ひとりごちるゆんず 2007年10月
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2007.10.1 月曜
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「都合のいい人材」なら募集中

職探し 今日の獲物も またハズレ(五七五) _ノフ(、ン、)_

一夜明けて、今日は昨日よりずいぶんと気分が軽かったし週の始めってこともあったんで、前々から目を付けてた求人広告フリーペーパーの広告主に電話をかけてみたんだけど、不調に終わってしまったよ。

それを見つけた時には「Web デザイナー募集」で色めき立ったんだけど、「外部スタッフ」という文言が気になってた。それを問い合わせてみたらば、必要な時だけ助けてくれる人材募集ってことだそうで。仕事の頻度を訊いてみたけど「何とも言えない」。給料も訊いてみたけど「その時の仕事量に応じて」のギャランティー制。条件あやふやすぎ。しかも「呼んだ時だけ来て手伝って」なんてそんな虫のいい話になんか乗れるかい。

まぁでも、明日は予定が入ってるから無理としても、あさってあたりまた職安に行ってみるべ。新規でいい仕事があることを祈って。やりがいのある仕事が見つかりますよーに (-人-) 祈りを捧げる

銘板
2007.10.2 火曜
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メル凸!!

昨日は夜なべしただよ。なんたって待ちかねてた指示が下ったもんだから。何の指示かって、小惑星探査機 はやぶさ2 の予算配分のお願いのメール突撃(メル凸)の。はやぶさまとめニュース様 でその情報を得たおいらは、指示通り、すかさず内閣府総合科学技術会議と宇宙航空研究開発機構(JAXA)経営企画部それぞれのご意見フォームを利用して、約1000字の嘆願書を送りつけたのだった。

記念にここにその写しを記しとこ。まずは総合科学技術会議宛のやつ。

 単刀直入にお願いいたします。
 次期小惑星探査機「はやぶさ2」の開発と打ち上げに必要な予算を配分して下さい。
 
 2年前、小惑星探査機「はやぶさ」は小惑星イトカワに到達し、詳細な探査を行いました。また、はやぶさは2010年にイトカワの表土サンプルを持って地球に帰ってくる予定です。それら一連の活動に対する評価はむしろ海外で高く、「ものを作って売るだけ」と思われていた日本人観を大きく覆し、「宇宙科学の発展に寄与する日本」の姿を世界に示しました。
 欧米では宇宙科学は「神の意志を知る手段」つまり「人類の進むべき道を探る手段」として重視される傾向があります。日本では「神の意志」はあまりピンと来ませんが、「人類の進むべき道を探る」という点では、その手段を提供できることを、はやぶさは証明しました。
 現にNASAははやぶさの探査の成功後、類似の計画を打ち出して、日本に追い付き、追い越そうとしています。現在、日本がリードしている数少ない分野である小惑星探査は、是非とも継続させるべきです。
 はやぶさ2は、はやぶさが訪れた小惑星イトカワとは違うタイプの小惑星の探査を狙っています。異なる種類の小惑星を系統的に調べることにより、人類は太陽系の生い立ちに関する新たな知見を手にすることができます。はやぶさ2による探査は、それを行う栄誉に日本が浴する重大なチャンスをもたらしてくれます。
 
 また、別な観点からすれば、はやぶさの位置付けはあくまで「工学実験機」であり、搭載した機器の有効性を確認するのが主目的の宇宙機です。故に、その工学的成果を利用した本格的な「小惑星探査機はやぶさ2」を打ち上げないことには、先発のはやぶさのせっかくの成果が無駄になってしまいます。この点に於いても、はやぶさ2はそのトータルなミッションを完成させるために必要なものであることが分かります。
 
 しかし、はやぶさ2計画は現在、予算不足に喘いでいます。昨年の宇宙科学研究本部の要求額が5億円だったのに対し、認められたのはその10分の1の5000万円のみでした。基本的にいつでも打ち上げられる地球周回衛星と違い、小惑星探査は打ち上げられるタイミングに限りがあります。現在の計画では2010〜2012年の間にそのチャンスが巡ってきます。それに開発と打ち上げが間に合うよう、是非ともはやぶさ2に充分な予算を配分して頂きたく、重ねてお願い申し上げます。

JAXA 宛もほとんど同じだけど、JAXA にとっては身内の話なんで、文面を微妙に変えてあるよ。

 JAXA経営企画部御中
 
 単刀直入にお願いいたします。
 次期小惑星探査機「はやぶさ2」の開発と打ち上げに必要な予算を配分して下さい。
 
 2年前の小惑星探査機「はやぶさ」による、小惑星イトカワの詳細な探査とサンプルリターンの試み。それら一連の活動に対する評価はむしろ海外で高く、「ものを作って売るだけ」「欧米に追従するだけ」と思われていた日本人観を大きく覆し、「独自技術で宇宙科学の発展に寄与する日本」の姿を世界に示しました。
 
 欧米では宇宙科学は「神の意志を知る手段」つまり「人類の進むべき道を探る手段」として重視される傾向があります。日本では「神の意志」はあまりピンと来ませんが、「人類の進むべき道を探る」という点では、その手段を提供できることを、はやぶさは証明しました。
 
 現にNASAははやぶさの探査の成功後、類似の計画を打ち出して、日本に追い付き、追い越そうとしています。現在、日本がリードしている数少ない分野である小惑星探査は、是非とも継続させるべきです。
 はやぶさ2は、はやぶさが訪れた小惑星イトカワとは違うタイプの小惑星の探査を狙っています。異なる種類の小惑星を系統的に調べることにより、人類は太陽系の生い立ちに関する新たな知見を手にすることができます。はやぶさ2による探査は、それを行う栄誉に日本が浴する重大なチャンスをもたらしてくれます。
 
 また、別な観点からすれば、はやぶさの位置付けはあくまで「工学実験機」であり、搭載した機器の有効性を確認するのが主目的の宇宙機です。故に、その工学的成果を利用した本格的な「小惑星探査機はやぶさ2」を打ち上げないことには、先発のはやぶさのせっかくの成果が無駄になってしまいます。この点に於いても、はやぶさ2はそのトータルなミッションを完成させるために必要なものであることが分かります。
 
 しかし、はやぶさ2計画は現在、予算不足に喘いでいるとのこと。基本的にいつでも打ち上げられる地球周回衛星と違い、小惑星探査は打ち上げられるタイミングに限りがあります。現在の計画では2010〜2012年の間にそのチャンスが巡ってきます。それに開発と打ち上げが間に合うよう、是非ともはやぶさ2に充分な予算を配分して頂きたく、重ねてお願い申し上げます。

ってなわけだぁ。ちなみに去年は 財務省に嘆願メル凸してる ぞ。

はやぶさ2 が何だかんだ言って今年度に予算化されたってのに(5億円の要求に対して5,000万円だったけど)、なんでまた今年も来年度に向けてこんなことをしとるのかっつーと、どうも はやぶさ2 を取り巻く状況が思わしくないみたいだからなんですな。この記事に書かれてる通り、どうも JAXA は はやぶさ2 を打ち上げるロケットを用意する気がないらしい。そして、タダで打ち上げてくれる外国のロケットを探せ、と無茶なことを はやぶさ2 チームに要求してるらしい。まぁかなり憶測が混じってるとはいえ、状況が芳しくないことくらいは見て取れるわけで。つうか、松浦晋也氏の「懸念」はよく当たるからな。

そんなわけで、今回の嘆願には「『はやぶさ2』の開発と打ち上げに必要な予算を」と、打ち上げ費用についても触れてみた。ん〜、最後にもっかいお願いするところ、「はやぶさ2とその打ち上げに充分な予算を……」にしとけばよかったかなぁ。

銘板左端銘板銘板右端

ISAS(宇宙科学研究本部)は "ASTRO-G" という電波天文衛星の打ち上げを、2012年頃に予定してる。はやぶさ2 と同じくらいのタイミングですな。それでどうでしょ、H-IIA ロケット1発で2機同時打ち上げってのは。H-IIA ご自慢の2段目再々着火機能を用いれば、できないことはないと思うんだが。けど、H-IIA 1機のお値段が現状で95億円(民間に移管されたんで、将来的に幾分安くなる可能性はあるけど)。ASTRO-G に付けられてる打ち上げ費用は35億円程度らしい。そして現状で、はやぶさ2 の打ち上げ費用はゼロ。うーむ。

H-IIA の打ち上げ価格が70億円まで下がったとして、はやぶさ2 の打ち上げ費用を40億円ゲットできればどうにかなりそうなもんだが。甘いかなぁ。

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2007.10.3 水曜
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芋虫ごときに嫉妬する秋

栗が何を考えてるのか分からない。毎年この時期になると思いを馳せるこの問題。一体あの実は食べられたいのか食べられたくないのか。

まず過剰防衛としか思えないトゲトゲの殻。うちの地元では「クリカッチャ」と呼ばれるあれは一体何なんだ。食べてほしくないと主張するにもほどがある。しかし地面に落ちた栗は、クリカッチャが割れて、中身をさらけ出してる。食べてくださいと言わんばかりだ。

トゲトゲに用心しつつクリカッチャから中の実を取り出すと、これまたハードかつツルツルで容易に中身を拝ませてくれない内皮が待ってる。それまでもクリアしてようやく果肉にありつける。これが悔しいほどうまい。ゆでるとさらにうまい。これでまずけりゃ「勝手にしろ!」で済まされるけど、あのおいしい中身を得るために費やす労力と神経は並大抵ではない。

自前の商品を高く売るという点に関しては、植物界に於いて栗以上のものと言えばクルミくらいなものか? ああでもクルミはその外側に果肉をまとってるなぁ。決して人間向きとは言えないけど、あのクルミの果肉は、他の動物にとっては重要な食料である可能性が高い。ということでやっぱり栗が最もハードルが高いと思う。

大抵の動物は、まず最初のハードル(クリカッチャ)でつまずくと思う。ということで、あの植物は、実を食べる者を知性によって選んでるとしか思えない。つまり、クリカッチャで怪我をせずに内容物を取り出せ、内皮を見事に剥ける、それだけの知性を持った存在。

そう、それはまさに人間だけに許された特権ではなかろうか。しかもめんどくさがりはご遠慮願います、と来たもんだ。これほどまでに捕食者に高い要求を突きつける植物が他にあろうか。リンゴやサクランボなんか、もいだらそのまま食べられるじゃないか。そんなお手軽な果物もある中で、なにゆえ栗の木はそんなに頑な防護をその実に施させるのか。やはりこれは、実を食べる者を栗の側から選んでると考えるのが合理的かと思う。

ということで、秋の味覚の代表格のひとつである栗を食べる時は、我々がこの地球環境で最も知性のある存在であることを誇りつつ、満足感に浸りながら食そうではないか。遥か縄文時代から、我々人類はその知性を遺憾なく発揮し、栗のおいしさを味わい続けてきているのだよ(三内丸山遺跡から栗林の跡が出土したそうだ。どうも食用にしていたらしい)。

と言いつつ、栗を食べるとたまに中に小さな芋虫がいてビックリしたりするんだよね。クリカッチャを楽々と越え、何の道具も使わずに内皮に穴を開けてやすやすと果肉にアクセスするそのルバンIII世並みのスマートな手口が憎たらしい。ていうか、結局人類は芋虫より不器用だという現実が悔しいこの秋。

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2007.10.4 木曜
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今度のケータイ

昨日ケータイ買い替えちゃった。今度も DoCoMo で(乗り換える勇気がなかった)、今度も三菱電機で(乗り換える勇気がなかった)、最新の D904i ……じゃなくひとつ前の D903i にしたよ。

D903i

だってだって、安かったんだもん。最新型の半額以下だったんだもん(泣)。現在無職のおいらにとって、安いってのは何物にも代え難い偉大なる価値だったんだもん(啜泣)。ていうかぶっちゃけカメラの性能が同じだということが分かったんで、高いカネ払って最新型を買う気が失せたんだけどね(醒)。それと、このターコイズな緑色にやられた(ウットリ溜息)。

それにしても、これ去年の暮れのモデルなんだけど(06年11月)、前まで使ってたやつが D506i でさ、mova だったのよ。おととし買ったんだけど、実は3年前の7月のモデルだったのよ。いやもうケータイの進化っつうか電気・電子技術製品の進化に驚きまくりだよ。さらに使い勝手までずいぶんと変わっちゃって……。こんなんじゃわざわざ三菱電機を選ぶこともなかったかなぁ。ああでも、三菱電機は人工衛星を作ってるメーカーなのよね。そんなところにブランド意識を覚えたりして。

そうそうそんで、電気・電子技術の進歩を具体的に実感できた部品があったりして。まずは外部メモリ。今まではメモリースティック Duo を使ってた。16MB だったけど、市場には 32MB のが出回ってるのは確認したことがある。16で充分間に合ってたから買い替えなかったんだけどね。それがあんた、今の三菱はマイクロ SD カードを使ってるんだわ。

メモリーカード

容量一気に8倍になっちまっただよ。しかもサイズは4分の1以下!! すごいんだけど、すんごいんだけど、確かに技術の進歩を目の当たりにして驚きなんだけど、一言言わしてもらえば、

小さけりゃいいってもんじゃね〜!

