ひとりごちるゆんず 2016年4月
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2016.4.1 金曜
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事の発端はこれか

エイプリルフールだけど関係なく、ていうかどうせ大したこと書いてないんで、エイプリルフールネタ扱いでもいいやww

日本国内での少子化問題が人口減少がウンヌンとかあるじゃないですか。その原因と、問題の緩和法っぽいのを見つけてみたというか。

先進国はみんなそうなるんだとかの意見もあったりするけど、それ以外の方向で。

厚生労働省の「平成22年人口動態統計月報年計(概数)の概況」っつうページにある、『出生数及び合計特殊出生率の年次推移』のグラフ(下の図)を見てみると、

昭和47(1972)年の「第2次ベビーブーム」を最後に、増加局面がいきなりガキーンと減少局面に変わってますな。ここがどうも不自然なような気がして。このとき何か世の中的な意識の変化があって、それがそのまま定着してしまったのかなと。

昭和47年っつうと1972年ですな。Wikipedia「1972年」でそれっぽいのがあるかなと見てみたら、3月1日 - ローマクラブ、報告書『成長の限界』を発表。その内容には、「人口増加や環境汚染などの現在の傾向が続けば、100年以内に地球上の成長は限界に達する」とあるそうな。

これを世の中や政府が真に受けて、何らかの対策をしたってことかな。それが効きすぎて、今の日本は少子化問題発生中ってことなのかな。

この1975年以降の急な出生数減少局面の出現について調べると、もうひとつ「第1回日本人口会議」ってのが出てきたりする。1974年8月開催の世界人口会議に先立ってのものだそうで。その概要報告書が、国立社会保障・人口問題研究所で公開されてる(コチラ。PDF 書類)。演説内容から見て、『成長の限界』を意識して賛同してる感じ。文書の末尾には、マスコミによる報道とかで、世の中でかなり注目を集めた旨が書かれてる。

まーでもこの会議の目指すところは静止人口だったわけで。今は日本の人口は減り始めてるんで、これが効いたんだとしても、効きすぎになってしまってると。

てなわけで、「国が豊かになると少子化と人口減少問題に悩まされる」ってのもまた本当だろうけど、作為的な原因もあったっぽいなーってのが結論。とはいえ考え方からして間違いだったわけじゃなく、静止人口(人口維持)を狙ったはずが、ああああああってなったんだなーと。

じゃあさ、作為で人口減少が現実化してしまったんなら、人口維持もまた逆の作為でいけそうな気もする。激しい少子化での人口減少が問題になってくことは、バブルの頃からもう一般に知られてた。あれから30年近く。出生率向上やら人口維持の取り組みは、目立った効果が見えてない感じ。合計特殊出生率は、平成17(2007)年以来増加基調だけど、子供を産める年齢の人口自体が減ってきてるんで(まさに母数)、出生数にはあまり影響が出てない感じ(でも2015年は対前年比で、ちょっとだけど増えたらしい)

これってさ、「逆の作為」が何なのかはおいらわからんけど、とりあえずは「1972年の時代の都合で、世の中でこういう急な動きがあったんですよ。それがずっと尾を引いてるっぽいんですよ」って情報が世の中によく知られていくってのが効くと思うが。んで世の中が「なんだそうだったのか」と思うのって効くと思うが。

解決法不明な巨大な問題ってので、もう取り組む気持ちが萎えがちなわけで。

「よくわからない」ってのは、なんとなくな考えや行動を抑えるけっこうな圧力になるわけで。

マスコミも大仰なほうが消費者にウケるもんだから「特効薬はない」みたいに言い切ってみたり。

実はその発端が、とっくに陳腐化した何十年も前の未来予測だった、意外とそんなもんだった、とわかれば、世の中の気分がスッキリになるかなと。オズの国を支配する強大な魔法使いの正体は、実はフツーのオッサンだったってやつで。そこの視界が良くなれば、安心して子作り・子育てできる環境整備になったりしてなとか。

仕組みはノストラダムスとかマヤの予言とかと同じ。バカバカしいとは思っても、その時が来てみるまではわからない一抹の不安。そして刻限が過ぎた。今さらそこらへんを信じる人はたぶんいないわけで。つか五島勉の『ノストラダムスの大予言』ってこれまた1973年発行なんだな。大ベストセラーになったらしい。この時代、世の中はにわかに世紀末的になってたんだな。

ノストラダムスの大予言の1999年もマヤの予言の2012年も何事もなく過ぎてった。もう終わったことですな。

あと1973年に オイルショック っつう一大事があったそうな。『成長の限界』で世の中が不安に駆られてる中での出来事で、これで世界がパニック状態になったっつうのも、未来への不安を囃し立てる連中の主張を、世の中が思わず飲み込んでしまった原因だったのかも。

その後、世界はオイルショックの混乱の収束に成功。今は産油国と消費国とが交渉しつつ協調しつつ、それなりにうまくやってるわけで。てことでオイルショックも終わった話。

『成長の限界』自体も完全に賞味期限切れだろ。今や先進国より人口が多くて環境負荷も与えてる中進国は、まったく気にしてないっぽい。それよりも、先進国並みの豊かな暮らしを獲得する方を優先させてるっぽい。先進国も中進国に対して、『成長の限界』を論拠に自粛を促すなんてことはなく、むしろ世界の景気を引っ張る機関車役として期待してたり。

『成長の限界』は、オカルト予言よりもはるかに説得力があったはずなわけで。順番からすると、説得力のある話が出て未来に不安を覚えたタイミングでオカルト予言の登場。オイルショックも起きて不安をますますかき立てた、てな感じですか。

たぶんそういうことだったってことで。とっくに過ぎた話ってことで。今さら過ぎた話に付き合う必要はないってことで。

この『第1回日本人口会議の概要』なる文書、読んでみるとなんだか怪しげなバイアス臭がするしな。とりあえず『成長の限界』の趣旨に沿ったものだけで固めてて、「会議」と銘打ちながらも、最初から結論が出来上がってるシャンシャン会議な感じ。それは「会」であっても「議」ではないのでは?

