いやなんかすごい例えを見つけてしまって。
アメ車のことなんだけどさ、なんかもう存在感ないじゃないですか。日本は昔からアメ車が売れない国ではあるけど、当のアメリカでももはや日本車の人気が高まる一方らしく。20世紀の昔にはそれでもアメリカ人は(表向きは)日本製品を叩いて自国製品への忠誠を見せてたのが、いつしかそこらへんどうでも良くなってきたっぽくて。
とはいえやっぱし自国のクルマを贔屓したい向きもあるかと。あって当然かと。
日米以外の海外市場じゃどうなんだろ。いやーなんか欧州車、日本車、韓国車、中国 EV あたりに押されて、アメ車は影が薄いような気がする。
テスラはいけてるか。けど最近は売り上げが芳しくないんだっけか。追い討ちでイーロン・マスクの問題発言が自爆気味とか。
つかイーロンさん、トランプ氏に大統領選挙資金をドカッと提供して見事に当選させて、晴れてトランプ大統領の側近になったわけだけど。いやー EV 専門メーカーのボスとしては、民主党を支持すべきだったんじゃないかと今さらだけど。トランプ大統領の政策って「石油をどんどん掘りまくれ」「二酸化炭素で地球温暖化なんてウソ」だし。それは選挙活動中から公言してたし。なんでトランプ支持にしたんだろ。
あそうそう、それでさアメ車を例えるナイスな言葉を拾ったわけで。それは、
「民芸品」。
いやこれあまりにも的を射すぎだろwwww
なんか無駄にデカいしネジはいまだにインチ規格だろうし地元国でしか売れなさそうなデザインと品揃えっぽいし相変わらずすぐ壊れそうだし燃費性能に興味なさげだし。というまぁアメリカ国内以外じゃ通じにくい仕様で。短くいえば、取り残されてる感がすごいと。この30年間で技術的に何か進化したような気がしない。
アメリカでも、よっぽど好きな人が買う趣味のもの的な要素が強くなりつつある感じが、まさに民芸品と呼ぶにふさわしいかと。
トランプ関税、日本には 24% ですか。アメリカから見た貿易赤字に合わせて計算したものだそうで。まー世界がパニックですな。そりゃそうなるわな。つか中国には合計 54% ときたか。全世界から関税を取りつつ、中国にはことさらに取るってわけで。
で、なんか言われてるのが、トランプ大統領はどうも、関税のお金は輸出側が負担するものと思っちゃってるんじゃないかとか言われてるな。雰囲気からするとそういう気がしないでもない。実際はその輸入品を買うアメリカ人が負担するんだけど、どうもわかってないんじゃないかとか。
ただ、誰が負担しようが関税は政府の懐を潤わすわけで、それを財源に国内の産業を育成しようということらしい。
考えはわからんでもない。アメリカは世界の経済の中心地として、世界中からいわばむしり取られてきた。トランプ氏はそれを止めれば富はアメリカにとどまって、国が豊かになる、というわけで。
カナダや EU はトランプ関税に激怒しつつ、アメリカ抜きの経済体制への方針を取りつつある。ついでにトランプ氏の無礼極まる発言から、政治でも距離を置こうとしてる。
現状わからんけど決め手になりそうなのが、結局この反応がトランプ大統領の思うツボなのか、それとも想定外なのかってとこ。
アメリカを昔みたいな孤立主義に戻すつもりなら、これでまぁ目的を達せられるんじゃないかと。アメリカには天然資源があるんで、孤立主義でも問題なさそうではある。
ただ、これだと国際的にアメリカの存在感が薄まるわけで。世界にたくさんある国に埋もれて、超大国じゃなくなるわけで。「アメリカを再び偉大に」というスローガンは捨てなきゃいかんくなる。意図的に孤立主義にするなら、どうしてもそうなる。そこを分かったうえでやってるのかどうか。超大国の立場を保ったままこの政策をするなら、もっと違う方面にも手をつけなきゃいかん気がするけど、それをやってなさそう。けど見えないようにやってるかも。
だから、各国の反応がトランプ大統領にとって思うツボなのか想定外なのかわからんわけで。気にしてなさそうに見えるとこからすると思うツボかな。でも想定外だったとしても思うツボのフリかもしんないし。
もっと長期的に観察しないと真意はわかりませんなぁ。
もし想定外なんだとしたら、彼は国のリーダーとしてとんでもない愚か者ってことになっちまうが。
アメリカの日本車への関税、案外大したことないとか?