容積に限りがあるケータイに仕込む部品としちゃ小さいに越したことはないんだろうけど、小さすぎて扱いづらいよこれ。メモリースティック Duo のときは指でちょうど掴める適切サイズくらいだったのに、こいつは指先、いや、爪まで駆使してつまんで取り扱わんといかん。明らかに小さすぎだよこれ。下手にくしゃみしたらどっかに飛んで行きそうだし。かてて加えて色が黒ってどうよ。なくしてくださいと言わんばかりだぞ。派手な色にしてくれよな〜(出来れば蛍光色。少なくとも膨張色を希望)。

写真じゃ左の浅い角度から照明を当ててるから、影が右側に長く出て、本体の黒と同化してしまったけど、ほんとはもっと短いのよねマイクロ SD カード(デジカメで接写するために、どうしても照明が浅い角度になってしまった)。実際、PC に繋ぐための SD カードリーダをまだ買ってないから使ってないんだけど、使い勝手の悪さは想像に余りあるなぁ〜。

もうひとつの技術進歩は歓迎に値するもの。こっちも小型化と大容量化を同時に成し遂げた。それはバッテリー。

バッテリー

サイズは旧型の8割程度(写真じゃ7割程度に見えるけど、新型はちょっとだけ高さがある)にして、容量が16%増。同じサイズだとしたら容量が45%も増えたことになる。リチウムイオン(Li-ion)バッテリーが世に出るようになる前は「他の科学技術に比べてバッテリーの進化は遅すぎる」と言われてたんだけど、なんのなんのどうしてどうして、やってくれます Li-ion バッテリー。まったく技術の勝利ですなぁ。

7月にトヨタがプラグインハイブリッドカーっつう新しいハイブリッド車を発表したけど、それにこの Li-ion バッテリーが使われてるらしい。発表された試作車はバッテリー1チャージで130km走れるそうだけど、Li-ion バッテリーの進化とともにその走行距離がどんどん伸びていくんじゃないだろうか。2年半で45%もの容量アップを成し遂げたんだから、理論限界まではまだまだ余裕があるんじゃないかな。

それにしても納得行かないのは、マイクロ SD カードと小型バッテリーで容積に余裕ができたはずなのに、ケータイのサイズ自体は大型化してるってこと(特に長さ)。おいらベルトに吊るすケータイホルダーを愛用してるんだけど、今まではぴったりサイズだったのに、今度買ったやつはかなりギュウギュウなんすけど。しかも三菱電機の FOMA はボタン類が露出してるんで、ホルダーに入れる前にプロテクトキーでロックをかけなきゃなんない。

とりあえずそれがめんどい。

で、長さがあるんでホルダー(革製)のフタをボタンで閉じるのがかなりギリギリなんだよね。これだとケータイにもホルダーにも負担がかかっちゃう。ということでフタのボタンを締めないでいるんだけど、走った時なんか飛び出たりしないか不安で。まぁ他のケータイも画面の大型化に伴って全長が長くなる傾向があるから、三菱電機製に限った話じゃないんだけどさ。

銘板左端銘板銘板右端

メールの文字入力も進化したなぁ。まだ慣れてないけど、慣れるとかなりラクに入力できそう。三菱電機製は mova の頃から ATOK が入ってるから頭いいしね。そういえば、早速友達からメールが来たんだわ。「メアド変えました」って。そしたら cc で知らない人たちのアドレスまで出てきちゃって。mova のメール機能って cc を扱えなかったんだよね。そんで「おお〜っ」とか感心しつつソッコーで案件のアド変更をして、その旨返信メールをソッコー打ったんだわ。「メアド登録し直したよ〜」って。して発信記録を見たら、cc の人たち全員にも送ってしまってた(滝汗)。使い慣れるまでしばらくかかりそ……。

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2007.10.5 金曜
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新型 LED はどうなっておるのか

新しいケータイのバッテリーの消費が思ったより速い。既に2回目の充電中。使い方の勉強をしてるってのもあるけど、それにしてもすぐ電池が切れる。前よりバッテリー容量が上がってるってのに、何だこのざまは。

メールの変換候補選びで電力を食うって話を聞いたことがあるけど、おいらは別の線を疑ってる。メールはメールなんだけど、あのやたらでかい液晶画面を照らす照明で相当食ってるんじゃないかと。メールを打ってる間は常に明るさ全開だからね。

ケータイの液晶画面のバックライトは、白の発光ダイオード(LED)か、有機エレクトロルミネッセンス(EL)。LED は電気を食わないのが売りだけど、それは飽くまで電球や蛍光灯に比べての話で、青色 LED は、他の赤や緑に比べて電気を食うらしい。そして白色 LED は基本が青色 LED で、青から波長を変えて緑と赤の光を作って、元の青と混ぜて白い色を出してる。だから青色 LED と同じだけ電気を食う。

有機 EL については、詳しいところはよく分からん。同じ面積の液晶画面を照らすのに、白色 LED と比べて電気を食うのか食わないのか、おいらは情報を持ってない。最近のケータイでフタがやたら薄いのがあるけど、あれは多分有機 EL をバックライトに使ってるんだと思う。

んで、LED 陣営の方の話なんだけど、あの新型 LED はまだ実用化されてないのかねぇ。あれが使われるようになると、バックライトの消費電力が今までの LED の10分の1になるんだけど。「あれ」っていうのは、世界で初めて、実用できる青色 LED を開発した中村修二先生(現・カリフォルニア大サンタバーバラ校教授)が、2005年9月に発表した新型の青色 LED のこと。

これが製品として世に出て来ると、LED の可能性が大幅に広がるはず。とりあえずケータイのバックライトのシェアを奪還できるかもしれない。けどそれはまだまだ序の口。単純に考えて、今までの10倍の明るさの LED も作れることになる。

今の LED でも大光量のものは作れるんだけど、他の光源より少ないとはいえ発熱するんで、大光量のものを作ると自分の熱で壊れてしまう(LED は半導体なんで、耐熱温度が白熱灯よりずっと低いのだ)。それを防ぐには現状じゃヒートシンクを装備しなきゃならない。そんなめんどっちいことやってられっかいってことで、現行の LED は1粒あたりの光量がけっこう控えめになってる。

そこで消費電力が10分の1までに落ちれば、同時に発熱量も10分の1になるってことで、10倍の明るさまで LED が耐えられるというわけ。この理屈は推測で書いてるけど、とりあえず正しいとして、そうなるとどうなるか。今までの LED だと光量不足から何十個も数を並べて対応してきたものが、1粒や数粒で済むようになる。とりあえず室内照明用途に耐えられるだけの光量を、限られたスペースで確保できるんじゃないかと。

あと、おいらの希望としては、白熱灯のストップランプの電球と互換性がある商品を開発していただきたいですな。同じソケットを採用して、明るい LED(ストップランプ用)と暗めの LED(テールランプ用)とを組み合わせたやつ。そうすりゃおいらの愛車ローバーミニもめでたく LED 化だよ。電球のストップランプって片方が50Wも電気を食うから、そのぶんダイナモに負担がかかってるってことで、けっこうばかにならないんだよね。これが LED 化できれば、微量ながら二酸化炭素排出量を減らせる。それに LED の発光は立ち上がりが速いから、少しでも早く後続車にブレーキングを知らせることができて、追突事故の予防にもなる。今の LED は1粒あたりの光量が小さいから、電球1個と同じ光量を出すにはけっこうな容積が必要になる。LED に特化した設計のストップランプじゃないとその利点を享受できないんだけど、それを古いクルマにも広げられるってわけ。

何個か組み合わせればヘッドライトにも使えるかも。現行のハロゲンや HID よりも電気を食わないから、バッテリーだろうが燃料電池だろうが、電気自動車には不可欠なアイテムになりそうですなぁ。

さっきも出した「LED 照明」、そういえば90年代後半に通産省(当時)が「2003年をめどに開発する」と言ったきり音沙汰がないなー。 もともと蛍光灯より消費電力が少ない LED がさらに効率10倍ともなれば、電気代がかなり浮くことになる。日本の室内照明を永らく支えてきた蛍光灯に、とうとう引導を渡すことができる。これも蛍光灯や電球のソケットと互換性を持たせれば、簡単に普及するんじゃないかな。その他にも、おいらが思いつかない利用法がどんどん出てくるはず。

〓ZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZ⊂<回 ←仕切りジッパー

という具合に、中村修二先生の今度の発明もまた、社会の変革を起こすのにふさわしいものになってるんだけど、まだまだ普及してないみたいねぇ。とりあえずケータイのバックライトに使ってもらって、メールを打ち込んでる時の消費電力を改善していただきたい。ワンセグでテレビを見てるときなんかも有効だしね。

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2007.10.6 土曜
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涙を飲んで尻込みした話

久しぶりに『八戸フォーラム かわら版』に登場だよ〜。

ローグ・アサシン

9月20日に書いた通り、内容ボケボケです (-▽-;) ストーリー展開なんか一切書かずに、代わりに自説をぶっ放したぐらいにして。ほんとにいいのかこんなんで。いやだめだ(古文直訳調)。「いやだめだ」と言いつつ、こうゆー書き方しかできん自分が情けない。とりあえず前回の懸案だった体言止めを3カ所に収めた点は自分で評価してはいるけど。今回の体言止め率は 33.3% にとどめたぞ(前回は 62.5%)。

内輪の話なんだけど、『八戸フォーラム かわら版』を仕切ってる元締めさんが地元(山形市)に帰郷されることになって、これからの かわら版 がどうなるかっつう瀬戸際なんですが。今はもう一人の方と元締めさんが交代交代で かわら版 を作られてるんだけど、その交代要員が必要になったわけで。で、先月の作戦会議で一応交代要員が決まったんだけど、なんかその人、ただでさえ忙しいんだよね。そんな人に押し付ける形になってしまったのが自分で悔しいっす。

とは言え、おいらも余裕がないし。DTP に自信がなかったっつうのが直接の理由なんだけど、職探しに手間取ってるせいで将来が不透明で、DTP をじっくり学んでる余裕がなかったってのがより真相に近かったりする。で、実は昨日、とうとう職安での職探しを諦めて、人材派遣会社にバイトの登録してきたんだわ。だって職安情報って「経験者のみ」「経験者優遇」ばっかで、1から仕事を覚えさせてもらおうなんつうおいらみたいなやつは蚊帳の外状態なんだもん。

そんでその人材派遣会社で希望した仕事、けっこうキツいらしいんだわ。その仕事に専念しないとやっていけないっぽいんだわ。朝早いくせに残業バリバリあるそうだし(時給制なんでその分もらえるけど)。初心者OKなんだけど熟練を要する仕事で、当然できるだけ早く習熟しないといかん職種なんだわ。んで、おいらの側の事情としても、そのバイト仕事でキャリアを積んで、いずれどこかの会社に経験者として正社員採用されたいっつう目論見があったりして、手も気も抜くわけにはいかんのよ(初心者だから余計にそうだったりする)。

本当に申し訳ないけど、ボランティアだろうが有給だろうが、他の仕事を受ける余裕がないんですわ。まぁまだ採用かどうか分からん状態なんだけどさ(その通達は今度の木曜 [11日] に来る予定)、とにかく今はそこに賭けてるって状態。

なんだか景気の悪い話で申し訳ないっす。けど、キツそうだけど、今希望してるバイト自体は好きになれそうな気がするんだ。人材派遣会社でその詳細を聞いて、ますますそう思ったっす。前の仕事はもともと好きじゃなかったんだけど、その当時の事情でやらざるを得なくなって、「やってくうちに好きになるだろう」と11年間思いながら、結局好きになれなかったもんなぁ。向き・不向きってあるもんなんだなぁ。

そんなわけでこれから忙しくなりそげな雰囲気ではあるんだけど、来週の木曜まではけっこう暇だったりする。ああ〜このナマゴロシ状態、誰かなんとかしてくれぇ〜!

