ひとりごちるゆんず 2020年4月
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2020.4.1 水曜
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「頑張りましょう」はいつまでもは続かないとはいえ

エイプリルフールの日だけど特に関係なく。世の中そういう雰囲気じゃないってのがある以前に、この日記はだいたいいっつもこんな感じw

新型コロナウイルスの日本の感染者、海外に比べて少ないよね。

東京なんてニューヨークよりもロンドンよりも人口が多いのに、感染者の増加が今のとこ1日何十人オーダーで収まってる。それでも新規感染者の人数が日に日に増えてるのが予断を許さないところだけど、よく持ちこたえてるなぁと思う。大阪もだね。

政府や東京都庁、大阪府庁、都民に府民の方々、ほんとよく頑張っておられると思う。

京都産業大学の件はどうもタイミングが悪かったらしく。懇親会の開催時点だとまだ国内の状況が緊迫してなかったとか、ヨーロッパ旅行してる最中に現地の事情が急変したとか、感染から発症までの時間差とか、運が悪かった感じがあるな。

とはいえ、「3密」をやると本当にこうなってしまうっつう貴重な実例の提供にもなった感じ。

大学側は注意喚起してたらしいけど、懇親会もヨーロッパ旅行も学生が自主的にやったことらしいんで、止めようがないわな。大学ブランドの毀損になってしまったろうに。そこは当事者や関係者や在学中の学生さんたち、OB さんたちにとって可哀想なところではあるな。

みんなの頑張りが日本国内での感染爆発を防いでると思うけど、頑張り・我慢・辛抱はそのままのテンションでいつまでももつわけじゃなく。長く頑張り続けるには息抜きが必要なわけで。息抜きには娯楽がほしいところなのに、今回の頑張りどころに娯楽の大幅制限があるのがツラいとこだわな。「みんなでワイワイができない」。ここが9年前の大震災と違うところで。

イベント業界や飲食業界、旅行・観光業界がもろに波をかぶってしまって。この関係者さんたちが一番つらい思いをしてるかと。全国民に現金支給だとか商品券だとかいろいろ話が出てるみたいだけど、公共利益のためにきちんと言うことを聞いた上でつらい思いをしてる人たちに、真っ先に救いの手が必要なんじゃないかと。

ここらへん、安全を確保しつつ、割を食わされてる業界にいくらかでも還元しつつ、世の中が息抜きできるみたいな、そんなうまい方法は何かないもんかねぇ。

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2020.4.2 木曜
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JASRAC おーい

JASRAC の作品検索がアクセス不可が続いてるなーと思ったら。なんでこんな長く不具合を放っとくんだーと思ったら。サイトリニューアルしたらしい。もしかしてそうなんじゃないかとは思ってはいたものの。なんか案内が不親切なような。

それまでのいかにも自作サイトな垢抜けない見た目から、随分と今風になったというか。ていうか古い導入ページをブックマークしてる人のために、案内を出してくれても良かったんじゃないかと。

つかこれ書いてる今その時に直してやがる。ついさっき JASRAC トップページ右上の「作品検索 J-WID」をクリックしたら古い導入ページに飛んでたのに(そこから「了承」ボタンを押すと Forbidden だった)、今は新しい J-WID 検索ページに飛びやがる。は や く や れ よ。

てなわけで、JASRAC サイトが使えることに気づいたのがけっこう遅い時間だったんで、今日の入荷は1作品のみ。

ニューヨーク州やサンフランシスコ州の大変な状況は毎日伝えられてるとおりだとして、Juby さんのお住まいのテキサス州はどうなってるんだろう。

Juby さんに限らず、どうか日本中・世界中の、ほぼじゅびふぉ に作品をご提供されてる皆様(こっちが勝手に漁ってるだけ)、ユーザーの皆様がご無事・ご健康でありますように。

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今日の東京の感染者数は97人。大台近くなっちまったな。

一方、日本サッカー協会の田島幸三会長がコロナ感染から回復して退院されたそうで。新たに感染して入院される方々も日々いらっしゃれば、快癒されて社会に復帰される方々も日々いらっしゃるわけで。新たな感染者数や死者数ばっか目立たせた報道だと不安になるんで、退院数も報じていただきたいんだが。

しかし、こらえてください、我慢してください、一人一人が適切に対処してください、とかもう首絞めてくる系の話ばっかだな。

報道を見る限り、政府による緊急事態宣言もいつ出るかっつう雰囲気だけどさ、いやあの、それはどうなのかと。政府が出すってことは全国が一律に対象なんじゃないのかと。それは違うだろよ。

実際に感染爆発と医療崩壊に陥りそうなのは大都市圏限定の話なんじゃないのかと。じゃあそうなってるところの知事が宣言を出すべきじゃないのかと。

けど知事による緊急事態宣言って北海道でもうやったけど、法的根拠がないんだよな。政府が出すのは法的根拠があるわけで、いろいろと強制力があるわけで。けど全国一律ってのはやっぱし違うんじゃないのかと。

八戸は感染者が何人かいるけど、なんかこう、おしなべて普通の生活ができてるんだが。御多分に洩れず学校はやってないし、イベントがいろいろと中止になってるし、年度替りで混むはずの飲み屋街の人出がイマイチらしくて、悪影響を受けてしまってる業者さんたちがいらっしゃる一方で、その業種とあまり接点のない系の市民はけっこうフツーに暮らせてるんだが。八戸周辺の町村はもっと平和だろ。

そんな片田舎まで全部、東京がヤバいからってんで緊急事態の網をかぶせてしまうんかい? 大都市圏での今回の問題の元って人口密度の高さなわけで。そりゃ疫病が広がりやすいだろ。

車庫証明を思い出しちまったよ。あれが義務化されたのってさ、東京と大阪で違法駐車が社会問題化したからだったんだよな。それで全国一律で車庫証明を義務にしましたっつうアホな話で。

それで考えると、全国系(つまり在京)マスコミがまた「ヤバいヤバい」と全国一律に社会不安を煽ってるわけで。よく話を聞くと東京がヤバいっつう話なわけで。人口が多くて密度も高い大都市はそのくらいヤバいんだろうけど、あたかも日本全国に同じレベルの危機が迫ってるかのような報道ってのはどうなのかと。

そりゃまあ欧米なんて1カ月前までヨユーかましてたのが今この有様なわけで。それで考えると、「次は東京、その次はお前のところだ!」とでも言われると「そうかもなーgkbr」となっちまうわな。絶対大丈夫とは言えんからな。けどさ、じゃあそもそも感染爆発の条件が揃ってる大都市圏でうまく収束させてくれれば、こっちにはそんなに飛び火してこないだろってことかと。

となるとおいらの取るべきスタンスは、「東京がんばれー大阪がんばれー」って感じかな。いやまぁ昨日書いたとおり、東京や大阪の知事や行政や都民・府民の方々が頑張っておられるからこそこの程度で抑えられてるのはわかってはいるんだけど。

悪条件の地域と同じ忍耐を全国一律に強いるかのような報道、どうにかなんないもんですかね。政府も在京なわけで、そこらへんの分別ができてるのかどうか。

政府による緊急事態宣言、対象地域を限定ってできるのかな。

ただ、比較的穏やかな地域が「うちは大丈夫ですよー」なんてどこも言わないのもまた賢明というか。我慢暮らしに疲れた大都会の人たちが、爆弾しょって息抜きの旅行に来られたんじゃたまんないもんな。

とかだらだら書きつつも、愛媛県で、葬儀で集団感染が起きたっつうニュースが出てた。葬式だと遠くからでもそりゃ駆けつけるよな。けどそれが感染を広めてしまうのかよ。地方でも「3密」が揃ってしまう場面があるんだな……。

もし政府による緊急事態宣言が全国一律だとしたら、文句言わずに大人しく従ったほうがいいってことか。

〓ZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZ⊂<回 ←仕切りジッパー

トランプ大統領すげーなーと感心したことがあって。あの人の公約はアメリカの経済を良くすることで、実際にずーっと株価を上げ続けてきたわけで。まずそこがすげーんだけど、コロナショックでアメリカの株価が暴落した途端に「私は自分を戦時の大統領だと思っている」と言い切ったこと。これマジすげーなと思って。保身っちゃ保身だけど、見事というか鮮やかというかの変わり身。しかも状況からしてすごく自然。タイミング絶妙すぎ。

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2020.4.3 金曜
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当てになんない上から目線

新型コロナウイルスの話題に囚われちまってるなーと自分でも思いつつ、やっぱし見てしまう関連情報。

んでちょっと面白い傾向というか。欧米の日本に対する態度というか。

日本は中国とお隣同士つうことで、欧米よりも早くからコロナ禍に巻き込まれてるわけで。んでまぁ日本はいろいろと早くから医・政・官・財・民あげて頑張ってきてるけど、そんな日本に対する欧米の基本スタンスは「見下す」「馬鹿にする」「嘲笑う」的なもの。「そんなんじゃダメだろ何やってんだよあーあそうじゃないだろ」って感じだった。

日本は今のとこはまだ感染爆発に至ってない。そんな日本を軽く追い越して、欧米は感染爆発真っ最中の未体験ゾーンに突入しとりますな。

そうなるが早いか、「日本もこうなる。その場合は/それを避けるには、こうすべきああすべき」。日本に対してあくまでも上から目線。何が何でも上から目線。徹底的に上から目線。いいからその前にうがいしろよ。

なんてーか、確かに日本もこれから感染爆発してパンデミックして制御不能になって医療崩壊して社会も経済も崩壊するかもなんだけどさ、まだ持ちこたえてるわけですよ。欧米よりもずっと早くから、ずっと長く持ちこたえてるわけですよ。

なんだかなぁ。

アベノマスクが欧米で「さえない政策」と失笑されてるっつう新聞記事を見かけてさ。欧米じゃこの期に及んでもまだ政策の焦点が「見栄えするかどうか」なのかよ。

アベノマスクは、しばらく前に政府が「マスクの品薄問題を早急に解消する」と約束した、その実行だろ。当初の形(普通の使い捨てマスクを買いたい時にいつでも買えるようにする)じゃないにしろ、とにかく国民との約束を守って信頼してもらうためのことだろ。こういう時だからこそ有効なことと思うが。そういう背景をわかってない失笑なんて、いちいち聞く意味なさそうだな。

アベノマスクが広く届けられれば、普通の使い捨てマスクの需要がいくらか下がるはずなわけで。今は品薄が飢餓感を焚き付けてパニック買い占めを誘発してますます品薄、っつう悪循環状態。

もしかしてアベノマスクに課せられた役割って、その悪循環を緩和するトリガーなのかな。例えば「政府が配ったマスクなんてダセェ」と誰もアベノマスクを使わないんだとしても、「家にマスクがある」っつう安心感(もしくは邪魔物感)から飢餓感が減ってパニック買い占めが収まって、マスクが普通に買える商品に戻る、てな狙いなのかもな。

バブル時代の越乃寒梅現象を逆に利用する形というか。一応説明すると、バブル期に新潟県の地酒の「越乃寒梅」(こしのかんばい)が何かの拍子に大人気になってしまった。急に人気が出たもんだから生産が追いつかない。いくら欲しがってもなかなか手に入らないことから希少感がさらにヒートアップ。「レア」という価値ですな。

レアだからこそ一度飲んでみたいけど手に入らない。手に入らないからますます一度飲んでみたい。そんな飢餓感スパイラルで、ものすごい人気だけど飲んだことある人がほとんどいない、幻の銘酒となったとさ。

狂気じみた「もっとよこせ」プレッシャーに負けて、蔵元はついに増産に踏み切った。そしたら途端にみんな熱が冷めてしまって、そこまで欲しがる人はいなくなった。越乃寒梅バブルあっけなく終了。

経済学や経営学では有名な実例らしく。それ系の講演会での定番ネタというか。「バブルは飢餓感がもたらす幻なのです」ってことで。

これって経営の失敗話として語られることが多いけど、当の蔵元にとって失敗だったのかどうか。越乃寒梅バブル前よりも確実にその名が全国津々浦々に知られて覚えられることになったんで。バブル前よりもバブル終了後の方が出荷数が多くなってそうなような。要は増産の設備投資分を回収してきちんと儲けてれば、それは成功なわけで。バブル期を知る人にとってはいまだに「あの越乃寒梅」のイメージだし。この酒は今もちゃんと売られてるし。成功なんじゃね?

マスクは超品薄で日本中が困ってるってことで、新規参入するメーカーが出てきましたな。中には「採算度外視」「儲けよりも世の中のため」っつう志の高い会社もあるみたいだけど、どうかきちんと儲けてくださいませ。その儲けが世の中の経済を回したり税収になったりするんで。

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欧米も「マスクは意味がない」から考えを改めつつあるみたいだね。いやさ、ずっと前に見た『ためしてガッテン』の受け売りだけどさ、マスクって意外な形でウイルス感染の予防になるらしく。

人は手でいろんなものを触るわけで。んで、無意識に自分の顔をやたら触ってもいるらしく。特に鼻と口。んでまぁ風邪やインフルエンザとかのウイルスの体への侵入経路って案外、自分の手から自分の鼻や口にっつうのが多いらしく。マスク着用でその経路を遮断できるっつうことらしく。

人が自分の顔を触ってしまうのは無意識なんで、やるなと言われてもやってしまうわけで。「やっていません」と言い張っても知らずにやってしまってるわけで。じゃあ手が鼻・口に直接触れなくすればいいんじゃねってことでマスクなわけで。

欧米では先月までは「マスクは感染予防効果なし」と言いつつ「自分の顔を触らないように」っつうお達しを出してたみたいけど、上に書いたマスクの効用を知らんかったんだろうなーって感じ。

なんか似たようなこと書いたことあったよなー。うーんうーん……(過去ログ検索中)

ああこれだ。2014.2.5 のログ。

「気をつけましょう」「頑張りましょう」には限界があるわけで。それ用の道具や方法があるんなら、それを使えばそんなに気をつけなくても改善できるってのに、なぜかあくまで「気をつけましょう」「頑張りましょう」と効率悪い根性論にこだわる人っているんだよな。

あ、今言いたいことも当時書いてたわ。

小言を言うほうは言われるほうに責任を丸投げできるからラクなんだよな。実質何もしなくていい。効果がなかろうが関係ない。自分は何も悪くなくて、相手が全部悪いんだから。その人がそう言うのならそうなのだろう。その人の中では。

言い方を変えると、改善って「気をつける」じゃなく「もう気をつけなくてよくする」なんだよな。

じゃあそゆことで(強引な幕引き)

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2020.4.4 土曜
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濡れ衣100年

八戸も感染者が何人かいる程度だなーとヨユーかましてたけど、新規の感染者がぽつぽつと普通のように出てくるようになってきたですよ。

おとといまでは、海外帰りと東京と往復してる人、みたいな直接的で単純な経路だったんだけどな。海外・東京ルートの感染者からうつされたケースも出てきた。こういうのが増えてきそうな気配。

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中国が「今回のウイルスは米軍が作ったもの」とか主張しとりますな。んでトランプ大統領は激怒して、新型コロナウイルスのことを「中国ウイルス」と連呼したりして、なんかまぁ「今それどころじゃないだろ」みたいな感じでな。

って「それどころじゃないだろ」なドサクサの真っ最中だからこそ、中国はアメリカのせいってことにして、その印象を世界に定着させようっつう腹なのかもな。

けどアメリカもその点じゃ前科持ちだったりしてな。

「スペイン風邪」

100年くらい前に、全世界でものすごい数の死者を出したインフルエンザの一種だったらしく。今、世が世なんで、この言葉を聞く機会もけっこうあるね。

最初にこの疫病が発生して広がったのってスペインは関係なくて、アメリカ国内だったそうな。そこから世界に広がって猛威を振るったんだそうな。なのになぜか「スペイン風邪」と呼ばれて、そのままその名前が定着して現在に至る。スペインはいい迷惑だろと。

今の新型コロナウイルス肺炎は明らかに中国が起源なわけで、中国がアメリカに諸々の責任をなすりつけたがってるわけで。アメリカは当然それを拒否するわけで。アメリカ側の気持ちはわかるし、道理もアメリカ側にあると思うけど、とりあえずスペイン風邪のネーミング問題をどうにかしようか。

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2020.4.5 日曜
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オサレクもテレワークか

今世界中が鎖国状態ですな。情報はやり取りできてるし、輸出入もそれなりに動いてるみたいだけど、人の出入りが鎖国状態ってことで。

今年の12月までにどうにかなってほしいんだが。

いやさ、はやぶさ2が地球に再突入カプセルを落とすのが今年の12月なんですわ。カプセルの着陸場所は今回もオーストラリアのウーメラ砂漠。

鎖国状態でカプセル回収隊が現地に行けないとなると、かなり不便なことになるわな。オーストラリア軍とかにお願いすることになるんだろうか。前回も軍の協力が得られたけど、回収したのはあくまで JAXA/ISAS の人だった。そこらへんどうなるんかいな。

あともう少し早い予定で、アメリカの小惑星探査機オサイリス・レックスが今年の後半、今探査中の小惑星ベンヌで試料採取をすることになってる。んでそのミッションには、アドバイザーとして はやぶさ2チームの吉川先生が NASA に招かれることになってる。

ベンヌは予想に反して、表面全部が岩まみれのゴツゴツな星だった。オサレクチームはベンヌ表面に平らな地域があるっつう設定で、サンプル採取装置を製作した。けっこうまずいことになったわけで。

そんなわけで、一足先に小惑星リュウグウで同じ状況に陥ったけどうまくサンプル採取できた はやぶさ2チームからアドバイスをもらおうっつうことで。

はやぶさシリーズは NASA の深宇宙通信施設に相当お世話になってるんで、恩返しの形にもなるしな。そして、オサレクには是が非でもサンプル採取を成功してもらいたい理由が日本にもありまして。

小惑星サンプル交換協定が調印済みなんで。

こういう約束になってまして。はやぶさ2に比べて、オサレクはがっぽりと大量のサンプルを取ってくるはずの頃に結ばれた協定で。

はやぶさ2のサンプル採取量の目標値は 1g。あくまでも目標値。採取量 1g を保証してるわけではない。3回採取できる構造だけど、諸々の判断により2回で終了した。てことで、もしかしたら合計 1g も取れてないかも。

カプセルが無事に地球に戻って、フタを開けてみないとわからんけど。まぁサンプル採取の時の派手な映像からすると、それぞれで 1g 以上取れてるんじゃね? って気もするけど、やっぱしフタを開けてみないとわからんわけで。

