タミヤの電装系パーツっつうとリレースイッチもあったな。動力用の電力を制御するやつ。けどスイッチなんで ON/OFF しかない。全開と無通電しかない。
電気業界での本来のリレーってのは、ON/OFF 用のアンプって感じでな。弱い信号電流の ON/OFF でより大きなスイッチを動かして、より大電力の ON/OFF をコントロールするものらしく。作動原理としては、信号電流自身で電磁石を駆動してスイッチを動かす、と。
タミヤが「リレーです」と出したものはそうじゃなく。信号電流の入力はナシ。今でいう SD カードを厚くしたようなサイズの筐体の側面から、ちっこい押しボタンが顔を出してて、そのすぐ脇から片持ちで、金属製のリボンがスイッチにかぶってる。板バネっぽい感じのそのリボンを押すと通電。解放すると無通電っつうシンプルなもので。
これをどう使うかっつうと、スピコン用のサーボの筐体にリレーの筐体を両面テープで貼り付けて、サーボのアームで押すんですわ。そこで金属リボンが役に立つ。このリレーのスイッチそのままだと、スイッチのストロークが 1mm 程度なもんで、サーボのアームで直接押すのはなかなか難しい。アームが舵角一杯に振り切れる直前の 1mm でちょうどスイッチを押し込むように、なんて、クラッシュが前提・両面テープ固定の条件じゃ無理すぎ。
で、サーボのアームが金属リボンを撫でる形にすると、両者のストローク差を吸収できる。という発想らしい。タミヤ側からは特に説明も何もなかったけど、こっちじゃそう受け止めてそう使った。
ああそういやタミヤはカンナムローラでこいつを装備したんだよな。巻線式の無段変速だと、全開にしても電気抵抗が発生してしまうんだそうで(接点が本当に点だからな)。そこで、全開の時にはリレーも作動させてロスを減らすっつう考え方だったらしい。んでその発想から、リレーを単体で発売してみたっつう形。
そうかじゃあタミヤとしては、変速装置に追加でリレーを装備してもらう想定だったんだ。でもおいらや仲間たちは誰一人そんな高度な発想に至れず、勝手に変な解釈してたんだと、これ書いてる今頃になって理解したww
この当時のスピコンは、まだまだ抵抗器での無段・有段変速が一般的。アンプも値段が下がって盛り上がってきてはいたけど、おいらにはまだ高くて手を出せなかった。てことでおいらは、車内スペースに余裕があるオンロード車じゃいくつかの変速器を取っ替え引っ替えしてた。そのひとつがタミヤのリレースイッチ。変な解釈に基づく導入だったけど、これ案外よかった。
スピコンが ON/OFF だけで中間がないってのはどうも機能的に退化な感じがするけど、実際の自分の走らせ方でいうと、ほとんど ON/OFF でしか使ってないという現実。正直、問題なかったww
何が一番よかったって、お値段ななんとたったの300円ってとこ(マブチ380モーター対応型。同540モーター対応型はもう少し大きくて高かった)。抵抗器タイプのスピコンはどれも1,000円以上したからな。
よろしくなかったのは片持ち金属リボンの耐久性。しばらく使ってるうちに、リボンが根元から折れちまったですよ。取り付け方にもよるだろうけど、ちょっとヤワだったかな。
あと、リレーのスイッチとサーボのアームのストローク差はリボンで吸収してたけど、それでもシビアでな。そこらじゅうぶつけまくってるうちに両面テープの固定位置がずれてきて、ときどき直してやんないとうまく ON/OFF できなくなったりもして。
んで、普通の抵抗器式スピコンに戻ってしまったですよ。結局は頑丈なのが一番ってことで。
なんかもうスピコンでまた記憶がいろいろイモヅルがイモヅルでイモヅルなんですが。きりがないんで、今日はこのあたりで。
すごい久々に ほぼじゅびふぉ 入荷ですよ。
Lollia さん3連発と Toma さん8連発。
相変わらずカーステじゃ EFD(「英語で歌ってみた」[English Fandub] を、この日記では勝手にこう呼んでる)を流しててさ、このまえ久しぶりに Lollia さんのフォルダを聴いてみたらば、相変わらずっつうより、この人ここまで歌唱力すごかったんかとあらためて気づかされてしまって。
そういやお名前の表記はかつて「Lσℓℓια」だったのが、しばらく前から普通に "Lollia" になってたんだっけなー ほぼじゅびふぉ でも直さないとなーとか思っとった。
んでお名前の直しはサクサク済んだんで、入荷もしてみようかと。
てことでまずは "Glow"。Toma 版を入荷済みで、歌詞がそのままなんでサックリ作成。つかこの曲の Lollia 版っておいらのカーステ USB メモリにかなり前から入ってる。ほぼじゅびふぉ に入荷済みな気がしてて、MP3 で取り込んでカーステで時々聴いてた。あるとき未入荷だったのに気づいて、「早く入れんとなー」と思っとった。
そして『恋は戦争』『ワールドイズマイン』。
順番でいうと、未入荷で一番古い曲を扱うべきなんだけど、こちとらもう何年も薄味でしか活動できてないんで、対象曲がボカロなのかアニソンなのかそれ以外なのか、なかなか区別がつかんくて。んで、ボカロ曲だと知ってるやつを、過去に別の人で作業したことあるならもっとラクだし、Lollia さんは英訳詞を他の人から借りること多いから、コピペで済むかなとか考えつつ『ワールドイズマイン』をいってみた(あとでよく見たら、それぞれで整理したチャンネルをお持ちだった)
して Lollia 版の英訳詞は今回どっちもオリジナル。甘い希望がちょいと砕けたww てことで久々の日本語訳発動。4〜5時間かかったですよ。前は新規翻訳を毎日何本も出してたからな。どんだけヒマだったんだとww
さて今回の Lollia さんの YouTube 動画公開が去年の7月と8月。けっこう近い。そしてもともと正統派の歌唱スタイルで実力ぶりを発揮してた Lollia さん、さらにものっそパワーアップしてた……。マジすげえっすよ。他の作品も聴いてみるべ。
ほぼじゅびふぉ 運営事情だと、去年かおととしだったか(←テキトー運営)「★新規入荷★」リストを出すようにしたんだわな。新規に入れると3カ月か4カ月かは(←テキトー運営)、ページトップに出続けるって形で。最後の入荷がたしか去年の6月だったんで、しばらく新規入荷表示がない状態が続いてた。今回の入荷で、またしばらくはサイトがどうにか生きてる証になれるかと。
Miku-tan 版『ワールドイズマイン』を作ったとき、いつもどおり JASRAC チェックしたんだわ。けど JASRAC の検索で『ワールドイズマイン』が引っかからなかったんで、非 JASRAC 曲として扱ってた。けど今回あらためて "World is Mine" で検索したら、あったんすよこれが。しまったなーと Lollia 版を最初から JASRAC あり対応で作りまして。アップロードしまして。返す刀で Miku-tan 版も対応しまして。製造工程は、完成しちまったページの JASRAC 対応の変更までは考えてなくて。手作業でして。手間でして。
やっと終わったけど、なんか違うような。と、もっぺん JASRAC の『ワールドイズマイン』の条件設定を見てみたところ。あれって各項目は記号で表現してるんだけどさ、歌詞の掲載に関してはたぶん「出版」なんだけどさ、記号表と照らしてみたら、そこはこの曲は JASRAC の管理じゃないってことが判明しまして。
非 JASRAC 設定にまた戻しましたですよ。手作業で。何やってんだか>自分
そして、Glow で共演の Toma さんに移ってみたら、この方の作品、あんまし入荷してなかったわ。コピペで済む作品が多かったんで、どどどーっといっちゃいました。とはいえ自作の英訳詞も出されてたりするんで、そこはもう勢いで日本語訳を作ったりして。公開済みが残り2作品ってとこで時間も根性も尽き申した。
EFD 界隈は男子成分が少ないんで、Toma さん集中入荷で少しは盛り返そうかと。実力派の Ash さん、EFD を卒業してしまったっぽいしな。
つか EFD 歌い手さんたちの最近の流れは、EFD で知名度を上げつつ、自作曲も発表するってのがあるらしい。Ashe さん、Lollia さんがその流れ。あとプロやセミプロになるとか。Juby さんもそうした活動をしてるらしいし。rockleetist さんはメジャーデビュー以来、YouTube アカウントでのお名前も(恐らく)本名に差し替えられた。
日本じゃその道は、和楽器バンドが有名ですな。ボカロ P としては、米津玄師が去年すごい売れてたしな。doriko さん、きくおP も作曲家として活躍しておられるし。
