ひとりごちるゆんず 2008年2月
銘板
2008.2.1 金曜 前日に飛ぶ
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実際にやってみた

2008.1.23 で予告したやつをやってみた。この日記の任意の日付の過去ログにリンクを貼る場合、日付表示とタイトルの間に露出してる URL をコピペしてもらおうって新方針だよ。先月はどうしたかっつうと、タイトルをクリックするとその日のログが頭出しされて、ブラウザの URL 欄にその日の URL が出るからそれをコピペしてくれって感じだった。この先月の方針はブログ風で分かりやすいかと思ったけど、なんかその発想にたどり着かない場合が多いんじゃないかって気がしてさ、そんでもっと直接分かりやすいのを考えたらこうなった、と。

まぁブラウザで表示されてるページに URL なんかがもろに露出しちゃうとかっこ悪いんだけどね。なんだか HTML 組むの失敗して思わずソースが見えちゃったみたいで。HTML 手書き派としてはそう思われるのは非常に心外だったりする。そんで「こいつはわざと出してんすよ」というのを主張する意味で、その URL は背景を白くして存在を強調するようにしてみた。けっこううまくいった気がする。ページの背景が白じゃないってのがこんな時になって役に立ちましたな。

けどなんてーか、今ブラウザで確認したら、やっぱちょっとバタ臭い orz

そんなこと言ってももうやっちゃった以上、今月はこれで通しますです。いつもながら、この仕組みを仕込むのけっこう大変だったです。毎月の日記の台紙ページを作るのは自作 JavaScript で自動生成させてるんだけど、今回は論理構造にまでは踏み込まなくて済んだ。先月分を作るのに仕込んどいたやつを利用したんで。けどめんどくさい作業は避けられんかったよ。

自動生成の普段の段取りは、

  1. htrgtrjsmakeV2.html っつう HTML + JavaScript な書類に新しい月の設定を書き込む。
  2. ブラウザで表示すると、HTML ソースが現れる。
  3. その HTML ソースを全選択してコピーする。
  4. htrgtrjsresult.html っつう書類の記述を全消去してから、コピー内容を貼り付けて保存する。
  5. htrgtrjsresult.html をブラウザに突っ込むと新しい月の初日ぶんのページが出るんで、ちゃんと表示されてるか確認する。
  6. 問題なかったら書類 htrgtrjsresult.html を複製する。
  7. 複製ぶんに新しい月の日記台紙の名前(今月なら htrgtr0802.html)を付ける。
  8. その書類に日記を書く。

とまぁ「自動生成」と言いながら、けっこうな手動操作を強要されるわけです。それでもずいぶんラクになったけどさ。なんたって日記を書き始めた初期は、日々の情報を1日ずつコピペして書き換えてたんだもん。やたらめんどい上によくミスったっけなぁ。あれが改善されただけでもかなりの進歩だよ。しかも「曜日表示」とか「各日付のアンカー埋め込み」とか「前日に飛ぶ」とか今回の「当日分 URL 表示」とかの多機能化にも一応対応できてるし(多機能化って4種類だけかよ)。

で、今までの月末ごとのルーティンワークだけでこんくらいの労働量があるんだけど、JavaScript をいじるとなるとかなり面倒になるんですよ。上の段取りで分かる通り、動作確認にはブラウザで2回表示しなきゃなんないわけです。1回変更するごとにブラウザ2回表示。いろいろまとめて変更すりゃいいんだけど、それだと何か起こったときに(改造中はいろいろ想定外のことが起こりまくる)何が悪かったのか分かんなくなっちゃうんで、変更は愚直に1回でひとつずつなんですわ。何かをチューンするときの定石的手段とは言え、もぉ〜これが作業はかどらんのよ。

それでやっと今回の改造が終わったってことで、気が付けばもう午前2時回ってるし orz あああ早く寝なきゃ。

え? 明日は土曜だって? いやいやいやこれが今この日記すごい遅れててさ、つい2時間前に2月14日に突入したばっかだよ。とりあえずおいらにとってはこの日は何の変哲もない日っす。何も特別な奇跡が起こらない日ってことで、もう慣れたからどうでもよい。そういやおととしの2月14日は珍しくちょっとあったっけ。ほんとたまには奇跡が起こるんだなぁ。その年の3月14日は慣れてなくていろいろ大変だったさ。けどそんな期待はいつもできるもんじゃないんで、今年は、ってか今年も都合のいいことは何も望まない方向でひとつ。

今日の作業用 BGM は『雲の遺跡』(YouTube)。まごうかたなき名曲だなぁこれ(しみじみ)。MP3 落としてあるんで iTunes で無限ルーブどした。

銘板
2008.2.2 土曜 前日に飛ぶ
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Across the Universe

NASA やってくれるなぁ。この記事のことで。記事は2月8日の配信なんでこの日記の日付と揃ってないけどカンベンね (^人^)

NASA ご自慢の DSN (Deep Space Network) 施設を使って、ビートルズの名曲 "Across the Universe"(邦訳すると「宇宙を渡って」かな)を北極星に向けて送信したんだそうで。北極星に届くまで431年もかかっちゃうけど、それより向こうの星々に届くには何万年もかかるかもしんないけど、ひょっとしたら永遠に誰も受信してくんないかもしんないけど、それでもよくやったと思う。

自分は今ここにいるんだっつう、地球人の存在の叫びですよこれは。NASA は、地球人による宇宙探査の盟主としての自覚を充分に持ってますですな。

歌詞は こちら

しかしなんてーの、このことについてポールが「ボクの愛を……」ってコメントするのはちょっと違うんでないのかとか思ったり。ジョンの曲じゃんこれ。もろにジョンが歌ってるし。クレジットが "Lennon/McCartney" だから公式的には間違いじゃないんだろうが。

銘板
2008.2.3 日曜 前日に飛ぶ
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その愛が終わるとき

Netscape 社(っつうか今は AOL の1部門だけど)が提供してる "My Webpage" っつうサービスに入会してるんですわ。Netscape が提供する、自前サイト公開用の無料レンタルサーバ。いつ以来だったか忘れたけど、この日記に初登場したのは 2002.10.8 ですな。その時点で既に放置状態で、そのサービスの名前さえ忘れてる (^▽^;) てか今回も完ペキ忘れててさ、自分の過去ログ読んでたら 2002.10.8 にたまたま行き当たって、それでようやく思い出したぐらいにして。

久々に思い出したんでちょっとつないでみたら、AOL 傘下になっても相変わらず使い勝手悪そうだなぁ。容量も全然昔のまんまだし。20MB ってまぁ無料サービスだから文句言うのもお門違いだけど、それにしたってなぁ。同じアカウントで使える Netscape Webmail (今は AOL Mail と同じ。おいらは1アカウント持ってるけど、もう "xxx@netscape.net" のメアドを取るのは不可能かも)の方は 2GB ですぜ? メル鯖の100分の1ってどうよ。このサービス、提供元からも完全に放置されてますな。なんか結局誰も使ってなさそうだしね。

んで久々にネスケ愛が萌え上がってきたんで、Netscape Japan につないでみたよ。

……、

……、

……。

あんたいまだに「Netscape 7.1 の新しいブラウザで……」っていつの話よそれwww とか思いつつ Wikipedia の「Netscapeシリーズ」の項目を読んでみたら、えっ? えっ? 最新の Netscape 9 がもう出てるのは知ってたけど、てゆーか今さっきスキップ♪しながらインスコしたけど、AOL は今月1日で Netscape の全サポートを終了??? おまがー!! マジかよぉ〜〜!!(泣) もう少し調べたら サポートは1カ月延長して3月1日まで らしいけど、この期に及んでたかだか1カ月伸ばされたってなんにも変わりませんがな。Netscape プロジェクトは AOL に完全に見限られちまったってことか orz

まぁおいらのメインブラウザは Firefox で、こっちはこれからもどんどん開発が続いて行くみたいだから問題ないけど、しかしネスケがついに消滅ってのは、ときどき中断しつつも愛を注いで来た人間としてほんと悲しい。おお、2006.10.22 の時点で既に暗雲立ちこめまくりだったっけ。ツライですなぁ。おいらがネットを始めた頃は、ネスケがないと何もできん状態だったのになぁ。

Mac 用にも IE と OE も確かにあったけど、マイクロソフトがまた後出しジャンケンしてやがるって感じで使う気になれなくてな。もうネスケで慣れてたから、IE と OE の、サイト閲覧とメールの機能が別々ってのにも違和感を覚えたっけな。今じゃ Firefox と Thunderbird でそれも普通になってしまったけど、これもマイクロソフトとの戦いの影響なんだよね。それぞれ別々のソフトを使うのが普通になっちゃったもんだから、ネスケと Mozilla もその風潮に合わせたってわけで。今思うと、その舵切りも敗北に傾いた一因だったのかもなぁ。おいらとしては、今でもブラウザとメーラが一体になったソフトを使いたいよ。別にそれで何の得があるってわけじゃないけど、それで刷り込まれちゃったもんだから。

あとまぁ Mozilla プロジェクトが Firefox + Thunderbird で成功したのはいいけど、おかげで Netscape の影が薄くなっちまったってのもあるかも。ネスケは Mozilla の成果を取り込む仕組み上、Mozilla より遅れてしまうんだよね。Firefox は同じ Mozilla 内のプロジェクトだからすぐさま反映できるんだけど、ネスケはそんなわけで常にワンテンポ遅れてた。今みたいに安定してればその遅れも大したことないんだけど、そうなるまでの過渡期は、1バージョン遅れるってのは機能でも安定性でも決定的な差だったよ。それにアップデート間隔も長かったしね。

それでもおいらがネスケを使い続けてたのは、ファン心理のなせる技だった。たぶん他のユーザもそうだったんじゃないかな。「昔ネスケにとってもお世話になった。だから復活を信じて使い続ける」。それが……ついに敗北宣言ですか。マイクロソフトに大敗を喫してからの再出発の過程で Mozilla プロジェクトを立ち上げてくれたおかげで、Firefox と Thunderbird っつう遺産が残ったけど、本丸陥落については無念の一言ですよまったく。

はーあ。Wikipedia の記事を読むと、なんか将来計画としてブラウザとメーラが再び統合される予定があったみたいね。せめてそれをやってから、ネスケが本来の姿を取り戻してからサポート停止してほしかったよ。

思えばネスケ 4.x のメール機能、設定の使い心地が悪くてなぁ。我慢して使ってたんだけど、待たせに待たせた 6.x でそこが劇的に改善されてたのにはほんと感激したっけ。それでもう離れらんなくなったんだよ。一時期、Mozilla の方が進んでるからってんで Mozilla を使ってみたこともあったよ。本質的に同じソフトなはずなのに、それでも Mozilla は Mozilla、ネスケはネスケって感じがしてさ、Mozilla に違和感を覚えたんでネスケに戻っちゃったりして。でも Mac 用が 7.2 英語版で止まってしまって、がんばって使い続けたけどもう時代について来れなくなって、泣く泣く Firefox に乗り換えたんですわ。こっちはそんなに違和感を覚えなかったな。なんでだろ。

そんで、待望の Netscape 8 が出て驚喜したのも束の間、それが Windows 専用と知って落ち込んだり。いつまで待っても Mac 用が出なくてなぁ……。Netscape 9 の Mac 用ベータが出た時はマジ嬉しかった。Firefox からいつ切り替えようかと思ってた。でもネスケが大変なことになってるのを全く察知できなかった鈍いおいらは暢気に何もしないでいて、正規版が出てることをついさっき知ってダウンロードして、試運転しながらネスケ情報を漁ったら、衝撃の事実に触れた、と。今さらそんなのイヤだとか言っても始まりませんですな。受け入れるしかありませんですな。

今までありがとう Netscape。本当に楽しかった。君のことは忘れないよ。

銘板
2008.2.4 月曜 前日に飛ぶ
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日本映画が負け犬だった頃

あのさ、『哀しい気分でジョーク』(1985)って映画知ってる? ビートたけしの初主演作品なんだけど。これ昨日ふと思い出しちゃって。「知ってる?」って訊いちゃったけど、知らなくても別にどーってことないよ。むしろ知らない方がいいかもしんない。なんかねぇ、めちゃめちゃ最悪だったよこれ。おいらはテレビで観たんだけど、劇場でカネ払って観なくてほんと良かった。日本映画が死に体だった頃の、フツーの作品のレベルを知る上で重要かもしんないサンプル。

とりあえず難病ものでさ、もうそれだけでダメ。しかし何なんだろね難病ものって。同情を買いたいってのは分かるけど、それを当てて金儲けしようって姿勢はほんとどうなのよ。とりあえずたけしは悪くないと思う。その頃はまだ売れっ子になったばっかりだったから、仕事を選ぶなんてできなかったろうし。要は製作側の姿勢ですな。