なのに文書のまとめでは、合意は自然発生的だったことをわざわざ強調したりとか。今の感覚でいうヤラセやステマのニオイがするというか。黒幕の存在を感じさせるというか。

あと、この文書をすでに取り上げてるサイトの内容、なんとなく政治的な何かを感じさせるのが多くて。おいらがこの文書にたどり着くまでにいくつか見て回ったんだけどさ、どうもねぇ、なんかこう、現総理のおじいさんが首相だった頃のものでさ、それをネタに今の総理を叩こうとかイメージを悪くしようとかな感じで。当時は人口抑制が正義とされてたんなら、それはそれで仕方なかったんじゃないかとも思うが。もう覆らんことだし。

当時のバイアスや今のバイアスの思惑はともかく、「どうも今の少子化問題の正体は、1972年にローマクラブの『成長の限界』発表と第1回日本人口会議とがあって、その時代の世の中が早合点したせいらしい」ってのが広まれば、なんらかの問題改善になるんじゃないかと。

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当時の人たちが「成長の限界」の主張を受け入れたってのまではわかるんだけどさ、どうも気持ち悪いのが、『第1回日本人口会議の概要』文書に「ローマクラブ」「成長の限界」の言葉が出てないってこと。なぜ元ネタを隠すのかと。

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じゃあローマクラブは悪の手先なのかっつうと、そうは言えんわな。シンクタンクの未来予測がドンピシャに当たるなんてあんましなくて、外れるのが普通なんで。じゃあ未来予測はしない方がいいのかっつうとそうでもなく。信頼性が置けるものなら、部分的にはよく当たるんで。そこを軸に計画を立てられるんで。

時間が経っていけば、予測が含んでる要素の当たり・外れの具合がはっきりしてくるんで、もともとの予測の根拠をひもときつつ、さらに先の未来を読めると。要はその情報を使う側の腕前次第ってことで。

てことで日本の少子化の原因のけっこう大きな一要因は、「何十年も前の、とっくに陳腐になった未来予測に、日本社会が元ネタを忘れていまだになんとなく従ってしまってる」なんじゃないかと。

この事象に与えるべき言葉は、

「それはそのときのこと」

かな。

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あと、東宝映画「日本沈没」の公開が1973年の暮れだったりする。すごい大ヒットだったらしい。

おお、そして1974年8月には同じく東宝から『ノストラダムスの大予言』公開ですがな。なるほどなー。この時期は予言が示してた1999年の7月だか8月だかの、ちょうど四半世紀前だったんですなー。んでこの映画、文部省推薦だったらしいよ。文部省、何やってんだ……。

てな感じ。おいらはこの時代の世相はわからんけど、20世紀末まで25年を残しつつ、実際の1999年よりもはるかに世紀末的な雰囲気だったっぽい。

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そういやバブルのあたりに大ヒットした漫画『オバタリアン』でもネタにされてたな。この当時のプロポーズの言葉で、『ノストラダムスの大予言』の影響で、「世界の終わりが来たとしても君を守りたい」みたいなのをマジで言うのが流行ったとか。んでまぁそこから15年くらいしたら、そこまで言わせた可憐な女性もオバタリアン化してたっつうアレで。

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どうでもいいけど当時はオヤジギャグの害が叫ばれててな。『オバタリアン』って言葉が流行った途端、世のオジサンたちは自虐ジョークのつもりで「オジタリアン」なんてまた安直なこと言い出してたな。いやほんと、いやもうほんと……(思い出しイライラ)。ですからね! 最初の最初からご説明いたしますとですね! まずアメリカのゾンビコメディホラー映画で『バタリアン』というがございましてですね! 「おじたりあん」まで来るとその映画とネタが直接リンクしておりませんので、てんで面白うございませんのですよ! たかがそのくらい何ゆえに、何ゆえにお判りになれないのでございましょうか!(以下5時間ほど脳内説教)

アレだな、当時のオッサンがたの読み物といえば週刊誌なわけで、その週刊誌がこういう程度の低い表現をどんどん出すんですよ。オッサンがたにウケるもんから。オッサンがたはそれを読んで、この表現はもう市民権を得て使い放題、流行ってるから是非とも使わなきゃ、使えばきっとウケ放題、と判で押したように勘違いするっつうアレだったわな。

かつてあれほど猛威を振るったオヤジギャグが最近は廃れてくれて、ほんと清々しとるですよ。

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2016.4.2 土曜
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自動制御

昨日の続き。

なんでヨーロッパで難民が社会問題化してるかっつうと、難民をあまりにも大量に受け入れてしまったから。

なんで難民を大量に受け入れたのかっつうと、労働力と人口を維持したかったから。

なんで労働力と人口が足りなくなったのかっつうと、少子化問題が起きたから。

根っこは日本と同じですな。

てことは向こうもある時期に、ローマクラブの『成長の限界』を真に受けたってことなのかな。

実は放っておいても自動的に「国が豊かになると少子化社会になる」で人口増加は緩和されるのに。

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2016.4.3 日曜
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金網越しの知能

最近話題の人工知能。けど知能って何なんだろね。たぶんおおまかな見解はみんな一致してると思うけど、細かく見ていくと、それぞれで定義が違ってそうな感じ。

そのおおまかなとこで、ずっと前に高校の生物の教科書に書いてあった動物実験の結果がなかなかわかりやすかったなーと思って。

目標物が直接見えるけど体は通れない障壁のクリアの仕方を観察する実験で。内容は、金網の向こうにあるエサにたどり着くルートを記録する、というもの。動物とエサを遮る金網の両端は開放で、要は、単に金網をよけて通ればいいってだけのもの。人間なら一発でそうするだろと。直行じゃない場合は、金網に近づいて、目標物の様子を見たりはするってのがあるかもだけど。

で、実験に使われた動物は、犬とニワトリ。

まず犬。金網の手前まで真っ直ぐ来てから、金網の脇を通ってエサにたどり着いた。なかなか効率的ですな。

次のニワトリが問題で。ニワトリの移動の軌跡を見るに、金網越しのエサに行こうとしては金網に遮られ、ってのを延々と繰り返した挙句、なんか偶然みたいな感じで金網の端を通ってからは、エサに一直線と。絶望的に知能が低いなーって感じで。

何らかの宇宙探査の将来構想でさ、探査機にニワトリ程度の人工知能を搭載、なんてのを読んだことがある。

……、

……、

……。

あんましあてになんないような気がするw

とはいえ、はやぶさ シリーズの頭脳って人工知能でさえないんだよな。ただのコンピュータで。小惑星への着陸行程で自律制御機構を使うけど、知能ってほどではないかと。

先に小惑星表面に落としといたターゲットマーカーをカメラで確認しつつ、自らの位置・向き・速度を知るわけだけど、そこらのデータが設定範囲内にとどまるように機体を制御、レーザーセンサーで障害物を検知したら、ミッションを放棄して上空に逃げる、あたりの条件付けをしてるってわけで、普通のコンピュータ制御そのものだったりする。臨機応変というか、事前に具体的に指示を受けてないことを思いついて実行する、とかではないわけで。

そうなると、じゃあ探査機には人工知能なんて別にいらないんじゃないのか、ともなるか。あの将来構想、ニワトリ程度とされる人工知能をどう使おうとしてたんだろ。

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2016.4.4 月曜
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意外ともうすぐ始まりそうな何か

最近話題の人工知能。っておいらはかねがね「どの動物を超えたか」ってあたりを基準に考えてたけど、そうでもないわな。囲碁の名人を負かしたとかあるし。囲碁の思考ができるのは人間だけだろうから、動物を比較基準にするのは的が外れてたと。

あと、人間の言語の理解ってのもまた人工知能開発の大きなテーマらしいし。動物にも人間が発する単語を聞き分けて、その意味を理解するのはいるけど、文法構成まで含めて意味を理解できるのはなかなかいないかと。

