ひとりごちるゆんず 2014年7月
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2014.7.1 火曜
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薄めて延ばす

先月の日記、月末の2日は手抜きしちゃったよ。

いやさー気づいたらすんげー長くなっててさ。ちょうど29日と30日を書き忘れたんで、NASA ネタのログと IKAROS ネタのログをそれぞれ2分割して、埋めてしまったですよww

分割しても、NASA ネタは長かった。そして濃かったww こんなのやってっから、ほかのことする時間も根性もなくなるんだよな。

先月の日記の容量、サーバ上で 148.8KB に達しただよ。ってそれでも歴代8位でしかないのかよ。

これ見ると、2010年以降がほとんどだな。200x 年代でのランクインは1個のみ。こんなふうになるたび幾度となく日記の減量を宣言してきたのに、気がつけば元の木阿弥。

ちなみにトップテンから今回陥落したのは2011年10月分。上のランキングを見てもわかるけど、震災の年はなんかもういろいろ内部噴出する諸々を書きまくったってことですなぁ。と言いつつ、2011年1月もかなりキてるんで、そういう体制が出来上がってたってことか。あーあれだ。2010年の6〜8月も盛り盛りってのは、はやぶさ 帰還祭りだな。あれでタガが外れてた時期だったんだろうな。

んでもう何十度目かわからなんくなったけど、日記減量に勤しむとするか。

ついでにネタ帳もかなり分厚くなっちまってるんで、意識して順次消化するとしますか。書く気しなくなった古いやつからどんどん捨ててるのにな。

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2014.7.2 水曜
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生物学的ガウォーク

垂直尾翼って、空を飛ぶために人類がオリジナルで発明したものなんだと思っとった。自然界での飛翔する生物には、そういうものはないもんだと思っとった。

あった。

トビウオ。尾びれがもろに垂直尾翼ですがな。不覚にもまったく気づかなんだ。

そして尻びれが水平尾翼になってるっぽいな。そんでまぁ胸びれが主翼で、普通の人工の飛行機の形になってると。

一応、言葉の定義では、「飛行機」とは一般に動力付きの固定翼重航空機ってことになってる。動力がない場合、「滑空機(グライダー)」のくくりになる。トビウオは空中で羽ばたくのかな。わからんけど、胴体を宙に浮かせたまま加速する手段は持ってる。

なんと垂直尾翼を櫓にして、水を漕いで推進ww これまったく知らんかったwww 独自の進化ですなぁ。イカが飛翔するのも、ほかの生き物とは全然違う方法で、まったく独自にその方法を確立してるしな。海の飛行生物ってなんかこう、誰にも頼らず知恵と根性で技を編み出した感がにじみ出てるなぁ。

これやってるときは尻びれは収納するんだね。体の仰角がかなり強くなるけど、胸びれは水平近い角度で揚力を効率よく稼いどりますな。尾翼系統は空力的にはまったく存在してないのと同じなんで、飛翔とは違う概念の形態というか。ガウォーク形態だなこりゃ。

今回の写真は Wikipedia 記事から勝手にいただいとります。てことでもう一枚。飛んでる姿を真上から撮ったもの。

これ見ると、飛行機でのいわゆる普通型というより、串型に近い感じだね。尻びれでも揚力を稼いでるというか。胸びれは明らかに重心より前に出てるんで、やっぱし串型に近いような。

てことは幻の「世界初の有人飛行機」・エアロドロームっぽい感じですな。しかしエアロドロームは前後の翼の高さが同じですな。まともに飛んだとしても、前翼の後流を後翼がまともに受けるんで、なんかいろいろめんどいことになりそう。

その点トビウオさんは、最初の写真を見るに、上下にずらした配置ですな。しかし普通、魚の胸びれも尻びれも腹のほうに生えてるもんだが、なんでまたこうキレイな上下配置にできるんだろ。

ちょっと無理があるアレだけど、2組の揚力翼を上下と前後にズラして配置ってさ、複葉機の発想とも相通じるものがあるな。ていうか串形機って複葉機のバリエーションとも言えるし。複葉機もまた人類のオリジナルと思っとったのに……。

トビウオ、飛翔生物としては異端のひとつのはずなのに、人類の英知の業績をことごとく先取りしてやがった。食えばうまいらしいんで、トビウオ料理をいただく機会があったらば、ここぞとばかりにチキショウクヌヤロクヌヤロとガツ食いしてしまいそうww

あと人類が未達っぽいトビウオ技術といえば、2枚目の写真の推進方法ですか。これは、んー、地面効果翼機に使えそうかな。スクリューだけ水面下に突っ込んで回す感じで。地面効果翼機自体は常に将来性を望まれつつも、まともな実用機や実用計画が全然立ち上がってなかったり。

趣がちょいと異なるけど、水中翼船はある程度似てるかな。船体が浮いてて(空中翼でじゃなく水中翼でだけど)、スクリューは水の中で回ってる。こっちは普通に営業運行してたりするからな。水の密度って空気の1000倍くらいなんで、プロペラより推進効率がよさそうですなぁ。トビウオも、それであの推進方法を採ってるのかもね。

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2014.7.3 木曜
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ビッグウェイブは突然に

今年の5月、H-IIA ロケットがスカパーの衛星の打ち上げを受注した、と発表があった。打ち上げは2016年度らしい。

その前に、カナダのテレサット社からも受注しとりまして。こっちは2015年度打ち上げ予定。

H-IIA の商用受注がうまくいきだした理由はいくつか考えられるね。

確かここらは、H-IIA のメーカーの三菱重工が何かで言ってたと思った。あと、今から4年前だけど、種子島宇宙センターからの打ち上げ次期の制限がなくなったってのもあった。その前は地元の漁協との調整で、打ち上げに使えるのは年間で、夏期と冬期の合計190日だけ許されてた。これが、いつでも打ち上げられるようになった。

と言うとあたかも漁協が悪者みたいだけど、実際はそうではなく。40年以上前、科学技術庁側が漁協を激怒させたせいだったりする。ようやくその怒りを収めて許してくれた、ということ。

んで、商用受注の好調の理由はもうひとつあるだろと。

ロシアを当てにしてた顧客が、これで H-IIA も候補に挙げるようになったんじゃないかと。ロシアのロケットはいろいろあるけど、どれもまんべんなく失敗が嵩んでる状態だからな。商売は評判が大事だし、かなりダメージを受けてるんじゃないかと。

もしそうだとしたら、そこらの顧客はなぜロシアを当てにしてたのか、となる。

市場シェア1位のヨーロッパのアリアン5ロケット、けっこう吹っかけてるのかもな。まー信頼と実績で売ってるからな。高くても乗りたくなるわな。そのぶん強気の商売をしてるってことかな。

けど発注側としてはアリアンブランドを使いたい一方で、少しでも安いロケットを使いたいですわな。打ち上げた後のほうが大事なわけだし。となると本命のアリアンへの咬ませ犬が欲しいわけで。今まではロシアがそれを担ってた。どのロケットもソ連時代から飛ばしてるんで、技術的に枯れてて安定してて、それを少しずつ改良してるだけなんで値段も安い。

中型ロケットでの打ち上げ受注なんて、要らなくなった ICBM でこなしてるしなぁ(日本も発注して打ち上げてもらったことあったりする)。在庫1万機ってソ連どんだけ地球を滅ぼす気だったんだよ。

中国とインドも安さで勝負のダンピング陣営だけど、今のとこロケット自体があんまし大きくないんで、アリアンとは直接はぶつからない感じ。ただ中印ともロケットの大型化に勤しんでるんで、これからどう化けるかわからんかも。

アメリカにももちろんロケットがいくつかあるけど、海外からの商用受注にあんまし一生懸命ではない感じ。国内官需が旺盛ってことかな。軍事衛星に GPS 衛星の更新にと、けっこうありそうだもんな。あと、商用打ち上げはベンチャー企業に任せる方針でもあるらしく、今その準備中らしい。

てことでこの商売、実質的に欧ロ対決の構図で、商用の経験も実績もない日本なんてハナも引っかけちゃもらえない惨状だった。けどここに来てロシアがへたれ始めたってことで、ついに日本にお鉢が回ってきた、のかもしんない。あと欧米は最近、政治的にロシアを孤立させ始めてるしな。その影響もあるのかも。

とまぁ事が動き出してからだと、分析めいたことを好きに言えるわけで。それにしてもなんてーか、条件って揃うときには急に揃うのな。「来るときは一気に来る」っつう、まさに商売そのもののアレだったり。

これからはどうだろ。発注側はその流れで、日本にドドーッと流れ込んだりするんかな。それとも来年のテレサット打ち上げの首尾を見てからかな。

今の H-IIA はようやく横綱アリアン関と同じ土俵に上がれて、胸を貸していただける立場になれたっつうだけだからな。これからも精進していただきたいですな。願わくば将来、東西両横綱状態になれればなーと。

銘板左端銘板銘板右端

昔、一瞬そうなりかけたことはあったけどね。JAXA の前身の宇宙開発事業団で H-II ロケットを打ち上げてたとき。そして H-II が好調で、コストダウン版の H-IIA の開発を前倒しで進めてたあたり。

アメリカの複数の衛星メーカーから、衛星20機以上もの大量の打ち上げ発注がありまして。次期の H-IIA の将来は勝ったも同然な状態になりまして。

ホクホクしてられたの束の間。H-II がまさかの2連続失敗しまして。衛星メーカーとの契約書には「契約履行までに打ち上げを2回失敗したら無条件で解約できる」という余計な項目があったらしくて。全部パア。

あれはマジで痛かったはず。ダメージからの回復に15年かかって、今ようやくチャーター契約を2口取れたところっつう数字から見ても。

〓ZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZ⊂<回 ←仕切りジッパー

アリアン5って意外と安くなさそうってのをもう少し。アリアン5と H-II は大体同じ時期に構想と開発が始まって、コンセプトもかなり似てて、1980年代の基礎開発段階では「双子のロケット」とも呼ばれたそうな。その後アリアンは、当時持ち上がってたヨーロッパ版の小型有人スペースシャトルを搭載するために大型化していった。双子のそれぞれが出来上がった頃には、アリアン5の打ち上げ能力は H-II の2倍になってた。

その間に欧州シャトル計画がポシャってしまって、アリアンは無駄にでっかいだけのロケットになってしまったかに思えた。ところがどっこい、「複数の衛星をまとめて打ち上げるとお安くなりますよ」っつう売り出しかたでまんまと成功。それができたのも、先代のアリアン4で培った信頼と実績でバックオーダーをたくさん抱えてたから。乏しい官需しか実績がない日本には逆立ちしてもできん荒技なわけで。

