ひとりごちるゆんず 2025年2月
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2025.2.1 土曜
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カギムシ

カギムシという妙な魅力がある生き物。Wikipedia だと「有爪動物」というページに誘導されるんだな。

足がいっぱい系の類いなんでキモいかと思いきや、画像を見ると、モコモコ具合がけっこうカワイかったりする。けどここじゃ出さないでおくよ。

でもとりあえず関連動画をどうぞ。

つかこの生物チャンネル、オープニングとエンディングの BGM が演歌ってのがすごくクセになるwwww

やっぱしカワイイ。足いっぱいなのに歩き方もカワイイ。

けどそういう見栄えのいい種類だけ出してる可能性もあるかな。

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2025.2.2 日曜
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ムーヴキャンバス

最近急に、ダイハツのムーヴキャンバスがカワイイなーと思うようになって。どっかの駐車場で白と水色のツートンが2台並んで停まってたのがツボってしまって。

あのデザインの大元はフォルクスワーゲンのバンだよな。調べたら名前は「フォルクスワーゲン・タイプ2」だそうで。

「パクり」と言うのは簡単だけど、デザインをどこからどう引用するのかってのもまたセンスだと思う。で、引用元がほぼ同時代ならそれはパクりだと思う。けどレトロなデザインの復興なら、それはアリなんじゃないかと。引用は色だけで、基礎的なデザインはオリジナルだしな。その組み合わせの妙がイイわけで。

てことで、ツートンなムーヴキャンバスを見かけた日は、なんかイイもの見たなーって気分になるですよ。よく売れてるらしく、ほぼ毎日見かけるけど。

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2025.2.7 金曜
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自慢の技術でどうにかすればいい

日産がいろいろ言われとりますな。協業に関してのホンダ側の提案が、対等合併じゃなく日産の子会社化だったもんだから、日産側が蹴ったってことで。それでネット上じゃ「日産は身の程知らず」的に叩かれとりますな。マスコミはというと、「この破談はホンダ側にも不利益になる」って感じ。どうなんだろ。

ここ数年の日産の業績のヘタレぶりから、カルロス・ゴーンの経営手腕が見直されてたりもするね。ゴーンを内部告発で追い出した直後は、世の中も日産の中の人も期待感に満ちてたと思うけど、全然ヘロヘロだったからな。とはいえ彼への評価もまだ二分してる感じ。

彼が日産に来た時点で、日産は倒産寸前だったわけで。それを業績回復させるまで行って、彼がいなくなったらまた倒産寸前。ゴーンのやりかたが日産の伝統的な社風に合わなかったってのだけははっきりしてる。で、伝統的な社風が日産をこの世から消そうとしてるってのもはっきりしたと。てのは外からの見た目で、中の人たちはその問題が見えてないらしいってのもはっきりしましたな。

「技術の日産」に誇りを持つのは結構なことだとして、それで会社の上から下までガン首並べて NIH 症候群にかかっちまってるってことかな。外から見れば明らかにそうなんだけど、NIH 症候群って自覚症状がないからな。

「自分が NIH だと気づいたが時既に……」っつうパターンは、国産旅客機スペースジェット(MRJ)の開発頓挫で見られたわな。で、どうも日産は気づいてさえいないらしい。ホンダ側から合併に必要な条件としてそれを気づかせようと手を差し伸べたけど、日産側は怒って助けの手を振り払ってしまった、って感じかな。

さて「技術の日産」が生み出したひとつのはずの直列ハイブリッド機構(e-POWER)。これ、そこらへんの事情が絡み合って、「ゴーンの負の遺産の1つ」と言われてる。けど、そうか?

トヨタが世界初の量産ハイブリッド車・プリウスを発表したのは1997年。ホンダがその前から「ハイブリッド車を開発中」っつうリリースを出してたってのもあって、プリウスはすごい話題になった。特にその頃のトヨタの印象は「品質いいけどつまんねえ」ってなもんだったんで、衝撃はなおさら。

世の中がそうなっちゃうと「じゃあ日産は?」となるわけで。日産も新聞上で独自のハイブリッド方式を提案しててさ、それが直列ハイブリッドだったが。けど直後に経営危機に陥って、ゴーンが来て大鉈をふるって、「新技術を新開発するよりも、今ある技術で売れる車を作る」と、当然そうなる。日産の直列ハイブリッドの話は聞かなくなった。という流れがあったんだが。

で、ゴーン改革で日産の業績はV字回復。余裕ができたんで、未来を見据えた新技術の開発を、てなことで日産は電動化に目をつけた。トヨタ・ホンダのハイブリッドが並列式なのに対して、日産が選んだのは直列式。それが e-POWER。直列ハイブリッドは EV に近い。近いというか、電源がエンジンだってだけで構造は EV そのもの。同時期に世界初の量産 EV のリーフを出したことで、日産は EV 化に本腰なのを見せてきた。

で、なんで e-POWER が「カルロス・ゴーンの負の遺産」と呼ばれてしまってるのか。日産が直列ハイブリット指向だったのは、ゴーンが来る前からだったから、「カルロス・ゴーンの……」は的外れ。今出てる e-POWER 特有の 弱点の責任を彼になすりつけてるだけ。