銘板
2007.10.7 日曜
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願いは月に届いた

そそ、ちょっと遅い話だけど、日本の月探査機 かぐや(計画名 "SELENE [セレーネ]")が今月4日、予定通り月周回軌道に投入されたよ。これで、『月に願いを』キャンペーンでの、おいらを含む412,627人の名前とメッセージが無事に月に届けられましたですな。

このサイトでも今年の1月24日に『月に願いを』キャンペーンの紹介をしたんだっけ。あれを読んで応募してくれた方、趣旨へのご賛同どうもありがとうございました。JAXA(宇宙航空研究開発機構)に勝手に成り代わってお礼申し上げます m(_ _)m

JAXA メールマガジンによると、

              投入軌道
遠月点高度    11,741km
近月点高度       101km
周期        16時間42分

まずは以上の軌道に投入されたとのこと。これから遠月点高度を段々と下げつつ、10月9日に子衛星のリレー衛星の分離、12日に同じく子衛星の VRAD 衛星を分離してから高度約100kmの円軌道に入って、12月から本格的な月面観測に入るんだそうだ。

ただ、『月に願いを』の参加者にとってはちょっとショックかもしれないことを伝えなきゃなんない。

かぐや は1年間の観測を終えた後どうなるかというと、月面に墜落することになってる。いつまでも月の周りを回っているということはできないんだそうで。どういう理由によるものなのかは、おいらも情報を持ってない。

「月の周回軌道上にいつまでも居座ってたら、将来月に探査機や宇宙船がどんどん飛んで行く時代になったとき邪魔になるから」という配慮かもしれないし、地球や太陽の引力の関係で、安定した軌道を長期に渡って保てないのかもしれない。はたまた、月にはわずかながらアルゴンを主成分とした大気があって、その抵抗で自然に高度が落ちて、どっちにしろいずれ月面に墜落する運命にある、という噂も聞いたことがある(←この噂はちょっとマユツバもの。月の大気の話は聞いたことがあるけど、ただでさえ月面上がほとんど真空なんだから、月面上での重力が地球の6分の1しかなくて、しかも軌道の高度が100kmもあるとなると、流体抵抗は無視できる程度なんじゃないかと思う)。

いずれにせよ、かぐや は予定の全ての観測が終わった後、月面にハードランディングして粉々になっちゃうことがもう決まってるんだわ。そのとき飛び散る粉塵を地上から観測して、月面のその場所の組成を調べる、というのが かぐや の最後の大仕事と思われ(だとしたら、月の裏側に落ちちゃったらどうするんだろ。計画的に表側に落とすんだろうか)。

NASA の「名前を乗っけていきます企画」は CD-ROM にデジタル情報として入力して持って行くからなんか味気ないし、実際、その CD-ROM の規格に合ったデコーダがないと読み取れないってのが野暮ったいんだけど、日本の同じ企画の場合、ものすごく小さくだけど、銘板にきちんと名前(と、今回はメッセージも)を刻み込んで探査機に載せるから、顕微鏡さえあれば誰でも読めるようになってる。

いつか将来、人類が月に頻繁に行き来するようになったとき、誰かが かぐや の残骸の中から銘板を拾い出してくれるかもしれない。きっとそんな時代は少なくとも数十年は来ないだろうから、名前とメッセージを載せた人の多くがこの世から去ってると思われ(もちろんおいらも含めて)。その時は、銘板をその場にそっと埋めてほしいもんですなぁ。できれば有り合わせでもいいから、目印になる墓標もそこに立ててもらいたいですなぁ。

ちなみに、月に持って行った銘板は言わばコピーだから、原本は地球上にある。日本に JAXA が存在する限り、その原本はきちんと保管され続けるはず。いずれ時が来たら、ネット上とかで公開するようになるかもね。41万件の膨大なデータベースとして。個人的には、おいらの目が黒いうちにそれをやってもらいたいもんだ(JAXA にはまだその気はないみたいだけど)。

銘板左端銘板銘板右端

そういえば、「目が黒いうち」って表現は、医学の進歩で消えつつあるよなぁ。あれって「白内障になる前」ってことで、今は白内障って人工水晶体で治っちゃうんだもんなぁ(うちの母がその手術をして、視力を回復したのだ)

でもやっぱし「おいらの目が黒いうち」ってのは今、結構な意味を持ってる。おいらがおととい登録した人材派遣会社のバイトのことなんだけど、志望した職種が「溶接」でさ。おいら今、溶接でモノを作る仕事に対して憧れを感じてるんだわ。でね、溶接にもいろいろあるけど、その中のアーク溶接ってかなり強烈な紫外線が出るから、防護マスクを着けてても、けっこう若いうちに白内障にかかる可能性があるのよね。で、派遣って不安定でがしょ? 時給制だし、会社のその事業が傾いたら真っ先に首を切られるし(「リストラ」なんつうゴマカシ的表現は敢えて使わない)。将来が不透明なんだよね。

そんで、できるだけ早く溶接技能を身に付けて、正社員として雇ってくれる会社にきちんと入りたいってのが目論見なんですわ。でもそうなれずに、いつまでも派遣のまんまかもしんない。1日休めばそれだけ実入りが減るってなわけで、悠長に目の手術で入院なんかしてらんないかもしんない。もしその時点で家庭を持ってたりなんかしちゃってたら、経済的に手術を受けられる状態かどうかも分かんない。ワーキングプアってやつだな。

つうか、ある限度より目が見えなくなったら溶接工として失格なわけで、結局路頭に迷うかもしんない。弱視で生活保護。これはけっこう悲惨だぞ。好きな映画も観られなくなるし。そうなる前に、お月様に向かって自分が書いたメッセージをまた読みたいなぁとか考えるのは自然なこととは思いませんか? ねぇ JAXA さん。まぁそうなったらそうなったで、親類からお金を借りて白内障手術を受けるとするか。ってなあたりが、将来に対する緊張感のなさを物語ってますな(笑)

まぁとりあえず早いとこ、貯金から紫外線カットのレンズ入りの眼鏡でも買うとしますかね。

銘板
2007.10.8 月曜
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『スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ』

眠くてだるい。布団が強烈な磁力を発生させて、おいらを吸着しようとしてる。最近、日記書くのが1日遅れなんだよね。ネタは前の日のことを書いてるからちゃんと整合してるんだけどさ。で、ただでさえ1日遅れだっつうのに、昨日の夜(10月8日 月曜夜)なぜか眠れなくてさ、徹夜しちゃったんだわ。もうほんと寝てしまいたい。でもがんばって書く。それだけのネタを仕入れてきた。10月8日分をがんばって書いても、1日遅れなのは変わんないけど(既に徒労感)。

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話題の『スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ』をようやく観てきたよ。正直あんまし期待してなかったからここまで観るのが遅れたんだけど、フタを開けてみてビックリ。いろんな意味ですげぇ興味深かった。この映画、今週の金曜までなんだよね。できれば時間作ってもっぺん観たい。

だってさ〜久々の、ほんと久々の和製本格アクション映画なんだもん(だからあんまし期待してなかったってのもあった)。いつ以来だろ。もしかしたら、フタを開けてみたら拍子抜けだった『いつかギラギラする日』(1992)以来かも。いやいやその後に傑作『バトル・ロワイアル』(2000)があったな。おお、どっちも故・深作欣二監督作品だ。一体何だったんだ両作品のこの出来の差は。同じ監督だってのに。松竹と東映の差ですかねぇ。やっぱアクションは東映ってことなんでしょか。

で、今回の『スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ』はソニー・ピクチャーズ エンタテインメント製。注目の監督は、おいら的には『妖怪大戦争』(2005)がツボにハマッた三池崇史(みいけ たかし)。しかし「崇」って字は「崇高(すうこう)」の「崇」なんだけど、「祟(たたり)」にやたら似てるよね。それぞれ単独で出てきたらおいら区別付かん。三池監督、すまぬ。

とりあえずはこの映画のツッコミどころなんだけど、無国籍・時代考証無視なんてのはハナっから了解済みだからいいとして、主人公の影がとにかく薄かったねぇ。役名が特にないってのはまぁこの手の映画のセオリーらしいからこれも別にいい。服が黒っぽくて地味だってのは、これもマカロニ・ウエスタンの名作から来てるらしいから目をつぶろう。無口でセリフが少ないってのも、暗い過去を負ってる感を醸し出す意味で OK。って、いろいろ許していくうちにどんどん影が薄くなっていくわけで。

そんなわけで、映画は主人公のガンアクションの演出に気合い入れてるわけよ。でもさ、二丁拳銃ってスタイルは御大ジョン・ウー監督が20年以上前に『男たちの挽歌 II(英題 "A Better Tomorrow II")』(1986)で、チョウ・ユンファを使っていきなり完成させちゃったわけで、さらに御大は『狼/男たちの挽歌・最終章(英題 "The Killer")』(1989)で再びチョウ・ユンファで「片手にマシンガン、もう片手にショットガン」という最終最強形態にまで持って行ってしまったわけで、その後に他の映画が二丁拳銃をやるんなら、何かひねりを利かせんといかん状況になってたのよね。

そこで『レオン』(1994)は「予想外のところからジャン・レノが出現する二丁拳銃」で、『デスペラード』(1995)は『アントニオ・バンデラスの絶対あり得ない曲撃ち二丁拳銃』で対抗して、それはそれで楽しめた。けどさ、『スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ』の主人公の拳銃さばき技はまぁ悪くはなかったけど、上記の作品群を超えるもんじゃ決してなかった。

確かにスタイリッシュでかっこいい演技なんだけど、引いたアングルで全身を写すカットばっかりやたら多かった気がする。もっとカメラを寄せたりものすごいローアングルから撮ったり、カットによっては広角レンズを使ったりとかで、主人公のガンアクションのかっこよさを際立たせるケレンなカメラワークを駆使すべきだったように思う。そこらへん、現代的ガンアクションの開祖であるジョン・ウー的演出を研究すべきだったんじゃないかなぁ。そこももしかしたら、60年代のマカロニ・ウエスタンにまで先祖返りさせちゃったんでしょか(マカロニ・ウエスタンはおいらは『荒野の用心棒』(1964)しか知らないから、何とも言えんが)。

あと大きなツッコミどころといえば、一言の日本語以外全部英語という野心は感じられたけど、役者によって英語のレベルがあまりにもバラバラだったのはいただけなかったなぁ。ほんとチグハグ。桃井かおりと石橋貴明はハリウッド経験者なんだからもっとやってくれると思ってたのに。

