ひとりごちるゆんず 2012年12月
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2012.12.1 土曜
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勘違った その1

このまえ楔形文字ワープロ くりごはん がやっぱし IE で動かないっつうご報告を受けまして。確かめたらほんとだ……と。行きつけの居酒屋のおねーちゃん、ご報告ありがとうございました。

なんか自分でも分からなくて申し訳ないけど、開発中の変なブランチ的なものを出してしまったらしい。10月10日のログで「バグひとつ取ったー。『っ』で終わる入力は最後に "undefined" 表示が出てしまってたんさ。これ直した」と書いて、その版をアップロードしたんさ。そのときのバグ取った版が、どうも IE 対応前のやつを改造したやつだったらしい。

ということで、手元に IE 対応版はあるんだけど、「っ」終わりのバグは取れてないと。

またやんのかよ orz 犯人は自分なわけだけど。あーもうやる気しねーけどやるかー。明日から本気出すww

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2012.12.2 日曜
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勘違った その2

てなわけで、IE がないとできんのです。うち Windows がないわけです。てことで、ほとんど使ってなかった Power Mac G4 の出番です。PowerPC 機でかなり古い Mac OS から資産を引き継いでるんで、あるんですよ、かつての IE for Mac が。んでまぁ IE で動かない原因は判明済みだけど、今度こその動作確認用に、ここでまたお出まし願おうかと。

んで起動したらですね、マウスの右クリックが効かなくなってることが判明。今まで使ってた ELECOM 有線マウス、ほんと相当古いもんな。クリックがおかしくなってただけじゃなく、スクロールホイールのゴムが経年で溶けてきて、なんかねばねばしてるしww

ということでマウス買ってきたわ。ついでに現役機の iMac のマウス(ELECOM 無線)も、買ったときからときどき動きがおかしいんで、こいつも買い替えようと。

で、有線・無線を1個ずつ買ってきまして。有線は PMG4 用。今日はまだ起動してないっす。んでもう1個はサンワサプライのブルートゥースのやつ。

この iMac、中古で買ったんだわ。そのときすでに純正のマウスはお陀仏済みで、ブルートゥースのマウスってのは今回初体験で。設定とかよく分からんのだが。今まで何個か使ってきた無線マウスも、PC 側にはスパイの七つ道具みたいな送受信機を USB に突っ込むやつだったし。

んなわけで設定してみたけど、なかなか認識してくんない。マウス側と PC 側といろいろやってるうちに、なんかよく分からんうちにようやく認識してくれたわ。

んでその使い心地がさ、失敗だったわ。マウス左側に変なボタンが2つついてて、これが邪魔で邪魔で。

これを押すと、ブラウザで「戻る」「進む」の動作ができるんだそうで。ただし Windows 限定。Mac でやってみると、スクロールカーソルが出るんだわ。この状態でマウスを上下するとスクロールするっつうアレ。おいらそれ使わん派だから、邪魔なだけ。

さらに輪をかけて、おいらマウスは左手なんですわ。マウスを掴むとそのボタンのあたりには左手薬指がある。間違えて押しちゃうんですよ。

今はブラウザじゃなくテキストエディタを開いてこの日記を書いてるわけで、この場合どうなるか。ほら、コピーとかするのに文字列を選択するでしょ、そのとき間違えてこの変なボタンを押しちゃうと、選択が途中で切れてしまうんですわ。そうなると選択をいったんなくして、変なボタンを押してしまわんように、慎重に選択し直し。何なんだよこれ。

最近は右手専用のマウスが増えてきたよね。外形が左右比対称のやつ。それじゃないやつを……と選んだつもりだったのに、こんな落とし穴があったとは。この変なボタンを殺す設定とかないもんかねぇ。ほかに、マウスのスピードを2段階で切り替えるボタンなんてのもある。んなもんマジでいらねー。余計なボタンがついてるのは買う前に分かってたけど、まさかこんなにまで使いにくい代物だったとは。

つかほんとなんでこうやって無造作に操作部を増やすんだよ。操作は単純なのがいいに決まってんじゃねえか。並みいる日本企業がこの手の複雑化を「付加価値」と勘違いした挙げ句、今の体たらくになったのをまだ分かってないのかよ。今さら1ボタンマウスにも戻れないけどさ、これはあんまりだよ。

しかも Mac でダメ、左手でダメってどんだけ客を切り捨てたいんだと。ああそうかこれもアレじゃねーの。「ターゲットを絞る」の勘違い。それについては、日本の音楽業界がなんで売れなくなったのかっつういい実例があるのになぁ。売り手側の都合を客に押し付ける傲慢商法だってのまだ分かってないんか。

無線マウスってコードの煩わしさがないのが好きだけど、こんなことされるんじゃ有線マウスに戻ろうかなぁ。有線は電池が入ってないから軽いしな。

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2012.12.3 月曜
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勘違った その3

そんなこんなで くりごはん のフォルダを漁ったですよ。もしかしたら問題ないのがあるかもと思って。

案の定ありましたですよ。バージョン 3.0 がいける。3.1は「っ」終わりの問題あり。3.2 はまったく動かん。

てことでなんでか 3.1 でも 3.2 でもなく 3.0 ということになり、こいつのコピーを "index.html" にして契約サーバに上げて、IE for Mac で検証と。うほほー IE でも動くぞ。よしよし。本来は IE for Windows でも検証しなきゃいかんけど、たぶん JavaScript と JScript とで、配列での indexOf 関数の解釈が違うのが原因だろう、てのは突き止めてたってのを思い出したですよ。だったらたぶん IE for Mac で OK なら OK だろうと。なんで くりごはん は小数点のバージョンが低い方が完成度が高いのかは謎ww

……、

……、

……。

「っ」終わりの問題発生……。ちょ、なんでだよ解決したんじゃなかったのかよ! 意味わかんねー。

と焦りつついろいろといろいろしてみてようやく分かった。「っ」の前の文字が3個以内だと問題が出るわ。それ以上だと大丈夫。これまた意味分からんことになっとりますな。といろいろやってわかったのは、バージョン 3.x では「っ」終わり問題を解決したものはなかったってこと。そんな都合良く作ってはいなかったか orz つか3カ月ちょい前に作ったもの、もうかなり忘れてやがる>自分 加齢での物忘れ、認めたくないけど確実に進行してるわ orz 魚けっこう食ってるのになぁ。DHC サプリでも買おうかなぁ。

して昨日までウェブに上げてたのは 2.1。で、こいつは「っ」終わり問題を解決済み。そして IE で動かないと。

合成ですなこりゃ。慎重にやらんとな。

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2012.12.4 火曜
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バスドラ聞こえないよバスドラ

PC のスピーカーを手持ちのオーディオ用に換装して幸せな毎日なんだけど、音質をいったん気にし出すとやっぱしまだいろいろ気になるわけで。

ケンウッド CM-5 はそれなりにいい音を出してはくれるんだけど、

てなあたりで。スピーカー買い替えようかなぁ。

おとといマウスを買いに、久しぶりに PC 専門店にいったんですわ。したら PC 用のスピーカーがいろいろあってですね、なるほどなーってな装備がしてあったんですわ。

アンプ内蔵なんですな。そういやずっと前からそうだったよな。関係ないと思って忘れてたわ。ついこないだまで知らなかったんだもんよ。PC のソフトウェア的なアンプはボリュームを大きくするとひずむってのを。Mac だけかなと思ったら、こういうスピーカーが存在する以上 Windows もけっこうそうなのかもな。単に PC 単体じゃオーディオ出力が足りないってのもありそうだしさ。

まー急ぎってわけでもなし、iMac 標準スピーカーよりはるかにマシにはなった現状を楽しみつつ、ゆっくり考えるとしますかね(結論は2年後くらいかなぁw)。

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2012.12.5 水曜
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特別地方消費税

すげー昔、寿司屋でバイトしてたとき知った税金ってあったんだわ。お客お1人あたりの割り勘代金いくらかを越すと、消費税とは別にかかるやつ。今調べてようやく分かった。「特別地方消費税」というものらしい。

税率は 3% で、飲食の場合は7,500円を越えるとかかると。んで2000年3月31日で廃止になったと。そうか今はもうないのか。よかったよかった。

飲食の物品税みたいなもんかな。これバブルの頃にはあったわけで。バブル期の後半は消費税導入で物品税がなくなったけど、この税はあった。消費税と合わせて代金に 6% 上乗せだったわけで。あの時代、都道府県や自治体はこれで税収を助けられたんじゃないかな。

贅沢税なわけで、バブル崩壊後はガタ減りしたろうなぁ。しかも「失われた10年」経過時点で廃止。そのぶん高級めな飲食店が少しは安くなったってことになるけど、誰か得した人いるかな。客としてはあまりおトク感がなさそう。飲食店としては、納税額も申告内容も減ってラクにはなったかも。

何でもかんでも単純化すりゃいいってもんでもないだろうけど、こういう単純化はいい例な気がするよ。

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2012.12.6 木曜
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バインバイン動画

それだけっちゃそれだけの遊びの動画なんだけどさ、なんかめちゃめちゃ面白くて。動画内の皆さんの盛り上がりようもほんとよく分かるわー。

ものすげー飛んどりますなー。

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2012.12.7 金曜
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地震と警報と予知

地震には参ったすよ。八戸は震度5弱。

仕事中で、緊急時対応でてんてこ舞い。うまくできなくて先方からお目玉食らいますたw

去年の大震災よりはるかに軽かったのにな。停電もなかったし。あの震災のあと対策を講じたはずだったのに、全然できんかった。忘れてもいたし。

こういう対策って、作ったら安心してしまって、以降は放置してしまうのがまずいんだろうなぁ。仲間内で定期的に、確認なり予行演習なりしたほうがいいんだろうかねえ。

しかし緊急地震速報ってハマるとすごいわ。八戸に揺れが来る前に、職場のみんなのケータイが一斉に鳴り始めてさ。おいらのケータイはマナーモードにしてたのに音が鳴ったよ。「うっわー何だこの音! うっわーうっわー鳴ってるのオレのケータイじゃん!! これ何だべー」と画面を見たらエリアメール。「緊急地震速報 三陸沖で地震発生。強い揺れに備えて下さい(気象庁)」と来たもんだ。それから数秒で揺れが来たんですな。鳴ってからエリアメールを読むまで何秒か経ってたはずだから、かなりお早いお知らせでしたよ。

メールで知らせてくれるとは知らなんだ。次の日の新聞を読んだら、どうも気象庁→八戸の市役所→ケータイ各社→各ケータイという自動の流れらしい。それにしても早かった。これから地震が来るのが分かってるのと分かってないのとじゃ落ち着きようが違いますなぁ。

「緊急地震速報つかえねぇー」ってのは、その導入直後からよく言われてた。去年の大震災のときまででも改良が進んでたらしいけど、とりあえず大震災での八戸では役に立たなかった(速報が来たところでも、S 波の猛攻中に来たらしい。エリアメールのサービスもまだなかったし)。あれからずいぶんと改良されましたなぁ。しみじみ。

地震が来るのを、寸前とはいえ事前に知らせてくれる国なんて他にないと思うよ。

地震予知は不可能だとかいろいろ言われとりますな。イタリアじゃ地震学者が予測を外して有罪にされたりとか。日本の緊急地震速報は厳密には予知ではないけど(地震が発生してから感知するものなんで。で、揺れが届く前の土地に先回りで知らせる仕組み)、広義では地震予知の実用化例としていいんじゃないかと思う。今回、実際に効果あったしさ。

