ひとりごちるゆんず 2008年7月
銘板
2008.7.1 火曜 前日に飛ぶ
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まだ遅れてるっすよ

いや、まぁ、なんですかその、この日記、ここ何カ月かずっと遅れてるわけですよ。大体2週間くらい。今日は7月12日だから、ちょっとだけ盛り返した方かなぁ。

んでまぁ新しい月のシートが始まったもんだから、ちょいと最近の日記の容量を見てみたんですわ。Mac 上にあると、リソースフォークの他に Mac 特有のデータフォークも容量に加算されちゃうんで、正確な数字が出ないんですな。しかも日記書いてる最中の書類ってネタ帳も含まれててさ、これがまた無視できないサイズだったりするんですな。そんで、1カ月分書き上がって RBrowser っつう FTP ソフトでアップしたら、その RBrowser でサイズを見る、てなことをして初めて様子が分かるんですわ。

4月(131.4KB)。5月(127.6KB)。6月(123.0KB)。

うおおお、目標値の100KB(←それ以下が目標)を大幅に超えとる! これじゃぁなんぼがんばっても遅れを取り戻せないわけだぁ。

銘板
2008.7.2 水曜 前日に飛ぶ
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未来消失

起きてはならぬ事態がついに発生しちまった。

この大事な追い上げの時期に、ネタ帳を消しちまった…… orz

バックアップ取ってなかった…… OTZ

銘板
2008.7.3 木曜 前日に飛ぶ
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肉食僧侶のヒミツ

4月に、うちの寺に対するアレなアレを(2008.4.19〜)を書いたけど、そのお寺の住職さんから思わず感心しちゃうことも聞いたことがあるんで、その紹介でも。

現代日本人って肉を食うじゃないですか。江戸時代までは、仏教の影響から肉食はしなかったってのに。なんでもそうゆー生活が続いたもんだから、日本人の腸は西洋人のより長くなったとか。ほんとかどうか知らんけど。なんかそれ、肉を食うか食わないかじゃなく、単にいつも食料が不足してて腹が減ってたから、限られた食料から出来るだけ栄養を採ろうとしてそうなったっつう考えもできるんだけどどうでしょ。

で、お坊さんも普通に肉を食うんですよ日本では。これはどういうことなのかと、うちの住職さんを直撃してみたことがある(ちょっと意地悪でw)。答えは明快だった。資料で確認したわけじゃないんで、以下は住職さんからの受け売りです。

なんでも仏教は、教義としては特に肉食を禁じてはいないんだそうで。それと、托鉢では何を渡されても受け入れなきゃいけないんだそうで。ということで、腐った肉を托鉢で与えられても、それを残さず食べなきゃいけなかったそうで。

てことで、仏教徒も肉を食っても良かったんだそうで。そうだったのか。なんか単純に「肉はダメだからダメ」ってのよりずっと説得力あったわこのお話。

じゃあ肉食を禁ずる話はどこから出たのか。「殺生を禁ずる」ってのがそれっぽいけど、もう少し考えてみる。また「たぶん」の話だけどさ、仏教以前の土着のインド哲学だったんじゃないかと。なんでもガンジスの民は輪廻転生を信じてるそうで(これ仏教にそのまんま移植されてるよね)、それによると、人間に近い体の生き物を食べると、来世で下等な生き物に生まれ変わるとか。学生の頃、一般教養の時間に聴いたっけなぁこれ。

ということで、人間の体になるべく似てないものを食べるのが良いのだそうで。てことで、獣より魚、魚より植物、という感じになっていくわけで。で、究極は「霞を食べる」「何も食べない」となりますわな。霞を食べて生きてる中国の仙人伝説ってのも、そこらへんが元ネタなんじゃないかと。

ま、食費がかかんなくていいですなぁとか混ぜっ返してみたりして。そういえば、『西遊記』ってもろに仏教の影響を受けてるけど、TV 版(夏目雅子のやつ)でおもしろい話があったよ。三蔵法師ご一行に敗れた魔物、その後は改心して、生き物を食べることをやめて、岩を食らって暮らしたとか。この話、小さい頃に観て衝撃だったよ。言われてみれば、人間の食べ物って全部生き物だったなぁ、と(実際には水と塩は無生物だけど)。霞じゃなくたって、岩や土を直接食って生きていければ、これほどエコなこともないんだけどねぇ。

銘板
2008.7.4 金曜 前日に飛ぶ
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メイリオ

ふぅーん Windows Vista じゃ日本語のデフォルトフォントが「メイリオ」ってのに換わってたのか。マイクロソフト日本法人、ちゃんと仕事してたんだね。あんだけ「MS Pゴシック」に目くじら立ててたのがああ恥ずかしい。MS 日本さん、失礼いたしましたです。

「メイリオ」っつうカタカナ名はどっかの外国語っぽいけど、ローマ字の綴りは "Meiryo" なんだね。まぁ外国語なのかもしんないけど、たぶん「明瞭」の意味なんだろうなぁ。

てことでメイリオの公式ページを見てみた。どんな出来か知りたくて。

ん〜、とりあえずさ、書体を見せるための文書のくせに字が異常に小さくて、「明瞭」かどうかよく分かんないんすけど。文字サイズがタイトルと本文で2種類しかないし。読む気が失せるほどの長文を無駄にだらだら書く意味も不明だし。あと、画像の規格が今どき GIF ってあんた……。 まぁ JPEG じゃ細かいとこが潰れるかもしんないわけだけど(だったらサイズを上げろって)、んむ〜やっぱマイクロソフトって PNG が嫌いなのかねぇ。ここは PNG しかないと思うんだけど。

で、肝心の文字の見栄えはというと、小さくて見づらいけど、なかなかよろしいじゃございませんか。日本語にプロポーショナルっつう愚かな選択もついに捨ててくれたみたいだし。メイリオ、なんかちょっといろいろやれば XP にも搭載できるみたいねぇ。うちの職場の XP にも入れてほしいでござるよ。

しかし、この例文中に「巷に蔓延している劣悪な文字やレイアウトにわれわれの目は慣れてしまって、いまや本物の文字造型を見極める能力を喪失しようとしている」ってあるけどさ、誰がわれわれをそうしたのか分かって書いてるとか思えんなぁこれ。その上で架空の他人のせいにしようとしてやがるw あんたとこの大駄作、MS Pフォントの他に何があるってんだww

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2008.7.5 土曜 前日に飛ぶ
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罪作り大作戦 1

しばらく前に職場で、ちょっと我が発見を披露したことがあった。まぁあんまし程度が高くなかったんで、軽く冷ややかに笑われて終わってしまったんだけどさ。いやね、

「ペットポトルのお茶って、飲みかけでラベルをはがすと、尿が入ってるみたいだよね」

っつうネタで。「しょーもねー。あんた小学生のセンスだよそれ」とサパッと返されまして。ええ。まあけっこう露骨に呆れられまして。

おいらリベンジを心に誓ったね。

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2008.7.6 日曜 前日に飛ぶ
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罪作り大作戦 2

ということで、最近思いついたことをまたやってみただよ。

「キャラメルコ○ンってイモムシに見えるよね」

これはけっこうキた! その場で聞いてた人たちから「うわー! もう食えねー!」っつう、我が満足感を刺激する叫び声が上がったですよ。しかもそれ買ってきて、まさに今から食おうとしてる人に向かって思いついて言ったもんだから、その人にめちゃめちゃ迷惑がられたよ。いやいやいや光栄の極みですなぁ。

いやまあとりあえず、東鳩さんとキ○ラメルコーンのファンの皆様、ほんとすんませんでした。……なんて殊勝なことはあんまし思ってなかったりするw

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2008.7.7 月曜 前日に飛ぶ
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昆虫食

昨日はネタで昆虫食を取り上げたけど、これ、実は意外とマジな話だったりもするのよね。増え続ける世界人口をの食糧を賄うのに、昆虫食が注目されてるんですよ。菜食主義の人って、人間に近い体を持つ動物を殺すことに罪悪感を持つのがその理由かと思われるけど、昆虫ならその方面の抵抗が少なさそうだし。菜食主義の中でも、魚介類なら OK って流派もあるらしいし。

昆虫食は見た目の抵抗は根強いだろうけど、要は慣れだしね。カメルーンではイモムシを料理して普通に食べるらしい。貧しいから仕方なくじゃなくて、きっとおいしいから続いてるんじゃないかとか考えたりして。

んでまぁ料理の具体例として、こんなのがあったりして。タガメですな。赤と緑のトウガラシが食欲をそそらせますな。タイのチェンマイの料理だそうだけど、お追従じゃなくちょっと食ってみたいよこれ。画像をがめてみた。

タガメ料理

今日のネタ元は ISAS ニュースの『昆虫をたべて火星にいこう』。このニュースに、いろんな昆虫の調理方法が載ってるよ。そうか筆頭はカイコなのか。シルクワーム。言わずと知れた中国原産の絹の原料。太古、中国は絹製品の製法を極秘としてたんで、シルクロードの反対側の西洋じゃ、東洋の神秘の代表格的な扱いだったらしい。んでまぁその秘密を暴くべく、ビザンティン帝国は中国にスパイを送って、命からがら情報と現物をゲットしたとか(こちらからの受け売り

そんな壮大な歴史ドラマを持つカイコ。今じゃ合成繊維に押されてすっかり価値が下がってしまったけど(韓国に旅行した時、うちの職場の女性社員のために、絹のスカーフを買い込んだっけ)、これからは食用として脚光が当たるかも。しかしカイコだって、効率的に得るには計画的な生産が必要ですな。今までの養蚕のノウハウを活かせばいいんだろうけど、日本の農業政策はここ10年くらい、養蚕については逃げ腰なのよね。養蚕農家が他の仕事に移るのを支援してたりして。外国産の安い絹製品に負けちゃってるもんだから。てことで、一旦途切れた設備と技術を立て直さなきゃなんないのが難点かと。エサ用の桑畑ももういっぺん用意しなきゃなんなくなるし。

