ひとりごちるゆんず 2015年1月
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2015.1.1 木曜
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あけましておめでとうございます

寝正月すてますw

ついに来ました。『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の未来の年に。

3作連続でリバイバル上映してくないかなぁ。

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2015.1.2 金曜
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gdgdニューイヤー

今直したけどさ、昨日のログタイトル、「あめまして……」になってたww 八戸の言葉で「あめる」は「(食べ物が)腐る・カビが生える」さらに転じて「頭が湧く」なんだが。

早速あめてるこの日記wwww

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STAP 細胞の判別って、緑色に光るかどうかでやってたよね。その緑色の光、下村先生のノーベル賞の GFP なんだろか。いや、ちょっとだけ気になったもんだから。

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2015.1.3 土曜
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散浦悪徳大先生の、別にありがたくない新年交通安全談話

正月早々、交通事故目撃。クルマ同士の小さい物損だけど。軽のワゴンに乗ったジイさん、交差点で若い女性の軽乗用車と低速でクラッシュ。どっちもクルマの前のカドが潰れてたよ。ジイさんのは左の前、ねーちゃんのは右の前。

信号の変わりばなのこと。もう赤になってるのに交差点に無理っぽく突っ込んで直進しようとしたジイさん車と、4車線道路の左側から、青になってその交差点に進入したねーちゃん車。両者の間には、4車線道路の右側車線にいたトラック。トラックも青信号で走り出してた。んでこのトラックに阻まれて、両者ともお互いが見えなかったらしい。おいらはトラックの2台うしろ。

あれは主にジイさん車の過失っぽいなぁ。

おいらには接触の直前、ジイさん車は減速か停止したように見えた。んであらためて動き出してぶつかったように見えた。寸前で事故回避 → お互い「どうぞどうぞ」で両方発進、だったのかな。

自分でもやらかしそうなことなんで、気をつけることにするべ。

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ジイさんのクルマの誘導ってなんだかなーってときもあってな。

前に、街路灯の柱に擦って動けなくなってる車を見かけたんだわ。おいらはそのときは歩行者。運転してたのはオバちゃん。街路灯の柱が車の右側のドアの間に食い込んでる。たぶん後ろを振り返りながらハンドルを左に切りながらバックしつつ、死角の街路灯に気づかなかったと思われ。

んで横に立ってるジイさんが、オバちゃんに運転を指示してたんだわ(オバちゃんの連れなのか通りすがりなのかは知らない)。ジイさんの指示は、「ハンドルを左に切ったままバックしろ」と。けど一向に抜け出せない。そのまま前に進んでもみてたけど、クルマのフレームが引っかかって抜け出せない。

そんでまたバックして、ますます食い込んでた。

おいら、オバちゃんにハンドルを右いっぱいに切らせてからバックさせた。一発脱出。

オバちゃんはパニクってたんで、操作がわかんなかったのはしょうがないと思う。けどジイさん外から見てたのに、なんでわかんなかったのか謎。ジイさんもパニクってたんかな。

「バックするきは体をねじって後ろを直接見ろ」とよく聞くけどさ、あれって体をよっぽどねじらないと、車の右側がモロに死角になるんだが。おいらは基本、まず前と左右を見回してから真後ろを直接見て安全確認。あとはルームミラーと左右のサイドミラーを見ながら、ゆっくりバックしてるわ。その途中で危ない気がしたら、いったん止まってまた見回しと後方確認って感じ。

あのときのおばちゃんも、右のサイドミラーを見てたら障害物に気づいたかもな。けどこんなビビりな方法だって死角があるわけで、完全とは言えんのよね。

最近のクルマは便利だよな。広角の後方カメラの映像をカーナビ画面で見ながらバックできるもんな。でも件のケースだと、それだけだとやっぱし街路灯の柱に擦るような気もする。

日産だったか、自分のクルマを真俯瞰で見た360°合成映像を見ながら運転できるってのあったな。あれならいけるか。ていうかそこまでするなら、自動で車庫入れ/車庫出しするのが一番のような気がする。

前に3か月ほどトラック配送のバイトしたときのこと。箱トラックで後方視界がめちゃめちゃ悪くてさ。古いクルマなんで、後方カメラなんて気の利いたものなかったし。バックするとき毎回怖くて。いやーあれでよく無事故でやれたわ。

トラックをバックさせると、ピーッピーッと警報が鳴るじゃないですか。あれも良し悪しな気がする。死角に入ってる人に気づいてもらえるのはいいんだけど、あの音のせいで、そこにいる人の気配を感じられないというか。ディーゼルエンジンのやかましいガルガル音も相まって。つかディーゼルエンジンってなんであんなにうるさいんだろ。圧縮率が高いからってだけじゃない気がするが。最近のバスやマツダのスカイアクティブ D は比較的静かだから、静音化はやればできるはずなんだよな。

そういや配送のバイト、次の人が入ってきて、引き継ぎでしばらく2人体制だったときのこと(おいらは助手席)。新人さん、配送先でバックでぶつけちまったことあった。おいらがちゃんと誘導してればよかったけど後の祭り。やっぱし自分の運転が無事故で済んだのは運でしかなかったわ。

あと、日野のマニュアルシフトはめちゃめちゃ固いなw それでもマニュアル車に飢えてたんで、運転が楽しくて仕方なかったっけ。

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新年最初の ほぼじゅびふぉ 入荷は3作品。

Sandy ちゃんの "PON PON PON"。Sandy ちゃんのフルネーム、前までの "Sandy Rojas" から "Sandy Popushi" に替えますた。最近はこう名乗ってらっしゃるようなんで。

この人、喋り声は普通なんだな。声優やってるだけあって、表現用の声を持ってるってことか。Sandy ちゃん、やっぱしただ者じゃないですなぁ。

じょいどりさんの『からくりピエロ』は、前にピアノバージョンを入れてたんで、今回のはコピペでラクに済ませられるなーというアレでw

それだけじゃ気が引けて、同じくじょいどりさんの "Leia" も作業してみますた。この曲の聴きどころ、♪レイアーー! の超高音、じょいどりさんの天使ボイスがまた合ってて。

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2015.1.4 日曜
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見せ球で終了

中国レアアース、どうなったかねぇ。なんか久しぶりに思い出した的な。もうどうでもよくなった感なネタだけど。2010年から、震災を挟んで2012年あたりまでだったな。もう2年以上前か。

中国には出荷できなくなったレアアースが大量に野積みされてるとか聞いたことあったのが、おいらとしてはこのネタの最後だったような。最大の取引相手だった日本企業はあれから、レアアースをどこから調達してるんだろ。

その日本企業、レアアース不要なり削減なりの技術を導入する話してたよね。あれで今まで実際に投入されたものってどんだけあるんだろ。単に中国を揺さぶるための見せ球だったのかもだし。

モロに見せ球だったのは、海底レアアース鉱床発見だよな。2012年あたり、これ系のニュースが目白押しだったが。南太平洋の公海やら日本の EEZ 内やらの海底とか。海底レアアースはいまだ商業生産されてないと思う。単純に運用コストが未解決のほかに、環境汚染対策もまだまだらしいし。

輸入元の国の多元化もどうなったかな。中国がそれまでレアアース市場を独占できたのは、安さ大爆発の焼畑商法をやってたから。ただでさえ中国のレアアース交渉は地表に露出してて採掘にカネがかかんないうえ、環境汚染対策の法律がザルで、そこにもコストをかけずに済ませてた。んで各国のレアアース鉱山は中国の爆安商品に対抗できなくて、閉山を余儀なくされてた。

んでまぁ中国、日本に嫌がらせしたくなって、まず2010年にレアアース輸出を制限。これが効いた。日本は大慌て。まー向こうさんにとっては愉快で愉快でしょうがなかったろう。

して2012年に同じ嫌がらせしてみたら、あえなく返り討ちと。2010年の成功が判断を誤らせてしまったのかな。焼畑商法って昔からあるけど、効く業種と効かない業種があるらしくてな。やり方としては、赤字覚悟の値下げで体力勝負に持ち込んで、ライバルが潰れるのを待つ。ライバルたちが死に絶えたら値上げして利益独占、という単純で力ずくな戦術。コモディティな商品で特に有効。

以前マクドナルドがやって失敗したのは、ハンバーガーはコモディティ商品ってわけじゃないかったから。けど素材資源は、品質が一定以上ならあとは安にほどいいというコモディティの代表格。それならレアアースで焼畑商法は行けそうなわけで。ライバルを焼き払うところまでは、中国はうまくやれてた。そして市場支配と利益独占の機は熟したかに見えた、のだと思う。てことで、輸出制限で相場を釣り上げる操作を開始。日本叩きもできて一石二鳥。

けどレアアースって別に腐るものではないから、鉱山が閉山したらそこの資源はそのまま保たれるわけで。焼畑でライバルの採掘会社を破産に追い込めはしても、機を見て別な投資家や企業がその鉱山を買い取って再び操業できるわけで。

そして閉山に追い込まれた理由が、相場の安さでの採算割れなわけで。相場が上がったらやり直せるってわけで。そこへ来て最大顧客の日本が中国を見限って、他国のレアアース鉱山開発をその国と共同で進めることになり……。

まーでもそのあと順調に開発が進んでる話は特に聞かず。インドやモンゴルと話を進めてたと思うが。これも見せ球だったのかな。しかしモンゴルで産出した資源を日本へ運ぶには、どうしても長距離陸路で中国かロシアを通らなきゃいかんわけで。インドはともかく、モンゴルの案件は見せ球臭がかなり香ってるなぁ。

結局、中国がレアアース市場を独占できてたのは、安いからでしかなかった。いくら焼畑しても、値上げすれば途端にライバルたちが息を吹き返す。そして商売は笑顔と信用が基本。仏頂面で意地悪してくる店からは客は離れていく。そこらを甘い方向に読み誤った感じだな。

結局は中国国内の鉱床が、今の技術での採掘に最適ってだけのことだった。レアアース自体は、探せば案外どこにでもあるものだった。

沖縄の領海内の海底で、熱水噴出口にできたチムニー(煙突状の構造)を倒して拾ってくるだけでレアアースをゲットできることもわかったし。ついでに貴金属も取れるそうなw んでまたそのあたりの熱水噴出口、ちょっと掘ればすぐ湧くらしく、何年か放っとけばチムニーが勝手にできてると。

アメリカは昔から、国内にヘリウム鉱山を持ってるんだよな。供給量がダントツらしく、これを外交に利用してる。第二次大戦前のドイツの飛行船ヒンデンブルク号はもともと浮揚ガスにヘリウムを使うはずが、アメリカがドイツに仕掛けた軍需物資禁輸に引っかかって、ヘリウムを調達できなくなった。水素で代用したら、結果的に全焼の憂き目に遭ってしまった。

そんなエピソードを持つヘリウム。近年は産出国が増えたらしいけど、今もアメリカが量で勝ってて供給市場を牛耳ってる。現代は飛行船の時代じゃない代わり、液体ヘリウムは高性能な冷媒として超電導で大活躍してたり。リニアモーターカーも大量に使ってるしな。あとパーティーグッズとしても有名ww

中国のレアアースへのこだわりって、アメリカのヘリウムみたいにしたかったってことなのかもな。

日本が出した見せ球3つ、どれもかなり効いてるような。んで3球ともハッタリだったんだとして、日本企業が今使ってるレアアース、どこから取り寄せてるんだろ。結局中国産を買い叩いてるのかもな。

そういやかつて、中国にレアアース市場を牛耳られる危険を予測した論調があった。かの国がアフリカにかなり投資してるのは、埋蔵天然資源、主にレアアースを押さえるため、とのことで。レアアース供給を中国に支配されてしまえば、ハイテク産業で食ってる日本企業はひとたまりもなくなる、とのことで。まさに中国はその路線で進んでたんだな。

この論の読み、半分は見事に当たってた。中国の思惑部分。けどもう半分の実際の展開は、見せ球を見せただけでしぼんでしまったな。事が起きてからじゃないとわからん展開ってあるんだな。

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ほぼじゅびふぉ、NIIRO LI さんの YouTube アカウント消滅につき関連2作品を非表示にしましたです。ニーロさん復活してくれないかなぁ。それとももう復活済みで、おいらがまだ見つけてないだけなのかなぁ。だといいけど。

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入荷3作品だす。

流れがちょっと自分で面白くて。

最初は Miku-tan さんの "Leia" を入れようとしたら、英訳詞が kran さんと判明。Miku-tan さんの動画には歌詞が出てないし、じゃあ kran さんの "Leia" を先に入れようと。

んで YouTube の kran さんアカウントを見たらば、"Leia" がない。動画を消してしまったんだろうか。

でも kran さんはブログに歌詞を載せてるからな。てことで「kran leia lyrics」あたりで探したらすぐ見つかった。してそのブログには、YouTube に載せてる動画も貼ってあった。ありり?

その動画から辿ってみたらなんと、アカウントは「2つ」あったッ!(ブチャラティ)

してそのもうひとつのアカウントの動画リストを見たらば、『ハッピーシンセサイザ』EFD 発見。

kran さんの作品が rockleetist さんの作品とカブってる場合、rockleetist さんの英訳詞を使う傾向があったり。rockleetist さんは『ハッピーシンセサイザ』では uMi さんの英訳詞で歌ってたはず……。

やっぱりというか、kran さんも uMi さんの詩で歌ってた。つか『ハッピーシンセサイザ』は今のとこ5作品入ってるけど、英訳詞は uMi さんの独占なんだな。

歌詞セットのコピペで済む作品ってことで kran 版『ハッピーシンセサイザ』をサクッと入れて、あらためて kran 版 "Leia" の反訳に取りかかったと。

そして Miku-tan 版 "Leia" は kran 版のコピペで済んだと。

いやー思いがけず kran さんの別アカ発見できてよかったわー。あとでここからも発掘するべ。

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2015.1.5 月曜
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謎のブランク

今日の入荷は7作品。

まど@実写リロさんの日だったすよ。つか今日は全部ニコニコ動画から。恐らく皆さん全員、帰国子女か在外日本人の方々。日本語に不自由ないのに、英語の発音がもう日本人のそれではなく。

あと、まどさんの『弱虫モンブラン』EFD 動画には日本語訳も付いてたんで、とってもラクさせていただきますたww

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「空白」という字。「白」なんだよね。白紙のイメージなのかな。んでこれ、ヨーロッパの言葉でもそうなんだなぁってのをちょっと感じて。

英語だと "blank"。最近この日記でリンクを貼るときは、属性に 「target="_blank"」と入れてる。「リンク先を別窓(別タブ)で開く」という意味。この場合の "blank" は「(新規の窓に)特に何もしない」ということらしい(よくわかってない)。まーそれで "blank" という言葉がちょっと気になってたとこ。

一方、フランス語だと思うけど、『弱虫モンブラン』の「モンブラン」。作品じゃお菓子の名前だけど、もともとはフランスにある山の名前ですな。綴りでは "Mont Blanc" ですな。意味は「白い山」らしい。フランス語はラテン系なんで、日本語や英語とは逆に「名詞 - 形容詞」の並び。"blanc" は「白い」ですな。たぶん英語の "blank" と同じ語源なんじゃないかと。

そしてまた一方、名画『カサブランカ』。綴りは "Casablanca"。モロッコにある地名だそうだけど、意味はスペイン語で「白い家」だそうな。ここでも「blanca = 白い」。

ラテン系(白い)と英語(何もない)で意味が別れちゃってる感じだけど、もともとは日本語の「空白」と同じイメージなんだろうなぁってのがちょいと面白くて。

となると英語の "black" って言葉ヅラが近くないかい? 白と逆の黒だけど、同じく「何もない」の意味がありそうな気がする。

英語の母体は主にドイツ語らしいが、ドイツ語で「黒」は確か "negger" だと思った。シュワルツェネッガーのネッガー。"black" とは似ても似つかない。むしろフランス語の "noir" のほうが近いような。

"negger" ともっと近いのはモンテネグロの "negro" だな。意味は同じく「黒い」。"Montenegro" で「黒い山」。ヴェネツィア語だそうで。イタリア語に近いらしい。

んー、"black" って言葉はどこから来たんぞなもし。"blanc" から、「何もない」イメージはそのままで、色の意味だけひっくり返って定着してしまったんかな。

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あと、スペイン語の "casa" の意味は「家」なわけで、これって英語の "castle"「お城」と同じ語源なんだろうか。

そういや「カステラ」の語源は、イベリア半島にかつてあったカスティーリャ王国から来てるらしいな。綴りは "Castilla"。ほうほう、スペイン語で「お城」の意味の "castillo" から来てるのか。英語の "castle" とモロにつながるな。

てことで、「casa ≒ castle」説は不利だなこりゃ。

銘板
2015.1.6 火曜
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詩的言語

なんか不意にイタリア語熱がwww

「ラ・ミア・カーサ」(イタリア語の我が家)、「マンマ・ミーア」(おれのかあちゃん=英語の Oh, my God! と同じ資料)なのか。いやー言葉ヅラだけ知ってたよ。そういう意味だったんだ。

あと『紅の豚』主人公の「ポルコ・ロッソ」は赤い豚でそのまんま。フェラーリのテスタ・ロッサは、「赤い跳ね馬」かと思ったら「赤い頭」。エンジンヘッドが赤いそうで。

「ロッソ」「ロッサ」の違いは、その前に来てる名詞が男性形か女性形かで合わせてこうなってるんだろう。

ラテン系の言語の「名詞 - 形容詞」の語順ってなんだか変な気がしてたけど、名詞に合わせて形容詞が形を変えるっつう事情を考えると、このほうが合理的な気もしてきた。あとこれ単純だけど押韻だよね。ラテン系の言葉って、使ってるだけで詩のセンスが磨かれる言語な気もしてきた。

