ひとりごちるゆんず 2017年10月
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2017.10.1 日曜
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同感だけどインチキ

昔の職場で、フツーの日本人の作業員が「日本語は難しい」とボヤくのをよく聞いた。

社外向けでも社内向けでも、文書作成に手こずったときの決まり文句だったけど、なんか安直な気がしてさ。

「だったら英語で書けば?」とかツッコミたくなりつつも、それじゃただケンカ売るだけなんで黙ってた。むしろ「難しいよねー」と調子を合わせてた。

難しいと思うなら、自分の力不足を実感してるなら、文法とか語彙とか言い回しとか勉強すればいいのに。

そんな奇特な人は、おいら含めて誰一人いなかった。

真意は結局「うまくいかないのは日本語が難しいせい。自分のせいじゃない」だよな。

 
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2017.10.2 月曜
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流浪の日本語人

しかし最近の日本好きな外国人に言わせると、日本語の習得はヨユーらしく。読み書きは難しいっぽいけど、文法と単語は楽勝らしく。

そんな彼らも、日本人ほど深く日本語を使いこなしてるわけじゃないとは思うけど、まー言語として日本語は簡単な部類らしい。

そんなのを知ってから、おいらは「日本語は難しい」は自分ではますます言わなくなってきてるかなと。

ええ、流され人生ですよええ。

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2017.10.3 火曜
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めぐりあいダイナブ

流れと勢いで、東芝 dynabook R731/C を格安でゲットしちまったですよ。

「Windows7 なんですよね」「Windows 消して Linux 入れるからどうでもいいです」てなもんで。

この PC、調べたら2011年6月製とのこと。今までの最新は自宅デスクトップ機の iMac(2009年製)。もっと新しいのとうとう来た。つか震災後に作られたやつなんだな(しみじみ)

今使ってるノートブックは DELL の Inspiron てやつ。2004年製。すげー遅いww こいつの更新ってことで。

Inspiron は買ったとき既にデフォのバッテリーが死んでてな。サードパーティ製の大容量バッテリーが安くなってたんで買って取り付けたけど、これ、外から差し込んで取り付ける形式で、そこがちょいとでっかくなったんですよ。でっかくなったぶんは特に邪魔にならなくて、そこはよかったけど、どうも外から変に力がかかりやすいらしく。固定用のツメの一部が逝っちゃったっぽくて、グラグラするようになっちまって。バッテリーなんでおっかなくなってきて、そろそろ全取っ替えかなと思っとった。

そういやずっと前にもダイナブック持ってたな。FreeBSD やってたとき、ワケあり品を5000円くらいで買ったっけ。Dynabook Satellite 2590X っつう機種で、クロックは400MHz だったよ。1999年製かぁー。

ってまだ自室にあるんだこれが。あるときハードウェア的にやばくなっててさ、それ以来興味を失っちまって触ってない。

ワケあり品のワケとは、フタのヒンジの摩擦が死んでてクランクランになってたってあたり。当時は妙に工作したいお年頃で、モビルスーツ的な解決をしちまった。けど固定が両面テープとアルミグラスクロステープってのがやっぱし無理だったなー。すぐにグダグダになっちまったww

そのとき撮ったブツの立体写真をどーぞ↓

そして何の因果か、再びダイナブックに巡り合っちまった。2011-1999=12年の歳月はキョーレツだな。もう全然別物ですじゃ。薄いし軽いし速いし画面はキレイだし。つかもうこの時期の PC って性能アップ著しかったもんな。Inspiron の時点でバックライトが LED で明るいもんな。

2011年以降はどうなんだろ。職場で(たぶん)2015年製の NEC のノート PC を使ってるけど、その進化ぶりは、画面が外れてタブレット PC になるってくらいかなぁ。タブレットとして使わないんじゃ別にどうでもいい感じで。

あとさ、ノート PC のタッチパッド、時代を経るごとにどんどんわかりにくくなってる感じww どうしてこうなったwww Inspiron の時点でタッチパッドを快適に使えなかったもんで、ノート PC には安物のマウスをつけてるわ。だからいつまで経ってもタッチパッドを使えないんだけどさ。

ときどきマイクロソフトのサイトで使い方を見ながら学んではいるけど、何回学んでも身に付かん。そういうのって、直感的じゃないのが問題なんじゃないかって気がする。

マウスなしでサッサッと作業できれば、持ち運びもラクなのにな。

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2017.10.4 水曜
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そこじゃないのでは?

そのままで通らない案を通そうとして、声を大きくして同じ内容を連呼する人って何なんだろ。

声量が大きいか小さいかの問題じゃなく、必要なのは案の改良なんだが。

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2017.10.5 木曜
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壮大が極小

いやさ、この前そういうことあって。案を持ってきてくれたこと自体は嬉しいことだけど、とっくの昔に切った案そのままで。

こっちにしたら蒸し返し。思わずイラっとして、即座にボツ。今思うと、さすがにそれはこっちの態度がよろしくなかった。

相手はカチンと来たらしく、その後は声を大きくして同じ内容を連呼。とにかくおいらにその案をゴリ押しして飲み込ませるのが目的になっちまってて。んでこっちは NG な理由を挙げて、その規模や変化の大きさに対して、メリットがほとんど見込めないことを説明しましたですよ。

そしたらちょいと意外な展開。

決裂のまま終了っつうあたりで、それまで頑固一徹だった提案者さんがなんだか潔くなってさ。

こっちも緊張が解けてきてさ。NG 決定のはずの案を、もう少し深く考えれば改良できるんでないかと思い始めて。

ふと、デメリットを1個なくすアイデアを思いついちまって。元の案は大掛かりなうえ、いったんやっちまうと戻せないっつう問題があって。後悔しても遅いっつうのが怖くて。そこを、やってみて結果が悪けりゃ元に戻せる筋道を思いついた。

「これどうでしょ」と、こっちから提案しちまったww

そこから建設的な話し合いが始まったと。それが向こうの狙いだったかもな。でもいい方向に行けるのならそれもオッケー。

デメリットとリスクがまだまだごっそりこびりついてたけど、この調子で改良を続ければ、もしかしたら導入したくなるくらいイイ感じになるかもっつう手応え。

提案者さんはそれなりに満足した様子で帰ってった。

一方、その晩のおいらは布団の中で眠れず悶々。案がまだ全然使える状態じゃないってのと、やっぱし蒸し返しのゴリ押しにはムカつくわけで。

件の案と実地の現場とを脳内でぐるぐる悶々してたら、同じ目的を叶えられる別案を思いついちまって。それがまた拍子抜けするほど簡単。簡単すぎて、後戻りできるできないとかどうでもいいほど。ほとんど現状維持なんで、変更に伴うデメリットもリスクもなし。努力も体力も投資も要らない。狙った効果だけ期待できるっつう、めっさ都合のいい案。それができちまった。

提案者さんに申し訳なく思いつつ、職場には自作の超簡単な案を導入しましたわ。

〓ZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZ⊂<回 ←仕切りジッパー

提案者さんの訴えた問題点は、おいらはそれまで軽視してたっつうか、仕事柄しょうがないもんだと思ってた。けどそういうのをなくせる/減らせるのなら、そりゃその方がいいわけで。

てことで手段は自作に取り替えたけど、コンセプトは提案者さんから丸ごと頂いてる。

同じコンセプトを応用して別方面でも改良したし。

提案者さんに説明するときは、この方向でご機嫌を取るべww

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2017.10.6 金曜
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そういう意味での殺し文句

かつて口ゲンカで効いた言葉。

「図々しい」……言われるとかなりのダメージ

「駄目だ駄目だ」……相手の言った内容の全否定の強調=強い拒絶

「それ関係ない。本題に戻すぞ」「ごまかすな」……揺さぶりを排除。論点のすり替え に気づいてることの表明。「逃げられると思うな」の意思表示

まー相手からの無茶なゴリ押しを踏み潰すのに、これが効いたよってやつで。

これやると相手との関係が修復不能になるんで、切ってもいいやつ・積極的に切りたいやつにだけ使うのが良いかと。

ほかに、

「邪魔」「帰れ」「消えろ」「失せろ」「消え失せろ」「いなくなれ」……相手の存在価値を否定

もあるな。関西だと「いね」「いにさらせ」かな。

つかここらへん煽り文句でもあるよな。「駄目だ駄目だ」で改良案・妥協案をまともに考え直すやつなんかいない。「邪魔だ。いなくなれ」で素直に立ち去るやつなんかいない。怒りヒートアップでますます粘着してくるのみ。

そこが狙いなわけで。ケンカだから。

「相手の言い分に従う=負け・屈辱=受け入れられない」。けど言われる内容が道理に適ってれば、「言うことを聞かない=道理から外れる」で、ツッコミどころを自分で作りまくってエンドレス自爆。

そういや「本題に戻す」の相手は昔の上司だったな。じわじわと話をすり替えられてく途中でこれやってやったわ。ちゃんと敬語で言ったよww

何回も仕掛けてきて、その度に強制的に話を戻したわ。2回も戻された時点で、揺さぶりも論点のすり替えも効かないと悟ってほしかった。けど4回は戻したw 当時の上司、学習能力なさすぎ。いいペースで展開中の話の筋を何度も途中でぶった切られるのは不愉快だったろうけど、全部ごまかしなんだもん。

ちなみにわざと泳がしてから戻したんじゃなく、すり替えネタにまんまと乗せられてるのに途中で気づいて、の繰り返し。しかも最後は逃げられた。落とし前つけさせる(謝らせる)とこまで持ってけなかった。修行が足らんなぁ。

つか、こういうのはいつも最後に逃げられてる。ケンカしたいわけじゃないけど、落とし前までコンプリートできるくらいになりたいもんですな。

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2017.10.7 土曜
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集大成的な何か

落とし前じゃないけど、こないだちょっとあったな。決してケンカではなかったのに、相手はケンカだと思ってしまって。

前に書いたことの蒸し返しだけど。

必要あって、特定の人に、言いにくいことを伝達したんだわ。いろいろ問題を起こしちまってた人で。

その内容がまた、聞かされる側からすると辛辣なものばっかで。しかもいくつもある。『ツラいだろうなぁ』と思いつつ淡々と進めてった。そしたらついに相手がブロークン堪忍袋。反撃してきた。

その場で全部返した。

その人の攻撃パターンのいくつかは事前に察知してた。判明してるやつはどれも、論点のすり替えっつうか揺さぶり、ってのもわかってた。はぐらかしなんで、一言で否定すればよし。事前に相談に乗ってもらった人たちと、そこらは打ち合わせ済みだった。