いやさ、今の日本とアメリカの実質の物価って倍以上違うらしいじゃないですか。
だと、同じ日本車でも、日本で売られてる価格に比べてアメリカでの価格も相当に高いんじゃないかと。
だったら利幅を日本の国内市場並みで我慢すれば、アメリカでそんなに値上げしないで済むんじゃないかと。
日本車メーカーはアメリカ国内での生産に力を入れていく方向らしいけど、素材や部品の原価が関税で高くなるらしいんで、結局値上げすることになりそうなわけで。
だったらむしろ逆に、日本や東南アジアで大量生産してなおさらに原価を薄めたクルマをアメリカに輸出するほうが儲かるかもとか思ったりして。アメリカ工場は人件費も実質物価に合わせてバカ高いしな。
そうなると、関税設定の根拠「アメリカで売るクルマはアメリカ国内で作れ」が逆回転してしまうわけで。
トヨタはアメリカ市場じゃ当面は値上げしないで、できるだけ製造原価を下げて踏ん張る方向でいくらしい。これって実はそういうカラクリなんじゃないかと。
しかし日本車に対しての追加関税ってずるいよな。
ここはひとつ日本もアメリカ製の輸入車に対して高率の報復関税かけたいとこだけど、日本市場でのアメ車販売って数も金額も大したことねぇもんなwww
自称自動車大国のアメリカが、ドイツから大西洋を越えて、日本と韓国から太平洋を越えてクルマがどんどん流入してくる現実に対して腹が据えかねる気持ちはわかる。けど、じゃあもっと売れるクルマをアメ車メーカーが作って、マーケティングも駆使して売りまくればいいわけですよ。
とりあえずアメリカ市場がそこらへんの国々に侵食されまくってるって現状が、アメ車がアメリカ国内でさえあんまし人気ないことをもろに示してるわけでさ。そこを見えないフリして、より魅力あるクルマを作る海外メーカー側に責任を押し付けてるってのがちょっとなんつーか、滑稽っつーか。
日本人のアメ車に対するイメージって悪いからな。無駄にデカくて燃費が悪くてよく壊れるしデザインもダサいみたいな。そのうえ近所に販売店が見当たらない。試乗もできないからイメージがどこまで本当なのかもわからない。追い討ちで、昔からことあるごとに米政府が因縁つけては押し売りしようとしてくる。ここまで悪いイメージをここまで放置してるもんで、当然わざわざアメ車を買うっつ選択肢を思いつかない。
アメ車の相対的なメリットといえば、中国車や韓国車よりも、乗っててバカにされにくそうってくらい。けど日本人の印象じゃ日本車・欧州車よりずっと下。
まずは、ここまで落ちきってるイメージを改善するのが大事なのに、いつもその現実から逃げては政治的圧力でどうにかしようとするってやり方は、昔からずっと失敗続きなんだから、その方法が間違いどころか逆効果だってのは明らかだろうに。そこがなんでわかんないのかねぇ。
イメージで言うと、政府が押し売りしてくるってのはむしろ相当なイメージダウンなのに、なぜ米政府はいつもそこに気付かないんだろう。押し売りってろくでもない商品を無理に売りつけるもんだしな。じゃあアメ車もきっとひどいんだろうと思われてしまうわけで。
実際のアメ車がどのくらいの品質なのか、多くの日本人は知らんと思う。おいらも知らん。ただまぁ押し売りしてくるからにはそういう品質なんだろなと思ってしまうわけで。で、従来の悪い典型的イメージを思い出してしまって、きっとああいう品質なんだろうな。ほんとは違うかもしれないけど正しいかもしれない。クルマは安い買い物じゃないんで、ここはひとつ変な気を起こさず、手を出さないどくのが安全だろ、となるわけで。
日本でのアメ車の悪いイメージのひとつ「無駄にデカい」。
これ、時間をかけて日本社会に働きかけて、デカいクルマが好意的に受け入れられるように持っていけばいいのに。「アメ車はデカさがイイんだよ」と思ってもらえるように持っていけばいいのに。
アメリカ映画『シックス・センス』(1999)で、小学校の学芸会の場面がある。劇が始まると、観客席の親たちが一斉にビデオカメラを構える。この映画の公開時にはもうその光景は普通になってたわけで。
