ひとりごちるゆんず 2007年9月
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2007.9.1 土曜
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ヒゲよさらば

お盆の終わり頃から伸ばしてた無精ヒゲ、明日の朝全部剃ることにしました。お葬式に出席しなきゃいけなくなったんで、このまんまじゃまずいだろうってことで。ということで、今日のうちに全盛期の自ヒゲを撮っておこうと。はいチーズ。

全盛期のヒゲ
うわっキタネェ!! (T◇T;)

特に唇周りが汚いですなぁ。口ヒゲはもっと伸ばして切り揃えないといかんのですな。なんかこれイソギンチャクみたいだよ。ていうかもみあげにしたって、もっと長くないと格好が付かんですよ。アゴヒゲはまぁ長さはこのくらいでギリギリいい感じかなぁ。

しかしなぁ、ヒゲを伸ばし始めたのは「いちいち剃るのが面倒だから」なんだわ。でも伸ばすとなると、この長さ(育成期間は半月)だと中途半端だっつうことが分かった。かといってこれ以上伸ばすとなると手入れが必要になる。結局面倒なことになる。どうしよ。永久脱毛?w

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2007.9.2 日曜
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打ち上げ成功 S-520-23号機

ISAS(宇宙科学研究本部)S-520 ロケット23号機の打ち上げが成功したぞい。お〜め〜で〜と〜パチパチ。この実験は JAXA(宇宙航空研究開発機構)を主体に高知工科大学他が主催したもので、高度250、200、150kmでの風の動きを観測するのが目的で、そのためにリチウムの蒸気を各高度で放出したんだそうだ。詳しくはコチラ。mixi の『ロケット打ち上げ大好き!』トビ情報だと、打ち上げが行われた鹿児島県肝付町で、リチウム蒸気の赤い光を見た人がいたらしい。

今 ISAS が保有してるロケット3機種は全て弾道ロケットで、弾道飛行中の限られた時間に、宇宙空間でいろいろやるのがそのお仕事(人工衛星はおろか、惑星空間への探査機の打ち上げまでこなした伝説の M-V ロケットは、大人の事情により廃止に追い込まれた。JAXA 官僚のベケヤロー!)。

今回使われたのは、登板10年ぶりという S-520 ロケット。大中小3機種あるうちの真ん中のやつ。これより大きい SS-520 ってのはこの S-520 を2段にしたやつで、将来的にはこの SS-520 に3段目を取り付けての小型衛星の打ち上げを狙ってるらしい。ただそのプロジェクトがきちんと進んでるかどうか不明なのよね〜。まぁ今回の S-520 打ち上げの経験もまた、将来の SS-520 による衛星打ち上げの礎石になるんだろうけど、いつになることやら。

でもそれも案外すぐに実現するかも。というのも、日本国内での衛星打ち上げが、国の機関の専売特許じゃなくなりつつあるもんだから。北海道の NPO 法人 北海道宇宙科学技術創成センター(HASTIC) が、北海道の各大学や地元企業を巻き込んで、ハイブリッドロケット CAMUIを独自開発中なんですな。今のとこ性能的にはまだまだなんだけど、8月4日の打ち上げ実験じゃ高度3.5kmに到達したよ。あと約50倍で S-310 に、約100倍で S-520 に追い付く。先はまだ長そうだけど、この CAMUI もまた、小型衛星打ち上げを将来的に狙ってる。そしてその HASTIC の理事長には、元 ISAS 所長の秋葉鐐二郎氏が就いてる。ということで、CAMUI の開発は意外と急速に進む可能性を秘めてる。

さらに CAMUI はその独自の燃焼システムのおかげで、燃料代が固体ロケットの100分の1というとんでもない長所を持ってる(だって燃料が、DIY 店で手に入るアクリル樹脂なんだもんなぁ。別途、酸化剤として液体酸素が必要とはいえ、燃料代のこの安さは破格)。あと、燃料も酸化剤も本質的に安全なんで、打ち上げ時の危険区域をあまり取らなくて済む。ここでもコストがかからない仕組みになってる。

まぁそんな感じで、北海道から鹿児島県に向けてプレッシャーがかかってるわけです。日本の北端 vs 南端って構図が面白いね(沖縄さんゴメン)。

そしたらあんた、国内で小型衛星打ち上げ受注競争が勃発するわけでして、ロケットの正体が「燃料の塊」である以上、どう考えても CAMUI の方が安く上がりそうなわけでして、全段に固体燃料を使う高コスト体質の ISAS ロケット側としては、先に小型衛星をいくつも打ち上げて、実績を積まなきゃ勝負にならないわけです。宇宙業界だと「実際に宇宙環境に耐えられるかどうかは、現場で使ってみなければ分からない」という考え方から、「たとえ高価でも実績を選ぶ」ってな具合になりがち。てことは、CAMUI がまだよちよち歩きの開発中のうちに、SS-520 で衛星を打ち上げまくって実績を積み上げて行く以外、ISAS ロケットでの衛星打ち上げが生き残る道はないわけで。

てなわけで、ISAS ロケットの打ち上げ及び SS-520+第三段計画にハッパがかかってるはずなんだけど、ISAS から外に出てくる情報(ウェブサイトとメールマガジン)を見る限り、そこらへんの緊張感や切迫感が全くと言っていいほど見られない。ちょっと CAMUI をなめ過ぎなんじゃないですかねぇ。CAMUI には ISAS の OB の秋葉鐐二郎氏が付いてるってことを忘れてるんじゃないでしょか。ISAS の敵さんは ISAS のことをよく知ってるんですぞ。孫子も「敵を知り己れを知らば、百戦して危うからず」なんて言ってるじゃないですか。

まぁ ISAS もかつての文部省直属から、省庁再編のあおりで文部科学省下の JAXA の中の1部門に成り下がってしまって、がんじがらめの状態かとは思うけど、今こそ無理をしてでも SS-520 での衛星打ち上げ実験をやっておくべき時なんじゃないですかね。これまた全く情報が出て来ない、M-V 後継の次期衛星打ち上げロケット計画(500kg の衛星を打ち上げられる)の初打ち上げ予定の2010年までまだ時間もあることだしさ。ここらで一発、SS-520 で性能試験衛星の1機でも打ち上げてみちゃぁどーですかね。

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そうそう、H-IIA ロケットで打ち上げる大型月探査機 かぐや、打ち上げ予定日は今月13日だそうだよ。もともと打ち上げ予定は8月中だったんだけど、探査機の子機に不具合が見つかって、その改修で遅れちゃったんだそうだ。そのせいで遅れたとはいえ、打ち上がってしまう前に悪いところが見つかってよかったよ。あとは打ち上げと月周回軌道投入、そして観測の成功を祈るのみですな。H-IIA 13号機13日打ち上げっつう数字の奇妙な符合と行き先がお月様ってのが、かのアポロ13号を連想させてちょっと気になるところだけどw

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2007.9.8 補足:時事通信9月6日付によると、H-IIA ロケットの固体ブースターを1段目に利用した、M-V 後継のロケットは2011年初打ち上げ予定で、「イプシロン」という名前になりそう。当初、標準仕様が2段式とされていたのが3段式と発表されてることから、打ち上げ能力は低軌道に、500kg じゃなく 1.3t となるんじゃないかと思われ。

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2007.9.3 月曜
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日記容量ダイエットの方針

昨日の S-520 ロケットでの実験、「宇宙花火」として珍しく新聞に載ってるね。弾道ロケットでの実験なんて一般マスコミから無視されるのが普通なのに、今回の実験は特別派手で分かりやすかったからかな。カラー写真の被写体があったってのも大きかったかと思われ。できればこれをきっかけに、弾道ロケット実験を毎回報道してほしく思うぞ。

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先月(8月)分の日記の容量なんだけど、112.1KB で、7月分(112.2KB)とほぼ同じだったよ。ん〜いまだに 100KB を10%以上も超えとるがな。「賢治巡りの旅」もあったけど、その後半はブツブツ切って容量削減に貢献したはずなのに。短い日も多かったはずなのに、なぜに目標を下回ることができんかねぇ。

1日に日記に割く時間を減らしたいんだが。そのためには容量ダウンは必須なんだが。見てみたら、超巨大ログはほとんどなくて、長めのログが多いね。これが敗因だな。今月は「長めのログを減らす」方針で日記容量ダイエットすることにするよ。

まぁいきなり昨日のが長いわけだけど、今日短いぶんで薄まったかと。

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2007.9.4 火曜
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謎の病

昨日また病院に行ってきた。肛門科じゃなく、今度は皮膚科。いやその、なんかこうイヤ〜な皮膚病を長いこと患ってて、痔の治療を決意した勢いで、ついにその皮膚病とも対決しようと決心したのじゃよ。そのイヤ〜な病とは、

インキン。

ぐっはー、痔・インキンの2大オヤジ病(成人病とは違う)を両方とも持ってるなんて、メタボよりずっとハドゥカティ〜! (/o\)

ていうかどっちも10年以上患ってるのよね。この年代に達するはるか前から。で、正しいダンディミドルになるためには、こいつらと決別せにゃならん。ダンディなミドルはこんなかっちょ悪い病気を持ってちゃいかんのだよ。とりわけ「ファッションコーディネート色彩検定」なんつうステキな名前の資格を持ってる身としても(2級だけど)、これは許し難い現実なわけです。

しかも 2007.8.28「しかしバイアグラ、並行輸入とか闇ルートで入手とかいろいろあるみたいだけど、素直に医者に処方してもらえばいいだけの話なんじゃないかと思うんですが。病院に行って、受付が女の人だろうが医者が女医だろうが、男ならコソコソしないでドーンとはっきり言っちまえよ。「バイアグラを処方してほしいんですが」とか「充分に勃起しないんです」とか」だなんて大見得切った手前、インキン如きで尻込みするわけにゃいかんじゃないですか。受付の女の人に「インキンなんです」とドーンとはっきり言っちまおうよこの際。

ということで、やって参りました街の皮膚科に。受付の人はやっぱし女性。覚悟を決めたんだけど、「どうされました?」だなんて一切訊かれなかった。訊かれなかったんだから答える必要なし。訊かれたのは「初診ですか?」だけ。「でしたらこの紙に電話番号をお書きください」。で、電話番号を紙に書いて保険証を手渡して手続きおしまい。なんかちょっと気が抜けたっつうか。おとなしく待合室のソファの隅に座ったおいらであった。

右舷2時の方角から感じる視線……。

あっ、知り合いのご夫婦だ。これはどうも変なところで会いましたね(病名は訊いてくれるなお願いだから。ていうか知り合いと会いたくないときに限って会っちゃうんだよなぁ)。

したら旦那さん、挨拶もそこそこに、自分の事情を話し出した。奥さんの額にできものができたんだそうで、その治療に通ってるんだそうで、旦那さんは運転手なんだそうで。はぁそーですか。って、そしたらこっちも言わなきゃなんないでしょうが。いやもう白状したよ素直に。うん、でも相手は人間が出来た初老の紳士なんで、おいらが傷つかないようにきちんと同情してくれたよ。

さて問題は診察室だな。また女性看護師の前でパンツ下ろさなきゃなんないのかと思うと気が重いなぁ。なんて考えてるうちに呼ばれた。既に知り合いのご夫婦に白状してたから、先生(男)と看護師さん(女(美人!))のいるところで「インキンなんです」と言うところまではあんまり抵抗を感じなかったな。うん。

したら、奥の方で別の看護師さん(女)がカーテンで密室を作ってくれた。「ここに入ってください」。一人で入ったらば、「先生が入りますけどよろしいですか?」おお、男の先生とサシか。さっきの受付の段取りといい、患者の羞恥心に見事に配慮した病院だなぁここ。

「はいどうぞ」と返事をしたらすぐ先生が入ってきたんで、こっちもそそくさとズボンとパンツを下ろしたよ。先生、おいらの顔を見るでもなくナチュラルに視線を下げたんで、おいらも何の恥ずかしさも感じずに患部を先生に見せられた。

「ここらへんなんですよ、ええ、特にこの赤くなってる辺りが最近、痒いの通り越して痛くなってきて……」

先生の見立てはこうだった。

インキンじゃないですね。インキンだったらもっと境目がはっきりしてるもんです」

はぁそうなんですか。だったらこれは一体何なんでしょう?

「塗り薬を出しますから、患部に朝晩塗ってください」

診察終わり。って、そんなんで大丈夫なのか!? インキンじゃなかったら何なんだよこれ。「あのぉ、もう10何年もこれなんですよね」と深刻さを訴えて情報を引き出そうとしたけど、カルテにサクッと『十何年も〜』と書かれただけだった。

……、

……、

……。

なんだかキツネにつままれたよーな気分で病院を後にして、昨日の夜、そして今朝と、渡された薬を塗ったんだけど、……これがよく効く!! 昨日までの不快感がほとんどなくなっちゃってるじゃないのあんた! 病名が一体何なのかよりも、これまでの10幾余年のジワジワした苦しみが何だったんだって感じ! なんかもうサイコー! (@▽@)

ま、あとは、こういうのは大抵、治ったと思ったらまだだったってケースが多いし、薬のラベルを見たら抗生物質を使ってるんで、下手に途中でやめたら耐性菌が出る可能性もある。とりあえず薬がなくなった頃合いにこのお医者さんにまた行って、診察を受けるとしよう。長いこと患ったんだから、そうそうすぐに治るとは思ってないし。ここはひとつ痔と同じく、慎重に根気よく治して行こうじゃありませんか。それがダンディミドルへの道ってことで。

しかしこの病名は一体何なんだ?