つかこっちも言いにくいのを我慢して言ってるのを察してほしかった。その余裕もなかったってことか。

初物も出たけど自爆もので。相手の語りが一段落ついたとこで、それが自爆だという理由を伝えた。

その人、下向いて黙ってしまった。

この初物も揺さぶり・はぐらかしでしかなかった。

その人ついに開き直って、「証拠は? 見てないでしょ。全部聞いた話でしょ」とシラを切り始めた。

たまたま見たことあったんでそう伝えたら、また下向いて黙ってしまった。

隠せてたはずの素の姿がバレてた、ってのは焦るわな。その焦りからか、あっけなく素を晒しちまった。

相手を立ててると見せかけて実はナメてたことが、相手にバレちまった。自分の立場を築くためにしてたことが、自分の立場をダメにしちまった。

けどこれ、この人特有かっつうとそうも言い切れないような。たまたま状況が整ってしまうと、けっこう誰でもこうなってしまうのかも。おいらがこの罠にハマらんようにせんとな。

改善の必要性を説明したら、個人攻撃と受け止められてしまったってことか。

てことは、こっちの言い方がそう取られるものだったってこと。と思う一方、どう伝えても個人攻撃としか受け止めてくれなかった気もする。

この人、ツッコまれてブチギレたらそのブチギレまでツッコまれて、どうしようもなくなった。以降は大人しくなったんで、伝えること全部伝えて、それだけじゃ申し訳なくて、ツラい話を聞かせてしまった詫びをして、御開きにした。けどそれで済むほど都合良くはなく。

その人、伝達当日の夜から、おいらを貶めるウワサを広め始めた。ウソあり盛りあり、そして(自分に都合の悪い)会合の本題は言わないっつうお約束パターンで。

次の日、その話が既に出回ってた(本人は欠席)。けどウソの部分だけ説明したら、話を広められた人も、こっちの言い分に納得してしまってた。むしろこの人はさらに立場を失う事態。でも前日の話の本筋は出さないでおいたわ。

そこは第三者の憶測と誤解が入り込む隙になっちまうけど、だからって話の勢いで本筋を出してしまうと、誰にとっても良からぬことにしかならなさそうだし。

〓ZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZ⊂<回 ←仕切りジッパー

からまれ屋シリーズとか対バカヒコとか対輩とか、今までの経験がとうとう活きた案件どした。

ってまた謝ってもらってないし。

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2017.10.8 日曜
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和洋のハザマにて

ステーキのファミレスとか行くとさ、「ご飯にしますか? パンにしますか?」って訊かれるじゃないですか。

おいらはご飯派なんだけどさ、皿で出してくるのは勘弁していただきたい。とにかく食いにくくて。

フォークで食うと、皿の上でご飯粒が潰れるんだよな。それをせせって取って食べたいのに(そういうのを無駄にできない性格)、フォークだとなぜかうまく取れないんだよな。箸だと簡単なのに。

じゃあ箸で食えばいいんだけど、なんかこう、洋食だと意地でもナイフとフォークで行きたい自分。

つか洋食で皿めしだと、皿を持ち上げて食うのはダメな気がしてさ。それもまた食いにくさっつうか。

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2017.10.9 月曜
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うぶんつ

dynabook に Ubuntu をインストール中……。

Mac で Ubuntu をダウンロード。ディスクイメージうんたらっつういっつもなんだかよくわからん展開で DVD-R に焼いたけど、dynabook は読んでくれない。

dynabook に入ってた Windows7 で同じくダウンロード。ディスクイメージ的なのをどうにか作れたっぽくて、それで起動できた。インストール工程を実施中……。

インストール完了で起動してみたら、デスクトップの様子がシンプルすぎ。なんか使いにくそうな感じ。いやあのフツーの Gnome じゃないのかよ。アプリを呼び出す方法がいまいちわからん。

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2017.10.10 火曜
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来訪の脱出者

10月7日のログでの口ゲンカ的ななにかから派生。おいらの立場ではあくまでも業務上の伝達であって、口ゲンカではないけど。

昔の職をおいらが辞めたときも、もしかしたら相手はこういう論理でおいらを見てたのかな。おいらが上にケンカふっかけてるように思われてたのかな。それで、上を助けるごとに恨まれるっつうことになったのかな。と思って。

おさらばしたからもうどうでもいいけど。

いやさ、昨日おいらのとこに昔の職場の元同僚が来てさ。ようやく次の職が見つかって、先月辞めてやったんだと。せいせいした顔してやがったww

おいらが辞めた後の元職場の事情、この元同僚がときどき話してくれてたんだわ。上司が部下にヘンテコなインチキを仕掛ける度合いがだんだんひどくなってきてるとか。露骨になってきてるとか。部下がイラっとするような傍若無人を平気でするようになったとか。自分と個人的な趣味が合う人だけ出世コースに選ぶとか。そういう話。

その職場での自分の将来が全然見えなかったそうで。そんな折、新人の1人が飲み会ではっちゃけたのを上司に気に入られて、キャリアコースに取り立てられたそうな。元同僚、それでもう見切りつけたとか。

つかその元上司、おいらがいた時点で既に、若くておとなしいイエスマンだけ取り立てて周りを固めるっつう小物ぶりを見せつけてたが。選ばれし精鋭たちをお稚児さん呼ばわりしだしたのは実はおいらw きちんと広める前に辞めたけどww 足がつくのが怖かったwwww

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2017.10.11 水曜
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あのゴミの使い道 1

日本は使い道が決まってないプルトニウムを48トンほど保有してるそうな(日本のプルトニウム保有量47.9トン - サイエンスポータル)

これが問題視されるわけで。核兵器の非保有国としてはダントツに多いらしく、そこを怪しむ国や団体があったりもするわけで。てことで日本は IAEA の査察を積極的に受け入れて、誤解されないように努めてると。

じゃあなんでそんなにプルトニウムを溜め込んでるのかっつうと、準国産(「純」ではなく「準」。実質ただの「国産」でもいいような気がするが)エネルギーの確保ですな。原発をウラン燃料で動かすと、使用済み燃料にけっこうな量のプルトニウムが勝手にたまってしまう。んで使用済み燃料からプルトニウムを取り出して、対応する原発で燃やして使おうっつう考え。

核燃料サイクル」と呼ばれるもので、技術的にかなり難しいけど、自前のエネルギー調達手段が乏しい日本はこれに価値を見出して、ずっと研究・開発してる。

プルトニウムを核燃料として燃やすと、燃やす前の半減期が数万年なのが、30年程度の物質に変わってしまうらしく。消滅じゃなく半減するのが30年。4分の1になるのに60年。ってそれでも相当な時間の長さだけど、保管容器の耐用年数が1000年程度とされてるのに、海外じゃ10万年管理の地層処分施設がもう稼働してたりする。そこらへん何だかまやかしくさいことになってるけど、核燃料リサイクルはこの問題に対してある程度の解答を与えてたりもする。

日本でも10万年管理の地層処分をやろうっつう動きはあるけど、ほとんど動いてない感じ。いやさ、実際に今稼働してる オンカロ処分場 ってフィンランドにあるんだけど、あの国の地盤は世界有数の安定ぶりらしく。対して日本は、地震に関してはどこにも安全な場所がないっつう有様。断層だらけと言いつつ、それは発見済みだけの話らしく。未発見の断層もどこにどうあるかわかったもんじゃない状態らしく。

あとまぁ半永久的にそんな厄介なゴミ捨て場にされるってのは、候補地や近隣の住民にとっちゃ受け入れたくないものなわけで。

政府はその場所を、青森県六ヶ所村に決めようとしてたっぽい。六ヶ所は核燃料サイクル関連の巨大施設がどどーんとあるわけで、おかげで青森県も六ヶ所村も補助金で一息つけてるわけで。そこは確かにありがたいけど、さすがに核の最終処分場は勘弁ってことで、青森県知事が「六ケ所は最終処分場にはしない」旨の約束を国から取り付けたのってほんの数年前だった気がする。

んでまぁそれまで国は「六ケ所で決まり」と思ってたらしく、第2の候補地なんて探してなくて、今になって慌てて立候補を募ってたりする。どっかの財政難の自治体が補助金を目当てに名乗りを上げたこともあったけど、当地や周辺の住民の反対で撤回したような。って今ふと、夕張なんかどうだろうと思ったが、どうなんだろう。炭鉱があるんだからある程度深い穴がもうあることだし。って技術的にそんなに安易な話じゃないのかもだけど。採掘は採算が合わないってだけで、まだ石炭がいっぱい埋まってそうだしな。

むしろ将来 スーパーカミオカンデ とかを使い終えてからの神岡鉱山とかどうなんだとか。重力波検出器 KAGRA を据え置けるほど地盤は安定してるっぽいが。つか科学観測用途で使い勝手がいい場所っぽいから、いつまでも空かないかもな。今だけでもほかに XMASSカムランド が稼働中だし。つか、スーパーカミオカンデよりさらに大型の ハイパーカミオカンデ が建設中だったり。

とりとめなくなってきた……。

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2017.10.12 木曜
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あのゴミの使い道 2

短く前置きするつもりが……。

でさ、何を言いたかったかっつうと、有り余るプルトニウムの一時利用として、小分けにして 原子力電池 をいっぱい作って発電してはどうかと。

できるかどうか知らんけど、とりあえずできるんだとして。

崩壊熱を熱電対で拾って電力にするっつう単純な構造なわけで、Wikipedia 記事に出てるとおり、探査機の電源としてもう実用化されてる。木星やもっと遠くに行く探査機は太陽電池があてになんないもんで、自前のエネルギーだけで電力を供給できる、寿命が長い電力源を積む必要がある。てことで、今のとここの課題をクリアできるのは原子力電池だけ。

太陽電池も高性能化が進んでるんで、木星までは太陽電池でどうにかなるようにはなった。けど太陽からの遠さに関係なく、何十年も安定して電力を調達できるってのは、今は原子力電池以外にないわけで。

その先駆けになったパイオニア10号・11号は通信途絶して長いこと経つけど、それぞれ31年、22年の長きに渡って稼働し続けた。通信途絶の理由は、たぶん遠くへ行きすぎて、探査機からの電波の強度が地上の受信局の検出限界を下回ったからじゃないかと。てことで、両探査機の電源系はまだ生きてるかも。

ちなみにその後のボイジャー1号・2号は打ち上げから今年で30周年で、まだ地上局と交信してる。原子力電池の出力がパイオニアの3倍ってのが効いてるっぽい。

パイオニア10号の Wikipedia 記事 を見るに、打ち上げ時の供給電力が最大 160W で、通信途絶時には 60W だったらしい。出力低下は30年で3分の1か。地上の発電設備にすると、けっこういける数字に思えるが。

ボイジャー1号の場合だと、打ち上げ時が 470W、31年後で 285W。6割に落ちた。こっちは倍の成績。後で作ったからのノウハウ反映なのか、単なるスケールメリットなのか。

サイズはどのくらいなんだろ。プルトニウムの含有量にもよるだろうけど、探査機1機当たりどれも全備質量が1トンもないんで、原子力電池1セットで 100kg 未満かな。

