワの場合はガタイが小さいがゆえに重力が微小で、破片は簡単に宇宙空間に逃げてしまって、イトカワに二度と戻ってこない。イトカワにレゴリスがあまりないのは、そういうことなのかも(ゼロではないと思う。はやぶさ が持ち帰った微粒子がレゴリスのような気がする)。

しかし はやぶさ は、表面のドアップ写真を撮る機会がなかった。本来それをやるはずだったミネルバは、イトカワの土を踏めなかった。はやぶさ 本体に積まれたカメラは下向きのものは望遠で、その用途に適さなかった。あのラストショットを撮った横向きのカメラは広角だったけど、着陸時には作動させなかったらしい。はやぶさ 自体が試料採取ミッションの時点で満身創痍だったんで、チームは試料採取に専念して、そこらへんやってる余裕もなかったのかも。

てことで、もっと掘り下げた地質学研究をイトカワでやる意味、まだあるような気がして。

試料はもう人類は手にしたんで、もし次に行くなら片道探査かな。

まずは はやぶさ がやったようなランデブー状態での上空からの探査で、なんとかしてイトカワの内部を調べる。そういえば福島第一原発の炉内を調べるに、ニュートリノだか宇宙放射線だかの透過を利用する案を新聞記事で見かけたが。それ系の方法でも別の方法でもいいけど、とにかく内部状態を調べる。んで岩同士の隙間の体積が分かれば、その多寡で軽石説との割合も分かるはず。

次は着陸前の表面探査。凝った観測機材を積んだ着陸機(探査機本体でもよし)が着陸できるのはミューゼスの海だけですな。んでそこで表面の地質を精密探査と。でもその前に、ミネルバを何個か、凝った着陸機が降りられない荒地にどんどん放り込む。いろんな荒地のデータをどんどん取る。

イトカワは今まででも既に「最も精密に調査された小惑星」らしい。だからこそ、きっとたくさんの謎が新たに生まれたんじゃないかと思う。

まったく別の小惑星に探査に行くのもいいけど、はやぶさ で知ったのは、それだと「現地に行って悩むことになる」ってこと。小惑星は小さすぎて、地球からの観測じゃなかなかその様子が分からない。てことで探査機を飛ばして近くから観測するまでは、ほとんど何も分からない状態なわけで。んで知った直後に着陸とかってもうかなり無茶なぶっつけ本番だったわけで。

はやぶさ が到着するまで、理学チームは はやぶさ の表面は厚いレゴリスで覆われてパフパフしてるもんだとばっかり思ってたらしい。はやぶさ のかなり古いイラストでは、そんな感じの架空の小惑星が描かれてる。で、着陸ミッションを担った工学チームもその予想を信じてたはず。んで実際は大外れ。岩だらけのゴツゴツした星だった。んでどうなったか。

理学チーム:「新発見だ!」と興奮で顔を赤らめた。

工学チーム:「どこに着陸しろと……」と青ざめた。

↑おいらが勝手に作った話ですよ。でもたぶん本当にそうだったかとww

来年打ち上げ予定の はやぶさ2が狙うのは、同じ小惑星でも C 型(イトカワは S 型)。NASA が探査済みの小惑星エロスは C 型だったけど、はやぶさ2の星はエロスよりはるかに小さい。イトカワの例からして、めっさ小さい小惑星(直径数百 m)では大きめの小惑星(直径数十 km)の常識が通じない。

小惑星探査自体がまだまだ未開拓なんで、やる意味が激しくあるんだけどさ、先代チームの「予想大外れで大発見だけど四苦八苦」の再現が期待されるわけで(期待していいのか?)。そうなると「やるはずだったが装備が合わなくてできなかった/うまくできなかった」ってのも出てくるかも。

先代のときは着陸ミッションの折、そのために持っていった自動航行プログラムがそのままじゃ使い物にならなかった(イトカワの表面状態の予想がおもっきし外れてたから)。応急処置したけど結局は全自動航行ができなくて、地上からの支援を必要とした。それが裏目に出て、ミネルバをイトカワ表面に届けられなかった。初めての星でのぶっつけ本番方式はこんなリスクがあると。

ところがイトカワの再探査だともう勝手知ったるなわけで。次は相当細かい芸当をいろいろできるようになるわけで。

NASA が火星に関して膨大な知見を得られたのは、何度も探査を繰り返して、その結果と経験を後に続く火星探査計画に反映させてきたから。そして地球との比較で、「地球型惑星とは何か」を知っていくわけで。

イトカワでもそれを期待できるんではないかと。イトカワという1個の小惑星を複数回探査して、この星の素性を「イトカワ学」が成り立つほどしつこく暴き尽くす。これを指標にほかの小惑星探査結果と比較すると、単体での探査以上のことが判明していくはず。

JAXA/ISAS 御中、こんなふうなのどうでしょ。指標の提供って、国際的にすごく名誉な気もしたり。

上では片道探査と書いたけど、再度のサンプルリターンで試料をあらためてごっそり持ってくるのもアリかな。はやぶさ では赤道域のサンプルが手に入ったんで、今度は極域のサンプルとか。ミューゼスの海はイトカワの北極にまで回り込んでるんで、探査機の太陽電池パネルをオシリス・レックスみたいな可動式にすれば行けるんではないかと。

銘板
2013.6.20 木曜
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自殺考 その5

2012.1.27 続き。

もしかしたら、今年や来年は日本の自殺者が減るんじゃないかって気がしてさ。

前回の社会実情データ図録様からお借りしたグラフを再掲してみる。

このグラフから、だいたいどこの国でも、社会の混乱や経済の不況に見舞われると自殺率が上がるのが読めたわけで。最近の日本の場合、1997年から高止まりしてる。きっかけは消費税増税か、アジア危機か。アジア危機は2年くらいで収束したんで、消費税増税のせいかなーって気がしてる。

