ひとりごちるゆんず 2004年10月
銘板
2004.10.1 金曜
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6年目のネタ

今日からこのサイトも6年生だけど、だからって別に何が変わるわけでもなかったりする。んで今日は、とっても素晴らしい事態に陥ってるすごいページ様を見つけちゃったんで、その紹介を。

日本酒メーカーの五十音順リストの「せ」のページ。その一番上、銘柄が「晴雲」。いいお名前だねぇグビッといきたいねぇ。で、その蔵元は?……ちょっとその誤植 完璧すぎ!(爆)

縁起物としての需要がある日本酒業界でこんなメーカー名なんか絶対ないって。「晴」と「暗」、確かに字は似てる。でもどこをどうすりゃこの間違いができるのだ!?

ツッコミ入れようにも、このリストページ様のホームがどこだか分からんしな〜。とりあえずそのままリンクをたどったら、ちゃんと「晴雲酒造」様のサイトに出てほっとした (^▽^;)

銘板
2004.10.2 土曜
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必死の .Mac

とりあえずイチローの大リーグ新記録達成すげぇっす! おめでとー!

/ヽ(ヽ ̄o ̄)☆⌒・ カキーン

昼の NHK ニュース、トップがそれだったもんな。現地のレポーターさんも、球場を覆う熱気と興奮と感動に酔いしれちゃって、なんだか意味不明の宇宙言葉を羅列してたな(笑) そのあと G7 サミットのニュースが出てきたけど、そんなのどうでもいいからもっとイチロー関連の話を続けろよって思っちゃった (^o^;)

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.Mac(ドットマック)解約まで、あと1週間を切ったす。.Mac の契約が発効したのがおととしの10月1日なんで9月30日更新だと思ってたら、いつの間にか1週間ぶんサービスしてくれて、今月7日までなってたらしい。

今、おいらが持ってる .Mac アカウントの自動更新設定を OFF にしてる。このまま黙ってれば10月7日で契約解除になる。有料サービスなもんで、Apple の .Mac チームからかなり必死な引き止めメールが来てる。

ゆんず様

ぜひ今すぐ .Mac メンバーシップを更新してください。有効期間が終了すると、メール、Web ページ、iDisk など、あなたの .Mac アカウントにアクセスできなくなります。

ご更新いただくと、ウィルス情報の自動アップデート機能を備えた Virex、iDisk へのファイルのバックアップ、オンラインでアクセスできるアドレスブック、.Mac Slides でのスライドショーの共有、iPhoto から HomePage への写真公開機能、iCal でのカレンダー公開、iSync と .Mac によるアドレスデータ、カレンダー、ブックマークの同期機能などを引き続きご利用いただけます。 こちらをクリックして、機能の概要をご覧ください。

今すぐ更新しませんか。 .Mac は年間わずか ¥13440(本体価格 ¥12800)で更新していただけます。クレジットカード以外のお支払い方法をご希望の方は、.Mac パッケージ版をご購入いただき、更新画面で起動キーを入力する方法をお選びいただくことができます。詳しくは、こちらをクリックしてください。.Mac パッケージ版のご購入は、オンラインのApple Store またはアップル直営店 をご利用下さい。

今回ご更新いただけないメンバーの方にも、今までの感謝の気持ちを込めて、メンバーシップ期間終了後 2 週間まで .Mac Mail をご利用いただけるようになっております。この期間に、お友達やご家族、同僚の方々に、メールアドレス変更についてお知らせいただきたいと存じます。この期間を過ぎますと、Mac.com アドレス宛てに送信されたメッセージは送信者に返送されてしまいます。なお、この期間中に .Mac Mail 以外の機能にアクセスすることはできません。そのため、お客様のメンバーシップ有効期間が終了する前に、iDisk からすべてのデータを移動し、カレンダーの公開を解除しておくことをお勧めいたします。.Mac の HomePage を使用して作成したホームページにもアクセスできなくなります。データを保持する方法の詳細については、.Mac FAQ をご参照ください。

「ぜひ今すぐ .Mac メンバーシップを更新してください」。「今すぐ更新しませんか」。しないってば。我が意志は固いのだぞよ。と突っ放そうとしたんだけど、この引き止めメールとほぼ同時にもう1通来てた。

.Mac のメンバー各位

いつも .Mac をご利用いただきありがとうございます。
このたび正規メンバーの皆様がご利用いただける .Mac Mail と iDisk の共有保存容量が 250 MB に拡張されました。さらに、増加するメール送受信頻度や大きな添付ファイルサイズに対応できるよう、最大メッセージサイズが 10 MB まで拡大しました。云々……。

これちょっと意志がグラッと来た今。.Mac Mail 使わなきゃ iDisk(サイト公開にも使えるリモートサーバ)が 250MB ももらえるのかよ(これまでは 125MB。もともと 100MB だったのが、いつの間にか増量されてた)。なんか夢のような数字だけど、この時期にここまでの大サービスを発表するってことは、つまり他にも解約予定者がたくさんいるからなんだろな。更新・解約の時期がここに集中してるだろうからな。

無料だった「iTools」が 有料の「.Mac サービス」に衣替えしたのが2年前の10月1日。多くの iTools ユーザたちが、その日までに泣く泣く .Mac に契約させられた。iTools からの継続利用者は初めの1年間は半額で良かったのに、次の年からは全額支払うことになって(半額期間の延長を期待してたんだが)、これが実際に支払っちゃうとかえって割高感を覚えてしまってさ。それでとうとう解約を決意した人たちが、おいらの他にも世界中で相当いらっしゃるんじゃないかと。

解約するには、その前にアカウントの自動更新設定を OFF にしとくってことで、Apple 側は解約予定者の数を事前に把握できる。「2年で解約」組の数が予想以上に多かった、と読める。今までのサービスの拡充方針は新機能追加が主だった。.Mac 発足時からのスタメンサービスの機能強化は、人気のあるメール機能に関してと、ウイルススキャンソフト (Virex) のアップデートがほとんど。途中で 25MB 増量した以外ほぼ放置状態だった iDisk の強化を今になってしてきたってことは、今回の解約予定者のうちの多数が、おいらみたいにほとんど iDisk しか使ってない人たちなんだろなっつうことまで読める。

ここが .Mac チームの正念場なんだろうからがんばってね。おいらはもう降りちゃうけど。

.Mac はいろんなネットサービスがてんこ盛りだから、使い切れる人なら割安で魅力的なんだと思うよ 。と、今までお世話になった義理でちょっと立てとくテスト。

銘板
2004.10.3 日曜
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段落字下げ

今月から、各パラグラフ(HTML ソースで p タグに囲まれた文章)の頭に全角スペースひとつぶんの字下げを入れることにした。その方が読みやすそうなんで。と言いつつ、今書いてるこの段落でいきなり全角スペース入れ忘れたことに今気付いて慌てて入れた(汗)

たまに参考にさせていただいてる HTML 指南のサイト様の「段落で字下げなしのものは文章として不自然で、どうしても気になってしまう」というご意見を採り入れてのこと。

そういやこの Web 日記を始める時、字下げしないことに決めたんだったわ。普段字下げしてて、たまに忘れて字下げしないとカッコ悪いんで、どうせなら字下げなしで行こう、と。

それでも字下げする方針に転換。全角スペースを入れ忘れることがしばらくは多いだろうけど、がむばりまっす。

慣れたら過去ログも直してみようかな。ものすご膨大(現時点で 3.7MB ある)だけど (^o^;)

2014.2.7 追記: いつの頃からか、CSS で字下げするようになりますた。

銘板
2004.10.4 月曜
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gimporgja はいずこ?

ホームページの下の方でリンクを貼ってた 『gimporgja(gimp-org-ja: the GIMP という画像レタッチフリーソフトの日本語版サイト)』が消滅してた。なんか更新が滞ってたっぽかったし、本家サイトは無駄な装飾を排した今風で精悍なルックスになったしな。GIMP 関連サイトをググってみたけど、現在の本家ページの日本語版にあたるものは見つからなかった。うちのサイトの gimporgja リンクの方は本家サイト(英語)につなぎ替えることにして、バナーが見当たらなかったんで勝手に自分で作ったぐらいにして(もちろん GIMP で)。

で、ちょっと考えた。新しい GIMP サイトの日本語翻訳コピーサイトをおいらが作っちゃおうかと。手間はかかりそうだけど、技術的にはそんなに難しくなさそうな気がする。だってもったいないもんな こんないい無料ソフトが、公式日本語サイトがないせいで普及に歯止めがかかってるなんてさ。もともとは Linux を含む Unix 環境向けだけど、今は Windows 版も Mac OS X 版もあるし。そういう意味ではライバルの Adobe Photoshop より手広くやってる。

それに GIMP 自体がいろんな言語のダイアログをはじめから搭載してるんで、例えば FreeBSD で使用言語を日本語に設定してると、そこを GIMP は勝手に読み取って日本語表示をしてくれる。今出てる 2.x なら完璧に機能してる。バージョン 1.x の時分は文字化けして大変だったさ〜 ( ̄- ̄ ) 遠い目

こうまで言うと Photoshop が有料なぶんだけユーザがバカ見てるみたいかな。そんじゃそこらを補足。

Photoshop はプロや本格派向けなんですな。CMYK での色表示が充実してるんで、特に印刷原稿の作成に強い。GIMP は 画面表示する画像の加工専用って感じ。印刷については「プリントアウトしてみるまで分からない」というのが実情。あと、細々とした使い勝手も、さすがに有料の Photoshop の方が行き届いてると思う。JPEG 保存するとき、圧縮度による画像劣化の度合いを一目で見比べられたり、「選択的ガウシアンぼかし」みたいな重い作業でもサンプル画像を出してくれたり。GIMP では作業内容によってサンプルが出たり出なかったり。「シャープ」では出るけど「ぼかし」系じゃ出ない。選択的ガウシアンぼかしのときはサンプルが出た方が絶対いいんだがね。

それと Mac の場合、Photoshop は AltiVec(PowerPC G4 に載ってる加速装置。もちろん G5 にも、名前は違うけど同等のものが載ってる)に対応してて、画像処理作業がバリバリ速い。これが GIMP だと恐らく AltiVec に対応してないんで、せっかく PowerPC G4 や G5 を使ってても G3 並みの処理速度しか期待できないっぽい。確認したわけじゃないけど、実際に使ってみた感じ、そんな気がする。

使い勝手は GIMP もバージョンを追うごとに着実に進化してはいる。でも Photoshop の方だって進化してるんで、GIMP は「後追い」という状況に甘んじておりますですな。

「タダならそれなりの性能でいい」を取るか「ふさわしい対価を支払って高性能」を取るかは自分で選べばいいってこと。とりあえずおいらは GIMP で間に合ってる。てかそれでも使い切れてない(汗)。

んで、自分で GIMP の日本語コピーサイトを作るとして、出来ちゃってからご本家に公開していいかの問い合わせをしたとして、「だめです」と言われたらせっかくの努力が無駄になるわけで、かと言ってまず OK もらってから作り始めて、途中で「やっぱ難しすぎてできませんでしたすんません」と頓挫するのもカッコ悪すぎる。ちょっとソースを覗いてみたら、XHTML(HTML より進んだ Web ページ作成言語。HTML に比べてかなり小めんどくさい)をバリバリ使ってた (-_-;) もしかしたら gimporgja の管理人さんも、これでリニューアルを諦められたのかなぁ……。

半分くらい作って、そいつを試しに自分のレンタルサーバに上げて、各ディレクトリに robot.txt を同居させて検索ロボに探知されないようにして(プライベート扱いってことで)から、それを示しつつ問い合わせてみるか。権利関係がめんどくさそうだったら、とっとと「なかったこと」にできるようにしとかんとな。

