(各駅)
青鉄の快速は1日3往復。各駅は15往復で計18往復。この地域にしてはかなり充実してる。八戸発ではそのほかに近距離(三沢行きと野辺地行き)が4往復、下北半島の大湊行きが3往復。近々新型車両投入で便数がさらに増えるらしい。電車の便利さは便数によるところが大きい。いいことですなぁ。
んで大雑把に、青鉄の所要時間は新幹線の約3倍で1時間差。料金は新幹線の約3分の2で1,020円差。となると、片道で1,000円ほど多く支払う余裕があれば、新幹線のほうが断然おトクな感じですな。ちなみに新幹線の八戸−新青森の1日の便数は17往復で、青鉄とほぼ同じ。
しかし新幹線側の問題は、終着駅が新青森ってとこ。街なかにあって便利な青森駅に行くには、奥羽本線に乗り換えなきゃなんない。乗ってしまえばわずか7分で青森駅着なんだけど、乗り換えの待ち時間がとんでもなく長いんですわ。このまえは35分待った。新幹線に乗ってる時間より長いってば。奥羽本線は単線でしかも貨物も通ってるんで、ダイアの融通がきかんのよね。35分待って乗車して、反対方向の列車との待ち合わせでさらに5分待ち。それからようやく発車。青森駅に着くまで7分。
てことで青森駅に着くまでのトータルの所要時間が1時間10分強。ぶっちゃけ青鉄とあんまし変わんなくてな。
新幹線は料金が青鉄の1.5倍のうえ乗り換えの手間がめんどい。かたや青鉄は料金3分の2で、乗ればあとは寝てても青森駅に着く。八戸から青森に行くのに新幹線を選ぶ理由ってけっこう薄かったり。
と思ってる人はほかにも多いらしく。
青鉄、けっこう乗ってましたわ。行きも帰りも通学時間だったんで高校生がもっさり乗ってたけど、ほかに大人もかなり。八戸−青森を通して乗ってる人も多かったな。行きで青森到着時に60人台、帰りで八戸到着時に70人台。その間も常に50人は乗ってたよ。わずか2両編成の通勤電車タイプの車両なんで、座りながらにして乗客数を大まかにカウントできるんですわww
前に乗ったときはここまで乗客は多くなかった。日曜だったな。てことは仕事絡みで使う人が多いってことか。地域の足としてかなり活躍しとりますなー。
今度青森市内に新駅ができるそうで。八戸のユーザーとしては、そのぶん所要時間が少しばかり増えてしまうけど、近辺の人にとってはこれで使い勝手が相当よくなるんじゃないですかね。その新駅の周りには学校3つが集中してるらしい。利用客増がもろに見込めますな。ていうかなんで今までそこに駅がなかったのか不思議。
そしたら当然の如く、八戸近辺にも新しい駅を作ってくんないかなーと思ったんだわ。
八戸駅の上り方面の隣は北高岩駅。下り方面の隣は陸奥市川駅。両方とも八戸市の外縁近くで、八戸駅からの距離もかなりある。
……、
……、
……。
どっちもその間はほぼ無人地帯じゃねーすか。駅いらねーし。
明治時代の国鉄さん、なんでまたそんな僻地に東北本線をお通しなされた……。
あと、青鉄は車両が外装も内装も新しくてキレイってのがイイと思うよ。きちんと掃除されて清潔な感じだし。ここが鉄道のけっこうな客寄せ・客引き止め要素だと思うすよ。今はすえた感じ・くたびれた感じってのはほんとに流行んないと思うよ。
不便なのは時刻表。ケータイで見ると、どこの駅から何時発ってのは分かるんだ。けどその列車が目的地に何時に着くかは分かんないんだわ。到着駅で乗り換えるとか待ち合わせるとかが不便なんだが。
PC でサイトを見ると、全部見れる時刻表は PDF 形式。docomo のガラケーでも au のエクスペリアでも見られんかった。出先の道ばたで知りたいときに知りようがないってのはちょっとなー。YAHOO! 路線情報にも載ってないし。ていうか駅にもでっかく貼り出しといてくれよ。ケータイで見れる情報しか出てなかったが。
映画『コンティキ』の CG すげえ。
サメの場面、そういえばハラハラドキドキで「どうやって撮ったんだろ」なんて考えもしなかったわ。ほんとの実写撮影ならスタッフもキャストも危険きわまりない状況なはずで。しかしここまで作りものだったとは。本物のサメってもしかしたら一匹も出演してないのかもな。
筏の上でサメを刺し殺す場面のメイキングで知った。オブジェクトのメッシュすげえ細かいのな。あとメッシュの線がキレイ。てことは、オブジェクトの見映えや動作を整えるのにメッシュを1個ずつ調整、なんてみみっちくて捗らない工程なんてないんだろうなぁ。それとも微調整したあとメッシュを切り直すのかな。
きっとプロの CG 工房ってそういう効率化が出来上がってるから、比較的小規模の組織で安く早く完璧な仕事ができるんだろうなぁ。だから映画界では「こんなとこも CG なの!?」ってくらい普及してるんだろうなぁ。
すんません今年も時節柄は無視でww ていうか義理チョコくださった皆様ありがとーございましたー。
で、なんかこんな日なのに思い出したのは、小学校の頃のなんかおかしい先生w いや、よくわからんポリシーの人でさ。
「『クルマ』という言い方は間違っている。『クルマ』とは車輪のことだ。正しくは『自動車』だ」
当時も今も意味わかんねえ。言葉やその意味は時代によって移ろうのが普通だということを、この人は知らなかったんだな。そこは今はわかる。
この人も結局アレだったのかな、自分が小さい頃に暮らした社会のありようが世界で最も正しくて、それより後の時代のものは間違っとるけしからん、てな手合いだったのかな。それ自分の立場が基準なんで、もろに主観なんだけど。
近頃すっかりいなくなってしまった頑固オヤジってのは、ノスタルジーもあってか世の中に必要だと言う人がいたりするね。「頑迷」と「頑固」の区別がはっきりとはわからんけど、少なくとも頑迷さんのほうはやっぱし不要だと思うなぁ。もし「頑固」=「頑迷」なんなら、そういう人が減ったってのは、社会がそれだけ良くなったってことになるかな。
「頑固」「頑迷」の中には、実は物事の道理を守るんじゃなく、自分の体面やプライドを守るためにそうする人っているんだよな。こういうのは始末悪いよな。こうなったら当人にとっては道理なんてどうでもよくなるんで、話が進まなくなったりねじ曲がったり。子供のワガママとまったく同じだけど、高いプライドが満たされないからこんな暴走をするわけで。んで満たされると素直になるかっつうと、逆に増長したりしてな。めんどくせぇ〜。
