ひとりごちるゆんず 2024年12月
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2024.12.1 日曜
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炎上できるようになった件

財務省が炎上してますなぁ。財務省の SNS のリプに罵詈雑言が書き込まれ続けるっつう事態だそうで。発端は、こないだの衆議院選で国民民主党が躍進して、そのときやそれ以来の国民民主党の発言が元らしい。

財務省 SNS で攻撃してるてる人ってたぶんごくごく少数の人でさ、噛みつく餌を常に探し回ってる人なんだろうとは思う。それでたまたま今はターゲットが財務省だっつうやつで。ただ、これが続けば彼らの感情的な主張が広まって一般化していくかも。そうなったらなったでおいらはなりなりで。流れに逆らわないスタイルww

財務省って、かつては大蔵省だったんだよな。21世紀に入ってすぐの省庁再編で、「縦割りの弊害」緩和目的で多くの省庁が合併していく中、大蔵省だけは財務省と金融庁に分割されたんだよな。金融庁は内閣府所属だそうで、完全に縦割りにされた。

大蔵省の権限がそれだけ強大だったわけで、その弊害が縦割りの弊害を上回ってたってことらしく。で、縦割り化でそこらへんの力を削られたと。

それでも財務省はいまだに強烈な権限を持ってるんだろうな。その反発が今回の炎上につながってるんだろうなとか。

けど大蔵省があった時代って、誰も大蔵省に逆らえない感じだったわな。それを文句言えるようにはなったってことで、省庁再編での大蔵省分割は一定の効果はあったってことかなと。

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2024.12.2 月曜
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TMS さんからのオゴリ

映画 "AKIRA"(1988)の無料配信、はーこりゃ満足でした。TMS さんどうもありがとうございました。

しかしこの作品で扱ってるのがまたこれが「人智を超えた謎の力を制御しようとして分かったのは、制御不能ということ。そして暴走・破滅」。最近全部観た『伝説巨神イデオン』と通じるところがありますなぁ。

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2024.12.3 火曜
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『伝説巨神イデオン』 その4.5

そんなつよつよな人工知能が、自らを作り出した生物を邪魔だと考えれば、そりゃ滅ぼすわな。圧倒的な知性で、造作もなくやっちまうだろうな。あるいは、それまでその惑星周辺で知性の王様だったその生物が玉座からひとたび降ろされたら、自らのプライドや存在意義を保てなくなって、人工知能が手を下さずとも自滅への没落コースに乗ってしまうのかも。

そんなこんなで、宇宙では泡のように知的生命と文明が無数にブクブクと生まれ育ってはいるけど、どれも自分で作った自分以上の知性に潰されてる、だから人類はいつまでも地球外知性に出会えない、との仮説が成り立つわけで。いやー仮説倒れだといいなこれ。

「観念的」ってことでさっき排除しちゃったイデ。けどそのイデについて考えるのが以下のお題。てことで再掲。「イデは神か」。

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2024.12.4 水曜
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『伝説巨神イデオン』 その4.6

旧約聖書の神様に似てるといえば似てる。ただ登場人物たちは決してイデを神とは考えてない。たぶん旧約聖書では神の出自について何も語ってない。けどイデはというと、登場人物たちによってその出自が特定された。イデ自身もそれを隠す気はないらしい。そして劇中じゃ誰も既存の宗教の信者である旨は出てこない。それどころか作品全体でイデ以外の宗教色を排してる感じもする。うーん。

登場人物たちがイデを神だと思ってないうえに、イデが理不尽な運命を強要してくるもんだから、彼らはイデに反発心を持つに至るわけで。けどイデの運命を操る力の方が強くて、従わざるを得ないと。その強要された運命を意識することもあればしないこともある。完全にイデの掌の上で弄ばれてますな。

神様仏様の掌の上ってのはまぁ現実の宗教での概念と同じだけど、それが嫌で神仏を憎んだり、設定されたドグマから脱出したいと思ったりとかはしないわけで。

「呪い」かな。こっちの地球人とバッフ・クラン。双方ともイデによって生み出された、瓜二つの種族。生まれる前から決められてる運命から逃れられない。それが本人たちの望みと同じならいいけど、そうじゃなきゃそれは「呪い」なんじゃないかと。

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2024.12.5 木曜
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『伝説巨神イデオン』 その4.7

しかしイデが持つ運命を操る力って中途半端な面もあるような。反発されてしまうこと自体もそうだし、2つの種族を鉢合わせるまではいいけど、それがどんな展開・結果になるかは、基本的にただ見定めるだけ。喧嘩が佳境になっていくと、なんか望んだ方向に露骨に誘導しようとしたりもする。けどやっぱし本人たちが織りなす成り行きを見てるだけ。

んでその最終結果が気に食わなかったから全部捨てちゃった。なんかこう、かなり無責任なような。無責任に感じるのは、2つの人類の感情に対してのもの。ほぼ絶対的支配者のイデがそこを重視してないのなら、まぁ無責任でもいいのかな。じゃあ2つの人類はイデにとっての「奴隷」かな。

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「母体が死んでも胎児は生きてるってそんなわけあるかいイデも強引だな」とか思ってたけど、よく考えたら、母体からの栄養供給が止まってから飢えるまでなら、胎児は生き続けられるんじゃないのかとか。じゃあカララがもし脳死状態だったならもっとあり得るかもとか。

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2024.12.6 金曜
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帰ってきた岡田さん

イプシロンSロケット2段目の燃焼試験での爆発事故の結果、2024年度内での打ち上げは諦めたったぽいね。

今回の事故後にイグナイタを回収できたそうで、溶けてなかったそうな。てことで前回の事故を受けての対策はうまく機能したことになる。けど爆発してしまった。

これから原因究明ですな。この原因究明チームのリーダーは JAXA 理事の岡田匡史(まさし)さんでして。あの H3 ロケット開発のプロジェクトマネージャーだった岡田さん。今年2月の H3 2号機の打ち上げ成功直後の記者会見では、実はすぐに定年退職で、その後は決まっていない、とのことだった。理事になられておったか。

理事がエンジニアってことで、理事自ら原因究明にあたるっつうことができるわけで。しかも難産だった H3 の元プロマネ。これは頼もしい。

で、事故原因なんだけどどうなんだろ。前回の原因ははたしてイグナイタの溶融じゃないかったのか。それとも前回の原因はやっぱしイグナイタで、今回はまた別な原因があったのか。