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皮膚科に行ったのは昨日の話。今日は肛門科に行ってきたよ。座薬を使い切ったんで。問診のみで、現物の診察(尻出し仰向け体育座り)は今日はなかった。治療は順調に進んでるらしく、この1週間、朝晩1日2回だった座薬装填、今日から1日1回(晩)のみになったよ。よかったよかった。

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2007.9.5 水曜
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フォトショ使いの弟子

遅いッ!

Photoshop の操作が遅いッ!>自分

こんなんじゃウェブデザイナーにゃなれんぞッ! つうかもう何年も GIMP(Adobe Photoshop のライバルのフリーソフト。Mac や Unix 系で一定の人気がある)ばっかし使ってきたから、Photoshop の使い方を完全に忘れちゃってて、操作ひとつ思い出すまで時間がかかるんだよね。

これからは暇さえあれば Photoshop 使いの鍛錬に励むです。

でも正直、GIMP の方が使いやすいソフトだと思うんだが。右クリック一発でかなりの操作ができるし、そうでなくてもウィンドウごとにプルダウンメニューが付いてるし。しかも GIMP 歴数年のおいらがまだまだ使いこなせてない秘密の機能がてんこ盛りだし(Script-Fu とか)。

なんて弱音を吐いてちゃいかんのだよ。敵さんは Photoshop 必須なんだから。まぁ Photoshop も使い慣れてくれば、GIMP で培った技とセンスを応用できると思うんだけどね。まぁとにかくここしばらくは、フォトショ三昧の毎日になりそうだす。

あ、せっかく Webクリエイター能力認定試験で勉強した HTML と CSS の復習もしなきゃなぁ。それに Perl と JavaScript の勉強も進めなきゃなんないし。

やることいっぱい _ノフ(、ン、)_

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2007.9.6 木曜
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台風9号報道

テレビで台風9号の報道が過熱してるね。でもこれ結局、首都圏直撃だからこそ、ここまで全国系メディアが騒いでるんだろうなぁ。全国系マスコミはみんな東京にあるからね。自分たちのことと日本全国のことと、なんだか区別がついてないっぽい。台風のこれからの進路がたまたま東北縦断っぽいんで、おいらも興味を持って見てられるけど、関係のない近畿・中国・四国・九州地方の人とかは、どんな気持ちでこの全国報道特番を見てるんだろ。そんなことより通常の番組を見たいんじゃないのかなぁ。

日本ってほんと首都偏重主義だよね。「東京=日本」「日本=東京」って意識が徹底的に刷り込まれてる。特に首都圏に住んでる人たちに。もちろん政治・経済・現代文化の重要なものがほとんど東京に集中してるから、あながち間違いってわけでもないんだけど、それにしても東京から遠い土地に住んでる身からすると、ちょっと行き過ぎなんじゃないかと思う。

ひどかったのが、10年くらい前にどっかの全国系新聞に出てた記事。銀座の道路の陥没に観光バスがはまって立ち往生したとか。わざわざ写真付きで出てんの。おいらの感想:

それがどーした! (-_-#)

そんなローカルな話題を全国紙に載せてどーする気だよ。その記事を全国津々浦々に出すことで、青森県八戸市在住のおいらにどんな反応を期待してるんだよ。そこらへん、在京全国系マスコミって感覚がおかしいよなぁ。おいらの方がおかしいのかな。他の青森県民も沖縄県民も、実は多くが銀座のバス立ち往生記事に、我がことのように興味を持ったのかなぁ。

今回の台風9号も、首都圏が危ないってことであたかも「日本全体の危機」みたいな調子の報道をしてるけど、首都圏から危機が去った瞬間、全国系マスコミの調子も「やれやれ」と通常モードに移行するはず。この台風が関東を抜けて東北地方を縦断し始めると、きっと「日本の危機は去った」って感じで、全国報道も露骨によそよそしくなるんだろなぁ。「そちらも大変ですねぇ気をつけてくださいねぇ」みたいな。よそ様の窮地を心配するかの如くに。東北地方もれっきとした日本の一部なんですけどね、ええ。

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2007.9.7 金曜
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ブーブートラップ

朝起きて、とりあえず部屋の椅子に座った瞬間、その違和感はやって来た。

立ってみた。そしてまた座ってみた。また立ってみた。

こ、これは……おケツがなんかおかしい! パンツがおケツに粘着したり剥がれたり!

トイレで確認したところ、やっぱしというか、寝る前に突っ込んどいた座薬が戻って来てて、体温でドロドロになって肛門周りを汚してた。パンツもそんな感じ。まぁ「パンツを汚す」と言うとなんか汚物で汚れるみたいだけど、この場合は座薬だから汚くないもん。と自分に主張したぐらいにして。

座薬1回分を無駄にしてしまったなぁ。思えば前の晩、寝る直前に入れた座薬の、装填の深さが足りなかったような気がする。それでもそのとき戻って来なかったから、そのまま安心して就寝したんだよな。まさかそんな長い時間差で戻って来ようとは、夢にも思わなんだ(←寝てる間なだけに)

……、

……、

……。

それとも寝っ屁こいたか?

原因はどうあれ、今度から寝る直前じゃなく、数時間前に装填することにするべ。座薬が溶け切ると、屁をこいても何の問題もないことは確認済みだからな。

今月4日から、それまで朝晩1回ずつ装填だったのが晩の1回だけになって喜んでたんだけど、こんな落とし穴が待っていたとはなぁ。

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先月分の日記を『賢治巡りの旅』を中心に推敲したら、データ容量が0.3KB増えて7月分を超してしまっただよ(112.4KBになった)。それまでギリギリ7月分を下回ってたのに。日記容量ダイエット、全然進んでませんがな。

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2007.9.8 土曜
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『東京物語』と『ヱヴァンゲリヲン 新劇場版:序』

恥ずかしながら、初めて観ましたです『東京物語』(1953)。今、八戸フォーラム4周年企画でやってるのよね。八戸フォーラムの今と言えば、青森県内で唯一『ヱヴァンゲリヲン 新劇場版:序』をやってるってことで県じゅうから観客が殺到してる状態なんだけどさ(たぶん岩手県北も含む)。まぁヱヴァ序はそんな感じで満員の中で観たんだけどさ、『東京物語』、この客入りが寂しい。上映初日のレイトショウだってのに席がかなり空いてたよ。鑑賞料500円ポッキリだってのに。しかもそんな特別価格なのにスタンプカードに1回分のスタンプをちゃんと打ってくれるってのに。

正直、ヱヴァ序よりずっと観応えあったぞ。丁寧に作り込まれた脚本がもう絶品。ヱヴァ序を観た時よりもずっと、「日本人に生まれてよかった〜」としみじみ思ったよ(「しみじみ」が大事)。さすがに時代を超える名画は輝きが違うね。それに外国の字幕じゃあの微妙なセリフのやり取りは表現できんでしょ。やっぱ日本人に生まれてよかった。この映画に出会えてよかった。『東京物語』よありがとう。松竹ありがとう。そして小津安二郎監督ありがとう。そんで、ヱヴァ序の客をみんな『東京物語』に引っ張り込めたらなぁなんてどうしようもないことを考えてみたりして。

本質的なことはどうも言葉にする能力がない(つうか「見えてない」とも言う)んで控えちゃうけど、『東京物語』が時代を超える一因となったのは、もろに今の時代に通じる価値観がそこにあるからだと思う。そりゃあ戦争未亡人の話を出されても現代には直接は通じないけど、それよりもっと根っこの「家族ってどんなもんなんだ?」という疑問と問いを提示して、ストレートに回答も示してる。ここんとこが、半世紀以上経った今でも通じるものがあるんだね。

そして、この映画が時代を超えることに成功した要素のもうひとつが、タイトルに反して、その当時(1950年代)の東京の風景をほとんど見せないって手法にもあると思う。見せないからこそ、観客は想像でそれを埋めるしかない。それぞれの観客が思い描く、それぞれの想像力やセンスにぴったり合致した1950年代の東京の姿が、スクリーンの向こう側に展開されるというマジック。『竹取物語』(映画じゃなくて原作の方ね)で、かぐや姫の顔かたちに全く言及しない作戦を取ったおかげで、「かぐや姫は絶世の美女」という共通概念が時代を超えて認識されてるのに似てる。

代わりに、主人公である老夫婦の住む尾道の風景は丹念に描写されてる。東京への旅の前と旅の後、変わらぬ風景の繰り返し。でも主人公の家族のあり方は、その旅で質的に変わってしまった。ていうかその変化を老夫婦が実感した旅だった。その表現のうまさ。あと、狙ったわけじゃないだろうけど、尾道のあの穏やかな海辺の甍の波の風景は、今もそんなに変わらないと思う(行ってみたことはないけど、大林宣彦の尾道三部作からの推測)。だから安心して観てられる。

9年後に作った『秋刀魚の味』(1962)だと東京のみが舞台になってるんで、東京の風景がなんぼか多く出てるけど、『東京物語』と違ってカラー作品だから、それはそれで臨場感があって、当時の東京を知らないおいらでも楽しめたよ。

『秋刀魚の味』も別なケースで家族の崩壊の過程を示してるわけだけど、言ってることは同じだったんだなぁと、『東京物語』を観てしみじみ思ったよ(しつこいようだけど「しみじみ」が大事)。ただ、『東京物語』の方がより直接的に、登場人物にテーマを語らせてる。分かりやすいぶんだけ、こっちの方が評価が高いんだと思う。『秋刀魚の味』は、家族の結婚という慶事で家庭が崩壊して行く様子を淡々と描いてるんだけど、やっぱインパクトとしても『東京物語』の家族の死の方が、テーマが伝わりやすそうねぇ。

小津の遺した映画表現に関する言葉として、「大事なものは隠すことです」とかなんとか、そういうのがあったと思った。「葉隠れの精神」でもないだろうけど、何年も先に観た『秋刀魚の味』で巧みに隠し切ってたことが、今日観た『東京物語』ではそこかしこに見え隠れしてたよ。もしかして小津は、『東京物語』で「見せすぎちゃったな」と反省して、より「隠す」方向へと変わって行ったのかもしんない。小津作品は2つしか観てないから何とも言えないけど、表現すべき大事なことを見せびらかすんじゃなく上手に隠す、それが「品性」ってもんなのかもなぁ。

チャップリン作品の中でおいらが一番好きな『サーカス』(1929)だと、大事なものは分厚いギャグの壁でガッチリ隠されてたもんなぁ。何回も観てギャグにいちいち笑えなくなった時点で、ようやくその「大事なもの」に触れることができて、そのときの至福感はそりゃあもう大変なもんじゃったよ。

そういやビートルズの曲でも、"You've Got to Hide Your Love Away" っつうジョン・レノンが作って歌ったのがあったっけ。邦訳すると「愛は隠すべきもの」かな。こういうものの考え方や感じ方は日本独自のものかと思いきや、西洋でも通じるもんなんだね。かえって今の日本じゃ通じにくくなってるかも。

小津安二郎監督って、黒澤明監督みたいな華というか豪快さというかがないぶんだけ割を食ってる感じだけど、やっぱし日本の誇る巨匠なのだなぁと実感した日でござんしたよ。しみじみ。

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2時間を超える作品なのに、ゆったりした作品なのに、全く飽きることがなかったよ。話の余分な流れを大胆にかつ綺麗に(←ここ大事)省いてどんどん先に進めるやり方は、黒澤の『七人の侍』(1954)に通じるものがあるなぁ。この方式は単に当時のトレンドだったのかもしんないけど、どっこい今でも充分新鮮だよ。脚本と編集のテクニックの神髄。どう考えてもヱヴァ序より『東京物語』の方が、得るものが多いと思うんだがなぁ。八戸市内や周辺、青森、弘前、岩手県北からいらっしゃるヱヴァ序目当てのお客さん、ついでに『東京物語』を観て行ってくれないかなぁ。

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エヴァってそんなにすごいもんだろか。今日は『東京物語』にいい具合に酔ったんで、そのまま居酒屋に行ったんですわ。で、そこのカウンターにいた若いオネーサンがたと映画の話になったら、『東京物語』より『エヴァンゲリオン』の話になっちゃって。「難解」「難しい」「テレビシリーズ2回見たけどまだ分からない」とか言いつつ、今やってる『ヱヴァンゲリヲン 新劇場版:序』に興味津々のご様子。理解不能なのになんでそんなに興味を持つのか、なんでそんなに人気があるのか、おいら的には不思議で不思議で(「カヲル君が好き」という、きっぱりとした意見を持ったエヴァファンが別にいてさ、彼女の心情なら簡単に理解できるが)。だったらアンドレイ・タルコフスキー監督の『惑星ソラリス』(1972) にも同じくらいの興味を持ってもいいと思うんだが。

とかエラソーに言いつつ、エヴァは TV シリーズも昔の映画版も『ヱヴァンゲリヲン 新劇場版:序』も観ちゃったけどね。なんかいったん乗った船を途中で降りるのがもったいない気がして。世の中の流行りにも、乗れる時はできるだけ乗りたいしね。つうか正直なとこ、みんなが「分からない」と言ってる以上、そんな中で「エヴァなんか分かり切ってるつもり」という恥ずかしい状況も充分考えられるんで、ここで新劇場版を観てそこらへん確認しようとか。

