ひとりごちるゆんず 2005年5月
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2005.5.1 日曜
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SNACK ゆきこ、まだフル稼働中

1月と3月に、いとこ2人がそれぞれ男の子を産んでさ、端午の節句やるからってお呼ばれしてきましたです。お爺ちゃんになった伯父やいとこの旦那さんがたと一緒に一杯いきたかったけど(山形銘酒「初孫」が振る舞われた)、酔っちゃうと SNACK ゆきこ の作業中に血まみれになること請け合いっぽかったんで我慢して、そのぶん踏ん張って作った作った。遅れ気味なんで飲まず食わずでとにかく作ったよ突貫突貫。

一応完成したのが午後11時。いや〜こういう作業してると時の経つのが早いの早くないのって。風呂屋に行く前にテストしてみると、おお、ちゃんと作動してるではないですかハイマウントストップランプ(激涙)。

旧型ミニってさ、なぜかハイマウントストップランプを装備してる人ってほとんどいないんだよね。アメリカでもミニが(少しは)走ってることだし、純正あるいはサードパーティー製のがあるはずなんだが(アメリカではハイマウントストップランプの装着は義務らしい)。日本市場に存在しないか、ダサくて人気がないかなんでしょうなぁ。

旧型ミニのストップランプって異様に低いところに付いてるから、どう考えたって後続車から見づらい。ハイマウントストップランプはあった方が絶対いいと思ってたんだわ。んで、家の1階のガラス窓にクルマのケツ向けてブレーキペダルを踏んで光りっぷりを見ると、おお、赤い光の二等辺三角形がなかなかカッコいいではないか。その後、風呂屋にクルマを走らせつつルームミラー越しにチラチラと様子を見たけど、光り方は安定してるしランプ本体も全くグラついてないし(自作のヤグラの強度にはいささか自信あったりする)、このまま行けそうな感じ。

これ、他のミニ乗りが後ろを走ったらきっと注目するぜ。しかもよく見るとバックフォグ。刮目必至(笑)。どっかに停車してるときなんかに訊かれたりしてな。どうやったんですかなんて(訊かれないかもしれんが)。いやもうそれ考えるだけでウキウキっすよ。ともかく無事に完成・動作してよかった良かった。

出来上がったとはいえ配線がまだ仮組み状態なんで、明日、仕事が終わったらパーツを揃えて本組みにするのだ。しかしま〜よく完成予定日に間に合ったもんだ。我ながらよくやったと思う。実は5月3日からの旅、このクルマで行くことになってるんで、ほんと間に合ってよかったよ (^o^A;)

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2005.5.2 月曜
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電工完了

昼間は仕事して、その合間に買った電工パーツで夕方に配線工事も完了。『バックフォグ転じてハイマウントストップランプ計画』、見事に終了だゴルァ。明日は旅立ちなんで早めに寝ます。おやすみなさいませ。

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2005.5.3 火曜
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旅立ちの日

そんじゃ行ってきますです〜。今日の目的地は山形県米沢市。

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2005.5.4 水曜
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旅の2日目

予定じゃ東京に行くことになっとります。ちなみに、今回会う予定の在京フレンド(女性)の希望で、秋葉原で流行ってるとかいう「メイド喫茶」とやらを体験しそうな気配。メイドさんがお美しかったら、お許しを得た上でケータイでお写真撮らしていただくかも(笑)

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2005.5.5 木曜
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旅の千秋楽

ジョン・デンバーでも鼻歌しながら、我が故郷・八戸へと続くカントリーロードを半日かけて走り抜ける予定どす。きっと仙台あたりは混んでるだろうなぁ高速。

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2005.5.6 金曜
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千秋楽 + 1

ようやく帰って参りました。日付が替わってから。正直、すんごい旅でござんした。2泊3日(とちょっと)のほとんどが超スペシャルサイコーに楽しいひとときだったんだわ。そしたらラストでとてつもないボスキャラが登場してさ、こっちも死力を尽くして反撃して、しまいにゃメドゥーサまで召還して対抗させて、ホウホウのテイで家に辿り着いただよ。ゴールしたときには「勝った!」と心で雄叫びを上げただよ。

ほんと楽しかったことやヤバかったことがいろいろありすぎて、「印象深かった」なんて程度の言葉じゃ収まり切らない、ハイパー超絶ゴールデンウィーク濃ゆ濃ゆトラベルでございました。

あとでまた紀行文としてシリーズで紹介しようかと思うけど、タイトルはそうだなぁ……『ドキドキモエチュー メドゥーサ紀行』って感じかなぁ。1,2日目は「モエ〜!モエ〜!(随喜)」。3,4日目は「モエルナ〜!モエルナ〜!(必死)」。

それにしても帰って来れてマジでよかった。一時はどうなることかと……(涙目)

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2005.5.7 土曜
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ドキドキモエチュー メドゥーサ紀行

〜 序章 1: 部品の独白再び 〜

え? バックフォグとしてイングランドで生まれた俺が、どうしてユーラシア大陸と2つの海峡をまたいだ、時差で言えば9時間も違う日出づる国にいるのかって? そいつは 前に話したよな

「じゃあ今もまだ持ち主の部屋の隅に転がってるのか」だって? それがだよ、持ち主のヤツがとうとうやる気になりやがってよ、俺、ほんとに ハイマウントストップランプ になっちまったよウハハハハハハハハハ。クルマの部品として復帰を果たしたものの、もう俺は吹きっ晒しの寒風にも、後輪が容赦なく巻き上げる雨水や融雪剤に晒されることもなく、悠々自適の室内生活の身分が保障されたんだよ。

運ちゃん、今年のゴールデンウィークの前半3日間を丸々投入して、俺を支えるヤグラを必死こいて作ってたもんな。なんでも「ゴールデンウィーク後半はミニに乗って旅に出るから、それまでに作り上げるのだ」と息巻いて、根性出して本当に完成させたもんな。まぁ「高速のサービスエリアあたりで一休みしてるときに、もし別なミニ乗りがこれに気付いて話しかけて来たらもうここぞとばかりに自慢しまくってやろう」って魂胆ミエミエだったんだがな。

とにかく、俺のために運ちゃん、アルミ製のなかなか頑丈なヤグラを用立ててくれた。配線もしっかりやってくれた。俺はこれからは、旧型ミニには珍しい、ハイマウントストップランプとして渡世することになったよ。みんなよろしくな。そうだ。ものはついでってことで、運ちゃん自慢のヤグラと俺のいなせな後ろ姿でも

立体で見てみるかい?

ヤグラは手作り風味っつうか、ぶっちゃけ素人臭い造りだけど、俺の体自身をも強度材として利用して、最低限の部品数でガッチリ組んではあるな。走ってても全然グラつかないぜ。

でもここだけの話、いざ作ってみたらネジ穴開けの精度が悪かったり寸法を間違えたりで、見えないところじゃけっこうネジの穴を広げてごまかしてるところも多いんだぜ(笑)

銘板左端銘板銘板右端

旅立ちの日には間に合ったし、八戸に帰って来るまで俺自身はノートラブルだったんだが、他の部品が帰りにちょいとトラブっちまってさ、たまさか俺の配線の長さに余裕があったもんだから、その余裕分を譲ってやったらそれでどうにかしたみたいだな。「メガネシステム」とか「メドゥーサシステム」とか運ちゃんが名付けたものをそれで作って、急場を凌いだらしいが。

やいトラブル起こしたライト系のスイッチ、後でなんか俺におごれよな。

さてさて、明日は問題を起こした部分の修理で専門店に行くんだよ。そしたらハイマウントストップランプとして再デビューした俺も、そこでお披露目だな。旅の途中じゃ結局誰にも声かけられなかったしさ。それじゃ明日、ちょっとやそっとの改造なんかじゃ驚かないあの店の優秀なスタッフたちを、いっちょ唸らしてやるとするか。

つづく

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2005.5.8 日曜
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ドキドキモエチュー メドゥーサ紀行

〜 序章 2: 喫茶の契り・八戸編 〜

4月29日、朝一番で『香港国際警察』を観ようとしたら曜日をおもいっきし勘違いして観られず、替わりに観た『マスク2』がやたら面白くて、観終わってバリバリテンション上がりまくった まま訪れたのは、いつも行く喫茶店。

「マスターあのさぁ、おれ連休の後半に米沢に行くんだぁクルマで。クルマで米沢なんて久しぶりだよほんと。行ったら友達に、自作パーツで改造したとこを見せびらかしてやるんだぁ〜」

「あれ? ゆんずくん今年は東京じゃないの? そういや東京のあのコ、ほらほらそうそう、盆暮れに帰ってくる、ゆんずさんの同級生の。うん。おれあのコに会いたいな〜」

「あれ? そんじゃ何? ひょっとしてマスターの好みだったりする? ん〜でも今年は特になぁ……クルマで米沢に行って一泊するだけで十分に大旅行な気がするんだけどさ。だって東京の道なんて田舎モンにゃおっかなくて走れないよ。それに遠過ぎ」

「なんだ〜(マスターちょっとがっかり)、行くんだったら、『マスターが病気で、すんごく会いたがってる』って伝えてほしかったんだけどな〜」(←至って健康です)

「あんたほんとしょ〜がねぇオヤジだな(笑) それじゃ今度あいつにメールするとき、『マスターが病気で、お前がホッペにチューしてあげると治るらしいよ』って伝えとくよ。あれ待てよ? 米沢の友達の家にクルマを置かせてもらって、山形新幹線で東京に行くって手もあるにはあるよな。でもど〜しよっかな〜先方のコもこの時期忙しいから、押しかけるのもちょっと気が引けるんだよ」

と、そのとき噂をすれば何とやら。話題のコからメール到来。発信が 10:38 だから『マスク2』を観てる最中だったか。ああそうか、鑑賞中はケータイの電源切ってたからな、それで今(昼頃)届いたのか。

> 元気(^_^)/?今年は東京誤爆ツアーどうするの〜?

