ひとりごちるゆんず 2014年3月
銘板
2014.3.1 土曜
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ググさんのばか

今しがた YouTube の画面下に出てきた広告を消そうとして、間違えて表示させてしまったんだわ。飛び先の広告もよく見ないで消したけど、なんかストレージがウンヌンとか書いてたな。PC ハードウェア関係かな。興味ないしどうでもいいんだけどさ、これから数カ月間、どのサイトを見てもこれ系の広告をしつこくあてがわれるんだろうなぁと思うともうなんだか……。

Google Ads のコンピュータ内ではきっと、こういう間違いクリックも含めて、「このユーザーはこういう趣向と傾向がある。個人データはこれこれこうで、全体の中ではこの位置づけとなる。このことから、このユーザーにはこう対応するのが最適」てなふうに処理されてるんだろうな。

なんとなく、間違いクリックだったとか Google Ads 自体に対してムカついてるとか、ユーザーのそういうあたりは都合よく計算外にされてるような気がする。おいらはどんなふうに決めつけられてるんだろ。

銘板
2014.3.2 日曜
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超絶ジムニー

動画の紹介サイトで、スズキジムニーのものすごい活躍ぶりが出てたですよ。ここでもその動画を紹介しちまおう。あまりにもすごいんで。

いやーお見事でした。

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2014.3.3 月曜
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綱引きの綱で綱渡りジャパン

ウクライナの内戦とか欧米露の介入とか、ちょっとまだよくわかってなくて。ソチオリンピックが成功裏に開催されてたすぐ隣で、血みどろの混乱がずーっと起きてたってのは報道でわかってはいたが。

不勉強すぎて恥ずかしいけど、少し前のギリシャの経済混乱でのデモ隊と機動隊との衝突みたいなものかと思ってたよ。したらウクライナのほうは国家分断の危機みたいでな。独立後もロシアと経済的に結びついて、なりなりにうまくやってる国だと思っとったんだが、東西それぞれで文化・民族が違うんだな。東側は親ロシア・西側は親ポーランド(というかもともとポーランドの一部だったらしい)だそうで。んでロシアと EU とで綱引きしてたら、引き裂かれそうな状態らしい。

んでロシアが侵攻してきて(これからパラリンピック開催なのに)、欧米がロシアを非難中と。

米欧首脳がオリンピック開会式に不参加とかで微妙な空気だったよな。なんもわかっとらんおいらは、ロシアとプーチン大統領のせっかくの晴れ舞台に、なんでまたこんな当てつけがましいことするんだろとか思っとった。政治的にいろいろあったって、スポーツと平和の祭典に顔くらい出したっていいだろとか。安倍首相が開会式に参列して、プーチンさんきっと喜んでくれたろうなーとか。

欧米にとってはそれ以上の事態だったってことか。つかソ連の時代、モスクワオリンピックで西側が総ボイコットってのがあったな。日本も付き合わされて、情けないったらなかった。今回ちょっと似たとこあったけど、スポーツはスポーツってことで、安倍さんの訪ロはなんかあのときのリベンジを果たした気分になったわ。

日本は体制的には欧米の側に付かなきゃならん感じだけど、現政権は親プーチン路線っぽいんで態度を決めかねる状況だし。けど日本はウクライナ情勢自体についてもともと外野っぽいんで、余計な関わりを持たんでも何の問題もない立ち位置のような気もする。お願いだから欧米さん、今回は日本に "Show the flag!" を求めんでくれ。

しかし欧米とロシアが対立しちゃったら、国際宇宙ステーション(ISS)の運営どうするんだよ。それぞれの国・地域が得意技を分担し合って、支え合って運営してるんだが。なかでもロシアは、乗組員の独占運搬っつう最重要のカギを握ってるんだが。そして地上がそんなタイミングで ISS の船長は若田さんだったり。けどこの場合、船長の出身国がどっちつかずの立場って実はけっこういいことかもね。

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ソチの開会式、中国も国家主席が参加したわな。あそこもウクライナ情勢の外野っぽいもんな。そして韓国の大統領は謎の不参加ww 次の冬季オリンピック開催国なのにw して国民から「参加すべきだった」とツッコまれ、「スケジュール調整がつかなかった」と返答したそうだが。そういう議論自体、開会式当日より前に済ませろよ。不参加理由が大統領本人のスケジュールの都合なんなら、代理の人くらいは現地に送ったりはしたんだろうなと。

そしてプーチン大統領のコメントは。

「ロシアは五輪準備の経験を日本と分かち合う用意がある」

あーあ。冬と夏とじゃ分かち合えるものはあんまし多くないと思うんだ。ていうか日本は冬ならもう2回やってるし。きっとみんなそう思ってると思うんだ。けどこのご発言。プーチンさんも重々わかったうえかと。安倍さんもたぶん、お気持ちとしてありがたく受けたと思うんだ。

東京より2年早く行われる冬のオリンピック、開催経験国の協力は得られんかもなぁ。ていうかもう存在しないことにされちまったような……。

そういや韓国って宇宙開発分野はロシア寄りなんだよな。一応そういうつながりがあるんだけど、外交全体としては微妙なんだろうか。つか羅老ロケット計画が終わって、韓国は自力開発路線に戻ったんだった。宇宙開発でのロシアとの関係はもう切れてしまったんだろうか。まーロシア宇宙庁やらメーカー企業に対して、いろいろおイタしてきた前歴があるんで、ロシア側はあんまし相手したくないかもな。つか、ほかの宇宙技術保有国にもおイタしてるなぁ。

ロシアに技術協力を仰ぐ前に、日米それぞれに打診して断られたらしいんだわ。んで、開発資金難のロシアが受けてくれたっつう流れらしい。アメリカは単に技術流出防止だろ。軍事や商売のライバル・追随者がこれ以上増えてほしくないだろうし。それは宇宙技術保有国全部の気持ちでもあったり。日本はそれに加えて武器輸出規制もかな。かつてアメリカの企業が日本のロケットエンジンを買おうとしたら、このせいで話が流れてしまったことがあったよ。

韓国の宇宙開発は今は独自路線だけど、壮大な目標と比較的近い期限設定に対して、ノウハウが少なさすぎる気がする。またどこか外国に協力をお願いすることになりそうな気がする。日米欧ロを当てにできないとなると、中国かインドかな。どっちも宇宙開発予算は潤沢みたいなんで、技術を外国に売ってまでという必要性はないような。そしたら狙い目は……ウクライナ?

ウクライナってソビエトからのれん分けした宇宙技術があるんだよな。古い技術ではあるけど、確立された技術でもある。内乱の元になってるのはたぶん経済の弱さなわけで(国全体がウハウハなら内乱なんて起きんので)、そこに付け入ると宇宙技術を手に入れられるかも。

ただ、今の現地は欧米 vs ロシアの綱引き状態なんで、よっぽどうまくやらんと踏み潰されそうだな。

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とか言いつつも、日本を含む G7 名義で、ロシアを非難する声明を出しやがった。そして G7 財務相はウクライナの現政権(親欧)に金融支援するとか。いや人道的にとかはそれでいいんだろうけど、日本政府はジレンマだなこりゃ。

徳川か豊臣か。官軍か幕軍か。どっちに付くか、付いたほうが勝つか負けるかで天国と地獄だけどさ、今回の日本の場合、付いた側が勝っても、紛争地が縁遠いウクライナじゃほとんど何のメリットもないんじゃないのかと。負け組になるとただただ不利になるだけ。ほんとどっちの陣営にも参加する意味ないような。

まー両陣営とも、日本の現状の方針と立場をよく理解してくれてると信じたいとこですな。てことで欧米の皆々様がたに於かれましては、「一応名前は貸すけど、こちとら外野なんだから何も期待せんでくれ」てなとこですか。ロシア様に於かれましては「今はいたしかたなくこのような案配でござるが、今後とも変わらぬ友誼を分かち合いたく御座候」ですかねぇ。コウモリっぽいけど、たぶんどの国もわかってくれてると信じたいですな。

つーか今気づいた。外野、もう1カ国あったわ。

それはアメリカ。欧ロの綱引きにはあんたも関係ないでしょうが。日米は揃って一歩引くのが賢明と思うが。

しかし時既に……。

【ウクライナ情勢】オバマ大統領「いかなる軍事介入にも代償」 サミット欠席も - MSN産経ニュース

あーあやっちまった。「ウクライナの主権と領土的統一の侵害は極めて撹乱的な行為で、ウクライナやロシア、欧州の利益に反し、国際法にも違反する」って正論かもしんないけど、ついこないだ「アメリカは『世界の警察』をやめる」とか言ってなかったっけか。なんでここで横車を押すんだよ。

シリア騒乱に参戦できなかったのがよっぽど悔しかったんだろうか。オバマ大統領、あのあと武器メーカーや軍にいろいろ言われたりしたんだろうか。

つかその勢いで日本を巻き込むのやめれ。

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ウクライナ情勢で国連はなんも動かんわけ? 中国以外の常任理事国がみんなクチバシ突っ込んでるから、おっかなくて手も足も出せんのかな。

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そして可哀想な国がひとつ。まとめサイトから拾ったコメント。

ロシアのせいでミサイル発射した北朝鮮が空気になっただろ

あ、そういえば久しぶりにスカッド打ったんだったっけ……。一言で言うと「ごめん見てなかった」。

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とか言いつつあの国、すげー快挙を成したらしいですよ。注目されるといいでつね。

北朝鮮が人類史上初の「太陽」に着陸成功を発表!黒点のサンプルも持ち帰る - 面白ニュース 秒刊SUNDAY

面白いんで元記事 "North Korea confirms it has landed a man on the Sun" を翻訳してみるか。

北朝鮮、太陽に人を着陸させたことを確認

北朝鮮は17歳の男性を太陽に送り込んだ。この旅の行程には4時間しかかからなかった。

Anthony Garreffa による。BREAKING STORY News 投稿: 2014年1月23日 4:51 am

北朝鮮は太陽に人間を着陸させた。17歳のハン・イル・ゴンは今朝3時に一人で旅立ち、我々に最も近い恒星に達した。彼の旅行は4時間しかかからなかった。

北朝鮮の中央ニュースのアンカーマンは生中継の間、以下のように述べた。「人間を太陽に立たせるミッションの成功を、喜びとともに報告する。北朝鮮は、太陽に向かおうとする世界のすべての他国を打ちのめした。ハン・イル・ゴンは英雄であり、今夕の帰還時、英雄として歓待を受けるにふさわしい」。

ハン氏はほんの数時間で地球に戻ると思われる。そこで彼は自身の叔父と偉大なる指導者・キムジョンウンに歓待されるだろう。ハン氏は漆黒のカバーに包まれて旅をしている。これは太陽の無慈悲で極端な温度から彼を守る。また、ハン氏は太陽黒点のサンプルを、叔父のために持ち帰る。彼はすぐにこれを世界に誇示するに違いない。

北朝鮮の中央ニュースの代理店はこの18時間に及ぶミッションをもちろん「現代で最も偉大な人類の業績」と呼んでいる。太陽に人類が着陸した、帰るまで18時間かかる旅は、そのすべてが大変な業績である。デニス・ロッドマンはこの国にとってのスラムダンクだと考えてくれるだろうか。

文体を考えない乱雑な文になっちまったが。

いやーすごいねー(棒) 太陽と地球の大きさってこんな感じらしいよ↓

見た感じでもう完全に無理そうだけど、やってのけたんだそうな。

表面温度は6,000℃。黒点でも4,500℃。黒いカバーの中は20℃台なんですかねぇ。素晴らしい技術でつねー。黒って熱を最も吸収して熱くなる色だよねー。なんでわざわざ黒なんだろうねー。あと、太陽表面の重力って 27G だそうだけども(2.7G ではなく、その10倍。地上の体重計で 64kg の人だと太陽表面では1.8トン。セルシオ1台分)。ハン君、根性あるねー。

