ひとりごちるゆんず 2004年12月
銘板
2004.12.1 水曜
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あの話題の原潜はどうなった

中国原潜の領海侵犯騒ぎがあったけど、あれでひとつ思い出したのがあってさ。

クルスク号ってどうなったんだっけ?

覚えてるのは、2000年にロシア海軍の戦略型原子力潜水艦クルスクが、艦首の液体燃料魚雷の爆発事故で沈没。ロシアが単独で乗組員を救出しようと試みたも失敗し全員死亡。その後、引き揚げ作業を世界中のサルベージ会社を対象に発注し、ロシア以外の会社が落札。

おいらが覚えてるの、ここまで。

果たして引き上げは成功したのか、奇跡的に生き残っていた乗組員がもしかしていたのか、そもそも爆発の原因は何だったのか、事故から引き揚げまでに放射性物質の流出はなかったのか、多くの謎が謎のままウヤムヤになってしまってたような。

事件発生が2000年だから、世の中はもう相当インターネットが普及してたわけで、検索すれば事件のその後が簡単に分かるはず……というのが甘かった。キーワード「クルスク」で探せど探せど、おいらの記憶にある部分以降が見つからない。出てくるのはもう知ってる部分だけ。

あれだけ騒いでおきながら、おいらだけでなく日本のマスコミ全部もこの大事件を忘れっぱなしらしいぞ。

マスコミ系で「その後」を報告してるのは、韓国の朝鮮日報が北朝鮮の労働新聞の内容を報告したページ中国の人民網日文版。なんでか共産系ばっかですな。国のお抱えマスコミじゃないと追跡報道しないんだね。

あと、「ロシアの現実・日ロ関係をウオッチする Russian Chronicle」というサイト様で「原子力潜水艦『クルスク』引揚げ成功」という記事が出てる。当事国からの情報なだけあって、ここが一番詳しい。

日本のマスコミだって商売だから、最新ニュースを大きく扱うのは分かる。でもあのときあんだけ大騒ぎしたんだから、事が一段落するまでは、きちんと顛末を追うべきなんじゃないかと思うが。おいらも完全に忘れてたからあんまし言えんけど、中国原潜の一件で「そういえば」と思い出しはした。つうことは、同じように思い出された方々が他にも大勢いらっしゃるかと予想できるんだが。

銘板
2004.12.2 木曜
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『パニッシャー』その1

公開終了直前になって、やっと観てきました『パニッシャー』。地元ラジオであんだけぶっ放しときながら、延び延びにしてしまってて。

結論から言う。

  1. 主人公が強すぎて悪役が霞んじゃってる
  2. ナイス爆発!

まず 1. について。

前半、派手にトバして後半での大暴れへの期待を膨らませてくれた悪役のセイント(トラボルタ)、いざ後半に入ってフランク(トム[またはトーマス]・ジェーン)の逆襲が始まると、ほとんど打つ手なし。頭脳戦でも肉弾戦でもひたすらやられっぱなし。最後もあっさり仕留められた上に哀れさまで醸し出しちゃって。

「ワルは最期の最期までワルを貫き通してこそ華」

ということを認識させてくれた。まぁ主題が「制裁」だから、その演出やっちゃうと、この映画のテーマが成り立たなくなるわけ。つまり、最終的にトラボルタがあの鋭角的な顔立ちを歪めつつ惨めにビビらなきゃ、制裁者としての主人公の立つ瀬がないわけ。

それを脚本兼監督のジョナサン・ヘンズリーはよぉ〜く分かってたからこそ、セイントの最期をああいう風にしたんだろうけどねぇ。そこに至るまでにフランクとセイントがコッテリとお互いを追い詰め合う、という展開が欲しかったわけよ。確かにそんな感じの展開だったけど、ちょっとアッサリ過ぎた感じ。

だって結局セイント側で「強かった」と言えるの、アタマ悪そうなムキムキマッチョマン1人だけだったじゃん。あとはみんなフランクにサクサクとハメられたり直接殺されたり。これ、どうも

「もっと強い敵を

 続編で出すために

  余裕を見といた」

という気がしてならないんすけど。恐らくその思惑通り、続編の製作が決まってるみたいだし。

つうことで、ステキな悪役登場の期待は次回に持ち越し。悪役スターとして近年大活躍中のトラボルタ、この作品じゃババ引かされましたな。

銘板
2004.12.3 金曜
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『パニッシャー』その2

お次は「2. ナイス爆発」について。

なんで2回に分けるのか。それは日記が遅れ気味だから (^^;)

これもう文句ないでしょう。素晴らしすぎるよ爆発場面。景気付け以外に意味のない、フィニッシュ連続大爆発はまぁハリウッド的定石ってことで勘弁したげるけど(笑)、事前情報で掴んでた「桟橋の爆発」はもちろん、その少し前の「ガスボンベ爆発」もすごかったなぁ。人がブッ飛んでるんだもん。ボンベの方はブッ飛ぶ人、もろ火ダルマ。人形なんかじゃないから着地後にもがいてるし。

どっちの爆発も、どう見てもマジで生身の人が飛ばされてるようにしか見えなかったけど、あまりにも完璧すぎてなんだか悔しいんで、舞台裏を野暮に推理してやるのだ。

  ガスボンベ爆発のカラクリ

細身なスタントマンを使って、服の内側に耐火服を着せる。頭も、役者の顔の型から作ったマスクとメットで防備。マスクの内側では呼吸用の管をくわえていて、身に付けてる小型空気ボンベで呼吸する。

東映アクション時代劇「将軍家光の乱心 激突!」(1989) で長門洋之が馬に乗りながら火ダルマになる場面の撮影で、ハリウッドから呼び寄せたスタントコーディネーターがその方法を持ち込んだそうだ(演じたスタントマンは、千葉真一率いる JAC のメンバーだった)。この技術導入がよっぽど誇らしかったらしく、パンフで詳細に説明してた。

ショウの舞台裏の仕掛けを自分でバラして誇るのは、作り手側の姿勢としていかがかと思うけど、とにかくそういう方法があるんだという勉強にはなった。

で、恐らくそれと同じ手段だったかと。

  桟橋爆発のカラクリ

ワイヤーで役者を後ろ向きに引っ張ったんでしょうなこれは。爆発の火炎から多少の距離があったし(スタントマンの安全確保というより、豪快な吹き飛びっぷりをよく見せるための距離置きかと。ガスボンベ爆発で火ダルマぶっ飛びをやってのけたほどなんで、手抜きじゃないだろうと推測)。

で、編集段階で CG でワイヤーを消した、と。「CG を使わないリアルアクション」という触れ込みだったけど、「CG での別撮り画面合成や画像新規作成をせず、現場でスタントマンや役者が本当に体を張った」という意味だったかと。ワイヤーで引っ張ろうが、あの爆発のとき、スタントマン(か、もしかしたら主演のトーマス・ジェーン本人)は間違いなくその爆発現場にいたわけで、体を張って撮影したことには変わりがないのだ。

ガスホンベ爆発と並び、本当に良くやったと思う。拍手。

しかし、ハリウッドじゃもうあそこまでやれるスタントマンやスタントコーディネーターは絶滅したもんだとばっかし思ってたけど、どっこい生きておったんだな〜。だめだとばかり思ってたハリウッドアクションを見直しちゃったよ。これからもご期待申し上げる所存にござりまする。

銘板左端銘板銘板右端

火曜サスペンス劇場も、バレバレの人形突き落としなんかいつまでもやってないで、少しはこういうのを見習ったらどうかねぇ。

例えば、香港の命知らずなスタントマンのギャラは、最近はアクション映画の衰退で相場が相当に下がってるはず。世界最高のスタント職人の技をテレビドラマの予算内でご披露いただいたりとかも、今ならやれそうな気がするんだが。

銘板
2004.12.4 土曜
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名前も見た目も似てるけど

片方は絶対イヤな料理

エビチリソースとユビチリソース。

銘板
2004.12.5 日曜
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すんませんサボり

何年も前の自分の過去メールを読み始めたらハマってしまって、忘れてたギャグで自分で笑ったり、メールで失敗したことを思い出してまた後悔したり。

そんで日記書く時間がなくなっちゃったっす (-_-;)

銘板
2004.12.6 月曜
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マジハヤ気象庁

今さっき(23時17分頃)メール書いてたら地震が来た。大した揺れじゃなかったけど。

揺れてる間、「もっと大きくなったらどうすべ」と恐れつつ Power Mac G4(通称「ポリタンク」)が倒れないように手で押さえたりして。

揺れはすぐ収まった。それで「まだ出てないかもな〜」と思いつつ気象庁サイトの地震速報ページを見たら、

震度速報
平成16年12月 6日23時17分 札幌管区気象台 発表
6日23時15分頃地震による強い揺れを感じました。
現在、震度3以上が観測されている地域は次のとおりです。

震度5強釧路支庁中南部
震度5弱十勝支庁南部釧路支庁北部根室支庁中部
震度4空知支庁南部網走支庁網走胆振支庁中東部
日高支庁中部日高支庁東部十勝支庁北部
十勝支庁中部根室支庁北部根室支庁南部
震度3石狩支庁北部石狩支庁中部石狩支庁南部
空知支庁中部上川支庁南部網走支庁北見
網走支庁紋別

今後の情報に注意して下さい。

速っ! 見直したぞ気象庁。各地の気象台の地震計が常にネットワークでつながってるってことですかな。

今(23時38分)ページを更新したら、震度1の地点まで網羅されてる。八戸は震度2だったそうで。

10年ちょい前までは、気象台によっては職員さんの体感で震度を発表してたそうで。そのあたりのある年の3月に起きた地震で、八戸で震度6が発表されたときがあった。同じ地震で釧路も震度6だったけど、八戸は何ともなかったのに釧路じゃケガ人は出るわ道路が隆起したり割れたりするわの惨状。

なんでこんなに違うのかと思ってたら、次の日、八戸の震度が5に訂正された。なんでも、体感震度を発表した職員さんの精度が悪くて震度を大きめに発表してしまったらしくて (^^;)。震度観測用の地震計はその4月から八戸の測候所に配備される予定だったそうで、ものすごく間の悪いときに地震が来てしまったわけだすな。

測候所の中身って見たことないけど、今みたいに地震計が完全自動化・電子化される前ってさ、想像するになんてーかこう、お皿を一杯に詰め込んだ食器棚が無意味にたくさん置いてあって、あと、わざわざ壁いっぱいにフック付けまくってフライパンだのオタマだのを何十個も吊るしてあって、その倒れ具合、壊れ具合、落ち具合で震度を測ってたんじゃないかと思ってさ。当時それを友達と話してその様子を想像して、すげえ笑った。こう、地震が止んでから震度計測が始まるんだわ。

「震度計測開始!」『震度計測開始!』(←復唱)

「フライパン23個中15個落下!」『フライパン23個中15個落下!』(←復唱)

「オタマ32個中19個落下!」『オタマ32個中19個落下!』(←復唱)

「食器棚の皿108枚中83枚破損!」『食器棚の皿108枚中83枚破損!』(←復唱)

「そのうち約57枚の割れた理由は食器棚の転倒による!」『うち約57枚は食器棚転倒による!』(←復唱)

「よって震度5!」『よって震度5!』(←復唱)

「よし、気象庁本庁に報告後、次の地震に備えて速やかに食器類を再セットせよ!」

「了解!」 (゜o ゜)ゞ ハッ!

