ひとりごちるゆんず 2013年8月
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2013.8.1 木曜
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得する人は誰か

トヨタ、ホンダ、日産あたりって、最近は「国内の雇用を守るため」として韓国製部品の輸入拡大を進めてるらしいが。

そのぶん国内の部品屋が失職するわけで、なんか矛盾してるような。

実際は「自社の国内工場の雇用を守るため」「海外に比べて国内自社の人件費が高いぶんは、安い輸入部品で相殺する」てなわけで、この意味だと言葉は矛盾しない。

けど日本国内全体の雇用で見れば、やっぱし「自社の雇用を守るために下請けの雇用を潰す」ってことでして。あたかもこの国の経済状況の改善を考えてのことのように見せかけて、結局は輸入部品で自分だけコストダウンするための方便でしかないと分かる。

これで得するのは、トヨタ・ホンダ・日産と韓国の部品メーカーだけですな。国内ではあとはみんな、関係ないか損するか。韓国の部品メーカーが割り込むぶん、国内全体では損することになるね。

あるいは、あからさまにヘンテコな言い訳してでも韓国製の部品を輸入しなきゃいけないような、表に出せない別の理由があるんか?

営利企業は基本、自分の利益だけ考えるものなんで、わざわざ変な理屈をこねなくても「自社の利益確保のため」でいいと思うが。けど企業がでかくなると社会に与える影響が大きいんで、下手なことすると世の中に迷惑がかかって逆宣伝になってしまう。てことで企業イメージを良くするよう気遣うこともまた、自社の利益確保の手段になると。ということで、コメントを出すときはそこらへん最適化したものを練って出すことになると。して、練った結果が、「韓国製の部品を輸入するのは国内の雇用を守るため」と。なんかなぁ……。

国内雇用を守りつつコストダウンを成すには、さらなる円安誘導ではないですかね。国内向けの製品販売ではコストダウンにはならんけど、輸出向けじゃ日本円が安くなるぶん、海外から見ると全体的にコストダウンってことになるわけで。円安だと輸入部品も海外工場で生産した逆輸入車も値段が高くなるんで、輸入のメリットが薄らいで国内の雇用も保てるし。

民主 → 自民の政権交代で、「為替相場は政策次第」ってのがわかった。民主政権の頃、あんだけの大震災があったのに円高進行のペースはまったく揺るがなかった。あのときは「反転の時期が来るまで誰にもどうにもできない」と思っとったが。けど時の政権があまりに無能だったのか、あるいは何らかの理由でわざとそうしたのか、もしくはその両方か、てことがわかったよ。

そしたら「国内の雇用を守るため」を方便じゃなく本音にするには、各自動車メーカーはそれぞれの労働組合にも声をかけて、一緒に政治に働きかけるといいんじゃないですかね。経営側は経団連コメントと献金を利用、組合側は数の力で選挙を利用と。

所詮おいらは外野なんで、こんな無責任に言えるってだけなんですがね。

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2013.8.2 金曜
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エルモンの真実

そういうことだったのか。

UMA の「エルダーモンスター」って、あるとき一斉にネット上から情報が消えたんですわ。なんなんだべーエルダーモンスターも怖いけど、この怪現象もまた怖いわーと思っとった。

捏造ネタだったらしい。

Wikipedia:削除依頼/エルダーモンスター

本文にあるとおり、2ちゃんねらーがマスコミを釣るために考え出された想像の産物。「ケース E: 百科事典的でない記事」のうち、独自研究にあたると考える。 ちなみに"エルダーモンスター"で検索してもとわずか42件で、それも多くが掲示板のログかブログしか引っかからない。

そうだったのかー残念だわーエルダーモンスターすげー怖かったのにー。

ていうかおいらおもっきし釣られちまったってことですなwwwww

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2013.8.3 土曜
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普通のタイムマシン

もう8月なのだよね。もう2013年なのだよね。いやーなんか月日が過ぎる速さにしみじみですよ。ていうかしみじみしてる間にも月日は過ぎていきますなぁ。5年とか10年とかもうほんとぼーっとしてるうちに過ぎちゃいますなぁ。

っつうかこの前、自分で作っといて忘れ去ってたものを見つけたんさ。

HTML 棒グラフ

次の日には JavaScript も導入してる。

あとで何かに使えないかと作りつつ、10年も忘却しまくってたとw HTML や JavaScript でこういうことできるって程度は覚えてて、前の仕事で少しこれやってみたことはあったが。ボタンを押すとグラフがジャキジャキ入れ替わって見比べられるっつうやつ。10年前の試作ソースが残ってることは忘れっぱなしで、1から全部作ったわww

こういうの、ちゃんと1カ所にまとめてとっとかないといかんですなぁ。

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あと、「暦」(こよみ)ってすっかり「カレンダー」になっちまったな。同じ意味なのに、なんで「暦」は廃れたんだろ。

ていうかおいらは昔から「コヨミ」という発音を聞くと、ちり紙・ティッシュをねじるイメージなんだが。それは「コヨリ」だと何度脳内訂正しても変わらずww

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2013.8.4 日曜
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鳥と竜

H-IIBロケット4号機&こうのとり4号機、打ち上げ成功でしたなー。世の中的にはもう普通のことになってしまったらしく、事前も事後も、大した話題になんなかった感じww

話題になんないのはもう普通に運行できてるってことで喜ばしいんだけど、今回は確か H-IIB の環境には変化があったはず。今までの運用主体は JAXA だったけど、今回からは民間移管で三菱重工業が主体ですな。打ち上げに関する発表や報道も、今回から「三菱重工業と JAXA は」て形になってるね。

三菱は H-IIA に続いて H-IIB も獲得ってことで、これから商用打ち上げの営業活動をそのぶんしやすくなるんじゃないかと。H-IIA は国際相場に比べてまだまだ高価なロケットだそうだけど、H-IIB はスケールメリットでそのあたりを安くできるからな。器が大きいんで、注文を取りまくらなきゃなんないわけで、そこがまさに難しいところではあるけど。

こうのとり のほうは、積荷の質量がようやく5トンの大台に乗ったな。最大で6トンてことになってるけど、3号機までの積載量は4トン台に抑えられてた。H-IIB &こうのとり はほかの国の無人補給手段に比べてコストパフォーマンスが高いそうだけど、それでも合計300億円。1回でできるだけたくさん運んで、輸送単価を下げたいですわな。そしてその方向に順調に進んでると。

計画では こうのとり は7号機まで決まってる。今回が4号機で2013年ってことは、2016年までは飛ぶことになってると。このままの調子を維持して、延長ミッション突入の運びになっていただきたくござそろ。

アメリカの ISS 輸送手段はスペースシャトル引退で一旦途切れたけど、民間企業の開発・運用のドラゴン宇宙船が就航したわけで。将来計画でのコストは こうのとり より有利っぽい。けど器があまり大きくないうえ、国際宇宙ステーション(ISS)の外部に取り付ける大物装備の輸送には適さない。

積載量ではヨーロッパの ATV が最大。けどロシア側のドッキングポートを使う関係で、あまりでっかい荷物は運べない。小口貨物をたくさんって感じかな。対して こうのとり はアメリカ側のドッキングポートを使う。こっちは間口が広いんで、1個でかさばる巨大貨物を ISS 船内に運び込める。

ISS の船内・船外の両方での大型物資の輸送で、こうのとり はまだまだ必要とされそうですな。

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ドラゴンのフォローでも。こうのとり と ATV では今のところ無理な「荷物の持ち帰り」ができる。

今年3月は 1,043kg の貨物を地上に持ち帰ったそうな。おお、最大で3トンをお持ち帰りできるのか。シャトル引退からこれまでの持ち帰り手段は、ロシアのプログレス宇宙船で最大 150kg。大幅増ですなー。

そしたら ATV のフォローも。こうのとり では無理な「ISS 用推進剤の輸送」「ISS の軌道変更」「宇宙船の電車つなぎ」ができる。

ISS の米ロ2つのドッキングポートはどっちがより重要かといえば、ロシア側なんですわ。これ ISS の最後尾に後ろ向きについてて、推進剤補給の配管までセットでついてるんですわ。ここに補給船をつなげると、ISS に推進剤を直接補給できる。この推進剤、燃料はヒドラジンで酸化剤は四酸化二窒素。どっちも猛毒物質なんで、船内の飛行士が直接扱うには危険なわけで。

そして ISS 最後尾に後ろ向きってことで、このドッキングポートにつながった宇宙機自身のエンジンで ISS を押して、軌道の高度を保ったりもできる。ISS は低軌道衛星なんで、薄いけど大気の中を飛んで抵抗を受けてるわけで、だんだん高度が落ちてくる。ときどき軌道の高度を上げてやんないといかん。で、これができるのはロシア側ドッキングポートを使う宇宙機のみってこと。ロシアの宇宙機と ATV は、ISS 運用の基礎を支えるミッションができるってことで。

電車つなぎについて。ロシア側ドッキングポートは ISS の死活問題に直結するわけで、ATV の係留中にここを塞ぎ続けるのはあまりよろしくない。てなわけで ATV の尾部にもドッキングポートがある。ロシアの宇宙船はそこに、電車の連結みたいにドッキングできるんですな。よく考えてありますなぁ。

やる気になれば ATV 同士をどんどん数珠つなぎにもできる。ヨーロッパが独自に宇宙ステーションを作るとなったら、この方法で行くんじゃないかな。

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2013.8.5 月曜
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ことば勝手定義