雪すんげー降ってる。ヤマセ(この地方で言う「東風」)だし、こりゃー積もるわ。今年は雪が少ないねーなんて言いつつ、やっぱしというか、毎年来るものは来ますなぁ。いらねー。
昨日、小学校のみぎりのしょうもない記憶を掘り出したついでに、中学の頃の記憶もイモヅルしたんですわ。先生ではなく。
うちの中学校の校舎は長手が東西方向で、南側に校庭があったんですわ。んでなぜか冬のスポーツといえばサッカーとされてて(確かに高校サッカーの全国大会は1月らしいが、ワールドカップは6月だよな。なぜ冬のスポーツとされてたのかいまだに謎)、雪で固まった校庭で、ツルツル滑りながら、「寒みーよチキショー!」と雄叫びながらボールを蹴り転がすわけですよ。
んで気づいた。
校庭の、校舎に近い側は雪が溶けてるんですよ。まー多少暖かくなった頃のこと。そこにボールが行くと、ぬかるんでてますます始末が悪いわけで、それで気づいた。
なんでそうなるのか。3説。
そのときはわからんかったけど、今はわかる。2と3だな。てことで、今はこの現象をクルマのフロントガラスに霜が付かないようにする工夫として使ってたりする。2014.2.6 に書いたネタですな。米沢在住の頃に発見したのは確かだけど、その前段階として、中学の校舎の件があったなーと今になって気づいたり。
この現象の効果って微々たるもんといえばそれまでだけど、晴れた昼間ならけっこう確実に効くんだよな。融雪・解氷で積極的に使えないもんだろうか。2月の八戸は、5〜6日周期くらいで、気温がプラス5℃前後の日が連続2〜3日来る。そんな日に捗らせる感じで。
太陽光を看板サイズの鏡で反射して、日陰にたまった雪を消すとかさ。連邦のソーラーシステムみたいだな。
時間によって鏡で照らされる場所が刻々と変わっていくんで、照射場所に雪を積み上げるというより、鏡の場所を調整する感じかな。
これも、八戸の冬は晴れの日が多いからなんだよな。太陽熱を使えるってのも、放射冷却現象が派手に出るってのも。
雪すんげー積もった。今日はおいらは休日なんだけど、職場に出動しましたわ。雪かきすべく。
まず家から出るまでが大変。雪、湿ってて重いし。途中でもうスノーダンプで人力でなんてやってらんなくなって、クルマ動員。日産ティーダの e-4WD 仕様だぜ。もういい加減古い車体なんで、多少の傷が付いてももういいや的なノリで、ゴガガガガーっとドーザー状態。おおー捗る捗る。けど公道に出る方向、いいかげん雪が盛り上がってきた。てことでここは再びスノーダンプで雪の山脈の頂を削ってと。ティーダドーザー再出動。
いくぜー! ていうかメガネ、雪かきの汗ですげー曇るんすけど。あーもうめんどい。メガネ外すわ。雪面よく見えんけどいいや。あらためて、いくぜー!
……、
……、
……。
ハマった orz
雪面が見えりゃ、「あークルマの腹がつっかえそうだなーちょっと掘っとくか」とかわかろうもんなのに。メガネ、こんなときなんでいちいち曇るかな(メガネに八つ当たり)。
お隣さんご一家のご協力をいただいて無事に脱出成功。本当にありがとうございました。
公道に出る。「職場に早く行かなきゃなー」と焦りつつ細い道のカドを慎重に曲がる。
別のクルマがハマってたw あのクルマが動かんことにはこっちも動けんww 救出開始。10分くらいで完了。さっきの件も合わせて、クルマがハマったらもうタイヤを回して脱出しようなんて考えないほうがいいわ。エンジンの下とタイヤの前後から雪をできるだけ掘り出して、あとは3〜4人で押したほうが早い。運転手さんも押し手に加わってもらうと、クルマがそのぶん軽くなってむしろ動かしやすい。どうせ駆動輪は役に立たんから、アクセル踏む意味ないし。
今回はバックさせるのに、前バンパーをみんなしてちょっと持ち上げ気味にして押したら一発で動かせたわ。再びハマらないよう、さっきまでエンジン部分が乗っかってた場所の雪をみんなで削っといてと。これでよし。ていうかこうすると、あとでおいらが通るときにハマらないで済むww
職場は隣町。国道で移動なんだが、国道に出る前の幹線道路もその後の国道も、どっちも酷道状態。雪が凍って段差になってたりシャーベット状になってたり、掘れてるところが水たまりになってたり。どかした雪で道幅が狭くもなってる。めちゃめちゃハードモードな悪路なんですが。
時速 30km なんて怖くて出せん。クルマがどっちに飛んでいくかわからん。ちょっとした下り坂だと D レンジで勝手にスピードが上がっていくんで、ときどきニュートラルにしてもみたり。
ていうか将来は自動運転のクルマが普及するってことになってるらしいけど、こんな最悪の悪路でも自動で走れるんだろうか。安全確保は当然として、前に進むにしても他のクルマに道を譲るにしても、その場その場でのギャンブル的な判断・行動がかなり必要だが。んでときどき賭けに負けた結果が「雪にハマる」だったりするが。自動運転はハマったときに自力脱出できるんだろうか。車載ジャッキ4点でジャッキアップして、そのままジャッキでスタスタ歩いて脱出したりしてなww
つかハマったとき対策として、モビルスーツ・ドムのヒートサーベルみたいな道具が欲しいな。車体下で車重を支えてやがる雪に差し込んで、ジュウジュウと雪を溶かしてしまうやつ。シガーライターソケットの電力じゃ足りんかな。
国道もノロノロ運転。渋滞なのもあるけど、おっかなくてスピード出せんもんなぁ。
ほうほうの体で職場にたどり着いて除雪開始。人力で orz いや、トラクターのドーザーで大どころは済ましてもらってはいたけど、人が歩く細道が完全に埋まっててさ、トラクターとか入れないところでさ。けっこう長い道のりでさ。2時間半かけて踏破。ひどいところは腰の高さとか。吹きだまりと屋根雪落下地点の合わせ技は胸の高さ。そこらへん進捗速度は4分の1〜8分の1ですよ。休日なんで、除雪だけして帰ったわ。
その帰り道。普段は25分のところが2時間半。大渋滞。超ノロノロ運転はついに完全停止へ。うげげー。