前回の原因が実はイグナイタの溶融じゃなかったんだとしたら、前回と今回は同じ原因って線が考えられる。ほんとどうなんだろ。

もう関係者の人たちはデータを見ながらいろいろ推論を出してるとは思うけど、その中には「共振」があるかと思う。いやさ、この手の問題で原因がなかなか掴めないのって、共振が悪さをしてましたってのがときどきあるわけで。発見しにくい部類の原因らしく。

古い話じゃ旧日本海軍の局地戦闘機「雷電」の開発が難航した理由だったりする。

比較的新しくてより近い例だと、イプシロンと同じく開発元が ISAS の過去のロケット、M-3SII 9号機の打ち上げ失敗っつうのもあったり。失敗後になりなりに早く原因を特定できたらしいけど、事前には誰も気づけなかったっつうのが共振問題の嫌らしいところで。

で、岡田さんは H3 のメインエンジン LE-9 開発で、まさに共振で苦しんできたわけで。彼ならこの可能性を真っ先に考えるんじゃないかと。とはいえ原因究明に思い込みは禁物なんで、考えられる事象全てについて平等に重きを置くべきなわけで。

ロケットのエンジンやモーターの燃焼試験だと振動データも充分に取ってるはずなんで、原因が共振かそうじゃないかは、気にしさえすれば早々に判明しそうな気もする。

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2024.12.7 土曜
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旧大陸四国

四国ってさ、オーストラリア大陸に似てるってのは有名だけど、

大まかに、ユーラシア大陸 + アフリカ大陸の形にも似てるんじゃね?

右下の室戸岬の逆三角形をインドとすると、なんかそれっぽいような。

明治時代あたりのよくわからん説で、日本列島は世界の大陸や大きな島に対応しているみたいなのがあったらしい。まぁ結構なこじつけなんだけどさ、北海道がアメリカ大陸で、本州がユーラシア大陸、四国がオーストラリア大陸、九州がアフリカ大陸、沖縄が南極大陸だとかそんなやつ。

そういうこじつけがあるんなら、四国 = ユーラシア + アフリカ ってのもあってもいいんじゃないかっつう強引なこれまたこじつけ。

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2024.12.8 日曜
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先輩は世界宗教

財務省と同時に、いわゆるオールドメディアも叩かれとりますな。

これもう叩かれてもしょうがないわな。注目の選挙予想で2タテでやらかしちまったもんな。

「米大統領選は史上稀に見る大接戦だがハリス氏が有利」からの「トランプ氏圧勝」
「兵庫県の斎藤知事はパワハラひどいから潰せ」からの「斎藤氏圧勝」

マスコミとしてはどっちも、「世の中の注目を集める話題の提供」には成功。けど煽り内容と結果が逆だった。

ひとつ目は「読みが外れた」で済みそうかもだったから、「なぜ読みが外れたのか」の検証あるいは言い訳がどうにか立った感じ。そして直後にふたつ目のやらかし。世の中に「露骨な世論誘導しやがった」っつう印象を残したわけで。もはや読みが外れた原因の検証さえろくにしてないってのが、さらに不信感を高めてしまってるわけで。

そしてユーキャン流行語大賞の「ふてほど」。『不適切にもほどがある!』っつうテレビドラマのことですな。これもうマスコミ自ら「聞いたことない」っつうスタンスが多いけど、テレビ局が選考者にカネ積んで大賞を取らせたのがバレバレですがな。となると「聞いたことない」と言ってるメディアは、このドラマを作ったテレビ局とは別系列なんだろうなとかも読めたり。

そういうバレバレの出来レースってのは昔からありまして。日本アカデミー賞は日テレが出資した映画が獲る、とかさ。モントリオール映画祭は不自然なほど日本映画が無双、とかさ。

そしたらネット上じゃ「『ふてほど』って『不適切報道』のことじゃね?」とか「今年は『オールドメディア』が流行語だっただろ」とか。いやもうセンスあって頭いい人って、もはやマスコミ内に飼われてるんじゃなく、ネット上に野良でいるんですな。

とはいえ世の中のニュース元って今もまだまだマスコミに頼ってるわけでさ。マスコミの仕事の質が落ちてるのか、それとも受け手の要求水準が上がってるのか、どっちかわからんけどさ、マスコミは必要とされてる反面、品質向上が追いついてないっつうのが現状なんじゃないかと。

とりあえず、前まではマスコミの仕事ってけっこうテキトーでもオッケーだったのが、インターネットが普及して以来、外部の有能な人が検証できるようになり、その検証結果に大衆が簡単にアクセスできるようになり、というパラダイムシフトが起きてるわけで。マスコミ側はそこらに対応しなきゃいかん時代なんじゃないかと。

思い出したのが、中世ヨーロッパでのカトリックのいろいろ。当時カトリックの権威・権力は各国国王をも凌ぐほどに強大だったらしい。んで好き放題やってたのが、グーテンベルクが発明した活版印刷で聖書が安く手に入るようになって、多くの一般人までキリスト教の教義そのものを知れるようになりまして。

てことでカトリックのデタラメぶりが暴露されちゃった形で、怒った信徒たちがプロテスタントっつう宗派を立ち上げてカトリックから脱会したと。ちなみに「プロテスタント」とは「抗議する人」の意味らしい。

その後カトリックはどうしたかっつうと、とりあえずプロテスタント拡大の動きはアングロ・サクソンの人たちの国々でとどまって、主にラテンの国々じゃカトリックをそのまま信じる人たちを確保できた。けど自業自得とはいえ強力なライバル出現で危機感を持ったカトリックは、折からの大航海時代に乗って、ヨーロッパ以外の国々への布教を頑張ることで信者を増やすっつう策に出た。

これ、かなり功を奏しましたわな。ヨーロッパ内じゃ一定の規模を保ちつつも、カトリック、ひいてはキリスト教を世界中に広めることに成功したわけで。中南米はほぼ独占まで持っていけた。アジアだとイスラム教や仏教が既に根付いてた中での後発だったにもかかわらず、それなりのシェアを獲得できた。

