ひとりごちるゆんず 2008年8月
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2008.8.1 金曜
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float 投入だす

ようやく8月分に突入〜。これ書いてるの8月3日なんだけど、ようやく2日ビハインドまで追い付いたよ。一時期はまるまる1カ月遅れて、もうこのまんまこの日記を自然消滅させようかと本気で考えたもんなぁ。まぁ7月の最後なんて、つまんない思い出話で一気に埋めちゃったけどさ (^_^;)

で、今年に入ってからこの日記が新しい月に入るごとに、新機軸を少しずつ投入してきたわけだ。ここしばらく、遅れを取り戻すためになんもしないできたけど、今回は意を決して、ちょうど去年の今頃から考えてたことを実行したってばさ。てことで、この月別日記シートから table 要素をかなり削減させたですよ。前はてっぺんのタイトル部分と各日付のヘッダ、それに最後のボタンナビゲータに table を使ってたんだけど、ボタンナビゲータ以外全部の table をなくして、CSS の "float" に置き換えたですよ。

昨年7月に、おいら Web デザイナーとして就職試験を受けて、見事に落とされてきたわけですよ。で、そこで出題されたひとつが、「table を使わずに要素を左右に割り振れ」と。できんかった orz その他にも、おいらが苦手中の苦手としてた CSS の出題がてんこ盛り。面白いようにやられてきて自分が情けなくなったんで、8月の「サーティファイ Web クリエイター上級」資格試験を、根性出して取ったわけですよ。

そんで CSS への苦手意識をある程度克服したわけですよ。で、その成果をこのサイト(というかこの日記)に少しずつ投入してきたんだけど、問題の float、これに手を付けるのにどうも気後れしちゃって。就職試験でこいつのせいで痛い目に遭ったもんだから。

けどまぁ頑張ったですよ今回は。table ってやたら文字数を食うから、日記の台紙のデフォルト容量がなんぼか減ったですよ。28KB → 24KB ってだけだけど。14% 減だからまあまあの成果かも。table は処理も CPU パワーを食うっぽい気がするんで、この日記の表示が少し速くなったりするかも。

いやあの、table を使いまくるのってもう古いよなぁ float の方が断然今風だよなぁとか思ってたんだわ。けど慣れてラクなもんだから、ずっと甘えて来ちゃって。で、念願の改造がついに成功したんで、心が軽くなった気分ですわ。そういやトップページもレイアウトに table 投入しまくりなんだよな。あとでサイトを改装する時にでも考えることにするわ。

このサイト、もともと20世紀からやってる老舗なんすよ。しかも全部手書きソース。んなもんだから至るところガタピシなんだけど、これでも時代の流れにできるだけ沿って、改造を加えて時代に追い付こうと必死なんすよ。そこらへん何卒御理解頂きたく存じ上げ御座候(←泣き言入りました〜)。

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この日記の台紙は JavaScript で半自動生成なんだけど、ソースの書き換えがややこしくて大変なんすよ。このややこしさは本質に起因するんでもう諦めてるけど、めんどいもんはめんどいのです。Perl とかの CGI で完全自動生成にすればいいのかもしんないけど、Perl の習得、今まで何べん挫折したこんたべ(薄ら涙)

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あと、うちの HTML と CSS と JavaScript の動作確認環境は Netscape 9 だす。Firefox でも問題ないはずです。Windows 用の IE だと時々ヘンな挙動をするけど、それは IE の不具合または仕様であって、おいらのせいじゃないです。基準を守らない IE が悪いのです。その手の苦情はマイクロソフトに言って下さい。

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2008.8.2 土曜
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KAITO 版『白虎野の娘』

いやいやいや、KAITO カバーの『白虎野の娘』(YouTube)、すごいことになってたわ。この曲、おととしの映画『パプリカ』のエンディングテーマなんだわ。で、素敵な曲だし Vocaloid のアレンジも素晴らしいしってことで大人気なんですな。ここまでは分かってた。で、おいらも気に入ったんだけど、なぜかいまひとつ燃え上がるものを感じてなかったんすよ。

てことでずっと放置してたんだけど、最近また聴きたくなって、今日聴きまくってたらあんた、PV が上がってるじゃないですか。

【KAITO】パプリカED「白虎野の娘」PV【完成版】(YouTube)

【KAITO】パプリカED「白虎野の娘」【手書きPV】(YouTube)

んー、なんでか YouTube には1分ばかし短いやつしか上がってない。ニコニコ動画だとフルバージョンが出てるのに。ていうか映像が微妙に早回しになってしまって、音声と合わなくなっちゃってるのね。エンコードに失敗したってやつですか。きっとこの動画、ニコニコから抜いてそのまま YouTube に入れるとこうなっちゃうんだろうな。もう一本も同じ症状なんで。

だったら大もとのニコニコ動画版をどーぞ

こっちは音楽が映像と綺麗にシンクロしてるよ。なんかもうここまで来ちゃうと、元ネタのはずの『パプリカ』はどうでもよくなってくるね。独自の文化が確実に芽生えてしまったというか。この手の活動のすごいところって、損得勘定とか打算とかが一切なくて、ただ単純に「何かに触れて感動した」が行動理由になってるとこなんですよ。

『『パプリカ』を観たら音楽に感動した → 感動のあまり Vocaloid で再現してみた(著作権とかはここでは触れないことにします)→ それを聴いた多くの人が感動した → そのうち意を決した人が PV の試作品を作った → それを観た多くの人がまた感動して、PV 作者を応援した → おかげで完成した → またみんなが感動した』。その連鎖自体が感動的。

今回、PV をひとつだけ挙げたけど、KAITO 版『白虎野の娘』PV は他に、別な映像作家さんが作ったこんなバージョンもあるよ(YouTube)。どっちの PV も同じ花がモチーフになってる。ニコニコでのうp日時は手書きの方が1カ月早いから、『完成版』のお方が継承したのかも。

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で、今は「手書き」の方の作者さんの作品を巡回中。ああ、この人の絵のタッチと編集、好きかも。

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2008.8.3 日曜
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『護法少女ソワカちゃん』

かなり今さらなんだけど、『護法少女ソワカちゃん』って人気シリーズがあるのよ。聞いたことない? ニコニコ動画でかなりな人気を誇ってんのよ。作者のセンスがイカしすぎw

護法少女ソワカちゃん

歌声も絵も初音ミクなんだけど、紛れもなく作者オリジナルの『護法少女ソワカちゃん』なんすよ。仏教に根ざしたギャグシリーズなんすよ。去年の10月に、初音ミクを利用したでっち上げなアニメシリーズの主題歌として人気を集めたそうなんだけど(当時おいらは初音ミクの存在を知らなかった)。そこからまさかのシリーズ化が始まって、なんかもう強引に独自な作品世界を作り出して、まんまと成功してしまってる。「護法少女ソワカちゃん」タグで検索したら、関連作品も含めて(作者以外の MAD 作品とかたくさん出てる)6ページもありやがったww

だってなぁ、面白いんだもんなぁ。1話ごとにやたらキョーレツなギャグを仕込んでるんだもんなぁ。面白さは正義でしょ。あ、上のソワカちゃん画像で、右側にいるのはオリジナルキャラの一人、クーヤンね。昔のお坊さんの空也がモデルらしい。クーヤン、謎のグルグル教団との戦いでいっぺん死んでしまってさ、そのあと復活するんですわw そこらへんのギャグもまたすごくてww

ストーリーはそろそろ佳境に入ってきたあたり。どんな超展開が待ってるか、新作に期待でワクワクドキドキですだよ。

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2008.8.4 月曜
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八戸沖のラクダ

蜃気楼と言えば外国の砂漠だよね。日本でも富山県が蜃気楼の有名どころだよね。で、昔、八戸の沿岸でも海の上(太平洋)に蜃気楼が現れたことがあるそうで。大正時代か昭和初期かそこらへん。

おいらのばあちゃん、話題が蜃気楼になると必ずその話を語ってくれたんだわ。まぁばあちゃんも実際に目撃したわけじゃなく、「見た」という人の話を聞いただけなんだけどさ。

で、その、伝聞によると、なんでも「ラクダが見えた」んだそうで。いやぁ昔の人ってほんとそこらへん短絡的というかww その時代あたりってことは、日本の一般人もようやく、学校の授業や書物なんかで世界のことを知り始めた頃かと。で、砂漠の蜃気楼というのが知れ渡った頃かと。てことで、見えちゃう人にはラクダが見えちゃったかと。

昔、パーシバル・ローウェルっつう、かなり思い込みの激しい天文研究家がいたそうで。その人は「火星表面に運河を発見した」という誤報を信じたまま、自前の超大型望遠鏡で火星を観察したら「確かに運河があった」とその絵入りの報告まで出したもんだから、学会にとどまらず大騒ぎになったそうで。運河があるってことは、それを作った何者かが火星にいるってことだからね。

ま、人は、見たいものが見えちゃうからね。かく言うおいらも小学生の頃、50倍かそこらの天体望遠鏡で、月面にアポロ宇宙船の着陸跡が見えた気がして、すっごく興奮して友達に喋りまくったなんつう恥ずかしすぎる前科があったりして。ちなみにアポロ宇宙船の着陸跡なんて小さすぎて、地上の望遠鏡から見えるようなもんじゃないです。

