ひとりごちるゆんず 2015年6月
銘板
2015.6.1 月曜
前日に飛ぶ
http://yunzu.qee.jp/threedstudio/copages/htrgtr/htrgtr1506.html#LOG20150601
 この記事へリンクを貼る時は↑の URL をコピペしてね。

衛星萌え: イアペトゥス(土星)

土星の衛星っていっぱいあるもんだから、画像をいろいろ眺めてたんだわ。したら、今までまったく知らんかった面白そうなの1個見つけたですよ。

それが イアペトゥス_(衛星)

もうなんか見た目がいろいろツッコミどころありまくりでww

土星探査機カッシーニが撮ったお写真を並べてみますですよ。

映画好きにとっては、同じく土星の衛星ミマスに続く天然デススターな出で立ちに奮い立つことこの上ない感じ。ミマスの画像は以下。

しかもイアペトゥスじゃ巨大クレーターのすぐ近くの赤道に沿って、フランジ状の壁が立ち上がってるという特異なお姿。『スターウォーズ』のデススターのその場所には側溝があったですな。側溝に突っ込んでく X ウイングの主観映像、劇場の大スクリーンで大コーフン場面ですなぁ。

出っ張りと引っ込みの違いがあるとはいえ、つくづくデススターに似てる星だなと。ていうかよく見ると、巨大クレーターは1個だけじゃないらしい。いくつもあるんか? 1枚目の画像だと、明るい領域にあるね。そして2個重なってるように見える。2枚目の画像では、暗い領域にとりあえず2個。右側のクレーターのすぐ上、明るい領域と暗い領域の間にもう1個あるような。ミマスよりもぶん殴られてきた、傷だらけの人生な星なのかな。

赤道に沿って星を囲むフランジな山脈は、星がまだ熱くて柔らかかった頃の自転の遠心力と、そのあと星全体が冷えて縮こまったときの合わせ技でできたらしい。あるいはあまり支持されてないっぽいけど、「小さな衛星が破壊されてイアペトゥスを取り囲むリングになり、それが赤道に降り積もって尾根が形成された」というのもあるそうな。

クレーターって若いほど輪郭がくっきりしてるもんだそうな。んでイアペトゥスの3枚目の画像でフランジを見てみると、フランジ部分のクレーターはその他の部分のより、若い感じがしない。同じくらいというか。てことは「フランジはリングが降り積もった尾根」説は不利なような気がするが。

いずれにしても特異な形の、個性的な星ですな。

そしてジャンク菓子好きにとってはこの星、どう見てもこれ↓にしか見えんww

ちきしょーにわかに食いたくなってきたw

イアペトゥスの2色の塗り分けは赤道を境にってわけじゃないけどさ、なんかもう似すぎだろこれ。鈴カステラをホワイトチョココーティングして抹茶の粉を振ってみた感じですかww

このツートーンなカラーリングって Wikipedia 記事によると、由来はまだ謎なんだね。こっちも2説あるそうで。「1つは別の土星の衛星フェーベから飛来したという説で、もう1つはイアペトゥスの内部から噴き出したという説」。ふむう、さすが百科事典の説明は簡潔でわかりやすいですな(そこかよ)。んで今はフェーベ由来説が有利ってことですか。

土星系にはでっかい輪があって、衛星もたくさんあるもんな。相互作用で複雑な過去を持つ衛星もあるってことですな。土星系、おもしろいなぁ。

銘板
2015.6.2 火曜
前日に飛ぶ
http://yunzu.qee.jp/threedstudio/copages/htrgtr/htrgtr1506.html#LOG20150602
 この記事へリンクを貼る時は↑の URL をコピペしてね。

パイセン

昨日の飲み会でのこと。中学の先輩を含む何人かで飲んだ。

「ゆんず、先輩として言う。聞け。おい聞け」

「うるさい」

先輩、固まってしまったんで、反省して謝ったですよ。つか、ほかの人と話してるとき割り込まれても如何ともしがたいっすよ。そしてそのとき「あとでちゃんと回答しますから」と約束したにもかかわらず、話を戻す段階で、先輩と何の話をしてたのか忘れてしまってまた謝ったww

パイセンほんとサーセン。

銘板
2015.6.3 水曜
前日に飛ぶ
http://yunzu.qee.jp/threedstudio/copages/htrgtr/htrgtr1506.html#LOG20150603
 この記事へリンクを貼る時は↑の URL をコピペしてね。

CYBER DIVA

なんだってぇぇ! Vocaloid4 の英語版の完成度が素晴らしすぎるぞ。

まじすげえ。今までの英語ボカロと全然違う……。記事も見つけたよ。

ヤマハ、初の米国アクセント女性ボカロ「CYBER DIVA」で米国進出 - ITmedia

まー英語ボカロはいろいろあったし、今もあるし、日本語ボカロの英語対応版も出てる。それでアメリカ市場もなりなりに盛り上がってた。UTAU のライブラリもたくさん出てるしな。英語の歌い手さんがご自分の声で UTAU ライブラリを作って公開してる例もあるし。

けど記事にも出てるとおり、素直に入力するとイギリス英語になってしまうんだよな。英語のポップソングって、イギリスのアーティストもアメリカ英語のアクセントを混ぜて歌ったりするわな。英語は事実上の世界共通語だけど、その中でもこのジャンルの標準語はアメリカ英語ってことらしい。

てことでボーカロイドが英語圏の需要に応えるには、米語対応が待たれてたんじゃないかと。そして Vocaloid4 でようやく実現したんではないかと。

CYBER DIVA の発売元はヤマハ自ららしいんで(Vocaloid3 で多言語対応したときから、最終商品を自分でプロデュースするようになったっけな)、まーかなり気合い入れてるというか。てことで、既に英語圏のボカロ界隈で知名度と人気を誇ってるボカロP に白羽の矢を立てた、って流れかな。