んでももしかしたらそれもきっかけでしかなくて、実はベースとなる状況が存在するんじゃないかと思ってさ。消費税が増えても、やがて慣れるからね。5% になって1〜2年は「うげー税金多いなー」と思ったものの、3年なり5年なり経ったら慣れてしまった。それが普通ってことになってしまって。

バブル崩壊以降、社会不安を定常的に煽り続けてきたものってさ、マスコミの論調があると思うよ。増え続ける国の借金をあげつらったりだの(実はほとんど国内で国債が買われてるんだそうで、数字は確かにでかいが国を破綻させる類いのものではないらしい)、政策の揚げ足取りだの(本題と関係ない話題で叩いては駄目だ駄目だの大合唱。10年ほど前の、宇宙開発事業への無駄に厳しい論調とか。オスプレイに関して片側の意見しか紹介しない明らかな偏向報道とか。最近だと安倍氏の3,500円カツカレーでの揚げ足取りとか)。

マスコミさんがたの商売として、たぶん「バッドニュースのほうが安全だし売れる」というのがあるんじゃないかって気がする。グッドニュースは確実に誰かが得するわけで、その得した人への利益供与を疑われる可能性を恐れてるのかな。そしてバッドニュースだと、責任追及ごっこで偉そうな人たちをぶっ叩ける貴重な機会だったりもして、読者・視聴者はゴシップ好きの気がどうしてもあるもんだから、その報道の方向性を思わず真に受けたり。てことでウケがいいわけで。

で、バブル崩壊以降、マスコミは国内経済について常に悲観的だった。そして日本人はバブル前の昭和時代から、自虐・自嘲が好きだった。そういう世の中に生まれ育った人が多いってことで。てことで、マスコミの商業的都合で作られたのかもしんない悲観論をずっと真に受けてた。自虐・自嘲もそうだったのかも。

ここ数年で、それが変わってきてる気がしてさ。いわゆる「ネトウヨ」と揶揄される人たちって今もマイナー勢力かもしんないけど、年々盛り上がってきてないですかい? マスコミの言うことを疑う人たち、増えてきてないですかい? マスコミのほうは今はそこらへんを潰してみるモードらしいけど、やればやるほどネットでのマスコミ不信が盛り上がってきてないですかい?

前の政権は妙に中国・韓国に親切だったですな。んでマスコミはそれに呼応するように、経済は韓国に見習え、中国に進出しろだののステマを展開、芸能界も露骨に韓流ゴリ押ししとりましたな。前政権とマスコミがどうつながってたのか、あるいはつながっての行動ではなかったのか、そこらはおいらはわからんけど、とりあえず歩調がその方向で合ってた感じで。んで中韓とも、特にここ数年あからさまに反日じゃないですか(両国とも国内がうまく行ってなくてスケープゴートが必要なんだろうな)。てことでマスコミは国内の不況論と合わせて、日本はもうダメだ的な色を醸しとりましたな。

一方、世界では。

フランスでのジャパン・エキスポの盛り上がりよう。年々規模が大きくなっていくww 前までフランス人は世界のどこもかしこも見下して、特に極東の島国なんて常にアウトオブ眼中であるかのように思ってたら、意外と日本好きの人たちが多いことが判明www 単にオタク文化が向こうのオタクの人たちだけに人気なのかと思ったら、実は葛飾北斎の時代からけっこう好かれてたらしい。日本人にとっては新事実みたいななにがしか。ジャパン・エキスポのメインはサブカルみたいだけど、伝統文化のブースも人気だとか。

はたまた YouTube で "bento" で検索すると、日本発のお弁当が欧米でどんだけ流行してるかがよく分かる。動画を見る限り、向こうのお弁当好きの人たちの多くはフツーに箸で食べてたりする。ていうか海外では弁当の発想自体があんましなかったってのが驚き。

日本食で言うと、寿司が有名なのは前からだけどさ、今はうどんとそばもよく知られてるっぽい。それに日本で魔改造されたカレーとラーメンも人気に火がついたとかもうどうなってんだと。

そしておととしの東日本大震災での世界の反応で、世界の人たちからの日本の愛されようを、日本人は今度こそ肌で感じ取ってしまった。

マスコミが「日本はこうなんですよ」と言ってるのと実情との乖離がバレてきてる感じで。てことで最近はマスコミをあんまし信じない人たちが増えたというか。そういう人たちを十把一絡げで「ネトウヨ」としてしまうもいかんと思うけど、日本人がまともな自信を持つ方向に行き始めてるような。

そして現政権ですよ。マスコミよりネットに重点を置いてるらしいねww 前政権とは対照的というか。そしてその方針で衆議院選で本当に爆勝ちしてしまったというww んでその公約と実現への期待感から、選挙前から為替が円安に触れ始めて、株価が上がりましたですな。

景気は今は、為替と株価が乱高下ですな。株価が為替におもっきし連動してるってことは、輸出系企業の業績見通しにおもっきし左右されてるってことで、まだ実績がない状態でこうなってるってのが読める。つまり半年前の衆議院選で、経済界のそこらへんの読み方もリセットされたってことで。

あと半年で、政権交代からの経済の通年の業績が決まるわけでして。大筋このままで推移すると、前政権の頃より悪かったり、特に変わりがなかったりってことはなさそうな感じ。そうなると、改善された業績も参考にして相場師は将来を読むわけで。現状の、為替相場ばかりが株価に影響を与えるっつう不安定さも落ち着いてくるでしょうと。