銘板
2015.1.7 水曜
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イブツコンニューとか

マクドナルドがすごいことになってるね。チキンナゲットにビニール片らしきものが入ってたのは、青森県三沢市の店舗だとか。っつうとあそこかー。場所だけだけど知ってる店が出てなんかちょっと嬉しい(違)。近くに米軍基地があるから、あの店はドルでも買えるらしいのはマメチ。

チキンナゲット、去年は別件で異物混入があったよな。んでまとめサイトを見ると、フライドポテトがどうのっつう話が盛り上がってて。いやいやナゲットで2発でポテトじゃないでしょと思いつついろいろ読んでみたら、ポテトで人の歯が混入してた事例もあったそうな。ポテトのほうの発生は去年の9月だそうな。発見者は自分のブログに写真付きで載せてたとか。へえー知らなんだ。

んでまー穿った人々の見解だと、年末近くにマックのポテトが S サイズのみになったのは、お客に手渡す直前の水際検品の手間を減らす意図なんじゃないか、とのこと。なるほどなー。

仮にこの意見を信じるとして、水際に頼るっての、かなりアレだな。気休め的というか。てことは発生原因を掴めてないってことなのかな。これ早いとこ対策しないとまずいだろ。特定を待つ前に、疑わしいとこ片っ端から大丈夫な状態に改善してかにゃ。

検品って機械だけでできりゃいいんだけど、結局最後は目視なんだよな。人の作業って本質的にヒューマンエラーの可能性があるから、完璧にはできんわけで。

食品加工業の異物除去ってさ、例えば磁石で鉄片を拾い出すってのがある。けどそれは鉄しか拾わないわけで。アルミもプラスチックも通しちゃうし、昆虫の死骸ももちろん通す。よっぽど鉄片の混入率が高いラインじゃないと、あんまし役に立たないというか。まーでも万が一に備える意味ではアリか。

虫の死骸とかビニール片とか人の歯とかの混入を知るっての、どうすりゃいいんだろうね。まー全自動じゃなくても、人が判別しやすいようにする手があるか。SARS が流行したとき、空港の入国審査の場所でサーモグラフィをモニタに映して、人がそれを見て、熱がある旅行者を特定したよね。あんな感じで。機械+人力なら、人力オンリーより効率的かな。

とすると X 線検査とかかな。『寄生獣』でそんな場面あったな。意外にシンプルな判別法で、見事な発想だなーと思ったよ。

マクドナルドでやるとすると、チキンナゲットの原料のペースト状態のときかな。しかしビニール片混入で X 線検査で、綺麗に画像に出るもんかな。ナゲット原料もビニール片も有機物だから、同じように X 線が透過してしまって、見分けがつかんかも。

んじゃあ普通の可視光ならどうだ。ペーストを、光が透過するくらい薄く延ばして品ラインを流して、白の発光ダイオードの光を透過させると(電球だと熱も一緒に出るんで、味に影響してしまう)。色や明るさが違う部分を見れば、まぁ色つきのビニール片なら気がつくよね。透明ならわからんが。そうなると、その部分だけ色や明るさが違うわけで。その程度の画像認識なら今の技術でできるだろ。異常検知した部分は自動で切り取ってラインから外すと。んで人がそれを見て、何が混じってたか判別すると。

透明ビニールは、X 線検査でどうにかできる気もしてきた。ビニールは平らなわけで、表面でいくらか反射するだろと。のぺっとしててもクシャッとしてても、周りとは違う様子に映りそうな気がする。

ただ、1個何百円の商品でこういうごっつい検出機械の導入ってどうなんだろ。できるんかいな。まーでもマクドナルドくらいの大規模な企業なら、このくらいの投資はできるかもな。できたとして、ペーストの段階までの異物混入の可能性はこれで排除できるわけで。

フライドポテトだとどうなるんだろ。画像認識で行くなら、一定の形以外のものはすべて異物と判断、かな。揚げたおコゲだろうと、長さが足りないポテトの断片だろうと。それだけ取り除くのは機械には難しそうなんで、人が取り除くと。そのとき画像情報があれば発見もラクだろ。検査のロットを小さくすればなおよし。おお、それだと、異物候補を人が目で確認して「これはアリ」としたら、その異物候補は晴れて無罪で商品になれるわな。無駄が減るわな。てな感じでどうかと。

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中国レアアースの続報、ちょうどいいタイミングで来てた。

レアアース、もう中国に頼らない…各社が対応策 - 読売新聞

中国から買うレアアース、量で3割にまで縮小してた。中国にとってはむごい結果というか。

おいらは3球とも見せ球だと思ってた、

  1. レアアース供給国の多元化
  2. レアアースをあまり使わない/まったく使わない技術の開発
  3. 海底レアアース採掘

のうち、1. と 2. は本当にやってたんだな。その成果が見事に現れてしまってた。

相場がどうなってるかわからんけど、出荷量7割減っつうのは、売るほうにしたら相当な打撃なんじゃないかと。しょうがないよな。自業自得なんで。

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もうひとつ。トヨタが力技に出ましたなー。

トヨタ、「ミライ」特許を競合他社に無償提供 - 読売新聞

燃料電池車の普及に本気出してきた。さーてどうなることやら。2020年まで無償ってさ、そのうち結構な数の特許が、2020年ですでに期限切れとか、あと数年で期限切れとかになってるんじゃないかと。となるともうトヨタはここらへんの特許の権利料収入で儲ける気がないわけで。それより燃料電池車のシェア拡大を取ったわけで。燃料電池車を推すもうひとつのメーカー、ホンダはどうかな。こっちも特許で大盤振る舞いするんかな。それで世界中で開発の加速ぶりがかなり違ってくると思うが。

そして、おいらは現状でまだまだ優位と見てるバッテリー車陣営、どう対抗するんだべ。

燃料電池車もバッテリー車も、電源が違うだけで、そのほかは同じ電気自動車なわけで。トヨタが無償提供した特許のうち、いくつかはバッテリー車でも使えるはず。これはバッテリー車陣営にもある程度は有利に働くのかな。あるいはトヨタは対象の特許を使わせるにあたって、「燃料電池車の開発に使うなら OK、バッテリー車ならダメ」とか審査するのかな。

いやーしかし水素供給スタンドどうするんだろ。ここがカギなのに、ここがネックでもあるような。

天然ガスを燃料にして、改質器で水素を取り出して燃料電池で駆動、なら都市ガスが使えるんで便利だと思う。けどそれだと「水しか排出しない究極のエコカー」という触れ込みが汚れてしまうわけで。

いや今のとこ実際、燃料みたいに大量消費する水素は化石燃料から作ってるらしいんだけど、それはトヨタとしては言わない約束らしいわけで。「水素は水を電気分解すればできる、無限に手に入れられるエネルギー。しかも排出するのは水だけ」みたいなイメージで行きたいらしく。

いや電気分解なら電気分解で、燃料作りに電力ぶち込む時点でバッテリー車に対する優位性ないだろとも思うが。そして燃料電池のエネルギー変換効率は5割程度なんで、電気分解で水素を作る場合でも、結局バッテリー車より電力を食うような。

あと燃料の水素を車に充填するときは、恐らく気体のまま車載ボンベに高圧コンプレッサーでギュウギュウに押し込む形になるわけで。高圧コンプレッサーを駆動するエネルギーはどっから持ってくるんだと。電力か化石燃料エンジンかってとこですか。

さらに、高圧充填となるとボンベが過熱するわな。効率よく詰め込むにはボンベを冷却しないといかんな。それで逃がしてやる熱がすなわちコンプレッサーが働いた負荷なわけで。充填だけでエネルギーを食うわけで。夏場なんかボンベの強制冷却が必要かもな。さらにエネルギーを消費しそうなような。ヒートアイランドの加速要因ですかこれ。「エネルギーを使いすぎるな!(ブライト艦長)」「言われなくたって!(アムロ)」。

おいらとしては燃料電池車って、バッテリー車に比べて全然クリーンな気がしない。結局、利点はチャージ時間が短いってことだけか? それもバッテリーの改良が少しずつだけど進んでて、優位性が薄まってきてるが。

トヨタはそこらへん充分わかってるはずだが。となるとトヨタは何か、言わないでいるウラの意図がある、と読めるが。とりあえず燃料水素が化石燃料から作られてることを自らは言わず、「排出するのは水だけ」と言い張ってるところから、そういう体質を感じ取れてしまうしな。

そこが縛りにもなってるわけで。「ええどうせ化石燃料ですよ結局は二酸化炭素が出ますよ」と開き直れば、圧縮天然ガス(CNG)の燃料電池車にも舵を切れるのに。改質器のぶん車体の値段が高くなるけど、都市ガス(≒天然ガス≒メタンガス)で発電する燃料電池システムなら、東京ガスあたりがもう一戸建て住宅様に市販してる。実用レベルに達してるわけで。都市ガスなら調達は簡単なわけで、燃料電池車にしか使えない水素供給設備が要らなくなる。

つかもしかして、トヨタの水素供給スタンドの構想って、水素は各スタンドで都市ガスを改質して作ることになってるのかな。それだといろいろ安く簡単にできて、だいぶ実用的なわけで。けどそれじゃ燃料電池車の本当の燃料は都市ガスってことが誰の目にもわかってしまうわけで。「話が違う」となって、トヨタは困ったことになるわけで。

んー、ほんとトヨタが何考えてるのかイマイチわからん。

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2015.1.8 木曜
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ミスリーディングの餌撒きか、撤収の準備か

その一方でトヨタは、全固体電池とリチウム空気電池を開発中でもあるんだよな。

日刊自動車新聞 2014年10月15日 から抜き書き
電解質に固体を採用する次世代電池で、リチウムイオン電池に比べて高密度、高容量が期待できる。電解質を使用するよりも安全で、小型化も容易になる。このため、プラグインハイブリッド車や電気自動車の航続距離を大幅に伸ばしたり、充電時間を短縮することが期待できる。トヨタは2008年に電池研究部を発足する際に将来技術として、全固体電池とリチウム空気電池の開発にターゲットを絞った。全固体電池は20年代半ば、リチウム空気電池は30年代初頭に技術を確立することを目指している。
小型車を走行させることに成功した全固体電池は、正極にカーボン、負極にリチウム酸化物、固体電解質にイオン電導を高める硫化物を採用した。

全固体電池は2020年代半ば、リチウム空気電池は2030年代初頭の実用化を目指してるそうで。今のトヨタは表向きには水素燃料電池車を世界標準にしようとしてる。そのための水素供給インフラ整備をバンバカ進めさせようとしてる。けどそれも、あとたったの10年で用なしにするんですかい? 「やっぱりバッテリー車がイチバン!」とか、その期に及んでどう手のひら返すつもりなんだ?

「どれが世界標準になるかわからんからいろいろやってます」ってことなのかねぇ。「世界の自動車がどの方向に進化しようとも、行き先は全部トヨタが押さえてますよ」っつう技術支配を目指してるのかな。

てことでおいらはやっぱし、トヨタも含めて、バッテリー車が最後に生き残って市場を制覇する気がする。したらトヨタの燃料電池車戦略ってツナギや徒花というより、世界に仕掛けた壮大なミスリーディングな気がするが。自動車業界のライバルが燃料電池車に食いついてそっちばっかしやってるうちに、当のトヨタは裏でバッテリー車の開発に勤しもうとか? みんなが気づいたときにはもう、バッテリー車に不可欠な技術はトヨタから買うしかなくなってるとか。

ソースを忘れたんで与太話になるけど、三菱 i-Miev と日産リーフが出揃った時分、ハイブリッド車で鼻息が荒かったトヨタが「バッテリー車は敗者の選択」と豪語したっつう新聞記事を読んだことがある。

それじゃぁあの豪語も、本命のバッテリー車からいったん衆目を逸らさせるための……? なんて深読んじゃったり。

だとすると、ちょっとひどいというか。水素供給のインフラ整備、どう考えてもものすごいコストがかかるわけで。それはトヨタの負担じゃなく、トヨタを信じた各地の事業主さんの負担なわけで。それをちょっと使っただけで台無しにさせるのってほんとどうなんだと。こういう設備って20年くらい使ってようやく元を取れるもんだと思うが。

さてさてトヨタは水素燃料電池車の普及で大盤振る舞いしたわけで。世界初の燃料電池市販車の報道もあって、少なくとも日本のマスコミは「トヨタのすることだから」みたいに、この路線の将来を確実視した報道が多いような。うまく乗せられてるというか。

国内・海外のライバルメーカーたちはどう考えてるのかねぇ。彼らはその業界のプロなんで、おいらでさえ読めることはとっくにお見通しで判断済みとは思うが。

ただ、自動車メーカーってけっこうアレなときもあってな。幹部が必ずしも技術に土地勘があるわけじゃないというか。

何度も蒸し返して悪いけど、2007年頃に BMW が液体水素をクルマの燃料にしようとしたときは「この会社ばかなの?」と思ったわ。そして液体水素の話に他社は一切興味を示さず、やっぱしそのときだけで立ち消えたっぽい。

さて8年前の BMW と違って、トヨタは業界内に餌を撒いた。液体水素よりは圧縮気体水素のほうが現実的でもある。他社はどう出ますかね。

あと海外マスコミはどうか知らんけど、日本のマスコミは仕手側の演出を丸呑みして、勢いでみんなして突っ走っちゃうお調子者の気があるよな。報道各社の会社の壁を軽々と越えた集団思考というか。

STAP 細胞の最初の報道がそれ。ガセ論文にまんまと引っかかったのはしょうがないと思うけど、女子力・リケジョで集中的に盛り上がってた有様は、今思うとこっちのほうが恥ずかしくなるくらいだったよ。その後 STAP 論文に疑惑が生じてからは、あんだけ有頂天に騒いじゃった後でバツが悪かったのか、否定的な報道になかなか切り替えられなくてな。女子力・リケジョでまだまだ話題を引っ張りたかったんだろうなぁ。つか盛り上がりどころから察して、マスコミが相変わらず科学・技術ネタに激弱なのはよくわかった。

……、

……、

……。

それとも、トヨタは燃料電池車の技術を捨てる覚悟を決めたってことなのかな。せっかく積み上げた研究成果を何もしないで消してしまうのは、明らかにもったいないわけで。自社内で身を粉にして研究を続けてきた人たちにも申し訳ないわけで。だから技術を引き受けて利用してくれる人に存分に使ってもらおうとか、そういう意図なのかも、って気もしてきた。自動車の動力源に限らなきゃ、燃料電池技術自体はこれからも様々な分野で活用が期待できるわけだし。

銘板
2015.1.9 金曜
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再考イトカワ原星

小惑星イトカワ。

探査機 はやぶさ によるイトカワ現地探査の結果、イトカワの成り立ちは、いくつもの岩が寄り集まったもの(ラブルパイル構造)だったと判明。イトカワはかつてもっと大きな星(ここでは仮に「イトカワ原星」と呼ぶ)の一部だったのが、あるとき別の天体と衝突してイトカワ原星が破壊されて、その破片がまた集まってできたものとされた。

そしてはやぶさ が持って帰った微粒子。

微粒子の熱変性の調査から、イトカワ原星のサイズは、直径 20km ほどだったと推測された。

ここらで最近気づいたことというか。

まず、はやぶさ の探査の目的は、厳密には果たせてなかった。

「小惑星は生まれたままの(熱変性の経験がない)状態を保ってるはず → サンプルを調べれば、太陽系ができたときのことがわかるはず」これが小惑星サンプルリターン計画の目的だった。けど現地調査+サンプル分析で、イトカワは中古の星だったと判明した。

太陽系ができてから数千万年後あたりの時代まで遡れたけど、それより前の時代は謎のまま。まーでもイトカワのサンプルからでも、以前よりは太陽系ができた頃のことがいくらかでも推定できるのかな。ヒントや方向性は得られたかと。

ていうか、当初目的ではなかったけど、原始太陽系にそういう微惑星が実際に存在したことを証明できたのは大きかった。今までは仮説だったのが、実在した、その姿が見えてきた、てのはほんとセンスオブワンダーだったですよ。

んで当初目的にこだわるとしたらどうだろ、生まれたままの小惑星に行き着くには、何度も何度も小惑星サンプルリターンを繰り返して、偶然に頼るしかないのかねぇ。それともいくつかの星の資料が集まれば、行く前に見当がつくようになるもんなんだろうか。

イトカワ原星の「直径 20km ほど」の根拠は、サンプルに 700℃ 程度の熱変性が確認されたから。けどそこにいくつかの疑問があったり。

とりあえず、その微粒子は本当にイトカワ由来なのかってとこ。イトカワはこれから10億年ほどで削れて消滅してしまうことがわかってるけど、削れる原因は隕石の衝突。てことはイトカワ表面には外来の隕石の破片がけっこう積もってる可能性があるわけで。はやぶさ が持ってきた微粒子は、地中から掘ってきたものじゃなく、着陸したとき表面から舞い上がった粉や粒なわけで。

ここらへん考えると、はやぶさ のサンプルコンテナに1500個ほど入ってた微粒子は、イトカワ由来と外来とが混ざってると考えるのが妥当ではないかと。

そうなると、サンプルリターンの意義が薄まってしまうんじゃないかと。

サンプルリターンした微粒子は、由来がはっきりしてるってことが重要なわけで。地球に落ちてきた隕石は何万個も採集されてるけど、大抵はどこの星から来たのかわからんわけで(月由来や火星由来とはっきりしてるものもあるが)。対してイトカワ微粒子は、小惑星イトカワ由来のものだとわかってるってのが違うわけで。野良と血統書付きとの違いだね。だから、200億円以上の予算と7年の歳月をかけて取りに行った甲斐があった、とされてるわけで。

けどサンプルが微量で、星の表面に積もってたもの、てなことで、なんか血統書の信頼性がいささか揺らいでしまってるような。言っても今さらどうしようもないけど、サンプル回収装置の弾丸が出なかったのは痛かったかも。弾丸が出て、イトカワの表面をほじくって採取した破片なら、イトカワ由来だとはっきり断言できたはずで。