とりあえず『ヱヴァンゲリヲン 新劇場版:序』で感心したのは、この10年ちょいの間に、アニメ技術ってずいぶん進化したなぁってとこ。アニメの絵柄に合わせた CG 技術の進歩はほんと目を見張るものがあるね。『メトロポリス』(2001)じゃまだ CG とジャパニメーションは同じ画面上で反発し合ってたのに(ディズニーアニメでは『美女と野獣』(1991) の頃から融合してた)、今じゃ両者は完全に融合して、全く違和感がないんだもんなぁ。いやぁたまげたたまげた。

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2007.9.9 日曜
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だいち と こだま のあとつぎ

陸域観測技術衛星 だいち がモテモテだよ。世界各地の精密測量や資源探査という本来の仕事の他、地震や地滑りなんかがあった地域での地形の変化を捉えて報告して、世界中で活用されてる。さらに応用編というか、アマゾンの不法伐採の監視をすることでブラジル政府と協調することが正式に決まったし、最近じゃ青森・岩手・秋田の北東北3県での産廃不法投棄監視システムを、だいち を利用して構築することが決まった(3県とも人口密度が低くて山林が多いんで、ヘリやクルマでの監視には限界があるのだ)。

日本製の衛星でここまで世の中の役に立ったのって、今までなかったんじゃないかな(毎日役に立ってる気象衛星ひまわりシリーズは、6号までアメリカ製。軌道上予備機の7号は三菱電機製だけど、まだ稼働してない)。

そうなると だいち の寿命が問題になってくるんだけど、設計寿命は「3年以上、5年目標」だそうだ。間を取って4年として、去年の1月に打ち上げたからあと2年半くらいしかないことになる。

これ、後継衛星が必要だと思うんだけどどうよ。かなり大型の衛星だから、同じものを作るにしても5年はかかると思うんだけど、「だいち2号」を作ろうって動きが感じられない。これはいったいどうしたことか。JAXA(宇宙航空研究開発機構)さん、そこらへんいったいどーなってんのよ。

あと2年半ってことは2010年。2010年といえば、そろそろデータ中継技術衛星 こだま の寿命が来る頃合いなんですが(打ち上げ2002年。静止軌道投入成功時での燃料の寿命は「7年以上」とされてた)。だいち って吐き出すデータ量が尋常じゃないから、地上での直接受信のほかに、データ中継衛星つまり こだま を利用してると思う(←未確認だけど)。こっちの方も、今から準備しとかないと間に合わなくなっちゃうんですけど。

日本の実用衛星は国際調達が原則だから(ただし先進技術開発が名目の場合、国内調達に限定できる。ということで、だいち にも こだま にも正式名称に「技術衛星」と銘打たれてる)、日本製になるかどうか分からんとこだけど、日本で作られたこの2つの衛星を丸ごとコピーして作るのが一番手っ取り早いんで、日本のメーカーに作らせるのが一番だと思う。んでまぁ海外調達にせよ国内調達にせよ、早いとこなんとかせんといかんのじゃないですかねぇ。

放っておくと、せっかく国内・国際貢献でうまいこと日本の宇宙技術を宣伝できてるこのナイスな現状が、フイになってしまいますぞ(2007.9.13補足:JAXA の来年度予算要求で、だいち 後継衛星の予算が組み込まれたみたいです)。

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2007.9.10 月曜
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就職活動急転直下

世の中、なかなか思い通りには行かんもんですな。でもやれるだけやると、思いがけないことも起こり得るもんですな。

午後、職安に出かけた。前においらを落としたウェブデザイン会社(2007.7.6, 2007.7.7, 2007.7.24, 2007.7.30, )に再度挑戦するために。この日のために8月一杯かけて勉強して、『サーティファイ Web クリエイター能力認定試験 上級(HTML4.01対応 テキストエディタ)』を取ったのだよ(2007.8.21, 2007.8.24, 2007.8.25, 2007.8.31)。もちろん前回の採用試験で悪戦苦闘した Photoshop も相当に研究して鍛錬して(2007.9.5)、再試験に対する準備は万端に整ったのだった。

とりあえず目的の会社を検索システムで探し出したら内容が更新されてて、前は採用枠が10人だったのが2人に減ってた。こいつはいかん。今日中に再試験の申し込みをせねばいかん。

なぜか月曜の職安は利用者の数が少なめ(で、なぜか金曜は多い)。それでも13人待ち。40分くらいホゲーッと待って、ようやく順番が回って来た。担当の係員さんに事情を説明したら、「一度不採用になった人はもう取らないという会社もあるので、その問い合わせも含めて直接電話してみますね」と来たもんだ。そんな了見の狭い会社も世の中にはあるのか。京都の料亭とは逆に『一見さん以外お断り』ですなぁ。2回目はパワーアップしてるかもしんないってのに。このおいらのように!(ふんが〜!)。相手先がそんな会社じゃないことを祈りつつ、電話の様子を端から聞くおいらだった。

「はい、7月24日に一度そちらの採用試験を受けた方なんですが、ええ、こちらにいますけど(電話を待機モードにしておいらに向かって)あの〜直接お話したいそうなんですけどいいですか?」

分かり申した。ここで一発、パワーアップぶりをアピールしようじゃありませんか。まずは相手の話を聞こうじゃありませんか。うん。ええと「お電話替わりました。ゆんずですハイ」。

「あ、○○(会社名)の□□(社長さんのお名前)です」

おお、更新された求人票だと採用担当は人事部の人のお名前だったのに、おいらが7月に受験したときお相手してくださった、社長さんご本人のお出ましだぁ〜。キンチョーするぅ〜。

「率直に申し上げますと、大変失礼で申し訳ないんですが、前回の試験の結果を吟味したところですね、正直に申し上げて、あなたの力は私たちが求めているものに全く足りないんです」

あがが、ぱくばく(←「だから8月中に資格試験を受けてパワーアップしました! それにあの時の試験はすごく緊張したし徹夜明けだったし Windows に慣れてなかったしで、本調子じゃなかったんです」という口パク。あまりのショックかつ言いたいことがいっぺんに頭に浮かんで来て、言葉にならない)。

「私共の会社で必要なスキルは、もっともっと高いものなんです。仮にウェブデザイナーとして入社されたとしても、付いて行けないと思うんです。本当に申し訳ありませんけど」

「はぁ、そぉなんですかぁ〜」。と言うのが精一杯の精神状態。もうなすがままのされるがパパ。どん底の気分ってこのことだよ。再受験させてくれるとばっかり思ってたのに、それをバネにこの1カ月以上を暮らして来たってのに、ここまで来て門前払いとは、思いも寄らん不意打ち攻撃を受けちまった。あの8月一杯をつぶした努力は一体何だったんだ>自分 もっとアピールしろ!>自分 と思っても、相手のきっぱりとした態度に完全に気圧されて、なんだか何を反論しても空しくなるだけのような気がしてしょうがなかったす(←交渉がド下手な人)。

おいらの心は、一瞬にして折れてしまった。

……、

……、

……。

気まずい沈黙数秒の後、「それでしたらどうでしょう」。社長さんは意外な方向に話を振って来た。

「うちではウェブライターも募集してるんですが、やってみる気はありませんか?」

は? 「あの〜どんなお仕事でしょうか、そのウェブライターというのは」いまだなすがまま状態のおいら。

「ウェブページに載せる文章を書く仕事です。これだと使うのは Word や Excel ですけど、そのくらいならできますよね?」

「は、はい。できますけど」(実は Word やったことないんだけど、たぶんできるでしょう。ていうか今思うと、そういう原稿を書くだけならメモ帳とかのテキストエディタで充分な気がするが)

「どうです、この仕事を1からやってみませんか?」

おいおい、なんだか逆にお誘いを受けちゃってるんですけど、いいのかこれ? ていうかこの人、この状況下で一体何を言ってるんだろう(←急転直下の事態がよく飲み込めずに動転中)

「は、はぁ、えぇ、でも……いや、うぅ〜ん」(←「ケッ、Word と Excel なんかで『IT の仕事やってます』なんて周りに自慢できるかい」「何でもいいからまず給料聞け! 給料なんぼだ! 聞け!>自分!」「いややっぱしここでもう一踏ん張りして盛り返して、ウェブデザイナーへの道を切り開け!>自分」等々、様々な思惑が脳内で入り乱れて言葉にならない)

正直、ここを逃すと Web 系の IT の職は八戸市内にはない。ていうかもうひとつあったけど、どうも気乗りがしない内容だった。それよりだったら、一度訪れたことがあるこの会社にご厄介になる方がいい気がする。

「そしたら、また職安で求人票を取って、今日みたいにご連絡すればいいんでしょうか」

「いえ、この仕事は職安に出してないんで、職安を通さずに直接連絡くだされば結構です。履歴書は前に頂いていますから要りません。面接も前にやったので不要です」

「はぁそうですか、ん〜でも、うぅぅぅぅぅん」(←いろんな思惑が、全自動洗濯機のもみ洗いモードみたいにもみくちゃ)

とまぁ、その場で考えがまとまらなかったんで、はっきり返事をしないまま電話を切った。顛末を担当の係員さんに伝えて、職安を後にした。職安の駐車場、クルマの中でハンドルを抱き込んでうなってる自分がいた。一心に見続けて来た夢がいきなり破れたショック。正当に自己アピールできなかった自分への不甲斐なさ。社長さんによる新しい提案の検討。相手の真意は何か。ぐるぐるぐるぐる。

家に帰って母親に職安でのことを全部話してるうちに、だんだん気持ちと考えがまとまって来たよ。

なんかウェブライターっつう新しい道に、希望が見え始めて来たんすけど。がんばって勉強した HTML と CSS と Photoshop と Illustrator も、同じ職場のウェブデザイナーさんと話をすり合わせるときに役に立ちそうだから、無駄にはならなそう。

てことで、ウェブライターの件、現在前向きに検討中でございまする〜。もちろん話を受けるとすればプロのライターになるわけだから、今までのアマチュアライターの経験なんざ、ないよりゃましだけど言わばゴミクズみたいなもんになるわけで(ウェブデザイナーの件で痛感)、社長さんのおっしゃる通り「1から」の気持ちで勉強しなきゃなんないわけだけどね。

いや〜今日の昼までは、こんな展開になるとは夢にも思わなかったよ。夢は破れたけど、代わりに思わぬいい話が転がり込んで来た予感……。

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2007.9.11 火曜
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だから短く

なんだかんだ言いながら、結局また日記が長くなりつつあるなぁ。いかんぞなもし。これで就職が決まったら、残業まみれで家にいる時間がろくになくなってしまうではないか。そうなったらあんた、このペースで日記書いてたら寝る時間がなくなってしまうではないか。

短い文章できちんとその回のテーマを書き切ること。ていうかテーマとか言ってる時点で「日記」の概念を逸脱してるんですが。この Web 日記、何なんですか一体 orz

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2007.9.12 水曜
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サードインパクト

ウェブライターの件もダメですた orz

先方の社長さんに「1からやってみませんか」言われてから心を決めるのに丸2日を要した。そして、意を決して電話したところ、

「申し訳ありませんが、この2日間でウェブライターは別な人を採用いたしまして……。あの、また機会がありましたらよろしくお願いいたします」

……、

……、

……。

ボーゼン (゜◇゜;)

……、

……、

……。

つまり、おととい誘われた時点で即決しなきゃいかんかったってことだったかと理解しとるよ今では。けど本命だったウェブデザイナーへの未練を断ち切って、ウェブライターへの希望を見出して腹を決めるまで、やっぱ2日は必要だった。普通、2日間のインターバルってアリだと思うけど、そこはそれ、生き馬の目を抜く IT 業界の企業ですな。応募者にも決断の速さが求められていたとは。

7月24日の最初の受験といい、おとといの再応募の顛末といい、そして今回の椅子取りゲームの敗戦といい、全てに於いておいらが甘かったってことでひとつ。

これでこの会社とは完全に切れましたな。「また機会がありましたら」なんて言ってくれたけどそれは社交辞令。もうないな。これ以上つきまとったらストーカー同然だし。あとに残ったのは、その会社で働くためだけに取った『Web クリエイター能力認定 上級』の肩書きのみ。まぁ他に色彩検定2級ってのもあるけど、就職にどれほど役に立つんだか。

はぁ〜、また職安で求人探しからやり直しですか。やれやれだぜ。ウェブデザイナーの募集、どっか市内の他の会社で新規にやってくれないかなぁ。

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2007.9.13 木曜
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Pretty Vacant

昨日のショックでなーんもやる気が起きんて _ノフ(、ン、)_

午後に野暮用が入ってちょっと体を動かして、運動不足を実感。ジョギングどころか、ろくに散歩さえしてないもんなぁ最近。あの頃の覇気は今いずこ……。

ああそうだ。日本の月探査機 かぐや の打ち上げ、天候不順により今日じゃなく明日打ち上げになったんだよね。「13」の数字がひとつ外れて、なんかちょっとホッとした気分(笑) 明日の打ち上げの成功を祈ル。

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タイトルはセックス・ピストルズの名曲からイタダキ。「な〜んもない空っぽ」の意味。

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2007.9.14 金曜
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かぐやに寄せる下心

月探査衛星 かぐや の打ち上げ、成功したね。H-IIA ロケット13号機で打ち上げた三菱重工業と JAXA の中の皆さん、お疲れ様でした。H-IIA にとってはこれまでで一番の遠出でしたな。そしてこれで、打ち上げ成功率が92.3%まで上がりましたですな。