アリアン5の「双子」の片割れ H-II。こっちは完成が計画より2年遅れはしたけど、計画どおりの性能とコストを実現した。けどその間に円高が派手に進んで、海外から見ると、開発中に値段があれよあれよと倍増した形。バカ高いロケットになってしまった。

けど未知だったものを実際に開発すると、データや技や土地勘が掴めてくるわけで。H-II を仕様どおりに作ってる間、「こうした方がいいんじゃないか」「これでもいける」がどんどん溜まっていった。てことで、そこらをほとんどコストダウン方面に振った H-IIA ロケットを新規開発。かなりの低価格化を実現した。

よく「H-IIA は H-II の半額以下」と出てたりするけど、あれちょっとペテンな計算方法だったりして。H-II の試験機(190億円)vs H-IIA の目標額(85億円。1回だけ実際に達成したことがある)というズルい比較で。H-II の量産機の価格と H-IIA の最近の価格とで比べると、160億円 vs 100億円 で3分の2弱って程度なんだわ。

ロケットも商品なんで、宣伝で印象を良くしたい。てことでおなじみの「当社比」。これで、古いほうの対象はわざと不利にするんですわ。量産する前の試験機の値段とか、いろいろ無理に経費を積み上げた値段とか。もちろんそのことは表示せず。イプシロンロケットのデビューのときも、比較対象の M-V ロケットは実際より悪いデータを引き合いにされてたっけ。

んで円高の進行は止まったけど、相変わらず円は高いまま。んで上に書いた本当の値引き量を考えると、それでも間に合ってないような。

んでアリアンとしては H-IIA をライバルとさえ見てない風ではあるけど、気がかりな存在ではあるはず。けど H-IIA が宣伝や評判とは裏腹に、まだまだけっこう高価なロケットなことを見抜いてるはず。そこでアリアン側は、余裕かまして高めの値段説定なんじゃないかと。

アリアンの洞察はなかなかだしな。1980年代、アメリカが盛んに「使い捨てロケットなんて時代遅れ」とスペースシャトルを宣伝してた頃、アリアンは衛星打ち上げるだけのミッションについては、スペースシャトルのことを「水たまりを戦闘機で飛び越えるようなもの」と揶揄してたww

そしてアリアンの読みどおり、シャトルはコストダウンできず。打ち上げ頻度も上げられず。一方 NASA の嘘「シャトルの回転率がもっと上がれば、計画通りのコスパを発揮する」を信じたレーガン政権は、アメリカの打ち上げ事業をシャトルに一本化。使い捨てロケット技術をあっさり捨ててしまった。生産ラインも全部閉鎖。

結果、シャトルはバックオーダーを処理しきれず、スケジュールの無理が積み重なるばかり。その影響でとうとうチャレンジャー号爆発事故発生。アメリカの宇宙活動は2年以上の停滞。時代遅れのはずだった使い捨てのアリアンロケット大繁盛の運びとなった(その頃はアリアン4の時代)。アメリカは慌てて使い捨てロケットの生産ラインを再整備したけど後の祭り。アリアンはそれまでに牙城を築き上げてた。まーアリアン側はそのくらい冷静でしたたかなわけで。

てことで H-IIA でをもってしてもアリアン5に太刀打ちできんと思っとった。その後、日本じゃ国際宇宙ステーションに貨物を届ける目的で、H-IIA のパーツを流用して、H-IIA のほぼ倍の能力の H-IIB ロケットを作り上げた。値段は初号機で147億円ほど。2号機以降の値段はわからんけど、たぶん下がってるはず。んで初号機の段階で既に H-IIA の5割増し程度で済んでる。つか H-II より安くて2倍近い能力なんで、初号機の段階で名実とも「半額以下」をついに達成したことになる。

これで装備でアリアン5に対抗できる、あとはバックオーダーが揃えば……おいらはそう思っとった。となると韓国の衛星を打ったときみたいに、官需打ち上げの空きスペース活用の形で少しずつ実績を積んで、この形で何年もかけて少しずつ受注を増やして……と思っとった。

ところがここへ来て連続受注ですよ。H-IIB ではなく H-IIA で。三菱重工が思い切った安値で勝負をかけてるのかもしんないけど、それでどうにかなってしまうほど、アリアンでの打ち上げは安くないってことでもあったり。

まーアリアンの大旦那が今後も殿様商売を続けてくれたほうが、H-IIA/B は助かるわな。ただ、向こうは価格をいつでもダイエットできる状況にあるような。相変わらずアリアンが価格決定権を握ってると。

もしかしてギリシャ経済危機が一服して、スペインとイタリアへの飛び火も回避できて、ユーロ安が落ち着いたってのもあるのかな。

銘板
2014.7.4 金曜
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あり得ぬはずの二重ツーショット

今年も、火星探査機 のぞみ の誕生日が巡ってきましたなぁ。この日記、世の中のいろんな行事の日はことごとくスルーするくせに、ていうかこのサイトや日記の記念日さえ余裕でスルーするのに(ああそういや先月24日、この日記の13周年だったわw 完全に忘れてた)、なぜかここ数年、7月4日は のぞみ 特集だったり。

今年はそうですなー、のぞみが撮った、地球と月のツーショット写真でも。綺麗な写真だなーと思っててさ。

漆黒の虚空に浮かぶ2つの球体。2つの星。1つの星系。この写真での位置関係だと、キレイに横に並んで太陽のほうを見上げてる感じがするね。北が上のほうだとすると、地上の視点では、月は満月から新月に向かうちょうど間の、半月の頃合い。下弦の月ですな。上弦・下弦の区別は、新月を起点に最初に来る半月が上限、満月の後に来る半月が下弦、なんだそうな。

いつごろ撮った写真かな。見た目で感覚的に考えてるんで錯覚してるとこもアリかもだけど、ちょいと考えてみる。月の直径は地球の4分の1なんで、この写真だと遠近感が表現されてるってことになる。てことは のぞみ の位置はけっこう地球に近いあたり。月の公転軌道より内側な気がする。

その位置に のぞみ がいるタイミングは、

  1. 月スイングバイ1回目前の待機軌道を周回中
  2. 月スイングバイ2回目を終えて、地球スイングバイ寸前

の2つ。

B はないな。月スイングバイ直後で、のぞみ から見て月がもう地球の反対側に回ってるわけないんで。

てことは月スイングバイ1回目の前、1周期が約2週間の細長い軌道を飛んでたとき撮った写真ですな。近地点は地表から数百 km で、遠地点は月の軌道(半径38万 km)を何万 km か上回ってた。とにかく細長い楕円軌道だった。この軌道を順調に周回してたあの頃は、あとであんなに苦難の旅になるとは、あんなにつらい結末を迎えることになるとは、リアルタイムで応援してたおいらは夢想だにしなかったですよ。

今回、JAXA のアーカイブでこの原版写真を手に入れたんですよ。したらけっこう大きくてさ、3309×2048ピクセルだったですよ。3K ですか。ファイル容量が 5MB なもんで、ここのページに貼ると不都合あったりするんで、リンクにしときますですよ。クリックすると別窓で開きますです。

画像、でっかいわけです。この画像を原寸大でよく見ると、のぞみ が実際に取得した画像を何倍かにブローアップしたものだとわかるんだけどさ、これ見ててわかったことがあったよ。

背景に星々が写ってるわ。地球と月のツーショット写真ってだけでも珍しいのに、恒星の世界まで同時に取り込んでたですよ。特に地球周辺って太陽光が強めだから、このあたりの天体を被写体として撮りつつ恒星まで一緒に、てのはなかなかなさそげで。

この写真、地球と月とのツーショットってだけでなく、地球系と恒星とのツーショットでもあったですよ。

はやぶさ が撮りまくったイトカワの写真でも、この現象はなかった気がする。はやぶさ のラストショット原版(クリックで別窓が開きます)の場合、星なのかドット欠けなのかわからんくてな。被写体の地球の上にも点が出てるもんで。カメラの CCD も、7年に及ぶ長旅で放射線に叩かれまくった後だったし。

のぞみ の今回の写真の場合、カメラはまだ新しい状態なんで、ドット欠けはないかと。ていうか のぞみ のカメラ(MIC)って普通のデジカメと違って、撮像素子が縦に1列に並んだものだったらしい。スピン安定型探査機だったんで、探査機自身の自転を利用して、コピー機やスキャナみたいに、一定の領域を撮像素子の列で掃くように撮像したらしい。

画角が妙に細長いのは、そのタイミングをある程度自由に設定できたからかな。

「SF 映画では宇宙船や惑星の背景に星がちりばめられているが、実際はカメラで両方を捕らえるには明るさが違いすぎるので、背景は真っ黒になる」と何かで読んだことがある。探査機が撮影した画像を見るとそうなってるしなーと納得しとったんだけど、のぞみ が撮った地球‐月のツーショット写真で、それが覆ったですよ。

確かに背景の星は暗いし数も多くはないし、拡大しなきゃよく見えないけど、それでもちゃんと被写体と一緒に写ってたですよ。

のぞみ は停波される前、火星に最接近したあたり、火星の写真を1枚撮ったそうな。それはたぶん今も のぞみ に搭載されたメモリに記録されてるはず。

もし将来、誰かが のぞみ に接触してその画像データを取得したら、火星はどんなふうに写ってるんだろ。

火星での太陽光の強さは地球での 40% ほど。そのぶん暗いわけで、露出もそれに合わせてあるはず。だったらこのツーショット写真以上に明るくキレイに、背景の星々が映り込んでるんじゃないかなとか妄想したりして。

けどもう今の時点で、あれから10年半も経ってしまった。メモリは放射線に叩かれて、画像データはそのぶん劣化してるかもな。将来もしデータ回収ができたとき、星とドット欠けの区別がつけばいいな。

銘板左端銘板銘板右端

ちなみに今回の写真はたまたま撮れたわけではないらしい。宇宙科学研究所の広報責任者の的川先生からの指令で、広報宣伝用に、つまりマスコミ等への話題作り用に、イイ絵になるタイミングを狙ってわざわざ撮ったものらしいww

地球と月がそれぞれ全景で一緒に収まってる写真なんて、探査機でもなかなか状況が合わなさそうだしな。静止衛星からは撮る機会がいろいろありそうだけど、目的に特化してるだろうから高解像度の可視光カラーカメラなんて積んでないだろうし。

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2014.7.5 土曜
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読み飛ばしてください

ここ二、三年、ロシアのロケットが落ちまくってるってぇじゃねえか。

いやいやそりゃアメリカだろ。

なんでだよロコットにソユーズにプロトンにゼニット、みんなロシアじゃねえか。

おかしいな。

おかしかねえよ。

だってアメリカの打ち上げ基地なんだろ?