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2012.12.8 土曜
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うえうみかぶしたおち

上海株の下落が止まらないとか聞いて、「あれかー反日デモで日本企業が去ったからなーそうかそうか」と思ってたんだわ。して「あの国はこれからどうすんだべなー」「経済自爆と来たかーチャイナボカン最大級だなー」と。

通貨安の欧米から見て、すでに中国の人件費は特に安いわけじゃないらしく、けっこう前に、欧米の工場はあの国からかなり出てったらしい。ところが日本は円高なもんで、中国で生産し続けるメリットがあった。てことで最近の中国経済は日本からの企業進出に支えられてる面があったそうだけど、自分から追い出してしまった、という流れらしい。

日本にいて荒ぶる中国のニュースに連日のように触れてると、今から新規に中国進出しようとかないもんな。それどころか、今中国で操業してる日本企業、みんなもう引き上げたほうがいいだろとも思うしな。当然の反応というか。

てことはさ、中国経済って今年の9月以降はガターっと落ち込んでるんじゃないかと思ったんさ。最後の外資・日本企業が相次いで逃げ出したってことで。それが原因で株価が続落なんだと思ったんさ。んでちょっとそこを確かめてみようと、上海株のチャートを拾ってみたんさ。

……、

……、

……。

今年の5月から下がりっぱなしでしたわ。反日デモ華やかなりし9月〜10月はむしろ持ち直しかけて、11月からまた続落ですな。てことで、反日デモ自体は即座に悪影響を与えたわけではなかった。むしろ国内で高揚感でも呼び込んだんかな。最近の低調さは反日デモの悪影響が現れてきたのかもしんないけど、5月からずっと下げ基調ですか。実はあんまし関係ないのかもな。今年の3月〜5月がピークで、もう中国経済自体に限界が見えてきてたってことなのかも。

経済学よく分からんので素人判断しかできんけど、26週の指標(緑色の線)は前の年からともかく下げ調子なんだね。あーなるほど、ローソクグラフは1週間スパンの短期平均、赤は13週間(3カ月間)の中期、緑は26週間(半年間)の長期の平均ってことかな。

あの反日デモって2005年のときと同じく、国内の不満のはけ口としてヤラセでやってたみたいだよね。国全体の業績がふるわなくなったのをごまかそうとしたんだろうか。

「ああー株価指数が下がっていくーもうだめだー」というガッカリ気分は、景況感ひいては株価をますます冷え込ますからねぇ。それを一時的にでも抑えれば、もしかしたら市場は「いやいや意外と行けるかも」と気分が好転するかもなわけで、気分好転が実際に株価を押し上げるかもなわけで、そこらちょっとやってみたのかもしんない。かつて2005年の GW あたりに反日デモをやってからというもの、北京オリンピックに上海万博まで、中国経済は伸びまくったもんなぁ(その前から伸びてはいたけど、わかりやすい節目として)。

けどまた下振れしてしまったと。もう中国経済自体の限度なのかねぇ。あるいは外資が少しずつ足抜けしてきた影響が、今じわじわと効いてるとかそういうのかねぇ。それともこの下振れは長期的には一時的なもので、いつか揺り返して本格的に好転するもんなんですかねぇ。

つか、なんか日本のあのバブル期を思い出してしまってしょうがないんだが。1991年後半には既に「バブル崩壊」という言葉が出てたけど、平均株価がその前のようには派手に上がらないというだけだった。1992年はまだバブル気分の真っ最中。1993年で景気の冷え込みが実感できるようにまでなったけど、「あと2年もすれば元に戻る」という根拠のない楽観論がけっこう出てた。1994〜1995年には円高が追い討ち。円高なんて80年代には好景気の勢いで跳ね返してバブル期を迎えたもんだけど、もうそんな力技ができる体力は日本には残ってなかったわな。

中国も本格的にバブル崩壊なんだろうか(マンションバブルが崩壊した、というのは前から聞いてたけど)。

日本の場合、押しも押されぬ本物の経済大国になってからピークを迎えて、そしてバブルが弾けたわけで。国際的な地位の面で、安全圏に入ってからというか、衛星軌道に乗ってからというかになってから経済停滞が起きた。そして「失われた20年」を経た今のほうがむしろ、この国は外国人に人気だったりする。昔日のオランダ・イギリスに似た道を歩んでるのかも。

一方の中国。平均的な生活水準・賃金水準はまだまだ途上国だと思うが。で、こんな段階でピークを迎えてしまったんだとしたら、ここから先もし日本みたいに「失われた○○年」に突入なんだとしたら、もう二度と来ない季節が過ぎ去ってしまったんだとしたら、未来はあの国にとって酷なものになるような気がする。

そうならないことを切に祈るってわけでもないけどね。あんな暴動があったからね。だからって憎むわけでもなく、対岸の火事ってことで。

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2012.12.9 日曜
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ジャンプ

やべぇ。この動画やべーおもしれー。ていうかやべぇ。

このあとどうなったんだろ (-▽-;)

国によって法律が違うだろうけど(これはドイツかな)、子供の遊びが原因で交通事故が発生したらどう処理するんだろ。

それにしてもこいつら楽しそうだなww

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2012.12.10 月曜
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前回の失敗原因はドッグレッグか

北も打ち上げ延期ですか(時事通信様より)。

発射期間を29日まで延長=1段目に「技術的欠陥」−北朝鮮ミサイル

【ソウル時事】朝鮮中央通信によると、北朝鮮の宇宙空間技術委員会スポークスマンは10日、22日までとしていた人工衛星打ち上げ名目の長距離弾道ミサイルの発射予告期間を29日まで延長すると発表した。最終的な準備作業の過程で1段目の「エンジン制御システム」に「技術的欠陥」が発見されたためという。

北朝鮮は10〜22日にミサイルを発射すると予告していたが、9日未明に「一連の事情が生じて、打ち上げ時期の調整を検討している」と発表していた。初日の10日の発射も見送っており、韓国政府関係者は技術的問題が発生したとの見方を示していた。

スポークスマンは具体的な欠陥の内容については触れておらず、29日までに発射可能になるまで欠陥が修復できるかは不透明だ。今回発射する長距離ミサイルは3段式。4月に発射した同型ミサイルの失敗の原因について、制御・エンジン系統のトラブルだったとの指摘もあり、こうした欠陥を克服できていない可能性もある。(2012/12/10-18:57)

あの位置の基地でこの時期の打ち上げって、寒すぎて厳しいだろ。けど南北揃って、事前にトラブル見つかってよかったですな。特に北の推進剤は腐食性が強いみたいだから、注入前で良かったですな。

北の前回の打ち上げの直後、どっかのワイドショーで飛行コースを出してたんですよ。記憶頼りで申し訳ないけど、ドッグレッグと呼ばれる、空中で飛行コースを曲げる高度な技を使っててさ。自国の領土をよけて、海上だけを飛ばす予定だったらしい。ほんとにそうしたかどうか知らんけど。

左の画像は、件の基地から見た打ち上げ可能そうな範囲(おいら作成)。これ作ったときは、まさかドッグレッグやるとは思ってもいなくて、自国領土上空を飛ぶんだろうなと思っとった。

でさ、前回の打ち上げ失敗ってさ、ドッグレッグの失敗だったんじゃないかなって気がして。位置的にもそこらへんの感じだし(未確認)。上昇中にけっこう大胆に姿勢制御するわけで、機体は横滑りするわ回転力がかかるわ横 G がかかるわっつう、剛体でもめんどくさい制御が必要そうなのに、推進剤は内部でタップンタップンするわ(スロッシング)、刻々と残量が減って重心位置も変わっていくわで、姿勢制御はかなり大変そう。

日本も H-IIA ロケットで極軌道打ち上げするときドッグレッグやるけど、先代の H-II ロケットの開発でスロッシングの研究を相当やったらしくて(初号機ではタンク内にビデオカメラを設置して、推進剤の挙動シミュレーションを検証した)、それが原因での不具合や失敗は一度もない。M-V ロケットでも極軌道打ち上げはドッグレッグだったな。あれは全段固体燃料だったから、そのぶんは挙動の予測がラクだったかと。

北朝鮮の1回目、2回目の東向き打ち上げのときは、1段目が正常に機能してた。1段目なんてエンジン出力がでかいから一番難しい部分なのに、よく開発できたなーと感心したもんじゃった。方式としてはクラスターで乗り切ったわけで、なんだ小さめのエンジンを束ねただけじゃんって気もしないでもないけど、そこまで簡単でもない。4基クラスターだとすると、エンジンの故障確率は単発の4倍になる。素で故障しにくくて、出力や癖のバラツキも少ないエンジンの設計と製造の技が必要になるってことで。

で、2回目までは1段目は完全動作してた。そのぶんの経験を積んだはずの3回目で1段目がいかれたってのは、もしかしたらドッグレッグのせいかな。

4回目も南向き打ち上げなんで、またドッグレッグをやるんじゃないかな。今回はそこを改良してきてるかも。ただ、3回目からわずか8カ月だからな。どこまで叩き直せたかってあたりかな。

延期で、そこらへんもしかしてまだ煮詰まってなかった部分も一緒に煮詰めてきそうな気がする。けど今度の仕切り直しが今年中なんだよな。29日ですか。年末もいいとこ。

南も北も、なんでこんな塩梅の悪い季節にやろうとするかね。しかも今の冬はこの前の冬と同じくめちゃめちゃ寒い。日本はとりあえずそう。ソウルも相当寒いそうじゃないの。北はもっと寒いだろ。ガッカリする確率を下げるんなら、変に無理しないで春が来るまで待てよ。

と言いつつ、あの2カ国は「自国から衛星を打ち上げた国」カテゴリの10番目の椅子を狙ってるからなぁ。チキンレースと知りつつ鷹揚になってもいらんないのかもな。ちなみに南が勝っても、「自国から自力で衛星を打ち上げた国」カテゴリには入らんぞ。北が勝てば入ると思うが。

つか北朝鮮って越冬で毎年大変な思いをしとるらしいが。余計なお世話だけど、おとなしく冬眠してた方がよくないかい? 食糧も燃料も蓄えがないんだろ?