そしたら「負の遺産=特有の弱点」とは何か。これどうも、高速走行時に燃費がガタ落ちするっつうのがあるそうで。ハイブリッド車っつったら異次元の低燃費が売りなわけで。運転条件によってはそれを感じられないとなると……てなわけで。特に欧米市場じゃ高速運転が多いんで、この弱点のせいであまり売れてないらしい。日本じゃ街乗り・チョイ乗りが多いんで、e-POWER の低燃費ぶりがよく発揮されるそうだけど。

「技術の日産」。それなら自慢の技術で弱点を解決・改善すればいいのに。

ところが、技術開発の元手になる資金。これが足りないってのが問題点らしく。「貧すれば……」のヒンドンキュースパイラルが見事にキマっちゃってるらしく。てことで新技術はおろか、各車種のモデルチェンジもろくに進まず、中身が古いまんま、外装だけちょいと変えてどうにか騙し騙しで販売してるそうな。

そこらへん販売店も消費者もとっくに見破ってて、それじゃ売れないし、それじゃ開発資金も足りなくなるし……というヒンドンキュースパイラル。

ここ2,3年で、世界的な EV シフトが落ち着いてしまった感はある。EV が抱える問題の現況はすべてバッテリー技術の未熟さにあるってのもはっきりしてきた。けど将来的に EV が普及率で天下を取りそうなニオイはまだ強い。てことで、今から EV のフォーマットでクルマを作って売って、ノウハウを手にしていくってのは、長期戦略として間違ってないと思う。

だったら、e-POWER の弱点潰しに開発資金と技術力を集中させて、e-POWER 搭載車を「売れるクルマ」に持っていくってのが筋なんじゃないかと。他社でほとんどやってない方式なんだから、売り出してしまってから弱点に気づかされるのは当たり前。そこを技術力で熟成していかないとかんでしょと。それをやってないから貧乏神がすり寄ってくるわけで。

トヨタのハイブリッド。最初のプリウスは回生ブレーキが「カックンブレーキ」だと突っ込まれたり、売れば売るほど赤字ってなほどハイブリッドシステムにコストがかかってた。けど今は改良を重ねて、世界中でよく売れてる。

ホンダのハイブリッド。当初は今で言うマイルドハイブリッド形式だったけど、いろいろやっていくうちにトヨタとも違う、独自の形を完成させた。少し前までは世界的な EV シフトの波に乗って、「将来は全部 EV にする」とか言ってたくせに、自社のハイブリッド方式にさらに最適化した新型エンジンを発表しやがったww

銘板左端銘板銘板右端

e-POWER が日産の販売数の柱のひとつらしいけど、謎なのが、それなのに利益があまり取れてないってこと。

トヨタ・ホンダのハイブリッドに比べて駆動系全体の構造が単純なんだし、エンジンも発電専用に割り切れるんだし(実際、軽自動車以外で3気筒って e-POWER 以外じゃあり得ないだろ)、部品点数も組み立て工数も少なくなるはず。なんなら普通のガソリン車より少なくできるかも。だったら製造原価が低いはず。利幅を大きく取れるはず。なのに全然儲けてないってのは何なんだと。

マツダなんか販売数は日産の半分もないのに、利幅をしっかり取って利益をがっつり確保してるらしいぞ。そんなマツダは最近はアメリカで人気が高まってるそうで。高級感の割にお安いのが好評なんだそうで。低めに抑えた製造原価を価格に反映して競争力を得てるわけで。とはいえ手抜きだとすぐに見抜かれて悪い噂が広がるご時世なんで、品質の手も抜かないってわけで。んでその戦略が、販売台数の伸びとともに利益をもたらすっつう構図。

e-POWER 搭載車の販売価格は、他社の同格のクルマと同じくらいらしい。製造原価が低いなら、1台あたりの利幅をより多く取れる、おいしい商品になってるはずなのに。あるいは安い原価に合わせた割安価格なら、販売数を増やせて、やっぱり大幅に利益が得られるはずなのに。

それなりに稼いでるはずのお金、どこに消えてるんだろう?

コロナ禍なんつう大変な状況もあった中で、国産各社はそれぞれ自分に最適なスタイルを確立してきたってのに、日産だけジリ貧ってのが異常なんですわな。つらつらと書きながら、マーケティング、経営、技術開発、製造がそれぞれ勝手な方を向いてしまって足並みがちぐはぐってことに思えてきた。

あと自社全体が NIH 症候群ってのを早く自覚することですかな。

銘板左端銘板銘板右端

あーなるほど、関連記事のひとつで、消えたお金の行方が語られてたわ。アメリカで売れてなくて、そのぶん販売店に販売焼夷金をどんどん出してたんだ。それが利益を消し飛ばしてたのか。タコが自分の足を食ってたか……。

銘板左端銘板銘板右端

ホンダも今後は単独のままじゃキツいらしく。てことで他社との合併はホンダにもメリットがありそげではある。けど日産がこの状態じゃ合併のメリットがない、とホンダが判断したってわけで。

ホンダって二輪部門がかなり稼いでるらしく。販売台数は四輪部門が圧倒的だけど、二輪での利益が四輪を上回ってるとか。てことは、ホンダはなんだったら四輪をやめて、昔みたいに二輪専業に戻るっつう選択肢もあるわけで。

二輪が儲かるんならさ、日産も二輪やってみたらどうかなとかww

銘板
2025.2.8 土曜
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広葉樹的大穴

今年初かつ久々のアルミインゴット作り。

スラッジ再利用で4本、過去のインゴット失敗作再利用で6本、合計10本分を鋳込んで、成功6本の失敗4本。

で、内釜2号に穴あいた。まだ3回目かそこらなのに……。

原因は、今日は木の薪メインを試したこと(いつもは紙薪メイン)