「愛する我が子の成長記録にビデオカメラを」というこの習慣、ソニーがアメリカで10年かけて根付かせたらしい。今はその役割はスマホが担ってるんだろうけど、始まりはソニーが自社のデジタル8ミリビデオカメラをアメリカで売るためのマーケティング手段だったってこと。
ある国の文化を変えるには長い時間がかかる。だったら長い時間を有効にかければ変えられるってわけで。変え方は、そこの国民に楽しみや利益を与える形が合理的ってことで。
それは決して、圧力で無理やりっつう形ではないってことで。どんなに長い時間をかけても一向に成果が上がらなかったんだから、そのやり方は間違いで確定。それどころかイメージ悪化を招いてる。米政府って、共和党政権でも民主党政権でも、ほんとなんでそんなことがわかんないんだろ。
米政府が自動車貿易収支の改善でやるべきは、報復関税や圧力なんつう逆効果政策じゃなく、アメ車のイメージアップのために手を尽くすことだろ。きょうび自分の商品を売りたいなら、まともなマーケティングをやるもんですよ。
2日連続で阿部寛ものの過去映画を観たですよ。
『自虐の詩』(2007)。これまで観たのは劇場での予告編だけで、本編は初見。今調べたらジャンルは「ロマンス」なんだな。だよな。ギャグ映画だとばっかり思ってたら、笑いはそこまでメインじゃなく、ドラマ展開を楽しむ作品だった。ただ、西田敏行と遠藤健一はコメディ担当としてすごくイイ仕事してくれた。映像では、ときどき見せる攻めた配色と構図が神がかってた。
『テルマエ・ロマエ』(2012)。カメラワークと色彩がハイセンスだった。古代ローマの政治ストーリーもよかった。ここらへん封切りのときは気がつかなんだ。黒ツブレを恐れないコントラスト設計。これってまさに映画のビジュアルだよな。かつての日本映画って「黒ツブレ忌避症」とでも言うべきものがあったと思う。それがなくなってる。
あーそうか。映画がカラー化してもう何十年も経ってるけど、白黒映画だと黒ツブレが多い画面って、何が映ってるのかよくわからんくてフラストレーション溜まるよな。カラーだと視覚情報量が多いから、薄暗い場面を素直に薄暗く描けるわな。そういう考え方はハリウッドで進んでた。日本映画もいつの間にかマスターしてたってことかな。
しかし阿部寛ってなんなんだよ。チンピラ役もローマ人役もなんでこんなばっちしハマるんだよwwww ついでにと言っちゃ失礼だけど、"HOKUSAI"(2020)の江戸時代の画商役もすごく良かった。
いつから日本映画はこんなに眼福なことをするようになったんだと。そういやこないだ『ガメラ 大怪獣空中決戦』(1996)を観たら、ドラマパートのカメラワークが見応えあったっけな。刑事の大迫が、鳥類学車の長峰に追いすがる長めのワンカットが特にそんな出来。今まで特撮パートにばかり目が行ってて気づけなかったよ。ほかにも家の部屋や会議室なんかの室内の場面で、人物が動くたびに微妙にカメラを動かして構図をキメ続けてくれてた。
見た目の安っぽさの改善。むしろゴージャス寄り。けどなぜかそこをすぐに意識できないのは、以前の日本映画のイメージが邪魔してるからかな。それともストーリーや役者の演技とかのメイン要素に目を持ってかれてるからかな。後者だとしたら、作り手側からするとしてやったりかもな。シネマトグラフィはあくまでも、メインの情報を伝えるための媒体だからな。それ自体は、場面場面の雰囲気をそれとなく見せるのが仕事だからな。
つか日本映画っていつの間にか日本人からの信頼を再獲得してたんだよな。バブルのあたりまでは何やってもイマイチ人気が出なくてな。日本アカデミー賞の受賞者のコメントで普通に「斜陽産業」って言葉が出てたくらいで。それがいつしか、世間もおいらも日本映画を下に見なくなってた。
その原因としては、映像のデジタル化で製作が一気に効率化して、製作費の回し方に余裕ができて、作り手がやりたいことを素直にやれるようになったからだと考えてた。その影響もあるのかもだけど、アニメ映画が引っ張る形で日本映画界の上から下までカネ回りが良くなったのと、ハリウッドがテンプレ脚本やらポリコレ配慮やらでつまんなくなったってのもあるかな。
トランプ関税、いきなりの新章突入www
世界がさらに大混乱wwwww
って、wwwwwでいられる状態ってのはイイことなわけで。そう来たかー。