んでその言語コミュニケーション系の人工知能開発でさ、2つのプロジェクトが立て続けにやらかしたみたいだね。なんかかなり面白いことになってるっぽいよ。

すげぇ!!wwwww こいつら自分が言ったこと・言われたことが何なのか、気持ちいいほどわかってねえ!wwwww

ここらへんの挙動を見るに、人工知能はまだ言葉の意味の理解や重要性の格付け、自分が起こしたアクションへのリアクションの予測・評価なんかはできないみたいだね。自己防衛本能に当たる機能もなさそうだけど、これはあってもなくてもいいか。

ていうか状況にもよるけど、良い・悪いの判断基準が「自分にとって」だと、自己防衛の機能だわな。自分への損害を最小限に、自分への利益を最大限に、と。ここらのロボにはとりあえずその概念はないと。

ロボットって機械だから、今のとこ誰かの所有物なわけで。機械の使命は、持ち主さんへの損害を抑えて、持ち主さんに利益をもたらすことだね。てことで、持ち主の立場とかを守るっつう配慮もできないと。

今のとこそんなもんかなって感じ。

しかしアクション・リアクションの予測で言えば、囲碁や将棋で手を読むのと同じなわけで。株価変動を予測するのと同じなわけで。それがもっと汎用化されたものが現実世界なわけで。

別の人工知能で、もうできてるし。

あとは、扱うパラメタの数を増やせば、パラメタを自分で設定して追加できるようになれば、そのパラメタを使った関数を自分で作り出せるようになれば、関数の係数や定数も経験に基づいて自分で設定・調整できるようになれば、もうそれは人間に近い知能になりそうなような。

って人工知能が自己進化できるようになった時点で 技術的特異点 へのカウントダウンが始まるわけで。

キバヤシさん、これが人類滅亡のシナリオですか……。

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2016.4.5 火曜
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海のイグアナ

爬虫類と海っつうと、亀や海蛇程度で、あまり相性がよくない感じがしてた。けどイグアナも海に適応してるやつがいるんだな。

【画像あり】イグアナなのに海を泳ぐイグアナ「ウミイグアナ」が撮影され海外で話題に - アクアカタリスト

海藻を食うために、海に潜るんだそうで。へぇー。魚を食うんじゃないんだ。

しかしこの泳ぎ方、妙に人間の姿を思わせるというか。魚人っつうか。魚類でも哺乳類でもないのに。

関連動画で、BBC のドキュメンタリー番組があった。こっちが映像のソースらしい。

ふーん、水の冷たさで体温が奪われるから、海で活動できるのは10分くらいとのこと。変温動物だからな。環境の温度にかなり影響されちゃうんだろうな。それでも水中でかなり活動的なんだね。

ガラパゴス諸島は赤道直下だけど、海の水は冷たいらしい。南極から流れてくる影響かな。てことで、けっこう近くまで氷山が来ることがあるとか。んで、かつてその氷山にたまたま乗ってしまってたペンギンの一群があって、のちのガラパゴスペンギンになったとか。なんかペンギンっていちいち面白いよなww

ウミイグアナに戻るっす。ウミに潜るのはエサを食べるためだけで、普段は陸上で暮らしてるんだな。あーなんかペンギンの暮らしぶりに似てるな。そこじゃきっとライバルがいなくて、連中にとってはラクにエサにありつけるんだろうなーと思いきや、アシカに食われそうになってる。たぶん本当に食われたりもするんだろ。アシカの方が水中での運動性能が高そうだしな。

そんな甘いもんじゃないってことか。しかし1回で10分しか活動できないうえに天敵もいる環境にわざわざ身を投じるってのも、なかなかアレな感じで。なんでそこまでして……。生息環境の陸上じゃエサが足りないのかな。爬虫類は変温動物ゆえに、必要なエサの量は少なくて済みそうなもんだが。

もひとつ関連動画。BBC 動画のウミイグアナとは違うイグアナも、海で泳いでたりするらしい。

イグアナは海と相性がいいのかな。イグアナのイメージってとりあえず熱帯だけど、山岳や砂漠や密林っつうよりトロピカルビーチな感じだもんな。

つかゴジラの着想のモデルってイグアナだったのかな。姿がそんな感じを思わせるような。特に背びれ。ゴジラが海から上陸してくるのは台風災害のイメージからとされてるっぽいけど、なんかイグアナがそのまんまだからって気もしてきた。

そういや上に出したアクアカタリスト記事中の動画だと、BGM が妙にゴジラっぽいww

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2016.4.6 水曜
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トカゲコンツェルン傘下

トカゲとイグアナって何が違うんだろうと思って。まぁ見りゃ違うものだとわかるけど、大まかには同じだろと。両者を分別する科学的な根拠は何なんだろ。YAHOO! 知恵袋に、同じような疑問が載ってた。

「トカゲ」ってそこらへんの動物の総称だったんだな。だからイグアナはトカゲコンツェルン傘下の子会社のひとつってことか。

けどどうも納得いかん。いやだってトカゲっているじゃないですか。イグアナとは違う動物じゃないですか。あれの単体はどうなんですか。

あーなるほど。ちょっとわかったような。

...あ、トカゲってもしかしてニホントカゲの事を言ってますか?
ニホントカゲと呼ばれる種は、トカゲ下目のトカゲ科になります。
 
トカゲ亜目と言う分類は一緒ですが、科が違うって感じでしょうか。

トカゲ下目のトカゲ科ってつまり、トカゲコンツェルン本社ってことでいいのか。んで、カメレオンはイグアナから暖簾分けしたやつなんで、本社から見れば孫会社って感じかな。ヤモリは子会社の立ち位置らしい。

あと名前も存在も初めて知った子会社的ジャンルで、スキンクって生き物があるんだな。画像検索すると、トカゲとヘビの間みたいな感じ。ヘビってここから分化したんだろか。

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2016.4.7 木曜
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似て非の連中

ヤモリと似てるやつでイモリってのがいますわな。動画を探して見てみると、姿形も歩く様子も似てるもんだから近縁なのかと思いきや。

ヤモリは爬虫類。イモリは両生類。実は由来がかなり違ってた。生物学的相似ですなこりゃ。たまたま似た形に進化したと。

両生類ってことは、イモリの幼生は姿形が違うってことなのかな。おたまじゃくし風なんだろうか。個人サイト様、個人ブログ様で、画像を紹介しておられる。リンク貼らせていただきます。

幼生はおたまじゃくしに近い形だけど、エラが突き出しとる。てことはアレですか、ウーパールーパーは ネオテニー ってのは、この形態が残ってしまってるからってことですか。けどイモリは大人になると、突き出したエラは痕跡も残らないと。まーでもかなり大きくなってからもエラはあるんだね。

幼生のときは後ろ足がないんだな。前足だけってなんか不思議な感じ。んで後ろ足が生えてどんどん大きくなって、ヤモリに似てくると。ははぁ画像検索でイモリとヤモリを比べると、尻尾と目が違うんだね。形が近くなったのは、きっと住環境や食生活が似てて、適応してった結果なんじゃないかと。

