また酔っ払いにからまれた(前回の闘い)。まさか喫茶店に酔客がいるとは思いも寄らなかったよ。
最近、またプログラミングのまねごとしてるのよ。まぁ12月に出した『楔形文字ワープロ くりごはん』が完成してからすぐに次に入ってさ、くりごはんは JavaScript だったけど今度は Java です〜頑張って勉強しながらやってます〜ってノリだったさ。けど年が明けてからひとつ思いついたものがあって、今はそっちをやってたりする。そいつは JavaScript。
その必要があってこの選択なんだけど、Java よりハードルが低いってのもあったりする。アルゴリズムの難易度が高いんで、言語はラクな方がいいんすよ。ちなみにめでたく完成したとしても、諸事情によりネット上で公開するかどうかは未定。自分以外の人には役に立たなそうなんで。
てことで、家で作ってると悶々としちゃうのよ。で、10月に iBook 買ったんで、データをぶち込んで行きつけの喫茶店にお出かけなのです。そこで適度な環境音の中で集中して作業をするのです。
夜8時過ぎに現着。他に客は1人しかいなかった。身なりがちょいとばかし薄汚い系のオッサン。50代半ばくらいかなぁ。客はカウンターで酒を飲んでて、いい具合に酔っ払ってマスターと楽しそうに世間話してた。で、カウンターの少し離れたところにおいらが座ると、彼は気を遣って帰ろうとした。わざわざ気を遣わせちゃなんだか悪い。席は有り余ってるから、場所を空けてもらうってのも変な話だし。おいらとしてはオッサンの存在は全く迷惑にならなそう。
んで、にこやかに「もう一杯くらい飲んでったらどうですか。まだ早いですよ」と声をかけて引き止めたのが運の尽き。こんな中途半端な真似、するんじゃなかった。3分後にからまれタイムが始まることを、その時のおいらは知る由もなかった。
おいらとしては、2,3言くらいの挨拶程度のスモールトークをしてから作業に入るつもりだったのよね。んでオッサンが当たり障りのない新聞ネタを少し出したんで、話に乗ったらちょっと盛り上がってもう2言3言。さらにもうちょっと会話。それからカバンから iBook を取り出しつつマスターにカレースパゲティを注文して、iBook を開いてパワーキーを押したら、思ったよりちょっとだけでかく「♪ジャーン」が鳴っちまった。あらら、まあいいか。
したら何やらオッサンのご機嫌を損ねてしまったらしい。なんか知んないけどいきなりこっちに敵意むき出し。「ケッ!」で始まってインネンスタート。曰く、喫茶店なんかでパソコンやるのは非常識なんだと。いや、この時の客はおいらたち2人だけだったけど、普段は他にもそういう人たちをここで見かけたりするんだけど。そんで、「ふざけるな! 冗談じゃない!」とか。いやあの、あなた電磁波過敏症候群か何かですか?(汗)
罵倒は続く。
「そんなことやって何になるってんだ! 何にもなんないだろ! あんたみたいな若い人がそんなことで日本はどうなるんだっての!(「若い人」と言ってもらえたのは嬉しかった) そんなことやってる暇があったらもっと世の中のためになることや・ん・な・さいっての! それインターネットだろ!? 馬鹿じゃねえのか! ヤフーでいろいろ見るんだろ!? オレぁこう見えてもバソコンかなり知ってっから分かってんだ! だったらどうなんだ、明日の天気を出してみろ。ほらやってみろ! それ見ろできねえじゃねえか! できるわけがねえ! あれだろ? 電話線につながってねえんだろ!? ほらここに(お店の)電話あるぞ! つないで明日の天気を出してみろ! やれ!」
何言ってんだか全然意味分かんなかったけど、ひとつだけ分かることがあったから言ってみた。
「明日の天気ならそこの電話の脇の新聞に出てますよ」
「なっ、新聞だ!? しんぶ……うるさい!」
思った通りというか、オッサンますます瞬間湯沸かし器。言っても言わなくなくても同じことなんだけどさ。
「あんたインターネットできねんだろ! 電話につなぎもしねえでパソコンなんかできるわけがねえ! オレはな、あんたみてぇなやつ大っ嫌いだ!」
また来たか。初対面で「お前なんか大っ嫌いだ!」。もう慣れてるからいいけど。ていうか JIS に出てるある規格に沿ってプログラム書いてるとこだから、特に今ネットにつながなくても何ら問題ないのよね。自称・パソコンに詳しいこのオッサンはプライドが高そうだから、ネット以外にもパソコンの使い方がゴマンとあることなんて申し訳なくて言えないよ。いや、むき出しの JavaScript ソースコードを見せたげればよかったかも。とりあえず Mac + mi エディタは Windows xp + 秀丸エディタより見た目ずっと綺麗だよ。それにしても秀丸はアイコンの配色からして発狂してるなぁ。ばっちい。
おいらの注文を作り終えてカウンターに戻って来たマスターが取りなしてくれたけど、かなり一生懸命取りなしてくれたけど、オッサンてば勝手にヒートアップしちまって、誰が何を言ってもますます調子づくのみ。ため息のひとつでもつきたかったけど、それ見たらオッサンまた何を言い出すか分からんかった。ため息さえもつけない。で、微笑で受け流してたんだけどさ、やっぱ何の効き目もないわけ。けど真顔で聞いても同じなんだよな。ていうか作業が全く進まねっす。
で、カレースパゲティを食うのを口実にシカトしてたら、オッサン手持ち無沙汰なもんだから食い方にまでグダグダと嫌味を言いやがる。とどまるところを知らんですなあ。ここの料理は好きなんだけどさ、今日のはうまくなかったよ。ひとえにこのオッサンのせいで。
んでまぁ今日のからまれ屋もまた、何の反撃もしないで耐えて終わりでしたわ。これもしかして、反撃すると相手は黙るんだろか。けどケンカになっちゃったら店に悪いしなぁ。それにこれ以上オッサンを激昂させると、iBook を取り上げられたり破壊されたりするんじゃないかっつう恐怖があってさ。そんで結局、穏便にするように持って行くしか思いつかなくて。
けどおいら、こういう状況だと変に意地っ張りになっちゃうのよね。反発も服従も相手の思うツボのような気がして面白くないから、内心は嫌な気分でも、薄ら笑いで余裕を見せつつ曖昧に受け流しちゃうのよね(もちろんやせ我慢)。どうもそれが相手の火に油を注いでるような気がして来た。そうか、こっちが乗ってこないから相手は挑発が足りないと思ってますます必死になるのか。なんかちょっと分かってきた気がする。でもやっぱし乗りたくないし。
で、オッサン、帰る時になってお金を払ったあたりでちょっと正気に戻ったらしく、おいらに「すんませんでした」と言って頭を下げたよ。だったらはじめからやるなよ馬鹿野郎。
マスターによると、なんかあの人は明日めんどくさい会議を控えてるんだそうで、それでイライラしてたとか。おいらに謝りながらも、もう一方の客のフォローも忘れないのが客商売の鏡だね。でさ、マスターの気持ちは分かった。それにオッサンの方も、面倒な予定を抱えて気が立つのは分かる。分かるけど、だからって目の前にいるやつを適当に捕まえて八つ当たりしていいことにはなんないわけで。
なんかなぁ、オッサンの話じゃ彼は地元を盛り上げる重要な仕事をしてるそうだ。マスターの口ぶりからも、それは本当だと思う。地元の活性化は多いにやるべき。けどさ、おいら、その取り組みを邪魔するような野暮なんかせんけど協力もせんよ。こいつ信用できなさすぎ。
このオッサンを信用できない理由がもうひとつ。口が軽すぎ。
罵倒が始まる前のトークでさ、オッサン、「八戸市内のとんでもないスクープを握ってる」と言い出したんだよ。何でしょそれ。正月の広域断水の裏話でしょうか。そこらだったらちょいと気になりますな。けど知ったって何の役にも立たなそうなんで、どうでもいいっちゃどうでもいい。裏が取れなきゃ使えないしさ。それでもとりあえずそんな風に話を振ってきたからには、一応興味あるっぽくするのが社交辞令ですな。ほんとは早く作業に入りたかったんだけど。
「スクープですか」
「スクープよ」
「スクープかぁ」
「そりゃあスクープよ」
小津安二郎チックなやり取りの挙げ句、続けるにはおいらの側からお願いしなきゃなんない空気にされた。めんどくさいから流そうかなとw で「へえ〜」で終わらせようとしたら、向こうから誘い水。「ほんとまさかあの立場の人間があんなことするなんてなぁ〜」。そんなにまで訊いてほしいのかよ。訊いてやったよ。
「差し支えないところだけでも教えてくれませんか」
「あんたはどこの誰だか正体が分からん。そんなやつにこんなヤバい話を聞かせるわけにゃいかないね」
来たよ。
きっとこれ言いたくてウズウズしてたんだろなぁ。こっちは付き合ってあげてただけだったんで、呆れた内心は隠しつつ、本気で流した。
「そりゃそうですよね。もう訊きませんよ。すみませんでした(微笑)」
そんでそそくさとカバンから iBook を出そうとしたら、独り言風に、けどおいらにしっかり聞こえるように、
「まさか○○○の職員が路上で露出だなんてなぁ。いきなり服脱ぎ出すんだもんなぁ。居合わせたオレの身にもなれっての。オレまで警察に事情聴取されて参ったよ」
くだらねえ。
ていうかこいつ結局全部喋っちまった。おいら別に聞きたかったわけでもないのに。んでまぁ仰天スキャンダルってほどでもなかったしで、テンション低いまんま少し反応してみせてから iBook を出して「♪ジャーン」。そしてからまれ天国発動……。
今もうちょっと分かった気がする。構ってほしかったのか。「マジですかすごいですねそれすごいですね」と目を輝かせて持ち上げてほしかったのか。申し訳ないけど、おいらゴシップは特に好きってわけじゃないのよ。毛嫌いしてるわけでもないけど。自分に関係ある話なら気になるけど、こんな話は全然関係ないし。
んでまぁ酔ってるとは言え、ここまで口の軽い人はちょっと信用できんなぁ、と。ついでにこの人の程度が知れてしまったし。確かに、帰るところを引き止めたおいらにも責任があるだろうけど、合わない人かどうかはその時点じゃ分からんわけだし。合わない人というか、一応その義理もあったんで、オッサンにおいらはなるたけ合わせたつもり。けど向こうはこっちに合わせるつもりなんぞさらさらなかった。なんだかなぁ。
とにかく目の前の相手の上に立ちたがる人っているよなぁ。それで思い通りになんないと必ずダダこねるんだよなぁ。お守するの大変。