「制御」とは、「両端の限度を決めて、その間に収めること」じゃないかな。

前から「管理」とはなんじゃいと思ってたんだわ。英語の "management" ってますますわけわからんし。その手の書籍を見ると、なんか人間力を鍛えてウンヌンみたいな道徳っぽい話が多かったり。もっと本質的なところはどうなんだと思ってて。

して、「管理≒制御」でなんだか納得しまして。

組織での人の管理やスケジュールの管理が "management"な感じですな。雰囲気は静的というか。一方「制御」にあたる "control" っつうと、品質管理(quality control)みたいに、製品や工程の管理っぽいような。動的な感じのような。

飛行場の「管制塔」は "control tower" ですな。映画「ハッピーフライト」を見るに、飛行機のパイロットに指図してるんで management っぽいけど、パイロットを通して飛行機を操縦・制御してる感じでもある。

「銃規制」は "gun control"。「規制 = 管理」で捉えると、quality control と同じ意味合いですな。イメージはあまり動的ではないけど、対象がモノだからかな。

んでおいらの主観なイメージはそんな感じだけど、その行為の目的ややることは実際はほとんど同じような気がしてさ。

そしたら結局なんなのかって、本質は

「入力 → 望ましい出力(応答)を得るための加工・操作 → 望ましい出力(応答)」

とゆー制御工学そのものではないかと。あるいは、JavaScript を作ったりいじったりするのと同じことではないかと。

「管理」をもう「制御」のことだと割り切っちゃうと、管理の基本は「両端の限度を決めて、その間に収めること」てことになる、と。

となると、両端の限度幅の設定が肝ってことになる。「◯◯なら◯◯なほどいい」という片方を開放した形は、発散(暴走)を招くってことになる。あーでも場合によっては片側開放はアリかな。コストダウンとか。いやいやその場合、片側はゼロだわな。開放じゃないわな。

生産現場は大抵は「作れば作るほどいい」となりがちだけど、在庫・販売管理がうまくいかないと、商品が余って倉庫に積み上がってしまうわな。たまごっちはブームの引けが思ったより早くて、不良在庫がとんでもないことになったとか聞いたことあるわ。こういうときは、「両端の限度を決めて、その間に収めること」という管理が大事なような。

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2013.8.6 火曜
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古株のコダワリか

Mac 用の FTP 操作ソフトの古株で "Fetch" ってあるんですわ。

キャラ、相変わらず、相変わらずだなぁとか。キャラそのものはいいと思うけど、今風にもっとかわいく修正すりゃいいのにとか思ったり。

これ OS 9 の時分には、このサイトの作成と運営で大変お世話になりましたですよ。動作が終わるのを待ってる間、カーソルが犬のシルエットになって動いてたな。走ってるアニメーションだったか、その絵が回ってるアニメーションだったかちょっと記憶が曖昧だけど、なんか独特の味わいがあったさ。

OS X に移行したら、FTP は UNIX コマンドラインでできると知りまして。そしてそのときは Apple の iDisk っつうサーバを使ってて、OS X でファイル転送操作が直接できるようになりまして(FTP はセキュリティ上の問題があるんで、OS X で直接できたのは AppleTalk と WebDAV だったな)。そして Fetch はフリーウェアだったのがシェアウェアになりまして。てなわけで、以降は Fetch とはおさらば状態でござった。

Apple の iDisk は iTools っつういろいろ抱き合わせたサービスのひとつでさ、はじめは無料だったけどあとで ".Mac" と名前を変えて有料になった。おいらは iDisk しか使ってなかったんで割高になってしまって、専用の安い国内サービスに引っ越した。となるとこのサイトの更新にはそれ用のソフトがあったほうが便利なわけで。

そこで Fetch 復活の目があったんだけど、RBrowser にしましたわ。シェアウェアだけど、用途限定ならフリーウェアでいいんで。その限定用途だけで充分だし。

しかし Mac OS X になってから、ソフトウェアにカネ払ったことほとんどないなー。OS の更新程度で。それも 10.6 で止まったままだし。なんか 10.7 以降の新機能はクラウドとか iOS との連携とか、おいらはあんまし興味なくてな。今度10.9 あたりが出るらしいが。ほー、今度の名前は "Mavericks" で、カリフォルニアの地名らしい。ネコ科シリーズのネーミングは終わりなのか。

てことでおいらは有料ソフトにはあんまし手を出さん状態になっちまってるけど、Fetch は体がまだ覚えてるというか、また使ってみたいなーってなるときがあったりして。機会があったらまたひとつよろすくおねがいいたすます。

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2013.8.7 水曜
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バブル的現象の真相

最近は八戸でも住宅資材の調達が厳しくなって、工事が遅れることが多いらしい。

震災復興に加えて、アベノミクス特需がようやくこっちにも波及してきたかー。

とか思ってたら実際は、

来年の消費税増税前の駆け込み需要が大きいらしいww なるほどねー。

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2013.8.8 木曜
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ジャポン動詞ルーツいいかげん推理

ふと、「塗る」と「濡れる」って、もしかして和語の語源は同じかなーと思って。意味が似てるし。漢字が違うから無関係な気がしてたが。ほかにもありそうだな。

「かえる」(動詞)は……、「帰る」「返る」「還る」「反る」「却る」グループは、もう和語は同じ由来ってのは分かりきってるか。総じて "turn back" の意味と。和語がまったく同じ「かえる」(動詞)の別グループ「変える」「替える」「換える」「代える」("change" の意)との関係はどうなんだと。

関係ないかも。turn back 組は自動詞、change 組は他動詞だもんな。change 組の自動詞形は「かわる」だし。

「たつ」(動詞)だと、「立つ」と「建つ」と「発つ」(立ち上がって去る感じ)とか。んで「発つ」(場所が隔たる)から「経つ」(時間が隔たる)かなと。「断つ」「裁つ」グループは、「発つ」(1組の人々が2組に別れる感じ)から来てるのかも、とか。

まったく確認しないで、ただ思うとおりに書いただけー。

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2013.8.9 金曜
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英語だとこうなるってどういうことだよ

ちょwww英語版のミクwwww

男前だなおいwwwwww

Mac 版もついに出るらしいが。インスト作成ソフトもついてくるらしいが。買う予定なし。なんも作らんうちに挫折するの目に見えとるwww ていうか曲作れないしwwww

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2013.8.10 土曜
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飛躍

今月5日に沖縄の米軍のヘリコプター HH-60 が墜落したわけですが。

新聞によっては、それを理由に「オスプレイ許さぬ」(毎日新聞 8月6日付)とか展開してたりして。新聞が直接意見したんじゃなく、地元住民の声を拾った形で報道してたけど。

しかしどちらも米軍の航空機とはいえ、

全然違うくね?

左が HH-60、右がオスプレイ。HH-60 が沖縄で墜落したのは事実。んで、なんでそこからオスプレイ配備反対の話になるんだ?

ぼくぜんぜんいみがわからないよ。

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「オスプレイ許さぬ」は紙版の毎日新聞8月6日付記事の見出しにあったんだが、ネットではこの見出しで検索しても記事が引っかからなんだ。せめて紙版記事の写真を撮っときゃよかった。

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2013.8.11 日曜
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ヅボシなアレ

ヅボシってしまった話。

この前、会社の報奨でお隣の外国に旅行してきたお方と会ったんですよ。そのお方の上司さんも一緒に飲みまして。

酒も進んで、ちょっと下世話なネタを振ったんすよ。

「いやーもう向こうに現地妻とかいたりしてwwwww」

そのお方と上司さんハッと真顔になって、顔を見合わせてたwww

やっべーやっちまったww っつーかなんなんだよこのベタな展開ww

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そーいや10年以上前に、愛に行き詰まったシャチョさんのお話を聞いたことあったわ。奥さんお子さんいらっしゃる方で。

上のお方と同じ外国に行きまして。そこには首都郊外に外国人用のカジノがありまして。そこの帰りに、近くでナンパした現地の女子美大生と深い仲になってしまったと。

んで、ときどき研修だとか会合だとか理由つけて空出張しては海を渡り、逢瀬を重ねる暮らしをしてたそうですよ。たぶんアバンチュールを自慢したくて黙ってらんなくて教えてくれたんだと思う。

そのシャチョさん、

「ゆんず君あんたあの国の女どう思う」

と来たりして。んで

「いやーちょっと分かんないす」

とか曖昧笑いで答えたら、

「最高ですよ!!!!(鼻息)」と来たもんだ。目も輝かせて。

どう最高だったのかのお話はあんまし覚えてないけど、唯一覚えてるのは、

「朝起きると、相手は必ずオレより早く起きてるんだ。そしてオレの歯ブラシに歯磨きを付けて、洗面台に置いててくれるんだぜ! 日本人の女じゃ絶対できないね。やろうと思いさえしないね(力説)」

いや正直、感激することなのかどうか、おいらには分からんかった。ともかくこのお方は現地妻にドハマリだったけど、

「でもこんなのいつまでも続かないよな。このままじゃ破綻する。分かってるんだけどな」

半年くらいして、またそのお話を語ってくれた。別にこっちから話題を振ったわけではなく。で、シャチョさんがとつとつと語るには、

「向こうの女は切ったよ。『親に会ってくれ』って言い出すようになってさ。オレに妻子あることは女も納得済みだったのに、そうなってきてさ。もうヤバいと思って、急な仕事が入ったフリして慌ててこっち帰って、すぐケータイを買い換えたよ。あいつが知ってるオレの連絡先は、前のケータイ番号だけなんだ。住所も知らない」

