ひとりごちるゆんず 2004年8月
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2004.8.1 日曜
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ブレーキ修理の月初め

車、思ったより重傷になっててちょっとショック。

2週間くらい前から、右の前タイヤのブレーキが走行中にチリチリ鳴り出してさ。ブレーキ踏むと音が止まるから、ブレーキパッドだな〜、換えんといかんな〜、とは思ってた。

その数日後から、ブレーキ減速中、ほとんど止まりそうな速度域で左前タイヤのブレーキが「ゴゴゴゴゴゴ……」とジョジョみたいな音を出すようになってさ。

やばいなーと思いつつ走り続けること2週間。とうとう今日踏ん切って、八戸市の北隣、下田町にあるミニ専門店に駆け込んだ。

ブレーキディスクを挟むブレーキパッドのシュー(「靴」の意味。ディスクとこすれ合って摩耗する部分)がもう限界なのは承知してたけど、左ブレーキの方は限界を超えてた。シューがすり切れて、その下地のパッド本体部分でディスクを挟んでしまってて、ディスクにレコードみたいな溝が… (T_T)

左側だけディスクを替えるなんて危なくてできないから、両方のディスクを交換するハメになっちまって。パッドの方も、シューを押し付けるピストン関連のメッキ部品に摩耗・錆び付きが見られるってことで、ブレーキキャリパー(ブレーキの円盤を掴む「手」のこと)のユニット全取っ替えに決定。バラして摩滅したところだけ新品に取り替えても良いんだそうだけど、それやると丸一日仕事になっちゃって工賃かなり取らなきゃ割に合わなくなる、とのことで、暇を見て組んでおいたキャリパーに丸ごと取り替えるのが一番確実で速くて安い、のだそうで。でもこのお店特製の「事前組みキャリパー」、修理車から外したキャリパーと間違わないようにするためだと思うけど、塗装してあるのよ。

ゴールドで。

なんか、思わずたじろいじゃったよ (^o^;)

ホイールのリムの隙間からチラチラ垣間見えるゴールデンな輝き、想像するだけでものすごエッチ臭いんすけど(笑)

財布に2万入れてったんだが、5万近くかかることになっちまった。後払いで良いそうで。は〜助かった。ありがとさん。で、即日で修理完了してもらって、乗ってみた感じ完璧。よしよし。これで気兼ねなくブレーキ踏めるなぁ。思えば、ブレーキ踏むの遠慮してる状態って、かなり危ないよな〜。

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お店のメカニックさんと話してたら、もっと過激なツワモノがたまにいらっしゃるそうで。

まぁブレーキパッド本体でディスク挟んでる状態だと「ゴゴゴゴ……」とジョジョ音が鳴るんでヤバいと気付くんだが、それでも乗り続ける人ってのがいるそうで。しまいにはピストンでブレーキかけちゃってる人とかいたりもするそうで。別にミニに限らず車のブレーキってのは摩擦するための部品である以上、まぎれもなく消耗品なんで、ヤバいと思ったらなるべく早く整備した方が身のためですな。結局その方が安く上がるし。自戒を込めて。うん。

今回も、右前ブレーキのチリチリ音に気付いた直後にガレージに入ってれば、まぁユニット交換は必然だったろうけど、ディスク交換まではしなくても良かったのだった。

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2004.8.2 月曜
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ロボミニ

昨日行った下田町のミニ専門店でブレーキ改修が終わるのを店内で待ってたら、思わず目に入ったグッズがあった。いろいろ、ミニのおもちゃなんかが盛りだくさん置かれてるうちのひとつ。

一見ただのミニのおもちゃ。

でも裏側は、こう。

しかしてその実体は!

かっこいいのかそうじゃないのか、なんともビミョ〜 (^o^;)

ていうかミニが変形ロボになる意味は? まぁあんまり深く考えないのがこういうグッズの楽しみなのかもな。新幹線が変形してロボットになるやつもあった気がしたしな。他人事ながらこういうシリーズのおもちゃ、売れてるんだろか……。この店にあったのはミニ関連グッズだからってことなんだけど、一般的なおもちゃ屋商品として、とてもそうは思えないんだが(メーカーさん、失礼!)。

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いや、そういえば小学生の頃、通ってる学校の校舎が、正面から見るとどうしても「肩から上だけ地上に出てる巨大ロボット」にしか見えなくて、夜になると立ち上がって空を飛び、他の小学校の校舎と戦ってるもんだと思ってたなぁ(笑)

子供の目から見ると、やっぱしミニでも変形ロボに見えちゃうんだろうか。

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2004.8.3 火曜
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ブレーキ立体写真

ブレーキ修理の合間合間にちょいと立体撮影させてもらって、その写真加工が完成したんで公開。まずは

ブレーキシュー新旧

立体写真の醍醐味を存分にお楽しみください(笑) こういうの、真上から撮って高さの差が分かるなんて、平面写真じゃ出来んですよ。しかしほんと、新品のときはこんなに山盛りだったはずのブレーキシュー、ブレーキパッド本体が露出するまですり減ってる……。次の立体写真は、

ブレーキキャリパー単体

外身がゴールデンなだけでなく、内蔵されてるピストンが秘かに真紅で、エッチ臭さをさらに醸し出している逸品(笑) さらに

キャリパー装着の図

ディスクもテカテカの新品だぜ。もっと早く修理に出してりゃディスク交換しなくてよかったのに(涙)

ついでに、ミニのフロントサスペンションの構造も見てみますかい? これが

意外とダブルウィッシュボーン

大衆車のくせに妙にいいサス付けてますですな。

ダブルウィッシュボーンといえば、バブルの昔、ホンダが「これから発売する全ての乗用車のサスペンションをダブルウィッシュボーン化します」宣言したっけな。ホンダがエンジンを供給する F-1 マシンに故アイルトン・セナ乗っけて敵なしだった頃、「F-1 マシンが全てダブルウィッシュボーンを採用してるから」っつう理由で。公表された理由はそんな感じだったけど、本当の理由はもうちっと違うところにあったと信じてるよ。

例えば国産のスポーツ系マシンの代表格である日産スカイラインは、「前:ストラット、後ろ:セミトレーリングアーム」という比較的単純なサスを採用してる。それでも設計さえしっかりしてればスポーツカー用として十分間に合うんだが、当時 F-1 を肌で体験してたホンダとしては、そういうのが「サスペンションに関する日本自動車界のこだわりのなさ」に見えたんじゃないのかと。日本のそんなクルマ社会に対する、ホンダからの挑戦状だったんじゃないのかと。

でも実用上、ダブルウィッシュボーンというサス形式はレースなどの極限的状況での性能では究極なんだが、市販車向けとしてはちょっとキツい点もある。

客もセールスマンもそれが何なのかよく分かってなくても、なにがしかのセールスポイントさえあればよく売れた時代だったってのもあったけど、実際、その宣言後に発表されたトゥデイのリアサスがダブルウィッシュボーンなのを見たとき、「軽でもやんのかよ〜」とかなりウケたのを覚えてる。

ミニの場合、車幅が少ないくせにエンジンが横置きなんで、サスペンションの収納場所はあまり取れないはずだったんだが、サスアームの長さを切り詰めることで、こうしてダブルウィッシュボーンを実現してしまっているのであった。

で、下のアームは棒2本でトラス組んでるからいいとして、上の方が単純な I 字型アームなのが、強度的にちょいと不安な気がする。

まぁ問題なく走れてるけど。

ちなみに後ろのサスペンション形式はダブルウィッシュボーンじゃなく、フルトレーリングアームという、スカイラインのセミトレよりさらに単純なもの。車内スペース稼ぎとコストを重視してそうなったらしい。まぁ FF 車は構造上、「前輪が全て」と言っていいくらい前輪が最重要で、後輪は付け足し程度なもんだからな。藤原とうふ店と峠でバトル繰り広げるわけでもなきゃ別に問題ないわけだが。

しかし、ミニの後輪で理解できんのは、ポジティブキャンバー(後ろから見て、タイヤが「逆ハの字」型になっている状態)が付いてるっつうこと。サスがフルトレなのはいいんだけど、わざわざポジキャンにした理由が今ひとつ分からん……。これも微量なんで、普通に乗るぶんには性能的な問題は特にないんだけど、ポジキャン最大の難点がひとつあって、それがどうにも許しがたい。いやあの、ぶっちゃけ

見てくれ悪いんだよ。

あとでカネ貯めてゼロキャンバーにすべぇ。

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2004.8.4 水曜
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旋風温泉

どっかで見たことある人だと思ってたんだよな〜。

あの人、誰かに似てると思ってたんだよな〜。

いつも行く銭湯温泉にいる他の客。

おととい、やっと分かった。

『少林サッカー』の旋風脚だ。

見れば見るほど似てるんだよな〜。

脱衣場なりサウナ室なりで、いつかあの達人技を目撃できるんじゃないかと期待してるんだが(笑)

彼にサッカーボール放ったらやってくれるかな。

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2004.8.5 木曜
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連続癖

うちのクルマ、ひとつ修理すると立て続けにもうひとつ修理箇所が出やがる。今度は右前のウインカーの球が切れた。左前のウインカーを取っ替えたのはいつだったっけか……おお、去年の8月24日。ちょうど1年前ではないか。