だからなんでだよ。

ヒュー、ストン

銘板左端銘板銘板右端

ほんとすんません(汗)

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2014.7.6 日曜
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『超高速!参勤交代』

なんか久しぶりに映画を観たですよ。ここしばらく、観る映画の本数よりもフォーラム八戸のフリーペーパーのレビューを書く本数のほうが多かったりするww

すっかり疎くなったもんで、今やってる映画もタイトルを見ただけじゃどこの国のどんな映画だか、そこらへんさっぱりわからんくなっつまって。てことで今日選んだ作品は、タイトルでめっさわかりやすい『超高速!参勤交代』でしたよ。

ところがこの映画、今風の軽いタイトルにまんまと騙されたですよ。王道の本格時代劇じゃないですか。まずその方向でめちゃめちゃ面白かったですよ。そしてタイトルの軽さどおりのギャグもwwww 特に吊り橋の場面で腹筋崩壊wwwwwww 最近いろいろ煮詰まっててさ、声を出してゲラゲラ笑ったの久しぶりでさ。その意味でありがたくさえあったですよ。西村雅彦バンザイ!

って西村雅彦が最高なのは周知の事実として、監督がまた本木克英だもんなぁ。あの人のギャグ演出、独特なんだよ。煽りかたが異常なんだよ。すげーイイよwwww

あとさ、なんか最近の時代劇の殺陣ってすごくね? CG での下品にならない血しぶきとかワイヤーアクションとかもまぁいいけど、役者さんがたの剣術の鍛え方が半端じゃないというか。まー映画だから見映え重視なんだろうけど、それにしても、ちょっと練習した程度じゃそうはできんだろうっつうくらいは見てわかったよ。特に主役の佐々木蔵之介の居合い、マジでかっこよかった&説得力あった。

福島・いわきの湯長谷藩という小藩が舞台で、普通の参勤交代から郷里に帰った武士たち、すぐさま道場で稽古に勤しむんですわ。道場内で真剣を使って稽古って演出はどうだろうかなーとは思ったけど、そこでの殺陣がまた手抜きなしでして。刀や槍を容赦なくぶん回して、ガッツンガッツン当ててるんですわ。見てて怖くなったほど。

そういや『御法度』っていつの映画だったっけ。1999年ってもう15年も前になるのか。あのとき初めて「時代劇映画の殺陣がすごいことになってる」と思ったっけ。

そういや『超高速!参勤交代』での同じ稽古の場面だと思ったけど、「斬りつける → 相手がよける → 相手の後ろにあった巻き藁がスパッと切れる」っつう場面がワンカットであったんだわ。あの巻き藁、きっと CG だよな。CG だと信じたい。本物にしか見えんかったけど。こええ……。

はじめにそうやって湯長谷藩士の武芸達者ぶりを見せる。中盤、敵方の隠密に寝込みを襲われるも、全員がすぐさま臨戦態勢。戦隊ものみたいに、一列横隊で一人ずつかっこいいセリフを吐く。いざ勝負! となるとアレ!? ああそうだったっけ!! ってまたここでも本木ギャグ炸裂wwww くっそー絶妙すぐるwwwww

痛快だったのは、超高速なツラい旅もようやく終わりが見えてきた頃の難関突破。幾多の困難を乗り越えて「このまま急げばギリギリ間に合う」ってタイミングで、伊達藩の大名行列接近の報せ到来。そこは一本道の街道。長い長い行列が通り過ぎるまで、立ち止まってコウベを垂れて待ってなきゃなんない。ああもう最悪もうダメもう無理もういっぱいいっぱい。いくら知恵者の家老だって、そんなのいきなり聞かされたら「だてろくじゅうにまんごくぅぅぅぅぅぅ!」と叫び出したくもなろうというもの(湯長谷藩は一万五千石)。

この絶望の雄叫びに、おいら泣き笑いしてしまった。そして直後のアレは見事だったなー。ギャグも展開も。鮮やかに危機突破でおいらまた泣き笑いですよ。同じ泣き笑いでも涙の味が違ってた。ああーよがっだー。

でもこの作品は本格時代劇。クライマックスはド迫力の大乱闘。今までぼろぼろになるまでがんばってきた殿様と家臣たちの見せ場ですよ。今度はさすがにちゃんとしてる。みんなかっこよかったなー。

あと陣内孝則の嫌味な悪役ぶりもよかった。追い詰めるつもりが追い詰められて、ついに破滅しても反省なんか毛ほどにも見せず、最後の最後までワルを貫くのってさ、いやー悪役はそれでこそ天晴ですよ。お見事でした。その前にセリフでちょっと出てたけど、やっぱしああいうやつからは味方がどんどん去っていくんだな。残るのは鼻薬を嗅がせて無理に動かす系の連中だけ。けどああいうやつは、なんでそうなるのか理解できんのですな。

そういう憎らしい輩が滅ぶのを安心して見てられるってのが、そういう展開を堂々とやれるってのが、時代劇の魅力なんだろうなぁ。勧善懲悪時代劇って今までちょいと見下してたけど、この作品で見方が変わったかも。つかこの江戸の老中のキャラ、見ててもうマジで「てめえふざけんなよ! 死ね死ね死ねコノヤロウ!」ってなっちまうくらいほんとワルくてさー。まったくもーざまぁみろってんだ。

この映画、全国で大ヒット中らしいけどさ(疎くなったんでよくわからんが)、「おもしろかったー」っつうクチコミで、もっとたくさんの人が劇場で観てくれるといいなぁ。

いわき市が羨ましいよ。『フラガール』のみならず『超高速!参勤交代』でも勇名を馳せるなんてさ。八戸も大ヒットご当地映画に恵まれてくんないかなぁ。

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2014.7.7 月曜
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逆襲の電力管轄区

七夕だけど関係なく。あるイヤなやつをなんとなく思い出してしまってさ。ちょっと面白くて。

山形市で下宿してた折の、同じ下宿に住んでたやつのこと。いやまぁテレビ戦争(笑)を終結させた張本人なんだけどさ。ええ、金持ちのバカ息子でして。

やつの出身、新潟県だったんですわ。んで、ことあるごとに東北地方を小馬鹿にするんですよ。「うちは東北じゃないから」となぜか上から目線で。なもんだから東北勢は反撃しますわな。

「東北7県だろー新潟も入れて」「東北に半分食い込んでるだろ」とか言ってもまぁ無駄。相手にするのもアホらしかったけど、いちいち向こうから話を振ってくるわけで。ウザいったらもう。

そして、青森県出身っつう、その意味で最低カーストでずっと黙ってたおいらがとどめを刺してしまったw

「ガタガタうるせえよ。新潟は東北電力だろが」

場は大ウケ。みんなしてそいつを指差して笑った。東北出身者も、ほかの新潟出身のやつ(非差別派)も。三河安城のやつも。数の論理が発動したのか、相手はこんな弱い根拠で見事に黙り込んでしまった(そして、おいらはそいつにますますもって嫌われたww)。

言葉も文化も、新潟と東北は違うよ。区分も東北地方じゃないことくらいわかってるよ。けどさ、たったひとつの単純な答えだ。てめーはおれを怒らせた。なんちて。

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2014.7.8 火曜
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私的謎生物の正体

長いこと探しとった謎の生物。その正体が分かった。

それはヒヨケムシ。英語名は "Solifugae" というそうだけど、"Camel Spider" でも通じるらしい。ラクダグモですか。なんかよくわからんネーミングといえばよくわからんけど、覚えやすいといえば「ヒヨケムシ」より覚えやすいというか。

見た目けっこうグロいんで、画像での紹介は遠慮いたしますです。

昔、テレビのドキュメンタリーで見たんですわ。シルクロードの砂漠に棲む生き物として。その捕食の様子があまりにもインパクトありすぎで、とてもとても地球の生物に思えなくてさ。つか頭部とアゴがおかしい。なんでそうなってるのかほんと謎。とりあえず食べる様子を、リンクでだけご紹介(微グロ注意)

たぶんクモの近縁種だと思うけど、足が10本あるね。むしろサソリに近いのかな。一応サソリの画像も見てみたら、ああなるほど、サソリは足が8本にハサミの腕が2本。ヒヨケムシは、前のほうの長い2本の足が、サソリのハサミ腕にあたるものなのかなと。クモの場合、腕は退化してなくなったんかな。

つかカニも足8本にハサミの腕2本だよな。カニって昆虫に近いもんだと思ってたけど、きっとサソリやヒヨケムシやクモと近いんだろな。

てことはヒヨケムシって見た目に似合わず、茹でるとおいしいのかな……。

銘板
2014.7.9 水曜
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ドロップシャドウ

CSS でドロップシャドウができるんだね。知らなんだったわ。文字列でもボックス要素でも。やり方はコチラとか。調べたらほかにもいろんなお教えサイト様で紹介してくれとりましたです。

こんな感じ。

錯覚とは理解しつつも、すげー立体感。これやるだけで見映えが潤いますなーw

それにしてもソースはパラメータが多いなぁ。手で打ち込むよりも、お教えサイト様からコピペしてからパラメータをいじったほうが早くて間違いが少ないねこりゃ。

文字のときは場合によってはちょっと問題あったり。小さいフォントサイズで、ずらし量とぼかし量を遠慮がちにするとですね、パッと見た感じカスミ目になったかと思ってしまってwww このすぐ下にサンプルを出してみるですよ。

たぶんクモの近縁種だと思うけど、足が10本あるね。むしろサソリに近いのかな。一応サソリの画像も見てみたら、ああなるほど、サソリは足が8本にハサミの腕が2本。ヒヨケムシは、前のほうの長い2本の足が、サソリのハサミ腕にあたるものなのかなと。クモの場合、腕は退化してなくなったんかな。

うちの環境の場合、上の文そのものを読んでるときは問題ないけど、別なところを見てるとき、そこだけボケた感じで気になってしまう……。試しにテキスト主体のページ全体の文字でこれやってみたら、「老眼ここまで来ちまったかー orz」って見映えでしたわ。