こうゆーの作る人たちは表向き、「こんな病気があるんです。当事者の苦しみはこんなに大きいんです。それを知ってください」なんて気分なのかもしんない。観て泣く人たちも「こんな病気があるのか。こんなに辛いのか。切ない話だ」って感じかな。まぁ本人たちは至って真面目なつもりなのかもしんないけど、心のどこかじゃ「自分や身の回りじゃ起こりえない」って高をくくってるんじゃないだろか。

実際のリアル難病の患者の容態は正直、テレビや映画で年齢制限なしで出せるほど甘っちょろいもんじゃなかったぞ。ていうかほんと、無関係な他人様にお見せできるようなまともなもんじゃなかったぞ。付添人が気が狂いそうになるんだから、本人はもっと極限だったと思う。つうか精神は最後まで耐え抜いたけど、結局体がその極限状態に耐えられなくなって亡くなってしまったわけだが。

そこらへんとりあえず難病ものは全く描写しないのよね。めちゃめちゃ元気で健康的なまま、特に理由もなく「死ぬ設定だから死んでみました」としか見えない。完全にじゃなくても少しくらい表現したってバチは当たらないと思うが。常識で考えて、病気で死ぬってのは、何らかの理由でいろいろな内臓の機能が低下して、そのうち一番ダメージを受けた内臓の活動が生命維持の臨界を下回るってことなんだよ。そこまで行くんだから、体の内側だけじゃなく外見や行動にまで異状が現れるもんでしょ(そうじゃないのもあるだろうけど、稀だと思う。『哀しい気分でジョーク』の脳腫瘍だと、場合によっては綺麗なまま安らかに亡くなったりもするしね)。そこを全く描かないってのは明らかな怠慢だと思う。意図的にそうしてるんだとしたら情報の歪曲ですな。どっちにしても、そのココロは金儲け優先に思えてしょうがない。

なるだけそれを表現するって方針でも、表現する意志さえあればできることはたくさんある。鶏ガラみたいに痩せ細るなんてのは難しいとしても、例えば長いベッド生活で筋力が衰えてトイレにも一人で行けなくて、おまるでの用足しにも介添えが必要だとか(20代のスポーツマンでも半年でそうなりました)、黄疸で肌が異常に黄色いとか、付添人と楽しく話してる最中に咳が止まらなくなるとか、その咳で死ぬんじゃないかと思うくらい過剰な咳がいつまでも続くとか、体温調節機能が狂って、病室の室温は一定なのに1時間ごとにガタガタ震えたり汗をダラダラ流したりとか、なんかこう少しでも実地を知ってれば描けて当然のことを、全く描いてないのよね。

難病ものに引っかかる観客ってのは若い人が多いから、ショックを与えたくないってのがあるかもしんない。余計なことに気を取られて、主題であるドラマ展開をちゃんと観てくれないかもっつう配慮もあるかもしんない。けど、病気を扱うなら症状の表現は避けては通れないと思う。それができないから無視するってのはおかしいと思う。そんなんだったらそもそも難病ものをやる意味さえないと思う。なんかさ、難病ものって基本的に禁じ手だと思うのよね。それを、健康な人同士での感動ストーリーを描く自信がないから、ついついその禁じ手をやらかしてしまうってのが真相なんじゃないかと。それがあまりにも頻繁なもんだから、ついに「難病もの」っう現実逃避でしかないジャンルが確立されてしまったんじゃないかと。

リアル難病を少しでも知る人なら「これはただのファンタジーだ」と理解できるけど、そうじゃない人たちは映画で示されたまがいものをリアルだと思い込んじゃうんだよね。難病ものの製作者たちは、自分が儲けるためには社会的な誤解を垂れ流してもいいんだと思ってる人たちなわけですよ。セカチュウ作った人たち、あんだけ世の中を騙してなんぼ稼いだんでしょうかね。儲かりましたか。嬉しいですか。そうですかそれはよかったですね。これでこれから、不運にもあの病気にかかった人やそのご家族が、いざその時になって全然違うことを初めて知って余計に苦しむ世の中になりましたね。

余談が長くなっちまったけど、『哀しい気分でジョーク』もそんな難病ものの王道だったよ。んでまぁ悲しみを盛り上げるのに使われたのが『グリーン・グリーン』っつう小学校の音楽の教科書に載ってるあの歌。みんな知ってるからこそ悲劇性を煽るんだろうなぁ。それと歌詞が「ある日 パパと二人で 語り合ったさ この世に生きる喜び そして 悲しみのことを」でして、そのままこの映画の主題にかぶってるわけだ。もしかしたらこの歌詞から生まれた映画なのかもしれんな。けどなんか、ひねりがないよなぁ。

個人的にこの曲が好きじゃないってのもあるかもしんない。音楽の時間に初めて聴いた時から、この曲の気取り返った感じがどうにもいけ好かなくて。「どうだ俺様はこんなにも思慮深いのだよ。お前ごときとは根底から違うのだよ」って見下されてる感じがして。曲を覚えた後、授業で「歌った」ってより「強制的に歌わせられた」って感触しか残ってないんだが。だから、この曲を愛する人のセンスとおいらのセンスとは、もともと相容れないのかもしんない。

あと許せなかったのがさ、主人公の少年とその父親はオーストラリアに行くんだけど、映画の中に無意味にオーストラリアの観光情報が何度も差し込まれるのよ。当局からいろいろ便宜図ってもらってるのバレバレ。予算の都合なんだろうけど、映画作品ってさ、見た目だけでいいからどんな権威からも独立しててほしいのよね。商業映画は基本的に娯楽なんだから、そういう苦しい舞台裏なんか興醒めなだけだから、絶対に見たくないのよね。そんなわけで、見た目だけ繕うってのがギリギリのラインだと思うんだけど、この映画は簡単にそれを割ってしまってる。そんなあたりで、映画そのものとして露骨に志が低いんで、作品内で表現しようとしてる主題も、お涙頂戴(しかも邪道)しか狙ってないことがよく分かるわけで。

んでまぁ調べてる途中で、ようつべに 作品のダイジェスト が上がってるのを見つけたよ。前編だけ観たんだけど(後編は豪州観光情報のクソ演出があると思ったら観る気が失せた。オーストラリアはむしろ好きなんだけど)、なんか BGM がめちゃめちゃダサいのがなんだかなぁ。客からカネを取る映画だってのに中学生日記よりチンケな音楽使って、しかもその使い方まで型にはめまくって、ここまでダサいと観てる方が恥ずかしくなる。監督も、「断れない仕事」ってやつだったのかな。

この頃は日本映画がダメダメだったあたりだからなぁ。アイドルもの(東宝、東映)と寅さん(松竹)とポルノ(にっかつ)でようやく食いつないでたから、体力もモチベーションも落ちまくってこんなのしか作れなかったんだろなぁ。まぁそんなカツカツの時代の遺物としての価値はあるかなこれ。日本映画、復活してよかったなぁ。

銘板左端銘板銘板右端

1985年と言えば黒澤明が超大作『乱』を発表した年だな。製作費24億円って今でも日本映画としては超大作レベルだけど、調達できないってほどでもないわな。けど今より物価が安かったってのもあったけど、結局日本の映画界が負担できる金額じゃなかったんで、フランス政府が半額持ったんだよね。てことで、日本側(ヘラルドエース)が調達したのは12億円。それでもかなり苦しんだみたい。

ちなみに黒澤がフランス側のプロデューサーに「どうしてこんな大金を負担してくれるのか」と訊いたら(シェイクスピア原作の日本の時代劇だから、フランスは全く関係がない)、こんな単純な答えが返ってきたそうで。

「フランスはクロサワを愛しているから」

この話を知ったとき、おいらコロッと親仏派になったす。フランス人は外交の極意を心得とりますなぁ。その前に『影武者』(1980)がカンヌでグランプリ取ってたから、その影響もあったのかも。しかし半額とは言え1本の外国の映画のためにポンと12億出す国ってすごくね?

銘板左端銘板銘板右端

製作協力側からの圧力で筋を曲げた映画と言えば、『月光の夏』もありましたな。これ、評価が高いみたいだけど、おいら的にはちょっと。共感力に欠けてるのかなぁおいら orz 話の筋よりも、無意味なロケ地観光情報(吉野ケ里遺跡その他)とかチャチ過ぎる特撮とかが気になってしまって。結局は、観客みんなが納得できる映画を作るってのは、自前でどうにでもできるカネをなんぼ確保できるが重要な要素になるってことですかね。

銘板
2008.2.5 火曜 前日に飛ぶ
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ぐだぐだウダるだけの日

昨日難病もの映画にケチ付けたけどさ、やっぱ「それ系で泣ける」「それ系で泣きたい」っつう一定の市場ってのがあるってことなのよね。そこに狙いを定めて食いつくってのは、商売やってるんならしょうがないことなのかもなぁとかちょっと弱気になったぐらいにして。だからまぁおいらとしては難病ものは何でもダメって方針をやめて、「手抜きじゃなかったら認める」ってあたりにしようかと。まぁなんてーか、「大して調査してないけど、難病ものの演出はこのくらいでいいでしょ。どうせほとんどの客がこの病気の症状を知らないんだから」っつうふざけた態度に基づく製作は認めたくないってこと。当たり前っちゃ当たり前ですな。

難病ものじゃないけどさ、前にも何回か叩いたことあるけどさ、『アルマゲドン』(1998)って科学技術考証がめちゃめちゃ杜撰だったんだわ。見ちゃいらんなかったんだわ。かのハリウッド映画がここまでひどいことするもんなのかと、呆れながら逆に感心したぐらいにして。NASA 監修が売りだったけど、実際に NASA が知恵を貸したのって、主人公たちが乗った宇宙船が月の引力を利用して方向転換するってとこだけだったんじゃないかな。そこだけはライバル作品の『ディープ・インパクト』(1998)より説得力あったけど、後はひとつ残らず、うーん、って感じ。

つまり、そんなツッコミどころがたまたま分かっちゃう人ってのは必ずいるわけなんですよ。あなただってそうなる可能性はいつでもあるんですよ。例えば、「今の若い女性はそんな陳腐な言葉遣いなんか絶対にしない。それにそんな考え方や感じ方はあり得ない」とかでも。同人系の小説なんかで、男のおいらでも「はぁ?」と思うような古臭い&現実感の薄いセリフ回しの女性登場人物とかいたりするもんな。んで話を戻すと、製作陣だって大抵、製作が決まってから泥縄で勉強するわけだから、プロアマ問わず、長いことそのジャンルに興味を持ってきた人たちの目はどうしてもごまかし切れないわけで。

んでもさ、許せるレベルってあるのよ。ベストを尽くしたってことが分かると、ツッコむ気も薄れるってもんで。前にビデオ借りて観た『 マーキュリー・ミッション 』(2000)っつうアメリカの TV 映画があった。リアル指向の宇宙もので、資金的に苦しかったみたいでところどころ VFX がチャチいところがあったけど、まだ少し誤解してるところがあったけど、製作陣が一生懸命勉強した跡が伺えたよ。製作費は比べるべくもないはずのアルマゲドンよりよっぽどマシだったす。

難病ものも、ちょっとでも実際のその病気を勉強すれば、納得する人がグンと増えると思うんだ。実際にその病気を知ってる人たちが支持して宣伝してくれると思うんだ。あれ? allcinema ONLINE でアルマゲドンを調べようとしたら、なんかそのページに行くと Firefox がフリーズするんですが。Netscape 9 も。Safari はどうかな? おお、大丈夫だ。ははぁラジー賞ガンガン取っておいででいらっしゃいましたか。とりあえず作品賞押さえてるしwwww って観た人のコメント読んでみたら意外や意外、賛否両論ですな。しかも思った以上に「感動した派」が多い。中には「本作品を観た日本人の8割はいい映画と思っているのではないでしょうか?」って意見も。おいらはてっきり観た人の8割以上がクズ映画と判断したもんだと…… (^^;) お互い自己中心主義だってことですなぁ。

あぅぅその近くに「観てる最中にそんな所ばかり探してるんですか?悲しいですね」というコメントもあった。いや、そんなもん自分だってチェックしたくないのに、露骨すぎていちいち目についちゃうんすよ。嘘っぱちでもそのまんま飲み込めるように気を遣って演出してくれると嬉しいんですけどね。『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズ(1985〜)や『ロボコップ』(1987)みたいに。同じ SF ジャンルでのこの格差は、製作側の配慮の違い、ということで納得したいわけです。まぁアルマゲドンに対する不満の原因は飽くまでも自分の感覚中心と分かったんで、これ以上は控えますわ。