初音ミク発売から10年半。ボカロ界隈から着々と才能が生まれ育っていきますなぁ。
Toma さんは歌い手としてはまだ飛び抜けてはいない感じだけど、それでも作品を重ねるごとにうまくなっていってる。そしてこの方、まだあんまし数が多くないけど、自作の英訳詞が良くてな。ほどよく原作から逸脱してるのがほんと良くて。
はやぶさ2、ついにタッチダウン決行の日取りが決まったですな。
小惑星探査機「はやぶさ2」、小惑星へのタッチダウンを2月22日に実施 - マイナビニュース
JAXA/ISAS 発行の資料は以下。
小惑星探査機「はやぶさ2」記者説明会 2019年2月6日 - JAXA はやぶさプロジェクト
小さいつづらをお選び申したか。どうか宝物ザクザクでありますように。
当初予定だと昨年中にタッチダウンすることになってたけど、小惑星リュウグウ表面は、はやぶさ2本体が着陸するには危険すぎる岩だらけだった。合運用の期間を挟んで長考した結果が、今回出した方針ってことで。
初代 はやぶさ が選んだ小惑星はイトカワ。軌道が初代 はやぶさ で行けるから、というのが選考理由だったわけで。この軌道にあった星がもしリュウグウだったら、つまりもしイトカワの軌道にリュウグウがあって、初代 はやぶさ がそこを訪れてしまってたら、これはヤバかったな。
EDVEGA 中に太陽フレアに遭遇 → 太陽電池が劣化 → イオンエンジンをフル稼働させられない で往路完走が遅れることになった。合運用の後に到着するようスケジュールを組み直したら、滞在期間が3カ月しかなくなった。長考なんてしてるヒマない。しかもリアクションホイール2個やられた状態で、どうやって岩しかない星に着陸できるのかと。
幸い小惑星イトカワには「海」と呼べるほどの平地があったからな。そこにどうにか着陸できたわけで。イトカワがリュウグウみたいな星じゃなくてほんとよかった。
プログラミング航法やヒップアップ姿勢でリスクを少なく、なんて、初代じゃできなかった(と思われる)必殺技で挑むっぽい。つかここらへんも、現着するまでは存在しなかった技なんじゃないかと。現場に着いてから対策を考えるのは初代も同じだったな(対象天体が小さすぎて、地上からの観測では大したことがわからないってことで、探査機が近接観測して初めて分かることだらけ)。ていうかそれが小惑星探査の宿命だけど。
しかしプログラミング航法って合理的だよな。小惑星表面には動く物も風もないんだから、着陸候補地付近の精密な地形データをいったん取得できれば、本番でそのまま使えるわけで。
はやぶさ2に慣性誘導装置っぽい装備はあるんだろうか。ないにしても、ターゲットマーカの位置取得で補正かけつつってことか。
勝負どころは、着陸直前、ターゲットマーカがカメラの視界から外れてからなんだろうな。直径 6m の範囲内にうまくたどり着けるかってあたりで。その前でも途中でも、初代と同じく、機体自身が「ヤバい」と判断すれば緊急離脱モード発動だからな。どうか何事も起きませんように。
初代はファンビームセンサが障害物を感知しすぎて、何度も緊急離脱してた。障害物の正体は今も不明だけど、イトカワ表面の低空に静電気で浮き上がった微粒子だった説があるらしい。結局ファンビームセンサを作動させずに着陸したわけで。この経験から、はやぶさ2には最初からファンビームセンサを載せなかったらしい。
ここらへんも、初代 はやぶさ でいっぺんやってみたからこそ判断できたことだわな。初代 はやぶさ の設計中は、小惑星に着陸してサンプル取って地球へ帰るなんて計画自体が初だったし、現地の地質・地形情報は事前にはわからんってのもあって。過去の小惑星探査のデータを参考にしただろうけど、数が限られてるからその通りになるとは断言できんし。しかもイトカワは探査済みの小惑星に比べて飛び抜けて小さい。予想外の状態ってのもあり得るわけで(実際、予想外だった)。そんな暗中模索の状況で、ファンビームセンサを採用したのは当然だったかと。
ほぼじゅびふぉ の新入荷は
不覚というか、初期の名曲『えれくとりっく・えんじぇぅ』の入荷が今までなかったのな。
前に探した記憶はあるのに、Jenny Elizabeth さんがとっくにリリースしてたのに。なんで見落としてたんだべ。
んで『えれくとりっく・えんじぇぅ』関連動画から Hiro Muse さんを発掘。Hiro Musee さんの "vivi" の準備で入荷済みの "vivi" を参考にしてたら、英訳詞が Shiroko さんで歌い手が Miku-tan さんっつう珍しいコラボだったなーと思い出し。
そんで Miku-tan さんからも1作品入れてみたと。『アイネクライネ』は ほぼじゅびふぉ での取り扱いが初だしな。
Shiroko さんも入荷できそうな新曲を出してないか、後で調べてみるべ。
ほぼじゅびふぉ さらに新入荷。
やっと。やっと JoyDreamer さん作品を進められた。Sasanqua で2014年ぶんいっぱいまで全部入荷。Cynic は Toma さんが じょいどりさんの歌詞をそのまま使ってるんで、じゃあまずじょいどりさんから、という流れで。てなことで、じょいどりさんラインナップじゃ時期がちょいと飛んどります。
じょいどりさんは Juby さんと同じく自分で英訳詞をどんどこ作られて歌われる方なんで、じょうどりさん作品を進めれば進めるほど ほぼじゅびふぉ の曲レパートリーが増えてくっつうわけで。そして英訳詞のクオリティが定評なんで、じょいどりさんの英訳詞で歌う歌い手さんも多いわけで。
てなことで、じょうどりさん Juby さん作品を入荷していくすると、ほほじゅびふぉ 収蔵の作品数も、効率よくどんどこ増えていくんすよ。けんどまぁまっさらの新曲の日本語訳を作って開拓してくのってけっこうね、これがね、大変なんすよ。それでどうもなかなか、気合いみなぎってる時じゃないと手を出せない感じで。
Toma さん作品は "Hello, Worker" まで入荷で、とりあえず今出てるぶんは完了。この方もだんだん自作の英訳詞を出すようになってきてな。歌の腕前も上がってきて勝手に期待したら、一休み宣言出してた。EFD 最新作が "Hello, Worker" ってことで、お仕事お忙しいんだろうなぁなんて想像したり。
いやもうちょっと聞いてくださいよ。嬉しいったらもう。
11月から右足の裏に魚の目を患ってたんですよ。治ったっぽいですよウヒョー。
まず、これが魚の目ってやつなのかと気づくまで1カ月を要した。痛い痛い痛い。
いろいろ試して、やっとたどり着いた「ウオノメコロリ絆創膏 足うら用」。これがついに効いて。
最初に試した液状イボコロリはだいぶ効いたけど、かさぶた部分が取れた時点で安心して何日も放置しちまって。芯が残ってたもんだから逆襲かけられて。
今度は液状ウオノメコロリやってみたけど、どうも進捗がよろしくない。魚の目の成長と薬とが戦って、進んじゃいるかもだけどあんまし捗らん感じで。
で、魚の目を保護するパッド。こっちが効くんじゃないかと買ってきましたウオノメコロリ絆創膏。けど足指用の小さいやつを買ってしまう痛恨のミス。
真ん中の薬剤が小さいもんで、こいつが魚の目に食い込んで痛いの痛くないのって。この刺激がまたどうも魚の目の成長を促してる気もして。
そしてたどり着きましたウオノメコロリ絆創膏 足うら用。
液状は「1日4回塗ってください」となってるけど、そんなの無理なわけで。絆創膏は貼りっぱなしでいいからラクだわな。けどだんだんずれてきたりもして。ずれない向きを探り当てつつ薬剤攻撃を続けた甲斐が今日あった。
いやー風呂でふやかして、角質をできるだけむしろうとやってみたら、芯ごと取れましたですよ。あーすっきり。
けどまだ芯が取れた跡がボッコリと穴あいてる状態でさ。不自然な形なもんだから、また新たに魚の目が形成されるんじゃないかと思ってさ。
ウオノメコロリ絆創膏 足うら用がまだけっこうあるんで、一応貼ってみてますわ。むしってくうちにだんだん穴が埋まってくるんじゃないかと。
韓国の国会議長、えらい無茶なこと言い放ちましたなぁ。従軍慰安婦問題について、
「一言でいいのだ。日本を代表する首相かあるいは、私としては間もなく退位される天皇が望ましいと思う。その方は戦争犯罪の主犯の息子ではないか。そのようなお方が一度おばあさんの手を握り、本当に申し訳なかったと一言いえば、すっかり解消されるだろう」
どこからツッコんだらいいやら。
とりあえずありえないシチュエーションだし。仮にありえたとして、今までの経緯からして、「すっかり解消」どころか「足りない。もっともっと」になるだろ。「足りない。もっともっと」シリーズ最新作が今回の発言だし。