上に出したデモ曲の作者は ほぼじゅびふぉ 登場済みの CircusP と CrusherP だったりして。テキストの英語歌詞あったら入荷すべえ。

よっしゃ見つけた

てことで CYBER DIVA のデモ曲のうち、メジャー曲カバーじゃないものだけ入荷してみた(著作権のいろいろが怖いので)。そしたら日本の老舗のボカロP、うたたP も2曲提供してた。2007年から今までずっと精力的に活動中の人ってあんましいないよな。うたたP と Kz さんくらいかも。

てことで今日の入荷は、カバー2作品も含めて7作品。

あーなんか久しぶりに ほぼじゅびふぉ の仕事したって感じw

銘板
2015.6.4 木曜
前日に飛ぶ
http://yunzu.qee.jp/threedstudio/copages/htrgtr/htrgtr1506.html#LOG20150604
 この記事へリンクを貼る時は↑の URL をコピペしてね。

解禁の伝説

知らぬ間に、アメリカ人が昔の日産スカイラインを愛してた……。

アメリカで発売されなかったクルマは、25年間の輸入禁止措置が取られるらしい。スカイラインって長らく日本国内のみで売られてたからな。んでまぁ折からの日本ブーム到来もあってか、はたまた『ワイルド・スピード』シリーズの影響か、なんか日本の旧車に人気が出てるっぽい。そして、25年の年季が明けた日本の名車を個人輸入するアメリカ人が出てきてるっぽい。

上の動画に出てるスカイライン2車種はまぁ25年くらいとっくにクリアしてるわな。しかしこの時代のクルマって、ストイックでメカっぽい内装がほんとかっこいい。今のクルマの内装がどれもオシャレだったりゴージャスだったりなのは、きっとそのほうが売れるからなんだろう。てことはハコスカとかの内装の雰囲気は、その時代の旧車を見つけて買わないと味わえないってことですかね。

下の方の動画だと、R32 は解禁になったばっかしみたいだね。訊いてくるみんなに「これ合法だよ」と嬉しそうに言って回る持ち主さんww

てことは『ワイルド・スピード』の2作目で故ポール・ウォーカーが乗ってた R34 は今も年季が明けてないのか。じゃああの映画の時点じゃなおさら違法の、アメリカじゃ幻のマシンだったわけだ。R34 ってまた凶暴なほどかっこよくてな。

スカイラインって何かと伝説っぽいクルマだよね。その昔、富士スピードウェイだかでポルシェと死闘を演じた末に敗北。次の日の新聞の1面トップにでっかく「泣くなスカイライン」と出たのが伝説の始まりとか。

最近の型のスカイラインは世界で売られてるらしい。ついに海を渡った伝説。かつては日本国内にしかなかった事実は、海外のファンにとってはさらに伝説の秘宝めいた状態かもな。

左ハンドルの国でカッコイイ右ハンドル車を意気揚々と転がすのは、さぞかし鼻が高いことだろう。おいらはスカイラインの関係者じゃないけど、持ち主さんも振り向く人も、どうか可愛がってあげてくださいな。

スカイラインはどれもかっこいいけど、おいらが特にグッとくるのは R30 の RS ターボ と R31 の GT-S だな。

銘板
2015.6.5 金曜
前日に飛ぶ
http://yunzu.qee.jp/threedstudio/copages/htrgtr/htrgtr1506.html#LOG20150605
 この記事へリンクを貼る時は↑の URL をコピペしてね。

ぎちぎち

ケータイのスケジュール帳が毎日毎日、これでもかとぎっちり詰まってる……。

銘板
2015.6.6 土曜
前日に飛ぶ
http://yunzu.qee.jp/threedstudio/copages/htrgtr/htrgtr1506.html#LOG20150606
 この記事へリンクを貼る時は↑の URL をコピペしてね。

遊び道具

先月のこと、なんだかちょっとなことがあってさ。

役所に申請書類を出してたんだわ。分量が多いもんで、時々に電話がかかっては修正するよう言われたりして。

大詰めを迎えたあたり、(恐らく)けっこうお偉いかた直々に、書類の修正の指導が入ることになりまして。こっちは従うしかないですわな。役所に出向いてそのページを受け取って、話を伺ってたら、まーめんどくさいんですわ。二重線を引いてハンコを押して、その右側に日付だかなんだかを2通り書けとか。あと注釈みたいなのを付けろと言われたような。けど別な人から事前に「よくわからなくても行政書士に聞けばきちんとやってくれるから」と吹き込まれてたもんで、流し気味に聞いてたりして。

そしてその足で行政書士先生のとこに直行。先生曰く「二重線とハンコだけでオッケーですよ。それ以外のは書いても特に意味をなさないので」とのこと。

んでまぁ日付だの注釈だのは抜きにして、先生の言うとおりにだけしてまた役所にトンボ帰り。そして担当のお偉いさんに「行政書士の先生が『これでいい』と言ったので」と内心オドオドしつつ書類を出したら、なぜか向こうがキョドり始めたww

なんだかしどろもどろになりつつ、「これはあなたの将来のためを思っての……」とか口走ってたよ。意味わかんねえwwwww そしてそのまま受け取ってくれたw

真相は不明だけどあのお偉いさん、こっちが何も知らん素人なもんだからって、小突き回して遊んでたんだと解釈してるすよ。

なんかなぁ……目が回るほど毎日忙しいのに、そこに目をつけられて、嬲り遊びのおもちゃとしてボランティアさせられてたってのがなぁ……。

お偉いさん、お楽しみいただけましたか? 馬鹿野郎。

銘板
2015.6.7 日曜
前日に飛ぶ
http://yunzu.qee.jp/threedstudio/copages/htrgtr/htrgtr1506.html#LOG20150607
 この記事へリンクを貼る時は↑の URL をコピペしてね。