んでまぁ難病ものにしても、観客の結構多くが自分の感覚を中心にして観てると思われるんで、「感動して泣けた」と言う人もいる一方、「ふざけんなバカヤロー」と感じる人も出てくるんですよ。で、全員じゃなくてもふざけんな派をできるだけ説得するだけの努力を、製作者がろくにしてないのがときどき見えちゃうんですよ。おいらも含めてふざけんな派はウルサ口が多いだろうから、人数は少なくてもその映画に納得すれば、強烈な口コミ力を発揮するんだが。逆にそこらへんの人に対する説得力が全くなければ、いつまでもグダグダ言われ続けるわけで。その映画でせっかく感動してる人の気分を害するわけで。

まぁ自分の好みのものをけなされれば傷付くし腹も立つけど、自分が憤りを覚えたものに対して「あれは素晴らしい! 感動した!」とか言われると、それもそれでけっこうムカつくもんなんですよ。で、結局はその製作者がもっと志と完成度が高いものを作ってれば、こんな事態にはならずに済むわけですよ。大体、そこらへんの案配ってのは企画や脚本段階で決まるもんだってことは素人でも分かる。その段階じゃ大してカネがかかんないはずなんだが。時間と手間はいくらでもかけられる自由度があるんだな。でも手間暇かけ過ぎちゃいつまで経っても製作に入れないんで、ちょうどいいあたりを落としどころにするんだろうけど、難病ものはその落としどころの打点がやたら低いんでないのか、ということなんだわ。

まぁおいらも難病ものは3本くらいしか観てないんだけど(なるべく観ないようにしてるし)、どれも自分や近しい人が難病を経験したことがない人のみをターゲットに絞った作品に感じてしまって。それで「感動した」「素晴らしい」「儲けた」「有名になった」っての、その病気の近くにいる人たちの気持ちはどうお考えなんで? やっぱ「自分の周りには起こるはずがない別世界の悲劇」と錯覚してるみたいに思えるんだが。

けど、まぁ顧客ターゲットはそういう現実をまだあまり知らない若い人たちなんだろなぁ。自分の若い頃を振り返ると、「それを分かれ」って方が酷かもしれん。

前に、ネット上の知り合いが開催した草文学賞の BBS に参加したことがあったんだわ。1週間に1本、主催者に投稿された短編小説がメルマガで配信されて、読んだ人たちが BBS でああだこうだ感想を言い合うっての。それであるとき難病ものが出てさ、読み出して難病ものと分かった時点でおいらは醒めちゃったんだわ。で、そんな醒めた目で読むと、架空の病気なのは別にいいんだけど、あまりにもその病気の現実感がなくてね。それで、ああこの作者さんは自分や近しい人の難病をまだ一度も経験したことがないんだな、ノンフィクションの書籍とかにも触れたことがないんだな、と分かったよ。んでまぁ BBS を読みに行ったら、思った通りというか反応が薄くて。おいらの感覚がそんなに的外れってわけでもなかったんだなとか思ったりして。

でも一人だけ興奮してた人がいたよ。泣けて泣けてしょうがなかった、と。感動した、と。その感性は否定されるべきじゃないけど、それでもやっぱしちょっとね、なんかイタイなぁとか思ったぐらいにして。ちなみにその感動しまくった人、BBS じゃちょっとおイタが過ぎる時がままあったりしてね。あと、自分は切れ者だと信じて疑ってなかったよ。おいらはその集団の中じゃちょっと疎遠なポジションだったんで、他の人たちを差し置いて彼と対峙ってのはしなかったけど、他に集まってた人たちはみんな優しくて、まだ何も知らない無垢な心を傷つけないよう気遣ってたっけ。彼の無邪気なやんちゃに耐えながら。

なんかここまで書いて、「じゃあ自分はどうなんだ」とようやく考えたぐらいにして。自分にもまだまだ越えるべき壁があるってことを棚に上げてたことに気付いたす。ご都合主義ですなぁ。人様のことより自分のことをしっかりやらんといかんのだった。しかし、若い頃はそれでも一生懸命考えて行動してたつもりだったのに、振り返ると驕りの塊でしたですよ。てことで、今でも自分に見える範囲は一生懸命なつもりなんだけど、きっとまだ全然見えてないんだろな。てゆうか今、職場でおいらよりずっと若い人たちと一緒に仕事してるんだけど、その歳のおいらより皆さんずっと大人なんですわ。現時点でもおいらの方が優れてるところなんて別に見当たらなかったり。ちとショックな現実だったりする orz

銘板
2008.2.6 水曜 前日に飛ぶ
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絶滅危惧技術を保存する話

おいらの密やかな自慢であるカナ入力が今、危機に瀕してたりする。

職場ではローマ字入力やってるんだわ。書く仕事がけっこう多くてねこれが。初めて Windows を使うついでに、世の中で同じくデファクトスタンダードになってるローマ字入力も習得しちゃおうって腹で。OS もタイピングも二刀流をマスターしちゃおうってことで。

11月に入社して、はじめのうちはかなりひどいタイピングだったんだけど、今じゃけっこう慣れて打ち込めるようになったよ。したら弊害が出てさ。うちでこの日記を書くのが凄く億劫になってさ。カナ入力したくなくて。で、日記が2週間も遅れてしまってるわけ(これ書いてるのは2月20日)。じゃあローマ字入力ならいけるのかっつうとそれもイヤ。職場でやんなるくらい打ち込んでるもんだから。

しかも気を抜くと家でも職場でも、違う方のタイピングに切り替わっちゃってものすごい文字列を打ち込んでたりするしw 慣れだと思うけどね。ていうかそう信じたい自分がいる。まぁローバにミニを乗り出した頃も、右ハンドルなのにウインカーの棒が左側、ワイパーの棒が右側に付いてるのに慣れるまで相当かかったっけなぁ。当時、昼間は仕事で日産アベニールに乗ってたし。間違えなくなるまでどのくらいかかったっけ……んむ〜なんか2年くらいはしょっちゅう間違えてたような。てことは今回のタイピング二刀流大作戦も、そのくらいは見とけってことですか。悠久ですなぁトホホホ……。

カナ入力って今やかなり少数派みたいだから、伝統芸能の保存みたいなノリで護っていきたいところなんですがねぇ。でも現実にはローマ字入力ができないと汎用性がないってことでして。パソコンで仕事ができないのと同じことなわけでして。まぁうちの職場じゃ専用 PC をあてがわれてるから、カナ入力に設定しても何の問題もないんだけど、やっぱついでに汎用性も獲得したいじゃないですか。他の場所で PC を触らなきゃなんなくなった時とかに「あ、おれ打てません。カナ入力しかできないんで」なんて言ったらひんしゅく買うだけだし。

世の中がこうなっちまった以上、カナ入力の利点や素晴らしさを声高に叫んだって誰も見向いてくれないどころか、引かれるだけだよなぁ。てことで、おいらのこの特殊でしかないマイナーなスキルは、家だけでこっそり炸裂させることにしますわ。

で、今まさにこれ打つのにカナ入力やってるんだけど、ローマ字入力修行中の過渡期ってことで、やたら間違う上に遅い(泣)。たまにキーを見ながらじゃないと打てんし。2つの入力方法が脳内で干渉を起こしてますですよ。まぁ修行を続けていくうちに、脳内にそれぞれのパーティションができあがって、いずれ混同することがなくなるんじゃないかと思う所存でござる。ローバーミニと日産アベニールのウインカーをいつしか間違えなくなったように。ってそうなるまで2年かよ。ま、頑張ってみるですよ。最後に「ダメ」となったら、職場環境をカナ入力にすればいい話だし(自宅環境をローマ字入力にする発想はナシ)

銘板
2008.2.7 木曜 前日に飛ぶ
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カタカナ英語今昔

あのさ、「プロフィール」って言い出した人ってどこの誰よ。今辞書で調べたら、"profile" のことじゃん。これ「プロファイル」なんじゃね?

前に少年漫画誌で推理ものがブームになった頃、ジャンプも流れに乗って『プロファイラー草薙葵』だったかっつう連載を始めたっけな。人気が出なくてすぐ終わったけど。警察でその少し前あたりに「プロファイリング」っつう捜査手法を正式導入したとか。恐らくそれまでも職人技的にそういうことをやってたと思うんだけど、それを定式化&最適化したものがアメリカあたりから輸入されたってことらしい。で、「プロフィーリング」じゃなくて「プロファイリング」なわけです。新しい概念に名付けられて再入国した外来語は、より原語に近いわけです。昔の日本の輸入語ってかなりテキトーだったんだなぁ。

そういや "mobile" も長いこと「モビル」って読んでたのに(「モービル石油」とか「オートモビル」とか「モビルスーツ」とか)、IT 関連でその言葉が輸入され直したら「モバイル」になってたしな。発音の変化が逆の例じゃ、70年代の第一次 F1 ブームのときに「タイレル」だった "Tyrell" が、80年代の第二次ブームになったら「ティレル」に変わったなんてのもあったっけ。

けんど ZZ TOP の "She Loves My Automobile" だと「オートモビル」と聞こえないこともないかも。おいらの耳に聞こえたまんまを忠実にカナにすると「オドモベェ〜ォ」なんだが。なんだどっちとも全然違うじゃんかww

銘板
2008.2.8 金曜 前日に飛ぶ
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外来語は意外と昔気質

昨日の続きっす。それ系の外来語の話題で、「新聞語」と言えるような変な言葉もあるんだが。

とりあえず "main" を意味する「メーン」。これ凄い違和感を覚えるんだけど。「メイン」なら原語をほぼ忠実に再現できる上に、普通に日本語としても通用するんだが。それでも新聞って頑に「メーン」を使い続けてるよね。彼らは言葉のプロだから、たぶん外来語を使う上でのルールがしっかり決まっててそうなってるんだろうけど、もう陳腐化してるから直そうよ。

「メーン」てさ、英語だとすればなんかこう、アメリカの若い男同士がくだけた挨拶をするときの "What's up, man!" の "man!" にしか認識できないんだが。「ぉわつぁっ めーーーーん!」とまぁ意味なく尾長鶏の尻尾みたいに伸ばすのがかっこいいとされてるらしい。その無意味さが「粋」ってことで遊びでしかない言葉なんだろうけど、新聞じゃ「メーン」はあくまでも格式語扱いなわけで。そのしゃっちょこばってアホっぽい言葉を使うっつうギャップが痛いんですよ。もう新聞関係の内輪だけでしかこだわってない言葉だと思うんで、早いとこ規定を「メイン」に更新してほしいところですはい。

同じパターンであれにも参った。「メード喫茶」。その手の商売が発祥して以来ずっと「メイド喫茶」だとおいらは思うが、それでも新聞は「メード」。「メイド」ってちゃんと書いてるのも見かけたことがあるような気がしたけど、「メード」も確実に見かけた。まぁ原語は "maid" で、最後の d が日本語じゃうまく表せないんで、どっちも間違いっちゃどっちも間違いなんだけど、それにしてもできる範囲だけでも正確にやろうって発想はないのかねw

んでまぁ新聞語のネタはあとひとつ。スポーツ欄から。それは「アウエー」。原語は "away" ですな。この「アウエー」っつう豪快なカナ変換を初めて新聞で見た朝、マジで意味分かんなくて、次の日になってようやく "away" だったことに気付いたぐらいにして。

ヘンテコなカタカナ英語が大好きな、外国映画の国内配給元でさえ『キャスト・アウェイ』(2000)なんて正確寄りな使い方してるんだが。まぁこれももっと原語に忠実になれば「ケァスタウェイ」(米語)でほぼ完璧になれるんだが、そうしないで中黒で野暮に区切らんと気が済まんのよね彼らは。『ゲッタウェイ』(1972, 1994)っつうナイスな前例があるってのに。

てことで、これも「アウエー」なんつうダサダサな綴りでなきゃいかん理由があるもんなの? せっかく「アウェイ」っつうほぼ完璧な綴りがあるのに、それを強行せにゃならん理由は何なの?

