ひとりごちるゆんず 2015年8月
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2015.8.1 土曜
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逆襲の白熱灯

「消費電力は白熱灯の○分の1」。蛍光灯なり LED 電球はよくこういう宣伝を出しますわな。LED の消費電力はまだ蛍光灯に比べると劇的に低いわけじゃないんで、比較対象を電球にしてたりするわな。てことですっかり時代遅れの悪者にされてる白熱灯電球。けどここで逆襲の動きですかね。

史上最薄の「電球」が誕生、厚みは原子1個分

グラフェンという炭素でできた物質が通電で発光するそうで。その原理は電球と同じだそうで。これを新たな光源として、今、研究が進んでるそうで。未来の光源のひとつとして有望視されとるそうで。

昔は電気の光源といえば白熱灯だったわけで、のちに蛍光灯が実用化されて2強時代が長く続いてたと。んで LED の参入で全てが置き換わるかと思いきや、新たにライバル出現ですか。録音業界では、レコード → レコード・磁気テープ共存 → CD・MD → MP3 と変遷してきたわけで。録音と同じく、光源も新型の投入時期が加速度的になってきてるような。

けど今回のグラフェン光源、発光原理が白熱灯と同じみたいでな。黒体放射での発光らしくてな。太陽と同じ原理の自然な発光ではあるけど、可視光のみが求められる人工の光源としてはどうなんだろう。ぶっちゃけ赤外線が過多で、発光効率は白熱灯とあんまし変わらん気がするが。

「消費電力は白熱灯の○分の1」に、原理的に勝てない気がするが。

小ささが画期的ってことなんで、それはそれでいろんな道に使いようがあるんだろうけど、一般社会の照明用では出番がないかもしれんね。

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2015.8.2 日曜
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懐かしの香り

見つけてしまったんで、なんとなく紹介してみるテスト。

怒羅えもん

そういや1990年代はこんな手作りサイトってけっこうあったっけなぁ。なんかそんな懐かしい匂いがしたんで。

実は数が減ってるんじゃなく、プロが作ったサイトの数が増えて、手作りサイトが埋もれてるだけなのかもな。そういやこのサイトもそうだし。Google もそういうのはあんまし上位に出ない仕組みだしな。

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2015.8.3 月曜
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iframe × iPhone サファリ

うちのサイト、トップページで iframe を使って日記を表示してるんだけどさ、iPhone のサファリだと iframe の窓がスクロールしないのな。しらなんだー。

まぁスマホ対応を謳ってるわけじゃないんでそのまま行くけど。日記単独のページを開けば読めるし。

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2015.8.4 火曜
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謎カラス

カラスって渡り鳥でもないのになんで世界中にいるんだ? 地域ごとに種が違うかもだけど、カラスって定住性が高そうというか、そんなに大規模な移動はしなさそうな感じだが。ハトとスズメもか。ハチドリなんか南北アメリカ大陸にしかいなさそうなわけで。そこらへんの連中はどんなルートで世界に広がっていったんだべ。

ていうか鳥のイメージって一般にいいし、世の中には愛鳥週間とかバードウォッチングなんてのもあるのに、カラスだけピンポイントで嫌われてるのってどういうことなんだ?

日本じゃ伝統的にカラスの印象はよかったはずなのに(八咫烏とか「カラスなぜ泣くの」の歌とか)、こんなにころっと手のひらを返してしまったのはなんでだべ?

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2015.8.5 水曜
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資源再利用型沸騰水型軽水炉

1年近く前のニュースだけんど。

使用済み核燃料使う次世代原子炉 日立が実用化へ - 日本経済新聞

資源再利用型沸騰水型軽水炉(RBRW)って、前々から研究が続けられてる未臨界炉とは違うのかな。記事を読み進めると……違うものみたいだね。んで RBRW のほうが先に実用化できそうってことで。

有害性の減衰期間が300年っつうとこれまた悠久の時の長さだけど、現状じゃ10万年だもんな。

落ち着くまで10万年かかる放射性廃棄物を、せいぜい1000年しか持たない容器に入れて埋めて「処分」と称する現状が改善しそうですなぁ。方式はどっちでもいいから、早く実用化していただきたくござそろ。

てことで再利用するのは燃料だけじゃなく、ほぼ無用の長物になってしまった感がある もんじゅ もまた、ですな。

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2015.8.6 木曜
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「経済」

前に何かで読んで、いい感じに古っぽいなーと思った言葉というか用法というか。

「その方が経済ですよ」

この場合の「経済」は「安く上がる」という意味。今は「経済的だ」は生きてるけど、「経済だ」は死んでるわけで。それまで聞いたこともない用法なのに、すぐに意味がわかるってのがなんかね、脳内の変なところに快感が走るというか。

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2015.8.7 金曜
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逸脱の標準化

コロンビア号空中分解事故

何年か前にこの Wikipedia 記事を読んでて、「逸脱の標準化」という言葉を覚えまして。

また空力負荷突起(Protuberance Air Load, PAL)ランプの断熱材も同様にはがれ落ちたり穴が開いたりするのが観測されてきたが、機体に深刻な損傷を与えたことはただの一度もなかったため、いつしかNASAはこの現象を「剥落流」と呼び、シャトルの飛行につきものの現象であると見なすようになった。チャレンジャー号事故で最終的に大惨事を招くことになったOリングの欠陥に比べればあまりにも頻繁に目撃されるものであったので、NASAの幹部の間には完全に「慣れ」が生じていたのである。社会学者のダイアン・ヴォーガン(Diane Vaughan)はその著書「チャレンジャー発射決定への過程」の中で、このような心理を「逸脱の標準化(normalization of deviance)」と定義している。

「逸脱の標準化」ってどの職場でもよくあるよなーと思って。「組織文化だ」と開き直ってたりもありそうだね。

福祉施設だとオンブズマンを導入して、定期的に外からツッコミを入れてもらってるところが多いわな。完全ではないとは思うけど、何もしないよりはるかにマシなわけで。これで、良からぬ類の「慣れ」つまり「逸脱の標準化」を補正したり、その状態に陥るのを戒める環境を作ったりするわけで。

公共性の高い職場だとそうだけど、営利企業だと企業秘密の関係もあるんで、あまり外部の人にツッコんでもらう機会がなかったりして。おいらがいたことがある IT 企業なんかそうだったな。んでまぁある方向性がなんとなく決まると、負のフィードバックがかかることなくその方向に突き進んでしまってな。そのうえ新たな方針・スキル導入にも消極的でな。逸脱と逸脱の標準化が起きやすい環境ってああなんだなーと。

今の仕事は、オンブズマンではないけど、パートナー企業の担当者さんに定期的にツッコんでもらえる仕組みになってるんで、その点は少し安心できたり。ただなー、パートナー企業は誰からもツッコまれない環境らしく。まーパートナーから見て、逸脱に気づかずにフツーだと思ってらっしゃることがけっこうありまして。

長年の積み重ねで、逸脱がもうゴリゴリにこびりついて本体と一体化してる状態みたいでな。その結果、先方のトップの人たちと、先方のうちの担当さんとの意向が折に触れて正反対っつうわけわかんない状態になってたりして。実際それすげー困ってるんですけど。

いっぺん担当さんと意見がぶつかったとき、先方のトップが常々言ってる言葉を出してみたんですわ。

スルーされたというか、聞こえないふりされたというか。

そう来るならこっちも……と思いつつも、先方の助けが必要な局面も多々あるわけで。あまり事を荒立てたくないわけで。いい関係でいたいわけで。

ていうか向こうは向こうで、それをわかってるからこそ、こんな逸脱の標準化状態に落ち着いてるのかもな。って結局は矛盾のしわ寄せがこっちに来てるわけで、こっちはどうにか無理に飲み込んでるわけで。そしてパートナーにそんな無茶をさせといて、先方は礼のひとつもくれないわけで。

この徒労感。

どんな仕事でもこういうのはあるからなー。と自分の気持ちをごまかす毎日。あーすっきりしねぇ。

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2015.8.8 土曜
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土地違いの常識違い