メルトダウンゆんず 1

タイトルが「パークタウン◯○」みたいになっちまったww

いわゆる「業者さん」たちといろいろ打ち合わせとか契約とかしててさ、なんてーか意外というかいい加減というか、てなのが多くてさ。ある外部業者が仕上げたのが間違えてて、それを利用する別の外部業者が立ち往生して、おいらに「どうすればいいですか」とか。知らねーよこっちは素人だよあんたらプロなんなら自分でどうにかしろよ。

別件で、出来上がったらちょっと考えられないようなひどい出来で、担当者に説明を求めたら子供の言い訳でお茶を濁されたとかさ。後の祭りなんで文句つけてもどうしようもないんだけど、ショックでっかかったり。

あるいは事前に聞いてた話と違う事態が起きてしまって、両方の集団の間で板挟みにされたり。これがまた物理的にもその位置関係になってさ、おいらが真ん中で。A グループには頭を下げて謝って(事前の話を伝えてしまったほう)、振り返って B グループ(話が通ってるもんだと思って退去してやってきたほう)に詳細な説明を求めたら、ますます全然違う話でして。A グループに到底呑んでもらえないくらい違ってて。実際と違う話を事前においらに伝えた人(B グループ側の人)は肝心なときにいないし。

てことでおいらは両グループ交互にぐるぐる振り返っては会話して、会話してはしゃがみこんで悩んで、なんつう滑稽な立ち回りを2周した時点でわけわかんなくなって、思わず喚き散らしちまった先にいたのが A グループ。逆! 逆! orz

今これ書いてるの6月20日なんだけどさ、その後もまた有り得ない失態を連打されては喚き散らすのであった。しかも自分でもドジ踏みまくり。混乱に拍車かけまくり。そんなときのためのプロだと思うけど、そのプロの人たちがな……。

つかおいら、テンパると喚く癖があるんだな。普通といえば普通だけど、自分はそうだったのかと思うと内心どんより (=_=) ていうか喚くほどテンパったことって子供のとき以来ないかも。どんだけひどいことになってるんだと。

銘板
2015.6.8 月曜
前日に飛ぶ
http://yunzu.qee.jp/threedstudio/copages/htrgtr/htrgtr1506.html#LOG20150608
 この記事へリンクを貼る時は↑の URL をコピペしてね。

メルトダウンゆんず 2

とはいえ、これで職は4つめだけど、精神的には今のが一番ストレスが少ない状態だったり。不思議なもんですな。

銘板
2015.6.9 火曜
前日に飛ぶ
http://yunzu.qee.jp/threedstudio/copages/htrgtr/htrgtr1506.html#LOG20150609
 この記事へリンクを貼る時は↑の URL をコピペしてね。

メルテッドモルテン

未チェックの英単語まめち。

動詞の「溶ける」「解ける」「熔ける」は "melt" ですな。んでこれ過去分詞になると、温度によって変わるらしい。そこを日本語の漢字に合わせると、

「溶」→ "melted"
「融ける」または「熔ける」→ "molten"

らしい。かなり前に何かで読んで知ったきりで、そのあとまったく確かめてないけんど。

銘板左端銘板銘板右端

ほぼじゅびふぉ の入荷は1作品。

SEDGEIE さんのコーラス編成、いつも見事だなぁ。

ほぼじゅびふぉ はここから先、しばらくお休みあるいは、進めるにしてもたまーにちょっとだけ、となりそげだす。

銘板
2015.6.10 水曜
前日に飛ぶ
http://yunzu.qee.jp/threedstudio/copages/htrgtr/htrgtr1506.html#LOG20150610
 この記事へリンクを貼る時は↑の URL をコピペしてね。

火星の衛星でサンプルリターン

JAXA/ISAS、火星の衛星の探査&サンプルリターンに乗り出すんだな。

「火星の衛星」日本が探査へ 世界初を競うライバル国は? - HUFF POST

JAXA、火星の衛星へ22年にも探査機 岩石など採取

JAXAの「火星の衛星からのサンプル・リターン」計画とは - マイナビニュース

火星の衛星はフォボスとダイモスの2個。どっちにするか現時点じゃ未定だそうだけど、ロシアが2011年に打ち上げて残念な結果に終わったフォボス・グルントと同じミッションに挑戦するってことですな。

どっちの衛星のサンプルリターンがラクかで考えると、軌道高度が高いダイモスのほうってことになる。

どっちの衛星が現時点で注目度が高いかで考えると、サイズがより大きくて、火星への距離も近いフォボスってことになる。今までの世界の火星探査計画でも、衛星に関してはほとんどフォボスだけに焦点が当てられてる。なかでもロシアは「フォボス屋」と言っていいほどフォボスにこだわってる。

この2点で考えると、日本はダイモスを狙ったほうがいいような気がする。

日本は小惑星サンプルリターンの世界初成功の実績があるし、次の小惑星サンプルリターン計画がもう始まってもいる。けど他の惑星の衛星が対象となると、難度がはるかに上がる。火星の衛星軌道への出入りが追加されるからな。衛星軌道に入っても、火星の衛星はどっちも、はやぶさシリーズでの対象天体よりも重力が大きいうえに、火星の重力圏内でのミッションってことで、軌道計算と探査機制御の折り合いをつけるのがかなり面倒そう。となると、少しでも条件が緩いダイモスのほうが妥当かなと。

今から4年も前にフォボスでそれをやろうとして、探査機の現物の完成と打ち上げにまで漕ぎ着けたフォボス・グルントチームに敬意を持たざるを得んなぁ。

ダイモスの注目度が現時点で低いってのは新規性があるってわけで。ていうか現状のフォボス探査の成果は火星本体の探査のついででしかない状態で、実際はどっちの衛星もまだ詳しい探査はされてない。どっちを探査&サンプルリターンしても、ものすごい成果と注目が期待できそう。