北のロケット燃料のヒドラジンは、たぶん石油か天然ガスから作ると思うんだ。その原料、人民向けに回したらどうだい。って打ち上げ直前てことはもうヒドラジンになってしまってるのか。ヒドラジンはかなりの毒性だそうだから、それを一般向けの燃料には転用できんしなぁ。

ヒドラジンの原料はアンモニアだそうだ。アンモニアの工業的製法(ハーバー・ボッシュ法)は、楽しい高校化学様で学ばせていただいた(ありがとうございます)。ふーん、窒素と水素からそのまま作るんか。窒素は空気を冷凍すれば得られるね。水素は、日本では石油から作るらしい。北朝鮮ではどうなんだろう。水の電気分解だとしたら、それなりの電力が必要ですな。石油由来でも水由来でも、国内のそれなりのエネルギー資源が打ち上げ計画に注ぎ込まれてるってことか。

おいらは外野でロケット好きなだけってことで、無責任に北のロケット技術がどうたらとかウンヌンして楽しんでるけど、なんかほんと新聞とかが言ってるように、宇宙開発のぶんのもろもろを人民に回してやれよって気がしてきたわ。宇宙開発なんてどこの国でも、「50年後には一大産業になる」と50年間言い続けながら国家の税金を食い続けてるわけで、衛星が上がったからってその次の年から儲かってウハウハなんてモノではないのよ。北さん、このままチキンレースを続けると、宇宙で儲け始める前に人民がみんな土の下に眠ってしまいますよ。

銘板
2012.12.11 火曜
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昭和の問題教師あれこれ 4.1

4年も前になるんか。昭和の問題教師あれこれ 4で出した先生、新たな過去が発覚すますたw 学年がおいらの1コ下の、同じ中学出身の女性(飲み屋のおねーちゃん)からさっき聞き及びまして。

おいらがこの教師について知ってたのは、別な中学の先生とデキ婚して、昭和当時の世の中じゃ教師がデキ婚ってのは反社会的に捉えられてて、それでギリシャの日本人学校に飛ばされた、という話。んで4年前に書いたとき「それにしてもまたずいぶん派手なトバされ方だなぁ。そこまでしなくたって」と思ったわけで、うん、なんかそれだけじゃなかったそうで。

この先生も(「も」ってのがな……)、勤務先の学校の女子生徒に対して指導を口実に、性的にいただけない逸脱行為をしたのが発覚したんだそうで。内容はここには書かんけど、この先生、間違いなくキ印ですわ。今日おいらが話を聞いた1コ下の人が、件の被害者の1人でして。かなり生々しいお話を伺ってしまいましたですよ。しかもどうも結婚後のことらしい。何なんだあの先生は。新婚の奥さんが可哀想すぐる……。何が彼をそっち方面に駆り立てたんだべか。まったく理解できん。義務教育の教師がロリってほんとどうなんだろ。

今日お話を伺ったご本人、そんなことをされた後、職員室で別な生徒指導の先生に相談したんだそうだ。したら職員室じゅうがどよめいて……と。自分が受けた屈辱を大勢に聞かれるってのもつらいことだけど、これ結果的にはよかったんじゃないかと。相談相手の先生1人だけが聞くとさ、なるだけ内密に事を進めたくなってたかもなわけで。場合によってはウヤムヤとかもみ消しとかにもなったかもなわけで。そのときの校長は隠蔽体質の業者癒着の無能のクズだったしな。

てことで件の問題教師はギリシャ流し処分と。

この先生がどのタイミングでギリシャ行きになったのか、おいらはよく覚えてない。うちの学年付きの先生だったけど、うちのクラスの担任じゃなかったんで。この人、卒業式には出られなかったのは覚えてる。あと今日知った証言内容からすると、冬場のことだったらしい。うむ、やっぱし結婚後だわ。つか別の学年の生徒に手出ししたんだな。その生徒の担任の先生、対応が大変だったろうなぁ。ほんと意味が分からん。

しかしさ、ギリシャっつうとヨーロッパなわけで、欧米っつうと昭和の感覚からすると先進国オブ先進国なわけで、日本も当時既に先進国ではあったけど、欧米はもっともっと格上な感じで、日本人は仰ぎ見てたんですわ。左遷でギリシャってなんか不当にいい扱いのような気がしてきたよ。

彼は今もまだギリシャご在住なんだろうか。今のギリシャは経済や世の中が『北斗の拳』的な意味で強烈だよなぁ。まさか今のかの国の惨状を見越してトバしたわけでもないだろうけど。つか同僚の先生とか教育委員会の人たちの我が身に何らかのとばっちりが来る前に、この忌まわしい輩を、どこでもいいからできるだけ遠くにさっさとトバしたかったんだろうなぁ。

当時ギリシャの日本人学校に通ってた子たち、あの先生に変なことされたりしてなきゃいいが、どうだったんだろ。

銘板左端銘板銘板右端

あと、その飲み屋の大将はおいらの同級生でさ、その当時は不良だったんだわ。んで不良仲間と一緒に、その先生のクルマ(ダイハツミラ)をボコボコにしてやったとか豪語してたwww 詳しく聞いたら、事件を知って義憤に駆られたとかじゃなく、そのとき何でもいいからぶっ壊したくなっただけらしいwwww

銘板
2012.12.12 水曜
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4回目ですな

打ったみたいですなぁ北朝鮮。

今朝の新聞には昨日の情報が載ってて、発射の期間を29日まで延長とかミサイルを発射台から撤去したとか書いてある(うちの地元紙のデーリー東北。たぶん共同通信の配信)。けど今朝打ったそうな。「29日まで」はいいとして、発射台からの撤去はガセでしたか。それとも昨日までに本当に撤去して、夜のうち据え付けたんだろうか。

昨日のニュースではどうだったかっつうと、読売新聞様によると、

北、ミサイル分離し発射台から下ろす…修理か

【ソウル=門間順平】韓国政府関係者は11日、北朝鮮が「人工衛星打ち上げ」と称して北西部・東倉里から発射を予告している事実上の長距離弾道ミサイル(3段式)を分離して、発射台から取り外したことを明らかにした。

北朝鮮が「技術的欠陥」が見つかったと公表している1段目ブースター(噴射装置)を修理するためとみられる。

ミサイルの取り外しは、11日午前に撮影の衛星写真を分析した結果、判明した。10日午後の時点で発射台に設置されていたミサイルを覆う幕が11日午前には外されていたことなどから、韓国政府は、北朝鮮が三つのブースターを分離した後、発射場内にある組み立て棟に移動させたとみている。

北朝鮮は発射予告期間の最終日を当初の22日から29日まで1週間延長している。分離したミサイルを発射台に再び設置するには3、4日はかかる見通し。トラブルの程度によっては修理が長引くことも考えられる。関係者は「発射台から下ろしたということは、(トラブルが)ある程度深刻」との見方を示しており、期間内に発射できるかどうかは一層不透明になった。

(2012年12月12日01時18分 読売新聞)

韓国政府筋情報ですか。今見ると、この時点でなんだか信頼性が怪しい感じだなぁ。けど今朝新聞を読んでる段階までは、おいらは韓国政府筋情報を丸呑みにしてたですよ。北のやっこんさがた1枚上手でしたわ。

記事の後半で、「分離したミサイルを発射台に再び設置するには3、4日はかかる見通し」とある。この見通しを考えたのは誰だろう。韓国政府筋なのか、ニュース配信元が専門家に伺ったのか。読売新聞はついこないだ iPS 森口氏騒動の火元になってしまったんで、情報のチェックに気をつけてるはず。けど結果的には誤報だったと。まぁ「韓国政府関係者がそう言いましたよ」という記事なんで、そこが事実なら読売としては問題ないか。

てことでどこまで信じていいのかよく分からん情報だけど、この記事によると、北朝鮮のロケット/ミサイルってその場で組み立てるんだね。普通、ロケットは建屋の中でほとんど全部組み立ててから、発射台に移動させるものだと思うが。日本の H-IIA ロケットはアメリカ方式。建屋内でロケットを立てた状態で組み立てて、そのまま射点まで、移動台座でしずしずと運ぶ。ヨーロッパも同じらしい。同じく日本の M-V ロケットは建屋で垂直状態で組み立てる。と同時にランチャーに据え付ける。ランチャーは重機のクレーンみたいになってて、建屋のフタが開くとランチャーは180°旋回して、ロケットが外に出る。そこから打ち上げ。ロシア/韓国方式だと、建屋内で横倒し状態で組み立て。その状態で射点に移動、そこでロケットを立てる。

ここらへんはいずれも屋内で全部組み立てるわけで。中国とインドはどうなんだろ。おいらはよく分かってないが。

北朝鮮の発射台の整備・点検棟ってインドのと似てるんだわ。作業用の足場が観音開きになるとこが。野外で組み立てってなんかおっかない気がするけど、これはこれでアリなのかな。しかし中に引っ込めるのにいちいちバラすのって面倒なような。まぁ当てになんない情報が元だけどさ。

あと読売新聞に限らず、日本のメディアはこの北朝鮮のロケット/ミサイルを「事実上の長距離弾道ミサイル」と呼んでるけど、なんかこう政治的思惑を感じさせるというか。

ごっつい発射台が必要で、その場で組み立て・分解なり燃料注入なりの作業がけっこう丸分かりってさ、ICBM としてどうなのかと。1回目と違って2回目以降はきちんと事前通告するようになったしさ、今回は通告した落下予定海域に落としたしさ。普通の衛星打ち上げ用ロケットとしての体裁は保ってると思うが。

4回目の飛行コース

自衛隊が迎撃しなかったのは、沖縄上空通過とはいえ領空侵犯に当たらなかったからだと思う。てことは北朝鮮の予定どおり、日本の領空の上限以上を飛んだってことだと思う。日本としてはそこより低く飛んだら撃ち落とすことになってたんで、そこも問題なかったと。

そしたら気になるのは、衛星打ち上げが成功したのかっつうこと。

んでまずギモン。今回の落下予定海域は3つあって、それぞれにきちんと落ちたそうな。そしてあのロケット/ミサイルは3段式だそうな。おかしいよね。海に落ちた1段・2段・3段の上に、キックステージが存在したってことですかい? だったら4段式なわけで。そこらへんがよく分からん。

左の図は毎日新聞様より。日本政府の見解らしい。3段式ロケットのパーツが3つ落ちたんだよな……衛星軌道に到達してない感じだが。あるいは2つめか3つめは投棄したフェアリングで、第3弾の本体は軌道に達したのかな。日本政府発表ってことは、自衛隊のレーダーで捉えた結果かな。んー、だったら、フィリピン沖の10時5分の落下物がフェアリングだったなら、順調に飛び続ける3段目本体もレーダー捕捉されてるはずだよな。

その発表がないってことは、フィリピン沖にはフェアリングもろとも3段目と衛星が落ちたんかな(2012.12.17 補足: 2番目の落下物がフェアリングだったらしい。となると3番目は2段目ですな)。

んで相変わらず北朝鮮は「衛星打ち上げ成功」を主張してるけど、これ全然当てになんないよね。1回目・2回目とも「成功」はウソだったから。そんなテキトーな公式発表じゅなく、NASA、米軍、JAXA、Roscosmos、ESA あたりが「その衛星からのビーコンを受信した」と発表すれば、まーそれなら成功と信じられるが。

銘板左端銘板銘板右端

ほうほう、北米航空宇宙防衛司令部(NORAD)が「(人工衛星の)軌道に乗ったとみられる」と発表したそうな。「NORADも人工衛星の軌道に乗ったと確認した」のだそうで(ソースはどちらも朝日新聞様)。

この前の韓国の打ち上げの際の説明では、衛星軌道投入が自国で確認できるのは打ち上げから12時間後、との話だった。日本で確認できるのも同じくらいかと。今回の北朝鮮の打ち上げもほぼ同じ軌道なんで、この条件が当てはまるかと。今は午後9時。打ち上げは午前9時49分頃だったそうなんで、まともにビーコンが出てれば、日本国内から「確認しました」が出るかも。

NORAD からの報告は信用されてるはずなんで、その報告のみでも「自国からの衛星打ち上げランキング」10番目が埋まってしまうかも。となると、トップ10の椅子を逃した韓国側の反応を知りたいところですな。羅老ロケットの打ち上げ3回目、キャンセルになっちゃったりして。

成功したとして、発信してるのはただのビーコンじゃないかも。将軍様を讃える歌とかエンドレスでやってそうだなぁ。中国初の衛星は、中国の軍歌を電池が切れるまで流し続けたらしいからww

銘板左端銘板銘板右端

つか本当に衛星の軌道投入に成功したんなら、政治的しがらみ抜きに単なるロケット好きとして、おめでとう、ですな。宇宙開発史にその名を刻みましたな。ただもうその目的を達したなら、この方面はしばらく置いといて、人民の生活というより生存を助けてあげなよ……。人あっての国家でしょうが。