しかしゲシュタルト崩壊的というか、イモリ・ヤモリを見てると、トカゲとの区別もつかなくなってくるような。イモリは両生類だから別物として、ヤモリとトカゲの境目って何なんだろ。Wikipedia「ヤモリ科」で分類を見ると、トカゲ亜目ヤモリ下目ヤモリ科だそうで。トカゲコンツェルンの子会社のひとつだな。トカゲコンツェルン、商売が手広いなぁ。そして動物単体としてのヤモリはヤモリ下目っつう、トカゲコンツェルン傘下であり、かつひとつのグループの本店ってことで。

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2016.4.8 金曜
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FGP

未確認生物(UMA)で、おいらこいつは知らんかった。その名もフロリダ・ジャイアント・ペンギン。

身長4.5メートルのペンギンらしいwwwwww 「UMAファン」様へのリンクを貼るよ。

かわいいのかおっかねえのかよくわかんないwwww とりあえず夜道で出くわしたらチビる自信はあるww

『ゴーストバスターズ』のマシュマロマンを見たときの、あの感覚を思い出してるおいらwww

とはいえペンギンって、かつてかなり巨大なのが実在したそうな。フロリダの UMA ほどじゃないけど、だいたい大人の人間サイズかそれ以上だったらしい。

こいつペットに欲しいww 散歩で並んで歩くのすげー楽しいと思うwww あと、その手でツッコミ入れられたいwwwww でも怒らせるとクチバシで余裕で殺されるよな。うん……。

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2016.4.9 土曜
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天国じゃないほうのアレ

タックスヘイブンがどうとか。

少し前にオリンパスがこれで問題になってたような。あの手の話の蒸し返しですかね。ていうか暴露されたのがかなり大規模みたいですが。

NHK のニュースだと、タックスヘイブンで納税の義務を回避するのは合法ではあるとか。まぁそうなんだろうなぁ。けど政治家が利用してるなんてのは、納税をお願いする立場の人が税逃れしてるってのは示しがつかないだろうと。まぁそうなるよなぁ。

なんだか世界中がこれで大盛り上がりですな。炎上する人や企業が大勢になりそげだけど、この話、これからどうなるんでしょ。

銘板左端銘板銘板右端

「ヘイブン」と聞くたび、「平次の親分」に思えてしょうがない。

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2016.4.10 日曜
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無税地の亀料理

今話題のケイマン諸島の情報を見てるうちに、なんか別ジャンルの記事にハマっちまって。

ウミガメの肉で作った「タートルバーガー」をタックス・ヘイヴンのケイマン諸島で食べてみた - GIGAZINE

最近、亀の肉ってどんな味なんかなー食ってみたいなーと思ってたもんだから。

で、ウミガメの味についてのレポートどうなのか。ここにコピペしようかと思ったけど、この記事の価値にあたる部分なんで控えますです。

んーそうなのかー。よくわかんないかー。

しかしウミガメって絶滅危惧種じゃなかったんかいなとか思ったら、このバーガーのウミガメは養殖なんだね。養殖できるんか。小笠原諸島の伝統料理にウミガメ肉を使ったものがあったけど、保護動物に指定されたから今はだからやってないってのをどっかで読んだような。

小笠原諸島も、養殖でやればいいんではないかと。スッポンの養殖をやってる業者さんも多いから、比較的簡単にできるのかもだし。

ってやっぱし需要とコストだよな。ケイマン諸島のスッポンバーガー、1500円くらいだそうだし。高いって。ゲテモノの扱いなのかな。そして、そんなにおいしくもないのかな。

おいらとしては、亀の筋肉が鶏肉と近いのか、それとも独特な進化を遂げたのかを知りたいんだが。

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2016.4.11 月曜
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初体験の味は(たぶん)ニセモノ

亀肉の味的な何か、確かめてみたよ。いやあのカップヌードルの新発売のスッポンスープのやつww

ちきしょう初の亀肉の味がカップヌードルかよ。本当にこの味が亀の味なんだかどうなんだかさっぱりわかんねぇwwwww

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2016.4.12 火曜
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「わかってない!」

「ゆんずさんはわかってない!」

ってさ、いやさ、おもっきし言われたことあるんだわ。去年のことだけど。ゲストと上役がいる宴席で。

いやもう体面を潰されて参った参ったwww 潰されて困るほどの体面なんて持ち合わせてないんで、実際おいらはどうでもよくて、ずっとヘラヘラしてた。けど、あとでそれ聞いた身内が怒り狂ってたwww そしてそのあと身内が報復の機会を伺ってるのを察知して、慌てて止めたwwww でも嬉しかったwwwwwww

体面はどうでもいいとして、そのとき責められた内容が、おいらが把握してる情報と違ってた。てことで次の日にデータを調べ直した。

2日後、むしろそれ主張してるやつのほうがわかってないことを、証拠を添えて指摘。したらその人、その日のうちに持ち場を投げ出してトンズラwwww うちの職場のメンバーとして、そのまま二度と帰ってこなかった。

つか宴を主催した上役もトンズラさんの粗相を問題に思ってて、宴の次の日においらに言ったには、トンズラさんは来月から別な部署に移すとのことだった。

前々からトンズラさんの問題ある態度・行動を上役に報告してたのを、上役ご自身が確認した形になってしまって。だもんで「今月一杯我慢すればオッケーだな。とりあえず間違いの指摘くらいは呑んでもらおうっと」と思ってたら、その指摘ひとつで思いがけずの早送り。図々しいのかと思いきや、意外と脆かった。

いやさ、「わかってない!」ってのはたぶん正しかったんだと思う。けど正しいからこそ、「わかってない」とだけ言われてもこっちはわかんないわけで。もともとわかってないんだからさ。

てことは「わかってない!」って主張は意味ないんじゃないかと。

今さらその話をトンズラさんに蒸し返すのも野暮なんで、自分の今後の行動の足しにしようかなと思う次第で。

「わかってない」じゃなく「わかってよ」なら、その後に説明を含める余地ができるかなと。

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2016.4.13 水曜
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瓦解のプレリュード

AIIB から台湾が離脱とか。

AIIB かぁー。なんか昔そういう話題があったなぁって感覚ww

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2016.4.14 木曜
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熊本の地震

熊本の地震ですか。震度7とか。震源の深さが 10km 程度で浅いんで、被害はあまり広範囲ではないかも。けど震源の真上近辺の人たちは今も大変だろうな。熊本城がダメージを被ったらしいし。普通の家屋やビルも相当やられたかなぁ。

東日本大震災のとき、八戸は震度5強だった。おいらの人生最大の揺れでもあったり。あれでさえかなりだったぞ。建物の被害は出なかったものの、揺れの激しさときたらもう慌てるなんてもんじゃなく。あのときは震源が遠かったんで、震度4くらいの P 波がけっこう長くてな。けどそんなでっかい P 波なんて想像できなくて、それが S 波だと思ってさ。じきに止むかと思ったら、もっとでっかい S 波が来たですよ。

今回の地震は浅い震源の直下型ですな。P 波が来たと思ったらもう S 波だったろうなぁ。時間差はどのくらいだったろ。

大森公式 で大森係数を7とすると、7分の10秒≒1.43秒しかない。おいらの経験的に、P 波の震度は S 波の2段階ほど低い。とすると震源直上の益城町では、いきなり震度6弱の揺れから始まったんじゃないかと。そしてたったの1.4秒後に震度7って……。怖かったろうなぁ。おいらも未体験だよ。そこまで大きいなら、益城町以外の市町村も相当揺れたはずなわけで。

