ひとりごちるゆんず 2013年2月
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2013.2.1 金曜
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言ってること≠やってること

韓国ロケットの成功を受けて、北朝鮮も息巻いとりますなー。成功前からの同じ理屈ではあるけど。

「なんで南の衛星打ち上げがよくて自分たちのはダメなのか」と。

てことで「核開発を進めるぞ」と。

なんか間が抜けたよく分からん話で。あれ? おいらは「あいだがぬけた」と打ったんだけど、別の意味の言葉になってしまったのはほんと偶然ですよw

ほら、読売新聞的なお手盛り判断はこうして無駄に相手を利することになっちまうわけでさ。

しかし「北のは衛星ロケットじゃなく ICBM だからダメ」と言われて北さんおかんむりみたいだけど、「頭に来たから核爆弾を作る」って持ってったら、「お察しの通りあれは ICBM です」と自分で言ってるのと同じじゃないのかと。

衛星打ち上げロケットだと主張して、世界に「認めろ」と言いたいんなら、核爆弾じゃなく衛星を開発しろよと。

北は南と違って正真正銘の自前技術で、しかも南より先に衛星打ち上げに成功したんだからさ、南をいびるならそこを突くのが正攻法なんじゃないかと。そのランキングは永遠に変わらないんだし。

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2013.2.2 土曜
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にゅぷるん

やべえタカアシガニの脱皮面白い。

ニコニコ動画版 は、その瞬間のコメントの反応がいいぞw おいらもまったくそんな気分ww

カニの脱皮ってこうやるんだなーまったく知らんかった。出てきたばっかりだと柔らかいんだろうな。そのままゆでると、皮をむかなくても食べられたりとかできるんかな。

しかし脱皮って甲殻類じゃ当たり前だとは思う。昆虫も脱皮するしさ。硬い外殻を持ちつつも成長するには、一瞬だけ柔らかくなってるうちに一回り大きくなるこの方法がいいのかなと。

で、脱皮って爬虫類もするじゃないの。ヘビとかワニとか。脊椎動物もまったく同じことをするってのが、ちょっと不思議な感じで。

爬虫類の先祖は魚類ですな。魚類は脱皮しないと思う。甲冑魚は脱皮したのかな。てことは、いったん断絶したものが復活したってことなのかな。それとも断絶は断絶のまま新たに獲得したのかな。

復活だとしたら(生物進化でそういうことがあるのかどうかおいら知らん)、脱皮に関する遺伝子は爬虫類も甲殻類も同じってことになる。

新獲得なら、それぞれの脱皮は機能が似てる相似というやつで、本質的には違うものってことになる。

素人生物学はこのあたりをウンヌン悩むのが面白いかったりw

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2013.2.3 日曜
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衛星萌え - 土星の輪の視点から見る衛星ミマスの根性

土星の輪って今までその有り様をギモンに思ったことはなかったけど、あれが輪であり続ける理由があるらしくて。いやー知らなんだ。最近ちょっとずつ読んでる太陽系惑星学の通俗本で教えてもらったわ。

ロシュ限界の内側だから、塵芥がいくらいっぱいあっても凝集して衛星になることはないと。常に散らされると。お互いにぶつかったらただ砕けるのみと。それで細かい瓦礫だらけで、遠くから見ると1枚のディスクに見えると。なるほどー。

まー今の有り様はそれで説明できるとして、その成り立ちはどうだったんだろ。本によればまだ不明だそうで。いくつか説があるらしい。この本、クルマに積んでてさ、今取りにいくのめんどくてさ。寒いし。ちょっとそこは確認できないんだけどさw

ただこの本は1996年の刊行なんで情報がいささか古い(古本屋で買った)。土星探査機カッシーニの現場到着前だもんで。あれから太陽系惑星学は進んだ。特に土星に関して。定説が絞られてきてたりするかもね。

筋金入りのものぐさ野郎は、こんなときは妄想に流れるのさ。単独の衛星がロシュ限界の内側に入り込んで潮汐力で砕けたのか、はたまたロシュ限界の外側で衛星と小惑星あたりの衝突があって、破片の一部がロシュ限界の下に流れ込んで、砕けに砕けた挙げ句に輪になったんだろうか。

そういや映画『スター・ウォーズ』のデススターのそっくりさんとして有名な土星の衛星ミマスってさ、直径の3分の1ほどのサイズの巨大クレーターがあるんですわ。

帝国軍のあの曲が脳内に響き渡る偉容ですなぁ(ミマスの巨大クレーターが発見されたのは1980年、『スター・ウォーズ エピソード4』の公開は1977年なんで、デススターのあのデザインはミマスからパクったわけではない)。

ぶつかってきたほうは砕けたろうなぁ。その破片が輪になったとか? なんて思ったり。ミマスの軌道は、土星の輪の隙間にハマってるらしい。E 環とパレネ環の間だそうで。このあたりの輪の材料ってやっぱしミマスの巨大衝突から供給されたものなのかもね。

ちなみに星に刻まれたクレーターって、その星の直径の3分の1を越えるものはないそうで(件の本からの受け売り)。ということは、それ以上の衝撃を受けると星自体が砕け散るってこと。ミマスはギリギリのところで持ちこたえたらしい。星を破壊する恐怖の兵器じゃなく、実は破壊的な攻撃に耐え抜いた星だったと。

ていうか軌道が輪の間ってことはロシュ限界の内側か近辺ってことで、そんな力学的にキツい環境でも、ミマスは崩れずに衛星としてその存在を保ってるわけで。根性のある星ですなぁ。何でできてるんだろ。Wikipedia「ミマス (衛星)」では 「氷および少量の岩石だけで構成されると考えられている」だそうで。外惑星のほかの衛星と変わらんですな。なんかそれだけじゃ説明の付かない何かがありそうな。

……、

……、

……。

複合材料? 氷主体で岩石の混じり具合がまさに天の配剤なドンピシャで、複合材料として妙に強化されちゃってるとか?

銘板
2013.2.4 月曜
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雲の切れ間

去年の前半あたりまで「クラウドコンピューティング」というのがいろいろ話題になってたと思うけど、最近めっきり聞かなくなったような。どうなったんだろ。

なんとなく、ファーストサーバ事件以降で潮目が変わったような。けどあれは主に日本国内の話なわけでさ、海外のクラウド関係の動向にはあまり関係ないような。

実際はどうなんだろ。

おいらクラウド関係をよく分かってないんだけど、クライアント側にいちいちソフトをインスコしなくていいって聞いたことある(そういうクラウドのサービスをやってるところがあるとか)。あれってすごく便利だと思う。旧来のウェブサービスの発展版ですな。けどクラウド自体をあんまし聞かなくなった気がしてさ。どうなったかなと。

つかファーストサーバ事件みたいなのがあると、機密データを外部に預けるのはちょっとなーとはなるわな。

そんならソフトは起動するごとに遠隔サーバからバイナリを落として立ち上げることにして、扱うデータは手元で管理ってのはどうかなと。んー、ビジネスモデルとして何か成立しにくいことでもあるんだろうか。おいらまったく分からんけど。

「ウェブ上にソフト的なものを用意して、クライアント側の PC リソースでデータ処理する」というと、JavaScript がその用途にふさわしいですな。けど書類の書き換えや作成ができないっつう問題があるな。それでもできることといえば、テキストボックスに .js 形式で出力して、指定のテキスト書類を手動で書き換えるってとこですか。とりあえず .html 形式で出力して手動で書き換えるってのは、この日記の月々の台紙ページづくりでもうやってる。こないだまで勤めてた職場での業務ツールでもやった。.js でも問題ないと思われ。ただこの方式はデータ量が膨大だとキツい。やってみた感じ 200KB 以下が安全かなーというところ。

あ、そうかそこの部分だけ CGI で自動化すればいいのか。ってウェブ上にある Perl とかで、クライアントのハードディスクに書類作成とかできるんかな。そこはおいらよく分かってないところ。ウェブ上に作成・書き換えとかで保存するんならできそうだな。ってそれがクラウドコンピューティングってことか。ってやっぱしよく分かっとらんおいらなのであった。

銘板
2013.2.5 火曜
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源流は超速

な… 何を言ってるのか わからねーと思うが

おれも何をされたのかわからなかった…

頭がどうにかなりそうだった…

催眠術だとか超スピードだとか

そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ

もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…

……、

……、

……。

ていうか超スピードそのものなんだけどさ、この動画がすごくて。

スロットカーですなぁ。世界選手権かな。このカテゴリのマシンは「ウイングカー」と呼ばれてるらしくて、ボディ全体がひとつのウイングになってて、ダウンフォースを稼ぎまくると。てことでコーナリングがご覧の通りのあり得ない速さと。残像しか見えん……。

操縦はアクセルのみのはずで、となるとコーナー手前の減速と立ち上がりの加速のコントロールが勝負ですな。

おいらはスロットカーの実物は子供の頃のおもちゃについてしかないんでそれで語ると、路面上のスロット(溝)に、前輪の車軸の真ん中あたりの位置から下に生えた突起をはめ込んで、これで左右を固定。路面のスロットの両脇に、路面と同じ高さで金属レール的なものが埋め込まれてる。これが電源。マシンをひっくり返すと、スロット用突起の両脇に集電ブラシがあって、これを引きずって電力を得る。操縦者のピストル型コントローラー内には巻線抵抗器が入ってて(今はリレー&アンプかも)、路面に流す電圧を変える。それでマシンをコントロールする、と。

面白いのは、マシンは後輪駆動で、スロット突起は前輪側のみに1個だけ付いてるってとこ。コーナーでパワーを出しすぎると テールスライド→スピン→集電ブラシがレールから外れる→走れない となる。てなわけで操縦はアクセル操作だけの単純さなのに、なかなか微妙な操縦が必要なんですな。てなわけでレースが成り立つ。当然、参加者はレギュレーション内で速さを求める。んでそのカテゴリごとにマシンの様式が独特にでき上がっていくと。