銘板左端銘板銘板右端

日本のマスコミ、なんかおかしくねぇ? 3回目までの「衛星かミサイルか」論議の末、「事実上の長距離弾道ミサイル」という言い回しを作り出したはいいが、「衛星打ち上げ成功か」の情報で動転してるようだが。「ミサイルじゃなく衛星だったのか?」みたいなノリらしいが。

最初の問題設定がおかしいとあれほど……。

打ち上げ手段については「ロケットかミサイルか」。搭載物については「衛星か爆弾か」。どっちなのかで言えばそうなるわけでさ。てことで彼らの設定した問題「ミサイルか衛星か」を自動車に例えると、連中は「それはトラックなのか積み荷なのか」という意味の分からん議題を最初に立てて、この間抜けな間違いに気づかないまま今まさに混乱中ってわけでして。

北朝鮮初の衛星打ち上げ実験は1998年ですよ。もう14年も経ったのに、なんでいまだにマスコミはこの体たらくなのかと。科学部だけでなく政治部の人も、JAXA の中の人にちゃんと取材して勉強しとけよ。

てことで「弾道ミサイルだから日本を狙っているはず」という短絡思考が元だと思うけど、今日の NHK で放送されたという画面は、まさにそんな感じの誤解と欺瞞に満ち満ちとりますな。

J アラートかな

危険を分かりやすく短く伝えるとこうなるのかもしんないけど、あたかも北朝鮮の弾道ミサイルが沖縄着弾に向けて飛行中であるかのようですなぁ。確かに日本の将来にとって不安な技術の種が芽吹いた形だけど、モノになるまでまだしばらくかかるよ。4回やって、1回は1段目の燃焼中に不具合が出たし。今んとこは自国の領土内に落ちるのが怖くて弾頭は積めんだろ。

北朝鮮と韓国は、どっちが初の衛星を打ち上げられるかで、国家の面子を賭けた開発競争をやってるんだよ。これに関しては、彼らからすると日本は特に関係ないの。なんで今なのかっつったら、韓国がもうすぐ3回目をやるからだろ。だから北はこんな条件の悪い時期だろうが打ち上げる計画を強行したんだろ。北朝鮮にすれば、「もし韓国の打ち上げが長く延期されて、その間に運よくこっちの打ち上げが成功すれば……」なんつうあわよくばな偶然狙いがうまいことラッキーショットになったんだろ(衛星の軌道投入に本当に成功してた場合。今のとこ、世の中は NORAD の発表から「成功」と判断してるらしい)。

つか3回目以降、それまでの東向き打ち上げからわざわざ条件のキツい極軌道打ち上げに変更した理由ってさ、極軌道にしか打てない韓国に対する明らかな当てつけだろ(あと、1、2回目の東向き打ち上げで日本の本州上空をまたいだら、予想外に日本が反発してびっくりしたのかもな。その反発が発展して、結局は拉致を認めさせられて公式謝罪する事態にまでなってしまったからな)。

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2012.12.13 木曜
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11番手争い

北朝鮮の衛星、NORAD によると軌道投入には成功したみたいだけど、稼働はしてないみたいだな。そこは残念でしたな。それでも「打ち上げ成功」認定らしい。打ち上げ作業は衛星じゃなくロケットの仕事だからな。ただの金属の塊でしかなくても、ロケットの一部でも、何でもいいからブツが衛星軌道に達すればいいわけで。

成功が正式に決定したってことで、ロケット・宇宙機好きとして祝福させていただく。初の宇宙進出おめでとう。

韓国はこれからどうするんだろ。最悪、羅老はこのままお蔵入りとか? 泣いても笑っても羅老は今回の3回目で終わりらしいしな。外国の指図を受けなくて済む独自開発ロケット計画がもう動いてて、そっちに鞍替えするそうでして。しかし「自国からの衛星打ち上げ」カテゴリ10位を逃したことが決定しちゃったわけで、これ永遠にひっくり返らないし、しかも先を越したのは戦争相手なわけで、関係者も政府も国民もショックでけーだろうなぁ。

うかうかしてると11位もやられますがな。ブラジル、オーストラリア、インドネシア、台湾あたりが自前のロケットを鋭意開発中らしいぞ。

この中で、ブラジルとインドネシアは日本と同じ固体燃料派ですな(オーストラリアと台湾はよくわからん)。トップ10の中だと他はイスラエルか。インドは昔、段によって液体と固体を交互に重ねた形だったと思った。初成功したときはそれだったような。そういえば韓国の羅老も、1段目が液体で2段目が固体ですな。

最近の ICBM のトレンドは固体燃料らしい。けどこれ出力調整できないぶん、命中精度が悪いはずなんだが。あと標的の変更も融通が効かなさそう。んー、ブースターが固体で、上段は液体ってことかな。ICBM のひな形としては、北朝鮮のは既に時代遅れ、韓国のは順番が逆ってことですか。となると、どっちもまだ「とりあえず飛べばオッケー」なレベルかなと。

銘板左端銘板銘板右端

かつてブラジルは10番手に王手をかけたらしいけど、悲惨な爆発事故があって計画が大幅に遅れてしまったらしい。主力の技術者たちもその事故で多く亡くなってしまったとか。合掌。あの国の東側には大西洋が広がってるから、立地は打ち上げに適してる。極軌道にも上げられるはずだし、射場をなるべく赤道近くに確保できれば、静止衛星の打ち上げでも有利になれる。

てことは日本の商売敵になり得るんだけど、あの事故の話を読んでしまって、お早い成功を祈らずにはいられませんですよ。むしろ協力関係になれば、何かとイイ連携を組めるかも。地球のちょうど反対側同士っつう立地で、東向きに低軌道打ち上げした場合、衛星は自国上空を通ったら次は相手国の上を通るわけでして。何か面白いコラボができそうな気がする。

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2012.12.14 金曜
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ミサイル扱いの理由 前編

北朝鮮のロケットをして「事実上の長距離弾道ミサイル」と評するのも、ナシではないかなとも思ったり。

軍用ロケットなんで。軍用と平和目的の違いは何かを考えてみた。

スペックの情報公開の度合い。これが目安のひとつになるんじゃないかなと。

北朝鮮のはほとんどその数字が出てないよね。全長は韓国の羅老とだいたい同じくらい(35m 前後)らしいけど、ビデオ映像から推理してる状態みたいだし。総質量もエンジンの出力も謎のまま。1段目は4基クラスターとされてるけど、これも映像からの判断らしい。

推進剤はヒドラジンと四酸化二窒素でしょうなあ。ほかになさそう。けどこんな厳冬期の朝に打ち上げた。ヒドラジンの融点は1℃らしいんで、UDMH(非対称ジメチルヒドラジン)かも。こっちの融点はマイナス58℃。こっちかな。もうひとつあったような。

モノメチルヒドラジンだな。融点はマイナス52℃。UDMH より比推力が高いらしい。こっちかもな。まーこの3つのうちのどれかでしょうと。ちなみのこの3つの物質、四酸化二窒素と触れるだけで発火するっつう便利さのうえに常温近辺で液体なんで、エンジンを単純化できて技術要求度が低いのが魅力。ただ毒性が強くて、その意味で取り扱いがめんどいそうな。

酸化剤の四酸化二窒素の方の融点はマイナス11.2℃なのか。こっちもこの時期は凍るリスクがあったと思うけど、ちゃんと稼働したってことで問題なかったみたいだね。お、沸点は21.1℃なのかい。へぇー低いな。つか液体でいられる温度範囲が狭いんだね。凍結も沸騰もしないよう温度管理がちょっとは面倒な液体だったと。沸点がマイナス183℃の液体酸素よりはそこらへんラクそうだけど。んでこっちもまた猛毒だそうで。

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2012.12.15 土曜
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ミサイル扱いの理由 後編

この推進剤の組み合わせ、日本のロケットには姿勢制御程度にしか使ってはいないけど、衛星・探査機にはけっこう使ってる。今のところこれが一番らしい。まーほかに、ヒドラジン単体を触媒で気化させて噴射するっつう、もっと単純なスラスタもあるな。ただし燃費はあまり良くない。

金星探査機 あかつき のメインエンジンはヒドラジンと四酸化二窒素の両方を使うやつで、姿勢制御スラスタはヒドラジンのみの形。メインエンジンがいかれてしまったんで姿勢制御スラスタで周回軌道投入に再挑戦することになって、要らなくなった四酸化二窒素は軽量化のためにみんな捨ててしまった。あと3年くらいで再挑戦のチャンスが来る。どうか成功しますように。

そして今の あかつき にはこのガンダム名言がよさげw

「ほう、思い切りのいいパイロットだな。手ごわい」(ランバ・ラル)

そういや IKAROS のほうのスラスタは代替フロンの1液式だわ。触媒が要らないそうだけど、スプレーとだいたい同じ原理だそうで、プシューッとやってるうちに推進剤タンクが冷えてくる。そうすると噴射速度が落ちて効率も悪くなるんで、タンク内をヒーターで暖める。そのエネルギーは太陽電池から取るわけで、太陽エネルギーを間接的に姿勢制御に使ってる、と。

ヒドラジンに比べてのメリットは、地上で作業するときに危険物取扱資格が不要ってことなんだそうで。厳重な防護・管理体制も危険物取扱の資格者も要らないんで、結果的に機体の製造・開発コストが下がると。エアコンや冷蔵庫の冷媒だから、安く簡単に手に入るしね。

日本の科学系の衛星・探査機って神奈川県相模原市の宇宙科学研究所で開発されてる。おととしそこに詣でたけど、けっこう近くに学校や住宅があるんだよね。そのぶんヒドラジンや四酸化二窒素の管理は相当厳重なんじゃないかと。そのぶんコストがかかるんじゃないかと。ていうか宇宙研の中の人たちだって被害に遭いたくないだろうしさ。てことで IKAROS の気液平衡スラスタ、これから需要が増えるかも。これなら漏れても人畜無害だそうで。かなりな地球温暖化ガスではあるそうだけど (^_^;)

そして脱線しまくった話を強引に戻すっす。北朝鮮のロケットの推進剤は、明かされてはいないけど、たぶん燃料は UDMH かモノメチルヒドラジンで、酸化剤は四酸化二窒素でしょうと。んで、こういうあたりがまったく公表されてないのが「軍用」判定のもと、と。

平和利用のロケットだと、主に商用衛星打ち上げが目的で開発されるわけ。ライバルと競争しながら世界中からご注文をいただきたいわけで、信頼性と高性能の証としてスペック自慢をする必要が出てくる。てことで、日本の H-IIA でもヨーロッパのアリアン V でもアメリカのファルコン9でも、スペックをこれでもかと見せびらかすわけですよ。

ロシアも、旧ソ連時代は商用の概念が薄かったはずで、ロケットは全部軍用として開発したはず。当時は米軍や NASA が、不十分な情報から性能を推定するしかなかったはず。今の北朝鮮のロケットと同じですな。

けど今は海外からの商用打ち上げ受注がいけるってことで、昔は隠してたスペックを自らかなり公開してる。ていうか核軍縮でザクザク余ってしまったモノホンの ICBM 機体を商用打ち上げに転用したりもしてるわけで、当然って感じでスペックを公表してたりする。

てことで、この前の北朝鮮ロケットを「事実上の長距離弾道ミサイル」と呼ぶのは、恣意的な呼び方ではあるけど間違いってほどでもないかなと思ったりして。けど現状じゃまだ ICBM の実用に耐えるものではないと思う。

