ひとりごちるゆんず 2009年3月
銘板
2009.3.1 日曜
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晴天の地

自分で撮った風景写真みたいので落ち着くやつっつうと、どうも空が主役のものに絞られるっぽいっす。うちの窓から撮ったやつ。記録によると2008年12月17日らしいっす。

ゆーやけ空

ケータイのカメラ(おいらのは docomo D903i)ってフルオートだと夕焼けの色をそのまま再現してくれないことが多いけど、このときだけは綺麗にオレンジ色が出たなぁ。屋根が邪魔なんで特に上の方を切り取ろうかと思ったけど、グラデーションが捨てがたかったんでそのまんまにしましたですよ。

八戸って晴天率がかなり高い土地だと聞いたことがあるけど、たぶん本当だな。ただの快晴なら年間でごろごろあるよ。梅雨のとき以外、冬でもけっこう晴れてるしね。日本晴れの日も年に何回かあるもんな。この日もほぼ日本晴れ。完全じゃないけど充分気持ちいいわ。太陽の光が地平線近くの薄雲を後ろから照らしてるね。

たまーに、かなりの上空まで水蒸気量が少なくて、空の青さをいささか暗く感じるほどの時もあって。そんな日は飛行機(札幌−羽田線?)も肉眼でくっきり。しかも飛行機雲を引かないでただ等速直線運動して、ものすごく特撮くさいw そんな日は地上は無風でスタジオ撮影っぽいww お、そういえばそれはこの日だったわ。もっと最近で覚えてるのは、伊調姉妹が北京オリンピックの凱旋パレードをした日がそうだったよ。ええと去年の9月10日ですな。

そういや東北電力の大規模太陽電池発電計画、八戸と仙台が候補地になってるそうで。理由のひとつが、年間を通じて晴天率が高いから、だってさ。仙台も天気がいい土地だよね。

銘板
2009.3.2 月曜
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なんとなく宣言

我が輩は自らの境遇の美化などせぬ。糊塗・隠蔽はするけど(ォィ)

銘板
2009.3.3 火曜
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超感覚降臨記念日

なんかこう、あんましよく眠れない夜が1日おきに来てて。うつらうつらするんだけど、夢が始まるとそれが夢だと気付いて目が覚めてしまう、この連続。すっきりしねぇ〜。

けど、それでちょっと脳内的にすごいっぽいことが起こって。3日未明に、それは前触れもなくやってきた。うまく書けるかな。

なんかこう、その夢の中で、モノの質感が超リアルに実感できちゃって。新たな知覚要素が追加されてというか四次元的というか。今までノッペリとしかモノを見てなかったけどもう違うみたいな。職場の人の姿が脳内に再生されて四次元的に認識してしまう。葬式用に頂いたお花の花びらや花弁ひとつひとつを尋常じゃない立体感で体感してしまう。なんだか分かんない抽象的ななにがしかの物体みたいなのの構造を理解できてしまう。こ、こいつはすごい! 次元をひとつ落として説明すると、写真や絵からその場に立体物が現れたみたいな感じ。

で、「夢だこりゃ」と気付いた瞬間から急速に逃げていくこの瑞々しい感覚。あぅ〜待ってくれ〜。

起きてるときに、好きなときにこいつを発動できるようにするには一体どうしたらいいんだろ。寝ぼけつつマジで悩んだよ。

当面は寝て夢見てる時だけでいいから、これが再現してほしく焦がれてるおいらガイル。

実用上は価値なさそうだけど。でもやっぱ欲しい……。どうやったら手に入るんだこれ……。

銘板左端銘板銘板右端

なんかどーも、子供の頃の感じなんじゃないかって気がしてきた。大人になると、何でも慣れというか効率化というかで、物事を記号として捉えて処理するようになる、気がする。けど子供はすべてが初体験や珍しい体験で新鮮だから、物事をどんどん記号化できるようになる前の状態。記号の在庫もほとんどないし、記号を処理する機能も未熟だろうし。だからすべてを詳細に記憶する必要がある。で、記号処理できるようになっていくと、あれはああだからこう、これはこうだからそう、「ああこれね」と、さして面倒もなくサクサクと素早く物事をさばけるようにはなる。

なるけど、そのモノ自体から取得するデータは高速処理のために最低限に刈り込まれて、ディテイルはかなりあやふやな状態になってる、気がする。そんな暮らしを続けるうちに、ディテイルなんかどうでもよくなって、しかもそれで実生活上、何の不便も感じなくなって、いつしかひとつひとつのものについて、大ざっぱな認識しかできなくなる、のかと。パターン化ですな。

んでまぁ今回、何かの拍子に、あるいは何の脈絡もなく、小さかった頃の感覚が一瞬蘇ってしまったってことなのかなぁ、と。分かんないけど。

銘板
2009.3.4 水曜
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すぐそこの異次元

昨日は火葬とお通夜。今日は葬儀と埋葬と初七日の法要。

埋葬がなんかこう、すごくて。いや、10年前にもやったはずなんだけど、完全に記憶から消えてて。けっこうキョーレツ体験だったですよ。

埋葬の様式っていろいろあるよね。骨壺1個に1人ぶんのお骨を入れて、お墓の下の空間(正しい単語が分からんので、とりあえず「玄室」と呼ばせて下さい)に並べるってのがけっこう主流かと。けどうちの場合、父親が建てたお墓でね、親父の思想で、体の残ったものはすべて土に還そう、と。てことで玄室には床がない。下は地面。骨壺も使わずに、一族の骨が個人単位で分けられることなく、ひとまとめで玄室内に納められてる。まぁ湿気や温度、そこに棲息する菌の具合なんかでかなり左右されると思うけど、長い長い時間が経てば親父の考え通り、いつかは全部土に還るんじゃないかと思う。どのくらいの時間か知らんけど。

おいらもこの考えには賛成。なんかこう、滅びてしまったのにいつまでもこの世にとどまるより、記録だけ残したり残さなかったりして、実体は完全に消えていくのってイイなぁ。それにおいらの感覚で言えば、まだ形があるうちは、ツルツルテカテカの御影石よりも、陶器の骨壺の内面よりも、土に触れていたい気もする。けどそこはそれぞれのお家の考え方次第ってやつで、どれが正しい、どれが優れてるってことはないと思う。まぁとりあえずうちはそんな方式で、おいらはけっこう気に入ってる、と。

そんなわけで、うちの墓の玄室内がどういう状態なのかは分かってたつもりだった。先祖代々+ここしばらくの間に逝った家族の骨が積み上がってるんだろうなぁ、と。そういえば今のお墓を建てるにあたって、前のお墓に埋まってたご先祖のお骨を掘り起こしたことがあったのよ。お墓屋さんと一緒に。まぁおいらが現着した時にはもう発掘作業は終盤に差し掛かってたけど。

当然天気のいい真っ昼間ですよ。夕方とか夜だと恐すぎるじゃないですか。ていうか昔からのお墓だからさ、ガチな土葬もかなりあったのよ。ナマの骨だよちょっと。その時点で土葬の遺体はもう50年以上経ってたし土も常に湿り気があったしで、肉が残ってるってことはないのは分かってたけどさ。

小さい子のもいくつか埋まってるとは事前に聞いてた(昔は乳幼児の死亡率が高かったからね)。実際に確認できたのは1人分。子供の骨と一緒に、セルロイドのガラガラおもちゃが掘り出されたわ。地中から出て来たおもちゃの方が、骨自体より恐かった……。この子、おばあちゃんの長男だな。生きてりゃおいらのおじになった人だわ。なむなむ。大正と昭和の境目あたりかなぁ。当時は土葬だったんだ〜。

そんでもうザクザク出てくる出てくる人骨祭り (T▽T;) ウハー 軟骨はなくなってるからバラバラのパーツごとなんだけど、その形をほぼ完全に保ってたぐらいにして。骨ってなかなか風化しないんだなぁ。カルシウムを分解する菌ってあんましいないんだろか。合わせて段ボール箱5個分くらいになったかなぁ。もっとだったかなぁ。斎場に予約を取ってそれを運び込んで、安置台に並べたらちょうど人ひとりぶんの幅と長さになったりして。そんで綺麗に焼いてもらって和尚さんにお経を読んでもらって、新しいお墓の玄室にドサーっと入れた、はず。そこの記憶がないのよなぜか。

それから10年前まで家族が2人逝って、その度に玄室のフタを開けてお骨を入れたはずなのに、玄室内を覗いた記憶がない。てことで今回のお葬式の埋葬で、初体験的に中身を見てみた。

こ……恐かった(泣)

骨のかけらが何十人分もうずたかく積み上がってるんだよ。キリングフィールドか楢山節考か。確かに事前に考えてた通りっちゃそうなんだけども、実物を目の当たりにした衝撃はすごかった。それぞれみんな、この世に生きてた人の成れの果てだよ。それが、同じ一族とは言え生き方も時代も性別も個人個人も、そんな有象無象の違いなんか何もかもが一緒くたに混じり合って、そこに折り重なって、文字通りくたばってる。

形があるけど保たれてない、けど材質と色は統一されてるっつう、整然カオスな死屍累々。血のつながった多くの人々の体の残骸がひとつの単純な山の形を作り上げてるっつう、哲学かもっと別種なうずきを感じさせる何か。生物と物質との狭間の葛藤による生成物。

真っ暗な玄室の中にその状況が常時存在してるんだよ。身じろぎもしないで(動いたらもっと恐い)。それが我が家で生きた人間のたどる、決められた末路なんだよ。時間の流れも価値観も常識もこの世と全く違う、結界の向こうの別次元ワールドにしか思えんかったよ。で、本家筋の誰かが死んだ時だけこの世との扉が開かれて、久方ぶりの屋外の光と空気とともに、新たな死者の亡骸がそこに送り込まれる。で、また底のない暗闇と長い長い静寂が訪れる。ほんのときどき地震があって、その堆積は少し崩れる。

しかし、去年の夏に震度6弱の地震があってさ、うちの墓石がバックドロッブしたんだけどさ、他にもこの10年で震度4級の地震も何回かあったのに、お骨の山はけっこうな高さを保ってたなぁ。パーツが軽くて球とはかけ離れた形状だから、お互いに引っかかって突っ張って崩れにくいのかも。てことで親父が選択した「土に還る墓」の発想、今も賛成なんだけどさ、なんかこう、いざ運用してみたら十何年程度じゃまったく変化なしなんですが。

おいらの筆力不足のせいで説明がだらだら長くなってしまったけど、見たのは数秒。その数秒で充分だったわ。で、将来、おいらの骨もそこに入るわけですよ。決定事項なんですよ。『うる星やつら』の面堂くんじゃないけど、暗いよぉ〜狭いよぉ〜恐いよぉ〜(泣) って今回死去した家族をそこに自分の手で葬っといて、ワタクシは一体何を言ってんだか。やっぱあれだね、好きだった家族をそう扱うのはいささか抵抗を感じたりもしてね。やったけどさ。

けどほんと恐いってば。マジちびりそうになったよ。

土葬の方がよっぽど安らぐような気がして。まぁ法律上、火葬しなきゃなんないわけだから、焼いた灰と骨を土に埋めて、その土に溶けるがままの方がいいように思えて仕方なくて。焼いて細かくなった方が、ナマの骨より早く消えそうだし。なんとか早く土に還るような方策はないもんかねぇ。まぁもっと焼いて全部灰にして、エアーズロックから撒くのも手だけどさw

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どうも密閉空間だと微生物分解がなかなか進まないような気がする。通風口があった方がいいのかなぁ。かすかにでも光が入ると、あのおどろおどろしい異空間オーラも少しは緩和されそう(気分的に)。墓石に水をかけると、その水がしみて分解が早くなるかもしんない。そういえば、なんで日本ではお墓に水をかけるのか、と生前の親父に聞いたら、「一応、『仏さんはよく喉が渇くから』ということになってるけど、早く土に還す意味があったんだと思う」とのことだった。なるほど理にかなってる気がする。だったらなおさらってことで、通風口はいいアイディアだと思うんですが。

あ、そしたらさ、大雨が降った後の埋葬になったとき、フタを開けたら玄室一杯もっきりの骨茶漬けがたっぷんたっぷん……うああああああああああ

じゃあ水はけを良くして……地下だから難しいか。やっぱだみだこりゃ。仕組みに凝れば凝るほどドツボのズンドコ。

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おいらが感じたこの恐さの元って、死んだ後、永遠のどん詰まりに固定されちゃうってことかな。

銘板
2009.3.5 木曜
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"Hybrid Insector"

素晴らしく素晴らしいものを見つけちゃったよ。現役漫画家による仮面ライダートリビュート作品(無料)

これがなかなか読み応えがあるんですよ。ちょっと『Chapter 00』からページを繰ってみて下さいよ。現時点での最終ページまで(未完なのです)一気読みすること請け合いですよ。ぐだぐだ言うだけ野暮ってなもんなんで、単にオススメする程度にいたしますです。

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そういや特撮ヒーローものアニメとかって、おいらの中ではもう終わってしまってたのよね。大抵の大人と同じく、子供の時点で卒業しちゃった。少年ジャンプなら大人になって読み始めていまだに読み続けてはいるけど、さすがにそろそろ醒めてきた感じ。まぁ世の中、アニメや特撮ヒーロー関係のオタッキーな素性を公にする大人たちが増えて、そこらへんが市民権を得つつあるけど、おいらはそれに乗る気はないなぁ。