おっ? おっ!? なんか東京に行っちゃって良さげな気配だぞ(←実は行きたかった)。

「ねえねえマスター、今まさにそのコからメール来たよ。決めた。おら東京へ出るだ(幾三)。行ってあいつに会ってくるだ。そだそだマスターあのさあのさ、マスターのこと危篤だって言っとくよ。そしたらあいつが帰省したときにホッペチューくらいしてくれるかもよ?」

「いいねぇそれ。じゃあおれ危篤ってことで(はぁと)」

「だったらさだったらさ、危篤がチューで治るんならさ、東京でおれがあいつからホッペチューしてもらってくるからさ、おれが八戸に帰ったら、おれからマスターにそれを渡すよ。口移しで」

「それだけはやめてよ! 危篤どころか即死だってば!(爆)」

で、東京行きがほぼ決定。件の東京の友達と米沢の友達に連絡したら、何とか調整が付いた。

ここまではその場で決定した。東京滞在は日帰りか1泊かは、この時点では未定。それにしてもこの時点で、果たしておいらはホッペチューしてもらえるのか否か。それがこの旅の我が最大のテーマとなった。

つまるところ、喫茶店のマスターを口実にホッペチューゲットを狙うという、熱く激しくそして姑息な下心が萌え上がった瞬間であった。

問題は、このコの性格上、というかこのコの中でのおいらの位置付けの関係上、ホッペチューを求めるとビンタを頂いてしまうような気がするってとこか。なんか「虎穴に入らずんば」的リスクしょっちゃったわけなんすけど、とにかくがんばりまっす! この日記の読者さんたちのために! ジーク読者さん!(と密やかに責任転嫁)

まぁその後でもうひとつ、それはまたそれでドキドキかつトキメキにしてモエモエなる別テーマが出現することになるわけですが。ええ、あくまでも読者さんにお楽しみいただくために仕方なく企画したんですよ、ええ(と迷惑ついで的責任転嫁)。

つづく

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2005.5.9 月曜
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ドキドキモエチュー メドゥーサ紀行

〜 序章 3: オタな道連れ 〜

あとは米沢と東京で、どれだけ同級生を集められるかだな。突発招集じゃないからな。まぁぼちぼちお伺いメール出しとくか。米沢の方は、泊めてくれる友達が何人かに訊いてくれるってことになったからオマカセ。在京組の方は、あと2人に出すべ。ついでに十和田(八戸の隣の隣あたりの市)に住んでるヤツにも同時にメールしとくか。

> 行くなら東京行きは自力で行ってもらうとして、帰りは東京から米沢まで新幹線で、そこからは高速道ワリカンのリーズナブルコースが選べるよ

そしたら十和田のやつから「行く」と来た。おお、旅は道連れってやつですか。

ここで紹介しておこう。彼の名はオタケン。旅の途中でおいらが勝手に付けたハンドルネームだ。この名前に関しては彼の同意を得た。別にミュージシャンのパクリとかじゃなく、「オタ」の方に力点を置いたネーミングだったりする。他の登場人物は名前なしで通しちゃうのがけっこう出るだろうけど、こいつは米沢編以外の旅の行程ほとんど全てで行動を共にした、いわば今回の相棒だからな。小沢昭一と宮坂のお父さんみたいなもんだな(意味不明)。

なんでもオタケン、一緒に住んでるカノジョに恐る恐るお伺いを立てたら、意外とアッサリ OK が出たそうで(どうやら指定の東京土産をめいっぱい買い込んで来るという条件らしい。ていうかオタの分際で同棲中のカノジョ [しかもかわいい] がいるというこの許容し難い事実に地球社会の不条理を覚えるのはおいらだけですかい?)。

電話で話しながら、東京で1泊することになった。5月4日は一緒に晩メシ食って酒飲んで宿に泊まって、連休最後の5月5日は、午前は東京滞在の最後を楽しんで、午後をまるまる使って八戸に帰ろう、と。

だったら、ということで、東北自動車道は仙台周辺が異様に混んでそうで嫌だから、米沢から国道13号線でテキトーに北上して仙台を迂回してから太平洋側に出て、古川(ふるかわ)あたりから高速に乗るってことも決定。時間に余裕あるからね。

東京でおいらが知ってる宿と言えば、去年泊まった秋葉原のカプセルホテル(2004.5.152004.5.162004.5.20)くらいなもんなんだが、オタケンもおいらもそれぞれの理由で秋葉原大好き人間なんだが、さらにお互いケチッ気があるからなんぼでも安く済ませたい人間同士なんだが、オタケンはカプセルホテルにはあまり乗り気じゃない感じだった。

ま〜安いとはいえ、普通のビジネスホテルに比べれば制限多いからな〜。

でもやっぱし安く上げたいんで、ちょっと強引に納得させた。「贅沢言うねぃ。雨風しのげりゃそれで充分じゃあねぇか。それにあのカプセルホテル、去年行ったらゴールデンウィークのくせして随分暇そうだったしよ。飛び込み客でもおもくそウェルカム状態だったぜ」。なんだか弥次さん喜多さんの様相を呈してきたけど、絶賛公開中の『真夜中の弥次さん喜多さん』は未見。早いとこ観ねば。

さてあと誰がオッケーかな〜。

うちに帰って『バックフォグ改めハイマウントストップランプ』のヤグラを、深夜に入ってもガシガシゴリゴリギュインギュインと作ってると(作業が遅れ気味だったんで)、呼びかけといた在京の2人のうち1人から返信が来た。

> わちきし、5/1〜5で八戸行きですわ〜 ^^; ザンネン!

分かった。すれ違いじゃしょうがないよな。八戸帰省を存分にお楽しみあれ。

4月30日もまた深夜に及んでアルミ加工作業をしてたら、残るもう一人から来た。

> 皆で楽しんでおくれ 俺はたぶん仕事

分かった。もう何も言わん。日本経済ひいては世界経済のために精進してくれ給え。

彼らからの返答を待ってる間、ふと思いついたことがあった。「オタケン、5月3日に福島までクルマで一緒に行けばいいんではないのか? そこからおいらはクルマで米沢へ、やつは新幹線で東京へ行けばいいんではないのか?」と。彼にとっては1泊増えちゃうけど、お互いに安上がりで移動できるわけで。そのことを電話してみたら、ヤツもそう考えてた。その話、決定。

そこまで計画が決まり、再びハイマウント(略)の製造に戻るおいらであった。5月1日にハイマウント(略)本体と、仮の配線が完成。5月2日には配線も完全版で完成。配線は、リード線の皮剥きを納得の行く完成度でやりたかったんで、何回か失敗してもいいように 30cm ほど長めにしておいたけど、意外と早く納得が行った。それでけっこうたるみのあるリード線長になってしまった。

このリード線のたるみこそがその後に大活躍することになろうとは、この時のおいらには知る由もなかった。

つづく

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2005.5.10 火曜
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ドキドキモエチュー メドゥーサ紀行

〜 序章 4: 喫茶の契り・アキバ編 〜

5月1日の時点で、東京の例のコからメールがあった。なんか「例のコ」とかいちいち遠回しに書くのめんどくなって来たから、もうこいつ「レイコ」で決まり(安直)。

  > オタケンはやはりアキバでメイドカフェ?
  > 一度連れていってもらいたいものです。
  > なくならないうちに。

そういえば「萌える趣都・アキバ」じゃ今そういうのが流行ってるらしいな。まぁ萌えな内装の店でウェイトレスさんがメイド服着て普通に仕事してる、ってだけなんだろうけど。でも、んん〜、おいらもなんだか行きたくなってきた。いったん行きたくなったらものすごく行きたくなってきた。レイコからのメールを読み返せば読み返すほど、狂おしいばかりに行きたくなってきた。

何なんだこの魂を揺さぶる高ぶりは。おいらがカワイイ女の子好きなのは認めるけど、別にロリは入ってないんだが(イイ女も当然好きだぞ)。

なんかこう、我が青春時代にはなかった、いや、東京から遠く離れて暮らし続けた以上、当時あったとしても体験など夢のまた夢であったであろうそのカルチュアを実体験できるのは、現在をおいて過去にも未来にも存在し得ないのだ! という高尚な名目に隠された、沸々と湧き上がるこの下心は一体何なんだ! こうなったらこの萌える我が情念を成就させねばなるまい! おお、この心持ちはまさにあの歌詞だ。

  私の青春を返せ!
  輝くときめきを戻せ!
  捧げて尽くした月日をさぁよこせ!

『45歳の地図』by 爆風スランプ。いや、歳は全然そこまで到達してないけど。

よし。

オタケンに電話で「レイコがメイド喫茶に是が非でも行ってみたいと熱望してるから」と微妙に歪曲させた情報を伝え、彼が東京で単独行動をする5月3日のうちに、その手のサ店の情報を収集して当たりを付けておく旨、頼んどいた。オタなあいつのことだ。喜々として任務を完遂してくれるだろう(ここでも姑息)。

さぁ〜忙しくなってきやがったぜ。

つづく

銘板左端銘板銘板右端

すんませんけど明日は睡眠休暇をいただきます。おやすみなさ〜い。

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2005.5.11 水曜
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睡眠休暇中

  すぴ〜〜。
  がご〜〜。
  ぐお〜〜。
  がっ……。
  (無音)
  (無音)
  (無音)
  (無音)
  (無音)
  がっ……。
  ぐお〜〜。
  すぴ〜〜。
  がご〜〜。

睡眠時無呼吸症候群かい (^^;)

銘板
2005.5.12 木曜
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ドキドキモエチュー メドゥーサ紀行

〜 序章 5: リターンマッチへの誓い 〜

日付が前後して申し訳ないけど(行き当たりばったりで書いてるんで)、レイコからメイド喫茶のメールをもらう前々日(4月29日)、つまり『マスク2』でテンション上がったまま喫茶店のマスターとホッペチュー大作戦を練り、そのままのハイテンションでレイコに電話し、いろいろダベッた。

その中でチューをおいらが仲介する話をしたら、

「じゃあマスターには『あたしは東京から毎日、愛のテレパシーをマスターにもっのすごぉ〜く送ってま〜す』と伝えてよ。それで充分充分」

この言葉ひとつでお茶を濁して、ホッペチューから逃れ切るつもりらしい。こいつがいかにおいらにホッペチューしたくないかが、面白いようによく分かる _| ̄|○

やっぱビンタ……?