これからどうなるかね。あそこは「先軍主義」だそうだから、とりあえずこれからも軍用として開発を続けるだろうな。開発できる機関も軍部以外にないだろうし、軍部は予算をいちばん持ってる組織だろうし。ミサイル呼ばわりは続きそうですな。

けどやっぱし、「事実上の長距離弾道ミサイル」と呼ぶには華奢すぎる感じがするというか。

同じく北テクノロジーのステルス機「飛雲」よりはガチではあるけどさ。

ていうか飛雲かわいすぐる……。

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2012.12.16 日曜
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格差拡大か、盛り盛り事前情報か

衆議院選、結果がすごいことになったなぁ。予想はされてたけどさ。なんか小選挙区+比例代表の仕組みになってから、ワンサイドゲームになりやすくなったとかどっかで読んだ。確かになー。全国どこでもなのかは知らんけど、八戸の場合は1選挙区から当選者1人。自民 vs 民主となると、どっちかしか当選しないわけです。小選挙区をやる前は定員が2名で、仲良く両方の候補が当選してたんだけど。

んでずっと自民の候補が勝ってるんだけどさ、前回の衆院選までは、民主の候補は比例代表で復活してたんだわ。それが今回民主が獲得した比例代表枠は東北地方全体で2名のみで、八戸の民主候補はその枠に入れなかった。民主党の人気が東北地方でも相当アレだったってことですな。前は岩手県が小沢民主王国だったからそのぶん比例代表の票を稼げたろうけど、小沢が民主から抜けたからそのぶんが消えた、なんて影響もあったのかも。

しかしここまで民主が負けるとはなぁ。ネット上の無名の人たちの予測でけっこう40〜60議席あたりを見かけたんだが、かなり当たってたわ。皆さんすげー。

1週間くらい前だったかな、テレビで各党の支持率をちらっと見たら(どの局かは不明)、自民 26% の民主 16% と出てた。意外と民主って人気が残ってるんだなと、ちょっとびっくりしたんだわ。これだと 10:6 くらいですな。ところが選挙結果は294:57≒10:2。これはいったい……。

んー、もしかして支持率じゃ実際に 10:6 程度だったのが、小選挙区制で格差が開いちゃったんだろうか。それにしてもド派手に差が開いたというか。それとも 10:6 はその報道局が盛った数字だったのか。わからん。

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2012.12.17 月曜
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片翼攻撃

あと今回、マスコミってえげつねーなーとけっこうもろに分かったわ。衆院選じゃなく、自民の総裁選のとき。3,500円のカツカレーで叩こうとしてたですな。庶民感覚がないからダメだとか。いやだって総理になろうかってほどの代議士先生オブ代議士先生なんだもん、昼飯1回で3,500円なんてアリでしょ。無理に庶民に媚びなくてもいいよと思ったが。ましてや総裁選の直前だもん、別に何もおかしくないと思ったが。つか庶民だって1回飲みに出れば、ハシゴして運転代行やらタクシーやらでその倍は使うだろ。議員さんが自腹でデフレ対策と景気回復策をやってくれてると思えば何ともないというか。

思えば森総理のときは失言でかなり揚げ足取ってたな。ええーこの総理大丈夫かよってのもあったけど、あげつらう側はだんだんネタが続かなくなってきて、最後の方は苦しかった気がする。麻生総理のときは漢字が読めないとか。まぁアレも大丈夫かよって感じではあったけど、あんまし大した問題じゃなかったわけで。「マンガばかり読んでるからそうなる」という意味不明なコメントが出回ったっけな。マンガはセリフやナレーションで文字を使ってることを知らんらしい。

ていうか首相がマンガ好きなんて、海外目線じゃかなり日本っぽいんじゃないかな。海外といえばむしろ麻生は、国連会議での同時通訳のヘッドホンの不調で、「日本製ではないな」と言ってのけて大ウケっつう GJ があったけど、マスコミさんなぜかこれはあんまし世の中に知らせてないような。

で、ここしばらくの民主政権のとき、マスコミってどうだったろう。首相は3人だったわけだけど、ここまでの揚げ足取りはなかったような。まー民主の初代首相の鳩山氏は素でアレだったから、もうあんまし覚えてないけどなりなりに叩かれたかも。いやいやそれは素でやった仕事の内容が叩かれたわけで、自民政権のときみたいな、仕事にあまり関係ないことでの揚げ足取りではなかった気がする。2代目の菅氏が叩かれたのは、震災の対応に不満が募った人が多かったからですな。混乱期に御用学者にデマを流させたのはほんとなぁ……。これもし自民政権だったとしても、そのときの首相の手腕に大きくよりそうな気がする。

して現職の野田総理は、これといって特に叩かれてないような。国内の民間経済がこんな状況なのに、TPP 参加と消費税上げを強引に決めたりしたのに。TPP なんて、震災時よろしく御用学者によくわからん賛成意見をどんどん言わせてたのに。日韓通貨スワップ拡大をいきなり決めたのも、野田内閣になってからだね。けどマスコミはこれといって意地悪な叩きかたをしなかった。

てなわけで最近マスコミの体質が変わったのかと思いきや、この前の自民総裁選でカツカレー空騒ぎと。マスコミって単に自民党が嫌いなんだな。そうなのか。ふーん。

しかしカツカレーの件はさ、やっぱし無理があったよ。あのあとそのホテルのカツカレーを食べに行く人が殺到したらしいじゃないの。たまに食べる程度なら払えない額じゃないし、ボッタクリってほどの凄まじい額でもないし。むしろその批判に乗って「安倍さんは庶民というものを分かってないねー」なんて意見、いまだにマスコミ以外から聞いたことないし。大衆も知恵がついて、そういう煽動には乗らなくなってきましたなぁ。既に韓流ブームのゴリ押しがバレてきてたしな。

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そういえば韓流ブームがテレビでだけ華やかなりし頃、行きつけの喫茶店でときどきお会いしてた奥様、韓流に興味津々て感じでしたわ。いろいろとそっちの事情にお詳しかったんだけどさ、テレビでやってるほどには自分の周りで韓流が流行ってないことも分かってらして、まだドハマリしないよう抑えてるようにおいらには見えた。

あの奥様、最近とんとお会いしなくなった。どうされたんだろ。

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消費税上げの話は、自民党政権の時代からもう何度も出てきては消えてた。大蔵省なり国税庁なりがパワープッシュし続けてた。政治家向けにはどう説得してきたか知らんけど、民間向けには、「世界的には消費税・付加価値税の率はもっと高いものなんですよー日本は遅れてるんですよー」とやってた。

てことで野田内閣が自らの意志で法案を通したというより、官僚からの長きにわたる圧力についに屈する、歴代最弱の内閣が出現したしたってのが正解なんじゃないかなと。

過去の自民党のときは、実際に税率を上げたのは橋本内閣だったね。「3% から 5% に上げると財政がこんなふうに改善します」だなんてグラフを出して法案を通したけど、実際にやったらそうはならなかった。

後から、「誤りのあるデータを官僚から出されたが、そのときは信じるしかなかった」とかいうことになった気がする。ウソかも。けどもし本当なら、橋本氏が見抜けなかったのは仕方ないかと。政治家はジェネラリストなんで、専門家に太刀打ちできなくてもしょうがない。てことで当時、関係する官僚はウソ情報で首相を騙してまで消費税上げを押し通したっつうことになる。

以降の自民党内閣でも、首相がブラッフ的にそのネタを口にしては内閣の支持率が落ち、という繰り返し。裏から相当操られてる感じがするなぁ。唯一、小泉内閣では「自分が首相の間は消費税は上げない」と言い切って長期政権を成したね(それが長期政権になれた最大の理由ってことでもないだろうけど)。

結局、内閣が官僚に対して弱ければ、官僚からの圧力に従わされるってことなんじゃないかと。んで野田内閣がその格好ターゲットにされたと。野田内閣にとっては不運というか「なんで自分のときに」だったのかもしんないけど、仕掛ける側とすれば、「落とせそうな弱い内閣がようやく出てきた」てな狙い撃ちだったのかも。

ここまで執拗に消費税上げにこだわる、担当省庁の意思や目的が分からんのが気持ち悪いところでして。諦めるという概念がなさそうな、ターミネーター的なところが気持ち悪い感じ。

消費税率が 3% → 5% になったとき、財政も民間経済も悪くなっただけだった。自殺率も上がった。しかも最近は日本より高率の消費税をかけてる国々が雁首並べて、日本より経済がおかしくなってる。そこらを見たうえで、それを無視して消費税上げを相変わらずやろうとする意味がよく分からんくて。物品税時代に戻せとは言わんけど(あれは統制経済っぽくてちょっとな)、なんだかなぁ。

銘板
2012.12.18 火曜
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踏んだり蹴ったりだったのかなーの政権

んで円安・株高の流れってことだけど、これって選挙前からだよね。たしか衆院の解散が決まったときからかと思うが。

何はともあれ、ついこの前までの円高進行がここに来て反転して、つられて株高ってことですかね。輸出系企業への期待ってことかな。

てことで民主党政権がここでもまた叩かれとりますな。まー円高に対して有効な対策を打たなかったからな。何か目的があってわざと円高誘導してたっつう噂も聞くけど、真相はおいら分からんす。

しかし、自民党政権のときから円高が進み始めてたような……。少し前にそこを調べてみたっけ。あったあった。去年の11月に調べてた。

USD_JPY20111111

円高基調が始まったのは2007年半ば。民主党政権が始まったのが2009年7月。あのときの政権交代は、そこらに何の影響も与えなかったってのが正解なんじゃないかと。その間にリーマンショックがあったね。2008年8月から2009年始のあたり、その影響がもろに見えとりますな。米ドルの信用が落ちたもんで、日本円が買われたんだろうなぁ。

んでその一時的な影響が収まっても元のレートにまでは戻らず、順調に円高基調が再発、つい最近まで続いてたと。見方を変えると、先の自民政権の末期や民主政権全体を通してずーっとやってきた円高収束の対応が、今になってようやく目に見える形になってきたのかな。先日の自民党総裁選はただのきっかけだったとか? もしそうなんだったとしたら、民主党はなんかもうひたすらバカ見た形になっちまうな。おまけに未曾有の大震災の対応をする羽目になった上に、その対応が悪いと世間に罵られ(実際ちょっとなーって感じがしたが)、踏んだり蹴ったりでしたなぁ。

大災害だと、阪神大震災の折は与党が社民党だった。自民党、ここらへんすごくツイてる気がするw これからの震災復興は自民党政権がやるわけだけど、震災直後は暗中模索だったさまざまな取り組みの結果がぼちぼち出てきてるから、今後の方針を決めるのはいくぶんラクなんじゃないかと。

今の円安・株高の流れってさ、どうなんだろ。円安は安倍氏の公約を信用してのことみたいだけど、株の方は、単に為替に追従してるだけなのかもなーと思って。国内の投資家からすると、円安基調での輸出系企業の業績回復への期待ですな。海外からすると、日本企業の株にお買い得感が出てるって感じですかね。となると、この流れで日本企業の業績アップが実現した暁には、円高基調に再反転しやしないかと。ベクトルが円安方向に向いたからっつっても、数字はまだまだ円高だよね。上のチャートで言えば、今のレートは2010年の半ばあたりと同じ。これが2008年初の1$=110円あたりまでに戻らんと、という感じかな。