友達で、昔からオタクやってるやつがいてさ、「オタク」という言葉が出る前からだから筋金入りですな。当時から「なんだかちょっとな〜」なんて思ってきたけど、今思うとなかなか芯が通ってるんじゃないかって気がしてきた。ていうのもさ、おいらはそのあたりの芯がブレブレなことに気付いたもんだから。おいらが中坊だった頃、折しもそういう流れが世に出て来ちゃったわけですよ。で、クラスの何人かが萌え始めたわけです。アニメの美少女に(「萌える」という表現もなかった。そのくらいの初期)。

そっちの世界はアヤシそうだったけども楽しそうだった。現実世界じゃ体育会系の部活にはいたけど落ちこぼれで、女子にモテるわけでもなく、不良になるわけでもない、そういうやつらの吹きだまりにおいらの心の半分くらいはいた。残り半分は、なんかこう、中二病的にアクティブな集団ね。女子がいたもんだからさw そこにいるとちょっとはモテるようになる気がしてたんだわ。

けどそこには厳然とした階級構造があって、下っ端からなかなか這い上がれないし這い上がるのも何だか虚しい、とけっこう後になって悟ってフェイドアウトしたわ(漠然とした劣等感から、おいらがそう勝手に感じてただけかも)。あと、徒党を組むとなんとなく自分が強くなった気がしてさ、そんで一人になったときのギャップがね、うん。それで自分が情けなくなっちまったってのも。

で、吹きだまり集団。ここに萌えがやってきた。仲間の連中はどんどん洗脳されていった。おいらもじゃあ、と心が揺らいで片足を突っ込みかけた(というかけっこう突っ込んでしまった)けど、いや、やっぱ恥ずかしかったから踏みとどまったわ。世間体を取ったわけです。

今現在、その方面のオタクに対する認知度はかなり高まりましたな。相変わらずキモがる人はいるけど、その程度はかなり軟化してる。でさ、今ならオタクになってそれを公言してもさして問題ないような周囲の状況ではある。けどやっぱしそうなれんのな。あのとき体制側に日和ったうしろめたさがあったり。非オタクとしてオタクを蔑視しつつ暮らしてきた時期の長さも大きいね。もう蔑視はしないけど(←ここらが体制側気質)。

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そそ、前にさ、なんでオタクはキモがられるのかでちょっと思いついたことがあって。ある程度広義の「オタク」ね。バイクでもカメラでも、鉄道でも健康法でもハードロックでも。で、なんかこう、ジャンルを問わず、趣味の活動中の一心不乱さってさ、見た目、昆虫の活動に似てる気がするんだわ。そこらへんの感情がなさそうな有り様がキモく感じられるんじゃないかって気がするんだけどどうでしょ。スポーツや芸術みたいな昔からあるジャンルなら前例が豊富で、それを美化するなにがしかも揃ってるから、「○○に打ち込む姿がすがすがしい」なんて、むしろ共感しなきゃいけないみたいな空気もあったり。

けどアニメ、漫画、特撮ヒーローもの、そのあたりに没頭する向きは最近のものだし、勝負事みたいに傍目から見て分かりやすいもんでもない。共感できないのがまだまだ普通なわけで。あと、子供向けかそうじゃなきゃエログロっつう世間体なもんだから、特に中年以上はその世界をほとんど理解できんし。で、同じ昆虫的でも、理解の歴史的土壌の有る無しで評価がバッキリと分かれてるんじゃないかと。

そういえば昔、アマチュア演劇をやってた頃、たまに無理解の壁に当たったりしたっけ。観に来てくれりゃそんな偏見もすぐに晴れたのになぁ。おいら没頭してたよそれこそ昆虫的に。技の研鑽イノチで。おかげで、しぶしぶ券を買わされて観た何名様かが常連客になってくださったよ〜。その十数年後にそのうちのお一人と再会したらさ、あれからずっとアマチュア演劇ファンを続けてて、その人の地元の劇団や高校演劇の公演によく行ってるんだそうで。世間よザマー見ろですよエエ。

銘板
2009.3.6 金曜
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4本立て

4つほどまとめて。

まず葬式関連。

しょうもないことなんだけどさ、出棺の日だから3月3日か。ちょいと些細なことに気付いて。出棺の段取りをしながら、やけにメガネが汚れることに気付いて。で、レンズを拭くたびに「なんかいつもと違うな〜」と。その時に限ってレンズの裏側ばっかり汚れて。

どうも涙らしかったよ。まばたきするごとに飛沫がレンズの裏側にしぶいたっぽい。それだけの話なんだけど、ちょっと意外だったもんだから。

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お次は、3月5日にようやく不良 CPU をアメリカに返送したよ〜。2月10日に発注して、13日に到着したはいいけど不良と判明して、販売店にメール出して対策を求めて、先月25日に向こうの返品受け入れ準備完了っつうメールが着てさ。けどなんかめんどくなってやる気が出なくて。その少し前から個人的にずっと gdgd な状況が続いてた上に、家族の急逝と葬式もあったし。

次の CPU もだめだったらどうしようなんて不安で一杯っすよ。だって今回の返送料金 ¥9,400 だよ。何なんだよこの高額さ加減は。円高差益もほとんど意味なし。さらに再返品になったら完全に赤字ですだよ。クロネコヤマトですはい。運賃 ¥7,100 って時点で向こうからの送料のほぼ倍額なんだけど、さらに電子部品を海外に出す場合は税関で検閲があるそうで、その料金が税込み ¥2,100 ですと。

何なんだよその検閲ってのは。ブラックキャットの説明では箱を開けて調べるそうだけど、何をどう調べるんだよそれ。なんか、箱を開けずにX線を一発ぶっかけておしまいなんじゃないのかって気がするけど。アメリカ産の製品をアメリカに返品するってだけなのに、そんなのに付き合わされてカネ払うってのがなんだかすごくあほらしゅうてどーも。

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あと2つはまた見えん話ですすんません。

先月一杯をずーっと費やした個人的 gdgd、今日ようやくけりがついて。ふぃ〜。最悪な結末だったけど、けりがついたぶんだけその前までよりずっとまし。でもやっぱしすっきりしない。今はそんな感じ。あとは自分の中に残った気分的な gdgd を片付ければ全部終わり。終わったかぁ〜(いろんな意味でため息)。

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あと、やった方がいいような、けど知らんふりしても別にいいようなことがひとつあって。何もしなきゃ後で問題が出るかも。でもここで行動を起こすとおいらに責任が発生する。そのせいで予期せぬまずい事態に発展したらどうしよう。そんな感じ。どうしよっかなぁ。

身の回りにちょっとヒヤリハットがあってさ、このままじゃ本物の災いがこれから来るかもしんないから予防したいって趣なんだけど、ほんとどうしよう。余計なお世話なのかもしんないし。

あああなんでその場に居合わせたのがおいらなんだよ〜。ジョン・マクレーンさん一言どうぞ。

ダイ・ハード
「なんでオレがこんな目に……」

我が身の不幸を呪いたくもなるってもんだよ。

結果的に、トラブルの芽を芽の状態で摘み取ったのはおいらだった。しかも2件も。やんなきゃヒヤリハットで済まなかったかも。して、その場にいた誰もそのことを気にも留めてないっぽい。来るべき災厄を予想しろよ他の誰か!(←やっぱし自分じゃやりたくない)

別に褒められたいわけでも目立ちたいわけでもないんだよ〜。そこらへんでも葛藤があったりして。

今度同じことが起こってもわしゃぁもぉ知らんぞ(なんだか泣いてる)。

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あれ? ブルース・ウイリスって左利きだったっけ? へえ〜そうだったんだ〜知らなんだ〜

銘板
2009.3.7 土曜
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老害

ついでにもうひと愚痴たれちゃお。

全部終わっちまってからグダグダ言うなや! やってる最中に横から茶々入れて邪魔すんなや!

年寄りの悪い癖だよ。事前には曖昧な態度を取っといて、あるいはそのことには何も触れないで、こっちは言われたことの意を汲んだつもりになるわけ。んでいざ実行すると、ここはそうじゃないだろとかあれを忘れてたろとかここはこうやっちゃだめだったろとかとか。うるせえよ! ただひたすらにうるせえよ! もうどうにもなんねえよ! だったらお前がやれよ! やれねえからおいらがやってんだろうがよ。自分以外に任せた時点で些細なことは諦めろや。

全員じゃないけど、昔の人、甘ったれが多いね。全部言わなくても相手は自分の意向をすべて汲んでくれてると勝手に思い込んじゃって。完全にそう思い込んでるから、その最中や後になってから、思った通りじゃないとどうでもいいところまでツッコミ入れまくり。邪魔しまくり。自分の非をつゆにも認めないから、悪いのは全部相手。だから自分は威張って当然と思ってる。

自分がやられたらどう思うよ。えぇ?

人は年を取るとこうなっていくもんなんだろか。今の年寄りにのみこういう傾向があるんだとして、おいらが年寄りになったら、その頃の年寄りはもっと話や理屈が分かるようになってるような気がするんだけど、どうなんでしょ。単なる希望かなぁこれ。

そういやもう死んだ人で、生前はそこらへん最強の分からず屋な老人がいてさ。自分にとって面白いか面白くないかだけが唯一の判断基準で、論理の筋道とか全然ねえんだもん。ほんと何かにつけて困らされたんだわ。50歳くらいからその傾向が出て、それからは死ぬまで悪化する一方。辛酸を嘗めさせられましたですよ。でも他の人に言わせると、若い頃は話が分かるナイスガイだったらしい。てことはやっぱおいらも将来そうなっちまって、そのせいで若者に邪険にされて、しかもなんで邪険にされるか理解できなくて、無駄にキレまくっては毒を吐く人型放射性廃棄物になっちまうんかなぁ。ああいやだいやだ。

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ちょっと思い出した。日本人の伝統的美徳ってやつを。

「すべてを言わない相手を察する。それが以心伝心」

「一を聞いて十を知る」

もうこれ死んでるでしょ。これって世の中が多様化する前で、しかも同じメンバーが四六時中顔を突き合わせてた社会でのみ成せた技かと思う。時代は変わったんですよ。伝えることははっきりと言葉と態度で表して伝えないとだめになったんですよ。ビジネスってのが社会の中心に入り込んでからというもの、正確で誰もが理解できる意思伝達の手法はますます大事になっていくばかり。口頭じゃ足りないってんで文書で記録して、それに書いてあるかないかで責任の所在を判断する世の中ですよ。

相手を察したつもりで、十を知ったつもりでやってみたら余計なことだったり、相手の意に反したことだったり、思わぬ事態になってしまったり。その確率が低くても、万一それが起こったら、察したやつが悪者になるんですよ。「こっちが言ってないことを勝手にやった」と。だから、全く察しないのも確かによくないけど、今の老人が期待するほどまではやっちゃいけなくなったんですよ。これは若い者がどうたらじゃなく、そうじゃなきゃ生きていけない世の中にもうなってしまってるんですよ。ちなみに今の世の中を作ったのは今の老人ですな。

てことで、そういう現代の労働環境で暮らしてる者にとっては、話し手の気分で情報が欠落しまくりの曖昧な言葉はものすごく嫌なんですよ。居酒屋談義ならともかく、重要事項のやり取りじゃ御法度なんですよ。無駄を省くための省略がかえって無駄を作ってしまってるし。聞き手に責任を押し付けてるようにも思えるし(実際これで誤解が生じると、この類いの話し手は間違いなく聞き手のせいにする)。

てことで、お年を召された方々には、御自らの能力がまだまだいけることを示していただきたく、今一度現代風に言葉を鍛えていただきたく思いますけどどうでしょ。難しいことはありません。「〜が」「〜の」「〜に」「〜を」を省略しなければ、若者への話はかなり通りやすくなります。「若いやつは話が通じない」と憤る前に、昔と違う常識で生きることを強いられてる現役世代にもう少し合わせてはいただけないものでしょうか。

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若い人にも甘ったれな分からず屋はいるね。一だけ語って相手に十を察することを期待して、その十のうちひとつでも間違ってればゼロと見なして相手のせいにする、ものすごいご都合主義な人。現実にいらっしゃるのよこれが。この人が老人になったらどうなるんだろ。自分に飛び火しないくらい離れたところから是非観察してみたいようなみたくないような。

銘板
2009.3.8 日曜
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深海魚デメニギス

2月24日あたり、珍しい深海魚がテレビで紹介されて話題になったらしいね。ちょっと気持ち悪いけど、お写真でも。

デメニギス

この深海魚デメニギス、YouTube で動画が見れるよ

とりあえず、写真や映像は頭部にだけ光が当たってるんじゃなく、その部分だけ外皮が透明で中が透けて見えてて、あとは真っ黒らしい。アバンギャルドな出で立ちですなぁ。この魚のことを小耳に挟んだ直後、Wikipedia で「深海魚」の項目を読んだのよ。その受け売りで、デメニギスは深度1,000mくらいにいるんだなぁと推測したんですよ。ほら、「眼球」の項目で、