このまえ日本の月探査機「かぐや」が、それらしいものを捉えたんだそうで。ただし、月に置き去りになったアポロ着陸船の台座部分そのものじゃなく、着陸時に逆噴射をかけたときに月の表面物質が放射状に吹き飛んだ跡がようやく見えたって程度で。「かぐや」の高度は、月の表面から約100km。地球から月までの距離は約38万km。どうやったって、おもちゃみたいな望遠鏡で地上から見えるわけがないわけで。それでも、「そこにあるはずのものを見たい」と思って一心に見ると、見えちゃうんだもんなぁ。危ない危ない。

八戸沖の蜃気楼の話に戻すよ。そんなわけで、「蜃気楼ならラクダが見えるはずだ」と思った人にはラクダが見えたってことみたい。けど「ラクダの蜃気楼」の本場シルクロードは、もろに反対方向なのよね。てことで、「八戸沖にラクダが見えた」って人は、対岸のカリフォルニア辺りの "CAMEL" の看板が見えたんだろうってことで納得することにしますか。

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2008.8.5 火曜
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ルノホート

「月に置き去り」と言えば、おいらの「心に残る探査機」のうちの、旧ソ連のルノホートを思い出しちゃったすよ。まぁ宇宙科学の無人探査機は基本的に、役目が終わったら現地に放置というか遺棄というかなんで、別にルノホートの状況に特別な何かがあったわけじゃないけどさ。

ルノホート1号
ルノホート2号

写真は上が1号、下が2号。Wikipedia からがめてきたw おいら的には丸目の1号の方がカワイイかな。1号と2号はほとんど同じ仕様らしいけど、写真で見比べると、1号は銀色、2号は白色……っつう、けっこうな外観上の違いがありそう。1号の写真は古い白黒だし、2号の写真は明らかに模型なんで、実物がどうだったかはこの写真からはちょっと分からんですな。

なんかねえ、無人探査機ってイイよね。で、このルノホートって、世界初のローバーなのよ。この場合の「ローバー」は「自走する探査機」って意味ね。他に誰もいない月面の荒野を、黙々と走ってたのよ。話し相手はソビエトの担当チームでさ、地球が自転してるから半日しか通信できないのよね(でも国土が東西に広大だから、半日より長く通信できたかも)。あと太陽電池で動くから、ルノホートがいる地点が夜になっちゃうと活動できない。月の夜は寒いもんだから、そのときは太陽電池のフタを閉じて、体を保温しながらすやすや眠るわけよ。あああもうカワイイなぁ。

天体の探査機のローバーと言えば他に、アメリカの火星探査車シリーズがあるわな。ソジャーナーとかスピリッツとかオポチュニティとか。あそこらへんはなんか、「強いアメリカがまた成し遂げました!」みたいな鼻息の荒さを感じちゃって、ちょっと引いちゃうかな。ルノホートだって「強いソビエト」の演出に使われた節があるけど、当時はアメリカのアポロ計画の陰に隠れちゃって(なんたって有人探査だったからなぁ)、マニアックな人気さえ起こらなかったっぽいのよね。そのあたりの不幸さ加減も魅力だったりして。

もっと不幸なローバーと言えば、日本の小惑星探査機 はやぶさ に搭載されてた ミネルバ もあったりして。もともとは NASA が開発する予定だったけど、なんか知らないけど中止されちゃって、はやぶさ開発元の宇宙科学研究所が自力で開発したんですな。これが超小型ゆえにシンプルでタイヤが付いてないから、言葉の定義じゃ「探査車」とは呼べないんだけど、小惑星表面をピョンピン跳んで観測するのが目的で、「自力で移動する=自走する」わけだから、「探査車」に分類されてる。

せっかく現地まで行ったんだけど、本体からの切り離しのタイミングにズレが生じて、小惑星イトカワに到達できなかった。今でもミネルバは、イトカワの近くの空に浮いてるはず。当時の日本の宇宙関係の慣習だと、「衛星は無事に打ち上げられてから命名」ってのがあった。ミネルバももしかしたら、小惑星イトカワ表面に達してから発表されるはずの和名を持ってたのかも。ルノホートは、所定の活動がきちんとできたぶんだけ幸せですよほんと。

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そういえば、西ドイツ(←この表現が既に往年)発のポップスロックバンド NENA が『ムーンソング』(原題 "Mondsong")って曲で、ルノホートのことを歌ってたよ(アルバム『アイスブレイカー』に収録)。NENA のメンバーも、使命を全て果たして月面に静かに佇むルノホートの姿を想像して、心を打たれるものがあったんだろうな。あのバラードはサビがほんとよかったなぁ。

最近みたいに暑くてウダーって日が続くときは、ルノホートを思うと気分が少しなごむ気がするよ。

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2008.8.6 水曜
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『ココロ』

鏡音リンを使った『ココロ』(YouTube)がすごいことになってた。ずっと前に「お、すっげーいい曲!」と思いつつ不覚にもそのまま忘れてしまってたんだけど、最近また見つけたら、ニコニコ動画で40万再生とっくに越えてるよ。リンのガチオリジナル曲でここまで行くとはなぁ。てことで、前にリンの居場所がまだ決まってないっぽいみたいなことを書いちゃったけど(2008.7.15)、すんません知ったかぶりました。m(_ _)m

SF 路線はミクの十八番だとばっかり思ってたら、ほんと凄い曲がリンの側に付いたなぁ。

そんでこの作品世界、リスナーだけじゃなくいろんな PV 職人の方々にも愛されてさ、秀逸な PV がいくつも出来上がってる状態。これ書いてるの8月10日なんだけど、9日に最新版がリリースされて、製作途中を公開した予告効果もあって、再生数がガンガン伸びてるし。

そんで極めつけは、スペイン語版も出てる(YouTube)ってこと。さすがにスペイン語 Vocaloid はまだないんで(英語 Vocaloid の Sweet Ann でスペイン語を歌わせた例はある)、どなたかの肉声の歌声なんだけど、とうとう日本発のボカロ文化が海外進出を果たしたかぁ。日本のアマチュア音楽が世界を駆け巡り始めたかぁ(感慨)。最近は海外で J-POP が注目されてるみたいだけど、アマチュアミュージシャンたちの実力のほども知らしめたいところですなぁ。

銘板左端銘板銘板右端

『ココロ』の盛り上がりどころって、歌詞だと「ココロ フシギ ココロ ムゲン」のあたりかと。「ムゲン」でリンの声が一瞬裏返るんですよ。Vocaloid のフラットな歌い方に慣れた耳には特に、この細工は爆発的に効くなぁ。同時にストーリーの伏線にもなってたりして。そんなあたりがたまんなく良くて、ここ数日ずっと脳内ムゲンループ状態っす。

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ラストの怒濤の「アリガトウ」連打は、ニコニコ動画だと弾幕が発生してたりしてね。うん。けどドサクサで「オリゴ糖」とか混ぜんなよww

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2008.8.7 木曜
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私的音楽需要動向

そんなわけでおいら、去年の11月あたりから Vocaloid 曲にハマりまくってるんだけど、プロの曲は相変わらず聴かないのよね。なんでかなぁ、と。テレビも見ない、ラジオも聞かないって状態だから、最新音楽情報が全くない状態で。

それでも何の不自由も渇望も感じないってあたり、おいらもすっかりオヤジになったってことでしょか。けどアマチュアが作った Vocaloid 曲にはアツくなってるんで、音楽への欲求はちゃんとありますな。

だったらなんで「アマチュア>プロ」なのか。常識で考えて、プロの方が出来がいいに決まってるのに。「アマチュアはタダだから」ってのがとりあえずあるかなぁ。ネットにつなげばそのまま聴けるから、購買の手続きが要らないし。これに慣れちゃうと、「音楽を買う」って行為が一気に面倒に思えたりして。それと「新聞の評論家の言葉を信じたり、CD 屋でジャケ写で決心して買ったら失敗したぁ〜」ってなこともないし。

正直、メイヤの "Hippies in the 60's" を絶賛してた新聞の評論があったんで、すぐさま買って聴いてみたらちょっとガッカリだったってことがあったりして。評論の形を取った、新譜のただの宣伝だったみたい。

なんかねぇどうも、プロ音楽って、音楽じゃなく、そのアーティストに付けたイメージを買わされてる感じがするのがどうもって気がする。純粋に曲そのものを楽しむんじゃなくて、売り手側が作り上げた設定を楽しむというか。音楽はそのメディアミックス的商法の一部分でしかないみたいな。もちろんアーティストの方々は並外れた創造性を買われたからこそプロとしてやっていけてるわけだし、ライバルも多いから手を抜かずに活動をしてるってのは分かるんだけど、なんかこう、その、会社側のソロバンを弾く手つきが時々見えちゃうのがちょっと引っかかってしまって。

その売り方でズレを感じるのが、楽曲よりもアーティストを前面に売り出すって方針。まぁ確かに、曲が売れるのはその時期1回こっきりなわけ。売り方をその度ごとに考えなきゃいかんわけ。けど「アーティストを売る」って方法なら、そのアーティストが活動をしてる限り知名度が上がっていくから、ぶっちゃけ「いったん作ったイメージを、新曲や新アルバムごとに繰り返し使えて便利」ということかと。けどそれ、売り手側の論理であって、買い手側の欲求に綺麗にそぐってるわけじゃないかと。