「息子ではないか」のくだりも、なんかこう、他者に対してものすごく失礼なこと言ってる自覚がないのかな。
「戦争犯罪者の主犯」って、かの東京裁判でさえそういう解釈は出なかったはずだが。韓国の国内での解釈かと思うけど、あくまで向こうの国内でしか通用してなさそうな解釈なんで。主観を押し付けられてもなって感じ。主観ってのは主観の持ち主自身にしか通用しない考えなんだから、んなもん外に出すなよと。
つか第二次大戦あたりでの問題は「外交の場では解決済みとなっていますが」と何回確認取ってもこれだもんな。
しかし今年5月には即位の礼があるんだが。けっこうもうすぐなんだが。韓国は参列する気あるんだろうか。つか天皇陛下にこんな露骨な無礼を言ってくる国には、宮内庁も政府も招待状を出しにくいだろ。国交あるから出すだろうけど、そうなれば参列しなけりゃしないで問題になるし、参列したらしたで、変なことしでかすんじゃないかと気が気じゃなくなりそう。
そういや韓国って、駐韓米国大使との会食の席で、同席者が大使を切りつけて大怪我を負わせた事件あったな。あるいは、大統領のアメリカ遊説に付いていった大臣がアメリカ人に性的な強要をしようとして、現地で捕まる前に逃げ帰ったのもあったな。大丈夫か。
うーん。とおいらが考え込んだってどうにもなんないけど。
ほぼじゅびふぉ の入荷は2作品。
JoyDreamer さんの "Sasanqua" から Nansu さんを発掘。その流れで。
男子成分の補充ちょっと出来たですよ。つか Razzy さんの活動も最近あんまし精力的じゃなくなってきてるな。何年も同じことやってるのって飽きてくるのかもな。別なものに興味が移ったりもあるかもだし。EFD は個人の趣味なんだから、野暮は言いっこなしですな。
その道を続けてだんだん腕も上げて表現の幅も広げて、YouTube 内の世間に認められて、続けていくための援助も受けられるようになった、という方々もいらっしゃる。その一方で、そこまで YouTube での EFD 活動にこだわって極めていくほどじゃない向きもけっこういらっしゃる感じで。
資金援助をお願いする歌い手さんたちって、そのぶんのハイレベルな力量でして。フォロワー数も同じくらいハイレベルでして。そこまで人生をぶち込むほど腹を決めてない、あくまで趣味と遊びで、となると、飽きれば抜けていくわけで。Razzy さんが果たしてそうなのかはわからんけど、ほぼじゅびふぉ の入荷作品の流れ的にそういう感じだったり。
そんなこんなでメンバーが入れ替わってく部分もあるってことで。
ほぼじゅびふぉ 側の問題は、新たな才能の発掘がなかなか進まないってあたりで。今押さえてる方々の作品の入荷でさえやりきれてないしな。あー Jayn さん作品もっと入荷したいーとかさ。新たな才能は、YouTube で既存の EFD 動画のページの右側に頼るわけで。関連動画のリスト。主にここから探してる。曲つながり。
ほかに、既知の歌い手さんとのコラボのお相手としてとか。こっちは人つながり。あと打率低めだけど、おいらが知ってる日本語曲を、YouTube 上で英訳曲があるか検索するとか。
EFD の界隈から抜けてく歌い手さんもいらっしゃれば、入ってくる歌い手さんもいらっしゃるわけで。入ってくる方々をどこでどう探知するかが、効率的なのが決まってなくてな。
EFD 界隈の場合、気に入った英訳詞を勝手に借りて勝手に歌っていい文化があり、だもんで必ずしも英訳詞を自作する必要もない文化でもあり、そのぶんにはカラオケ的に比較的軽くやれちゃう状態が保たれてる感じ。
けどスペシャルな実力と人気を確立してしまった EFD 歌い手さんたちの存在って、初心者としてはどうなんだろ。発奮のネタか、それとも戦意喪失のネタか。
つかもっと先にはモノホンのプロの歌手たちがひしめいてるわけで。じゃあ人気の歌い手さんたちは、ファッション雑誌の読者モデル的な立ち位置ってことになるかな。汽水域というか。明らかに素人以上の腕前・人気・知名度で、そのジャンルが好きな人たちの憧れの的だけど、プロほどではないって感じかな。
ほんじゃまぁ読者モデルって単純に読者に憧れられてるわけで、読者が、自分が読モに敵うわけないからファッションに興味を失った、なんてのはないか。
おしゃれな人がみんなプロやセミプロのモデルになりたいわけじゃないわな。それでも趣味感覚でおしゃれを楽しむわけで。その趣味の中で憧れのモデルさんの真似したり、参考にしたりで楽しんだりとか。そういうノリって全然アリだわな。
EFD もそれじゃ、スペシャルな人たちはその界隈の広告塔として輝いていただければ、憧れる人たちをどんどん惹きつけてくれるってことかな。とはいえガチのプロ歌手じゃなく読モくらいの状況なんで、界隈にいる人たちの一部に「もしかしたら自分も」なんて夢を見させてくれる存在……だといいな。
界隈のほとんどの人口(おいら含む)は、単に EFD 歌い手さんたちの作品を鑑賞して楽しむ程度だろうから、あとは、読モ級、中堅どころ、初心者、観衆、の4者が比率のバランスを保ちつつ、構成メンバーの一部が入れ替わりつつ、拡大路線を続けていってくれれば嬉しいなとか。
入れ替わりというか。
leelee さんとうとう YouTube からいなくなってしまった。だんだん作品が閲覧不可になったり削除されたりしてたけど、アカウントもなくなってしまった。ほぼじゅびふぉ じゃ今は『アイロニ』の秀逸な英訳詞者としてそのお名前を残すのみ。
歌い手としても秀逸でな。作品は現存してないけど、"Calc." EFD は今もおいらの心の殿堂入りしてるですよ。フルートみたいな高音が綺麗だったよ。
今 YouTube で "leelee" で検索すると、芸能人がいっぱい引っかかってしまう。もしかしてその関係なのかな。だったらもしかして、アカウント名を替えて今も作品を公開してるのかもな。だったらいいな。そしたらいつかまた見つけて、歌詞と歌声を楽しみたいな。
leelee さんの "Calc." は ほぼじゅびふぉ の作品リストからは消えたけど、作品ページ自体は残ってるよ(コチラ)。消滅した作品を見つけては作品リストから外してるけど、実はソースコード上でコメントアウトしてるだけ。そしてページ自体はそのままだったりする。せっかく作ったから消すのが惜しいってのもあるけど、なんか消しちゃうと歌い手さんに申し訳なくて。
ほぼじゅびふぉ のタイトルの元になった JubyPhonic(じゅびふぉ)さん、英語版 Wikipedia に本名で載ってた。
もしや YouTube の歌い手も Wikipedia に載ってたりしてとか思って検索したら、声優として出てた。
テキサス州に本社がある Sentai Filmworks という映像取り扱い会社があるそうで。取り扱い対象は日本のアニメらしい。で、Juby さんはそこ所属で英語吹き替えの声優をされてるそうで。Juby さんの生まれ育ちとご在住はニューヨークだと思ってたが。今はテキサスにお住まいなのかな。お、プロフィールのページ に、テキサス州ヒューストンと書いてある。いやいやニューヨークはそれじゃ大学かな。いやいや単においらの勘違いだろw
Juby さんは最近の日本のアニメ作品に多く出演されてるけど、Sentai Filmworks が権利を持つ作品には、ななんと 『オネアミスの翼』『火垂るの墓』があったりする。かなり古いのも扱ってるんだな。ていうかジブリ作品持ってるのかよ。ていうかそれ内容的に、アメリカできちんと商業上映・商業放送できるのかよ。
Juby さんというか Juliet Simmons さんの 公式サイト も見つけた。声優、YouTube での音楽活動のほかにもいろいろ活動されてるなぁ。
日本人にとっては自己宣伝ガッツリな自己紹介はあまり馴染みがない感じだけど、アメリカだと自分の能力・特技を積極的にアピールしたほうが印象よく受け止めてもらえるお国柄らしいから、こういうスタイルは普通なんだろうな。
たぶん「自分に対してこの人は一生懸命売り込んでくる=自分を大事な人だと思ってくれている」と肯定的に解釈されるんだろうな。
きちんと全数調査したわけじゃないけど、ほぼじゅびふぉ を作りながらわかってきたのは、2012年が EFD 投稿総数のピークだったらしいってこと。この年 Juby さんが『マトリョシカ』で EFD デビューしてる。
んで Juby さんはほとんど自作の英訳詞で勝負なわけで、いきなりガチ勢に食い込んだかと思うが早いか、実力と人気で一気にトップの一角となった感じ。Juby さんの高品質な英訳詞は他の歌い手さんたちにも多く歌われてるってこともあり、彗星のごとく登場して、シーンをいきなり大盛り上がりに持って行ったというか。