透明度にもよるが、水深1,000m程度まではかろうじて太陽光が届くため、この領域に住む深海魚には体に対して非常に大きな眼球をもつものがいる。さらにムネエソ科・ヨコエソ科魚類など、眼を管状に変形させた管状眼を持つ種類もある[23]。深海に達する光は散乱と屈折のため、太陽の位置に関係なく常に真上から降り注ぎ、日没まで光量の変化も少ない。ボウエンギョ科など一部の例外を除き、ほとんどの管状眼は真上を向いており、海面方向からの光に対応している。

てことで、デメニギスの目(透明フードの中にある緑色の物体)が上向きなもんだから、まぁそう考えたわけですよ。上ばっかし見てるのか〜。海面方向からの一様な淡い光を背景に、エサや敵の影を見てるのかな〜、と。ちなみに、一瞬目玉に見えるものは鼻の穴だそうで。

ところがこちらの記事によると、

遠隔操作無人探査機(ROV)を用いて深海で泳ぐデメニギスを観察し、さらに1匹を水族館へ持ち帰って研究した結果、デメニギスの眼は回転することがわかった。その様子はバードウォッチャーが双眼鏡をあちこちに向けている姿に似ているという。

おお、周りを見回すことも出来るのか。かなり可動範囲が広いですなぁ。深海の環境が実際どうなのかは知らないけど、眼球が露出しないで完全に体液中に浸かってるからできる芸当のような気がするなぁ。

周りを見る、ということは、周りの物体の反射光を捉えられるってことですな。マリンスノーとか、やっぱし敵とかエサとかが見えるんだろなぁ。海面からの直接光だって相当弱かろうに、光源の反射光まで見えるってことは、目の性能、すごく良さそうだね。体長が15cm程度だから小さめの魚だね。目だって体にしてみれば大きいけど、そうなると絶対的なサイズは大したことないんで集光力も限界があるだろうに。

てことは網膜細胞は杆体が主なのかな。色を見分けられるけど暗さに弱いのが「錐体」。白黒しか分からないけど暗くても見えるのが「杆体」。ってこれ、3年前に取った色彩検定2級で勉強したっけ。そういやあのとき、受験を決意したのはちょうど3月ごろだった気がする。まぁ今はその話じゃなく。

ていうか魚類ってもともと色の区別が付くんかなぁ。地上の動物で色が分かるのは、鳥類全般と、ほ乳類だとサル目(もく)だけだと思ったけど(もちろんヒトもそこに入る)。かなり古い記憶だけど、魚類の色の分別は実験してもなかなか分からないんだそうで。というのも、この手の実験は対象の学習能力を利用するんだけど、魚類は頭が悪すぎて、実験しても色による反応なのかどうか判然としないんだとか。おいらがその話を何かで読んだ当時より今は実験方法も相当発達したろうから、この問題にはもう決着が付いてるんじゃないかと。おいらはその結果はまだ知らんけどね。

しかしまぁ脳が色を認識できるかどうかはともかくとして、目玉を解剖すれば、錐体と杆体がどのくらいの割合で存在するかなんてすぐに分かりそうなもんだけど。杆体だけなら白黒の世界だね。さらにそういえば、犬も猫も牛も馬もアルパカも白黒の世界に生きてるそうだけど、彼らの網膜には杆体しかないのかな。

デメニギスで言えば、いやもう深海のもともと光が弱々しいところに住んでるんだから、錐体なんてはじめから役に立たない、と仮定できますな。てことで、デメニギスも白黒ワールドの住人ってことなんですかねぇ。ま〜、色なんてもともとあんまし意味のなさそうな世界ではあるけどね。

銘板左端銘板銘板右端

深海っていいなぁ。生き物の密度も低いし、浅い海みたいにせわしなく動き回る奴らがいないってだけでも、静かですごく快適そう。慣れると暗さも心地いいんじゃないかと。

実際に行って住むなら水圧がねえ、うん。いや、デメニギスの深度はきついとしても、500mくらいなら意外と大丈夫みたいよ? 一気に沈んだとしたら即死だけど、体にかかる圧力をゆっくりゆっくり上げていけば(どのくらいのスピードか不明)、体は順応するらしい。これ、昔観た映画『リバイアサン』『アビス』からのウンチク。どっちも深海の有人実験・観測施設が舞台で、施設内の気圧はすぐ外の海中と同じに保たれてる、という設定だったよ。施設内部を1気圧にすると、外圧に耐えるようにごっつい造りにしなきゃなんないから、簡素化のためにそういう方法が採られたってことで納得してるよ。クルーが長期滞在するんなら結局その方が合理的、という判断、て流れで。

潜るよりもっとヤバいのは、深海から海面に向かった時の急激な減圧らしい。潜水病がもっと激しくなったやつだそうで、深海の高圧で血液中に溶け込んだ窒素が血管中で気化して、まさに「血が沸騰する」状況になるらしい。クルマがオーバーヒートしたとき慌ててラジエターキャップを外すと、高圧下で沸騰しないで住んでた冷却水の圧力が落ちて一気に沸騰して熱湯が飛び出して、それを顔にかぶって死ぬ人とかいるからなぁ。ま、あの現象とすごく似てるね。

『リバイアサン』だと鼻血出して死んでた。なんかあんなもんじゃないような気がするけど、気のせいかな。そういや深度200mだったけど、『グラン・ブルー』の主人公ジャック・マイヨールは耳から血を流してたわ。『アビス』はね、深海の大いなる知性の技で、人間たちは無傷で海面上に出られた。あれはちょっとご都合主義っぽかったw

で、圧力の直接の問題はどうにかなるとしても、圧力が違うといろいろと生化学的な反応が変わってくるんじゃないかって気がする。ここらへんちょっと疑問。あとさ、その深海の施設内の気圧が高圧なわけですよ。なんでも10m潜ると1気圧増えるそうで、さらに大気の1気圧も加算てことで、500mだとすると51気圧ですよ。水と違って空気は簡単に圧縮される。てことで、温度が地上と同じ「室温」で圧力が51倍なら、室内空気の質量も51倍。

51倍の密度の空気の中って、例えば紙ヒコーキやブーメランの飛び具合とかけっこう変わってくるのかなぁ。とりあえず施設がだだっ広いとして、内部で競輪とかスピードスケートしたとしたら、地上より空気抵抗だだ上がりで記録は伸びないだろうなぁ。なんたって、スケートだと高地にリンクがある方が気圧が低くて記録が出やすいそうだから。

地上の1気圧下で、空気の重さは1リットルで約1g。それが51gになるわけだ。感覚で言えば、1gって1円玉と同じ重さで、あるかないか分からん程度の重さだけど、51gは手のひらの乗っかるとしっかりと認識できる重さだよね。その空気で自分の周囲が満たされてる状態だと重量は関係ないけど、密度として、空気抵抗として、気流として、何かの物体や空気が動く時に、何らかの違いが出そう。これが原因で想像を超える面白い現象が起こりそう。ちなみに上に出した3本の映画だと、そこらへんは無視してたわ。

いやまぁすんごくしょうもないことをダラダラ考えちまいましたよ今夜もw

銘板
2009.3.9 月曜
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火星飛行機

気圧の話でひとつ思い出したこと。

2003.4.25 で紹介した NASA の幻の火星探査プロジェクト・キティホーク計画だけど、あれってやっぱハナから無理だったんじゃないかって気がする。これ、火星の巨大な峡谷の中を、飛行機を飛ばして観測しようって計画。

だってさ、火星大気の気圧って地球の0.6%だよ。たったの。6割でも6%でもなく0.6%。1000分の6。0.006気圧。普通の民生品の真空ポンプで言うと、気圧が3%(0.03気圧)あたりでもう「真空」と見なすんですよ。さらにその5分の1。まぁそれでも火星じゃ砂嵐が起きるくらいだから、見ようによっては無視できるほどでもないけどさ、それでも、飛行機を主翼で浮かせられるほど揚力を出せるほどのもんなのか、と。

まぁ火星の重力が地球の3分の2しかないのはプラス要素だけど、それだけで補いきれるもんでもなさそうだし。

この前観た映画『ハッピーフライト』によると、国際線の旅客機が飛ぶ高度1万mでの気圧は約0.2気圧。それでも普通に考えられるサイズの主翼でちゃんと飛べてるわけだ。けどその時のスピードは、時速で言えば1,000kmくらい。これでもかなり速いと思う。こんなまさしくぶっ飛んだスピードで火星探査機が火星の峡谷内を水平飛行して、ろくな観測ができるのかなぁ。0.2気圧でそんな感じ。それがまた30分の1。機体を極限まで軽くして、主翼をばかでかくして、それでもなんだか間に合わなそう。

確か新聞記事に出てた想像図だと、プロペラ推進だった気がする。プロペラの対気速度、音速を超えそうな気がするんすけど。超えちゃうとまずいことが起こりまくりな気もするんすけど。抵抗がガバチョと増えたりフラッターが発生したり。てことでこの計画、NASA もぶち上げてみただけで、実現性が薄くて放棄したんじゃないかと。

と、ここまで書いてちょいと調べたら、出て来ましたですよ。実験機を紹介されてるサイト様が。

火星飛行機試作

ほほう。おいらの記憶にある想像図から(普通の飛行機に近い形だったと思う)、かなりそこらを狙った形になりましたな。でも、それでも、地球大気で飛べてもなぁ……。気圧が0.6%の火星大気を飛べるのかっつうと、かなり本質的ななにがしかが、そのまんまじゃいけないような気がして。やっぱ無理そうな……。

銘板
2009.3.10 火曜
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危険の矢面に立たせる規格

HTML の規格で、現状に則してないのがあるのよね。ページごとにソースの中に連絡先のメアドを書いとくってやつ。

そんなことしたらスパムの中の人たちに狙われまくりでしょうが。

インターネットがここまで普及してなかった時代の名残だと思うけど。ネットに接続してるクライアントの OS がまだ UNIX しかなかった頃のかなぁ。あのあたりは性善説で運用してたらしいから。

でさ、この前までその規格にきっちり沿って、この日記の各ページにも書いてましたよおいらのメアド。公開用のフリーメールのだけどさ。ちなみに非公開のやつはすでにスパムにやられてて、公開用の方がずっと使いやすいっつう嫌な逆転現象が起こってたりして。

で、この前ついに決心して全部消したわ。90枚以上あったよ。毎月この書類を半自動生成する JavaScript も直したし(ふんがー!)。

けどメアド表記やんないと、評価サイト様が減点して下さるのよね〜。けどもうあれに絶対服従すんのはもうやめた。危険なんだもん。非公開アドレスでのスパムまみれの惨状を見るとねぇもぉ。ほとんど使い物になんねえもん。もう1個の公開アドレスにもたまーにスパムが来るようになったから、もう時間の問題かもしんないけど、もう遅いかもしんないけど、とりあえず対策しましたよ、と。

あと、トップページ右下に mailto リンクを貼って、そこにも公開アドレスが露出してたもんだから、スパムよけの細工をしましたですよ。しかし悪質業者どものせいで、ネットはほんと使いにくくなりましたなぁ。

何年か前にそういえば、日本のスパムメール業者に対しては、メールのタイトルのはじめに「未承認広告」とかいう文言を入れるような法律だか行政指導だかができたと思った。で、はじめのうちはそれを守る業者が多かったと思うけど、今はもう誰もやっちゃいねえ。元の木阿弥。ザル法だったわけね。どうしてくれるよ一体。

あと HTML のノーテンキ規格と言えば、head 内の meta タグ の keyword 属性ですな。そこに、そのサイトやページに関連するキーワードを入れとくと検索エンジンが助かるみたいな仕様でさ、うちではトップページにこう入れてる↓

<meta name="keywords" content="さんでー立体写真館", "3D", "3-D", "stereogram", "photo", "picture", "Aomori", "Hachinohe", "立体写真", "ステレオグラム", "青森", "八戸", "風景", "日記", "ブログ", "紙飛行機", "紙ヒコーキ", "paper plane", "FreeBSD">

90年代に買った HTML 本が勧めるがままにそうしてるんだけど、この仕組み、スパムサイト業者が悪用してんのよ。例えばアフィリエイト広告をひたすら踏ませるためだけのサイトを作って、そのページの meta タグの keyword 属性にYAHOO! 検索ランキングから拾ってきた流行りの単語をぶち込むとか。ページ内容と関係あるかどうかなんてお構いなしに。

似た手口だと、ページの下の方の余白に、背景と同じ色の字で芸能人の名前を羅列するっつう古典的な技があるんですわ。これ Mac だと "command + A"、Windows や KDE だと "ctrl + A" でページ内全選択をするとサクッと見える。けど meta タグの場合はソースを開かないと見れないのよね。そこらへんがますますいやらしくて。検索エンジンがどうなってんのか知らんけど、こんなんじゃ検索ロボットは keyword 属性は無視し出すような気がする。そうなりゃもう一生懸命おいらがそこに関連キーワードを埋め込む意味がなくなるわけで。まっとうにやってる人が馬鹿を見るっつう辛い結末なわけですよ。

いやもうほんと、世の中がこうなってしまった以上、これから規制をいろいろかけたっていたちごっこにしかなんないんだろなぁとか思うと、ほんと絶望感に打ちひしがれてしまいますですよ。