石橋貴明といえば、彼が演じた弁慶の凋落と末路、あれ脚本段階でどうにかならんかったんかね。ウケを狙いたかったんだろうけど、おいらの目にはえげつなさばかり目立ってしまって、笑えんかった。最低でも、ダイナマイト誘爆で爆死してもらった方が良かった。あるいは、クライマックスの大乱戦まで源氏の最強戦力として生き残ってくれて、集中砲火を浴びて蜂の巣になって、死んでもまだ仁王立ちしてるという、つまり「弁慶の立ち往生」をやってほしかったよ。そういうカッコイイ終末を用意してくれた方が、ずっとスッキリした気分で観れたはず。

ツッコミどころはこのくらいだな。あとは気に入ったところをつらつら書くか。

セリフと演技の話が出たんで、出色の出来だった役者さんを紹介しないとな。それは香川照之。これはキた。始めっから最後までキまくりだったよ。もともとの演技力の高さに加えて、英語のセリフでも演技し切ってた。ほんと微妙なところまできっちりこなしてくれてた。香川照之ってさ、おいらが初めて見たのは『北の零年』(2004)だったんだけど、あの時で既に役者として完成されてたもんなぁ。

彼って演技のセンスがずば抜けてる上に、恐らく人一倍の努力家なんじゃないかと思う。出演する一作一作で、一切手を抜かないで全力以上の力で仕事に当たってるんじゃないかと思う。今回の場合はそれが、「英語のセリフを完璧に使いこなす」というのにもろに現れてた。もちろん動作の演技も素晴らしいんだなぁ。前々からいい意味で気になってた役者さんだったけど、おいら今回ですっかり香川照之ファンになっちゃったよ。

それから、おいら的にはこの映画の本当の主役って、義経を演じた伊勢谷友介だと思ってるよ。流れ者のガンマン役の伊藤英明よりよっぽど光ってた。で、何がいいかって、右手に拳銃、左手に日本刀の姿がやたらハマってるのよこれが。ジョン・ウー的戦闘スタイルの『ジャンゴ』流アレンジだね。とりあえずその立ち姿にシビレただよ。ただの二丁拳銃の伊藤英明よりずっとサマになってる。「スキヤキ・ウエスタン」としての独創性はここにあったのだった。

んで、両手に持った2つの武器を同時に左右の腰に仕舞うその動作の美しさったらもう! いやあれ、考えるだけでやたら難しいと思うよ。伊勢谷は相当訓練したと思うよ。優美にできるようになるまで。何度も何度も。それを見せるたった1カットのためだけに。この武器の組み合わせは日本映画以外じゃ考えられない。で、あの芸術的所作を目にできるのはこの映画しかない。実は、もっぺんこの映画を観たいと思ってるのは、この1カットをまた見たいがためだったりする。

ネタバレしちゃうけど、最後の決闘の場面で、義経は拳銃を捨てて、刀で斬り掛かって行くんだよ。話の前半で、部下たちにもののふの道を説いたアレはハッタリじゃなかった。かっこいい! 圧倒的にかっこ良すぎる!

「刀 vs 銃の決闘」ってぇと黒澤明の『用心棒』(1961)が有名だけど、あれは主人公の三十郎(刀)が知恵と隠し武器を使って卯之助のピストルを封じ込めて勝利したわけだけど、『スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ』の義経はそういうことは一切しないで、ただ真っ直ぐに斬り込んで行く。ガンマンの銃弾なんかものともせずにだ(どうやって「ものともしなかったか」は、まだ観てない人のために書くのを控えます)。

けどまぁ定石通り、物語の主人公であるガンマンが最後には勝つんだけど、その結果は始めから分かっちゃいたんだけど、ガンマンのとどめの手口はちょっと汚かった。この決闘、飽くまでももののふであることを貫いた義経においらは同情したね。勝ち負けなんてもうどうでも良かった。そこにはもう正義も悪も、何もなかった。

この映画、世界進出を狙ってるらしいけど、この義経の選択、銃を持った相手に対して、銃を捨てて刀を選ぶ戦い方が世界で受け入れられるかどうか、いささか疑問に感じる。でも日本人なら分かるのだよ。日本人ならここは刀でしょう! 絶対刀でしょう!! 何が何でも刀でしょう!!! いや〜なんだか書いてて泣けてきた(滂沱)。もし外国人に「なぜ彼は刀なんかを選んだんだ」とでも訊かれたら、「彼は日本人だから。日本人のもののふだから」としか答えようがない気がする。

それと音楽が素晴らしかったす。これはもうマカロニ・ウエスタン直伝。パンフによると、西部劇に哀愁を帯びたメロディの組み合わせは本場アメリカの流儀じゃなく、イタリア発のマカロニ・ウエスタンの発明だそうだ。カンツォーネなんだそうだ。確かに、アメリカン西部劇の『荒野の七人』(1960)のあの有名なテーマ曲を思い出すと、雄大かつ壮快で、哀愁なんてミジンコほどもないもんなぁ。

でもそのラテンな哀愁、なぜか日本人観客の心にグッと沁みるわけです。沁みるからこそ、テレビの時代劇じゃかなり前から大胆に取り入れられてた。『必殺仕事人』の劇中曲はトランペットとギターのうら哀しい調べ。『鬼平犯科帳』のエンディングテーマじゃジプシー・キングスのストイックな感じのインスト曲 "Inspiration"。

そして『スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ』の最後を飾るテーマ曲は、北島三郎が歌い上げる『ジャンゴ 〜さすらい〜』。これがまたイイ。パンフによれば、「マカロニ・ウエスタンの代表作のひとつ『続・荒野の用心棒』の主題歌『さすらいのジャンゴ』を編曲・日本語作詞」した作品だそうだ。そりゃあハマるって。北島サブちゃんってド演歌のイメージが強いけど、あの人の歌い方って、もう演歌の枠を飛び出してるんだね。考えてみれば、NHK の『みんなのうた』で『北風小僧の寒太郎』を歌ったり、同じく NHK のアニメ『おじゃる丸』の主題歌なんかも歌ったりして、それぞれ綺麗にキマってたしなぁ。

そんなわけで、日本映画の諸々の制約を超えていろいろ野心的なことをやってる映画なんでツッコミどころも多いんだけど、そのぶん未知の魅力に溢れてる快作に仕上がってると思うよ『スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ』。残念ながらもうすぐ上映が終わってしまうから、映画館で観れない人は DVD が出るまで期待して待っててね。

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またがんばり過ぎて長い日記書いちまった……。

もう今日(10月9日)の分を書く気力ねぇっす _ノフ(、ン、)_

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2007.10.9 火曜
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昨日の書き忘れをちょっと

〜 Wikipedia にお伺いを立ててみる 〜

おとといから昨日にかけて徹夜してしまってから、どーも体調がよろしくない。なんか寒いし。背中がぞくぞくする。風邪の前兆ですかなぁ。気をつけよっと。

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ちょいと昨日の『スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ』の感想の書き足しでも。思い出したことがあったんで。クライマックスで義経が銃を連射するところ、いちいちリボルバーの撃鉄を左手で引き起こして、シングルアクションにして撃ちまくってた。Wikipedia にも書いてる通り、このやり方は精密射撃に向いてる。なんか義経の「道を極める」性格をよく表した撃ち方だなぁと思って。

流れ者のガンマンと血まみれ弁天は二丁拳銃なんで、これができない。連射する時は精度が落ちる ダブルアクション で撃つしかない。けどさ、義経の弾丸って実際、全然敵に当たってないのよね。対してガンマンと血まみれ弁天のは当たりまくる。うーむこれは、うーむ……。いわゆるひとつの「正義の味方パワー」ってやつですか (^▽^;)

そういえば、ガンマンが源氏に捕まるきっかけになる場面。そうさね、与一が息も絶え絶えの静を抱きながら「このうちの誰かが死ぬな」と言う場面なんだけど、おいらの記憶が正しければ、ガンマンは二丁拳銃だったのに、撃鉄が引き起こされてシングルアクションの状態になってた。どうやってやったんだろ。口で撃鉄を噛んで起こしたのかな。なんかかっちょわりーなーそれw それとも拳銃って、引き金をある程度まで引いて止めると、シングルアクションモードで固定できるもんなのかな。

それともやっぱり記憶違いだったかなぁ……。

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そうか、言われてみればそうだな。リボルバー式の拳銃じゃサイレンサーは意味がない んだな。Wikipedia は勉強になるなぁ。

おっ? おっ!? その下の「回転式拳銃の射撃操作」に、上に書いた「引き金をある程度まで引いて止めると、シングルアクションモードで固定できるもんなのかな」の疑問の答えが書いてあった。答えは「できる」。その操作を「コッキング」と言うんだそうだ。いやいや「スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ」のガンアクション担当者様、疑って済まんかったです。おいら幼少のみぎりに遊んだおもちゃの鉄砲じゃダブルアクションで撃つとき、コッキング状態で固定できなかったもんだったから。

おっ? おっ!? さらにその下の「シングルアクション」で、義経の連射方法を「ファニング」として説明してる。なになに、「実弾射撃の場合は一発発射するごとの反動が大きいので、次弾以降の命中精度を維持するのは難しい。空包を使用した映画やショーならではのテクニック」だったのか!? なんだ、あれはただの見せ技だったのか。義経の性格を表したものじゃなかったのか。ガックシ orz

まぁ次元大介の技ってところで強制納得することにするか……。

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おおお!! Wikipedia に 「二丁拳銃」の項目 もあった!! そしてやっぱり、元祖は我らがジョン・ウー師匠なのよね!(鼻息)

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2007.10.10 水曜
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ガンスピン

今日もまた『スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ』絡み(以下、単に『ジャンゴ』)。いやいや、映画のパンフを買うのも久しぶりだけど、こう何度も読み返すのはもっと久しぶりだなぁ。名文オンパレードですよこのパンフ。買ってよかった! DVD が出る頃にはもう入手不能ですな。むはははは。劇場公開を観た人間の特権ですな。むはははははは。

そういや80〜90年代前半の松竹映画のパンフの文章はダサダサなのがけっこうあったなぁ。たぶん松竹のお抱えパンフライターの一人がそうだったんだろうけど、『必殺!ブラウン館の怪物たち』(1985)とか『僕らはみんな生きている』(1992)とか、読んでるこっちが恥ずかしくなるほどの、そりゃあもうひどいもんじゃった。

でさ、パンフの話はもういいとして、『ジャンゴ』で印象深いのが、銃の達人たちが、みんな拳銃を仕舞うときにいちいちガンスピンやるんだよね。撃った後のクルクル、ストッてなアレ。桃井かおりもかっこよくキメてた。でもあれこそまさに「見せ技」以外の何物でもないわけで。だって実戦的な意味、明らかに何もないもん。Wikipedia じゃ二丁拳銃も「実際の所は思いのほか命中させづらく、通常の倍の反動やリロード(弾丸の再装填)時間などの欠点が目立つために実戦には不向きのようである」としてるから、これもまた映画ならではの見せ技なんだよね。

けどやっぱこうゆー娯楽第一主義の作品じゃ、見せ技と知りつつもガンスピンとかを見せてくれると嬉しいもんです。「様式美」ってやつですな。もっと俗っぽく「観客サービス」と言ってもいいかもしんない。時代劇で刀を仕舞う時のかっこよさに通じるものがあるなぁ。また書いちゃうけど、義経が拳銃と日本刀を同時に仕舞う場面(ガンスピンと刀スピンの合わせ技)はほんと美しくてホレボレしちまったよ。

けど、西部劇でたぶんひとつだけ、ガンスピンをストーリーに見事に絡めた傑作があったのを思い出したよ。それは『ロボコップ』(1987)。「あれ SF じゃん」というツッコミは無用。設定は SF でも、ストーリー展開と演出はもろに西部劇だった。だから誰が何と言おうとあれは西部劇なの!(ちょっと強引)

思えばあの作品の冒頭部分で、ガンスピンってものがただのカッコ付けだってのをいきなりバラしてた(主人公マーフィー巡査が相棒のルイス巡査と初めてパトロールに出るくだり)。マーフィー、自分の子供に自慢したくて、暇を見てはガンスピンの練習をしてるんだよね。それが観客の想定外に、後の重要な伏線になるわけで。"Murphy, it's you." に "Daddy, daddy, can you do this?" いやいや、思い出すほどに『ロボコップ』って、見事によく練り上げられた娯楽アクション作品だったことよ(詠嘆)。うおー、マーフィーがロボコップになってから、売りに出されてしまった自分の家を訪れる、もうどうしようもないくらいやるせないシークエンス、今でも最高に感情移入できるぞ。監督ポール・ヴァーホーベンの手腕が冴えまくる!