イトカワの表面にあった微粒子がどこから来たものであれ、イトカワで採取してきたんだから「イトカワ由来です」は間違いではないけどさ。そのサンプルから「イトカワはかつてこうだった」と出してしまうのは、厳密にはちょっとモヤっとしたところがあるというか。

次の疑問。サンプルがイトカワネイティブかどうかに関わらず、あのサンプルの原星のサイズが「直径 20km ほど」ってのも、この数字もかなり幅のあるものと考えたほうがいいような。

原星の中心近くだったなら、その星の最高温度が 700℃ だったってことで、星の直径の見積もりは最小になるはず(なんとなくだけど、「直径 20km」はこの見積もりなんじゃないかなと)。中心から外れた場所だった場合、その星の中心は 700℃より高温だったはずで、星の直径の見積もりはより大きくなるはず。

と思うが。実際、学者の方々はどうお考えなんだろう。温度だけじゃなく、いろいろ多角的に分析して確定した結果ってことかな。

はやぶさ は一般の世の中にブームを巻き起こしたけど、探査機の機体や運用ばっかし注目されてきてる感じがあってな。工学実証機だからそれでもいいっちゃいいんだけど、せっかく世界初の小惑星サンプルリターンを成し遂げたんだから、研究成果のほうももっと世の中でウンヌンしないともったいない気がして。

4本公開された映画でも、イトカワの探査成果を出してくれたのは、プラネタリウム上映用に作られた短編の "HAYABUSA -BACK TO THE EARTH-" だけだったな。んでこの作品は はやぶさ の地球帰還より前に作られたんで、当然だけどサンプル分析の成果にまでは触れてないし。

なんて考えてたら、なんだか疑問がいくつか湧いてきてしまったと。

今度の はやぶさ2ではサンプル採取により万全を期してるうえ、自己鍛造弾で表面を掘り返して、そこからもサンプルを取る予定だからな。初代より確実に「この星由来です」と言い切れるようになるはず。

はやぶさ2でわざわざ穴を掘ってサンプル採取することにした理由ってもしかして、初代が取ってきたサンプルが、厳密にはイトカワ由来だと言い切れないことに気づいたからなのかもな。

銘板
2015.1.10 土曜
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トヨタ懲りたか

おとといの続き。そういやトヨタってプリウスより前に RAV4 のバッテリー車を市販してたよな。20年くらい前だな。フリート販売という売り方だったらしい。

全くと言っていいほど話題にならず。性能や使い勝手もあまり褒められたものじゃなかったらしい。あの頃のバッテリーはニッケル水素電池だったしな。トヨタらしからぬ弱気な売り方から、トヨタ自身も期待してなかったのがわかる。

あの1回でバッテリー車に懲りた、あるいは技術がモノになるまでまだまだ長くかかることを実感したんだろうか。

銘板左端銘板銘板右端

ほぼじゅびふぉ 入荷は一挙14作品。今までのハイスコアとタイ記録だな。

JoyDreamer さんと初登場の Enn さんメインの日ですた。思い切って『ハロ/ハワユ』と『悪ノ』シリーズを増強してみたけど、やっぱしキツかった……。歌詞どっちも長くてw いやもう orz

けど今日は『悪ノ』シリーズの流れで、Enn さんという新たな才能を発掘もできたぞと。この方がまた英訳詞自作派らしくて、既存曲ばっかだったのに歌詞セットのコピペ全然できぬ……。

Enn さんの『悪の娘』のインストはジャズワルツでさ。Enn さんの美声がすげーハマってるよ。一聴の価値あり。そして徹頭徹尾優雅に歌われるその内容は、暴政と内乱で滅びゆく王国の物語。「あら、お茶の時間だわ」「ズバッ」……。その意味でもなかなかすごい作品だったり。

姉妹作の『悪ノ召使』もお忘れなく。2つで1つの、まさに鏡音リン・レンの如きセットメニューなんで。

『春に一番近い街』は個人的に大好きな曲なんで、作業の優先順位が高かったり。んで先に rachie さんのが入ってるけど、rachie さんの EFD デビュー直後で、歌唱クオリティが正直そんなじゃなくてな。あんまし本気出してないのがわかっちゃうというか。てことで、feb 版で増強と。

まど@実写リロさんは最近よく入荷してたり。フォークっぽい歌い方が心地よくて。

じょいどりさんはもう安定の選択というか。"Tell Your World" は前にデフォ版を入れたけど、今回はピアノアレンジ版。投稿者コメントでは「自分では納得してないけど、彼氏がイイネと言ったから出しました」とか。けっリア充が、とかお約束なツッコミしていいのかなダメかな……。おいら彼氏ではないが、イイ出来だと思うです。

リスト最後の『ロミオとシンデレラ』。いつもしっとり落ち着いた歌唱の kran さん、珍しくノリノリではっちゃけてるなぁ。kran さんミリしらロミシンも EFD やってくれないかなぁ(←もう自分じゃなきゃ解読不能な、そこらじゅう痛い文だなこれ)。

銘板
2015.1.11 日曜
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削除(涙)

うーむ参ったぞなもし。feb さんの英訳詞、無断でサイト掲載しちゃいけなかったよ。

今度は feb さんの『恋愛裁判』EFD を入れようと思ってさ、ニコニコのページを見たら歌詞を掲載してる URL が出ててさ、そこ行ったら .txt 書類をダウンロードする形でさ。

ダウンロードしたら、その書類上で「ウェブサイト等に無断で転載するのはやめてください。お願いします。」とのこと。強めの言い方でもあるし、これは無視しちゃいかんでしょうと。許可をいただけばいいだけなんだけど、自分に責任が発生するのおいら苦手で。サイトをやめるときにも挨拶が必要になるだろうし。おいらは勝手にやっていたいんで、feb さんの作品は ほぼじゅびふぉ ではアンタッチャブル扱いの形とさせていただきますです。作者様の権利と意向は最重要なんで。

トップページのリストを非表示にするだけでいいかなと思ったけど、Google 検索したら既に feb さん作品のページが拾われてしまってたんで、サーバからページごと削除しましたですよ。

それにしても、

……、

……、

……。

ほんと feb さん面白そうな曲いろいろ出してるんだよなー。うちのサイトに入れたかったぁぁぁぁぁ!!(涙)

……、

……、

……。

ページは出して、英訳詞のところは伏せればいいんじゃないかって気もしてきたが。どうしよう……。けど反訳は英訳詞を元にしてるからな。やっぱやめといたほうがいいか……。

銘板
2015.1.12 月曜
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宇宙基本計画

宇宙基本計画、中国をけん制…安全保障面を強化 - 読売新聞

宇宙分野の軍事対抗力を対中国で強化らしい。

こういうのいいけど、防衛省予算でやってほしかったり。現状、情報収集衛星は内閣府直属で、なぜかそのぶんの予算が JAXA から差っ引かれる形になってるらしい(ソースは松浦晋也)

んで安倍政権下での宇宙政策って、このまえ新聞(地元紙のデーリー東北)で読んだところだと、国家安全保障関係のみ厚遇で行く方針らしい。JAXA はほかに、宇宙の実利用と宇宙科学をやってるわけだが。ていうか実利用と科学が JAXA の本業なんだが。

防衛省予算は5兆円突破だそうで。JAXA のほうは1700億円くらいかな。1990年代は2300億円だったのが、少しずつ縮小されてきてる。情報収集衛星を始めた頃にドバッと引かれて、そのまま少しずつ減らされて、ここまで来たらしい。

今はこの限られた予算で宇宙ステーション計画も回さなきゃいかんので、シワ寄せは宇宙科学へと。はやぶさ2が実際に飛ぶまで、ほんと紆余曲折あったし。世界的に見て、ミッションの割にかなり小型で安い探査機なんだが。それでもほかの探査ミッションが煽りを食って遅らされてしまってるという台所事情の厳しさ。

宇宙科学は実利に遠いんで、企業でいえばメセナ事業みたいな面があるよな。資金母体の太っ腹ぶりを見せるのが目的なわけで、金繰りが悪くなれば真っ先に縮小・廃止の憂き目に遭う部門というか。

ロシアはソ連時代はすごかったのに、今は宇宙科学からほぼ撤退に近いもんな。イギリスなんて衛星の自力打ち上げが成功したら、宇宙開発そのものからさっさと手を引いてしまった。その後ヨーロッパ宇宙機関(ESA)に加盟したけど、予算の拠出割合は1割に満たないらしい(ほとんどフランスが負担してる。ロケット打ち上げのカウントダウンがフランス語だったりする。余談: ESA のカウントゼロの意味は、離床ではなくエンジン点火。液体燃料ロケットのアリアン5は「ゼロ」から数秒経ってからロケットが飛び立つ)

おいらとしては日本がそうなるとつまんないんで、なにがしかの説得力ある理由を見つけなきゃなーと。

宇宙技術の強化って、国威発揚と同時に世界に一目置いてもらえるわけで。普通の国じゃそうそうできないことなんで、畏れられる、あるいは尊敬されるというか。

宇宙軍事力の強化だと、世界に怖がられる方向。実用や科学での宇宙技術力の強化だと、世界に賞賛される方向。

今の世界が日本ブームなのは、日本が好かれてるからなわけで。だったら軍事もまた尊敬される方向性ではあるけど、海外の人たちが素直に目を輝かせて「日本すげぇ」と言ってくれるのなら、実用と科学のための技術で成果を挙げるのが効くんじゃないかと思うが。

最近読んだ本。『世界はなぜ月をめざすのか』(佐伯和人 著)

著者は月探査機 かぐや 運用チームの一人。話題の幅が広くて面白い本で、その中には かぐや での月探査後、日本の宇宙科学者の立場が上がったことも書いてあった。

論文の査読、というと STAP 細胞のアレを思い出してしまうけど、どの科学ジャンルでもやってることなわけで。お互いにチェックし合うわけですな。かぐや 以降、月科学で日本の研究者に査読の依頼がよく来るようになったとのこと。

自前で探査機を運用して、探査データの目利きにもなれたそうな。観測機器のそのときそのときの環境・調子によって、吐き出されるデータは微妙に誤差を含むそうで。かぐや の運用は2009年に終了したけど、データ取得時の機器の環境・調子を加味したデータ補正は今も続いてるそうな。

これをずっと続けてたら、それまで鵜呑みするしかなかった海外の探査機発のデータにもツッコミ入れられるようにまでなったと。より正確なデータをもとに、より信頼性の高い論文を書けるようになったわけで。

実地経験あっての上達なわけで、今はそれだけ海外の同業者に一目置かれて、信頼されてるってことで。

まーあとは、その広報と宣伝なんだよな。かぐや の成果はイマイチ一般に浸透してない感じでな。時代の寵児になった はやぶさ 以前だし。はやぶさ のウケ方からして(旅の苦難ぶりに比べて、小惑星イトカワ現地探査と持ち帰ったサンプルの研究で発見・確定した成果があまり注目されてない)、科学的業績そのものは認知度が高くないってのもあるかな。だからこそ「そんなの税金の無駄遣い。それよりも……」という意見が後を絶たないわけで。

JAXA にも NASA くらいの宣伝力があればなぁ。その NASA もまた予算縮小でスリム化を求められてたりするけど(どうもその一因に、「JAXA があんな低予算で成果を挙げてるのに」というのもあるらしい)、あそこの場合、アポロ計画までの過去の成果をもとにした信頼・信用をここのとこ食い潰してきたから、というのもあったり。

JAXA はまだ食い潰しの段階に入ってないんで(食い潰しできるほどの、一般社会で著名な成果がまだ多くない)、ちゃんと予算を付ければ、付いた予算並みの成果を出してくれると思うが。あとはそれで国内外の人たちが素直に目を輝かせて「日本すげぇ」と言ってくれるよう、うまく宣伝できればなぁ。

前身の NASDA 時代、失敗が立て込んで言いがかり的な報道を連打されて以来、広報に気遣うようにはなってきたが。それは今のところ、成果を知ってもらうよりも、失敗時の自衛の意味合いが強い感じで。普段からマスコミに宣伝費を流しとけば、マスコミも商売なんで報道であまり手ひどく叩けないっつう大人な戦術で。

宣伝した内容が一人歩きして中身が伴わなくなると NASA の二の舞になるわけだけど、今の JAXA はそこをウンヌンできる段階でもないと。

まぁ「それにつけても金の欲しさよ」なアレで。しかし安全保障なり国防関係の仕事については、その担当省庁の予算から資金を回してもらうわけにはいかんのかねぇ。NASA は財務省から直接もらう予算のほかに、米国防総省から同額もらってるらしいが。

って日本でそれやってるのが今の情報収集衛星計画で、そのぶん JAXA の予算から差っ引かれてるんだった。うーん……。

記事内容に戻ると、準天頂衛星も安全保障側に入れてるみたいだね。そしてフルタイム稼働できる7機体制にしたと。ここは大盤振る舞いですなぁ。この前まで、最低限3機 + 予備1機 = 4機でどうにか回すことになってたのに。

7機となると配備完了まで10年くらいかかりそうだな。てことはコンステレーション完成は、今飛んでる唯一の準天頂衛星 みちびき の運用終了後だな。てことは、今から新規の準天頂衛星を7機調達しなきゃなんないと。

打ち上げの低コスト化で、H-IIB ロケットで2機ずつ打ったらどうかなと思う。けど軌道面の向きがそれぞれだからな。同時打ち上げで行けるのかどうか、おいらの乏しい能力じゃ確認不能でして。

あと準天頂衛星って順繰りに日本の真上を飛ぶわけで。だったら ひまわり8号と同じセンサーを付けて、真上から日本の雲を観測ってのはどうかと。当面は ひまわり8号を補完する程度のセンサーでもよし。このまえ ひまわり8号の初画像を見たら、日本は案外斜め方向から撮影されててさ。このせいで北日本なんか特に予報精度が落ちそうな感じがしたよ。てことで、準天頂衛星の日本を真上から見下ろせる特性って、気象予報にすごく使える気がする。

んで、準天頂衛星の更新が進むごとにセンサーも強化していって、最終的には静止軌道上の気象衛星をなくしてはどうかと。静止軌道は何かと便利なもんだから過密状態なんだよな。その限られた資源に余裕を持たせる意味も。準天頂軌道の関係で、オーストラリアとニュージーランドも同じ恩恵にあずかれるぞ。日本が恩を売れるぞ。

〓ZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZ⊂<回 ←仕切りジッパー

内閣府のサイトでソースを確認してみた。

スケジュール表(PDF)を見ると、ははぁ準天頂、2017年度に2, 3, 4号機を打ってまず4機体制を作るんだね。3年経った2020年度、今運用中の初号機(みちびき)の後継機を打って4機体制を維持。さらに3年後の2023年に 5, 6, 7号機を打って、晴れて7機体制へ移行と。再来年スタートの3年ごとの計画なんだね。みちびき は2010打ち上げで設計寿命が10年だけど、目標は12年らしい。状態が良ければもっと延びるかも。てことは2020年度以降、一時的に5機体制になるかもね。

情報収集衛星は光学・レーダーとも予定がびっちり&きっちり。鉄板すなぁ。

陸域観測衛星 だいち 関係は、現行の だいち2号(レーダー観測)の運用が2019年度まで。同じ年に光学観測の衛星打ち上げ。次の2020年度にレーダー観測衛星の後継機打ち上げ。ここもしっかり決まってる感じ。

気象衛星は、2016年度にひまわり9号打ち上げ。去年打ち上げた8号とペアで運用。10号の製造は2023年度から。8号で15年間持たせる予定らしいんで、10号の打ち上げは2030年度以降かも。あと準天頂衛星に気象衛星のセンサーを乗せる考えはないらしい。

温室効果ガス観測衛星も、スケジュールがきっちりできてるんだね。

そしてしばらく話を聞かなかった技術試験衛星。その新型、9号が盛り込まれてた(たぶん名称は「きく9号」)。今回も通信系の試験機なんだな。きく6号と8号が通信系だった。しかしここらへんの技術試験、力が入ってるんだな。きくシリーズのほかに、かけはし と きずな も通信技術実証衛星だったし。

技術試験衛星9号の打ち上げ予定は2021年度。来年度から開発開始。今も5年かけるんだな。JAXA の衛星は大型を控えて中型・小型にシフトしたはずだけど、大型並みの開発時間かけるんだ。まぁ試験衛星は一品ものだから、中型でもそのくらいかかるものなのかもね。

おお、光データ中継衛星、来るのか。2019年度打ち上げ。きらり の技術、ようやく日の目をみることになるな。んでこれ きらり で実験した衛星間通信じゃなく、地上と衛星との通信なのか。曇りの日とかどうなんだろ。通信できるんかな。

さらに新規に、X バンド防衛衛星通信網ってのが来てる。今は民間の通信衛星を利用してるんだな。知らんかった。これを専用にすると。1〜3号機を順に、2015年度、2016年度、2020年度に打つらしい。んでこの衛星の所属が防衛省なんだな。情報収集衛星と違って、名札がちゃんと防衛省なんで、この衛星のぶん JAXA の予算が削られることはさすがにないかと。……打ち上げ費用が JAXA 持ちになったりして……。つかこれたぶん防衛省と三菱重工との直接契約になるだろうな。JAXA は打ち上げ施設の管理・運用のみと。

そのロケットの計画は、H-IIA 大繁盛な感じ。「基幹ロケット優先」ってモロに書いてあるし。まー H-II ロケットの時代から蒔いてきた種がようやく芽吹いてきた感があるなぁ。でもなぜか2018年度はちゃんと決まった打ち上げが1回もナシ。商用打ち上げ、ここに集中的に入れるんだろうか。

H-IIB は、前から決まってた こうのとり7号までの打ち上げが2017年まで。あと、指定なしで2018、2019年度も予定が入ってることになってる。国際宇宙ステーションの運用延長が決まったんで、それに合わせて こうのとり の出番が増えそうだけど詳細未定ってことかな。