も〜今日は何ら建設的なこと言えなくて申し訳ないけど、とりあえず最後に一言。

スパム業者 死ねばいいのに。

ほんと全然建設的じゃねぇ〜 orz

銘板
2009.3.11 水曜
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珍しく仕事の話でも

なんかちょっといいことありそげ。仕事のことで。

新たな仕事が来そうな気配。

うちの部署に来るのは半決まりっぽいんだけど、おいらが担当できるかどうかはまた別な話なもんだから、一応今から「是非やらせてください」と自分を売り込んでアピールして存在を示して、この仕事ゲットのために押せ押せで行ってますです。

いや〜しかし、転職前の仕事はこうはなれなくてなぁ。バリバリというかガバガバというかで全力で仕事するってこと、ついになかったよ。そうなんなきゃって気持ちばっかりでさ、焦りと葛藤で悶々としてさ、結局なんにも身が入らないチンタラ生活が染み付いちゃって。

てことで今の会社に入った時は、「オレ、一生懸命やれんのかなぁ」とそこが一番の不安だったわ。

ところがフタを開けてみると、なんか知んないけど始業から終業まで全開なのが普通。で、入社してしばらくは業種も仕組みも全然違うんでおもっきし空回りしててさ(Windows の使い方を知らなかったのも痛かった)。おもっきしエネルギーを投入してんのに成果が上がらないっつう最悪の事態でさ、かなり落ち込んだですよ。頑張ってんのに全く評価されないってのはほんとキツくて。会社としては頑張りより成果だからね。その評価はごもっともってことで、ますます落ち込んだぐらいにして。

大人の事情とか組織の論理みたいな、わけ分かんない事態にも巻き込まれてしまったし。

その影響で配属替えがあってさ。左遷か更迭っぽくて惨めっぽい気分にさせられたけど、そのままじゃ状況は不利なまんまだったし、てことで気分を変えてがんばりましたですよ。途中参加なもんだから新しい部署の皆様との腕前の差は歴然。そりゃ必死になりましたよええ。受け入れてもらった上にご迷惑までいつまでもかけ続けるわけにはいかなくて。

けどこれはよかった。思いがけずいい方向に転がって。移籍以来、元からのメンバーの皆さんすげえ気を遣ってくれてさ。嬉しいやら恐縮するやら(泣)。皆さん本当にありがとう! なんかもうこの部署に貢献すっぞって気が、自分でも怖くなるくらいもりもり湧いてきましたですよ。逆境って人を強くするなぁ。ほんと前の職の頃とは比べ物になんないモチベーションww

んで結局、配属替え前の部署にいた頃より仕事してるわ。あの頃でも自分では頑張ってるつもりだったんだけどさ。まぁ今のチームのまとめ役の人たちが人望があって、しかも褒め上手フォロー上手ってこともあって、単純なおいらはそれで滾ってるわけで。しかも狙ってる仕事とはまた別に、趣味とかなりかぶるやたらナイスな仕事を割り振ってもらって、サルみたいに露骨に喜んでる自分ガイル。

そしてメンバーの皆さん全員すげえナイスなキャラで。油断してると呑まれるww

そうなるといろいろ言いやすいわけですよ。その新しい仕事やりたいんでやらせてくださいみたいなことも。他にも、「誰かこれお願いできますか〜?」。はいやります〜。「誰かこれやりたい人いますか〜?」。はいそれやりたいです〜。ってまぁそこまでがっついてるやつっておいらだけなんだけどさ(それにしてもこのオッサンノリノリである)。

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チーム的な仕事で、ひとつ任されてるのがあって。まず向かいの席の女性メンバーが作業したものを、おいらと隣の席の男性社員が加工する。それをもとに全員でなんか作業する、という流れで。その中間の工程。で、向かいのメンバーの作業が終わると声かけてくるわけですよ。

女性ですよ。

美人ですよ。

てことで最近のおいらの返事は当然、

「アラホラサッサー!」

銘板
2009.3.12 木曜
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モリ○ガシリーズ

かなり古いネタなんだけど、

【フル】MikuMikuDanceでチョコレイトはモリ○ガ【完成】

これかなりキタww ニコニコ動画のオリジナルはこちら。ていうか後半の振り付け無駄にすげえww

モリ○ガシリーズめちゃめちゃイイわ〜。動画をローカルに落としちゃったよ。

銘板
2009.3.13 金曜
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テポドン祭り

テポドンの話題で巷は持ち切りですな。日本政府としてはミサイル実験と捉えることにしてるみたいだね。おいらとしては衛星打ち上げ目的だと思ってるけどさ。

弾道ミサイルも宇宙ロケットも原理と技術は区別が付かないから、どっちも同じようなもんではありますな。実際、ロシアの ロコットドニエプル はもともとは大陸間弾道ミサイルで、冷戦が終わって要らなくなったから衛星打ち上げビジネスに転用された。冷戦中は武器として敵に恐れられ、冷戦後は仕入れ値ゼロで在庫がザクザクあるから破格値ってことで、他国の商業打ち上げ団体からやっぱり恐れられてるらしい。

ただ、このまえ韓国の衛星打ち上げ国際入札で日本の H-IIA ロケットがライバルのロコットに勝ったんで、運用面で意外と高コスト体質なのが分かる。元が軍用だから、コスト以外の要素を重視した設計ってことかも(2010.2.7 補足:ロシアが経済成長中で、通貨ルーブルの為替相場が上がってるから、というのが正解らしい)。

んでまぁ経済と技術に余裕がある国なら、軍用ミサイルは軍用専用に、民間用ロケットは民間専用に、と別々にそれぞれ最適な設計と開発ができるわけ。基礎技術は共通だから流用できるしね(主に「軍用→民間」の流れで)。日本だと ICBM は必要ないんで衛星打ち上げしかできない H-IIA とか M-V とかを開発してきたわけだ。けど特に全段固体燃料の M-V ロケットは、なんかの族議員から「軍事転用可能」とかイチャモン付けられて無理矢理退役させられたことがあった。実は別途に開発中の GX ロケットとスペックがかぶっちゃってたんで、立場が弱かった M-V が割を食ったんだけどさ。

GX 開発陣営は政治勢力を味方に付けて、そんな汚いことまでして力ずくで開発してきたけど、技術的に無理があったんで今はほとんど死んでるみたい。結局、完成のメドが立ってないところ(第2段)はゆっくり開発することにして、当面は M-V の3段目を流用すればとりあえず営業できたものを(おいらの独自計算 [2006.9.23, 2006.9.24, 2006.9.25] での話です。実際はそんなに単純じゃないかもです)、意地を張って新規技術の開発にこだわったもんだから開発費ばっか膨らんで、全然モノができて来ないっつう最悪の状況になっとりますな。

日本の内輪の話はまた別の機会に。で、「強盛大国」がスローガンの軍事国家、北朝鮮。「武士は食わねど高楊枝」でもないけど、軍事最優先のせいで国全体が貧乏なので有名。ここが弾道ミサイル/宇宙ロケットを開発するとしたら、どっちにも使えるものを選ぶしかない。衛星打ち上げロケットは強度や使い勝手の面から軍事にはなかなか転用できない。民間の旅客機を軍用にしにくいのと同じ。てことで、ICBM を作ってそれを衛星打ち上げに転用する方針を取るのが自然。過去に中国とイスラエルがその道を選びましたな。

さらに今はもろに弾道ミサイルを開発するのは非難の嵐になるご時勢なんで、ミエミエでも「衛星用ロケットです」と方便を立てなきゃなんない。1998年のテポドンショックもその方針だったんだけど、海外に打ち上げを事前通告しなかったもんだから、特に上空を通過された日本は蜂の巣をつついたような大騒ぎになった。事後に「衛星打ち上げでした」と声明を出したものの時すでに遅し。すっかり警戒されて、日本はそれまで「宇宙技術開発は平和目的のみとする」と国内外に誓っていたのをかなぐり捨てて、偵察衛星(名目は一応「情報収集衛星」)を作って打ち上げるようになってしまった。

そんなわけでかの国は前回の反省を生かして、今回はルールに則った事前通告をしたわけですよ。

で、また日本の世論が浮き足立つのも分かるけど、どうせなるようにしかならないからね。黙って経過を見てればいいんじゃないですかね。前回の評価は、日本政府は「弾道ミサイルの実験だった」。アメリカは「衛星打ち上げに失敗した」。ちなみに北朝鮮は「衛星打ち上げに成功した」だけどこれはウソだから無視してよし。おいらは日米両方の判断を支持してるよ。これは二律背反じゃない。ロケットは紛れもなく弾道ミサイル「テポドン」だから、実際に飛ばしてみて、かなり有用なデータを取れたかと思う。衛星打ち上げはオマケみたいなノリで、成功したらラッキーって感じだったかと。大事なのはテポドンの性能評価。弾道ミサイル/ロケットは過酷な条件で作動する精密機械なんで、本当に飛ばしてみないと分からんことが多いんで。

で、弾道ミサイル/ロケットの実験でもうひとつ大事なのは、何度もやって統計的なデータを取ること。1機1発の使い捨てなんで、出来のばらつきをはっきりさせないと使い物になんない。ということで、1998年に打ったということは、何度か続くってことを意味してたのよね(今気付いた)。あの国としては外貨獲得のために、ICBM を開発して他国に売りたい。そのためには確かな信頼性が必要。これはきちんと実験しないといかんでしょう。

あと、看板を「衛星打ち上げ」にこだわるまっとうな理由もあるんですよ。今年の2月2日、イランが初めて自力で衛星を打ち上げましたな。これで衛星自力打ち上げ国の栄光の先着順の椅子は9個まで埋まりましたな(日本は4番目)。トップテンの椅子はあと1個しか残ってないんですよ。これをしくじって他国に取られると、もう永遠にトップテンには入れないんですよ。その後はいくらがんばって成功させても「その他大勢の後発組」でしかないんですよ。負けられないんですよ。

で、同じ椅子を狙ってるライバルがいたりするわけです。韓国とブラジル。どっちも長いこと研究と開発を続けてきてて、難航してはいるけど技術的にはいつでも行ける感じ。だからもたもたしてはいられないわけです。

あとオーストラリアも狙ってるかもなぁ。これは当てずっぽだけどさ。

北朝鮮の国内向けのアビールとしては1998年に成功済みってことになってるけど、国際社会はこれは完全にシカトしてる。てことで、自力での衛星打ち上げ国トップテンに堂々と入るために、今度の打ち上げ実験は確実に衛星を載せてくるはず。ていうかこの土壇場で衛星打ち上げしなかったらほんとに間抜けだぞ。

人工衛星の打ち上げに成功すると、今度は打ち上げビジネスの道も開けてくる。もう長いことその商売は停滞してるとされてるけど、それは民間の話。国家がスポンサーの軍事絡みだったら、その手の衛星を保有したい国はいくらでもある。まともな国もあれば、そうでない国も。で、北朝鮮としては「そうでない国」が主なターゲットになりそう。旧西側諸国とロシア、インドはかなり民間寄りな商売をしてるんで、ここらの危ない橋は渡りたがらないと思う。中国も最近はそういう傾向かも。イスラエルは打ち上げ方向にきつい制限があるんで、民間だろうが軍事だろうが外国からの受注は無理っぽい。となると、初打ち上げから日の浅いイランくらいがライバルか。頑張りようですぐに追いつけそう。

衛星を作るだけならけっこういろんな国や企業でできちゃう。ていうか今や大学や高専の研究室が自作して運用する時代。ぶっちゃけどこの国でも自国産の衛星を作れちゃう。けどロケットで衛星の打ち上げができる国といったら数えるほどしかない。しかも外国のヤバそうな荷物の打ち上げはどこもお断りと来てる。そこらへん、自分の国がヤバそうでマークされてる北朝鮮ならお構いなし。何でもござれ状態。世界の衛星打ち上げビジネスが青色吐息の今、一人でウハウハできそうなニッチ市場が見えてないわけがない。

てことで、どう考えてもやっぱしかの国は今回の実験で衛星を打ち上げる、となるわけですよ。

もうひとつ、今回も真東に打ち上げることが発表されてるけど、これはもう衛星打ち上げ目的と捉えるのが自然なんですよ。地球の自転速度を利用するってやつで。ICBM だけのための実験なら打ち上げ方向にこだわる必要がないんで。

で、日本政府は強硬姿勢ってことで、衛星が載っていようがいまいが ICBM 実験として捉える、という立場らしいけど、まぁ本質的にはどっちでも同じだからねぇ。それなのにことさらそういう姿勢を取るってのは、かの国に対する圧力もあるだろうけど、日本国内向けのアピールとしても考えられますな。悪と戦うかっこいいイメージを作りたいのかねぇ。

それもいいと思うけど、ほら、マスコミって技術にものっそ疎いじゃないの。だから今回の件も、国の発表を鵜呑みにして垂れ流すと思うのよね。そんでまぁ本質そっちのけで世論がまた誘導されちゃうのかなぁ、とかさ、そんなこと考えてみたりして。