でもさ、IT と共にいろんなカタカナ語がますます氾濫するようになったけど、そこらへん輸入され直したからみんなマシになったかっつうと、そうでもなかったりするのよね。例えば「メール」「アップデート」「ログイン」「ログアウト」って、やっぱなんだかなぁって気がして。おいら的には、日本語の能力内で最善を尽くすならそれぞれ「メイル」「アップデイト」「ロギン」「ロガオ」だと思うんだが。

銘板
2008.2.9 土曜 前日に飛ぶ
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JOJO de Cell

ちょいと古い話(去年の9月7日)ではござんすが、今日(2008.2.24)初めて知った嬉しいニュースでも。

あの漫画家の荒木飛呂彦先生(『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズとか)の絵がですね、アメリカの医学生物学専門誌 "Cell" の表紙を飾ったそうなんですよ。

とりあえず証拠。そんでその大きめの画像↓。

SCRAPPER

その他の情報その1, その2, その3

WRYYYYYYYYY これはめでたいぞジョジョォォォォッ!! \(^o^)/ いやいやいやいやそれにしても、まぁ正直おいら Cell なんて専門誌、名前を聞いたこともなかったんだけどさ、調べたらあんたその道の世界的権威だそうじゃないの。そんなおカタそうな雑誌が日本の漫画家の絵を表紙に載せちゃうんだもんなぁ。

んで、Cell 誌2007年9月7日号の筆頭論文採用の栄誉に輝いた瀬藤光利准教授( 「SCRAPPER [壊し屋] がRIM1にユビキチンを付加するモデル図」)、大の JOJO ファンだそうで、そんで今回 Cell 誌の表紙を任される運びになって、荒木先生に依頼したってことだそうで。それでなんと、荒木先生との渡りを付けるのに白羽の矢を立てたのが、かのカジポン・マルコ・残月氏(文芸ジャンキー・パラダイス)。JOJO ファンの最高位に君臨する(「君臨」ていうより、その JOJO 愛の深さを多くのファンが認めて、彼をその地位に押し上げてる感じ)あのお方に目を付けるとは、瀬藤准教授もなまなかなファンじゃありませんですなwww おっ、カジポン様の公式サイトに いきさつが載ってる

やったなぁすげぇなぁ(感慨)。もちろん瀬藤准教授の快挙があってこそなんだけど、日本の漫画表現が、しかも荒木飛呂彦がこの檜舞台に選ばれるとはなぁ。関係した方々全員を賞賛したい。ていうか敬意を表するッ! 問題なく掲載してくれた Cell 誌もほんと懐が深いッ!

既にフランスとイタリアで大人気だと話に聞いた荒木ワールドの、世界進出の勢いはもう誰にも止められませんですなぁ。善哉善哉。

銘板
2008.2.10 日曜 前日に飛ぶ
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ニコニコ動画が変な電波文を垂れ流している件

なんか2月20日付(これ書いてるの2月24日)のニコニコニュースで、なんてーか、おいらにとってラッキーみたいなことが書かれてるのよね。でもなんだか意味不明でこれが

600万IDまでを24時間開放しました
 
1月19日に会員数500万を突破し、ニコニコ成人の日に掲げた年内に1000万アカウント突破に向け着々と数を伸ばしつつある中、本日600万IDまでを24時間開放いたしました。
 
引き続きいつでもだれもがニコニコできるようにがんばっていきます。

すごい悪文の典型って感じなんですが。ここまで脈絡ないと、なんか電波系っぽいよ? スパムサイトの自動生成文にちょっと似てるwww

はじめの文の「、」で区切られた3つのバートがそれぞれ微妙に無関係って何よ。っつうかとりあえずおいら自分の ID 番号が分かんないんですが。メールを調べたけど、「登録完了手続きのお願い」しか発見できなくて、そのメール内の「ユーザーIDは登録完了手続き後に発行されます」ってのが全く理解できてないんすけど。ユーザ ID が載ってるはずの続きのメール来てないみたいなんすけど。サイト内でアカウント情報を見ても、それらしい数字はないし。

まぁおいらが会員登録したのが1月6日だから、記事からすると500万 ID 以内のはずなんだよな。で、「ニコニコ成人の日……ある中、」は意味がつながってないから無視して、2月20日に600万 ID までを24時間開放した、と。

んだけどこの「24時間開放」の定義がまたよく分かんなくて。エコノミーモードを解除してくれるってことなんでしょか? その割には夜7時以降は相変わらず「エコノミーモード」の表示が出て、低画質になるんだけど。その時間帯でもログインできるのは別に前から変わってないし。とりあえず2月23日(土曜)の昼にその日の1発目の接続して以降けっこうつながりやすくはなったけど、そのことかな? ていうかそれまで何日間かやたらタイムアウト連発になってろくに動画を再生できなくなってしまってて、それが元に戻っただけなんだけど。

んん〜文章も実行内容もイミフ (-_-;) なんかこう、ニコニコ動画ってアイディアやサービスをいろいろ頑張ってるのは分かるけど、どこか抜けてるところがあるっつうかなぁ。ときどき「大丈夫かよ?」と心配になる時があるなぁ。

銘板
2008.2.11 月曜 前日に飛ぶ
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文章修行中の身

仕事でさ、けっこう論理的な文章を書かなきゃなんないのよね。まぁ論理的っつっても普通レベルで破綻しないように、かつできるだけ簡潔に丁寧にってなわけで、まぁ普通の文章なわけよ。文章に関する専門知識も特に要らない。1トピックあたりでそんなに長いの書くわけじゃないから、その間は気を抜かずに、気を付けることに気を付けながら書くってことで。一番重要なのは誤字脱字を出さないってことだったりして。

で、同僚の中に、それがめちゃめちゃ苦手な人がいるのよね。なんでそこまで書けないのか不思議にさえ思っちゃうんだけど、見てるとどうも、今までそんなに文章を書いたことがないみたいで、その絶対的な経験不足が一番大きいっぽい。それにうまく書けないもんだから苦手意識を持っちゃって、萎縮し切ってる感じなんだわ。それでますます書けなくなってるみたいで。

経験不足ってのはこの場合、少しでも多く文章を書き続けてコツを掴んでいくしかないと思うんだわ。ところが仕事ってやつは常に高い完成度を求めますわな。そのうえ彼はどうも、一発で完璧なものを書きたいと焦ってるみたいでね。『今日の今この瞬間それを実現しなきゃいかんのだ』『なんでそれができないんだオレ』と、無茶なプレッシャーという名の呪いを自分にかけてしまってるっつうか。

端から見てて、正直それは無理だと思う。

おいら何年もこの日記を書き続けてるけど、いま仕事で書いてる文章、ダメ出し食らいっぱなしだよ。好きなことだけ好き勝手に書くのと、相手の要求や社内の仕様に合わせて書くのとじゃ全然違うわほんと。それでも今まで何もしなかったってのより、ずっと表現の幅を取れてると思う。ダメ出しされたところを「ああそういうことか」とけっこうすぐに直せたりしてるし(つまりおいらのビジネス文書はフリーダム過ぎて暴走気味ってことか…… (^▽^;) あと誤字とか直し忘れとかのアホな間違いが多すぎるのも問題だけど orz)。

んでまぁ件の彼の場合、無駄なプレッシャーを自分にかけて萎縮ってあたりをまずどうにかせんといかん感じなのよね。それをなんとかしないことには、文章をどんどん書いて成長していくっつうスタートラインにまでなかなか行けない気がするのよね。けど文書作成中の彼は……明らかにテンパッてる……。助けを求められたりするもんな。でもテンパッてるから、せっかく解説してもあんまし頭に入ってないみたいだし。

っうかさ、助けに応じるのはやぶさかじゃないけどさ、『ゆんずさん答え分かってんでしょ? 意地悪しないで早く教えてくださいよ』って感じなのが少々気になるんだが。まぁおいらもビジネス文書は修行中の身だからさ、「これが答えだ!」と自分で思ってても間違えてる可能性があるんだよね。それも確かにあるんだけど、仮においらの答えが完璧に正解だとして、それを教えてそのまんま書かせたとして、それで彼はどうやって一人前になるんだね。

いつまでも一人で仕事できない人の代役を周りの人がいつまでもやって、そのぶん全体の作業量もいつまでも減ったまま。いかんだろそれじゃ。

そのことをはっきり言っちゃって、自分の現状を悟らせた方がいいのかねぇ……。そんなオッサン臭いアクションは正直イヤなんだがねぇ。てかそんな偉そうなこと言ってるおいらの現状が既にアレだったりして OTZ

銘板
2008.2.12 火曜 前日に飛ぶ
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久々にボカロネタ

鏡音リン・レンの歌声に最近ようやく慣れてきたよ。なんか調教が超ムズだそうで、聴いた中で初音ミク並みにまともに歌えてるやつがほとんどなくて、そんであんまし聴かないっつう感じで、ますます関心が薄れてしまってた。

けど研究が少しずつ進んできてるみたいで、まぁまぁ聴けるのもぼつらぼつら出てきた感じ。まだまだガチ曲を任せるほどじゃないっぽいけど。ミクは発売直後(去年の9月中)からナイスな曲がばんばん出てたから、使い手の技っつうよりやっぱリンレンの製品自体の完成度がイマイチなんだろなぁとか思ったり。そんな中でも鏡音レン版『雲の遺跡』(YouTube)がいいんだけど、オリジナルのミク版(YouTube)の方が完成度が若干高いんだよな(おいらにはそう聴こえる)。作者さん(yanagi様)によると、ミクで作ったオリジナルの VSQ ファイルをレンに流用したらそのまんまじゃ全然ダメで、かなり頑張ったらしいんだけど。

で、細々ながらリン・レンを聴いてきて、ちょっとずつ慣れてきたってわけだ。んで思うのは、声を担当した声優の下田麻美さん、ほんといい仕事してくれたんだなぁ、と。お一人でリン(女声)・レン(男声)の二役をこなされたんだけど、全く別人の声だよ。同一人物の声とは思えんよ。リン・レンとも、声質にそれぞれ独自の華があるよ。

てことで心情的にはリン・レンを応援したいんだが……だが……って感じ。クリプトンさん、鏡音リン・レンのアップデートなにとぞよろしくお願いいたします。製品の完成度がミク並みに上がれば、作者さんたちのモチベーションももっと上がって、リン・レンを使った心に響く新曲たちがじゃんじゃん生まれるような気がしてしょうがないっす。

ついでに MEIKO と KAITO の Vocaloid 2 化も本気で検討してくれ〜。リンレンが出てみたら思ったよりイマイチだったり、そろそろミクだけじゃ飽きてきたってこともあってか、最近じゃ MEIKO や KAITO のすごくいい曲がいろいろ上がってきて人気も出てきてるってのに、越えられない旧バージョンの壁にぶち当たりまくりだぞ。それでも旧型の欠点がなるべく目立たないように工夫したり、旧型が苦手な低音を思い切って放置して得意な高音に全力をぶち込んだりしつつ、作者さんたちは MEIKO じゃないと歌えない、KAITO じゃないと歌えない名曲たちを発表し続けてるんすよ。これが泣かずにいられますか。え?

特に MEIKO の爆発力は他社製も含めた全 Vocaloid 中で最強だよ。その魅力を引き出すのがまた一筋縄じゃいかないそうだけど。てことでいまだに『隣に…』(YouTube)を毎日のように聴いてますです。作者さん(ぼか主様)はミクでも名カバー『寝・逃・げでリセット』(YouTube)を打ち込まれてるけど、『隣に…』で MEIKO を選ばれたのも分かるわ。

銘板
2008.2.13 水曜 前日に飛ぶ
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「……。」

職場で上司にツッコまれた。まぁそれはいつものことなんだけど(ォィ)、最近やってる文書仕事の仕様が、「」内にいろいろ書くって形なんさ(別にセリフじゃないっす)。んでおいらの常識として、

「……である。まとめるとこうなる」

みたいに、途中で文を切る時は終わりに『。』を付けて、最後の閉じカッコ直前は『。』を付けない形にして提出してたんだわ。同じ仕事してる他の人たちの多くが「……。」としてるのは知ってたんだが。したら上司から「どうしてこうするんですか?」と。

どうして?ってそりゃ……うーん。「小説とか新聞で普通にそうやってるんで」と答えたんだわ。それ以外に理由ないし。つうか普通通りにやってるつもりのことで異端者扱いされたのがちょっとショック。この日記もそういう世間一般のプロ文書から判断して、その形式を取ってるんだが。

けど一般的じゃないのかねぇ。おいらのやり方は却下だよ。職場内で文章の仕様をなるべく統一しなきゃなんないからね。なんか腑に落ちなかったけど、こんなしょうもないことで反発して「困った人」と思われるのもアレだから、今までのおいらが書いた文書を「……。」で手直し&これから書く文書もその方向で、ってことでソッコー受け入れたわ。

んむー、「……。」はなんだか違和感を覚えるんだが。単に慣れの問題だろうけど。けどブログとかならともかく、活字でこの形はあんまし見たことないし。そもそも小学校の作文のルールってどうだったっけ? つうか「……」をやってるのは職場内でおいらだけみたいなんで、おいらの常識が外れてるってことになるな。

今ちょいと調べたら、星新一、椎名誠、宮本輝、それと新聞は「……」派だな。けど宮沢賢治と三浦哲郎は「……。」派だ。どっちでもとりあえず正解らしいけど、ビジネス文書じゃどうなんだろ。ちょちょっと検索かけて調べてみたけど、「」内に文章を書く文例が見当たらなくて、よく分からんってのが暫定的な結論ですな。

てなわけで、仕事じゃ「……。」と書きつつ、この日記では相変わらず「……」の形を続けることにすますた。日記は私的な文章だからどっちでも問題ないんだけど、仕事で間違わないように気をつけなきゃいかんですな。

銘板
2008.2.14 木曜 前日に飛ぶ
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「……「……」……」