あと大事なのは、エネルギー効率ですな。摂取できる栄養価値に対する投入エネルギーの割合が他の食料より大きいと、食習慣をここまでドラスティックに変える意味がないわけで。そこらへんどうなんでしょ。おいらはデータ持ってないんで何とも言えないけど。家畜飼育より各工程が簡単そうなんで、肉を作るより効率がいいような気はするけどさ。あ、でも温度と湿度の管理がデリケートそうではあるな。

んーでも、スーパーの肉の冷蔵棚に、パックされて並んでるカイコの幼虫って、やっぱ生きてても死んでても慣れるまで視覚的にかなりキツそう (=_=) お料理番組で有名人がフツーの顔してフツーに扱い続けるとどうにかなるかな? それと、安さか高級感かの販売戦略的にもかなり難しいかも。食料危機を救うためのものだから、高級感戦略の方は矛盾してるけど、飽食のこの国の人たちが受け入れるためのステップとしてならいけるかも。「貧乏人が我慢して食うもの」のイメージが定着しちゃうと、かえって普及しにくくなりそうだし。おお、そこで「宇宙食」っう価値が生きてくるかも。これはかっこいい。

お味の方は、件の ISAS ニュースによると、「進化系統樹でわかるように、カイコなど昆虫とエビやカニは近縁であり、サナギの天ぷらは、カニ味噌風味である。」だそうで。カニ味噌風味と聞いたらこれは食ってみたくなるのが人情ってもんでしょ。サナギだったら幼虫より見た目の抵抗感が少ないかもしんないし(こちらのページ様にサナギの写真が出てるよ。「虫は気持ち悪い」と思って見ると確かに気持ち悪いけど、その感情を取り払うと、なんか火を通せばいけそうな気がする)。

考えたら、エビとかカニってさ、見た目もろに虫っぽいよね。外骨格の節足動物だし。エビは触覚が生えてるし。足がめちゃめちゃいっぱい並んでるし。カニはひっくり返すと、腹の意匠がカブト虫やクワガタのそれに酷似してるし。それでもあの見た目のまんま皿に乗って料理として出てきて、みんなしてうまいうまいって食ってるわけで。やっぱ昆虫食のハードルも、うまい食材の選定、調理法の確立、それと慣れで克服できそうね。

銘板
2008.7.8 火曜 前日に飛ぶ
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紙と古代文明 1

昨日の流れで。

古代中国は偉大だなぁ。絹もそうだけど、紙も製法が極秘で、他国は必死にその情報を得たがってたらしいよ。Wikipedia にその話が載ってたす。で、なんか「世界初の紙」と義務教育で習ったエジプトのパピルスの記述が少ないんで、バビルスの項目を見たら、現代の「紙」とは、分類的には中国の製法で作られたもののことを言うんだそうで、パピルスはそれとは作り方が違うから違うものってことになってるらしい。まぁ実用する分には製法はどうでもいいから、用途中心で考えると、やっぱし世界最古の紙はパピルスでいいような気がする。

けどパピルスは、紙に押し切られる形で歴史から姿を消したみたい。エジプト文明 vs 黄河文明の技術対決だったんだね〜。

ふむふむ、IT 時代でむしろ紙の使用量が増えてるっての、ほんとだったのか(Wikipedia「紙:紙とコンピュータ」)。なんかマニュアル類で紙の需要が高いとか聞いたことある。ほんとなぁ、PC やソフトに付いてくる、見ただけで読破を断念せざるを得ないごっつい説明書、しかも複数冊。何なんですかあれ。けど最近は CD-ROM とかになりつつある気がする。とすると、それでも IT 化で紙需要が増えてるのって、どこでどうなってそうなってるんだろ。

前の職場の頃から思ってたけど、コンピュータやネットワークって紙の代わりになるわけじゃなく、紙と脳みその旧来の様式じゃできない、新しい類いの仕事が得意なんだよね。で、その一部がときどき紙からコンピュータに置き換え可能なわけで。帳簿とか。だからまぁ「ペーパーレス時代」とか言われてたけど、情報媒体としての紙は、これからもなくならんだろうなぁ。古代文明の発明品、まだまだ全然現役ですなぁ。

銘板
2008.7.9 水曜 前日に飛ぶ
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紙と古代文明 2

また昨日の流れ。

紙を発明した文明は、実はもうひとつあった。それはマヤ文明。あのさ、前に国立科学博物館で『神秘の王朝 マヤ文明展』ってのがあってさ、おいら行って来たのよ(おお、もう5年も前か)。で、TBS がタイアップしてたもんだから、開催直前に『世界ふしぎ発見』で取り上げたのよマヤ文明を。マヤに萌えまくってたおいら、もちろん見ましたですよそれ。

その番組でですな、不思議なことを言ってて。「ヨーロッパから来たカトリックの聖職者たちは、邪教の書としてマヤ文字で書かれたすべての文献を焼いてしまったんです」と。いや、焼いてしまったってことは、紙に書かれてたってことですかい? マヤに紙があったってことですかい?

答えはすぐに判明したよ。そこらへんに疑問を持ちつつマヤ文明展に行ったせいか、会場でその記述を発見したですよ。「植物を石で叩き潰したものを乾燥させた紙を使っていた」のだそうで。たぶん草の茎か木の幹かと。うおお、金属を知らなかった特異な文明マヤ。石器しかなかったのに紙を発明して、高度で複雑な文字表記を使いこなしてたんだね。これは萌えるムフー!(鼻息)

ちなみにメソポタミア文明が開発した筆記道具は粘土板。ヨーロッパは羊皮紙。いずれも紙よりテクノロジー度が落ちますなぁ。日本では紙が伝来する前は、竹簡や木簡を使ってたよね。竹簡も木簡も紙も、中国からのものかと。けどマヤは自力で紙を発明したんですぞ。世界で3例しかないうちのひとつですぞ。数学じゃインドと並んで、ゼロの発見者でもあるんですぞ。ああ〜もぉマヤちゃんイイよマヤちゃん(萌萌)

『神秘の文明 マヤ文明展』のパンフ、まだろくに読んでなかったな。じっくり読んで萌え放題しちゃおっかな。

銘板
2008.7.10 木曜 前日に飛ぶ
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誤爆的萌え

だからですね、いやあの、古代文明に萌えるのってやっぱヘンですかね…… orz この前職場でさ、昼休みにさ、古代文明について、仲間とちょっとアツく語り合ったんですよ。んでですね、おいら思わず、このところ内に秘め続けてた想いを吐露したんすよ。

「楔形文字萌え〜っ」

……、

……、

……。

話相手さん、おもくそ引いてたよ orz

とりあえず Wikipedia から画像をパクってきた。

楔形文字
萌え〜(はぁと)

ね、分かるでしょ? おいらのこのエモゥションが。お願いだから分かると言ってくれぇーー!!

当然の如くマヤ文字にも萌え〜。

マヤ文字

クサビーもマヤちゃんもほんと素敵だよ(うっとり)。

銘板
2008.7.11 金曜 前日に飛ぶ
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『靖国 YASUKUNI』

これ書いてるの7月21日なんだけどさ、19日にあの話題作『靖国 YASUKUNI』が八戸フォーラムで公開されたのよ。で、昨日(20日)に観に行って来たのよ。

しかしまー先に観た人たちが新聞上で言ってた通り、あんな風に大騒ぎする類いの内容じゃなかったよ。別に右にも左にも偏ってないと思ったけどねぇ。中国人監督が靖国神社を題材に作ったドキュメンタリーってことで、一方的に批判する内容だと思ったのかねぇ騒いだ人たちは。

どんな映画だったかをおいら的にまとめると、「自分の考えや行為に酔ってる人たちの実例をたくさん見せてくれた作品」って感じかな。日本人だけでなく、外国人も自分酔いしてたよ。

戦時コスプレ&再現実演する老いも若きもは言わずもがなだけど、観ててこりゃちょっとタチ悪いなぁと思ったのは、自分とは異質なものを排除・攻撃してる自分に酔ってる人。一人、無謀な若者が出てくるんですよ。靖国神社でちょいと右寄りな集会があってですね、そこに反対意見を振りかざして飛び込んでいってたよ。したら思った通りと言うか、それを不快に思う人たちに袋叩きにされるわけですよ。そうなるとこの若者、ますます勢い付いて自分の主張をわめき散らすんですよ。

騒ぎになったからってんで警察が出ますわな。流血沙汰になったからってんで救急車も来ますわな。で、この若者、ここでも思った通りと言うか、さらに得意になって勇者ぶるんですよ。で、救急車を拒否。警察にもむちゃくちゃな言いがかり付けてだだっ子ぶりを発揮しまくるんだけど、もうどうしようもないから無理矢理パトカーに詰め込まれて、どっかに連れてかれちゃう。あの場で釈放したってまた戻ってきて同じことするに決まってるから、面倒の元をとにかく現場から離すっつう警察の行動はナイスだと思ったよ。

なんかもう目がイッちゃっててさ。「お前らなんかとは違う高潔なオレ」に酔ったか、あるいは何らかの意志を持った他の誰かに、されるがままに洗脳されたかのどっちか、かな。どっちにしろ大したタマじゃない、と。