とゆー、苦い後味の火遊びだったらしい。むしろ現地妻さんにとって相当つらい結末だな。森鴎外か。けどおいらは現地妻さんの顔も名前も知らず、会ったことさえない。てなことで、シャチョさんが大過なく自分の家に戻ったのを聞いてホッとしたですよ。手遅れや大ごとになる前に、よく決断したと思うですよ。奥さんもおいら知ってる人だしさ。てことで奥さんには今も内緒のままだったり。

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2013.8.12 月曜
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金流トライアングル

今の韓国の近隣外交政策って、筋が通ってるところもあるような気がしてきた。

去年の今頃、オリンピックのサッカー代表の選手と李・前大統領が、日本に対してアレなことやらかしたわけで、日本じゃいまだにその影響で、韓国の不人気が続いとるわけで。そして韓国の現政権、最初っから露骨に反日政策なわけです。

その割には「日本からの観光客が激減した」「韓流ブームが振るわない」「日韓通貨スワップ協定は日本から延長を申し出てくると思ったのに全然来なくて期限が切れた」とかで、なんか知らんけど困ってたりして。こっちから見ると当然の展開に思えるけど、向こうさんは事態をあまり理解してないっぽい。

けどさすがに、あちらの政府は内部では正しく理解してるんじゃないかと。

海外からの観光客は日本人が減ったぶん、中国人が増えたらしい。韓流はどう対処してるのかちょっと分からんが、スワップは相手国を中国に切り替えた。いろいろと日本から中国に切り替えてるんですな。これ、けっこう合理的なんじゃないかと。

日本をいじめながら日本に依存ってのは、どう見ても矛盾してる。昔はそのやり方で日本から援助を引き出してきたけど、やりすぎたせいか諸々がバレてきたせいか、通じなくなった。てことで反日仲間の中国と組んだ、って感じかと。

さてこれからどうするか。今どうしてるか。

相変わらず反日節全開ですな。中国っつう後ろ盾があるからってことなのか、朴大統領ますます飛ばしてる感じ。これはあれですかね、中国のぶんの反日の代行を勤しんで、中国からリベートを貰うっつう策ですかね。

と考えたんだけどさ、例えばそうだとして、おカネを出す中国からすれば、どこかからおカネを調達しなきゃなんないわけで。近代化前の東・東南アジアでは、圧倒的に巨大な中華帝国に朝貢して臣下の礼を取れば、中国はそれ以上のモノや待遇を下賜してくれた。けど今の中国ってそんなに太っ腹かな。

その原資は日本から得るのが自然な考えかと。韓国から見て、中国は日本からの取り立て代行係という感じで。

でも中国の方針もまたモロに反日なわけで。当たり前だけど日本で不評で、中国も中国で、最近は日本からおカネを得る道が閉ざされてきた。

3極でのお金の流れの輪、うまく作れないね。

てことは、韓国が中国に付くところまでは分かるけど、それだけじゃ稼げないことになる。んー、カネの流れをうまく作るような策が何かあるんだろうか。まったく分からんが。

つか韓国にとっては、なんでかんでも日本にベッタリっつう状況をいくらか変えるってだけなのかもな。とりあえず、日本を叩きながら日本に援助を求めるっつう矛盾が少しは解消しそうな気がする。

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と言いつつ、まだまだ自力で日本からかすめ取る気も満々だったり。新日鉄と三菱重工業に戦時の賠償を求める、よくわからん判決のこと。日本から経済援助を出させるのはもう捨てて、単にゆすり取るだけの方針に絞ることにしたのかな。それはそれで分かりやすいというか。

経営の判断で「選択と集中」てあるけど、このやり方での「選択と集中」は先細りの一途に思えるが。

銘板
2013.8.13 火曜
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今度の名前 その1

はやぶさ2は来年打ち上げなわけで。もうすぐだなーと感慨深かったり。初代が地球に帰った3年前にはまだ先行き不透明だったのに。今日はこの名前について。

初代の艦長じゃなくてプロジェクトマネージャーの川口先生は、2代目の正式名称を「はやぶさ2」とすることには反対だったらしい。まー確かに、初代は工学試験機だったんで、名実ともに宇宙探査機の2代目は定義が違うわけで、同じ名前というのは宇宙科学研究所(ISAS)の流儀からするとズレが出るわけで。

結局は状況を考えて、「はやぶさ2」で納得することになったらしい。

状況ってのは、初代が大成功を収めた時でも、次の小惑星サンプルリターン計画はなかなか承認されない状態だったってのがあって。ISAS ではもちろんやりたいけど、いろいろと事情があったらしい。ここを乗り切るには、初代の人気と威光を借りるのが得策、という判断があったらしい。宇宙探査は国の税金で成り立ってる。スポンサーである納税者にここまで支持された はやぶさ の後継というのは、納税者に分かりやすい。その路線で応援していただいて計画承認に持ち込む、という策のためにネーミングも分かりやすく、てことで。

こういうの大事だよな。承認を決定するのは時の政府や財務省や JAXA だからな。そこらへんを説得しなきゃなんない。納税者はそのすべてのスポンサーなんで、納税者の威光はあまり露骨に無視もできんだろうと。実現のためには、組織内でのネーミングの原則を捨てるくらいはしますわな。

しかしそのくらいのことまで捨てなきゃ実現が危なかった、と考えると、なんだかなーなんで承認する側は一貫して はやぶさ2計画にこんなにキツいんだろとか思ったり。

川口先生って糸川先生みたいなベンチャータイプなおかたみたいだからな。官僚的に真面目な人たちにはけっこう嫌われやすいのかもw

今年1月に川口先生の公演を拝聴したんだが、噂以上にキョーレツなお方だったww

「ロケットなんて、いつまで人をミサイルに縛り付けてぶっ飛ばす気か。それにロケットは乗り物として応用性がない」と言い切り、その理由をきっちり述べ、もっと進んだ完全再利用宇宙往還機の開発推進を提唱してた(JAXA 内ではまだ基礎研究段階)。探査機だけでなく M シリーズロケットの開発にも最前線で携わってきた人の、この発言は重かった。

異端をよしとする ISAS の中の人らしいといえばらしいが。

そして、その次に講演された H-IIA ロケットの開発担当者氏、いささかやりにくそうだったwwww

銘板
2013.8.14 水曜
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今度の名前 その2

んで はやぶさ2の愛称は「はやぶさ2」として、計画名はどうなんだと。

んー、"PLANET-D" かな。PLANET シリーズの4番目ってことで。小惑星(asteroid)は惑星(planet)ではないけど、PLANET-A(すいせい)がハレー彗星探査機だったんで、小惑星探査機にこの名前でも問題はないかと。

もしかしたら計画名も「はやぶさ2」なのかな。となると日本の宇宙機では異例の、日本語の開発名ってことになる。今までは、シリーズ名じゃなく専用の開発名を付ける場合、英語のフレーズの省略形だった。んでその省略形がふさわしい意味を持つよう、もとの英語フレーズをうまくこじつけるって形で。

月探査機 かぐや の開発名は "SELENE (SELenological and ENgineering Explorer)" で、ギリシア神話の月の女神。

ソーラー電力セイル実証機 IKAROS (Interplanetary Kite-craft Accelerated by Radiation Of the Sun) は、「勇気一つを友にして」のイカロス。

こんな感じ。

はやぶさ2でもこの流儀で何かこじつけるんなら、どうなるんだろ。特に最後の「2」が難しそうだがww 原義どおりに「はやぶさ の2番目」にしてしまうと、工学実証機ってことになってしまうからな。それだと予算もらえんだろ。あと「や」の "Y" もなぁ、英単語で Y で始まるのってあんまし多くないし。

もしこのやり方だとして、ここらへんにも ISAS のセンスと技術に期待ですなぁ。

電波天文衛星 はるか は開発名はちゃんと "MUSES-B" てのがあったのに、愛称「はるか」に合わせて "HALCA (Highly Advanced Laboratory for Communications and Astronomy)" という名前も見事にこじつけたもんなww

別口だと、地球磁気圏尾部観測衛星 "GEOTAIL"(GEO=地球の TAIL=しっぽ)の正式ネーミングのヒネリがちょいと物足りなかったのか、「磁尾停留」っつう漢字名を非公式に作ってみたりとか。しかもこの漢字名のほうがミッション内容をより表してたりww

銘板
2013.8.15 木曜
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逆さ吊りにして皮を剥ぐ

8月13日付の 47NEWS 様の記事より。

非正規労働者、過去最多を更新 パートや派遣社員1881万人

総務省が13日発表した労働力調査の詳細集計によると、パートや派遣社員など非正規労働者の数は、2013年4〜6月期平均で前年同期比106万人増の1881万人となり、統計を取り始めた02年以降、過去最多を更新した。

正規と非正規を合わせた雇用労働者(役員除く)の総数は5198万人で過去4番目の水準に増えたが、正社員雇用は53万人減っており、「雇用の質」が改善されない実態が浮き彫りになった。非正規の仕事に就いた理由は、男性では「正規の職員・従業員の仕事がない」との回答が最も多い168万人で、「自分の都合のよい時間に働きたい」は111万人だった。

2013/08/13 19:20 【共同通信】

とのことで、まとめサイト(ニュース30over 様とか)を見るに、アベノミクス批判の根拠としてる人が多いっぽい。ってこれ記事の調子に乗せられてるぶんもありそう。事実の報道でも、その並べ方で報道側の意思って分かるよね。

