ひとりごちるゆんず 2006年8月
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2006.8.1 火曜
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ラジオ出演予定だよ

ラジオ出演の予定が入ったよ〜。BeFM(76.5MHz)で今月22日(火曜)19:30 〜の『八戸フォーラム シネサロン』だよ〜。

収録はお盆が明けた後になりそう。マニアルームのネタはね、ネタはね、ネタは……、

ヒ・ミ・ツ (-」・) しーっ

「まだ決まってない」とも言う (^^;)

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その週末の新作紹介でさ、『僕の、世界の中心は、君だ。』が入ってるのよ。これがちょっと難物で。どうもセカチュウの韓国リメイク版みたいなんだけど、セカチュウ観てないからさ。観る気もないし。どう紹介しようかと思って。

銘板
2006.8.2 水曜
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『タイヨウのうた』

難病ものといえばこの前、それとは知らずに『タイヨウのうた』を観たんだわ。XP という、日光を浴びるとヤバい、浴びなくてもいずれ死に至る不治の病を持つ女性が主人公でね、その純愛&家族愛の物語。

どぉーもね。この映画を見る限り、難病ものってやっぱし子供騙しなんじゃないかと思う。ターゲットを子供に絞って宣伝してるっぽいし。劇場にいた客は中高生ばっかしで、一般社会人と思われるのはおいら一人だけだった。

病気というものの嫌らしさや不条理さがあんまし深く描かれてないのが不満で。「主人公の生き様がメインテーマなのだから、病気そのものをわざわざリアルに表現する必要性は特になく、また、そうしたとすれば作品のテーマがぶれてしまう」なんつう方便も成り立つけど、やっぱねぇ、物足りなくて。綺麗事だけで話が作られてるのがちょっとねぇ。

大人ってのは一応、子供よりいろいろとナマでリアルでキッツイ現実をそれぞれに経験してきてるわけよ。普通に生きてきてるだけでも、けっこう傷だらけになっちゃうもんなのよ。世の中とのケンカ慣れというか。だからねぇ、いくら主題が「愛」だからって言っても、それを語るのと並行して、主人公が死に至るまでの過程にそれなりの説得力が欲しいわけですよ。

そこらへんをアッサリ風味で済ませて主題の方だけを一生懸命描くのってのは、やっぱしなんにも知らない子供向けに思えるわけで。まぁ中高生客の何人かがすすり泣く声が聞こえてきたから、作り手側の狙いとしては成功なんだろうけど。

『タイヨウのうた』では、テーマが落としどころにきちんと落ちたところで話が途切れて、そこから始まったはずの苦しい闘病生活の様子はさっくり切られて、主人公が棺に納まってる場面に飛ぶ。確かに構成的にもすっきりしてきれいなんだけど、苦闘の跡ぐらいは見せた方が良かったんじゃないかと思う。作品じゃ棺に納まった主人公の顔は綺麗で、まるで眠ってるみたいなんだわね。例外的に、一酸化炭素中毒死した人ってこんな感じでいい顔してるらしいんだけど、病死の死顔ってのは大抵そんなもんじゃない。

XP についてよく知らないんで、もしかしたら本当にこうなのかもしれないけど、病死者を何人か看取ったことがあるおいらとしては全く納得が行かなかった。じゃあどうすればよかったのか。

ここで「映画のメイク」のプロの出番です。「衰弱し切って、見る影もなく痩せ細って土気色になった様子を隠すために、わざとらしいまでに健康的な感じの化粧を死顔に施す」。この「二重メイク」をやってのけてほしかった。闘病生活を直接描写しないままで済むからストーリー展開のバランスが保てるし、不治の病というもののむごさ、非情さを現せて、作品全体がグッと引き締まったと思うが。というか作品のステージがもっと上がってたと思う。

ディテイルって大事なんだなぁ。と、今この感想を書きながらそう思った。でもさ、せっかくそれをやってのけたとしても、病死体にあまり立ち会ったことのない、メインターゲットの中高生はそれを見て、恐くて泣くか、おかしくて笑うかかな。インパクト強過ぎて、話のテーマである「愛」がぶっ飛んでしまうかもなぁ。

ラジオ番組の関係もあるし、いっぺんセカチュウ観てみようかな。

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注:この文章は、完全においらの主観のみで書かれています。僕は「映画は観る人によって観るところや感じ方が違う」と考えているので、この映画に関しての読者さんの感じ方が違っていても、読者さんの感性を否定するものではありません。

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黒澤明の『生きる』も闘病の様子をバッサリ省いたんで、それに倣ったのかな。でもあっちは「死期を迎えた人間がそのとき初めて、生きる意味を知る。つまり本当に誕生する」「本気で死ぬ気になった人間の常人を超えた凄さ」がテーマで、「本当の誕生」を迎えるまでの苦悩をまずコッテリ。そして主人公が死んだ後に、回想として「常人を超えた凄さ」と「生きていることを実感する主人公」がコッテリ描かれる。そこらへんの描写がうまくて。ハッピーバースデイの歌の使い方とか、最後の最後に常人を出すあたりとか(自らの病気を知る前の主人公と同じ行動を取ってしまう)。

銘板
2006.8.3 木曜
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痛みを伴う真相究明

ものすご具合悪いっす。しかも激痛に耐えてるっす。今朝までは何ともなかったんだけど。それに原因ははっきりしてるんだけど。

大腸検査。

これのせい。毎年2月頃に職場でやる検診の問診で、「血混じりの便が出る時がある」って答えたのが運の尽き。このせいで病院での再検査を勧められててさ。先月、ようやく踏ん切って内科に行ったのよ。ていうか肌の具合がおかしくて、そのついでにって感じで。結局肌の方は帯状疱疹ってことが発覚して、そいつを治してからあらためて大腸の検査をすることになった、というわけ。以降、食事しながらネット見てるなんつうお行儀の悪い子ちゃんはいないって前提で話を進めるぞ。

昨日はそれで、病院から渡されたレトルトの味気ない食事三食。そして寝る前に下剤2種類服用。今朝一番で大量の排泄あり。もう腹の中カラッポ。そして午前9時、病院へと赴いたおいらだった。

腸検査は3年前にいっぺんやってるから。うん。んで今日は大腸だけってことなんで、前みたいな拷問状態にはならないはず。今回は前回と違うお医者さんだし、大したことはなさそう。

甘かった。

検査自体は大したことなかったんだ。検査結果も、血混じり便の原因で懸念されてた大腸ガンも大腸ポリープもなしでひと安心。ただ、ただ……

肛門いじられすぎ(泣)

痛いの痛くないのって

しかも出血原因は痔と判明。

かえって痔をこじらせる結果になってしまった。

はじめは肛門内部と直腸をカメラで見るやつ。この時点で既に肛門まわりをネリネリされまくってさ、その時点で我が肛門の耐久力は限界近くに達したと見られる。カメラで見るには空気を腸内に送り込まなきゃならんわけで、その検査が終わると、続くX線検査に向けて、トイレで腸内の空気を出さなきゃいかん。出しますわな。まぁニオイのない屁ですわな。それでも音が出るわけです。ヤバくなってた肛門が激しく振動するわけです。

あ゛っ、いでっ! いでででででてででで! 便座に腰掛けたまんましばらく身動き取れなかったくらい痛かったす。両腿に両肘をついて、両手を額に当てて「くはー」とか声出したらちょっと楽になったぐらいにして。

そしてX線検査。腸内にバリウムを流し込むために、ゴム管が挿入されるんですわ肛門に。これがなぜかなかなか入らない。今思うと、はじめの検査とイタい屁で、痔の部分が腫れ上がったせいかと。ところが先生容赦ない。ゴム管の先に付いてる固い部品を肛門にゴスゴスぶつけてくる。

「あれっ入んないなぁ(ゴスッゴスッ)。お尻の力抜いてねぇ〜(ゴスッゴスッゴスッ!)」

痛い! 先生痛いってば! それに力抜きたいんだけど、抜いてるつもりなんだけど、なんかあまりの痛さに肛門自体が検査を拒否してるっぽい。おいらの制御を離れて自発的に閉めてやがる。ていうかさっきの検査の時点で痔が判明したんだから、もっとジェントルに扱ってくれよ先生。

騙し騙しゴム管を肛門内に入れて、X線検査開始。ま、検査の行程は前回よりほんと大したことないですな。そして検査後、バリウムと空気を出すため再びトイレへ。あぐはっ! いでででででででででででで! さっきよりもっとひどい! ていうか痛みだけじゃなく、しみる! 絶対これゴム管で突っつかれたせいだよ。思わず「はぅはあぁ〜」と半泣きで咆哮したおいらであった。

ジレンマ。大腸全部を満たしたバリウムは、まだほんの一部しか出てない。でも肛門を物が通過すると痛い→痛みが引くまで排泄を我慢するしかない。そんな中途半端な腹具合を抱えて、「まぁ気休めですけどね」と先生が変な太鼓判を押した痔の軟膏をなぜか大量にもらって、職場へ向かった。

けど、そんな調子で何もできるわけがない。あまりにも腹具合が悪い&肛門が痛いんで、昼メシ食った後、早退させてもらったよ。だって椅子に座ってるだけでもツライんだもん。家でもずっと横になって悶絶。便意が来るたびに恐怖を覚えつつバリウムを排泄。そして激痛……。

こりゃあ痛みが収まったあたりで、早いとこ痔の外科治療をした方が良さそうですなぁ。先生によると、おいらの痔は珍しく肛門の外に出てるタイプなんで、外科治療は、手術というほど大したことじゃないそうなんで。

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2006.8.4 金曜
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「脱 Mac 計画」その後

ようやく半分終了。この日記の過去ログの、HTML アップデート化。「丸裸の文章」をタグで囲む作業。2002.7.23 以来着々と進めてきたんだが、もう半分。まだ半分。もうはまだなり。まだはもうなり。正直かなりゲロ吐きそう(やつれ笑)。ていうか日記以外の部分もアップデートしなきゃなんないんだよね。それ考えるとホント泣けてくる。

でさ、2002〜2003年の過去ログ読んでるとさ、多いねぇ Mac ネタ。今、新しいログ→古いログの順で改良中なんだけど、これからどんどん増えていくような気がする。昔は生粋の Mac 信者だったからなぁ。なんかこっ恥ずかしくなってくるよ (^^;)  けど実際、Mac しか知らなかったんだもん。ていうかいまだにアンチ Windows だし。でもアンチ Windows の理由は、「Mac 信者だから」から変わって、今は「カネかかるから」になってきてる(笑)。いや、Mac に頼り切った生活に不安を覚えて、別 OS も使えるようになろうと「脱 Mac 計画」てのをやったのよ。

それで目を付けたのが、無料 OS の FreeBSD。無料ってだけじゃなく、最新の Linux が見捨てた低スペックのマシンでも動作してくれるのも魅力(後で分かったことだけど)。今じゃ普通のデスクトップマシンとしてそれなりに使いこなせるようになった。今これ書いてるのも FreeBSD ね。

つうことで、その影響で、Mac の方はいまだに OS X の 10.3.9 止まり。現行の 10.4 にしたいんだけど、カネかかるからさ。なんか来年 10.5 が出るらしいから、もうわざわざ 10.4 買わなくていいかななんて思ってる。Mac ユーザとしてもかなり距離を置くようになってしまったよ。もうここしばらく Mac 雑誌買ってないし。そんな事情で、Mac OS X にさえカネかけたくないんだもん、それよりもっと高い Windows なんて論外なのよね。

Mac に醒めてしまったのには、もうひとつ理由があったりする。もう言っちゃってもいいかな。3年も前のことだしな。いや、Apple 直営の Discussion Boards で変な人に粘着されちゃって。当時 Discussion Boards には変な人が2人いてさ、2人ともはじめはまともだったんだけど、性格の違いからどんどん反目するようになって、ボードの至るところで衝突するようになってきたんだわ。とりあえずこの2人をAさんとBさんってことにする。

Aさんははじめから少し癖がある人で、時々嫌味なときもあったんだ。でも腕は確か。いろんな人からの質問や相談に次々と乗っては解決してた。Bさんはどっちかつうと生真面目というか頭が硬いというか。この人も真面目さを売りに活躍してた。で、その頃おいらは、自分の Mac の CPU 換装で手こずってる時で、ようやく行く手に光明がさしてきたあたり。ていうか自力で問題がほとんど片付いたあたり。そのとき、Aさんと抗争しはじめたBさんからメールが来た(Discussion Boards の会員はメアド公開が原則)。

持ってる機材が一緒で、同じく CPU 換装に伴う冷却に凝ってるっつうことで、話が合ったんですな。んで、メールで情報交換してるうちに、Bさんのラジカルさが鼻につくようになってきた。彼は Apple 社の顧客に対する姿勢に疑問を持ってて、彼の人脈を駆使して Apple に圧力をかけてるみたいなことを言い出すようになってきた。

一方Aさんの方は、何だろな、私生活で嫌なことでもあったんだろうか。だんだん、誰に対してでも嫌な態度を取るようになって、しかも注意されるとモロに反発するようになって、誰からも相手にされなくなってきた。ていうかどっかで頭でもぶつけたんだろうか。いやマジでそう思った。そして生真面目なBさんと全面衝突していくことになる。

場の雰囲気を良くしたいおいら、いっぺんAさんが機嫌のいい時に、調子を合わせるような Res を入れたんだわ。過去に、一緒に協力して Discussion Boards に出た問題を解決したよしみもあったことだし。そしたら目ざとくそれを発見したBさん、おいらにメールをよこしてきた。いろいろグダグダ書いてあったけど、要は「どっちにつくのかはっきりしろ」ってな内容。

その頃はもうおいら、Bさんの何でも抗議と圧力で解決しようという姿勢にイヤ気がさしてた。ていうか、おいらに近付いてきた目的は自分の味方を増やすためだったんかい、とか思うとがっかりで。

かといってAさんに関しても、もうこれ以上はついていけないってことで、どっちも嫌になってしまった。しばらく放っておいたら、またAさんからメール。またグダグダだったけど、最後に「私の言っていることが信じられなければ、このまま返事をしないで下さい。さようなら」とのこと。お言葉に甘えて、それから今に至るまで返事を書いてない。

