土星の衛星 パン と アトラス と来たら、ダフニス と プロメテウス も載せないとなって感じになってきたですよ。とりあえず今日はダフニス。
土星3衛星「パン/アトラス/ダフニス」を同じスケールでならべてみると… - sorae.jp
コチラ↑の記事から画像を勝手にいただいてみた。表示は日本語に直してみた。
ダフニスは3者の中で一番小さいですな。大きな画像もないけど、形はパン・アトラスみたいなキョーレツなものでもない。細長い石ころな感じ。
じゃあつまんない衛星なのかっつうとそうじゃなく。こいつも 羊飼い衛星 の1つで、土星の輪の間の隙間を通ってる。んで、輪に何らかの重力的な影響を与えるわけで。輪の形を整える作用があるらしく。羊の群れがばらけないように押しやる羊飼いのイメージで、羊飼い衛星と呼ばれてるわけで。
とはいえこのくらい小さな天体なんだから重力も微小なはずなわけで。それがどう作用してるのかってのはなかなか想像しがたいわけで。
てことで土星探査機カッシーニが、かなり面白い画像を送ってきてくれてたと。たぶん別々の機会に撮った、3パターンの写真があるよ。最初に紹介するパターンはコレ↓
真ん中の白い点がダフニス。上下の灰色は土星の輪。輪の中のある キーラーの空隙 っつう隙間にダフニスがいる。そしてその外側と内側の輪の縁を、自らの重力で整えつつ公転してる。「羊飼い衛星」と言われる所以ですな。「整えつつ」と言いながらも、空隙に面してる輪の縁は実は、ダフニスの重力で波打ってた。けっこう衝撃でしたわ。整えてるどころか乱してるべな。
この画像だと、上の縁はダフニスより左側で、下の縁は逆に右側で波打ってるね。公転速度差でこうなるんだろうな。直観的に、ダフニスが中心に静止してると見ると、上の輪は左に、下の輪は右にずれていってるんじゃないかと。
いったんダフニスに最接近した輪のカケラは、ダフニスの重力で挙動が乱れるんだろうな。スイングバイだね。けど周囲のカケラの重力の総和や土星の潮汐力が負のフィードバックとして働いて、振動しつつ次第に元の軌道に戻っていく、てのを表してる画像なんじゃないかと。
んで土星の輪のキーラーの空隙周辺はこの影響のトータルとして、輪の形を保つ方向に行く、てなことなんじゃないかと勝手に想像してみた。
お次の画像は、件の波がけっこう立体的にうごめいてるって感じのやつ。
真ん中で上にピコーンと伸びてるのは、外側の輪の表面に映った、ダフニスの影。外側の波にも影が出てるね。壁状に立ってるというか、めくれてるというか。これって下の側にも等分に立ってるのかな。片側だけっての不自然だからな。
アップでも見てみると、
内側の波もまた壁状に立ってるけど、こっちはダフニスに近い部分は下側にめくれてるらしいってのがわかる。少し間をおいた部分だと、こっち側に揺り返してる感じ。けど以降は、壁は輪の面よりも下側に戻ることはなく、ずっとこっち側に立ってるような。もしかしたら揺り返した後は、壁は上下両側に同じ分だけ突き出すのかも。やっぱしそう考えないとおかしいような。
いやー天体の輪が、公転軸方向にも波打ってうごめくもんだとは。
3番目の写真は、ダフニスの形までちゃんと写ってるやつ。探査機カッシーニの最後のミッションでの、大接近写真ですな。
こうして見ると、ダフニスと輪の縁ってかなりスレスレというか。しかし波が発生する原理ってどうなってるんだろ。重力はほぼ等方向性で、強さの変動もないはず。たぶんダフニスも御多分に洩れず、潮汐力の縛りで、土星にいつも同じ面を向けてるはず。なぜ波立つ。
流体力学だと、一様な流れの場でも カルマン渦 でフツーに振動が発生するもんだけど、真空空間でほぼ重力だけのやりとりで、なぜ波打つ。
ダフニスの軌道が、周辺の輪のカケラの軌道より少し離心してるのかもな。それで、近づいたり遠ざかったりで重力の強弱が発生とか?
次々と立ちはだかるわからんことを、次々とテキトーに推測で埋めてしまってるおいらさ。てことで、おいらの推測は感覚重視であてになんないんで、読者の皆様におかれましては、くれぐれも鵜呑みにされぬよう……。
して3番目の写真をアップにすると、これまた不可解な何かが写ってたりする。
お分かりだろうかwwww
ダフニスの左下の黒背景部分に、ヘビみたいなのがうっすらと写ってる。これなんぞ?