ふむふむその前に右前ウインカーがいっぺん逝ってるな。今回は電球交換だけで済めばいいんだが……。

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で、また下田町に走ってウインカーバルブを購入。自分で取り付けてみたらちゃんと光ったんで一件落着。かかった費用はバルブ代の189円のみだったよ (^▽^)

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2004.8.6 金曜
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BBS とか

とうとうこのサイトでも BBS やってみよっかな〜という気分になりつつあるんですが。

でも Res 入れるのめんどそうだなーとか思ったり思わなかったり。なんか、Res 1個入れるのに1時間くらい悩んじゃいそうな気もするし。その後も管理者権限で何度も書き直したりして。

入れるとしたら、導入目標はねぇ……そだそだ。今年の9月30日でこのサイト5周年だから、それまでにってことだとそれっぽいな。ついでに予定では、9月30日はあの「.Mac」の契約解消記念日にもなるしな。NETAGE サービス、安い割にはけっこういいんで。「安い割には」っつうより .Mac の iDisk より画像表示がむしろ速い気もする。

「カウンタと掲示板はいつか自作で」と思ってたけど、今のペースじゃ実現まで120年くらいかかりそうなんで、無料の既存品を使わしてもらおっかな。

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2004.8.7 土曜
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探信

"ping" という UNIX コマンドがある。もともと "ping" は潜水艦用語で、「探信音を打つ」というやつだ。「沈黙の艦隊」では「ピンガー」という表現がよく使われてたよね。

短い音を出して、その反射波を拾って敵潜水艦がどこに潜んでいるかを知るってやつだ。ただし自分から音を出してしまうので、相手に自分の位置を知らせもしてしまうという難点があるけどね。大意は「カマかけて相手を探る」かと。

コンピュータネットワークの場合、あるサーバを指定して小さなパケットを発信すると、そのサーバが稼働している場合、応答が返ってくることになってる。「おぉ〜いお前、生きてっかぁ〜?」「おぉ〜い生きてっぞぉ〜」みたいな。その「生きてっかぁ〜?」の発信作業を ping という。例えば

ping www.apple.co.jp

と打つと、アップルの日本法人のサーバに向けてパケットが1秒間隔で1個ずつ出される(間隔や回数、パケットサイズはいろいろ調整できるらしい)。ping を打った側では、返答を受信するごとにコマンドラインに結果が表示される。途中で止めないと延々と続けちゃうから、相手先にも悪いんで必要量をやったらきちんと止めなきゃいかん。

その ping で Apple のオンラインサービス .Mac の中の "iDisk" と NETAGE のリモートサーバを比べてみた。結果の中の "icmp_seq=" だの "ttl=" だのはよく分からんけど、"time=" はパケットの往復にかかった時間だな。中継サーバが多かったり狙いのサーバの反応がトロかったりすると、けっこう時間がかかるわけで。

iDisk
PING idisk.mac.com (17.250.248.77): 56 data bytes
64 bytes from 17.250.248.77: icmp_seq=0 ttl=47 time=154.083 ms
64 bytes from 17.250.248.77: icmp_seq=1 ttl=47 time=138.474 ms
64 bytes from 17.250.248.77: icmp_seq=2 ttl=47 time=138.191 ms
64 bytes from 17.250.248.77: icmp_seq=3 ttl=47 time=155.984 ms
64 bytes from 17.250.248.77: icmp_seq=4 ttl=47 time=138.486 ms
64 bytes from 17.250.248.77: icmp_seq=5 ttl=47 time=138.52 ms
64 bytes from 17.250.248.77: icmp_seq=6 ttl=47 time=155.174 ms
64 bytes from 17.250.248.77: icmp_seq=7 ttl=47 time=155.357 ms
64 bytes from 17.250.248.77: icmp_seq=8 ttl=47 time=137.729 ms
64 bytes from 17.250.248.77: icmp_seq=9 ttl=47 time=137.504 ms

Average time = 144.9502 ms
Max time= 155.984 ms
Min time= 137.504 ms 
NETAGE
PING host01.age.cx (203.140.25.110): 56 data bytes
64 bytes from 203.140.25.110: icmp_seq=0 ttl=49 time=106.824 ms
64 bytes from 203.140.25.110: icmp_seq=1 ttl=49 time=63.175 ms
64 bytes from 203.140.25.110: icmp_seq=2 ttl=49 time=175.431 ms
64 bytes from 203.140.25.110: icmp_seq=3 ttl=49 time=147.473 ms
64 bytes from 203.140.25.110: icmp_seq=4 ttl=49 time=131.464 ms
64 bytes from 203.140.25.110: icmp_seq=5 ttl=49 time=171.997 ms
64 bytes from 203.140.25.110: icmp_seq=6 ttl=49 time=181.36 ms
64 bytes from 203.140.25.110: icmp_seq=7 ttl=49 time=166.823 ms
64 bytes from 203.140.25.110: icmp_seq=8 ttl=49 time=151.012 ms
64 bytes from 203.140.25.110: icmp_seq=9 ttl=49 time=177.031 ms

Average time = 147.259 ms
Max time= 181.36 ms
Min time= 63.175 ms

"ms" は「ミリ秒(千分の一秒)」のことね。iDisk のがちょびっと速いけど、ほとんど同じくらいだね。しかし NETAGE、日本と太い回線でつながってるアメリカの iDisk に比べて、かなりバラつき大きいよな〜。やっぱしインド洋上の絶海の孤島だからか?

NETAGE で契約すると、国・地域ドメインがいくつか用意されてる中から選べる。いろいろあって選んだ ".cx" ドメインのこのサーバ、ほんとにインド洋クリスマス島にあるのか疑わしいと思ってたんだが、一応それを間接的に裏付けそうな結果が出ちゃったな。

ま〜場所がどこであろうと、ちゃんと稼働してくれさえすればそれでいいんすけどね。とりあえず今のところ、NETAGE サーバは一度も接続不能になってない上にデータ転送もサクサクっす。iDisk はたまにめちゃめちゃ遅くなってたり死んでたりするからな。

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追伸:「.Mac 解約方法」

.Mac - FAQ の、「Q: 自動更新をオフにして、.Mac メンバーシップをキャンセルするには、どうすればいいですか」に書いてある通り。実際にやってみた結果を交えて箇条書きにすると、

  1. .Mac のページの左下にある「アカウント」をクリック
  2. 「アカウント設定」ページの右側にある「クレジットカード情報」をクリック
  3. 「クレジットカード情報」ページの左下にある「自動更新」チェックボックスを OFF にする
  4. 右下の「送信」ボタンをクリック
  5. 再び出る「アカウント設定」ページで「〜様のアカウントは、(西暦年)/(月)/(日) JST に有効期限が終了します」となっていれば設定成功。契約更新するよう思い直してもらうための、でかくて赤くてひときわ目立つ「更新」ボタン画像がちょっと笑える。「とっつぁ〜ん あ〜ばよ〜」とでも言いながらログアウトすべし(笑)。

FAQ によると、これで次回からは自動更新されず、放っておけば解約されるはず。

この解約方法、探すのにちょいと苦労したよ。同じく .Mac を解約したい人がネット検索でその方法を探したとき、ここを探し当てると、少しは楽に解約できるだろう、ということで記録しとく。

銘板
2004.8.8 日曜
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キモい演出略してえんきも

リターンズ

『自虐スプラッタ友の会 Boosted!!』のコーナーで多用してた、仕切り線がランダムのサイズで並んで出てくるキモい JavaScipt(2002.4.15, 2003.7.20)、ひとつ思いつく所があって、仕切り線から鉄パイプ画像に差し替えてみた。そしたらこれがもうさらに輪をかけて気持ち悪くなってしまってソッコー採用(笑)

まあちょっと見てやってくださいませ。

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2004.8.9 月曜
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コステ

先月、山形市に行ったとき、結婚式の次の日、山形の街を見て回ってきたんだわ。ケータイのカメラで写真もいっぱい撮った。立体写真をいくつか撮ったけど、うまく撮れてなくて全部ボツ。街の風景も、「それがどうした」級のばっかでほとんどボツ。

わずかに生き残ったやつらでも紹介しようかと。

韓国コステ

「コステ」って一体……。

さらに、山形市の街角の模型店のショウウインドウなんぞも。

ガンプラブームに便乗して、他番組のアニメプラモもけっこう売れてた時期があったよなぁ。

んで、イデオンにバトロイドバルキリーかい (^o^;) 確かメーカーは、イデオンプラモはアオシマ、マクロスプラモはアリイだったような。ガンダムを押さえたバンダイはもちろん大儲けだったろうけど、その他のメーカーもこの頃はそれなりにウハウハだったんじゃないかな。そんな往時を偲ばせるショウウインドウでござった。

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2004.8.10 火曜
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実証されてしまったこと

美浜原発での痛ましい事故、亡くなられた方々の死因は「高温の蒸気を浴びたことによる全身やけど」なのだそうで。だから大友監督、ほら、スチームって超高温なのよ。噴出中に凍ったりなんかしないし、体に浴びて平気でいられるものでもないのよ(2004.7.31)。