オッサンが居合わせたという変態職員の職場、これから大変だろなぁ。オッサンがこれから噂をバンバカバンバカ広めるんだろなぁ。これは知られた相手が悪かったですな。ていうかその「スクープ」自体、オッサンの狂言のような気もしてきた。
2013.4.19 補足: この4年後、ついに彼自身が新聞沙汰になりますた(四年殺しのからまれ屋)。
また素人考えしてみるの日。
民放のテレビって今、スポンサーが減って困ってるらしいね。そりゃそうだろうと思う。トヨタがついこの前まで日本最大の広告主だったけど、確かリーマンショックより前に、宣伝広告費を3割くらい削るような話を出したと思った。すぐ後に世界同時不況が本当に到来。トヨタはその話を本当に行動に移したかと思う。もしかして「そろそろ来る」と事前に読んでたのかも。今は他の大口スポンサーも大体みんなそんな状況だから、テレビ CM の依頼が減ってるそうな。
こうなると各時間帯の広告料も相場が軒並み下がる。テレビ局は収入が減っちゃったから、番組制作費も削らなきゃなんない。とりあえず大物タレントを控えて売り出し中でまだギャラが安い芸人に切り替えることで対応してるそうな。ま〜でも大物タレントって、その人を見たい視聴者が多いから大物なわけで、視聴率がとれるわけで。これが小物になったら、とりあえず新聞とかのテレビ欄がパッとしなくなるから、見ようか見るまいか迷ってる人への訴求力が落ちますな。そのぶん視聴率も落ちるわけで、悪循環が目に見えてる。けどそれをやんなきゃ番組が作れない。とまあこんな感じ。
考え方を変えてみる。
視聴率はいくらか落ちてもさ、要はスポンサーを喜ばせればいいわけだ。カネ払った甲斐があった、と思わせればいいわけだ。それでちょっと思いついたんだけど、バラエティ番組ってなんであれをやんないんだろ。番組内でのスポンサー名の映し込み。
きっとテレビ局じゃ思いついてはいるんだろうけど、それをやらない理由が分からんくて。
バブル以降、スタジオもののバラエティ番組はセットに凝るようになった。派手で華やかな背景が視聴者を呼び込むっつう定石が出来上がったらしい。赤や黄色の暖色が多いですな。昔は『クイズダービー』みたいに、青を基調にした寒色が多かった気がする。落ち着いて知的な感じだったですな。今のバラエティ番組の暖色は活発なイメージってことで、ニギヤカシの芸人が大手を振るようになったのもこれが関係してるのかもしんない。
でさ、たまたま映り込むに過ぎないセットの背景にそんなにカネかけて凝るくらいなら、いっそセットの一部としてスポンサーのロゴや製品写真、製品そのものをどーんと出しちゃったらいいんじゃないかと思ってさ。特に、1社のお抱え番組ならやりやすそう。日立の『世界 ふしぎ発見!』なんか良質番組だからなくなってほしくないけどさ、今はそんな優雅なこと言ってらんない局面かと。かの「失われた10年」を生き延びたってことで、今回の不況があの時よりもっときついんなら、テレビ局としても日立とのスポンサー契約を更新していただくために、試しにでいいからやってみてはいかがかと。
もうそうなっちゃうと番組中でも CM タイムでも全部日立の宣伝になっちゃうけど、どうせ日立が全部カネ出してるんだから、それに時勢も時勢だから、出演者も視聴者も納得すると思うけどどうでしょ。別に番組内で出演者がその「セット内看板」を話題に出す必要もないと思うよ。それは最後の手段ってことで、当面は今までのセットと同じ扱い(特に気にしない)で問題ないかと。
複数のスポンサーで、いちいち看板を全部出してたらセットの見栄えがおかしくなるんなら、一定時間おきに画面の下の方にでも、音声なしの広告を割り込ませるってのでもいいと思う。おお、これだとセットに看板を仕込むより安上がりですな。ていうか電波少年以来、物理的なセットを完全には組まないで合成で済ませちゃう手法が普通に出てくるようになったね。位置センサー付きのテレビカメラが普及したおかげで、カメラが自由に移動してもあまり違和感なく背景も同時に動くようになったし。
おお、バラエティ番組が青系統を避けるようになったのは、もしかして合成用のブルーバックとカブらないようにするためでもあったのか? 真相は知らんけど。
てことで、おいらはテレビはあんまし見ないんで個人的にはどうでもいいんだけど、これだけ隆盛を誇ってきた娯楽の王様が、降って湧いた不況になすすべもなくやられてしまうのは見るに耐えんのよ。子供の頃は相当お世話になったこともあるし(ガンダムブームをリアルタイムで体験させてくれて本当にありがとう)。「不正で手を汚すも食わんがためよ」となる前に、せめてそのくらいの抵抗を見せてほしいでござるよ。
映し込み広告自体はスポーツ中継じゃとっくに普及してるよね。
ずーっと昔、プロ野球中継の定番アングルはバックネット裏からだった。それがいつの間にかバックスクリーンからの望遠になった。あれで何が変わったかっつうと、球筋がよく見えるようになった他に、画面の脇のフェンス広告がばっちり映るようになった。あの位置の広告、相場がものすごく高いらしい。野球中継番組はこの収入で一息ついてると思われ。
北京オリンピック中継でも、水泳とかの背景で協賛企業の看板がやたら目に付きましたな。今や共産党一党独裁国家がそれやってんだもんな。映し込み広告、バラエティ番組でも全然悪くないと思うよ。スポーツ中継自体、一種のバラエティ番組だし。
そういや TBS が秋山豊寛宇宙特派員をソビエトの宇宙ステーション ミールに送り込んだ時、打ち上げ基地の中継映像は TBS が募った日本企業の看板だらけだったっけ。あれも別に、えげつなさとかのマイナスな印象は特に受けなかったよ。ていうか、「こういう企業が、素晴らしいけどカネ食い虫なこの企画に協力してくれてるんだなぁ〜すごいなぁ〜」と感慨深かったりしたわ。もうどの企業だったかひとつも覚えてないけどw
企業の方も、自分がカネを出して番組を作って、タダで見せてることをもう少しくらい強調しても罰が当たらんと思うぞ。となると、万一番組がおイタをしてしまったとき、スポンサーのイメージダウンもより直接的になるってことで、テレビ局側もより慎重になって、より良質な番組作りをするようになるかも。
あれ? ちょっと思い出した。確かテレビ CM って、番組が持つ時間を食っていい割合の規制があった気がした。野放図に宣伝だけ流していいわけじゃなく、宣伝と宣伝を含まない純粋な番組コンテンツとの時間割合は一定値を超えちゃいけないんだったような……。だとしたら番組内でのスポンサー宣伝は、現状以上はできんことになりますな。すでに目一杯のところまで来てるはずだから。
だったら通販番組はどうなんだっつうことにもなるんだけどさ。実際のとこどうなんでしょ?
いや、映し込み広告ならその規制に引っかからないような気もなんとなくする……。NHK でもその手の看板があるスポーツ中継をしてるってことは、「やむを得ず映ってしまったものはしょうがない」っつう考え方なのかも。となると、「ロケした場所がたまたまスポンサー企業の本社ビルや大看板の前でした」だとセーフかな??
はぁ〜ちょっと打撃なことがあったさ。自分の底の浅さが分かってしまって惨めな気分で一杯 orz
おとといのテレビ広告の余談。
今に続く日本での F-1 中継はフジテレビがずっと獲得してるわけだ。中嶋悟の F-1 デビューに合わせて放送を始めて、偶然同時に来たバブル景気の追い風に乗りまくった。で、バブル崩壊に中嶋引退、アイルトン・セナの事故死、ホンダの撤退なんてマイナス要因が続いたにも関わらず、ずっと続けてる。フジテレビ、そこが立派だと思う。もちろんある程度の視聴率が取れてるからってことなんだろうけど。
でさ、この F-1 中継の日本での放映権って、3つの放送局が争ったらしいのよ。噂だからヨタ話なんだけどさ。フジテレビと TBS と、なんと NHK。いや、これでさ、噂話の肝どころってのがさ、「もし万が一 NHK が放映権を獲得してしまってたら」というやつ。
「企業広告をどうやって隠すんだろう」と。F-1、車体からして広告まみれだからな。まともに映せるのはフェラーリくらいじゃないのか、と。ああでもフェラーリの社名でアウトか。NHK はなんたって過去に、紅白に選んだ歌の歌詞を本当に改変してしまったくらいだから。元「♪真っ赤なポルシェ」→改「♪真っ赤なクルマ」。
この線で行ったら、いやもうアナウンサーも車名を言えんよ。車番で言うのかねぇ。「2番と11番、熾烈な争いだ〜」とかw タイヤメーカーなんかどうなんだろ。あの当時だったらダンロップとミシュランか。国籍で区別とか。「15番16番のチームのタイヤは今年からイタリア製ですから、イギリスのに比べてタレてきた時の踏ん張りに不安がありますね」なんて感じ? あああものすごく隔靴掻痒。
いやまぁこの当時でも紅白の歌詞改変事件の頃よりだいぶ NHK も柔軟になってきてたから、そこらへんは民放と変わらなかったと思うけどね。プロ野球中継でチーム名としてオーナー企業名を言ってたし。ロッテとか日本ハムとか。
けどその噂、「でも NHK じゃ放映権料を払えないからどっちみち関係ないよなw」がオチだったわ。確かに、大口スポンサーをゲットできれば予算をなんぼでも組める民放と違って、受信料だと年間売上が大体決まってるもんね。NHK が本当に放映権争いに参加したかどうかは知らんけど、したとしたら、とりあえず「参加することに意義がある」的な動機だったかと。落ちると分かってるのに何の選挙にでも必ず立候補する、ある政党みたいなノリで。そういやあの政党、最近にわかに人気らしいね。世の中、分からんもんだなぁ。
商売というか販売って、昔から言われてることなんだろうけど、顧客の背中をさりげに一押しするかどうかで結果がかなり違ってくる気がする。迷ってる客にきっかけというか口実を与える存在というか、そういうのが大事な気がする。
実体験その1