サイズは、大きい方にも限界があるね。プルトニウムはひとかたまりの大きさが臨界を超すと、発生する中性子が発散的に増えて、核分裂反応がそれに連れて発散的に増える。そんな連鎖反応が起きた末に大爆発するのが原子爆弾。臨界を超えさせつつも、増え続けたい中性子を適度に間引いてゆるゆる燃やすのが原発。

てことで、ひとかたまりの量が臨界値未満なら核爆発が起きることはない。小分けにして緩衝材で包んで一定間隔で離して置いとけば、その場にプルトニウムの塊をずらっと並べても大丈夫ってことになる。

んでその要領で原子力電池をずらっと並べまして。ボイジャーだと新品1セットで 500W 近くの出力があったんで、何千個も並べると、メガソーラー並みの発電力を確保できるんじゃないかと。棚に並べるイメージで考えると、必要な土地面積は太陽電池よりもずっと小さくできるはず。

太陽電池は、昼間専用なのは電力需要ピークに沿ってるんで合理的としても、常に天気や季節次第でもある。原子力電池はその点、天気に関係なくずーっと安定した電力を供給できる。ベース電力向きですな。

日本じゃ原発の使用済み燃料の最終地層処分場が未定で、当面は決まりそうもないわけで。となると増え続ける使用済み燃料は地上で一時保管し続けるしかないわけで。そういや未臨界炉(臨界未満の条件で発電する施設。同時に、この炉での使用済み核燃料の半減期を大幅に縮められる)の研究も進んでるはずだけど、実用化にはまだまだ遠いらしくて。

どうせそうなんなら、地層処分施設が稼働するまでの間、使用済み燃料から勝手に湧いてくる崩壊熱で発電すればいいんじゃないかと思って。

赤字でも別にいいだろ。どうせただ保管するだけで赤字垂れ流しなんだから。

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2017.10.13 金曜
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ヘルメなサイエンス

おとといのログ 書くついでにスーパーカミオカンデの Wikipedia 記事を見たら、小柴先生のノーベル賞受賞で、当時の小泉総理が現地で小柴先生の説明を聞いてる写真が載ってた。

いやさ、日本の最先端科学ってさ、なんかもう工事用ヘルメットがデフォなんかなと思ってww

最近はそうでもないのかな。しかし小柴先生のノーベル賞受賞は2001年だったよな。してそのあたり、宇宙科学研究所(ISAS)の打ち上げ基地・内之浦宇宙空間観測所での管制センターの様子は。

2003年の JAXA 発足より前は、ISAS は独立した宇宙機関だった。ユニークな発想で素晴らしい成果を上げ続ける衛星とロケットをすべて自前で開発・保有っつうことで、世界の宇宙物理学者たちの羨望の的だった ISAS。しかし常なる予算不足で、打ち上げ関連の地上施設はボロいまんま。

1980年代で、大型化を果たしたロケットがもし管制センターに落ちたら、防ぎきれないことが判明。建物の中の人は全員メット必着となったらしい。いやあの本当にロケットが落ちてきたら、メットくらいでどうにかなる話なのかと。

つか1990年代、M-3 シリーズ最終形態から大幅にパワーアップした M-V ロケットがデビュー。直径が 1.4m から 2.5m。質量が61トンから140トン。いやあのほんと、メットの意味あったんすかw

つか2000年代初頭より四半世紀も前の1970年代の時点で、地上施設が老朽化し放題だったらしく。かのフォン・ブラウン(戦前のドイツで自力でロケット開発 → ナチスに見込まれ、潤沢な予算でさらにロケット開発 → 第二次大戦末期にアメリカに乞われて亡命 → 戦後、ソ連と軍拡競争を始めたアメリカでさらに潤沢な予算を与えられロケット開発 → アポロ計画を主導して見事成功の、才能+政治力+わらしべ長者なスゴ腕技術者。ちなみに最近の NASA は、フォン・ブラウンが過去にナチスに絡んでたってことで、自分の歴史からそーっと消そうとしてるっぽい。けどどうもナチスに感化されてたっつうより、好きなロケット研究を拡大しつつ続けるために、ナチスをうまく利用してたってことらしい。その意味ではアメリカもナチスと雁首並べてうまく利用されたクチとも言えるわけで。むしろそこが NASA のお気に召さないのかも)が表敬訪問するってことで、ところどころペンキを塗り直してできるだけごまかしたらしい。

けどフォン・ブラウンじゃないけど別の NASA の中の人に、衛星・ロケットの華々しさと地上施設のしょぼさのギャップを「ボロをまとったマリリン・モンロー」と評されてしまったwwww

東映版の はやぶさ 映画じゃそのエピソードをうまく利用してたっけ。

はやぶさ 打ち上げの何日か前、主人公は管制センターの床のほころびをガムテープで補修。ちなみに室内は土禁でビニールスリッパ履き(当時の管制センターは本当にそうだったらしい)。打ち上げ当日、NASA から来た人にメットをかぶらせて、リフトオフで建物全体がヤバげに揺れたりして。んで NASA の人が、はやぶさ のことを「ボロをまとったマリリン・モンロー」と呼ぶっつう展開。

ISAS の写真を見るに、作業服はいいんだよ。メットと良く合ってる。けどこの人たち宇宙「科学」研究所だよ。なんかズレを感じるような。いやまぁ中身は科学と工学の同居だから、別に変ではないんだけど。あーそうか、私服+メットの人たちが混ざってるのが変なんだな。ワイシャツとセーターやカーディガンって、はやぶさ 運用中の川口先生もよくその格好だったな。ISAS のホワイトカラー組の制服なんだろうかww

そしてスーパーカミオカンデではスーツにメット。似合わねぇーww ってこれも工事現場じゃよく見かける出で立ちではあるな。

総理大臣とノーベル賞科学者が、謎の洞窟でスーツとメットってのがおかしいんだろうなwwwww

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2017.10.14 土曜
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雪国の運転の実情

八戸ってクルマの運転が荒いとされてるんだわ。とりあえず地元の人々がそう思ってるんだわ。

おいらは慣れてるからどうとも思わんけど、「八戸は運転が荒いよなー」「ハマの連中は特になー」とかよく地元民が言ってるのを聞くわけで。

ハマ近辺を走ってても、おいらはそう思ったことないが。けどまぁ飲み屋とかでその話が出ると、一応調子を合わせてる。そこで自己主張する意味ないしな。ていうかおいら自身の運転が荒いから気になんないってことなんだろうか。自分ではそうも思わんが。

それでもまぁそういう話がよく出るんで、きっとほかの土地より荒いんだろうなー、おいら他の土地であんまし運転したことないからなーと思ってた。おととしの3月までは。

当時1週間滞在した、東北地方のとある県庁所在地。

あの土地の運転けっこう荒かった。とりあえず八戸以上だぞ。3月ってまだまだスタッドレスタイヤの季節なのに、なんでまたこんなアグレッシブに走らすのか理解できんかった。

スピード出しすぎとか煽るとかじゃなく、なんかこううっかりさんな感じの荒さというか。

「あ、こっちじゃなかった」風の、急な車線変更とか。駐車場からあんまし左右を見ないで一気に追い越し車線に入り込んで、それぞれの車線を走ってたクルマが急ブレーキとか。そこらへんの心情を勝手に汲んでみたけど、状況から、どうもそういう感じの動作のような。荒いっつうよりテキトーなのかな。

「雪国の人はクルマの運転がうまい」

ってのは、雪国じゃない土地の人がよく言ってくれる褒め言葉だが。たぶんイメージだけじゃないかな。件の運転が荒い土地、八戸よりも豪雪だぞ。

八戸が雪国かどうかはビミョーだけど(青森県内のほかの土地の人が「不公平だ」と文句言うほど降雪・積雪が少ない土地柄)

んでまぁ件の土地は、八戸に比べて明らかに「雪国」の称号が似合う土地柄。でも運転が荒い。

いやでも県庁所在地だから、県内外から来てる、道に不案内なドライバーが多いのかもな。それでそうなっちまってるのかもな。

っておいらも当時、県外から来たドライバーだったが。んでたぶん、周りのドライバーさんたちをヒヤッとさせるような運転はしなかったと思うが。と、不案内なドライバーさんたちはみんなそう思ってるのかな。

いやーでも、そこじゃない東北の県庁所在地のいくつかをクルマで走ったことあるけど、「運転が荒っぽいなー」と思ったのは、おととし訪れた件の県庁所在地だけだな。てことで、やっぱしあそこの運転は荒っぽいと思う。

銘板左端銘板銘板右端

ちなみにおいらの運転が(たぶん)マイルドなのは、助手席だの後部座席だのに自分の荷物やら仕事の道具やらを置きっぱで、それが崩れるのがイヤだからwww

銘板
2017.10.15 日曜
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TTB 3連射

ほぼじゅびふぉ また3作品入荷だよ。

それぞれとも独自の英訳詞。てことで日本語反訳が大変だったけど、ほぼじゅびふぉ にオリジナルが増えるのはまたこれはこれで嬉しいところ。

しかし DC さんは久しぶりの登場だな。メインの活動場所がニコニコ動画の人は、数が少ないのにまだまだチェックが足りてないんだよな。

YouTube でのいわゆる Youtaite の方々もどんどんデビューしてるみたいだし。もー全然間に合わんす。

銘板
2017.10.16 月曜
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ダウナー

日曜の夜から月曜未明にかけて、仕事絡みでちょいと国道4号で隣県に行ってきまして。

久しぶりの長距離ドライブ。眠気覚ましにカーステ全開ですよ。USB メモリにぶち込んだボカロ曲とか EFD 曲とか、過去に買った CD から起こした MP3 なりをぶち込んだ USB メモリも火を噴けよとばかりにガンガンかけまくり。

音楽的な演出でちょいと気づいたことがあって。

自分で勝手に「ダウナー」と呼んでる技法、手持ちの曲で新たに見つけっちまって。なんかもうそのヨロコビがもうなんかもう。

サビとかの盛り上げる場面で、敢えて音程を下げていってますます盛り上げるっつう技でして。

初めて気づいたのは、黒澤明の「影武者」の音楽だったよ。武田軍の閲兵式っぽい場面。曲はゆったりした調子から、映像の盛り上がりに合わせて派手めに切り替わるその瞬間。メロディの音程は上がっていくのに、ティンパニーの音程は下がっていく。これがイイんですよ。

てことでダウナー、クラシック音楽の様式で既に定評の、由緒あるものなんじゃないかと。

次に気づいたのがボカロ曲(時代がすごい飛んでるなぁ)。yuukiss さんの名曲 "Nostalogic"。サビでベースの音が段階的に下がってく。やべえかっこええ。ここまでは前々から気づいてて、「ダウナー」と勝手に呼んでた。

新たに発見したダウナーは、SEDGEIE さんが歌う英語版『最悪のカーニバル』(ほぼじゅびふぉ では コチラ)。サビのコーラスがダウナーになってる。マジかっちょええ。SEDGEIE さんコーラスの作り込みの腕前すごいからな。音楽に心得のある人には知られてる技術なんだろうけど、素人なおいらには貴重な輝きを持つものでして。