てことで、中韓に言わせれば「最近、日本が右傾化している」だけど、日本人がかつてより自信を持てるようになって、国内経済の先行きも少しは明るくなりそうだと思えるようにもなれば、どうでしょう、自殺も減るんじゃないですかね。

とりあえず今までの半年は、マスコミは相変わらず現政権のアラを探して叩くのに余念がない感じでしたな。けど読者・視聴者が昔ほどは自分らに従ってくれてないってくらいはもう感づいてると思う。そして中には、「むしろ自分たちのほうが世の中からズレてる」と感じる報道関係者もいる気がする。

てことで、自殺を減少基調に乗せるにはもうひと押し、あとはマスコミの頑迷さが直ればって状況のような気がしてさ。

頑迷さが直った実例としては、宇宙開発の報道姿勢があるね。20世紀末や2003年あたりは、日本の宇宙開発にとって厳しい時期だった。技術で無茶なくらい背伸びしてたのは本当で(予算が厳しい中で世界に追いつくには、そうするしかなかった)、その悪い方の結果が集中して出てた時期だった。

んでマスコミはその背景を見ることもせず、暴れ太鼓のごとく叩きに叩いた。自らの無知をさらけ出してまでなのか、それともわかったうえで誤解してたのか、あからさまな誤報で叩いたりもしてた。

そしてその状況を、はやぶさ がひっくり返してしまった。そこに至るまでも宇宙開発のウケを良くする材料があったけど(月探査機 かぐや のハイビジョン映像はかなり効いたと思う)、マスコミの態度好転の最大の要因にしてきっかけだったのが はやぶさ。あと『宇宙兄弟』のヒットもかなりの追い風になってると思う。てことでマスコミはそりゃあもう「手のひら返し」そのものってくらいモロに態度を変えてきた。しかも はやぶさ の報道を通してその道に詳しい記者さんたちが多く育ったみたいで、「アホか」レベルの誤解や誤報もずいぶん減った。

カーレースでいうと、「かつてはレースのことをまともに知らない観客ばかりが、派手なクラッシュだけを期待してレースを観戦してた。今はチームやドライバーやマシンをよく理解して、競技そのものを楽しんで観戦するようなった」的な状況というか。

んで、記者さんたち・キャスターさんたちの政治・経済部門も、こういう手のひら返しの時がけっこう近いんじゃないかなって気がしててさ。まー政治・経済は報道の中核なわけで。マスコミ各社の経営陣や政治・経済担当の人たちはその自負があるだろうから、「そう簡単には変われない」っつう心理もあるかもだけどさ。

しかし戦後昭和の教育を受けてしまった者としては、右への流れが行き過ぎると、大政翼賛会だの国民義勇隊だのってのがまたそれはそれで怖かったり。

けど上のグラフで見ると、第二次大戦前や戦中の、まだ日本が勝ってた頃は自殺率が低いですな。このグラフが扱ってる年代中で最低。社会実情データ図録様は「国家総動員法(1938年制定)下で自殺どころでなかったとも考えられる」と読んでおられますな。おいらは「それは違う」なんて断定できないけど、どうだろ、本気で自殺したいやつはしてたわけで、だからグラフはゼロにはなってないわけで。

「死んでしまいたいけど……」っつう浮動層が本当に遂行するまでの気分にならない時代だった、んじゃないかと。あ、「自殺どころではない」はそれを含むのかも。んで変な言い方だけど、世の中が盛り上がって活気があったからじゃないのかと。

そしてその頃、マスコミは全部とは言わんけど、軍国主義にひた走る国政を煽ってたと。そういう活気づくりに貢献してたと。

国粋主義が行き過ぎると他国に嫌われる元になるわけで、最終的にはそれが不利益をもたらす。日本もドイツもそうだった。今のアメリカもそんな感じではあるけど、なりなりに暴走を抑えてるというか。

てことはあれかい、日本はいまだ、自らを削って世界に好かれようとしてるってことかい。経済援助で財布の中身を削るだけならまだしも、命まで削って、というのはやり過ぎですな。人情的にもそうだけど、国の生産力を減らして海外援助力を削ぐことにもなるし。と予想される結果を考えてみても、やっぱし現状はやり過ぎかと。

銘板
2013.6.21 金曜
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自殺考 その6

もっとラクに構えていいってことか。我が身を削って世界に好かれようっつう戦後日本の成果はもう現実に表れてて、世界は日本を好いてくれてる。しばらくは安泰っつう安全圏にはもう入ってると思う。

そういや最近、国別好感度の BBC 調査結果が出てたな。あれでけっこう日本は上位をキープしてたような。と、日本で紹介してる記事を探してみた。これですな

……、

……、

……。

マスコミはまだまだ悲観路線じゃんじゃんいきますよーってことですか。見出しには「日本は急落」とある。前回の1位に比べれば3ランク落ちてるけどさ、「今年も堂々の上位入選」っつう表現もできるわけで、わざわざ「急落」と表現するあたりに恣意を感じるわけで。

