ひとりごちるゆんず 2017年6月
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2017.6.1 木曜
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謝罪の作法とか 3

そういやドイツのメルケル首相、移民の無制限受け入れの問題を認めたらますます叩かれたっけな。

ドイツ・メルケル首相、難民対応の問題認める「時計の針を戻したい」→海外「今さら遅いよ!」 海外の反応 - 海外まとめネット

これ、見出しだけ読んだ時点で、後悔と反省の謝罪かと思ったんだわ。よく読むと、全面的に間違いを認めたわけじゃないんだね。んで謝罪でもなかった。

認めたのは「昨年殺到した難民の問題を十分に管理できない時期があった」こと。時計の針を戻したいのは、「政府全体で備えをしっかりし直したいくらいだ」とのこと。

要は「準備さえしっかりしてれば問題なかったはず」っつう弁明ですな。

「人道的見地から難民に国境を開いた判断自体は『完全に正しかった』と明言」だしな。

ってことは、難民受け入れ体制の人たちにゴタゴタの責任を振ったってことか。んーなかなかですなーさすが政治家。

あるいは損切りの発想ってことかな。損を垂れ流し続けるよりは、ある時点でドバッと一括して損を確定。そうすればその後の出血は最小限で済むってやつで。

メルケルさんのこの発言に対して、反発として見事だなーと思ったのは、「燃え尽きた家に今さら水をかけても遅い」とか。そんな感じでいったん不満を出させるのって、これもまた作戦なんだろうなぁ。つかそれが盛り上がって制御不能になるのが怖いわけで。制御するすべを持ってるからこその手段なのかもな。

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2017.6.2 金曜
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欧州における日本ウンヌン 1

えっとそろそろフランスの Japan Expo なんだっけ? もう終わったかな。

毎回大盛況だそうで、日本人として嬉しい限りですよ。関係者の皆さん、どうもありがとうございます。

んで日本ではフランスのこのイベントが比較的知られてるっぽいけど、ドイツのデュッセルドルフでの「日本デイ」(Japan Tag)も毎年すごい盛り上がりようだとか。人混みが凄まじすぎで、行きたいのにそれが嫌で行ったことがない人も多いとか。

仏独で日本が人気なのは本当ありがたいですよ。一時のブームじゃなく、毎年ってのがまた。もう絶対的にありがたいですよ。

これってさ、始まりはどうだったんだろ。

1990年代、「ドイツにおける日本年」「フランスにおける日本年」とかそういうのが連続して企画されたことがあってさ。相手国同士の政府や文化庁が主催したものだったと思う。んでタイトルどおりにその年だけのイベントだったと思う。けど、向こうじゃその流れが今でも続いてるってことなんだろうか。民間が自主的にやるようになったとか。

ちなみに「日本におけるドイツ年」「日本におけるフランス年」ってのもまたその時期にあったんだけど、こっちはその年だけで終わってる。

なんかここ、すごく申し訳ないような……。

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2017.6.3 土曜
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欧州における日本ウンヌン 2

いやさ、言っちゃなんだけど、日本ではヨーロッパの現代文化ってずっと流行ってないんだよね。1960年代には、トレンドはアメリカよりもヨーロッパだったらしいけど、以降はずっと影が薄くなりっぱなしみたいでな。記憶と印象で語っちまうけど、1980年代の前半までは「外国≒欧米」、後半以降は「外国≒アメリカ」って感じだったような。

1990年代のいわゆる「失われた10年」の間は、「経済はアメリカ、女性向けファッションブランドはヨーロッパ」だったな。東南アジアや東アジアの国々の経済的勃興もあったけど、1997年の アジア通貨危機 で、こっちは日本国内での存在感が一気にしぼんでしまってな。

21世紀に入って、「失われた」は「20年」に延長で、この間は混沌としてた。このあたりからしばらく「経済は中国、ポップカルチャーは韓国」っつう流れができたかけてたけど、両国とも露骨に反日ってので、2010年代にとうとう日本人に嫌われてしまった。双方とも自滅した面もあるし、ヤラセっぽかったのもまたちょっと。

あと「失われた20年」の間じゅう、日本を含めて世界で IT 革命が進行しまして。アメリカの独壇場でしたな。

で、結局ヨーロッパは日本国内のトレンドに躍り出る幕なし。伝わってくるのはネガティブなニュースばかり。EU が肝いりで進めてきた移民政策は弊害がひどいとか。ウクライナの取り合いでロシアと喧嘩してるとか。フォルクスワーゲンが凄まじいウソついてたとか。イギリスが EU から抜けるとか。イギリスが抜けるから EU ヤバいとか。

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2017.6.4 日曜
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欧州における日本ウンヌン 3

これって主に政治・経済分野だわ。国際ニュースなんだからそうなるわな。マスコミも商売なわけで、バッドニュースの方が客の食いつきがいいもんだから、バッドニュース偏重になりますわな。それでこうなってる感じもありそう。

報道規制じゃなくても、国くらいの大物だと、マスコミの空気ってのはある程度制御できるものなわけで。悪い情報を隠すのはよろしくないけど、それを上回る素晴らしい何か、エキサイティングな何かを発信し続けて印象を良くしていくってのはアリと思う。「よその人の前ではヨレてない服を着て、行儀良くしよう」って程度なら問題ないかと。

アメリカでその役割を担ってきたのがハリウッド映画ですな。民間事業なんで、単に利益を追求した結果の世界制覇なわけで。んで民間だからこそ、有望な海外市場(日本)を見出して育てた。アメリカ政府のプロパガンダを混ぜ込んでるわけではないけど、娯楽や芸術として優れた作品とその大々的な対日プロモーションが、結果的に日本人を親米にする形になってきたわけで。

ヨーロッパは日本向けにはそこらへん何もしてないし、何も気にかけてないってのがわかる。日本ごときにわざわざアピールすることないっつう感じ。

日本なんてヨーロッパじゃいまだにそのくらいの扱いでしかないはずなのに、仏独での日本イベントは毎回大盛況っつう現実。なんだろうこの逆一方通行感。

アピールポイントになるはずの文化・芸能・学術はどうなんだと。かつてヨーロッパは、政治・経済だけじゃなく文化の先進地でもあったじゃないの。過去形で書いたけど、そんな風になっちまったような。フランスなんか自他共に認める文化大国のはずなのにな。日本に紹介されて喝采を浴びるような新式のフランス文化って、最近ほとんどないような。

大衆音楽のヒット曲は、洋楽はほとんどアメリカな感じ。1980年代までは英米で覇を競ってたんだけどな。つか日本じゃ洋楽は昔からマニアックなイメージでな。言葉の壁の問題で。洋画じゃ字幕や吹き替えでどうにかなるけど、洋楽にそこまでわかりやすい解はまだないっぽい。