どうかこのまま収束しますように。被災地の方々へ。大きな余震があり得るので、今しばらくはお気をつけくださいませ。

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2016.4.15 金曜
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熊本の本震

大きな余震があり得るなーと思ったら、今日はもっと大きいのですか。これは現地の人は辛かろうに。

気象庁によると、今日のが本震、昨日のは前震となったらしい。地震の予知ってできんからね。起きた後に「これはこうだった」としか言えんのが現状なわけで。このことで気象庁を責めるのは酷というもので。

しかし現地は被害拡大の様子。犠牲者も大勢出てしまってる。亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。

そして被災された方々が1日でも早く、落ち着いた暮らしを取り戻せますように。人災の類いが発生しませんように。

銘板左端銘板銘板右端

ひとつだけ不幸中の幸いというか(なんか必死にイイものを挙げたくなった)。九州新幹線で全車両が脱線した編成があったけど、新幹線全体の乗客・乗員の死者ゼロ記録は守れた形。

今朝の新聞記事は脱線したことを問題視してる感じだったけど、前震の段階で脱線した編成が線路を塞いで、上下線とも長期通行止めになってたわけで。だからこそ今日の本震で新たな人的被害ゼロになったっつうことでもあったり。もろに結果論だけどさ。

そして脱線した新幹線は被災当時は回送中で、最低限の乗員のみで乗客なし。そのうえ徐行運転中だったとか。そこもツイてたというか。

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2016.4.16 土曜
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戒め

ネットを見るに、熊本の大地震について、マスコミの不用意な行動が問題になったり、何かと不謹慎の連呼があったりってのは5年前の東北地方と同じだな。

おいらはその手の問題に巻き込まれたくない。問題の発生源にも、騒ぎの加担者にもなりたくない。そして住んでるのが今回の被災地から遠いってことで、こんな場所で何かあーだこーだ言うと、野次馬的になってしまいがち。ていうか立場上、野次馬にしかなれない。思いがけず被災地の方々を傷つけてしまう恐れがあるわけで。この日記で扱うにしても、人的なところには踏み込まないようにするべ。

コンビニに寄るたびに募金箱にお釣りを入れるくらいしか思いつかないのがもどかしい……。

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2016.4.17 日曜
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南隣の沈黙

熊本県内の道路や線路、橋が破損した写真がよく出てるけど、幹線なんだろうか。だとしたら、熊本の南の宮崎や鹿児島の往来・流通もまた支障を来してるような気がするが。まったく報道されてないっぽいが。海路と空路があるから大丈夫ってことなんだろうか。

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2016.4.18 月曜
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5年前と今と

停電とかガソリン入手困難とか、5年前を思い出すなぁ。今回は津波の心配はなさそうだけど、余震の多さと大きさがね。熊本県や周辺にお住まいのかたがた、今は落ち着けなくて大変な思いをされてるんじゃないかと。地震も非常事態も、ともに少しでも早く沈静化しますように。

震源が浅いせいで被害地域があまり広くないのがせめてもの救い、と言うのも変だけど、復興は東日本大震災のときよりも早く進むんじゃないかと。

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2016.4.19 火曜
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お城の未来

熊本城の修復は長い時間がかかりそうだけど、これからの修復工程の節目節目をイベントで飾れば、かなり盛り上がるんじゃないですかね。

青森県内じゃ弘前城が最近、大規模な修復をやってますな。こっちは100年くらい周期の定期的なもの。あまり大柄なお城じゃないんで、石垣の修理で、去年お城ごと移動させることになって。このイベントがかなりな大盛り上がりだったそうな。集まった人みんなしてお城を綱で引っ張ったとか。

熊本城も、修復の節目ごとに中間お披露目イベントなんていかがでしょ。世界的に有名な名城だから、きっと毎回盛り上がると思うよ。そのたびに全国や世界から観光客を呼び込んだりもして。そしたら熊本の復興ぶりの報告とアピールにもなるかと。

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2016.4.20 水曜
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超絶スピードキングは南の空に

あんまし震災のことばっかし注目してると気が滅入ってくるんで、全然違うネタでも。つか5年前の震災があった夜、お月様と星がキレイでさ。地上がこんなでも、空は同じなんだな〜なんて感慨があったり。てことで宇宙のことでも。

いや熊本の地震の前から、にわかに気になった天体があるんだわーっつうだけなんだけども。

それはマゼラン星雲。そういやそういうのあったなと思い出したってので。つか今は「マゼラン雲」と呼ぶことになってるっぽい。これって銀河系の伴銀河だよなーと思っとったら、Wikipedia では

銀河系の伴銀河である(と、定説によって最近まで見なされてきた)。

ええっ違うのかよ。

その移動速度は480km/s(秒速480km)と算出された。観測によって得られたこの速度は、あらかじめ行われていた推算値よりも数割以上大きい。この速度は、両銀河が銀河系に重力的に束縛されていない可能性を示唆している、とも言う。もしこれが正しいなら、マゼラン雲の効果として説明されてきた現象は修正の必要がある、とも言う。(天文学者たちも驚いているのだが)ごく最近になって、マゼラン雲というのはハッブル以来の定説で言われているような「銀河系をめぐる伴銀河」ではなく、どうやらマゼラン雲は、どこかから銀河系の近くにやってきた銀河であって、今たまたま銀河系の近くにあるというだけで、やがて数十億年後には銀河系の引力を振り切ってかなたに去ってゆき、その後 銀河系とマゼラン雲は再び出会うことは無いのだ、と理解されるようになりつつあるのである。

銀河系の重力に囚われてるんじゃなさそうってことで、脱出速度を持ってて、いずれどっかに飛び去っていくっつう、スイングバイをやってる最中の天体だったっぽい。ってのもまだ仮説の段階みたいだね。前までは銀河系の家族だと思ってたのが、実は他人だったんじゃないかって説も出て、今は解釈が揺れてるところと。

しかし銀河スケールの移動速度って、480km/s とか桁違いもいいとこだな。人類が作ったもので最速なのは、たぶんアメリカの冥王星探査機 ニュー・ホライズンズ かな。これにしても、地球の公転からもらった初速 30km/s を除くと、自力での加速は 20km/s もないんじゃないかと。

打ち上げから約40日後の対太陽速度が 37.5km/s か。打ち上げ直後からここまで、地球と太陽の重力でかなり減速させられたっつう感じですな。

んで、ニューホライズンズの打ち上げ直後の速度が 20km/s だったとして、地球の公転速度も足して 50km/s だったとして、マゼラン雲と銀河系の相対速度は 480km/s ってことは9.6倍。質量の比はもう比較できんくらい膨大。運動エネルギー=(1/2)×質量×速度2 ですよ。なんなんですか銀河の運動エネルギーは。

宇宙空間の莫大さとかまー考えるだに恐ろしくなるんであんまし考えないようにしてるけどww、エネルギーの面でも恐ろしいことになってるんだな。そこを思いがけず垣間見てしまって、今震え上がってるとこwwww