んでネット上の意見も割れとりますな。
関税政策も絡めてトランプ大統領を激しく叩いてた人たち、相変わらず口調は強いんだけど、言ってる内容は「だと思われる」とかでボカしたり。
いやー素直に「予測が外れた」と認めようよ。おいらは認めた。思ってたのと違ってた。
まさか中国経済を自爆に追い込んで吊るし上げるための煽りだったとは。昨日までは、「アメリカの経済回復を狙うなら中国をどうにかしないといけない局面なのに同盟国にケンカ売ってどうすんの」とおいらも思ってた。批評家さんたちもそんなトーンだった。
てなわけでトランプさんのオフサイドトラップから1日経った。
トランプ叩きしてた人たち一気に静かになってるwwww
とはいえ日本製の自動車と鉄鋼には 24% の追加関税がかかっちゃうらしく。その業界は依然としてwwwwではないんだな。
結局日本人がアメ車を買わない理由の大きいのってさ、
「そんなの乗ってると他の人に馬鹿にされそうだから」
ってことかと。「イメージが悪い」の言い換えでしかないけど。
中国車・韓国車と同じ扱いというか。一応、おいらの中でのイメージ。
ここを改善しないと売れないかと。とりあえずアメ車だとジープが例外的に売れてるんで、ジープにあやかる形でマーケティングしてみるのがいいのかも。
日本国内のカーレースに出まくって勝ちまくるのもいいかも。海外レースの印象だと、日本じゃインディより F-1 の方が知名度もステイタス感もあるんで、F-1 コンストラクターで最強になるのもいいかも。
有名どころのクルマ雑誌にカネ払って、毎月毎月好意的なレビューを書いてもらうってのもどうかな。
あと漫画家やアニメ制作会社に売り込んで、作品内でカッコよく描いてもらったりとか。
ローバーのミニクーパーが日本で、本国のイギリス以上に愛され続けてる理由はいろいろあるけど、絶対に外せないのが冴羽獠の愛車ってことだし。ミスタービーンの影響も大きそう。
クルマ系動画を見たらさ、東名高速のガソスタでレギュラーがリッター200円ってのでちょっとびっくり。
高速のガソリンは高いとはいえ、レギュラーで200円かよ。
八戸だと高くて180円台だわ。170円台のスタンドを選んで使ってるけど。うちの地元よりもっと高いところあるんだな。
東日本大震災のあたりも高かったと思うけど、それでも140円台だった気がする。コロナの緊急事態宣言のときは120円台だったわな。
暫定税率の 25.1円/L を廃止するのは決まったけど、来年以降なんだっけか。
「今使わずにいつ使うのだ」ってやつですな。つか現状「(連中は)腐ってやがる。(決定が)遅すぎるんだ」だな。
20年くらい前、伯父がフォードのフォーカスに乗ってたなーと思い出した。
アメ車なのに意外というか、右ハンドルだったよ。実際の日本市場向けのクルマって普通に右ハンドルなんだろうな。けど「アメ車は左ハンドル」っつうイメージがなんだか強いわな。
けどハンドル周りはというと、ウインカーとワイパーのレバーが日本車と逆で。右側がワイパー、左側がウインカー。これたぶんイギリス仕様だよな。あの国も右ハンドルなのは日本と同じだけど、ワイパー・ウインカーの配置は左ハンドルの国々と同じっつう仕様。
おいらは前にローバーミニに乗ってたことある。フォードフォーカスと同じ塩梅だってですよ。慣れるのに相当かかったっけなwww
日本で売ってるドイツ車やフランス車なんかもどうなんだろ。イギリス仕様なのかな。日本仕様なのかな。たぶんイギリス仕様かな。
日本市場でのアメ車のライバル設定が欧州車なら、フォーカスの配置で問題ないんじゃないかと。けど日本車をライバルにするなら、ここは日本仕様に直して売った方がいいような。
イギリスで売ってる日本車の場合はどうなんだろ。日本仕様かイギリス仕様か。なんとなく日本車の場合、相手国の標準に合わせるような気がする。
西ドイツと東ドイツ。という2つの国名。冷戦時代の昔のことですな。