死傷者が出たのに話のダシにしてしまって不謹慎だけど、公開中の『スチームボーイ』製作スタッフ及び販促スタッフにとってはかなりまずいタイミングだったかも。スチームという技術要素が、あの映画で描かれてるような甘っちょろいものじゃ決してないということが、世間に対して明らかになってしまって。

「今回の事故を受けて『スチームボーイ』公開中止」、なんて事態になっちゃったりしなきゃいいが。

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2004.8.11 水曜
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本末転倒ダイエット騒動

先月、決心したことがあった。今年の夏は暑い。ダイエットしよう、と。

5年前の夏もものすごく暑くて、今年のはどうもそれに匹敵してるらしい。しかし5年前より辛くない。なんでかというと恐らく、その当時よりずっと痩せているからなのだろう、と。そんならもっと痩せればもっと楽になるだろう、と。痩せる余地はまだまだ十分あったりする。やってできないことはない。

これがまたちょうど近所の川っぷちにジョギングコースがあったりする。200m ごとに標識が立ってる。ここをよく散歩するんだけどさ。往復で 4km ほど。でも歩いたくらいで減る程ヤワな肉じゃないことは分かってた。それで痩せるならとっくにガリガリ君だよ。さらに体に負荷をかけねばならない。

で、4km 歩くうちの幾分かを走り込みで消化しよう、と決心したのだった。その方がお散歩タイムも早く切り上げられるし。

初日、200m。これだけでゼエゼエ言ってそりゃ大変なもんじゃった。運動不足の極みですな。
2日目、400m。こんなもんかな。
3日目、800m(400m×2本)。おお、けっこう行けるじゃん。
4日目、慣れない運動でひざが痛くなってきたんで休み。
5日目、1200m(400m×3本)。これくらいは行けなきゃ恥っすよね。
6日目、1600m(400m×4本)。どんどん距離が伸びるな。でもキツくなってきたんで、この距離のまましばらく続けるか。走るのが楽しくなってきた。走ってるときニヤニヤしてる自分を発見。
7日目、2000m(800m×2本+400m×1本)。何だかんだ言って記録更新が楽しくてとうとう大台。しかし最近は四六時中ひざが笑いっぱなし。いろんな走り方を試してその特長を掴んでみたり。
8日目、休み。足を養生してやるべ。
9日目、2400m(800m×3本)。また記録更新。ほんとやればできるなぁ。ひざ、けっこう痛みが増してきたけど大丈夫か?
10日目、2400m(800m×2本+400m×2本)。なんかかなりひざが痛むんすけど。ヤバくない?
11日目、休み。歩くのにも支障が出るほどひざが痛い。ちょっと走ってみようとしたら、痛すぎて走れない。

それから2,3日走らずにいて一向に痛みが引かないんで、おとといとうとう整形外科に行った。なんか、ひざの軟骨がすり減ってるらしいとのこと。飲み薬と湿布薬とヒザサポーター2つ(後に「メグとカナ」と命名)をゲット。単に痛みと炎症を抑えるだけで、積極的に治すようなものじゃないらしく、完治までには時間が必要らしい。「あと1カ月は走っちゃだめ」だそうで。

ダイエットすべく始めた走り込み、「まずダイエットしてからじゃないと走り込めない」という矛盾に陥ってしまった。

銘板左端銘板銘板右端

原因のひとつとして、「サンダルで走ってた」ってのがあるかもしないと思ってね。いや、さすがにツッカケとか便所サンダルとかじゃなく、ちゃんとカカトもホールドするスポーツっぽいやつ。で、見た感じカカトの下に空気室みたいのがついてるから、ショック吸収性もけっこうあるに違いないと思ってたんだが、これがよ〜く見たらただの格好。カカトの真下にまではその空気室が続いてないんで、ガチガチに硬いムクのゴム履いて走ってたってことで。

2日休んだ時点ではまだ走りへの意欲が失せてなかったんで、靴屋に行って買ってきましたですよちゃんとしたジョギングシューズ。カカト下に空気室をしっかり取ってあるのがこれ見よがしに横から見えるやつ。

しかしまだひざは走れる状態じゃない。マジで1ヶ月待ちかもなこりゃ。

その頃まで「走りたい」って気持ちを持続できるかどうかが問題。まぁ足腰に負担がかからない全身運動といえば水泳がいいらしいけど、わざわざ安くないカネ払ってフィットネスクラブの会員になって、そんで途中で飽きちゃったらイヤだしな〜。でもいつもいく銭湯温泉の近くにひとつあったな。今度調べてみるべ。

銘板左端銘板銘板右端

「ジョギングすると血圧が下がる」ってのはほんとらしい。今回の走り込みで、血圧の上の方が15くらい下がったよ(下の数値は忘れたけど)。

銘板
2004.8.12 木曜
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お盆に際しての問題

あ〜走りて〜。左ひざの痛みは着実に減ってるけど、右ひざはまだまだ。

そういえば、お盆になると何かと正座する機会が増えるんだが、大丈夫か?

試しに正座してみたら、ひざの痛みより、腿の裏とふくらはぎについてしまった筋肉がぶつかり合ってちゃんと正座できない(カカトにおケツが乗っかりきらない)のが気になるんすけど(笑)。

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2004.8.13 金曜
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アヤシゲサイト

ちょっと怪し気なサイト様を見つけたんでご紹介しようかと。

http://www.m-ken-net.com/msougoukenkiyusiyo1/msouken.html

在宅ビジネス系の情報からして既に怪し気だけど、「ピラミッドの真実!」とか「米国極秘基地」とか、見るからにアレだったりする。そのトンデモ系の内容を読んでみたけど、機械翻訳そのまんまでちょっと読みにくいっす。

掲示板を見るとこのサイト様は今もちゃんと生きてるみたいだけど、なんかこう、いやあのその、ひと様のサイトをあーだこーだ言うのも行儀悪いんで、皆様は見たままに感じて下され(歯切れ悪いな〜)。

老舗サイトという点では同じっつうことで、他山の石とすべぇ、というのが我が感想。

銘板左端銘板銘板右端

そのサイト様からリンクをたどったら、けっこうすごいページに出ちゃった。掲載されてる UFO 写真はウソっぽい(失礼!)けど、いや〜動画だと見事に UFO が飛んでますな〜。

特にこの映像、あまりにも出来すぎてて、かえって疑わしい気がする……。

銘板
2004.8.14 土曜
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ナイス矛盾

八戸の市街地ど真ん中に、屋台村がある。そんじょそこらのビルのテナント埋め企画の屋台村とは違い、かなり大規模だったりする。コンセプトも、今流行りの「昭和30年代ノスタルジー」ってことでいろいろ雰囲気作りにも余念がない。そういう昭和真っ只中な風物としてなかなかいいものを見かけたんで、写真に撮ってきたよ。

矛盾した内容の貼り紙

ここの主宰者さんが、分かっててわざと作って貼ったものと思われる。

昭和サーティーズの昔は知らんけど、平成になるあたりまで、こういう矛盾した貼り紙が、けっこう普通に至る所に貼られてた気がする。

銘板左端銘板銘板右端

手ブレしてるのは酔ってたから(笑)

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2004.8.15 日曜
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宇津木監督

(▼ω▼)

ソフトボールの宇津木監督の、グラサンとキュートなお口元をどーしても表現したくなって……。

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2004.8.16 月曜
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突発同窓会

うぐぷ。

二日酔いだよ(これ書いてるの17日だったりする)。16日の晩、高校のときの仲間2人と件の屋台村で飲んでたら、なんかこう、屋台通りを歩いてた人と目が合ってさ、向こうも立ち止まってこっちの顔を覗き込んでるわけよ。

「お? おお? おおお!?」とそのまま殴り合いに発展したわけじゃなく、高校を出てから会ったことがなかった同級生だった。そいつもまたあと2人、高校の同級生と飲んでて、合流して大盛り上がり。そういうこともあるもんなんだな〜。朝起きたら声が枯れてたほど大騒ぎ。

そんで今日(17日)は激しく二日酔い。あだまいだぐでぎもぢわり〜。

ぐぺ。

銘板
2004.8.17 火曜
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追憶のパッチモン

昔『マリオブラザーズ』ってアーケードゲームがあったんだわ。あの『ドンキーコング』の後で、あの『スーパーマリオブラザーズ』の前のアレだ。マリオとルイージが協力して、上の階の敵を下から突き上げてひっくり返し、その階に昇って蹴飛ばすアレだ。ファミコンブームを作ったアレだ。

で、ファミコンでも売れたけど元祖のアーケードの方もまた売れに売れたもんだから、ついにパッチモンが出たんだよな〜。その名も『マサオとコージ』。微妙なところで見事にジャパナイズに成功した、その素晴らしいネーミングセンスに大ウケしたもんじゃった。

屋台村で久しぶりに会ったやつと、昔よく補導員の目を気にしつつゲーセンに行ってたな〜と回想に耽ったら思い出したネタ。

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「あのパッチモンの本当の名は『マリオに類似』だった」に100万タニデモキン。

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2004.8.18 水曜
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超弩級マニア向け八戸観光ガイド