記事に出てる、どの国が日本をどう評価しているかのグラフを見ると、そのカラクリが分かったり。

日本を低く評価してるトップ3は中国・韓国・ドイツ。

中韓とも、それぞれの国内の情勢が悪くなれば反日ネタで国民の目を逸らそうとするのが伝統芸。ていうか四半世紀前にアメリカがやってたことのパクリ。両国とも経済政策のほころびが目立ち始めてるタイミングのようで、反日の度合が増す一方。ドイツは主力の工業輸出品目が日本と競合してる。今のユーロ圏経済はドイツ頼みの状態。ドイツ以外のユーロ圏の国々がもっと頑張ってドイツをラクにしてくれれば、あるいはドイツ経済のライバルたりえる国がほかにあれば、ドイツ人の日本への感情も和らぐんじゃないかと。

この3カ国は、日本が勢いづくのを今ものすごく警戒しとりますな。調査結果にはそれが現れてるだけじゃね? どれも「そっちの理由」でして、日本が努力して順位を改善できる類いではないわけで。

去年の発表も見てみたよ。BBC の元資料(PDF)で。

国ごとの傾向はだいたい同じ。中国の超反日ぶりは変わらず。韓国・ドイツが大幅日本下げに転じたのが響いてるのが分かる。あと2012年は震災の記憶がまだ新しくて、同情票で1位にのし上がった面があったかも。それも考えると、今年の4位は大いに誇れる結果じゃないですかね。

けど日本のマスコミはこんなグッドニュースさえ「急落」として煽るわけです。日本ダメダメ論を国是であるかのごとくぶちあげて自殺浮動層を突き動かして、自殺率アップに貢献中、と取れてしまうわけです。マスコミも近頃は、ウソついたり偏向報道をする連中だとバレてきた。そろそろ自らを娯楽の一種だと割り切って、もう少し読者・視聴者の気分が良くなる路線にしてもいいんじゃないかって気がするが。どうでしょ、むしろ今はそのほうが売れる気がしませんかね。

つか自分の商品を買ってくれたお客を、商品内容で追い詰めてじわじわ殺してる感じだが。死んだ客はリピーターになってはくれんわ。そりゃ客の数もそのぶん減るわ。なんかマスコミ関係の多くが売上減に喘いでる理由も、これで説明できる気がしてきたわ。

ネット上には、なぜかマスコミがめったに扱わない、日本人の気分が良くなる系の話題がかなりある。国粋主義的・排外的なのを除いても相当ある。それが人気になってる事実を、情報のプロのマスコミが知らんはずないわけで。てことは意図的に黙殺してるってことで。その点は世論からマスコミが乖離してるわけで。その観点でも、マスコミさんがたはそろそろ軌道修正の頃合いかと。

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自殺の理由は日本の場合もしかして、裕福さがあったりもするんだろうか。日本じゃ江戸時代末期、ロマンスの果てとして心中が流行した時代があるしな。映画「幕末太陽傳」で、遊郭の女と通い客とでの心中エピソードがあるね。あれ笑っちまったよww

世の中や個人がある程度裕福になって「生きるために食べ、食べるために生きる」っつう堂々巡りを脱すると、物事をいろいろ考えて悩む余裕ができる。「自分は何のためにこの世に生まれたのか」「ではこの世は自分にとって何なのか、自分はこの世にとって何なのか」なんて哲学遊びで本気で悩むことができる。

んでその思考の果てに、早まってしまう例が増えることがあるかもなーなんて。

銘板
2013.6.22 土曜
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TABLE Maker 0.6.6

TABLE Maker 0.6.6 できたす。今回は背景色表示を中心にいくつか改良。

  1. 0.6.3 の背景色表示が2重に表示される不具合を修正
  2. ファイル名から自動でタイトルを作成・表示
  3. 背景色サンプルを入力欄の隣に表示
  4. 背景色が前項と一致の場合、出力ソースでの背景色表記を省略
  5. cellspacing などの各変数をグローバル化
  6. 背景色の色名対応(色名ホワイトリスト形式)← 背景色(全体) のみ対応済み(ver. 0.6.5 まで)
  7. 背景色の色名対応(RGB 16進数表記を検知して、それ以外の場合は色名表記と見なす)

けっこういろいろやった感じ。そして地味系ばっかで見た目も機能も新味はない感じ(汗)

2. はユーザーにはどうでもいいことだけど、開発者にはけっこう大事で。ソースはテキストエディタで作ってブラウザで表示して動作を確かめるんですわ。んでエディタもブラウザもいろんなバージョンをいくつも開いていじってると、取り違えてしまうんですわ。0.6.4 のソースを直したのに、ブラウザで 0.6.3 のタブを開いてて、なんぼ読み込み直しても全然直んないなー何が悪いんだーうーんうーんと悩むこと小一時間とか本当にあるんで。

取り違える要因のひとつは、次のバージョンを作るのに現バージョンでファイル複製をして、このときブラウザに出るタイトルを書き直すのを忘れてた、というのがあって。この改良は取り違え問題の根治ではないけど、問題の再発率は下がりますよと。実際、この導入以来取り違えはないわ。

3. は、すぐ下に TABLE の完成サンプルが出るんであってもなくてもいいんだけど、操作パネルの見栄えに説得力を持たせる意味で。勝手知ったる自分が使うぶんにはなくてもいいけど、中身や仕組みなんて知ったこっちゃないほかのユーザにとっては、使い勝手重視な見栄えは大事かなと。

4. は、HTML 表記の一般的な慣習に準拠ってことで。無駄な表記を省く方針で。あ、背景色の指定自体をまるっこ省略する場合があるんだったわ(背景は透明になる)。次のバージョンじゃその設定ができるようにすべえ。あと、背景画像設定のウンヌンはナシ。JavaScript はファイルアクセスに制限があるんで、たぶん満足にできないんじゃないかな。