今使ってるケータイ、docomo の D903i なんだわ。型遅れを2007年10月に買った のよ。緑色のやつ。これにしたきっかけってのがちょいとアレで。買う数ヶ月前、近くの電器店で物色だけしてたんだわ。で、おいらなんとなく三菱電機のやつをずっと使ってきてるもんだから、そのときも三菱のを見てたのよ。色が3つくらい。よっぽど変じゃなきゃどれでもいいやなぁとかテキトーに思いつつ、一応他のケータイも物色してた。そこに通りすがった女子高生2人。D903i の見本を手にして「ミドリいーよね」「いーよね」。数ヶ月後、とある docomo ショップにて。「これ下さい」「この緑のでよろしいですか?」「ええもうこれです。緑ですよ」
実体験その2
2002年ごろにスキャナを買い替えた。PC 屋でキヤノンかエプソンか迷ったんで、近くを通りかかった店員さんのアドバイスを求めて声をかけた。で、相談を持ちかけてからその人を見たら、なんと上着の胸には「EPSON」のロゴ。派遣販売員さんだったわ。「そりゃエプソンを推しますよね〜」と苦笑いしたら販売員さん、「いいえ、お客様のご用途に合わせて公平にご提案させていただきます」。おおお素晴らしい。とはいえもともとどっちでもよかったんで、これでエプソンに決めちゃったわ。
実体験その3
上の2例の間ごろ、ケータイのバッテリーがヘタレたんで DoCoMo ショッブ(←当時の表記)に行った。したら「本体を買い替えられた方がお安いですよ」。そうなんですか。じゃあそうしましょう。「それでしたらひとつ前のモデルのこちらがオススメです。それと一応、現行のはこちらになっております。現行ですとバッテリー交換よりお高くなってしまいますけど」。いやもう新しいやつ買っちゃったよ。ていうかその販売員さんけっこうかわいくてさ、突発的に見栄張りたくなったってのが一番大きかったw もし販売員がコ汚い男だったら安いのにしてたな。うん。
こうして見ると、おいらおもっきしお調子者だなぁ〜。コダワリがなさすぎるというか。んでまぁ、お店に行く前に『これを買いに行く!』と固く決心する人もいると思うけど、おいらみたいに、その場でどれにしようか、そもそも買うか買わないかを決めようって人も多いと思う。そんな浮動層に対しては、背中をちょっと一押しって大事だな〜、と。ほんのちょっとしたきっかけでいいんだよな。
重要なのは「さりげに」ってところかと。あんまし押し付けがましいとかえって買う気がしなくてな。前に物産展の販売の仕事をしてて思ったのは、売り場から真っ直ぐにお客の方を向いて待ってるってのはよろしくないってこと。礼儀上はそうすべきなんだろうけど、それやると「狙われてる」とお客が恐がっちゃうんだわ。そりゃそんなところにゃ近付きませんがな。
前に八戸市内のスーパーにあったメガネ屋さんがそれだったわ。エスカレーターでその階に昇ったところにあるベストな位置だったんだけど、手が空いてる従業員は並んでお客の方を向くことになってたらしくて。あれは恐かった。目を合わせないようにして、そそくさと上階へのエスカレーターに乗り直したもんさ。
必死さが見えるのもちょっとなぁ。最近はそこらへん、客からの見栄えに気を遣ってるような気がするけど、バブルのあたりは「ノルマこなさなきゃオーラ」だだ漏れの販売員がいる電器店とかあったもんなぁ。ていうかおいらも物産展の売り子やってた自分には、このアヤにはまってしまうことが多かった気がする。「売らなきゃ」と焦ると、それが見えちゃってるみたいで、お客のゲット率がますます下がってしまって。とはいえ「売らなくてもいいや」となると、投げやりオーラが出てしまってやっぱし客の付きが悪くなったりして。
なんかこう、ちょっと分かったような気がする。お客の気分を押す、その押す方向が違ってたんじゃないかと。前から押したら客は逃げていく一方。まさに「背中から前に」が正解かと。となるとですよ、売り子は普通、前からしかお客に押せないわけですよ。上に挙げた実例がいいっぽいけど、偶然の要素が大きい。行き着く答えは「サクラ」となりますか。結局、陳腐な結論にしかなんなかったわ orz
さりげなさを装ったサクラ部隊の周到な小芝居、ですかねえ……いやそれ悪徳商法っぽいぞ。街角でじーさんばーさんにボッタクリな羽毛布団を売りつけるアレと同じですがな。いかんいかん。
JIS に沿って作ってる JavaScript プログラム、必要なくなった感じ。開発やめようかな。とりあえずもう少しだけ続けようか。
てことで、中断してた Java プログラムの方に戻ろうかな。そういや Java のやつは1月中に完成へのめどをつけるつもりだったのに。
どっちつかずになりそげな気配……。
関係ないけど、mitter をアップデートしたらかなりまともに使えるようになったわ。これ、YouTube やニコニコ動画なんかから動画作品をダウンロードするツールなんだけど、DL に失敗する例がこの前までけっこうあって。それがアップデートかけてからこの方、まだ一度も失敗がないわ。善哉善哉。
日本の工業製品が売れないこの時代、今までにないような宣伝もやりようだけど、普通の CM ももうちょっと工夫してみたらいいような気がして。いやあの、昔のテレビ CM の復刻みたいなもんだけどさ、最先端工場での生産技術のすごさをこれでもかと見せつけるってのはどうかと思って。
80年代前半あたりまでだったと思うけど、日本のハイテク系、特に半導体系のメーカー、そこらへんを長時間 CM でおもっきし誇示してたぞ。あれを見ると素直に「この会社すっげえな! 日本ってすっげえな!」と思えてさ。子供だったから簡単に感化されたってのもあったろうけど、最近はそういうのをとんと見なくなったから、今やると意外と新鮮なんじゃないかと。
おいらが覚えてるのは、マイクロチップの自動ボンディングだな。機械で制御された半田ごてが、目にもとまらぬスピードで、めちゃめちゃ細かくハンダ付けしていくってやつ。どこのメーカーだったかは忘れちった。半田ごては固定で、水平方向、上下方向の移動は台座の方が担当だったような。もう脇目も振らずにガッツンガッツンいくんですよ。あれは小さいけど壮観だったな。
あと製薬会社のパッケージラインとかも。正直、見栄えのする生産技術ってもう技術的な意味では枯れてるというか陳腐なものが多いと思うんだけど、それが分かるのは一部の専門家だけでしょ。こけおどしとか子供騙しとか言わないことにしてさ、うん。なんか分かってしまっても、野暮は言わずに敢えて騙されてあげようじゃありませんか。ていうかたぶん一般人はその規模と、整然さと躍動感の合わせ技に一発で虜ですよ。踊り手が人間じゃないところが、あの国のマスゲームと違って不気味さを感じさせないしw
んで、そういうのを見せつけられるとですね、日本人としてなんとなく誇りを感じるし、そのメーカーの製品を買ってみたくもなるってもんです。当時「世界の下請け工場」だった日本の民は、学校と世間じゃ自虐史観を植え付けられながらも、こうして自尊心を育んでおったんですよ。
あの時代の「明るいに違いない未来」の感覚をもう一度味わってみたいな〜みたいなノスタルジアも発動してたぐらいにして(実際に日本はその後、経済の面では頭打ちになりはしたものの、ついに世界に羨まれ愛される地位を勝ち得たし。日本はひたすら富を求めたけど、ほんとは認められたかったんだよなぁ〜。受け入れられたかったんだよなぁ〜 (涙))。
ここはひとつ「明るいに違いない未来」をもう一度信じて、メーカーさんは口裏を合わせて一斉にこんな CM を出して景気付けしておくれでないかい?(そういうや昭和の昔はみんなで心をひとつにして盛り上がりたくて、何かと「全国一斉」が好まれてたような。全国一斉交通取り締まりとかね(違))
でもまぁブロイラー工場の生命倫理的にいろいろ割り切った生産ラインなんかは出さなくていいですよ。ていうかお願いだから出さないで (^o^;)
やっと買ったよ MicroSD のカードリーダ。これでケータイのカメラで撮った画像をようやく直接パソコンに取り込めるわ。ケータイを買い替えたのが2007年10月初めだったから、実に16カ月もの時間差。いったい何してたんだか orz
これ↑がそのブツ。ま〜その直後から新しい職に就いたってのが大きかった。今の仕事すんげえ楽しくてさ。そっちに没頭しちまって。しかも前の職と違って外回りがなくて、平日昼間はほぼカンヅメ状態だから写真を撮りに行ったりとかできんし。週末はどっと疲れて寝こけてるし。で、撮ろうって気がなかなか起きなくてさ。
仕事第一の生活になっちゃったら家の PC からも遠ざかり気味で、そういやすっかりめんどくなって FreeBSD なんか全然触ってないわ。もう 7.1 が出てるのになぁ。めんどくなったのはカードリーダを買うことにも及んでて。ケータイを買い替えた時、外部記憶媒体がメモリースティックから MicroSD カードに替わったんすよ。PC につなぐためのカードリーダも買い替えなきゃなんなくなったんすよ。で、特に根拠ないんだけど3,000円以上すると思い込んでて。けっこう高いよなぁ。だったら後でいいや。どうせあんまし撮んないんだし、容量まだまだあるし。と先延ばしする一方。もう PC 屋に足を運ぶことすらなくなったぐらいにして。
んで最近、Mac OS X ver. 10.5 をついに買う必要が出て来たのよね。今年出る 10.6 で、おいらの Power PC Mac はついに切り捨てられることになったもんだから(今度のは Intel Mac 専用らしい)。今使ってる OS は10.4.11。てことで、今のうちに 10.5 を買っとかなきゃってことになった。Apple ストアの通販よりも、同じカネ払うなら地元にできるだけお金を落としたいんで、ここはお店で注文ですな。そんで今日すんごい久しぶりに PC 屋に出向いた。そしたらついでに MicroSD リーダも調べますわな。したらお値段なんとわずか680円。なんとわずか680円。大事なことなので2回言いました。
ソッコー買ったよ。それから Mac OS X の注文。そっちの方はちょっと問題あったわ。お店の返答は、「ただいまメーカーで在庫が切れてまして、取り寄せるのに少し時間がかかります」。ふむー、遅かったか。10.6 がそろそろ出るっつう噂が出回ってるからな。おいらみたいな切り捨てられ予定客の駆け込み需要でそうなっちまったかと。PowerPC G4 & G5 ユーザ、まだかなりの割合で現役のような気がするんだけどなぁ。