とかなんとかダウナー聴き込んでホレボレなおいら。そしてアルバムは移り、ZZ TOP 連続再生に突入。そこでまた気づいた。

ブルースのコード進行の後半ってもろにダウナーじゃん。てことでロック&ロールもその一派と。

ブルースだと基本的に、盛り上げるっつうよりオチに持ってく感じだわな。ZZ TOP の "My Head's in Mississippi" は基本通り。けど 50's ロック&ロールなノリの "Can't Stop Rockin'" はテンション維持。CCR の "Travellin' Band" もそんな感じ。コードが下がっても音程は維持。きっと、だんだん乖離していくのが気持ちいいんだろうな。

『影武者』のサントラも SEDGEIE さんの『最悪のカーニバル』も "Nostalogic" 乖離型だわ。

てことは、コードとかベース音とかが下がりつつの、メロディの音程を上げてくってのもアリなんじゃないかと。

というサンプルが、けっこうすぐ見つかっちまった。"My Head's in Mississippi" と同じアルバム "Recycler" の最後の曲 "Doubleback" がそれ。映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART3』の主題歌。フレーズ後半、ベースはブルースのコードに従って下げ基調。メロディは微妙に音程を上げてくる。リズムギターは露骨に音程を上げてくる。

あーもうこの曲のたまんなさ、これで生んでたのか。

きっと音楽畑の人からすると、こんな話なんて誤解あり思い込みあり陳腐ありの失笑な内容とは思うけど、おいら的にはいろいろ発見できたヨロコビが大きくて。

銘板
2017.10.17 火曜
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夢の戦い

クラタス vs メガボット の巨大ロボット対決ついにキターーーーー!

早速実戦をどうぞ。

すげえ。期待以上のエキサイティングなバトルでした。ほんと楽しかった。関係者の皆さん、お連れ様でした。素晴らしいものを見せていただきました。本当にありがとう。こういうのが見たかった。夢が叶った気分です。いくら感謝してもしきれないですよ。

まー、対決のコンセプトが格闘戦っつう割には試合の内容が単純すぎるっつう意見もあるかもだけど、第1回だからな。お互いに勝手をよく知らないままいきなり戦ったんで、そりゃ戦い方も単純になるだろと。

大規模なロボコンっつう見方もあるかもだけど、ロボコンの競技ってコンペティションじゃないですか。こっちはガチでぶつかり合って壊しあって、どっちかが戦闘不能になることで決着つけるっつうデュエルですよ。どっちもそれぞれで面白さがあるけど(ちなみにロボコンを始めたのは八戸高専だぞ、とこっそり地元を宣伝)、今までのロボットの戦いっつうと、ロボコンで代表されるようなコンペ形式がほとんどだった。

ロボットの相撲も盛り上がってるけど、今回のバトルには、今までにない何かがあるような。

「パイロットが搭乗した巨大ロボット」

これですよこれ。アニメや VFX 映画じゃなく、モノホンのガチ。これが見たかった。

でっかいメカがぶっ壊し合うヤバさは格別ですなぁ。

今回が世界初の試みだったわけで。試合終了後、メガボットの人は今後の案として、重量で階級分けすることを話してた。将来も続くんだとしたら、たぶん有人・無人のカテゴリ分けも出るんじゃないかと。無人は遠隔操縦と自律制御とでも別れたりして。

今回は有人ですな。ケガ人は出したくないっつうのは双方の合意だったらしい(そりゃそうだ。あくまで楽しみのためだからな)。てことで装備もある程度、空気を読んだものになってる。

クラタスは BB 弾を撃ちまくってた。対戦ウンヌンが動き出す前からあるデフォ装備ですな。まー当たり前だけどどうにもなんなかったなw 対するメガボットの飛び道具はやばかった。空気圧式だそうだけど、ドラム缶がマジで吹っ飛んでた。クラタスにヒットしたら装甲が歪んでた。とはいえ相手ロボにもろにダメージを与えるほどではなく。

格闘戦で行くことにも決まってたんで、飛び道具は盛り上げのためのケレンの位置づけかな。観客を盛り上げるのもあるだろうけど、たぶん主な動機は「自分が盛り上がりたかったから」じゃないかと。

お互い、もっと効き目のある別の武器を仕込んでてな。

クラタスのドローンは面白かったな。付属ドローンも元々ある装備だね。コンセプトはたぶん、操縦席にいるとかっこいいクラタスの雄姿を見れないから、ドローンからの自撮り映像を操縦席のモニタで眺めながらムフムフしようってのじゃないかとww

対戦だとこのドローンにペイント弾を搭載。敵のコクピットの目の前まで飛んでって目ツブシしようとしたらしい。けど敵は自慢のアームで破壊。したらドローンが窓に落ちて炎上。結果オーライwww

そしてメガボットの秘密兵器は超強力チェーンソー。これが第2戦の決め手になった。

しかし、ドローンとかチェーンソーが反則じゃないってのが面白くてな。ロボット対戦ならではというか。けどもしこのイベントが後にも続いて、参加者が増えると、重量階級制の他にもいろいろ細かくルール設定が必要になってくるはず。安全と公平を保つため、装備や戦い方で「あれもダメこれもダメ」となっていくはず。その意味じゃ最初のうちは何でもありな荒っぽさが楽しいってことになるわけで。

カーレースも最初はこういう単純なところから始まって、今の形に落ち着いてったんだろうなぁ。だったら今回の対決をカーレースに例えると、どっちが速いかを世界で初めてやってみたよって感じかも。

んでさらにこれが無人だったら、もっと容赦ない豪快な戦いになりそげな気配。けど有人だからこそコーフンする要素もあるかも。

ケガのリスクでいうと、第1戦はまさにそんな感じ。

倉田さんのコメント「怖かった。手、震えちゃって」。メガボットチームのコメント「倒れるのを感じて、ヘルメットを掴んで覚悟しました」。

6トン vs 6トン。中型車同士の交通事故レベルだろ。ぶつけた方も相当の衝撃を受けたろ。ぶつけられた方は、パンチと転倒で2回も衝撃を受けたろ。考えてみると、双方とも操縦席がずいぶん高い位置にある。転倒は特にヤバげな気がする。手作りの乗り物なんで、衝突安全性能はクルマより相当劣るはず。パイロットが全員無事でよかった。

戦う本人が味わう危険や恐怖って、特に格闘技の試合じゃ面白さの要素になって出てるような。コンペ型の競技でも、カーレースのクルマが無人だったら、そのぶん面白みが薄らぐような。ってそれまさに RC カーのレースなわけで。当事者たちにとっては夢中で没頭できるほどの魅力があるけど、観客ウケは今までのところそんなでもない感じ。

搭乗型ロボット格闘技だと、パイロットの肉体への苦痛はいちいちは来ない。ここは RC カーレースのノリに近い。容赦なくいける。けど自分が乗り込んで桁違いなパワーを操ってるわけで、まかり間違うと自分や相手の肉体が大事故に巻き込まれるのは実車レースと同じ。そこでパイロットは危険と恐怖を背負ってるわけで。「怖かった。手、震えちゃって」「倒れるのを感じて、ヘルメットを掴んで覚悟しました」はほんと、ロボットに乗って戦った人じゃなきゃ味わえん気持ちなんだろうな。

韓国でも、搭乗型巨大ロボットを作ってるところあるよな。けど件のロボは2足歩行で、主目的は技術の修得とデモンストレーションらしい。将来的には、作業現場的なところでの実用を考えてるっぽい。んー、人手ならではの繊細な作業を重機のサイズとパワーで、みたいな感じだろうか。てことで、ロボット同士で戦うってのはやんないかも。

そういやクラタスももともとはデモンストレーション用というか、カッコよさ重視の見せびらかし用だよな。見た目は強そうだけど、造りは戦闘用ってわけじゃない。カテゴリがトイロボットだし。対するメガボットは、クラタスを倒す用に作られた。その用途の違いが第2戦の結果に出てるような。

倉田さん自身が「対戦をやってみたかった」「すっげー楽しかった」とおっしゃってるんで観客としては何も文句ないけど、このイベントが続くなら、メガボットの大きい方に勝つには、クラタスの改造程度で収まらん気もする。

てことで倉田さんいかがでしょう、クラタスのワンメイク対戦イベントってのは。参加者の数だけクラタスが売れますよww 格闘戦に破損はつきもの。現地でパーツも売れ放題ですよwww

カーレースになぞらえると、サードパーティー製のスペシャルチューンナップパーツ市場も盛り上がったりしてなww

銘板左端銘板銘板右端

そんな 倉田さんの公式ブログ を拝見すると、今回の対決の舞台裏をいろいろ教えてくれてて、これまた面白くて。最初はドバイで戦う予定だったのか……。けどどうもあてになんなくてキャンセルってことで、場所は日本の某所に決まったと。

あと、「日本国内のあのロボットとなぜ先に戦わない!?」というご意見が来る前にということで、そのロボットとは戦わない宣言してる。ちゃんと理由が書いてあるよ。

銘板左端銘板銘板右端

返す返すも残念だったのは、クラタスのパイロットがアンナちゃんじゃなかったことwwww つかもうアンナちゃんが搭乗してから5年も経つのか……。調べたらプロのモデルで、本名(か芸名)は永江杏奈さんだそうで。公式ブログ を拝見したら、おお、お子さんいらっしゃる。けっこう大きい。ってことはクラタスにプロモーションで乗ってた時って妊娠中か出産直後かだったんだろうか。

あんまし詮索するのもアレだな……。

銘板左端銘板銘板右端

中国が参戦したがってんのか。

英名は Monkey King だそうで。モチーフは孫悟空かな。背中に如意棒っぽい棒を背負ってる。けどただの飾りっぽい。外板に「申」と書いてあるんで、漢字だと「申王」なのかな。誇らしげに「製作に2カ月しかかけていない」ってあんた中国工業はそこがアレだと何度言えば……。頭が動くのも売りみたいだけど、これもデザイン優先のものに見える。

字幕を読むに、

「単座の戦闘ロボット」「約4トンで4足仕様」「4足で歩行でき、2足で立ち上がれる」「頭は回転する」「製作に2カ月しかかからなかったが、1400万ドル(約16億円)以上かけた」「Monkey King は公表された戦闘ロボットとして3番目」「開発者たちは、アメリカのロボット、メガボット Mk. III に正式に挑戦を申し込んだ」「(メガボット Mk. III は)16フィート(4.8m)、複座で、ペイント弾を発射可能」「しかし対戦はしばし待たねばならない。Mk. III は日本のロボット、クラタスに挑戦する予定だからだ」「(クラタスは)9000ポンド(約4077kg)、4輪式で、BB 砲を装備」「この2機の対戦は8月に予定されている」

という、最後はクラタス vs メガボット戦の宣伝になってしまってるっつうよくわからん展開。

Monkey King 自体はどうもこけおどしな感じがするが。メガボットはこの挑戦を受けたんだろうか。

銘板左端銘板銘板右端

野暮なツッコミと知りつつ。今回の対戦動画の実況、対戦の後にスタジオで別撮りしただろw そして解説のロボット工学者は役者だろww

銘板
2017.10.18 水曜
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異次元は紙で突然に

職場の休み時間、折り紙で不意に盛り上がっちまったwwww

いやさ、鶴の折り方ってみんな知ってるつもりなのに、しばらく折ったことなくて、みんなそんなもんで記憶がおぼろげ。

自信満々で折り始めたおいら、半分も行かないでギブアップ。その後の展開をどうしても思い出せなくて。

他の人たちもだいたい同じところで足踏みしてたら、一人がついにブレイクスルー。そのときの盛り上がりようときたら。「おおおおおお!」「それだー!」「きたーーー!」

その後も「そっちそっち!」「そこでそうやって!そうそう!」とかもうボクシング観戦みたいな盛り上がりぶりwww 完成そして歓声。ブレイクスルーからフィニッシュまで持ってった人、割れんばかりの拍手を独り占めwwww

折り紙ってこんなにエキサイティングなものだったんだなww

ブレイクスルーは、菱形を作る場面だったんだわ。

あの手順を発明した人ってほんと天才だと思う。紙をあんな風に折るとあんな形になるっつうの、脳内で完成予想できるもんなのか? 現物をいろいろいじりながら開発したにしても、あれを思いつくに至れるもんなのか?