まー布教プロジェクトの一環で訪れた日本じゃむしろ不信感を持たれて追い出されちまったけど、世界中に広く多く信者を持てたってのが、今もカトリックの基盤を盤石にしてるわけですよ。そして総本山のバチカンと教皇に対して、かつて宣教師を締め出してキリスト教を拒絶した日本の人でさえ、今じゃ敬意を持ってるわけですよ。

「オールドメディア」と呼ばれるようになったマスコミの有り様ってさ、中世ヨーロッパのカトリックの、絶対的地位の確立と不信感による衰退までを見てるかのようでして。その後カトリックは時流を読みつつの発想の転換で難局を乗り越えて、今に至る大きな規模を保っての安定につなげたわけですよ。

マスコミもこの成功例を参考にすれば、同じような繁栄と安定を手にできるんじゃないかと。

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2024.12.9 月曜
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合体しそうな未来

シリアのアサド政権がクーデターで倒されて、アサド大統領はロシアに亡命とか。

それで何がどうなのかとかわからんけど、世界的には(特に西側)歓迎してるっぽいね。

なんか、ヨーロッパ諸国がロシアから化石燃料を買ってきてたのは、ロシアからヨーロッパへの輸送パイプラインができてるからですな。で、中東からもパイプラインを引けばいいはずが、それだとシリアを通らなきゃいかんらしい。

で、ロシアとしては自国の化石燃料をヨーロッパに買わせるために、シリアと仲良くなって、中東とヨーロッパを繋ぐパプライン建設を妨害し続けてきた、のだそうだ。というのを闇のクマさんの動画で学んだw

アサド政権はさらに、イラクからも後ろ盾を得てたらしく。これはイラクのイスラエル憎しで、イスラエルに近いシリアのアサド大統領を支えて、イスラエルにプレッシャーを与え続けてきたらしい。

んで今は。ロシアはウクライナ侵攻でアサド政権反政府勢力から守ってやる余裕がない。イラクもイラクで、レバノンのヒズバラの支援に余念がなくて、アサド政権はほったらかし。

シリアの反政府勢力はこの状況を読んで、一気にアサド政権を倒した、ということらしく。そしてアサド大統領は、家族を連れてロシアに亡命。クーデターは成功裏に終息した。

ただ、一般にクーデター政権ってその後の国の運営をどうするかっつう方針がフワフワしがちらしくとりあえず現政権を倒すことに集中してるからな。無事に事を成した後のことまでしっかり考えてるわけじゃなさそうなわけで。シリアはこれからしばらくは幸福感に満ちた毎日が続くだろうけど、だんだんまたカオスになっていくんじゃないかと。「アラブの春」の後のエジプトみたいに。

で、アサド氏がロシアに亡命ってことはさ、ロシアはアサド政権を守れなかったけど、アサド氏はまだロシアを当てにしてるってことでして。シリアとロシアの関係は、当面は深いままかも。クーデター政権としても、今までのシリアにとってずっと最重要国だったロシアの影響力をいきなり排除はできんだろうし。

ロシアによるウクライナ侵攻と、イスラエルでの国内の動乱からのレバノン内の反対勢力やイランとの武力衝突。

関係なく別々に起きてた2つのドンパチ。イスラエルはヒズボラとは休戦状態に入ったっぽいけど、なんかクーデター後のシリアを空爆してるみたいだし。

2つのドンパチ同士が、だんだんに近づいてきてるような。そのうち一緒くたになって、大規模な紛争になりそげな感じもしてきたような。

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もはやどうでもいいっちゃどうでもいい話だけど、日産の元 CEO のカルロス・ゴーン、日本から逃げた後、故郷のレバノンに帰ったんだよな。偉くなって大金をもって帰ってってことでまさに故郷に錦ですな。英雄扱いで暮らしてたはず。なんかゆくゆくは大統領にとか言う人もいたとか。

彼の帰郷後、レバノンは悪いこと続きでな。経済破綻とか首都ベイルートで大爆発とか。さらにイスラエルから攻撃されたりとかで、もう彼の周辺はグダグダっぽい気がする。

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2024.12.10 火曜
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『伝説巨神イデオン』 その5

ギジェ、バッフ・クラン軍のエースパイロットだったのに作戦の失敗続きでいったん左遷されて、そこから前線に復帰して、いいとこまでイデオンを追い詰めてまた失敗。死んだかと思ったら生きててバック・クランの私設軍に拾われて、またいいところでやられてまた見捨てられた挙句、あろうことかソロシップに拾われて、疑われながらもイデオンのパイロットの座を獲得。

この流転の人生がすごく面白くて。主人公のライバルが宿敵から味方にっつう胸熱展開もイイですなー。

ギジェのイデオンパイロット就任直前の『エピソード32 - 運命の炎のなかで』。

イデオンの3人のパイロットの中でずっと空気扱いだったモエラが主役。イデオンのBメカの初代パイロットだったベスは早いうちから、ソロシップ/イデオン連合全体の指揮を取るためにイデオンから降りた。モエラはその後釜のポジションだったけどひたすら空気。やっとスポットライトが当たったと思ったら、なんか急で不自然だなと思ったら、それ死亡フラグだった。

あ、そうかストーリー上はモエラは、ギジェをイデオンのパイロットに据えるまでのスペーサーだったのか。そんな意味でも不憫なモエラ。

そして絶命の直前のモエラのセリフ。「馬鹿な。俺はまだ何もしちゃいないんだぞ」。これは刺さる。んでこれ、バッフクラン軍のアバデデのセリフ「こんな馬鹿な終わり方を……」と良い対比なんですよ。作品の意図として、こっちの地球人とバック・クランをあくまでも対等に扱う姿勢が綺麗に表れてると思う。

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2024.12.11 水曜
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『伝説巨神イデオン』 その6

ていうかイデオン、バッフ・クランのイデオン攻略のあの手この手に対して、いっつも力技で打ち勝っちゃってる。まともな軍事力じゃバッフ・クラン軍は、ソロシップ・イデオン連合よりも、地球軍よりも明らかに格上なのにな。イデがイデオンを通じて気まぐれで繰り出す力技にいっつも負けちゃうのがなんかもう可哀想で。