これ1月の記事だね。この記事は旅の途中の様子だね。顛末はどうだったんだろうね。

つか、こんなにも夢見がちな国が、自力で本当に衛星を打ち上げたってのが今さら信じらんないww

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ウクライナ情勢の G8 ってこれなのか? という推測コメントを、またしてもまとめサイトから。

EU・日本「じゃあ、こっちはこうして世論にも配慮して・・・」

ロシア「早く決めてくれよ〜ウクライナの情勢も不安定なんだから」

EU・日本「OK 今シナリオと配役決めるから」

アメリカ「ロシアには断固とした措置をっ!!!」

ロシア「何言ってんだ?このヤンキー馬鹿・・・?」

EU・日本「プロレスだって言ってんだろうが!!!空気読め!!!」

こんなだといいなぁww

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2014.3.4 火曜
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嬉しくないのかよ……

先月の大雪が降ったあと、職場近くの坂道を登れなくなるクルマが続出だったんさ。路面状況が悪かったんでしょうがないとして、脱出を手伝ったクルマのうち1台の運転手がちょっと気になってて。じーさんとばーさんが乗ってたクルマで、運転手はばーさんだったんだわ。

脱出の作業中、ばーさんは浮かない顔というか申し訳なさそうな顔というか、取り返しのつかないことをしてしまった顔というか。

けっこうすぐに脱出できて、じーさんは喜んでおいらたちに礼を言ってくれた。脱出に成功すると普通は、困りきってた運転手の表情が明るくなるもんなんだけど、ばーさんはずーっとつらそうな表情で、無言のままだった。ばーさん、なんであんな感じだったんだろ。なんか気になってしまって。

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2014.3.5 水曜
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かつてのライバルの情念

アメリカが吠えてる割には及び腰な感じなのはわからんでもないわ。相手がロシアじゃなぁ。「オバマ大統領が無能だから」という意見も出てるみたいだけど、アメリカの大統領が誰でも、ここはこうなるんじゃないですかね。

だってロシア、まだ核兵器すげー持ってそうだぞ。しかも原潜も ICBM も戦闘機も自前技術で作って保有してる。

戦争って負けたらダメージでかいじゃないですか。余裕で絶対勝てる相手としかやりたくないじゃないですか。

アメリカから見たら、ロシアは決して「余裕で絶対勝てる相手」じゃなさそうじゃないですか。

このまえ、映画『エージェント:ライアン』を観たんだわ。ロシアがアメリカを陥れるべく企ててる経済テロを、米軍上がりの CIA エージェントが阻止しようとがんばる話で。

テロ実行犯は民間人の富豪で、アメリカに対して深い恨みを持ってるんですわ。東西冷戦にロシアが負けたのが原因らしい。そこらへん現実ではどうなんだろ。そういう感情を持ってる人、けっこういるのかな。

ロシアはソビエト時代には、世界を二分してた片側のリーダーだったわけで。紛れもない超大国だったわけで。人類を何十回も滅ぼせるだけの軍備を互いに向け合う狂気の沙汰の世界を作り出して、それ以外の国々は常に両国のご機嫌を伺ってた。ソビエト国内の経済状況はひどかったみたいだけど、国民は世界の運命を左右できる優越感に浸れはしたたかと。

ソビエト崩壊後は自由経済主義の共和制国家になったけど、それまでのツケで、どっちかといえば貧乏国の地位にまで落ちぶれてしまった。ここ10年くらいの経済急成長でようやくここまで来たって感じ。G8 には入ったけど、まだ堂々と経済先進国ですと言い切れるまでではないような。

てなことで国民の中には、強い国だったソビエト時代を懐かしむ人々がいるらしい。当時は体制と生活がアレだったのはともかくとして。そこに新たなリーダーとして現れたのが、元 KGB 職員っつうコワモテな肩書きのプーチンさん。国内経済を盛り立てて、外国には一歩も引かない強気な姿勢ってことで、国内での人気はすごいものらしい。少なくともソビエト懐古派はガッチリ取り込んでるんだろうなぁ。

ロシア人のアメリカへの情念がけっこう『エージェント:ライアン』並みなんだとしたら、プーチン大統領のもとで力をつけた今こそ、アメリカの言うことやること何でも揚げ足を取ってやりたい、できればブッ転ばしてやりたいって感じなんじゃないでしょか。

だとすると、アメリカがヨーロッパの肩を持ってロシアを非難中ってのは、なんだか火に油を注ぐだけのような気もする。

となるとロシアは、ウクライナ問題はヨーロッパとは適当なところで手を打ったら、ヨーロッパの後ろから野次るだけの卑怯者の襟首を掴んで引きずり出してタイマンで泣かせる、って流れでしょうか。軍事的にというより政治的にですかねえ。軍備はアメリカのほうがいくぶん優勢な気がするけど、オバマさんよりプーチンさんのほうが政治家としてウワ手な感じだし。

仮にタイマンやるとして。

プーチンさん、その際はどうかほどほどにしといてやっておくんなまし。うちの国にとっては、近隣の反日国に睨みが効く大事な用心棒なんで。

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そういや次回のサミットはロシアで開催なわけで、アメリカはボイコットの可能性を語ってるわけで。それに同調してるメンバー国はカナダ、イギリス、フランスだそうな。いやこれってさ……。

態度保留は日本、ドイツ、イタリア。いやいやいやこれってさ……。

ロシアを除いた G7、第二次大戦の布陣でまっぷたつじゃないですか。

ドイツ人が日本人に「今度はイタリア抜きでやろうぜ」と言ってくる、というのは、ドイツ旅行をした知り合いの弁。おいら「そういうジョーク聞いたことありますよあはは」と答えたんですわ。したら「オレも前はただのジョークだと思ってたらさ、ベルリンでタクシーの運ちゃんに真顔でほんとにそう言われたwwww」だそうで。

イタリア抜きじゃないけど、プーチンロシア込みでパワーアップ状態になっちまってますが……。

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あ……。もしかしてこれアメリカの狙いどおりなのか?

アメリカって昔から、外敵がいないと国内がまとまらないというか、軍事産業が規模を保てないというか、そういうことらしい。20年前の落合信彦の本の受け売りだけど。てことで、以下はおいらがまとめてみたアメリカの外敵リスト。

てなわけで、米国内で外敵設定を頼みに商売してる勢力としては、期待の中国との関係がそんな展開になってしまって面白くないはず。てことで、急いで新たな外敵を設定する必要に駆られてるのかも。んで、難癖つける相手を探してたらロシアさんが期待どおりに……てことかな。

メリケンさん、狙って嵌め込んだのかもな。しばらく前からロシアに対して難癖つけてたし。同性愛を有罪とするロシアの法律に対して、人権なり人道なりのトガで。理屈はわからんでもないけど、わざわざ政府対政府のレベルで非難する類いの話でもないような。アメリカのそっち系の政治団体や民間団体がロシア国内の同調者の政治活動を支援、とかならわかるが。ましてやそれが理由でソチオリンピックの開会式にオバマ大統領が不参加ってのは、ほんとそれでいいのかと。

アメリカ政府はロシアに対して、ウクライナ情勢悪化前からこんな嫌がらせ的なことをチクチクとやってきてたわけで。ロシアのイライラを煽ってきたのが、今ちょうど収穫期ってことなんですかねぇ。なんか今の米ロの対立状態って、ウクライナはただの口実のような気もしてきたが。

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2014.3.6 木曜
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歌詞転載禁止のアレ

歌詞の紹介サイトで、権利保護の目的だと思うけど、歌詞をコピペできないようになってるのってけっこうあるよね。まーコピペというより選択できなくしてあるわけで。あれって HTML 的にどういう仕掛けなんかなーと思っとった。

画像かなと思ったけど画像保存できんし。つかクライアント環境にあるフォントを使ってるっぽいし。

どうもその部分は Flash を使ってるらしい。なるほどなー。Flash 編集できる手段をおいらは持ってないんで、どの機能で何をどうやるとそうできるのかまではわからんが。

ま、おいらの目的でいえばそういうコンテンツを作るんじゃなく、どうやったら合法的にブロックを破ってコピペできるかなんだけどさw ソースコードから出せるかなとか思ってたけど、無理っぽいってことで。

Flash 歌詞をダウンロードして、それ用のソフトで腑分けするしかないかもな。だったらページを見ながらテキストエディタに手で打ち込むほうが早そうww OCR ソフトを持ってる人はラクかもね。そこまでする必要性自体がアレな感じだが。

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2014.3.7 金曜
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逆宣伝

アバルトの広告、おいらが行くサイトごとに出まくり。

こうなるともう二度とその広告をクリックしてやるもんかと意地を張りたくなるなぁ。

Google Ads って逆宣伝して広告料金を貰ってんの? おかしくね?

銘板
2014.3.8 土曜
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金魚のフン

アメリカって、ヨーロッパに憧れて、ヨーロッパに認められたい欲求を持ってるんだろうか。劣等感というか、自ら縛られてるというか。そういう空気がある気がする。けどアメリカはもう文化も経済も政治も国際社会への影響力も、ヨーロッパ各国と対等だったり越えてたりなわけで。

アメリカはヨーロッパの寄り合いに仲間として迎え入れられて、一緒に対等にあれこれしたい。けどヨーロッパは「使える手下」程度でしかアメリカを認めてくれない。みたいなような。

ロシアは歴史的にヨーロッパに憧れてきたってのは知っとったが、アメリカもそういう感じがする。どっちもヨーロッパからのれん分けして大国になったわけで、故郷に錦を飾りたい気持ちなのかもな。

日本から見ると、国の格というかは決して ヨーロッパ諸国>アメリカ というわけではないような。「欧米」でひとくくりにしたりもするしな。明治・大正時代はそこらひっくるめて「坂の上の雲」だったし。

そしたら日本はどうなんだろ。戦後昭和の時期はとにかくアメリカに追従しつつ、アメリカに認められたがってたっけな。けどアメリカはヨーロッパのほうばっか向いてて、日本にはつれなくてなw

んでも今の日本はアメリカ一辺倒ではなくなったような。精神的にアメリカのクビキから解放されつつあるような。とはいえ特定の外国に憧れたり劣等感を持ったりでもないような。個人個人ではそれぞれの憧れの国はあるにしても、全体的な雰囲気ではそんな感じかなと。

かつてのアメリカの真似のつもりなのか、日本に劣等感を持たせて従わせようとする近隣国もあるね。日本が対米追従に明け暮れて自分を見失ってた頃にはけっこう効いてたけど、もはやそれを真に受ける日本人はあんましいなさそう。意図とウソがバレてもきたし。

彼らの策はアメリカへの便乗で効いてただけだったってことが、彼らにはまだわからんようで。状況が変わって、もう逆効果にしかならない下策を相変わらず繰り返してる。こっちとしてはまともに取り合う必要がないとわかって、このぶんのストレスも減ったわけで。

あと3年前の大震災直後、世界がどれだけ日本を愛してくれてるかってのも知ってしまった(思い出し涙)

日本は今もいろいろ国際的な問題・課題を抱えてるにしても、対外ストレスがここまで少ない状態の日本って江戸時代以来かもな。黒船来航は1853年。161年ぶりの太平の世なのかも。

そんな視点から、ガタイは立派に育ったくせになにかと対欧追従したがるアメリカを見るに、なんかなーって感じがしたり。日本も最近までは、きっとこんなふうに見られてたんだろうなーとか。

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2014.3.9 日曜
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縄文の女神

2014.2.2 で、キュートな縄文土器を知って興奮のあまり紹介したけど、今度は土偶のご紹介。山形県舟形町から出土した、『縄文の女神』と名付けられた国宝の土偶。これがステキで。

ほかの土偶とは違うセンスだよね。少なくとも青森近辺のセンスではこういうのはないような。直線と曲線のバランスとかさ、なんかもう、なんかもうな感じで。舟形町のサイトでは正面・後ろ・真横のアングルでも見せてくれてるね。真横のアングルはなんだかよくわからんというか、抽象的すぎるというか、人の形に見えないというか。そんな形なのに、斜めから見るとなぜかピタッとキマる不思議。