イプシロンロケットの予定はスカスカだな。ERG 衛星の打ち上げ、もとは今年のはずだったのに、いつの間にか2016年度になってるし。けど2015年度で ASNARO-2 が入ったのか。2017年度以降は、「革新的衛星 技術実証●号機」と「公募型 小型●号機」っつう漠然としたタイトルが交互に続いて、毎年度を1回ずつ埋めてるだけ。何も決まってないんだな。政府、やる気あんのか。

イプシロンの個別のロードマップを見ると、いやいやいや2015年度の2号機がいきなり高度化初号機ですか。牛歩なんだか急ぎすぎてるんだかよくわからんな。資金が苦しい中、早く使い物になるようにすべく焦り気味なのはわかった。なのに即応型の小型衛星等の打ち上げシステムの検討・調査は内閣官房、内閣府、文科省、防衛省で進めることになってるんだね。だったらイプシロンにもっとカネ出して活用しろよ。

宇宙科学・探査は書類の真ん中、26ページでようやく登場。なんかもう今運用中・開発中の計画以外はほぼ白紙というひどい有様。赤外線天文衛星 SPiCA も、名前は出てるものの全然ぼんやりしてる。表の一番下は「多様な小規模プロジェクトの着実な実行、人材の育成」って別に書いても書かなくてもいい当たり前のことわざわざ出して表を埋めてるし。

でも概念だけだけど、進展したこともあるね。「※太陽系探査科学分野については、ボトムアップの探査だけでなく、プログラム化された探査も進める」とある。「ボトムアップの探査」は「このテーマでこの対象を探査してみたい」というもの。「プログラム化された探査」は、同じテーマで繰り返し探査するもの。はやぶさ2 はプログラム探査だね。このプログラム探査がようやく認められた感じ。かぐや の後継計画もちゃんと動き出してくれるといいな。

その前まではボトムアップ探査の考えしかなくて、「予算もないし、その方向の探査は成功しようが失敗しようが1回だけ」ってなノリだった。てことで火星探査のリベンジ計画はいまだに構想の域を出てなかったり。次期金星探査は構想さえないっぽいし。

LNG 推進系関連技術は民主党政権時の事業仕分けで生き残ったものの、なんか使いでが見つからんのな。今も死んではいないけど生きてるわけでもないっぽい。一応、使い物になるエンジンはできたらしいが。

次期基幹ロケット(仮称: H3)の上段かイプシロンの2段目にでも使えばいいのに。あーでも H-III の上段は新型の液体水素エンジン MB-XX が来そう。そしてイプシロンの場合、今使ってる2段目の M-34c の方が若干高性能なんだよな。3段目として使うと、重すぎて2段目が能力不足になりそうだし。帯に短し襷に長し。もったいないなぁ。燃料代を爆安にできる技術なのに。

今まで大型化を目指してきたけど、逆に小型化してイプシロンの3段目候補としてどうかと。最終段が液体燃料だと、イプシロン初号機で使った PBS が要らなくなる。PBS の質量は 300kg だから、実質の打ち上げ能力が向上しそう。あるいは最終段の質量増加分をこれでキャンセルできそう。比推力は固体燃料より LNG のほうが確実にいいんで、最上段として最適でもある。

つかイプシロンの発想の元になったのが、もしかして幻の全段 LNG 燃料ロケット J-II だとしたら、部分的に大元に還ることにもなるんじゃないですかね。まーこれだと ISAS が開発した部分が2段目だけになってしまって寂しいけど。

お、「JAXA と防衛省との連携強化」をモロに謳うようになりましたか。時代も変わりましたな。予算規模が桁違いの防衛省、JAXA や宇宙関連企業のいいお客様になってくれますように。

とまあ、将来計画は宇宙科学分野を除いて末広がりな感じですな。安倍政権の意向を受けて、国家安全保障中心なのが確認できた。てことで宇宙科学におもっきしシワ寄せする意向が、ソースからもよく読めましたと orz

あと、いいことといえば、日本の実利用の宇宙技術もようやく使い物になってきたなーという実感。何年か前まで、将来のための技術実証・試験が中心だった。発展途上の分野が多くて、失敗や不具合もよくあった。それが、国益を提供できるまでの完成度になったんだね。学生が晴れて社会人になれたというか(しみじみ)

ここらへんの仕事を一人前にこなしていけば、ゆくゆくは JAXA 予算増額 → 宇宙科学増額、になってくれるかなぁ……。

銘板
2015.1.13 火曜
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イプシロンとか ASTRO-H とか自爆気味な社説とか

昨日のネタ絡みでイプシロンを調べたら、ちょっとアレな公式文書を発見。

イプシロンの前身のひとつ、M-V ロケットとの比較。やっぱしイプシロンを立てるのに M-V を悪者に仕立ててるなーと。

「輸送効率(ペイロード比=衛星質量/ロケット全備質量)はM-Vをしのぐことになるのです」

本当か? 掲載されてる比較表の M-V の打ち上げ能力、LEO で1.8トンとなってるが。これ1〜4号機までのデータだよ。5〜8号機は公称1.85トン、実質2.2トンだったが。

計算してみるべ。

まずイプシロン(E-X)のペイロード比は、1.2 ÷ 91 = 1.319%

M-V 1〜4号機のは 1.8 ÷ 140 = 1.286%

この段階では文書の説明どおり。

M-V 5〜8号機(公称)は 1.85 ÷ 140 = 1.321%

この時点で M-V が僅差で上回ってしまってる。

M-V 5〜8号機(実質)は 2.2 ÷ 140 = 1.571%

1.571 ÷ 1.319 = 1.191

M-V のほうが2割近く大きいが。

イプシロンは接ぎ木ロケットなんで最適化されてないんだよな。具体的には、2段目以上の軽さの割に1段目が強すぎて、1段目が最大能力を出しきれない。この最適化がなされれば、文言どおり M-V をしのげるはずなんだよな。

2段目を大型化する計画があるそうで。現状で3段目は2段目に対してちょっと重めでもあるし、この改良が成されれば最適化が進むはず。けどモノはまだできてないっぽい。

どーもね、宣伝の定石とはいえ、こういうすぐバレるウソってどうなのかと。バレたらウソついたほうもつかれたほうもバツが悪くなるでしょうが。

宇宙基本計画によると、2015年度末〜2016年度初頭打ち上げのイプシロン2号機で早くも高度化するそうで。この「高度化」が何を指してるのかは、昨日の資料だけだとわからんくて。いきなり2段目の大型化をやっちゃうのか、それとも初号機で部分的にしか作動させなかった人工知能 ROSE をもっと動かす、という意味なのか。ハードウェアの改修は普通は4〜5号機以降なんで、ROSE の方かもなぁ。

お、文書の資料のほうには

「即応性が高く、戦略的技術として重要な固体燃料ロケットのイプシロンロケットについて、平成 27 年度末をめどに打ち上げ能力の向上及び衛星包絡域の拡大のための高度化を完了する」

と出てたわ。ははぁハードウェア改修だな。随分と急ぎ足だなこりゃ。ROSE のほうも引き続き、機能を順次解放していくと思われ。

まー2号機での能力向上で、本当に M-V を越えてほしいもんです。

〓ZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZ⊂<回 ←仕切りジッパー

そういや今年は X 線天文衛星 ASTRO-H の打ち上げがあるね。

ブラックホール探る旅へ JAXA、2015年打ち上げ計画 - 日本経済新聞

今運用中の すざく(ASTRO-EII)の後継機。すざく の打ち上げからもう10年か。あのときもいろいろあったな。本当は2000年に ASTRO-E を打ち上げたけど、M-V ロケット4号機の1段目に不具合発生で軌道投入失敗。全損してしまった。M-V の再発防止のほうが先に完成。5号機で はやぶさ の打ち上げ成功。

んで M-V 6号機でようやく すざく の打ち上げが成功。けど3種類の X 線望遠鏡のうち、一番大がかりな目玉機能のやつが初稼動直後に故障してしまってな。まー残り2種類のみで数々の発見を成してるそうな。X 線天文学はなかなかにマニアックで、おいらはあんましよくわかっとらんけど。

そういや何年か前、すざく の観測成果で「宇宙竜巻」なんつういささか香ばしい単語が出てきたことあったな。おお、あったあった。

宇宙竜巻の正体-回転ブラックホールからの双極ジェットの痕跡 - 京都大学

回転ブラックホールが作る宇宙の「竜巻」 - アストロアーツ

1960年に発見されて以来、発生原理が謎だった宇宙竜巻の正体を突き止めたとのこと。へえーこのとき、この天体が天の川銀河の中にあったことも判明したんだ。見かけの大きさ(角度でのサイズ)がわかっても、距離が分からなきゃ実際の大きさはわかりませんな。そこからしてわからないってくらい、取りつく島もないほどのでっかい謎だったと。すごい発見じゃないですか。いやーなんかネーミングの香ばしさに、かえってあまり調べる気がしなかったww

そして記事では、そのときの観測・研究で残った謎も紹介。

「現在はブラックホールに落ちるガスは少なくなってしまったようです。したがってブラックホールの本体は検出できません。しかし回転ブラックホールからの螺旋状ジェットの痕跡が見事に観測されたのです。この双子X線プラズマは現在もそれぞれ逆方向に運動しているはずです。それを証明するのは2014年に打ち上げる日本のX線衛星ASTRO-Hでしょう。私たちは世界初の双方向X線ドップラー(双方向運動)の検出をめざします。さらにASTRO-Hの硬X線カメラや京都大学などが開発している新型のCCDカメラで、かくれた回転ブラックホールの検出に挑戦します」

と来たもんだ! ASTRO-H がにわかに楽しみになってきたですよ。

しかし、前に一般向けの X 線天文学の書籍を読んだら、難解な上に、X 線「望遠鏡」なのに天体画像もなくて、正直あまりわかりやすい学問じゃない感じがしたよ。けど宇宙竜巻の観測の場合、画像として出てる。電波望遠鏡で取得した画像との合成で、だいぶわかりやすくなってる。こういうのが欲しかったですよ。

すざく でこれができるんだから、解像度10倍の ASTRO-H はもっと面白い画像を出してくれそう。

電波望遠鏡と相性がいいなら、返す返すも ASTRO-G の開発中止は痛かったですなぁ。ASTRO-G は電波天文衛星 はるか の後継機。超高解像度の はるか を超える、超々高解像度の電波望遠鏡画像を作れるはずだっただに。

ASTRO-G 開発計画では最初からなぜか、はるか で実績があった形式のパラボラアンテナがボツ。きく8号のパラボラアンテナを流用することに決まってた。きく8号のやつは静止軌道と地上との通信用なんで、そのままじゃ電波望遠鏡に使うには表面の精度が不十分だった。んで要求を満たす改善策をどうしても見出せず、ついに ASTRO-G 計画全体がポシャってしまった。そんな、外部からはなかなか理解しにくい展開があって。

はるか の形式の天文衛星は世界のどこでもやってなくて、オンリーワンで日本独走状態だったんだが。んで、どうせほかがやってないなら焦る必要もあるまい的な判断もあったらしく。はるか が寿命でとっくに活動停止してしまった現在、電波天文衛星計画は現在頓挫中だったりする。

オンリーワンなんなら、はるか と同じ衛星を作って「ASTRO-G です」とすれば安く上がるような気もするが。はるか では打ち上げ直後に一番周波数の高い(一番解像度が高い)22GHz センサーが故障して、残りの 1.6GHz、5GHz のセンサーだけで観測(境遇が すざく と似てるなぁ)。それでも世界の天文学者驚愕の成果を挙げた。てことは、同じ設計の衛星でも 22GHz センサーが生きてれば、それだけで最新の成果を上げられるはずだが。

ASTRO-G があれば、ASTRO-H と組んですごい観測ができたかもしれなかったなぁ。電波は可視光より波長が長い。X 線は可視光より波長が短い。てことは、さらに すばる望遠鏡で可視光と赤外線での観測ができれば、(紫外線が抜けてるけど)ドバッと広い帯域で同じ天体を観測 → 何かものすごい発見ができるんじゃ……とか考えちまうが。

あと、しつこいようですが、ASTRO-H の和名は「いかるが」でどうかひとつよろしくお願い申し上げます(外形が鳥型の X 線天文衛星の和名が、あすか → すざく と来てるんで)

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宇宙基本計画について、「お、おう……」的な記事も発見。

社説 安保をただす 宇宙基本計画 なし崩しの軍事傾斜だ - 信濃毎日新聞

わーお さすが毎日新聞って感じですか。ぶれないねぇ。

アメリカと共同の宇宙ゴミの監視体制構築について、

「一見問題は少なそうに映るが、宇宙の"掃除"は軍事活動を拡大させるための糸口にする狙いが感じられる」

って掃除しちゃダメなのかよ。去年のサッカー W 杯で日本人サポーターがなんでブラジルの人たちに褒められたのか、もう忘れたのかよ。

つか文の最後で「筆者の思い込みですよ読者にバイアスかけてますよ」とわかりやすく教えてくれる演出がニクい。

そして準天頂衛星計画については、

「自前の衛星利用測位システム(GPS)の構築も目指す。現在運用されている衛星は1基だが、7基まで増やす。米軍はこのシステムを無人機の運用や部隊の展開などに利用している。日本も軍事面で本格的に利用する可能性が否定できない」

いやあの、準天頂衛星の軌道、知ってます?

上の図の青い8の字型の上空しか飛ばないんですよ。全世界をカバーしてるアメリカの GPS とは違うんですよ。

近場でしか使えないんだけど。あーその近場の国々がアレなんだっけ。めんどくさいなぁ。

まぁこんなこと言っても、何でもかんでも文句つけなきゃ気が済まん人には通じんかもしれんけど、アメリカの GPS が作ってる管理状態から独立する意味もあるんですよ。むしろそれが主目的。

表向きはアメリカとの連携を謳ってはいるものの、それはメリケンの旦那さんと笑って握手しながら別れるための大人な方便。社交辞令をいちいち真に受けちゃいけませんて。てか実はここが準天頂衛星計画の肝なんですが。

アメリカにしてみれば、日本には自分とこの GPS で満足してもらって、自分とこの管理下にいてもらいたいに決まってる。これで日本の社会インフラの1個を握れるんだから。もし将来また日本叩きの外圧外交の時代に戻って、日本に言うこと聞かせたくなったら、これでいつでもガタガタ揺さぶってはおカネをチャリンチャリン吐き出させたりできるわけで。

ところが日本は、アメリカ様が当てがってやった GPS がもうあるってのに、わざわざ日本用の測位システムを自分で作ろうってんですよ。

芸能人が所属事務所から独立するときは、ケンカ別れはご法度らしいね。元の事務所に妨害されて干されるから。仲の良いまま別れるからこそ、独立後もお互いに利益を回しあえるわけで。準天頂で日本がやってることは今の宿主さんへの離反だけど、態度と言葉では連携を謳ってるわけですよ。たぶん「長い目で見たお互いの利益のため」とかなんとかのお約束の建前ですよ。こんなこと両国の関係がいいときにしかできんでしょ。それっていつよ。今でしょ(ちょっと古)

んで新たな準天頂衛星計画では、メリケンの旦那さんからどのくらい離れるのか。

この前まで衛星4機で済ますはずだったのが、今回の宇宙基本方針でフル装備の7機にすることになった。何を意味するかっつうと、GPS からの完全独立。

準天頂衛星が4機だけだと、日本での測位は相変わらずアメリカの GPS 主体で、我らが準天頂衛星は精度を上げる程度にしか役立てない。けど7機だと準天頂衛星だけで測位できる。日本は GPS 衛星なんて要らなくなる。結果、アメリカは対日圧力のカードを1枚失う。やっぱし両国の関係がいいときじゃなきゃこんなことできんて。

湾岸戦争の頃ってもう GPS が世界で使われ始めてたけど、あのあたり、一時的にかなり精度が悪かったそうな。米軍だけが高精度の位置情報を利用できるようにしてたから。戦争中に敵国に GPS を利用されちゃ間抜けだからね。そして普段から、一般利用向けには意図的にある程度精度を落としてもいるし。

余談。JAXA の前身の NASDA(宇宙開発事業団)は、GPS 衛星発の信号から誤差を消す方法を勝手に見つけて、米軍並みの高精度測位を勝手にやってたww NASDA の技術試験衛星 きく7号はその裏技を駆使して、世界初の全自動ランデブー・ドッキングをやってのけたwww

誤差消しは NASDA の中の人にとってヘソが茶を沸かす程度だったらしく、「こんな簡単に消せるくらいなら、誤差を混ぜるなんて最初からやらなきゃいいのに」と豪語してたのを何かで読んだことあるw じゃあカーナビのメーカー各社も、本当は誤差を解除できちゃうんだろうなぁ。けど行儀よくメリケンさんに付き合ってあげてるんだろうなぁ。

話を戻しますよー。アメリカの GPS に頼るってことは、アメリカのその時々の都合に振り回されるってこと。準天頂衛星が7機完備されれば、測位に関して世界中がアメリカの都合に従わなきゃならない事態になっても、日本は気にしなくてよくなるってこと。

ていうかヨーロッパ、ロシア、中国、インドとも GPS の管理下にいることに不安を感じてて、それぞれ自前のカネと技術で衛星測位システムを構築中だったりする。独自の宇宙政策を展開してる国・地域の中で、正直なとこ日本だけアメリカべったりで周回遅れなのが現状。

実は準天頂衛星コンステレーションでの日本独自の測位システム構築の考えって、湾岸戦争のとき GPS で不便を囲った経験から始まったらしいよ。そういやあの戦争じゃ日本はアメリカに脅されるまま巨額の戦費を出してあげたのに、世界の誰からも感謝されなかったのは衝撃だったなぁ。その恨みもあるのかどうか知らんけど、ぶっちゃけ最初っから反米的な発想なんだわ。それがこの度、ついに完成のめどが立ったってことで。

この前の衆院選で躍進したあの政党が、2005年にうちの近所に貼り出してたポスター2枚。左右で主張が見事に矛盾しあってるのが秀逸wなんだけど、左側には

「いつまで続ける アメリカいいなり」「安保をなくし ほんとうの独立・日本に」

と出てるね。どうもアメリカの管理下にいることはイカンてことらしい。んで今は測位に関してアメリカいいなりだけど、準天頂衛星7機完備でほんとうの独立を勝ち取ろうってわけで。そのぶんアメリカの軍事の動向に振り回されることも減るわけで。安保もそれだけ出る幕が減るわけで。この政党は今、安倍政権を賞賛すべきタイミングじゃないですかね。

そんな準天頂衛星計画を叩く信濃毎日新聞御中……あのーまさかとは思いますが、北斗を使えとおっしゃりたいんで?