となると、Discussion Boards でBさんと鉢合わせるのはバツが悪い。ということで、Bさんが出没しないカテゴリを狙ってコソコソと質問の回答活動をしばらく続けたんだけど、なんかもう面白くなくなってしまったし、おいらのマシンも旧型に属するようになってディスカッションの主流から外れてしまったしで、Discussion Boards からも自然と足が遠のいて、現在に至る。Mac からまたひとつ縁遠くなりましたな。

そして、Mac しか知らなかったもんだからけっこう苦労したけど、ようやく FreeBSD を手なずけることができた。いまだに初心者レベルだけど。で、今度は Linux に挑戦中。やっぱ無料 OS は一旦手をつけるとやめられないわ(笑)。Windows やるとしたら、次期の Vista 狙いですかね。でもそうなると、うちには対応するマシンがないんで、マシンまで買い揃えなきゃなんなくなる。やっすい中古マシンに無料 OS で個人用途は十分やっていけると確信が持てたんで、わざわざカネ払う必要性を感じないのよね。

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Bさんに関してもうひとつうんざりだったのが、メールの文章中の誤字の並外れた多さ。自分は文系だって言ってたくせに、自分が自分の文章を大事にしないでどうするよ。あの人、絶対読み直ししない人だよ。いったん書き上げたら、内容の確認もせずにソッコー送信する人だよ。これってけっこう、信用できる人かどうか(自分の発言にきちんと責任を持ってるかどうか)のチェックポイントになったりするよね。だから、その面でもおいらは彼を信用し切れなかった。

メールを書いたら、出す前に最低1回は読み直しましょうね。

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2006.8.5 土曜
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乱心だ LAN 死んだ

やっぱ国内メーカーの品物はいいねぇ。

昨日の夕方、突如として職場の PC からネットにつなげなくなっちまった。ターミナルから ping をネットに打ってもお返事なし。ついさっきまでつなげたのになぁ、といぶかりながらも、帰る頃合いだったんでとっとと帰った。帰る道すがらに考えた。

  1. PC 説:なんか設定が狂ってしまったか? でもそこらへんはいじってないんだが。ということはハードウェアのトラブルか? マシンは一体型の iMac なんで、修理代がかなりかかりそう→中古を買い替えた方が安いか?
  2. ルータ説:台湾 GIGABYTE 社製ルータ Broadband Router GN-BR401 が何の前触れもなく死んだか?
  3. ネット回線説:共用してる電話は生きてるんで、ADSL モデムかスプリッタ、ケーブル類が逝ったか? あるいはフレッツ網が?
  4. プロバ落ち説:職場で使ってる Hi-net の鯖が一時的に落ちてる?

ざっとこれだけに問題を切り分けた。で、うちに帰って調べられることがひとつ。職場と同じ、Hi-net + フレッツ網(自宅は光だけど)なんで、接続できるかどうか。やってみたらなんともなく接続できちゃった。これで 3. と 4. の回線・鯖落ち説は線から外れたっぽいけど、その時だけ一時的に不通になってたのかもしれん。だとしたら、次の日の朝また接続し直せば分かる。

それから、2. のルータ説の対策としては、うちの回線をひかり電話にしたとき、NTT から専用のルータが配られたせいで、それまで使ってた BUFFALO 製ルータが遊んでる。そいつを職場に持ち込んで調べてみよう。朝になってもネット接続できないようだったらルータを交換して確かめる、と。それでもダメなら、1. PC 原因説の線が濃くなる。物的損失を考えるとヤバそうなんで考えたくないんだけど。

朝。BUFFALO ルータとともに出勤。ネット接続は今日もダメだった。3. 4. の線はますます薄くなった。ping をネットに打っても反応なしなのは昨日と同じ。ルータに ping を打つと返事が来るんで、PC にも異常はないっぽい。ルータか ADSL モデムかスプリッタか、そこらへんに犯人が絞られてきた。ていうかどうも、ルータに打った ping の反応時間が不安定なんで、なんかルータがアヤシイっぽい。そこで BUFFALO ルータ出陣。

こいつには何度か有り難い思いをさせてもらってる。家で最初に使ってた PLANEX 製ルータがうんこでうんこでしょうがなかったんだけど、こいつに買い替えたら水を得た魚のようにネットライフを楽しむことができた(2005.3.6)。

さらに、ひかり電話導入で強制導入させられた専用ルータもうんこで(後でファームウェアアップデートかけたらマシになった。でもまだ少しうんこ)、その動作確認にも役に立った。おいらの頼もしい右腕ってやつさ。ひかりルータがマシになったんで今は完全に遊んでて、オタケンに譲る話も出てたんだが、やっぱまだひかりルータが信用しきれないってんで確保しといたのだ。今またこいつに頼る時が来た。こいつでネットにつなげれば万々歳ってとこだな。

……、

……、

……。

一発でつながった! o( ̄□ ̄o) ヤッタ! これであっさり原因解明。ルータの不具合でございました。確認のため、もっぺん台湾製 GIGABYTE ルータをつなぎ直してみたら、やっぱしだめ。ていうかとうとうパワーランプしか点灯しなくなってしまった。ルータに ping 打ってもなしのつぶて。んでまた BUFFALO をつなぐと接続 OK。 GIGABYTE ルータ、こりゃ臨終ですな。

GIGABYTE ルータを導入したのはいつだったっけ(...検索中)。2003.9.18, 2003.9.20 このあたりか。3年弱ってところか。どうなんだろこの期間。まぁルータってのは四六時中電源入れっぱなしで負荷がかかる周辺機器とは言え、可動部品がないぶんだけ、持ちがいいもんだと思うんだが。可動部品といえば、うちの Power Mac G4 の12cm 冷却ファンや電源冷却ファン(6cm くらいかな)なんか SETI@home やってる関係で6年くらいほぼ回りっぱなしなんだが。モノが全然違うんで単純には比較できないけど、より安定した状況なのに寿命3年弱は、やっぱ短いと思うぞ。

家での初代ルータ(PLANEX 製)なんかはじめっからおかしかったこともあって、どうも中国・台湾製ってのは信用できなくなっちまったよ。国内メーカーの品も値段的には大して変わらないんだから、おいらとしてはこういう周辺機器は、日本メーカーのやつを勧めるよ。実際どこの国で作ってるのかは知らないけど、出荷品質基準がしっかりしてるよーな感じ。

ついでに、GIGABYTE が横置きだったのに対して BUFFALO は縦置きなんで、狭い机の上がちょっと広くなって嬉しかったりする (^_^)

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ルータが替わったってことで LAN の DHCP アドレスも変わったわけで、XEROX 複合機のスキャナ設定を変えなきゃいかんなぁ。こいつはスキャナドライバが要らない代わり、LAN 経由で取得画像を PC に送る仕組みになってるんで。

銘板
2006.8.6 日曜
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ダメ出しモード中につきダウナー

ちょっと昨日のプチ同窓会(参加10人)で、ちょっと。うん。いや、うん、あの、なんか知らないけど幹事ってことにされてて、うん、段取りとかね、そこらへんがまぁいろいろとね、今ちょっとダメ出しモード発動中でさ。

しかもおいら、激しく飲んだ次の日ってたまにダウナー入っちゃうのよ。今まさにそれ。まぁ何日かすれば立ち直れると思う。

しかしよぉ、幹事ってなんか、報われねぇよなぁ(しみじみ)。そういう手応えを幹事なかったじゃなくて感じなかったよ。おいらにもっと幹事としての力量があれば、さらに盛り上がっただろうし、みんなから感謝されたりして報われたろうなぁ。まだまだだなぁ。とダウナー。

一応、全員が話の輪の中に入るように、一人になりかけたやつを輪に引き込んだりとか頑張ったつもりなんだけどなぁ。でも途中でツブれちゃいかんよなぁ幹事は。いや、20分くらいで復活したけど、かえってみんなに気を遣わせてしまっただよ。だめですなぁまったく orz

銘板
2006.8.7 月曜
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サボリの理由1

この日記の過去ログの HTML アップデートにハマり中。で、あんまし日記を書く余裕ないのよね。

先はまだ長いぞなもし。

銘板
2006.8.8 火曜
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サボりの理由2

で、過去ログを全部読みながら作業を続けてるわけよ。このアップデートで文の見栄えが変わるもんだから、整合させるのに読まざるを得なくて。

初期の頃のはしばらく読んでなかったんで、けっこう新鮮だったりして。Mac 話が多いのは前にも書いたけど、いやほんと、けっこういろいろ苦労して Mac の使い方を覚えてきたんだなぁ。特に旧 Mac OS から Mac OS X への移行なんかかなり苦労してる。いやいやすっかり忘れてたよ。今じゃトラブルの原因は過去ログでつまびらかなわけだけど、その当時はかなり頑張って原因究明とか改善策とかに腐心してたんだなぁ。

んでもそれやってる最中は、けっこう楽しかったって記憶しかなかったりする。これからも Mac はおいらの主力 PC であり続けるんだろうけど、脱 Mac 計画が一段落してもう Mac 頼みじゃなくなったんで、なんかちょっと離れた視点になれたっつうか、そんな立ち位置からあの頃を懐かしめるようになってしまったよ詠嘆。

銘板
2006.8.9 水曜
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日本活躍の時期到来

今日は長崎の原爆の日。で、思うんだけど、今核兵器を公式に保有してる5カ国ってのは、そのまま国連常任理事国の5カ国なんだよね。なんかさぁ、世界の統合機関をこんなヤバい連中に預けちゃってるっての、なんだかおかしい気がしてるんすけど。ていうか核兵器なんか持ってていいことなんて何もないと思うんだけど。

東西冷戦が終わって17年。それまで正面から敵対してた米ロの核軍縮はある程度は進んでると思うけど(核武装競争する理由がなくなったんで)、他はどうなのよ。中国はまぁ、もろに国威発揚だからね。軍国主義だし。手も口も出しようがないわな。いくら言ったって聞く耳持たないでしょ。アメリカは、世界の警察のつもりでいるから、核武装は削減したとしても手放しはしないでしょう。それに中国という新たなライバルが勃興しつつあるし、北朝鮮にも睨みを効かせなきゃいかんし。

疑問なのはイギリスとフランスとロシア。核兵器を保有する理由が全く分からん。やつらはどこを仮想敵国と見なしてるんだ?

今現在、国際世論のブーイングに負けずに核兵器を実際に使う根性がある国なんてないと思うけど、保有したがってる国はいくつかありますわなぁ。悪い傾向ですなぁ。そこでカギになるのが、英仏露の3カ国だと睨んどるんだが。このうちとりあえず1カ国だけでもいいから「核兵器放棄宣言」を出して実行すれば、「核兵器なんて持ってたって気苦労ばっかりで、何の役にも立ちゃしない。こんなもんポイだよポイ」というメッセージを発したことになって、国際社会は雰囲気が変わると思うんだ。

実際さ、核兵器を持ってない日本は気楽なんだよね。まぁアメリカの核の傘の下にいるってのが実情だけど、ともかく余計な心配しないで済んでる。そのぶん国としての人生を謳歌しちゃってる。日本は全体で見ればいまだに不況ではあるけど、文化が成熟した証として、日本のマンガ・アニメ・音楽・料理なんつうのが世界中に受け入れられつつある。80年代なんかはただひたすら工業製品を輸出して稼いでたけど、今や文化輸出国だよ。工業製品に比べたら金額ベースじゃ大したことないだろうけど、なんかこう、誇らしいじゃないですか。名実ともに、とうとう「先進国」になったなぁなんて。

つまりさ、我らが日本は、軍備なんつうものに頼らずに、国内外に対する「国威」というものを得てしまったのよ。これってすごいことだと思う。そういう視点で考えると、大した目的もないのに、いまだに核兵器にすがって国威を保とうとしてる国々がダサく見えちゃわない? 英仏露のことだよ。

日本は国の方針として、核兵器のない世界を願ってるんだから、そろそろ実行に移ってもいい頃合いじゃないかと思うよ。そのくらい日本は世界に認められてきてるっつうことで。でも実際にやってることと言えば、核兵器を持ちたがってるけどまだ持ってない国に対して「それやめようよ」と説得するくらい。もちろんそれはそれで意味のあることだし、軍事力抜きで先進国になってみせた日本が言えば、説得力もあると思う。けどおいらが言いたいのは、英仏露に対してもそのアクションを仕掛けるべき時なんじゃないかってこと。

「そんな爆弾、ぶつける相手なんていないでしょ? それをチラつかせて脅す相手ももういないでしょ? ていうか軍備で国の威厳を保つなんてもう時代遅れな考えなのは、うちを見れば分かるでしょ? だからもう、そんな危ないものはポイしちゃおうよ」

こうはっきり言える時期にさしかかってると思う。さしあたっては、日本のポップカルチュアと料理が大ブレイク中のフランスが、ちょっとだろうけど耳を貸してくれそうな気がする。民衆にも訴えれば、もっと効果があるような気がする。あとイギリスもいけるかも。北海油田が枯れてしまって、エネルギー確保と京都議定書との兼ね合いから原発回帰への動きがあるそうだから、「おたくが持ってる核弾頭のウランやプルトニウムは、原発で燃やしちゃおうよ」と持って行けそう。原発は危ない危ないと言われてるけど、核兵器よりよっぽどマシでしょ。

ロシアは……日本とは因縁浅からぬ関係だからなぁ。日露戦争に北方領土問題。ロシア人は日本に対しては、ちょっと複雑な感情を持ってそう。核兵器放棄のお誘いは、それより先に日本に同意してくれたヨーロッパ諸国からの方がいいかもね。

で、公式核保有国の1カ国でも核兵器を放棄すれば、「核兵器を持てば国のステイタスが上がる」と思い込んでる国々に衝撃を与えることになる。しかも核兵器を放棄した国が日本とともに、核兵器を持ちたがってる国々を説得する。「そんなもん持ったって……」。かなりの説得力になると思うぞ。そして世界の潮流は、核兵器廃絶へと向かって行くのだ。

そんな意味で、ガンバレニッポン!