落葉広葉樹は火力がすごくて。持った感じでずっしりだもんな。燃えるものがおもっきし詰まってる。で、適度に熱が通った炉にくべるとですな、ランダムな場所から可燃ガスが勢いよく噴き出るんですわ。この噴射炎が内釜(ブリキのバケツ)の壁直撃で大穴あいちまった。あとで外が明るい時に状態を確認するべ。

補修できるかな。ブリキ板を買ってきて、穴より大きめに切って、いくつかネジ穴を開けて仮止め。いったん外して、合わせ目に耐火モルタルを縫って貼り付けて、あらためてネジ止め。ネジにも耐火モルタルを塗る、でいけそうな気がする。状態を見ないと何とも言えんけど。

銘板左端銘板銘板右端

日産のディスられぶりやべえwww

「車種より役員の方が多い」ってwwwwwww

つか、なんでマーチとキューブをなくしたんだよ。リッターカーは儲けが薄いとはいえ、シェアや存在感アピールにはいい素材だろ。小型車は可愛いビジュアルが大事だよなー、とマーチとキューブで思う。このカテゴリをなくしたのは軽自動車部門を推すことになったからかな。で、今の日産の軽自動車はそれなりに売れてるっぽいけど、可愛くすればもっと売れるんじゃないかと。いやでも軽とリッターカーはそんなにかぶらんと思うけど。

前に仕事でちょっとだけ(10km くらい)キューブに乗ったらさ、200m ほど走った時点でもう気に入ってしまったよ。視点が高くて視界がいいし、運転も楽しかったなぁ。

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2025.2.9 日曜
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真のセールスポイント

日産の e-POWER ってさ、実際は知らんけど、製造コストはライバルのハイブリッド車はおろか、普通のガソリン車よりも安いと思うんだ。部品点数は少ないはずだし、その省いた部品は駆動系の、加工での高精度を要求される精密部品がが多いはずだし。

一方、日産の利益を食っちまってるのは、販売店への高すぎる販売奨励金(インセンティブ)らしい。で、額面価格は他社のライバル車種と同じくらいらしい。

いやさ、奨励金を抑えて、そのぶん額面価格を下げればよく売れるんじゃないかと。それで奨励金を下げた以上に販売店が儲かれば、みんな幸せなんじゃないかと。

e-POWER は、日産の定義は「ハイブリッドではなく EV の一種」らしいけど、まぁ直列ハイブリッド車そのものなわけで。今のハイブリッド車の区分は大まかに「ストロングハイブリッド」と「マイルドハイブリッド」の2つがある。

ここらは日産以外のハイブリッド勢が名付けたもので、ストロングハイブリッドはトヨタの THS とホンダの e:HEV や同等のシステム、マイルドハイブリッドは常時エンジン駆動で、回生ブレーキで回収した電力を次の加速時にエンジンの補助に使う、ということになってるらしい。

てことで、そこらへんの勢力からすれば「日産の e-POWER なんてハイブリッドなんて言えない」と鼻で笑ってるってのが現状らしい。けど鉄道車両だと e-POWER と同じ方式を「直列ハイブリッド方式」と呼んでたりする。てことで、複雑か単純かってのはハイブリッドの定義には関係ないと思う。

てことで、おいらは e-POWER はハイブリッドの一種だと思う。まぁ当の日産がハイブリッドだと言ってはいないけど。

でさ、e-POWER っつう直列ハイブリッド方式の、ストロング/マイルドハイブリッド方式に対するメリットは何か、と考えると、「製造コストが安い」となるわけです。だったらそれを前面にセールスポイントとして押し出すのが妥当なんじゃないかと。だったら公称の販売価格を安くする、ってのがすごい効くと思うが。

e-POWER の弱点として、「高速走行時の燃費が悪い」というのがよく言われてるけど、中・低速走行時はめっさ燃費がいいらしくて。ストロング/マイルドハイブリッドと同等かそれ以上らしく。トータルの燃費で別にデメリットってわけではないらしく。

要は、弱点をことさら強調されちまってるってことらしく。で、トータル性能じゃ実際にそこまで問題じゃないんだとして、それでも弱点を突っつかれるってのなら、直列ハイブリッドならではの絶対的なメリットを出して相殺すればいいだろと。そのメリットが製造原価の安さですがな。

今はライバル車種と同じくらいの公称価格ってことで、メーカーに利益ががっぽり出る形になるはずが、実際は高速走行時の燃費の悪さの評判が邪魔してしまって、儲けるはずのぶんを販売店への奨励金に充ててしまって、結果的にメーカーの日産は儲からないし、販売台数も期待ほどは伸びない、という形かと。

けどこれって、「安く作れる」っつうメリットが消費者に還元されてないってことでもあり。じゃあそこを素直に消費者に還元すればいいんではないのかと。その差額は、高すぎる販売奨励金を減らせばいいんではないかと。たくさん売れれば、販売店にもきちんと奨励金を出し続けられるでしょと。

今のところは、お客様から利益をガッツリ取って、取ったぶんの利益を販売店が取るかメーカーが取るかっつう綱引きになってる。その利益の一部を消費者に取ってもらうってことですわ。これで消費者に「コスパがいい」と思ってもらえれば、その評判が広まれば、ということ。