あと、今までの火星の衛星探査の切り口はどれも「火星や火星の衛星軌道から見たフォボスとダイモス」なんですな。これ、ダイモスに軸足を置くと「ダイモスから見たフォボスと火星」っつう、まったく新しいアングルが得られるわけで。行き先が未定ってことは探査機がどんな形になるかも未定だろうけど、できればフォボス・グルントみたいに、「現地探査機と地球帰還機は別々」のスタイルにしてくれれば嬉しいな。サンプルを積んだ帰還機が地球に向かった後も、現地探査機はその場で衛星と火星の長期探査を続けると。

んでダイモスのサンプルリターンが成功した暁には、シリーズ化してフォボスの、そしてゆくゆくは火星本体のサンプルリターンってのでどうでしょ。

フォボスはフォボス屋ってことで、当面はロシアに残しといたほうがよさげな感じでもあるし(早い者勝ちなんで、それも状況によるけど)

銘板左端銘板銘板右端

ISAS は火星探査機 のぞみ のリベンジをするもんだと思っとったが。つまり日本の火星探査は気象や磁場の分野を集中攻撃するもんだと思っとったが。衛星サンプルリターンとはまた面白いところに来ましたな。

マイナビニュースによるとまだ本決まりじゃないっぽいけど、これは是非とも本決まりでやってほしいところ。でも日経によると開発総額は300億円。この規模のプロジェクトにしては小さすぎるような。まぁ ISAS のいつもの破格値路線と言えばそうだけど。ってこれ探査機のみの値段で、打ち上げ費用は別なんだよな?ww こういうの、日本の場合はロケット代も込みだったりするけど、さすがにここまでの大型計画だと別だよな?……別なんじゃないかな……別だといいなwww

銘板
2015.6.11 木曜
前日に飛ぶ
http://yunzu.qee.jp/threedstudio/copages/htrgtr/htrgtr1506.html#LOG20150611
 この記事へリンクを貼る時は↑の URL をコピペしてね。

話が違う

新しい仕事に関して、連中は今日もやらかしやがった。おいら喚き散らしはしなかったけど、心中で茹だるマグマをどうしろと。なんでこう、本人抜きで決めたことをその場でいきなり押し付けてくるかね。段取りをオマカセしてはいたけどさ、こっちの都合や状況を理解してるはずの人が全然それを向こうに伝えてなかったりとか。理解してるはずの人がその場になって寝返ったりとか。

まー「話が違う」ってやつでして。向こうの強引さに頭にきちまって、だったらこっちも力押しだゴルァとひたすらに押して押して、やっこさんがたに丸呑みしていただいたけども。

「話が違う」の状況ごとにいつもこっちが譲ってきてたもんだから、完全にナメられてた模様。

銘板
2015.6.12 金曜
前日に飛ぶ
http://yunzu.qee.jp/threedstudio/copages/htrgtr/htrgtr1506.html#LOG20150612
 この記事へリンクを貼る時は↑の URL をコピペしてね。

なんかすごいことになってテンパり中 1

テンパってます……。

銘板
2015.6.13 土曜
前日に飛ぶ
http://yunzu.qee.jp/threedstudio/copages/htrgtr/htrgtr1506.html#LOG20150613
 この記事へリンクを貼る時は↑の URL をコピペしてね。

なんかすごいことになってテンパり中 2

ますますテンパってます……。

銘板
2015.6.14 日曜
前日に飛ぶ
http://yunzu.qee.jp/threedstudio/copages/htrgtr/htrgtr1506.html#LOG20150614
 この記事へリンクを貼る時は↑の URL をコピペしてね。

なんかすごいことになってテンパり中 3

今日もテンパってます……。

銘板
2015.6.15 月曜
前日に飛ぶ
http://yunzu.qee.jp/threedstudio/copages/htrgtr/htrgtr1506.html#LOG20150615
 この記事へリンクを貼る時は↑の URL をコピペしてね。

軍門とか自重とか

「こっちはもう向こうの軍門に下ったんだから、ゆんずさん自重して」

と上司に言われてしまった。

「向こう」ってこの場合、商売敵とかじゃなく、一緒に仕事して一緒に頑張っていこうっつうパートナーなんだわ。仲間同士で戦ってどうするんだと。

なんでこういつもすぐに、力比べになるんだろう。

なんでこういつもすぐに、上下関係を決める展開になるんだろう。契約という法的効力のある約束で、対等であることは謳われてるはずなのに、なんで向こうは平気で破るんだろう。なんでいつもこっちがした手に出ることが前提なんだろう。

銘板左端銘板銘板右端

パートナー側のお偉いさん、数日前の殺人的にクソ忙しい中に挨拶にいらっしゃいまして。向こうからの「せめて名刺だけでも」に対して、思わず「ごめん無理」とだけ返して以降は無視してしまったww

あとで他の人から、件のお偉いさんはその後、ずいぶんご立腹でお帰り遊ばされたと聞いたり。つかパートナーなんなら邪魔するんじゃなく手伝ってけっての。つか共通のお客様への対応でてんてこ舞いの中、なんでパートナーまでお客様気分なんだよ。

銘板
2015.6.16 火曜
前日に飛ぶ
http://yunzu.qee.jp/threedstudio/copages/htrgtr/htrgtr1506.html#LOG20150616
 この記事へリンクを貼る時は↑の URL をコピペしてね。

ニセ親米国家

日本って世界に名だたる親米国家ってことになってるけどさ、いやまぁ政治・軍事はそうなんだけどさ、なんかこう、日本国内の一般社会じゃなんだかそうでもないような。

対米依存のイメージがあったけど、ここらへんを鑑みるに、日本は意外に精神的には独立してるのかもな。

フランスみたいに努力してアメリカの影響を排除してるわけでは決してなく、天然でこんなふうで、しかも本人的には親米のつもりってのがまたちょっと愉快というか。

銘板
2015.6.17 水曜
前日に飛ぶ
http://yunzu.qee.jp/threedstudio/copages/htrgtr/htrgtr1506.html#LOG20150617
 この記事へリンクを貼る時は↑の URL をコピペしてね。