その前から rockleetist さんが人気だったわけだけど、どうもこのお二人は互いに意識しあって、互いの領域に踏み込まんようにしてたような。ライバルと言えるものかどうかはわからんけど。ほぼじゅびふぉ 作品リストを見ると、多作なお二人の作品がカブってるのは『アンサー』のみ。もちろんというか、互いに歌詞を融通することもコラボすることもなし。
そういや前に見た Juby さんの別の公式サイトに FAQ が出ててさ、
てのを見かけたことがあったな。混同されてる時もあったんじゃないかと。んでまぁお二人のご関係は微妙そうだけど、EFD の初期に実力で頭ひとつ飛び抜けた rockleetist さんのスタイルを軸に、EFD の「標準」が確立。徐々に盛り上がってきたところで、Juby さんが EFD の面白さと普及を爆発的に加速して中興の祖、ってな塩梅なような。もちろんお二人だけでなく、様々な英訳詞家さんたち、歌い手さんたちがそれぞれの個性と実力を示して盛り上げてきたのが大きいけど。
2013、2014年投稿の作品総数は、2012年の7〜8割ってとこ(ほぼじゅびふぉ の収蔵数からのデータなんで、厳正な数字というわけではない)。けど2011年より明らかに多い。2015年以降はおいらが忙しくなっちまって入荷がはかどってないんで、統計として当てになんない状態。
2012年にいきなりドーンとピークが来て、以降はそこまでじゃないけど盛況を保ってる感じ。だったら2012年は、Juby さんが特に注目されて、聞き手・歌い手を集めまくった年のような気がする。
2013、2014年の動きは、ビッグウェーブに乗って歌い手として参入してみた人たちの一部が、「やっぱりそう甘くはなかった」と諦めていったってことかなーとも。ただ、最初の腕前が普通の人レベルでも、やってくうちに(恐らく練習を積んで)だんだんうまくなっていった方々もいらっしゃる。
Juby さんの場合、最近の歌唱力はプロ並みだけど、2012〜2014あたりまでは正直そこまででもない(とはいえ充分に「上手い」と言えるほどのレベル)。ただ EFD デビュー前に声優スクールでボイトレされてたらしく、滑舌が最初からめちゃめちゃいいのな。口が端から端までよく動いてるのが聴いててわかる。特徴的な声質と豊かな表現力も声優ボイトレの成果かと。んで最近までに歌のボイトレもされたらしく、作品の完成度がさらに高まってる。
おいら歌唱力の強化後はあまり聴けてないけど、その前でもすでにトータルバランスで高度な出来になってたと思う。
『ミリしら ロミオとシンデレラ』と『ヨンジュウナナ』。
歌ボイトレ前の作品中で、Juby さんの英訳詞と歌い方が、元作品と奇跡のマッチングを見せてるのはこの2曲かと。
元の日本語歌詞の激情を何倍にも増幅した英訳詞。望まない状況と、その状況に対して何もできない自分自身への不安・不満に身悶えするような、叫びたいのに叫べないような、ふっ切れたいのにふっ切れないような、迷い・戸惑いにしつこくまとわり付かれて途方に暮れてるかのような、物理的な叫びじゃなく心の叫びのような、そんな歌い方(たぶん天然込みでそうなったかと)
EFD 歌い手・JubyPhonic としての活動は、個人的な趣味って位置づけらしい。Juliet Simmons 公式サイトで JubyPhonic としての活動も紹介してはいるけど、YouTube 上の Juby さんは、声優・Juliet Simmons という肩書きには特に触れてない。声優やってることをわざわざ隠してるわけでもなさそうだけど、飽くまで EFD 歌い手のみの存在って感じ。
そういや EFD 活動で出資者を募る方向に踏み切った時の動画でも、職業のことは特に言ってなかったと思う。「動機は活動を続けていくためで、お金が欲しいからではありません」という説明があったな。それだけ聞くと矛盾してるようだけど、結果で見ると矛盾してなさそう。たぶん出資のお金は歌唱ボイトレの授業料やサウンドエンジニアリング技術に、つまり公開動画の質を上げるために、自分のファンを満足させるために、きちんと使ってるんじゃないかと。
おいらの個人的な感想は、稼げるだけの実力も人気もあるんだから、稼いだって誰も文句言わんだろってなあたりだけどさ。実際、職業としてのユーチューバーが世の中に定着したしな。あーでも、たぶん元の曲の権利者に断りを入れずにいじって遊んでる立場とも言えそうだからな。EFD 活動で生活費を稼ぐってのは道義的にあまり合わないっつう判断なのかもな。
その配慮あってか、Juby さんは自作の英訳詞の流用に寛容だし。「ご自由にお使いください。許可申請なども不要です」としてる。そりゃ原作者が別にいるからなーってのもあるけど、この寛容さのおかげで、高品質な英訳詞を他の EFD 歌い手さんたちが気兼ねなく使えて、シーンの活性化の助けになってたりする。
他の英訳詞者さんたちも基本は「ご自由にお使いください」だけど、「その際はご連絡ください」とか微妙な温度差がある。Juby さんは大盤振る舞いなお一人ってことで。多作で大盤振る舞いだと JoyDreamer さんと、「ライバル」の rockleetist さんもだな。
つか大体どの英訳詞者さんも「ご自由に」だと思うけど、1作品ごとに作者コメントでそれを明記してるかしてないかの違いが、英訳詞を多く使ってもらえるかどうかに影響を与えてるような気もしてきた。いやさ、他にも高品質な英訳詞を提供されてる方々がいらっしゃるからな。
Juby さんの英訳詞は独自解釈度が高めなんで、その意味じゃ他の歌い手さんにとってはそんなに使いやすくはないはず。けどけっこう使われてる現実。まめに「ご自由に」を明記してる効果なのかもな。
Juby さん意外と戦略家?
レ・ロマネスクの新曲キテターーーーーーー!!
相変わらず PV カネかかってねーなーwwww
つか今までにないほど歌詞の内容が薄いけど、きっとそこ気にしちゃ負け。
この人たちがこの格好で歌って踊ってるの見てるだけに幸せになれるわ。何だろうこの安心感。
ほぼじゅびふぉ 入荷1作品だす。
じょいどりさん作品は入荷が遅れとりまして。「やんなきゃなー全然おっついてねー」がむしろプッシャーになってますます進まないっつう自爆でしかない状況で。
それでもこのまえ少し進めて、ようやく2014年いっぱいまでを入荷できた。さてさて2015年作品の最初は、Neru さん原作の『かなしみのなみにおぼれる』ですなーとか。この曲は入荷済みがあるから思い出しながらやれるなーとか、原曲を聴いて「あーこういう曲だったなー」とか。
んではじょいどりさん版 EFD の日本語訳を始めましょうか! と思ったら、もうやってた。もうあった。過去の入荷済みがじょいどりさん版だった。
なんかすげー勘違いしてたww
なんで順番を飛ばしたのか、今となっちゃまったくわからん。その時そういう気分だったんだろう(他の EFD 歌い手さんの場合でも、ノリで順番を飛ばすことがけっこうある)。てなことで、今回の入荷はその次の『雨音ノイズ』となり申した。
んで正直なとこ、今回の日本語訳はあんまし自信なかったり。どうも脈絡がうまく繋がりきってない感じのような。いつもながら日本語原詞と英訳詞とを何度も見ながら進めたんだけど。Googoe 翻訳も動員したんだけど。後で見直すことにすべえ。
天皇に謝罪を求めてしまった韓国の国会議長、さらに逆ギレでドツボというか。迂闊すぎるだろ。
「盗人たけだけしい」韓国議長のヒートアップ 時系列でたどると見えるのは... - J-CASTニュース
この人いろんな意味ですげえな。なんてーかクレーム対処を知らなすぎるというか。クレーム対処のここまでの素人さんが国会議長なんて役職に就けてるってのがなんかこう、宗教的な意味での奇跡のような(確率が微レ存なことが起きた」じゃなく、「そもそも起こり得ないことが起きた」という意味で)、そういうような気がしてしょうがない。
対日本・対国際社会で考えるなら、真っ当なクレーム対処で沈静化に勤むべきだったかと。けどこのやからしは韓国国内で支持される類いのものなんで、真っ当なクレーム対処したならしたで、有権者・支持者に叩かれるのが目に見えてるわけで。てことで正解は、「こんな余計なことは最初からやらかさない」だったんだろうけど。
数日前にやっちまった迂闊な発言を撤回どころか、ますます燃料投下してるわけで。お国の状況をますます悪い方に持って行ってしまってるだけのような。
こうなっちゃうと、あとは「自分の間違いを認めたら負け」の意固地路線ですかね。