東京の人とこっちの人とは、やっぱし常識というか感覚というかがちょいと違うなーと実感させられた的な何か。

先々月、今やってる新しい仕事の準備を進めてたんだわ。で、打ち合わせるわけですよ。そして八戸側は軽く「じゃあレンタカー屋でトラックを借りて……」と出るわけです。すると東京側の面々は一様に難しい顔をするわけです。費用は全額こっち持ちなのに、なんでまたそんな顔するんかいなと思ったら。

「そしたら運転手をどうするかですよねぇ。うーん」だそうで。

「へ? どうするかって……?」

「つまり、肝心の運転手をどこからどうやって調達するかですよねぇ。うーん」

「どこって……え?」

「そこをクリアできないと難しいですよねぇ」

「私やりますよ」

「できるんですか!?」

「え? 普通なんじゃないの?」

「でもマニュアル車なんじゃないですか?」

「はい」

「できるんですか!?」

「え? 普通なんじゃないの?」

以降八戸側の面々は、日野のスーパーローはこう来てこうなんだよなー三菱はこうなんだよなーそれ言ったら昔のコラムシフトはこんなだったんだぞ等、左手でエアシフトかましつつマニュアルミッション井戸端会議開始。やっぱみんなマニュアルが好きなんだなーと実感したぐらいにして。

まーなんてーか、クルマがないと生活できない田舎なもんで。しかも出稼ぎの数が日本一の県ってことで、そういう仕事に抵抗まったくないもんでww さすがに大型はおいらは無理だけど、1トン2トン程度のトラックの運転なんてちょくちょくあるわけで。

逆に、東京でモノを運ぶのってどうやってるんだろ。運送業社に丸投げするのが普通なのかな。まさか電車を手配するんじゃないよねww

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2015.8.9 日曜
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ヒューリスティック

この日記のネタ帳に「ヒューリスティック」と書いてあったのを発見。その言葉も意味も完全に忘却してたよ。どんなつもりでメモったのかも謎。んで調べてみた。

Wikipedia 記事 は総論だね。

必ず正しい答えを導けるわけではないが、ある程度のレベルで正解に近い解を得ることができる方法である。ヒューリスティックスでは、答えの精度が保証されない代わりに、回答に至るまでの時間が少ないという特徴がある。主に計算機科学と心理学の分野で使用される言葉であり、どちらの分野での用法も根本的な意味は同じであるが、指示対象が異なる。すなわち、計算機科学ではプログラミングの方法を指すが、心理学では人間の思考方法を指すものとして使われる。なお、論理学では仮説形成法と呼ばれている。

ああそういうのか。メモったのは、計算機科学じゃなく心理学や論理学の方だったと思う。

世の中でよく使われてる「常識」が作られる過程って、けっこうヒューリスティックによるんじゃないか、ってのだったかも。常識って、時代が換わると陳腐化したり、土地が違うと通じなかったり、けっこう普遍的じゃないもんだよね。

「常識」の正体って、その時代のその社会で蓄積・洗練された方法論が、答えにたどり着くショートカットとして多くの人に支持され、重宝されるってことなんじゃないかと。

「ショートカット」は Windows 用語。Mac 用語だと「エイリアス」。UNIX とインターネットの用語だと「リンク」。どれもまったく同じものを指してる。まぁそういうもの。この場合は「ショートカット」が意味的に通じやすいかと。けど考え方はネットでも一般的な「リンク」がわかりやすいかも。

けどショートカットやリンクは経路が固定されてるんで、質問・要求は常に同じ答えにワープされてしまうわけで。時代の変化に合わせてメンテナンスを続けてないと、役に立たないところに飛ばされたり、行き止まり(リンク切れ)にぶち当たったりもするわけで。

「伝統」も同じようなもんかもな。古すぎて由来や意味が忘れられてるものもあるわな。形骸化ってやつだけど、これはこれで、「もう意味ないから」と安易に捨てるとどんな悪影響が出るかわからんっつう怖さがあったりして。

あとさ、「信用」「信頼」ってヒューリスティックのなせる技なのかもな。その人やその会社の言うこと・することだから大丈夫、っつうことで、ノーチェックで受け入れてもらえると。「信頼のブランド」ってくらいだから、企業はともかくそこを築き上げるのに血道をあげるわけで。世の中からそれを勝ち得た後だと、裏でヘンテコなことやってても疑いが生じにくいわけで。あるいはヘンテコなことに気づいた人が、それを言いにくい雰囲気を作れるわけで。

とりとめない内容になっちまったけど、まぁこんな感じで。

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2015.8.10 月曜
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スカイロン

スカイロン っての初めて知ったわ。イギリスで設計されたスペースプレーンだそうで。肝になるエンジンの研究開発が始まってるとか。

イギリスのスペースプレーンっつうと HOTOL(下の図)が有名だったけど、1988年に計画中止の憂き目に遭ってる。

あの国はなんでまたこんなにスペースプレーンにご執心なのかと思ったら、中心人物 アラン・ボンド 氏の執念と根性の賜物なんですな。

んで一旦はポシャったものが、どこらへんを考え直して復活したのかと。

そのひとつはエンジンみたいだね。まぁそうだろうなぁ。単段式の宇宙往還機となると、推進剤を全部積み込む形じゃ不可能なわけで(だから今の衛星打ち上げ用ロケットは全部多段式になってる)。てことで低い高度じゃ大気中の酸素を取り込んで酸化剤にする形にすれば、単段式の勝ち目が見えてくるわけで。

ところが低速度からマッハ5や10あたりまでをカバーできるジェットエンジンの開発が難航しててな。しかも高い高度じゃ自前の液体酸素に切り替えなきゃいかんわけで。そんな都合のいいエンジンの理論は HOTOL の頃にはとっくにあったものの、現物は2015年の今になってもまだろくにできてないってことで。

ここらへん日米もそれぞれで研究中だね。アメリカじゃ X-43 っつう無人機で、一応の実地試験は済ませてる。予測どおりに挙動することが実証できたけど、実用化への道はまだ遠いっぽい。日本での動きは JAXA ですな。極超音速風洞で要素実験を続けて、データ取りに勤しんでる段階。研究の立ち位置は、超音速旅客機研究の一部ってあたり。まだ衛星軌道到達をウンヌンできるほど特化してないっぽい。

んでイギリス。アラン・ポンド氏の夢と執念はこの30年でだいぶ現実味を帯びてきたってことかな。たゆまぬ研究と新技術の導入が実を結んだのか、ついに英政府からエンジン開発予算90億円をゲット。

“宇宙まで15分”を実現する次世代エンジン「Sabre」開発に90億円を投入 ―イギリス - Technity

さてさて単段式宇宙往還機の開発競争は日米英の三つ巴の様相を呈してきたわけで。普通に考えて、ゴールに一番近いのはアメリカだろうけど、その鍵を握るエンジン開発。ここでどれだけいいモノを作れるかで、他の計画への影響度も決まってきそうですな。

スカイロンが現実的になった要因のもうひとつはたぶん、無人化。スカイロンの機体の中身を見るに、人が乗るスペースがまったくない感じ。

X-43 もそうだったけど、航空宇宙工学の実験機はオートパイロット化が進んでる。人命リスクがないうえ、かなり小さく安く作れるからな。日本の超音速旅客機開発の研究も、今は無人機のみで進めてるし。これが宇宙機となるとなおさらその傾向が強くなるわけで。月軌道の向こうの「深宇宙」と定義される場所に行った宇宙機は、今まで全部無人機だったりする。宇宙機にとって往々にして、人間は余計なお荷物でしかなかったり。

スカイロンもそこを割り切ったみたいだね。これでだいぶ軽く安く作れるわけで。まぁ謳い文句じゃ旅客を運べることになってるけど、たぶん貨物室に船室ユニットを乗せる形じゃないかな。かつてスペースシャトルを宇宙旅客機にする構想があったときのアイデアそのまま。スカイロンじゃもしかしたら、有人仕様でもパイロットはいないかも。