銘板
2006.8.10 木曜
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アイドリングストップの果て

お昼間近に交差点で立ち往生。仕事グルマの日産アベニール、アイドリングストップからエンジンかけようとしたら、スターターが「きよよ、きよる、よる、よる」とかもうくたばりそうな音しか出さなくなって、エンジンかかんなくなっちゃった。バッテリー上がり。いや〜パニック寸前。後ろからクラクション鳴らされまくるしさぁ。

前々から車検ごとに「バッテリーが弱ってますね」とは言われてたんだわ。1997年の3月末に、消費税アップ前駆け込みで新車で導入したやつだから、もう9歳。いくら寒冷地仕様でデカいバッテリー積んでるからって、そりゃヘタレるわ。でもなぁ、来年あたりに手放す予定だったんで、もう半年持ってほしかったなぁ。

パニクりそうになりながら、とりあえず他のクルマの邪魔にならないところまで手で押したよアベニール。んで、またクルマの中に戻って、腕組みして対策を考えた。日産に来てもらうか。JAF に来てもらうか。それともいつもお世話になってるミニ専門店に助けを仰ぐか。

でも運転席に座って落ち着いて考えてみたら、ただのバッテリー上がり。他のまともなクルマ1台とブースターケーブルがあれば、とりあえず復活できるわけ。つうことで、うちの職場のもう1台のマシンに助けを求めた。ブースターケーブルは職場にあったはず。それ持って来てくれ、と。ボンネット開けて、待ったね。ただ待ったね。他に何もすることないもんだから。

20分くらいじっと辛抱してたらようやく救援が来てくれて(そっちはそっちで仕事があったから、すぐに来てくれるというわけにはいかなかったのだ)、けっこう難なくエンジンを再始動できたよ。そしてそのまま近くのイエローハットに駆け込んだ。

イヤな予感がしてたんだボンネット開けたときから。そしたらやっぱりというか、ほんとデカいんだもんなバッテリー。寒冷地仕様だしディーゼルだから始動にパワーが要るんだろうな。工賃、廃棄代込みでいくらするんだよこれ。手持ちは16,000円也なんだが、それで立て替えられるかなぁ。

お店でバッテリーの特定が終わった。いろいろあるからねバッテリー。そしたら、パナソニック製の対応品が1個だけ残ってた。おお、とりあえず品切れじゃなくてよかった。お店のねーちゃんに恐る恐る値段を聞いたらなんと19,800円。サイズなりに高っ! ローバーミニのバッテリーなんか1万円かそこらだぞ。まぁ足りない分は、持ち歩いてる会社のカネ1万円から出すとするか。

今度は工賃と廃棄代が気になってきましたな。財布のカネと会社のカネ、計26,000円で足りるとは思うけど。おねーちゃんに聞くと、「あ、工賃はいいですよ。バッテリーの値段が高いんで」とのこと。廃棄代も要らないらしい。おおありがたや〜 (-人-) しかしこのおねーちゃん、まだ20代前半かと思うんだが、あどけなさを残したカワイイ顔して、クルマのパーツなんつうゴツ目の商品知識をしっかり持ってるし、自分の采配で工賃とか融通できちゃうなんて、一体あんた何者よ?

ほどなくバッテリーの付け替え作業が終わって、19,800だけ支払ってお店を後にした。しかしサービスいいねぇイエローハット。前にもさ、ワイパーのブレードを探しに行ったんだわ。んでワイパーアームを持って店内で物色してたら(ワイパーブレードもいろいろ種類あって迷うよね)、店員さんが来てササッと選んでくれて、会計したら、頼みもしないのに慣れた手つきでパパッとブレード交換までしてくれちゃった(ブレード交換って、慣れないと手こずるよね)。今回と同じ店だったなぁ。つうことは、この店だけがサービスがいいのかも。そこらは分からんけど。

もひとつサービスが良かった点と言えば、バッテリー交換だからさ、ひとつ覚悟してたんだわ。カーラジオのチューニングや時計が、バッテリーを外した時に初期化されるもんだと。それがなんと、初期化されないで済んでた。3分遅れだった時計もそのまんま(笑)。んー、どんな交換作業をしたんだろ。作業内容を見届けたかったんだけど、例の手際がよくてカワイイおねーちゃんに休憩室で待つように言われてホイホイついてってしまったんで (^^;)、そこは分からんかった。

お店にクルマを預けた時点で、エンジンはかけっぱなしにしといた。いったん止めると復活できなくなるんで。で、作業が終わって戻ってきた時、エンジンがかかってた。んー、エンジンかけたまんま作業したんか? 大丈夫なのかよ。まぁちゃんとバッテリーは交換されてたけど。

バッテリー交換後に不安だった点と言えば、新品のバッテリーは満充電状態とは限らないってこと。ということで、昼メシ食いに職場に戻るまでの間はアイドリングストップは中止。エンジンかけたまんま職場に戻った。空調の送風ファンも止めて(暑かったんで窓全開)、なるべく電気を食わないようにしたよ。

午後。また出かけなきゃいかん。さっきやり残した仕事ね。それを片付けに。で、エンジンかけたらこれが、昨日までの倍速でスターター回ってんの。「くりゃりゃぶるるん」てなもんで。ほんとヘタレてたんだなぁ前のバッテリー。なんかあのくらいが普通だと思ってて、全然気にも留めてなかったわ。不覚を取りましたですなぁ。

で、バッテリーは調子良くなったし、イエローハットの対応も見事だったしで満足なんだが、ひとつ疑問が生じてるんですわ。

これからもアイドリングストップを続けるとして、このバカ高いバッテリー代をペイするまでどのくらいの期間かかるんだべ。それにアイドリングストップやるってことは、とりもなおさずスターターを酷使するってことでもあるんだよね。軸受けのベアリングが比較的いかれやすい。これ壊れると5万くらい持ってかれる。環境問題を考えるのもいいけど、経済性で考えると、アイドリングストップってのはそういうリスクがあるんだよなぁ。

最近、ガソリンや軽油の価格が高騰してるからアイドリングストップする人が多くなったと思うんだけど、まぁそこらへんのトラブルも考えておこうね。とりあえずヘタレかけてるバッテリーは、早い目に交換しといた方がいいよ。交差点で立ち往生しないために。

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2006.8.11 金曜
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電気自動車への道 前編

バッテリーといえばさ、クルマのバッテリーってそろそろ進化してもいいんじゃないかと思うんだが。

いまだに鉛蓄電池でしょ? 大量生産で安く供給されてるし使用実績が長いから信頼性もあるんだけどさ、もういい加減21世紀も5年経ったことだし、そろそろリチウムイオン(Li-ion)電池かリチウムポリマー(リポ)電池あたりに改めたらどうかと。携帯電話やノート PC じゃもうとっくに実用化されてるんだけどね。

素材の面でも、鉛蓄電池がいくら安いったって、使ってるのは明らかに鉛だからなぁ。有毒に決まってるじゃん。今まで出てきた二次電池(いわゆるバッテリー)でも、なんか弱点を抱えてたんだよね。ニッケルカドミウム電池(通称「ニッカド」。20世紀一杯まで小型用途で活躍してた。今も現役)なんかもろにカドミウムだし。

ニッカドより性能がよくて環境にもいい新型としてニッケル水素電池(おいらのデジカメの電池がこれ)が出てきたけど、同じニッケルが主原料ってことで、ニッカドに比べて劇的ってほどには性能がいいわけじゃない(確実にいいけど)。それにニッケルってけっこう重い元素なんで(鉄より重い)、大型化するとバッテリーの重量が問題になってくる。

ニッケル水素電池の普及の後を追うようにして出てきたのが、Li-ion 電池とリポ電池。どっちも地球上に豊富にあるリチウムが主原料。大量生産でのスケールメリットが見込める。あと、リチウムは毒性がなさそうなんで、安全面でもいいんじゃないかと。しかも、鉛蓄電池よりもニッカド電池よりもニッケル水素電池よりも性能が断然いい(リチウムは比重が小さいんで、重量あたりの蓄電容量がダントツに大きい)。

これがいまだに自動車用途に普及しないのは、まだ値段が高いからっつうのが原因のひとつかと思う。でもこれは、さっきも言ったけど、大量生産で克服できる。2004.2.9 で話題に出した驚異の電気自動車 ELiiCA(リチウムイオン電池使用)の開発チームの受け売り入ってるけどさ (^^;) あと、リチウム系の電池は充電時にきちんと管理しないといけないらしいのが、取り扱いにくい理由らしい。

トヨタのハイブリッド車がいまだにニッケル水素電池を使ってるのはそこらへんの問題のせいなんじゃないかと踏んでるだけど、トヨタはとうとう念願のリチウム系電池のノウハウを手に入れたらしいんで(そっちの面で進んでる企業と提携したらしい)、今後が期待できますなぁ。けど、携帯電話ごときにその充電管理機能を内蔵できるくらいだから、技術的にはそんなに難しいことじゃない気もするんだけど、そこらへんトヨタさんどうなんでしょ。サイズがでかくなると独特の問題が出るのかなぁ。

ちなみにリポ電池の場合、過充電すると爆発するそうだ。ラジコン(RC)雑誌にそう書いてた。そういや RC 業界って常にバッテリーの最先端を追い求めてるから、リポ電池なんてもうとっくに実用化済み。おかげでそれまで「重いくせに非力。だから低性能」とされて異端視され続けてきた電動の RC 飛行機が、かなり流行ってきてるっぽい。で、いざ電動 RC 飛行機を本格的に扱ってみると、それまで使ってきたエンジンに比べて、あまりの手軽さ・簡単さにびっくりなんだそうで。

そりゃそうだよなぁ。RC 用のエンジンなんて、クルマのエンジンと違っていまだにキャブレター使ってるから、その日その日で「機嫌」が違うんだよね。それで、その場でいろいろセッティングしなきゃなんない。しかも飛ばした後は機体が油まみれ(RC のエンジン用の燃料には潤滑オイルが混じっていて、その一部が排気と一緒に排出される)。それまでその不便を当然と思ってたから不便とは感じなかったのに、いざ電動に切り替えてみたらもうエンジンには戻れないって具合らしい。まぁそれでもまだ、パワーと軽さが必要な曲技機やヘリコプターなんかじゃエンジンじゃないといかんらしいけど。

話がずれてきたんで戻すよ (^^;) トヨタが次世代ハイブリッド車でリチウム系電池を使うっつうことで、リチウム系電池の大量生産・大量消費が始まる。値段が落ちる兆しですな。ハイブリッド車はもともと普通のクルマよりバッテリーが大きいから、使用量も半端じゃない。しかもクルマにリチウム系電池を使うってことで、クルマ独特の事情に合わせたノウハウが、リチウム系電池業界に蓄積される。つうことで、一般のクルマでも「脱 鉛蓄電池&リチウム系電池導入」の流れが始まるんじゃないかと。

充電管理システム付きで1個2万円くらいなら、今現在走ってる現行車にも取り替え需要が発生するかも。とりあえずは、少しでもマシンを軽量化したい走り屋さんたちに売り込めばいいんじゃないかな。それだと1個3万以上でも売れるぞ。そこを突破口に一般需要を掘り起こす。そうなるとますますリチウム系電池は安くなる。

で、リチウム系電池が大量に流通するようになると、いいことが起こるんス。つまり、実用に堪える電気自動車が開発され、普及し始める。前にトヨタが電気自動車仕様の RAV4 とか少しだけど売ってたよね(今も売ってるのかな?)。けど、

  1. 高いし(ニッケル水素電池が高い。現状で、ニッケルの価格は鉄鋼の約10倍 [体積比])
  2. 充電場所がないし(そこらへんで簡単に充電させてくれるところがない)
  3. 航続距離が短い(ニッケル水素電池が重いからモーターに大きな負荷がかかり、電気をやたら食う)くせにパワーもないし(モーターのパワーはあるんだけど、バッテリーの重さでキャンセルされてしまう)

で、あんまり人気がなかった。一番の問題は、エンジン車として設計されたクルマに、後付けで電動ユニットを組み込んだこと。エンジンとモーターじゃ特性が全然違うから、バッテリーとモーターにとっては、合わない車体を無理矢理押し付けられた形。和食をナイフとフォークで食うみたいなもん。これじゃ大した性能が出ないのはハナっから目に見えてる。だから本気で電気自動車を作るなら、それ専用に最適化された設計のクルマが必要なんですな。ところが上記の理由が壁になって、メーカー側も大々的に電動専用車両を作るには及び腰。大々的に作って売りさばかないと安くならないのも問題なんだよね。

でもさぁ、ここでひとつメーカーさんがたには踏ん張ってほしいのよ。国内の自動車メーカーや JIS が共同で充電機構の共通規格を作るなり、ガソリンスタンドに急速充電ブースの併設を要請するなり(ガソリンと同居ってことで、給電プラグ・コネクタは火花が出ない方式の採用が必須ですな。誘導起電を利用する非接触方式とか)、建設業界に声をかけて、充電システム付きの建物(住居、事務所ビル、駐車場その他)の使いやすい形を考えてもらうなり。考えてみれば、電気ってどこにでも通ってるんだよね。危険物取扱法でがんじがらめ+地中に巨大なタンクを埋設しなきゃならないガソリンスタンド以上に、給電場所ってのはいろんなところに確保できると思うぞ。

そうやってインフラ整備をすれば、2. は克服できる。トヨタの次世代ハイブリッド車は外部からの充電機能を付けるそうなんで、充電インフラの普及に弾みが付きそう。1. と 3. はリチウム系電池の採用と普及でどうにかなる。そして今はガソリン・軽油が異様に高い。これからを考えると、以前ほど安くなる(レギュラーでリッター100円くらいとか)要因もないから、高止まりか、ますます高くなる一方かと思う。いくらハイブリッド化やエンジンの改良で燃費が何割か良くなったとか宣伝しても、それ以上にガソリン価格が上がって、クルマ離れが起きる可能性がある。自動車メーカーさんそこまで考えてる? 植物性アルコールを3%だの10%だの添加した程度じゃ解決になりませんぜ(ああ、アル添は環境対策が主眼か)。