ただどうも投資・投機ってのは、正のフィードバックが効くようでして。何かと暴走しやすいというか。「株(為替)相場が上がってるな→よしじゃあ今のうちに買っとこう→ますます相場が上がる」。逆向きも同じ。「株(為替)相場が下がってるな→よしじゃあ今のうちに売っとこう→ますます相場が下がる」。実際の価値からかけ離れて弊害が出るところまで進んでから、ようやく強力な規制あるいは「神の見えざる手」発動と。同時発動ならハードランディングと。バブルとバブル崩壊ですなぁ。

この前まで、世界の為替市場じゃ日本円バブルで日本製品の海外での価格がずんずん上がってたわけで、おかげで国内の輸出系企業は死屍累々。いくら内需主導型経済になったからって、貿易の差益で食いつなぐ構造自体はまだ変わってないと思う。んで輸出が弱り切ってからやっと調整が効き始めてきたと。

あと、ここしばらく原発が止まってて燃料を派手に買い込んでるもんだから、貿易赤字が出とりますな。これはどうなるんだろ。経常収支では黒字なのかな。円安になれば輸出企業の前途は明るいだろうけど、燃料代は嵩みますな。原油は原油でここ5年くらいバブル発生中みたいだから、それが収まるかどうかってあたりかな。原油の投機熱は今は収まってるらしいけど、さてこれから相場が下がってくれるかどうか。

この10年で BRICs あたりの暮らし向きが良くなってきたわけで、いったん贅沢を知ってしまうと、その前には戻れないのが人情。日本だってバブルまっただ中だった1990年より、この前の震災直前(原発が順調に稼働してた)の方が CO2 を多く排出してたってほどで。BRICs では中国は景気減速してるっぽいけど、それでも化石燃料の消費量は増えていきそうな気がする。しかも4カ国とも人口が多いからな。需要が旺盛な限り、原油・LNG はもうずっと強気の価格設定が続く気がするような。

今の為替相場が円安基調に向いてるから、これから各方面がうまく行くような感じがしてるけど、ここが長く続いてくれないといかんってことですか。あと燃料調達の国際的な状況か。安倍氏は原発をまた動かそうとしてるね。まー当面は国の収支安定の材料にはなりそうってとこか。

つか地熱発電を増やしてくれよ。相場リスクも放射能リスクもないうえに燃料代もかかんないんだからさ(しかもいいモノを建設できるのは日本企業らしいし)。「温泉地の反対が」とか言ってないで。原発建設だって地元住民の反対をいつも力ずくで押し切ってるでしょが。地熱で電力需要の1割も稼げたら、かなり助かりそうな気がする。ベース電力に適してるから、揚水発電とも組み合わせられるぞ。

銘板
2012.12.19 水曜
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風水発電

揚水発電との組み合わせで言えば、どうでしょ風力発電、もうリアルタイム制御がウンヌン言わんで、揚水発電と直結させてしまっては。

風力はリアルタイムの出力が不安定なもんでバッテリーが欲しいところ。発電した電力をバッテリーに溜め込んで、安定供給させると。けど風力発電所ごとにバッテリーを用意するのは、コストが合わないらしい。

けど電力会社には既にあるんですよ。巨大バッテリーが。それが揚水発電。夜の安い電力で水をくみ上げて、昼の電力需要ピークには水力発電として使うっつうアレ。化学変化を伴う形ではないけど、実質的にはバッテリーと同じなんですわ。

原発は出力調整ができない。てことでベース電力用。たくさん建設すると、明け方あたりの電力が一番いらない時間に電力が余ってしまう。てことでこの時間帯は揚水発電所に充電なわけですな。

今は原発がほとんど止まってしまってるから、揚水発電はたぶん火力発電所からの電力をためてるはず。火力は燃料を食う。それでも風力よりコストが安いのかな。けど今は無理してでも、電力の品質(安定性)の低い風力発電を広めなきゃなんない風潮なわけで。それ用のバッテリーの値段が高いのが問題だってんなら、今あるバッテリーを使えばいいんじゃないかと。そのぶん火力の燃料を節約できると。

風力って弊害が報告されてるから、真にクリーンなエネルギーとはちょっと言えないっぽい面もあるけどさ(周辺住民への健康被害とかバードストライクとか)、せっかく作るんならこういう使い方もあるんじゃないかなと。風力のために無理に全電力網のリアルタイム制御なんかしなくてもよくなりそう。

何分・何時間のスパンだと発電量のムラがありすぎるけど、何日・何週間のスパンならベース電力として使えそうってことで。

風力の発電単価は、再生可能エネルギーの中ではマシな方らしい。太陽電池よりマシで火力よりは劣るくらいらしい。最も優秀な原発の発電単価は、かなり嘘くさいことが分かったんで考えないでおく。福島第一の後片付け費用がいくらになるのか見当もつかんし。

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2012.12.20 木曜
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夜も節電かな

夜の節電も大事なんじゃないかと今さら。

原発がいつも動いてて夜間電力が余りまくってた時分ならまだしも、今は夜間の節電も、昼間の電力供給に効果があるんじゃないかと。

個人が自分の家の電力をちょいと節約したって誤差の範囲だけどさ、ある程度まとまった電力を毎晩コンスタントに節約できるとですね、発電能力が余るわけですよ。んでどうするかは電力会社の判断だけど、道は2つあると思う。

まずは火力発電を止めたり出力を落としたりできる。

それだけ燃料代が浮きますな。夜間電力は安いってんで、この時間帯のための発電は利益率が低いはず。なるだけ燃料を使わん方がいい、となりますな。

もうひとつは、揚水発電にそれだけ多く充電できる。

夜間に水の位置エネルギーの形で溜め込んだ電力を、昼間の高く売れる時間帯に出荷できる、と。

利用者としては安い夜間電力を使った方がトクなんだけどさ、世の中への電力供給の安定で考えると、そうなるかなと。

自民党は原発再稼働に新規建設も認めるよっつう方針で、それで衆院選で勝ったわけでさ、まーこれからは電力の余裕ができるんだろうなとは思う。けど再稼働だけでもそうすぐにできるわけじゃなさそうですな。あの震災経験後だもんで再稼働基準が厳しくなってるしさ、その勢いで活断層調査も真っ最中なわけで。

原発がぼちぼち再稼働するのは、早くて来年の後半くらいかな。よく分からんけど。

銘板左端銘板銘板右端

しかし物は言いようというか、最近ちょっと説得されてしまった感じの理屈というか捉え方というかがあって。

その前に、日本製の原発って海外ではけっこう人気があるらしいのよ。日立と東芝ですな。輸出実績はたぶんほとんどないと思うけど、世界有数の地震頻発国っつう過酷な条件でも稼働できる(安全に停止できる)っつう信頼性がその理由らしい。震災前に商談が進んでたトルコも地震国だしな。んで震災があって商談中止になってからは韓国が必死に売り込んでるみたいだけど、トルコは今も、何としてでも日本製を買いたいらしい。

けどさ、いくら環境条件が過酷っつっても、レベル7の大事故を起こしたわけですよ。それを押して海外に売るなんてとてもとても……。

と思ってたら、「そういえばそうだった」的な意見を読んでしまって。それは、「福島第一原発で事故を起こしたものは日本製ではない」というやつ。そうだったあれはアメリカの GE 社の製品だった。1960年代当時の日本には自分で原発を作る技術がまだなかったから、アメリカ製を導入したんだった。

そんな感じで、日本製はまだレベル7の事故は起こしてないとまぁ言えなくもないか。

けど福島第一原発の原子炉って日本で作ったんだよな。震災後にリバイバル上映された告発ドキュメンタリー映画で見たぞ。てことは国内メーカーが設計図を買ったってことなのかな。

Wikipedia「福島第一原子力発電所」を見ると、「全ての原子炉は、米国のゼネラル・エレクトリック社(GE)によって設計されたものを基本としている。プラント施工工事は鹿島建設によって行われた」だそうだ。へえーそうなってたのか。つかそのすぐ下の表の主契約者は、3号機は東芝、4号は日立製ってことになってるんだが。国産化率を段階的に上げていった形かな。

建設参加企業の欄にはその国産化率が載ってる、1号機と2号機は 50% 台、3号機と4号機は 90% 台なんですが。設計は確かに GE みたいだけど、これはもう外国製とは言えんと思う。Wikipedia 情報ってのがアレだけど、ここはさすがに変な捏造情報はなさそうな気がする。

てことで、またおいらソース不明のエセ情報に引っかかってたってことが判明ww

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2012.12.21 金曜
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原点とかに立ち返ったり

マウスがですね、この前買ったブルートゥースのマウスがですね、動かなくなりまんた。今は有線マウスにしてるわ。

んでどうもさ、iMac 側の不具合らしいのよこれが。ブルートゥース機器の検出ができなくなって。けどよく分からんくて。

3年半前、中古で買った時点で怪しかったもんな。そのとき既に純正マウスが使えなかった。けど謎なのは、Apple Wireless Keyboard は問題ないってこと。マウスだけなんだよなぁ。そんなことあるんかいな。

つか今まで、USB 受信機付きマウスでも途中で動かなくなるっつうことが何回かあってさ。どこかがおかしい感じなんだけど、どこがおかしいのやら。

今回だと、何回か本体が突然ハングアップすることがあってさ。画面が真っ白になって、iTunes は10秒くらいそのまま鳴り続ける→ババババババ……と一時記憶をリピート→それも止まる、とゆー感じ。

この前まで使ってた ELECOM の USB 受信機付きマウスではこんな問題はなかったんだわ。ただ矢印がいきなり画面隅に飛んでくっつう症状が始めからあってさ、それについに我慢できなくなって買い替えたら、こんなでしたと。

結局、キーボードはワイヤレスだとテンキーがなくて不便で、テンキー付きになったら有線。マウスも無線をいろいろやってみて、たどり着いたのは有線。どうなってんでしょこれ。

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2012.12.22 土曜
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バスドラ聞こえなくもないよバスドラ

バスドラ聞こえないよバスドラと言っておきながら、曲によってはバスドラの高音スペクトルの一部が、スピーカーの再生可能音域に引っかかってくれてる。

てことで息を吹き返した曲は、とくP(s.y.n.)featuring with GUMI の "blue bird"。

全体から放射されるキラキラなサウンドが幸せ感を運んできてくれる曲。タイトルに偽りなしですな。そしてサビが、サビのバスドラが……ちょ……バスドラが合わさるとこんなにも音が輝くもんなのか。なんてちょいと驚愕してたりして。

CCR のネバネバ系ブルースが好きなのさおいら、なんちてカッコつかないカッコつけかたしてみたりもしてたりして、ヴードゥー臭を消した爽快系ロックなんて死ね邪道がとか思ってたりするのに、でも実はこんなサワヤカ系ポップスも聞けるんだなーおいら、とそっちの意味でも自分で驚愕してたりもして。

おいらがこういう曲を聴いて恍惚としてる姿を想像するのは御法度モードww いや自分が想像するのは御法度な意味でwww キモwwww

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2012.12.23 日曜
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漠然周期欲求

ええ漠然ですとも。

てことで、

……、

……、

……。

ロシアに行きてーーーーーー!!

何年か周期で訪れる欲求ですがな。

「ゼロ戦のプラモ作りてぇーーーーー!!」と同じ類いのww

待ってれば明日には収まったりするwww

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2012.12.24 月曜
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クリスマスとは別段関係ない企画 その1

メリークリスマァス!!