てことでまたマスコミが金切り声のヒステリー状態だけど、とりあえずこの件に関する情報収集以外はシカトの方向で行こうっと。

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それとは別口で気になることがひとつ。衛星打ち上げに失敗して他国に被害が出た場合、打ち上げ国が全額を補償することになっててさ、一番被害を受けそうなのが日本なわけ。落ちそうな地点は北東北でさ、緯度でいえば青森-秋田の県境のラインだから北緯40°あたり。めちゃめちゃうちの地元なんですが(八戸は北緯40.5°)。来るとしたらテポドンの2段目と3段目だな。1段目は順調に飛んでも秋田沖の日本海に落ちるんで。

推進剤は全段でヒドラジンと四酸化二窒素のはず。すげー猛毒なんですが。これ、例えば八戸市内に落ちたらそれなりに被害が出るね。あの国、補償できるんか? 軍事絡みだから保険にも入ってないだろ。

その絡みで、日本政府はこの打ち上げが失敗と判断したら迎撃するみたいな威勢のいいことを言ってるけど、迎撃に成功したとしても破片と猛毒物質が降り注いでくるわけですよ。そうなったら北朝鮮に損害を請求できなさそう。それは日本国が持ってくれるんか? おいらの家やクルマがそれで壊れたら、健康被害が出たら、修理や治療の請求書をどこに持って行けばいいんで? 高度何十 km の秒速何 km での爆発の破片だから、かなり広範囲にばらまかれると思うぞ。

もっとまずいのは、迎撃したけど失敗して、テポドン2号の2段目がまるまんま国土に落ちてくること。これは国防の体制が根幹から危うくなる事態かと。

銘板
2009.3.14 土曜
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新電力源

13日のこと。

最近、仕事頑張り過ぎて、同じ部署の他の人たちにかえって心配かけてしまってたことが判明 orz

いや〜でも息抜きのしかたがよく分かんなくてこれが。ていうかおいらに限らず職場環境で今、仕事してるとイライラがたまりやすい状況にあってさ。上の方が全力で対処してくれてるけどすぐにはどうにもならなくて、本質的に改善されるのはもうちょい先。

その問題と戦いながらの仕事なんですわ。んでそういうときこそ思いつくアイディアがあったりして。『このイライラが電力になればよっぽど環境にいいだろうに』と。うん、全然建設的じゃないですなw

銘板
2009.3.15 日曜
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Leopard

注文してた Mac OS X ver. 10.5 Leopard ようやくゲットしたよ。

6月頃に 10.6 Snow Leopard が出るっつう噂が流れてる中、今どき 10.5 ですはい。

前にも書いたけど、10.5 → 10.6 で、おいらが愛用してる PowerPC Mac がついに切られてしまうのよ。今度から Intel Mac のみ対応なのよ。てことで、今現在 10.4 Tiger を使ってるんだけど、それで一応満足してるんだけど、売ってるうちに 10.5 を買っとく必要が出てさ、それで2月から地元のお店に注文してたのよ。

なんでここまで時間かかったかっつうと、メーカーに在庫がなかったから。だそうで。同じ考えの人たちが慌てて一斉に注文したんじゃないかな。んでまぁ一度その旨をお店から連絡を貰ったんだけど、注文する店を乗り換えたりってめんどかったから、引き続きそのお店にお願いしたんですよ。んで今週めでたく入荷して、今日買ってきたとこ。

手に入れたはいいけどインスコすんのがなんか面倒なんで(今の 10.4 で間に合ってるし)、まだなんも手を付けてないわ。とりあえず返品交換手続き中の新 CPU が来る前にやっとかんとな。今入れてる SONNET の PowerPC G4 1.25GHz ドータカード(ひとつ前に戻した)だと大丈夫っぽい雰囲気だし。ていうか 10.5 はクロック数の下限に制限があって(確か 867MHz だったかな)、デフォルトの 400MHz にまで戻すとインスコできなくなる罠。何としてでも今の 1.25GHz でインスコを成功させなきゃならんのよ。

返品の Newer Technology のやつは一応 10.5 対応ってことになってるけど、インスコできるかどうかはよく分からんもんなぁ。その点、Sonnet のは前にイチかバチかで 10.4 をインスコしたら成功したんでちょっと信頼してるわ。

てことで、いつやろっかな。

銘板
2009.3.16 月曜
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予告編から竹中直人

映画の予告編の造りが決まり切ってるのが気になる今日この頃。

まぁ限られた時間で「観たい」という気にさせるのが目的だからフォーマット化は必至なんだろうけどさ、洗練とワンパターン化とはちょっと違うんじゃないかと。

日本映画の予告って、特に感動系の場合、ほぼ必ず BGM がピアノソロだよね。静かな感じのやつ。悪くはないんだけど、どれでもそれやるもんだからどの映画も同じに思えて、結局その日の映画本編を観終わると忘れちゃってる、という本末転倒。で、盛り上げるタイミングでオーケストラが必ず入る、と。

ここらで実例をいくつか挙げなきゃいかんのだけど、なんせいちいち覚えてないもんで (^^;)

個性があっていまだに覚えてるのは『まぼろしの邪馬台国』の予告なんだけど、あれはダサさが引き立ってたから覚えてるという、これまたあんましよろしくないアレだったりして。綾小路きみまろは悪くない。吉永小百合ももちろん悪くない。むしろいい。けどあの〆はないだろ、と。あと、おいら個人的に竹中直人の演技が苦手なのよね。で、予告編内でもう竹中臭がプンプンするもんだから、それだけでもちょいとゲンナリしたぐらいにして。

竹中直人は不思議な役者さ〜。自分が監督する映画だと最高の演技を見せるのに、そうじゃないときは四半世紀前から全然変わんないクサすぎな芝居をやっちゃうよね。あのスタイル、舞台映えはするんだろうけど、映画であれはない。これって自分ではより高い演技レベルを追求してるのに、よその組に出るときは製作陣から「竹中芝居」ばかり求められるってことなんでしょうか。

それでもいろんな映画にひっぱりだこで、かつ自作品はあんまし売れてないってことから(娯楽色が薄いしな)、世の中は彼の本気よりもお約束を求めてるってことなのかなぁ。ほんとはすごい腕を持った役者なんだけどなぁ。もったいないよなぁ。

結局『まぼろしの邪馬台国』は観ずじまいだったし。予告編ってほんと大事だな。

一番最後に観た竹中直人は『ポストマン』だな。長嶋一茂プロデュースの。まぁあれ自体クズ作品だったから別にいいんだけど、やっぱしあれでも竹中芝居全開でなあ。ヘタよりましか。あの映画の予告編は観たっけかな。覚えてないや。2年も前だし。

銘板
2009.3.17 火曜
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演技の型分け

昨日のネタ関連。

舞台演劇の演技と映画の演技ってかなり違うなぁって気がして。何がどう違うのか考えながら書いてみたりしようかと。

状況的な違いは今さら言う必要ないよね。で、そこらへんに起因する違いとは何ぞや。

そういえば黒澤明は、自分の映画で舞台的な演技をされるのをすごく嫌ったらしい。やっぱ違うんだね。

舞台の芝居はけっこう模式化というかデフォルメが効いてるのよね。遠くにいるお客さんにもはっきり分かってもらうために、動きは大げさにしたり実際じゃあり得ないくらいメリハリを利かせたり。セリフも同じ。滑舌が大事。あんないい滑舌する人なんて日常生活じゃ 100% いないってくらいはっきり発音するよね。その制約の中でどんだけ表現できるかが腕の見せどころ。必然的にクサくなるけど、それよりも伝えることがきちんと伝わることの方が大事なわけで。

映画だとそこからして違う。微妙な表情はアップで簡単に伝わるし、ボソボソしたつぶやきもアフレコでどうにでもなる。何より、ロケやリアルなセットみたいに限りなく本物に近い環境に溶け込む演技は自然じゃなきゃいけない。フツーっぽさが最重要。そのフツーっぽさがあった上でもろもろの表現が許される。

まぁ特殊なのは勧善懲悪時代劇だけどね。あれはなぜかオーバーアクションが許されてて、なぜかそれがしっくりきてるという希有な例。メイクも衣装も照明も舞台的だから OK って感じか。大体、江戸時代の人がどんなリアクションしてたかなんて誰も知らないしね。

てことで、舞台演劇で映画の芝居様式が役に立たないのと同じく、映画で舞台的な演技をするとかなり破滅的になるわけです。問題は、舞台での映画芝居は全然使えない(そもそもセリフが聞き取れない。フツーっぽい振る舞いも舞台映えしない)のに対して、演劇スタイルの演技は映画でも使えなくもないってとこ。クサくなるけど。

特に日本映画の若手の売れっ子や知名度が売りのタレント役者は、映画型か演劇型か以前に演技になってないのがけっこういるけど、集客力あるからよく起用されるわけで。で、それと共演する演劇型のベテランが、ミスマッチにも関わらず相対的にうまく見えちゃうわけで。てことで、スクリーン上で長嶋一茂と共演する竹中直人がそんなにクサく見えなかったりして。単独で観ると充分クサいけど。でも竹中直人が監督と主演を兼任すると、一茂なしでも全然クサくないっつう謎の現象。

そこらへん、日本映画がハリウッドを超えられない壁に思うよ。ハリウッドだと、どんなひどい出来の映画でも一定水準以上の力を持つ役者を出してくるからなぁ。きっと競争が厳しいんだろうなぁ。顔やスタイルもそうだけど、所属事務所間の力比べより、主に演技力そのものでキャスティングが決まるんだろうなぁ。演技の品質維持がうまく機能してるなぁ。

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じゃあテレビドラマはどうなんだ、と。まぁほとんど見てないんだけど、去年あたりに野際陽子と江角マキコの嫁姑バトルものがあったよね。ええと、「地獄の沙汰もヨメ次第」。あれを何回か見たわ。母親がこの番組を好きだったもんで、ちょいと付き合って見てみた。

なんかねぇ、昔っからそうなんだけども、テレビドラマって「超低予算」→「やっつけ仕事」なのがすごく見えちゃってさ、演技も荒っぽくてね。本気出せば二人とももっとやれたはずなのに、そこまでやる必要性を感じてなかったみたいで。で、明らかにリハ不足のお座なりな演技を見せられた感じ。キャラ設定が記号的だったしね。製作側の姿勢としても、後に残らない面白さを追求してた感じ。やっぱ予算の壁なんですかね。

けど NHK の連続テレビ小説は、演技的にけっこう高品質な気がする。いつも若い女性が主役なのに、日本映画の若手女優よりいい芝居してる。NHK ドラマは民放よりギャラが数段安いと聞いたことがあるんですけど。しかも『私の青空』以来、毎回ってわけじゃないだろうけど映像美のレベルがテレビドラマ屈指だしな。あの演技レベルと映像センスはどうやって保ってるんだ? なぜ民放は真似しないのだ?

手間暇カネかけてあそこまでやる必要がないってことなのかなぁ。民放は特に、個別の番組の予算に関して厳しそうだし。バブル時代のトレンディドラマの水準を満たせば OK となってるとか?

ていうか『私の青空』放送中か終了直後、友達に「あれは映像、特に照明のセンスがすごくいい」と言ったら、「そんな細かいとこ見てる人なんていねーよ」と一刀両断されてしまったよ。いやあの、映像作品の映像の品質って、気になんないくらい細かいことなんすか? いまだによく分かんないんですが。

なんかどうもそういうことで、おいらは少なくともテレビドラマに関しては見るところが一般の感覚とはかなりズレてるみたいなんで、言うことは当てにはなりませんですハイ。映画の見どころもズレてる気がするけどさ。

銘板
2009.3.18 水曜
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フェリーニにリターンマッチ 第1夜

フェデリコ・フェリーニの『8 1/2』(はっかにぶんのいち)デジタルリマスター版を観てきました〜。

かなり前に2回観たことがあったけど、何が言いたいのか全然分かんなくてさ。でもその間に、ソダーバーグ版『ソラリス』、黒澤明の『羅生門』、カフカ原作のロシア映画『変身』という難解もの映画3本をクリアした(つもりな)んで、多少の自信を持って今回の鑑賞に臨みましたですよ。

その結果。

今回も惨敗。

けどまぁ多少の進歩はあったかな。前に観た2回はほんと全然理解不能で、退屈で退屈でしょうがなかったのに、今回は最後まで飽きずに楽しく見れた。それと、部分的にだけどなんかもうちょっとで掴めそうなところもあり、「ああそれ分かる〜」的なところもあり、手応えは感じてきましたですよ。

銘板
2009.3.19 木曜
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フェリーニにリターンマッチ 第2夜

ということで『8 1/2』が今回八戸フォーラムで上映されるのは18日と19日の2日だけということで、2日連続でレイトショーに足を運びましたです。昨日はね、前に観た内容をほとんど覚えてなくて展開について行けないところがあってさ。今日はそこらへんでラクできたわ。あと字幕を追うのに必死で映像をよく見てなかった場面もけっこうあったんで、そこらをなんぼか拾えたわ。

で、やっぱし今日も惨敗。

全体の流れと構造は掴めてきたけど、本質にはまだまだ届かぬ〜(泣)。これってフェリーニの他の映画を観まくったり、解説本を読みまくれば道が一気に開けそうにも思えるけど、半端な入れ知恵はかえって混乱を招くだけのような気もする。