で、今こそ電気自動車専用に設計された自動車が必要なんですよ。全く新しいクルマを設計して実際に売り出すまで4年くらいかかるそうだけど、電気自動車専用車は、構造がかなりシンプルになる&部品点数がガバチョと減る。まぁ始めの1車種くらいは、開発にコストと時間をそれなりにかけなきゃいけないと思う。でも以降はノウハウを積むごとに、開発期間もコストもどんどん短縮されていくはず。いっちょ頑張って清水の舞台を飛ぶ時かと思うよ。ま、実は電気自動車プロジェクトなんて大手さんならどこでもやってるとは思うんで、そろそろ表舞台に出す頃だってこと。

銘板
2006.8.12 土曜
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電気自動車への道 後編

日記が遅れ気味なんで、昨日の話題の続きを今日書くってことでひとつ。

「バッテリーなんて不便でダメだ。それより燃料電池があるじゃないか。そっちの方が有望じゃないのか」という意見もあるけど、おいらとしては、燃料電池車はガソリン・軽油の価格高騰問題の解決に間に合わないと思う。理由は2つ。

  1. 現段階で1台数億円というコストの高さ
  2. 水素という取り扱いの難しい燃料を、どうやって一般社会に浸透させるかの問題

1. はねぇ、値段を3桁落とすっての、30年はかかると思うよ。コンピュータみたいに主要部品の進化が速いものでさえそのくらいかかったんだもん。それが、燃料電池ってのは、IC や LSI みたいに、単純に小型化すれば性能あたりのコストが下がるってもんじゃない。ジリジリとした地道な改良が続く傍ら、何らかの強烈な技術革新が何年かに一度あって、そうやって不連続的にコストダウンや性能アップが起きるという、つまり一般的な工業製品なわけ。だから、もしかしたらとんでもない技術革新が立て続けに起こって、今から10年で今のクルマ程度まで値段が落ちるかもしんないけど、もしかしたら50年経っても普及価格にはほど遠いかもしんない。間を取って、あと30年ってとこかと。

2. は、水素の扱いをどうするか、ちょっと楽観し過ぎじゃないのかねぇ自動車業界。なんでも高圧水素ボンベとか液体水素とか考えてるらしいけど、まず高圧水素ボンベじゃ気体のまんまなんだから、ろくに詰め込めないでしょ。かといって液体水素は沸点がマイナス253℃(20ケルビン=20K=絶対温度20度)だよ。液体水素を作るだけで相当なエネルギーを消費しちゃうし、クルマの中で燃料タンク内の温度を20K以下で何日も保つっての、技術的にほとんど不可能じゃないかなぁ。できたとしてもそれだけでかなり電力を食いそうだし、その高性能車載冷凍機のお値段も半端じゃないはず。

さらに、水素は分子のサイズが小さいんで、普通じゃ問題にならない程度の小さな亀裂や隙間からどんどん漏れちゃう。水素用の配管やバルブ、燃料ポンプの設計・製造・検査には、宇宙技術級の細心の注意が必要なんですな。一般人向けの自動車なんつう、ラフに扱われるのが目に見えてる機械には向かない燃料なんですわ。ここで挙げた問題は全て水素の物性そのものに起因するんで、水素をナマで扱おうとする限り、おいしい解決策なんて存在しない。

おいらが燃料電池車の燃料として実用的だと思ってるのは、ナマの水素じゃなくて、アルコールや液化天然ガス(LNG)を、改質器を通して抽出した水素。これなら燃料の取り扱いは格段に楽になって、一般人でも扱えるようになる。改質器と燃料電池をぴったり併設すれば、ナマの水素が流れる配管も短く単純で済む。けど燃料に水素以外のものが混じってるんで、燃料1kg あたりの発電量は当然、ナマの水素を使うより数段落ちる。しかも改質器を駆動するのに電力が必要。ますます効率が落ちる。それでも、エネルギー利用効率20%未満と言われる現行の内燃機関(ピストンエンジン&ロータリーエンジンのこと)よりマシっぽいけどね。

で、そこらへんの水素の取り扱いに関する具体的解決策が、クルマ業界から聞こえてこない。ほんとに水素の取り扱い、どうするつもりなんだろ。ていうかそのあたりに、燃料電池車開発のヤル気のなさを感じてしまうんだけど、気のせいか?

あと、水素の安全確実かつ取り扱いが楽な貯蔵方法として、水素吸蔵合金っつうのもあるんだけど、この詳しい素性はおいら、申し訳ないけどよく知らない。メーカーじゃマツダあたりが研究開発してた気がしたけど。最先端の合金はチタン系らしいから、重量はあまり重くないかもしんない。クルマに使えるかもしんない。これだと水素ボンベや液体水素より確実に水素をクルマの中に貯蔵できるから、もしかしたらイケる技術かもしんない。けど詳しいことがよく分かんない。

てなわけで、燃料電池車は普及にはまだまだ何十年オーダーで時間がかかりそう。でも現行のガソリン・軽油の価格高騰はかなりヤバいところまで来てる。その要因のひとつが、中国の工業の発展とモータリゼーションであることはよく知られてるけど、これはもう誰にも止められないでしょう。そしてさらに、インドというこれまた巨大な経済市場が勃興しつつある。あと10年くらいで中国の人口を抜くと言われてるんですけどインド。中国とインドが世界の工場になって、そして世界の消費の中心になったら(合わせて25億人だもんなぁ)、原油バカ食いするに決まってるでしょ。そのとき日本のガソリン・軽油の価格は一体どうなるんじゃ。

燃料電池車はたぶん開発と普及が間に合わない。エンジン車は燃料代が見合わない。そしたら答えはバッテリーの電気自動車しかないでしょう。

Li-ion 電池使用の電気自動車 ELiiCA の公式サイトによると、電気代100円で100km走っちゃうそうだ。もうこの数字を見るだけで、石油系燃料のクルマに乗るのがアホらしくなってくる(笑)。ELiiCA みたいな大型の乗用車でこれだもん、もっと小型軽量の電気自動車を作れば、燃料代…じゃなくて電気代はさらに安くなる。まぁ火力発電の燃油コストが上がるだろうから、電気代も上がると思われるけど、原発や水力・地熱・風力発電、太陽電池発電の電力も混じるんで、燃油代の上昇分はそれだけ薄められるでしょ。

二次電池(いわゆるバッテリー)使用の電気自動車は、技術的には ELiiCA でほぼ完成の域に達したと思う。ネックになってるのは、給電インフラが未整備なのと、リチウム系バッテリーの値段。でもこれらは、燃料電池車のハードルよりずっと低い。ほんと、今こそ電気自動車社会への移行期なのだよ。そしてその流れに弾みを付けるのが、ハイブリッド車と一般的なエンジン使用新車へのリチウム系電池の採用や、現在使われてる車両での、「鉛蓄電池→リチウム系電池への交換」ってことなのだよ。

おお珍しや。今回は話が綺麗にまとまった(笑)

銘板左端銘板銘板右端

おいらは今ローバーミニに乗ってるけど、次に買うクルマはできれば電気自動車がいいなぁと思ってる。まぁ普及初期は何かと不便が多いだろうけど、不便で言えばローバーミニで結構すでに味わってるよ(笑)。たまに妹のウィルに乗せてもらうと、そのあまりの快適さにびっくりしちゃったりして。でもね、おいらミニちゃんのその不便さを楽しんでるくらいだから、電気自動車の不便さもきっと楽しめると思う。

ていうか自動車がいまだに、古式ゆかしく油を燃やして走ってるという現状に納得行かないものを感じてるんすけど。熱機関なんて、自動車なんつう回転数と負荷が頻繁に変わる動力用途には本質的に向かないのに、それをフォローするために、クラッチやらトルクコンバータやらトランスミッションやらデフギアやらユニバーサルシャフトやらのメカたちをその身にジャラジャラまとって、複雑怪奇な姿で無理矢理現役で使われてる。

自動車の使命が「人や物を乗せて道路上をある程度高速で移動する」というけっこう単純なことなのに対して、その機械的構造が不必要に複雑なのは、この熱機関という不相応な代物を動力源にしてることが原因なんすけど。電気自動車の究極形態のカギであるインホイールモーター(各ホイール内にモーターが仕込まれてる)を新しい自動車の設計に採用するだけで、そういう小めんどくさいメカどもを全部お払い箱にできるんすけど。

ついでに言うと、上記のメカどもは全て、駆動ロスを発生させてエネルギー効率を落とす元凶になってるんで、付けなくていいなら付けない方が絶対にいいんすけど。製造コスト&エネルギー利用効率の両面で、実はやつらは邪魔者だったのだよ。熱機関を動力源にするのをやめさえすれば、自動的にやつらも要らなくなるってこと。つまり昨日言った「電気自動車専用車は、構造がかなりシンプルになる&部品点数がガバチョと減る」ってのはそういう理由からってこと。つまりクルマの値段が安くなる。しかもエネルギー利用効率が上がってランニングコストも安くなる。しかも電気代はもともと燃料代より安い。

「そんなうまい話あるはずがない」だって? いやいや、これこそが技術革新ってやつなんですよお立ち会い。

技術革新はいろんな分野で起こってる。音楽レコードは CD になって小型化、これからは音楽はデータ配信が主流になりそう。こうなると実体がなくなってしまう。究極の小型軽量化。テレビは長らく、重くて無駄に奥行きがあるブラウン管の時代が続いたけど、ブラウン管より軽くて薄くて省電力で目に優しい液晶やプラズマが台頭してきた。もっと軽くて薄い有機 EL ディスプレイも商品化間近。高圧送電線もその発祥以来、銅やアルミのケーブルが長く使われ続けてきたのが、より送電ロスが少なく、より大きい電力を流せる超伝導送電線に置き替わろうとしてる。

自動車も、いつまでも120年来の旧来技術の延長であぐらをかいてていいわけがない。そろそろ技術革新でガラッと変わらなきゃいかん時期なんじゃないのかなぁ。将来の本命とされてる燃料電池車にしても、電源が燃料電池だってだけで正体は電気自動車なんだから、メーカーさんは今からバッテリーの電気自動車開発・販売に積極的に取り組んで、現物での設計・製造・メンテナンス等のノウハウを溜めておくべきだと思うぞ。

銘板左端銘板銘板右端

綺麗に話をまとめた後が長かったですな (^^;)

銘板
2006.8.13 日曜
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爆睡の日

とにかく寝た。これ書いてるの14日ね。

13:30 起床。ウダウダしてからお墓参りして、親戚と飲んで、19:30、耐えられなくて、寝た。ともかく寝た。ひたすら寝た。ゴンゴン寝た。

起きたの14日08:00。すげぇすっきり。今まで睡眠不足だったのね。

11日のぶんと12日のぶん、かなりノリノリで書いて夜なべしたもんなぁ。

銘板
2006.8.14 月曜
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なんかやる気が出なかった日

んでこれ書いてるの16日未明だったりする。

14日はねぇ、なんかひたすら親戚回りしたってこと以外記憶にないんだなぁ。いや、情けない話、日記のネタが思い浮かばない。ていうかネタ帳にはいろいろメモってるんだけど、書く気力がないっつうか。

そういえば今度の日曜は『八戸フォーラム シネサロン』の収録日なんだわ。5月以来久しぶりの登板。ネタは決まってるんだけど、これがまたなかなか原稿書きに取りかかれなくて。やっぱあれですか、新作紹介での『僕の、世界の中心は、君だ。』のためにセカチュウ観とかなきゃダメですか。個人的理由であんまし気が進まないんだけど(難病ものに対する偏見ってやつ)。

あ、そうだ。マニアルームのネタもチャップリンの『サーカス』『街の灯』で決まってるんだけど、こうなったら新作紹介に合わせて『ゆんず的恋愛もの特集』ってことにしよっかな。したらジェラール・ドパルデュー主演の『シラノ・ド・ベルジュラック』の話も絡めちゃおっかな。おいら恋愛ものはほとんど観ないんだけど、なんでかって、上記の3作でもう充分なんだわ。

3作とも男の視点・論理で押しちゃってて、恋愛ものとしては女性客からすると物足りないかもしんないけどさ、おいら的にはこれで恋愛映画フルコース堪能ですからあとはもういいですって感じなのよね。ああでもシラノを観てその漢っぷりに激しく涙した時、その場にいた女性客たちも号泣してたっけなぁ。

よし、とりあえずこの線で行こっかなっと。

銘板
2006.8.15 火曜
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レイコのお遊びリクエスト遂行の日

駒大苫小牧高校はやはり強かった。青森山田高校は健闘空しく、延長十回で劇的にサヨナラ負けを喫してしまっただよ。

一方その頃おいらは、高校野球のラジオを聴きながら、友達のクルマの助手席に乗って八戸の海岸線沿いを移動中だった。クルマの持ち主は高校の先生を生業にしてるやつ。あと、東京から帰省してきてるレイコが後ろの席。レイコのリクエストで、種差(たねさし)海岸に遊びに行こうってことで。まぁ海水浴なんて凝ったことはナシに、波打ち際でちゃぷちゃぷ遊ぼうってやつで、水着等は特に用意してこなかった。

種差海岸に至る道すがらに、白浜海岸ってところがある。『日本の渚百選』に選ばれた由緒ある海岸で、地元民のくせに行ったことがなかったから、ついでに、とちょっと寄ってみたら、これがあんたモロに海水浴リゾート地と化しててさ。いやぁなんかそこだけ南国パラダイスなんすよ。海水浴装備を持たないおいらたちにはふさわしくない&駐車料1日500円ってのがネックとなって、ただただスルーした我々だった。そのうえ青森山田敗戦の報。スルーの理由は、地元青森代表の敗戦で何となく殺伐とした気分になったからっつうのもあったりして。

そのあたりのおいらたちの試合への入れ込みようと来たら、十回表の青森山田の攻撃で1点を勝ち越した瞬間、「やったー!やったー!うぉぉぉぉ!」と歓喜の雄叫びを上げたほど。レイコなんかコーフンして、後ろからおいらの頭をタコ殴りにしやがった(笑)。それでその回の裏に逆転サヨナラだもんなぁ。泳ぎもしねぇのに駐車料500円なんて払ってられっかまったくよう。