  1. 正規と非正規を合わせた雇用労働者の総数は5198万人で過去4番目の水準に増えたが
  2. 正社員雇用は53万人減っており
  3. 「雇用の質」が改善されない実態が浮き彫り

という三段論法ですな。ここで、報道された事実 1. と 2. の順番を入れ替えてみる。

  1. 正社員雇用は53万人減ったが
  2. 正規と非正規を合わせた雇用労働者の総数は5198万人で過去4番目の水準に増えており
  3. 「雇用の量」が改善された実態が浮き彫り

はいさ。3. を話の流れに合わせたら、景気よさげな雰囲気に変わったよ。

まったく同じ事実の伝達でも、もし記事の流れが下の方だったら、まとめサイトの論調(記事から読者が受けた印象)もいささか変わったろうに。どっちが正しい見方かっつう考えは意味がない。どっちにしても一方だけ出すと偏った伝わり方になるんで。両方で取れる伝え方が一番いいかと。分かるのは、この記事は報道した事実から、真実の片面だけ選んで出したってこと。

これ書いた記者さんの思惑なんぞおいらの知ったこっちゃない。んなもん逆さ吊りにしたら化けの皮を剥がせたぞと。そこらキレイにしてから考えたら、ひとつ気づいた。

「支払われた給料の総額」はどうなんだと。記事中で見当たらん。現状・近未来の国内景気や雇用情勢を読むには、欠かせないデータかと思うが。共同通信が編集時に省いたのか、それとも総務省発表で出なかったのかはわからんけど。

「正規が減って非正規が増えた。総数は過去4番目」。これだけだと総額がどうなってるか推測もできんですな。「正規が減った」は総額減の要素、「非正規が増えた」は総額増の要素で相殺なんで。「総数が過去4番目」は総額増を匂わせるけど、決定的ではない。

恣意のニオイがする&肝心な情報が1コ足りない記事なんで、受け手としては参考程度にしとくか、もしくは忘れてもいい感じですかなー。

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2013.8.16 金曜
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ノート PC 迷走中

先月、DELL INSPIRON 700m とゆー中古ノート PC を入手したですよ。Windows xp が入ってるけど、インストール/リカバリ CD はナシ。なんかおっかない。てことでこいつは UNIX 系の実験台ですな。

今日までの戦績:

Vine にしようかなぁ……あーでもゼロクリアしたから Ubuntu も今度こそいけそうだし。

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2013.8.17 土曜
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役目を終えたか

相変わらず北朝鮮の影が薄いんだが。世襲制に移行してイデオロギーをかなぐり捨てたとかいろいろやってるのに。

最近は中韓の仲がまんざらでもないわけで。余計なお世話ながら、そんならその間に挟まって中国の防波堤の役目を果たしてきたあの国って、中国様にしたらもう要らなくね? とか思ったり。

中国は共産主義の看板は維持してるけど、中身は資本主義をかなり導入してる。上海に株式市場が立ってるくらいで。そして最近の中国経済はバブル崩壊が囁かれてるものの、いったんバブルにまで上り詰めたぶん北朝鮮の経済状況よりはるかにマシ。

となると子分にとっては、親分が出してる看板に真面目に従って惨めな暮らしを続けるよりは、好きにしたほうがいいやって感じかなと。そして親分も、子分をいちいち構わなくなってきたってことかな。

それでも親分子分の関係なわけで、そこに新たな子分が入ってきた。最近の親分はこの新入りのほうがお気に入り。北はその枠組みじゃ兄貴分になるわけだけど、弟分は兄貴分と過去に大ゲンカしてまだ仲直りしてない、血を分けた本当の兄弟だったりして。

親分から見ると、かつて仲違いした兄弟2人両方を手下にしつつあるってこと。いずれ近いうち、朝鮮半島全部が中国の支配下になりそげな選択肢が出てきたというか(おいらの勝手な読みなんで、全然読み違ってるかも)。そしたら親分これから兄弟をどうするんだろうね。仲直りの場を設けて1つにまとめてしまうか、それとも敢えて分けたままにして、国連での票稼ぎに使うか。

まとめるんだとしたら、ついに東西ドイツ統一以来の歴史的イベント発生ですな。最後に残った冷戦の遺物がとうとう片付く。これだと、恐らく誰も予測し得なかった形での決着になりますなぁ。双方とも中国傘下に入って合併と。おいらはてっきり、半島の外の国からの干渉を受けず、韓国が北を潰して併合する形で……と思っとったが。意外なストーリーがにわかに可能性を帯びてきた感じで。

中韓の仲がいいのは今だけかもだし、韓国が中国の属国の立場に戻ると決まったわけでもなし。ただ、中国は本音では韓国をどう思ってるか知らんけど、韓国の現政権は日本に相手にされないぶん、中国に秋波を送ってる感じではある。

で、影が薄くなった北はどうするのか、どうされるのか。ここらへん、近々風雲急を告ぐ展開になりそうな気がちょいとしてさ。中国様の胸先三寸かな。

少なくとも日本から見た感じであの国の影が薄くなったのは、三代目将軍様の治世からだね。いや二代目の末期にはそうなってたかも。二代目からだとしても、三代目が盛り返せてないのは変わらんか。東日本大震災のときはまだ二代目が在位中で、日本に見舞金を出してくれた。あの時点で、ならず者国家とされてたあの国に意外と良識があったというか。

そうか、日本としてはっていうかおいらとしてはあの国に、悪役としての役回りを求めてたんだな。当事国にしてみれば、生きていくために自分の国を運営してるってことで。そこはどの国も変わらない。そして国同士の利害関係で、相手が良く見えたり悪く見えたりってだけのこと。

そういえば「善悪の観念とは、道徳ではなく利害のこと」を教えてくれたのは、「悪の枢軸」論の米ブッシュ政権だったな。為政者にとって道徳とは、利益のための手段だったと。

三代目将軍様が自分の色を打ち出すのに苦労してるなーってのは分かるが。それにしても国際社会に存在をアピールする意味での戦果はいくつか挙げてはいるんだよな。

  1. 昨冬、韓国に先んじて、悲願の衛星自力打ち上げ成功
  2. 上記 ICBM 基礎技術取得と核兵器開発続行で世界を恫喝
  3. 上記技術を元に、米国・韓国(ときどき日本)を無駄に挑発
  4. 春になったら、軍が頑張る対象がいきなり田植えに変更
  5. そこらへん一連の行動が、冬の間ひもじい国民の不満をごまかすことだったとなんとなくバレる
  6. 前近代的な、世襲王朝による直接統治制への路線変更に公式発表 ← NEW!

流れを見ると、

こんな感じですか。

「軍が自己目的化から暴走を始めて、軍が本来守るべき自国そのものを破滅に導く」てシナリオは、大日本帝国やソビエト連邦と似てる。けど北朝鮮のケースでは、今まともにあの国を攻撃してる外敵がない。勝手に自滅する道を歩んでる。

軍の自己目的化が自国を滅亡させる条件に、ライバルとの消耗戦が必要なんだとおいらは思い込んどったが。特に相手がいなくても成り立つんだな。

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2013.8.18 日曜
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前近代的作法

親とレストランに行きまして。お店の前に出してあるサンプルを見ながら、さて何を食おうか、という状況のとき。

店内から、ケータイを耳に当てたオッサンが1人出てきまして。

サンプルが入ったガラスケースとおいらたちの間にわざわざ入ってウロウロしながら、ケータイで話し込んどりまして。

邪魔。

なんでそんなことするかな。話の内容に集中してしまって、おいらたちが目に入らんかったのかも。けどこっちでそこまで考えてやる必要もないわけで。

しかも妙に声がでかかった。

ケータイで声がでかい人、15年以上前はけっこういたっけな。あれってステイタス意識のなせる技だと聞いたことがあるな。それもそうだったろうけど、通話の音質が低かったのもあったと思う。

オッサン妙にそんなノスタルジックな感じだったな。傍若無人さにイラっとしたと同時に、かつてのそんな時代にタイムスリップしたよーな感じも味わわせていただきましたわ。

ケータイからアンテナが伸びてれば完璧だったww

そういや1995年ごろ、ケータイを口の前に持ってきて話してるオッサンを目撃したことあるわw

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2013.8.19 月曜
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KDE 再び

INSPIRON 700m には再び Vine Linux 6.1を入れてみた。HDD のゼロクリアを完了したにもかかわらず、Ubuntu はなぜか起動せず。去年買ったムック本についてきたやつなんだが。FreeBSD はインストールがめんどいんで、 Vine に日和ってしまったですよ。

んでこれデフォの GUI が Gnome なんで KDE にすべく、お教えサイト様のいうとおり……。

コマンド "root# apt-get install task-kde4" と入れるとすぐにエラーストップ。最後の "4" を消したら受け付けてくれたですよ。パッケージインストールは速いやね。UNIX 系は直接関連するファイルのほかに依存ファイルも必要だけど、どんどん落としてどんどん進む。

FreeBSD の時分には ports を使ってたんで、ソースコードを落としてコンパイルっつう苦行を味わったですよ。ほぼ全部自動だったけど、KDE くらいの大物だと何日もかかってなぁ(マシンが遅いってのも原因として多分にあった)。しかもそのままやらせて、朝起きると、あるいは出先から帰ると、「ここの設定はどうしますか?」の画面で止まってたりしてなぁ。あれは脱力したわ。

おお、インスコもう終わった。10分もかかんなかったよ。あとはログアウト → ログイン画面で KDE 選択ですか。

うほほー久方ぶりの KDE でごんすー!