てことで、よく見たくて画像のガンマをいじってみたのがコチラ↓
あーなるほど。たぶん、輪の縁が下側にめくれてるのな。壁が影に入ってしまってるのな。んで輪郭の部分はダフニスの反射光に照らされて、うっすら見えてるのな。しかし、かなり近くまで引っ張られてるんだな。
これまた勝手な推測だけど、輪と衛星がここまで近いと、微粒子のやり取りがフツーにあるんじゃないかと。一方的なのか相互的なのかはわからんけど。
輪 → 衛星 なんだとして、それで特定の場所に集中的に降り積もったのが、パンやアトラスのあのフランジなんじゃないかと。ダフニスもだんだんそうなっていくのかも。
ダフニスはパン・アトラスよりだいぶ小さいんで、重力も全然弱いはず。フランジはそんなに成長できないかな。どうなんだろね。
重力がこんなにも目に見える形になってるのって、初めて見た気がするよ。天体運動の力学は重力が支配的なわけで、そういうもんだと思ってきたけど、天体運動をかなり観念的にしかわかってなかったんだなーと実感してるですよ。
ダフニスが輪にいたずらしてる、さらに印象的な画像を2枚見つけてきたですよ。
Scenes From Saturn’s Equinox - Astro Bob から。
めっさ波立っとる。つかケバ立っとる。マジすげえ。バリ取りしてぇww
画像2枚目は、ダフニスは輪の外側の方の小さな波立ちだな。もっと内側で激しくバリを出しまくってるのは別な羊飼い衛星だな。
土星の輪のこういう光景って、地上からは見れないのかなーと思ったり。てことで、すばる望遠鏡とハッブル宇宙望遠鏡での土星の画像を見つけてみた。上が すばる。下がハッブル。
被写体のサイズを縮小しないで画像幅だけこの日記の範囲に合わせていじったら、すばる の画像が半端になっちまった orz 輪の中身の様子がわかればいいかって感じで。
すばる は輪のケバ立ちを全然表現できないんだね。ハッブルをもってしても無理っぽいような。
しかしハッブルの高解像度ぶりすげえな。すばる は口径でハッブルの3.3倍、集光力で11倍だってのに。設置場所が大気圏の中と外じゃぁこうまで違うもんなのか。
火星探査機のぞみ記念日。1998年7月4日の打ち上げから19年。2003年末から機能を止めた のぞみ は、今も火星の公転軌道に近い軌道を公転し続けてるはず。
今の今まで、なんでか気づかなかったというか、なんでか気にしたことなかったというか。
設計寿命、たったの3年だったんだな。Wikipedia「のぞみ (探査機)」を見るに、
となってる。計画期間の方が設計寿命より2年も長い。設計寿命より長く持ちこたえた場合の、本来はオマケに当たる部分まで成果を見込んでたってことになる。
打ち上げは7月だったけど、地球の重力圏を脱出して火星に向かったのは、その年の12月。月スイングバイしながら5カ月待った。んで問題なく火星行きの軌道に乗れれば、火星到着の予定は約7カ月後だったはず。
合わせて1年。
設計寿命は残り2年。そこから2年間は稼働して火星を観測ってことだったわけで。
1火星年 ≒ 1.88地球年 なんで、最低で1火星年、運が良けりゃ2火星年の間、継続して探査する意図だったと。
それが、地球スイングバイ失敗で火星到達が4年半も遅れることになってしまって。通信機器の故障は初期にもあったけど(S バンド送信系ダウン)、打ち上げから3年半で電源系に致命的なトラブルが発生してな。粘りに粘ったけど克服しきれず、のぞみ は火星探査できないままミッション終了となった。巨大な太陽フレアに当たってしまった影響もあるかもだけど、主に設計寿命のせいだったのかもな(公式見解では「不明」のまま)
それにしても設計寿命が短いような。当時の日本の深宇宙探査機技術の限界だったんだろうな。そして M-V ロケットの能力の限界と、14種類っつう異様に多い観測機器。そのしわ寄せで、のぞみ の機体はギリギリまで華奢にされてしまった。
つかこのあたりの時代、深宇宙より条件が緩い地球周回衛星でさえ、設計寿命5年とか普通だったもんな。
今は、はやぶさ2だとミッション期間が6年なもんだから、設計寿命が7年だし。余裕があんましないのは相変わらずだけど、のぞみ の倍以上に延びてる。
のぞみ 打ち上げ当時現役だった気象衛星 ひまわり5号の場合は5年だった。5号は実際には8年間運用されてな。アメリカのヒューズ社製で、やっぱしアメリカの衛星屋さんは経験豊富でいいモノ作るなーって感じ。そして今の現役の9号(三菱電機製)の設計寿命は15年以上で3倍。日本もだいぶいい感じになってきてるんだな。
日本の科学衛星・探査機は主に NEC が作ってるんだけど、そこらへんまだちょっとな感じ。設計寿命を過ぎたあたりから、急に故障率が上がるような。
M-V ロケットで はやぶさ 以降に打ち上げた科学衛星は3機。X 線天文衛星 すざく(NEC 製)、赤外線天文衛星 あかり(NEC 製)、太陽観測衛星 ひので(三菱電機製)。このうち今も稼働中なのは ひので だけ。ただの偶然かもだけど、メーカーの技術蓄積の差なのかなーとも思っちゃう。
そういや 陸域観測技術衛星 だいち は旧 NASDA の大型衛星路線の中では珍しく天寿を全うできた個体だけど、設計寿命「3年以上(5年目標)」で、実際に生きてたのは5年と3カ月だったっけな。これが NEC 製。まーでも東日本大震災のデータ取りで大活躍した直後の死亡でな。延命できたのは目標値から3カ月だけだったけど、その3カ月がモロに効いた形で。
日本の次の火星探査は、火星の衛星フォボスのサンプルリターンっつう、これまたとんでもなくハードルが高いミッションが決まりかけな感じ。はやぶさシリーズの比じゃない難度だったりする。
なぜこれほどまでの茨の道(ていうか博打の道)を歩むのか。おいらはちょっとドン引き気味。
再び火星を目指すのなら、方向性は のぞみ のリベンジが妥当と思うが。アメリカの最近の火星探査機 MAVEN がかなり のぞみ とかぶってるぽいってのはあるにしても。
あれから19年。以来の日本の探査機の機数は片手で数えられるほどだけど、信頼性は相当上がった。そうして獲得した信頼性は、かつて分不相応な計画になってしまったものにもう一度充てたらいいのにな、と思う。しかし将来に計画されてる火星探査は、世界的に見ても過去最高難度。正直、初代 はやぶさ 級の綱渡り運用が目に見えてるような。イチかバチかのギャンブルのような。
地球以外の惑星の衛星軌道に入った例は、日本だと金星探査機 あかつき しかない。1回失敗して再挑戦でやっと成功。その代償で推進剤を使い込んでしまったんで、最大効率で観測できるはずの、当初予定の周回軌道にはたどり着けない模様。