ウイングカーは速さのみを追い求めた形なんだろうね。コーナリングスピードを保つにはテールスライドを押さえ込まなきゃならん。タイヤを路面に押し付けなきゃならん。重量増加でそれをやろうとすると、遠心力も増えて相殺されるから意味なし。てことでウイングでダウンフォースを稼ぐ。人が乗るレーシングカーと同じ。

ウイングはその上下の気圧差で力を生み出す。けどそのままじゃ翼の両端で「高気圧→低気圧」の流れが発生して、せっかくの気圧差が減ってしまう。てことで翼端にウイングレットという縦向きの板を付けて、その流れをなんぼかでも阻害する。ほかの動画も見た感じ、ウイングカーの場合はこれが車体の大きさに対してめちゃめちゃ大きくなるらしい。

けどこの手の小型の車はどこか「モデルカー」っつう意識がありまして、ある程度の「実車らしさ」ってのが大事だったりする。てなわけで、サイズ車体に対して巨大化しすぎたウイングレットは透明板で作られてますな。幸い、レース用のスロットカーのボディは昔からポリカーボネイトっつううってつけの透明素材で作られてる。てことでほとんど何の苦もなくそれが達せられると。

ウイングカー以外のカテゴリはどうなってるかっつうと、それでもうひとつ見つけたよ。

やっぱしさ、いくらそれ独自のレース文化が発展するとはいっても、みんなそれが模型の自動車であるっつう気分なんだよね。てことでこっちは、見た目のそれっぽさをきちんと保ちつつレースするスロットカーですな。スピードはウイングカーより遅いけど、敷居の低さはこっちのほうな感じだね。素人目で見てても、こっちのほうが分かりやすい。

スロットカーってちっさくて単純な模型自動車ではあるけどさ、なんとなくおいらは敬意を感じてしまうよ。なんでて、RC カーの源流なもんだから。おいらがその昔アツくなってた RC カーって、かなりの部分がスロットカーのマニアたちが持ち込んだんですわ。さっき書いたポリカーボネイトがそれ。ほかにも、初期の電動オンロードカーはほとんどスロットカーの大型版って感じだったよ。リアアクスルの構造はそのまんま。ボディの後ろがなくて、そのリアアクスルが丸見え、というデザインも。

今はすっかり主流になってるらしいピストルグリップ型のプロポもスロットから(スティック型は RC 飛行機から来たかと思われ)。今は廃れた巻線抵抗のスピードコントロールは、原理をもろに流用。電装系のいろいろでは、たぶんコネクタやら結束バンド(←本物の電気業界用語ではこれらしい。RC では「ナイロンストラップ」と呼んでた。スロット界ではどう呼んでるんだろ)とか。ブチルゴム両面テープもそうかも。

あと忘れちゃいかんスロットカー発のブツがスポンジタイヤ。これはすごい発想だわ。普通に考えればゴムのムクか中空かってあたりで、起源がスロットカーじゃなくプラモのタミヤの RC カーは、初期はリアルな質感の中空ラバータイヤにこだわってた。けどタミヤがカバーしてなかったエンジンカーあたりでは、早くからスポンジタイヤだったな。実際こっちのほうが軽くてグリップがあるんだもんなぁ。RC でのスポンジタイヤでの発見といえば、「スポンジタイヤはアスファルトでも効く」てことだった。むしろスロットの路面より効果があったかも。

んでタミヤも、オンロード RC カー市場が順調に発展してレースが成り立つようになると、オプションでスポンジタイヤを出した。キットでも「競技用スペシャル」っつう高級路線シリーズには標準でスポンジタイヤが付いてた。

そういやタミヤは前輪用に「サンドイッチタイヤ」を出してたっけ。タイヤが上や前から見て3分割されてて、両脇がスポンジ、真ん中がゴムというやつ。ステアリングにキャスター角が付いてる F-1 シリーズのために開発されたもので、直線(操作する舵角が少ない領域)ではゴム部分が接地してアンダーステア気味、コーナリング中(舵角が大きい)では路面にスポンジ部分が食いついてオーバーステア気味になる、という発想のもの。けどその設計思想は自らどうでもよくなったらしく、キャスター角がゼロのセリカやポルシェ935や F-2 シリーズにも、オプションでどうぞみたいに売り込んでたなぁw

あとスポンジタイヤの RC カーへの流用で、スロットカー用途では分かり得なかったことも判明したよ。

水を吸うと最悪になるw 水たまりに突っ込むとスポンジだからやたら水を吸うわけで、こうなると滑りまくって操縦が効かないww んで「あーやっちまったー」とマシンに走り寄って、手に取って裏返してなんとなくスロットル全開にしてみますわな。するとスポンジが含んでた水が、空回し全開で遠心脱水機シュバババーッ。「うわー口に入ったー!ペッペッ!」「やっべ目に入った!」とかもう無駄に大騒ぎwww

まーそうなるとどうするか。とりあえずタイヤを外して(ナット1個で締まってるんで脱着はすぐ)そこらの路面なり壁なりに押し付けながら転がして、できるだけ水を絞り出す。あとは乾かす間にセッティングを変えたり、ほかの仲間の走りを見て雑談したり、チャリンコに乗って遊び始めたり(チャリで RC カーを踏んづける悲劇・RC カーをよけようとしてチャリゴケする悲劇予防のため、同じ場所での同時走行は自粛)。まったり楽しみましたわ。

とゆーわけでスロットカーは、在りし日の思い出とともに、先祖を見る思いで見てしまうおいらであった。

銘板
2013.2.6 水曜
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その次の流れも盛況

で、スロットカーはスロットカーとして今も続いてるわけで。RC カーも80年代いっぱいかけて各カテゴリで怒濤の進化があったけど、今はマシンの構造もカテゴリも安定してきてる感じ。

そしてその80年代、原点回帰に近いスピンアウトがありましたな。それがミニ四駆。タミヤすげーよな。模型自動車の競技ジャンルを丸ごとひとつ作っちゃったんだから。

80年代中盤、「10分の1電動オフロード」というカテゴリが出来上がるや、そのまま RC カー史上空前の絶頂期を迎えた(火付け役はタミヤの「バギーチャンプ」。これに AYK と京商が追随して競技カテゴリが成立。以降、ジャンル違いの模型メーカーも参入して大盛り上がりとなった。米アソシエイテッド社のオンロードカーの輸入代理店だった横堀模型 [後に「ヨコモ」] が自力開発した「ドッグファイター」は、逆にアソシがアメリカ側の販売代理店になって向こうでもブレイクしたりとか、そういう動きもすごかった)。

おいらはミニ四駆はやってないんでナマの感覚はないけんど、「RC カーの次の一手」として、タミヤの戦略は恐ろしいほど的確でしたなぁ。

これ、今思うとタミヤ内部でもいろいろ葛藤があったかも。ミニ四駆は RC よりはプラモに近い。けどプラモ屋としてのタミヤはそれまで、自動車は観賞用スケールモデルオンリーで、電池とモーターで走る「モーターライズ」のプラモ自動車には一切関わってこなかった。そしてプラモ屋として、実物が存在しないプラモは一切作ってこなかった。ミニ四駆ってその「プラモ屋タミヤ」の2禁を破った存在なんですわ。

となると、ミニ四駆の開発チームには「RC 屋タミヤ」の意向やスタッフが相当入ってるっぽい。RC 部門じゃ実在しないクルマをじゃんじゃん出しては稼ぎまくってた。ホットショットにスーパーショット、マイティフロッグにグラスホッパーにホーネットにフォックス、スーパーチャンプも。ここらへんみんな実車モデルがない、タミヤのオリジナルデザイン。てことでオフロード RC で培った、実在しない車両のモーターライズ製品に対して抵抗がない感覚が、プラモ部門に入ってきて始まった、という感じなんじゃないかな。

構造はモーターライズプラモに近いとはいえ、デザインがそれだし四駆のメカニズムは明らかにホットショットのシャフト型を取入れてる。恐らく素材も普通のプラモ用プラスチックじゃなく、その頃タミヤが構造材としてノウハウを完成させてた、プラモの原料プラスチックより頑丈なのが取り柄のエンジニアリングプラスチック(実は ABS 樹脂)を使ってたんじゃないかと。てことは実質はプラモというより、「RC 機器を取り除いた RC カー」だったんじゃないかな。RC のほうの外見と名前そのままのスケールダウンモデルもあるしね。

事情を知らんやつの憶測だけど、はじめはコースでレースさせることを考えてなくて、単に「悪路でもガンガン走る面白いプラモ」「高価で面倒な RC よりも敷居が低く、安く簡単に遊べる模型自動車」程度のコンセプトで始めてみたんじゃないかなと。ちなみに既存のモーターライズプラモの走りってのは、基本マブチ130モーターに単三電池1本か2本で、ユルユル走る系。140モーターならもっと速いけど、クラッシュで全損のリスクも上がると。頑丈でガンガンぶっ飛ばせる、というのはなくて、それは RC カーで鍛えられてる最中だったかと。

実際問題として、電動 RC オフロードカーのブームが絶頂だった頃、レースのレベルは最低だったよ。参加者の低年齢化が一気に進んでしまって。ついでに言うと、アニメオタクが今で言う痛車的なボディのマシンではびこるようにもなっしまって(アニメオタクは今よりずっと世の中に嫌われてた)。両方の理由で、長くやってる人たちにとってはなんだか居づらくなってしまって。