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2017.6.5 月曜
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欧州における日本ウンヌン 4

って言葉の壁だとさ、日本人にとっては英語だろうがフランス語だろうがポルトガル語だろうが、どれも同じなわけで。「日本語かそれ以外か」の区別しかないわけで。日本市場での海外勢のチャンスは言語によらないはずなわけで。けど洋画も洋楽も、アメリカがほぼ独占。

結局は対日プロモーションにどれだけカネかけてるかって話なのかな。

ああでも数年前、「日本で売れるためにどんだけカネぶち込んでるんだ」と恐ろしくなるほどの、韓流プロモーションの時期があったっけな。けど作品内容が伴わないわ、韓国政府がその努力を台無しにする対日政策を連打するわでな。今も韓流は日本の女性誌でプロモーションを続けてて、それなりにファンを獲得・維持してはいるらしい。けどかなり日陰者な感じになっちまったような。

これで言うと、80年代のアメリカは政治的には反日がすごくてな。それでも当時の日本じゃハリウッド映画もコカコーラもマクドナルドも売れに売れた。日テレの『アメリカ横断ウルトラクイズ』も大人気だった。

当時の日本じゃアメリカのいいイメージの方が圧倒的でな。日本がアメリカに嫌われてるってのは、日本人が反感を持つ以上に、単に悲しかったというか。好かれたくて努力する方向に行ってたというか。あと劣等感。当時の日本人は欧米に対して劣等感があって、卑屈にならざるをえなくてな。

そこらへん CIA とかの工作があったのかはわからんけど、絶妙なさじ加減になってたんじゃないかと。韓流の失敗は、結果論だけど、さじ加減があんまし塩梅良くなかったんじゃないかと。日本人の劣等感を煽り続けたら、かえって嫌われてしまったりもして。挙句、そのユスリネタがガセだったのを確定されたりもして。

話をヨーロッパに戻すよ。

単に日本での情報受信って状況のみでヨーロッパが不振なのかもだけど、単においらが疎いだけなのかもだけど、なんか日本はもうヨーロッパに興味を失ったような気がして。工業製品やゲームやアニメの輸出先としてしか見なくなってしまったような気がして。

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2017.6.6 火曜
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欧州における日本ウンヌン 5

毎年っつうとボジョレー・ヌーボーがあるか。あれもバブル期からずっとで目新しくはないわな。日本じゃ売る方も買う方も惰性でやってるだけって感じで、そこからフランスやヨーロッパのあれこれに興味が広がっていくってわけでもなく。

ノーベル賞。昔も今も最高の栄誉ですな。平和賞以外はあくまで個人が受賞するものだけど、その個人を輩出した国全体がお祭り騒ぎってのは、日本は今もそうなわけで。これがまた21世紀このかた大漁傾向。「今年も獲れるか」なノリになっちまってな。希少価値の意味じゃかつてほどじゃなくなったというか。

モンドセレクション。爆釣しすぎwwww もういいだろwww

そういや漫画って日本のは欧米含めて世界中で人気らしいけど、フランスにも バンド・デシネ というのがあるそうで。おいら全然知らんww

海外にもすごいマンガ文化があった!「バンド・デシネ」 - saikirin.com

うむー、日本の漫画家もバンド・デシネの影響を受けておったのか。知らなんだー。こういう、作り手側でのスタイルの還流とその系譜って面白いよね。

んで、バンド・デシネって日本の漫画家の間じゃよく知られてそうだけど、日本の普通の漫画読者にはあんまし知られてない感じで。ここらへんの不均衡もまた日本でのヨーロッパの存在感の小ささが見えるような。

ちなみにハリウッド映画の絵コンテの画風はアメコミでも日本の漫画でもなく、バンド・デシネっぽいような。

『スター・ウォーズ』エピソードIV〜VIのストーリーボード/絵コンテ本『Star Wars Storyboards: The Original Trilogy』が発売 - amass

Unused storyboards show what the American Akira could've looked like - GIZMODO

実写版 "AKIRA" のやつはボツ稿なんだね。

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2017.6.7 水曜
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欧州における日本ウンヌン 6

あーそうか。なんかいろいろ誤解してたような気がしてきた。ヨーロッパは日本にもう影響を与えてないと思ったら、世の中の表層で目立つようなのじゃなくなったけど、深層に入り込んで、今も影響を与え続けてるってのが正解な気がする。

日本の工業製品は世界じゃかつてほどの存在感が無くなったそうだけど、それは一般消費者に目立つ位置だけでの話らしい。部品・素材は今も日本製が世界中で売れてるらしくてな。東日本大震災の影響で日本からの製品輸出が滞った結果、世界各地の工場が稼働を制限したり止めたりしたんだっけな。

日本でのヨーロッパの存在感も、そんな感じの理解でいいような気がしてきた。

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2017.6.8 木曜
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もっとコレジャナイホログラム

ホログラムを上映する劇場ができたとか。

「空中ディスプレー劇場」 、500万個超のLEDを活用 - 日経テクノロジー online

その劇場 DMM VR THEAER の公式サイトによると、

"DMM VR THEATER"は、最新鋭の映像表現「ホログラフィック」による
ステージ演出ができる世界初の常設劇場です。
まるでそこに浮かび上がっているかのような映像により驚きと迫力のあるステージを体験できます。

とのこと。「ホログラフィック」って、おいらが想像するあのホログラムのことなんだろうか。

しかしてその仕組みはというと、仰向けの巨大スクリーンに被せるように、45°に傾けた反射面を設置。反射面に映ったものを見るっつう形式。反射面は透明なんで、背景が見えるわけで、あたかも虚像が浮き出ているように見えるっつう仕組み。

いやあのこういうの、昔からあるやつじゃないですか。車のフロントガラスに速度計を表示するとか、そういうやつと同じじゃないですか。

斜めから見ると薄っぺらくなるやつだわな。元が 2D 映像なんで。それでも虚像と鑑賞者の間に空気しかないなら……と思うんだが、反射面があるわけで。しかも仰向けモニタの分だけ、虚像と鑑賞の者の間に距離的な隔たりが必要だし。

……、

……、

……。

すんません、これじゃないっす。

銘板左端銘板銘板右端

この方式、ペッパーズ・ゴースト っていうんだね。

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2017.6.9 金曜
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お月様ありやなしや 1