そう思うと、『ジャンゴ』じゃやっぱし主人公の影が薄かった。造型が浅かった。もっと主人公の哀しい過去を出しても良かったんじゃないかなぁ。だから敵役の義経に食われちまったんだよ。気に入ってしまった映画だなけに、そこが悔やまれるす。まぁそこんとこを敢えて多く語らないのが「マカロニ・ウエスタンな男」なのだ、と言われればそれまでだけど。

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『ジャンゴ』を観たのと同じ日に、『図鑑に載ってない虫』も観たんだわ。結局この作品はあれですか、松尾スズキのキュートでしたたかな演技を存分に楽しむための映画ってことでよろしかったんでしょか(笑)

なんか、始めの方で意味深に登場した黒幕っぽい大ボスは、途中でどうでもよくなっちゃって自然消滅してたし。物語の鍵を握る重要人物と思われた失踪中のカメラマンは、ようやく見つけたと思ったら勝手に自分の思い出話を語り出して、それから後は、アヤシゲな海底トンネルの中にこれといった理由もなく消えていってそれきりだったし。ああ松重豊の無駄遣い。とりあえず端々に出てくる小ネタはやたら面白かったけど、ストーリーのまとまりはイマイチだったかなぁ。

ということで、その脚本家の名前をここに晒す。その名は三木聡。あ、この作品の監督さんでもあるのね。これからはこの名前を見たら、あんまし期待しないでその映画を観ることにするよ。あるいは観ないか。でも小ネタのタマ数と切れ味は素晴らしいものがあったんだよ。やっぱしこの名前を見たら、とりあえずその映画は観ることにしよう。うん。あと、松尾スズキの他に、「ちょろり」役のふせえりがなかなかオイシかったでアリマスw

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2007.10.11 木曜
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その夢は過去のものとなった

「あ…ありのまま今起こった事を話すぜ! 『おれは奴の前で階段を登っていたと思ったらいつの間にか降りていた』。な…何を言ってるのかわからねーと思うが、おれも何をされたのかわからなかった…。頭がどうにかなりそうだった。催眠術だとか超スピードだとか、そんなチャチなもんじゃあ、断じてねえ。もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…」

ジャン・ピエール・ポルナレフ(『ジョジョの奇妙な冒険』より)

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今日は、先週金曜に、人材派遣会社に申し込んどいた溶接のバイトの連絡日。ただ、今日の何時頃に連絡が来るのか、分からんまんまじっと待ってるのに耐えられなかったんで、昼過ぎにこっちから人材派遣会社に電話を入れてみた。したら、今日の午後5時以降に向こうから連絡が来る、と教えてもらった。

最近どうも風邪気味なんで、布団に寝ながら待ってたら、来た来た来ました、人材派遣会社からケータイに着信あり。うははは。バイトとは言えとうとう「無職」という屈辱の肩書きから脱出できる時が来ましたですなぁ (^▽^)

金曜に人材派遣会社で仕事の詳細を聞いたところ、おいらが好きになれそうな感じの仕事内容でもあった。給料が月末〆の翌月末払いっつう遅さがひとつだけ気に入らない点だけど、ともかくウキウキと電話に出たおいらであった。

「あ、ゆんずさんですか。○○(人材派遣会社の名前)です。こんばんは。お申し込みいただていた溶接の仕事の件ですけど、ゆんずさんは選から漏れました

はぁ!? (゜□゜;)

信じられない話にボーゼンとしながらも相手を問い質したところ、予定の採用人員を超える人数が集まってしまって、選考の結果そうなったとのこと。これからは、おいらに合いそうな仕事の依頼が入ったら紹介してくれるんだそうだ(なんか全然あてにならなそうだけど)。

いやもう『これなら落ちることないな。正社員採用じゃなくただのバイトだし』とパーペキ思い込んでただけにショックで、その時点で電話を切ってしまったんだが、「選考の結果」ってのは、先方の溶接会社によるものだよなぁ当然。で、選考方法ってのは、人材派遣会社に提出した履歴書で選んだってことだよなぁ。

履歴書で負けたのか orz うーむむむむ。学歴や資格は問題ないと思うんだが、もっと若くて使いやすそうなやつらを採ったんだろか。あるいは溶接経験のなさを問われたか。人材派遣会社の求人広告には「初心者には丁寧に指導いたします」って書いてあったんだけどな。いやいや、この文言が競争率を上げたとも考えられるな。とりあえず溶接初心者のおいらも応募したくらいだからな。

いろいろ考えてたら、自分の中で、ショックっつうよりビックリの要素が強いことに気付いたよ。こんな地味で人気がなさそうなバイト仕事にここまで人が群がるっつう、我が青森県八戸市の不況っぷりはここまでであったのか、なんて。けどその一方で職安情報を漁ると、7月と9月においらを落としたウェブデザイン会社が、いまだにウェブデザイナーを募集してたりする。

これはつまり、八戸のやたらあぶれてる求職者(ゆんず含む)ってのは、手に職を付けてない人たちや、未経験の職を選ぼうとしてる人たちってことなんでしょうなぁ。して会社の方としては、八戸にろくにいない専門性の高い人材や経験者を求めてるってことなんでしょうなぁ。

求人側と求職側の事情が一致してないんだよね。お互いに無い物ねだり。そこが我が地元八戸の雇用状況の脆弱性なんだと、あらためてよく分かったよ。

まーこうして、いまだに不況から抜け出せない地方都市の抱える矛盾にもろに触れられたのが今回の収穫だったんだけど、それにしても選から漏れたのは正直痛かった。このバイトは絶対取れると思ってたんだわ。して、このバイトで溶接技術を身に付けて、経験者としてどっかに正社員採用されようと目論んでたんだわ。その夢ははかなく崩れ去っちまっただよ。この仕事に合わせて UV カットの眼鏡に替えようと、眼科に行って処方箋まで作ってもらったってのになぁ。

ちなみに眼鏡の度は今使ってるやつで完璧で、溶接のバイトにも落ちたことだし替える必要がなくなったんだけど、もう10年くらい使ってフレームに少しガタが出てきたわデザインもダサくなったわで、やっぱし買い替えようと思ってるよ。それにしても、収入の当てがないのに万単位の出費はこれまた痛いのぉ〜。

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2007.10.12 金曜
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ガテン系狙いの次は再びウェブ系狙い

ウェブ系の求人を見つけたんで、懲りずにまた応募したよ(実は溶接のバイト応募と同時進行させてた)。8月に取った『Web クリエイター能力認定 上級』の資格が、今度こそ活かされることになったのじゃよ。まぁ「活かされる」っつっても、履歴書による書類選考で多少なりとも有利に働くだろうってだけなんだけどさ。

ていうかもうお願いだから、その資格を持ってるってことで、今度こそおいらを採用しとくれ〜 (-人-)

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2007.10.13 土曜
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JAXA から思いがけず頂いた回答

送信しました。

いや〜いつ見ても、JAXA(宇宙航空研究開発機構)にご意見・ご質問フォームを送った後に出てくるこの画面、なんか健気な感じがいいねぇ。

これ、今月2日に「小惑星探査機『はやぶさ2』にもっと予算を配分してくれ〜」と メール突撃した時のやつ なんだけど、最近この返事がほんとに来てさ。なんかその律儀さにちょっとビックリ。前回は今年の5月に、小惑星探査機 はやぶさ が撮った小惑星イトカワの画像を利用して 立体写真を作った折、「画像の改変についての質問」という形でこのご意見・ご質問フォームを利用したんで、いずれ回答が来るのは分かってた(その回答。意外と早かった)。けど今回は意見というか嘆願というかなんで、「がんばってお答えするつもり」なんて言われても、全く期待してなかった。一方通行でいいと思ってた。それがほんとに回答が来ちゃったんだもんなぁ。内容もまた、なんだか頭を下げたくなるくらい誠実でこれが。

2007/10/11

ゆんず様

宇宙航空研究開発機構(JAXA)ウェブサイトをご利用いただき、ありが
とうございます。またJAXAの活動へのご理解ならびに大変心強いご意見
をお寄せいただき、誠にありがとうございました。このたび広報部より
回答させていただきます。

はやぶさ後継ミッションにつきましては、実現に向けて引き続き努力し
てまいりますので、今後ともかわらぬご支援をよろしくお願いいたしま
す。また、ゆんず様からのご意見はJAXA内に展開させていただきます。

宇宙航空研究開発機構(JAXA)
広報部 問合せ担当

とりあえず 「JAXAの活動へのご理解ならびに大変心強いご意見 をお寄せいただき、誠にありがとうございました」だってさ〜 (^〜^) ホクホク んでまぁ気になる はやぶさ2 に関するところなんだけど、「実現に向けて引き続き努力してまいります」と来たよ。なんかいろんな外部情報によると「JAXA は はやぶさ2 をやる気がない」って感じがあったんだが、この文面を見る限りじゃがんばってるくれてるみたいな雰囲気よねぇ。

でも油断は禁物。これは「JAXA ファン及び はやぶさ ファンに対する単なるリップサービス」の可能性があるからな。けど「ゆんず様からのご意見はJAXA内に展開させていただきます」。これは素直に嬉しい。信用しちゃうぞもぉっ。おいらが出した意見があの JAXA 内に展開ですかぁ〜。いやもう想像するだけで感激ですよこれ(鼻血)。

で、これ、こっちとしてはメル凸の合図があったんでやったことなんで、JAXA には似たよーな意見が一気に殺到したことだろうと思う。それらが JAXA の中の人たちの目に触れるわけですよ。どのくらいの人がメル凸したかは知らないけど、まぁ意見の内容もさることながら、基本的に数で勝負ですな。これで JAXA の重い腰が動いてくれたとしたら、もう本望もいいところですよ。

てなわけで、JAXA から誠実なお返事を頂いて舞い上がってる最中なんだけど、実際、言ってることとやってることが違ってるって場合もあるからね。これからも はやぶさ2 計画の進展具合を監視して行こうと思っとりますですよ。

とりあえず、「引き続き努力して」ってのがちょっと気になるんすけどね。いや、前年の予算折衝の様子(財務省にみんなでメル凸したせいか、財務省側から はやぶさ2 に予算を付けようか、と提案したのに対し、JAXA 側が「その案件は優先順位が低いから予算は要らない」と拒んだ)や、最近の「打ち上げるロケットを自力で調達しろ」と はやぶさ2 プロジェクトチームが JAXA の上の方から指示されてる問題とかを考えると、その JAXA の「引き続きの努力」ってのがどんだけのもんなのか、なんだか不安になったりして。

まぁとにかく、おいらは自分にできる限りのことをやった。JAXA からそれなりの言質も取った。ということで納得しとくことにしますか。一般人にできるのはここまで。JAXA が本当に誠実かどうかは、その後の JAXA の行動で判明するだろうから。

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2007.10.14 日曜
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ようやく気付いたこと

10月9日に『スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ』について、

おいらの記憶が正しければ、ガンマンは二丁拳銃だったのに、撃鉄が引き起こされてシングルアクションの状態になってた。どうやってやったんだろ。口で撃鉄を噛んで起こしたのかな。なんかかっちょわりーなーそれw

なんて書いちゃったけど、後でよくよく考えてみたら、撃鉄の引き起こし(コッキング)、親指を使えば片手でできるよね。二丁拳銃でフツーにやれるんじゃん。なんでこんな簡単なことに気が付かなかったんだろ(恥)。