んで低年齢化問題では、RC カー自体の構造が高度化・複雑化してしまったのもあって、小学生には理解が難しくなったんですよ。しかもなんだかよくわからんサードパーティー業者がマヤカシそのもののチューンナップパーツを売り出すようにもなったりして。慣れた人にすれば「なんじゃこりゃあ」でも、小学生からすればもうそれを装備してクラスメイトに自慢しなきゃ気が済まない的な。子供たちはそういう煽りにいいように乗せられて、ぼったくりみたいな目に遭ってたと。

当時はインターネットのイの字もなかったから、地方のユーザが全国的な情報を得るには雑誌頼みだった。雑誌って商売だから、スポンサー様には逆らえないじゃないの。てことでラジコンマガジンやそこらへんに広告を出せば、いかがわしいパーツでも記事内で絶対にディスらない。しかも扱った記事さえ広告として機能して売れる売れる、と。確かにその値段の価値のあるパーツもあったけど、玉石混淆だったよ。

てことで10分の1オフロード RC カーブームは、全盛期にはもう末期的だった。ブームは業界を潤しはしたけど、その前からの「お小遣いが多い・少ないで子供たちを選別」っつう問題はそのまま。そのうえファミコンが爆発的に普及し始めてもいて、ブームが去れば子供のお小遣いは一気に別業界に食われそうでもあった。

来るべきバブル崩壊を前に、タミヤは模型屋として再び原点に帰ることを思い立ったのかなーと。どの子供も好きに買って一緒に楽しめるっつったら、値段は1式で1,000円以下だろうし。

タミヤは RC カーブームの間も、安さの価値に気づいてたはず。より多くの子供客を取り込むには、現状では出費が高価すぎることは分かってたはず。てことで高級路線もよく売れてたけど、ブームを拡大したのは間違いなくマイティフロッグ(14,800円)だった。これ、シャシーの素材がすべて ABS。しかもその前に出してた「スバル・ブラット」の流用。元はもう取れてるから原価が安い。タイヤとオイルダンパーも「スーパーチャンプ」から流用。専用部品はかなり小さく作られたボディと小物パーツくらい。んでこれが、バギーチャンプの頃からタミヤがこだわってたミッションの伝達効率の良さを受け継いでよく走る走る。レースでかなり見かけたよ。

リアサスがフルトレーリングアームだったのにユニバーサルシャフトが抜けなかったのは、京商スコーピオン乗りとしては羨ましかった。けどキツキツに詰め込み過ぎで整備性が悪いのは、タミヤの悪しき伝統w コの字断面の ABS フレームに泥が詰まるのも、持ち主さんたちにとっては悩ましい問題だったらしいww あと ABS 樹脂って温度が低いとカチカチに硬く、もろくなるんで、冬場はフレームがよく折れたらしいww

安価路線の動向をさらに試すように発売されたのがグラスホッパー(7,900円)。単純なバスタブフレーム。フロントサスはストラット。リアサスは左右同時にしか動かない、パワートレイン一体型のリジッドアクスル。ダンパーなし。装備は最低限でもこれまた人気。入門車としてもなりなりに売れたらしい。ていうかむしろマニア層が魔改造しまくるためのマシンとしてもウケたらしいw

んでマイティとホッパーの間を埋めるホーネット(たぶん9,800円。ちょい自信なし)も出て、ここらへんがブームをさらに盛り上げた。お、Wikipedia にホーネットが出てる。そうかグラスホッパー・ホーネットって、最低地上高でデフケースがネックになるのはリジッドアクスルの宿命だよなぁ。

でもホーネットのあたりはもう、レース場は初心者と低年齢層とアニメオタクだらけ。市場の伸びは飽和に達したあたりだったかと。低価格化の意味はほかの要素でも分かってきたみたいで、プロポ・受信機・サーボのいわゆる「メカ」やバッテリーのメーカーも、比較的廉価な製品を出し始めてはいた。それでも初期費用が2万円に届いてしまってた。

そういえば80年代初頭に突如ブームになってそのまま定着したガンダムプラモも、タミヤの判断に影響を与えたのかも。あの前までは、実物が存在しないプラモ(アニメや映画のメカ)は一段下の扱いだった。それ専門のバンダイはプラモマニアから「ケッ、おもちゃ屋が」とおもっきし低く見られてた。それがガンプラひとつでジャンル確立。押しも押されもせぬプラモの大手メーカーになってしまった。昭和当時のガンプラは値段も300円からで敷居が低かったし。つうかこの前ガンプラの世界大会があったみたいだね。もうプラモの新ジャンル確立どころで収まってないわ。

ガンプラの衝撃はタミヤにとって「自社のみでジャンルを確立・運営できる、独自企画の安価な模型遊びを提案」のヒントになったかも。

タミヤがミニ四駆を始める前に、RC そのものよりも安価なモーターライズ模型自動車の需要を察知してミニ四駆市場を育て始めたのか、それともミニ四駆に人気が出てからその方向に価値を見いだしたのかは分からんけど、ガンプラに影響されたのかも分からんけど、ミニ四駆はそれから長いこと盛り上がっとりますなぁ。今現在はどうか知らんけど、90年代は親子で楽しむスタイルが流行ってた。小学校1年生の男の子のパパさんからお話を聞いたことあるよ。

「このくらいの年の子だと意味のない改造をしたがってしまうんで、親が付いてやらないと勝てないんですよ」

もう親のほうがアツくなってたw

キット1つが何百円で、ほかに必要なのは電池くらい。始めるだけなら1,000円を切る。この敷居の低さ。そして子供でもすぐに理解できる単純な構造。単純ゆえに、より速く走るためのチューンナップパーツも善し悪しが分かりやすい。小さいからパーツの単価も RC よりは安い。あと、ここまで小さいと、派手にクラッシュしても全損しにくいと思う。

四駆だから、たぶんはじめのコンセプトは「悪路を走らせて楽しむ」だったんじゃないかと。けどタミヤは「レースが市場を盛り上げる」ことを RC カーでよく知ってたんじゃないかと。てな考えもたぶんあって、専用コースののキットも作って、各地の模型屋さんに売り込んだ。というわけでその形はオフロードじゃなく、スロットカーに回帰したみたいな形になったと(コースの構造はミニ四駆のほうがギミックがいろいろあって、子供ウケが良さそう。電気配線も要らないから自由度も高そうだし)。

あとミニ四駆の車種は、タミヤの10分の1電動 RC オフロードカーとまったく同じのものあったりする。そうじゃない車種も、デザインはその流れを汲んでるのが多い。コンセプトはやっぱし、低年齢層化した顧客ターゲットに対して RC カーは高度・高価すぎる、という問題に対する、タミヤ流の答えだったのかなーとここでも思ったり。ネーミングも「ミニ」ってことは、大元があるってわけで。

あとさ、ミニ四駆の場合は操縦しないんで、スタートしたらあとは持ち主はゴールまで見守るだけですな。これもまた盛り上がる要素かもね。レースで自分のクルマを操縦すると、まず「がんばれー」とはあんましなんないわけで。操縦で余裕ないし、「自分がんばれー」てのも変だし(レース中にトラブルが出たまま走ってるときくらいはそうなるけど)。けどスタートした後は見るしかないなら、自分のクルマを応援できるじゃないですか。

となると実車のカーレースに例えると、スロットや RC はドライバーの気分、ミニ四駆はチームオーナーの気分てことかな。「スロット → RC →ミニ四駆」の流れを勝手に想定して、スロットに回帰したんだなーと勝手に思ってたらどうも違う。メカ的につながってる部分はありつつも、ミニ四駆はそれそのものとして、本質的に別ものの様式に発展したんだな。

これ以上の発展となると、他社参入への門戸開放だと思う。そこらへんはどうなんだろ。けどそれはもうタミヤの一存ではその有り様を制御できなくなるってこと。RC カーでは IFMAR っつう国際団体があるわけで、たぶんスロットカーでもそんな団体が統括してると思う。

んで行き着く先は飽くなきスピード競争。レギュレーションを満たしさえすれば、高度で難解で高価な技術や素材でも無制限で OK。オリジナルの車体も部品も OK。マシンからはかつての面影が消え失せていく。気がつくとマニアだけが競う場になってる。マニアやその予備軍にとっては望むところだけど、子供がお小遣いでマシンを買っても何も面白くない環境に……。利権を失う以上に、タミヤが最も恐れるシナリオかも。

銘板
2013.2.7 木曜
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超長期作業が一段落

Art of Illusion 勝手日本語訳、チュートリアルまで完成すますたー(コチラ

苦節25カ月(涙)。2年前の正月休み中に作業開始を思い立った時点では、2.5カ月でやっつけるつもりだったのにww 10倍www

あのときはマニュアルのみのつもりだったっけ。それでもマニュアルまでができたのは去年の7月末だったし。そこまでで1年7カ月か。相当サボったもんなぁ。してそこからサボりを減らしつつチュートリアル文書の翻訳を進めて6カ月。やっぱし膨大だったわ。マニュアル部分の作業見積もり2.5カ月なんて大甘もいいとこだったと。つか見積もり大甘だったからこそ始める気になったのかもw そういうことにしとこww

てことで当初予定になかったチュートリアル文書の翻訳まで完了。最後の10個めのチュートリアルなんてなかなか難物で。自分で作業して確かめながらでさ、実習がなかなかうまくいかなくて、それで翻訳が進まなかったり。かなりテンパッてから見直したら、自分の翻訳が間違っててそれが元凶だったりという自家中毒。

まだあとスクリプトとプログラムの文書2件ずつが残ってるけど、ここらはかなりマニアックな用途だからな。今から AoI を始める人たちにとってはあまり関係なさそうというか。まぁゆっくりやっていこうかなと。