お月様の孫衛星軌道投入も3回しかない(はごろも、ひてん、かぐや)。そこへ来て「火星周回軌道投入 → 衛星にランデブー → 軟着陸 → 火星の重力圏脱出 → 地球へ帰還」ってやっぱし、経験に対して盛りすぎな気がするが。
なんでいちいちそんなことになるのかっつうと、予算が少ないから。宇宙開発予算20倍のアメリカに成果で張り合うには、こんなアクロバットをしなきゃなんないわけで。太平洋戦争と変わらん構図ですな。
フォボスサンプルリターンの前に、例えば イプシロンロケット+小型火星周回探査機 で安く経験を積んどくとかどうでしょ。
どうも計画の構想・設計に科学者を多く参加させると、カネも経験も足りないってのに、カテゴリ内の全ジャンルで世界をリードするほどの成果を上げようと無理押しして、あれもこれもで話がなかなかまとまらないうえ、結局無茶な仕様や製造工程にさせられる感じでな(のぞみ がそれ。X 線天文衛星 ひとみ 全損の環境要因の一つとしても、これが挙げられてる。はやぶさ2の仕様固めも、このせいで難航したらしい)
イプシロンで打てる程度の小ささだと、「乗客」のご希望にあんまし添えないのがわかりきってるわけで。技術試験機の扱いがいいかと。観測装置については、観測技術の確立と実証っつう位置付けでいいかと。
初代 はやぶさ はまさに小惑星の観測・サンプルリターンの技術試験機だったわけで。それが、科学者さんたちに言わせると「観測データの量や質が充分ではない」とかの話になってたとか。船の航法が狙い通りにやれるかどうかの実験船なんで、科学観測データ取得はあくまでオマケだったのに。
ツッコミどころを明らかにするのが技術試験機なんで、ツッコまれる分には想定内とはいえ、なんか腑に落ちないような。まーその話は、初代のほぼ同型機を急いで作る話が出た時の反発だったらしいから、どうせやるなら機体の改良と観測装置の最適化を、という意図があったんだろうけど。
てことで見方によっては、「試験機の はやぶさ で小惑星への航法・サンプルリターン手法・観測の技術試験してみました → データが甘い。こんなのじゃだめだ → 次の はやぶさ2は科学観測メインの本番機です。ご自分でどうぞ。お手伝いはします → ちょ、ま、うあああああ」ってな流れにも見えるような。
宇宙科学研究所(ISAS)で、1機の衛星・探査機にこれでもかと観測機器をてんこ盛りにするってのは、のぞみ が初の例かも。のぞみ 運用断念の時点で、これがよくなかったってことは認識されてたはずなのに。
旧 NASDA 系の衛星でも、大型多機能衛星に不具合が相次いだことがあった。そこから、1カ所に不具合が出ただけで自慢の多機能がソッコー全損っつうリスクが見つかった結果、中型で機能限定な衛星に路線変えしたんだだよな。観測機器を少なくした分は衛星バスにフェイルセーフを充実させて、より頑丈で長生きできる構造にした。
ISAS 側は、機能てんこ盛り・運用綱渡りの呪縛に今も囚われてる気がする。「こんなこともあろうかと」と呼ばれるようになったフェイルセーフをできるだけ載せてるとはいえ、それには経験に基づく知見が必要なわけで。その蓄積を上回るペースでてんこ盛り・綱渡り路線が続けられてるような。のぞみ が貴重な教訓を遺してくれたのに、受け入れるまではまだかかりそうってことなのかな。
それとも、こういう無茶を続ける時期は必要なのかも、とも思ったり。最近 NASA の最新の木星探査機ジュノーが木星の周回軌道に到達して、ものすごいデータをどんどん送ってきてる。この探査機は "off-the-shelf" の思想で作られとりまして。「棚にあるもので見繕った」という、技術的な冒険がほとんどないものだそうで。
だとすると日本の場合、こうなれるための冒険の時期が今ってことなんですかね。
そういえば三菱重工が ドバイの火星探査機打ち上げを受注 したんだっけな。2021年予定だそうで。記事だとロケットは H-IIA になってるけど、H3 になるかもな。
ドバイの探査機の質量次第だけど、打ち上げ能力に余裕があるなら日本でも探査機を作って、相乗りでお安くお供させてもらうのもアリかも。
フォボスサンプルリターン機はかなりの質量になりそうなんで、ドバイ探査機との相乗りは無理だろうなぁ。だったらフォボスの斥候探査機とかどうでしょ。フォボスとのランデブーまでの技術実証とフォボスの基礎データ取得で、サンプルリターン機の開発に役立てるとか。当初ミッション完了で推進剤に余裕があれば、軟着陸テストも。
ってこれだけでも、火星経験のない日本にはけっこうな冒険な気がする……。
最近また仕事で JavaScript を作ることがあって。簡単なやつを即興で。新しい要素なしで。おとといのネタの "Off-the-Shelf" なノリで。
そういやシェルスクリプトだの Ruby だのいじり始めてたのにな。結局両方とも投げて戻ってしまってる。JS ラクだもんなぁ。書類の保存できないけども。
ってさ、最近職場が移転してさ、その前は Mac だったんで、仕事の合間にシェルスクリプトや Ruby をちょっとずつ勉強できたんだわ。それが今度の職場のおいらの担当機が Windows で。なかなかそうはいかんくなっちまった。
そういや Mac でできて Windows でできないことってあってさ(やり方わかんないだけかも)
書類フォルダの書類名全部を一括コピーして表計算に貼る、というやつ。
Mac だと、フォルダウィンドウの空いてるところをテキトーにクリックして、キーボードショートカットで全選択してコピーして、表計算に貼り付ければオッケー。簡単。
Windows だとそうならなくて。このやり方ができないっぽい。
で、それやる必要がありまして。書類の数がありすぎで、書類から1個ずつコピペとかやってらんない。
てことで慣れないプロンプト画面を出しまして、そのフォルダまで掘り下げまして。pwd が cd で ls が dir なんだな。お教えサイトで学んだですよ。
んで表示した書類名をまとめて選択して表計算に貼ってみたらば、ファイル容量とかの要らない情報までついてきちまって。
今思うと「形式を選択して貼り付け」でスペース区切りで要素をセルごとに貼ればよかったんじゃないかって気がするけど、それ用の JavaScrpt を作っちまった。
プロンプトからコピって JavaScript の 入力 textarea に貼り付けると、出力 textarea に加工済みデータが出る。それを丸コピして表計算に貼るっつう形。
なんかほんと今になってすごい無駄なことした気がする orz
べにさーん! べにさーん!
