ひとりごちるゆんず 2013年11月
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2013.11.1 金曜
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実は意外とそうでもない?

数日前、女子高生のカバンにハングルで書かれたタグみたいなのが貼ってあったのを見かけたんですわ。

ネット上で言われてるほど、実社会では嫌韓って盛んではないんじゃないか、って気分。実際はどうなんですかね。

その女子高生に訊けばよかったんだけど無理だった。電車の中でオッサンが女子高生に話しかけたら、第三者の視点的にかなり危険な香りじゃないですかw とてもできんかったww

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関係ない話題だけど。

7月18日のログで出した JubyPhonicP の "Hirari, Hirari" の訳詞中で、こっそりと「あなた」を「君」に替えたです。元の日本語詞に合わせて。

ちょっと雰囲気変わったというか、元に近づいたというか。

7月に訳したときは、女性が男性の相手に対して「君」というのは……という抵抗感があったんだけど、もう10年以上前から宇多田ヒカルは歌詞で「君」を使ってたわな。ほかの女性 J-POP アーティストも普通にそうな気がする。そして「ひらり、ひらり」でも「君」だし。

てことで、おいらは無意味なコダワリを持ってたんだだなーと思い直してのこと。

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2013.11.2 土曜
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超古参アイテム出陣の日

はーこりゃ久々の出番だー。

自作紙ヒコーキの出番だどーん。職場で、とある何やらの文化祭に絡むことになりまして(学校ではない)。そこに何かを強制出品することに相成りまして。ネタがないんでこんなもんで、とばかりに自作紙ヒコーキ。今年はこれでお茶を濁すことにしたものの、来年以降はどうするべ……。まーあとで考えるか。

てことで本体をケント紙に、説明書をコピー用紙に印刷中。

更新履歴を見るに、出したのは 2006.1.21 か。今はもうほとんど2014年だとして、8年も前かよ。鼻の奥にツーンと来るよ。つかこれ初めて作ったの、確か1997年頃だったんじゃないかな。何月だったかもよく覚えてない。なんか同じく秋頃だった気がする。となると遡ること16年ですか。何ですかこの悠久の時の流れ。いや1996年だったか。まぁそこらへん細かいこたどうでもいいや。

あのとき、とある近隣の町が観光協会を立ち上げてさ、その観光協会が早速イベントを開催する運びとなってさ。おいらにも何か出してくれと言われてさ、そんで作ってみたんだわ。

その町では、町興しのアイテムのひとつに飛行機を考えててさ。それに合ったテーマだから喜んでもらえるだろうと思ってさ。自分的にはかなり難儀しながらも無事に仕上げて、さてイベントの前日。町のその分野の担当者(ボランティアで何か飛行機関係のイベントとかやってた人。本職は公務員とか団体職員じゃなく、お店の経営者)とミーティングだとか。ブツはもう観光協会の事務局に届けてあったんで、そのまま行きましたところ。その担当者さんとお会いしましたところ。

なぜかいきなり激怒されまして。

よく分からんが、メンツを潰された格好だったらしい。イベントの直前まで先方に情報が行かなかったのは、別においらのせいではなく。けどおいらがすげーどやされた上に、おいらの紙ヒコーキにまでケチ付けてきやがって。

ケチ付けの内容は主に、「紙を切って貼り合わせるこの方式は●●先生が特許を取っておられるので、勝手に使ってはいけないはずだ。それにカドを丸めるのも同じ●●先生の特許だ」とか。そのときは真に受けたんだけどさ、今考えるとおかしいことがあったり。

つか理屈や道理じゃなかった感じだけど。腹が立って腹が立って、何でもかんでも相手を全否定して八つ当たりしまくって難癖付けて、コテンパンのギッタンギッタンにやっつけてやらなきゃ気が済まないって感じだったわ。つかイイ歳して(50歳くらい)なんでそこまであられもなく激怒してたのかも、いまだに謎。

1980年には、既にこの方式での商品が出回ってた。1997年はそこから17年ほどだから、特許がまだ生きてたのかもだけど(認可されてから20年で切れる)、もっと昔からこの方式はあった気がする。1997年時点でもう特許切れしてた可能性もあるかなと。

10年くらい前に特許庁のサイトで探してみたけど、見つけられなかった。んで1980年から今年で33年なんで、今はもう完全にその特許は切れてると思う。

彼が特許特許とうるさかったのは、自分のほうが正統だって言いたかったのもあったのかもな。関係筋にコネがないと分からんようなネタを、こっちから訊いてもいないのに言っては威張って言っては威張って、ひけらかしまくってたわ。彼は航空力学はからっきしみたいだったけど、町興しには彼のようなコネや雑学のある人材のほうが適してるだろうってのは分かってた。てことで、それぞれの特技を合わせて仲良く盛り上げて行きたかったんだが。出会い頭に拒否。初対面で拒絶。

町民でもないどこの馬の骨とも分からんやつがぽっと出て、イベント寸前まで挨拶にも来なかったってのが、そんなやつに知らないうちに自分の立ち位置をかっさらわれた(ように、きっと彼には見えたろう)ってのが、苛立ちの本当の焦点だったんだろな。あるいは、おいらはまず彼に頭を下げて弟子入りして、服従を誓わなきゃいけなかったってのが、彼にとっての筋だったんだろう。もうそれで勝手に納得しとくわ。こっちとしてはそこらは運営が段取ってくれるもんだと思っててさ。いやー参ったわ。

つかおいらはそのイベントのあたり、旅行の予定が入ってたんだわ。てことで運営さんに相談したら、イベントでは件の飛行機担当者さんが出てくれるようにお願いしておいた、と聞いてた。ところが彼は激怒しとった。して彼は挙げ句「イベントの参加は見送ることにした!」とドタキャン表明。なんでもその日は中学生の息子さんの何だかに出席したかったのに、それなのに頼まれたこのイベントを優先してたのに、とか言ってた(基本情報は通じてたんだな)。そんで、息子の方を取ることにした、とのこと。勝手にそう言い捨てて、席を蹴って出て行ってしまったわ。

裏切られた気分だったろうから、「こうなったのも裏切ったほうが悪いのだ!」みたいな理屈ですかね。彼がそう言うのならそうなのだろう。彼の中では。

てことでおいらがイベントに出ることになって、旅行は予定を1日削られてしまったですよ。なんだかなー。腹が立ったからって、いったん約束したことを一方的に反故にしていいってもんでもないでしょと。ロマンスグレーのイイ大人でも、ここまで無責任でいい加減で身勝手でも務まるんだなーって感じww

あとで他の人から聞いたら、その観光協会と彼は、その後はまったくつながりを持たなかったらしい。ぶっちゃけ観光協会は地元民の彼を切って、外様のおいらを重く見てくれた形ww

おいらのほうだって相当に腹が立ったけど、結果で見れば、おいらが余計なことしたばっかりに、あの町は観光資源のひとつに水を差してしまった形。申し訳ないことしましたわ。ついでに情報源さんによれば、もとから彼はへそ曲がりで、だいたい誰に対してもあんな傲慢な態度なんだそうな。地方の市町村の旦那さんって大抵はできた人たちだけど、こういう人ときどきいるよなー。

そのあとおいらは、その町の物産展に本業の業者として参加して、自分なりに微力ながら町興しに協力したつもり。彼の方は何やってたか知らんけど、この方面じゃまったく協力してない感じだったな。こっち側からすると、こっちから彼を切った形だけど、彼の側からしたら、彼が自ら出て行った形なんだろうな。あの件は彼にとってよっぽど腹に据えかねる事件だったのかもだけど、いやほんと、まぁ言えば愚痴になるわ。もう16年も前のことなのにな。

けどあんな輩じゃなぁ……。彼は「この道への志ある者は、自分の管理下に入ってよく服従すべし」的に考えてた感じだけど、あんな輩じゃなぁ……。

とゆーほろ苦いデビューを果たしてしまった自作紙ヒコーキ、2006年に Web 版を出してからというもの、ホコリをかぶってたというか、リモートサーバの肥やしになってたというか。

久しぶりに開いてみたらば、英語版の「突っ込んだ説明書」に誤字を見つけて慌てて直したww

そして、EPSON Colorio PM-G720 がこれまた8年くらいぶりに稼働だったり。プリンタなんてほんと使わんくなったわ。その間に Mac をPower Mac G4 から Intel iMac に入れ替えたんですわ。2009年に。

プリンタじゃないけど、同じく EPSON のスキャナの方はこのまえ久しぶりに使おうとしたら、ドライバが合わなくてこれが。PowerPC 用しかなくて、Intel でも使えるはずが、動かなくて。

そこらへんビビりながらプリンタを繋いだら、iMac のモニタには「ドライバをダウンロードしますか?」と来たもんだ。すげーな持ち主に自分から訊いてくれるのか。偉いなぁ。たぶん Linux だとそんな気の効いたことせんだろ。有料 OS ってこういうのがいいよな。Windows はどうか知らんけど。

んで「OK」ボタンを押すと、ダウンロード/インストールまでフル自動。再起動しないでもそのまま使えたわ。あ、もうとっくに印刷終わってたww

昔の Mac OS だと、こういうのインストールすると必ず要再起動だったっけな。周辺機器のドライバはプラグインだったんで、起動してアイコンパレードに並べなきゃいけんかったと。しかもマルチタスキング機能があったのはいいけど不完全で、印刷中に別の作業をすると反応と動作がめちゃめちゃ引っかかってなーwww 2000年に OS X が出てからもう13年になるな。このおかげでいろいろラクになったですよ。出始めの OS X もまたこれはこれでいろいろ凄まじかったけどww

あーもう12時過ぎちまった。これから紙ヒコーキの製作だわ。ハサミと糊を用意しなきゃ。

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更新履歴を見たら、もう5カ月も何も更新ネタがないんだな。新企画がひとつあるけど、まだ出せん状態。今の最終更新ネタ絡みで。でも Art of Illusion 作品集とかではなく。もっとラクなやつww

最終更新ネタの、AoI で作った新型サクマボタン、見直すと我ながらけっこう綺麗なようなwww 自分の腕前というより AoI の性能のおかげww 単純なブツだけど、モデリングもレンダリングもかなり苦労したわ。これである程度の操作の勘どころと AoI の癖を少し掴めた気がするよ。んで、リリースまで行ってもゆったり眺める余裕がなかった。今はゆったり眺めて「おー意外とうまく行ったんだなー」と実感中のココロ。

Caustics と呼ばれる、屈折した光の映り込みを表現する機能で、ブツの底に明暗の模様が出とりますな。んでそれがブツから外に出るときには屈折と。表面での光の反射とか。ここらへんキレイに出るまで、再設定を何度も繰り返しましたですよ。それで分かったこと。半透明+屈折のレンダーはものすごく長時間かかる。うむ。あと、色が変わると最適設定も変わる。うむうむ。

AoI でも何かやっときたいなー。そういやザクのモデリング、2月から半年以上放置してたわ(汗)

あーとりあえず紙ヒコーキ作んなきゃ……。なんか負担に感じ始めてきたwwww

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2013.11.3 日曜
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芝居で重要なのはメッセージか技術か

「芝居の演技で重要なのは、観客にメッセージを伝えることか、それとも演技の技術か」。さーどっち(古っ)

という命題がありまして(命題というほどのものでも、ありましてというほどのものでもない)。アマチュア演劇の稽古やミーティングの場でときどき出てはケンカになるネタなんだわ。そしていつも答えは出ずにウヤムヤ。

この答えをようやく今になって出せた、というだけのことで。

答えから言っちゃうと「技術」。理由は、

「メッセージのない、狙いが娯楽のみの作品はあり得る。この場合は技術のみ必要。一方、作品内に素晴らしいメッセージを含んでいようがいまいが、役者の演技が下手すぎならその芝居はとても観ちゃいられない。観客としてはメッセージを受け取る以前の問題」。

とりあえずこのお題自体が矛盾を含んでるというか、答えを含んでるというか。一見、二律背反に見えるけど、両立が可能。てことで昨日までのおいらの見解は、

「どっちも大事。そして両方同時に、矛盾なく存在できる。どっちか一方を取ればもう一方を捨てなきゃいけない、というものではない」

だった。けどイマイチすっきりしなくてさ。んで今日っつーかさっき、トイレにこもってるとき急に浮かんだのが、技術重視とその理由。お題そのものをずーっと忘れてたのにな。思いつくときは突如の電光石火だったりww しかも時既に超遅すぎwww

そして今思うと、このお題をふっかけてくるやつって下心があるんだよ。必要な基礎訓練をサボって、下手なくせに自分の演技の客受けが悪いのが不満なやつ。こういう手合いが、ままならない現状を自分以外のせいにしてごまかすのに、よくこれ使うんですわ。おおかた劇団仲間の誰かにみんなの前で「お前もっとちゃんと練習しろよ」とでも言われてカチンときたのがきっかけだったり。

てことで件のめんどくさそうなお題を出して逆ギレして、全部ウヤムヤ化してしまおうってやつで。

仮にその場をごまかせたところで、その人が下手だという現実は消えないわけで。前々から下手だったのを前々からこの手口でごまかしてきて、今またごまかした。これからも下手なまんまなのが確定したてホヤホヤ。だんだん他の連中もめんどくさくなって、その人に何も言わなくなってしまうと。もう誰も異を唱えられない特別扱いの地位を獲得できはするものの、同時にこの人は劇団のお荷物にもなるわけで。

その人が望んだ結果ってこの状態なんですかね。劇団を機能不全に陥れた状態。自分が訓練なり研究なりして、なんぼかでもうまくなれば全面解決する話なのに。

つか発声練習をいつもテキトーに流してて、舞台じゃ何を言ってるんだか観客がよく聞き取れなかったりしてな。それで「技術よりもメッセージを伝えることが大事」とか言われてもな。

演劇って勝ち負けが厳然と出るスポーツじゃなく、芸術であり表現であるってことで、それを悪用してこういう甘えに逃げるやつがときどきいるんですな。アマチュアならではの甘えですな。きっとプロの舞台じゃこんな議論なんて、最初から議論にさえなんないだろうな。つかそんな輩はキャスティング段階で選に漏れるだろうな。