   _| ̄|○

この他にもいろいろな話題をダベッたけど、その中で、おいらは話の流れでひとつ誓いを立ててしまった。

今年こそ『鉄のお守り』の謎に挑む。

と。

レイコはもう何年もの間、超難関の国家試験に挑戦し続けてる。その頑張りが天晴なので、何か手助けをしてあげたい。けど方法が思いつかない。しょうがないからここ数年、神社のお守りを贈ることにしてる。おととし・去年・今年に関しては、ゴールデンウィークに東京に遊びに行くための、自分自身に対しての口実の役割をも果たすというけっこう都合のいいお守りだったりする。

お守りをあげること自体はその前からやってた(郵送で)。岡山旅行をしたときに買った金比羅さんのお守りを皮切りに、青森県内だけど八戸と反対側の車力村の、稲荷神社のお守りも2回あげたけど効き目がなかった。そしておととし、「ひょっとして産土神(うぶすながみ)のが効くんじゃないかと」と思い付き、彼女の実家近くの M 神社というところのお守りを贈ったところ、ちょっとは効き目があった感じだった。

縁起をかついで去年もそうしたけど、うまくいかなかった(この資格試験は、最終試験まで合格しないと始めからやり直し、という過酷なシステムが採られてる)。それでもちょっとは効いたんだから、ということで今年もまた同じ神社にてお守りを頂戴することにした。同じ神社にしたのには、今年はもうひとつ理由があった。それが「『鉄のお守り』の謎に挑むこと」

「鉄のお守り」とは何か。それについては 2004.5.7 をお読みいただきたい。

もし今年のお守りも去年と同じく金銀2バージョンだった場合、宮司さんに

「金でも銀でもなく、

 鉄のお守りを下さい」

と本当に言う

電話で、このことをレイコに約束した。ここで男気のひとつも見せれば、あいつも多少はおいらにホッペチューしやすくなるだろうだなんてそんなことなんか、ええ、これっぽっちも考えてもいやしませんから、ええ(汗)。いや、読者さんが喜びそうなことならできるだけ何でも実行しようという、純粋なサービス精神ですからほんと(腋汗)

とまぁ諸々の思惑を秘め(←やっぱし下心)、善は急げとその日のうちに M 神社へと赴くおいらだった。

つづく

銘板
2005.5.13 金曜
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ドキドキモエチュー メドゥーサ紀行

〜 第一章 1: 撮影に関する恐怖 〜

M 神社での今年の顛末は、実際にレイコにお守りを渡すときの語りで説明しようかと思う。と引っ張った訳は、

いつまでも旅が始まらないから。

「旅に出るところから本編に入ろう」と思ったら序章だけで5話も行ってしまって、そろそろ本編を書き出さないとどんどん忘れちゃいそうで。ということで本編に突入!

銘板左端銘板銘板右端

旅立ち前日のオタケンとの交渉は難渋を極めた。夕方までに米沢に着きさえすればいいおいらは朝9時頃に八戸を出発したかったんだが、せっかくの上京を1分でも多く楽しみたいオタケンは7時発を譲らない。結局7時半に所定の場所に集合ということになった。

旅立ちの朝、集合完了は7時25分。空は痛快なほどに晴れ渡り、旅の前途を祝福するかのようだった。

そりゃそれでいいとして、なんかクルマでオタケンを送りに来たカノジョ、この日はまためっぽうカワイかったんですが。ちょっと眠たげなあたりがまた (^^;

旅立ち前からホッペチューの権化となっていたおいらとしては、トキメキツアーの手始めとしてこのコのキュートなホホを唇で奪いたかった。けどそんなことした暁にゃ暴れ狂うオタケンに我が愛車をジャパンバッシング当時の日本車潰しみたいにされるのは目に見えている。恐ろしくてさすがにそれは出来んかった。

ついでに言うと、ケータイカメラにこのコの写真を収めてこの場で公開したかったんだけど、やっぱそれさえもオタケンの大悪獣化を促してしまいそうで踏み切れなかった。そんなノリで、今回の旅はメイド喫茶で撮影しちゃうかもしんないということで、女の子の撮影方法をちょいと研究しながら、てな感じかな。ということで、代わりに昨日(5月13日)に行った背広の飲み会で撮らして頂いた女性の写真を掲載してみようかなとか。

こちらのご令嬢。

ちゃんとご本人への撮影許可はもちろん、ウェブ掲載許可も頂きました〜。彼女、この日記をたまに読んで下さってるとのこと、どうもありがとうございます。m(_ _)m

でもなんか代打起用の形になっちゃってすみませんです。それにせっかくのチャンスに手ブレしちゃって (^_^;)> つうかやっぱし実物の方がずっとお綺麗なんだよな〜。人物(美人)撮影テクニック向上に一層の精進を誓うおいらであった(旅の途中、「女性から視線を貰って撮るときは、少し俯瞰気味で撮るとカワイイ感じで写る」ということを発見したよ)。

でね、ここだけの話、実はおいら背広パーティーはあんまし好きじゃないんすよ。だからこんなことが一番の楽しみだったりするわけで。撮影とウェブ掲載のご快諾、本当にありがとうございました。

本編の紀行文でもこれからあとお3人ほどのステキな女性のお写真が登場する予定だけど、見事全員から掲載許可を頂きましてござります。目線もボカシもモザイクもなしです(ただし一般個人の名前出しはうちのサイトの方針として NG なんで、ご勘弁を)。そこらへんがお楽しみな方は、どうかそこらへんにもご期待あれ。

(2009.7.18 補足)このとき撮影した全員から掲載許可を頂きはしたものの、最近は個人情報保護がいろいろアレなもんで、撮影対象の皆さん写真出しは控えることにしました。

銘板左端銘板銘板右端

追伸:話ズレたまんま今日は終わっちゃうけど、次回からまた本編に戻します (^^;)

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2005.5.14 土曜
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ドキドキモエチュー メドゥーサ紀行

〜 第一章 2: 恩の告白と贋作の告発 〜

旅立つ前の儀式として、オタケンカップルに 自作ハイマウントストップランプ を見せびらかした。ゆんず金属工業略して SNACK ゆきこ の技術力の結晶にして快心の最新作なのであーる。

たまたまクルマのケツが朝日を向いてたんでその輝きがよく見えなかろう、と、わざわざ車を逆向きにし直して、ひたすらブレーキペダル踏みまくってビッカビカ光らしてやったね。二人の『もういいってば』という表情がありありと見て取れたけど、この儀式はおいらの気が済むまで延々と続いたのであった。

しかし2日後の夜、オタケンがこのクレナイの二等辺三角形の優美な輝きをさらにしつこく見せられることになろうとは、この時点では誰にも想像だに出来なかったのだった(と伏線張ってみる)。

オタケンのカノジョにしばしの暇を乞い、我々は意気揚々と発進した。

天気は最高だし朝の眠気覚ましに選んだ ZZ TOP の "Eliminator" のノリノリさ加減もあって、高速道路はチョー快適。八戸インターは八戸自動車道のどん詰まりなんで、ゲートで切符をモギって(非 ETC 車なんで)そのまま直進するだけで高速道に入っちゃう。狭くて曲がった橋をグルーッと回ることも、合流で神経をとがらすこともない。ただ真っすぐ加速するだけ。

ついでに、岩手県安代町で八戸道から東北道に合流するときもなんでか八戸道の方が優先的になってて、直進するだけで東北道の本道に合流できちゃう。いやぁ便利&快適。善哉善哉。

でも制限速度にはチト敏感なおいらさ。なんでって、この日から数えてちょうどあと1カ月で、3年前に犯した 33km/h オーバー免停処分 の記録が消えるからなのだよ。長かっただよ3年は(涙)。ああでもまだ年季が明けたわけじゃないから、まだまだ耐え忍ぶ日々が続くのだね。うん(2007.7.4 補足:実は年季は5年だったっぽい orz)。

で、高速に乗ってから気付いたことがひとつ。米沢に持って行くお土産買うのパーペキ忘れてた。ついでに米沢での宿のことも。友達が泊めてくれそうな感じなんで、一応そのぶんにふさわしいくらいのヤツを買わんといかんかった。それに、今回米沢に行く目的は何も「自作ハイマウント(略)」の自慢だけじゃなく、学生時代にお世話になったバイト先に行ってみたくなったから。寿司屋でバイトしてたんだけど、米沢一うまいと昔っから評判だった店なんだけど、現役バイト君だった当時はその価値をよく理解してなかった(汗)。

ここの寿司をまた食べたくなったわけ。米沢の銘酒と一緒に楽しみたくなったわけ。おいらここで「味を覚えた」ってわけで、たまに舌を初期化したくなるわけよ。

漁港の街・八戸に生まれ育っておいて、何が悲しくて山の真ん中の街・米沢の寿司屋なのかとまだいぶかる向きもあろうかと思うが、はっきし言って、八戸でもこのくらいうまい寿司屋はそうはない(断言)。いや、贔屓目なしで。ウソだと思うなら実際に行って食べてごらんなさいな。マスターは今も現役で、息子さんがマスターのもとで修行中だったりする。