きっと地震があるといつもこんな感じで、まぁそのときは、フライパンとオタマが震度6の数値を出したのに対してお皿と食器棚は震度5あたりを示してしまい、八戸の測候所の所長は苦悶の末に「震度6」と報告したんじゃないのか。と、我々は以上の結論に達したのだった(笑)

銘板左端銘板銘板右端

それにしても、今度は北海道がよく揺れるね。これ以上の地震が来ないよう祈ります。

銘板
2004.12.7 火曜
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バリ風 燭台

前に(2004.2.24)バリ風の居酒屋の入り口に掲げてある肖像を立体写真に出したけど、今度は店内の燭台でも。

燭台は各テーブルに置いてあって、これはカウンター用。肖像を撮ったときに撮影したんでもう10カ月くらい前になるな〜。光量が足りなかったもんだから画像のボサボサがひどくて、その除去がめんどくてほったらかしにしてたんだわ。

さっきようやく思い立って、「ぼかし」+「選択的ガウシアンぼかし」でまぁまぁ見られるようにしてみただよ。

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2004.12.8 水曜
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イソップの国籍の謎

みんな、ちょっと思い出してみよう。イソップ童話の『ウサギとカメ』の話を。

「何を今さら」なんて言わずに、一緒に思い出してみよう。

ストーリーが進んでいって、最後のところ。みんなが小さい頃に見た、絵本や紙芝居の絵を思い出してみよう。

絵の手前には泣き崩れるウサギが、奥の方の丘の頂上には、ゴールの旗の脇でバンザイするカメが描かれてたよね。

あのゴールの旗の柄をよぉ〜く思い出してみよう。

あれ日の丸じゃなかった!?

おいら、どうしても日の丸だったとしか思い出せないんだが。

おなじみ『もしもしカメよ カメさんよ』の歌も、『花咲か爺さん』や『桃太郎』のと同じく純日本調なメロディだし。

イソップ、意外と日本人だったか? いや分かんないってこればっかりは(笑)

銘板左端銘板銘板右端

こちらのページ様によると、イソップは古代ギリシャ人だったそうで。で、あの日の丸と和風ソングは一体どこから……?

銘板
2004.12.9 木曜
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さらにガルーダ

立体写真。おとといと同じくバリ居酒屋からの出品。インドネシアの守り神

ガルーダ

やっぱ照明が暗かったから、画面全体を覆うボサボサに苦労させられましたですはい。

銘板左端銘板銘板右端

ガルーダはずっと昔からインドネシア全土で信仰されてたそうだけど、イスラム教の普及以来ずっと日陰者暮らしかと思われる。今やインドネシアはほとんどがイスラム教社会なんで、偶像崇拝やアラー以外の神を拝むのはタブーだそうだけど、バリ島だけはバリ・ヒンドゥー教で神道と同じく偶像崇拝の多神教なんで、ガルーダもバリ・ヒンドゥーに仲間入りした神様のひとつとして、つつがなくお暮らしらしい。

それはそうとこのガルーダ像、下からライトアップしたらすげぇ不気味だろうなぁ……。

銘板左端銘板銘板右端

バリのヒンドゥー教は元祖インドのヒンドゥー教と違い、牛肉を食べても問題ないんだそうで、日本に来たバリ人はけっこう牛丼にハマると聞いたことある (^▽^;)

銘板
2004.12.10 金曜
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明日は総集編収録

明日は『八戸フォーラム シネサロン』の収録日。今年の総集編で、持ち回りで出演してたお仲間さんたち全員集合。

ま、おいらは今年観た本数が少ないしアクション専用ってことで、出番はあんまりなさそう。スタジオに居るだけってことになりそうなのがちょっと恐い (^_^;)

この番組を担当されてるパーソナリティさんが今年いっぱいで BeFM を卒業で、おいらは収録後の送別会の幹事という要職を与えられたんで、実はそっちの方が気になってたりして。

銘板
2004.12.11 土曜
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立体喫茶店

んでまぁ今日は収録と送別会が入ってて余裕あんましないんで、こんな時のために前々から用意しといた立体写真でもひとつ(つか、素材はおととしの撮影だけど、立体化したのは2,3日前だったりする)。

おいらがよく行く喫茶店だす。

銘板
2004.12.12 日曜
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似てる人々

今週号(てかもう先週号か)の少年サンデー読んだ? なんかさ、「映画はアクション マンガはギャグ」とこの前まで強く信じてたんだが、ふと気がつくとギャグマンガも最近は笑えなくなってきてさ、慣れてきたというかすれてきたというか。

でまぁ久しぶりに笑っちまったよ『少年刑事 ミノル小林』。まぁギャグマンガとはいえかなり程度が低い部類だけどさ、久米田先生を欠いたサンデーなんて所詮そんなもんなんだけどさ。でも今回のミノル小林のおかげで、ひとつ誓いを立てることにしたよ。これからは

新千円札の肖像画は

チャップリンだ

と思うことにする

と。前々から「チャップリン=加藤芳郎」の線が似てるとは思ってたけど、野口英世と来たか。

さらによくよく新千円札を眺めてたら、ダイナマ伊藤にも似てるよな。検索したら「野口英世=ダイナマ伊藤」と思ってる人、けっこういらしたらしい。今頃気付く我が不明を恥じること山の如し。もう誰がお札に載っても何の不思議も感じなくなってきた。

ダイナマ野口の検索中に「旧五千円札の新渡戸稲造がある芸能人に似てる」と主張するページ様も発見してすげぇ笑った。

銘板左端銘板銘板右端

似てると言えば、昨日の送別会の席でいいことあったのよ。ある芸能人に似てると言われたんだわ。

おいら「あの人に似てますね」と誰からも言われたことがなくてさ、いや、厳密には何回か言われたことあるんだけど、「うちのダンナの友達に」とか一般人ばっかでさ。知らないっつうの。

昔バイトしてた寿司屋じゃよくマスターに「おい毛利君(仮名)」とよく呼び間違えられて、あんまりよく間違えるんで「なんで毛利君(仮名)なんすか」と訊いたら、「お前、前にバイトしてた毛利君(仮名)ってのにそっくりでよ〜」。だから知らないっつうの。

んであるとき、たまたまおいらがバイトに入ってた日にひょっこりと、件の毛利君(仮名)が寿司屋に遊びに来た。これがまた鏡を見てるようで(笑)

いや、笑い事じゃなく気持ち悪いんだよこれが。自分のスガタカタチが目の前で全く別個の意思を持って生きて行動しているという事実がなかなか受け入れられなくてさ。あれで名前も同じだったらドッペルゲンガーだよ。そのくらい似てた。もうかなり前のことなのに、おいらはまだ生きてる。するってぇとあの現象はドッペルゲンガーじゃないっつうことだ。さっきから毛利君(仮名)どうもすんません、話のダシに使っちゃって。

でも毛利君(仮名)と似てるばっかりに、こっちもちょっとアレな目に遭ったんだよ。その寿司屋にバイトに入ったときから、なんかこう、寿司屋の人たちからの怪訝な視線を感じる機会が多くてさ、あるとき店のおかみさんからマジで怪訝そうに詰問された。

「ゆんず君、もしかして新興宗教に入ってる?」

「へ? そんなもん入ってないっすよ〜」と逆にこっちが怪訝そうに返事したら、

「ちょっとね、毛利君(仮名)が 

 そういうのの信者だったから」

正直、似てるってだけで大迷惑だったですよこれ読んでますか毛利君(仮名)。寿司屋での誤解は日を追うとともに解けたけど、毛利君(仮名)、あんた今も信じてるの?(返信不要)。

おいらの「似てる履歴」はかようにして血塗られたものだった。できれば一般人じゃなく有名人で「似てる」と言われたかった。さらにできれば、いいイメージの人と。しかしあまりにも長いことそういう言われ方をしたことがなかったんで、そう言われたいという望みも忘れ去っておった。

そしたら昨日の飲み会の席で、望外の「似てる」を言われただよ。

ヨーヨー・マ

すげぇ嬉しかった。マジで(感涙)。今になってよくよく考えるとおいらはそれだけ老けて見えるっつうことにもなるんだが、この際そんな細かいことなんかどうでもいい。これほどまでにスペシャルな芸能人とバッティングできたという喜びを、今は素直に噛みしめたい。今年の話題作『スクール・オブ・ロック』にも「超一流の上品系アーティスト」の意味で名前が使われてたしな。

毛利君(仮名)、おいらと似てるからにはいずれ君もこの栄誉に浴することだろう。悪いことは言わない。それまでに変な宗教やめといたほうがいいよ(返信不要)。

銘板左端銘板銘板右端

そのヨーヨー・マ似がですよ、昨日のラジオ収録でまたバカなネタ炸裂させてきましたですよ。打ち合わせの時点でネタを言っといて本番では皆様に無理に笑っていただくという、ものっそいベタなやり方で強行させていただきましたです。迷惑もいいとこだよな〜。すんませんほんとアドリブに自信なくて。