役者って下手だとことさら惨めだしな。腕前の程度がどうであろうと、今の腕前を、観客っつう大勢の知らない人たちや知り合いたちにモロに曝さなきゃなんないんで。

ただ、芝居はウケたときに得る精神的リターンが尋常じゃないわけで。何十人、何百人の喝采や爆笑やすすり泣きが取れるとすごかったり。アマチュア演劇やる人のうち、たぶんけっこうな割合が、それを欲しくてやってるんじゃないかな。ビギナーズラックで一回たまたまウケて味を占めたクチというか。とりあえずおいら昔それでやってたww まさに「河原ナントカと役者は三日やったらウンタラ」ww

んでスポーツと同じく、できる技を訓練で増やしていくと、応用技や合わせ技ができるようになっていく。伝えたいメッセージがあるときに伝えやすくもなっていくと。メッセージなしのストーリーや役柄でも、持ち技でウケを取れると。

んで、屁理屈こねては訓練をサボってヘタクソなまんまの輩は、いつまで経ってもリターンを得られずじまいと。

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2013.11.4 月曜
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ヤマト、ハリウッドで発進

『宇宙戦艦ヤマト』がハリウッド実写映画化! ってまたですか。日本のコンテンツのハリウッドリメイク。つかヤマトは東宝がキムタク主演で実写化したでしょうが。

つかこれ1990年代後半に仕込んだ流れが次々と現実化してるってことかな。あの頃、「日本のアニメが海外で人気」「その膨大なコンテンツにハリウッドが価値を感じて、映画化に向けて動いている」「日本の新たな輸出品目として有望」「日本の業界は受け入れ・提携態勢を早急に整えるべき」「政府や関係省庁も、ハリウッドと契約を結びやすい環境を構築すべき。そして業界とともにきちんと売り込むべき」なんて記事が複数出てたような。

あれが10ウン年越しでうまく進んだ結果なんだと思う。ただ、日本アニメのハリウッドリメイクってあんまし面白くない印象があったりww "DRAGONBALL EVOLUTION" は売上目標達成で続編決定っつうニュースが出たことあるけど、どうなるんだか。

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『宇宙戦艦ヤマト』のアニメ、アメリカでも一定の人気と知名度があったと聞いたことあるが。タイトルは "Star Blazers" だったそうな。前に YouTube か何かで主題歌のところだけ見たら、♪ヤーマートーの部分は "Our Star Blazers" になってた。なるほどうまくはめ込んだなー。

ははぁ Star Blazers って複数形なのは、たぶん「宇宙戦艦」っつう意味なんだろうな。てことでヤマトの艦そのものはアメリカ版では、"Algo" という名前らしい。太平洋戦争で元ネタを撃沈した国だからな。視聴者に元ネタを意識されんほうがいろいろとラクだったのかもな。

と、Wikipedia で見てみたら 「視聴率はさほどでもなく、その人気はアメリカ全土ではなく東海岸を中心にしたものにとどまった」とのこと。なんだそうなのか。

てことはハリウッド実写化ってのは日本での収入が目当てなんだろうか。んじゃ名前は "Star Blazers" を捨てて、全世界で「ヤマト」で統一なんだろうか。いやでも地元アメリカでの興行収入は一番大きいはずなんで、当地で知ってる人がなんぼかでもいるほうの名前を使うのが妥当か。他の国々でも放映された当時の名前に従うのが商業的にベストかな。

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「波動砲」って英語じゃどう言うんだろと調べたら、"The Wave Motion Gun" って漢字の逐語訳かい。

波動ってそういうもんじゃねえだろと「波動力学」で Wikipedia にたずねてみたところ、"wave mechanics" なのか。ただの「波」なんだな。確かに波動力学は波の力学だけどさ。

「波動」っつう日本語が醸し出す、得も言われぬかっちょよさ(そりゃもう疑似科学やオカルトで大人気な言葉になるほど)って、英語にはないのんかいな。

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2013.11.5 火曜
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外敵肩すかし気味

昔のアメリカは、今より自信と確信に満ち溢れてたと思うんだが。ソ連崩壊以降かな、ゆるゆるとしかし一意に落ちてきてるような。

アメリカは外敵を設定しないとやっていけない国、というのは昔読んだ落合信彦の本の受け売りだけど、ほんとにそう思う。その外敵の変遷は日露戦争以降では、日本 → ソビエト → 再び日本 → イスラム圏、と来てる。

1990年代に読んだ落合信彦の件の本では、21世紀にはアメリカは中国と渡り合うことになるだろう、と書いてあった。アメリカとしては、イスラムを叩くと泥沼化することが分かったんだと思う。てことで最近は露骨なイスラム叩きはなくなってきた感じ。てことは次の外敵を設定しなきゃなんないってことで、今度こそ中国かな。

実際そういう雰囲気は存在する感じではあるけど、鋭い対立まではなかなか行きませなんだな。双方とも腰が引けてるというか。どっちも核兵器保有国だし。中国は今、米国債の最大の購入者らしいし(これは90年代には予測困難だったかと)。オバマ大統領は「強いアメリカ」「世界の警察官」の看板を降ろそうとしてる感じだし。

中国のほうでも、アメリカは中国製品のかなりなお得意様っぽいし。そういや iPhone の組み立て工場って中国だったよね。時給何十円ってあたりらしいが。ここは互恵の関係なわけで。民間経済で互いに必要としあってて、なかなか喧嘩腰になれんのかもね。

じゃあアメリカが必要とする外敵は、中国単独じゃなんかちょっと弱いわけで。それならどこになるのかと。

分からんけど、20年ぶり3度目出場の日本とか勘弁してほしいのココロ。

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2013.11.6 水曜
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こんなんでいいんですかの日 その1

んー。職場のほかの人の Windows PC をデフラグしたら感謝された。その人、駆け込んできたですよ。「マウスが動かなくなったどうしよう」と。「そのうえ焦っていろいろやってたら画面が真っ黒になってしまったほんとどうしよう」と。

んでおいらがいる部署の人が、「それならゆんずさんが詳しいので」と。で、おいら出動。Windows よく分かってないのに。

最初に話を聞いたときはマウスのトラブルかと思ったよ。けど詳しく伺ってたら、「起動していったん立ち上がったけど、何の反応もない。マウスの矢印さえ動かない」とのことで、入力をまったく受け付けない状態らしい。で、ユーザさんがいろいろやっても PC 側は何もされてないと判断、時間が経って画面スリープになった、ということらしい。マウスじゃなくシステムの問題ってことで。

9月後半に就職した今の職場、履歴書でけっこう盛ってしまったんだわ。「IT 業界で自動化を担当していたので、職務の効率化に貢献できます」とかなんとか。正直、前の職場じゃ自動化担当を任命されたわけじゃなく、好き勝手にやってただけでして。就職したさに思わず話を盛ってしまったってだけでして。

いやー参ったですよ。めでたく就職できたものの、職場の人々に自己紹介するごとに「パソコン得意なんですよね」と言われ続け。相当早い時点でヘタレて白状したですよ「実はそんな得意なわけじゃ……」とww Windows は確かに前の職場で5年も触ってたけど、正直全然でして。サーバ関係はからっきしだし。「Mac なら多少は」とか言ったって世の中、「パソコン=Windows」でして。

それでも今日、どうにかしなきゃなんない羽目になりまして。

一応デフラグかけることにした。xp 純正のデフラグツールで(今どき xp なんだよな)。

その前に PC がハングアップなんで、電源ボタンを長押しして強制シャットダウン → 数秒待ってから再起動。したらその時点で感激されて。強制シャットダウンのやりかたを初めて知ったのだそうで。

再起動かけたら、今度はまともに動作。ユーザさんまた感激。いやあのおいらまだ何も……。とりあえず「機械も人と同じで、お医者さんが来ると調子が良くなるもんなんですよ」と謎の格言を発してみたwww

件の機材のスペックを見せていただいたら、とりあえず古いのなんの。クロックは 2.2GHz だったものの(でもシングルコア)、HDD はなんと今どき 50GB。メモリは……Windows で調べる方法が分からんかったw その場でメモリ容量の調べかたをネットで検索すればよかったけど、もーなんかこの PC めちゃめちゃ遅くてとてもやる気になんなくて。医者なら「どうしてこんなになるまでほっといた」と責めるレベルで。

とはいえおいらはヤブ医者なんで、できることっつったらデフラグくらいしかない。これは数日前に自分の職場 PC でやったばかりで、サクッと始められた。つかおいらの職場 PC、別な人が使ってたやつそのまんまでさ、メアドもその人のものなんだが。@の前が女性の名前なんだがww 辞めた人のならまだしも、ご本人、席がすぐそこなんだがww

てことで件の PC のデフラグは進む。

ていうかディスクイメージの表示でさえ2分以上かかる状態で、デフラグ作業の本丸は遅々として進まず。その間、ユーザさんと馬の骨格についてひととおり盛り上がり(なんだその話題w)、それでもしばらくかかりそうだったんで、予想されるダイアログ表示を言い残し、おいら仕事があったんで暇を乞うた。

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2013.11.7 木曜
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こんなんでいいんですかの日 その2

昨日の続き。

したら今日になって、昨日駆け込んできた人にすげー感謝されて。問題なく起動して使えるだけでなく、速くなったんだと。

デフラグしただけなのに。てことは「遅くなってたのが普通の速度に戻った」だけなのに、「速くなった」と思っていただけてると。

いやあの、最近薄々感づいてはいたんだ。もしかしておいら、この職場内限定の話でだけど、「パソコンに詳しい人」を名乗れるレベルなんではないのかと。

実感としては依然、おいらはパソコンのこと(≒ Windows のこと)を全然分かってないんだけどさ、世の中一般の Windows で仕事してる人たちって、実はもっと何も分かってないんじゃないのかと。

あーそういや。前の職場は IT 関係だったんですよ。会社は自称「IT ベンチャー」だったけど、八戸の事業所では別に IT ベンチャー的なことは一切せず。デジタル情報を扱ってたっつう意味では IT だけど、テクノロジーに対してあくまで従属的で。てなことで各作業員・各管理職のコンピュータの理解度で言えば、IT ベンチャー業界内ではかなり下の方だった気がする。

そこに勤めてたあるとき、おいらは自分にあてがわれてた Windows PC の動作が遅いのに我慢ならなくなった。てことで Windows でのデフラグの方法を調べて、勝手にそれやってたんだわ。あれってディスクのファイルを自動でいじるわけで、同時にほかの作業はおっかなくてできなくてさ。ボーッと進捗を眺めてたんだわ。そこに同じ課の人が何か話しに来て、「あれ? 何それ」と。1時間後、うちの課内でデフラグが流行ww 自称 IT ベンチャー企業ってその程度だったわ。

はたまた、部長とその技術スタッフが全社員共通の業務向けに Excel ツールを作りまして。これ基本的な発想と出来はなかなかのものだった。けど使用者は特定の場所で入力ミスを頻発。部長は毎日の朝礼ごとに「入力に気をつけてください。よく確認して。いいですか皆さん、確認というものはいくらしてもし過ぎることはなく」なんて根性論を繰り返すのみだった。

「気をつける」にベストを尽くしてる状態でミス頻発なんだから、この案件にはもう「気をつけろ」は効かないだろ。つか本当に「確認はいくらしてもしすぎることはない」のなら、朝イチで5分作業したら、あとの7時間55分を確認に費やしてもオッケーってことになるが。なんかいろいろとアレなアレでしたわ。

てことで、おいらは Excel のお教えサイトで知ったことをひとつ教えたった。キーボードショートカットにその自動入力がそのまんまあったw してその誤入力問題は即時解決。人員100人以上いたのに、誰一人として知らんかったらしい。おいらも調べるまで知らんかったけど。

ツール製作陣は Excel の(自称)エキスパートとして技術力を見せつけたかったらしいが、Excel そのものに超単純な解決法が最初からあるとはつゆ知らず、「気をつけてください。いいですか皆さん、確認というものは」って……。そして、こんな単純な解決に気づきもしなかった自らを恥じたのか、解決したのがおいらだったのが気に食わなかったのか、開発チームでおいらに感謝の意を伝えた者は誰一人としていなかった。

つかツールの不備やらミスを誘発する仕組みやら解決法を編み出せないやら、ここらへんってひとえに製作・運営側の未熟さなわけでさ。それを棚に上げて、使う側が悪いってことにしてたわけで。そこもよく分かった。以降おいらは自作ツールを他の人に使ってもらうときは、「操作の間違いやミスは作り手が至らぬせい。ユーザは何も悪くない」の方針を通したわ。

今も思い出すだにムカつくけど、わざわざ感謝されるほどのものでもなく。自称 IT ベンチャーの実態はほんとこんなもんでしたと。

自慢話をみっともなく語ってしまったものの、その内容はご覧のとおりのザマ。ほんとこんなんで「パソコンに詳しい人」を自称してもいいんだろうか。状況だけ見ると、今の職場じゃそう名乗ってもあんまし問題なさそうな気配だが。けど自信はまったくなしwww むしろ雪道でハマったクルマを脱出させる技のほうがまだ自信あったりww

……、

……、

……。

ここに商機がある気がする。

自動車というものは1970年代まで、ときどき壊れたり調子が悪くなったりが当たり前だったそうな。んで道端でボンネットを開けたりタイヤを外したりってのは普通のことだった。あるいは定期・不定期の自主整備とか。てことで、自動車のメカニズムについてそれなりの知識がないと、クルマいじりの経験がそれなりにないと、クルマなんて乗っちゃいけない雰囲気があったらしい。今のパソコンの状況に似てるような。

Windows 95 発売以来いろんな職場へのパソコンの導入は進みはしたけど、みんなが自在に使いこなせてるわけではない。ていうか非 IT 業界の職場の場合、突っ込んだ使い方ができるのはほんの一握りか、もしくは0人だったりする。てことでちょっとしたトラブルや不便が出るごとに、いちいちお手上げになったり、事務機器屋さんに電話したり、「得意な人」に頼んだり。

自動車の場合この問題は、「普通にお使いいただくぶんには壊れません。ごくごく稀に起きる不具合はすべてプロにお任せを」ってところまで持っていってほぼ解決した。

対してパソコンは現段階で、クルマでいうと70年代かそれ以前。ユーザー同士で情報交換してくれっつう流れができたぶんの進化はあったけど、メーカーが問い合わせを直接受け付けようものなら瞬殺されるのが分かりきってるほど、トラブルや不明な点がありまくり。この現実は1995年から変わらんわけで。