オサレクのサンプル採取量の目標は 60g 以上。採取容器の容量に余裕があるんで、条件が良ければ 1kg 超えもあるかも、となってる。

ところがその条件が最悪なわけで。オサレクのサンプル採取装置は、砂粒から玉砂利くらいのサイズの小石を集めるのに適してる。そういうサイズの石がたくさん敷き詰められた状態の平地で採取する想定になってる。オサレクがベンヌにいざ行ってみたら、そんな都合のいい場所なんてなかった。リュウグウと同じく、ゴロゴロした岩だらけの星だった。

ベンヌの詳しい調査結果をまだおいらはちゃんと見てないけど、リュウグウの場合でいうと、表面には砂粒サイズの石(レゴリス)はなかった。隕石の衝突で石が砕けてレゴリスが積もってるんじゃないかっつう予想に反してた理由として、

  1. 表面での重力が弱いので、レゴリスサイズの破片は脱出速度を獲得して飛び去ってしまった。
  2. 瓦礫の寄せ集め構造なので隙間が多く、レゴリスはその隙間に飲み込まれてしまった。

の2点が挙げられるそうな。んでまあベンヌもそうなんじゃないのかって感じ。

さらにリュウグウにはないベンヌだけの特徴として、彗星っぽい挙動をしたりもする。太陽に近づくと地中の揮発成分(水の氷かな)が気化して噴き出すんですな。これで表面から石を吹き飛ばしてる。より小さい破片はより速度を得られるだろうから、なおさらレゴリスや玉砂利サイズは表面に残ってなさそうなような。

はやぶさシリーズは、小惑星の表面が砂だろうが砂利だろうが一枚岩だろうがサンプル採取できるように、という考えで採取機構を作った。オールラウンダーだけど採取量は少ないよっつう形。オサレクの採取機構の考え方はその逆。サンプルのサイズが砂粒から玉砂利に限定だけど、うまいことそういう場所が見つかれば採取量ガッポリだぜっつう形。

んでまぁオサレクチームはギャンブルに負けたような状態。それでもはるばるベンヌくんだりまで来たからには、サンプル採取しなきゃなんないからな。吉川先生のアドバイスとしてはどうだろ、ターゲット地域の選定方法とか、ピンポイント自動着陸行程とか、そのあたりのノウハウ伝授ってあたりかな。

いずれにせよ、オサレクがはやぶさ2の20倍以上ものサンプルをがっぽり取ってくれれば、日本はアメリカに渡す以上のサンプルを貰えるわけで。

オサレクは はやぶさ2よりも視力がいいからな。高解像度のカメラを積んでる。そしてベンヌはリュウグウよりもサイズが小さいんで表面積も小さい。てことで、オサレクチームはより詳細に表面を観察できてるはず。いい着陸場所の候補はもう出せてるかもな(2020.4.12 補足: 候補地点はもう決定してて、「ナイチンゲール」と名付けられたらしい)

さらにオサレクは2枚の太陽電池パドルの角度がそれぞれ2自由度で可変のうえに、サンプル採取装置もロボットアーム型なんで、自由度が何個か確保されてる。てことで、はやぶさシリーズよりも着陸場所の選択肢が広いんだよな。

ここらへんの利点を活かして、うまくサンプル採取していただきたいところ。がっぽり取っていただきたいところ。だって JAXA が貰えるペンヌのサンプルって全体量の 0.5% しかないんだもん。採取量が最低でも 60g っつうもんだから、その割合でも 0.3 g 以上貰えることになってるのに。日本としてはそんだけ貰えれば御の字なのに(アメリカにあげる量が 0.1g くらいのはずだし)、ベンヌの表面状態はなかなかに難しそうってことで。

その採取量確保のために、日本としては吉川先生を活用していただきたいわけで。アメリカへの入国や NASA への移動、スムーズにいけるようになりますように。

そういや はやぶさ2チームはもう管制室に人多すぎなんてのはもうないと思う。ローバー・着陸機投下ミッションやら表面爆破ミッションやら試料採取ミッションやらで、管制室はいちいち3密状態だったもんな。うまいこと新型コロナウイルス禍の前に運用のクライマックスを終えた形で。今年の12月の地球帰還ミッションでも、あそこまでギチギチってことはないかと。

ISAS 内じゃそういうときは自称ミッション関係者が野次馬でぞろぞろ集まってくるらしいんで、そこだけなんとかすればいいって感じかと。

で、はやぶさ2チームはいいとして、問題はこれからクライマックスを迎えるオサレクチームですよ。予算が はやぶさ2の3倍っつう、日本の感覚からすれば相当な大型計画のオサレク。獲得した予算でまずフードコートを作ったってくらいの大所帯らしく。

テレワークしてるのかなぁ。じゃあ吉川先生の参入も、日本からのテレワークってことになるのかな。

はやぶさ2が地球に帰ってくる今年の12月は、世界はどうなってるんだろう。

そしてオサレクが地球に帰ってくる3年後の9月は……。

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2020.4.6 月曜
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すごいブランクで新作公開

世界が鎖国で人の流れが止まってしまって、国際便の旅客機がほとんど飛ばなくなりましたな。

環境少女グレタちゃんの望んだ世界が、思いがけず実現ましたな。

グレタちゃんからは特に喜びのコメントは出てないみたいだけど、この現状をどう思ってるんだろう。

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いやさ、あのね、ちょいと発表というか。

新作立体写真『2015年10月』、リリースすますた。

もうほんと今さら何なんだよっつうアレで。撮影が8年5カ月ぶりで新規公開が12年11カ月ぶり。時事なネタじゃないんで、こんだけの時間差があっても一向に関係なかったりwww

前まで基本的に風景の立体写真をやってたりもしたけど、近所の風景で撮りたいものもあんましなくなってきたしさ。今回は違うアプローチで。接写もの。対象は生き物2つ。どっちも人によってはグロいかなーってやつだけど。それでもなかなか味わいのある立体ぶりになったかと。

しかし、久しぶりに新規の立体写真セットを作ってみてつくづく感じたのが、「やっぱし作るのめんどくせー」だったりww

写真を組み合わせてトリミングして色調整してステレオ写真組を作るのはまぁ、手間がかかるけど楽しいんですわ。けど台紙ページとか解説ページとかの HTML ものを作るのがけっこうめんどくて。

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ビル・ゲイツすごすぎ。

ハッカー集団「アノニマス」が、「疫病のノストラダムス」と呼ぶビル・ゲイツに書簡(2020年04月04日) - カラパイア

今後10年内に致死率を高めた疫病によって6ヶ月で3000万人の犠牲者が出るとビル・ゲイツが警告(2018年05月01日) - カラパイア

ただまぁビル・ゲイツが主張する「疫病への備え」が別の意味でヤバいんじゃないのかってのがアノニマスの主張でもあるらしく。

備えの部分は置いといて、「これからの時代は疫病がヤバい」と事前に察知してたビル・ゲイツの洞察力はほんとすごいと思う。

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フランスまたやらかしたな。

「ポケモンを埋葬」 仏の司会者、中国行事に差別発言か - 朝日新聞

差別ウンヌン以前に、追悼行事を茶化す行為をいかがかと思うが。

中国政府は新型コロナウイルスに関する情報をいろいろごまかしてるっぽいけど、事実として多数の死者が出てるわけで。政府として追悼したい気持ちは当然持つだろ。人として当然の感情なわけで。それを利用した何らかのアピールの一環かもしれないけど、追悼すること自体は自然なことだろ。

死者を悼むっつう、人として当然の感情やそれを表す行為を茶化されたらどんな気分になるか。ってのを想像できないことに驚愕してしまうよ。

フランス人のジョークセンスってどうもな。フランス人は他の国を見下してはフランス人同士の内輪でウケてるっつうのは昔から知られてはいるものの。見下す割に、その見下す内容の程度が低いことには気づいてないんか? お高くとまりたいなら、程度もそれに合わせた高いものにしてもいいんじゃないかと。

それにしても「東洋人は黄色人種」→「ピカチュウ」って。

ヨーロッパじゃそういうことになってるのかな。初めて知ったけど。つか西洋人の目では東洋人の肌ってピカチュウみたいに真っ黄っ黄に見えるんか? 色覚、大丈夫か? ちなみにおいらは電撃出せませんw

5年前に シャルリー・エブド襲撃事件 ってあったよな。フランスの風刺漫画がおもっきしイスラム教のタブーに触れつつイスラム教を茶化したやつ。その雑誌社がそれで襲撃されて、逆ギレしたフランス人が大規模なデモを起こしたっつうアレ。「私はシャルリー」運動だったか。

イスラム教徒側が暴力に訴えた点が逆ギレを呼び起こしたわけだけど、いざこざの原因を要らなく作ったやつを擁護する姿勢ってどうなのかと。

日本のサッカー選手の腕をコラで何本も増やした画像を出して、選手名の川島と原発事故の福島の下手なダジャレやらかしたのもフランスの雑誌だったな。差別とか以前につまんなすぎでな。

つい最近だと、コロナ禍で苦しんでるイタリアを茶化した、底意地の悪い動画もあったし。あれ見ちゃったらフランスに対して気分が悪くなったよ。

フランス人全部がそうじゃないと信じてはいるけど、この手の性格悪いやつらが一定数いて、フランス国内でそれなりに支持されてることはわかった。

性格悪いやつって、「自分は何しても嫌われない」っつう根拠ない自信を持ってるよな。フランスはイメージいい国だけど、そのいいイメージを自分で取り崩してるわな。気がついたときにはもう手遅れ、なことになっても知りませんよっと。

とりあえず日本目線だと、フランス発の流行や面白いことなんてもうここ30年くらいほぼゼロだが。たまーにリュック・ベッソンってくらいかな。今や環境少女グレタちゃん一人にさえ負けてる状態だが。その一方で、フランスが外国に対して意地悪してる情報だけはしっかり来てたりする。

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この人またなんか流行らせようとしてるww

公開から2日で100万 PV 軽く超してやがるww

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そして今日の ほぼじゅびふぉ の入荷は2作品。なんか今日は情報多すぎだな。

Juby さんこれで何度目かの満願成就。元歌の歌詞がなかなか難解というか掴みどころがない作品を選んでくるなぁ。わかりやすい歌詞じゃもう満足いかんのかもな。それだけやってきてる人だからな。

さて ほぼじゅびふぉ はこれからどう進めようかってあたりで、ちょいと迷ってる事態があったりして。

いやさ、おかげさまでクレア先生の『紅蓮華』が人気で。Google Search Console でもアクセスログでもそのあたりを把握できてる。んじゃ『紅蓮華』EFD をもっと増やそうかなってなるわけで。ほかに何名様かがそれぞれの英訳詞で歌っておられてて。

けどこれやっちゃうと、他のアニソンも入れないとなーとなってしまいそうで。際限なくなっちゃう。問題は、おいらが全然アニソンに詳しくもなけりゃ特に興味もないってとこで。何が何だかわからんまんま作業し続ける自信がないというか。

前にアニソン EFD を入荷したことあるんで(間違って入荷して、もったいなくてそのまま出してる)、もういいやと、人気が出そうなクレア先生のアニソン EFD を3作品入れてみたんだわ。なんだか開けちゃいけないパンドラ玉手箱を開けてしまった感。

とりあえず『紅蓮華』だけ特別扱いで競演にしようかな。クレア先生の激アツ英訳詞に焚き付けられて、曲そのものをかなり気に入ってしまったし。そんな軸のブレ具合は個人運営の特権ってことでww

いやいや、「とりあえずそれだけ特別で」ってフラグ立ちまくってるじゃないですか。

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2020.4.7 火曜
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今日も主にニュースの雑感

緊急事態宣言が出ましたな。

政府の対策ガー都知事の対応ガーとかいろいろ意見もあるだろうけど、想像してごらん。

「もしも与党と東京都知事が、それぞれ先代のままでコロナ禍が来ていたとしたら」

現実に対して、ちょっとだけホッとなれるかもよ。

あと、新国立競技場、建設費がバカ高かった最初の案を捨てといてよかったですなー。

東京の新規の感染者数、2日連続で100人を切ったね。これまで「前日よりちょっと少なくなっては次の日にどーんと増える」を繰り返して増加してきたのが、皆さんの努力がようやく数字に表れてきた形、だといいな。

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イギリスのジョンソン首相、どうか快復されますように。去年は日本の子供達とラグビーを楽しんでる姿が報道されたね(けっこう本気出してて、大人気ないと言われたりしてたww)

おいらはつい半年前にラグビーの面白さを知ったばかり。ラグビーの発祥国にして本場の首相の容態が思わしくないことが、どうにもつらくて。ジョンソン首相、また日本人とラグビーしましょうよ。今度はちょっと手加減してくださいね。

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アビガン、日本製の BCG、イベルメクチン。

新型コロナ肺炎に効くのではないかっつう既存の薬やワクチン、3つとも日本絡みってのがなんか不自然なような。そりゃ効けば嬉しいけど。これから臨床試験とか検証とからしいんで、結果がだんだんはっきりしてくるだろうってことで。

実は似たような情報が世界中に膨大に流れてるのかもな、日本国内では日本絡みのものだけがウケてるってだけなのかもなとか思ったり。実はそれぞれの国で、その国にちなんだ薬や治療法が大きく取り上げられてるんじゃないかとかさ。

なんだかステマの香りがするような。

銘板左端銘板銘板右端

そういえば、習近平主席が国賓として来日することになってたのが延期になったんだったよね。これって白紙状態に戻らんもんかね。いやさ、新型コロナに関連して中国の外交の動きが最近怪しいもんで、アメリカなんかもろに警戒してますわな。中国としてはこの世界的ドサクサの間に有利な立ち位置を確保したくていろいろ仕掛けてるっぽいけど、いろいろバレてもいるようで。

狙いは「この災害が中国発という印象を薄めたい/なくしたい」「中国はむしろ被害者だ、という印象を広めたい」「中国はこの災害から世界を救った英雄、という印象を広めたい」らしいけど、やり方がヘタクソすぎて逆効果になってるっぽい。

ドサクサが終わった後、世界の中で中国がどの位置付けにいるのかが今は読めないわけで。力ずくで英雄になるのか。悪者として定着してしまうのか。特に何も変わらないのか。あるいは想像を絶する斜め上か。

今の中国は、世界の歴史に刻まれるはずのこの大災害について自国のことがどう刻まれるかで、大バクチを打ってる最中っぽい。やっぱし今は国賓の話は白紙に戻して、バクチの結果が出てから考え直したほうがいいんじゃないかと。

銘板左端銘板銘板右端

コロナ禍のニュースに埋もれてすっかり忘れてたサバクトビバッタの被害、今も続いてるみたいだね。

緊急人道支援の国際NGO ジャパン・プラットフォーム、バッタ大量発生被害への支援決定(プログラム名「害虫被害緊急支援」) - PR TIMES

そういえばというか、この災害も長いこと続きそうってことだったよね。おいら新型コロナのニュースばっかし追ってしまって、ほんとすっかり忘れてしまってた。世界は泣きっ面にバッタ状態ですなぁ。

銘板左端銘板銘板右端

ほぼじゅびふぉ の入荷は2作品。

✿ham さんをちょいとだけ進めましたよ。まだ ✿ham の歌唱力がとびきりになる前の時代の作品。おいらはだいたい、1人の歌い手さんについて、作品の投稿が古い順から入荷していくんで、✿ham さんも入荷ごとに腕前の上がり具合が実感できそう。

銘板
2020.4.8 水曜
前日に飛ぶ
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天然か計算か

アメリカと中国がコロナ禍をめぐって対立しとりますな。

中国の出す発表が嘘くさいというのがほぼ周知な状態で。

けどアメリカ側もな。コロナ対策がうまくいってないわけで、特にニューヨークがヤバいのは報道されてるとおりかと。

国の対策がうまくいってないとなると、国民が国政に不満を持つのが目に見えるてるわけで。アメリカが中国を責めてるのって、国政側が国民からの不満の矛先をかわすのも目的に入ってるんだろうなーと読める。

中国側も中国側で、「何かを狙ってる」と疑われるような怪しい動きをいろいろしてるしな。

んでこの怪しい動きが、ちょっとコレに似てるなーと気づいたというか。

(悪い意味で)プライド高い人の行動。

自分の体面第一の人って、自分より下だと思ってる人に対して頭を下げると、自分の格が下がると信じてるらしく。ちょっとのことでも絶対にそんなことしない。

感謝・謝罪できないってことで、おいらは「謝抜き」と呼んでる。これで済まそうとする。んでまあ頭下げるべき状況になると、何もしないでスルーするか、何か別なことをして、それで借りを返したことに勝手にしてしまう。

「何か別なこと」っつうと、押し付けがましい親切とか、言い訳みたいなそうでもないようなモヤッとした発言とか。あくまで自分のスッキリ感が本位で、相手の気分が本当にそれで改善するのかどうかまではよく考えない。自分の中で「これで相手は満足したはず」と勝手に決めてしまう。決めたからにはもうその件はそれでおしまい。

端から見ると精神的にセコいだけなんだけど、本人はそれでオッケーらしい。自分の体面を自分で下げてるんだけど、本人としてはそれで体面を保ってるつもりらしい。

今の中国がやってる怪しい行動って、なんかそういうのに似てるなーと思ってさ。コロナ禍で大変な思いしてる国や地域に医療物資を送ったり、医療チームを派遣したり。頭下げないでそれやるから、悪い方に判断されるんじゃないかと。

「自分より下」って自分が基準なわけで、主観なんですな。しかも行動原理の根っこは自分の気分でして。だからそんなもんに基づく言動なんて他者に受け入れられるはずがない。そこをわかってないってやつで。

けどさ、中国人は体面をすごく気にするってのは聞いたことあるけど、国家の外交で本当にそれをやるのかっつう疑問があるわな。感情よりも利害の方が断然重いはずだが。

と言いつつこの手の個人って、「相手が下でに出れば迷わずマウント取りにくる図々しさ」っつう特徴もあって。

んでまた中国の外交って、「こちらが一歩退けば必ず一歩踏み出してくる」ので有名でもあるらしく。

いやもうなんてーか、かの国は天然でそこまで野暮なのか、それとも何か深い計算あってのことなのか、おいらごときじゃ全然読めねっす。

銘板
2020.4.9 木曜
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彗星が衛星になって数珠繋ぎ