つか航空機じゃないけど、日本のリニアモーターカーは無人運転のような気がする。旅客鉄道の無人運転は ゆりかもめ でもう実証されてるしな。

なんとなくイギリスの宇宙開発って計画倒れが多い気がするけど、今度はより実現性が高くなってる気がする。イギリスの独自開発ものだと、ロケットのブラックアローがあるな。度重なる失敗の末、日本と中国に遅れて世界で6番目の自力での衛星打ち上げ国の称号を得た。そして直後に計画中止で宇宙開発から引き上げてしまった。1980年代のサッチャー政権の頃は国の財政再建が喫緊の課題で、宇宙開発をほとんど止めてしまってな。国家としての取り組みは今も、フランス主導のヨーロッパ宇宙機関(ESA)にお付き合い程度の出資と参画をしてるのみだったり。

となると英国内のロケット野郎な人たちは、この現状に常々不満だったろうなーと想像できるわけで。サリー大学はそのペーペーな現状を逆手にとって、独自に「超小型衛星」っつう概念と規格を作って成功した。それが世界に広まっていったのは見事だった。けど国家の大型プロジェクトではないわけで。

宇宙開発がなかなか進まないのは、地上ー宇宙の輸送コストがべらぼうに高いから。これがボトルネックになってる。

アメリカのスペースシャトルはそこに挑んだけど、結果で言えば失敗だった(シャトルにしかできないこともあったんで、全否定はできんけど)。むしろ旧来の使い捨て型ロケットの方が安くて使いやすかった。その使い捨てロケットはなりなりにコストダウンが進んでるとこでして。それでも旅客を乗せるにはまだおっかないし、億万長者以外が宇宙旅行できるほど安くもなってない。コストダウンで運用する国家の負担が少なくなって助かってるけど、相変わらず国家が運用するほどの大規模な予算が必要ってことで。

2020年に就航予定の日本の H3 ロケットは、現行の H-IIA の半額を目標にしてる。それでも1フライト50億円。民間から定常的に旅客なり貨物なりを集めて定期運航して稼ぐってのは、あと1桁は減らさないと無理な気がする。

てことで、そこまでコストダウンするには今のロケットの改良じゃ到底無理なわけで。完全再利用型の往還機が必要になるわけで。できれば単段式にまで持っていけば、航空機と同じような運用ができるわけで。でもそこまでの先進性まで狙わなかったスペースシャトルでさえあの結果ってのが、ハードルの高さを物語ってるわけで。

イギリスが航空機型の単段式の宇宙往還機を目指す理由は、ロケットを打ち上げる適地じゃないってのもあるのかも。多段式ロケットを打つには、国土の東側にだだっ広い無人地帯があるのが必要なんですな。多段式ロケットの燃え殻は途中で地球に落ちてくるわけで、それを安全に落っことす場所があるかってことで。

ロシアは契約してる国の領土内に落としてる。中国は自国内。アメリカは大西洋とインド洋、極軌道打ち上げなら太平洋。日本は太平洋。インドはインド洋。ってな感じ。イギリスの場合、本土から東に打ち上げると、燃え殻は仏独伊あたりに落ちてしまう。無理無理。北に打てばアイスランドにかかるし、南はスペインとアフリカ。西には打てるけど、逆行衛星って打ち上げ時の無駄が大きい上にこれといってメリットがなくてな。あんましやる意味がないわけで。

HOTOL やスカイロンの形式だと、途中で燃え殻を落とさない。旅客機みたいに他国の上空を飛びつつ、そのまま加速して衛星軌道に到達できるわけで。イギリスにとって一番大きな理由はそこかも。

ESA は南米の赤道直下の仏領ギアナに打ち上げ基地を持ってる。そこを使わない方向ってことは、フランス主導の組織の下にいる現状を良しとしないってことなのかもな。あそこはまさにフランス領だし、打ち上げカウントダウンもフランス語だしなw

まー今度こそのスカイロン、またしてもの空(スカイ)論にならんことを期待しとりますです。

銘板
2015.8.11 火曜
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ハリーファサット

H-IIAロケットの打ち上げ計画 を見てたら、おお、2017年にまた商用打ち上げですか。遅ればせながら、受注おめでとうございます!

今年度はカナダのテレサット社の通信放送衛星が決まってる。そして再来年はアラブ首長国連邦のハリーファサットという地球観測衛星。日本の大気観測衛星 いぶき の後継機と同時打ち上げなんだね。てことは2012年の韓国の衛星と同じスタイルですな。今回も地球観測衛星なんで、たぶん同じく極軌道打ち上げかな。H-IIA の高度化改修後ってことで、違う高度の軌道に投入したりするんだろうか。わくわく。

官需衛星打ち上げの余ってるスペースを安く売るっつう手法、なかなかうまいよなぁ。官需衛星が大型路線から中型路線に切り替わったときは、余りまくるロケットの能力がもったいないなーと思っとった。こんな活用法があったとは。韓国の衛星打ち上げのときは入札で13億円でゲットだったのか。ふむふむ。結構な額だよな。H-IIA は1発100億円なんで、かなりの稼ぎになったかと。

1機まるごとチャーターで使っていただくのも嬉しいけど、もともとただ捨ててたところを売るっつうのは、ほとんどまるまんま利益になるってことでして。純利益額で考えると、チャーターと大して変わらないかも。

はるか1980年代、日本のロケットエンジニアは、商用受注がどんどこ舞い込んでくる未来を夢見ながら H-II ロケットの開発に勤しんだ。1990年代には受注増加を見越して、太平洋の赤道直下、キリバス共和国と宇宙開発に関する協約を結んだ。その領地のクリスマス島に土地を借りて、打ち上げ基地建設の準備を進めとった。種子島宇宙センターだけじゃ受注を処理しきれない、そんな状況を思い描きつつ。

H-II ロケットは初号機から順調に稼働して、アメリカの複数の衛星メーカーから合計20機を越す打ち上げ契約を受注。H-II の好調さを受けて前倒しで開発が始まった低コストな H-IIA に、その実務を託すことも決まった。そんな前途洋々に思えた矢先での、まさかの H-II 2連続失敗。受注契約は全部消滅。クリスマス島の土地も、ほとんど何にも使わないまま返却。「何もかも失った」と言っていい状況から、よくぞここまで持ち直してくれた(涙)

その商業受注はまだまだ本格稼働ではないわけで。けどとにかく稼働はしてるわけで。H-IIA の時代に入っても、しばらくは打ち上げ直前に不具合が見つかって延期ってのがあった。主に配管系のトラブルだったらしい。それも品質管理を導入して克服。今は天候不順での中止・延期を除けば、ほとんど公表済みの定刻どおりの打ち上げを実現してる。地味ではあるけど、顧客はこういうところも評価してくれてるんじゃないだろか。

つか今年度の X 線天文衛星 ASTRO-H の打ち上げのとき、ピギーバックでアメリカの超小型衛星を有償で載せるんだよな。これは商業打ち上げとしてはノーカンなんだろか。超小型ってことは大きくても何十 kg 程度かな(小さければ 1kg ほど)、それでも何十 kg なら立派な商業打ち上げミッションと言えると思うが。

銘板
2015.8.12 水曜
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情報収集衛星まわりのなにがしか

情報収集衛星打ち上げに関する海外記事を見つけたんで、なんとなく翻訳してみた。

Japanese H-IIA launches with IGS spy satellite(日本の H-IIA、IGS スパイ衛星を打ち上げ) - NASASpaceFlight.com

2015年1月31日 William Graham

日本は日曜、三菱重工業とともに2015年の最初の打ち上げを行い、レーダー偵察衛星1機を H-IIA 輸送ロケットで軌道に飛ばした。種子島宇宙センターからの離床は予定通りで、13分間の打ち上げウインドウの最初である現地時 10:21(協定世界時 01:21)だった。

情報収集衛星(JSE)という衛星シリーズは一般に、英語では Information Gathering Satellite(IGS)して知られており、日本の内閣衛星情報センターが運用している。

