ひとりごちるゆんず 2019年12月
銘板
2019.12.1 日曜
前日に飛ぶ
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トビトカゲ

♪ああーいっつっのっ日かぁー 大空駆け巡るー

トカゲで空を飛ぶやつがいたんだな。知らなんだ。

トビトカゲ属

BBC の映像も出てきた。

飛び立つ場面の壮大なことよwwちっせえ動物のくせにwwww

まぁ自力で動力飛行なわけじゃなく滑空でしかなくて、しかも見た感じ滑空比も大したことない。けどびっくりで。

何がびっくりって、翼は肋骨が発達したものらしく、四肢由来じゃないってことで。脊椎動物の翼で四肢由来じゃないのってトビトカゲのみなんじゃないかな。トビウオの主翼だって胸ビレだから、陸上の脊椎動物で言えば前足に当たるわけで。鳥と同じですな。

哺乳類だとムササビとモモンガが似てるわな。ムサモモは前足と後ろ足の間の膜が翼ですな。足は翼のために犠牲にしたわけじゃなく、ちゃんと四肢を歩行用に使えるってのもトビトカゲと同じ条件ですな。

違いは、トビトカゲの翼はうちわの骨みたいに骨が入ってるけど、ムサモモにはそれがない。てことで、飛ぶ時は四肢を突っ張って膜にテンションかけてやんないといかんってとこ。

トビトカゲは普通じゃ考えられんところが主翼になってるわけで。鳥なんかは前足を翼にしてしまったもんだから、飛ばなくなった鳥の類いは2本の後ろ足を発達させはしたものの、前足は大して役に立たんものに成り下がってしまった。たぶん体温調節くらいにしか使ってないかと。ペンギンの翼は水中を泳ぐ時にヒレとして役に立ってるけど、それは例外として。

かつて南米大陸が孤立してた頃、食物連鎖の頂点に立ったのは恐鳥。でっかい肉食性の飛べない鳥ですな。んで大陸移動が進んで北米大陸と南米大陸が陸続きになったら、北米からネコ科の動物が侵入してきて、恐鳥は生存競争に敗れて絶滅してしまったそうな(エサの取り合いか直接対決かは、おいらは不明)。たぶんこれ4本足VS2本足ってことで、運動能力と攻撃能力に差がついてしまったからなんじゃないかと思って。

トビトカゲがこれからどう進化するかわからん。けど翼を得るために手足を1本も犠牲に捧げなかったのは、なんだかいろいろ将来性がありそうなような。

トビトカゲは飛行中、四肢が4つとも完全に自由なんですな。とりあえず現状だと飛んでる最中のフリーな四肢は何をするでもない感じなんで、足の間に膜を張るムサモモに対する特にアドバンテージはない感じ。けどトビトカゲの進化が進むと、飛行中にフリーな四肢はいろいろな可能性をもたらしそうなような。具体的にどういうのかはわからんけど。何らかの形で空中での推進手段として四肢を使うようになるかもだし。

それが無理でも、猛禽類みたいに獲物を掴んで飛び去ったりとかな。足が4つの方が掴みやすいだろ。それだと推進は羽ばたきに頼ることになるか。だったらそれ用の筋肉を、体内のあり合わせで、どこから辻褄合わせて持ってくるかだわな。

ラグビーワールドカップですっかりおなじみ、ウェールズの旗をなんとなく出してみたり。

未来のトビトカゲ、こんな感じになったりしてな。

つかBBC 映像でさ、なんか前翼が出てたりするんだが。カナード式とはまたアジなマネを。しかも、飛行中は確認できんけど、アゴの下に垂直翼らしきものを出したりもしてる。けどあの位置の垂直翼ってヨー軸の不安定性を増すだけな気もする。水平前翼なら、揚力を稼ぎつつ主翼でピッチ安定ってことで理解できるけど、垂直前翼は一体何のためなのかと。つか飛んでる時は使ってないっぽいが。じゃああれは何なんだ。

けど生き物の飛行って、航空機の知識じゃついていけんこともあるからな。プテラノドンのトサカがまさに垂直前翼でな。あれを方向舵のように使っていたと推測する人もいるけど、いやーそれはちょいと無理がありそうなような。

あーなんか見当ついた気がする。あれって首の関節を中心に、そこより前と後ろで、風圧のモーメントが釣り合うようにするためのもんじゃないのかと。クチバシがやたら長いからな。横を向くとクチバシに当たる風圧で首がグキッとなりそう。そこで、トサカにも風を当てて釣り合わせてるんだろ。

ってトサカの目的がそれだとしても、垂直前翼の不安定性が出てしまうのは変わらない。飛ぶ生き物共通の特徴として、垂直尾翼がないのも同じだしな。プテラノドン、ヨー軸の自律安定性があまりにも悪い形してるんだが。あんなんでよく飛べたもんだな。鳥だと垂直尾翼がないのは「主翼や水平尾翼のアライメントを絶えず調整かけているから」で説明つくけど、プテラノドンだとわざわざ安定性を崩す形なわけで。よっぽど反射神経が発達してないと、突風で墜落しまくりのような。

ムササビやトビトカゲの場合、生きてくために何が何でも積極的に飛び続けなきゃいけないわけじゃないっぽいし、飛行時間も飛距離もそんなでもない。飛びっぷりも、ほとんど旋回しないっぽい。てことで飛行の制御能力はそんなには発達してないみたいだな。まっすぐ滑空するのがやっとな感じ。そして滑空比がけっこう、グライダーとしてはひどい部類っぽい。グライダーとパラシュートの間というか。

両者の飛ぶ目的は木から木へ飛び移ることなんで、「大空駆け巡る」とはいかない感じだな。これからの進化で飛行能力を鍛えていけたりするんだろうか。

ただ、鳥の場合は、かつて恐竜だった時代、飛ぶのに適した形質をたまたま獲得できたってのがあった。羽毛と、中空で軽い骨。羽毛はもともと、恒温動物になったんで保温の必要で備えるようになったもの。哺乳類の体毛と同じ理由。骨を中空にして軽量化した理由はわからんけど、そのおかげで恐竜は巨大化を果たせた。巨大化にも飛行能力獲得にも貢献できた、優れた形質ですな。

で、鳥じゃないけど飛ぶ脊椎動物の代表格はコウモリ。哺乳類出身。哺乳類の体毛は翼の用を成すには不適だったらしく、トビトカゲやムサモモやプテラノドンと同じ発想で、皮膚の膜を翼にしてる。そして骨が重い。最適じゃない材料でも満足に飛びたいがため、彼らは足を退化させて軽量化することにした。てことで、コウモリは自力で立てないほど足が貧弱らしく。

じゃあ足の爪を木の枝や岩の突起に引っかけてぶら下がれば筋力があんまし必要ないってことで、飛ばずに休む時は逆さまでいいやと連中は割り切った。しかし離着陸の瞬間は背面飛行って、やっぱしちょっと無理があるんじゃないかと。

両生類から派生した陸の生き物で自在に空を飛んでるのは、哺乳類はコウモリ。哺乳類の次点はムササビ・モモンガ。

爬虫類からは、鳥類っつう飛行スーパー最適化生物がいるけど、恐竜類を経由してもはや爬虫類とは全然違うところまで進化してしまった。

で、爬虫類のままで一応の飛行能力を持つのがトビトカゲ。翼の由来が四肢と関係ないっつう独自性を発揮しつつ、さらに飛行能力を鍛えるべく進化を続けてる途中にも見えなくもない。

トビトカゲは現生の爬虫類としていつか、かつての翼竜並みに、あるいはコウモリ並みに飛べる日が来るかな。

銘板左端銘板銘板右端

ほかに空を飛ぶ動物っつうとイカがあるな。アカイカだったか。いわゆる耳を前翼に、足の間の膜を後翼にしてて、主翼と呼べそうなものはない感じ。前翼・後翼はウイングじゃなく、姿勢制御メインなフィン的な感じに見える。一応揚力を出してるっぽいけど。

そして、ノズルから海水を後ろ向きに吹き出して、空中で推進力を得るっつう荒技をやってる。ジェット推進は飛ぶ生き物の中で唯一だろ。飛行機っつうよりミサイルみたいなもんだな。

こっちもいずれもっと飛行能力を磨いて、海の上を自在に飛び回ることになったりして。

銘板
2019.12.2 月曜
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ヒヨケザル

哺乳類で、ムササビ・モモンガと同じ原理で空を飛ぶやつってほかにもあるんだな。

の3つを見つけた。他にまだあるかもだけど。

ウロコオリスはアフリカ在住。齧歯目ってことでムサモモに近いかも。ただ、飛膜を持つ共通祖先が分化してムサモモとウロコオリスになったわけではないっぽく、それぞれ独立に飛膜を獲得したっぽいような(自信ないけど)。ムサモモの祖先はリスの祖先と共通らしく。ウロコオリスの祖先は齧歯目が直接らしく。てことは 収斂進化 かなと。

フクロモモンガはニューギニア島とオーストラリアに移住。有袋類で、モモンガとは他人の空似。収斂進化そのものらしく。小型の哺乳類で樹上生活するやつにとっては、木から木へと効率的に飛び移る需要が高いんだろうな。んで、どれも似たような発想で進化するんだろうな。

謎なのがヒヨケザル。東南アジアにいるらしい。日本語の名前に「猿」とあるけど分類学上は猿じゃなく。顔つきがキツネザルっぽいってだけ。

じゃあどんなやつが近縁なんだと Wikipedia『ヒヨケザル』の「分類」を見るに、哺乳網の下にいきなり皮翼目があって、そこに属してる。何これ孤立してんのかよ。どうも学界でも分類がはっきりと確定されてないらしい。近縁はみんな絶滅してしまったっぽい。

プラジオメネ という近縁は飛膜で滑空してたらしいってことで、ヒヨケザルが出現してから飛び始めたわけじゃなく、プラジオメネとの共通祖先の頃から飛んでたんだろうな。

ムサモモよりヒヨケザルのほうが、どうも空を飛ぶことへの執念がいささか強い感じ。以下の画像は、上がムササビ、下がヒヨケザル。ヒヨケザルの方は、おなかに赤ちゃんが張り付いたまま飛んでるっぽい。

飛行中の飛膜や四肢のスタイルはどっちも似たようなもんだけど、ヒヨケザルの方は四肢が細長いね。ていうかガタイに対して飛膜の面積が大きい。飛膜の裏面も、ムササビはモフモフ気味だけどヒヨケザルはツルツル気味。空気抵抗的にヒヨケザルの方が有利なような。

重心位置を推定すると、ムササビは尻尾を後ろに伸ばしたぶんのバランスが取れてる感じ。水平尾翼は後ろに伸びたモフモフの尻尾が担ってる。飛膜の全部で揚力を作ってるような。