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それにしても映画って、観る人によって観方は様々なんだね。allcinema ONLINE の該当ページを見てほんとそう思った。おいらが酷評した石橋貴明の演技を「怪演」と評価する人がいたり、はたまたおいらが絶賛した香川照之の芝居を「下手」とこき下ろす人がいたり。まぁ人それぞれで違う価値観を持ってるんだから、感じ方が違ってて当然ってことでひとつ。

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2007.10.15 月曜
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不眠の秋

眠たくないのです。おめめパッチリなのです。もう夜明けなのです。16日の火曜日に突入しまくりなのです。布団の中で無意味に悶々としてるのにも飽きちゃったのです。

なんか毎年秋になると気温の変化についていけなくて風邪を引くんだけど、そのときに生活リズムも狂っちゃうんだよね。で、「眠れない秋の夜長」を過ごす羽目になっちゃったりして。今年の風邪は治りつつあるんだけど、生活リズムの方はガタガタ。早く直さんとなぁ。

今週の19日、金曜午前11時、就職活動の面接が決まっちゃったんだわ。これを逃すとかなり後がない状況になっちゃうから、今からやたら緊張してるんだわ。で、それもまた眠れない要因になってるんじゃないかと。

まぁとにかくこれからちょっとでも寝ようと努力してみるわ。そんじゃおやすみなさいませ。

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2007.10.16 火曜
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おきな と おうな

日本の月探査機 かぐや が搭載してた2個の子衛星、どっちも無事に、予定の軌道に分離されたね。それぞれ「おきな」「おうな」と名付けられたそうで。なかなかうまい命名じゃないの。19日には かぐや 本体が高度 100kmの 円軌道に入って、12月からの本格観測に備えるんだってさ。

それにしても、なんか恐いくらい順調に事が運んでおりますな。今までの日本の他天体探査機ってのはけっこう傷だらけの歴史を歩んでるからなぁ。今現在、小惑星探査機 はやぶさ」が苦難の運用を強いられてるし(なんかもう「アドリブ的知恵」と「根性」を燃料にして飛んでるって感じ)。

かぐや が今のところ順調だからってのもあるけど、このおかげで、「月って意外と近かったんだなぁ」とか実感したりして。月への到着は打ち上げから20日かかったんだけど、これは地球の周りを2周半も回ったせい。たぶんその間に機器の立ち上げを慎重にやったってことなんだろうけど、それでもたったの20日で目的地に着いちゃうなんて。はやぶさ の小惑星イトカワへの到着までは2年くらいかかった。その前の火星探査機 のぞみ は、予定じゃ1年弱程度で到着するはずが、エンジントラブル発生でさらに4年上積みされた挙げ句、その間に発生した電源系の致命的トラブルについに打ち勝てず、火星に到着することは叶わなかった。そんなことがあったんで「他天体は遠い」という意識が染み付いてしまってたんだけど、さすがに月は地球の衛星なだけあって、近いなぁ。遠回りしても3週間で着いちゃうんだもん。

これからも大きなトラブルなく観測計画が遂行されることを祈るよ。

銘板左端銘板銘板右端

かぐや は、のぞみ が持ち合わせてなかった「ツキ」に恵まれてる探査機な気がする。ツキ探査機なだけに(←ちょっとうまいと思った (^▽^;))。打ち上げ前に、子衛星のコンデンサ2個が逆に接続されてるのが発見されて、その修理のために打ち上げが1カ月遅れてしまったんだけど、まぁ打ち上げ前で取り返しがつくうちで良かった。しかも遅れが1カ月で済んだ。のぞみ の場合、打ち上げ前にトラブルのもとが見つかったとしても、がんばって打ち上げ予定に間に合わせて修理するか、さもなくば次の打ち上げ機会である2年後まで待たなきゃならなかった。

それで全部オッケーが出て打ち上げられた のぞみ だったけど、実際は打ち上げ後に様々なトラブルが発生した。電源系の致命的トラブルや、低利得アンテナ送信系ダウンの原因は、いまだに不明のままらしい。現物を回収できれば全てを明らかにできるんだけど、人類は惑星空間にある漂流宇宙機を回収する技術を現在持ってない。

つうか地球を周回する衛星程度でも、トラブルが出た時にほとんどどうすることもできなかったりする。低軌道の衛星なら、そして修理コストを度外視していいという条件付きでなら、スペースシャトルでどうにかできた(ハッブル宇宙望遠鏡がその恩恵を受けてる)。でもその条件から外れると、結局自分でどうにかするしかなかったりする。

てことで、スペースシャトルじゃ全然届かないところにいる かぐや にトラブルが発生しようものなら、自分でどうにかするしかない。具体的には、復旧どころか、トラブルが発生した機器の動作を止めることくらいしかできないような気がする。機能が削られてしまうわけだ。そして、その機能で観測したデータを基に論文を書こうと思ってた人たちはバンザイしてしまうわけだ。

てなわけで、これから1年間の観測期間中、ノートラブルでの運用を重ねて祈ル!

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2007.10.17 水曜
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月探査ラッシュ

今月の22〜25日に、中国も月探査機 嫦娥(じょうが)1号を打ち上げるんだそうだ(記事。公式ウェブサイトは発見できず)。ここまで日程が迫った以上、よほどのことがない限りもう変更はないと思う。さらに来年3月か4月、インドも月探査機チャンドラヤーン1を打ち上げる予定らしい(資料公式ウェブサイト)。あたかもこの流れに乗るかのように、アメリカも来年、「ルナ・リコネサンス・オービター」を打ち上げるんだと。なんか降って湧いたかのような月ラッシュですなぁ。

なんでこんなにみんな集中しちゃったのか。日本の場合、予定が遅れに遅れて今年9月にようやく打ち上げたって案配。ほんとはもっと何年も早く打ち上げたかったのが実情。インドとアメリカは予定通りって感じ。中国の場合は、本来は2010年打ち上げのはずが、各国の状況を見て「乗り遅れてはならじ」と早めたんだと。

んでまぁ日本の かぐや の触れ込みが「アポロ以来の本格的月探査」ってくらいなもんだから、気合い入りまくりのセンサーぎっしり積みまくりの探査機を、時間とカネをかけて開発してきた。中国は今まで静止軌道(月までの距離の10分の1くらい)あたりまでしか行ったことがならそうだし、今回は予定を早めたこともあって、探査性能は控えめらしい。月での軌道高度も かぐや の2倍の200kmに抑えてるし。とにかく実績作りが優先かと。

インドは探査機の製作と打ち上げに自信を持ってはいるものの、センサー技術が遅れてるから、センサーは欧米から国際公募して搭載。個々のセンサーの技術は かぐや に匹敵するものや、この月レースで唯一のものもあるんだそうだ。ただし探査機質量が かぐや の6分の1程度なんで、搭載する機器の数も少なさそう。少数精鋭って感じですな。アメリカの目的は将来の月有人探査に向けた布石ってことらしいんだけど、かぐや が搭載してるセンサー14個のうち7個の項目がかぶってて、しかも かぐや よりも高性能らしい。そこらへんはさすがアメリカ。インド、アメリカは日本にとってはちょっと厄介な相手ですなぁ。

宇宙開発は予定が遅れるのが普通とは言え、せめて2〜3年早く かぐや を打ち上げてればなぁとか思ったり。

あとさ、日本チームについてちょっとがっかりなのが、将来計画があやふやだってこと。どこのチームも今回の探査計画を皮切りに、これからももっと突っ込んだ月探査機をシリーズとしてやっていこうって姿勢で意気込んでるんだけど、日本は かぐや の後継の構想はあるものの、計画として動いてないんだよね。かぐや は今のところ、単発の計画として運用されてる。各国の動きに刺激されたりして、うまくいけば将来構想が計画に格上げされるかもしんないけど、悪くすれば、「かぐや が成功したから月探査はもうおしまい」ってなっちゃいそう。なんかそこらへんが頼りないんだよなぁ日本の場合は。今のスケジュールをこなすのにいっぱいいっぱいで、未来を見据えてないというか。

そうさせてるのが予算の縛り。日本の宇宙開発って、科学技術政策の中であんまし上位に食い込んでないんだわ。IT とかバイオとかナノテクとか、近い将来巨大市場に育つのが確実な分野が最重要視されちゃってて、宇宙っていう、カネ食う割には当面の実利的見返りが少ない分野は冷遇されてるんだわ。それで、カネがないのにいろんな構想が実現に向けて水面下でひしめいてるって状態なんだな。だからシリーズものの宇宙探査をなかなかやりにくいんだわ。

けど、宇宙開発くらい分かりやすくその成果を国民に見せられる科学技術ってないと思うんだけどね。まぁ「国威発揚」なんつう、日本じゃちょっと時代がかった風な言葉を持ち出しちゃうけど、それができる分野なんだけどなぁ。なんだか最近の日本って、どこに進んでるんだかよく分からないじゃないの。世の中が分かりにくくなってきたというか。この落ち着かない漂流感を抑える目的として、科学技術による国威発揚ってのはよく効く。特にシリーズ化するともっと分かりやすくなる。で、その「分かりやすい科学技術」の筆頭が宇宙開発なんだけどなぁ。実際中国やインドは、それ目的で宇宙開発をガンガン進めてるわけで、このまま行ったら勢いのいいこの2カ国の後塵を拝すること確実なんですが。

つうことで、諸々の事情もあろうかと思うけど、日本の宇宙開発はもっと国民から注目されるべきだと思う。それにはもっと潤沢な予算が欲しいところですなぁ。で、次々と世界最先端の宇宙開発を独力でしてみせて、日本国民を満足させてほしいところですなぁ。

そうなると気になるのが、JAXA(宇宙航空研究開発機構)の立川敬二理事長の最近のコメント。産経ニュース(2007.10.11 20:33 付)から抜粋。

(前略)また、理事長は「国際宇宙ステーションの次は月(の有人探査)もある」と述べ、新たな宇宙飛行士採用を検討する意向を示した。採用時期や人数は未定で、ステーションの長期滞在には現在の飛行士を充てる。

国際宇宙ステーション(ISS)は、もうここまで来たからにはやるしかないけど、月の有人探査、やるのぉ〜?(あからさまな不満) これをやるってことは、ISS 計画と同じくまたアメリカの下に付くってことを意味するんだよね。自前の有人飛行技術を持たない日本が丸腰のままで有人宇宙開発の国際協力に名を連ねるってことは、ISS 計画の経験から行って、有人技術を持つパートナー(この場合アメリカ)に基幹技術を依存するってことで、いいように開発費をせびられる上に、向こうの二転三転する都合にひたすら付き合わされるってことなんだよね。その上、有人飛行技術は全然学び取れない、と。もうそんな不平等条約みたいな屈辱を受けるのはこりごりだよ。JAXA は ISS で計画でそれをイヤと言うほど学んだと思ってたら、全然懲りてないじゃん。

有人宇宙開発計画でアメリカと対等のパートナーになろうと思ったら、せめて自前で有人宇宙船を作って地球周回くらいの運用ができてなきゃダメだよ〜。それでもどうしても日本人を月に送りたいってんなら、開発計画には参加しないで、アメリカが技術が完成させた暁に、カネ払ってお客様として月行きの切符を買うってのが一番効率がいいと思う。スペースシャトルを日本が利用したみたいに。日本が技術的に得るものはほとんど何もないけど、無駄な出費を最小限に抑えられる。それでいて国民に「日本人が月に行きました」と宣伝できる。現状の技術蓄積レベルのままで開発段階から参加したら、それこそ ISS の失敗の二の舞で終わるって。立川理事長、何考えてるんだよ全く。

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2007.10.18 木曜
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明日はディスカッションの日