IGS 計画は光学画像とレーダー画像の宇宙機で構成されている。日曜に配備される衛星はレーダー衛星の6号機で、IGS 全体では、光学衛星試験機2機も含めて13番目となる。

日本が IGS 計画に着手したのは、1998年8月、北朝鮮が光明星1号衛星のの件打ち上げをしたことによる。この打ち上げは日本を飛び越え、北朝鮮が日本を攻撃できるロケットの開発能力を示した。

IGS 衛星は三菱電機製で、三菱重工業の H-IIA で打ち上げられた。

最初の IGS 衛星2機は、光学画像機とレーダー画像機が1機ずつだった。これらは2003年初頭、H-IIA 2024 型で一緒に打ち上げられた。2003年後半の2度目の同時打ち上げは失敗に終わった。原因は、H-IIA の固体ロケットモータのうちの1基の分離に失敗したことだった。これは現在までの26回の H-IIA 打ち上げで唯一の失敗である。

この失敗の後、IGS 打ち上げ再開は2006年となり、光学衛星1機のみ配備された。2007年にレーダー衛星が続いて打ち上げられ、このとき第2世代の光学衛星の試験機も同時に打ち上げられた。

運用向け第2世代衛星の打ち上げは2009年11月、IGS 光学4号機で始まった。その他の第2世代光学機は2011年9月に打ち上げられた。編隊を組むレーダーの方も第2世代に入り、2011年12月と2013年1月に打ち上げられた。2013年の打ち上げでは第3世代の IGS 光学試験機も打ち上げられた。

日曜のペイロードもまた第2世代のレーダー衛星で、編隊に組み込まれることとなっている。これにより軌道上で不具合を起こしている2機の衛星のうち1機を退役させられる。新規の衛星は、レーダー第1世代2機が打ち上げ後4年も経たずに故障した後に製造された。この非常事態は、第2世代衛星の登場で防がれることとなる。

IGS 打ち上げは今年の後半に行われ、光学画像衛星第3世代の最初となる予定。編隊の今後のさらなる補充と性能アップは来年以降も続けられる模様。

日曜に打ち上げられた H-IIA は 202 型という最小の構成で、2009年以来すべての打ち上げに使われている。

2段式ロケットで、1段・2段とも液体水素と液体酸素を燃料にした、すべて極低温の組み合わせである。SRB-A3 固体燃料モータ2基が、飛翔の初期段階で1段目の推力を補う。

H-IIA 202 型は H-IIA で用意されている2つの仕様のうちの1つで、もう1つの 204 型では SRB-A3 モータを4基使用し、ペイロード容量を増加している。H-IIA 204 型の今までの使用は、2006年12月の通信実験衛星配備の1回のみ。

このロケットの運用初期には他に 2022 型と 2024 型の2つの構成があった。違いは、それぞれ2基・4基のキャスター4-AXL ストラップオンブースターを、2基の SRB-A の他に追加したものだった。これらのバージョンは2008年に中止となった。SRB-A 設計での強化策で、キャスター使用時の性能の優位が消滅したことによる。

日曜のミッションに使われたロケットは、フライト番号として F-27 が振られている。これはこのロケットの27番目のフライトを意味している。

ロケットが打ち上げられたのは、宇宙航空研究開発機構(JAXA)種子島宇宙センターの、吉信(よしのぶ)打ち上げ施設(LA-Y)の第1射点から。この施設は1990年代、短命だった H-II ロケットのために作られた。吉信打ち上げ施設には射点が2つある。第2射点は2000年代初頭、H-IIA のために建設された。

これまでのところ、H-IIA の打ち上げはすべて第1射点で行われてきた。第2射点は実際、さらに大型の H-IIB の打ち上げにのみ使われている。H-IIB は国際宇宙ステーション補給機 HTV を打ち上げるためのロケットである。

H-IIA の第1段エンジンの LE-7A は、離床の2〜3秒前に点火される。秒読みがゼロに達すると、ロケットは固体燃料モータに点火、軌道に向けて上昇を始める。ミッションプロファイルの詳細は非公開だが、過去の太陽同期軌道打ち上げの飛翔計画に似ている。

2基の SRB-A3 ブースターは、ミッションの最初の99秒間で燃え尽きることになっている。噴射炎が消え、ロケットを十分に補助できる推力を出せなくなる前である。

約9秒後、油圧アクチュエータが作動し、使用済みモータがロケットから切り離される。ペイロードフェアリングの分離は、離床から4〜5分後、第1段での飛翔時に行われる。

第1段が燃え尽きるのは、打ち上げからおよそ6分50秒後。その8秒後に第1段が分離され、さらに6秒後、第2段が点火される。

LE-5B エンジン1基を使い、第2段の第1回目燃焼が8分間続く。あるいは2回の短い燃焼があり、太陽同期軌道に達する。それに最も近いフライトプロファイルでは1回のみで、その後すぐ、宇宙機は分離工程に入る。

日曜の打ち上げは2015年での4回目で、日本にとっては初回である。H-IIA の次の打ち上げは3月か4月に予定されており、このとき IGS シリーズの光学偵察衛星が乗ることになっている。

今後の2回の H-IIA ミッションは年末近くとされている。まずは ASTRO-H で知られる新型の X 線望遠鏡(NeXT)。これは国際天文観測衛星である。その次のテルスター12V は、日本のロケットを使っての初の商業通信衛星打ち上げとなる。

8月、日本は H-IIB ロケットで、この際宇宙ステーションに貨物を運ぶ こうのとり5号機を打ち上げる予定。

なんかこう、意外に分かりやすかったのがほんと意外というか。外から見たコメントって何かとバイアスがかかってるかと思いきや、おいらよくわかってなかった IGS の流れを綺麗にダイジェストしてくれたというか。第3世代に入ったんだよな。IGS。初めの頃は松浦晋也氏にいろいろツッコまれてたけど、最近じゃ性能面でかなり行ける仕様になってきたみたいだし。

第1世代は性能ウンヌンよりも、軌道上で問題なく作動することと、地上スタッフを一から鍛え上げることが大事だったと思う。記事にあるとおり、このときのレーダー衛星投入まで、軌道上の4機編隊は全部光学衛星っつう変則的な構成を強いられてきた(本来は光学2機+レーダー2機。レーダー衛星がみんな早々に故障してしまったんで、古い世代の光学衛星2機を延命させて、「4機体制」っつう肩書きをどうにか維持してきた形)。性能アップを進める傍、信頼性アップも必須だったと。

んでまぁそろそろ信頼性も安定してきたんじゃないかと。ミッションの性格上、詳細情報が出ないものなんで、希望的予測で語ってしまってるけど。

去年の5月に打ち上げられた陸域観測衛星 だいち2号。これは IGS のレーダー衛星と同じく、合成開口レーダーを積んでる。先代の だいち は光学とレーダーの2つのセンサーを搭載してたけど、2号以降は別々に搭載することになった。んでまぁ IGS が始まったのは だいち 計画が動き出した後で、その技術が使われるんだなーとはわかってた。どっちも同じ三菱電機製だし。てことで、第3世代 IGS も だいち2号と共通の基盤で作られてるんだろうなーってのがわかる。

てことで、公開されてる だいち2号のセンサーの性能はいかに。1m らしいね。ちなみに初代 だいち は 5m。IGS レーダー第3世代は少なくとも 1m、本当はもっと、ですな。光学の方は、進んでるアメリカの解像度は 30cm とか 15cm とか聞くけど、高度 400〜500km の太陽同期軌道上から、レーダーで 1m 未満ってかなりキテる気がするが。

そんで今は、記事が書かれた頃より進んで、光学2機+レーダー2機の定常状態に入ってるわけで。IGS の当初の目的は北朝鮮の監視だったんだけど、今はあの国だけ監視すればいいってわけじゃないと思う。

そこで太陽同期軌道が活きてくるわけで。IGS 計画って、最初から全世界の監視を考えてたんだな。てことは北朝鮮が1998年にテポドン1回目を打つ前から、構想はあったんだろうな。てことは IGS が生まれるきっかけになったとされるテポドン発射は、実現のための単なる口実だったんだろうな。てことはあのテポドンショック、大騒ぎになったのは政府の目論見が込みだったのかもな。