あの手順をやるごとに、折り紙の技術と発想に異次元な飛躍を感じてしまう。

そしてその応用を含めて、世の中にはオリジナルの折り紙を開発しちゃう人っているわけで。

ちょっとこれ作ってみてくださいよ。

●甲冑魚の折り紙 - ムジナのたまご・・・

最初は紙にひたすら折り目をつけていくんですわ。んで手順 8, 9, 10 で、折り目に沿って一気に畳みかけるんですわ。面白いくらいシュパーンとまとまるんですわ。圧巻ですわ。

この作り方、どうやって思いつくんだ?????

続く手順 11, 12 は、折り鶴の菱形の作り方をそのまま使ってる。そして最後に甲冑魚になるっつうのがほんとマジックを見てるみたいで。「見てるみたい」っつうか、手順に沿って自分がそれをリアルタイムでやってるってのが、なんかこう、なにがしかの何かに騙されてるんじゃないかって錯覚さえしてくる。

作者さんすごすぎ。

外国人に折り紙がウケるってのはよく知られてるけど、おいら日本人なのに驚きと感動まみれになっちまったですよ。

銘板
2017.10.19 木曜
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うぶんつチョイ慣れ

Ubuntu にちょいと慣れてきた頃合い。

知らんうちに GNONE も進化してたんだな。知らんかった。今まで Vine Linux を3年くらいアップデートしないで使ってきたもんだから。

Ubuntu ってソフトのインストールが恐ろしく簡単なんだな。「もしかして最初っから Java 入ってんのかなー」とターミナルから "java" をッターンと打ったら、そこまで都合よくはなかった。

けど JRE をインストールするコマンドが出てきた。「これを打ってくれればインストールできますよ」と。まじすか。

そんじゃあ、と今度は "javac" ッターン。JDK をインストールするコマンド出てきた。

そのコマンドをッターン。

おおお、バイナリのダウンロードとインストールが勝手に始まったですよ。

あれよあれよと見てる間にインストール完了。簡単すぎて素早すぎて、なんだか拍子抜けしちまった。

Vine Linux の場合、JDK インストールのやりかたを理解するまでけっこう大変だったぞ。つか RPM でのインストールをよくわかってなかったのが敗因。32bit 機に 64bit 用の Java をインストールしちまって、何の不具合だかわからんくて、とかでもういちいちイヤになってしまったし(全然 Vine のせいじゃないってことに今気づいた)

かつていじってた FreeBSD に至っては、ソースコードからコンパイル&インストールだったもんな。その方法の売りは、環境に最も合ったインストールができること。始まれば、あとはほぼ自動なのも良かったけど。でも当時は 400MHz マシンだったもんで、コンパイルがいつ終わるやらって状態。Java だと半日程度だったかな……。KDE なんつう大物だと3日くらい回しっぱなしだったしww

しかしちょっとわけわかんない事態が。原因が Ubuntu なのか今のバージョンの GNOME なのか、日本語 IM なのか。

日本語入力モードにしてると、いつの間にか勝手に全角カタカナ入力モードになってて。いきなり確定だから漢字変換できないし。しかもこのモードだと濁点・濁丸を1文字で作ってくれなくて、「カ゛」とか「ハ゜」になってしまうし。

半角キーを2回押すなりして、いったん半角英数にしてから日本語に戻せば普通のひらがな入力モードになるんで、致命的な問題ではないけど。そこらへん検索しても情報が出てこないし。

銘板
2017.10.20 金曜
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追憶の大佐とヅラ理論 1

10月7日のログ で、隠し事がバレた人の挙動をのことを書いた。

いやさ、そのことじゃないけど、ちょっと思い出した映画があってさ。『クヒオ大佐』(2009)。主演は堺雅人。

主人公の自称「クヒオ大佐」は結婚詐欺(実話を元にした話で、実際の人物とその手口については この映画の Wikipedia 記事 にいろいろ載ってるよ)

自らを米軍の軍人と偽っては結婚詐欺してるやつ。日本人だけど外国人っぽい顔立ちなんですな。んでハーフだってことして。言葉もカタコトな日本語を装って。

そのストーリーの半ば、被害者の弟がとうとうウソを見抜いて、クヒオ大佐に詰め寄るんですわ。クヒオ大佐は観念していろいろ白状し始めるんだけど、喋りはなぜかカタコト日本語のまんま。

おいらはそこは単純に面白かった。けどおいらより映画をはるかに深く知り、はるかに深く愛してる知り合いがおっしゃったには、「ぞっとしたね」。

もうウソつく意味ないのに、ウソついてたときのウソな態度は変えられないわけで。急に素を出すのが怖くてそうなっちゃうのかな。けどその不条理が、映画を観る人に何らかの感情を抱かせるわけで。

それにしてもその場面のおいらの感想は「うひゃひゃひゃひゃ」。浅すぎだろ orz

人によっては、その不条理に哀れさを感じる人もいるような気もしてきた。

あるいは、自分の過去で、ウソがバレて自分でも意味わかんない挙動してしまったなんてのを思い出して、「あああああーっ」となってしまった人もいるような気もする。

そんなキツい過去はきっとあったろうけど、都合悪い記憶は優先的に揮発性メモリなおいら、その感想は…… orz

……、

……、

……。

おお、この状況は「ヅラ理論」ではないか。

銘板
2017.10.21 土曜
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追憶の大佐とヅラ理論 2

「ヅラ理論」とは。

とりあえず、おいらが勝手に作った概念と名前。

いやさ、ヅラってバレたりするじゃないですか。人前で脱げちゃったりとか、すごく不自然だったりとかで。

自分で公表しつつヅラを被り続ける人の場合は別として、ヅラ被る人の大半は恐らく、被ってない風を装うわけで。周りにウソついてる状況なわけですよ。

んで、バレた後もやっぱしヅラ被り続けなきゃなんないじゃないですか。そりゃ安くない買い物だろうから、使わなきゃもったいないってのはあるはず。だとしても、たぶん主な理由は違うんじゃないかと。

うまく言葉で言えんけど、もうバレまくってようが何だろうが、そのウソをずっとつきつづけなきゃなんないってのは、なんだか気持ちとしてはわかるような。

それって惨めな状況だけど、その惨めさをやめた場合はまた別方面で惨めっつう板挟みなわけで。

んで結局ヅラ被りっぱなし。ヅラの造りは歳を取らんけど、持ち主は歳を取ってく。ヅラ作った当時は自然な感じだったのに、だんだん似合わなくなってく。けど諦めて脱ぐのはちょっとなーと踏ん切りつかんまんま、バレる確率だけが上がってく。なんか書いてて胃のあたりがキュッとしてきたww

ヅラこええよヅラ。

頑張って一般化すると、ヅラを被るってのは、カネで見栄えの体面を買うってことなんじゃないかと。カネで見栄えの体面を買うっつう行為はファッションやエステと同じはずななのに、ヅラはなんでまたこうも、手を出すと後が大変なんだろ。

ウィッグならファッションとして納得できるけど、なんでまたヅラはほんとヅラとしてしか認識できないんだろ。

んで、ちょいと強引だけど、『クヒオ大佐』のバレても続けるカタコト日本語って、ヅラ理論かなと。

そしてしつこいけど、ヅラ理論の続き。

ヅラの何が罪かって、周りの人は当人がヅラだとわかってても、お付き合いで騙されてるふりし続けなきゃなんないじゃないですか。ただ黙ってるだけなんだけど、バレてるウソに付き合わされるってのはけっこうなストレスなわけで。

当人がバレてるのを自覚してればいいけど、そうじゃない場合はもうなんか見てて痛いし。

ここで「ヅラ」を「ウソ全般」としますと。

かなりムカつくケースをお持ちの方々が大勢いらっしゃるんじゃないかと。

このまえ話題に出した元上司。この人はフサフサでヅラじゃなかったけど、部下に対してウソやインチキをよくやる人で。

こっちは好意で騙されたふりしてんのに、しめしめとばかりに同じインチキを繰り返しては悦に入るトンチキで。

おいらが辞めた後にも露骨ぶりに磨きがかかるばかりだったらしく。前々からおいらと同じように嫌気がさしてた元同僚がこないだ、めでたく抜け忍を果たしたと。同じ理由で抜けてった人たちがほかにもいるっぽいけど、上司はその理由に感づいてないっぽい。得意になって騙し技を連打してる人が、騙し手として一番ヘタだったと。

銘板左端銘板銘板右端

ヅラじゃないけど、オッサンのヘアスタイルで、スダレと呼ばれるやつあるじゃないですか。中曽根元総理は総理大臣の当時は売上税(のちの消費税)導入に躍起になっててな、「総理の頭にレジのバーコードスキャナを当てると売上税が表示される」と評されるほど見事なスダレだった。

あの髪型って何なんだよと思ってたら、「七三の成れの果て」と知って、すげえ納得したことあるw

銘板
2017.10.22 日曜
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米中タイフーン

台風21号が来てるね。史上最強クラスだとか。

日本じゃあまり浸透してないっぽいけど、台風って1個1個に愛称みたいなのが付けられるんだわな。アメリカのハリケーンは女性の名前だけど、台風の名前は確か、台風の通り道になってるアジア各国が持ち回りで事前に決めとく、のはずだったような。

このルールが始まった時、日本の順番が来たら「天秤」と名付けることになってたと思う。黄道十二宮の星座名から取ることになってたはず。けど最初から「天秤」ってのはなんかトボけた感じだなーって気がしたっけな。

日本の命名方法は、黄道十二宮を使い回すのか、それとも12個の星座が終わったら別のシリーズに突入するのか、そこは知らん。正直おいらあんまし関心ないんで。日本国内の呼び方じゃ相変わらず「台風○号」が定着してるし。

いやさ、今回の台風21号、名前は「ラン」なんだそうで。どこの国のターンなんだろ。その意味はどんなんだろ。

いやさ、今ウェザーニュースのサイトを見たらさ、

画像の左下、「※ラン:米国の言葉で嵐」って……。

米国の言葉って英語で? 嵐が? ラン? "storm" じゃね?