6. がなんで中途半端なのかっつうと、やってる途中でもっといい方法を思いついて、7. で全とっかえしたから。

HTML の背景色の表記には2種類ある(もっとあるみたいだけど、おいらが知ってるのは2つだけ)。"#a7b6ff" みたいな、RGB 各色を2桁の16進数で表して並べた24ビットカラー表示と、"blue", "limegreen" みたいな色の名前と。

我が TABLE Maker は、自動判別でどっちでもばっちこいにしたらぁなってことで。

んではじめは、自動判別は「色名136個全部のホワイトリストを作って、入力と一致したら色名表記と認識、そうでなければ16進数表記と認識」としたんだわ。うまく動作はしたものの、動作が微妙に鈍くて。この時点で3つある背景色設定の1つのみで作ってた。この JavaScript はリアルタイム反応が売りなんで、キー操作ごとにいちいち全部作動するんですわ。例えば色名 "mediumvioletred" だと15文字ですな。手で打ち込むと、打ち間違いなしでも15回作動する。そのうち1カ所に実装しただけで体感できるほどトロくなったってことは、予定3カ所なら3倍なわけで、赤く塗らないと(いやいや)。それを15回とかさ、ユーザのイライラのもとだろと。

もっと軽いアルゴリズムはないのんかなーうーんうーんとモーター状態で唸って、やっとひねり出したのが 7. のやつ。色名ホワイトリストの裏返しですわ。色の入力を parseInt([色の入力], 16) で10進数に換えるや否や toString(16) で16進数に戻す。これが元の入力値と一致してれば16進数、そうでなければ色名と判断。言い方を変えると、情報を符号化→解読して、完全再現したか劣化したかで決めるとゆーわけ。前よりちょっと頭よくなった感じがするww

これで136個の色名リストを1個ずつ確かめるループがなくなったんで、反応がだいぶ速くなったわ。

あと文字色も忘れてた。これもいじれるようにしようかな。見出しセルとデータセル個別で。そこらをやれば ver. 0.6 シリーズはよし、となるか。それに続くは、

こんな流れですかね。ソースコードが増えて絡まってきて今すでにキツイが、今後もっとキツくなるなぁ。ここまでほとんどプロシージャ的に作ってきてた。0.6.6 で、ちょっとだけオブジェクト指向的にしてみたですよ。オブジェクト指向は苦手意識であんましやったこともないしわかってもいないけどさ。それでもスパゲティ化を防ぐ準備のつもりだけど、ちいと遅かったか(弱気)

ol(ガイア), ul(マッシュ), dl(オルテガ)のリスト三連星のソース自動作成計画は今のところ、影も形もないっす。

銘板
2013.6.23 日曜
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類似行為

北朝鮮も韓国もときどき「日本が再侵略を狙っている」と妄想ベースの話を出すけどさ、あれに似てるなーと思って。

オウムの自作自演テロ。

あの時代、テレビにサティアン在住の信者が出てたのを見かけたことがあった。かわいそうな信者さん、「(この施設と教団が)現に攻撃されているんですよ!」と叫んでた。

やっぱ似てるなぁ。

銘板
2013.6.24 月曜
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つるべ式忘却の12周年

毎年のことながら完全に忘れてたが、今日はこの日記の誕生日ですじゃ。12周年かよ。なんでこんなに続いてるんだよww

「忘れてた」と言いつつしっかり今日のログで書けてるのは、この日記の仕様によるところが大きかったり。

この日記の台紙ページは1カ月ぶんごとに『名無しの JavaScript』で自動生成してる。これ各日付のヘッダをまとめて出力する形で、月初めの1日ぶん以外のヘッダは HTML のコメントタグ「<!-- -->」でくくって隠してるんだわ。てことで、隠してる部分に事前に記入できる状態でして。

たまたま何日か前に、「おお、もうすぐ周年記念日じゃ」と思いだした時があって、たまたま忘れずにここに「この日記12周年」とメモってたと。

して当日(今日)、さて今日のネタを思いついたし書くかーと思って書類を開いたら「この日記12周年」と書いてあって、「いけね忘れてた」と。

特段に祝うとかないし。今回も淡々とスルー的な感じで。

っつうかいつもの癖として、はじめに想定してたのとは別のネタをこうして書いてるとさ、書くはずだったネタを忘れてしまうんですなーこれが。これでどれほどのネタを闇に葬り去ったことかwww ええ、ええもう今回も、元のネタなんざ忘れちまいましたよー。

どうせ大したもんじゃないからいいやww

銘板
2013.6.25 火曜
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TABLE Maker 高速化、できそうなような

3日前のログ「この JavaScript はリアルタイム反応が売りなんで、キー操作ごとにいちいち全部作動するんですわ」と書いたとき、ここをいささか改良すれば、さらに高速化できるような気がしたんですわ。

どうすればいいかちょっと分かった気がする。

キー操作ごとに、全部の入力項目を読み取って、全部そのたびに処理し直してるんですわ。その部分は同じ結果が出るわけで、無駄な処理なわけで。

そしたら話は意外と簡単というか。前回の値を記録しといて、新たなタスクで同じ値が来たら処理をスルーすればいいだけのことでして。

今はおいらの iMac + Google Chrome 上では充分に高速だけど、環境によるしな。IE だと確実に遅いだろうし(つか IE での動作確認をしてないんで、まともに動くかどうか実は分かってない)。それにこれから機能をもっと盛っていくと、やっぱし遅さが分かるようになっちまうかも。