で、去年の8月にこれ関係をまとめたトップページを作ったんですわ。本家 AoI の文書トップページを翻訳する形で。一番はじめマニュアルだけやるつもりだったからマニュアルのトップページがあればよかったんだけど、チュートリアルもやることになって、そのページが必要になったと。

で、興味ある人にいらしていただきたいもんだから、Google の検索ロボット(「スパイダー」というらしい)に来てくれるよう申請したんですよ。んで来てくれてる通知はいただいてるんだけど、検索結果ページにはまったく出てきてない。これ今もそうなんだよね。どうなってるんだろ。

つか今になって AoI の和訳のための何らかのサイトを見つけてしまった。けどあんまし進んでないっぽい。ていうか親ページまで行ったらダウンロード形式だったわ。気軽にオンライン HTML で見れるわけではないらしい。んでひとつダウンロードしてみたら、それもまた .html ファイルがあるわけではなく。あーこれプラグインかも。本体で日本語表示を出すやつかも。だとしたらもう大体でき上がってるわけで(AoI はインストールすると自動で言語環境を察知して合わせてくれる。日本語もそれで OK)、それでこのプロジェクトは円満終了なのかも。本体のダイアログで英語のままの部分もあるけど、そこはおいらの和訳を見てくれれば大丈夫よと。

んで Google 先生がなんで検索結果に出してくんないのか。Google からの情報によると、そのページは10個のリンク切れがあるそうな。それが原因ですとは言ってないけど、それかもしんない。そのリンク切れって未訳部分でさ、手をつけてないところなんだわ。本家のまんまにしてて、ドメインが違うのに相対パスでリンクを貼ってる、という形なんで、当然リンクが切れるわけで。

けど「当然そうなる」だなんてこっちの理屈。てことで先月、リンク切れをそれっぽく埋めてみた。

反応なし。

つか Google のスパイダーってうちの場合、何カ月かに1回来るか来ないかってくらいの頻度なんですわ。この日記も、書いて何カ月もしてようやく検索結果に出るからな。初めて登録するときはソッコー来てくれるみたいだけど、以降のタイミングは向こう任せらしい。それでまだ来てくれてないのかも。そして、来てくれても向こうのアルゴリズムで「価値の低いサイト」と判断されちまってるのかも。

そこらをどうにかするにはどうするか。

頻度はしょうがないとして、とりあえずこの日記はときどき拾っていってくれてはいる。たぶん常連的な感じになったんだと思う。

そして Google の定義するウェブページの「価値」とは、被リンク数によるらしい。ほかのサイトやページから、そのページがどれだけリンクされてるかを数えて、多いと価値がある、と判断するらしい。

で、この日記ってさ、たぶん世の中にはほぼまったく知られてないわけで、それでも Google は、価値ゼロじゃなくある程度の価値を認めてくれてるわけで。じゃあその差は何だと考えると、サイト内でのリンクを数えてくれてるのかなと。もくじページから各日記ページなり、ある日記ページから別の日記ネタを参照するときのリンクなりも数えてくれてるのかなと。

その数え方だとなんかズルというかな気もするけど、サイト内リンクをしっかり組んであるのってまあルーズなのよりはいいサイトといえないこともないわけで。本当の他サイトからの被リンクより点数が低い形でも、一応は加点してくれてるのかも。

という読みもあり、今日は AoI 文書関連のリンクを奮発してみた。今日のこのログでも、更新履歴ページでもリンク貼ってるぞ。

まず、さんでー立体写真館トップページにとうとう AoI 訳文へのリンクを載せたですよ。これ、今までは翻訳済みコンテンツが少なくてなんだか気が引けてできなかったってだけで、今回はマニュアル・チュートリアル完成でいけるかなと。あとマニュアルのトップページ下とチュートリアル10件の下に、文書トップへのバックリンクも盛り込んでみたですよ。

効けばいいけどどうなんでしょ。

とか思いつつ検索ワードを替えて Google 検索してたらさ、"art of illusion yunzu.qee.jp" で、「文書 - Art of Illusion」が来てたわ。リストに入れてくれてた。あと「Art of Illusion モデリングチュートリアル - 砂時計」と「Art of Illusion モデリングチュートリアル - 木のサイコロ」も。マニュアルもいくつか入ってるな。"textures_and_materials.html" に "layout.html" に "installation.html" に "contents.html" に……。スパイダーさんちゃんと拾っててくれてたんだ。Google 先生あざす!

けど普通によく検索されそうなワードだと検索結果に出てくれないんだよね。↓ここらへん。

ワード "art of illusion yunzu.qee.jp" で検索する人なんておいらしかいないだろw 今回の自サイト内・自ドメイン内リンク増量で、このあたりに出てくれることを期待するとしますか。

そしてその効果が出るとしても、今から何カ月も先のこと (^_^;)

あーでもチュートリアルの「砂時計」「木のサイコロ」まで拾われてる状況からすると、前回来てくれたのは去年の9月あたりかな。としたらかれこれ4カ月。スパイダーさんそろそろまた来てくれるタイミングかも。

備忘録: Google は検索結果からして、ページタイトルをある程度重視する気がする。和訳したマニュアルは英語原版にならって、各ページのタイトルタグが空っぽなんだわ。んで検索結果でのタイトルとして、文書名("...html" とかのやつ)やリンク元のリンク文言が出てしまってる。ここにきちんとタイトルを入れれば、なりなりにいい検索結果に出してくれそうな気がしてきた。こういうの考えるのっていわゆる SEO/SEM ってやつだね。この方針が当たってるといいなと。

銘板
2013.2.8 金曜
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走破の余録

和訳、一応走破なわけで、自分でチュートリアルをやりながらだったんですわ。正直後半はキツかった。それで分かったこと。「チュートリアルもやらないと凝ったものを作れない」。マニュアル読破だけでもいいけど、チュートリアルには「こんなときはこうするといい」なコツがけっこうちりばめられてるんですわ。あとチュートリアル10個めにあるクルマのタイヤの回転みたいなのをアニメーション化するとなると、そこに書いてることをよく読まないとたぶんできない。ていうかいまだにおいらはその仕組みを完全には理解してなかったりw

AoI の操作は論理学的な原則に基づいて作られてるみたいで、使うほうにもその理解を求めるんですわ。そのぶんところどころ直感的じゃないところがあったり。てことで、手引きなしでやってみるとけっこう「あばばばばば」となりがちで。特にアニメーションはそのまんまじゃ分かりにくい部分もあるような。使い手が気遣ってやらないと、なかなか思いどおりに動いてくれなかったりもして。

いちいちキーフレームを入れないと動かないとか。慣れればなんてことないけど、慣れないうちは「なぜそうなる!!」の連打。モデリングしたクルマがパーツごとに勝手な方向に走り出した日にゃ、トムとジェリーかと思ったww

銘板左端銘板銘板右端

最近ここらの関連で「もしかして」と気づいたことがあってさ、試してみたら、んー、いいことひとつあった。

洋書を比較的サクサク読めるようになってた。AoI 文書原版は全世界向けの英語だから、そこらを考慮した簡単英語のはず。それでも読む量をこなすとなりなりにいけますなあ。文学とかには通用しないだろうけど。

映画撮影のための必読入門書(という触れ込みの本)。アメリカのギョーカイでは有名らしい。手元にあるのは第2版(今は第3版なんだね)。これけっこうそのまま読めてるす(単語はときどき辞書を当たってる)。前はせっかく持ってるのに読む気がしなかったけど。読みながら意味で悩む面倒が減ったら、そういう心理的ハードルが下がったと。

照明関係の章を読んで 3D モデリング・レンダリングに活かすべぇと思いつつ、撮影現場でのカメラ用バッテリーとフィルム管理のあたりとか読んでしまってたり(もともとおいらと関係ないうえ、時代が変わって機材も変わって、まったく役に立たないw)。

銘板
2013.2.9 土曜
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カナード萌え - 海の天然カナード

Wikipedia 「エンテ型」より。

「エンテ型(エンテがた)とは、主翼の前方に前翼(カナード)を持つ固定翼機の設計である。(中略)エンテ (Ente) とはドイツ語で鴨のことで、鴨が飛ぶ姿に似ていることからこう呼ばれる。エンテをフランス語に直訳したのがカナール (canard) で、これを英語読みしたのがカナードである。このようにエンテとカナードは同じ語源であるが、カナードは通常、(三翼機のものも含め)前翼自体を意味する」

エンテ型(カナード型)航空機の代表格として人気を誇る「震電」のWikipedia 記事より。

「震電の開発に当たっても中には『自然界に無い様な形状のものには何かしらの欠点があるはずだ。鶴野はそれに気づいていないのだ。』という様な意見をもつ者もあった」(文中の「鶴野」は震電の設計者・鶴野正敬)

確かに、鳥やコウモリにしても昆虫にしても、カナードと同じようなものは装備してないわけで。ただ、震電の Wikipadia 記事の注釈では「実際には、自然界にもシャロヴィプテリクス(Sharovipteryx)という小型飛行爬虫類の古代生物が存在する」とのこと。一応、かつてカナードで飛んでた生物はいたにはいたと。

……、

……、

……ところがもう一種、カナード型の空飛ぶ生物が現生しとりました。今まで目撃例はあったものの、空力学的に本当に飛行してるのか、それともただ跳び上がってるだけなのかが不明だったらしい。けどついに決着がついたらしい。それは外洋性のイカ。マイナビニュース様イカは空を"飛ぶ"ことができる!! - 北大がイカの飛行行動を解明 [2013/02/07]ほかで記事になってるよ。