そんな紆余曲折でイデオンのBメカパイロットになったギジェも、呪われたこの座席にて絶命……。いやーベスは早いうちに降りて幸運でしたなww

ギジェは、生き恥を晒してまでの念願だったイデの圧倒的パワーを目の当たりにして感激の中で命を終える、という流れのようでもあるけどちょっと違うようでもある。ギジェは合体前にはもう絶命してる描写があるね。即死だったっぽい。となると合体後でのイデの力の発現に対して感激する彼は、もう魂になってしまった後だったってことかと。

さてシェリル。最愛のギジェも、その少し前に実の妹のリンも失ったシェリルは精神的にぶっ壊れてしまう。リンに死なれてつらいところを支えてくれたのがギジェだった。そりゃ壊れるわ。で、テレビ版じゃシェリルはそんな、ソロシップの他の乗組員にとってもストーリー展開にとっても役立たずに堕ちたまま話が終わってしまう。これは観てるほうもキツかった。物語の最初から自分に無理に無理を重ねて頑張ってきた人なもんだからなおさら。

映画版だと、ちゃんと彼女の話を完結させてくれたね。そこにすごくホッとしたですよ。

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2024.12.12 木曜
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『伝説巨神イデオン』 その7

この作品の主人公はコスモってことになってるけど、それは男の子向けアニメだからって感じで、実質はカララじゃないのかと。もともとこの壮大な悲劇の始まりが、カララの「異星人をこの目で見てみたい」からの軽はずみな行動からだし。んでその異星人の男ベスに一目惚れして恋仲になって妊娠して、さらに重傷のコスモに輸血までして、2つの人類が全く同じ心と体を持つのが判明して、と。

そして胎児とともに、イデの力で強引にテレポーテーションさせられて敵陣の総司令官(カララの父親)に会う。父に妊娠を告げるも会談のほうは決裂。なぜか帰りは自力。けど死にそうなところでだけはイデが守ってくれる。イデとしてカララ自身よりもおなかの赤ちゃん(メシア)が大事だったらしく、その意思表示としてか、カララの子宮のあたりを光り輝かせる。その光は宇宙服を着てても見えたり。これが敵に発見されやすかったりして。イデなに余計なことしてくれてんだよ。

なんとかソロシップに帰り着くも、ソロシップ内に乗り込んだ姉のハルルに顔面を撃ち抜かれて絶命。けど赤ちゃんは生き続ける。おそらくイデの意思。おそらくっていうかそれ以外に考えられない。なのにイデは結局全員を殺してしまう。魂になった人々はメシアの導くほうへと宇宙を飛んでいく。それもイデの意思なのか、それともイデの意思を越えたものだったのか。

んー、おんな一代記としても見れなくもないストーリーですな。

コスモがイデオンでカララを救出したときの描写がね、なかなかよかった。ソロシップにいるベスはカララが死んだものと思って落胆してたもんだから、コスモからの報告を3度聞きしてたよ。

つかカララといえばビンタですな。シェリルとのビンタ合戦に、ギジェへの無限往復ビンタ。普段の態度はおとなしいのに、ときどき勝気な面も見せますな。だからその勝気さが浅慮になって出たのが悲劇の歯車の回り始めだったと。

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2024.12.13 金曜
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『伝説巨神イデオン』 その8

『エピソード34 - 流星おちる果て』の感想。

つか地球とバッフ・クラン、実は通じてたのかよ……。

で、地球連合軍+バッフ・クラン軍でソロシップを追い込む展開ときたか。

そしてソロシップに寝返ったギジェは取りも直さず信頼を得て、互いを救い合った仲のシェリルと、いつの間にかイイーイ感じになってと。ギジェ、要領が悪いんだか良いんだかww いやもう月面での出会いのところから既に怪しいと思ってたよwwww

シェリルさん、序盤は慣れない過酷な状況にヒステリー気味だったよね。バッフ・クランのカララ様に嫉妬してたことを認めて以来丸くなってきたなーと思ってたらww これまたバッフ・クランからイイ男が転がり込んで来る前にカドが取れといてよかったですなぁムフフwww

つかカララがなんかつわりになってるようで。ベスといつの間にそんなことしてたんで? いやもう話はずっとシリアスな展開が続いてるっつうのに、ひたすら下世話下衆モードなオイラさ。緊迫の戦闘シーンに素直にハラハラドキドキしつつも、同時進行の昼ドラ展開にも目が離せないぞなもし。

それが後に、ギジェ・シェリル組のほうははとんでもない悲劇的な展開になるとは。ギジェは命と引き換えに悲願を果たせたけど、残されたシェリルは……。

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2024.12.14 土曜
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『伝説巨神イデオン』 その9

ここからは雑感の羅列。まぁ今までも全部雑感と言えば雑感だけどww

イデオンに出てくる重機動メカ「ギラン・ドゥ」の命名って、当時ヒットしてた、もんたよしのりの『ギャラン・ドゥ』から来てるんだろうなあ。あと作品のキャッチコピーの「スペース・ランナウェイ」も、シャネルズの『ランナウェイ』からかな。

主人公の名前の「コスモ」あるいはエンデイングテーマの『コスモスに君と』は、カール・セーガンの宇宙科学の啓蒙書およびテレビ番組の『コスモス』からかも。

BGM の質の高さが、作品の魅力を上げてる気がする。ストーリーラインは終始ギスギスだけど、BGM の芳醇さがイイ感じに対位法っぽくなってると思う。

そういやカーシャの宇宙服が藤色。

最近の小学生の女の子の服やランドセルの色って藤色が多いような気がする。まー今風の「可愛い色」って感じなのかと。っつう感覚をおいらも刷り込まれてるのかどうか、カーシャの宇宙服の色がすごく似合ってる気がしてさ。

けどイデオンって昭和50年代の番組だよ。時代を40年も先取りしてるってのにもはや恐怖みたいなものを感じるというか。

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2024.12.15 日曜
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余計な要望

最近は日産ヤバいってなってるけど、YouTube で CM をかなり出してるんだよな。好印象な作品ばかりだと思う。今の業績がイマイチでも、この路線が後でじわじわ効いてくるといいなとか。

ただし、というあからさまに余計な要望。

e-POWER 4WD の CM のひとつでさ、冒頭に「ちょっと出かけてくるねー」というのがあってだな。

話しかける相手のネコちゃんもっと出してくれー。

ほんとどうでもいい。

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2024.12.16 月曜
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切の交代期