銘板
2015.1.14 水曜
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風刺

おフランスがすごいことになっとるな。何がすごいって、ノリノリで怪気炎をあげてる首相のお名前、バルスさんなんだね。行く末は破滅と崩壊しか想像できん……。

フランス史上最大規模のデモ行進を見て、首相はきっと「見ろ、人がゴミのようだ」と口走ったことだろう。

いやほんとフランスの中の人すんません。バルス首相すんません。

つか謝らなくていいんだった。

こ れ 風 刺 だ か ら 。

フ ラ ン ス は 国 を 挙 げ て 表 現 の 自 由 を 守 り 抜 く ん だ よ ね 。

「やって何が悪い = 自分が同じことやられても平気」のはずだよね。

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優しさと気遣いの日本人としてはここで余計なバランス感覚を発揮して、木村水産の社歌でも出してみようかな。

2010年公開の『川の底からこんにちは』の劇中歌。新人監督独特の青臭さがところどころ垣間見える作品だけど、主演の満島ひかりがかわいかった。つかこの作品をきっかけに監督と満島ひかりが結婚しちまって、二人はおいらの嫉妬と怒りを買うこととなったwww ちきしょうそれぞれが手がけた映画、これからもいちいち観てやるからなー覚えてろー。くらえ映画館入場料はご祝儀だ! 末永くお幸せに暮らしやがれ!

んで木村水産社歌の1番の歌詞。

上がる上がるよ消費税
金持ちの友達 一人もいない
来るなら来てみろ大不況
そのときゃ政府を倒すまで
倒せ! 倒せ! 政府!
しじみのパック詰め しじみのパック詰め
川の底からこんにちは

社会不満と政府転覆の野望の社歌ですなー。そしておいら、なぜか歌詞をソラで書けてしまう&歌えと言われれば歌えるww

この当時の政権は民主党。消費税率アップの話はこのときはまだ全然出てなかった。

2010年やそれより後の日本はリーマンショックからの立ち直りに出遅れ、さらに超円高で閉塞感と不況感に満たされていった。

そしてこの映画公開から2年半後、間に震災と原発事故を挟んで処理のグダグダさを見せつけつつ、時の政府は本当に倒れた。

何この予言映画wwww

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お、フランスでの大盛り上がりに対する、我が日本の首相の対応が出てるぞ。

テロ抗議で各国首脳パリ集結…安倍首相はゴルフ中だった - 日刊ゲンダイ

記事は批判的だけど、日本は欧米ともイスラムとも等しく仲良くしたい国だからね。この難しい局面はどっちにも肩入れせず、こんな感じでいいんじゃないですかねぇ。映画『用心棒』より↓

抗争の様子を、火の見ヤグラから高見の見物と参りましょう。

映画ではこの後、「八州様のお見回りだー」という報せが来て全面戦争が回避されてしまうわけで(ちなみに両陣営ともいきなり始まってしまってビビってるww てことで邪魔が入って内心ホッとしてる)。主人公の三十郎としては『ちぇっ、せっかくお膳出してしてやったのに』という展開。

日本はテロや戦争のお膳立てはしてないわけで、おいらはむしろ『ちぇっ』となる展開を望んでるんだが、八州様に当たる存在って今回はあるんだろうか。

最近の欧米 vs ロシアでも日本はのらりくらりだよな。無理やり欧米側に付かされてはいるものの、欧米からは日本はアタマ数を揃える程度しか期待されてなさそうだし、ロシアには日本が全然やる気ないことバレバレだし。何より係争の元になってるウクライナ情勢が日本の利害とほとんど関係ないのが大きい。今のフランスの件も、やっぱし日本と関係ない騒動だし。

フランスの現地じゃ在仏日本大使がデモに参加してくれたみたいで、義理は通してると思う。

外野が下手にくちばし突っ込むと、無駄に騒ぎが大きくもなるしさ。

みんなとこと仲良くやっていきたい日本としては、やっぱしこんな感じでいいんじゃないですかね。

銘板
2015.1.15 木曜
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コミュ力のウソ

最近あんまし聞かなくなった気もするけど、「コミュ力」って何かと言われてたじゃないですか。「就職はコミュ力の有無で決まる」とか「人間関係はつまりコミュ力」とか「恋愛は究極のコミュ力が試される」とかなんとか。何かの記事で、企業の採用担当の人がそれで決めてるみたいなこと言ってたのも読んだことあるな(ソースなしでスマンす)

流行ってる間は言いにくかったし、モヤモヤしてうまく言葉にできんかったけど、何かがおかしい気がしてた。この度、その矛盾感が頭の中でようやく形になってきたというか。

自称コミュ力がある人って、同類の自称コミュ力がある人同士だけでコミュニケーションを取るじゃないですか。それ矛盾じゃないですかね。

上に書いたような採用担当者は、応募者の中から「コミュ力がある人」を採用するわけで。コミュ力が劣ると判断された応募者はどうなるかっつうと、採用担当者の方からコミュニケーションを遮断するってことで。

いや、本当にコミュ力があるのなら、相手のコミュニケーションのレベルがどうであれ、意思疎通できるものなんじゃないですかね。「あの人はコミュ力ないから」と決めたが最後、自ら回路遮断って……コミュニケーションの手段や結果としてかなり粗末なものなんじゃないですかね。

仕事でいうと、コミュ力は大事だけどさ、それは通信能力なわけで。通信、つまり相手とのコミュニケーションそのものが仕事の場合は通信能力の良し悪しは重要だわな。んで、コミュ力がーコミュ力がーと言われてたついこないだまでの時代、コミュ力さえあればあとはどうでもいい感じだった時代、そんなに幅広い産業で働くのに最重要なのが、どこも共通で通信能力のみだったのかい? データ解析能力とか市場予測能力とか、IT 企業でのプログラミング能力とか、電気回路を設計して組み上げる能力とか、文章表現力とか、デザイン能力とかよりも、通信能力の方が大事だったのかい?

その判定をする人が、自分の同類としか通信できないっつう貧しいコミュ力しかないのに?

「コミュ力」、かなりいいかげんな概念だとわかってしまったんだが。

そりゃ何の仕事でも、ほかの人とのやり取りがうまくいかなきゃ支障が出たり不充分だったりするけど、まさにそこで、本当にコミュ力のある人がプロとして中継すればいいんじゃないのかい? 通訳ってなわけで。なぜか少し前まで、世の中は何かに駆られたかのように通訳職人ばかり集めまくった狂った時代だったと。けど集めるほうがこぞって誤解してたもんだから、集まった人たちもみんな、通訳同士でしか話ができないコミュ障ばかりだったと。

そういやコミュ力うんぬんが流行る少し前まで、ポジティブ/ネガティブ の1次元だけで性格を分類するっつうのも流行ってたね。ポジティブが絶対的に良くて、ネガティブはダメダメと。だからネガティブは何でもかんでも切り離して捨てましょうと。全てを受け入れるのがポジティブなんじゃないですかね。「あれはネガティブだから」でも何でも、ケチつけて切り離すのはネガティブな行為なのでは?

さらに昔の1980年代は ネクラ(根が暗い人)/ネアカ(根が明るい人) というのもあって、まー同じようなもんだった。自称ネアカ同士だけで集まって、同類でない人は勝手にネクラに分類しては排除したりいじめたりという、陰湿で根が暗いことをしとった。

なんだ、コミュ力の有無も、名前が変わっただけで同じことの繰り返しじゃないですか。

あれだけ、あたかも絶対であるかのように思わせて猛威を振るった「コミュ力」の正体、所詮その程度のものでしたな。次はどんな名札を付けて、性懲りもなく世の中に乗っ取りを仕掛けてくるんだろね。

共通の特徴は、「ある/ない」「プラス/マイナス」「明/暗」「光/影」「善/悪」みたいに、単純な二元論で人の性格を乱暴に分類してしまうってとこだね。人間は本来的にそういうのが好きなんだろうな。だから世の中全体が、毎回簡単に引っかかっちまうんだろうな。

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2015.1.16 金曜
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懲と罰 その1

懲罰について、ちょっと気づいたこと。法律でアウトなことをすると罰則があるわけで。懲役とか罰金とか。懲罰の類ですな。これって「やるなよ」なんつう予防には効果があるけど、実際に問題が発生した後には、被害者に何の補償も与えないような気がする。

まー被害者やその関係者の気持ちが多少晴れるっつう効果はあるが。例えば殺人があって、犯人が死刑を受刑したとして。犯人の刑死は被害者の家族の望みかもしんないけど、それで死んだ家族が帰ってくるわけではなし。もっと現実的なことでも、犯人から慰謝料を取れるわけでもなし。慰謝料の関係は、刑罰とはまた別の話で解決しますわな。

法曹や警察の仕組みは上手く作られて上手く運営されてて、被害者やその関係者への補償は無理でも、再発防止策を講じて、同じことが起きないように対処しますな。再発の完全防止が無理なら、できるだけ再発しにくくする対処をしますな。

前に、悪質な飲酒運転の事故で、ある一家がほぼ全滅っつうひどいことがあったね。以来、飲酒・酒気帯び運転は厳罰化されたよね。

おいらの場合、あの事故の前は「ほろ酔いくらいなら……このくらいなら大丈夫」なんて勝手な自己判断で運転しても大丈夫かなーって感じもあったけど、今じゃあまりにも罰則が厳しくなって、しかも保険が下りないことも知って、飲酒・酒気帯び運転で捕まったり事故ったりしたらまったく割に合わなくなった。人身事故でも起こした日にゃ一瞬で我が人生がパアですよ。てことでおいらはもう、飲みに出たら帰りは運転代行かタクシーか、シラフの仲間が運転するクルマか、あるいは徒歩だわ。チャリにさえ乗らない。罰則には悲劇の予防効果があるわけで。

あの事故に遭われた方々にとっても、事故を起こした人にとっても(悪質ではあったけど、人を殺す目的で酒酔い運転したわけではなかったろう)何もいいことがないことだった。けど結果的にあの件から来た法改正は、おいらの人生と、最悪の場合においらが殺すはずの人の命を守ってくれてるわけで。おいらが殺される側に回るはずなのを未然に回避してくれてるとも言えるし。

てなことで、罰則の存在と再発防止対策はセットなんですな。上に書いた例だと両者は一体だけど、例えば歩行者を轢く事故が多発する交差点では、歩道橋を取り付けたり、信号機がなければ設置したり、信号機があれば歩車分離式信号にしたり、なんて物理的な対策もしますわな。

八戸市内で最近、大きな交差点の信号の切り替わり方が変わって待ち時間が増えたところがあってさ。渋滞が発生してしまってるんですわ。けどどうもその交差点はクルマ同士の接触事故が多かったらしく、対策としてそうしたらしい。その交差点で自分が事故やらかすより、そこを通るたび渋滞にハマる方がはるかにマシだわ。青森県警は賢明な判断と処置をしたと思う。

世の中けっこう再発防止、再発防止と言葉ばかりまびすしくなってきた気がするけど、自動車事故対策みたいなケースばかりではないと思ってさ。

法曹・警察とかの公共サービスでは、被害者の感情の改善と再発防止対策はセットで行われるわけで。けど職場内での処理だと、どうも後者はなおざりになりがちな気がする。

例えば職場ではセクハラやパワハラがあると、やった人は大抵、減俸やら降格やら懲戒ナントカやらの罰を受けますな。クビになったとして、まー職場としては迷惑な人を追い出したぶん利益になるし、被害者の気分もある程度改善もする。けどもし会社内の仕組みが、ハラスメントする人を作り出したり、そういう環境を醸し出してるんなら、クビになった人の後釜だっていつ同じことをしだすかわからんわけで。

交差点の事故で言うと、事故を起こした人に罰を与えるだけで、再発防止策をしない状態。せいぜい「こういうことをしないでください」と御触れを出す、「やったらああなりますよ」とほのめかす、なんて程度で再発防止完了としてしまうことが多いような。再発防止策として明らかに弱いというか。

どーも罰則偏重の考え方ってのが問題な気がする。「問題を起こしたんだから腕立て100回やれ」。「この試合に勝てなかったら牢屋にぶち込んでやる」。「あいつ仕事が遅いからまたイビってやれ」。どれも同じ。それ改善になってないでしょと。

ああそうかこれ日勤教育だわ。「教育」と称して日勤教育をずーっと続けた結果が JR 福知山線脱線事故だったわけで。罰則とは別に再発防止をする分野まで罰則主義をゴリ押しすると、やればやるほど事態が悪化していくわけで。逆効果だわな。

「運転士に発着時刻を守らせる」が件の日勤教育の目的だった。してその目的に関して改善がなく、代わりにあんな凄惨な事故を呼び込んでしまった。

改善がない時点でもうその教育方針が間違いなんだが、教育する側は恐らく自分に非があるなんて微塵にも思ってなかったんだろうな。そして、悪いのはその運転士だと信じてたんだろうな。んで本来その責任がある教育する側が、責任を生徒側に押し付けてたと。問題のありかを取り違えてたから、いくら教育しても改善しないわけで。改善しないからとますます生徒側に責任を押し付けて、事態は水面下で一意に悪い方向へと。そして水面上に出たら最悪の形。しかも手遅れ。

溜まった矛盾が最悪かつ手遅れの形で発覚って、チャレンジャー号爆発事故と通じるものがあるな。

お、福知山線の事故の場合で考えると、「罰則」は「責任」に置き換えても同じだね。よからぬ事態が起きたとき、何でもかんでも「誰の責任」「誰が悪い」で考えると、結局その人に罰を与えるだけで一件落着になってしまう。安心してしまってそれ以上掘り下げない。再発防止できるまでに必要な「何がどう起きたのか」→「じゃあどうすれば防げるか」を忘れてしまう。

なんか前にも書いたような話に収束してきたな。

銘板
2015.1.17 土曜
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即応型衛星

お、即応型衛星ってこういうののことなのか。

災害、有事の「使い捨て」衛星…政府が開発検討 - 読売新聞

宇宙基本計画に出てたものの、イプシロンで打ち上げる何かだろう的なことくらいでわかったつもりしてたよ。

高度 200〜300km で質量100〜150kg か。イプシロンでもオーバースペックだなこりゃ。必要なときに必要なものを打つんだから、打ち上げ1回につき衛星1機が基本の気がするが。残り1.1トンぶんの余裕は重りを乗せるんですかい? あーでも極軌道だともっと落ちるな。ええと太陽同期軌道で 450kg か。でもこれ高度 500km の円軌道だな。やっぱし能力余りまくり。

ミッションに関係する複数の小型衛星を打つってことだろうか。3機くらいかな。軌道傾斜角31°でいいならいっぺんに8機くらいいけるな。

しかしイプシロンの打ち上げ準備は最低でも1週間はかかるわけで。先代の M-V ロケット(42日)の6分の1という超短期化を成した。けど災害発生後1週間して軌道投入って、なんかこれでも遅すぎる気がするが。衛星は軌道投入後、いきなり稼働できるわけでもないし。

宇宙に出ると機体内はいきなり真空になって、大気圏内では各部品・各部材の表面にくっついてた分子がどんどんガス化・プラズマ化するわけで。機体内にプラズマ気体がこもるわけで。プラズマ気体の濃度が高い状態で高電圧がかかると、回路がショートしてまずいんだそうで(日本で、これで稼動直後の衛星を失ったことがあるらしい)。てことで数日は高電圧が必要な回路には通電しないで、機体内からプラズマ気体が抜けきるまで待つわけで。

そうか高電圧を使う装置がなけりゃいいのか。しかし衛星のやれることがそれだけ減ってしまうな。そこらへんどう対処するんだろ。

イプシロンロケットもなー。量産型の目標価格でも1発30億円弱で、安いものとは言えなくてな。衛星は作り置きでも1機あたり5〜10億円はしそうだし。打ち上げ手段をもっと安くできないもんかと。

即応型ってことは固体燃料が有利。イプシロンより小さい固体ロケットを新規開発とか?