お巡りさんが車道をこっちに向かって歩いてたんですわ。先のほうでなんかめんどくさい事態が発生してるっぽいですな。んで窓を開けて、お巡りさんに訊いてみた。「お疲れさまですー。どうなってましたでしょうか?」
坂道で対抗車線トラックが登れなくて立ち往生して、しかも斜めになってこっちの車線も塞いでしまってるとか。あーそれで対向車がチョボチョボとしか来ないんか。「ありがとうございましたー」と告げると、お巡りさんはさらに渋滞具合の確認に歩いていかれた。
それでもときどきジリジリと列は進む。問題のトラックは計2台だったですよ。それぞれ独立で、上り坂で止まっとった。けど大型未満は通れるくらいの幅はある。幸い、おいらの前には見える限りは大型トラックはなし。2台前が中型トラックで、それが現場をソロソロと通過してからは速かった(とはいえ時速 15km ほど)。まーソロソロと行くのはしょうがないわな。大切な貨物を運んでるんだもんな。
てことで家に向かって国道を走る。ひた走る。けど路面状況は相変わらず最悪。全然渋滞してないのにノロノロ運転。時間はもう午後7時。昼間は気温が高くて道路の氷もなんぼかは溶けたはずたけど、もうこれ以上は溶けんだろ。半端に溶けて最悪状態になったのが、朝まで固定される時間帯に入っちまってる。ていうか半端に溶けた雪や水が凍結してさらに凶悪ツルテカになるっつう、二番底を着々と作り出す時間帯だったり。
そして対向車線は延々と渋滞。さっきハマってたトラックがそこを抜けても、後続のトラックはまだまだ並んでた。そこらへんの車両が同じところでハマるたびに車列はいちいち止まるんだろうな。デンジャラススポットには融雪剤を撒きまくるしかない気もする。けど坂道だから溶けたら融雪剤ごと流れてしまうだろうな。効き目が出るには時間も融雪剤の量も相当必要そうだな。
明朝の路面は最悪デコボコ&凶悪ツルテカの夢のコラボですか。明日の出勤、どうなるこんたべ。
てことで今は夜の11時過ぎ。さっき大渋滞してた国道の様子を見に行きたいけど、クルマで見に行くってことは、もしかしたら無意味に渋滞に巻き込まれるかもってことで。非常時に「様子を見に行く」の過ちってまさにこれだよな。あー行って見てみたいけど無理。
職場に遅刻。20分早く出て、30分遅刻で着いた。いつもは20分前に着くから1時間10分も余計にかかったんだな。長い道のりでしたわ。道路の除雪がテキトーでさ、本来は片側2車線の道路が1.5車線だったり1車線だったり。まー限られた数の除雪車と要員で広い地域全部の道をとにかく一応通れるようにしなきゃなんないから、どうしたってこうなるんだろうけど。ていうか全部回りきれてなさそうだし。贅沢言っちゃいかんですな。
職場では丸1日、除雪とスタック車の救出。ずーっとスコップを振り回してた。家に着いたのは夜10時過ぎ。
ていうか夜7時半、頼んで来てもらった業者の除雪ドーザーが変なとこにずんずん入っていって結局ハマって(運転手さんがパニックになりつつ自力脱出しようとあがき続けた結果、人の腹の高さまで積もってる120メートルの一本道の坂の中程で果てた)4人がかりで道を拓きつつ救出したのはマジしんどかったす。
救出目標は出口から50メートルのあたりでさ、出口側から攻め込んだんですわ。とにかくスコップで掘りまくって。残り20メートルでもうみんな果てしない重労働がイヤになってしまったw たどり着いてからが本番だし。ドーザーの腹につかえた雪の掘り出し作業のこと。そのためにはドーザー周辺に作業の足場を掘らんといかんし。
てことで、残り20メートルは突撃w ドーザーが動くようになれば、自力で除雪しながら進めるだろうということで。各自サンパチ小銃じゃなくスコップを掲げ、腹の高さの雪をひたすら走るというか歩くというか、漕ぐというか。
そして目標に取り付くが早いか攻撃開始。とにかく掘りまくった。
作戦は無事成功。ドーザーは自力で除雪しながら出口に向かった。はじめに人力で掘り込んで作った道に来たらもう一気にウイニングラン。
結果から考えると、最初から突撃してドーザー周りだけ除雪したほうがラクで早かった。んだけどさ、その積雪量を見て躊躇してしまって。雪が軽ければ柔らかくて捗るだろうとも思えたし。けど雪は多分に湿り気を帯びて重く、夜の寒さで固まりつつあった、キツいのなんの。
そして今考え直すと、入口側から回れば、距離はあったけど轍を歩くだけでよくてよっぽどラクだった。
あーあのときはまだドーザーが根性を出せば自力で掘り進められると考えてて、運ちゃんともその方向で話をして、おいらは出口側のバリケード(私道で、冬期は通行止めにしてる)を外すべくそっちに向かったんだった。おいらの仕事はそれだけだと思ってた。したら運ちゃんが申し訳なさそうに歩ってきて、「掘るしかなくなった」とのことだった。入り口側に歩いて戻るのは面倒で。時間もかかるし。出口側から掘ったほうが早い気がしたんだ。見た目も近かったし。
その判断が地獄の一丁目。
なんかもうほんと、なんかもうほんとな感じ。ともかく疲れましたですわ。
雪道でクルマをスタックさせる人多すぎ(うちの地元では単に「ハマる」と言う)。救出作業やりすぎていいかげんイライラしてきた。けど四駆じゃないってのは責められないわな。そこは好みだもんな。おいら今は e-4WD に乗ってて冬場はラクしてるけど、ほんとは FF のほうが好きなのだ。
四駆だって絶対にハマらないってことではないし(おとといやらかしてしまった)。んでそのあとの脱出行程がもうなんかグダグダな人多すぎ。
ヤバそうな路面でわざわざ轍にタイヤをはめて走るのやめれ。その時点でフラグが立ってるんだが。轍が深いところで車の腹が雪に乗っかっちゃうでしょが。逆だろ。
ハマってからタイヤを豪快にブン回すのやめれ。まだクルマが前か後ろにちょっとでも動くうちは、振り子で脱出できたりもするけどさ、ただタイヤで雪を掘るだけの行為はやめれ。脱出させるのが大変になるだけだぞ。逆だろ。
ハマりそうな登り坂でゆっくりおしとやかに登るのもやめれ。教習所での座学を思い出してくれ。それは下り坂の作法でしょが。逆だろ。