てかこのアホキャラがラジオに出るの、ヨーヨー・マさんにも申し訳ない気がしてきた(でも変える気なし)。

銘板
2004.12.13 月曜
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思い新たに開き直り

今年の始めに八戸の地域ラジオ局 BeFM の番組『八戸フォーラム シネサロン』にたまに出演するようになって1年か。 ( ̄- ̄ ) 遠い目

振り返るに、出演にあたって、何か重大なことを勘違いしてるんではないかと前々から感じていた。

それが何なのかよく分からぬまま、昨日まで過ごしてしまった。

そしてやっと、それが何なのかが分かった。

かなり今さらな気がするが、忘れてしまう前に書いとく。

これ、FM 放送だ。

ラジオのトーク番組っつうとオールナイトニッポンとか三宅裕司のヤングパラダイスとか青森放送のサタデー夢ラジオとかの AM 放送しか頭になくて、そのノリで今までずっと来てしまってた。なんかこう、何が何でもテンション上げまくって場を盛り上げないといけないような気がずっとしてた。これ AM のノリだよな。そしたら FM っつったらあれかい。

基本的に落ち着いた調子で、それでいてちょっと気取ってるけど嫌味じゃなく、どちらかと言えば上品な語り口がふさわしいんかい。崩すときも崩しすぎない抑制が効いてた方がいいんかい。

全然かすりもしない。脈なし…… (-人- ) 合掌

つか、やべぇ。おとといの収録で、話の流れで思わず言っちゃったよ「おとっつぁん それは言わない約束でしょ」と。あちゃー(どんな話の流れじゃ)。ほんと今さらながら、FM 放送の雰囲気 破壊しまくり……。

でもここまでキャラを通した以上、これからもこのまま力ずくで行こうかと存じまする。他のやり方できないしさ。とりあえず番組を降ろされるまでってことでひとつ (^^;)

銘板左端銘板銘板右端

つか、おととい収録した今年の総集編、なんか1回目は明日のような気がしてきた。来週かな? とりあえず明日(14日)の夜7時半、BeFM (76.5MHz) の可聴エリアにいて暇な人は聞いてみてくだされ。

「おとっつぁん……」は総集編の2回目に出るはず。もし切られてなきゃ。

銘板
2004.12.14 火曜
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映画史的玉突き用心棒

シネサロンの今年の総集編、来週と再来週らしい。今週は普通の内容。

昨日のマニアルームのコーナーは『用心棒』(1961) で、久しぶりにまた観たくなったよ。居酒屋で寝そべって話をする三船を捕らえたシネマスコープのフレーミングが、完璧すぎて思わず笑っちゃうんだよな〜。クライマックスの砂埃も、どう見てもやり過ぎなのになぜかしっくり来てたりして。その他の場面も合わせて、当時この演出に感動した漫画家がこぞってまねた末が今の劇画マンガだという、伝説的作品だったりする。

で、その正式リメイクの『ラストマン・スタンディング』(1996) って結局何がしたかったんでしょ。

マニアルームでもしっかり押さえられてたけど、『荒野の用心棒』(1964) はリメイクじゃなくてパクり。そうか日本初のパクられ作品だったのか(笑) 昨日番組を拝聴するまで知らなんだ。

しかしま〜『荒野の用心棒』の功績は映画史においてけっこう大きかったりする。黒澤の名声を高めたのはもちろん、それまで鳴かず飛ばずだったクリント・イーストウッドがこの作品でブレイクして、その後の大活躍は言わずもがな。あと、『バック・トゥ・ザ・フューチャー2 (1989), 3(1990)』の重要な伏線とオチになったしね。

『2』で大立者になった悪役ビフがジャグジーに浸かりながら観てるのがこの『荒野の用心棒』のタネ明かしの場面。主人公マーティも隠れてそれを観てて、『3』でビフの先祖と対決するときにそのまんまパクっちゃう。ちなみにこのオチは「用心棒」からのパクりじゃなく「荒野の…」のオリジナル。

で、結局は『用心棒』なくして日本の劇画マンガもイーストウッドの成功も『バック・トゥ…』シリーズも今のようにはならなかったわけで、この映画がどんだけ大きな影響を後の世に与えたのかが分かる。

で、実際観てみると、やっぱし面白すぎて笑っちゃうところがけっこうあるんだよな〜。三十郎が仕掛けた前半の大抗争、お互いの用心棒たちが及び腰でにじり寄っていくところとか。普段は威勢がいい割にあのヤクザもんたち、いざとなるとほんとは恐かったっつうことで。両陣営をうまいことかち合わせてから高見の見物を決め込む三十郎の段取り、見事すぎ。カメラのアングルもこれまた完璧。

「銀2枚じゃひどすぎる」の場面での足の演技と音楽なんかもまた笑っちゃうポイントだな。日本映画評論家のドナルド・リチーはそこらへんをバレエに例えてた。おいらバレエは知らんから、それについては何も言えんけど、バレエ知らんでも十分面白いのは確か。

ただ、演出や段取りに疑問がある点もあってな〜。「おいウノ(卯ノ助)、これを見な!」と縛られた女・ぬいが通りに引きずり出されるところ。卯ノ助の狼狽ぶりと大仰で悲劇調の『ぬいのテーマ』で、てっきりウノの女かと思っちゃったよ。何回観てもそう見える。あそこ、どうにかならんかったんかな〜。

女郎屋に火をつけて中の連中をいぶり出す場面も、女郎屋のおかみが咳き込んで飛び出して来ると、お約束とばかりにチンドン屋みたいなジャズ調の『おかみのテーマ』がかかるんだけど、その直後におかみさん斬り殺されちゃうからなんだか後味悪くてな。

どうも黒澤、この作品では女が出て来るときは、状況に関わらずそのテーマ曲を機械的に何が何でも流さなきゃいけないと感じてたっぽい気がする。なんでかまでは知らんけど。『ぬいのテーマ』も、ぬいが出るたびにしつこくかかってたし。なんで誰もそこにツッコミ入れないんだろ。

そこらは黒澤も反省したらしく(←根拠はないんで憶測)、翌年に公開した続編『椿三十郎』じゃそういう素人臭い音楽付けはなかったと思った。

『椿三十郎』も『用心棒』に負けず劣らず面白いと思うんだが、どうも2作目っつうことで不当に評価が低い気がする。1作目と同じ路線を期待した人はがっかりだったろうけど、『ホームアローン2』みたいな焼き直し路線は、きっと黒澤には手抜きの売上主義に思えてできなかったんじゃないかねぇ。

つか『椿…』の方は元々、山本周五郎の『日々平安』を原作に、弱っちい侍が主人公の別な時代劇として脚本を書いたら、配給元の東宝から「こんな弱いのよりもっと強いのを主人公にしてくれ(『用心棒』の続編を作ってくれ)」と言われて、ある程度仕方なくああなったって面もあるけど。でも面白い。

『用心棒』より『椿三十郎』を先に観た人は、もっと正当に評価すると思うけどな〜。ストーリーが完全に独立してるから、どっちから観ても問題ないし。

銘板
2004.12.15 水曜
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肖像候補

昨日のログに出した『用心棒』その他の公開年の確認で allcinema ONLINE を覗いてたら、黒澤明のページ「お札にしていただきたい」との素晴らしいコメントが載ってた。

いいねぇ黒澤の肖像画のお札。千円札は既にチャップリン なんだしさ(笑)。「せめて二千円札に……」っていい線を突いてると思う。二千円札ってオモテには人物画が載ってないから都合よさそう(裏面には小さく紫式部が載ってるけど)。

「沖縄の守礼門と黒澤明」の取り合わせがちょっとピンと来ないのが難点だけど、現行の「守礼門と源氏物語」の段階で既に破綻してるから問題なし(ォィ)。

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お札のコメントをされた方へ:透かしは藤原釜足と千秋実のスターウォーズコンビじゃだめでしょうか。

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2004.12.16 木曜
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県と芸人

うちの地元に来た芸人さんについて。

地元のイベント企画業者さんとダベる機会があった。で、何かのイベントに、「あの人を呼んだら青森県まで来てくれるかな〜」と来たんで、「ああ、もう来たよ六戸に」と言ったらびっくりされて。六戸町で先月あったメイプルタウンフェスタ(2004.11.13, 2004.11.14)のステージで青森デビューしてたんだわ。

イベント業者さんにはもう一言伝えておいた。

「たぶんもう二度と来ないよ」

と。ほんとに来ないかどうかは事務所とご本人の判断だろうけど、そう思わせるくらいあのステージはひどかった。悪い条件が重なりすぎてて。

  1. そのとき観客がジサマバサマと幼児がほとんどで、事前に彼や彼の芸を知ってた人があまりいなかった。
  2. 会場が体育館だったので音が反響しすぎて、話を聞き取りにくかった。
  3. さらにマイクのセッティングも悪くて、ギターもセリフもますます聞こえなかった。
  4. ていうか彼の語りは滑舌が悪くゴモゴモしていて、もともと聞き取りにくい。

この状況で、話芸で笑いを取るのは至難の業だよな〜。こういうときテツ&トモだったら振り付けの存在感が活きてくるんだろうけど。上記の悪条件、テレビじゃ全部クリアされてるんだよね。既にテレビ芸人で売れっ子だからスタジオの観客にもテレビの前の彼の視聴者にもおなじみだし、その観客と視聴者はお笑い番組の流儀に慣れた若い人ばっかしだし。滑舌が少しくらい拙くても、スタジオは基本的に吸音仕様で余計な反響がなく、しっかりセッティングされたマイクが声を拾ってくれるんで聞き取りやすいし。

六戸では司会のおねーさん(地元プロダクション所属の人と思われる)と実行委員のおにーさんの喋りはよく聞き取れたんで、彼の滑舌の悪さが際立ってしまってなぁこれが。

このステージでの彼の仕事は、これからステージで行われる一般参加ゲームのルール説明(歌にして説明してた)とゲームの盛り上げ役。んでルール説明でツカミにいきなり失敗して、司会のおねーさんも困っちゃって、「この雰囲気どうしてくれるみたいな(苦笑)」と、フォローなんだか突き放してるんだかよく分からん微妙な言葉を出すのが精一杯だったくらいにして。