候補があるといえばあるが。

高層大気観測用の2段式弾道ロケット SS-520 に3段目を追加すると、計算上は衛星打ち上げできるはず、という案がありまして(ロケットの仮称は SSS-520)。けどこれで打てる衛星の質量って確か 15kg かそこらだと思った。スペックからして全然足りん。

そしてロケット全体がスピン安定&無誘導なんで、飛翔中に姿勢を能動的に変えられない。てことで内之浦宇宙空間観測所から打つ場合、軌道傾斜角は31°で固定。てことは、それより高緯度の地域の観測はできんと。

日本の場合、鹿児島県の南部と沖縄県しかカバーできん。青森県で大規模災害、例えば八甲田山の巨大噴火があっても、衛星は様子を見に来てくれない。SSS-520 説はナシですなこりゃ。

そんなわけで、超オーバースペック承知の上でイプシロンか。安い衛星を1週間で使い捨てる発想は面白いけど、ちょうどいい打ち上げ機材がないのがなぁ。

そういやイプシロンは2段構成だと低軌道(LEO)打ち上げ能力 500 kg くらいなんだよな。イプシロンの一番最初の構想がこれで、それじゃしょぼすぎるってことで3段構成を標準にして、LEO 1.2トンの今の形になった。てことは、幻に終わったはずの2段構成イプシロン復活かな。

イプシロンの2段目増強は今年度末に出来上がりそうな感じなんで、LEO 能力は 500kg は余裕で超すだろ。700kg くらいかな。てことは PBS(300kg)も装備して、軌道傾斜角は60°くらいまで立てて、となると衛星質量は 100〜150kg くらい? おおおおおお、なんかいい数字が出てきた。

イプシロンの3段目 KM-V2b の値段っていくらくらいなんだろ。これを外すとどのくらい安くなるんだろ。ロケットの最上段はサイズは小さいけど、材料にカネかけてる。例えば最上段を 10kg 軽くできると、そのぶん衛星を 10kg 重くできる。軽量化の効きがいい&小さいから、単価の高い材料でも材料コストがそんなにかからない。ってことで。

これが1段目となると、10kg 軽くしても衛星は 3〜4kg しか積み増しできなかったりする。1段目は飛んでる途中で真っ先に切り離されてしまうんで、軽量化の貢献もそこまでしか効かないってわけ。しかもサイズが大きいんで、材料にカネかけると全体コストがドバッと上がってしまう。てなことで。

最上段はさらに、だいたい似た理由で推進剤も高性能のやつを使ってるから、質量あたりの単価が高い。けどサイズは小さいから、最上段のコストは、ロケット全体で考えるとうまく薄まってしまう。

一方で KM-V2b は軽量化&信頼性向上&コストダウンのため、能動的な姿勢制御機構を持ってない。SSS-520 と同じく、稼働中はスピン安定で一定の方向を向き続けるってだけ。てことはスペックの割に安く出来てるとも言える。まー差し引きがよくわからんわけで。

んでまた一方、おいらが推測した形では PBS が装備されてる。これ取り付け位置で言えば4段目に当たるけど、液体燃料での姿勢制御専門で、加速の能力はそんなでもなかったり。

固体燃料ロケットは液体燃料ロケットに比べて、好きな時に燃焼終了できないぶん(ガス欠になるまで噴射し続ける)軌道投入精度が低い。しかも最上段 KM-V2b は能動的な姿勢制御をしない。てことで PBS の役目は、KM-V2b の燃焼終了までに溜まった誤差を打ち消す方向で調整して、軌道投入精度を上げること。

PBS 自体の質量が 300kg あるんで、イプシロンが実際に打てる衛星の最大質量は 1,200 - 300 = 900kg だったりする(軌道投入精度が粗くていいミッションのときは、PBS なしで 1,200kg のままだけど)

んで、せっかく KM-V2b をまるまる省けたとしても、PBS 付きじゃコストダウンはそんなでもないかなって気もする。てか衛星質量がたったの 100kg 台で 300kg の PBS 付きって豪気すぎだよな。んー、即時対応衛星計画のために、小型軽量の PBS を新規開発するんだろうか。んー、PBS の噴射ノズルは H-IIA ロケット上段の姿勢制御スラスタから流用してるそうだから、それより小型となると別に発注しなきゃなんなくなるな。はやぶさシリーズのスラスタがちょうどいいかも。いや一液式だから、あかつき のやつで充分間に合ったりして。

あるいは PBS も付けないのかもな。「安く早く」が最重要で、軌道投入精度もそれなりでいいやって感じだったりしてな。どうせ短寿命の衛星なんだから、PBS に頼らず、衛星自身の姿勢制御システムにいくらか余裕を持たせる形で間に合わせるとか。あーそのほうがトータルで安く上がるな。

よしじゃあ即時対応衛星計画のロケットは、イプシロンの KM-V2b も PBS もなしで、はらたいらさんに全部。

とかなんとかウダウダ憶測してみたけど、きっと全然違ってんだろなwwwww

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6日ぶりの ほぼじゅびふぉ 入荷は新規の曲。古川本舗さん原作の "Alice" を2バージョンですわ。

まず KoKo さん版を入れようと思い。英作詞者は KoKo さんご本人かなーと思いきや、"madokaueno" との記述。うえのまどかさんといえば、まど@実写リロさんじゃないですか。てことは……とニコニコ動画を漁ったら、まどさん版発見。てことでまどさん版を先に作業することに。

反訳終了直後に気づいた。あれ、もしかして……ああ……。

まどさん、動画上で日本語訳詞を出しておられた。ちゃんと見とくんだった orz

てことで自作反訳を潔く全捨て。ご本人による日本語訳をあらためて入力という二度手間(忍泣)。

さらに、ニコニコにあったはずの本家動画が削除されてたという未体験の状況発生。あまりよろしくない行いだけど、どなたかが YouTube に転載した動画を載せましたですよ。

そういやこの曲の権利状況を調べたら、各種権利が全部 JASRAC 管理だったんだった。プロ曲と同じ状態。てことで、あとで原曲動画窓を削除するかも。

しかし本家歌詞と自作反訳とを比べることで、流して訳してしまってたところがいくつか見つかったよ。うまく訳せなくてごまかしてしまったところというか。てことで、今後同じ場所はそうしましょというのがわかったのはよかった。

しかし、そうするしかないのかーって感じでもあったり。英語ではなにげにサラッと言えることでも、日本語訳するとクドくなってしまうのってあるんだよな。英訳では逆の場合にも遭遇したりするが。

そこら、意味を正確に伝えることを重視するか、それとも雰囲気を優先するか、やっぱし難しいところだったり。

今回は英訳詞者ご本人による日本語訳以上のものはないってことで、いろいろ勉強になりましたですよ。

銘板
2015.1.18 日曜
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短期集中ななにか

ほぼじゅびふぉ やるようになって、英文読解の力だけはなりなりについた気がする。

今日の新聞でセンター入試の問題が公表されててさ、英文を難なく読めてる自分に気づいたですよ。んでわかったのは、センター試験の英文ってかなり単純明快なんだなってこと。本物の英語歌詞に比べて(というか Juby さんの高難度の歌詞に比べて)、平易で揺れが少なくて。そして退屈ww

歌詞の場合は曲にリズムとアクセントを合わせて、韻も踏んで、それでいてかっこよく、が大事なんで、そのぶん構文の完成度にシワ寄せが行くもんでして。んでそんな英語歌詞ばっかり扱ってたら、受験問題用のがっちり出来上がった平易な文がけっこうわかるwww

けどはるか昔の受験勉強してた頃、英語ってひたすら難解でなーこれが。

こういうのって座学も大事だけど、慣れと経験も同じくらい大事なんだな。んで慣れと経験を効率よく身につけるにはどうすりゃいいのか。ほぼじゅびふぉ 的には短期集中が効くような気がする。

まーこれで慢心してしばらくやんないと、短期で覚えたぶん忘却もまた短期な気もするけどww

銘板
2015.1.19 月曜
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懲と罰 その2

3日前のログを読み返して、世の中の慣習でなんか変なの見つけたというか。

酒酔い・酒気帯び運転について、法律以外でも厳しく対応ってのはまぁわからんでもない。それで捕まった社員はクビにするって会社があったりするわな。反社会的行動ってわけで。

「そんな社員を置いてるなんて外聞が悪い」ってわけで。商売は体面と外聞が大事なのが現実だし。てかむしろ公務員の方が厳しいかも。トップが政治家なもんで、有権者の感情をものすごく大事にするからな。

問題は、会社がどうやってその事実を知り得るのか、という行程。

それで大事故を起こしたならともかく、検問で捕まっただけなら、本人が黙ってりゃまずバレないはずでして。免停や免許取り消しでバレるかもしんないけど、そこも、通勤形態や仕事内容によってはうまく隠し通せる道があることもあるわけで。

バレ損なんですわ。やらかした人からすると、ただでさえ法律でのキツい罰則を食らうのに、原理的にはそれで放免してもらえるはずなのに、法とも自分のプライバシーの行動とも関係ないところから、追加でいろいろ上積みされる。となると、そういう負担は1個でも回避したいのが人情。となると、職場に自分から真面目に報告だなんて有り得ませんな。損するだけなのが目に見えてる。

けどけっこうあるみたいで。規則で、この手の報告を義務付けてるとこ。そして、規則にきちんと則ってその報告をした職員を懲戒ナントカで処分するとこ。余計な罰を受けるためだけに素直に報告してくることを前提にしてるってのは、能天気すぎというか、あんたバカ?って感じというか。

酒酔い・酒気帯び運転で捕まったことを隠せば隠したでまた厳罰ってのも考え方としてアリかもしんないけど、きちんと報告した上での処分がクビなら、もうそれ以上の罰はないわけで。だったらイチかバチか隠し通せれば、報告するより確実に得なわけで。

これ、もろに「正直者が馬鹿を見る」仕組みだよな。「そういうことはあってはならない!」なんて社長さんとかはよく言うかもしんないけど、正直者が馬鹿を見る仕組みを運用してしまってる組織ってけっこうあるんじゃね?

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警察ってそういう矛盾と解決法を見出すセンスがけっこうあると思う。たぶん警察庁の内部でこの手のことをよくわかってて、具体的なところまで作り込んでから全国の警察署に実行させてる、ような気がする。

スピード違反ってさ、スピードガンで測るじゃないですか。あの計測データ、操作してる現場のおまわりさんは勝手に消せない仕組みになってるらしい。署内にその記録を転写してからでないとデータを消去できない、物理的な仕組みが備わってるらしい。

違反者がその場でおまわりさんのポケットに紙幣をねじ込もうと、その職員さんにはどうしようもないわけで。そのおまわりさんの家族や親友が捕まっても、見逃してあげられないわけで。

汚職の誘惑があってもそう簡単には汚職できない仕組みができてて、そしたらあとは淡々と職務を遂行するしかないわけで。

「こういうことはするなよ。したら厳罰だぞ」と罰則主義だけで対応するよりよっぽど実効性があるわな。

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お、おおお、隠れた名曲『夢見てもいいじゃないの』のフランス語版あった。

この曲、日本のボカロリスナーの間ではあまり知られてないっぽいけど、英語版は rockleetist さんが歌って人気が出てるんだよね。Poucet さんのフランス語版も PV 稼いでるなぁ。

そして、おいらが愛する『ひらり、ひらり』も発見。歌うは同じく Poucet さん。風に運ばれ、空へ海へどこか遠くへ飛んでいく想いの花びら、フランスにも届いてたか……(万感)

久しぶりに日本語原詩を読み返してみた。後半の

いつか 掠れていく 想いは
散らされた 刹那に 咲いて
朽ちると知ってなお 鮮やかに

がね、もうね……(涙)

両方ともちょい辛気臭い系だけどw フランス語の響き、Poucet さんの歌唱力も相まって高級感ありますなー。

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ちょ、Poucet さんのフランス語版『ひらり、ひらり』のオーケストラ風ミックス (SoundCloud) も出てきたよ。

すげえ、すげえよ怖いくらい壮大だよ。何この遥かなるランドスケープ感。

いきなり猛禽類に拉致されて、空の高みへとグイグイ引っ張り上げられた感じというか。

……、

……、

……。

これって、

これってあまりに唐突で……

ナンダカ コイノキモチニ ニテイマセンカ?(ぽっ)

……、

……、

……。

ドンピシャ!!

つか宮崎駿映画の久石譲っぽい感じもあるかも。和風テイストなアレンジのせいかな。

オケのみバージョンは YouTube に出てた。

オケのみでも圧倒されちまうよ……。

そしてヘビロテ突入中。

銘板
2015.1.20 火曜
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追加の『ひらり、ひらり』

ほぼじゅびふぉ 入荷は、『ひらり、ひらり』のみ5本wwwww

  • ひらり、ひらり / Toma
  • ひらり、ひらり / Ashiya Mizuki
  • ひらり、ひらり / ViVi
  • ひらり、ひらり / TheresNoEscape
  • ひらり、ひらり / Sumi
  • 海外でかなり人気が出てるっぽくて、ていうか曲への愛のあまり自作詞で EFD やんなきゃどうにもこうにも気が済まない人続出っぽくて。結果、歌唱のクオリティが普通の人レベルの作品が多くありまして。単純に、歌詞が短くて初心者でもとっつきやすいってのもあるかも。

    今回そこを扱ってみようかなと。

    前まで歌唱力を重視してたけど、英訳詞がオリジナルであることをより重視する方針を決めたんで。『ひらり、ひらり』を扱ったのはそう決める前だった。てことで『ひらり、ひらり』のオリジナル英訳詞ものを探したら出るわ出るわ。

    多いのはいいけど、ここまで多いと歌唱力でのふるい分けもしちゃおうかなと。てことで今日の追加分は5作品。ほんとはもっともっとあったんだけど。

    こちらの勝手な都合で一方的に採用見送りにしてしまった方々、本当に申し訳ありません。

    銘板
    2015.1.21 水曜
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    専門家の意見の真実

    イスラム国の日本脅迫映像の合成疑惑、別に合成じゃないだろ。とりあえず向こうにしたら、わざわざグリーンバック・ブルーバックのセットで撮影して風景を合成するより、普通に現地ロケしたほうがよっぽど簡単だろうし。

    影の付きかた不自然だ、と映画編集者が……と記事にされちゃってるけどさ(中日新聞共同通信)、編集さんは撮影現場に基本、行かないから。確かに映画製作のプロの人だけど、この場合はあてになんないだろ。監督さんかカメラマンさんか照明さんか撮影監督さんなら説得力あるが。むしろアニメ作家や漫画家のほうが見る目があるかも。

    「人質二人のそれぞれ内側に影が出てるのは不自然」とのことだけど、あのアングルだと別に不自然じゃないし。

    被写体は太陽光(平行光)を真っすぐに受けてるよね。んで、カメラは太陽と同じ方向から、けっこう近めで撮影してる。てことで、後ろに伸びる二人の影は、遠近法で真ん中に寄った感じにうつってる。見かけ上、影は内向きに付く。人質の頭部の陰影も同じ。普通に屋外で一発撮りしたと考えて特に問題ないと思うが。

    Art of Illusion で、目分量だけどシーンを再現してみた。

    陰影は元写真と同じく出てると思うが。

    同じシーンを真上から見ると↓

    こんな感じ。平行光なんで、光源の反対側に伸びる影もまた平行。伸びた影の頭の方の輪郭がボケてるのは、平行光の光源にサイズを与えてるから。現実世界の太陽も見かけのサイズがあるんで、長く伸びた影の先のほうは輪郭がボケるよね。わざわざそう設定したんじゃなく、デフォ設定のまんま作ったらそうなっただけ。モデリングの腕前のチャチさに比べて、変なとこがコダワリの画像になってしまったw

    てなことで、いわゆる「専門家の意見」ってのも、場合によっては全然あてにならんってことで。今回は専門家のジャンルの選び方が甘かったと。実名が出てしまった映画編集の人、ちょっとかわいそうなことになったかも。

    つか Twitter とかでは合成疑惑を信じてる人もいるんだな。疑惑を出した人、疑惑を支持してる人たち(専門家含む)、どうなんだろ。ほんとにこの理屈わかんないの? 遠近法を知らないの?

    あ、まったく同じ検証をされてるお方がいらした。

    アポロ計画捏造説も、信者は稚拙な理由を信じ込んでたっけな。「本当の月面写真なら背景の空に星々が写り込むはず。でも問題の写真の背景は真っ黒。明らかに捏造だ」とかさ。

    この場合、勘違いの原因は、写真術の露出の概念の欠如ですな。

    銘板
    2015.1.22 木曜
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    向こうの得意技

    そういや中国の宇宙開発の映像・画像も、日本人に難癖つけられてるよな。

    宇宙遊泳は「水タンクの中で撮ったんだろ。泡のようなものが見えるぞ」。

    月面ローバーは「タイヤの跡がはっきりしすぎてる。スタジオで撮ったんだろ。背景がくっきりしすぎてる。CG だろ」。

    宇宙遊泳の映像、ちゃんと見ろよ。命綱とカラビナの動きを見ろよ。水中であんな動き方しないだろ。あと飛んでるのは泡じゃないだろ。真空・無重力環境特有の等速直線運動してるぞ。塗料か何かが剥がれたんだろ。軌道上で。

    月面ローバーのタイヤ跡は、レゴリスの上を走ったからだろ。月の砂(レゴリス)は地球の砂と違って、もっと粒が細かいの。砂っつうより粉なの。パウダーですよパウダー。タイヤでそろそろと走ったら、地球の砂浜よりくっきりと跡がつくに決まってるじゃねえの。

    くっきり背景は大気がないからだね。日本の月探査機 かぐや のハイビジョン映像でも、地球の常識じゃ考えられないほど遠くまで鮮明でさ、CG 疑惑が出てきたっけなww

    中国の肩を持つようなこと言うと、捏造説支持の人たちから即座に「あいつは日本人じゃない」みたいな反応が来そうだけどさ、じゃあ愛国心があれば事実をねじ曲げてもいいのかい? 愛国無罪はむしろ中国の得意技じゃないのかい?

    銘板
    2015.1.23 金曜
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    50万円てとこかなぁ

    あのさ、イスラム国の日本脅迫の件でさ、なんで誰も言わないんだろってのがあって。

    「2億ドル(≒240億円)は高すぎる」「支払うのか支払わないのか」までは出てるけど、

    「どこまで値切れるのか」

    これをなぜ誰も言わないんだろう。向こうにしてみりゃ、自分とこに自ら来た日本人を捕まえたわけで、仕入れ原価はゼロだろ。タダで手に入れたものを商品として売ろうってんだから、値段なんてどうでもいいだろ。2億ドルなんて、日本が表明した対テロ支援額に当てつけたってだけだろ。真に受けちゃいけませんて。

    向こうはシルクロードの時代から綿々と続く商売文化だからな。はじめは高めに切り出して、値切り交渉で売る方も買う方も落としどころを探るのがフツーなんじゃね? 原価割れだけはしたくないはずだけど、今回の商品は仕入れ原価ゼロなのが客にバレてるんだから、客は値切り放題だろ。

    どの番組だかわからんくて申し訳ないけど、

    少なくともフランス・スペインくらいまでは値切れるだろ。前例あるんだから。

    つか、もう少し真面目に計算してみるか。倉庫代というか商品のメンテ費用というか。

    拘束してる間は、飯食わせて監視を付けてってなあたりでコストかかってはいるけど、向こうは物価が安いから、日本にしたら大した額じゃないべ。1日あたり何百円ってなくらい? 多数の人質を大部屋で効率よく管理してるんだろうし。2人の日本人人質のうち、拘束が長い方は半年くらいかな。したら一応の目安として、180日×500円=9万円てとこか。

    今回映像に出た人質の顔の肉付きから、飯は申し分なく食わせてもらってるな。んじゃ12万くらい?