「怒る」を「キレる」「ブチギレる」「キレ散らかす」と表現するのって、比較的最近に一般化したような気がする。とはいえ大体1990年代あたりからかな。そしたらもう30年の歴史があるわな。

その前は「コメカミの血管が切れる」っつう言い方だったかと。それも当時の流行り言葉で、さらに前からあった「(コメカミに)青筋を立てる」のエクストリーム表現だったわけで。

で、そのあたりまでの「切れる」は「頭の切れ味がいい」=「頭がいい」だったわな。今でも「切れ者」って使えそうだから、まだ完全に意味が替わりきってないといえば替わりきってないというか。

今のイメージだと、「コメカミの血管が……」っつうより、「堪忍袋の緒が切れる」と同じく、「心の中になみなみと溜まりきった何かが一気に決壊して外に溢れ出す」感じかな。

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2024.12.17 火曜
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イギリス参加

TPP にイギリスが加盟しましたな。

オバマ政権の頃は TPP は日本じゃ悪者だったのに、ずいぶん印象が変わったわな。アメリカが抜けて、なんか日本がリーダーっぽくなったし。

そういや「中国が参加表明したんでマスコミが叩けなくなった」っつう意見に笑っちまった。

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2024.12.19 木曜
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『伝説巨神イデオン』 その10

またしても雑感羅列。

「無限力」の読み方を「むげんちから」というちょっと変な感じにしたのはたぶん、子供向け作品というのと、その造語を音声で出すことから、直感的なわかりやすさ重視したってことかな。

でもそのちょっと変な感じの語感、妙に言霊を持ってそうでインパクト強いという謎の効果。

言葉の作り方で言えば、「母星」は「ぼせい」じゃなく「ははぼし」。これも媒体が文字じゃなく映像と音声だからこうなったのかと思う。けどその語感がイイ感触。

キッチ・キッチン 顔の造形が80年代。そこまで気合の入ったキャラなのに、登場から2話目で絶命。映画版だと発動篇の冒頭で、出てきたかと思ったらテレビ版よりはるかに無残な死。そんなわけで、当時最新のスタイルを取り入れたキャラ造形だったのに、けっこう出番が短かったってのが意外。キャラ造形で言うと、ベスなんか70年代コテコテのガッチャマン顔だぞww

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2024.12.20 金曜
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ジャーマンデトロイト

ドイツの自動車工業が、というかフォルクスワーゲンが、デトロイト化してるのか?

よろしくない状況に困った挙句、ドイツ国内の工場の大幅閉鎖と従業員の大幅削減の方針を示した上に、残った従業員の給料を1割減らすとか、そんな経営方針を発表したところ、怒った従業員たちが大規模ストライキを起こしてるとか。んでもう労使ともにまったく妥協する気がないらしく、ゴタゴタがすごいことになってるとか。よくわからんけど。

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2024.12.21 土曜
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熊ドロ

秋田県の熊対処問題へのクレームで、知事がキレ散らかしとりますな。

まぁ感情的なコメントなんで問題視されてるけどさ、正論なんじゃないかと。県や自治体の職員を馬鹿なクレーマー対応で消耗させたくないってのが大きそうなような。

で、件の知事は、例えばドローンで爆弾入りエサを熊に食わせて、腹の中で爆破すればいいんじゃないかっつう話をされてまして。状況と気持ちはわかるけど、それなら普通に毒エサでよくね? と思ったり。爆弾だとさ、熊の咀嚼に耐えた上で飲み込んでくれないといかんわけでさ、そんな都合のいい爆弾なんかあるのかっつう問題があってですな。じゃあ現実的には毒エサで同じ効果が期待できそうとか思うわけで。たぶん同じこと考えてる人多そう。

「ドローンで爆弾入りエサ」→「ドローンで毒入りエサ」。

佐竹知事、あなたの元アイデアのおかげで、いけそうなアイデアが出たと思いますよ。

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2024.12.22 日曜
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謎の難航

イプシロンSロケットの2段目の開発が難航してるわけで。だったら M-V ロケットの2段目の後期型、M-25 を流用したらどうかと。

と思ったら E-21 は M-25 に比べて、質量も出力も半分だった。でも燃焼時間は E-21 が M-25 の2倍。開発条件は E-21 のほうが低そうだな。

なのになんで開発が難航してるんだろう……。中の人たちはもっとそう思ってるんだろうな。

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2024.12.23 月曜
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独中炸裂 1

いやいやいや、フォクスワーゲンのドイツ国内の工場閉鎖の理由、もうひとつあったのか。

ウクライナって今まで、ロシア→ヨーロッパの天然ガスのパイプラインを契約で稼働させてきてたんだな。それが今年12月31日で契約切れで、ゼレンスキー大統領は契約更新しないっつう発表をしてるそうで。これでヨーロッパは、年明け早々からさらにエネルギー不足に陥るそうで。しかもこれから冬本番なのに。

このことから、ドイツ国内の工場を稼働できなくなるっつう読みがあって、というのがフォルクスワーゲンの工場閉鎖につながる、ということらしい。

フォルクスワーゲンの今の苦境って、2015年のディーゼルゲート事件から続く経営戦略の失敗が大きな理由なのは間違いないんだろうけど、国際情勢も圧力かけてたか。つかロシアがウクライナに侵攻した直後、ドイツはノルドストリームとかいう天然ガスパイプラインを止めてしまいましたな。あの時点でもうドイツは天然ガス供給が痩せ我慢状態に入ってたろ。それがこれからさらに悪化するってことで。

とりあえず自社都合としては、

ディーゼルゲート事件
→それまで推してたクリーンディーゼル路線が信用崩壊で頓挫
→EU 域内での自動車産業保護のため、ハイブリッド車を排除すべく EV 推し路線が決定
→フォルスワーゲンはそのビッグウェーブに全振り
→中国製 EV が安売り攻勢を仕掛けてきてむしろジリ貧
→さらにドイツ国内での EV 補助金が終了したら途端に売れなくなって追い討ち
→それまで EV が売れてたのは「消費者が欲しがって」じゃなく「政治的にゴリ押しされて」だったことをようやく理解
→今さらハイブリッドに宗旨替えしようにもトヨタとホンダに追いつけない

そういうロジックとされてきてる。ディーゼルに回帰しようにもマツダに追いつけなさそうだしな。

けど、さらにウクライナ情勢の影響もあったのか。ディーゼルゲートはモロに自業自得だけど、それ以外はひたすら政治に翻弄されとりますなぁ。

つか BMW も過去に販売してたディーゼル車が、フォルクスワーゲンと同じ不正をしてたってのが最近確定したみたいだが。ドイツ車どうなっちまうんだろ。アウディも経営がやばいみたいだし、あとはポルシェとベンツのみか? つかどっちもフォルクスワーゲンと経営゛かつながってなかったか?