火星の衛星でサンプルリターン 2

日本の火星の衛星サンプルリターン計画、探査機の仕様はどうなってるんだろ。マイナビニュースで詳しく考察してるけど、ここではちょいと自分で考えてみようかと。

火星の周回軌道投入と衛星へのランデブーがあるんで、はやぶさ と同じ機体じゃだめなのは確実。月探査機 かぐや や 金星探査機 あかつき みたいな 500N 級の化学エンジンが必須ですな。しかもサンプル採取後は火星の重力圏を脱出して、さらに火星ー地球のホーマン軌道に乗らないといけない。力技の連続。化学推進剤をたっぷり積む必要がありますな。そのぶん機体は大型化・重量化するわけで。

あかつき の体格は はやぶさ とほぼ同じだった。んで旅の行程は金星の衛星軌道投入までの片道。今度のはさらに、火星の衛星軌道から地球に帰らなきゃなんないわけで。はやぶさ・あかつき クラスじゃ無理ってこと。

同じサンプルリターンでも、はやぶさ で名を馳せたイオンエンジンはこのミッションじゃ推力が足りなすぎるかも。

けど往路・復路のどちらか、あるいは両方でスイングバイをするなら、イオンエンジンの出番はある。「地球なり火星なりの重力圏を脱して準衛星軌道に入って、その惑星年でちょうど1年後、件の惑星でスイングバイしてホーマン軌道入り」の場合、はやぶさ がイトカワに向かったのと同じことなわけで。その1惑星年の間、イオンエンジンでじわじわと軌道変換できるわけで。そうして惑星との速度差を積み上げて、スイングバイで一気に増幅して軌道変換と。

これ、地球から発つなら待ち時間は1地球年だけど、火星から発つと待ち時間は1火星年なわけで。地球年に換算すると、1年10カ月17日もある。しかも火星近辺は太陽光が地球近辺の4割しかないんで、イオンエンジンの出力もそれだけ落ちてしまう。そして火星の重力もまた地球の4割しかないんで、スイングバイの効果がそれだけ薄まってしまう。ただし火星の大気の濃度は地球の 1% もないんで、軌道制御の腕前さえあれば、かなり火星に近いところを通って、キツめのスイングバイができたりはする。

とはいえ復路で火星スイングバイとなると1火星年かかるわけで。ミッション期間が長引くと、部品の劣化なり太陽フレア遭遇の確率が上がるなり、諸々のリスクが増えるわけで(太陽からの距離で考えると、はやぶさ が囲った太陽フレアの被害の4割でしかないってことになるけど、被害があったかなかったかで考えると、確率が4割にしか下がらないってのはあまり意味がないというか)

そこらへんを鑑みて、少なくとも復路はスイングバイなしで、となると、自力で軌道変換の必要があるわけで。イオンエンジンだけだと弱すぎるよなぁ。いったん火星の重力圏から抜けた後ならできないことはないだろうけど、地球に帰り着くまで何十年かかるかわかったもんじゃない。だったら EDVEGA 的な、火星スイングバイ方式のほうがいいわな。この場合の名称は "EDVMGA" になるんだろうか。

てことで少なくとも復路は、化学エンジンのみでスイングバイなし、となりそげ。その前の火星の衛星軌道にいる間は瞬発力が大事だろうから、化学エンジンだよなぁ。となるとイオンエンジンの出る幕は往路のみ、となる。日欧共同の水星探査機ベピ・コロンボみたいに探査機にイオンエンジンユニットを外付けして、火星周回軌道投入の前に切り離す形になるんかな。

銘板
2015.6.18 木曜
前日に飛ぶ
http://yunzu.qee.jp/threedstudio/copages/htrgtr/htrgtr1506.html#LOG20150618
 この記事へリンクを貼る時は↑の URL をコピペしてね。

火星の衛星でサンプルリターン 3

そういや先達のフォボス・グルントは、火星到達までイオンエンジンを使う案があったんだよな。実機には化学エンジンのみの案が採用されたみたいだけど、火星行きでイオンエンジンを活用する道はあるってことで。

んでもまぁ設計の単純化で考えると、全部化学エンジンのみの形になるかも。

そうなると、探査機がばかでっかくなるわけで。フォボス・グルントの総質量は13.5トン。けどこれキックステージのフレガートロケットと中国の火星探査機・蛍火1号を含んだ数字ですな。フレガートの質量は6.5トン。蛍火1号は約0.1トン。フォボス・グルントの質量は6.9トンと出ますた。

いやあのこれ H-IIB ロケットでも無理ですが……。H-IIA の地球脱出軌道の能力が 2.5 トンなんで、H-IIB だと1.9倍かけて4.75トンあたりですか。んー、素のままじゃ絶対無理。頑張って探査機質量を4.75トンに抑えても、これでようやく地球の準衛星軌道に乗れる程度(それでも月探査機 かぐや の1.5倍の質量)。火星直行は無理。

キックステージが必要だなこりゃ。ってこのキックステージにあたるのがイオンエンジン&地球スイングバイってのが、はやぶさ の考え方。

はやぶさ のときはロケットが不釣り合いに小さい M-V で、そのミッション専用の大型キックモーターを装備してもまだ足りなかった。秒速 11.5km で準衛星軌道に入るのが精一杯。そこをイオンエンジンと地球スイングバイで補ったわけで。

この火星の衛星サンプルリターン、ロケットがかなり厳しくなりそうですな。

ロケットとキックステージで地球脱出速度を稼げなくても、道はまだある。遠地点が月軌道に達する長楕円軌道にまで行ければ、火星探査機 のぞみ の方法が使える。月二重スイングバイ+地球パワースイングバイ。

それにしたって H-IIB を動員してギリギリ行けるかどうか。かぐや のときは H-IIA 2022 っつう増強型を使っても、遠地点が月軌道まで届かなくて、かぐや 本体のメインエンジンを使ってどうにかした。火星の衛星サンプルリターン機はもっと重くなるはずなんで、探査機の推進剤をさらに積み増しするか、やっぱしキックステージを、となる。