26年前に世間を騒がせた天文ニュースで、木星に彗星が衝突ってのがあった。

シューメーカー・レヴィ第9彗星

この Wikipedia 記事を読んで初めて理解したことがあってさ。

この彗星、衝突のかなり前から木星の引力に捕まって、木星の衛星になってたんだな。んでさ、衝突する日時まで算出されて注目されてた時点で、すでに彗星の核が木星の潮汐力で壊れて、一列に並んでたんだわ。そしてついに算出された日、次々と木星に突っ込んでいったと。

リアルタイムのあたりじゃおいらまだ ロッシュ限界 というものを知らんで、彗星核が衝突のだいぶ前から崩壊してるってのは、なんでそうなるのか理解してなかった。

その後10年くらいしてからかな、ロッシュ限界っつうものを知って、シューメーカー・レヴィ第9彗星がそのせいでああなったというのも知った。

けど木星の衛星になってたってのが想像もついてなくてさ。普通に太陽周回の超長楕円軌道の彗星が木星にドンピシャで突っ込んだもんだと思っててさ。

そしたら、思い出すに、ロッシュ限界に入ってから壊れたんなら、いやこれはまた不自然なくらい長いタイムラグの後に衝突したんだなと思ってて。

衝突があったのは1994年。おいらが衝突の情報を知ったのはその数カ月前。その時すでに彗星核は壊れてた。んでなんかもう辻褄の合わなさが気持ち悪いなーとずっと思ってたんだわ。いやー全部知ったら、そういうことだったのかと。

惑星ってときどき小惑星や彗星を捕まえちゃうんだよな。んで大抵は捕まっちゃった方は、しばらく居候した挙句にまた惑星間空間に戻って行ってしまうそうな。けどそうならないのもあって、ということらしい。

海王星系の最大の衛星トリトンも、自前の太陽周回軌道で公転してたのを海王星につかまってしまったらしく。んで、また風来坊に戻るわけじゃなく、将来は海王星に落ちてしまうらしい。シューメーカー・レヴィ第9彗星と同じ運命ですな。

火星の衛星フォボスもジリジリと高度が下がってるそうで、火星に落ちるか、ロッシュ限界を下回ってバラバラになって火星の輪になるかっつう運命らしい。

フォボスの生い立ちはまだ謎でな。大昔の火星でジャイアントインパクト的なことがあって、飛び散ったカケラが集まってできたっつう説と、小惑星が火星の引力に捕まったっつう説とがあるそうで。どっちの説も長所と短所があっていまだ決着が付いてなくて、2024年打ち上げ予定の日本のフォボスサンプルリターン探査機がその答えを出してくれるかも、と期待されてたりする。

宇宙の営みっつうと、なんだか基本的には何も変わらずにずーっと続いてる感じがしちゃうけど、太陽系内のスケールだとけっこう大胆にいろいろ変わっていってるんだな。

ちなみにシューメーカー・レヴィ第9彗星の木星衝突が1994年だったわけで、その5年後が、ノストラダムスの予言の1999年だったわけで。天文学界でノストラダムスの影響がどんだけあったか知らんけど、このことを機に世の中と天文学界が「地球でも天体衝突が起こり得る」っつう認識になりまして。その何年か前に、恐竜の絶滅の原因が小惑星の衝突だったこともほぼ確定してたってこともあって。

日本でも 日本スペースガード協会 が発足して、地球に近づく軌道の小天体の発見や観測をしてますな。

そのおまけでというか、日本が静止衛星軌道上に無登録の巨大衛星を発見してしまったことがあって。これほどでっかい静止衛星を打てるのはアメリカだけってことで、米軍が衛星でこっそり何かやってるのが世界にバレてしまったことがあったっけなw

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ほぼじゅびふぉ の入荷は1作品。

10年も前の曲なのに未入荷だった。

そんな曲を ✿ham さんに教えていただきつつ、少しずつでも入荷していっとります。

銘板
2020.4.10 金曜
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『星を渡る鳥』など

ほぼじゅびふぉ の入荷は5作品。

✿ham さんの3作品はどれも曲自体が新規入荷。引き続き ✿ham さんに曲を教えていただいとります。

結局『紅蓮華』入荷してしまった。

なんか日を追うごとに、クレア先生の『紅蓮華』のアクセス数が伸びてるような感じで。ちゃんと数字で比べてるわけじゃないけど。クレア先生のほかの2作品もぼちぼち来るようにはなったけど、『紅蓮華』の伸びがまた輪をかけて強くて。元曲の人気が凄いんだろうってことで、入荷しようか迷ってた2つの『紅蓮華』EFD も入れてみた。

Googlebot がいつ拾ってくれるかにもよるけど、サイト内で回遊される方も少しずつ増えてる感じなんで、クレア先生版を聴きにいらした方が、新しく入荷した『紅蓮華』に気づいてくださればなーと思って。

件の緊急事態制限が出てから、Google Search Console での合計クリック数(Google 検索結果から ほぼじゅびふぉ を選んでもらえた回数)がドンと増えたし。発令の直前までぐずつき気味だったのが、いきなりそれまでの過去最高を 17% も上回ったですよ。不要不急の外出自粛で、スマホを見る時間が増えたのかな。

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イギリスのジョンソン首相、集中治療室から一般病棟に移ったみたいだね。あーよかった。イギリスの人たちもホッとしたかと。

銘板
2020.4.11 土曜
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"Little Traveler" など

ほぼじゅびふぉ の入荷は3作品。

超小さい改良。モバイル版のページの歌詞の部分、table の cellpadding を4から2にしてみた。スマホの横幅 375px の小さい画面じゃこれが案外効いて、いくらか読みやすみなったですよ。昨日スマホで見てみたら、日本語原詞・英訳詞・反訳の間が妙に隙間が空いてるなーと気づいて。ここを詰めると、より読みやすくなるんじゃないかと。文字サイズはこれ以上小さくすると読みにくくなりそうだしな。

改行は PC 用のページでの見栄えで決めてるんで、モバイルの表示だとやっぱし不自然になってしまうけど、やったなりの少しの改善になったかと。

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「コロナ禍が収束したら、世界連合軍が中国を攻撃する」みたいな予測らしきデマらしきものが流れてたりするけど、無理だろ。

中国以外でコロナ禍が収まったとしても、中国国内のコロナが本当はどうなってるのかは行ってみなきゃわからんだろ。

当の政府は「克服した」と言い張ってるけど、そんなの信じてる人は現地の人民含めてほぼ誰もいないって状態だぞ。WHO の偉い人だけは信じてるかもだけど。

そんなわけわからんところに進軍するんですか。世界再パンデミックのリスクを考えると、ちょっとどうかなーってなりそうだが。

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世界はそんなさなかだけど、それとは関係なく日欧共同の水星探査計画ベピ・コロンボは順調に進んどりますな。

水星へ「大事な第一歩」…探査機「みお」、10日午後にスイングバイで軌道変更 - 読売新聞

水星探査機「みお」、地球にグッバイ スイングバイ完了 - 朝日新聞

水星探査機「みお」が地球スイングバイ 重力利用で軌道変更 - 毎日新聞

地球スイングバイに無事成功。これが最初のスイングバイ。次は金星ですな。その次も金星スイングバイで、そのあと水星で6回スイングバイしてようやく水星周回軌道に入る予定。

JAXA の資料 よると4月13日に地球スイングバイとなってるけど、この予定よりも3日早くやったんだな。今は実際の運用ってことで、計画段階よりも正確な軌道計算に基づいてこうなったんだろう。

合計9回もの惑星スイングバイをこなして、予定では2025年12月5日に水星周回軌道投入。最長で2028年5月1日の探査終了を予定してる。日本側としては、水星周回軌道に入るまでの宇宙航行はすべて ESA(ヨーロッパ宇宙機関)側にオマカセ。周回軌道投入後に日本側探査機 MMO(愛称: みお)が分離されてからが勝負。

日本側がだいぶラクしてる感じだけど、独仏が開発した小惑星着陸探査機をはやぶさ2に乗せてリュウグウに届けたってのがあるから(リュウグウの表面状態が想定と違ってて、ちゃんと探査できるか心配されたけど、見事に事前の計画以上の活躍をしてくれた)、申し訳なく思う必要は特になかったり。

みお のプロジェクトマネージャの早川基先生って理学者だよね。日本の探査計画は、X線天文衛星 ひとみ 全損事故の反省から、科学衛星/探査機だろうが工学実証だろうが、プロマネは工学系から出すことになったらしく。けど みお のプロマネは理学の先生。

きっと、ESA との共同ミッションだからそう簡単にプロマネを替えられなかったってことかなと。

ただ早川先生は探査機の運用チームメンバーとしての経験があるから(確か火星探査機 のぞみ で既に参加してたと思った)、いろいろ勝手がわかってそうで信頼できるかと。

銘板
2020.4.12 日曜
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新コロじゃなくベッコロの欧州動向をどうこう

ベピ・コロンボ計画はどうも日本の記事となると、みお のことに偏重してる感じで。まだ探査は始まってさえいないけど、打ち上げの時とかで見るとそんな感じ。

計画全体はヨーロッパが主導してる。打ち上げロケットも水星周回軌道までの推進機器も、向こうが用意してくれたし。ヨーロッパ側が開発・運用の探査機 MPO (Mercury Planetary Orbiter) は みお よりでっかいしな。

画像の上の方は、ベピ・コロンボ探査機の水星に行くまでの姿。

今この状態で飛んでる。画像の下の方はその分解図。一番右側が日本の みお。右から2番目は、現地到着まで みお を太陽熱から守るサンシールド。

その次が MPO、一番左が電気推進モジュールの MTM (Mercury Transfer Module)。みお 本体以外全部がヨーロッパが用意したもの。

サンシールドが必要な理由は、みお がスピン安定型の探査機だってことにある。水星でのとてつもない太陽熱に耐えるために みお 開発チームが選んだのはシンプルな方法。「探査機を自転させて、太陽熱にまんべんなくあぶられる」こと。つまり みお の一部だけがずっと太陽熱を浴び続けてると、探査機が壊れてしまう。そういう設計になってる。

ベピ・コロンボが水星周回軌道に達して みお が放出されるまでは、探査機は三軸安定型なわけで、一方向から太陽熱が入射してしまう。みお の放出まで、ベピ・コロンボは水星スイングバイを6回することになってる。水星スイングバイ1回目の予定は2021年10月。周回軌道投入の予定は2025年12月。直後に みお 放出。4年以上も水星の公転軌道近辺で強烈な太陽熱を浴び続ける状態。サンシールドが必要になるわけで。

てことで、ベピ・コロンボ情報を追うにはヨーロッパ発の情報にも目を通しといたほうがいいわけで。

ESA は YouTube にけっこうベピ・コロンボ関連動画を出してるんだよな。

んでまぁ今まで開発してきた ほぼじゅびふぉ フォーマットを流用して、それを紹介しようかなと思ったことがあって(過去形)

YouTube の翻訳機能でだいたいのところが日本語でわかるってのが判明したんで、わざわざおいらが手動翻訳しなくてもいいかなと。出来のいい英語字幕が完備らしいけど、テキスト形式では出てなくて。これを手で入力していくのかよと思ったらもうゲンナリで。それとも英語テキストの表記は捨てて、日本語訳だけにするってのも手かな。

やろっかなーどうしよっなー。うーん。

銘板左端銘板銘板右端

ちなみにスピン安定型は昔からある方法で、姿勢制御の仕組みを単純にできるっつうメリットがある。けど回り続けてるんで、それに合った観測機器しか積めないっつうデメリットもある。太陽電池も、三軸安定型と同じ電力を得るには3倍くらい積まないといけない。けど水星探査だと太陽光はもう結構ですってくらいあるんで、熱対策さえできれば太陽電池の搭載量は少なくて済む。

今の衛星・探査機の主流は三軸安定型だけど、みお で久々にスピン安定型の出番となった。この古臭いはずのスピン安定型って、実は ISAS の得意技だったりする。最近だとソーラー電力セイル実証機 IKAROS がスピン安定型。火星探査機 のぞみ もそうだった。この2機は横倒しのスピン安定型で、太陽電池は三軸安定型と同じ量で済むけど、太陽電池を太陽に向け続けるには、ときどきスピン軸を動かしてやらないといかんかった。そのぶんの推進剤を確保してないといけないわけで。

みお と同じ直立型のスピン安定型の探査機となると、さかのぼっていくと、地球磁気圏観測機 GEOTAIL、スイングバイ技術実証機 ひてん、ハレー彗星探査機 さきがけ と すいせい となる。んー、GEOTAIL 以来ってことになるな。

初代 はやぶさ が一時的にスピン安定型だったことがあったな。地球への満身創痍の帰路で、姿勢制御用の推進剤を節約するために、イオンエンジンを使わない時期(休眠モード)は横倒しのスピン安定を使ってた。けど横倒しのスピン安定は一定の推進剤が必要なわけで。

そこをチートすべく、太陽光圧でスピン軸を動かし続けるっつう荒技をその場で開発したんだよな。これで休眠モードでの推進剤消費ゼロを達成。「技術をその場で開発」ってのが はやぶさ らしくてな。

初代 はやぶさ で編み出した技と IKAROS の成果の応用で、はやぶさ2に実装された機能がある。機体をスピンさせることなく、推進剤も使わず、Z軸リアクションホイールの稼働のみで、探査機が勝手に太陽電池を太陽に向け続けるっつうド変態技術w 往路で早速使ってた。復路でもたぶん使うはず(使わない理由がないんで)

初代と違って復路にある今も機体の状態がいい。てことでリュウグウサンプル入りの再突入カプセルを地球に届けた後、別の星の探査に向かうことになった。そのときのためになんぼでも推進剤を浮かそうって状態。

はやぶさ2はZ軸リアクションホイールがどうも調子がイマイチらしいけど、こんなこともあろうかと、Z軸にはリアクションホイールを2個用意してた。運悪くZ軸が2個とも逝っても、X軸とY軸があれば三軸安定ができるし。初代 はやぶさ の運用後半はZ軸リアクションホイールのみで間に合わせたわけだけど、そのZ軸も逝った場合の運用計画ができてたそうで。

はやぶさ2は将来、リアクションホイールが全損してもまだまだ生き永らえて、いろんな星々の探査をし続けそう。

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ほぼじゅびふぉ の入荷は5作品。

古い作品から入荷していくごとに、✿ham さんの歌唱力がじわじわと上がっていくのを実感してるですよ。

今日の入荷分で既にイイ感じだけど、それでもまだ2013年の半ばあたり。ここからが佳境ってやつですか。

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イギリスのジョンソン首相、退院おめでとうございます。とはいえまだ快癒ではなさそう。たぶん、まだ陽性だけど入院するほどではなくなったってことかと。

医師のアドバイスに従って、お仕事はしばらく控えるとのことで。その方がいいと思いますよ。

銘板
2020.4.13 月曜
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ほぼじゅびふぉ 存亡のなんとか

ほんと今さらだけど、ほぼじゅびふぉ ってやる意味あるんかなと。

「それってやる意味あんの?ww」って実際に言われたことあるんだけどさ、それは「日本語の歌詞を英語にしたのをまた日本語にって、それって……」ということで。

そのことについては、意味はある。英訳詞者さんの創造性を楽しめるんで。

今の迷いはそれじゃなく、YouTube 上の「英語でやってみた」動画の字幕作成機能に入力すれば済む話じゃないかと。わざわざ独自サイトを作って運営してまで、同じ機能をやる意味あるんかなと。

そんな考えに辿り着いたのは、

「ほぼじゅびふぉ からコピペで YouTube の字幕作成機能に入力するお節介なやつが出てくるんじゃね?」
「だったら自分でそれやったら早くね?」
「おいらがそれやるんだったら、ほぼじゅびふぉ 要らなくね?」

という流れで。けどそれだったらたぶんおいらは長続きしない。面白くなくなって、少ししたらやらなくなるのが目に見えてる。

お膳立てが全部 YouTube 側で、自分はただ核心部分をやるだけってのは面白くない。つか、それで YouTube から報酬が来るんだろうか。それだと考えようがあるが。ないなら、得するのは YouTube と動画製作者さんだけだね。動画製作者さんの得はいいんだ。その動画に価値を感じるからやるってことで。けど YouTube に物納で貢いでる感がしちまって。そこがどうも素直に呑めないとこ。

ジャンルが違うけど、ゲーム実況動画の日本語の文字起こし+英語への翻訳の相場なら見つかった。

YouTubeゲーム実況動画の日本語字幕文字起こしと英語翻訳の仕事 - Lancers

へえー。とりあえず、YouTube 動画に翻訳をぶち込んでも YouTube から報酬が来なさそうってのはわかった。YouTube 動画の翻訳機能向けに翻訳を作ってほしい人がいるってのもわかった。そういや英語歌詞もそうだけど、ゲーム実況って機械翻訳にとって鬼門そうだわな。そこは人力翻訳の出番ってわけで。

このお仕事の実際の結果も見てみた。リンクが出てたんで。

……、

……、

……。

いいのか? こんなくらいで……。

決して品質が低いってことじゃなくて。案外おいらでもいけそうって意味で。

しょうもない気付き。依頼主は英語の品質を自分でチェックしない。たぶんできない。だから翻訳を外注するってわけで、品質は翻訳者を信じるしかないと思われ。

究極のクオリティを追い求める意味も必要もないってことかと。日→英の翻訳ってなんとなくネイティブレベルに達しないといかん気がしちゃうけど、ジャンルによってはそうじゃなくてもいい場合もあるんだな。実入りも普通のバイトくらいだしな。

依頼主は個人勢の YouTuber さんっぽい。オープニング動画を作ったり全体を編集したりのスタッフさんもいそうだけど、たぶん知り合いとかに頼んでやってもらってるような感じ。それともそこらもまた外注なのかも。編集は自力かな。英語字幕を発注した理由は、恐らく海外の視聴者にもアピールして、PV 数やチャンネル登録者数を伸ばすことかと。これからプロ YouTuber として稼いでいくための投資なんじゃないかと。

とか考えつついろいろ調べてみた結果。

ほぼじゅびふぉ の日本語訳は、1作品あたり2000円くらいだった(翻訳者に支払われるぶんで、発注主がいるとして、発注主への請求額は元締めの取り分もあるんでもっと上になるはず)。昨日は新規に訳したのが4作品で、仮想の収入は8000円くらいってこと。そんなもんなんだな。1作品に1時間かけたとして、4時間で8000円だと時給2000円。ある程度専門性のある仕事だけど、そんなにおいしいわけではなかった。