これまたしばらく見ん間に、ずいぶんとまた地味になり申した。ほとんど忘れ去ってしまってることだし、いろいろいじってみますかね。てことで順当に、

マインスイーパーww

あーなんかここからいろいろ思い出しそうwww

銘板左端銘板銘板右端

つか KDE にしたら日本語入力できんくなった(汗)

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2013.8.20 火曜
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焦点フラフラの日

「敵を扱う一番いい方法は、味方にすることですよ」

うろ覚えでスマンけど、『ガラスの仮面』の速水真澄の名言だす。

「速水真澄 名言」とかでググっても出てこないけど、おいら的にはこれかなりキた。まぁプラネタリウムのうんぬんとか紫織さんとマヤちゃんとの三角関係進行でのセリフとかのほうが、いろんなブログで名言として取り上げられてたりするが。あと水城さんと聖さんとの絡みのときとか。

この考え方って実際の世の中でも使えるよなー、と思い出すたびに感心しつつ、なかなかやれなくてな。かなりオトナな感性と忍耐と割り切りが必要なわけで。

しかし紫織さんほんとお邪魔虫だよなー。だから話が面白くなるんだけど、登場人物中で一番不人気なんじゃないかな。資産家の令嬢って設定以外これといって特技ないしな。そのくせ才能溢れすぎてダダ漏らしのマヤちゃんに嫉妬して追い落とそうとかww あの漫画のあからさまな悪役といえば演出家の小野寺だけど、あいつたまにアジな言動しやがるよな。それに引き換え紫織さんときたら、ほんとこいつ何なんだよっつう読者のヤキモキが作者の狙いだろうけどw

おいらみたいなオッサン読者はどうでもいいとしても、ターゲットの女性読者の多くからすると、きっと紫織さんへのイライラはひとしおかと。腹立たしいあの女の横恋慕の顛末、是非とも読者の胸がすくような「ザマミロ」的なオチでお願いしとうござります。

そういや違う漫画だけど、「伯爵令嬢」の悪役のアンナは最後まで見事に悪人を通しきったなぁ。悪事がすべてバレて、護送車に乗せられながらも主人公に悪態を叫ぶオチは天晴の一言。例えばもし舞台化されてロングラン上映になったとしら、毎回そこで拍手喝采だろ。

そこへ行くと「ガラスの仮面」紫織さんは天然の気もあり、嫉妬で動いてる面もあり、計算もしてるというあざとさ。

真澄さんは自分のことを冷酷だと思ってるけど、実は「敵を扱う一番いい方法は、味方にすることですよ」なんつう、穏便かつのちのち禍根にならないよう、物事をスマートに処理したい人だったりする。紫織さん、真澄さんのそんな弱いとこを巧みに突いてくるもんな。

真澄さんにとっては「紫織、恐ろしい子」なんじゃないかと。

しかし「敵を扱う一番いい方法は、味方にすることですよ」ってさ、この場面を読んだときほんとに目からウロコだったんですわ。まったく考えたこともなくてさ。

日本の古代、各地の豪族が分立して覇を競ってた頃。後に蝦夷以外の全勢力を平定して、今の天皇家と日本国につながる礎になった国・大和のこと。竹田恒泰著『日本はなぜ世界で一番人気があるのか』によると、並み居るライバルたちをどんどこ吸収・合併していけたその基本姿勢が、「敵を扱う一番いい方法は、味方にすることですよ」的なものだったらしい。

八百万の神の発想で、「そちらの神様を、私の国でも祀らせてほしい」てな感じで相手の気持ちをほぐして、あとは政治交渉で取り込んでいったらしい。

たぶん大和はもともと強大だったんだろうな。てことで相手にとっては、良い条件を出してくれれば従ってやってもいい、なんて感じだったのかもな。待遇次第というか。その中でも宗教はそれぞれの豪族国家にとって、存在意義そのものと言ってもいいものだったと思う。国の魂というか。まずそこを大事に扱うというのは、待遇面での最重要項目だったんじゃないかと。

普通は、征服したほうは自分のスタイルを押し付けて、征服された側の文化を否定するもんだと思う。中国の歴代王朝やモンゴルとか。それを、見事な逆転の発想というか。ちなみに大昔のイスラムの場合、聖戦で征服した民族にイスラム教を強いたわけではなく、異教徒は税金を払いさえすれば、その宗教を続けてもよかったらしい。それでもイスラム教圏ってのはかなり広がったわけで。税でイスラムを優遇して、あとは時間をかけて自発的に改宗しもらってたのかも(まー課税以外にも社会的な差別で実質強制ってときもあったかもだけど)。

中国の王朝はもうない。モンゴルの領土範囲は大もとの場所とサイズに戻った。対して大和とイスラムはそれぞれ独自の寛容策で勢力を広げて、その方針で広げたときの勢力範囲を今も保ってる。そこらへんの結果を見ても、「敵を扱う一番いい方法は、味方にすることですよ」って有効な気がする。

迷惑でしかないやつは味方になってもらっても迷惑なだけなんで、この場合は無視したり距離を置いたりになるだろうけど。

銘板
2013.8.21 水曜
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冷蔵庫のキリンと重要な言語

キリンを冷蔵庫に入れるナゾナゾというのを知りまして。けっこう有名らしくて、検索するとけっこうヒットする。ナゾナゾならまだ意地悪クイズってことで笑えるけど、何これ初出はアメリカの会社での就職試験なの? バカじゃね? その会社も、これ知ってドヤ顔で紹介してる人たちも。

思い出しちまったですよ。ある変な人が語った自慢話。もう20年近く前になるかな。

その人(日本人)はアメリカにて、スペイン語圏を含む数カ国の人たち数人を前に、事実とやらを言ってのけたんだそうで。そのことをおいらに自慢気に語ってたのを思い出してさ。んで内容は。

「『世界で最も重要な言語3つって知ってるか?』って話をしてやったんだ。連中みんなとりあえず英語、と来た。そりゃそうだがあとの2つがダメでね。連中、スペイン語と中国語とか言いやがって。単に話者が多いからって考えなんだよな。そうじゃない。だから教えてやったんだよ。あとの2つは日本語とフランス語だと。だからあいつらダメなんだよ。国際的な政治と経済の影響力で考えられないんだもんな。答えを言ったらあいつら納得いかない顔してやがった。南米のやつなんかすげぇ食ってかかってさ」

これを聞いた当時から、なんかなーと思っとった。

政治分野じゃフランスの影響力は当時も今も大きいだろうとは思うけど、だからってフランス語が重要かっつうと、言語習得の必要性としてはそこまでじゃないような。フランスの政府発表ってけっこう英訳が出回るだろうし。

日本語の場合、20年前ほどっつったらバブル崩壊してちょっとのあたり。日本の経済力が世界でかなり目立ってた時代だったとはいえ、中国経済がブレイクする前でもあったとはいえ、日本の言語を使うことがそこまで世界的に重要でもなかった気がして。当時は日本の文化やサブカルにハマる外国人も今ほど多くなかったし(若者の間でジャパニメーションの人気はけっこうあったが)。

その文化面がもっと注目される程になっても、それで日本語を学びたいと思っても、独自すぎる文字体系で意気消沈する人続出な気がする。漢字の使い方、本家の中国語よりめんどくさいもんな。楔形文字表記の概念に近いというか。

この人の論の問題点は、重要さを測る立ち位置がはっきりしてないことでして。この人が定義する立ち位置ではそうかもだけど、そんなもん設問段階で無定義じゃ回答者は自由に設定できちゃうわけで。結局、ひとりよがりな設問で回答者をコケにしたいってだけの話で。キリンと冷蔵庫もまったく同じですな。しかも話が進むほどひとりよがり度が増していくっつうタチの悪さ。

「設問が1つなら回答も1つ」っつう思い込みの成せる技ですな。条件を限定しなきゃ答えはいくらでも出るだろうに。

じょうろの水が出る穴って何十個かあるけど、そのうちの1つの穴だけが正解で、他の穴は全部不正解、と言ってるようなもんだね。あるいは脚本家の養成校で、条件を2,3出して脚本を書く課題を出して、先生が作ったストーリー以外は問答無用でアウトにするみたいなもんかな。特定の1個だけを正解としたいなら、出題する段階でそれ以外はアウトになるよう設定できてなきゃなんないわけで。

そういや前にマイクロソフトの入試問題とやらもこの日記に出したことあった。こんなノリだったな。

アメリカ人ってもしかして、こういう意地悪でしかない出題形式が好きなのかな。そして受ける方としては、こういうのに引っかかりやすいのかな。まー件の変な人も、たぶんどっかから仕入れた受け売りだったんだろうけど、完全に引っかかってイイ気になってたが。

分かるのは、こういう問題を真面目に出すヤツはバカだってことだな。ツッコミ入れても出題者本人は理解できんだろうから、真に受けない・相手にしない、が一番かと。恐らく出題者には、相手の頭の柔らかさを試したい/自分の頭の柔らかさをひけらかしたい、って意図がありそうですな。けど1個の問題には答えは1個しかないっつう思い込み自体が、頭のカタさを証明しとりますな。