けどこれケータイやスマホじゃもう、内部への一般ユーザ立入禁止化は相当進んだわけで。

日本車が世界で受けたのは、メンテナンスフリー化を進めたから。もしパソコンもその方向に順調に進めば、「詳しい人」が異様な期待とプレッシャーを受けることもなくなるんだろうなー。

今おいらは「詳しい人」から逃げてるんでそんなでもないけど、ひとたび「詳しい人」認定を受けちゃうと、いろんな仕事をタダで肩代わりする羽目になったりもするからな。そういうイヤな仕事の集中ぶりもなくなっていくんじゃないかと。

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思い出した。10年ほど前に勝手に提唱してた「奴隷の三種の神器」。

これ3つともブツや技を持ってない/使えない人が一番ラクできるw 持ってる人は持ってない人にひたすら使われるww 奴隷道具を持たないお偉い方々もこの10年で随分と減りまして、人類皆、順調に奴隷化が進んどりますなぁ。

パソコンについては、おいらは2007年まで Windows にほとんど触ったことなかったんで、ここだけでは「オレ Windows 知らない。分かる人おねがーい」でたまに王様気分を味わえたもんだが。

「パソコンに詳しい人」もなぁ、それでタダでいろいろやってもらおう・教えてもらおうっつう調子のいい人いまだにいるからな。前にも書いたけど、ある知り合いがそのまたお友達に、おいらを紹介する段取りを勝手に組んどりまして。「その人はパソコンを習いたいと言っててさ、ちょっと教えてやってくれないかな。今その人んとこ一緒に行こう。すぐそこだから」と。してその教えてほしい人ってのが、エイトハンドレッドアンドナインティースリーだったと。そのかたのとこに行く前にそのことを聞き出せて本当によかっただすよ。

「オレ、パソコン詳しくないから! オレ知ってるのは Mac って言って、すげー変なパソコンだから! それに自力で勉強したから癖がひどくて、みんなと話が通じるような使い方マジ全然知らないから!」と超必死に言い訳して振り切ったww まー全部本当だけど。

しかし「パソコンを教える」ってさ、ほんと何をどう教えろってんだろ。「パソコンができるようになる」って、どの方向にどのくらいのことを言うのだろ。卒業式だと言うけれど、なーにを卒業チャッチャーするのだろ。

かつてパワーユーザーとやらを目指し、途中で方向からして間違えてることに気づいてなんだかよく分かんなくなったおいらは、結局なんだかよく分かんないまんまなのであった。

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2013.11.8 金曜
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ディーゼルワーカー

今の職場で、ときどき外部研修を受けとりまして。今いる業界は現場の離職率の高さが問題になっとるらしく、離職の予防がけっこう大きなテーマになってる。仕事を任せてた従業員にある日突然辞められるのは、職場組織にとってはやっぱしキツいんだよな。

おいら、前の仕事は自己都合退職したんですわ。離職ですな。あれってあの職場にとってなりなりにキツかったんかな。そこらは不明で。少なくとも直接の上司にとってはキツかったらしく、遺留された。嬉しかった。「青天のヘキレキ」とのことで、向こうさんにとっては突発事態だったらしい。おいらはその2年くらい前から考え始めてたが。

最近の研修で学んだ離職予防の考え方は「燃え尽きをなくすこと」。その兆候例や顛末の実例も研修で紹介してて、それを知って分かったこと。おいらまさに燃え尽きて離職したwww 離職問題に取り組んでおられる方々にはもう認識済みの事象だったんだな。

こっちの勝手なことだけど、件の2年間は上司に対して、退職をほのめかすことは一切しなかった。脅しだとか「辞める辞める詐欺」だとか受け止められたくなくて。そんな策が成功してもイヤな感じは残るし。失敗したらイヤな感じしか残らないし。

てことで、仕事をドンドカこなしがてらに工程をドンドカ改善して出荷量をさらにドンドカ増やして品質もドンドカ上げて、毎日ヤル気で漲ってるふりして、その一方で、改善の気配さえない待遇&たぶん無理解に基づくよくわからん妨害に不満が募るばかり……とやってたら、そりゃ燃え尽きるわ。けどその様子を外から見て、上司は頼りに思ってくれとった、てことらしい。

期待に応えられなくて申し訳ないことをしたけど、仕事の場でこちとら追加分をいつまでもタダで頑張っちゃらんない。サービス期間は終わったのさ(フリーザ様)。言い方次第だけど、いい人を演じてる間じゅうカモにされ続けて幸せキブン満喫な人なんてそうはいないだろ。

今のおいらの仕事じゃ立場逆転ですがな。因果応報ですがな。

燃え尽きられるのを予防するには、研修によると、一人に仕事を集中させないこと、だそうな。頼まれるとイヤと言えず、どんな仕事でも笑顔で「いいですよ」と気持よく引き受ける人、が危ないとか。その人に仕事が集中してしまい、燃え尽きてしまう、とか。

……、

……、

……。

「どんな仕事でも笑顔で引き受ける」っての、美徳だよね。仕事の上でこうあれってのは道徳だよね。そして前の職ではまさにおいらはこれを道徳として、燃え尽きた。これどういうことなんすか。

……、

……、

……。

いやあれってさ、仕事を集中的に受けるってのはさ、あれはあれでいいことあるんだよ。仕事の能力や知見が爆増するんで。できなかったことをできるようになったり、まったく知らなかった世界を知ったり、効率的な方法を発想・開発・実現したり、何が良くて何が悪いのかを突き止めたり。自分がその方向にだんだん高度化していくのを実感できるわけで、ほんと充実するんだわ。

して、その一方で溜まる不満との落差に耐えらんなくなるわけで。その不満とは、評価されないこと。無視されること。必要なだけの関心や敬意を払われないこと。観客のいない舞台で熱演はいつまでも続けらんないでしょ。経済的にも精神的にも。燃やす燃料に対して投入する燃料が少なければ、いつか燃え尽きるわけで。それが「燃え尽き症候群」のそもそもの概念なんじゃないのかと。

……、

……、

……。

なんと、ただのガス欠ではござらぬか。

作業員はクルマだとして、管理職はクルマをコントロール(管理・制御)する運転手。ガス欠はクルマ乗りとして恥ずいですな。そういうことなんじゃないかな。

燃料は報酬だけじゃなく、関心や敬意でも OK となると、ガソリン車じゃなくディーゼル車ですな。燃料の基本は軽油だけど、灯油でも重油でも一応動く。なんだったら工業用メタノールでもウォッカでも(原理での話。実際は軽油に特化した設計なんで、それ以外の燃料では動きはするけどエンジンの寿命が縮むらしい。あとバレると脱税で捕まるらしいw)。

前の職は5年勤めた。3年目で燃料が尽きた。運ちゃんはおいらがそのまま動き続けるもんだと思ってたみたいなんで、自分の根性を代替燃料にした。そこから2年走ったら代替燃料も尽きた。運ちゃんはそれでも何が起きたのか分からず、クルマがいきなり止まって困ってた。けど困られようが、このままずっと動いてるものだと思われてようが、燃料なしじゃ動けん。ただそれだけだった気がする。

運転手にとっては燃料計がはっきりしないのが問題ってことか。クルマ自体にとってもなおさらよく分かんないし。あ、外部から感知できる目安が、「イヤと言えない人」の度合いと仕事の集中具合なのかな。あと運転手は、自分が原因の可能性に思い至れない人は、このケースでは永遠に本質にたどり着けないわけで。この仕組みをいくら教えても受け入れられない/理解できない人は不適ってことになるかもな。

遺留はかなりな燃料になったけど、決心した後だった。つか迷ってるときに迷ってることをバラしてこの燃料をゲットしたら、まさにそれが「辞める辞める詐欺」じゃないのかと。だからまぁ順番としてはこれでいいや。これから生きていく燃料をいただいて、本当に感謝しております。ありがとうございました。

一人に仕事を集中させていっぱいいっぱいに追い詰めてしまうのも燃え尽きの要素のひとつだろうけど、それは外から比較的見やすいほうのやつで、この問題の本質はもうひとつあるんじゃないのかなと。少なくともこの2つのセットなんじゃないかと。

銘板
2013.11.9 土曜
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ヒューマンではないやつはヒューマンエラーを起こさない件

最近受けた研修のうちで、「ある職員がその職や職場に適しているかどうかは、結局はその人の性格による。だから評価する立場の人は、それを正しく判断しなきゃいけない」というお話があった。それを言っちゃおしまいなくらいの正論と思ったですよ。

けどほんとそれ言っちゃおしまいなわけで、「性格が不適とされた人は使うべきではない」ってのはあんまりな気もしたですよ。だいたい、性格の適・不適の判断基準自体が曖昧なものだろうし。

とはいえ仕事と性格ってやっぱし相性があるような。じゃあやっぱし「合わない」と判定された人は、すぐにでもその職場を去るべきなのか。「不要」の烙印を押されても仕方ないほど、それは重大な要素なのか。

すべての職や作業でできるわけではないけど、この性格差を縮める方法・縮めながら効率や収益も上げるうまい方法ってのがある。

それは自動化・機械化。

前の職で重宝された人材は、神経質なくらい几帳面な人たち。作業でミスを起こしにくい人ですな(ていうか求人チラシに「几帳面な人を募集」とかモロに書いてたww いちいち書かんでも、わざわざズボラなおっちょこちょいを選んで募集する会社なんてないだろ。つかこれでふるいにかけたにしても、集まるのは自称・几帳面な人でしかないわけで)

そして、そうでない多数はなんてーか、なんてーかな扱いと。上司によるけど、ひどいやつは「選んだ人以外はどっか隅っこで迷惑になんないようにやってて」的な態度で。

んで自動化を導入していったら(おいらが個人的に勝手に導入してた)どうなっていったかっつうと、できる人とできない人との成果の差が減ってきたんすよ。これは「上が下がって下が上がって」という平準化ではなく「みんな上がって、特に下の人が大幅に上がる」となった。

分かったのは、手作業1ループの中には、どうでもいいような細かい注意点が膨大にあるってこと。そして1個1個はカスだけど膨大にある注意点が、作業者の集中力を削っていくってこと。パソコン作業でのカス注意点は、

などなど。

こういうくだらないことでも、気をつける要素の1個1個なわけで。そして手作業1ループ中に膨大にある。ここらに気を取られると、重要度の高い注意点は作業員の意識下に簡単に埋もれて忘れられてしまう。その注意力風化耐性が強ければ几帳面な人。弱ければズボラな人。ただそれだけのこと。

これ自体は本人の資質なんで、たぶんすぐにはどうにもならないと思う。けど自動化を含めた工夫で帳尻を合わせたりもできる程度のことだったり。

もひとつ、「ある人の注意力の総量は一定」ってことも分かった。もし作業1ループで気をつけることが50個あれば、そしてもし気をつける重要度が全部同じであれば、1個あたりで注意力の総量の 2% が割り振られる。もし注意点を5個まで減らせれば、1個あたりの割り振り量は10倍で 20% になる。

ただし注意力の総量は人によって異なる。まぁ几帳面かズボラかの話で。ここでは1人のことで考える。几帳面かズボラかは他の人と比べてのことなんで、1人だけについて考えれば、その要素は考えなくて済む。

面白いのは、重要度が100の注意点と1のものでは、作業者が払う注意の量も100対1になるかと思いきや、差はもっと小さくなるってこと。アバウトで申し訳ないけど、体感的には10対1程度かなと。作業の本質に関わる重要な注意点が、どうでもいい程度だけど意外とかさばるカス注意点のチリアクタに埋もれてしまう。

ってことが分かってしまった。注意点の扱いに関するたったこれだけの個性の違いで、その作業員が受ける職場での待遇が違ってくる。「有能につき抜擢候補」か「どっか隅っこで迷惑になんないようにやってて」か。

「適性」という、絶対っぽくてもっともらしい言葉。それで判断されたらグウの音も出ない気がしてた。けど実はあまり本質的な特性ではなくて、自動化で差が縮まる程度のもんだった。ってことも分かってしまった。

少なくともこの場合の適性って、実は絶対的な能力なんて高尚なものでもなんでもなく、作業時の注意力を意味するものでしかなかった。そして注意力の効果なんて、条件次第でけっこうどうにでも変わる、絶対とは程遠いものだったと。こんないいかげんなもんをなんとなく信じてた自分が情けないわ。

オズの国で絶対権力を持つ魔法使いの正体は、それっぽく見せかけた一般人だったと。

自動化は機械との相性がいい部分から進めていくんで、上に書いたような、一見どうでもいいような工程から機械に渡していく形になる。そのぶんは作業者がやってた工程から消えていく。「気をつける」もそのぶん、どうでもいいレベルのところから先に消えていく。あってもなくてもよさそうな、こんな些細な「気をつける」が手作業から消えていくと、重要な部分でのケアレスミスが面白いように減っていくんですわ。「どうでもいい」に埋もれてた「重要」の存在感が増してくるんで。

作業を外から見てる管理者からすると、100対1の小さい方を少しずつ削ったってどうにもなんないように見えるだろうけど、作業者自身からすると10対1くらいの存在感。しかもカス注意点は、同じものが作業の1ループ中に何回も何十回も現れる。これをまとめて消せる。うまく当たれば、直接の問題解決なんてしてないのに、管理者が思ってる何十倍速で問題が解決していく。ていうかたまに、自動化で問題を直接解決できたりもする。

けど現場をあまり見てない管理者の場合、やっぱし100対1にしか見えないっぽい。やっぱしカスをちょっと掃除したくらいにしか見えないっぽい。しかも作業員全員が改善していくんで、同時比較対象がない。てことで、なおさら何も改善してないように思えるっぽい。それでも知らないうちに生産性が上がり、ミスが減って数字で確認できるはずでして。管理者が現場どころか数字さえ見てないのも分かっちゃったりww もしかしたらこの手の管理者にしてみれば、自動化による改善なのか、気をつけたことでの改善なのかの区別がつかないのかも。

そしてこんな自動化を導入していくと、しょうもないミスに蹴つまずくことが減っていくぶん、成績のいい人と悪い人との差が減っていく。全員とも成績が上がっていく。

さらに1ループ中の人手の作業量が減る。情報処理系の作業だと自動化したところはめっさ速くなるんで、ものによっては手作業に比べて所要時間はゼロと見なせる。そのぶん1ループ回すのが速くなる。1日何十ループも回す作業だと、作業リソースが浮く。浮いたリソースはどうにでも。ほかの作業の時間を増やせたり。その作業を続けて生産量を上げられたり。作業員が休憩をきちんと取れたり。残業やサビ残を減らせたり。