「売り手よし、買い手よし、世間よし」の三方よしですわ。

今からそれをやれば、意地の悪い向きからは「なんで今さら値下げなの?ww ホンダに振られてジリ貧だから?www」とか言われそうだけど、それに対しては「e-POWER の技術開発への投資が回収できたので、やっとお安くできるようになりました。これからは直列ハイブリッドの良さである『お求めやすさ』を存分に発揮できます」とか言っとけばオッケー。本当のことだし。

そもそも EV の売りって、内燃機関車より部品点数を大幅に少なくできて、そのぶん価格を抑えられることのはずなのに、実際はバッテリーのコストが高すぎの性能低すぎで、効果で不便な代物になってしまってる。安くて高性能な新型バッテリーの登場までにはまだ年数がかかるのは確定。

今の時代に EV のそんな理想を実現するには、直列ハイブリッドが最適なわけですよ。実は日産の e-POWER が実現してしまってる。そこを消費者にわかりやすくアピールするには e-POWER 搭載車をお安く提供するのがいいんじゃないかと。つまり、日産はせっかくの e-POWER の売り方を理解してない。

加速時の気持ちよさや内装の趣味のよさを強調するのもいいけどさ、それって試乗してみないと実感できない類いのもの。試乗まで行きたくなるには、その前段階の噂レベルの情報で食指が動くかどうか。今は噂レベルじゃ「e-POWER は高速走行時の燃費が……」っつうマイナス側の話が先行しちゃってる。もっと直感的にわかりやすいメリット説明が必要。

つまり、セールストークじゃ、高速走行時の燃費のデメリットを認めつつ、「それ以上に、e-POWER 搭載車の強みは販売価格のリーズナブルさです」と堂々と言えばいいかと。

日産さん、この売り方どうですかね。

銘板左端銘板銘板右端

あと、なんか調べたら、マーチとキューブはノート/オーラに統合されちゃったっぽいが。

いやあのカワイイ系のラインナップはどうしたんだよ。ノート/オーラの外見はカワイイ需要に応えてないだろが。

古い話だけど、マーチが初代の頃さ、Be-1 っつうのが限定販売で出たんですよ。仕様はマーチのまま、ちょいとレトロ風味なカワイイ外見にしたやつでさ。すげー話題になってたですよ。

これまた古いパソコン業界の話も思い出した。1990年代後半の Apple はマイクロソフトに負け続けて、会社自身の身売りを考えるほどの惨状だったんだわな。そこで登場したのが初代 iMac。これが起死回生の一発になった。

機能面でいろいろ先進的な仕様ではあったけど、バカ売れした主な理由は外見のカワイさ。当時の PC の筐体は、グレーかベージュか黒の、なるべく目立たない色でさ。しかも箱型でコストをかけないってのが普通で。普通というか、完全に全部そうだった。そこへ来てこのデザインですよ。世の中にとって相当に衝撃だった。ダントツにカワイかった。

あまりのカワイイ革命ぶりに、PC 以外のいろんな商品の外装が意味なく半透明になったってほどやたらめったら流行りもした。

日産はこの路線を行けると思う。ベースとしては e-POWER っつう、開発元でさえ利点をよく理解してないブツがもうある。あと足りてないのは可愛いガワだけ。ノート/オーラの見た目をカワイイと思う人ってあんましいないと思う。せっかくの小型車なのに別にカワイくない。そこがもったいない。

マーチに Be-1 のガワをかぶせて話題作りに成功した日産なら、やれると思うが。

要は e-POWER を普及させるのなら、e-POWER と関係ない別な目立つ売りを組み合わせてみたら?ってことで。

もうひとつ思い出した。それはヤマハのボーカロイド。2007年時点で、ボーカル以外の全ての楽器パートは DTM で再現できてた。もう少し正確に言えば、既に「ボーカロイド」という商品名で、ボーカルのパートも DTM で用意できてた。日本語じゃ提携企業からクリプトン・フューチャーメディア社の "MEIKO", "KAITO" というボカロ商品が出てた。英語だとイギリスの ZERO-G 社の "LEON", "LOLA, "MIRIAM" があった。

さてさて、ヤマハは2007年に、バージョンアップさせた「ボーカロイド2」を開発した。これに合わせた商品は、提携企業から2つリリースすることになった。ひとつはスウェーデンの Power-FX社 社の "SWEET Ann"。もうひとつは上述の日本のクリプトン社の「初音ミク」。

バージョン1の各商品は、シンセサイザーソフトウェアとしてはそこそこの売り上げを記録したらしい。SWEET-Ann その路線の延長を狙ったものだった。対して初音ミクは、MEIKO, KAITO でセールス上の何かを掴んだクリプトンが、その気付きに全振りした商品だった。つまり「パッケージの絵と設定で売る」。

パッケージ絵に合わせた声優を「中の人」にして、そのキャラクターをしっかり作り込んだコンセプトで、でも作り込みすぎないコンセプトで、売った。売った。すごく売った。というかほぼ勝手に売れた。そしてその流れは、当初初音ミクに対して否定的だった国内 DTM 界隈を恐ろしいほどに活性化させて、日本のネット民とつながってさらに発展。海外のネット民までもがその流れに追従するほどに。そしてボカロPや歌い手がメジャーデビューするようになり、世界でも人気を得るまでになった。