登りはヤバい場所を勢いで突き抜けられるときが多々あるから、ある程度スピードを出してくれよ。加速できるときにしといてくれよ。どうせ登りは止めたきゃすぐ止められるし。ノロノロ登坂の途中でハマって、そこからアクセル全開って何考えてんだと。全部逆。
脱出作業で「タイヤがハマったタイヤがハマった」とスコップでタイヤの周りだけ掘ってどうする。問題は、クルマの腹が雪の塊に乗っかって、タイヤに荷重がかかんなくて空回りするってことでしょうが。人が平均台に腹這いになって手足をばたつかせてもがいてるのと同じ状態なんだからさ、平均台の高さを下げて、手足がしっかり床に付くようにしなきゃ身動き取れんでしょが。
てなわけで、おいらはスタックの報で呼び出されると、まずクルマの下を覗き込んで、腹につかえてる雪を掘り出すんだわ。んでそれ見て「ちょ、そんなとこやったって」って顔すんのやめれ。
この作業を始めた途端、溜め息混じりに「他のクルマに引っ張ってもらったほうが」と言い出すのやめれ。どんだけ的外れだと思い込んでるんだか。
つか通りすがりのドライバーで牽引ロープを持ってるお人好しの割合ってかなり低いぞ。おいらも持ってない。自分のクルマのどこにケーブル引っかけるのかさえ知らない(でもスコップは搭載してたりする。自分が脱出する用に)。たぶん大抵のドライバーはそう。
あと、そもそも雪道でのスタッドレス乗用車の牽引力って四駆でもあんまし当てになんないぞ。自分のクルマを無事に走らせるだけで精一杯なんだから、他のクルマを引っ張る余力なんてほとんどないっての。そんな無理したら自分がハマるリスクが発生。てことで、乗用車乗りが牽引ロープを持たないのはある意味正解なんじゃないかと。
あるいは、救出しにきた人にオマカセ2秒で即脱出と勝手に期待するのは勝手だけど、そうじゃなかったからって、わざわざ来てボランティアで救出作業してる人につらく当たるのはやめれ(「『バソコンに詳しい人』はあらゆるソフトのあらゆる疑問・トラブルを、すべて無料で即答・即解決してくれる」っつう迷信に似てる)。
んでせっかく脱出させてもこういう人は、クルマの腹の下を雪かきしたからだとはまったく思ってくれないしな。
まー腹の下をスコップで掘っても、直接の脱出は人力で押したりクルマ自身を駆動して動かしたりなもんで、あんまし印象に残らんのかもな。けど、その前は押しても引いてもアクセル踏んでもビクともしなかったのが、腹の下を掘ったら動くようになったってところで気づいてもよさそうなもんなのにな。
てことで脱出成功後、クルマの腹がつかえてた残りの雪面をスコップで掘ってるときに(同じ場所でほかのクルマがハマらないようにする処理。タイヤが掘り込んでしまったぶん、そのままだとなおさらハマりやすい)、「この人、終わったのに今さら何やってんだ」なんて痛い人を見る目をするのやめれ。
無理解に遭うのはキツいわ。ハマるべくしてハマるのは「慣れてないから」で済みもするけど、実証してみせてる作業を白い目で見続けるのほんとやめれ。
そして、路面状態ばかりのせいにすんのやめれ。二駆乗りでもハマる人とハマらない人といるでしょ。
山梨県の方々は、慣れない大雪で大変な思いをされてるかと存じます。本当にお疲れさまです。
ニュースでは今も大騒ぎ状態だけど、なにがしかの改善があるのではないかと思ってさ。気象庁のデータを見てみた。んで見つけたのが、甲府市の2月の「過去の気象データ検索 > 日ごとの値」。これを見る限りでは、2月14〜15日で最深積雪 114cm っつうとんでもない雪は順調に溶けてるらしく、昨日の時点で 47cm。最大時の4割にまで落ちてる。あと2日もすれば、かなり改善されるっぽいかと。今日はどうだったろう。
向こうは毎日のように最高気温が6℃やそれ以上に上がるんだな。その意味では羨ましいったらないですよ。八戸もほぼ未経験なほど積もっててさ、毎日寒いんでほとんど溶けてないよ。八戸の場合14日から昨日(18日)までで、最高気温の最高値は16日の3.7℃だよ。3℃台まで上がったのはその1日だけ。全部プラスではあるけど、あとは2℃台や1℃台。昨日なんざ0.1℃だよ。
早くあったかくなってくんないもんですかねぇ。
てことで 40mP の『春に一番近い街』なんていかがでしょ?
V3 GUMI の声やっぱしええわー。
アバルトやべぇ。久々に「欲しい」と思えるクルマ。3月1日発売のモデル、1.4リットルターボで右ハンドルで MT かよ。完璧じゃないですか。写真、上は上位モデルの 595、下は 500。
595 でも 500 でも見た目は大差ないな。595 のほうが塗装が派手だってくらいで。して気になるお値段は……。
595 の AT モード付き5速シーケンシャルが税別304万円、595C だと同332万円。今度出る MT 仕様はいくらだろ。500 を参考にすると15万円引き。てことは 595 で税別289万円、595C で同317万円。んで500 のほうは MT 仕様で税別256万円。やっぱ強気な値段設定だなぁ小型車のくせに。これがブランドの力ってやつですか。
でもかっこいいなぁかわいいなぁアバルト。
しかし、ローバーミニもけっこう壊れたけど(慣れればそんなによく壊れてる気がしなくなるがw)、フィアットってすげー壊れるって聞くが。ディーラーのお店で納車手続きして、その店から100m 走ったらそれ以上走らなくなったって人の話を聞いたことあるww 店に電話したら、スタッフが駆けつけて店に戻して、すぐさま無料修理に入ったらしい。売るほうも買うほうも「そういうもんだ」と納得ずくで、特に問題だとも思わなかったそうなw そういやおいらが買った中古のローバーミニも、専門店で納車前整備してもらって半年保証も付けてもらって、納車から1週間でエンジンから盛大にケムリ噴いたっけwwww
アバルト欲しいけど、今は持ち合わせがないから見てるだけーww
ってアバルトのバナー広告を1回クリックしたが最後、どのまとめサイトを開いてもアバルトの同じ広告が出やがる。その広告のリンク先を今しがた見に行ったばっかしなんだから、直後に同じ商品を連呼されてもなあ。Google Ads マジうぜー。これが Google の名を世界に知らしめた、かの優秀なるビジネスモデルなんですか? ばかじゃねえの?