それによると、

  1. 「飛び出し」: 水面から勢いよく飛び出す。その直前までヒレと腕をたたんで水の抵抗を減らして加速。
  2. 「噴射」: 空中で漏斗(いわゆる「イカの口」)から水を噴射して加速。さらにヒレと腕を広げて揚力を発生。腕の間の保護膜が翼面になる。空中の移動速度は 8.8〜11.2m/s か(時速で 32〜40km ほど)。
  3. 「滑空」: 水の噴射を終え、腕とヒレを広げたまま滑空。ピッチアップの姿勢で揚力を確保。
  4. 「着水」: 再びヒレと腕をたたんで、ピッチダウンの姿勢で水に突っ込む。

ということらしい。まー制御された動力飛行ですよ。飛距離の差は分からんけど、形としてはトビウオよりも積極的な飛行かも。んでそのお写真はイカじゃなく以下。

カナード型じゃないですか。

ていうか奇態な飛行生物すぎて笑ってしまうw しかも食うとうまいww

写真で見た感じ、「カナード型っつうより串型だろ」と言われるとそうかもだけど、どっちにも取れる感じかな。どっちにしても、前後の翼とも重心位置からかなり外れてるんで、鳥やコウモリなんかでの「普通の飛翔動物」とはかけ離れてるわけで。しかも噴射で加速っての、空飛ぶ生き物として異例中の異例じゃないかと。

イカには背骨は一応あるけどそれさえグネグネな軟体動物なわけでさ、前端と後ろ端で揚力を稼いだら、身の真ん中あたりや顔のあたり(強度確保が難しい気がする部位)が自重でボキッとかグニャッとかいってしまいそうな気がする。どういうカラクリで持ちこたえてるんだろ。揚力合計は自重を支えるほどではないってことかな。となると揚力での飛距離の伸びは飛び出し+噴射のみに比べて、何割か付け足した程度なのかもね。まーそれでも、写真のイカたちの姿勢や噴射水の飛跡で、制御動力飛行できてるのが分かるわけで。

んでまぁ何が言いたいのかっつうと、

北朝鮮: 衛星打ち上げ初成功。同時に ICBM 開発も進行中。核爆弾も作るぞ。日本どやっ!
韓国: 衛星打ち上げ初成功で宇宙大国の仲間入りだ。日本どやっ!
日本: ダ イ オ ウ イ カ 動 画 キ タ ー !!
中国: 海上自衛隊の艦船にレーダー照射したけどやってない。日本は嘘をつくな!
中国: ていうか大気汚染ヤバい。(小声で)日本助けて
日本: イ カ が 飛 ん で る ー !!

諸々の近隣国、軒並みイカに負けちゃってるような。べっ別に「イカ以下」とかそんなんじゃ……。

銘板
2013.2.10 日曜
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無意味ルールを現場は無視

ちょい古い話だけど、マクドナルドの60秒ルールなくなったよね。

いやあのここ何カ月か、深夜というか早朝というかに食いに行ってるんだわ。うちの近くのお店に。

んで注文のカウンターにそのステッカーが貼ってあってですね、もう今は貼ってないんだけど、あの宣言は守ってもらったこと一度もなかったなーと。

注文して代金を払うと、

「お持ちいたしますのでお席でお待ちください」

と言われて、3分くらいは待ってたよ。

事情は分からんでもない。夜中は従業員さん少ないから、ドライブスルーが来たりするとそっち先にやったりで待たされるわけでさ。つかドライブスルー客がいなくてもやっぱし3分くらい待った。んでオーバーしたら何してくれるのか知らないままだったけど、粗品とかサービス券みたいなのをくれることにでもなってたんだろうか。要らんからどうでもいいけど、何かをもらったことも特になかった。

このルールは別にこっちから頼んで作ってもらったわけではない。向こうが勝手に「やります」と宣言しただけのこと。てことでこっちからお店の人に「60秒をオーバーしましたよ」なんて野暮は言わんかったけど、心の中で「できないならやるなよ」「やんないんなら言うなよ」という感じで。

マクドナルドが迷走してるっつう記事が多いけど、ほんとにそうかもなぁ。迷走というより混乱なのかもね。

……それともあれは、深夜・早朝は対象外のタイムサービスだったんだろか。

もうやめちゃったからどうでもいいんだけどさ。

あれは一体何だったんだと。

銘板
2013.2.11 月曜
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逃げ方

「(前略)最高指揮官は小野寺さんじゃないんですよ。安倍総理なんです。安倍総理が、外交や安全保障やさまざまなところを司る最高責任者なんです。なぜ自分に上げないんだということをですね、強くおっしゃるべきだというふうに思いますし、今回も運用がどうのこうのって、場所がどうのこうのって言いましたけども、まぁ小野寺さんがその中で、今ある中で厳しい答弁をしてるっていうのは評価しますよ。しかし、もう相手に、場所分かってるじゃないですか。だってレーダー照射までしてるわけです。Google Earth か何かで見れば分かりますよ。どこに日本の艦船がいたか。で、隠さなくていいことまで隠し、出さなきゃいけないことを出さない。私はこの間のですね、防衛省と外務省の、かつてですよ、かつては、ああ防衛省にこれを言ってしまうと、情報が流れるから外務省は言わない、逆に外務省に言ってしまうと、あああの人たちは、チャイナスクールか何か知らないけども、また押さえにかかるから言わないっていう、長い間の省庁間のですね、軋轢がありました。今どうなってるか知りません。しかしその軋轢が結果として国益を壊してるんですよ。どこの政権を責めてるんじゃないんですよ。だからこそ総理に上げなきゃいけないんです。総理に上げて、最高責任者のご判断を仰がなきゃいけないんですよ。総理、どのように思われますか」

民主党の議員さんの国会答弁の内容、ちょっと話題だよね。艦船の位置は Google Earth で分かるわけないだろと。

上の引用が長いのは、「前後の文脈を切って発言の意図をねじ曲げた」との見解を防ぐため。あるいは、該当部分だけ抜き書きすると、おいらにその意図がなくても読み手に誤解を与えてしまう恐れがあるから。

んでさ、間違いや勘違いは誰でもあるし、おいらも相当やらかすほうだからさ、そこは生放送のハプニングってことでいいと思う。発言の筋道には影響ないと思うし。

けどこの議員さん、その後のフォローがちょっとね。そのコメントが公式 Facebook に載ってると聞いて見てみた。Facebook の使い方が分からんくてうまく探せなかったけど、マイナビニュース様の記事の画像リンクほかからいけたですよ。

これも全文掲載で、意図せざる誤解発生を防ぎましょうと。

最初のページからトバしとりますなぁ。責任回避節が全開ですがな。なんだか「騒いでる奴らが全部悪い」と言わんばかりですな。いやいや、その前にあんたはこの騒ぎの火種だから。ただこのページの締めくくりは、よくある言い訳口調に近いけど、「自分が誤解を与えて、しまったーと思っている」っつう真っ当なニュアンスな気がする。これ、汚い人だと「自分はちゃんと伝えたのに、聞いたほうが誤解して残念だ」てな感じに持って行ったりするからな。ていうか出だしがまさにそのニュアンスなんだけど、後半は持ち直した感じで。

2ページ目の言い分はわかった。「グーグルアース」は口をついて出てきただけですな。主題は「中国軍は位置確認できているはずだ」ということで了解だす。

と思いきや、後半は再び食ってかかっとりますなぁ。

この人、福島第一原発を見た以外に Google Earth をほとんど使ったことないんじゃないのかな。あの地球儀を自分でぐるぐる回していろいろ見たことないんじゃないのかな。陸地の航空写真・衛星写真は出るけど、陸地から離れた外洋の様子は出ないんですな。既に相当ツッコまれてはいるだろうけど。

てことでさ、Google Earth をあまり知らないなら「あまり知らなかった」でいいのに(Google Earth を使いこなす政治家はいい政治家、なんて基準は特にないと思う)、なんだか知ったかぶりしたくなっちまったんだろうかねぇ。

意地悪く祭りにされて頭に来るのは分かるけど、ぷりぷりしてまた自爆しちゃったと。つか全文を通して一言も謝ってないね。真ん中あたりはいい線行ってたのに。全体的にギリギリの線でまとめた感じだけど、おいらとしてはギリギリでアウト。ちょっとでいいから謝ればすっきりと片付いたのに。

あとで取材でそのことツッコまれたら、全部受け入れて笑顔でまた謝れば、もうそれ以上は誰もネチネチ小突き回す気がしなくなるってもんで。

てなわけで彼の Facebook で狙ったギリギリの線は恐らく、「誠意を感じさせる文章で、自己の主張を通し、なおかつ謝らずに済ます」だったのかなと。最後の条件がな、うん、今まさに叩かれてる立場だとこうなりがちだよね(ていうかおいらがよくそうなる)。けどそこで自分の我を押しのけるのが粋ってものじゃないですか。

世の中、「認めたら負け」ってけっこうあるけどさ、このケースは「認めないぶんだけ自分の首が絞まる」だろと。迷惑かかってる人がほかにいなさそうだから、元・震災復興担当相でこのまえ順当に落選したあの人の場合よりは軽そうだけど。

こういうの、すげーなんてーの、えーと、あれだ、他山の石だねぇ。

銘板
2013.2.12 火曜
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ハブられジャパン

北朝鮮が核実験したようですな。記事(CNN 様)

んでその記事内での北朝鮮の声明がちょいと気になるところあって。いつもの口だけ攻撃だけどさ。

「朝鮮中央通信によると、同会議は「人工衛星と長距離ロケットの打ち上げを継続する必要性を強調」するとともに、「命令が出れば即座に米国と韓国のかいらい軍を壊滅させ、朝鮮の歴史的統一を成し遂げるため、強力な全面行動を実行し、準備に総力を挙げる」と宣言していた」