そういうことで、10.5 はいつ手に入るか全く分からん状態だな。けどまぁ欲しいには欲しいけど、絶対それじゃなきゃダメってわけでもないし。いざとなったら使い慣れた 10.4.x で最後まで行っちゃうって手もあるし。とりあえず正式に注文したからちょっとだけ一安心。
仕事の方はね、確かに楽しいんだけど、ずっと必死こいてやってんのよ。間髪入れずにどんどん新しい業務が入ってきて、ついていくのがほんと大変で。それに重要なところから些細なところまで全く慣れてないことばっかりでさ、最近になってどうにか自分で納得のいく具合になりかけてきて、ようやく人心地が付いたってあたり。そんで気持ちに少しばかり余裕ができたんで、少しだけど撮りためた写真を PC に入れて整理しよっかなって気分になってきてるとこ。
それにしてもケータイの買い替えで外部記憶の容量が8倍にもなっちゃったもんだから、写真もでかくはなったのに全然がばがば余ってたりして。半分くらい空っぽだよ。だから今やんなくてもよかったんだけどさ。ま、それでもいい機会だからやりました、と。
さてさて、勢いに乗って FreeBSD も久しぶりにいじろっかな〜。
件のケータイ写真を眺めてたら、ちょっといいのが出て来た。八戸市内のコンビニの駐車場で撮った夕焼け。手ブレでネムい画像になっちゃったけど。ていうかどうもこのカメラだと手ブレが出やすくて。なんか最近こうじゃないかと思うものがあって。シャッター音の後に撮影するらしく、音がしたらそのまま1〜2秒ほど静止するといいような気がする。てことで今日の写真。
で、たまたま作業用 BGMに『イダルゴ』(YouTube) をエンドレスでかけてたら、写真と妙に合うわ〜。そんで GIMP でフレーミングとかいじってたら、なんだか泣けてきて(ようつべ転載版はサウンドがイマイチだけどカンベンね。ニコ動にあるオリジナルの方が音がいいっす)。
この曲を聴くとたまに、過去の夢の挫折を思い出しちゃうんだわ。自分にもついにチャンスが巡ってきたのに、タイミングが来てたのに、ビビって夢から逃げてしまった。今度チャンスが来たら、今度来たら……ぐぞぉぉっ! ぐぞぉぉっ!(嗚咽)
実は今、新たなチャンスが来てる感じ。
今度もまたおいらは下らん言い訳をこじつけては見過ごそうとしてる。
ぢぎしょーっ! ぢぎじょーっ!(慟哭)
鉄塔が無限に遠く見える…… orz
ちうもんしちった。CPU。NewerTechnology 社製の "MAXPower G4"。CPU 型番: MPC 7448。クロック: 2.0GHz。L2キャッシュ: 1MB。PowerPC G4 シングルとしては最速っすよ。
おお、そこらへんの情報を集めて悶々とし出したの、ちょうど1カ月前からか。今の今までマジ悶々だったわ〜。それが証拠にオーダーの手続きが完了した今、もんのすげえすっきりしてるもん。もう後戻りできんからね。うん。
お値段は本体が$399.99に送料が$37.55、保険が$1.50でトータルは$439.04。為替レートは今調べたら¥91/$あたり。両替手数料って¥7/$くらいかな。だとしたら¥43,026か。それに税関で税金取られるんだよな。いかほどになるかな。前回個人輸入した時はどうだったかな、と。ふむふむ、いろいろと不確定な要素がありそうね。当時の状況から大体の当たりを付けると¥1,500くらいか。しめて¥44,526と出ましたですよ。円高とは言え間を取られてけっこう行くなぁ。
送料で10%。両替手数料で7%。税金(¥1,000程度?)と立て替え手数料(¥500)で3%。2割も上乗せされんのか。そら高いわな。送料は一番安いの(UPS Worldwide Saver)を選んだのに。ちなみに一番高いのは FedEx で倍額くらい。何が違うんだろ。まぁそれでも国内で買うより安く上がるはずなんだけどね。国内で扱ってる店はないみたいだけど、他の製品と比べると6万は行くと思う。差額1.5万。数日前に注文した Mac OS X ver. 10.5 の分だけお得ってことで納得しますか。うむうむ。そうか、送料と税金の立て替え手数料は大して変わんないから、倍額な買い物だった前回よりそこらへんが高く見えるわけだな。
どうも真打ちの MPC 7448 にしてようやく、往年の MPC 7400 が持ってたクロックあたりの基礎体力を取り戻したっぽい感じ(メーカーの主張では)。ってことで、少なくとも 7400 からのクロックなりの高性能(5倍速)を期待してますですよ。7455 はちょいと期待を下回ったからな(7400 よりクロック3倍で、増速は実質2倍ちょっと程度だった)。けどこの CPU ドータカードメーカーの Newer Technology の主張はもっと景気が良くて、6.62倍速だそうだ。本当にいいのかその数字で。真に受けちゃうぞ!?(うはははははっは〜)
発注先は今回も OWC。2回目だから手続きラクだったわ。初めての時はパスポートのコピーを FAX したりしてめんどかったっけ。PowerPC G4 は加速装置 AltiVec を敵方に利用されちゃまずいってことで輸出規制対象になってるみたいだけど、そろそろ時代遅れになってきてるから解除してもいいような……。
さて出荷されましたですよおいらの新 CPU(わくわく)。
ほほう、出発地はイリノイ州か。んでまずケンタッキー州に飛んで、今はアラスカ州。Google 地図を見たら、半分来たけどまだアメリカ国内だね。たぶん、ここからそのまま成田に向かう出国手続き中かと。
問題は日本に来てからだな。成田で入国審査と手続きしてから日本での代理運送業者が引き継いで、トラック便で八戸市内のターミナルに入ってからうちまで配達。この間の段取りがいろいろもたもたしそうな気がする。アメリカだと航空便の乗り継ぎだってのにかなりの手際の良さでここまで来てるけど(旅客便じゃないから扱いがアバウトでいいのかもしんない)、日本は国土がアメリカより小さいがゆえに、首都圏→八戸なんつう長距離でもトラック便だもんね。最高時速 80km ですな。まあ貨物航空便がここらにはたぶんないだろうってのもあるか。あっても便数がやたら少なさそうだし。
アラスカ州の標準時は UTC-9 だから日本標準時と比べるとマイナス18時間。アラスカ到着が現地時間 2009/02/11 5:41 だから、日本時間だと同日23:41。今現在12日の午前2時。2時間ちょいくらい音沙汰なし。ん〜何時出発なんだろ。これまでは乗り継ぎは1時間半程度だったけど、出国審査とかやってるんだろか。
成田の税関って週末はやってないって話を前回聞いたわ。ええとあれだ、ブラックキャット・アロウターゲット・ピンポンボトルからの情報だ。返品する時にそういう話だったけど、なんかそのまま送ったら週末に引っ掛かったのにノンストップでアメリカ行きしたような……。ブラックキャット情報、けっこういい加減だな。
今過去ログを読んだら、UPS の日本代理店ってブラックキャットだわ。あそこは当時、税関情報の他に国内の貨物追跡サービスもかなりテキトーだったけど、今はどうなんだろ。けど、それでも日本随一のサービスを誇る運送屋だもんなぁ。他はどんだけひどいんだろ。とりあえずバカチン通運はもうカンベンねってことで、今回は提携業者の FedEx は見送りましたですよ。高かったし。
そういや2003年に買い物した折には運送業者は自動的に FedEx になって、こっちからは業者を選べなかった。で、配達時間指定のお願いで FedEx の日本事務所に連絡取ったら、なんだか邪険に扱われてなぁ〜(後で謝られたけど)。したも国内代理業者が過去の経験からちょっとアレで、家に届くまで不安だったもんさ。てなわけでこっちで業者を指定できればな〜と思ってたところだったよ。OWC の受注サービス、その点で使い心地がよくなったじゃありませんか。よかったよかった。安くてしかも、FedEx + バカチン通運じゃないところを選べたってことが特に。
おおお、ついに成田空港に到着しましたですよおいらの新 CPU(はぁと)
明日(13日)配達の予定ってことで、今頃は税関も無事に通過して、一路八戸へと向かうトラックの中かと。
13日の晩と14日は取り付け作業及び試運転祭りですなあ(うきうき)。
ていうか14日にトキメキ系な予定が全く入ってないのバレバレ orz
とりあえずいつ時点の情報だか知らんけど、国内販売の値段を見つけたよ。¥59,800 か。なんだか勝った気がする(薄笑)。しかも、このサイト様で日本語の取り説を発見。すみませぬが利用させていただきます。おありがとうございます m(__)m
……、
……、
……。
そういえば内蔵電池っていつ取り替えたんだっけ。かなり経ってるような気がするけど、ほとんどずっと電源入れっぱなしだから消耗してないような気もするな〜。
うげげ、ディップスイッチの設定が必要なのかよ。これ初めてだわ〜。
PowerPC G4 2.0MHz、思った通りに速え!(思った以上に、かどうかは使い込んでいくうちに判明していくかと)
いやいや今日ちゃんと届いてさ、早速組み付けて試運転してるとこなのよ。とりあえず YouTube とニコニコ動画を見て試してるんだけど、YouTube はほとんどフル動画再生に成功してるな。ときどき動作が引っかかるけど。ニコニコの方は秒速10コマくらいかな。BOINC を回しながらだからこんなもんかな。今は起動したばっかで Firefox と BOINC とテキストエディタの mi(これを書くのに必要なのです)しか起動してない状態。だもんで主にメモり方面の負荷が少ないんで、条件は緩いのよね。Firefox のタブも8枚しか開いてないし。
それでもニコニコの画面表示とスクロールが速いよちょっと。前はすんごく重たかったのになぁ。
しかし支払った代償もまた大きいと言わざるを得ない。値段は比較的安かったけど、そうじゃなく。いやあの、ゴツ目の冷却ファンが2個、ヒートシンクに固定されてるんだけど、こいつがうるさくて。動画再生中は音声で薄められるんだけど、再生が終わるとしっかり騒音が戻ってくる orz