しかしさ、新聞に週刊誌の広告が出てたりするじゃないですか。このネタも週刊誌でページを大きく割いてるらしく。いやさ、広告にこの人の写真が載ってるわけですよ。
悪人ヅラに写っちまった「奇跡の1枚」を慎重に選び抜いたのがバレバレだぞww
韓国にとって今のとこ幸いなのは、この主張に賛同してる政治家が他にいないってとこかと。議長さんが単独で頑張っちゃってる。
つか向こうは今、大統領と政府が反日全開状態だからな。それが政権の人気を保たせてる一方、そのせいで国全体が不利益を被ってると見てる層もけっこういるっぽい。もしかしたら議長さんの周りの人たちはみんなこの状況を読んで、議長さん側についても反対に回っても、どっちにしろ火の粉をかぶっちまうのが目に見えてて、それで距離を置いてる感じなんじゃないかとか。
とりあえずこの件、またひとつ余計な騒動を積み上げただけというか。レーダー照射問題と同じく、トラブル・論争として順調に育ってるし。
「事象」「現象」ってなんでパオパオの象さんなんだと。
なんでまたこんな抽象的な、ってここにも象かよ。
「心象」「印象」ってなんかほんと抽象的な概念になんでまた。
「象限」なんて数学分野にも進出のゾウさん。
検索でサッと調べた感じじゃ疑問に答えてくれる情報は見つけらんなかった。
YAHOO! 知恵袋 に少し近い話が出てた。
ってまぁ「象眼 象徴 印象 気象 具象 対象 抽象 具象 心象」と、その場合の用例が載ってた。
「かたどる。似せる」を意味するのだそうな。確かに「かたどる」を漢字で書くと「象る」とも書くわな。Mac の日本語変換によると、他に「模る」「形どる」もあるらしい。
2017.6.9 から何回か書いた、実はこの現実世界はすでにアナログなマトリックスだったっぽい話。やっぱし先人の方々はフツーにわかってらしたんだな。認識とか抽象概念とかは、脳内に「象る」行為が必要なんだわな。
ふむふむ……。
って、なんで動物のゾウと同じ字なのかはやっぱしわからんけど。
鳥のクチバシと翼竜のクチバシは独立に進化した、ということに今気づいた。
鳥の先祖っつったら獣脚類恐竜ですな。後ろ足で立ち上がるタイプの。ティラノサウルスなんか化石ではっきりとアゴの骨とギザギザの歯が残ってるわけで。デイノニクスもヴェロキラプトルもそう。
一方、翼竜は現代にまでつながる子孫を残せなかった。白亜紀末の大量絶滅で全滅したらしい。
てことで、鳥も翼竜も口はクチバシタイプだけど、どっちもそれぞれで獲得した形質で、遺伝的なつながりはないかと。
「収斂進化」というやつらしい。
しかしなぜクチバシ。そんなそんなに飛行生活に適したもんなのかクチバシ。
翼竜は現存しないんで、とりあえず鳥類で考えてみるか。
縦断面も横断面もアーチ形状の構造ってことは、強度の割に軽いってことで。空を飛ぶには軽さが大事だし、この形状は空気力学的にも有利なのはわかるが、歯を失うことで諦めざるを得ないこともありそうなわけで。
鳥はエサを丸呑みにしますわな。噛めないからな。クチバシでもある程度食いちぎったりできるだろうけど、歯とアゴに比べると能率が悪そうだな。てことは食べられるエサの種類が限定されるってことで。
噛めないってことは、エサの物理的破砕にも影響があるわけで。なんでも鳥の器官には、砂を溜めとく袋があるそうで(それが砂肝なんだろうか)。そこでエサをすり潰すらしい。ニワトリがいつもクチバシで土を突っついてるのは、それ用の砂を採るためらしい。歯がない代わりに、消化器官を一個余計に増設する必要が出たわけだが。しかも砂って石の粒なんだから、けっこう重たいわけで。どれだけの量の砂を溜めとくのか知らんけど、歯をなくして軽量化した意味を相殺してしまってるような。
エサ丸呑みだと、味がわからんだろうな。
味覚の本来の目的は、「それは食べられるものなのかどうか」を判断するためのものらしく。てことで、その味覚の持ち主にとってヤバそうなものなら悪い味に、オッケーそうなものならおいしい味に感じられるよう設定されてるわけで。クチバシグループの生き物はそれも捨ててしまった。
猛禽類なんかエサの判断を視覚のみに頼ってるわな。上空から見下ろしながらエサを探して、見つけたら持ち前のスピードで奪い去るわけで。てことで嗅覚も使わないわけで。
鳥って五感のうち食の安全に大いに関係する2つをあんまし使わずに暮らしてるんだな。けど恒温動物だから、体温を維持するのに日々大量にエサが必要なわけで。
空を飛べるってのは、そこまでのメリットを提供するんだなーと感心してみたり。
いやいや「飛べない鳥」もけっこういろいろいるよな。そこらへんにとっての生息条件は、もう一方の恒温動物の哺乳類と大して変わらんはずなわけで。鳥類は機能として、哺乳類が持ってない、何か有利なものがあるんだろうか。
飛べない鳥で考えると、歯を失った代わりに得たはずの、絶対優位のはずの飛行能力も失って、という悪条件なのにちゃんと現代も生きてるってことは、何か別のメリットを持ってるはずなわけで。
おいらがわかるのは、鳥類は四原色の色彩感覚があるってことくらいか。霊長類は三原色だけど、鳥類はさらに近紫外線まで見れるらしい。あとほとんどの哺乳類は赤色があんまし見えなくて、ほぼ二原色状態らしい。そこが鳥にとって有利なとこかなぁ。
あー、あとは、骨が軽いってことか。骨はもともと中空のモノコック構造だけど、鳥類はより薄型化を進めて、骨の重量を軽くした。たぶん飛ぶためというより、普通に敏捷性と省エネ性のためだったかと。恐竜の頃からそうだったらしく、恐竜は骨の軽量化の恩恵を巨大化に利用した。鳥類の祖先は飛ぶために利用した。
骨の断面積が少ないってことは、成長速度にもいい影響があるんじゃないかと。鶏肉が豚肉や牛肉よりも安いのは、飼料の投入量 vs 採れる肉の量 の効率がいいから。成長の早さが理由なわけで。
あとまぁ恒温動物っつうメリットもあるか。哺乳類に比べて特に優位じゃないけど、動物全部で考えるとほとんどが変温動物だもんな。
これで違いが出るのが、子供がけっこう大きくなるまで体内で育てられるってことかと。
肉食動物が狙うのは、基本的に自分より体が小さい動物なわけで。てことで子供はこの方面じゃ不利。てことで、子の体をなるべく大きく育ててから生むっつう戦略が行ける。
自分の体の中で安定して子供を育てるには、安定した温度環境があれば有利なわけで、恒温動物はそれを実現できる。
無脊椎動物全部と魚類、両生類、爬虫類はこれがなかなかうまくいかないんで(例外としてサメは胎生だったりするけど)、自分の体に対してかなり小さな卵を産む。卵の中でさっさと体を作ってさっさと生まれるようにってことだと思う。
これだと生まれた後に食われるリスクが大きいんでともかくたくさん産んで、確率論的に生き延びる作戦を取っとりますな。そして基本的に産み捨て方式。親は卵を産んだらオサラバで、卵は自力で孵化して、親を知らないまま自力で育たなきゃいかん。
その一方で、哺乳類と鳥類の恒温動物2者は、体内で子供や卵を大きく育ててから生むっつうことをやるわけで。
けどここで、胎生と卵生とでまた便利の違いが出るというか。
胎生だと、妊娠中でも移動はできる。産んだ後でも、子を抱えたりくわえたりで運べる。馬の赤ちゃんなんか生まれたその日に自分の足で立ち上がるわけで。じっとそこにいなきゃいかん期間が短いわけで。
けど鳥の場合、卵を産んだら今度は孵化させなきゃならん。卵の状態でも恒温動物だから、こまめに体温管理しなきゃいけない。けど自力で体温管理できない状態なんで、卵の中で体が作られてる間は親が抱卵してやらなきゃなんない。これまたけっこうな大きさだから、それなりに長く保温しなきゃなんないわけで。
巣での定住生活を強いられるわけで。
んでまぁ面倒ついでにってことなのか、哺乳類も鳥類も、子供が生まれたあとしばらくは親がエサの面倒を見ますわな。恒温動物は体温を保つためにエサが大量に必要。ある程度大きくなってから生まれたとはいえ、生まれたばかりじゃまだまだそれだけのエサを自力で取れるほどじゃないんだろうな。てことで、親は自分が食ってくほかに、子供を育てる分も食料調達すると。
ここで効果を発揮するのが恒温動物のメリットのアクティブ性。ある程度の気温の高い低いをものともせずに活発に活動できるってわけで。大量な必須エサ量を上回るエサをかき集められるってわけで。投資以上の利益が得られるってわけで。高給取りが給料以上を稼いでる状態ですな。
っていろいろ考えてみたら、鳥類は哺乳類に比べると、けっこう無理のある生活を強いられてるっぽいような。それでも「飛べる」は絶対的に有利らしく、哺乳類も持ってる様々な機能をいくつか犠牲にしてでも得る価値はあったんだろう。けど飛べない鳥はどうなのか、となると、やっぱし不利を囲ってるんじゃないかって気がして。それでも現存してるってことは環境にうまく適応してるってことだわな。飛ぶ機能さえ失った方が、その環境でうまくやっていけるってことになったんだわな。