というかもしかしたら gimporgja の管理人さん、新サイトの日本語版を現在鋭意作成中なのかもしれんな。そういえば古いサイトが存続してたみぎり、「もうすぐリニューアルします」という文言を目にしたようなしなかったような。無駄骨折らんためにも、も少し様子見しとくか。

銘板
2004.10.5 火曜
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永遠の OOo

OpenOffice.org(以下 "OOo")というフリーソフトがある。GIMP が Adobe Photoshop に対抗するフリーソフトであるように、OOo はあの Microsoft Office の対抗馬だったりする。なんだか無謀な気もしないでもないけど (^^;)、無料は魅力。Microsoft Office は Windows マシンを買うとただで付いてきたりするけど、Mac を買うと付いてこない。Mac 用の Microsoft Office はあるけど別売。けっこう高い。さらにこれが、ハードディスクがない中古 PC に新しくハードディスク入れて FreeBSD だの Linux 入れて Office 動かそうったって無理。それ用の Microsoft Office なんてこの世に存在しない。例外的に Lindows 上では動くかも知らんが。

マイクロソフトはあれだけ Linux を毛嫌いしてるから、Linux 向け Office なんて絶対出さないだろうな。いや、あの会社は儲けに関しては冷静・冷徹なんで、黒字になると踏めば作るかもしれん。でも現在そんなのは存在しない。そんじゃ Linux やその他 Unix のユーザは表計算が出来ないのか。デファクトスタンダードにのし上がった Microsoft Office で作られた文書を、開いて見ることさえできないのか。否。

マルチプラットフォームで Microsoft Office 文書とも互換性のあるオフィススイートソフトってのがあるんす。それが OOo。まぁ Unix の GUI 環境のひとつ、"KDE" をインストールすると "Koffice" っつう似たようなオフィススイートソフトが付いてくるんだが、完成度はまだまだ。手持ちの FreeBSD で KDE 3.3.0 インストールに成功したんで最新版 Koffice を試しにいじってたら、なんか知らんけど Koffice 落ちた。それから触ってない。

こうなると気になりますわな OOo。なんでも前バージョン(1.0.x)のときは日本語がよく文字化けしたらしいけど、現バージョン (1.1.x) じゃそこらも含めて大幅改善されたそうな。

んでさ、やってみたんだわ FreeBSD で。得意の COMPAQ 333MHz で。ports インストールで。どっかからソースコードを拾ってきて自力でコンパイルしてから自分でインストールするというやつで、自分の環境に最適なビルドを作るんで適応度が高い。しかし今日びの肥大化したソフトのコンパイル作業というのがまた 333MHz ごときにとってはキツい作業で、この前の KDE 3.3.0 の ports インストール、3日くらいかかった。まぁ SETI@home 回しながらなんで全力の半分しかスピード出てないけど。

OOo の port は /usr/ports/japanese に入ってた。おお、いきなり日本語版が使えそうだぞ。善哉善哉。早速インストールを開始してみた。来たファイルがしょっぱなから数十MB 級(まぁこのくらいだと半日程度)で、依存書類もまたでっかいのドカドカ落としてきた。何日かかるのか戦々恐々としつつも、風呂入ったり遅くなったんで寝たり朝になって出勤したりして帰ってきたら、エラーで止まってるんですな。なんだべ〜 (-_-;) と見ると、OOo には Java 1.4.2 が必要なんだそうで。Java 1.3.1 なら入ってるんすけど、はぁ、ええ、それじゃだめ? ははぁそれじゃだめとお言いですかい。けち。

普通の無料ソースコードなら ports が勝手に拾ってきてくれるんだけど、Java はそうは行かない。Sun のサイトにて身分証明して(アカウントを作ってあれば OK 。アカウント作成・ダウンロードとも無料)ダウンロードサイトに入って、手動で Java 1.4.2 作成に必要なソースコードをダウンロードし、/usr/ports/disfiles/ に突っ込んで、コマンド make deinstall と make reinstall にてまた OOo インストールやり直し。またすぐ停止。

分かってる分かってる。Java 1.4.2 は Linux 向けの流用なんだから FreeBSD 用のパッチが必要なんだろ? そうだろうと思って Sun のサイトからログアウトしないでおいたよ。

指定のページにてパッチを落として OOo インストールやり直し。んじゃ Sun の方はもういいかね、とログアウト。しばらくしたらまた止まってやがった。

もうひとつ Sun から落とさなきゃいかんらしい ((-_-#)) ぷるぷるぷるぷる

はじめにまとめて言え!(怒)

Java 1.4.2 インストールに必要な書類はそれで打ち止めらしく、そこから1日半くらいで Java のインストールは無事完了(だと思う)。本来の OOo インストールに戻ってた。

何かの作業の途中で PC 回しっぱなしでも、部屋を空ける時は普通モニタ消すよね。電源切ったり画面スリープにしたり。特に CRT モニタは電気食うからね。でさ、スリープ設定してないわけようちの FreeBSD は。本体は SETI やってるからスリープの必要ないし、モニタは部屋を出るとき電源を落とせば問題ないってことで、部屋に戻ったら電源入れる。CRT だから点くまでタイムラグあるけど、うちの Power Mac G4 に使ってるソニー製17インチ CRT のスリープ明けよりずっと速いぞ ViewSonic 15インチ。

そのモニタ電源落としがまずかった。

数日前、部屋に帰ってモニタのスイッチを入れたら、エラー止まりしてやんの。ダイアログ読んだら「モニタが見つかりません」て何さあんた。そんなの調べて何しようってんで? よく分からんけどモニタ点けたままにしてインストール再開したら、何事もなかったかのように進んでる。

順調に進んでる。

ここ何日間も。

そして今日も。

きっと明日もあさっても。

確かに SETI しながらだからトロいのは分かる。それは分かるけど、もっと大切なことが分からない。

この OOo インストールは一体

いつ終わるのだ? ( ̄- ̄ ) 遠い目

ていうか終わるのか?(汗)

銘板
2004.10.6 水曜
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遅れ始めた人のぼやき

世の中について行けない。世間様の物事の切り替え速すぎ。

ほんの4日前の昼頃だよイチローの快挙で日本中が盛り上がったのは。それがあんた今日なんかどの新聞もイチローのイの字さえ出さないんだもん。あの感動をそんなすぐに忘れちまったんですかい?

もう忘れちゃった人のために書くと、日本時間で10月2日の午前、マリナーズという大リーグチームに所属するイチローという日本人選手が、大リーグ最古の記録である「年間最多安打」を84年ぶりに塗り替えたんだよ。思い出したかい?

快挙の次の日の新聞はイチローのその話題だらけ。いいお祭りムードだったねぇ。その次の日はイチローが米国の両リーグ合わせての今年の首位打者にもなったことが報道されてた。でも、この時点でイチロー関連の記事はかなり小さくなってきてた。そして昨日はイチローの写真付き記事を1つだけ新聞上で見つけた。今日は写真も記事もゼロ。

世の中みんな、そんなに人殺しの話題の方がいいのか?

「臭いものにフタ」ってわけでもないけどさ、嫌なニュースばっかしで気が滅入ってたとこだったんだよ。毎日のように残酷な殺人が起きてるし。アテネにしてもイチローにしても、そのずっと前からわくわくさせて、旬の期間に入ると最高にわくわくさせといて、そこまではいいんだけど、終わったら余韻を楽しむ暇も与えず平常モードに移行ってのはなんだかねぇどぉも。しかもその「平常モード」が「毎日が殺人事件」の憂き世と来たもんだ。

今年の楽しい方の大事件て、あとは年末に「この一年を振り返る」特集の番組で1発ずつ登場して、永遠に忘れ去られてしまうんじゃないかねぇ。

東京オリンピックや大阪万博の話題はご年配の方々を中心にいまだに語り草になってるのに、日本の観客大満足で大成功をおさめたはずの長野オリンピック、もう話題にもなんにもならないんすけど。

そういう意味で、どことなく冷たい世の中になったような気がするんだけどねぇ、まぁ 「今の『普通』がこうだから」と言われたりすると、もう何も言い返せないんですがね。

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マイケル・ムーア監督のドキュメンタリー映画『ボウリング・フォー・コロンバイン』(2002) はアメリカの銃社会のヘンテコさと、何が社会をそうさせているのかの本質を暴いた。それに出てきた統計で、「映画製作の前年(2000年?)に、先進各国で銃で殺された人の数」というのがあった。日欧の国々では数十人単位だったのに対し、アメリカじゃ1万人をゆうに超してた。そういう観点から「アメリカ社会は明らかに何かがおかしい。それは何か」を探求する作品だった。

確かに説得力があった。そして確かに、日本はヨーロッパ諸国と比べても銃による死者の数は最低レベルで、人口あたりの割合で言えば、堂々と「世界一安全な国」と胸を張れる結果だった。

まぁ凶器を銃に限定した結果だけどね。これ、「刃物で殺された人の数」で統計を取ったら、ずいぶん違う結果が出そうな気がする。

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OOo のコンパイル&インストール、今日の夜になってようやく終わった。現在、make clean コマンドで後片付け中。

せっかく成功したのに、なんとなく恐くて試す気になれん (^^;)

銘板
2004.10.7 木曜
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難攻不落の OOo

参ったねどうも OpenOffice.org 1.1.2 にゃ。勇気を出して初起動させてみたら

こんな事態に……。

文字化けの方がまだ諦めがつくような状況で。どうやったらまともに読めるようになるんかいのぉ。

思い当たることと言えば……これと一緒にインストールした Java 1.4.2 のパスをまだ通してなかったっけな。あんまし関係なさそうだけど、Java 1.3.1 からパスをつなぎ替えてみるか。

銘板
2004.10.8 金曜
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真夜中の噴行艇

『たけくらべ』読破に挑戦しようと思ったんだ最初は。いやいやその前に芥川龍之介の『あばばばば』を読んでけっこう面白かったんで、調子に乗って『たけくらべ』に挑戦しようと思ったんだ。別に作者とかには関連はないけど、『たけくらべ』のストーリーも知ってるけど、「『ガラスの仮面』を通してしか知らない」という誤った現状に終止符を打ちたい、と思いついたんだ。それが、あんな望外の名作を発掘することになろうとは。

『青空文庫』。作者の没後50年が経過して、あるいは作者が「タダで読んでもらって構わない」と了承した、著作権料がフリーの作品をネット上で無料公開してくださってるあのサイト様。そちらにお邪魔してのこと。

「寝る前にちょっと……」。Java プログラミングでもこの日記書きでもただのサイト巡り(←「ネットサーフィン」という言葉がめっきりダサくなったんで、もっと普通の表現を考えてみた)でも、これが慢性寝不足の元凶なんだがね。芥川だと短いのばっかしだからいいとして『たけくらべ』が入ったっちゅうことは、こりゃまた寝不足上積み覚悟ですわな。そのときは良くても次の朝がツラいんだが、ここまで来ちゃうと、どうにも止まらない(リンダ)。

んで、作品リストの「た」を開いた。「たけくらべ」の「た」。

思わず目にとまったキョーレツなタイトル。

『大宇宙遠征隊』。

『たけくらべ』なんかどうでもいいや。後! そんなの後!(『たけくらべ』ファンの皆様ごめんなさい) 

この『大宇宙遠征隊』、けっこう長かったんでそれだけ読んで昨晩は寝たんだけど、いや〜これが面白かったんすよ。真珠湾攻撃の8カ月前に発表された子供向けの SF でね、当時の科学知識の粋を凝らしてる。とはいえ当時の科学技術はまだ、一番進んでたドイツでさえ「無人ロケットを最高高度何十 km の弾道軌道で飛ばした」とかそういう程度で、人工衛星の打ち上げにさえ程遠い状況だった。