部分でやる場合、「読者に、ここに注目させたい」の技として使えるかもな。あざとい強調表現として。

銘板左端銘板銘板右端

さらにイタリックを足すとどうなるんだろ。もう何がなんだかわかんなくなったりしてな。

たぶんクモの近縁種だと思うけど、足が10本あるね。むしろサソリに近いのかな。一応サソリの画像も見てみたら、ああなるほど、サソリは足が8本にハサミの腕が2本。ヒヨケムシは、前のほうの長い2本の足が、サソリのハサミ腕にあたるものなのかなと。クモの場合、腕は退化してなくなったんかな。

あれ? うちの環境ではむしろ、イタリックなし版よりも読みやすくなったような……。

銘板
2014.7.10 木曜
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新規保存がめんどい件

パソコンの新規ファイル保存の操作ってめんどいよね。もっと簡単になんないもんかな。Mac でも Windows でも。

ダイアログの操作自体もめんどいし、いざ新規書類を書き上げてから、あるいは書類の作成途中にあの保存操作に移るってのがまたダルくてな。Windows 8 はどうか知らんけどさ、目的のフォルダをダイアログ上で見つけて掘り下げていくのが特にダルい。そして名前を付けてと。

ファイル名は、Windows のメモ帳や Word なんかはなかなかいいね。文章内の最初の1文をとりあえず名前の入力欄に出しとくってやつ。名前を考えるのが面倒だったり、保存作業をとにかくさっさと済ませたかったりなときに便利。

ファイル名はそれでいいとして、書類を入れるフォルダを手動で掘っくり返していくのがどーもな。

前まで、新規書類を作るときは、そのフォルダの既存書類の1つを複製してたんだわ。これラクでいいんだけど、書類作成日がコピー元と同じになってしまってな。あとで「これいつ作ったやつだったっけ」で参照できなかったりとか。

なんてーか、新規保存ダイアログどのに於かれましては、書類内の雰囲気や今使ってるソフトや、今までの保存の履歴から、それっぽい既存フォルダ候補を推定して、確率が高い順に並べて出していただきたかったりするんだが。

銘板
2014.7.11 金曜
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淀みっぱなし界隈

去年の今頃、おいらとちょいといざこざがあった友達がいまして。もう仲直りしたんだけどさ、どうもね、今残ってるシコリ、こっちでかぶればいいのかなぁ。こっちとしては、向こうで片付けるものだと思ってるけど。

どうもやつの周辺では、おいらが一方的に悪かったってことで話がまとまってるっぽい。その後に判明した実情に合わせて修正してくれてないっぽい。

世の中こういうもんなのかねぇ。相手を小さくなら裏切ってもいいやってことなのかねぇ。大きい小さいは人によるけどさ、今回はおいらにとっては決して小さくはなかったよ。

そういうことが今日わかってしまって、その友達のいる界隈、なんかまた気分的に行きにくくなっちまった。

話の流れ上、いざこざに巻き込まれたのはこっちなのに。こっちからわざわざ頭を下げて、「また末席に加えさせてくだせえ」ってのでもないしさ。しばらくまた距離を置くことにするか。あーあ。

距離を置いても時間をかけても、やつが動いてくれん限り、おいらへの誤解は解けんと思うが。

銘板
2014.7.12 土曜
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ノミジンコ

ひょっとして、と思った。

いやさ、ノミとミジンコって格好が似てるじゃないですか。近縁種かなと思って。画像は、上がノミ。下がミジンコ。

似てるなぁ。

で、Wikipedia でそれぞれの系統を調べてみた。

ノミ
節足動物門 昆虫綱 ノミ目(隠翅目)に属する昆虫の総称
ミジンコ(ミジンコ目)
節足動物門 甲殻亜門 鰓脚綱に属する分類群の名称

てことで、共通なのは「節足動物門」まででしたですよ。そこから先はアカの他人と。つかノミって昆虫だったんだな。別の何かかと思っとったわ。

ミジンコの目ってカワイイなと思ってたら、実は一つ目らしい。なんかこええ。写真に出るのが横顔ばっかだからな。すっかり騙されてた。

てことで単眼ぶりがよく見える正面からの画像を探してたら、なんか全然違う、すごいのでてきたww

たぶんミジンコさんのお仲間だと思うんだけど、単眼どころか複眼ですかねぇ。緑のボディの頭部で赤く輝いてますが、ジオンの新型モビルアーマーでしょうか。すごい強そうなんですが。この画像のソースはコチラ。電子顕微鏡写真らしいんで、色づきは可視光での色とは違うと思うよ。

んでこのサイト様からさらに調べて知ったこと。ミジンコって英語では "Daphnia" だそうで、Daphnia を含む "Cladocera"(ミジンコ目)を "water fleas"(水ノミ)とも呼ぶそうな。

ノミとミジンコは生物学的には別物だったけど、やっぱし似てると思う人っているんだな。

銘板
2014.7.13 日曜
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地球の反対側の厳しい結果

ブラジル、2連敗で4位でしたか。

地元開催・地元優勝のはずだっただにのぉ……。

今日のオランダ戦も惨敗と言っていいスコアだと思うけど、「虐殺」「陵辱」「蹂躙」「破壊」とまで言われたドイツ戦の後だと惜敗に見えてしまうな。

ブラジル代表って才能の宝庫のイメージがあったけど、ネイマールが負傷欠場ってだけで、なんでまたあんなになっちまったんだろ。詳しい人たちがいろいろ分析してるみたいだけど、結局ネイマール頼みだったってのが大方の一致って感じですな。

そういや日本も1次リーグ初戦、ドログバが途中出場したら一気にポポーンと2点やられたってのもあったな。カリスマが入るとチーム全体の志気にものすごく影響するんだな。ってあのとき日本は日本で、ドログバにビビったってのもあったのかもな。『三国志』の「げぇっ張飛!」みたいなもんかな。

ていうかおいらが日本戦をテレビ観戦すると負けるというイヤなジンクスww 南アフリカ大会の折は、実はおいらが唯一観戦した日本戦が、vs パラグアイだったwwww

ミック・ジャガーが同じ理由でものすごく疫病神呼ばわりされてるってのを、ブラジル vs ドイツ戦後の新聞記事で初めて知ったですよ。おいらはちょっと嬉しくなったwww

銘板左端銘板銘板右端

ブラジルの人たちは、日本の現地組サポーターが試合後にゴミ拾いしたことを絶賛してくれた。長く語り草になってくれるといいなと思ってたけど、ブラジルさんそれどころじゃなさそうですなぁ。

銘板
2014.7.14 月曜
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オリジナルの証

「海外の反応」系のまとめでときどき、新幹線スゲーっつうトピが出てたりするんだわ。

大体が絶賛なんだけどさ、たまにフランス人が変なコメント出してたりする。新幹線なんてフランスの TGV の真似でしかないとか。

そしてそのコメントの下でいつもほかの外国人のツッコまれてるww 「ちゃんと調べろ。新幹線のほうがオリジナルで、ほかの高速鉄道はすべて新幹線のあとにできたものだ」とかさwww

日本の新幹線って莫大な初期投資が必要だったわけで、国の予算も充分じゃなく、世界銀行から融資を受けて作ったんだそうな。日本が世銀から融資してもらったのって、コチラの資料では計31件。1953〜1966年の13年間だね。この頃は高度経済成長期と言われてるけど、世銀に支えてもらってた繁栄でもあったんだな。

んでまぁ新幹線計画、世銀からの融資はゲットできたものの、諸外国からの視線は冷ややかだったらしい。「これからは飛行機と自動車と高速道路の時代なのに、鉄道なんて時代遅れの輸送手段なんかを少しばかり速くしてどうする」とかそんな言われようだったらしい。

フタを開けたら大人気。国鉄のドル箱スターになりましたと。そして諸外国は現物を見て高速鉄道の良さにようやく気づき、慌てて新幹線の後を追ったと。

高速鉄道を持ってる国に対する、今のところ持ってない国の人々の羨望ってすごいものがあるような。まーアメリカなんかはヤケなコメントが出てたりするけどね。政府に対する呪いのコメントとかww あと「人口密度が低いから」なんかの、いわゆる「できない理由」とか(一応、部分的に高速区間がある鉄道はあるらしいけど、低速区間で薄められて、高速鉄道の強みをあまり発揮できてないっぽい)。

んでまぁ「別に要らないよ。日本の国土は高速鉄道が適してて、アメリカの国土は飛行機が適してるんだよ」なんて言ってても、「ワシントン‐ボルチモアに日本のリニアモーターカーいかがっすかー。今ならお試し特価で安いよ安いよー」となると一気にコーフンしたり。「いやいやチューブトレイン(路線すべてが減圧トンネルで、日本のリニアより速くなるはずのもの)の開発を急げ」とか。あっちもごっつい高速鉄道の構想はあるんだな。実用に向けた本格開発を決断できないってだけで。

やっぱし新しい乗り物の開発って半端でない決断力がいるんだな。新幹線計画が笑い者になったというのもそうだしな。つか日本の宇宙開発ではそういうケースがけっこうあったり。

てな感じで。実現するまで笑い者になってたってのがオリジナルの証とも言えるか。

しかし新幹線と TGV の件から、いくら事実が固定されてても、それが広く知られてなきゃ誤解し放題ってことなのかな。

銘板
2014.7.15 火曜
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裏返すとヤバいもの

「バレなきゃオッケー」ってのはよくあるしよくやっちまうけど、この言葉、「バレたらアウト」と同義だよね。

てことは、「バレなきゃオッケー」を敢行するには、バレたときの対処も充分に練らないといかんってことか。

その対処があまりにも面倒だったり不可能だったりっつう予測が立った場合、「バレなきゃオッケー」自体を断念ってことか。

銘板
2014.7.16 水曜
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居酒屋ロストワン

何カ月か前、居酒屋で何かカラオケ歌ってくれっつーから、テキトーに探したらあったんですよボカロ曲。モノによっては DAM でもあるもんなんですなー。

して、そのとき見つかったのが

いやもう迷わず歌いましたですよ青少年期の衝動と葛藤をば。いい歳してww

そして、最初の歌詞でその場の全員ドン引きwww

刃渡り数センチの不信感が
挙げ句の果て静脈を刺しちゃって
病弱な愛が飛び出すもんで
レスポールさえも凶器に変えてしまいました

居酒屋でこれはドン引くはwwww

けどこれ聴いてるとさ、気持ちが入っちゃってさ。つかこれ JubyPhonic さんが英訳して歌っとりまして。訳詞は基本的に原作に忠実だけど、英語歌詞は日本語歌詞より内容を盛れるんで、Juby さんの才能と合体したその歌詞もまたキててさ。ちょいとここで出してみるか。