劇的なやつだと、

てのがあったよ。

そして先に書いたように、自動化した部分でミスがゼロになって、手動部分でもミスが減った。

言葉のアヤみたいな言い方になってしまうけどさ、「ケアレスミス(=不注意のミス=「気をつける」が足りないミス)」を言い換えれば「ヒューマンエラー」なわけで。

「エラーとは人間が起こすもの」なわけで。

「人間、誰だって間違うことはある」なわけで。

「だって人間なんだもん」で開き直ってるのが現状なわけで。

ほかに選択肢がなけりゃ開き直りもアリだけど、選択肢があるならもう開き直りは甘えでしかない。

てことで、ヒューマンじゃない何かが作業を代行すると、場合によってはヒューマン以上の結果を叩き出せるってわけ。コンピュータは情報処理作業ではダントツに強いですな。前の職場では、作業員1人に1台のデスクトップ PC があてがわれてた。これが遊びまくってた。 JavaScript でさえ手作業の1万倍速いんだもんな(人手で1000秒かかる作業が0.1秒)。自動化ツールをありったけ作って導入しても、稼働時間だけ見ると実質ゼロのまんまだったわ(そのツールを作業員が手で操作するのには、人間が認識できるほどの時間はかかったけど)。

んでそいつがときどきコンマ何秒で作業をやったり、ていうかそれ以外はほとんどヒマで何もしてないその脇で、人間様があくせくしながら、パソコンのコストよりはるかに高くつく賃金待遇を取りながら、どうでもいいような単純作業に追われてた。そのせいでヒューマンエラーが起きてた。そう思って職場を眺めてたら、なんかタチの悪い冗談みたいな気分になったりしてたわ。

と考えると、機械でいい作業・機械にさせた方がいい作業ってけっこうあるわけで。おいらがやってたのは、基本的に人がやるべき作業ループの中に、機械にさせるといい部分を見つけては機械化、てな感じ。ロボット化というよりサイボーグ化でしたわ。

こんなもんでも積み重なれば、人の仕事を奪うことになるかもな。

おいらの自動化ツールは、時短効果だけで作業員2人ぶんを稼いでた(ミス減らしと作業員の精神的負担減は金額化しにくくて計算したことなし)。会社は出荷量を作業員2人ぶん多くできて、それだけ人件費を浮かせて儲けたってことになる。けど見方を変えると、世の中から2人分の雇用を奪ったってことにもなる。とはいえもともと自動化と相性のいい順に自動化しただけでもあるか。

自動化のアイデアを練って、それを実現して、それで会社を稼がせて、ってのは楽しかったけど、世の中的には本当に意義のあることなのかと。技術的特異点とか脳内をチラついてきたり。

コンピュータは通信インフラと合体して、インターネットを生み出した。ネットは今までにない新たな産業と市場を創出した。これだといいんだよな。人力作業を横から奪うんじゃなく、人力じゃとてもできんことを新たに創り出す、と。けどそれってもーなかなかおいらごときじゃって感じで。結局、既存の人力作業を虫食い状にチマチマ乗っ取ることしかできんかったと。

銘板左端銘板銘板右端

パソコンの中に眠る莫大な処理力資源ならではの力技もできたりする。

原稿を書く作業があったよ。200字も行かない程度だけど。この作業は文字数を数えるのが面倒でさ。はじめは Word を使ってたんだけど、文字数を調べるタイミングごとに、プルダウンメニューからいちいち「ワードカウント」を選ばなきゃなんないってのがウザくて。

てことで、リアルタイムで文字数を数えて表示するやつを作った。仕組みは単純なくせに便利で。ていうか Word のワードカウントが不便すぎ。したら後で追加で、原稿中に特殊な表現を入れる原稿作業も来てさ。その特殊表現の文字列は文字数としてカウントしないんですわ。もう普通のワードカウンタじゃ無理。特殊表現あり/なしの2バージョンの原稿を2つ作って並べて、同時編集というめんどくささ。

てことでこっちはバージョンアップごとに、特殊表現を抜いてカウントする機能、掲出状態の再現、報告書類フォーマットの自動作成、てのを盛り込んでいったですよ。したら1文字打つごとに、それぞれの表示部が同時にガチャガチャ変わっていく。ドババーッと打つと、ウインドウ内のいろんなところがドバババババババーッというスペクタクルwww

キー1打ごと、すべての出力を全部最初から作り直す仕様でさ。これって構想段階じゃすげー無駄なことしてるんじゃないかって罪悪感あったよ。そんでいざ作って試したら、この程度じゃパソコン内の処理力資源はびくともしない。動かざること山の如し。いや人間の感覚だとすげー動いてるんだけど、パソコンさん眉ひとつ動かしてない的な(眉毛ないけど)。

てことでそこらの資源量は、おいら程度の腕前にとっては無尽蔵の取り放題と言ってよかったよ。

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最近こんな今さらなネタが多いな。前職を辞めてからもう9カ月以上。こうして本格的に遠ざかってきたら、脳内で整理がついてきて「あーそういうことだったのか」ってなっちまってさ。今の仕事でまだほとんど応用できてないけど、いろいろと勉強になるなぁと。

銘板
2013.11.10 日曜
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太陽光発電+キャパシタ

太陽電池発電で、DA コンバータの直前にキャパシタを付けるってのはどうかと。とっくにやってんのかもしんないけど。

出力の変動が丸くなるんで、いろいろいいことあるんじゃないかなと。とりあえず機器の寿命が延びるだろ。

別な使い方。大容量キャパシタはバッテリーと同じなんで、貯めこんで放出っつう芸当ができるようになる。例えば発電電力を1分間貯めてから売るとして、売り先と「今から5秒後から1分間、こんだけの電力量を流すよー」「はいどーぞー」なんて感じで、ネット経由で自動で連絡を取り合える。買電側はそれに合わせて、自社内からの電力放出量を自社のキャパシタで調整と。

買電側も、現状の「売電側が今作ったぶんを今買わなきゃいけない。どれだけ買わされるかは一瞬先も分からない」「今得た電力は今顧客が全量消費しなければならない。電力需要は予測に頼るしかない」っつう強制リアルタイム制御・被制御のジレンマ(このせいで、電力会社は自然エネルギー買電に消極的)からなんぼかでも逃れられるんじゃないかなと。

銘板
2013.11.11 月曜
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電磁波的シマシマ

可視光の波長域って、なんで「目で見える」以外の物理的特徴がないんだろ。

波長が可視光より長いのは赤外線。この電磁波が当たった対象の温度を上げるっつう特徴がありますな。

可視光より波長が短いのは、紫外線にエックス線にガンマ線。3つとも「被曝量によっては人体に有害」っつうレッテルが貼られとりますな。

可視光領域を挟んで、どっちも対象に物理的な影響を与えるわけですよ。

可視光だって「人の目で見える」っつう特徴があるけどさ、物理的性質というより、その波長域を視覚器官で捉えるように生物の側で調整をかけてきた結果なわけで。生物進化の理由で考えれば、たぶん、視覚器官で直接その電磁波を取り込んだとき、ダメージが一番少ないからってことだったのかも。あるいは視覚細胞がたまたまこのあたりで感度が高いのを作りやすかったか。どっちにしろ生物の側の理由で、物理的特徴って感じではあんましないわけで。

赤外線より波長が長くなるとマイクロ波になる。これ電子レンジの電磁波だね。光と電波との汽水域というか。赤外線とは違う原理で物体を暖めると。小惑星探査機 はやぶさ のイオンエンジンは、キセノンガスをイオン化させるのにマイクロ波を使ってた。日本独自の方法で、メーカーの NEC は宇宙機の汎用部品として輸出を目論んでるらしい。てことで、マイクロ波は物理的な影響力があるってこと。

マイクロ波より波長が長いのはもう完全に電波。この波長が短い順に、そのまんま短波・中波・長波と名付けられてる。ここらは通信・放送に適してるけど、当たった対象への物理的な影響はほとんどないかと。

てことは、影響のあるなしはシマシマってことですかね。「電波・マイクロ波・赤外線・可視光・紫外線以上」の順で、対象に与える物理的影響は「×◯◯×◯」とまぁマイクロ波と赤外線を一緒くたにすると、「×◯×◯」でシマシマになると。

んでシマシマなんだーと納得してもいいんだけどさ、いや、電波が×なのはエネルギー密度が小さいからだろ、と言えるわけで。んじゃマイクロ波や赤外線よりエネルギー密度が確実に高い可視光が、なんでまたすっぽりとそこだけ当たり障りのない薄味野郎なのかっつう答えになってないわけで。そこより上はもうハイエナジーな不可視三連星がジェットストリームアタックなわけですが。

結局、謎のまんまのスッキリしない展開と。

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ガンマ線より波長が短い電磁波って何だろ。そこよりエネルギーが高いのは粒子の扱いになっちゃうのかな。

銘板
2013.11.12 火曜
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はやぶさ の霜月

11月って、小惑星探査機 はやぶさ の長い旅で、なぜかいろいろあった月だったような。

続出したトラブルの全ての元凶になった太陽フレア被曝。まずこれが2003年11月4日。

小惑星イトカワへの着陸ミッション開始が2005年11月4日。

着陸成功1回目が同20日。

着陸成功2回目が同26日。

通信途絶1回目が同26日。

イオンエンジン D が中和器劣化で停止。地球帰還が絶望的に。あれが2009年11月4日。

死んだはずのエンジン A と B のニコイチ運転で復活したのが同11日。

持ち帰った試料がイトカワからのものと確定できたのが2010年11月16日。

かなり大きい出来事は妙に11月に集中してた感じ。ていうか11月4日ってなんで3回も出てんすか。

ついでに、はやぶさ に載せるはずだった NASA のローバーが開発途中でヘタレて中止になったのは2000年11月3日だそうな。時差を考えると、日本時間では11月4日だった可能性が高いわけだがww

銘板左端銘板銘板右端

今日11月12日は、2005年に着陸リハーサル3回目の日だったか。そしてローバーのミネルバ投下失敗の日(涙) あれほんと悔しかったなぁ。笹本祐一 著「宇宙へのパスポート3」では、失敗できない次のターゲットマーカー(88万人の署名入り)投下のための練習台に使ったのでは? という見解も出てた。公式発表での裏付けがないんで真偽不明のままだけど。結果で言うと、その後のターゲットマーカー放出は完璧で、見事にイトカワ表面に静止した。

来年打ち上げ予定の はやぶさ2ではそのあたりを踏まえて、新型ミネルバを2機持っていくそうな。初代で、ミネルバの全機能とも宇宙空間でまともに稼働することは証明できたしな。

世界初のソーラーセイル IKAROS の子機(本体撮影用カメラ)が2台になったのも、ミネルバでのつらい経験があったからかもな。

銘板
2013.11.13 水曜
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幻の応援歌

3年前の はやぶさ ブームの折、ファンの間で さだまさし の『案山子』替え歌『はやぶさ、帰ってこい』が伝説級の知名度になったと思う。はやぶさブームがマニア層を越えて盛り上がったのは2009年11月の「こんなこともあろうかと」以降だけど、『はやぶさ、帰ってこい』の初出はたぶん2005年の暮れから2006年の初めあたり。はやぶさ が通信途絶してた真っ最中。結構な古株ネタだったりする。

そんで「こんなこともあろうかと」でブームが燃え上がってるあたり、おいらはもうひとつのそれっぽい歌も話題になりそうだなーとか思っとったが。

地球帰還型の探査機の応援で、プロジェクトマネージャー・川口淳一郎先生は津軽出身。

松村和子の『帰ってこいよ』がなんで はやぶさ 周りでまったくかすりもしなかったのか、いまだに謎ww

「きっと帰ってくるんだ」と内之浦に手を振れば

あの機は小さく頷いた 地球の空に誓った恋を

宇宙暮らしで忘れたか

帰ってこいよ〜帰ってこいよ〜帰ってこぉぉいよぉぉ〜

とかそんな感じでww

銘板左端銘板銘板右端

お前も銀河の雪景色の中で

丁度あの案山子のように

寂しい思いしてはいないか

体を壊してはいないか

には敵わんか ^^;

銘板
2013.11.14 木曜
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次もセットでホクホク予定

2020年の東京オリンピックってさ、映画 "AKIRA" でまさに「2020年東京オリンピックを成功させよう」みたいな看板が出てたってので変に話題になったみたいだね。よく見つけてくるもんだよなww

オリンピックと関係なく予定されてる2020年の大きなイベントってのがありまして。

はやぶさ2が地球に帰ってくる年なんですわ。

打ち上げ予定は来年。対象の小惑星 1999 JU3 と地球との公転の同期は4年。イトカワより軌道が地球に近いんで、同期の周期はちょっと長い。それに合わせて、打ち上げから地球に帰るまでのスケジュールは6年取ってある(初代は全行程で4年の予定だった。トラブルで思いがけず3年延期して7年かかったけど)。

とゆーことで、東京オリンピックとはまったく関係なく、その年に帰ってくることになってる。

思えば初代は、南アフリカのサッカー W 杯の真っ最中に帰ってきたっけな。日本代表が予想外の大活躍で沸き返る中、その話題に全然負けずに大々的にブームになってくれた。どっちもあの大震災の前年の、輝かしい成果でしたなぁ。

そして2代目は、またしても日本にとっての巨大スポーツイベントの年に帰ってくる。なんなんだこのシンクロぶりww 2010年のときは岡田ジャパンがあんな大活躍をするとは、フタを開けなきゃ分からんことだった。けど2020年の東京オリンピックは既定なわけで。

そうなると何月なのかってことだね。ここもまたシンクロしてくるのかと。オリンピックは8月かな。1964年の東京オリンピックは10月10日開催だったそうだけど、最近は真夏にやるものらしいし。

はやぶさ2の帰還ほうはどうか。

というのを、3年くらい前にこの日記でいろいろ考えてみたことあったわ(コチラ)。おいらの予測では12月3日前後。大会中の帰還にはならないけど、オリンピックはとっくに終わって、ほんと楽しかったねーと思い出しホクホクが続いてるあたりですか。長野オリンピックのときには開催後の半年はその話題で行けたんで、もっと大規模な夏の大会が大成功に終われば、次の年に入ってもホクホク中かな。年末も迫って、「今年の話題を振り返る」でまた盛り上がるタイミングでもあるか。