この作品での宇宙に関する知見もそれなりで、今の感覚からするとところどころ陳腐な感じがするのは否めない。けどこれでも今の子供たちに説得力あるかも。最近の小学生の4割は天動説を信じてるみたいだから(笑)。ていうか昔も小学生だったら天動説派がけっこういたような気もするが。昔はいちいちそんなこと調査しなかったってだけのような気も。

んで、作品の時代性に野暮にツッコんだりしなくても、この作品は面白かった。むしろそういう古さがあまり気にならないくらい。特にイケたのは、科学的描写よりも話の組み立て方と語り口。

「なんで?」「どうなるの?」と各章ごとにいちいち読者の期待を煽る構造になってる。まず、ツカミが宇宙環境の不思議さや面白さを具体的に教える説明場面で、これがみっちり描かれてる。小学生なんかドキドキしながら引き込まれていくんだろうな。てかおいらがドキドキして引き込まれてしまった (^^;)

その時点では、なんで主人公たちが宇宙の旅をしてるのかはまだ語られない。旅の目的が明らかになるのは、ストーリーが回り出してから。その筋書きもまた思わぬ方向に転がっていって……、と読者に常に「?」と「!」を持たせながら話は進んでいく。疑問が気になって、途中で読みやめるわけにはいかない。サスペンスの本質がしっかり生きてるってことなんでしょうな 。子供向けの作品なんで、大人を納得させるための凝った描写や微妙な人間関係のアヤなんか一切ない。だからこそ語りの巧みさがくっきり浮き出て、おいらでも感知できたよ。

戦前の SF で、子供向けで、とはじめは多少侮ってたんだが、予想外の逸品を発掘した気分であるぞよ。SF ものを読みふけってた子供の頃の興奮を思い出したぞよ。思えば宇宙の仕組みなんて、学校の授業からよりもそっちの方から学んだもんだったぞよ。授業でいやいや学ばされるよりよっぽど身に付いたぞよ。

おいらの場合はたまたま SF 小説に触れてハマって宇宙を学んだということでやっぱし、「子供の天動説」は今に始まったことではないんじゃないかと。

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このお話で、作者さんによるなかなかの造語が最初に出てくるんですわ。第1章のタイトルが「噴行艇(ふんこうてい)は征(ゆ)く」。「噴行艇」。今で言うロケットや宇宙船のこと。作品の文面からすると、当時すでに「ロケット」という言葉が外来語として日本語内にあったみたいだけど、戦前の日本だからね。そこらの意訳センスがナイス。

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ただひとつ、どうしても看過できない野暮なツッコミを。

本文2行目の「噴行艇だ!」って誰が言ったセリフなの?

銘板
2004.10.9 土曜
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レーザー照準

軍用ライフルなんかだと、近距離の的を想定したオプションで、照準スコープの代わりに赤色レーザーを搭載したりするよね。そのレーザー光が当たってるところに弾丸が当たるっつうやつ。『ロボコップ3』(1992)でデトロイト市警が使ってたな。パトロール警官が大勢詰めかけて一休みしてる店に運悪く押し入ってしまった強盗の額の上で、ウニウニと揺らぐレーザー光は笑えた。

ライフルとは関係ないけど、実はおいら、的としてレーザーで照準当てられてたって話題でも。

ふと思い立って「そろそろどうかな」と調べたら、我が住所が B フレッツエリアにとうとう編入されてた。うちの収容局の担当地域は人口密度が小さいせいか、エリア拡張がかなり遅れてる方で、これまではその収容局の担当地域の中でも B フレッツができるのは、うちから全然離れてる地区1つだけだった。工業団地のあるところなんでそれは理解できた。そして同じ収容局内で初の住宅地地区として最近ひとつだけ追加されたのが、なぜかうちの住所。しかも住所末尾の番号を除いた漢字部分が完全合致の、かなり狭い範囲のみ。

確かにうちの場合で言えば収容局から 4320m と遠いんで、ADSL だと大して速度が出ない。56k モデムの10倍程度なんで、距離にほとんど影響されない光ファイバがこの地区に来れば、随分良くなるだろうとは思ってた。でもここまで住所を絞り込まれるとむしろ不気味。ファイバを通る赤外線レーザーでおいらの額をがっちりロックオンですか。

心当たりがある。思い返すに去年あたり、契約プロバが旗振りした「B フレッツエリア拡張運動」に乗って、NTT 東日本サイトにて「ご利用意向登録」をしたことがあった。もしかしてその意を汲んでくれたか? ていうかそうでないと説明のつかない現象かと。だとしても露骨にうちの地区だけってのもすごいものがあるな。家も大して建て込んでないのに。「ついでだから同じ収容局の近隣地区も」とか考えなかったんかな。

あ、でも最近レオパレスが近くの田んぼ潰して建ったから、その影響もあったりして。てか同時期に建ったレオパレスで、うちの近所よりよっぽど人口密度が高い地区には B フレッツ来てないのな。レオパレスは関係なしか。

やっぱ狙い撃ちされてると考えるべきなのか。ここまでしっかりやられちゃってて、しかもこっちからのお願いだったということは……もしかしたらおいらをモデルケースにして、この収容局エリアに於いて「ご利用意向登録」が信頼できるものなのか(意向登録してくれた客が、ほんとに B フレッツを利用してくれるのか)を試されてたりして。おいらがこれでいつまでも B フレッツにしないでいると、このエリアでは光の普及がどんどん遅れてしまうんだったりして。なんだか言われもなく責任を感じ始めてきた今日この頃。

料金は、B フレッツ月額利用料が4725円の回線終端装置利用料が945円の、工事費が14,227.5円(いずれも税込)。工事費はしょうがないとして(線路長 4320m のケーブル張り替えでこの程度ならむしろ安い方かと)、月額はほぼ倍額かい。ちょっと悩ましいな。回線速度の増速ぶんで比べたら大したことない額のはずなんだけど。

現状の ADSL のトロさ(24M プランで下り 520kbps。なぜか上りの方が速くて 600kbps 超)に不満ではあったが、でも最大 100Mbps なんて要らんなぁ。5M(現状の10倍)も出てくれれば充分余裕なんだが。

100M なんてほんとに出るとは思ってないけどね。50〜60M くらいなんじゃないかとか。青森県のフレッツ網は貧弱らしいし、地元密着型中小企業である我がプロバイダの回線容量も、あんまり期待しちゃいけなさそうだし。

でも今使ってるルータのスループットが 90Mbps で、無駄に対応してたりする (^^;)

銘板
2004.10.10 日曜
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八戸市営ブラックユーモア

我が八戸市の公共施設の建設を計画する部署はどうも、利便性という発想がないらしい。しかしブラックユーモアの発想はかなりあるっぽい。

他の土地から来た人からよく聞くんだわ。「八戸の公共施設はみんなバラバラにあって不便だ」と。

おいらも別な土地に住んだことがあるから、分かるんだわそのバラバラさ加減が。

市街地に隣接して、市庁舎・消防署・公会堂・美術館がまとまってるところまではいい。

それ以外の立地がみんなバラバラ。八戸駅・青森県合同庁舎・博物館・裁判所・税務署・青森県警八戸署・労働監督署・福祉事務所・市立図書館・市民病院・水道企業団。郊外に作ったはいいけど、それにしてもそれぞれがまた単独で離れてる。そこらが、他の街の利便を知る人にとってイライラさせられるところではある。

でも郊外立地のうち一組だけ、大変絶妙に隣接した市営の施設同士があるんですな。これに気付いたときは笑っちゃったよ。いや、

市民病院と斎場

なんだけどね (-▽-;)

銘板
2004.10.11 月曜
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そんな除幕式もあった

除幕式と一口に言ってもいろいろある。なんだか変な方向に行ってしまう除幕式というのもある。

ふと思い出した印象的な除幕式というのがあって。何年も前、テレビを見てたら青森県の地方ニュースやってたんだわ。

「青森港で今日、『津軽海峡冬景色』記念碑の除幕式が行われました」

現場の映像も出てきた。テープカットとともに幕が取り払われて歌詞を刻んだ石碑が出てきて、くす玉は割れるわ拍手と歓声は鳴り止まないわ、相当な盛り上がりようだった。アナウンサーの言葉と映像は続く。

「この後、出席者や観客に歌詞カードが配られ、全員で『津軽海峡冬景色』を歌いました」

映像は、あの切なく侘しい歌を、その場の全員が伏し目がちで(歌詞カードを読むため)熱唱するという、記念式典のクライマックスとしてかなり壮絶な様相を映し出してた。題材として、どうしても記念式典と合わないものってあるのな。

冷や水ぶっかけられたような会場の豹変ぶりが印象深いニュースだったよ (^▽^;)

銘板左端銘板銘板右端

この曲をご存じでない方は、こちらのカラオケ で鍛えられるのもいいでしょう。さすがに記念碑が作られるだけの曲なのがお分かりいただけるかと(式典向けじゃないけど)。

銘板
2004.10.12 火曜
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ひまわりに夏を惜しんだり

他の土地もそろそろ涼しくなったかね。それにしても今年の夏はま〜ま〜あっつかったね。

八戸じゃお盆過ぎあたりからだんだん涼しくなってきて、『稲村ジェーン』風に「暑かったけど、短かったよね。夏」って感じたんだけどさ、そんな夏をしのぶひまわりの写真でもひとつ。

ここ数年来、暑い夏と冷夏が交互に来てるみたいなんで、来年は冷夏かもねぇ。さしあたって、今年の冬は雪が少ないといいなぁ。

銘板
2004.10.13 水曜
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今は距離を置きたいパートナー

コイズミ君の訪米の理由は、来る大統領選に向けていろいろ必死な藪大統領に利用されるためだったようにしか思えんのだが。これってちょっと日本人として物言い付けたくなっちまう。

コイズミ君、この前までアメリカに行ってたんだね。いや、なんか最近あんまし見ないもんだから、台風でどっかに飛んでったか熊にでも食われたのかと思ったよ(笑)

藪君が必死になる理由は、現政権の実績がおよろしくないからですな。一番の目玉は何たってイラク戦争。大量破壊兵器の言いがかりでおっ始めて、言いがかりだったとはっきりした今でもまだ終わらない。フセインの息子2人を殺してフセインを取っ捕まえて、現政権の完全崩壊というもうひとつの目標を達成した(←藪君自身の目的はこっちがメインかと)のに、まだ終わらない。最近ようやく休戦状態になったみたいだけど、それまでアメリカの兵隊さんや随行員がずいぶん死んだ。イラクの兵隊さんと一般市民はもっと死んだ。他の外国人も何人も死んだ。

ぶっちゃけ犬死にだったんじゃないのか、と当然アメリカでもこの点が政権批判の焦点なんだが、薮政権としては次の大統領選に勝つため、米国史上最大級の汚点になってしまったこの戦争をなんぼでも正当化したい。だから必死。

んで、藪君が言うには、「昔戦争の相手国だった日本が、今では我が国の最高のパートナーだ」と。その後ろでコイズミ君がニタニタ笑ってたりするわけで。ちょっとちょっとコイズミ君、あんた利用されてるってば。藪君の意図は『だからイラクも、何十年かすればこんな風に米国の良きパートナーになってくれるんだ。ここにいい実例があるんだから長い目で見てくれよ』かと。

おいら、イラクは日本みたいな親米国にはならんと思うな〜。太平洋戦争終戦前後の日本とイラク戦争直前から今までのイラク、両ケースを比べるといろいろ違いすぎるもんな〜。時代も文化も宗教観も違うけど、具体的な部分では、国民と支配者の関係が全然違うわけで、その点で日本の場合とイラクの場合で、親米国になるかどうかも違ってくるのでは、と。