一方ヒヨケザルは、尻尾が後ろに飛び出してない。重心位置はたぶん子供のヒヨケザルがしがみついてるあたり。てことは揚力を生んでるのは前後の足の間の飛膜で、尻尾周りは揚力をあまり生んでないはず。そこは主に水平尾翼の役回りかと。ただ、アゴと前足の間にも飛膜があって、恐らくそれなりに揚力を稼いでるんで、尻尾周りでもそれに釣り合うくらいは揚力を出してそう。

ムササビとヒヨケザルの飛び姿は似てるけど、飛翔の原理はこんな感じで微妙に違う模様。

ヒヨケザルは翼面積確保のために四肢が長く進化したけど、軽量化のために細くもしたらしく。画像検索で見てみると、木に止まってる時は幹にしがみついてるか枝にぶら下がってるか。コウモリやナマケモノみたいに、筋力を極力使わないで済ますようにしてる。もしかして自力で立てないのかも。そのくらい手足の筋力が弱いのかも。とはいえ滑空すれば離陸地点よりも着陸地点の方が低いってことで、木登りするくらいの筋力はあるはずだけど。

つか、ムササビもヒヨケザルも翼としては縦長になってしまってるんで、この形がベースだと翼の重さに対して滑空性能をあまり稼げないわけで。やっぱしそこは滑空性能の追求をいいくらいで諦めて、それ以上はパラシュートとしての性能確保をがんばった設計にも思える。こいつらの子孫が大空高く駆け巡る未来は来なさそうなような。

銘板左端銘板銘板右端

ついでにというか、モモンガ?と扇風機の GIF 動画どーぞ。

しっぽのぷるぷるがかわいすぎる……。

銘板
2019.12.3 火曜
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最大級の空飛ぶ動物

空飛ぶ動物っつうと人類を忘れてたわ。鳥人間コンテストの動力飛行部門で、毎年すげー長距離を飛んでますわな。

いやさ、もっと長く遠く飛べるので、けっこう昔からグライダーってのがありまして。グライダーっつうとドイツが有名。第一次大戦後のベルサイユ条約でドイツは飛行機の研究開発を禁止されたけど、無動力の滑空機はその範囲から外れてたらしい。てことでドイツの航空技術者たちはグライダーの研究を続けて、航空技術を絶やさないようにした、という歴史があったりする。そんなことから、グライダーのノウハウはドイツが一番豊富ってことらしく。

グライダーってのは後の世にもっとお手軽なハンググライダーやパラグライダーも生まれて、どれもスポーツとして廃れることなく今も続いてる。んでこれ、上昇気流を捉えるといつまでも飛んでられるわけで。気象条件と腕前によるところが大きいみたいだけど、硬い翼の本家グライダーが最も性能が高いんで、たぶん同じ気象条件じゃ一番長く飛んでられるかと。

鳥人間コンテストの機体の主翼もグライダーと同じく、低速で効率良く揚力を稼ぐべく、やたら細長いですな。

んでいろいろ条件が違いはするものの、鳥人間のほうは着水すれば即大破するほどの華奢な機体で、鍛え上げたパイロットがゼエハア言って飛んでる。対してグライダーじゃパイロットは体力をほとんど使わんくせに、鳥人間よりも長く高く遠くへ飛べるわけで。

世の中、モーターグライダーというのもある。補助動力としてエンジンとプロペラを積んだグライダーのこと。これで自力で離陸できる。このエンジンの出力はまぁ大したことないらしく。機体が滑空だけで充分飛べるくらい性能がいいから、出力が小さくても問題ないだろうな。

じゃあさ、グライダーっつう素性のいい乗り物に人力推進システムを積むと、そこそこ手軽なモーターグライダーもどきというか、原付(モーターグライダー)に対する自転車くらいのものができるんじゃないかって気がしてきた。

鳥人間の機体が着水で大破するほど華奢なのは、ひとえに軽量化のため。なんでグライダーよりも華奢なのかっつうと、たぶん飛行経路の琵琶湖の上は上昇気流を当てにできないからかと。滑空機部門はほぼ単調に沈下していくもんな。

あーそうか、あと人力推進システムが重たいんだな。

力込めて踏ん張る意味でも、軸受けがあるから構造が歪んじゃいけないって意味でも、キャビンとプロペラ周りは強度を確保しなきゃいかんよな。それで重くなってしまうんじゃないかと。その重量増加分は、それ以外の部分での極限の軽量化でどうにかするってことなのかもな。

人力サポートのグライダーっていいアイデアかと思ったけど、そう簡単じゃなさそうですな。割り切ってエンジンを積んだ方がよっぽど単純で済むって感じで。

んでまぁ道具を使うとはいえ、人類は空飛ぶ動物の中で最大・最重量級な感じ。エンジン付きはずるい気がするんで、エンジンなしで考えてみる。これだとグライダーが完成されてはいるけど、自力で離陸できない。どうにか自力で離陸できる人力飛行機は飛ぶのがやっと。どっちも日常生活に実用できるものではない。という、どうにも半端な状態。

飛べる鳥類はサイズの上限があるんだそうで。ダチョウみたいにその上限を超えて大型化しちゃった場合、もはや飛ぶことを諦めないといけない。

飛行に最も適したパーツを完備してる鳥でさえそんな塩梅。どうしても上限をはるかに超えてしまう人類が、それでも自分の筋力で動力飛行するとなると、材料や構造解析のテクノロジーで埋め合わせてはいるものの、歩くのと同じ気軽さで飛びまくるってところまではなかなか行けないってことか。

銘板
2019.12.4 水曜
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魚→鳥(ギョチョウサカナドリ)

ここのとこ妙に生物進化ネタに取り憑かれてるな。

ブルーバックスとかのそこらへんの本が面白くてさ。脊椎動物の進化史をだいぶ分かったつもりになって、半年ほど前に無脊椎動物の本読んだらまたこれが面白くて。さらにカンブリア紀とかの生き物の本がまた楽しくて。そこで脊椎動物の進化をおいら全然まだなぞれてないことに気づいたり。

んでまあ海で進化した魚が淡水に進出して、そこから両生類になって有羊膜類が出現、単弓類(哺乳類の祖先)と双弓類(爬虫類の祖先)とで枝分かれして……ってわけで。上の文の「有羊膜類が」以降はつい最近やっと知ったとこ。

おいらの中じゃ今のとこ、陸上の脊椎動物の系統樹の幹になってるのは爬虫類って感じ。その中でも基本形はトカゲなような。そこからいろんな時代にいろんな枝が発生ってイメージを持ってる。まぁどれが主でどれが従かなんて意味ないんだけどさ。

で、様々な枝の中で、一番劇的な進化を遂げたのって鳥類かなと。爬虫類から派生した恐竜類として、地上最強最大の覇者の栄華を誇ったかと思えば、巨大隕石が地球に衝突して恐竜類はあっけなく絶滅。「こんなこともあろうかと、隕石衝突より前に恐竜から枝分かれしておいた」と鳥類は生き延びて、その後は栄光の大空の覇者へと。

爬虫類からの派生以来、2段階に進化したってのがまた華やかで。どっちのジャンルでも生息域の天下を取ったし。

生物進化って大河ドラマな感じ。これも歴史ストーリーなんで、社会科のほうの、王道な歴史が好きな人はその雰囲気を分かっていただけるかと。

てことでというか、いや、昔がめてきた画像を思い出してさ。そういう観点での、脊椎動物の進化史を端的に表してるというかなやつ。魚に始まり鳥にまでっていうなにか。

いやなんかもう見るたびに笑っちまうwwww

銘板
2019.12.5 木曜
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あのブームを振り返れば妖怪の影

10年近く前の日記を読み返して、当時の疑問にひとつ解釈を与えられたような感じ。

2010.5.18 のログ で、なぜかその時分、軌道エレベーターの話が世間で急にいろいろウンヌンされるようになったと書いた。その技術アイデア自体の歴史は古いらしい。1980年代に出版された未来技術の本にはもう出てたし。それが2010年あたりににわかに話題になったわけで。技術的ブレイクスルーが特に成されたわけでもなく。

テレビドラマにその研究者の役柄の人が出てきたりまでしてさ。バルーンで吊るしたヒモをラジコンのメカがよじ登ってく場面があったな。その登場人物がそういう競技に参加してるっつう設定で。こんなマニアックなものがなんでそこまで一般化してしまったのか、わけわからんかった。

つか技術の仕様が変わったなーとは思った。昔のやつはチューブ状のまさしくエレベーターで、内部の空洞は2本。鉄道でいうと複線。片方のカゴが降りるときに回生ブレーキで回収したエネルギーを、もう一方が上昇するのに使うっつう省エネ型。けど10年前のは見た目はただのワイヤーで、それを「ジャックと豆の木」「蜘蛛の糸」的にカゴがよじ登っていく形。

昔の複線案よりだいぶ安く作れそうではあるけど、ワイヤーの要求強度はより厳しくなるだろうなと。30年の時間差をもってしても、要求に耐える材料が実用化されたわけじゃなさそうで。本当にやれそうになったんなら、軌道エレベーターの話題が出るごとにしつこいくらいそのブレイクスルーがあったこと/ブレイクスルーのめどがついたことも出してくるはずだし。

あと鉄道でいえば単線なんで、回生ブレーキで得たエネルギーを再利用するなら、そのエネルギーを貯める超大容量のバッテリーが要るだろうなと思ったっけ。

仕様が単純化したのはわかったけど、それで新たに発生した問題点も、旧来の問題点も、解決は一切示されてなくてな。2010.5.18 にも書いたけど、衛星が衝突する問題のまともな解決策が出てなくてな。

「地上ステーションを浮島にして、衛星衝突の予測が出たら地上ステーションを移動させて回避する」なんてあからさまにウソくさいのくらいしか出てなかったが。地上ステーションが地上にガッチリ固定されてないのって、海に浮かんでるだけなのってヤバくないですかね。軌道エレベーターのその時々の状態によって、ステーション島が空に釣り上げられたり海底に沈んだりになりそうだが。利便性を追求した設備なのに、それじゃ使いにくいだろ。

あと当時わかってたのは、書籍『理系バカと文系バカ』が、これを例に性格診断みたいなことをやってたことと、昔は「軌道エレベーター」と呼ばれてたけど、その頃は「宇宙エレベーター」っつう、よりキャッチーな名前になってたってことかな。おいらは古臭く「軌道エレベーター」と呼び続けてるけどw 今もって実現のめどさえ立たなさそうなんでどっちでもいいや。

じゃあここじゃ、インチキくさいネタとして呼ぶ時は「宇宙エレベーター」としとくか。

今思い返すと、あの時代に世の中が妙に宇宙エレベーター宇宙エレベーター言い出したのって、上に書いた定義で「文系人間=頭悪い」と思われたくない人たちが、なんとなく同調圧力を受けた形になってのことなんじゃないかと。んで同調圧力の安全圏に自分が入りたいがための心理で、突っ込んで実現性を考えることなく、わらわらと先を争うように軌道エレベーターを肯定し始めたんじゃないかと。だとするとなんかこう、未来技術の皮をかぶった踏み絵とか魔女狩りとか、そういうものに思えてくるような。

「ネクラかネアカか」「ポジティブかネガティブか」「コミュ力があるかないか」。最近だと「陰キャか陽キャか」の類いと同じことかと。「宇宙エレベーター」論議もモロに、あの当時流行った「文系か理系か」の話の派生だしな。

こういう二元論な性格診断もどきって昔から不定期で伝染病みたいに蔓延するよな。いかにもそれが、今まで未発見かつ最重要な価値基準であるかのように扱われるけど、こうして並べてみるとどれも同じでな。ガワだけ毎回違うってだけで。世間を惑わす妖怪の類いに思えてしまうですよ。

最近は宇宙エレベーターもさすがに飽きられたのか落ち着いてきた感じだけど、5年前はあたかもやればすぐに実現できるかのような勢いだったっけな。けど今もときどきそういう印象で語られることがあるね。けどまぁ、当時の時点でおいらは既に否定派。依然変わりなくッ!