両者が晴れて統一して、今のドイツ共和国になったわけです。この歴史的併イベントが起きた背景には、東ドイツを衛星国のひとつにして、その後見国になってたソビエト連邦、この弱体化があった。そんな状況の中、東ドイツ政府内で奇跡的な勘違いが起こって、ベルリンの壁が取り払われた。そして親方ソ連からの「自国の経済がヤバいからもう衛星国の面倒は見ない。これからは自分でどうにかしろ」のお達しで、東ヨーロッパ各国で民主化革命が起きた。
そして2つのドイツが統一した、と。
いろいろあってのことだったけど、主に後見国の足元がフラフラになって、衛星国を自分に寄せつける引力を失ったのが大きかった。
さて21世紀の今も冷戦モードで分断されてるといえば、韓国と北朝鮮。この2つの国がドイツみたいに統一ってのは、とりあえず韓国側では積年の悲願ですな。北朝鮮側はもうその道は捨てたっぽい。まー「外敵がいつ襲ってくるかわからんのだぞー」とやってれば、国民の不満渦巻く国内の統治がラクになるからな。その意味で北朝鮮政府としては、便利な外敵として韓国にはずっと存在していただいたうえで、敵対していたいわけで。
そこまではわかった。んでも日本としては、北朝鮮が韓国に呑まれる形で南北統一してくれると助かる。近所の軍事的脅威が1個減るからな。世界の大体の国々も同じ意見かと。
けどそう思わない国もある。それは中国。北朝鮮とは同じ共産党一党独裁の国としてよしみを通じてる。その向こうには韓国・日本・ひいてはアメリカっつう、思想的に合わない国々が控えてる。中国にとっては、北朝鮮がちょうどいい緩衝地帯になってきたわけで。
中国自体も自由主義経済化っぽい政策にしてからはガバガバ稼いで成長してきたんで、経済を軸に日米韓とは直接のつながりができてはいる。んだけどやっぱし北朝鮮っつう緩衝地帯というか衛星国があるのは都合がよさげ。
で、その中国の今。経済がガタガタですわな。「GDP 成長率が 5% 台を保ってるから問題なし」とかもうどう見てもウソだろって感じで。ガタガタとはいえ、そうなる前は「GDP でアメリカを追い抜くのは時間の問題」と言われてた時期もあった。経済がメルトダウンし始めたんだとしても、まだまだ高い水準でもある。
けどもしこのまま順調にズンドコ化が進めば、ひいては北朝鮮の面倒を見切れなくなり、朝鮮半島の統一が見えてくるんじゃないか、という気がして。
裏を返せば、中国経済が持ち直せば統一が遠のくことになるかな。
ドイツはとっくの昔に統一したのに、朝鮮半島はなんで今も分断してるんだろう、と前々から時々ギモンに思ってた。んでまぁそれって、共産国家側の後見国の状態によるんじゃねのと気がついてさ。ってことで。
お、おう……。
いやこれ前々からそういうことになってたろ。それこそ前回のトランプ政権の時から。
あらためてアメリカ側での結論ってことかな。中国側が同意するわけないってのは織り込み済みで。
パンク修理でしたわ。2,200円で済んだけど。
おとといタイヤ交換したんですよ。冬タイヤから夏タイヤに。いつもどおり自力で。最後の右後ろのタイヤを用意したとき、なんか地面にストッと落とした時のバウンドが違ってた。「てーん」じゃなく「ぼとっ」。
取り付けてみたら空気が抜けてた。完全にぺしゃんこ。タイヤを積んでた時に一番下だったから、重みで抜けたのかなと思ってたというか、そうだといいなと。交換後に近所のガソスタに行って空気を詰めてもらったら直った感じ。問題のタイヤに詰めてる途中でボンベ残圧が足りなくなって、ボンベに空気を補充しに行ってたわw
昨日また空気が抜けてた。半ぺしゃんこ。これはアレだ。虫ゴムの劣化だ。と思いたかった。だったら何百円かなと。
んでさっきディーラーまで行って見てもらったら、カッターの刃が刺さってたそうで。なんだそれ。んでパンク修理。タイヤ買い替えより全然安くて助かったけど、今のクルマにしてからもう3回目だよパンク。前までのクルマじゃそんな経験なかったのに。なんでこうなるんだよそういう呪われ方されてんのかよww
去年のパンクでガソスタで直してもらったとき、店員さんから「あくまで応急なんで早めに新しいのと交換した方がいいっす」と言われて、セコくタイヤを2本だけ新しくしたんだわ。今回は古い方がパンクしたんでそこはラッキーだったわ。呪いもちょっと気遣ってくれたかなwww