少し前からそんな気がしてたけど、いつの間にかあちらさんの敵国から日本が除外されるようになったなーと。

これはどういうアレなんだろうか。

おいら日本人なんで日本にとって都合のいい解釈をしてしまうわけで。日本と国交正常化したいのかなーとか。

まぁ全然違ってて、単に向こうの国にとって日本の存在感が薄くなっただけってのも考えられるが。挑発するだけ無駄だと思うようになったとか。

「日本を挑発するのは損」でもまた、おいらはこっちに都合のいい解釈をしてしまったりもして。実際に衛星打ち上げ実験で過去2回挑発したら日本は、

なんつう流れを想像してしまうですよ。

理由はどうあれ、向こうの現体制の今の方針では、日本を露骨に挑発しないことにしてる感じなわけで。

強盗や恐喝、詐欺、痴漢みたいなのが狙うのは、ガードが低い人らしい。隙があって大人しそうで弱そうで反撃してこなさそうな、てことで、ちょっとでも面倒だなと感じたら、用心してすぐ諦めて、もっとチョロい対象を探し始めるんだそうな。もしかしたらその意味で向こうさん、前まで日本をチョロいと思ってたのが、ゆすりたかりするには意外と面倒くさいやつだなと思い始めてる、という線もアリかな。これまた日本に都合のいい解釈だけど。

しかしこれもどうかな。うーん。日本をハブッてくれるのはありがたいけど、アメリカをゆすり相手に設定してるってのはなぁ。まぁ ICBM 技術を手に入れつつあるあるんで(まだスタートラインについたばかりだけど)、アメリカがギリギリで射程に入ったってことでゆすることは可能にはなったろうけどさ、なんかこう「潰してください」って感じがして。

いやいやいや、実はそれが真の目的か? もう全方位でにっちもさっちもいかなくて、いっそ一思いにって感じなのか? つか3代目の本音ってどうなんだろ。あんな国を譲られたって、嬉しくも何ともなかったんじゃないかと。

しかし北朝鮮ミサイルってむしろアメリカ本土より、カナダを狙ったほうが確実に届くんじゃないのかな。カナダを人質にしてアメリカをゆする、のほうが、アメリカとしては「なんかもうめんどくさいから援助で解決でいいや。重油でも食糧でも欲しいだけ持ってけよ」とかになりそうな気がする。でもアメリカ本土を標的に想定ってのは……「潰してください」なわけ? おいら知ーらね。

銘板
2013.2.13 水曜
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zoome の現状を知った日

zoome ってサイト閉鎖してたのか。しらなんだー。久しぶりにつないだら "zoome.jp" のドメイン、売りに出てたわ。

調べたら、運営最終日は2011年8月31日。って初音ミク発売3周年の日だろ。なんだか時代の時代が時代ですなぁ。

とゆーことは、藤田咲と下田麻美のボカロトーク番組ももう見れなくなっちまったってことか。あれ面白かったのにな。今日も久しぶりにそれを見たくなってつないだのに。

クリプトン社はニコニコで人気と知名度が上がったけど、業務の提携は zoome とだったと思った。けどこんな結果になろうとは。動画投稿・配信サイトって結局、国内勢はニコニコ動画1強ってことか。ニコニコは2ちゃんねるとのつながりが強そうだもんなぁ。あっちもあのジャンルの独占勢力だしな。

ネット業界ってジャンルごとに独占になりやすいんだろうか。zoome はいろいろイベントを打って、積極的にプロモーションしてたと思ってたが。ニコニコの牙城の一角でも切り崩せてれば、複数のサービスの相乗効果でもっと面白くなってたかもしれないのに。惜しいなぁ。高画質対応で、他サービスより動画が綺麗だったなーっつう印象が強いよ。

zoome 閉鎖から1年半も知らなかったってのは不覚。おいらの状況じゃ2010〜2011年は はやぶさ 関係と震災関係の時期。はやぶさ 関係はニコニコ1択だったしな。震災で気持ちの余裕もなくなって、動画を楽しむ雰囲気でもなくなっちまった。

はやぶさ はマニアックなネタだとして、震災が zoome の事業計画に影響してしまった部分もあったのかも。誰にとっても予想外の事態だったからな。

一時期、ボカロマスターさんたちとニワンゴかドワンゴかとの関係がおかしくなったことがあって、そのとき視聴者が zoome に流れたことがあったっけな。あの流れを掴めてれば……とか今さら考えたりして。

そういや鏡音リン・レン発売当日にニコニコが大規模メンテに入って、zoome で盛り上がろうとみんな殺到したらサーバが落ちてしまったってのもあったっけ。あの頃はボカロ関係はあまり細分化されてなくて、ひとつの話題でみんなして楽しむ感じが楽しかったですよ。それで zoome は名を売った面もあったかも。おいらはあのあたりからしばらく、zoome にも通ってた。

あのときじゃなきゃ味わえなかったお祭り気分、zoome も確実にそれに食い込んで盛り上げた要素だったと思うよ。

銘板
2013.2.14 木曜
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あれはそのあれがもとだったのか

バレンタインデーだけどまったく予定ないのでwいつもどおりに。ていうか義理チョコをくだすった皆様、ありがとうございました。

昨日の zoome ネタで、ちょっと当時のあたりのログを掘り返しててさ。追憶の商法で「キャプテンシステム」というのを思い出して。

別のログでのこれをいじってたりもしたけど、ひとつ気づいたことがあって。

i-mode のネット閲覧部分の発想の元ってキャプテンシステムじゃね? 同じ NTT グループだし。コンセプトが似てる気がして。

胴元というか管理者というか場の中心というかに NTT が入って管理してるっつう仕組みがさ。

i-mode のほうはインターネットがベースだから NTT は一部分だけ管理っつう形だけどさ、docomo の公式サイトっつう形の審査があって、お墨付きをもらえるとリストに登録してもらえるんだよね。その登録審査が有料だったりして、docomo はそれで商売してきてた。最近はスマホに力を入れてるから、もう収入源として重要じゃなくなってるかもだけど。たぶん更新審査で追加料金なんてのもないだろうし。

てことで docomo のお墨付きをもらえると、業者は有料ケータイサイトでサービス展開して儲けやすくなると。docomo の管理下で安心商売と。そこがキャプテンシステムっぽいなと。i-mode 公式の有料サイトの課金分は docomo が通信料と一緒に集金して、サイト業者に支払う形なんだそうな。商売で一番厄介な集金をこんな効率のいい形でやってくれるってことで、i-mode 公式サイトっつうビジネスモデルは人気が出ましたな。もしかしたらキャプテンシステムが既にそうだったのかもね。

そういやある事件を通して、マスコミを使ってその公式サイトに誘導するかのような流れになってたときがあったな。ケータイの出会い系サイトで知り合って事件に発展したやつで、当時はマスコミも何かあるごとに「インターネットが悪い」なんつう短絡的な論調を通してた。そんな頃のこと。

その記事ではあたかもケータイのネットは基本的に docomo とかのケータイ各社が管理してて、各社の公式じゃないサイトは危険、公式サイトは安全、みたいなこと書いてた。公式認定だってキャリア各社の営利の手段だから、純粋な公益事業ではないんだよね。なんかどーも、最近の言葉だとステマ臭いなーって感じの記事だったですよ。「ステマ」という言葉が出る前だったなー。

本当にステマだったとすると、発生した刑事事件を利用して宣伝したっつうことになるわけで。ただの憶測なんで分からんとこだけど。

つかおぼろげな記憶を元にしてて申し訳ないけど、その事件ってうちの地元で起きたやつだった気がする。ケータイネットで知り合った2人が(オッサンと女子高生だったかな)ラブホで会って、女子高生がオッサンに殺された、だったような。おお、記録してるサイト様を発見。

でさ、知り合う元になったサイトってモバゲーだったんだわ。モバゲーくらいメジャーになると、ケータイ会社の公式サイトだったりするんじゃね? と調べようとしたら、なんか i-mode は公式サイト新規募集とか PC 上での公式サイト公開をやめちまったんだろうか。探しても全然出てきやしない。

けどケータイから i-mode の iメニューサイトで検索かけたら、ちゃんと出てきたわモバゲー。あの当時も docomo 公式サイトだったとすると、「ケータイ会社が認定した公式サイトは安全。それ以外のケータイサイトは危険」は成り立たなくなりますな。いろいろと古い記憶頼みなんで、何か間違ってるかもだけど。

銘板
2013.2.15 金曜
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既存とモバイル

ぐぬぬ、ネットの世界は広いのう。誰もやってないとばかり思うとったが……。

Cuneiform Editor

楔形文字ワープロが既に存在しておったとは。うむーーーーー。

……、

……、

……。

欲しいww Unicode 対応で、楔形文字を画像じゃなくフォントとして扱うってのイイね。文字だもん、これが本来の扱い方ってわけで。

けど Windows 専用かー orz

あちらに対するうちの『楔形文字ワープロ くりごはん』の利点としては、

ってことかな。まぁその程度っちゃその程度ですな。

とゆーわけでとゆーわけでもなく、単にたまたまのタイミングで、モバイルくりごはんの試作品を作ってみますた。なんでまた今さらガラケー対応かっつうと、持ってるケータイが i-mode だからw 試してないけどたぶんスマホでもいけると思う。

ガラケー向けのくせになんでカタカナが半角じゃないのかっつうと、うちで使ってるレンタルサーバがガラケーサイト公開に対応してるかイマイチよく分からんから。

あ、利点として「モバイル対応」ってのも新しくできたかもw PC 版でも何の役にも立たんこんなサイトをわざわざモバイル対応させて何をどうするでもないけど、せっかくやったからこのまま行くべー。