つか今日のニュース。ドイツのクリスマス市場の大混雑の中にクルマが突っ込んで大惨事とか。犯人はサウジアラビア出身の元イスラム教徒の医師という、背景が複雑そうな人。ドイツに難民として認定されて、何年か前から住んでたそうな。

サウジアラビアってイスラム教が実質的な国教ですわな。てなことで、元イスラム教徒ってことは、イスラム教やイスラム社会に疑問を持ったがゆえにサウジの社会に馴染まなかった人だったんだろう。そうなると、たぶん反イスラム思想くらいまで行ってしまったのかと。結果、難民としてドイツに移り住んだんだろう。

お医者さんなら外国暮らしでもウハウハのリッチライフができそうだし、現地の社会でも尊敬も得られそうなもんだけど、こんなことしでかしてたってことは、そうじゃなかったってことか。生まれ故郷に不満で、より良い人生を求めた新天地でもうまくいかなくて、ストレスで犯行って感じかな。

クルマで人垣に突っ込むっつったら、2007年だっけか、秋葉原の歩行者天国でそれやった人いたな。さらにクルマから降りて包丁で凶行っつうエグい事件だった。世界の中でトップクラスで治安が良くて平和とされる日本でもこんなことが起きた。

これは日本国内で日本人が起こした。だもんで国際問題・民族問題ってのはなかった。けど今回はドイツで移民が起こした事件ってことで、「またか」的な、移民の立場を一層悪くする作用が見えてしまってますな。

メルケル政権の頃、中東からの移民を無限受け入れしてみた結果、ドイツ国内はおろか EU 域内全体に大混乱を引き起こしましたな。移民が起こす犯罪件数や現地住民との衝突が激増。ドイツ人は初めは人道的で良いことをしている気分で移民を歓迎してたものの、ってやつで。

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そういやドイツはウクライナ支援で存在感を出してたが。これも今後どうなるかわからんくなってきたな。

あと中国って技術移転してあげると必ず返り討ちにしてくるよな。高速鉄道は日独ともにやられた。日本はそれで懲りたけど、ドイツはさらに自動車製造技術を渡してしまった。

ドイツさん、なんか国際社会で迷子になってる感がすごい。

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2024.12.24 火曜
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独中炸裂 2

めりくりー! そしてそれとは関係なくw

日本が急激な EV シフトに乗らなかったのは、2010年代にエンジンのクルマの低燃費化が進んだからかと。政府もそれを「環境対応車」として普及を後押ししてた手前、いきなり手のひら返してエンジン車を締め出すってのができなかったかと。

この動きで中国の自動車業界は「日本車にはエンジン性能で敵わない」と諦めて、EV の開発に全力を上げることにしたと。これがヨーロッパの折からの EV シフトとうまくバッティング、中国はお得意の激安攻勢でヨーロッパに食い込んでいった、という流れかと。

ドイツ車の EV 全振りって EU 政府とドイツ政府に従った形にはなってるけど、その前にクリーンディーゼル路線が破綻した件があったわけで。日本車のハイブリッドを含む低燃費化路線の良きライバルになるかと思いきや、実は技術開発に失敗してたのを隠すために不正をして、それがバレてディーゼルゲート事件になったと。

あの時はマツダのディーゼル車も煽りを食って疑われてな。ところがマツダの場合、フォルクスワーゲンが不正を仕込んだ部品、つまりディーゼル排ガス浄化装置、あれを使ってないってのが知られてな。なんでもエンジン内で完全燃焼させてから排気してるから、浄化は普通の触媒タイプと煤の回収だけで環境基準をクリアできてるから、ディーゼル排ガス浄化装置は積んでない。てことで同じ不正行為は原理的にあり得ない、と。

かえって技術格差が浮き彫りになっちまった。しかしフォルクスワーゲンって世界の販売台数でトヨタと張り合うくらいだから、マツダの何倍も規模がデカい会社なわけでさ。技術開発予算だって全然違うだろうに。なんでマツダにできたクリーンディーゼルができなかったんだろ。ズルがバレた途端なんでそんな簡単に捨ててしまったんだろ。って実際はクリーンディーゼル路線は最初から世を欺くための仮の姿で、開発費も技術蓄積もろくになかったんじゃないかと邪推。

マツダなんて比較的小規模のメーカーなのにレシプロガソリン、ディーゼル、ロータリーの3種類のエンジンそれぞれが強みっつうわけわからん状態なんだがww マツダ、マジで技術的変態だなwwww

そういやスズキはディーゼルゲートの前年にフォルクスワーゲンとの提携を解消済みで、事件後には「鈴木会長はやっぱり『持ってる』」と言われてたっけな。あの提携はどうも、スズキ側はディーゼルエンジンの技術が欲しくて、フォルクスワーゲン側は成長著しいインド市場での販路が欲しくてのものだものだったらしく。

ところがフォルクスワーゲンがスズキに渡してくるディーゼル技術はろくなもんじゃなくて、不信感を持ったスズキが逃げる形で提携解消に至ったと。やっぱしフォルクスワーゲンのクリーンディーゼルってハリボテだったんじゃないかと思わせる事例ですな。

ヨーロッパもヨーロッパで、日本の環境対応車としてのエンジン車に敵わなくなった挙句の EV シフトだったわけで。そりゃ中国とバッティングしますわ。

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2024.12.25 水曜
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『伝説巨神イデオン』 その11

今日もめりくりー! そしてさらに雑感羅列。

第17話のサブタイトルは『激闘・猿人の星』。だけど、ただ猿人が棲んでる惑星が舞台ってだけで、猿人が話に絡むことがなくて、物足りなく感じてた。ところがテレビ版での最後、イデが発動してみんな死んでしまって、それでもソロシップが宇宙を駆ける。発動したイデ自らが操縦してると思われ。で、件の猿人の星の上空をかすめていく。