おいらソダーバーグ版『ソラリス』を観てからというもの、難解ものの映画の理解のしかたを体得した気分でいるんですわ。本当にそのやり方で正しいのかは知らん。もしかしたら邪道なのかも。もしかしたら陳腐なのかも。もしかしたら全然勘違いなのかも。けど自力でそこにたどり着いたってことで、今は大事にしたいのよ。

でもその必殺技も、『8 1/2』にはあんまし効き目がないっぽい。難解ものの中でもジャンルが違うってことですかねこれ。ていうかまだ自分の中で、必殺技を使うほどには熟成されてないってことかな。『ソラリス』と『変身』じゃ観た直後にやれたんだけどなぁ。『羅生門』も、この技を手にした後に観たらスッと受け入れられたのに。

今回のは監督の私的な心情の吐露だからなぁ。ちょっと勝手が違うっぽい。

けどこういう私的な物語ってさ、表現の初心者がよくやりがちなのよね。で、大抵は自己満足で終わるのよね。 だから、観客としてはこの手のやつ無理に理解してやろうとしなくてもよろしい。どうせ他者に分かってもらうことを前提に作ってないんだから。端的に言うと「カネ返せ」と。

熟練の巨匠に作られた『8 1/2』はそれとも違うっぽい。もやもやしてるくせに、何らかの方向性を感じる。今は感じるだけだけど、いつかそれが自分にとってくっきりする日が来るような予感がする。なんとなく、あともう少し歳を取っていろいろ人生経験を積めば分かってくるんじゃないかって気がする。あとシークエンスのつながりが神。すげえ絶妙で気持ちいいのよこれが。これ2晩続けて観た甲斐があったわ。それでようやく気付けた。そこらはさすが巨匠と呼ばれるお人ではあるのね。

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件の必殺技ですが、今週末に刊行される「八戸フォーラム かわら版」に載る予定っす。4月にデジタルリマスター版が公開される『羅生門』の紹介記事を担当させていただいたんで、そこで300字に凝集して披露しとりますです。ま、もっと凝集すると、「おれがそう思ったからおれにとってはそれが正解じゃ! 文句あっか!」という、実はものすごく単純な論理だったりしてw 宇宙論で言えば「人間原理」みたいに、超画期的にして超マユツバなアレだったりしますww

銘板
2009.3.20 金曜
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オッサンコーディネイト

ほんとにどうでもいい話。

オッサンってなんで扇子を持ちたがるのかねえ。

扇子だけ和風なんだよね。洋服着てるのよね。

おいらもオッサンと呼ばれるお年頃なんだけど、あの感覚はどうしても分からん。

あれの走りって、『あぶない刑事』のベンガルのような気がする。それに何か感じるものがあった当時の若者が、今になって真似し出してるんじゃないかって気がする。違うかもしれんけど。

けどご老人が戦後っぽいスーツを着てシャッポをかぶると、扇子もいいんじゃないかって気がするなぁ。

帽子か? あの違和感を中和するアイテムは帽子なのか?

ま、おいらはやらんけどね。帽子も扇子も。

ていうか今度は帽子が気になってきた。昔(明治から戦後あたりまで)の成年男子は、帽子を被るもんだったらしい。帽子の実用的な意味は日除けですな。けどそれが主目的で被ってたわけじゃなさそう。なんかこう、帽子を脱いで汗を拭う、みたいなシーンを容易に思い出したりできちゃいますからな。ていうかおいらも子供の頃は野球帽なんか被ってたさ。当時の男の子はそれが普通だったんで。

あれってかえって暑苦しいのな。帽子はほぼ必ず、鉢巻に当たる部分で頭に固定されますな。あれが余計な汗の元。ムレムレ。てことで、ますます帽子の意味が分からんのよね。女性なら服と合わせたファッションコーデイネイトでいいと思うけど、男性の帽子は何だったんだろう。ネクタイみたいな礼儀としてのアイテムだったのかな。あとはまぁ、単なる習慣かな。

習慣だとしたら当時の男性ってのはきっと、出かける時に帽子を被らないのは、ズボンを履かないのくらい間抜けというか何か足りない感じだったんだろうなぁ。結局はその必要性は時代の流れに埋没して、今はよっぽどファッションにこだわらない限り要らないってことになったですな。帽子はあとまぁ野球のユニフォームじゃ必需品だけど、いまどきシャツの裾をズボンに入れたりして、服の流行とはまったく別の世界だから気にすることはないか。

とはいえ野球のユニフォームも時代で少し変わってきてはいるね。ソックスの上から履くよく分からないもの(「アンダーソックス」というらしい)がようやく廃れたっぽい。あれってほんと何の意味があったんだろ。下の写真は長嶋茂雄フィギュア。現役時代を再現。そのアレもよく表現されとります。

長嶋茂雄0
長嶋茂雄1

もしかしてソックスがずり下がらないようにするもの? いや、まとめてずり下がったら意味ないだろ。

小さい頃、何かの機会に野球のユニフォームをフルセットで着させてもらったことがあったんだわ。で、このよく分からないものってヒモの部分が足の下を通ってて、歩くごとにそこを踏んづけてすごく気になるのよ。ほんと何のためなんだあれは。たぶん無意味だから廃れたってことでよろしいんでしょうか。けどこれも帽子と同じく、はじめは実用的な意味があったはずだよね。けどその実用性、想像さえできん。

強引にまとめ。男物の服飾アイテムって結局、ネクタイもそうだと思うけど、由来が忘れられた挙げ句「昔からそうだから」「そういうものだから」という漠然とした理由だけで存在し続けるものなような気がする。となると、「洋服に扇子」もネクタイも、いずれは「無意味」ということで廃れるんじゃないのかねぇフォーマルな帽子みたいに。ほんといまだに背広に帽子だと、田舎のじいさんっぽいもんなぁ。上着の下にはチョッキ、ワイシャツの下にはランニングシャツ、ズボンの下には猿股なんだろうなぁ。

そういや石原裕次郎も出演した国際オールスター映画『素晴らしきヒコーキ野郎』(1965) だと思ったけど、西洋人が猿股履いてたのにびっくりだったよ。時代設定は複葉機の時代だから1920〜30年代かな。うちの母親はまぁそれより後に育った世代だけどやっぱし昔の人だから、いまだに寒くなるとおいらに猿股を履かせようとしてうるさくてうるさくてw 親父もうるさかった。嫌がれば嫌がるほど意地になって強要してきてな。お互い、こんなしょうもないもののために無駄に神経を削り合ってたわ。あの世代の猿股に対する執着と信望は、おいらの世代からすると理解を超えとる……。

銘板
2009.3.21 土曜
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「ヤッターマン」

の映画版、ちょっとツボっちゃったよ。

あんまし期待しないで観たんだけど、忘れ去ってたギャグがいちいち出て来て、その度にウケちまって。「全国の女子高生の皆さん」が一番キたかなぁw あとね、電撃ビリビリの描写がまた記憶と完全に一致しててさ。子供客が近くで声上げて笑ってたよ。いいねえこういうの。

惜しかったのは見せ場の戦闘シーンのテンポの悪さ。あれは編集でどうにかしていただきたかった。あとまぁクライマックスでのもつれた恋の行方も、もうちょっとサラッとした方がおいらは好みかな。たぶん子供客にとっても、そこらへんをコッテリやられても退屈なだけだろうし。そこはあっさりにしてさ、昔からクドさが売りの多重爆発をここぞとばかり凝り凝りで再現してほしかったかも。ちゅどーん!どかーん!ばこーん!……ほよよよよ(ドクロ雲)でしょうここは。

演技系はねぇ、ヤッターマン1号の桜井翔ヘタ過ぎ。芝居になってねーよ。2号の福田沙紀も似たようなもんだけどさ。そのぶんドロンボーチームが稼いでたなぁ。特にフカキョンの喋りと声質が妙にオリジナルに近かったけど、あれば訓練の賜物なのか? だとしたらほんとすげえよ。けど3人とも、ダンスシーンでの動作のやる気のなさは一体何だったんだろ。せっかくの見せ場なのに。せっかくのオイシイ振り付けなのに。ドロンジョ様に至っては表情まで魂が抜けてたぞ。

サビ頭で颯爽と登場のヤッターマン1号2号も、動きがいまひとつキマッてなかったなぁ。芝居がヘタなんだから振り付けくらいビシッとこなしてくれよこのスカポンターン!

けどまぁ、アニメや漫画の実写化って限界があるもんだと思ってたもんだけど、それは作り手側のイマジネーションの限界だったんだなぁ。トータルで見て、実写でここまで再現してくれるとは思わなんだわ。原作アニメにはない独特なノリまで獲得してしまってたわ。オジプト(エジプトではない)への移動中、風で顔に当たる新聞紙を払いのけての2号の満面の笑顔。ヒーローはイメージが大事ってこと、2号はよく分かっとりますなぁw そして海を渡れば波しぶきかかりまくり。睡魔にも襲われる。映画版、いいとこ突いとりますww

ドロンボーの最後のオチは確か原作通りだね。

んでまあオーラスに次回予告があったんですよ。続編が来るらしい。いやもう2作目もウケたらいっそシリーズ化して延々と続けてほしいでまんねん。しかしドクロベエの指令なしでドロンボー一味は一体どうするんだろ。それともあの予告、原作の雰囲気を再現するためだけのネタなのか?

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ドロンボーって泥棒一味ってことになってるけど、やってることは泥棒じゃなく詐欺だよなw

銘板
2009.3.22 日曜
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"DRAGONBALL EVOLUTION"

『ヤッターマン』鑑賞の前日、おいらが知る限りおととしから既に話題沸騰だった "DRAGONBALL EVOLUTION" を観たですよ。んでまぁその感想なんですけど、

つまんねえよ! つまんねえよ!! つまんねえよ!!!

超大事なことなので3回言いました。ていうか

カネ返せ!!!!

原作といろいろ違うのはいいんですよ。そこは翻案ってやつなんで、製作陣が想像力を膨らませることは否定しないっす。結果オーライってこともあるし。けどこのひどさはない。娯楽映画としてどうよこれ。展開も演出もオチも、過去にどっかで見たようなのばっかし。これを「新作映画です」と出すやつの気が知れん。要するに、映画として

ダサいんだよ。

そしてオーラスが最もダサいという罠。その展開、ダメ映画でもう何十回も見てきてんだよこちとら。それをなぜ今また繰り返しますか。『13日の金曜日』ははじめから B 級を意識してるから、あれやっても何の問題もない。ていうかアメリカの安物モンスター映画なんならやんなきゃダメ。B 級にのみ許されたお約束だから。『エイリアン vs プレデター』での時はウケた。「13金」と同じく笑いが止まんなくて。けどハリウッドゴジラでやられた日にゃほんとウツ入ったよ。そしてそれをなぜにドラゴンボールでもやりますか。ジャパニメーションをなめてるとしか思えんな。

っつうかほんと、製作者の作品にかける意気込みを何も感じないのよね。人気原作ものでガンガン宣伝して確実に稼ごうっつう、そっち方面のやる気しかないっぽい。鳥山明はまぁカネは相応に入るんだろうけど、クリエイターとしては詐欺にあったようなものかと。

いい点を挙げるとすれば、主演のジャスティン・チャットウィン、この作品にかなり入れ込んでたんじゃないかな。動きが良くてちゃんと説得力あったわ。そこはヤッターマンとは対極でしたな。この映画で彼の根性が評価されて、いい仕事が殺到するといいね。

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対比の意味で面白いなと思ったのが「大猿」のサイズ。原作だとほんと巨大だよね。人間なんかプチッと踏みつぶせるくらい。あんなのに暴れられたらマジでかなわんわ。ゴジラ的なサイズ。対してこの映画の方だと、大きいとは言え人間が格闘できなくもなさそうなサイズなんですわ。3m もなさそう。普通の兵隊さんが取り囲めばアタマ数で殲滅可能っぽい。設定上その程度じゃ太刀打ちできないんだろうだけど、見た感じならそれで行けそう。

ていうか人類は太古、映画版の大猿よりはるかに大きなマンモスを狩りまくった挙げ句、とうとう絶滅させた実績があるからな(マンモスの絶滅原因はこれで確定というわけじゃなく、最有力説ということでひとつ。けど人類がマンモスを狩ってたのは事実)。それを考えるとあのサイズはちょっと控えめかも。

んでこれ、日米の映画での、モンスターの適切サイズの違いがそのまんま出てるね。アメリカの場合、何が何でも人間サイズのヒーロー(超人だろうが常人だろうが)が正面から戦って倒せる大きさなのよ。それが日本の場合の始祖はゴジラ。いきなり超巨大。圧倒的。途方に暮れるしかない大きさ。んでそのまま標準になった。アメリカだって始祖のキングコングはでっかかったけど、その後は上に書いた理由で(だと思う)、彼らの使い勝手的にちょうどいいサイズにまで小型化された。日本は平成ガメラに至るまでベラボーサイズ。直接対決じゃ自衛隊だって敵わないんだもんなぁ。銃弾もミサイルも光線も効かない。

オリジナルの『ゴジラ』(1954) のオチでは、科学者が作った専用の化学兵器でゴジラを葬った。1984年のゴジラだと火山の噴火口に誘導しましたな。『ドラゴンボール』の原作漫画だと、悟空が満月を見ると大猿に変身してマジで手をつけられなくなるからってことで、月を破壊しましたな(記憶がおぼろげなんで間違えてるかも)。あの逆転の発想はカタルシスだったわ。