歯を失ってクチバシを手に入れて、頭部を軽量化できたけどそのぶん胴体内に消化器官を増設する必要が出た。前足を失って(地上での運動性能を落として)翼を得て飛べるようになったけど、翼を使わなくなって地上暮らしに戻ったのもあった。使わない翼は駆動系としては役立たずのまま(体温調整に使ってるのかな)。
いったん得た機能や恩恵を捨て去り捨て去り……。ダチョウやキウイはそれでもちゃんとその環境で生きていけてる。
ダチョウなんかネコ科がいる場所で生きてるんだもんな。かつて恐鳥っつう鳥類最強最大のやつらがいたそうな。あまりに大きくて、飛ぶことはできなかったらしい。そんで生息環境に大型のネコ科が入ってきたら、生存競争に敗れて絶滅してしまったらしい。肉食動物としての直接対決の結果だったのか、それともエサが競合した結果だったのかはおいらわからんけど。
ダチョウは草食・雑食らしく。体の割にクチバシが大きくないから、肉食の対象は昆虫やミミズあたりかな。肉食動物との競合を避けたのが効いてるのかな。草食らしく逃げ足も速そうだしな。けどその逃げ足が2本しかない。
足が2本しかない不利って、もしかしたら別な工夫でカバーしてるのかもな。ダチョウの旋回性能は不明だけど、直線は得意らしい。
鳥類の見た目で、腿から下は骨と皮だけだよな。日本や欧米じゃ鳥の足は肉があるとこしか食わんけど、広東料理だと骨皮ツメだけの部位が出てきたりしてな。見た目グロいけど、食ったらうまかった。
その鳥の足。筋肉なんて重量物は胴体寄りに集中させてる。そのうえモノコック構造を極めた骨。足の動作で発生するモーメントを、ともかく小さくなるように持っていってる。運動性能を稼ぎまくってる。
ダチョウの足は長いけど、質量的にもモーメント的にも軽い。そこが走る上での高性能を担保してるんだろうと。
鳥類が歯とアゴを軽量なクチバシに替えたのも、モーメントで考えると説明がつくような。そのぶん消化器官が増えたんでトータルの質量の損得はもしかしたら損だったかもだけど、鳥って首が長いのが多いからな。その先端部が軽くなれば、そのぶんの重量物が胴体内に移動したと考えれば、クルマでいうとミッドシップ化というやつで。
重量物がより重心位置に近くなるんで、回転モーメントが小さくなって体全体の回頭性能がアップするわけで。より敏捷になる上にエネルギー消費が減る(疲れにくくなる、必要なエサの量がそれだけ減る)。そういうことなのかな。
飛んでる時も周りを見るのに首を動かすこともありそうだけど、そんな時でも重心管理がラクになるしな。
しかも頭部自体が首の先で自在に振り回すべきものなんで、首の付け根から先だけで見ても、その部分の運動性が大幅に上がるわけで。逆に言うと、頭部が軽くなっただけ首を長く伸ばす余地が生まれたことにもなる。
白鳥とかなんでまたあんなに首が長いのか、その理由はおいらにはわからんけど、長いには長いなりの利点があるんだろ。
明日は はやぶさ2本体のリュウグウ着陸ですよ。早朝らしいですな。早起きせねばー。
それがし不覚を取ったというか。
はやぶさ2本体の小惑星リュウグウへの着陸、事前には2月22日の午前8時20分頃って話だったもんだから、7時50分に目覚ましかけといたのに。
実際は7時27分だったとは。
立ち会えなかったけど(どうせネット越しだけど)、成功してくれたですよ。関係者の方々、おめでとうございます。
なんでも、ミッションのスケジュールは、全部予定通りうまく進んだ場合と、なかなかうまく進まなかった場合で決行時間の開きができるんだそうで、その中間くらいを「予定時刻」として発表したんだそうで。んで実際はすべてスムーズに進んで、最速シミュレーション通りで事が済んでしまったらしい。
夜になって、YouTube に出てる実況中継動画(録画)を拝見したらば、管制室のすぐ外で解説が進んでるんだけど、NASA からいらしたゲストが長めのコメントをされて(ブライアン・メイ [クイーンのギタリストかつ宇宙物理学者] からのはやぶさ2応援メッセージに対してのもの)、その日本語訳を言い出したあたりでちょうど はやぶさ2から着陸成功の第一報が入って、管制室が盛り上がってしまって。ブライアンと NASA ゲストへの応対めちゃめちゃぶった切れてしまってたww ひでえwww
ってまあロートルな はやぶさ ファンからすると、なんかこう13年前とは何もかも違いすぎて、同じ探査シリーズとは思えん感じもあったりして。
「初代は工学実証、2代目は本格的な科学探査」っつう違い以上に、成果も管制室の雰囲気も、今回の方が全然出来上がってて。
何もわからずに手探りだった初代の経験や反省を踏まえての2代目だからこうなってるんだけど、ほんとよく踏まえてくれてるなぁと。
上にテキトーに「最速シミュレーション」と書いたけど、はやぶさ2プロジェクトって事前のシミュレーションがすごいんだよな。津田プロマネ自ら「しつこい」と言うほど、事前に綿密に、多岐にわたってシミュレーションするんだよな。そのシミュレーションを元に訓練もしつこくしてるらしく。
今回の着陸・試料採取も、事前に取れた現地データから綿密な三次元地形図を作って、それを見ながら着陸行程を組み立てたそうで。その三次元地形図を作ったのは、はやぶさ2の着陸精度は設計上は直径 100m だったのが、リュウグウに着いたら全部岩だらけで、そんなだだっ広い平地なんかなかった、ということから。それでもその星の中で大岩が一番少なくて着陸に安全そうな地域を見出して、近づいてみたらそれでも安全とは言いがたい塩梅で。その中でも比較的安全そうな2カ所を選んだけどどっちも痛し痒し。それでも1つに決めた。でもそこは直径 6m しかない。
そこでしつこさ。三次元地形図をさらに磨き上げてコース取りと段取りを設定、「ヒップアップ」と呼ばれる衝突リスク軽減のための姿勢を取ることにも決めて、段取りに含めて、あとは探査機にそのシークエンスを打ち込んで自動操縦に任せた。はやぶさ2は果たして、その要求にきちんと応えた。設計上の着陸精度の17倍を、外から見る分には難なくこなした。けどそれはあくまで失敗しないで一発で果たしたから「難なく」に見えるだけで、実際は「しつこい準備」の成せる技だった。
周到さが2号機チームの持ち味らしく。
2号機チームの周到さに比べると、初号機チームは行き当たりばったり感が強かったように思えてしまうんだけどさ、あのときは何もかも未知の領域だった(それまでの日本の探査機経験は、彗星フライバイ探査2回、月の重力を利用した航法試験1回、往路の途上で失敗した火星探査機1回のみ。なのに世界初の小惑星サンプルリターンを企てた)うえに、あとからあとから機体にトラブルが出てな(探査機開発の技術と経験が未熟だった)。
しかも2号機と違って、現着して様子を見てから(直径 1km に満たない小惑星の表面が着陸に適した地域があるかどうは、地上からの観測じゃモノが小さすぎてわからない。探査機が近接観測して初めてわかる)長考する時間的余裕もなくてな。出たとこアドリブ勝負でやってくしかなかった。結局、それがうまくいったのもあり、うまくいかなかったのもあり、という結果だった。
リュウグウが岩だらけのあんな星だってことも、はやぶさ2が現着して初めてわかったんだけど、初号機での小惑星イトカワを探査した経験があったのは大きかったかと。ていうかこれほどまで大きかったとは。ていうかよくぞここまであのときの経験を生かしてくれた。
はやぶさ2の津田プロマネは初代のスタッフでもあったんだよな。そういう人材だからこそ、ここまでの成功を収めてるんじゃないですかね。
「ちっさい小惑星の表面は岩だらけの可能性」ってのは、初代 はやぶさ がイトカワを探査して初めて人類が知った事実。それまでに NASA の探査機が調べてきた小惑星はどれも直径 10km オーダーの比較的大きいやつ。ここらへんはみんな、表面が砂で覆われてた。見るからに着陸しやすそう。だから、イトカワを知る前までは、ちっさい小惑星も同じようなもんだと思われてた。
てことで、初代 はやぶさ の経験なくしていきなりリュウグウに行ってその現実を初めて知ったんだったら、そのパニックぶりは想像を絶してたろうと。
初代 はやぶさ でのイトカワ現地探査があって、赤外線天文衛星 あかり でのイトカワの観測もあって、両者のデータを突き合わせた論文が出た。ここから、ある小惑星の赤外線観測データがあれば、その星の表面状態がどんな風なのか推定できるようになった。てことで、リュウグウはイトカワみたいな岩がちな星だろうってのは事前にわかってた。てことで、やっぱしイトカワ経験があればこそのリュウグウでの成功なわけで。