今日は一部の超ディープなマニアがむせび泣いて喜んでくれそうな情報の提供でも。

世間ではマニアとかオタクとか言われるものは、まぁ今となってはそのジャンルは多岐にわたっておるのが現状なんだが、中でも老舗のひとつである鉄道マニア、通称「てっちゃん」向けの情報だ。

一口にてっちゃんと言っても、内部的にはまたこれが好み分け・棲み分けがいろいろとあったりすると思うんだが(詳しくは知らないけど)、恐らくそんなてっちゃん共同体の中でもさらにマニア色が濃ゆいと思われる「ローカル私鉄」分野の、しかも「貨物専用線」の情報だ。

八戸にあるんすよ。「八戸臨海鉄道(株)」というのが。

独自ドメイン URL じゃないってところから Web 戦略やる気まったくないのがないのがモロ分かりだったりする。そして、いくらサイトのページをめくって見ても、時刻表が載ってない。てっちゃんによる鉄道への愛情表現のひとつに「鉄道写真撮影」というのがあるわけで、大して本数走ってるわけじゃないのに時刻表がないというのは、全国のローカル貨物てっちゃんたちにとっては、撮影しに行こうにもなかなか踏ん切り付けられない状況かと思う。

八戸臨海鉄道株式会社に直接連絡を取れば教えてくれるかも知んないけど、もしかしたらほら、今は鉄道社会はテロ厳戒中なんで、教えてくんないかもしんないし。

しかしだ。地元に住んでればたまにそういう情報が、なんと世間にきちんと公開された形のものをゲットできたりするのだな。いわゆる「蛇の道は蛇」ってやつだ(違う)。

全国6千万のローカル貨物鉄道ファンたちよ。その幻の時刻表を撮影してきたぜ!(「6千万」の単位は不明。ドラクマでもヘクトパスカルでも何でもお好きに入れて下さい) これ以上はもったいぶらずに気前よく見せちゃう。

これだ!

ある踏切の通過時刻ですな。列車は1日4往復なんで時刻が8つ書かれている、と。上り・下りの区別が不明なのが痛いとこだけど。この踏切のある場所は、その近くにある立て札をご覧くださいまし。「製錬所」とは、八戸製錬株式会社八戸製錬所のこと。八戸駅前通りから始まる産業道路をずーっとずーっと何kmも下っていって、国道45号線との立体交差をくぐってさらにずーっと行って、フェリー埠頭へ続く立体交差もくぐってもう少し行くと、右手に八戸製錬所がある。件の踏切は、その正面入り口のところにある。

昼間にそこらを車で走ってると、たまーにその貨物列車の勇姿を見かけることがある。いいもんですなぁディーゼル機関車に引かれる貨物列車は。ゆっくりトコトコ走る、のどかな感じが大変ステキだ。この踏切から少し上り方面に行くと、線路の片側からは建物が、反対側からは林がせり出してて、列車がこすれそうなくらい細いところを通り抜けていったりして。その隘路の入り口・出口あたりがけっこういい撮影ポイントなんじゃないかな〜。鉄道写真は素人なんで、単なる憶測だけど。

その踏切より下り方面だと、海上自衛隊の滑走路の延長上あたりの地域で、単線だった線路が何列にも広がってて、貨車が止めてあったりもするところがあって、そこを通過する列車なんかが絵になるかも。背景は巨大な工場群・倉庫群ね。

撮影に際して、自家用車で八戸までいらっしゃるのであれば、折り畳み自転車も積んでいらした方がよさそう。心おきなくクルマを停めておけるところが、フェリー埠頭のターミナルくらいしかなくて、歩くにはけっこう距離があるので。

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追伸1:最近、世間の関心の移ろいやすさをまざまざと感じたことがあったな〜。

この貨物鉄道の終点は三菱製紙八戸工場の中で、この列車はこの製紙工場からの紙製品の積み出しのみが業務らしく、実質上、三菱製紙専用線って感じ。その三菱製紙八戸工場、去る8月8日午後に事故が起きてしまって、ガス中毒事故で、その場で作業していた2人の方が意識不明の重体になられた。次の日の昼のニュースではそれが大きく扱われてたけど、そのニュースのあと美浜原発のあの水蒸気噴出事故が起きて、夕方以降は三菱製紙の事故は世間からほとんど忘れられてしまってた。事故・事件のニュースってのは、次の大事が起こると前の件は急速に忘れられるものだけど、今回の三菱製紙での事故の話題性は、その中でも最短の部類に属するような気がする。

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追伸2:八戸には八戸臨海鉄道の他にもうひとつ、ローカル貨物専用線がある。こっちは石油輸送が仕事。ディーゼル機関車でタンク型の貨車を5両くらい引っ張って、毎朝8時20分頃、太平洋沿岸の石油備蓄基地に向かって馬淵川(まべちがわ)の専用鉄橋(JR 八戸線の鉄橋と、川の下流側で並行してる)を渡ってる。こっちの方はさらに謎に包まれていて、その線路が

ということ以外は、運営団体とかも一切知らないっす。

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ていうか三菱製紙のガス中毒事故について情報を漁ってたら、こんな情報 に出くわした。あそこはよく通るけど、事故車を見かけたってことは特にないっす。事故多発地帯なんだとしたら、普通に考えられるのは、あの道路は4車線でガンガン飛ばせるんだけど、道幅が意外と狭くて、しかも産業道路ゆえにかなり大型の車両がたくさん走ってるから、そこらへんの絡みで事故が起きやすいのかとも思われ。

クルマごとの速度差が大きい上に、普通車では大型車に視界を遮られて、直線道路にも関わらず視界が悪い、という線で。

他に、その直線道路の中間あたりに信号機付き交差点がひとつあって、運転手の速度感覚が高速側に入ってる状態でその信号機で止められたときに追突事故が発生しやすい、っつうのも考えられる。

いやあの、正直、よく使う道路がいわゆる「出るスポット」だと恐くてイヤなのよ。んだから論理による否定説を必死にひねり出してるんすけどね。とりあえずプラズマは関係ないと思う。

一応、上のページ様のホームはこちら。恐い話は苦手だからあんまり気乗りしない系のリンク先様だけど、一応ホームを紹介しとかないと失礼に当たるかもと思って。

船のことはまぁ考えられなくもないかなぁ。埋め立て地なんで、昔そこは海だったらしいからな〜。うっぶるるい。こわっ。夜そこを通ることもあるけど、今までそんなもん見たことないのが救いだな。うんうんダイジョブダイジョブ(と強制納得)。

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2004.8.19 木曜
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ステキ看板でヨーヨー回想

八戸市内の某所(青潮小学校近く)にてステキな看板を発見したんで とりあえず撮っといた

最近あんまし見ない気がするけどスプライト。コーラもそうだけど、缶入りよりピン入りの方がうまかったような。缶でさえほとんど見かけないほどだから、スプライト独特の深緑色のビン、もう見る機会ないんだろうか。

缶のスプライトも昔からあったけど、昔のやつは白地だったんだよね。緑地にしてからマイナーリーグに転落したんじゃないかと思われ。セブンアップとイメージがごっちゃになってしまったというか。

昔、コカコーラが仕掛けたヨーヨーブームのみぎり(確かオリンピックの年に発売してたような気がする。2回ほど)、おいらの御用達はスプライト柄のヨーヨーだったさ。確かグレードが4つあって、その中の『スーパー』だったかな、上から2番目のグレードで、縁が透明なやつ。あれじゃないといかんかったね。最上位機種の(グレード名忘れた。芯棒が鉄柱。他のは木柱)」はなんか狙い過ぎっぽくてな〜。高度な持ち技がないと恥かくだけみたいな。一番人気があったのはその下のやつ(プロフェッショナル)だったけど、軽すぎてどうも今ひとつ面白くなかったな。定番『犬の散歩』もすぐ勢いが落ちちゃうし。

ああでも2度目のブームのときはコカコーラ柄だったわ。もひとつ買うとき、ほんとはスプライトのが欲しかったんだけど、二刀流(ダブル『輪投げ』とダブル『鯉の滝登り』)やるのにちぐはぐじゃかっこ悪いから、コカコーラ柄で揃えちゃったんだわ。

『スーパー』は見かけの割に重量あるだけに(縁の透明樹脂が重かったかと)、輪投げの練習のときはひたすら二の腕直撃でつらかったっけなぁ……。それと『急回転』系の技の練習中、スネにヨーヨーをおもっきしヒットさせてもがき苦しんでのたうち回ったガキは、 当時全国で10万人を下らなかったんじゃないだろか。

八戸にも一度ヨーヨーチャンピオン(胸にコカコーラのワッペンつけた真っ赤っかなブレザーと白いスカート姿の外人)が来てチャンピオン検定やったけど、3回戦の課題の『ブランコ』ができなかったんであえなく棄権(←結局あやとり技をひとつもマスターできなかった人)。ていうかその日は雨降りで芯棒と凧糸が水吸っちゃって、1回戦の超々基本技、『急回転』さえうまくできるかハラハラもんだった。

2回戦が確か『半回転(ヨユーでクリアっすよ。前、右、左の3方向でできるし)』だったはずだから、おい、その後いきなりブランコかよ! 難易度上げ過ぎだぜチャンピオン。『輪投げ』だったら当時20回は連続でできたんだがな〜。

やいヨーヨーチャンピオン! 今度会ったら『二刀流輪投げ』で勝負だ! 首洗って待ってやがれ!