デフォルメというか抽象化というかでの強調や美しさってさ、作者の感覚と腕の発露なわけで。もう見とれるしかないっす。

いつ頃の作品なんだろね。山形県立博物館のサイトによると、縄文時代中期だそうで。Wikipedia「縄文時代」を見ると、中期は約5,500 - 4,500年前だそうな。人類最初の文明がメソポタミアで興ったあたり、日本ではこんな洗練されたアートが流行ってたんですな。

縄文文化は古代文明にはカウントされないけど、土器・土偶に限ればすごく文化的・文明的だと思うよ。

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2014.3.10 月曜
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NESSIE

去年9月、イプシロンロケット1号機で打ち上げた惑星望遠鏡衛星 ひさき(計画名: SPRINT-A)。

理学ミッション専用の衛星だと思っとったら、工学ミッションもやってるんだね。工学実証機器のほうは1つのパッケージに納められて、衛星の背中(上の画像では反対側で見えないところ)にくくりつけられてる。ISAS ニュースに出てただすよ。

この装置、名前は "NESSIE (Next-generation Small Satellite Instrument for EPS)" だそうで。実は専用のゆるキャラもあったww

こういうところにものすごく凝る無駄なセンスと情熱。ISAS 最高だぞもっとやれwww んで、本物の外観の写真もがめさせていただいてきた。

詳しい説明は本文をどーぞってことで。実証する機能は2つ。薄膜太陽電池とリチウムイオンキャパシタ(LIC)。

薄膜太陽電池は IKAROS で既に宇宙デビューを果たしたと思ったが。今回は別の仕組みのやつかな。しかしこれ軽量化にかなり効きそうだね。太陽電池パネルってけっこうでっかいからな。重量もなりなりにあるだろ。発電効率も旧来以上ってことだし。もうこれ技術が確立したら使わんわけにはいかんって感じなんじゃないでしょか。

質量 500kg の探査機でも、観測機器の質量は合計でも 20kg 程度だったりするからな。これで例えば機体質量が 10kg ほどでも軽くなれば、かなり余裕ができることになるね。観測機器の積み増しでも、太陽電池を含めた艤装の大容量化でも、冗長系を追加しての安全確保でも。

そういや薄膜太陽電池って旧 NASDA 系の衛星でもうやってたな。地球観測衛星 みどり シリーズで。船の帆みたいにブームマストに張る形にしてたけど、テンショナーの設計が甘くてぶっ壊れちまってな。50分ごとに日なた←→日陰を繰り返すもんだからマストが伸び縮みするわけで、その変位を吸収しきれなくて疲労破断。

マスコミの扱いに慣れ始めてた NASDA、すかさず東芝に対して責任追及を始めた旨の発表をしてたっけ。メーカーは民間企業。マスコミにとってはスポンサー様だからな。公的機関より叩きにくいわけで。

NESSIE の薄膜太陽電池、あの頃のとも違うのかな。そこらへんよくわからんけど、うまくいくと IKAROS の系譜の、木星圏探査機の巨大太陽電池セイルになったりするかな。

そう思ってあらためて NESSIE の姿を見ると、いやもうとにかくうまくいってくれと。木星圏探査機の設計が成り立つかどうかはこの太陽電池の開発の成否にかかってる気もしてくるよ。

あとさ、はやぶさ のときは当然、旧型の厚い太陽電池パネルで重かったわけで。んで重いもの2枚が本体からはみ出して対称に設置されてたから、「こんなこともあろうかと」の、スピンの Z 軸自動収束が成ったわけでして。

てことは太陽電池の質量が10分の1とかに軽量化されてしまうと、はやぶさ と似た形の衛星・探査機だとスピン軸収束の効果が薄れるわけで。そこらへん別の設計要素でフォローする必要が出てくるんだな。まー宇宙科学研究所(ISAS)はロケットも衛星もスピン安定型マニアなんで、何か別のいい方法を既に持ってることでしょ。

NESSIE のもうひとつの機能はリチウムイオンキャパシタですな。世界初の宇宙用リチウムイオン二次電池は、はやぶさ に搭載されてた。んでトラブル発生で深い放電を経験してしまってほぼ全損のはずが、メーカーの古河電池が根性を見せてくれて、死んだはずのセル11個中7個が復活。その前の修羅場の瞬間、OFF になってなきゃいけない保護回路がなぜか ON になってたからっつう、原因不明の幸運wに見舞われたこともあって。

リチウムイオン電池はそれまでのニッケル水素電池と比べて、同じ電力容量で質量が何分の1にもなるんで、世界中の宇宙機関が使いたがってたらしい。けど初物なんでおっかない。みんなが「どっかよそが先にやってくれよ」とダチョウ倶楽部してた中、はやぶさ で採用した、ってことらしい。はやぶさ は ISAS 探査機のご多分に漏れず重量制限が厳しかったろうから、先陣を切りたくてやったっつうより、きっと仕方なく採用したんだろうなあ。しかも名目は工学実証機だったんで、理学探査機より積極的に新機軸を取り入れなきゃなんなかったろうし。

ってことで初物らしく危ない目にあったわけで。おかげで想定以上に実地で経験を積めたんで、今はリチウムイオン電池は普通に衛星・探査機に使われてるらしい。

けど、ISAS としてはやっぱしあんなに怖い思いはあんまししたくないってことかなw それで、リチウムイオン電池(LIB)よりはるかに頑丈なリチウムイオンキャパシタ(LIC)が ひさき に載って、ただいま実証試験中と。

難点は LIB より容量が小さい点か。それを補って余りある利点があるみたいなんで、機体やミッションによって LIB と LIC を使い分ければいいんではないでしょうか。選択肢があるってのはいいねえ。性能と頑丈さの兼ね合いで、両方載せたりとかもできるかもね。あ、薄膜太陽電池で稼いだ軽量化のぶん、LIC を多めに積むってのはどうでしょ。

NESSIE って名前もキャラ絵もなんかほのぼのな感じだけど、実は宇宙機の将来テクノロジーのけっこう重要なカギを握ってる気がする。

金星探査機 あかつき のオマケで打ち上げた IKAROS といい、便乗で先進技術を実地実証する考え方ってさ、ISAS の新たな発明品なのかも。

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ところが。ISAS ニュース2013年12月20日付では。

11月2日にLICへの補充電が出来ない事象の発生を確認しました。

おっと LIC がピンチだぞ。続報はおいらは見つけられんかった。

直るといいけど、このままでもあとは長期の放電特性を見るミッションらしいんで、それなら行けそうですな。延長ミッションは全部うまくできたときのオマケ・ご褒美なんで、ないならないであきらめもつくんじゃないですかね。

NESSIE 自体が ひさき のオマケ機能だし。メインの惑星観測ミッションがうまくいけば、ひさき のプロジェクトは成功なわけで。今は本体がきちんと稼働してるらしいのが救い。

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こうのとり の太陽電池を薄膜にすると、積める荷物がそのぶん増えるなぁ。んー、100kg にもならないかな。

そこで考えてみる。現状の こうのとり って薄膜じゃない太陽電池なわけで、機体の外周にぐるーっと敷き詰めてる。

だいたいどの方向から日射があっても発電できるから姿勢をあまり気にしなくていいんだけど、そのぶん余計に太陽電池を積んで、重たくなってるわけで。日陰で怠けてる太陽電池が必ずあるってこと。ぶっちゃけ無駄が出てる。

いろいろな要素との兼ね合いでこうなったと思うけど、将来計画として太陽電池パドルを装備しようとかいう話も出てるってことは、設計でやっつけ仕事した面もあったのかも。

で、薄膜太陽電池が実用化されると、機体表面にいっぱい貼ろうが少なく貼ろうが、重量的にあまり差がなくなる。こうのとり みたいな太陽電池の配置はあんまし無駄ではなくなる。設計や製造の無理が減るならそれで行こうっつう、積極的な選択肢になり得るんじゃないかと。

こうのとり の太陽電池設置方式のいいところは、可動部分がなくて頑丈ってのがあるね。一方、ヨーロッパの宇宙ステーション補給機 ATV の太陽電池はパドル式。

2枚の写真でパドルの向きが違う。可動式なんですな。宇宙でモノを可動させる自信があればこその設計なんだけどさ、できれば仕組みを単純にしたほうが壊れにくいわけで。

現状の こうのとり方式って結局はメリット・デメリットがそれぞれあるわけで。いいのか悪いのか微妙なところっぽいわけで。これ薄膜太陽電池で重量の条件がゆるくなれば、この方式のデメリットが薄れて採用しやすくなる。宇宙機の仕組みがそのぶん簡素になる。壊れにくくなる。値段が安くなる。荷物を多く運べる。

こうのとり みたいに体じゅうに太陽電池をまとった形の宇宙機、増えるかもね。

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2014.3.11 火曜
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震災から3年

東日本大震災からもう3年か。心の傷が癒えない方々は今も多くいらっしゃると思う。その方々のお心が少しでも軽くなりますように。

おかげさまで、八戸はもう津波被災の跡を残すものはもうなくなった感じ。あのときはうちはうちで大災害だったけど、もっと南の太平洋沿岸地域が受けた被害に比べればずっとマシなほうだったなぁ。放射性物質も検出限界以下だったし。けど八戸港に水揚げされたスケソウダラが基準値オーバーしたときにはさすがに、おいら漁業関係者じゃなかったけどヘコんだっけ。

原発再稼働の推進/反対を今語るのはおいらは腰が引けてるけどさ、とりあえず「節電のご協力を」ってのは毎年夏の恒例になりましたなぁ。そして先月あたり、ついに国の経常収支までもが赤字転落ですか。アベノミクス&消費税増税前駆け込みで好景気のはずが、そこらで見ると今ひとつ不安な感じもあったり。

かといって「だからすぐさま原発再稼働」ってのもな。あーでも今の基準で安全確認されたやつならいいんじゃないかって気もするが。震災前よりだいぶ厳しくなってるだろうってこともあって。てことでおいらの中で軸がぶれてるというか。

貿易収支や経常収支が赤字になったのは主に燃料代のせいらしいけど、あれってだいたい今年から2年くらいかけて、だんだん安くなっていくんでね? 原油や LNG って5年くらいの長期契約で安く買ってきたのが、原発停止で急に大量に必要になって、いきなり追加で買い付けたぶんは足元見られて高く吹っかけられてるとか。てことは長期契約の更新分は順次、量を増して単価を安く契約する方向にしてきてると思う。

震災から3年経ったんで、契約の半数くらいはもうその方向で更新済みの頃合いなんじゃないかなと。てことで、燃料代の負担感はだんだん落ち着いてくるんじゃないですかね。あとは原油相場が高止まりしてるのがどうにかなればってことかな。ほかの要素は、輸出と、海外からの権利料やら固定資産やら債権利息あたりの収入ですか。経常収入のほうは急な収益アップは無理か。したら輸出関連企業の皆様、どうかがんばってくださいませー。言われんでもがんばっておられると思うが。

ていうか輸出もそんなでもないか、円安化の流れが止まってしまってるよな。ドル110円〜120円まで行くもんだと思っとったが。ここもう一踏ん張り欲しいですなぁ。

明るい材料としては、お金に限らないことなんだけどさ、海外から日本に来てくださる、主に観光のお客様の数が、去年過去最高を記録したってこと。その前の過去最高が2010年だったらしいね。震災直前の年。そして2011年3月11日以降、観光を楽しめる気分の国ではなくなったこともあり、原発事故のこともありでガタ落ちだったと。2012年は持ち直し基調だったけど、こんなに早く回復というかそれ以上になるとは思わんかったですよ。嬉しい限りですなぁ。