キリンのやつは、子供とナゾナゾ遊びするなら面白そうなネタだけどね。

銘板
2013.8.22 木曜
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指導法考

前の仕事で見つけた、指導法についてのなにがしか。

成績の悪い生徒にプレッシャーを与えても、ますます成績が落ちるばかり。指導者はもちろん成績を上げさせたくてそうするんだけど、実はうまくいかないイライラをその対象にぶつけてるだけ。そして生徒の成績はますます下がり、指導者のイライラがまた募って生徒に辛く当たるという悪循環。

どっちの立場も経験しまして。それで分かったことなんですわ。

この状態だと指導者はもうダメ生徒のアラを探してイビることが快感になっちまってる。ダメ認定の生徒としては、何やってもケチつけられる状況。面白くないわけで。それをやる意味を見失ってしまう。「もうどうだっていいや」状態。で、仕事がいい加減になる。

何をしても叩かれるなら、やってもやらなくても同じこと。やるにしても、言われたとおりにしてもしなくても同じこと。生徒はかえって指導者の言うことを聞かなくなる。

どの場所に立っても文句を言われるんで、自分の立つべき場所が分からなくなる。いい仕事をしようとしても、どうすればいい仕事になるのか本気で分からなくなる。

学校教育の目的は、生徒に教養を付けさせることですな。職場教育の目的は、会社を儲けさせることですな。そんな中、こういう指導をする指導者はなんでこういうことをするのか。と他人事な言い方しちゃったけど、前の仕事では愚かにも、おいらはこの指導をやっちまったことがある。やられたことあったのに。んでその指導の心理を思い出すと、

こんな感じで。はっきり意識してそうしてたわけではなく、今整理するとこうだったなーという感じ。

それで指導してると、生徒さんの反応が鈍くなっていくわけですよ。それ見てまたイビるわけで。つか指導者の立場としては、いくら指導しても伸びない相手が腹立たしくてさ。イライラがたまってこっちも精神的にダメージを受けてた(間抜けな自爆ですわ)。

てな悪循環に陥ってたある日、気づいたんですわ。いつものようにツッコんだとき、生徒さんがこっちを、怯えた眼差しで見たことに。その瞬間、自分の間違いをいろいろ悟ってしまった。論理が逆回転して、よりよい道がまったく違う方向にあることにようやく気づいたですよ。

そのあと何したって、生徒さんに謝りましたですよ。んで方針替えを公言して、そのとおりに直しましたですよ。下っ端に頭を下げる屈辱? んなもん関係ない。会社員である以上、おいらの義務は会社を儲けさせること。生徒さんがいつまでも離陸できなくて、それで会社が儲けを逃してる。それはおいらの指導方法が悪いせい。いかん。だったらもう「生徒が生徒が」ではない。自分が直すしかない。てなわけで。相手に謝って新方式を公言したのは、それが改善への最短コースだと思ったんで。

新方針は、イビりやイビりと取られそうな態度をやめること。何かをまともにできたら、それを喜んで認めること。思ったよりうまくできたら、ケチらず褒めること。相手がツラくならない方向限定でイジることw(← 無視せず、常に気をかけてるサインのつもり)

その生徒さんとの師弟関係みたいなのはそれから2年ほど続いて、生徒さんはしまいには自分で仕事を見つけたり作ったりして、自分で進めるようになってくれたわ。それにしても時間かかっちまった。おいらへの怯えと不信を薄めるだけで1年はかかった。おいらの不見識と不手際のせいで、生徒さんと会社には時間と労力を相当無駄にさせてしまったですよ。

ただこのダメな指導方法、世間じゃまだまだあるっぽくてな。マシなやり方もある以上、あとは現行方法とマシな方法との交代が進むのを待つだけって感じですか。

銘板
2013.8.23 金曜
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復古調

マツダのアテンザのリアビューってさ、何かに似てるなーとずっと思ってたんだわ。

アテンザのケツ

最近ようやく「これだ」ってのが分かってさ。三星堆遺跡の顔だわ。

「それがどうした」と言われても困るんですがね、ええw なんかスッキリしたんで。

銘板
2013.8.24 土曜
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粘菌コンピュータ

技術的特異点というものをこのまえ知って、ふむふむなるほどと調べつつ、ついでにたどり着いたのが粘菌コンピュータ。ってなんぞ? なんかその研究でイグノーベル賞を2回取ってるし。あーそっか『もやしもん』でやってたのはこれだったのか。

Wikipedia 記事の「概要」によると、

ある種の粘菌には「餌を求め、餌と餌の最短距離をつなぐ形に変形する」「光を嫌い、光を当てることで任意の形に変形できる」性質があることを利用し、光や餌を「入力」、形を「出力」とみなしてコンピュータとして利用する。

例えば、粘菌を迷路の中に設置しその迷路の端と端にえさを置くと、粘菌は一旦は迷路全体に管を広げるが、最終的には餌と餌の最短距離をつなぐ管のみを残し、それ以外の部分は衰退させてしまう。また、餌との道筋に光の当たる部分を作ると、粘菌は光のあたる部分がなるべく少なく、かつ粘菌全体の管の長さもなるべく短いような経路を取る。最終的に形成された形は迷路問題(一種の組合せ最適化問題)の解であるとみなせる。こういった粘菌の性質を利用して、巡回セールスマン問題をはじめとする現在のコンピュータでは解くことが困難な問題を解決することが期待できる。

また、粘菌は同じ実験でも場合によって異なった経路を取るが、この時に粘菌がネットワークを作成する過程を発展方程式を用いて数理モデル化することで、正確な答を一つだけ出すことしかできない現在のコンピュータとは違い、一つの問題に複数の答えを出せるような「柔軟な発想」のできるコンピュータの開発に生かせることが期待できる。

中垣らはこの研究によって2008年度のイグノーベル賞を受賞している。また、原らの率いる理研の研究チームは、粘菌コンピュータの回路の設計を2007年より開始している。

だそうで。ほうほう、プログラムを作ってソフトウェア的に開発してるのかなとも思ったけど、回路設計ですか。ハードウェアかな。それともソフト的に回路を作るんかいな。結局よく分からんww

ハードだとしてさ、もしかしてコンピュータの箱の中に迷路と粘菌を閉じ込めるんだろうかw 記事の「応用例」だと、リアルにそうやったっつう記述があるがww しかしこれだと、菌がその環境の中で考えて結果が出るまで待つんで、デジタルデータを入力して実行するとすぐに答えが出る類いの、普通の扱いのコンピュータじゃなさそう。まあ回路を設計ってことで、粘菌の思考と動作をシミュレーションするものになるんだろうなとか勝手に考えたくらいにして。

それにしても菌ごときが思考して論理的な解を出すっての、しかも人類の英知の結晶であるコンピュータでできない芸当をするっての、ものすごすぎて言葉にならんなぁ。イグノーベル賞もまたいいところに目をつけて拾ってくれたとは思うけど、イグノーベルで済ましていいものでもないような気もする。

銘板
2013.8.25 日曜
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猫も杓子もの何か

スマホってなんでみんな揃ってタッチパネル方式なんだろ。

ガラケーみたいな物理キーのやつも探せば多分あるんだろうけどさ。もともと Apple が iPnone の開発でこの形式を採用したってだけなのに、なんでまた猫も杓子も「答えはそれしかない」ってなるんだろ。ていうかパズドラはタッチパネルじゃないとできなさそうだな。

かつて Apple が GUI でウインドウ方式を出したら(発想は Apple のオリジナルではなく、ゼロックス社内にあった試作機からコンセプトをパクった)、マイクロソフトが Windows で、UNIX 系も XWS で軒並み真似したのと似てるな。

故スティーブ・ジョブズの偉大な先見の明といえばそれまでだけど、本当にほかにもっといい方法はないんかね。つか関係各社、探す努力・作り出す努力をちゃんとしてるんだろか。

銘板
2013.8.26 月曜
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人造肉の世界

人造肉キテターーーーーー!!

もう20日も前のニュースだけど。しかしそんな時代になりましたか。

30年くらい前にも聞いたことあったな。そいつは石油から作った「肉もどき」で、味と食感がちょっとそれっぽいだけで、物質的には肉ではないものだったらしい。そして味もひどかったらしく、一瞬話題になっただけだったよ。まぁ「食べても害のないプラスチック」みたいなもんだったかと。

今回のニュースの人造肉は、牛の幹細胞を培養して筋線維を作るっつうけっこうな本格派。味はイマイチだったみたいだけど、本物の牛肉ではあるんで、これから改良していけばどうにかなるんじゃないかと。

この技術が普及した暁に期待できるのは、穀物が余る → 穀物相場が下落 → 世界の食糧・エネルギー供給の安定 ですな。培養液の原料は飼料と同じ穀物ベースになるかもだけど、同じ1頭ぶんの牛肉を作る場合でも、穀物の必要量は今の方法よりずっと少なくて済むと思う。

ここ数年、穀物相場が高い理由は、たぶん以下の2つ。

  1. 原油相場の高騰
  2. アメリカでバイオ燃料用作物の栽培が増えて、そのぶん食用・飼料用穀物の生産が減っている

1. は、昔の畑仕事や輸送の労働力は手作業と牛馬だったけど、今はそのほとんどが機械なんで、燃料を食うわけで。この影響はあるだろうと。

2. は、現状では限られた畑地面積と労働力で、食用・飼料用・バイオ燃料用の穀物を賄ってるわけで。バイオ燃料への転用はアメリカではブッシュ政権の頃に始まって、その直後から食用・飼料用が不足して高騰してる。政府から補助金がつくうえ、最終的に人の口に入るものではないんで安全基準が緩くて、そのぶん栽培コストが低いだろうと。