ってあの女性チャンピオン、今頃は孫にヨーヨー教えてたりしてなぁ……。当時でそこそこ歳いってるっぽったしなぁ。

「おばあちゃん昔ね、日本という遠い国に行って、ヨーヨーで日本の子供たちと競ってたのよ。特にハチノヘとかいう田舎町じゃ、雨降りの寒い日で何人かしか集まらなかった上に、ろくな腕前の子がいなくて、ほんと早く帰りたくてしょうがなかったのよ〜。『ブランコ』って技ができなくて、悔し紛れに脇で『輪投げ』を延々と続けてた子もいたっけ。あれしか自慢できる技がなかったんだろうねぇ」なんていろいろ言われてたりしてな〜(笑)

往時を偲ばせる一枚の看板で、いろいろ思い出しちまったな〜。

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2004.8.20 金曜
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グレードの名

コカコーラヨーヨー、グレードの高い順に、

  1. スペシャルスピン
  2. スーパー
  3. プロフェッショナル
  4. ビギナー

だったと思う。ビギナーはやっぱし一番人気なかったよな〜。それ使ってるやつをコケにした記憶しかない(ォィ)。スペシャルスピンは成金っぽかったし。

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そういや『ブランコ』よりはるかに高度なあやとり技『東京タワー』ができるやつがいてさ、そいつはいっつもその技やって自慢するわけ。確かにすごかったから、せがんで何べんも見してもらったり。

で、やってきました、しのつく雨の中でのヨーヨーチャンピオン選考会。その3回戦。課題は昨日書いた通りの『ブランコ』。彼にとっては余裕のヨッチャンイカ級の楽勝技のはずだった。「3回チャ〜ンス」。チャンピオンの外人ねーちゃんのかけ声と共に、彼は演技に入った。

繰り出されたのはなぜか東京タワー(笑)

「3回チャ〜ンス。アト2カ〜イ」。うおっ! 課題より高難度な技でもダメなんか!? 彼は気を取り直して再び演技を始めた。

「あれ? あれれれれれれれ?」とやつは戸惑いながら、体が覚えてしまってた『東京タワー』をとうとう3連続で完遂して、チャンピオン試験に落ちたのであった。

若き日の記憶をたぐると、なんでこんな間抜けな話ばっかし思い出しちゃうんだべ。

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2004.8.21 土曜
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金太郎効果

矢島の金ちゃんの教えを信じて「自分に正直」を最優先した行動を取ってみた。友達にメールで忠告するって形で。

実行する前に腹をくくったつもりだったけど、いざメール出したら、嫌われるんじゃないか、煙たがられるんじゃないかと不安で不安で。返信を読んだら、先方にきちんと伝わったらしく、理解してくれたことが判明。

「金太郎、これでいいのか?」
「昨日あんたは俺が羨ましいと言ったが、俺は今あんたが羨ましい」
『サラリーマン金太郎』より

っしゃぁぁぁぁ!!

友達なくすかと思ってマジ恐かったよ〜。金ちゃんと本宮先生、ありがとぉ〜!(激涙)

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2004.8.22 日曜
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次回の放送予定

今度またラジオにお邪魔するよ〜。前と同じく、八戸フォーラムで公開する映画の紹介で。

登場予定は8月31日(火曜)19:30 と9月3日(金曜)10:00 。番組は『八戸フォーラム シネサロン』だ。ステーションは BeFM (76.5MHz) で八戸市内なら大体どこでも聴けるよ。ていうか今これ書いてたらなんでか鼻血出てきたんすけど。とりあえずティッシュ鼻に詰めて書き続けるっす。

その週末公開の番組を何本か紹介するんだけど、目玉は『ヴァン・ヘルシング』。そんで今日、八戸フォーラムに行って支配人を直撃取材してきたよ。ドラキュラ退治の冒険活劇だね。ドラキュラや一般的な吸血鬼をテーマにした映画は何作か観たことあるけど、どうにも西洋臭がキツくて、極東のエキゾチックジャピャン(←郷訛り)に生まれ育ったおいらにはちょっと観念が理解しきれないっつう印象があったりする。

ところが『ヴァン・ヘルシング』の脚本・監督・製作がなんでも『ハムナプトラ』を作った方なんだそうで。そういう意味では単純にアドベンチャー映画として楽しめそう。まだ観てないんだよね『ハムナプトラ』。いや、予告編の売り出し方がなんだか『インディ・ジョーンズ』のパクリっぽかったんでウサン臭く思っちゃってさ。でも観た人によるとめちゃめちゃ面白かったらしいな〜。ビデオでチェックするべ。

で、『ヴァン・ヘルシング』。けっこう前から八戸フォーラム内にでっかいポスターが何枚も貼られてた。そのうちのひとつ、「モンスターは、俺をモンスターにした人間だ」とフランケンシュタインが雄叫びを上げてるやつを見て、この一文に感動してしまって。

心優しい異形の怪物を心ない人間どもが石持て追う、ってのは物語としてありがちだけど、確かにフランケン側の視点だと、これはごもっともな怒りだよな〜。何か似た話を頭の中で探してたら、ひとつ見つかった。いやあの、前に紹介した『かってに改蔵』の中の『棒の手紙』。あれはかなり近かった。うんうん。思い出しただけでいまだに泣けるぜ久米田先生。はーん(←久米田泣)。

でだ。

さらに八戸フォーラムさんからいただいた資料によると、今まで何度か映画化されてきたフランケンシュタインの中で、今度のがダントツ心優しいらしいぞ。

それに狼男も出る。この狼男の見どころは「自分を制御できない苦悩」らしい。西洋のモンスターってなにがしか必ずワビサビあるよな。

そこでドラキュラを考えると、弱点として、日の光、十字架、ニンニク、銀の銃弾が昔から有名なわけで、特に日の光のもとでは生きていけないってところが、哀しみを誘う道具として、古来いろんな物語に使われてきたわけだ。『ガラスの仮面』でも姫川亜弓お嬢様が、同情を誘う吸血鬼を演じてたよな その弱点をうまく利用して。しかし今度のドラキュラはそういった弱みが全くないらしい。一体どう戦うんだ主人公ヴァン・ヘルシング。

期待は膨らむ一方なんだが、ラジオ番組の収録はまだだったりする。早いとこアポ取んなきゃいかんなぁ。資料ももう少し集めるべ。

『ヴァン・ヘルシング』ではドラキュラ・狼男・フランケンの西洋3大モンスター揃い踏み。この取り合わせで「大事なものを何かもう1つ忘れてる気がする……」と気になってたんだが、分かった。

「怪物くん」だ……。

全然気にするようなもんじゃなかったよ(笑) しかし怪物くん、家来たちは有名どころで見た目も個性派揃いなのに、彼らの主はなんであんな普通な少年なのかね(謎) いや、ほんとどうでもいいんだけど。

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主人公のヴァン・ヘルシング、出で立ちと武器がどことなくジョジョっぽい気がする。モデルはホル・ホースか?

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ティッシュ3枚目にして、ようやく鼻血が止まりかけてきた。

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2004.8.23 月曜
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ステテコ品

今、北海道がアツいわけだ。甲子園の優勝旗はついに津軽海峡を越えたわけだ。

だからってわけでもないんだろうが、なんかちょいとステキヘンテコ商品略してステテコ品を発見してしまった。場所は八戸市田面木(たものき)の、日赤病院近く。病院の門から出てまっすぐに50mくらいのところにあるジュース自販機。

そこで売られていたこの逸品。

写真じゃ見にくいけど、黄色い字で、

「北海道限定」と書いてある。

ここは北海道じゃね〜よ! 確かに国内観光の一大拠点である北海道と境を接してるが、確かに財布膨らまして北海道に遊びに行く人たちのただの通路と化してしまってはいるが、確かに北へ帰る無口な人の群れの通過点でもあるが、北海道じゃね〜よ!

なんでこんなとこで売ってんだろ。せっかくだから買って飲んでみた。

……、

……、

……。

オロナミンCをかき氷にかけて食うとこんな味になりそうだなーという、なんだかすごく微妙に表現しがたいアレな味がした。薬臭いのは確か。

なんかさ、『津軽海峡冬景色』の頃と違って、北海道って今やすごくイメージいいよね。それでこのメーカー、意図的にどこらへんが北海道限定なのか曖昧にして、「北海道限定発売」じゃないわけだし、と言い訳を用意しつつ全国でこの商品を発売してる気がする。

別に「癖になる味」ってわけじゃないから、こういうあざとい売り方する商品には今後一切手を出さんようにするべぇと心に決めたのであった。メーカー名は温情で隠しといてやるよ。

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2004.8.24 火曜
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『マッハ!!!!!!!!』2発目!!!!!!!!