英訳曲: Lost One's Weeping / JubyPhonic
ロストワンの号哭
By Neru
Lost One's Weeping
英訳詞: JubyPhonic
ロストワンの号哭
反訳: ゆんず
刃渡り数センチの不信感が
挙げ句の果て静脈を刺しちゃって
病弱な愛が飛び出すもんで
レスポールさえも凶器に変えてしまいました
Feel it cutting into me,
    the doubting painful knife
Feel it deepening the rift, finally hit just right
Couldn't take the love I had,
    so weak and burning low
But it grew into a weapon only hurting me,
    this I know
不信で不快なナイフが刺さる気がして
当たりどころに見事に当たり
亀裂が深まる気がして
か細く燃えるか弱い愛を
自分の中から取り出せなくて
でも自分を傷つけるだけの武器になり
そこは分かっています……
ノーフィクション ...is nonfiction ノンフィクションだと
数学と理科は好きですが
国語がどうもダメで嫌いでした
正しいのがどれか悩んでいりゃ
どれも不正解というオチでした
So good with numbers, science, math I like
But I'm terrible at English so I despise
This part of me that wants
    a simple "right or wrong"
And I feel that everything I choose
    will always be false
算数、理科と数学は得意ですが
英語はすごく苦手で嫌いです
単に「正誤」で決めたがる自分の一部
選んだどれもが不正解にしか思えません
本日の宿題は 無個性な僕のこと
過不足無い 不自由無い 最近に生きていて
でもどうして 僕達は 時々に いや毎日
悲しいって言うんだ 淋しいって言うんだ
And today
This homework
About me
A blank sheet
Accomplished
Content with
This life I will now live
'Til I think why are we
just sometimes no always
Saying how we're sad and
Saying how we're lonely?
本日の宿題は僕のこと
どうして僕達は時々に いや毎日
どれほど悲しいって言うんだ
どれほど淋しいって言うんだ
それを考える始めるまで続いていく
今のこの人生で出来上がった内容の
空白の用紙
黒板のこの漢字が読めますか
あの子の心象は読めますか
その心を黒く染めたのは
おい誰なんだよ おい誰なんだよ
Can you even read the blackboard
    written clear as can be?
Can you even read his mind?
    See that kid's lost fantasy?
Can you even find the one
    who dyed his red heart to black?
Hey, who could it be?
Hey, someone tell me!
黒板に書いたのがはっきり読めますか
あの子の心は読めますか?
あの子が失った夢が見えますか
その赤い心を黒く染めたのは
誰なのか言えますか
おい誰なんだよ おい教えろよ
そろばんでこの式が解けますか
あの子の首の輪も解けますか
僕達このまんまでいいんですか
おいどうすんだよ もうどうだっていいや
Can you even solve the question
    with your abacus yet?
Can you even stop the rope
    from hanging him by his neck?
Did we really choose it right
    saying we're okay this way?
Hey, just tell me how
It's not like I care now
そろばんでこの式が解けますか
あの子の首にかかる縄を止められますか
「これで OK」なんて言いながら
本当に僕達は正解を選んだんですか
おいどうすんだよ もうどうだっていいや
いつまで経ったって僕達は
ぞんざいな催眠に酔っていて
どうしようもない位の驕傲(きょうごう)を
ずっと 匿っていたんだ
Counting days like numbers,
    they all pass their prime
And again hypnotically swimming
    through time
Behind the power and guards I put up
I hide Knowing they had long died
数字のように日々を数え
日々の輝きはみんな過ぎ
催眠状態で再び時の波を泳ぎ通し
自分で用意した権力と番人の陰に
自分を匿っているんだ
そいつらがとうに死んでるのを
知っているくせに
昨日の宿題は 相変わらず 解けないや
過不足無い 不自由無い 最近に生きていて
でもどうして 僕達の胸元の塊は
消えたいって言うんだ 死にたいって言うんだ
From problems
My resolve
Just can't solve
That homework
Accomplished
Content with
This life I will now live
'Til I think and he speaks
That demon inside us
Saying "let me just leave"
Saying "someone kill me!"
今この人生で出来上がった内容のあの宿題
僕の答えじゃ相変わらず解けないや
僕達の中の悪魔が
「放っといてくれ」と言う
「誰か殺してくれ」と言う
それを僕が考え始めるまでは
あの子が口に出すまでは
黒板のこの漢字が読めますか
あの子の心象は読めますか
その心を黒く染めたのは
おい誰なんだよ おい誰なんだよ
Can you even read the blackboard
    written clear as can be?
Can you even read his mind?
    See that kid's lost fantasy?
Can you even find the one
    who dyed his red heart to black?
Hey, who could it be?
Hey, someone tell me!
黒板に書いたのがはっきり読めますか
あの人の心は読めますか?
あの子が失くした夢が見えますか
その赤い心を黒く染めたのが
誰なのか言えますか
おい誰なんだよ おい教えろよ
そろばんでこの式が解けますか
あの子の首の輪も解けますか
僕達このまんまでいいんですか
おいどうすんだよ おいどうすんだよ
Can you even solve the question
    with your abacus yet?
Can you even stop the rope
    from hanging him by his neck?
Did we really choose it right
    saying we're okay this way?
Hey, just tell me how
Hey, just tell me how
そろばんでこの式が解けますか
あの人の首にかかる縄を止められますか
「これで OK」なんて言いながら
本当に僕達は正解を選んだんですか
おいどうすんだよ おいどうすんだよ
面積比の公式言えますか
子供の時の夢は言えますか
その夢すら溝(どぶ)に捨てたのは
おい誰なんだよ もう知ってんだろ
Can you even say the formula of area now?
Can you even scream the dreams
    you swore would never go out?
Who was the one who let my hopes
    just curl up die?
Hey, who could it be?
No, it's gotta be...
面積の公式を今言えますか
誓ったのに諦めた夢を叫べますか
僕の望みをねじ殺したのは誰ですか
おい誰なんだよ いやそいつは……
いつになりゃ大人になれますか
そもそも大人とは一体全体何ですか
どなたに伺えばいいんですか
おいどうすんだよ もうどうだっていいや
Just open up your eyes,
    why don't you grow up and see?
But what the hell is "growing up"
    and tell me when will I be?
Can a single person out there
    just explain it to me?
Hey, just tell me how
It's not like I care now!
「いいかげん目を開け」
「大人になって物事を見ろ」
そもそも大人とは一体全体何ですか
僕はいつそうなるんですか
そこらの人が教えてくれるってんですか
おいどうすんだよ もうどうだっていいや

あのお声でこれ歌われると、なおさらクるわー。

ちなみにおいらのカラオケ版は……この曲、思ったよりはるかにむずくてすぐさま轟沈すますたww

銘板左端銘板銘板右端

このサイトの新コンテンツを去年から考えてまして。主に Juby さんの歌詞を日本語に反訳したものを出してみようかと。今のとこ6曲スタンバイ済み。うち1曲は Juby さん以外で、今回紹介したのと同じ『ロストワンの号哭』だったり。こちらも原義に忠実だけど、また違うテイストだったり。

しかしサイトデザインいいの思いつかん……。今はすげー地味。最低限って感じ。まーそれでも「読者さんに先入観なしで楽しんでいただきたいので」で言い訳が立ちそうではあるけど。

銘板
2014.7.17 木曜
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曲の前提

「ロストワン」って精神医学の用語なんだね。Wikipedia に関連記事が出てるよ。

機能不全家族 - 家庭内での子供の役割

アダルトチルドレン - アダルトチルドレンの主なタイプ

これを前提として押さえとくと、『ロストワンの号哭』をもっと理解できるような感じ。

銘板
2014.7.18 金曜
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人前語りの謎

「それで えー」「ですから あー」「その おー」

人前で語る口調で、語末の母音を継承して伸ばすにことこだわる人ってけっこういらっしゃる気がする。

気づいてしまうと、面白いやらイライラするやら。これって誰が始めたんだろ。

おいらはやってない……と思うけどわかんない。やってる人もきっと無意識なんだろうなぁ。

銘板
2014.7.19 土曜
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機械がステレオ立体認識

最近のクルマ、スバルのアイサイトとかそういう装備が実用化されたね。走行中のクルマの前に障害物を検出すると、即座に自動ブレーキをかけてくれる、というやつ。それでも事故を防ぎきれないこともあるだろうけど(アイスバーンとか、人の限界を超えた電光石火の反応でもやっぱし間に合わないタイミングとか)、運転手の感覚と技量と運のみに頼るよりもずっとマシなんじゃないかと。

前にも書いたっけかな。コンビニの駐車場を歩いてたら、クルマがバックでおいらに迫ってきてさ、慌てて避けたつもりが、駆け出したときにはもう運転手さんが気づいてブレーキかけて止まってたという間抜けたことがあったり。人の判断って遅いよなぁ。

んでまぁスバルのアイサイトって赤外線やレーダーを使ってるのかと思いきや、どうも可視光ステレオカメラの立体視で障害物を認識してるらしい、と何かで知った。機械がステレオカメラで立体認識って、一体どうやってるんだろ、と興味があってさ、このたびめでたくその論文を見つけたですよ。アイサイトの元になってるかどうかはわからんけど。

「ステレオカメラによる交通環境認識と歩行者の検出」(東京工業大学 実吉敬二氏)

仕組みは意外と簡単だったというか。もっとわけわからん計算式や理論を駆使してるのかと思い込んでた。

片方のカメラから撮った画像情報の3×3ピクセル分をサンプルに、もう片方のカメラ画像の一致部分を探す。そしてその位置を記録。サンプルとの位置のズレ=視差。てことで3×3ピクセルのブロックずつで視差の違いを判別していく。判別にはあらかじめ適度に許容誤差を見込んでる。ブロックごとの距離を視差から計算して記録していき、1組の画像の処理完了。

こんな短い手順だけどさ、画像1組でこれを隅から隅までやっていくのって、かなりの重労働に思えるが。アイサイトのフレームレートはわからんけど、もし普通のビデオカメラと同じ30フレーム/秒だとしたら、計算量が莫大になりそげだが。でも瞬時に判断しなきゃ意味がないわけで。理論は簡単でも、処理の高速化でかなりの工夫が盛り込まれてる気がする。