まず日本の場合。当時の大日本帝国軍がアメリカに降伏したとき、ほとんど同時に帝国の兵隊さんたちは一斉に武装解除したわけだ。自発的と言っていいくらいに。だからアメリカによる、その後の日本の占領統治がスムーズに進んだわけだ。この時点でイラクのフセイン政権の場合とまったく違う。枢軸仲間だったイタリアとドイツが降伏してからも大日本帝国は単独でもあれだけ抵抗したのに、8月の軍部の降伏と同時になんでそうサックリと戦闘をやめたのか。なんで地域・民衆レベルの反抗さえなかったのか。

玉音放送。

これを聞いて、帝国の兵隊さんはあっさりと銃を捨てた。なんでって、それを無視して戦闘行為を続けると、天皇陛下に逆らうことになっちゃうから。そんな畏れ多いことは当時の日本人として出来なかったっつうこと。大日本帝国国民にとって、戦闘行為をやめた理由は戦争に負けたからじゃなく、それが天皇の意向だったからきちんと従ったってだけ。そのくらい当時の日本人は天皇を絶対視し、敬慕してた。天皇が米軍の占領統治を認めたということで、「それならしょうがないな」と誰も文句を言わずにそれを受け入れた。

日本統治の総責任者マッカーサーが皇居前に降り立ったとき、平伏する民衆から早速嘆願を受けたらしい。「天皇陛下を殺さないで」と。まぁそのくらい天皇は国民に愛されてた。洗脳教育がそこまで徹底されてたという見方もあるけど。

マッカーサーが天皇と会見すると、天皇からも嘆願を受けた。「自分の命はどうでもいいので、国民を助けてほしい」と。天皇もまた国民を愛していたということで、マッカーサーは大いに感銘を受けたそうで。彼が一般人ならそれで感動しましたで話は終わりだけど、日本くんだりまで職業軍人として仕事しに来てる以上そこで終わらず、彼はこれらのデータから冷静な判断を導き出した。

「ここで天皇をないがしろに扱うと、国民は逆上して再び武装蜂起するだろう。鎮圧はできるが、敵は前にも増して死にもの狂いになるはずだから、米兵の犠牲者がさらに大量に出るだろう。長期のゲリラ戦になるかもしれん」と(←このセリフはおいらの想像です)。何しろ天皇のために喜んで命を捨てられることを神風特攻でやって見せたほどの国民なんだから、天皇の名誉をけがす者を葬るためには自爆テロなんて朝飯前。天皇の扱い方をひとつ間違えば、終わったはずの戦争なのに戦況が泥沼化して、まさに今のイラクみたいな状態になるだろうってことは、マッカーサーじゃなくても分かる。

余談ながら、実質的に天皇の名誉を一番けがしたのは他ならぬ大日本帝国の軍人さんたちだけどね。「貴様、帝国軍人たるもの三国人の1人や2人殺せないでどうする。試しにちょっとやってみろ」とか「貴様、帝国軍人たるもの占領国で強姦のひとつも出来んでどうする。試しにちょっとやってみろ」とか。

で、米政府はマッカーサーの進言を採用して、政治的実権を剥奪する以外は天皇には指一本触れないと決めた。全ては自国の兵隊を守るため。結果論で言えば、それで日本国内での日本人ゲリラと米軍との無駄な武力衝突がなくなって、おかげで終戦後はお互いにあまり遺恨が残らなかった。同時に日本の戦後復興が比較的スムーズに始まって、世界中の予想をはるかに超える高度経済成長を経て、日本は米国のいいパートナーとなった(イエスマンだけどね)。とにもかくにも、今の日本の繁栄と米国との友好的関係のもとになったのはつまるところ、米軍と日本国民の間に挟まった天皇が、双方からの信頼を受けていたからこそ。異論もあるだろうけど、おいらはそう考えてる。

日本の戦後話は以上。それじゃイラクでの支配者と民衆の関係はどうか。

終戦前後の日本とは何もかも違う。フセインを心から慕ってるイラク国民なんかいなかったということは、バグダッド陥落でイラク国民が米軍を歓迎したことから分かる。それなら今米軍に反旗を翻している武装勢力はどうして戦ってるのか。別にフセインの名誉を守るためじゃないのは明らか。んじゃ何のためなのかというと、自国の誇りを守るためですわな。米軍によるフセイン打倒は良かったとしてもそれはそれ。異教徒(アメリカは政治的にはもろにユダヤ寄りだしな)に自分の土地を踏み荒らされたくないわけで、しかもそのよそ者は「テロの犯人をかくまってるだろ」「大量破壊兵器を隠し持ってるだろ」と言いがかりをつけて攻め込んできたやつらで、来たと思ったら劣化ウラン弾で核汚染物質を好き放題撒き散らかして、そのうえ捕虜に取ったイラク人にとんでもない虐待を加えたりもして。

こんなやつらに自分の土地に勝手に踏み込まれて威張り散らされて、面白く思うわけがない。武装勢力の言いたいことをまとめると、「お前ら仕事(フセイン政権打倒と大量破壊兵器の捜索)が終わったんだからさっさと帰れよ」じゃないのかね。

要するに、なんでこんなに戦闘状態(休戦も含めて)が長引いてるのかっつうと、米軍がまだそこにいるからなんじゃないかと。つうことで、米軍がとっとと撤退しさえするだけで、無益な血がこれ以上流れずに済むんじゃないかと思うんですが。

ただ、今ここで米軍が撤退して手ぶらで帰って来ちゃうと、米国内では偉い人たちのおケツに火が点くんでしょうなぁ。特にヤバいのは藪大統領とその一味の人たちでしょうなぁ。何が何でも認めるわけにはいきませんですなぁイラクの米軍がただの厄介者だという事実を。何をどうねじ曲げようとも、「この戦争は有益だった」としなきゃいかんのだからして。彼らが自分たちの体面だの体裁だの面子だの沽券だの虚勢だの(全部同じだね)を必死に繕えば繕うほど、イラクで両勢力ともに人がどんどん殺されていくんですが。

こんな状況で各方面からツッコまれまくりの薮政権が一発逆転を狙うのは、「イラクに民主主義を与える」&「親米政権の樹立」なんだろなぁ。その昔、日本を相手にやって成功したように。米軍がその成果をイラク土産として手に入れるまでは、イラクから撤退できない、と。でも米軍という招かれざる客がまだ居座ってるせいで、当地ではアメリカがますます嫌われる。イラクでもし民主主義が機能し始めたとしても、民意を反映すればするほど親米政権が出来にくくなるジレンマ。

民主主義は二の次にして力ずくで親米政権を発足させでもしたら、それこそフセインがそれまでやってきたのと同じだよね。イラク国民にとっては独裁者の顔と名前がすげ替わっただけのことで、状況は何も変わりゃしない。この戦争で命を落とした家族や友達は、ますますもって犬死にだったってことにもなる。

イラクの混乱の決定的な原因は、日本の終戦直後の天皇みたいな、両者の間に立つ、双方が信頼できる存在がいないにもかかわらず、日本のときの成功体験を強引にイラクに当てはめようとしてることかと。薮政権がそれを強行するんでイラク情勢はますます混乱して、イラク人はますますアメリカを疎んじる。でも薮政権はどこをどう間違えてるのか全く気付いていないらしい。というよりむしろ間違えてることにさえ気付いていないらしい。それでも自分たちを取り巻く状況がなんだかちょっとヤバいという程度なら分かってるらしい。

そんな沈没しそうな薮政権に応援として駆り出されたのが日本のコイズミ君、というカラクリなんじゃないのかね。結局それで「分かってない」ということが伺い知れるんだが。

日本がイラク戦争開戦にホイホイと賛成したのは、「ねぇメリケンの旦那、イラクを軽くもみつぶしたら、そのまま勢いで北のあの国もガツンとひとつお願いしやすぜ。お手伝いなら何でもいたしやすから。ええ」という腹づもりからだったのはミエミエだった。けどイラクで蹴つまずいた今のアメリカには、別な戦争を新たに仕掛ける経済的余裕も精神的余裕もない。無い無い尽くし。そんなの分かり切ってることなんで、大統領選の宣伝ネタとして日本が今さら藪大統領の側にだけいいように使われる意味なんて、ないんじゃないのかね。

米大統領選でどっちの候補が勝とうが、日本が頼りにできるのはどっちにしろメリケンの旦那さんだけなんで、どうせヘエコラするなら今はひとつ藪大統領とは距離を置いてだね、大統領選で勝った方にあらためてすり寄り直すのが得策なんじゃないですかね。別に汚い手じゃないでしょ。日本政府や日本人には米大統領を選ぶ権利がないんだから。

銘板
2004.10.14 木曜
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『華氏911』

実際はもっとひどかった。昨日書いたことよりも。

八戸では1カ月遅れで公開された『華氏911』、さっきようやく観てきた。せっかく昨日あんな話を出したんで、ちょうどいいやと観に行って、ほんとそう思った。

監督のマイケル・ムーア個人の感情が相当混じり込んでるとは言え、前半の藪大統領の個人的コネに関するところは結局は憶測の域を出ないとは言え、既に世界中で報道されてる事実をもとに直撃取材を重ねた中盤以降は圧巻。それにしてもイラク戦争、アメリカ側の論理武装が杜撰すぎるんだな。何もかも。「攻撃するなら、アフガニスタンは地形が爆撃に向かないからイラクにしよう」とか。

前作『ボウリング・フォー・コロンバイン』でも指摘してた「公開する情報を偏らせ、民衆に恐怖心を植え付けてコントロールする」っての、マスメディアだけじゃなく米政府もやってたんだな〜。徳川幕府の内部的スローガン「知らしむべからず依らしむべし」そのものだよな。

そんな騒動とは関係がないかのような日本も、「テロ警戒」の名のもとに、いろんなところで窮屈な思いをさせられてたりするしな。とりあえず東北新幹線の中のゴミ箱、今は使用禁止だしな。それで客に不便な思いをさせないよう、JR 側ではゴミ袋を持った係員を定期巡回させるようになったし。っつうかその方が前より便利になってる(笑) テロ警戒をやめてもこのサービスは続けてほしい。

銘板左端銘板銘板右端

去年の10月の末頃からこの Web 日記の書式を HTML 4.0 から、より近代的な HTML 4.01 Transitional に換えた。で、去年の10月のが中途半端な形になってたんで、ちょうど1年だし、ということでなるべく HTML 4.01 寄りに修正してみた。思ったより修正点が多くて途中で後悔しながら(汗)発見した。1年前にも同じようなイラク戦争ネタを出してたんだな。

秋はそういうのを書きたくなる季節なんだろか。それともイラクをめぐる世界情勢はまるまる1年空回ってたっつうことかな。

去年の時点で藪大統領が石油系企業と癒着してることは、彼が産油地のテキサス州出身なことと、京都議定書から逃げ出したことで確信しとったが、せいぜいテキサコ社みたいな地元企業くらいだと思っとった。あるいはもっと大きくても、米国内を出ない範囲かと。それが、映画を観たら予想をはるかに越えるコネの広さだった。

そういえば藪大統領、ある日突然「水素エネルギー社会への移行」をぶち上げたことがあったけど、燃料電池関連企業とも癒着してるのか? テキサスインスツルメンツ社とか? それとも水素の原料が当面は石油だとその頃ようやく知って安心したとか?

水素エネルギーに関しての発言はその1発だけで、あとは忘れちゃってるみたいだし。何がしたかったんだ一体。関連企業の株を売りたいコネに頼まれて、株価を一瞬だけ吊り上げようとしたのかな?