また観たっすよ『マッハ!!!!!!!!』。

やっぱし1回だけだと記憶が曖昧なんだね。前に『マッハ!!!!!!!!』について書いたやつ、間違えてるところを3点見つけたんでその訂正なんぞ。

チェイスの〆は2手に別れてて、一方は大爆発。もう一方は大ジャンプ。

これ、2手に別れるわけじゃなく、正しくは「大爆発場面からまだチェイスが続いて、〆はローリング大ジャンプ」。

敵をぶっ飛ばした後のフォロー。クンフーや空手なんかだと相手をぶっ飛ばしたら、その相手が立ち上がるまで様子見するよね。
その場でファイティングポーズをとったまま。
ムエタイは違ってた。
ぶっ倒れてる相手のところに即座に詰め寄って、もろに相手の顔の前でファイティングボーズを取るのがスタイルらしい。

よく観たら、いつも詰め寄るわけじゃなく、その場様子見も結構してた。で、ぶっ飛んで倒れた相手に詰め寄るときは、相手の顔の前でファイティングポーズを取るなんてもんじゃなく、「片手で相手の胸ぐらを掴んで引き寄せて、もう片手の拳を相手の顔面にいつでも叩き込めるように構える」という、もうほんとに「参った」する以外ないめちゃめちゃ恐いスタイルだったよ(笑)

これで「参った」したのが、日本人と思われるトシロー君。見た目と動きはちょっと色モノっぽかったけど、なかなかどうしてティンといい勝負してたよ。うん。その前に秒殺された、プロレス技使いの威勢のいい傲慢君よりずっとがんばってた。うんうん。

主人公ティンは最後の決戦に臨み、何か黒くて細いものを口に入れる。(中略)これはシビレ薬の一種で、飲むと痛覚がなくなって、思う存分戦えるのだそうで。

黒いのはその包み紙で、中に入ってたのは、何つうか、細めの麺を巻き束ねて乾麺にしたような、白っぽい物体。これを口に含んでから、ツバ(それとも水も口に含んだ?)を両腕に吹きかけてた。もしかしたら飲用なのではなく、そうやって腕の痛覚のみをなくす、というものなのかもしれん。それと、盗まれたオンバク(仏像)の首を取り返すためにティンがノンプラドゥ村を発つとき、ムエタイの師匠がこの薬を手渡す場面があった。

ティンの師匠は、オンバク盗難事件の前にはティンにムエタイ技の使用を禁じていたんだが、師匠自らがティンにこの薬草を託すことで、「僧侶である師匠は、オンバク奪還のためにはティンのムエタイ解禁やむなしと判断した」っつう流れがようやく分かった。

やっぱ2回観ると理解度が違うな〜。

1回目のときは流して観てしまってた、この映画独特の演出技にも気付いた。格闘アクション映画として「締まり」を出すため、見栄を切るときは「正面・広角・ローアングル」。これがシビレるくらいかっちょええ!

そして大乱闘のフィニッシュは必殺ジャンピングニードロップ、あれ何回観ても最高だわ(感涙)。

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ジャッキー・チェンのハリウッドでの最新作(現在、彼は香港に戻ってアクション新作『新警察故事』を製作中)は、ジュール・ヴェルヌ原作の『80日間世界一周』らしいね。ただでさえハリウッドだってのに、よりによって製作・配給がディズニーと来たんで(ヴェルヌ作品群の映画化権・配給権を一手に握ってるものと思われ)、アクションはまったく期待できない気がする。

ジャッキーは、知名度と、キャラと演技のキュートさが買われたってだけのような気がする。実際に観るまでは憶測の域を出ないわけだが。

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他のなまくらアクションと何が違うのかにも、ひとつ気付いたことがあった。秒速24コマのプログレッシブ方式の映画では、速い動きをする被写体は1コマの中でブレるんだよね。「動きブレ」っつうんだけど。本物の高速肉体アクションを見慣れるとだね、たかが24コマ/秒なんつうコマ送り速度に目がついていけるようになって、アクション場面の映像が、動画っつうより静止画の1コマ1コマとして見えるんだわ(いつもというわけじゃないけど)。

動態視力ってこのことなんかどうか分からんけど、特殊能力ってわけじゃなく、単に慣れだけでこのくらいにはなれるんだわ。映画用カメラはフィルム送りを秒速24コマにしたまま、シャッターを秒速48回で開け閉めして1コマに2重写ししてるんだけど、速い移動体が1コマに2つずつ写ってるところまで分かるようになるんだわ。

あまり慣れてなくてこのことを特に意識してない人も、「雰囲気を何となく」って感じで無意識下で受け入れてるかと思う。んで、

この2つの絶妙の掛け合わせが、ボディアクションの動作をより美しく見せてるんではないかと思うわけ。たまたま毎秒フィルム24コマのシャッター48回あたりがその条件に合致してた、と思うわけ。やっぱ移動体(格闘中の手足や武器、ローリングぶっ飛ばされ中の体など)の速度が大きくて激しくブレてる絵ってのはカッコいいのよ。そんなカッコいい2重写し写真が秒速24コマで次々と目に飛び込んでくるわけよ。

さらにカメラが目をつぶってるときは写ってないってことで、被写体の移動速度が大きいってのは、その飛び飛びの間隔も認識できるってことで、そんなとぎれとぎれの動きブレの洪水がたまんないってわけ。これがアクション映画の美なのだな、と納得したよ。主演のトニー・ジャーのまさに目にもカメラにも止まらぬ動きを見て。

これが素人さんのアクションだと動作速度が半分以下だったりするわけで、速度が臨界点未満のホームドラマ鑑賞感覚なわけで、観てる方は目の能力、余裕ガバガバ。悪い意味で動きが滑らかに見えちゃう。「そんなスピード、劇場じゃなくてもそこらの道ばたでも見れるよ」と。被写体の速度が映画カメラの限界を超えたときに生まれる、「アクション芳香」と言えるようなものがまったく出てこない。んだから退屈なのだよ。そんなわけでここはひとつ

「アクションの神は速きを尊ぶ」

と言わせとくれ(当然だが「絶妙な編集」も必須)。

中国拳法の極意のひとつは「速さのリミッターを振り切ること」なんだそうで(『史上最強の弟子 ケンイチ』からの受け売り)、それが香港のフィルムでは美しきブレとして表されておったのだな。それが日米のなまくらアクションとの決定的な違いだったのだな。クンフーの素養もあるトニー・ジャー、『マッハ!!!!!!!!』でまさにリミッター振り切りまくりだ。

今週の金曜が千秋楽だからもう1回2回くらい観とこっかな。こんな正統派な肉体アクション映画、次はいつお目にかかれるか分からんもんな。

銘板
2004.8.25 水曜
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アクションの神は奇跡をもたらす

昨晩『マッハ!!!!!!!!』鑑賞という神聖なる時を過ごしてるとき、しかも怒濤のクライマックスにてアクションの神がスクリーンにご降臨召されてる真っ最中、おいらのケータイがブルブル震えた。何だってんだよこの大事なときに。

ケータイの背面画面(メーカーの三菱電機が「インスピレーションウインドウ」などと小賢しい呼び方してる、小さい方の液晶画面のこと)をチラッと観たら、最近たまに行く居酒屋のママからだった。どうせ「平日で暇だから来てよ」とか大方そんなんだろも〜。頼むから邪魔せんでくれこの無我の境地を。

ええいシカト。

ようやく電話の震えが止まった。邪魔するやつはもういない! さあ行けトニー!(主演のトニー・ジャーのこと) そこだエルボー! エルボー! ニーキック!!

ああまたケータイ震え出した。何なんだよもう。って今度は知らない番号だし誰だよこいつ。すげえよトニー、棒術も完璧だ! 棒の先、速すぎて動きブレさえ見えねー!(爆)

だからしつっこいんだよ電話。またママか。さっきの知らないケータイの人とタッグでかけてやがるな。

シカトシカト。

そこのトンファ取れトニー! よっしゃ行けぇぇぇぇ! ぶん殴れぶっ飛ばせオラオラオラオラオラ!!