そしてそこに はやぶさ2が帰還ですよ。イトカワとは違う C 型小惑星の試料を持って。3年前みたいにダブルで大喝采だといいですなぁ。

12月帰還だと着陸地は北半球。今回も NASA の協力を取り付けるはずだから(現地探査・着陸のときに深宇宙通信網を借りられるよう協定を結ぶはずなんで)、アメリカの砂漠地帯の可能性が高い。着陸時間がまた現地の真夜中近くだとして、時差で日本は正午から午後3時頃かな。

次はあんな満身創痍ではないとして、探査機本体は無事なまま次の目標天体に飛んで行くはず。再突入カプセルだけが帰ってくるわけで。どうかそうなってくれますように。

あ、次の年の大災害はナシの方向で。

銘板
2013.11.15 金曜
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こんなところにアクション魂

映画ならではの見どころ・魅力って、人によっていろいろあると思う。おいらはアクション派なんで、地味でも「おおーっ!」と目を見張るワンカットが欲しい。そういうので、長らく忘れてたのをひとつ思い出したんで、また忘れる前に記録しとこうと。今日は珍しく日記っぽい日記の使い方ってことで。

必殺! THE HISSATSU」がそれ。

ストーリーは1時間ものの話を2つ繋げたっつう、スペシャル番組のノリではあったが。けどセットとかのカネのかけかたは紛れもなく劇場映画だったすなぁ。

仕事人の助っ人として、芦屋雁之助だったかが屋根瓦を投げるっつう技で出演しとった。

そしてクライマックス大乱闘の序盤。敵の大軍団がのしのし歩いてくるんですよ。これだけでもテレビじゃできないほどのモブで映画っぽかったけど、まーけっこうなロング撮影で全体を写してる。

そこに画面フレームの外から、屋根瓦が1枚飛んでくるんですよ。フリスビーみたいに回転しながら。「お、あの仕事人が投げたな」と思ったときには、敵の中の一人が杖でそれを破壊するんですわ。立ち止まりもせず、瓦をろくに見もせず、単に杖をかざして瓦をヒット。瓦は砕け散る。

別にそれをカット分けしてアップで出すわけでもなく。ロングの一発撮りのまま。CG VFX なんて影も形もない時代ですがな。本当に役者に瓦を投げて、担当の役者が役として本当に杖で瓦を割ったとしか考えられませんがな。

とりあえずそれ用の軽くて割れやすい瓦だったかとは思うけど、モブシーンってカネも時間もかかるから、うまくできるまで何回でも取り直しできるものではないと思う。けど実際にやってみせた。それでも何らかの仕掛けがあったのかもだけど、何度見直しても仕掛けは見破れんかった(TV 放映されたとき録画した)。

シビレるほどかっこいい映像だったよ。見せつけがましさがないのもまた。

大抵はこういう場面、カット割りで表現すると思う。その理由はたぶん、

  1. シーンを強調できるから。
  2. モブシーンとは別撮りできるから。
  3. フレーム外から投げ込んでヒットっつう失敗率の高い曲芸をしなくて済むから。

効率よくカッコよく、を両立できるからなんだけどさ、アクション映画での一発撮りって特別なんだよなー。

ボディアクション映画って記録映画に近いからな。編集で綺麗に作り込めばそれでいいってわけではなかったり。その撮影現場で何をしたか、何が起きたか、という本物の事象の記録と再生が重視されるわけで。どれほどのリスクを犯してその映像を得たかを、どれほど普通じゃあり得ないことがあったか/あり得ないことを成したかを、その映像自身が語るってことが大事。

てことで例えば、ジャッキー・チェンの『プロジェクトA』の時計台の場面。時計台の針に掴まってたジャッキーが地面に落ちるところが3回連続で再生される。この繰り返し自体がもう普通の映画の掟を破ってるけど、それだけではなかったり。3回ともテイクが別々なんですわ。明らかにそれぞれ違ってる。恐らく完成度を求めて何回か撮ったやつを完成フィルムで3つ並べた。そのうちひとつでは、ジャッキーは時計台以外のところから飛び降りてる。もうストーリーの整合性とか現実進行の一本性とか無視。映画としていろいろ破綻してる。

でもいいんです。これでいいんです。

なぜならアクション映画だから。なぜならそのシーンはアクション映画史に残る名アクションだから。結果オーライなずるい解釈と言えばそれまでだけど、いいんです(力説)。だって観客はまさにそれを期待してジャッキー映画にカネ払うんだからさ。「これは娯楽だ。だから客が見たいものを見せる。文句あっか」的な堂々さ加減がいいんです。

必殺映画の件の場面もなんとなく、その手の自信のようなものを感じさせるんですわ。あの当時の日本映画の状況は最悪で、作品にもクズが多かった感じ。業界全体としての自信のなさやいじけぶりが出てしまって、負け犬臭いイメージもあった。「何をやってもどうせダメ」みたいな投げやりさとかも。

そんな中、テレビ番組の拡大版っつう決してステイタスの高くない作品で、アクションっつうこれまた日本映画では扱いの低いジャンルで、実はこっそりとこういうホンモノをやってたわけで。日本映画にとっていろいろ状況の悪い時期ではあったけど、魂を失ってはいなかったんだな。尊崇の念みたいなのを実感中のおいらさ。

「そんな細かいこと」と思われてしまいそうなネタだけど、おいら的にはそれでもいいや。願わくばあの場面を作った人たちが、この駄文を目にされんことを。覚えてる人間、ここにいます。

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最近のアクション映画にあんまし心ときめかないのは、CG で何でもキレイに完璧に作れてしまうからな気がする。おいら的には、撮影現場ではそれをそのままやってるわけではないってのがちょいと興醒めというか。アニメ作品と同じノリで観ればいいってことなんだけどさ、まだそこまで割り切れないというか。

アニメだと、『ルパン三世 カリオストロの城』の冒頭のカーチェイスがすごいと思う。特に藪の中を突っ切るところ。金曜ロードショーで初めて観たとき、「おおおおー」と歓声を上げてしまったよ。ルパンのクルマが道路に戻ってから、「さっき鳥が飛んでた!」とか思ったりww アニメでも変わらずアクションにコーフンできるんだよな。

何なんだろう最近の映画の完璧なアクションを観たときの、あの微妙に納得行かない感じは。ドヤ顔で「これでどうだすごいだろ」と言われてる気はすごくするんだけど、もうその品質とその演出は食い飽きたような。

ていうか実写映画の CG パートならではのもっともっとすごいアクション表現が、まだ誰にも開発も発見もされずにいるような気がしてしょうがない。

むしろ『必殺! THE HISSATSU』の件のカットみたいに、CG アクションも見せつけがましくない見せ方のほうがいいのかもしんない。気づいた人がコーフンする的な。

そういや派手で豪快なアクション CG 演出ってさ、『少林サッカー』が既にパロディにしてたよな。あれ2001年の作品だよ。こりゃ飽きちゃうのもしょうがないわと思うんだが。おいらの感受性が時代についていけてないせいだけじゃなく、売り手側の十年一日状態のせいも相当あるんじゃね?

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2013.11.16 土曜
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隔靴掻痒三昧

昨日のぶんのログ、INSPIRON + Linux + Kwrite の環境で書いてみた。今日もそれでやってる中。

すげー昔取った杵柄ってのは、思い出せんもんは思い出せんくて隔靴掻痒状態。おもっきし半端な杵柄だったからそうなったんだけどさ。とりあえず実行できるところまで環境を鍛えて、実行できてるのが自分で嬉しかったりはする。

とゆーまたハッカーさんごっこ的な気分に満悦したくなりそげな状況だったり(ただし実力なし)。

つか職場でさ、「この職場のホームページを作ってくれ」と言われてるんですが。いやまぁサイトコンテンツ自体は根性出せばまぁ、あんましパッとしないやつなら作れるけどさ。発注側もあんましごっついのは期待してないみたいだから、作成は問題なくできそう。

ただ、アップロードと公開が難関でして。

遠隔サーバにディスク領域を確保してあることは分かった。しかも独自ドメインで。そこまではいい。

せっかくの独自ドメインのサーバにアクセスするアカウント名とパスワードを誰も知らないってのは一体どうすれば……。いろいろそれっぽいのを試してみたけど、今のとこ全部はじかれてる。

その情報かもなー程度のでもいいから渡してもらうべくお願いして、いただけたのは2000年付けの、うちの職場のインターネット初契約時の書類1枚。紙にはダイアルアップとか ISDN とか書いてたりする。そしてその情報でも全然つながらない。今は ADSL を使ってる。今度ようやく光ファイバになる。んー、ファイバ化したときにそれ系の書類が来るだろうし業者も出入りするだろうから、そのときまで待ってみるか。

そこらの関係の人たちと話しても、なかなか話が通じないんだわ。しょうがないことだけど。サイトを自力で作って公開したことある酔狂な人なんてそうそう都合よくはおらんもんで。そしておいらは「パソコンに詳しい人」ってことになってるw てことで職場内の雰囲気としては、全部ゆんずさんにオマカセでいいはずが、いちいちわけのわからんことを訊いてきて案外ウザいみたいな扱いになってきちまってる今日このごろww

おいらの腕前が何事につけ中途半端なことが一番悪いんだけどさ。技術の壁にすぐぶち当たるし、説明が下手すぎて、状況をきちんと理解してもらえてないし。

あーもう職場でも隔靴掻痒。

Windows のコマンドプロンプトでの FTP めっさ使いにくいしww lpwd コマンドに相当するものがないとかどういうおつもりですかと。ls コマンドに当たるのは cd で、cd は普通にディレクトリ替えにも使うとか、なんだかよく分からんです。

つか職場のサイト、作るぶんは作っとくべ。

銘板
2013.11.17 日曜
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その未来の下地はあの過去この今

この日記の過去ログを自分で読んでたりすると、その続きで何か思いついたり。まー愚にもつかんことだけど。

2010.11.12 を眺めてて、なんかまた余計なこと思いついたw

将来、もしバッテリー電気自動車が普及した暁のこと。そうなってるとしたら、大容量バッテリーの値段が安くなってるはず。

となると、家庭に電気自動車用の予備バッテリーを充電済みで置いとくって時代になるかも。

満充電で置いとくのもいいけど、日常的に半分くらいは使っても問題ないかも。

というあたりから考えて、電気自動車に限らず、大容量バッテリーを各家庭に常備って行けそうかなと。んで安い深夜電力を溜めといて、昼間や夕方なんかに使うと。

今そうなってないのは、たぶん電力料金の昼夜の差額とバッテリーの値段との折り合いがつかないからでして。そこの折り合いがつくくらいバッテリーが安くなると、これがいけるなーと思ってさ。って今は電力料金は値上がり基調なんでこれがいけそうな頃合いだけど、やっぱしまだバッテリーは高価なんだろうなぁ。

けどバッテリー側も頑張ってるみたいだね。日産リーフの航続距離の公称値、今のモデルは 240km だそうで。3年前の1.5倍。けっこう来ましたなぁ。一応、八戸−盛岡を無給電で往復できるってことでして。実際には坂はあるしカーステとエアコンも動かすから無理だろうけど、八戸−沼宮内の往復くらいなら楽勝っぽい感じ。

商品としてのバッテリー電気自動車の性能やコスパに疑問を持つ人たちはまだまだいるだろうけど(おいらも現状では買う気がするところまではきてない)、こうして市場で売り続けるのってさ、関連技術を鍛えることになるんだよね。実は1990年前半から、自動車メーカー各社は電気自動車の道を模索してた。して「バッテリーのコスパがもっと上がってから」と時期を読み続けてたらいつの間にか21世紀に突入。とりあえず大容量バッテリーをある程度使うハイブリッド車が出てよく売れてるけど、まだエンジンがメインな状態。そして時期尚早気味だったけど、三菱の i-Miev と日産のリーフがデビュー。

それでもハイブリッド車とバッテリー車の製品で、ニッケル水素やリチウムイオンなんつう、旧来の鉛バッテリーより進んだものが実際に顧客に使われて試されて、鍛えられてきた。

技術ってのは使われないとなかなか進歩しないもんでして。90年代、「バッテリーの性能改善はペースが遅すぎて、電気自動車がなかなか実用レベルに達しない」とよく言われとったもんだけど、それはあんまし使わなかったからってのもあったかも。てことで今のバッテリー車はフライング気味のデビューではあるけど、技術を鍛えるという重要な役割を果たしてもいるわけで。

とりあえず製品版の普及車の動力に使えるほどにまではバッテリーのコスパは上がったわけで。けどニッケル水素とリチウムイオンってさ、その前からノート PC と携帯電話に使われてきたんだよね。このあたりの需要で、先に鍛え上げられて、ようやく一般人の手に届く大容量化のめどがついた、とも言えそう。

小型機器市場の高性能バッテリーではその前段階として、今ではすっかり時代遅れになったニッケルカドミウム(ニッカド)バッテリーってのがあった。13年前に買って今も現役の、うちのコードレスホンのバッテリーだったりする。ニッケル水素もリチウムイオンもいきなり自動車用ではなく、先にニッカドが作ってた小型機器市場に参入して開発されてきた。

そのニッカドはいつどうやって鍛えられてきたか。

1980年代。ノート PC も携帯電話もない時代。コードレスホンは出始めてたけど、まだそんなに普及してなかった時代。

ニッカドバッテリーの最大消費市場は、ラジコンだったww 特に RC カー分野。ブームで活況の中、世界中のメーカーやプライベーターたちが覇を競い合った80年代。

勝負が懸かると、相手より少しでも優位に立つため、ちょっとした違いをも重視するようになる。てことでニッカドバッテリーに対するユーザ側に立ったノウハウも、レースという鉄火場で鍛え上げられた。それまでメーカー側が「あまりバッテリーに良くないうえに満充電できない」としてた大電流急速充電こそが、きちんとやればニッカドバッテリーの性能を最大限に引き出すっつう発見はすごかった。

デルタピーク充電管理方式ですな。つかバッテリーの状態をリアルタイムで見ながら充電状態を自動管理するっつう発想自体、それまでなかった。充電状況の管理ってリチウムイオンやもっと進んだリチウムポリマーで絶対に必要なものだったりする。デルタピークと同じ仕組みなのかは分からんけど、充電管理の概念はニッカド時代に生まれたのは確か。