あとさ、これ起動2回目なんですよ。1回目はなんか10分くらいでハングアップしてしまって。マウスの矢印さえ動かないんでやんの。Mac OS X でのハング、ほんとぞっとするわ。パワーボタン長押しで強制終了してしまってから、iBook を使ってネットワークから安全に終了させればよかったことを思い出したわ。やり方忘れたけど。確か OS 10.3 をインスコした直後も不可解な事象があったなぁ。で、再起動かけたらそれから何の問題もなかった。これもそういう症状なんだろか。今回は20分以上問題ないけどさ。
おいら今まで、この Power Mac G4 はほとんど電源入れっぱなしにしてきたのよね。出かける時も寝る時も。けど今のところちょっと不安要素あり。しばらくはシステム終了と起動を繰り返して様子を見ることにするか。とりあえず寝る時は止めよう。うん。やかましいし。けど静かな就寝に慣れたら、ますます寝るとき稼動させられんくなるな。それでもいいかなぁ。BOINC ほとんど無視するようになってしまったしな。
そうか、あれだ、ノートンダクト(ノートン先生の箱で自作した排熱用ダクト)付けっぱなしだったわ。これはうるささ倍増だわ。CPU まわりの雑音をダクトでそのまんま筐体ど真ん中正面の穴(もとスピーカーがあったところ。)に導いて外に出してるんだもんな。
ノートンダクト用のファンは撤去したんでもう意味ないし、動作確認できたら取り外す方向にするわ。ついでにスピーカー穴をノートンダクトから切り出したボール紙ででも塞げば、少しは静かになるでしょ。
あと、Finder の反応がバリ速。こいつは気持ちいいわ〜。
どりどり、昨日まで反応がひときわトロかった GIMP の体感速度を試してみるか。おおお起動速い! 倍速以上か?(クロックは1.6倍止まり)ウインドウ周りの操作も肝心の画像処理も、確実に倍速以上は行ってるでしょ。気持ちよくなるくらい増速しとる〜。はぅ〜このスピードが欲しかった〜(涙)。
バレンタイデイだけどちょっとそれどころじゃなくて(基本的に何も予定がないのは内緒)。
いやあの、このまえ個人輸入した CPU ドータカードがですね、どうも不良品みたいなんですよ。またかよ〜(泣)。
あれれ、関係ないけど今このログのタイトルを書いたらさ、変換候補に「」というのが下の方に出てきたわ。この「手偏に古い『國』」って、 JIS のワープロの文字としては80年代に切り捨てられてたと思ってたけど。おお、そういうことか↑。
初めてワープロに触ったあたりってこの「掴む」にいきなり疑問に思ったんだよなぁ。それでも意味は分かったし、当時の1文字16ドット角じゃ「掴む」を表現するのがやっとだったのも分かってた。あと、漢字の収録にも記憶容量の限界があったんだろうなぁとか今になって思ったり。で、主にあの頃の技術的限界が理由で「」は切られてしまったかと。けど、その理由で言葉の表現が制限されるのってなんかなぁって印象はあったわ。ていうか国語の問題を JIS が扱うってのがなあ。
そのあたりに始まった情報革命はとどまるところを知らず、四半世紀経ったら、一つの機器で世界のいくつもの文字体系をほぼ正確に収録、表現できるようになりましたな。てことで「」もついに電子の表現に仲間入りできたんだけど、実際どうなんでしょ「新 JIS で追加された文字が含まれています。」ってのは。とりあえずさっきから古い文字の方(おいらは「本来の文字」だと思ってる)を画像で表現してるのは、この文字が皆さんの環境でまともに表示されるかどうか分かんないから。
この Mac OS X ver. 10.4 だと大丈夫なのは分かるけど、サポートがとっくに止まってる Mac OS 9.x は? Windows Vista のメイリオなら大丈夫かもしんないけど、xp までで標準だったMS Pゴシックは Windows 95 の昔から使われてきてるはず。なんか表示できないような気がするんすけど。xp は今も現役バリバリだし、2000 の愛用者もまだまだいらっしゃりそう。
Unix では「東風(こち)」フォントが人気なんだけど(あのフォントは素晴らしい)、記憶が正しければ、あれは著作権に問題があることが発覚して、開発が途中で止まってしまった(著作権を持っていない業者が勝手に出した使用許可を元に作られた。発覚後の再交渉で、本来の権利者の条件と「東風」の製作者の方針が合わなかったんで、製作者側は公式での開発と配布を中止。それまでのバージョンは現在は非公式ミラーサイトから入手できる)。一応問題なく使えるけど、新 JIS にまで対応してるかどうかは疑問。となると、やっぱし迂闊には使えないんですよこの文字は。
なんか、四半世紀を経て文字表現の自由が広がったかと思いきや、これまた「下位互換性」という、国語じゃなく機械の事情のせいで、やっぱし状況は変わらんのね。昔もっと無理してればよかったのに……だなんて後の祭り。あともう25年も待てば変わってくれるのかな。けどまぁ文字はそもそもの素性が「誰でも読めるための規格」である以上、機械での取り扱いに生まれつき適したものではあるのよね。で、活版印刷が普及した時点で、もう機械の呪縛からは逃れられなくなったわけで。で、電子化でますます機械の影響を受けるようになったってだけなのかもね。
で、脱線したまんま逃げ切っちゃおうかと思ったけど、それもちょっとアレなんで。
てなわけで、新 CPU をぶち込んだ Power Mac G4 はヘタレ中なんで、今日は iBook G4 でこの日記を書いとりますです。前は「Mac しか知らない生活に不安を覚える」なんて理由で FreeBSD とかもいじったりしたけど、やっぱ使い慣れてる環境はラクだねぇ。
ラクだねぇじゃなくてさ。また返品交換かなぁ。アメリカへの送料こっち持ちだからイヤなんだよ。返品手続きもめんどくさいし。とりあえず販売元の OWC には状況を知らせて、どうしたらいいかお伺いを立てるとするか。
前回の返品騒動のときはどうだったかっつうと、OWC ってメーカーじゃなく販売会社だからさ、できることといったら通り一遍なアドバイスと、それが効かなかったら在庫の同じ商品と交換するしかないのよね。それもだめだとメーカーに丸投げ。で、前回はロットの不良率がかなり高くて、返品交換したやつも同じトラブル出しやがって。ネット上でもやられた人たちの情報交換で騒然としてたわ。
そうこうしてるうちに OWC の保証期限が切れて、メーカー(SONNET Tech.)のサポートに相談したらやっぱし交換てことになって。で、届いたのが前とはなんだか違う製品。微妙にクロック上がってるし。CPU の品番がかすかに違うし。あまりにも不良が多くて修正版を作り直したらしいけど、これってつまりは、さらに上流の CPU メーカー(当時はモトローラ)が変なもんを SONNET に供給したってことだったんかなぁ。その三度目の正直を入れたらようやくまともに動作してさ、嬉しかったには嬉しかったけど、まったくよ〜初出荷前に問題に気づけっての。
今回の newer tech. のやつも、今のとこ状況がちょっと似てるんだわ。起動直後はまともに動作するんだけど、長くて1時間くらいでハングアップしちゃうってところが(前回はカーネルパニックだった)。SONNET も newer も、起動が成功したらその製品は出荷 OK ってことにしてるんじゃないだろか。
それとも、おいらは取り付け作業を完全に説明書に従ってやったつもりだけど、何か不備があったんかなぁ。ああーすっきりしねぇ〜。
てことで、OWC のカスタマーサポートに連絡してみた。しかしま〜返品するとしても、OWC は今回も、在庫の別な個体をよこすだけなんだろうなぁ。今度のは不良品ではありませんようになんて感じで。もう祈るしかできんのよね。でも製品デビュー直後に買った前回と違って今回のはリリースしてから3年も経ってるんだから、それで不良が出るってのが不思議で不思議で。やっぱおいらが何かやらかしちまったんだろか orz
連絡内容は以下。英語が拙いところは勘弁しとくれ。
今は相手の返事待ちですわ。
酔っ払いにからまれるとですね、けっこう何日も尾を引くんですよ。今月初めにからまれて、今でも時々そのことを思い出していろいろ考えたりして。主に『こう切り返してりゃな〜』なんつう後悔なんだけどさw
疑問なのは、なんで連中はいきなり上から目線なのか、っつうこと。彼らはおいらを見た瞬間、自分の方が上に立っていると錯覚するらしい。対等だと思うんだけどねぇ。そこらはまぁおいらの見かけにもよるだろうな。相当ユルいんで。ファッションとかのポリシーも一切ないし。あと、おいらは自分のことを無力な若造だと思ってるから、そこらへんが自信なさげに見えてムカつくのかもしんない。
実際ビビリだから、虚勢を張るのもなんかなぁって感じで。格好付けるのめんどいし。そんな空威張りしといていざ本当の姿が晒されたときってのは、ハゲオヤジのヅラが落ちたとの同じで、本人は余計惨めな気分になるわ周りはバツが悪くなるわで、いいことなんにもなさそうだしさ。
いやいや、考えてはみたんですよ。スカした野郎を気取ったら、この手のオヤジはからんで来なくなるだろうなってさ。けど別口の、年齢層がもうちょい低めの面倒な人たちにからまれるリスクが発生しそう (^_^;)
来たよメールが OWC から。
別にあとはモニタくらいしか付けてねんすけど。
と思っとったら、あれ? システムプロファイラ見ると、SCSI 接続用の PCI アダプタカードが入ってんの!? うそぉぉぉ〜!
フタを開けたらば(起動したまんま開けられるのがポリタンク Power Mac の強み)、ああああほんとに刺さってやがる。いつの間にやったんだこれ???
SCSI の PCI カードって、この Mac を買ったとき、確かその前のマシン Performa 6410 からデータを移すために一緒に買ったんだよなぁ。いったん外付け SCSI HDD にコピーして、それを Power Mac に入れたんだったっけ? なんかもう昔すぎて手順を思い出せん。
それからも2度3度使ったような気がするけど、もうほとんど用済みなのよね。手持ちの SCSI 機器といえば、その時の 8.4GB HDD にキヤノン 360dpi スキャナか。スキャナはかなり前にエプソンの 1600dpi(USB 接続)に換えたしなぁ。
外したはずなのに。6年前に SONNET の CPU ドータカードを入れたら調子がおかしかったんで、その時に。それからずっと使いでがなかったのに、なんで今これが……??