買い手としてのおいらも、ご多分に漏れずその商売に乗って育って来たんだけど、ここ数年ノれなくなってきてた。よくよく考えたら、音楽市場を駆動してる世代って主に「若者」とされる層なんだよね。そこらへんが有名アーティストの CD をガンガン買って、MP3 をダウンロードしまくってる。若い頃は、「なんでオッサンって流行の音楽に鈍感なのかなぁ」って鼻で嗤ってたけど、自分がそうなって初めて分かったよ。売り手側が若者にしか顔を向けてないってことが。おいら外されてしまいましたですよあはは。曲もそんなのが多い感じだしね。若さ故の揺れる恋心とか破壊衝動とかを今のおいらに語られてもなぁ。もうおいらのそんな人生シーズンは終わっちまったんで、「何を今さら」って感じすらするww

そこ行くとアマチュアは、商売が絡んでない自由さが良くて。さすがにプロのそういう指向をなぞった曲が多くて人気もあるけど、そうじゃないのもかなりあったり。絶対商売になんないようなネタ曲も豊富だしww

あと、日本のメジャー音楽だとなかなかお目にかかれない、ストーリー仕立ての曲もしっかりあったりして。昨日紹介した『ココロ』なんかその例だね。

てことで、おいらの中の音楽需要は今はアマチュア系が支配してる状態なんで、プロの方々にはしばし冷や飯を食っていただきますです。

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2008.8.8 金曜
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ライアル・ワトソンなる者

Wikipedia サーフィンしてたら、面白い項目を見つけたよ。それが ライアル・ワトソン。そぉだったのかぁ〜オカルト系で何らかの証拠的事実として何かと話題に出される「百匹目の猿現象」も「グリセリン結晶」も、こいつの捏造だったのかぁ〜。ワトソン君やってくれたなぁ。どっちの話も、MMR でしっかり使われてた気がする。

で、亡くなったのがついこの前。2008年6月25日。いやはや、疑似科学に基づく誤解と混乱をまき散らして、個人レベルで世界にここまで多大な影響を与えた人生だったってことで、本人的にはなかなか満足だったんじゃないでしょか。

この人の言ったことにウソという地雷が埋まってることを知らない人たちがまだ多そうだから、これからもしばらくの間は、世界じゃ彼の言葉を元に誤解が再生産され続けるんだろうなぁ。いやいや、でもこんな豪快な人生にちょっと憧れるよ。

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2008.8.9 土曜
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酸っぱいシヤワセ

申告いたします。別に申告しなくても全然オッケーなことなんだけどさ。

いやあの、すげー嬉しかったもんで。

……、

……、

……。

昨晩、北京オリンピック開会式が華々しく執り行われたその晩、おにゃのこにホッペチューされちった。エヘヘ(オリンピックと関係なし)。

「お前の言う『おにゃのこ』は範囲広いからな〜」ですと? いやまぁ確かに上は50歳くらいまで問題なしだけど(←アンチエイジングの程度による)、今回はお若い方ですハイ。「またまた、お前の友達がその年端も行かないお子さんにさせたんだろ。ほとんど犯罪だぞそれ」ですと? 失礼な。それも嬉しくなくもないけど、ここまで嬉しくはないですぞ。

お相手は21歳独身でございました ひゃほ〜 (*▽*)

んでまぁお相手がかわいかったこともあっておいらシヤワセいっぱいになったんだけど、強いて難点を挙げるとすれば、泥酔して洗面所で逆噴射した後の唇で成されたってことかとw 逆噴射直後に、介抱してた人に助けられてちゃんとうがいしたそうだから、その点は別に何でもないんだけどさ。

けどまぁ次に会ったときには逆噴射はおろか、おいらにホッペチューしてくれたことすら忘れてるんだろなぁ。すんげえ酔っ払ってたもんなぁ。覚えてないようだったらこっちも忘れてあげなきゃなぁ。はぁ〜忘れるのか〜。

……、

……、

……。

べっ別に惜しいとかそんなこと考えてないんだから 勘違いしないでっ!(汗)

銘板
2008.8.10 日曜
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怪事件・怪人物サイト

やばい。なんとなく行き着いたサイト、すげぇ面白い。しかもコンテンツが豊富で、2日がかりで読んでも読んでも、まだあと半分もある。

まぁ内容的にアレなんだけどさ。アレってのはつまり、オカルトネタっつうかタブロイドネタっつうかそんなの。こちらのサイト様 なんだけどね。食人ネタが多いんだけど、文章だけだからグロさが抽象的でいいやね。こんな暑い夏には、ゾッとするくらいがちょうどいいというか。基本的においらは信じちゃいないんだけど、それでも読み手を夢中にさせる筆致ですなぁ。変に美文に傾かずに、読者の野次馬的感性をひたすら盛り上げる方向の文体もヨシ。

話の中に『永遠の時の中をさまようサン・ジェルマン伯爵』ってのがあるんだわ。実はこの話、子供の頃にそっち系の本で読んだことあるんだわ。立ち読みだったけどw で、その文章じゃ、「サン・ジェルマン伯爵は『次は1985年に現れる』と言い残した」だった。おいら待ち焦がれたよ1985年を。けどいざ肝心のその年になったら、完璧にそのこと忘れちゃってて。伯爵、あの年、この世界に現れたんかなぁ。会ってみたかったな〜。

銘板
2008.8.11 月曜
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キバヤシ系

あとさ、そっち系の話と言えば、第一次大戦か第二次大戦中のヨーロッパで、戦車隊だったかが天使に導かれて行軍したとかいう話を聞いたことがあるんだけど、なかなかその情報にたどり着けなくて。

どうなんだキバヤシ!

銘板
2008.8.12 火曜
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アポロ計画捏造説

そういやさ、なんだか最近っつうか今世紀に入ってにわかに話題になってるので、「アポロ計画は捏造だった」ってのがあるみたいで。宇宙飛行士が月面を歩いた映像や画像は、あれは地上のセットで撮影したのが数々の証拠から分かる、のだそうで(こちらのサイト様とか)。

まぁいろいろとその細かい「証拠」を挙げたりしてるんだけど、なんかどうもいちいち反論するのがめんどくなるような幼稚な理屈で。その証拠を提示してなかったり、提示してても明らかに勘違いだったり。ていうかどうもこの陰謀説を支持する人たち、基本的な勉強がなってないとしか思えなくて。

とりあえずひとつだけ挙げると、「月面で撮影した写真で、背景の空に星が写っていないのはおかしい」ってやつ。そりゃ写らんよ。直射日光に照らされた明るい月面にカメラの露出を合わせたら、星なんて暗いものなんか写るわけないじゃん。写真撮ったことないんか? ていうか空の星がどの程度暗いのかっつうと、地上の昼間の青空くらいの明るさで完全にかき消されるほどなわけで。

ちなみに日本が2003年に打ち上げた小惑星探査機 はやぶさ が小惑星イトカワに到着してから撮った写真でも、背景は真っ黒(撮影は2005年)。理由は同じ。イトカワに向かっての航行中は、イトカワが他の星と区別が付くほど明るく大きく見えなかったってこともあって、その時の写真には周りには恒星がたくさん写ってたけどね。

まぁきっと、『宇宙戦艦ヤマト』や『スター・ウォーズ』あたりの宇宙映像のイメージと違うのはおかしいってことを言いたいんじゃないかと。言うまでもないけど、そういうのこそ創作映像なわけで。

陰謀説だか捏造説だか知らんけど、もっとそれっぽい論理で楽しませてくれよ。911 陰謀説の方がはるかに見事な出来だぞ。

いざ調べてみたら、もう疑惑に対する反証が全部とっくに上がってたわ。もう終わり切ったことで、今さら蒸し返すのも野暮な話でした、ということでひとつ。『2001年宇宙の旅』(1968)の特撮の完成度が高かったんで、「当時の映像技術でも、捏造する気になれば出来たんじゃないのか?」なんつう発想から生まれた疑惑だったってことなのかな。

銘板
2008.8.13 水曜
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ある意味モテ期

あの、最近なぜかおいら、モテモテなんすけど。

職場の若い女性たちに変な人気が出ちゃって。イケメンブームのまっただ中、その対極にあるやつがなんでまたブレイクしてやがんの?

この前、職場の飲み会があったんですよ。したらなんか21歳の女性2人が、おいらの両側にぴったりくっついてスリスリゴロゴロし始めて。うにゃーんみたいな。一体何なんですかこの突如始まった不可解な現象は。いやめっさ嬉しいけど。

「貴様ら何が狙いだ」と聞き出そうとか思う前にご満悦モード全開 (^_^;)>

おいら、中国とかの接待攻撃に絶対引っかかるタイプだな orz

おととい、職場の休憩室でメシ食いながら、いろいろダベッてたんですよ。件の飲み会であったことをネタに、みんなで盛り上がってたんすよ。ほんでまぁ話の流れで、女性の一人に「愛してるよん」って言ったんすよ。まぁ場の空気から見て、これはウケるだろ、と。セクハラにはならんだろ、と。

言われた相手は即座に「あたしもゆんずさん愛してる〜」。他の女性陣は「あたしには言ってくれないの〜?」「ずるい! あたしには〜?」「うきゃあーー!」。肉声弾幕発生。これ一体何のグループサウンズですか(汗) てかカレシと同棲してる身分のやつがドサクサ紛れにおいらにまで愛の言葉を要求すんなとw そんで予想外の大反響にビビっちまって、それ以上「愛してるよ」は言えんかった(滝汗)

あのさ、女の人ってもしかしたら、たとえ冗談や軽口と分かり切ってても、男に「愛してるよ」とか「カワイイ」とか言われるのはけっこう悪い気がしないんじゃないのかなぁとか思ったり。男のおいらでも、リップサービスがミエミエでもそう言われると嬉しいしな。とまぁそうなると、言わなきゃ損ってことになりますかな。てことで、なんか知んないけど得してしまってるおいらでしたww ということで世の男子諸君、目の前の女の子をカワイイと思ったら、冗談っぽくでも「カワイイ」と言ってあげた方が絶対にいいぞなもし。えへん。

いや、面白がられてるだけか。そうかそうか。なんかいろいろ考えを巡らすのがあほらしくなってきた……。

ま、一過性というか、きっとしばらくしたら飽きられるんだろな OTZ

銘板左端銘板銘板右端

ていうか、女の人のその素敵さをきちんと褒めてあげられると、褒めた自分もいい気分になれるのよね。こんなこともあったやね

銘板
2008.8.14 木曜
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Firefox 3 for Mac

恥ずかしながら、今日になってようやく Firefox 3(てゆうか 3.0.1)を試してみましたです。

今までは Netscape 9(つまり最終版ですな。メンテ予定さえないらしい(泣))を使って来たもんで。そんで、あんまし期待してなかったのよ Firefox 3 は。だってソフトウエアって、バージョンアップするごとに重くなっていくもんじゃん。いまだにうちの環境じゃニコニコ動画も YouTube もカクカクだもんなぁ。ベストの状態でも15コマ/秒程度が限度みたいで。

それでもわずかな期待を込めて、まずは mixi につないでみたですよ。そしたらとりあえず、おお、ページ表示と文字入力、それとスクロールが見違えるように速くなってる。んで、んで、ニコニコ動画はいかがじゃー!