米沢で唯一、大トロを食べられる寿司屋だったりもする。まぁイワシみたいに足の速い(鮮度が落ちるのが速い)ネタはないけどね。そこは地理的制約上ってやつだ。うまくないネタ無理矢理出すくらいなら初めっから出さない方がマシ、というのがこの店の方針なのだ。

おいら、そこでは味以外にも「接客業を通して世の中を学ばせて頂いた」という大恩があってさ。あのときのバイト体験のありがたみを、今さらになって実感してたりしてさ。そのことも伝えたくて。

いるんだよ仕事やなんかの付き合いのある人で、おいらよりずっと年上のくせに自己チューなガキの人って。しかも複数。「きっとこいつ、こうして目の前の人間より自分が上だと思い込まないとやっていけないんだなぁ」程度のウザいだけのもいれば、仕事絡みで迷惑かけまくりなのに全く気付いていないお餓鬼様まで。

おいらの周りの人のほとんどは普通かそれ以上の人格を持ってるんだけどね、これ読んでるあなたの周りにも何人かいるでしょ? おいらの場合、この寿司屋での経験がなけりゃもっとガキレベルに納まってしまってたわけで。その大恩を恩でお返しする力は今はないけど、たまにお礼を言いに行くくらいはしたいな、と。ていうか実際は、気づかず自分でもそうなってるときがあってさ。あとでそこに思い至って、『バイトで学んだろが』と落ち込んだりしてたり。

しかし寿司屋に持っていく手土産を忘れて来た(←恩知らず)。で、急遽立ち寄ったのが、岩手県に入ってほどなくして現れる折爪(おりつめ)サービスエリア。

友達と寿司屋にあれもこれも、いやこっちの方が……といろいろ選んでるうちに、ちょっと面白い物品を発見してしまっただよ。

八戸らーめんの偽物

「むかし懐かしの味」というフレーズといい、煮干しをあしらったデザインといい、もろにこれパッチモンなんですが。本物の八戸らーめんの開発に携わった者(試作品を続けて3杯食べたこともあるぞ)としてちょっと許しがたいものがあるんで、パッケージを晒してみた。なんかこのパッケージ写真見てたらまたムカついてきたんで

恥を知れ恥を。ったく……八戸らーめんは「立ち上がったから後は各お店任せ」なんていい加減なもんじゃないんだぞ。八戸らーめんを正規にやってる店は、『八戸らーめん会』に所属して年会費を払ってるんだぞ。こういう販売品なら販売品で1個当たりのマージンを払ってるんだぞ。1杯500円という安さのくせに作るのに手間がかかるから(煮干しダシの味をうまく出すのが難しい)、正規の店は年会費だけでもけっこうな負担なんだぞ。

そうしてメンバーから集めた資金で、八戸らーめん会は八戸らーめんの広報・宣伝活動をしてるという仕組みなわけで、それにタダ乗りしようって根性はいささかおキタナラシいんじゃござんせんこと?

こんなのが出回るってことはそれだけ人気がある証拠ではあるんだけどさ。八戸市内の製麺業者(八戸らーめん会会員)が正規の八戸らーめんを作りながら作ってるパッチモン(これが売れても八戸らーめん会にマージンが支払われない)とか、なぜか盛岡の製麺業者がパッチモン作って盛岡市内で売ってるという噂も聞いたことあるけど。

ということで、八戸自動車道の折爪サービスエリアで売ってる「八戸ラーメン」は「八戸らーめん」のニセモノなのでご注意を。

無事にお土産購入が終わると(エセ「八戸ラーメン」は除く)、かっちょいいハイマウント(略)を搭載したミニは、再び高速道路を南下し始めた。

ゴキゲンでビンビンでバリバリの ZZ TOP が一回りしたんで、オタケンが持ってきた CD をかけることにした。なんかジャケット一杯にでっかく書かれてる

「魂」

って、一体何スカそれ???

つづく

銘板
2005.5.15 日曜
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ドキドキモエチュー メドゥーサ紀行

〜 第一章 3: 前兆(まえぶれ)の歌 〜

はたして「魂」の正体は、『懐かしのロボットアニメ主題歌集』だった。オタケンのオタケンたるゆえんってやつだ。つうかおいらも知ってる曲けっこうあるから、もう『マスク2』も裸足で逃げ出すほどにノリノリになって、2人して歌った歌った。

♪空に そびえる 黒鉄ヒロッシ〜(←お約束)

♪コ〜ンバイ〜ン刈り取〜り〜(←お約束)

グレートマジンガーの歌もいいよな! いいよな!! でもなぜかゲッターロボの歌は全く覚えがないんだよな〜。ゲッターロボ自体は、ゲッター2のジャンボマシンダーを無理言って買ってもらったほどすげぇ好きだったのになぁ。

そうして聴いたり歌ったりしてるうちに、なんかロボットアニメ主題歌というバリバリ覚醒系に似つかわしくない、爽やかなアコースティックギターのイントロが流れた。

「ゆんずこれ知ってるだろ」

「ええ〜何だっけこれ」

分からないまま、バラード調のイントロに続いて、これまたあくまでも爽やかにヴォーカルが始まった。

♪聞こえるか 聞こえるだろう 遥かな〜(←爽やか)

 とーどーろきぃ〜(←突如ドス効き)

ここから一気に覚醒系。何の主題歌かまだ答えられないうちに、口は勝手に動いて一緒に歌ってる。途中でようやく分かった。『伝説巨神イデオン』だよなこれ。歌の始まりってこうだったよな〜カンペキ忘れてたよ〜。

んでんで、ここがいいんだここが! 行くぞ!

♪雄叫びが〜電光石火の一撃を呼ぉぶ〜

 震えるな 瞳凝らせよ 復活のぉ〜時ぃ〜

実はこの2人は2日後、東北自動車道下り線の長者原サービスエリア(宮城県古川市)にて、まさにこの歌詞の内容と全く同じ感激を享受することになるのだが、まだ2人はその運命を知らなかった。

おいらが知ってる曲だけ選んでかけてもらったんで、その CD はけっこうすぐに終わってしまった。なんだか物足りないような物寂しいような、昨日までサーカスのテントがあった跡に立ちすくんでるような気分に襲われてたおいらに、オタケンが勇気を授けた。

「これ2枚組だぞ」

「すっすぐさま2枚目かけなさい!」

イデオンの終わりの歌も入ってたよ〜。歌詞はモロにチャネラー的日本語で意味不明なんだけど、なんかナゴむんだよなこのバラード。メロディーのナゴみ度は、あの大野雄二が担当した『キャプテン・フューチャー』の終わりの歌をも超えるかも。そんなイデオンの終わりの歌の歌詞はこんな感じ。

(2019.7.12 補足: 著作権のアレで、合法な歌詞掲載サイト へのリンクに差し替えました)

こうしてみると全くチンプンカンプンのカンプラチンキ(©手塚治虫)なんだが、実はこの2人は八戸に帰り着いてクルマを止めてから、ついにこの歌詞のココロを悟ることとなるのだった。

つづく

銘板左端銘板銘板右端

あ、この曲のタイトル教えてもらうんだった。あとでオタケンに訊いてみるべ。

銘板
2005.5.16 月曜
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ドキドキモエチュー メドゥーサ紀行

〜 第一章 4: 車の空腹・人の空腹 〜

一方その頃、おいらの別な友達は、平泉前沢インターチェンジから一般道に下りようとして、ひどい渋滞にハマっていたらしい。この時期の平泉では『藤原祭り』が開催される。毎年多くの観光客が訪れる人気のお祭りで、今年は特に大河ドラマの影響もあって、とんでもないことになってたようだった。インター出口の何kmも手前から列をなす車たち。その中の一台に、その友達はイライラしながら乗ってたそうだ。

その脇を通り過ぎる深緑のローバーミニ。中では2人の男が、楽しげに大口開けて何か歌ってる。なんとあのゆんずとオタケンではないか。「おぉ〜い! 俺だ〜!」と窓を開けて呼ぼうとした頃にはもう、ゆんずマシンは仙台方面へ走り去っていた。ロボットアニメソングのドップラー効果だけを残して(この顛末は、あとでそいつから電話で聞いた)。

どこのサービスエリアだったか忘れたけど、岩手と宮城の県境あたりで一休みすることにした。やっぱ大の男2人が詰まった旧型ミニでの長距離ドライブはなかなかきついわ。金属容器に肉ギッチリってコンビーフかよ。ちょいと伸びがしたくなったさ。

ゴールデンウィークの高速は書き入れ時ってんで、出店がいろいろ出てる。そんな出店のひとつが出してた、ナイスなのぼりを発見。ナイスなのぼりというより、のぼりのキャラがナイス。彼らは

ずんだくんもちこちゃん

ちなみにもちこちゃんの絵が風でバタつかないように引っ張ってるのはオタケンの手です。

ずんだもちというものがどういうもんなのかよくは分からんけど、たぶん彼らが頭に乗っけてるようなやつなんだろうなぁ。見た感じ桜餅と同じみたいだけど、どこが違うんだろ。いっちょ買ってチェックすべきだったなぁ。

でもなんか、いいよなあキャラのこのユルさ(笑)

仙台あたりは混んでるんじゃないかと心配してたけど、別に何の問題もなくすんなりと宮城県縦断成功。でもここらからガソリンが心配になってきた。燃料計の針が、赤い線に重なり始めた。ミニって燃料タンクも小さいのよ。それでも35リットルだそうだけど、確かに燃料計の針が赤い線より下回ってもかなり走るけど、慣れない高速だしさ、もしかしたら結構ガバガバ燃料食ってるかも。菅生(すごう・宮城県南部)か国見(くにみ・福島県北部)のサービスエリアで給油しようとしたところ、オタケン反論。