昨日の続き。

あとさ、「」内に同じ「」を入れるのって文章作法じゃ御法度じゃなかったっけ? 例えば

×「兜甲児は「パイルダー・オン!」と叫んだ」

○「兜甲児は『パイルダー・オン!』と叫んだ」

だとばっかり思ってたんだが、職場内じゃ「……「……」……」とやってる人が多いのよね。で、これ上司チェックでスルーっぽい。文章に関するおいらの常識が次々と破壊されていく新鮮な毎日ですハイ。

っつうか、前に文学部出身の友達に教えてもらったところでは、論文の書式として「」や『』の使い方は厳密に決められてて、しかも基本中の基本らしくて、論文の内容がどんなに気合い入ってても、そのあたりから間違えてたりすると内容の信憑性まで疑われてしまうらしい。ま、映画でどんなに真剣なテーマを扱ってても、見せ方がなってなきゃなんにもならんのと同じですな。

コンピュータプログラミングじゃ(……(……(……)))ってのは普通に見かけるけど、それぞれの括弧にそれぞれの意味が与えられてるから、同じ用法じゃ同じ括弧を使った方がまだ分かりやすいってことで、そう決めてるんじゃないかと。

んで結局、ビジネス文書じゃ「……「……」……」は OK ってことなのかな? とりあえずうちの職場じゃ容認らしいけど。おいらは仕事でも「……『……』……」形式を使っててまだ何も言われてないけど、これもいずれ、社内仕様の統一の名の下に、「……「……」……」にしろって言われるのかなぁ。まぁ給料貰ってる身なんで、それで決まりなら何も異存はないっすけど、おいらの常識と世の中の常識とのズレがこれからも続出しそうだねぇ。

銘板
2008.2.15 金曜 前日に飛ぶ
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職場でも左手マウス

右手の親指と人差し指の腹が、ピリピリと痛むんです。これ、仕事中にいっつも手に汗書いてるから、それでマウスの操作してるからこうなっちゃったんだと思うんです。

てことで、昨日から職場でも左手マウスにしてみましたです。それはいいんだけど、Windows の操作じゃ右手マウスに馴れちゃったもんだからいろいろやりにくくて。特にショートカットは左手でしか覚えてないからなぁ。つうか Windows のショートカットって ctrl キー主体じゃないのさ。あれを右手でやるってのはおもくそ無理がありますですな。まぁ Mac のコマンドキー主体のショートカットは既に右手で完成の域に達してたりするけどww

つうか Win ショートカットを左手で慣れたっつってもまだまだ全然なんで、貼り付けするつもりで何もないところをコピーしちゃってクリップボードの内容を消しちゃったり、なんて小事故が普段から多発だったりして orz あと「Esc」 と「全角/半角」を間違えるってのも多いなぁ。

銘板
2008.2.16 土曜 前日に飛ぶ
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jamバンド(Music Maker)

ベリー、Very、ペリー、開国
ベリー、Very、ペリー、開国
 
かにチャーハン!

いやいやいや、なかなかですよこれは。とりあえずリンクしとくよ。【jamバンド課題曲】StrawberryJam【MEIKO/KAITO】(曲は自作)(ニコニコ動画)。1月にうpされた作品なんだけど、YouTube に転載されるの待ってたら全然誰もやってくれないんで、ニコニコ動画の原版に直リンしてみますた。作者は『雲の遺跡』"PASSIONAIRE" その他で「伝説のMEIKOマスター」の称号を与えられてる yanagi 様。今回も MEIKO でぶっ飛ばしとります。

初めて聴いた時、「うっわー yanagi さんて電波歌詞書くんだ〜 (-▽-;)」と誤解してしまったっす。歌詞の出どころは別にあるんすよ。それに yanagi 様がメロディとアレンジ、ヴォーカルを加えて曲に仕上げたってことで。

その歌詞の出どころってのがこちらのページ(けっこう下の方に出てます)。Music Maker(特別限定版が「jamバンド」)っつう DTM ソフトの販促の一環で、「この歌詞に Music Maker で曲を作って付けよう」ってのが主旨らしい。んで yanagi 様も参戦したわけだけど、作者コメントによると「jamバンド持ってないのに勝手に課題歌詞に曲つけて……」って、売り手の販促の意図完全無視w ソフトの性能がウンタラとかじゃなく、なんかおもしろそうだからちょっとやってみたってだけみたいww そのくせしてニコニコ動画内に発表されてる課題曲の中で、ダントツに再生数稼いでるし(他の10倍くらい)www このソフトの販売元にとって、yanagi 様のちょっとしたお遊びは限りなく荒らしに近いよーな気がするwwww

それにしても jam バンドって、こんなイメージキャラを付けてるんだよね。3人それぞれに名前まで付けてるんだよね(口癖と性格の設定は別に要らないような気がする)。これってクリプトンのキャラクターボーカルシリーズにめちゃめちゃ便乗だよなぁ〜。けどニコニコを見る限り、全く鳴かず飛ばずだったりする。Vocaloid の方は初音ミクの大ブレイクに始まって、今じゃキャラクターボーカルじゃない MEIKO や KAITO にまで固定ファンが付いて、挙げ句の果てに他社製 Vocaloid の Sweet Ann のユーザが勝手に作った「脳内 Ann」まですっかり知れ渡ってるってのに。アマチュア絵師に負けてっぞ jam バンド(ちなみにそのアマチュア絵師さんは、ゆんず内で最強の名曲『アキアカネ』(YouTube)を作られた方でもあります)。

Sweet Ann脳内 Ann
本物の Sweet Ann(左)と脳内 Ann(右)っす。別に左右を間違えてないっすww

つうか本物 Ann の絵でさえ認知されてるんだが(ネタ動画でウケまくった影響で)。けどまぁ jamバンド側もこの路線で準備するだけはしたんだから、世間への売り込み方も初音ミクの真似をすればいいんでないかとか。しかしん〜、なんかドラム担当のあたりにヤバげな気配を感じてしまうんだが。髪型とリボンに激しくパッチモンくさい感触が……。3人とも両腕に、キャラクターボーカルの証であるあの黒いやつをちゃっかり着けてるし。あと妙にメカっぽいヘッドフォンとか……いやいや絶対ヤバいってこれwww でもここまでやっちゃったんなら、あとは元祖のクリプトンにツッコまれるその日までひたすら売るべし!

銘板
2008.2.17 日曜 前日に飛ぶ
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すっぽぽんすっぽぽんすっぽぽんぽーん

まだニコニコ動画に登録してなかった頃、YouTube でこの作品を聴いたんだわ。元ネタ分かんなかったけど、やたらウケてしまってさ。んでしばらく忘れてたんだけど、久しぶりに見た YouTube の「関連動画」に出てきちゃってさ。ニコニコ動画で探したらあっさり見つかったんで、そのカオスぶりをまた楽しんだんだわ。

そしたら作者コメントにオリジナルの紹介があるじゃないですか。ソッコー飛んでってみましたですよ。それが、それが……、これなんだけど……(ニコニコ動画)YouTube のはこちら。

ぶわーっはっはっはぁ〜!! (T▽T)

あひ〜誰かたすけてぇ〜。これすごすぎ! マジで腹筋クラッシャー。インド人のセンスは凄まじいなんて聞いたことはあったけど、まさかこれほどまでとは。しかしまぁ、こうゆーのに出てくる動物のかぶりものって普通はかわいく作られるもんだと思うが、やたらリアルなのはなんでだ? それが愛想振りまくんだもんなぁ。

これで理解したよ。野生動物がかわいいってのはあくまでも人間の勝手な脳内イメージで、本物は超コワイもんなんだと(まぁ映像も本物じゃないんだけど)。

最後にカメラに迫ってくるサル、今晩あたり夢に出そう……。

銘板
2008.2.18 月曜 前日に飛ぶ
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GarageBand は行けるのか?

おととい書いた jam バンド(または Music Maker)だけどさ、いやその、買っちゃおっかなとか前に思ったことあるんすよ。けど調べたら Windows Vista 専用らしくていきなり挫折。我が DTM への夢はまたしても虚しく崩れ去ったのであった。

んでまぁすっかり諦めてたんだけど、よくよく考えたらあんた、Mac ユーザには Apple 純正の GarageBand があったじゃないですか。新しい Mac を買うと無料で付いてくるそうだけど、古いユーザのために別売もしてたはず。と喜び勇んで Apple ストアを覗いてみたら、なんか GarageBand の本体が売ってないみたいなんですが。あれれれれぇもしかして発売中止っすか? と思いきや iLife '08 っつう統合ソフトの中に入ってたわ。Apple ってほんっと抱き合わせ販売が好きだよなぁ。けど iLife って、ソフト5種類入って Music Maker 単体よりまだ安かったりして。そんなに安くて品質大丈夫なのか?

最近の Apple 製のソフトって案配どーなのよ。OS はさすがにイイけど、アプリはどーなのよ。いやね、かつてAppleWorks 6 ってのがあったのよ。データベース、ワープロ、表計算、ドロー、ペイント、プレゼンテーションの6つの機能がセットで確か8,800円だったかな。Microsoft Office は Mac 用もあるけど高いんで、そこらへんの隙間を突いたって感じの商品だったよ。これ、最終的にバージョン 6.2.9 まで進んだんだけど、とにかく至る所バグだらけで。その前身のクラリスワークス4はかなり使えたんだけど、Mac OS X で動くのは AppleWorks の方だったんですな。

それでもマイナーアップグレードごとに不具合が減っていったんで、ひたすら次のアップグレード、次の……と待ってるうちに 6.2.9 を最後に止まってしまってさ。自分の環境を調べたら、04年4月が最終変更日ですな。当の Apple はなんかもう AppleWorks なんて忘れましたって感じで、後継製品の iWork の宣伝にいそしみ始めたぐらいにして。けど iWork はいまだに3機能しかなくて、AppleWorks をカバーし切れてなかったりする。つまり AppleWorks はその可能性と期待だけをおいらたちに残して、開発元から投げ出されちゃったのよ。

Apple の有料アプリにはそんな前歴があるわけでして。んでまぁ今 Apple ストアで iLife '08 の消費者レビューを読んでみたんだけど、なんかこれもあんまし評判が芳しくないみたいねぇ。iPhoto と iMovie の話ばっかで、お目当ての GarageBand のことが書いてないんだけど、どうも CPU は PowerPC G5 とか Intel が必要みたいな雰囲気。しかも 1.9GHz 以上。うちのは PowerPC G4/1.25GHz なんですが。ソフトの出来不出来以前に、おいらの Mac じゃ全然ダメっぽい気がしてきた orz

つうか曲を作りたいって気はあるけど、曲を作れる自信が全くないわけで。なんかせっかく買ってもめんどくてインスコさえしないような気がする……。

銘板
2008.2.19 火曜 前日に飛ぶ
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両刀使い修行中

んむ〜 (-_-) 今日何日だっけ……3月8日か。盛大に遅れてるなぁこの日記 orz

なんかこう、最近仕事でヘビーなやつこなしててさ毎日。やたら忍耐と根性が要るんですわ。それでもう家に帰った頃にはヘロヘロで、文章書く気が起きなくて。

その仕事でもやたら書くのよね。15インチモニタが7割方埋まっちゃうくらい。しかも1日2本。しかもローマ字入力。おかげさんでローマ字打ちはかなり手慣れてはきたけどさ。遅いけど。てことで、家ではカナ入力なわけで、脳内モードをいちいち切り替えるのがめんどいってのもあったりして。どうせ次の朝になればローマ字モードなわけだし。

でも困ったことに、その仕事にけっこうやりがいを感じるものがあったりして。何人かで同時にやってるんだけど、おいらともう一人だけがその専従でさ、他の人たちは別な仕事を兼務してるんすよ。ま、その厄介な仕事の稼ぎ頭になっちまっとるわけです。

んでまぁここでいっちょおいらが踏ん張らんといかんなぁとか思うと、キーボード叩く手にも力がこもるってもんです。てなわけで、ローマ字入力とカナ入力の両刀使いになるためには、夜もマメに家の PC でこの日記を書かなきゃなきゃなんないってことは分かっちゃいるんだけどねぇ。

銘板左端銘板銘板右端

前の仕事の時は、仕事するふりして昼間っから日記書けたんだけどな (^_^;)

銘板
2008.2.20 水曜 前日に飛ぶ
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ソフトな時代

なんかこう最近思うんだけど、ソフトな世の中になったね。まぁいいことだとは思うんだけど。

んじゃまぁハードな時代(おいらが分かるのは80年代)はどうだったかっつうと、とりあえずこじつけでも何でも、理由さえあれば暴力容認だったよ。学校じゃ先生に殴られる、家じゃ親に殴られるっつうのが日常でさ。理由っつっても「言うこと聞かないから」とか「目つきが気に食わないから」なんてのもあったなぁ。中学の男の先生なんか一人一人が名物の「凶器」を持ってて、問題を間違えたり遅刻したりするとその凶器で叩かれるんだよ。当時それが日本全国の普通だったからまぁ何とも思っちゃいなかったけど。暴力以外の面じゃ、大人も今より大人っぽい人が多かったし。