英語翻訳の相場で意外だったのが、日→英のほうが英→日より安かったってこと。日本人からすると、難度は日→英のほうが高い感じだが。

と思ったら、相場の単位が違ってた。英→日は「1ワードあたり」で6〜8円、日→英は「1文字あたり」で5〜6円だった。

試しに Mes さんの『おじゃま虫』で見てみた。元曲の作者は DECO*27 さんなんでちょっと長め。単価は中間値。

英→日(ほぼじゅびふぉ の通常作業)は 359ワード x 7円 = 2513円
日→英(完成した反訳文を英語に訳すと仮定)は 839文字 x 5.5円 = 4614.5円

やっぱし日→英のほうが稼げるんだな。

そういや昔やったおいしかったバイトは地元ラジオの CM 声優。拘束1時間ほどで5000円もいただいちまったっけな。

そして興味は流れ流れて。英検2級の過去問を見てみたら、なんかいけそうな気がしてきた。ほぼじゅびふぉ で相当鍛えられてるなーと実感。定型じゃない英文とかなり対峙してきてるんで、問題文がわかりやすいったら。英検2級ってこんな簡単だったのかと涙出てきたw

翻訳で稼いでいくのなら、資格を取ったほうがハクがつくわけで。英検2級ってそれなりなのかな。大したことないのかな。2級の受験料は6500円。そんなもんかなって感じ。

準2級ってのもあるのか。過去問はまぁヨユーっぽい感じ。

調子に乗って準1級の過去問も見てみたら、最初の穴埋め問題からして単語わかんなすぎワロタww 長文読解も、文法は理解できるけど単語わかんないの多すぎ。

あと最近需要が多そうな中国語翻訳。その相場は1文字あたり2〜6円だそうな。間を取ると4円。意外と安いんだな中国語。んー、日本にいる中国人がみんなやりたがって供給過多なのかも。腐るほどいそうな英→日よりも志願者が多いんだろうな。中国国内にも(腕前が怪しい人も含めて)同業者がごっそりいそうだしな。

いやいや、『おじゃま虫』の英→日と単位を揃えるとどうなる。日本語839文字で2513円ってことは……約3円。安い。これは安い。中国語よりも安い。

そして ほぼじゅびふぉ はこれからどうするのかってのは答えが出ないまんま(汗)

つか今年に入って Google 検索結果でのクリック数が伸びてきてるんだよな。スマホでの見栄えや使い勝手を改善してったら、それに応じて伸びてきてる。この日記の過去ログを見るに、3月7日を最後にスマホ向けの改良をほとんどしてないのに、この1カ月でやったといえば90作品ほど新規入荷したくらいなのに、伸びてきてる。ちなみに去年の8月9月は今みたいなペースでじゃんじゃん新規入荷してたのに、全然伸びなかった。あーそうか1月に超久々に Google スパイダーさんを招待したからな。それも大きいか。

4月7日8日は過去最高。9日10日11日はそれより落ちたけど、4月6日以前の最高記録くらいを保ってる。何もしてないのに数字が勝手に上がっていってる。しかも上昇曲線が若干下に凸で、今風に言うとパンデミックを予感させる立ち上がり方になってる。こっちは早々には終息しないでいただきたいw

それでも数値で言うと吹けば飛ぶよなもんだけど、使ってくださる方々がいらっしゃるんだよなー。増えてるんだよなー。

Google Search Console の ほぼじゅびふぉ のグラフ。右端が2020年4月11日。青い線が最重要のクリック数(Google 検索結果から ほぼじゅびふぉ のページを選んでいただけた数)。紫の線は表示回数(Google 検索結果に ほぼじゅびふぉ のページが掲載された数)。オレンジ色の線は平均掲載順位。

去年の8月は表示回数(紫)、平均掲載順位(オレンジ)ともになぜか高水準だったのに、クリック数(青)が低いまんまだった。今年の1月13日を過ぎたあたりから平均掲載順位がドンと1段上がった。と同時にクリック数も増えた。その前にやったことといえば、トップページに検索機能を実装したことくらい。正直なとこ心当たりがない変化。

グラフでは平均掲載順位が上がったのが原因だとはわかるけど、なぜ順位が上がったのかは Google さんしかご存知ないわけで。つか去年は掲載順位が上がってもクリック数に反映されてなかったのが、今回は反映されてる。そこが謎。

そこから2月後半まで表示回数がゆるゆると下がって、それに合わせてクリック数も下がっていく。平均順位は1月13日から今までほぼ一定を保ってる。てことで、ここから今まで、表示回数とクリック数がきちっと連動してるのがわかる。どっちが主導してるのかわからんけど、相関を保ちながら、若干の下に凸のカーブで両者の数値が上がってきてる。

その間の対応というと、

2020/01/31: iPhone Safari での表示崩れを改善 その1
2020/02/01: 紅蓮華 / クレア先生 を入荷(作品ページのスマホ対応ができたあたりからトップ集団に入っていく)
2020/02/02: iPhone Safari での表示崩れを改善 その2
2020/02/04: YouTube 動画のインライン再生化
2020/02/10: Google Search Console に5年半ぶりにアクセス。Google スパイダーを ほぼじゅびふぉ に招待。また、検索結果から見た ほぼじゅびふぉ の客観的状況を初めて知った
2020/02/11: 英語オリジナル作品での歌詞セットの表示を改善。小さな画面でより見やすくした
2020/02/14: 作品リストを1行ずつ、背景色を微妙にシマシマにして視認性を上げた
2020/02/19: 作品ページのタイトルの最初に【英語歌詞と和訳】を入れて、Google スパイダーを招待(クリック数稼ぎのための直接行動)
2020/03/04: スマホ対応化した作品ページをリリース(若干の不具合あり)
2020/03/07: スマホ対応ページの不具合を改修
2020/03/08: スマホ対応の対象にニンテンドーDS とニンテンドー スイッチを追加。下記のアクセスログ稼働から今までに合計数十件のアクセス履歴あり。意外に侮れなかった
2020/03/09: スマホ対応ページの表示のモタつきを改善
2020/03/10: サイト内の回遊性を少しでも上げるべく、PC 対応ページ一番下のナビゲ機能をスマホ対応ページに追加, サイト内アクセスログ稼働開始
2020/04/11: スマホ対応ページの歌詞セットの間隔を微調整して、ちょっと読みやすくした

ってなとこ。大改修もあり細かいのもあり。3/10〜4/11の空白の1カ月は、スマホ対応ページがウケ具合を含めて一段落したからと、世の中のコロナショックでなんとなくやる気が落ちてたから。

んでスマホ対応の取り組みが今のとこうまく効いてるらしくて、ここ2カ月のグラフがこういう形になってる。

YouTuber の皆さんは動画内で「よろしければ高評価、チャンネル登録をお願いいたします。それがモチベーションになります」と言ってるわな。本当だな。高評価が収入につながる YouTuber さんはもちろんだろうけど、完全に趣味でやってる ほぼじゅびふぉ でも高評価はモチベーションになってるわけで。

あーなんか、あーなんか。そうかそういうことかも。

クリック数が上がってきてる主な理由って、【英語歌詞と和訳】にあるのかな。時期は一致してる感じ。んでこれ Google 側で一気に更新してくれたんじゃなく、1日に何ページかずつじわじわと更新してくれてるらしく。アクセスログには Googlebot のアクセスも記録されてる。これ1日に何件かのペースで作品ページにアクセスがあってさ。

Googlebot のアクセスがあったからってすぐに検索結果に反映してくれるわけでもなく、そこから何日か後にぼちぼちとやっていくらしく。それで、だんだんじわじわと数字が改善してきてる、ような気がしてきた。

ここで話を最初の方へと戻してみる。

「ほぼじゅびふぉ からコピペで YouTube の字幕作成機能に入力するお節介な人が出てくるんじゃね?」

無報酬でそこまで酔狂なことするやつはなかなかいなさそう。やられたとしても、ほぼじゅびふぉ には EFD 作品の集約サイトっつう面もあるんで、そこが生きてればいいかって気もする。

ていうか前に考えてたので、サイトの宣伝としてニコニコ動画での EFD にコメントで日本語訳を出そうかとか。「ほぼじゅびふぉ から転載」とか書いて。めんどくてやってないけど。字幕の挿入ってけっこう手間な作業なんだよな。

「だったら自分でそれやったら早くね?」「おいらがそれやるんだったら、ほぼじゅびふぉ 要らなくね?」

めんどいだけだし、やってて面白みもなさそうだし、自分でやることはないなー。

てなことで、これからも ほぼじゅびふぉ をチンタラやっていきます宣言ww

いやほんとチンタラだよなーwww やる気が漲った時だけちょっとやるスタンスwwww てことはあれかい。グラフの上昇曲線が停滞なり下降なりに転じたらもう投げちまいそうなような。

銘板
2020.4.14 火曜
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復帰の月旅行

イプシロンロケットって余され気味な感じだなーとか思ってたら。

JAXA固体ロケットで月目指す 20年代前半、探査機投入 - よんななニュース

お鉢が回ってきましたか。しかも月探査に復帰の形で。

いやさ、今年デビュー予定の国産緒方ロケット H3 って最小構成で50億円ほどになる予定で。打ち上げ能力は低軌道はまだ非公開だけど、9トンくらいなんじゃないかと。9トンで50億円。1トン当たり5.6億円。

一方イプシロンは低軌道1.6トンで30億円(にまで下がる予定)。1トン当たり18.8億円。

ロケットが小型化すれば運賃が高くなるのは、バスとタクシーの料金の違いとだいたい同じなんだけどさ、それにしても1トン当たりの単価が3倍以上も違うとなると、やっぱし厳しいものがあるよなーとは思ってた。

イプシロンと月探査といえば、日本初の月面軟着陸機 SLIM が、当初はイプシロンで打つはずだったのが、諸々の事情の末に H3 に取られてしまったってのがあって。

本題と関係ないけど、当初予定だと SLIM はイプシロンで一昨年打ち上げてたはずだった。それが H3 で2021年度に。「年度」なんで再来年になるかも。んでどうもその間に、日本の民間企業が軟着陸機を月に打つ予定になってて。国家の初物プロジェクトが同国の企業に先を越されそうな、まさかの事態に陥ってたりする。まぁ昔、「日本人初の宇宙飛行士」のタイトルを TBS に獲られたこともあったしな。

ただ、月着陸の民間企業の資金源は、他の企業や投資家からの出資だと思う。んで世の中が今こんなだから、もしかしたら資金難で足止め食わされて SLIM よりも後になるかもな気もする。

イプシロンは SLIM に逃げられた印象が付いてしまって、打ち上げ回数もまだそんなにこなしてないんで市場からの信用もまだまだで、そのせいで打ち上げの顧客が付きにくいっつうネガティブなスパイラルに陥ってる感じがしてた。

SLIM 打ち上げには4段目キックステージが必要ってことで、その新規開発もするはずだった。それがキックステージ開発に入る前に SLIM を持っていかれちゃったんで、キックステージがないままでな。キックステージがあれば打ち上げ能力を大幅アップできるわけで、それでペイロード質量当たりの打ち上げ単価を薄められもするだろうと思ってたのに。

いやまぁ3段目の KM-V2c の由来が M-V ロケットの4段目キックステージなんで、その意味じゃイプシロンはキックステージが標準装備だと言えないこともない。けどイプシロンじゃ KM-V2c はあくまで3段目であって、キックステージの定義じゃないっぽい。

そういやイプシロンって単に「時期対燃料ロケット」と呼ばれてた計画初期、3段目をめぐって一悶着あったっけな。

JAXA 本体が ISAS に開発を指示したのは2段式ロケット。1段目は H-IIA の固体燃料ブースターを流用。2段目は M-V の3段目を流用の形。これだと低軌道打ち上げ能力が 500kg にしかならない。JAXA 側は将来的に需要が増えると主張。ISAS 側はこの能力では使い物にならないと主張。

んで ISAS かから、KM-V2 を3段目に使えば、開発費用も打ち上げコストもあまりかさ上げせずに低軌道打ち上げ能力が 1.2 トンになる、との意見が出て、JAXA 側がそれを呑んだ形で今のイプシロンの形になった。当時進められてた中型ロケット開発計画 G-X がポシャったし、最近キヤノンが主導で小型ロケットの開発が進んでるんで、結果的に現行のイプシロンがそれなりに妥当な答えって形になった。

イプシロンは2号機以降でさらに打ち上げ能力を増したけど、それでも先代の M-V の鵜力に追いついてないんだけどさ。

けど今回の発表で、4段目キックステージの開発にゴーサインが出たってことになる。イプシロンは3段目が小さすぎなんで、キックステージもとりあえずはそれに合わせた小ささになるかと。それでも今よりも能力の上積みになるかと。そのぶんペイロード質量当たりのコストが薄まるかと。

紙の新聞に出てる、より詳しい情報だと、月へは 50kg の探査機2機を同時に打ち上げられる、ということらしく。いやいやイプシロンが4段構成なら 300kg はいけるはず。てことで、たぶん 50kg×2 ってのは乾燥質量と思われ。月周回軌道に入るための推進剤の質量を除いたやつ。それにしても乾燥質量も小さすぎな感じなんで、これは月周回の低軌道に入るやつなんじゃないかと。

かつての月探査機 かぐや かそれ以下の低い円軌道り極軌道。その軌道だとして何を調べるんだろ。かぐや で採ったデータのさらなる高精度化か、それとも探査内容自体が違うのか。

そこらへんもっと詳しいことが判明しないとわからんな。キックステージの能力、どうなるんかね。これがのちのちのイプシロンの価値に響いてくるんで。

イプシロンの3段目はもともと M-V のキックステージだった。てことで構造はシンプルに、てことでスピン安定方式を採用で、自前の姿勢制御機能が付いてない。イプシロンだとオプションの4段目として PBS が用意されてて、軌道投入に精度が要求される場合はこれを使ってる。ただこの PBS は自重が 300kg もあってな。低軌道打ち上げ能力 1.x トンのイプシロンにとってはけっこうな重荷でな。軌道修正に使える程度なんで、加速力はそんなでもなく。

月探査用に新開発される4段目キックステージはたぶん加速性能重視でスピン安定型。てことは、3段目も4段目もスピン安定なわけで、その場で姿勢を変えられない。軌道を修正できない。軌道投入精度はあまり期待できないことになりそげなような。

3段目、新規開発できんもんかな。もっと大型で、三軸安定型で。そして今の3段目(KM-V2c)をキックステージにしちゃうとか。そしたら性能的に M-V の復活になると思うが。500kg 級の探査機を打てるようになると思うが。

今回のニュースに出てる小型のキックステージでもよくってよ。

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ほぼじゅびふぉ の入荷は7作品。

✿ham さんの 2013〜2014年を入荷中なわけだが。知らんかった曲が多いなぁ。

そして ✿ham さんは自作詞が多いんで、ほぼじゅびふぉ の曲目レパートリーも同じ曲の別英訳詞バージョンのレパートリーも、順調に増やさせていただいとります。ありがたやー。

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また細かい改良。個別ページ一番下のナビゲボタンについて。

曲のタイトルを 英題→邦題 にした
ナビゲボタン付属の文字を太字にした

もともと便利なものではないんだけど、アクセスログを見ると、使ってくださる方がたまにいらっしゃる。じゃあちょっとでも目立たせて、ちょっとでも多く使っていただこうってことで。

久々の 文字列置換 Perl 炸裂。これ作ってほんとよかった(しみじみ)

銘板
2020.4.15 水曜
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『メルヘン彼氏とメルヘン彼女』など

ほぼじゅびふぉ の入荷は3作品。

✿ham さんを進めつつも、そろそろ別な人に移ろうかなとか。いやいやでもまだ ✿ham さん2014年なんて古い時代を入荷中だし。

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1カ月も前にレ・ロマネスクが新曲出してた。『アゲインをもう一度』。

素敵なバラードですなぁ。

けどそんなメロディとインストの感動っぽさとは裏腹に、歌詞でやっぱし笑っちまうwwwww

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しばらく前に自分で書いた電話応対のメモで、意味不明な単語があって。

「EPカン」

って何のことだ?