あの大統領、口では「正義! 正義!」と言いつつ腹は単純に「カネ! カネ!」の政治屋みたいだから、たまに不可解な言動が出ると疑念がどんどん湧き上がってくるよな〜。

個人的には、テキサスはおいらが長年お慕い申し上げてる ZZ TOP 御中を生んだ聖地なんで、名を汚して欲しくないんだがね。

銘板
2004.10.15 金曜
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米大統領選記念企画第3弾

藪君の大統領選のライバル、前回がゴアで今回はアゴだ……。

ネタがどうしようもなくテキトーになってきたな (^^;)

銘板左端銘板銘板右端

Netscape 7.2 のフィードバックページ、ようやく見つけた。ヘルプメニューにちゃんと入ってただよ。なんで見つけらんなかったんだべ。そんじゃ Java 関連のバグ報告をガンガンするベ。Mozilla の方のバグ報告(ばぐじら)はめんどそうなんでパス。

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2004.10.16 土曜
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流れ者を引き取るの巻

♪名も知らぬ遠き島より流れ寄る椰子の実ひとつ

とも違うけど、何がどうなったんだか、いつの間にか手元に流れ着いてた異国の品物でも。

これその裏側はこう

財布に入ってたのを10円玉だと思って取り出したところで気付いた。香港ドルの5セントらしい。鋳造は1977年だから、香港の中国への返還(1997)のちょうど20年前。エリザベス2世の肖像なんだね。しかしどこから紛れ込んできたんだべ。

せっかくなんで、この微妙なレリーフを立体撮影出来るかと思って頑張ったけど、なんぼやってもやっぱだめだった (^^;)

銘板
2004.10.17 日曜
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Barcodia 0.7.1b1

半端な出来だけど、画像の拡大機能を備えた Barcodia 0.7.1b1、一区切りついたんで載せてみようかと。気取って「ベータ版1号」ってことにして、末尾が「b1」でやんす。

「ポチッとな」ボタンを押すと、とりあえずテキトーなバーコードが小さく表示される。これ WYSIWYG の実寸バーコード(モニタ解像度を 72dpi と想定。96dpi とかだと、実寸より小さめに表示されちゃうけど)。下の方に新設された水平スライダ3本のうち、今のとこ機能するのは一番下の「画面表示の倍率」のみ。このスライダハンドルを動かすと、画像表示を最大2倍まで拡大できる。環境によってはサイズ変更中に画像がチラつくかと思うけど、今は我慢して下さい。あとでスレッドというのを学んだら、チラつかないようにしたいと思ってるっす。

水平スライダの一番上のやつは、印刷サイズの拡大・縮小用(未実装)。規格によると、標準サイズの 0.8 〜 2 倍までなら好きにサイズを変えられるとのことで、その範囲内で印刷サイズをいじれるようにしようかと。

2番目のスライダは、バーの高さを変えるやつ(未実装)。規格だと13桁 JAN コード用バーコードの高さは、数字部分も含めて印刷サイズが1倍のときに最低 26.57mm 以上、サイズを変倍する時はそれに比例した高さ、と指定されてるんだけど、いろんな商品を見るにつけ、そんなにバーが高いのってあんまりないんだわ。たぶん読み取り機の性能が良くてそこまでバーの高さを必要としないんだと思う。んで、最小で 5mm くらいかな、と。今まで実際のバーコードをいくつか見てきた感じ。これがその、「今まで見た最小」のやつ。いや、5mm もないか? 13桁の場合は 26.57mm で8桁の場合は 21.97mm 。これも13桁、8桁、それぞれ JAN コードを入力したら自動で高さを分別できるようにする予定。初期状態で最大にして、スライダ最小値までの好きな高さを選べるようにする、という目論み。

今までは、とりあえずこのスライダで単純な長方形の形やサイズを変える練習用アプレットを作ってきた。んで現在、その成果を Barcodia 0.7.0 に織り込んでいく作業の最中。画面表示の拡大はまぁ織り込むのが一番簡単だったんで、それだけ終わったとこ。あと Barcodia 0.7.x でやっとくことは、

だな。4番目は、こうして寸法の数字を出しておくと、「印刷表示の倍率」と「画面表示の倍率」の区別が付きやすいんじゃないかっちゅうことで。これが終わったら、いよいよバージョン 0.8.x でアプリ化ですなぁ。そうなると try - catch 構文とかスレッドとか学ばにゃいかんなぁ。

銘板
2004.10.18 月曜
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クリーンヘッド・ギムラ→『酔いどれ天使』

ふと、スカパラのクリーンヘッド・ギムラっていつ亡くなったんだっけな〜もうそろそろ10年くらいになるかな〜と思って調べたら、95年4月。それにしても早すぎる他界でしたなぁ。

おいらのクルマ、カーステは ラジオ& CD プレイヤー のやつが載ってるんだけど、CD 連装なんてゴツいことできなくて、CD 1枚突っ込んだらもう何カ月も同じやつ聴きっぱなしなんだわ。昔から、気に入ったやつをしつこく聴くタチだったんで別に何とも思わんわけで。最近は特に新譜を買う気が失せてるんで、昔買ったやつを、たまに遠乗りする毎にテキトーに入れ替えるって程度かな。

それでここんとこ東京スカパラダイスオーケストラの 『ワールド・フェイマス』聴きまくり。しばらく聴いてなかったというだけの理由で。

いいわ。ギムラのヴォーカルとセリフその他。正直、歌手としては音程とかの技術面が今ひとつなんだけど、一体何なんだろこの味わいは。なんかこう、魅せ方をよく存じていらっしゃる系というか。

3曲目、サーフィンサウンドの『黒い太陽』がまたこれがいいノリしてて。サーフィンサウンドのパロディだってのを分かってらっしゃるから、色々遊んでくれてるんだわな。なぜかときどき和田アキ子似だったりして(笑) でもパロディでも音楽的には手抜きなしで、キョーレツなリフとビートに酔えたりもする。リズム隊がこれでもか、これでもかとすごいがんばってる。

ナイスなパロディといえば、2曲目の『エレキで Go!』もいいなぁ。グループサウンズ「っぽさ」がミリョク。ギムラは冒頭のセリフでのみ登場。拡声器の声で、

「諸君。我々は侵略者である。速やかにこの星を明け渡せ。抵抗するなら、容赦はしない」

で、後半は別な人(名前知らない)のセリフ。侵略者とは特に関係ないけど、これもこれでグループサウンズ「っぽい」。

「ヘイ、ハニー、聞こえるか? おいら、厄介な荷物と……(よく聞き取れない)……っちまったんだ。悪いがここでお別れだ。縁があったらまた会おうぜ。元気でな。あばよ」

ナイスすぎる。この曲聴いてウケもシビレもしない人いたら会ってみたいよ(笑)

あとね、しょうもないネタだけど、7曲目の『ジャングル・ブギ』、これもギムラが歌ってるけど、もともとは笠置シヅ子の歌なのだ。で、作詞が黒澤明だったりする。黒澤が世界デビューする前の作品『酔いどれ天使』(1948) で笠置シヅ子本人が登場して歌ってたりしてこれが。自分の作詞した曲を自分の映画に、特に意味もなくストーリーの進行を止めてまで丸々1曲挿入するなんて、かの「世界のクロサワ」も、若い頃はやっぱフツーに若気に走ってたりもしたんですなぁ。

この映画自体、当初の目的から外れた方向に完成してしまったという、本来なら作者にとって不本意な作品のはずなんだけど、なぜかそれはそれで感動的な仕上がりを見せてたりする不思議な逸品。黒澤の建前としての作品の意図は「ヤクザというものの無意味さ、くだらなさを描きたかった」とまぁヤーさんたちをこき下ろすつもりだったのが、このときチンピラ役で黒澤作品デビューした三船敏郎が、あまりにも素晴らしい存在感を発揮してしまった(観れば誰でも分かるほど光ってます)。で、撮影が進むごとに黒澤、どうもこのチンピラ役にのめり込んでいってしまったらしい。

(この段落、ネタバレ注意)この三船演じるチンピラ、しまいには黒澤の建前通りに惨めでくだらない死に方をするんだが、口ではああ言ったはずの黒澤、その場面その瞬間に最高に優美でカッチョイイ演出を施してる。このチンピラに同情して肩入れしてしまってるのがモロ分かり。

んでまぁそういうことで、『ジャングル・ブギ』の意味のない挿入も含めて、この作品はバランスが崩れた駄作になるべきものなのに、なんでかこれが、少なくともおいら的には傑作映画なんですな。一体どこがどう崩れとるのかね、と問いただしたいというか。『ジャングル・ブギ』場面も別に普通に受け止められたし(初見より前にスカパラのを聴いてたから違和感が少なかったか?)。作品を観て感動してからその裏話を聞いて信じられなかったほど。

まぁ、ずれた演出の行き先がヌーベルバーグ路線にうまいことハマったってことなんだろな。あるいは黒澤は途中でそれに気付いてわざとヌーベルバーグに仕上げちゃったけど、自分に筋を一本通さないと気が済まない明治男の性格上、もしくは雇い主の東宝に「日和見なやつだ」とナメられたくないがため、そのまま押し通すことにしたとか。

話ずれまくったね(汗)。スカパラってこういうのを掘り出してくるんだよな〜。目の付けどころが違うと言うか。アレンジにしても。ナイスだったのがオリジナル曲の『ラシアン・カウボーイ』ね。ロシア民謡っぽくてそれでいて西部劇っぽいけどどっちでもなくて、その結果、暴力的なまでの凄まじいノリを獲得してしまった名曲。あれほどまでのノリなのにドラムがあまり前面に出てないことに、昨日気付いた。

そんな感じで聴くごとにいまだに発見があったりするんで、しばらくはこの CD 、プレイヤーに入りっぱなしなんだろな。

銘板左端銘板銘板右端

昔何かで読んだんだけど、「世界のクロサワ」というキャッチフレーズ、黒澤が自分で考えたものらしい(笑) それまでは「日本の黒澤」と呼ばれてたのが、『影武者』(1980) の国内宣伝をするにあたって、「もっとすごいのにしよう」と自分から提案したらしい。

なんか笑っちゃうエピソードだけど、それで『影武者』を見事にヒット作にして、次作の『乱』(1985) の製作に繋げたのはさすが(『影武者』の海外興行権は、ルーカス・コッポラなど「黒澤の弟子」を自称する売れっ子映画人の協力で20世紀フォックス社が製作前に買い取り、その代金が『影武者』製作資金の一部になった)。

銘板
2004.10.19 火曜
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昨日の続き→登録商標散策

東京スカパラダイスオーケストラのアルバム『ワールドフェイマス』12曲目の『ラピス姫の祈り』ってタイトル、もとは『アイオライトの祈り』だったんだが、なんで替わってしまったのか。インスト曲なんでタイトルはどうにでもなるんだけどさ。

ググってみたら、このページ様このページ様 で示す通り、鉱石・宝石の名と判明(日本名「菫青石・きんせいせき」)。そんなら別にいいじゃん「アイオライトの祈り」で。曲の雰囲気もこんな感じのスミレ色の妖しさでぴったりなんだが、何がまずかったんだろ。

別方面で調べたら、やっぱしというか。

商標登録されてるわ。第1603880号。権利者は株式会社タマス。登録された年は昭和58年(西暦1983年)。『ワールドフェイマス』リリースは1991年。時期的にもスカパラに不利な状況。

タマス社はスポーツ用品メーカーらしい(「アイオライト タマス」でググった)。そのタマス社系列と思われるスポーツ用品店が楽天に支店を出してるんだが、

支店サイト、正直言ってダサい。

ページのデザイン、ツッコミどころ満載だぞ。てか半年ちょっと前までの、リニューアル前のうちのサイトを見せられてるみたいで直視できん (^o^;)(2006.2.14 補足:知らないうちにずいぶんデザインが改善されていました。ていうか、前は「きんせいどう(菫青堂)」だったのが「きんせんどう」に変わったのはなんで?)