白浜海岸を後にして、本来の目的地、種差海岸へと向かう。こっちはところどころに岩場があって、基本的に遊泳禁止ってことになってるんで、白浜海岸ほど海水浴人気はない(海の家も更衣室もないし。それでも泳ぐ人たちいるけどね。自己責任ってことなんだろうなぁ)。駐車場もタダ。でも砂浜なんですよええ。海ですよ海。着いたら早速サンダル脱いで、波打ち際に駆け出しましたですよ。もう青森山田高校のあーだこーだなんてきれいさっぱり忘却の彼方。

種差海岸1
種差海岸2

いやぁほんと、波に足を洗わせてるってだけなのになんか楽しくてさ、もう勢いでTシャツ脱いでジャブジャブ走り回ったすよ。途中で、半ズボンにケータイを入れてるってのがまずいことに気が付いて、脱いだサンダルの上に置いてTシャツかぶせて直射日光を防いで、安心してまたジャブジャブ。濡れた砂を足ですくってキックすると、砂の塊が面白いように飛んで行ったりなんかして。波で打ち寄せられた小石を拾って水切りしたりもして、なんだか失われた青春を今こそ取り戻せって感じ (^^;)

んで、遊びながらレイコや先生と話してる間に思い出した。そう。おいらはファッションコーディネート色彩検定2級の資格者なのだったのだよ。ということで、最近はガソリンスタンドなんかに行くと、non-no とか with とか読んだりするのよね。いや、読んでもチンプンカンプンなんだけど、一応ファッション情報をちょっとでも頭に通しとこうかと思ってさ。それで、相変わらずファッションセンスはダメダメなんだけど、女の子モデルの写真の撮り方でひとつ気付いたことがあったりして、とりあえずレイコを実験台にしてそこらへんを実践してみたり。んでもすんません、ここではひとつその写真は非公開ってことでよろすくお願いいたすます。

いやその、撮ったのをケータイの小さい画面で見た時は「してやったり」とほくそ笑んだんだけど、PC に落として大画面で見てみたら、まだまだ付け焼き刃もろ出しな腕前だったことが分かって恥ずかしくて (^_^;)> 特にアングルに納得行かないものを感じて。突っ込みがまだまだ足りなくて。それにとりあえず、レフ板の代わりになるものをその場でどうにかして見つけるべきだったなぁ。non-no 写真への道の遠さを思い知らされたですよ。プロってやっぱすごいわ。今度こういう被写体を撮る機会があったら、もっと大胆にローアングルを狙うぜ。と心に誓ったおいらであった。

ちょっと遅めの昼メシは、種差海岸から山手にのぼって国道45号線を南に行った階上町(はしかみちょう)にある、ウニ料理で有名な煉瓦亭っつうお店で、ちょっとリッチにウニ三昧(これもレイコのお遊びリクエストのひとつ)。ああ、ウニですよお客さんウニ(涎)。店に着いたのが1時半で昼時ちょっと過ぎだったってのに、駐車場はほぼ満杯。ここでの「生ウニ丼(時価)」ってのが、レイコが熱望してたメニュー。で、フツーにオーダーしたら、その後来た5人連れも同じものを注文。おお、すげぇ人気メニューなんだな。で、その次に店に入ってきた3人連れもまた「生ウニ丼(時価)」3人前。したら、さっきの5人連れで生ウニが売り切れてしまったそうで、この3人、潔く何も注文しないで店を出てった。よっぽど食いたかったんだろうなぁ。ちなみにおいらは海鮮丼。いろんな具が入ってたけど、でもウニ尽くし。煉瓦亭、侮り難し。

それから近くのジャズ喫茶「東門」でマターリ。夜は夜でこれまたリッチに八戸市内で寿司を食う予定だったんで、なんか腹ごなししなきゃいかん。でもまぁとりあえず八戸に向かいますか。と国道45号を北上し始めたんだけど、そのまんまじゃ面白くない。つうことでいったん道を外れて、ディープ階上町コースを選んだ。そこはおいらが愛する景色があるところ。沢伝いに細い道路が続いてて、周りの山の景色がなかなかオツなのだよ。したらその道と沢は、運転手の先生が昔よく釣りをしたところだったことが発覚。

途中に水遊び施設が整備されてるところがあったんで、腹ごなしに今度は川遊びしようってことになった。釣り人でもある先生にいろいろレクチャーされながらサンダルのまま川に入って行って、川底の石を拾ってひっくり返して虫を観察したりとか。いやぁプラナリアって初めて本物を見たわ。意外とちっちぇーんだな。真ん中から切ったら、ちゃんと両方とも動いてたよ。さすがにその場ですぐに体が再生するってわけにはいかなかったけど(←ドキドキしながら再生シーンを期待してた人)

んじゃそろそろ水から上がるかってときになって、レイコいきなりスリップダウン(笑)。胸まで水に浸かってやんの。幸いケータイは防水加工のバッグの中だったんで問題なし(ちなみにレイコは4月にケータイをココア漬けにして全損させて買い替えたばっかり)。帰りはレイコの家に寄って、レイコが着替えしてから街に繰り出した。で、レイコのお遊びリクエストに沿って、市街地の喫茶店「ピーマン」に行ったらいきなり閉まってた。店の前に掲げられた小さな黒板には、「14日は休ませて頂きます」って今日は15日なんですが。なんかアバウトだよなぁここのマスター(笑)。ここでオタケンと合流する予定だったんで、近くのドトールコーヒーで待ち合わせることにした。あ〜冷房効いてて快適快適。

ほどなくオタケンが来たんで、予定通り「磯源寿司」に直行。いやぁ満喫したね特上寿司。おいらはチャリで街まで来てたんで(そこから高校の先生にクルマで拾ってもらった)、遠慮なく飲まさして頂きましてござりました。ぷっはー極楽ぅ〜 (^Q^) あ〜丸1日ほんと楽しかったぁ〜。

銘板左端銘板銘板右端

地獄タイムがやって来たのは帰宅後。

種差海岸ではっちゃけすぎて日焼けしすぎ。上半身と膝から下が真っ赤っか。あっつくなってるし。めちゃめちゃヒリヒリだし。ああやっぱ帯状疱疹の皮膚感覚と似てるわこれ。あんましあっついんで水風呂に浸かったけど、特に肩と背中のヒリヒリが抜けない。体の中は充分冷えて風邪引きそうだってのに、表面だけが、あっつい。こんなヘンテコな感覚を身にまとい、ようやく寝付けたのは夜が白々と明けた頃だったとさ。

これ書いてるの16日の夜なんだけど、まだ少しヒリヒリしてるよ (^^;) でもまー楽しかったからヨシ!

銘板
2006.8.16 水曜
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人生結像の行く末

あのさ、2006.7.11 に出した屁理屈老人、ちょっとピンチな状況になりつつあるっぽい。このままいくと、奥さんに逃げられるっぽい。奥さん、「いずれ『家政婦』をやめるつもり」と決意したらしい。これはつまりあれですか、熟年ナントカってやつでしょーか。奥さんご本人から直接聞いたわけじゃないんでその真剣度は不明だけど、旦那さんが彼女の決意に全く気付いてないのは確か。

自分のピンチに気付いてない人を見るのはとてもイタい。かといっておいらごとき部外者が無責任に手出し口出ししたって、ただ状況をかき回すだけ。かえって状況が悪化する可能性の方が高い。

旦那さん、家でもやっぱり奥さんに文句ばかり付けて、奥さんが言い返そうとすると理詰めで言いくるめてしまうんだそうで、そういうところに彼女はストレスがたまりまくってるらしい。つまり、あの「帯状疱疹を悪化させる気か事件」でおいらに対して行った「ああ言えばこう言う、こう言えばああ言う」を、家でも毎日のように繰り広げてるっぽい。

どうにか穏便に事が収まればいいんだけど、彼の側の態度や考え方が変わらない限り、「穏便に」というのはつまり、死が二人を分かつまで、奥さん1人がただひたすら耐え続けることを意味する。そう考えるとそれも酷なことだよなぁ。そしてそんな決意をするくらいだから、彼女の堪忍袋の緒は既に限界近くに達してるっぽい。まぁ伝え聞いた話によれば、まだ数年のタイムリミットがありそうだけど。

人間って感情で動くもんなんだから、理詰めで自分の非を責められるとかえって反感をという感情を抱いてしまうのよね。そんなやり方で家族を相手に服従を求めるのって、なんか違うと思う。服従というのは服従させる側の人徳によって行われるべきで、理屈や理由なんてのを超越したものであるべきなんだよね。おいらでさえそんなことを経験や本や映画、マンガから汲み取ったのに(主に横山光輝の「三国志」から)、この老人はおいらよりずっと長く生きてきたくせに、全くそのことを分かってない。あるいはかつてはそういう考えをちゃんと身に付けてたのに、忘れちゃったんだろうか。それと、服従させるという選択肢以外は思い付かないんだろうかこの人。服従以外の選択肢にこそ円満な解決があると思うんだが。

前にも書いたけどこの老人、昔はちゃんと他の人の話を聞ける人だったのに、老境に達してから、自分の体面本位の人間として人格が固定されてしまった。今からそれを改めるには、あるいは忘れていた人付き合いの本質を思い出すには、よっぽど強烈な心理的衝撃が必要かと思われ。それが奥さんからの三下り半ではないことを祈ってるよ。

おいらの印象では、彼は10年くらい前までは「話の分かる洒落っ気のあるおっさん」だったんだけど、最近思い出した、別な人の証言によれば、彼は若い頃から、ときどき他人を見下した態度を取る癖があったそうだ。それが本当だとすると、人間てのは、年を取るごとにその個性がだんだんと先鋭化されていく、ということになりますな。

おいらも現在、自分の性格的欠点を自分でいくつか把握してるんだけど、年を取ればだんだんそれに支配されるようになるんかねぇ。それも恐いけど、もっと恐いのは、まだ把握してない欠点が顕在化しちまったらどうしようってこと。

把握済みのやつなら、今からどうにかして直したり恥じたりする方向で努力し続ければ、ジジイになったとき大した問題じゃなくなってる気がする。またはその欠点が露呈した時も、反省して次の機会までに少しでも改善することができる。でも気付いてないやつの場合はまずい。問題の老人みたいに欠点(イヤな性格)モロ出しで、周りの人をいたずらにかつ無意味に傷付け続けることになっちまう。しかもそんなことになってるとは自分じゃ全く気付かない。これはイヤだ。こんな老境は絶対にイヤだ。

んでまぁそういう老人や被害者を見てるとですね、マジで自分の将来が不安になってくるわけですよ。自分もこんな程度の人格に落ち着いてしまうんじゃないかと。日本の老人たちよ、これからどんどん増え続けていく老人たちよ、若造に対して「お前は若造だから」なんて理由だけで威張りくさる前に、頼むから若造のいい手本になる程度の人格くらい備えてくれよ。若造の信頼や敬服に足る判断力や思いやりを、年の功ってやつでビシッと示してくれよ。お願いしますよホント。

〓ZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZ⊂<回 ←仕切りジッパー

今日のログは富士通 FMV DESKPOWER(AMD 300MHz) で書いてるよ。こいつめちゃめちゃ遅いんだわ。バララーッ文章を打ち込むと、後を付いてくるみたいに画面に文字がたらたらーっと現れてくる。そのうえ、変換は意外と電光石火なんだけど、漢字変換サーバが Canna だから誤変換オンパレード。「オンパレード」が「音波れー度」。よく思い付くよなそんな当て字(笑)。けど慣れてくると、この遅さや頭の悪さがまた可愛くて。このマシン、妹夫婦が捨てようとしてたのをただで貰ったやつだし、OS も無料の FreeBSD 6.1-RELEASE。自分で拾ってきて育て上げたマシンだと思うと、使いにくさもまた楽しみだったり。

クルマでもパソコンでも、最新の高級マシンを持つことに喜びを感じる人って結構いるけど、おいらはボロマシンをコテンパンに使い込む方が向いてるわ。実際、新車でも新型 PC でも、今出てる程度のやつ(おいらが持つボロマシンたちの、技術的に単純な延長線上にあるもの)にはあんまし興味ないし。高性能の電気自動車とか量子コンピュータなんかにはかなりソソられるけどね。

まぁ今そういうのにデビューされても、やっぱし高くて買えないって問題はあるけど。安い中古が出回り始めたらそのとき考えるってことで、結局そんなオチがついたりする (^o^;)

銘板
2006.8.17 木曜
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検証そして学習の日

仕事中、ガソリンスタンドに寄った。担当車アベニールの給油&洗車。洗車待ちの間の時間がここへ来た目的。non-no のプロ写真と、この前種差海岸で撮ったレイコの写真(ケータイに入ってる)との見比べ。

おお、やっぱし立ち姿はローアングルだよな。ちゃんと当たってるじゃん。そうそう、カメラは被写体の腰から下に構えるのよね。でもまだおいらは甘かった。腰のあたりの高さで撮っちゃってる。プロのお写真は確かに腰の高さのもあるけど、ほとんどが腿からスネの高さ。やっぱ突っ込みが足りんかったですわ。広告写真で、くるぶしの高さの天晴なローアングルってのまであった。おいらはもっともっと大胆に地べたにへばりつかにゃいかんわけね。勉強になりましたぁ〜。

あと、去年のゴールデンウィークの『ドキドキモエチュー メドゥーサ紀行』中においらが自力で発見した、女の子のかわいい撮り方として、「上半身像は、少し俯瞰気味で撮るとイイ感じ」ってのも間違いじゃなかった。そういうプロ写真も発見。なんかこう、人なつっこい感じになるんだよね。

んでまぁそうやって人物写真術の検証するのもいいけど、ファッションコーディネート色彩検定2級ホルダーとなったおいらとしては、こうゆー機会に記事の内容をちゃんと読まにゃいかんのよ。

……、

……、

……。

分からん。何言ってるのやらさっぱり。とりあえず、着こなしの「甘辛」の区別って一体何なんだよぉ〜!