これからは衛星チームが忙しくなるね。月周回軌道投入が20日後の10月4日、子衛星であるリレー衛星の分離が10月9日、同じく子衛星の VRAD 衛星が10月12日の分離を予定してる。

遠地点23万3306km、近地点281.303km っつうから、かなり細長い楕円軌道に投入されたことになる。それでもお月さんの平均軌道半径である約38万キロには及んでないけど、これは、月が近付いたら月の引力で引き寄せられようっつうことかと(2007.10.8補足:実際はその後、月の公転軌道に届かせるため、かぐやのエンジンを稼働させて遠地点高度を上げたそうです)。

しかしまぁ今回はお月様という地球に一番近い天体が目的地とはいえ、周回軌道に無事に投入されれば、日本初の快挙ですかこれ? 1997年打ち上げの火星探査機 のぞみ は火星周回軌道に入れなかったし、2003年打ち上げの小惑星探査機 はやぶさ は小惑星イトカワ表面での着陸・離陸には成功したけど、イトカワの重力があまりにも小さいんで衛星軌道には入らなかった(わざわざ衛星軌道に入る意味がなかった)。

ああそういえば、1990年打ち上げの工学実験衛星 ひてん に搭載した超小型衛星 はごろも が月周回衛星になってたよ。忘れてた。おお、ひてん 自体も1992年に月周回軌道に投入されてたのか。なんだ初めてじゃないんだね。

ただ、ひてん は月探査衛星じゃなく、スイングバイとエアロブレーキという宇宙航法の実験機だったんで、ろくな観測機器を積んでなかったんだわ。せめてカメラの1台でも積んでれば、月の裏側を撮影した3番目の国として、その記録をもっと早めることができたのに(火星探査機 のぞみ が1997年に月の裏側を撮影したんで、どっちみち世界で3番目の快挙となったけど。2007年10月6日補足:ひてん にも航法カメラが積まれていて、それで月の表面を撮影したそうです。なんで裏側を撮影しなかったんでしょうね)、他天体の探査の点では、ただ「月に到達しましたよ」というだけの成果しか残せなかったっぽい。子衛星の はごろも で月の重力分布を大まかに調べた可能性はあるけど、科学的意義はあまり大きくなかったんじゃないかと。

ひてん(開発名 MUSES-A)の質量は197kgか。200kg未満じゃ十分な探査ができないっつうことですかなぁ。いや、質量510kgの はやぶさ(開発名 MUSES-C)が、同じ工学実験機なのに科学にあれだけ多大な貢献をしたのに比べると、ひてん の地味さがひときわ目立ちますなぁ。もちろん、ひてん で習得したスイングバイ技術はその後、GEOTAIL、のぞみ、はやぶさ にしっかり受け継がれてるから、工学実験機としては大成功してるんだけどさ。

あのさ、ようやく開発にゴーサインが出た、JAXA の次期小型固体燃料ロケット・イプシロン(仮称)で打ち上げられる惑星探査機の質量って、200kg程度らしいのよ。まさに ひてん レベルにまで後退することになる。昨今の技術革新で搭載機器の小型・軽量化が望めるとしても、惑星探査機としてかなり小さい部類の はやぶさ の半分以下の質量で何ができるってんでしょ。はやぶさ みたいな「行って戻って来る」ミッションはほぼ不可能じゃないですかねぇ。のぞみ の540kgでさえ、ギリギリまで軽量化した結果だし。

2010年にH-IIA で、500kg級の金星探査機(開発名 PLANET-C)を打ち上げる予定だけど、明らかにロケットの方がオーバースペックなんだよね。探査機に比べてでかくて重い2段目ロケットで、惑星空間に探査機を無理矢理飛ばすらしい。もともと PLANET-C は M-V ロケットで打ち上げるつもりで設計されてたのに、M-V の開発と運用が突然中断されてしまったんで、こんなことになってしまった。

かぐや みたいにはじめから H-IIA で打ち上げることが決まってれば、第3段を追加して、もっとでかい探査機(2トンくらいか?)にすることもできたろうに。まぁその前に予算の壁があるんだけどね。宇宙科学研究本部(ISAS)の年間予算は200億円程度だっていうから、はやぶさ の例を挙げれば、本体価格が120億円ちょいで、打ち上げ費用が70億円ちょい。足して約200億円。500kg級の惑星探査機を作って打ち上げるのに、丸1年分の予算を突っ込まなきゃなんない現実がある。

それに比べたら、イプシロン(仮称)ロケット1発あたり30億円で200kg級の惑星探査機(80億円くらいか?)を頻繁に打ち上げる方が現実的って見方もあるわな。それがどんだけの科学的成果を出せるかは別問題として。

陸域観測技術衛星 だいち みたいなのとは違って、科学衛星や科学探査機は実生活に直接には役に立たないっつう弱みがある(姿勢制御技術やセンサー技術とかが他の実用衛星の開発の役には立つけど)。でも実利主義だけじゃギスギスし過ぎじゃないですか。別に今さら宇宙のロマンを語ろうとは思わないけど、同じ先進国なのに、欧米に比べて宇宙科学に対する情熱が薄い日本の現状はどうよ。これって宗教観の違いがもろに反映されてる例だと思うけどね。向こうは、宇宙の謎を探ることは「神の意志を探る」みたいな捉え方をしてるらしいよ。まぁおいらも日本人として、その理由でそこまで真剣にはなれんことは確かだけど、誰も行ったことがない所やなかなか行けない所に行って、いろいろ探検するのって面白いじゃないですか。

この点についても、白人国家群はその昔、大航海時代ってのを体験してるからねぇ。日本が内戦状態(戦国時代)にあったり鎖国したりして自分たちのことにかまけてる間、彼らは大型帆船を自力で開発して外洋に飛び出して、しまいにゃ蒸気船なんつうファイナルウェポンまで作り上げて、世界中を探検しまくったわけですよ。そういう体験も日本にはないからなぁ。

それでも はやぶさ が未知の小惑星イトカワを探査したとき、宇宙探査に注目し始めた日本人は確実に増えたはずだし、今日打ち上げられた かぐや の活躍如何によっては、ますます多くの日本人の目が宇宙に向かうことだと思う。西洋に500年遅れて、日本もようやく大航海時代の熱狂と興奮を味わうことができるってわけ。そうなりゃ政治家や官僚も黙ってるわけにはいかなくて、生まれてこのかたずっと耐乏生活を強いられてる日本の宇宙科学の現場にようやくまともにカネが回ってきて、世界のライバルたちと互角に競争できる状況が整うんじゃないかと思うんだが。ていうか是非そうなってほしい! はっちゃけ〜はっちゃけ〜。

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昨日の野暮用で久しぶりに肉体労働したもんだから、今日は体中が筋肉痛っす。で、今日も続きの力仕事だったんで、明日も筋肉痛かなぁ。ま、たまに体を動かしてみるってのもいいもんだね。

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2007.9.15 土曜
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ミステリーサークル

どーも最近、一夜にして突如出現した不可思議な怪現象に悩まされてるんですが。

斑点

いきなり薬局のポスターか保健だよりみたいな生々しい画像ですんません m(_ _)m

右腕がこんなことになってしまって。蚊に刺されたにしては派手だし、周りにまで飛び火してるって状況が解せない。飛び火はあせもですかね。それにしてもこの形、何なんですか一体。なんかこう、どこかの銀河系みたい。画像の真ん中の赤い点が、銀河の中心の巨大ブラックホールね。いやそれはどうでもいいことなんだけど。

昨日までかゆくてかゆくて仕方なかったんだけど、今日になってようやく真ん中の巨大な赤いシミ(以下「大赤斑」。って木星かい (^^;))のかゆみが落ち着いてきた感じ。けど周辺の点々のかゆみはまだ残ってるし、大赤斑も見た目は全然変わってない。

いつになったら治ってくれるんですかねぇこれ。ほんと鬱陶しくて鬱陶しくて。

今気付いたけど、この患部のあたりって、こうして PC のキーボードを打つときに机の表面に触れてるあたりなんだわ。大赤斑は虫さされとして、周辺の点々はやっぱあせもがひどくなったってことなんですかねぇ。いずれにしても、早く治ってくれぇ〜。

銘板
2007.9.16 日曜
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クッキーとステッカー

我らが八戸フォーラムじゃ、相変わらずヱヴァ人気が続いてるみたい。さすがに1日6回っつうヘビロテはなくなったけど、いまだ1日5回。やっぱヘビロテ。しかしなんでまた全国で86館しか上映してないんかねぇ。配給元の営業力の限界ってやつだったんですかねぇ。

そうなると気になってくるのが、次回以降の上映館。今上映してるところは濡れ手で粟の状態なんで、今度からはヱヴァ序をやらなかった映画館から我も我もとヱヴァ破の獲得に名乗りを上げることが予想されますわなぁ。するってえと、青森県内でも「八戸フォーラムのみ」っう独占状態が崩れ去る可能性が出て来ますわなぁ。配給元だってやっぱし多くの映画館に配給したいだろうし。

いや、前にもあったんですわ『新訳 Zガンダム』で。3部作の1作目が青森県内じゃ八戸フォーラムのみ公開でマニアックなお客が県内中から集結したんだけど、2作目以降は青森市でも上映するようになって、八戸フォーラムの客入りがガタ減りしてしまったってことが。まぁ「八戸なんて遠くてそうそう行けねえよ」という観客にとっては願ったり叶ったりだったんだろうけど、なんだかえげつないねぇとか思ったり。

んでまぁ次回以降、配給がどうなるか分かんないんだけど、八戸フォーラムじゃヱヴァ序人気を当て込んで、グッズ販売にも精を出してるわけです。そんな中で、「こんなのどうよ」って感じのグッズもいくつかあったりする(まぁ映画の関連グッズってどれもそんな感じを漂わせてるけどさ)。とりあえずこれどうよ。

ネルフクッキー
ネルフクッキー

「使徒迎撃専用」「汎用丸型決戦菓子」「人造食品」。嗚呼、ネルフクッキーを手に持つシンジ君と綾波の真顔がイタイ……。ていうか綾波の包帯ってのが無駄にツボを突いてたりして(笑)。それにエヴァ初号機にまでお手々にクッキー握らせちゃって。これ、とりあえず遠くからおいでになった方々のための八戸土産ってことでよろしいんでしょうか。ご家庭や職場の皆さんで楽しんでくださいね。ついでに、諸々の都合により八戸までヱヴァ序を観に行けないオタク仲間に配ると喜ばれるかもしれません(笑)

で、クッキーならそういう使い方も思いつこうってもんだけど、これなんかどうすりゃいいのさ。

ゼーレステッカー
ゼーレステッカー

こんな気持ち悪いもん欲しがるやつなんているんか!? ええと、蛇とリンゴと七つの目ってことでいいんでしょうかデザイン的には。アダムとイブの話が関連してそうねぇ。関係なさそうだけど。TV 版だと、ゼーレが結局何をしたい団体だったかを知った途端、かなりトホホな気分にさせられたのを覚えてるなぁ。新劇場版ではもっとまともな目的を持った団体になってることを願うよ。

「ステッカーB」と書かれてる以上、きっと「A」もあるんだと思う。たぶんネルフのステッカーなんじゃないかと思う(←未確認)。そっちなら話が分かるんだけどなぁ。ネルフのロゴデザインかっこいいもんなぁ(前に街で、ネルフのロゴが背中に入ったTシャツ着てる男の人を見かけたことがある。もちろんそっち系な人っぽいオーラを放出してた)。

だからネルフなら分かるんだけど、ゼーレのステッカーってどうよ? めちゃめちゃ狙い過ぎな気がするんだけど、それでもコンスタントに売れてたりするんかなぁ……。エヴァファンってどうも掴みどころがないというか、エヴァのどこにどう惹かれてるのか、イマイチよく分からん人が多い感じだしなぁ。つうか一番分からんのは、エヴァの女性人気。女の子でエヴァ好きってけっこういらっしゃるのよね。最近の女の子はガンダム好きも多いし(SEED あたりから女の子を萌えさせる要素が添加されたらしい)、そこらへんに抵抗感がなくなってきてるってとこまでしかおいらには分からん。

つうことで、ネルフクッキーにゼーレステッカー、意外と女性客が買って行ってるんだったりして(笑)

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2007.9.17 月曜
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姥捨 PC

3年以上も前の話になるのか。富士通 FMV DESKPOWER CVIII30L を貰ったのは。稼働開始は 2005.3.19ですか。いやまぁなんつーか、こいつどうにもこうにも使い物にならなかったんで、とうとう捨てちゃったというお話。

ただトロいだけならまだしも、どうもいっぺん近所に雷が落ちてからというもの調子が悪くなってしまって、おかげでメモリ2枚を再起不能にさせられたよ。で、もう使わないことに決めて半年以上経ったかなぁ。最近、ハードディスク(HDD)が要り用になってさ、こいつから HDD を抜き出そうと思ったんだわ。ついでにメモリ(256MB)も COMPAQ マシンに移し替えて、ドンガラだけになっちゃうからこの際だから捨てちまおう、となったわけです。

で、HDD を使おうと思ったら死んでやがんの。やられた。イタチの最後っ屁ってやつですかこれは。そのせいで、それまでやろうと思ってたことがみんなパアになっちまって、新たに80GB HDD を買う羽目になっちまっただよ。最後まで要らんことやってくれます。