「一般道のスタンドの方が安い。福島で下りてからにしよう」

少しでも安く上げたいのはおいらも同感だが、ガス欠したらもっと高く付きますぜ旦那。しかし、オタケンに押されたというより、やっぱしおいらも安く上げたい気持ちが強かった。ここはひとつ車を信じることにしたら、福島飯坂インターを降りたあたりの一般道スタンドまで無事完走。おお我がミニちゃん、期待に応えてくれたんだね。うんうん。

んで何リットル入ったんだ? とレシートを見ると、

23リットル。

(  ̄o ̄)っ☆彡 オイ! 残り12リットルってめちゃめちゃヨユーまみれじゃねぇか。無駄にハラハラしてしまった自分が情けなかった瞬間一番。

車の中ではハラハラしながらも、昼飯をどこで食うかは相談して既に決めてあった。福島駅の近くに1軒、オススメの喫茶店があるんすよ。そこでコーシーすすりながらテキトーに何か食おう、と。車を駅近くの駐車場に入れて、その店へとオタケンを案内した。そこには我が自慢のネタが待ち受けているはずだった。

つづく

銘板左端銘板銘板右端

昨日の日記を読んでくれたオタケンから、早速回答があったよ。『伝説巨神イデオン』の終わりの歌のタイトルは、

『コスモスに君と』

だそうです。もうなんてーか、タイトルからしてやっぱチャネラー入ってるよこれ(笑)

銘板
2005.5.17 火曜
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ドキドキモエチュー メドゥーサ紀行

〜 第一章 5: 『空と君との間に』考 〜

高速道路でロボットアニメソング大特集が終わってから福島駅近くの駐車場までは、おいらの CD から、中島みゆきのベストアルバム『大吟醸』がかけられていた。

で、1曲目の『空と君との間に』についてひとくさりぶったら、オタケンも同意してくれておいらご満悦だったりしたんで、その解釈話でも(あら? 今調べたらこの曲、かの邪教に悪用された過去があるの? ……みゆきに激しく同情)。

これ、言葉巧みに女の心をもてあそぶ偽善者を、口下手な男が心の中で糾弾する歌なんだよね。

「俺はそんなやつとは違う。そんなやつに傷つけられた君を守りたい。救いたい。例え悪になってでも」っつうまぁいわゆる自己献身的愛の形のひとつなわけですはい。

でですね、カラオケで歌うのもまぁいいんだけど(盛り上がる曲だし)、そこにあなたの意中の女性が居ちゃいけないわけですよ。その女性に聴かれちゃいけないわけですよこの歌は。何でって、そういうのを相手に対して言葉に表した瞬間、言った人は、この歌が糾弾する偽善者と同じになっちまうからなんですわ。

いや、だって言葉で語り尽くせちゃう程度の上辺だけの愛を否定してるからこそ、言葉での求愛や優しさの演出表現を我慢してまで、惚れた女を影から守ろうってんですよ。そんなら「僕はこうして君を守ってるんですよ」と相手の女性に言葉で言うってことは矛盾なわけですはい。

つうことで、女性が歌うぶんには一向に構わないとは思うんですけどね、けど一人称が「僕」だからといって、男が、意中の女性や恋人を前にしてこの歌を歌う、あるいは似たような意味合いの言葉を口にするってのはおかしいわけですよ。

「ぶっちゃけ『言っちゃおしまい』ですな」(談・オタケン)

ということでこの歌に準拠するとなると、

「片思いしてる男は、永遠に片思いのままであることを受け入れろ。そうすりゃ自分の幸せなんて捨てても構わなくなるだろ。そしたらそのぶん一心に彼女の幸せを願えるだろ。そしたらそのためになることなら何でも、彼女の見えないところで黙々と行動できるだろ。それが本当の『男の恋心』ってもんだろ。だから『いつか彼女に気付いてもらえるかも』なんていうハリウッド映画的ウマい話も下心の元だからスッパリ諦めろ。本当に本気で彼女を愛してるんなら、フツーにそこまでなれ」

てな感じですか。

この過剰なまでのストイックさ、かなりキツいですわな。仏門や修道院にでも入って、恋愛と性に関する感性をみんな捨て去ってしまった方がよっぽど楽かもしれんですなぁ。

なんだか自慢話っぽくなっちまったけど、別においら、この曲のみからこう解釈できるほどの切れ者じゃ決してないんす。

おいらの「心の映画」の殿堂入りしてる作品に、『チャップリンのサーカス』ってのがある。あと『シラノ・ド・ベルジュラック』も。両作品が『男はつらいよ』シリーズの元ネタになったと思ってるけど裏は取れてないっす。でまぁそういう寅さん的な話なわけですどっちも。

んで、なんかこう、この殿堂入りの2作品の主人公 + 寅さんに、『空と君との間に』の「僕」とシンクロするものを感じるんですわ。いや、ぶっちゃけこじつけっぽいけど、おいらの中じゃつながっちまってるんですわ。

まぁ、そんなわけで、この曲に関してはちょっと思い入れがあったりして。これカラオケで歌うときは女抜きのときにするべ。こんなクサい言葉は意中じゃない女にさえ聞かれるのは恥だぜベイベ。と言いつつ女の友達には誰にでも「愛してるよ〜」「惚れそ〜」なんてサクサク言ってたりもするんだけど(←矛と盾を売る人)。

銘板左端銘板銘板右端

誰にでも「愛してるよ〜」「惚れそ〜」とフツーに言ってしまう癖について(言ってる内容は嘘じゃないっす。その瞬間の気持ちをそのまま言ってるだけなんで)、うまく言い逃れる大変便利な概念を見つけた。それは

「博愛主義」。

なんかワンランク上になった感じがする(何のランキングかは不明)

つづく

銘板
2005.5.18 水曜
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ドキドキモエチュー メドゥーサ紀行

〜 第一章 6: おやっさん喫茶 〜

福島駅前通りをまっすぐ歩いていって国道13号線にぶつかったら、向こうに渡らずに左折。そのまま少し歩くと…… おお、その珈琲専門店はまだあった。

その前に訪れたのが7年も前だからな。ちょっと心配だったけど、ご健在で何よりだったよ。

で、このお店のどこがどうオススメなのかっつうと、コーヒーの味はもちろんのこと、なんと

マスターが仮面ライダーのおやっさんに激似!!

「出来過ぎ」ってこのことを指すんだろうなぁ。もうその店にいるだけで、藤岡弘がサイクロン号を店の前に横付けして入ってきそうな錯覚に襲われるくらい、マジで似てる。

今までにその触れ込みで個別に2人連れてきたけど、2人ともそれを認めてくれた。2人目(7年前)なんか、事前に説明したら、店に入る前に窓越しにオヤッサンがいるのが見えてすげぇ興奮しちゃってさ、指差して、

「うっわ〜ほんとだ似てる似てる似てる似てる!!」

とみなぎる熱いエモーションをアラワにしたのをおやっさんに気取られてしまって、店に入った瞬間おやっさん、プイッと奥に引っ込んでしまったんだわ。似てるの気にしてたんかなぁ (^^;)

オタな道連れであるオタケンには道すがらそこらへんまで詳細に説明して、「であるからして、おやっさんを目撃しても決してコーフンしないように」と念を押しながら入店した。

果たしてそこには、おやっさんはいらっしゃらなかった。ママだけ(無念)。おやっさんについて訊くのもなんかアレな気がしたんで訊かずじまい。いや、万が一にでも亡くなられてたりでもしたら辛くて。

ただ、過去に地元新聞にこの店の紹介記事が載ったらしく、その写真付き記事が引き伸ばされて額に飾られてた。オタケンはその写真で納得してくれた。「ほんとだ。マジ似てる」と。

ここでの目的は達成された!(充実)

ところでその店を訪れた我々にとって無理があったのは、「珈琲専門店で昼メシを食う」ということだった。一応珈琲専門とはいえ軽い食事くらいはあるわけで、その中から注文することにした。2人してピラフを注文。もちろん食後の珈琲も。

我々はここ福島にていったん分かれて1日間別行動に入ることになってたんで、ピラフの食後に絶品の珈琲をすすりながら、作戦の確認をした。とりあえず今日の予定。

おいらはこれからクルマで米沢に向かい、地元の友達と寿司屋で飲み会。オタケンは新幹線で東京に向かい、オタの聖地・中野で何やら買い漁ったりアヤシゲな行動を取ったりして楽しんだ後、秋葉原にて例のメイド喫茶について現地のナマ情報を収集・分析し、当たりを付けておく、と。

オタケンは実はこの旅の前から少し膝を痛めてた。東京じゃやたら歩くことになるだろうから、想像するだにキツそう。去年の夏、サンダルでジョギングしたばっかりに膝を壊した経験のあるおいらには、その辛さはマジで痛いほどよく分かる。確かに分かる。しかし、

メイド喫茶調査の方が重要!(机ドン!)