……、

……、

……。

変わらず orz

まさにそこを改善してほしかったのに……。ていうかますます重くなった気がする OTZ コメ消して、条件いい時に秒速10コマくらいかなぁ(啜泣)

あとさ、カギ括弧とか「。」「、」なんかが半角で表示されるようになったのが納得行かないんですが(強制的に加工するわけじゃなく、フォントによるらしい。Osaka だとそうなっちゃうけど、ヒラギノ丸ゴシックだとならない)。正確には半角カナじゃなくて、全角のままプロポーショナル表示が効いて、スリムになって表示されるってこと。余計なことしてくれるんじゃないよ。ああでももしかしたらこれで、MS P フォントで作られた AA が、Mac でも多少マシに表示されるようになるってことなのかな。

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あとうちの環境で改善できることっつったら、メモリの増量くらいか。今 1.12GB で、上限が 2GB。512MB SDRAM って今いくらなんだろ。バルクはもうなさそうね。秋葉館だと、ははあ1枚6,980円か。やっぱ安くはないな……。

去年 iMac Slot Loading 400MHz を売ったとき、豪気に 512MB メモリを差して出すんじゃなかったよ。Mac OS 9 だったんだから、64MB で充分だったわ。

けど現状で 1GB あるメモリを買い足したくらいで、欲しいところまで増速するもんなんだろか(3倍速くらいか)。あんまし関係ない気もする。となると、本体買い替えになりますかねぇ。今の iMac、14万円? んー、無理。10月に車検あるし。

いやいや、ビデオカード交換って手があった。今のやつに換えれば Quartz Extreme が作動して、動画がバリバリになるわ全体の動作が幾分軽くなるわでいいことずくめのはず……。秋葉館で15,800円か。うむむどうしよう。えええ、たったの 32MB でこの値段かよ。ええええーっ!? ああそういえば、CPU を 1.25GHz にしたとき冷却ファンを増設したんだけど、それ、ビデオカードに貼り付けてるんだった。ビデオカードを取り替えたら冷却ファンが乗らなくなる可能性が出てくるなぁ(悩)。

銘板
2008.8.15 金曜
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ぼかりす - VocaListener

5月の話題だからちょっとアレなんだけど、今も Vocaloid 界隈を賑わしてる、とんでもない技術が開発されたらしい。おいらはつい最近知ったんだけどさ、Vocaloid を簡単に「神調教」できるツールで、"VocaListener(ぼかりす)"という名前だそうで。なんか産業技術総合研究所(産総研)が開発したとかで、またこれが話題だったりして。未公開情報だらけで謎が多いんだけど、なんでまたそんな大どころがアマチュア DTM なんてちっぽけな産業に茶々を入れるのか、そっちの方が謎だったりして。

けどその成果はもうネット上にアップされてる。初音ミクを使った例鏡音リンを使ったバージョン。リンの曲でニコニコ動画にうpされたもののコメントを見ると、

これは、音楽情報処理研究の一環として開発された「VocaListener: ユーザ歌唱を真似る歌声合成パラメータを自動推定するシステム」のデモンストレーション動画の一部を掲載させて頂いたものです。(投稿者: 中野倫靖, 後藤 真孝, 使用楽曲: RWC-MDB-P-2001 No.16「Game of Love」)   [参考(歌声合成の技術情報): 歌声合成パラメータとしてPIT, PBS, DYNを自動推定し、他のVEL, GEN等は初期値のままです。手作業として、歌唱の音素列のViterbiアラインメントで大きな誤りがあった2箇所を訂正し、自動推定した音節境界の誤り3箇所の指摘を1回だけしました。

あのよ、頭いいなら段落くらい入れろよww で、ちょっとだけ手で直したけど、基本的には「ぼかりす」にオマカセで、Vocaloid で人間っぽい細やかな歌唱を再現できるってことか。んでこの文からすると、まず誰かが肉声で歌ったのを録音して、その歌い方を Vocaloid に真似させる(VSQ 方式に自動変換する)ってことみたいね。

ということで、結局は初めに誰か人間が歌ったり喋ったりしなきゃなんないわけだ。Vocaloid にうまく歌わせるには、元がうまくなきゃいかん、と。

いや、だったらもう Vocaloid なんか間に挟んで劣化させないで、そのまんま自分が歌ったのを発表した方が話が早くないか? あとさ、Vocaloid の楽曲作成者同士の交流目的のお遊び企画で「他の作者が作った曲を自分で歌ってみる」というのがあるんだけど、それを聴いた限りでは、歌がうまい人ばかりでもないのよね。Vocaloid に歌唱を打ち込む方がよっぽどうまかったりして。そういう人たちにとっては ぼかりす は無用の長物でしかないわけで。テクノロジー的には凄そうだけど、歌い手の歌唱技術を反映させるだけだから、自作曲を歌ってくれるうまい歌い手を確保しないと意味がないのが致命的ですな。

ものすごい技術が出て来たな〜と思ったけど、結果的にはその程度でしかなかったというか。っつうかおいら、最近の売れ線の J-POP アーティストの脂っこい歌い方があんまし好きじゃないんすけど。それが流行ってるってことなんだろうけど、おいら的には今の Vocaloid 曲の、アッサリ風味な歌い方が好みっす。

てことで、ぼかりす は Vocaloid にトークさせること以外には、大して役に立たないんじゃないか、と。

銘板
2008.8.16 土曜
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私めが間違うておりました。

いやいやいや、今年から鳴り物入りで投入した、「この日記の各ログへのリンク URL 表示」だけど(鳴り物入りかどうかはともかく)、間違えてたことに今さっき気付いたよ。1月はログのタイトルをクリックするとブラウザの URL 欄にその URL が出る仕組みで、2月以降はタイトルの左上に URL を直接表示する形にしてたんだけど、いやはや全部間違えていたとは。

ほんの1カ所の間違いなんだけど、URL ってそれだけでもアウトだからね。しかもこの表示、各月の日記ページを作る時に JavaScript で自動生成するもんだから、バグってたらバグりっぱなし(汗)。

この URL 表示機能を利用された方はほとんどいらっしゃらないような気がするけど、それでもすみませんでした。今年に入ってリンクされた方、今は大丈夫ですので、修正を何卒よろしくお願いいたします m(_ _)m

新機能を投入したら、すぐさま動作確認しないといかんですなぁ。こういうのを自作すると、ざっと見た感じうまくいった途端、「これでもう完璧」と思い込んじゃうんだよね。それが落とし穴なのに、いつもいつも見事に型にハマッてしまうおいらさ orz

銘板
2008.8.17 日曜
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扇風機には害はない

残暑お見舞い申し上げます。言葉通り、まだまだ暑いね。

そんでさ、寝るとき扇風機を付けっぱなしにしたくなるよね。そんな折、こんな知識が気になんない?

「扇風機を付けたまま寝ると死ぬ」。

これさ、前にやったことあるよおいら。あんまり寝苦しくて寝苦しくて、「もう死んでもいいから」とやってしまって。ちょっと心配だったけどぐっすり眠れて、快適に目覚めた時にまだ扇風機が回ってるのを見て、そんなのちょっとでも気にしてた自分に笑っちまったよ。これといって命に差し障る理由を思いつかなかったんだけど、やっぱどこかから入れ知恵されると、心のどこかで「もしかして」とちっちゃく思っちゃうものがありますなぁ。

しかしまぁそうやって少ないながらも「もしかして」と思いつつも、我ながらよく実行したもんだよ。ていうかおもっきし熟睡してるしw その時はよっぽど寝不足だったんだなぁ。

そんなことがあったのをしばらく忘れてたんだけど、この前 Wikipedia の「都市伝説」の項目を読んでたら、リンク先にそれが出て来ただよ。んー、まだまだ信じてる人が多いみたいだなぁ。

てことで、毎日やったら健康状態がどうなるかは知らんけど(それでも死にはせんだろ)、1晩くらいなら何の問題もないっすよ。おいら体を張って証明したですよ。

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あら、Firefox 3 で Wikipedia の記事を表示すると、URL 欄の末尾がちゃんと日本語になりますな。前のバージョンまではエスケープ文字の判読不能な羅列だったのに。で、それをコピってテキストエディタに貼り付けたらエスケープ文字になった。うむぅ。ここらへんまだ完全じゃないですなぁ。Safari だと、URL 欄の表示もコピペの結果も日本語なんだけどね。

銘板
2008.8.18 月曜
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デンジャラスな存在になってみたい宣言

あのさ、少し前に、うちの職場で一番偉い上司と定期面談やったのよ。で、気楽に話が出来たもんだから、おいらの評価がどうなっとるのか、ちょいとカマをかけてみた。

他の同僚と同じ通常業務は、おいらあんまし成績良くないのよね。で、自分の底上げをするために、たまにツールみたいなのを開発するのよ。直属の上司の許可を取って。大したもんじゃないんだけど。で、開発しながら同僚にも公開して、主においらみたいに成績がよろしくない人たちに幾分かの下駄を履かせる意味で重宝されてたりする。で、そのツールの話を面談で振ってみたのよ。

したらちゃんと記録しててくれてるみたいで、面談相手の上司からその見解が発表されたですよ。けどそれがけっこう衝撃の内容で。

「それはもしかしたらダメかもしれないです」

何ですとぉ〜? (@o@) 何が不満なんすかぁ〜!