んでさぁ、大きな声じゃ言えないことだけど、これ以上こんなクズマシンに手間暇カネかけるのやんなっちゃってさ、姥捨山しちゃいました。ほら、本来ならパソコンってリサイクルの対象だから、リサイクル料払ってメーカーに送って処分してもらわなきゃなんないじゃないの。それが嫌で、しかも古物家電買い取り業者も近所に来てくれなかったんで、今月初めの「燃やさないゴミ」の日に、出しちゃった。どきどき。

いや〜もしかしたら置いて行かれるかとも思ったんだけど、ちゃんと持ってってくれたよ。パソコンと認識されなかったらしい。唯一の取り柄であるナリの小ささが、ここに来て役に立ったか? それで一般家電だと思われたか? あと、パソコンだとバレないように、ウィンドウズのステッカーをはがしておいたし、マウスとキーボードは別の日に捨てるようにしたし(←悪質)

まぁ、以前、NEC の PC-8801 もそうやって捨てたことあったけどね。あの時は豪快にキーボードとマウスも付けたんだけど持って行ってくれた。ありがたやありがたや (-人-) 今回も、マウス、キーボードを別にするなんてほど凝らなくても大丈夫だったかもしれんなぁ。ちなみにその時は、サンヨー製 CRT モニタは置いて行かれてしまって、サンヨーのリサイクルプログラムに従って、4,200円也を支払って処分したっけ。あれが結構めんどくさかったってのもあって、パソコンリサイクルに消極的になったおいらであった。

今、富士通のサイトで調べたら、リサイクル料3,150円だってさ。これがタダで済んだわい。いやほんと大きな声じゃ言えないことなんだけどさ。

銘板左端銘板銘板右端

疑問その1:Wikipedia によると COMPAQ って2002年にヒューレット・パッカード(HP)に吸収合併されてるんだよね。しかもうちの COMPAQ マシンって、燃やさないゴミの袋に入り切らないほどでかい。ということで、いずれは HP に引き取ってもらうことになると思うんだが、HP のサイトのリサイクルプログラムには、COMPAQ 製のマシンを回収してくれる旨の記述が特にない。本当に回収してくれるんだろな?

疑問その2:Gateway みたいに日本市場から撤退してしまったメーカーの PC は、どうやってリサイクルさせるんだろ?

疑問その3:自作 PC って誰が回収・処分してくれるんだろ。結局は自作も Gateway も、分解して、一般の燃やさないゴミと区別が付かないようにして捨てるしかないと思うんだが。そう思うと、今回の姥捨山の件もとりあえず自分の中で納得がいくような気がする(←言い訳)

銘板
2007.9.18 火曜
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次なるステージもまず失敗から

今日から痔の薬が変わったよ。昨日までの座薬と違って、今晩から軟膏。1回で使い切りのやつ14個で2週間ぶん。薬が替わると、治って来てるなぁって実感が湧くね。けど今回も診察は問診だけで、現物を診てくれなかったんで、本当に治って来てるのかちょっと疑問に部分もあるけど。

この軟膏、肛門にぷすっと差してにゅるにゅる〜っと注入するやつなんだわ。で、座薬の時も大変だったけど、今回も第1回目から軟膏作戦は難航(←自分でちょっとうまいと思った (^^;))。注入口が直径5mmくらいあるんだわ。で、先っちょが別段細くなってるわけでもない(製造コスト節約のためかと思う)。これを肛門に刺すってのがなかなか難儀で。うまく奥まで入れられないまま本体を指でつまんで絞ったら、溢れて来ちゃってこれが。カーペットやらパンツやらそこらじゅう軟膏だらけですよ(泣)

まぁこれも座薬と同じくコツと慣れだと思うんで、次回以降もいろいろと研究しながらやっていこうと思う所存でござる。

銘板左端銘板銘板右端

この軟膏、薬を入れた袋には「のんではいけません」と書いてある。当然ですな。ところが添付された薬の説明書、これには「のみかた」って書いてあるんですが (^^;) このブリントアウト書類、きっと Access とかのデータベースソフトを基にして作られてるんだと思うんだけど、薬って飲む意外にもこういう肛門に差し込むのもあるし、貼り薬、塗り薬だってあるじゃないですか。これを作ったソフトハウスには、そこらへんちょっと考えてほしかったぞ。「つかいかた」や「服用の方法」で問題ないだろ。

銘板
2007.9.19 水曜
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「東京オリンピック」はおかしい

「東京オリンピック」はおかしい。

ものすごくおかしい。考えれば考えるほどおかしい。おかしくっておかしくってもうウヒャヒャヒャじゃなく、変だ。石原君が「昔の夢よもう一度」とばかりに「東京オリンピック」開催に躍起になってるけど、根本的なところが間違ってる。別に今回の東京のオリンピック立候補だけがおかしいんじゃなくて、1964年に開催された「東京オリンピック」もおかしい。でも1940年に開催されるはずがオジャンになってしまった「東京オリンピック」は正しい。

何がどうおかしいのか。

オリンピックとは、現実的には国が全面的にバックアップして開催されるものだけど、建前ではそもそも、市(city)が主催するもの、ということになってる。東京は都道府県のひとつだ。つまり prefecture とか state の位置付け。city じゃない。そこがおかしい。

なんぼ建前っつったって、東京以外じゃこの原則がきちんと守られてるぞ。例えば1986年に開催されたロサンジェルスオリンピックはロサンジェルス市が主催したことになってて、「東京オリンピック」の例を当てはめてしまうと「カリフォルニアオリンピック」になってたはず。

日本の他の例でも、「札幌オリンピック」「長野オリンピック」と、ちゃんと市の名前が冠せられてる。

ここで想定される反論。「札幌の場合は、北海道地方での開催で、地方の名前だと漠然としすぎだから一応『札幌』と名が付いたんだろう。長野の場合は、県の名前の可能性もあるじゃないか」。まぁそりゃあそうなんだけど、それは実例が紛らわしいってだけのこと。

1998年の冬季オリンピック候補地として長野と国内選考を争ったライバルのひとつに、盛岡があった。このとき盛岡では、「盛岡オリンピックを成功させよう」とがんばってた。岩手県盛岡市。明らかに「市」なんですが。あと、1988年の夏季オリンピック候補地でソウルに負けたのが名古屋。「名古屋オリンピック」は夢と消えた。愛知県名古屋市。こっちもやっぱり「市」。

だから、もし東京都内でオリンピックを開催したいんなら、本来は市や区の名前が冠せられなければならない。「足立オリンピック」「葛飾オリンピック」「台東オリンピック」「新宿オリンピック」「渋谷オリンピック」「三鷹オリンピック」「町田オリンピック」「武蔵野オリンピック」等々。石原君、この問題にどう答えるね。

原則から行けば必ずそうでなきゃなんないんだけど、こうして字ヅラを見てみると、なんだかものすごくせせこましい大会みたいな気がするのはなんでだ? (^^;) 東京って不思議な土地だね。

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1940年の「東京オリンピック」が正しかったのは、当時 「東京市」というのが実際にあった から。

まぁ次に東京が狙ってる2016年のあたりだと、エヴァンゲリオンで言えばちょうどその頃の日本の首都は「第三新東京市」になってるはずだから、あながち間違いでもないのかな (^▽^;)(エヴァの時代設定は2015年らしいです。ていうかオリンピック前に人類補完計画発動で世界が消滅!?w)

銘板
2007.9.20 木曜
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「雨に唄えば」

ふい〜、八戸フォーラム かわら版(八戸フォーラムで配ってるフリーペーパー)の、『ローグ・アサシン』の原稿を書き上げて、今かわら版の元締めさんに送り終わったとこ。9月28日発行の かわら版110号に載る予定。『ザ・シューター』以来だから大体3カ月ぶりか。相変わらずピントぼけまくった内容で押してます(笑)。同じ号の他の皆さんはきっと、まともなレビューをお書きなんだろうなぁ。まぁ今回も浮きまくるだろうけど、もういいやこんな感じで。

で、原稿書き終わった開放感もあって、八戸フォーラム四周年企画の今週の映画、『雨に唄えば』(1952)を観て来たよ。先週の土曜から上映が始まって、明日まで。今度の土曜からは『オペラ座の怪人』(2004)。ここまで鑑賞料500円の大特価。で、来週の土曜からはスペクタクルと言えばこれ、の『ベン・ハー』(1959)。こいつは上映時間が4時間近いという映画館泣かせの超大作なんで(回転率が悪いのだ)、さすがに入場料は1,000円だったりする。

先週の『東京物語』といい、かなり魅力的なラインナップですなぁ。で、魅力的な割になんで今回はこんなに観るのが遅かったのか。上映終了1日前ですぜ。というのもですね、これ、以前観たことがあったんですわ。そうさなあれは、今は亡き仙台の名画座じゃった。んで当時は観はしたものの、何が面白いのかさっぱり分からんかった。

もともと芝居でもテレビドラマでも、内幕ものって嫌いだったんだよね。なんかいやらしい感じがして。で、この『雨に唄えば』がもろに映画の舞台裏を見せた内幕ものだった。これでいきなりドン引き。しかもなんだか、いい大人が、天真爛漫の笑顔で歌いながら飛んだり跳ねたり転がったりっていうあり得ないことしまくり。正直、おいらはこの映画の何がそんなに素晴らしいのか、その時は全く分かんなかった。

そんなことがあったんで気遅れてしてたんだけど、あれから幾星霜。年齢が2倍にもなってしまった。あのとき理解できなかったことが理解できるかもしんない。楽しめなかったこの映画を楽しめるかもしんない。そんな期待を淡く抱いてコギコギしましたよチャリ。八戸フォーラムに向かって(チャリで映画を観に行くという点は、歳が倍になっても変わらんなぁ)。

したらもうこれがほんと面白い。内幕ものアレルギーがだいぶ収まってたってのもあったけど、ともかくスクリーンに常に目が釘付け。ジーン・ケリー、デビー・レイノルズ、ドナルド・オコナーの3人が繰り広げる、歌とダンスの極限の至芸。これに尽きる。こんな誰でも見とれるよーなすごい芸当が分からなかっただなんて、年齢が半分だった頃のおいらはほんとセンスがなかったんですなぁ(チャップリン映画の至芸は分かったんだけどね)。この作品が名作と言われる訳を、ようやく今夜理解した次第で。

うーむ、allcinema ONLINE で検索して『雨に唄えば』を見つけたはいいけど、一番知りたかった「振り付け」が誰なのか分かんない。いや、おいら学生時代にアマチュア演劇やっててさ、不器用かつめんどくさがりだったから裏方仕事は何もできなかったんだけど、それでも唯一スタッフとして名前を出せたのが「振り付け」だったのよ。だから今でも素晴らしい振り付けを見ると、ドキがムネムネなのよ(年齢が半分だった頃はまだ振り付けに目覚めてなかった)。

もちろんおいらが作れた振り付けなんて、素人でもすぐにできるかなり低レベルなやつで、『雨に唄えば』と比べようと思っただけで穴を見つけて入りたくなる恥ずかしい代物だったんだけどさ。ただ、でも、スカラー量が圧倒的に違うとはいえ、同じベクトルを指向したことがある人間として、今日鑑賞したダンスは全て最高に良かったですよ。間違いなくワンランク幸せになりましたですよええ。嗚呼、眼福ナリ。

いやほんと、この映画は『東京物語』に続いて、新たにおいらの映画の殿堂に入りましたよ。

銘板
2007.9.21 金曜
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出張アップデート

また花巻に行って来たよ〜。今度は宮沢賢治絡みじゃなく、友達の作業の手伝い。花巻在住の ばびちゃんは iMac Slot Loading 400MHz の持ち主なんだけど、今までずっとノーマルの Mac OS 9.0.4 を使ってきたんだわ。そんでこの度ついに Mac OS X ver. 10.4 を入れるってことになって、そのサポートに行くことになったのだ。ていうか作業は全部おいらが仕切ったけどね(鼻息)。なんでまた10月発売予定の 10.5 まで待たなかったかっつーと、ばびちゃんのマシンの CPU は PowerPC G3 で、今度の 10.5 で切られちゃうからなんですな〜。ギリギリ 10.4.x が入るマシンなのだ。

OS 10.4 は OS 9.x に比べるとハードディスク(HDD)食いのメモリ(RAM)食いだから、こっちで用意したよ。HDD はバルクの 80GB。RAM 512MB はおいらが持ってる余り物。HDD 代と旅費の半分は ばびちゃんに負担してもらったよ。なんせこちとら素浪人の身っすから。

ていうか行きは ばびちゃんに盛岡までクルマで迎えに来てもらって、何百円かの旅費を浮かすというビンボ旅だったけど(笑)。けど、けど、行きも帰りも、八戸←→盛岡は新幹線を使ったんだぜ。とあまり意味なくリッチさを強調。もちろん立ち席だ(はやて は全席指定だけど、八戸−盛岡間は自由席料金で空いてる席に座れる。それを「立ち席」と言う)。

っつうか並行在来線の第三セクター、青い森鉄道・いわて銀河鉄道って、はやて の3倍以上の時間がかかるくせに500円程度しか料金が違わないんだもんなぁ。実際どっち使うか悩んだけど、今回は家で1時間以上長く寝てられる はやて を選ばせていただきましたですよ。価格差が1,000円だったら迷わず並行在来線だったな。そうだったら地元経済に貢献できてたはずなんだけどなぁ。