ゲーム中は観客はゲームそのもの(2人チームで、1人が小さいぬいぐるみを投げて、もう1人が背中にしょったかごでキャッチする。5回やってパーフェクトなら賞金が出る)の行方の方が気になって、合間に差し挟む彼のセリフを聴いちゃいないし。正直、いてもいなくてもいいような扱いになってしまってた。

でもパーフェクトが出たときの「実行委員、切腹!」はウケてた。

そのゲームが無事終了したとき、「ああもう彼は青森県には二度と来ないだろうな」と思わせるようなことが起こった。司会のおねーさんが「では最後に一言どうぞ!」と彼に回したら、このオイシイ見せ場に彼は、オンステージの芸人にあるまじきセリフを口走った。

「いや今日はちょっと……」

そこまでヘタレてたんか。ウケなくてヘタレる気持ちは分かるけど、それを出していいのは舞台を降りてからでしょが。芸人たるもの、ウケなくとも舞台を降り切るまで「イェーッ!」と満面の笑顔を途切らしちゃいかんだろ。ちなみに司会のおねーさんも、冒頭と同じく返事に困ってた。

彼にとって「青森」という単語は、この日を境にトラウマのフタを開けるカギになってしまった気がする。この人が次に青森に来ることがあるとしたら、70年後あたりに魂だけの姿になって恐山に飛んで行くくらいなもんなんじゃないかと。死因はさすがに切腹じゃないと信じたい。

表現者としての彼の現状の力量は、「足りない基礎力にスタジオの設備で下駄を履かせて初めて才能を発揮できる」段階かと思われ。「宝石の原石がろくに磨かれないまま売れっ子になっちゃった」というか。まぁ地方の営業は舞台中心だから、もう少しお師匠さんにしごかれてからじゃないとキツいやね。今はテレビや DVD みたいなスタジオ仕事だけで食っていけてるみたいだから、舞台仕事に耐えられるほどの基礎力を付ける必要もないのかもしれんけど。

だったらスタジオに専念して舞台になんか出なきゃいいのに、とも思ったりして。もし彼の事務所の側もそう思ってるなら、テレビ芸人として旬の今のうちは安全なスタジオから一歩も出ないで、みんなに守られながら仕事するのが得策だね。「飽きられたら使い捨て」ということなんだが。

つうことで、プロダクション側が時間をかけて本気で彼を育てようとでも思わない限り、彼はもう二度と青森県に足を踏み入れないんではないかと憶測。武者修行には絶好の場所なのにね。青森県民、ナマのステージにはけっこう厳しいからな。確かにみんな、ひどい芸でも我慢して最後まで付き合う代わりに、基本的にノリが悪いと言うか、よっぽど面白くない限りあからさまにお座なりな反応しかしないんで。まぁ観客がステージものに慣れてないってのが大きいんだろうけど。

この芸人さん以外にも、昔、ある保険会社丸抱えの顧客接待イベントを観に行ったら、「地方だから」とばかりに露骨に手抜きした手品師とコント芸人が、かなりバツの悪いステージになっちゃってた。

別な機会じゃ、『笑点』に出てる落語家1名も同じ目に遭ってたな〜。その人は自分の至らなさを受け入れんうちはこっちにゃ来んだろ。この人視点でも、八戸興行にこだわる意味ないしな。ちなみにその日の大トリの林家木久蔵師匠は、始めっから最後までドッカンドッカンウケまくってた。マジで笑い死にする客が出るんじゃないかと思うほどのノンストップ大爆笑。思い出しただけでまた笑いがこみ上げてきた……。もっともっと来てほしいっす木久蔵師匠。きっと全国で引っ張りだこなんだろうけど。

つうことで六戸にいらした芸人さん、本気で芸の道を行きたいのなら、プロ芸人の誇りがあるのなら、来年も六戸町メイプルタウンフェスタに来てリターンマッチしてみては?

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ありゃりゃ、はじめは彼をフォローするつもりだったのに、なんかトゲのある言い方になっちまった(2019.7.14 補足: 読み返したらあまりにトゲありすぎだったので、トゲは大幅に減らして、実名表記もやめました)

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2004.12.17 金曜
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略して 葵

Art of Illusion っつう無料の 3D モデリング&レンダリングソフトを発見(略称は "AOI" らしい。妙に日本語っぽい)。

Java のみで作られてるんで、Java 1.4.x 対応ならどの OS ででも使える、ある意味すごいやつだったりする。実際、FreeBSD でも Mac OS X でも使えた。しかも自分がインストールされた言語環境を自動で理解して、初起動でいきなり日本語のメニュー&ダイアログを出すという芸当まで披露してくれた。

無料 3D モデリング&レンダリングソフトだと有名どころで POV-Ray があるけど、こいつの現況がどうも今ひとつなんだわ。とりあえず日本語版がない。アメリカ製のフリーウェアなんだから文句言うのはお門違いなのは分かってるけど、デフォルトで日本語完備の同業フリーウェアの威力を見せつけられるとどうしてもなぁ……。

まぁ英語でも分からないことはない。例えばこのソフトが北京語簡体字とアラビア語のメニューしか積んでなかったりするとお手上げだしな。うん。英語でいてくれてありがとう。ここまでは問題というほどのことじゃない。問題はそこから先。

最新の POV-Ray 3.6.x は、FreeBSD で ports インストールしようとするとエラーが出て、インストールさえできない(うちの環境に原因ありなのか?)。ver. 3.1 ならインストールできたけど、起動以降の使い方が全く分からん(←これはおいらの勉強不足)。

Mac 版は OS 9.2.x にメイン対応で、何だか今さらって感じ(OS 9 ユーザさんすんません)。OS X にはお座なりな対応しかしてないし。OS 10.2 以降で発生する POV-Ray 3.5 の致命的不具合は半年くらい前まで放置されてて、3.6 ベータで解決したけどそれでもメニューが不安定で、そこらを全部直したとされる 3.6.1 が満を持して登場したんで使ってみたら、レンダリングしてくれない。なんで?(これもうちの環境に原因ありなのか?)

「聞いてくれポブちゃん。君とはしばらく距離を置きたくなったんだ。友達の関係に戻ろう。自分の胸に手を当てて考えてごらん。なぜこうなってしまったのかを」

まぁこんなステキな別れ言葉を言うやつの本音はこうだ。

別のホの字ができた。

断言できる。なんで断言できるのか。それは Art of Illusion がなかなかいい出来で気に入ったからだ。聞いてくれポブちゃん。今はもう葵ちゃんの方が……。

親愛なるIEへ——お別れの手紙 なんつう名文もあるしな。

その AOI をちょっと試してみたよ。適当にモデリングして、シーン(モデリングするための空間)内にカメラを2台設置して、それぞれレンダリングして立体画像のできあがり。それを2組。

テスト00テスト01

何の気なしに作ったのに、テスト01 の方は思いがけず臓器っぽい仕上がりになってしまった。ぐぷ。

そりゃそうと色の付け方がよく分からん。もしかしていちいち単色のテクスチャを用意して貼んなきゃいかんのだろうか? それだとすげぇめんどそうなんすけど。そこらへんどうなのよ葵ちゃん。

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2004.10.24 でソフト開発について「少しくらい小遣い稼ぎしてもバチ当たらんだろと本気で思う」と書いたけど、Java を使ってアプリを開発する場合は、ひとつ仁義があるらしい。

それで稼ぐのなら、

胴元にみかじめ料を

きっちり納めること

昨日買った FreeBSD のムック本にそう書いてた。AOI みたいにフリーウェアとして配布するなら勝手にやっても問題ないけど、ユーザからカネを取るのなら、Java 開発元の Sun 社に上納金を払わなきゃいかんらしい。一応、寄付ウェアでもこの仁義が発動すると思ってた方が安全だなこりゃ。

しかし世の中には「ビールウェア」なんてアプリもあるんすけど、その場合は現物の分け前をあげることになるんかね。例えばもらったビール20本につき1本とかを Sun にあげればいいんだろうか。こりゃ Sun も大変だな。Java で作った「牛肉ウェア」とか「生ガキウェア」とかあった日にゃ、消費期限を越えていようがどう見てもどす黒く変色してて異臭を放っていようが、Sun はその分け前をありがたく領収しなきゃいかんのかねぇ。托鉢僧かいな。

仮に「ビールウェアはフリーウェアと見なす」となれば、「ビール券ウェア」ならどうなるんだろ。限りなく現金に近いものがあるんだが。

何年か前、ある県の警察署長さんがマージャン賭博してたことが発覚して、「賭けていたのは図書券であって現金ではない」と主張して見事に言い逃れたことがあったな。そうかそうか現金じゃアウトの場合でも有価証券ならセーフになるのか。その線で行けばビール券ウェアはフリーウェア扱いだな。

あと、「ライターの石ウェア」なんてのもフリーウェア扱いとして考えられる。他にも「白紙小切手ウェア」「はんこと通帳ウェア」「プリペイド携帯と振り込め台本ウェア」「流出顧客名簿ウェア」「チャカウェア」「シャブウェア」「臓器ウェア(ぐえ〜)」とかまぁいくらでも。

「そうまでして Sun にカネ払いたくないのか」って感じがしてきた (^_^;) つか法的解釈の前に Sun の規約だよな。そこはまだ読んでなかったりする。

んで Sun の日本語サイトを漁ったけど発見できなかった。どこに規約が書いてあるんだべ。英語でしか書いてないとか?