さて初音ミクとほぼ同時デビューの SWEET Ann は。

バージョン1の商品群と遜色ないくらいには売れたかとは思う。けど初音ミクがシフトしてしまったパラダイムにはついていけなかった。その後に POWER-FX が "BIG-AL" を、老舗の ZERO-G が「ソニカ」を、初音ミク後のパラダイムにできるだけ合わせた形でリリースするも、そこまでの波には乗りきれなかった。

初音ミクが大ブレイクを成した後、ネット上のプログラマたちがフリーソフト UTAU を作り上げた。有志が作ったフリーソフトなんで性能はボカロには敵わなかったけど、ライバルが一応誕生した。以降、商用の SYNTHESIZER V や VOICEVOX も出て、ヤマハのボーカロイドの独占状態は崩れた。けど依然としてボーカルソフトは「ボーカロイド」「ボカロ」と呼ばれ、その代表格の商品は「初音ミク」のまま。

元メーカー間でのプログラム技術競争は激しいんだろうけど、消費者・視聴者の注目は最終商品の出来栄えに向けられるわけで。クルマに例えると、それは見栄えの良さのウエイトが大きいってことでして。「技術の日産」の心意気はわかるけど、消費者のウケ、つまり「売れるかどうか」の本質は技術のみじゃなく、というかそれ以上に「気に入られるかどうか」が大きいってことで。だからって技術軽視でもいいってわけでもなく。バランスが大事かと。

「品質のいいものを作り続けていれば、世の中はいずれわかってくれる」は昭和でもう終わったですよ。今は「売れるもの」じゃなきゃ売れないですよ。B to C での「商品力」は、技術製品であろうと保有テクノロジーの力だけでどうにかなるものじゃないですよ。

初音ミクがボーカロイド市場を何百倍にも広げた挙げ句にサブカル界隈全体での変革を漏らした事実は、その意味での商品力の賜物ですよ(市場を広げすぎて商業的ライバルを湯呼び込んでしまったけど)。

銘板
2025.2.13 木曜
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本人以外

MLB シーズンの準備もそろそろ忙しくなってそうだなー、と大谷情報を Youtube で見てたらさ、同じドジャースの山本、佐々木投手の話も出てた。んでそのまま見てたらば、山本投手の話の中での写真がですね、

ちょ、この目線の人wwww

あーこれ去年の今頃の写真なんだなーとわかっちまった。一平がクビになる前のやつ。

最近の彼はなんか裁判でテキトーなこと言ってて話題になってますな。きっと弁護士からの助言で、少しでも有利な条件を勝ち取るためのことだとは思うけど、凄まじい返済義務と実刑の軽減がかかってるから必死なのはわかるけど、おもっきしネタにされとりますな。

しかし1年前にはこの事態は考えもつかなかったな。大谷も含めてほとんどの人がそうなのかと。本人以外。

つか本人もちょうど1年前の時点で、ここまでの惨状になるとは思ってなかったかも。

銘板
2025.2.14 金曜
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世論は勝手

ハッピーバレンタイーン! とは微塵も関係なくw

日産の内田社長、世間から昨日まで「辞めろ辞めろ」と叩かれてたのに、いざ辞める意思を示したら「爆弾残したまま逃亡かよ」とまた叩かれてる。

世の中、勝手なもんです。

銘板
2025.2.15 土曜
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韋駄天の如し

つか「ホンダも日産のどこ見てんだよ」と思ってしまうことがあったり。

ホンダは日産の経営陣を評して「意思決定のスピード感が……」とその遅さを指摘してたけどさ、そうじゃないことを日産はきちんと示したろ。

ホンダが日産に対して子会社化を申し出たが早いか、日産は即座に協議の破談をホンダ側に伝えたろ。その意思決定の抜群のスピード感たるや……。

銘板
2025.2.17 月曜
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適正泥縄

ウクライナでの今の戦争、名前はどうなってるのかと気になって調べたら、Wikipedia によると『2022年ロシアのウクライナ侵攻』とのこと。歴史上、ロシアとウクライナってけっこう武力衝突してきてるんだな。

今のこの戦争の主な兵器ってドローンだよな。ときどき日本語完璧ウクライナ人の Bogdan さんの動画を見てるんだけどさ、Bogdan さんによると、最新のドローンは光ファイバーでの有線式らしい。

電波の場合は妨害されると通信が途切れて、作戦遂行できなくなるわけで。けど有線だと、しかも光ファイバーだと、通信の妨害や撹乱を受けないってことで。先にロシア軍が実戦投入して押され気味だったのが、ウクライナ軍も開発に成功して、これで戦況を巻き返してるんだそうな。

ドローン兵器って人が乗らないこともあって、開発も製造もコストが安くて早いわな。で、この3年間の戦闘で、はじめは海のものとも山のものともだったこの新種兵器、すげー進化しましたな。開戦直後に話題になってた、トルコ製のバイラクタル TB なんてのは全然話に聞かなくなっちまった。

これからの戦争はドローンの枠割りがどんどん大きんなっていく一方なんだろうな。しかも開発サイクルが、今までの自力移動型の兵器より断然速い。

日本の自衛隊でのドローン開発は遅れを取ってるらしく。なんでも、ドローン兵器は割に合わないとか効果が薄いとかの判断を出したのが2021年頃だったらしく。今のウクライナでの戦争が始まる前のタイミング。そりゃその時点じゃこうなることは読めんよな。で、防衛省の判断が裏目に出た形らしく。