また話ずれたけど、スカパラのこの曲のタイトル、タマス社から指摘を受けて変更を余儀なくされたんじゃないのかと(卓球ラケットのラバーの商品名として使われてるらしい)。権利関係って気をつけないと面倒なことになるよな〜。

てか鉱石・宝石の名前としての単語「アイオライト」は、「ダイアモンド」みたいに一般名詞として使っちゃいかんの? 販売店の名前が「きんせいどう」なんで、先に存在してた一般名詞をもとにしたものと思われる。菫青石の意味の「アイオライト」が商標として未登録だったからそのまま申請したらまんまと登録されちゃった、と推測できるんだが。

そこらへんの仕組みがよく分からんな〜と思いつつ 「独立行政法人 工業所有権情報・研修館」 の「日本国周知・著名商標検索」をつらつら眺めてたら、あの『プレイボーイ』のウサギマークの名前、「ウサギ」で登録されてるんだが……ああそうかこれは図形の登録だから単語はどうでもいいのか。

おお、すげえ!「日本国周知・著名商標検索」一覧で100番のキリ番は現在のところ「大谷本願寺(オータニホンガンジ・登録4290311)」だ。お寺の名前も商標になるんか〜。

……、

……、

……。

んで結局、

ということは分からなんだ。

銘板左端銘板銘板右端

独立行政法人 工業所有権情報・研修館の商標登録番号って、「初心者向け簡易検索」だと全角数字で、「日本国周知・著名商標検索」だと半角数字なんだが、これは一体どぉゆーアレでこうなってるんかね。

銘板
2004.10.20 水曜
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霧と水害の根城大橋

いつ撮ったやつかなこれ。先月だったか今月はじめだったか。

台風一過して数日経った夜、近くの根城(ねじょう)大橋を見に行ったら、薄く霧がかかっててなかなかの見応えだったよ。橋の明かりを反射してるのは、河川敷の水たまり。増水の爪痕。

記憶が正しければ確かそこは野球場だったと思ったが、確かそこらにバックネットがあったと思ったが、写ってないところからすると、増水したとき流されたか? (^^;) 「ケータイカメラの夜間撮影で写りが悪かったんで、もやの中に隠れてしまった、あるいはレタッチ時に消えてしまった」説に希望的1票。

照明よりずっと手前に橋の影が見えるのは、照明がついてる道路の橋の手前に、水道用の橋がもう一本架かってるから。目の錯覚や遠近感の異常じゃないんでご安心を(笑)

銘板
2004.10.21 木曜
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「選択的ガウシアンぼかし」の威力

「選択的ガウシアンぼかし」ってなんだか凄まじいセンスの日本語だけど、今日はこれについて。とりあえず GIMP の元言語の英語だと "Selective Gaussian Blur" ってやつだ。メニューの "Filter/Blur/" を開くと下から2番目だ。GIMP 2.0 で日本語を使うと "フィルタ/ぼかし/Selective Gaussian Blur" と、肝心なところだけ英語だったりする。で、これを開くと設定ウインドウのタイトルには「選択的ガウシアンぼかし」と日本語で出る。なんか虫食いな感じがするけど (^^;)

この選択的ガウシアンぼかしが、写真のレタッチで、これがも〜使えるのよ。特に粒子が粗い画像をスッキリさせるのに。

おいらのケータイのカメラ(DoCoMo D252i)だと、夜の撮影なんかで光量が足りないと表面がザラザラに写っちゃうんだけど、こいつでかなり取り戻せる。

前に載せた我が愛車の立体写真をレタッチなしで載せたやつで比べてみると、

こうだ!

旧バージョンだと、我がミニちゃんのトランクのフタはあたかもナシ皮加工したみたいだったのが、けっこうツルツル感を取り戻しとります。

ただな〜これ、たかがこの程度の写真(288×352 ピクセル)でも処理が重くて大変なんすよ。iMac DV 400MHz で、SETI @home を止めた状態で55秒かかったよ。それに、範囲を指定しないでやったもんだから、本来ザラザラなアスファルトまできれいさっぱりツルツルテカテカ (^o^;)>

いくらかでもきれいになったついでに、色度・彩度をいじってもみた。暗いところでデジカメ撮影すると、色合いが落ちて白黒っぽくなっちゃうんで。

iMac が出る前から DTP なんてのが世の中じゃ普及してて、この手の作業を出版界はされておったらしい。CPU クロック 100MHz 以下でメモリ代に何十万も出して最大 128MB くらいをようやく積み込んだような時代でも、出版界はこんな作業がなされてきてたはずなわけで。その苦労がしのばれますなぁ。

Mac は昔から出版界に強いんだが、その時代を懐かしむ記事を何かで読んだな。当時の OS(〜9.x)はマルチタスキングが出来ないことはなかったけど、マルチタスキング中の操作感はかなり最悪だった(例えば、ある書類を印刷しながら別書類でワープロ打ったりとか)。そうなると、マルチタスキングしなきゃいかんほど時間のかかる作業中は実質的にはその Mac で他の作業が出来ず、それを口実に休憩を取れたりしたんだそうで(笑) 今の速いマシンや、ましてや Unix になってマルチタスクをバリバリこなせるようになった Mac OS X じゃそんな芸当は無理だわな。

銘板
2004.10.22 金曜
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営利企業の慈善事業はどこまでやれるか

ワンクリック募金というのがある。なんとなく見つけたんだけど、そこではいろんな企業の慈善事業を紹介してる。「クリックで救える命がある」とちょっと大仰だけど、飢餓撲滅みたいにタイトルそのものもあれば、環境保全や学校建設みたいなのもある。

共通ルールは以下。

  1. 参画してる各企業が行ってる慈善事業を選んでクリックすると、1回1円の募金が発生する。
  2. そのお金はその企業から支払われ、クリックした人は何も支払わなくていい。
  3. クリックできるのは、1企業につき1人1日1回のみ(参画してる全企業に1日1回までクリックできる)。

企業としては、この慈善事業をしていますよ、というアピールが広告として扱われるのだと思う。一般人が1クリックするごとに企業は1円の出費になるけど、クリックするためにはその企業のクリック募金サイトを訪れなきゃいけない仕組みになっていて、当然目立つところに社名やロゴが出てるんで、その企業を覚えてもらえる。宣伝として成り立つ、と。

でだ、別に何を選んでもいいんだけど、あるときおいらは、コスモ石油さん の「南太平洋温暖化対策」というのを選んでみた。石油屋さんの温暖化対策ってなんだか自己矛盾をはらんでいそうで、そこらへんを論理的にどう処理しとるのかという、ちょっと意地悪な選択だったりする。

クリック後に解説を読んでみたら、

温暖化を原因とする海水面の上昇による井戸水の海水化に対処するため、雨水貯蓄タンクを寄贈し、飲料水確保の支援を行います。

対症療法か。温暖化を少しでも食い止めるとか、そういう方向じゃないんか。確かにその地域の人たちに安心を与えるものではあるけど、いやあの、たとえばキリバス共和国みたいに国土が珊瑚礁で出来ている島国って海抜高度が数メートル〜十数メートル程度だったりするわけで、温暖化による海面上昇が進んでしまうと国土が海に飲まれて消滅してしまうんですが。飲料水の確保ももちろん大事だけど、国土がなくなってしまえば何の意味もなくなるのでは?

「首切られるってときにヒゲの心配してどうする」

『七人の侍』の、野武士に狙われていることを事前に察知した農村の長老のセリフ。なんだかそれを思い出してしまった。

ではコスモ石油さんは温暖化問題に関してどの程度まで真剣に考えておられるのか、と、今度は募金ページじゃなく ホームからちょっとお邪魔してみよう

「環境への取り組み」「地球温暖化防止への取り組み」と。ふむふむ考えてないわけじゃなさそうだね、なんて各項目の内容を読んでみると、すごいがんばってる。なぜかページから削られてしまったみたいだけど、少し前に見たときにはこの他にも、タンカーやトラックの大型化で輸送効率を上げたり(10年くらい前から、機材の更新ごとに計画が進行中)とか、ガソリンスタンドの省エネ化(将来計画)とかも出てた。

つうことでコスモ石油さんの場合、自社内の改善計画をやるだけやって、その上で雨水タンクに宣伝を兼ねて募金してるという具合らしい。

銘板左端銘板銘板右端

原油や精製油の輸送効率を上げるのは商品の自家消費率を下げることにもなるんで、そっちの計画は本来の営利目的やコストダウンの事業の方に回ったかな? 原油の相場が上がり続けてる絡みとか?

銘板
2004.10.23 土曜
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5km 走

ひざの痛みが引いてからも、たまに走り込みをしてきた。で、ん〜と 大移動の日 の次の日だったから9月26日に、とうとうノンストップ 5km 走を完遂(感涙)。で、達成感のあまりずっと走ってなかったんだけど、昨日再び達成。まぐれじゃなかったぞ。うむ(激涙)。

しかしあれだね。走れるようになるというのは体力を付けるのもそうだけど、慣れなんだね。走り込んでいって、一番効率のいい型が見つかると、どこまで走っても全然疲れなくなる。4.8km 走ってもまだまだ余裕あったから、最後はスパートかけたぐらいにして。んで3分くらい休んだらもう復活してたりして。

んじゃなんで 5km 止まりなのか。もっと走ってもいいんではないのか。

飽きる。

ずっと走りっぱなしっての、他にすることなくて飽きる。もっと手早くやればいいのは分かってる。でもちょっとでもスピードを上げると、走りの型が崩れてすぐバテちゃう。難しいもんですな。

実際どのくらい時間かかってるかっつうと40分。40分間同じ作業を続けたら普通飽きるって。でもさ、5km で40分。時速 7.5km。遅いってば。マラソンランナーの方々は約 40km を約2時間で走る。時速 20km。スピード半分以下かい。距離が8分の1以下で。いや〜世界レベルってマジですごいんだなと今さら実感してるっすよ。

今度から速度を上げて、それに見合った新しい型を練るとしますか。

銘板
2004.10.24 日曜
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Barcodia 0.7.1

まずは新潟の地震の話題。被害に遭われた方々に、心からお見舞い申し上げます。時間が経つにつれてその惨状が現れてきてるけど、その中でも新幹線が死傷者を出さなかったのは不幸中の幸いだったかと。日本の新幹線は開業以来40有余年、今まで事故で乗客を一人も殺していないという世界最優秀の輸送システムだけど、さすがに今回の直下型地震はヤバかった。それなのにこの素晴らしい結果。お見事です。新聞によれば運の要素が大きかったらしいけど、とにかく走行中にこれだけの地震に遭いながらも、新幹線の誇る記録はまだまだ伸びることになったわけで。

新幹線の安全性の方はそれでいいとして、被災者の方々が早く立ち直られることをお祈りいたします。

銘板左端銘板銘板右端

今日のネタは、思ってたより難産だった Barcodia 0.7.1

出力サイズ可変 GUI(画面下の3本のスクロールバーというかスライダ)を装備。一番上の「印刷表示の倍率」スライダは、印刷する時のサイズを決めるもの。共通商品バーコード規格の JISX0501 文書では基準サイズの 0.8 倍〜2.0 倍が認められてるんで、その範囲で可変にした。初期値は 1.0 倍。

2番目の「印刷表示の高さ」スライダは、このバーコードの高さを変更するやつ。これに一番手間取ったよ(ちょっといい汗)。JISX0501 だと基準サイズの場合、数字部分も入れた全体の高さの最低値が決められてるんだけど、実際はもっと背の低いバーコードもよく出回ってるわけで、これを守らなくていいらしい。ということで、規格での最小値を最大値にして、サイズ0.8倍の時の全体の高さを最短で 6.968mm(バーの高さ 4mm)ってことにした。

3番目の「画面表示の倍率」は、真っ先に Barcodia 0.7.1b1 で実装した、一番ラクなやつ(笑)。バーコード画像を実寸で画面に出すと小さすぎてよく見えないんで、いわゆる「虫眼鏡拡大」して画面上でのみ大きく表示するやつ。印刷サイズには影響しないっす。