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2004.12.18 土曜
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AOI 色付け方法

AOI (Art of Illusion) の、色の付け方が分かった。

「オブジェクトを指定→(メニュー)オブジェクト→テクスチャを指定→『テクスチャ』ボタンを押す」で、そこから先はいろいろやりながら自然に分かってくるぞ。色の他にも、透明度やら表面の質感やらがセッティングできる。それで作ったテスト作品。

テスト01_1

背景色の付け方がまだ今ひとつ分からん。PNG 画像で保存する際に背景を透明化することが出来るのは分かった。それでとりあえず作ったのがこれ。

テスト01_2

まぁ白背景なんてベタだけどさ。しかしこうしないと背景色を設定できんのかねぇ。も少し研究を続けるか。

ついでにもうひとつ分からんこと。ひとつのオブジェクトで範囲を区切って別々に色を付けるにはどうやったらいいんかねぇ。今分かってるのは1オブジェクト1色の付け方のみ。

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2004.12.19 日曜
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旧作掘り出し

AOI をいじってるうちに思い出した。昔、六角大王というモデリングソフトでいくつか作ったな、と。そのうちの2点をお見せしようかと。まずは GIF アニメ形式で作った、

H-IIA ロケットの

固体ブースターの

外れ方

マニアックだなこりゃ (^^;) 作成日は2001年9月26日か。当時はまだ、この固体ブースターの離脱メカニズムが問題をはらんでいて情報収集衛星の打ち上げ失敗の原因になるとは思いもよらなかったなぁ(より本質的な原因は噴射ノズルの形状で、離脱メカの設計と複合して失敗に至った)。

そういや六角大王最大の売りは「対称形の作成が得意」だったっけな。左右でも前後でも上下でも、対称なものを作るときは片方だけ作れば、もう片方を一瞬で作ってくれるというもの。これはその恩恵を存分に受けたやつだったなぁ。

他は途中で放り投げたのが多いな。……おお、これはどうじゃ。よくありがちな悲惨な事故をモチーフにしたやつ。

惨劇の瞬間

そろそろお正月も近づいてきたことだし。季節の風物というやつですなぁ(ォィ)

これ、もうちょっと被写体を大きく写した方がいい気がするんだけど、そのためには六角大王で編集しなきゃいかん。AOI は六角の書類を読み込んでくれないんで。持ってる六角は Mac OS 9 対応。OS X の Classic 環境で開くには、1回起動するごとにシステムをちょっと細工しなきゃいけなくて面倒。買っちゃおうかな新しい六角大王。しかし昔の書類をいじるためにソフトを買い直すってのも、なんかちょっとしゃくに障るものがあるな。

ま、もう少し AOI を研究してからだな。

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2004.12.20 月曜
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総集編 Vol. 1、明日放送

BeFM の八戸フォーラム シネサロン総集編 '04、放送は明日だよ多分(「多分」かよ)。夜7時半から。八戸市内で 76.5MHz だチェキダオ!

ここでもまた、FM 放送だということを完全に忘れてるおいら大爆発さ。ていうかオールスターキャストなんでまぁそれなりに、中小爆発くらいで、ええ(汗)。他の皆様の語りは大変有用なんで、その盛り上げ役に徹したということでひとつ。

番組の早いうちに『バレット・モンク』でひとくさりボケます。切られてなきゃ。ええ(滝汗)

しかも打ち合わせでネタばらしして、本番で皆様に無理矢理お付き合いいただいたボケ(苦笑)

「乞うご期待」なんて言えるほど厚かましくはないつもりですけど、聴いてくれたら嬉しいです、と屈折気味の謙譲を表現してみるテスト。つか、出演された皆様の語りは間違いなく、乞うご期待です。

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2004.12.21 火曜
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ヤバネタ斬られ

21日は1日中めちゃめちゃ眠くて、シネサロンの放送聴き終わると同時に、ラジオも部屋の電気もつけたまんま爆睡しちまっただよ(これ書いてるのは22日朝)。FM ラジオのスケジュールって、BeFM だけかも知らんけど、深夜帯を過ぎてからは明け方まではまったりとしてそれでいて(略)演歌・歌謡曲の時間なんだね。で、お目覚め時間あたりになるとさわやかにまたポップス番組が始まったりして。夢うつつで聴いてたような、結局やっぱし夢だったような。

番組の方は、昨日言った打ち合わせボケはちゃんと出てた。ああよかった (^o^A;)

ほかの部分が切られてたけど。いやあの、「日本映画の役者は年齢に比例してうまくなっていく」→「『CASSHERN 』はその意味ですごくアレだった」と展開しちゃったところがあってさ。やばいかな〜と思ってたら、そこら全消し (^^;) ついでにそのまま流れで語った『東京原発』も一緒にズバッといかれてました。『CASSERN』はどうでもいいとして『東京原発』よ、すまんかった。

んでもまぁアウトとセーフの線引きが、これで少し見えてきた(今頃かい)。

来週もまたはじめの方で『マッハ!!!!!!!!』のコメントをしたんで、そこで打ち合わせボケいきます(切られてなきゃ)。

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2004.12.16 で斬ってしまった波田陽区だけど、六戸町に出現した彼、あれはなんだか偽物のような気がしてきた。地元芸人のそっくりさんとか。真相は謎。本物だったら来年リターンマッチしなさい。

銘板
2004.12.22 水曜
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ザ・錯覚

強烈なページ様を発見。いや、冷やかしじゃなくマジですごいコンテンツ。

Akiyoshi's illusion pages

目の錯覚を利用したオモシロ画像が盛り沢山。内容は英語のみらしいけど気にしなくて大丈夫。とりあえずトップにある "Rotating snakes" の画像をクリックして開くと、うおおお、すげぇ! いや、GIF アニメかはたまた Flash かと思っちゃったよ。

意図したようには特に動いて見えないのもあるけど (^_^A;) 、作品量の豊富さでそれをカバーですな。動いて見えないときは、視界の中心以外で見るようにすると動いて見えたりするな〜。説明文を読んでる最中なんかに、なにげにうごめいてたり。

おもしろくてどんどん見ていったら、頭痛くなってきた…… (^^;)

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このサイト様、Art of Illusion の関連ページを探してたら出てきた。最近 3D モデリングのフリーソフトをいろいろいじってるんだけど、レンダリング分野で最高性能を出す(らしい)POV-Ray のセッティングがようやく分かってきた。また忘れたときのために書いとく。

AOI 等で書き出すと「〜.pov」という POV-Ray 用の書類ができる。そのとき同時に「〜.inc」という書類もできる。POV-Ray で「〜.pov」を開き、メニューから「Edit」→「〜.pov Settings」を選択。出てきたウインドウの「Include Paths」欄に Add ボタンで「〜.inc」が入ってるフォルダを選んでやる、と。

これでレンダリングできるようになる。んでもそれやったら、環境光だの半透明だの発光だの反射率だのの設定がみんなぶっ飛んでしまったんだが。わずかにオブジェクトの色だけが保存されてる有り様。これ、POV で改めて設定し直さなきゃいかんのかねぇ。POV でのモデリングはコマンドラインだから、あんまし手を付けたくない。つうことで、モデリングは AOI で、レンダリングは POV で、と使い分けたいところなんだが。

何でもかんでもラクチンで仕上がり完璧な 3D フリーソフトってのは、そう都合良くは見つからんもんですなぁ。

もしかして AOI の書き出しのセッティングでどうにかなるのか?

銘板
2004.12.23 木曜
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ボッタクリ OS

Apple のデペロッパ会員(Apple Developer Connection: ADC)に入ってるんだけどさ、Mac 用のソフト作ってるわけでもないんで単なる見栄で入ってるんだけどさ、入会も会費もタダだしさ。

その ADC 担当部署から定期的にメールが来るわけよその会員宛に。ほとんど読んじゃいないけど。そしたら最近にわかに ADC からのメールが HTML 形式のやつが増えてきてさ。目立つから読みますわな。そしたら、来年発売予定の新バージョンの Mac OS X ver 10.4(Tiger)がなんと、今すぐ買えるんだそうだ。「Tiger Early Start Kit」というパッケージで。

フライング発売の名目は「ソフト開発者の皆々様方にはお早めに Tiger を手にして頂いて、正式リリースまでに御皆様方のソフトを Tiger に対応・最適化をして頂きたい」らしいけど、今までこの理屈で発売前に新型にありつけたのは、有料のデベロッパ会員(年会費が必要な上級会員)のみだった。それが、実は素人が多く名を連ねる無料デベロッパ会員にも売り始めたということは、宣伝文句の腹は「他の一般のお客様より先に Tiger を手に入れて、優越感に浸りませんか?」じゃないかと。

そういう機会をくれたことには感謝の意を表する。ありがとう。んでなんぼじゃ値段は。買うかどうかはそれによる。

今までと同じく、税別で 14,800円? いやもしかしたらベータ扱いなんだからもっと安い!? なんたって会員なわけだしうほほほほ。との思惑を巡らせつつ「Tiger Early Start Kit を購入する」をクリックしたら、デベロッパ会員用ページに飛んだ。お買い物ページはログインした先にあるらしい。会員特典ですなぁまさに。いやが上にも「会員特別価格」が期待できますなぁうほほほほほほ。

ログインして件のお買い物ページを開いた。購入は US ドルのみらしい。そりゃ構わんけど何この

Price US$500

ってのは。今は円高だけどさ、1ドル104円として52,000円也かい。

ざけんなや! (-_-#)

これ、もろボッタクリだべが。実はこれでけっこう売れてるのかもしれんけど、おいらは買わん。どんだけバグが混じってるか分からんもんに5万もお布施を出す気なし。それにこれ買ったからって、正式リリース版を安く買えるとはどこにも書いてない。別に今の 10.3.7(Panther)で充分間に合ってるんで、Tiger は正式版が出て、お人柱様方の貴重なご報告を一通り読ましていただいて、それから買うかどうかを考えることにするよ。

つうか OS X の大もとの FreeBSD が、その名の通りタダだからなぁ。確かに FreeBSD も使ってみて有料 OS のありがたみを思い知ってはいるものの、もともとタダの OS にお便利機能を乗っけたものが5万以上って、その根拠は一体何なんすか。

Mac OS X の正式リリースの値段は今まで一貫して税別 14,800 円で、Windows XP よりかなり安い。これは「無料 OS を下地に利用してるぶんだけ安い」と考えておるよ。つうことで XP の倍額なんて論外。

それどころか、Tiger 正式リリース版も Windows XP と同額あたりに乗せてきそうな気さえして来た。

iPod で一発当てて鼻息荒いのはいいけど、旧来の客に隙あらばタカろうっつう魂胆はいい加減やめてほしいと思う今日この頃(← .Mac でハメられたことをいまだに根に持ってる人)。

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どうせもう少しすれば iTunes と iPod っつう Apple お得意のハードとソフトの連携で築いた新規市場も、いつでも後発の、参入専門のあの最大手に乗っ取られるんだろうしなぁ。ぶっちゃけマイクロソフト。Apple はその日が来るまでなんぼでも稼いでおこうって腹か?