万難を排しいかなる無理をしてでも調べ尽くしてくれ給え。君の膝などこの際どうでもよい。という運びとなった。

次の日は、おいらはなるべく早めに山形新幹線つばさにて米沢を後にして、出来れば昼頃までに東京に到着。オタケン及びレイコとアキバにて合流して、そしてついに、そしてとうとう、そして待望の、そしてドキドキモエモエ夢のメイド喫茶初体験に至る! という筋書きだ。レイコは女なんでそこらへんは「萌え」が理由じゃないわけで、ていうか

  > 一度連れていってもらいたいものです。
  > なくならないうちに。

とあからさまに醒めてる、ていうかほとんど行く気がないようにも読める。もし本当に一緒に行くことになったら、店内じゃ『ハン!』という態度を決して見せぬよう入店前に言い含めておかんとな。それがお店の人の対する礼儀というものだ。というのはもちろん建前で、そのココロは我々の「萌え」を「萎え」にさせないための措置だったりする。

でもこの時点ではまだオタケンには「レイコが是非とも行きたがっている」との歪曲情報を訂正してなかったんで、まぁ、なるようになるまで、この恣意的歪曲はあくまで我が心の内のみに秘めておくことにした。「味方を欺くにはまず自分を欺け」なのだ(ォィ)。

合流後の予定が大方決まったところで、我々はおやっさん喫茶を後にした。オタケンを福島駅の改札まで送ってから、おいらは第二の故郷・米沢を訪れるべく、我が愛車ミニちゃん(かっちょいい自作ハイマウントストップランプ付き)の待つ、福島駅前の駐車場へと向かった。

国道13号線の栗子峠をクルマで越えるのはいつ以来かのぉ。米沢に住んでた時分には、いつかローバーミニに乗る日を夢見ながら、タダで貰ったワンダーシビックでこの峠を越えつつ、映画を観るのに足繁く福島フォーラムに通ったもんだよ。憧れのローバーミニで、しかも自作パーツを組み込んだミニで、この道を再び走ることになるとはなぁ(感涙)。

つづく

銘板左端銘板銘板右端

すんません、また明日、睡眠休暇をいただきとうござります。おやすみなさいませ。

銘板
2005.5.19 木曜
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再び睡眠休暇中

次回から第二章の米沢編だよ〜 (^▽^)

銘板
2005.5.20 金曜
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今日も……

すんません。睡眠休暇、連休にさせて下さい。おやすみなさいませ。

なんだか申し訳ないんで、4月10日に紹介した、日系人がやってる(っぽい)ノボル・ヤマグチ食堂

証拠写真でも見る?

銘板左端銘板銘板右端

しかし、明日は土曜だけど出勤日。そのうえ夕方から結婚式に参加(2005.4.16 の「金ノコ破断事件」 の結婚式)だし、旅行記書けるのかよ(自信なし)。

事件の数日後、金ノコの刃が折れた要因として

  1. 刃の固定にテンションをかけすぎてた
  2. 部材の固定に万力を使わなかったため(足で踏んづけて固定してた)部材が動いてしまって、刃に横からの曲げ応力がかかってしまった
  3. つまりおいらがケチョンケチョンに下手だっただけ

と推測できた。うん、だからあの事件は、君たち2人の将来には全っ然関係ないことだからね!(けっこう必死)

銘板
2005.5.21 土曜
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ドキドキモエチュー メドゥーサ紀行

〜 第二章 1: 米沢での人望・前編 〜

オタケンと分かれて国道13号線にて米沢に向かう途中、話し相手がいなくなったんで考え事をしますわな。

「日本は縦に長い」とはよく聞く言葉だけど、もろにそうなってるのは東北地方だったりする。

何が言いたいかって、ゴールデンウィーク時、青森県八戸市じゃ「ずいぶんあったかくなったね〜 (^▽^)」とは言っても桜がまだ咲いてる程度なんで、ほとんどの木は冬枯れのまんまだったし、服だってようやく上着を脱ぐか脱がないかで、その下はトレーナー級の長袖が普通だった。それがあんた東京直行のオタケンを見送ったあとに福島駅前でぐるーっと辺りを見回したら、なんかもう街路樹は若葉芽吹きまくりだわ道行く若者はみんな薄着だわで、女の人なんかもノースリーブとかフツーに着てて、一足先に初夏の気分を味わって得したような、慣れずにいきなりだから目のやり場に困るような。

目を逸らした先の若葉の輝く緑が目にしみたりして(「萌える」って本来この意味だよな)。あまりの爽やかさ加減に、あたかも外つ国にでも来てしまったかのような感慨を覚えたあるよ。米沢もこんな感じかねぇ。

まぁあそこは福島より確実に気温が低いからな。山の上なんで。八戸よりは少しあったかいって程度でしょうなぁ。んじゃあ八戸とあんまし変わんない格好の人が多いかなと思ってたら、待ち受けていたのは戦国コスプレ軍団だった。

旅に出る少し前にひとつ気づいたことがあった。5月3日の米沢は

上杉まつり。

「我が第二の故郷」とか言ったくせに、住んでるときにそういうイベント事に一切行かなかったおいらは、そのことをすっかり忘れてた(この手のイベントがあると寿司屋も書き入れ時なんで、そういう日はバイトに入ってた)。で、そのお祭りの詳しいことはよく分からんけど、どうも上杉謙信の出身地、というのが所縁らしい。実際、米沢藩主はその家系の上杉家が勤めてきたしな。

で、上杉祭りじゃ何をするのかというと、米沢市内を流れる松川という川の河川敷で、絢爛にして勇壮なる戦国絵巻を繰り広げるらしい。ちなみにエキストラは地元の高校生。

そういう日に米沢入りするってことで、「道が混んでるんじゃ……」と戦々恐々の感覚もあったけど、とりあえず国道13号線は渋滞なし。昔通った時と同じようにトンネルをいくつもくぐり、その度にライトを点けたり消したり。シビックでもこうだったもんな〜。昔のまんまのこの感覚。ナツカシー。だなんて楽しく感慨に耽るうちに、ミニちゃんのライトのスイッチは密かに、終わりの時を迎えようとしていた。

友達のご実家は13号線から見て上杉まつりの会場より手前なんで、思ったよりサクサクと到着。お宅への正確な道筋を忘れたんで、近所の分かるところまで行って、友達にはそこまで徒歩で迎えに出てもらった。

んでそのご実家に泊めさせてもらうもんだと思ってたらそりゃおいらのクルマだけで、おいら自身を泊めてくれるのは、彼が奥さんと住んでるアパート。このアパートがまた米沢の市街地を挟んだ反対側で、そこまでは彼のクルマで。そして道行く人々は、戦国絵巻が終わってそれぞれの学校に徒歩で帰る、衣装を着たままの学生さんたちだった、と。薙刀を担いだ腰元さんとか鉄砲足軽とかが、フツーに街なかをそぞろ歩いてるわけですよ。ケータイで電話してたりとかしながら(笑)。

「おお! コスプレコスプレ!」と車内からいろいろ写真を撮ったんだけど、あとで見たらどいつもこいつもろくに写ってなかったんで全部ボツ。「ここまでひどい出来の写真ばっかしってのもまとめてアップしたら面白いかも」とも思ったけど、サーバ領域もったいないんでやっぱボツ。でもやっぱ 1枚だけ

運転席のピラーにモロに隠れてしまってますな…… (--;) 少しだけ見えるノボリにその雰囲気を感じて頂きたく候。

このとき乗せてもらったクルマ、スカイライン GT-R でさ、いや〜数時間乗り続けたミニから乗り換えたら、すんげえ広くて超快適。足ものびのびべろろ〜ん。でも持ち主は「広いなんて言われたの初めてだよ〜みんなからいっつも『図体ばっかしデカくて中身狭すぎ』って言われっぱなしでよ〜」と喜ばれた(笑)

アパートに向かう途中、参加予定の女の子(花屋さんに嫁いだ人妻。2004.7.21 で書いた、「財前教授の回診です」の花嫁)に電話してみたんだが出なかった。ということで、そのコが旦那と暮らす愛の巣を急襲しようってことになった。ちょうど道すがらだし。

……、

……、

……。

もぬけのカラ。いないみたい。

後でこのコから聞いて知ったけど、花屋さんってのはゴールデンウィークは大忙しなんだそうで。なんでって、普段の仕事に加えて、母の日が近いからその準備で。具体的にどんな準備をするのか訊き忘れたけど、とにかく大変らしい。それでアパートにいなかったんだそうで。

このコは花屋さんの嫁になったとはいえ元からの職も続けてて、休みの日には嫁ぎ先のお店を手伝ってるんだそうで。いいお嫁さんだねぇほんと。

スカイラインの持ち主宅に着いたら、彼の嫁さんが迎えてくれた。「こいつとうまくやってますか?」「いや、あんまり……」おい! まだ結婚して1年も経ってないだろが(笑)

とりあえず彼らのお部屋でカンパ〜イ。これから始まる大爆発飲み会へのウォーミングアップってやつだ。嫁さんはクルマの運転があるからお茶で。

「んでよ、埼玉の夫婦はどうなってんのよ。ちゃんと米沢に来てんの?」「電話してみるべ。どれどれ……お、出た出た」

「おーう2人とも元気かぁ〜。今どこよ。……は?

小岩井農場!?」(←岩手県です)

「お前ら米沢に来るっつってたろうが! どこほっつき歩いてんだよ。え? 『明日集まるんじゃなかったの?』じゃないよまったく。今すぐ来い! 高速ぶっ飛ばして30分で来い!(←不可能)」

つづく

銘板
2005.5.22 日曜
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ドキドキモエチュー メドゥーサ紀行

〜 第二章 2: 米沢での人望・後編 〜

「しょ〜がねぇやつらだな。でよ、仙台の夫婦の方はどうよ。なんかメールの返事来てなかったけど電話してみるか」

……、

……、

……。

「留守電かよ。あいつらどこ行っちまったんだ一体。旦那が中国勤務だからなぁ。そっち行っちまってるんかもしれんなぁ。しかし反日デモたけなわのご時世で、あっちでどうやって暮らしていけるんだ?」

「とりあえず中国で殺されたんだとしたらもう顔写真付きでテレビと新聞に出てるだろうから、ま、生きてはいるでしょう。もういいや今日はこいつらは。ていうかこいつら

「つうと、今日のメンバーは、おれ(ゆんず)と、スカGオーナーと奥さんと、花屋の嫁の4人? 花屋の旦那さんも来るといいな」

「あの〜、あたしも一緒にお寿司食べたかったけど、これから山形(市)に行かなきゃなんないから。街までは送ってくよ」

はぁそうだすか…… (-o-;) 花屋夫婦も何時に来れるか分からないっつう話だし、これで花屋の嫁も来なきゃ、スカGとサシで飲むんすかい? まぁそれもオツだけど、おいら人望ないのか? _| ̄|○

スカGの奥さんのおクルマに乗り込むあたりで既に発泡酒を2缶ずつ空けたおいらとスカGは、思ったほど人が集まらなかったことなんかものともせず、既にハイテンション。こいつと飲むの最高!