何トンのサイズのペイロード用のキックステージ、日本にはないんだなぁこれが。けど はやぶさ 専用キックモーターとしてデビューして、今はイプシロンの3段目として使われてる KM-V2。これそのまま使えるんじゃないかな。はやぶさ を秒速 3.7km 加速したってことは、7倍くらいの質量のペイロードを秒速 1km 弱程度は加速できるんじゃないかと。イプシロンに流用されて改修を受けて、性能が若干上がったことだし。

てことで打ち上げるロケットは H-IIA か H-IIB で、キックステージ必須ってとこまでは推測できたす。

イプシロンの2段目の M-34 をキックステージにするって手もあるかな……。

銘板
2015.6.19 金曜
前日に飛ぶ
http://yunzu.qee.jp/threedstudio/copages/htrgtr/htrgtr1506.html#LOG20150619
 この記事へリンクを貼る時は↑の URL をコピペしてね。

誰も得しなさそうな話

あのさ、いわゆるトンデモな諸々ってあるじゃないですか。んでまぁ「この絵を読み解くとその存在が読み取れる」とか「アナグラム解析すると浮かび上がってくる真相」とかさ。こういうの、よく「フリーメーソンの陰謀」とか言われるわな。

……、

……、

……。

常識的に考えて、誰の目にも触れる図柄にそんな「わかる人にはわかる」的な暗号を本当に忍ばせてるんだとしてさ、仕手側に何の得があるんだ?

銘板
2015.6.20 土曜
前日に飛ぶ
http://yunzu.qee.jp/threedstudio/copages/htrgtr/htrgtr1506.html#LOG20150620
 この記事へリンクを貼る時は↑の URL をコピペしてね。

逆行小惑星ディオレッツァ

逆行衛星ならいろいろあるけど、逆行小惑星があるとは知らなんだ。ってまぁ、恐らく木星あたりでスイングバイして、公転軸が90°以上曲げられたってことらしい。

初めて発見された例が ディオレッツァ。ってイタリア語かなーピッツァみたいだなーと思ったんですわ。したら「"asteroid" の綴りを逆にして "dioretsa" と名付けられた」んだそうな。こりゃまた洒落込みましたなぁww

銘板
2015.6.21 日曜
前日に飛ぶ
http://yunzu.qee.jp/threedstudio/copages/htrgtr/htrgtr1506.html#LOG20150621
 この記事へリンクを貼る時は↑の URL をコピペしてね。

フルートでどうだ

"Packaged" のフルートバージョン見つけたですよ。

こいつぁイイ!

銘板
2015.6.22 月曜
前日に飛ぶ
http://yunzu.qee.jp/threedstudio/copages/htrgtr/htrgtr1506.html#LOG20150622
 この記事へリンクを貼る時は↑の URL をコピペしてね。

ASTRO-H のコバンザメ

新型の X 線天文衛星 ASTRO-H って今年打ち上げなんだよな。打ち上げ日はまだ公表されてないっぽい。

現行の すざく の打ち上げは、そうか2005年7月だったか。もう10年も前になるんか(遠い目)

すざく は息の長い衛星になったなぁ。まだ現役で活躍中だよ。目玉の観測機器のひとつが稼動前に故障してしまって大変だったけど、ほかの機器でいろいろと成果を上げてきた。

ASTRO-H はさらに性能アップですよ。ていうか H-IIA ロケットでの打ち上げなんで、質量が何倍増かと思ってたんだわ(H-IIA の能力は、すざく を打った M-V の5倍)。それが 1.68トン → 2.4 トンで、増分は 42% 程度ですわ。軌道は同じだし、H-IIA にとっては余裕すぎる仕事ですなこりゃ。てことで、Wikipedia の H-IIA 打ち上げ予定 によると、ほかに4機の超小型衛星も打ち上げる予定。それでも能力余りまくりっぽいけど。

ほほう、このうちアメリカの超小型衛星は有償の商業衛星の扱いですか。これは商用打ち上げの実績アピールに使えますな。てかほんと能力が余りまくりなんだから、空きスペースをほかの何トンサイズの衛星に売れなかったもんなのかと。てか軌道傾斜角 31° の高度 550km の円軌道って、需要あんましないのかもな。

てか JAXA の技術実証系の衛星とか同時に載せられなかったんかと。きく シリーズ、8号で止まってるんだが。最近の JAXA は独立した技術実証衛星を作る余裕もあんましないか。

てか今まで きく シリーズでやってきた、実用衛星開発のために実証が必要な技術ってもう実用レベルに達してるからな。むしろ最先端の宇宙工学技術実証は、宇宙科学研究所(ISAS)が衛星に技術実証モジュールを取り付ける形でやってたりするわな。極端紫外線で惑星観測する科学衛星 ひさき に取り付けた NESSIE モジュールとか。

てことで、ASTRO-H にも工学実証モジュールが何か付いてたりするんだろうか。

銘板
2015.6.23 火曜
前日に飛ぶ
http://yunzu.qee.jp/threedstudio/copages/htrgtr/htrgtr1506.html#LOG20150623
 この記事へリンクを貼る時は↑の URL をコピペしてね。

輪と月 その1

しばらく前のニュースだけど、輪を持つ小惑星が見つかったとか。ああこれだこれだ。カリクロー_(小惑星)

もう2年も前のことなのか。なんとなく小惑星帯の星だと思っとったら、土星と天王星の間だったわ。すげえ遠いとこにも小惑星ってあるんだな。てか直径 260km 前後なのか。こんな小さな星自体をそんな遠くによく見つけたなってのがまた。てかその星の輪をよく見つけたというか。