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2016.4.21 木曜
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世界が浮いてる怖さ

いつだったかの昔々、ふと思いを馳せて宇宙が怖くなったこと。

地球が何もない空間に浮いてること。

太陽っつう頼りになりそうなでっかい星について回ってはいるものの、両者を繋いでるのは重力っつう、目に見えないし触れもしないものだけ。

いやもう頼りないやら不気味やらでもう怖くて怖くて。

そしてそこから特に、「だから、かけがえのない宇宙船地球号を守っていかなきゃ」なんて殊勝な結論に至れないのがおいらのダメなとこwwwww

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2016.4.22 金曜
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星間空間の怖さ

もひとつ宇宙で怖いなーと思ったのが星間空間。実は暗黒世界なんですわ。どこの恒星からも離れた空間点にいると、光源は星明かりだけが頼り。ほとんど真っ暗ですがな。

SF 映画なんかじゃスターシップはかっこいいですな。アメリカだとスター・トレックのエンタープライズなり、スターウォーズのミレニアムファルコンなり、帝国軍の宇宙戦艦スターデストロイヤーなり。日本だと宇宙戦艦ヤマトだね。

エンタープライズもミレニアムファルコンもスターデストロイヤーも、映画表現のためにそこらは演出してますな。あたかも太陽系内みたいに、単一の特別に明るい点光源で照らされてる感じですな。近くに反射するものもないんで、被写体表面で点光源に向いてる側は露出オーバーするくらい明るく、向いてない側はほとんど真っ黒と。巨大な宇宙船だと視覚的なアクセントとして、暗い側には宇宙船の窓から漏れる光をいくつもつけるぐらいにして。

アニメ版のヤマトはアニメなんで、そこらは特に考えなくていい感じだったね。実写映画のヤマトは CG ってことで、なんかこう、星間空間での照明を考えてた感じだったような。

ヤマトの行き先のイスカンダル星はマゼラン星雲にあるんでしたな。てことで、銀河系を出てマゼラン雲に向かうとなると、大きな光源は3つ。銀河系と大マゼラン雲と小マゼラン雲。ヤマトの位置にもよるけど、一番大きくて明るいのが銀河系。とはいえ銀河系の明かりなんて、銀河系内にある地球からでさえかなり暗く見えるわけで。

そしてその明かりは点光源じゃなく、帯状に広がった面光源ですな。大小のマゼラン雲もまた面光源。光源にある程度の方向性があるとはいえ、船体上の陰影はあまりくっきりとは出ないってわけで。ムラのある環境光って感じかな。

全部記憶頼りでアレだけど、ストーリーの流れだと、第三艦橋を泣く泣く切り離すあたりが、銀河系・マゼラン雲の中間点あたりだった気がする。んでその照明、なりなりにそこらを再現してたような気がする。環境光が意外と明るかったし、メインの点光源もあるにはあった気もする。作品のジャンル柄、映画としてのビジュアルも重視したってことかな。本当の状態をガチガチに再現するほどのリアルさを望む観客はいないだろってことで。

んでまーどの SF 映画・ドラマでもかっちょよく描かれるスターシップ。けど実際は漆黒の闇の中を静かに進んでいくものなんだってのに気づいたら、なんかもうこれまた怖くなっちまって。

「静かに」ってのもまたな。周囲が漠々たる真空空間しかないんで気分的な言葉を使ったけど、実はすごいスピードのはず。

ワープ航法は今のとこ技術的なとっかかりさえない空想の産物状態なんで、通常の移動で行くと仮定。実用的な時間感覚で星と星とを結ぶとなると、速度は光速の1割くらいは必要かも。秒速でいうと 30,000km/s ですよ。マゼラン雲の移動速度の約62.5倍。ニューホライズンズの初速の約600倍。「静かに」だけど、やっぱしものっそい速度。ワープも無理なら通常航法も今のとこやっぱし無理だったり。

そんな不可能な速度を以ってしても、太陽系の隣の恒星まで40年以上かかるっつう宇宙の茫漠ぶり。

つか人類史上最高速ホルダーのニューホライズンズが冥王星に着くまで丸9年かかったわけで。「地球近傍」小惑星イトカワとの往復を果たした はやぶさ は遠回りして7年かかったけど、当初計画でさえ4年かかる予定だったし。太陽系内でさえ今の人類の技術にとっては、でっかすぎて持て余し気味なのな。

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2016.4.23 土曜
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実像がよく見えない件

連日の被災地からの報道で、いかに現地が大変な状態かが報告されてるね。けどどうだろ、それはそれで本当なのは当然として、本当にそれで全部なのかと。もう普通に暮らせてる方々もけっこういらっしゃるんではないかとか。

いやさ、東日本大震災の折、八戸の悲惨さもまた全国に大きく報道されたんだわ。けど他の三陸の港町の多くと違って、八戸の中心街は内陸の高台にある。襲来した津波の高さも、さすがに八戸沿岸ではある程度低くなってた。さらにリアス式海岸じゃないんで増幅もされず、てなわけで、他の三陸海岸の被災地に比べれば、津波被害は限定的だったんだわ。地震の震度も最大で震度5強。その17年前に三陸はるか沖地震で経験したのと同じくらい。

てことで、金曜日に発生した震災だったけど、次の月曜からはおいらはもう市街地にある会社に出勤して仕事してたですよ(管理職の人たちが週末休みを投げ出し、自分の家の震災対応も後に回して、必死に職場を復旧してくれたおかげだった)。その月曜から全部平常どおりってわけではなかったけど、それでも日に日に平常が戻ってきた。

なんてーか、八戸市内にある程度の落ち着きが出てきても、テレビじゃ相変わらず、八戸港の路上で横倒しになったでっかい船の映像なわけですよ。ブツがでっかいし、どうしていいか誰も知らないしで、撤去の段取りを組んだり費用を捻出したりに手間取ったらしくて。てことで、被災地の変わらぬ惨状を八戸市からお伝えしました、っつう報道ですよ。

そのあたりでも、津波で家をやられた方々が避難所暮らしを強いられたのは事実。その一方で八戸市民のほとんどは、普通の暮らしを取り戻してた。んで、マスコミはそこは取り上げないんですわ。報道ネタとして価値がなかったんだろうけど、なんかちょっとなーって気がして。その結果として、八戸市の現状の報告としての面は偏ってしまってたというか。

今の報道を見る限り、熊本県全域がいまだに非常事態な感じがする。なんか県民の半数くらいが避難所で寝泊まりしてるイメージがあるような。現地がそのイメージどおりなのかどうかってのは、報道じゃわからんというか。情報を報道に頼ってる限り、わかり得ないようなというか。

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2016.4.24 日曜
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地方から中央を妄想する宇宙

銀河系内でも、太陽系があるあたりは言ってみれば地方なわけで。銀河系の中心部から、半径で4分の3くらいの場所で。日本で言えば、東京が中心として北なら函館、西なら山口県あたりかも。