なんかようやく少し理解できた気がする何か。

「人が誰も見ていない時に起こったことは、起こっていないということなのではないか」とかいう屁理屈っぽい哲学的論議があるわな。

なんじゃそれ。そういうの人が見てたかどうかで有り無しを決めるのっておかしいだろバカなの?死ぬの?とか思ってた。

『人間が見るから月が存在する』『人間がいなくても月は存在する』 正しいのはどちらか? - 不思議.net

ここ読んで、2ちゃんの住民の方々の侃侃諤諤を読んでたら、件の屁理屈の意図が少しは読めてきたというか。その環境がちょっとだけ見えてきたというか。

人が物事を認識するのってたぶん、脳内に作ってある仮想世界があって、外界からの情報をその仮想世界に追加や上書きをして、それ以前との差分を感じ取るってことだと思う。

この「脳内に作ってある仮想世界」を、ここでは「認識世界」と呼ぶことにする。

そう考えると、ある人があるモノを認識してないってのは、その人の内面の仮想世界に、そのモノはまだ追加されてないってこと。

ある事象について複数の人が同じ認識を持って、個々の認識同士で合意があれば、それは共通認識になる。

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2017.6.10 土曜
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お月様ありやなしや 2

認識世界は、あくまで人間が脳内で作った仮想世界なわけで。んで、認識世界においては、『人間が見るから月が存在する』が成り立つ、てことじゃないのかと。誰一人として月を見たことがなければ、個々の認識世界の中でも共通認識世界の中でも、月は存在しない、てことじゃないのかと。

一方、認識世界の1枚外側は、物理的な現実世界。そこは人間の意思や認識とは無関係。人間が現実世界の在りように影響を与えられるのは、そこに物理的行動を仕掛けることでのみ。

何かを認識するってのは、現実世界の様子を認識世界に転写するっつう受動的な行為なんで、それだけだと現実世界は何も変わらない。認識世界で「月」と定義されてる物体は、現実世界じゃ人が認識しようがしまいが関係なく存在してる。

で、現実世界においては『人間がいなくても月は存在する』が成り立つ、てことかなと。

「深海で新種の生物を発見」「土星に新たな衛星を発見」ってのはまさにそれ。人間の認識世界・共通認識世界では、発見されて初めて登場した新顔なわけで。けどそのモノ自身は、人間に発見されるよりはるか前からとっくにこの世に存在してる。

かつてヨーロッパ人が南北アメリカ大陸を「発見」して「新大陸」と呼んだのも同じ。

そういうことかと。

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2017.6.11 日曜
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お月様ありやなしや 3

今の世は人工知能ブームですな。その煽りで「人工知能はいつ人類を超えるのか」「そうなったら世界は一体、人類は一体……」っつうちょっと怖い話も出てるわな(技術的特異点

いつか来るかもしれないけど、そんなすぐでもない気もするよ。今のとこ人工知能と呼ばれるものは、昆虫程度の認識機能さえないっぽいし。一説では2045年がその時らしいけど、どうも今のとこは不確定な要素が多すぎるような。

将棋や囲碁は人間を超えたとかいうけど、その分野は現実世界の雑多な事象を網羅的・統合的に認識することとはあまり関係なさそうだし。会話できる人工知能も出てきてるけど、正直なとこ「単語や言い回しばかりやたら知ってるだけのノータリン」レベルみたいだし。

自分の認識世界を持てないうちは、別にどうってことないというか、行く末を判断しがたいというか。

技術的特異点がいつ来るのか、あるいは来るのか来ないのかの話で焦るのは、そこの目処がついてしまってからでもいいんではないかと。

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2017.6.12 月曜
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お月様ありやなしや 4

「あの人物の発言が世の中を変えた」っつうのはあるわけで。これを現実世界・認識世界で考えてみる。

言葉を言う/言わないは、現実世界に特に物理的な影響を及ばさない。けどそれを聞いた人間の考えや行動に影響を及ぼす。

てことは、発言で何かを変えるってのは、共通認識世界への働きかけなわけで。

人間は、個々の認識世界の外側の世界を一緒くたに「現実」と呼びならわしてたりする。「社会人になって現実の厳しさを知った」とかで。けどそれは本当の現実世界のことじゃなかった。

この場合の「現実」とは「社会」「人間社会」「現実社会」のこと。共通認識世界のこと。物理的な現実世界のことじゃなかった。

人が「世の中」「世界」と思ってるものは、現実世界と共通認識世界とがないまぜになったものだった。そうだったのかー。

〓ZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZ⊂<回 ←仕切りジッパー

今おいら センスオブワンダー 真っ只中ww

おいらもないまぜにし続けてこのかた生きてきたけど、今度からちょいとここらを区別してみようかなと。いろいろ面白いことがわかってきそう。

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2017.6.13 火曜
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お月様ありやなしや 5

いやさ、社会もそうだけど、会社ってさ、取り決めで生まれて取り決めで運営されるじゃないですか。

ずっと前にふと思ったことあるんですわ。「会社って何もかもがバーチャルな存在なんじゃね?」と。日記のネタ帳に入れっぱだったのが、今日いきなり出番だな。

コンピュータプログラミングって条件設定の羅列じゃないですか。こうなったらこうする、ああなったらああする、の連続。それを仮想世界の中で行うわけで。会社の設立・運営ってまったく同じな気がして。それが「現実世界」とされてる中で行われるわけで。

「コンピュータは仮想世界」「会社は現実世界」って感じで歴然とした違いに見えるけど、会社は人間の共通認識世界の中でのモノでしかないわけで。厳密には現実世界のモノじゃなく、実は仮想世界にしか存在し得ないモノなんだわな。つまり概念。

その意味じゃコンピュータプログラムも会社も同等なんじゃないのかと。

そうなると国家も法律も同じ。正体は概念。人類が脳内で作り出しては人類同士でつなぎ合わせた、共通認識世界のモノなんだね。

英語では同じ "laws" でも、科学的「法則」と「法律」との非対称性にかねがね疑問を持っとった。

「法則」は宇宙すべてに普遍なものであって、対象は万物や時空間すべてであって、それを破ることは何物においても不可能。

「法律」はその国限定で、対象は人間限定。破る気になれば破れる。うっかり破ってしまったりもある。このちぐはぐさは何なのかと。

これもまた、「本来の現実世界と共通認識世界は別物」で片付いてしまう話だった。あーすっきり。

おいらは別にアナーキストじゃないけど、法や国家が真理と同一みたいな捉え方って、子供の頃からなんだか胡散臭い気がしてた。社会科で学ぶことにいちいちハリボテっぽさを感じてた。

そういうことだったのか。おいらが現実世界と認識世界とをないまぜにしてたせいでの勘違いだったわ。ついにわかってあーほんとすっきり。

この世の中のけっこうな部分は、人類自らが創り出したアナログな『マトリックス』だったのか。そうだったのか。

銘板左端銘板銘板右端

今日は初代 はやぶさ 地球帰還7周年の日だね。

はやぶさ が宇宙を飛んでた時間と同じだけの時間が過ぎてしまったですよ(より厳密な航行期間は7年と5週間だけど)