んでまぁ他にも自分酔いの例が続々と出てくる。当時の首相も都知事も、この問題について語る時は自分酔いっぽい。台湾から抗議しに来日した人も、靖国神社の下っ端の職員にぶち切れながら一方的にまくしたてるその様子が、申し訳ないけどそう見えた。彼女の脳内では、そのとき自分は世界で最高に格好良かったんじゃないかな。

戦前戦中のコリア人や台湾人で、日本人として徴兵された方やそのご家族にとって、靖国神社が看過できない問題を生んでるってのはおいらも知ってる。彼女の理屈は筋が通ってると思う。けど、あのやり方は大人らしくない。ネット用語で「ドキュソ」ってやつです。靖国側に意見を受け入れてもらいさえすればそれでいい話なのに、相手を壊滅させる態度を取ってる。これじゃ受け取る方は「従うこと=脅しに屈服すること」になっちゃうから、靖国側がそれに合わせて態度を硬化させるだけで、逆効果でしかない。もし他の方向でも活動してるなら、それらの活動に集中した方がよろしいかと。ま、自分に酔ってる状態じゃ、そんな些細なことはどうでもいいわけで。

あと、上で述べた若者の他にも似たような若者が出てきて、やっぱし追っ払われてたんだけど、こっちは追っ払ってたオッサンがまた頭悪そうでなぁ。人間、激昂すると、やたら能弁になる人と、使える語彙が激減する人とがいると思うけど(とりあえずおいらは後者)、それにしてもあの語彙の少なさはちょっとすごかったぞ。文、2つか3つしか使ってなかったもん。それを同じ調子で交互に繰り返し怒鳴り続けるんだ。自分の怒りに呑まれて、思考が完全に止まってましたですな。ずっと聞かされてたらイラついてきたよ。これ、劇映画じゃまず見られない、人間というものの超リアルな行動パターンを見せてくれたってことで、大変興味深かったよ。

左手に星条旗を掲げて、右手に「小泉首相を支持します」とプラカードを持ってたアメリカ人実業家も、これまた意味分からんかったな。右手と左手で出してるものがズレてるもんだから、受け止める日本人の反応も様々。おいら的には、「小泉はアメリカの手下なんだから、日本はアメリカに絶対服従しなさい」と取れてしまったんだが。

まぁアメリカ人って、世界中の人が自分と同じように星条旗に敬意を持っている、と思ってる人たちがけっこういるっぽいしね。ああでも日本人だって、外国で日の丸が大事にされてるって感じがちかも。星条旗も日の丸も、関係ない国からすればただの旗でしかなかったりして。

で、やっぱしこのアメリカ人も自分酔いしてたんで、両手の組み合わせメッセージが、自分が意図した通りにしか伝わらないと思い込んでたんだろ。これを見た日本人がみんな感動して手を合わせて跪いて泣き出す、独創的なすごい名案だと信じ切ってたんだろ。そうでなきゃあんなことできんわ。

この映画で事前に問題に上がった内容で、「靖国刀」の刀鍛冶のおじいさんが出演を取りやめたいと言い出した、とかあったけど、これも完成作品の内容よりも、観る前に起こった騒ぎのせいだってことがはっきりしたよ。で、刀鍛冶自身は監督からの意地悪な質問に乗せられることもなく、飄々と、けど誠実に答えてたのがよかったよ。この映画の中で一番良識を持った人だった。

銘板
2008.7.12 土曜 前日に飛ぶ
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参拝問題解決は意外と簡単か?

映画『靖国 YASUKUNI』を観てて思い出したんだけど、確か昭和天皇も今の天皇も、靖国神社への参拝をしてないんだよね。前に読んだ新聞記事によると、そうなったきっかけは、靖国神社が戦犯として処刑された人たちを合祀したことだったそうで(それまでは昭和天皇は参拝してたらしい)。で、昭和天皇は「靖国は道を誤った」みたいなことを言って、それ以来参拝をやめてしまって、今の天皇もその方針を受け継いでいる……確かそういうことだったかと。去年かおととしのニュースだったかなこれ。

あのさ、毎年問題になるじゃないの、首相の靖国参拝。あれ、中国と韓国からいつも非難GOGO!だけど、やればやったでそんな調子だし、今の状態でやめればやめたで、外圧に屈した形になっちゃうじゃないの。けどさ、天皇家がそういう考えで靖国参拝してないってことが分かったんだから、首相も天皇のご意向に従うってことで(「従う」がまずければ「参考にする」とか「ご意向を配慮する・尊重する」とか「鑑みる」とか)はっきりと理由付けすれば、もう参拝しなくてもいいんでないの?

「首相は靖国参拝しろ」と言う人たちも、「天皇陛下の意向だから」となれば文句の言いようがないかと。結果的に右寄りも左寄りも納得してくれそうに思うけど。

理由が国内の事情だから、外圧に屈したことにはなんないし、中国・韓国も、理由はどうあれ日本の首相が靖国参拝しなけりゃ文句はないわけでしょ(少なくとも中国政府は、「日本の一般国民が靖国神社を参拝するのについては何も言う筋合いではないが、日本の首相が戦犯を参拝するのは日本の軍国主義の肯定として、中国はそれを認めるわけにはいかない」と言ってるそうなんで)。

この問題の全てを解決する良案のような気がするんだけど、さて今年、支持率低迷に悩む福田くんはどう出ますですかね。折しも8月15日は北京オリンピック開催中ですか。っつうか中国政府はオリンピック開催中に、抗日勝利の記念式典をやるんすかね。その日、日本からの選手や観光客がどうなるのかと思うとちょっとコワイ。

ま、もし上に書いた案が成ったとすると、「悪いのはみんな靖国神社の判断ミス」ってことになっちゃうんで、神社側としても何らかの変化が必要になりますですな。今の靖国の「コリア・台湾出身の戦没日本兵も戦犯死刑囚も、遺族が合祀を望んでない人も一緒くたに祀る」って方針、関係してる方々からあんまし支持されてない印象があるから、そこらへん少しは融通が利くようになったりして。

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2008.7.13 日曜 前日に飛ぶ
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かの国のちょっとした本音

そういえば『靖国 YASUKUNI』での星条旗を掲げてたアメリカ人実業家、ポロッと本音を言ってしまってたぞ。なんか「アメリカで靖国問題が取り上げられることはほとんどありません。これではいけない。アメリカはリーダーとしてこの問題に取り組まねばなりません」だったかな。大体そんなこと。

靖国問題を気にしてくれるのはいいとして、誰がアメリカにこの問題を解決してくれなんて頼んだよ。誰がこの問題のリーダーにアメリカを選んだよ。この問題を一番理解してないやつが今さら首突っ込んでどうする気よ。しかも場を仕切りたがってる(アメリカ的発想ですな)。てか、アメリカはいつまで日本のボスを気取ってるつもりなんだよ。もうその根拠のない上から目線やめろや。甘い見通しで自分で始めた戦争の収拾を付けられないなんて、今のアメリカは60年以上前の日本と大して変わんないし。

軍隊と軍事産業ってのはドンパチするのが存在理由だから、国内で権力を持つと、戦争への衝動が止められませんですな。刀を持つと斬らずにいられない、銃を持つと撃たずにいられない、そんなノリで。極論すると、それで昔の日本は戦争しまくったわけで。今はむやみやたらに戦争する時代じゃなくなったから、軍隊をタイミング良く失った日本は軍事面はアメリカっつう用心棒を頼むことにして、来るべき新時代の技術・経済競争に備えて成功したわけで。

アメリカはっつうと、戦後も国力に余裕があったから新時代への対応はさすがに見事だったけど、軍備は減らせなかった。東西冷戦への対応があったけど、冷戦が終わってもやっぱし軍備は大して減らせなかった。90年代前半の時点での落合信彦の予測だと、21世紀は米中の一騎打ちになるってことだった。確かに中国は経済で台頭してきて、軍事面でも世界の脅威になりつつある。けどまだ米中直接対決とか米中冷戦の雰囲気にはなってませんですな。この魅惑の大戦争を待ち切れなかったアメリカの軍事関係が暴発したのが、アフガン戦争とイラク戦争だったかと。

単なる邪推ですけどね。反論はあるかと思います。ええ。事実、タリバンにはアメリカは前々から手を焼いてたしね。同時多発テロより前に、クリントン政権の時にタリバンをミサイル攻撃したこともあったし。そのニュースをテレビで見て、「米軍、古い武器の在庫減らしに精出しとるなぁ〜」なんて思ったっけ。

本気だったなら、あの時点で勝負に出てタリバンを殲滅してたんじゃないのかねぇ。けどなんかどうも、当時は国民の理解が得られなかったのかもしんないけど、ニュースを見た限りじゃ大統領も報道陣も、あんましやる気なさそうに見えたよ。

うおお、Wikipedia のアフガニスタン侵攻(2001):イスラーム原理主義の世界観における位置づけ」を見ると、イスラム原理主義者にとってはこの戦争は、「十字軍に対する聖戦」ってことになってるのか。もう綺麗な形じゃ解決せんなこりゃ。日本はアメリカに "Show the flag!" と脅されていったんは加勢したものの(あれは「旗を立てて我が方に馳せ参じてくれ」じゃなく、「敵か味方か、今すぐ態度をはっきりしてくれ」の意味だったらしい)、今は半分足抜けした状態になってるっぽいから、「義理は果たしました」ってことで、早いとこ全部足抜けした方がイスラム世界からの受けがいいような気がする。足抜けの他の口実は、ここまで来たら「お宅のダメさ加減に愛想が尽きた」とはっきり言っちゃっていいのでは? もともと同時多発テロへの私怨で始まった戦争だし。「こんなに長引いてる上にまだ終わりが見えないなんて、最初と話が違う。あとは勝手にやんなさい」でもいいかと。