あぅ〜今回の不具合の元凶がこれであってくれぇぇぇぇ〜。
で、問題の SCSI PCI カードを外したけど、やっぱハングアップしたわ。関係なかったわ orz
久しぶりにというかまたかというかの、新聞にツッコミの日。
東奥日報(青森県の地方紙)2009/2/18 夕刊 東奥春秋(朝日の天声人語みたいコラム)
タイトル「過信」
別に八戸圏域水道企業団に知り合いがいるわけでもコネがあるわけでもないんだけど、今回のこの記事はあまりにもかわいそうで。もうこの新聞屋さん、完全に勝ち馬に乗った気分でぶっ叩き放題ですな。なんかこう、誰かが過失でやらかした失態をあげつらって露骨にいい気分になる人ってさ、毎日のようにそればっかやってる人ってさ、おいらとしてはあんましお近付きになりたくない類いの人というか。
んでまぁ記事にツッコミです。
新聞屋さんのこういう上から目線の態度を見ていつも思うのは、そんなに大上段から非難するなら、事が起こってからじゃなく、なんで事前に気づいて警鐘を鳴らさなかったのか、ということ。結局あんただってこうなることは分かんなかったんだろが、と。なるようになってしまってからだったら誰だって何とでも言えるわ。未来が分かるなら、戦前の日本だってアメリカに戦争を仕掛けたりせんかったわ。
戦前より時代は下り、見識は高まり、技術も発達したけど、未来が読めないのはあんまし変わってないわけ。せいぜい数日後までの天気予報がまあまあ当たるようになったとか、地震が来る数秒前に警報が鳴ったり後の祭りになってからようやく鳴ったりするようになったってくらいで。だから相変わらず人間の判断ってのは「その時点で最良と思われるもの」で満足するしかないわけ。
で、それが本当に最良だったかどうかは、かなり後になんないと分かんない。ときどき技術力や判断力が足りなくて、後になってひどいことにもなったりするもんだけど、未来が読めない、人間は間違いを犯す、という点で、コンピュータ用語で言う「ベストエフォート型」の決断と行動をするしかないじゃないですか。現状でできることを精一杯やったんだから、あとは想定外のことが起こったらそこらへんの事情を少しは酌んでくださいよ、という感じかな。
けどなんてーか、仕事でモノ作り(製品でもシステムでも)をしたことがない人って、そういうところで他人の失敗に容赦ないのよね。そいういう、どうしようもない失敗ってのはあり得るもんなのに。新聞屋さんだって記事という製品を毎日生産してるはずなのにこの態度、もの作りのプロとしての自覚が足りないような気がするが。憶測を差し挟んでもいるし。
ってさ、だって施工時に検査を通ったから運用されてるわけで、とりあえずそれを疑うってことは、国が科学的に設定してるはずの安全基準と検査機関・検査手順そのものを疑うってことなんすよ。国に頭が上がらない地方の貧乏自治体がそこまで大それたことができるとは思えんけど。
昭和時代と比べて、ヒステリックな消費者が増えた気がする。そこらへんに合わせて売り手側はどんどん製品やサービスを洗練していったわけだけど、なんでそんなモンスター系の消費者が増えたかっつうと、たぶん生産に携わったことがない純粋な消費者が増えたからなんじゃないかなぁ。だから生産者の事情を酌むことができないってことで。んで、こういう人たちはまぁいいんですよ。いいというか、アマチュアにプロの生産者の気持ちを分かれって方が無理。
新聞屋さんもプロなんだけど、そこはどうお考えなのか、と。ていうかおいらは今回の記事は、新聞屋さんがやらかした失敗だと思うんだけど、この調子だと新聞屋さん、自分の失敗に気づいてさえいないんじゃないだろか。広域断水より事故の規模は小さいけど、仕事でやらかしちまって対象に迷惑をかけてるってことは同じなんじゃないかと。
この記事でおかしいのは、結果論を論拠にしてるからってのだけじゃなく、攻撃対象も本当にそれだけでいいのかってのもありそう。水道企業団としては、その当時の基準や規格に則って設計、工事、運用を行ってきたわけで、だったら基準や規格にも問題があったんじゃないかと推測できるわけで。
とりあえず断水事故の現象面で今疑われてるのは、導水管の溶接工事がヘンだったんじゃないかってこと。破断した溶接部分で、設計通りの寸法になってなかった部分が見つかったそうで。これ、施工後の検査で見つからなきゃおかしいはずなんだけど、そのまま通ってしまった。これって「設計通りの施工をしなかった」「施工後の検査方法と OK/NG 判断の流れに不具合があった」ってことが明らかなわけで。今回の事故の予防に効いたか効かなかったかよく分からん沈下測定装置に固執するより、こっちの方が問題としてはだいぶ重みがあるんじゃないですかね。
なんか沈下測定装置にまつわる云々は、工業の素人が考えついて有頂天になって吹聴しまくってるみたいな、限りなくでっち上げ臭い事象のような気がしてきた。
新聞屋さんが主張してる「沈下測定装置の運用時の応用」は、水道企業団としてはその発想が恐らくなかったってだけで、業者としては外部機関が決めた共通規格の範囲内の仕事をしてただけじゃないのかと考えると、そう簡単に文句は言えんと思うぞ。技術仕事だと、当初の仕様にないことを勝手にやったことが原因で想定外の事態に陥るのが一番怖いしね。あと営利企業だと、前例のないトラブルへの事前対処なんて、それが宣伝にでもなんない限りは余計な手間にしか思えない→無駄を省くのは正義ってなもんだしさ。
新聞の発行はかなりシビアに時間に追われてるんだから、雑誌や書籍に比べてチェック作業を簡略化してる部分ってあると思うよ。だからおいらは、新聞の誤報はたまにはしょうがないと思ってるよ。後で丁寧に訂正してくれればいいよ(科学・技術の記事での、不勉強・不見識によるデタラメ記事は許せんけど。高校で理科を学んだ記者は新聞社には一人もおらんのか)。けど今回のコラム記事は緊急性を要する内容でもなかったんで、厳し目に当たらせていただきました、と。
結局、東奥日報が展開した「沈下測定装置の運用時の応用」とそれに基づいての当事者批判は、おいらの感覚じゃ噴飯ものってことでひとつ。けど新聞屋さんがこの調子でギャンギャン言い続ければ、それなりの説得力を持ってしまうんだろうなぁ。ご自慢の自説のご開陳もいいけど、限りある貴重な紙面をそんなのでつぶしてたら、肝心の事件の本質を書く余裕がなくなってしまうじゃないですか。
あとまぁ八戸市長に何度も何度もしつこく謝らせたいみたいだけど、この導水管を設置したときは市長は別の人だったよ。地元紙なんだからそのくらい分かってるはずじゃないですか。それとも特定の政治団体から援助をもらってるんですかね?
ナカガワ君やってくれましたw 世界メジャーデビュー直後に引退ですか。中でも「どこだ!」はキョーレツだったわww
怖いねえカゼ薬とお酒のちゃんぽんは(←公式見解)。ていうかメディアが伝える風評からすると、ほとんど酒の影響みたいに言われてるけど、ほんとのところは本人しか知らんわな。訊いたって教えてくれるわけないし。
内閣支持率がこれでまたアレらしいね。今まではアソー君の自爆が原因だったけど、今度のはもらい事故だね。ちょっとかわいそう。慰留したとか任命責任とかでも評判を下げてると報じられてるけど、そこらは末端要素かな。要はナカガワ君がまともに記者会見してればなんともなかったんだから。
しかしあそこまで具合が悪かったんなら、国内向けの記者会見だったら主な目的は報告なんだから、代理を立ててもよかったと思うぞ。どうせ国会だって、官僚がゴーストライターになって書いた原稿を代議士が読むだけなんだから。お芝居でさえない。ああこの場合は、代議士先生が官僚の代理なのかw
あとねえ、おいらの予想はちょいと違うんですが。「カゼ薬のせいで」って方便を鵜呑みにしてる聖者はほとんどいないかと思うけど、だからって「泥酔」というのもまたちょっと違うんじゃないかと。ワタクシは敢えてここで彼の名誉のために独自見解を述べようと思う。すなわちあれは、
なんかねえ、一時期は国賊呼ばわりされたムネオ君でさえ議員として現役復活を果たしてるけど、ナカガワ君の場合、少なくとも議員生活はもう終わったんじゃないかと。ていうか本人はともかく、ご一族ご郎党にとってもダメージかと。ご家族には本当に同情するよ。
現代ならではの違いは、それが世界規模だってこと。彼に残された道は、地球からの脱出しかない気がする……。
なんつう強引な誘導で、明日は宇宙からのお便り。
日本の月探査機 かぐや やってくれました。2月18日発表で、月面での日食の素晴らしい映像を送ってきてくれたよ。地球から見ると月食。そのとき月から太陽を見ると、地球の陰に隠れる日食なんだね。とりあえずその静止画像↓。
かぐや からの映像は今までも何回か見たことあったけど、今回のは特にすごい。ていうのも、有名な「地球の出」は元ネタがあるからね。アポロ宇宙船の乗組員が撮ったやつ。かぐや がハイビジョンカメラを搭載したのはこれを撮るのが第一目的で、「あの感動をもう一度」という感じで、なんてーか、そんなに目新しくはなかったのよ。フィルム(16mm?)で撮影したアポロのより断然美しいんだけどね。
けど今回は違う。月に長いこと居続けなきゃ遭遇できない奇跡の瞬間をとらえてくれたですよ。しかし、太陽に向かってカメラを向けるってのはリスクがあるわけで。これもまぁ搭載ハイビジョンカメラはやるべきことは既にやった後ってことで、壊れてもいいや的なノリで敢行したのかも知んない。ああでも最近、かぐや は高度を100km→50kmに落としたから、新しい映像の需要はまだまだあるはず。てことはやっぱし今でもハイビジョンカメラは虎の子。周到な計画で撮影したってことか。
なんかおいらの身には、この前日(2月17日)にちょっとしたことだけど超がつく偶然があって。いやあの、この情報を知らないまんま、『月面から見た日食ってどう見えるかな〜』と妄想しててさ。で、現物映像を見て、我が妄想と違ってたところをチェックして、妄想の方のイメージがかえって強化されたぐらいにして。
JAXA が「ダイヤモンドリング」と表現してる光の輪、あれは地球上で見る金環食でのダイヤモンドリングとは違うんだね。金環食は月が遠地点近くにいて見かけが小さいから、太陽を全部隠しきれなくて輪っかができる。今回のだと、月面からの地球の見かけの直径は太陽の4倍もあるから、同じ原理にはならない。あの光の輪の正体は、地球大気が輝いているんじゃないかと。