海外の反応まとめを見ると、震災後も日本に対して好意的なコメントが多くてな。日本に憧れてくれる人たちが意外と多いってのをおいらが知ったのは、5年くらい前だったな。原発事故でもう見捨てられるかとも思ってたけど、彼らは変わらず日本を愛してくれてる感じ。そしてたぶん、その数は増えてる。ありがたいことですよ。

海外からの旅行客が落としてくれるお金は数千億円オーダーらしいから、収支の赤字をひっくり返すほどではないんだけどさ。でも日本を好いてくれてるってのは嬉しいわけで。お金に換算できない利益ですよ。本当にありがとうございます。

経済面で面白いのは、実質は輸出での儲けと同じなのに、内需扱いになってるってとこ。観光サービスを国内で買ってくれてるってことで。日本人が海外に行って現地で支払ってる金額との差し引きはわからんけど、確か1990年代までは大幅な出超だったと思った。それが埋まってる。そして内需にもろに入ってきてる。

輸出は工業地帯偏重で稼いでるけど、観光地や観光産業は工業地帯の産業と一致してるわけじゃないからね。海外からのお金がよりまんべんなく日本の各地に撒かれて循環してると思えば、これはこれでなりなりに効果を発揮してるんじゃないかなと。まぁ主に東京と京都なんだろうけどさ。

3年経った。あのときはほんと非常時だったっけな。まだ立ち直りきれてない土地はいくつもあるけど、日本全体としては、普通の経済を普通に語れるところまで来ましたですよ。ここまで来るのに日本人はがんばってきたけど、あのとき外国の方々からいただいた暖かい援助と励ましも、きっとすごく効いたんだと思うよ。

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2014.3.12 水曜
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STAP 狂の詩

STAP 細胞を巡るウンヌン、もうわけわからんくなったなぁ。

はっきりしてるのは、件の論文がけっこうテキトーだったってことだね。んで肝心の、STAP 細胞ってほんとにあるのか、あるとして、発表されたとおりのものなのか、今のとこそこらがよくわからんですなぁ。

世界中で行われた、論文をもとにした STAP 細胞作成の追試はことごとく失敗らしい。理研内で小保方先生自身が行った追試ではうまくいったらしいけど、第三者が成功したわけじゃないからまだなんと言えないわけで。理研側もそこは承知の助らしい。

論文の共同執筆者の一人が、論文の撤回を提案してるね。いったん撤回して、揺るぎないデータと内容の論文をしっかり作り直そうってことらしい。それでいくと、STAP 細胞はちゃんと存在してるってことになるね。

一方、あの発表の大騒ぎの中で、ハーバード大の研究チームはサルを使って既に STAP 細胞の試験に入ってる、というニュースもあった。「驚くべき結果が出ている」とかいう話だった。そのハーバード大チームは、論文を撤回することはない、としてるらしい。ここでも STAP 細胞は存在してる感じではある。そして、ほぼ発表どおりの性質を持ってる感じ。

「ドリームボールは絶対にある!」

と、鬼神の形相で素振りする野球アニメの1場面を思い出してしまった。『野球狂の詩』だっけか。女性プロ野球投手の魔球・ドリームボールはウワサ先行で、試合でなかなか投げない。んで、あるのかないのかで論争を引き起こしてしまったと。物語内での真相はどうだったのかよく覚えてない。けど、なんか「ドリームボールを投げるとピアノの音がする」っつうネタが当時流行ったんで、まぁ状況的に「存在する」っつう筋書きだったんだろう。

STAP 細胞もどうか「アリ」でひとつよろしくお願いおたのもうすー。

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論文撤回を提案してるのは山梨大学の若山教授というかたなんだが、どうも軸がぶれてる感じだなぁ。

2014.2.25 STAP論文修正へ 共著者の山梨大教授「単純ミス」「小保方さん気付かなかった」

この時点では、「小保方さんと何回も再現に成功しているが、最適な条件や環境を整えることが非常に難しく、ノウハウが必要」と語ってる。ところが

2014.3.10 STAP細胞、第三者機関に分析依頼 論文撤回呼びかけの若山氏

「私が担当した部分については、自信を持って適正に実験がなされたと言い切れますし、共著者の結果についても信頼してきました」「本論文に関してさまざまな疑問点が指摘され、科学的真実を知りたいと考えております」とのこと。相手への信頼ゆえに検証してなかった部分があるみたいだね。そして

2014.3.11 理研、STAP論文の取り下げ検討 「信用できない」と共著者

疑心暗鬼まで行ったように思える。んでも若山先生、小保方先生と一緒に何回も再現に成功してるんじゃなかったのかい? 若山先生がブレてるのか、産經新聞がブレてるのか。

後半を軸にすると、2.25 の時点では小保方先生をかばってたのかもな。でも論文からは次から次へと変なことが見つかるんで、もう愛想が尽きたとかかな。まー外野の憶測でしかないわな。

ドリームボールというか『薮の中』というか……。

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もしかして、論文執筆で雇った(流行りの)ゴーストライターがヘボだったとかそういうこと?

銘板
2014.3.13 木曜
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冷たいのはどっちか

「機械のように冷たい」という言い回しはあるけどさ、なんかね、機械好きのおいらとしてはいささかカチンと来る言葉でして。機械だって作ってるのは人間なんだわ。「この機械を使う人はこれだけラクになる」「世の中これでもっと便利でもっと快適になる」「オレじゃなきゃ作れねぇぜ」なんて希望とプライドを心の糧にして、これで製作に費やす苦労や痛みを薄めて、ようやく完成にこぎ着けて世に出すわけで。作ってる人は相当アツいってわけで。

実は機械って、作者や関係者の感情が、論理に形を変えて封じ込められてるんだよね。だから直感的には作者の感情は見えにくい。洗練されたものほど見えにくい。でも慣れれば、機械を見たり使ったりすると作者の思いが分かることがある。整備の具合で、整備士やオーナーの、その機械に対する姿勢や態度もわかったりする。と思うと、「機械は冷たい」ってのは一体何を言いたいのかほんとわからんくなる。

機械のことを「感情がなく冷たい」なんつうイヤな言い方をする人ほど、機械に対して何の愛着も関心も持たず、作った人のことにも思いをまったく馳せず、ただただ機械を使う人のような気がする。設計者や整備士とかの機械の関係者から見ると、この手合いは機械に対して、機械以上に冷たい気がするんじゃないかと。作者の意図や気持ちをその機械から読み取って使えば、その機械はユーザの期待により応えてくれるのにな。これでも冷たいのかい?

ていうかエネルギー変換系の機械って稼働中はかなり熱くなるが。エンジンとかモーターとかバッテリーとかブレーキとか。銃とか。電球と蛍光灯も(LED は最近のモデルは蛍光灯より発熱量が減ってるかも)。不用意に触るとヤケドしたりするほど熱くなったりするが。

冷たいのは機械じゃなく金属素材だろ。そこからおかしいんだけど、こんな言葉を安易に言う人は機械に対して冷たいからな。正しいかどうかを確かめる気さえもないんだろな。だからこんな表現が世の中に定着しちゃったんだろな。

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2014.3.14 金曜
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ドタドーン

今朝ちょいとやらかしましてw 思い出すだに笑いがこみ上げてくるですよ。

朝イチで八戸駅に行きまして。電車には乗るわけでなく、駅の中のコンビニに買い物の用がありまして。

コンビニに入ろうとしたら、うしろでドタッと音がしまして。振り返ると、サラリーマンさんがコケてまして。コケた人とそのお仲間さんたち、すげーウケてまして。

なんか面白くて、そこを見ながら思わずププッと笑った瞬間、おいら何らかの物体にドーンと激突wwwww

そこのコンビニの自動ドア、押しボタン式だったwwwwww

店内の人も店外の人も、コケた人よりむしろおいらに注目してたわー。

あまりにも4コマ漫画な展開に、おいらもニヤニヤがすげー止まんないまんま自動ドアのボタンをあらためて押して、「あ、どーもー どーもー」と言いながらコンビニに堂々の入店wwwwwwww

みんなが笑ってるー お日様も笑ってるー るーるるるるっるーな朝どしたw

ガラス割れなくてよかったww

コンビニってドジ踏んで恥かいてなんぼの場所だしwww

偶然 開いたページが
ちょっとイケナイ写真 そばに女の子
カバン 棚に引っ掛けて
派手に 商品ぶちまける
 
突然開いたドアに 直撃
おでんの汁こぼした
それでも また このコンビニへ来るよ
会えるから

幸せ感いっぱいのサウンドでのドジ連打パート、いつも聴くごとに笑いながら、なんでこんな泣けるんだろ……。

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2014.3.15 土曜
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八戸線ハイブリッド車両待望祈願祭

JR のハイブリッド列車ってどうなったんかなと。10年くらい前に地元の新聞に出てたんだが。試作車が完成して域内の各地を試験走行してるとか。それが八戸線にも今(10年くらい前のこと)来てるとか。てことで八戸線にいつ導入されるのかと、心待ちにしてきてるんだが音沙汰なし。クルマと違う直列ハイブリッド式(駆動はモーターのみで、エンジンは実質ただの発電機)っつうのにも興味あったり。

そうこうしてるうちに、奥羽本線には導入されたことを知ったですよ。このまえ仕事で青森市に出かけたとき、新幹線を使ったんですよ。到着駅は新青森。青森駅に向かうのに、奥羽本線に乗るわけで。これがまた在来線ホームに降りた途端にドンピシャで来てくれた下り列車がありまして。その名は「リゾートしらかみ」。一も二もなく乗り込みましたですよ。

車内放送では「この列車は全席指定です」と言ってたけど、指定券なかったけど、1駅だしガラガラだったしもうこれ乗っちまえと。新青森‐青森はそこらテキトーでいいっつう話も聞いたことあったし。たぶん大丈夫だったんじゃないかと。

んで気づいたですよ。内装に踊る "HYBRID" の文字。おおーハイブリッド列車、既に実用化されとったか。奥羽本線は電化区間だけど、「しらかみ」ってことは五能線を走るわけで。あそこは非電化区間だもんな。電車じゃ無理なわけで。

それはいいんだけど、ちょっと不満というかがあって。たぶん発電用エンジンの振動かな、座席に座ってて、ちょっと不快な類いの振動を感じまして。走り出したら気にならなくはなったけど、停車中はその振動が気になってなー。そこだけどうにかしていただきたい感じだったよ。

んで今、JR 東日本のハイブリッド列車で調べたら、リゾートしらかみは JR 東日本 HB-E300 という型番だそうな。これとは別に、かつて八戸線で試験した試験車両をもとにしたキハ E200 という車両が、実用がてら試験運転中らしい(公式サイト)。

直列ハイブリッド列車は重量が嵩むんで、長い勾配がある路線では不利なんだそうで。このせいで八戸線での採用は微妙との判断があったみたいだけど、キハ E200 は山梨県と長野県の小海線だな。けっこう勾配がありそうだが。んー八戸線でも短距離便の 八戸‐鮫 は大した勾配はないんで、そこからでも導入していただきたいところ。

なんで八戸線に入れてほしいのかっつうと、今のディーゼル列車は古くてさ。いいかげん更新の時期だろと。これはこれで遠目には風情あるけどさ、うるさいし排ガスは煙いし臭いし、しかも遅いし。新型ハイブリッド列車はそこらへんかなり改善されてるみたいだし、トランスミッションがないからメンテナンスの人件費も安く上がるっぽいし、早いとこ入れ替えてくれないもんかなと。

最近、青い森鉄道に何度か乗ったんだわ。これが快適で。電車なんだわ。てことで、まず速い。そして車両が比較的新しいんで、内装が今風だし清潔感がある。んでこれが、ライバルが JR 東日本なんつう巨大資本の新幹線なんつうハイテク列車だってのに、けっこう乗客がいるんですわ。ちょうど今日からもっとかっこいい新型車両を導入することになってて、1日の便数を3割ほど増やしてもっと便利になるよーなんて、かなり鼻息が荒かったり。