けどここまで進化が速いのなら、有事に備えて大量に作り置きしても、いざ実戦となるともう役立たずになってる可能性が高そう。戦争しながら開発しながら生産しながらっつう泥縄式を、今まさにロシアとウクライナがやってるわけで。その形に落ち着いてしまいそうなような。

ドローンの開発技術ってそんなに最新ハイテクを盛り込んでるわけじゃなさそう。確立済みの既存技術や、なんだったら民生用の部品をどんどん盛り込んでいく形かと。泥縄式だからこそそうなるってことかな。

だとすると、最新のドローン兵器の開発って、試作機だけどんどこ作って飛ばしては性能を確かめて、どんどこアップデートしていく感じかな。大量生産で作り置きは損。けど有事になれば、最新版をすぐに大量生産できるようにもしとかなきゃならん。そこらがトータル運用上のボトルネックになりそげ。このマネジメントできるる人を育てとくのも大事ってことかな。

ただ、旧来の戦闘機なり戦車なり艦船なりって、開発に5年とか10年とかかけるじゃないですか。そしてそのモデルの運用がそこから先20年30年と。かなり遠い未来の状況まで読んだ上で巨額の予算をぶち込むってやつで。それに比べると、ドローン兵器のほうがラクなのかもな。

やっぱしドローンって、今までにない自力移動兵器の出現なわけで。旧来の有人兵器の開発スパンが鈍重にも思えてくる。最近「ゲームチェンジャー」っつう言葉をよく聞くね。ドローンがまさに、兵器ジャンル全体のゲームチェンジャーな気がしてきた。原理的に、有人兵器の開発や運用の進化がドローンの開発スピードについていけなくなるってわけで。そこをどううまく折り合わせるかってのが、この先しばらくの軍事トレンドになるって感じなのかな。

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2025.2.18 火曜
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それまでの我慢

日産の e-POWER、近々新型が出るらしく。弱点だった高速域での燃費性能低下をなんとかしたらしく。高速時の燃費が 15% 改善なんだそうな。

さてこれで巻き返せるか。ちょっとわくわく。

e-POWER はカテゴリとしては「直列ハイブリッド」に入る。んでこれ実質は EV なんだよな。普通の BEV との違いは、電源がバッテリーかガソリン発電機か、というところだけ。今の BEV が市場から微妙な判定を受けてるのはすべて、バッテリー技術が未熟すぎるところから来てる。そこを、ガソリンエンジンを電源にすることで問題を解決してるのが e-POWER なわけで。

e-POWER 搭載車がじゃかすか売れるようになれば、日産は電気自動車に最適化された車体構造についての知見を積み上げられるはず。今まで100年以上、クルマの設計には「動力はエンジン」っつう縛りがあった。

内燃機関って実は自動車の動力にはあんまし適してない。一定の回転数かつ一定の負荷という環境でこそ高効率・高信頼性で稼働できる。けど自動車の動力としてはどうか。その時その時で回転数も負荷もガバガバ変わる。そういう用途にはむしろ電動モーターの方が適してる。けど電気自動車はバッテリー問題ってのが今もまだあって、それに比べると内燃機関を騙し騙し使った方がはるかに実用的ってわけ。

クルマに合わない動力源を無理に使うためには、トランスミッションと水冷機構あたりの大がかりな付帯装置が必要で、そこらへんを満足に稼働させるための設計もまた必要。かくして自動車は「人や物を路上で移動させるための機械」という単純な存在目的に対して、ここまで精緻かつ複雑な機械になった。もちろんそれに見合ったコストもかかる。

EV はそういう内燃機関由来の問題点を解消できるんで、設計も組み立てもだいぶ単純になる。e-POWER は相変わらず内燃機関を積んでるけど、発電機専業なんでエンジンが欲する一定回転数・一定負荷の条件が得られるわけで、高効率と単純化を両立できる。とりあえずトランスミッションという複雑怪奇な機構をついに省けた。そのぶん製造コストを安くできてると思う。

将来バッテリー技術が EV の要求にきちんと応えられるようになれば、別に各国政府が規制や補助金で無理に持って行かなくても、新車はほとんど BEV になるんじゃないか、とおいらは思う。バッテリーのコストが下がれば、という感じ。それ以外の EV 製造コストは既に安く上がってるはずなんで。そのとき日産は、技術的に先頭ランナーとして躍り出る目があるんじゃないかと。

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2025.2.19 水曜
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バリュートが深宇宙デビューか

なんか日本の宇宙科学研究所(ISAS)の火星衛星サンプルリターン探査機 MMX(2026年打ち上げ予定)で、噂レベルの情報を得たんですが。

ISAS で保有してる技術で、「インフレータブルエアロシェル」っつう、『機動戦士Zガンダム』での「バリュート」(たぶん「バルーン」+「パラシュート」)に似たものがあってですね、これを利用して、火星本体への着陸をやってみようっつう案が出てるとか。

インフレータブルエアロシェルってのは、ガスで膨らませた傘状のもので、こいつを広げて地球で大気圏突入すると、パラシュート的に適切に減速できるし、そのまま着水後は浮き袋にもなるっつう優れものの技術で。ISAS じゃ弾道ロケットで打ったペイロードを海上回収するのにもう使ってる。