恐らくそういうカラクリで穀物価格が上がってるわけで。原油価格はほっとくとして、世界人口が増えてるのに主要供給国で食用・飼料用の穀物生産量が減ってるのが痛い。てことで、このうち飼料用の需要がガタ減りしてくれれば、事情はかなりラクになりそう。

じゃあそんな世の中になったとして、日本のブランド牛とかどうなるんだと。

これはこれでまだまだ需要があるんじゃないですかね。人造肉はまだ味の面で不満が高そうでして。まずは需要量が多い一般的な肉のレベルに近づくことが目標じゃないですかね。そのあたりは味と食感がまあまあならあとは安けりゃいいんで、コストは生産量で薄める形になるはず。で、当面は味は中くらいを目標に開発。達成したらいったん味の追求は止めて、大量生産に向かうんじゃないかと。そして安肉を駆逐する方向で普及を狙うんじゃないかと。

人造肉は既存の肉に対してコストダウンでの伸びしろがあるんで(必要な部位だけ作る → 育成期間が短く、排泄物・廃棄物も少ない ってだけでも相当有利そう)、やっぱしライバルは安肉ってことになると思う。

一方、高級ブランド肉は味そのものに加えて、イメージも大事だったりする。「松阪牛」「米沢牛」「前沢牛」って名前を聞くだけでおいしそうじゃないですか(うちの地元近辺では田子牛と倉石牛が超うまいぞ)。それがあんた、人造肉の品質がどんなに上がったところで、よくわかんない液体の中で細胞を培養して作った肉ですーって言われてヨダレが出ますかと。

ただ、普及品の人造肉で育った世代が多数の時代になってもまだ、今と同じ作り方の牛肉が優位を保てるかどうかは分からんけど。人造肉は味も相当良くなってる頃合いだろうし。それに「この世に生命として産ませて育てた挙げ句に屠殺・解体したもの」というイメージが嫌われることもありそげかも。ていうか食肉市場に人造肉が本格参入するとき、きっとこの路線で既存のライバルを貶める宣伝をするだろうなって気がする。

そこらはそのときの客がどっちの論を受け入れるかによるんで、現時点では分からんと。本当は肉料理を食べれるのに、ポリシーでベジタリアンやってる人もいるしな。そういう人たちが人造肉を支持しては既存肉を罵倒して、なおさらイメージを悪くさせるかもだし。高級ブランド肉はイメージが命なんで、ここらへんの攻撃がどう出るかってことか。

そういや最近の有名人は毛皮のコートとか着にくい雰囲気らしいしな。動物愛護団体にえげつなく叩かれるリスクがあるってことで。うちの母親は有名人じゃないが、うちのばあちゃんに貰ったキツネの毛皮のマフラー(顔付き)を持ってたりする。キツネの口のところがクリップになってて、自らの尻尾を噛む形で持ち主の首に巻きつくというコンセプトの逸品。おいら小さい頃から「このセンスは微妙だなー」と思っとったが、やっと時代が追いついたかww 結局おいらはどっちの味方なんだとwww

人造肉が普及した後までのことは読めんけど、ともかくこれが無事に普及すれば、世の中の食糧事情がマシになるだろうなってことでひとつ。つかこれだと飼料用穀物を作ってる農家の収益が減るわけで、店を畳まれてしまうと作付面積が減ってまた高騰か。ここらへんうまくバランスを取れるかにもかかってるな。つか食用穀物の需要は世界人口の増加とともに増えるだろうし、それでも余った農地は燃料用に転用するって手もあるよな。

新技術で農地資源の必要量を圧縮すれば、余裕ができていろいろ助かるんじゃないかということで。

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2013.8.27 火曜
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手のひら返し

イプシロンロケットの初打ち上げ、カウントダウンマイナス19秒で延期となりましたなー。残念だけど、初物はトラブルがつきもの。飛ばしてしまってから発現して全損するより、まだ仕切り直しできる段階で見つかってよかったよ。

H-IIA/B ロケットのほうは合計で20機以上の打ち上げ実績があるんで最近はすごく安定してて、その日の天候条件さえ基準から外れなければ、予定の日時にさっさと飛んでいってしまう。ほとんど定期便のノリ。けど先代の H-II までは、寸前のトラブル停止とか多くてな。まず予定通りってのはなかった。さらに先代の H-I は全9機が成功した伝説のロケットなんだけど、定日定刻の打ち上げはゼロ。全9機とも何らかの理由で打ち上げ延期を食らってた。

日本人は時間厳守にうるさいそうだけど、ロケットの打ち上げに関しては、安全確保よりも時間厳守って考えは行き過ぎだと思うが。H-II の時代、このことを槍玉に挙げた医療系ジャーナリストさんがいたわ。「もしこれが医療現場だったら、いざ緊急手術のときに機器が動かないなんて考えられない」とか。無人ロケットの打ち上げは別に緊急でも人命を左右するわけでも、その日時に是非やらなきゃ取り返しの付かないものではないんですが。それよりスケジュールありきで無理に打ち上げて失敗したら、ロケットと衛星合わせて数百億円がパアになるわけで。

外国での過去の例。当日の気候が打ち上げの設定条件から外れてたのに、スケジュール最優先で打ち上げを強行した、というのがありまして。衛星打ち上げを依頼した顧客(見物客より重要)たちとの今後のスケジュールを重視した結果でして。打ち上げ時の上昇中、まさに設定外の気象条件が原因で、多数の見物客が見守る中で爆発・大破・墜落しまして。最重要のはずの顧客の荷物も今後のスケジュールも顧客からの信用も、もろともに全部吹っ飛びまして。元も子もなくなったとはこのことでして。

1986年1月28日のチャレンジャー号爆発事故ですがね。さらに、同時に宇宙飛行士7人の命を衆人環視の中で奪ってしまったっつう惨たらしさでして。

事前に担当メーカーが NASA に打ち上げ中止を進言したら、「大人になるんだな」の一言で突っぱねられたそうで。馬鹿な「大人の判断」そのものでしたと。

今日のイプシロンの場合は自動で異常検出しての自動停止なんで、大人の判断での打ち上げ強行はできなかった。けど今後それを焚き付けるような、関係者を無理に急かすような報道姿勢はいかがなものでしょ。

「ロケットの打ち上げ延期はそのときのベストな判断でよくあること」ってのをまだ分からんのかいな。しかもイプシロンは日本はおろか世界でも前例がない機能や仕様をもりもり仕込んでるからな。初号機でそう都合良くは動かない可能性ってのはアリアリなわけで。

3年前の はやぶさ の地球帰還以来、マスコミは JAXA の動向に注目して、多く報道してくれるようになった。んで今日の打ち上げ直前までは はやぶさ 以来のノリで好意的だったのに、打ち上げ中止になった途端、微妙に手のひらを返し始めたような。1990年代の無闇な批判体質復活ですか。素人勘違いな正義感を振りかざして関係者を叩くというか。

一般見物客がガッカリしたのは理解できるが、ロケットを打ち上げる目的は衛星を所定の軌道に投入することであって、見物客を喜ばせることではない。特に初号機なんだから、大事を取っての打ち上げ延期は充分あり得る。一般見物客のキレ気味なコメントを出してる新聞社もあるけど、じゃあ異常が見つかったのに、わざわざご来場くださった見物客のために打ち上げの強行をすべきなのかと。

ここらへんの優先順位を、マスコミの人たちが理解してないのがよく分かる。もしかして理解してるけど(誰でも分かる程度だし)、別な理由があって隠してるのかな。

【イプシロン打ち上げ中止】信号系トラブルか 開発責任者「想定外のことが…」 - MSN産経ニュースあたりが特にひどい。何がひどいかって、まず誰に向かって言ってるのか不明。関係者宛なら釈迦に説法のうえトンチンカン。一般人宛なら、下衆な素人考えに基づく悪印象の拡散。そのうえトンチンカン。

●問題となった姿勢異常の検知はなぜ起きたのか。徹底した原因究明と対策が求められる(←素人に言われんでもやるに決まってる)

●駆け出しから技術の未熟さを示した形だ(←打ち上げ前点検の人工知能化は世界初の技術ですが。今回は場数を踏みながら熟成させるための第1回目なので、未熟は当たり前。ちなみに、海外ではせいぜい開発以前の研究室レベルなのでもっと未熟)

●イプシロンの姿勢制御の信号系には、実績のない新たな設計を採用している。仮に今回の原因が信号系のトラブルにあれば機体の安全に直結する問題であり、信頼性低下につながる恐れがある(←何を今さら。実績・前例なしの新機軸をやるのがイプシロンの開発意義。そして「信頼性低下の恐れ」は基礎研究段階の話。その懸念と問題をクリアしたからこそ、開発が進んで現物が出来上がったわけで。ロケットで実績豊富な枯れた技術を使うのは確かに常道だけど、いつまでもそれを使い続けるわけにもいかない。スペースシャトルの搭載 OS は最後まで DOS で [記事] 、安全性は高かったものの、ハードウェアと使いこなせる技術者が枯渇して大変だったそうな)

●原因箇所の不具合を克服しても、別の信号で同様のトラブルが起きる潜在的な可能性も否定できない。可能な限り、幅広い観点から検証する必要がある(←言われんでも ISAS の中の人たちはそれやるよ。言うだけの素人の無責任発言そのもの。開発者の立場を代弁してるのか、開発者に向かって言ってるのか、立ち位置と方向が曖昧で気持ちの悪い意見)