おとといのログ、で山梨・甲府の方々へ「あと2日もすれば、かなり改善されるっぽいかも」とか書いたけど、予想が外れました。すみませんでした。
18日から20日の積雪量は 47cm → 41cm ですか。あんまし減ってないね。ちなみに八戸も18日から20日で 45cm → 42 cm で、今は両地点ともちょうど同じくらいだったりする。
甲府の積雪は八戸くらいでおいらは実感できるけど、大月はきっとまだ大変なところが多いんだろうなぁ。それでも毎日少しずつ改善してると信じたいところです(雪解けと人の努力の両方で)。雪害に遭われている人々の暮らしが早く元に戻りますように。
日陰の雪っていつまでも溶けないけどさ、これって庇の下とかに置いたほうが早く溶けるんではないのかとか。建物の北側にあるなら、なるべく建物に寄せるとか。
溶けにくい要因のひとつは放射冷却現象なんではないかと。
「放射冷却現象=夜や未明に起きる現象」ってイメージがあるけど、実は四六時中起きてまして。昼だろうが夜だろうが、空が晴れてれば、そこに向かって熱が宇宙に吸い出される。日の当たる場所は太陽からの受熱がそれ以上にあるんで忘れられがちというだけで。てことは、昼間でも快晴なら、日陰は放射冷却で熱がドンドコ逃げてる状態なわけで。
それを防ぐには、雪がある位置からの見かけの空の面積を減らせばいいわけで。となると、庇の下や、庇がないなら建物の近くに雪を動かしとくってことになるかと。一番いいのは雪を日当りに置いて放射冷却以上の熱を得ることだけど、そうもいかない場合の話。
けど雪が溶けるには依然として熱が必要なわけで、日陰の場合は熱源としては気温しかない。最高気温がそれなりに高くなる時期にしか効かない技ってことか。今の八戸は最高気温でも1℃とかそこらだからな。この方法はあんまし役に立たない時期ですな。ただ例年だと2月の最終週から最高気温が上がり始めるんで、これを意識して雪を溶かすなら来週あたりからってことですかね。
「ビニールシートで覆う」とゆーのも考えはしたけど、風でめくれたり飛んでいったりとか考えると面倒そうw
雪のかまくらやイヌイットの氷の家(イグルーというらしい)の中は意外と屋外より暖かいそうだけど、もしかしたら空への放射冷却がないからなのかもね。
ふーん、イグルーっていろいろあって、そのうちひとつが「圧雪ブロックのイグルー」なのか。そして定住用の家じゃなく、「狩猟の旅先での仮の住居(避難施設)」なんだね。それにカナダのイヌイットだけの文化なんだな。
あまりにも当たり前だけど、なんか今さら気づいたこと。
他人を批判中の人は、そのとき自分の非や至らぬ点を棚に上げ、勘定に入れていない。
口に出してようが、心で思ってるだけであろうが。
ていうかソースは自分ww
おいらが勝手に「お前がお前が病」と名付けた現象があるんさ。「あるんさ」ってまぁおいらが「ある」と思ってる現象でして。そのときはこれが稼働してるんかなと。
これ、立場の強い人間が下の人を責めるときによく発生すると思う。逆向きのケースもあるけど、その場合、直接言えないから居酒屋やスナックや友達とメシ食ってるときに爆発する感じで。
完全に部下のみに非があるときはそれでもいいんだけど、往々にして、批判してる人が影響を及ぼしてしまってるときがあったり。あるいは批判する人の勘違いが含まれてたり。実は相互作用なのに、片側だけに責任を押し付けるってのはもう解決できんフラグなわけで。問題解決にとっては障害ですなあ。
受け手としてはこれに当たってしまうと、相手が自分をナメきってるなーってのがわかってしまったり。ついでとばかりにこっちに何でもかんでも押し付けて、自分のぶんの責任をチャラにしようとしてるなーってのもわかってしまったり。
その状況だとこっちから相手を尊敬できる要素はまったくないのに、相手はこっちからの尊敬を求めてるのもわかってしまったり。めんどくせー。まぁこっちとしては表面的に敬意を表現するしかないんだが。
そうすると相手はますます調子に乗って、いろいろベラベラ語るわけで。腹立たしいのは置いといて、得られる情報がけっこうあったりしてな。誤解・偏見に基づくウソ話は頷きながら聞き流して、「この人は、この話題についてこう思ってるんだなー理解度はこのくらいだなーこだわりどころはここなんだなー」とかさ。なかにはまともに役立つ情報も断片的にあるしさ。
「自分が完全に上で正しい、相手は完全に下で間違っている」っつうご都合主義を満喫中なもんだからノーガードでな。本人が見せたいと特に思ってない部分のほうがいろいろよく見えたりww とりあえず「立場が上か下か」と「正しいか間違っているか」は別の話かと思うが。
これ多くを学べるっつう利点があるけど、腹立たしいってのはどうにかなんないもんですかねw
って自分がやりそうだしな。そこも怖いわー。心の中で「あいつがあいつが」ってのがけっこうあってさ。脳内で叩きのめして快感を覚えてる自分を発見したり。意味のない行為だし、そのときってやっぱし自分の非を棚に上げてるんだよな。
ソチ冬期オリンピック、楽しかったですよ。時差がアレであんまし中継放送を見れんかったけどw テロ封じ込めが奏功したみたいですな。事前に爆破テロとかあったんでちょっと怖かったけど、プーチン大統領はじめ関係者の皆様、お見事でした&お疲れさまでした。
日本もメダルを多く取れたしさ。メダルに届かなくても、日本人選手の素晴らしい活躍もあったし。
何年も前に何かで読んだどなたかのコメント「冬のオリンピックはスピードがあっていいね」。おいらもまったく同意。カーリングみたいに特にスピードがなくても面白い競技もあるけど、冬は主にスピードが魅力って感じで。
航空ものが好きなおいらにとって、ノルディックのジャンプはもう。あーもう人が生身のまま空を飛ぶなんてさ。飛ぶの姿の美しさなんてさ。もうそれだけで胸熱。実際はほぼ弾道飛行なんだけど、スポーツの理論に加えて空力学的な考察が必要ってのがね、もうね、たまんないわけで。そして日本がメダルを取りましたですよ。個人でも団体でも。あの長野以来なのか。ブランク長かったなぁ。
そういやジャンプの滑走路って今は轍の底だけが雪面なんだね。ていうかその部分さえ雪かどうかはっきりわからんかった。以前は滑走路全部が雪で覆われてて、そこに轍を作ってたもんだったが。今の形のほうが、選手にとっても運営にとってもいろいろと便利なんだろうなぁ。いいジャンプを観れればそこらはこだわらんけど。
4年後は韓国の平昌か。今からいろいろ言われてはいるな。まーなんでもいいから、選手たちが余計なことに煩わされず、快適に競技できるようになってくれればいいなと。海外からも押し寄せるであろう観客・取材陣も快適だといいですな。
そういや長野ってもう16年も前なんだよな。1998年か。あんまし楽しかったんで、ついこの前のことみたいな気がしてるよ。