てな感じで、もうなんてーか、アメリカって軍事力以外の実力も信用も、リーダー失格状態なんじゃないかと思うんですよね。それでもみっともなくリーダーの座にしがみついてるみたいな。けどアメリカって、何カ国かが寄り集まると必ず「よしリーダーを決めよう。それはオレだ。みんなもそう思うだろ。じゃあ全員一致でオレがリーダー」って持って行きたがるしなぁ。「みんなの中の一人」になるのがそんなにイヤなのかよ。ほんとめんどくせえ国だなぁ。

あの国は学校教育でリーダーの資質を鍛えるからね。単にそれが国際的な舞台での態度にそのまんま現れてるってだけだとは思うけど。『靖国 YASUKUNI』に出てきたアメリカ人も、「アメリカは日本のリーダー」なんて具体的に思ってたわけじゃなく、「リーダー症候群」にかかって、漠然とそう思ってただけってことだったのかも。しかしパートナーの日本もナイスだよなぁ。日本はそういう教育に特には力を入れてないから、国際社会でリーダーじゃなくても別に何とも思わないもんなぁ。夫唱婦随的な意味で、あるいは割れ鍋に閉じ蓋的な意味で、日米同盟は絶妙なパートナーシップなのかもw そのコンビで問題解決できるかどうかは別として。

てことで自称リーダー、靖国問題はあなたの能力じゃ明らかに解決不能ですので、くれぐれも変な気を起こさずに、今まで通り黙っていてくださいませな。

銘板
2008.7.14 月曜 前日に飛ぶ
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『イダルゴ』

新たなる無限ループ曲出現。それは

【鏡音レン】イダルゴ【オリジナル】(YouTube)

ジプシーキングス風ですな。にわかにスペインを旅したくなったよ。正直、『稲村ジェーン』(1990) のサントラよりいいわこの曲。あのサントラも大好きだけどさ。

この曲調に日本語がこんなに合うとは思わなんだ。終盤の暴力的なまでの疾走感がたまんないっすよ。んでまぁ惜しいと言えば惜しいのが、レンの声が act.1 だってことか。鏡音リン・レン act.2 はもう発売されてる(これ書いてるの7月23日)。『イダルゴ』の作者様に於かれましては、取り急ぎリンレンを act.2 にアップデートしていただき、『イダルゴ act.2』を再リリースしていただきたい。あああ早く聴きてぇ〜。

逆に考えれば、act.1 で作られた今のバージョンで、初めてレンの本当の声を聞いた気がする。半年前には「あんまし特徴を感じさせない声だな〜」とか思っちゃってたんだけど、この曲を聴いた今は、もう全然そんな感じがしない。これはレンじゃなきゃ歌えないでしょ。だから、だから、 act.2 で是非もっと堪能したい。

♪僕のサパテアード あの蹄の音に続け

 僕のサパテアード 重なれ 響け 走り来る轟に

 コンスエグラの風車を越え

 彼の人の背中をも 越えるために

ぐはー 最高にイイ! o(≧▽≦)o

レンってミクほど滑舌が良くないって言われる時があるけど、母音がしっかりしてる上に綺麗になじんでて、その良さが目立たないようになってるね。でもよく聴くと、レン独特の母音の「華」が分かるよ。

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やった! 『イダルゴ』の zip ファイルをゲットしたよ。作者様、ありがとうございました m(_ _)m

銘板
2008.7.15 火曜 前日に飛ぶ
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出遅れ片割れ

どうでもいいっちゃどうでもいいことだけど、鏡音レンのねんどろいどが出るんだね。いやあの、セットのはずの鏡音リンより先に出るんだ……。ていうか鏡音リン・レン発表当初はリンがメインで、レンはオマケって感じだったはずなのに。

去年の12月2日までは、新作 Vocaloid の商品名は「鏡音リン」ってことになってて、3日になってレンの存在が突如発表された。「今度は二人分の声」ってことで、ボカロファンたちはメーカーの粋なサプライズに腰を抜かしまくったんですな。そうなったらやっぱし、レンは付け合わせ程度と考えるのが筋ってもんでしょ。男の子の設定なんで(声は女性声優だけど)、リンを超える人気は出ないと思ってた。ところからニコニコ動画じゃレンに歌わせた曲が意外と出てきてた。ピアプロ(初音ミクや鏡音リン・レンの発売元が無料開放してる、アマチュア創作家のための梁山泊みたいなとこ)でもイラストでかなり人気があったりして。

んでまぁその人気を受けてってことだろうけど、ねんどろいどが出てきましたな。片割れと言うかオリジナルと言うかのリンを差し置いて (^o^;) 別に買わないから関係ないんだけどさ、ちょっとリンが可哀想になっちゃって。正直、リンで曲を作ってる人たちは今、大まかな居場所っつうかカラーっつうかイメージっつうかを模索してるみたいな感じを受けるなぁ。

とりあえずデビュー前から「ロードローラー」っうキョーレツなアイテムがボカロファンから与えられたけど、ネタなだけにもう飽きられたっぽい(さすがにミクのネギも、もうあんまし話題にならなくなったしな)。もっと基本になる立ち位置が欲しいとこだけど、目ぼしいところは先発のミクに大体押さえられちゃったっぽい。それに今思うと「14歳の女の子」っつう設定は、ちょっとデリケートだったっぽい。

act.2 でリンにも火が点くといいけど、なんとなく、今年発売とされるキャラクターボーカルシリーズ第3弾が出たとき、ようやく立ち位置が決まるような気がする。

銘板
2008.7.16 水曜 前日に飛ぶ
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『スターリングラード冬景色』

やばい。虎Pの戦記ものシリーズにハマッた。面白すぎる!

いつでもアクセスできるように、虎Pのマイリストにリンクを貼っておこう(ニコニコ動画)

『スターリングラード冬景色』は前に観たことがあったんだけど、いやもうシリーズで観たら抜け出せなくなっちゃったよ。

才能ある人って羨ましいなぁ。

銘板
2008.7.17 木曜 前日に飛ぶ
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真夜中大地震

いやいやいや、地震びっくりしたなぁ(これ書いてるの7月24日)。

そろそろ寝ようと思った矢先にいきなりだったもんなぁ。八戸は震度6弱だったよ。こんな震度初体験。94年末の三陸はるか沖地震の時は八戸に住んでなかったもんで。まぁうちは本棚の本とかが少し崩れた程度で助かったけど、お怪我をされた方々、いろいろな損害を受けた方々に、心からのお見舞い申し上げます。

もうおいら、地震と来たら PC を押さえるのが条件反射になっちまったよ。で、今回はそれで助かって、こうしていつも通りに日記を書けてるわけだ。よかったよかった。おいらのマシン、Power Mac G4 AGP ってやつでさ、縦置き型なのよ。しかもはんぺん型っつうか、胴体がぶっといくせに、足元が少しすぼまってて、安定がよくないのよね。その上ラックのちょっと高いところに鎮座してるもんだから、コケるとダメージがでかい。

ってことで慌てて押さえたんすよ。揺れてるさなかに。揺れの初動(P波ですな)からしてけっこうでかかったから、『こいつは来る!』と踏んでたら案の定ってやつで。PC の前に片膝立てて座り込んで、PC をはっしと掴んださ。直後に大揺れスタート(S波)。まぁ激しい揺れだとは思ったけど、振幅はそんなになかった感じ。前にテレビで見た地震の体験装置の揺れは、ストロークが今回の地震の比じゃなかったなぁ。あれならマジで恐怖だわ。阪神淡路大震災がそんな感じだったのかな。

「大地震はいつまでも続くくらい長く感じる」ってのは本当だったわ。実際、長くて15秒台程度だったと思うけど、『いつまでこうしてなきゃなんないんだ〜』って思ったよ。んでその態勢で机の上の17インチ液晶モニタを見たらあんた、もう面白いくらいにダンシングモード発動だし。右手は PC にかかりっきりだったんで、左手でモニタを押さえたんだけど全然危ない。てなわけで机の上にモニタを伏せる形で、そーっと倒しといた。揺れてる最中に。

こう書いてみたら、やっぱ長かったんかなぁ揺れてる時間。20秒台行ってたかもしれん。

今日になったら、なんか新幹線とか夕方まで運休だったらしくて。そうだよなぁ車両も線路も駅も、全部点検しなきゃなんないもんな。こうしてこれからも、新幹線の乗客死亡ゼロ神話が作られていくわけですよ。ちょっとの間の運休は、そのための対価ってことで。

てか職場の上司が数人まとまって、昨日、東京に日帰り出張してきたのよね。上司の皆様が八戸に帰ってきたその深夜に地震があったってわけで、1日ずれてたらえらいことになってたわ。上司がほとんどいないんじゃ仕事になんないし。まぁそこらへんも不幸中の幸いでしたわ。

銘板
2008.7.18 金曜 前日に飛ぶ
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鏡音レンのナイスな癖

今日も『イダルゴ』無限ループの日。

鏡音レンはちょっと不思議な Vocaloid かも。去年から発売されてるボカロは Voccaloid 2 っつうエンジンを積んでるんだわ。これ、先代(単に Vocaloid と呼ばれてる。日本語対応だと MEIKO と KAITO。一般的な Vocaloid の意味とごっちゃになるけど、前後の文脈から判断してくださいませ)よりも各段に音質が上がったんだけど、まだ問題点があってさ、Vocaloid 2 って、2声以上でコーラスやると、声がくぐもりがちになるんだわ(初音ミクもそういうところがあるけど、特に Sweet Ann で顕著だったりする)。