基本、同じ相手に同じインチキは2回までしか通用しないもんだとおいらは思ってるけど、世の中はこのネタの場合、何回でも引っかかりますなぁ。

これをうまく表す名前ってないもんかな。概念は名前を付けて定義すると見分けやすくなるってわけで。もう名前があるんなら、あとは普及させるだけってことで。

エクソシストの悪魔祓いの方法って、取り憑いてる悪魔の名前を言い当てるんだよな。なんか似てるなぁ。この妖怪にも、名前がないなら付けてやって、発生中に言い当ててやれば退散できそうなような。

「同調圧力」か? んー、同調圧力が絡んでそうではあるけど、それだけじゃないような。

銘板左端銘板銘板右端

宇宙エレベーターってスピードのことも無視してるというか、わざと話題に出さないようにしてるというか。

今のとこ主流の案だと、ワイヤー伝いに乗り物がよじ登る形みたいだね。どのくらいのスピードを出せるんだろうか。

宇宙エレベーターの静止軌道ステーションの高さは地表から 35,800km。上昇速度がマッハ1(1,224km/h)でも29時間もかかるんだが。

ワイヤーをよじ登るんなら、たぶん頑張っても 120km/h あたりが限度なんじゃないかな。だとすると290時間。地表からステーション到着まで12日かかる。

莫大な建設費用をぶち込んで、片道でこんなにかかる。往復で24日。行き違いなしの単線だから、乗り物1台が全線を占有する形。1台が稼働中はほかの乗り物はステーションで待機。効率悪い。黒字化までどんだけかかるんだか。

途中で乗り物が故障して立ち往生した場合、救援機の到着まで何日も待たされることになるな。立ち往生のトラブルは何が何でもそこで解決しないことには、路線を再開できないしな。無人の場合は、故障した乗り物丸ごとワイヤーから外してポイ捨てするのが一番手っ取り早いかも。って有人でも万が一の場合はそのオプションが発動しそうなような。

「ロケットよりも格段に安く安全に宇宙へ行き来できます」って……。

銘板
2019.12.6 金曜
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きちんとつながった気がするネタ

2019.11.18 で出した、キヤノンのロケットはもしかして「使い捨て衛星」とやら用なのかって話、どうもそんな気がしてきた。

5年近く前のこの日記のログ 2015.1.17 で少し書いてた。

元記事が消滅してるけど、読売新聞の記事から「高度 200〜300km の極軌道、質量100〜150kg の衛星」ってことだったらしい。キヤノンのロケットが完全に一致してる。射場は本州最南端の和歌山県串本町で、南向きに極軌道打ち上げするらしく。

この立地はたぶん真東打ち上げは難しいと思うけど(そのコースの真下の海域は船舶航路が密集してそうなんで)、東南方向にも打てそう。

これってキヤノン単独の計画ではなく。合弁で「スペースワン」という会社を立ち上げて運営するそうで。

和歌山に国内初の民間ロケット射場 スペースワンの戦略と狙い - 事業構想大学院大学

によると、キヤノン電子、IHIエアロスペース、清水建設、日本政策投資銀行の共同出資とのこと。

表向きの立ち上げ理由は「民間の小型衛星の需要がこれから爆増しそうだけど、現状だと打ち上げ機会が少なすぎるから」って感じで、民間ビジネスとして将来需要を掘り起こすことを目的にしてるね。んで、年間20回の打ち上げを目標として出してる。

もちろんそれも狙いなんだろうけど、たぶん即応型衛星(いわゆる「使い捨て衛星」)の実現を国から依頼されてもいるんだろうな。そのことは今はおくびにも出さない方針ってことでいいのかな。

運用が始まれば国策のほうは自動的にバレるだろうけど、これで外野のうるさい声を当面やり過ごすってことかと。国防絡みだからな。いったん政治的に騒がれると、しつこく騒がれ続けることになるだろうし。計画を潰されると、民間需要を取り込むところまでパアになっちまうもんな。

昔の JAXA というか、旧宇宙開発事業団(NASDA)の頃はよく税金泥棒呼ばわりされてたもんだけど、あの頃から開発してきた技術が実用レベルに達したのが実感できますなぁ。国の政策遂行の手札として、まともに役に立てるところまで来ましたなぁ。しみじみ。つかこれが初めてじゃなく、情報収集衛星と準天頂衛星っつう実績もあってのことだね。

即応型衛星の計画に必須の超低軌道衛星の技術とデータは、JAXA 本体(旧 NASDA)が開発・運用した衛星 つばめ で取得済み。これを応用するはず。

スペースワンのロケットの母体は NASDA じゃなく宇宙科学研究所(ISAS)の SS-520 ロケットだけど、JAXA として統合したからこそ、こんなに早く実用化の運びになったんじゃないかと。SS-520 5号機での超小型衛星打ち上げ成功は2018年2月のこと。現時点でまだ2年も経ってないのに、串本町での射場建設はもう始まってるそうで。

SS-520 での衛星打ち上げ実験の資金は、経産省の公募からゲットしたんだよね。ていうか2017年1月に打ち上げた4号機のぶんが経産省からで、打ち上げに失敗したんで5号機は JAXA が自前で、の形だったかと。

経産省の出資ってことで、民間事業につなぐことが期待されたわけで。けど SS-520 そのまんまだとコストの割に打ち上げ能力が小さすぎて、需要があるとは思えんかった。そこは、SS-520 の開発でノウハウを持つ企業が新型ロケットの新規開発ときましたか。そして表向きには民間企業による民需の創出なんだけど、背景では国策が下支えってことで。

たぶん2015年1月の記事の時点で、今につながる青写真がもうできてたんだろうな。政府も経産省も JAXA も関連企業も和歌山県庁も串本町役場も、皆々様方すでに了解済みで進めてきたんだろうな。

じゃあこんなことをここで書いちゃっていいのかってなるけど、ほぼ誰も見てない日記なんで大丈夫かとw 公表済みの情報をつなぎ合わせただけだし。

銘板
2019.12.7 土曜
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リアル腹中虫

深海にいる巨大プランクトンってのがなかなかすごくて。生き物感がなさすぎて、そんなに気持ち悪くないような。

【画像】世界最大のプランクトンわろたwwww - ニュー速クオリティ

ああでも動いてたらキモいかな。

んでまぁ、かなり似てるやつを少し前に画像で出したっけなーと思い出して。

腹中虫@帝都物語

似すぎだろwww

しかし実物の方、赤いのが中に入ってるね。心臓にあたるもんなんだろうか。けど節足動物って心臓と言える特定の器官は特になかったんじゃなかったか。しかも血液はヘモグロビンを使ってなかったんじゃなかったか。この赤いのは何なんだろ。

お、動画を見つけた。コチラ

んー、「ツイートをサイトに貼り付ける」でいったんやってみたんだけど、これで動画再生しようとすると「Twitter のクッキーを PC に入れていいか」って訊いてくるんだな。なんかイヤだからリンクだけにしといたはww 黙ってクッキー仕込まれるよりはマシだけど。

で、いやさ、胴体がグネグネ動いてたらヤバいよなーまさに腹中虫だよなーとか思ったら、足だけゆるゆる動いてた。おいら的にはまあ気持ち悪くない類い。

特においしそうには思えんなぁ。けどこれ、茹でれば鮮やかな朱色に染まったりするんだろうか。そしたらおいしそうかも。

エビの仲間らしいが。出汁とかうまいのかな。ってエビ味噌も透明なわけ? うまいのかな。身はプリプリかな。ってもう食うことしか考えてない自分ガイルw

銘板
2019.12.8 日曜
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3回目のなにか 1

同じ人に同じインチキが通用するのは2回まで。と思う。

しばらく前、3回目を試みられて。向こうは「こいつはヨユーでハメれる」とでもナメて仕掛けたっぽいが。

引っかかる前提で、その後の段取りも既に準備してあって。

逃げたらしばらく追っかけてきたww 口説きにかかってきたw 自分が深く深く信頼されてると思ってもいたらしく。そこは方向性による。信頼できる部分はある。けど全方位ではなく。きっとそこの分別がわからんのだろうな。

向こうにとって、逃げられるのはまったく想定外だったそうで。それで責めてもきた。当事見込み者(おいら)抜きで進めてたわけで、向こうで勝手に描いたとおりに動いてくれなかったからって責められてもなぁ。

タイムリミットがある内容ってのもあって、焦りが見えてた。なのに向こうから依頼/命令の形は決して取らずに、あくまでこっちが志願する形にこだわってた。それでいろいろと不自然な点が見えてきて、何らかの裏があるのがわかってしまった。

「裏にあるのは何か」なんてどうでもいい。「裏がある」ってだけで逃げる理由として充分。しかも過去に2回やった同じインチキで釣ってくるし。

今回はまた別口で裏がある感じで。かなりしつこかったんで、何らかの罠を張ってたんじゃないかと疑ってる。

しつこいくせに、あくまでこっちに志願させようっつうのがほんと怪しすぎる。つかマンネリインチキ3回目でさらに裏を盛って、ってどんだけ自分のセコ技を過信してんだ。

銘板
2019.12.9 月曜
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3回目のなにか 2

いやーなんかこう、がっかりというか。こういうことする人だったんだ、この程度でおいらを釣れると思ってんだ、なんてさ。

レ・ロマネスクさんありがとうございます。おかげさまでどうにかなりました。

別にウマい話でもなかったんで惜しくもなんともないけど。

向こうが出したボロを特に指摘することなく逃げ切った。泥試合になるととばっちりを受ける人たちが出るんで、そこはできるだけ穏便に。

「3回目のインチキで付き合う気がもうないのに加えて、今回は裏がありそうだから逃げる判断した」ってのは、向こうは気づいてないかも。こっは別な理由を立てたんで。向こうは自分の方がうわ手な策士だと思い込んでるし。もしかしたら、感づかれたとも思ってないかも。