これ、イデが次に目をつけてるのがその星の猿人たちなのかなって気がして。

でもテレビ放映の急な打ち切りに合わせて、猿人と次の知的生命とをアドリブ的にこじつけただけのかもな。映画版のラストじゃ猿人の星は出てこないし。

つか映画だと、登場人物たちの魂がどこかの惑星の海に飛び込んで、新たな生命の誕生を予感させますな。となると猿人たちの出番はなくなる。やっぱしあれはこじつけなのかな。

バッフ・クランの前髪パッツンの元ネタは『スター・トレック』のスポックからかな。

あのバッフ・クランの髪型、設定の機能としては、視聴者にどっち側の人類なのか分かりやすくするためにそうした感じかと思う。あと瞳の描き方も両者で違うしな。解釈としては、あの髪型は遺伝的な相違を表してるのかも、と思ってた。

けど後から明らかになってくるのは遺伝でも何でもなかったってこと。どうもバッフ・クランの正規軍人やその軍属という身分を表す髪型、ってことらしい。てことでバッフ・クラン人でも民間人や傭兵の髪型は、こっちの地球人と何も変わりがなくてな。

瞳の描き方も、話を追うごとにだんだん区別がなくなっていった気もする。それはきっと、はっきりとした演出意図でそうしたんじゃないかな。負傷したコスモにカララが輸血する展開も合わせて。

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2024.12.26 木曜
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かなり酔えそう

スバルがストロングハイブリッド車を出してきましたな。詳細は知らんけどさ、「スバル・ストロングハイブリッド」っつう言葉ヅラが妙に缶チューハイっぽいなとww

単なる「ストロングハイブリッド」ってトヨタとかホンダがずっとやってるやつでさ、途中で、ガソリン車に回生ブレーキと出力アシスト用のモーターを追加しただけの「マイルドハイブリッド」という簡易版が出てきたわけで。それと区別するために「ストロング……」という言葉が出てきたってわけ。

これだけだと特に缶チューハイ感を感じなかったのに、「スバル」と付いた途端なぜか……。

なぜだろう???

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2024.12.27 金曜
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うなずきグルメ

今日の発見。

食べ物を咀嚼しながら軽く何度かうなずくと、グルメっぽい。

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2024.12.28 土曜
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『伝説巨神イデオン』 その12

またしてもの雑感羅列。とりあえずイデオンの感想は今回でおひらきかな。

バッフ・クランの軍人の服装も、こっちの地球人のセンスからするとなんだか変だわな。男女問わず振り袖だし。そして、ドバ・アジバはその振り袖に銃を隠してギンドロ・ジンムを射殺、というトリッキー展開もあったけど、別にそのための振り袖なわけではなく。バッフ・クランは武家社会なんで、実用性よりも格式を重視してのデザインなのかも。

軍服で言えば、色が白ってのはアレですか、バッフ・クラン文化での「敵を徹底的に殲滅する意志の色」でそうなってるのかなと。

重機動メカで最後に登場するザンザ・ルブの機体が白いのも、その意思表示なのかもな。

話の後半でソロシップに実装される、イデの力を利用したレーダーの性能が凄すぎ。何万光年も離れた敵の位置をリアルタイムで把握できるどころか、その映像も取得できる。もはや超広角超高解像度の望遠鏡。

これ、普通の電波や光を受け取るだけのものじゃないわな。何万光年先の様子を知るには、電磁波だと何万年もかかるんで。てことで見たときは「ずいぶんテキトーなスゴメカ設定だなこりゃww」と感じてしまった。けど、ストーリーにたびたび出てくる亜空間の利用技術。これを応用してるとすれば成り立ちそうだな、と後になって気づいた。

亜空間の利用、現実で将来的に技術が成立できんもんかな。作品内じゃ主に、いわゆるワープ航法を実現する技術として登場してる。今のところワープ航法の技術的実現性については、実在するのかまだあやふやな特殊な天体を使った「絶対無理」級の超大規模な方法以外は皆目見当もつかんらしい。つまり手も足も出ない。

けど亜空間って複素数空間っぽいんだよな。なんか将来のある時点で、凄腕の数学者さんが答えを意外なところからポッと出してしまいそうな気がしてしょうがない。

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イデオンは前々から、ときどき思い出すたびに、コンプリートしてみたいなーとずっと思ってた。まーほんと、そしてついに、って感じ。子供の頃にテレビで見てた折は、子供すぎてストーリーにまったくついていけなくて、あらすじさえ覚えてもいなかった。週によって見たり見なかったりだったしな。断片的にさえ覚えてなくて。

けど折に触れてこの作品の噂を聞くに、「登場人物全員、悲惨な死に方をする。特にラスト近辺」という情報とともに、全体的になんかものすごいブツだとの評判で。そんで実際に見た。

噂どおり。評判どおり。

噂以上。評判以上。

大人が楽しめる構造でしたわ。てか子供じゃこれ楽しめないだろww

宇宙・未来系 SF としての凝った設定や展開の映像作品を、あの当時に商業企画として成り立たせるには、「子供向けのロボットアニメです」との偽装をしなきゃいかんかったんだろうな。

そんな商品イメージで世の中を欺き続けて、つまり時代の砂漠に埋もれる道を自ら選んだにもかかわらず、この作品は今も埋もれずにいる。そして、こうして少しずつでもファンを獲得し続けてる。

日本のアニメ表現やメカニックデザインは常に進化してる。だからこの作品の見た目は、今の感覚だと正直なとこかなり古臭い。

でも、人間ドラマを軸にした重厚なストーリーと、巧みな引用も含めた豪華な SF 設定。両者の高度な融合。これがたまんなくイイ。これは色あせない。ほんとそう思うよ。

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2024.12.29 日曜
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時代の歌声

とある1990年代末ごろの日本映画を YouTube 公式の無料配信で観たんですよ。最後に主題歌が流れるんですよ。

女性ボーカリストが歌う、当時の J-POP 風味の歌ですよ。どうもその映画のために作られた、真っ当な主題歌らしいんですよ。

いやこれがさ、口が開ききってないなーって感じの歌声で。そこからどうにも気になっちゃって。

封切り公開の時は全然気にならなかったのは覚えてる。素直に「キレイな歌声だなー」と思ってた。

けどそこから四半世紀経った今聴くと、どうにも気になってしまって。

その間にアニソンが隆盛を極めてたわけでさ、たぶんその影響で、声優並みのパキパキにクリアな滑舌の歌い方が浸透したんだろうな。

今じゃそこらへんが磨かれた歌い方じゃないと、満足できないようになっちまったような。

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2024.12.30 月曜
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『老人Z』