銘板
2014.7.20 日曜
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流用アイサイト

昨日の続き。

機械が立体を認識できるってことは、機械が被写体と背景とを判別できるってことでもあるね。

今の映画って映像合成の精度が上がって、グリーンバックやブルーバックでの撮影でもまったく違和感がなくなった。てことで SF じゃなくても、普通のドラマ作品でも、高いギャラを払ってるスター俳優にロケ地で天気待ちに付き合わせることなく、合成で効率よく撮影できるらしい。ギャラがバカ高いハリウッドはそんな感じで、日本だとまだロケ地で直接撮影したほうが安く上がるっぽい。

んでさ、機械が立体を認識できるとなると、ロケ撮影なり普通のスタジオセット撮影なりしながら、グリーンバック・ブルーバックなしで背景を削除できそうなわけで。これはこれで、いろいろ効率的に自由な映像を作れそうな気がする。

俳優にとっても、不自然な緑や青の背景を前に芝居をするよりずっとやりやすいんじゃないかと。

銘板
2014.7.21 月曜
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まかろんら〜

今日は『マカロン』ですよ。

JubyPhonic さんの "MACARON"、ノリノリで30分もしないで反訳草稿完成。歌詞が短いしな。

このまえ『カゲロウデイズ』と『夕景イエスタデイ』を訳したから、『マカロン』込みで7曲。サイト公開まであと1曲かなぁ3曲かなぁ。Juby さんのエントリー曲が多いカゲロウプロジェクトには、おいらは深入りしない予定ww

ここ数日はむしろサイトのデザイン作りに励んでたり。専用のサイト装飾パーツをまた Art of Illusion で作ってるとこ。これまた地味でどうでもいいような部品に、なんかすげー時間と手間かけてたり。作っては捨て、ちぎっては投げ。

モデリングの手順で悩み、レンダーしてみたら汚くて、モデリング手順の見直しで悩み、腕の未熟さによりレンダー画像自体の汚さを解決できず、でっかくレンダーして縮小してごまかすことにしたらレンダー時間が途方もなくなり、それで苦労して作った部分の出来映えを見ようと、ページに実装してみたら矛盾点が見つかり、どうにも解決の突破口が見つからず、やっぱし苦労して作ったあの部分はやめたほうがいいやと後戻り。

実装したらしたで脇の装飾パーツごときのくせに自己主張が強くなってしまってたんで、小さく作り直したり。んじゃあもうレンダー画像をでっかくしなくてもいいや。途中、けっこうがんばって作ったタイトル画像がレイアウト変更の煽りで行き場がなくなって、タイトルはもっと単純&もうちょっとキレイに済ませてしまったり。そんなんばっか。

装飾パーツはフリー素材でそれっぽいのを探したほうがラクで早い気もするけど、自分で作りたくもあったり。

今日1色でき上がって、あとは各色を個別に作る。レンダーは1色の各パーツが繋がった状態で一気に作るけど、そこから各色とも GIMP で8個に切り分け予定。それに合わせて既存7曲分のページの HTML table も組み直し予定。作業膨大。かなり複雑になってきたですよ。

ページの装飾とレイアウトが1段落ついたら、また翻訳作業に戻るとするか。

銘板
2014.7.22 火曜
前日に飛ぶ
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自動操縦の日

あーもうすげー作ってる。チョー作ってる。取り憑かれたように作ってる。このサイトの新コンテンツ。

Art of Illusion で10パターン以上の装飾パーツセットを1個設定してはレンダーして、レンダー中はその前にできたパーツセットを GIMP で加工して、それができた頃にはレンダーもできてるんで、できた画像を保存したら AoI で設定を変えてレンダー。レンダー中はさっきできたパーツセットを GIMP で加工。という半自動作業。

っつうか連続作業のあまりおいらもマシーン化して、ほぼ全自動状態。

銘板
2014.7.23 水曜
前日に飛ぶ
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悩める自動操縦の日

で、新しい装飾パーツを組み込んでみたらば、なんかまた余計なこと思いついて、追加でパーツ作成開始。今度は GIMP のみでごまかしてみた。

table のセルがタテヨコぶち抜きがいろいろあって、入れ子構造もある。かなり複雑になるんで、紙のメモ帳に構想図を書き出してから、HTML 手入力にて table を再構成。これが間違いなしで一発で組み上がっつまって。こんなことめったにないよ。

この段階では部屋割りを決めただけ。装飾パーツは縁取りと仕切りなんで、順次組み込んでいきましたところ、パーツが足りないことが発覚ww これまた全12色ぶん、各4品を GIMP で作成。48個でしたか。マシーン化で淡々と、そして次第に超高速化して乗り切ったですよ。ていうかこの企画専用なんで、使わずじまいも相当出るけど、もしかしたらレイアウト替えであり得るんで。

して装飾パーツ組み込みが無事終了。ぶち抜きとかで作った部屋にコンテンツを入れていきますわな。

……、

……、

……。

なんかうまくいかなくて。表示でマージンを勝手に大きくとってしまって、横にはみ出してたりして。

原因を探りに探ったけど、結局不明。たぶん table の組み方が複雑怪奇すぎて、ブラウザのほうで何らかの機能が変に作動してしまってるんじゃないかと。

てことで table 構造を簡略化。これで、さっき新規に作った装飾パーツの大部分がマジで無用の長物確定 orz

この簡略化でようやくまともに表示されるようになって、翻訳済みの7コンテンツぶんのページをこの新企画で作り直し。

でさ、おいらここで、自分の癖をひとつ知ってしまっただよ。おいら「ベースカラーを決める」っつうのがすごく苦手らしく。

各ページで紹介する音楽作品に先入観をなるべく与えないよう、装飾は地味にしたつもりだったんだわ。太い枠線と細い枠線、どっちもそれぞれイイ感じだけど細いのに決めた、とか。

ところがなんとなく、各ページごとにそれっぽいベースカラーにするっつうことにしてしまっててさ。ブラウザのタブでそれぞれ開いて切り替えていくと、目がチカチカしてきたですよ。派手じゃん。

そういやこの日記ページの背景色も、JavaScript のランダムで決めてるんだよなーとか今さら思い出したぐらいにして。

まーそれでも一応、コンテンツページの形は出来上がったですよ。翻訳が進むごとに、ひな形から新規書類を作って嵌め込んでいく感じに持っていけましたですよ。仕様が決まるまで、長い戦いだった。

んでまぁポリシーに反して派手になってしまった証拠でもwww 3ページぶんの縮小キャプチャ画像をちょいとお見せいたしやす。

こうして遠目で見ると、そんなに悪趣味でもないような。ていうか『リモコン』(左の黄色いやつ)の歌詞、なげぇ〜。『マカロン』(右のマゼンタ色のやつ)の倍。っつうか、マカロンは1つの歌詞を2回繰り返しなんで、実は4倍だったりする。

真ん中のは『カゲロウデイズ』。色はシアン。歌詞の情報密度が高い曲の割に、そんなに長くないですな。

レイアウト簡略化の前の四苦八苦の段階では、原詩・英訳詩・反訳のそれぞれもまた飾りパーツで仕切ろうとしてたんですわ。デザイン的にもやんなくて正解だったかも。

飾りパーツ、これで見るとただの線だけど、プラモデルのランナー(部品がくっついてる枠のこと)風に仕上げとりますよ。半透明にしてるけど(これでレンダー時間がすごいことになった)、現実では色つき半透明のランナーってあんましないかも。けっこうかわいくできたと自分では思ってたり。思ったより派手になっちまったけどwwww

てかトップページ、デザインも内容も決まんねぇー。

てかうちの環境できちんと出てるけど、ほかの環境では表示が崩れそうな予感しまくり。♪おいどうすんだよ もうどうだっていいや(ロストワンの号哭)

銘板
2014.7.24 木曜
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テンプレでどうにかする日

昨日作ったレイアウトテンプレの威力すげー。

今日も今日とて JubyPhonic 様の "Mischievous Function"(原曲: 『おちゃめ機能』作: ゴジマジP)を反訳。ショートバージョンなんでラクチンかと思いきや羅列系の歌詞なわけで、その意を受けて Juby さん英訳詩で独自内容を盛り盛りw ときどきこういうことやってくれるから面白くて。反訳は大変だけどもww

曲はコチラ↑でお楽しみくださいませ。

中盤の英語マシンガン攻撃、インストとうまく絡んで気持ちよくてさ。日本語の歌が世界で妙に人気が出てきた感じの今日この頃だけど、こういう手法は英語のがイケル。と思う。

んで反訳して(内容がファジーでどうしても意味を掴めんところは、ついに Google 翻訳を参考にしてしまった。あんまし参考にならんかったけど)、新規にページを作成したわけですが。テンプレほんと便利だわー(感涙)。苦労して作った甲斐あったですよ。

そしてトップページはまだ手つかずww

作品数8件を目安にしてたんでこれでクリアだけど、もう少し増やそうかな。「これ外しちゃアレでしょ」的な曲まだあるし。

銘板左端銘板銘板右端

あと、曲順もどうしたらいいもんか。各ページの下に「前の曲」「次の曲」のナビボタンを付けるつもりだけど、並びを替えるといちいち全部いじらなきゃなんなくなるわけで。トップページの曲目リストも含めて。そこらへん JavaScript を組んで、曲目データを1カ所で集中管理にしようかな。

と思っちゃいるけど全然手を付けてないし。

つか、いろいろ偏りあるけど、サイト作りに関しておいらはまあまあの技術蓄積ができたのかもなーと感じる昨今。

HTML と CSS はこのサイトを運用しながら。装飾パーツ画像も。そういやこのサイトの初期の装飾はひどかったww 腕前も趣味もwww 当時は六角大王を駆使して GIF 動画でパーツを作ってさ、六角大王は素晴らしかったけど、作り手のセンスが問題でww 色も形も動きも気持ち悪いもん作って貼り付けてたわwwwww

JavaScript は主に前の職場で鍛えた。その前から自宅でいろいろやってたけどどうも理解が進まず。それでもそのわずかな経験を下地に、職場で実用 JavaScript ツールを開発しまくって腕を磨いたですよ。作れば作るほど腕が上がり、腕が上がると新たなアイデアがいくつも浮かび、それを作るとまた腕が上がってアイデアがいくつも浮かび、てな循環。脳内バックオーダーをこなすごとに倍速で脳内バックオーダーが積み上がっていくデスマーチだったですよwww

ただ、また自宅で何か JavaScript を組むとなるとものっそい面倒でな。職場でやってたときもボランティアだったけど、使って褒めてくれる人たちが目の前にいらしたしな。

銘板
2014.7.25 金曜
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Konqueror 征服断念か

新コンテンツのページの見栄え、環境による表示崩れが気になってさ。一番危ないのは Windows + IE だけど、うちでは調べらんない。なりなりにというか、もうその環境じゃ崩れちゃっていいやと。

けど何もしないってのもなんだし。

作成環境は Mac OS X Mavericks で、動作確認ブラウザは Chrome, Firefox, Safari でどれもオッケー。てことで、せめてうちにあるもうひとつの OS 環境でも、と思ってさ。

それは Vine Linux + KDE。ブラウザは Firefox での確認が今終わったとこ。もうひとつは Konqueror。これ怖いわー。サイト作成者にすげー厳しいブラウザなんで。「あーいいよいいよ意味わかるから」っつうお人好し機能が、ブラウザ界でダントツ弱いという評判。弱いというか、そういうポリシーと仕様なのかも。とにかくサイト作成者にとっては、ちょいとビビる系。さてさて……。

銘板左端
文字が化けとるーー!!