こういうことを教えてもわからんだろうし。無理に教えても聞く耳持たないだろうし。

もっとしつこく食い下がられたら用のネタも何個か用意してたけど、とうとう使う場面がなかった。

策があることを誰にも見せないのが策士たる者とは思うけど、それじゃ腹の虫がアレで。おいら策士じゃなくていいや。けっこう前のことなのにいまだにハラワタ煮えくり返っててさ。それで今ここにこっそりぶちまけてるってわけで。

向こうが勝手に進めてた段取りがその後どうなったかは知らん。もうおいら関係ない。

タイムリミットはとっくに過ぎたし。ていうか最近ちょいと確かめてみたら、ポシャったらしい。別な人で穴埋めしなかったってので、おいら狙い撃ちだった線か。やっぱし裏を感じる。けどもうどうでもいい。

銘板
2019.12.10 火曜
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3回目のなにか 3

イモヅル。

そういや話し合いのけっこう早い時期、「他の人も候補に挙がっている」とか言ってたっけ。その人にも逃げられたのかな。いやもしかしたらアレか、そうふっかければおいらが焦って自分から飛び込んでくるとか計算してたか? ていうかこっちはそれ聞いてむしろ安心して、「じゃあその人にどうぞ」と伝えて逃げたわけだがww

さらにそういや、逃げたのに追っかけてきては「きっと飛びつく話だと自信持ってたのに」と何度もグチグチと言ってた。いやーこれは……。んで他の候補の人のことは特にこっちも訊かなかったけど、向こうも言わなかった。単に言い忘れたのか、忘れてなかったけど言う必要を感じなかったのか、それとも、その情報は出すべきじゃないと思ったのか。

他の人に逃げられたんなら、しつこく食い下がった時点でその情報は出すと思う。つまり向こうがこっちを拝み倒す形になると思う。けどその情報は出さずに、あくまでこっちがお願いするように持って行きたがった。

何らかの駆け引きしてたとしか思えん。

今回の場合、駆け引きであることさえ隠した駆け引きというか。そういうのって裏の真意があってのことじゃないかと。つまりハメようとしたってことじゃないかと。

しかしほんと、3回も同じインチキ出してくるのって何なんだろ。

そういやこの人、ときどきほかの人たちに逃げられてきたんだよな。逃げた人たちがなんで逃げたのか、こっちはだいたい察しがついてたけど、自分がそうなってよくわかった。

バレてるインチキを繰り返し仕掛けてくる人からはそりゃ逃げるわ。

銘板
2019.12.11 水曜
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3回目のなにか 4

今回は 手目転倒 とは違うけど、似てるところがあった。

交換可能なはずの、どうでもよさげなプラプラしてるはずの部分をがっちり固定して異様にこだわってたとこ。そこが向こうにとっての本当の焦点なわけで。そしてその焦点の裏側には、対象者の不利益になるような本質を隠してありそうなわけで。

しばらく前に、別件で向こうの人に手目転倒のことを話したことあるんだけどな。その人が別の人に手目転倒やられて、すっかり鵜呑みにしておいらに持ち込んだときに。

その手のインチキの構造や現れ方を話して教えたものの、理解してなさそうだなーとは思ってた。やっぱし理解してなかったか。そして性懲りも無く、今度は自作のインチキを仕掛けてきたって感じ。受け売りだったのが自作になったってところは評価すべきなのかな。どうなんだろ。

ていうか向こうの人、受け売り大好きマンでさ。受け売りばっかやってると、いつまでも自分で考える力がつかんわな。

件の手目転倒案件が来たとき、「それあの人から聞いたでしょ」と言ったら、ムキになって「自分で考えた結論だ」と言い張ってた。とはいえ微に入り細をうがつほど同じ内容で、二人の人物が独立して考えたものとは思えんくて。論理の弱い部分までまったく同じだし。

受け売り大好きマンの脳内では、この案件の言い出しっぺさんは、まだおいらにこの案件を言ってないってことになってたんだろうな。いきなり格好つけて言いだす前に、確かめればいいのに。とりあえず、完全パクリは格好悪いっつう感覚はあるのか。けど不自然すぎてバレる可能性はどうでもいいのかと。

んー、受け売りを見抜かれるのは、受け売り大好きマンであってもイヤなんだな。そう考えるとちょっと新鮮w そりゃイヤだろうけど、じゃあなんで受け売りしては得意になるのかと。見抜かれたらどうなるかを考えてない。たったのそこまで考えを回せなくなるのが、まさに受け売りの害なんじゃないかと。

けどこの受け売り大好きマンはけっこう面白い人でさ、前にいつもどおり、おいらにマウントすべく得意になって受け売りを連打してきてさ。そりゃもう立て板に水の如し。んでそのうち1個が、かつておいらがその人に教えた言葉だったwwww それ来た瞬間、何も考えずに思わず指摘しちまってさ。それまでのマシンガン受け売りが一瞬で沈黙ww なんか顔から血の気が引いてたが。受け売りが初めてバレたかと思ったのかな。

けど次に会ったときはまた別な受け売り三昧。それしか能のない人なのかなーと思ったっけな。ほんとがっかりだったわ。

銘板左端銘板銘板右端

この受け売り大好きマンの「自分で考えた結論だ」のくだり、よくよく考えたらこれアイデアのパクリじゃねーかと。なんであんな見え透いたウソついたのか謎だったけど、元ネタ作った人から勝手にパクって自分のものにしようとした、と考えるといろいろ辻褄が合うことに気づいて。

手柄の横取りを画策なんてドラマだけのことかと思ってたら、リアルでそんなセコいことしたやつ発見。

受け売り好きもここまでくると重症ですなぁ。

そしてそのアイデアは手目転倒のインチキだったのに、受け売り大好きマンはそれを見抜けず、価値あるもんだと信じ込んで盗んだってことか。

バカすぐる……。

銘板
2019.12.12 木曜
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あの人はその人

やはりというか。

もはや疑いようもない確信というか。

かのリーチマイケル氏、ずっと前にどっかで見たことあるよなー絶対見たよなーと思っとったが。ようやく思い出した。

This Man と完全に一致。

それがどうしたと言われても困るんですけどね。

銘板
2019.12.13 金曜
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悪夢のカラー夢

今時の人が見る夢(夜に寝て見る方の夢)ってフツーにカラーらしいね。おいらもそう。世の中、最近じゃ白黒の写真や映像を見る機会がほとんどなくなったからかもね。

昭和の昔じゃ、写真もテレビも映画もカラーが普通になった後でも、大抵の人の夢が白黒だったらしく。カラーの夢しか見た覚えのないおいらは少数派だったらしく。

小学館の『小学○年生』じゃカラーの夢を見る人は芸術家が向いてるとかで、画家や映画監督がウンタラとかテキトーなこと書いてあったっけな。当時嬉しくはあったけど、もう今じゃ何の価値もないぞなもし。

いやさ、ちょっとさ、おととい、いつにも増してすげー見事なカラー夢を見ちまってさ。色だけじゃなく質感も。きめ細かいところまでそりゃあもうリアル志向で。

なんでいつもいつも汚便所ドリームになると、夢は存分に腕をふるうのか。そういうこときこそ白黒にしてはくれまいか。

銘板
2019.12.14 土曜
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先を越された青

色といえば、Google 検索のページ、リンク文字の青色が明るくなった気がする。見やすくなった気がする。YAHOO! 検索は今までどおり変わらず。YAHOO! は YAHOO! で、落ち着いた感じがイイような気もする。どっちが優れてるかってのはおいらは決められんような。

こういう方向性、誰かがやって初めて気づくもんなんだな。自分で気づけなかったのがちょいと悔しい。

HTML コーディングで色指定しないでページを作ると、リンク文字は純色の青になる。今の Google 検索はそれより若干明るめ、YAHOO! 検索は若干暗めな感じ(ちゃんと測ってないんで体感でスマンけど)

青色ってデフォで明度が低い色なんだよな。てことで、明るめに持っていけば、人が持つ青に対するイメージにより近くなるわけで。というのを、他人が作った現物を見て気づかされてしまったってのがやっぱし悔しいww けど貴重な実例として覚えておこうっと(一応、資格上はカラーコーディネーターなんで)

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2019.12.15 日曜
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ローマ字の限界

日本語としても需要のなさそうな話だけどさ、「いっい」とか「おっあ」とかをローマ字でどう表現すればいいんだろう。"iii", "oaa" だと「いいい」「おああ」になるが。

PC のローマ字入力だと "ltu" や "xtu" で「っ」を出せはするけど、一般的にローマ字で文字表記する場合、何かそれ用のルールがあるんだろうか。

実質いらなそうだけどw

〓ZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZ⊂<回 ←仕切りジッパー

新アッカド語の楔形文字だと「っ」専用の文字があったりする。

楔形文字ワープロ くりごはん で「っ」だけ入力すると出てくるぞ。

くりごはん は普通はローマ字と同じく子音を重ねて「っ」を表現するけど、それができない場合はこの専用文字が出てくるようにしてあるよ。

銘板
2019.12.16 月曜
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日常的に見かける武器

日本の風景を写した写真に対する海外の反応でさ、日本は公の場で武器を持ち歩いてもいいのかみたいなコメントを見かけて。

いやさ、その写真、弓道の弓を持ってる人たちでさww

言われてみれば武器っちゃ武器かなー。けどまぁ日本の世の中じゃスポーツや武道の道具であって、武器っつう認識はないわけで。

和弓って昔は明らかに武器だったわけで。狩猟用にも使ったろうけど、メインは合戦での武士の武器だったわけで。それが今じゃ、たぶんおいらじゃなくても日本人なら、「言われてみれば武器っちゃ武器かなー」なんて平和な答えしか出てこないんじゃないかと。

つかマジで殺傷する目的の弓矢なんなら、和弓よりもボウガンだわな。小さいから取り回しも隠し持つのも楽だぞ。あるいはアーチェリーのほうが和弓より命中精度が高いらしいし。

和弓ってでっかいんだよな。公の場で殺傷行為するにはあんましふさわしくないような。隠れて射るのも難しそう。でっかいから射程距離も長いそうだけど、その一方で、でかさの割にはそんなに射程距離が長くもないらしく。つまり効率がそこまで高くはないものらしく。そりゃまあ最新の理論と最新の素材を駆使したものではないからな。素材ならカーボンのほうがいいんだろうけどな。それは弓道のイメージ的に違うだろと。