……、

……、

……。

「印カン」だこれww

銘板
2020.4.16 木曜
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新機能を練り中

ほぼじゅびふぉ の入荷は1作品。

Neru さん原作のこの作品、どなたかの EFD の入荷が過去にあったと思ったら気のせいだったよ。んー、Neru さん作品なのに前向きだ(Neru さんにしては)

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ちょいと思い立って、ほぼじゅびふぉ に新機能を追加しようかなと。前々から考えてたやつが具体的に煮詰まってきたんで。ちなみにトップページのモバイルフレンドリー化はいまだメドが立っていない模様。

てことで、やりながら考えながら、あーでもないこーでもないといろいろ練り練りやってる中。

銘板
2020.4.17 金曜
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新機能: 関連作品へのリンク

でけた……。思ったより早くでけた。

ほぼじゅびふぉ の各作品ページの下の方に、関連作品ページへのリンクを実装したですよ。これやりたかった。昨日、ふと実現化へのブレイクスルーなアイデアを思いついたんで、だだーっと作っていって今日の深夜に完成そして公開。

今日は PC 版だけ作って公開でいいかなーと思ってたけど、出来上がってみると、スマホ版にもけっこう簡単に移植できそうな感じ(行き当たりなんとか)。もう一気に行きまして。今すげー充実感のあまり腰に手を当てて爽健美茶がぶ飲みまくり。

これでいくらかでもサイト内を回遊してもらえるようになったかと。これがないと、回遊するにはトップページに行かなきゃなんないわけで。トップページはスマホからだと見づらいわけで。スマホ対応のレイアウトとか、うまいのいまだに思いつかんくて。

んで、作品ページにオススメ作品が出てれば、わざわざトップページに行かなくてもいいわけで。ってまぁ無関連作品も含めて探検するのなら、トップページの全作品リストからがいいんだけど、全リスはゆうに1400件を越してるわけで。スマホの画面からザザッと見るにはもうなんてーか、手に負えなさそうな状況なわけで。

トップページにはキーワード検索機能もあるけど。ちゃんと使い物になるものだけど。でも自分で言うのもなんだけど、「使いやすいなー」と感心できるほど、アバウトな注文に応えられるものじゃなくて。

買い物客にとって、あまりにも品数が多すぎると、そして陳列がよく整理されてないと、かえって混乱するというか。面白くなくなってしまう。「欲しいものがこの中にきっとあるんだろうけどきっと探し出せない」っつうむしろフラストな気分になってしまう。要は手間かけるのがイヤなわけで。その手間が徒労に終わるリスクがあるとなればなおさら。

たぶんそれは、ほぼじゅびふぉ の作品ページみたいな、完全無料のサービスでも同じ。無料とはいえ、ユーザーの皆さんは手間ヒマを支払うわけで。状況によっては通信料も支払うわけで。そりゃそういうのは惜しむわ。だれだってそーする。おれだってそーする。

んでまぁユーザーの使い勝手としては検索機能じゃないけど、ページの読み込み時に、曲目・歌い手・原作詞者が同様の作品ページを自動で検索しといて、あとでクリックされたらすぐ表示、という仕様。

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おかげさまで ほぼびゅびふぉ の1日のアクセス数(Google Search Console 調べ)が、おととい初めて100件を超しましたですよ(2,3日前の結果が最新)。110件。その前日に過去最高の97件ってことで、2日間の続伸。今までのパターンからいくと、ここから数日は100件を下回ってグズグズして、それからまた伸びるって感じかな。そうだといいな。

グズってたあたり、ついにパンデミック曲線が飽和かと諦め気味だったのが。世の中、外に出られなくてスマホや PC に向き合う時間が長くなってそうだから、その影響もかな。

しかし1日100件って、折しも絶賛引きこもり中の日本全国が相手な割には全然少ないわけで。去年は1日25件くらいだったのが4倍になったから、それなりの成果とは言えるか。けど母数が少ないから、x倍程度のオーダーだとやっぱしそんな目覚ましい数でもなく。この母数だとおとといの数字のさらに100倍くらいが、例えばアフィリエイトで有意な稼ぎになりそうって意味で成功といえる数字なんじゃないかな。けど毎日1万件って不可能にも思えるような。

ジャンルがニッチすぎるからってのはあるけど、それにしても伸びしろはもっとあるような。宣伝すれば伸びるんだろうけど、完全に趣味かつ完全に持ち出しなんで(という割にはカネかけてない。はっきりした支出はどう考えてもゼロ)、宣伝費をブチ込む気にはなれず。

Google Search Console でのアクセス(クリック数)の数え方は、Google 検索結果ページに表示されたリンクがクリックされた数なんで、サイト内を回遊していただいた分は入ってない。

じゃあ今回の関連作品リンク実装は意味なさそうだけど、これで楽しく思ってくださったユーザーさんがもっと使ってくださったり、お仲間さんにクチコミしていただけたりしたら、GSC にも結果が反映されていくだろうってことで。

去年の8月なんか、Google 検索結果への表示回数も掲載順位もなぜか過去最高レベルだったのに、クリック数には全然反映されてなくてな。スマホからの使い勝手が悪すぎた。Google 検索結果で目立たなさすぎた。んで今年になってそこらを少しずつ改良していったら、表示回数が増えるとともにクリック数も増えてきた。

CTR(クリック数÷表示回数)は去年より改善されてはいるけど、今年だけで見ると横ばい。掲載順位もほぼ横ばい。てことで、クリック数が増えたのは表示回数が増えたからってことで、「信頼のブランド」には全然なれてないっつうことだわな。

ただ、Google での扱いだけなぜか良かったのに結果が伴わなかった去年の8月と比べれば、今年は表示回数・検索順位の高さに応じてクリック数が伸びてるわけで、ユーザーさんがあまり躊躇しないで選んでくれ始めてる感じではある。

とか書きながらも新装備が嬉しくていろいろいじってみては、塩梅よろしくないとこ見つけてちょいとずつ修正かけてたり。

銘板
2020.4.18 土曜
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"endless wedge" など

ほぼじゅびふぉ の新規入荷は6作品。

"endless wedge" をもちまして、鏡音三大悲劇 のうち2本まで入荷完了しましたですよ。

と思ったら、ニコニコ大百科(仮)によると2曲で1セットなんだ。いやあのもっと続いてるんだけど。とりあえず区切りとして2曲組にしてるのかな。バランスとか。

入荷済みなのは、

悪ノPによる
悪ノ娘
悪ノ召使
リグレットメッセージ
白ノ娘
ひとしずくPによる
soundless voice
proof of life
endless wedge

だけど、それぞれ上の2曲でセットにしたのが鏡音三大悲劇なんだそうで。

んで、うちではまだ囚人Pの2曲組が未入荷なんだよな。どなたか英語にして歌っておいでではないかな。

"Alice in N.Y."。ニューヨークがコロナ禍で大変なことになってしまってるんで、早くに復興の途につけますように、活気あふれるカッコイイ街にまた戻りますように、ということで。

今は ✿ham さん作品の入荷を進めてるとこで、古い順から入れてるんで、比較的最近リリースされた "Alice in N.Y." の出番はまだまだのはずだった。けどニューヨーク応援企画ってことで早めてみた。

サイト側の理由もしっかりあったりする。

Sara Beat さんの "Alice in N.Y." が、なりなりにアクセスがあるんですわ。昨日から関連作品リンクを始めたってのもあって、✿ham さん版も入れれば、いつも Sara Beat 版を楽しんでおられる方々にもっと楽しんでいただけるんじゃないかと。

そして、この作品の反訳作業がすごく楽しいってのもあったりw 今回も期待に違わぬステキな英訳詞で、ノリノリで作業しましたですよ。

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しばらく前から、何はなくともとりあえずは新型コロナニュースって感じにおいらはなっちまってる。けどどうも最近、報道の癖みたいなのが見えてきた感じ。

報道も商売だから、ウケるネタをウケる味に料理して出すものなわけで。基本的に、悪いニュースがウケるわけで。「暗い話題が多い中」っつう常套句がけっこう使われるけど、世の中がそういうのを普段から求めてるから、マスコミは需要に応えた商品を的確に提供してるってだけだったりして。

東京都の新たな感染者数の推移は、この1週間は大まかに見て横ばいだった。昨日最大数を更新してしまったけど、今日までで見ると、ようやく新規感染者数の上昇を、あるいは上昇率を抑え込めた感じ。都知事がそれでも気を抜いてないのはわかる。東京都医師会が気が気じゃないのもわかる。

けどここ3週間の結果を見れば、感染者数が毎日どんどこ増えてく制御不能状態から脱して、グラフが下に凸のパンデミック上昇曲線からも脱して、どうにか制御できてそうなことがわかるわけで。このことを正当に評価する気配さえないのが不思議で。

てことで今日も「ヤバイよヤバイよ」系のニュースばかり。

「気を緩めると制御不能に戻ってしまうから、注意を促す意味で」とかまぁ理由はどうにでも。けどデータの評価は公平さが大事なわけで、報道は今まさに「公平な状態」から逸脱してるってのは押さえといたほうがよさげ。

気を抜いちゃいけない状況ではあるけど、いっつもピリピリしっぱなしじゃ気持ちが長く持たないよ。注意を促す立場の人から協力してくれてる人たちに、そろそろねぎらいの言葉くらいはあってもいいんじゃないかと。

東京はそういう状況として、全国の新たな感染者数の合計が増えてきてる感じなのが気になったり。これはランダムな発生なんで、各地の人たちそれぞれの対策次第ってことで。

ANN のニュースは東京の新規感染者数のグラフをマメに出してくれるんで、YouTube の公式チャンネルでよく拝見してる。んでお世話になっといてアレだけど、グラフの色、もう少し色弱者に配慮してもバチ当たらんと思うが。

海外だと、状態が一番ひどいニューヨークの話題ばかりで、ヨーロッパの扱いが露骨に小さくなった。あれだけ報道が大騒ぎしてたイタリアとスペインはどうなったよ。イギリス、フランス、ドイツのここ数日の動きは。ていうか今までほとんど話に上がってない北欧と東欧は。

ニュースにならなくなったってことは、ヨーロッパはだんだんと落ち着いてきてるってことでいいのかな。

アメリカも、他の州がどうなってるのかはほとんど報道されない。「ニューヨークの状況が最も厳しいという報道はよく出てるんで、そこ以外はニューヨークよりはユルい状態なんだろうな」とまでは想像できるけど、じゃあ他はどんな具合なのかってのまでは、情報がほとんどないからなかなか想像できない。

戦場みたいなニューヨークのニュースばかりなんで、思わずアメリカ全土がそうなってしまってる気がしちゃうけど、実はそうじゃないはずってことで。「はず」止まりなのが情報不足ってことなわけで。もっときちんと探せば出てくるんだろうけど、そこまでする気もまた起きず。

そういや南アフリカや南米やオーストラリアはこれから冬を迎えるわけで。感染が広がっていく懸念はないのかと。

そんなこと考えつつ、思い出したのは9年前の東日本大震災直後。全国ニュースによく八戸港からの映像が出てまして。でっかい船が4車線道路の真ん中にぶっ倒れてるっつう、まことに絵になる被写体で。あれで被災のすごさがよく伝わったかと。

それを撮ってるビデオカメラよりも後ろのほうはどうだったかっつうと、震災から1週間ほどでだいたい普通の暮らしに戻ってた。港湾は報道どおりの破壊されっぷりだったし、それで職場を失った人が大勢いらしたし、食料・燃料が足りないのも本当だった。

けど八戸の市街地は内陸の高台にあって。産業都市なんで海沿いの建物は工場が主で、家があの津波に襲われるほど海に近い低地に住んでる人はあまり多くはなくて。

しかも津波自体も、三陸沿岸の中じゃ震源地から遠いぶんだけ低くなってて、リアス式海岸じゃないんで波の高さの増幅もなくてな。三陸地方のもっと南に比べれば、地域としての被害は限定的だった。

けど報道じゃ八戸港の惨状がちょくちょく映し出されて、現地はいまだにこんなにひどいままですよっつう調子で。八戸港に関しては確かにそうだったけど、マスコミさんうまく演出してるなーってのがよくわかった。

ニューヨークの惨状は本当なんだろうか。確かに大変な状況なんだろうけど、本当に報道されてる雰囲気ほどの酷さなんだろうか。「だから大したことないはず」なんて決めつけちゃいけないけど、報道を鵜呑みにしてしまうのもまた違うような。

これからニューヨーク発の記事がなくなってくれば、状況が安定してきたってことになるんだろうか。早くそうなりますように。

それでいうと、世界じゃ日本のコロナ関連ニュースなんて全然出回ってないんだろうな。国内じゃ日に日に変わる状況を読みつつ、危機感を持って対策を打ち出したり従ったりしてるけど、海外目線じゃ日本のネタは数字がしょぼいわけで。東京の1日ごとの新たな感染者数はニューヨークの100分の1オーダー。ニュースとして見栄えがしないんじゃないかと。

つか日本の状況って、欧米の大変な思いをしてる地域に比べれば全然甘っちょろいわけで。それが欧米で仔細に報道されちゃうと、現地の政府や指導者が要らなく疑問や反感を持たれてしまいそう。人は心がささくれてくると、良くないことは何でもかんでも誰かのせいにしてぶっ叩きたくなるもんなんで。

もし日本発のコロナ関連ニュースは数字がしょぼいからってあまり報道されてないのであれば、結果的に良い方に作用してると言えるかも。

トランプ大統領なんかそこらへん察知してか、うかつなことやらかしてる WHO と中国を吊るし上げて、国内の批判の矛先をかわしとりますな。

中国もその意味だと、おもっきし怪しい終息宣言を出したり、新型コロナウイルスの出どころを米軍ってことにしたり、海外に恩を押し売りしたりってのは、政府が国内での批判から逃げたくてやったんだろうなぁ。外交的には、欧米の各指導者が、コロナ禍の対応で自分に向かうはずの批判を中国に転嫁できる絶好のネタとして利用してるけど。

ていうかトランプさんの状況判断が見事すぎる。国内の景気を良くする公約を守って株価を上げてきたのが、コロナ禍で株価が暴落したタイミングで「戦時下の大統領」宣言したりもあったし。今もう誰も株価暴落のことでグダグダ言ってないし。最近のトランプさんの立ち回りを見てると、時代劇で華麗な殺陣を見てるみたいな気分ww

銘板
2020.4.19 日曜
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真打ちを待つ

対コロナの薬として、日本のアビガンが世界からかなり注目されてるらしい。各国での治験目的には無償提供するっつう政府発表があってから、注目度が上がってるらしい。イタリアのある州は治験用が届いたのがよっぽど嬉しかったらしく、アビガン到着の声明をわざわざ発表したそうな。

ほかにも日本発や日本絡みの薬のいくつかに、有望そうっつう期待がかかってるしな。

アメリカのだとレムデシベルもいけるっぽい。

イギリスのアカラブルチニブという薬も有望らしいっつうニュースが出てるね。

どれも既存薬なんで、治療の方向性がいろいろならしく。「1個に決まればあとは要らない」というのではないらしく。ウイルスの体内での増殖を止めるとか、肺炎の症状を緩和するとか、軽症者を陰性に持って行く期間を短くするとか。新型コロナ肺炎と一口に言っても、患者によって様々な症状や状態や段階があるわけで。それぞれに合う薬を、今世界中が血眼になって探してるところらしく。

まったくの新薬だと動物実験から始まって、実戦投入に何年もかかってしまうからな。既存の薬だともう人体に使えばどうなるかは把握済みなわけで、あとは新型コロナ肺炎の患者に投与して効果があるかどうかを確かめるだけってわけで、早めの実戦投入が期待できるわけで。

てなことで、そういう薬を持ってる製薬会社の株価が爆上がりしてたりもするらしい。

しかしおいらが期待してるメーカーはまた別だったり。

ここはひとつ、奇跡の文房具アラビックヤマトがまた何かやってくれるんじゃないかとww ちなみにメーカーのヤマト株式会社は医療関係の業務はノータッチで、日本の医学者が勝手に使っては、すごい成果を挙げてるらしいw

銘板左端銘板銘板右端

ほぼじゅびふぉ の入荷は3作品。

ちょいと気分を変えて cotton さんの入荷をしてみたですよ。cotton さんは歌唱はあまり鍛えておられない感じだけど、歌詞がね、なんか高級感あって。難しい単語も多いんだけど、それじゃないと表現できないニュアンスってあるわけで。

反訳をこうして外部に提供してる身としてあまり言うべきではないかもだけど、正直なとこ、日本語に翻訳するときにそのニュアンスを、ときどきうまく伝えられてなかったりしてる。一番ふさわしい日本語を悩みつつ選んではいるけど、技量の限界がどうしても立ちはだかってしまって。

銘板
2020.4.20 月曜
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水ごときにグタグダと言う日

はやぶさ2が人気のあまり、探査対象の小惑星リュウグウがあまり注目されない皮肉。初代 はやぶさ のときも同じで、はやぶさ が調べ上げた小惑星イトカワがどんな星なのかっつうのは、機体が集めたほどの注目を集めてなくてな。繰り返しになっちまってるなぁ。探査対象をよく知るというのは、はやぶさシリーズの目的そのものなのに。

学術研究の発表内容は当たり前だけど学術的なんで、おいらたちが発表論文を読んでもわからんってのはあるが。けどリュウグウの発表論文について短くわかりやすくまとめた記事を2本見つけたんで、忘れないようにここに出しとこ。

小惑星探査機「はやぶさ2」観測成果論文が『サイエンス』に掲載 - 大学ジャーナル

隙間だらけの小惑星「リュウグウ」、探査機「はやぶさ2」が観測 - 大学ジャーナル

最初の記事の真ん中よりちょい下あたり。

「リュウグウなどの小惑星は地球に水をもたらした有力候補の一つとされ、分析により地球の水の起源解明も期待されるという」

これ、サンプルが届いてからのお楽しみの部分だね。たぶん水の同位体の含有比率を地球の水と比べるってことかと。はやぶさ2にはそれを調べる観測機器が載ってないらしく。

このテーマで調べる対象は、水の同位体の存在比率だそうな。

ヨーロッパの彗星探査機ロゼッタは片道仕様だったんで、そのぶん観測機器をガッツリ積み込んで行ったらしく。現地探査で水の同位体の存在比率が判明。探査対象のチュリュモフ・ゲラシメンコ彗星に含まれる水は地球の水とは「他人」と判明、という貴重な成果を残した。

地球に水があるのは「原始地球に彗星がドバドバ降り注いだから」という説が主流らしい。けどその説が正しいにしても、チュリゲラが生まれたのとは違う場所で生まれた彗星が、となった。

いやいや彗星というより主に小惑星が地球に水を持ってきたのでは? という説もあるわけで。彗星と小惑星は「小天体」というカテゴリだと同じだけど、生い立ちが違う。彗星は冥王星よりも遠い、太陽系の果てで生まれたのに対して、小惑星は主に、火星と木星の間あたりの生まれ。ただ、あんまし昔の太陽系史はまだまだ謎が多くて、小惑星がどう生まれたのかはいまだ諸説あるらしい。

つか「小惑星」カテゴリの定義って「太陽系内で太陽を中心に公転している天体の中で、惑星でも彗星でもなく、準惑星にも当てはまらない小さいもの全部」っつうアバウトなものらしく。

今ここでいう「小惑星」は特殊なものを除いた、つまり「小惑星らしい小惑星」ってこと。イトカワやリュウグウも含める形で。

「特殊なもの」は例えば、今年の初めにアメリカの探査機ニューホライズンズがフライバイ探査した、冥王星よりも遠い小惑星アロコス(正式名称決定前は暫定的に「ウルティマ・トゥーレ」と呼ばれてた)。組成は小惑星というより彗星に近かった。

今は冥王星より向こう側を飛ぶ軌道だけど、惑星の引力の影響を受け続けるうちに、もしかしたら太陽の近くまで落ちてくるかも。そのときは表面が太陽熱に炙られて、そりゃあもう見事な尾をたなびかせるかも。じゃあそれ彗星だろ。どっちなんだよ。それにどう考えても生まれは火星と木星の間あたりじゃないだろ。てことで、うまく判別できないそういうやつを除いた、という意味での「小惑星」のこと。

んで、地球に水をもたらした主役は彗星なのか小惑星なのか。もしかしたらリュウグウの水がでっかいヒントをくれるかも。そこらが楽しみですな。

しかし、リュウグウの水をめぐってはちっとばかりすったもんだありましたな。今となっては楽しい思い出というか。

はやぶさ2が小惑星リュウグウを候補に選んだのは、水と有機物の存在が期待できるからだった。言い換えると、地球の海と生命の素がそこにあるかも、てなことで。いざリュウグウ上空に着いて初期観測したら、水がない。はやぶさ2付きの科学者の皆さん愕然としたらしく。まぁないならないで、なんでないのかが謎ってことで研究できるんだけども、できればあってほしかったわけで。