とはまったく関係ないハードなネタで申し訳ないでごんす (^_^;)>

北挑戦のミサイル/ロケットの残骸写真が公開されましたな。1段目の酸化剤タンクの部分。あと酸化剤って赤煙硝酸という物質だったんだな。てっきりナマの四酸化二窒素だとばっかり思ってたけど、調べたら四酸化二窒素を硝酸に溶かし込んだものだそうで、取り扱いがラクになるらしい。だよなぁナマの四酸化二窒素の沸点21℃は扱いにくいよなぁ。

ということで読売新聞様から

北ミサイル、全体的に「粗雑」な作り…韓国分析

【ソウル=門間順平】韓国国防省が23日に発表した、北朝鮮の長距離弾道ミサイルの残骸の分析結果は、北朝鮮がミサイル開発を着実に進めていることを改めて浮き彫りにした。

 同省によると、残骸の材質はアルミニウム合金製で、同省は北朝鮮国内で生産可能と見ている。他の資材の大半も国内で調達した模様だが、圧力を感知するセンサーや配線設備など、一部は海外からの輸入とみられる部品が使われていた。

 しかし、溶接が手作業で行われているなど、全体的に「粗雑」な作りで、同省関係者は「(製造)技術は高水準とは言い難い」と話す。

 同省によると、酸化剤への使用が判明した「赤煙硝酸」は、旧ソ連の技術を応用した各国のミサイルに使われている。同省は、今回のミサイルには、同じく旧ソ連の技術も取り入れ、北朝鮮との密接な協力関係が指摘されるイランのミサイルとも酷似した部分があるとしており、北朝鮮はイランの技術も取り入れた可能性が高い。

(2012年12月24日11時24分 読売新聞)

とりあえずソースが韓国なんでちょっとアレかなーって含みがあるけど(発射日ではおいらそこを勘案しないで鵜呑みにして、見事にひっかかってしまったよ)、旧ソ連で使ってたなら本当にそうかも。このロケットの技術ベースがスカッドミサイルらしいってのは前々から言われてたことだし。

んでほかのニュースも見るに、マスコミ的には韓国政府筋の見解をそのままに、「赤煙硝酸を使ってる → これは衛星打ち上げロケットではなくやっぱり長距離弾道ミサイル → けしからん」と話を持っていきたいっぽい感じがしてるが。衛星ロケットとしても弾道ミサイルとしても、この段階じゃ大した性能じゃないわけで。未分化の状態というか、現状じゃどっちにもろくに使えないというか。そんな状態のうちに叩いて潰した方が確実にいいならばそうすればいいんじゃないですかって感じ。まーおいらはこの理屈を確実とは思えないんで、あんまし同調しないでおくわ。

つかあの国って核爆弾の開発もやってるわけでさ、核爆弾を敵地にぶち込む方法って今はほぼ ICBM 一択じゃないですか(飛行機で現場上空まで飛んでって落とすのは、航空機開発の先進国以外ではむしろ非現実的になったもんで)。してあの国のロケット開発体制は軍が仕切ってるみたいなんで、ICBM が目的のひとつに入ってることを考えないほうがおかしいわけで。今さら「赤煙硝酸を使ってる。やっぱりミサイル目的だ」なんてボケたこと言われてもな。

事実を見る。今回北朝鮮がやったのは衛星打ち上げだった。そしてついに成功した。10番目ともなると正直もうあんまし珍しくもないんだけどさ、その方面での今後の影響はどうなのかと。これもし着々と信頼性を上げたとしたらさ、衛星打ち上げビジネスに変動が起きてしまうですよ。

ただでさえ商用打ち上げ需要が伸びなくてロケットの過剰供給状態だってのに(単純な需要減というより、衛星の寿命が伸びてあんまし更新しなくてよくなった)、人件費があってないような国から、相場無視の超破格破壊ロケットが参入してくるんですよ。

核ミサイルは「打ったら負け」って面がある。「抑止力としてのウンヌン」というやつで。これだと直接の稼ぎにはなんないわけですよ。ところが衛星打ち上げロケットってのは商品だから、売ってナンボというか打ってナンボというか。国連決議であの国は、核ミサイルにつながる技術の開発が禁止されてはいるらしい。けど「食わんがためじゃー」なんて、それを言ったら何も反論できん大義名分を立てて本当に平和利用ロケットに特化でもして順調に開発が進もうものなら、それで数少ないお客があの国に流れようものなら、既存の衛星打ち上げ国は顔が青くなるやら帳簿が赤くなるやらですがな。

最近の商用打ち上げの顧客で伸びてるのは、途上国や新興国。衛星やロケットの値段がこなれてきて、手が届くようになってきた。あるいは衛星やロケットを作れる国からの ODA で助けてもらって衛星を開発、その ODA 元が紹介するロケット会社や打ち上げ国で打ち上げる、てな形。

衛星を持ってるってのは国としてのステイタスにもなる。ついこないだはスリランカが、中露の助けで初の衛星を保有する運びとなった。そのあたりの国々の「できるだけ安く打ち上げたい」っつう需要、これから増えてくるかも。核ミサイルの懸念はしても、衛星打ち上げ市場の貴重な伸びしろ部分を一気に北朝鮮に持っていかれるかもっつう懸念は誰もしてない気がする。

あーそうか、あの国からは極軌道にしか打てませんな。東向き打ち上げ(衛星打ち上げ市場で最も人気の静止軌道に行ける)も1回目と2回目でやったけど、日本の本土またぎをしちゃいろいろ不利益やリスクが大きいことを理解してる気がする。んー極軌道もけっこう需要があるけど、それ限定か。んーそう考えるとそんなに怖くないかも。

……、

……、

……。

そうされると大変都合の悪い国が1つあった。

韓国。

あそこも極軌道にしか打てない。もろに競合してる。

今回の情報は韓国筋。「やっぱりミサイルだ」のバイアス(?)にしても、衛星打ち上げに触れないことにしても、そこらの線で邪推したくなっちまうなぁw

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2012.12.25 火曜
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クリスマスとは別段関係ない企画 その2

メリメリクリスマァス!!

って昨日の続きなんだけどさw

記事の写真、タンク内部の骨材が見えてる。

モノコックじゃないんだ。有限要素解析ができてないんだ。報道、溶接が手作業ってのは言っても、設計技術が半世紀前ってのは言わんのかいな。

去年、はやぶさカプセルと対面するために、おいらは宮城県角田市の JAXA 角田宇宙センターを訪れた。そこの常設展示に H-II ロケットの2段目胴体があった。そのドンガラの横っ腹に覗き窓があって、中を見れたんだわ。骨材なんてなくてガランドウだったよ。モノコックですわ。

クルマでも飛行機でもロケットでも、今風の設計は大体みんなモノコックなんですわ。外殻そのものが構造材という発想で、これで軽量化を果たしてる。旅客機の場合、中に柱がないんで客室がスッキリ広々っつうメリットもある。

その前のフレーム式(クルマの場合はシャシー)の場合、骨材で強度を確保して、そこに外板を貼る形だった。モノコックだと外板が骨材の機能も兼用するってことで、両方の要求を満たした上に軽量化も果たさなきゃなんない(それがないとモノコックにする意味がない)んで、高度な設計技術が必要になる。それが有限要素解析っつう、膨大な数値計算での力ずくの設計方法なんですな。てことでコンピュータが必要になってくる。

コンピュータだけなら今の型の PC が何台かあればできそうだけど(1台でもいけるかも)、必要なのはそれができる人材。精度よくシミュレーションするには、アルゴリズムなり要素メッシュの切り方なりの専門の学術知識が必要になる。たぶん職人的な知恵と技も。そりゃもう要求精度に応じて松竹梅で。

そして、ロケット1段目のタンクを作るには、「アイソグリッド」っつう特殊な加工をする技術もまた必要だったりする(2012.12.28 補足: 「加圧バルーンタンク方式」だと、骨材もアイソグリッド加工も要らないらしいけど、強度に余裕がないっぽい)。

H-II/H-IIA で採用されてるアイソグリッドはこんな感じ。これがタンクの内面になる。加工法はというと、アルミ板から NC か自動フライスかで削り出していく。手作業じゃムラが出るね。そこに応力が集中して危ない。てことで自動加工必須ですな。ロケットのタンク素材っつうでっかいアルミ合金板の片面全部に均一にこの加工するんだもん、それなりの設備と技術がないとできない。

写真を見てアイソグリッドの形と寸法をパクればいいわけでもない。ロケットの強度設計をしてタンクにかかる圧力を見積もって、それ専用に最適化しないといかんわけで。なかには、あるアイソグリッド設計を全体設計に当てはめて、そこから行き過ぎ/足りな過ぎを出してからまたアイソグリッド設計をして、それができたら初期条件を変えてまた最初から……っつうデスマーチな計算工程も必要かも。そういう力仕事にはコンピュータが威力を発揮する。で、それを扱える技術者が必要になる。

そこらやんないとなると旧来の強度設計となるわけで、タンクの骨材を組んで外板を貼る形になる。てことで北朝鮮はコンピュータを使える人がいないってわけではないだろうけど、このタンク内部写真を見るに、そこまでを実用化できる技術レベルではないってことですな。

左の写真は2回目の打ち上げのときのもの。3回目も同じ外形だったんで、今回の外形もこうかと思う。

なんてーか、一般イメージとして正しいロケットの姿というか。下がぶっとくて上にいくほど細くなるスタイルが特に。

この先細テーパーの小顔な形状ってさ、性能の低さの証なんだわ。

最近主流のロケットは大抵、下から上まで同じ太さのズンドウ型だったりする。あるいはむしろ頭がでっかかったり。ロケットって輸送用の乗り物なもんだから、1回でどんだけ荷物を多く運べるかが性能の肝なんですな。荷物は先端に載ってる。てことで、見た目はイマイチな頭でっかちのほうが高性能なんですな。

北朝鮮の1段目は、同じ直径の上段を持ち上げられるほどの性能ではないってこと。なんでか。

けっこう大きな理由のひとつが、タンクがモノコックじゃなくて重たいからってことではないかと。

エンジンの効率もありそうだね。とりあえず燃料がヒドラジンってことで、燃費性能は固体燃料に毛が生えた程度か同等くらい。酸化剤がナマの四酸化二窒素じゃなく赤煙硝酸なんで、ここでも燃費とパワーを犠牲にしてる気がする。あと燃料と酸化剤をエンジンに吸い込むのにターボポンプが必要で、タンクの有限要素解析ができてないとなると、ここらへんの設計・製造も比較的粗いんじゃないかなと。ニュースでまるで鬼の首を取ったみたいに言ってる溶接だけの話じゃないですな。

けど現状の技術レベルが大したものではなくとも、とにかくあの国は自前の技術で衛星を打ち上げた。そして技術レベルはこのままの場合もあれば、ここから飛躍することもあり得る。

H-II ロケット計画の責任者の五代富文氏によると、若い頃、ソビエトのロケットエンジンの実物が日本の地方の博物館でひっそり展示されてる、という情報を掴んだそうな。行ってみたらその情報は本当で、鉄のカーテンの向こうのエンジンをナマで見たら、意外とローテクな産物でびっくりしたらしい。五代氏が所属してた宇宙開発事業団は当時まだ駆け出しの立場だったけど、五代氏はその現物を見て「このくらいなら自分たちでも作れる」と自信を持ったそうな。

しかし技術は進むもんでして。

1980年代後半、H-II 開発チームは、日本初の大型エンジン LE-7 を開発してた。「二段燃焼式」っつう複雑で開発難度が高い構造だったけど、最高性能を狙えるってんでそれを選んだ。最強の液体燃料エンジンとされてたスペースシャトルの SSME(同じく二段燃焼式)を参考に、より簡素で出力の小さいものを目指したってことで、最初はけっこう楽観してたらしい。けど LE-7 開発の難度は、当時の日本にとって悶絶級だった。