明日は就職面接だす。なんか溶接のバイト仕事からあぶれてからこのかた、かなり放心した毎日が続いてたんだけど、明日に向けてちょいと気合い入れなきゃな。

事前情報によると、面接というよりディスカッションなんだそうで。何なんでしょこの違いは。訊かれたことだけ礼儀正しく受け答えするんじゃなくて、「それはそうじゃなくてこうなんですよ」とか「そう来ましたか。だったらこれならどうです」とか、丁々発止のやり取りをしなきゃなんないんでしょか。正直そうゆーの苦手なんでけすけど。そうそうアドリブでポンポン言葉や発想が出てくるタチじゃないもんで。

という一抹どころか相当の不安を覚えつつ、明日に備えて早めに寝るとしますです。おやすみなさいませ。

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2007.10.19 金曜
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それはディスカッションになり得たのか

午前11時。八戸市内にあるその会社へと出向いたおいらであった。就職試験を受けるために。試験と言っても、なんかディスカッションするらしいんだけど、何についてどうディスカッションするとかそうゆーところ全く不明。不安で心臓バクバクになりながら、そのビルの7階までエレベーターで上がって、オフィスの扉を開いた。

ちょっと早めに来過ぎたんで、担当の方がいらっしゃるのを待つ。じっと待つ。ただひたすら待つ。相変わらず心臓バクバクだけど、そんなにブルッてる感じは自分ではしないなぁ。ていうのも、何日か前に電話で担当の方と話したところ、なんかすごくほがらかでさ、就職活動に関してここしばらく味わってなかった「人間として扱われる」ってのを経験したもんで。いやーあの電話、なんだかすごくありがたかったっけなぁ。

思えば、7月(就職活動初挑戦)9月(リベンジ) に突撃したあのウェブデザイン会社の社長、かなりあしらいが冷たかったよ。いや、これから落とすかもしれない人に対して、変に情を持たないための態度なんだろうけど、お願いする身としてはちょっとツラいものがあった。まぁでも断りの手紙に気遣いの心がこもってたのはありがたかった。もっとひどい扱いをした会社もあったしな。かてて加えて バイトごときで落とされた 日にゃあ……(思い出し orz)。

そんで、今日の会社の担当の方はお2人だったんだけど、お二方とも笑顔を絶やさなくて、ほんとに感じのいい人たちでこれが。こっちもつられて笑顔ですわ。緊張が一気に解きほぐれていくぅ〜。

もしかしたら他にも受験者がいて、ディベイト形式で戦わされるんじゃないかとも懸念してたけど、受験者はおいら一人だったよ。おいら一人のためにわざわざ時間を作ってくださったことが素直に嬉しい。んでもうただひたすら和やかな談笑の時間が過ぎていったんすけど。こ、これでよかったのか?

折を見て向こうから2,3度、「今日は面接ではなくディスカッションってことで」と言われたんだけど、結局ディスカッションなんてものになんなかったんすけど、こ、これでほんとによかったのか? 話した内容は、まず向こうが会社の説明をして、おいらがそれについて質問をして、この会社の仕事に対する理解を深めて、また質問して答えてもらってまた理解して、というのが前半。後半は反対に、おいらが質問を受けてそれに答えて、向こうが理解するって感じ。終始ナゴヤカムードで、3人ともニコニコしながら話が弾んだよ。そこにお茶とお菓子がなかったのが不思議なくらいで。

それでまぁ1時間くらい経ってお互いに話も尽きたところで、「では今日はこのへんで」となった。一応こっちがお願いしてる身分なんで、「貴重なお時間を下さり、どうもありがとうございました」と深々と頭を下げたら、かえって恐縮されたぐらいにして。いやいやいやいや、おいらなんかにそんなにへりくだらなくたって(←慣れない応対にかえって困ってしまった人)。エレベーターまでお2人に見送っていただいっちまったりもして。いやあの、皆さんがなさるように、もっと足蹴にしてくださってもよろしかったのよあたくしとしては……。

……、

……、

……。

エレベーターの箱の中、おいらちょっと涙腺ゆるんじまった。ほんとここしばらく人間扱いされてなかったもんだから。そのせいでいつしか心がささくれて、自虐モードに入ってしまってたことにそのとき気付いたぐらいにして、つい……。

次の連絡は約1週間後に来る予定。たぶんそれで採用・不採用の発表があるんだと思う。正直、結果はヤバいと思う。話の流れで、自分がその会社の仕事内容に対して素人同然であることを、隠さず繕わずはっきり言っちゃったし。それに、ディスカッションだったはずなのにそうなるように話を持って行けなかったってのも気になる。交渉能力のなさも露呈しちまった感じ。

けど、現状の自分をきちんと出せて分かっていただけたってことで、今回はあんまし悔いが残ってなかったりする。おいらを買ってくれなきゃ買ってくれなかったで、それはもうどうしようもないことなんだ、と。あ、この気持ちって前に経験したことある。

おお、前の仕事で物産展に参加したとき、一生懸命お客さんに商品説明したけど買ってくれなかった時の感じに似てるかも。落ち込んでなんざいられないんだよね。それより、なんでそのとき自分の商品が売れなかったのか分析して、売れるにはどうしたらいいのか考えて、その推測を踏まえて次のお客にアタックしていくのが大事なのですよ。商品自体は売り場に出した時点で変更のしようがない。だったら売り方をその場で洗練していくしかないじゃないですか。

しかしなぁ、今回は自分自身が商品だもんなぁ。なんかこう、この商品をチェックするたびに、「売り」よりも「アラ」の方ばっかり目についちゃうんですが。それでももう今回の就活の賽は振られた。あとは1週間待つのみ。

その間、どんな心持ちで何をしながらどう待てばいいのやら皆目分からん。長い1週間になりそ orz

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2007.10.20 土曜
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まだ募集中の謎

求人フリーペーパーの新しいのが配達されてたんで、いいバイト先があるかな〜と見てみたら、おいらを落とした溶接のバイト、また募集してやがった。おいらを落としたその上でまだ募集すんのかよ。この前の段階で、予定人員を大幅に上回る応募が集まったんじゃなかったのかよ。相変わらず「初心者には丁寧に指導いたします」だと。じゃあその選考条件って一体何なんだよ。そこをまず明らかにしていただきたい。

若さか? やっぱ若いのがいいのか!? ファーストガンダムブームをリアルタイムで体験した昭和の子供世代じゃいかんのか!?

真相は分からん。納得行かんなぁ(←なんだか怒ってる)

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2007.10.21 日曜
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葬儀関連ネタ

今日はお葬式に参列してきたよ。なんか9月からこのかた、妙に葬式づいてるおいらであった。今日は日曜だったけど、平日昼間なんかに葬式が当たると、失業中でよかったなぁとか思ったりして。

そんでまぁ葬儀について、ひとつ考えたことがあった。人が亡くなると、やたらお線香を上げるよね。葬式本番じゃ焼香もする。あれってもしかしてもともとは、死臭を紛らわすための行為だったんじゃないかと。昔は衛生の概念がいい加減だったから、死体の臭いをその場から追い出すことで、死体の腐敗を遅らせようとか、死体から出る流行り病を防ごうとか、そういう発想だったんじゃないのかねぇ。

それが形式化して、葬儀に欠かせないアイテムになってしまったんじゃないのかねぇ。別に根拠はないけど、自分じゃそれなりに説得力あるような気がする。横山光輝の『三国志』を読むと、既にその時代(およそ2000年前)から、中国じゃ人が死んだらお香を炊く習慣があったっぽい。それがそのまま日本に来たのかと思われ。

それと、「お墓に水をかける習慣」だけど、これはおいらの父が生きてた頃に、彼から興味深い仮説を聞いたよ。「土葬の時代には、『早く土に還す』という意味があったんだと思う」。なっるほど〜。てなわけで、父が建てたうちの墓は、納骨するスペースに「床」がない。その部分は地面になってる。親父も今は骨になって、自分の考えを反映したその納骨スペースに入ってるわけだが、少しは土に還れたろうか。

おいらもいずれ、生を全うした後その墓に入る予定なんだが(誰がおいらの葬式を出してくれるのか今のとこ全く不明だけど)、「土に還る」っつう考えはなかなか気に入っとるだよ。

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2007.10.22 月曜
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ボツの日

なんか、軽い気持ちで書き始めたネタがあったんだけど、書いてくうちにどうにもそのネタが深刻な問題をはらんでることが分かってきてさ、それでも書き続けてたらにっちもさっちもいかなくなっちゃったんで、ボツにすることにしたっす。

ん〜確かに興味深いネタではあったんだけど、ここに書くようなものじゃなかったってことでひとつ。

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2007.10.23 火曜
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面接前日

ヒマなんですよ。今週末あたりに このまえディスカッションした会社 から連絡が来るまで、自宅待機なわけですよ。

なるべくカネを使いたくないんで、好きな映画も観ずに家でじっとしてるわけですよ。

と思ったら、先方さんから連絡があったよ。明日面接だそうで。うっわー早っ! 思ってたよりずっと早っ!! なんか「虚をつかれた」って感じ。しかし、今度は何を訊かれるんだろなぁ。それを考えると居ても立ってもいられないんですが。

採用担当の方によると、「前回は『面談』でしたが、今回は『面接』ということで」だそうで。うっわーとりあえず前回は「面談」だったのか。知らなんだ〜(←全く何も分かってなかった人)。で、面談とは違う面接って一体どんなんだ? ほんとそれ考えるだけで手に汗がどばどば出てきちゃうっす。

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2007.10.24 水曜
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面談じゃない面接の日 1

面接、結局この前の面談(ディスカッション)と大して変わんなかったっす。まぁ、おいらを採用したと想定して、仕事の内容や条件について、もっと突っ込んだところの説明や確認があったけど。

んでまたおいらキンチョーしまくりでさ。ハンカチずっと持ったまんま。手のひらから面白いように汗が噴き出しまくったんで。しかしこの会社、おいらは受付のところにある机でのみ応対されて、事務所内部はまだ見たことないんだけど、出てくる人たち、みんなやたらカジュアルな服を着てるんですが。スーツ着てきてるおいらがなんだか浮いちゃってる。まぁでもここはスーツだよなぁ立場上どう考えたって。

採用されたとして、与えられる仕事はかなりの単純作業らしい。まぁ別業界からの移転だからそれは当然。きっと給料も安いんだろうなぁ。とは言え今まで就職活動で落ちまくってそろそろ気持ちも荒んで来た頃なんで、採用してくれさえすればそれだけで嬉しくってよ。

ちうことで、面接の最後に「がんばりますんでよろしくお願いいたします」とおもいっきりベタなセルフプッシュをしてから、その会社を辞去したおいらであった。

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2007.10.25 木曜
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面談じゃない面接の日 2

街で少し時間を潰して(その会社は街の中にある)、喫茶店で少年ジャンプを読んでキンチョーを解きほぐしての帰り道、ケータイが鳴った。あうっ件の会社からだ。何だべ (-_-;)

採用担当さんからだった。「今、大丈夫ですか?」。はいっ大丈夫です!(交差点付近でいきなりクルマを停めて電話に出てるんだが) 「採用することにしました。つきましては……」

えっウソ……(一瞬放心。クルマ停めててよかった)。

つうこって、7月から就職活動を開始して、ようやく次の仕事が決まった瞬間でござんしたよ。はぁ〜。なんか「やった!」っうより、どっと疲れが出たす。今度は金曜2時に、メモ帳とハンコを持って来いってさ。

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2007.10.26 金曜
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当然ながら薄給スタート

就職活動で虐げられてた期間があまりにも長かったせいか、採用の報を聞いても全然実感湧かないのな。今日また会社に行ったんだわ。必要書類をもらいに。「書き上げて月曜に持ってきてください」とのとこ。それと身分証の写真撮られたぐらいにして。んでまぁ普通はこんなとき、ヨロコビを噛み締めつつ応対するもんなんだろうけど、なぜかずっと気が重くて。合格前からの重い気分を引きずりまくり。今日も、受かった後だってのにやたらキンチョーしまくってるし。なんだかやたら汗かいてるし。「気が重かった」っうより「テンパってた」って感じかなぁ。周りのことを考える余裕まったくなかったし。