認識世界から生まれ、本物の現実世界に挑んだことが、その内容が、地上の共通認識世界を大いに沸かせてくれた。

そして7年前の今日の深夜、認識世界だけの存在に戻ってしまった。共通認識世界と、関係者・応援者の個々の認識世界と。

でも はやぶさ が持って帰ったモノは、紛れもなく現実世界のモノだわな。

ある実在する小惑星の一部。なんでそんな現物が地球上にあるのか。んなもんわかり切ってても、いまだに不思議な気がするよ。

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2017.6.14 水曜
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お月様ありやなしや 6

どうでもいい仮説。

どこの時代のどこの国の人間もが神様を定義したり受け入れたりってさ、法則と法律との彼我の差を実感することからなのかなと思って。

人間が作り上げた認識世界のモノである法律。法律が認識世界を作ってる面もあるけど。んでこれは常に不完全なわけで。

(人間が作ったのが明らかな法律についてのみの話。モーゼの十戒みたいに、神や天が人に与えたとされる法律や掟は、ここでは触れない。非信者の推測は信者の方々に失礼なので)

そこへ行くと、物理的現実世界の法則の方は完璧なわけで。

人が法を作るのは、自然の法の有り様を真似た部分もあると思う。けど叶わないわけで。

法律のある人間の世界(認識世界)の外側を、完全なる現実世界が取り囲んでるわけで。

いくら頑張っても穴だらけでしかない認識世界の法と比べて、いつでも万物や時空間が完璧に従う現実世界の法ってのはまさに、人知を超えた聖域にも思えるんじゃないかと。

人が神様の存在を信じたり定義したりってのは、そこがきっかけなのかもなと思ってさ。

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もう少し厳密には、「法則」と呼ばれるものもまた概念なんで、実は共通認識世界のものだわな。けど現実世界のコトワリをできるだけ正確に翻訳したものって感じ。

機械という、物理法則を積極的に利用して作られたモノは、しっかりした出来ならけっこうその期待通りに動作するわけで。てことで、共通認識世界の概念としての法則が、認識行為とは逆向きに、現実世界に影響を与えるモノとして機能してるわけで。

てことで「法則」は共通認識世界のものではあるけど、かなり現実世界寄りのモノだとわかるわけで。

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2017.6.15 木曜
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偽国籍料理

アメリカンドッグ ってあるじゃないですか。普通の。コンビニの揚げ物コーナーとか、お祭りの屋台とかで売ってるアレあるじゃないですか。

「実はあの食べ物はアメリカにはない」とか聞いたことあって。

Wikipedia によると、似たものはあるそうで。日本のは衣が小麦粉ベースだけど、向こうのはコーンがベースで、コーンドッグと呼ばれてるんだとさ。

しかしまぁ日本版はよくもぬけぬけと、「アメリカン」を名乗ってるよなぁなんても思ったり。

小麦粉かコーンかって時点でけっこうな違いと思うけど、さらに

具が魚肉ソーセージってwwwwwww

でも絶妙にうまいってのがなんだか癪に障るwwwwwwww

あれが本物のソーセージだったらとか、むしろ想像つかん。もはや魚肉じゃないといけない気さえするwwwwww

バーモントカレーなんてのもあるしなwww 無茶だよなぁ。

それ言ったらスパゲティのナポリタンもだよな。いやーあの料理が日本の発明で、イタリアにはないって知ったのはここ数年のことだわww

つか日本の欧風カレーが今ヨーロッパで日本風カレーとして人気とかもうわけわからんことになってるらしいw

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2017.6.16 金曜
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コレジャナイホログラム 妄想実現篇

おいらが かつて妄想したホログラムっぽい技術 を実現した人たちを発見したですよ。

スターウォーズのホログラム投影が簡単に作り出せる。遠隔地で撮影した映像を3D転送するマイクロソフトのデバイス「ホロポーテーション」 - カラパイア

元の動画はコチラ↓

カラパイアの見出しはちょいと煽りすぎな感じw

この撮影場所に何台かの設置カメラが見えてるけど、こんなもんでいいんだな。もっと膨大な数のカメラが必要かと思ってたが。きっとそこが技術屋の腕の見せ所なんだろうな。

実現なった現物を見て気づいた点。あるカメラから見て複数の被写体が重なった場合、奥の方の被写体のデータは取れないわな。これはどう処理することになってるんだろ。他のカメラからの情報でできるだけ補完するってことだろうか。

となると、あらゆる場合での映像の完成度を求めると、カメラの数はやっぱし多い方がいいってことになるかな。

この動画の公開は 2016/03/25。おいらの自慢ポイントとしては、その12年も前に構想(だけ)を作ってたってことwwwww

考えることは皆同じってやつですか。いろいろあるホログラムの方式の中で、一番わかりやすいというか力技というかだしな。

「助けてオビワン・ケノービ」のホログラムって、技術的な飛躍が必要な感じですなぁ。

先月26日のログ で紹介した「空中 3D ディスプレイ」の方は、デススター攻略作戦会議のホログラムにかなり近い出来ですな。あとは表示ドット数と更新頻度を上げればいいだけ。

銘板左端銘板銘板右端

ちょいと謎なのが、この開発者さんの娘さんは HUD を着けてないのに、けっこうちゃんとパパの方を向いてるってこと。完全ではないっぽいけど。

娘さんは何を元にパパの居場所がわかるんだろうか。声かな。娘さん側のスタジオでは、向こうの人の居場所から声が聞こえてくるようになってるとか? あるいは、カメラのフレーム外で、モニタを見てるスタッフが居場所を教えてくれてるとか?