首都圏に比べて地方は人口密度が低いってわけで、太陽系のあたりも銀河系の中心近くに比べてスカスカですな。

こんな感じ↓。画像は 国立天文台の VERA のページ から勝手にいただきますた。

てことで太陽系から周辺の恒星系に行くのってのは、そのぶん遠くて大変なわけで。銀河系の中心近くってさ、星も多いことだし互いの距離も近いことだし、異なる星々の文明同士がたくさん知り合ってて、共通の星間文明を育んでたりするのかなとかさ。地球人はその点ではもしかしてあんまし恵まれた境遇じゃないのかなとかさ。

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2016.4.25 月曜
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広がるって何ぞ

銀河スケールより大きなものって、銀河群とか銀河団とか超銀河団とかあるわけで。銀河がまとまって存在してるところだね。そこらもうわけわかんないんだけど、もっとわけわかんないのが、さらにでっかいスケールの話。

「宇宙空間は広がり続けている」

って何なのさ。

宇宙望遠鏡にその名が冠せられた偉大な天文学者 エドウィン・ハッブル。この人が天文観測でその事実を突き止めたってことらしい。遠い銀河ほど高速で遠ざかっていることを、光のドップラーシフトで確認したとのこと。んでこれは、この宇宙空間そのものが広がり続けているから、と結論したと。

これがどうもね、境目をどこに置くべきなのかがよくわからんくて。

宇宙空間内にある物質の体積は膨張してないんだよな。地球の直径も地球の公転軌道も、年々大きくなってるってわけではないわけで。銀河系が年々膨らんで、星々の間が離れてるってわけではないわけで。

でも空間が膨張してるから、銀河同士の距離は離れつつあるんだべ?

てことは銀河群・銀河団・超銀河団を構成する銀河同士の距離は離れていってるってことなのかい? 重力で拘束しあってるのに。空間が広がって距離も広がれば、相互の重力は小さくなっていくわけで、そういう連合状態はだんだんほどけていくってことなのかい? そこらへんなんかどうも辻褄が合わないような。どこらへんから大きいところが、空間膨張の影響を受けてるんだと。その境目を決めてるのは何なんだと。

疑問が尽きないわけだけど、ひとえにおいらが「宇宙空間が広がる」の意味をカケラほども理解してないからなんだよな。てとこまでは理解したが……。

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2016.4.26 火曜
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どうでもいいとこを固定したらひっくり返ったみたいな話

そういや最近のビッグバン宇宙論は、インフレーションの後にビッグバン発生なんだな。いや、20年くらい前だと、まず宇宙誕生がビッグバンで、それは実は「ビッグ」と呼ぶにはあまりにも小さいもので、そのあとインフレーションが起きてバフっと膨らんだんですよ、てな説明だったような。

まーそのモデル自体は変わらないとして、事象の呼び名がズレたというか。

なんか「ビッグ」っつう言葉を固定したせいで呼び方がブレた、てな感じがするが。

でさ、そうなると、この宇宙が出来上がってからビッグバンってことになるわけで。じゃあ最初の小さな小さな宇宙が生まれたイベント(旧称ビッグバン)には、今はどんな名前が付いてるんだろ。

 
銘板
2016.4.27 水曜
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信じられないミス

X 線天文衛星 ひとみ の事故状況がわかってきたっぽいね。4月19日付で 報告書(PDF)が出てたよ。

衛星からのテレメトリがほとんど取れない状態で、よくここまで持ってきたなー。

とはいえ内容を見るに、ちょっと信じられないようなことが明らかになってきたというか。

破損に至るストーリーをかいつまんで見るに、

複数のソフトウェアの不具合が異常を発生・増幅して、破局に至ったと。宇宙科学研究所(ISAS)の衛星・探査機は、開発の歴史は長くとも経験はあまり深くないんで、けっこうトラブルに見舞われるんですな。その度に原因究明・再発防止して確実性を上げてきた。けど今回はまったく新顔のトラブル。しかもほぼ全損と言えるほどの損害を被ってしまった。今のとこの可能性として、観測に耐えるほどの機能がまだ生きてるかもだけど、かなり致命的なダメージを負ってしまった感じ。

ISAS 宇宙機のトラブルで有名なのは、小惑星探査機 はやぶさ。巨大太陽フレア遭遇での太陽電池劣化、リアクションホイール、RCS、イオンエンジンの故障や劣化、搭載コンピュータが宇宙線に曝され続けた挙句のビット反転とかいろいろありましたな。

このまえ金星周回軌道投入の再挑戦に成功した あかつき のメインエンジン破損の原因は、推進剤のガス押し用のヘリウム配管が、逆流してきた推進剤蒸気が作った塩(えん)で目詰まりしたこと。

はやぶさ より前の火星探査機 のぞみ では、メインエンジンの推進剤バルブが半開きで止まってしまったのと、送信系通信機器が2つともいかれてしまったのと。

天文衛星では、ひとみ の先代の すざく で、観測機器のひとつを起動した直後に冷却用の液体ヘリウムが全部漏れ出して、その観測機器を使う前に使えなくなった。

今まではどれもハードウェアの故障だった。ひとみ はソフトウェアの不具合。バグですな。

そのうち、姿勢検出に失敗しただけなら、あとで正しいアルゴリズムでプログラムを組み直して、それを衛星にインストールすればたぶんどうにかなったはず。そうするには安全第一の姿勢に持ち込む必要があるわけで、そのためのセーフホールドモードなわけで。んで肝心のセーフホールドモードは、パラメタ設定でミスってたのに誰も気付けなかったと。

そういえば はやぶさ でもプログラミングのミスがあったっけな。サンプル回収の弾丸が不発だった件。けどあれって、目まぐるしく変わり続ける状況に合わせて、アドリブ状態でプログラムを作り変え続けた結果のものでな。何が悪かったかを強いて挙げれば、未知の世界に冒険しに行ったのが悪かったってことになってしまうわけで。じゃあ はやぶさ を飛ばさなきゃよかったのか、となる。違うだろと。

ひとみ の事故で出てきた事象からの印象では、ひとみ のソフトウェア開発チームは腕前がイマイチだったんだろうなって感じ。確か ISAS は JAXA 傘下になってから、衛星・探査機の開発・運用から学生・院生を排除したはず。そのぶん、職員というか先生というかとメーカーの人っつう、プロオンリーの体制になったはず。

学生・院生を使った結果ならまぁアマチュアの域なんで、まだ考えられる感じだけど、プロ集団がバグの見逃し連打で衛星が全損の瀬戸際ってどうなんだろ。しかも観測活動や機体運用の維持に直接関わる、最重要な部分で。

ひとみ は日本の天文衛星で最大級とはいえ、この軌道で三軸安定の X 線衛星の運用ってのはかなり前からやってきてたわけで。2代前の あすか から共通の鳥型デザインでもあるんで、パーツ伸展前後のモーメント変化の対応も、きちんとできてておかしくないはずで。

って責任追及っぽくなってしまったな。

誰のせいとかどうでもいいから(そこはなんぼ追及しても改善の足しになんないんで)、開発システムとして今さらなんでこんな事態が発生させてしまったのか、そのいきさつを知りたいっす。