たぶん Vocaloid 規格の、独特の声の波形にあるような気がする。まぁおいら Vocaloid の波形なんか見たことないけど(普通の音の波形の見方さえ知らないけど)、どうもそれが、微妙に音程が違う2つの音で、独特の不自然な部分が重なり合って目立ってしまうんじゃないかと思うのよ。

でもね、なぜかレンだとそうゆーことになんないっぽい。『イダルゴ』でもご多分に漏れずコーラスが多用されてるんだけど、くぐもりが特に見受けられない。コーラスが綺麗に表現されてる。まぁ鏡音リン・レン act.1 ははじめからある程度くぐもってるっちゃそうだけどさ。

いや、コーラスでのくぐもりは Vocaloid 2 の宿命だと思ってたもんだから、なんかちょっと意外で。レンとセットの鏡音リンはどうなってるんだろ。リンの曲はおいらは聞き込みが足りんから、まだ何とも言えんな。

心配なのは、現状でこういういいところが出てきたわけだけど、この良さが、アップデート版の act.2 で元の木阿弥になってしまうんじゃないかってとこ。そこらを回避してくれてるといいなぁとか思っちゃったりして。

銘板
2008.7.19 土曜 前日に飛ぶ
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新作構想

ちょっとひとつ、JavaScript で出来そうなやつを考えついた。頑張って作ってみようと思うけど、作っていく先々を考えると、なかなか難しそうで。

けど頑張れば出来るような気がするんで、いっちょやってみようかと。何をやるやつなのかはまだヒミツってことで。途中で諦めて投げるかもしんないんで。

ちなみに世の中の役に立つような殊勝なものじゃけっしてないですww

銘板左端銘板銘板右端

JavaScript とかで作ったものって、一般的になんて呼べばいいんだろ。「プログラム」ってほどじゃないからなぁ。まぁプログラムと呼べないこともないけど、おいらが作った程度のをそう呼ぶのは、プログラマーの人たちに悪い気がする。

「スクリプト」かなぁ。どうもいまいちピンとこないなぁ。

職場で、作業を支援するやつをたまに作ったりするんだけどさ。JavaScript とか Excel 関数とかで。Excel の IF 関数で作ったくらいのやつなんか、もう絶対に「プログラムってレベルじゃねーぞ」なわけで。「ツール」が正解らしいけど、なんかそれも感覚的にちょっとアレかなぁ、と。そんなわけでとりあえず「ロボ」と呼んでたり。おいら的にはそこらへんでようやくしっくり来た感じw

銘板
2008.7.20 日曜 前日に飛ぶ
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リンの必殺曲

ありり? 紹介したと思ってたら、忘れてたみたい。

いやいや、この前、しばらく立ち位置が見つからなくてキビシイかもなぁなんてことを書いちゃった鏡音リンなんだけど、いや、おいら的にツボな曲をひとつキープしてたのよね。それを act.2 で作り直してくれたみたいで。

【鏡音リンACT2】 HEART BREAKER 【ACT1比較付】(YouTube)

これちょっとたまんないっすよ。

道は遠く険しいけど

 進むしかないの

 行け! 行け! 行け! 果てまで!

 届け 遙か 闇を 照らせ

のあたりが最高だす。ていうかリンの調教もいいんだけど、リッチでタイトなインストがたまんね。悪意と下心をチラッと感じさせる複数のリフが絡みあうのってイイよね〜。ホーンとキーボード、ベースとキーボード、ボーカルとキーボード、ボーカルとホーン……。気持ち良すぎるよこの曲。いろんなタッグがそれぞれ見せ場を作って飽きさせないよ。

リンの調教で言えば、上に書いた歌詞の最後のところで、かすかにだけど「振り絞るような声」っつうか「割れ声」を Vocaloid で再現してるのがオドロキですよ。実はリンレンは、そうゆーパラメタをデフォルトで装備してるんだろか。

リン、お子ちゃまな表向きのイメージと違って、意外とこうゆうプログレっつうかハード&クールな路線が似合うなぁ。こりゃたぶんミクには出来んわ。MEIKO もハードロックを歌い込めるけど、アツい曲に合うんだよね。"HEART BREAKER" の路線が、リンの本当の居場所なのかもしれんなぁ。パッケージ絵のイメージはシカトっつうことで。

一般ウケしないジャンルなのがアレだけど (-_-;)

ハードロックってなんで世間一般にウケないんだろ…… orz

銘板
2008.7.21 月曜 前日に飛ぶ
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"Burning Like a Volcano"

てことで2回目の紹介になるけど、やっぱこれは外せませんですよ。

【MEIKO】Burning Like a Volcano/逆襲のMeiko(YouTube)

HR/HM のガッツンガッツンに硬い音は、いつ聴いてもエエもんですなぁ〜。で、なんとこの名曲、ピアプロに行くと超高音質版がタダでもらえるのよ。作者さん太っ腹だ〜。おいらとっくに自分用のを落としちまったぜ。リンクはこちら

銘板
2008.7.22 火曜 前日に飛ぶ
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絵師経歴

すっかり忘れてた栄光の過去を思い出しちゃって。

いやね、おいら今でこそアレだけど、昔はこれでもけっこうブイブイ言わしてたことあるのよ。絵画で。うん。今さら言ったってしょうがないことなんだけど、せっかく思い出したもんだから。

小1の頃から神童ぶり発揮しまくり。なんかこう、図画工作で特別扱いされたりして。国語とか算数の時間でも、クラスで一人だけ絵を描いてるように先生に言われたり。高学年になっても、あるとき写生大会を風邪で休んで、そのあと妄想で描いたやつが何かの賞に出品されて入選したり(←全然写生じゃない)。ついでに工作でも、居残りさせられて何か作らされたっけ。

そして運命の中学進学。当然過ぎるくらいに当然、おいらは絵のうまさを鼻にかけてた。『かなうやつはおらんだろ』ってなノリで。したらクラスに、他の小学校から来たダントツに絵がうまいやつがいて。まさに異次元のうまさ。「歯が立たない」なんて甘っちょろいもんじゃない。そんで一瞬にして戦意喪失(打たれ弱かった)。つうか彼のはイラスト系だったから、美術寄りだったおいらの方向性とは違ってたのよね。だから焦る必要なんてなかったのよ。今さらだけど。

さらに追い討ちをかけるように、美術の先生が初老のくせに度を超したロリドスケベ野郎で、女子ばっかし露骨に贔屓しやがった。彼は男子生徒なんて存在は「邪魔な敵」としか認識してなかったっぽい。あと、彼がうちのクラス担任の若い女性教師をモデルに、粘土で頭像を作ってたことに至ってはもう、かなりヤバかったっつうかキモかったっつうか。ご丁寧にメガネ(フレームのみ)まで再現してたもんなぁ(嘔吐)。頼んでモデルになってもらったんじゃなく、勝手にやったらしい。担任にそのことを話したら初耳だったみたいで、めちゃめちゃ複雑な表情してたよ(催す吐き気を生徒の手前、必死で隠してるみたいな)。その美術教師のせいで、美術そのものに嫌悪感さえ持っちまったよ。

で、小学生の時は唸るほどあった絵画へのモチベーションがガタ落ちのまま、今に至る、と。その間に腕前もセンスも着実に落ち、今じゃ画力は「ヘタ」の部類にまで悪夢の降格…… orz

まぁ中学の時点で諦めたのは正解だったかも。高校に入ったら入ったで、さらにずば抜けた才能がいたからなぁ。彼、在学当時から絵が一般に売れてたし(1枚15万円くらいだった)。今、プロの画伯だし。思い返すと、ちんまい才能でチヤホヤされて天狗になってた自分が滑稽ですな。

いやさ、ニコニコ動画を見てると、見事な絵を発表してる人たちがほんと羨ましくて。今からでも絵を勉強すれば多少でも盛り返せるかもしんないけど、ヤル気がどうしても湧かなくて。

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今思うと、小学生のみぎりのおいらの「画力」、かなりアヤシイもんだったんじゃないかとか。線はヨレヨレだったし、色使いも特にいいセンスだったとは思えん。唯一、遠近法ができたってことだけが評価されたんじゃないかな。遠近法ひとつあるなしでリアル感が全然違うからなぁ。

実際、低学年の時の作品と高学年の時のを今思い出して比べると、技術的に大して進歩なかったし。それ以上の技術を誰からも教わんなかったし。誰も教えてくんなかったし。人から教わるもんだとさえ思ってなかったし。

ただ歴代の担任の先生方が、おいらの描きかけの絵を見るごとに異常にコーフンしていろいろイミフな指示を出してたけど。「ここはもっと力強く!」なんてアバウトな指示、分かるわけねーべ。まぁ結局、どっちにしろ早晩行き詰まる運命だったってことでひとつ。

銘板
2008.7.23 水曜 前日に飛ぶ
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昭和の問題教師あれこれ 1

昨日の変態教師の話で、もひとつ思い出したことでも。ここ10年かそこら、「教師が壊れている」みたいなことが言われてるじゃないの。けど実は、今に始まったことじゃないんだよね。今は監視の目が厳しくなったから、教師の問題行動が表に出てくるようになったってだけだと思うよ。だから理性が生きてる大部分の教師は、自分がそれで破滅することを警戒して自らを律して、むしろマシになってきてるのかも。

おいらが義務教育を受けてたみぎり、学校教師はまだ無条件に社会から信頼されてた。でも、腐った教師は確実にいた。で、その腐り切った発言や行動は、「しつけ」「教育の一環」と言えばそれで通ってしまってた。つまり、問題教師野放し状態。

なんか知んないけど、中年の女性教師が小学校、中学校で1人ずつ、かなり陰湿な被害妄想的な何かに取り憑かれて、なぜか決まっておいらをターゲットに選んで執拗にいじめたんだが。よくそんなの考えつくなぁって感じの言いがかりをいちいち付けて。