「殴ったね! 親父にも殴られたことがないのに!」とゆーガンダムのアムロ君のセリフを聞いて、なんて幸せなやつなんだとか思ったりして。しかしその後のブライトさんのセリフがなかなかふるってる。「殴られずに一人前になった男がどこにいるものか!」……この作品は確か70年代だったな。

あとテレビ番組もハードだったよ。暴力はもちろん性的なのでも。バラエティ番組でどついたり拷問みたいなことするの当たり前ね。ゴールデンタイムで芸人がフルチンになったりとか(さすがにモザイクはかけてた)。なんかあの頃、レーガン大統領が来日して日本の人気テレビ番組を見て、あまりの低俗さに激怒したとか。たぶんというかまず確実に『オレたちひょうきん族』のことだろうな。うん。

で、視聴率競争の成れの果てとはいえ、これじゃあんまりだってことになったんだと思うけど、先に放送モラルが確立してたアメリカに倣って、日本のテレビ番組もその方向を指向してさ、それがうまく影響したのか、世の中全体もソフト路線に進んでいったと思うんだ。でも今の日本って、80年代のアメリカみたいに凶悪犯罪(特にサイコ系)が頻発してる気がするんだが。まぁあそこまでひどくはないと思うけど、それでも昔に比べればヤバくなってると思う。

何なんだろねぇこのギャップ。世の中、表面的には大人しくなったけど、その裏じゃ心を病む人が増えてるってことなんでしょか。なんか「二極化」って言葉が流行ってるみたいだけど、そういうことなんですかね。で、「オレは平穏に暮らしてるから勝ち組」「犯罪起こしちまったやつらは負け組」とか? 世の中が時代とともにまともになってきてるってのはただの気のせいだったのかな。なんかどっかがねじ曲がってるってのは、いつの時代でも変わらないってことですかねぇ。

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『オレたちひょうきん族』はなー。ちょっとひどいって感じのところもあってな。その前に漫才ブームってのがあったんだけど、ブームが一気にしぼんでしまって、仕事にあぶれた芸人たちをその番組が一手に拾い上げたんだわ。それがなんつーか、人気だったコンビの面白い方だけ拾って相方を捨てるっつう凄まじい方法を取っちゃって。

ビートたけしに言わせると、相方のビートきよしは漫才ブームにすっかりあぐらかいちゃって、その後の芸人恐慌の時代を生き残る努力を何もしなかったらしいから、自業自得なのかもしんないけど。

ひょうきん族と言えば裏番組の『8時だヨ全員集合!』を撃墜した話がとみに有名だけど、実際はそんな勇ましい話じゃなかったよ。全員集合はその時点で完全にマンネリ化して飽きられてきちゃっててさ、放っといても早晩滅亡するのは目に見えてた。昔剣豪だった今は寝たきりのじいさんを、腕っ節が自慢の若侍が襲撃して首を取りましたみたいな、別に面白くも何ともない話で。

問題は、絶頂を誇った人気番組も、いつまでもそのまま続けてればいずれは視聴者に飽きられて捨てられるってこと。それをひょうきん族のスタッフも分かってなかったってこと。漫才ブームと全員集合から何も学んでなかったってこと。で、案の定ひょうきん族もマンネリ化して人気が落ちて、1989年にようやく打ち切りになりましたとさ。そのときさ、最終回を知らせる番組宣伝を見て「まだやってたのかよ」と思ったのを覚えてる。思えば86年頃からおいらはつまんなくて見なくなっててさ、クラスでひょうきん族の話題が出たとき「最近全然面白くねーよな」と言ったら他のやつに「おもしれーよ!」とすごまれてしまったことがあったっけ。

けどあのあたり、何が面白かったのかいまだに分からん。それより前はともかく想像を絶するギャグでひたすら笑ったんだけど、だんだんこう、1回ウケたギャグを最後の1人の視聴者に飽きられるまでしつこく引っ張るようになってきてなぁ。山田邦子のどこも全然似てない金八先生の物まねとか、太平シローの見苦しいだけのマドンナの物まねとか。物まねでさえない。芸でさえない。本人とスタジオの笑い屋だけノリノリ。

もうおいら笑いどころが分かんなくなっちゃって。番組レギュラーの中で二極化が進んで、人気と才能ある人たちが怠けるようになって、才能ない人や枯れちゃった人たちが必死につまんないことやってるのがもろに見えて痛々しくてな。

1989年か。もうそのへんからテレビあんまし見なくなっちゃったんだよな。ひょうきん族の凋落と共に、おいらのテレビへの興味も消えていったってことか。なんかあの番組で人生の一部を左右させられてしまってたことに今気付いて、ちょっとショックだったりする orz

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2008.2.21 木曜 前日に飛ぶ
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実在するホイド

あああもう何年も前のちょっとした嫌なことをさっき思い出しちゃって、なんかさっきからムカついてるんですけど。

あれは1つ前のケータイを買ったばかりだったから、2005年か。3年前だな。いやね、その頃、友達とかから貰ったストラップを、せっかくだからじゃらじゃら付けてたんすよ。で、ケータイを買い替えた時、お店のおねーさんから特別に、レアもののストラップを貰ったんですよ。なんでも、本当は新規契約のお客さんにしかあげられないんだけど、さっき新規契約してくれたお客さんにあげるの忘れちゃって。でもその人おじいさんだったからいいや。早くそれしまって! バレるとあたしがマズいのよ!

あの時は売り場のおねーちゃんと意気投合してほんと楽しかったなぁ。んでまぁそんなナイスないきさつでそのステキなストラップを頂いたんですよ。

そのストラップ、人気キャラのちいちゃなぬいぐるみでさ、ちいちゃなっつってもストラップにしてはでかくて目立つわけ。人気キャラなもんでますます目立つ。

で、そんなケータイを胸ポケットに入れてたらですよ、ストラップはポケットの外にぶら下がるじゃないですか。そこをなんかちょっとアレなやつに目を付けられちゃって。「ゆんずさんのそのストラップいいね〜。それ俺のカノジョが欲しがってるんだ。ちょーだい」。

そうゆー時って、「やだ」とかなかなか言えないじゃない大人気なくて。とりあえず「ええーっ」と反発したんだけど、相手はおいらがくれると確信してるのよ。そんなわけ分かんない自信に満ちた目で要求してくるのよ「もったいぶらないで早くよこせ」と。おいら完全に手下扱いされちゃったよ。

どうせタダで貰ったものなんだし、と強制納得して、渋々あげましたですよレアもののストラップ。しかし人の持ちもんを欲しがるだけならまだしも、即座にくれるようにせがむってどんだけ子供よ(おいらより年上の人です)。無言の圧力で奪い取るのって何よ。

彼がストラップを受け取りつつ、おいらに返した言葉は「どーもー♪」。

「ありがとう」の一言も言えんのか。

しかも貰いっぱなしでいまだに何の見返りもない。「おかげでカノジョが喜んでくれたよ」とかそうゆーねぎらいの報告もない。大体にしてどう言って彼女に渡したんだろ。まぁ「知り合いから貰っちゃってさ〜」とかまぁおいらが自発的に献上したかのように事実を捏造したんだろうとは思うが。

東北地方の言葉で「ホイド」ってのがある。もともとは泥棒の意味だけど、金品をたかるタチの悪い奴の意味でも使われる。やつは間違いなくホイドだ。今度から貴重品は奴の目に付かないように気をつけよう。うん。ちなみに東北じゃないある土地に物産展の仕事で行ったら、そこの客は商品を買わずにひたすら試食ばっかしつまんで行きやがってさ。んなもんだからおいらたちは試食の準備ができると「ホイドのエサッコできたよ〜」と売り場で堂々と言ってたりしたw(東北地方じゃ口が裂けても言えん) 「今のお客どーだった?」「ミセス・ホイド」とかww

まぁ物産展のお客は実際は「財布の紐がやたら堅い客」ってことで本当にホイドってわけじゃないけど、ストラップを持ってったあいつは本物だな。ってアレ? こいつのことついこの前書いた気がしたなぁと思ったら、2008.1.31 にも出演してたわ。ほんとあいつ誰かどーにかしてくれよ(苛)。

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2008.2.22 金曜 前日に飛ぶ
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ミッドナイトスモールトーク

これ書いてるの3月10日の未明なんだけどさ、いや、この前ちょっといいことあってね (^▽^) まぁおもいっきし「ちょっと」だけど。

あれは3月7日(金)深夜のことじゃった。日付をまたぎそうなあたり、おいらは街のコンビニでパンを買ったのじゃ。飲み会があってさ、んで自分でもなんでか知んないけど、飲んだ後って無性に菓子パン食いたくなるのよね。そんでクリームパン買って外に出たら、店の前の歩道にタクシーが停まって、中からなんかものすごくイイ女が出てきて、満面の笑顔でこっちに向かって歩いてくるのよ。

あれ? オレ? とか、いや、まぁそういう一瞬の思い違いってよくあるじゃないですか。実はすぐ横とか後ろの人でしたなんて。んでまぁおいらもすぐにその思い違いだと判断して目を逸らしたんだけど、その麗人は笑顔を絶やさず、間違いなくおいらを見つめておいらに向かってゆっくり歩いてくるんですよ。『職場にいたっけかなぁこの顔の人』とか脳内データベースを必死にめくってみるも全然ヒットなし。でも想定外方面の知り合いかもしれないんで、戸惑いつつもこっちも笑顔になって迎撃態勢に入りますわな。

会話できる距離になったあたりで、相手からまぶしい笑顔のまま切り出してきた。「ケイさん……じゃないですよね」。人違いか。おいらも笑顔のまんまで答えたよ。「あ、違いますぅ」。「すいません、私、目が悪いんで」。ぬふふふ。こ・こ・か・ら・がッ今回のスーパーオトナタイムなのじゃよ。

「でも美人に声かけられて嬉しいですよ」

「美人じゃないですよ」

「美人ですよ」

「ウフフ……」

彼女は美麗なスマイルをますますゴージャスに輝かせて、コンビニの店内に入って行ったすよ。

たったこれだけの、オチもなんもない話なんだけどさ。いや、なんかやたらイイ感じの会話したなぁとか後から思い返してはほくそ笑んだぐらいにして。見知らぬ美女と、思いがけず大人っぽいスモールトークしちったぁ〜(幸)

あの時おいらのポケットにクリームパンが入ってたことは、彼女には内緒にしといてくれ給えww

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2008.2.23 土曜 前日に飛ぶ
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境遇についてゴモゴモ言う日

(3月12日に書いてますです)なんか最近愚痴が多くて申し訳ないっす。けど今日もそんな感じだったりして。

ちょっとね、おいらある人にめちゃめちゃ誤解されてるんすよ。ロリ萌えのアブナい人だと決め付けられちゃってて。なんぼ「そうじゃないです」って言ってもダメ。自分を信じて疑わない。その人はそこらへんの知識や理解が全く足りないのにそれを自分じゃ何とも思ってないから、誤解を解くには前提条件からいちいち説明しなきゃなんないのよね。そんなことしたらクドくなっちゃうし、ただおいら一人が必死になるってだけの結果になるのは目に見えてる(状況を理解しようっつう気持ちが相手にないんで)。で、説得は無駄ってことで、問題はこれからもずっと在り続けるんだろうなぁ。

いわゆる「悪魔の証明」になっちまったわけで。存在の可能性が主張されるものについては、それがこの宇宙に存在しないことを論理的客観的に断定することなんて誰にもできないわけですよ。つうことで、おいらがロリ疑惑を言葉や態度で否定したって、受け止める側が疑ってる限り、疑惑は疑惑として存在し続けるわけです。

「初音ミク=ロリ萌え」ってほんとステレオタイプだよなぁ。短絡的と言うか。まぁ実際そのステレオタイプにきっちりハマってるファンもいるわけだけど、全部が全部そうじゃないってのは普通分かると思うが。

おいらは初音ミクが好きっつうより、アマチュアミュージシャンたちの非営利の音楽作品が好きなんですが。初音ミクとゆー DTM 商品が大ヒットしたおかげで、彼らの個性溢れる作品群を大量に楽しめる世の中になったわけです。てことで、去年の11月頃まではほとんど初音ミクを使った作品しか出回ってなかったのに、そういう潜在的需要が大きかったみたいでシーンは進化する一方。今じゃ他の製品を使った曲も多くなって、ますます楽しくなってる。おいら的には、本物の歌手(拝郷メイコ)の声をサンプリングした MEIKO で作った作品が好みだな。