今回の はやて は盛岡までノンストップ。速い速い。八戸まで新幹線が開業して5年になんなんとしてるけど、いまだにこの速さには慣れないっつうか、新鮮だねぇ。わずか29分で盛岡に到着しちゃったよ。2002年の11月一杯までかなり乗りまくった特急はつかりだと、70分前後かかってた(車種によって、70分を超えるのもあればわずかに切るのもあった)。いや〜素晴らしい。ただ、トンネルの多さには閉口だけどね。路線の8割近くがトンネル。景色が面白くない。その点、並行在来線はほとんど空の下を走るから、時間と景色を楽しむ余裕がある時はそっちの方がいいね。東北地方の太平洋側は晴れの日が多いし。

そんなわけで10時34分には盛岡駅に降りた。で、なんか新幹線ってホームを発車して行く姿が美しいじゃないの。秋田新幹線の連結を待って、今乗ってきた新幹線を見送ってから改札に向かうと、既にばびちゃんが待ってた。ちょうど今しがた来たところだったそうで、ナイスタイミングだったみたい。

花巻に向かう途中、ばびちゃんオススメのアイス屋に寄って、和風ジェラートなんか食べちゃったりなんかして。いやあの、「なんじぇら?」じゃなく(笑)。しかし、「ずんだジェラート」はいささかやりすぎだと思うぞ。岩手県民って独自のジェラート作りにご執心なわけ?(謎)

お昼ご飯を食べてからばびちゃんちに向かおう、ということでこれまたばびちゃんオススメのレストランに行ったけど、駐車場が一杯で断念。花巻市内の老舗デパート、マルカン(だったっけかな?)の展望レストランでじゃじゃ麺を食べたよ。しかしあれだね、デパートの展望レストランって初めて入ったよ。人気があるらしく、平日だってのにかなり混み合ってた。

人気の秘密は「展望レストラン」に加えて「安い」ってのもあると思う。うむー、デパートのレストランって「高い」ってイメージがあったけど、そうでもないんだね。いやなに、八戸にも1つだけデパートがあるんだけど(さくら野)、そこはレストランがないんだわ。なんか屋上に上ると、さらに高い塔みたいなのがあって、そこがかつて展望レストランだったかと思われるんだけど、おいらの記憶にある限り、そこがレストランとして使われたことはない。あれは一体何なんだ。今からでも遅くはない。花巻のマルカンに倣って、屋上展望レストランを復活させてほしいなぁ。

午後1時頃、ばびちゃんちに到着。そこからは一心不乱に iMac Slot Loading 400MHz と格闘したよ。まずファームウェアをアップデートしようとしたら(これをしないで OS X を入れると、ほとんど取り返しのつかないことになる。←経験済み)、OS を 9.1 に上げてからじゃないとダメなんだってさ〜。ということで作戦練り直し。まずは前編:Mac 0S 9 &ファームウェアのアップデート。

  1. OS 9.1 にアップデート。
  2. 忘れる前にとっととファームウェアを ver 4.1.9 にアップデート。
  3. OS 9.2.1 にアップデート。
  4. OS 9.2.2 にアップデート。
  5. FireWire で外部接続した 80GB HDD の小さい方のパーティション(家を出る前にパテ切りしといたのだ)に、iMac 内のデータを全部移動。
  6. その状態で再起動をかけつつ option キーを押し続ける(起動ディスクを選択できるようにする)。そして、FireWire 接続した側の OS でも起動できることを確認(完璧にコピーが成功したということ)。

ここまで何の問題もなくできた。すぐさま次段階の作業に移る。中編:ハードウェアの交換作業。

  1. 持ち込んだガムテープを適当な長さにちぎって円状(両面テープ風)にして、それを3個、机の脇に並べて貼り付ける(外したねじの固定用)。
  2. 机に座布団を敷いて、iMac の画面で座布団に立つような姿勢にする。そして iMac の底面がこっちを向くようにする。
  3. 外部モニタ端子カバーを外す。
  4. ネジ6本を外して、それぞれの位置が対応するように、ガムテープ上に固定する(木ネジなんで、それぞれネジ穴との相性があるのだ)
  5. iMac の底面ボディを外す。「バキッ!」とけっこうサディスティックな音がするけど気にしない。
  6. 現れた電磁波シールドの木ネジ6本を外して、別なガムテープ上に、位置が対応するように貼り付ける。
  7. RAM を取り外す。
  8. HDD 固定用ネジ4本を外して、3つめのガムテープに貼り付ける。
  9. HDD の入れ替え。
  10. もともと RAM が 64 + 64 = 128MB ぽっちだったんで、それを 512 + 64 = 576MB に強化。
  11. 手順を逆行させて、iMac を組み立てる。
  12. iMac を正面向きに直して、起動確認。

いや〜一番最後の起動確認、画面に一瞬「?」マークが出て、かなりビビったよ。すぐに|' 」'|(← Mac OS 9.x 起動マーク)が出て安心したけど。いきなりでかくなった HDD の中の OS が入ってるところを探すのにちょっと手間取ってたっぽい。やれやれ。とにかくこれで HDD 移植は無事終了。あとは後編:Mac OS X ver. 10.4 のインストール。

  1. OS 10.4 イントール DVD を iMac に食わせてから再起動をかける。同時に「c」キー押しっぱなしで、インストール DVD で起動。
  2. HDD の大きい方のパーティションを選びつつ、指示に従ってインストール作業をする。
  3. 待つ。作業が終わるのをひたすら待つ(OS X のインストールはとにかく時間がかかるのだ)。
  4. インストールが終わったら再起動して、初期設定をする。
  5. OS の動作確認をする。
  6. OS 10.4.10(現在の最新バージョン)にアップデート。
  7. ばびちゃんに OS X 操作の基本を教える。

終わった。ほぼ完璧な作業内容だったと自負しとるよ。作業時間4時間を見てたけど、実質3時間半くらいで終わった。ふぃ〜自分にお疲れさん。ま〜ちょっと失敗ってほどでもないけど、「やっちまった〜」ってのはあったけどね。インストール前の設定段階で、指示を出されるがままにポチッポチッと OK ボタンや同意ボタンをリズミカルに押して、一気にインストール作業に入ってしまってから気付いた。途中で「オプション」を選択して、余計なものをインストールしないように設定するんだったってことに。

勢いで最後のボタンを押してしまってからそれに気付いてさ、おまがー! これでもう、たぶん一生お目にかからないいろんな国の言語をインストールすることが決定されてしまった。フィンランド語とかノルウェー語とかデンマーク語とか簡体字中国語とか。これがまた要らなくインストール時間を食うんだ。しかもインストールの順番が最後の方で、残り5分とかが20分くらいになったりするんだ。そのうえ要らなく HDD 容量を食うしね。ま、ばびちゃんの将来、何が起こるか分からないしね。デンマーク人と絶対結婚しないとも言い切れないし(←言い訳)。

とにかく、今日すべきことは全て終わった。この達成感。こういうときはビールですなぁ。ということで、花巻駅への送られついでに、街でちょいと一杯ひっかけることになりましたとさ。それにしても花巻の街って独特の趣があるなぁ。普通の東北地方の市街地や商店街って、平地にまっすぐなメインストリートが1本あって、そこから触手状に町並みが伸びてたり(山形市、青森市、盛岡市)、サブストリートが平行に走ってたり(八戸市)、とにかくまっすぐなメインストリートが基本になってるんだけど、花巻の街はなんてーか、いくつかのストリートが斜めにぶつかり合って形成されてる。しかも傾斜地で。

よそ者にはなかなか土地勘が掴みづらい街な気がするけど、慣れると効率良く街を回れるような気もする。ただ、ご多分に漏れずシャッターが閉まってる店舗が多いなぁ。人口10万くらいっていうから、東北地方じゃよくある規模だな。盛岡市と北上市の間の中継都市として、かの宮沢賢治を生んだ土地として、もっと栄えてほしいぞハーナムキヤ(←賢治が名付けた、「花巻」のエスペラント風転訛)。

ばびちゃんとさんざん飲んで語ってゲラゲラ笑いまくって(ていうかばびちゃんは運転があったんで、酒飲んだのはおいらだけ)、さぁもうそろそろ帰ろうか、と花巻駅に行ったところ、なんとみどりの窓口がもう閉まってた。ここで花巻→八戸の乗車券と盛岡→八戸の新幹線立ち席特急券を買おうと思ってたのに、自動券売機でしか切符が買えない。しょうがないから盛岡までの切符を買って(650円)、盛岡駅で買い直そうってことになった。

ばびちゃんとはここでお別れ。ばいびーまたねー (^o^)/~ おいらを乗せた盛岡行き普通列車は走る。「ワンマン」と書いてた割には、運転席に運転士を含めて3人も乗務員がいたのは謎。盛岡駅には22時頃に到着。一般改札から出ないで、新幹線乗り継ぎ改札横にあるみどりの窓口。ここに花巻で買った盛岡行きの切符を出して八戸行きの切符を買えば、基本料金分が割引になるはず。

窓口には札が出てた。「この窓口は22:15から開きます」。八戸行き新幹線はやての発車時刻は22:31だから、それに合わせて休憩してるんだろうな。待ちましたですよ15分間。して窓口が開くと同時にオーダーを出したら、なんかいろいろとタッチパネルを複雑に操作してた。そうそう。乗り継ぎはめんどくさいからね。でもここはひとつ、プロの仕事をがんばっていただきましょう。おいらの旅を少しでも安くするためにィィィィィッ! そして出てきた金額。

3,410円。

……、

……、

……。

あの〜これ、八戸−盛岡間でのフツーの立ち席料金と同じなんですけども (´・ω・`) さっきのあの複雑なタッチパネル操作は何だったんでしょ。なんか納得行かなかったけど、出されてしまった金額に文句付けるのも大人げないしなぁ。切符も刷り上がっちゃってるし。おとなしく支払ったけど、そのぶん車内販売のビールは買わんかったぞザマミロィ!(ていうか実は既に飲み過ぎで頭痛がしてたのはナイショ)。

帰りの最後の仕上げは、八戸駅から家までのチャリ漕ぎ。平地なんだけど、実は八戸駅の方がおいらの家より微妙に高いところにあるのよね。クルマに乗ってると気付かない程度の坂道なんだけど、3段変速チャリに乗ってるとその差は大きい。3速での力加減が全然違うのよ。行きはヒイヒイ言いながらだったけど、帰りはライト付けながらだってのにスイスイだぜ〜。うひょ〜夜風が気持ちよろしいではございませんか。今日はなんだか大仕事したなぁなんつう満足感に浸りながら、無事に帰宅しましたとさ。

〓ZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZ⊂<回 ←仕切りジッパー

ばびちゃんからギリシャ土産のお酒をもらったんだけど、まだ飲んでないっす。

銘板
2007.9.22 土曜
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全国の悩める者たちに告ぐ

昨日の日記は長い割にこれと言った山場もなく、なんかダラダラしちゃったな。ということで、今日は短くビシッと決めます。

銘板左端銘板銘板右端

全国の「自分はインキンだ orz」と悩める諸君、早いとこ皮膚科に行って診てもらった方がいいですよ。悩んでる時間と心労がもったいないですぞ。おいらもそんな一人だったんだけど、実はインキンじゃなかったです(2007.9.4)。そんで、結局何の病気か分からなかったんだけど、10年以上も悩まされてきたこの病気、お医者さんから貰った塗り薬で、たったの10日ほどですっかり治っちゃいました。それはもう、これまでの苦しみは何だったんだってくらい。

薬がまだまだ余ってるんで、一応まだ塗り続けてますけど、正直、ここまで劇的に治るとは思ってもみませんでした。いや〜専門医が診て出した薬はよく効くわ。今までインキンの売薬を使ってきたけど、そりゃあ治るわけないよなぁインキンじゃなかったんだから。インキンの売薬、やたらしみるばっかりでほんと何の役にも立たなかったっけなぁ ( ̄- ̄ )←遠い目

ということで、あなたのその皮膚病はインキンじゃない可能性があります。そして、皮膚科で診てもらって渡された薬で一発で治る可能性があります。ま、とりあえず騙されたと思って一度病院に行ってみてくださいな。インキンだったらインキンだったで、売薬以上の処方を受けられることでしょう。

しからば健闘を祈る!

銘板
2007.9.23 日曜
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立体スミレ

昔ケータイカメラで撮った写真をつらつら眺めてたら、まだ立体処理化してない立体写真組が出てきたよ。もしかしたらまだまだあるかもしれないけど、とりあえずそいつを出しちゃおう。今使ってる DoCoMo D506i(いまだに mova です orz)を買ったあたりに接写機能を利用して撮ったやつ。下の画像をクリックすると、立体写真ページに飛ぶよ。

スミレ
スミレ
銘板左端銘板銘板右端

私事ながら、今日の昼過ぎ、おいらの親戚が永眠しました。いつも口うるさかったけれど、常に他の人を立てることを第一に考える、立派な人でした。口うるさいのは、その哲学を自分にも身内にも徹底させていたからでした。また、世間の常識にもよく通じていて、身内としていつも頼りにしていました。その頼りになる人を失ってしまったので、これからは何事も自分で判断しないといけなくなったのですが、正直、自信がありません。でももうそんな甘えたことは言ってはいられないので、これから心を引き締めてがんばって行こうと思います。どうか天国から見守っていてください。ご冥福をお祈りいたします。

スミレの花の立体写真が、少しでも霊の慰めになればと思います。

銘板
2007.9.24 月曜
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ペットボトルに逆ネジを

ペットボトル飲料のキャップって右手で開ける? それとも左手?