「そうか〜奥さん今日はご実家の山形でお泊まりなのか〜」

「うん。だからゆんずさんは今日はここで、スカGと2人っきりの夜を過ごしてね」

「奥さんいいの? 明日こいつ痔になってるよ?」

「そしたらゆんずさんとあたしはきょうだいになっちゃうね」

「え、奥さんこいつのケツの穴いじるの好きなの?」(←ハイテンション)

……、

……、

……。

スカGは大ウケ。でもシラフの奥さんはおもっきし引いてた (^^;)

スカGの奥さんに街までクルマで送ってもらってから、青春の思い出深い寿司屋に歩いて向かう途中、なんか イイ〜イ感じの建物コンビ 発見。高度経済成長期の歪みを今に伝える歴史遺産的価値を見いだしてしまっただよ。

件の寿司屋に行ったら、すごい歓迎された(感涙)。皆さんお変わりないみたいで良かった良かった。いやいやおかみさん、敬語はやめて下さいよ。ぼかぁいつまでもここのバイトのゆんず君ですから。

んで、スカGとまた乾杯したところで花屋の嫁、登場! おお〜来てくれたか! ありがと〜! で、旦那さんは来れないの? そうか〜書き入れ時なのか〜。って旦那さんは11時頃まで残業なの? ごめんね忙しいときに呼び出しちゃったりして。でもまぁ来ちゃったもんはしょうがないからもう飲んじゃお! 嫁、飲め!

つづく

銘板
2005.5.23 月曜
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ドキドキモエチュー メドゥーサ紀行

〜 第二章 3: メイド喫茶新情報 〜

寿司屋にて3人は、マジ話をたまに交えつつ激しく盛り上がった。だが皆が一番真剣に語ったネタはやっぱし

メイド喫茶 (-▽-;)

スカGにめちゃめちゃうらやましがられた。やーいやーいチョンガーじゃないと堂々と楽しめんのだ〜(←空しき驕り)。して、花屋の嫁からそこで初めて耳にした情報。メイド喫茶に入ると「『お帰りなさいませご主人様』と言われる」

……、

……、

……。

それマジ? その接客戦略、狙い過ぎっぽくね? なんか引いちゃいそうな気がするけど、でも実際やられたら店側の思惑通り、すげぇ萌えたりしてな。この期待と不安。おいらはそのとき、いったいどういう反応をしてしまうんだべ。

  1. 萌え

  2. ケッ!

  3. 凍る

2. だけは避けような。うん。「その態度だけは絶対見せるなよ」とレイコに言い含めようとしつつ自分がやっちゃあちょっとな。それにその後のウェイトレスさんの態度も違ってきそうだしさ。と思いつつ、ほんとにそう応対されたらやっぱ一瞬 3. をやってしまいそう。1. になるかどうかは、おいらの場合は、店の演出力とメイドさん役の演技力によるな。たとえウェイトレスさんの見栄えが多少おいらの好みじゃなくても、上記の2点でフォローできるでしょう。そこらへんは妙な自信があったりする。それが実力主義というものだ(と威張って言えるものなのか不明)。

ていうかなぜ女の子(花屋の嫁)がそんなこと知っとるんけ?

んでまーその他諸々の話題も含めて盛り上がりまくったまま2次会に突入する運びとなった。思い出の寿司もたらふく食ったし地酒もすげえあおった。我が舌の初期化はこれにて完了。お店の人たちに「また来ます」と深く頭を下げていとまを乞い、次の店へと歩いて向かう途中に、おいらのアルコール燃料炸裂脳はハタと気づいた。隣を歩くこの女性(花屋の嫁)の、何と可憐なことか。

花屋の旦那をうらやむより先に、思わずホッペにチューしちまっただよ。旦那さんすんません。マジで出来心です (-人-) なんか酔った勢いでとんでもないことをしてしまった気がするけどもういいや。後の祭りってこのことだな。うん。

っつうか、この旅におけるホッペチューへの憧れというかビンタへの恐怖というかがけっこう露骨に現れてたんだなー、と今こうして書いててようやく分かってきた(遅)。

2次会のスナックじゃおいらは主に何してたかっつうと、

女のコのカワイイ撮り方の研究。

被験者は花屋の嫁 (  ̄o ̄)っ☆彡 オイ! アングルを替えて何枚か撮って、その場で検証。デジカメってこういうとき便利だわなぁ。

(2009.7.19 補足:個人情報保護的なアレで、画像公開を中止しました。申し訳ありません m(_ _)m)

何枚か撮って試させてもらって判明したことは、5月13日 にも書いたけど、「女性から視線を貰って撮るときは、少し俯瞰気味で撮るとカワイさを強調できる」。このテクニック、実はこのとき発見したものだったりする。

で、反省点としてはやっぱし痛恨の手ブレ。スナックだから店内照明が暗めでさ、だったらちゃんと両手でケータイカメラをホールドすりゃいいのに、片手撮りしちゃったもんだから。

なんで片手撮りしちゃったのかというと、もう一方の手を照明器具を支えるのに使ってたから。その照明が期待したほど効かなかったんで手ブレの方が強く出てしまった、ということで、トレードオフの賭けに負けたってことですな。

なんでまたここまで付け焼き刃で人物写真術の上達にこだわったのか。それはやっぱり

メイド喫茶 (^▽^;)

現地で撮影許可が出たなら、やっぱしかわいく撮りたいじゃないですか。そこらへんの熱く萌えたぎる激情が、この我が輩を突き動かしたのだよ。うむ(だから威張れるネタなのか?それ)。

あ、そうか今思えば、スカGに照明機材を持ってもらって両手撮りすれば良かったんでは?

ほんと今さらだな (^^;)

つづく

銘板
2005.5.24 火曜
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ドキドキモエチュー メドゥーサ紀行

〜 第二章 4: 名脇役事前紹介 〜

昨日のぶんで出てきた「照明器具」というのは、携帯型 LED ライトのこと。最近100円ショップで買ったものがなかなか気に入ってる。去年のゴールデンウィークの『聖地巡礼の旅』にて、Power Mac G3 の型鑑定に活躍したやつ(2004.5.12)はしばらく前におシャカになっちまってさ。

なんで今その紹介をするのかっつうと、とりあえず話に出てきたついでってことで。それに旅の最後に訪れた危機に、こいつにずいぶん助けられることになったからなんですな。こいつに対する感謝の意として、今紹介してみたくなっただよ。

こちらの商品 になります(←近頃話題の表現)。

横のポッチを押してる間だけ光るってやつね。前のやつはスライド式スイッチだったから、ポケットに入れてる間に何かの拍子でスイッチが入ったら入りっぱなしで、いざ使う段階になったら電池が切れてた、なんてことがあったけど、これだと特にそういう問題はなくて便利。

胴体はアルミパイプ(恐らく規格品)をそのまま流用。白色 LED は大光量のが1個だけで、配線を単純化。これで100円ショップで売れるくらいまでのコストダウンを実現したと思われる(しかも予備電池まで付いてきた)。

で、写真で見ると、むき出しの LED の付け根辺りになんか不自然な銀色の物体がまとわりついてる。これさ、いやあの、ここにはもともとシェード兼反射鏡が付いてたんだわ。

「どうせ100円だし」と思って分解してみたくなってさ。このライトのケツの方がネジ式で開くようになってて電池交換ができるようになってたんで、「反射鏡もそうだろう」と軽くラジオペンチでねじったら、

軽くねじ切れてしまった (^_^;)>

さすが100円。実際はどういう取り付け方法なのか、未だに不明。まぁそれでも使えてるし、どうせ100円なんで惜しくないし。LED のレンズ部分の形状のおかげで、この状態でも光が前方にかなり集まるし。

んで、そのままキーホルダーに引っ掛けて、この旅行にも持っていった、と。んで、暗いところでの撮影時の光源にしようと片手を使ったら手ブレしてしまった、と。帰りの高速道路で、クルマの夜間緊急修理で手元を照らすのに大活躍した、と。

ていうか数日前にケータイを買い替えてさ(D506i。もういい加減古いモデルなのは承知の上で、「カメラ性能のいい mova」という基準で選んだ)、そのライトの明るさが「当社比6倍」っつう強烈なやつでさ、そいつがあれば別にもうこのキーホルダー LED ライトなんて要らんかもしれんけど。

銘板左端銘板銘板右端

米沢での酒盛り2次会はなんてーか、人妻を、ただの友達とはいえ男2人で日付が変わるまで拘束するってのは非常にその、嫁ぎ先に諸々の誤解を与えることにもなりかねないんで(しかもその亭主は11時過ぎまで残業してるっつうのに)、適当なところでお開きにすることにしたよ。

スカGとおいらはスカGハウスへ帰り、サシで飲み直し(まだ飲むのかよ)。んでもういい加減グデングデンになって、ようやくお布団に潜り込んだとさ。

追伸:スカGの奥様、彼のおケツその他には一切いたずらしてないですから、どうかご安心を(笑)

銘板
2005.5.25 水曜
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ドキドキモエチュー メドゥーサ紀行

〜 第二章 5: 東京行動予定顛末記 〜

「急げ! 電車に間に合わなくなるぞ!」

5月4日の朝、スカGとおいらは、口ではお互いにそう言いながらもけっこうまったり (^▽^;)

しかしながらまったりの主な原因は、山形新幹線で東京に行くべく急がなきゃいかんおいらにあった。だって休日の朝なんだも〜ん。ふぁ〜よく寝たけどまだネムネム。朝に弱いのよおいら。ちょっとシャワー貸してね。ひげ剃りジョリジョリ空条ジョリーン。ああそうだうんこもさせてねよっこらしょ。しかし昨日はほんと飲んだよな〜。「痛飲」ってこのことだよ。