アマチュアっつーとなんとなくクオリティが低いみたいだけど、おいらの耳からすると、上質の作品はもうプロのものと区別できんよ。ヴォーカルが機械ということで抵抗を感じる人たちもいるだろうけど、おいらは抵抗がないから何ともないっす。歌唱はあくまで作者さんが作り込むし。肉声の音楽だって大抵はマイクとアンプとスピーカーっつう機械を通してるわけだし。それどころか機械だからこその面白味があったりするんですよ。

その方法で歌唱を作り出すには、「打ち込み」という作業が必要になるんですわ。声質をセッティングして、歌詞と音程を入力するんだけど、機械だから何回でも正確に繰り返し再生できますわな。ということで、作り手は音を聞きながら、納得行くまで作品を練り上げられるんですよ。で、腕とセンスがある作り手が丹念に打ち込むと、そこらの新人歌手やアイドルなんかよりずっと豊かに歌わせられるってわけで。てことでそんなお気に入りをここでご紹介。『隣に…』(YouTube) 。『アイドルマスター』っうゲームの中の歌なんだけど、いいものはいい。それを MEIKO に歌わせた作品。MEIKO は旧型モデルなんで声がビリビリしちゃってるけど、打ち込みそのものは完璧だと思う。ニコニコ動画で絶賛の嵐だったりする。

曲を発表してる人たちが他の人が作った曲を歌ってみる企画ってのもあって、それを拝聴するとですね、これが意外とうまくなかったりするんすよ(うまい方もいらっしゃいます)。Vocaloid をあんなに繊細に歌わせられるのに、自分で歌うぶんには十人並みだったとは……なんて。うちの職場のカラオケ好きな上司の方がまだうまい。んでまぁそんな面でも、初音ミクをきっかけに Vocaloid が普及したってのは、創作側にとっても鑑賞側にとっても福音だったわけです。

あと息継ぎしなくていいんで、その特性を積極的に利用した名曲も出てきた。『彩花』(YouTube) 。息継ぎがない以外にも、ビブラートがなかったり(よく聴くとほんのり入ってるけど)コブシがメカっぽいのは、明らかにそういう演出だからっすね。他作品での Vocaloid の作業画面動画を見るに、そこらへんの作り込みはけっこう簡単そうなんで、ここまでの腕の人がそれをやらないで発表したってのは、意識的な演出以外に考えらんないわけで。実際それがこの曲を見事に輝かしてるわけで。

非営利っつうのもまたおいらのツボで。カネを惜しむわけじゃなくて、プロってのは商業音楽なわけですよ。いくらアーティストたちが自由さを売りにしてカッコ付けてても、裏じゃネクタイした人たちがソロバンはじいてて、黒字を出すべく、ガッポガッポ儲けるべく、彼らをガッチリと管理してるわけですよ。アーティストがやりたがっても商業的にやらせてくれない掟ってのがいろいろあるはずなんすよ。アーティストたちもそれでメシ食ってる以上、なかなか逆らえないはずなんですよ。

そこへ行くと非営利アマチュアの活動ってのは、舞台裏まで自由なんですな。生活かかってないし営利団体の世話にもなってないから、誰にも気兼ねしないで好き放題に創作できる。ただ資金力が弱そうなんで(大抵は自分のお小遣いで賄ってるはず)有名ミュージシャンとの夢の共演なんてほとんど無理だろうけど、有名かどうかなんつう、音と直接関係のない付帯条件を気にしなけりゃ済む話だったりする。

曲のジャンルだと、おいらはどっちかつうとガチ曲が好きだけど、ネタ曲と言われる一発ギャグ的なのもおもっきし楽しませてもらっとります。そういう音楽ってなかなか商売になんないじゃないの。でも非営利なら商売なんて根底から関係ないんで、容赦なくやらかしちゃってくれちゃってますww で、そっち方面だと『卑怯戦隊うろたんだー』シリーズが、なんだかもう才能が才能を誘爆させまくって独自ワールドが出来上がっててさ、歌詞の「♪もう誰にも止められはしないよ ああ僕らの勇者うろたんだー」そのものになっちまってるwww おまいら超最高だぜ! 秘密結社ジャスティスの小野寺隊員、今も村田隊長の下で頑張ってんのかなぁ……(遠い目)。

んでまぁアマチュアが好きに作った非営利の音楽を楽しむのって、おいらは自分じゃ良い趣味だと思ってるんだけど、ちょっと見て全部知ったつもりで誤解しまくる人って必ずいるわけで。ま、平たく言えばそんな人にバカにされとるわけです。

昨日なんかすごかったなぁ露骨で。「初音ミクが踊るソフトって知ってますか?」と訊かれたもんで、「ミクミクダンスですか?」(←あんまし興味ないんで自信なし)と答えたら正解でさ。その人すぐさま「ほら」と横の人に話を振ってさ、二人してゲラゲラ笑ってやんの。答え知ってて遊んだのよおいらで。見事にハメられましたですよ。おいらとんだ間抜け野郎でしたですよ。これでおいらのことをキモオタだとますます確信したんだろうなぁ。つうかもうこの扱いで、おいらのことをどう思ってるかよく分かりますな。

その人は自分のすることに情熱を持ってる人だと見受けてて、尊敬に値すると思ってるんだが。まぁその判断は変わらないんだけど、なんてーか、創作・表現行為にあんまし興味ないんだろなぁと分かっちゃって、ちょっとがっかりだよ。感性の基盤から違う人に無理に理解してもらわなくても別にいいやとか、いささか投げやりな気分になったぐらいにして。まぁおいらが敬意を覚えるのは表現者であって、おいら自身はその表現の単なる受け手だから、表現とか感性とかをウンヌンできるほど大したもんじゃないんだけどね。

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2008.2.24 日曜 前日に飛ぶ
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『ストラトスフィア』と "AD ASTRA"

しまったこんな名曲を今まで感知していなかったとはッ! 不覚ッッ!

ストラトスフィア (YouTube)

AD ASTRA (YouTube)

どっちもかなり長い曲っす。トランスとか呼ばれるジャンルらしいけど、サウンドの味付けは ACID とかいうらしいけど、そこらへんおいら全然分かんないっす。ともかくカッチョイイ(涙) 演奏時間の10分や8分と同じ時間を、こんなに短く感じたこと今までなかったよ。

ニコニコ動画での作者コメントからすると『ストラトスフィア』は成層圏のことで、ジェット戦闘機のフライトをイメージしてるらしい。"AD ASTRA" は成層圏を突き抜けて、宇宙空間を飛んでるそうだ。視聴者コメントとタグによるとどうも衛星軌道なんてもんじゃなく、第三宇宙速度を獲得して太陽系外の星間空間に向かってるらしい。好きだよぉ〜ほんと好きだよぉ〜両作品のそれぞれの世界観。音楽で表現できるものだとは思いも寄らなんだぁ〜。

作者さんの発想とセンスと腕前に敬礼ッ!!

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超音速で成層圏を突っ切る感覚ってのは、オトコゴコロを容赦なくセンチにするっぽい。ニコニコ動画じゃ『ストラトスフィア』でそんなコメントが無数に飛び交ってるよ。女子供にゃ絶対に見せらんないね恥ずかしすぎて。かく言うおいらも、そんなコメントを1個ばかし投下してきたよ。『ライトスタッフ』(1983) のクライマックスを思い出しながら。どんなのかってそりゃあんた極秘中の極秘だよ。探したって無駄。僚機たちの熱く繊細な言葉のただ中に混ぜ込んどいたもんで。

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2008.2.25 月曜 前日に飛ぶ
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「タイムリミット 製品版」

今さらなんだけど、初音ミクの 『タイムリミット 製品版』(YouTube) がイイ。ニコニコ動画に10月9日うpだから、かなり古い部類の曲なんだけどね。で、久しぶりに思い出してなんとなく聴いたらいきなり爆涙。初音ミクを擬人化してその心情や立場を歌った作品群(←その手の曲を「ミクうた」と言うらしい。初期から一大ジャンルを形成してしまってる)はおいら苦手なのに……。

これ元ネタは DTM マガジン付録の「初音ミク体験版 CD」でさ、インストールしてから10日間っつう期限付きらしくてさ、同じ PC には二度とインストールできないらしくてさ、そのことを歌にしたってことらしくて。これの前に出てた『タイムリミット 体験版』はそこまでで、『製品版』は再会するところまで描かれてる。なんかそのラストでツボッちゃって。言っちゃなんだがそんなしょーもないネタなのに、そんなのがネタなの分かり切ってんのに……才能って万能なんだなぁ。

歌詞の切なさと曲のスピード感が絶妙に折り合ってますです。ヴォーカルの調教がちょっと平板っぽいの(初音ミク発売から1カ月ちょっとしか経ってなかったから、研究や切磋琢磨があまり進んでなかった)と音質が籠ってるのが難だけど(上の YouTube リンクは、複数の投稿があるうち、音質がよりマシな方を選びました)。インスト方面で特に泣けるのが、間奏のピアノリフ(2:40〜3:24)だったりする。何の変哲もないフツーのリフなのに、なんでか激しく心をえぐるよ。

今日はもうちっとこれを聞き込むか……。

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なんかこう、音楽でも映像でも、初音ミクの可愛さを集中的に取り上げた作品ってちょっと反発を覚えるのよね。それもまた製品の魅力の一つなんだろうし、実際大人気なんだけど、なんかねぇ……所詮絵だし、とか醒めたこと考えたりして。てかおいらが萌えの感性がイマイチ分かんない人だってだけなんだけどさ。

PV(プロモーションビデオ。特定の楽曲の普及や販促のため、その楽曲に合わせて付けた映像)ですごい人気の職人さんがいらっしゃるんだけど、いつもデータ使い回しで、どれ見ても背景以外は大体おんなじだったりして。でもその人が1作出す毎にすごい再生数稼いでたりして、視聴者の感覚もどこかしらちょっとアレなんじゃないかみたいな感じがするんだが。まぁ分からず屋のたわ言ですわ。

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2008.2.26 火曜 前日に飛ぶ
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『バンテージ・ポイント』

いやいやいや今日(3月16日)『バンテージ・ポイント』観てきたですよ。久しぶりにとっても満足できたですよ。

実はおいらこの半年で5本も映画観てないのよね。あの頃は就職活動がテンパッてきて気持ち的に娯楽を楽しむ余裕がなかったってのもあったし、仕事ないから懐が寂しかったってのもあった。で、映画館から足が遠のいてたんだわ。

仕事が決まったら決まったで今度はそっちに没頭して毎日全力出して、夜と週末はボーッとして次の日、次の週の仕事ために充電しますみたいな感じで、やっぱし映画に行く気がなかなか起きないのよね。で、映画仲間との話についていくためにも映画に行かなきゃなぁといつも思ってたんだけど、ついに開き直ることにしたんだわ。

この数年、ガツンと来る映画に出会ってないのよ。人生観を変えちゃうくらいの凄いやつに全く遭遇してないのよ。若い頃は毎月のようにそうゆーのに触れてたんだが。まぁ慣れてスレてきたってことなんだけど、それにしても金と時間をあまりにも無駄にしてるような気がしてきてさ。テレビと同じく、映画も別に観なくても生きていけるしなぁ(←それを言っちゃおしまい)。

ほんとにおいらの感受性が鈍ってしまったのかとも思ったけど、去年の9月に小津安二郎の『東京物語』(1953) を初めて観たらえらく感動してさ、じゃあまだ感受性は生きてるってことで、要は最近の新作映画がつまんないんだって結論に達したよ。なんかこう、綺麗に小さくまとめたソフト路線な作品が受けてるみたいな気がする。『 東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』(2007) みたいな。あれ何が良かったのかさっぱり分からん。おいら的には無慈悲なまでのフィジカルアクションが好きなんだけどね。

去年のアクション作品だと『スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ』がなかなか良かったけど、あれもまぁスタイリッシュさに力点を置いてたんで、おいらの臨界点を超えたわけじゃなかったよ。けど『ダイハード4』はそこそこ良かったなぁ。そこでだ、前振り長かったけど『バンテージ・ポイント』なんですよ。話は大統領狙撃の謎解きみたいなことだってのは知ってた。登場人物8人の異なる視点が紡ぎ合わさったとき初めて、観客は真実を知る、ってな宣伝文句で、ああぁおいらが苦手なミステリーかよ〜とか思ってた。でもこれを「映画に飽きたんならこういうのいいよ」と強烈に推す知り合いが居たんで、騙されたと思って観に行ったんですよ。

したらそのミステリー的な展開がですね、視点がひとつ示されるごとに着実に成り行きがはっきりしていくんですよ。おいらが嫌いな類いの映画みたいに無意味に観客をケムに巻かないのがよくて、ちゃんと話についていけた。もちろんそうなれりゃこの手の映画はコーフンものですよ。編集も見事だったし。