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2017.6.17 土曜
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これもコレジャナイホログラム

ピラミッド型のホログラム装置ってのも最近知った。

上の動画を見たときはもう、おおーすげぇ!となっちまった。

何らかの難解な光学的技術が成すものかと思ったら。そしてどんだけ特殊な素材と高度な加工技術が必要なのかと思ったら。下の動画を見ると、そうでもなかった。

個人でも作れそうだけど、手作りするにはそれなりの加工精度が必要な感じが漂ってる。

ところが、そこをさらにブレイクスルーした人がいた。透明板はラミネートのアレかな。あとはハサミとセロテーブでできちゃう。

ってこれ ペッパーズゴースト じゃないですか。今月8日のログ で紹介したやつ。すげーがっかり。たったそれだけかよ。2番目の動画でも、よく見ると逆さにしたピラミッドの下に iPad が敷いてあるね。ピラミッド型なのは4方向から見れるってことだけで、だったら斜めから見ると、2D 映像なのがわかってしまうんだろうなぁ。

斜めからはどう見えるか、というのは↓の動画。透明ピラミッドの中に人形を入れて、アイアンマンの着せ替えをしてみせるっつうことをしてる。実像と虚像が重なり合ってるんで、雰囲気がわかるかと。やっぱしペッタンコの2次元映像ですなぁ。

最低限の準備で、となると↓の動画。実体があるもので必要なのは、iPhone と CD ケースだけ。

それなりに楽しいものではあるけど……。

見るからに値段が安そうな製品として、もう出回ってるっぽい。けっこう簡単に自作できるからな。

上の動画の最後のコメント「良いオモチャだね」が妥当なところかと。つかもう後半じゃデバイスが壊れかけてるしww

これ用の動画は、スマホやタブレットを使う形で公開されてるっぽい感じだね。いろんな人たちが共通の動画を使ってるんで。

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2017.6.18 日曜
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コレジャナイホログラム 物理的力技系

このホログラム動画を見つけた日にゃ戦慄したですよ。ついに来たか!と。しかも動画公開が11年も前。

仕組みがわからんけど、空気以外に何もない空中に映し出された完全なホログラムに見える。とりあえず、虚像の真ん中に棒が立ってるのが鍵かと。

んでその種明かしなメイキング動画も見つけた。

輪っか状の実体があるんだけど、高速回転してるんで、実体としては真ん中の速度が遅い部分しか目に見えないっつうカラクリ。

輪っかの表面には LED がたくさん仕込んであって、回転速度と明滅のタイミングとの調整で虚像を浮かび上がらせると。

これって「回転する輪っかで作る擬似的な球体」っつう実体があるんで、あらゆる形を表現するってわけにはいかんわな。擬似球の表面上でしか表現できないわけで。あと、触るとひどいことになりそうw

今月16日のログ で紹介したホロポーテーションはソフトウェア的な力技だったけど、こっちは物理的な力技かなと。

これもまたおいらが求めるホログラムじゃなかったけど、高速移動と残像を利用っつう別系統な発想が面白いなぁ。

〓ZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZ⊂<回 ←仕切りジッパー

あれー? いやでも最初の方の動画だと、地球の赤道の上に青い文字が浮き上がって表示されてるよね。ここらへんどうなってんだ?

〓ZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZ⊂<回 ←仕切りジッパー

そういや1990年代だったかの新聞記事で、新方式のホログラムが開発されたとかいうニュースがあったんだわ。

高速回転する円筒にスリットがあって、円筒の内面に LED が仕込んであって、稼働中は円筒の中に立体映像が見える、というやつ。だと思った。当時も今も、おいらはなんでそれがホログラムになるのか想像できない。

回転とタイミングを合わせて LED を明滅ってのは、今日のコレジャナイホログラムと同じ発想だね。とりあえず現物を見てみたいもんだが。

銘板
2017.6.19 月曜
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衛星萌え: パン(土星)

NASA の土星探査機カッシーニって、今年中に退役するんだそうで、最後の大仕事をこなし中だそうで。この場合の「退役」ってのは、探査対象の星にその身を投じることで、「計画墜落」とも言うね。木星探査機ガリレオもそうだった。日本だと月探査機 ひてん と かぐや だね。

軌道の高度をどんどん落としていくんで、それまでよく見えなかったものがかなりアップで見れるわけで。

カッシーニの場合、土星の輪の隙間を通って、輪とか輪の隙間を飛んでる小さい衛星なんかを今観測中なわけで。

そんなこんなでもう3カ月も前のデータだけど、輪の隙間を通ってる「羊飼い衛星」と呼ばれるやつの中で、「パン」っつうかなりキてるのがあったんすよ。カッシーニが送ってくれたその謎な姿、どうぞご覧あれ。

♪うぃーーよーーうぃーーよーーうぃーー ゆっふぉ

つか初めて見たとき、何がなんだかわからなすぎて怖くなっちまったですよ。思わず「パンの耳」とかベタなこと考えて安心したくなりましたですよ。作るの失敗したメロンパンっぽい気もする。甲羅の模様もそれっぽいぞ。

カラー画像はコチラ↓

白黒とあんまし変わらんけど、質感がより分かるね。メロンパンとしては、形は失敗だし生焼けだしってな感じwww

それにしてもこの星はなんだってまたこんな形に……。どうしてこうなったのか、きっと天文学者さんたちも悩んでおられるだろうなぁ。

フランジ近くのそれぞれの側で、地形が連続してるように見える。フランジの成り立ちは「後付け」に見える。

元の地面が内側から圧力を受けて盛り上がったんじゃなく、フランジ以外の地面が削れたんでもなく、この星の外から降り積もってできたってことかな。何が降り積もったのかってのは、たぶん土星の輪として近くを飛んでた塵かな。だとしても、なんでまたこんな風に特定の領域にのみ積もったのか。

仮にこの星が自転してるんだとして、たぶんフランジがあるのは赤道だわな。自転の遠心力のぶん重力が相殺されてるはずのとこだけにモノが積もるってのもまたなんだかよくわからん。

あるいは、核がまず出来て、塵が一様に厚く降り積もって、ある理由で赤道部分以外の塵が全部消し飛んでしまったとか? その「ある理由」がまったく想像つかん……。

表面の状態を見るに、本体は深い段丘があるね。下の写真だと、包丁でスパッとまっすぐ切られたかのような外形も見える。対してフランジは比較的ツルツル。多少の筋と、幾つかの小さなクレーターのみ。って本体もクレーターはあまりないね。フランジより数は多い感じだけど、小さいのばかりってのは同じ。本体の表面よりフランジの方が新しいっぽいけど、本体表面もまたそんなに古くはない感じ。とりあえず本体もまた地肌が露出してるってわけではなく、レゴリスが厚く積もったものっぽいな。

「本体=地肌にレゴリスが積もってる」「フランジ=レゴリスのみ」って感じですか。

主星にかなり近いんで、潮汐力もまた強烈なはず。てことは自転周期と公転周期が同期してるとも思われ(地球や火星の月がそれ)。となると自転よりも潮汐力の方が影響力が強そうだけど。ええと公転周期はたったの0.575日。これじゃ潮汐力が支配的だろ。たぶん自転と公転は同期だな。で、やっぱし 公転の潮汐力>>>自転の遠心力 ってこと。