FF 車の後ろタイヤだし「早めに新しいのと……」と言われなかったんで、交換なしでいいかな(やっぱしセコい)
NASA の予算ピンチが洒落になんないレベルな件。
トランプ大統領の豪腕ぶりはアメリカの内政にも容赦ないらしく。NASA 予算を半減ってあんた……。
NASA はその昔、アポロ計画終了と同時に予算の大幅削減ってのもあったそうだから、中の人たちのパニック度合いもまぁそこまでじゃないんじゃないかとも思うけど。人材はプロジェクトが立ち上がるごとに募集、終われば解雇っつう感じらしいんで、あんまし混乱しないかも。けど設備や技術の維持費も膨大っぽいが。これを削減した予算に合わせて削っていくってのはどうなんだろ。NASA の他国に対する圧倒的優位性、溶けてなくなっちまうんじゃないのかね。
NASA 予算といえば、国から来るぶんと同額を米軍からももらってる、と何かで読んだことあるが。これも国からの予算に合わせた額になっちまうのかな。そういや日本で初代 はやぶさ が盛り上がってた頃によく言われてた「JAXA の予算は NASA の10分の1」っつう話、実は米軍からのぶんも合わせると20分の1だったってわけでww 半減なら10分の1っつう、巷で言われてた額と同じになるなw どうでもいいけど。
ああでも JAXA の方は3割くらい増額したんだよな。んーでも近頃は超円安だから、増額ぶんは消し飛んでる感じかな。
つか JAXA が増額した理由が、アメリカ主導の有人月探査のアルテミス計画に正式参加することになったからだったわな。そのアメリカ側が予算半減って、いやなんかこれ国際宇宙ステーション(ISS)計画のデジャブな感じ。
ISS 計画が動き出した折(ソ連の宇宙ステーションに対抗して始まったんで、名前が「フリーダム」だったっけな)、日本は貢献できそうな技術を持ち合わせてなかったんで、カネヅルとしてのみ期待されてたんですわ。でも日本はめっさやる気出して、「だったら独自に無人の小型スペースシャトルを作ります。ごっつい宇宙実験棟も作って提供します」とメリケンさんの空気を読まずに鼻息荒くしてたわな。
小型シャトルのその後、紆余曲折あって使い捨て型の無人補給機 こうのとり になった。宇宙実験棟は当初計画のまま きぼう として実現した。
んでまぁそこらへんやってる最中、アメリカじゃ基本計画自体が二転三転。予算かかりすぎだからってんでアメリカの国会で何度も問題にされて、そのたびに NASA はステーションの仕様をガバガバ換えていって。同時に参加してたヨーロッパも日本と一緒に「おまえ何やってんだ」とアメリカにツッコみまくる事態になってたな。
アルテミス計画もかなり規模縮小になりそげだな。つか中止になるかもな。だったら日本もまたドタバタに巻き込まれそうなような。
数年前、アルテミス計画での有人月面探査のメンバーに日本人も入れるっつうのが日米政府間で約束されたと思ったが。どうなることやら。トヨタと JAXA が共同開発中のルナクルーザーなんかもどうなるんだか。
そもそもアルテミス計画って何のためのものなのか。曰く「火星有人探査ひいては人類の永住への足がかりとして、まず月に戻る」。なわけで、けどその背景には中国がそこらへんを狙ってるんで、その牽制の意味なんですな。中国共産党っつうと世界征服と領土拡大への意欲が露骨なわけで。ショッカーですわ(やってる内容はむしろドロンボーに近いけど)。んで、将来は月と火星をも丸取りしようっつう野望を持ってるわけで。
てことで、アメリカを中心にした西側諸国が、そうはさせじと正義の御側の元に力を合わせようぞってのがアルテミス計画。まー中共は共産党の一党独裁だから予算のバランスなんてあってないようなもので。西側は民主主義かつ自由経済主義なんでそうはいかなくて、「力を合わせる」=「カネを出し合う」なわけで。
今回の NASA 予算半減って実質的にアルテミス計画の凍結・破棄の可能性を意味すると思う。これって中共の野望を阻止するのを捨てる形になるわけで。いやそれどうなのよ。月と火星を強奪されちゃっていいのかと。