しかしマイクロソフトは「後からモノマネでねじ込んで来て、勝つまでやめない」というならず者ぶりが定評だけど、ハードウェア絡みになると自慢の神通力が効かないっぽい。家庭用ゲーム市場で蹴つまずいてるし。性能はどうか知らんけど、製品の見た目や名前で既に「×箱」だし。「凶」だし。勝ち目なさそうなのにまだ撤退してないし。なんだか責任者のメンツを保つためだけで続けてますみたいなニオイを感じさせる。

このまま行けば破滅は明らかなのに、ダメだった場合のことを事前に考えずに始めたばっかりに、ダメになった今もただそのまま突き進んでるという意味では、あの会社のゲーム部門は大戦末期の旧日本軍になんとなく似てる。本丸に飛び火しないことをお祈り申し上げ、今年のクリスマスの挨拶と代えさせていただきます。

マイクロソフトさんには、今まで通りに PC 分野で頑張ってもらわなきゃいかんからして。なんでって、Windows の圧倒的シェアがあるからこそ、ウイルスを作る人たちがそっちだけ集中的に攻撃してくれてるんで。おかげで楽させてもらってます。守ってくれてありがとう。

銘板
2004.12.24 金曜
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揚げ物的 幻の味

メリークリスマァス!

去年の今頃は何してたかと日記を読み返したら、かなりの修羅場 だったんだなぁ。あれは凄まじかった。てかそれ以降、あの事務機器屋さん恐れをなしたかこの1年間、集金以外の用件では全くうちの職場に顔出さなかったもんな。風の噂じゃ、その営業所ではおいらはずいぶんな嫌われようらしい (-_-#) 「あいつにつかまるとエライ目に遭う」とでも言いふらされてるんだろうな。

まぁいいや。買いかぶってごめんね。次は他社に乗り換えるからもう心配しなくていいよ。もうあんたたちには何も期待してないから。

ていうか、おいらの意図をきちんと汲んで処理してくれてた代々の営業さんたちは、真面目で有能であるが故に次々とやめていってたり異動でいなくなってしまって(脱サラして成功した人とか、八戸営業所長にまで昇進してからもっと大きい地域を任された人とか)、今やその会社の八戸営業所にはろくでもないのしか残ってないと考えることにする。もういいやどうでも。

クリスマスだっつうのにトゲトゲしい話題で始めてしまってすんません (^^;)

そんじゃお口直しに料理の写真でも見る? 今日食べたランチのおかずなんだけどさ。そこのお店の今日の A ランチ。うん、おいちかった。

こんなおかず。

あとご飯とみそ汁と漬け物とひじきが付いてた。で、このおかず、見た目も味も竜田揚げなんだけど、どうもそうでもないらしい

名前がちょっと違ってた。

「たきたあげ」って……。このサンズイは一体……。

銘板
2004.12.25 土曜
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もう一人の自分が例の人だという妄想

目が覚めたら夕暮れ時だったというこの現実は何なんでしょうか。

とりあえず今日がクリスマス本番のはずだけど、もう世間は普通モードなのかね。いや、起きてすぐ夜になっちゃったからよく分かんないし。寝すぎたのか体の節々が痛くて、もう何がどうでもいい感じだし。

まあよい。寝てる間にもう一人の自分が起きて、世界中の子供たちにプレゼントを配って疲れたんだってことで納得しとく。

銘板
2004.12.26 日曜
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不良(品)ブギ

年末だからってんで、部屋の照明事情を改善しようかと。

蛍光灯本体は半年前に換えたばかりだからまだ使えるとして、最近、点きがとみに遅くなった。よって点灯管を交換しようかと。

ついでに電池と電球も買うべぇと大型電器屋に行った。その点灯管(グロー管とも言うらしい)なんだけど、ほとんど投げ売りなんだね。2個パックで100円。蛍光灯本体は点灯管がないと点かない(点灯管不要のもあるけど)。蛍光灯がないと点灯管は意味がない。お互い持ちつ持たれつの関係であるはずなのに、蛍光灯に比べると、なんで点灯管はこんなにも日陰者なのか。

昨日までそういうふうにさえ思ったこともなかったけど、今日からは違う。声を大にして言いたい。

点灯管にもっと光を!

一応照明器具の一部なんだぞ!

さっき点灯管から直訴されたのよ。いかに自分の影響力が大きいのか、その存在感を初めて誇示されてしまって。

2パック計4個買ったんだけど、そのうち1個が不良品でさ。そいつが担当してる蛍光灯だけ約1秒間隔で点滅するんだわ。はじめはその蛍光灯が逝ったかとも思って、試しに点灯管を入れ替えたら、やっぱしその点灯管が担当する蛍光灯だけ点滅するんだわ。で、点くときに点灯管がいちいちシバシバっと瞬くわけで。どう考えてもその点灯管が不良なわけだ。

普通、蛍光灯が点灯してしまうと点灯管はもはや不要なわけで、その不良点灯管で蛍光灯がついてるときを狙って点灯管を外すと、ちゃんと蛍光灯は点きっぱなしになる。んでその不良点灯管をねじ込むと、たちまち点滅が再開。こんなに自己主張の強い点灯管なんて初めてだよ(笑)。

普段は目立たず、誰に気にされることもなく、与えられた作業を黙々と続けることだけを求められた点灯管たち。いざ主役の蛍光灯が点灯してしまうと存在意義をなくす点灯管たち。その中に、突然変異的に生まれたこの不良品。出荷までに様々な検査もあったろうに、それらを全てかいくぐって世に出た、ある意味エリートな不良。こいつがオンステージでいる限り、主役の蛍光灯は点灯中でさえも揺さぶりをかけられる。恐るべし。

ということで、今度から「蛍光灯の調子が悪いな〜」と思ったら、蛍光灯本体を疑う前に点灯管を疑うようにしてみようかと。複数の蛍光灯がついてる照明器具だったら、試しに点灯管を入れ替えてみたりとか。蛍光灯の入れ替えでもいいけど、点灯管入れ替えの方がラクだしな。もし点灯管の劣化が原因だったらラッキー(蛍光灯より断然安いんで)。

あのさ、「蛍光灯がうまく光らなくなったのは、蛍光灯自体に問題がある」ってのはまぁそう思いがちだけどさ、それで蛍光灯を買い替えたけど改善がなくて、そこでようやく「原因は点灯管だった」と知ると、すごくムカつくよね。でもそれは、点灯管の存在を忘れてたという自業自得なのよ。何も点灯管が悪いわけじゃないのよ。そこらへん、件の不良点灯管がすべてを弁明してくれた。

銘板左端銘板銘板右端

同じ工場で生まれた仲間たちとは違った重い使命を帯びたその突然変異点灯管は、役目を見事に果たしたんで、燃えないゴミの袋にサックリとぶち込まれましたとさ(合掌)。

1個50円ぽっちのものをいちいち「不良品だから取り替えてくれ」と電器屋に持っていくのものなんだったし。

つうか、ものの考え方を少しでも変えさせてもらったと思えば、50円はけっこう安かったかもしれん。

銘板
2004.12.27 月曜
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X.org

まず、インド洋沿岸での地震と津波で被害に遭われた方々に、お見舞い申し上げます。被災した各国では地震・津波の対策が進んでなかったってのもなぁ。それに、まだ余震の心配もあるはずだけど、現地の人たちはそれをどのくらい認識してるんだろ。そこらがまた心配だったりする。しかし今年は最後の最後まで大災害の年になってしまったね。

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昨日、また意を決して FreeBSD のフルインストールしたよ。どうせ大した書類が入ってるわけでもなし、バックアップ取らないで思いっきり上書きインストール。不定期刊行の『FreeBSD Expert』に最新の 5.3-RELEASE が付いてきてて、5.3R だけならもう 5.2R からアップグレードしたやつを使ってたんだけど、この付録の特典として「日本語入力環境セッティング済み」というのが魅力で。

日本語入力環境の自力構築、もう諦めたよ(日本語対応ソフトでの表示だけなら問題なかったけど)。

そんで、Unix で日本語入力と来たら GUI が必要なわけで、GUI には X Window System というのが必要なわけで、長らくそれを担当してきたのが「XFree86」っつうソフト(素のままでも使えるけど、この上に KDE だの GMOME だのが乗っかるとさらに便利)。これがなんでも FreeBSD 5.3-RELEASE からは標準の XWS が「X.org」というのに替わったんだそうで。実際いじった感じ、 XFree86 と何が違うのか分からん。まぁどこか良くなってはいるんだろう。

この X.org がうまく立ち上がらなくて昨日はギブアップ。"Screen not found" だかいうログが出たぐらいにして。調べていって、コマンド xorgcfg -textmode でセッティングする GUI のマウスや画面の何らかの設定がおかしいってとこまでは突き止めた。

今日ようやく解決。ははぁ、xorgcfg でビデオカードの選択1ページ目でカードをひとつ指定しちゃうと、あとで「無選択」を選び直してもはじめのやつが残っちゃうんだな。うちの環境だとそこは項目の一番上の「無選択」を選んで、次のページで「ati」を選ばなきゃいかんのだが、その1ページ目でいっぺん何か特定のカードを指定してファイルに書き込んじゃうと、次回以降はいくら「無選択」を選んでも無効。

つうことで対策は、当該書類(/etc/X11/xorgrc……だったかな……今手元に FreeBSD 機がないんで自信なし)にまで自力で行って vi か何かで開いて、ビデオカードの余計な記述を消し去るか、余計な行の行頭に「#」を付けてコメントアウトするか。これで即座に直った。

てか /etc/hosts 書類にローカルホストの記述もしなきゃいかんけど。それを終えて初めて GUI を手にすることが出来るのだ。けっこうめんどい。でもこれでいいのだ。とりあえずタダだし、管理者パスワードを見破られない限り、スパイウェアとかに勝手にいじられる心配もほとんどないし。それと、この顛末をとりあえずここに書いとくと、あとでまた再インストールする際にハマったときの助けになったりもする。ほかに同じようにハマってる人が検索してきたら助けになるかもしれんし。

つか、この日記を置いてあるインド洋クリスマス島のドメイン(.cx)なんぞに、検索ロボットがいくら待っても来てくれなかったんで、Google に申し込んだらようやく来てくれたぐらいにして。しかもところどころしか拾ってくれてなかったぐらいにして。同じトラブルを持った人にほんとに役に立てるかどうかは不明。

そういや地震と津波、大丈夫だったかねぇクリスマス島。オーストラリア領っつうことで、震源のインドネシア沖に近い気がするんだが。うちで使ってる .cx 鯖はたぶん日本国内にあると思うから、このサイトの運営上は問題ないと思うけど。

GUI のデスクトップ環境はこの雑誌の CD に KDE 3.3.0 コンパイル済みパッケージがあったんでそのままインストール。ports を使うと最新の 3.3.1 が手に入るけど、ソースコードからのコンパイルで2日くらいかかるから(Pen II 333MHz で)、3.3.0 でもう手っ取り早く行きましょってことで。

今回はサウンド設定の方法が分かったんでそれやってみたら、KDE が起動するときになんか「起動しますよ〜」って感じのサウンドが出てた。けど途中ホワイトノイズがすべてをかき消して「ゴジャーッ!」と鳴った。あれは一体……。それと、音が鳴るまで完全に失念してたけど、ボリューム調整ってどうやるんだ?