前に、PC 用の くりごはん を手持ちのガラケーでつないでみたんですわ。したら使えなくて。ページの表示はされたんだけど、「入力ボックス上でのキー反応で自動で仕事する」というのが使えなくてさ。(文字確定のタイミングだけど)リアルタイムで楔形文字がザクザク出てくるのはなかなか楽しいんだけどさ。

てことでモバイル版の違いは「変換」ボタンと。アルゴリズムはほぼ完全互換。文字画像表示用のリンク先と数値をちょっといじった程度。

あと PC 版の文字画像はサイズが大きいんですわ。モバイル端末だと容量がキツいだろうってことで、それ用に容量15分の1程度の小さな文字画像を用意したですよ。104個全部。

PC 版の下のほうで「このプログラムでは楔形文字を89個使っています」と書いたけど、変換結果に使われないやつも、原点書籍から一応全部スキャンして加工してあったりする。 (lu) とか (qa) とかの、日本語からの変換にそぐわなかったやつ。今のとこ死蔵中。

けどこいつらをどうにか使えるようにできないかと思ってて。例えば「鏡音レン(かがみねれん)」を くりごはん に入力すると、

か - が - み - ね - り(れ) - ん

ka - ga - mi - ne - ri - en

kagaminerien

と出る。

か - が - み - ね - り - ん

ka - ga - mi - ne - ri - in

kagamineriin

と意図せず紛らわしくなってしまう。

注: 「れ」が「り」になってるのは、"re" に当たる新アッカド楔形文字がないんで "ri" で代用して(アッカド訛りというか原典書籍のルール)、その後の「ん」の前の母音でどうにかそこらを戻そうとしてこうなってる(くりごはん勝手ルール)だけなんで、気にせんでくださいませ。

けどレンのローマ字つづりは "len" なわけでさ、それに合わせると、

ka - ga - mi - ne - li - en

kagaminelien

で、こっちのほうがより正しいんですわ("le" に当たる楔形文字もなかったす)。

ローマ字入力モードも作ったほうがいいかな……。かな入力と混在で入力する方法を考えてみるかいなー。

"qa" には無理に「くゎ」でも当てようかな。

このあたりのプログラムは PC もモバイルもまったく同じなんで、どっちかで実装できれば、もうひとつにはコピペするだけでよしと。あとはやる気次第ww

銘板
2013.2.16 土曜
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突如襲来の隕石を迎え撃つ、半世紀前の日本のアレ

ロシアに隕石が落ちましたなー。すげぇ。YouTube にも映像が来てるね。さすがドラレコ大国だわ。

てことでその詰め合わせ映像を見つけたわ。ドラレコだけじゃなく、ケータイのカメラかな、手持ちカメラの映像もいろいろあるね。

んでどうしても気になってしまったのがあってさ、いや隕石そのものじゃなく。この動画の2番目の BGM、『恋のバカンス』だよねw いやほんとそこがどうにも気になって。向こうでは男の歌手が歌ってるんだなーとかさ。なんか昔、テレビで若手芸人さんが外国を貧乏旅行する番組があったんさ。猿岩石でウケて、その二匹目のドジョウ企画で。そのときはロシア横断編。

旅行者2人で街頭ライブして食いつないでたんだけど、現地の人から『恋のバカンス』がウケるぞ、と聞いて早速実践、それで旅がいくぶんラクになった、みたいな放送回を見たんだわ。向こうではけっこう有名な曲らしい。

てことで「恋のバカンス」を調べたら、ふむーそうだったのか。

「当時のソビエト連邦国家テレビラジオ委員会(ゴステレラジオ、国営放送局)のヴラジーミル・ツヴェートフ東京特派員が本曲を気に入り、ソビエト連邦本国に持ち込み積極的に展開、人気歌手ニーナ・パンテレーエワが1965年に『カニークルィ・リュブヴィー』("Каникулы любви")のタイトルで大ヒットさせた(ロシア語のタイトルは『恋のバカンス』の直訳)。歌詞はその後もリバイバルされ、ロシア人の中にはこの曲が日本で作られた曲であることを知らない人さえいるほど、現在のロシアでも世代を超えた有名曲となっている」

だそうで。「当時」というのは1963年あたりらしい。ちょうど50年前ですなぁ。

銘板
2013.2.17 日曜
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ひきどひらきど

エヴァンゲリオンのテレビ版でさ、アスカがふすまを開け閉めして、日本はセキュリティ意識がウンヌンとか言う場面があったよね。そういえば日本の建築って引き戸が多いなーと思ってさ。

アメリカだと何が何でも開き戸ですな。自動ドアより回転ドアが多いし(あれも開き戸の一種かと)。エレベーターはさすがに引き戸だけど。ヨーロッパも同じようなもんかも。

窓はどうなんだ。西洋の窓は両開きの開き戸のイメージが強いような。日本じゃアルミサッシや樹脂サッシが普及してる。おもっきし引き戸ですな。けど西洋はどうなんだろ。同じ形式では全然想像がつかん。けどアメリカの一般家庭の窓って、上下形式の引き戸もけっこうあるような。

クルマの窓は引き戸だね。上下ですな。昔のクルマでは前の席の窓の一部が小さな三角窓になってて、ここは開き戸の形だったな。西洋のセンスじゃ、引き戸形式だけってのは違和感があったんだろうか。そして左右形式の引き戸はあまり一般的じゃないのかな。

日本の一般家屋の玄関のドアは今は開き戸が多いけど、昭和時代は引き戸が多かった。カラララと鳴るやつとか。ほかにもふすまに障子、雨戸もそうだね。イナバの物置も引き戸だよな。日本のビルの自動ドアはほとんど引き戸じゃないかな。それ以外の想像があまりつかないし。あとさ、遠山の金さんとか大岡越前とかのお裁きでは、「おなーりー」で両開きのふすまが開いてお奉行様の登場ですな。あれはあれで絵になる。けど観音開きの開き戸でも、絵的には同じ効果かなと。

バブルのあたり、ニュースで開き戸の自動ドアが開発されたと出てたな。しかしあれって、そこにいる人にぶつかったりしてちょっと危険な気がする。引き戸に比べて、空気抵抗でロスも大きそう。んで結局は普及しなくて、日本国内の自動ドアは引き戸形式ばっかりのような。

対して国内の伝統的な建築で開き戸というと、武家屋敷やお寺の門くらいかな。かんぬきをかけられるやつってことかな。あとさ、仏壇は開き戸だよね。インドか中国の影響かと思いきや、神棚についてるのも開き戸だったりする。んー日本では、開き戸は何か特別な意味があったのかな。

西洋のほうでは昔から引き戸があまりなかったせいか、SF 映画で妙に引き戸が多い気がする。スターウォーズなんか引き戸だらけだぞ。さすがに把っ手を持って「カララララ」と開け閉めするわけじゃなく自動だけどさ、なんかすげースピードで開閉するよねw んであの自動ドアは空気圧で開閉するらしくて、いちいちプシュープシュー鳴ると。それを逆手に取ったのがギャグ映画『フライングハイ2/危険がいっぱい月への旅』(1982)でして。月面基地内のドアが音声認識で、通る人が「プシュー」と口で言うと開閉するwww

スターウォーズだとさ、エピソード1のクライマックスでのダースモールの登場がかっこよかった。敵の基地内でオビワンたちが先に進むと、でっかい自動引き戸がプシューと開き、そこでダースモール待ち構えてたと。そのときの音楽がまたこれがね。なかなか神々しくて。あの場面のために作られた曲なんじゃないかな。んで話は飛ぶけどその曲、スターウォーズの 3D シリーズの予告編で使われてた。そのくらい神々しい曲だった。んでそれでダースモール登場と。3D のエピソード1を観たとき、「おおー予告編の曲!」とまぁ初めて気づいてさ、ダースモールのファンになってしまったww

んでまた話が飛ぶけど、スターウォーズの 3D シリーズってエピソード1だけで、あとはもう作らんみたいだな。ディズニーが作品の権利を買い取って、新シリーズを始めることになって、リソースをそっちに集中させるから旧作 3D 化は中止とか。ふざけんなよなー。エピソード1から通しで劇場で楽しめるチャンスだったから期待してたのにさ(つか 3D のエピソード1が意外と不評だったってのもあったらしい)。もう単なるデジタルリマスターでいいから、10年に1回くらいでいいから、全6作を定期的に一挙劇場公開してほしいんだが。

とかしょうもないこと考えててようやく分かったのが、漢字で引き戸は「戸」、開き戸は「扉」なんだわな。中国語じゃ区別があるんだわな。字面を見る限り、あちらでも引き戸のほうが基本なのかな。日本語だと「と」「とびら」ですな。「びら(ひら)」は「花びら」の「ひら」と多分同じ意味かな。そういや「とびら」って「開き戸の戸板」であって、開き戸のシステム全体のことではないわな。それで言えば「と」にしても「戸板」のことで、出入り口の開閉システム全体の意味ではないわけで。

ちなみに世界最大の引き戸は、引き戸大国(こんな言葉あるのか?)の日本に存在するそうで。それは種子島宇宙センターにある H-IIA ロケットの組み立て棟に付いてて、その建物内では H-IIA ロケットを2機同時に組み立てられる(たぶん、より大型の H-IIB ロケット2機同時組み立ても可能かと)。んでロケットが完成すると、射点に運び出すのにその引き戸がゴゴゴゴと開くと。その形式はイナバの物置と同じ。戸を片方に寄せる形で、片方ずつどっちにも開くのだそうな。