その2年前にアトランタ夏期オリンピックがあって、インターネットでの結果速報をやったらしいけど、想定容量を超えるアクセスにあえなくサーバダウンであんまし使い物にならなかったらしい。1996年じゃインターネットが世界に普及し始めたあたりで、予測不能なことも多かったろう。
長野じゃアトランタの貴重な先例を元によく事前検討して、結果的に問題なかったとか。んで長野のシステム、OS はなんと、IBM の OS/2 なるものが採用されたらしい。全然わからん。なんぞこれ。MS-DOS の親戚みたいなものらしいな。ふーん。2002年で市場からほぼ撤退と。あんましパッとしないものだったんだな。PC 用と言いつつ、ウインドウズじゃなく MS-DOS ベースでプリエンプティブマルチタスキング装備ってことで、長野のオリンピック委員会はサーバ用途としてこれがベストってことに決めたんだろうなぁ。
今はもうアクセス数の需要予測もできるだろうし、機材や OS も開発が充実してるだろうから、ソチではそこらへんたぶんまったく問題なかったんだろうなぁ。
技術で言えば、スピードスケートの無人ドリー撮影システム、もうすっかり安定してるね。直線でのドリーはリレハンメルが最初だったと思う。その次の長野では第2コーナーとホームストレートでしたな。長野のやつはコーナーで共振が発生してしまって、画像が揺れまくってたw あれから世代を重ね、今はもうまったくスムーズだねぇ。時代を感じさせますなぁ。
リレハンメルではドリーのほかにクレーン撮影システムもあってさ、あの映像もまた綺麗だったんだが。長野以降はなぜかボツになりまして。単調になりがちなスピードスケートの映像を盛り上げるいい仕組みだと思うんだがなぁ。ドリーの迫力がすごいから、どっちを取るかだとドリーになっちまうんだろうけど、リレハンメルみたいに両方で見せてほしかったりもして。
ノルディックのスキージャンプって、着地のときにテレマークっつう姿勢を取るわな。取らなくてもいいみたいだけど、やらないと飛型点が減点になるらしい。
あれって意味あるんかいなーと思ったけど、テレマーク姿勢ってノルディックスキーの象徴みたいなものらしい。ノルディックなんなら是が非ともあの姿勢をしないとって感じなのかな。力士が四股を踏まなきゃなんだか物足りないのと同じかも。
Wikipedia で見てみると、テレマークスキーというスタイル、すべてのスキーの原点なんだね。アルペンもここから派生してるのか。アルペンは足の裏全部がスキー板にくっついてるし、競技もノルディックから独立してるもんで、ノルディックとはまったく別物なんだと思っとったわ。
ノルディックのスキーヤーがテレマーク姿勢を取れるのは、ブーツのかかとが板から離れてるからなわけで。アルペンじゃテレマークできんわな。んでジャンプのテレマークは象徴の意味しかなくなった感じだね(飛びすぎると着地は両足で踏ん張らないと転んでしまうんで、大ジャンプするとテレマークしたくてもできなくなる。長野オリンピックの団体で、原田と岡部がそうなってたっけな。二人とも計測の限界点を大幅に越して、順位表示が混乱してたっけな。痛快すぎるハプニングに、おいらは生中継を見ながら椅子からずり落ちてしまったよww ていうか公式記録の135メートルはうそだろ。二人とも絶対もっと飛んでたぞ)。
ジャンプはそんな感じだけど、テレマーク姿勢ができるこの構造があるからこそ、クロスカントリーやテレマークスキーができるんだよな。ていうかジャンプも、飛行中に横から見て、体とスキーがほぼ平行になるのってこの構造のおかげだよね。ジャンプのあの飛行姿勢、すげーかっこいい。今の V 字もいいし、その前の、スキーを平行にするスタイルにも惚れてたよ。
おいら昔、すげーマイナーなスキー場に行ったことあったんだわ。短いゲレンデ1本しかなくて、リフトはナシ。もっと単純な装置で坂を上がったっけ。腰に棒をあてがって、スキーで滑りながら引っ張り上げてもらうやつ。
んでそこで、ちょいと雰囲気違う一団が滑ってたんだわ。おいらスキーのド初心者だったもんで(今もド初心者だけど)、それが何なのかまったく分からんかった。ターンで片膝ついてた。あんましスピードを出さずに、ユルく優雅に滑ってた。皆さんターンごとにニヤニヤしてたww テレマークスキーヤーの皆さんだったんだなぁ。なんだかすげえ楽しそうでさー。おいらも片膝ついて滑ろうとしたけど、アルペンなブーツだったんで無理だったw
スキー場って今はスノボが隆盛だけど、その前のスキーしかなかった頃もさ、一般人のスキーってほとんどアルペンスタイルばっかしだったと思う。スキー場もメーカーもスポーツ店もアルペンを推してきたってのもあったんだろうけど、上に書いた目撃体験もあって、おいらはノルディックが単純に好きなんだが。商業娯楽にあんまし向かないのかな。自分ではやったことないけど、オリンピックごとにホレボレな感じで。クロカンも複合もいいしな。けどバイアスロンは競技自体、映像さえ見たことないっすw つかバイアスロンってあれ自体が複合競技だよな。発祥はヨーロッパのマタギなんだろうか。
ヨーロッパはどうか知らんけど、日本じゃアルペン偏重な感じですなぁ。ノルディックってスポーツというより、登山とかのアウトドア活動のノリに近いイメージだしな。爽快レジャースポーツって感じではないのかも。イメージ的に、悪天候にぶち当たって雪洞を掘ってビバークして助けを待つとか、冬眠明けで腹を空かせた熊と出会ったらどうするとか、それを行うには強靭な何かを求められ、そして強靭に鍛え上げられ、っつう感じがする。「そこに山があるからだ」とか。きっとおいらすげー誤解してるw ぶっちゃけ商業的にブレイクしたアルペンより敷居が高そうでな。
ノルディックの魅力って何なんだろ。おいらはノルディックの何に魅力を感じてるんだろ。まったくわからんけど、なんかイイんですよ。アルペンもかっこいいけど、ノルディックのほうもどうか皆さんよろしくお願いいたしますです。
スキーのジャンプってオリンピックだとノーマルヒルとラージヒルがあるけどさ、世界選手権じゃさらにでっかいフライングってのがあるらしく。日本にはそれ用の競技場がないそうで。んー、なんでないんだよ。日本でジャンプ競技自体がもっと盛り上がれば、もっと競技人口が増えれば、フライングの競技場運営もペイできるんではないかと。そしたらテレビ中継もあったりして、人が派手に空を飛ぶあの競技の観戦をおいらは楽しめるってことなんだが。ノーマルヒルの倍の滞空時間で、ラージヒルの倍の飛距離ってほんとどんだけぶっ飛ぶんだと。
おいらがここ最近ハマってるウインタースポーツ? アルペンでもノルディックでもフリースタイルでもないよ。スケート系でもないよ。けど世界中で冬に行われてるやつだよ。
雪かきwwww 寒空の下、毎日汗ダラダラかいてますですよww スコップがマジで体の一部になりつつあるですよwww スコップですくった雪の塊を、10メートルほど向こうの定点に、そこを見ずに正確にぶん投げられるようになったwwwww
くっそー掘っても掘っても掘っても終わんねぇ!