アニメ映画『老人Z』(1991)を初めて鑑賞したですよ。めっさ面白かったー。

事前に知ってたのは、なんかすごいタイトルだなーってのと(そのまんま)、江口寿史が何かで参加してるってことだけ。原作が大友克洋だったことも知らなかった状態ww

江口寿史はキャラクターデザインの担当なんだね。これがね、さすがに美人画で今も一流どころってのでね、主人公の晴子、2024年現在のアニメの絵柄とは違う魅力に溢れてますな。むしろ新鮮な感じがしたよ。ただ、ほかの女性キャラは特に美人に描いてなくて、それで主人公を引き立たせてる感じ。

バブル期のあの頃の雰囲気がすごい出てるのがまた懐かしくて。時代設定は2000年代の近未来ってことになってるっぽいけど、劇中の世の中の空気感は1990年前後の「当時の現代」そのままな感じ。当時を知らない人がこの作品を観たら、どんな感想を持つのかまったくわからん。

怖いもの知らずで勝気な女子大生って当時っぽいよな。厚生省のオジサンの「まったく近頃の女子大生ときたら」なセリフもあったし。あと男子大生は軟派なヘナチョコww

つか男子大生の満は晴子の気を引きたくていろいろ根性出すけど、救急車の運転以外は最後までほとんど役に立ってないwwww つか満って知枝と男女の関係な描写があるんだけど、それでも晴子にちょっかい出してる。そこらへん晴子周辺の女子も気にしてなさそうなところが、当時の感覚としてもあんまりあり得ない気がしたが。

「厚生省をなめるなよー!」の官僚の寺田がいいキャラクターでしたな。悪役として、「頭の固いオトナ」として登場したものの、実は「差し迫る老人介護問題の改善」という自らの使命に情熱を注ぐ、ひたむきで熱い人だったと。で、クールな大人の態度を取りつつも、なにかとコミカルな役回りだったりもして。そういう多面さがこの人物のキャラを立ててるんじゃないかな。

第6世代コンピュータ。話の転がり始めは、この超高性能コンピュータが、介護対象の老人・喜十郎が亡き妻・ハルを慕う気持ちにシンクロしてしまって、ハルとして自我を持ってしまうってとこ。このコンピュータは、もうひとつの画期的技術の成果である多機能介護ベッドを自らの体にして、二人の思い出の場所・鎌倉の海に一緒に行くべく暴走するわけですな。

世の中視点だと迷惑でしかない明らかな暴走だけど、喜十郎にとっては単純に嬉しいことだったりする。晴子はそれを汲み取って、なんとか叶えてあげようとして、寺田たちと対立する羽目になる。

たぶん「ハル」って名前、『2001年宇宙の旅』の人工知能の HAL から来てるんだろうな。

「第6世代」という言葉や定義の由来はおそらく、この作品が作られた時代に大々的に研究されてた「第5世代コンピュータ」からかと。当時の日本政府が国内の IT 企業や研究者に資金をぶち込んで、世界初の人工知能を作り出そうとした。のはいけけど、現実の2020年代で AI ブームとかやってる時点で結果はお察し。時代があまりにも早すぎた。

けどバブルのあたりは日本製の半導体が世界を圧倒しててさ、日本としてもただ半導体を量産するだけじゃなく、何か目立つことを成し遂げたかったんだよな。そんなわけで、当時の日本は産学官挙げて第5世代コンピュータの研究開発に勤しんでた。

この映画じゃそこから、さらに進んだ「第6世代コンピュータ」というものを設定したと。自我を持つに至るほどの高性能な人工知能ですな。開発者側としては自我について想定してなかったけど、持っちゃった、と。

んでこの第6世代コンピュータと多機能ベッドの組み合わせが、近くにある機械や道具みたいな無機物を何でもかんでも取り込んで、さらなる多機能と機動性を獲得していくってのがまた面白くて。商店街に出現した時点で、ノボリやら交通標識やら薬屋のエスカップの子ゾウやらくっつけてたしwwwww

ただハルには造型の美的感覚はないらしく、進化するごとに見た目がどんどんゴチャゴチャしていくwwww そのゴチャゴチャ感が、メカニックデザインも担当の大友克洋の腕の見せどころでして。

鎌倉への道の最後、「このトンネルを抜ければ……」なところでに立ちはだかるのは、同じ第6世代コンピュータを搭載した無人戦闘ロボット「アルファ」。けど機能強化しまくったハルはけっこうあっさり片付けちゃう。そしてハルたちが入った後の、トンネルの入り口付近の場面。その背景で、着陸してたヘリコプターがなんかゴトゴト動いてる。アルファまでもが機能強化を果たしたその結果が、トンネル内とその出口で炸裂、というクライマックス。

同じコンピュータ同士のバトルは決着がつかない。そこに晴子が、ハッカー老人たちの助けを得ながらハルに加勢する、と。いやー手に汗握りましたよ。

騒動は終わって、社会に対しても、寺田が強引にごまかして一応収束。人間関係もみんな収まるところに収まって観客がホッとしたところで、狂気のオチが来るわけです。笑った。すげー笑った。寺田さんにしたら、あんだけの苦労が元の木阿弥だろと思うとなおさら笑えるwwwww

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大友克洋の映画といえば、その前の "AKIRA" が、今も語り継がれる代表作だわな。世界に影響与えまくり。それに比べると『老人Z』は、製作予算も宣伝費もあまり取ってない感じ。けどこれはこれでめちゃめちゃ面白かったよ。

あの時代特有のノリを、人によっては「古臭い」とか「違和感ある」とか感じちゃうかもだけど、そこをちょっと大目に見れば、埋もれさせとくのにはもったいない作品かと。

あの時代特有といえば、マスコミに対する感覚も「あの時代」だよなー。今と全然違って懐かしいなー。マスコミ自体の感覚は、今もあの時代のままっぽいけど……。

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