あと 0.7.x で残ってるのは、

  1. JAN コード入力欄を小分けにして、入力しやすいようにする
  2. バーコード画像が常にウインドウの真ん中に来るようにする
  3. バーコード画像全体の、縦・横の寸法を入れるようにする

ですな。1. はついでに「半角数字以外の入力」のエラー処理も入れたいんでめんどくなりそう。どうせなら全角数字を入力した場合はエラー表示するより半角数字に自動修正するってことにするか? 誤入力は誤入力だから指摘するだけでいいか。いや、それじゃ半角と全角の区別がつかない環境の人には分からんから意地悪かな。せっかくだからついでに盛り込んどくか……いや、そもそもこのソフト自体、こんなに悩むほど世間様で求められてるものなのか? ……いや、そこまで考えちゃうとやってる意味が……ぶつぶつぐるぐる……。

っつうことで、2. と 3. 優先ですな。

銘板左端銘板銘板右端

こう、結果だけ出すと暇なときにサクサクとかつ粛々とそしてしめやかに執り行われてるように感じるかもしれんけど(しめやかなのか?)、確かに暇なときにしかやってないんだけど、サクサクでも粛々でもないのよね。Java の勉強中というモタつきありの、設計で悩むというつまずきありで。

たかがこの程度で偉そうなこと言えたもんじゃないけどさ、自作ソフトをシェアウェアで出す人の気持ちも、少しは分からんでもなくなった。おいらが使うだけの側だった時分には、シェアウェアに対して「フリーじゃないのかよ! ケッ!」とか思っちゃったりもしたもんだが、こうしてちょっとでも作る側を体験してみると、それがいかに傲慢な考えであるか悟った。「だったら自分でお作んなさい」って感じ。

いやほんと、少しくらい小遣い稼ぎしてもバチ当たらんだろと本気で思うほど、ソフト開発って思ったより効率が上がらない。フリーソフトを使ってる側の気楽さからは想像できんわこりゃ。んでそのための支援ツールってが世の中にはあるそうで、Mac OS X に付いてきてる開発支援ツールの出来がなかなかいいらしいそうで、でもその支援ツールの使い方を覚えるのが面倒そうで、結局手を付けてなかったりする (^_^;) 100% Pure Java のソフトを作るのに、この支援ツールで具体的にどういう利点があるのか知らんし。もしかして Barcodia の Mac 専用版でも作る気になったら、そのとき考えることにするわ。

シェアウェアとフリーウェアの中間に「寄付ウェア」ってあるよね。使うのは基本的に無料で、カネ出してもいいと思うユーザが出したいぶんだけ出す、というやつ。

Barcodia を始めた理由が「Windows 以外の環境でバーコードを作成するフリーウェアが見当たらない。Java のクロスプラットフォームでバーコードをどの環境でも無料で作れてもいいじゃないか」なのでシェアウェアにはしない方針だけど(明確に料金を頂くことにすると、それなりに責任も発生するっつうこともあるし)、将来(開発に途中で飽きずに)Barcodia がアプリとして独り立ちした暁には、寄付ウェアくらいにはなってもいいような気がする。

まだ遠い先の話だね。Java アプレットごときの段階で四苦八苦してる程度で一丁前なことは言えた身分じゃなかったわいな。わいな言葉を使ってみたかったわいな。

銘板左端銘板銘板右端

さらに将来的には、

も出来るようになると面白いな〜とか考えてるっす(飽きずに続いたら)。

銘板左端銘板銘板右端

前に2ちゃんねるのソフト開発板をちょっと覗いたら、開発者としてかなりツラい体験談が出てた。

> 初めての人から来たメールで、いきなりアンインストールの方法を聞かれた時にはさすがに凹んだ

こりゃ凹むわな〜。

実は読んで笑っちゃったけど (^人^;) スミマセヌ

銘板
2004.10.25 月曜
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究極のドラテク

〜 全責任おっ被せ術 〜

おいら秘蔵のドラテク大公開だ。おいらのドラテクは実用性重視だ。「首都高のあのコーナーを今より0.05秒速く駆け抜ける」みたいな純粋な操縦技術じゃないぞ。かと言って「この直角ドリフトでギャラリー大盛り上がりでキミは今夜のヒーローさ」みたいな娯楽系技術でもない。あくまでも実用性だ。つまり、

要らんトラブルに巻き込まれないドラテク

だ。何? ショボい? そんなことないぞ。この秘伝(てほどのもんじゃないけど)を用いれば、たまに遭遇する「あちゃ〜」系トホホアクシデントや、それにまつわる余計な出費を予防できるのだぞ。

基本。基本さえ押さえればこのドラテクは容易にマスターできる。練習の必要もなし。心構えだけ。確かに心構えなんだけど、よくある自己修練的なものでもない。というかむしろ楽するためのものだ。楽をするとリスクが減る。「そんなおいしいことがあるもんか」って? あるのよこれが。別に出して惜しいもんでもヤバいもんでもないんで一挙公開だ(今「一挙後悔」って出た……)。してそれはどんな心構えなのか。

面倒な作業は他の人にやっていただく。

この心構えだ。なんか「あざとく世間を渡ろう! 脱税指南マニュアル2004年度青色申告編」てな雰囲気になってきた感じがするならそれは気のせい気のせい。合法だよ。少し似てるけど(ォィ)。たぶん脱税よりずっと簡単かと。

先に進むぞ。3つの具体例に沿って説明しよう。まずは、

 ○ 狭い路地を走行中、対向車が来てしまった。ギリギリすれ違えるかもしれないけど、ちょっと間違えば左側の塀に自分のクルマをコスるか、相手のクルマとコスッてしまいそうで不安だ。

こんななにげによくあるヤバいとき、どうすべきか。ここがまさにドラテクの使いどころだ。繰り返す。

面倒な作業は他の人にやっていただく。

つまりだ。自分はさっさと左の壁際にできるだけ寄せて停車し、相手に先に通過してもらう。この利点は何をおいてもまず、

ラクチンだ。

はじめの壁寄せにさえちょっと気を使えばあとは相手にお任せ。何も壁スレスレまで寄せなくてもいいよ。自信を持ってやれる範囲で大丈夫。「相手が反対側の塀にコスッたらどうしよう」だって? そんなの相手の腕の問題だからこっちにゃ関係ナイナイ。ドライに行きましょドライに。それに、いいことはさらにある。もし自分のクルマがコスられたとき、

全部相手のせいにできる。

停車中の運転手にはこういうとき、過失割合が全くかからない。クルマを動かしてる運転手にのみ損害の責任がかかる。自分のクルマを壊されても、相手が入ってる対物保険で直してもらえるわけだ。おまけに先を譲ってあげると、無事に通り抜けられそうな時すれ違い様に、

相手に感謝される。

「お先にどうぞ」「やぁどうもありがとう」の流れだ。いいことずくめってのはこのことですな。ちなみにこのドラテクは、山形県米沢市に住んでた頃に地元の人から伝授された。米沢は豪雪地帯だから、ドカ雪が降るとすぐに除雪車が出動して道路の雪をのけてくれる。でも道路脇に積み上げるもんだからいつもより道幅が狭くなってる。それでこんな状況が生まれやすくなる。しかも圧雪路面にワダチができてたりして、徐行中でもクルマが予想外の方向に動いて慌てることもある。こんな時でも停まってると責任はかからないのだ。もう一度言う。

面倒な作業は他の人にやっていただく。

この方法は、警察のネズミ取り対策にも使える。2番目の例。

 ○ よく晴れた平日の昼間、見通しのいい2車線道路に出た。こんな時はなんだか警察がスピード違反の取り締まりをしてるような気がする。

そんな状況では、何が何でもクルマの列の先頭を走ってはいけない。

路肩に停車してでも、

後続車に先を譲ろう。

先に行かせたクルマが何らかの方法(目視・レーダー探知機・対向車からのパッシング等)でネズミ取りを察知すれば減速してくれる。あとは急な減速に備えて、車間距離をあけて付いていけばよし。これで自分が注意する要素がガタ減り。例えるなら「地雷原を先に歩いていただく」。運悪く一網打尽に捕まったとしても、

「流れだったんですよ〜」 

と言い逃れられる(かも)。

これ自らの体験から来たドラテク。失敗例と成功例の両方あり。まずは失敗例。おととしの5月、よく晴れた平日昼間、八戸市内の国道104号線。妙にトロくてイライラさせられてた前のクルマが細い路地に曲がって行ったんで、そしてそこから長い直線だったんで気持ちよくて思わずアクセル踏みしめたら、40km/h 制限を 33km/h オーバーで捕まった。「悪質な違反」とのことで6点。免停30日(授業とテストを受けて免停1日にしてもらった)と罰金60,000円也。免許の点数は1年で戻るけど、違反の記録は3年消えないそうで、年季が明ける来年6月までのあと何カ月かは気を抜けない状況。

成功例は単なる偶然。いつだったか忘れたけど国道4号線で八戸から盛岡に向かう途中のこと。なだらかな左カーブがずーっと続く地帯がある。この地帯、なぜか道路の幅が広い。カーブはかすかに内側にバンクしてる(気がする)。自然とスピードが出てしまう道路。この道の途中で、前を走ってたダンプがにわかに減速。「工事現場が近いのかな〜。それにしちゃ曲がる様子ないな〜」「追い越そっかな〜。だめだ対向車が来た。何なんだよこいつは!(怒)」とか思いつつ減速に一応付き合ってるうちに、ダンプの車体の向こうから現れたのは工事現場入り口の看板じゃなく、お巡りさんとスピードガン。ゾゾ〜 (-_-||)

こういう、偶然が積み重なった不運と幸運から学んだ教訓だったりする。

何度でも言う。

面倒な作業は他の人にやっていただく。

ついでに言うと、血気にはやった後続車に先を譲ると、ここでもまた

相手に感謝される。

後ろ姿に2回瞬くハザードランプでその謝意を感じ取れたりする。見ず知らずの人にここまでしてもらえるとなると、やらない理由は何もない。是非やるべし。もし道を譲ってやった相手だけネズミ取りに捕まったとしても、気にすることなどないのさ。譲り譲られた時点での利害の一致が、たまたまそんな結果になったというだけのことなんだから。ドライに行きましょドライに。

応用例の3つ目は直接的なドラテクじゃないけど、

 ○ 駐車場でのクルマの誘導パーペキテクニック

昔、バイトで駐車場整理をしたときに仲間から教わったテク。仕事じゃなくても、運転者にそのクルマを停める場所を案内しなきゃいけない時ってのはけっこうあるもんだ。その時の心得。

細かく親切な誘導は絶対にしてはならない。「はいハンドルそっち切って。そうそうそのままバックして。あ、ちょっと停まってハンドル戻して。はいはいゆーっくりゆーっくり……ストーップ! もうちょっと前。もうちょっと……はい OK お疲れさん」なんてピンを抜いた手榴弾でお手玉するようなもんだ。戦地で拾ったそういう不発弾を土産に日本に持ち帰ろうとして、中東の空港で爆発させてそこの職員さんを死なせたやつがいたっけなぁ。それはそれとして、

正しい誘導方法は、駐車してもらう場所を手で示しつつ

「そこに停めて下さい」 

あとは放ったらかし。

なんで親切心を出してはいかんのか。なんで相手につれなくするのか。まず、

親切に誘導しても 

別に感謝されない。

丁寧な誘導はやるだけ無駄。しかしなんでここまで淡白なのか。その真の目的は、

それでコスッた時、

「誘導のせいだ!」 

と言われないため。

明確に運転者の自己責任でやってもらう、と。クルマを柱なんかにコスッたりすると運転者は思わず逆上して、責任をこっちになすり付けてくる可能性があるからね。人は見た目によらないから。パニック時に豹変する人っているから。運転者が見た目、例えば人が良さそうだなと思っても、例えばこれを機会にお近付きになりたいなと思うようなイケメンやゲロマブ(死語)でも、あなたが誘導係ならとにかくつれなくすべし。ここでも口を酸っぱくして言う。

面倒な作業は他の人にやっていただく。

 しかもその方がラクチン。

とまぁ、何度も言った、上の言葉をことごとに応用すれば、クルマに関するよくあるリスクはぐっと減るのだよ。以上、おいらの虎の子ドラテク講座でした〜。実際、「やっていただく」なんつう下心なしで道を譲ったときでも、感謝されるのは悪い気分じゃないもんだよ。

これから冬になるとスリップ事故が増えるからね。これを読んでくれた皆さんが、少しでも面倒ごとを回避できれば幸い。おいらからのクリスマスプレゼントってことでひとつ(早すぎ!)