ほああー超ええですよー。
つか最後の動画、べにさんの三味線の素敵さはもちろんのこと、町屋さんのギター最初から最後までやべえかっちょええ。
べにさん動画を漁ってたら、はなわちえさんというこれまた凄腕の弾き手を見つけっちまった。津軽じょんがら節だけでいくつも見つかったですよ。どれもメロディが微妙に違うけど、どれもこの人独特のメロディな気もする。
動画はアップロードの古い順に並べとります。
津軽三味線はアドリブが重要な要素らしいから、こうして個性を盛り込めるんだろうな。つか、はなわちえさんのメロディには時々、江戸の三味線や西洋音楽が溶け込んでるところがあったりするような。つか、初代高橋竹山の津軽じょんがら節も、中盤でロック音階っぽく(おいらには)聞こえるところがあるけど。
津軽三味線の映画『夢の祭り』(1989)で主人公の師匠が言ってた言葉を思い出したり。「本物の弾き手は自分の節(メロディ)を持ってるもんだ。それ見つけるまで、狂ったように弾き続けるだけだ」(記憶に頼ってるんで言葉そのものは正確ではないです)
きっと はなわちえさんも狂ったように弾き続けたことがあるんだろうなぁ。
au の CM にも出演されてた。めっさかっこいいんすけど。
秋田荷方節の演奏もいいぞ。
この曲は初めて聴いた。タイトルさえ初めて知った。タイトルからして、秋田での荷役の人たちに歌い継がれてきた労働歌なんだろうけど、こうして津軽三味線の独奏を聴くと、すげえシャープな印象だったり。民謡に対する感じ方が変わってしまったですよ。
はなわちえさん参加のユニット hanamas の八木節もまたアレンジが面白いぞ。
バイオリンが民謡のメロディで、三味線はギターと一緒に西洋的なリフを刻む。と見せかけて、リフのメロディはしっかり津軽三味線ですなー。
あと、警察署の一日署長も務めておられた。
やべえ制服似合いすぎかわええよちえさんかわええよ。髪サラッサラですよ。つか署長、ハイヒールっすかww
アメリカのテキサス州のダラスーヒューストンの高速鉄道計画、日本の新幹線に決まったらしくてな。
現地のテキサス州でも賛否両論ある中での決定だったらしく。「否」の方は曰く、
「州の大都市とはいえ人口密度が低い土地だから、駅に降りてわざわざレンタカーを借りて目的地に移動なんて。クルマで移動すればいい話でしょ」
「飛行機より時間がかかるんでしょ。だったら飛行機で移動したほうがいい」
てことで「交通費を安く上げたけりゃクルマでいいし、時間がもったいないなら飛行機があるし」っつうことらしい。「新たな選択肢を、決して安くない建設費をぶち込んでまでわざわざ得る必要はない。今までどおりで充分」ってな感じらしい。
それはわかるけどさ、開業したらたぶん、ずっと大盛況なんじゃないですかね。
新幹線っつうか高速鉄道ってさ、けっこうな憧れの対象らしいわけで。「乗ってみたい」っつう観光需要だけでもかなりなものらしいわけで。今のとこ南北アメリカ大陸じゃまともな高速鉄道ってなさそうだし。
日本は今、海外からの観光が盛況なわけで。高速鉄道はヨーロッパ、中国、韓国、台湾にもあるのに、日本への観光客のお目当てのひとつが、新幹線に乗ってみることらしくて。日本観光ついでの話の種にっつう消極派もいらっしゃるだろうけど、どうも「日本に行くなら新幹線体験は絶対に外せない」っつう積極派もかなりいらっしゃる雰囲気。
営業速度はスペインと中国のほうが上だけど、日本の新幹線は特別なブランドとして見られてるというか。
日本人としてはまあ普通な移動手段のひとつですわな新幹線。日本人でも乗るときテンション上がるのは事実としてもww そして外国からの観光客は、その何倍もテンション上がりまくりならしく。
そんなこんなの新幹線が、テキサス州を走るわけですよ。
中南米やカナダの人からしたら、日本に行くよりはるかにラクに新幹線に乗れるじゃないですか。てかアメリカ人からしたら、国内で新幹線体験できるわけですよ。
テキサス州に実用上の用がない人たちが、新幹線体験が目当ての観光で押しかけるようになるんじゃないかと。テーマパークのアトラクションですよ。
逆東京ディズニーランド状態。
こういうのって一番乗りにこそ意味があるわけで。テキサスで成功したら他の州でも追随したがるだろうけど、「最初の」ってのは絶対的な優位なんだわな。例えば、新幹線はもはや鉄道として世界最速じゃないのに特別に扱われ続けるのは、「最初の高速鉄道」って触れ込みが大きいんだろうし。歴史が長いからこその完成度の高さとも思ってもらえてるだろうし。
そういう下地があるからこそ、乗客を一人も死なせたことがないとか、破滅的な巨大地震が来ても安全に停車したとか、到着が5分遅れただけで乗客に謝罪するとか、そんな事実が伝説の輝きをもって語られたりもするわけで。
ワシントン D. C. ーニューヨーク で既に アセラ・エクスプレス っつう高速鉄道があるそうだけど、最高速度は 240km/h だそうだけど、在来線を走るんで、平均するとあんまし高速じゃないらしい。アメリカ人もそれが高速鉄道だとは特に思ってないらしい。
トランプ大統領が「日本と中国では至る所に高速鉄道(新幹線)があるが、アメリカには1つもない」と言っちまう有様(ソース。HUFFPOST)
アセラはあくまで「自分が南北アメリカ大陸で最初の高速鉄道」と言い張るんろうけど、テキサス新幹線は「本物はこっちが最初」で押し通せそう。
テキサス州御中に於かれましては、「本物のアメリカ初は世界最初」っつうブランドを存分にご活用いただきたい所存。
つかメリケンさん日本から買ってくれるのは嬉しいけども、それでいいのかよ。
日本の新幹線やフランスの TGV の開発時代ならまだしも、高速鉄道なんて今や中国でさえ自称独自技術で持ってるんだからさ、そのくらい自力で開発したらどうよ。
アセラの現行車両が TGV ベースって時点で、自力開発する気ないんだなーってのがわかるけど。次期新型車両もフランスのアルストム社が作るんだな……。しかも今どき動力集中方式とな。
そういや安倍首相とオバマ大統領(当時)との会談で、ワシントン D. C. ーボルチモア でリニアモーターカーを通すっつう話があったっけな。この区間の建設は日本がカネを出すとか。いやいやそこ作っちゃったら、さらにフィラデルフィア経由でニューヨークまで線路を作らないわけにいかない話なわけで。ボルチモアから先は、伸ばしたかったらアメリカが自分でカネ出してねっつうことかと。
その後、向こうの政権が替わったんでどうなるのかわかんなくなったかと思うけど、この計画もまたアセラの存在を無視してるよな。
うおお、なんぞこれ! なんぞこれ!