銘板
2006.8.18 金曜
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ケツカッチン中の竜宮城

レイコから特に理由もなくメール到来。飲みに出てるよ〜、とのこと。で、ラジオ出演の準備作業がいっぱいたまってるってのに、思わず「行っていい?」とメール返しちゃって、「いいよ〜」ってことで緊急出動。

レイコの中学時代の友達の飲み会だったよ。みんなみーんな女の子。なんかおいら、美女たちに囲まれてシヤワセタイム満喫ぅ〜 (*▽*)

んでまぁそんなわけで、ほんとはそんな竜宮城にいつまでも居たかったんだけど、ふとラジオの準備を思い出し(つまり忘れてた)、途中で心を鬼にして現実世界に戻って来ただよ。けっこう偉いぞ>自分

んで、取り出しましたるはチャップリンの『街の灯』。こいつを今日中に観ておかねばならん。ラジオの原稿書きのために。予定ではさらに『サーカス』も観るつもりだったけど、竜宮城を楽しんでしまったんでそんな時間なし。今日はこれ1本に集中するのだ。

酒が入ってたし何度も見た映画だし、最後の方は睡魔との戦いだったけど、とにかく全部観てからソッコーで寝た(これ書いてるの19日)。あの有名なラストでのチャップリンの笑顔のアップ、意外と短いカットだったんだね。そんなあたりが今回の発見。で、進んではいるけど遅々として予定押してるんだけど、間に合うんだろうか。マジヤバかも。

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19日は昼間は仕事がある上、夜は別な友達と会うんだなこれが。18年ぶりくらいの再会で、今を逃したら次いつ会えるか分かったもんじゃない。ということでこの予定も絶対外せない。そしてスケジュールはどんどん押して行くのであった。

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2006.8.19 土曜
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ラジオ収録準備につき

お休みさせてね。

チャップリンの『サーカス』の DVD 観る時間、どうやって作るべ orz

銘板
2006.8.20 日曜
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すべて完了

「ラジオ収録準備につきお休みさせてね」と言いつつ、まぁ昼に仕事したのはいいとして、夜は実は八戸市の隣の隣の南部町に友達と花火を見に行ってたゆんずです。うち帰ってから夜なべしてチャップリンの『サーカス』を鑑賞&ラジオ原稿執筆しただよ。

怒濤のスケジュール&飛び込み用件三昧な1週間、とうとう終了。ボスキャラだったラジオ収録も、今日の昼間に決定稿を書き上げて読み練習して、夕方、無事に収録完了。その後ちょっとおデートもあって。まぁトリの息抜きという位置付けだったけど、これがまたお誕生日おデートっつうことで、事前にプレゼントの仕込みとかあったりして。それもどうにかこなし、さっき帰宅。

燃え尽きた。

もう寝る。寝る以外ない。この素晴らしい解放感と、することが何も無いっつう空しさの呉越同舟は一体何なんだ。考える力も残ってないんでとにかく寝る。おやすみ〜。

銘板左端銘板銘板右端

あ、目覚ましとして使ってる DoCoMo D252i のバッテリーが切れかけてた。10分くらいは充電させにゃならん。早く寝かしてくれぇ〜。

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2006.8.21 月曜
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話の分かるオジサンもいる

仕事のことで悩みがあって、遠縁にあたるオジサンに恐る恐る相談したら、おいらが語った全てを受け入れて肯定してくれただよ。それでなんだかものすごく嬉しくてさ。

最近、心の狭いオジサンの相手をする機会が多かったもんだから、おいらかなり心がすさんでたんだなぁなんて、今さら気付かされたぐらいにして。

どうも老後の人格形成ってのは、若い頃に苦労してきたかどうかで決まるような気がしてきた。この遠縁のオジサン、ずいぶんと苦労を重ねてきたらしい。対して、例の「帯状疱疹を悪化させる気か事件」のオジサンは、聞くところによると、どちらかというと苦労知らずのまま平和に人生を過ごしてきたらしく。

だからいまだに、理屈だけで物事が通るもんだと信じてる。相手の気持ちなんか考える必要ないと思ってる。だから逆に自分が追い詰められると、屁理屈をこね回して逃げ回る。子供と同じ。つまり子供の頃からずっと、そうやって逃げ続けてきたかと思われ。

中年あたりまでは、世間的な常識を身に付けてたんでその本性はうまく隠されて来たっぽいけど、老年に至っていわゆるヤキが回るという状態に陥って、本性が表面化してきたかと。

おいらは将来、この屁理屈オヤジみたいにだけはなりたくないと思ってるんだが、となると、若い今のうちに、苦労は買ってでもしろってことになりますなぁ。

……、

……、

……。

既に苦労から逃げる心理的態勢に入ってる自分を発見 orz

このだらしない癖、結局一生抜けなかったりして ○| ̄|_

銘板
2006.8.22 火曜
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久々にラジオの日だよ

5月以来3カ月ぶりのラジオ出演。『八戸フォーラム シネサロン』。5月に続き、今度も ちゃんと放送された(笑)

新作紹介がさ、前にも言ったけどセカチュウの韓国リメイクの『僕の、世界の中心は、君だ。』でさ(しかしこのクッサい邦題、どうにかならんかったんかね)、その前準備のためにちゃんと DVD で観ましたですよ『世界の中心で、愛をさけぶ』。これがまた予想外にいい出来で。ストーリーが特に。原作本が売れるわけだわこりゃ(未読だけど)。

映画の方も、そうかぁストーリーが良くて各シークエンスのバランスも良ければ、病気の描写をそんなに詳細に表現しなくても、細かいツッコミどころがいろいろあっても、さして気にならないもんなんだなぁ。いい勉強になりました。と、名作と呼ばれる作品を観てもやっぱし引いた見方をしてしまうあたりが「映画を楽しめない病」(まだ後遺症アリ)。ともあれ、『タイヨウのうた』で感じたいくつかの不満は、セカチュウじゃ特に感じられなかったよ。ていうか明らかにセカチュウの方が対象年齢が高いと言うか広いと言うか。

んでもなぁ、ラジオでも言ったことだけど、セカチュウでひとつ不満を覚えちゃってさ。いやあの、主人公のサク君と亜紀ちゃんっておいらと同い年なんだが、おいら高校生のみぎり、

制服のスカートはそんなに短くなかったぞ!

なんかセカチュウを観ててそこらへんがすげぇ羨ましくて。おれの失われた青春を返せ〜ッ! と心で泣き叫んだだよ。ラジオでもその点に触れて、思わず「許せん!」(「る」は巻き舌)と言い切ってしまった。公共の電波で何を語ってるんだか (^^;)

マニアルームは新作紹介の流れを受けて、おいらにしては珍しく、恋愛映画を語らしていただきました。題して『チャップリンに学ぶ、漢(オトコ)の恋そして生き様』。いや、喜劇王と呼ばれたチャップリンは『巴里の女性』っつう本格メロドラマも作ってて、ギャグ一辺倒じゃないのよ。でも今回は『巴里の女性』の話じゃなくて、敢えてドタバタ喜劇調の『サーカス』『街の灯』を採り上げて、そこから「漢(オトコ)の恋」のエッセンスだけを抜き出すという荒技をこなしただよ。

いや〜やっぱし、地域ラジオとは言えラジオなんてもので語るからには、単なる受け売りやウンチクだけじゃなく、自分で感じたり考えたりした、その時その番組でしか聴けないっつうオリジナル色の強い内容が欲しいでしょ。なーんて言ってみたりして、たまたま今回うまくそうなったから言ってみただけ〜(笑)。でもけっこう濃い内容になったと自分では思っとるよ。企画には毎回苦労してますからエエ、たまにはこういう「当たり」も出るんですよエエ。聴いた人は得したね。もうヌケヌケと言わしてもらっちゃうけど。

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ようやく番組内容にある程度自信が持てるようになったなぁ。シネサロンに出るようになって2年半。長かった。とはいえこれからもオリジナリティ度が高い面白い企画ができるのかどうか、やっばし不安だったりする。

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番組冒頭で、色彩検定2級を取ったことを自慢しちゃった。いやもう素直に「ちょっと自慢話を聞いて下さいよ」と切り出して。で、話にオチを付けたつもりが、パーソナリティのちえさん無反応。オチ、そんなに弱かったっすか?…… orz

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2006.8.23 水曜
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国民的ミスコン新案

全米は今、ジョンベネちゃん殺害事件のカー容疑者逮捕で話題騒然みたいだね。あのジョンベネちゃん事件から10年か。すっかり忘れてたなぁ。で、あの当時も今もこう思う。「アメリカって悪趣味なコンテストやるよな〜」と。ミスコンとか美少女コンテストはよくあるけど、ジョンベネちゃんは当時6歳でこの手のコンテストの常連だったっつうから、対象が限りなく幼女に近い美少女コンテストが頻繁に開催されてたってことになるわな。その感覚がどうもなじめん。

ていうか当時、被害者のジョンベネちゃんの元気な頃の写真を見た時は正直、引いたぞ。いたいけな幼女に化粧ゴッテリ盛りつけちゃって。「この手のコンテストの主催者も観客も参加者の親も、一体何考えてんだ?」って思った。何をどうすりゃそんなイベントになるのか説明が欲しかった。捕まったカー容疑者の「彼女を愛していた」ってコメントも悲惨だよなぁそのぶっ壊れ方が。

でもそういえば『ガラスの仮面』で、姫川亜弓嬢の回想でそんなコンテストに出場した場面があったなぁ。日本でも東京あたりじゃよくこんな美幼女コンテストがあるんだろうか。田舎住まいなもんでそこらへんは分からんけど、いや確かに子供は子供として可愛いもんだけど、常識的な観点からして、それはちょっと変態さん入ってるんじゃないかとか思うんだけどどうよ。

対象年齢層はもう少し上がるけど、「国民的美少女」ってまだやってるんだね。調べたら、正式名称は「全日本国民的美少女コンテスト」なんだそうで。あれもどうにかならんもんかね。タイトルでいきなりもうアレな気がするんだが。ていうかその「国民的」の国民においらを含めないようお願いいたします。ロリコンみたいで恥ずかしいんで。

とりあえず過去の殿堂 を見るに、7人ものグランプリ or 審査員特別賞受賞者の顔と名前が、芸能界に疎いおいらでも分かってしまうところからして、このコンテストでの成功がすなわち芸能界での成功を約束してくれる、大変ステイタスの高いものだってことが分かる。

美少女が商売になるってことはこれでよく分かった。世界的にも、ジョンベネちゃんの出てたような美少女コンテストはもちろん、幼女人身売買や少女売春って普通にあるからね。ってそこらへんをいっしょくたにして同列に書くと、全日本国民的美少女コンテスト主催のオスカープロダクションに叱られるか? ってこのタイミングで名前を出したらますますまずいか!?(笑)

おいらロリは入ってないはずなんだけど、国民的美少女コンくらいの年齢まで行ってて(ジョンベネちゃんのコンテストは論外)、それでグランプリを取るほどの美少女だと、さすがに心の内に萌えるものを感じるのを否定できない。ちょっとだけだよ。うん(←自分に対する確認)。でもさぁ何かこう、素直になれないんだよね。なんだか札束のニオイがぷんぷんするしさ、そのうえ、年齢的にもおいらは客層ターゲット外ってことで仲間外れにされてるような気がするしさ(自分を含めないでくれと言いつつ、含まれないとやっぱりちょっと寂しい)。

きっとおいらの他にも、そういう感性の男が多くいると思うんだ。どっかのプロダクションさん、お願いだからそんなおいらたちのためのコンテストを開いておくれでないかい? 20代後半から30代、もしくは見た目が許せる範囲なら50代あたりまで参加 OK で、未婚・人妻・離婚歴なんでもありの素人美人発掘コンテスト(でもオカマ等は悪いけどちょっとパス。心身ともに女性のみ参加ってことでひとつ)。これで国民的美少女に後ろめたさを感じる「残りの男性層」のハートを一気に鷲掴みだ。客層ターゲットは、年上好きの10代から普通な性格の60代あたりまで、かなり幅広く設定できると思うぞ。アタマ数の多さから、金塊世代とこれからは呼ばれるであろう団塊世代なんかもろに引っかかることになるぞ。

オスカープロさんどうですかこの企画。「全日本国民的美女コンテスト」とでも銘打って。と心に思い描いてムフフとほくそ笑みつつ、さらにいろいろと妄想を広げていたところ、問題が一つ見つかった。

人妻 OK なんだから「ミス」コンテストじゃないわけ。英語では、独身・既婚を問わない女性の敬称には "Ms." を用いる。で、これを当てはめると、

「ミズ・コンテスト」

お水系の大会かよ。

確かに容姿がいい素人の20代後半から50代の女性って、オーディションを受けたいと希望しそうっつう軽さからいっても、お水系がメインになりそうだよなぁ。それと結果発表後は、審査員や主催者そして受賞者は、選から漏れた出場者からいろいろと裏から表から攻撃を受けそうだよなぁ。

ていうかそのあたりの美人って、お水系じゃなくてもけっこういろんな意味で「権力」や「後ろ盾」を持ってる人が多いからなぁ。コンテスト開催前から、美女たちによる「力」を駆使した仁義なき暗闘が繰り広げられそう。もうジョンベネちゃん事件どころじゃない重大事に発展しそう。なんかおっかなくてコンテストの企画段階から実弾とか血しぶきとか飛び交いそうな気がしてきた。

プロダクションさんすんません、さっきの案はボツってことでひとつ。私が悪うございました。

銘板
2006.8.24 木曜
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写真術の研究は続く

人物写真術の検証がまだ続いてたりする。種差海岸で撮った写真、なかなか気に入ってるんでケータイの待ち受け画面の1つにしてるんだわ(1時間ごとに替わるランダム設定)。で、たまにその画像が出てくると、non-no のプロ写真の記憶と照らし合わせてみたりして。