んでまぁ今の子ならそれを親に言って、親が校長やら PTA 会やら教育委員会やらに文句付けると、学校側は直ちに居住まいを正すってな構図みたいだけど、当時、教師は社会から絶対的に信頼されてたからね。うちの親なんかそんな教師からの、おいらに関するウソッパチ評価を鵜呑みにして、通信簿の連絡欄に「どうぞビシビシ厳しく指導してやって下さい」なんて書いてしまってさ。新学期が始まる朝、通信欄に書かれた親の裏切り文書を見て絶望したもんさ。案の定その問題教師、それを盾に勝ち誇ってますます暴走エスカレート。もう誰にも止められないってやつ。親も絶対だったから反論できなかったし。あの頃はツラかったなぁ。

あと、小学校の高学年の時の先生だったんだけど、うちのクラス担任じゃなくてホッとしたってやつ、あいつもひどかった。いや、爽やかなんすよ。他のクラスの子に対しては。ていうか他の先生が見てる時は。外ヅラがいいってやつで。で、おいらは外ヅラに騙されて「いい先生だなぁ」とか思ってたんだけど、そのクラスになった友達はもう休み時間ごとに愚痴こぼしまくり。

とりあえずロリ。自分のクラスの女子児童にやたらちょっかい出してたらしい。学校に黙って、クラス内で時々アンケートをやってたらしいよ。第二次性徴に関するw バレた時のことを考えて、一応クラス全員から平等に取ったらしいけど、目的は目当ての女の子の発育状況の観察だったらしい。

あとこの先生、偏向した性欲だけじゃなく権力欲も強かったみたいで、校長ウケのための点数稼ぎに精を出してたよ。学年ごとの合唱コンクールでソロパートを無理矢理作って、自分とこの児童に歌わせたのは序の口。

自分のクラスの児童を説得して(脅して)利用するのがいつもの手口。さらなる陰謀の舞台となったのは弁論大会。この先生、2年連続で6年生担当でさ、まずは5年生だった時のおいら、地区の弁論大会で優勝したとかいうのを体育館で聞かされたのよ。全校生徒の前で、彼が標的の児童に仕込んだ「芸」は披露された。

上半身を激しく動かし、拳を振り回し、演壇をぶっ叩き、自らの体験と主張を泣き出さんばかりに絶叫する1コ上の女子児童がそこにいた。その超オーバーアクションは、それから半年くらい学校中でネタにされるくらい強烈だった。どう考えても、東北の奥地の小学生が自分でその演出を考えたとは思えなんだ。

でさ、そのコは転校生でさ、その孤独感や辛い気持ちや自分なりの解決を述べたんだけど、あの時は「作文がすごくうまい人なんだなぁ」って素直に信じたねぇ。オーバーアクションを置いといても、作文は見事だったよ。とても小学生が書いたものとは思えないほどの完成度で。その1年後、その作文はほとんど問題教師の「作品」で、児童のオリジナルは「原案」程度でしかなかったことを理解するわけだが。しかしそれからずっとその弁論を学校中でネタにされて、彼女もツラかったろうなぁ。転校生っつう逆境をいったん自力で克服したのも束の間、まさにそのことを担任の野心の道具にされて元の木阿弥とは……。

次の年。おいら6年生。地区の弁論大会で、また例の先生のクラスの児童(今度は男子)が優勝した。で、凱旋公演みたいなノリで、全校生徒の前でお披露目。この子、おいらの遊び仲間でさ。どういうやつかは分かり切ってたんだわ。クラスが別々になってしまったんであんまし遊ばなくなったんだけど、その頃はますますそいつと疎遠になってしまって、寂しかったんだわ。実は問題教師の秘密特訓を受けまくってたんだけどね。そんでそいつがステージで、前年の女の子と全く同じ振り付けの超オーバーアクション&大絶叫だもんなぁ。前年のアレの再現。

その友達は、大勢の前でアツく自己主張するなんて、そうゆうノリのやつじゃ決してなかった。それと、お世辞にも作文がうまいとは言えなかった。しかし彼の口から飛び出すツバとともに語られるのは、あいつが書いたとは到底思えない、あたかも大人のような、流れるような文。もはや、問題教師が原作を9割方書き換えて、振り付けに演技指導までの万全のサポートをしてるのがバレバレだったよ。

もちろんというか、その友達はその後、みんなから散々真似されてからかわれた。でもそうなるたびにそいつは泣きそうになって黙ってた。実情を知りたがるのはタブーな気がして。結局何がどうなってたのかっつう真相は、おいら訊けずじまいだったよ。恐らくあの先生に脅されて(子供には大人の脅しはよく効くからな)、舞台裏のことは一切口封じされてるんだろうってのは察しが付いたよ。結局は誰もその秘密を知ることができなかったんだから。

学校の弁論大会の出場者ってのは大抵、けっこう棒読みベースでしょ? 演説・弁論の素人なんだから。しかも子供が書いた原稿だから、担任が多少添削したとしても、やっぱ技巧的には拙いわけで。点数を稼ぎたい問題教師はそこで、行き過ぎた指導を易々とするわけですよ。ここまでがバレバレの話。ここからは推測だけど、猿回しみたいに上下関係をはっきりさせて反抗できないようにして、飴と鞭でひたすら調教して、児童そのものを彼の作品に仕立てちゃってたんじゃないかと。

そうなると本番の大会だと、インパクトが強烈なわけですよ。どう見ても生徒そのものの弁論じゃなく、生徒は弁論大会の傾向と対策を知り尽くした大人の戦略でドーピングしまくってるのが丸分かりなんだけど、証拠を嗅ぎ付けるなんて面倒は、審査員はしませんなぁ。で、結局ダントツだからってことで優勝しちゃう、というカラクリかと。

多分に黒い疑惑まみれなんだけど勝ちは勝ちってことで、校長先生が喜ぶわけです。校長だって現ブツを見てアヤシイとは思ってたろうけど、確たる実績が上がってる以上、強くは言えませんですな。そうして問題教師は点数を稼ぐわけです。その足元で犠牲になった子が泣いてることなんて全く気にせずに。

長くなっちゃったんで、他のネタは後回しにしますかね。

銘板
2008.7.24 木曜 前日に飛ぶ
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新型 JavaScript ロボ製作中

問題教師のネタを続けたかったんだけど、今日はもう時間がないんで。

今ね(これ書いてるの7月31日)、この前ちょっと言った JavaScript ロボにハマってんのよ。まぁいろいろ妥協しつつ、基礎的な部分は完工率 60% ってとこかな。でも基礎が終わってからもけっこう大変そう。けど熱意が醒める前に一気に作っちまおうっと。さぁ正念場だぜ。

銘板
2008.7.25 金曜 前日に飛ぶ
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半月

なんとなく R25 の「男の手タレ」の記事を読んだのよ。そんでふと自分の手を見たらですね、

爪の半月がなくなってる!

いつの間に……。ちゃんと食ってるんだけどなぁ。もう食い過ぎなくらい。インスタントばっかじゃなく。そしたらこれは、生活リズムの乱れってやつでしょうか。乱れまくってるもんなぁ特に睡眠のリズム。平日は明け方や宵の口に就寝だもんなぁ。で、起きるのは朝7時。週末になるといつ寝ていつ起きるやら。

こうしてあらためて自分の手全体を見ると、爪に半月がないのって、なんかちょっと物足りんですな。

銘板
2008.7.26 土曜 前日に飛ぶ
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昭和の問題教師あれこれ 2

ほんじゃまた昭和の問題教師の思い出ネタを続けますわ。

しかしまた、なんで義務教育現場にロリ教師なんてのがいたんだろ。もしかしてそれの欲求を満たすために小中学校の教師になった人とかけっこういたのか?

いやあの、前に触れたの以外にもそうゆーのがいてさ。うち、小学校は4クラスだったのよ。で、まぁ有名なアヤシい先生(2008.7.23)のクラスになんなくてよかったといえばよかったんだけど、実はうちのクラスの先生もそっちだったことが発覚して (-▽-;) 学年の担任の半分がロリって一体……。

まぁ今だったら「ロリ教師」っつうジャンルが確立されてるから(どんなジャンルじゃ)、問題があればすぐさま「ああ、あの先生はそうだったのか」とカテゴライズできて、前例に沿って対処もできるんだろうけど、昔はそこらへんは社会の暗部というか、未分化の事象というかで、「臭いものにはフタ」的な対処しか出来なかったっぽいのよね。

てことで、先生は社会的に信用されてたし、問題が出てもそうゆー先生たちは基本的に放置されてたよ。校内レベルで何らかのペナルティはあったのかもしんないけど。もしかしたら、実態を知られてその社会的信頼を失墜させないために、先生方はかばいあって、身内の不始末を否定し続けたのかも。分からんけど。

けど、起こることは起こるわけで。いやあの、うちのクラスの女子が放課後に、なんかすごく騒いでたのよ。盛り上がってたから話の輪に入っていったら、そこで知らされた驚愕の事実。

その日のプールの時間の後の着替えでさ、女子があらかた着替えが終わったあたりで、担任がいきなり入ってきたそうで。女子がみんな凍ってたら先生、「着替えは終わったか?」。先生の近くの女子が「終わりました」と答えたら先生、「パンツ履いたか?」。女子、質問の真意を測りかねたけどとりあえず「履きました」と返答。そしたら「本当か?」「本当です」「どれ、見せてみろ」。

……、

……、

……。

結局見せずに済んだみたいだけど、女子児童が受けた衝撃はすさまじかったらしい。ていうかおいらも衝撃だったよ。あの先生がそんなことするとはなぁ。夢とは何か、理想とは何か、なんて語る先生だったんだぜ。それを基準に、現実の有り様や人としての振る舞い方とかも教えてくれた先生だったんだぜ。全てがもう一気に崩壊だよ。まぁ、理想と現実のギャップってやつを、身を以て教えてくれた人ではあったな。全然フォローになってないけど。

あとねぇこの人、特定の女子に目を付けてたよ。うん。クラスの中で、大人しくて発育が早めの三田さん(仮名)がお好みだったらしい。先生、彼女をなにかと贔屓してるなぁってのは雰囲気で分かってたんだけど、それがはっきりしたのは運動会の役割分担の会議でのこと。

「接待」って仕事があってさ。来賓や先生方にお茶を出す仕事だったらしいけど、しかしまたなんでそれが児童の仕事なんだろ。まず学校側のそのセンスがすごい。で、それを6年生にさせることになってて。その会議じゃまず「接待って何?」ってところでみんな引っかかってしまって、先生の解説が入った。んでまぁヤカンの麦茶を茶碗についで来賓に出すだけならオレでもできる、ってなことで男子が何人か立候補したんだけど(ラクそうなんでおいらも立候補した)、先生によると「女子がやるもんだ」。

え、そうなの? 先生そらまたなんで?