まーうちの近所の上空を通ってったんで、個人的にも大事件だったけど。以下の図は、そのときの飛翔コースを自分で計算・推測してみたの図。

全国的に騒ぎになってたけど、あのときちょっと意外に思ったことあってな。「普段は辺境だからって打ち捨ててるくせに、こういうときだけはここぞとばかり、日本の大切な国土だとか言って敵を叩くネタにするのな」と。北朝鮮の示威行為に驚愕しつつも、国内の反応にはそれはそれでウソくささを感じたりもして。

そんなわけで、全世界のおはようからおやすみまで暮らしを見つめる我らが IGS。とはいえ今は受信局が日本国内にしかないみたいでな。早朝と夕方の限られた時間だけしか、衛星からデータをダウンリンクできないらしい。今の安倍内閣の宇宙開発計画では国防重視ってことで、IGS 用のデータ中継衛星を配備することにしたらしい。たぶん静止軌道に2機配備で、それぞれの IGS 衛星から24時間体制でデータを取れることになるかと。

今飛んでる日本のデータ中継衛星 こだま と大体同じ機能かと。つかここでも こだま の技術をうまいこと流用するんだろうな。宇宙工学は経験工学とも言われるそうで。日本の衛星技術って、思い立ったらすぐさま他用途に転用できるくらい蓄積が進んだんだな(しみじみ)。

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2015.8.13 木曜
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カーステいいやね その1

そういや7月中だったけど、今乗ってる日産ティーダのカーステを取り替えてさ。いやーいいね壊れてないカーステはwww

前まで純正カーステだったけど、去年の10月からどうも様子がおかしくなって。左後ろのスピーカーは死んでるし、左前のは点いたり消えたりで。修理屋さんに見てもらったら、スピーカーや配線じゃなくカーステ内部がいかれてたらしく。そういや CD のイジェクトもおかしかったしな。てことで KENWOOD の安いやつに替えてみた。

あれだな、最近の車のパーツ屋さんではカーステのブースが小さいんだな。しかも展示にあんまし気合い入ってなくてな。カーステに凝りたい客が減ったんだろうなぁってのを如実に表してましたですよ。つか音源のデジタル化が完成の域に達して、コマゴマしたところはどうでもよくなったってことですかね。

あと女性向けとかエコカーとか、クルマのドレスアップにカネかけたい層を切り捨てた退屈なクルマばっか売り込んでしまって、「クルマなんて走ればあとはどうでもいいよ」的にコモディティ化させてしまったってことですかね。純正仕様のアクセが内装との融合を進めてしまって、おいそれとサードパーティーに取り替えられなくなったってのもあるかな。純正カーステじゃないと下取りに響くのは昔からだけどさ。

けどカーステの場合、純正だからって特に音質がいいわけではなく。そして壊れると修理も交換もべらぼうに高かったり。まー使い勝手は、余計な機能がないぶんラクだけどな。

買い替えでこだわったのは安さwのほか、USB メモリをブッ刺せること。クルマ転がしながらボカロ曲やら EFD やら聴きまくりたくてさ。んで買ったやつは USB ポートのほか、iPhone のジャックの穴もあったりして。このすぐ前に iPhone 5S を買ってたけど、ここでもやっぱし一番安い 16GB モデルにしちまって。iPhone で音楽を聴くつもり全然なし。てことでカーステではもっぱら USB ですよと。

んでまぁそれ用に USB メモリ 32GB を購入しまして。ボカロ曲やら EFD やら、昔から買ってあった様々な CD のデータもブチ込みまして。再生してみたらあんた何この "NA FILE" っつう点滅表示。

次の曲、次の曲、とボタン押してもひたすら NA FILE。しばらくするとようやく曲がかかった。ああーいいねぇカーステはいいねぇ。クルマで好きな曲、ほんといいねぇ。

とアルバムが1枚終わって、次のフォルダに移るとまたしても NA FILE 連打。何これ。すごい不便なんですけど。

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2015.8.14 金曜
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カーステいいやね その2

いろいろいじりつつ、なんだか事態が読めてきた。

これ Mac OS X の不可視ファイルってやつじゃね? それをいちいちカーステが読み込もうとしてるんじゃね?

てことで USB メモリを Linux を入れてる PC に刺して、コマンドラインから ls -a で中身を見てみた。ああやっぱしそうだ。

てことでそれぞれのディレクトリに入っては不可視ファイルを殺しまくってみた。してカーステにまた刺して、ああやっぱしそうだった。

この OS X のイビツな仕様、すっかり忘れてたわ。OS X 内でファイル操作をすると、同じ名前の不可視ファイルが自動で作られるんだった。これって昔の Mac OS の機能を受け継ぐためのものなんだよね。

旧 Mac OS のファイルって、1つのファイルの中が「リソースフォーク」と「データフォーク」という2つの部屋に分かれててな。データフォークは普通に、そのファイルの実データ部分。リソースフォークは、HTML でいうヘッダ情報みたいなのを書き込む部分。リソースフォークがあるおかげで、Mac ではファイルごとに、色を付けたりコメントを書いたり、どのアプリで開くかを設定できたりした。そんなわけで旧 Mac OS では拡張子も必要なかったっけな。

OS X の実態は FreeBSD ベースの UNIX なんで、ファイルの中身っつうとデータフォークしかない。てことで旧 Mac OS と OS X との互換性を維持すべく、リソースフォークはそのファイルと同じフォルダ内に、不可視の別なファイルを作る形になったんだった。

しかしユーザが普通に使う上で、不可視ってことは存在しないのと同じ扱いってことなわけで。けどおいらのカーステはそういう御法度に無頓着で。

これどうなんだろ、例えば Windows の不可視ファイルは真っ当に不可視扱いしてくれるんだろうか。まぁ Windows はこれからも使う予定がないんでどうでもいいけど。つか Windows だとリソースフォークを不可視ファイルで再現なんて必要ないしな。

まぁおいらのカーステの OS が UN*X ではないことはわかったよ。

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2015.8.15 土曜
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平壌時間とソウル時間

北朝鮮、平壌時間を設定だそうな。今まで日本と時差なしだったのが、30分遅れの時間を使うことにしたそうな。今日この日に発表ってことで、その決定の目的は「日帝残滓の払拭」。ってのはたぶん2つある理由のひとつなんだろなぁ。

もうひとつはきっと「そのほうが合理的だから」じゃないでしょか。自然の営みから国まるごとズレて暮らし続けるってのは、なかなか辛いことと思う。その調整をつけたってことで。

てことで今回の北朝鮮の決断と実行、なかなかセンスいいと思うよ。

そういや我が八戸も、明石が基準の日本標準時から25分くらいずれてるんだよな。南中時刻は11時半ちょい過ぎ。けど東京のズレも八戸とそんなに変わらんわけで。誤差30分って、このくらいなら許せるかもっつうギリギリの範囲なのかもな。

韓国は北のこの決定に異議を唱えてるみたいだけど、日帝残滓もまた不愉快のネタなんなら、韓国も日本に30分遅れの時差にすればいいのに。けどもうこれそれやると北朝鮮の真似することになっちまうことが確定しちまったしな。かの国にとっては面白くないことになりましたなぁ。

平壌ってソウルより西にあるんだな。

つか韓国の国土よりも西に外れてる。つか北朝鮮って韓国よりずっと東西に広いのな。知らなんだ。北朝鮮の東端の緯度は山口県あたりだし。てことは、北朝鮮の東の端あたりにしてみると、平壌時間はあまり使い心地が良くないかもな。と思ったらその東西のズレも、距離は明石と東京くらいだったり。問題ない範囲ってことか。

そしてまた上の地図から。日本標準時は東経135°が基準なわけで。その30分遅れだと7.5°引いて、東経127.5°ですな。

平壌よりもソウルの方が東経127.5°に近いわけだが(目分量だけど、平壌 125.7°、ソウル127.0°)。韓国は文句ばかり言ってないで、さっさと北の標準時と同じのを採用して「ソウル時間」を名乗った方がいいんのでは? こうすると北を真似した印象は和らぎそうだが。