これで火星表面に着陸っつうと、インフレータブルエアロシェルを着陸行程最後のエアバッグとしても使うってことなんじゃないかと勝手予測してるんだが。

従来の火星着陸っつうと、大気圏突入で耐熱シールド、次にパラシュート、そして逆噴射、という最低でも3段階の減速行程が必要とされてる。なんだったら追加で、最後にエアバッグを使って4行程だったりもする。複雑なんですわ。

インフレータブルエアロシェルを使って、となると、減速を全1行程だけで片付けちまおうってことなのかなと。詳細がわからんけど。

けどそれだけだと無理があるような。火星大気の密度は地球の場合の 1% 未満しかないから、これだけだと減速が充分じゃない気がする。途中で逆噴射を挟むとして、インフレータブルエアロシェルがカバーできそうなのは、耐熱シールド段階、パラシュート段階、最後のエアバッグ段階なわけですよ。逆噴射段階はその間に挟まれる形になるわけで。

MMX の主目的は火星の衛星フォボスの探査なんで、火星本体への着陸ミッションとなると、簡単で小型な子機を使うことになるはず。あまり複雑な装備は使えないはず。インフレータブルエアロシェルを使うなら、逆噴射行程は諦めるのが筋なんじゃないかと。

いやでも、火星大気に突入する軌道に入るには、耐熱シールド行程の前にけっこうな減速が必要なわけで。じゃあ逆噴射用のエンジンを積むんかいな。これだけでかなり重量が増えそうだが。しかもインフレータブルエアロシェルの出番をこれまた挟む形になる。なんか相容れない2つの方式を交互に使うってのは、いたずらに複雑化を招くような気もする。

だとすると、大気圏突入コースへの減速は着陸機に積んであるエンジンでやるとして、その直後にエンジンを切り離して、以降はインフレータブルエアロシェルのみで勝負、となるか。いやーこれちょっと無理がありそげなような。

いやいや、日本は天体着陸に関しては、妙にハードランディングなりセミハードランディングにこだわる傾向もあったりして。

ドチーンと着陸した後、少なくとも通信機器だけでも生きてて、周辺環境の温度とか機体内部の状況とかの最低限のデータでも地球で受信できれば、それは「着陸成功」になるわけでさ。そこを狙ってるのかな。

MMX でせっかく火星周回軌道まで行くんだから、ついでに火星本体への着陸成功っつうタイトルをゲットしたい気持ちはわかるし。

去年、月に軟着陸した SLIM でも、探査機本体が軟着陸に成功しただけじゃなく、最低限の機能の超小型ローバー2機も稼働させて、「月面を移動探査した国」タイトルもしっかり獲得したしな。

つか「最低限の超小型ローバー」だと、はやぶさ2に積んでったミネルバ II で、「世界初の小惑星表面の移動探査」タイトル獲得っつうのもやってるしな。そんな「最低限装備でちゃっかりタイトルゲット」なノリで、MMX に相乗りで超簡単・超低予算な火星着陸機をやっちまおうと考えるのもおかしくはないような。いや世界の常識からすると充分におかしいんだけど、なんかいろいろ無理があってもやってくれそうな気もしてきてたりして。

つか ISAS ってとりあえずぶっ飛んだアイデアを出してみるだけ出してみるっつう感じだしな。今回もダメ元で出しただけのアイデアかも。これまた来年か再来年あたりに打ち上げ予定の彗星探査機の DESTINY+ でも、Wikipedia 情報じゃ超小型探査機プロキオンをさらに小型にしたやつを子機にして、DESTINY+ 本体と分離・合体する案が出てるらしい。けど公式サイトじゃその話には触れてなかったり。ボツかな。

じゃあインフレータブルエアロシェルで火星着陸もボツかな。とりあえずボツだと思うことにしとこっと(と言いつつ内心じゃやっぱり期待)

それにしても、1980年代の SF ロボットアニメで「バリュート」と呼ばれて紹介されたアイデアが、今は実用化されてる。しかも日本が実用化した。感慨深すぎるだろこれ。

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2025.2.20 木曜
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バリュートが火星デビューか

調べた感じ、特には MMX にインフレータブルエアロシェル式の火星着陸機を搭載する話はなくて。将来的に日本が火星着陸をするときの技術の候補って感じらしい。

展開型エアロシェルが拓く火星本星着陸探査の扉 - 宇宙科学研究所

上の記事を読むに、記事執筆時点で MMX の開発は佳境。インフレータブルエアロシェル式の火星着陸計画は研究開発に入ったところ。てなことでしたわ。

ふむふむ。こいつで火星着陸をすると、ヒートシールド行程とパラシュート行程を省けるんだな。そのままだと火星表面到達時にはまだ亜音速らしいから、最後は逆噴射も必要かな。それとも機体を頑丈にして、逆噴射工程をも省いてドチーンといっちゃうのかな。

それともそれとも接地直前に機体全体を横倒しにして、エアロシェルをエアバッグとして使っちゃうのかな。それだともう着陸行程に要るのはインフレータブルエアロシェルだけ。すごい画期的な火星着陸手段になりますな。妄想が止まんないww

直径 3m のインフレータブルエアロシェルで火星着陸するペイロードの質量は(たぶんエアルシェル込みで)20kg ほどらしい。かなり小さいんで、地球との直接通信は恐らく無理。となると火星を周回する中継衛星を介して、となる。MMX は使えるのかな。いやいやメイン装備は地球に帰っちゃうから無理か。フォボス表面に残す部位も、あんまし長いこと稼働できなさそうな気がする。