その正体は「ストランドビースト」というものだそうで。指し示すべき一般名詞がおいらには見つけられんす。
オランダの物理学者にして芸術家のテオ・ヤンセンの創造物。パーツは直線的でホネホネな人工物だけど、動きの優美さは生き物にしか見えん。
追い風を受けると歩き出すらしいけど、機構はどうなっておるのか。後ろからの風力と、反動として地面(砂浜)からの前から受ける力との差分が足を駆動するんじゃないかって気がする。下り坂をギクシャク歩くおもちゃみたいな、そんな感じの原理なんじゃないかと。
ってストランドビーストのリンク機構を解説した動画を見つけたですよ。
なるほどなー。
これ最初に見たときは、真ん中にあるクランクが回ってるもんだから、クランクを回して両足を動かすもんだと思ってさ。けど実写動画じゃそれ用のモーターなんか見当たらんわけで、よくわからんなーと思ってた。
クランクは動力伝達じゃただの仲介役なんだな。
足 A が外力(風力と、その反動としての、地面の動きの力の差分)で後方に動かされると、クランクを介して、対になってる足 B が宙に浮いて前に踏み出す。
足 B が接地して後方に動かされると、その力は同じクランクを介して、今度は力の伝達は逆向きに、足 A を宙に浮かせて踏み出させる。
足が1対だけだと「宙に浮かせる」ができないんで、並列して何対もの足を並べて(横並びも縦並びもあるね)、それぞれの動作の位相を少しずつずらして、ある足が宙に浮いてるときはほかの足が地面を踏んでる形にしてる。
工学としては巧みな発想と設計って感じ。
って工学ってのは何かの役に立つことが目的となるわけだけど、ストランドビーストは今のとこ、たぶん実用的な目的は持ってないと思う。
テオ・ヤンセンは芸術家でもあるんで、芸術作品として成り立ってはいる。その形よりもその発想と動作が、芸術として評価されてるんだと思う。
けどまあ対外的にはそれでよしとしても、本人はどうも工学としても芸術としても、この2つの道のどちらかまたは両方を本来の目的としてるわけではない感じ。
テオ・ヤンセンが、風の力で動く「ストランドビースト」に見る夢 - WIRED.jp
ヤンセンはこのポリ塩化ビニールでできたモノを生物と定義してる。行動・進化・繁殖。彼の考えではそれができてるわけで。そう言われると、それもそうな気がしてくるような。
どれも人間が介在しないとできないけど、地球上の一般的な生命とは全然違う様式ではあるけど、「システムの一部として人間による世話を取り込んだ生き物」と解釈すると、それで成り立ってしまってるような。
そういやトウモロコシは野生の原種がもう現存してないらしく、人間が世話し続けないと絶滅してしまうらしくてな。カイコガもだね。じゃあストランドビーストも、人間の世話が必要って意味じゃ同じじゃないかとなるわけで。
そこまで拡大解釈してしまうと、世の中のありとあらゆる機械は生き物ってことになっちまうけどさ、そこで重要になるのが「生き物らしさ」。
しかしほんとストランドビーストは、止まってる時の見た目は完全に人工物なのにな。歩き始めると途端に生き物に見えるってのが面白くて。そういう錯覚なりイリュージョンなりを発生させるってことだと、まさに芸術作品ですな。
けど作者が語る内容からすると、どうも芸術でも工学でもないところに焦点あるらしく。
けどその語りによる定義とセットで芸術作品なんだっつう解釈もできるかも。
WIRED.jp の記事を見ると、最近のストランドビーストは駆動用のポンプやバルブを装備してるらしい。ロボットに近くなってきてるのかな。
ストランドビーストがどう進化していくかは創造者のテオ・ヤンセン次第ではあるけど、「生物」っつう定義は保ってるだろうから、ロボットっぽくてもやっぱし生き物っぽい動きなんだろうな。
ストランドビーストが風力で動作する、あの滑らかさで動作できる、ってのは、あくまでも物理的な現実世界でのこと。
それを人間が見て、「生き物にしか見えない」と感じるのは、鑑賞者の認識世界でのこと。
ストランドビーストが一般的な意味ではただの物体や機械でしかないのは、見ればわかるわけで。わかってるのに生き物にしか見えない。このギャップに、いちいちしてやられるわけです。
機械は人間の役に立たなければ意味がない。
ソニーの子犬型ペットロボット AIBO のコンセプトは「役に立たないこと」だったけど、それは被使役者としての話。ペットとして人間様の役に立ってた。
ストランドビーストもまた労働の代行者としては無能だけど、人間に錯覚を与えて楽しませるっつう役には立ってる。
けどこれは生物なんだと捉えた場合、人間の役に立つかどうかなんてどうでもよくなる。「人間が人間以外の何かの役に立ってるのかどうか」で考えるとわかりやすいかも。(あくまで自身の意向として)生物は自らが生きたいから生きるわけであって、ほかの何かのために生まれて生きてるわけではない。
機械としてのストランドビーストは、機械の使命からの逃げ道が用意されてる。
芸術としてのストランドビーストは、芸術作品としての使命を果たしつつも、その立ち位置でオッケーなわけではない。
人間の世話が必要なくせに、生き物であるがゆえに、人間の方を特に向いてるわけではない(という設定)ってのが。だから使命など特にないってのが。なんかすごく面白く感じられちまって。
とはいえ使う機会がほとんどないんで、学んだことを忘れてく一方(汗)
今日、画像系が得意なアピールの人と話しててさ、話の流れで「赤と青緑は色が反対だからね」と言ったら、向こうにどうにもこうにも通じなかったってのがあって。
その前に相手が「シーエムワイケー」とかの専門的な単語を連打したもんだから、このくらい通じるもんだと思ったんだが。
てことで「色相環で反対側同士だよね」と補足したけど、やっぱしわかってもらえなかった。以下はマンセル表色系の色相環。
資格試験の折、常識的に考えて、出題はマンセルかオストワルトが来ると思ってたら NCS 表色系でさ。脂汗まみれになったさww