KDE も無事インストールできたんで悲願の日本語入力環境構築に着手しようと思ったら、KDE 付属のゲーム『四河省(マージャン牌を使ったパズルもの)』に猿ハマりしてしまって、結局なんも出来んかった _| ̄|○

あ、あとまた Java 1.4.2 をコンパイルせにゃいかんなぁ。

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明日(28日)は、『八戸フォーラム シネサロン総集編 2004』の後編だよ。前にも言った通り、はじめの方で『マッハ!!!!!!!!』のコメントで軽くボケるっす。さらにその数十秒後、「おとっつぁんそれは言わない約束でしょ」と大変 FM 放送っぽくない発言も出るかも。編集で切られてなきゃ。

銘板
2004.12.28 火曜
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障壁突破はまた障壁を生む

BeFM のシネサロン総集編、昨日言ったとこ、ちゃんと採用されてたわ (^^;) あと、収録後に「つまんねー話しちまったな〜」と後悔してた部分は、これまたきちんとカットされてた。あんなの放送されたら恥だったからほっとしただよ。

それと、放送開始からずっと番組のパーソナリティを務められた横田さん、本当にお疲れさまでした。収録、いつもすごく楽しかったですよ〜。

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うちの FreeBSD 5.3 、新規インストールでとうとう日本語入力が出来るようになった。

IME は "kinput2" というフリーソフトが担当するんだけど、こいつは漢字変換機能がなく、kinput はキー入力でカナ文字を作り、変換エンジンの Wnn(うんぬ)とか Canna(かんな)とかに渡すのが仕事。で、前までの環境だと kinput2 が変換用サーバを見つけられなくてトラブってたんだけど、今度のはそういうことがなかった。セッティング済み。

GUI 上のターミナルで kinput2 を起動してから(GUI の起動と同時に自動起動させることも出来る)全角/半角キーでローマ字入力に切り替わる。漢字変換・確定も動作確認できた(感涙)。

とりあえずここまでは来たけど、まだ問題があったりする。

  1. どうやって半角英数モードに戻すんだ?(kinput2 を停止する以外に)
  2. カナ入力モードはないの?

1. は、なんか一旦ローマ字入力モードにすると、全角/半角キーをいくら押しても元に戻ってくれない。他にいろいろと考えられるキーバインドをやってみたけどダメ。教科書『FreeBSD 徹底入門』に書いてあるのはバージョンが違うらしく、挙動からして違ってて役に立たない。まぁ kinput2 を停止すれば確実に半角英数モードに戻るんだが、切り替えのたびにソフトを起動したり落としたりってのは不便すぎる。インストール CD が付いてきた『FreeBSD Expert 2005』の説明をもう少し読むとするか。なんかろくな予備知識もなくいきなりやろうというのが間違いのもとのような気がしてきた。

2. は、『FreeBSD 徹底入門』を読んだときからローマ字入力しか無さげだったから諦め気味だったんだけど、やっぱ欲しいよカナ入力。カナタッチタイピングに長年親しんできて、今さらローマ字入力を習うのはめんどい。こんがらかりそうだし、効率が落ちる方法にわざわざ鞍替えするのにも抵抗があるし。

キーボードが新 JIS 配列か ASCII 配列かでキーの配列が微妙に違う(特に右小指のあたり)から、両方に対応させるのがめんどいのは分かる。でも kinput2 を開発されている方々にはもう一踏ん張りしていただいて、是非ともカナ入力に対応していただきたいっす。Japanese 106 キーマップ限定でいいんで、ひとつお願い申し上げます。

kinput2 の他にもフリーの日本語 IME があるみたいなんで、そこらも少し調べてみるか。

しかし、kinput2 って Unix 系列の方々は普通に使っておられると思うんだけど、BSD や Linux でカナ入力したいって人、他におられないのかねぇ。

「じゃあ自分で作れよ」って感じだけど、まだ無理っす。Barcodia 計画も壁にぶち当たってるぐらいにして。

銘板
2004.12.29 水曜
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プリンタでの宛名印刷は

いかに効率が悪いか

だから今頃年賀状の宛名を刷るってのに問題があるわけで。

てか、やっぱ今年も複合機 imagio Neo 350 の威力を当てにしてたんだが。宛名印刷、1枚5秒だもんな。でも去年のクリスマスイブの夜は、こいつのせいでかなりな目にあった

で、消耗品のローラーを新品に交換して1年。まだ1年。2月に800枚ほど葉書印刷してからというもの、手差しトレイはほとんど使っていなかった。それなのになぜ劣化するのか。というか今年もというか、56枚まで順調に宛名印刷した後、止まった。紙詰まり。以降はいくら直し入れても調整かけても1枚も受け付けず。調べたところ、どうも去年と同じく、給紙ローラーの表面が葉書に付いてる紙の粉で目詰まりして、スリップしてるらしい。このローラー、ちょっとやそっとじゃ手が届かない、奥まった位置にある。かなりバラさないとたどり着けない。サービスセンターに頼りたいところ。

普段は何回か紙詰まりした時点でサービスセンターに自動で連絡が行って、サービスセンターから様子伺いの電話がくるんだが、今回は来ない。営業時間が過ぎたのか(通常業務を終えてから、残業で宛名印刷に取りかかったんで)。それとももう冬休みに入ったのか。電話かけてみたら、録音音声で冬休みだと知らされた。

休みじゃしょうがないね。サービスセンターへの自動連絡機能は素晴らしくて気に入ってる。人件費もこのサービスに相当割いてると思われるんで、これ以上のサービスを要求するのは酷というもの。そこはいい。でもこの複合機の態度はめちゃめちゃムカつく。

  1. 電子ブザーがキリキリとけたたましく鳴り渡り、
  2. 表示は「紙詰まりです」となぜか誇らしげ。
  3. 液晶画面の図解でどの位置から紙を取り出せと、顧客であるユーザ様に指図を出す。
  4. 手差しトレイから未印刷葉書を抜いてから、
  5. 機械のフタを開けて、詰まっている葉書を引きずり出し、
  6. 機械のフタを閉じると、またブザーがけたたましく鳴る。
  7. 表示は「用紙がありません」となぜか誇らしげ。
  8. 誰が何のためにわざわざ用紙を外したのか、全く何も分かっていないくせに誇らしげ。
  9. 葉書をセットすると、何の合図もなしにガッつくように勝手に葉書を1枚吸い込み、
  10. また詰まって電子ブザー。誇らしげに「紙詰まりです」。

機械の奴隷にさせられた気分になるんだよな。どっちがご主人様なのか、そろそろ決着をつけたい今日この頃。

で、これ、10カ月前の約800枚 + 今回の約50枚までは普通に印刷出来ていたということは、件のローラーの耐久性がその程度だということなんじゃないのかと。たった1年で使い物にならなくなるというのもひどいけど、消耗品が消耗するのはある意味しょうがない。でもそんなに消耗しやすい部品なのに、なんでまたこんなに取り出しにくいのか。なぜローラー交換を想定した設計をしていないのか。

復旧作業に従事しながら、1年前に覚えた懐かしい憤りがまた沸々と煮えたぎってきたけど、今回はサービスセンターに頼れない以上、自力でどうにかするしかない。ローラーを取り出してふきんでよく拭くと、とりあえずの応急処置にはなるはず。

それでけっこう給紙トレイ周辺をバラしたんだけど、それでもまだまだローラーが見えてこない。時間だけが過ぎてゆく。

んでもう途中でキレた。こんなのやってられっかよ! これで直るって保証もない! サービスセンターはもう年明けじゃなきゃ営業しないから年賀状には間に合わない! お前もうダメだあっち行けバーロー!