とまぁ日本のモンスターの場合は正面切って戦ってもどうにもなんないくらい強大なもんだから、ワンサイドゲームでずっとやられっぱなしの挙げ句、知恵で一発逆転するわけです。しかも紙一重の辛勝。あるいはオロオロしてるうちに向こうから去っていったり。「台風はオホーツク海に抜けて温帯低気圧になりました。やれやれ」的な。

けどアメリカの場合、どうもその流れはダメっぽいんですよ。あくまでも中盤の肉弾戦で少しでも有効な成果を出す決まりになってるらしいんですよ。そして、最後に罠に追い詰めて動けなくしてから大技でフィニッシュヤッタぜザマァという、昔の日本のアニメで言うとコンバトラー V 的な流れですな。てことで、この段取りやるには日本サイズの怪獣はでかすぎ&強すぎでよろしくないわけですよ。それであのちょうど良さげなサイズのモンスターってことらしい。

それを考えると、日本の選んで進んだ道はさらにエキセントリックだったよ。怪獣が巨大なら怪獣退治のヒーローもまた超巨大なんだもん。ウルトラマンね。発想力すごすぎw

ハリウッドゴジラはさすがにアメリカ映画としては最大級のモンスターだったと思うけど、それでも日本サイズに比べたら小振りだった気がする。で、米軍がバルカン砲でじわじわ痛めつけてから、罠にはめてミサイルぶち込んで倒しましたな。別に面白くも何ともない作戦だったさ。で、やってる方もこれじゃひねりが足りないと思ったのかもしんない。てことでアメリカのモンスター映画の別の様式を踏まえたクライマックスをもうひとつ用意した。それがマジソンスクエアガーデンという閉鎖空間での、子ゴジラと主人公たちとの肉弾戦。

人間に近いサイズのモンスターとの密室ファイト。さっきも書いたけど、どうもこれお約束らしくて、"DRAGONBALL EVOLUTION" もその線で、洞窟で戦ってたわ。洞窟なもんだから大猿のサイズもやっぱしそのくらいじゃなきゃなんないわけでして、なおさら小型化に拍車がかかる、と。

そういや「ジュラシック・パーク」(1993) でも、世間的に一番人気のティラノサウルスとは戦わなくて、クライマックスで登場人物と戦ったのは、人間サイズのヴェロキラプトルだったなぁ。しかもインジェン社屋内の厨房という閉鎖空間。お約束条件きっちり揃えてんなぁ。続編の『ロスト・ワールド』(1997) では珍しくティラノサウルスと人が屋外で戦ったと思ったけど、あんまし面白い映画じゃなかったから結果を覚えてないわw

モンスターが原作より小さいからって特に何も文句はないけど、ドラゴンボールはアメリカの映画版も日本の原作も、どっちもお国柄を反映してるな〜ってのが分かって面白かったよ。ただまぁ普通だったら主人公 vs モンスターなんだけど、"DRAGONBALL EVOLUTION" はちょっと事情が違うんで(バレバレだと思うけど、ネタバレ防止目的で一応ボカしときます)、その方向でもちょっとすっきりしなかったっぽい。解決方法も観念論というか根性論というかではっきり表現できてなかったなぁ。

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そういえば平成ガメラ3部作のトリ、『ガメラ3 邪神<イリス>覚醒 』(1999) は、製作陣によると「怪獣映画初の屋内バトル」だったそうだ。そうだよなぁ確かにそうだったわなぁ。もしかしてあれって実は、ハリウッドの人間サイズモンスター映画へのオマージュだったんだったりしてw 怪獣/モンスター映画ってジャンルとしてことさら好きでもないんだけど、あの逃げ場なしの超接近戦においらトキメいたよ。北野武の傑作『ソナチネ』(1993) の、エレベーター内での銃撃戦に通じるものがあったかも。

っつうか平成ガメラの監督の金子修介の著書に、「『スターシップ・トゥルーパーズ』(1997) の巨大昆虫は『ガメラ2 レギオン襲来』(1996) のパクリじゃないのか」なんて話が載ってた。けどさ、だったら『ガメラ3 邪神<イリス>覚醒』(1999) のイリスの食餌方法は『スターシップ……』のボスキャラのパクリじゃないのか、と思うんですが実際どうだったんでしょ。

銘板
2009.3.23 月曜
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生きたお金の使い方/死んだお金の使い方

"DRAGONBALL EVOLUTION" の製作費、100億円超(1億ドル超)らしいよ。

『ヤッターマン』は20億円(うちドロンボーの衣装代が5,000万円)。

同じく日本のマンガ/アニメが原作で、製作費に5倍もの隔たりがあるのに、『ヤッターマン』の方がはるかに面白いというナゾ。

娯楽大作にはそりゃあ目玉が飛び出るほどの資金が必要だけど、金額がどんな桁になろうとも、カネは使いようだねえほんと。

結果論を言ってもしょうがないけど、DBE 作るお金を世界の飢えた子供たちのために使ってれば、環境技術開発に投資してれば、世の中はよっぽど良くなってたろうに。

なんて詮無いことを思わず考えてしまうくらい、DBE の出来はすんごくアレだった。あれはもう詐欺だよ。ドロンボーの詐欺の方が笑えるぶんだけまし。それでナイスなスゴメカを作るしねw

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ちょ、痛いニュースから素晴らしいコメント見つけちゃったよ。

>・悟空がチチとヤりたい気持ちを原動力にして気をマスターするアメリカンな修行

筋斗雲に乗れねーだろこれじゃww

うははーwww そういや筋斗雲は出て来なかったなぁ。

銘板
2009.3.24 火曜
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1割ダウンのクロック

特に何の事前通告もなく、OWC から返品の代わりの CPU ドータカードが届いたわ。

あれ? もう書いてたと思ったけどまだだったか。

あのね、2.0GHz のやつを返品してから、メールが来たんですわ。その内容は、「返品されたものを弊社にて全負荷試験をしたところ、特に問題ありませんでした。エンジニアの見解では、お客様のマシンには 1.8GHz が合っているのではないか、とのことです。いかがいたしましょうか」とのこと。

いやもうそのアドバイスを蹴ってまで、意地張って 2.0GHz にこだわるとこりゃ泥沼ですな。てことで、1.8GHz との交換を所望したよ。で、それが今日来た。けどこの前 Mac OS 10.5 が来てさ、まだ入れてないんだよね。これを先にやんなきゃなぁ。なんかもうすべてが面倒くさくなってきた……。

一応クロック数は今のやつより約5割のみアップなんだけど、内部設計が新しくなってるんで、ひとつ前の型番より公称で40%の増速が見込めるらしい。計算すると 1.4×1.5=2.1 なんで、それだけで2倍速にギリギリ届く感じ。あと、今まで使ってきた CPU の型番は今回買ったやつより2つ前なんで、40%どころでなく速くなってるんじゃないかな、と、ちょっと甘めに考えとります。

けど今回のもうまく動かなかったらどうしよう。それを考えるとますます手をつけたくなくなって。

銘板
2009.3.25 水曜
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桃色スモーク

北朝鮮のさ、あのさ、新聞が「」を付けて「衛星打ち上げ」と呼んでる事象なんだけどさ、なんかまだとんちんかんな議論になってるね。

「ミサイルなのか衛星なのか」

と。で、政府はミサイルだろうが衛星だろうが、日本の領域に落ちそうだったら撃墜する、なんて見解を示してる。まぁその判断は間違ってないと思うけど、その前の「今度のテポドンはミサイルなのか衛星なのか」ってやっぱしおかしい。きょうはもうちっとツッコんで考えてみる。

今度打ち上げられるものは、大きく2つのパートに分けられる。駆動部分と荷物。

駆動部分ってのは、燃料を満載して後ろに火を噴いて飛ぶためのもの。荷物を運ぶための乗り物。輸送用だからトラックみたいなもん。積み荷の種類によって「ロケット」とか「ミサイル」とか呼ばれるけど、本質的には同じもの。で、積み荷の方は衛星だったり爆弾だったり。便宜上、衛星が積み荷なら「ロケット」、爆弾なら「ミサイル」と呼び分けられてるけど、技術的には同じもの。世の中にもう実在する現物は大抵どっちかに最適化されてるから、大まかな設計や仕様を見れば区別できるはずだけど、それでも条件が合えば転用が効いたりする。

んなもんだから、「ミサイルなのか衛星なのか」ってのは、言い換えると「それはトラックなのか荷物なのか」って話になって、全然噛み合わないんですよ。

まぁそんなわけで、大陸間弾道ミサイル(ICBM)に衛星を乗っけて打ち上げるってのは可能なんですよ。ていうか宇宙ロケットの技術は初期は弾道ミサイル目的で開発されたわけなんで、技術を区別する意味はないわけ。てことで、衛星打ち上げと ICBM 実験のデータ取りってのは、1回の打ち上げで両方できちゃうわけ。そんで恐らくかの国は今回その一石二鳥を狙ってる、と。

衛星は一応、本当に積むと思われ。電池が切れるまでただビーコンを発信するだけの衛星なら、大した手間もなくできちゃう。それが衛星軌道に乗って地球の周りをぐるぐる回って、ビーコンでも何でもいいから電波を発信すれば、大いに国威発揚になるわけよ。同時に自国開発の ICBM の性能試験もできるわけよ。こんなおいしいこと考えないわけがない。あと衛星を載せる根拠ってのは、今成功すれば、自力での人工衛星打ち上げ成功国の10番目に入れるから。トップテンに入れるかどうかの瀬戸際で、やんないわけないでしょ。この記録は今後絶対に覆らないんだし。

まぁおいらはそういう見解を持っとるけどさ、真相は当事者にしか分からんわな。けどまぁおいらはその線で考えとる、と。

対する日本。テポドンの1段目と2段目は公海上に落ちることになってるけど、まだたった2回目の実験だからどうなるか分からん。あとあの国は嘘つきだから、落下予定海域の設定は打ち上げの承認を国際社会から得るためだけの方便かも。最初からデタラメかも。つまり、打ち上げに完全に成功しても、テポドンの燃え殻が日本の領内に落ちるかも。

んで、そうなったら迎撃するつもりらしいけど、もし体制に余裕があるのなら関係者の方々にちょっと考えていただきたいことがあったりするです。もし日本領内の無人の山林や海に落ちるのが迎撃前に分かったなら、迎撃作戦を中止していただきたいです。で、そのまま落とさせてから回収すれば、テポドンがどの程度のどんな方向性の技術で作られ、どの程度の性能を発揮できるのかが分かる。これ、迎撃して粉々にしちゃうと、取れるデータが激減しますわな。とまぁそこらへんの方針、いかがでしょうかねぇ。

あ、でも燃料(ヒドラジン)、酸化剤(四酸化二窒素)ともかなり有毒だから、回収作業のときは気をつけてね。

銘板左端銘板銘板右端

ヒドラジンと四酸化二窒素の組み合わせって弾道ミサイル用としてけっこうポピュラーで、ロシアや中国の主力ロケットが重用してるのよね。北朝鮮も合わせると、旧東側御用達ってことになるな。性能はそこそこだし常温で液体だから取り扱いが比較的ラクだし、さらに混ぜるだけで勝手に発火するからロケットエンジンの設計も簡単。で、どっちも、そして化合した後の噴煙も、人体に対してものっそ猛毒なんですわ。人命の値段が安い国でよく使われるわけだわ。で、この推進剤を使ってるかどうかってのは、噴炎と噴煙を見ればすぐに分かるのよね。

煙が少なくて、下向きの赤い半透明の火柱全体が綺麗に見えると、これはもうヒドラジンでしょうなってのが大体分かる。他は、液体水素だと炎の色は青くて薄い。煙は出ない代わりに真っ白な水蒸気(正確には湯気)がやたら出る。まぁ見た目、白い煙と変わんないか。固体燃料だとまばゆいオレンジ色の巨大な火柱。しかも白煙が異様に多くて火柱全体がよく見えない。とまぁこんな感じ。

けどヒドラジン使ってんなぁ〜とよりはっきり分かるのが噴煙の色。真っ白じゃなく赤茶色がかってるんですよ。汚い薄ピンクと言うか。赤っぽい煙なんてめったに見ることないから、テレビ中継でもすぐに分かるよ(赤い色自体は酸化剤の四酸化二窒素からきてる)。98年のテポドン1号打ち上げがそうだった。まぁ北朝鮮のテレビカメラ(または録画・再生装置)は性能が低かったから色がはっきりしなくて、噴炎との合わせ技で判断したけどね。

今年の2月にイランがヒドラジン + 四酸化二窒素のロケットで衛星を打ち上げたとき、日本の記者さんはその知識がなかったらしい。公開された映像でおもっきし噴煙が赤みがかってたのに、「白い煙を残して飛び立って行った」なんて表現をしてたわ。思い込みって怖いですな。

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職場で近くの席の女性社員に「テポドンの噴射の煙はピンクだよ」と教えたら、「カワイイッ!」だってさw 総書記さん、自分の国の何かがカワイイ言われたの初めてじゃないのか?ww おめでとうよかったねwww