「会社の方針とちょっと合わないかもしれなくてね。機械がやっちゃうと、人を雇って今みたいにやってもらってるようにはいかなくなるかもウンヌン」

いやあのだからですね、人の作業を機械が奪うんじゃなく、今、人がやってる作業のうちの、もろに機械的な部分だけを手助けするってだけなんですが。なんてことを慌てながら説明したけど、よく分かってもらえなかった。機械は人の作業結果の間違いを指摘するだけなんで、提出書類の内容を決定するほど大したもんじゃないんだけどねぇ。

んで、そんな話をしてるうちに、上司は理解してくれた。決定打になったのは、おいらが言った「そんなごっついもん作れませんよぉ〜」だったよ。ほんと買いかぶり過ぎだっての。したら

「アハハそうだねえ。君一人で作れるわけないもんねえアハハハ」

分かってはもらえたけど、言い方にいささかカチンと来たぐらいにして (-_^;) ピクピク

うおおおお今から VBA とか勉強して、会社側から問題視されるくらいすんごいの作ったる〜!!(鼻息)

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けど家の環境は Mac だからね。実際はそこらの勉強ができんのよね orz(←「勉強がめんどい」を認めずに済むナイスな言い訳を見つけて、実はホッとしてる自分ガイル)

銘板
2008.8.19 火曜
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コソッと MEIKO 支援

やばい。久しぶりにクリプトンの公式ブログを見たら、Vocaloid やその他 DTM ソフトの使い方の動画がこれでもかと紹介されまくってた。やばいやばい。欲しくなってしまうじゃないですか。この紹介動画群は2年前に作られたものでさ、過去ログにリンクを貼りまくったって形なんですわ。てことで、Vocaloid に関しては初音ミクとかの新型はナシ。でも MEIKO、KAITO の旧型コンビもすっかりおなじみになったからなぁ。

KAITO は完全な男声っつう希少性(ライバル "GACKPOID" が最近出て来たけど、まだ人気を掴むには至ってないっぽい)と、後付けされたキャラ設定(アイス好きとか裸マフラーとかw卑怯とかww)で人気が出てしまったんで引っ張りだこなのよね。対する MEIKO の方はどうも、狭いところでアツい人気はあるんだけど、いまいち大ブレイクに結びついてなくて、MEIKO 親衛隊のおいらとしては、ちょっと現状に納得行ってなかったりする。

キャラ的に大人の女性なんで、ファンを公言するとなると、なんか清々しさが薄いというか、ぶっちゃけエロい印象があるのかもしらん(公式イラストで既に巨乳の設定だしな。ピアプロのイラストでもそのあたりを強調してるのが多いし)。別にキャラじゃなく声や持ち歌で判断すれば、MEIKO は一線級なんだけどね。ボカロリスナーはプロの芸能界以上にアイドル好きが幅を利かせてるから(オタク気味の若い男性が多いんで)、やっぱ MEIKO は不利なのかもしれんなぁ。女性アイドルってティーンが基本だもんなぁ。

ピアプロのタグにもそこらへんが現れてたり。

ピアプロタグ

KAITO の異常人気はともかく、リンよりレンの方が上なのかww

てなことで最近、MEIKO 周りで妙な動きが出てるんですが。不穏ってわけじゃなく。それは MEIKO アイドル化計画w 「咲音メイコ」っつう名前にして、初音ミクを意識しつつ80年代アイドルみたいなブリブリの服を着せて、顔も若作りにして、声もパラメータいじってアイドル声にして、そんで王道っぽいアイドル曲を歌わせるって企画が結構な人気を呼んでたりする。

ま、いいんだけど、元からの MEIKO 親衛隊としては、何も手を加えない大人っぽい MEIKO が一番いいんですけどね。けど人気が出ていろんな人がいろんな曲を MEIKO で作るきっかけになるなら、それもそれでいいか。

で、なんか MEIKO は初音ミクより調教が難しいって意見を聞くことがあるけど、逆の意見もあったりする。ワンカップP(ミクの発売前から MEIKO で多くの作品を発表してきた、数少ない老舗なボカロ使いのお一人)のコメントで、「ミクは MEIKO より声の伸びがなくて……」ってのがあった(どこで書かれたのかは忘れちゃったけど)。ミクは日本語ボカロの中で、特に初心者に優しいことで定評だけど、MEIKO も実はやってみるとそんなに難しくないんじゃないのか、と。型が古いから声がかなりロボで、それをごまかすのが大変そうだけど。それを言ったら KAITO もそうか。

そんで、そんな旧型ボカロユーザ候補にとっては、最近のクリプトン公式ブログの特集はとっても役に立つんじゃないかと。これがきっかけで MEIKO マスターが増えてくれるといいな〜なんて思ったり。

銘板
2008.8.20 水曜
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iframe 問題を騙し騙し退治した話

いやいやいや、Firefox 3 にしてから、うちのサイトのトップページを表示すると、変なことになってたんだわ。ほら、真ん中がくり抜かれてて、そこに日記を表示するようになってるでがしょ? その日記窓の上下になぜか尋常じゃない厚さの空白地帯が出来ちゃって、そのぶん日記がやたら細長くなって、かなり読みづらくなってた。特に画像がね。うん。

これ、実は新しい問題じゃなく、Unix 用の Konqueror っつうブラウザ(フリーの GUI、KDE の標準ブラウザ)でも発生してたのよ。対処方法が分からんかったし Konqueror をメインブラウザに使ってる人ってあんましいなさそうだったから、見ないふりして逃げてたのよ。けど、新しい Firefox でも同じ問題が出ると知った以上、何とかしなきゃな〜って事態になってた。

結論から言うと、iframe の高さを決める属性 height を % 表記じゃなくピクセル表記にしたら直ったよ。Konquerer ではまだ試してないけど、これで直ってるといいなぁ。しかし、幅を決める width 属性なら 100% で問題ないのに、なんでまた height だけこうなっちまったんだろ。今回の height はピクセル表示で問題なかったから良かったものの、% じゃなかったらどうすりゃいいんだろ。

Konqueror と同じ問題が出たってことは、Firefox と Konqueror は同じ仕様を共有してるのか? ちなみに Konqueror と同じエンジン(KHTML)を積んでる Safari だとこの問題は発生しなかったよ。うむー。結局、iframe を実装する時に、両方の開発チームが同じ間違いをしでかした、ってことなんでしょか。実は同じ人が作ったとか。どっちもフリーソフトなんで、それ考えられるかも。そういえば Konqueror だとこの問題、あるバージョンから突如発生したんだよな。確かその頃は Safari の開発がもう始まってたと思った。Safari は KHTML をいったん貰っただけであとは独自に開発を進めたはずだから(ていうか KDE チームにフィードバックを出して、Konqueror の完成度向上に一役買ってたりしてた)、この iframe height 不具合問題からは自由でいられたってことかも。

八戸市内のラーメン専門チェーン店で、おいらのお気に入りのところがあるんだわ。けど料理人が1人、問題ある人がいてね。その日どこの支店にその人がいるかは、行ってみなきゃ分かんない。で、行った店にその人がいると、「あちゃ〜」って心の中でがっかりするのよね。その人は麺をゆでる係で、必ず煮込みが足らないのよ。固ゆで以上に固いのよ。うまくないのよ。

で、件のラーメン職人と同じように招かれざるさすらいのプログラマーが、まず Konqueror の iframe を、次いで Firefox の iframe をだめにしたような気がしてしょうがない。誰かこの問題について、開発チームにツッコミ入れてくれ〜。Firefox も KDE も、素人がフィードバック出しにくい空気なのよね。そこらへん、Safari は製品版になってもまだ一般ユーザからのバグレポートを受け入れてるなぁ。Apple あっぱれ。

銘板
2008.8.21 木曜
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無意味爆涙

これ書いてるの8月23日(土曜)っす。今日、なんか、昼間に突発的に目が痛くなったんですけど。両目がチクチクしだして涙が出て来て。目をこするとなんとなく収まる感じなんだけど、こうゆーのって大抵、目をこすると悪化するもんなんだよね。けどこすらずにはいられんくて。