てことで和弓をあくまで武器とするなら、それは実用的な意味での武器じゃなく、形式優先のロマン兵器とでも呼ぶべきものなのかもな。

殺傷する気になればできるはずではあるけどさ。じゃあ陸上競技の槍投げの槍だって武器だろってなるわな。ていうか砲丸投げって名前からして武器アピールしてるがww

で、現代の日本じゃ和弓は武器とは認識しないっつう社会の雰囲気ができてるわけで。おいらも別にそこは日本人としてフツーに捉えてるわけで。

そこで海外の視点で、和弓を武器と見る感覚に初めて気づかされたってわけで。面白いもんだなー。

銘板
2019.12.17 火曜
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日本人には謎の日本文化

今さらな古い話題かもだけど。

英語圏では「アニメ」のことを「カートゥーン」(cartoon)というもんだと思ってたが。

なんかちょっと違うらしい。カートゥーンは、アメリカ製とかの主に子供向けのアニメらしく。

日本のアニメはカートゥーンじゃなく別枠らしく。

ディズニー系のああいうのも、主に子供向けなんでたぶんカートゥーンなんだろうと思うけど。

んでまぁそこを区別するのに、これまたおいらが思ってたのは「ジャパニメーション」。日本のアニメ作品は世界基準とは毛色やこだわりどころが違って、子供向け限定でもなくて、そこでハマる人やマニアが多いもんなーと。だから「日本のアニメ」ってことでジャパニメーションと。

けど最近はそれとも違うらしく。「日本のアニメ」は英語圏じゃ「アニメ」だそうで。

な……何を言ってるのかわからねーと思うが(略)

いやさ、日本じゃ絵が動く映像作品は全部「アニメ」じゃないですか。ディズニーもジブリもトムとジェリーもドラゴンボールもアナ雪も京アニもアニメじゃないですか。

そこまで区別する意味とか必要とかはあるのかと。

似てる状況の日本語といえば「カワイイ」。これはけっこう昔から言われてますな。けどそんなん普通の日本語だし、英語の "cute", "pretty" , "adorable" あたりで充分に訳せるもんだと思うけど、海外では特別な意味を持つらしく。

なんかこう、日本人にはなかなかわかり得ない日本文化が醸成されてるような。

銘板
2019.12.18 水曜
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マウンターさんの内面世界の想像

「人付き合いは喧嘩だ」と思う人が出世するのかな。

組織の管理職やトップの人たちには、自分の体面をやたら気にして、自分の体面を立てることを部下に強要する人っているよな。マウント取りたがったり、考えの軸が「ナメるナメられる」だったり。

公益的な組織の場合はどうかわからんけど、営利企業の組織だったら、まずは利益だよな。

トップは自分の金銭的利益(∝会社の利益)が、雇われ人はその組織の金銭的利益が最重要なはずだよな。トップは本来そのために会社を興したり、そのために株主から承認を受けてその地位にいるわけで。構成員はそのために雇われて仕事して、契約に基づいた応分の報酬を得てるわけで。会社の金銭的利益が最優先のはずなのにな。

それ差し置いて自分の体面がとか、部下にマウントとか、「あいつにナメられた許せねえ」とか、それ個人の感情だろと。なんかこう、いやあの、そこの分別がない要職さんって世の中にけっこう普通にいらっしゃるのがわかってしまってさ。

人間にはもれなく感情がついてくるのが当たり前だから、それを無理してでも消すべきとは思わんけどさ、組織内で個人の感情を満足させることを第一目的にするのってどうなんだろうね。

あと、マウンターさんは世の中みんなマウンターだと思ってるらしいような。弱いとこ見せでもすると即座にマウントされると思い込んでるらしい。例えば、自分が知らんかった話が相手から出ると必死に知ったかぶるんだよな。知ってたわかってたを必要以上に強調するもんだから、知らんかったんだなってのがバレバレでな。

別に知らなかったなら知らなかったで何の問題もない話でさえ、必死にこんな無駄な儀式しないと安心できないらしい人っているんだな。全ジャンルで完璧にマウントしないと気が済まんこだわり派なのかな。

マウントを取る目的は、自分の方がお前より上なんだと思い知らせることだよね。けどやればやるほど相手は内心で見下すわけでさ。マウンターさんはそこまで考えを回せない人、という理解でマウンターさんはご満足なのかねぇ。

銘板
2019.12.19 木曜
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生意気小惑星カリクロー

小惑星カリクロー

この星の輪の生い立ちってもしかして、小惑星ベンヌの噴出現象と同じか? だとしたらベンヌに輪がないのはなんでだ? 重力が小さすぎて、噴出した土砂は脱出速度で逃げてしまうのかな。

カリクローの直径は 258.6 ± 10.3 km てことで、ベンヌの 560m より断然大きい。重力も全然でっかいだろ。

しかしゴツゴツな星に輪って似合わねーww

けどこの画像のカリクローの姿って想像図なんだよな。小惑星としてはそこそこの大きさだけど、なんせ地球から遠いもんで(軌道は木星と海王星の間だそう)、近づいて見てみないことには形や表面状態がわからんわけで。そしてイトカワ、リュウグウ、ベンヌの例から、小惑星の形や表面状態は地上観測のデータだけじゃ当てにならんってのが知られてるわけで。

けどまあ輪が安定して存在してるからには、少なくともイトカワみたいな細長い形じゃなく、球に近いんじゃないかと。どっちにしろ近くで見ないとわからんことだけど。

天文学者さんも、仮の姿しかわからなくて苦労してんだろなとかオヤジなこと言わなきゃいけないような義務感。

そんなわけでカリクローの情報を漁ってたら、日本の天文学者さんが輪のシミュレーションをしましたっつう動画を見つけたよ。

星の本体さえろくに見えん遠くなんで、輪を見つけたこと自体がすごいんだけど(ブラジル国立天文台が発見)、そうなると輪の状態を目視なんて無理なわけで。そこでシミュレーションってことで。それで判明したのは、

とのこと。輪って自分の重力で縮れるんだな。土星の輪を見る限りそうは見えんけど、これはカリクローの場合ってことでいいのかな。

近くに衛星ってのは、土星で有名な 羊飼い衛星 のことだね。輪の形を整える役割を果たしてるらしく。けど羊飼い衛星も、近くで見ると輪の隊列を乱してるようにしか見えないのが不思議なところ。下の画像は、土星の衛星 ダフニス_(衛星) とその近くの輪。

これでもかとささくれ立ってやがる。

画像を見たまんまだと、まるで衛星が通り過ぎる風圧で我がなびいてるかのよう。けど宇宙空間なんで空気の風はなく。重力のみでこんな感じになってる。

ダフニスの平均直径は 7.6±0.8 km。ベンヌより大きくてカリクローより小さい。このサイズで有意な重力を発生させとりますな。じゃあカリクローは、やっぱし自分でしっかりした輪を持てるくらいの重力を持ってるんだなーとようやく実感。

カリクローの輪の生い立ちはほんと何なんだろ。ベンヌみたいに自身から噴出させた土砂があるのかなーそれが輪になったのかなーと思いつつ、軌道が木星よりも遠いってことは、揮発成分が土砂を巻き込んで噴出ってことはあんましなさそう。その軌道だと太陽熱はそこまで強くないんじゃないかな。

じゃあ、かつてあった衛星が天体衝突で砕けたんかねぇ。んでロシュ限界の下に迷い込んだカケラが輪になったってことかねぇ。はじめはバラバラの軌道だったのが、お互いにピチピチぶつかり合いつつ、スリスリこすれ合いつつ、そのたびに小粒になりつつ、数を増やしつつ、軌道が揃っていったって感じかな。

地球でさえ輪を持ってないってのに、小惑星ごときが持ってるっつう生意気さが魅力のカリクローの話題ですた。そのうえ羊飼い衛星まで持ってそう。

銘板
2019.12.20 金曜
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洋禅

欧米の人って日本文化を評する時、昔からけっこうな割合で禅をあげるよな。10年くらい前かな、オバマ大統領がイチローと会話した後にメディアに感想を述べてて、禅がウンタラとか言ってたっけな。

欧米人は、禅を日本独自のユニークな哲学として捉えてる感じはあるな。

確かに日本には仏教の一派として禅宗があるけどさ、禅の思想はそこまであまねく浸透してるものでもないような気がする。

とはいえおいら禅についてまったく詳しくないんで、「欧米人さんそういうもんじゃないんだよ」なんて言えん。座禅する宗派ってことくらいしか知らんからな。座禅中に雑念を沸かせてしまうと罰ゲームというか体罰というか。

あーそうか、日本の教育界で体罰が長らくオッケーだったのって、座禅でやってるからってのを理由にしてきた面もあったのかな。てっきり軍隊主義の延長だけかと思ってたら。ただこれも、昔の学校教育が異常だったってことでもなく。

その当時は世の中全体が学校での体罰について「そういうもんだ」っつうコンセンサスもあって。学校での体罰はその時代の世の中全体が支持してたってわけで。なんかラグビーブームで『スクールウォーズ』再放送の要望が強いんだけど実現は無理とか何かで読んだっけ。体罰の場面があるもんで、今のテレビ放送の倫理規定に引っかかるそうで。松村雄基とかけっこうぶん殴られてたような。話がずれたな。

あと禅問答。屁理屈が正解みたいな。おいら禅についてきっとひどい誤解してるw

欧米人がよく言う禅って禅問答の方かな。

「直感的には矛盾に思えるものが論理的に正しいことがある、ということを教えてくれる思想」なんて感じかな。違うかな。

銘板
2019.12.21 土曜
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お神輿

「環境少女グレタちゃん」って新作アニメかよwwww

この人本人に関するコメントは、するにしてももっとほとぼりが冷めたらだよなー。

「忘れた頃に」ってなるから、忘れたままの可能性が高いが。

今大盛り上がりでお神輿担いでる人たちが、どうも攻撃的な感じがしておっかない。

しかしうまい構造を考えたもんだよな。

お神輿がおいらみたいなしょうもないオッサンだったら、ここまでの動きにはなりえないしな。このお神輿を誰かがケチつけようものなら「子供をいじめるみっともない大人」認定で叩けるしな。そのうえで、あたかもお神輿自身がありがたいご神託を述べてるかのような演出と。