「嵐」が「ラン」って中国じゃね?

銘板
2017.10.23 月曜
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続デメニギス 1

2009年3月8日 に日記ネタにした深海魚デメニギス。

こいつの新情報にちょいとコーフンしちまって。

まず、この不思議な名前が和名だったってのに衝撃。「出目似鱚」らしい。魚の鱚(きす)に似てるけど鱚じゃないカテゴリ内で、目ん玉が出てるからってことらしい。

デメニギスの目は、写真だと透明フード内の緑色のやつがそれで、実際は目が体の外には出てない。けど昔から、実物は漁網に引っかかった死骸でしか知られてなかったそうな。どのサンプルも透明フードが壊れてなくなった状態で、でっかい目が露出してしまってたと。

その真の姿が知られるには、深海探査艇で生きてる状態を観察されるのを待たねばならなかったと。

名前も衝撃だったけど、この目ん玉がギョロギョロ動くらしくて。その気持ち悪すぎな新情報がまた衝撃で。

2009年に話題になった折には、デメニギスの目は上向きで固定だと思われてたそうな。上から注ぐかすかな太陽光の逆光を背景に、獲物の影を見つけるためにそうなったんだろう、てのはたぶん正しいかったかと。

けどそれで獲物を発見したら、食いに行くには体を上向きにしなきゃなんないわけで。

そうなると目は水平方向を向いてしまって、獲物を見れないじゃないですか。狙いを定められないじゃないですか。口の向きと目の向きが違うってのは、その意味で都合悪すぎじゃないですか。

ところが

奇妙な深海魚「デメニギス」 常識はずれの姿に隠された秘密 - ログミー

によるとこの目玉、体が上を向いたら正面向きになることがわかったそうで。視線は相変わらず上向きで、獲物ロックオンのままパックンチョ。

自分が深海を泳いでるとして(水圧や暗さはとりあえず考えず)、「おおー真下を泳ぐはデメニギスじゃありませんかーあははこっち見てるよーきめえー目の向きありえねーうはははははー」

ってデメニギス、いきなり体をこっち向いて上がってくる。緑色の目玉はずっとおいらを凝視したまま……。

うっぶるるい。

怖いってマジ怖いって。

幸いデメニギスの体長は 15cm くらいらしいんで、まーなんとか根性出せば倒せるかなーって気がする。体長 1.5m だったらホラーだよなww

あとデメニギスの2つの目、視線が平行なように見える。立体視してるのかな。

あと、集光力を稼ぐため、望遠鏡みたいな造りになってるそうだが。だったら視界は狭いのかな。狭い視界で平行な視線って、ますます視界が狭いだろと思うが。

この向きってことは、目はエサ探しに特化してるわけで。だったら太陽光が一番強いところ(真上)だけ見えてりゃいいやってことなのかな。

魚の眼球は体に固定な気がする。眼球単独じゃ向きを変えられないのがデフォな気がする。

デメニギスはその分野で革新的な進化を遂げた種なのかもな。

銘板
2017.10.24 火曜
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続デメニギス 2

デメニギスの透明フードって何なのよ。目が完全にフードの中に入ってるって、入ったからには可動って、どっからどう進化すりゃそうなんのよ。

あの中を満たしてるのは体液かと思ったら、ただの海水のような気もする。見た感じでショボンな目に見える2つの穴、あれは鼻の穴だそうで。

んで鼻の穴はフードの中で管が繋がってどっかに導かれてるわけじゃなく、単にフードにあいたバカ穴でしかない感じ。

てことで、中の液体はただの海水だろうと。

ある程度すばしっこく泳ぐ魚らしい。てことは、フードの強度は前から来る水圧に負けないくらいはあるってこと。半球形だからそのぶんは強度を保てるとしても、材質自体にもそれなりの強度があるはず。ポリ袋並みじゃベコベコへっこみまくりなような。

とはいえ漁網で引き上げられると軒並みフードがなくなってる。その意味じゃかなり弱っちい部材と言える。

深海魚が水揚げされると急減圧で、てのは聞くけど(スーパーに並んでるドンコは口からワタがはみ出てるもんな)、フードには鼻の穴があいてるから、フード内外の圧力は常に同じはず。

いやいや、水揚げされた時点でフードの中の水が全部抜けてしまって、フードが内側の体に、真空パックみたいにペッタリ張り付くんじゃないかって気もしてきた。その姿を人間が見て、本来の姿を想像できなかったとか?

いやいや、そこまで強度がないんなら、生前フツーに泳いでる時フードが凹むだろ。獲物を捕らえる時には全速前進するだろうけど、そのときいちいちフードが凹んでちゃ目玉に当たってしまって、せっかくの目の可動機構がうまく動かないだろ。

……、

……、

……。

鼻の穴。あれがカギか?

前進する時は鼻の穴から海水が入ってくるんで、それでフードの内圧を自動で保ってる?

前進で正面から受けるのは動圧。その一部が、ちっさな鼻の穴2個を通してフードの内圧を上げる。

それじゃ内圧は動圧以上にはなんないわな。やっぱし計算が合わないような。やっぱし凹むような。

フード自体の強度がそれなりに必要なような。

けど現実のフードの強度は、漁網で水揚げされるくらいで簡単に剥ぎ取られちゃうか、それとも大気中じゃ自重で形を保てずに内側の胴体にペッタリか。たぶんそのどっちか。かなり弱いのは確か。

むしろ前進中は鼻の穴を閉じて水の逃げ場をなくした方が、フードの形を保てるんじゃないかと。鼻の穴の開閉、見た感じはできなさそうだけど。

結局よくわからんまんま。

なりが小さめな魚なんで、フードが極薄でもそれなりに構造強度を保ててるのかもねとか、なんかわかんないし今日はもう眠いから、強引な結論って感じ。

銘板
2017.10.25 水曜
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続デメニギス 3

デメニギスの透明フードって、本体の成長に合わせて大きくなっていくはずなわけで。体組織として生きてるはずなわけで。

栄養供給どうなってるんだろ。全部一様に透明で、血管とかなさそうだが。

そういや人間にも透明なパーツがありまして。目の角膜と水晶体。

前に何かで読んだのの受け売りだけど、透明度を保つために血管がないわけで、かなり無理な形で栄養供給を受けてるらしい。

無理してるもんだから体の他の部分よりも老化が早くて、水晶体がだんだん硬くなっていく。水晶体は周囲の筋肉で締め上げることで変形させて、焦点距離をコントロールしてる。水晶体が硬くなって変形しにくくなると、近くのものに焦点を合わせられなくなっていく。それが老眼。

人間というか哺乳類の透明パーツはそんな感じだけど、デメニギスのフードは体組織的にどうなってるんだろ。栄養供給もそうだけど、破れ目がついちゃったりってのもあり得ると思うんだ。自己修復できるんだろうか。できなきゃ一生涯、そのハンデを負ってかなきゃなんない。

デメニギスはまさにその特殊な構造が商売道具なわけで、フードが一部でも破けちゃうってのは、けっこうな死活問題な気がするが。

ドラえもんでそういや人間にも透明な部分があるんだよーって回があったな。確か透明人間になる薬とかだったような。珍しくひみつ道具の基礎原理を解説してたww そんでまぁ全身を水晶体みたいにするとかいう話だったけど、それで透明人間ってなんか無理があるなーと子供心に思ったっけなぁ。

今になると説明できる。その原理で透明になるってのは、完全に透明になれても、反射と屈折の問題を解決できてないわけで。要はガラスやアクリルや映画『アビス』の海底人が作った水細工みたいな質感になって、形がしっかり見えてしまうってことで。

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2017.10.26 木曜
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直結の人体

胃や腸から摂取した成分って、けっこう無調整で体内に出回ってるような気がする。

肝臓とかが調整してるにしても、出回ってしまってから事後で、って感じがする。

摂取した物質を事前にチェックして適量にブレンドしてから血液に混ぜて体内に出荷、ってのがまぁ工学的には正しい流通なんじゃないかと思うけど、生物は決してそういうわけじゃないような。

生き物の体って案外とアバウトな設計思想なんだなーと。

生活習慣病の対策って、生活習慣を変えるの面倒じゃないですか。でもこの発想があればなんてーか合理的にやめるものはやめる、変えるものは変える、そんな気になれるものなのかもなぁ。と、缶ビール飲みながらこれ書いてる時点でアウトww

さすがに脳への血流は関門があるらしく、ヤバい物質は通さない仕組みになってるそうな。けどアルコールとかおもっきしスルー。通しすぎちゃうと依存症になってしまうわけで。あと禁止薬物も通しちゃうんだろうな。

てことでこの関門、文明発生後に普及した物質については、何でもかんでも都合よくブロックしてくれるわけじゃないわけで。

そこを利用してというか、脳に作用させたいまともな薬も関門を突破できるように作ってあるわけで。

けどやっぱし関門がある以上、「通ればすげー効くはずなのに通んないんだよなー」っつう、開発案止まりの薬も相当あるんだろうなぁ。

銘板
2017.10.27 金曜
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みちびき から未来が見えたり見えなかったり

2週間ほど前、準天頂衛星みちびき4号機の打ち上げが成功しましたな。8月には3号機(静止衛星)の打ち上げが成功。これで準天頂ナビシステムは一応の完成ってことらしく。合計4機だとまだアメリカの GPS がメインで、みちびき はその補完で精度を上げるっつう形だけど。

GPS は精度がけっこういい加減だからな。アメリカの砂漠地帯じゃ何十 m の誤差くらいどうでもいいだろうけど、普通にカーナビで使うとか、なくした自分のケータイを探すときとか、GPS だといろいろとなんてーかこう、忖度してやったりとか、使えなかったりとかでな。

知り合いが自分のスマホをなくしまして。「この建物のどこかにあるはず」でおいらの iPhone から GPS 使って探したら、「北東 50m の空き地にある」っつうご託宣。結局おいらたちがいた部屋で見つかったけど。

アメリカの GPS が実用投入された時期って、日本がバブルの時代だからな。それ以上の精度を求めるのは無理があるのかも。つかほんとはもっと精度が高いらしい。もともと軍事用なのを全世界に開放して使わせてるわけで、アメリカに仇なす奴が使うことも考えられるわけで。てことで、わざと精度を落としてもいるらしい。で、米軍だけが GPS の本来の性能を使えるらしい。