マッチドバッテリーもこの頃が起源。電動 RC カーのバッテリーは 1.2V セル6個を直列につなぐんですわ。んでバッテリーセルは1個ごとに内部抵抗のばらつきがあって、その特性が似てるもの同士で組むと内部抵抗ロスが減る、というやつ。この発売元は、バッテリーのメーカー(主にサンヨー)から大量に仕入れて1個ずつ特性をチェックして選り分けてたらしい。そんな手間をかけてたんで、マッチドは普通のバッテリーの倍額くらいしたな。デルタピークもマッチドも、おいら自身じゃそこまでのスペックは必要なかったんで関係なかったがw

んでここらのユーザー側で開発されたノウハウ、みんなアメリカ発でしたわ。当時、アメリカ人どんだけ勝つのに必死なんだとか思ったけど、今はもうニッカドの時代でもなくなったけど、彼らの貢献って今のバッテリー技術の深い部分で、きっとまだ生きてると思う。それが日本のハイブリッド車やバッテリー電気自動車に大量に実装されて、さらなる未来技術の下地になってるかと思うとさ、めまいがするほど胸熱だったり。

いつにも増してとりとめのない内容だなww

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一方、もし燃料電池車が天下を取ったなら。

燃料電池の燃料って何になるんだろ。最近の日本のメーカーだと圧縮気体水素みたいだね。けどあれかなり高圧になるだろうし、水素は漏れやすい気体だし、なかなか簡単でもないような。

メタン改質で水素取り出しだといいような。天然ガスはほとんどメタンで、圧縮天然ガス燃料のレシプロエンジン車ならもう実用化されてる。タンク・配管・バルブの技術と安全性とコストはもう市販レベルってこと。

ただ改質器を載せて走るとなると、そのぶん質量や燃費、車内スペース、コスト的に不利ですな。圧縮気体水素で技術的にもユーザの取り扱い的にもどうにかなるなら、それでいけばいいんではないかと。

んでその気体水素の供給源でさ、家庭はいけないもんかと。補給スタンドはいいとして、家庭に改質器を据え置いて、そこで作った水素を車内タンクに補給できないもんかと。

メタンから改質できるなら、都市ガスから作れる。都市ガスを使った家庭用燃料電池システムってもう実用化されてるからさ、これとセットにできれば、燃料電池車は改質器が要らないぶん安く上がるんじゃないかと思ってさ。

6年ほど前、おいらは将来的には燃料電池車の時代は来ないと予想した。代わりにバッテリー車の時代が来る、と判断した。けどまた技術の潮目が変わってきた感じ。

この6年でバッテリー車もなりなりに進歩してきたけど、燃料電池車は単価1億円→1000万円っつう大幅値下げしてきた。値下げペースはもっとゆっくりだと思っとったが読み違えた。たぶん試作車でこれだから、量産車だと現状で500〜700万円程度になるんじゃないかな。もう少しでバッテリー車と競合できそうなくらいまで来てる。

マスコミ記事を読む感触では、バッテリー車と燃料電池車は対立してるかのよう。実際、メーカー単位で布陣分けされた状態だし。けどさ、どっちもモーターで走る電気自動車なんだわ。電源がバッテリーか燃料電池かってだけで、そこ以外は共通だったりする。てことで、今もう電気自動車を販売中のバッテリー車陣営って、電気自動車ならではの設計・運用ノウハウをひたすら溜め込んでるわけで。日産と三菱、その意味でかなり有利な位置を取れてると思うよ。

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高圧気体水素のタンク注入には、それなりのコンプレッサーが必要になるね。注入口の口径を絞ればコンプレッサーは小型で済むけど、注入の時間がかかる。そしてコンプレッサーに投入するエネルギーの合計は、どの口径でも同じ。

問題は、燃料補給に一定のエネルギーを使ってしまうってとこ。額面の燃費以上に電力を食ってしまうわけ。

てことで、タンクに圧力の形で注入されてしまったエネルギーも、クルマのほうで回収して動力にできないもんかと。

タンクと燃料電池の間にガスタービン発電機を置いたらどうにかなんないもんかと。レシプロ型でもいいけど、振動・騒音対策がめんどそう。回収効率は 10% 台がせいぜいかな。それでも元を取れそうなら、考える価値はあるんじゃないかと。

改質器を載せたほうがマシっつう結論も出そうだけど、そこも含めてご検討いかがでしょうか(誰に言ってるんだろう)。

銘板
2013.11.18 月曜
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自動的に好転していきそうななにか

韓国大統領が外国に行くたびに日本批判をしてるってニュースはよく見るね。対して、安倍総理って韓国を非難してるっけか? 官房長官はときどきキツいこと言ってはいるが。

おとといあたり、首相は韓国の国会議員と初めて会談したそうで。んで安倍さんは「韓国は自由や民主主義、基本的人権などの価値を共有する最も大切な国だ」と言ったそうで。ケータイからヤフーニュースのコメントを見たら、皆さんけっこういきり立っておられたが。

外交は儀礼の面があるし、今回は初対面なんだから、常識としてまずは丁寧な挨拶じゃないですかね。初めて話す相手国の人と面と向かってる場面では、相手を立てるというか、「重要に思っていますよ」という態度を礼儀として見せるもんじゃないですか。件の発言内容だけ見た感じ、外国からいらした赤の他人への挨拶として、当たり障りのなさがイイ感じに思うが。上品だし。

安倍首相自身は、中韓に対して表立って攻撃的な言動は今まで見せてない気がするが。その一方で、あの2か国をすっ飛ばして外遊に飛び回ってるってあたりで、意図はどうなのかを見せてくれてるわけで。謝罪と賠償とか「日本からこっちに歩み寄れ」なんて勝手な要求も完全スルーを決め込んでるような。

んで件の2国に対して「対話の窓は常に開かれている」と言ってある以上、向こうから面会を申し込んできたらそりゃ会うでしょ。言ったことは守らにゃ。で、外交で初めて会った相手には、普通の礼儀としてまず笑顔と社交辞令でしょ。特に落ち度なさそうだが。

それでも「向こうが日本に対してあんだけの無礼の限りを尽くしてるのに、なんでこっちが下でに出なきゃなんないんだ」てのはあるわけで。やられてるのに笑顔でキレイ事を述べるってのは、弱腰に見えなくもなかったり。

けど外交は儀礼の面がけっこうあるわけで。

外野の立場の国々の政府と関係省庁は、ずっと様子を見守ってると思うよ。して、自国がどっちの国とより深く付き合っていくべきか、どっちの味方をすべきか、しっかり判断してると思うよ。無礼千万な相手に対しても礼儀を決して忘れないところを見せまくりなわけで、これで日本を侮る国は、どっちみちこっちから願い下げなわけで。逆に、感銘を受けてくれる上質な良識を持つ国とは、むしろこっちからお付き合いをお願いしたいほどなわけで。うまいこと各国をふるいにかける効果もあるんじゃないかと。

てことで今の安倍政権発足以来、首相はいまだ韓国に対して特にケンカ腰な態度は見せたことないと思う。シカトはしてるけどw

一方、パク大統領政権は発足からいきなり反日全開。安倍政権にも外から文句と注文つけまくり。もうずーっとそう。このままもうすぐ1年になる。諸外国の首脳も、日本への言いがかりばかり聞かされ続けていいかげんうんざりし始めた頃合いかと。ただ外交なんで、表向きは、わざわざ自国を公式訪問した目の前の相手にうなずきつつ、微笑みを持って聞き流すって感じじゃないですかね。腹の中でどう判断するかはまた別で。

どんなヘンテコなことを言っていようと、相手は1国の大統領なんで、表向きだけはないがしろにできんでしょ。国家元首の普通の作法として、相手国の体面を傷つけるようなことしたら、国の品位を疑われかねないし。てことで韓国の大統領のほうは、自国の品位を自らアレしてしまってるようにも思えたり。

そう考えると、日韓両国の状態がこんな感じで続いていくと、日本だけ勝手にどんどん有利になっていくような気がするww

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日本の週刊誌の記事で、首相が韓国について「愚かな国」と発言したとかで、韓国国内で問題になってるっぽいけど。官房長官は公式に否定してるし、記事も又聞きでソースをはっきりさせてないみたいだし。いちいちそんなに気にすることではないというか。つか気にして騒ぐと週刊誌の思うツボですがな。

暴走中で何を言っても無駄な状態の人からは、距離を取るのが常道かと。

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2013.11.19 火曜
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招かれざる者リターンズ

数日前、友達から相談があった。SD カードのデータを間違えて消してしまって、復旧させる方法ないか、と。

てことで、去年の GW に HDD が死んだときに無料検査してくれた会社をまたググったんですわ。結局そこは SD カード復旧はやってなかったんで無駄足になったけどさ。しょうがないから、友達にはお試し版無料の SD カード復旧ソフトを探して教えといた。それ Windows 専用なんで、おいらは試せなんだが。

それはいいとして。

また Google 検索とかまとめサイトとか YouTube なんかの広告、データ復旧屋のやつばっかになりやがった。Google Ads しつけえ。マジうぜえ。

しばらく前にようやく年季が明けて、そこらの広告が出なくなってホッとしてたんだわ。代わりに、「あなたの Mac、遅くないですか」とか、中身空っぽの台紙だけの広告とかになって、せいせいしとった。Mac の増速はまぁ、こっちのプラットフォームを勝手に読んで出してるんだろ。ネットじゃそこは公開だからな。偽装する手立てもきっとあるんだろうけど、調べるのめんどいし。わざわざやる意味も感じないし。やり方を見つけてもきっと理解できないし。

前はどのくらいの年季で解放されたんだっけかな。半年以上やられた気がする。これって相手がその広告をクリックしたか、長らく放置してるかとか、向こうで分かるはずなんだが。シカトされてるってのを察知したら、とっとと引っ込めてほしいんだが。客を苛立たせるのも何らかの手口なんですかね。つか寡占ビジネスってこの図々しさがほんとなぁ……。どっか別のライバル会社、出てきてくんねーかな。

Google は便利だからよく使うけど、尾け回されてるのを実感するごとにほんと気持ち悪いというか。そのうえご丁寧に、米国を出入りした Google ユーザーの個人情報は NSA に傍聴されてたというオチ。

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2013.11.20 水曜
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介護パワードスーツ予測需要

パワードスーツが実用化されてきてるらしい。母親がテレビで見たとか言って、なんか妙にコーフンして説明してくれたww

今のところの主な想定用途は介護らしい。介護士さんが身に付けて、お年寄りを抱きかかえる用。お年寄りは体重が軽い人が多そうではあるけど、それでも持ち上げる方は生身の体力じゃきついよなぁ。それで腰を悪くする介護士さんが後を絶たないとか。腰は体力っつうより体の姿勢や関節の角度だけど、筋力をラクしたくて思わず腰に悪い姿勢にしてしまって……というのあるしなぁ。相手は人間だし、下手に扱うと怪我をするほど弱ってたりもするだろうし、となると、抱きかかえる方で無理な姿勢を強いられることもありそう。

今年の夏、おいら腰やっちまったわ。運んだのはご老人ではなく、でっかい火鉢だったけど。1個推定 50kg の大物を2個。そのうち1個を地面に静かに置くとき、めんどくさくてしゃがまずに腰を曲げる形で下ろしていったらグキッと。ええ。根性で火鉢を静置してから、腰を押さえてしゃがみ込んだですよ。どうせしゃがむなら最初からしゃがめば「グキッ」はなかったのにな。

でさ、パワードスーツでもうひとつ考えられるのは、お年寄り自身が着用するっつう用法。

筋力が落ちてあまり動きたくないお年寄りは多そうだけど、筋力が復活すれば、きっとじゃんじゃん動き回りたいだろうなと。

けどそれ用のパワードスーツが開発されたとしても、急に「さあ好きに動いていいですよ」なんて状況になると、むしろ何したらいいのか分からなくなって、困り果てるお年寄りが増えそうな気がする。それを予測したお年寄りやご家族が、買うのをためらってしまうかも。

てことでメーカー御中には今から提案しとくですよ。人気のある動作を最初から想定して用意するとセールスしやすいんではないですね。

てことでお年寄り着用のパワードスーツのメイン用途は、ラジオ体操が受けるんじゃないかと。この動きが大まかにできるところまでお助けするのがこの商品の開発目標、てな感じでどうかと。

「そんなの意味ない。もっと役に立つものを考えろよ」と言うなかれ。ラジオ体操って体のあらゆる部分を動かすじゃないの。そしてみんな知ってる。体を動かしたい欲求の実現にはちょうど手頃なんじゃないかと。それにお孫さんやひ孫さんと一緒にやれたら、どう考えたってご本人たち楽しいじゃないですか。振り付けが決まってるんで、周囲で介助する人たちにとっても挙動やアクシデントの予測がしやすいはず。

てことでパワードスーツのメーカーさん、製品の売りが「お年寄りがラジオ体操第1を完遂できる」で開発してみるってのでどうでしょ。

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「開いて閉じて 開いて閉じて」のときガッシャンガッシャンと物々しくなりそうだなww

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2013.11.21 木曜
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宇宙鈍行に潜む危険

インドの火星探査機マーズ・オービター・ミッション(MOM)、なんか情報錯綜っぽいな。ちゃんと火星に向かってればいいが。

sorae.jp 様の11月12日付によると、地球の引力件脱出の準備中、4回目のスラスタ噴射でスラスタが不調に見舞われたらしい。12日に追加の噴射をするってところまではニュースで確認できるけど、そこから先の情報がふっつり途絶えてる感じ。

お、AFP 様の記事みつけた。不足分の遠地点高度をうまく埋め合わせたらしい。

しかし地球引力圏を離脱する「スリングショット方式」って名前からして月スイングバイするのかと思ったら、地球を回る長楕円軌道に持ち込むところまでは同じだけど、月は使わず、(恐らく)近地点で最後の噴射をして脱出速度に乗る、という方式っぽい感じ。探査機の燃料任せのちょっと強引な方法だね。一気に長楕円軌道に入らずに加速噴射を小分けにしたのはたぶん、近地点近傍の軌道変換効率で一番おいしい領域だけを使おうって腹じゃないかな。