この勝因は、新幹線の終着駅が新青森で、便利な青森駅前に行くには奥羽本線に乗り換えなきゃなんないっつうのも確かにある。乗り継ぎのタイミングが悪いと 八戸‐青森 で1時間以上かかる(新幹線に乗ってる時間は最大27分なのに)。一方、青い森鉄道は快速で1時間15分。各駅でも1時間半。実質で新幹線とそんなに変わらんわけで。そして1,000円以上安い。新幹線は盛岡以北の立ち席ルールを知らんと指定席料金(520円)を取られるしなぁ。そこを知らんと価格差1,500円以上でして。

けどもうひとつ、車両が新しくてキレイってのも、青い森鉄道を選びやすくしてるんじゃないかと。去年の2月にぶらり旅をしてさ、新潟‐秋田 の特急いなほ に乗ったらかなり古い車体でさ、客はおいらが乗ってる車両でおいらを入れて2人だけという鉄郎メーテル状態だったんだわ。けど秋田駅で秋田新幹線 こまち に乗り換えて盛岡に行ったら、在来線区間なのに乗車率8割以上だったっつうのがあって。たぶんこれも、車両の新しさ・キレイさの差が成したものなんじゃないかと思ってて。

E3 系 こまち は1年前の時点でそんなに新しくはなかったとはいえ(E6 系デビュー直前だったし)、どう見ても昭和時代から走ってる いなほ の車両よりはるかに今風でキレイだったよ。

翻って八戸線。潜在需要は顕在の需要よりずっとある気がする。ただ、あまりにも車両が古くてあんまし乗る気がしなくて、結局みんな自家用車での移動を選んでしまうんじゃないかと思う。パッと見でわかる魅力がないと、脳内の選択肢にさえ挙がらんもんな。そして古いがゆえに遅くて、そこでもあまり魅力を感じ得ないと。最高速も遅いが、加減速もまたゆるゆるすぎてな。

ここを新型に更新すると、まぁクチコミが広がったり、いったん減ったリピーターが増えたりするのは時間がかかるだろうけど、着実に乗客を取り戻していける気がする。つか青い森鉄道で考えると、ほんの3年くらいで人気が定着するような気もする。

銘板左端銘板銘板右端

あーでも八戸線って同じ考えで別のアプローチをしてるとこなんだよな。駅舎をひとつずつ建て直してる最中だったわ。おいらが一番使う長苗代駅は数年前に作り替えたっけ。あと侍浜駅と種差海岸駅と陸中八木駅も改築したな。小さくなったけど、以前のバラックよりずっとキレイになった。まぁ長苗代駅は前も今も単なる風よけで建物でさえないけどwwカッコ良くはなったwww あと主要どころは鮫駅と階上駅かなぁ。鮫は10年以上前だけど、ホームに上屋を設置したっけな。そしたら駅舎の建て替えはまだ先かな。

新型車両の導入は、そこらへん一回り片付いてからってことかもね。お客の目に触れるところをキレイにしとくのは商売の基本なわけで、車両がそうなら駅だってそうだもんな。

銘板
2014.3.16 日曜
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がえしがえし

小保方先生ってもう先生呼ばわりしちゃいかん雰囲気だね。博士論文にまでアヤがついたってことで。さん付けにするか。「さんづけにするか」と打ったら「酸漬けにするか」ってさ、何この ことえり、STAP 細胞の作り方にひっかけてんの?ww

しかしこの件、おいらはもうあんまし考えないようにしてるわ。なんかマスコミの手のひら返しがまたすごいんで、どうも情報を信用できんくて。何が本当なんだか。あるいは外に出てくる情報は端々の事実だけで、本質の真実が隠されてるような感じもして。隠してるんだとして、理研が隠してるのかマスコミが隠してるのか、こっちからじゃ判断できんし。

あんだけ持ち上げといて、落とすときは容赦ないな。論文がアレなのは確定みたいだけど、これでもし STAP 細胞がほんとに存在するんなら、マスコミはまた手のひら返し返しなんだろうなぁ。そして自らのみっともなさを棚に上げて、ドヤ顔で理研に改善の注文つけて話を〆て、次のゴシップにまた群がって手のひら返しまくるんだろうなぁ。

去年のイプシロンロケット初号機打ち上げのときもすごかったよな。マスコミさんがた、打ち上げ前まで話題を煽って煽って煽りまくっといて、いざ発射直前に不具合発生で延期になったら、素人理屈を振り回してトンチンカンなとこを叩くわ叩くわ。あたかも打ち上げに失敗したかのよう。

つか見物人ががっかりしたのはわかるけど、それを盾にして叩くってのはどうかと。「ロケットの打ち上げに延期は付き物」って基本だろ。安全第一なんだから。ロケット打ち上げの目的は衛星を無事に軌道投入することであって、現地に詰めかけた見物客を喜ばすことではないんだが。

それとも条件が揃ってないのに打ち上げを強行して、巨額費用をむざむざ空中爆発させろとでも? 実際にやっちまったのが、1986年のスペースシャトル・チャレンジャー号事故なんだが。あのときはモノだけじゃなく、乗組員7名の命まで爆散させたわけだが。あれはマスコミのプレッシャーじゃなく、NASA 自体の間違いがそうさせたんだけどさ、そういうことを日本で、マスコミ主導でやらかす気かよ。

してイプシロン初号機が無事に打ち上げに成功したらしたでマスコミさん、手のひら返し返しを見事に決めてくれましたなぁ。節操なさすぎ。今回の STAP 細胞の件も、マスコミは手のひら返しまでは華麗にやってのけた。彼らはどっちに転んでも関係ないもんなぁ。昨日までの立場や態度を都合よくコロッと忘れるもんなぁ。

てことで、いちいちまともに付き合うと振り回されてバカを見るんで、事実が確定するまでこっちはただ傍観するのみと。

銘板
2014.3.17 月曜
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意図がよくわからないデマ

そういやさ、スペースシャトル・チャレンジャー号空中爆発事故の原因について、ちょいと聞き捨てならんウソが流布されてて。陰謀説とかそういうステキなものじゃないけんど。

「整備員が睡眠時無呼吸症候群(SAS)で、作業のミスを発見できずに通してしまったから」っつう誤情報を事実として紹介してしまってるサイトやブログがあるんだわ。これなんか悪質だぞ。「以下、wikipediaから引用修正」とか書きながら、紹介してる文はまったく違うサイトからのコピペ。当の Wikipedia 記事にはそんなことまったく書いてない。この YAHOO! 知恵袋の質問は2008年に出されてるね。おいらこの時期以前からこの Wikipedia 記事をときどき読んでるけど、SAS が原因だと記述されたの一度も見たことないぞ。Wikipedia に載ってると見せかけて、信頼性を得ようとしたんだろうか。

んで、YAHOO! 知恵袋のベストアンサーの本当の引用元のサイトは情報源を明らかにしてない。このサイトの主が創作した可能性ありってことで。あるいは、どっかから聞いてきたヨタ話をそのまま書いたか。

都市伝説とか世の中の常識として誤解されてしまってることって、こうしてできていくんかなぁ。なんかちょっと怖いんですが。

チャレンジャー号爆発の本当の理由は、当日の気象条件が許容範囲を外れてたのに打ち上げを強行したから。そのせいで固体燃料ブースターのパッキンが想定外の挙動をしてしまい、運の悪さも相まって、飛翔中に外部燃料タンクが大爆発を起こしてしまった。何が悪かったのかといえば整備員でも技術者でも決してなく、現場職員が SAS だったからというのでも決してなく、当時の NASA の幹部の打ち上げ可否判断が悪かった。

スペースシャトル構想発表以来、NASA 幹部がついてきたバラ色のウソをつき通すには、この日の打ち上げを延期するわけにはいかなかった。スケジュールを何が何でも遅滞なくこなさなきゃなんなかった。

固体燃料ブースターのメーカーとその技術者は打ち上げ当日の朝、気象条件による危険性を察知。NASA 幹部に打ち上げ延期を進言したけど、「大人になることだ」の一言で却下。そして打ち上げ。幹部が物の道理を無視してまで守りたかったスケジュールもろとも、観衆の目の前で爆散。さらに原因究明調査でスペースシャトル計画のウソと NASA の組織腐敗が暴かれ、偉い人たちは軒並み吊るし上げられて叩かれた。

作業員1人が病的な寝不足で作業ミスしたとかミスを見逃したとかの、末端の個人1人の小規模な問題ではないんですよ。原因はまったく違って、組織病っつうまったく別種の大規模な病気だったんですよ。原因には SAS なんてかすりもしてなかった。医学的な病気でさえなかった。

むしろ SAS 原因説を流布することで、本当の原因を隠そうとしてるやつがいたんじゃないかとか疑いたくもなるってもんで。まー大事故が起きると、なぜか真っ先に疑われるのは現場作業員のミスだもんな。こんなときは序列が低いと損だね。責任者が責任を取らず、責任を取り得ない人に全部おっかぶせるのは矛盾なんだけどな。

つかチャレンジャー号事故の原因は真実がもう露見・確定してることなんで、今さら撹乱してもどうにもならんわけで、陰謀説にもなり得ないんだけどさ。

ただ、事故原因が確定するまではいろんな仮説や憶測が流れたろうから、その間に SAS 原因説もそれなりの説得力を持って取り沙汰されたってことなのかもね。

銘板
2014.3.18 火曜
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敵に自国特産の超高級塩を贈る親切な国

クリミア:露軍事技術者「米無人機捕獲」…自衛部隊が回収 - 毎日新聞

また無人機をぶん取られたのかよ。イランに続いて、ロシアにも無人軍用機技術を丸裸にされるんだろうなぁ。

無人の軍用機を実用化して大々的に使ってる国って、今のとこアメリカだけだと思う。これがあればパイロットの命を危険に曝すことはないし、現場での運用費も安くなるはずで(パイロットの安全や生命維持を考える必要がないから、そのぶん機体の構造・装備が小型で単純)、各国ともその技術をほしがってるはず。

で、無人の泣きどころ露見ですなぁ。どうしても極秘技術そのものを敵地に送り込む形になるから、鹵獲されるとその極秘技術を相手に大盤振る舞いすることになると。システム全部というわけではないか。操縦系と通信系のツボどころは外部にもあるから、さすがにそこまではコピーしきれないにしても、かなり読まれてしまうね。

しかも今回の相手はアメリカに次ぐ兵器開発技術を持つロシアですか。いやーこりゃもう……なんか笑えるわ。

ていうかメリケンさんなんでまたクリミアで無人機を飛ばしてたんだろ。ウクライナの混乱はもともと欧ロ対立から来てるんだから、欧米連合側の危ない仕事は基本、ヨーロッパが担当するもんじゃないのかねぇ。

ていうか外野が野暮なクチバシ突っ込むからこんなことになるんだろ。

ていうか G7 の名のもとに、無理に日本を巻き込まんでくれよ。日本は今、アメリカが頼りなくなったぶんロシアとも仲良くしようとしてるんだからさ。

G8 とか言うもんだからもうロシアも対等の仲間と思ってたのにな。実質、今も一昔前の G7+1 のまんまだったと。

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つかウクライナの旧政権が転覆してからクリミア併合までのロシアの動きは電光石火だったなぁ。対立する欧米があれよあれよと見てるだけしかできなかったという手際の良さw あの迷いのなさは、欧米が必死にちらつかせた対ロ経済制裁が口ほどにもないときっちり読んでたってことかな。

それも織り込み済みで、事前に綿密なシナリオを組んでたとしか思えん。ソチオリンピックやってた頃にはもう、条件分岐であらゆるパターンでの対処を考え尽くしてたのかもな。

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2014.3.19 水曜
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あの国は意外とこうだった