しかもフチ枠ランナーの縦がちゃんと伸びてないし。

フチ枠ランナーは、文字化けで高さの取得がうまく行ってないのかな。文字化けを直せば直るかもな。ソースコードを見たらば、最初に書いてたはずの meta タグでの文字セット指定がいつの間にか消えてた。復活させてみるべ。今は心当たりこれしかないし。

今これ KDE のテキストエディタの Kwrite で書いててさ、このページはまともに出るんだけど、問題のページは Kwrite でも化けてるんだわ。てことで、meta タグ指定の線が濃いかなと。どりどり……。

銘板左端
文字化けだけは直った。

Kwrite の設定も直して文字化けは収まったけど、フチ枠ランナーの縦が伸びてくれないのは変わらず。どうしようもないかもな。Konqueror だけでこうなんで、Konqueror の仕様なのかもしれん。これ table の td タグの高さ属性を指定しない状態で、img タグで高さを 100% の指定をしてるんだわ。これが引っかかってるのかな。けど横方向はそれで問題なく作動してるんだよな。よくわからんなー。

銘板
2014.7.26 土曜
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2号機の狙い

イプシロンロケット2号機で来年打ち上げ予定の衛星って何だったっけと調べたら、"ERG" という開発名だった。あーそうだったこれだった。って何をどうする衛星なのかわかってなくてさ。Wikipedia には項目がまだないね。

宇宙科学研究所(ISAS)による情報はコチラ(公式ページ)コチラ(IASA メルマガ内容)

ヴァン・アレン帯を調べる衛星ですな。帯状に地球を取りまく、放射線が強い領域がヴァン・アレン帯。この放射線強度は激しく変化してるらしい。太陽風が影響してるらしい。けどその仕組みはいまだに謎な部分が多いらしい。てことで、ヴァン・アレン帯を定期的に横切りつつ直接観測する衛星 ERG が開発中と。

この ERG の軌道関連のデータを見てて、ちょいと気づいたことというか。

構造 質量 350kg
軌道 高度 近地点 約300km 遠地点 約30000km
傾斜角 31度
種類 楕円軌道
周期 約538分

ERG の観測目的に最適な軌道なんだろうけど、これほとんど静止遷移軌道ですわ。イプシロン2号機のペイロードに ERG が選ばれたのは、この軌道に打つためだったんじゃないかと勘繰ってしまったり。

ミューシリーズまでの ISAS の固体燃料ロケットは、科学探査衛星打ち上げ専用だった。ISAS(文部省傘下)の本意ではなかったけど、旧宇宙開発事業団(NASDA。JAXA の前身。科学技術庁傘下)との棲み分けで政治的にそう決められてしまったらしい。

静止軌道は実用軌道でかなり人気がある。日本の宇宙開発で実用部門担当になった NASDA はとにかく、どれだけ大きな静止衛星を、どれだけの低コストで、どれだけの信頼性で打ち上げられるか、でロケットを開発してきたほど。けど科学観測目的では静止軌道は使いようがないそうで、ISAS ロケットは特にこの軌道への打ち上げを考えたことはなかったらしい。

時代は変わり、文部省+科学技術庁→文部科学省ってことで、NASDA と ISAS が合併して JAXA ができた。組織と予算の規模の差から、NASDA は吸収する側。ISAS は吸収される側。んで、いろいろ不明な過程を経て、ISAS が運用してきた M-V ロケットは廃止の憂き目に。

廃止に持ち込まれた M-V の代わりに JAXA 本体(つまり旧 NASDA)が ISAS(JAXA の下部組織のひとつになった)に押し付けてきた次期固体燃料ロケット開発計画が、後のイプシロン。指定された仕様でそのまま作ったわけではなく、最初に提示された案があまりにもへなちょこだったもんで、ISAS 側は上段を1つ追加して能力を倍以上(低軌道打ち上げ能力 500kg → 1,200kg)に増強することを提案。すったもんだの末に増強案は採用になった。この改善案に反対した人たちの根拠は今もってわからん……。

つか JAXA 理事長に公の場で 500kg 案を推すコメントまでさせたあたり、初期案派は組織内政治力が尋常じゃなく強かったことはわかった。

とにもかくにもイプシロンは ISAS のロケットっつうより JAXA のロケットってことで、実用衛星の打ち上げも考える必要が出てきた。実用衛星といえば静止軌道。その能力を実証してアピールすることが大事なわけで。静止軌道への打ち上げは一応、静止遷移軌道までの打ち上げ能力を示せばいいんで、ERG の軌道はかなりうってつけな線ではないかと。

細かいところでは、軌道傾斜角31°は静止遷移軌道としてあまりいい材料じゃない。でもオプションの最上段で改善できるかも。あと ERG の遠地点高度が静止軌道遷移軌道のそれより 5,800km 低いのは、エネルギー的に大した違いではなさそう。そこを顧客にうまく説明できれば、この打ち上げを実証例として営業できるんじゃないですかね。

銘板左端銘板銘板右端

次期固体燃料ロケット構想の発表当時、旧 NASDA 側や JAXA 理事長は「調査の結果、低軌道 500kg に需要がある」と主張してた。どう見てもしょぼすぎだろ。現行のイプシロンでさえ、1号機の打ち上げ前から早速、能力増強案が出てたし。

M-V 廃止の表向きの理由は「コストが高すぎる」だった。けどイプシロン(E-X)の値段は M-V の半分で、能力も実質値の半分くらい。実はそんなに安くない。

イプシロンの開発費は200億円ほどかかってる。そして実は次期固体ロケット計画が出る前、ISAS は開発費100億円で M-V のコスト半減版を開発する案を JAXA 本体に提出しようとして、受け付けてさえもらえなかったということもあったりした。この流れを見るに、単に旧 NASDA 勢力が理事長を動員してまで ISAS に嫌がらせをしてただけにも見えなくもない。

なぜか ISAS の固体燃料ロケットと旧 NASDA の液体燃料ロケットは性能比較されることがあんましないんだけど、イプシロンの性能って N-I ロケットと同じくらいなんだよな。M-V は N-II と同じくらいだった。

M-V → イプシロンの流れって、N-II → N-I っつうデチューンが施されてしまった形だったり。それで「コスト半減」って……確かにイプシロンはさらにコストダウンできる余地がありそうだけど、JAXA 本体と ISAS とマスコミ、それぞれの思惑でいろいろ数字でマヤカシてるなーって感じがあったり。

正直なだけじゃ世渡りできんってことで。

銘板左端銘板銘板右端

M-V の謎の引退については、ISAS 広報責任者にして重鎮の的川先生が、かなり批判的だった。そんな的川先生のサイトで、面白い文章を最近見つけたよ。

こうして21世紀を前にして登場したM-Vロケットは、半世紀にわたって繰り広げられた日本の固体燃料ロケットの栄光と悲劇を、まさに具現化するものとなりました。世界一の固体燃料ロケットとして登場し、その栄光の頂点にあって、世界中のロケット関係者が不可思議な面持ちで 見守る中で、惜しまれながら引退させられました(この表現は微妙です。 ここだけは松尾メモになかったことなので為念)。

松尾先生が言ったことになってるけど証拠はないという煙幕ww

銘板
2014.7.27 日曜
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じゅびふぉさん江

Juby さんあなたまたやったでしょ。「英語カバー」なんて言いながら、独自解釈を適度に盛って自分の作品世界を作っちゃったでしょ。

『六兆年と一夜物語』のことですよ。

最高だもっとやれ!!www

あなたの天才ぶりには嫉妬する気も起きないですよ。

銘板左端銘板銘板右端

昨日は『夏の終わり、恋の始まり』(Summer's End, Love's Beginning )

の訳が一応終わった。『六兆年と一夜物語』(Six Trillion Years and Overnight Story)ともども、あとで要チェックだけど。

これで10曲ぶん。しかし未訳がまだまだザクザクあるんだよな。ボカロ曲を対象にしてるけど、カゲロウプロジェクトのも含めて全30曲以上とか。石ノ森章太郎によると「天才は質と量」だそうで。いやほんと天才の仕事で何かしようってのは、勝手にやってることとはいえ骨が折れますなぁ。

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トップページの曲目リストの JavaScript が脳内に大まかに浮かんできたんで、ついに手を付けようかと思ったんですよ。

そしたらそのとき開いてた YouTube の右側の動画リストに、じゅびふぉさんのおもしろそうな曲があってさ。11曲目の作業に突入。

『どうでもいい!』(Whatever!)。

軽いノリで始めたら口語表現が多くてこれが。調べたり当たりを付けたりかなり大変でござんした……。でも原曲も英訳もめちゃめちゃ面白いwwwww

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あと昨日ファビコン作り失敗した orz

銘板
2014.7.28 月曜
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続・予言映画

小津安二郎監督の『秋刀魚の味』(1962)でのセリフで、「もし日本が勝ってたら、アメリカ人は今頃ちょんまげ結って三味線ぶっ叩いてやがらぁ」ってのがあった。

居酒屋に来た常連客で、旧帝国海軍の元軍人さんらしい。店に来るといつも軍艦マーチのレコードをかけさせて、国に捧げた青春時代を懐かしむ。まーいつもおかみさんにこの言葉を言ってるんだろ。おかみさんは客の話に笑顔で付き合う。微笑ましくもほろ苦い感じで。