その予防として、今のうちに高速化の改造をしとくべいかな。

そりゃいいとして、TABLE Maker の開発予定では、TABLE のサンプル出力を2つ出すことにしてるんですわ。はじめのサンプルでは背景やボーダーなんかを確定、各セルには入力欄が入ってる。そこに値を入れると、2番目のサンプルにそれが反映される、っつう形にしようと。これで HTML の table の作成が一挙にラクチンになる、とやるつもりではいる。けどまた遠のくなぁ。いつになったら……。

ていうかリストタグ三連星スクリプトは果たしてできるんだろうか……。TABLE Maker 開発は大概にして、そっち始めようかな。

銘板左端銘板銘板右端

この手の単純なアイデアって、思いついたあとは「なんで今まで思いつかなかったんだ」となっちまうなぁ。前の仕事でさっさとこれを思いついて実装してれば、いろいろはかどったろうに。そして今もフツーにやれてたろうに。こういう、おいらにとって「気づきさえすれば」なんつうこと、プログラミングでもそれ以外でもまだまだいっぱいあるんだろうな。

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2013.6.26 水曜
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なぜか不具合

げげげ、TABLE Maker 0.6.6、動かないんじゃん。おいら何やってんだ。最後にどこをいじったのかもう分からんのですが orz

あーよかったちゃんと動くようになったわ。

HTML 部分のテスト出力(加工途中のデータを見るところ)のところをコメントアウトしたのに、JavaScript 部分で、その id を指定して出力してる行を消し忘れてたのが原因だったよ。データを出すところがなくて迷ってやがったと。

こういう矛盾をズバッと指摘してくれるツールってないもんかねぇ。自分で作れってな。Java ではコンパイル時にこういうのがあると、エラー表示とともにヒントを出してくれる。けどあの指摘、あんましあてになんないんだよねw ないよりマシだけどさ。

そして名前は似てる JavaScript の場合、一言も言わんで、無駄に男らしく黙って止まりやがるw

Perl だと "Internal Server Error" だかの文言が出るけど、なくても別にいいというか。つかあの文言が出るたびイラッとするww

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2013.6.27 木曜
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TABLE MAKER 0.6.7

高速化は次の課題に回して、背景色の指定なしの場合を織り込んだ TABLE MAKER 0.6.7 をリリースすますた。

チェックボックスはプライベートで使うのは初めてかも。前の仕事で使ったことあったけどあやふやに覚えてたんで、これで使い方を少しはっきり学べたかなと。

銘板
2013.6.28 金曜
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遠大企画の橋頭堡か、はたまたこれを最後に企画倒れか

先月の妄想 H-III ロケットの 3D CG のパーツを流用して、H-IIA を作ってみたよ。画像が横倒しなのは、単にこの日記の表示の都合だす。

Art of Illusion のモデリング・レンダリングは少しずつやってるけど、アニメーションはまだほとんど自分ではやってない。この経験を積むのに、ステレオ立体アニメーションという壮大な実習計画を思いつきまして。

映画の CG だと、カメラが自在に飛び回って迫力あるじゃないですか。あれをやってみたくなってさ。やっぱ CG アニメは空飛ぶ描写ですよ。てなことで、どんなふうなの作ろうかなと。

普通の 2D アニメーションもいいけどさ、このサイトってもともとは立体写真を出すサイトなわけでさ。もう何年も新作を出してないわけでさ。んなわけで、3D CG ソフトの勉強してることだし、ステレオ立体アニメーションで自在に空を飛ぶと、かなりの迫力になるのではないかと思った次第でござります。

どうやるか。

AoI シーン内にカメラ2台を用意するのは簡単。この2つを Null オブジェクトの子にして、Null オブジェクトを飛ばしたり回したりすれば、たぶんうまくいくんじゃないかな。2台のカメラの焦点は、別な Null オブジェクトを追わせれば行けるかな。そこらへん細かいところは不明。実際にやってみていろいろ打開策が見つかればいいなっつう感じで。

今わかってる大きそうな問題は、左右の目のために2本のムービーが出来上がるわけで、それを統合するにはどうすりゃいいんじゃってあたり。動画編集ソフトを持ってないんですがww Mac 用のフリーソフトでないもんかねぇ。

ステレオ映像だけど、3D 映画の立体メガネ方式はよく分からん。あれってそれ専用のモニタが要る気がする。あの立体メガネって、たぶん角度を90°たがえた偏光メガネかと。てことでモニタも左右の視界用にそれぞれ90°違う偏光を出さんといかん。テレビでは同じ原理の 3D 機能があるけど、PC じゃ製品があったとしても普及してないだろ。つかおいらの環境が対応してないんで、やっぱしそれはできん。

てことは、いにしえの「交差法」「平行法」一択となるわけです。

あれってさ、左右の画像の幅に制限があるんですわ。平行法で見たい人は特に。目の視差角は外向きにはならないんで、無限遠方の視差角差ゼロ°になるような画像組が最大なわけで。てことは、左右の目のための画像の中心から中心までの距離が、人の目の間の距離と等しくなる感じで。大体 5cm ちょいくらい。けっこう狭い。てことは映像が小さくなる。

迫力を出すにはなるべくでっかい画面なわけで、しょうがないから縦長の映像になるわけで。

縦長の映像でぴっちり収まるといえば縦長の被写体なわけで、だったらロケットがいけるじゃろう、と。

しかし今あるロケットのモデルは、この前の妄想 H-III だけ。あんな予測が全然外れてるもんをこれ見よがしに立体アニメーションなんかで見せるもんじゃないだろと。てことはモデルを新規に作ると。もっと前に AoI で作ったことあるけどさ、あのときは H-IIA に増槽を取り付けるっつう、これまた妄想ネタだったしな。ほんじゃ実在のモノのモデルを作ってみましょうか、と。んで作ったわけ。まともに意味のあるモデルとしては、今までで一番凝ったわ。それでも大雑把だけどww