「男がついだ茶なんて飲めるか。雰囲気が大事なんだ」

はい??? 別にお茶の味には関係ないんじゃ?

「先生だったら三田さん(仮名)がいいなぁ」

指名入りました〜。って誰もあんたの好みなんか訊いてねー!!

もうその頃はこの先生がそっち方面だってのがバレバレだったんで、「あーやっぱり」って感じだったな。教室内はもう隠す様子もないって感じで、「うっわぁ〜 (-o-;)」なんてドヨメキに包まれたよ。

おいらが成人してから、2歳下の同じ小学校出身のやつと話してさ、その先生の話題になったらそいつ開口一番「ああ、あの変態教師!」。うちらのクラスのこと学校中に知れ渡ってたんか。それともおいらが卒業した後も、何かとラジカルなことをやらかし続けたんだろか。

いやーしかし、やっぱちょっと異常だったわあの人。だって当時で50歳くらいだったんだもん。性欲が暴発しがちな若者ならともかく(暴発していいわけじゃないけど)、その歳でその性癖はなおさらヤバいんじゃないのか、と。

なんかねぇ彼、若い頃に徴兵されて、人の殺し方を学んだらしいのよ(実際に戦地に赴いたかどうかは不明)。『フルメタル・ジャケット』(1987)じゃないけど、軍事教練ってほんと厳しかったみたいで、正気じゃやっていけなかったみたいなのよね。で、大なり小なり壊れる人たちが出たみたいでさ。

状況証拠から関連づけちゃうのも乱暴な話だけど、長期の潜伏期間の後に壊れた人をもう一人知ってるもんだから。こちらさんは、尋常小学校卒業→旧陸軍の高射砲学校→正式入隊のコースを辿り、多感なティーン時代を軍人として配属先で過ごして終戦を迎え、ずーっと経ってから児童虐待が趣味になった。この2人に共通してたのは、歳を取ってからその症状が出始めたってこと。50歳あたりから感情の暴走が始まるらしい。

壊れるか壊れないかは人によるだろうし、その教育をした方にとっては、目の前の戦争にまず勝つことが目的で、個々の兵の生き残った後の人生なんてどうでもよかったとは思うが(勝つか負けるかで全員のその後の人生は大きく変わるしな)。まぁ昭和時代ってのは、バブルのあたりまででも、そういう意味でまだまだ「戦後」でしたな。彼らはずっと戦地で戦ってる気分だったし。てことでその先生にちょっと同情できる部分もあるっちゃあるんだけど、その害を受けさせられた人には、一体誰が同情してくれるんでしょか。つか戦争や軍事教練のせいにすれば、そこから何十年も後に何してもいいってわけじゃないよな。

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2008.7.27 日曜 前日に飛ぶ
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昭和の問題教師あれこれ 3

ヤバい教師もいたけど、もちろん人気教師もいたよ。けどその人気の取り方がなぁ。

霊体験やオカルトを授業中に長々と語るっての、どんなもんでしょ。

今回は中学の先生。そのあたりの子供って、そんな話が好きじゃないですか。だからって自身のそうゆー体験談はどうかと。なんかその先生、大学時代にそっちにハマってたらしいのよ。んで、噂の心霊スポットに出かけていっては凄い体験をしたんだそうで。

人の趣味にいちいちツッコミ入れるのは野暮だけどさ、いやあの、大学生なんてもう大人でしょうが。なんでハマるのか、今思い返すといささかイミフだったりして。おいら的には、そういうのって当事者の話だと思うのよね。自分の大切な人と死別した人にのみ許されるファンタジーというか。だから、そんな部外者立ち入り禁止な話に、何の関係もない人が興味本位で首を突っ込む感じがど〜もね。

それを教職者の地位にある人が、得意げになって職務中に語るのはちょっとねぇ。まぁ「人気を取る→授業に集中させる」って効能はあるのかもしんないけど、「教師として生徒から尊敬を集める」とは行かないんじゃないのか、と。そっちが特に好きな少数の生徒からは尊敬されるかな。「生徒に親しみを感じさせる」ってのも考えられるか。けどそれを特に好きじゃない生徒は確実に引くと思うが。まぁ結局、何考えてんだかよく分からん人でしたわ。

あ、そういや高校でもいたわ。体育の講師だったんだけど、授業の前に語ってたわ。上で言った教師と同じく、大学時代にハマッた心霊体験談。でもそれが効くのは中学生までだね。体育すわりで聞かされながらおいら、心の中で『こいつ何しに大学に行ってたんだよ』『そんなのどーでもいーから早く授業(バレーボール)始めてくれよ』『ムハムハおスケベ体験談じゃねーのかよケッ』ってひたすらツッコんでたよ。醒めまくり。

ちなみに高2の時に教育実習で来た保体の先生、フーゾク店に入り浸りでさ、保健の授業中その話ばっかw 男子生徒には大人気だったけど、女子には蛇蝎の如く嫌われてたっけww

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2008.7.28 月曜 前日に飛ぶ
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昭和の問題教師あれこれ 4

今日は問題教師ってわけじゃなく。学校の方針上仕方なかったんだろうけど、「学年によって態度を変える先生」ってのも見ててイタかった。中学に入った頃、1コ上の人から教えてもらったんだわ。「今度1年生のあのクラスの担任になったあの若い男の先生、めちゃめちゃヘタレだぞ」と。「いつもヘラヘラしてて、つまんないダジャレを言っては生徒の機嫌を伺ってる」と。「はっきり言って楽勝」と。

んでそのクラスのやつに様子を聞いたら、「すんげぇ恐いよ〜」だとさ。気に入らないとすぐに怒鳴るんだそうで。いつも不機嫌そうなんだそうで。

けど先輩たちはそのことを知らないわけで、ある日の放課後、先輩たちに呼び止められた。「おいゆんず、あそこにあの先生いるだろ。ちょっと『グリコ!』って言ってみ」って笑いをこらえてるんだよ。その先生、グリコに関して上の学年でからかわれてたみたいで。で、当時おいらはその先生が恐くなったっつう情報を信じてなかったもんで、30メートルほど離れてるその先生に向かって、何の疑いもなく「グリコォォォォ!!」と叫んだんだわ。

したら先生、こっち振り向いてかわいく照れ笑いだよ。おお、やっぱ恐くないんじゃん。んでおいらの顔をよく見て1年生と分かった瞬間、鬼神の形相に早変わり。不機嫌そうに早足でその場を去っていったよ。なんか彼の複雑な立場を少しだけ理解してしまった。うん。

きっと先生、新学期に当たっての職員会議で、方針の大転換を迫られたんだろうなぁ。先生としちゃ「友達みたいな先生」をやりたかったんだろうけどなぁ。

おいらの同級生で、今、教師やってるやつがいるんだけど、そういうキャラ付けって先生同士の話し合いで決まるらしい。で、その同級生、「オレ『恐い先生』の役をやってるよ」だそうで。でまぁそういうのが学校側の仕込みだってのはいいとしても、その舞台裏が普段から見えちゃうってのは、やってる方も見てる方もツラいものがあるわけでして。

その面倒な事態になった先生は、そのままおいらたちと同じく学年を上がっていったんですな。「恐い先生」の役のまま。でもおいらたちはこのキャラが仕込みだと知ってた。分かった上で付き合ってあげてた。てことで、卒業を控えたあたり、これからはあの先生の天下になるだろうと思ってた。ところが土壇場で大どんでん返しが待ってた。

どっか外国の日本人学校に転勤だとさ。かなり突然決まったらしくて、彼はおいらたちの卒業式に出られなかった。で、裏話があったぐらいにして。この先生ね、その年ね、隣の中学の女性教師とデキ婚したのよね。まさにデキちゃったから慌ててってな感じで。デキ婚なんて今じゃ当たり前だけど、当時はある意味反社会的な行為だったのよ。極端な話、「処女妻」が理想とされてた時代だったし。「婚前交渉」なんて言葉がまだ生きてたし。それが、社会の規範たる教師同士でこれはちょっとアレですなみたいな空気で。

それでトバされたらしい。

それにしてもまたずいぶん派手なトバされ方だなぁ。そこまでしなくたって。彼にとって、八戸での短い教師生活ってろくな思い出になってないような気がする……。年齢を考えるとまだ現役のはずだけど、遠い彼の地でも、いまだに「恐い先生」を演じ続けてるんだろか。

銘板
2008.7.29 火曜 前日に飛ぶ
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昭和の問題教師あれこれ 5