4日前にも書いたネタだけど、もうちょっと考えてみたくなった。
八戸の雪は少しずつ溶けてきてるけど、まだまだ道ばたに積み上がってる状態。
でさ、雪がなかなか溶けないのってなんでかなと。日陰の雪は日に当たらないから溶けにくいのはわかる。けど「雪が溶ける」ってそんなに単純じゃない気がしてさ。
熱源は2つだね。太陽熱と気温。両方揃えばどんどん溶けていくはず。八戸で今月の15日にドバッと降って積もった雪、まだかなり残ってるわけで。16日からはほぼ毎日快晴でさ、大陽熱はちゃんと来てるんだわ。けど気温がな。今日は最高4.6℃でなんぼか進んだと思うけど、それまで最高気温がプラスだけど1℃台とかでなぁ。
まーでも溶けてはいるんだわ。1℃台でも。ほんの少しずつでも。
写真に撮ってなくてアレだけど、除雪で積み上がった雪山をつぶさに見ると、溶けかたがちょっと変な感じのが見受けられるんだわ。そういう雪山に乗っかってくっついてる雪の塊を見るに、土台と塊との間が集中的に溶けたらしく、変にくびれてるとかさ。雪山の斜面に浅い洞窟みたいなくぼみができてるとかさ。
漬物石サイズの雪の塊もよく見ると、表面の一部で当初は平面や辺だったろうと思われる部分が、真ん中が凹んだ形だったり。その結果、妙にエッジが立ってる外形なんだけどさ、エッジ自体はカドが落ちてたり。
「雪が溶ける」という現象はどうも、温度が上がるだけじゃないような。温度を上げて溶かす要素・温度を下げて溶かさない要素の駆け引きの結果っぽいんだわ。
んでさ、雪解けの要素でもうひとつ、放射冷却って無視できないんじゃないかと思い始めてるんさ。これが「温度を下げて溶かさない要素」なんじゃないかと。
放射冷却現象は対象物と背景との温度差で発生するわけで、対象物の温度より背景の温度が低ければ発生するんだけどさ、なかでも背景が空だと、この現象がかなり進むわけで。宇宙だからな。3ケルビンですよ。マイナス270℃ですよ。まぁ地表でのことなら、宇宙と地上に挟まる大気層もまた背景なわけで、そこらはいくぶん緩むと思う。けど背景として、建物や森の木立や駐車してるクルマよりずっと温度が低そうなわけで。
てことは、除雪で積み上がった雪山表面の雪の粒から見て、空がいっぱいに広がってると放射冷却の影響が大きいだろうな、となる。その一方、あんまし空が見えてない状況だと放射冷却の影響もそれなりで、「温度を上げて溶かす」要素がそのぶん効いてくる、となるんじゃないだろか。
その結果が、雪山と雪の塊の間がくびれたり、雪の塊の面や辺が凹んだり、雪山の表面がポコポコくぼんだりなんじゃないかと。そのあたりの地点はカドや辺の部分に比べて、周囲の雪自身で空がより多く覆い隠されてる状態なんで、放射冷却の影響が比較的少なくて、雪解けが微妙に速く進むんじゃないかと。
となると雪の塊のカドや辺の本当のエッジ部分は、日数が経つに連れて鋭くなっていくはずなんだけど、そこのカドはよく見ると丸まってるんだよな。ある位置を境に、溶かす/溶かさないのせめぎ合いの条件が逆転するんだろうなぁ。
てことで「雪が溶ける」ってのはそれを進める/足を引っ張る要素の駆け引きだったんじゃないかと。ファンタジー系の映画やゲームでよくある「光と闇との戦い」みたいですな。
となるとさ、日なたの雪解けは太陽熱の助けがあるとして、日陰で頼れるのは気温しかないわけで。ここを少しでも早く溶かすには、プラスの気温は必須として、あとは放射冷却を防げば捗りそうですな。となると、日陰の雪山は空に向いてる部分を何かで覆えばいいってことになる。ただし風通しを良くしないとな。風の抜けが悪いと、雪で冷えた空気がいつまでもそこにあることになる。むしろ氷室状態で雪が長く残ってしまうw
てなわけで、適度な隙間を持った覆いがあればいいわけだ。
板を立てて、雪から見て空を目隠しするって感じかなぁ。板を準備して、風で飛ばされないように立てるってのもまたなりなりにめんどいような。あーでも、2014.2.15 で「太陽光を看板サイズの鏡で反射して、日陰にたまった雪を消す」なんて書いたけど、それよりは手軽に済むかな。
んー、板は熱伝導率が高いとまずいかな。金属のこと。表の面が放射冷却で冷えるわけで、裏面も同じくらいに冷えてしまう。金属板を背景に、溶かしたい雪が放射冷却してしまう。ベニヤやプラスチックの板かなぁ。
農業のビニールハウスって、前は「あんなに薄い仕切りじゃあんまし断熱効果がないんじゃないかなー」と思っとった。けど今は、放射冷却対策と考えると充分に機能してる気がするよ。特に朝方の冷え込み、あれでずいぶん緩和できそうだね。朝以外でも、植物の太陽の反対側に面してる部分を保温できるし。
「夜風に当たると体が冷えるよ。うちに帰ってあったまろう」なんつう習慣的な感覚。これも原因としては、風よりも放射冷却が主犯な気がしてきた。
2014.3.9 追記: 2月分を読み返したら、同じタイトル「放射冷却犯人説」で同じネタを書いてたことに気づきまして。いやーもうボケボケww こっちの日付のほうに、最初にちょっと言い訳を書き足してごまかしてみますたwww
「OHMASA ガス」という商品があるそうな。物質名としては「酸水素ガス」の一種だそうな。酸素と水素が 1:2 の割合で同居してる気体なんで、吸気口なしのエンジンを作れたりもするそうな。混合割合が水と同じなんで、排気は水蒸気のみ。そうなるわな。実用的なエンジンはまだないそうだけど、実験室では稼働に成功したそうな。
これ、酸素と水素の単なる混合ガスじゃなく、特殊な状態にあるらしい。てことで安全性が高かったり取り扱いが便利とかなんとか。気体のままじゃボンベが大掛かりになるんで、液化したいところ。液化してみたら沸点が酸素より10℃ほど高いとか。さても面妖な。
当面は溶接とかのバーナーの燃料としての使い道に活路を見出してるそうで。しかしよくわからんのが、バーナーの先端で燃えるのはいいんだけどさ、最初から燃料・酸化剤が混合してる状態なんなら、バーナー先端の火が逆流しはしないかと。ボンベまでさかのぼってドカーンとかよくなんないもんだなと。そこらの仕組みはどうなってるんだろ。
ロケットの推進剤としていけるんじゃないかとも思ったり。タンクが1個で済むし、沸点が液体酸素より高いんならもろもろ便利そう。ただ燃焼温度が700℃ってのはちょっと低いかも。ロケットエンジンの効率としてはもうちょっとがんばってほしいというか。普通の液体水素+液体酸素だと1500℃くらい行くと思うが。混合比が完全燃焼の 1:2 だと温度が上がりすぎてエンジンが耐えられないんで、水素の量を多めにしてるくらいで。