けど専門家からすれば、そのジャミング解除はけっこう余裕っぽい。旧宇宙開発事業団(今の JAXA)のドッキング技術実証衛星 きく7号は、それで自分の位置を正確に把握してたww

みちびき が7機にまで増えると、GPS に頼らなくて済むようになって、晴れて日本も衛星測位システムを完全な形で手に入れることになる。

その間に2010年打ち上げの初号試験機の寿命が尽きるんで、その穴を埋めなきゃいかんくなる。てことで完全体になるにはあと4機必要。

しかし みちびき の衛星シリーズってかなりごっつい仕様なんだよな。軌道修正用の推進剤を10〜12年ぶん搭載って時点でかなりの代物。3号機の静止衛星を打ったロケットは H-IIA 204型だったしな。けど2段目が旧来型だった。相当重い衛星なんだろうな。

「日本版 GPS」と呼ばれるけど、GPS は "Global Positioning System(全地球測位システム)" の意味でして。みちびき は日本とオーストラリアとその近辺あたりしかカバーしないんで、「全地球」ではなかったりする。

あとは地上側端末の装備が、GPS とは違う専用モノになるそうで。その普及がどうかなーと思ってた。全世界じゃなくローカルなものなんで、端末を普及させられかどうかがカギだろと。そしたら、とりあえずスマホ各社が製品でサポートしてくれる予定らしい。

みちびき は誤差 10cm くらいの高精度なんで、農業の自動化なんかも目論んでるそうで。これで農業をコストダウンできれば、食料自給率改善の芽も出てくるだろうと。スマホで大量に普及できれば、他の専用機械にも普及が進みやすそうだね。

つか GPS でもジャミングを解除すればかなりの精度を出せる。解除はけっこうやれてしまう。

だったら みちびき いらねんじゃね? とかも考えてしまったが。

精度を上げる以外にも大きな目的ありってことですな。アメリカが戦争になると、GPS は米軍の使用以外はさらに精度を落としたり、全世界で一切使えなくしたりもあるそうだしな。自分の位置を知るためのものである以上、特定の国や地域には位置情報を送らないで使用不能にするってのもできるだろうし。

わざわざ自前で衛星測位をやるのは、生活や生産の便利もそうだけど、国家の安全保障の意味が大きいんだろうな。

みちびき のサービス範囲はオーストラリアとニュージーランドも含むってことで、このあたりの人たちにも便利に使ってもらって、日本に依存してもらうっつう狙いもありそうなような。

そういや みちびき の管轄は内閣府に移ったんだよな。もともと JAXA が始めて経産省とかと組んで運用してたんだけど、内閣府が丸ごと引っこ抜いたんだよな。別にご無体なもんじゃなく、最初から「技術実証がうまくいって、その必要性・有用性を政府が理解したらその判断になる」っつう路線だったとは思うけど。

旧宇宙開発事業団(NASDA)と JAXA っつうと、1980〜90年代は技術試験ばっかでカネを食うだけだったのが、国際宇宙ステーションへの参画成功とかで、存在感と信頼感を国内外からついに獲得。探査機 はやぶさ は宇宙科学研究所(ISAS)と JSPEC がやってたわけで NASDA の系譜じゃないけど、統合して JAXA になってから名を上げたんで、これもまたいい追い風になった。

日本の宇宙技術はようやく実用レベルに達したわけで。てことで、内閣府が衛星システムを直接取り扱うようになったと。って みちびき の前に情報収集衛星があったわな。情報収集衛星、光学2機+レーダー2機の体制が確立したのってつい最近だわな。

1機が定点上空を通るのは4日に1回。4機揃えば、定点を毎日観測できる。そして光学とレーダーが交互に定点上空を通る、という設定。なのにレーダー衛星の故障が相次いで、一時期は光学だけで無理やり4機体制を確保してたこともあったし。

情報収集衛星計画は一筋縄じゃいかなかったってことだけど、最初から内閣府でやってた計画だったわけで。これやってくうちに内閣府側が自信をつけて、みちびき お抱えに至ったのかもね。

こうなると JAXA の業務って、いろいろ考え直すタイミングでもあるような。ようやく JAXA の外で使ってもらえるものを作れるようになったのは喜ばしいけど、手塩にかけて育てた娘を嫁に出す頃合いになったというか。H-IIA/B ロケットも、今は三菱重工の商品だしな。つかそれがあるべき姿なんだろうけど。

NASDA/JAXA はまず自分が一人前にならなきゃいけなかったんだな。気象衛星ひまわり打ち上げとかの実用ミッションがあったにはあったものの、20世紀中の国家予算をひたすら使うのが主だったあの頃は、修行中の身だったんだな。

当時の大目標は、国際宇宙ステーション(最終的に "ISS" と呼ばれるようになったもの。それまで仕様も名前も二転三転した)への自力参画。そのための技術をとにかく開発しまくってた。死屍累々ってほどでもないけど、途中でポシャったのもあった(HOPE と LRB。HOPE は HTV で、LRB は H-IIB でそれぞれ代用された)

ISS 自体の実用性はどうなのかっつうと、開発に3500億円をぶち込んだ日本実験棟 きぼう の稼働状況が思ったほど芳しくないってのは聞いたことある。野口飛行士は ISS からの映像で、「実験募集中」と書いた紙を出してたw

けどまぁ海外との超大型共同事業で存在感を示せたわけで。無人輸送機 HTV(こうのとり)はかなり頼られるようになったしな。HTV も無人機だけど、ISS に係留されると中に人が入るってんで、有人規格を満たしてるそうだし。

そういえば2008年から施行の 宇宙基本法。これで JAXA の見直しが入ってるんだよな。JAXA は文科省の独立行政法人だけど、他の省庁にも宇宙関係の法人があるらしく。そこを整理するっぽい。つかこれ読むと、日本の宇宙開発を主導するのはもはや文科省じゃなく、内閣府なんだな。

文部省と科学技術庁が合体して文部科学省になり、その流れでそれぞれの宇宙機関が合体して JAXA が誕生。これでわかりやすくなったはずが、気がついたら JAXA と関係ない各省庁までも、それぞれ勝手に宇宙部門を抱える事態になってたと。なんぞこれ。

そして当の文科省と JAXA が出してきた成果に、どうも国は満足してなかったようで。

日本の宇宙開発は主に新技術の開発と実用化、宇宙科学の研究といった視点から進められてきた。この結果、多額の税金を投入して開発した技術であっても商業的な競争力が乏しく、衛星やロケットは日本政府以外からはほとんど受注できていなかった。日本国内の企業であっても、外国から衛星を購入し、外国のロケットで打ち上げている(実際には、衛星メーカーがロケット打ち上げごと契約することが多い)など、日本の宇宙開発が必ずしも国民生活の向上や経済の発展に貢献できていない現状にあった。

やっぱしただの金食い虫と見られてたか。日本は宇宙開発じゃ後発組だし、予算規模も小さいんだが。ちょっとずつの技術蓄積の芽がようやく出てきたのは21世紀に入ってから。商売が成り立つまではもう少しかかる。それを「商業的競争力が乏しく」でバッサリいっちゃったと。

ロケットでの衛星打ち上げ受注で一番足を引っ張ったのは円高なんだが。日本初の純国産大型ロケットと同時に、日本初の商用ロケットを目指した H-II。その開発初期、既にマーケティングを導入してた。その結果、「低軌道打ち上げ能力10トン、静止遷移軌道打ち上げ能力4トン、1回の打ち上げコスト160億円」で仕様を決定して開発。難航してデビューが2年遅れたけど、見事に仕様を満たした(試験機は190億円だったけど、定常運行版で目標達成)

けど開発中に円高が恐ろしく進んで、ドル建てで国際相場の倍額のお高いロケットになってしまった。てことで H-II の開発と運用で得た技術をコストダウンに振って、H-IIA の開発開始。H-II の6〜7割くらいまで安くできたけど、円高のままなんでやっぱし割高。それでも今までの官需打ち上げの成績が信用されて、何年かに1回のペースで商用打ち上げを取れるようになってきたとこ。ゆっくりでも実績を積んでいけば、お客さんもだんだんついてくるかと。

衛星開発の方は、1980年代にアメリカがスーパー301条だかいう逆ギレな法律をちらつかせて、怖気付いた日本政府はアメリカ政府に言われるがまま、商用の衛星開発を自国でほとんどできない状態にしてしまった。国内の衛星メーカーは、少ない官需に頼って細々と衛星技術を開発していくしかなかった。メーカーのうち、三菱電機は海外からときどき受注できるとこまで来た。NEC はまだそこまで行けてない模様。

政府自らが日本の宇宙開発に明らかな逆境を与えといて、その成果に不満ってのはどうなのかと。まー2008年時点じゃロケットも衛星も、外部からの商用受注がなかったってのはあるけど。結果論だけど、宇宙基本法の施行はちょいと焦りすぎだったような。

施行の2008年5月っつうと、かのリーマンショックの数カ月前。2007年中からアメリカのサブプライムローンがヤバいヤバい言われてて、恐慌の前兆が出まくりだったあたり。来るべき大厄災に備えて、政府は急いでいろいろ準備する必要があったってことかな。準備っつってもまぁ財布の紐を締めとくってことかと。それで「宇宙開発を文科省に任せてたらカネを食うばかりだった。これからは内閣府が主導する」となったのかもな。

宇宙基本法を作った人たちにとってはたぶん都合よく、実用以上・商用未満の技術はいろいろ揃ってきた。国の事業でなら使えるものですな。

内閣府としては宇宙開発について鼻息荒くして意気揚々なんだろうけど、文科省に所属する JAXA はどうなんだろ。これからどうされるのかわからなくて震え上がってもいるんじゃないかって気もする。

JAXA 丸ごと内閣府が引き取ればいいんじゃないですかねぇ。文科省だとその性格上、発展途上の先鋭的な技術を開発・管理するのが主になってしまう気がする。けど旧 NASDA 系の役割は宇宙の実利用についての技術開発なんで、もう実利用で回せるようになったからには、文科省にいなきゃいけない理由はなくなったかも。

けど JAXA のもうひとつの柱の宇宙科学。これどう考えても文科省だよな。せっかく JAXA として一本化して、国民目線じゃわかりやすくなったのに、内閣府主導で分裂の兆しのような。つか ISAS はどうも昔みたいに、JAXA から分離独立したがってる感じもあるような。

かつては文部省直属で、けっこう自由にやれてた。文部省自体があんまし予算がないもんだから、貧乏所帯ではあったけど。

今は文科省の下の JAXA の下っつう位置付けだもんな。んで相変わらず貧乏所帯。独立してた頃より貧乏。つか JAXA への予算が減らされてるんで、そこは特に不当な扱いってわけではないかと。ただ、「上の人」な組織と人数が増えたってのは面倒だわな。