もぉ〜またさっきのストレンジャー電話かい。頼むよほんとお前さんがたいい加減にしておくれでないかい。

シカトシカトシカト。

そこからは電話がかかってくることなく、存分に『マッハ!!!!!!!!』を楽しめた。そんじゃまぁしょうがねぇから店にツラだけ軽く出しといてやっか。映画館の近くだし。

しかしてその店で待っていたのはなんと、この15年来会ったことのなかった古い友達だった。おお〜貴様生きとったかぁ〜!! 音信不通になってしまって、この世のどこに住んでるかお互い分からない状況になってたやつだった。2人ともこの八戸で暮らしてたとはなー。っつうことはあれかい、さっきの誰だか分かんない電話……やっぱしお前か。

ママから番号訊いたのか。ふむふむなになに? ふらっと立ち寄ったこの店のママと話してたら? 2人ともおいらを知ってるってことが判明して? それで電話よこしたのか。すっげー。こんなこともあるんだぁ〜。とりあえずお前の番号登録しとくよ。メアドは? よしよし今入力してメール出すからな。まぁとりあえず飲むべ。今日はもう運転代行で帰るよ。そんじゃかむぱ〜い! んぐっんぐっんぐっ……べは〜。あんときゃバブルだったよなまったくよ〜。社会人じゃなかったおいらたちには関係なかったけどよ〜。

昔話、大回転大開放。実は当時、隣のクラスに、表向きはフレンドリーで楽しいけど、腹の底は嫉妬深くてしたたかで嫌な性格の野郎がいて、2人ともそいつにひどい目に遭わされてたことが判明。

おいらの方が年単位で遅れてハメられたんだけど、なんで気付かなかったかっつうと、おいらの友達の方は陰口が嫌いなサムライなんで、当時バカに妬まれて嫌がらせを受けてることで悩みを語られたこともあるけど、そのクズヤローが具体的に誰なのか、おいらには教えなかったのだな。

そのあとおいらもそのクズの妬みを買ったらしく、やられてしまってさ。

おいらは「タイミングと自分が悪かったんだ。やつも悪気がなかったことだろうし」なんて思っちゃってさ、そいつがそんなクズだとは思ってなくて。今の今までずーっとそう思ってたりしてさ。今日ようやく、友達と話してるうちに、例のやつがクズで、そいつに完全にハメられてたことに気付くなんてなぁ。

このお人好しさ加減に自分で情けなくなっちまったよまったく。あんまし昔の話なんで怒る気もしない。とりあえず、たまに思い出しては辛い気持ちになってたその出来事が、自分のせいじゃなかったと分かっただけでスッキリ。

あのバカ、今でも周囲の人に対して「うまいことハマりやがった。これで俺はあいつより上だ」とほくそ笑んだり「あの野郎が俺より上だなんて。ハメてやる」と歯ぎしりしたりして、沸点の低い幸せや妬みを得ては一喜一憂してるんだろうか。自分の能力に溺れて得意になってるうちに、自分より上手の策士にハメられてホゾ噛んでたりなんてな。まぁがんばれよって感じだな。おいらはもう関わらんよ。

遅まきながらあのクズヤローとの決別を祝って、RC サクセションの歌でも。タイトルは『ぼくはぼくの為に』だ(歌詞はテキトーに短縮してます)。

バイバイ 君といたってしょうがない
バイバイ お別れにキスでもしようか
勘違いにまたがって 君は泣くことができる
ぼくは降りるよ お先に
もっともっともっともっと
あー 君の為に何かすることがあるかしら
ぼくはぼくの為に ぼくはぼくの為だけに
バイバイ 君といたってしょうがない

バカの話はこのくらいにして、そういえば、昨日ばったり再会した友達とおいらは初めて会った当時、なんとなく仲が悪かったんだよな。んで、しばらくして打ち解けて、それからは同じ学校にいたどうしようもないクズヤローどもからお互いに守り守られてたっつうことも判明。特に意識してそうしたわけじゃないんで結果論だけどさ。いやもうそういうことが分かってきたら、なんだか泣けてきちゃったよ。

いや〜これ、『マッハ!!!!!!!!』を観てたからこその再会だったですなぁ。アクションの神様、ほんとありがとう。

銘板
2004.8.26 木曜
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露骨な愚作に出たあの大手

いや、いいんだけどさ、あのさ、大手としてのプライドってもんがないのかねあのコンビニには。思わず失笑しちゃうようなパクリ商品を発見してしまったよ。

かつては「コンビニ不毛の地」だった我が青森県にも、コンビニ各社が進出してきて大変便利になって久しい。

物販業界の競争が激しいのは先刻ご存知の通り。コンビニもその例外じゃないと思われる。コンビニは大抵、大手スーパーマーケットを親会社に持っているので、販売戦術もまたスーパーのノウハウを応用するものと思われる。

そこで「自社ブランド品」、「PB (Private Brand) 品」と呼ばれるものを開発して売ったりする。商品ブランドってのは、有名であればあるほどお客に与える安心感が大きく、それだけ買いやすく、よく売れる。普通はメーカーブランドがその「ブランド効果」を発揮するものなんだが、そのコンビニはスーパーのやり方を模倣することにしたらしい。コンビニとしての自社のブランドにより売りやすくし、そのぶん仕入単価を下げる作戦を採った。仕入単価が下がれば、販売単価をそれだけ下げるなり、メーカーブランド品と同じ価格で利益を増やすなり、いろいろ好きなようにできる。

自社ブランド品を売ること自体には何も後ろめたいことはない。メーカー大手による寡占を防ぐという市場社会的意義もある。原理的にそのコンビニでしか販売できないので、市場を無闇に混乱させることもない。

しかし、だから何してもいいってわけじゃないと思うが。

大手メーカーのヒット商品のパクりはいかがかと思うぞ。

売ってたコンビニの前で撮ったんだが、缶に書かれたブランド名だけは隠しておいたぞ。ほんのお情けだで礼には及ばぬぞえ。

ジョージア エメラルドマウンテンブレンド のモロパクリだよなこれ。商品名もま〜お見事にやらかしちゃって。

おいらけっこう、ジョージアの青い缶には感服するところがあるのよね。5年くらい前だったと思う。このジョージア エメラルドマウンテンブレンドが売り出されたのは。その数カ月前、行った喫茶店のテレビでたまたまやってた番組を観たんだわ。そしたらそこで、「青は食欲を減退させる色である」と言ってた。

その証拠として、テレビ画面には着色料で赤くしたご飯と青くしたご飯(「青果」で言う「緑としての青」じゃなく、"blue" の「青」)が映し出されてた。赤いご飯は抵抗なかったけど、青いご飯はもう「絶対に口に入れたくね〜」と思ったくらいほんと気持ち悪くてさ。

確かに青い食べ物ってほとんどないよね。かき氷のブルーハワイみたいな、冷たいもののイメージではどうにかなるけど。

まぁそうやって証拠付きで教育されてすっかり「青は飲食物にはタブー」と思い込んでたおいらは、エメラルドマウンテンの缶を見たとき、かなり冷ややかな感情を抱いたのを覚えてる。「今(夏場)はいいけど、この秋に消え行く商品だな」と。

それが、缶飲料という栄枯盛衰の激しい市場で異例のロングセラー。実はおいらもいまだによく買って飲んでたりする。おいらの読み、完敗。コカコーラの社内での商品開発中にも、同じ理由で反対意見がけっこう出たんじゃないだろうか。それを力ずくで押し切って、発売にこぎ着けたんじゃないだろうか。

そういうわけで、おいらの半可通な常識を見事に破壊してくれた ジョージア エメラルドマウンテンブレンド とその開発・販促チームには前々から敬意を持っておった(味もけっこううまいしな)。

つうことで、このコンビニブランドのみっともないニセ商品(味も似せてる)、日記ネタのためだけに1本だけ買ったけど、もう二度と買わんよ。確かに "PB" だけどな。「パクりブランド」。

みんな知ってる一流企業が、こんなケチ臭い真似だとよ〜。ロ○ソンよ、恥を知れ恥を(苦笑)

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2004.8.27 金曜
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セカンドシーズンの方針

夜、ちょっと走ってみた。気がついたらひざの痛みが失せてたんで。400m × 6本 = 2.4km。往復3.6kmのジョギングコースで、400m 走ったら 200〜400m 歩く、の繰り返しで。

おもっきし余裕。休み休みだったらいつまでもどこまでも走れそうだったけど、調子に乗ってまたひざをやっちまったらアホ丸出しもいいとこなんで、そのくらいでお開き。今度はサンダルじゃなくまともなジョギングシューズなんだが、大事を取ってみる。

これ書いてるのは28日(土曜)なんだけど、案の定というか、ひざ(というかスネの骨の上端)を指先でトントン叩くと、少し響いてるわやっぱし。『走り込み大作戦セカンドシーズン』は、「1日走ったら何日か休む」っつうのんびりペースでいきますか(前は「何日か走ったら1日休む」だった)。

銘板左端銘板銘板右端

今回の走り込みでは腕の振り方を研究してみたんだが、「肘と手首を結ぶ線を地面と平行に保ったまま前後に動かす」という作法が効率いいような気がする。走り方として見てくれアヤシゲな気もするけど。

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2004.8.28 土曜
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みゆきと宿題

久々に高速道路に乗ってみた。行き先は湯瀬温泉。ちょいと野暮用で。行って風呂にも入らず帰ってきたけど。

いや、野暮用っつうよりたまにこう、どっかにブイーンと行きたくなるんすよ。それで八戸インターから乗って安代ジャンクションで青森道に乗り換えて、すぐ安代(あしろ)インターで降りる、と。それから30分くらいチンタラ走ると湯瀬。そこらあたりにインターあると便利なのにな。まぁただ乗りに行っただけだけだからどうでもいいんだけどさ。

途中のサービスエリアで CD 物色してさ。いつも聴いてるやつ、相当聴いちゃって少し飽きが来てるもんだから。

前に高速乗ったときに買ったのは、寺内タケシとブルージーンズのベストだったりして、3回聴いて「もういいや」とお蔵入り(笑)。まぁ『ペルシャの市場にて』をハワイアンで料理したのは見事すぎて笑っちまったけど。

今日買ったのは中島みゆきの『大吟醸』。ベストアルバムだ。『地上の星』が出る前のものらしく、それは入ってない。いや〜しかしいいねみゆき。昔よく聴いたけど、こここんとこ15年くらいの曲は知らんのよね。2回り聴いたあと、『最後の女神』が気に入ったんで、ずっとそればっかしかけてうちに帰ったよ。