こういう周到なニオイがするものはなんだか危なそうだね。関わらないでおくのが一番かと。

銘板
2019.12.22 日曜
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ついにひよるか

今年もやってまいりました年末恒例ってほど大したもんじゃなく。

この日記の台紙ページ来年ぶん12枚作成。

一気に自動作成を夢見つつ、今年も代りばえなく「名無しの JavaScript」にて1枚ずつ。

10分くらいで終了。

名無しの JavaScript は去年から何も進化してないけど、それまでなりなりに改良を重ねて、できるところまでできあがった感もあり。

このくらいラクチンだと、無理に全自動じゃなくてもいいかな。

しかし書類名、来年は "htrgr2001〜2012.html" でさ。なんかかなり前に過ぎ去った年代みたいな数字になっちまって。

ときどき勘違いしそう。来年はそこに気をつけ続ける1年になるな。

初期の頃(まさに2001年)は1日ごとにヘッダ・フッタをコピペして作ってたんだよな。あまりにも間違いが多かったんで「テロメア方式」を導入。以来 JavaScript を磨いては自動化を進めて、1カ月ごとに自動生成すればいいところまで持って行けた。そしたらある日、じゃあ1年分12枚を続けて作ればいいんじゃん、と気づいて。

で、今の形。

あとは JavaScript 以外の言語を使えば、ボタンポチッとなで全自動になれるんだけど、そこに踏み出せない状態。

今年知ったのは、Windows だと .NET が JavaScript で書けるんで、そういう自動化もできるってこと。職場で実際にそういうプログラムを作った。んでそういうのは Mac でどうやるんだろ。Node.js とかいうやつでいけそうな感じだけど、まったく勉強してないんでまったくわからん。

現状で充分ラクチンだからほんとこのままでいいか。

銘板左端銘板銘板右端

2020年って、いやーなんか今までにない未来感あるんすけど。むしろ1999年 → 2000年より未来感あるような。2010年もそういやこんな未来感を覚えたような。

そういや20世紀中は10年の区切りで別に未来感はなかったような。あーあれか。区切りごとに高まったのは世紀末感だったわ。

1999年も2012年もハズレだったしな。次の予言は何年なんだべ。ここまで清々しく外れると、あとはもうどうでもいいが。

最近風邪ひいてて、だいたいよくなったけどまだ喉がイガイガしてて、咳すると結構な割合でえずくんですがゴッヘウエエエ!!……ェェェ……はひーはひー(涙目)

もうすぐ未来なのに……。

銘板
2019.12.23 月曜
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クレタイ

もう2年半も前か。

エアバッグのタカタ の経営破綻は。

「2017年6月に負債総額1兆円を超えて製造業としては戦後最大の経営破綻をした」

おいらはあれ、クレーム対処の失敗が大きかったと思ってる。アメリカの国家道路交通安全局(NHTSA)とかに呼び出されていろいろ答弁してたけど、毎回言い訳くさくて、あーなんか危ないパターンだなーと思ってた。

リコールもモタモタしてた上に、そのリコール経費は納入先の自動車メーカーが負担してくださいみたいな無茶苦茶なことも言ってた。規模が大きすぎて負担しきれなかったんだろうけど、そこは時間をかけてでも必ず後払いするっつう約束を交わしたりはしてたんだろうか。

改良品を急いで開発するには技術と資金が必要なわけで、タカタはエアバッグの最大顧客のホンダに援助をお願いしたけど逃げられてな。ホンダの対応はというと、宣伝文句として「ホンダはタカタ製のエアバッグは使用しておりません」って出したほど嫌ってた。嫌うっつうか、たぶん「タカタとの付き合いを続ければ自社の評判が落ちる」なんて信用問題としてとらえたんだろうな。

んでまあ NHSTA から莫大な制裁金を請求されるわ、リコール費用の負担は嵩むわ、改良品の開発にカネかかるわ、ヤバい商品なんか買ってくれる自動車メーカーなんてないだろうし、信用が落ちれば他の自社商品も売れなくなだろうし、銀行は融資してくれないだろうし、てことで巨額負債を抱えて経営破綻と。

まーあと、不祥事対処=クレーム対処なんで、そこらへんまったく備えてなかったらしくてな。火に油を注いでしまった形。クルマのリコールで部品メーカーが原因ってのはしょっちゅうある話で、なんでタカタのやつだけこんなでっかい事件になっちまったのかと考えると、やっぱし、

の2点かと。

クレーム対処やリスクマネジメントの勧めるところだと、すぐに自社製の代替品を用意できない場合は、同業他社の商品を紹介するなり買い取って配布するなりで急場をしのぐって手がある。稼げる時間はそんなでもないだろうけど、騒ぎをとりあえず沈静化させるのと、いくらかでも落ち着いて開発を進められるってのがあるかと。

あと良い方で有名なクレーム対処事例だと、確か P&G だったかな。記憶頼みでスマンけど、アメリカ市場で紙おむつに不良品が入ってたことがあったらしい。健康被害が出るレベルのヤバい不具合だったらしく。その対応として、P&G の役員がテレビに出ては、「改良品を出すまでは当社の紙おむつを使わないでください」と注意喚起しまくったらしい(番組枠か CM 枠かは忘れた)

自社の利益よりも消費者の健康を明確に優先する方針は市場に好意的に受け止められて、その後は炎上することなく、このことが会社の評判を落とすこともなく済んだそうな。改良品を出したら、すぐさまお客さんが戻ってきたそうな。P&G は今もトップブランドですな。

ときどきタカタの経緯を考えるに、良品の調達が早くできてれば、とか思ったり。それでリコール対象車両のエアバッグ部品をサッと良品に交換できてれば、そこまでの大ごとにはならんかったんじゃないかと。

同業他社の製品を使うって選択肢がいちばん即効性があるわけで。なんでそれやんなかったかのかと。ライバルの製品を採用・紹介ってのは受け入れがたいものではあるけど、お客さん目線で自社製品が信頼できないとなれば、会社の当面の信頼を保つにはこれがいけるわけで。真摯な姿勢を見せるってやつ。信頼に耐える自社製品を出すまでは、この屈辱的な状況は受けといたほうが予後がいいわけで。P&G の例からわかるわけで。

Wikipedia 記事を読むと、技術的な問題は、エアバッグを膨らませる火薬が経年劣化で変質してしまうことだったらしく。錠剤状の火薬がだんだんパウダー状になってしまって、異常燃焼で部品を壊して飛び散らせてしまう恐れがあったらしく。まさにそこを放置して、人の命を守るはずのエアバッグが人を死なす事態になってしまって。

この火薬(硝酸アンモニウム)、タカタがいろいろ苦労した末に見出した答えだったのが、記事から垣間見えるね。エアバッグの小型軽量化と低コスト化を実現したってことで、この火薬にこだわりたくなる気持ちはわかるが。じゃあ経年劣化の問題を早いとこ解決してれば、事態はその分はいい方向に行けたんじゃないかと。

んで、おいらは「素材の問題なんだから改良案はそう簡単に出ないわなーそんなに都合の良い素材なんてなかなか見つけられんだろうなー」と思ってた。

……、

……、

……。

いやあの、ついさっき、ふと。

最初からパウダー状にしてればよかったんじゃねとか思って。

ってさらにそれが経年劣化で微細粉塵化すれば、やっぱし燃焼特性が変わってしまうか。

じゃあタブレット状でもパウダー状でも同じことにするとか? 素材単体でタブレットを作るんじゃなく、何らかのマトリクスで複合材料にして固めるとか。

とかなんとか無責任に考えてたら、

硝酸アンモニウム#事故事例 にタカタのエアバッグのことが出てたの見つけた。

「温度の変化によって結晶の形、密度が変わる転移という現象が危惧されるが、タカタは硝酸アンモニウムにほかの化学物質を添加し、『相安定化硝酸アンモニウム』とすることで安定させていると主張した」

実際はその主張なことになってなかったけど、硝酸アンモニウム単体じゃヤバいっつう認識はあったらしいってことで。あーでも答弁とかで虚偽の発言もしてたらしいし。つかその答弁の内容が言い訳・逃げ口上がましくて、怪しいニオイを香らせてたんだよな。どこまで信じていいのかわからんな。

自分の立場や利益を守りたくて嘘を言うとか逃げ回るとか言い訳するとかって、その気持ちは人としてほんとよくわかる。わかるけど、クレーム対処じゃおもっきしご法度なわけで。ご法度っつってもやりたきゃやればいいんだけど、クレーム対処を少しでも知る人にとっては、予後がタカタみたいな有様になるのがわかりきってるわけで。

だったらしばらくの間は「自社の命と利益を守る」っつう、平時じゃ当然な考えは外に見せないで、やせ我慢してもそこは堪えて、不利益を被った人たちへの気遣いを優先ってやつで。結果的にはそのほうが予後がいいし、会社の生存確率も高いってことで。

っつう考え方はクレーム対処を学ぶと当たり前にわかるんだけどさ、どうも世の中にあんまし普及してないような。

まる1年前、うちの職場でクレーム案件があってさ。パートナー企業ががんばっちゃって、「こちらに任せてください!」「勝手なことはしないでください!」「勝手なことをされるとこちらで責任を負えなくなってしまいます!」とか言ってきて。そこまで言うならといったん主導権を渡したら、「自分たちの利益を守る」を前面に出しやがって。物腰柔らかな口調だけど、内容は「こっちが正しいあなたは違う」な展開。悪者扱いされたクレーム客もまた物腰柔らかに、言葉の端々で不信感を表し始めて。

状況が悪いほうに転がったのがわかったんで、おいらパートナー企業を裏切った。パートナー企業には好きに言わせつつ(内部の力関係や上下関係のほうが何より大事らしく、話が通じないってことで放置)、おいらはあからさまにクレーム客の味方についた。お客様に失礼極まるパートナー企業を孤立させたの図。あと、パートナー企業はとんでもないチョンボもやらかして状況をさらに悪いほうへ叩き落としたんで、見限る形で堂々と裏切ったw まともなクレーム対処で仕切り直した。

以降、事態は好転して円満解決。クレーム対処をフツーに知ってたってだけなんだけど、そのおかげか、その時々のリアルタイムで状況の好悪が見えたですよ。んで学んできた内容から、想定してるゴールに向かうにはどうすればいいのかわかるわけで。やればやるほど、狙った通りに推移していくわけで。

今まで対処してきた中で一番大きいクレーム案件だったけど、うまくこなせてほっとしたっけな。

てことで、クレーム対処って知ってると知らないとじゃけっこう天地の差で。そして、タカタみたいな大企業でもけっこう知らないでいるってのが怖かったり。

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2019.12.24 火曜
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吸い込み・噴き出し

めりくりー。

けどいつもどおりスルーでw

流体力学の現象で、方向が正反対なだけなのに挙動が違う、というのがある。大ざっぱに言うと、穴から流体を吸い込むときは(例えば穴のある周囲を広く満たす大気を吸い込むのだとして)、穴の周囲360°、どの方向からもだいたいまんべんなく流体が流れ込む。一方、穴から流体を噴き出させると(例えば大気中に空気を噴き出すのだとして)、噴き出した流体はまっすぐに飛んでいく。流線の形が一致しないわけで

これ、噴き出すときは流体自身の質量による慣性が効いてこうなるわけで。吸い込むときは、引っ張られた流体は穴のすぐ近くに来るまで速度が低いんで慣性が効かず、まんべんなくばらけた方向から集まることになる。