着陸機と軌道周回機のセットで打ち上げるのかな。あるいはアメリカの周回機を使わせてもらうとか? いやいやそれはあくまでも非常時のバックアップにして、基本的に全部自力でやるもんでしょう。

記事によると、この超小型着陸機をたくさん持っていって、火星表面の至る所にばらまく形を想定してるそうな。これで火星全球の地表データを一気に取るらしい。火星着陸探査のしかたも今までにない革新的な方法を考えてるんですな。

さて着陸機1個 20kg。何個持っていけるかな。

MMX の全備質量が4トン。このうち半分が推進剤だとして、正味2トン。ここから考える。周回衛星の質量を軌道維持用の推進剤込みで 400kg とすると、残り1.6トン。おっと着陸機にはそれぞれ逆噴射装備が要るな。これが 20kg とすると着陸機1セットは 40kg。40個いけるじゃないですか。これは勝ったも同然www

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2025.2.22 土曜
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バブル演出法

なんかコメがすごい高値になってるね。んでまぁ特にコメの方は犯人探しに躍起になる人続出ってわけで。政府は去年の秋頃には「新米が出回れば落ち着きますから」と言ってたけどそうならなかった。てことで責任を感じてか、政府備蓄米を放出することにしたと。

転売ヤーが買い占めて価格を釣り上げてる説もある。けど買い溜めて隠しとく量に対して、実際に流通してる量のほうがはるかに膨大なような。となると、転売ヤーたちがコメ不足と高騰を引き起こしてるっつうより、彼らとしては今はコメ相場が値上がり基調だから買いだめしてて、相場がもっと高くなってから売ろうとしてるだけのような気もする。

コメの価格、単にバブルなんじゃね? キャベツも。人材も。

「足りない! 足りない!」と喚きながら必死でかき集める人たちが一定数いれば「何? 足りないのか!? だったらなくなる前に確保しないと! あー足りない足りない! 高くてもいいからとにかく売ってくれー!」

と、とどまることなく連鎖の拡大再生産。誰も自分も火元の一人だと思っちゃいない……なんじゃね? ぶっちゃけ幻想なんじゃね? 日本社会が非常時になるとトイレットペーパーが品薄になるアレ。

「違う違う! 実際に足りてないから! なにバカなこと言ってんの現実見ろよムキャー!」とか言われそうww

だからさ、バブルになると幻想に駆られた消費行動のせいで現実化するんだってば。集団幻想が起きれば、人と社会はその幻想と現実の区別がつかなくなるってことで。

かつての土地バブルは非現実的なところまで地価が高騰したけど、バブル崩壊したら適正なところまで落ちていった。まったく同じブツなのに、「価値」という幻想で値段が上がり下がりするわけですよ。それが適正の範囲内なら普通の資本主義ってわけで、「神の見えざる手」が働いてるってやつで。制御工学でいう負のフィードバックのことですな。

だけどときどき、煽り煽られの集団心理的動揺が神の見えざる手に勝ってしまって、市場が正のフィードバックに転じて暴走する時があるわけで。それがバブル。

てことで、世の中が「アレが足りない! ヤバい!」となれば、「アレ」の価値が上がって値段も上がる。バブル現象込みの市場原理ってやつです。で、コメやキャベツや人材が、今は市場原理によって高騰してるというわけで。「市場原理」とは何かっつうと「価値の自動設定」でして。価値がバブル的に正のフィードバックに乗って無駄に高騰してしまう、その自動設定の根拠は何なのかっつうと、世の中のその時の気分。

「そんな気がする」「みんなそう言ってる」というフワフワしたもの。

それで考えるとさ、人材不足の風潮ってかなり長く続いてるわけでさ。バブルしてるから価格も上がってるわけでさ。なんでこんなに長く続いてるのかと考えると、まぁ少子化で本当に不足してる面もあるだろうけど、ここで陰謀論的に「不足を煽る存在」を設定してみようかと。

そういう勢力の狙いは何か。普通だと、労働者の価値を高めて給料を上げさせよう、というのかな。もう少し意地悪に考えると、移民を増やすための口実作り、かな。と。

世の中の人材不足モードは、2016年にいきなり発生した。それまでは長く人材余りモードが続いてたのに。少子化が進んでたとは言え、実状況がそんなに急に変わるはずないのに。で、今になっても不足モードのまま。いやこれ不自然でしょ。つかやっぱし社会の気分の問題でしょ。この心変わり、自然発生したものなのか、それともどなたかが演出してるものなのか。

そこらへん、絶賛開催中の令和の米騒動でやっと気付けたというか。

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2025.2.23 日曜
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性的話題

話題沸騰とかいう赤いきつね CM を見てみた。噂どおりというか、どこがどう性的なのかさっぱりわからんwwww

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2025.2.26 水曜
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壮大なる神曲

♪角質にー埋もーれたー未来のーヒゲまでー(つるすべー)

最近なんか頭から離れないwww

無駄な壮大感がたまんないwwww

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2025.2.27 木曜
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ホツマツタヱ

ホツマツタヱって一般には偽書とされてる古文書ですな。それが TOLAND VLOG さんがその内容を紹介してくれた。思った以上にエキサイティングでこれが。

偽書というのにはちゃんとした根拠があるんだろうけど、それでもこの内容はね、おもしろすぎる。

つかサムさんの語りがいつもながら良くて。罪状ポイント制とか思わず笑ってしまったよ。

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