日の丸と縦書きの "NIPPON" は、今回一番手間をかけたところだったりする。AppleWorks で縦書き大書の "NIPPON" を書いて(小さいとジャギるんで)スクリーンショット。GIMP で開いて背景を透明にする。どっかのサイト様から日の丸画像をがめてきて、それを "NIPPON" の上に貼り付ける。相変わらず "NIPPON" の背景は透明なんで PNG 形式で保存。これを AoI の重ね合わせテクスチャの上層レイヤーにする、と。下層は、手続き 2D テクスチャで白・黒・オレンジ・萌黄色の、H-IIA 胴体地色模様と。これ妄想 H-III のときに作ったやつを改良して使ったわ。

んで今回、AoI の重ね合わせテクスチャのやり方を学べたよ。上層の透明部分がなかなか透明になんなくて悩んだわー。Image Mapping で画像を指定するまではよかったんだけど、そうかそうなってたのか。

今回の場合、「拡散反射色」で画像指定するだけじゃいかんかった。「透明」でも同じ画像を指定して、その右側で「マスク」を選択。これだった。

ここに至るまでキツかったわー。件のマニュアルを読んでもよくわからんかったし。けどどっかに書いてたはずなんだよなー。自分で翻訳したくせに見つけられんかった (^_^;) てことで既におぼろげまくりな記憶をもとに、ようやく解決と。

ちなみに最近の H-IIA は三菱重工が運営してるんで(JAXA は打ち上げの管制と安全管理を担当)、日の丸の上のほうに、日の丸よりさらにでっかく、白地に赤の三菱マークが入るんですわ。けどめんどかったしさ、全体のデザイン的になんだか今ひとつな気がしてるしさ、このたびの実装は見送らせていただきましたわw

んでロケットが1機だけじゃ映像として物足りない気がするんで、とりあえず今回作った202型に続き、204型、2022型、2024型も、いろいろ使い回せば比較的すぐできそう。あと H-IIB ですな。できれば N-I, N-II, H-I に J-I っつう歴代ロケットを作って並べられればいーなー。できればさらに TR-1 と TR-1A も。

つか ISAS ロケットこそ作りたいんだけど、こっちは立体映像にするなら斜めでしょう。ペンシルに始まり、S-310 や L-4S を通って、角度が少しずつ立ってくる。そして最新のイプシロンでついに垂直立ちと。

となると歴代のランチャーも作ってそれに据え付けることになるわけで。そこが一番の難関だろw

銘板
2013.6.29 土曜
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バブリーなスポーツ

なにこれめちゃめちゃおもしろそうwww

しかし夢中になってやってると、すげー蒸れそうww

銘板
2013.6.30 日曜
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神社のお祭りにかこつけて過去を知った日

地元の神明宮神社のお祭りに行ってきたあるよ。ってこれ書いてるの7月2日なんだけどさ、いやもうその日はへべれけになりましてw

夕方、あるおにゃのこと一緒に行こーねと約束したのに、とりあえずすっぽかされましてww

せっかく街まで来てそのまますごすごと帰るのは納得いかないものがありまして。

駐車場に歩ってたら、知り合いのおばちゃんにばったり会いまして。おばちゃん、居酒屋やってんのよ。てことでそこでクダ巻くことに決定ww

件の神社は歩いてすぐだけど、やっぱし1人でってのはちょっとキツい。適当に飲んだら運転代行で帰ろってことでひとつ。

そしたらひとつ思い出したことがあって。知り合いの女性でさ、息子さんが引きこもってさ、その息子さんの気晴らしに、昔からその子が好きだった神明さんのお祭りに連れ出すつもりとか言ってたなー。ヒマだしあの人に連絡取ってみるかー。息子さん、お祭りを楽しんでくれるといいねー、とメールしたら、しばらくして返信。

息子、行きたくないとかグダグダ言いだしたから中止ですと。残念。

ただおかあさまはお祭りに行きたいわけで、一緒に行きませんか、と誘われてしまったですよ。てことで居酒屋にお越しいただいて、しばらく飲みまして。あと、たまたま今の職場の先輩が晩飯を食いにその居酒屋に現れまして。3人して盛り上がりまして。夜9時頃、このメンバーでいったん神社に向かったですよ。

おいらの場合は何が目当てって、屋台の食い物ですよww

いやー食った食った。先輩におごったりもしてwwwいちいち何食ったか覚えてないくらい食いまくったですよ。屋台の食い物うめー。

んでまた居酒屋に戻りまして。途中、先輩は帰宅。おかあさまと一緒に飲み直し。

なんでまたそこに残るのか。

6月30日の深夜12時というか7月1日の午前0時というかは、神明さんの茅の輪くぐりがあるんですわ。これ子供の頃以来だったもんで、これに行こうと。

んでやっぱし1人はキツいんで、おかあさまにお願いして一緒に行ってもらいまして。いやもうこの朝は仕事で起床5時でさ、しかもさんざん飲んじまって(「適度に飲む」ができない人)、深夜に神明さんの前の行列に並んだときはもう眠くて眠くてww そのあと代行でソッコーうち帰ってソッコー寝たですよ。

というオチもなんもない話で。っつーかこれこそ日記なんじゃないかとwww こういうのに出かけたっつうのが自分でも珍しかったもんで。

銘板左端銘板銘板右端

このおかあさま、おいらの1歳下なんですわ。小中学校も一緒で。てことでその当時の話で盛り上がったんだわ。

おいら知らずに役に立ってたことがあったらしい。

いやー知らん事実を教えてもらったですよ。そのおかあさまから、小学校の同じクラスの男子の話が出まして。転校生で、ガタイがいいけどナヨっとしてて、顔もちょっと女の子っぽくて、言葉も東京言葉で、クラス中からハブられてたとか。んでおかあさまは放課後、彼のランドセルを届けにそのこの家によく行かされたそうな。家が近いからってことで。いやーそんなに近くないんだが。なんて彼がランドセルを放置して家に帰ったのかは謎。

んで話の途中、彼の苗字が出てきたんですわ。福田くん(仮名)とか。

……、

……、

……。

あれ? おいら1コ下の福田なら当時の近所で1人知ってるぞ。あれ? 福田ヨシノブ(仮名)?