しばらくしたら勝手に直ったんだけど、今(日付をまたいで24日午前0時30分)、また突発的に……(涙)。こすったら直った。

仕事で毎日 PC のモニタをガン見してるせいかなぁ。

銘板
2008.8.22 金曜
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Word 2003

あのよ〜、Word って何よ。たかがワープロソフトであそこまでの使いにくさは、一体全体どういうおつもりなんでしょうか。使いにくさの元凶の多くは、異常なまでの重さ。機能自体は別に問題ないと思うけど、起動だけじゃなく、全ての反応がいちいち重いもんなぁ。文字列のコピーだけで数秒かかるっての、かなり重傷だと思うぞ。

こっちとしては、ctrl + c でコピッたらソッコーで alt + tab でウインドウ切り換えして貼り付けたいのに、他のソフトじゃ何の問題もなくできるのに、Word だけはそれを許してくんない。各作業ごとにいちいち待ってやんなきゃいかんっての、かなりストレスたまりますよ。

Mac に比べて Windows の反応の速さには感心することしきりだったのに、Word ひとつで全部台無し。自宅の Mac ではワープロソフトを使う機会がほとんどないんだけど、使う時は AppleWorks なんすよ。Microsoft Office に対抗した安価なソフトで、安物だから出来ることが限られてるしバグも多いんだけど、まぁそれで充分なんですよ。特にワープロ機能は単純なだけあって使いやすいっす(表計算とデータベースはちょっとイタいけど)。

AppleWorks って Carbon っつう規格で作られてるのよ。Mac OS 9 でも X でも動くっつう両生類的な規格で、それが故に動作が重いんですな。Java で作ったプログラムが、環境に限らず動作するけどやたら重いってのにちょっと似てるかも。で、自前のトロい Mac で動かしてるんだけど、こっちの方が Word for Windows よりはるかに軽い。

なんか Office のソフト群って変にそれぞれ個性を主張してるし。大まかには共通なんだけど、大まかじゃない動作や作法がそれぞれ違うんだよなぁ。各開発チーム同士の意思疎通の悪さをおもっきし物語っとるわ。そんで Word は Word で、こんな異常な出来上がりになっちまったんじゃないかと。

っつうかウインドウの定義で、サードパーティ製ソフトには許さない独自仕様ってのもなんかなぁ。純正にのみ許された特権を謳歌してるつもりかどうか知らんけど、使ってる方としちゃただ使いにくいだけなんですが。「アプリが立ち上がってるけど書類を開いてない」状態で、なんもないウインドウが無駄に1枚開いてるっての、理解できないんすけど。ところが Mac 用の Office だと、他のソフトと共通の、Apple が定めたルールで行儀よく動いてたりして。マイクロソフトって意味不明な会社だなぁ。

あと、Word 書類を2枚開いてる状態で、1枚を ctrl + s で保存すると、待たされた挙げ句にもう1枚のウインドウの方が勝手にアクティブになってしまったりして。あれは明らかに不具合だと思うんだけど。

銘板
2008.8.23 土曜
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ペキリン感想 1

北京オリンピックのソフトボール、日本がついに優勝しましたですねぇ。本当におめでとうございました。で、星野監督率いる野球は4位か。金メダルを取る気マンマンだった割には、意外とぱっとしない成績でみんなガッカリみたいだね。勝負事はやってみないと分からんってのがあるからね。そこは運の要素もあるってことで、そういうところに今回は特には恵まれなかったってことなんじゃないかと。WBC じゃ恐いくらい恵まれまくったから、まぁ身の程を正しく知ったという意味じゃ良かったんじゃないでしょか。

メジャーリーグに日本人選手がどんどん進出していって、「日本の野球も世界レベルになった」とおいらも思ってたんだけど、結局はごく一部の上澄みだけが本場で通用するってだけだったってことかと。日本のプロ野球全体の平均的実力じゃぁまだまだ威張るほどでもないってことかと。結果が出てからだから、何とでも言えちゃうんだけどさ。

これまた結果が出てから気付いたんだけど、ほら、次回からはオリンピックから野球がなくなるってんで、日本チームは金メダルを欲しくて欲しくて気合い入りまくってたじゃないの。いやあの、今思えば、どこのチームにとっても今回が最後なんだから、何が何でも優勝したい気持ちはどこも同じだったかと。いや〜なんか日本だけ意気込みが突出してる気がしててさ、うん。その意気込みで勝てるんじゃないかなんて、こいつはおいらの完全な思い込みだっただよ(恥)。

あ〜しかし今回のオリンピック、おいらの中じゃあんまし盛り上がらんなぁ。日本の活躍が少ないからかなぁ。ってーか夏のオリンピックって、日本が全然メダルの望みがなさそうなのがあるじゃないの。バレーボールとかバスケとか、ヨットとか。射撃やアーチェリー、重量挙げとかも。夏のオリンピックって本来はいろんな競技がごった煮状態で盛り沢山なのに、日本が勝てそうなやつしか注目されない。これがどうもイビツな気がして。まぁ無視じゃなく、ちゃんと報道はしてるけどさ。

マスコミだって商売だから、盛り上がりやすいものを大きく扱うってのはしょうがないとしても、どうせ勝てない試合を無理矢理盛り上げるんなら、国内的にマイナーな競技で奮闘してる日本人選手を出してほしいもんですよ。ってそれでオグシオだったわけか。いや、うん、いいんだけどさ。

けど、そういう競技をいくつも追いかけてると、一般人のほとんどが予想もしてなかった競技で殊勲を挙げることもあるだろうに。今回だとフェンシングの銀メダルとか。その競技の世界じゃかなり知られた選手だったらしいじゃないの。だったら事前の情報収集で目星を付けとくのも可能だったはずで。そういうギャンブルをやってのけるマスコミって、ないなぁ。ま、結果論だから威張れないんだけど、次のロンドン大会で、そんな感じで選手と同じくらい果敢なマスコミが成果を上げてくれることを期待するですよ。

銘板
2008.8.24 日曜
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ペキリン感想 2

あとねえ、まぁオリンピックがあると毎回思うんだけど、例えば日本のマスコミもおいらも、日本がどんな活躍をしたかにばっかし興味が向いちゃうのよね。あれってどこの国も大体同じような反応なんだろうか。それを考えるとたまに虚しくなるんすけど。

だってさ、みんな自分とこの選手の試合ばっかり気になって、他の自国が関係ない競技や、自国と絡まない試合にほとんど関心を払わないってことでして。せっかくの総合的な国際大会なんだから、見どころはたくさんあるはずなんだよね。この「自分 vs その他大勢」って構図、なんとか変えられないもんなんでしょうかねぇ。

FIFA ワールドカップだと、日本人のサッカー好きな人たちは、日本と関係ない試合にもアツくなれるっつういいところがあるんだよなぁ。各国のスター選手や監督、戦略とか押さえて、まるで自分の国みたいに応援してさ。この素晴らしい習慣を、オリンピック観戦にも移植すると素敵だと思うんだがなぁ。

銘板
2008.8.25 月曜
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ペキリン感想 3

それとさ、オリンピック中継で毎回違和感を覚えるのが、「日本新記録が出ました」ってやつ。まぁ選手本人にとっても、それぞれの国内競技界にとっても大事なことなんだと思う。アナウンサーや記者の人にとっても、それは視聴者や読者に伝えなきゃいけない情報なんだと思う。

けど、どーしてもヘンな感じがするんだよなぁ素人としては。「だから何?」みたいな。「世界最強の強豪たちと戦ってる最中に、それは関係ないだろ」みたいな。オリンピックを鑑賞してる人間としては、世界記録更新以外に新記録には興味がないんじゃないかと。4年に一度の晴れ舞台で、世界新記録が出たら最高じゃないですか。それに比べると、そんな場じゃローカル新記録なんかどうでもいい気がする。

そんなわけで、例えば男子の短距離走で「今あなたが日本新記録を出しました。結果は予選落ちです」って言われたって、選手はあんまし嬉しくないんじゃないのか、と。それよりウサイン・ボルトにぶっちぎられたって方がよっぽどインパクト強いんじゃないかと。

てことでですね、まぁ国際大会の方がいい記録が出やすいのは分かるけど、オリンピックの期間中くらいは、日本新記録のことは禁句にしていただきたく思いましたですよ。その情報は一般人としては、大会が終わってからでもいいよ。何でもかんでもその場で急いで伝えりゃいいってもんじゃないよってことで。

ていうか業界の人やディープなファンにとっても、それは別に伝えられなくても問題ない気がして来た。だってその時点での日本記録の数字くらい、そんな人たちなら完璧に押さえてるはずだし。

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あ、調子に乗って明日のぶんまで日記書いちまった (^_^;)>

銘板
2008.8.26 火曜
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ニルスの靴

木靴って履いてみたいな〜とかにわかに思ったりしたのよ。でさ、木靴のおいらのイメージっつうと、往年の NHK アニメ「ニルスのふしぎな旅」なわけですよ。小人になったニルスが、特製の木靴を作ってもらう場面があったと思った。で、なんかムクの木材を中まで掘って、靴を削り出してたような気がした。

縁のところとかが足首に当たったら、痛くないのかなぁ。つま先やかかとも大丈夫なのかなぁ、なんて、子供時代に疑問に思ったですよ。で、なんか突然そこらへんを思い出したんで、その木靴ってやつを履いてみたくなったですよ。いや〜それに、ニルスと同じものを身にまといたいじゃないですか。

木靴がどんなものなのか調べてみたら、謎の表現が目に付いた。

「ゴム製」。

「布製」。

「サンダル」。

は? (゜□゜;)

「ゴム長もあります」。

ええっ!? ( ̄□ ̄!)