件の人は色相環を知らなかった。その名前がわからなくても、ブツを見れば「あーあれね」となりそうな楽勝なもんだと思うが。
近くに PC があったから、画像検索で色相環を出そうとしたら、その人はソッコーでギブアップというか、この話題を一方的に打ち切ってしまった。
知ったかぶりはするもんじゃないなーと。おいらも気をつけるべ。
目の前の人が実はその道で自分より上かどうかってのは、なかなかわからんもんだからな。しかもおいら見た目がカラーコーディネーターっぽくないしなww
前にこの日記に登場した人物(通称「輩」)、おいらと関係ない場所でも最近やらかして、おいらがやったみたいに後ろ頭を殴られるようなことになったらしい。
こういう事態になると、本人はその理由がわからずじまいなんだなーと。だってさーそういうのって本人に直接は言いにくくてな。
後ろ頭を殴る側としては、本人に理由を伝えることよりも、本人が今及ぼしてる悪影響を止めることのほうが大事じゃないですか。てことで、やりたくないこと、気まずいことは後回しにして、やることから先にやる、ってなるじゃないですか。
つか仮に、まず本人に伝えたとして、その場限りの言い訳されてナアナアにされるリスクがあるじゃないですか。そうなったら元の木阿弥ですよ。「言いがかりをつけた」と逆手に取られでもすると、状況悪化なわけだし。だったら問答無用で閉め出し発動、となっちゃうじゃないですか。
閉め出したが最後、もう対象の人物は閉め出し発動側と関係ない。そしたら理由を本人にわざわざ伝える意味がなくなるじゃないですか。本来あるべき手順とは逆なんだけど、どうしてもそうなってしまうと。
どうも向こうでも同じことだったらしく。
輩は今、なぜ自分がそんな目に遭わなきゃいけないのか理解に苦しんでるかも。心当たりがないかも。あるいは心当たりがありすぎて、どれが先方の逆鱗に触れたのかわからないのかも。つか心当たりありすぎの場合、たぶんその全部の累積でアウトなんじゃないですかね。
自分が弾き出された理由を、誰もまともに教えてくれないってのは、どうもそんな気がするような。そんなわけで、こっち側の論理の構造上、本人に正確な理由を言えないんだけどさ、端から見るとイジメに見えなくもないような。
けどこっちからすると、本人の自業自得なんだよな。でも輩の立場だと、それが自業自得だってことさえ知りようがないんだよな。
輩が逆恨みしてるのかどうかはわからん。つか世の中の逆恨みって、外から見るとトンチンカンな間抜け行為だけど、この構造で発生するものなのかもな。
閉め出すのって、その人のその場での存在意義の否定だわな。自分が食らえば、そりゃもう逆恨みの元になりそげなのもまた理解できてしまったり。
なんだか業の深い話ですな。
動物の心理にちょいとギモンを感じてしまって。
「猫は飼い主のことを、大きい猫だと思っている」
てのを何かで読んだことがある。本当かどうかわからんけど、イエネコの態度や行動ってのはけっこうそんな感じがするわけで。
大抵の動物は、鏡を見てもそれが自分の姿だとは認識できんらしい。猫の場合、認識できるかできないかのハザマな気がする。YouTube 動画で、なんだか認識してるっぽい行動のやつがあった。けど大抵の猫は認識できないっぽい。大抵の動物もまた無理っぽい。
てことで、動物の多くは自分の姿や顔をよく知らんまま暮らしてるわけで。
いやさ、異性の相手を見つけるとかさ。同性同士でケンカするとかさ。同じ動物で集団生活を営むとかさ。目の前の個体が自分の同種だとどうやって判断するんだろうかと。
例えば「クジャクのオスの派手な羽根は、異性にアピールするため」と説明があったりするけど、あれって実は「素敵なオス!」と思ってもらうっつうより、「同種の異性だとわかってもらう」ってことなのかもな。んで見事な飾りの方がモテるってのは、より「らしい」ってことなんじゃないかと。
いやいやその前に、オスのクジャクがどうやってメスを見出して判断するかだよな。誰もいないとこで自慢の羽根を広げてもなww んー、匂いとかフェロモンとかなんだろうか。それとも視聴覚なんだろうか。
セミとかスズムシとかの鳴く昆虫はきっと聴覚だよな。対象に向けてっつうより全方位に向けて信号を発して、同種の異性に見つけてもらうってわけで、これはわかりやすい。
クジャクは謎だな。
どっかの動物園のペリカンか何かの鳥で、特定の飼育員さんに恋してるのがいるらしい。んで自分の餌のうちお気に入りの方を、その飼育員さんにあげるらしい。微笑ましいですなぁ。てことは、その鳥は恋の対象として、同種かどうかをはっきり判断してないってことになる。自分を大事にしてくれる恩っつうか、自分が気に入る何かを持ってる個体であるってことの方が大きいと。
人間もまた犬や猫を溺愛しがちなわけで。人間としては「飼っている」っつう上下関係を理性で構えつつも、感情じゃ「あーもうかわいいうちの子ちょーかわいい」でデレデレな毎日を過ごせたりしちゃうわけで。
件の鳥もそういうことなんだろうか。
ってこれ自分と同種の異性を識別するのとは関係ない話だな。
そこらはやっぱし見た目や匂いや鳴き声でピンとくるもんなんだろうけど、自分の姿がわからないってのなら、視覚での判断は案外曖昧なもんなんじゃないかと。
クジャクの話に戻ると、これでもかとアピールしないとわかってもらえないっぽいし。つか、だからクジャクのオスがどうやってメスを判別するかってのはやっぱしわかんないし。
自分の姿がわからないってのは、精神的には人間もそうだなーと。
おとといのログでの輩の顛末、自分の言動が他者からどう見られてるかってのがわからなくて、そうなってしまってる感じなわけで。
それでいうと誰だってそのリスクがあるわけで。
輩の場合、自身の認識世界での自分像と、共通認識世界での自分像がけっこうかけ離れてしまってた、と考えられるわけで。