てことは、推進剤の量にあんまし余裕なさそうだな。火星の周回軌道に入るときにも大量に用意してないといかんしな。強力なロケットがあれば、探査機の推進剤の消費なしで火星遷移軌道に入れるのにな、てのは のぞみ と はやぶさ 打ち上げ時の日本と同じですな。

しかし不吉な感じがするんだが。火星に向かう前の地球周回軌道上でスラスタがトラブルとな。ロシアのフォボス・グルントと似てなくもない。のぞみ の境遇とはもうちょっと似てる。近地点での噴射でトラブった、っていうあたりが。ただ、のぞみ は一発勝負でやらかしてしまったけど、MOM は取り返しが付く段階でトラブったのは幸いだったね。

きちんと対策して、しっかり火星の衛星になって、しっかり観測してつかあさい。成功すればアジア初の火星探査機ですがな。日本も中国もコケたもんなぁ(中国初の火星探査機・蛍火1号はフォボス・グルントのロケットにピギーバックで同乗したけど、ロケットの不調で両方とも地球周回軌道から脱出できなかった)。

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あとさ、NASA の木星探査機ジュノーが先日、地球スイングバイのときに何か良からぬことが起きたとか何かで読んだが。そっちは大丈夫なんだろうか。Wikipedia 記事によると、一時的にセーフモードに入ったものの今は回復してて、木星に順調に向かってるとのこと。ヒヤヒヤさせますなぁ。

最近の惑星間空間探査機は、遷移軌道に直接投入するには能力が足りないクラスのロケットで打つのが流行り。能力不足分は軌道力学で埋めると。その主な理由は打ち上げロケット代の節約。日本が のぞみ でやったのが刺激になったような気がする。

JAXA 発足以前の日本の科学探査機の場合は経費節約というより、宇宙科学研究所(ISAS)の自前のロケットで打ち上げる必要があったのが理由だったけど。M-V ロケットで惑星間空間の遷移軌道に探査機を直接打つなら、探査機質量は 350kg 程度になる。正直これじゃ大したことはできない。ここはひとつ5割増しの 500kg 強でいきたい、という無茶を実現したのが、軌道力学で下駄を履かせる方法。

まあ欧米の方法は のぞみ じゃなく はやぶさ でやったのと似てるけど。そして はやぶさ(2003年5月打ち上げ)とあまり違わない時期に欧(ロゼッタ: 2004年3月)米(メッセンジャー: 2004年8月打ち上げ)ともにやってたりする。特に はやぶさ からパクったというわけではなさそう。スイングバイ技術はその前から宇宙航法技術のひとつとして日米欧それぞれで鍛えてたんで、ちょうど同時期に同じような方法が投入されただけかと。のぞみ の方法はスイングバイの対象天体が惑星じゃなく月だったんで、タイミング待ちの期間は短くて済んだけど、増速量はそんなでもなかったしな。

スイングバイで飛び石ってのは、アメリカがボイジャーとかで昔からやってた。けどあの頃の理由は、探査機が大きくて、大型ロケットを使っても現地直行が難しかったから。わざわざ小さなロケットを選んで運賃を浮かすというのではなかった(その意味では ISAS の理由と近い)。

けどこの飛び石方式というか各駅停車方式というかは、探査機がそれだけ長く宇宙空間で稼働しなきゃなんないってことで、リスクが増えるんだよね。のぞみ も はやぶさ もそれでいろいろな目に遭った。

インドの MOM も アメリカのジュノーも、同じリスクを味わい中って感じですか。

銘板
2013.11.22 金曜
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越冬かまってちゃん

「青瓦台が火の海に」 延坪島砲撃から3年、北朝鮮が警告」msn 産経ニュース様より。

こちらでも肌寒い日が続いています。お風邪など召さぬようお気をつけくださいまし。

こんなお返事が妥当かと。あちらの国もすっかり冬支度のご様子ですな。

今年も越冬が厳しくて、国民の不満を外国方面に逸らさなきゃなんない感じですか。毎冬ご苦労様です。

しかしこんな挑発文句も、メイン対象の南隣の国にはあんまし効き目なくなってきた感じだね。南の国の方は反日媚中とヤバげな国内経済の対応で忙しすぎて、北はほぼアウトオブ眼中って感じだが。

なんか韓国では、30代以下は朝鮮戦争をよく知らんってのが明らかになったそうだが。だいたい1985年以降に生まれた人たちかな。学校教育でちゃんと教えないせいで、その世代は朝鮮戦争について、日本が侵略してきたのを撃退した戦争だと思ってる人がけっこういるとか。

そんな人たちにとってはもう、軍事境界線を挟んで自分らの国の北側に、なんで自分らと同じ民族が別の国家を立てて存在してるのか分からんだろうなぁ。てことは、北朝鮮をあんまし意識してないって感じじゃないのかと。

そしてその世代より上の人たちも、北とのウンヌンよりも、日本が日本で日本だからけしからん日本が謝れば子分にしてやるから日本は早く謝ってカネよこせコノヤロウ状態。大統領からして外遊しては日本の陰口ばっかし。

北の挑発って10年前まではそれなりに怖かったけど、言ってる方は自国民を騙さんがためなのがバレてるし、言われてる方は日本の方ばかり向いて全然相手にしなくなったしで、なんていうかほんと、季節の風物詩以外の意味が本当になくなったというか。

去年は衛星の自力打ち上げ成功と核兵器開発で、その後も延々と続けてた挑発にもある程度の説得力があったのにな。まーミグ23とかいう見るからに骨董な戦闘機が現役として姿を表した時点で、こりゃあもうこりゃあもうだなと分かってしまったけどさ。あれは対外的には、かまってちゃんだったってことでよろしいんで?

春になっても挑発を続けてたあたりで、あー引っ込みつかなくなってるなーと思ったら、田植えに兵士を動員して、食料確保は戦いと同じだか言い出したよね。見事にすり替えたなーとその手腕に脱帽でございましたですよ。

かの国の国内的にはそれですり替え完了なんだろうけど、外国からはそこらへん見抜けてしまうわけで。この時期にあの言動と来れば、「早いもので、今年も越冬かまってちゃんの季節が参りましたね」となるわけで。毎冬の食べ物に事欠くほど余裕がなくなって、なりふり構わなくなってきてるんだな、というのまで分かってしまうわけで。

……、

……、

……。

安心させといての不意打ち狙いなんだろうか。

銘板
2013.11.23 土曜
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夢色ありなし

寝てるときに見る夢ってさ、おいらは子供の頃からカラー映像なんだけどさ、昔は珍しかったらしい。雑誌の「小学◯年生」とかで、そういう人は芸術家や映画監督に向いてるとか書いてあった。へえーそうなのかーと嬉しかったけど、きっと編集者がテキトーにでっち上げた分析なんだろな。そのまんまだし。

んで今はどうもカラーが普通で、むしろ白黒の夢を見る人がレアなんだとか。

これって結局、映画やテレビに影響されてるってことなのかな。昔も今も1日の中で、映像を鑑賞する時間より現実の光景を見る時間のほうが長いと思うんだが、なんでまた昔は白黒夢が多数派だったんだろ。時間ではなく、より注視してるのが映像のほうだからかな。

ときどき、すごいカラフルな夢を見るんだが。夕暮れ時に、おいらは自宅の屋根の上に座ってて空を見上げてて、近所の人たちもみんなそうしてて、空にはハップル宇宙望遠鏡が撮ったみたいな巨大なガス星雲とか。その光景にすげー見とれたけど、『こんなの現実じゃあり得ん。夢だ夢』と思った途端に目が覚めて、「オレのバカ orz」と激しく後悔w

カラーだけど白黒っぽい夢もあったな。ホラーだけどww 学校のでっかい校舎。離れた教室に行くのに、ある階段と廊下を通らなきゃなんない。で、通りたくない階があって。でもそこを通らなきゃなんない。その階に向かって階段を登ってる時点でなんか怪しげな雰囲気。んでもうその不気味な階を通る間じゅうずーっと、吐き気がするほどの嫌な感じしまくりなんですわ。夢って視聴覚だけじゃなく体感まで表現できるんだな。そこで何が起きたか覚えてないけど、とにかくこれでもかってくらいイヤな夢だった。

映画もこんな夢みたいに、気持ちに直接かかってくる「雰囲気」をいろいろそのまんま体感できれば、ホラー以外でももっと面白くなりそうだね。けど映画は表現を視聴覚に限定されてるからこそ、多彩な間接表現が生まれた、とも言えるか。

その意味じゃ、表現の制限がもっと多かった白黒時代に、映画表現の多くが出尽くしたのかもね。

穿った見方ができそう。おいらが子供の時代には既に映像は全部カラー化してたけど、例の分析を作った人は当時大人なわけで。ちょいと古い人の感覚として、「カラーの夢を見る人は映画監督に向いている」だったんですかね。

今は映像も多くの人が見る夢もほとんどがカラーってなわけで、敢えて白黒映像に変換された夢を見る人のほうが何らかのセンスがあるような気もしてきた。

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2013.11.24 日曜
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「これは冗談ですが」

15年くらい前かな。雑誌か何かで、西洋人から見た日本人の変な行動というかの話が出てて、アチャーと苦笑いしてしまったのがあったよ。

何かジョークを言うとき、先に「これは冗談ですが」といちいち言うと。

これやるのって当時のオッサンや爺さんだったんで、今はだいぶ減ったかも。相手をびっくりさせないための気遣いなんだろうけど、ジョーク慣れしてる人からすれば余計な気遣いでもあるかもね。ていうか昔は冗談を言うと怒る人って実際けっこういたからな。「笑い=不真面目→×、堅苦しい=真面目→◯」が道徳基準だった時代があったみたいで。学校の先生で「授業中は歯を見せるな(笑顔になるな)」という人いたなぁ。軍国主義時代あたりのモラルかな。そう考えるとしょうがない面もあるかも。

もひとつ、日本人のオッサンが誰かきっとやるだろうなと思ってたネタ。これ知ったのは雑誌じゃなく新聞記事で。訴訟沙汰になってた。

「クリスマスケーキと女性は25を過ぎるとウンヌン」

失礼すぎて全部書けん……。ていうか特に面白くない。

これ、なんか知らんけどサラリーマンのオッサンたちの間で、バブルあたりに流行ってたみたいで。当時はセクハラの概念はもう導入されてはいたけど、今ほどは浸透してなくてな。

そしてバブル前後あたりは、日本の企業と社員が世界中に飛び立っていった頃。向こうの常識とかあんまし分からんときに、思わず地を出してまずいことになってしまう人も中にはいるわけで。

して、アメリカに駐在した日本人のオッサンが、現地採用の女性社員にこんなつまらんジョークを言い放って、セクハラで訴えられたらしい。このニュースを見て笑ってしまったよ。たぶん多くの日本人駐在員は、アメリカがセクハラの概念の発祥地で、そこらへんに厳しいってのを知ってたとは思う。自分が、そこらがまだ甘い/遅れてる国から先進地に来たことを自覚してたとは思う。でも全部そうなわけはないわけで。

あのニュースを見て、「やるやついると思ってたよ」と思った人ってけっこういたんじゃないかな。

あの時代あたり「オヤジギャグ」って言葉があったなぁ。もうこの言葉自体は廃れたと思うけど、今もオッサンのダジャレってつまんないんだろうか。おいらは世代的に判別できなくなってきたあたりなんで。

とりあえず時代をバブル期とバブル崩壊期に限定するとして、オッサンのジョークって揃いも揃ってなんであんなにつまんなかったんだろ。聞かされて苛立ちを覚えるほど安直ってよっぽどだよ。Wikipedia 記事の「傾向」、なかなか的確だな。

オヤジギャグは、単純でわかりやすく、安直なギャグであればあまりにも安直であればあるほど、意味がわかるのに笑えないというジレンマが聞き手に苦痛を与える場合がある。 「相手を楽しませること」よりも「自分が言いたいこと」を優先しているように感じられ、それにもかかわらず相手の笑いを期待している場合が多い。(中略)

特に嫌がられる特徴としては、

  1. 安直である
  2. 同じギャグを何度も言う
  3. 下世話である

の三点が最も指摘される。(後略)

ああなんか読んでてイライラしてきたww ほんとなんでこうなのか理解できないのがまたイライラする。後略したところに理由らしきものが書かれてる。それもそうだろうけど、それだけじゃないような。

……、

……、

……。

これも彼らが「笑い=不真面目→×、堅苦しい=真面目→◯」の時代を過ごした影響なのかな。

芸人さんや一般人の切磋琢磨とテレビ・ラジオとかの媒体の効果で、笑いのハードルが上がったってのもあるんだろうけどさ。

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2013.11.25 月曜
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昆虫落ち武者狩り

映画『七人の侍』で、落ち武者狩りの話題が出てくる。そのものの場面はないけど、農家からその戦利品がザクザクと出てくる。

そういえばそのものの場面って、同じく黒澤明の『隠し砦の三悪人』の最初の方に出るわな。ちょっと笑える感じで。

しかしあれってさ、やられる方はたまったもんじゃないよな。死んだ後ならまだしも、息も絶え絶えで激痛に苦しみながら、「オレもここまでか。ぐおおおおお」とかもう人生の最後を味わいモードのところに農民が現れて、身ぐるみ剥いでいくんだもんなぁ。邪魔しようもんならそんなやつらにとどめを刺されたりとかで、もう浮かばれないったらありゃしない。

と思いを巡らしたら、なんか似たような光景を見たことあったよなーと。

あれは暑い日だった……。

……、

……、

……。

あ、あれだ。うちのばあちゃんの家でスズメバチの巣を見つけた日だ。ばあちゃんに「スズメバチが多くて怖いから何とかしてちょうだい」言われて。ばあちゃん前にハチに刺されたことあってさ、スズメバチだったか忘れたけど、よっぽど痛かったらしい。しかもアナフィラキシーショックもヤバいしなぁ。

と現場に行ったら、ほんとに何匹か飛んでるんですわ。目で追うと、家の庇の下に穴が開いてて、そこから出入りしてやがった。中に巣があるらしい。てことでホームセンターに行ってみたらば、ハチ退治用の殺虫スプレーを発見。ジェット噴射で2メートル離れたところまで届くとか。3本買った。

んで、物陰からハチの出入り口に向かってブッシャー! もう何回もブッシャーブッシャーブッシャー!!