けど中共の宇宙開発予算はあってないようなものとはいえ、今の中国経済の失調ぶりははマジでヤバいと言われとりますな。不動産バブル崩壊の自爆に加えてトランプ関税が攻撃っつう追い討ち。30年前の日本のバブル崩壊と似すぎるほど似てるけど、どうも経済崩壊の度合いは今の中国の方が遥かに凄まじくなりそうとか言われてたりして。
中国政府って本当はお金ないんじゃね? 2020年の末頃に「食べ残し禁止令」を出したりして、露骨にケチになったわな。オーストラリアに難癖つける形で輸入を止めようとしたり、とにかく自国内からお金が逃げないように必死こいてる感じで。けど軍事予算は増額ですな。この分野はもうなんてーか、国がどんだけ貧乏になってもケチらないのが一党独裁政治でして。北朝鮮を見ればわかるわな。
そうなるとおなさら宇宙開発にはあんましカネかけない方に行くかな。それとも宇宙開発と軍事は関連性が高いから強気のままかな。どうなんだろ。けど月や火星よりも地球での軍事の方が優先度が高いわな。うーん。
そこを、今のアメリカ政府の判断としては「中共による月・火星征服は遠のいた」となってるのかな。それとも GIZMODO 記事の見出しのとおり、単にトランプ大統領は宇宙開発事業っつう金食い虫が嫌いなのかな。
てかイーロン・マスクどうすんだよ。大統領選でトランプにカネ積んだ実績を買われて、政府の無駄を削るっつう新設部署の長になったものの、結局自分の会社を直撃ってさ。
とりあえずテスラに関しては「EV は CO2 排出ゼロで環境に優しい」で売ってきたのに、トランプ氏は大統領になった端から「石油を掘って掘って掘りまくれ」だし。テスラにとって大口海外市場のカナダとヨーロッパには大統領自らがナメて煽った挙句、アメリカ製品不買運動を起こされて報復関税もかけられて。ダメ押しでイーロン自身が放言かまして火に油。結果は当然、売り上げだだ下がり。
テスラがダメでもイーロンにはまだスペースXがある。
と思ったのも束の間。スペースXは民間企業だし、自慢のファルコン9ロケットでアメリカ国内外の商業打ち上げを受注しまくってる。年間100機ペース。とはいえ NASA という大口様からの発注が多いわけで。
「スターシップ」なんつう次世代の巨大ロケットの試験機を矢継ぎ早に打ち上げてるのも、スターシップが NASA のアルテミス計画に組み込まれてるからですな。「開発スピードの異例の速さは民間企業ならでは」と言われてはいる。それは正しいと思うけど、フルスケールのスターシップをどんどん作っては打ってる。試験段階なんで、儲けになる貨物は積んでない。じゃあその資金はどこから? それは NASA 経由で国家予算がじゃぶじゃぶ流れてきてるってわけで。
そのカネの流れが止まる。イーロンほんとどうすんだよ。
トランプ大統領、なんかイーロン・マスクを狙い撃ちしてる気さえしてきた。わざとじゃなくてもイーロンにしてみれば、当選させてやった恩を仇で返してきてるよな。トランプ大統領はイーロン・マスクへの友情の証としてテスラ車を買ってみせたけど、たった1台買ってもらってもなーって感じかと。
そうなると、日本の H3 ロケットの事業に微妙に順風が吹いてくれるような。
ファルコン9のコスパは大まかに、「H-IIA の値段で H-IIB の能力(H-IIA の約2倍)」。H3 の場合は「H-IIA の半額で H-IIA の能力」。
てことで H3 で打てる程度の衛星だと、ファルコン9は性能超過かつ割高。まさにスズキの軽トラで間に合う輸送にフォードのピックアップトラックのお出ましっつう構図で。
国際市場じゃ現状、知名度と打ち上げ実績数でファルコン9の圧勝。けどこれから NASA からの受注が減ると量産効果でのコストダウンが効かなくなって、割高になっていくかも。
加えて今は円安モード。これはどうなるかわからんとこではあるけど、円安のうちに H3 は国際市場にアピールしまくるだろうな。もともと H3 は年間100機なんて打てないけど、日本国内の需要も含めて年間10機も打てばウハウハっつう設定にはなってる。ファルコン9の顧客を丸取りじゃなくても、そのほんの一部をこっちに持って来れればオッケー。
なんか行けそうな気がする。
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