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2009.3.26 木曜
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カネを払って重荷を背負い込む話

ようやく Mac OS X ver. 10.5 Leopard インストールしたぁ〜。これ、PowerPC 向けの最後の Mac OS X なのよね。そこらへんでちょいと感慨深いものがあったりして。

で、いつも通り何の問題もなくインスコできたのはいいんだけど、使ってみたらこれが重い! どうすんだこれ。ただでさえモッサリな OS だってのに輪をかけて重くなっちまって。ていうか前まで、バージョンアップごとに動作がちょっと軽くなるか、少なくとも重くはなんないのが Mac OS X だったのに、ここへ来てそれはないだろ。

あああダウングレードできないんだよなぁほんとどうしようこれ。こんな事態、想定さえしてなかったもんだからバックアップ取ってなかったし。辛うじて、あとで CPU ドータカードを入れ替えて増速はするけどさ、それでフォローしきれるんか? それ以上に重くなってる気がする。だって今やってる日本語入力でさえタイムラグを感じるんだもん。どーなってんのよこれ。

次作の 10.6 Snow Leopard は新機能より速さを追求してるそうだけど、そらそうだわ現バージョンがこんなんじゃ。ろくに使わない新機能ばっか付け足しやがって、一番の価値「速さ」を捨てるのってほんとそこらのソフト屋が陥りがちな邪道だろ。Apple はそうゆー、顧客に嫌われる方針とは決別したんじゃなかったのかよ。こちとら今までの経験から、もうちっと動作が軽くなるに違いないと踏んでたってのにさ。

今のとこ一番でかい問題は、ローカル再生の動画さえパラパラになってしまってるってとこ。さすがにカクカクまでは行かないけど、10.4 だったさっきまで余裕でサクサク動いてたんだぜ。

10.6 発売直前なんで今さらだけどさ、Apple さんこの不始末どーしてくれるよ(泣)

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「Finder の第一言語を英語にするとかなり速くなる」とのコツを披露してくださったブログ様を見つけたんで早速やってみたけど、別に何も変わんない……。

っつうか書類のサムネイル表示を凝り過ぎて、そのせいでいちいち重くなってる気がする。しかもその作業自体が重くて、表示が全然間に合ってないし。この余計なお世話でしかない邪魔者を黙らす方法はないんか?

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2009.3.27 金曜
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業者を褒める日

3月24日(火曜)のこと。家に帰ったらさ、OWC から特に何の連絡もなくブツ(CPU ドータカードの返品交換品)が届いてたのは前に書きましたわな。

いやまぁよく届いたな、と。FedEx で来たんだけど、前の日はほら、成田空港で転覆事故があったばっかし。しかも FedEx の輸送機だったりして。件の輸送機が積んでたのは化学物質だったみたいだから、この荷物は関係なかったはずだけど、同じ輸送会社で、しかも成田空港の滑走路も一時閉鎖っつう事態をもくぐり抜けて、このブツが手元に無事に届いとるわけですよ。

まぁ業種を問わず業者ってのは「完璧にできて当たり前」と思われてるもんだから、何かちょっとあるごとに顧客からの不平不満に晒されるもんだけど、今回はそういう特殊な事情が公表されてるわけで、それを思うとほんと、FedEx も成田空港もよくやってくれたと思う。今回の輸送費は OWC 持ちだけど、なんかこう、ありがたい気がして。

んでもこのドータカードがうまく動作するかどうかはまた別問題なわけでして。

ああー取り付けるのめんどー。

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2009.3.28 土曜
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不運のズンドコ

あれ? どうしちゃったんだろこれ。

いやあの、その艱難辛苦の FedEx 経由で来た CPU ドータカードなんですけどね、開けてみたらば 2.0GHz なんですよ。1.8GHz に変更したはずなんですが。そんでメールを見てみたらね、25日に OWC から1通来てたわ。

新型 2.0GHz プロセッサへの変更を完了しました。これはお客様に発生した問題を解決するはずです。それでも問題がある場合はお知らせください。

おい、勝手に何やってんだ OWC は。けどまぁそういう理由で 2.0GHz なのか。これで問題なきゃ確かに満足だわ。

ってまた馬鹿正直に取り説を読み込んでその通りに取り付けてさ、起動ボタンを押してみたらばあんた、

起動しないんですが (-_-;)

本体に電源は入ってるし、冷却ファンも全部回ってるんだけど、OS が立ち上がる気配がない。ていうかブート ROM さえ読み込まないらしく、「♪ジャーン」も鳴らない。どう考えても CPU 死んでるっしょ。これは一体どういうことで?

取り付け前にブート ROM の書き換えもディップスイッチもちゃんと設定したはずなのに。

あああああああああーもぉ信じらんねぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!

ちなみにこの日記は、昨年秋に買った iBook G4(中古)にて書いとります。買っといてよかったわ。ちなみ OS は 10.4 のまんま。アップグレードの予定なし。

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なんか2月以降ダメージ受けまくりですよあらゆる方面から。うまくいけそうなことやそのままでいけそうと思ってたこと、良かれと思ってしたこと、もっと快適にと赤字を受け入れての PC への投資(CPU とか OS とか)などなど。そのすべてがひとつ残らず裏目に出てるよちょっと。

そういやおいらの人生、悪いことが起こるとひたすら立て続けなんだった。今、再びその時期に突入ってことか。年季が明けるのはいつのことかなぁ。ていうか悪くない時期、短すぎ orz

運勢は全然信じない方だけど、ここまで不運が重なると信念ぐらつきまくり。まぁ突如の不運襲来による食欲減退で勝手に始まったダイエットが成功しつつあるけどさ、これだって後でものすげぇリバウンドでも来るんじゃねーの?(既に投げやり)

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2009.3.29 日曜
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『風別れダアリヤ』

1カ月遅れだけど、鏡音リンの新曲でいいやつ見つけたよ。これはイイ。なんでイイか分からんけど、なんかすごくイイ。それは

【鏡音リン】オリジナル曲「風別れダアリヤ」(YouTube)

イギリス民謡風がお得意な さささP の新作ですわ。今回は特にイギリスってわけじゃなく無国籍感覚な民族調。これはいいものだ(ウットリ)。

っつうか さささP、ついにバリバリ戦闘力ある曲を出してきましたなぁ。伸びてくれ〜。みんな聴いてくれ〜。

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しかしまぁリンもレンもそうだけど、去年の7月に act.2 が発売になって、act.1 のユーザも無償アップデートの恩恵に浴したんだよね。けどどうも、act.2 の利点がイマイチはっきりしない感じ。単なるリスナーの印象ってだけで、音作りするマスターの皆様からすると随分ラクになったのかもしんないけどさ。けどどうもミクの完成度には及んでない気がする。

子音の始まりにノイズが入る癖が完治しなかったのが少々痛かったかも。けどそうなんないリリースもあるんで、単にセッティング次第なのかもしんない。けどこの独特のノイズ、なんかこう、納豆を食べながら歌ってるみたいな発音っぽくてなぁ。それを消す秘法がリンレンマスターの方々の間に広く行き渡ることを切に願うよ。リンレンどっちの声も、おいらすごく気に入ってるもんだから。

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2009.3.30 月曜
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波力発電キター

何かの報道でゲットした情報。波力発電がとうとう実用レベルに達したらしいよ。そんでまぁ検索してみたら、紀伊民報という地方紙の記事が2件ヒットしたわ。その1, その2

なんかこう、波力発電ってそんなに魅力がないもんなんかねぇ。新型バッテリーとか風力、太陽光発電はちょっとしたことでも注目を浴びるのに。発電規模が小さいからかなぁ。でもそれ言ったら風力だって1基あたりじゃ大したことないんだけど。

今回の波力発電システム、従来とはかなり違う仕組みで効率を倍くらいに引き上げてるんだそうで。古いものはバブルの頃から研究が進んでて、実証試験ごとにコストが折り合わないことを理由に断念されてきた。

で、今回記事になった波力発電システムは、旧来の、波の上下を空気流れに置き換えて発電機を回すんじゃなく、海水の波での動きを「ジャイロ」と呼ばれる回転体で直接電力に換えちゃうそうで、そのぶん効率がいいらしい。効率がいいってことは、コスト的に折り合うかもしんないってことで。

火力発電に比べて、環境配慮型発電のネックは常にコストなんだよね。しかも原発由来の電力の額面単価はうさん臭い算出方法で不当に安いし(廃棄物の処理費用が入ってないらしい)。まぁ、原発推進派の言う通り、自然エネルギー利用の発電方法はエネルギーの密度がもともと薄いからどうしても不利になるんだけどね。けどまぁここらの肝は機械工学的な閃きが主で、サイエンス的なアクロバットをしないってのでけっこう好感を持てたりして。メンテナンスとかがラクそうなんで、いったん導入したらその地元だけで簡単に運用できそうってことで。そうなったら発展途上国にも輸出しやすいだろうし。

記事によると波力は大規模な発電には向かないそうだし、日本海側はあまり適してないみたいだけど、太平洋側だけでも海岸線はかなりの長さになるはず。密度が薄い自然エネルギーを利用するなら量で勝負ってことで、1基あたりを低コストで製造・運用できれば、充分に役立つ規模の発電形態になれそうな気がする。海の上に設置することになるんで、太陽電池とも風力とも場所の取り合いになんないのもいいね。ていうかついでに発電装置の屋根に太陽電池を付けてみてはどうかとか思ったり。

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あと、海の自然エネルギー発電と言えば黒潮の流れを狙った潮力発電って案があるそうで(「潮力」っつうと月の引力による潮の満ち引きの「潮汐力」とごっちゃになりそうだなぁ)。波力はその時の波次第で発電できたりできなかったりってのが難点なんだけど、黒潮は常に流れてるからね。一定の電力を取り出せそう。しかもその流量が莫大だから、電力源として事実上無限扱いできそう。

けどいまだに実用化されてないってことはなにがしかの問題があるってことで。潮力発電の仕組みは、海中にプロペラを入れて海流で駆動して発電機を回すっつうことだそうで。んで、実際やってるとどうしてもプロペラにフジツボがびっしり付いて効率が落ちるんだそうで。なんでもフジツボの付着を防ぐ塗料というのもあるそうなんだけど、その塗料の物質がまた環境負荷が高いらしくて、環境配慮型発電装置として使うわけにいかないみたいで。

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2009.3.31 火曜
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不気味の谷

「不気味の谷」という現象があるっぽい。

ロボットや他の非人間的対象に対する、人間の感情的反応に関するロボット工学上の概念である。

だそうで。それを否定する意見もあるみたいだけど、おいらは感覚的に信じられるなぁ。人間に近い外見の別物は彫刻でもアニメのキャラでもいくらでもあるけど、そこらへんはその表現方法の様式に従ってるからすぐに区別がついて、あんまし危険を感じないんだけどさ、そういう「逃げ」がない場合、やっぱし人間に近ければ近いほど不気味に感じるような気がする。

Wikipedia 記事で映画の CG が主に例に取り上げられてるけど、古めの実写でもあるよ。『エイリアン』(1979) の登場人物でビショップというのがいるのよね。こいつ、ネタバレになっちゃうけどアンドロイドなのよ。人間として宇宙船ノストロモ号に乗り組んでるんだけど、危機的状況でそれがばれて、パニックになった人間の乗組員に工具か何かでぶん殴られるんだわ。そしたら首が後ろに折れた状態でわたわた歩き回るんだわ。あの光景は吐きそうになったぞ。一応そうなる直前までは俳優が演じてるんでフツーなんだけどね。

時代劇とかで首がちょん切られるのもグロいけど、ビショップの気持ち悪さはまた別物だったよ。

つまりおいらの場合、人間に寸分違わぬものが非人間的な動作をするのが耐えられないんだろうなぁ。ああでも、全体的に人間っぽいけどなんかどこかしら微妙に違うってのもやっぱダメかも。

去年の今頃、Shade(一般向け 3D モデリング&レンダリングソフト)の新製品が出たってんで、ちょいと公式サイトを覗いてみたらばデモムービーがあったんですわ。そんで、かなりリアルな3D CG の女の子がこっちに歩いてきてさ、歩く他にもリアルに腕とか目線とか動かすんだけど、なんかどこかしら気持ち悪かったよ。無表情だったからかなぁ。けどだからって笑顔を作られたらますますイヤだったかも。

映画ってこれから、どんどん CG が普及していくと思う。CG の精度も表現力も上がってきてるし単価も落ちてるはずだから、SF ものじゃなくても、普通の実写ドラマでも CG のバーチャル俳優が出てくるかもしんない。まぁ、多くの映画人は「演技はプロの俳優でなければならない。その部分については CG の出る幕はない」と言ってはいるけどさ、分かんないじゃん。過去や現在の名優たちの演技をデータベース化して、その動きを適宜切り貼りしてどうにでもできちゃう時代が来るかもしんないじゃん。

で、そこに立ちはだかるのか不気味の谷ですな。んでこんな定義がある以上、そういう表現を目指してる人たちも覚悟して対策してくるはず。

なんかとりとめなくなったな〜。とりあえず、CG やロボットが将来格闘するであろう、あるいは今現在格闘してるであろう現象を知ることができてよかったぞ、と強制納得。

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