ちょ、それどんな木靴よ。

んでいろいろ調査して分かったのは、「木靴」ってのは、靴底が1枚の木材で出来てるやつのことだそうだ。てことで、覆う部分が布だったりゴムだったり皮だったりするらしい。なんだそういうことか。じゃあニルスに出て来た彫刻風の木靴ってのは、アニメ製作者の間違いか、おいらの記憶違いだったってことですな。そんな無理だらけの靴なんか、やっぱ存在するわけないか。

で、製品の木靴写真を眺めてると、かかとを包む部分がないのが多いわ。多分これ、歩くのに合わせて木が反り返らないから、ということじゃないのか、と。で、自然にサンダル風になるんじゃないのか、と。しかし底が木の板のサンダルってあんた、昔の便所サンダルそのもんじゃねーか。んー、なんかもう木靴に対する憧れが一気にしぼみましたですよ。

ああでもやっぱ、木靴を試してみたいかも。

銘板
2008.8.27 水曜
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逆効果

あのさ、ニコニコ動画の時報の「♪ニ〜ッコニッコどーが」ってやつ、ここしばらくがくぽ(GACKPOID)が歌ってるんだけどさ、いやあの、売り出し中のがくぽのイメージダウンになってない?

今さら言うのもなんだけど、時報うぜえ。マジうぜえ。

鏡音リンの『ココロ』の最新 PV 観て泣いてるときにやられると、ほんとうぜえ。心の底からうぜえ。

しかし、おいらが『ココロ』PV 観てる姿は、誰にも見せられんなぁ。

銘板
2008.8.28 木曜
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イレギュラー展開

連続ドラマってのは、決まった味わいのある意味マンネリな展開を楽しむもんなんだと思うけど、だからこそ、とんでもない展開の話が突然現れると、その話だけ長く覚えられたりして。

『ニルスのふしぎな旅』のファンサイトめっけたのよ(こちら)。各話のストーリー紹介があってさ、いやいや探しまくりましたですよ唯一覚えてる話を。そして見つけた。ははあ『月夜に浮かぶ幻の街』というタイトルでしたか。

住民の傲慢さから神の怒りに触れたその街はこの世から消され、100年に一度、満月の夜にだけ復活が許されることになった。魔法が解ける条件は、外部の人がその街で買い物をして、いくらでもいいから代金を支払うこと。そしてその100年に一度のタイミングに、ニルスがたまたま遭遇するんですな。ニルスはその少し前、砂浜で銅貨を一枚拾うんだけど、今の自分はお金なんか持っててもしょうがないから、と放置してきた。あのお金で買い物をすれば! ニルスは砂浜に走っていく。

(ネタバレ注意)いやもう終盤はハラハラドキドキでしたよ。「ニルスがんばれ〜! ニルス早く〜!」。でさ、子供向け番組ってハッピーエンドが基本じゃないですか。だから、心のどっかじゃ「絶対に大丈夫」「早くおいらを安心させてくれよ」って思ってた。話の内容もかなりファンタジーがかってたし。ところがそんな都合のいい期待を完全に裏切る厳しい結末。ニルスの懸命の努力なんて関係なしに、神の魔法はまたしてもこの街から100年の時間を奪ってしまうのよね。

呆然。

けど結局『ニルスのふしぎな旅』でおいらが唯一この話を覚えてるってのは、そんだけインパクトがあったってことでして。やっぱ「いつもと違う」「こんなの見たことがない」ってのは強烈だわ。イレギュラー展開って凄いなぁ。ファーストガンダムで言うと『ククルス・ドアンの島』だね。

そんでまた古い話だけど、もうすっかり主題歌『江戸の黒豹』の方が定着してしまった、杉良太郎主演の時代劇『新五捕物帳』。あれでも1回だけ、すんごいキョーレツな回があったよ。いつもは勧善懲悪の正しい時代劇だったのに。で、おいらはこれもまた、この番組内じゃこのエピソードしか覚えてない。

主人公の新五(岡っ引き)、ある娘に惚れちゃうんだわ。時代劇の主人公が色恋沙汰だと!? これだけで既に異色なのに、その娘さん、実は隠れキリシタンでさ、とうとうお上に見つかって掴まって(新五がそこらへんでどう絡んだかは忘れた)、磔獄門の憂き目に。

野次馬が集まる中に新五の姿も。で、なりふり構わず泣き叫んで暴れて、周りの人に押さえ込まれるんですよ。繰り返すけど、勧善懲悪時代劇の主人公ですよ新五は。何なんですかこの取り乱しようは。

この話の結末はどうだったか忘れた。けど次の週からは、番組は何事もなかったかのようにもとのテイストに戻ってたわ。いや、少しは引きずれよ。意外と冷たいやつだなぁ……。

しかしこれ、脚本が上がった時点でよく製作サイドが OK 出したなぁ。それとも製作で何らかの遅れが遅れてて、しょうがなくそれやるしかなかったのかなぁ。演出もまた暴走気味で。隠れキリシタンの人たちが土蔵の中でお祈りしてると、土壁が勝手にポロポロと崩れて、十字架が現れたりして。記憶違いかもしんないけど、後光までさしてたような。

おおお、詳しい情報発見! そうだったのか、あの番組自体けっこう暗かったのか。ゴールデンタイムだったのに。昭和のテレビは、今に比べるとカオスというか無法地帯というかだったからなぁ。『新五捕物帳』を知ってる人たちの間じゃ、このエピソードはかなり有名みたいね。

ま〜あとイレギュラーと言えば、『中学生日記』もときどき突発的に凄いことやらかすよね。かなり前だけど、バレンタインデイをネタにしたやつが凄かった。脚本から演出から、めちゃめちゃ気合い入りまくっててさ、もう『中学生日記』とは呼べないような出来映えで。製作環境の限界を、熱意と発想で克服してしまってたよ。いや〜天晴でしたよあれもまた。ヒロインの名前が「きみえ」だったことは覚えてるよ。二枚目気取りの勘違い君がけっこう笑えた。今頑張って調べてみたけど、なにぶんネタが古いせいか(ニルスよりも新五よりも新しいんだが)、マイナーなせいか、全然ダメだったよ。

テレビドラマに限らず「マンネリの打破」ってのはよく言われることだとは思うけど、考えてみるとこれって、すごく勇気とエネルギーと決断力が要ることだったりするのよね。個人の生活レベルだって、「今日からあれをしよう」と決意したって、大抵は出来ずじまいか三日坊主。結局は元通りの暮らしが一番楽だってんで、何も変わらない日常に落ち着いてしまったりして。そのくせして「何か面白いことないかな〜」とか。

上に書いたイレギュラーな話だって、製作する時は少なからず反発があったと思うんだ。で、放送直後は反感を持つ視聴者もいたと思うんだ。だから製作チーム内での反発も、理にかなってたとは思うんだ。けど異端であるがゆえに、そういうエピソードは人の記憶に長く残ってる、というわけ。いつもと変わらない話なんか完全に忘れちゃってるのに。

ここはなんかもう一言、気の効いたことを書いて〆るべきなんだけど、ちょっと思いつかなくてすんませんです (^_^;)

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2008.8.29 金曜
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やかましい消費者は何を作ったか

あのさ、農相の「消費者がやかましい」ってアレだけど、どうでしょ。言ってることの本質は間違ってないと思うんだ。言葉の選び方が悪かったってことで。で、もともとやかましい人たちに「やかましい」なんてネガティブな言葉を言っちゃったもんだから、当然の如く「やかましく」攻撃されちゃってるね。農相の発言を攻撃してる人たちは、自ら「やかましい」ことを証明しちゃってるわけで。言った方も言った方。言われた方も言われた方。自分たちで気付いてるのかなぁこの滑稽さに。

実際、日本の食品消費者って口やかましいと思うよ。コストアップする要求ばっかりあれこれ言いたい放題の挙げ句、とどめに「安くなきゃ買ってやらない」だもん。無茶言い過ぎ。

伝統的に、食品に限らず日本の消費者は口うるさいもんだったらしくて、おかげで世界最高の工業製品の生産国になれたってことらしい。で、食べ物に関しては、おいらの知る限り、食通が幅を利かせだしたのはバブル期から。あれ以降、食品や食材の味と安全性に関する注文が厳しくなった。

はじめは緩やかにその方向に進んでたのに、追い討ちをかけるように O-157 だ遺伝子組み換え農産物だ BSE(狂牛病)だとヘビーな問題が次々と出て、しかも安さを追求するあまり輸入食材に頼るようになってから、中国製の食塩に変な物質が混ざってたなんてのも問題になったよね。餃子とウナギも。

それで消費者はすっかり「やかましく」なっちまったわけで。

昔、おいら、物産展で食品を売ってたんだわ。しかしほんと昔(20年くらい前)は、食品販売関係の法律はユルかったぞ。原産地表示は要らなかったし、賞味期限じゃなくて製造年月日だけでよかったし、アレルギーに関する注意書きも要らなかったし、試食もどこででもラクに出せた(今はいろんな規制をクリアしなきゃ試食を出せない)。「減塩」とか「低カロリー」なんかの表示もガイドラインなかったしな(今は「何と比べて」を明記しなきゃなんない。当然っちゃ当然だけど)。

合成着色料や合成保存料に対しても、消費者は今よりずっと寛容だったよ。で、何かあるごとに「やかましい」消費者が騒いで、それを受けて行政が規制をどんどん厳しくしていったんだわ。製造業者もそのたびにコストをかけて対応してきたけど、今の時代、安くなきゃ誰も買わないから、要はそこらへんのコストはメーカーが自腹でどうにかしてきたってのが現状だったりして。こりゃモチベーション下がるわ。