上層部組織ってさ、ボトムアップ案件に対して、誰か一人でも「ダメ」と言えばダメにしちゃうじゃん。「上の人」が増えたってことは、「ダメ」と言うかもしれない口の数が増えたってことでして。やりたいこと/やるべきことを潰される可能性が増えたわけで。

日本の宇宙開発ってこれからどうなるんだろね。

アメリカじゃ NASA は政府直属らしいね。てことで軍とも直接話をつけやすい。政府からの予算のほかに、同額を軍からも受け取って協力してるらしい。

日本は自衛隊と JAXA のつながりは今のとこあんまし濃くないっぽいけど、宇宙開発の総指揮が内閣府になったんで、NASA みたいになっていくのかもね。

NASA の予算は JAXA の10倍くらいだそうで。しかもそれ政府からの予算のみ。軍からの予算も入れると20倍。

単純に考えると、内閣府が文科省と JAXA にケチつけて主導権をかっぱらったわけで。その心は、日本の宇宙開発がモノになってきたタイミングで、1省庁のものじゃなく、中枢直属に格上げしようっつうことなのかな。

文科省の下で1つにまとめて管理させてたつもりが、時間が経ってみたら他の省庁もそれぞれで宇宙にちょっかい出し始めてたっつう現実もあり。そころらへんのもろもろで、内閣府がもっていくことにしたのかな。

ただ日本政府自体が宇宙開発に積極的じゃないしそんなに興味もないってのもありそう。内閣府主導を進めていけば、NASA みたいに予算を増やしてもらえるのかもだけど、今まで以上に冷や飯を食わされるのかも、とも考えられるような。

とりあえず今のとこ JAXA はまだ文科省所属。予算は毎年じわじわ削られ中。あんましバラ色じゃないかもな。

銘板
2017.10.28 土曜
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バブリーステマ

バブルの頃、ハリウッド超大作をテレビのバラエティ番組がパロディしてた。今考えると著作権の関係で訴えられるよなーと最近まで思ってたけど、実はあれってむしろ映画会社の方からカネ払ってステマさせてたのかもな。

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2017.10.29 日曜
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XMASS

街の商店街、ハロウィン商戦も終わらんうちにクリスマス商戦開始なんだな。

クリスマスとは関係ないけどなんか似てる、暗黒物質検出装置 XMASS

神岡鉱山の中に設置されてるってことで、スーパーカミオカンデ(言わずと知れたニュートリノ検出装置)やカムランド(カミオカンデ系とは別の仕組みのニュートリノ検出装置)や KAGRA(重力波検出装置)っつう綺羅星の如き日本の巨大科学観測メカと同居の、そこらよりなりが小さいけど野心は人一倍っつう装置。暗黒物質の世界初検出を目指しとるが、結果はまだ出てない。

どうも来年いっぱいで計画終了らしく。

正体不明の粒子「暗黒物質」 初観測を目指すプロジェクトが終了へ - livedoor NEWS

「感度を上げるには大型化」っつう神岡系の装置の常道を行こうとしたら、予算が下りなかったらしい。ちなみに KAGRA の前身は TAMA300。東京都三鷹市の地下にある装置で、大型化のために神岡鉱山に KAGRA を設置することになった。

神岡でのニュートリノ観測はノーベル賞を2回も取ってるからな。KAGRA はまだ本格稼働してないけど、先に稼働してたアメリカの LIGO が重力派検出に成功してノーベル賞ゲットだったからな。ここらは予算が付きやすい分野かと。

XMASS はまだ成果が挙がってなくてな。Wikipedia 記事を見るに、成果は全くないわけではなく。ある領域に属する物質が暗黒物質ではなかったことを確定っつう、間接的なものなら出してる。捜査範囲をある程度狭めるのには役立ってるけど、犯人ドンピシャ特定ではないわけで。範囲を狭めるにしても、「犯人はこの中にいる」と言えるくらいまで追い詰められてればなーって感じ。

そのせいか、高感度な後継機に期待をつなぐっつうのが成らなかったと。

ノーベル賞とはいかないまでも、やっぱし現行機で目立つ成果を出さんとなーってとこですか。

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2017.10.30 月曜
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ストレスが歌う 1

映画『用心棒』(1961)の冒頭の農家の場面、ヤクザになりたくて家を飛び出した息子のことを毒付く父親に対して、母親は機織りのバッタンバッタンを止めもしないで「どうにもならないよ」みたいな諦めの言葉を吐く。それが歌を歌うような感じでさ。確か脚本自体にそう書いてあったような。

現実でもストレスにさらされてる人は、場合によっては歌うみたいに話すんだよなーってのに気づいてさ。この2年ほどでそういう事例を複数、目の当たりにしちまって。

自分が思ってる自分やそうありたい自分と現実の自分とのギャップが作るストレスが、歌を歌わせるんじゃないかと。

本当の自分は有能で快活なはずなのに、そうじゃなきゃいけないのに、実際は無能でしょげてる。こんな自分なんか受け入れたくない。けどそれが現実。ああああああ。

そういう類いのストレス。おいらが確認した事例だと、どっちもハラスメントを受けた的な状況。

快活なはず、面白い人なはずの自分像が行き場を失った挙句、デタラメなメロディで歌うような話し方になって外に出てしまう、んじゃないかと。

とはいえハラスメント源にしてみれば、勝手にそう受け取られただけのものだったり。

とはいえ受け手にしてみれば、「自分に関する外部からの情報≒客観的な自分像≒現実の自分」だったり。

そこらの構造がわかんなかった頃のおいら、「面白いつもりでやってんのかなー全然つまんねーんだけどなー」と心中でイライラしてた。けど安易にそこをツッコむと、なんか深みから予想外の何かが出てきそうで、表に出さないようにしてた。たぶんそれはそれで正解な判断だったかと。けどそれが何なのかわからず対処もできないってのは、正解ではないわけで。

実はその「受け入れたくない現実」とやらは、ストレス源が植え付けた、悪い方向に過剰にデフォルメされた、ぶっちゃけ架空のものなんだけどさ。てことで洗脳を解くのが大事なんじゃないかと。

いやさ、目の当たりにした事例の1つ、情けないことにおいらがストレス源だったんだわ。

ハラスメントするつもりなんかなかったけど、ハラスメントは仕手側の「つもり」は一切関係ないわけで。受け手側がハラスメントだと判断すれば、それはハラスメントなわけで。

「同じ言葉でもイケメンが言えばオッケー、キモい男が言えばセクハラってなんじゃそりゃふざけんな」ってのがあるじゃないですか。あれってけっこう、そんなふざけた基準が通っちゃうんだよな。ただ、公的にハラスメント認定になるかどうかは、公平な立場の第三者がその基準に納得できるかどうかも大事な要素かと。

公的なハラスメント認定ウンヌンとなると、かなりいろいろ手遅れな大ごとになっちまった状態なわけで。その前段階の、話が小さいうちに気づいて対処・解決しとくのが大事なわけで。さらにその前に、予防しとくのが一番だけど。

んでも未熟なおいらは予防し切れるわけではなく。んで、やらかしちまっても気づかないでいるのはヤバいわけで、気づける要素のひとつが「ストレスソング」と。

自信を失ってのストレスなんで、相手が少しでもうまくやれてるところは褒めてアゲてヨイショして、でどうにかなったっぽい。

けどもっと効率的な方法は、こっちで間違いを認めて謝ることだよな。そこやらずにごまかしちまった。ここは失敗。相手は問題発生時のあたりのことを全く気にしてないっぽい素振りだけど、内心じゃずっと気にしてるかもだしな。けど謝ってもなーっつう状況のような気もするし。言い訳なのかなこれ。

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2017.10.31 火曜
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ストレスが歌う 2

言い訳っぽいけど、どう接すればよかったのか思いついてなかったり。

この人、作業内容を手順の暗記で覚える人で、仕組みや構造ではなかなか覚えてくれなくて。ということもまだ判明してなかった頃で。

その覚えた手順がいろいろ間違ってたらしく、助けを求められた時にはもう仕事がぐちゃぐちゃになってた。戻り道がわかんなくなってお手上げ。

戻る手順をいくつかパッと思いついたものの、状況がぐちゃぐちゃになり果てて、どれが一番いいのかはやってみないとわかんない。

すぐに取り掛からないと、いくつか脳内にある筋道が、忘れてどんどん消えてしまう。

そこで席を替わって、全部おいらがやればよかったのかも。でもそれじゃ仕組みを覚えてくれないだろうとも思ったり。

けど相手の腕前を過信してしまってた。このくらいはわかるはず、と勝手に思ってた。

相手に1手ずつ指示を出す方法を採っちまった。

忘れる前に、と矢継ぎ早に指示を出しちまった。

相手はついてこれないわけで。こっちはもたもたされていちいち間違われて、忘れへの焦りが募るわけで。

「これやって。次これやって。そうじゃなくこっち。そっちじゃなくこっち。だからそっちじゃなくこっち。こっち。こっち。だからそっちじゃなくこっち。こっち。こっち。そこじゃなくここ。ここ。ここ。ここ。だからここ。ここ。ここ。ここ。ここ。次これ。それじゃなくこれ。これ。これ。だからこれ。これ。あーこのやり方はだめだったか。さっきの状態に戻すよ。じゃあここをこうやって、いやそうじゃなくこうやって。そうじゃなくこう。そうじゃなくこう。こう。いやいやこう。こう。こう。こう。そうじゃなくこう……」

今思い返しても最悪の指図 orz

仕組みじゃなく手順で覚える人にとっては、なおさらツラかったろう。と今は思う。けどこっちはそこをわかってなくて、「なんでこの人こんなことになるまで自分で気付かないんだろ。なんで自分でやっといて元に戻せないんだろ。なんでこの指示がわかんないんだろ」とイライラしてた。

仕事内容は無事に復旧できたけど、相手は無事ってわけではなくて、次の日以降ストレスソングを歌い始めた。こっちはそれで、似たような過去の目撃例を思い出したと。

てことで、その後は必死のアゲアゲで少しずつ自信をつけてもらって、少なくとも表面上はどうにかなった感じ。

けどその後の新業務でこの人、また手順だけ大雑把に覚えて仕組みを誤解してて、気づいたら不要な品を毎日モリモリ作っては積み上げてて。

そういうのは管理者(おいら)が1個1個探し出しては外してかなきゃなんないわけで。完全に無駄な手間なわけで。

不要品モリモリ発生の謎が解けたんで慌てて正規の手順と仕組みを教えたら、逆ギレされた。「せっかく覚えた手順を変えたくない。だったらあなたが毎日直せばいい」

こっちも思わず半ギレ。「この前からずっとそれやってるよ。昨日はそれでサービス残業2時間半だよ」

たぶん納得してくれたと思う。お互いかなりイラッときてたけど、ストレスソングが再発しなかったのが幸い。

逆ギレされるのはツラいけど、ストレスの存在を気づかせてくれるぶんだけ、黙って溜め込まれるよりマシかも。

そういう状態に持ち込まないようにするのが一番だよな。

どうやったらいいんだか orz

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