この映画をリバイバルで観たのは20年前かな。当時でさえ「勝っててもあり得ねーよwwww」と思ったよ。たぶん映画の意図どおり。けど最近なんだかだいたいこのセリフっぽくなってきたww ほら

shamikami さんすげーうめぇwww

高帽子の翻訳 海外反応」様でご紹介の動画は日本人の演奏だけど、コメントしてる外国の人たち(主にアメリカ人)が妙に津軽三味線に詳しいww

銘板
2014.7.29 火曜
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ひくくとべ

新コンテンツ(というか新サイト)のトップページ、高めを狙いすぎな気がしてきた。昨日から曲目リストを JavaScript で組んでて、さっきようやくプロトタイプができた。あんだけがんばってたったのこれだけかい、という出来。ここから、あれもこれもと組んでいくといつになっても終わらない予感しまくり。実際やったことないのに「やれるはず」という根拠薄弱なこれまた予感をもとに考えてるわけで。

今までそれで JavaScript ものを作ってきたんで、まぁ「できるかできないか」で言えばできる確信はあるんだけど、なんか途中でめんどくなって全部投げてしまう予感もまた出てきたり。

とりあえずは自動化は最低限にして、できるだけさっさとリリースしちまうのが吉かもな。

とはいえトップページのほかにも JavaScript を組む必要があるなにがしかがあったりして。それは各ページ一番下のサイトナビゲータ。「前の曲」「次の曲」「トップに戻る」のボタン3つがあればいいわけで(「楔形文字ワープロ くりごはん」以降の新コンテンツは新サイト扱いしてて、さんでー立体写真館に行くボタンは省いてたり)、それだけだとラクなんだわ。去年 Art of Illusion で作った新型サクマボタンを使えばいいし。このページの一番下のアレですな。

けど曲順をどうするかを考えると、ほんとどうしようかなと。コンテンツを追加するごと、ここも手で書き換えるのかよ、ともなるわけで。自動でどうにかなんないのかと。んでまた予感に頼ると、「できる」。しかしこれもまたいつ出来るのかは予言不可。あれもこれもと高望みするからってことか。ある程度でいいやと諦めたり後回しにするのも大事かも。

てなわけで、今日のテーマ曲は『ひくくとべ』。

♪今日はとっても天気がいいからディスコミュニケーションの日と決める〜

wwwwww

とりあえず昨日と今日で曲目データベースの基礎を JavaScript で作ったんで、これを活用しようかなと。デフォの曲順は……アルファベット順にしようかな。けど JubyPhonic さんの "Lost One's Weeping" と Ketsuban さんの "The Lost One's Weeping" があったり。"The" や "A" みたいな語頭の冠詞は、問題なければ抜きにして考えるっつう方針にするべいか。

〓ZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZ⊂<回 ←仕切りジッパー

Google Chrome で JavaScript やると、CSS との絡みで表示がちょっとおかしくなるときあるんだな。

JavaScript で HTML table の文字列を作ったんですわ。document.getElementById().innerHTML でそれを表示したところ、なんか td での表示要素すべてに 1em ぶんの字下げがかかりまして。

いろいろ調べたら、.css 書類で p タグに設定してた字下げがなぜか td にもかかってたですよ。JavaScript を通さず、素で入力した table ではこうならないのに。

Firefox では素だろうが JavaScript 由来だろうがこうならない。あーでも今 Safari で調べたらこうなるわ。こりゃ Chrome, Safari 共通の大元の KHTML から来てるバグか仕様だな。

対処は、JavaScript ソース内の table タグの中に "style='text-indent:0;" を入れること。これで効いた。お門違いな字下げ指令を水際で消すってことで。

銘板
2014.7.30 水曜
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どっちもどっちな前科持ち

ウクライナでのシンガポール航空の撃墜事件、誰がやったかでいまだにもめてるね。

アメリカは、ウクライナの新ロ派がやったってことで、ロシア本国を避難してるね。なんでも確かな証拠があるとか。けど大量破壊兵器のあのアメリカの「確かな証拠」ですかぁって感じで。

ロシアのほうは、ウクライナの親欧派の仕業と主張してるね。んで、アメリカからの政治的攻撃に対抗。原潜クルスク号が合同演習中に自爆で沈没したとき、ロシアは真っ先に、アメリカの潜水艦が誤射したと息巻いてたっけ。米海軍はすぐさまデータを開示して、無関係だったことを証明しましたな。てことで今回の撃墜事件も、真相はいまだに藪の中。

新聞ではアメリカの肩を持つ論証ですな。うちで取ってる新聞はデーリー東北(八戸地域の地方紙)なんで共同通信の見解なわけで。共同通信の立ち位置はわかったが。

しかしオスプレイの国内配備となるとまたぞろ反対派の意見しか載せない偏向報道するくせに、今度はアメリカの肩を持つわけですか。ますますよくわからんなぁ。

銘板左端銘板銘板右端

ただアメリカはウクライナの新ロ派がやったとほぼ断定してるからロシアを叩いてるわけで。頼むからその叩き仲間に日本を含めないでくれよ。ほんと日本とウクライナって関係ほとんどないから。そういう国々とは、相手の体制がどうあれ極力仲良く付き合いたいのが日本なんで、そこらへんメリケンの旦那さんには気遣っていただきたいところ。

「証拠がある」と言い張るだけじゃどうもなぁ。大量破壊兵器のときと同じじゃんか。その動かぬ証拠とやらを提示して、ロシアを黙らせるくらいしてみろよな。そしたら日本だって安心してメリケン旦那の肩を持てるじゃないですか。

欧米諸国のロシアバッシングって、なんでまたそんななんだろ。新興の成長国が先進国サロンに入るための通過儀礼なんだろうか。20年くらい前まで、日本がその洗礼を浴びてたしなぁ。

銘板
2014.7.31 木曜
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権利対応

昨日、きゃりーぱみゅぱみゅの "PON PON PON" の英訳版を反訳したんですよ。JubyPhonic 様と、Amanda Lee 様のお二方がそれぞれ YouTube に出されてる作品。

これ明らかに商業曲なんで、新サイトの日本語の原詩の部分は空白にすることにしたんですわ。何か短い断り書きを入れるくらいはするけどさ。

で、考えると Juby さんの、じん(自然の敵P)様の英語カバーをこっちで2曲用意しててさ、じん(自然の敵P)さんってすでにカゲロウプロジェクトという商業メディアコンプレックスをやってるわけ。ボカロ曲だからって勝手に歌詞を載せていいもんかどうかイマイチわかんなくなっちまって。

てことで、今用意してる全曲目について、JASRAC の登録状況を調べてみた。

わかったこと。まず JASRAC での権利って、曲を登録すればオールマイティ、というわけではないってこと。映画に使う権利とか出版の権利とか、CD にする権利とか CM に使う権利とか、いくつかに別れてるんですわ。"PON PON PON" みたいなモロな商業曲は、こういう項目を全部カバーしてる。

ボカロ曲だと、部分的に JASRAC に委託してるケースが多い。んでたぶん歌詞の掲載は「出版」にあたると思う(ちょっと自信ないが)。ここが JASRAC 委託になってる曲もいくつかあって、この場合は歌詞を載せないことにしたよ。代わりに、合法的に歌詞を載せてるサイトの該当ページにリンクを貼ることにした。ほんとは原詩・英訳詩・反訳を並べて載せたいけど、尊敬するボカロP の皆様の権利を侵害ってのもちょっとなーと。

でも載せたいものは載せたい。てことで、「出版」が JASRAC 委託ではないものは載せちゃってもいいかなーとか思ったり。

じーざすP の『リモコン』の場合、「出版」については JASRAC 以外の団体が委託を受けてるそうな。そしてこの曲は、JRC という団体も権利を管理してる。そんで JRC で じーざすP の「リモコン」を検索するとデータが出てはくるんだけど、JRC って歌詞の掲載関係の項目が見当たらないんですわ。JRC が歌詞の権利を管理してるかどうかもよくわからん。んでまぁ……こういう場合は載せてもいい……かな……とか思ってるとこ。

『ひらり、ひらり』の場合、今のとこ JASRAC にも JRC にもデータがない。作詞者の桃華なゆた様のお名前は JASRAC にも JRC にも登録されてて、JASRAC では6曲、JRC では2曲のエントリーがある。けど『ひらり、ひらり』はナシ。てことで……載せてもいいっぽいと思う。

いろいろ解釈を間違えてるかもしれんけど、そんな感じで行ってみようかなと。

銘板左端銘板銘板右端

トップページは地味だけど大まかな形が一応できてきた。あとは各ページのナビゲータ部分か。両隣のページを紹介するだけじゃなく、いっそコンテンツの脇に全曲目リストを表示すりゃいいんじゃね?とかも思ったり。

でもそうすると幅がなぁー現状でかなりいっぱいいっぱいなのに。横スクロール必須のページって、開いちゃうと「あーめんどくせ」ってなっちゃいそうでな。ちょいと嫌なんだよなぁ。

だからってページの一番下に全曲目リストを出すと、フンドシみたいになっちまうしな。つか全曲目リストを各ページに出すと、もはやトップページが不要になるのではないかとか。いやあの、トップページなしのサイトというか、同じテンプレのコンテンツページをぐるぐる見て回る形式のサイトってそれはそれでいいんじゃないかと最近は思う。けどさ、Google の検索に拾ってもらうことを考えると、サイトの玄関役のユニークフォーマットなページはやっぱし必要そうだなーとも思ったり。

となるとナビゲータは、両隣のページとトップページへのリンクだけの形になりましょうか。サクマボタンで。この日記ページみたく。

あ、いや、でも、好きなコンテンツに飛ぶのにいちいちトップページに戻るってのもなぁ……。行きたいページに直行できないもんかなぁ……。サムネ付きのリンクが見えるぶんだけ並んでて、サクマボタンの左右を押すとその方向にズレて次々と表示されていくってのとかさ。だったらマウスのポインタで掴んでグリグリ動かすとかさ。どうやれば作れるのかわからんけど、根性出して学びながらなら作れる気もするような……。

……、

……、

……。

なんて高望みばかりするからいつまでも完成しないんであって。

とりあえずサクマボタンで最低限の機能を作るとするか。

新しいページを作って差し込むと、ここもいじらなきゃなんなくなるな。となると曲目データベースから引っ張ってきてサクマボタンでリンクを作るってことか。こりゃまた JavaScript 作りで腹を括らんと……。

銘板
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