五代氏が振り返って曰く「技術とは結局、自ら苦しんで経験しないと身に付かないものだった」。

LE-7 開発がまだ地獄の1丁目だった1988年(その後さらに地獄の丁目が上がっていく)、旧ソビエトは新型の超大型ロケット「エネルギヤ」を打ち上げた。次の年、ソビエトは体制崩壊。資本主義のロシア共和国に生まれ変わった。それに伴う情報公開で判明したのは、エネルギヤのブースター用エンジンは二段燃焼式だったってこと。そして LE-7 はおろか SSME をも凌ぐ超技術の結晶で、実は世界最強だったというどんでん返し。

北朝鮮のロケット/ミサイルの技術度は現状では半世紀前だけど、成功したわけで。まさに自分で苦しんで身に付けた技術なわけで。今はそれが報われた形なわけで。ちょっとやそっとの外圧じゃそうそう手放しはしないんじゃないかと。そして勢いづいてる状態なんで、技術的に化ける可能性も出てきた気がする。

あの国の体制がいつまでもつかはおいら分からん。そのときまでにロケット技術が一定の水準に達してれば、体制崩壊後の新国家では、その技術が貴重な外貨獲得手段になり得るかと。旧ソビエト → ロシアがその先例。そうなると、もろに競合するのが韓国のロケット開発計画。北の体制崩壊が韓国との統一につながればいいけど、必ずそうなるとは限らんし。あるいは北朝鮮の体制がこのままずーっと続いて、外貨を得るため、同じ技術を衛星打ち上げビジネスにもミサイル密輸にも使おうとするかも。

韓国筋情報の日本での報道では現状の紹介と見解にとどめて、これが将来にどうなるかついてはほとんど触れてない。韓国側の事情としては、「どうかそうなりませんように」なんて願望や、自国民に不安を与えないためにディスってるのかもなぁ。報道の場合、未来のことは分からんから、予測でのウンヌンは自重してるってのもあるんかもな。

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2012.12.26 水曜
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遥かなりジャポン

前に自分のケータイで撮った写真を見てたらさ、なんか新聞記事を撮ったやつがあって。そのとき何か意味を感じたんだろうなぁ。

てことでコレがソレ↓

撮影日は2006年7月16日だけど、記事中の最後のほうを見ると、その前の発行みたいな感じ。見出しをググっても正確な情報が得られずと。大体そのあたりってことで。

おいらがフランスでの日本人気を知ったのって、たぶんこの記事を読んだときだったのかも。今じゃなんかもう当たり前な感じさえするなぁ。けどほんの6年前か。

それにしてもこの女の子たち今はもう22歳なわけでさ、当時の事件をどう捉えてるんだろうなぁ。武勇伝として誇りに思っててくれると、日本人として嬉しいような。

彼女らがベラルーシ警察に身柄拘束されたのが6月25日。ジャパンエキスポ2006の日程は7月7〜9日、と記事に書いてある。見事にジャパンエキスポ2006の宣伝になってるわけでして。パリ発だから、フランス国内では既に発行された記事だろうし。なんかこうあまりのタイミングの良さに、ビジネスの仕掛け人的なニオイを感じてしまうような。

銘板左端銘板銘板右端

とりあえずヤラセとかじゃなかったとして、彼女らこのとき日本にたどり着かなくてよかったかも。トキメキを感じつつ想像してたよりずっとフツーの国で、たぶんがっかりしてたんじゃないかなと。風景がアニメほど彩度が高くないって時点で、それだけで「なんか違う」とか思われそうw

移動資金や旅路の安全はちょっと置いといて、朝鮮半島縦断ルートってことは北九州から上陸ですか。そこから花の東京へは山陽道と東海道膝栗毛。普通電車かヒッチハイクか。そういや関門トンネルって徒歩でくぐれるって聞いたことあるけどほんとだろうか。おお、行けるぞ。しかも無料。

しかしおいら静岡から東京まで普通列車に乗ったことあるけど、それでさえけっこう「長いなー」と思ったもんじゃった。米沢−八戸の各駅停車の旅8時間もけっこうキた。彼女たちどうだろ、フランスからベラルーシまでで、それ以上を充分すぎるほど体験できたんじゃないかと。今 Google Earth でベラルーシの場所を見たら、ドイツとポーランドを横断したのか。両国ともけっこうでっかいんだが。

そしてそれでも全行程の1割にも満たなさそう。ユーラシアの反対側のジャポンは遥か遠いなー。と彼女らの気分をバーチャル満喫中w マルコ・ポーロの偉業をちょっと実感してみたり。

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2012.12.27 木曜
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そこから先をちょいと考えただけで凹んだの図 その1

しばらくやってなかった Art of Illusion 文書勝手日本語訳、またチビチビ再開しとりますですよ。

今はチュートリアル編。10個あるうち、前半5個は完了・公開済み。あとの5個のうち6〜8番目をまとめてやってるとこ。5個・3個・2個と減らしていくと気分的にラクなんじゃないかと思ってさ。

んで9, 10番めはまだ見てないんだけど、6〜8番目かなり分量多い orz まーその心理的な対策で言えば成功してるかも。

6番めは1周目終了。7番めは1周目のはじめのあたり。この7番めは「手のモデリング・テクスチャ・アニメーション」でさ、手と指を片手分1セットをモデリングして骨を組み付けてテクスチャを貼ってアニメーションを作るっつう、まぁ工程フルセットなわけですよ。翻訳しつつも、チュートリアルに従って自分でもやってみてるわけですよ。やんないと誤訳しそうだし、やっただけ AoI の作業に慣れるわけでして。

んで今んとこ一番最初のモデリング工程でさ、その先をときどき見ながら進めてるんだけど、実感中のことがひとつ。

「3D モデリング/アニメーションはとんでもなく手間がかかる」

いろいろと無駄な手間を省くコツとかもチュートリアルに教えてもらいつつなんだけど、いやーなかなかですよこれは。つか AoI マニュアルを読んで基礎固めするのは必要なんだけど、3D の素人が実際に AoI で作品を作れるようになるには、チュートリアルもやんないと話にならん気がする。そしてそれでも (^_^;) な作品しかできないような気もしてきた。

まだ途中ではあるけど、そこから先ってどこでどう学べばいいんだろ。たぶん「そこから先」はどの 3D モデリング/アニメーションソフトでもだいたい共通なんじゃないかなと。

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2012.12.28 金曜
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そこから先をちょいと考えただけで凹んだの図 その2

んでそんなに先のことじゃなく、とりあえずチュートリアルの今やってる「手でひととおり作る」つつう美術学校的なネタの次もなかなか面白そうで。

工具のドライバー作り。かなりリアルな仕上がりになるってんでちょいとコーフン気味というか待ち遠しいというか。

完☆成☆予☆想☆図

ううっ、こんなごっつい 3D CG が、おいらの手で作られるんで!? やばいかなりこれやばい。オラ、ワクワクしてきたぞ(悟空)

つかまぁ 3D CG やりたい人っていろんな方向性があると思うんだわ。ニコニコ動画ではジャパニメーション風が人気ですな。ボカロ PV なんかそんな感じで。ボカロの絵柄がアニメ風だからってのあるだろうし、手描き 2D の人気作がまたハイクオリティなんで、たぶん 3D 派でも、3D 臭いのより手描き 2D に似てるタッチのがウケがいいんじゃないかと。

おいらはニコニコに出すとか出さないとかをウンヌンするレベルでさえないんで、そこらは特には考えてなくて。んでまあ 3D モデリングでやりたいのってのも自分で方向性が分からんまんまこういう状況なわけで。ていうか素直に MMD やればいいのに、なぜか AoI に執着してたりもして。かぶきたいってのあるかもww

で、チュートリアルのドライバー画像を見てコーフンしちまうってあたりで、「おいら写実ものをやりたかったんだなー」と今さら分かったぐらいにして。

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2012.12.29 土曜
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そこから先をちょいと考えただけで凹んだの図 その3

しかしまぁドライバーが目標っつったってさ、確かに写実だけど静物ですわな。アニメーションはどうすんだと。そこまで覚えたいんだが。

とりあえず静物でいいとして、ちょっと驚きなのが、AoI ってフリーソフトなわけで、それでここまでリアルな画像が作れちゃうってこと。流行りのブログステマってわけでもなく(カネ貰ってねーし有名人でもねーしw)、単純にびっくりで。

アニメーションの機能だと、AoI って衝突判定機能がまだないっぽい。物が別の物にぶつかって跳ね返ったり、接触したらそのまま一緒に動くようにしたり……みたいな動作は直接的に設定できないみたいで。

「その位置に来たら動作をこうする」というまぁいちいちそうすんのか的なやり方しかないらしい。

アニメーション機能自体がけっこう最近付いたっぽいんで、これから実装ってことかなと。

まーこっちがそのレベルにまで全然達してないんで、心配ゴム要(マサルさん)ってなわけで。

銘板
2012.12.30 日曜
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今年やれたことやれかなったこと

名無しの JavaScript で来月のこの日記の台紙を作ったわけですよ。ええ。

デフォルトの年が2012年なもんだから、ほぼ1年前、今年の1月の HTML 書類を吐き出しやがりましたですよ。ええ。

てことでソースコードを開いて2013年に直してやり直しと。いったん直したから、あと丸1年はこのまんまでよし。

このまんま……。

……、

……、

……。

いや確かに今年はこの名無しの JavaScript を、もっとイイ形に全面的に書き換えましたですよ。バグも見つけて直しましたですよ。1カ月ごとにソースコードを開いて修正してたのが、1年ごとでよくなりましたですよ。

今年の目標のひとつは Perl の習得だったですよ。名無しの JavaScript も、名無しの Perl にするつもりだったですよ。

Perl はちょっとやってちょっと進んだけど、全然だみだこりゃなレベルで。何ひとつ作れやしない orz

暗号ごっこプログラム『あんごあんご』も Perl が必要なんで、結局なんもできんかった。

Java 習得もまったく手つかずのまんまだったし。

一方で 楔形文字ワープロ くりごはん は IE でも動くようにできたし、リアルタイム出力もできるようになった。けどまだ途中なんですな。今は内部の効率化をやってる最中で止まってるとこ。これも年内に終えたかったなぁ。

Art of Illusion 文書の勝手日本語訳は、マニュアルはついに完成。で、今はチュートリアル翻訳編。10個あるうち前半5個はもうリリース済み(Google のスパイダーを招待したはずなのに来てくれてない感じ。検索に全然引っかからん……)。

今は6〜8個めのチュートリアルをやってるとこだけど、だんだんチャプターあたりの分量が多くなってきた。今6個目の1周目が終わって7個目の1周目の最中でさ(2周したらリリース)、すげー多い。これも今年中に10個をフィニッシュしたかったけど無理。チュートリアル完成まで、来年の春頃までかかりそうですなぁ。

てことで1年の計って考えるぶんには簡単だけど、やるのはほんとキツいな。うん。

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2012.12.31 月曜
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年末ですなー

今年もまた放言し放題で、ご迷惑をおかけした皆様、誠に申し訳ありませんでした m(_ _)m

たぶん来年もこんな調子かと思います (^▽^;)

ということで読者の皆様、来年もよろしくお願いいたします。

良いお年を!! (^▽^)/

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つか今日から来年1月4日まで勤務で、年越しな気分にまったくなってない罠。

客商売ではないけどそれっぽい仕事ってわけで、まーしょうがないわな。

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