やっぱしそうなっちゃったか、というか。

独電力大手、脱原発で打撃=火力採算悪化、危機的状況に - 時事通信

前々からドイツでは再生可能エネルギーの普及に力を入れてたのは知ってた。原発依存から脱皮したがってたのも知ってた。まぁドイツ国内で原発をやめたとして、電力供給がヤバくなっても、隣のフランスの有り余る原発の電力を買えばいいんだからな。気楽なものでございますですなーとは思ってた。再生可能エネルギーを主力の電力源にしてみようかなんて道楽な迷いができるのも、フランスを当てにできるからこそ。

そして福島第一原発事故でドイツは決断。再生可能エネルギー主体に一気に舵を切った。まぁそれは国内の話で、相変わらずフランスの原発が頼りっつう前提でな。

んでこの有様。

風力や太陽光はあくまでも補助的な電力源として有効なんだよな。もともとベース電源にしにくい代物でして。

この矛盾をどうにかできんうちは、主力としては使えんわけで。

日本での震災後、科学力は世界一ィィィィィィッ!のドイツさんが、こんなもろにわかる矛盾を押して、件の決断をしたってのが驚きだったんだわ。一時の感情に流されてるように見えたんだわ。けどあのドイツさんのことだから、そこをどうにかするメドがついたんだろうなぁとも思ったんだわ。

いやいやいや、欧米が日本なんぞと違ってすべてにおいていかに素晴らしいか、その人々は日本人ごときと違っていかに思慮深く聡明か、なんていう反日自虐教育を徹底的に刷り込まれた世代としては、かなり意外というか新鮮というか。

その教育内容は非現実なファンタジーのレベルにまで達してた、と大人になってからわかっちゃったけど、いったんしみ込んだものはなかなか洗い流せませなんだなぁ。

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ドイツの話ではないけどさ、アメリカもなんだかイメージと違ってたってのがあって。ちょいと古い話で。

バブルの頃、田村正和主演のドラマの1回目を見たんだわ。ニューヨークに単身赴任してたジャパニーズビジネスマンが奥さんと子供を現地に呼び寄せる、という話で。海外に出向する日本人が増えて、カルチャーショック体験が国内でもかなり話題になってた頃でさ、その流れで始まったドラマでして。

んで初めて日本の外に出た奥さんとお子さん、ニューヨークのデパートで早速お買い物。そしたら奥さんがちょっと目を離した隙に子供が見当たらなくなった。「大変、迷子の館内放送を」とデパートに伝えたところ、いかつい警備員が即座に玄関を施錠。デパート全館で懸命の迷子探しが始まって大騒ぎ。

何事もなく済んだものの、駆けつけた旦那さんはドヤ顔で奥さんをどやしつける。「いいか、ニューヨークは危険なところなんだ! 子供からちょっとでも目を離しちゃいけないって言ったろ! 誘拐されたらどうする!」奥さんは現地の怖さをひとつ知り、これからの暮らしに一抹の不安を覚えるのだった。

てな内容。第2話以降は見てないからどうなったのか知らん。

ニューヨークは怖いところだと話には聞いてたけど、こんなに怖いんだなーと思ったわけで。と同時に、日本人は当時ほとんど盲信的にアメリカに憧れてたわけで、なんか話が違うような感じもしてた。いや東京も東京で怖いところな気がしてたけど、それとは異質というか、ニューヨークの怖さはより原始的というか。ぶっちゃけ憧れのアメリカのほうがだいぶ世の中が遅れてるんじゃないか、とか。

いやいや、それでもあのアメリカだよ!? 何かもっと合理的な理由があるに違いないんだ。とか自問して、めちゃめちゃ無理な強制納得したぐらいにして。それほどウルトラクイズの刷り込みは強烈だったとw

ドラマだからデフォルメしたのかもしんないけどさ。いや、その数年後においらフィラデルフィアで少し暮らしたんだけど、日本にはない類いの危険さは本当にあったよ。身の安全に不安を覚えるってのは、日本でもときどきあるよね。例えば「そういや去年うちの県で殺人事件があったよねー怖いねー」って感じで。どこか遠い感じ。けど当時のフィラデルフィアでは身の危険がもっと近くに常在してて、普通のこととして社会に織り込まれてた。

そういやフィラデルフィア市営地下鉄「ブルーライン」の西の終着駅前に、とある大手ハンバーガーチェーン店があったんだわ。聞いた話だけど、ある夜中、そこに猟奇殺人鬼が忍び込んで、自らが殺した遺体を切り刻んで調理して食ったってことがあったそうな。そのハンバーガー屋、その後も普通に営業して普通に客が入ってた。

車上荒らしも普通にいて、どのクルマも、振動を受けるとでっかい音の警報を鳴らす装備を付けてた。いっぺん近くに雷が落ちたことあって、そこらに路駐してるクルマ全部が一斉に警報を鳴らし始めてなー。あんなにみんなとこうるさくなれば、むしろ車上荒らしし放題だろと思ったわ。

戒厳令でもないのに「夜は一人で出歩くと危ないよ」と諭されたり。ATM をいじってるときは後ろから誰かに襲われるかもしんないから、一緒の人が後ろを見張るのが当たり前のマナーだったり。そしてなぜか ATM の機械は街の通りに野ざらしで設置されてて、しかも24時間営業という、わざわざ危険を誘発する仕様。

そういや、拳銃1丁と弾丸5発を20ドルで買ったというやついたなぁ。ヤバげなエリアに行けば、向こうから「買わないか?」と声かけてくるとか。おいら「そんなもん持って何するんだよ」と訊いたら、「強盗対策で自室のクローゼットに入れてる」と言ってた。冗談だと思ったら、その場にいたほかのやつらは「それはいい心がけだ」みたいに真顔で同意してた。「君もそうしたほうがいいよ」と勧められたけど、普通の日本人は銃の扱い方なんぞ知らんww ええもうずっと丸腰で過ごしましたともwww けど今、うちには真剣の日本刀一振りがあるという矛盾な事実ww(県の教育委員会に登録済みだよ)

あと公衆電話機それ自体が金庫みたいに頑丈にできてた。明らかに小銭しか入ってなくても、破壊&かっぱらいの対象になるらしい。

それでも途上国から来た人にとっては天国のように安全な街だったらしいが、日本から行くといささか逆な感じだったですよ。

20世紀いっぱいまで日本人が持ってたアメリカへの憧れ。あれって一体なんだったんだろ。

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2014.3.20 木曜
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組長には手を出すな

クリミア絡みでアメリカが声高に叫んでた対ロ経済制裁ってさ、何やるんだろ、ていうか何ができるんだろと疑問だったんですよ。

調べてみた。ロイター記事で出てた。

米大統領、ヤヌコビッチ氏やロシア副首相ら11人に制裁

「ロシア副首相を含むロシア人とウクライナ人11人に対する制裁を発動した。制裁の内容は米国内の資産凍結、および米国への渡航禁止。(中略)ロシアのプーチン大統領は制裁の対象になっていないが(後略)」

……、

……、

……。

たったこれだけ? しかもプーチン大統領は除外ってどんだけ腰が引けてるんだよ。国全体にダメージを与える(=プーチン政権の支持率を下げる)類いのものでもないし。

幹部をいたぶるけど親分さんには一切手を出さないっての、何らかの誤ったメッセージを発信してしまうような気がするんだが。

しかもロシアン親分、部下の面倒見がよさそうな感じじゃないの。「だから言ったろ、向こうのアタマはオレにビビってんだよ。おい、おめえらもこんなケチな嫌がらせなんか気にすんな。オレが埋め合わせてやっから安心して存分に働け」なんて言うだけで、手下のブラザーたちもこんなの屁のカッパかもね。

もしこうなんだとしたら、むしろプーチン組の結束を固めてしまうことになるんじゃないかと。

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一方、ロシアでは。

【経済】ロシア:反撃に出たか、米国債大量売却の観測

ロシアがすでに反撃に出たとみられている。米連邦準備理事会(FRB)が今月13日に発表した12日時点の外国中銀の米国債保有残高は過去最大の減少を記録したという。欧米などの制裁発動を見越し、ロシアが引き出して売却した可能性が高いとみられている。また、米財務省が発表したデータによると、ロシアは今年1月に計68億米ドル(約6963億円)の米国債を売却したという。

逆制裁キター! 米政府は国債の大口客を怒らせてしまったようですなぁ。記事ではさらに、

これより先、ロシア大統領補佐官セルゲイ・グラジエフ氏は、米国がロシアに経済制裁を加えるなら、ロシアが米ドルの使用を放棄し、ロシア独自の決済システムを導入すると発言した。また、米当局がロシア企業や個人の口座凍結に踏み切った場合、ロシアがすべての投資家に対して米国債の売却を勧めると警告した。

ロシアルーブルってまだハードカレンシー扱いされてなかったのか。国際的な決済は米ドルを使ってたんだ。まぁルーブルでも行けると思うけど、ウクライナとクリミアがゴタゴタしてる間は遠慮したがる国や企業もあるかも。

今のロシアにとってはユーロはなおさら使いにくいだろうし、プーチンさんいかがです決済に日本円を使うってのは。ハードカレンシー三羽烏のひとつだし、異常なほど安定してますぜ。

つかロシア政府は米国債を売っただけの現金(たぶん米ドル)を手にしたわけで。世界中ですぐに自由に使えるカネを用意したってのは、何らかの覚悟を決めたってことなのかもなぁ。あるいは、できることの選択肢を増やしたいってことかな。

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2014.3.21 金曜
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クールジャパンなのか?

海外がおかしいことになってる件。

Photo : プライベートのバッグとして、赤いランドセルを背負ってるゾーイ・デシャネル ! !

海外でも人気!「ランドセルを取り入れたファッション」が話題に

なんぞこれwwwww

海外の人たちはどうやって入手してるんだろ……。伊達直人?

向こうはあんまし先入観がないからかな。おいらの視点ではいささかイタい感じに見えるが……。

まーでも NAVER を見ると、日本でも使う大人がいるっぽいしな。

おいらのランドセルの記憶と言えば、冬にソリの代わりにして雪の斜面を滑って遊んだとか(途中で中身をぶちまけてしまうのはお約束)、夏場は背中が蒸れてイヤだったとか、そんなもんだな。クラリーノだったっけ。

機能面だと、後ろにコケたとき後頭部が比較的安全ってのはあるよな。

おいらがランドセルについて思い出せるのはそんなもんかなぁ。あー最近は A4 のノートが入るくらい大型化されてるって宣伝を見たことあるな。それで大人が使っても大丈夫ってことになってるのかな。いやそういう用途じゃないと思うんだ。

とりあえず見た目的には、笛と竹定規がはみ出してないと物足りない気がするww

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2014.3.22 土曜
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立体西之島噴火

ふと思いつきで。西之島の噴火の様子をステレオ画像組にしてみた。

その1

その2

ソースはコチラ(YouTube)。ANN 様のニュース映像から。朝日新聞の社用機から捉えたもの。

こういう形のステレオ写真、ソースさえあれば作れるなーとは思っとった。てことでやってみた。

その1のほうは、背後に水平に広がる西之島の本島。そして手前で垂直にそそり立つ新島の噴煙。なかなか絵になる構図かなと。その2はもうちょっと寄ったアングル。本島は左側のフレーム外にあるよ。視差を時間差で作ってるんで、左右の写真で噴煙の様子が完全には一致しないのはご容赦を。

島がつながる前なんで、けっこう前の映像ですな。最近のはないかなーと探したら、海上保安庁にあった。これであらためて作ってみようかなどうしようかな。

と迷いつつ今年2月3日撮影分の映像から作っちまった。噴火山の立体写真

見事に「お椀を伏せた形」なのが立体で見て取れるかと。

国際的ないざこざの労なしにゲットできたこの国土、このまますくすく成長して、クリミア半島くらいの大きさになぁれw(四国の約1.4倍だそうだがww)

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ロシアが1兆6千億円超請求へ 対ウクライナ天然ガス代 - 47NEWS(よんななニュース)