    色つけてやっても、安けりゃ2人まとめて50万円くらいで交渉成立するんでね? あと向こうの交渉役にこっそり10万円も掴ませれば、交渉はよりスムーズにいくかもな。もし成功したら、人質確保の後、国際社会に向けて「100万円もかかんなかったよー」と言いふらす。これで身代金の相場が暴落。人質を取られてる国はみんな喜んでくれるだろ。

    仮に邦人2人救出に100万円もかけなくて済んだなら、救われたほうも後であまり気に病まなくてよさげだし。

    そ こ ま で う ま く い く は ず な い け ど ね 。

    政府がもしビタ一文払わないと決めたなら決めたで尊重すること前提で。幸いと言っちゃいけないことだけど、人質はおいらの親類縁者でも友達でもないし。人質になった人たちも、この時期にあの地域に自ら踏み込んだってことは、こうなる覚悟があったってことだろうし。

    つか、考えが一周した感じ。先に書いたとおり、要求の2億ドルは日本政府が表明した対テロ支援額と同額ですな。あの地域特有のふっかけと値切りの慣習というより、本音は単なる腹いせっぽい気がしてきた。「5,800km も離れた日本がウンヌン」とか文句言ってたし。

    結局は、日本がイスラム国に敵対する側についたのがはっきりしたってことに、イスラム国が腹を立てたってことかな。普通の国なら「遺憾の意を表明」とか、激昂しても「名指しで批判」とかだけど、連中はテロ組織だから、テロ的な腹いせの方法しか思いつかなかったってことじゃね?

    こりゃタチが悪いのに因縁ふっかけられたのと同じですなぁ。したら交渉は、相手の言葉を逆手に取って揚げ足取って、強気で意地悪すりゃいいよ。相手が怒れば怒るほど間抜けになるよう、誉め殺しも駆使して。こっちが強い態度で出れば、相手は案外ひるむもんだ。

    居酒屋でタチの悪い酔っ払いに絡まれたとき、こっちが下でに出てる間はとにかく調子に乗りやがるのな。けど相手が落ち着いた隙に押し始めると、意外と弱かったりしてな。相手の対面を立てながら追い詰めまくったら、さっきまでの勢いはどこへやら。押し黙った挙句に逃げ出しやがったよ。自分でもわからずにやったけど、あれが誉め殺しってやつなんだろうか。

    今回はそうさねぇ、「嫌がらせして挑発だなんて、お前らもフランスと同じだな。嫌がらせを受ける悲しみがわかる人たちだと思ってたのに、がっかりだよ」とか。なんだか「そんなのび太さんなんか嫌い!」みたいだなww

    とまぁ、自分が交渉役でも関係者でもないもんだから、こうして無責任に語れるんだけどさ。

    銘板左端銘板銘板右端

    あーあフランスも何やってんだか。

    「新聞では銃弾を防げない」と風刺した少年を逮捕 一方過去シャルリは「コーランで銃弾は防げない」 - 痛いニュース

    ソースはコチラ(英文記事)

    France begins jailing people for ironic comments - THE ELECTRONIC INTIFADA

    記事(THE ELECTRONIC INTIFADA 社の副設立者 Ali Abunimah 氏のブログ)によると、フランス国内で、あの事件以来少なくとも69人が逮捕されてるそうな。「テロリズムを擁護した」とのはっきりしない理由で。「表現の自由を侵害する危険因子」なんだとさ。

    逮捕した中には、ガチでやばいやつもいたかもだけどさ。

    風刺は「表現の自由」として国を挙げて守るのに、風刺の風刺は「表現の自由を侵害」で逮捕なのか。意味わからん。

    日本の新聞では、フランスの風刺文化を歴史絡みで説明して、読者に理解を求めるコラムをよく見るのになぁ。コラム書いた人たち、今どんな気分だろ。

    フランスはもう余計なことしないで、3日前に紹介した Poucet さんの FFD (French fandub) 聴いてろよ。幸せになれるぞ。

    銘板左端銘板銘板右端

    ほぼじゅびふぉ 入荷は3曲でござるよ。

    久々に Juby さんの作品をこなせた気がする。去年からやろうやろうと思ってて、ようやく手をつけられたわ。今日の皆さんは自作詞派なんで、コピペで済ますこともできず……けっこう大変でございましたですよ。

    銘板
    2015.1.24 土曜
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    歩きたくない未来への考察

    セグウェイは日本ではまだ行動を走れないんかな。

    いやさ、シニアカーと同じだろと思って。んで少し調べたら、道交法の第二条二十三の3の一で、歩行者とみなしてもらえるには「身体障害者用の車いす、歩行補助車等又は小児用の車を通行させている者」が条件だそうで。

    乗り物には「身体障害者用」か「小児用」の認定が必要らしい。セグウェイはここに引っかかってしまってるのかな。

    あと、Wikipedia「セグウェイ - 行動走行」によると、モーター出力が 0.6kW を超えてることから原付でさえなく、普通自動二輪車扱いになるんだね。

    てことで、身体障害者/小児 の限定枠は法改正を待たなきゃなんないけど、モーター出力はそれなりに下げればクリアできるわな。セグウェイの最高速度は 19km らしいけど、これがたぶんセニアカー並みに落ちるわけで。別にそれはそれでいいんじゃね? ぶっ飛ばしたけりゃチャリにでもクルマにでも乗れと。

    そういやホンダかトヨタが似たようなコンセプトのブツを作ったよな。またがって座るやつで、両手がフリーってのがセグウェイより便利という乗り物。

    あれはどうなんだろ。日本企業だから、もしかして日本の道交法をクリアしてたりするのかな。

    しかし、福祉用具の購入には消費税がかからない恩恵があるけどさ、製品は広く普及してこそコストダウンできる面もあるわけで。ものによっては福祉用途限定にするより、一般用としてバンバン作って売ったほうが、結果的にずっと安くなるんじゃないかとか。

    銘板
    2015.1.25 日曜
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    南極暮らしと火星暮らし

    このまえ映画『南極料理人』観たんですよ。1年以上にわたる閉鎖環境の暮らしでさ、面白く描いてたんだわ。すげー笑っちまったw

    でっかい肉を焼くのに厨房の設備じゃ火力が足りないからってんで、外で肉そのものに火をつけて焼くとかww なんか楽しくなっちゃって、火のついた肉振り回して追っかけっことかwww 隊長が隠れてラーメン食いまくってたとかww せっかくの伊勢海老がよくわからん勢いでエビフライになってしまったりとかwwww バター中毒になった人に追い詰められた堺雅人どうすんのかなーと思ったら無表情で……www

    そういや冒頭、ドームふじ基地の暮らしが嫌になって逃げ出そうとした若いやつ、追いかけてきた隊員に説得されて抱きしめられて泣き出してさ。いきなり辛い場面だなぁと思ったら、説得のキメ台詞が「戻って麻雀しよ」。こいつ何言ってんだとwwww 最初っから掴まれてしまったwww

    いやほんとコメディタッチで楽しく描かれてはいた。けど、決まった数人の仲間以外誰もいないくて逃げ出せもせず、仕事しながら帰る日を数えて暮らすこと1年以上ってさ、コメディタッチじゃなきゃ観てる方が辛くもなろうものなのかもな。映画『八甲田山』はあれはあれでツラさリアル再現でいいんだろうけどさ(あんだけ人が死んだ実話でコメディは無理だよな)

    で、南極暮らしと似てるといえば似てる将来の僻地暮らしってさ、火星探査がそれかなと。最短で2年2カ月コースだもんな。片道は半年強で済むから、往復の移動時間は1年2カ月くらいかな。てことは火星滞在が丸1年。火星の周回軌道上または着陸地点で過ごす。

    もし軌道周回も着陸もしないなら、火星の準衛星軌道に入って、火星の引力圏外で付かず離れずを保って1年間ってのもアリかな。そこから火星に無人探査機を飛ばして、乗組員は母船で研究活動っつう段取りになるかな。周回軌道投入と準衛星軌道投入とで、推進剤の消費量の少ない方で選ぶ感じかな。

    潜水艦暮らしもキツそうだな。けど日本の場合は1年以上ってことはなさそう。ディーゼルだし、活動領域は基本、日本の EEZ 内だし。アメリカやロシアの原潜は年単位で潜りっぱなしなのかな。

    南極のドームふじ基地も海上自衛隊の潜水艦も、ときどき外の景色を見れて、外の空気を吸えるってのはいいね。火星探査じゃそれさえ無理。まーいつでも火星を見てられるけど、ひとたび暮らしが嫌になっちまったら、宇宙船の窓の外に赤く輝く火星を見るのも嫌になるだろうな。

    着陸すれば、地球に少し似た景色の中で過ごせるか。ときどき船外活動もあるだろうし(宇宙服が必要だけど、月面用より軽装備でよさげ)。24.6時間で自転してるってのは、地球に近くてイイ要素だね。人間の体内時計の周期は25時間だそうなんで、むしろ人間の生体リズムにとっては快適かも。

    四季はある。自転軸が地球と同じくらい傾いてるんで。けど風景の変化としては、ドライアイスの白さが増えるか減るかくらいかな。なにしろ植物がなくて、岩肌むき出しの荒野が広がるばっかりの単調さ。

    夜空に見える星座は地球と同じ。季節ごとの星座のめぐり方も同じ。ただ、火星の1年は地球の1.88年なんで、季節と星座のめぐる早さはかなり間延びしてる。

    なりなりに地球と似た風情もあるっちゃあるけど、あそこは天候が単調でな。雲がないから空は常に晴れてて、雨も雪も降らない。ときどき砂嵐があるくらい。気圧が地上の 1% もないんで、砂嵐の風速はともかく、風圧はそんなでもなさそう。

    周回軌道や準衛星軌道じゃそんな単調な風景さえ味わえない。結局どっちにしても長期滞在はキツそうですなぁ。

    南極暮らしじゃ滞在日数×人数+予備の食材をどっさり持っていくわけで。水はそこらじゅうに氷として嫌になるほどあるわけで。溶かす熱源が必要なはずだけど、きっと燃料もまた余裕を持ってどっさり持っていくんだろう。何より、いよいよヤバい事態だとなったら、SOS を出せば誰か助けに来てくれるってのが大きい。日本の昭和基地から、あるいは各国の基地から。

    火星探査の無茶さに比べればまだまだな感じ。

    同じ宇宙だと、今運用中の国際宇宙ステーション(ISS)も似てるかな。あそこでの滞在期間は長くて半年、超長くても1年くらいかな。若田さんが ISS の船長を務めたときで半年だった。若田さんの通算の宇宙滞在期間は日本人最長だそうで、それでも347日で1年に満たない。

    ヤバくなったとき ISS にすぐさま駆けつけてくれる人はいないけど、脱出用のソユーズ宇宙船は人数に間に合うぶん常備してある。んで、脱出したらそのまま地球に帰ってこれる。長くてもたぶん2日以内にシャバの空気を吸える。

    アメリカはまだ火星有人探査の夢を捨ててない感じだけど、こりゃあ乗組員は人類史上最大のストレス生活を覚悟しなきゃなんないかもね。

    毎年のように、ハリウッドから出る B 級ホラーの系列ってあってさ。密室状態の宇宙船暮らしか長く続いて、乗員の一部が精神的に壊れて船内が混乱に陥る、という定番設定のやつ。評価が高いのは『イベント・ホライゾン』(1997)らしい。真田広之が船長役で出演した『サンシャイン2057』(2007)年もその系列。へえーサンシャインのほうはイギリス映画なんだ。へぇー。もしかして船長の役名がカネダなのは、"AKIRA" から来てるのかな。

    有人火星探査をやると、その手の映画の展開がリアルで起きる可能性が発生すると。怖いのは映画と同じく、SOS を発してもどうしようもないってとこ。なんとか持ちこたえて地球にたどり着けるのが先か、破滅が先か、なんて、ほんと映画みたいなノリになりそう。

    まぁ はやぶさ が似たような状況に陥ったわな。無人探査機だったんで、おかしくなったのは人の精神じゃないけど、機器がいろいろ機能不全に陥って本来の帰還予定のためのタイミングを逃してしまった。んで3年後に再び訪れるタイミングに合わせて、いろいろがんばってがんばって、予定の3年遅れで這々の体で地球に帰ってきたと。

    はやぶさ は無人だったんで、年単位で延期っつう選択肢があった。

    かのアポロ13号のときはまた違った状況。軌道は自由帰還軌道。往路でトラブルがあったら、何もしなくても数日で勝手に地球に帰れる形にしてあった(まさに「こんなこともあろうかと」)。てことで、トラブル発生後の帰還予定日は延期なしで決まってた。課題の焦点は、その日までどうやって物資(このときは主にエネルギーと水)を持たせるかだった。

    火星有人探査は はやぶさ と似た条件なのに、トラブル発生時のクリティカル要素はアポロ13号と同じなわけで。年単位で延期っつう選択肢はたぶんないわけで。

    アポロ計画の乗組員は、精神的に強い人たちが選抜されてた。13号のフライトは往復で6日間だった。事故発生が打ち上げから2日後だったんで、極限状態を4日間耐え抜いてどうにかなったってことで。

    例えば火星有人探査船が、地球を経って間もなくアポロ13号的なトラブルに見舞われたら、残りまるまる2年2カ月を閉鎖環境で極限状態で過ごすわけですよ。アポロの乗組員並みに精神面が強い人でも、かなりアレなんじゃないかって気がするが。

    映画『南極料理人』の原作は、本物の南極料理人・西村淳氏のエッセイだそうで。てことは劇場映画としての脚色はあるにしても、エピソード自体はかなり実話なんじゃないかと。なわけで、やっぱし閉鎖環境での年単位の滞在ってストレス溜まりまくりで、自分を制御できなくなったりするもんなんだろうな。

    あ、ちと遅かったが今気づいた。2年2カ月ってのは火星に1年滞在した場合だな。地球ー火星のホーマン軌道上で地球へ帰るタイミングを待つなら、もっと長くかかるよな。火星探査機 のぞみ がそれをやったわけで。地球圏から火星に向かうホーマン軌道に入ったのが1998年の12月で、ホーマン軌道から地球スイングバイ1回目をやったのが2002年12月。ちょうど4年かかったんだな。

    てことは、往路での不測の事態(火星近辺への滞在が無理になった場合)を考えると、ホーマン軌道上で4年持ちこたえられる準備が必要ってことか。

    NASA もそこはよくわかってるはず。今、火星有人探査やその前段階にしてる小惑星有人探査を研究してるとこらしいけど、このあたりはどう対処して「問題解決」とするのかな。

    閉鎖環境暮らしの地上実験はいくつか実例あるんだよな。有名なのはアメリカのバイオスフィア2。物質のやりとりさえ隔絶して、外部と繋がってるのは通信環境とエネルギー収支のみだった。途中で仲間割れが起きたことが広く知られてるな。ほかに、物質の隔絶も中途で断念してしまった。「科学的成果があまりなかった」と評されてるみたいだけど、やらなきゃわからなかったことも相当あったんじゃないかな。

    ロシアもやってたな。国内メンバーのみ20人くらいで、うまく運用して経験を積んだらしい。国際的なものだと、同じくロシア主導のがあったな。旧宇宙開発事業団から1人派遣したっけ。もしかしたらあれは火星探査じゃなく ISS の準備だったかも。結果は、日本人参加者は精神的不調を訴えて中途離脱。それもそれで、本番のための要改良項目とデータを提供できたわけで。ともかく途中で降りられる環境でよかったよ。

    そういや日本もバイオスフィア2に倣って、バイオスフィア-J という企画を立ててた。実施場所は青森県六ヶ所村。うちのけっこう近くww 滞在人員は1人のみだったはず。てことで人間関係でのストレスや仲間割れはないわけで。そのぶん孤独感との戦いになるだろうけど、引きこもり系の人ならかえってラクかもな。

    バイオスフィア-J の詳しい情報があまり見つからないけど(地元でもまったく話題になってないし)、1995年から始まって、まずは無人で植物のみでの実験をやってたらしい。いつ書かれたか不明だけど、コチラによると「2005年以降、人の居住実験に移る予定」とのこと。

    バイオスフィア-J 運用開始から20年後、人が住み始める予定から10年後なんですが。実際の進み具合はどうなってるんだろ。

    こういうのは南極と ISS じゃ運用実績が豊富にあるけど、そこより過酷な環境はまだまだ手探り状態な感じ。やっぱしいきなり火星・小惑星行きじゃなく、静止軌道や月面や近場のラグランジュ点とかの、「すぐには帰れないけど火星・小惑星よりは地球に帰りやすい場所」に有人活動の恒久拠点を作って、ときどきヤバい目に遭いながら経験を積んだほうがいいような気がする。

    〓ZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZ⊂<回 ←仕切りジッパー

    イスラム国の日本人の人質、お一人は残念なことになったみたいだね。隠してない画像を見たけど、合成とかでのゴマカシではないと思う。もうお一人が助かるといいけど、イスラム国の方は要求を変えてきたね。身代金じゃなく、ヨルダンで拘束されてる仲間との人質交換とか。