あと、『ひとり上手』はさすがに昔から知ってて、その当時から思ってたけど、なんで懐かしい感じがするんだろね。イントロ聴いた瞬間から、鼻の奥にツーンと来るものがある。

銘板左端銘板銘板右端

明日、ラジオの収録なんすよ。んで今日はネットで資料を集めて、事前に集めた紙媒体資料も合流させて、しゃべくりネタのひねり出し。

マニアトークのコーナーのネタ(ジョージ・ルーカス主宰の SFX 工房、ILM の特集だ)を調べるうちに驚愕の新事実が発覚したりして、まぁまぁけっこういい原稿できたかも。

放送は今度の火曜(8月31日)の夜7時半。76.5MHz の BeFM の、『八戸フォーラム シネサロン』だ。再放送は9月3日(金曜)朝10時。まだ収録の前の日だってのに、原稿もパーペキ仕上げたってのに、既にキンチョーしてるっす。うっぶるるい。

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2004.8.29 日曜
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言動の責任をたまには果たすゆんず

『シネサロン』収録完了。すげえしゃべくりまくった気がする。放送時にはバサバサ切られてたりして。内容をここでも語りたい気分だけど、放送前ってことでやめとくっす。

スタジオ内が乾燥してたのか緊張しっぱなしだったのかやたらノド乾いちゃって、収録終わって「お疲れさまでした〜」とスタジオから気持ちよく送り出された後によく行く喫茶店に駆け込んで、かき氷を食ったよ。

いやあのその、実はお盆前の暑い盛りのとき、その喫茶店に行ってかき氷を頼んだら「ごめん今年まだ用意してないんだよ。機械うちに置いててさ〜」って言われて、暑さもあってブチ切れたんだわ。「マスターあんたこんな暑いのに何考えてんの!」と早急にかき氷をレパートリーに加えるよう迫ったら、実はその次の日から早速かき氷を始めたらしい。

でもそこにしばらく行かなくてさ、お盆休みに入ってからようやく顔出したら「氷」のノボリがはためいてんのよその喫茶店。お盆の入りあたりから今まで、けっこう涼しい日が続いてるんだわこれが。

責任食いしたよ。

最近そこに行くごとにかき氷かっ食らってるなぁ。でも暑い日がまだたまにあるんで、番組収録した後もけっこう暑かったんで、ノドも乾いてたってことで、しかも責任食いっつうこともあって、かき氷(糖蜜ミルク)イッキ食い。頭痛が来ても手と口を休ませなかった自分に金メダルをあげたい。

やっぱスタジオは乾燥してるんかな。パーソナリティさんはペットボトルのウーロン茶をスタジオ内に持ち込まれてた。今度それ真似するべ。飲み物は何にしよっかな。ペットボトル入りのビールが近々出るみたいだし……。

……いかん (-_-;三;-_-) フルフル それは横山やっさんレベルの高みにまで上らないと許されぬ芸。ジュースでも炭酸ものじゃゲップ・シャックリの危険あるな。やっぱし水かお茶関係がよさそう。

そういや映画の方の『探偵・濱マイク』シリーズで、マイクが昼の銭湯に一人で浸かって、湯船のヘリにいろんな味のビン牛乳を並べて、「どれから行っちゃおっかな〜。イチゴちゃんかな? こっちのコーヒーちゃんにしちゃおっかな?(はぁと)」なんて感じでものすごく幸せそうに悩むという、大変共感できる場面があったっけな。カラーだったんで2作目か3作目だ。

いーよな〜ラジオの収録中に、目の前に色とりどりのビン牛乳を並べて……。

……いかん (-_-;三;-_-) フルフル 万一こぼしたらスタジオじゅうがしばらく牛乳臭くなるし(笑) ていうか本番中にそんな余裕ないって。

『シネサロン』でのパーソナリティさんとのサシ収録は今回初めてで、前の晩に組んできた原稿の内容をただ語っただけでさ。ギャグとかも全部作り込んで。それをこなすのに必死で時間配分とか全然考えてらんなかったんで、結局そういう高度なところはパーソナリティさんに全部仕切っていただいて、やっぱし自分のペースのまんましゃべくらして頂きました。またしてもすっかりお世話頂きまして、どうもありがとうございました m(_ _)m

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2004.8.30 月曜
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『茶の味』そして『山よ』

♪やーまーよー やーまよ

♪やっまっよっ やーまよ……

頭から離れん。あのカントリー調の曲。サビのハモり。

昨日『茶の味』を観てきたんすよ。カンヌで注目を浴びた作品だってんで、まぁその程度のミーハーな理由で。その挿入歌の『山よ』という、正直、素人臭い歌(素人が作った歌という設定なので。監督自らの作詞。ご丁寧に素人臭い振り付けもある)が、もう魔力と言っていいほどのものすごい力で、頭の中にこびりついてる。歌ってるときのおじいちゃんの髪型もクールだ!(笑) でもミリオンの線はないかと(爆)

なんでまた山なのかとかそんなこともうどうでもいい。いいったらいい。いーんです。魔力っつうより破壊力に近いかも。この映画、なんだか芸術作品か何かと勘違いされてるのか、客入りあんましよろしくないらしいけど、あの『山よ』だけでも観ておく価値あると思うぞ。

てか、出てる人たち皆さん、子役も含めてめちゃめちゃナチュラルな演技でさ〜。浅野忠信が出てて、彼のスタイルがみんなに伝染してる感じで。そこも観る価値あるよ(ただし、おじいちゃんは作り込み過ぎっぽい。メイクの老け具合に対して動きがシャープすぎ。ていうか全出演者中、最も鋭い動きしてたのがおじいちゃんだ(笑))。

高校生たちの「おい! あいつ今 緑色でよ! すっげぇ緑! お前も早く来いよマジすげえんだよ緑色!」とか全然意味分かんないのにやたらリアルなセリフとか。脚本も脚本ならそれに応える演技も演技。演技指導に一体どんな魔法を使ったんだろ監督。役者にそういう地力がついてきたってのも大きい気がする。

旧来の日本の映画役者の演技って、妙に肩に力入れてキメキメだったり、古臭いフォーマットをなぞってるみたいなのが多かったけど、最近は自然派が台頭してきてるんだね〜。三浦友和・手塚理美なんつう、昭和時代から活躍されてる演技陣もナチュラル入ってたもんな。そこらはもう時代の流れなのかもしれん。いい方向に流れてると思う。

坂上二郎が『コント55号』でやったのがオリジナルだと思うけど、「もしも時代劇スターがホームドラマに出演したら」という古典的なコントがあって、時代劇俳優がメイクから表情から動きから間の取り方までいちいちクサくて浮きまくるというのがある。『ドリフの大爆笑』でもカトちゃんがやってたな。どのバージョンも笑い転げちゃうんだけど、これを発想した人の目の付けどころは、「時代劇のスタイルはもう古くさい」ということなのだな。

演じた方々もよく時代劇と現代劇のスタイルの違いを研究したようで、見事なくらいツボを押さえまくってた(思い出し笑)。ここからも映像メディアにおける演技スタイルの時流が見える。流れは「メリハリを付けて誇張された舞台的演技」→「そこらの人がそこにいるような、体温や息づかいが感じられる自然な演技」ですな。

日本映画の演技陣は、時代劇がメリハリスタイルを死守し続けたせいか、このクサさからなかなか抜けられなかったんだが、最近ようやく自分たちを解放しつつあるように思う。時代劇も現代劇の自然スタイルを受け入れつつあるし。『たそがれ清兵衛』(2002)なんか自然だよね。保守派・革新派が相反しつつも、なんとか分裂を回避しながら一緒に進んできたその果実の収穫時って感じですか。その日本演技革新派の最先端に立ったと思われるのが『茶の味』。そういう意味でもまた興味深い作品でしたな。

終わり方も面白かった。西部劇の昔からの定石では、主人公が哀愁を帯びた背をこちらに見せつつ去っていって幕なんだが、この映画じゃ小さい女の子が得意満面の笑顔で、西部劇の定石とはまったく逆の方向にズンズカと去っていくのであった。

上映時間143分てのがちょっと難といえば難かな。でも最後まで観て全然飽きなくて、終わって時計見てびっくりって感じ。そういや『パールハーバー』の折(上映時間3時間)は、飽きて時計を見たらまだ1時間半しか経ってなくて、ほとほとゲンナリだったな。

銘板左端銘板銘板右端

『茶の味』は、シュールな表現が随所で具体的に出てくる(でも分かりやすい)ホームドラマなんだが、なんてーか、そんな感じのを前に観たことあるような……あ、

『ホーホケキョ となりの山田くん』だ。

ま〜あれは、ちょっとというかかなり病的だったからな〜。持ってきて比較するのはなんだか『茶の味』に悪い気がする。

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2004.8.31 火曜
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意外と効きそうな立て札

八戸の市街地にある有料駐車場の、「無断駐車禁止」の立て札に目が止まった。

これなんだけど。

書体がそのなんてーか、無断駐車すると呪われそう (^^:)

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