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2015.8.16 日曜
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つきまとう何か

世界のいたる国では、8月15日は第二次大戦勝利の日なんだな。記念式典したりして。まさに日本の降伏した日がそのまんま記念日なわけで。まぁ今年は70周年の節目だしな。それはそれは盛り上がるだろうと。そして負けた日本の方も、天皇陛下と首相がそれぞれ談話を発表なわけで。

首相の談話はまぁ中韓が上から目線でいろいろウンヌンしてたわけで。政治・経済ともすっかり影が薄くなった韓国はともかく、勢いとはいえ今もまだ強大な中国はどうなんだと。

と思ったら、え、それどころじゃない大事故発生中? つかもうこれ、かの高速鉄道の大惨事をはるかに超える規模みたいだけど。実際、日本叩きの絶好のチャンスをフイにしなきゃいかんくらいすごいことになってるっぽいけど。

物理的に収束して、原因究明なんかも収束するまで、何がどうだったのかはよくわからんまんまなんだろうなぁ。

今わかるのは、例えば5年後の今頃は第二次大戦終結75年周年の節目だけど、同時に天津港大爆発の5周年の節目にもなるわけで。戦勝国の中で中国だけは祝賀ムードになれなさそうな感じ。

つか人民元を切り下げて輸出と内需の強化を図った途端にこれって、あの国はどんだけ運に見放されてるんだと。

AIIB の出資先第1号が中国ってことになったりしてな。

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2015.8.17 月曜
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潜水バス

そういや AIIB の話って新聞に全然載らなくなったな。少し前まであんだけ話題になってたのに、中国の経済が不調っつう報道にかき消されるっぽいが。最近どうなんだろう。水面下でいろいろ進展してるのかな。

日本はやっぱしそのバスに乗らないと思うけど。

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2015.8.18 火曜
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伝言ゲーム

職場内で伝言ゲームが発生しとりまして。「ゆんずさんがそう指示した」とかいう怪情報が巡り巡ってたらしく。その情報がついに今日おいらに回ってきて、ようやく発覚したと。そんなんまったく言った覚えなんぞないってやつで。

同時に、職場の業務データが明らかにおかしく改変されて出回っとりまして。その誤情報をもとに仕事してた人たちがいらっしゃいまして。伝言ゲーム状態でついにデマ発生に至ったって感じですか。

デマを防ぐには、上の2現象の存在を知らしめることですかねぇ。集団が無意識でやってしまってることを意識のレベルに引っ張り出して衆目に晒して、共通認識にしとくと。

伝言ゲームのメンバーになってしまった人を責めたって、それだけじゃ何度も同じこと繰り返すだけだからな。さらに違う人がまたやらかして、っつう無限ループが発生するだけでもあるし。

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2015.8.19 水曜
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デマなドッペル

昨日書いたのは、まードッペルゲンガー的な何かですかw

こういうのってそういや昔あったなーと思い出して。少し前に書いた ドッペルゲンガーのふり のほかにww

10年以上前、おいらの名を騙って好き放題しまくったバカがいまして。こっちではそのバカが誰なのか特定してたけど、もうどうしようもないこともわかっててさ。結局そのドッペルさんから被害を受けた人たちに本物が謝って回ったという理不尽さ。本人と全然似てなかったんで、皆さんすぐに理解してくださったけど。

そういや当時もう1件、おいらの別なドッペルが出現したんだよな。そっちは被害者に話を聞いても、特定できてたバカとは特徴が違いまして。思い出すといまだにぞっとするわ。かといっておいらと瓜二つのリアルドッペルでもなく、やっぱし似ても似つかないやつだったらしい。

そして今また、実在しないことがはっきりしてる新手のドッペルと格闘中と。一体なんなんですかこれ。まー正体がデマだってことはわかってるんで、対策させてもらってるけども。

デマの媒介者を罰するってのはあんまし好きなやり方じゃないけど、昨日書いた内容を受け入れずに、デマの媒介者であり続けるほうを選ぶ人っているからな。この手合いをどうするかですな。

銘板
2015.8.20 木曜
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対クラタス

水道橋重工謹製巨大ロボット クラタス

2012年の発表以来、各方面に衝撃を与えてきたようで。

アメリカのメガボットがクラタスに挑戦状を叩きつけたのが今年の6月末。

ケレン味たっぷりの動画が楽しすぎるwww

7月5日、水道橋重工はその挑戦を受けて立った。

水道橋重工クラタス、米MegaBotsの挑戦を受けて立つ。格闘で「ブン殴って倒して勝つ」 - engadget 日本語版

「もうちょっとカッコよく作れよ!」

「デカいものに銃つけりゃいいっていうアメリカ文化」

「アメリカ丸出し」

「やっぱ日本文化じゃないですか、巨大ロボって」

「やりますよ絶対」

マイクパフォーマンスときましたよ。日米はともにプロレス文化があるからな。

敵方は大仰に挑戦を宣言、受けて立つ方はそれを鼻で嗤うとかwww 阿吽の呼吸バッチシwwwwww

それを受けて、8月18日に出されたアメリカ側の反応。

NASA とか、あとよくわからけんど凄そうなロボット企業の名前まで出してきたww 「全米総力結集」を見事に演出しとりますなー。ていうか「オレは○○組の幹部と知り合いなんだぞ!」を、きっと向こうも計算ずくでやってると思われ。

ここまで来たら、ギャラリーはしょっぱい試合なんぞ望まんわけで。

双方ともまだまだケンカできるほどの出来栄えじゃないっぽいけど(「ブン殴って倒して勝つ」のクラタスの腕、なんかまだ細い感じだしな)、すごく面白い展開になってきたわけで。これは期待せずにはいられんて。

そして疑問。対決時のクラタスのパイロットはアンナちゃんなんだろうかwwww

銘板左端銘板銘板右端

メガボットの最初の挑戦状動画を何回か見てたら、なんだかんだ言ってクラタスに敬意を持ってるのが汲み取れてきたよ。自分たちが1番乗りじゃないことを認めたうえ、クラタスのお遊び感覚満点の武装を、さも強力であるかのように紹介してる(「超高精度のターゲッティングステム」って、クラタスのペットボトルミサイルはどこ飛んでくかわからん楽しい代物だぞwwww 撃った方が水びたしになるしwwwww)。そこらのバランス感覚が絶妙ですなぁ。

メガボットの人たち、きっとクラタスにシビレちまったんだろうなーってのがよくわかるww

両者とも、いいプロレスを期待してますですよ。

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2015.8.21 金曜
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ディレクマトリ

デマの理解にも応用できるのかな。前にちょっと考えて、この日記のネタ帳に仕込んどいたのがあってさ↓(以下、めんどいからそのまま載せてしまうのだった)

作業員の人数に対する管理職の適正数って、作業員同士の「連絡線」の数に比例させるといいのかな。作業員の人数を n すると、連絡線の本数=n(n-1)/2。作業員10人なら連絡線の本数は10*9/2=45。これを14人に増員すると、連絡線の本数は 14*13/2=91。作業員数は1.4倍増なのに、管理職の連絡線関連の職務量は2倍に増える。単一の組織の大型化はある程度で収めないと、管理職だらけになるってこと。
そして今度は管理職の間の連絡線数の増加を無視できなくなる。管理職自体は商品価値を生産しないんで、多すぎは無駄ということ。さらに、1人のメンバーがほかの全員との連絡線を保つには量的限界がある。
マトリクス組織がそれで、松浦晋也氏によれば上限は200人くらい。期待した成果を組織に求めた結果の肥大化なら、グループに分けて、グループあたりのサイズを200人以下に収める必要が出てくる。一般に、小さい組織ではマトリクス型が多いのに、組織が大きくなるとディレクトリ型化して縦割りになっていくのは、このあたりが理由なのかも。