まぁ今はおいらは食品やってないから言えるけど、安物はヤバくてまずいに決まってるだろ。いいもん食いたかったらカネを惜しむなよ。早死にの覚悟がないやつが食いものの質をケチるなよ。

で、最近はそこらへんの当たり前の論理に気付く人が増えて来た感じがする。90年代後半ほど無茶苦茶じゃなくなったというか。けど売り手側はまだ安心しちゃいかんのよね。一番増えたのは「食の安全のためならちょっとくらい高くたって」って層だからね。この「ちょっとくらい」が問題。なんかねぇ、人にもよるだろうけど、売って来た感覚からするとその本音は、「安物と同じ値段までなら」ってニュアンスの人が多いように感じられて。あくまでも安物が基準で、それよりちょっとでも高いと「やっぱり値段がねぇ」。結局「安くなきゃダメ」なのよ。「もっと安く」じゃないぶんだけちょっぴりマシって程度で。

それでも、主婦が食費にシビアになるのは分かるのよ。食事は毎日だからね。少しでも食費を節約すれば、積もり積もればかなりの違いになりますわな。世の中の大半の、給料が収入源の家庭だと入ってくるお金は決まってるから、支出の賢さで懐具合がもろに変わって来ますわな。けど財布と同時に家族の健康も守りたいわけで、結局そのしわ寄せが食品の製造・販売に来るわけなのよね。

てことで、物産展で高めな食材を売る場合、もちろん一番多く相手にするのは主婦だけど、狙い目はオトーサンだったりする。主婦の財布が家計なのに対して、オトーサンの財布はオトーサンのお小遣いだから、自分が使いたいように使えるのよね。そんなわけで、気に入ってもらえると、けっこうサックリと買ってくださるのよね。「ああ、そのくらいなら」なんてノリで。

奥さんにとっても家計が助かるし、思いがけずいつもよりおいしいのが食べられるしで、どっかの飲み屋で飲まれちゃうよりよっぽど嬉しいわけ。口上もナイスだ。「オレぁ食いものなんかでケチケチしたかないね」「どうせいつか死ぬんだから、うまいもん食っとかなきゃ」等々。いやまぁ代わりに奥さんが毎日ケチケチしてくれてるお陰で、今のあんたの生活と健康が見事に両立してるんだよ、だなんてとても言えないんだけどさw

食品の消費者が品質と値段についてやかましくなるのは自然なことかもしれないけど、それにしても今はほんとヤバいと思うよ。生産者が「安い外国製品に太刀打ちできない」と言うと、消費者は「品質で勝負すればいい」と必ず返すけどさ、その品質を確保するためのコストは誰が払うのか、と。設備も人材も時間も労力も必要ですぜ。で、いざ頑張ってそういう製品を作っても、「高いから買わない」「安いのでも大して変わらない」だもんな。

てなわけで、もう食品関係じゃないおいらが言うのもなんだけどさ、「やかましい」食品消費者の皆様、商品についてあーだこーだ注文付けるのは、とりあえず実際にご自分で商品を買って、使ってみてからにしていただけませんかね。

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2008.8.30 土曜
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行政と業界はどうだ

昨日は食品消費者のなんだかアレなことを書かせてもらったけど、行政側もけっこうアレなのよね。

最近、食糧自給率の低下がウンタラとか農水省が騒いでるけど、ぶっちゃけ手遅れな気がしてしょうがない。日本の食べ物は食材も加工品も、高くてうまい。これは今や世界の常識かと。けど日本に限らず世界のどこでだって、毎日の必需品としての食材は、安くてそこそこのやつしか求めてないのよ。

けど国産のは高品質高価格の一点攻めなんだもん、そりゃあ食糧自給率が下がるわ。下がらない方がおかしい。今の状態のまんま日本の自給率を上げろってのは、イタリア国民全員に「車はフェラーリしか買うな」と言ってるようなもんに思えるよ。

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そしたら話の流れで、食材や食品や外食関係の方はどうなんだってことになるけど、そっちはもう今さらここで言うこともないでしょ。ツッコミどころだらけでww まぁなんてーの、今はお客は安くなきゃ買わないし、それにぴったりの外国産品が押し寄せて来てるしで、日本で食いもの関係やるってのは、まともにやってたら全然儲かんないのよ。

トントンならまだしも、赤垂れ流しちゃったりして、続ける意味がなくなって来ちゃったりして。はたから見てもうま味がないから新規参入もあんまりなくて、日本国内の食品・食材産業ってのは既に死に体だったりして。

てことで、そんなドブみたいに淀んだ業界から手っ取り早く利益を上げるとなると、ズルすることを思いつく人たちが出たりするんですよ。なんかもう最近そんなニュースが目白押しだけど、この業界を取り巻く構造的なところが変わらないと、いくら規制をきつくしてっても、そうゆーことやる人や会社は後を絶たないと思うなぁ。

ていうか規制や監視をきつくするってのはそれだけでコストアップ要因だからね。安さ最重要の消費者はますます買わなくなるわ。「お金で安全性やうまさを買えるなら買おう」っつう、質のいいお客が増えてくれればいいんだけどね。ファッションには喜んで法外なカネを払う国民なんだけどねぇ。

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っつうか農協をさらに縮小効率化または解体すると、中間マージンの横流れ分が減るんじゃないかと。消費者は国産農産物を少しでも安く買えて、生産者は仕事が増えるけど生産量あたりの収入が増える、んじゃないかと。

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2008.8.31 日曜
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1周年

いやいやいやついに1周年ですよ。めでたいですなぁ。何がって? この日記がって? いやいやいやこの日記はもう8年目に突入でげすよ。ああそういえば6月末頃の7周年、完全に忘れてた。ていうか来月末、このサイト9周年だわ。まさに「光陰矢の如し」ですな。こんなに続くとは作った本人も全く思ってなかったわ。ま、基本ダラダラだけどw

何が1周年かってそりゃあんた、初音ミク発売1周年ですよ。

実際、おいらが Vocaloid 音楽(とその他の諸々)にハマッたのは去年の11月に入ってからなんで、2カ月ちょいくらいのタイムラグがあるけど、それまでは初音ミクなんて、薄らぼんやりと名前を聞いたことがあったようななかったようなって感じだったわ。そんでハマッてからはもうハマりっぱなし。いやもうこんなおもしろいものが他にあるのかってくらいで。

そうねぇそういえば、実際に曲を聴いてみるまでは、萌え関係で盛り上がってるっぽいってことで、おいら腰が引けてたのよね。けどさ、かの松浦晋也氏(日本の宇宙機マニアでこの御名を知らないやつはモグリ)がブログで絶賛してたもんだから、そこから入ったのよね。

そんでいざ触れてみた Vocaloid まわりのアマチュア活動の成果は、想像を絶する素晴らしさだったよ。"Packaged" 聴いてボロボロ泣いたよおいら。音楽で泣いたなんて今までなかったよ。他にも心を打つ名曲に次々と出会って、 PV の映像や発想に感激して、ネタ曲ネタ動画に笑い転げて、ネギの由来を探って妙に納得して、ミク以外にも Vocaloid があることを知って、今度はそのあたりの名曲を発掘しては毎日聞き惚れて。

大げさでなく、生活が変わったですよ。

カネや権利の流れや連鎖がほとんど全くない、あくまでもユル〜く繋がったクリエイターたちと観客たち。ステージの上と下を隔てる境目もない。好みの作品の周りに気が向いた時に集まっては楽しんで、ありがとうね、次はあっちに行こうかな〜こっちはどうかな〜って感覚がたまんなく良くて。「初聴き〜」「また来たよ〜」。それに何より、

タダだし!www

タダでここまで楽しみ尽くせる娯楽って、他にないんじゃないだろか。てなわけでさ、去年あたりから足が遠のいてた映画館にますます行かなくなっちまって (^_^;)> 地元映画館仲間の皆さん、ほんとゴメン (^人^)

てな感じで、これからもアマチュアクリエイターさんたちの活躍を心から楽しみにしてますです。あんたたち本当に最高だよ!

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ま〜これを一過性のブームと読む人も、当時既にいらしたなぁ。それが間違いってわけではなかったかと。今はもうあの時ほどの熱気はなくなってしまった感じだからね(おいらは遅れて参加したクチだけど、それでも大盛り上がりしてた)。けどさ、ブームが消滅したかっつうと、そうでもないのよ。どっちかつったら「定着」って感じかと。

いったん盛り上がってみた後に「自分には合わない」と足抜けした人も、飽きてしまった人もきっといると思う。けど、変わらず楽しんでる人たちや、噂を聞きつけて新規参入してきた人たちもまたかなりいるみたいで。

あと、少しずつだけど海外にも浸透して来てるみたいよ。恐ろしいほど事情に詳しい外人さんとかいらっしゃるみたいでw ミクだけじゃなく鏡音リンの涙腺決壊曲『ココロ』なんかも、英語やスペイン語の字幕版が YouTube に上がってて、確実にファンを増やしてるっぽいし。

そういや永遠の名曲『雲の遺跡』の中国語字幕版も見つけたっけ。この曲、初音ミク ver. と鏡音レン ver. とがあって、それぞれのバージョンのファンが「こっちの方がいい」と言い合ってる状況なんだわ。けどなんてーか、ミクがレンがじゃなく、『雲の遺跡』それ自体が素晴らしいんだよ。

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