けどそれだけでもなく。
イトカワで得られた知見を差し引いたにしても、リュウグウのガレ場ぶりの凄まじさは想定外だったわけで。なまじイトカワに着陸可能な平地があったもんだから、リュウグウにもあるだろうと予測してしまった。んで、設計上の着陸の誤差を半径 100m くらいにしてしまった。けど実際の要求精度は半径たったの 3m だった。
そこを、しつこいくらいの周到な用意でどうにかしたわけで。それって はやぶさ2がリュウグウに着く前から、リュウゴイドなる架空の小惑星をコンピュータ上に複数用意して、それをネタに様々な訓練をしてきたわけで。リュウグウの実像が判明したら、リュウゴイドのどれともそんなに似てるわけじゃなかったけど、シミュレーションと訓練の成果は今回のタッチダウンで充分に発揮されたらしく。
はやぷさ2チーム独自の色がうまく出たってことなんじゃないかと。
ってまた揺り戻すけど、じゃあ初代チームは、となると、シミュレーションできるほどの事前の知見がなかったってのが大きかったかと。あと初代の搭載コンピュータの性能がまた2代目のよりもかなりしょぼかったらしくて。
小惑星をカメラで見ながら光学的に自動で航路誘導するってのは初代からの方式なんだけど、イトカワの初期の想定が砂がちの星で、「それならこの性能でもいける」となってた。それが実際は岩がちだったわけで、コンピュータの認識能力を超えてしまってな。初代 はやぶさ のコンピュータにとっては、視界の中にイトカワが何個もあるように認識してしまったらしい。
プログラムの書き換えである程度どうにかしたみたいだけど、結局は自律シークエンスをある程度限定して、地上からの操作も合わせる形にするしかなかった。これだと通信に往復30分もかかるんで、タイムラグの問題があるわけで。そこは、イトカワに向けてかなり微速で降下することで問題を薄める方針が採られた。
改善とはいえ解決ではないわけで。それが悪い形で出てしまったのがミネルバ放出失敗。けどどうにかイトカワに着陸できたのは、この対策が効いたからこそでもある。
あと、時間がなくてアドリブでどうにかするしかなくて、ろくにチェックしてないプログラムを送信してやらかしちまったのが、2回目の着陸時でのプロジェクタイル不発。ほかに、推進剤の配管を安全確保のため2系統用意したけど、コンピュータの容量・能力の制限で完全に独立させられなくて、結果として2系統とも同時に全損ってのもあった。
2代目はコンピュータが性能アップしたマージンを有効に使ってる、とも言えるわな。
新しいコンピュータは耐放射線性能が高いっぽいんで、ミッション終了まで恙なく過ごせるかと。初代のはそういうわけじゃなくてな。もともと「4年持てばオッケー」だったのが、地球帰還が3年延びて7年の旅路になってしまったわけで。5〜6年目あたりからエラーが出るようになって、その度にシステム再起動かけながら騙し騙しで運用したそうな。
初代 はやぶさ はもし7年行程の地球帰還が無理だったなら、また3年延ばしの10年ミッションになってたわけで。2009年11月のイオンエンジン劣化停止は、そうなる可能性を膨らませちゃったけど、搭載コンピュータの状態から3年も延ばすのは無理っぽい感じだった。そこで有名な「こんなこともあろうかと」発動で危機を乗り切って、7年で地球に帰れた。
2代目はもとから6年がかりの計画で、地球とリュウグウの公転の共鳴周期が4年なんで、初代みたいに帰還のタイミングを1回逃すだけで10年ミッションになってしまう。
初代と同じコンピュータってのは最初からありえなかったわけで。そしてたぶん、搭載コンピュータの古い在庫をだいたい使い切った後に建造が始まった。宇宙機用コンピュータは特別仕様の専用品だからな。ただでさえ特殊用途で開発費がかかる上に製造数量が少ないから単価が高くて、実績重視だからあんまし新しい機能が載ってなくて、つまり仕様も性能も古いわけで。高価で時代遅れな代物を、在庫がはけるまで我慢して使わないといけないわけで。
ここらへん、新規プロジェクトならともかく新しいのを使いたいだろうと思う。けどなるべく古いの優先で捌いてかないと、いつまでも新しいのを使えんからな。
地上試験モデルで古いやつを……って搭載コンピュータこそフライトモデルと同じじゃなきゃ意味ないし。地上試験しかしないテストピースで使われるのかな。ってそれ使い回しが効くパターンじゃないですか。いつまでもなくなってくれないじゃないですか。
在庫の最後の方は、弾道ロケット実験とかの超短期ミッションでどんどん使い込まれたりするのかも。
大学での衛星開発が盛り上がってきてるんで、見切り品はそこらあたりに安値で買ってもらうってのもあるかも。それだと実習用テストピースとしての需要がかなりありそう。だいぶ壊して消費してくれそうだしww
壊すのが目的なら、過酷環境のストレステストに使うのも手かも。ってなんだか浪費する感じになってきたな。
はやぶさ2の搭載コンビュータが無事に初代より高性能化されたってことは、宇宙機搭載専用コンピュータの消費も順調に進んでるんだろうってことで。
ほぼじゅびふぉ 入荷は5作品。
『かなしみのなみのおぼれる』は以前、JoyDreamer さんの EFD を入れたことがあった。でもけっこう前でな。タイトル通りの暗めの歌だっつうことしか覚えてなくて。原作者が Neru さんだしな。まぁそういう方向性だろうと。しかし毎回抉ってくる Neru さんだけど、この作品での抉り方もまた斬新だった。あーそうだったそうだった。
公式 PV でも表現されるけど、食うんだよ。哲学的に自己の存在を苛みつつ、悩み苦しみつつ、食いものは食うんだよ。病院に行かなきゃいけないほど精神をやられてるのにそのカネはない。でもメシは食うんだよ。いろいろと矛盾に思えるんだけど、やっぱ食うわな。人間のこういう動物なとこ、表現の世界じゃなんとなくタブーとして取り上げない雰囲気な気がする。性愛の表現ならこれでもかと繰り出すのにな。そこを抉ってきたというか。
「涙とともにパンを食べた者でなければ、人生の本当の味はわからない」
という言葉を思い出した。ゲーテの言葉だそうで。『絶望名人カフカ』頭木ブログ 様の解説によると、ゲーテの原文には「人生の本当の味はわからない」という記述はなくて、その部分は「天の力を知らない」なのだそうで、いさささか宗教的な意味合いがあるらしい。そこを英訳の段階で人生格言化されたらしく。
てことで、宗教的な話よりも、どんな宗教信者でも受け入れられる格言の方で考えるとして、結局、文の前半「涙とともにパンを食べた者でなければ」のシチュエーションや意味がよくわからんのだが。上述のブログ様がネット上で調べられたところでは、
があったそうで。けど1番目はおいら的にはないなぁ。んでまぁ一般的に、2番目の意味で通ってるんじゃないかと。
んでまぁ『かなしみのなみにおぼれる』はそこを表現してるのかもしんないけどさ、それでもズレがあるような。主人公は悩んでるだけで、取り立てて行動はしてない。カネがないからと病院にも行かない。鬱病に行動力を破壊されたっぽいような感じもする。行動できない自分が嫌になるって感じな気がしてさ。でも「食べる」という行動はする。その本能がまだ生きてる。けどそのことがさらに恥じ入りポイントになって絶望が加速、てなような気がする。
『夕立のりぼん』もかなり前に、Juby さんの作品を入荷したな。これまた内容あまり覚えてないけど。原作者は みきとP。けっこうグループサウンズ系だよな。この曲もそういうテイストを残しつつ、昔のアイドル曲っぽい感じも出しつつ。なんかこう、いいねぇ。曲調からも歌詞からも漂う刹那な感じが。Kazumi Rouge さんのボーカルも、技術的に微妙に危なっかしいところがまたそれっぽくて。
つか Kazumi Rouge さんってときどき一瞬だけ、歌唱のうまさを見せてくれる時があるんだよな。才能はあると思う。勝手なお願いながら、ボーカルの訓練をきちんと受けてくれー。
"Last Night, Good Night"。うむぅ、なぜか ほぼじゅびふぉ のページ上の iframe で動画が再生されない。せっかく Kazumi Rouge さんのオリジナル英訳詞なのに。とりあえず原因がよくわからんので、そのままにしといたが。
って、作ったページの確認はローカル環境で済ましてるんだが、サーバに上げて、ネット越しにつないだら問題解決したですよ。あーよかった。