銘板
2004.10.26 火曜
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仕切り線に代わるもの

HTML の「仕切り線」ってあるよね(これ↓)。


前世紀から連綿と続くこの仕切り線デザイン↑に飽きてきた向きも多いかと思う。おいらもその一人だ。

んで、新しいの↓を考えてみた。

〓ZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZ⊂<回 ZZZzzZZ
ZZZzzZZ

その名も「仕切りジッパー」!!

……、

……、

……。

ま、思ったほどの出来でもなかったわいな ( -_-) フッ

もしお気に召した奇特な方がいらしたら、このページのソースから直接持お持ち帰り下さい。summary="hz" の TABLE 全部です。

銘板左端銘板銘板右端

追伸:仕切りジッパー簡易型↓。ただの文字列だからメールにも使えるナリよ。

 〓ZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZ⊂<回
銘板
2004.10.27 水曜
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「日記よりエッセイ」だそうで

やっぱし専門教育を受けないと、成長しないもんなんだろか。

八戸の地方新聞 デーリー東北10月25日付の1面の下に出てた広告。

「『ちょっといい話』書けます」
エッセイ通信講座『日記を書くより面白い』
毎日の暮らしの中で感じていることを「ちょっといい話」にまとめて書く。単に記録をつづる日記よりずっと面白くて、長続きします。
それに半年も書き続けると「文集」として発行できるほどになりますし、季節の便りとして知人に送れば喜ばれます。また新聞雑誌に投稿入選することも可能になります。

という、エッセイ書きの通信講座。

実際この Web 日記、その日やったことを書いてるっつうわけでもないんで、日記っつうよりエッセイに近いと思うんだけどどうよ。

確かに文集として発表できるだけの分量はある。現在のところ、文章だけで約 3.7MB。文字数は……知らん。←ここまでの、このページのオモテに出てる(HTML タグを除いた)文字数は 36,023。

しかも半年どころか3年以上やってる。でも別にエッセイストとしての自信なんか全然ない。のんべんだらりとやってるだけじゃ上達しないことは充分実感してるしな。初期の内容と比べても、別にって感じで。書きはじめの頃と比べて何が上達したかなんて、「書くネタに困らなくなった」って程度だしな。

この講座を取ると、文章力が上がるんだろうか。やんないけどね。授業となるとかえって長続きしなさそうだし。

銘板
2004.10.28 木曜
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Barcodia 0.7.3

でけた。Barcodia 0.7.3

けっこうソレっぽくなって来た感じ。画面の中央にバーコード画像を配置して、さらに寸法の表示を入れた。これでウインドウ下のスライダの「印刷表示の倍率」と「画面表示の倍率」の区別ができるぞと。「印刷表示の倍率」をいじるとバーコード画像のタテ、ヨコの寸法が大きさに応じて変わっていく。印刷時のサイズを決めるスライダってことで。「画面表示の倍率」はあくまでもパソコンの画面上のみでの拡大表示。ここをいじっても印刷されるサイズには関係なし。だから寸法表示は不変。

0.7.2 はバーコード画像を中央に配置するようにしたってだけで、別に大したギミックの追加がなかったんで非公開。それだけでもソースの奥の方をいじったりでかなり手間取ったんで「0.7.2」として独立させたけど。ま、記念碑って感じで(笑)。

実用的な意味では、一区切り付いたところでそのまま新しい機能を盛りつけると、何かを間違えてこんがらがった時、マジでわけ分かんなくなるんで。つうことで、画像を画面の中央に出す、というところで新バージョンに移行すると、わけ分かんなくなったとき、少なくとも前バージョンのところからやり直せるわけで。

そんじゃお次は、JAN コードの入力ボックスの改善といきますか。何するのか忘れないように書いとく。ま、カッコつけて言えば「仕様」ってやつだ。

けっこうめんどくさそうだねこりゃ。

銘板
2004.10.29 金曜
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食の秘技伝授

〜 シェフ篇 〜

この前はドラテクの秘技伝授を行ったけど、今回は料理関連だ。今日と明日の2回に分けて、作り手・食べ手としての「プロに見える」ラクチン技を紹介だ。なんでわざわざ2回に分けるのかというと、最近日記が遅れ気味だから(汗)。

銘板左端銘板銘板右端

つうことで、急いで行くよ(遅れてるんで)。急いでるってことでもったいぶらずに結果から言っちゃう。

調理の合間にポンと手を叩く。

これだけだ。いやマジで。これだけで一流に見えちゃうんです料理人は。「要所要所」ってのは、「作業を変えるとき」。まな板作業をひと区切りつけて鍋の様子を見る合間とか、鍋で煮てる具に砂糖を入れ終わってそろそろグリルの準備に入る合間とか。そのタイミングで手を叩く。その毎にポンと軽く1回。

叩き方は手を90°に組み合わせる感じで。

決して柏手にならないように。

厨房で前掛けして柏手しちゃうと、奥様ジェスチュアの「あっいけない忘れてたわ!」になってしまって、料理の様子を見守る人をかえって不安にさせてしまうから要注意だ。

以上がシェフ篇。特に和食を作るとき威力を発揮するっす(寿司屋で発見したテクなんで)。「自分がその気になれる」ってのもなかなかいいぞ。

銘板左端銘板銘板右端

注:ただし上記の秘伝は、味には何の影響もしません。むしろそれで味がまずかったらめちゃめちゃがっかりされます。その点だけご注意下さい(笑)

銘板
2004.10.30 土曜
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食の秘技伝授

〜 グルメ篇 〜

さ〜今日は「食べる人」の秘伝公開だ。サクサク行くよ〜(まだ遅れてるんで・汗)。

洋食を食べるときのナイフとフォークの使い方で、「自分ではちゃんとやってるはずなのに、西洋の人とは決定的に違う何かがある気がする」って時がない?

もちろん「慣れ」なんだけど、もっと具体的にどこがどう違うのか。努力なんかイヤだ。要点だけ押さえてソッコーで改善できる方法はないのか。ありますここに(アッサリ)。おいら発見しやした。自慢半分に報告させておくんなまし。

ナイフ・フォークは長めに持つ。

これに尽きる。これだけでもう洋食慣れしてるように見える。洋食に慣れてる人と慣れてない人の決定的な違いは、ナイフ・フォークを持つ位置にあったのだった。逆の例で考えるとよく分かったりする。

「東洋の食事に慣れてない西洋人が、箸をどう持つか」

慣れてる人よりかなり短い位置(食べ物に近い位置)で箸を持ち、悪戦苦闘してる。離して(もっと後ろ端に近い位置で)持った方が箸をサクサク使えるってのに。要は、食べ物に近い方が楽に扱えるとの錯覚。洋食に慣れてない日本人、同じ錯覚で大抵はナイフとフォークを短めに持ってるよ。

ナイフとフォークはどのくらい長めに持つとちょうどいいかっつうと、これに気付いてからいろいろと観察及び実験をした結果、

ナイフ・フォークの下端を

手のひらで押さえる感じ。

つまり限界まで離すんですな。食べ物から手をこのくらいまで離すとなかなか快適なことが分かった。食べやすい上に、手と食べ物が離れてると自然に背筋が伸びて、ガッついて食ってる感じがしない。これ大事。んで、それを実現するジャストミートなポイントが、「ナイフ・フォークを持つ手の位置は食べ物からなるだけ離して」だったってわけだ。

実験は、今までお呼ばれした結婚披露宴の数々でさせて頂きましたですはい。

ま〜ナイフとフォークで食べる機会があったら、騙されたと思って試してみてよ。

銘板左端銘板銘板右端

追伸1:スプーンの使い方も、洋の東西で違うらしい。ライトハウス英和辞典の受け売りだけど。

日本人はスプーンの横から飲む(仮に「フルート式」と命名)けど、西洋人はスプーンの正面から飲む(仮に「リコーダー式」と命名)。なるほど言われてみればそうな気がする。これらの違いは、手ブレで大きく現れるかと思われ。

フルート式だと手ブレのブレ量がそのまま口元の流し込み角度に反映される。でもリコーダー式だと、唇を支点とすると、手ブレの量は何分の1かに減衰される。それだけ、思わず流し込みすぎての「ウヮチッ!」ってな事態の予防になってるかと思われ。

銘板左端銘板銘板右端

追伸2:食器を持ち上げることについて。日本の作法だと、共用の皿や鍋以外の「自分専用のもの」は持ち上げるのが普通だけど、西洋のテーブルマナーじゃお皿とかを持ち上げちゃいけない時が多いよね(韓国も原則持ち上げ禁止らしい)。

でも西洋のものでも、コーヒーや紅茶のカップはフツーに手に持ってる。場合によってはスープも器ごと持ち上げて飲んでたりする。これ、いつやったらよくていつやったら悪いのか判断する基準を発見したよ

食器に取っ手が付いているか否か。

基本的に持ち上げ禁止。ただし食器に取っ手が付いてれば、それは「持ち上げて飲食して下さい」というサイン……じゃないかと。まだ事実確認してないけど、見たまんまなんでなかなか説得力あるんじゃないかと自分では思っとるよ。

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2004.10.31 日曜
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http://yunzu.qee.jp/threedstudio/copages/htrgtr/htrgtr0410.html#LOG20041031
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Barcodia 0.7.4b1

今度のはどうよ。Barcodia 0.7.4b1。3日前の 0.7.3 と機能は何も変わってないけど、ソースコードレベルでの処理量をガバチョと減らしたんで、「ポチッとな」から画像が出るまでの間が少しは短くなったり、スライダをいじった時の追従性が多少は上がったりしたかと。そのソースコードはこれこれ。バーコード画像を中央に出したり寸法を表示するようにしたら反応が鈍くなった気がしたんで、いい機会かな、と。

手を加えた(行程を削減した)のは、

どれも前からやろうと思ってたんだけど、とりあえず狙い通りに確実に動作するって方がスピードより大事だったんで。そういや 4.x でいったん終止符を打ってから誕生した新生 Netscape も、6.00 のみぎりには死ぬほど遅かったよな〜。6.01 で一転してシャキシャキ反応するようになって、「あれは一体……」と思ってたんだが、今ならその事情が分かる気がする。

実際の追従性は、ソースの簡略化ほどは出てない感じ。「数字画像のサイズ変更」っつう一番重い作業が Java の基本機能任せで、そこは自力で高速化できないんで。無理してその機能を自作しても、もっと遅くにしかならないだろうし。で、処理量をダイエットしてせっかく得た体感速度を、この「数字画像のサイズ変更」にけっこう食われちゃってるっぽい。

まぁそれでも増速してるわけだし。「バージョンアップでサイズも反応も重くなる」という世間のソフトの常識に反発を覚えてもいたことだし。ていうか Barcodia もこれからは新機能の追加ごとに重くなっていくばっかりだろうから、軽くできるうちにしてしまおうと思って。それにソースが短くなって読みやすくなったのもいいことだ。

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ソースの文字数で計算したら、たったの 4.7% 減。意外と大したことなかったかも。

我ながらすげぇがんばったのにな _| ̄|○

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