中2の担任(変態美術教師に、勝手に作品モデルにさせられた先生)が手術で2週間くらい休んだことがあったのよ。膵臓に異常があって、授業中、そのあたりに痛そうに手を当ててたこともあったよ。

とゆーことで、臨時教師が派遣されてきた。

こいつがクズ野郎で。赴任当初、質問してもいいよってことで、誰かが「前はどこの学校にいたんですか?」と訊いたわけ。そりゃ興味津々ですな。したらどうも1年か2年周期で市内のいろんな中学校を点々としてきて、今はどこにも所属してないとか(市教育委員会預かりってことかな)。「なんじゃそりゃ」って思ったんだけど、要は問題教師すぎて、どこでも手に余ってタライ回しにされて、挙げ句に干されてたってことらしかった。

まぁそれが「熱血すぎて」や「繊細すぎて」ならまだ良かったんだけど、たぶん「性格がひん曲がり過ぎて」。

義務教育って、生徒への「罰」が付き物じゃないですか。当時は体罰容認だったけど、この先生は非暴力派だった。けどその罰は度を超してたよ。イビリ。生徒の顔にマジックで落書きだぜ。それをやたら楽しそうにやるんだぜ。マジで楽しんでやがったし。やられた生徒はその顔でずっと授業を受けるんだぜ。休み時間に顔を洗っても落ちないんだぜ。これもまた精神的暴力かと。殴ってくれた方がまだすっきりするわ。

あとね、つまんない自慢話が多すぎ。ランクル買ったとかで延々とその話。霊の話(2008.7.27)の方がよっぽどマシだったよ。てか干されてるくせになんでランクル買えるんだよ。実家どんだけ金持ちなんだよ。

なんかねえ、タライ回しされたり干されたりする理由ってのが、本人が全く理解してなかったっぽくてねぇ。行く先々でこういう扱いを受けるとなると、人としては普通、自分に理由を求めるもんだと思うんだけどねぇ。ある職場で不本意な評価を受けるってのは、たまたまそこの上司と反りが合わないってのも考えられるけど、タライ回しってことは、どこででも万遍なくそう評価されてきたってことで。どう悩んだって自分に理由があることが明らかなわけで。

何がよろしくないのか、というのは聞かされてるはずだと思うが。

銘板
2008.7.30 水曜 前日に飛ぶ
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昭和の問題教師あれこれ 6

露骨に権力欲に燃える先生って、ちょっとなぁ。その手の先生は 2008.7.23 で紹介したけど、もう一人いて。それがまたしてもうちの学年だったりして(小5と小6)。ロリとロリ権力と権力。全4担任中3人が問題教師…… orz

今回の先生はね、なんてーかこう、毎日がいろいろと面白くなかったみたいで、ことあるごとに同学年の他の先生を遠回しに非難してたそうで。自分のクラスの児童を相手に。それって教師として基本的にやっちゃいけないことかと思うが。うちのクラスのロリ担任もたまにやってたけど。お互い仲が悪かったんですな。てことで、そのクラスの奴らはどことなく他のクラスを見下した雰囲気があって、おいらとしてもあんまし面白くなかったわけです。

けどまぁ「一生懸命な先生」と言われておったんですよ。外部からのイメージはそんなに悪くはなかったんですよ。そんで、後で妹のクラスの担任になったのよ。その時は何も聞かなかったんだけど、数年前に妹とその先生の話題になったら、「あの先生はひどかった」とか言い出すんだわ。どうも自分の環境への不満が年々エスカレートしていったみたいで、先生の愚痴りタイムになると、聞いてて気分が悪くなってしょうがなかったそうで。

そんで、その話題の決めゼリフはいつも「オレはこんなところでくすぶってる人間じゃないんだ!」だったそうで。

……、

……、

……。

あの、「こんなところ」呼ばわりされた子供たちの気持ちを、少しは考えてはもらえなかったんでしょか。

妹から件の話を聞いた時の話題のきっかけってさ、この先生が昇進して、地元の新聞に載ったからだったんだわ。市教育界の最高幹部にまで上り詰めて、顔写真まで出て。積年の悲願を果たしてさぞかし満足だったことだろよ。

口先野郎じゃなかったってことは評価できるけど、なんかこう、その原動力がドロドロの権力欲だったと知ってしまうと、素直に「おめでとうございます」なんて気分になれんくて。

銘板
2008.7.31 木曜 前日に飛ぶ
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昭和の問題教師あれこれ 7

ようやくこの、今さらどうしようもないシリーズも大団円となり申した。不快な話にお付き合いいただきまして、まことにありがとう存じ上げます m(_ _)m

ということでトリを務めるのは、やっぱし校長先生しかいらっしゃらないでしょう。うちの中学の校長、かなりアレだったよ。あのさ、おいらの4歳下のいとこが中学に入学したとき、校長先生が入れ替わったんだそうで、それで入学式での新校長の挨拶、前校長のディスから始まったらしいw で、「私はその悪い流れを断つ」みたいな演説をかましたそうで。やってくれるなぁ。

うちの中学は荒れてたみたいでさ(それが普通だったんで、「荒れてる」とかおいらにはよく分からんかった)、生徒が万引きだの恐喝だのでよく補導されてたらしいのよ。市内で一番補導されてた中学校だったらしいのよ。市街地が学区だったからってのもあったんだろうけど、学校側が犯人とその保護者に注意するだけでコトを毎回終わらせてしまって、再発防止の改善策を全く施さなかったのが一番の理由だったらしい。で、当事者じゃない保護者たちにはその事実は伏せられたまんまだった、と。

そんで後から赴任した新校長、そこらへんを入学式で、新入生と保護者に洗いざらい暴露した、と。うむー、そのダイナミックな現場に居合わせたかったww

あと、生徒の体育の服や上履き、カバンとかの学校指定業者と癒着してたそうで。もう何でもありだな。そういやうちの学年から一般的な学生カバンが禁止になって、学校指定のダサいリュックが義務になったよ。ひとつ下の学年から、手提げバッグまで指定になったよ。あそこらへんの動きも全部、何も知らぬ生徒や保護者は、校長の黒い思惑に従わされてたってわけか。

「校長先生のお話」もな。ご多分に漏れず話が長いのよ。面白けりゃ長くても一向に構わないんだけど、徹底的につまんないのよこれが。取り留めないのよ。話の構成がグダグダで、何を伝えたいのか誰にも皆目分からん宇宙演説で。まさに時間の浪費でしたなぁ。まぁ全校朝会だと1時間目が半分くらい潰れたから、その意味じゃ良かったっちゃ良かったけど。

何百人も直立不動で聞いてると、ときどき貧血で倒れる生徒が出ますな。校長の見解:「倒れる方が悪い」「集中していないからそうなる」。だみだこりゃ。何を考えてたのか、ときには倒れた生徒を壇上から厳しい目をして無言で指差したりして。意味分からん。

この校長、デフォルトで異常なまでの話し好きだったらしくて。なんか校長室でいっつも誰かと電話で歓談してたらしくて。当時は電話線の敷設って高かったのよ。だから学校には1本しか電話線がなかったのよ。それを分配して、校長室や職員室、保健室、校内の公衆電話なんかで共同で使ってたのよ。ケータイなんてこの世に影も形も存在してなかった頃だし。

参観日があったりしますな。うちの中学は中心街が学区とは言え、市街地の広さなんてたかが知れてて、学校は田んぼの真ん中にあったのよ。近くにバス停もない。授業参観が終わった親の多くは、学校からタクシーを呼んで帰りたがったけど、できなかったそうで。だって校内の公衆電話、ずっと「話し中」なんだもん。

親御さんたち、事務の人に「電話がおかしいんですが」と言ったところ、校長が毎日ずっと電話を使いっぱなしでふさがってるんですすみません、と謝られたそうで。そうかおかしいのは電話じゃなくて校長か。校長、自ら保護者に大迷惑かけまくり。こいつが生徒や保護者をどの程度大事に考えてるのか、この話で大体分かったよ。

っつうか職務中に電話しっぱなしって、それ職務怠慢そのものだろ。職員さん、教育委員会にチクればよかったのに。ていうかチクろうにも1本しかない学校電話を四六時中占拠されてちゃ、教育委員会の営業時間中に連絡取れんわな。校長、完全犯罪……。それにしても一体いつも、誰とそんな長電話してたんだろ。相手も暇だなぁ。それと、うちの中学はこの非常識校長のせいで電話がないのと同じ陸の孤島状態だったんで、緊急連絡の手段が実質存在しなかったわけですな。

振り返ってみるに、まったくひどい環境で義務教育を受けてしまったよ (-▽-;) まぁそんな中でも、人間的にまともな先生たちとも当たれたことが幸いだったけど。

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最近、ある県の教員採用試験に関する醜聞がすごい話題になってるよね。で、なんかその核心とされる人物が言うには、「(付け届けなどで試験の成績を操作するのは)自分が評価されているからだと思った」とか。まぁ評価されてたからこそそういう地位に就けたわけで、そこは間違ってないと思うけど、評価された自分が得た力の使い方を間違ってたってことになりますか。

この人、確か50代なんだよね。50代。壊れる人は壊れ始めるお年頃。この人も、壊れる側の人だったんでしょか。で、まぁ多分、若い頃は現場で教師をやってたんじゃないかと思う。昭和とか平成初期あたりまでですかねぇ。今の教育現場もまた別方向に歪んでそうだけど(ドラマで『モンスターペアレント』ってのが始まったしね)、人格的に明らかに不適合な人材が大手を振って教育現場を闊歩してた時代の教師ってことで、そういう目でこの人を見てしまったり。

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