マトリクス組織での人的な管理職の数について。その必要人数の根拠を作業員同士のコミュニケーションの「連絡線」の本数に比例させると、トータルの人数が増えるごとに必要な管理職の数が爆増するっつう話。いつしか必要な管理職の数が、組織の総人数を上回るっつうアホな結果が出てくるww

結局、数百人規模の組織だと全部一緒くたのマトリクスは成立し得なくて、小分けにしてそのトップが管理する、同レベルのトップの集団の中のそのまたトップがそのレベルを管理……で、やっぱしディレクトリ型の縦割りに落ち着いていくと。

けどガチガチの縦割りは効率も評判もあんましよろしくないわけで、現実的な解は「マトリクスを適度に混ぜて単純化したディレクトリ型」なのかも。

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2015.8.22 土曜
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もろもろ雑感 こうのとり

3日前のネタだけど。こうのとり5号機の打ち上げ、無事に成功したようで。今も順調に飛行中で、国際宇宙ステーションへの到着はあさっての予定。

なんか妙に注目された打ち上げでしたな。それまでに米ロの補給機の打ち上げ失敗が立て込んでたもんで。ほかに、あさってのドッキングの段取りは初のオールジャパン体制とのことで。そこも話題ですな。地上サポートの若田飛行士がヒューストンから交信てのが微妙にオールジャパンじゃない感じだけど、筑波の管制センターも含めて、メインプレイヤーはみんな日本人だわな。自分でできることが着々と揃ってきてる感じじゃないですか。

ISS の運用は2024年あたりまでかな。ロシアとアメリカが交渉中みたいだけど、ISS も老朽化していくんで、いつまでもこのままってわけにはいかないわけで。この船はいずれ捨てることになるわけで。その後どうするかはどこも未定ですな。

それぞれのメンバーが単独でそれぞれのステーションを運用することになるかもしんないし。ISS の最終設計ができた頃からもう20年も経つ。その間、ISS の実運用も含めて、宇宙ステーションの関連技術は進化し続けてきたわけで。

日本も核心的な技術やノウハウをいくつも得られてるし、人材も育ってる。そしてこの20年で ISS 向けに限らず、自前の打ち上げ手段や軌道上で動かすブツを、より安く確実に作れて運用できるようになったのも大きいかな。

つか相変わらず有人飛行分野が手薄だけど、パイロットをこなせる人材もできたのは、いずれ来るかもしれない自力での有人機技術の基盤になりうるわけで。こうのとり は無人機だけど、有人規格を満たしてるらしい(ISS に取り付けた後、飛行士が与圧部の中に入って作業するので)。そこの経験も、1機こなすごとに得られてるかと。

そういや こうのとり の計画、いつの間にか2機追加で9号機までになってたんだね。アメリカのスペースシャトルもヨーロッパの ATV 補給機も引退した今や、こうのとり が最大の補給機だもんな。そして唯一の、非与圧部を備えてる機体でもあったり。ダチョウ倶楽部な展開とはいえ、頼られる存在になったですなぁ。

けど こうのとり はその機体と専用ロケット H-IIB とで、約150億円ずつかかってるわけで。合わせて300億円。ペイロードの質量あたりのコストじゃ一番安い補給機とはいえ、1回の出費がでかいわけで。JAXA 内の ISS 向け年間予算が400億円らしいんで、打ち上げ1回でその4分の3を食ってしまってる。てことで残りの4機はコストダウン策を投入しながらの運用になるとか。

そういや上に書いたけど、こうのとり って非与圧の荷室があるのが売りなわけで。荷室の内側が宇宙空間に接してるんですな。簡単な覆いはあるけど、がっぽりと大穴が開いてて、気密なんて全然ないわけで。トラックでいうと、荷室がボックスじゃなく幌付きって感じ。気密構造の与圧部もかなりあるんで、例えそのままってわけじゃないけど。

一方、ISS に取り付けられてる日本の実験棟 きぼう。この売りは曝露部があること。こうのとり の非与圧部と同じく、宇宙空間にもろに露出してる実験設備なんですな。こっちは幌さえない状態。そこを考えると、日本の ISS 計画は宇宙空間の環境そのものに価値を見出してるのがわかるわけで。まぁなんてーか、宇宙ステーションでのアウトドア業務に注力してる感じで。有人の船外活動は星出飛行士がやったことあるね。

となると、非与圧部+曝露部で直接何かをしようとしてるのかも。こうのとり が係留されるのは きぼう のすぐ近くなんで、カナダアームを使って非与圧部から引っ張り出したブツをいきなり曝露部に持っていって取り付ける、みたいな使い方が想定に入ってるのかもな。あと、不要になった きぼう の曝露部パレットなんかを、こうのとり の非与圧部にそのまま入れて再突入で焼却処分ってのは、たぶんもうやってるだろ。

銘板
2015.8.23 日曜
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消滅マジック

うちの職場に垂れ流されたデマとおいらのドッペルについて、数日前、根も葉もないウソだってことを立証してやったですよ。説明にはガタやアソビや一切なくして、言い逃れも揚げ足取りもできないところに落とし込んでみた。

垂れ流した当人が、見苦しく逃げ回らないように&きちんと詫びて落とし前をつける以外ないようにしたつもりだった。

「謝れよ」なんて言われると、余計に謝りにくくなるもんでして。なもんだから、こっちからそんな野暮を言わずに、謝ってもらう方向に持ってこうと思った。迷惑かけたんなら、きちんと謝れば円満解決ですがな。

できるだけ気遣ったつもり。職場の全員がいるとこでこの話をしたけど、名指しはしなかった。当人には何のことだか全部わかるけど、感知してない人には誰のことだかわからないっつう形。後でだんだんバレてしまうかもだけど、そこまで面倒見きれん。自業自得だし。

そしたら垂れ流したやつ、まさかのトンズラの模様。就業途中で勝手にいなくなっちまった。以降、無断欠勤状態。

ちょっといろいろ信じられないんですけど。

銘板
2015.8.24 月曜
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あんなの飾りです 偉い人にはそれがわからんのですよ

国際宇宙ステーション(ISS)の船外活動の宇宙服ってさ、足の部分は寝袋状態でひとまとめでいい気がする。そうすれば、そのぶん安く作れるんではないかと。

GM と NASA が共同開発した作った船外活動用ヒト型ロボットって、確か上半身しかなかったような。

って少し調べたら、すごい足してた

銘板
2015.8.25 火曜
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意味なし訪問は見送り

安部首相は来月の訪中をしないことに決めたみたいだね。

安倍首相 来月の中国訪問 見送りへ - NHK NEWSWEB

抗日戦争勝利70年の記念行事ってなぁ……日本は行く意味ないだろ。行ってもただ叩かれてプロパガンダに利用されるだけだってわかり切ってるもんな。罠でさえない。日本に何のメリットもない。

んでプーチン大統領が出るのはわかるとして、朴槿恵大統領も出るんだ……。てことは金正恩総書記も出なきゃ中国と北朝鮮は格好がつかんだろ。朝鮮半島の南北首脳、思いがけず北京で鉢合わせの図ですか。ってそれもなかなかありえないような。そこらへんの調整はどうなってるんだろうか。

銘板
2015.8.26 水曜
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縦書きの牙城

沢尻エリカとのアレで有名になる前の高城剛(ていうか『イカ天』の審査員として有名だったのに、そのあとなぜか忘れられてたよな)の著書『デジタル日本人』に書いてあった謎。

「雑誌は売れなくなると縦書きになる。そうすると売れ行きが伸びる」

こうすると売り上げが伸びるんだそうで。本当かどうか数字で確認したことはないけど、電動バギーブームの後のラジコンマガジンが、横書きだったのがいつの間にか縦書きになっててな。『デジタル日本人』を読んだとき、あーあのことか、と納得してしまって。