で、全く期待してなかった素晴らしいものまで付いてきてて。いや、まぁ視点が揃って真実が明らかになったらサックリ事件が解決しておしまいだとばっかし思ってたら(上映時間たった90分だし)、そこからがクライマックス。なんとヒリ付くようなアツいカーチェイスですよ。しかも "TAXi (4)" (2007) なんかよりずっと上物。他のクルマ一杯の通行人大勢のシチュエーションでの市街地大爆走! この危険さは燃える!! 超一流のスタントドライバーを雇ったんだろうなぁ。いちいちものすごい迫力でさ。曲がり角での高速カウンターステアとか。あれ多分カウンターステアに不向きな FF 車だと思うがなぁ。ほんとよくやったなぁ。ラストの自爆クラッシュも、正確にあの位置あのアングルでクラッシュってのは、相当の手練じゃないとできないと思うんだ。状況からして撮り直し効かなかったろうし。

伊丹十三の『スーパーの女』(1996) だったか『マルタイの女』(1997) だったかで、市街地でのカーチェイスがあったんだわ。伊丹監督は「道交法違反をしないで撮りましたよ」と自慢げだったけど、観たらスロー撮影(つまり早回し)なのがバレバレで興醒めしたっけ。別にスピード出さないなら出さないで、『ロボコップ』(1987) みたいなやり方もあったのに。ていうかあの監督、室内場面でもタイミングを取るのにそういう小細工をたまにするのが嫌だったなぁ。てゆうかやるなら観客にバレないようにやってほしかった。んなもん現場で役者に演技付けてやりゃあ完璧な映像になるだろうに、とか思ったぐらいにして。

てなわけで、思いがけずステキなカーチェイスに出会えて幸せっすよ。

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しかし、とか言ってみたりして。まぁ好みの問題でしかないけど、BGM の付け方、あれは今の主流なんかねぇ。あんましおいらの好みじゃないんだが。雰囲気を盛り上げるために、それっぽい曲を弱めに流すってやつ。で、けっこうほとんどの場面でそれが続くってやつ。垂れ流しスタイルと言うか。おいらは BGM をメリハリ付けて使う作品が好きなのよね。使うときはドーンと使う、使わないときは全く使わない、ってやつ。

それで鑑賞中に久しぶりに思い出したのが『ヒート』(1995) 。アル・パチーノとロバート・デ・ニーロの夢の共演のやつ。ストーリーは忘れたけど、クライマックスの市街地での銃撃戦はマジ凄かった。BGM なしで、乾いた銃声がひたすらビルの谷間にこだまするんですわ。そういえば『七人の侍』(1954) も戦闘場面は音楽なしだったな。中途半端に音楽付けるよりだったら、音楽なしの方がよっぽどテンションが上がる件。黒澤の音楽の使い方はおいら的にはあんまし好きじゃないときがあるんだけど、音楽を使わない場面に関してはその選択に完全に同調したりする。

あのさ、人といると絶えず喋ってなきゃ気が済まない人ってよくいるじゃないの。話が途切れてお互い黙っちゃうと、自分が悪いみたいな責任を感じてしまうみたいな。おいらもそうゆー場面じゃご多分に漏れずそうだけど、最近の映画の BGM もそうゆーノリなんじゃないかとか思ったりして。それで絶えず弱めに BGM 流してないと落ち着かない作り手が増えてるとか? 確かにそうした方がオシャレな感じではあるけど、骨太のアクション映画だとどんなもんかねぇ。

本当の理由はどうか知らんけど、効果音担当や役者のセリフ回しの力、あるいは静寂の威力をもっと信じてもいいんじゃないのかねぇ。

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2008.2.27 水曜 前日に飛ぶ
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暴走百科事典

去年の10月頃、Wikipedia サーフィンにハマッてたあたりに見つけたんだけど、Wikipedia ってマスコットがいるんだね。んでさ、これもろにロリ萌えなんすよ。どう見ても小学生の女の子で、メイド服着てる。なんかそれでかなり引いてしまって。Wikipedia 何やってんだ一体。見たい人は「ウィキペたん」でググればたぶんヒットします。ここにはリンク貼りません。

こうゆー記述も見つけたんだわ。

2007年6月、改変されたウィキペたんの画像が英語版のロリコンの記事に使われそうになりましたが、ジミー・ウェールズはこれを「コミュニティのマスコットが少女性愛のシンボルとして利用されるのは許されない」として改変された画像はウィキメディア・コモンズから削除されています。

日本だけでなく世界中で使われてるのかこのキャラ。世界、大丈夫か? んでまぁ英語版 Wikipedia のロリコンの記事に使われる事態はめでたく避けられたそうだけど、あのさ、この絵を描く人も使う人も、大抵はそっち用途な気がするんだが気のせいか? ジミー・ウェールズさんが頑張ったのは分かるけどさ、うん、いや、なんだかジミーさんの方がずれてるんじゃないかとか。

あとさ、最近「痛車」って出てきてるじゃないの。モチーフは『らき★すた』あたりが主流らしいけど、いやその、ウィキペたんのもあったぐらいにして。とりあえず 証拠としてリンクしとくか。せっかくの黒のスカイラインが台無し (-_-;) GT-R かなこれ。知らんけど。なんかこう敢えてここまでマイナーなキャラでやっちゃうってあたりが、中二病的な何かを感じさせる……。親にはこの惨状をどう説明してるんだろ。てゆうかクルマをドレスアップしてるんならマメに磨いてやれよ。

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なんか萌えの人たちって、あんまし現実を踏まえないでいろいろ物事を認識してるような気がするが。幼女萌えってのがその世界じゃ広く普及してるみたいだけど、実際の小学生って男女を問わずけっこう性格悪いぞ子供丸出しで(←そりゃあ子供だからな。てゆーか自分の子供時代の記憶をもとに語ってます)。それでも大人から見れば可愛いんだけどさ。子供だから子供として。

んで、成人男性がそんな年齢の女の子に異性としての関心を持つってのはどうもあの、とりあえずおいらはその感覚に付いていけねっす。そんでそこらへんを「異常」「キモい」「アヤシい」と斬るは簡単だけど、人がそうなるにはそれなりの事情があるんじゃ……、と考えるとですね、まぁそう簡単でもない気もするわけで。

あとまぁ子供って世の中をまだあんまし知らないから、スレた大人が普通のつもりで言ったことをすごく気にしたりするんだよね。子供でもないけど、ハタチくらいの人といろいろ語ってるときも、そこらへんを感じたりするよ。本人は自分が世間知らずだとは思ってないから堂々としてて、その雰囲気を誤解して思わずタメのノリで話しちゃって失敗しちゃったり。おいらもその年代の頃は、今より全然なんも知らんかったしなぁ。もちろんもっと年上の人たちからすると、今のおいらなんてまだまだ青二才ってなわけで。

そういやおいらの知り合いの女性で、すっごくカワイイ人がいらっしゃるんですよ。で、ある機会に年齢を訊いたら、いや、年上らしいってことは話の内容で分かってたんだけどさ、まさか10歳以上もだったとは ( ̄□ ̄;) ガビーン まさにシャレじゃなく仰天いたしましたですよ。昨今のアンチエイジングは素晴らしいものがあるね。うん。で、おいらは「構わんですたい」と、何かとその人にお慕い申し上げ秋波をけっこう露骨に発信してるんだけど(だってカワイイんだもん)、なんかその人は「こんなヒヨッコ相手にしてられっか」みたいな orz てことで(強引にまとめます)、自分よりおもっきし若い人と接するには細心の注意が必要かと思うんだが、ロリ萌えの人たちはそのあたり何か考えてるところがあるんだろか。

あと「妹萌え」ってのもあるらしいんだが。リアル妹を持たない人たちが作り上げた願望かと。「お兄ちゃん」とか言われて甘えられたらもう萌え〜ってことみたいなんだけど、現実に妹がいると、別にそんな欲求湧かないっす。てゆーかおいらの妹、おいらのこと名前で呼ぶしw 「ちゃん」付けでww 小さい頃からそれが普通なんで、今さら何とも思わないっつうか。萌える年齢でもないし。とっくに嫁いでるしwww 今さら「お兄ちゃん」なんて呼ばれたらかえって気持ち悪いわwwww そういえば妹に甘えられた記憶ないなぁ。昔から妹の方がずっとしっかりしてたもんなぁ orz

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2008.2.28 木曜 前日に飛ぶ
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彼の病気

2008.2.21 で話題にした彼のことを、ちょっとだけ理解できた気がする。「中二病」。これだ。今んとここれ以外に考えられない。自分で全く自覚がないってのが、それを端的に示唆してますです。

そうか彼はあんな歳になっていまだにこれなのか。御愁傷様ですなぁ。つか彼の異常さの得体がようやく知れて、少しホッしたというか。

いかにも自分の人生は幼い頃から充実しまくってましたみたいな態度で語るもんだから、誇張はあっても事実としてそれなりにそうだったんだろうなぁ少なくともおいらの若かりし頃よりずっと素晴らしかったんだろうなぁとか受け止めてたけど、全部嘘っぱちの可能性が出てきましたwww 公式発表とは全く真逆の、おいらのよりさらにじめじめと鬱屈した青春時代を過ごした可能性が高くなって参りました。自分が優越感を得るために聞き手にウソ情報を流して劣等感を持たせるっつう彼の策略に、おいらまんまと引っかかってたのかもしらんなぁ。

あんましパッとしなかったティーンの日々。それもそれで思春期のひとつの有りようだと思うんだが(若き日の挫折経験は、その後の人生の必須アイテムだからな)、あくまでもそれはその事実を正面から受け止めたらの話。そこらへんを認めないで隠蔽・改竄して、現在の自分の都合のいいように飾り立てるってのは、そこから何も糧を得ないってことでして。これじゃ中二病が快方に向かわないわけだわ。

そうゆーのってつまりは、自分の心から際限なく沸き出すくだらない見栄との戦いだと思う。その戦いに、今の今まで一度も勝ったことなさそうだなこの人。バレバレの空威張りが普段から目立つ人なんだけど、自分自身さえもそれで騙し続けて生きてきたっぽい感じだなぁ。このまま放っておくと、現実と妄想ファンタジーの区別が付かなくなっちゃうんじゃないだろか。まぁ現時点であらかたそうなっちゃってるっぽいけど。

ま、どうしようもないんで放っときますわ。中二の精神世界だと、その人のためと思って何を言ってあげても過剰に反発されて、ますます意固地になられるだけだからな。彼の成長を促す行為がただの無駄だってことがはっきり分かったんで、結局これからも黙って観察を続けることになりましたな。やることは全く同じだけど、観察目的が「現状の改善への資料集め」から「ただの娯楽」に変わったwww

これによって、彼の異常な言動にいちいち反応して目くじらを立てることもなくなって、おいらの精神衛生環境もかなりよろしくなったかと。

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2008.2.29 金曜 前日に飛ぶ
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ケータイは1次元バーコードも読めたりする

この前、なんかものすごくしょうもないことに気が付いたよ。ほら、今や世の中、至る所で QR コードを見かけるじゃないの。2次元バーコードってやつ。デンソーが開発したそうだけど、「Q作くん」みたいな無料サービスが出てきてくれたんで、誰でも好きに作れるようになった。

ちなみにこのページの QR コードはこちら↓。Q作くんでちょっと作ってみたよ。特に意味ないけど。ていうかこれをケータイに読み込んで表示しようとすると、オーバーフローするかもです。

QR コードのサンプル

んでまぁ大抵はこうゆーのを、ケータイのカメラで読み込むわけだ。そうすっとケータイサイトに飛べる、と。ブログや映画のポスターなんかでよく見かけるよね。あとキャンペーン中のドリンクのペットボトルとか。まぁケータイのデジカメ機能とデータ処理能力が発達したからこそできた芸当なんだけど、ふと思いついたことあってね、ひとつ試してみたんだわ。

何を?って、ほんと大したことじゃないんだけど、昔からある1次元のバーコードも読めるかなぁ、と。で、手持ちのケータイでやってみたら、ちゃんと読めるんでやんのwww それがなんかおかしくてさ。バーコードってあの白黒のスダレ模様の下に13桁の数字が出てるでしょ? あれがそのまんまケータイに表示されるのよ。いやーなんだか律儀だなぁとか思っちゃって。

あれで13桁の数字を表現できるんだから(アルファベットもできるんだったっけかな? とりあえず "F" と "T" は OK だった気がした)、ケータイの電話番号もいけるはず……とか考えたけど、どうだろ。何年か前に、この1次元バーコードを作成する Java アプリケーションのプログラミングに血道を上げたことがあったけど(挫折済み)、あの時の記憶からすると、ブランクは表現できないような気がしたが。つまり何が何でも13桁(通常版)か8桁(短縮版)じゃないといかんような気がするが。ああそれは JAN コード規格の場合か。他の規格だとフツーにいけるのかな?

まぁほんとどうでもいい話題ですな。てかその程度の情報なら、ケータイに手で打ち込んでも大して手間が変わんなかったり。

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