    それだと日本は全然関係ないんすけど。なんで日本が引き続き脅されなきゃなんないんですか。意味わかんねーよ。イスラム国、何やってんのか自分でもわかんないんじゃねーの? 彼らにとって貴重な商品のはずの人質を一人、損切りしてしまったわけで、今のとこ彼らが得たものは何もなし。単に世界中でヒンシュク買って、無駄に敵を増やしただけ。「やんなきゃよかった」状態。

    ISIS クソコラグランプリはどうなんだろうね。海外でも賛否両論みたいだね。否定的な意見は当然理解できるとして、賛同する意見がまたこれが香ばしいというか……。

    NEWSまとめもりー 様で紹介されてるのだと、

    blogos 様で紹介されてるのは、

    肯定的な部分だけ挙げてみたけど、何だろうこの、思わぬところを突然なでられて鳥肌立ってヒーッな感じは。コラ作った人達は、おいらは単に悪ノリではしゃいだだけだと思うが……。

    真面目に考察されればされるほど、いやいやいやいやいや、って感じとか。

    つかフランスの「日本人もまたシャルリーだ」は完全に外れてるだろ。クソコラグランプリのネタは今回の事件の画像であって、イスラム教自体を煽ったのはたぶんないだろ。なんか自分の味方を増やしたくて意図的に誤解してるニオイさえ感じるなぁ。

    NBC の「アメリカ政府が失敗してきた試みを効果的にやってのけた」ってこれはあれですか、自国政府批判への利用の意図を感じさせるような。ってもしこれ本当ならさ、これからは世界的にこういう流れなんですかね。テロリストをコケにする方針なんですかね。

    今回のは無名の市民が勝手にやったことで、日本政府は一切関知してない。なにがしかの効果があったのならそこがミソだと思う。けど国・政府主導でこんなことやっちゃったらなんてーかその、責任の所在がはっきりしてるだけに、もっとひどい状況に陥ってしまう気もするが。

    中韓の政府が日本に対して、ここ10年くらい露骨にそれやり続けてるわけで、結果、なぜか日本の人気が上がるばかり。その一方なぜか仕掛け側の人気は……うーん。

    政府じゃなく民間が中東のテロリストをコケにするのだと、シュワちゃん主演の映画『トゥルーライズ』(1994)ってのがあったな。おいらとしては、ハリウッドが日本叩きから中東叩きに乗り換えたんだなーと実感した分岐点の映画だが。ぶっちゃけあれ、テロ防止には効かなかったろ。クソコラグランプリと似たようなもんだったのにな。やっぱ今回のクソコラ、テロへの対抗の手法としてそんなに「効いた効いた」と褒められる類いのものではない気がする。

    「日本人がイスラム国に対する完璧な武器を用いて,世界に,そのメッセージを発した」に至ってはもう……。単に不謹慎遊びしただけだろ。作った連中、仮にも身バレした日にゃ報復の恐怖に怯えまくるだろ。守ってくれるのは匿名性だけなんだから。「完璧な武器」とやらは脆弱で臆病なものでしかないだろ。

    てことで、各国の対応ぶり。

    まーみんなとこテロとその対策に困ってるのはわかったが、みんなとこほんとグタダグダだな……。

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    最近すげー日記が長くなってるな。今日もかなりだよ。そしてさらに…… orz

    ほぼじゅびふぉ 追加4作品ですよ。

    『マトリョシカ』もまたたくさんの方々が EFD しとられまして。常連さんたちはもう収集済みだったけど(この曲で常連さんを多く知ったなぁ)、YouTube の検索結果で下のページに埋もれてる方々もちょいと発掘したくなってさ。

    そんなわけで今日は4作品。あと3作品を準備中だけど、もしかしたらもっと増えるかもww

    とはいえ今日の時点で既に18作品がエントリー済み。全部載せると本当にきりがなくなってしまうんで、またしても作者の皆様に申し訳ありませんが、選別させていただいております。なにとぞご了承のほどよろしくお願いいたします。

    銘板
    2015.1.26 月曜
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    スパニッシュラシアン

    『マトリョシカ』の(たぶん)スペイン語ラップすげーwww 歌詞の意味わかんないけどなんだか素晴らしい完成度。これはいいヘビロテ曲。

    2作品見つけたよ。どっちもすげーノリノリ。

    いやほんと、世界中でこんなにも愛されてる日本製のロシアっぽい曲、ロシアの人たちはどうお感じなんだろ。

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    今日もマトリョシカ祭りで3作品追加。

    とりあえずマトリョシカ祭りはこんなとこで。採用できなかった皆様、ほんとごめんなさい。

    銘板
    2015.1.27 火曜
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    思うツボかも

    イスラム国の日本人人質事件ってさ、もしかして連中にとってはある意味これで成功なのかなって気もする。

    あの国は存在自体が今売り出し中だからな。派手なテロ行為で一生懸命アピールしてるわけで。そんな中、日本ってイスラム国のことあんまし気にしてなかった気がする。蚊帳の外を満喫してたというか。

    そこへ来てこれですよ。もう日本も無関心でいられなくなっちまった。

    おいらとしては、要求内容が身代金からヨルダン政府が相手の人質交換になった時点で、もう日本はどうでもいい立場に戻ったような気がする。

    ヨルダン政府は、イスラム国に拘束されてる自国の軍人さんとの交換を優先させる意向らしい。そりゃそうなるわ。

    日本政府の方は、一人殺害されて態度を硬化。身代金なんかビタ一文払わん可能性の方が高くなってきた。

    イスラム国、生きてる方の日本人人質の扱いに困ってそうだな。タダで解放すれば、世界から「イスラム国は弱腰」「イスラム国はバカ」なんて思われてしまう。強くて怖いイメージを売り出したい彼らにとって、その線はなさそう。けどもう居てもらわれても無駄飯食らいにしかならないし。

    膠着状態ってやつですか。向こうの間抜けさに付き合わされてる日本っつう構図になっちまったような。まー世界のキナ臭さとは無関係に平和を享受する日本社会に「イスラム国ここにあり」とその名と活動内容を知ってもらえたのが、彼らにとって成果といえば成果ですかねぇ。

    とはいえどう動いても誰も得しない状況に陥ったこの事件、イスラム国も日本も、どんな幕引きに持ち込むつもりなんだろ。

    と思ってたら、新たなメッセージで今度は24時間で区切ってきましたな。

    銘板左端銘板銘板右端

    中東事情とはまったく関係なく、今日の入荷は1作品のみ。

    「アイロニ」の英訳詞は leelee さん作の寡占状態だけど、ここで Enn さんがオリジナル英訳詞でちょいと反撃の構図だったり。つか Enn さんの歌声、絶品ですなぁ。

    銘板
    2015.1.28 水曜
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    謎のアクセント

    後藤氏の新メッセージ、聞いててなんか不自然な気がして。静止画 + 音声ってのがあからさま不自然なんだけどさ。

    その発音というか。おいらは後藤氏と確認できる英語の喋りは聞いたことないんで、声質で本人かどうかはわからん。けど、そこ以外でもなんか不自然な感じで。

    訛りは日本人的だね。あんまし訛ってないけど、ほのかに香るあの訛りは日本人のものだと思う。外国の人が日本訛りを真似たのとも違う、本物の日本人の英語かと。

    ただ、アクセントの置き方がね、なんかね。噛まずにタメずにゆっくりはっきり同じペースを保って言い切ってるのは、原稿を読んでるからとわかる。たぶんイスラム国側が用意したのを読んでるんだろう。

    しかし日本人の命乞いの内容で、渡された原稿を読んで、ところどころに感情と強調を込めたアクセントで話すもんなのか? 後半が特にそうだったが。そういう風に言えと脅されてるのかな? けど後藤氏本人が読んでるかどうかもよくわからん状況でな。じゃあ後藤氏じゃなけりゃ、読んでる日本人は誰なんだと。

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    そして6作品追加。

    『威風堂々』。この曲独特のエロさwについて、Ennさん、RO☆D さんとも自信なさげなコメントをしとられるけど、いやいやお二人様とも大変エロかったですよwwなんて書くとセクハラになるんだろうか……。

    『音偽バナシ』。まだそんなに知られてない感じの EFD 歌い手の Frog さん。その歌唱がイイんですなー。てことで既出の rachie さんのと合わせて4作品となりまして、それぞれの高度な歌詞と歌唱を楽しめるようになりましたよ。

    『ウミユリ海底譚』は、うちのサイト初の2015年製 EFD ですよ。

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    2015.1.29 木曜
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    めんどくせぇ自分

    このまえそこらで見つけた、2ちゃんねる発の不思議な話。語り手は実話と主張。

    梯子氏と未来抗争(タイトルはおいらが今テキトーに付けました)

    未来人と思われる人々の間の抗争に巻き込まれた人(とりあえず「梯子氏」と呼ばれてる)が、リアルタイムでいろいろ語ってくれたスレのまとめなんですわ。

    これ映画になんないかな。すげー面白かったんですが。

    最後の方、梯子氏が必死に幸せを守ってきた妹さんが……いやーほんとゾッとしたわ。

    銘板左端銘板銘板右端

    今日の ほぼじゅびふぉ 入荷は2作品。両方とも JubyPhonic さんだすよ。

    やんなきゃなーと思うほどにできなくなるのが人の常ってわけでもないけど、Juby 作品は歌詞の日本語訳がなかなか大変なんで、思わず逃げてたですよ。んで最近、そろそろ他の人はそのくらいにして、Juby さん優先にしなきゃなーと思ってたら、まったく手をつけられないというわけわかんないドツボにはまってしまってさ。

    諦めて他の人のをまたやり始めたらようやく勢いがついてきたよ。このまえ Juby さんの "trick and treat" もやれたし(去年から考えててずっとやれてなかった)、多少の自信をつけて Juby 作品にまた挑戦する気になれたと。ほんと自分のめんどくささに orz

    んで『ショットガン・ラヴァーズ』。正直、作品の世界観も Juby さんの英訳詞の世界観もよくわかってないっす。あとで見直しかなぁ。

    そして『ヘッドフォンアクター』の原作はカゲプロ系の作品。カゲプロ系は原作者様の作風がなんぼかわかってきた感じ。とりあえず言えるのは、「歌詞が長い」。ただでさえ Juby 作品なのに、なおさら根性要るわけです。てことでいつも腰が引けてたり。でもせっかくやる気になってるんだから、と1作品を仕上げたくなったと。

    この曲の主人公は『夕景イエスタデイ』と共通。『夕景……』は ほぼじゅびふぉ 開設のときからの作品なんで、「『ヘッドフォンアクター』早くやんなきゃなー」と思いつつ、「やんなきゃ」セルフトラップでできないでいたわけで。ようやく仕留めて一安心ってとこ。あーほんとめんどくせぇ自分 orz

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    2015.1.30 金曜
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    願望2種類

    イスラム国の脅迫の件、マスコミの中には「ヨルダンを巻き込むとはしたたかだ」みたいな論調もあるみたいだが。

    なめちゃいけない状況ではあるけど、おいらはイスラム国はもう自分でも何していいのかわかんなくなってる気がする。

    日本脅迫は思いっきり空振りだった。2つ揃えた商品の1つは無駄にしてしまった。残るは虎の子のひとつ。けど商品が1つ残ってようと、もう日本がお金を出してくれる線は限りなく薄いことがわかった。

    もう残った日本人の人質は役に立てないわけで。無駄に殺せば反撃が怖い。もうこんなアヤの付いた商品は損切りってことで釈放してしまいたいけど、ただ釈放したら、イスラム国が自分でケンカふっかけて自分でドジ踏んで負けたってことになる。ワルかっこいいイメージで構成員をまとめてる事情から、それは避けたい。勝手に騒いで自滅で負けましたなんて間抜けを認めようものなら、組織崩壊のリスクが発生してしまう。何が何でもかっこよく幕を引かなきゃいかん。

    しかもカネ目当てと思われて軽蔑された感じだったから、精神がウンヌンとか言い出して、結局人質交換に路線変更。

    けど日本にはイスラム国絡みの囚人がいない。ヨルダンに重要人物が囚われてるんでヨルダンに無茶振りしたら、自分とこの人質にもうヨルダン人(軍用機パイロット)がいた。当然ヨルダン政府は、日本人人質よりも自国パイロットを優先。日本人人質の人質としての存在意義はなおさら低くなって、本当にどうでもよくなってしまった。

    なんかなぁ、場当たりでいろいろやったら結局、自分から勝手にドツボにハマっちゃったような感じがするが。

    ヨルダン政府も、自国パイロットが生存が確認できなきゃ人質交換には応じない、と条件出してますな。当然だわな。それでイスラム国が沈黙してるのが腑に落ちなかったり。ひょっとしてパイロットは存命じゃないのかい?

    だとしたらますますドツボだよな。

    この場合、ヨルダンはイスラム国へ何も渡す必要がなくなる。

    イスラム国は日本人人質では、世界のどこの国も脅せなくなる。

    人質の処理にますます困ると。そしたら……

    後藤さんに2日ぶんくらいの水と食料を持たせて、国境の相手国側の検問所から 10km ほど離れた原野に一人で放り出して、検問所の方角を教えて、「あとは好きにしろ」って感じですかねぇ。

    無事に保護されたニュースが出たら、そのままじゃオウンゴール負けだから、イスラム国は何らかの声明を出すだろうな。

    「後藤から日本の機密事情を詳しく白状させた。日本よ、恐怖に怯え続けるがいい」みたいな感じかな。捨て台詞だけど。

    これ、もしヨルダンのパイロットが存命じゃなかった場合での願望。存命の場合はどうなるのかな。2対1での交換ってアリなんだろうか。ヨルダンは後藤さん救出の努力もしてくれてるそうだけど、もちろん自国のパイロット優先なわけで。パイロットを取り戻せたら、イスラム国が勝手に仕掛けてきたこのゲームからヨルダンが降りても誰も文句言わんだろ。

    ヨルダンが円満に降りたら、状況はイスラム国がヨルダンに無茶振りする前にそのまま戻るわけで。堂々巡りですがな。となると、後藤さんに2日ぶんくらいの水と食料を持たせて……。と、結局同じ展開になってほしいなという願望。

    銘板左端銘板銘板右端

    今日の入荷は5作品。けっこうやったぞな充実感w

    Sara Cocanour さんのご登場は『ロッテンガール グロテスクロマンス』以来の2作品目。歌唱の実力がすごくおありなのに EFD 作品が極端に少ない、かなりもったいないおかた。もっと出してくれないかなー。

    「カノチねこ」というのは、何だかよくわからなくて調べてみたよ。UTAU(ボーカロイド的なフリーソフト)の声のひとつだった。てことで今日入荷のものは、「sango312 さんが UTAU のカノチねこを使って製作した『夢見てもいいじゃないの』」ということですハイ。

    rockleetist x Cloud9 版の「夢見てもいいじゃないの (Desperation Mix)」は、Cloud9 というおかた(またはチーム)が、rockleetist さん単独の版(ほぼじゅびふぉ で確保済み)のインストをアレンジしたもの。豪華なサウンドになっとりますよ。

    Juby さんの作品は2つ。

    『アブストラクト・ナンセンス』の雰囲気、何か前に味わったことあるような、抉るような鋭さの作品だなーと思っとったら、原作者が『ロストワンの号哭』の Neru さんだった。いつも日本語歌詞の情報源にしてる 初音ミク Wiki では「押入れP」名義になってて、わからんかったですよ。

    『告白予行演習』は、フラれない版『夏の終わり、恋の始まり』かな。いや『夏の終わり……』もフラれたと決まったわけじゃないけど。どっちも爽やかな青春恋愛曲ですよ。『告白……』は場面の持って行き方が、なんとなく映画の語り口の技法に似てるかも。

    昨日と今日で Juby さんの作品としてはちょい古めの物件を扱ったけど、この人最初っから実力派の化物だもんな。まったく危なげないというか。デビュー作品の時点で既に完成してるあの独特の歌い声と歌い方、どうやって自分の中に見つけたんだろ。地声そのままでもなさそうだし。日本の漫画やアニメをお好きみたいだけど、声優の声とはまた違う感じだし。

    といいつつ、仮に Juby さんがアニメの声優やるなら、主人公級の少年の役が多そうだな。

    銘板
    2015.1.31 土曜
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    メタプロパブタ

    メタンからプロパン・ブタンを作れないもんかな。都市ガスがプロパンガスになれば、保存・移送がメタンガスより簡単になるわけで。常温でも圧縮すれば液化してくれるんだもんな。さらに質量あたりの熱量も増えるから、エネルギーの貯蔵・輸送効率がさらに上がる。

    一般に言われる「プロパンガス」の名称には注意が必要らしい。Wikipedia「液化石油ガス」によると、

    液化石油ガス(えきかせきゆガス、英: liquefied petroleum gas、LPガス、LPG)は、プロパン・ブタンなどを主成分とし、圧縮することにより常温で容易に液化できるガス燃料(気体状の燃料)の一種である。一般にはプロパンガスともよばれるが、語彙としては極めて不正確である。家庭・業務用はプロパンが主体であるが、工業用の主体はブタンであり、家庭・業務用でもプロパンが純物質でないため、プロパンガスと呼称することは適当とは言い難いのである。

    のだそうで。

    てことで、都市ガスの主成分のメタン、液化石油ガスの主成分のプロパン・ブタンの化学式を見てみる。

    とゆー、お互い親類みたいな形ですな。なんかこう、メタンガスを何らかの触媒に通せば、都合よくプロパンなりブタンなりできてくれそうな気もするが……。ここから先の考察は、おいらの化学力では無理ってことで言い逃げ。

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    ほぼじゅびふぉ 入荷は1作品のみ。

    この作品での Frog さんの歌唱はあまり調子よろしいわけではないけど、この続編の『リグレットメッセージ』を入れたくなったんで、セットの前振りとして。

    銘板
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