銘板
2013.2.18 月曜
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AoI で頭部

ぬへ、ふふへへほほほ。

Art of Illusion でチイッとモデリングしてみましたですよ。

今んとこ頭部だけ。これで何時間かかったろ。ずーっと前に六角大王でザクを作りかけて挫折したことあったなーと思い出して、そのリベンジ。いろいろ細かいところがアレだけど、あの当時よりずっとイイ出来に仕上がったですよ。この絵だと照明が明るいから分からんけど、モノアイも発光してるですよ。モノアイは手続きテクスチャですがな。簡単な手続きだったけど、自分で考えて自分で作れた(感涙)。

てことで、照明を暗くしてモノアイの光を強調してみたり。

Global Illumination を ON にしないと、発光テクスチャの光ってうまく反射しないんだったわ。上の絵は、GI を ON で方式はフォトンマッピング。モンテカルロもやってみたけど、ザラザラ感が半端なくてボツ。

照明を全部消して、モノアイの光だけにしてみようかなと。

うむぅ、照り返しがほとんどないぞなもし。つか「黒目」の部分が微妙に発光してるんだが。そこは発光させる設定じゃないのに。なんでまたこうなってるんだべ。まったく分からんけど分からんから放置ってことで。

てことでまた GI いじってハイブリッドにしてもみたら、照り返しは出るけど点状でザラザラ。綺麗にいかんなぁ。

なんかザクが泣いてるみたいな出来になってしまってるし。パイプの結合部あたりは照り返しっつうよりホコリが積もってるようにも見えるしw

これってもしかして色の関係かな。赤と緑はほぼ反対色だから反射しないんかな。てことはシャアザクにすればいいんかな。じゃあ緑の部分を赤くすればいいんだけどさ、シャアザクならツノも付けないといかんわけで、なんか作るのめんどいw ここはひとつ量産型一択で(意味のない決意)。

んでまぁ AoI の使い心地を見ながら、自分で訳したマニュアルとチュートリアルも見ながら、じわじわとでも作っていきましょうかねぇ。ここまででもかなりめんどかったんだけど、勘をなんぼか掴めてもきたよ。

銘板
2013.2.19 火曜
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『アバター』の印象場面は冒頭

今さらながら。映画『アバター』でさ、冒頭にひとつ、すげー発想だなーってのがあったさ。ジェームズ・キャメロン、まだまだ切れ味あるよなーなんてちょっとツウぶってみたりw。

いやさ、主人公のお兄さんが火葬される場面、棺桶が段ボールだったってとこがさ。んで別のところで、この時代では地球の環境は破壊され尽くしてしまったっつうことが語られるわけで。その破壊された地球の自然の風景は出てこないけど、あれでそのことを間接的に表現しとったんだなーと。西洋って土葬が多いせいか、棺桶が、火葬でさっさと煙になる前提の日本と比べて豪華だからなー。

んで段ボールになったってことは、西洋棺桶にふさわしい木材がなくなって、使用量も制限されて、もう段ボールで葬るしかないと。火葬なのは、段ボール箱詰めで土葬って自体が可哀想すぎるわけで。しかも野犬が掘り返したりするかもしんないし。んで火葬の形になるんじゃないかと。環境が破壊されてても燃料はあるんだね。なんて、思い出すといろいろ想像出来たりするってのはイイね。

汚れた自然をスクリーンに出さなかったのはしかし、正解だったんだろうか。間違いではないと思うけど、いったん見せておけば、衛星パンドラの豊かな自然を地球人が奪う、という背景の補強になったと思うが。けどどんな汚染か分からんよな。映像にするってことはある程度具体的に設定しなきゃなんないわけで。そこが甘いと陳腐になってしまう。けどバッチリ表現したとしても、時代が下れば「そういう汚染に苦しむことはもはやあり得ない」みたいになるかもしんないし。普遍性の問題ですな。

てことは、邪推だけど、キャメロン監督はこの作品を映画史に残るスタンダード作品にしようと考えてたってことかな。まー既に彼の作品は映画史にいくつも残ってるけどね。

あーあと、アメリカの娯楽映画だからって事情ももしかしてあったのかも。これまた邪推だけど。あの作品って地球人が悪役なわけで、マッチョ職業軍人がそこらを一手に引き受けてくれて構図が分かりやすいよね。ところが「地球がもうダメだからパンドラを乗っ取るしか、地球人は生きていけない」てところを強調しちゃうと、観客はどっちに味方していいか分からなくなると。特に最近のハリウッドのこの手の娯楽作品は子供でもすぐに腑に落ちる分かりやすさを身上にしてるみたいで、お互いの言い分が成り立ってしまう状況はあまり好きでないような気がする。そのバランスなのかなーとも思ったり。

しかしさ、封切り公開作品に人気が出るかどうかは、宣伝費のかけかたに大きくよると思う。んでそこはカネかけることにして(実際すげー宣伝してたわな)、観た子供たちがもっと大きくなって、この映画を思い出したり観直したりして考えるような仕掛け、けっこう大事なような気がする。ていうか大人客のおいらとしては、ストーリー展開が先が読め過ぎてあんまし面白くなくてさ。だったらそっちの方向でもうちっとがんばってくれてもおよろしかったのにって感じもする。

まーそんな感じで。

そういやおいらはこの作品を2回観たんすよ。段ボール棺の場面は始まりじゃないですか。ストーリーが進むにつれて2回ともそのことを忘れてしまってさ、今久しぶりに思い出したってことで。

映画の冒頭場面って忘れやすいのな。そこに凝る意味がないってことでもあるのかもな。

キャメロン監督の出世作『ターミネーター』の冒頭は未来の戦争場面だった。これが CG VFX がない時代の低予算映画だったからチャチくてな。けどその後はラストまですごすぎて、都合よくそのチャチさを忘れてしまって大コーフンできちゃったと。

あと日本の昭和時代の TV アニメやアニメ映画ってさ、冒頭はめちゃめちゃコマ数が少なくて、カクカク・パラパラどころでなかったりしてた。ファーストガンダムの第1話とか。映画の『銀河鉄道999』とか。あれもそういう線で、「物語の最初にカネかけるのは無駄」ってことでそうしてたんだろうか。

けどこのまえ観た『レ・ミゼラブル』は、船を曳く冒頭場面で圧倒されて、物語にすんなり入り込めたですわ。しかも観終わっても全然忘れてない。観せかたにもよるってことですかね。

銘板
2013.2.20 水曜
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実はいっぱいいっぱい

おいらの iMac で Art of Illusion やってるとさ、やってるうちに反応が鈍くなっていくんですわ。ときどきフリーズもする。どうもメモリが足りない感じ。てことで増設を考えてみまして。

んでこの機種の型番を調べて最大容量を見てみたら 4GB だそうで。ほうほう。んでこれ中古で買ったわけで、今は 2GB だったっけかなーとシステムプロファイラを開けたらば。

……、

……、

……。

4GB 搭載。いっぱいいっぱいじゃないですか orz

2008年モデルだもんなぁ。そんなもんだったんだなぁ。てか 4GB ってまーけっこうすごいというか。先代メイン機の Power Mac G4 なんて最大 2GB だったもんな。積んでるのは 1.25GB ほどだったり。

しかしモデリング・レンダリングってリソース食うんだなぁ。書類のサイズは 2MB かそこらなんだけど、書類を開くと、そして操作すると、いろいろと食ってしまうらしい。

あと Mac OS X って Mac OS Classic と違って、使わなくなったメモリを解放して再利用出来るようにするとかそんな機能があったと思ったが。リソースが余りまくってたときはそれを信じてたけどさ、なんかウソなんじゃねとか。例えば Firefox はタブをガバガバ開くと遅くなるわいな。Firefox を再起動しないと直んないっつうか、それでも直りきらないっつうか。AoI もそう。結局、システム再起動しないと完全にはリフレッシュしてくんないらしい。

銘板
2013.2.21 木曜
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ガラス玉のほうのリベンジ

そういや AoI の実習というかでさ、ザクの頭の前に、もっと簡単なのも作ってみたんだわ。ガラス玉が浮いてるっつうだけのやつ。1年くらい前にも AoI の試しでやったことあったんだけど、そのあと HDD がデータもろとも昇天してしまったからな。難しくないし、また似たようなの作り直してみたんですわ。今回はアニメーションの技も多少だけど心得たんで、被写体の回りでカメラがパンするアニメーションにしようかと思ってさ、やってみましたですよ。

と、ここでこの HTML ページにその動画ファイルを貼る必要ができたわけだが、んー、どうやるんだったっけ。object タグだったことくらいしか覚えてないや。勉強したのって Web クリエイター上級を取ったときだから、もう5年半も昔の出来事か。そりゃ覚えてないわ。AoI の動画出力の標準、QuickTime 形式だす。

よしこれでパーペキ(震え声) おいらのローカル環境ではちゃんと動作してるけど、どうだべ(汗)。まともに動作してるとして、こんな感じですな。けどガラスってことで、Caustic を ON にしたいところ。これで光線の屈折が表現されますな。んでやってみたのが↓コチラ。

何でございましょうこのザマは。背景がすごく騒がしいことにおなりあそばせて。Total Photons(光子の合成数)、 Max Ray Tree Depth(光線の枝分かれの最大値)の設定をいろいろいじってみたけど、まったく解消されない。あーまだ光線数をいじってないな。そこかも。

あと、背景にしてる直方体の内壁、鏡面反射をゼロにするとミラーボール的な模様が出てしまってさ(これは Caustic の ON/OFF に関係なし)。これどういうことなんだろ。0.01あたりにすると、想定した感じになるんだが。ゼロでまともに動作してくれると、レンダー時間がなりなりに短縮されそうなんだが。そこもおいらが理解できてないところ。

あと六角大王時代からのリベンジだと、イカ刺がお皿に乗ったやつ、その〆鯖バージョンも作ったことあったw

これをもっとマシに再現しようかなww

あの頃、もうひとつ作ったんだった。

こいつはどうしようかなwwww

銘板
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