このキャップ、ご多分に漏れず左回しで開けるんだよね。「ご多分に漏れず」って言うのは、世の中の一般的なネジと同じ方向で回すってこと。右回しが「締まる」。左回しが「開く」。逆ネジってのもたまにはあるけど、世間のほとんどのネジはそうなってる(そういう普通のネジは「右ネジ」と言う)。

そうなってるのには理由がある。ネジの使命は、部品を取り付けて締めることにある。取り付けて締めたり緩めて取り外したり、と忙しいネジもあるけど、締めたら締めっ放しで製品としての寿命を迎えるというネジの方が圧倒的に多い。

そして世の中、右利きが多い。人間の手は、外側に回すときに素早くかつ力を込めやすいように出来てる。だからネジを締める方向は、右利きの人がしっかり締められるよう、右回しになってる。ちなみにガスレンジのつまみが点火で左回しなのは、非常時に少しでも火を消しやすいように「消火方向が右回し」という安全思想でそうなってる。

ペットボトル飲料のフタを初めて開ける時って、けっこう力が要るよね。でも世の表向きの習いに従って、右ネジが使用されてる。これが右手でほんと開けにくい。だからおいらはいつも、左手で開けてるよ。ペットボトルのメーカーってそこらへん、何か思い至るところはなかったんだろうか。一般にネジは締めるためのものなのに対して、ペットボトルのキャップは開けるためのもの。用途が逆なんだよ。そこで、右手で開けやすいように逆ネジにしようとか思わなかったんだろうか。

確かにみんな右ネジに慣れてるから、逆ネジは違和感があると思う。飲料用ペットボトルの場合は、1回開けた後も開けたり締めたりすることが多いから、右ネジの方が違和感がなくていいのかもしんない。けど、開け閉めする場合もあるけど、1回開けたらそれっきりって場合も多いはず。その初めの1回に力が必要なんだから、ここは逆ネジを選ぶのが本道なんじゃないかと思うんですが。

「もう普及してしまってる物を今さら変えるわけにはいかない」という意見もあるかもしんないけど、単にキャップの上面に半円形の右回りの矢印を描いて、そこに「アケル」とでも「OPEN」とでも書けばいいんじゃないかと思うんですが。普通の人間の心理として、いつも通りの方向に回して開かなかった場合、逆方向に回すもんじゃないかと思うんですが。何も問題がないように思えるんですが。

ペットボトル市場での右ネジ、逆ネジの混在ってのも、慣れれば何ともないと思うぞ。例えばアメリカ製のジャンパーなんかを買うと、ジッパーの左右が逆だったりするよね。それでも着慣れてくれば、別にどうってことなかったりする。左ハンドルのクルマってのもあるし。おいらのクルマはローバーミニで、イギリス車だから右ハンドルなんだけど、国産車と違ってウインカーレバーがハンドルの左側に、ワイパーレバーが右側に付いてる。これも慣れればどうってことなかった。国産車と交互に乗り換えしても、もう混乱することはないよ(はじめのうちはさすがに混乱したけど)。

とりあえずクルマと違って、ペットボトルのフタの場合は命に関わることはないから、メーカーさんにはよりニーズに適した逆ネジの存在と利便性に気付いてもらって、その採用を急いでほしいですな。

いや、もしかしたら、わざと左手で開けてもらうために右ネジなのか!? 左手でキャップを開けるとなると、本体は右手で持つことになる。そのまま飲み物を右手で口元に持って行ける。考えすぎかな……?

〓ZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZ⊂<回 ←仕切りジッパー

ペットボトルどころか、リポビタンDなんかのドリンク剤のビンのフツーの使われかたを考えると、一気飲みするからまさにキャップを1回開けたらもう二度と閉じないわけで、そっちの方から先に改革に着手すべきなんじゃないかと思ったり。

銘板
2007.9.25 火曜
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ペットボトルのキャップ、考え直し

ペットボトルのキャップの逆ネジ案、なんかやっぱり考え直したくなってきた。いや、最近親戚の葬式の準備で親戚一同集まっていろいろ作業する機会があったんだけど、みんなちゃんとキャップを左方向に回して、お茶のペットボトルを開けてた。既にそれで慣れてるみたい。それに、2リットルとかの容器も同じキャップを使ってるから、共通性を考えるとやっぱり右ネジでいいんじゃないかと思って(敢えてメーカーの都合の互換性は考えないことにしても)。

それでもですね、皆さん、左回しでの開栓、やりづらそうなんですよ。片手でペットボトル本体を掴んで、もう片手でキャップを握って、内回しに力を込めるのが本当にやりにくそうで。似た状況を考えてみたら、雑巾絞りを思い出した。あれって右利きの人は右回しだよね。やっぱり力を込めて回すときは、聞き手が外回しになったほうがいい。

そもそもなんで開栓に力が要るのかといえば、「封を切る」という意味があるからなんですな。「封をされている」ということは、「これはまだ誰にも開けられてない、大丈夫な製品ですよ」ということになる。その方向で、キャップの上部と下部の継ぎ目はある程度壊れやすいように設計されつつ、一体成型されてる。んでまぁキャップを開くと同時に封印が破れて、その瞬間から、その製品に対しての責任はメーカーから消費者へと移る。責任の移譲がはっきりするんで、万一のときメーカー側も対応しやすい。と同時にこの不可逆的な封印というやり方は、担当当局(厚生労働省かな)の指導でもある。

けど、いかにお上のお墨付きとはいえ、あのペットボトルのキャップの封の固さは尋常じゃない気がする。しかも回転方向的に開けにくい。やっぱそこらへんどうにかならんものか。

で、逆ネジをいったん提案してみたんだが、右ネジにみんな慣れてしまってるということから、こいつを引っ込めることにする。じゃあどうすればいいのか。

問題は封切りのときだけなんだよな。だったら封を切るときだけ右回しにすればいいのではないか、ととりあえず考えた。でもだめっぽい。現状で、封をしてある状況のときは、いっぱいいっぱいまでキャップを締め込んだ状態になってる。これが中途半端に開いた状態になるってことで、製品の中身が漏れ出てしまう可能性がある。そうならないようにするにはゴムパッキンを入れなきゃならないわけで、キャップのコストが上がってしまう。実際、飲食品の容器代ってのはメーカーにとってはばかにならない。薄利多売の清涼飲料水分野でのその改造は恐らく、自殺行為となるだろうなぁ。「フタを開けやすい」ってのが商品価値と直接関係ないってのが痛いところ。

業界用語で「シュリンク」と呼ばれる筒型のフィルムがある(ラジコン用語では「ヒシチューブ」)。小型ペットボトル入りのお茶の、ラベルとして使われてるやつ。そうそうあのペットボトルを締め付けるみたいに包んでる、あの薄い皮。あれをシュリンクと言う。あれでキャップを包むことも、担当当局が指導する「封印」になる。「ごはんですよ」あたりがそれをやってたと思った。ミシン目に沿って破ることが「開封」になる。あれならどうか。なんかいけそうな気がする。

問題としては、シュリンクはもともとズン胴型なんで、太い本体に合わせたサイズが用いられるわけで、工程としてはそれを容器にかぶせて蒸気とかで熱を加えて縮めるんだけど、細いキャップ部分が綺麗に縮んでくれるかどうかってことだな。

ていうかそれ以前にこの方法は「開封作業がめんどくさい」っつう、本質的な問題を抱えてることに気づいた。ゴミも出るし。そのゴミを片付ける手間も要る。それよっかだったら、現行の左回し開封の方がよっぽどスマートだわこりゃ。

ということで結局おいらの知恵だと、現状を上回る案を思いつけなんだ。それでも左回し開封はやりにくい。ペットボトルメーカーさんと清涼飲料水メーカーさん、何か現状を打破する名案を考えておくれでないかい? せめてもう少し封の固さを落としてもバチは当たらんと思うぞ。特にお茶はお年寄りの需要もあるんだからさ。

銘板
2007.9.26 水曜
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原発まわりのちょっとした話題

ちょっと古い話題になっちゃうけど、柏崎刈羽原発が停止したせいで、オール電化住宅の CM を自主規制する羽目になったんだってね。ちょっとびっくりだったのが、柏崎刈羽原発って首都圏の10%もの電力を供給してたという事実。そんなに大規模な発電所だったとは。しかもこの原発が復活するまでは火力発電に頼るから、国内の二酸化炭素(CO2)排出量が2%も増えるとのこと。首都圏ってどんだけ電気使ってるんだ!?

なんで原発が止まるとオール電化住宅の普及を抑えなきゃなんないのかっつうと、ひとえに原発が24時間という短いサイクルでの出力調整ができないからなんですな。だから昼でも夜でも四六時中フル稼働。電力需要が少ない夜間・早朝は電気余りまくり。だからその時間帯は電力料金が安い。安くて豊富な夜間電力で蓄熱して、暖房や給湯にそのエネルギーを使いましょうってのがオール電化住宅。まぁ原発とオール電化住宅ってのはワンセットだったんですな。

前々からオール電化住宅ってなんだかうさんくさいと思ってたけど、ここまで原発と密接につながってるとは思ってもみなかったよ。単に電力に余裕がなくなったから、電気食いまくりのオール電化住宅を控えるって考えもあるけどさ。

しかしほんと、オール電化住宅って環境的にはあまりよくないと思うんだ。給熱が特に。だってエネルギー変換効率50%かそこらの火力発電や原発から電気を引っ張ってきて、それでお湯を沸かしたり料理したりするんだよ。発電所で出た50%の排熱は、そのまま空気や海に捨てられる。めちゃめちゃ効率悪いってこれ。それよりだったらガスコンロの方がずっと効率がいい。その場で発生した熱をそのまま利用するんだから。最近の都市ガスはほとんど天然ガスだから、プロパンガスや灯油よりも CO2 発生量が少ないしね。

やっぱエネルギーは適材適所が一番環境にいいと思うぞ。明かりと冷房は電力以外は考えられないし、台所の熱源はガス(できれば都市ガス)。電力会社の言葉を借りれば、これで「ベストミックス」なんじゃないかと。あと、風呂の給湯だけど、これは太陽熱がベストだけど、高そうだよねあの装備。しかも曇りや雨の日はろくに稼働しないってことで、ガスか何かのバックアップが必要。そこらがちょっとめんどいところ。

それから、ちょっと先行きが心配なのが、トヨタが7月に発表したプラグインハイブリッドカー。あれも夜の安い電力をバッテリーに充電して走るんだよね。ということは、原発と密な関係にあるわけでして。原発の存在そのものについては、おいらは中立な立場を取ってるんだけど(現在の技術水準で、現在の生活水準を維持したまま CO2 の排出を抑えるには、ある程度の原発は必要だと思う。感情的には原発は嫌だけど)、あの新潟中越沖地震で、原発による発電が意外と脆いものだってことがはっきりした。

そんな危なっかしいものにどんどん依存して行くという現状が、なんだか恐い。でも、自動車の将来を考えると、限りある資源である石油をいつまでも燃やして走るわけにもいかなくて、電気自動車化は止められないトレンドになって行くわけで。けど自動車のエネルギー源の場合は、究極の選択肢として燃料電池ってのがある。これ、バイオエタノールを改質して水素を取り出して駆動させれば、石油からも原発(電力)からも脱却できる。ただ、依然として燃料電池車の値段は非現実的らしいけどね。

なんか話の落としどころが見つからなくなっちゃったんで、生活水準を維持したまま環境問題を解決するには一層の技術開発が必要だってあたりで、今日はもう強引にここらで〆。

銘板
2007.9.27 木曜
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APS 的悲哀

なんかさー、APS ってあったの、覚えてる? カメラ関係の話で、それまでの35ミリフィルムを小型化かつ高性能化させて、さらにデジタル情報も入力できるようにしたフィルムと、それに対応したカメラ。いっときもてはやされたんだけど、あれは一体どうなったんだろうかねぇと思って。

そんで調べてみたんだわ Wikipedia で。そしたらもう記憶が古いもんで間違えて "EPS" って覚えちゃっててさ、正しい "APS(Advanced Photo System)" にたどり着くまでちょいと苦労しちゃったよ。しかし今 "APS" でググっても、目的の "Advanced Photo System" を出してくれるのは Wikipedia だけだね。はてなダイアリーなんか「『エアガン精密射撃』を表すAir Precision Shootingの略」として紹介しちゃってるぞ。

んでこの APS、1996年4月の発売当時はそれなりに注目を浴びたんだよね。週刊ポストで最近まで連載してた山根一眞の「メタルカラーの時代」にも出たことがあるのを覚えてる。旧来の35ミリフィルムよりも小さいサイズでより高画質を出すための苦労なんかが語られてたと思ったなぁ。

確かに当時は、デジカメの性能もフィルムカメラに比べたらおもちゃ程度でしかなくて、フィルムの高画質を保ったままデジタル情報をも取り込める APS は、フィルム陣営が新興のデジカメ陣営を突き放す最終兵器みたいに思われたもんじゃった。