『レンラクマダー?』は80年代アイドル曲っぽい雰囲気。フォーク/ニューミュージック系のシンガーソングライターが特定のアイドルに当てて作ったっぽいというか。こういうのもいい感じですな。まったりだけど爽やかな感じ。
元の歌詞の「子供っぽいから? 身長が低いから? / ナイスバディじゃないから? / 髪の色がヤンキー入ってるから? / あ わかった 暴走癖があるから?」っつうリンの設定に時代を感じるなぁ。
そういや80年代アイドル曲風っつうと、
も聞いてて心地いいですなー。
ほぼじゅびふぉ 入荷は3作品。
『夢喰い白黒バク』。ジャズ調のかっちょよすぎナンバーですな。Kuraiinu さんが綺麗にキメて歌いこなしとりますですよ。その Kuraiinu さんのコメント中に "Vocaloid classic" とあって。そうかこれクラシックなのかー。原曲2011年7月リリースでクラシックなのかー。ちょっとショック。まー確かに、その後からだよな。ボカロ界隈にいろいろと大変化があったのって。『千本桜』の前と後というか。つかその『千本桜』のリリースが2011年9月というタイミングだった。
みんな大好き『ロストワンの号哭』。原作者は『かなしみのなみにおぼれる』と同じ Neru さん。まぁ『ロストワン』は中二病をこじらせたと解釈すればわかりやすい曲だったり。病的な深度がまだそこまで深くないというか。誰だって思春期はそうなんだで済ます気になれば済ませられそうというか。
ただ『ロストワン』って精神医学用語にあるらしく。詳しく知りたい方は検索でどーぞ。
"muddy cloud (ukulele mix)"。久しぶりに rachie さん作品を入荷。ほぼじゅびふぉ の全作品リストを見るに、"muddy cloud" の新 EFD 発表の動きは2015年からしばらく落ち着いてたのに、rachie さんが出したら再始動した様相。いやさ、だってこれすげえいいもん。ウクレレの伴奏と雨音の SE も合ってるし、rachie さんもほんとはすごい腕前なのに、この曲の雰囲気に合わせてか、見せ技は敢えて控えてる感じ。そこらへんが全部ハマってると思う。そんなかわいらしい秀作。
"drop pop candy" の2バージョンが復活してた。Juby さん、rachie さん、Kuraiinu さんがそれぞれペアを組み替えて3バージョンをリリースしとったのが、いつの間にか Kuraiinu + JubyPhonic 版だけ残して、JubyPhonic + rachie 版と Kuraiinu & rachie 版が試聴不能になっててな。
それが、今日気がついたら全3バージョン揃ってた。てことで ほぼじゅびふぉ じゃページ機能のチェックのうえ再掲載の形になりましたとさ。ソースコードの曲目リストでコメント記号を外しただけなんで、新規入荷リストには入ってないっす。
Kuraiinu & rachie 版は動画の URL が替わってたんで、そこだけ直したですわ。
雰囲気から行くと rachie さんとこで何か判断があったみたいなアレだけど、詮索しても意味ないしな。とにかく作品が復活してくれたのが嬉しいっす。
今さら気づいたこと。曲目リストの並び順だけど、日本人向けのサイトなんだから、日本語原曲でアイウエオ順の方が良くね? 今は英語タイトルのアルファベット順なんだけど、これじゃ目当ての曲を探すときめんどいだろ。
検索機能を付けたいなー付けたいなーと思いつつずっと流してるわけで。いつ実装するかわかんないんで、とりあえずアイウエオ順にしてみようかな。
ほぼじゅびふぉ 入荷は1作品のみ。
昨日はウクレレがイイとか言いつつ、デフォのピアノ版もまたやっぱし最高ですなー。こっそり系の歌詞というのもあり、ウィスパーな歌い方もまたよく合ってるなぁ。結局何でもイイのかよとかも思いつつ。曲がイイんだよ。だからいろんなアプローチがいけるんだよ。きっと。
結局昨晩から今朝にかけて、ほぼじゅびふぉ の曲目リストを日本語原曲タイトルのアイウエオ順にしたですよ。ほぽ徹夜だったですよ。
すっきりしたけど、人生における根性の出しどころがどうもなんかアレな気がする。
ほぼじゅびふぉ 入荷は大量9作品。歌詞セット在庫のコピペで数を稼いだけど、ちゃんと新規の曲もあるですよ。
"muddy cloud"、EFD でのロングセラーだなぁ。
ほぼじゅびふぉ で押さえてる範囲内で、EFD 初出は英訳詞 ashe さん歌い手 Miku-tan さんのバージョン。このリリースが 2012/09/24。今日の Glace さんのが最新リリースで 2018/01/01。実はもっと最近のもあるんだけど、入荷済みが15作品にも上っちまって。ついにというか久々に発動というか、選別させていただくことにしまして。
ほぼじゅびふぉ 入荷済み作品リストを見るに、どなたかがリリースすると、思い出したようにポポンと出る感じ。2015年の Toma さんに続いて2作品、2017年の rachie さんに続いて3作品、てな具合。「思い出した」というより「初めて聴いた」なんだろうな。
聴かせる感じの上品なバラードで、適度に短い割に曲の起伏が豊かで、ashe さん版の泣ける英訳詞がデファクトスタンダードで通ってて、というとっつきやすさの環境整備がたまたま行き届いてしまってるってのもあるかも。
英訳詞の別バージョンは RO☆D さんのみだったのが、2018年元旦、Glace & Annie 名義でさらに新版が登場してた。シェア争いじゃないけど、動きが変わってきたりしてな。
伴奏がピアノのみの聴かせる曲だと『ひらり、ひらり』というのがあって。こっちはほとんど、バージョンの数だけ英訳詞があるっつう、これはこれで素晴らしい状態でな。もしかしたら "muddy cloud" もだんだんそうなっていったりするんだろうか。けどもう有名どころの歌い手さんたちがだいたいやった後だから、そうなるかどうかはわからんな。
しかし『ひらり、ひらり』も "muddy cloud" も、ニコニコ動画じゃそこまで再生数を稼いでるわけじゃないんだよな。そこはまぁブレイクする系の主流派じゃないからなわけで。つかもうボカロ曲はニコニコじゃ、豪華でプロっぽい公式アニメーション PV 付きのテンポが速い曲じゃないとブレイクしないんじゃないかって気もしてきた。
てことで EFD 界隈で人気が出るかどうかってのは、当たり前だけど、どんだけ多くの歌い手さんたちを魅了するかにかかってる感じ。歌詞や曲自体の世界観やメロディ、インストの魅力は共通だろうけど、「歌ってみた」なんだから「かっこいい割に歌いやすい」割合が相当あるんじゃないかと。
「歌ってみたくなる秀逸な英訳詞がすでにある」もそうだろうな。"muddy cloud" はそれ。『ひらり、ひらり』の場合はどうなんだろね。
"vivi" って EFD だとアコースティックギター版ばかり使われててさ、てっきりデフォがそうなんだと思ってた。原曲はバンド系だったんだね。なんかこう、そこらへんのギャップにいまだに間違った違和感を覚えてるおいらガイル。アコースティック版の寂寥感がめっさぴったりなんだよな。
つか音を聞くに、スチールギターなんじゃないかと。エレキじゃなきゃスチールでもアコースティックなんだろうか。そこらへんわかってないおいらさ。あースチールじゃないのはクラシックギターなのかな。やっぱしわかってないけど。
そのスチールギターのオケでのエリサ版 "vivi"。うーむ、後半でフィットしてくる人なのかな。せっかくいい味をお持ちなんだから、吹き込む前に通しで1回リハしてくださると、真価が作品中にもっと乗せられるんじゃないかと。
『再教育』はこれまた Neru さん作。その道の世界観だけど、PV の影響か、何やら派手でヴィクトリーな印象。でも内容はやっぱしその方向性。で、けっこう露骨といえば露骨。古めの曲みたいだけどどうも EFD 界隈で人気があまりなさそうなのは、いささか露骨っぽいテーマのせいかもな。
"Light Song"。rockleetest さんの名訳の曲。kz さん原作の独特の爽やかをきちんと再現しつつ、ご自分の豊かなセンスも盛り込んで、魔改造な良作歌詞に仕上がっとります。
何年か前まで、新タマネギって品種改良で新開発された画期的なタマネギのことだとばっかり……。
見た目も味も普通のタマネギなもんだから、何がどう新しいのか腑に落ちなかったっけww
新米とか新じゃがとかと同じ用法だよな。
それでもまーよかったなーってのは、この思い込みが生きたまんま誰かと話す前に気づいたってことだなw
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