でも二日酔いになんない地酒を選んで飲んだから気分爽快じゃよ〜。それにしても、♪今日もいい天気〜。ジャカジャッ ジャカジャッ ジャカジャッ ジャカジャッ……いたしまーす。ドドン。んでもやっぱネムネム。力が入んないの。うにゃ〜まったり〜。

別に自分には急ぐ理由がないスカGも、おいらに付き合ってまったりしてた、というわけ。それでも朝、スカGに叩き起こされたけどね。こいつ、おいらの寝起きの悪さを知り尽くしてるんで。

ていうかスカGってさ、異常なほど寝起きがいいんだよ。前に泊めてもらったとき、たまたまおいらの方が先に目が覚めたことがあったんだわ。そいつはその朝は出勤しなきゃいけなかったんで、「起きろ〜」と言いつつ肩を揺すろうとした瞬間に飛び起きて、「おはよぉ」と、まるで充分寝てから4時間も前から起きてたみたいにすごいフツーに挨拶して(ちなみにその時の睡眠時間は3時間)、テキパキと身支度始めてたもんな。

こいつパソコンのメーカーに勤めてるっつうこともあって、「あいつは起動が速い」と仲間内じゃ評判だったりする(笑)

ゆんず OS の起動のグダグダさ加減もまた友達の間じゃ有名だけど。だってさ〜(略)。まぁいいんじゃねーのこういうグダグダも、と自分では思っとるよ。なんかこうクリエイターとかアーティストっぽいよね(強引。つうかろくなもん作ってないけど)。

iモードで列車の時刻を調べるという知恵がなかったその当時(今はやり方わかるぞ)、情報源はスカGだった。「なんか10時半台に東京行きがあったズェ」。おお、それなら上野着は13時少し前くらいか。オタケンとの「秋葉原で昼頃合流」は、ちょっと遅れるくらいで済みそうですな。

ということで、始めまったり後半バタバタで、なんとか10時20分にスカイライン GT-R にて米沢駅に到着。いや〜いいわスカイライン。足、ほんと広々ノビノビだ〜(←足が短い人)。

この時点で既に、オタケンからメールが来てた。

  > 何時に上京する?
  > もう新幹線乗った?

そしてレイコからも。

  > 今日の御予定は?

も〜せっかち! 朝はね、休日の朝はだね、まったり。まったりなのだよ。こいつらには電車に乗っちまって落ち着いてから返信するべ。

んでさ、意気込んで駅に乗り込んで判明したこと。

次の上りの新幹線、11:09発。

こーりゃ遅刻もいいとこだわ (-▽-;) オタケンとレイコよ、すまん。しょうがないからその便の切符を買っといて、2人に返信。

  > ごめん寝坊した。東京入りは13:30くらいになっちゃう。

ついでに、そろそろ話題を切り出さなきゃまずいかな〜と思ってた、メイド喫茶伺い@レイコ。これも送ってみた。

  > レイコ、秋葉原まで来れるか?
  > オタケンにメイド喫茶を探してもらってるよ

レイコからは予想外にまともな答えが返ってきた。

  > メイドカフェでお茶&その後夕飯なら4時頃集合がいいし、お茶だけならもっと早い集合でいい。

おお、レイコのやつ行く気だぞメイド喫茶に。やっぱその手のウェイトレスさんは、女性客にも萌え媚びな態度で「お帰りなさいませご主人様」ってやっちゃうんだろうか。自分がそう扱われることより、なんかそっちの方がすごく気になるんですけど。

で、物事を仕切ったり決定したりするのが苦手でめんどがりなおいらは、その時点での在京組同士であるオタケンとレイコとで直接電話で語り合って予定を決めてくれ……としたら、どうもこれがまずかったらしい。

レイコ、メイド喫茶に不参加決定(汗)。

いやあのオタケンのやつ、おいらの萌える熱意にほだされたか、それともそれを隠れ蓑にして自らの情念を萌やしたか、前日のうちにアキバのメイド喫茶のガイド本を購入して、めぼしい店の現地での場所確認はおろか、メイド喫茶とはどういうものなのかまで、この日の朝の時点で「俺に任せろ」とばかりに完全掌握しておったらしい。こういうときのオタの能力とエネルギーってほんと素晴らしいよな。

んでそれを克明にレイコに伝えたところ、「やっぱやめた」となった……ということかと。詳しい成り行きは知らんけど、たぶんそんな流れだったんじゃないかと憶測。レイコとは夕方、新宿で一緒に晩飯を食うってことで決まり。

つうことで、このツアーの目的の最高位にランクされている「メイド喫茶ドキドキ初体験」は、男2人で行くことになったとさ。言い出しっぺはレイコだったのに…… (^^;)

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2005.5.26 木曜
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ドキドキモエチュー メドゥーサ紀行

〜 第二章 6: 去り際に振り返る 〜

発車まで思いがけず時間が出来たことだし、一晩楽しく過ごさせてもらった米沢から去る前に、ひとつ立体撮影しといたよ。

米沢駅前のモニュメント

写真の下の方は、右目用、左目用と2枚撮るうちに(実際は5枚撮ったうちで一番いい組み合わせを選んだ)、当たり前だけどクルマや通行人が動いてしまったんで(駅前だしな)、そういう皆々様方はフレームから削らして頂きましてござりました。

普通の平面写真で見るより、立体だと各オブジェクトの配置がよく分かって、けっこう面白い仕上がりになったかと。

銘板左端銘板銘板右端

次回から第三章の秋葉原メイド喫茶編だよ (^o^) 

しかし……もうトータルで17話まで来ちゃったよ。去年の『聖地巡礼之旅』(全16話)を超えてしまった。まだ半分も書いてないってのに……。これからのロードマップは、『秋葉原編』『新宿編』『怒濤の帰り道篇』『終章』。まだまだだぁ〜 (-▽-;)

今までの最長記録『CPU アップグレード騒動』(全30話)を凌駕しそうな勢いですなぁ。

銘板左端銘板銘板右端

今度の日曜(29日)にラジオの収録が入ってて、準備と本番に気合い入れたいんで(放送は5月31日)、そっちが1段落するまで『ドキドキモエチュー メドゥーサ紀行』はお休みさせて下さいまし m(_ _)m

それまでは小ネタでつなぐつもり。

銘板
2005.5.27 金曜
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クールガイフォト

女性の読者さんもけっこういらっしゃるというのに、女の人の写真ばっかしというのはいかがなものかと自分でも思ってたんだけど、このたびイケメン君の撮影に成功したんで、公開の運びとなりました。

こんな感じでいかがでしょ。

あ、一応言っとくけどおいらじゃないっすよ (^^;)

2009.7.19 補足:個人情報保護的なアレで、画像公開を中止しました。申し訳ありません m(_ _)m

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2005.5.28 土曜
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あんましいい日じゃないっぽい

今日は仕事が休みのはずだったのに、結局フル出勤してしまった。

夜、ジョギングしてたらコンタクトレンズ落とした。

一生懸命探したけど見つからなくて、諦めた。

そんなこんなが重なって、明日のラジオ収録分の原稿、まだ出来てない。

富士通マシンの FreeBSD、5.3-RELEASE から5.4-RELEASE に無事にアップグレードしたつもりなのに、最後に uname -a コマンドしたら 5.3-RELEASE と出た。mergemaster(8) で、バージョンの表示に関する書類の選択を間違えただけで、実は中身はちゃんと 5.4-RELEASE ……のような気もするけど、なんか気持ち悪いからまた1からやり直し。

そして、もう眠いけど風呂に入んなきゃ。原稿も書かなきゃ (-_-;)

銘板
2005.5.29 日曜
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収録完了

『八戸フォーラム シネサロン』の収録終わった〜。はーこの達成感がたまんないのよね〜。

今回の Mania Room は、

『カーチェイス三都物語』。

去年やった『爆発は芸術だ!』の続編みたいなもんさ。

放送は5月31日(火曜)夜7時半です。よろしければ聴いてやって下さいまし。

ていうかこれ書いてるのが既に31日の昼だったりする (-o-;)

銘板
2005.5.30 月曜
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今度は青

そういうわけで実は5月31日昼に、何日分かまとめて書いちゃってるっす。29日にラジオの収録が無事終わったんで、30日からまたドキモエメドゥーサを再開しようと思ってたんだけど、昨日(5月30日)、書く気が起きなくなるような事態に遭遇してしまってさ〜。だってさ〜、

青いやつ頂いちゃったんだもん。

3年前の赤いやつよりよっぽどマシだけど、それにしてもショックでけ〜 _| ̄|○

銘板
2005.5.31 火曜
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番組ご感想ゲット!

おととい収録した『八戸フォーラム シネサロン』を聴いたら、まぁだんだんこなれてきたのが分かっただよ。おもくそ噛んでたり「やっぱし」を何度も使っちゃったりもしてたけど、なんかノリが良くなってきたからまぁいいかって感じで。「FM っぽい語り」はもう諦めた (^^;)

ていうか事前にネタを全部組み上げて、本番じゃ読むだけなんだけどさ(一応、読みの練習もしてからいくのだ)、しかもお相手のパーソナリティさんとも打ち合わせでネタ合わせして、本番での受け答えまでガッチリ決めてから収録。

アドリブのできない人間は、こうして生きていくしかないのさ ( -_-) フッ

そういえば、というのもなんだけど、以前番組でチケットプレゼントと一緒に番組の感想を募集したところ、『爆発は芸術だ!』でウケて下さったリスナーさんがいらしたことが判明。どうもありがとうございます。ご感想を読んで、心が打ち震えるほど感激いたしました。

残念だったのは、それを読ませて頂いたのが収録後だったんで、番組内でご紹介できなかったこと。ちょうどマニアルームのネタが続編の『カーチェイス三都物語』だったから、絶好のチャンスだったのに。本当に惜しいことをしましたです。ご紹介出来なくてすみませんでした m(_ _)m

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