「人間、控えめなのがいい」「謙虚さが大事」なんてよく聞くのは、きっとそのギャップを他者に意識させない方が結局はおトクなんだろうなぁとか。じゃあギャップをなくす努力よりも、隠す努力の方がラクなんだろうなぁとか。
自分の心をリアルタイムで自分に映す、鏡に当たる便利な道具がこれといって存在しない。
ギャップを生むのはこれが原因なのかもな。
鏡に相当するものには、相手や周囲の人々の反応なんかがあるね。けど向こうも人であるからには、素直な反応をそのまま映し出すとは限らんわけで。できた人ほど素直じゃない反応をする感じのような。そりゃもう「できた人」とはすなわち控えめで謙虚な人だからして。
あとは躾や道徳に照らし合わせる形ですか。それにしてもやっぱし、鏡で自分の姿を見るほどには直接的じゃないというか。
人類は自らの生活を野生から切り離して文明を築いてきたけど、案外野生のまんまで放置しちまってるところもあるんだななんて無駄に壮大にまとめてみるテスト。
昨日の続き。
バカヒコの場合、おいらが鏡になって素直に映し出したらキレまくったしなww それまで、成長を期待してステキな姿に加工して映してたら、成長どころか増長しかしなかった。呆れ返っちまって、面倒だからそのままの姿を映すことにしたわけで。
「鏡よ鏡、この世で一番美しいのは誰?」って『白雪姫』だったっけか。
あの魔法の鏡はファンタジーのくくりだけど、精神的な鏡って意味だとモロに現実そのものだな。
♪ありのーままのーすがたーみせるのよー
正直あんなありのままの自分なんて、そりゃ見せられたくも受け入れたくもなかったろうなーとは思うが、鏡に八つ当たりしたってなぁ……。
妙にディズニー寄りな今日wwww
バカヒコと同じく、成長を期待して魔法の鏡を演じてたら、やっぱし同じく増長した別の人物がいて。
こっちもまた最近フツーの鏡に戻したら、攻撃的な本性が出てきて。
だから鏡を叩いてどうする。ちなみにガラス製じゃないらしくけっこう大丈夫な模様ww けど叩かれるのはイヤwww
つか対バカヒコと同じく、来た攻撃1個ずつに、それが的外れである理由を言って応対してたら、なんかブーメランになっちまってた感じ。相手にとっては、おいらが即座に反撃するのは予想外だったっぽい。おいらナメられてたっぽい。
この人物の攻撃パターンは、複数の実例から事前に研究済みで。レパートリーも奥行きもあんましないってのも把握済みで。
誰だって、いきなり攻撃されたらびっくりして固まってしまうわけで。そこに付け入るタイプの人だったわけで。てことで、攻撃技は猫騙しだったわけで。「論点のすり替え」ともいわれるインチキですな。本質的な道理じゃないわけで。だったら、来るとわかってれば軽く返せるわけで。
んでまーこの人物、自慢の猫騙しを返されたことがなかったのかもな。おいらをナメてたっつうより、自ら編み出したケンカ殺法が今まで様々な人を相手にけっこうな戦果を挙げてきたもんで、万能兵器を手にしたと思ってただけというか。
「編み出した」っつっても「猫騙し」「論点のすり替え」「インチキ」あたりにカテゴライズできてしまう程度の素人技だし。
つか最近またおいらに挑む人が増えてきてる感じ。
おいら自身が、流されやすいチョロいヤツなのは認める。
他者がおいらをチョロいヤツと思うのも、事実がそうだから認める。
しかし解せないのは、おいらをチョロいと思ってか挑んでくるヤツらは、なんでまた揃いも揃っておいらよりチョロいのか。
難癖つけてはおいらを凹ましたり従わせたりしたいのは見えてるけど、自分がひっくり返されるなんて夢にも思わないらしい。
てことは、自分がケンカを売ってるとさえ思ってないってことか。「挑む」とさえ思ってないってことか。
手を伸ばしさえすればこいつはヨユーで好きにできる、と彼らはなぜかそう思うらしい。そうして嫌な接し方をすると拒まれるってことにまでは、なぜか考えが及ばないらしい。当たり前なのにな。
"CMYK" っつう単語は知ってても色相環を知らんあの人、今度は "dpi" でおいらに挑んできたですよ。
今回のはおいら専門知識なし。とりあえず優香が宣伝してた頃のカラリオをまだ持ってるわけで。スキャナとプリンタ両方ww 別に優香のファンってわけじゃないのにwww 嫌いなわけでもないよ(なぜ言い訳がましい)
結果。あまり難しいことは訊かれなかった。全部即答。
相手はというと、いろいろこんがらまったっぽい。
丁寧に回答したつもりだったけど、相手としては dpi のあれこれを理解することよりも、質問を素早く繰り出し続けることの方が重要だったみたいで。
おいらからの回答を理解できてないまま矢継ぎ早に繰り出される返答や質問は、次第次第に粗くなり雑になり……、
「つまり 2dpi イコール 1200dpi ですよね」
聞いてるこっちがこんがらまるわ。
言いがかりをつけてくるってのは、相手をうろたえさせたいからなんだわな。うろたえさせるのが目的の時もあれば、うろたえさせて揺さぶった後が目的の時もある。
どっちにせよ。言いがかりの構造は2要素で1組なんだなーってのがわかった。相手にとっての、嫌な内容と嫌な態度。このセットでダメージを与える。それが言いがかり。
このうち、嫌な内容ってのがメインなわけで。嫌な態度の方は、破壊力のブースターであると同時に、たぶん勝利の確信から来るものなんじゃないかと。
んで嫌な内容の方が、事実無根なのが立証されたりしてその場で無効化されますとですね、つまり言いがかりなのが確定しますとね、同時に確定するのは「間違えて嫌な態度を取った」「誤爆した」っつう事実ですな。
間抜けですな。
こっ恥ずかしいですな。
きっと言いがかりをつける人って、その内容が事実無根だとは思ってないんだわな。本当のことだと思ってるんだわな。だから「こっちはあんたの尻尾を掴んでるんだぞ」てな嫌な態度になるんだわな。言いがかりを言いがかりだとは思ってないんだわな。だから「それは言いがかりだ」と理由付きで返されると、途端に凹むんだわな。