これで疑問なのは、リングはなんで夕焼け色じゃないのか、てこと。おいらの妄想だと、この角度から見える大気の透過光は夕焼けのオレンジ色なんですよ。太陽光はもともと白い。てことは、すべての可視光を均一に含んでる(太陽光に合わせて人間の目が進化した結果だから、論理が逆だけど)。大気中だと波長が短い成分が散乱しやすいんで、それで空は青くなってる。それでも昼間は青の成分が十分生き残ってるから、白いものはちゃんと白く見えるわけだ。
これが明け方や夕方だと、太陽光は大気の中を長いこと飛んでから地表を照らすんで、短波長の青や中波長の緑が散乱して弱まってしまう。てことで朝日と夕日は、長波長の赤を多く含んでオレンジ色になる。これ、地表を照らさないで再び大気圏外に出て行く光だと、地表に届いた太陽光の2倍の距離だけ大気圏内を通過するんで、ますます赤みが強くなってるはず。
地球から月食を見ると、月が完全に地球の陰に隠れると真っ黒になるわけじゃなく、赤黒く見える。これってつまり、おいらの理解では、地球の大気圏をかすめて到達した太陽光にお月様が照らされてるってことだったと思う。つまりそのときの、世界中の朝日と夕日の光に照らし出されてる、と。ついでに、太陽光が大気をかすめて通ると入り口と出口で、ちょうど虫眼鏡を光が通過したみたいに内向きに屈折する。だから地球の4分の1しか直径がない月が地球の影にすっぽり入っても、地球大気経由の赤っぽい光が月面に届く、と。
そのはずだったんだけど、かぐや が撮影したダイヤモンドリングはなんで白いんだろ。そこがどうにも疑問で疑問で。あと、リングの外縁が妄想よりずいぶんくっきりしてる。大気は高度が上がると徐々に薄くなるから、グラデーションになると思ってたんだけどな。
リングの端がだんだん広がっていくってのも、どういう仕組みでそうなるのか分からんしなぁ。太陽が顔を出す瞬間、地球の反対側のリングも輝いてる。だったらなんで太陽が出る側じゃその瞬間までリングが出なかったんだろ。このダイヤモンドリングが見える仕組み、おいらの想像とは違ってる気がしてきた。
感動の映像は新たな謎も引き起こしますなぁ。たまに思い出しながら考えると、ふらっと正解が出てきそうな気がするっす。
日食と言えば、かなり昔の話だけど、八戸市教育委員会はほんとバカだったよ。式典なんつう、やってもやんなくてもどうでもいいものののために、日食という、子供が現物の天体現象に触れて学ぶ貴重な機会を簡単に奪ってしまったよ。その日は日曜日。午後2時か3時頃に、八戸では晴れていればかなり深い部分食が見られるのが分かってた。おいらは当然それを見たかった。しかしそのときおいらは、八戸市公会堂の中で、スポーツ少年団(小学校の中体連みたいなやつ)開会式とかいうのに出席させられてた。ただ観客席でお偉いさんのつまんない話を次々と聞かされるってだけの拷問。
おいらは日食が見たかった。日食の方が何千倍も価値があったと今でも思う。
その日は快晴で、日食を見た同級生は後日みんな興奮してその様子を語ってくれただよ。
教育委員会、式典を段取ってた時点で、日食の情報を全く掴んでなかったんだろうなぁ。そこはしょうがないかもしんない。で、もしかしたら途中で気づいたかもしんないけど、それでも式典を予定通り執り行うことにした。ちなみに日食の話題は地元の新聞に出てて、1週間くらい前にはもう話題になってたよ。もう教育者としてお話になりませんですよ。ていうかこの融通のきかなさ。1週間もあったら、日食が始まる前に式典を終えるようにとか、その時間に合わせて中休みを設定したとかできそうなもんだけど。
……、
……、
……。
かなり時効な愚痴をこぼしちまいました。すんません。そんじゃお口直しってほどじゃないけど、日食の不思議についてちょいと。
仕組みは大したことないですな。お月様が太陽を隠すってだけのことで。地球も月も公転の軌道と周期が充分な精度で分かってるんで、これから何百年何千年先、何月何日何時何分にどこでどんな日食が起こるかは予測されてる。同時に過去の日食も計算で分かる。天体の運行はかようにも正確無比なわけです。
で、分かんないことは、あまりにもな偶然の一致。だって地球から見て、太陽と月ってほとんど同じ大きさなんですよ。だから、特に皆既日食ってすごいのよ。お月様がお日様にびったり合わさっちゃうんだから。太陽と月の実際の直径の違いは約400倍。そんで、地球からの距離の違いもこれまた約400倍。それでこういうことになるんですな。
「偶然」の一言で片付けるにはあまりにもすごすぎるってことで、そっち系の人は何らかの何たらの意思の作用がどうたらとか言い出すわけです。うん、まぁ、そう結論しちゃうとラクそうだけど、実証できなきゃ意味がないわけで。その手の人たちはそこらへんの努力が不足してるってことで、おいらとしてはどうも信用できんのです。
大昔は、こんなイベントは滅多にないもんだから「不吉の兆候」とか「悪政に対して神がお怒りだ」みたいな、人間の営みに関わる何らかの因果を見いだそうとしたそうで。今はもう天体の運動が起こす珍しいけど必然的な現象にたまたま出くわしただけということが分かった上に、いつどこで起こるか完全に予測可能ってことで、一種の娯楽になったわけですな。てことで、今年の7月22日に起こる皆既日食で沖縄の島にツアー予約が殺到して、地元自治体が対応に大わらわとか。
ん〜太古の昔、日食が原因で転覆した国家があったとしたら、まあお気の毒って感じですなぁ。そういや「逆説の日本史」で、邪馬台国の滅亡の原因としてその可能性を挙げてましたな。
今年の皆既日食ツアーに行きたいけど、めんどいし大変そうだしカネもないしってことで、後からニュースでちょっと知って終わりってことになるだろうなぁ。子供の頃はあんなに執念燃やしたってのに、大人になっちまうとかくも無関心になるのか……。当時の八戸市教育委員会の職員と同じだということに今気づいたぐらいにして orz
ちょっと欲しいと思ったラジコン製品をふたつほど。
超リアルなゴキブリになって襲い飛びかかるラジコンヘリ、ついに世界進出!
どっちもセンスすばらしすぎ(ぷぷっ)。いや皮肉じゃなく本当に。
あと、上とは関係ないけどすさまじいニュースを拾っちゃって。亡くなられた方、怪我をされたは本当にお気の毒です。ていうかうちの椅子もガス圧式だよ。職場のも。やばいかなぁ。爆発で肛門に椅子の部品が突き刺さって……。ああいやだいやだ。
なんとなく、昔買った映画パンフを掴んで開けてみたらば『ロボコップ』。
ページを繰るごとに脳内に蘇る名場面の数々。あああおいらほんとロボコップを愛してるわ〜。
おお、本国版の封切り予告編ハケーン! かっこよすぎ! しびれますしびれます!!
当時はデジタル SFX なんてなかった(あるにはあったけど、限定的にしか使えなかった上に超大作級の予算が必要で、ハリウッド SF としては比較的低予算だったロボコップでは使われなかった)。だから完成度がどうしても低くなるアナログ SFX の演出は本質的に「どうゴマカすか」が大事で、この作品はそれが見事にキマッててさ。
特に、不自然さをどうしても消しきれない立体アニメーションを、動作の独特のキモカワイさで意図的にゴマカし切ったフィル・ティペット師匠の活躍は凄まじかった。日本の立体アニメーション技術も捨てたもんじゃなかったけど、恐らく予算の壁で、その実力を発揮し切る機会がなかったのよね。秒速12コマじゃやっぱ荒っぽくて、キモカワイさを存分には醸し出せなくてな。
あとね、80年代なもんだから、アクション場面で最近急に流行ってきやがった似非ドキュメンタリー風味なカメラワーク(アップやズームでフレームを揺らしまくる方法)もなかった。これ、被写体も背景もブレてよく見えないもんだから、演技や美術がテキトーでもどうにかなっちゃいそうなのよね。そんなあこぎなやり方なんてなかった時代のアクション映画はもちろん、画力で魅せなきゃなんないわけです。
予算が限られてるなら限られてるなり(とは言ってもその頃の日本映画の超大作レベルだったけど)の見事な見せ方・隠し方で、この荒唐無稽な設定をエキサイティングな物語として描き切っちゃったのよ。絶妙な編集も相当貢献してるわ。編集こそ映像表現の神髄なのです。
なんかまぁ、(特に日本で)規制がユルかった頃のバイオレンス作品なんでかなりどぎつい描写も多いけど、この悪趣味ささえ味にしてしまってるっつうきわどいバランス感覚。これもたまんないっすよ。確かにアメリカ映画でなきゃできんことだとは思うけど、この作品が特別なんだよ。続編『ロボコップ2』は単に悪趣味なだけだったもんな。その反省があってか『ロボコップ3』は表現的に安全側に振られたけど、なんかもう、毒のないロボコップはロボコップじゃないみたいな。ま、2よりだいぶマシだったけどね。
それにテレビ画面の使い方とタイミングがうまくてな〜。キメの細かい演出が光ってます。未来のコマーシャルやニュースがそのときの時代背景や設定を語るのよね。ソ連が健在なのはご愛嬌。その後あんなに早くにソビエト連邦が消滅するなんて、当のゴルバチョフ政権の中の人以外、誰も思ってなかったかと。『ターミネーター』でも『レッドブル』でも全く予想できてなかったのが分かるわ。あとヤマハスポーツ心臓とか核戦争ファミリーゲームのテレビ CM とか、いいよなぁその毒。で、そのあたりは単なる賑やかしかと思いきや、この映画の彩りに欠かせない、生粋のアメ車というかダメ車「6000 SUX」の CM もあったね。
当時外交問題になるほどアメリカ市場で押しまくってた日本の小型車に対抗して、6000 SUX は無駄にばかでかくて燃費が悪い(8.2miles/gallon ≒ 3.75km/リットル)っつう「アメリカの伝統」がセールスポイントw 人質を取って市役所に立てこもったデトロイト市長さんも逃走用にそれをご所望ww 悪役一味にも大人気www そういや舞台になったデトロイトはアメリカの自動車生産城下町で、その頃、日本車の攻勢で空前の不況だったんだよなぁ。そうだったそうだった。近未来 SF なのに時事ネタにも事欠かないこの気配り。
時代は流れて、デトロイトは今もっとすごい大不況に見舞われてるっぽいけど、この状況を風刺できる映画って出てくるかなぁ。
ロボコップ製作の研究室のブラウン管モニターがまた素晴らしくて。ロボ初起動から初めて立ち上がって歩くまで、アングルはロボの目線の主観ショットですな。あの走査線丸出しの映像にまずシビレた上に、視界の隅のモニターには一瞬、歩くロボコップのライブ映像。撮影時は、主観ショットはカメラのまんまだったはず(ビデオカメラだね)。だったらあのモニター映像は事前に撮っといて、ぴったしのタイミングで映し込んだわけだ。お見事。