そしたらさ、中からハチがヨタヨタ出てきては、地面にポタポタ落ちるんですわ。まさに「オレもここまでか。ぐおおおおお」てな感じで。落ちてもまだもがいてる。

1999年の八戸の夏は、異常熱波だった。毎日続くカンカン照りでひび割れた地面で、やつらはもがき苦しんでた。

そこにすかさずアリが登場。1匹が獲物に目星をつけて、他の仲間を呼んでくる。そこからはスズメバチ解体ショーですわ。スズメバチの必死の抵抗も虚しく、連中、かの最強昆虫様を容赦なく噛みちぎってはアリの巣にせっせと運び始めまして。自然の掟とはいえ、あれはけっこうむごかったな。

落ち武者狩りの光景って、たぶんあれとそんなに変わらん感じだったんじゃないかと。

しかしアリ、殺虫剤まみれの獲物をどっさり巣に運んじゃってまーまー。あのアリたちが営んでた社会はあの後どうなったんでしょね。

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2013.11.26 火曜
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静かなネット生活

フェイスブック、世界中で「若者離れ」 「おじさん世代」のSNSになってしまうのか - JCAST ニュース

だそうで。ふーん。別にフェイスブックが落ち目になったって、おいらは一向に構わんが。ていうかこの記事はもしかして LINE からカネ入ってライバルの評判を落とすステマかな。そんなニオイがするが。

去年かおととしあたり、何人もの友達から立て続けにフェイスブック参加のお誘いが来てさ、ついに陥落してアカウントを作ったんですわ。けどやる気なし。つなぐのはガラケーからだけにして、自室 PC とは隔離。ガラケーを狙ったウイルスやスパイウェアって実質ないみたいなんで安全かなと。悪意を持った人たちが今から作るにしても、今さら感アリアリだしな。

こういうのってどうもね。個人情報を曝すリスクへの対価が足りん気がして。てことでおいらのフェイスブックアカウントでの名前は本名ではあるけど、初期設定のローマ字のまま。登録時に日本語で書くようにしつこく勧められたけど無視。あと他の情報も最低限かいい加減。

断りきれずに義理で登録しただけなんでこのサービスさんにはあんまし頑張ってほしくなかったんだけど、いやもう頑張る頑張る。ちょっとだけの知り合いだろうが関係ない人だろうが、どんどん紹介してきやがる。長らく音信不通だった友達と連絡を取れたのは嬉しかったけど、そうでない人たちの情報もじゃんじゃん来る。ウザい。けどやめると、今つないでいたい関係まで切ることになる。あーもう。

「こいつとはつながりたくない」と向こうも思ってるだろうなーってやつまで拾っては教えてきやがる。名前を見るのもイヤな人とか、なんでこれみよがしにメールで知らせてくるかね。

フェイスブックのお膝元・アメリカじゃネットで実名も顔も出すのが普通らしい。てことでフェイスブックはあまり抵抗ないんかもしんないけどさ、日本じゃ受けないだろ、と高をくくってたらそうじゃなかったと。しかしこれほんと、友達の「良かれと思って」を利用して実質否応なしにフェイスブックのネットワークに引きずり出して晒そうとするいやらしい仕組み、どうにかなんないもんかね。

てことで今度は LINE のお誘いも来るようになってさ。友達には悪いけど無反応を決め込ませていただいてるわ。友達の好意は絶対的に嬉しいんだけど、その好意を利用する運営方法がどうも腑に落ちなくて。

自分の情報の広がり方を制御できないってのもな。そういう都合のいいものってないんか。mixi もそこらへんが鼻について全然ご無沙汰だし。

あー都合いいのあった。このサイトだわwww おいらの中のグダグダを一方的に流し出すだけの機能。幸いまったく人気ないんで完全に安住モードww 静かでいいわーww

そうか。おいらが SNS をあまり好きになれないのは、自分の情報ウンヌンよりむしろ、他人様の情報が勝手に入ってくるからだったのかも。

銘板左端銘板銘板右端

フェイスブックの創始者の映画ってあったよね。『ソーシャル・ネットワーク』。あのあたり、日本では映画の宣伝と合わせてフェイスブックそのもののステマが凄かった。察するに、日本市場じゃ立ち上がりが遅れてたんだろうな。あのまんま流行らなきゃよかったのに、宣伝ってやっぱし効くんだな。

ていうのもあって、なんかフェイスブックは素直に受け入れたくない気分。映画の『ハリー・ポッター』を最初からとうとう最後まで観ずじまいだったのも、ステマが凄まじくてイヤになったからだったわ。当時「ステマ」って言葉はなかったし、概念も知らんかったけど。

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2013.11.27 水曜
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古いネタらしい

古いネタらしいけど、前に見つけてかなりウケてしまったやつ。おいらバイクに詳しくないけど、なんか分かる感じwww

ホンダのバイクを
ヤマハに持ち込む:まぁ、ホンダも直せなくはないけどね
スズキに持ち込む:ツマラン、どこかに細工してやろうか・・・
カワサキに持ち込む:出てけゴルァァァァァァァァァァァ!!
ヤマハのバイクを
ホンダに持ち込む:おぅ、ヤマハさんのバイクか
スズキに持ち込む:打倒ホンダの僚友だ、バッチリ直してやるぜ
カワサキに持ち込む:けっ、優等生バイクか
スズキのバイクを
ホンダに持ち込む:けっこう癖のある作りしてんだよね
ヤマハに持ち込む:スズキさんか・・・部品取り寄せとか大丈夫かな
カワサキに持ち込む:スズキか、最近小奇麗にまとまっちまいやがって・・・
カワサキのバイクを
ホンダに持ち込む:カワサキか・・・
ヤマハに持ち込む:カワサキか・・・
スズキに持ち込む:カワサキか・・・
カワサキに持ち込む:カワサキか・・・

オチたまんないwwww

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2013.11.28 木曜
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はぁと

……、

……、

……。

ハートマークの HTML エスケープってあるんだな……。

♠ ♦ ♣ ♥

おっ全部あった。へえーこういうのも書けるんだ。

書き方は、

♠ = ♠
♥ = ♥
♦ = ♦
♣ = ♣

だす。世の中、ハートマークはけっこう使いでありそうですなぁ。うちのサイトにはあんまし需要なさそうだけどww

ていうか前にどっかの掲示板にハートマークか何かのトランプの柄をそのまま貼ったら、化けてしまったですよ。機種依存文字だったらしい。今回紹介の方法ならサイト上に安全に出せるってわけで。掲示板によってはエスケープが効かないところもありそうだけどさ。

一覧表を見つけた(コチラ)。「パソコンの環境によって正常に表示できない場合がありますので、使う際には注意しましょう」なのか。んーいつでもどこでも使えるわけじゃないのか。どういうときにまずいんだべ。

銘板
2013.11.29 金曜
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スマートお買い物かご

もう当たり前で有り難みがないが感じがするけど、POS システムってすげーよなー。スーパーのレジの、バーコードを読み取る機械のこと。

あれが普及する前は、1品1品の値段をいわゆる「レジ打ち」してたんだもんな。昔コンビニのバイトしてたときがそれだったわ。あれはツラかった。当時もう POS システムが出回ってたのに、そのコンビニでは未採用で。

おお、POS システム の主目的ってレジでの自動判別&自動計算ではないのか。「店舗で商品を販売するごとに商品の販売情報を記録し、集計結果を在庫管理やマーケティング材料として用いるシステムのこと」だそうで。

そこ逆に理解してたわ。レジ作業の半自動化で高速化と正確化をするために開発されたもんだと思っとった。そして、ついでにリアルタイムの在庫管理ができて便利、てなもんだとばっかり。なるほどねー。まーどっちの機能もあるからね。もはや主従は関係ないんだろうけど。

しかし POS を見かけるようになって四半世紀。対応レジ機の進化ぶりはそんな進んでないかもね。入金とお釣り出しを自動でやってくれるレジ機はあるけど、そこまではしないのもけっこうあるような。集計が自動化されて、レジの人はそこを気にしなくてよくなったわけで、あと重要で危険度があるといえばお金の扱いなわけだが。そこも自動化をもっと進めればいいのにな。

ついでに言うと、強盗対策にも有利そうだね。入金とお釣り出しが自動化されれば、売上金はレジ機の奥にしまわれっぱなしになる。機械が金庫番をするってこと。強盗が来て凶器で脅す相手は人間ですな。人間のほかに機械の金庫番をどうにかしなきゃなんなくて、カネを出すのにモタモタするわけで、強盗は焦って手ぶらで逃げていく可能性が上がると思うが。時間がかかればそれだけ長く監視カメラで記録できるし。

そういやバイト先のコンビニは手入力レジではあったけど、それなりに工夫してたっけな。レジ機には万札が溜まっていくわけで、その店では5万円以上はレジに入れっぱなしにしないで、その前に万札は事務室の金庫に入れてくれ、と言われてた。んでもし強盗が来たら、逆らわずにレジの有り金を渡せ、と。強盗が店外に出て自分の安全を確保できたら警察を呼べ、となってた。なるほどねー。納得してその指示に従ったですよ。

従業員の安全を守る社会的モラルもそうだし、店が受けるダメージを最小限にする工夫でもあると思うよ。店内で傷害事件なり死亡事件なりが起きたら、もう誰もその店に行きたくなくなるもんな。それより何万円か損するだけのほうがはるかにマシなわけで。もう長いこと忘れてたけど、これリスク管理ってやつですなぁ。んでレジ会計が自動だと、その最小限のダメージ発生のリスクもまた小さくなるわけで。

つか、お金の受け渡しのミスって手作業だとあるからな。こないだスーパーで買い物したら、そこのレジ機の入出金は手作業でさ、3000円台の買い物で1万円札を渡したら、お釣りが1千何百円。ちょうどお客がレジに集中してて忙しくて、もう次の人の会計が始まってしまってから、「あれれ今1万円を出しましたよ」と言ったんだわ。その1万円札はレジ担当さんの手を離れてレジ機の中に入ってしまってたんで、いろいろめんどくさいことになりそうだなーおいらモンスターだとかケチな詐欺だとか思われるんかなーと思ってたら、レジ担当さんはおいらを信じて5000円を渡してくれた。

こういう間違いって客にも従業員にも無用なストレスを与えるなー。カネの確認や受け渡し作業は危険度が高いんで、自動化してしまったほうが何かといいよな。お金を正確に扱う機械は、銀行 ATM で30年前には実用化されてた枯れた技術なわけだし。

レジのほかの自動化すべきところといえば、バーコードの読み取りだよね。今は人が読み取り機を持ってバーコードに当てがってピッピッとやってるあの作業。あそこまで自動化できれば、レジはもう人が要らなくなる。

ていうかもう商品には IC チップ入りのタグを貼り付けて、お買い物かごをレジ機に乗せれば一気に全商品を自動読み取りしてくれる形にできないもんかと。そうなるとお買い物かごも要らんな。お客が自分で持ってきたお買い物袋に商品を詰め込んで、店の出口近くのゲートその1をくぐると自動読み取りと。そこでお金を払う(機械に入れるとお釣りが出てくる)なりクレカ支払いなりをする。そしてゲートその2をくぐると商品タグ内蔵の IC チップが無効化。店にとってもお客にとっても省力化のラクチン化になるね。

IC チップ代が気になるな。そしたらゲートは廃止で、会計マシンに商品タグを投げ込むと計算するって形かな。そしたら IC チップを回収できる。いや、だったらタグには IC チップなんてご大層なものなんて付けなくても、バーコードのステッカーが貼ってあればいいんではないか。あれならタダみたいに安い。あーでもバーコードって商品の箱に印刷してあるもんな。二度手間になってしまうかな。うーん。

IC チップでもバーコードでも、全商品にくくりつけるのもまた手間だな。今の粘着方式だとはがれて落ちるしな。

……、

……、

……。

技術の様式はどうあれ、どうですか、お買い物かごに商品を入れるとカゴ自体が商品を認識して、付属の画面に明細と合計額をリアルタイムで出す「スマートお買い物かご」なんてのは。レジで「うわー思ったより高かったー脳内計算間違えてたーいくつか返品したいけど恥ずかしいなードキドキ」なんてのがなくなるですよ。

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2013.11.30 土曜
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周回遅れまくり CSS

このサイトのトップページの CSS、素人臭さを薄めましたですよ。

前にこの日記のもくじページを改修したのと同じで、外見上は変化なし。ソースコードの CSS 記述が短くなって、関連部分の可読性が上がったと。

前の仕様を作ったときってほんと CSS を分かってなかったなーと実感したり。言い訳だけど、当時はおいらは HTML 4.0 規格でサイトを作ってて、やっと 4.0 が分かってきた時点で、実はもう 4.01 が推奨の時代になってると知りまして。この新規格がいろいろまたアレでして。敷居が高くなったというか。そのうち最大の障壁が「ページの見栄えを作るのには CSS を使い、4.0 でのそれ系の HTML タグはもう使わないでくれ」というやつ。こっちとしては「せっかく覚えたのに、んなもん知るか!」という憤りと反発。

この反発はほかにもいろいろあったらしく(予想できたらしく)、4.01 には本物の Strict 規格と、4.0 の様式を混ぜてもいい Transitional 規格の2つがあった。もうなんだかもう……。そしてさらに調べるに、「ゆくゆくは XHTML に移行してください。これは HTML 4.0x より厳密な規格となります。既に XHTML 1.0 と 1.1 でも違いが出ているのでご注意」って知らんがな。

最近のいろんなサイトのソースコードを見るに、XHTML 化は着々と進んでいるようで。けんどこっちはついて行けんて。いまだ HTML 4.01 Transitional ですが何か。

んでおいらの憤りに関係なく、世の中のサイト事情は新規格導入で進んでいく。相変わらずブラウザは HTML 4.0 のままでも問題なく表示するんだけど、見た目が古臭くなってしまう。てことでうちのサイトでもゆっくりと HTML 4.01 への移行を進めておったと。てことで CSS が必須となり、よく分かんないまま下手な CSS を作って、一応動くからずーっとそのままにしてたと。そして CSS の腕前がようやくもう一段進んだなーと実感できたのがつい最近。んでこのサイトの CSS の書き換えをちょぼちょぼ進めてると。

立体写真のコーナーの CSS もいろいろと古いまんまな気がする。しばらくいじってなかったしな。

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