3日前のログのブーメランさん、対おいらで自らに勝利をもたらすと確信してた攻撃が効かなかったわけで。おいらとしては単に自分を守るための説明だったのに、結果的にブーメランになっちまって。ブーメランさん慌てて言い訳をし始めた。その言い訳、もろに論点ずらしで。つか間違ったんなら間違いを認めて謝りゃいいだけのことなのに。謝らずに済ます気なのが丸わかり。
そこをその場ではツッコまなかったけど、あーそういう人なんだなーといろいろ理解できてしまったですよ。
ブーメランさんを潰す気なら、対バカヒコみたいに嫌味を言いながらしつこくツッコむけど、その後の自分の損得を考えて見逃した。相手の勇み足の揚げ足取っといて、調子に乗って自分が勇み足を踏んでしまうのを警戒したのもあり。
ブーメランさんを育てる気なら、真摯な態度でツッコむけど、それもしなかった。
そのまま放置してりゃ向こうがいいように調整してくれるだろうっつう計算あってのこと。
なんてのは後付けで考えたこと。
リアルタイムで考えてたのは、この人とはもうあんまし関わり合いたくないっつう一念だったり。
ブーメランさんがおいらにつけてきた言いがかり、おいらに関するゴシップ的な話だったんだわ。
そのネタを流してた人物は、こっちじゃ特定済みで。ここじゃゴシップさんとでも呼んどくか。ゴシップさんあんまし頭が良くなくて、流すゴシップ内容から自分の足跡を消すってのができなくて。てことで、そのネタを聞いたブーメランさんがおいらへの攻撃ネタとして出した時に、うろたえずに済んだわけで。
ネタ自体は既知と未知がそれぞれあったな。未知のネタも安直でさ。聞いたその場で、根拠付きで全否定できたわ。
ブーメランさん視点では、ゴシップさんは仲良しの仲間らしい。
けどゴシップさんは特にそう思ってないみたいで。
ゴシップさん前々から、ブーメランさんをネタにしたウソもしくは思い込みの噂話も作っては流しまくってるんだが。
こないだおいらがブーメランさんにゴシップさん発の言いがかりをつけられた時、仕返しでブーメランさんにそのことを伝えようかとも思ったけど。
両者の温度差な関係に、下手にクチバシ突っ込んで火の粉をかぶるのが怖くて。自分可愛さに黙ったまんま。つかそれでいいと思ってる。
いつかおいらと関係ない場で事実が発覚した際に、当事者同士で気の済むまで戦えばいいんじゃないですかね。
ウソというか言いがかりというか裏の意図というか、そういうのを見破る筋道みたいなのが見えた気がして。
建前の目的はただの手段で、建前の手段が真の目的。
綺麗にひっくり返ってる。そういうのって時々見かけるなーと思って。
例1: オスプレイ配備反対
5年くらい前の、オスプレイの米軍沖縄基地配備反対の騒動でさ、最初の反対理由は「墜落事故が多くて危険」だったわな。てことで反対運動の目的は、基地周辺住民の安全のためだった。
オスプレイ導入の理由は、輸送用ヘリコプターの CH-46 の老朽化に伴う機材更新だった。んで CH-46 と比べてオスプレイが特に安全でも危険でもないっつうのが発覚したら、反対派は今度は騒音を理由に反対運動を展開。騒音も CH-46 に比べてそんなに大きくはないことが発覚したら、存在がどうたらとか気持ち悪いとか、意味わかんない理由でとにかく反対。
建前の目的: 地域住民の安全のため
建前の手段: オスプレイ導入阻止
ところが手段が固定で目的が変更。
真の目的: オスプレイ導入阻止
その手段: 地域住民の安全のための反対運動・騒音公害防止のための反対運動
何でもいいから反対の口実を出しては、とにかくオスプレイの沖縄配備を止めるってことだったかと。
ついでに考えると、オスプレイが沖縄に来られると誰にとって都合が悪いのか。たぶんそいつが反対運動の黒幕、となるわけで。1964年デビューの CH-46 に比べて最新機材のオスプレイは、積載量、速度、航続距離ともはるかに性能がいいわけで。機材更新するだけで米軍沖縄基地の輸送能力が大幅アップなわけで。
反対運動たけなわだったのは2012年あたりでしたな。どっかの国の船が尖閣諸島を露骨に欲しがっとりましたな。
オスプレイ反対運動の黒幕、そんな感じで見当ついてしまったり。
例2: 慰安婦と徴用工
建前も本音もバレバレだけど、とりあえず例として。
第二次大戦中の日本による従軍慰安婦に補償金を支払えっつう、韓国政府からの長年来の要求。パククネ政権の頃に片付きましたな。唯一の証拠が捏造だったことが確定したし。日本から韓国に10億円を渡せば、もうその話は終わりっつう約束で、実際に韓国は日本からの10億円を受け取った。
けど韓国側は、慰安婦にもっと支払えっつう無茶なおかわりを求め始めた。日本側は拒否。「あとはそっちの国内の話」っつう当然の応対。日本政府は国民への説明として「ゴールポストが動く」っつううまい表現をした。
そしたら韓国は今度は、戦時中の徴用工問題を出し始めた。
真の目的は、何でもいいから日本に難癖つけてお金をむしり取ることなんだわな。本来の目的のはずの慰安婦だの徴用工だのへの補償の話は、そのための手段でしかない。
だからこれからも際限なく難癖つけ続けるんだろうなってのがわかる。目的に見せかけた手段が潰れたら潰れたで、また新たな「目的」を立ててはお金をせびり続けるんだろうな。
バレバレだけど、これも例のひとつとして。
「表に出てる目的が切り替わる」&「でも表に出てる手段は固定」っつう構造が見えれば、それは手段と目的が建前と本音でひっくり返ってる可能性があるってことで。そうじゃなく、たまたまそうなったって場合もありえるけど。
こういうインチキ、日常でもけっこうありそげですな。
とりあえず、おいらに挑んでくる連中ってけっこうこんな感じでな。建前の目的を潰しても潰しても、別な難癖つけてくる。ネタ切れになるまで繰り返さないと諦めてくんない。めんどい。まーおいらも煽ってはツッコむんですがね。
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