てことで、「赤道上にフランジがある」という事実はやっぱし説明がつかん orz

フランジがあるのが赤道上なのかどうかも謎。赤道の定義からして、この星じゃ地球的な常識が通用しないのかもな。

もっぺん単に形だけを眺めると、主星の輪っか付きデザインを、その衛星が頑張って真似してみましたって感じもするww

フランジ付きだと、同じく土星の衛星イアペトゥス(2015.6.1 で紹介済み)↓があるけど、こっちはまたこっちで趣向が違うんだよな。

こいつもこいつなりに、親の星の形を真似たかったんだべか……。

いやほんと「パンの耳」の成り立ちってどうなってるんだろ。どなたか綺麗に説明できた方はいらっしゃるんだろうか。

GIGAZINE の記事 だと、

「パンは何かしらの天体との衝突で生まれた土星の破片が時間の経過と共に環の中に隙間を生み出し、その後、赤道部分に膨らみを生じさせていったと推測されています」

となってる。仕組みの説明まではしてくれてないですな。つかよくわからん文だな。

衛星ってヘンテコなのがいろいろいるけど、土星はその宝庫ですなぁ。衛星の数が一番多い惑星ってのもあるけど、太陽から遠くて、太陽からの重力や熱の影響が少ないってのもあるのかな。木星系で既に、ガニメデみたいに水の氷でできてる衛星ってあるからな。

土星の場合、輪っかが影響してる面もありそう。重力なり素材供給なりで。あとボイジャーとカッシーニっつうごっつい探査機での近接観測が充実してるからいろいろわかるってのもあるか。

だったら天王星や海王星にもごっつい探査機を送ると、もっと変な衛星がごっそり出てくるんじゃないかとか。

銘板左端銘板銘板右端

衛星と輪の原理的なところにちょいと疑問。

土星とかの輪って、ロシュ限界 の内側だから輪の形で存続してるんだよな。かつてはたぶん立派な衛星だったのが、天体衝突があったのか、それとも自然にロシュ限界の内側に入り込んで潮汐力を受けまくったのかで、粉々にぶっ壊れてこうなったと。で、ロシュ限界の内側っつう潮汐力地獄の中では再結集できなくて、衛星の再生は能わず。カケラはついに衛星軌道上に満遍なく広がって、輪になったと。

土星の輪を造ってるカケラのサイズは自動車くらいらしい。そこまで小さいとカケラ単体が受ける潮汐力が小さくて、それ以上の破壊は進まないってことかと。

なんでまたその潮汐力地獄の只中に、衛星パンは壊れずに存在できてるのか。しかも平均直径 20km っつうけっこうなサイズで。これって羊飼い衛星全部に言えることだわな。

ロシュ限界の根拠は物質同士の結合力を、互いに発生しあってる重力以外は無視したものなわけで。てことは物質同士ががっちり結合してれば、ロシュ限界の中でも壊れずにいられるってこと。

地球の低軌道を回る人工衛星はみんな地球のロシュ限界の内側にあるけど、潮汐力ごときでそうそう分解したりしないってのと同じ。つか製作の時点で地球表面の強力な重力加速度の中だし、打ち上げ時にはその数倍の加速度に耐えなきゃなんない。そのくらい頑丈だと、潮汐力くらいどうってことないってこと。

一方、土星の潮汐力地獄では。この環境に余裕で耐えられるほど、パンは頑丈な造りになってるのかと思いきや。GIGAZINE の記事によると、かなり密度が低い星らしい。密度が低いってことは、小惑星イトカワみたいに瓦礫がユルく寄り集まった形が考えられるわけで。

でもロシュ限界はそれを許さないはずなわけで。

んー、主成分が水の氷なんなら、中身がみっちり詰まってガッチリ結合してても、岩に比べて密度が低くなるわな。けど Wikipedia 記事には「岩塊である」と書いてあるな。やっぱし瓦礫の寄せ集めなんだろか。いやそれじゃ壊れるだろ。ギリギリのところで持ちこたえてるのかな。

パンってロシュ限界の外側から迷い込んできたんだべか。だとしたら、いずれ砕けて、土星の輪に吸収されてしまう運命なんだべか。

未来のある日、探査機がパンに着陸した衝撃でパン!と弾けて……とか考えてしまったw

直径 100m 級のクレーターが何個かあるんで、そのくらいの衝撃なら大丈夫か。

銘板左端銘板銘板右端

土星の輪の厚みはわずか数メートルとか。多くても数十メートルとか。その程度の薄いオーダーらしい。パンから見ると、土星の輪ってのは、自分の周囲を取り囲むほっそいほっそい筋にしか見えない。

パンの自転と公転が同期してて、つまり輪から見てパンは自転してなくて、そしてパンから見たほっそいほっそい筋からのみ塵がサラサラと降り続けたら、あのフランジの形に積もるんじゃないかって気がしてきた。

けど本体になってる部分とフランジになってる部分が明確に分かれてるわけで。この成り立ちだとしても、ここまでくっきりになるもんなんか?

つか衛星に塵が飛んできても、積もるどころか潮汐力ですぐに離れ離れになるんじゃないの?

いったんまんべんなくかぶった塵が、フランジ以外のとこは潮汐力で吹き飛んでしまったんだべか。だったら、フランジ部分は土星の重力と公転の遠心力が釣り合ってる地域ってことなんだべか。だったら、パンの見た目での「自転軸」は常に土星を指してるっつう形だべか。

潮汐力は衛星を縦長の方向に固定するんだよな。長手方向が主星を向く態勢というか、突っ立ってる状態というか。とするとパンは、力学的にはフランジの一端を土星に向ける形で安定するはず。上に書いた「自転軸」は土星から見て横倒しになるはず。なんか矛盾ですなぁ。

銘板左端銘板銘板右端

全然関係ないけど 虚舟(うつろぶね)にも似てるなぁ。

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2017.6.20 火曜
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脱マトリックス指向ななにか

いまだにセンスオブワンダー体感中。

人が価値と見なすものって、良いもの・悪いものと見なすものって、だいたい全部が認識世界・共通認識世界限定のものなんだろうな。

あとアウトドア好きな人って、おいらはインドアな人なんで想像のみだけどさ、現実世界の有りようを自分の認識世界に積極的に取り込みたくて、なんて感性を持つ人たちなのかなと。共通認識世界っつうマトリックスな世の中は、独特の気疲れがあるしな。

前に『名前のない馬』の歌詞を日本語訳してみたっけ(2017.1.13)。ああいう気持ちって、そういうことなのかもな。

自分の軸が現実世界寄りになると、共通認識世界を外から見るような視点が得られちゃうとか、そういうもんなのかもな。

たまに登山する知り合いが言ってたことが、今は少しだけわかるような。「自然の大きさと自分の小ささが実感できる」なんて、言葉自体はよくあるものだった。けどそういう気持ちを体感するってのは、話を聞くのとは全然違うもんなんだろうな。きっと現実世界と自分の認識世界が、共通認識世界っつう緩衝物なしでモロに接してる感じ、なんじゃないかと。