……、

……、

……。

つうことで、21時まで開いてるヤマダ電機にて買ってきました EPSON PM-G720

インクジェットを脱却して複合機に切り替えたときは、あまりの能率の良さに酔いしれもんだが、またインクジェットに戻ろうとは。

しかしこいつも期待外れだったと言わざるを得まい。1枚15秒。昔使ってた Apple 純正のインクジェット Color StyleWriter 2500(キヤノン製プリンタの OEM。発売は1996年あたりかな)と同じスピード。

PM-G720 は葉書ならトレイに50枚乗せられるのが魅力だけど、葉書の吸い込みが悪くて、何かと紙詰まりを起こす。葉書を少し凹反りにして、一枚ずつ手で押し込んでやらないと印刷できない(こんなアナログなベストセッティングを見つけ出すのに、時間と労力をここでもかなり要した。新品なのに……)。最大50枚乗せなんて意味なし。まぁそれでも手で押し込めばどうにかなるぶん、何をどうしてもどうにもならない imagio Neo 350 よりマシだったけど。

インクジェットプリンタで宛名印刷してて思うんだけど、Apple のやつもそうだったけど、葉書を縦にして入れなきゃいけないってのは効率が悪いと思うが。住所と宛名は縦書きにするときが多い。特に年賀状は。こういうときは葉書を横向けにセットして印刷するともっと早く仕上げられるはずなんだが。

Apple のプリンタの前はヒューレット・パッカードのやつを使ってたんだ(DeskWriter 310 だったかな)。これが葉書が横置きで。今の感覚からすると、その他の段取りがトロかったせいで1枚18秒かかってたけど、当時としてはなかなか効率が良かった。

ただ、プリンタドライバの用紙設定に載ってる「葉書」がアメリカ規格で妙に細長くて、日本の葉書用にセッティングを決めるのに手間取ったりとか、インクがやたら水に弱くて、葉書を投函してから着くまでに水に濡れませんようにナムナムと天に祈ったりとか、葉書が横置き専用で、住所・宛名が横書きのときはかえって効率が悪かったりとか、それはそれで難点もいろいろあったりした。

そこらへんをいいとこ取りした、「宛名書きが速いプリンタ」ってないもんかねぇ。

つうか、imagio の給紙ローラーの品質、メンテナンス性、エラー時の傲岸不遜な挙動さえまともなら、それ以上何も要らないくらい完璧で快適なんだが。もっと早くに印刷作業をしてれば、サービスセンターの助けを得られたなぁ。そうなったらそうなったでやっぱし機械の態度にムカついて、去年と同じくサービスマンさんに当たり散らしてたろうけど。

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結局、宛名書きの残業、日付が変わるまでかかった。ネムネム。

銘板
2004.12.30 木曜
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スペースシャトルは

どうなっておるのか

それとインパクも

クルスク号のその後に続き、また完全に忘却してた系の話題だけど、アメリカのスペースシャトルの打ち上げ再開はどうなったのか。

コロンビア号が墜落したのが確か去年の2月初め。それから半年くらい経って事故の原因が明らかになってきたあたりで、「スペースシャトルの運用再開は2004年の秋頃になりそうだ」と NASA の関係者からのコメントが出たと思った。それからは何の音沙汰もないまんま、もう冬。

その間に中国が自前技術での有人飛行を果たしたわけで、アメリカの人たちもやきもきしてたかと思う。日本はといえばまぁその間、H-IIA 6号機での情報収集衛星打ち上げで思いっきり蹴つまずいて、相変わらず背水の陣(ここ10年間ずっと背水の陣ではあるが)。H-IIA は2月に出直し打ち上げの予定。乗せる衛星は新型気象衛星で、1999年に H-II 8号機で同型の気象衛星の打ち上げに失敗してるだけに、マジで失敗が許されない状況。

同時期に予定されてた M-V ロケットによる X 線天文衛星 ASTRO-EII の打ち上げを延期してまで H-IIA の打ち上げに必勝態勢を敷いてる。

それで、スペースシャトルの方はどうなっておるのかと NASA のサイトを見に行ったら、やっぱし NASA でもスペースシャトル運用再開が目下最大のプロジェクトらしい。その運用再開ページによると、現状の予定では、船はディスカバリー号。時期は来年5月初め。安全対策に当初予定よりさらに半年多く費やしたってことか。

で、試験飛行の要素が強いはずのフライトなのに、日本人の野口飛行士が乗り込むそうだ。外国人を乗せるっつうことは安全性に対して絶対の自信があるっつうことで、さらに軌道上での様々な実験を脇目もふらずにガンガンやるっつうことで、そっちもそっちで必勝態勢。出直しでいきなり実用ミッションを持ってきて安全性と実用性を強くアピールしようというあたり、日本の H-IIA 再開と同じ考え方なのかも。

どっちもうまくいってほしいですなぁ。

それにしても、今生き残ってるスペースシャトルはディスカバリー、エンデバー、アトランティスの3機だけで、いずれも老朽化して、メンテナンスのコストもかなりかかってるらしい。次期シャトルの構想はちょくちょく出るけど浮かんではすぐ消えて、という感じでいつ出来るのか、というか本気で作る気あるのかさえ分からん状態。でも国際宇宙ステーションは部分運用中でこれからも建設を続行しなきゃいかんわけで、ロシアの宇宙往還システムだけじゃ容量が小さくて対応し切れないのは目に見えてるわけで、ここはやっぱし一度に7人も乗れるスペースシャトルに頑張ってもらわなきゃいかん。でも生き残ったシャトルは上に書いた通り、無理できない体になってる。

完全新設計のシャトルなんて開発に10年くらいかかるから、ここはひとつ、今までのと互換性のある、あまり変わらないシャトルを2,3機、新規建造するのが一番現実的かと思うんだけど。つまりフルモデルチェンジじゃなく多少のマイナーチェンジで済ませれば、安全面、コスト面、即戦力の面、いずれもそれなりにまとまるだろう、と。

例えば基本設計は大体そのままで、耐熱タイルは日本が担当するとか。宇宙航空研究開発機構の、今は開発が凍結されてる HOPE-X(無人スペースシャトル実験機)の耐熱タイルは、なんとあの田宮模型が提供することに内定してたんだな。タミヤと宇宙開発事業団(当時)が共同開発したこの耐熱タイルは、アメリカのスペースシャトルに使われてるものより高熱に耐える上に、比重もコストも半分らしい(デーリー東北紙1998年4月30日付より)。

超ハイテクビークルの、模型じゃなくて実機の部品の開発元が模型屋さんってのがインパクトごっつい謎を発してるけど、ともかく現行型スペースシャトルを新規建造するなら、日本が提供できる有用な技術もある、ということで。

そしたら、スペースシャトル初号機のエンタープライズ(大気圏内のみで滑空試験に使われた。今は確か、スミソニアン航空博物館に展示されてると思う)の機体に改修をかけて、エンジンを積んだりタミヤのタイルを貼ったりして現場に起用できんかねぇ。相当お安く上がると思うんだが。

エンタープライズは一番の老機と言えど、打ち上げ時・軌道周回中・再突入時の三大過酷環境にさらされたことがない(疑似環境で試験されたりはしたかもしれんけど)。それに滑空試験が無事終わった後は1度も飛んでないんで、現役の3機よりも機体の状態がいいかも。

藪君、再選も果たしたことだし、国際社会に迷惑ばっかかけてないでさ、そういうことでマイナーチェンジ版スペースシャトルの新規建造と運用の予算の方、頼むよひとつ。

宇宙ステーション計画が思ったように進まないのを見て藪君、ステーションの運用計画を放棄しそうな気配だしな。その代わりに火星に人を送るんだとか。だからその代わりじゃなく、まずは国際協調でやってるステーションを、言い出しっぺ国としての責任で一段落させる(成功させる)のが筋だろが。

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追伸1:スペースシャトルにエンジンを取り付けるのも "install" なんだな。「インストール」っつうと「パソコンにソフトウェアを入れる」の限定的意味しか知らなかったけど、もっと一般的に「取り付け」「設置」「組み込み」みたいな意味なのかな。

研究社新英和中辞典第6版によると "install" の意味は

  1. (式などを行なって)〈役職者を〉就任させる, 〈職に〉任命する、〔(官)職・地位に〕(正式に)就任させる, つかせる
  2. 〈人を〉〔席・場所などに〕着ける, 落ち着かせる、〔席・場所などに〕着く, 腰を下ろす
  3. 〈装置などを〉〔…に〕取り[据え]付ける

語源は中世ラテン語の「任命する」だそうで。

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追伸2:さっき「いんぱくと」と打って変換したら、1発目で「インパクと」と出てきた。

    ( -_-)っ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ←記憶の糸

くいっ (-_-c)−−−−−[記憶] ...ズルッ

小渕・森政権の肝煎りで開催されたインパクってどうなったんだ!? なんか自然消滅した気もするが。どれどれ……。

やっぱしそういうことだったか。しかし、インパクに参加した自治体や企業のパビリオンページはけっこう今でも Web 上に残ってるのに、当のインパクのメインサイトは消滅してるのな。何か書き残すべきことがあったろうに。

どういうイベントだったかとか、参加者や来訪者へのお礼の言葉とか、今も残ってる参加パビリオンへのリンク集とか、こういう、ネットそのものを対象にした大イベントがネット上に存在した証なんかも自ら残すべきだろうに。保存版の公開だけなら何の手間もかからんだろうに。どうせ当時のコンテンツの容量なんて、今のハードディスクにしてみれば耳カスみたいなもんだろうに。

そういや2000年の大晦日だったよなぁ始まったの。元朝参りに出かける直前につないでみて、当時珍しかった Flash 映像に感心したもんだった。あの頃は ADSL も世にほとんど普及してなくて、56kbps モデムで会場をチンタラ見回ったっけな。

でもそれ以降にインパクに行った記憶がない。常時接続が普通の今開催されてればちょくちょく行ってたかもしれんけど、当時は電話代に値しないサイトなんて見る気しなくてな〜(笑)

銘板
2004.12.31 金曜
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初日本語入力

風邪を引いた。毎年友達と一緒に元朝参りに行ってるんだけど、今年はそういうわけで病欠。年が明けて、具合が良くなったら行くべ。

とりあえず今日のぶんは、初日本語入力 in FreeBSD っす。ローマ字入力がめんどい・・・。(←ここまでが FreeBSD での記述)

いざ保存する段階になったら文字セットの都合が悪いらしく、「保存できませんでした」と来たもんだ。デフォルトに設定してる東風フォントで、他の日のぶんに使ってる「…」がないかららしい。あとでさざなみフォントを試すべ。

しょうがないんで今日のぶんだけの原稿を新規書類にしてレンタルサーバにぶち込み、そいつを Mac でダウンロードして今月の31日分に貼り付けたとこ。我が環境での FreeBSD 実用化へ道のりは、まだまだ遠いですなぁ。 来年こそは……。

それでは皆様、よいお年を <(_ _)>

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メモ:12月28日での日本語入力方法で、ローマ字モードから半角英数モードへの戻し方が分かった。半角/全角キーでローマ字モードにした場合は ctrl + \ で半角英数モードに戻る。あと、shift + スペース でローマ字モード←→半角英数モード切り替え。

カナ入力モードはやっぱないんかな〜。

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