まとめサイトで拾ったニュースだけど、コメントに「普通に代金請求するだけで強烈な制裁になってるな」「次々にカード切ってくる おそロシア」てのがあった。いやほんとそうだよね。ロシアの一手一手はフツーなのに、神速・神タイミングというか。やっぱし事前にシナリオを練り上げてたとしか思えん……。あとケンカ慣れしてる感がすごいw

クリミア半島の場所とか形とかよく知らんから Google Earth で見たらば、すごいことに気づいた。こいつら似すぎだろ。

完全に一致w

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2014.3.23 日曜
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よく見ると現状では大したことなかったり

ロシアの株価が急落だそうな。

ロシア中銀が緊急利上げ‐ルーブルは記録的安値、株価も急落

なるほどなーそうなるわなー。全然考えてなかったわ。って、ロシアの株価の値動きを示すのって MICEX 指数というらしいんだが、一応それを Moscow Exchange 様にて調べてみた。週ごとのチャートはどうだったですかと見てみると、こりゃ確かに暴落しとりますなー。

けどこういうのって長期も見てみないとわからんもんでして。ここ数年スパンでの月ごとのグラフを見てみた。

結論。今回の暴落はリーマンショックの比ではない軽さ。急落の速度は凄まじいけど、大体毎年来てる下げ局面と同じ程度といえばそれまで。今のところは。来週どうなるかは不明。ここからさらに下がればリーマンショック以来の暴落ってことになるね。ただルーブル相場も下がってるんで、外国人投資家にとってはロシア株は今が買い時かと。

しかしロシア企業って有名どころは何があるんだろ。ほとんど知らんが。軍用機メーカーの MiG とスホーイ、ロケットメーカーのクルニチェフ(国営らしい)、天然ガス生産のガスプロムあたりしかおいらは……。普通の民間企業って、世界的に有名なのはまだあんましないかもなぁ。

ロシア経済、まだリーマンショック直前の数値まで戻ってなかったんだね。そしてあのときから順調に立ち直ってきてたのが再び腰折れしてた。そっちの下落が始まったのが2011年3月。その年の8月あたりに底を打って、そこから微量の上げ下げをしつつトータルでは横ばい、てな案配。うむぅ、もしかして日本の大震災に影響されちゃったんだろうか。

むしろ日本で天然ガスの需要が大幅に伸びて、しかもオリンピックを開催したってことで、この3年は好景気基調だったりしてたんじゃないかと思ったんだが。

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2014.3.24 月曜
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けっこう当たってた件

2010.10.28 のログで、小惑星探査機 はやぶさ の太陽光圧利用の方法について考えたんだわ。小惑星イトカワから地球への4年かけての帰り道、そのままではイオンエンジン用のキセノン推進剤が足りなくなることが判明。はやぶさチームはキセノンを節約する方法として、エンジンを止めてる期間はキセノン噴射を伴わない姿勢制御方法を編み出した。それが太陽光圧利用での受動的な自動姿勢制御。

この策がうまくハマって、2010年の地球帰還時にはキセノンが有り余ったほど。てことで、最後の最後にあのラストショットを撮れるだけの姿勢制御ができた。それでも余ってて、大気圏再突入のときキセノンタンクが爆発。炎色反応で青白い閃光が輝いた。

んで、はやぶさ は太陽光圧をたぶんこんなふうに使ったのかな、と3年半前に考えたのが、下の画像。

おととい、なにげに IKAROS(ソーラー電力セイル実証機)の情報を漁ってたらさ、後期運用の報告書が出てきまして。「おおー世界初のソーラーセイル宇宙機 IKAROS が成した、数々の実験の意義と成果が詳しく出とるー」と読み進んで、とうとう最後のページ(付録3)。そこには はやぶさ の太陽光圧利用の原理が記されてた。以下がそれ。

ほぼ当たってたww 完全な正解ではなかったけど。考えたときに忘れてたことがあって。太陽を向いた面が鏡っぽいかどうかという要素。おいらはそこをぼんやりと流して考えてたけど、実はこれが効き目の元だったと。

上のほうのおいらが描いた図で言うと、「太陽光圧」の矢印と「光圧の作用力」の矢印が平行になってる。これ実際は、大まかに似た方向ではあるけど、平行というわけではなかった。

例えば太陽光圧を受ける面が反射率 100% の完全な鏡面の場合、太陽光の圧力は入射と反射が等しくなる。反射面を基準に、入射・反射光の水平方向の向きは同じ。垂直方向は反対。つまり斜めから入射した場合、光線の形は V 字型になる(鏡だからな)。水平方向の力は相殺になって、垂直方向の力だけが作用する。てことで、鏡面を真っすぐに押す方向にしか力は働かない。はやぶさ の場合で言えば、これだと必要な回転力が発生しない。

一方、同じ入射角で反射面が 100% 拡散反射する場合。入射光は水平方向にも力を及ぼす。けど反射光はすべての方向に乱反射して、反射光は水平右方光には力を発しない。すべての横方向の力は相殺して、垂直方向のみの力だけが生き残る。てことで入射・反射光の力を合わせると、入射光ぶんの水平方向の力が有効になる。

実在の物体はすべて、この両極端な例の間に入る。

はやぶさ の太陽を向いてる面にあるものといえば、両脇に貼り出した太陽電池に金色の胴体にパラボラアンテナ。この中で受光面積が最大なのが太陽電池パネル。

太陽電池パネル表面は黒っぽい。表面はテカテカで鏡面反射するにはするけど、太陽電池なだけに光をほとんど吸い込むんで、反射の光量は小さい。反射光圧より入射光圧のほうが圧倒的に強い。てことで横向きの力が発生するわけでして。それが はやぶさ を自動的に回転させたわけで。

ちなみに、「それじゃ回転速度が上がっていくんじゃないか」って感じもするけど、そうはならんくて。エンジンを止めた冬眠モードの はやぶさ は、コマの原理で姿勢を安定させるために自転してた。機体の上下を貫く軸を中心にスピンしてた。これ安定してるんだけど安定しすぎで。宇宙の中で常に一方向を向くわけで、あるとき太陽を向いてて太陽電池で発電できても、公転するうちに自転軸は太陽から外れたほうを向くことになる。太陽電池に日光が当たらなくなる。発電できなくなって探査機は死んでしまう。

てことで、自転軸を傾け続けるちょうどいい案配の回転力が欲しかったわけで。はやぶさチームが計算したら、自転速度をうまく調整すれば、太陽光圧で作る回転力がまさにちょうどいい案配になることがわかったと。

しかしすげー発想だよなー。なんで思いつけるんだよってなもんで。

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2014.3.25 火曜
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POV はどうしておるのか

過去ログを読み直して、そういや POV-Ray の新バージョンはどうなったんかなと。

今から2年前の時点では ver. 3.6 は Mac で不具合があって、3.7 を待つことにしてた。公式サイトでも「POV-Ray 3.7 をお待ちください」となってた。てなことで既に 3.7 が出てたんだわ。そんでも一応ダウンロードページの説明を読んだらば、公式にサポートされているバイナリについて、

"currently only Microsoft Windows, but expected to include OS X shortly."(現在マイクロソフトの Window のみですが、近々 OS X も含まれる予定です)

とな。またおあずけですか……。

公式サポートのバイナリ版がこれってことは、たぶん Unix 用のソースコード版は 3.7 があるってことかな。けど Mac で Unix 用のソースコードをコンパイル&インストールってのはやり方がよくわからんくてな。それで公式版を待ってるってことでもあって。まぁ POV はおいらは是非使わなくちゃいけないってわけではないんで、またゆるゆる待ちますか。

Art of Illusion はモデリング機能もレンダー機能も一体だから便利なんだけど、Java だから遅いし、レンダー中はモデリング機能を使えないし。あと POV だと AoI でサポートしてないラジオシティっつう超高品質なレンダー方式が使える。それを試してみたいんだが。AoI でも Global Illumination でそれっぽい仕上がりにできるけど、違いを見たいというか。

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2014.3.26 水曜
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この日記が続きすぎてる件

開始直後あたりの「三日坊主の儀式」が効いてるんかなw

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2014.3.27 木曜
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間接的に効く迷信

「夜に爪を切ってはいけません」ってまぁときどき聞くけど、気にせず夜に爪を切る人ってけっこういると思う。おいらもそう。風呂上がりは切りやすいし。

こういうのの由来って大抵は、今の人の感覚だと失笑してしまうような、どうしようもない迷信だったりする。んで爪の話については、前に「帝都物語」の小説版で由来を知ったよ。今の時代に合わないのはそうではあったけど、ご多分に漏れず迷信絡みの話ではあったけど、迷信そのものというわけではなくてさ。

平安時代だか江戸時代だか(記憶に頼ってるんで曖昧)、人は爪を切ると、切った爪を家の前の通りにそのまま捨ててた。当時の道は土だし。土に還る素材だし。それで問題なかったかと。

問題は、夜それをやるとどうなるか。

呪術師が拾って呪いをかける、と言われてたらしい。

呪いなんて信じなきゃ何の実効性もないけど、これ気持ち悪すぎだろ。その意味で実効性があるというか。

てことで、明らかにしょうもない迷信は笑って済ますにしても、こいつだけはちょっと違う怖さを感じてしまって。

てことでこれを知って以降、おいらは爪を切ったらクズカゴにしっかりと捨てるようになりましたとさ。もともと家の外に捨てる習慣なかったけどさ、それでもなんとなくってやつでw

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2014.3.28 金曜
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霊的じゃなく礼的な魔術

昨日はブラックマジックなネタだったんで、今日はホワイトマジック系でも。

武道の練習でも試合でも、何かにつけ礼をするじゃないですか。特にその日の行事の開始と終了では、全員揃って礼をしますな。見ててなかなか気持ちのいいもんですな。やってるほうも気分がスキッとする作法なんじゃないかと。

んであの作法、「お互いに礼」の前に「正面に礼」ってやるんだよね。「正面」に何があるのかの定義ってあんましハッキリしてなさそうだわな。けど武道場って向きの定義があるみたいで、その「正面」ってことかと。道着系じゃなくても、大相撲でも「向こう正面の解説席」とか言ってるから、同じく向きの定義があるんだろう。

その「正面」って大抵は、日の丸とか神棚とかあったりするよね。てことは、その日の練習にしても試合にしても、神聖なものへの奉納の意味があるのかもな。だったら汚いものは納められないわけで。日本のスポーツマンは海外ではフェアプレイで好感を持たれてるらしいが、ここらへんの感覚から来てるんだったりして。

呪術・魔術ってのはほんと迷信だとおいらは思う。物理的には何の変化も及ぼさない、無意味なものだと思う。けど精神に影響を与える類いのものなんじゃないかと。昨日書いた爪の呪術は不快になる系ですな。ブラックマジック的なわけで。

武道の礼の作法って、仮にそれ自体に特に意味はないんだとしても、気分が良くなる系の効能があるわけで。ホワイトマジックな感じですなぁ。

儀礼・儀式ってのも、やんなきゃやんなくたって物理的な状態は変わらんのだけど、関係者の気分は違ってきますな。

国際政治も儀礼の面があるからな。1国の政治の代表が相手の言語で会えた喜びを表したのに、目を逸らして返事もしないってのは儀礼的にもどうなのかと。

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2014.3.29 土曜
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フルモデルチェンジ始動の件

H-III ロケット(仮称)、具体的になってきた感じですな。

新型基幹ロケット、三菱重工が開発へ 来年度開発着手

今度は開発から三菱重工業が主体なんですな。JAXA は基本、開発のカネだけ出す感じかな。完成後は主な顧客になるだろうから口も出すんだろうけどw

H-II 系列との主な違いは、ブースターの仕事を軽くして、1段目エンジンが担う割合を増やしたってとこですな。燃料は液体水素のままなんで、そのぶん機体は大型化。直径は H-IIB 並み、高さは H-IIB を超える 60m に達すると。このエンジンは2基クラスタ。1基で H-II 系の LE-7x の1.5倍の出力らしい。てことで合計推力は150×2=300トンほど。