つか「共通認識世界」っつう六文字熟語が気持ち悪い気がしてきた。「認識世界」からの展開なんだけど、「共通認識」っつう言葉も既存でわかりやすいと思うんだけど、六文字はどうもな。長ったらしいし据わりが悪いし。

「社会」でいいか。けどこれはまたこれで一般的すぎて、認識世界ウンヌンとの繋がりが字面で消えちゃうな。

「共通認識世界(社会)」なら……ってますます長くなったしww

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2017.6.21 水曜
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霊の衣服

『スター・ウォーズ』でのしょうもないギモン。

オビワンの精神体について。

ダースベイダーとの一騎打ちに敗れ、殺される直前に精神体となったオビワン・ケノービ。現世に残されたのは、ライトセイバーと衣類。じゃあ精神体のビジュアルは全裸なんじゃないかと思うんだが。映画としての見栄えに多分に問題を孕むけどw

ほんとどうでもいいな。

それで考えると、幽霊を見たとされる話ってさ、大抵はその霊は服を着てるよな。なんでだろ。

そこはむしろ全裸じゃないとおかしい気がしてきてるが。

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2017.6.22 木曜
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時代劇デフォルメ演出

映画『用心棒』最後の方で、クライマックスが全部終わった後に、絹問屋のドンツクが登場しますわな。あの登場場面、戸がありえない開き方するわな。舞台演出的というか。

その場面から、映画って現実的なリアルさを追求しなくてもいいものなんだなーと今になって思う。

そういやクライマックスの砂埃も、完全にデフォルメだとわかるのにめちゃめちゃかっこいいもんな。

宿場町のメインストリートは、実際の江戸時代の宿場町だとあんなに幅が広いもんじゃなかったそうだし(西部劇をイメージしたらしい)。造り酒屋の酒樽も、江戸時代はあんなに大きくはなかったらしい。

そこらへん嘘っぱちだらけな映画ってことになるけど、なんだかあれでウケちゃたから、以後の日本映画界ではもう時代考証とかけっこうどうでもよくなったらしい。

黒澤映画って緻密な時代考証のイメージがあるけど、実はけっこうウケ優先な演出してたってことで。

『七人の侍』で菊千代や勘兵衛がまとってた鎧具足も、時代考証的には矛盾してるらしいし。見映え優先で、わかった上でやった。と、黒澤明×宮崎駿の対談本に書いてあったことの受け売りww

そういうのって商業映画じゃオッケーなんだな。

「バレなきゃあイカサマじゃあねえんだぜ」(ダービー兄と空条承太郎)

銘板左端銘板銘板右端

最近の時代劇映画って、登場人物のビジュアルが、昔の時代劇の感覚からすると「ええええええええっ」ってのが多いけど、黒澤時代劇の頃にはもうデフォルメってあったんだからな。受け入れなきゃいかんものなのかもな。

つかリアルさを追求したとされる『七人の侍』でさえデフォルメしてたってことで、じゃあその前のチャンバラ時代劇はどうだったんだと。そっちはそっちで、きっと歌舞伎とかの様式でデフォルメされてたんだろうなぁとか思ったり。確かめたことないけど。

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2017.6.23 金曜
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衛星萌え: アトラス(土星)

土星探査機カッシーニが最後の出血大サービス中なわけで。この前の衛星パンだけでなく、アトラスっつう衛星の画像も送ってきてくれてた。これがまた、

宇宙のまんじゅう? 土星衛星「アトラス」カッシーニが撮影 - sorae.jp

まんじゅうって何なんだよ。気になるそのお姿は。

まんじゅうだ。ほんとにまんじゅうだwwww つか横からの見た目は衛星パン以上にユッフォ。

こっちも土星の輪の隙間を回ってる 羊飼い衛星 だね。

構造はパンと同じタイプな感じ。本体全体にレゴリスが厚く被ってるけど一様じゃなくて、レゴリスはフランジ形状を成してると。

レゴリスでコーティングなんで、特にフランジ部分の表面はツルツルに見える。そんなまんじゅう。

……、

……、

……。

この歌おもしろいよなぁ。タイトルは『恋のスベスベマンジュウガニ』だ。

すごい関係なくなっちまった。

4枚目の画像だと、主星に対してフランジの一部を向けて、突っ立ってる姿勢なのがわかる。潮汐力での力学的な安定ってこと。

いやあのパンの時にも書いたけど、それだとフランジ状に積もってるはずのレゴリスが、潮汐力でひっぱがされるんじゃないかと。

この手の衛星のフランジって、もしかして粒や粉が積み上がったものじゃなく、意外と頑丈なブツなんだべか。

かつて液体の水が染み込んだことがあったりして、今は凍ってるとか?

いやいやこの手の衛星自身の重力の方が、潮汐力より強いのかな。なんかその方が納得できるような気がしてきた。

羊飼い衛星はこういう外形に落ち着くってことで結論しちゃっていいのかな。

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2017.6.24 土曜
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それを知らなかった頃 1

この日記16周年ww

昔のログを読み返してたら、今じゃ答えがわかっちまってたギモンがあったわ。

いやさ、傾いてきてる大手企業って時々、社長さんが経済関係のメディアに単独インタビューで露出しては、経営哲学を強気に語りますわな。あれって何なんだろと思ってたことあったなーと、自分の過去ログ読んでしみじみしたですよ。

ステマだよね。ステルスマーケティング。この言葉を知ったのは2010年あたりだな。

メディアにカネを払ってインタビューを受ける形にして、消費者には行けてるイメージを演出する、出資者には現行路線への理解を求める、てな狙いかと。

『ハリー・ポッター』1作目のステマな宣伝攻勢も、2001年時点で気づいたもんだから得意になってたり。今の時代なら「ステマ」ですぐに済む話を、実例込みで長々書いて自慢してるwwww

16年前のおいらはそういうことも知らんかったんだな。

そういや「提灯記事」って言葉は16年前にはとっくに知ってたのにな。そこにさえ思い至らなかったのな。

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2017.6.25 日曜
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それを知らなかった頃 2

この日記の初めの数年は、日記内に画像を貼るっつう発想がなくてな。リンククリックで別ページに画像を表示っつうめんどくさい形でな。

なんでしばらく思いつけなかったんだろ。装飾用のどうでもいい画像は早いうちから貼ってたのに。ていうか、ついに思いついてやってみたとき、すごい画期的なアイデアを創り出した気がしたっけwwww