ドンピシャ。

そうかーあいついじめられてたんかー。まったく知らなんだー。つか転校生だったってことも知らなんだー。言われてみれば言葉遣いが地元ではなかったような。んでもなんでか気にしたことがなかったおいらw 鈍いのだww

その地区にはおいらも後から引っ越してきた派で(おいらの場合、学区内での引越しだったんで転校はナシ)、たぶんヨシノブの家はおいらの家より先にその地区に引っ越してきたんだろ。

んで、おいらヨシノブにそんなツライ事情があったなどとはつゆ知らず、フツーに一緒に登下校して放課後は一緒に遊んでたが。やつは見込みがあったからな(何の見込みか謎)。そういや何を話したのか、何して遊んだのか、まったく覚えてないな。けどそうだったのは確か。

で、ヨシノブ、どうもおいらと一緒に登下校でダベるなり遊ぶなりしてる間が、その時期の唯一の楽しいひと時だったらしい。今日聞いた話じゃ、ヨシノブの家は母親がかなり厳しくて、家の中でもキツかったらしい。

うちの場合はちょうどそのあたりから父親が酒乱になって、無駄で無意味なバイオレンスを夜な夜な満喫させられとったが(加害した相手が泣き叫んで、自分がそれ見て聞いてイライラしてまた加害っつう暴走ループがヤミツキになってやがった)、あいつもそんな感じだったのか。まったく知らなんだ。たぶんやつもうちの事情は知るまい。

で、今回一緒に飲んでくれたおかあさま、当時、ヨシノブになにがしか聞いたそうな。「こんなにいじめられて、悔しくないのか」みたいなこと。

したらヨシノブ、「でも僕にはおにーちゃんがいて、毎日一緒に学校に来て一緒に帰って楽しいから」と言ったそうな。

……、

……、

……。

酒飲みながら話を総合したところ、どうやらヨシノブの味方でいてくれた「おにーちゃん」とは、おいらのことだったらしいwwww

まったく感づきさえしなかったおいら(汗) 天然すぎだろw つか事情をまったく知らんまんまで気遣いもなしにフツーに接してて、やつはそれを気に入ってたんだろうな。まさに天の采配ww

ヨシノブについてはちょっと心苦しい記憶もあったり。登下校で一緒だったんだけど、一時期なぜかやつにムカつくようになってしまってさ。自分でも理由は不明。んでしばらく口聞かないで黙って一緒に登下校状態。やつはそれを察して、気まずそうにしながらも一緒に黙って登下校。

1週間くらいして、「ムカつく理由ないし。どう考えてもやつは悪くない」と結論してさ、ヨシノブに前と同じように話しかけたんだわ。そのときのヨシノブ、すげー「救われたー」って感じで。いやもうドリフの「淳子、幸せ!」みたいな顔して。おいらすげー申し訳なかったですよ。そこで「謝る」という発想さえ持ってなかったおいら、いまだにヨシノブに詫びてないですよ。アホすぎ orz

おいらが中学に入ったら、ヨシノブとの付き合いが途切れまして。一緒に遊ぶってのもフェードアウトしまして。以来ヨシノブと会った記憶がまったくない。近所なんだから会ってもおかしくないのにな。

で、その後のヨシノブのことを、酒を飲みながら聞いたんだわ。

中学でもハブられ生活が続いたらしい。んでどうも高校受験でうまくいかなったらしく。うちの地元の場合、私立は滑り止めなんだわ。大抵は公立の高校に入りたがる。てことでヨシノブはいったんは市内の私立に行くことに決まったものの、母親が納得しなくて、ヨシノブは浪人することになった。んで次の年、ほかの土地の有名校をいくつか受験したけどいい結果が出なくて、前年に入学を取りやめた地元の私立高校に1年遅れで入学、という運びだったそうな。そりゃつらかったろう。なんであいついちいちこんな目に遭わされるんだ……。どんな体験でも、その体験をしなきゃ得られない貴重なことがあるはずだから、一概に否定するのは間違いだけど、つらいぶんにはつらかったろう。っつーか母親ェ……。

ちなみにその私立高校は正直、入試の難度は大したことない。けど公立校の受験でたまたま運がなかっただけの子たちに対応してるんで、授業や大学進学のレベルが高かったりする。高校デビューなりそのあとにでも人生デビューできてたんならいいなーと、天然バカおにーちゃんは今さらながら願ってたり。

しかし今思い出しても、ヨシノブはダメなやつなんかじゃ全然なかったな。頭よくて楽しいやつだったが。いじめてたやつら、ばかじゃね?ww

つかクソみたいだったおいらのガキ時代に、頼ってくれた人がいてくれたとは馬鹿すぎて今の今まで知らなんだよ。ヨシノブ(仮名)、今さらだけとありがとな。

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