Wikipedia から想像図をがめてきた。

輪のエッジは本当にこんなにシャープなんだろうか。主星に比べて、輪の幅と明るさもこんな感じなんだろうか。なんかすごいとってつけた感が……。

あまりにも見慣れない異形だからかな。だってなぁ、小惑星に輪なんてなぁ。主星の形はまだわかってないと思う。んでも大まかな直径はわかってるわけで。てことで、そのサイズなら綺麗な球形にはなってないだろうと察せられるわけで。んでまぁ岩くれというかジャガイモというか、きっとそんな形の星なんだろうなぁという想像図なわけで。

土星の姿が美しいのは、球形の主星に円形の輪っつうバランスだったんだなぁと今さら気づいたですよ。ゴツゴツの星に輪って……似合わねぇーww

つかこんな小さな星にさえ輪があるのに、我らが地球にはなんでないのかと。お月様の成因の最有力の ジャイアント・インパクト説。この直後は地球にも輪があったのかも。んでもなくなったってのは、月の影響が大きすぎて、羊飼い衛星 どころかその逆の作用をしてしまったってことかもな。

天体の輪は ロシュ限界 の内側にできるわけで。ロシュ限界は星の半径の 2.44 倍の半径なわけで。お月様はそのはるか向こう側なわけで。んーでもやっぱし重力が影響を与えて、輪の構成要素は軒並み地球の大気圏に突入しちまったのかもな。

地球のロシュ限界半径は 15,562km。地表からの高度でいうと 9,184km。静止軌道の高度(35,800km)よりはるかに低い。けど大気の抵抗を受けるには充分高い気もする。でも億年単位で飛び続ければ、抵抗を受けて高度が下がるのかも。

いやいや、それじゃ土星がいまだに立派な輪を持ってる説明がつかん。むしろ木星の輪の説明がつかん。土星の輪の構成物のサイズはメートル単位だけど、木星の輪の場合、太陽の光が前方散乱を起こすほどの微小なツブツブなわけで。砂粒よりも小さな塵というか埃というか。流体抵抗での減速をそれだけ受けやすいわけで。でも今も木星には輪があるわけで。

んー、天体が輪を持てる条件って何なんだろ。返す返すも、小惑星でさえ輪を持つやつが見つかったってのに。

そういや衛星で輪があるのってまだ見つかってないね。そこもまた疑問だったりして。

銘板
2015.6.24 水曜
前日に飛ぶ
http://yunzu.qee.jp/threedstudio/copages/htrgtr/htrgtr1506.html#LOG20150624
 この記事へリンクを貼る時は↑の URL をコピペしてね。

輪と月 その2

地球には輪がないわけで。もしかしたらうっすらとした輪があるんじゃないかと目された場所も探したらしいけど、なかったっぽい。

けど、あるんだよね。輪が。地球に。ロシュ限界のはるか外側に。

それは静止軌道を回る静止衛星。1990年代での宇宙利用の国際的な取り決めだと「経度1°に静止衛星1機」だったのが、あまりに人気の軌道で空席がなくなってきて、最近は「0.5°に1機」らしい。まー席数が倍になったってだけで、来ることがわかってる満席問題を先送りしたってだけなんだけどさ。

てことで役目を終えた静止衛星は、宇宙での貴重な特等席を未来の衛星のために、できるだけ空けなきゃいかん。てことで無事に退役した静止衛星が向かうのが 墓場軌道。たまに運用中に不慮の死を遂げる静止衛星もあるわけで、この場合はその貴重な特等席に居座りっぱなしになってしまったり。

んでこの墓場軌道って、静止軌道よりも 200〜300km だけ高い軌道でして。静止軌道の高度が 35,800km なんで、墓場軌道の高度は 36,000〜 36,100km ですな。静止軌道の高度は大まかに 36,000km とも言うんで、遠目で見れば静止軌道も墓場軌道も同じようなもんなわけで。

人類が今までに静止軌道に投入した衛星って何機あるんだろ。日本は、N-I ロケットで1機、N-II で6機、H-I で6機、H-II で1機、H-IIA で6機、H-IIB で0機で、合計20機。

定常的に衛星を打ち上げてる国は他にもいくつかありまして。日本はその中では数が少ない方。てことは静止軌道と墓場軌道にある衛星って合わせて1000機くらいはありそう。計算上、経度0.3°に1機。現役で活動してる静止衛星と、トラブって静止軌道から抜けられない静止衛星と、役目を終えて墓場軌道にある元・静止衛星とを合わせると、だいたいこのくらいになるかと。

んでこれ、人類が静止衛星を打ち上げ続ける限り、増えてく一方なわけで。もしかしたら今でも「地球の輪」として目に見えるのかもな。月面あたりからとか。とりあえず人が月面に最後に立ったのは40年以上前だから、その頃はまだ静止衛星は少なかったわけで。今、月から地球を見上げると、輪が見えるかな。

って月探査機 かぐや が8年前に月周回軌道から地球をハイビジョンカメラで撮影した映像を見る限り、そんなものは映ってない。まだまだ個数が足りんかな。

銘板
2015.6.25 木曜
前日に飛ぶ
http://yunzu.qee.jp/threedstudio/copages/htrgtr/htrgtr1506.html#LOG20150625
 この記事へリンクを貼る時は↑の URL をコピペしてね。

輪と月 その3

「輪」というには今のところ全然スカスカな「地球の輪」(静止軌道・墓場軌道の衛星)。これってロシュ限界の外側にあるってことは、時間が経つとだんだん1か所に集まっていくもんなんだろうか。稼働中の衛星は常に位置を保ってるけど、墓場軌道で死んでる衛星たちは、集まっていくような気がする。

月が生まれる元になったと目される、かつての地球に起きた巨大衝突。それで地球の周りに飛び散ったブツが集まったのがお月様ってなわけで、シミュレーションによっては、最速でほんの1カ月程度で月が形成されたっつう結果も出てるらしい。そりゃまぁ軌道上での物質密度の不均衡が大きかったからってのもあったかと。