で、もひとつ気付いたことがあったんで、忘れないように書き留めておく。

被写体からもっと離れること。

立ち写真をローアングルから撮るのは正解だったけど、ケータイカメラの縦長画面で、少しでも大きく撮ろうと、ほとんど画面一杯になるように撮ったんだけど、こうすると確かに足は長く見えるし小顔にも見えるんだけど、足は太っぽく見えるわ(実物の足はもっと細いです)顔は下ブクレ気味に見えるわ(実物は下ブクレじゃないです)、ということが発覚。なんで non-no 写真みたいにならないかとつらつら考えたら、被写体との距離だった。おいらの場合、けっこう「見上げてまーす」って感じになっちゃってた。一方 non-no 写真だと、素人目にはどの高さで撮ったのかよく分からない。これはつまり、被写体から離れて望遠気味で撮ってるからなんですな。こうすると、より自然な仕上がりになる。つまりおいらはローアングルを強調しすぎた撮り方をしてしまってたわけ(ちなみにローアングルのままもっと近付いて撮るとエロっちい写真の出来上がり(笑))

しかし、やっぱし写真の現物がないと読んでて隔靴掻痒かと思うんで、ここはひとつ勇気を出して、件の拙作をここに公開しようと思う。被写体さん、事後承諾になっちゃうけど許してくれ。これがその物件だ。

(2014.12.1 補足: 個人情報保護のため、ここに出していた写真は削除しました)

おいらはこの場合どうすれば良かったかっつうと、もともとケータイカメラのスペックの 1600×1200 画素なんて PC の画面からはみ出すくらいの画像サイズで、そんなに要らなかったわけで、その余裕ぶんを利用して、デジタルズームで被写体からの距離を倍くらいかそれ以上に取って(自動的に画像サイズも小さくなる)いれば、non-no 写真にもっと近付けてたはず。今度そういう写真を撮る時はそれで行こう。あと、もうちっとローアングルね。それとレフ板。

しかし、プロはスタジオで被写体からどのくらい離れて撮ってるんだろ。けっこうな望遠気味で撮ってる気がするんだが。ケータイのカメラは今回みたいなズームなしじゃ広角気味なんで、被写体が実物よりちょっと太めに写っちゃうんだよね。モデルさんのスレンダーさを強調する意味でも、望遠気味ってのはカギかもしれん。ケータイカメラだとデジタルズーム駆使ですな。しかし望遠じゃ手ブレが気になる。プロはスタジオ撮影だから三脚を使うんだろうなぁ。まぁでも今回のおいらの写真の場合、真夏の真昼の砂浜ってことで光量は充分だったんで、手持ちでもちゃんと写ってたかもしれんな。

あ、いやいや、おいらの場合ロケ撮影的な場合が多いから(スタジオなんて使えるわけないんで)、今度ファッション雑誌を読む時は、ロケ撮影の写真をよりよく見ることにするべ。でもスタジオの写真も標準技術として価値があるから、ちゃんと見よう。うん。それにプロのモデルさんみんなかわいいしな(笑)

ん〜、しかし、この写真を撮る前にファッション雑誌の写真をもっとよく観察しとくんだった。次いつこんな人物写真を撮れるチャンスが来るか分かったもんじゃないからな。でも、「自分で撮って初めて分かった」っつう考え方もできるわけで、貴重な体験にはなったな (==) ウム

考えたら、遊びでカメラをいじり始めて12年くらいになるんだが、ほとんどが風景か静物の写真なんだよね。人物写真を撮る時も今まではテキトーで、立った目線の位置からしか構図を考えたことがなかった。ローアングルだなんて意識したこともなかった。風景は遠景が主だし静物は正面から撮れば満足だったんで、そこらはどうでもよかったのな。常に遊びで、しかもたまにしか撮らないもんだからここまで来るのに12年もかかったんだけど、今回の経験で、人物写真の面白さにちょっと目覚めたかも。

ていうか今まで人物写真を撮るのが恐かったのよね。どうしてもヘタにしか撮れないような気がして。まぁ今さらプロの写真家を目指す気もないんでこれからも趣味のまんまだけど、色彩検定2級を取った→ファッション雑誌を見るようになった→人物写真の撮り方のコツを少し掴んだ→実際に自分で撮って確かめてみた、という流れで人物写真術の研究をすることになったわけで、写真の面白さを今までよりちょっとだけ深く理解できた今年の夏でござりました。

つうか、ファッションコーディネート色彩検定っつうスタート位置から、ビミョーに道がズレてきてるんじゃ……。

銘板
2006.8.25 金曜
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冥王星は踊らされたんじゃない

自分で踊ってるんだ 前編

トップページの日記窓の左のリンクバナー集に ーBeFM を入れときました。BeFM のバナーは作ってみたらけっこうでかくなったんで、そのぶん日記窓が少し縦長になったよ。まぁこれでも FireFox でタブを使った場合で、今や古い部類になった 1024×768 の画面にちゃんと入り切るからよしとするか。800×600 の人(貝殻 iBook ユーザの方とか)には、はみ出しちゃって申し訳ないっす。

しかしほんと貝殻 iBook って名機だよなぁ。あのまるまっこいスタイリングにビコロールのカラーリングがたまんない。あれで画面が 1024×768 だったら中古で欲しいのに。で、とりあえず「中古 iBook」で検索したらどこもみんな売り切れ(貝殻以降の角張った iBook はよく売ってあるけど)。やっぱしいまだに人気者なんだね。

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今日最大の話題といったら、「冥王星、惑星から降格」だよね。どの新聞でも1面トップ。で、これについてここでひとくさり書こうと思ったんだけど、先に mixi のブログの方に書きたいこと書いちゃってさ、こっちに載せるネタがなくなっちゃったんだわ。どうしよう(笑)。しょうがないから mixi で書いた内容の焼き直しでお茶を濁すとするか。

8月16日の時点では、国際天文学連合(IAU)の惑星に関する新定義提案で、「冥王星は惑星のままで、新たに惑星が3個増える」という案が出てた。これが24日の決議では一転して、「冥王星を惑星から除外。太陽系の惑星は8個で決まり」となった。観測技術の発達に伴い、冥王星に似た天体がこれからどんどん発見される見込みなんで、冥王星を惑星のままにしておくとなると、惑星の数が際限なく増えちゃう、というのが難点になったらしい。

それに、冥王星が惑星であるなら、冥王星と同じタイプで冥王星より大きい、2003UB313(通称「第10惑星」)って天体も惑星ってことになる。それだけならまだしも、火星と木星の間にあって、「小惑星」に分類されてる中で最大のセレス(ケレス)も、冥王星より大きいんだから「惑星」じゃないとおかしいってことになったりしてなんだかもうややこしくなるから、ここはひとつ一番シンプルに「冥王星を惑星から外す」ということで決着したわけだ(ちょっと語弊があるな。正確には、今回の IAU プラハ会議の主目的は、今まで曖昧だった「惑星の定義」を明確に決めることであって、冥王星を槍玉に挙げて惑星から外すかどうかを直接論議されたわけじゃない。で、結果的に、 新たに採択された惑星の定義から冥王星が外れた、ということ)。

こうして見ると、冥王星の立場って人間様の都合で二転三転して、ずいぶん「踊らされた」って感じがするんだが、冥王星自身にしてみればさにあらず。冥王星にとっては、人類なんて自分とは全く関係ない存在。人類発生より何十億年も前から今の姿のまま存在し続けてるし、これからもそう。人類は1930年に冥王星を発見してるけど、最近になってようやく探査機を1機飛ばしたってくらい。この探査機(NASA が今年の1月に打ち上げたニュー・ホライズンズ)にしたって、近くの空を通り過ぎざまにひょいと覗いていくだけで、冥王星には直接何も仕掛けてこない。

つまりこの騒動は、「人類の、人類による、人類のための」ものでしかないわけ。それによって冥王星の物性や大きさや形、軌道が変わるなんてことはないわけ。冥王星から遠く離れた地球上でだけの空騒ぎってわけ。まぁ人類にとってはこの決議で宇宙観が変わるわけだから、新聞の1面トップになるくらいの重大事ではあるわけだけどさ。

ということで、冥王星は踊らされたわけでは決してないのよ。万が一この影響で名前が変わることになったとしても、今も昔も未来も変わらず、あの天体はあの天体のままなんすよ。

日記が遅れ気味なんで、続きは明日のぶんに書こうっと。

銘板
2006.8.26 土曜
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冥王星は踊らされたんじゃない

自分で踊ってるんだ 中編

冥王星の位置を考えてみる。太陽系の一番外側だから、「辺境」という言葉が似合うよね。

一般常識で考えると、中央ってのは一番高い所で、辺境は低い、そんな感じだよね。鉄道の線路の方向付けなんかそれに基づいてる。つまり起点の東京駅に向かって、全ての線が「上り」。東京駅から離れる方向が「下り」。ど真ん中の東京駅が一番高い位置として設定されてるってこと。

でも宇宙物理学じゃそれが逆になる。今は太陽系の話だから、それにそぐって話をしよう。太陽系は宇宙一般のご多分に漏れず、重力に支配されてる。ニュートンが発見した万有引力の法則ってやつ。で、ダントツに支配的な重力を発生してるのが、太陽系のど真ん中にある太陽。太陽の周りを回ってるその他の天体は、太陽と自分が発生してる重力(引き合う力。内向きの力)と、公転で発生する遠心力(外向きの力)とが釣り合った状態になってる。仮にある星が公転をやめてしまった場合、その星は太陽に向かって落ちることになる。落ちていく方向は「下」だよね。当たり前だけど。

ということで、太陽系の中心は、太陽系で一番「低い位置」だと考えることができる。太陽から離れていくということは、だんだん「昇っていく」ということ。太陽から離れているということは「高い位置にいる」ということ。

太陽系第3惑星、地球。8個の惑星の中でも低めの位置ですな。しかも木星から海王星までは、軌道同士の間隔がやたら広い。海王星の太陽からの距離を30cmとすると、太陽−地球間はたった1cm。低い。圧倒的に低い位置に、地球は在る。

冥王星の公転軌道はけっこうな楕円で、一部、海王星と軌道が交差してる。1979年から1999年まで海王星の軌道より内側にいたけど、今は軌道の交差点をちょっと過ぎて、海王星の軌道より少し外側に出たところ。いずれにしても冥王星ってのは、地球から見てやたら高い空にいることになる。それでも今は最も低い位置付近にいるんだけどね。今 Wikipedia で調べたら、太陽−地球間を1cmとすると、太陽からの平均距離はなんと40cm。平均でこのくらいで、今は海王星の軌道あたり(30cm)にいるけど、一番離れる時なんか50cmにもなるんだよ。ついでに太陽に一番近い時は、海王星の平均軌道とほぼと同じくらい。内側に入ると言ってもほんのちょっとだけなんだね(ここらへんの数字、Wikipedia のデータ をもとに自力計算しました(涙))

冥王星様は、地球なんかより30〜50倍も高い所におわすのだよ。太陽系全体という視点で見れば、冥王星は地球なんぞをはるかな高みから見下ろす位置にあるのだよ。だから辺境だなどと侮っちゃいかんのだよ。

しかし高みにあるとはいえ、やっぱり中心であかあかと激しく輝いてる太陽から遠いんで、辺境のイメージがどうしてもつきまとう。実際、太陽から受ける光と熱は、地球と比べて900分の1〜2500分の1しかない。「辺境」とともに「暗くて寒くてひっそりと」というネガティブに沈んだイメージがやっぱり残る。けど、実際はそうではないのだよ。暗くて寒いのは正しいとしても、ひっそりなんてしてない。それは人類からあまりにも遠くて、一見そうにしか感じられないってだけ。実は冥王星は連日連夜、他の太陽系天体じゃやってない華やかなダンスパーティーを楽しんでいるのだよ。

と謎を残したまま、次の日にそのオチを書こうかと思う。

銘板
2006.8.27 日曜
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冥王星は踊らされたんじゃない

自分で踊ってるんだ 後編

冥王星のダンスパーティーには欠かせないパートナーがいる。それが、分不相応に大きい衛星カロン。大抵の天体の場合、衛星ってのは主星に比べてゴミ粒みたいに小さいもんだ。例外が地球の月と冥王星のカロン。月の直径は地球の4分の1もある。でもカロンの直径はもっとすごい。冥王星の半分。明らかにデカ過ぎ(笑)。その結果どうなったかというと、天文学者がよくよく調べたら、冥王星とカロンの関係は主星と衛星という関係というよりむしろ、お互いを回り合う二重星の関係だった。ガミラスとイスカンダルの関係と同じだな。

映画『タイタニック』の前半で、ジャックとローズが船底の3等客室でダンスに興じる場面があるよね。お互いに向き合って手を握って、ぐるぐるぐるぐる、楽しげに回る。冥王星とカロンも同じことをやってるのよ。目に見えない重力の手でお互いに結び付いて、両者の間にある、何もない空間の一点を中心にくるくる回ってる(共通重心の周りを公転してる)。そしてそのダンスを引き立てるかのように、豆粒みたいな別の衛星2つが、さらにその外側を回って華を添えてる。もしかしたら未発見の小衛星がまだまだあるかもしれない。

太陽系の辺境で、いや太陽系の一番高い天空で、こんなに楽しいダンスパーティーが毎日開催されてる。太陽系の底に近い地球もそうなれそうだったけど、パートナーのお月様が軽すぎてそこまではいけなかった。地球系(←地球と月をひとまとめにした呼び名)の共通重心は地球の内部にあるから、お互いを回り合う二重星にはなれなかった。

ただ、それでも地球の中心と地球系の共通重心の位置がずれてるんで、潮汐力という面白い力がますます面白く働く。そして地球は水という液体に覆われた惑星なんで、潮汐力は潮の満ち引きというもろに目に見える現象として現れることになるのだね(月と正対した部分は月の引力で潮が満ちるけど、その反対側の海でも潮が満ちるのは、このズレによる遠心力が発生するため)。まぁ「潮汐力」という言葉は潮の満ち引き現象から生まれたんで、なんかヘンな文章になっちゃったけど (^^;)