原理でわかってはいても、なんで非対称な現象が許されてるのかってのが不思議で不思議で。

けど宇宙を司る自然界のルールに万物がきちんと従ってる結果、こういうことになってるわけで。なんかこう、これに気づくと、神様のほころびに気付いちまった錯覚に存分におちいれますなぁ。

そういや固体を扱う材料力学で、座屈っつう現象がありまして。これは部材に過剰な圧縮応力をかけたときだけ発生する。その反対方向の引っ張り方向じゃ発生し得ない。ここでも非対称な挙動。まぁその様子は見たまんま、想像したまんまでしかないんだけどさ、現実の物理学的な挙動って案外なんかこう、人が物理学を学んだうえで、いつしか「自然界はこうあるべき」と持ってしまった感覚どおりじゃなかったりしてな。

んで、生き物で、流体の方の非対称を利用してる生き物がいることに最近ようやく気づいたってわけで。

それはイカ・タコ。イカ・タコの水ジェット推進システムがそれだった。

今まで深く考えることなく、吸い込み口と噴き出し口が同じなんなら、海水を吸って吐いたら、ちょっと前に、ちょっと後ろに動くだけで、一方向に素早く移動できないはずなのになーなんで進めてるのかなーとぼんやり考えつつ、ていうか考えてなかったりだったですよ。けどまぁ吸い込み・噴き出しの非対称性を考えると、吸い込むときの逆進の推力はほとんどナシ、噴き出すときの推力はずっと強いっつう結果になるわけで。てなわけでイカ・タコはスムーズに素早く泳げたのだった。

下の動画は、生物を参考にしたロボットがいろいろ出ててさ、その中にイカ・タコの推進機構を真似たやつが出てる。

本物に比べて機構はかなり単純化されてて、容器をヘコませたり膨らませたりで、水を容器の口から出し入れしてるだけ。それできちんと1方向に推進できてる。いやーこれ見てすぐさま理解できたわ。こんなことに今の今まで気づけないでいたとは。

てか子供の頃に遊んだことある船の科学教材おもちゃで、船に搭載したロウソクでボイラー的なものをあぶると進み出すってのがあってさ。そういやあれも似た原理だったな。水を押し出すエネルギーは沸騰で気化した高圧蒸気でな。それで推進力を得る。いったん水を吐き出すとボイラーが空っぽ(真空)になるんで、噴き出したのと同じノズルから水が吸い上げられて、あとはその繰り返し。吸い込むときは逆進推力がほとんど発生しないのは、上に書いた非対称性の通り。

とっくの昔に答えを知ってる状態だったのに結びついてなかったよ。

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2019.12.25 水曜
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幻のターゲット星

めりくりー。

やっぱしいつもどおりスルーでw

2015.5.19 のログ を読み返したら、はやぶさ2と一緒に打ち上げた超小型探査機 PROCYON が行くはずだった小惑星 (185851)_2000_DP107 というのがありまして。

PROCYON は不具合発生で小惑星探査を断念してしまったけど、この記号名しかない小惑星を調べたら、かなり面白いやつだった。

後の別な機会に、近接探査でその様子をよく見てみたいですなぁ。軌道は地球に近くて行きやすそうな気がしたけど、軌道傾斜角が8.67°もある。ランデブー探査は難しいかな。いやでもやってほしいぞなもし。

近日点距離 0.85AU、遠日点距離 1.88AU、離心率0.38。小惑星イトカワは 0.95AU の 1.7AU の0.28。イトカワよりも楕円が長くて離心率も大きいですな。これは現行の はやぶさシリーズじゃきつい感じ。公転周期は1.60年。ここは普通な感じだな。かつての はやぶさ Mk. II のスペックなら行けるかな。

今や乗ってくロケットは H シリーズなんで、開発の時間さえあれば探査機の大型化は普通にできる状態。はやぶさ2も H-IIA での打ち上げで余裕ありまくりだったけど、開発期間が短くて初代 はやぶさ の設計をできるだけ使い回すことになって、あんまし大型化できなかったんだよな。

で、なんとか行けるとして。

二重小惑星ってだけでも面白そうなのに、C 型と M 型のコンビで、自転の遠心力で吹き飛んだ岩石を交換しあってるらしいってのがますます面白そうで。どんな姿なのか見てみたいですよ。直径 800m と 300m ってことは、大まかにリュウグウとベンヌのサイズかな。小さい方が M 型らしいんで、小さい方がむしろ質量ありそげ。ほほう、大きい方はイトカワやリュウグウみたいなラブルパイル構造で、中身が隙間だらけのスカスカな星ってことは判明してるんだな。

JAXA/ISAS 御中、はやぶさ3でいかがですか。一挙に2種類の小惑星サンプルをゲットできますよ。

銘板左端銘板銘板右端

そういやイトカワって初代 はやぶさ の3番目のターゲットだったんだよな。イトカワに確定するまで行き先が2回変更されてる。

幻のターゲットの ネレウス (小惑星4660番)(探査機の能力的に難しくてボツ)と (10302) 1989 ML(打ち上げ時期が遅れてタイミングを逃した)。サンプルリターンしようと思えばできるはずなわけで。

ここらも再検討いかがでしょうか。H3 ロケットで打ち上げ費用が安くなるとはいえ1回でトータル200億円かかるんで(探査機150億円+ロケット50億円)、そう簡単ではないとは思うけど。

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2019.12.26 木曜
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今度はこんな日本式

いやあの、今度はサンドイッチですか。

日本のサンドイッチがニューヨークでウケてるとかもうもわけわからんな。

ラーメンとカレーはまぁ本家を魔改造した日本式ってことでいいし、日本のスタイルの弁当は日本発祥ってことで問題ないわな。

なんでまたサンドイッチなんて完全に洋風なものが……。

てか日本のサンドイッチって海外じゃ違うのかよ。これも魔改造なのかよ。

銘板左端銘板銘板右端

日本ブームの弊害というか。害というほどじゃない大したことないネタだけど。

この10年くらい、海外映像で日本を写したやつが多いわな。ドキュメンタリー映画やテレビ番組や、YouTuber の動画なんかで。

んでまぁなんてーかお決まりというかで、渋谷の交差点とか、京都の路地や観光名所とか、ほんとお決まりのロケーションを撮ってくわけで。

いやさ、そこにレポーター的な人を配置するんですわな。んでそのレポーター的な人がおもっきし気取ってるのがすげー違和感あるなーと思って。

クールなジャパンをイメージしてるんだろうけど、それが視聴者にウケるんだろうけど、なんかなぁ、現地は必ずしもそういうわけでもねえと思うがなぁ。

そういやずっと前、ニューヨーカーの悩みみたいな話を何かで聞いたことあるな。

世界中で勝手に、ニューヨークにいる人はみんなおしゃれで超かっこいいイメージを持ってしまってるってわけで。ニューヨークに実際に住んでる人たちが「自分はそうなれない」とふさぎ込んでしまうとか。

おいら東京や京都に住んでなくてよかったかもw 世界的な日本ブームのさなかとはいえ、我が青森県八戸市なんてどこぞの国の人にも眼中になかろうて。

このインバウンドバブルなジャパンにおいて、八戸って外国人あんまし見かけないもんなww(市役所が音頭を取って、必死に呼び込もうとはしてはいるが)

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2019.12.27 金曜
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一人 NIH

NIH症候群 は個人だと「頑固・強情・意地っ張り・性格が悪い・偏屈・了見が狭い」で表せると思う。

対個人と対組織でなんだか別物のような気がしてたけど、本質的には同じことなんじゃないかと。

組織や集団だと同じような感性の人がたちがいるわけで、あるいはそういう人たちしかいないわけで、すっかり安心してその傾向を強化しあっていくってのはありそう。

個人が強情なのは「そういう人だから」で済むけど、組織が NIH だと、その組織に外部から付き合わされる方は困り果てますな。

NIH 体制を外から崩してやる方法や、騙したりして上手く付き合っていく方法ってないもんかね。

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2019.12.28 土曜
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737MAX の年

ボーイング 737MAX の運行停止って今年の重大ニュースのひとつになってるね。訴訟とか責任追求とかは詳しい人にオマカセとして。事故原因がどうもなんか、X線天文衛星 ひとみ 全損事故を思い出させっちまうなにかな気がして。

姿勢検出センサーの誤作動が発端で、センサーは複数あるのに誤った方が採用されて、その誤った情報をもとに、あんましよろしくない設定な自動制御が変な操縦をして、機体の姿勢を危険な状態に導いた、というところまでがすげー似てるような。違うのはその後。

ひとみ の場合、最後の砦のセーフホールドモードにまで数値設定のバグがあったせいで誤作動が拡大。ついに遠心力で自壊に至った。

737MAX の場合、その最後の砦はパイロット。パイロットは何度も何度も正常な姿勢に戻そうとしたけど、そのたびに自動操縦が我を張って、パイロットと自動操縦がケンカしてる状態になってしまった。そしてコントロール不全で墜落に至った。

しかし旅客機の自動操縦とパイロットがケンカっつう展開、昔のエアバスの十八番だったはずが。なんでボーイングでこうなっちまったかね。

詳しい事故原因はまだ解析中らしいし、2件の事故で多数の人命も失われてるんで、あんまし軽はずみなことは言うべきではないんたけど、なんかなぁと思っちまって。

いやさ、機械って時代を下るごとにセンサー技術が発達して、状況判断するコンピュータも発達して、人体でいえば感覚器と神経網がだいぶ充実してきたはずなのに、なんかいまだに近視眼的な判断しかできないってのがな。客観的とか総合的とか、そういう状態に全然届いてないんだなーと思って。

そういうのって認識が大事なのかな。認識機能ってノイマン型コンピュータのすごく不得手とすることらしく。その希望はニューロコンピュータの人工知能の発展に託されてるらしく。

今の人工知能って、ブームになってはいるもののこれまたけっこう大したことなくてな。ターゲットの系全体の総合状態を認識、みたいなのは全然できないっぽい。

737MAX ってその名前の数字からして、古い設計の機種に改良を加えつつ今まで続いてるロングセラーとわかるわけで。んでどうも MAX はその古い基本設計のままエンジンの径を大きくしたことから飛行特性に癖が出てしまって、その癖を半ば無理やり抑えるために自動制御で補助する形にしたそうで。

そこが事故原因究明の焦点になってはいるものの、そこまで難しい技術でもなさそうでな。アメリカの軍用機ってステルスを導入したあたりから、航空機としては無理やり飛ぶ傾向を強めてるわけで。コンピュータの支援がなきゃまともに操縦できそうにないのも、けっこう昔から出てるしな。B-2 爆撃機なんて垂直尾翼がないんで、人間のアナログ操縦だけじゃ絶対に飛べない形なわけで。