別にそのスタイルの先駆者というわけではなく。よそのブログ様ではみんなとっくにやってたのに、この日記でも真似すればいいってのをなぜかずっと思いつかなんだww

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2017.6.26 月曜
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楽観型サイバーパンク 1

「将来、ロボットや人工知能に奪われる職業」なんて予測が出たりするけど、まだピンとこないというか。

女性は男性の2倍? ロボットに仕事を奪われるリスクを調査 - BUSINESS INSIDER JAPAN

昭和の昔から生産現場の人減らしをしてきたのは、ごっつい機械だった。ゴワワードンガシャドンガシャなんて唸りを上げて、一連の作業の一部を超高速・超大量に処理してしまう、単機能型の機械。その用途専用マシンなもんだから、人がやるより圧倒的なわけで。

一方で機械は高価だしときどき故障するし、別な言いつけしても融通が利かないし。そんな不利があるにしても、大量に一括処理する場合なら利点が圧倒的なもんで、そういうジャンルはどんどん人の働き口がなくなっていった。

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2017.6.27 火曜
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楽観型サイバーパンク 2

人間の労働力の単価が上がっていったってのもあるしな。社保とか労働基準法とか。まー労働者の環境が奴隷と大して変わらなかった時代もあったそうだからな。労働者が団結して権利を行使しつつ、さらなる権利を獲得してきた結果でな。そのぶん労働者にとって、より安全でより快適で、より割に合う労働環境になっていったわけで(ブラック企業は除く)

そのぶん雇い主からすると、労働力の単価が吊り上がっていったわけで。人間の労働力は労基法に守られてるわけで、それに従うと、労働力そのものの単価が上がるだけでなく、事務費用もまたかかっていくわけで。

だったら労基法に触れない労働力を使えば安くなる。てなわけで、労働者が快適な労働環境を求めれば求めるほど、機械に仕事を奪われていくってことで。

ただ、今は専用機械も高度化してるからな。そんなにまで安くなるかどうかはなかなかわからんくなってきてる感じ。しかも使いこなせるようになるまでが相変わらず大変だったりして。

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2017.6.28 水曜
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楽観型サイバーパンク 3

今はまだ人の労働力に直接取って代わるようなロボットってないじゃないですか。労働の機械化ってのは、機械設計・製造の専門家たちが頭をひねってひねって、作業内容と手順を、その専門家たちが作れる専用機械にできるところまで落とし込むってのが必要なわけで。

大抵は、人の作業との互換性を捨てて機械専用の工程を作らなきゃなんないんで、その分は圧倒的な速度や精度で埋め合わせる形になる。いったんベースの形が決まると、メーカー同士の競争なんかで改良を重ねて、速度・精度路線をどんどこ進めていくようになる。導入費用は高いけど、長く使うとコスパの良さが効いてきますよっつう方向で。

で、人 → 機械 の工程変換しにくい作業ってのが、今も人手でやってる仕事ですな。

人がやってる作業をそのまま真似してやれる汎用ロボット。将来の労働環境が劇的に変わるのって、これができたときなんじゃないかと思ってさ。今のとこ、人がやる雑多な作業を、見たり聞いたりで理解するほどの人工知能はできてないし、ロボットハンドは人と同等以上の作業ができるほど完成されてもいない(溶接とかの特定用途なら、並の人間以上にできるらしいが)

機械にそれができるようになって、さらに自分で工程を改良していけるようになりますと、人間の労働力は本格的に不要になるんだろうなと。

そこまで行くと技術的特異点だわな。んでどうも、そんな完全手放し運転までってのは、どうもなかなか進んでなさそうな感じ。で、人と協業する程度のロボットや人工知能ってのならだんだん出てきつつあるわけで。その時代がけっこう長く続きそうな気がする。労働を完全自動化するにしても、専用機械の時代がまだまだ続きそうな気がする。

東宝の映画館はチケット販売は自動化したけど、チケット販売機がポップコーンを売ったりチケットをもぎったり館内を掃除したりってことはなくて、そこは相変わらず人手だしな。

んでまあある程度の人間の作業を真似して代行できるロボットや人工知能ってのが、多分これから出てきて重宝されるようになるだろうと。つまり、人間の代わりに専用機械どもを使いこなして作業する汎用ロボットですな。

人類はそのとき、法的・倫理的問題なしの奴隷制度を復活させることになる。

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2017.6.29 木曜
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楽観型サイバーパンク 4

そういう高度な機械に職を奪われるっつう負の面もあるけどさ、生産性が上がるわけで、モノやサービスが安くなるわ、あんまし働かんでも稼げるようになるわ、なんつうメリットもあるだろと。

技術的特異点が来るかどうかはわからんけど、その前に、とりあえずはそんないい時代が来るだろ。

日本が「失われた20年」で経験したのは、「景気が悪くなると、世の中が一斉に人件費削減と生産性アップに舵を切る。そうするとますます景気が悪くなる」だったね。

けどあのときは、生産拠点が、人件費の安い海外に逃げてったってのがあった。国内の労働者がそれまで稼いできた賃金が、海外にドバドバ流出するようになった。

一方、機械化で生産性を上げると、効率化で浮いたカネは国内に留まる。その浮いたカネを社長さんや株主さんだけが取るのか、それとも労働者にも分配されるのか。そこは会社によるだろうけど、モノやサービスの値段が無理なく下がれば、世の中の皆への恩恵だわな。それに、例えば同じ給料だけど1日4時間労働の週4日勤務でオッケーとなれば、労働者は得したことになるわけで。できたヒマが消費に回れば、景気も悪くはならんだろうと。

って機械化で職の口の数が減れば失業者が増える、てのが心配なとこなんだわな。

都合のいいことにというか、日本は今、人口減じゃないですか。特に生産年齢の人口がどんどん減ってる状況で。

人工知能ロボでの機械化の流れとうまく折り合えば、なんだかちょうどよくなってしまうんじゃないかっつう淡い期待w

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2017.6.30 金曜
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楽観型サイバーパンク 5

そういや近所のスーパーで、ソフトバンクのペッパーを導入したとこがあるんだわ。

せっかく実物を拝めるんだからと、その手をひっ掴んで見てみたらば。

ジェスチュア専用なんだな。作業できる手じゃないわ。物を持ち上げるのさえ難しそうだったが。

スーパーなんなら案内係だけじゃなく、店内搬送・検品・品出し・値札貼り・レジ打ち・掃除・ゴミ出しもさせたいだろうに。

そして、かなり恥ずかったけどもペッパーくんに話しかけてみたらば。

シカトされた orz

雑多な作業じゃなく案内係しかできないってのがまだ専用機械のノリなんだけど、その唯一の作業さえできてなかったわけで。

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