地球系は地球系で、潮の満ち引きっつうマニアックに面白いことをやってるんだけど、冥王星系の華麗さにはかなわないでしょ。だって主星自体がパートナーと対になって、ジャックとローズみたいに踊ってるんだもん。そしてさらに脇役が盛り上げてる。こんな豪華な天体系、太陽系の中じゃぁまだ他に見つかってない。冥王星系がいつ頃出来たのかは知らないけど、人類が冥王星を発見(1930年)するよりもずっと前から、ていうより人類発生(数百万年前)よりはるか前から、冥王星系は人類なんかとは無関係にダンスを踊り続けてきたし、これからも踊り続ける。地球人がこのダンスをその目でその場で楽しめるようになるのは、いつのことになるんだろうねぇ。

こんなことを考えると、別に冥王星が惑星なのかどうか、惑星から矮惑星に降格したからどうのこうのなんて、ねぇ。そんな太陽系の底のあたりの些細な騒動なんて、はるかな天上の高みで今日もダンスに夢中な冥王星系にとっては、別にどうでもいいことなんだからして。

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主星が衛星に潮汐力を働きかけて面白いことをさせてる例はあるけどね。木星系では、木星に一番近い衛星イオが、木星からのキョーレツな潮汐力をもろに受けて、その影響で火山を噴火させられてるという、そっちはそっちでけっこう大胆なことをやってる。

そういえば地球系じゃ月の方も地球からの潮汐力のせいで、いつも同じ面を地球に向けるというこれまたマニアックな芸当をこなしてたりする。

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結局、mixi に書いたものよりだいぶコッテリな内容になっちゃった (^_^;)

銘板
2006.8.28 月曜
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開いた箱のカオスは続く

この Web 日記の HTML アップデート、一応終わった(玉の汗)。でも、でも、新たな修正点を発見してしまっただよ(泣)。まぁでも今までやって来た、「『裸の文章』を p タグ等で囲む」ほどのことじゃないけどさ。

とりあえずこの「『裸の文章』を p タグ等で囲む」、まる1ケ月以上かかってしまっただよ(やり始めは 2006.7.23)。マジで辛かった。日記を月ごとにだんだんさかのぼる形でやっていったんだわ。作業の最後の方、つまり日記の書き始めのあたりは容量が小さかったんで、簡単なのは最後に残して、面倒なのは先にやっちまえってやつで。

ところが、日記の修正で順調にさかのぼっていくうちに、ある問題にぶつかった。この作業、日記の文章を全部読みながら段落を新たに設定し直すんだけどさ、その、初期の頃の日記の文章や内容があまりにも稚拙で、だんだんいたたまれなくなってきちゃって。で、しばらく休んだりしてたんだわ。でも一人でやってるサイトなんだから、おいらがやらなきゃ全く進まんわな。最後の方はかなりイヤイヤやって、とうとう今日、日記パートは終わった。

あと『自虐スプラッタ友の会 Boosted!!』も残ってるんだよなぁ。それに昔の立体写真のインデックスページ。日記を書く以前のかなり初期の文章なんで、今さら見るのがマジでコワイ。パラグラフ修正の作業途中、文章内容にもかなりの修正がかかりそう。ああめんど。でも、やらないといつまでもその拙い文章を晒し続けることになるんだよなぁ。ああ、こんなネガティブな理由での作業、やりたくないよ。でも、やらないと……(堂々巡り)

そんな問題を抱えつつ、日記の方もまだ修正点が残ってるわけで、どっちから手を付けたらいいかってことで、ゆんず OS ただ今フリーズ中。HTML のアップデートなんかに手を出さなきゃこんな面倒なことにもならなかったんだけどね。ああ、そういえば修正後のチェック作業まだやってないわ。チェックしてくれるサイトで確かめなきゃ。ああもうマジでどれから手を付ければいいんだか(泣)。まさにパンドラの箱を開いてしまったわけですな。

ほんとどうすべ。2,3日頭を冷やして様子見するか。

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つうか、やっぱ HTML の今の定義(HTML 4.01 Srrict)っておかしいよ。XHTML への橋渡し的存在のはずなのに、なんかやたらルールが厳しすぎる。一番わけ分かんないのが、「br タグの非推奨」。HTML 4.0 までじゃんじゃん使わせてた修飾系タグが一網打尽にアウトになったのが 4.01 Strict。そういうのは CSS を使えって理由はもっともなんだけどさ、強制改行の br タグまで非推奨にしたのはどういうことか。

いや、ルールだから従ってるけどさ。ていうか今回の大改造は、まさにそれで、br タグを排除する作業だったのよね。これ、XHTML じゃ <br /> っつうタグで、立派に存在が認められてる。その XHTML に移行するための HTML 4.01 Strict でだけ一時的に強制改行が非推奨になるってのが、どうも納得が行かんのよね。踊らされてるよなぁって感じがする。誰か納得行く説明してくれよプリーズ。

銘板
2006.8.29 火曜
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快楽作業のドツボ 1

単純作業してるとハマっちゃってやめられなくなっちゃうよね。昨日書いたこの日記の HTML アップデート作業、とりあえずこの日記を完成させるって方向で、今までの作業で発生した間違いを洗い出す目的で、Another HTML-lint gateway 様のお世話になってるんす。URL を指定して 「チェック」ボタンを押すと、そのページの HTML の文法の間違いを指摘してくれるというありがたいサービスでして。

んで、チェックの基準を HTML 4.01 Transitional にしちゃうと、この規格は新旧両規格の全てを包含してるんで、チェックの意味をなさない。なので、おいらのページの冒頭に書いてる宣言は Transitional だけど、それより厳しい HTML 4.01 Strict っつう規格でチェックした。いずれその規格に移行させるつもりだし。そんで一番最初の2001年7月ぶんからスタートしたら、予想以上にエラーがボロボロ出てきて(泣)

そうだよなぁ今回の作業、修正っつうより「新訳」って感じだもんな。ゼータガンダムがテレビ版から映画版に変わったみたいなアレで。で、そのエラーを1個ずつ潰していったらあんた、Strict 規格で「よくできました」をもらっちゃった。依然として table の扱いを中心に未解決の問題がいくつかあるんだけど、それをさっ引いても「よくできました」。つうことで、この日記だけ一気に HTML 4.01 Strict 規格に移行することに決定。

んでもうただひたすらエラー潰し。エラー潰し。エラー潰し。3回まわってワン。慣れてきたらエラーのパターンが読めてきたんで、そうなりゃ単純作業の連続。作業はブルースのように加速していく。へとへとになりながらもやめられん。2003年2月ぶんまで踏破した時にはもう水曜未明。頭の芯がまだやりたがってたけど、次の日の仕事に差し障るんでもう無理矢理寝ることに決定。今週は土曜も出勤だからな。体力は温存しとかんと。

ちうことで、おやすみ〜。

銘板
2006.8.30 水曜
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快楽作業のドツボ 2

そんなわけで、今日もまた2003年3月ぶんからエラー潰し作業を始めた。そしたらさ、思いついちゃったのよ。昨日未解決だった問題のうちのひとつの解決法。table の背景色は HTML 4.01 Strict 規格じゃ CSS(カスケイディング・スタイルシート)で設定しなきゃいかんのよ。4.01 Transitional 規格までは table 系タグ(table, tr, td, thead, tbody)の bgcolor 属性で、それぞれの table 系の要素ごとに簡単に指定できたんだけどね。その CSS での背景色指定方法がイマイチ分かってなくて。

まぁ CSS の利点としては、その CSS 書類を別に保存しとけば、それに関する全部の仕様を1発で変更できるっつう利点がある。けどおいらの日記の場合、その時その時で table の背景色が違うんで、実は旧規格の bgcolor 属性の方が機動性があるんだが、それでもなんとか CSS を利用して背景色をそれぞれに設定する方法が分かった。これでまたひとつ Strict 規格に合致できる。

でもこれがも〜めんどくてめんどくて。

今日作業を始めた2003年3月ぶんの書類でそれを徹底的に試して、どうやればベストなのかを編み出して、過去方向に向かって修正開始。めでたく最古の2001年7月まで完了。力尽きた。今回は半端に頭を使う作業だったし昨日の疲れも残ってたしで、もうなんもやる気がせん。

まぁ一番ツライのは今やってるあたりのはず。分水嶺は2003年10月。ここを過ぎると、そこからは始めから HTML 4.01 Strict を多少は意識したソースになってるんで(全ての文章がはじめから p タグや div タグで囲まれてる)、とりあえずエラーはガタ減りするはず。でも table は旧規格のまんまだわ。つうことは、これからも今月ぶんに追い付くまで苦闘を強いられそう。

( ;)/[電柱] おげーっ

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あと、4.01 Strict 規格だと align 属性(文章や画像等を、右寄せか左寄せか中央寄せかを決めるやつ)が御法度で、class 属性を使って CSS でやらなきゃいかん。ところがなぜか table だけは、CSS での位置決めの言うことを聞いてくれない。table タグに内蔵された align 属性の言うことしか聞かない。でも Another HTML-lint gateway 様にチェックして頂くと、必ずそこをツッコまれる。「スタイルシートを使いましょう」と。

一応、そこをツッコまれたまんまにしてもエラー致命度は5程度だし(0から9まで。数字が大きいほど致命的)、総合で「よくできました」なんで大した実害はないんだけど、なんかすっきりしねぇ〜。誰かこの解決法を知ってる人、教えてくれよプリーズ。

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そういや今日の昼間にすごい雷雨があってさ、そのせいかどうか知らないけど、うちに帰ったら SETI@home で稼働中のマシン1台の様子がおかしくなってた。勝手に何回も再起動しちゃうんだわ。うちに帰った時点で何回目だったんだべ。

とりあえずきちんと終了して、今、再起動をためらってるとこ。まぁおかしくなったのがダントツで遅い富士通 DESKPOWER 300MHz だったのが幸いだったけど。他のマシン(Power Mac G4 AGP 1.25GHz も COMPAQ DESKPRO 333MHz)が無事だったことからして、富士通マシン、寿命なのかもなぁ。タダでもらったやつだけど、今は PC って廃棄代がかかるんだよね。それを考えるとユーウツ。

気力がある時に起動してみて、ダメだったら OS (FreeBSD 6.1-RELEASE) の修復を試みて、それでもダメだったら OS 再インストールの全部セットアップやり直しか。めちゃめちゃ遅いマシンなんで、SETI@home ができるようになるまでのセットアップを考えるとやっぱしユーウツ。

まず OS を新規インストールして、最新の Xorg を ports からコンパイル&インストールして Xorg のセットアップして、KDE のバイナリをインストールして、Java 1.4.2 を ports と Sun のサイトの両方を使ってダウンロード&コンパイル&インストールして……で、ここまでして結局ダメなら、ハードが死んでるってことで廃棄処分 orz 次の起動で問題なけりゃそれでいいんだけどね。

しかし廃棄処分を考えると、富士通なら現存する会社だからいいとして、COMPAQ なんてどうすりゃいいんだろ。ヒューレット・パッカード日本法人で引き取ってくれるのか?

銘板
2006.8.31 木曜
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モード切り替え不能状態

買い物で、必要なものを探してる時に、前々から欲しかったものが目の前にひょっこり出現することがある。喫緊の事情で買わなきゃならないものがある時に限って、そういうやつは必ず顔を出す。そしてそれまでの意気込みを簡単にくじいてしまう。

昨日の読売新聞のテレビ欄の下の広告見た? A・F・T 色彩検定の冬期日程が載ってたんだけど。募集期間は9月1日から28日まで。この前受験した夏期のやつは2級までだったんだよね。1級の試験は冬期のみ。

まだ悩んでんのよ。2級取得の勢いに乗って1級を受けるか、それとも2級でよしとするか。とりあえず1級の情報が足りない。ネットで探しても大した情報が引っかからない。実際に参考書を読んで判断すべき時が来たと思われ。新聞を読んだのが仕事から帰って来てからだったんで、八戸で最も蔵書があると思われる本屋に直行(小さい本屋だと2級までの参考書しか置いてない)。そして

そこで偶然発見したものは!

これ、しばらく絶版になってたのが最近再版されたばっかりなんだよね。今を逃したらもう二度と手に入らないかもしんない。迷わずゲット。ついでに色彩検定1級の参考書も手に入れた。

昨晩から読み耽ってます『われらの有人宇宙船』。もう色彩検定1級の本なんてぶん投げ。なんか脳みそが宇宙機モードに入っちゃって、色彩モードからは遠くなっちゃったよぉ。受験申込締め切りまで1カ月切っちゃってるのに、締め切りよりはるか前から勉強を始めないと追っ付かないのに、なんかけっこうヤバい雰囲気。そうこうしてる間にもとっとと参考書を読んで、とっとと1級を受けるか受けないかを決断しなきゃならんのに、嗚呼、宇宙機モードの何たる心地良さよ。

さっき「われらの……」は読み終えたんだけど、頭はいまだに宇宙機モード。これ絶対ヤバいって。

銘板左端銘板銘板右端

色彩検定を主催してる A・F・T ってどんな団体じゃい、と思ってたけど、この前合格証書が届いてさ、それが入った封筒を見て初めて知ったよ。「社団法人 全国服飾教育者連合会(All Japan Fashon Teachers, Inc)」なんだってさ。んん〜、もろにファッション・アパレル関係の団体っぽいんだな。いや、試験の内容から言っても色の理論や色彩心理の話がメインで、ファッション関連の問題も確かにあったけど副次的だったんだよな。インテリア、エクステリアの問題と同じくらいの扱いで。まぁ「色彩検定」ってくらいだからその配分でちょうどいいくらいなんだろうけど、それにしても主催団体がそこまでしっかりファッションしてたとは思ってもみなくて(いや、正式名称に「ファッションコーディネート」って書いてあるだろ)。

今さらながら、お門違いな資格を取っちゃったかなぁなんて。なんでも合格率は7割程度だそうだから、この前の試験 で2級を落ちたと思われる3割程度の人たちになんか悪い気がしてきた (-o-;)

あの時の八戸での2級の受験者は18人だったから、あの会場の中の5,6人は落ちた勘定になるな。受かっちゃってスマンす。いや、正直、受かっていまだに嬉しいけど。おいらの他には唯一の男性受験者だったあのキメキメあんちゃん、受かったかなぁ。制服の女子高生やケバねーちゃん、グループで受けてたおばさんたち、みんな結果はどうだったのかなぁ。

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