あと事故原因がわかったってことで、このトラブルは対策可能ってことで、同型機の再製造と打ち上げを急いでいただきたいっす。

ASTRO-E(愛称「すざく」になるはずだった X 線天文衛星)の打ち上げ失敗からの再挑戦は4年かかったっけな……。

銘板左端銘板銘板右端

つか事故後の衛星からテレメトリがまったく取れないっつう劣悪な状況で、原因の推定をここまで進めた手腕と根性への感嘆も大きかったり。

ISAS の中じゃ同型の代替衛星を作って打ち上げる話がきっともう出てるはず。それには事故の再発防止が必須なわけで。それには原因の解明が必須なわけで。そのぶんの道はこれで開けたんじゃないかと。

銘板
2016.4.28 木曜
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世界は平和

イスラム国の話題が日本で持ちきりだったのって去年だったか、おととしだったか。

最近影が薄い気がするというか、どうでもよくなってきたというか。

テロは間違いなく悲惨だけどさ、毎年のように国内のどっかで大規模な自然災害が発生して、その不条理さと被害の莫大さに向き合ってる国に住んでるとさ、なんかこう、人同士の諍いで騒いでられるのって平和でいいよなーとか思ったりして。明らかに人災だと、原因をそのまま「誰のせい」で納得できるしさ。

これ勘違いですかね。そうであるよう自分でも願ってますよ。

そういやインド洋大津波の元になった スマトラ島沖地震。もう12年も前のことなのか。

あの地震が直撃した地域では政争・紛争が絶えなかったらしい。けど被災の途方もなさに両陣営とも「争っている場合ではない」と判断。協力しあって地域の復興を進めることで合意したらしい。イデオロギーは違えど、地元を愛する気持ちは同じだったんだな。12年目の今はどうなったか知らんけど、その経験があれば、震災前の争いに単に戻るってことはなさそうなような。

銘板
2016.4.29 金曜
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それもまた消えてった

そういや最近「コミュ力」(最初「こみゅか」と読んでしまって、なんのことだかさっぱりわかんなかったっけww)ってあんまし聞かなくなったような。

そうさなー時代で言えば、東日本大震災の前後あたりによく聞いたような気がする。

こういうのって流行ってる間はいかにも絶対的正義な感じで扱われるけど、いったん廃れると、まぁ別にどうでもいい扱いになるわな。

あの当時、世の中の会社の採用条件としてコミュ力あればオッケー、ないやつは死ねば?くらいな勢いだったが。世の中、案外と軽いもんですな。

「ネアカ⇔ネクラ」「ポジティブ⇔ネガティブ」も同じ。「コミュ力ある⇔ない」っつう ON か OFF かの乱暴な二元論。単純ゆえにあたかも真理みたいだけど、切り口によって見え方がどっちにでも変わり得る、全然当てになんない判断基準。飲み屋のねーちゃんと盛り上がるネタとしてはよさそうけど、実社会で、他人の人生や自分の会社の将来を左右する場面に使うのはほんとどうなんだと。

つかこの手のやつって昔から、同じようなのが名前を変えては出没してきてるわけで。「ネアカ⇔ネクラ」なんて1980年代前半だぞ。

昔いた職場でさ、ある部署の会議に役職付きが顔を出して、ポジティブ思考であることがうんたらとかアツく語ったことがあったそうで。その日の全員宛の業務報告書のコメントで、その話に感動しましたっつうのが複数出てたっけな。

その人って受け売り大好きな人でさ、どっかからパクったネタをそのまま受け売りしてはご満悦の人だったんだわ。だからこういうのに見境なく食いつく人でさ。てことで、昨日言ったことと明日言うことが違っててもお構いなしだったり。

おいらがいた部署でアツく語ったわけではないんで、おいらは無反応で流したけどさ、「あーまた性懲りもなく」ってな感想しかなかったな。

こういう流言を何度も何度も媒介しては世の中を惑わせるのは、この手の受け売りさんたちなんだろうな。

銘板左端銘板銘板右端

「ネアカ⇔ネクラ」「ポジティブ⇔ネガティブ」「コミュ力ある⇔ない」は垂直分離型ですな。

水平分離型だと「ド S ⇔ド M」「文系⇔理系」ってことで。血液型占いも入るかも。だったら星座占いもだな。そこらへんは二元論じゃなくマルチ型だね。おお、マルチ型だと、どれもベクトル・スカラーの概念がないってのが、判断のあてになんないことを示してるような。

どいつもこいつも、ほんと単なる流行り廃りだな。中身おんなじ焼き直しだし。こうして並べると、いちいちまともに相手する価値がまったくないってのがよくわかりますな。どうせ飽きられりゃ勝手に消えて、しばらく経てばガワだけ替えてまた出てくるんだろ。次も次もその次も、出る前から正体バレてるよ。

どなたかこの事象そのものに、ふさわしい呼び名を付けていただけないもんですかね。その呼び名が広く知れ渡ったとき、この堂々巡りは丸ごと陳腐化してくれますですよ。

銘板
2016.4.30 土曜
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がんばればネバギバ

これまた「そういえば」ネタだけど、東日本大震災で学んだ英語表現というか英語と日本語の対応というか。

あのあたり「がんばろう東北」「がんばろう日本」ってよくて出たよね。

「がんばろう」「がんばれ」って英語でどう訳されるのかってのがそのとき初めてわかってさ。トモダチ作戦に参加された米兵さんたちの肩のワッペンに、こう書かれてた。

"Never give up!"

「あーこれきっと『がんばろう』って意味なんだろうなぁ」と察しがついたものの、なんか違うんじゃねって気がしてさ。

きっとこれ以上に近い表現がないんだろうけどさ、直に日本語訳すれば「諦めるな」「投げ出すな」ですよ。変な悲壮感が付いてきてしまってるっつうか。まず「諦める」「投げ出す」っつう事象を仮定してから否定、の形ですな。

否定的ニュアンスの言葉を否定して肯定に持ってくっつう形ですよ。「二重否定は強い肯定」っつうときはあるけどさ、やっぱしけっこう根幹のあたりから違う気がするんだけど。んー、「がんばる」では「諦める」「投げ出す」を特に想定してはいないわけで。そこかな。

なんて書くとあたかも英語が言語として劣ってるかのような感じがしちゃうんで、かなり簡単な例で、その逆向きもあるよっつうことでも。

英語の "must", "have to" の日本語訳って「〜しなければならない」なわけで。英語だと肯定・中立あたりでスカッと意味が通じるのに、日本語だとわざわざ二重否定を組んで、場合によっちゃ不必要に強調された形になっちまってな。

「〜する必要がある」だと否定形を含まないんで、いくらか "must", "have to" の味に近くはなるね。

せっかく日本語にも2通りの言い方があるんで、英文和訳するときは適宜使い分けてるですよ。

とはいえ「必要」って言葉もまた無駄にカタいときがあったりしてな。EFD の反訳なんかだと口語体なわけで、むしろ「〜しなきゃいけないのに」なんてやるほうが自然だったりする。

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