●イプシロンは低コストや打ち上げの簡易さを徹底追求し、新たな発想で開発された。こうした開発姿勢が裏目に出て、今回のトラブルに何らかの形で影響しているとすれば、開発姿勢自体を再考する必要もありそうだ(←現物が出来上がったということは、その程度の心配はとっくに片付いてるということ。蒸し返しはお門違い)

●イプシロンは将来、商業衛星の打ち上げ市場への参入を目指している。契約日にきちんと打ち上げることは顧客の信頼を得る上で重要な要素の一つであり、市場参入へ不安を残すスタートとなった(←初号機の複数にわたる打ち上げ延期は常識の範囲内。不安どころか、慎重に開発しているイメージを打ち出せる。予定日通りの打ち上げは、もっと回数を積んでから考えること。むしろフル新型ロケットがいきなり完璧に打ち上がってしまうほうが、隠れた問題の見逃しにつながって怖い。先代の M-V はそれで、4号機の失敗までトラブルのもとに気づかなかった。H-IIA も6号機で失敗するまで、トラブルのもとに気づいていたのに軽視してた)

●(記者会見での質問)−−打ち上げ中止は深刻な事態ではないのか(←上に書いた諸々の理由により、打ち上げの中止と延期はまったく深刻なことではなく、安全対策がまともに機能した証と言える。事態が深刻かどうかはトラブルの内容によるので、現時点では不明。現状で不明なことについて、勝手に深刻さを煽ろうとする報道姿勢こそが深刻な問題であり、マスコミには徹底した原因究明と対策が求められる)

マスコミ御中に於かれましては、余計な正義感や使命感で自らを焚き付けんでいただきたい。結局、自分勝手な考えを読者に吹きこむことになってるわけで。つか科学技術は玄人の世界なんで、その分野の知識も経験も土地勘もないド素人が簡単に批判していいものではないことに、いいかげん気づいていただきたいが。

しかしマスコミさんがた、今日の打ち上げ直前までのアゲアゲ報道からほんと見事に手のひらを返したな。

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2013.8.28 水曜
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その心意気が落とし穴

正義感や使命感って、ほんとこれが落とし穴になるんだよなー。しばらく忘れてたけど、前の仕事でそういう経験があったわ。

これバイアスの一種だと思うわ。事実を歪めて捉えてしまう、公平・平等な情報収集と判断ができなくなる、という意味で。けど正義感・使命感が駆動してるときってさ、いいこと・有益なことをしてる気分に支配されてるときなわけで、よもや自分が事実を歪めて捉えてるなんて思いも寄らないわけで。

昨日紹介した記事はもろにそれですな。たぶんこの記事に同調して、JAXA とイプシロンロケットを無駄に叩く人たちが出てくるだろうなぁ。

怖いのは、人が持つ正義感・使命感を利用して騙す奴がいるってこと。

例としては、いろいろ論破されて最近すっかり下火になったオスプレイ報道とか。去年の今頃の世の中は、突如派手に報道されるようになったオスプレイって何だ?って感じだった(少なくともおいらはそうだった)。と同時に、海外での墜落事故を列挙してセットでご提供。「オスプレイ=危険」の印象を植え付けつつ、それが日本に配備される、との情報。

そして山口や沖縄ではこんなに反対運動が起きている、と報道。そして在日米軍がオスプレイを導入する理由も(古い輸送ヘリコプターの退役に伴う普通の更新)、それで得られるメリットも(1機あたりの性能で、速度・行動範囲・輸送力が倍以上になる)ほとんど伝えない。明らかな偏向報道。

おいらの周りは、このヘンテコな報道にガチで乗せられてる人たち結構いたよ。かく言うおいらも、去年の9月半ば頃まで乗せられてたわ。仕事に絡む話でもあったりして、実はあまり洒落になってなかった。

部署のみんなして乗せられてた折、「こんなものが日本の空を飛ぶなんて許しちゃいけない」とまで言った人がいてさ。件の人は正義感・使命感が強くてさ。おいらはそのとき、報道のしかたがなんだかおかしいことに気づいたんだわ。そして、おいら確かめもせずになんとなく報道を信じてたなーと思ったんだわ。

んでオスプレイについてちょいと調べたら、機体の構造も導入理由もメリットもろくに理解してなかったことにようやく気づいたわ。んで、そこらをマスコミはほぼまったく報道してないことにもようやく気づいた。調べるほど、矛盾と矛盾を生んでるカラクリが見えてきた。

部署の人たちは「オスプレイ=危険」をモロに受け入れてしまってたんで、それを解除するタイミングを半月待ちましたですよ。騙されてたことに自分で気づくならまだしも、他人に指摘されるのってツライ気分になるよなーと思って。んでドヤ顔で全部説明するんじゃなく、ちょいとだけ矛盾点を示して、あとは各人で考えてもらったわ。

タイミングが来たとき、「お、今日のオスプレイ報道の写真かっけーな」と言ったっけ。したら部署内の空気が瞬間冷凍。「この人、今とんでもないこと口走った」て感じでww

オスプレイとイプシロンはおいらのマニア分野内なんで、報道のかぐわしさに気づけた(気づきの感度ってその道へのハマり度によるっぽいな。航空機は好きだけど、ティルトローター機は古い実験機の存在くらいしか知らなくて気づくの遅れたす)。けどそれ以外の分野だと、おいら相当鵜呑みさせられてるんだろうなぁ。

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2013.8.29 木曜
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ちょっとした真実

世の中を見てて、今まで気づいたことのうち2つ。

ごまかしや不正をする人は「バレたらアウト」と思うから、疑わしいと思われつつもバレないうちは不正行為を続ける。んでそれは法律の話。実際の社会生活だと実は「疑われたら最後」だったりする。疑われるような行為からして最初からするもんじゃないってことですな。

んで本人が「まだ大丈夫」と思ってても、周りの人からすると「ああまたあの人か」と。疑いが深くなると、物的証拠がなくても、本人以外はもう確定とほぼ同じ判断をするわけで。やる方はなんでこのことに気づかいないんだろ。気づかないからこそやる、とも言えるか。

この派生で、「バレてないと思ってごまかし・不正を続ける」っつうマヌケなことがあったり。不正を見つけるごとにほかの人が毎回指摘してくるわけではなく。一般社会では見て見ぬふりをする例が多いわけで。となるとだんだん行為や手口が大胆になって、バレたらとんでもない罰を食らうほどのことをやらかすようになったりしてね。

で、例えば企業内の不正の場合、このタイミングで内部告発があって一気に発覚と。不正をしてた連中は破滅と。つか組織全体が破滅するリスク(=良かれと思って告発した人もろともみんな失業するリスク)もあるわな。ていうか最近のニュースで、告発先の役所がミスって、対象企業に告発者の名前がバレて、(たぶん報復で)告発者がクビになったってのがあったような。

もひとつ。

「わざとではなかった」を連呼する加害者っているけど、故意か過失かで違いが出るのは罪名と量刑。これも法律での話。実際の社会生活だと実は「被害者が受けた害は、わざとであろうがわざとでなかろうが同じ」だったりする。

だから「わざとではなかった」連呼って、被害者の立場を差し置いて、自分のしでかしたことを棚に上げて、自分だけ少しでも有利になろうとする行為なわけで。言えば言うほど被害者から見た加害者の心象は悪くなるわけで。

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2013.8.30 金曜
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永遠のジャイアン

シリア内戦にアメリカその他が参戦ってニュース、イギリスはイチヌケしましたな。イラクの折の大量破壊兵器ウンヌンの影響みたいだね。あれでブレア政権がぶっ飛んだもんなぁ。

それにしてもメリケンさんは乗り気。あのときの蹉跌はもうあのときのこと、なのかな。政権が変わってもやっぱしあの国はあの国だなと。アフガンとイラクのときは「大統領があの人だもんなー」なんて思ったもんだったが、関係なかったのか。じゃあ武器屋さんたちの強い意向なのかな。

1990年代に読んだ落合信彦の本では、「アメリカは15〜20年おきに戦争を必要とする国」と書いてた。それまでの歴史から「おお、ほんとだ」と納得したんだわ。今もその流れが続いてる感じだけど、間隔が短くなってきてるような。

つか、もし今回の化学兵器使用の情報も参戦後にガセだったと発覚したんなら、もうメリケンさんは完全に開き直れる気がする。「事実だろうがガセだろうが知ったこっちゃねえ。疑わしきは罰するんだよ。オレが疑わしいと思ったらそれはもう罪なんだよ」とかなんとか、どうにでもできちゃう無敵状態になる気がする。まぁ既に無敵ジャイアン状態だけどさ。

銘板左端銘板銘板右端

日本もかつて東芝ココム問題で、よくわからん煮え湯を飲まされたっけ。

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2013.8.31 土曜
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そういう問題

「エンジニアなら3分で解けるが、弁護士なら解けない」 という問題が話題に

数学の挑戦!!!

「エンジニアなら、三分以内に解ける;建築家なら、三時間;医者なら、六時間;

会計士なら、三ヶ月; 弁護士なら、解けないかもしれない」という仮説があります。

皆さんはどのくらいの時間がかかりますか?

7×13=91だろ。

3分かかんなかったが。

エンジニア以外の職種の時間見積もり、別にこんな長くないだろ。ソースが不明なんであてになんない情報ですな。

つーか住人の皆様のコメント面白いなぁ。いろんな解法があるんだな。そして、「痛いニュース」で取り上げてる最後のコメントに笑っちまった。

「おれ解けないから弁護士になるわ」

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