後で精密に調べたら、想定よりだいぶ少ないけど水はあった。とりあえず想定通りだったのは、いわゆる水そのものの姿じゃなく、含水鉱物の形で存在してたこと。岩に水が化学的にくっついた状態ですな。てなわけで、含水鉱物を調べる観測装置を持って行って正解だったと。ただし地球の水と同じか「他人」かは今のとこ不明。サンプルが来るのを待て、という状態。

はやぶさ2とミッション期間がかぶってるアメリカの小惑星サンプルリターン探査機オサイリス・レックス。小惑星ベンヌを探査中。主な観測は終えたっぽい。今はサンプル採取の準備中。

はやぶさ2とオサレクはミッション内容が似てるけど、似てるのは対象天体もだった。ソロバン玉の形で、表面は岩だらけで平地がない。それぞれ現地到着前はそれぞれで対象天体をイメージしてたのが、行ってみたら両者ともハズレで、けっこう似てる星だった。

このベンヌの水がまた面白くて。ベンヌもまた水を持つ小惑星だろうっつう予想で探査に向かって、その点は大当たり。しかも水そのものの姿で存在してた。ここは彗星っぽい特徴。

「水そのもの」ってのは、地下の浅いところに氷の形で存在してたってやつで。んでベンヌ、太陽に近づくと彗星みたいに振る舞うわけで。表面が温められると氷が溶ける。真空だから気圧がかからず、小さい星だから重力による土圧もほとんどなし。地下の氷がいきなり気化しちゃうんですな。んで体積膨張ってわけで、ブッシャーと噴き出す。その上に乗っかってる石ころも一緒に吹っ飛ばす。小惑星がお手玉して遊んでるみたいな現象を、オサレクは世界で初めて観測したってわけで。

表面の石は長年にわたって水蒸気に接してるんで、サンプルを拾えばそれは含水鉱物だろうと予想がつくわけで。

オサレクが地球にサンプルを持ってきてくれるのは今から3年後。今年12月には はやぶさ2が持ってきてくれる。JAXA と NASA は、リュウグウとベンヌのサンプルの交換協定を結んでる。さー水の同位体の含有比率はどう出るかな。

水のことだけでも楽しみだけど、記事を読み進めると、岩がスカスカ、というのも出てる。これって軽石状ってことなんだろうか。けど中には普通の地球の石みたいにみっちり詰まったものもあったとか。

はやぶさ2が持って行った独仏の着陸機 MASCOT。この調査結果では、リュウグウには2種類の異なる岩石が混在してるそうで。おそらく過去に2つの天体が衝突して、両者の破片がユルく集まったのがリュウグウ、という見方をしてる。

てことは、衝突した2つの母天体はスカスカ星とミッチリ星なんだろうか。それとも、どっちかもしくは両方ともがそれぞれでスカスカとミッチリの要素を持ってたんだろうか。

これもまた、はやぶさ2が持ってきてくれるサンプルに答えがあるといいですなぁ。

イトカワの時で既に、現地探査のデータから、イトカワはスカスカな星だと結論が出てた。けど手に入ったサンプルは微粒子。軽石かどうかの判断はできなかった。ミッチリな岩が隙間だらけで集まってて星全体としてはスカスカ、という説も捨てられない状態というか。

これももしかしたら、リュウグウのサンプルで不確定要素を確定していけば、そこからイトカワの真の姿が見えてくるかもね。

はやぶさ2ってかなり国際的なプロジェクトだよな。オサレクが同時並行になったのは偶然だったけど、独仏も MASCOT で参加してくれたし。あと再突入カプセルの着陸予定地のオーストラリアの科学者も巻き込むことになってる(協力のお礼として、サンプルの一部を渡すことになってる。初代 はやぶさ のときもそうしたし)

アメリカの世論でこれからオサレクが盛り上がってほしいところ。オサレクがサンプル採取するのは今年の後半。NASA は無人サンプルリターンの経験が2回あるけど、対象天体から直接というのは今回が初めて。有人サンプルリターンだとアポロ計画があるけど、無人にはあまり応用が効かないと思われ。盛り上がれる要素はあると思う。そして、そうなれば自動的に はやぶさ2にも世界的に注目が集まるだろ。

けどコロナ。こいつがその時までにどうにかなってくれれば。それならアメリカ発で世界中が素直に楽しめるネタになれそうなような。そりゃもう一昨年から去年、はやぶさ2が日本中を盛り上げたみたいに。

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ほぼじゅびふぉ の入荷は3作品。

今日も cotton さん。これやったら残り1作品で満願だなーと思ったら、残り3作品だったのココロ。明日やるべ。

『ジッタードール』は過去の入荷作品を参考にしようと思ってさ。Juby さんの歌詞が2バージョンあるんで、それを読みながらいこうと思ってさ。

Juby 版の歌詞セットに間違い発見(汗)。フレーズの区切り方を間違えてて、かなり半端な状態になってた。

とりあえず日本語反訳は、区切りを直してもそのままで問題ないとわかった。修正した今、どこで区切りがおかしくなったのか調べてみた。

日本語原詞のコピペでいつもお世話になってる初音ミクWiki 様は問題なし。

英訳詞。ここが原因だった。もー Juby さんたらww こっちはちゃんと直しときましたよ。

cotton さん、作品が新しくなるごとに、歌唱がうまくなってきてる……。

銘板
2020.4.21 火曜
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『ラプンツェル』など

ほぼじゅびふぉ の入荷は今日も3作品。

cotton さん満願成就。最近の3作品はすべて原作がナブナさん。てことが歌詞の流れがそう簡単じゃなく。さらに cotton さん節炸裂で輪をかけて難解。マジきつかった。

きついんだけど、元歌詞から適度に付かず離れずの英訳詞って、読んだり聴いたりしてるぶんには面白いんだよな。作るのにそれだけ創造性が必要かと思うけど。んでまさにそれを提供してくれてる cotton さんはここ3年ほど、ほぼじゅびふぉ に条件が合う作品を出しておられなく。

Jenny Elizabeth さんもまた独自の感性で付かず離れず(ときには離れ技)をやってくれる人なのに、こちらも休止状態。

cotton さんもそういう才能をおいらに見せつけてきたからには、やっぱし新作を期待しちまうわけで。

けどやっぱし反訳キツいw

歌唱の方は、cotton さんは「期待に添えていない」みたいなことを、ある作品の作者コメに書いてはいたものの。今日入荷したあたりでけっこうな上手さに達してると思うが。ずっと腕前が伸びてきたんだから、そのまま作品を出し続ければさらに伸びるはずだし。声質も綺麗だし。

復 活 希 望。

反訳キツいけどww

銘板
2020.4.22 水曜
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世界、油いらないってよ

今朝新聞を読んだら、原油ヤバいことになってた。5月渡しのニューヨーク先物とかいうのの相場がマイナスって……。今(祭りはもう終わったかな)この先物商品を買うと、無料どころか1バレルあたり4000円くらい売り手さんから貰えるってことらしい。なんぞこれwwww

先物取引って前売り券のことだよな。新幹線とかコンサートとか映画とかでよくある、事前に買っとくタイプの期間指定のチケットみたいなノリだと理解してる(自信ないけど)

最初の買い主が、「定価でオッケー」っつって前売り券をゲット。代金は即金か、支払う確約をするってことかと。

んで先物取引は現物が手に入るまでに、相場でチケットの取引価格が上下する。コンサートの前売り券はダフ屋行為が禁じられてるけど、先物市場に出てくる商品だと、まさにそのダフ屋行為が公認されてる状態(だと思う)

最初の買い主さんが儲けるには、その商品の先物取引の締め切り前に、前売り券を他の人に、手数料込みで買ったときの代金よりも高く売れば勝ち。んでまぁ人気のチケットなら、買いたい人が多いんで相場が上がる。上がったその値段で買いたいよっつう人がいれば商談成立。

逆に人気のないチケットなら、売りたい人が多くて買いたい人が少ない。てことで相場が下がってしまう。その値段で売ると、儲けが見込みより減ったり赤字になったりしてしまう。それでもいいからとにかく誰かに売るか、自分でその不人気商品を引き取るしかない。

んで5月渡しのニューヨーク先物原油という商品(の前売り券)を先物取引していい期限の締め切り直前あたり、市場は売りたい人オンリーで、買いたい人がゼロっつう超不人気商品になっちまってたと。んで史上初の0円(というか0ドル。同じことだね)という値がついたどころか、それでも欲しい人がいなくて、ついにマイナス相場に突入したってことらしい。その前売り券は無料で貰えるどころか1バレルあたり4000円くらいのお小遣いも付けてくれるっつう至れり尽くせりぶり。

その後はどうなったんだろう。その条件で引き受けてくれる人は現れたんだろうか。現れてくれなきゃ、もうその前売り券はババ抜きのババだわな。最後に持ってた人が欲しくもない原油の現物を、5月になったら責任持って引き受けることになるわけで。

先物商品を売り買いしてる人って、その商品そのものに特別な思い入れや、扱うための専門知識はないと思う。売り買いの差額で稼ぐためのネタでしかないと思う。そんな人が原油の現物を持ってしまってもどうしようもないと思う。先物取引って怖いなあ。

ついこないだまで、アメリカ、ロシア、サウジアラビアの三大産油国が増産決定そして増産決定そっちがそうならこっちもこうだと増産決定って感じで、ダンピングのチキンレースやってたよな。「テメんとこの石油産業、採算割れさしてブッ潰してやらぁ」てな感じですか。んで三者ともマジでキツくなってきたんでつい数日前、「仲良く減産しましょ」と手打ちしましたよっつう記事が出てた。

けどコロナ禍の下押し圧力はそれどころじゃなかったってことで。

5月ってエアコンあんまし使わないよな。暑すぎず寒すぎず。八戸だと朝夕は冷え込んだりもするけど、とりあえずエネルギー消費がかなり少ない月なんじゃないかな。海外だとゴールデンウィークもないしな。クルマのエアコンも送風オンリーの時間が長くなって、そのぶんガソリン・軽油の消費も減るだろうな。

あと、こないだの冬は暖冬だったからな。日本だけかな。世界中だったのかな。とりあえず日本は暖冬で暖房需要も少なかったろうし。石油流通の会社のタンクには、売れ残った原油なり石油製品なりがタプンタプンに余ってそう。

季節要素もコロナ情勢も下押しってことで、こうなっちゃったか。

日本の場合は原油の国際相場が安けりゃ安い方が助かるんで、このままでも別に困らんわな。むしろ助かる。困るのは産油国。手打ちで丸く収めたはずのチキンレースが強制続行っつう獄卒鬼畜の超展開そして伝説へ。これで関連会社がどんどん潰れてしまうと、日本も供給に問題が出そうではあるけど。

トランプ大統領、中国にコロナ禍の損害賠償を請求するみたいだけど、今回の原油先物取引での損失も上乗せするのかな。

おお、そのトランプ大統領に合流して、ヨーロッパの主要各国が一斉に中国批判かよ。どうする中国。ヘンテコな小細工したツケが早速回ってきてるが。ていうか我らが日本はどうするんだろ。今の G7 じゃ中国批判してないのは日本とカナダとイタリアか。存在感薄いほうのメンツが揃っちまったな。

そういや中国がコロナで大変になってたあたりって、相変わらず米中の仲が悪かったよな。んで中国は日本にすり寄ってたよな。習近平国家主席を日本が国賓として招くことにもなってて、日本としても中国としても、友好ムードを醸成していきましょうな感じでな。

もうなんかそれどうでもよくなってきた。おいらはもうどうでもよくなったけど、政治外交の方じゃどうなったんだろね。とりあえず今しばらくは各国首脳とも自分の国から出られない状態が続くから、その間は国賓招待とかの話はナシだわな。

中国さんのイメージがここまで落ちてしまうと(自分で落としたんだが)、もしかしてあの時のすり寄りって、日米を離間の計する腹だったのかなとか要らなく勘繰ってしまったり。

今回は中国発で他の国々が迷惑を被った形だけど、日本発でちょっと似た例があったなーと思い出した。

東日本大震災から数カ月後。カナダ・アメリカ西海岸に潮流で運ばれた震災ガレキが大量に漂着した。それを知った日本政府はカナダとアメリカの政府に対して、迷惑をかけてしまっていることを謝りつつ、日本がガレキの処理費用を負担すると申し出たんだよな。

そしたら米加両国はとても同情的で、「これは自然災害であり、日本に責任はありません。よって日本が処理費用を負担することはありません。こちらで処理するのでご心配なく」との温かいお返事。

きっと現場は、万一の放射能汚染を防ぐ必要性から面倒なことになったろうに。そのことで不安やストレスを持った方々もいらしたろうに。けどそういうことは一切、日本側に言わなかった。

余談だけど、その震災ガレキの中に鳥居があった。現地の人たちはそれを大切なものと理解して、捨てずに取っておいてくれた。日本側に問い合わせたら、八戸の海っ端の祠のものと判明。その鳥居をわざわざ八戸に送ってくださったという、大変ありがたいこともあった。

いろいろとイイ話になったわけで。

「相手に敬意を持てば敬意を返してくれて、いい関係になれる」ってのは、中国じゃ通用しない考え方なんだろうか。中国は国際社会に対してその道理の逆をやらかして、道理が正常に作動した結果、中国は意向と逆のものを得てるわけだが。

ってまたおいらも米英独仏の首脳の尻馬に乗ってるな。英独仏の首脳の皆さんはたぶん、トランプ大統領と口裏合わせてのことかと。けどこないだまで中国寄りだったのに、見事な手のひら返し。

あとで風向きが変わったらまた手のひら返すかな。

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また出ますた100越えと記録更新。ほぼじゅびふぉ の Google Search Console でのクリック数(Google 検索結果から ほぼじゅびふぉ に来てくださった方の数)の話。

ってさ、いい結果が出たときばっかしこんなの書くのって、パチンコ中毒の人が、こっちから聞いてもいないのに「昨日勝ったよ」と言ってくるのと同じだな……。

嬉しくてここ数日のアクセスログをバーッと見たんだけど、いやさ、こないだ、

しかし1日100件って、折しも絶賛引きこもり中の日本全国が相手な割には全然少ないわけで。去年は1日25件くらいだったのが4倍になったから、それなりの成果とは言えるか。けど母数が少ないから、x倍程度のオーダーだとやっぱしそんな目覚ましい数でもなく。この母数だとおとといの数字のさらに100倍くらいが、例えばアフィリエイトで有意な稼ぎになりそうって意味で成功といえる数字なんじゃないかな。けど毎日1万件って不可能にも思えるような。

と書かせて頂かせて頂かせて頂き申した所存なわけですよ。アクセスが1日100件は少ない気がするってことでさ。やっぱし少ないと思う。

アクセスログを見るとと一見さんばっかだもん。しかも回遊もほとんどしてくれてなくて、こないだ投入した新機能もほぼ不発。ほとんどのユーザーさんは、1曲だけ聴いて帰ってしまってる。こっちが設定した楽しみ方してくださってない。そして大抵は二度と来てくださらない。

これはまったくユーザーさんのせいじゃなくて、ほぼじゅびふぉ が、おいらが思ってたほど魅力がない、EFD の面白さを伝えられてないっつう厳しい現実なわけで。

クリック数が増え続けてるのは嬉しいけど、中身はそんな状態。

だから、実は伸び代がものすごくあるってことでもある。1日1万件はどうかわからんけど、100件どころじゃない需要が本当はあるはず。一見さん止まりで逃しまくってる方々の一部でもリピーターになっていただければ、どんどこどんどこ人が来てくれる大賑わいサイトになれるはず。てことがわかってきた。

歌い手さんや英訳詞家さんについての解説・説明を用意してないってのがな。そこが EFD 中毒への敷居を高くしてそうだなーとは前々から思ってる。けどその敷居をどう下げるかがなかなか思いつけんくて。

モヤっとしたアイデアならあるけど、もっとはっきりしてからだなーなんて。

いらした方々にはどんどん EFD 中毒患者になっていただきたいんだけど、今は、ペロッと舐めてハイさよならの超ライトユーザーしか獲得できてない状態。商売なら、常連さんをほとんど獲得できてないってのはその日暮らしに近いわけで。どーもね。

趣味だから深刻な話じゃないし、もし今 ほぼじゅびふぉ をサーバから全消ししても、おいら含めて誰も困らない状態なんだけどさ。

でも今の成績は、見えてきた伸び代に対して不本意というか。

とりあえず今は Google 検索結果への表示回数が伸びてて、それが一見さんを呼び込んでくれてる状態。

以下のグラフは、青い線: クリック数、紫色の線: 表示回数、オレンジ色の線: 平均掲載順位。最新(右端)の日付は2020年4月20日。

去年の8月は表示回数が増えてたのに、クリック数が全くついてこなかった。今の違う点はスマホ対応したってこと。その点はウケてるんだよな。けど常連さんがなかなか付かない。なんか矛盾してるな。

となると考えられるのは、

「緊急事態宣言で暇を持て余している人が多い」

かなぁ。

あーあと Google 検索結果に【英語歌詞と和訳】を入れるようにしたのが、Googlebot がページをぽつぽつと拾いに来て検索結果にぽつぽつと反映させるごとに増えていくわけで。これも効いてそう。けどこれって道端での客引きがうまくなったってだけで、店の中でのサービスの満足度とは違う話だよな。

けどとりあえず今は、ネット上をぶらつく人が増えてて、客引きもうまくなってきてる。

なおさら常連さん作りのチャンスじゃないのかと。ボーナスステージに突入してるのに打つ手なしという有様だったり。

クレア先生の『紅蓮華』っつうヒット商品が引っ張ってる面もあるな。けどそれ以外のトータル数も伸びてるんだよな。『紅蓮華』人気もいつまでも続くはずがないし。あーあ次なる手立てはどうすりゃええんじゃ。ていうか新機能の不発が痛恨。

……、

……、

……。

新機能の位置を変えてみた。






もっと目立つところに持ってきてみた。あとフォントもちょっと大きくして、全部太字。

これで多少の改善はあると思うけど……。

新機能って見た目が地味なんだな。スルーされちゃう理由ってそれもあるかもな。急に思い立って作ったまんまだからな。さらに目立つようにすべえ。後でw

〓ZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZ⊂<回 ←仕切りジッパー

アクセスログを見てると、ときどーき rachie さんの『ゲーセン上のアリア』を訪れる人がいらっしゃる。聴けばすごく楽しい曲なのに、元歌はなぜかあまり知られてない曲でもあるらしく。rachie さんよく発掘したなー。しかも ほぼじゅびふぉ への入荷が比較的最近なんで、Googlebot はまだ拾ってくれてないと思う。