未知の業界に飛び込むっつう不安が大きいのが原因なんだろうけどさ。まぁ「なるようになるさ」と考えることにしよう。うん。

でもちょっとびっくりだったのが給料。事前に「試用期間1カ月」と聞いてたから、契約も1カ月間だってのは分かってた。1カ月経った時点でその後の契約内容を考える方針にも異存はない。そりゃそうでしょとも思う。しかしそれまでの間、時給かなり安いんすけど……。この前落とされた溶接のバイトの方がずっと高いんすけど。

まぁこれも、初心者だし、仕事は基本的に単純作業だし、この新人が与えられた仕事をどこまで真面目にやるか会社側がまだ分からないからこのお値段、てことだよね。それがつまり「試用」なわけで。これは必要な通過儀礼ってことでひとつ。てことで、この通過儀礼をこれから1カ月間(11月1日から)、きっちりこなさなきゃならんのね。

そういや夏に落ちたウェブデザイナーの職なんか、試用期間3カ月だったっけなぁ。それを思うと1カ月ってのは短くていいやね。

はぁ〜それにしても、就職浪人からようやく脱却ですなぁ。今ようやく少し実感し始めたぐらいにして。毎日のんびりしていられた反面、毎日何かに追いかけられてる気分で焦ってもいたよ。それで早く仕事に就こうとあがいてるうちにだんだんテンパってきた、ということかと。明日をも知れぬ浪人状態って精神衛生上あまりよろしくないですな。ほんと、受かった喜びよりも、今まで苦心してきたことの方がまだよっぽど大きいわ。

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2007.10.27 土曜
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謎の有名人 リターンズ

みんなもきっとそう思ってるんだろうけどさ、なんか最近さ、新聞によく出てくるお騒がせな人名があるよね。

で、誰よ「ヤマダ ヒロユキ(山田洋行)」って。

カンダ・ハルさんてのも昔いたね。

追伸:Wikipedia サーフィンしてたら、面白いネタを掘り出してしまったよ。それが「アフガン航空相撲」。とりあえず資料ページもリンクしとくよ(その1, その2)。殺されたアフガン航空観光大臣には本当に申し訳ないんですが、おもしろすぎる(ぷっ)

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2007.10.28 日曜
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ベタに近況なんぞ

相変わらずテンパってますです。

最近、テンパってるせいで日記を書く気力が減退しちゃってさ〜。おかげで今月は久々に容量が小さく収まりそう。

して、就職を控えた近頃は一体何してるのかっつうと、昼間はまぁ家の雑用をちょっとやったぐらいにして、夜はネットサーフィン三昧。ネットサーフィンっつうより Wikipedia サーフィン。かなり受け身な生活態度っすよ。

この前その Wikipedia で、昔のアーケードゲームの記述にハマっちゃったす。で、いろいろ楽しんだり懐かしんだりしながら読んでたら、「テトリス」の関連項目 で「テトリス渡辺」ってリンクが出てきてさ、「誰だそりゃ」ってクリックしたらあんた、いやいや先生やってくれます。3年も前にそんな面白いことやってくれてたんですか。いやいやいや(笑)

それにしても Wikipedia の記述は客観性を重んじるものなのに、それでもかなり火だるまな書かれっぷりですなぁ(笑) あまりにも可哀想なんで、なんだかちょっと同情したくなっちゃった。ちょっとだけだよ f(-o・)

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2007.10.29 月曜
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ベタな近況の続き

っつうかさ、なんでそんなに受け身な生活態度なのかっつうと、11月1日から就職することになってるわけで、本来なら青雲の志で張り切ってても良さそうなもんなのに、どうもイマイチそんな気分になれんくて。必要以上にプレッシャー感じちゃって、そのせいかここんとこちょっと具合悪い感じで、軽く吐き気とかするし。いい睡眠取れてないし。

前の職場は地場の零細企業でさ、従業員10人未満。良く言えば「家庭的」だったけど、悪く言えば「ブロ意識が甘い」ってやつで、そんなぬるま湯にどっぷり浸かり切って暮らしてきたのよ。で、今度おいらを採用してくれた会社って、八戸感覚だとけっこうな事業規模なんですわ(全国レベルだと中小企業だけど)。他のもっと都会な土地から進出して来てる会社なんで、前のうだつの上がらない地場会社じゃいい加減で済んでたようなことが、そんなんじゃ済まされなさそう。

もう前みたいな甘えが許されないんだろうなぁプロ集団なんだろうなぁまさしく本物の「会社組織」なんだろうなぁとか思うと、そこで果たしてうまくやっていけるのかどうか甚だ不安で。四六時中そんな感じでネガティブ寄りに考えちまって、気持ちがいっぱいいっぱいになっちまって。ほんと、まさか受かるとは思ってなかったんだよぉ〜(←入る前からもう泣き言)。

ヘタレとでも何とでも言ってくださいまし。ええ。ていうか、今も職安に通い続ける人たちのことを考えると、贅沢にもほどがある立場なんだよなぁ。ああこれは贅沢なんじゃぁ〜。でも嬉しさより不安の方が圧倒的に大きいんじゃぁ〜。6月の中国進出話から続けてきた求職活動がずっと散々な結果で、気持ちがすっかり荒んでしまったってのもあるかもしんない。今月、溶接のバイトに落ちた時点で、心の重要な何らかを使い切ってしまったっぽい。

ああもぉメルトダウンしそうなくらいいっぱいいっぱい……。けど案ずるよりナントカって言うからね。とっとと就職の日を迎えてしまいたい気持ちでもあったりする。

銘板左端銘板銘板右端

まぁ、未経験の職場・未経験の職種なんで、慣れるまでうまくいかなくて当たり前なんだよな。それは先方も織り込み済みだからこその試用期間1カ月なわけで、与えられた当面の仕事は単純作業で安い時給なんだよな。そー考えたらちょっと落ち着いてきたかも。

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2007.10.30 火曜
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あの話題のその後

Wikipedia 徘徊してて見つけた記述を2つほど。いやー何年か前に猫も杓子もって感じでもてはやされた概念で、今はすっかり聞かなくなったやつらでさ。とりあえずは、

マイナスイオン

「1999年ごろから2003年にかけて日本ではやった流行語である」。やっぱ「流行語」止まりだったんだねアレ。当時からなんかアヤシいと思ってたんだわ。大体にして何の元素のマイナスイオンなのかさっぱり要領を得なくて、誰も説明しようとしないんだもん。つうか水中ならともかく、空気中で元素がイオンの状態のまま安定して存在してられるのか? そういうの聞いたことないんすけど。そこらへんも疑問に感じたりして。空気中の水滴中に存在するんだとしても、そこには同価のプラスのイオンが存在するはずなんで、マイナスのイオンだけが選択的に人体に影響を与えるってのもなんか変な気がしてた。

「波動(オカルト)」みたいなもんかなと思ってたら、実際そうだった (^▽^;) ただ、波動(オカルト)と違ってマイナスイオンはいろいろメジャーなメーカーが商品化してたから、ここまで大手が扱うんならもしかしたら何らかの効き目があるんじゃないか、とも思わされてたよ。結局、アヤシいと思いつつまんまと騙されてたわけで。いや、関連商品は一切買わなかったけどさ。

波動測定器は最初っからうさん臭かったから、ハナもひっかけなかったけどね。もしうちの職場に売り込みに来たら有無を言わさず断る旨、連絡を回したっけなぁ。結局来なかったけど。しかしスジャータで有名なめいらくが波動測定器を導入してるって聞いたことがあるんだが、今でも使ってるんだろか。

という点で、科学的な測定とは全く言えないってことが分かりそうなもんなのに。もしこれをお読みの方で、職場で波動測定器(金属棒を片手で握りながら測定する装置)を使っておられるという方、高いカネ払って買ったからには元を取りたいと思う気持ちはやまやまでしょうが、意味ないですから使うのやめた方がいいですよ。うん。で、もうひとつの「あの話題」は、

ゲーム脳

これはおいら信じた。かなり信じた orz ていうか Wikipedia の記述を読むまで、信じたまま忘れてた。そんでこの言葉が流行ってた当時は、幼少からかなりアーケードゲームにハマってきた自分の脳は、もうダメなんじゃないかと感じてた(まぁこの概念のせいじゃなく、主に経済的な理由からゲーム癖は克服したけど。こんな無駄遣いは早くやめなきゃなぁと前々から悩んでたけど、とうとう卒業できたよ(感涙))。

それが、「各方面から『本書の内容には科学的な間違いや論理的矛盾、恣意的なデータ解釈が数多く見られ、疑似科学の範疇に入る』と指摘されている」だそうで。これを提唱した森昭雄の著書『ゲーム脳の恐怖』を読んでないけど、Wikipedia の記述によれば、「ゲーム脳」の概念ってかなり杜撰な調査に基づいてるみたいね。極めつけは最後の一文だな(笑)

「反証があったときに、理論で反論せずに人格否定で反論したり、不明瞭なデータで物事を断言するなど、森昭雄のような行動を、ゲーム脳を皮肉って『森昭雄脳』『ゲーム脳脳』と揶揄されることもある」。

この人の脳自体に問題が潜んでるっぽい。

こんな感じで、けっこう世の中、「信じたまんま忘れてるトンデモ概念」ってまだまだあると思うんだな。まぁマスコミや企業戦略に踊らされてるってことなんだけど、マスコミや企業にしても、その時その時の流行を追っかけて利益を上げるのが仕事だからねぇ。この人たちもまた踊らされてるっつうか。流行り廃れの「廃れ」にさしかかった話題は、放置してそのまんま自然消滅させてしまいがちなんでしょうな。ま、一般市民としては、思い出した時にでも「その後の顛末」をチェックするってのが肝要かと。そういう意味じゃインターネットって便利だなぁと思う今日この頃。

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90年代後半、インターネットの爆発的普及に合わせて、やっぱりというか「パソコン不要論」が出てきたけど、それが書かれた本によれば、「日本のウェブページなんてゴミ以下の情報しか載っていない」ということでパソコンなんか要らない、という論旨が載ってたんだわ。あれから10年。日本語のウェブページもずいぶん使えるようになりましたですな。パソコンが必要ない人にとってはなくてもいい、という現状は変わらんけど、ネット接続することで多様な情報を享受できるようにはなったわけで、「パソコン不要論」はトンデモってほどじゃなかったけど、時代の徒花っぽかったですなぁ。

つうかあの頃、かなり脅迫的に「パソコンを持ってないと or 使えないと、これから先の人生やっていけない」って風潮があったから、そのカウンターとして、パソコン時代の到来に不安と恐怖を覚えてる人たちを安心させるものとして、「パソコン不要論」が出たのかと思われ。ま、やっぱ時代の徒花だったんですな。

でもやっぱパソコンを扱えた方が扱えないよりずっと有利なわけで。おいらの今度の仕事、パソコンをけっこう使うんだわ。そこらへん、もしパソコン&インターネット経験がなかったら、その会社に採用なんて絶対なかったはずなんすよ。職安には確かにパソコンを使えない人でもやれる仕事も出てるけど、パソコンに限らず、就職するには、できないよりはできることが多い方が有利なんだよね。当たり前のことだけどさ。その中で、パソコンってのがずいぶんな重きをなす世の中になったってことですな。

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2007.10.31 水曜
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仕事前日

明日から仕事だよ〜(汗)。すごい久しぶりに「業務」だよ〜(腋汗)。で、いざ明日となったら、ここに来てなんかテンパりが抜けた感じ。つまり昨日までのパニック状態はあれですか、することなくて時間を持て余してたんだけど何かやらなきゃいけない気がしっぱなしで焦ってたってやつですか。

ま〜相変わらずドキドキだけど、ここまで来た以上、もうとっとと寝て明日を待つばかりですな。ちうことで、おやすみなさいませ〜。

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