同じくワンカットのタイミング勝負に成功したのが、ロボコップの中の人であるアレックス・マーフィー巡査の夢の映像。生身の人間だった頃の最後、殺される瞬間に見たものがモニターにサッと映るのです。映画の画面奥では休止モードのはずのロボがその悪夢にうなされてる。手前じゃ雑誌かなんかを読み込んでしまってる職員。異常に気付いた時にはモニタはただの砂嵐に戻ってしまってる。直後にロボは目覚めて、犯人を捜しに勝手に出動。関係者はその本当の理由が分からなくて、ルイス巡査がロボに変なことを話しかけたからだと誤解。そこからまたストーリーが展開していく。
この演劇的な絶妙さ。普通、映画だとこんなときは別々に撮って編集でつなぐと手間要らずで便利なはずなんだけど、いや〜オランダ出身でこの作品でハリウッドデビューされたポール・バーホーベン監督、よく分かっていらっしゃった。ここ、何度観ても飽きんよ。
さらにテレビ画面と言えば、旧・マーフィーの家。現・売り家。記憶が蘇って悲しみに暮れるマーフィーに構わず語りかける、ブラウン管の中のセールスマン。そりゃパンチ一発いくでしょ。しかしあれもさ、どうやって撮ったんだろ。記憶に頼って書いちゃうけど、撮影現場のロボコップってのは人間のパワーしかないわけ。主演のピーター・ウェラーがロボコップの着ぐるみを着てるだけなんだから。それでグーパンでブラウン管をぶち抜いちゃったよ。確か画面が映ってる状態でやったと思う。人力で普通に殴っただけじゃ割れるもんじゃないぞ。
うむー、久しぶりに観たい気分で一杯だよ。実はビデオで持ってるんだけど、あんまし映りがよくないのよね。VHS なんて、昔はよくこんなので満足できたもんだ。DVD 借りて来よっかな。けどうちで DVD 鑑賞って PC の17インチモニタでさ。至近距離だから雰囲気イマイチなのよ。圧迫感がどうもねぇ。バソコンチェアだし。デジタル薄型テレビを買う元手もないし。ちなみにうちのテレビはブラウン管の29型っす。無駄に重いっす(52kg)。大河ドラマの画面の両脇が切れるっす。最近じゃ画面の右上に終日「アナログ」と出るっす。放っとくと2011年まで、だんだん「アナログ」の表示がでっかくなって、画面中央にどんどんしゃしゃり出てくる気がするっす。
で、なんだか最近聞いた話だと、リメイク流行りのハリウッド、とうとうロボコップのリメイクやるみたいよ。上に挙げたオリジナルのいいところがどれだけ保存されるのか、あるいは発展させるのか、それがもうものすごく楽しみで楽しみで。けど最近のハリウッドリメイクって、ただの劣化版だったりするからなぁ。製作陣、『ロボコップ2』や『ロボコップ3』みたいにオリジナル作品の魅力を読み違えることだけはしてくれるなよ〜とか。
しかしさ、『ロボコップ2』の監督ってアーヴィン・カーシュナーだったのよね。今も現役かどうか知らないけど、あの『スター・ウォーズ EP5 帝国の逆襲』を撮った名監督だったりする。EP5、シリーズで一番面白い気がする(初見はガキだったんであの良さが分からんかった)。で、そんなお人なのに何だったんでしょロボ2のあの投げやりさ加減は。とりあえず映画会社(オライオン)がロボ2の企画をポール・バーホーベンに持ってったら、「あれはすごく疲れるからもうたくさんだ」と拒否られたそうだけど、まぁパート2は企画自体が腐ってたからなぁ。体のいい方便で断ったってのが真相だったかと。で、カーシュナーにお鉢が回ってきたんだけど、名手を持ってしてもやっぱしダメなもんはダメだったってことか。もうフィルムからやる気が感じられなかったもんなぁ。
同じ腐れ企画でも、その時代だと日本の『帝都物語』はやる気に満ちあふれてて、その気合いが空回りしてはいたけど、そういう意味で巧まざる異様な魅力みたいのがあったんだよな。失笑したいけどなんとなくちょっと待ってみるかみたいな。
映画で大事なのは予算規模や有名スタッフじゃないのな。いや〜当たり前なことに今さら気付いた気分。
いいわ〜 Witch。便利だ〜。
Windows じゃ半ば常識と思われるCtrl + Tab でのウインドウ切り換え操作、Mac だとデフォルトでできないのよね。command + tab でアプリの切り換えはできるんだけど、ひとつのアプリで複数の書類を開いてる時は面倒。Exposé の F9 キー↓も見栄えはいいけど、探してるウインドウを見つけてマウスでいちいち選ぶのが手間で、全く使ったことがないし。
Mac しか使ってなかった時は別に気になんなかったけど、仕事で Windows に触るようになってからというもの、Ctrl + Tab は必須になっちゃって。うちに帰って Mac をいじると、それができなくてもうストレス充満で。で、ときどき検索かけて相応の機能を持たせてくれるフリーウェアを探してて、ついに Witch を見つけた、と。
操作は option + tab。command + tab の方は相変わらずアプリの切り換え。これはこれで使いでがあるのよ。使い勝手は Windows のとは見栄えが違うけど、本家(おいらが知ってるのは xp 版)での不満点を解消しくれてるわ。
ってあたりがイイね。しかしま〜昔は Windows の使い心地もまったく知らんで、見栄えがイマイチだからってんでバカにしてたもんだけど、デフォルト機能じゃ Windows の方が便利ってのあったりするね。けど xp くらいじゃ見た目がまだまだだから自分で買って使おうって気にはなんないけどさ。Vista の見栄えはいいけど、評判がイマイチでなぁ。
で、使い勝手で優位を失った Mac は、Windows とはなんかちょっと違うフィーリングの似た機能を追加したりしてるけど、やっぱオリジナルには敵わんかったり。今回のウインドウ切り換えみたいにさ。Apple って意外と小回り効かんのな。てことでマカーのフリーウェア作成者樣方が、こうゆーお便利ソフトを作って提供して下さってる、と。ほんにほんにありがたいことだすなむなむ〜。
いやいやいや、そういうことだったのか〜。
JAXA プレスリリース「月周回衛星『かぐや(SELENE)』のハイビジョンカメラ(HDTV)による半影月食時の地球の撮影の成功について」を今読んだとこ。2009.2.20 での疑問のひとつ、
が解消したわ〜。そうか月の地平線から地球が出て来たところだったんだね。それでようやく合点が行った。なるほど、かぐや は月の極軌道を回ってるから、縦方向に見え始めてくるっつうことだったか。地球と太陽の位置関係の変化でそうなるもんだと思い込んでて、なんでそうなるのかずっと考えてたわ。あ〜すっきり。
あとさ、地球大気による太陽光の散乱って、月から見ても青く見えるもんだとは想定外だったわ。夕焼け色かもっと赤いもんだと思ってて。その仕組み、いまだによく分からんけど、JAXA っつう日本最強のその道の専門家が証拠写真を出しながらこうなんだと説明してる以上、信じといた方がよろしそうですな。
青いですな。うん。太陽に近い側(右下)の周辺が白いのは、光量が強くて白トビしてるのかもしんない。その反対、左から上にかけては間違いなく青いですな。
JAXA さんによる説明でいろいろ理解できたけど、皆既月食時に月が赤黒く見える、その赤い光は地球大気のどのあたりから来るのか、どうやってできるのかってのが、今回の説明からだといまだに分からんなぁ。この画像の半影月食だと、皆既月食とは何か違うことがあるんだろうか。かぐや には次の皆既月食まで現役で活躍してほしいですよ。で、赤い光の謎に答えていただきとう存じまする〜。
大気の光、場所によって色合いが違うのがいいわ〜。キレイ〜。雲の分布や下界の色合い(砂漠、森林、海洋、氷原なんかの色が影響してるとか?)の違いかな。
この前 CPU を個人輸入した相手先 Other World Computing(OWC)から、待ってた返信メールがやっと着たよ。正常稼動へのアドバイスだといいなぁなんて淡い期待を抱いてたけど、返品受付の準備が整いましたってことで。確かにマシンはノーマルに近い仕様ってことをメールで伝えたんで、犯人は新 CPU にほぼ確定ってことなんだろな。は〜やっぱし返品かよ。イリノイ州のこの会社までの返送料金はこっち持ちなんだよね。だる〜。
返品のしかたについていろいろ条件付けてきてるし。めんど〜。CPU を個人輸入するたびに、なんで毎回こんな目に遭わにゃならんの?(涙目)
なんかもう今日はいろいろヘヴィなことありすぎ。ていうか夜10時半〜11時半に集中し過ぎ。疲れた。とにかく疲れた。
努力は報われない。好きな人は次々と去る。他人の恋の窮地を救ったって感謝さえされない。
大叔母の喪主やることになりますた。
葬式を出すなんてほんと久しぶり。
ていうか最近あんましいいことなくて(ため息)。いや、にわかにいいことになりそうなことがあったりしたんだけど、それがフイになった的な意味で。元に戻るしかないんだけど、なかなかこれがねぇ。人間、何かの拍子に降って湧いた幸運をいったん覚えちゃうと、ねぇ。元に戻りたいのに戻りたくない。もう状況はそうなってるのに、気持ちだけがなかなか切り替わらんのね。
追い討ちをかけるように今回のお葬式。はぅあ〜。
いいこと、悪いことってのは人の心が作り出した概念であって、しかも主観的なこと。まぁ身近な人の死は他の人も共感できるものだけど、そうじゃない場合、例えばある人にとっての幸せが別な人にとっての不幸になったりもしてね。勝負事なんかがそうか。……おいら勝負事自体があんまし好きじゃないのよね。その時点でウツ要素が入ってたか。ていうかあれが勝負事だったなんて。見えん話ですんません。すごい個人的なことなんで。
そんな話をもう少しだけ。そうでもせんとなんかもぉあああ。
かなり昔、それ系の出来事で勝ってしまったことがあったわ。勝った後から勝負事になってたと知って。勝てなかった人はそれからかなり長い間、なぜ勝者が自分ではなくゆんずだったのか相当思い悩んだらしい。あれはタイミングだけの違いだったかと。今思うとそのとき、おいらには追い風がすげえ吹いてた。
あの時と状況は同じってことか。立場が逆になっただけってことか。
と理屈でそう考えても、気分はそれを聞いてはくれぬ orz
つうか、分かってて間抜けを演じるのは楽しいけど、リアルで間抜けをやっちまうとほんとツライわ。
つまんないだけの話ですみませぬ。
お葬式に専念すると気が紛れるかな。
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