……、

……、

……。

それが、

……、

……、

……。

知っての通りのこの惨状。留まることを知らぬデジカメの怒濤の進化に、完全に圧倒されてしまった。性能向上もさることながら、やっぱ PC との相性(昔の言葉で言えば「マルチメディア」)が勝敗を分けたと思う。しかもだめ押しでデジカメはケータイと融合しちゃったんだもんなぁ。フィルムカメラじゃ出来ない発想でしょこれは。APS 側の敗因としては、ネガがカートリッジに収まっちゃってたってとこかな。これじゃフィルムスキャンしたくてもできない。できたとしても面倒。しかもフィルムのコマが小さいからスキャン画像も小さくなっちゃう。これじゃあ PC とはうまくやってはいけませなんだなぁ。

確かに今なお、銀塩フィルムカメラ独特の質感にこだわっておられる方々は多くいらっしゃる。ただしそれは決して APS じゃなく、昔ながらの35ミリフィルムなんですなぁ。フィルム派からも見捨てられてしまったよ APS は。

結局、時代が下した判断は、「ああ、そんなのあったっけ」「あれは一体何がしたかったんだ」「満を持して登場した割には結局役立たず」という、ナウシカで言う巨神兵みたいな位置付け。まさに時代の徒花でしたなぁ。

大抵、普及に失敗した技術でも、その要素は別な技術に受け継がれるものだけど、APS の要素技術を受け継ぐ器はあるんだろうか。とりあえず35ミリフィルムのさらなる高画質化に貢献できそうだけど、なんだか若死にした我が子から臓器移植を受ける親みたいな哀しみを覚えさせられますなぁ。

銘板
2007.9.28 金曜
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ISAS の味方です

ISAS(宇宙科学研究本部。JAXA [宇宙航空研究開発機構] 内の1機関)とメールのやり取りしちゃったー (^〜^) ニヒヒ

事の起こりは、月探査機 かぐや 打ち上げ成功を受けて、それに先立つ17年前、ISAS(当時の名称は「宇宙科学研究所」。文部省直属だった)が打ち上げた工学実験衛星 ひてん のデータを調べたことに始まる。ひてん は日本が初めてお月様に送った宇宙機で、目的は、他天体の重力を利用したスイングバイという航法の実験だった。

そこでひとつ、疑問に思ったデータがあったんだわ。「軌道」の「高度」が「遠地点28600km」と書かれてた。これはいくら何でも低すぎる。お月様の高度は約38万km。これじゃその10分の1以下の静止軌道(高度35,800km)にも届かない。でもこれ、ゼロをひとつ足すと、遠地点高度28万6千kmってことで、そこまで行けば月の重力に引っ張られて、ちょっとの軌道制御で月に到達できそう。で、1桁間違えたんじゃないかという旨を、ISAS メールマガジンの担当者さん宛で、メールで質問してみた。

以前、応援メールを送った時にはなしのつぶてだったんで、今回は「お忙しいこととは思いますが、もしご回答を頂ければ嬉しく思います」の1文を付け加えておいた。そんでそのメールを出したのが9月の17日。いい加減諦めてたというか忘れてた9月26日に、来た来た、とうとう来ました返信が! 受信メールの JAXA フォルダに振り分けられて、いつものメールマガジンとは明らかに違うタイトルのメール到着。「Re:『ひてん』の遠地点高度について」。これじゃぁ〜!(鼻息) 「連絡が遅くなり申し訳ありません」。いいのよいいのよそれくらい! んでんで?

ふむふむ、サイトをリニューアルした時に数値を間違えてしまったのか。そーかそーかやっぱりそーか。と、あらためて ひてん のサイトを見たら、「軌道」の「高度」が「月スイングバイ軌道」に直ってた。ということはあれですかな、かぐや の場合は、地球を回る細長い楕円軌道を2周半してから月に向かうんだが、ひてん は直接月に飛んでったってことなんですかねぇ。まぁ「現在『ひてん』の軌道図をHPに掲載するために準備中」とのことだから、あとは待ってりゃそこらへんがどうなってたのか分かりますわな。楽しみ楽しみ〜。

ということで、感謝メールを送ったよ昨日。ついでと言っちゃなんだけど、次期小惑星探査機「はやぶさ2」が予算的に厳しいと聞き及んでるんで、「どうかがんばってください」と追伸に書いといた。なんか各種情報によると、はやぶさ2 実現のメル凸作戦は、今年は JAXA 上層部に出すのが一番効果的らしいんだけど、こうゆーのは散発的じゃなく、一気にドドドーッと届いた方がインパクトがあるってもんだ。ということで同士たちのタイミングを伺ってるんだが、まだ合図がないなぁ。もしかしてもう終わっちゃったのかなぁ。

銘板左端銘板銘板右端

去年は財務省が相手だったんで、11月でよかった。結果、はやぶさ2 の2007年度予算は5億円の要求に対して5,000万円が認められた。どうも JAXA が財務省と折衝する時、はやぶさ2 の順位を落としたのがこの結果をもたらしたらしい(ていうか JAXA 側はゼロを提示したのに対し、財務省は我々のメル凸大作戦のおかげで、はやぶさ2 に5,000万円を付けてよこした、ということだったらしい)。ということで、どうも はやぶさ2 の本当の敵は JAXA 内部にいるらしいということが分かってきた。そこで、理事長クラスの JAXA 幹部に直接メル凸しようではないか、との流れに、今年はなってきている、ってわけだ。どうかうまくいきますよーに (-人-) おがんでみる

銘板
2007.9.29 土曜
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はやぶさまとめニュース

今日は幸せをかみしめる日。ネット徘徊してたら、おいらのサイトが紹介されてるページ様を発見してしまった。こちらです。『はやぶさまとめニュース』(はやぶさ とは、2005年11月に小惑星イトカワを探査した日本の無人宇宙機のこと。2010年にイトカワのかけらを持って地球に帰ってくる予定)の『[はやぶさニュース] イトカワのサイエンスデータを 256 倍楽しむ方法・その 2』で、小惑星イトカワのサイエンスデータの楽しみ方をいろいろ紹介してくださってるんだけど、そこに「まずは,ゆんずさんによるイトカワステレオ立体写真」として、おいらが作った小惑星イトカワの立体写真が紹介されてることを、昨日発見したのだよ。

「いろいろな角度からの画像がステレオグラムになっています.交差法,平行法の両方に対応.表面の石にさわれそうな臨場感です.」だそうで。いや〜これは嬉しい。素直に嬉しい。めちゃめちゃ嬉しい。おいらのコンテンツを取り上げてくださって、どうもありがとうございます m(_ _)m そういえばあの頃、イトカワの立体写真集ができたんで調子に乗って、『はやぶさまとめ』に投稿したような気がする。それを見てくださったんだろうなぁ。

これ、日付が5月9日になってる。で、ひとりごちるゆんず 2007年5月での、JAXA からおいらが許諾を頂いたことまで書かれてる。その顛末を日記に書いたのは5月7日。そこまで読んでくださって、すかさず『はやぶさまとめニュース』に掲載してくださったのがよく分かる。ありがたいことです。

それと、私事ながら、今日はハプニング的にちょっといいことがあったんで、ムヒヒってことで(←なんかアヤシイ)

おいらもまだまだ捨てたもんじゃねーぜ! とかほざいてみるテスト。

銘板
2007.9.30 日曜
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『ああ、南部の夜は明けて』

前日「捨てたもんじゃねーぜ!」とか吠えときながら、あのさ、朝起きたらものすごくやる気がなくなってたってこと、ない? あるよね? あるよね!? 心が風邪気味みたいな。もう気分がだるくてだるくてなんもやる気がしなくて、「次はミジンコに生まれ変わりたい」みたいな。

顔文字で書くとまさにこれ→ _ノフ(、ン、)_  まぁお前はいつも基本的にこうじゃないかと言われると、返す言葉もないくらいその通りなんだけど、今日はまた特段にそんなハイパーローテンションな趣きだったりして。

なんで今日に限ってこんなことになっちまったのか。まぁこうなっちまった日はいつでも「なんで今日に限って」なんだけどさ。でも今日は外せない用件があったのよ。この日を指折り数えて楽しみにしてた日なのよ。だからやっぱし「なんで今日に限って」なわけで。で、何の用件かというと、かのオタケンが演劇に復帰して、その舞台があるのだよ。今日限り1回だけの公演。おいらの気分がどうであろうと、こいつは見逃すわけには参らんでしょうが。招待券までもらっちまってるし。

『ああ、南部の夜は明けて』

しかし、オタケンの事前情報によると、2時間半にわたる大長編らしい。今日のナヨナヨな気分で耐えられるもんなんだろうか。よっぽど面白くないと寝てしまう気がする。それでも「痛快娯楽時代劇」という文言でだるい心に鞭打って、正午あたりに愛車ローバーミニに乗り込みましたですよ。それにしても今回、会場が遠い。十和田市だもんなぁ。クルマで1時間くらいなのよ。まぁクルマに乗ってるうちに気分が改善するかもしんない。安全運転でテチテチと参りましょう。

ってちょっと4つ前のクルマ、トロいよ〜。ああもぉ何やってんだか。おおようやく曲がってってくれた。さあこれで快適ペースで行けますな。ってそこに軽トラが割り込みかよ。でも軽トラは得てして長く国道を走るもんじゃない。いずれどっかの細い道に曲がって行くのさ。ほらほら我慢してたら思った通りになった。そしたら快適ペースですか? え? 3つ前のクルマもトロいの? うっわーはめられた。そうこうしてるうちに十和田市内に入ってしまって、今度はバスが前を塞いでる。もうどうにでもして _ノフ(、ン、)_

市街地に入ってからは、オタケンがチケットと一緒に渡してくれた YAHOO!(かな?)の地図が役に立った。しかし、日曜の真っ昼間だってのに、なんでまたこの街はこんなに閑散としてるのだ? クルマでスイスイ走れちゃうぞ。そうして何の問題もなく駐車場を発見してクルマを停めて、十和田市民文化センターへと入って行ったおいらであった。

とりあえず13時からは第一部のオープニングセレモニー。「第17回青森県民文化祭総合フェスティバル」っつう大きなイベントなんで(←現地に行って初めて知った)、お偉いさん方のご挨拶があるのよね。おお〜三村(みむら)青森県知事、初めてナマで見たよ。ケータイで写真に撮ったんだけど、お顔がおもっきし白トビしてのっぺらぼうになってしまったんで、ここへの掲載は控えさせていただきます (^^;) 知名度は宮崎県知事に遠く及ばないものの、同じく県産品のトップセールスに精を出す、なかなか実直な知事なのだ。

第一部の締めくくりは、青森県民文化祭テーマソング『友よ、明日が』という歌の演奏と合唱。最近『のだめカンタービレ』を出てるところまで読んだおいらとしては、オーケストラのサウンドをじっくり聴きたかったんだけど、合唱隊の男性一人がやたら声がでかくて、その望みは夢と消えた(涙)

そしてついに始まりました第二部『ああ、南部の夜は明けて』。うおお〜オタケンいきなり登場ですか。なんか端役っぽい役だって聞いてたけど、意外とオイシイんじゃないの? そして序盤から陰謀サスペンスのニオイを孕みつつ、ストーリーは進む。これがまた小気味よく進む。幕間(まくあい)でも進む。テンションを保ったまま、「で、どーなるんだ? どーなるんだ?」と客を全然飽きさせない。「娯楽」ってなもんだから笑いの場面もまた多い。これがまた面白いようにウケまくり。水戸黄門様ご一行に松尾芭蕉&曽良ご一行まで巻き込んじゃって、話は怒濤のクライマックスへと突入。まさに痛快なエンディングでめでたく幕と相成りました。

うむぅ、脚本・演出の越後屋徳兵衛なる人物、寡聞にして知らなかったけど、こんな実力者がこんなご近所にいらしたとはなぁ。正直、驚き。話の随所に舞踊、ダンス、奇術をうまく織り込んでストーリーを進行させるとともに、地元で活躍されてるサークル活動を紹介しちゃったりして、越後屋徳兵衛という人物がただ者ではないことは分かった。

それと、なんか知んないけど役者のレベルがめちゃめちゃ高かったんですけど。棒読み役者が一人もいないのはどうしたことか。クサい役者もいない。みんな自然体(に見えるように演技してる)。アマチュア演劇なのに一体なんなんですかこの人たち、なんなんですかこの完成度の高い演技は。本当によかったのか入場無料で!? ううむ十和田市民、侮り難し!

我が友オタケンも、セリフ(ちょっとだけだったけど)をきっちりこなしてたし、立ち居振る舞いでも、他のハイレベルな役者さんたちに負けずに演技を全うしておったぞ。善哉善哉。朝から無意味にドンヨリな気分を押してまで、クルマで1時間かけて観に来た甲斐があったというもの。

それで気を良くして八戸に戻って、今日しか観るチャンスがないってのもあって、八戸フォーラム4周年企画の『ベン・ハー』(1959) を観に行ったのはちょっと間違いだったっぽい。なんか十和田での観劇に全精力を使い果たしてしまって、前半ところどころ寝こけてしまったあるよ。後半の、この映画が「スペクタクル中のスペクタクル」と呼ばれる所以であるクライマックスは存分に堪能したけど。3時間42分(途中15分休憩あり)は、今日のおいらにはちぃっと重すぎた。

しかし順番が逆だったとしても、「ああ、南部の夜は明けて」じゃ決して寝なかっただろうなぁということを考えると、十和田の芝居の方が勝ちですな。映画もいいけど、演劇ってライブ感がいいやね。

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