最小構成はブースターなしなんで、機体の全備質量は200トン前後かな。それ以上になると重力損失で効率がガタ落ちになりそう。H-IIA はブースター抜きの質量が140トンほどなんで、H-III はやっぱし全備200トンあたりが落としどころですかね。

ブースターは最大で6本装備。これで静止遷移軌道に6.5トン(Wikipedia 記事より)。H-IIA 204型より能力がちょっと大きいけど、H-IIB の8トンより落ちる。てことは こうのとり の打ち上げには使えないことになる。国際宇宙ステーション(ISS)計画は今のとこ2020年までってことになってて、H-III は2020年初打ち上げ予定。ISS と H-IIB と こうのとり は同時退役ってことですかね。けど宇宙開発のスケジュールは年単位でけっこう変わるからな。ここのあたりにいろいろバタバタしそうだが大丈夫かいな。

ブースターはイプシロンロケットの2段目の M-34c を強化したものを使う案が出てるらしい。とりあえず現行のスペックとを見てみるか。

真空中推力38トン(大気圧下では1割引として34トンほど)、質量12.3トン、燃焼時間105秒、比推力300秒。

大気圧下の推力は、2本で68トン。4本で136トン。6本で204トン。おお、6本バージョンでもブースターだけだと離床できない程度なんだな。H-II 系列はブースターだけで余裕で離床できるほどの推力を誇ってた一方、メインエンジンだけでは離床できなかった。H-III では立場逆転で、本格的にメインエンジン主体の構成になるんですなぁ。

燃焼時間はそのままでちょうどいいくらいだね。H-IIA の SRB-A が100〜120秒だし。あとこれ伸展ノズルが売り物なんだけど、大気圧下で使うから、伸展はしないで根元半分だけ使うことになるのかな。あるいは新設計の専用ノズルか。けど分離式着火機構は使い続けると思う。

普通の固体燃料ロケットの着火装置は、内部の天井部分についてる。着火の信号を受けるとバーナーから火が出て、ちくわ型の固体燃料の内面をあぶって着火する。この手の着火装置は役目を終えると、デッドウエイトになってしまう。

M-34 の場合、着火装置は尾部の噴射ノズルの口を塞ぐ形で付いてて、モーターケース内部に向かって火を出す。んでブースターの固体燃料が着火して噴射が始まると、その圧力で着火装置は丸ごと後ろに吹っ飛ばされる。役目を終えた部品はもう本体から外れてるんで、そのぶん軽量化できる。という巧妙な仕組みになってる。たぶんこれ H-III のブースターでも同じじゃないかな。わざわざ設計を変える意味がないし。

軽量化といってもブースター込みで200トン超の全備質量に比べて微々たるものだけど、そのぶんは確かに軽量化されると。しかしカウントゼロでブースター点火と同時に煙道の底に着火装置がおもっきし叩き付けられるわけで。噴煙モロかぶりでただでさえ過酷な環境に曝される煙道のコンクリに、変なヒビが入らなきゃいいが。

着火装置は離床前に切り離されるんだから、質量はあまり気にしなくていいわな。H-III 用にはイプシロン用とは別物で、重くても安さ重視のものになるかも。伸展ノズルを(たぶん)使わないって時点で、まったく同じモノにはならなさそうだし。

1段目メインエンジンのほうは新規開発で2基クラスタだけど、これ燃焼の後半は加速度がかなりキツくなっていきそうな気がするが。けど胴体が巨体なんで、そのぶんは緩むのかな。それでも、って気もする。スロットリングできる仕様かもな。しかし新規開発で、エキスパンダブリードサイクルでここまで大出力なのは世界でも例がなくて、日本としても推力150トンってのは初めてで、いきなりクラスタ。そのうえスロットリングって、開発のハードルは意外と高いかもな。

スロットリングの有無とは別に、おいらまた余計なこと思いついたんだがw

1段目の燃焼の後半、150トンの推力で充分になったあたりで、エンジン1基を停めて切り離したらいいんではないかと。2〜3トンくらい軽量化できるよ。参考に、H-IIB の1段目の空虚質量は24.2トン。H-III の1段目も大体同じくらいとして、空虚質量が1割軽くなる。打ち上げ能力に影響するくらいの軽量化になると思うが。

2基クラスタってことはエンジンの推力軸は基本、重心を貫かないだろうけど、エンジンの首振り機構の範囲内で収まりそうなような。ロケットは微妙に斜めに飛ぶことになるけどwスペースシャトルなんか離床から軌道投入までずっとそうだったしな。あとはエンジン停止から分離までのタイミングは重心が後ろ寄りで首振り調整の量も大きくなるんで、片肺飛行中はそこだけ気をつければいいかなと。こんな曲芸はやらない可能性のほうが大きいけどww

2段目も新規開発だそうな。今の LE-5B-2 でもよさそうなもんだけど、どんなエンジンにするんだべ。……もしかして LNG エンジン?w 幻の GX ロケットをポシャらせたあの技術に、ついにお鉢が回ってくるのか?ww もしそうだとしたら、1段目燃料が液体水素で上段が石油系ってかなり逆立ちなロケットになるな。ちょっと見てみたい気もするww

H-III の初打ち上げ予定は6年後。フルモデルチェンジにしては開発期間が短いんですが。まー H-II シリーズと同スペックだから、開発者にとってはそんなに途方もない冒険ではないのかも。H-II → H-IIA もフルモデルチェンジだったけど、超難産だった H-II の開発経験を活かしてスムーズに進んだしな。今回の開発費用1900億円も H-IIA/B の合計とほぼ同額だし。おお、H-IIA の開発期間は7年だった。そんなに無茶でもないのかも。

何につけても1段目エンジンがカギかな。H-II の初打ち上げが2年遅れたのは、ひとえに1段目エンジンの開発難航のせいだったんで。けどエンジン開発でループ工程を激減させる技術が完成済みみたいだし、そこを頼みにしてるのかもな。

東京オリンピックの祝砲になれればいいですなぁ。ちなみに はやぶさ2の帰還予定も同じ年。こっちは年末になりそうだけど。

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2014.3.30 日曜
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宣伝戦略: クールジャパン

今や外国人がけっこう憧れてくれてる日本。彼ら曰く、日本人は創造性豊かでファッショナブルだそうな。

21世紀に入って急にビッグウェーブが来た感じ。けど日本人自体はそんなに変わってないと思う。アニメも原宿ファッションも工業製品も料理も、それぞれの方向性自体は20世紀からの延長で、質的な大変化は特になかったかと。

じゃあ何が世界的ブレイクの元になったか。宣伝じゃないですかね。直接・間接で。

「失われた10年」の前半は1990年代前半。バブル崩壊直後。日本国内の空気は「あと2年もすれば復活するさ」から「もう何をやってもダメ」に変わっていった(と言いつつそれは景気の加速が止まったという話で、景気拡大は速度を落としつつ1996年まで続いたらしい)。

そうなると、意気消沈ムードがますます不景気を呼び寄せてるんじゃないのか、という解釈にもなるわけで。「笑う角には福来る」の逆が起きてるんじゃないかと。景気は気分の要素が相当あるからな。てことで、ちょっと無理矢理な感じだろうと、とにかく雰囲気を前向きに持っていこうって流れが出てきた。

♪明日がある 明日がある 明日があーるーさー

ってかなり古い曲のカバーらしいけど、大ヒットしてたなぁ。1997年の消費税率アップ後の自殺率急増にも危機感を持った結果かも。

おいらはラジオ広告でもこういう動きがあったのを覚えてる。AC かな。あまり出来のよくないラップ(日本語ラップ自体が試行錯誤段階だった)で日本人をアゲアゲする内容で。その中に「実はけっこうクリエイティブ」というフレーズがあった。日本の世の中はそれまで、日本人は全然クリエイティブじゃないと思い込んでた節があって。おいらも「いやークリエイティブはどうかなーそこまではさすがに作りすぎじゃねーかなー」とか思っとった。個人的には、90年代後半から世界的に始まったインターネットの普及と利用のあれこれに日本がまったく影響を及ぼせなくて、ひたすら受動的立場に徹してたのが地団駄級に悔しかった。

そのまま21世紀に突入。「失われた10年」はさらに期間延長。無理っぽい感じのアゲアゲもそのまま。けど20世紀から仕込んでたサッカーワールドカップ。2002年開催のこの巨大イベントで、日本はホスト国として大絶賛をいただいた(特にイギリスの反応が凄まじく良かった。フランスは予選がすべて韓国のうえ予選落ちで、日本をまったく楽しめなかったらしい)。日本代表チームもいい結果を残せたし。日本人がまともに自信を持ち始めたのはあのあたりじゃないかな。バブルの頃は技術と経済で自信がついたけど、それでも文化面では欧米に引け目を感じ続けてたし。

一方、開発・普及段階で日本が絡めなかったインターネットは、このあたりから世界的にブロードバンド化が進行。その中で、なんだか草の根で日本を持ち上げる動きが出てきたような(自分では確認してないが)。

そして2005年、YouTube 開業。1年後に Google が買収して世界的に普及が本格化。んで日本に関する好意的な投稿動画が、視聴者にも意外に好評だったり。実は日本好きな人々がけっこういらっしゃることが明らかになっていく。ネットは、それまで個人個人でひっそりな趣向の人たちが、同じ趣向を持つ他者の存在を知ったり交流したりするのに最適な手段だったと。

ファンは新たなファン仲間を作り出して、規模拡大の好循環が回っていく。そして今に至る。てことでネットが起こした変化に、たまたま日本はうまく乗ってしまって、うまく宣伝できてしまった形なんじゃないかと。日本が開発にまったく関与できなかったインターネットに助けられるとは。

それまでの日本国内での鼓舞も、この流れでようやく効いてきたと思う。「海外の反応」サイトで「日本人は創造的」という言葉を見るたび、90年代のラジオでの「実はけっこうクリエイティブ」を思い出すよ。他者に自分を認めてもらうには、まず自分で良さを見つけて認めることも大事なんだなぁと今さらここで気づいたww

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ていうか日本のネット界隈の迅速かつ変テコな動き、海外でモロに注目されてっぞ。

「萌え化」クリミアの美人検事総長 日本で大騒ぎに英BBCもびっくり - J-CAST ニュース

「彼女の大きな瞳、うりざね顔、そして髪型は日本のアニメの美の基準を満たしている」

とゆー、無理にでも理性的に分析して自分や読者を納得させようとしてるっぽいイタル・タス通信様、お疲れさまですww

一歩間違えば世界からヒンシュクかもだけど、日本国内でも白い目で見る人たちはきっと多いんだろうけど、世界的にはたぶん呆れつつも「ああいつもどおりの日本だな」で済みそうな気もするww

記事によると、ロシアや英語圏でも彼女のファンサイトが立ち上がって、イラストがどんどん出てきてるみたいだね。もしかして日本のネット界隈での盛り上がりかたが発端になったんだろうか。だと面白いなとかwww

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2014.3.31 月曜
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明日からのゾーゼーは単なるオープニング

明日からの消費税増税でマスコミさんがたはお先真っ暗論を展開して安倍内閣を叩いてるけど、消費税率アップを決めてしまったのは野田内閣だよな。しかも3% → 5% のときは6〜7割アップであんなにダメージあったのに、倍増の 10% まで決めちまいやがった。

あとさ、うろ覚えでアレだけど、次に控えてる 10% へのアップって2015年10月の予定だったよな。けど景気の動向を見ながらってことだったような。明日から1年半、景気が派手に腰折れすると、10% へのアップももっと先送りになったり立ち後れたりするんだろうか。

とりあえずこれから半年くらいは、今日までの買い溜めの影響でひどいことになるだろうけど。

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あーしまった今日こそ早寝しようと思ってたのに、久しぶりにつないでしまっただよ『不幸が溢れ出ています 不幸な結婚式まとめブログ』。

おもしろすぎてまた今日も12時過ぎた……。

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