OHMASA ガス内では水素と酸素が水以外の何らかの形で結合してるわけで、その結合をいったん切り離すのにエネルギーをけっこう食うってことかな。よくわからんけど。したら効率で言えば液体水素+液体酸素のほうがいいってことか。ロケットの推進剤には不適かも。
OHMASA ガスを紹介してるサイトやブログ、ちょいと超科学が入ってるのがあるね。そこは気をつけんとな。OHMASA ガスを燃焼させると、ガスを作るのに要したエネルギーの2倍の出力が得られる、みたいなことがけっこう出てる。どんな永久機関だよ。いろいろ漁ったら、燃焼で実際に取り出せるエネルギーは、ガス製造時の投入エネルギーの半分程度らしい。こっちのがしっくり来るな。
GPM 主衛星、H-IIA ロケット23号機で打ち上げ成功しましたなーおめでとうございます。
今まで GPM のことあんまし知らんまんまでさ、今になっていろいろ情報を漁ってみたんすよ。とりあえず、なんであんましやる気が出なかったか。それは、この衛星に名前がないらしいからww "GPM" ってのは「全球降水観測計画」のことで、複数の衛星がチームを組んで、組織的に観測するんですな。その計画名なんですな。てことで今回打ち上げたブツが一番の要になるらしいんだけど、名前が「GPM 主衛星」以外に見つからん……。英語でも "GPM Core Observatory" らしい。
それっぽいひらがなの名前を付けろよー。と思いつつ、この衛星の持ち主はたぶん NASA なんで、NASA さんが黒いと言ったら白いもんも黒いでぇ状態。日本はこの衛星にかなり重要な観測機器 "DPR"を提供。そして打ち上げも担当。という役回り。名前はもう諦めた。
Wikipedia でこの計画を見てみると、ほかのメンバー衛星も載ってる。しずく(GCOM-W)もメンバーなんだな。そりゃそうか。けど いぶき(GOSAT)は入ってないのか。いぶき は温室効果ガス観測だもんな。降水観測計画には入らないか。
ていうか古参の TRMM(「トリム」と読むらしい)も員数に入ってるのか。あれって1990年代の打ち上げだぞ。ロケットも H-IIA じゃなく H-II だった。貴様まだ生きとったかー的な部分で感慨深かったり。
TRMM も NASA が衛星本体担当。日本(当時は JAXA じゃなく NASDA だった)が観測機器の一部を担当。今の GPM 主衛星と似た布陣だった。
あとさ、NASDA 時代から、日本の地球観測衛星計画は気象に関して並々ならぬ関心を払ってきたっぽいんだわ。天気予報でおなじみの ひまわり シリーズは、静止軌道なんつう超遠いところから広くアバウトに観測するんですな。んで、その方法では得られない情報を、低軌道衛星でかぶりつきの近さから詳細に得ようという試みが進められてたわけで。
そして H-II っつう自前の大型ロケットを手にしたことで、大型観測衛星の時代も幕を開けたんだわ。てことで相当な期待を背負って打ち上げられた海域の大型多機能観測衛星が みどり と みどり II。
これが、どっちも観測開始から1年も経たないうちに全損してしまってな。振り返ると、当時の日本の衛星製作技術はまだまだそのくらいだったと。大型はやったことなかったしな。そして同じ頃に打ち上げた TRMM はいまだに稼働中。NASA の衛星や探査機、イヤになるくらい頑丈だもんなぁ。経験の差ですか。
クルマなら日本車の頑丈さは世界に轟いてるのにな。もうクルマのメーカーに衛星を作らせろよ。と思ったりもするけど、日本の宇宙市場は規模が小さいし赤字だったり儲けが薄かったりなんで、どこも手を出したくないのが現状かと。かつて日産が固体ロケットを作ってたけど、経営が傾いてゴーンさんが就任したら「こんな赤字部門がなぜ存在するのか」と、コストカットの手腕を買われて就任した社長としてごもっともなコメントとともに、あっさり売却されたしな(IHI が身請けしてくれた)。
てことで、しずく(GCOM-W1)と GPM 主衛星ってなんてーか、みどり シリーズの怨念と執念が宿ってるというか、そういう感じな気がするw しかし みどり シリーズは日本単独だったけど、GPM 計画は国際協力なわけで。日米が主導みたいだけど、ヨーロッパとインドも参加してる。インドにとっては、地球観測分野で宇宙開発先進諸国に技術で肩を並べ、対等なパートナーシップも狙う大事なステップと思われ。
国際協力ってことで、みどりシリーズみたいなことはもう許されないわけで。国内事業でもやっぱし許されないんで、NASDA/JAXA の新規の地球観測衛星の開発方針は、華奢で多機能な大型の路線をやめて、頑丈で機能は少なくてもいいや&中型路線になった。
んで国際協力なんで責任が重い。しずく はその改良路線の国産衛星になった。長い活躍を期待してますですよ。
して今回の GPM 主衛星。衛星本体はアメリカ製。最重要の観測機器のひとつと打ち上げは日本が担当。TRMM のときと同じなわけですよ。TRMM がいまだに活動してるってことで、なんか縁起がいい感じで。とりあえず打ち上げは今日、無事に成功したし。
しかし GPM 計画ってせっかく稼働してても、表舞台では特に紹介されない気がする。今まで抜け穴だらけだった海洋上での降水データを精密に取れるってことで、世の中がいろいろ変わっていきそうな気がするけど。
考えれば当たり前だけど、海の上にも雨は降るんだよな。海は地球全体の 70% を覆ってるってことなんで、海陸問わず気象を精密に捉えるってのは天気予報の精度向上に役に立つだろうなと。地球全体としての水の循環を把握できるってことにもなる。気候変動や台風・ハリケーン災害の予測と警報でも活躍しそうですな。
ただこういうインフラ的な取り組みって画期的だろうが何だろうが地味なわけで、一般社会からは特に意識されないというか特に感謝されないというか。そこがやるせないところだったり。まーでも GPM について少しだけど知ってしまった以上、ここに書くことでその意義を覚えておこうかと。
そういや「富士山レーダーがあるから気象衛星は不要」とか言った馬鹿な政治家がいたっけ。富士山頂から見て地平線の向こうの地域はどうするんだと。うちの地元のことだが。気象衛星は海上の船舶や航空機にリアルタイムでデータを送ってるんだが、人命に関わるそのサービスをなくす気かと。日本の気象衛星のデータは日本だけじゃなく、アジア太平洋地域全域で活用されてるんだが、その国際貢献と責任、関係各国からの感謝と尊敬を勝手に放り出す気かと。
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