以来、なんで横書きよりも縦書きなんだ、と、思い出すたびに疑問に思ってた。だってさ、公文書はもうとっくに横書きの時代なわけで。つか何十年も前の縦書きの公文書って、なんだか奇異な感じさえしてしまう。それどころか用紙サイズも A4 が基準で、どんどん国際標準に倣ってきてるわけで。ネット上じゃ縦書きはほとんど存在しないわな。コンピュータも HTML も西洋発ってのもあって、縦書きでサイトを作れるには作れるけどたまんなく面倒ってのもあったり。

けど「雑誌は縦書きのほうが人気が出る」ってなんなんだと。世の中、もうみんな横書きに慣らされたんじゃないのかと。

ページを繰る動作も、文章を読む目線の流れも、横書きの「左→右」の方が合理的な気がする。なのになんで縦書きの方に人気が集まるんだと。

高城剛の言ってたこと自体、特に根拠を書いてなかったんで、ガセや本人の思い込みの可能性はある。けど今、本屋なりコンビニなりの雑誌コーナーでつらつら立ち読みしてみるに、主流は縦書き派なんですわ。特に、流行に敏感なはずの女性誌がほとんど全部縦書きでして。タイトルはわけわからん呪文みたいなローマ字ばっかしなのにな。なんてギャップを感じつつ。

んで最近ようやく、「これかなー」な理由らしきものを見つけたというか。

縦書きの雑誌をお店の書棚に並べると、背表紙が右側に来るじゃないですか。右手で掴み取りやすいじゃないですか。立ち読みする時も、左手で雑誌を持って右手でページをめくる形になるじゃないですか。

たったそれだけのような気がしてさ。本当の理由は知らんけどさ。

けどもしそれが決定打なんだとしたら、文章を読む立場じゃ縦書きか横書きかはあまり重要な要素じゃないってことですな。正反対って大きな違いかと思ってたら。ページを繰る向きも目線の流れも、読み手にとってはどっちだろうと大した違いじゃないってことですな。

ネットじゃほぼ横書きオンリーだけど、印刷物じゃ昔も今も縦書きのほうが優位。むしろ横書きを駆逐しそうな隆盛を誇ってるような。けどそれは、縦書きか横書きかの実力対決じゃなかったかも、というのがね、ちょいと個人的に新発見でして。

銘板
2015.8.27 木曜
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両者の違い

最近はフクロウが流行ってるみたいで。「かわいい」「癒される」とか。映画『フォース・カインド』で存分にビビってしまったおいらとしては恐怖の対象だけどw まぁ流行ってるらしい。

んでまぁ「フクロウ」っつう単語を見たり聞いたりすると、心の奥底で、遠い昔、誰とも知らぬ者が語ったウンチクが聞こえてくるんですよ。

「フクロウではない。本当はミミズクだ」

時には『フォース・カインド』より気になるこの言葉。ちょいと調べてみた。

え!?そうだったの?「フクロウ」と「ミミズク」の違い - NAVER まとめ

結論: 気にすんな!

了解wwww

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2015.8.28 金曜
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ブーメラン

そういやどうでもいい心の声をもうひとつ思い出した。

小学生のときの担任の先生のお言葉なんだけどさ、妙なこだわりをお持ちだったようで。

「『クルマ』ではない。『自動車』だ」

別にその言葉の意味の端境期だったわけでもなく。何が気に食わなかったのか知らんけど、その先生の脳内ではそういう区別があったらしい。

バカな小学生のおいら、けっこう真に受けてた。んでまぁ言いはしないものの、自動車の意味で「クルマ」と言った人を心の内でちょっとバカにしてた。嫌な子供だな。

ていうか「『バカ』って言ったやつがバカ」そのまんまww

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2015.8.29 土曜
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飾りじゃないのよあんよは

なんだってぇーーー!?

「足なんて飾りです」覆される? 宇宙飛行士・油井亀美也さんの発言にガンダムファンがざわつく - ねとらぼ

つい数日前に書いたネタ に、まさに宇宙の現場から返信来てたwwww

足、不要じゃないのか。すげぇよ足。見直したよ足。足バンザーイ。

ってまぁこれってたぶん、手足をリアクションホイール代わりに使えるってことなんじゃないかと。じゃあ船外活動の服にリアクションホイールを仕込めば同じことなんじゃないかと。なんだやっぱし足は要らないんじゃん。

つかそれじゃ足を活用すれば、リアクションホイールは要らないってことだろ。やっぱ足すげぇ。足パネェ。足△。

足の使い方はどうなんだろう。なんかキノコ型のパラシュートで方向転換するときって、両足を揃えて伸ばして、足先で円を描くように足をぐるぐる回す、というのを聞いたことがある。体は足を回す反対側に回っていくんだそうで。リアクションホイールと同じですな。ちなみに座布団型のパラシュートだと常に前進してるんで、航空機と同じ原理の自律安定が効いてる。てことで方向転換は、それ用の紐を手で引っ張ればできると。

んで無重力状態での方向転換がキノコパラシュートと同じ原理で効くとしたら、やっぱし船外活動の服の足は寝袋状態で充分な気がするが。

油井さんそこらへんどうなんでしょう?

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2015.8.30 日曜
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アフロ大名

織田信長っていろいろ面白いことしてるなぁ。宣教師を受け入れてたのは知ってたけど、その従者というか奴隷というかのアフリカ人を見て、体を洗わせたというエピソードも知ってたけど、その黒人の身柄を引き取って家来にしてたとは。かぶいてるなぁ。その人物は弥助と呼ばれてたらしい。本名は不明らしいけど、出身はモザンビーク島だそうな。

織田信長の家来にアフリカ出身者がいたって知ってた? - マイナビニュース

つかまぁ当時は西洋人が日本に出入りし始めてたわけで、受け入れ側としては「この世に白人がいるならそりゃ黒人もいるわな」的な感覚だったのかもな。完全に憶測だけど。

ちょいと Wikipedia でも見てみた

へぇーへぇーへぇー。実は当時、黒人はけっこう日本に来てたっぽいんだな。まったく知らなかったけど、そうだったんだな。モザンビーク島 って当時のキリスト教布教の拠点だったみたいだから、ただの従者・奴隷っつうより、敬虔な信者が宣教師への同行を許された人だったのかもな(これも憶測だけど)

しかし信長の人事って面白いよな。弥助をゆくゆくは城主にしようと思ってたくらい気に入ってたとは。百姓出身の秀吉の例もあるし。実力主義ってやつですか。

その話は本能寺で焼け落ちてしまったけど、もし弥助がどっかのお城の主になってたら、日本史はもっと面白くなってたろうな。弥助自身の記録ももっとたくさん残ってたろうし。当時、日本の大名になりたかった西洋人っていたかもしんない。んでそんな方々にさきがけて、アフリカ人が大名になってたら、と思うとさ、なんか面白くて。

本能寺の変の後、明智光秀は弥助を殺さず、南蛮寺(日本にあったキリスト教の教会)に送ったそうな。そしてその後、弥助がどうなかったかの記録はないそうな。

ふーん、殺さなかった理由は「動物で何も知らず日本人でもない」とのことで。蔑視かもしれないけど、殺さないための方便かもしれないと。ふーん。しかし弥助は信長の死後も明智軍と戦ったってことは、侍として信長に忠誠を誓ってたってことじゃないかと。アフロサムライって本当にいたんだ。

てことは「動物で何も知らず」じゃないわな。おいらは方便説に一票。もしかしたら信長の手勢の中で、弥助はまだ序列の下の方だったのか、あるいは単に異国人で嫌われてたのかもな。秀吉・家康はどう思ってたんだろう。

つかどうでもいいけど、黒澤明の『影武者』で登場してほしかったなぁ弥助。って年代を調べたら、弥助が信長に謁見した(1581年)のは長篠の戦い(1575年)の後だったか。

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2015.8.31 月曜
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ハナアルキ

ハナアルキという、ほとんど妖怪みたいな魅惑の生物の存在を知ったのは数年前。けどどうもネタだったらしく、おいら絶賛しょんぼり中。

核実験によって絶滅した、知られざる奇妙な生物群『鼻行類』 - NAVER まとめ

Wikipedia 鼻行類

あーあ。ていうかまんまと一杯食わされたチキショウ!

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