って Wikipedia で米軍のステルス機をいくつか見て回ったら、ボーイングが関わってるのは F-22 だけだった。しかも主担当企業じゃないらしい。ボーイングにとっては不慣れな新装備だったのかな。

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2019.12.29 日曜
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ハイパーループバブル

ハイパーループってあたかもイーロン・マスクの考案みたいに言われてるけど、気圧を下げたトンネルの中を超高速移動する乗り物のアイデアはずっと前からあるよな。「ハイパーループ」っつう名前の考案はイーロン・マスクかもだけど。

日本じゃ新幹線ができるかできないかっつう古い時代に基礎実験してたはずだが。スイスでもそういう構想があることを、20年くらい前に新聞で読んだが。

おお、日本のはこれだな。

真空チューブ列車#日本における歴史

真空チューブ列車の構想自体は19世紀からあったんだな。イギリスが発祥。全然イーロン・マスクの発想じゃないし。

おっとスイスの構想も見つけた。

スイスメトロ

スイスメトロは10年前にポシャってたのか。

『真空チューブ列車』の記事にも出てる通り、技術・コストの難題がいろいろあるんだよな。走行区間全部減圧ってだけでも、どんだけエネルギーコストかけるつもりなんだか。環境少女グレタちゃん、何か一言ないのかよ。

つかどーもハイパーループって、自国に高速鉄道がない現実を苦々しく思ってきたアメリカン大富豪が、日本で新幹線どころかリニアモーターカーまで実用化しつつあるのを見せつけられてとうとうブチギレて、「だったらダントツ最速のやつ作ってやんよ」と啖呵切って後に引けなくなっただけなような。

ハイパーループはまるで明日にでも実現しそうに言われてるけど、実際は推進方法さえ未定だし。それどころか浮上式か車輪式かもまだ結論が出てないらしく。浮上するにしても、磁気反発なのか空力なのか未定らしく(「真空チューブ列車」とはいえ宇宙ほど高い真空度ではなく、チューブ内は薄い空気で満たされた状態になる。それで「真空」だけど空力を利用できるんじゃないか、ということ)

現時点じゃ、いつできるかわからんドラえもん的技術なんだよな。

銘板左端銘板銘板右端

とはいえ、海外の進んだ技術に置いてけぼり食らわされてブチギレて啖呵切って、呆れられた挙句にお株ジャッカル成功の実例もあってだな。

それが小惑星サンプルリターン探査機 はやぶさ。

1980年代、小惑星ランデブー探査の実現性を日米共同で研究して、いったんは共同で探査機を製作・運用することになった。

けど NASA と ISAS(宇宙科学研究所)じゃ予算規模も技術・経験の蓄積も雲泥の差。もたもたする ISAS にしびれを切らした NASA は単独で計画をスタート(のちのニア・シューメイカー探査機)

ISAS 側担当者の川口淳一郎先生はブチギレた。「だったらこっちは世界初の小惑星サンプルリターンしてやんよ」と NASA に啖呵切ったところ、あまりにもな夢物語に NASA 側は無視。それでも日本じゃ「小惑星サンプルリターン技術修得のための工学実証機(この実証機でサンプルリターンを必ず成功させるとは言っていない)」という方便じゃなく名目で計画承認を受けて、MUSES-C 計画(探査機はのちに「はやぶさ」と命名される)が始動。

NASA の反応はというと、「ISAS なんて小さな組織がそんなことをしたら、計画に組織そのものがすり潰されてしまいますよ」と本気で心配してくれる人がいたりする一方、既に探査活動をしてたニア・シューメイカーは計画の最後に着陸ミッションを追加。日本に少しでも先を越されてはならじと、世界初の小惑星着陸タイトルゲットに挑んで成功させた。

その後 MUSES-C(初代 はやぶさ)は本当に打ち上げられた。心配してくれた NASA の中の人は、はやぶさ が小惑星イトカワの現地探査してる最中に「謝罪」のコメントを出してくれた。ていうか はやぶさ チームの中は心配されたとおり、過労状態で無理やり探査を進めてたが。それゆえの取り返しのつかないミスも出たし。

もうよく知られてるとおり、初代 はやぶさ は艱難辛苦の末にミッションフルコンプリート。NASA を大いに慌てさせることになった。

そして NASA の取った行動は、小惑星サンプルリターンへの参入。そのために開発した新型探査機オサイリス・レックスの自慢は、サンプルを大量採取できる新機構。はやぶさ シリーズが多くて 1g 程度のサンプルしか取れないことから、ななんと最低でも 60g を採取、なんだったらキロ越えもあるでとの触れ込み。後発組は数字の大きさにこだわるもので。

けど対象天体のベンヌに到着してから判明したには、その採取機構がまったく適してない星だった。どうする NASA。サンプル採取ミッションは来年の予定。それまでに有効な答えを見出せるかどうか。

一方 ISAS は。

こんなこともあろうかと、はやぶさ2計画を立ち上げていた。奇しくも両者は、似たような時期に似たような別々の小惑星(それぞれ現地到着して初めて知った)を探査することに相成った。はやぶさ2の対象天体リュウグウもまたサンプル採取に適してない星だったけど、知恵と根性で採取成功にまで持ち込めた。既に現地から出発済み。今から1年後、地球へサンプルを届けてくれる予定。

両陣営は表向きはサンプル交換協定を結んだりで仲の良さを演出してるけど、実は熾烈な競争を演じているのであった。

日米サンプルリターン競争の次の舞台は、火星の衛星。もう今から火花を散らしてる。ISAS の MMX 計画は機体の仕様もサンプル採取方式も はやぶさ シリーズから一新。対する NASA はオサレクほぼそのままの仕様の新機体を投入予定。

そしてヒートアップする両者はあんまし言わないけど、実は火星衛星サンプルリターンの発想自体はロシアからのパクリだったりするww 日米に見事にパクられて置いてけぼりを食らってる形のロシア。30年前の川口先生みたいにブチギレて、さらにすごい計画をひねり出すかもw

ロシアの名誉のために言うと、日本が先駆けた衛星による電波天文観測を、ロシアはジャッカル成功済み。日本の次期計画は、開発が泥沼にはまってたタイミングでロシアの乾坤一擲にトドメ刺された。敵ながら天晴と脱帽するより他なし。

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自分が一番にならないと気が済まないアメリカ。やられたら必ずやり返すアメリカ。勝つまでやめないアメリカ。

自分が立ち遅れてる分野には自家製ライバルをいちいちぶつけて、力ずくで巻き返しにくるアメリカ。

ウォークマンには iPod を、任天堂・プレステには Xbox を、ガラケーには iPhone を。

ハイパーループも同じ発想かと。

今の雰囲気だと、あと30年は実現しないような気がするが。けどイーロン・マスクは想像を絶する超スピードで構想実現する人なんで、そこらへんどうなるかわからんところ。

ファルコン9ロケットの開発、フライバックブースターの導入、ファルコンヘビーロケットの開発と、超スピードで次々と実用化しちまったからな。今は有人宇宙船の開発が仕上げ段階だし。

これがまた近未来風デザインでカッコいいし。さすが営利企業。よくおわかりでいらっしゃる。

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2019.12.30 月曜
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生物と擬似生物は水由来と空気由来

ストランドビーストを知って以来、ときどき機械が生物にも思えるようになってしまって。

地球生物はあまねく、1種類の共通祖先から枝分かれして進化してきたものなわけで。んでまぁ擬似生物としての機械は、人間が自分の用を成すために作ったもので、もともとは道具の延長。そこには生物っぽいものを生み出そうっつう発想はない。

機械は、構造設計、強度設計、熱設計なんかは共通の数学的・工学的思想で作られる。設計図面の書き方には世界共通のフォーマットがある。規格や、規格に沿った部品もある。

こういう発想の理由はあくまで、設計・製造・使用・維持・解体・再利用なんかのコストと手間を最小限に抑えるための工夫であって、これで生物っぽいものを生み出そうなんて意思はここにもない。なのに、なんだか生物と似てるものを感じてしまって。

けど、やっぱし違うでしょってのもある。

生物が進化の過程で獲得した形質って、さらにその後の進化で適宜に改造されて使われますわな。そして、その進化の枝上でどうしても使いでのなかったパーツは退化してしまう。まぁよっぽど悪影響あるものじゃなければ、影響ないところまで小型化させた上で放置って感じだけど。人体でいうと虫垂だね。尾てい骨もかな。あるいはその不人気部品は別の機能を持つものとして進化して役に立ったり。

機械の個体で言えば、人間の便利のためのものなんで、不要な機能はバッサリ切ったりとかしますな。そして同じところに、前あった部品と脈絡のないものを付け足したりとかあり得ますな。そこは生物進化とは違うんだけども、機械の体系全体でみると、なんか生物っぽいわけで。

不要になった機械や部品でも、発想や設計はこの世に残る。現物も、博物館や納屋なんかに残ってたりする。そのままじゃもはや役に立たなくなっても、形や用途を変えて復活って目はあったりする。

個体としての機械は生物的じゃないけど、機械の全体体系がなんだか生物っぽい気がしてきたぞなもし。

そういや生き物を機械として見る感覚は、昔、講演会に行ったときに授けられたというか。免疫の医学研究者のお話で、もう人体の機能を完全に化学メカとして話すんですわ。その割り切りぶりに衝撃を受けて。たぶんのその先生だけじゃなく、医学研究者って普通にそうなんじゃないかな。

銘板左端銘板銘板右端

あと機械を生物と見た場合、普通の生物とは面白い違いがあるなと。

陸上で生きてる生き物の祖先って、ウイルス以外はみんな海から上陸してきたわけで(最初のウイルスがどこで発生のしたのかはおいらはわからん)。みんな海が故郷なわけで。てことで、陸上の生き物でも体内に体に水をたたえとりますな。この水がなくなると死んでしまうわけで。

機械って陸上生物である人間が道具から進化させてきたものなんで、その筐体内で、部品以外の空間を満たすものは空気。

普通の機械って人間がいるのと同じ環境で何気なく使ってるもんだから、「空気が必要」だなんて特に考えもしないけど、防水仕様じゃない機械って水に漬けて動かすと一発で壊れますな。あるいは作動さえできないか。

はたまた宇宙仕様じゃない機械って、宇宙に持っていくと故障の確率が跳ね上がりますな。真空もまた想定外の環境なわけで。普通の機械って、内部が空気で満たされてることが前提なんですわ。

普通の地球上の生物が「水由来生物」なんなら、生物として捉えた機械は「空気由来生物」なのかなと。

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2019.12.31 火曜
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年末のご挨拶

皆様、本年も大変お世話になりました。

令和の2年目も、どうぞよろしくお願いいたします。<(_ _)> ←近頃てんで見なくなった顔文字

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