じゃあなぜときどーきアクセスがあるのか。

曲目リストの並び順で、大人気のクレア先生の『紅蓮華』の隣だからw ページの一番下に、次の曲としてリンクが出てるからw

そういうたまたまな曲との出会いって楽しいもんだと思う。ユーザーさんにこれをもっと高頻度でやっていただけるように持って行きたいなと。

銘板
2020.4.23 木曜
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前1200年のカタストロフ

「カタストロフ」という言葉を Mac 付属の辞典で調べると、

  1. 自然界および人間社会の大変動。変革。
  2. 劇や小説の悲劇的な結末。破局。

と出る。

Wikipedia『前1200年のカタストロフ』というのが気になって。世界史の話ですな。んでこの場合は 1. の意味ですな。

今から3200年前っつう古い昔に、人類史に残るほどの大変動があったってのが意外で。

その時代の文書の記録を基にしてるはずってことで、主にオリエント地域の話だなとは察しがつくけど。

記事中に「カタストロフによりエジプト、メソポタミア、ヒッタイトらが共に崩壊」とあるけど、エジプト、メソポタミア、ヒッタイトらが共に崩壊したからカタストロフになったんではないかと思うが。

んで当時の文明世界の3つのセンターが、それぞれの理由でたまたま同時崩壊を起こしたって感じかな。今でいうとアメリカ・ヨーロッパ・アジアの政治経済体制が同時破綻ってとこか。

……、

……、

……。

今ってその瀬戸際じゃね? 今回の崩壊要因はそれぞれじゃなく、共通だけど。

3200年前は、ヒッタイトが国家機密にしてた製鉄法が拡散して、結果的に世界的な技術発展を促したわけで。

今の場合は……まず新型コロナウイルスの拡散があって、それが文明の崩壊要因になってるな。崩壊は望まんけど、その後に何が残って、何が広まるんだろね。広まった何かで、世界はどうなるんだろね。

この Wikipedia 記事、半年以上前から取り上げようとネタ帳に仕込んでたんだけど、なんかたまたま今の時勢に合ってしまってるのに気づいてしまって。ていうか今日はこのネタにしようと決めた時点じゃまだで、書いてるうちに気がついたですよ。

何十年か後、歴史じゃ今のことを「2020年のカタストロフ」とでも言うんだろうか。

トバ・カタストロフ理論 も見ると、どうも歴史学や考古学での「カタストロフ」の意味は単なる大変動・大変革じゃなく、何らかの大規模な破滅・破局が付き物な感じ。

コロナ禍はカタストロフになりませんように。アマビエ様、どうぞよろしくお願いいたします。

銘板左端銘板銘板右端

ほぼじゅびふぉ の入荷は3作品。

Lucy さん作品は少し頑張れば満願できそうなんで、ちょっといってみた。

ところがああそうだった。Lucy さんの英訳詞もまたこれが、非ネイティブにはなかなかのものだったんだった。

銘板
2020.4.24 金曜
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『ココロキズ』など

ほぼじゅびふぉ の入荷は Lucy さんの4作品。

Lucy さんこれにて満願成就。きつかった。けど積年の何とやら。あーすっきり。

昨日まで未入荷だった7作品中5作品が、今までまったく入荷歴なしの曲。作業はラクではないけど、そのぶん ほぼじゅびふぉ の幅が広がったってことですわ。

最近、関連リンクっつう新機能を始めたわけで。これってページ同士のつながりが生まれたってことで。元曲がまったく新しい場合は、「同じ歌い手」「同じ原作詞者」のリストのバリエーションが増えるってことで。関連リンクを見た人が、「あ、この曲も入ってたんだ」と思っていただけたらな幸いだなと。

投入から数日であまりにも使われてないことが判明したこの新機能、目立つ位置に場所替えしたら、ご利用されてるなーというザッピングなアクセスログがいくらか増えた感じ。まぁ3日に2回くらいだったのが1日3回くらいになった程度だけど。

もっとザッピングを楽しくするには、とりあえずはもっといろんな作品を入れてくことだわな。

銘板
2020.4.25 土曜
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新作立体写真は2017年8月ぶん

新作立体写真 2017年8月 ができたよー。

実は最近、作りだめしていたのだった。まだあるんだな。そこらはおいおいと。

今回は、夜の波止場シリーズ。ていうかネタは3個だけで、ロング撮影とズーム撮影を合わせて9組の立体写真にしとります。静寂感がイイ感じだなーとか。

ステレオ立体写真を作るのってけっこう手間がかかるんだわ。んで画像組が完成してるやつがあと2セット。ページ作りもまた手間かかるんで、気力が再び漲ったらってことで。つか、画像組作りがいつ終わるかわからん膨大なやつが1セットあったりする。ちょっとやって、根性続かなくて投げてるとこ。なんであんなに撮ったかなー。

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『きみも悪い人でよかった』。天国的なサウンドと肯定的な言葉が多く並ぶ歌詞で圧倒され、っつう流れでだけでも心揺さぶられる。けどこの曲の凄みって、そんなお膳立てとはズレてる、歌詞での客観的な状況、だと思う。主人公がいるのは、天国とは程遠い、全然ままならない現実の中。このさじ加減が絶妙なんだなって今気づいた。黒澤明の『赤ひげ』を思い出しちゃったよ。

あの映画での黒澤と同じものを、原作者さんは見てるんだと思う。Oktavia さんは今回は珍しく、英訳詞の内容を独自方向に膨らませず、原作の方向性に忠実に沿ってる。きっと Oktavia さんも同じものを見たんだろうな。

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また昇竜拳。都合いい時しか出さない ほぼじゅびふぉ の Google Search Console 結果。クリック数(Google 検索結果から ほぼじゅびふぉ のページをクリックしていただけた数)がハイスコア更新ってことで。最新の4月23日木曜付が134件。いやさ、記録更新までもうあと何日かグズグズするもんだと思ったら、インターバルたったの3日。グラフがヤバい。

パンデミック曲線ですがな。けどまだ数値が弱い。もしこのままの調子がしばらく続くのなら、ここから先はもう見る間にドバドバのウハウハなんだけど。けどニッチなジャンルだしサービスも至れり尽くせりってわけじゃないんで、いずれ限界が来る。現状の限界がどのあたりにあるのか。せっかくここまで持ってきたんだから、そこを見てみたい感じ。これで打ち止めかもしんないし。そしたらこのグラフ画像は記念写真ってことで。

世界中なんもかんも塞ぎ込んでるこのご時世にこんな右肩上がりのグラフなんて、マスクの売り上げ以外じゃなかなか見れるもんじゃないぞww

儲けナシだけどwww

銘板
2020.4.26 日曜
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あかつき が本懐遂げた

金星の大気現象で長年の謎だったスーパーローテーションの発生原理、ついに解明。日本の金星探査機 あかつき からのデータの解析でそれを立証したそうで。

金星探査機「あかつき」観測成果論文のScience誌掲載について - JAXA

「3. 研究手法」より。

「研究グループは、観測で得られる画像に写る雲を追跡する、高精度で信頼性の高い手法を新たに開発して、風速を求めました。研究の成功に特に重要だったのは、得られた結果から動的に誤差を推定する手法を開発したことでした。新たな手法と新たな評価法によって、従来は不可能だった風速の微細構造が明らかにできるようになり、スーパーローテーションに対する大気の波や乱流の効果を見積もることもできるようになったのです」

これ確か、研究グループ内の学生さんが発想して自ら開発した方法なんだよな。スーパーローテーションの解明っつう あかつき 最大の目標について、めちゃめちゃ決定打になってる。Science にお名前が載ったかどうかはわからんけど、その学生さんが作ったものは確かに載ったわけで。これからのご自分の活動について、自信がついたんじゃないかと。

今の JAXA/ISAS の探査の主流は大気のない小天体からのサンプルリターンになってるけど、それまでの主流は惑星気象学だった。なかなか地球以外の天体での成果を自前の探査機で出せないでいるうちに、サンプルリターンにお株を取られた形に甘んじてしまってたけど、どっこい生きてるシャツの中。金星大気最大の謎を解いたっつう大殊勲をあげくれた。

惑星気象学で続くは水星探査機 みお。今は水星に向かってるところ。水星は磁場がなさそうな星なのに、なぜか磁場を持ってる。「大気がない」と紹介されることが多いけど、地球の高度 500km くらいの圧力の、薄い大気があるらしい。みお はその磁場と大気を探査するんですな。

磁場の分野もまた惑星気象学の一部として、ISAS で長年の研究の蓄積があるね。磁場・大気・太陽風の関係を探り続けてる。地球磁場関連の研究だと、観測衛星 れいめい と あらせ が稼働中。惑星じゃないけどお月様の磁場は かぐや が探査済み。

あかつき はついに金星スーパーローテーションの謎を解いて本懐を遂げたわけで(正直、あかつき 以降も探査を続けないと解明できないと思ってたよ)。みお は、水星に磁場が存在することそのもの、という謎を解けるかな? どうか解けますように。そして、水星の磁場と大気との相互作用で新たな発見ができますように。

銘板左端銘板銘板右端

ほぼじゅびふぉ の入荷は大量16作品。

Meltberry さんをやり始めたら、すげー数になっちまった。コピペで済むのが多かったんで。

でもまだ Meltberry さんの未入荷がいっぱい。✿ham さんの未入荷もいっぱい。ほかの方々のも立ちすくむほど膨大。どう進めよっかな……。

銘板左端銘板銘板右端

ヒュッバァーーーン!!

過去最大の下落幅。マイナス44件 orz

いい夢見させてもらったぜ……。

銘板
2020.4.27 月曜
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あのアスタコNEO の現在と未来

新作立体写真でパワーショベルを扱ってたら、思い出しちまったですよ日立建機のアスタコNEO。

ええと……(過去ログ検索中)……おお、2012.9.14 だった。

双腕のパワーショベルですな。ショベルの他にもその両腕にいろんなアタッチメントを取り付けられるわけで、片手で廃材を持って、もう片手のチェーンソーで切るとかできる。両方をカニツメにして、パランス取りが難しい対象物を移動させるとかもできそう。まぁ要は、重機開発の名目で、日立建機はモビルスーツの礎を開発してるってわけで。メーカー側も意識してる部分があって、操作方法とかに搭乗型巨大ロボット操縦を思わせる仕組みを採用してるとか。

ただ、それっぽさを狙って、出入り口をコクピット前面にしてハッチを開く感じにしてみたら、現場の人たちから「普通の方がいい」という意見が多く寄せられて、泣く泣くロボット感なしの横から出入りする形にしたりとかあったらしい。あくまで実用品なんで、ロマンと使い勝手とのせめぎ合いが起きてる模様。そんなせめぎ合いが起きてしまうほど、この重機はモビルスーツに近いってわけで。

画像検索とかしてたら、なんと2018年にさらに進化したやつがコンセプトマシンとして現物になってた(公式サイト

このページの写真じゃコンセプトマシンの売りがちょっとわかりにくいな。おっ、トピックス の画像でしっかり写ってる。写真がめとくべ。

ガイーン! アスタコ、大地に立つ。

どうも「不整地に対応」というのを口実にして、キャタピラを4つにしてそれぞれ独立に車高調を入れたらしい。

コクピットの上にガンダムとかの頭を飾りで乗っけたら、これもう人型巨大ロボットでいいんじゃね?って出来栄えだな。あとはコクピットの窓ガラスを防弾仕様にしてちょっとやそっとじゃ割れないようにすれば、あるいはその部分に剣道の面みたいな鉄格子を取り付ければ、アスタコNEO のワンメイクバトル世界巡業いけそうですが。これもうクラタスじゃ太刀打ちできんだろ。

椎名誠の小説で、夜中に重機に乗ってバトルするのがあったっけな。登場人物たちはそのカタストロフ(こないだ覚えた言葉)をその場で文学的インスパイアの糧にするっつうバカバカしさが最高だったな。

クラタス VS メガボット戦でわかったのは、相手を切り刻む装備はあんまし面白くない感じってこと。アメリカ流らしい(手製の RC カーに武器を装備して破壊し合う番組が人気らしく、丸ノコとかフツーに装備してる)けど、武道の国日本の感覚だと、クラタスの左手に装備してた、まさにぶん殴る用の球がいい感じなような。

どうしても「掴む」をやるなら、腕のパワー制限が必要かもな。ぶっ壊しすぎないようにと(巡業で使い回すから)、パイロットの安全確保と。

そして西暦2035年。重機のロボット化が進み、バトル興行からの技術フィードバックと AI の応用により、ロボ重機は複雑な作業を大パワーで俊敏にこなすようになり、結果としてロボ重機を悪用した犯罪が横行することとなった。この状況への対応のため、警察庁は取締用ロボ重機の配備を決定……なんてパトレイバー展開が来るか!?

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今日も今日とて ほぼじゅびふぉ の入荷が大量15作品。

昨日に続いて、Meltberry さんのコピペで済む作品が中心。そして ✿ham さんをちょいと。

長く英訳詞を作っておられる方全般に言えるけど、作品発表を積み重ねるごとにだんだん英訳詞が高度化してくるんですよ。様々なテクニックを身につけて、自由自在に使いこなしていくんですよ。それこそが上達というもので、喜ばしいことなんですな。

もうちょっと具体的には、英語の言い回し・慣用表現が頻出するようになっていく。字面でいうと、単語じゃなく熟語だから、より長い表現だから、ドンピシャな表現をドンピシャな位置に、メロディとも合うように当てはめるには、相応の腕前と勘どころが必要なわけで。

英訳詞者さんたちはその技をだんだんに会得していくわけで。

ただ、そうなるごとに反訳の難度が上がっていくんですわ。こっちは勝手にやってる身分なんで、文句言うのはお門違いだけど。

✿ham さんの今うちで扱ってる時期(2015年)がまさにその佳境に入ってて。非ネイティブにはわかりにくいのなんの。それがあと5年分あるわけですが。

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2020.4.28 火曜
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PDCA サイクルの落とし穴

PDCA サイクル について。

このPDCA (Plan, Do, Check, Act) の英単語は単純だけど、どうもあんましピンとこないわな。直訳すると「計画 → 実行 → 確認 → 行動 →  計画……」。やっぱしピンとこない。

こういうのって日本語にすれば頭に入って来やすいのではないかと思って。

とはいえ直訳がピンとこないわけで。んで PDCA サイクルの1コ1コにきちっとは対応してないけど、こういうのはどうかと。

学習 → 訓練 → 実践 → 評価 →  学習……

経験的に、物事の上達や改善ってこのサイクルで回るもんだと思う。

と言いつつ Wikipedia『PDCAサイクル』を今さら読んでみたら、1コずつの訳が出てた。「計画 → 実行 → 評価 → 改善 →   計画……」だそうだ。なんだこれならわかりやすいわ。Check(評価)と Act(改善)。ここが翻訳のツボどころだったんだな。けど、学習と訓練は要らんのかね。これけっこう大事だと思うが。どこかに学習と訓練を挟まないと、2回くらいサイクル回したあたりで早々に壁にぶち当たるんだが。

たぶん 改善 → 計画 のあたりに含まれてるんだろうけど、一般的にはそこが認知されてないんじゃないかと。んでまぁあたかもすげー簡単にできるかのような幻想がはびこってるわけで。

「PDCA サイクル、PDCA サイクル」とうるさく言う人ほどやったことなかったり、実際にやるってのがどういうことなのかわかってなかったりしてな。

てことで、軽々しく「PDCA サイクル」を連呼するやつは、自分でやったことがないやつってことで。

5W1H も同じ感じだわな。連呼してる人に「ええとそれどれとどれでしたっけか」なんてカマかけると、「んーとね、ホエン、ホエア、……フー……」とか指折り数えてる時点で「お前が覚えてねんじゃねぇかよ」ってことでさ。

てことで、PDCA サイクルらしきものをときどき回してる ほぼじゅびふぉ の裏方も、学習と、それに伴う訓練というか試行が必要な壁にぶち当たってる案件が何個かあるんだが。いやほんと PDCA サイクルって字面通りじゃ回んねっすよ。

あと ほぼじゅびふぉ の裏方の目線で考えると、ブレイクスルーの方法は「学習」「訓練」(試行)のほかに、「他者に支援を求める」「閃きを待つ」があるな。「他者に支援を求める」→「ググる」、「閃きを待つ」→「露天風呂に漬かる」ってあたりですか。

そうだ必須パーツがまだあった。「普通程度の根性」。ほぼじゅびふぉ の裏方の開発も表方の入荷も遅いのは、これが常日頃から枯渇してるからww

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5W1H ならけっこう簡単に覚えられるよ。英語だから覚えにくいんだよ。てことで、こっちも日本語化というか、日本語ベースの呪文化(じゅもんか。のろいぶんかじゃなく)

「ダレナニーツドコナゼドヤ」

この呪文を暗記すればオッケー。

誰(Who)、何(What)、いつ(when)、どこ(where)、なぜ(why)、どうやって(how)。6コ全部入ってる。ちなみにこれ Wikipedia『5W1H』での登場順そのまんま。って6年くらい前のことだから、今は変わってたりしてな。どれどれ……ああもう全然変わってるわ。別に順番なんかどうでもいいや。

呪文として覚えにくかったら、外国人の名前だと思うってのもアリ。ダレナニーツ・ドコナゼドヤさん。この程度の長さの人名なんてざらにある。中央アジアあたりの人かなw

んで6年前に Wikipedia 記事を読んでたら、W やら H やらにバリエーションがあることを知って。全部まとめて重複を省いたら 6W3H になった。その呪文。

「ダレナニーツドコナゼドヤ ダレニクラナンコ」

誰(Who)、何(What)、いつ(when)、どこ(where)、なぜ(why)、どうやって(how)、誰に(to whom)、いくらで(how much)、何個(how many)。

なんだかロシア寄りの人になったww

「こんなものは邪道だ。5W1H はあくまで原典に則って英語で覚える必要がある」というタカ派向けには、それ用の覚え方を作ってもいないけど(自作の覚え方で覚えてしまったんで)、ヒントくらいなら。

どうですか、どうせカタカナで「ホエン、ホエア……」とか言ってんだもん、「5W1H」なんてしちめんどくさいだけの字面にこだわらず「6H」でいいじゃないですか。全部ハ行で始まるよ。「フホホホホハ」でもいいかもね。