墓場軌道の死んだ衛星も、密度の不均衡はあるだろうなぁ。衛星のサイズしかり、経度での人気・不人気のバラツキありで。衛星が互いの微弱な重力でどこかに寄り集まり始めると、集合としての重力が強くなって、さらに遠い衛星を引き寄せていく。巨大衝突の後に月ができていくのと全く同じ過程を踏んでいくことになる。

おお、地球に第二の月が生まれるではないか。

銘板
2015.6.26 金曜
前日に飛ぶ
http://yunzu.qee.jp/threedstudio/copages/htrgtr/htrgtr1506.html#LOG20150626
 この記事へリンクを貼る時は↑の URL をコピペしてね。

輪と月 その4

しかし墓場軌道の衛星が集まってセカンドお月様ができちゃったとして、これって大人気の静止軌道のすぐ隣に重力源が出現するってことでして。生きてる静止衛星にとっては面倒の元になりますなぁ。衛星の屍の山が織り成すポルターガイスト的な何かww

おいらとしては単に面白いってんで、セカンドお月様の誕生を待望したりしてw

銘板
2015.6.27 土曜
前日に飛ぶ
http://yunzu.qee.jp/threedstudio/copages/htrgtr/htrgtr1506.html#LOG20150627
 この記事へリンクを貼る時は↑の URL をコピペしてね。

輪と月 その5

セカンドお月様の誕生を阻みそうな問題っつうと、現存のお月様の重力がどう影響するかってとこ。何も影響なしなのか、衛星を寄せ集める方向に作用するのか、散らす方向なのか。

地球に天然の輪がないことを考えると、散らす説が有力なのかねぇ。

銘板
2015.6.28 日曜
前日に飛ぶ
http://yunzu.qee.jp/threedstudio/copages/htrgtr/htrgtr1506.html#LOG20150628
 この記事へリンクを貼る時は↑の URL をコピペしてね。

労働塊の誤謬

労働塊の誤謬 というのを最近知ったす。へぇー「機械が失業者を増やす」ってのは、マクロ経済では間違いなんだな。

となると30年後に来るかもしれないっつう 技術的特異点 も誤りってことになるんかな。

ただ、労働塊の誤謬で定義してる機械ってきっと旧来の機械なわけで。ここらの役割って人の仕事の効率を上げることだったわけで。それだけコストが下がって、人々の暮らしがより豊かになって、雇用も新たに生まれる、という流れなわけで。

ところが技術的特異点後が本当に来るとしたら、知的・肉体的を問わず、労働者そのものが機械に取って代わられていくわけで。つか労働に限らず、人類が初めて遭遇する人類以上の知性との共同生活が始まるわけで。はじめは共同生活のつもりが、あれよあれよという間に完全に「機械>>>人間」になりそげなわけで。自分が生きるか死ぬかさえ向こうの手中に握られるっつう事態なわけで。

労働の概念自体が揺らぐことになるんかいね。そうなると「労働塊の誤謬」って概念は、最後まで破られることなくその土台から消えてくってことですかいね。

銘板
2015.6.29 月曜
前日に飛ぶ
http://yunzu.qee.jp/threedstudio/copages/htrgtr/htrgtr1506.html#LOG20150629
 この記事へリンクを貼る時は↑の URL をコピペしてね。

生ける化石

今年もまた忘れてたけど、この日記って14周年を迎えてたわww なんでこんなに続いてるんだよwwww

そして時々に思い出しては思い悩み、そしてまた忘れては……っつう永久機関な疑問。

「ウェブ日記とブログは違うものなのか」

「この日記はブログなのか」

ウェブ日記であることは確かかと。

これを始めたあたり、ブログとかいうものが流行り出しててさ。「ああなるほどこうやるのね」と HTML 手入力で始めてさ。何年もしたら、世の中でブログといえば、ブログサービスを利用したものの意味になってしまってたような。

"blog" は "web log" から来た言葉らしい。ウェブ上に残すログってことで。

"log" はコンピュータの記録ですな。何年何月何時何分何秒にあれをしました、これをしました、とかいうやつ。コンピュータが自動で吐き出す日誌なわけで。転じてなのか、おおもとがそれなのか、サーバ管理者とかがコンピュータに対して行った業務日誌も意味するようになってと。サーバ管理者はいつしかウェブ上で、心にうつりゆくよしなしごとをそこはかとなく書きつくっては公開するようになってと。それが "web log" ってことらしい。

てことで、過去のある時点での原義で言えば、この日記はブログなんだわ。けど今の世の中はこれをブログと認めてくれるもんなのかどうかと。ブログの定義自体が変わってしまったってわけで。

ていうかブログという文化も、気がつけばすっかり脇役というか。Twitter なり Facebook なり LINE なりのほうが、ずっとずっとよく使われるようになっちまったわな。あっちの方が断然簡単だもんなぁ。

そんな中、ブログかどうかさえ曖昧になっちまったこんなウェブ日記が更新を続けてるってのもまた、風情があるといえばあることになるんかいな。

「続ける意味あんのか」は積極的には自問しない線でwww 完全に惰性だしwwww

銘板
2015.6.30 火曜
前日に飛ぶ
http://yunzu.qee.jp/threedstudio/copages/htrgtr/htrgtr1506.html#LOG20150630
 この記事へリンクを貼る時は↑の URL をコピペしてね。

微妙に死語

コンピュータ文化が浸透したせいなのか、死語になったっぽい言葉をひとつ思い出したよ。

「アトランダム」

かなり昔、たまに聞いたことあった気がする言葉。意味は今の「ランダム」同じ。たぶん "at random" のことだったかと。

コンピュータ用語の「乱数」って "random" なんで、「ランダム」の方が勝ち残ったのかなと。ことえり で打って変換したら「後ランダム」って出てきちまったし。

いやほんとどうでもいいことだけどさ。

銘板
銘板