いやまぁ確かに、特に 6W3H なんかは英語も覚えたほうがより深く応用できるんですがね。とりあえず暗記していつでもすぐ出せないことには話にならんわけで。日本人にとっては、元の英語のまま世の中に紹介されてる現実が、「とりあえず暗記」っつう第一関門突破の邪魔になってるわけで。形にこだわるはその後でいいんじゃないかと。

つか実際に覚えて時々使ってると、なんでいちいち英語で覚えなきゃなんないことになってるのかマジで意味わからん。日本語で直で覚えると、頭の言語回路を切り替えなくて済むぶん本筋の作業に集中できるよ。

PDCA サイクルも覚えやすい日本語があればいいですな。おいらは PDCA サイクルに疑問を持ってるんであんまし関心ないけど(簡単そうなのは見せかけで、実際に動かすには重要なパーツが足りないインチキってことで)

「計画 → 実行 → 評価 → 改善」なんなら「ケイジツヒョウカイ」か「ケージッピョーカイ」でいいんでね?(テキトー)

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ほぼじゅびふぉ の入荷は7作品。

『ワンルーム・オール・ザット・ジャズ』。見つけてしまった。この曲でまた逸品を1作品。逸材を1人。ソッコー確保。そういや今うちのサイトじゃ "Alice in N.Y." が人気の Sara Beat さんは、この曲名で YouTube 内検索して見つけたんだったっけ。あの時も一発でやられてソッコー確保したっけ。

そして AirahTea 版『ワンルーム・オール・ザット・ジャズ』もまた YouTube で再生数をあんまし稼げてない。こんなにも素敵なナンバーなのに。

揃えなきゃなんない大御所がまだまだ揃ってなくて、いつも気ばかり焦ってるけど、こういう掘り出し物を掘り出してしまうとね、もうほんと面白いように喜びますのであんまし餌を与えないでください。

銘板
2020.4.29 水曜
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『いつか、シンデレラが』など

ほぼじゅびふぉ の入荷は5作品。

『あめがふれば』。歌詞の内容が ✿ham 節の完全体。EFD の鏡すなぁ。

日本語歌詞 → 英語に翻訳 でそのままの意味を英訳詞にしようとすると、音符が余ってしまう。そのスカスカなところに、英訳詞家さんたちがどんなセンスで何を詰め込むのか。そこが EFD の醍醐味ですよ。

✿ham さんの入荷は、だいたい古い順から初めて、今日は2015年の後半から2016年に入ったあたり。✿ham さんの個性が光ってる年代に既に突入してはいるけど、『あめがふれば』は特にキてた。

原作が描写するのは現在と過去のことなんだけど、✿ham 版は未来への示唆というかも描いてみせた。この技の巧妙なこと。原作の部品を徹底的に流用しつつの。それはまるで、大型ロケット H-IIA の部品を組み直したら超大型ロケット H-IIB ができました的なテクノロジックなマジック。

どうでもいいけど、子供目線の歌詞なんで、難しい単語や表現が出てこなかったのがありがたかったw 原作歌詞からして心理描写をあまり入れず、情景描写主体でさ。いやほんと助かったww

助かったぶん久しぶりに歌詞セット文字の色分けしてみたですよ。これけっこう手間なんですよ。ユーザーさんにとってはどうでもいいことだけど。

"Promise"。✿ham 節こっちでも炸裂しまくってるなぁ。匠の技だろこれ。『あめがふれば』もだけど、同じ意味の言葉を、意向をひっくり返して直後でビシッとつなげて独自の色を出すとかどうすりゃできるんだよ。すごすぎてむしろ呆れ返ってしまうわ。しかもちゃんと韻を踏んでる。

原作者の samfree さん、この EFD 作品が出た3カ月前に亡くなってたんだな。✿ham さん Lucy さんは追悼の意味でこの曲を選んだんだろうか。

初音ミク発売からボカロ界隈なんていわれるものが形成されて、今年で13年目。ボカロPの中には亡くなられた方もいらっしゃるわけで。おいらが知ってるのは、wowaka さん、椎名もたさん、samfree さんの3名。ご冥福をお祈りいたします。

ほぼじゅびふぉ に遊びにいらっしゃる方は、ときどきこの方々の作られた作品も聴きに行ってあげてくださいませ。お世辞でなく良い作品ばかりですよ。

『いつか、シンデレラが』。こっちはこっちで、しっとりバラードの ✿ham さんの堂々の歌唱が超素敵。歌唱もこの時期で既に完全体になってた。今風の言葉で言うと「エモい」ってやつですか(全然慣れないんで、早く廃れて死語になってくれと日夜神仏に加持祈祷するほどでもないけどそうなれば嬉しい)。昔風の言葉だと「グッとくる」だね。

"VOID"。歌唱法とエコーでヒーリング系な美スタイルを完成済みの Meltberry さん、なぜかエグい選曲が多い……。そしてなぜか妙にハマってる。わかっててやってるんだなぁ。

この方向の歌唱法(ジャンル名わかんないっす)の EFD 歌い手さんってほかにまだ見つかってないんで、希少価値なお方ですわ。曲によってはご自分でアレンジ音源を作ってその方向のガチ曲に仕立て直したりとか、多才な実力派だったりする。アルバムも出してるしな。

銘板
2020.4.30 木曜
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21年前に使命を果たせず死んだはずのあいつが今も活躍してる件

答えにたどり着けず。

三菱自動車って過去にいろいろなやらかしがあったわな。前々からたまに思い出しては「調べてみるべ」「検索すればすぐいっぱい出てくるはず」と思いつつ、ずっとなんもしてなかった。ついにググって Wikipedia を読んでみたんだけど、知りたかった答えは載ってなかった。『空飛ぶタイヤ』、買って読んでみようかな。

三菱リコール隠し

三菱自動車・3G83エンジンに関する問題

三菱自動車工業#不祥事・事件・問題・事故

別にこの会社に恨みなんか微塵もないけど、どうしてもわからんのが、次々と問題が発覚して次々と改善を社内外から迫られながら、なんで改善しなかったのかっつうこと。「組織の体質だから」で片付くといえば片付くけど、どんな体質がどう作用するとこうなるのかがわからんくて。

バブルの頃はパジェロが超人気車でな。予約してもなかなか手に入らないっつうのが常識だったらしい。パジェロはパリ=ダカールラリーでも活躍してな。

エースドライバーはシノケンこと篠塚建次郎。パリダカでは遠くがよく見えるかどうかが、結果や、時には生死を左右するそうで。彼は近眼で要矯正なのを逆手に取って、矯正視力1.5のメガネを使ってたそうな。というマメチを知ったのは、パジェロブームがあったおかげ。

近眼は視力1.0に矯正すべしってのは、おいらがかつて持ってた固定観念。世の中でもそれが普通かと。けどおいらは今、シノケンにちょっとだけ倣って矯正1.1ですわ。今から10年くらい前のメガネの替え時に、シノケンのメガネの話を思い出したのがきっかけ。性能アップはちょっとだけど、1.0時代に比べても違いがわかるくらいよく見えて、初めての1段上の視界に感激したっけな。

ということで、おいらはかなり遠回りだけど三菱自動車のお世話になってたことに今気づいた。

バブルの頃には既にリコール隠しをやってたそうだけど、発覚するのはだいぶ先のこと。おいらたちは知らずに、「パジェロいいよなー」とか「ダンガンミニカ転がしてみてぇなぁー」とか「GTO ダサカッチョイイ」とか言っとった。

いやさ、リコール隠しとか燃費偽装とか不祥事の連打で、企業イメージがガタ落ちしたじゃないですか。トドメには日産に OEM で納入してた軽が燃費の偽装してたことを、日産からツッコまれてバレてしまってな。まだ燃費偽装してたのかよっつう驚き。じゃあリコール隠しもまだやってんじゃね?という疑念。もう三菱グループ各社も助けてくれなくなったらしくてな。

日産に会社ごと買ってもらって生き永らえてるけど、三菱マークのクルマっておいらはどうもあんましいい印象を持てないでいるよ。

でもそれは不祥事発覚以降のクルマのこと。ギャランシグマもスタリオンもミニカトッポもミラージュスイフトもエクリプスも、今でも好きだよ。

不祥事って、企業イメージなりブランド価値なりがガタ落ちになるじゃないですか。クルマなんつう高価な買い物じゃ、どのメーカーもブランドイメージを高めるのにことさら一生懸命なわけで。特に隠蔽の発覚ってその意味でかなりヤバいじゃないですか。そんなの何回もやっては売り上げを落としてわかってるはずなのに、なんでやめらんなかったのかと。

幹部の人たち、全員ともクレーム対処(≒不祥事対処)の素人だったんじゃないかななんて仮説を持ってるが。Wikipedia 記事を読むと、クレーム対処と不祥事対処の両方で、素人判断と思えるものを連打してるなーってのがわかる。

けど日本車メーカーってさ、品質管理をどんどん磨き上げていった会社たちなわけでさ。品質管理の上位互換はリスク管理でさ、リスク管理と危機管理はセットでさ。クレーム対処・不祥事対処って危機管理の下位互換なわけで。そしてクレーム対処・不祥事対処ってのは要改善案件が見つかったってことだから、改善するのに品質管理を使うわけで。ここらへんぐるっと一周つながってるんだわ。

客の目が世界一厳しい日本でクルマを売る日本車メーカーなんだから、開発や生産で品質管理はきちんとできてたはずなわけで。品質管理の本場の日本国内じゃそんなでもなくても、世界じゃかなりやれてる方だったはずなわけで。アメ車なんかその段階で日本市場で脱落してるぞ。

開発や生産の現場で品質管理のセンスを磨いてるのは確かなわけで。んでそのセンスってリスク管理・危機管理に必要なセンスそのもので、それがあればクレーム対処・不祥事対処の学習と理解と訓練が捗るはずなわけで。ここでいう「センス」ってのは 人間工学 のセンスってことで。言えば安直だね。実際はそんな簡単なもんじゃないだろうけど、それにしてもって感じ。

そのチグハグさがどうもね、なんで三菱自動車の現実はそんなチグハグなことになってしまったのか、というのが想像できんくて。その現実に至った流れやツボどころを知りたくて。

『空飛ぶタイヤ』には書いてあるんだろうか。けどこれ小説なんだよな。責任問題とか訴訟の顛末とかはおいらはどうでもいいんだ。不祥事のタネが密かに発生してから会社が自身を追い詰めるまでの仕組みやストーリーを知りたい。なぜ一貫して判断を間違い続けたのか。ノンフィクションでそういう本ないかな。Amazon でちょいと検索したけど、ない感じだなー。

会社のトップや幹部がクレーム対処・不祥事対処のド素人だったのが命取りになった大会社っつうと、雪印グループとエアバッグのタカタがあるな。そこらへん少しでも勉強してる会社だと絶対にやんないヘマおもっきしやらかしてた。そして本人たちはド素人ゆえに、もしかしたら今でも、自分がドジ踏んだ場所を勘違いしてるかも。あるいはドジ踏んだのが自分だとは夢にも思ってないかも。

不祥事連打の頃の三菱自動車もそんな雰囲気を香らせてたけど、なんで品質管理最先端の国と業界でそんなお粗末なのかってのが、やっぱし腑に落ちない。

いい方の例だと、IT 業界の大企業ってさ、情報漏洩をやらかした事実を自分から発表するじゃないですか。なんで発覚するまで黙ってないで、わざわざ自分から言うのかってことでさ。なんでそういうことを自分から言う会社が、致命的に思える大ヘマやらかしても成長し続けてるのかってことでさ。

本当の致命的な大ヘマってのは、クレーム案件の発生・発覚なんかじゃなく、クレーム案件の火を消すつもりの素人対処で油を注いで、不祥事にまで炎上させてしまうことってなわけで。

「炎上」っつうと元々はネットスラングですな。ネット上じゃ無名の個人の炎上から有名人の炎上までいろいろあるけど、企業の不祥事炎上と仕組みは同じ。共通するのは「火消しの対処として ウソ・インチキ・ごまかし・言い逃れ を選んだ」だよ。それ水じゃなくて油だよ。

本物の解決法はコチラ↓

タイレノール#タイレノール殺人事件
雪印八雲工場脱脂粉乳食中毒事件
LE-7#H-II_8号機_事故原因

1番目はリンク先に書いてあるとおり。

2番目はあの悪評高い2000年の事件じゃなく、その45年前の1955年に発生した、原理的には同じ事故とその対応のこと。クレーム内容としてもだいたい同じなんだけど、クレーム・不祥事対処の内容が全然違う。1955年のはリスクマネジメントで「良い例」、2000年のは「悪い例」とされてる。

3番目はリンク先を読むだけじゃ趣旨が繋がらないんで、以下、長くなるけど補足。

H-II ロケット8号機打ち上げ失敗について、原因の徹底究明と徹底公開をやり抜いたってこと。恐らく責任主義じゃなく改善主義で通した。責任主義でやるとみんな黙っちゃって、改善のための情報取りができなくなるんで。たぶんそのおかげで、機械の原因だけじゃなく組織のあり方にまで原因究明で踏み込めた。そして得られた要改善項目について、完全にあるいはできるだけの改善を行った。

LE-7 エンジンが使われてた H-II ロケットの運用は、事故以後は打ち切り。改善の成果は開発中だった次世代の H-IIA ロケットに、その新型エンジンの LE-7A に引き継がれた。

下の動画に、判明した事故原因の大どころが出てるよ。

NASDA はこの動画の作者・公開者じゃなく取材協力の形になってるけど、問題のエンジンを海底から引き揚げて現物を検証したことと、それで判明した原因の肝どころをしっかり出してあるね。そういうのを隠す気持ちがさらさらないってことで。

今日現在で、H-IIA と増強型の H-IIB ロケット(主要パーツは H-IIA と同じ)は合計49回打ち上げられて、LE-7A エンジンは今まで57基が稼働した。ここまでで致命的トラブル皆無。ロケットとしての実績は、LE-7A 以外のトラブルでの打ち上げ失敗が1回だけあって、打ち上げ成功率 97.96% で世界最高水準に達してる。

JAXA 角田宇宙センターの一般公開施設の奥の方には、ひときわ明るく照らされた展示ブースがある。その中央には、あのとき打ち上げ失敗の原因になった LE-7 エンジンの本物が展示されてる。高い空から海面に叩きつけられて、ノズルスカートが歪んだままの痛々しい姿。その脇のプレートに事故の原因と顛末が書かれてて、一緒に展示されてる。そこの職員さん曰く「あの事故を教訓として絶対に忘れないようにするために、こうして皆様に公開しています」。

このエンジンは H-II ロケットの7回目の打ち上げに使われた。それまでの6回は同じ設計だったのに、問題を起こさなかった。起きるべくして起きたはずのトラブルは、なぜか6回目まで起きなかった。けど結局起きた。もし7回目で起きなかったとしても、後継の LE-7A の何回目かの稼働で起きてたはず。

この特殊な挙動をしたエンジンは、忌むべき・恥ずべき・隠すべき不良品としてじゃなく、その反対の扱いを受けた。必死の捜索で深さ 1500m の海底で発見されて引き揚げられて、徹底的に調査を受けて、事故原因の特定に決定的な物証をもたらした。のちに JAXA となる NASDA の組織体質の改善にも寄与した。

エンジン回収の取り組みはほぼリアルタイムで毎回マスコミ公開。得られた事故原因も公開。その後の改善内容も公開。その成果は H-IIA/B ロケットの19年間の打ち上げ実績に現れてる。

普通の稼働を満足にできなかったそのエンジンは、普通の同型機にはできなかった大活躍をやってのけたうえ、今も JAXA 角田宇宙センターで訪問者や関係者に向けて、失敗の取り扱いの見事な実践として鎮座してるのさ。今の輝かしい実績の出発点になったあの失敗から、今年で21年目。360秒間の稼働で無事に役目を終えたかったはずの不運のロケットエンジンは、まだ「稼働」し続けてるよ。

今年度、新型ロケット H3 の初打ち上げが予定されてる。1段目エンジンは新開発の LE-9。LE-7 系とは仕組みが違ってて、その仕組み替えは開発者にとって相当な負担と冒険になってると思う。大型エンジンに適さない仕組みのはずなのに、日本の液体燃料エンジンとして今までで最大の出力を叩き出さなきゃいけない。けど開発は概ね順調。あのエンジンのなにがしかが LE-9 の中でも生きてると思われ。

以下の写真は「あのエンジン」の実物。10年前に現地で撮ってきたもの。

今ちゃんと見ると、ノズルスカートだけなんだね。けど充分に意味のある仕事してると思うよ。

てことで、やっぱし三菱自動車がしてきたクレーム・不祥事対処って本物と全然違うんだわ。考え方が逆。エアバッグのタカタと2000年頃の雪印グループも同じ筋道でやらかした。

人の気持ちとして、わからなくもない。都合の悪いことがあったら隠し通したくなる。やんなきゃいけないけどやりたくないことってなかなか捗らない。責任問題になりそうなら、外部の人や安全圏に逃げ遅れた仲間にババ掴ませて全部おっ被せたくなる。ツッコまれたらその場しのぎの言い逃れでごまかしたくなる。それが人情ってもの。それが当たり前ってもの。

わからなくもないっていうか、ほんとよくわかる。

けどクレーム・不祥事対処でこんなこと本当にやっちゃうと、それは素人の勘違い対処なわけで。本物はその真逆。

んで、相当な時間をかけて相当なやらかしを重ねてとうとう身売りするところまで墜ちても、それでも三菱自動車は「自分がクレーム・不祥事対処の素人なせいで逆のことやらかし続けて、結局自分からドツボにハマりに行ってる」ことに気付けなかったように見える。品質管理やってるはずの会社でなぜそうなる。やっぱし謎。

つか三菱グループ内で「おまえ逆! それ逆!」とツッコんでくれる人、誰かいなかったんかいな。

上に出したロケットエンジン LE-7 の話。このエンジンの開発の主体は NASDA だったと思うけど、その主担当メーカーは三菱重工。失敗原因を特定したときも、メーカーの人たちがそこにいたはず。NASDA 側の改善の意思・意向をきちんと理解して疎通してたからこそ、後継の LE-7A エンジンは19年間トラブル知らずだし、開発主体が三菱重工になった LE-9 の開発が順調なんだと思う。

重工はツッコめたはずなんだがなぁ。どうなっとんの?

……、

……、

……。

ほんと「言うは易し」ですな(自分だけ安全圏に逃げとく)

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